chilldspot
それでも私まだ貧しい中立ってるよ
2026年7月8日に“chilldspot”が新曲「ドラマ」を配信リリースしました。今作は、火曜ドラマ『さよならノワール』の主題歌として書き下ろされたミディアムバラード。傷や孤独を抱えながらも、受け取った光を頼りに、それでも歩みを止めない姿を描いた楽曲となっております。
今日のうたでは、そんな“chilldspot”の比喩根(Vo/Gt)による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、ドラマ『さよならノワール』のために書き下ろされた、新曲「 ドラマ 」のお話です。思うように動けない自分と向き合いながら、それでも立ち上がろうとする心に込めた想いとは…。
ドラマ『さよならノワール』の書き下ろし主題歌として制作した「ドラマ」
曲を作るにあたって最初に浮かんだイメージはゴミ捨て場の中から見える光でした。
お話をいただいた後、ギターの玲山くんから届いたトラックを聞いた時、
ビビッとこれだ!という感覚があり、すぐにメロディと歌詞作りに取り掛かりました。
過去一相談を重ねて進めた結果、チルズポット初のストリングスが入っていたり、今までよりも歌い上げるようなメロディだったりとまた新しいチルズポットが見せられた気がしています。満足。
今回、作詞は私が担当したのですが、ドラマの内容にも沿いつつ、私自身の考え方にもリンクしている部分が多いなと感じます。
人って立ち向かっている時よりも、逃げてしまっている時の方が、心が知らぬ間に罪悪感や不安に蝕まれてしまうと思うんですね。
頑張れている時よりも頑張れていない時、物事に励めている時より何もしたくなくなった時。
理想と現実が違うのに、今を変えようという気持ちだけはあるのに、行動が体がついていかない。
一番大変なのは歩き出す前、体育座りで鉛のように重たい自分を立ち上がらせること。
そんな気持ちがね
<踏み込んだ数だけ傷は胸を喰って噛み千切る それでも私まだ貧しい中立ってるよ 待ってるよ>
に詰まっているんです。
真剣に真面目にやろうとするほど、その事が嫌になったりもう辞めたくなったりする。
それでも向き合わないと私は私を好きになれないな。って感じます。面倒臭い人間なのです私は…
でも何処かでこの文章やら歌詞やら、はたまた声や各楽器で「いい曲だな」と思ってくれたら
私は救われるし、私の中の急流に立っていられる。
沢山聴いていただけたら嬉しいです。「ドラマ」宜しくお願いします!
<chilldspot・比喩根(Vo/Gt)> ◆紹介曲「 ドラマ 」 作詞:hiyune 作曲:hiyune・ryozan