大東まみ
モナリザ
2026年10月7日に“大東まみ”が配信EP『交差点』をリリースします。また、2026年5月よりスタートした6ヶ月連続配信リリースでは、迷いながらも前へ進むひとに寄り添うさまざまな感情を描いてきました。9月8日には第5弾となる新曲「モナリザ」をリリース!
今日のうたではそんな“大東まみ”による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、新曲「 モナリザ 」にまつわるお話です。作品を観るとき、誰かの発信を受け取るとき、そこにある“評価”や“情報”に左右されず、自分自身と向き合うために伝えたいこととは…。
アート鑑賞が好きな姉に影響されて、私も時間ができたら美術館に行ったりする。
じっくりと館内を巡っていく中で、作品と一緒にたくさんの情報を受け取っていることに気づく。
例えば、額縁やライティングなどの展示のされ方、作者の名前や作られた年代、もっと言えばその作品を観ている人たちの反応。
私は目の前の作品と純粋な自分の感性で向き合えているのだろうか、といつも考える。
それと同じような違和感をSNSにも抱いている。
再生回数やフォロワー数、コメント欄で他の人がどう評価してるのかも一緒に情報として入ってくる。
そうやって伝わる私はもう私ではない誰かのような気がする。
世界で最も有名な絵画のひとつ「モナ・リザ」。
描かれているのはどこの誰なのか、今もいろんな説があって謎に包まれている。
誰もがあの顔を知っているのに、その瞳に映っていた景色を知っているのは本人だけである。
2年ほど前からSNSで動画投稿に力を入れるようになって、ありがたいことに聴いてくれる人が少しずつ増えてきた。
それに伴っていろんな決めつけや、心ないコメントも飛んでくるようになった。
「ほんとはそうじゃないのに」と思っても言い返すこともできず、にこにこして発信を続ける自分は、「モナ・リザ」に描かれている人物と少し重なるような気がした。
SNSだけではなく、日常生活の中で誰かの心ない言葉に怒りや悲しみを感じても、
それを表現したり伝えたりするのはなかなか難しかったりする。
でも、勝手に言わせておけばいい。そんな言葉にあなたの輝きは奪われないし、あなたは傷つけられない。
この曲を聴いて身体を揺らして、心の内にある怒りをスカッと発散するきっかけになれたらいいなと思う。
追伸
生まれて初めて「エッセイを書いてみないか」とお話をいただき、面白そうと思って引き受けてみたものの
何をどんな風に書いて良いのかわからず、カフェで3時間パソコンに向かって唸り続けて、それでもやっぱりまとまらず…
今まで書いたものをまっさらにして、このページを開いてくれたあなたに手紙を書いてみることにした。私の拙い文章を最後まで読んでくれてありがとう!
<大東まみ>
◆紹介曲「 モナリザ 」 作詞:大東まみ 作曲:大東まみ