池多孝春編曲の歌詞一覧リスト  579曲中 201-400曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
霧の桟橋藤野とし恵藤野とし恵池田充男伊藤雪彦池多孝春あなたもわたしも 無口になって 涙でみている 運河のあかり みれんに未練を かさねても 明日は別れの 港町 しあわせの 虹をくださいあなた 霧の桟橋は 情無橋(つれなばし)  のむほどお酒の 苦さがしみる 煉瓦の倉庫の らんぷの酒場 この恋信じて いるけれど 北のしぐれが 寒いのよ しあわせの 夢をくださいあなた 霧の桟橋は おんな橋  あなたの背中に 横顔ふせて 夜明けの海鳴り 聞いてるわたし 飛べないカモメを 置きざりに ひとり行くのね あの船で しあわせの 虹をくださいあなた 霧の桟橋は いのち橋
霧降り岬椎名佐千子椎名佐千子麻こよみ鈴木淳池多孝春握りしめたら くだけ散る 貝殻細工ね 幸せは 一月(ひとつき)泣いて 二月(ふたつき)泣いて 涙は乾いた はずなのに…… あなたの面影 今すぐすぐに どうぞ隠して 霧降り岬  つらい別れを 哀しみを 知らずにいました あの日まで 震える髪が 凍(こご)える指が あなたのぬくもり またさがす…… も一度逢いたい 今すぐすぐに 未練寄せ来る 霧降り岬  はぐれ鴎が ただ一羽 似た者同志か 北の空 半年過ぎて 一年過ぎて いつかは笑顔に なれますか…… 明日(あした)の行方を 今すぐすぐに どうぞおしえて 霧降り岬
銀座嘉納ひろし嘉納ひろし荒木とよひさ木村好夫池多孝春まわり道していたけれど君を昔から 探しつづけていた様なそんな気がする 辛い過去より小さな明日 そっと摘んで 手のひらに のせてあげたい ああ 宵待ちのしのび逢い 恋しき人よ銀座  きっと最後の恋だから 育ててみようね 涙ぐむのが 癖ならば 直してあげる こんな都会の片隅だって ふたり暮らせる窓あかり 何処かあるはず ああ かりそめのしのび逢い 恋しき人よ銀座  いつか心の陽だまりに子供を遊ばせ 過ぎ行く季節かさねれば それが幸福 なにも約束出来ないけれど 君の未来をこの胸に貸して欲しいよ ああ 春はこぶ しのび逢い 恋しき人よ銀座
九頭竜の流れ南部直登南部直登克舟南部直登池多孝春水 激しく動けば 岩をもくだき 谷をもつくる 滝鳴り 怒涛(どとう)の響き 人 激しく動けば 壁さえやぶり 歴史つくる 人生 河の如し 竜が舞う時 人も踊る 祭りなつかし 東尋坊 九頭竜川 母なりし  水 清きて鮎が棲む 濁りて棲むは 福井魂(ひと)とはいえず 水面 眩(まばゆ)い光り 人 純情(すなお)に生きてこそ 雨風しのぎ 大道則(だいどうのっと)る 人生 水の如し 竜が昇れば 人も昇る 幼き想い出 鳴鹿堰(なるかぜき) 九頭竜川 母なりし  竜が舞う時 人も踊る 祭りなつかし 東尋坊 九頭竜川 母なりし
くちぐせ村上幸子村上幸子川口雪司大川晃由池多孝春男なんてが くちぐせの ばかな女が 恋をした どうせ今度も 駄目なのと 笑いとばして 見たものゝ 信じてみたい もう一度 そっともらした 一人言  二度といやだが くちぐせの ばかな女が 恋をした こんな私が 恋なんて 出来はしないと わるぶって 煙草くわえた 口もとに 何故か浮かんだ 微笑(えみ)一つ  春夏秋と 時が過ぎ 二度目の冬の ある夜に 肩に粉雪 うけながら そっと立たずむ もどり橋
沓掛道中鏡五郎・佐野文香鏡五郎・佐野文香木下龍太郎山崎剛昭池多孝春擦れて痛むか 草鞋の紐が 旅はつらかろ 女には 世話をかけます 浮き世の縁で 足手まといの 母子(おやこ)連れ 夫婦もどきの 旅姿 お絹 沓掛 時次郎  「渡世の義理とは言え お絹さん 私(あっし)は ご亭主をこの手に掛けてしまいやした。 償い切れねぇ罪ほろぼしの真似事に  お内儀(かみ)さんと太郎吉坊は 沓掛の時次郎  この身に代えて一生面倒見させていただきやす。」  好いちゃいけない 亭主の仇 憎みながらも 恋ごころ 惚れちゃならない 罪ほろぼしが せめてこの世で 済むまでは けむり三筋の 浅間山 影も三っつの 中山道  「私が弱いばっかりに……薬代のために時次郎さんを やくざ出入りの助っ人に行かせてしまった。 二度と刀は持たないと心に決めて足を洗った方なのに。 私たち母子(おやこ)のために いいえ このお絹のために戻ってください時次郎さん…」  一度限りさ 一度は捨てた 長脇差(ドス)を抱いての 助っ人は 生きて戻って 私のために たとえ手傷を 受けるとも いつか心は 固結び お絹 沓掛 時次郎
くれないの雨三門忠司三門忠司志賀大介影山時則池多孝春雨が身をさす こころを砕く なみだも変る 血の色に 季節の色は 転がるけれど おれはおまえが 染めたまま 哀しい色だね くれないの雨  寂(さび)しがりやの おまえの胸を 温(ぬく)める春は いつ戻る おまえが付けた この爪痕が いまも雨降りゃ 疼くのさ 切ない色だね くれないの雨  入り損ねりゃ 出口が見えぬ 見えなきゃ夢も 行(ゆ)き止まり おとこの未練 見透かす様な 暗い無口な 露地あかり 淋(さみ)しい色だね くれないの雨
紅の川日向しのぶ日向しのぶ万城たかし富山憲池多孝春赤い紅葉が 一(ひと)ひら三(み)ひら 旅の湯宿の おんなを染める あなた恋しや 逢わなきゃつらい ひと夜一夜の 涙の帯が いつか流れて 紅の川  下駄がからころ 瀬音を消して 赤い鼻緒が ぷつんと切れる あなた恋しや 逢わなきゃつらい きっとふたりは 笹舟小舟 どこへ流れる 紅の川  通り雨なら すぐ止むけれど 来ぬか雨なら 朝まで続く あなた恋しや 逢わなきゃつらい 秋のしぐれは 愛々傘で せめて今夜は 紅の川
紅蓮酒三門忠司三門忠司志賀大介影山時則池多孝春君を忘れる ために呑む おとこ未練の 紅蓮酒 遠くなるほど 近くなる おもかげ瞼に また連れて ひとり裏まち 雨酒場  紅く咲いても 水の花 どうせどうせの 紅蓮酒 いちど渡れば 戻れない 渡良瀬川だと 知りながら 泣いて渡った 他人橋  雨も燃えれば 火に変わる まして旅路の 紅蓮酒 俺が作った 泣きぼくろ 幸せぼくろに 変わったか なみだ縦縞(たてじま) 雨すだれ
迎春花藤野とし恵藤野とし恵松井由利夫弦哲也池多孝春あなたがいたから 耐えられました 明日に夢を 持てました 小さな黄色い 花びらに 幸福あふれて こぼれそう ありがとう…あなた 咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか)  今では笑って すませるけれど 苦労も遠い 語り草 荒野にまたたく 灯のように あなたがわたしの 道しるべ これからも…あなた 咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか)  いのちを彩る 花びら六つ 分け合いましょう 三つづつ よろけたときには 手を貸して 涙に負けたら 叱ってね いつまでも…あなた 咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか) 
玄海おんな節三笠優子三笠優子たきのえいじ桜田誠一池多孝春撥をさばけば 天下一 お酒飲むなら 底知らず 惚れてよかった あんたに惚れて 夢を重ねて 差し向かい 命 いのち 玄海 ああ…おんな節  住めば都の 裏通り 揺れる風鈴 宵灯り 他人にゃ判らぬ あんたの器量 させてください 後押しを 情け なさけ 玄海 ああ…おんな節  花も嵐も この坂も 越えりゃ明日が 見えてくる 何があろうと あんたと生きる 結ぶ縁の 出逢い橋 心 こころ 玄海 ああ…おんな節
玄海情話~無法松の一生より~岡千秋・島津悦子岡千秋・島津悦子松井由利夫岡千秋池多孝春月も片割れ 玄海灘(げんかいなだ)の 潮の辛(から)さが 瞼(まぶた)に 瞼(まぶた)に沁みる 口が裂けても 言うてはならぬ 小倉木綿(こくらもめん)の 腹掛(はらが)けの 奥にたたんで 縫いこんだ …身のほど知らずの この慕情(おもい)  (台詞) わしゃ 夢はすかん…。 目がさめると、楽しかこと、嬉かこと、 みんな、のうなるけん、寂しか…。 そやけん、ごりょうさんには、 夢の中でしか逢えんと… そいでよか、よかと。  人情(なさけ)くすぐり 肩すりよせる そんな浮世を 逆さに 逆さに生きる あばれ者でも 松五郎さんの 握る俥(くるま)の 梶棒(かじぼう)に ほろりこぼれた ひと雫(しずく) …わかっております 痛いほど  (台詞) 松五郎さん 今年もまた祇園祭がきましたね。 長い間のあなたのまごごろ、  よーくわかっておりますよ。 わたしも…わたしも女ですもの…。  度胸千両 男の酒も 愚痴が肴(さかな)じゃ 酔うにも 酔うにも酔えぬ 破れ畳の 一間にだって 祇園祭りの 夏は来る 無法松なら 勇み駒 …命をいろどる 夢太鼓
元禄男ぶし大石雪絵大石雪絵石本美由起岡千秋池多孝春エー…  赤い血潮が 恩義であれば 雪は男の 晴れ衣装 殿のご無念 今こそ晴らす 赤穂浪士の こころ意気 叩く太鼓は 山鹿流  エー…  吉良へ討ち入る 内蔵助  エー…  忠義ひとすじ 艱難辛苦 耐えた月日を 忘れまい 堀部安兵衛 大高源五 命捨て身の 腕の冴え 誰が相手に なろうとも  エー…  見事本懐 果したい  エー…  人は一代 名は末代よ いざや参ろう 泉岳寺 朝日晴れ晴れ 永代橋に 四十七士の 晴れ姿 江戸の繪になる 唄になる  エー…  これぞ元禄 男ぶし
恋唄流し神野美伽神野美伽荒木とよひさ市川昭介池多孝春あんたは きっと 弱虫だから ひとりの 心に 住めない人ね 私の涙に 恋唄流し 酔えば 泣き出す 未練酒 それでもさ それでもね 生きてたうちで 一番だった 帰っておいでよ 熱燗つけるから  いまごろ 雨の 居酒屋横丁 それとも 誰かの 心の港 想い出ばかりの 恋唄流し 独りぼっちの この部屋で それでもさ それでもね 憎めはしない いい人だった 帰っておいでよ 鍋でもつくるから  どこかで 独(ひと)り 飲んでるならば はぐれた雀に なってるならば もう一度 聴かせて 恋唄流し 逢えば昔に すぐもどる それでもさ それでもね 灯(あか)りをつけて 待っててあげる 帰っておいでよ 背中を流すから
恋々酒場なでしこ姉妹なでしこ姉妹麻こよみ岡千秋池多孝春差しつ差されつ 寄り添えば ときめく心が せつなくて 噂に噂に なりたいな あなたと噂に なりたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 紅もほんのり 恋々酒場  女心も 気付かずに いつでも笑顔の 罪な人 きれいにきれいに 咲きたいな あなたと二人で 咲きたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 そっとため息 恋々酒場  目には見えない 赤い糸 あなたの小指に 結びたい 噂に噂に なりたいな あなたと噂に なりたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 逢えて嬉しい 恋々酒場  帰りたくない 今はまだ かよわす目と目の あたたかさ きれいにきれいに 咲きたいな あなたと二人で 咲きたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 夢を見させて 恋々酒場
恋暦浪花春秋水牧あさ実水牧あさ実もず唱平四方章人池多孝春春は桜の 中之島 噂の二人が 寄り添い語る 差しつ差されつ ほろ酔い酒に キタの雀が 騒いだそうな  夏は揃いの 浴衣着て (ア チョイト) いそいそ出かける 天神祭り (ア ソレ) ここに落ち着く ひとではないと (ア ヨイショ) 背(せな)で何故泣く 柳とつばめ  (打ちましょ ソレ もひとつせぇ ソレ 祝(いお)うて三度)  秋は銀杏(いちょう)の御堂筋 散るのは我が恋 枯れ葉か夢か 浪花女の 蛇の目を濡らす 浮世小路(しょうじ)の 宵町しぐれ  冬は氷雨に 濡れ鼠 (ア チョイト) 滲んでみえます 道頓堀が (ア ソレ) ここが思案の 涙の峠 (ア ヨイショ) 我慢おしよと 鴎が啼いた (ハイ エッササのエッササ)  明けて初春(はつはる) 法善寺 水掛不動に なに願かける 引いたおみくじ 小吉ながら 夢が持てます 明日(あした)が待てる  (目出度いなぁ ソレ 本決まり ソレ)
恋月情話松前ひろ子松前ひろ子池田充男山口ひろし池多孝春影でいゝのよ あなたの影で 重ねりゃ一とつに なる二人 おんなにうまれて 笑顔でつくす そっと背中に 寄り添えば 川面にゆれてる 恋の月  深くなっては いけないひとゝ 馴染んでいつしか 深い仲 大事なあなたを 命にかえて 野暮な苦労は させません くらしはわたしが さゝえます  もしもわたしが 死ぬよなときは あなたの名前を 呼ぶでしょう 握ってください この指 この手 闇の浮世は せつなくて 一羽じゃとべない 都鳥
恋人テ・ジナテ・ジナチョ・ソンヒョン・日本語詞:麻こよみテ・ジナ池多孝春噂さがしても 風が吹き抜ける 今度会えたなら 二度と離さない どこにいるのか 燃えるこの胸 おまえを今すぐ 抱いてやりたい  今もあの笑顔 変わりないだろか 薔薇(ばら)の唇の 甘いぬくもりよ どこにいるのか 泣いていないか おまえの涙を 抱いてやりたい  赤い恋の糸 今も信じたい 二人これからは 心ひとすじに どこにいるのか 待っていてくれ おまえのすべてを 抱いてやりたい 抱いてやりたい 抱いてやりたい
恋人坂よしかわちなつよしかわちなつ三里こうじ伊藤雪彦池多孝春愛にはぐれて 旅の空 墨絵ぼかしの 蔵の町 あなたの面影 探してる 夕陽に映える 恋人坂よ いつかふたりで 来たかった 心しぐれる ひとり旅  霧に抱かれた 山あいの 数寄屋造りの かくれ宿 初めてひとつに なれた日を 思いださせる 恋人坂よ おんな心を もう一度 染めてください あかね色  泣いて笑って また泣いて やっと大人に なりました 遠くで誰かが 呼ぶような 夕陽に映える 恋人坂よ 花を一輪 胸に挿し 明日は笑顔で 汽車に乗る
恋吹雪中条きよし中条きよし吉岡治市川昭介池多孝春あなたが浴びる湯の音が せせらぎみたいに 聴こえます ゆきずりのゆきずりの あゝ夢一夜 墜ちてみたって かまわない 燃えて散れ散れ 恋吹雪  陽(ひ)なたのような その胸に 一生棲むのは 無理なのね つかのまのつかのまの あゝ夢一夜 声を殺して 指をかむ おんな心の 恋吹雪  寝息をたてる 横顔に ネオンがこぼれる 仮の宿 抱きしめて抱きしめて あゝ夢一夜 朝になるまで 酔わせてよ おとぎばなしの 恋吹雪
ここが一番勝負時秋山涼子秋山涼子内村政継松井義久池多孝春一度決めたら 二度ない命 心ひとすじ 人生航路 苦労荒波 笑顔で越える どでかい望みと 二人連れ 夢を追え 明日を追え 振りむくな ここが一番 ここが一番 勝負時  恋に溺れて 沈んだ奴を 俺は見てきた 人生芝居 惚れていりゃこそ 惚れない素振り 信じて待てよと ひとり言 夢を追え 明日を追え 振りむくな ここが一番 ここが一番 勝負時  運否天賦は この世のさだめ 背中合わせの 人生勝負 急くな 焦るな 弱音をはくな かならず出番の 時期はくる 夢を追え 明日を追え 振りむくな ここが一番 ここが一番 勝負時
心燃えさせて島倉千代子島倉千代子石本美由起遠藤実池多孝春頬につめたい みぞれが落ちる あなた追いかけ来た ここは泣き場所 今も死ぬほど 好きなのに 嘘にしないで 約束を あなたひとりに 尽くしたい 心燃えさせて 命燃えさせて 女やめるまで  明日に飛べない 傷つき鴎 北の港宿 いま酒と泣きたい 女ひとり寝 うす化粧 燃えて抱かれた 愛の日を 肌にとめてる この指輪 心燃えさせて 命燃えさせて 女やめるまで  あなたひとりに 尽くしたい 心燃えさせて 命燃えさせて 女やめるまで
小桜おせん市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春(台詞) この桜吹雪 咲かすも散らすも お天道様次第でございます  背中(せな)に散らした 桜の花は さらし木綿の 肌に降る 壺をひと振り この啖呵 上州訛りか 小桜おせん 恋の采(さい)の目 蚊帳(かや)の外  お酒呑んでも 呑まれはしない 肌も桜の 鉄火肌 甲斐の国から 中仙道 祭り盆ござ 小桜おせん 白い指先 紅のあと  (台詞) 一点地六の賽(さい)の目に 勝負を賭けるのも また乙なものでございます  女伊達らに 立て膝組めば 八百八町の 花となる 関の八州 旅がらす 誰が名付けた 小桜おせん 恋の丁半 雲の中
寿 祝い唄市川由紀乃市川由紀乃松井由利夫岸本健介池多孝春お前達者でナー あんたも無事でヨー そろたそろたよ 笑顔の花が 今日はめでたい 門出じゃないか 金の屏風に 鶴と亀 ふたつ並んだ この晴れ姿 どうか皆の衆でエー 祝っておくれ  昇る朝陽はナー 東の空へヨー 夢がひろがる まぶしく光る 雲を掴んで でっかく生きろ 山になるなら 富士になれ ここらあたりで 鏡酒を割って どうか皆の衆でエー 祝っておくれ  松の緑にナー いろどり添えてヨー 雪は繭玉 幸福飾り 心意気だよ 人生勝負 うれし涙は 盃に 親の愛情を なみなみ注いで どうか皆の衆でエー 祝っておくれ
来不彼雨三船和子三船和子志賀大介遠藤実池多孝春来ないあなたと 書いて読む おんな泣かせの こぬか雨 しあわせふたりで 探そうと あれほど約束 したものを 今夜もあなた、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ)  未練 ためいき 酒場川(さかばがわ) 泣いて流れて 何処へ行く おとことおんなの あの夜が 死ぬほど憎いの 恋しいの おもかげ濡れる、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ)  錆びた時計の 針でさえ 夢を重ねて 華になる この先 この街 この店で いつ迄待ったら いいですか 応えてほしい、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ) 
この世に生まれて今茅根元三茅根元三もとぞうもとぞう池多孝春飾らずに 生きようぜ 人は皆(みんな) 同(おんな)じだ 裸で生まれて 裸で死ぬのさ こんな運命(さだめ)の 繰り返し あなたの愛に 包まれて ありがとう お袋よ この世に産んでくれて ありがとう  怒らずに 威張らずに この世の倣(なら)いに 励まされ 流されないで 流されないのさ こんな歩きが 自分だよ 生きるこの道を 極めたい しっかりな 学んでな これが世間の掟(おきて) 曲げないで  迷わずに 歩こうぜ 決めたこの道 ひたすらに 夢があるからな 希望(のぞみ)も叶うさ こんな御時勢 越えてやる 男は胸心(むね)を 張り続け 頑張ろぜ 意地張れよ この世で生きる事に 感謝です
こぼれ酒大月みやこ大月みやこ八島義郎徳久広司池多孝春空ろな酒に 染み残る あなたの面影 盃 置けば 酔いさめて酔いさめて肌の寒さよ 夫婦暮らしの 真似事も 思い出されて ああ やるせなや  あなたと別れて 幾年か 思いを秘めた 文ありて 過ぎし日の過ぎし日の 種々偲ぶ 喜び満ちて 抱きあいし 水無月の頃 ああ なつかしや  こぼれた酒が 七色に きらめく中に また浮かぶ かの日のかの日の あなたの姿 微笑み立てる 切なさよ 残りし酒の ああ 味気なや
こぼれ灯黒川真一朗黒川真一朗関口義明水森英夫池多孝春袋小路(ふくろこうじ)の 紅(あか)い灯(ひ)が 風にこぼれる 水たまり 泣いちゃいないか あいつもひとり 羽根を痛めた 夢とんぼ 故郷(ふるさと)は 故郷(ふるさと)は母の姿… 心に見えるよ  辛(つら)い時には 思い出せ 昔遊んだ 山や川 にぎり拳(こぶし)で カツ入れながら 行くが人生 この俺の 故郷は 故郷は母の姿… 心に灯(とも)るよ  夜にはじけて また一つ 消えた希(のぞ)みの シャボン玉 嘘に傷つき 足踏みしても 後(あと)に引けない 道なかば 故郷(ふるさと)は 故郷(ふるさと)は母の姿… 心に見えるよ
こぼれ紅秋岡秀治秋岡秀治松井由利夫水森英夫池多孝春百の花より 一つの花に 賭けて 咲くのが 女の真実(まこと) 築地河岸(がし)から 大川づたい 人目忍んで 寄せ合う肩に 月の雫か こぼれ紅  針の筵(むしろ)を 踏むより辛い 芸の厳しさ 険しさ深さ 成らぬ恋ゆえ 身も世も捨てて 合わせ鏡に 映した夢は 華の舞台の 晴れ姿  菊の絵柄を 情けで染めて 意地と涙で 仕立てた単衣(ひとえ) 袖を通した 姿が見える 浪花名代の 船乗り込みの せめて名残りの 遠囃子
これから峠門脇陸男門脇陸男星野哲郎中村典正池多孝春伜に嫁きて 娘も嫁っただども 俺たちゃまだまだ若い 日向ぼっこを決めるより 風に向かって歩こうじゃないか まだまだこれからだまだまだこれからだ これから 峠の 七まがり  婆さま泣いたと便りが来たよ 孫が送った 曾孫の写真 おーい母ちゃん負けまいぞ 汗を流して咲かそじゃないか まだまだこれからだまだまだこれからだ これから 峠の 二番花  転んだ昔を恥ずかしがるな 今じゃ流行の泥つき野菜 山の烏に はやされて 肩をよせれば心は燃える まだまだこれからだまだまだこれからだ これから 峠が待っている
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
今夜は離さない佳山明生+伊藤さくら佳山明生+伊藤さくら藤波研介幸耕平池多孝春抱いてほしいなんて 女の口から いえるわけなどないわ いじめないでね すねた君の顔が たまらなく好きさ このままふたりきり 踊りつづけよう 恋は魔法さ お酒のようね 知らず知らずに ふたりを酔わす 今夜は離さない 離れられない  好きといえば好きと 答えてほしいの 女ごころはいつも 欲ばりなのね そんなことはないさ 男のこころは 勝手さでも今は 君しか見えない 恋は魔法さ 夢見るようね 交わす吐息も ひとつになれる 今夜は離さない 離れられない  よそ見してはいやよ いたずら夜風が そっと素肌にふれて 通りすぎるわ 頬をよせていれば 言葉はいらない 小指の先までも 愛しているから 恋は魔法さ ゆれる灯りを 甘い香りの 花に変えるよ 今夜は離さない 離れられない
ご機嫌さんよ達者かね北島三郎北島三郎高野公男船村徹池多孝春ご機嫌さんよ 達者かね 俺らも父(とと)さも 変わりなく 朝も早よから 畑仕事 月のデッキで 故里(ふるさと)しのび 読み返す 母の母の便りの あゝなつかしさ  ご機嫌さんよ 達者かね 今年ゃ実りも 豊作で 村は祭りの 笛太鼓 書いた手紙に あの娘の写真も 添えてある 母の母のやさしい あゝ故里(くに)便り  ご機嫌さんよ 達者かね 僕も返事に 書いている 幼なじみの 故里(くに)なまり 波を枕に 潮鳴り聞いて マドロスは ほろりほろり見るのさ あゝ母の夢
午前さま三船和子三船和子荒川利夫水森英夫池多孝春まっすぐ帰って くるはずが 出れば出たきり それっきり 新婚時代の やさしさ熱さ おもいだしてよ お願いよ ハイ 午前さま 午前さま どこのお酒に 惚れたのか 毎日ご帰宅 午前さま…  最終電車が 走っても 電話のデの字も 音もない 躰のあれこれ 健康ばかり そうよ心配 してるのよ ハイ 午前さま 午前さま 時計あっても 役立たず 毎日ご帰宅 午前さま…  楽しく夕食 向きあって 旅行の話を してみたい こんなに淋しさ 待つ日が続く 涙ぐみたい 愛ごころ ハイ 午前さま 午前さま どこでそんなに もてるのか 毎日ご帰宅 午前さま… 
ごめんよナ黒川真一朗黒川真一朗関口義明水森英夫池多孝春さがしても この世のどこを たずねてみても もう居ない あんないい娘(こ)は 二人といない 別れた時から 男はいつも わがまま過ぎた 過去を追いかける ごめんよ ごめんよナ  胸の中 お酒が回す 舞灯籠(まいとうろう)の あれも夢 これもまた夢 儚(はかな)い虹よ 口紅色した 野あざみ咲いて 思い出づたい 春を告げる町 ごめんよ ごめんよナ  この手から 離して遠い しあわせの糸 今ごろは 誰と結んで 暮らすのだろか 遅れたやさしさ 届けるために 夜空にきみの 星を見つけたい ごめんよ ごめんよナ
斎太朗船北見恭子北見恭子松井由利夫岸本健介池多孝春どんとしぶきが 噛みつく舳先(へさき) 夢に浮かれりゃ ふり落とされる 捨てろ捨てろよ 女の未練 情け無用の 千島の海は 根性一本 根性一本 エトソーリャ 命綱  前は海 サヨー 後は山で 小松原トエ アレワ エト ソーリャ 大漁だエ  港 塩釜 鴎の酒場 惚れたはれたは 一晩かぎり 捨てろ捨てろよ しょっぱい涙 網を引く指 かためた拳 胸のしこりを 胸のしこりを エトソーリャ 叩き出せ  海の稼ぎに 遠慮はいらぬ 百も合点 二百も承知 捨てろ捨てろよ 心の氷柱(つらら) ラッパ飲みする 男の酒で 燃えて宝を 燃えて宝を エトソーリャ つかみ取り
さいはての女藤圭子藤圭子石坂まさを彩木雅夫池多孝春惚れてふられた 女でも なんで泣きなど 見せらりょか 心に誓った 恋だもの あなたの命に 命になって死にたい この私  みんな忘れた つもりでも 忘れられない 夢もある 笑っておくれよ さみしくて 今夜はお酒に お酒にすがりつきたい ただ一途  流れ流れて さいはては 窓も凍(しば)れる この酒場 面影一つに 薄れても 私の命は 命は燃えてつきない いつまでも
酒場のしんちゃん吉幾三吉幾三吉幾三吉幾三池多孝春5人も座れば いっぱいで つまみもそれほど あるじゃなし みんなそれぞれ 顔なじみ 仕事帰りに 寄る店さ ときどき喧嘩も するけれど わずかな夢など 背負ってて どっかに昨日を 捨ててきた そんな酒場が あるんだよ しんちゃん…しんちゃん…ありがとう…なぁしんちゃん しんちゃん…しんちゃん…また来るよ…なぁしんちゃん  6人座れば めいっぱい 日本酒ビールと 焼酎だけ みんなそれぞれ 注ぎながら どっかへ不満の コップ酒 昔もありゃ 明日(あす)もある どこかに故郷(ふるさと) もっていて どっかに 家族を 背負ってて そんな酒場が 今もある しんちゃん…しんちゃん…ありがとう…なぁしんちゃん しんちゃん…しんちゃん…また来るよ…なぁしんちゃん  7人(ななにん)入れば 二人外(そと) しんちゃん 愛嬌あるじゃなし ビールケースに 腰をかけ 店と外とで 乾杯さ タバコを吸う奴 吸わぬ奴 どこかに自負(ほこり)を かくしてて どっかに自慢を しまってて そんな酒場が あるんだよ しんちゃん…しんちゃん…ありがとう…なぁしんちゃん しんちゃん…しんちゃん…また来るよ…なぁしんちゃん  しんちゃん…しんちゃん…ありがとう…なぁしんちゃん しんちゃん…しんちゃん…また来るよ…なぁしんちゃん
酒場ひとり(セリフ入り)中村美律子中村美律子石本美由起岡千秋池多孝春叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  人は誰かを好きになり そして別れに泣くのですね  拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  会うのも運命(さだめ) 別れも 運命(さだめ) どんなに愛していても 雨よ降る雨の濡れた糸では結べない 恋は恋は悲しいものですね  過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り
坂道吉幾三吉幾三麻こよみ吉幾三池多孝春かんかん照りの 坂の道 今でも時々 夢に見る 母のリヤカー 押しながら 流した汗の しょっぱさよ… 働いて働いて 働いた小さな背中 頑張って頑張って 頑張った母の人生 あれから何年過ぎたろか…過ぎたろか  今日で追い越す 親の年令(とし) 流れる歳月(つきひ)の 短かさよ 酒に浮かべる 思い出を たどればしみる ほろ苦さ… 夕焼けの夕焼けの 夕焼けの畦道(あぜみち)母と 手をつなぎ手をつなぎ 手をつなぎ帰ったあの日 あれから何年過ぎたろか…過ぎたろか  『母さん、私も頑張ってます。 頑張ってますよ、母さん…』  働いて働いて 働いた小さな背中 頑張って頑張って 頑張った母の人生 あれから何年過ぎたろか…過ぎたろか
坂本龍馬三門じろう三門じろう木下龍太郎与一七沙池多孝春いくら手足を 縮めてみても しょせん日本は 狭すぎる 菊と葵を それぞれ担ぎ 子供みたいに なぜ騒ぐ 土佐のいごっそ 龍馬の目には 世界が見える 桂浜  壬生の狼 新撰組を 避けて京では 通れない 惚れた貴方の 身代わりならば 死んで見せると 目が笑う 同じ龍の字 名前に付いた お龍は可愛い 恋女房  花と散りたい 惜しまれながら まして男の 一生は 少しぐらいは 寄り道しても いまに日本の 夜が明ける たとえ龍馬を 倒してみても 刀じゃ斬れぬ 時世まで
盛り場流れ唄八代亜紀八代亜紀悠木圭子鈴木淳池多孝春夜の中洲は 思い出ばかり 恋もしました 泣きました 花を散らした この街で 別れた人の いとしさが 心濡らして つのります  夜の新地は 情の花が 雨に打たれて 散ってゆく 酔って紛らす この背(せな)に 昔の演歌(うた)が 聞こえます 強がり女の しのび泣き  夜の栄は 涙の雨が 遠い思い出 流します 今夜限りの 優しさを 嘘と知りつゝ 許したの 馬鹿な女の 深情  夜のすゝきの 灯(あかり)が点りゃ 女心が うずきます 今度こそはと 夢を見て 今日もあなたの 一夜妻 夜の化粧の 裏で泣く
さくら川山口ひろみ山口ひろみ建石一徳久広司池多孝春生まれた時から 女には 背負った苦労が 男とちがう 母から学ぶ 笑顔と我慢 恋が教える せつなさつらさ 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 花咲く日は来る さくら川  流れる落葉を 今日も見た 自分を棄てたら 希望(のぞみ)も消える 故郷(ふるさと)呼んで 励ますこころ 寒い風にも 負けたりしない 明るくね 明るくね 明るくね 花咲く日は来る さくら川  二人をぬらして 日照り雨 喜び悲しみ 水面(みなも)にゆれる あなたとならば 歩いてゆける 愛の明日に 嵐が来ても 夢がある 夢がある 夢がある 花咲く日は来る さくら川
桜の川三代沙也可三代沙也可麻こよみ伊藤雪彦池多孝春風にこぼれる 花びらが 揺れて流れる 桜川 時の短かさ 移ろいに 心しみじみ せつなくて 振り向けば失くした…夢いくつ  水にきらめく せせらぎが 胸に優しく しみ通る 会えば別れる 人の世に 好きで別れた あの人よ 今はただ面影…なつかしく  二度と返らぬ 歳月(としつき)は 水の流れの 儚(はかな)さよ たどり着くのは どの海か 心細さに 泣いたって 幸せの明日を…桜川
酒がたり三代沙也可三代沙也可たかたかし伊藤雪彦池多孝春路地にこぼれる 赤い灯が おれをかなしく 呼びとめる 夜の寒さに 肩寄せあって 飲んだあの日の もやい酒 逢いたいな こんな夜は おまえに 逢いたいよ  箸の袋に 好きと書き おれにあまえて くれたやつ 細い襟足 ほくろが一つ 酒をつぐ手に からみつく しみじみと 思い出す おまえを 抱いた夜  音もたてずに 降りしきる 雪の白さが 目にしみる 酔えばおまえの ぬくもり今も 時の流れに 消えもせず 逢いたいな こんな夜は おまえに 逢いたいよ
酒しぐれ三笠優子三笠優子仁井谷俊也三浦丈明池多孝春いのち削って 尽くしてみても 別れてしまえば もう他人 飲んで酔えない こころの傷に おんな未練の 酒しぐれ  夜が来るたび 人恋しくて グラスに面影 また揺れる 待てばせつない 来なけりゃ辛い 酒よあのひと 連れてきて  痩せた肩先 いたわるように やさしく私を 抱いたひと 惚れた分だけ 憎んでみても 忘れられない 酒しぐれ
酒情歌真木ことみ真木ことみたきのえいじ市川昭介池多孝春秋がくるのを 待ちきれず 枝を離れる 春落葉 酔わせてあなた 立てない位 生きているのが 辛い日は 酒が今夜も 心を叱る  ほんのはずみと 云うけれど 惚れりゃ女は 命がけ 酔わせてあなた 心も肌も ひとりこの身を 持て余す 風が今夜も 背中を叩く  夢とお酒を ふところに 入れてあなたは かくれんぼ 酔わせてあなた なり振り捨てて すがりつきたい その胸に 雨が今夜も 涙を誘う  
酒の川小田司朗小田司朗新條カオルすがあきら池多孝春酒の川を 流されながら はぐれ秋冬 何処(どこ)の町 こんな人生 俺に一番 似合うよと ああ 嘘ぶく分だけ…淋しいぜ  つらい酒は 胃の腑(ふ)に沁みて 夢も酔いどれ ちどり足 年を経(ふ)るほど 弱くなったか 男意地 ああ 帰れぬ故郷…なぜ恋し  酒の川に 溺れる奴は 温(あつ)い情が 深すぎる 柄じゃないけど 惚れた女の 面影を ああ 今夜も拭(ふ)けずに…沈む酒
酒ひとりGOLD LYLIC五木ひろしGOLD LYLIC五木ひろし土田有紀岡千秋池多孝春面影に 飲む酒なのか 未練を捨てる 酒なのか わざと冷たく 背を向けたのに 男ごころが 咽(むせ)ぶ夜半(よわ) あゝ 惚れてせつない 他人(ひと)の花  迷い舟 なぜ身をけずる 流れる闇の なさけ川 紅が哀しい おくれ毛泣いて つれて行ってと すがる女(ひと) あゝ 苦労させたく ないおんな  淋しかろ さぞ憎かろう 逢いたさつのる 意気地なし 浴びる火の酒 ひとりが寒い 遊びだったら 抱いていた あゝ 夢がよろける 影法師
さざんかの宿中条きよし中条きよし吉岡治市川昭介池多孝春くもりガラスを 手で拭いて あなた明日が 見えますか 愛しても愛しても あゝ他人の妻 赤く咲いても 冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿  ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり 燃えたって燃えたって あゝ他人の妻 運命かなしい 冬の花 明日はいらない さざんかの宿  せめて朝まで 腕の中 夢を見させて くれますか つくしてもつくしても あゝ他人の妻 ふたり咲いても 冬の花 春はいつくる さざんかの宿
さすらい鴎神園さやか神園さやか松井由利夫市川昭介池多孝春鴎 啼く夜は 枕も濡れるヨ… ヤンサノエー  雪はひと冬 情けはひと夜 まして儚い 夢まくら 江差 荒浜 さすらい鴎 舟の向こうに 故郷が ヤンサノエー ヤンサノエー 見えて かくれて 日が昏れる ハイ!  地酒一合 こころの寒さ 指でぬくめて 廻し飲み 風にちぎれた 追分節に 泣かぬつもりが 袖を噛む ヤンサノエー ヤンサノエー 紅を 散らせた くずれ帯 ハイ!  遠く沖行く 船足よりも 重い江差の 雪の空 流れ水藻と さすらい鴎 せめて涙を 花結び ヤンサノエー ヤンサノエー 月に一節 流し歌 ハイ!
運命橋泉ちどり泉ちどり木下龍太郎野崎眞一池多孝春地図がないから 人生は どちら向いても 迷い道 まして女の 細道は いつも手さぐり 夢さぐり 浮き世の川を 越えるには 渡らにゃならない 運命橋  やっと掴んだ つもりでも またも幸せ 肩すかし 私なりには 尽くしたが 傷を残した 憎い人 川面に映る 三日月が 涙で崩れる 運命橋  長い雨でも この世には 決して止まない 雨はない 女ごころの やすらぎも きっと見つかる 遅れても 明日を信じ 揺れながら 渡って行きたい 運命橋
札幌・東京野中彩央里・仁志陽介野中彩央里・仁志陽介富田洋行高野かつみ池多孝春(女)初めて出逢った 南四条西三丁目 (女)男らしさに 一目で惚れました (男)俺もおまえが 誰より好きと (男)抱いたあの夜が 忘れられなくて (女)ねえ ねえ ねえ それならなんで (女)なんで一人にさせるのよ (男)それが哀しい (男女)札幌・東京 (男女)ああ 二人の 二人の 運命です  (女)揃いの浴衣で  (女)染めた湯舟の夢定山渓 (女)煙る出湯が 私を燃やしたの (男)雪がちらちら 降る夜だった (男)今もこの瞼に 浮かぶ面影よ (女)ねえ ねえ ねえ それならなんで (女)なんで一人にさせるのよ (男)それが哀しい (男女)札幌・東京 (男女)ああ 二人の 二人の 運命です  (女)見送る空港 心切なく影消えるまで (女)今度逢う日を 思えば泣けてくる (男)無理を言うなよ 知ってるくせに (男)俺の女は おまえ一人だよ (女)ねえ ねえ ねえ それならなんで (女)なんで一人にさせるのよ (男)それが哀しい (男女)札幌・東京 (男女)ああ 二人の 二人の 運命です
小夜しぐれ千葉一夫千葉一夫みやび恵神島万瑳緒池多孝春こころの嘆(なげ)きを 嘲笑(わら)うよに 窓で浮かれる 雨の音 眠れるままに 酔えないままに 夢にもいちど 染まりたい 呼べど応えぬ 小夜(さよ)しぐれ  どんなに別れを 悔やんでも 雨は逆さに 降りゃしない 身を退(ひ)くことで つらぬく愛に ひとりおんなの みれん酒 しゃくな雨です 小夜しぐれ  逢えないあなたに 身を焦がす おんな哀しい おくれ髪 叶わぬことと 知りつつ祈る せめて灯して 恋あかり 胸に傘さす 小夜しぐれ
三陸祝い唄大泉逸郎大泉逸郎くに多樹夫大泉逸郎池多孝春海と山との 二神(ふたがみ)が 担(かつ)ぐ嫁菜(よめな)の 花えくぼ 婿を見やれば 三陸の 恵み背負った いい男 めでためでたの 祝い酒 枡の絵柄も 鶴と亀  花の還暦 古希の冴え 喜寿(きじゅ)も傘寿(さんじゅ)も 途半(みちなか)ば 茄子の艶なら 三陸と お国自慢も 七五調 一句ひねって 祝い酒 芭蕉気取りも ご愛嬌  沖の黒潮 親潮に 汗で報いる 人もいる 土に挑んで 三陸の 幸を育む 人もいる 香る梅(うめ)が枝(え) 祝い酒 伸びる青竹 繁る松
残菊三河節藤野とし恵藤野とし恵水木れいじ水森英夫池多孝春何がなんでも 忘れちゃならぬ 義理の貸し借り 待ったなし それが男と 火打石(うちび)きり 意地で見送る 荒神山へ… お菊十八 お菊十八 おぼろ月  やむにやまれぬ 一本刀 行くが渡世の 人の筋(みち) 逝(い)かせともなや いのち賭け 惚れた心に 嘘などないが… わかれ化粧も わかれ化粧も 乱れ口紅(べに)  [台詞] 仁吉っつあん! たとえ三月(みつき)十日でも菊は…菊は、 本当に倖せでした。  四十五文字(しじゅうごもじ)の 三下り半が 今じゃ形見の はぐれ鳥 時雨哀しや 伊勢の街道(みち) 泣けば切れます 紅緒の草鞋(わらじ)… 花も名残りの 花も名残りの 三河節
幸せ一輪 夢の花藤野とし恵藤野とし恵麻こよみ四方章人池多孝春胸に隠した 面影を 路地の灯りが 写し出す 泣かないつもりで いたものを あなた今頃 誰といる なんでこの手に つかめない 幸せ一輪 夢の花  ひとり止まり木 手酌酒 せめて酔わせて 淋しさを 泣かないつもりで いたものを 肩に寄り添い 眠りたい 今もぬくもり 恋しくて 幸せ一輪 夢の花  恋の運命(さだめ)の すれ違い いつも見送る 役ばかり 泣かないつもりで いたものを 少し恨んで いいですか 路地に涙の 水たまり 幸せ一輪 夢の花
倖せごよみ中島ゆきこ中島ゆきこ建石一徳久広司池多孝春お前のためには 死ねないけれど お前のためなら 生きてゆく たった二行の 恋文だけど 熱いこころに 思わず泣いた あの夜が 始まりですね あぁ…倖(しあわせ)せごよみ  喜び悲しみ 数えてみれば 苦労が多いと 笑う人 寒い足もと 湯たんぽがわり そっと添い寝で ぬくめる夜更け 送る日を あたためながら あぁ…倖せごよみ  明るい笑顔と 歌声あれば 時代の嵐を 越えられる 街で見つけた 鉢植抱いて 咲けば赤いと 夕空あおぐ しあわせが 今日またひとつ あぁ…倖せごよみ
幸せさがし 夢さがし岡ゆう子岡ゆう子麻こよみ杉原さとし池多孝春人の情けに 助けられ 越えるこの世の 水たまり 住めば都さ どこだって こぼす涙の あたたかさ 幸せそがして 夢をみて 明日を信じて ちょいと人生泣き笑い  二度や三度の つまづきに 愚痴をこぼせば 夢が泣く 待てば海路の 日もあるさ 石に根をはる 花もある 幸せさがして 夢をみて 明日を信じて ちょいと人生泣き笑い  昨日他人の 人だって 今日は恋しい 人になる 縁は異なもの 味なもの 肩を寄せ合う 嬉しさよ 幸せさがして 夢をみて 明日を信じて ちょいと人生泣き笑い 
幸せつぼみ華かほり華かほり麻こよみ徳久広司池多孝春凍てつく風に 震えてる 桜つぼみの いじらしさ 今は小さな 二人の夢を 心合わせて あたためる 交わす笑顔が あるかぎり 生きて行きます あなたとこの町で  雪どけ水の せせらぎが 胸に優しく 響きます 二度と泣いたり しないと決めて そっとあなたの 手をつなぐ こころひとつに 重ね合い 生きて行きます あなたと離れずに  見上げる空に ひとすじの 春を呼ぶよな 流れ雲 たとえ人より 遅れていても いつか来ますね 幸せが 明日という日が あるかぎり 生きて行きます あなたとこの町で
しあわせ招き猫塩乃華織塩乃華織近藤しげる山本陣池多孝春小粋と情けの 売り物添えて お馴染みさんに お酌して ひとりここまで 頑張ったねと 熊手のおかめに 誉められた 千客万来 引き受けますと 来い来い しあわせ しあわせ招き猫  男の浅瀬に 溺れたことも 心の傷も 支えです 思い叶わぬ 空似の人に 一度でいいから 縋りたい 気持ちは分るが 我慢をしなと 来い来い しあわせ しあわせ招き猫  今夜もお客の 夢盃に お燗はぬるめ 情け酒 人を愛して また愛されて 女の倖せ つれて来い ゆらゆら揺れてる 赤提灯に 来い来い しあわせ しあわせ招き猫
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
塩原太助物語歌川二三子歌川二三子歌川二三子歌川二三子池多孝春ハードッコイ ドッコイ ドッコイナ ドッコイ ドッコイ ドッコイナ 上州自慢は 数々あれど(ハッ) 江戸の昔の お話ですが(ヨッ) ちょいと 気になる 塩原太助(ハッ) どんな 人なの 塩原太助 上州沼田 下新田の豪農に育ち 幼ない頃から 愛馬のアオと 暮らしてきた太助は 武士を志すも 父母に許してはもらえず 江戸をめざして 家を出る事を決意しました  野良着(のらぎ) 一枚 素足に わらじ こころ 残りは アオとの 別れ 村の はずれの 一本 松に つなぐ つなぐたづなに また涙  無一文の太助は やっとのおもいで 榛名山(はるなさん)の ふもと 山本坊に たどり着きました そこで 住職さんに訳を話し わずかばかりの お金を借してもらいました 和尚さん ありがとうございました これで江戸へ行けます ご恩は一生わすれません おー太助 たっしゃでな 太助十九才の 旅立ちでした  夢は うらはら 身投げを 覚悟 橋に たたずむ 背中に 夜風 捨てる 神ありゃ 救いの 神も それは それは炭商 山口屋  山口屋善右衛門は 命の恩人 太助は懸命に働いて 貯めた お給金で湯島 無縁坂の改修をしたり 世の為 人の為に尽くす やさしさのこもった 仕事ぶりを 二十年あまり続け そして 独立を いたしました  雪の 降る日も 嵐の 日でも 俵 かついだ 太助に 朝日 故郷(くに)を 出てから 幾年(いくとせ) 過ぎた 炭屋 炭屋塩原 花ざかり  ハー ドッコイ ドッコイ ドッコイナ 苦労苦の字は 苦楽の苦の字(ハッ) 苦の字なければ 楽にはなれぬ(ヨッ) 太助 苦楽の お話でした(ハッ) わたしゃ 太助に あやかりたいよ
しぐれ宿平岡千佳平岡千佳上坂元祐上坂元祐池多孝春蛇の目の傘に 揃いの浴衣 寒くないかと 抱きよせる 優しすぎます 今夜のあなた 旅に出ようと 言ったのも 理由がありそな ああしぐれ宿  この帯よりも 短い夜は 線香花火の 恋の花 嫌よいやです さよならなんて 雨のしずくの この音は 恋のいのちを ああ刻む音  躯に沁みた あなたの匂い 朝の湯舟に まだ残る これでいいのよ 幸せなのよ 夢にすがって 春を待つ しのぶ女の ああしぐれ宿
下町歌ごよみ金沢明子金沢明子近藤しげる長谷川ひろのぶ池多孝春恐れ入谷の 朝顔市で 二人を結んだ 鬼子母神(きしぼじん) 魔除(まよ)け厄(やく)除け 切(き)り火(び)を受けて 絆をからめる 花すだれ 季節を彩(いろど)る 江戸前育ち 炎(も)える下谷は 恋灯り  揃いゆかたの ほおずき市は 打ち水仲見世 下駄の音 幼な馴染みの 観音様よ 私のいい人 見ておくれ 裸(はだか)の電気が 夜風にゆれて 情け浅草 釣(つ)りしのぶ  寄せる人波 押されて押して あなたが頼りの 酉(とり)の市 お手を拝借 熊手を買って あの夢この夢 掻(か)き寄せる 売り子の呼び声 露地から露地へ ひびく竜泉(りゅうせん) 宵灯り  縁起担(かつ)いで また担がれて 倖せふくらむ 歳(とし)の市 悪い噂は この羽子板で 隅田の川まで 撥(は)ね返せ ゆく年見送り 来る年迎え 明日も下町 歌ごよみ
下町しぐれ笹みどり笹みどり木下龍太郎市川昭介池多孝春金じゃ解かせぬ 義理では解かぬ 意地の縦縞 おんな帯 路地の柳に 下町しぐれ 浮いた浮いたのお座敷だけど 芸の建前 押し通す  母に言われた 訳ではないが 後を継いでの 左褄 昔なじみの 下町しぐれ 濡れてただよう 大川端の 鳥もいまでは 代替わり  惚れたお方も 居ないじゃないが 縁が結べず 片情け 女ごころに 下町しぐれ ひとり手酌で 弾く爪弾きの 三味の音締(ねじめ)も 湿り勝ち
七福神大沢桃子大沢桃子なかむら椿佐藤雅一池多孝春注いで 注がれて 祝いの酒を 苦労半分 笑うは一緒 縁があっての 花結び 大黒舞えば 福が来る めでた めでたの 七福神に 恵比須顔です 祝いの門出  歩む 人生 この花道を 嫁ぐ 娘に 涙のつぶが 親の背中の ありがたさ いついつまでも 寿老人 めでた めでたの 七福神に 恵比須顔です 祝いの門出  漕いで 漕がれて 宝船 夢は大漁と 荒波越えて 共に舵とりゃ 陽が昇る ふたりの船出 福禄寿 めでた めでたの 七福神に 恵比須顔です 祝いの門出
清水の次郎長鏡五郎鏡五郎古川ゆう子今澤雅一池多孝春富士を背にして 清水を起てば ひとり残した お蝶に詫びる 三保の松原 潮風吹けば 草鞋(わらじ)に砂の 駿河湾 時雨街道 旅すがた  [台詞] 「大政、仕度はいいか? お蝶、船宿末廣(すえひろ) あとをたのむぞ…」  あれが清水の 次郎長一家 縞の合羽に 振り分け荷物 菅笠(すげがさ)深く 足並揃え 街道一の いい男 風に追われて 東海道  義理だ仁義と 世間を渡り 幕末維新 その名を残す 腰の長脇差(ながどす) 背中に廻し 富士の山麓 開墾へ 清水の次郎長 國づくり
下津井情話三笠優子三笠優子松井由利夫岡千秋池多孝春縁(えん)もゆかりも ない船(ふね)だって 港出(みなとで)るときゃ つらいのに ましてあんたを 乗(の)せて行(い)く 瀬戸(せと)の小島(こじま)の 通(かよ)い船(ぶね) 涙見(なみだみ)せない 約束(やくそく)だから かくれて桟橋(さんばし) 袖(そで)しぼる  (下津井節) 下津井港(しもついみなと)にヨー 錨(いかり)を入れりゃよー 街の行灯の 灯が招くヨー  波(なみ)のまくらで まどろみながら しばし女(おんな)の 夢(ゆめ)をみた 三日三晩(みっかみばん)は 早(はや)すぎて 別(わか)れうず潮(しお) 霧(きり)の花(はな) 抱(だ)いておきたい 思(おも)い出(で)なのに 捨(す)てなきゃ飛(と)べない 磯千鳥(いそちどり)  酒の合間(あいま)に 下津井節を なさけ名残(なごり)に 口(くち)うつし 扱(しご)き結(むす)んだ 格子窓(こうしまど) 見(み)える筈(はず)など ないけれど もしも見(み)えたら わたしの胸に 汽笛(きてき)を鳴(な)らして もういちど
三味線マドロス天童よしみ天童よしみ高野公男船村徹池多孝春波の小唄に 三味線弾けば しゃれた奴だと 仲間が笑う 陸(おか)が恋しさに ついつい負けて 呼べば未練が 呼べば未練が エーエー 夜霧にとけたよ  青い月夜にゃ 泪で弾いた 破れ三味線 あの娘の形見 情あったなら 男の胸を 帰る鴎よ 帰る鴎よ エーエー 伝えておくれよ  なれぬ手つきで しみじみ聞かしゃ 荒れた心も ほろりと泣ける 無事か達者でか 淋しいえくぼ 辛い想いも 辛い想いも エーエー しばしの事だよ
三味線やくざ島津亜矢島津亜矢つるぎまさる村沢良介池多孝春生まれ深川 住吉育ち 辰巳芸者の 羽織の紐を 解いて結んだ 明烏 何が 何が 不足で 裃(かみしも)脱いで 渡る浮世を エー エー 三味線やくざ  親の意見に背いてまでも 武士を嫌ってのやくざ稼業 まァ… 固てぇことを云わねぇで 唄の一ッでも 聞いてやっておくんなせぇ  なんだ なんだ なんだねぇ… あんな男のひとりやふたり…  小唄端唄に 新内流し 屋台囃子に 送られながら 惚れた女と 屋形船 うぶな うぶな 奴だよ 肩さえ抱けぬ 本所掘り割り エー エー 三味線やくざ  野暮なけんかは 俺には出来ぬ 筋が通らにゃ 白刃の舞を 見せてやろうか 千葉仕込み 月も 月も 横向く 浜町河岸(がし)に 粋な音締(ねじ)めの エー エー 三味線やくざ
シャンソンを御一緒に~2014玉井京子玉井京子長谷川弓子長谷川弓子池多孝春シャンソンを 聞きたくなったなら 港町 週末の金曜日 シャンソニエ サンジャンに出ています 行き方がわかったら 知らせます 六本木では お世話になりました いろいろあって 東京を離れました シャンソンで 夜を御一緒に シャンソンで 夜を楽しんで シャンソンで そしてシャンソンで 旅をしませんか  シャンソンで 泣きたくなったなら 北の町 月末の木曜日 シャンソニエ 銀巴里に出ています 行き方は案内に 載せてます 三ノ宮では お世話になりました この度遠く サッポロに流れました シャンソンで 恋におちました シャンソンで 恋に泣きました シャンソンで だからシャンソンで 涙しませんか  皆様どうぞ 気づかいなどしないで 歌とワインで 人生に揺られましょう シャンソンで 夜を御一緒に シャンソンで 夜を過ごしましょう シャンソンで そしてシャンソンで 恋に酔いましょう シャンソンで そしてシャンソンで 夜を御一緒に
上海帰りのリル北島三郎北島三郎東條寿三郎渡久地政信池多孝春船を見つめていた ハマのキャバレーにいた 風の噂はリル 上海帰りのリル リル あまい切ない 思い出だけを 胸にたぐって 探して歩く リル リル どこにいるのかリル だれかリルを 知らないか  黒いドレスを見た 泣いているのを見た 戻れこの手にリル 上海帰りのリル リル 夢の四馬路(スマロ)の 霧降る中で なにもいわずに 別れたひとみ リル リル 一人さまようリル だれかリルを 知らないか  海を渡ってきた ひとりぼっちできた のぞみすてるなリル 上海帰りのリル リル くらい運命(さだめ)は 二人で分けて 共に暮らそう 昔のままで リル リル 今日も逢えないリル だれかリルを 知らないか
出世佐渡情話島津亜矢島津亜矢北村桃児長津義司池多孝春お国訛(なま)りを嗤(わら)われて なんど楽屋で泣いたやら 浮かぶふるさと あの山小川 飾る錦が男の誓い 今宵 血を吐く寒稽古(かんげいこ)  泣いて別れたあの人に 熱い想いを通わせて 島の娘の黒髪恋し 唄うおけさも米若ぶしに 乗せて出世の 佐渡情話  佐渡へ佐渡へと草木もなびく 佐渡は居よいか住みよいか 唄で知られた 佐渡ヶ島 寄せては返す浪の音 立つや鴎か群千鳥 浜の小岩に佇(たたず)んで 若き男女の語り合い  晴れの舞台に七彩(いろ)の 夢を呼ぶよな名調子 恋の四十九里 たらいの舟も 今は昔よ お光と吾作 涙 輝やく 金屏風(びょうぶ)
昭和時代の忘れ物おおい大輔おおい大輔広瀬ゆたか徳久広司池多孝春その日暮しで 明日が見えぬ そんな世間に 流されて 命浮かべて 沈ませて 生きてきたよな 気がするが なぜか昔を 恋しがる 昭和時代の 忘れ物 金じゃ買えない 心があった  裸電球 肩寄せ合って 希望(のぞみ)捨てずに 生きていた 積み木遊びに 似た生活(くらし) こころ細(ぼそ)さを 背にしょって 夢に向かって 歩いてた 昭和時代の 忘れ物 家族(ひと)を繋(つな)げる 絆があった  情け受けたら 情けで返す 恩義忘れぬ 人の道 どんな小さな 仕合せも 分けて生命(いのち)を 温(ぬく)めてた 人情気質(かたぎ)は どこいった 昭和時代の 忘れ物 どこを探せば 昭和に逢える
昭和の信玄おとこ節清水まり子清水まり子門井八郎望月吾郎池多孝春昔 武田の信玄さまは 城を枕に 夢を見た 天下分け目の夢を見た 男なら 男なら 甲州生まれの 男なら 風林火山の 夢を見ろ  水晶(たま)をみがいた この盃で 誓う宴に 嘘はない お国なまりの 武田節 男なら 男なら 甲州育ちの 男なら ほうとう肴に 酒を呑め  富士の高嶺が 教えて呉れた 辛い修業の 有難さ 苦労七坂 月も照る 男なら 男なら 甲州ほまれの 男なら 人生桜の 花と咲け
心機一天村田英雄村田英雄石本美由起遠藤実池多孝春勝って驕るな 敗れて泣くな 過ぎた昨日は もう昔 心機一天 出直して 明日に賭ける それが男の 旗じるし なにも恐れる あぁ ものはない  いのち託した 夫婦の春も 過ぎて独りの 秋になる 心機一天 踏まれても 撥ね返すのさ 誰が蔭口 叩こうと 俺は生きたい あぁ 俺の道  前に出て行け 苦労を背負い 後に下れば 負けになる 心機一天 男なら 根性燃やせ 雨や嵐が 邪魔しても 我慢くらべの あぁ 意地を張れ
新宿海峡北原ミレイ北原ミレイ吉岡治四方章人池多孝春骨が鳴るほど 抱き合った 似たもの同士の 根なし草 死ぬまであなたの いい女 惚れさせて 惚れさせて 惚れさせて 裏切りものの 船がゆく 新宿海峡 酒の海  想いどおりに 生きたくて 誰でも命を 転がして なになにくずれか 知らないが 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて うたかたですか 恋なんて 新宿海峡 はしり雨  傷が沁みれば 沁みるほど やっぱり逢いたい 未練もの 色つきネオンの さざ波を 漂よって 漂よって 漂よって 夜明けに鴎 泣くという 新宿海峡 霧の海
新店祝い唄古都清乃古都清乃星野哲郎吉田正池多孝春紺ののれんに 白抜きで 「きよの」と染めた 酒場町 あんたと四十路(よそじ)の 旅立ちを 祝う樽酒 ぽこんと抜いて ふたりぼっちの 新店祝い唄  苦労 九の坂 越えたのも あんたの味の おかげです 包丁さばきは 得意でも 人をさばけぬ 不細工者の 舵をとるのは  女房のつとめです  今は名もない 小店でも ふたりでまこと 寄せあえば 千客万来 春もくる たのみましたよ たのまれました 誓う笑顔の 春待月夜唄
地吹雪情話永井みゆき永井みゆき木下龍太郎岡千秋池多孝春初めて履いた カンジキに 足を取られて 道に這(は)う なんでこんなに 荒れるやら 津軽 地吹雪 雪嵐(あらし) 惚れたあなたの 後を追う 女のこころを 通せんぼ  行くなと叱る 母の手を 払い除けたも 恋のため 親の代わりに 頬を打つ 津軽 地吹雪 雪飛礫(つぶて) 負けちゃいけない 泣いたなら なみだの氷柱(つらら)が 胸を刺す  凍(しば)れる指で 角巻(かくまき)の 雪を払って また急ぐ 愛の強さを 試すやら 津軽 地吹雪 雪簾(すだれ) 夢を捨てずに いる限り いつかはあなたに 追いつける
上州子守唄一文字辰也一文字辰也木下龍太郎岡千秋池多孝春赤城下ろしの 空っ風 やくざ渡世にゃ なお沁みる 罪も恨みも ない人を 斬らにゃ通れぬ 上州路 男 板割 浅太郎 泣かぬつもりが 男泣き  (セリフ)親分 叔父貴、三室の勘助は私が斬って参りやした。 叔父貴殺しのその罪と忘れ形見の勘坊は 私が生涯 背中に背負って参りやす。 泣くんじゃあねぇ 勘坊。 男が泣いちゃあ 赤城の鴉に笑われらぁ…。  同じ血を引く 命より 義理が重たい 渡世とは 瞼閉じれば その裏に またも叔父貴の 顔が浮く 叶うものなら 盃を 水で洗って 返したい  親の仇と 知りもせず 愚図る坊主の あどけなさ 縞の合羽を ねんねこに 長脇差を持つ手に 犬張子 やせた赤城の 三日月に 歌う上州 子守唄
じょんがら度胸船小田司朗小田司朗新條カオルすがあきら池多孝春怒涛(どとう) 逆巻(さかま)く 荒らぶる海へ どんと乗り出す 勇み肌 お神酒(みき)のしぶきで 伏し拝み 凍(しば)れ二の腕 網を刺す じょんがら じょんがら じょんがら度胸船 命削った 男の漁場  酒を呷(あお)った 夜明けの番屋 五臓六腑に 沁み渡る うねりが牙むく 北の海峡(うみ) 男意気地で 網を捲く じょんがら じょんがら じょんがら度胸船 命炎(も)やした 男の漁場  波が上から 下から雪が 時化が舳先(へさき)を 巻いて飛ぶ あらくれ漁師の 血潮(ち)が滾(たぎ)りゃ 潮風(かぜ)にはためく 大漁旗(ばた) じょんがら じょんがら じょんがら度胸船 命削った 男の漁場
人生男節渡辺要渡辺要水木れいじすがあきら池多孝春浮いて沈んで 流されようが 義理と人情 捨てらりょか 愚痴はこぼすな 男じゃないか…… 波を見てみろ よせては砕(くだ)け 花と咲くだろ 人生男節  人の値うちが さだめの道が 浴びたうぶ湯で なぜ決まる ままよ今さら 男じゃないか…… あいつなんかにゃ 未練はないと 酒に泣くのも 人生男節  百の理屈を 並べるよりも 誠ひとすじ 張る命 火の粉あびても 男じゃないか…… こころ清川 湧(わ)き出る水に 月も見惚れる 人生男節
人生酒語り黒川英二黒川英二新條カオルすがあきら池多孝春「男どうしで 酌み交わす酒は なんかジンとくるよなぁ…」  花は咲いても 散りゆく雨に 男の淋しさ 重ね酒 人生ってさ… 結構つらいけど ほんの少しの 希望を探し 明日を信じて 生きようよ しみじみとサ… 俺とおまえの 人生酒語り  「遠く離れてみて… はじめてわかるんだ… 母さんのあったかい真心が…」  沈む夕陽に 親不孝を詫びて 男が涙を 隠す酒 人生ってさ… 心底泣かせるね 母の温もり あの日の言葉 一つ一つが 夢灯り 忘れないヨ… 俺とおまえの 人生酒語り  「明日のあてなんて見えないけど… いい出逢いが、いい酒がさ 生きる力になるじゃないか!…」  露地の北風 しばれる夜は 男の行く道 尋ね酒 人生ってさ… 出逢いがうれしいね 人情こぼれる 女将の唄に じんとくるんだ 国訛り 帰りたいナ… 俺とおまえの 人生酒語り
人生坂歌川二三子歌川二三子歌川二三子三浦丈明池多孝春足で踏まれて 育つ麦 いつか芽が出る 花も咲く 二人で荷物 背負いながら 辛抱してくれ 夫婦道 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂  苦労苦の字を 越えてゆく 人は一人じゃ 生きられぬ お前と俺の 助け合い 海原山坂 乗り越えて 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂  七つ転んで 八つで起き 三歩進めば 二歩下がれ 泣きたい時は 泣けばいい 涙があるから 笑いもあるさ 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂
人生勝負熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治池多孝春無駄に見えても 道草は 次の一歩の 足慣らし 遅れようとも 頑張れば 他人(ひと)に追い付く 追い越せる のるかそるかの 大一番は 引き分けなしの 人生勝負  掛けた情けは また戻る 決してならない 掛け捨てに 持ちつ持たれつ 世の中は 一期一会(いちごいちえ)の 繰り返し のるかそるかの 大一番は 一人じゃ勝てぬ 人生勝負  今日の苦労は 後で効く 明日に輝く 磨き砂 いまは茨の 細道も 先は日向の 大通り のるかそるかの 大一番は 最後に決まる 人生勝負
人生峠GOLD LYLIC村田英雄GOLD LYLIC村田英雄宮原哲夫小松原てるを池多孝春ひとつ越えれば またひとつ つづく浮世の なみだ坂 負けて泣いてりゃ 突き落される 無情谷間の 無情谷間の 人生峠  おまえいりゃこそ この俺も 耐えてしのんだ いばら道 目から血を出す 口惜さつらさ 他人は知るまい 他人は知るまい 人生峠  風よ吹雪よ 吹き荒れろ 冬は必ず春となる それを信じて 二人で生きる 愛の花咲け 愛の花咲け 人生峠
人生度胸船立樹みか立樹みか志賀大介中村典正池多孝春怒涛逆巻く 大海原に 命 預けた おとこ華 地獄 極楽 二つに一つ 中途半端じゃ 乗りきれないぜ オーサ 人生 人生度胸船  俺の気性を 承知の上で 縁を結んだ 恋女房  留守は私に 任せてくれと 破れ合羽で トロ箱担ぐ オーサ 人生 人生度胸船  塩とお神酒で 浄めた船を 銀の鱗で 化粧する 丸に惚の字の 大漁旗が 風にはためく 夢咲き港  オーサ 人生 人生度胸船
人生情け傘三笠優子三笠優子水木れいじ三浦丈明池多孝春雨の屋台の 三三九度で 捨てた故郷と 親ごころ 離れずに…離さずに あんたとふたり 憂き世しぐれに 身をよせながら 惚れてつれあう 人生情け傘  ひとつ越えても 山また山の つづく苦労の いばら道 振り向かず…振り向けず あんたとふたり 我慢くらべの 駆け落ちぐらし 耐えて忍んだ 人生情け傘  涙つづりの 幾春秋(いくはるあき)も 過ぎてしまえば 語り草 ほどかずに…ほどけずに あんたとふたり 絆一文字 明日に賭けて 夢もひろがる 人生情け傘
人生二勝一敗島津亜矢島津亜矢阿多豊一市川昭介池多孝春人間やってりゃ何事も 負けるか勝つかの 大勝負 三度勝負を 挑(いど)んだら 勝ち・負け・勝ちと いきたいね 人生二勝一敗さ いっぺん泣くのも いいだろう  三つも勝ったら 気味悪い 三つも負けたら 情けない 恋を実らす 筋道も ○(マル)・×(バツ)・○(マル)が 面白い 愛情二勝一敗で じらされ結んだ 恋絆  出世という名の 階段は トントン拍子にゃ 昇れない 調子出たなと 思う時 トン・トン・ストンと くるもんだ 人生二勝一敗で 明日に希望を 残そうよ
人生囃子二葉百合子二葉百合子木下龍太郎四方章人池多孝春先に咲いたら 散るのも早い 遅れ咲きには 明日がある 出世双六 素人芝居 幕を引くまで 分からない 泣くも阿呆なら 笑うも阿呆 どうせ阿呆なら 賑やかに 人生囃子  惚れたはれたと 騒いでみても しょせん色恋 はやり風邪 熱が冷めても 惚(ほ)の字であれば 恋は本物 脈がある 泣くも阿呆なら 笑うも阿呆 どうせ阿呆なら 賑やかに 人生囃子  こんなご時世 なおさら泌みる 人の情けの あたたかさ 人にゃ掛けとけ 情けのツケは 回り回って また戻る 泣くも阿呆なら 笑うも阿呆 どうせ阿呆なら 賑やかに 人生囃子
人生ふたり咲き岡ゆう子岡ゆう子仁井谷俊也岡千秋池多孝春歩いたこの道 振り向けば 秋冬ばかりの おんなの暦 それでも私の 隣には やさしいあなたが いてくれた 二分咲き 五分咲き 八分咲き いつか咲きましょ 人生ふたり咲き  胸突き八丁の なみだ坂 瞼に浮かぶの 故郷の母が 一生懸命 生きてれば この世の運さえ 味方する 二分咲き 五分咲き 八分咲き いつか咲きましょ 人生ふたり咲き  どこかに忘れた 夢ならば あなたと一緒に 探せばいいわ こころに笑顔が ある限り 必ずなれます 幸せに 二分咲き 五分咲き 八分咲き いつか咲きましょ 人生ふたり咲き
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
人生船三笠優子三笠優子鳥井実花笠薫池多孝春長い旅路に 疲れたからと くじけちゃ駄目だよ なあお前 俺が舵とる 人生船は 苦労と云う名の 海峡越えて たどり着きたい 幸せ港  からだひとつで 積荷はないが それでもいいだろ なあお前 俺が舵とる 人生船は 涙と云う名の 海峡越えて たどり着きたい 幸せ港  浮世 荒波 まともにうけて 船酔いするなよ なあお前 俺が舵とる 人生船は 嵐と云う名の 海峡越えて たどり着きたい 幸せ港
人生本番岡ゆう子岡ゆう子愛香乃介君塚昭次池多孝春ここであんたを 男にしなきゃ 惚れた女房の 名がすたる お酒も女も ちょっとはやめて 夢と言う名の 明日に向かい それ行けヨイショと 待ったなし 人生本番 勝負の時や  いつもあんたに ふりまわされて 泣いて笑った 歳月よ ひと花咲かせて 帰って来いと きっと呼んでる 故郷の空が それ行けヨイショと 待ったなし 人生本番 勝負の時や  晴れてあんたが 世に出るまでは 二度と愚痴など こぼさない 財布もたんすも 空っぽだけど 男だったら 幸せ入れて それ行けヨイショと 待ったなし 人生本番 勝負の時や
人生ぼちぼち節梓夕子梓夕子木下龍太郎宮下健治池多孝春一山(ひとやま) 二山(ふたやま) 三山(みやま)越え 苦労と言う名の 登り坂 一歩一歩を 重ねて行けば いつか峠を 越えられる 急ぎ過ぎれば こけるだけ ぼちぼち行こうよ 人生は  一押(ひとお)し 二押(ふたお)し 三(さん)に押(お)し 口説(くど)いて駄目なら あきらめろ 広い世の中 半分 女 残りくじこそ 当りくじ 恋に先着 順はない ぼちぼち行こうよ 人生は  一口(ひとくち) 二口(ふたくち) もう三口(みくち) 他人(ひと)には情けを 掛けておけ 廻り廻って 転(ころ)んだときに きっと救いの 手が伸びる 支えられたり 支えたり ぼちぼち行こうよ 人生は
人生横丁大泉逸郎大泉逸郎仁井谷俊也大泉逸郎池多孝春雪をかぶった 夜汽車の写真 酒場(みせ)に一枚 貼(は)ってある 俺もおまえも 北国育ち 今は帰れぬ 故郷(ふるさと)だけど 夢をお猪口(ちょこ)に 注いで飲む  年齢(とし)も名前も 知らないけれど やけに気のあう 呑み仲間 地酒一合 浮かれて二合 とうに忘れた つもりでいても 酔えばでてくる 国訛(なま)り  笑うつもりが 涙が落ちる そんな夜(よ)もある 傷もある 月も片割れ 人生横丁 今日が駄目でも 明日(あした)があるさ 生きてゆこうよ これからも
人生列車二葉百合子二葉百合子横井弘弦哲也池多孝春遠い 遠い望みを 尋ねる旅は 花も 花も咲かない 果てない鉄路 おなじ想いか 手荷物ひとつ 窓を見つめる 隣のひとに いつか いつか寄り添う 人生列車  なにも なにも当てなく 降(お)りたつ町は みんな みんなうわべの 優しさばかり 冷えた駅弁 分けあいながら 地図をひろげる 二人の指を せめて せめて星くず 温(ぬく)めてほしい  どこに どこにあるやら 終着駅は いつも いつも乗りかえ 乗りつぐ旅よ いいえ心の 絆があれば 春の陽ざしの やすらぐ里へ きっと きっと行きつく 人生列車 きっと きっと行きつく 人生列車
好きなのさ嶺陽子嶺陽子石本美由起市川昭介池多孝春なんど逢っても ただの人 ひと眼だけでも 惚れる人 好きなのさ 好きなのさ お前が好きなのさ 俺の心に 火をつけて 恋の命を 燃やす奴  涙しぐれの この世なら つれが欲しいよ 道づれが 好きなのさ 好きなのさ お前が好きなのさ 夜の寒さも 二人なら 夢を枕に 耐えられる  いつも素通り する春が 花を届けに きてくれる 好きなのさ 好きなのさ お前が好きなのさ 俺の二度ない人生を そうだお前に あずけよう
盛春ヨコハマ南部直登南部直登克舟南部直登池多孝春こんなはずでは なかった人生 今でも夢を 追い続け 暖か心に 嬉しく泣いた 生きていてこそ 乗り越えられる 桜花咲く 万国橋に もう一度咲きます もう一度咲きます 盛春ヨコハマ  一度は人生 あきらめた時 熱い情け 受けました 黄昏色に 照らされて 今の私が あるのです 光の花咲く 万国橋に もう一度輝く もう一度輝く 盛春ヨコハマ  薔薇も微笑(ほほえ)む 万国橋で 咲いてみせます 咲かせてみせます 盛春ヨコハマ
生々流転それでいい天童よしみ天童よしみ上田紅葉岡千秋池多孝春惚れてたなんて 云わないで 花まで買って 照れるじゃないの お店たたんだ 私より 見送る人の 涙がつらい 出逢っては 別れゆく 行き交う船だよ 人生は 生々流転 それでいい 笑顔で またいつか またいつか 逢おうね  強気が売りの 女でも 強がりだけじゃ 暮らせなかった 人の心の ぬくもりが 小さな店を 支えてくれた 最後までありがとう お客という名の 恋人よ 生々流転 それでいい 何処かで またいつか またいつか 飲もうね  転んでも立ち上がり 生き抜く心に 明日が来る 生々流転 それでいい 夜明けを 待ちながら 待ちながら 歩こう
三笠優子三笠優子里村龍一桜田誠一池多孝春風は春でもヨー 都会の春は 花も咲かない 夢ばかり せがれ せがれよ 帰って来やれ 赤い夕陽が 大地を染める 北海道で暮らそうよ 母さんとナー  嘘を書いてもヨー 字づらを見れば 辛い気持は 見通しだ せがれ せがれよ 泣いてはないか 鮭が群がり 今年ものぼる 北海道で暮らそうよ 親子してナー  みがき鰊をヨー 囲炉裏であぶり 土間で酒っこ 飲んでるよ せがれ せがれよ 帰って来やれ 純なこころが 傷つく前に 北海道で暮らそうよ 母さんとナー
三笠優子三笠優子里村龍一桜田誠一池多孝春風は春でもヨー 都会の春は 花も咲かない 夢ばかり せがれ せがれよ 帰って来やれ 赤い夕陽が 大地を染める 北海道で暮らそうよ 母さんとナー  嘘を書いてもヨー 字づらを見れば 辛い気持は 見通しだ せがれ せがれよ 泣いてはないか 鮭が群がり 今年ものぼる 北海道で暮らそうよ 親子してナー  みがき鰊をヨー 囲炉裏であぶり 土間で酒っこ 飲んでるよ せがれ せがれよ 帰って来やれ 純なこころが 傷つく前に 北海道で暮らそうよ 母さんとナー
世間さま三笠優子三笠優子鳥井実岡千秋池多孝春同じ痛みを 分け合いながら 言葉ひとつで なぐさめ合える 思いがけない 雨嵐 お隣りご近所世間さま 世間さま 掛け合う言葉が あればいい  夫婦二人じゃ 生きられないと そんなことにも 気がつきました 人のこころも 読めないで わがまますぎたわ世間さま 世間さま 叱って下さい この私  知恵も欲しいし 我慢も欲しい ここで人生 見つめて見たい 結びあえたら 幸せと 絆と絆で世間さま 世間さま 繋(つな)がる こころが あればいい
先手必勝茅根元三茅根元三仁井谷俊也岡千秋池多孝春針の迷いが 大魚を逃(のが)す それが世間と 云うものか 男なら…男なら… 先手必勝だ 口で能書き いう前に 一歩踏みだせ 態度でしめせ  惚れたおんなを 口説けぬような 意気地(いくじ)なしには 明日(あす)はない 男なら…男なら… 先手必勝だ たとえ一度は 振られても 押しの一手に おんなは弱い  楽をするより 自己(じぶん)を磨け 百の我慢に 夢ひとつ 男なら…男なら… 先手必勝だ たった一日 その一歩 蕾(いのち)ほころぶ 時代が来るさ
船頭小唄ものがたり柾木祐二柾木祐二遠藤実遠藤実池多孝春古い歌だが 俺は好き 船頭小唄は あの女(ひと)と 暮らした昔を 思い出す 俺は河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れすすき  白いうなじが 目に浮かぶ 船頭小唄は あの頃の 二人に似合いの 歌だった 死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに 何変わろ 俺もお前も 利根川の 舟の船頭で 暮らそうよ  大正琴の トレモロに 船頭小唄は 流れてく とどけよ我が歌 あの人に 何故(なぜ)に冷たい 吹く風が 枯れたすすきの 二人ゆえ 熱い涙が 出た時は 汲んでおくれよ お月さん あゝ船頭小唄……
船場の女よしかわちなつよしかわちなつ木下龍太郎岡千秋池多孝春泣けば未練が 流せるならば 泣いて今夜は 夜明けまで 愛の残りを 土佐堀川へ 捨てる女の 淀屋橋 つらい時こそ 笑わなあかん それが それが 船場の女  二つ取れない 女はつらい 恋とのれんの 板ばさみ 心変わりを したのじゃないが 親のなみだに つい負けた そうと決めたら 忘れなあかん それが それが 船場の女  捜し続けた 女の夢を 捨てて老舗(しにせ)の 後を継ぐ 生まれ変わって 出直す身なら 負けちゃならない 北御堂(きたみどう) 明日(あす)は一から 気ばらなあかん それが それが 船場の女
宗右衛門町ブルース吉幾三吉幾三平和勝次山路進一池多孝春きっと来てねと 泣いていた かわいあの娘(こ)は うぶなのか なぜに泣かすか 宗右衛門町(そえもんちょう)よ さよならさよなら 又来る日まで 涙をふいて さようなら  街のネオンも 消えてゆく うぶなあの娘(こ)も 消えてゆく なぜかさびしい 宗右衛門町よ さよならさよなら うしろ姿も 夜霧(よぎり)にぬれて さみしそう  いちょう並木に 春が来る 君にも来るよ 幸せが なぜかかなしい 宗右衛門町よ さよなら さよなら もう一度だけ 明るい笑顔を みせとくれ
そして ボレロ小野由紀子小野由紀子円理子大谷明裕池多孝春月の砂漠を 歩いてみたい 遠い眼をして呟いた 君の側には月見草 逢って別れを繰り返す 二人の季節はすれ違い… 今・君は 星の王子様 見上げる夜空に 微笑み返す 私は今もお姫様… そして ボレロ  月の光に 抱擁(つつ)まれながら いつか心の傷跡も 消えて愛しい月見草 いつも私の胸に咲け 二人で旅するその日まで… 今・君の 好きな童謡歌(わらべうた) 見上げる夜空の 砂丘を越えて 私は唄うお姫様… そして ボレロ  あー… 君は 星の王子様 見上げる夜空に 手を差しのべて 私は祈るお姫様… そして そして ボレロ
そして…めぐり逢いGOLD LYLIC五木ひろしGOLD LYLIC五木ひろし荒木とよひさ中村泰士池多孝春語りあかせば 尽きないけれど 過ぎてみれば いまでは笑い話だね ふたり暮した あの部屋の 鍵は心に いまもある あゝ 今夜は 帰したくない ひと春 ふた春 そして…めぐり逢い  「そうか よかった」幸せなのか あの頃より綺麗に なったみたいだね グラスをゆらす 白い指 昔とおなじ そのしぐさ あゝ いまでも 憶えているよ ひと夢 ふた夢 そして…めぐり逢い  涙うかべる 笑顔がつらい 情にもろいところも 昔のままだね 無理を言っては こまらせた 子供すぎてた あの頃は あゝ いまでも 愛しているよ ひと冬 ふた冬 そして…めぐり逢い
袖摺坂三笠優子三笠優子木下龍太郎岡千秋池多孝春言葉はなくても 目と目を見れば いまでは心の 奥まで分かる 袖摺坂は 絆坂 知らぬ同士が 浮世の露地で めぐり逢っての 縁結び  夫婦は他人の 寄り合い所帯 月日を重ねて 垣根が取れる 袖摺坂は 心坂 意地を張り合い 喧嘩をしても すぐに笑顔の 差し向い  貴方が男で 生まれるならば 私は女で また生まれたい 袖摺坂は 緑坂 ここが二人の 始まりならば めぐり逢いたい 次の世も
曽根崎あかり水沢明美水沢明美水木れいじ朝月廣臣池多孝春焼売(しゅうまい)つついて やけ酒あおる そんなあんたの 背中に泣けた 小雨しょぼつく 天神さんの あれがふたりの 馴れ初め噺(ばな)し… 浪花人情 からくり芝居 みんな知ってる 曽根崎あかり  新地の横丁に 店出したると 酔って見栄切る 極楽トンボ あてに千日・三年三月 うれし涙で 暖簾をあげる… 好きなお酒も 辛抱させた 甲斐があったね 曽根崎あかり  ほら見てごらんよ みどりの松葉 二人づれです こぼれる時も 照る日 曇る日 似た者どうし この手離さず あんじょうやろな… 渡る世間の よりそい橋に 春を呼ぶよな 曽根崎あかり
曽根崎そだち三門忠司三門忠司吉田旺岡千秋池多孝春恋は男の 雨やどり 知っていながら 燃えたのよ あほやあほやね このあたし 乳房の芯まで 恋おんな 抱いてください さだめごと 夜の大阪… 曽根崎そだち  恋はおんなの 花舞台 今度こそはと 賭けたのに 妻も子もある 男やとは まるで近松 涕き芝居 くやし涙も こぼれへん 夜の大阪… 曽根崎そだち  恋は憂き世の 夢まつり 惚れてつくして ほかされて あほやあほやね 又惚れて しょせん男と おんなやもん 離ればなれじゃ いられへん 夜の大阪… 曽根崎そだち 
ソーランおんな節小桜舞子小桜舞子たかたかし岡千秋池多孝春浮世波風 きびしさに 泣いてにげたらアー あんたのまけよ  やる木 負けん木 たえる木が やる木 負けん木 たえる木が 明日の夢まで 花咲かす ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン よさこい ソーラン 北の女は 心意気  なめちゃいけない 女だと 熱い心はアー はんぱじゃないよ 好きというなら 純情を 好きというなら 純情を リボンで飾って くれてやる ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン よさこい ソーラン 北の女は 深情け  ままにならない 世間なら ここは一発アー 直球勝負 愛と 勇気で がんばれば 愛と 勇気で がんばれば 越えてゆけるさ この坂を ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン よさこい ソーラン
大祭~馬追い祭り~歌川二三子歌川二三子歌川二三子くにひろし池多孝春(お囃子)ドウカイドウカイ (口上)九州 火の国 熊本に これぞ 馬追い 若い衆 イヤサ  神幸行列 随兵と 歴史 受けつぐ 馬追で これから 始まる 秋まつり 朝から 晩まで ドウカイ  イヤサ イヤサッサ 街ねり歩く 馬が跳ねれば 日本晴れ  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)熊本 お城の お殿様 知恵で 築いた 武者返し イヤサ  ここは 火の国 肥後の国 街に 秋風 そよぐ頃 揃いの はっぴに 身をつつみ 馬追い 奉納 ドウカイ  イヤサ イヤサッサ 声 高らかに 祭りばやしで 躍り出す  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)熊本 生まれの 勢子達の 燃える 血潮は 親ゆずり イヤサ  年に一度の 飾り馬 鳴らす ラッパと おはやしで 男も 女も にぎやかに こどもも おとなも ドウカイ  イヤサ イヤサッサ ああ うかれだす 皆んな集まれ 藤崎宮  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)九州 火の国 熊本に これぞ 馬追い 若い衆 イヤサ
大漁恋唄山口ひろみ山口ひろみ松井由利夫徳久広司池多孝春船は男の 度胸で捌(さば)く 浜は女の 根性で仕切る 留守の番屋は 任せておきな 千島親潮(ちしまおやしお) 海明(うみあ)け夜明(よあ)け 無事と大漁を シャシャンと〆(し)めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲(はなさ)き港(みなと)だよ  惚れて惚れぬき 押しかけ女房 苦労承知で あずけた命 情け手作り 龍神さまの 赤(あか)い共布(ともぎ)れ お守り袋 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ  海が結んだ つがいの鴎 波のまくらで みる夢ひとつ 帰るその日を 指折りかぞえ 三月辛抱(みつきしんぼう) 半年我慢(はんとしがまん) 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ
高瀬舟三笠優子三笠優子深沢新治岡千秋池多孝春ほどいた帯を たぐりよせ 抱かれりゃ切ない 忍び宿 遠く聞こえる 鐘の音が 添えない二人の 胸こがす 行きたい行けない 戻れない どこへ流れる 高瀬舟  あなたの好きな 口紅をさし 逢瀬を重ねる 戻り川 淡いせせらぎ 聞きながら 眠ればこの身が また燃える 恋しいつらいと 涙ぐむ 海に出れない 高瀬舟  はかない夢と あきらめりゃ 心のすきまに 風が鳴く たった三年の 恋なのに 月日の重さに 櫓がきしむ ぬくもり残り香 ゆれる影 明日に竿さす 高瀬舟
他人ばかりの東京でおおい大輔おおい大輔池田充男西條キロク池多孝春他人ばかりの 東京で あかりひとすじ 見えてきた 赤い提燈(ちょうちん) ゆきずり酒場 おちょこ一杯 のみほして おまえにっこり おまえにっこり 笑ったなァ  上着かぶって 駆けぬけた 雨の夜みちを 忘れまい 俺とゆくのか 覚悟はいゝか なにもやれない そのかわり いのちひろげて いのちひろげて 守りきる  もえて十日の 恋じゃない 契りかわした 人生さ 二年がまんの この冬越せば 春だ 春だよ その春に でかく咲かせる でかく咲かせる ふたり花
旅…あかり川崎修二川崎修二新條カオルすがあきら池多孝春俺の生まれた ふるさとにゃ 温もり抱いた… 風が吹いていた 節くれ指で 井戸水を 汲みつつうたう 子守唄 母の優しい 微笑みが 俺のこころの 旅…あかり  誰が吹くのか 草笛は 切なく沁みる… 故郷(くに)の山や川 想い出呼べば 熱くなり 過ぎ去る日々の 幾春秋 瞼とじれば 望郷の やけに恋しい わらべ唄  どこへ帰るか 雁(かり)の群れ 夕焼け空の… 燃えるあかね雲 夕暮れ小路(こみち) 肩ぐるま 弱音を吐くな 負けるなと 強い親父の 一言が 俺のこころの 旅…あかり
旅…さすらい川崎修二川崎修二新條カオルすがあきら池多孝春走る夜汽車の哭き笛は 故郷(ふるさと)恋しと 切なく唄う… 燃えて消えてく あの流星(ほし)に そっと宿命(さだめ)を 尋ねたい 風も淋しい 冬空夜空 明日(あす)も流れの 旅…さすらい  さびれ港に 舞う雪は 酒場の提灯(あかり)を やさしく包む… 酔えば瞼に 見え隠れ 純なあの娘の おもかげが 俺のこころに 微笑かける うるむ漁り火 旅…さすらい  北のさいはて 夕焼けは 故郷遙かに しのべばつらい… 凍れ流水 何処へ行く 捨てちゃいないよ 希望(ゆめ)だけは 熱い想いの いのち火揺らし 夕日見送る 旅…さすらい
旅姿三人男香田晋香田晋宮本旅人鈴木哲夫池多孝春清水港の 名物は お茶の香りと 男伊達 見たか聞いたか あの啖呵 粋な小政の 粋な小政の旅姿  富士の高嶺の 白雪が 解けて流れる 真清水(ましみず)で 男磨いた 勇み肌 なんで大政 なんで大政国を売る  腕と度胸じゃ 負けないが 人情からめば ついほろり 見えぬ片眼に 出る涙 森の石松 森の石松よい男
旅…みれん川崎修二川崎修二新條カオルすがあきら池多孝春風の寒さに… 振り向く旅は 遠くの灯りが なつかしい みんな無(な)くした 俺なのに …こんなに涙が 残っていたか あいつの あいつの純情(まごころ)が あゝ… 微笑みかけてくる  つらくないかと… 肩抱き寄せて 泣かせてやれたら よかったな 指もふれずに きた俺を …おまえは馬鹿だと 夜風が責める 流れの 流れの旅みれん あゝ… 想いがまた揺れる  どこへ渡るか… はぐれた鳥よ こんなに凍(しば)れる 明けの空 俺の宿命(さだめ)は 冬でいい …あいつに小さな 春さえくれば ごめんよ ごめんと詫びながら あゝ… 明日(あした)を祈ろうか
だまって俺についてこいGOLD LYLIC天童よしみGOLD LYLIC天童よしみ青島幸男萩原哲晶池多孝春金のないやつぁ 俺んとこへこい 俺もないけど 心配すんな 見ろよ青い空 白い雲 そのうちなんとか なるだろう (ワハハハ ハハハ)  彼女のないやつぁ 俺んとこへこい 俺もないけど 心配すんな 見ろよ波の果て 水平線 そのうちなんとか なるだろう (ウヒヒ ハハハハハ)  仕事のないやつぁ 俺んとこへこい 俺もないけど 心配すんな 見ろよ燃えている あかね雲 そのうちなんとか なるだろう  (セリフ)「わかってるね わかってる わかってる わかったら だまって俺に ついてこい!!」
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
誰も泣きたい時代だね田川寿美田川寿美ちあき哲也幸耕平池多孝春ひとり飲む酒 身を知る酒よ ここでいつまで 待てとやら… 次へ次へと途切れぬ歌も 涙色した歌ばかり 誰も泣きたい あぁ 時代だね  夜毎(よごと)逢えとは ねだらぬものを こんな夜だけ なぜくれる… まじに惚れてはいけないなんて 不倫(あそび)くらいがいいなんて 誰も泣きたい あぁ 時代だね  家に漏(も)れぬか 深追いせぬか 抱いて気を揉(も)む 胸哀し… ばかにするなと席から立てば 外へ遣(や)らずの雨が降る 誰も泣きたい あぁ 時代だね
千恵っ子よされGOLD LYLIC岸千恵子GOLD LYLIC岸千恵子志賀大介山中博池多孝春津軽生れで 海峡育ち 男まさりは 親ゆずり 波と波と唄った よされ節 あーよされ よされは 恋しい母の 子守唄です 子守唄です 千恵っ子よされ  津軽リンゴを 一口噛めば 恋しあの人 思い出す 泣いちゃ泣いちゃ唄えぬよされ節 あーよされ よされは 岩木嵐(おいわきおろし) 故郷の歌です 故郷の歌です 千恵っ子よされ  津軽自慢を 並べていたら 前に進まぬ 歌の旅 胸に胸にしみるよ よされ節 あーよされ よされは わたしの命 夢の歌です 夢の歌です 千恵っ子よされ
千鳥ヶ岬岡ゆう子岡ゆう子国重源宗国重源宗池多孝春砂に刻んだ 愛の文字 波が打ち消す 千鳥ヶ岬 辛い噂に 心は乱れ 声を限りに 叫んでみても 遠く聞こえる 海鳴りばかり  夢を重ねた 砂山を 波が掻き消す 千鳥ヶ岬 むせび泣くよな 霧笛を聞いて つのる未練に 昨日も今日も 帰るあてない あの船を待つ  恋に終りが あるなんて 信じたくない 千鳥ヶ岬 揺れる面影 思い出浮かぶ 船ははるかに 沖行くあかり ひとりたたずみ あなたを偲ぶ
茶摘歌竹川美子・岡千秋竹川美子・岡千秋たかたかし岡千秋池多孝春(女)茶摘みごろには 藪うぐいすが (女)裏の里山 たんと啼く (男)おれもお前っちゃに 一目で惚れて (男)ホーホケキョと 胸こがす (二人)ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ (二人)蛙(きゃある)が啼くんで 雨ずらよ  (男)声がしたなら 顔見せてくれ (男)見せて損する ものじゃなし (女)損はしねえども 父(とと)さが恐い (女)薪を片手に 寝ずの番 (二人)ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ (二人)蛙(きゃある)が啼くんで 雨ずらよ  (女)鬼も十八 番茶も出花 (女)茶摘鋏の 音のよさ (男)世帯もつなら お前っちゃにきめた (男)恋のうぐいす ホーホケキョ (二人)ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ (二人)蛙(きゃある)が啼くんで 雨ずらよ
チャンチキおけさ島津亜矢島津亜矢門井八郎長津義司池多孝春月がわびしい 露地裏の 屋台の酒の ほろ苦さ 知らぬ同士が 小皿叩いて チャンチキおけさ おけさせつなや やるせなや  ひとり残した あの娘 達者で居てか おふくろは すまぬすまぬと 詫びて今夜も チャンチキおけさ おけさ おけさで 身をせめる  故郷(くに)を出る時 持って来た 大きな夢を 盃に そっと浮べて もらす溜息 チャンチキおけさ おけさ泪で 曇る月
チャンチキおけさ山口ひろみ山口ひろみ門井八郎長津義司池多孝春月がわびしい 露地裏の 屋台の酒の ほろにがさ 知らぬ同士が 小皿叩いて チャンチキおけさ おけさせつなや やるせなや  ひとり残した あの娘 達者で居てか おふくろは すまぬすまぬと 詫びて今夜も チャンチキおけさ おけさ おけさで 身をせめる  故郷(くに)を出る時 もって来た 大きな夢を 盃に そっと浮べて もらす溜息 チャンチキおけさ おけさ泪で 曇る月
チャンチキ恋唄秋山涼子秋山涼子麻こよみ松井義久池多孝春みすじ通りの 灯りが揺れて 情けかよわす 縄のれん 風が冷たい 夜の街 チャンチキチャンチキ恋唄 あなたと私 きっときっと来ますね 春の日が ふたりで飲みほす こころ酒  酒場馴染みと つまみの肴 泣いて笑って 励まされ 渡る世間も 乙(おつ)なもの チャンチキチャンチキ恋唄 あなたと私 そっとそっと寄り添う 肩の先 御猪口(おちょこ)に注ぎ足す きずな酒  ひとつふたつと 人生重ね 浮かぶ故郷 あいや節 少し人より まわり道 チャンチキチャンチキ恋唄 あなたと私 酔って酔ってほんのり 紅の肌 明日(あした)を夢見る 望み酒
忠臣蔵・片岡源五右衛門鏡五郎鏡五郎木下龍太郎弦哲也池多孝春春に背いて 散り急ぐ 花は赤穂の 若桜 殿の無念を 知りながら 尽くす手立ても ないままに 送るつらさに 送るつらさに 男・源五の 口惜し泣き  「片岡源五右衛門 お側にお仕えしながら何も出来ずに 腹を召される殿を送らねばならぬとは…ああ 情けなや。 殿! 最後に言って下され 源五 余は無念じゃったと そこから一言 殿!」  抜いちゃならない 殿中(でんちゅう)で 積もる恨みの 白刃沙汰(しらはざた) それが役目と 分るとも 武士の情けが あるならば 次のひと太刀 次のひと太刀 何故に止めたか 梶川殿  「殿中にての刃傷沙汰はご法度(はっと)なれど 吉良殿への恨みつらみがあってのこと。 殿は決して乱心ではござりませぬ。 何故 もうひと太刀 打たせてはくれなん だか 梶川殿!」  殿の最後を 見届ける 辛い大役 田村邸 これも浮世の 縁ならば たとえ一人に なろうとも 仇は必ず 仇は必ず 誓う源五に 花時雨
忠臣蔵・堀部安兵衛鏡五郎鏡五郎木下龍太郎弦哲也池多孝春「ウィ…ああ 酔うた 酔うた。 これは叔父上から のお手紙か。何々 本十一日巳之(みの)下刻(げこく) 高田の 馬場にて 村上庄左衛門と果し合い 何とぞご 助勢(じょせい)を…ええっ。婆さん 今、何時(なんどき)だぁ!」  剣で遅れは 取らないが 酒で不覚を 取ろうとは 叔父の助太刀 安兵衛が 呑むは 呑むは酔覚(よいざ)め 柄杓水(ひしゃくみず) 高田の馬場へ ひた走り  通りすがりの 娘御に 借りた扱帯(しごき)を たすき掛け 見事叔父御の 仇を討つ 赤い扱帯(しごき)が 縁結び 口説(くど)き落とされ 赤穂藩 堀部の家の 婿となり 馬回(うままわ)り役で 二百石  「親父殿 たとえ新参(しんざん)者だとて碌(ろく)を受ければ赤穂 藩士。 松の廊下での殿のご無念 晴らすの ならば連判状の親父殿のその横に 安兵衛にも 押させてくだされ 血判(けっぱん)を。」  艱難辛苦(かんなんしんく)の 暮れ師走(しわす) やっと討入り 吉良屋敷 火事装束(かじしょうぞく)の 袖口(そでぐち)に 堀部 堀部安兵衛 武庸(たけつね)と 綴った晒(さらし)が 合印(あいじるし)  鎖帷子(くさりかたびら) 黒小袖 愛刀朱鞘(しゅざや)の 大太刀(おおたち)を 差した腰には 鎖帯(くさりおび) 兜(かぶと)頭巾(ずきん)の その中にゃ 女房お幸(こう)の 黒髪を 入れた命の 守り札 齢(よわい)七十 七才の 舅(しゅうと)弥兵衛の 後を追い 雪を踏みしめ 安兵衛が さっ さっ さっ さっささささと 目指すは本所 松坂町  「呑んべぇ安兵衛 喧嘩安の安兵衛が吉良殿 相手の最後の大喧嘩。 邪魔立てする者あらば 容赦はせぬ。 いざいざ参る。」  悲願(ひがん)一年 十ヶ月 仇(あだ)は吉良殿 ただひとり 山と川との 合言葉 声を 声を掛け合い 安兵衛が 振うは朱鞘(しゅざや)の 長刀(なががたな)
忠治三山ひろし三山ひろし仁井谷俊也中村典正池多孝春「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の国定村や、 縄張りを捨て、国を捨て、可愛い子分のてめえ達とも 別れ別れになる首途(かどで)だ」  捨てた故郷の 有難さ やけに身に沁む 日暮れ空 馬鹿な野郎と 嗤(わら)ってくんな 義理と仁義に 振り回されて 赤城追われた 無宿者  「落葉ころがる宿場のはずれ、親にはぐれた子雀よ、 そうかおめえもひとりかい。日が昏れねえうちに 早く塒(ねぐら)に帰んなよ」  身から錆(さび)とは 云いながら 切った絆の 浅はかさ あれが忠治と もて囃(はや)されて 男侠(おとこ)稼業に 咲かせた華も 所詮落ち目の 三度笠  「加賀の国の住人、小松五郎義兼が鍛えし業物(わざもの)、万年溜めの 雪水に浄めて、俺にゃあ生涯手めえという強え味方が あったのだ」  濡れた夜露の 草枕 郷里(くに)とおんなじ 月がでる 流転人生 賽(さい)の目(め)暮らし 意地の灯りは 消したかないが 今じゃ遥かな 上州路
忠治侠客旅島津亜矢島津亜矢たなかゆきを村沢良介池多孝春「忠治!御用だ!御用だ! 御用だ、御用だ…」 「喧しいやい、静かにしろい!義理と人情 忘れたそんな奴らに我慢ができず、 堪忍袋の緒を切った、男忠治の心意気、 たっぷり見せてやらァ!」  生まれ在所を 我が物顔に 渡る奴らは 許せねぇ 義理を表に 情けを裏に 侠客忠治が 赤城の山で 乗るか反るかの 乗るか反るかの 勝負する  「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の 国定の村や縄張りを捨て 国を捨て、可愛い子分の手前(てめえ)たちとも 別れ別れになる首途(かどで)だ。 …加賀の国の住人、小松五郎義兼が 鍛えた、業物(わざもの)。万年溜の雪水に浄(きよ)めて、 俺には生涯手前という強ぇ味方が あったのだ。」  麓囲んだ 追手の灯り 守る俺達ァ 暴れ獅子 灰になっても 親分子分 七分飲み干す 赤城の地酒 あとの三分は あとの三分は 別れ酒  「人の運命(さだめ)は五十歩百歩。 咲くも花なら散るも花。 長い草鞋(わらじ)も承知の上で、 心の向くまま、足の向くまま、 あても果てしもねぇ旅に発つのだ。」  筋を通した この生き様も 今宵限りと 仁王立ち 小松五郎を 万年溜の 水に浄めりゃ 赤城の月が うつす忠治の うつす忠治の 旅姿  「たとえ世間は変わろうと、 忠治は忠治で生きていかァ。」
長編歌謡浪曲 元禄花の兄弟 赤垣源蔵三山ひろし三山ひろし北村桃児春川一夫池多孝春―序―  元禄十五年。赤穂浪士の一人・赤垣源蔵は、 芝・浜松町に浪宅を構え、高畠源五右衛門と名前を変えて 吉良邸の動静を探っていた。 かくて、討入りは十二月十四日と決まり、その二日前。 親の無い身であるゆえに父とも母とも 思い慕ってきた兄の塩山伊左衛門に、心中で別れの挨拶をと、 源蔵は兄の屋敷を訪ねたが不在。 しからばと、万感の思いとともに、衣桁にかかる着物を兄とみて、 暇乞(いとまご)いの盃を開けたのであった。 やがて、四十七士が本懐を遂げた十五日の朝、 浪士引揚げの隊列の中に、源蔵も歩みを進めていた。 沿道には見物の人垣。 「そうだ、兄も来るやもしれぬ。私の姿を見つけてくれるやもしれぬ。 最後に一目会いたいと、兄の姿を探す弟。」 元禄花の兄弟の物語。  酒は呑んでも 呑まれちゃならぬ 武士の心を 忘れるな 体こわすな源蔵よ 親の無い身にしみじみと 叱る兄者(あにじゃ)が懐かしい  迫る討入り この喜びを せめて兄者に よそながら 告げてやりたや知らせたい 別れ徳利を手に下げりゃ 今宵名残りの雪が降る  兄のきものに盈々(なみなみ)と 差して呑み干す酒の味  源蔵「兄上、もはや今生(こんじょう)のお別れとなりました。 お顔見たさに来てみたが、 源蔵此れにてお暇仕(いとまつかまつ)りまする。」  兄の屋敷を立出でる 一足歩いて立ち止まり 二足歩いて振り返り 此れが別れか見納めか さすが気丈の赤垣も 少時(しばし)佇む雪の中 熱い涙は止めどなし  かくて果じと気を取り直し、饅頭笠を傾けて目指す行手は両国か。 山と川との合言葉。同じ装束(いでたち)勇ましく、 山道ダンダラ火事羽織、白き木綿の袖じるし。 横川勘平・武林が大門開けば赤垣は宝蔵院流九尺の手槍、 りゅう!としごいてまっさきに吉良の屋敷に踏込んだり。 されど東が明け初めても未だに解らぬ吉良殿在処(ありか)。 さすがの大石内蔵之助、天を仰いで嘆く時、誰が吹くやら呼子の笛。 吉良の手を取り引出し吹くは赤垣源蔵なり。  一夜明くれば十五日赤穂浪士が 引揚げと聞くより兄の塩山は もしや源蔵がその中に 居りはせぬかと立ち上り、  塩山「市助! 市助はおらぬか! おう、市助。赤穂浪士が今引揚げの最中、 たしか弟がその中に居るはずじゃ。 そなた早う行って見届けてきて呉れ! もしも源蔵が居たならば、隣近所にも聞える様 に大きな声で叫んでくれ、よいか!」  もしも居らないその時は 小さな声で儂(わし)にだけ 知らせてくれよ頼んだぞ。 祈る心で待つ裡(うち)に転がる様に 戻り来て、  市助「ヤァー、源蔵さまが居りましたワイ―っ!」  嬉し泪の塩山は雪を蹴立てて真っしぐら、 仙台侯の御門前。群がる人をかき分け かき分け前に進めば源蔵も兄は来ぬかと 背伸びして探し求めている様子。  塩山「源蔵!」 源蔵「兄上かぁ―!」  ひしと見交わす顔と顔、 固く握った手の中に通う 血汐の温かさ 同じ血じゃもの肉じゃもの。  夢を果した男の顔に 昇る旭が美しや 笑顔交して別れゆく 花の元禄兄弟(あにおとうと) 今朝のお江戸は日本晴れ
長編歌謡浪曲 嫁ぐ日菊地まどか菊地まどか宮本麗子岡千秋池多孝春明日は嫁ぐ日 父さんと 暮らした家とも 今日限り あんなに反対 するなんて 一人泣いた日 あったけど あったけど 今ならわかるわ 親ごころ  まじめで頑固で お人よし いつでも私を 暖かく 守ってくれてた あの日々も いつか遠くに なりました なりました 父さん許して わがままを  「お前はわしのかわいい一人娘や。その相手が髪は茶色でぼさぼさ頭。 破れたジーパンはいて、ろくに挨拶も出来んようなやつが、 うちの娘とつきあいたいやとお!何寝ぼけたことをゆうてんねん! つきあうどころか二度と会うことも許さんゆうたやろ!」 「何べんゆうたらわかるのん。 あの日はコンサートに行く予定で、あんな格好やったんよ。」 「結婚したい相手の家にあんな格好で来るような非常識や、 声も小そうて頼りない。誰があんなもんにお前やれるかい。 そもそも親がどんだけ心配してんのんか、親の気持ちがわからんのんか。」  前まで仲良し 父娘 今ではいつも けんか腰 近頃、娘は 返事もしない 親の心は 晴れずとも 若い二人の 心は急ぐ 早く一緒に なりたいと いくら親父が 気に入らんと 言ったところで かいもなく 娘の決心 ゆるぎなく 親に勝手に 式の日決めて その日も追った 夕まぐれ いかに反対 口では言えど やはり人の子 人の親 かわいい娘の 行く末を 気にせぬ親など いないもの  「しょうがない。 いっぺんあの男がどんな店で働いてんのんか見にいったろう。 あっあれやな、よしわしもいっぺん一緒に行ってならんでみよか。」  嬉しい時や 楽しいとき 元気がない日や 風邪引いた日は 外はかりっと 中ふんわりと 食べたら蛸が ええだし出して たこ焼きみたいな 顔した男が 鉄板前で 大汗かいて ちっちゃなたこ焼き くるくる焼いて 待ってるお客と 漫才をしながら 働く 楽しげに。  「すんません、たこ焼きおくんなはるか。」 「ああ、おばあちゃん、ちょっと待ってな。 お年寄りに長いこと待ってもらうんは気の毒なんで、 先にこのおばあちゃんに、たこ焼きあげてもよろしいですか?すんません。 はい!おばあちゃん、まいどおおきに。」 「あら、お母さん。またたこ焼きもろてはる。」 「美智子さん、わたしはちゃんと買うてますよ。ほれこれで…。」 「ええ!お母さん、これは市バスの老人優待券やないの。 バスはただで乗れてもそんなんでものが買えるわけないでしょ。」 「これ見せたらな…ここのたこ焼きは売ってくれるんやで、 なぁ、たこ焼き屋さん。」 「うちのたこ焼きがおいしいゆうてくれはるので、 時々ちょっとだけ包ませてもろうてますねん。おばあちゃん、 これからも元気でたこ焼き買いに来てな。その優待券持って。」  「ただいま。」 「お父さん、お帰り。」 「これ土産や。」 「えっえらい又、仰山のたこ焼き。」 「あいつあいつ頭は茶色やけど、 なかなかの心優しいええ~男やないか。」 「えーっほんならお父さん、これあの人が焼いた…たこ焼き。」 「あいつやったら、お前の事幸せにしてくれるやろうなぁ。」 「お父さん、ありがとう。ほんまにありがとうお父さん。 そやけど、そやけどえらい仰山買うてきたんやね。」 「ええがな~近所へもお前の幸せおすそわけや。」  一人娘の 嫁ぐ日が いつかこの日が 来ることは かねて覚悟は していたが 花嫁姿の 娘から 大きな瞳に 涙をためて 面と向かって あいさつされて 嬉しいような 寂しいような 親の心は あるけれど 花嫁になる 嬉しさで 前にも増して 輝く娘 こんがり焼けた まん丸顔の ええ味出ている たこ焼き男 身内だけでの 結婚式 豪華な衣裳も 料理もないが これが二人の 大事な門出 高砂やこの浦舟に帆をあげて  父さんお世話に なりました 心配させたが あの人と 必ず幸せ 見つけます 嫁に行っても はなれても はなれても 私はあなたの 娘です
長編歌謡浪曲 孫はかすがい菊地まどか菊地まどか宮本麗子岡千秋池多孝春(おばあちゃん おばあちゃん 大好き)  遠く忘れた 幼子の ほのかな匂い 懐かしく 愛しさたまらず 抱き寄せる この日この時 この姿 時の流れよ 止まれと願う 孫の可愛さ わが子に勝る  初めて出会った 子育てに 戸惑い悩む 若い親 忘れていません 私とて 孫の未来の ためならば 無理も聞きます 力にもなる 孫の可愛さ わが身に勝る  「おばあちゃん、こんにちは」 「あら、結衣(ゆい)ちゃん、いらっしゃい」 「見て見て、おばあちゃん。これママに買うてもろてんで」 「まぁ、可愛いお洋服ね」 「あのな、お店でバーゲンしててん。せやからママが買うてくれてん、 な、ママ、これ安かったもんね」 「かなんなぁ…、おばあちゃんにそんなことまで言わんでええの」 「いいからいいから。結衣ちゃん、今度はおばあちゃんが、 もっと上等で綺麗なお洋服をデパートで買ってあげますからね」 「そんな…結構です!」 「あら?私が孫に、何か買ってあげたらダメって言うの?」 「そ、そんな意味やないんですけど…贅沢なもんはちょっと…」 「あぁ、そうですか。でもね智子さん、 結衣ちゃんの大阪弁だけは何とかしてもらわないとね、 私にはもうじれったくって…まるで冗談のように聞こえるの。 こちらに来て一年も経つのに、 結衣ちゃんが幼稚園で笑われたら可哀想でしょ! まず母親の貴女から気をつけなさい!」 「でも、今のところ幼稚園ではいじめられてもいませんし…、 逆に…おもしろいって人気なんですよ」 「違うわよ、バカにされてるのが、分らないの?結衣ちゃんが可哀想!」 「それはお義母さんが私らの大阪弁をバカにしてるんと違いますか?」 「そんなことないわ」 「私はおばあちゃん子やったんで… でもこれでもちょっとずつ直してるんです!」 「そう、それじゃ、せいぜいがんばってちょうだい」 「なあ…、お前…、 俺は前から智子さんや結衣の大阪弁は愛嬌があっていいと思うがなぁ…」 「あなたは孫や嫁に甘いんですよ、 私は二人のために言ってるんですから」 「そのうちこっちの暮らしにも慣れるさ、 あせらずゆっくり待ってやったらどうなんだ」  東京生まれの うちの子と 大阪育ちの この人が 縁あり二人 夫婦になった 別に反対 するのじゃないが 何かにつけて 気に障る  知らない土地で 寂しいだろうに 困った時にも 頼ってこない 大事な息子を 愛してくれて 今じゃ可愛い 孫もいる あなたを決して 嫌いじゃないが なぜか言葉が すれ違う  「俊夫さん、今日もまた、お義母さんに大阪弁注意されてん…」 「おかしいなぁ~そんなことを言うお袋じゃないのになぁ~、 大丈夫だよ、きっとそのうち智子のことをわかってくれるさ」 「そんならえぇねんけど…」  「智子さん!結衣が、結衣ちゃんが車にひかれたんですって?」 「お義母さん!どうしたらえぇんでしょう、 結衣が病院に運ばれたって連絡もろて、私…うちの人出張やし、 とにかくお義母さんに来てもらいとうて電話しましてん… 今レントゲン撮ってるらしいんです…」 「頭でも打ってたら大変、結衣ちゃんに何かあったらと思うと…」 「どないしょう…結衣、結衣…」 「落ち着くのよ、きっと大丈夫。泣いてどうするの」 「そやかて、なんやお義母さんの顔を見てたら、 安心して…涙が出てしもて…」 「そう!私が一緒にいますからね…さぁ、涙を拭いて」 「ありがとうお義母さん。いっつもすいません、可愛げのない嫁で…」 「いいえ、慣れない土地でよくがんばっているじゃないの。 とにかく、あなたは私の大事な家族なのよ。もっと甘えてくれたらいいの」 「お義母さん…おおきに…」 「ママ!おばあちゃん!あれどうしたん、ママ?ママ泣いてたん?」 「ううん、おばあちゃんがな、ママにやさしい言葉を… 結衣ちゃん、大丈夫なん?どこ怪我したん?」 「あのな、お友達と鬼ごっこしててな、自転車にぶつかってん」 「えっ?車やのうて自転車かいな?」 「でも走る自転車も危ないわよ。怖かったでしょ?結衣ちゃん」 「おばあちゃん違うねん。止まってた自転車にな結衣がぶつかってん、 ほんで、お医者さんがな、結衣のデボチンに薬塗ってくれてん」 「デボチンて…おでこと言いなさい。ほかに痛い所はないねんな。 あぁ良かった。うちてっきり自動車にぶつかったと… ほんまえらいすいません、 うちがすかたん聞いてたばっかしにお義母さんにご心配かけてしもて…」 「いいの、無事が何より」 「ほんまおおき…いえ、ありがとうございました」 「いいえ大阪弁って…聞きなれると何だか暖かくて味がある言葉ね。 でも…デボチンって…どこのこと?」  生まれ育ちは 違えども 縁あり家族に なった仲 子はかすがいと 言うけれど 孫もかすがい 皆幸せに  澄んだ瞳に みつめられ はじける笑顔 見るたびに 大事なこの子に 幸せを 朝な夕なに 祈ります 明日に続く 命の絆 孫の可愛さ 宝に勝る
知覧の母 ~ホタル~歌川二三子歌川二三子鉄砲光三郎鉄砲光三郎池多孝春(セリフ)昭和二十年四月七日午後二時二十五分、 戦艦「大和」が海の藻屑と消えました。 後は特攻隊の体当たりしか無かったのでしょうかッ。  花は色よく 知覧の海に 行かせともなや あの空へ 帰らぬ命 又一つ  (セリフ)「トメおばさんッ、お早う御座居ますッ」 「まあッ金井さんッ、朝早か」 「おばさんッ。僕今日で十七歳に成りました。 おばさんを母さんだと思って報告に参りました。 今日まで本当に有難うございました」 「今日…行くとねッ」 「金井文博、本日見事敵艦に体当たりする日が参りました。 お別れに自分の故郷の歌を聞いて下さいッ…。唄いますッ。 ♪アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ」 「…金井さんッ、朝鮮の生まれだったのッ」  散りに行く身の 此の若桜 死出の旅路を 急ぐ身は 生贄ありて 平和あり  (セリフ)「自分はきっと逢いに帰ってきますッ。おばさんの胸にッ」  声を限りに 哭く不如帰 季節外れの「ホタル」とは 誓いを守り この胸に  (セリフ)「あッ 此のホタルは…金井さんじゃッ。 約束通り帰って来やったとねぇ…来やったとねぇ…」 「金井さんッーッ」  ♪(鉄砲節) 声を限りに泣きじゃくる 爆弾抱いて散って行く 幼い命数知れず 忘れまいぞえ知覧の海に 今なお深く沈んでる 平和日本の生贄がその英霊よ魂よ 何時何時までも安らかに  (セリフ)「オモニィーッ」 
通天閣吉幾三吉幾三吉幾三吉幾三池多孝春夢も泪も 情けも酒も みんな見てきた 通天閣よ 生まれ育った 大阪の街 明日見送る 娘を明日 通天閣よ なあ 通天閣よ ずっとこれから 娘を見ててや…  演歌が流れる 情けの街に 何で泣けるか 泣けるか酒よ 相合傘だよ 娘とふたり そっとこぼれる 別れの泪  通天閣よ なあ 通天閣よ ずっとこれから 娘を見ててや…  ハ~ 手塩に… かけた娘がヨ… 今日はヨ… 今日はヨ… 嫁に行くよナ… 通天閣よ なあ 通天閣よ ずっとこれから 娘を見ててや… 通天閣よ…
津軽恋つづり山口ひろみ山口ひろみ松井由利夫徳久広司池多孝春雪の匂いは 津軽の匂い 情けぬくもり ストーブ列車 胸のいたみを 絶ち切るために 涙 海ぞい 鯵ヶ沢(あじがさわ) …せめてひととき 傘踊り  姉っこ どこさ行く いそいそと  波の花散る 小泊岬 なぜに溶けない 心の氷柱(つらら) 風にじょんがら 背中を押され 十三(とさ)の砂山 五所川原(ごしょがわら) …和(なご)む花茣蓙(はなござ) 傘踊り  旅の終わりは 十和田と決めて 雪の津軽を 西から東 リンゴ畑も お岩木山も 冬を忍んで 待つ春の …夢がほころぶ 傘踊り
津軽春秋青戸健青戸健松井由利夫岡千秋池多孝春潮(しお)のけむりと 鴎の唄で 俺の故郷(ふるさと) 夜が明ける 拗ねてさすらう 理由(わけ)ではないが よされ よされの 太棹に 袖をひかれて あゝ 十和田 八戸 イヤエー はぐれ歌  やませふく夜は 忘れた筈の 赤い角巻 糸切り歯 夢がちらつく 振る舞い酒の 欠けた茶碗の 手ざわりに 未練ひとつぶ あゝ 酸(す)ヶ湯(ゆ) 弘前 イヤエー つづれ歌  芸の辛さは 地を這う吹雪 晴れ間束の間 また吹雪 いつかいつかと じょっぱりながら 越えた津軽の 冬いくつ 三味を泣かせて あゝ 竜飛(たっぴ) 小泊 イヤエー 流れ歌
津軽平野村上幸子村上幸子吉幾三吉幾三池多孝春津軽平野に 雪降る頃はヨー 親父(おどう)一人で 出稼ぎ仕度 春にゃかならず 親父(おどう)は帰る みやげいっぱい ぶらさげてヨー 淋しくなるけど 馴れたや親父(おどう)  十三みなとは 西風強くて 夢もしばれる 吹雪の夜更け ふるな ふるなよ 津軽の雪よ 春が今年も 遅くなるよ ストーブ列車よ 逢いたや親父(おどう)  山の雪どけ 花咲く頃はよ かあちゃんやけによ そわそわするネー いつもじょんがら 大きな声で 親父(おどう)うたって 汽車から降りる お岩木山よ 見えたか親父(おどう)
津軽夢ん中菊地まどか菊地まどかもず唱平岡千秋池多孝春雪解けの 瀬音 日に増す 野辺の川 故郷(ふるさと) 津軽夢ん中 夢ん中 七つ違いの妹が 便り寄越(よこ)した 姉(あね)サは馬鹿と オラには何のことやら分からねェ ホーイ ホーイ 分からねェ  懐かしや 白い石楠花(しゃくなげ) 夕涼み 故郷 津軽夢ん中 夢ん中 遠く離れた 東京で あんだ所帯を 持ったと聞いた オラには梨の礫(つぶて)の祝い事 ホーイ ホーイ 祝い事  渡り鳥 北へ飛び発(た)つ 相惚れで 故郷 津軽夢ん中 夢ん中 きっと明日は啼きながら 越えて行くだろ お岩木山を オラには縁もゆかりもありゃしない ホーイ ホーイ ありゃしない
月の渡り鳥市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春八里歩けば 草鞋(わらじ)も切れる 一宿一飯 借り受けまして 上州 松井田 中仙道 月のしずくが 笠に降る 旅の弥太郎 渡り鳥 渡り鳥  惚れた腫れたは 苦手な台詞(せりふ) 姿はやくざの 弥太郎笠も 育ちは旗本 二本差し お雪恋しや 胸のうち 誰に聞かそか 旅の夜空(そら) 旅の夜空(そら)  義理と人情に 命が絡む 笛吹峠は 見返り峠 恩義を果たせと 妙義山(やま) 烏(からす)川面(かわも)に 逆さ月 濡れて弥太郎 三度笠 三度笠
~筑紫美主子一代~ どろんこ人生三笠優子三笠優子オオガタミヅオオオガタミヅオ池多孝春生まれ育ちが ひと目で知れる 髪は赤いし 目は青い いじめ囃(はや)され 石つぶて 七つ八つにゃ 辛(つら)すぎる 泪こころに 滲(にじ)んでも 負けはしません どろんこ人生  宿のない夜は 馬小屋借りて 案山子(かかし)添い寝で 夢を見た 顔も知らない お母さん きっとあなたの その背(せな)で 聞いた気がする 子守唄 ひと目会いたい どろんこ人生  先が見えない 奈落(ならく)の底も いつか舞台へ せり上がる おどけ笑った 道化師が 厚い化粧の 裏で泣く 生きてこの道 悔(く)いはなし 仁○加(にわか)一代 どろんこ人生
筑波おろし三門忠司三門忠司仁井谷俊也山口ひろし池多孝春筑波おろしが 身にしむ頃は 故里(くに)が恋しい あの娘が愛し 義理のしがらみ 浮世のなさけ 肩に振り分け エェェー 雲と旅ゆく 水海道(みつかいどう)  水の流れに 逆らういのち 馬鹿を承知の 街道がらす 泣いてくれるな 板東太郎 これも若気(わかげ)と エェェー 意地で見得きる 竜ヶ崎  夜風(かぜ)が運んだ 故郷の唄か 佐原(さわら)ばやしを 確かに聞いた かけた不孝を おふくろさんに せめてひと言 エェェー 会って詫びたい 鹿島灘(かしまなだ)
宮路オサム宮路オサム高橋直人たもと正池多孝春目には見えない 根っこのおかげ 草木は育つ 葉も繁る 忘れちゃいないか 大事なものを 土の支えが あればこそ 人もこの世に 生きられる  親父耕し おふくろ蒔いた 畑の実り 届く秋 忘れちゃいないか 大事なものを 土のぬくもり この匂い 生まれ故郷が 懐かしい  足を踏ん張り 大地に立てば 希望が胸に 湧いてくる 忘れちゃいないか 大事なものを 土のやさしさ その上に 明日は咲かせる 夢の花 
椿散る宿三笠優子三笠優子あいたかしあいたかし池多孝春瀬音さみしい 湯の宿に みれんと云う名の 荷物をひとつ 捨てに来たのと 涙ぐむ やせた女の ほつれ髪(げ)に 椿散る 散る 湯の宿かなし  そっとつぎたす お酒にも おもい切れない 面影浮ぶ せめて酔せて あの人を 忘れさせてと むせび泣く 椿散る 散る 湯の宿かなし  どこかわびしい 三味(じゃみ)の音(ね)が あれた心を いやしてくれる 水流れる 花でさえ 別れ惜しんで 浮きしずみ 椿散る 散る 湯の宿かなし
壺坂情話GOLD LYLIC中村美律子GOLD LYLIC中村美律子たかたかし富田梓仁池多孝春見えぬあなたの杖になり 越える苦労の人世坂 あなた 離しちゃだめですよ 運命の糸を この指を つなぐ心の お里・沢市 夫婦づれ  妻は夫をいたわりつ 夫は妻を慕いつつ 頃は六月 中の頃 夏とはいえど片田舎 木立の森もいと涼し  すまぬ女房と掌をあわせ 頼る夫のいじらしさ 好いたあなたとふたりなら 地獄へだって ついてゆく なんでつらかろ お里・沢市 夫婦づれ  おれにかまわず しあわせを見つけろだなんて 沢市つぁんそれはあんまりです この世で この人だけと 惚れて尽くすは女のまこと つらくても 好きなお方のそばにいられたら 女はうれしいものです あなたの涙は わたしの悲しみ あなたの笑顔は わたしの青空 お里は一生 いいえ 末の世までもずーっと あなたの妻ですよ  神よ仏よきこえたら お慈悲くださいこの人に 明日を信じて ねぇ あなた 濡らすこの世の しぐれ道 涙ふきあう お里・沢市 夫婦づれ
鶴と亀歌川二三子歌川二三子歌川二三子くにひろし池多孝春ハァー春のはじめに この家旦那様は 七福神のお供して コラ俵つみに参った  今日は 娘の 嫁入りと 庭の 小梅も ほころびを 見せて くれたは 祝うため 花嫁 すがたが 良くにあう 祝う 言葉は 鶴と亀  (セリフ)ハァーめでたい めでたい  やっと おまえに さずかった かわい 初孫 じじ ばば は だいて うれしいや 恵比寿顔 我家の 宝が また ひとつ 祝う 言葉は 鶴と亀  年の 初めに 目出度いと お家 繁盛 俵つみ 無病息災 金茶釜 炉りを 囲んで 福がくる 祝う 言葉は 鶴と亀  ハァーめでたいナー めでたいナー この家 旦那様は 億万長者と申される
鶴之丞北岡ひろし北岡ひろし松井由利夫伊藤雪彦池多孝春雪の香りの 紅花小花 裾(すそ)に散らせた 絹(きぬ)小袖(こそで) 男は 女の 夢に生き 女は 男の 夢に死ぬ たとえしがない 役者の身でも 夢は一途(いとすじ) 鶴(つる)之丞(じょう)  嘘と真実(まこと)を 絡(から)ませながら 回る浮世の この舞台 男は 女の 夢に生き 女は 男の 夢に死ぬ 旅の楽屋で 故郷(こきょう)の月に 夢を重ねる 鶴之丞  涙かみしめ 襟(えり)白粉(おしろい)に 情けひと刷(は)け 女形(おんながた) 男は 女の 夢に生き 女は 男の 夢に死ぬ いつかこの手で 千両(せんりょう)幟(のぼり) 夢の絵(え)草紙(ぞうし) 鶴之丞
天竜しぶき笠島津亜矢島津亜矢萩原四朗倉若晴生池多孝春思い溢れて 来はしたが 思い残して また行くさだめ 天竜、天竜、天竜よお前は何(なん)にも言わず ヨーイトホイー 辛い別れを 押し流す  みどり恋しい 山々や 惚れたあの娘に なぜ背を向ける 男、男、男の泪が磧(かわら)の砂に ヨーイトホイー 落ちて滲んだ 宵月夜  誰も知らない それでよい 嫌な渡世の 仁義のかけら 天竜、天竜、天竜を下ればしぶきか雨か ヨーイトホイー 笠がぬれるよ 身もぬれる
出会い酒宮路オサム宮路オサム渡辺保嗣望月吾郎池多孝春男どうしが 赤提灯で 十年ぶりに 酒汲(く)みかわす 酒は異なもの 味なもの こころ分け合う すきもなく こころ分け合う すきもなく 俺とお前の 出会い酒  お猪口燗酒 お前と呑んで あの頃あの日 忍んで語る さしつさされつ 夜も更けて 国の訛りも 懐かしい 国の訛りも 懐かしい 俺とお前の 出会い酒  夢を肴に 酔うほど今も 暖簾のかげに 故郷見える 道はたがいに ちがっても 強く生きよう 人生を 強く生きよう 人生を 俺とお前の 出会い酒
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
東京赤とんぼなでしこ姉妹なでしこ姉妹たかたかし岡千秋池多孝春追われるように ふるさとを 離れて 東京 浅草ぐらし 空に聳(そび)える スカイツリーに 負けないように 励ましあって 姉さんと 妹と 肩寄せながら 涙でかぞえる 東京赤とんぼ  やさしい町に 背をおされ 明るく 笑顔で くらしていても 二人やっぱり 思い出すのは 祝いの酒と 祭りの太鼓 父さんが うたってた 十八番(おはこ)の歌が 聞こえてくるのよ 東京赤とんぼ  流れる雲も 北を向く 生まれて 育った あの山川よ みんなこころは ふるさと恋し お盆が来たら 会えるのかしら 帰りたい 帰れない あの空遠い 涙でかぞえる 東京赤とんぼ
東京キッド天童よしみ天童よしみ藤浦洸万城目正池多孝春歌も楽しや 東京キッド いきでおしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール  歌も楽しや 東京キッド 泣くも笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール  歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーグ 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール
TOKYOスカイツリー音頭なでしこ姉妹なでしこ姉妹志賀大介伊藤雪彦池多孝春お江戸は 地球の ど真ん中 平和の灯り ともす町 ぐるり三百 六十度 あの町も この町も 活き活きと スリムだね ワイドだね TOKYO TOKYO スカイツリー音頭  あれは両国 国技館 さくらの名所 向島 夏は花火の 隅田川 あの人も この人も いい笑顔 スリムだね ワイドだね TOKYO TOKYO スカイツリー音頭  色目つかいの 仁王様 観音さまも にが笑い 恋の仲見世 浅草寺 あの夢も この夢も 叶う町 スリムだね ワイドだね TOKYO TOKYO スカイツリー音頭  星がこの手で 掴めそう 夜景の海が 素敵だね 春夏秋冬 屋形船 あの橋も この橋も 歌ってる スリムだね ワイドだね TOKYO TOKYO スカイツリー音頭
東京の花売娘北島三郎北島三郎佐々詩生上原げんと池多孝春青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いを含む 瞳いじらし あの笑くぼ ああ 東京の花売娘  夢を見るよに 花籠抱いて 花を召しませ 召しませ花を 小首かしげりゃ 広重えがく 月も新たな 春の宵 ああ 東京の花売娘  ジャズが流れる ホールの灯影 花を召しませ 召しませ花を 粋なジャンパー アメリカ兵の 影を追うよな 甘い風 ああ 東京の花売娘
東京めぐり逢い前田卓司前田卓司たかたかし市川昭介池多孝春何年ぶりだろ 逢えてうれしい お下げの少女が きれいに変わったね 夜汽車できみが去った夜 ふるさとの鉄橋で 泣いたっけ 泣いたっけ 思い出すなあ  心にいつもきみがいたから あれからぼくも東京へ出てきたよ ひとりで酒を飲む夜は 逢いたくて 淋しくて きみのこと きみのこと 呼んでいたよぉ  しあわせなんだね いまの君は 指輪にはじらう 笑顔がまぶしいよ 東京ふたり めぐり逢い 夢ひとつ すれちがい 好きだった 好きだった 泣けてくるなぁ
桃源郷の女角川博角川博平山忠夫望月吾郎池多孝春甲斐の山脈(やまなみ) 指差しながら 遠い歴史を 語ってくれた 花よりきれいな 桃源郷(とうげん)の女(ひと) 旅の心を 捨てたいような なぜか魅(ひ)かれる なぜか魅かれる 情けが辛い  御勅使河原(みだいかわら)を たたずむ影に いつか日暮れる 白根の町よ 風よりいとしい 桃源郷の女 水の音さえ ささやくものを もどかしいほど もどかしいほど 何(なんに)も言えぬ  桃の咲く頃 必ずきてと そっと可愛い 瞼を伏せた 月よりやさしい 桃源郷の女 胸の日記帳(にっき)に 忘れぬように 愛の小指で 愛の小指で 記して欲しい
湯治場清水まり子清水まり子杉紀彦榊薫人池多孝春許してかあさん 親不孝 娘の十年 二十年 どうにか明日が 見えたから 母子(おやこ)ふたりの 湯治場へ ご恩返しは ご恩返しは これから 夢が待つ  背中を流せば やつれたね 私の心も 傷のあと 夜空のとうさん 見てるやら 母子(おやこ)ふたりが 湯治場で 涙かくして 涙かくして 湯けむり 露天風呂  生きようかあさん 負けないで 倖せ手さぐり 夢さがし 一緒に暮らして 支えあう 心固める 湯治場の 寝ものがたりは 寝ものがたりは つきない 夜の風
藤十郎三笠優子三笠優子裕里ひかる野々卓也池多孝春かりそめの 稽古芝居(けいこしばい)に 謎かけて 詫びるこの手で 仇情(あだなさ)け 妻という名の 堅結(かたむす)び 濡れてほどけて 加茂川の 水に急かれる 水に急かれる もやい舟  (台詞) 「芸一筋の藤十郎のそばには、 いつも影のように寄り添うお梶の姿がありました。」  いつわりの 心かくして 口説き節 消して行灯(あんどん) 色模様 たとえ肌身は 他人でも 見せた真実(まこと)を 何としよう 花はうすずみ 花はうすずみ 春嵐  ひたすらに 役者気質(かたぎ)の 意地を賭け 男舞台の 幕が開く 芸の火花と 恋の罪 まぶたとじても 消え残る お梶哀しや お梶哀しや 泣きぼくろ
藤十郎の恋鏡五郎&真木柚布子鏡五郎&真木柚布子下地亜記子西條キロク池多孝春聞いてくだされ この胸のうち 秘めて幾年(いくとせ) せつない恋よ 女心に 火をつけ燃やす 甘い言葉の 愛しさ憎さ 鴨川(かも)の川風 祇園の夜風 嘘が彩(いろど)る 恋ざんげ  お梶どの 嘘や偽りで この様なことが打ち明けられようか… わしが二十歳、そなたが十六の祇園祭の夜 出会(でお)うた時から 一日も忘れた日はない 心が焼けるように 恋焦がれていたのじゃ… この想い 哀れと思うてくだされ…のう お梶どの… 藤十郎様…それはみな本心かえ あなたは京歌舞伎 当代随一の 誉れも高い立役者。それが人妻の私のような者を好いて下さるとは… あぁ…でも それが真実(まこと)ならば 梶は三国一の果報者…嬉しゅうございます…  人目逃れの 離れの座敷 女泣かせの 偽(いつわ)り芝居 妻という名も 操(みさお)も捨てて ついてゆきたい 地獄へなりと そっと吹き消す 絹行燈(きぬあんどん)よ 闇に溶けゆく 恋ざんげ  あ…許して下され 不義密通は天下のご法度。 とんでもない事を言うてしまった… 心の奥に隠して 耐えて忍んできたものを…忘れて下され お梶どの… 何を今更 もう私の心は後戻りできませぬ たとえ水火(すいか)の苦しみも 死出の三途の道なりと 梶は藤十郎様とならば厭(いと)いませぬ… どうぞ抱いてくださりませ…  芸のためなら命もかける 恋もしかける 涙も流す たとえ嘘でも 恨みはしない 夢の一夜(ひとよ)が 冥途(めいど)の土産(みやげ) 響く拍子木(ひょうしぎ) 散る夕ざくら 罪な花道 恋ざんげ
桃中軒雲右ヱ門島津亜矢島津亜矢藤田まさと長津義司池多孝春芸道一代 男のいのち… 意地と情けの からみ合い たとえ形は 女夫(みょうと)で居ても 芸のためなら 死ぬ覚悟 泣いて鬼にも 泣いて鬼にも 仇敵(かたき)にも  艱難辛苦 その甲斐あって… 晴れの花道 都入り 泣くなお浜よ 涙は不吉 天下無双の 幕びらき かげの三すじも かげの三すじも 意地で弾け  花は桜木 山なら富士よ… 浪花ぶしなら 桃中軒 雲をつらぬく あの紋どころ 女房あれ見よ 大幟(のぼ)り 二つ巴に 二つ巴に… 春の風
時の流れに身をまかせ川中美幸川中美幸荒木とよひさ三木たかし池多孝春もしも あなたと逢えずにいたら わたしは何を してたでしょうか  平凡だけど 誰かを愛し 普通の暮し してたでしょうか  時の流れに 身をまかせ あなたの色に 染められ 一度の人生それさえ 捨てることもかまわない  だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 愛せない  もしも あなたに嫌われたなら 明日という日 失くしてしまうわ  約束なんか いらないけれど 想い出だけじゃ 生きてゆけない  時の流れに 身をまかせ あなたの胸に より添い 綺麗になれたそれだけで いのちさえもいらないわ  だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 見えないの  時の流れに 身をまかせ あなたの色に 染められ 一度の人生それさえ 捨てることもかまわない  だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 愛せない
トッチャカ人生島津亜矢島津亜矢門井八郎春川一夫池多孝春何をくよくよ 川端柳 どうせこの世は トコトン人生 泣くも笑うも 泣くも笑うも身のさだめ トッチャカ チャッチャカスットコトン トッチャカ チャッチャカスットコトン  水の流れと 空ゆく雲は どこがねぐらの トコトン人生 住めば都と 住めば都と云うけれど  下を見るより 上見てくらしゃ 花も実もある トコトン人生 空にゃ小判の 空にゃ小判の月が照る  飲んで歌うて さらりと捨てりゃ 浮ぶ背もある トコトン人生 浮世ささ舟 浮世ささ舟風まかせ
嫁いだ娘の幸せを三船和子三船和子遠藤実遠藤実池多孝春娘が嫁いで 行きました 思いこがれた 佳い人へ 父さんあの娘が うまれた朝は 日本晴れした 青空でしたね さみしくなったら アルバムを 開いておもいで 語りましょうね  (セリフ)風邪を引いたり いたずらをしたり 色んな事が あったけど でも素直に 育ってくれたわ 父さん あの娘は日本一の 花嫁でしたよね  三つ指そろえた 嫁ぐ日の 娘の声も ふるえてた 父さんあの娘の おしゃくの酒が 飲めぬさみしさ つらいでしょうけど 親から離れて 鶴も舞う 楽しい家庭を つくるでしょうよ  嬉しさあふれて 涙だけ 言葉も忘れた 披露宴 父さんあの娘は ふたりの宝 早く初孫 この手で抱きたい 嫁いだ娘の しあわせを 母さん今夜も 祈ってますよ
嫁ぐ日菊地まどか菊地まどか宮本麗子岡千秋池多孝春明日は嫁ぐ日 父さんと 暮らした家とも 今日限り あんなに反対 するなんて 一人泣いた日 あったけど あったけど 今ならわかるわ 親ごころ  まじめで頑固で お人よし いつでも私を 暖かく 守ってくれてた あの日々も いつか遠くに なりました なりました 父さん許して わがままを  父さんお世話に なりました 心配させたが あの人と 必ず幸せ 見つけます 嫁に行っても はなれても はなれても 私はあなたの 娘です
嫁ぐ娘に大泉逸郎大泉逸郎荒木良治大泉逸郎池多孝春今日のお前の 花嫁すがた 親の目にさえ まぶしく見える こんないい娘に 育ってくれて お前ほんとに ありがとう 過ぎて来たあと ふと振りかえりゃ 夢のようだね 幼い頃が  後のことなど 心配せずに 尽くしなさいよ 嫁いだ先で かわい嫁だと 言われるような そんなお前で いてほしい 今朝の門出に 三つ指ついた お前見ていて 涙が出たよ  贈る言葉は 少ないけれど 陰で幸せ 祈っているよ めでためでたと 祝ってくれた みなの期待を わすれずに 何か言ったら 泣けそうだから 無事をこころで ただ祈るだけ
利根の恋唄新城守新城守坂口照幸宮下健治池多孝春恋の関宿 情けの境 なんで越せない 大利根川よ 妻と呼ばれず あなたと呼べず 月も片割れ 待つものを 逢えぬひと夜が 只つらい 利根の恋唄 流れ唄  筑波おろしの 吹く風よりも ひとの噂は それより早い そっと隠れて 思いを胸に 川の水面の 髪化粧 暮れて花咲く 花もある 利根の恋唄 しのび唄  恋の関宿 情けの境 中を取りもつ 大利根川よ 「あなた」「おまえ」と 手に手をとって 辿りつく日は きっと来る 心一つに 夢も咲く 利根の恋唄 いのち唄
とまり木の花大月みやこ大月みやこたかたかし小林亜星池多孝春あなただけよと 躰をよせて 咲いてみたけど 散らされた 雨よ降れ降れ おんなの涙 にくみきれない あの人だから 酒におぼれる とまり木の花  浮いて流れて 夜の川 しょせん私は 浮草よ 雨よ降れ降れ おんなの涙 恋のみれんを流しておくれ 酔って泣いてる とまり木の花  夜の化粧で酒をつぐ そんな生活が似合ってる 雨よ降れ降れ おんなの涙 夢をください 消えない夢を 泣いて紅ひく とまり木の花
鞆の浦で…みなみあいみなみあい末広保衛・補作詞:多野亮花笠薫池多孝春鞆(とも)の港に 灯(あかり)がともる 未練ひきずる しぐれ宿 忘れ…忘れられない 女のみれん 見てはいやです お月さん あなた逢いたい あなた逢いたい もう一度  夜明け間近に ほろほろ一羽 はぐれカモメが 啼いて飛ぶ 春は…春はそこまで 来ているけれど 噂ひとつも 聞こえない あなた逢いたい あなた逢いたい もう一度  鞆の港に わたしはひとり 思いたちきる すべもない 倫(みち)に…倫に背いた この恋だけど いいえ悔いなど ありません あなた逢いたい あなた逢いたい もう一度
道頓堀人情姿憲子姿憲子若山かほる山田年秋池多孝春ふられたぐらいで 泣くのはあほや 呑んで忘れろ 雨の夜は 負けたらあかん 負けたらあかんで東京に 冷めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は 未練捨てたら けじめをつけて きっぱりきょうから 浪花に生きるのさ  くちびるかんでも きのうは過去や わかるやつには わかってる 負けたらあかん 負けたらあかんで東京に 冷めとない やさしい街や道頓堀は でんと構えた 通天閣は どっこい生きてる 浪花のど根性  三吉魂 あんたにあれば うちが小春に なりもしょう 負けたらあかん 負けたらあかんで東京に 冷めとない やさしい街や道頓堀は ほれてつきあう 今夜の酒は まっ赤に流れる 浪花の心意気
堂島しぐれ上杉香緒里上杉香緒里城岡れい徳久広司池多孝春八百八橋(はっぴゃくやばし)も ある街で あんたに渡る 橋がない 尽くすほど ダメになる 笑顔はぐれの 恋やった 暖簾たたんで 独り飲む 夜のしじまに 堂島しぐれ  一期一会(いちごいちえ)の この愛と こころに決めて 夢を見た 嘘でいい 最後まで 通す強さが あるんなら 行き場なくした ひとり川 女なみだの 堂島しぐれ  十人十色(じゅうにんといろ)の 倖せが あるならいつか 私にも 離れても 忘れない 命かさねた 人やから にごり川にも 明日は来る 夜明け待つのよ 堂島しぐれ
道南夫婦船島津亜矢島津亜矢星野哲郎新井利昌池多孝春親に貰った この血の中を 熱く流れる 命潮 元へ辿れば 父と母 いつも元気で いて欲しい 熱い祈りを 波に浮かべて 仰ぐ心の アヨイショ 駒ヶ岳  荒れる海辺に 縋って生きる 北の漁師は 波の花 群れる鴎も 仲間衆 こぼれ秋刀魚を 分けながら 地球岬を 右に眺めて 今日もあんたと アヨイショ 網を刺す  浜の女房と 呼ばれるからにゃ 雪も氷も 恐れぬが 浮気されたら わしの恥 二つ合わせて 一になる 愛の人生 海に咲かせる 夫婦船だよ アヨイショ ほまれ船 
度胸人生野中さおり野中さおり富田洋行高野かつみ池多孝春男涙を噛みしめて 怒るばかりが能じゃない 意地で生きぬくこの俺だけど 無理を通せば情けが絡む 度胸人生 あえて修羅場の道を行く  義理の為ならこの命 捨てる運命のにごり水 酒と女にゃ目がない俺も 濡れてすがれば涙がほろり 度胸人生 ないてくれるな夜の風  命張っての生きざまも 可愛いあいつがいるかぎり 何処で嵐の呼ぶ声きけど 男一文字後には退けぬ 度胸人生 義理に竿差し生きるのさ
どっこい演歌は生きている三笠優子三笠優子高塚和美・志賀大介四方章人池多孝春雪のふとんで 命を温くめ 花は出番を 待っている 出れば踏まれる 出なけりゃ咲かぬ それが浮世と 言うものさ 石の上にも 三年だ どっこい演歌は生きている  義理の二文字に 流されながら 泣いて別れた 人もいる 惚れたはれたは げんきの元さ 恋は異なもの 味なもの 梅にうぐいす ほうほけきょ どっこい演歌は生きている  どんな時代が こようとままよ 夜の明けない 朝はない 今日は負けても あしたがあるさ ここが我慢の しどころだ 待てば海路の 日和あり どっこい演歌は生きている
泣かせるぜ金児憲史金児憲史滝田順鶴岡雅義池多孝春離さない もう離さない すがりつく あの娘の 長いまつげが 濡れている それ程までに 愛してくれる 初心(うぶ)なあの娘の 純情が ああ 俺を泣かせるぜ  貴方だけ ただ貴方だけ なにもかも 貴方に 云ってはじらう 白い顔 夜更けの星が 見つめていても 抱いてやりたい いじらしさ ああ 俺を泣かせるぜ  帰さない もう帰さない いつまでも このまま 胸に抱かれて いたいのに 無情の風が 別れの時刻(とき)を 告げるせつない 夜の道 ああ 俺を泣かせるぜ
なかとみ音頭神野美伽神野美伽伊藤勇・補作詞:中山大三郎望月吾郎池多孝春雲が流れる 富士見の山に サテ 千鳥鳴きます 屏風岩 ヨイショ コラ おらがふるさと 中富町は 仲がよいよい 和む町 和む町 ソレ  シャンシャン シャシャンと手を打って おどりましょうよ うたいましょう  城は菅沼(すがぬま) お不動様も サテ 歴史伝えて 世を護る ヨイショ コラ おらがふるさと 中富町は 仲がよいよい 夢の町 夢の町 ソレ  シャンシャン シャシャンと手を打って おどりましょうよ うたいましょう  良い子育てる 自然の里を サテ めぐるアルプス 富士の峰 ヨイショ コラ おらがふるさと 中富町は 仲がよいよい 愛の町 愛の町 ソレ  シャンシャン シャシャンと手を打って おどりましょうよ うたいましょう  遠く伝わる 西島(にしじま)神楽 サテ 技の花咲く 和紙どころ ヨイショ コラ おらがふるさと 中富町は 仲がよいよい 伸びる町 伸びる町 ソレ  シャンシャン シャシャンと手を打って おどりましょうよ うたいましょう  起こるハイテク 飯富太鼓 サテ 力あふれる 明日を呼ぶ ヨイショ コラ おらがふるさと 中富町は 仲がよいよい 虹の町 虹の町 ソレ  シャンシャン シャシャンと手を打って おどりましょうよ うたいましょう
仲乗り新三島津亜矢島津亜矢つるぎまさる村沢良介池多孝春木曽の生まれよ 仲乗り新三 夜風身に沁む 旅鴉 生まれ在所で いつかはきっと 寝ずに覚えた 木曽節を いいじゃないかい 春だもの いいじゃないかい 旅だもの 結ぶ草鞋と アンァー アー… 三度笠  木曽のナー ナカノリサン 木曽の御岳 ナンジャラホイ 夏でも寒い ヨイヨイヨイ アラ ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイー  斬って切れない 情けの糸で 後ろ髪ひく 茶屋娘 こんなやくざに 惚れたら苦労 明けの木曽路を 忍び立ち いいじゃないかい 春だもの いいじゃないかい 旅だもの 縞の合羽に アンァー アー… ひとしずく  「お控えなすって お控えなすって… 手前 生国と発しまするは 木曽でござんす 木曽は木曽でも木曽川で 産湯を使った 仲乗り新三と申します…」 遠音・山越し・ふるさと囃子… じーんと来やんす瞼の奥で… 捨てたあの娘が 捨てたあの娘が俺を呼ぶ…」  石の地蔵さんと 野仏さんに 片手拝みの いそぎ旅 ままよ長脇差 水棹に代えて 流す筏は 十三里 いいじゃないかい 春だもの いいじゃないかい 旅だもの 娘 手を振る アンァー アー… 中仙道
長良川鵜情秋山涼子秋山涼子木下龍太郎松井義久池多孝春燃やすつもりか 水までも 女ごころの 未練火は 篝火(かがり)ともして 夜に漕ぎ出す 鵜飼い舟 今宵かぎりの 川宿は 障子開ければ 長良川  なんで手放す 鵜の鳥は 鮎と言う名の しあわせを まるで私の 運命見るよで 辛くなる 従(つ)いて行きたい 叶うなら せめて貴方の その後を  付けておきたい この肌に 二度と消えない 恋形見(こいがたみ) 窓の下には 灯火(あかり)落とした 鵜飼い舟 更けて添い寝の 耳元に 泣いて聴こえる 長良川
泣き砂の浜村上幸子村上幸子丹古晴己三条ひろし池多孝春かなしい恋の 伝説が ひと足ふむたび きしみます おぼえていますか 去年のこの日 あなたと歩いた 泣き砂の浜 あゝ別れの手紙を ちいさくちぎり 海にちらせば 雪になる  あの日につづく 足あとが 涙のむこうに 見えてます あなたをさらった 月日の波も おもいで消せない 泣き砂の浜 あゝふたりでひろった この貝がらを 海にもどせば 消えますか  もどりの冬の きびしさが ひとりじゃなおさら こたえます あきらめきれない ぬくもりだけど さよなら埋ずめる 泣き砂の浜 あゝだいてた写真で つくった小舟 海にながして 忘れるの
泣きむし海峡椎名佐千子椎名佐千子仁井谷俊也鈴木淳池多孝春追ってゆけずに わかれたひとを 待てば泣けます 港駅 船が着くたび 桟橋に 走る私が 見えますか 帰ってよ…帰ってよ… 帰ってきてよ 呼べばしぐれる… 泣きむし海峡  心細げな 海鳥一羽 どこか私に 似ています おれの港は おまえだと 抱いたあの夜は 嘘ですか 帰ってよ…帰ってよ… 帰ってきてよ 声もせつない… 泣きむし海峡  雨に滲んだ 漁火みつめ 遠い想い出 指で折る いくつ季節を 見送れば 好きなあなたに 逢えますか 帰ってよ…帰ってよ… 帰ってきてよ 波につぶやく… 泣きむし海峡
なごり酒三船和子三船和子白鳥園枝大山高輝池多孝春運命というには あまりにも せつない別れの 夜がくる 止まり木 水割り 女のみれん なごりのお酒 あなたのすべてが 今も今も今も 好きなのに  小さな幸福 追いかけた ふたりの夢さえ 消えて行く あきらめ さよなら 女のこころ なごりのお酒 あなたのぬくもり 抱いて抱いて抱いて 生きて行く  男の強さと やさしさで 私をつつんで くれた人 裏町 想い出 女のなみだ なごりのお酒 あなたの明日に 花を花を花を 咲かせたい 
なごり船大泉逸郎大泉逸郎木下龍太郎大泉逸郎池多孝春お前が泣くから 呑むほど苦い 今夜の酒は 涙割り 元の笑顔に 戻っておくれ これきり逢えない 二人じゃないさ しばし別れの なごり船  お前が泣くから うるんで見える 港に浮かぶ 波止場月 男ごころを 信じておくれ 夜毎の夢路で 通ってくるさ 同じ想いの なごり船  お前が泣くから 出船を告げる 霧笛がまたも 貰い泣き 無事を祈って 待ってておくれ 寄り道しないで 帰ってくるさ ここがふるさと なごり船
泣酒川(なさけがわ)水沢明美水沢明美水木れいじ朝月廣臣池多孝春泣酒川…生きるこの世の 波風に お酒を頼りの 浮き沈み 女ひとりの なみだの町で 夢を灯して 二十年… やっと逢えたね 逢えました あなたという名の いのち舟  この川で…うしろ姿を 見送れば こころの中にも 雨がふる 泣いた数だけ 折鶴おって 袖を濡らした 夜いくつ… やっと見えたね 見えました ネオンの岸にも 春ひとつ  泣酒川… 水よ 心が あるならば 叶えてください この恋を どこへ着こうと あなたの胸に さだめ預けて 流れゆく… きっと咲かすね 咲かせます しあわせ一輪 おんな花
浪花女のげんき節菊地まどか菊地まどかもず唱平岡千秋池多孝春聴いてください 皆々様よ~ 幕が拍手で 開いたなら いつも心は 初舞台 夏に初音(はつね)の ほととぎす 声と啖呵(たんか)と 節回し 命のかぎり 歌いましょう 浪花おんなのエ…エ…エ…エ げんき節  聴いてください 皆々様よ~ 楽屋のれんで 待つときも あの手この手と ひと工夫 今日が昨日に 勝てるのは 一歩一歩の 積み重ね 心をこめて 歌いましょう 浪花おんなのエ…エ…エ…エ げんき節  聴いてください 皆々様よ~ 苦労山坂 いばら道 夢があるから 越えられる 母に見せたい 晴れ舞台 笑顔千両 ひとつ道 明日を信じ 歌いましょう 浪花おんなのエ…エ…エ…エ げんき節
~浪花侠客伝~木津の勘助三門忠司三門忠司もず唱平三山敏池多孝春晦日(みそか)に茶ガユの ひと掬い せめて年寄り 子供にすゝらせて 迎えさせたい 来る年を こんな願いが きけぬとあらば 馬鹿を承知の ひと暴れ 命捨てなきゃ 納まらぬ 勘助 出番の 蔵破り  この飢饉に公儀(おかみ)のお救米(たすけまい)、 どれほど当てにしたことか。何日待ったことか。 お蔵破りは磔、獄門に決まってる。 けど黙って見過(みすご)すわけには行かんがな。 なァお里。行かしてんか…。  生まれは相模の 在ながら 水が合(お)うたか 馴染んだ木津の浜 この地浪花に 借りがある 女房お里よ 水盃を 首を振らずに 受けとくれ 二世もお前と 暮らすから 勘助 急げと 風が立つ  法被(はっぴ)に重ねた 浴衣には 肩に梅鉢 裾には金太郎 これがお供だ うれしいね 心知ってか 見上げる空に 曇り翳(かげ)りの ない月が 名残惜しやと 顔を出す 勘助 誉(ほま)れだ 鑑(かがみ)だよ
浪花恋おんな平岡千佳平岡千佳上坂元祐上坂元祐池多孝春死ぬほど あんた 惚れおうて 絆結んだ 仲やない 苦労ふた文字 分けあえば なんぼのもんや えやないか そっと笑顔で 注ぐお酒 浪花おんなの 恋女房  (セリフ)あんた… 転んだら また、立ったらえやないの 人生 七転び八起き きばってや! あんた…  どてらい夢は 夢として 一を二にして 三にして 路地の屋台を 振り出しに 小さな店で えやないか そっとあんたの 寝顔見て 願を掛けます 法善寺  ふたりの川を みつけたら 名前つけましょ 浪花川 たとえ流れが 変わろうと あんたが主人 えやないか 水の都に 赤々と 愛がキラメク 戎橋
浪花なごり月成世昌平成世昌平南沢純三中村典正池多孝春老舗の味は 若旦那さんの 包丁さばきに まかせます 気ままな男が 背中を向ける 空に浪花の なごり月 うけたお情け 返せぬままに 旅をえらんだ 罰あたり  アホやなぁ俺は……おかみさん、お達者で……  船乗りこみの ざわめきよそに 包丁研いでた 野暮なやつ 板場はいくさ場 そう言い聞かす 白い前掛 堅結び おかみさんだけ わかってくれた 男一途の 胸の底  道頓堀から眺めるお月さんも、これが見納めや 俺にとっては、ほんまのなごり月やなぁ……  一からひとり 出直し修行 包丁一本 抱いた旅 涙にうるんで あと追うような 月が誰かの 目に見えた 太左衛門橋 着流し雪駄 おもいふりきり 消える影
浪花の灯り大月みやこ大月みやこ秋田泰治聖川湧池多孝春逢えば別れの 浮世なら 風に散れ散れ なみだ花 まわり舞台か 道頓堀の 川の流れを 指させば ゆれてゆれてゆれて身を炎く 浪花の灯り  行くも戻るも ひとつ道 女ごころの みれん唄 恋の名残の 相合橋に どこか空似の 人の影 呼べば呼べば呼べばほろほろ 思い出ごころ  一度かぎりの 命なら きっとしあわせ つかみたい 見てて下さい 水かけ不動 生きる女の 夢ひとつ 消しは消しは消しはしません 浪花の灯り
浪花のギター三門忠司三門忠司三浦康照石中仁人池多孝春夜にまぎれて 見えない明日 酔えばなほ更 いとしいあなた ここは大阪 裏町ネオン なみだ下地の お化粧に 倖せ薄い 口紅さして あゝそっと聞いてる… 浪花のギター  昼にゃ咲けない 悲しい花が 俺に似合うと つぶやくあなた ここは大阪 酔いどれ小路 過去を忘れる 香水に  苦労がにじむ 指輪が重い あゝなぜか淋しい… 浪花のギター  朝になったら 他人のように うしろ向かずに あなたは帰る ここは大阪 なみだの酒場 女ごころの マニキュアと 不倖をかくす 頬紅つけて あゝ今日も聞いてる… 浪花のギター 
浪花の恋女房渡辺要渡辺要新條カオルすがあきら池多孝春雨の露地裏 水かけ不動 両手を合わせる やせた指 浮世の七坂 二人で引いた 夫婦(めおと)屋台の 人生ごよみ 俺の自慢さ その笑顔 おまえは浪花の 浪花の恋女房  [台詞] 笑顔千両の おまえのためや… 辛抱がまんの 花咲かそうな  どこか似ている 三吉小春 貧乏所帯(びんぼうじょたい)の 四畳半 着たきり雀が 身を寄せ合って 夫婦善哉 八百八橋 命重ねる いじらしさ おまえは浪花の 浪花の恋女房  [台詞] おまえのおかげや 雨つゆ凌(しの)いで 生きて来れたんも ほんま おおきにな!  いつも見守る 通天閣が 合縁奇縁の 夢あかり 七転八起(ななころやおき)で 世渡り下手が 夫婦だるまの 人生語り 枯れて落ちても 二人づれ おまえは浪花の 浪花の恋女房
浪花慕情田川裕之田川裕之茜まさお岡千秋池多孝春呑ン兵衛横丁の 屋台でひとり 酒におぼれた お前の噂  聞いて探した 道頓堀に 呼べば響くぜ 中座の太鼓 ひとめ見たさに 逢いに来た ああ 浪花慕情の 命のおんな  すねてはせばめた 世間の隅で 俺とお前の ど阿呆暮し 赤いネオンに 身を染めおうて 泣いて別れた 宗右衛門町の 運命指折りゃ 早や五年 ああ 浪花慕情の 思い出ばなし  ひと足ちがいの 小さな春を 待てなかったか この俺さえも 苦労させたと 肩抱きおうて お礼まいりの 水掛不動 夫婦善哉 夢に見た ああ 浪花慕情は 春呼ぶ灯り
浪花物語五木ひろし・中村美律子五木ひろし・中村美律子もず唱平岡千秋池多孝春河内木綿の 暖簾の角を 仇みたいに 握りしめ 肩をふるわせ なぜ背を向ける もとの他人に 戻ろやなんて 言わんといてや 言わんといてや 泣かさんといて  「どこぞに好え男おったら一緒になってくれ!!」 阿呆臭さ。そんな男はんがいはったら、 とうにそっちに行ってます。 逢うたが因果のうちとあんた、 行くとこまで行かな、しゃあないやないの そうか。そら気が楽や。 覚悟してついてきてくれるか? おおきに…。  義理に背いて 駆け出す巷に 遠慮しいしい 舞う小雪 まるで二人の 身の上みたい 遅れ勝ちでも 花咲く春が きっと来るから きっと来るから 待とうやないか  もう何もいわん。つれそうて一生詰まらん 五合徳利みたいに言われたら、かっこ悪いしな。 ま、せいぜいきばらして貰いまっせ。 あぁ、うれしいこっちゃ。あてにしてあてにならん お人やさかいに、大きい夢みんようにして、ついて 行かして貰います。なァ、あんた。  ねんねころいち “天満の市”が 水面騒がす なさけ船 宵にまぎれて 何処まで行きゃる あんた頼りゃ お前が頼り 死ぬも生きるも 死ぬも生きるも この先ふたり
菜の花列車菊地まどか菊地まどか池田充男岡千秋池多孝春逢いにゆきます 覚悟をきめて あなたの田舎へ ちいさな旅路 夢が夢が寄り添い こころ暖かい 男と女の おそい春 紅糸(べにいと)たぐって 出会ったふたり しあわせください 菜の花列車  恋の傷やら 涙のしみは 誰にもあるでしょ 二つや三つ ましてましてあなたは やんちゃすぎるけど わたしが面倒 みてあげる きょうから始まる みちづれなのよ しあわせください 菜の花列車  青い山並み 指さしながら 缶ビール呑みほす くちもとが好き そっとそっとかくれて なおす薄化粧(うすげしょう) 可愛い女じゃ ないけれど 楽しいあなたの 家族にしてね しあわせください 菜の花列車
涙の祝い酒千葉げん太千葉げん太千葉幸雄宮迫はじめ池多孝春「ママ…わたしね、おおきくなったら パパのおよめさんになるの」  花嫁姿が 泣きながら 花婿姿と そばに来た 一人で座った めでたい席に 杯二つを 置いてった 妻よ 呑もうか おまえと二人 うれし涙の 祝いの酒だ  おまえの笑顔の この写真 上衣(うわぎ)の左の ポケットに ハンカチまるめて にぎったこぶし 何度もまぶたを ふいている 妻よ 見ただろ 三々九度を 熱い涙の 固めの酒だ  重たいくらしの 苦労なら いつでもおまえと 分け合った 娘が嫁ぐ日 このよろこびを 半分とどける 男親 妻よ しあわせ 守っておくれ 祈る涙の 祝いの酒だ
涙の川小桜舞子小桜舞子たかたかし岡千秋池多孝春愛していると 言われたら 女はうれしい それだけで 寄せては返す さざ波の 涙の川に 小舟を浮かべ まよわずに はなれずに ああ夢を漕ぐ  この世にあなた あなただけ 他にはなんにも いらないわ 雨風じっと 堪えしのぎ 来る日の春を こころに描き ささえあい はげまして ああ夢を漕ぐ  どこかにきっと この舟を 繋げるふたりの 橋がある あなたの愛に つかまって 涙の川に 小舟を浮かべ しあわせの しあわせの ああ夢を漕ぐ
泪の乾杯北島三郎北島三郎東辰三東辰三池多孝春酒は呑めども 何故酔わぬ 満たすグラスの その底に 描く幻 彼の君の 紅き唇 紅き唇 今何処(いずこ)  暗き酒場の 窓伝う 雨の滴に 想い出の 熱き泪が 別れの日 君が瞳に 君が瞳に 溢れたる  さらば酒場よ 港街 空しき君の 影追いて 今宵また行く 霧の中 沖に出船の 沖に出船の 船が待つ
浪花節だよ人生は北島三郎北島三郎藤田まさと四方章人池多孝春飲めと言われて 素直に飲んだ 肩を抱かれて その気になった 馬鹿な出逢いが 利口に化けて よせばいいのに 一目惚れ 浪花節だよ 女の女の人生は  嘘は誰かが 教えてくれる 恋も誰かが 見つけてくれる そんな誰かに 振り廻されて 消えた女が またひとり 浪花節だよ 女の女の人生は  咲いて萎んで 捨てられました 逢って別れて 諦めました 人の情けに つかまりながら 折れた情けの 枝で死ぬ 浪花節だよ 女の女の人生は
鳴門海峡水森かおり水森かおり吉岡治水森英夫池多孝春髪が乱れる 裳裾(もすそ)が濡れる 風に鴎が ちぎれ飛ぶ 辛すぎる 辛すぎる 恋だから 夢の中でも 泣く汽笛 鳴門海峡 船がゆく  待てといわれりゃ 死ぬまで待てる 想い届かぬ 片情け この命 この命 預けてた 夢のほつれを たぐっても 鳴門海峡 波が舞う  潮が渦巻く 心が痩(や)せる 頬の涙が 人を恋う 紅の 紅の 寒椿 夢の中でも 散りいそぐ 鳴門海峡 海が鳴る
新潟みれん大倉修吾大倉修吾たかたかし岡千秋池多孝春うしろ姿で泣いていた 肩の細さよ うなじの白さ 夜の新潟 路地裏づたい 人の妻だよ妻だよと 飲めばせつない ああ 面影よ  酔えばかなしく また浮かぶ 花の笑顔よ やさしい瞳  夜の新潟 路地裏づたい 想いこがれてただひとり 街のネオンに ああ むせび泣く  惚れているのにあの女を 抱けぬつらさよ 胸の火ひとつ 夜の新潟 路地裏づたい 酒をもとめて今日もまた ゆけば背中に ああ 雪が降る
二代目無法松村田英雄村田英雄松倉久雄首籐正毅池多孝春波が牙むく 玄海灘で 岩に根をはる 男松 なめちゃいかんぜ この俺を やせてはいても 意地の目方じゃ 誰にも負けぬ その名も 二代目無法松  たかが一升 二升の酒で 宿酔(ふつかよい)など するもんか 男同志が くみかわす 付き合い 酒に 口をはさむな おまえは女子 旨い飯だけ 炊けりゃいい  百の命を 五十にしても 俺は生きたい どろんこで やると決めたら いのちがけ どこまでやるさ 恋も喧嘩も 男の稼業 その名も 二代目無法松
ニッポン・ワッショイ怒髪天怒髪天増子直純上原子友康池多孝春ナンだカンだと世知辛い世の中も 笑い飛ばして景気良くいきましょう  ニッポン・ワッショイ! ニッポン・ワッショイ! ご一緒に万々歳! ニッポン・ワッショイ! ニッポン・ワッショイ! フジヤマに陽が昇る!  粋で鯔背な男衆も撫子も 唄い踊れば 毎日が祭りだよ  ニッポン・ワッショイ! ニッポン・ワッショイ! ご一緒に万々歳! ニッポン・ワッショイ! ニッポン・ワッショイ! フジヤマに陽が昇る!  ヒョイと生まれてきたならば儲けモノ 一度きりだヨ人生は 楽しもう  ニッポン・ワッショイ! ニッポン・ワッショイ! ご一緒に万々歳! ニッポン・ワッショイ! ニッポン・ワッショイ! フジヤマに陽が昇る!
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