サカグチアミ
世界が終わりませんように
2026年4月15日に“サカグチアミ”がDigital EP『Hush』をリリースしました。今作は“全曲ラヴソング”をテーマに制作されたEP。恋に落ちる瞬間の戸惑いや言葉にできない想い、すれ違いや距離感など、恋愛の中で生まれる繊細な感情を、サカグチアミならではの等身大の言葉とメロディーで描き出した作品となっています。
さて、今日のうたではそんな“サカグチアミ”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。第1弾は、収録曲「 Hush 」にまつわるお話です。昔から自身の心のどこかにあった「世界が終わりませんように」という願い。今、改めて考えてみたとき、思うことは…。
2024年に、諍いの絶えない世の中を憂う「アンババババランス」という楽曲をつくった。<荒れたグラウンドに光を>という歌詞で終わるので、平和を祈っている曲でもあるのだが、リリースした際、こんな感想を目にした。「そんな絶望していないでもっと自分のことに時間を使えばいいのに(ニュアンス)」。真っ当である。これだから生きづらいのだなぁとも思ったし、多分この人とは、いわゆる性格タイプ(mbti)のNとかPとかの全てが違うんだろうなぁとも思った。さてはESTJだろ!確かに、今ままで出会ったことがないぞ!そんな話はさておき、とにかく私はこのツイートがきっかけで、もう少し物事を多角的に見られるようになったのだ。つまりはありがとう。
昔から、なんとなーく「世界が終わりませんように」と願っていた。終わったら、なんか悲しそうだから。本当になんとなーく。だけど思い返せば、猛烈にそう祈った瞬間はあっただろうか。少なくとも、子供の頃にはなかった気がしている。先ほどの話にもあったように、少し大人になったアミはこう考えた。人はきっと、どうしようもないくらい自分本位な理由で、それが出来るんだと思う。
「世界が終わりませんように」とつよく願う時。それは、仮免に合格した時。子供を授かった時や、超人気レストランを予約できた時。はたまた、好きな漫画の映画化が決まった時。そして、好きな人と初めて手を繋いだ時。
並べてみるとどうだろう? 愚かなほど人間的で、たまらなく愛おしい。こうした超個人的な理由でこそ「世界が終わりませんように」は保たれているんじゃないかな。今回、私が歌にしたのは最後の例のストーリーで、どこまで実話かどうかは、ご想像にお任せします。
「Hush」という曲は、ラヴソングEPに向けて、ラヴソングばかり書いていた制作期間で、最後に生まれたもの。ただいい曲ではなくて、思いが溢れて、思わず歌い出したくなるような要素を詰め込んだ。頭より心が先に動く感じ。恋のはじまりに似てる。はやくこの曲が沢山の人に届いてほしいな~。世界が終わりませんように!
<サカグチアミ>
◆紹介曲「 Hush 」 作詞:坂口有望 作曲:坂口有望
◆Digital EP『Hush』
2026年4月15日発売
<収録曲>
1.サニーサンデー
2.Hush
3.絆創膏
4.長さ