Re:name
MUCHU
2026年3月25日に“Re:name”がニューアルバム『1626』をリリースしました。2016年に当時16歳の現メンバー3人で結成し、同メンバーで今年26歳になるという結成10周年に放たれた記念碑的なアルバム。この節目を飾る、珠玉の全8曲が収録(CDのみボーナストラック2曲収録)。Re:nameにしか鳴らせないポップロックの集大成を掲げ、次なる10年への旅が始まります。
さて、今日のうたでは“Re:name”による歌詞エッセイを4回に渡りお届け!第2弾は高木一成が執筆。綴っていただいたのは、収録曲「 MUCHU 」にまつわるお話です。ただただ、音楽に夢中になり続けた。そんな自身の“夢中”の軌跡とは…。
アルバム『1626』がリリースされた2026年3月25日、Re:nameは結成10周年を迎えた。気づけば、バンドを結成した16歳の少年3人は、26歳になっていた。僕はそのバンドのフロントマンであり、ソングライターとしてここまで走ってきた。力尽きずに走ってこられた理由はただ一つ、音楽に夢中になれたからだと思う。
中学2年生の夏、家にあったアコースティックギターに初めて触れた。当時好きだったイギリスのバンド・McFlyのアコースティックライブ映像をYouTubeで見て、弾いてみたいと思った。テレビで毎週録画していたMTVの洋楽ヒットチャートから聞こえてくる、Justin Bieber、Taylor Swift、Ed Sheeranの曲をリビングでひたすら弾き歌った。オーディエンスはキッチンで夕食を作っているお母さんと、リビングでくつろぐ妹だけ。拍手もリアクションもない、歌もギターも下手くそだった。それでも、部活よりも勉強よりも友達との遊びよりも、ギターに夢中だった。
大学2年生の春、新型コロナの影響でライブもバイトも大学もなくなった。ただ家に引きこもる生活の中で、DTM(PC音楽制作ソフト)に出会った。DTMは僕にとってまるで最高のゲームだった。叩けないドラムも、弾けないピアノも、日々試行錯誤して、経験値とレベルを上げれば、思いのままに再現できる。そして自分の理想を磨き上げた作品ができあがる。朝起きてPCに向かい、気づけば日が暮れていた。音楽を作ること。それが人生で最も夢中になれることだと、確信した。
10年経って見えてきた、音楽に夢中な自分。ステージに立つアーティストも、オリンピックに出るスポーツ選手も、みんな輝いて見えるのは、一つのことに夢中だからだと思う。やり直しのきかない一度きりの人生、いつまでも何かに夢中でいたい。
<Re:name・高木一成>
◆紹介曲「 MUCHU 」 作詞:高木一成 作曲:高木一成
◆ニューアルバム『1626』
2026年3月25日発売
<収録曲>
M1. MUCHU
M2. Bedroom Angel
M3. 愛はきっとLonely
M4. i don’t wanna
M5. OTHER SIDE
M6. Vintage Car
M7. Forever Always
M8. one room
M9. KISS ME HONEY ※CD限定
M10. I’ve ※CD限定