花と蝶花が女か 男が蝶か 蝶のくちづけ うけながら 花が散るとき 蝶が死ぬ そんな恋する 女になりたい 花が咲くとき 蝶が飛ぶ 蝶が死ぬとき 花が散る 春を競って あでやかに どちらも どちらも 命を賭ける 花のいのちは 短いけれど 蝶のいのちも はかなくて 花が散るとき 蝶が死ぬ そんな恋する 二人になりたい | 森進一 | 川内康範 | 彩木雅夫 | 森岡賢一郎 | 花が女か 男が蝶か 蝶のくちづけ うけながら 花が散るとき 蝶が死ぬ そんな恋する 女になりたい 花が咲くとき 蝶が飛ぶ 蝶が死ぬとき 花が散る 春を競って あでやかに どちらも どちらも 命を賭ける 花のいのちは 短いけれど 蝶のいのちも はかなくて 花が散るとき 蝶が死ぬ そんな恋する 二人になりたい |
花と涙愛のしとねに 身を横たえて 女は花になればいい 男は男は どんなに激しく想っても 口に出せない 口に出せない愛もある 花のほほ笑み 夢かぎりなく 女は明日を待てばいい 男は男は しあわせ あたえる その日まで つらさかくして つらさかくして 生きている 花の命は短かいものと 女は甘えてよりかかる 男は男は 涙の甘さを見せないが 愛をこころで 愛をこころでかみしめる | 森進一 | 川内康範 | 宮川泰 | | 愛のしとねに 身を横たえて 女は花になればいい 男は男は どんなに激しく想っても 口に出せない 口に出せない愛もある 花のほほ笑み 夢かぎりなく 女は明日を待てばいい 男は男は しあわせ あたえる その日まで つらさかくして つらさかくして 生きている 花の命は短かいものと 女は甘えてよりかかる 男は男は 涙の甘さを見せないが 愛をこころで 愛をこころでかみしめる |
花のブルース夜に咲いても 花は花 朝に咲いても 花は花 ましてあなたの 胸で咲く 女ですもの 恋の花 熱い吐息に 吐息にとける花 愛を与えて 咲くも花 愛を奪って 咲くも花 つらい別れに 耐えかねて 風に吹かれて 咲くも花 泣いて一人の 一人のなみだ花 一度散っても 咲けば花 何度散っても 咲けば花 傷もあります 過去もある 女ですもの 夢もある きっと咲かすわ 咲かすわ夢の花 | 森進一 | 鈴木紀代 | 森進一 | マイケル吉田 | 夜に咲いても 花は花 朝に咲いても 花は花 ましてあなたの 胸で咲く 女ですもの 恋の花 熱い吐息に 吐息にとける花 愛を与えて 咲くも花 愛を奪って 咲くも花 つらい別れに 耐えかねて 風に吹かれて 咲くも花 泣いて一人の 一人のなみだ花 一度散っても 咲けば花 何度散っても 咲けば花 傷もあります 過去もある 女ですもの 夢もある きっと咲かすわ 咲かすわ夢の花 |
花火風に吹かれて隅田川 夏の花火の淋しさは 星に旅立つ人たちの 笑い声など照らすから 帰ろう 目を閉じ 思い出の街へ 妹や弟の 小さな手を引き あゝ母さん待ってた 優しい夕焼けの街角へ 寒い心の暗がりに あがる花火のあたたかさ 二度と逢えない人たちと 肩を並べて見あげてる 帰ろう 目を閉じ 思い出の街へ 流れてく灯籠の 明かり伝いに あゝあなたが手を振る あゝ懐しい街角へ 帰ろう 目を閉じ 思い出の街へ 妹や弟の 小さな手を引き あゝ母さん待ってた 優しい夕焼けの街角へ | 森進一 | 売野雅勇 | 森進一 | 竜崎孝路 | 風に吹かれて隅田川 夏の花火の淋しさは 星に旅立つ人たちの 笑い声など照らすから 帰ろう 目を閉じ 思い出の街へ 妹や弟の 小さな手を引き あゝ母さん待ってた 優しい夕焼けの街角へ 寒い心の暗がりに あがる花火のあたたかさ 二度と逢えない人たちと 肩を並べて見あげてる 帰ろう 目を閉じ 思い出の街へ 流れてく灯籠の 明かり伝いに あゝあなたが手を振る あゝ懐しい街角へ 帰ろう 目を閉じ 思い出の街へ 妹や弟の 小さな手を引き あゝ母さん待ってた 優しい夕焼けの街角へ |
挽歌の街から返せない指輪を そっと抱き あなたの知らない人と 旅に出ました 絵葉書にやっと 一行だけ 淋しい季節ですね…と 綴って泣いた 恨んで下さい 憎んで下さい あきらめさせてください さよなら…あゝさよなら 裏切るしか さよならが言えません これきりと 逢うたびこれきりと 思って一年が過ぎ そして一年… 抱きしめて一緒に行こうねと 約束した北の街 憶えてますか 叱って下さい 笑って下さい 哀しい女だと 私を さよなら…あゝさよなら 裏切るしか さよならが言えません 恨んで下さい 憎んで下さい あきらめさせてください さよなら…あゝさよなら 裏切るしか さよならが言えません | 森進一 | 売野雅勇 | 浜圭介 | 若草恵 | 返せない指輪を そっと抱き あなたの知らない人と 旅に出ました 絵葉書にやっと 一行だけ 淋しい季節ですね…と 綴って泣いた 恨んで下さい 憎んで下さい あきらめさせてください さよなら…あゝさよなら 裏切るしか さよならが言えません これきりと 逢うたびこれきりと 思って一年が過ぎ そして一年… 抱きしめて一緒に行こうねと 約束した北の街 憶えてますか 叱って下さい 笑って下さい 哀しい女だと 私を さよなら…あゝさよなら 裏切るしか さよならが言えません 恨んで下さい 憎んで下さい あきらめさせてください さよなら…あゝさよなら 裏切るしか さよならが言えません |
バーミリオン夜はくる しのび寄る 足音に 甦る きのうの夢よ 終りなき 愛の嵐 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 さまよって たどりつく 闇のふところ 夜はくる しじまが果てしなく きのうを 呼びもどす 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 さまよって たどりつく 闇のふところ 夜はくる しじまが果てしなく きのうを 呼びもどす 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 | 森進一 | 三枝亮 | もんたよしのり | | 夜はくる しのび寄る 足音に 甦る きのうの夢よ 終りなき 愛の嵐 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 さまよって たどりつく 闇のふところ 夜はくる しじまが果てしなく きのうを 呼びもどす 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 さまよって たどりつく 闇のふところ 夜はくる しじまが果てしなく きのうを 呼びもどす 緋色に燃えた夜 緋色に燃える夢 |
引越しまたひとりになりました 何度目でしょうか 引越し荷物もそのままで 窓辺で紅茶を飲んでます 恋が終ったその後は 同じ部屋には住めないくせが 今ものこっているのです 私は駄目な女です またひとりになりました 何度目でしょうか 想い出のこった品物が 段々少なくなってます 恋はここらでやめにして そっといようと考えるけど それもいつしか忘れます 私は駄目な女です それもいつしか忘れます 私は駄目な女です | 森進一 | 阿久悠 | 馬飼野俊一 | | またひとりになりました 何度目でしょうか 引越し荷物もそのままで 窓辺で紅茶を飲んでます 恋が終ったその後は 同じ部屋には住めないくせが 今ものこっているのです 私は駄目な女です またひとりになりました 何度目でしょうか 想い出のこった品物が 段々少なくなってます 恋はここらでやめにして そっといようと考えるけど それもいつしか忘れます 私は駄目な女です それもいつしか忘れます 私は駄目な女です |
ひとすじの白い道わけもなく悲しみが 胸うつ夜は 思い出の数々が うかんで消える ふりむけば ひとすじの白い道だった 風に泣き 雨にぬれ ひたすら生きた 泣くのはよそう 笑って行こう 思い出に生きるなんて まだ早い 若さゆえ何回も 迷い子になった 男ゆえその度に 空みて泣いた あの人も あの人も はげましてくれた こころから感謝して 今日まで生きた これから先を みていてほしい それだけをたった一つ 伝えたい ただとおい ひとすじの白い道がある 何がある 何が待つ ひたすら行こう 両手を広げ こころを広げ 愛だけを うたいながら どこまでも | 森進一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | わけもなく悲しみが 胸うつ夜は 思い出の数々が うかんで消える ふりむけば ひとすじの白い道だった 風に泣き 雨にぬれ ひたすら生きた 泣くのはよそう 笑って行こう 思い出に生きるなんて まだ早い 若さゆえ何回も 迷い子になった 男ゆえその度に 空みて泣いた あの人も あの人も はげましてくれた こころから感謝して 今日まで生きた これから先を みていてほしい それだけをたった一つ 伝えたい ただとおい ひとすじの白い道がある 何がある 何が待つ ひたすら行こう 両手を広げ こころを広げ 愛だけを うたいながら どこまでも |
瞳をとじて朝目覚める度に 君の抜け殻が横にいる ぬくもりを感じた いつもの背中が冷たい 苦笑いをやめて 重いカーテンを開けよう 眩しすぎる朝日 僕と毎日の追いかけっこだ あの日 見せた泣き顔 涙照らす夕陽 肩のぬくもり 消し去ろうと願う度に 心が 体が 君を覚えている Your love forever 瞳を閉じて 君を描くよ それだけでいい たとえ季節が 僕の心を 置き去りにしても いつかは君のこと なにも感じなくなるのかな 今の痛み抱いて 眠る方がまだいいかな あの日 見てた星空 願いかけて 二人探した光は 瞬く間に消えてくのに 心は 体は 君で輝いてる I wish forever 瞳をとじて 君を描くよ それしか出来ない たとえ世界が 僕を残して 過ぎ去ろうとしても Your love forever 瞳をとじて 君を描くよ それだけでいい たとえ季節が 僕を残して 色を変えようとも 記憶の中に君を探すよ それだけでいい なくしたものを 越える強さを 君がくれたから 君がくれたから | 森進一 | Ken Hirai | Ken Hirai | | 朝目覚める度に 君の抜け殻が横にいる ぬくもりを感じた いつもの背中が冷たい 苦笑いをやめて 重いカーテンを開けよう 眩しすぎる朝日 僕と毎日の追いかけっこだ あの日 見せた泣き顔 涙照らす夕陽 肩のぬくもり 消し去ろうと願う度に 心が 体が 君を覚えている Your love forever 瞳を閉じて 君を描くよ それだけでいい たとえ季節が 僕の心を 置き去りにしても いつかは君のこと なにも感じなくなるのかな 今の痛み抱いて 眠る方がまだいいかな あの日 見てた星空 願いかけて 二人探した光は 瞬く間に消えてくのに 心は 体は 君で輝いてる I wish forever 瞳をとじて 君を描くよ それしか出来ない たとえ世界が 僕を残して 過ぎ去ろうとしても Your love forever 瞳をとじて 君を描くよ それだけでいい たとえ季節が 僕を残して 色を変えようとも 記憶の中に君を探すよ それだけでいい なくしたものを 越える強さを 君がくれたから 君がくれたから |
ひとりぐらし頬のほくろに墨を入れ もっと不幸になれという そんな女が酔いどれて 歌う酒場の夜ふけ頃 ふたりぐらしは昨日まで 今日からひとり ひとりぐらし 宵の曇りが真夜中は 先も見えない土砂降りで いっそ朝まで飲みたいと 細いうなじを傾ける ふたりぐらしは昨日まで 今日からひとり ひとりぐらし たった一人の弟が 所帯もったという便り なぜかひんやりする部屋で 雨をみつめて吸う煙草 ふたりぐらしは 昨日まで 今日からひとり ひとりぐらし | 森進一 | 阿久悠 | 猪俣公章 | | 頬のほくろに墨を入れ もっと不幸になれという そんな女が酔いどれて 歌う酒場の夜ふけ頃 ふたりぐらしは昨日まで 今日からひとり ひとりぐらし 宵の曇りが真夜中は 先も見えない土砂降りで いっそ朝まで飲みたいと 細いうなじを傾ける ふたりぐらしは昨日まで 今日からひとり ひとりぐらし たった一人の弟が 所帯もったという便り なぜかひんやりする部屋で 雨をみつめて吸う煙草 ふたりぐらしは 昨日まで 今日からひとり ひとりぐらし |
ひとり酒場で ひろい東京に ただ一人 泣いているよな 夜が来る 両手でつつむ グラスにも 浮かぶいとしい 面影よ 夜の銀座で飲む酒は なぜか身にしむ 胸にしむ 嘘で終わった 恋なんか 捨てて忘れて しまいたい 男の意地も おもいでも 流せ無情の ネオン川 夜の銀座で飲む酒は なぜか身にしむ 胸にしむ 暗い東京の 酒場でも 夢があるから 酔いにくる 今夜はとても 淋しいと そっとあの娘が 言っていた 夜の銀座で飲む酒は なぜか身にしむ 胸にしむ | 森進一 | 吉川静夫 | 猪俣公章 | | ひろい東京に ただ一人 泣いているよな 夜が来る 両手でつつむ グラスにも 浮かぶいとしい 面影よ 夜の銀座で飲む酒は なぜか身にしむ 胸にしむ 嘘で終わった 恋なんか 捨てて忘れて しまいたい 男の意地も おもいでも 流せ無情の ネオン川 夜の銀座で飲む酒は なぜか身にしむ 胸にしむ 暗い東京の 酒場でも 夢があるから 酔いにくる 今夜はとても 淋しいと そっとあの娘が 言っていた 夜の銀座で飲む酒は なぜか身にしむ 胸にしむ |
ひとり静かよっぽど凄いよ 弱音を見せぬ そうさ変わらぬ その生き方が 長い不幸のまわり道 まわり道 傘を持つ手の かぼそさで ひとり静かに 待ってた女 おまえなぜ抱く 冬を抱く なんで気遣う ここまで来ても 忘れさせたい 女の過去を 酔って恨みをぶつけなよ ぶつけなよ そっとうつむく 横顔に 嘘はいまでも 似合わぬ女 おまえ許して くれるのか 誰の祈りか 手向(たむ)けの花に 直す先から 風吹くものを うしろ姿に泣けてきて 泣けてきて そっとコートを 掛ける夜 ひとり静かの いとしい女 ここで花咲け 俺と咲け | 森進一 | 坂口照幸 | 四方章人 | 南郷達也 | よっぽど凄いよ 弱音を見せぬ そうさ変わらぬ その生き方が 長い不幸のまわり道 まわり道 傘を持つ手の かぼそさで ひとり静かに 待ってた女 おまえなぜ抱く 冬を抱く なんで気遣う ここまで来ても 忘れさせたい 女の過去を 酔って恨みをぶつけなよ ぶつけなよ そっとうつむく 横顔に 嘘はいまでも 似合わぬ女 おまえ許して くれるのか 誰の祈りか 手向(たむ)けの花に 直す先から 風吹くものを うしろ姿に泣けてきて 泣けてきて そっとコートを 掛ける夜 ひとり静かの いとしい女 ここで花咲け 俺と咲け |
人を恋うる唄露地にこぼれた 酒場の灯り しみてせつない 放浪れ唄 おまえがそこにいるならば リラの花咲く町もいい 汽笛きこえる 港もいい 夜にはぐれて ふりむきゃ俺も 酒のにがさが わかる歳 おまえがそこにいるならば 肌をあたため眠ろうか 明日の夢でも 語ろうか 北へ行こうか それとも西へ 風が背中を 吹きぬける おまえがそこにいるならば 二度とこの愛 はなさない 俺の旅路に 目もさそう | 森進一 | たかたかし | 岡千秋 | | 露地にこぼれた 酒場の灯り しみてせつない 放浪れ唄 おまえがそこにいるならば リラの花咲く町もいい 汽笛きこえる 港もいい 夜にはぐれて ふりむきゃ俺も 酒のにがさが わかる歳 おまえがそこにいるならば 肌をあたため眠ろうか 明日の夢でも 語ろうか 北へ行こうか それとも西へ 風が背中を 吹きぬける おまえがそこにいるならば 二度とこの愛 はなさない 俺の旅路に 目もさそう |
火の女あなたの涙は 作った涙 ゆるしてくれよと 口先ばかり それであなたは すむのでしょう けれども わたしは忘れない 泣いたり しないわ 恋をする 火の女 あなたは戯れ わたしは真実 命の灯りを 消されたならば 赤い血潮は 枯れるでしょう けれども わたしは 生きている わたしは 泣かない 恋をする 火の女 あなたは はなれる わたしは とまる はじめて結んだ 二人の恋を あれも夢だと いうのでしょう けれども わたしは おぼえてる わたしは 死なない 恋をする 火の女 | 森進一 | 川内康範 | 彩木雅夫 | | あなたの涙は 作った涙 ゆるしてくれよと 口先ばかり それであなたは すむのでしょう けれども わたしは忘れない 泣いたり しないわ 恋をする 火の女 あなたは戯れ わたしは真実 命の灯りを 消されたならば 赤い血潮は 枯れるでしょう けれども わたしは 生きている わたしは 泣かない 恋をする 火の女 あなたは はなれる わたしは とまる はじめて結んだ 二人の恋を あれも夢だと いうのでしょう けれども わたしは おぼえてる わたしは 死なない 恋をする 火の女 |
悲恋夜明けに小雨が 残る頃 港で汽笛が むせぶ頃 どこへ行くのか 顔かくし 小さい荷物の 二人づれ 恋とよぶには 悲し過ぎ 声をかけるもつらくなる つらくなる 行く人来る人 空港の ロビーで二時間 待つ女 吸ったたばこが 目にしみて まだ来ぬ男に 涙ぐむ 恋とよぶには 悲し過ぎ うしろ姿を見るばかり 見るばかり 地の果て行きの 汽車に乗り 窓から想い出 捨てる人 短い手紙 二人して 何度も何度も 書き直す 恋とよぶには 悲し過ぎ 汽車にまかせて ゆれるだけ ゆれるだけ | 森進一 | 阿久悠 | 猪俣公章 | 竹村次郎 | 夜明けに小雨が 残る頃 港で汽笛が むせぶ頃 どこへ行くのか 顔かくし 小さい荷物の 二人づれ 恋とよぶには 悲し過ぎ 声をかけるもつらくなる つらくなる 行く人来る人 空港の ロビーで二時間 待つ女 吸ったたばこが 目にしみて まだ来ぬ男に 涙ぐむ 恋とよぶには 悲し過ぎ うしろ姿を見るばかり 見るばかり 地の果て行きの 汽車に乗り 窓から想い出 捨てる人 短い手紙 二人して 何度も何度も 書き直す 恋とよぶには 悲し過ぎ 汽車にまかせて ゆれるだけ ゆれるだけ |
富士山桜の花が 咲いている 旅立ちのとき 胸あつく 遥かな空に 虹かける 仰げばそこに 富士の山 逆巻(さかま)く波が 打ち寄せる 真っ直ぐな道 曲り道 傷つくたびに 泣くたびに 「元気出せよ」と 富士の山 夕焼け雲が 燃えている ふるさとの山 光る河 父、母、幼友達の 歌が聞こえる 富士の山 白雪しんと 降りしきる さまざまなこと 思いだす 「よくやったね」と微笑(ほほえ)んで 春を夢見る 富士の山 「よくやったね」と微笑(ほほえ)んで 春を夢見る 富士の山 | 森進一 | 新井満 | 新井満 | 千住明 | 桜の花が 咲いている 旅立ちのとき 胸あつく 遥かな空に 虹かける 仰げばそこに 富士の山 逆巻(さかま)く波が 打ち寄せる 真っ直ぐな道 曲り道 傷つくたびに 泣くたびに 「元気出せよ」と 富士の山 夕焼け雲が 燃えている ふるさとの山 光る河 父、母、幼友達の 歌が聞こえる 富士の山 白雪しんと 降りしきる さまざまなこと 思いだす 「よくやったね」と微笑(ほほえ)んで 春を夢見る 富士の山 「よくやったね」と微笑(ほほえ)んで 春を夢見る 富士の山 |
ふたり坂つらい道でもあなたとならば かまわないのとついてきた おまえの指のぬくもりが おれの心に 灯をともし 歩きはじめた ふたり坂 傷も涙も 私で拭いて 夢を見るのもいっしょにと 顔をうずめた おれの胸 心ふたつが 燃えた夜 星が流れて ふたり坂 ひとつひとつの身を寄せ合って 越える浮世の 九十九折り おれに似合いの幸せは そうさおまえという女 心つないで ふたり坂 | 森進一 | 中村修二 | 森進一 | 馬場良 | つらい道でもあなたとならば かまわないのとついてきた おまえの指のぬくもりが おれの心に 灯をともし 歩きはじめた ふたり坂 傷も涙も 私で拭いて 夢を見るのもいっしょにと 顔をうずめた おれの胸 心ふたつが 燃えた夜 星が流れて ふたり坂 ひとつひとつの身を寄せ合って 越える浮世の 九十九折り おれに似合いの幸せは そうさおまえという女 心つないで ふたり坂 |
冬桜咲いて淋しい 一輪ざしを おまえのようだと 肩を抱く むすべない恋なら 生きる甲斐もない いっそあなた あなたに散りましょう どうせこの世は 短かいゆめ芝居 もえて悔いない 一夜(ひとよ)の夢を かんでも噛んでも 漏れる息 運命(さだめ)ゆえきれない 恋の糸ならば いっそ死んで 死んでどこまでも 堕ちてゆきたい あなたと身をからめ こすに越せない 浮世の川を 流れてゆくしか ないのです 恋ゆえにせつない ゆれる命火よ もっとつよく つよく抱きしめて ふたり春には 咲けない冬桜 | 森進一 | たかたかし | 三木たかし | | 咲いて淋しい 一輪ざしを おまえのようだと 肩を抱く むすべない恋なら 生きる甲斐もない いっそあなた あなたに散りましょう どうせこの世は 短かいゆめ芝居 もえて悔いない 一夜(ひとよ)の夢を かんでも噛んでも 漏れる息 運命(さだめ)ゆえきれない 恋の糸ならば いっそ死んで 死んでどこまでも 堕ちてゆきたい あなたと身をからめ こすに越せない 浮世の川を 流れてゆくしか ないのです 恋ゆえにせつない ゆれる命火よ もっとつよく つよく抱きしめて ふたり春には 咲けない冬桜 |
冬の桑港あなたの心から 旅立つなら 想い出さえ ついてこない 冬の桑港(シスコ) 見送る人もない 夜霧の空港 硝子(ガラス)窓のむこう側に 過去を残して あゝ 泣き濡れるほど 今では若くないけど あゝ こんなに人を 痛いくらい愛したなんて もうふたりを つなぎとめる 心さえ この都会(まち)に 捨ててゆくから あしたに悲しみを 連(つ)れてくなら 涙も凍らせてしまう 冬の桑港 身体(からだ)の淋しさを ワインで酔わせて 満ちたりてた あの日だけを 夢に誘って あゝ 優しくされた やきつく愛は深くて あゝ うしろ髪ひく 胸の慕(おも)い消せないけれど もうふたりを つなぎとめる 心さえ この都会に 捨ててゆくから あゝ 泣き濡れるほど 今では若くないけど あゝ こんなに人を 痛いくらい愛したなんて もうふたりを つなぎとめる 心さえ この都会(まち)に 捨ててゆくから | 森進一 | 荒木とよひさ | 杉本真人 | | あなたの心から 旅立つなら 想い出さえ ついてこない 冬の桑港(シスコ) 見送る人もない 夜霧の空港 硝子(ガラス)窓のむこう側に 過去を残して あゝ 泣き濡れるほど 今では若くないけど あゝ こんなに人を 痛いくらい愛したなんて もうふたりを つなぎとめる 心さえ この都会(まち)に 捨ててゆくから あしたに悲しみを 連(つ)れてくなら 涙も凍らせてしまう 冬の桑港 身体(からだ)の淋しさを ワインで酔わせて 満ちたりてた あの日だけを 夢に誘って あゝ 優しくされた やきつく愛は深くて あゝ うしろ髪ひく 胸の慕(おも)い消せないけれど もうふたりを つなぎとめる 心さえ この都会に 捨ててゆくから あゝ 泣き濡れるほど 今では若くないけど あゝ こんなに人を 痛いくらい愛したなんて もうふたりを つなぎとめる 心さえ この都会(まち)に 捨ててゆくから |
冬の旅ある日何かで これを読んだら 恋人あなたは わかってくれ 泣いて一生 無駄に暮らすな すぐにも幸せ さがしてくれ もうあなたのところへは 帰らないだろう ひとりひとり旅に発つ 雪の降る町へ もしも誰かに たずねられたら あいつは駄目だと 話してくれ 女心も 知らぬ奴だと 話を合わせて けなしてくれ もうあなたのところへは 帰らないだろう ひとりひとり旅に発つ 雪の降る町へ だからあなたも 部屋を片づけ 二年のくらしを 忘れてくれ 俺の匂いの 残るものなど 一つも持たずに 歩いてくれ もうあなたのところへは 帰らないだろう ひとりひとり旅に発つ 雪の降る町へ | 森進一 | 阿久悠 | 猪俣公章 | 森岡賢一郎 | ある日何かで これを読んだら 恋人あなたは わかってくれ 泣いて一生 無駄に暮らすな すぐにも幸せ さがしてくれ もうあなたのところへは 帰らないだろう ひとりひとり旅に発つ 雪の降る町へ もしも誰かに たずねられたら あいつは駄目だと 話してくれ 女心も 知らぬ奴だと 話を合わせて けなしてくれ もうあなたのところへは 帰らないだろう ひとりひとり旅に発つ 雪の降る町へ だからあなたも 部屋を片づけ 二年のくらしを 忘れてくれ 俺の匂いの 残るものなど 一つも持たずに 歩いてくれ もうあなたのところへは 帰らないだろう ひとりひとり旅に発つ 雪の降る町へ |
冬のリヴィエラ 彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聞かせてやれよ アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね 彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ 別れの気配をちゃんと読んでて 上手にかくした旅行鞄に 外した指輪と酒の小壜さ やさしさが霧のように シュロの樹を濡らしてる 冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りにならないものさ 愛しければ 愛しいほど 背中合わせになる 皮のコートのボタンひとつ とれかけて サマにならない 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね | 森進一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 前田憲男 | 彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聞かせてやれよ アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね 彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ 別れの気配をちゃんと読んでて 上手にかくした旅行鞄に 外した指輪と酒の小壜さ やさしさが霧のように シュロの樹を濡らしてる 冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りにならないものさ 愛しければ 愛しいほど 背中合わせになる 皮のコートのボタンひとつ とれかけて サマにならない 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね |
故郷毛布にくるんだ からだを寄せて 何(なん)だか今夜は 安心と そっともらす 吐息だけで あなたをいじらしく 思う 何にもいらない あたたかさだけ 私は前から ほしかった 胸に強く 顔をうずめ あなたは泣きじゃくる ばかり 雪どけ時に帰ろう 同じ故郷だもの それまで土産(みやげ)だけでも そろえておきたいね 北国生まれの お酒の強さ あなたははしゃいで 歌ってる 紅(あか)い頬に なればいいと 心でしみじみと 思う いつしかからだを 丸めて眠る あなたの寝顔が あどけない 窓の外は 街の夜明け はぐれた小雀が 遊ぶ 雪どけ時に帰ろう 同じ故郷だもの 雪割る花が咲く道 歩いて行きたいね 雪割る花が咲く道 歩いて行きたいね | 森進一 | 阿久悠 | 大野克夫 | | 毛布にくるんだ からだを寄せて 何(なん)だか今夜は 安心と そっともらす 吐息だけで あなたをいじらしく 思う 何にもいらない あたたかさだけ 私は前から ほしかった 胸に強く 顔をうずめ あなたは泣きじゃくる ばかり 雪どけ時に帰ろう 同じ故郷だもの それまで土産(みやげ)だけでも そろえておきたいね 北国生まれの お酒の強さ あなたははしゃいで 歌ってる 紅(あか)い頬に なればいいと 心でしみじみと 思う いつしかからだを 丸めて眠る あなたの寝顔が あどけない 窓の外は 街の夜明け はぐれた小雀が 遊ぶ 雪どけ時に帰ろう 同じ故郷だもの 雪割る花が咲く道 歩いて行きたいね 雪割る花が咲く道 歩いて行きたいね |
ふるさとのない秋りんごのにおいの人恋しさが 風吹く町をつつんでいるよ 真夏の狂った 約束のように プラタナス ほら散る あんたがたどこさ あんたがたどこさ 回転扉が止まって気付けば あなたの あなたのいない秋 潮騒みたいな夢恋しさが 人波の中 聞こえて来るよ 遠く行こうと 少年の頃の 僕が僕を ほら呼ぶ あんたがたどこさ あんたがたどこさ 夕焼け列車に飛び乗り損ねて ふるさとの ふるさとのない秋 ふるさとの ふるさとのない秋 | 森進一 | 山川啓介 | 福田和禾子 | | りんごのにおいの人恋しさが 風吹く町をつつんでいるよ 真夏の狂った 約束のように プラタナス ほら散る あんたがたどこさ あんたがたどこさ 回転扉が止まって気付けば あなたの あなたのいない秋 潮騒みたいな夢恋しさが 人波の中 聞こえて来るよ 遠く行こうと 少年の頃の 僕が僕を ほら呼ぶ あんたがたどこさ あんたがたどこさ 夕焼け列車に飛び乗り損ねて ふるさとの ふるさとのない秋 ふるさとの ふるさとのない秋 |
榾火雪はふる 榾火はもえる わたしは一人焔をみつめ 白い雪がふる 言葉なく 瞳はさえて いだきあい かわした口づけ 過ぎさった 愛の夜 雪はふる 風は鳴る 涙は凍る 雪はふる 榾火はもえる わたしは一人焔もきえて 白い雪がふる せつなさに またよみがえる とこしえに誓ったしあわせ 過ぎさった 愛の夜 雪はふる 風は鳴る 涙は凍る 人の世の 旅路のはてに ふぶき荒れ 心さまよう 過ぎさった 愛の夜 雪はふる 風は鳴る 涙は凍る | 森進一 | 永田一郎 | 曽根幸明 | | 雪はふる 榾火はもえる わたしは一人焔をみつめ 白い雪がふる 言葉なく 瞳はさえて いだきあい かわした口づけ 過ぎさった 愛の夜 雪はふる 風は鳴る 涙は凍る 雪はふる 榾火はもえる わたしは一人焔もきえて 白い雪がふる せつなさに またよみがえる とこしえに誓ったしあわせ 過ぎさった 愛の夜 雪はふる 風は鳴る 涙は凍る 人の世の 旅路のはてに ふぶき荒れ 心さまよう 過ぎさった 愛の夜 雪はふる 風は鳴る 涙は凍る |
望郷 女心の 故郷(ふるさと)は 忘れたはずの 男の胸よ 爪をかむのは 誰のため しのび泣くのは 誰のため 永遠に愛して 離さずに あなたに会いたい 遠い遠い ひとだけど 夜汽車にゆられ 幾時間 あなたみたくて 帰ってゆくの 甘えたいのよ いつの日も 見てて欲しいの いつだって 泣いて別れた 北国の 離ればなれの 遠い遠い ひとのため 幸せ薄い 私にも いつかくるのね 女の春が じっとこらえて 耐えるのも あなたがいると すがるのも 私ひとりを 待っている 涙の故郷 夢に夢に うかぶから | 森進一 | 橋本淳 | 猪俣公章 | | 女心の 故郷(ふるさと)は 忘れたはずの 男の胸よ 爪をかむのは 誰のため しのび泣くのは 誰のため 永遠に愛して 離さずに あなたに会いたい 遠い遠い ひとだけど 夜汽車にゆられ 幾時間 あなたみたくて 帰ってゆくの 甘えたいのよ いつの日も 見てて欲しいの いつだって 泣いて別れた 北国の 離ればなれの 遠い遠い ひとのため 幸せ薄い 私にも いつかくるのね 女の春が じっとこらえて 耐えるのも あなたがいると すがるのも 私ひとりを 待っている 涙の故郷 夢に夢に うかぶから |
慕情~天草の女~送っちゃいやよと 強がって あなたと別れる 連絡船 この身が二つに 裂けるなら あなたに残して 行きたくて つらいのよ つらいのよ 天草の恋が散るとき いつかは終わって しまうのね 男と女の 恋の旅 あしたを信じて いたけれど いまでは他人に なる二人 好きだった 好きだった 天草の恋が散るとき 二度と逢うまい すがるまい どうにもならない 恋だもの あなたと暮らした この島に 花は再び 咲くけれど 遠ざかる 遠ざかる 天草の恋が散るとき | 森進一 | 山口あかり | 平尾昌晃 | | 送っちゃいやよと 強がって あなたと別れる 連絡船 この身が二つに 裂けるなら あなたに残して 行きたくて つらいのよ つらいのよ 天草の恋が散るとき いつかは終わって しまうのね 男と女の 恋の旅 あしたを信じて いたけれど いまでは他人に なる二人 好きだった 好きだった 天草の恋が散るとき 二度と逢うまい すがるまい どうにもならない 恋だもの あなたと暮らした この島に 花は再び 咲くけれど 遠ざかる 遠ざかる 天草の恋が散るとき |
待たせたねいたずらに時は過ぎ 気がつけばなにもない この心いやすのは お前ただ一人 待たせたね長いこと一人きり 泣きぬれる夜は もうさよならさ もうすぐさ この腕に抱きよせて 離さない 離さない もう二度と 幸せにさまよえば 人なみに流されて この心 あたためて くれる人がいる 待たせたね長いこと一人きり 泣きぬれる夜はもうさよならさ もうすぐさ この腕に抱きよせて 離さない 離さない もう二度と 待たせたね長いこと一人きり 泣きぬれる夜は もうさよならさ もうすぐさ この腕に抱きよせて 離さない 離さない もう二度と | 森進一 | 松山千春 | 松山千春 | | いたずらに時は過ぎ 気がつけばなにもない この心いやすのは お前ただ一人 待たせたね長いこと一人きり 泣きぬれる夜は もうさよならさ もうすぐさ この腕に抱きよせて 離さない 離さない もう二度と 幸せにさまよえば 人なみに流されて この心 あたためて くれる人がいる 待たせたね長いこと一人きり 泣きぬれる夜はもうさよならさ もうすぐさ この腕に抱きよせて 離さない 離さない もう二度と 待たせたね長いこと一人きり 泣きぬれる夜は もうさよならさ もうすぐさ この腕に抱きよせて 離さない 離さない もう二度と |
眉の月来ないあなたを 待ちわびて 西へ傾く 眉の月 あなたと私 夢の続きはあるのでしょうか 心変わりを 疑えば 涙がツツンと…こぼれます 夜に震える 襟足が 熱い吐息を 待ちわびる あなたと私 明日(あす)という日があるのでしょうか いつか待つのに 慣らされて 素肌がツツンと…痛みます のぞく手鏡 口紅の 色も褪(あ)せます 眉の月 あなたと私 夢の続きはあるのでしょうか 思いきれない 口惜(くや)しさに 涙がツツンと…こぼれます | 森進一 | 麻こよみ | 桧原さとし | 伊戸のりお | 来ないあなたを 待ちわびて 西へ傾く 眉の月 あなたと私 夢の続きはあるのでしょうか 心変わりを 疑えば 涙がツツンと…こぼれます 夜に震える 襟足が 熱い吐息を 待ちわびる あなたと私 明日(あす)という日があるのでしょうか いつか待つのに 慣らされて 素肌がツツンと…痛みます のぞく手鏡 口紅の 色も褪(あ)せます 眉の月 あなたと私 夢の続きはあるのでしょうか 思いきれない 口惜(くや)しさに 涙がツツンと…こぼれます |
道標振り向けば 咲く想い出 ばかな事もしたと そう笑えるけど つまずき、転んでは、立ち上がり あらがい、叫んで、乗り越えた 不器用だった、裸足の日々はいまも この胸に息づいてる ああ 終わりなき 道の果てに答えがある そう信じて 一歩、一歩、歩いて来ました しあわせを探しながら そう、心は あの日のまま 情熱の鼓動を 刻み続けてます 未来が見えないと嘆いては 誰もが肩を落とすけれど 明日も見えない場所にいた少年が まだここに暮らしてます ああ 終わりなき 道の果てに見つけるのは 投げ出さずに 生きて、生きて、生きて来た標(しるし) ああ 終わりなき 道の果てを目指しながら 胸を張って 一歩、一歩、歩いてゆきたい しあわせを探しながら | 森進一 | Kenn Kato | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 振り向けば 咲く想い出 ばかな事もしたと そう笑えるけど つまずき、転んでは、立ち上がり あらがい、叫んで、乗り越えた 不器用だった、裸足の日々はいまも この胸に息づいてる ああ 終わりなき 道の果てに答えがある そう信じて 一歩、一歩、歩いて来ました しあわせを探しながら そう、心は あの日のまま 情熱の鼓動を 刻み続けてます 未来が見えないと嘆いては 誰もが肩を落とすけれど 明日も見えない場所にいた少年が まだここに暮らしてます ああ 終わりなき 道の果てに見つけるのは 投げ出さずに 生きて、生きて、生きて来た標(しるし) ああ 終わりなき 道の果てを目指しながら 胸を張って 一歩、一歩、歩いてゆきたい しあわせを探しながら |
港町ブルース 背のびして見る海峡を 今日も汽笛が遠ざかる あなたにあげた 夜をかえして 港、港 函館 通り雨 流す涙で割る酒は だました男の味がする あなたの影を ひきずりながら 港、宮古 釜石 気仙沼 出船 入船 別れ船 あなた乗せない帰り船 うしろ姿も 他人のそら似 港、三崎 焼津に 御前崎 別れりゃ三月 待ちわびる 女心のやるせなさ 明日はいらない 今夜が欲しい 港、高知 高松 八幡浜 呼んでとどかぬ人の名を こぼれた酒と指で書く 海に涙の ああ愚痴ばかり 港、別府 長崎 枕崎 女心の残り火は 燃えて身をやく桜島 ここは鹿児島 旅路の果てか 港、港町ブルースよ | 森進一 | 深津武・なかにし礼 | 猪俣公章 | 森岡賢一郎 | 背のびして見る海峡を 今日も汽笛が遠ざかる あなたにあげた 夜をかえして 港、港 函館 通り雨 流す涙で割る酒は だました男の味がする あなたの影を ひきずりながら 港、宮古 釜石 気仙沼 出船 入船 別れ船 あなた乗せない帰り船 うしろ姿も 他人のそら似 港、三崎 焼津に 御前崎 別れりゃ三月 待ちわびる 女心のやるせなさ 明日はいらない 今夜が欲しい 港、高知 高松 八幡浜 呼んでとどかぬ人の名を こぼれた酒と指で書く 海に涙の ああ愚痴ばかり 港、別府 長崎 枕崎 女心の残り火は 燃えて身をやく桜島 ここは鹿児島 旅路の果てか 港、港町ブルースよ |
モロッコスコッチをダブルで 氷浮かべてくれ この街もすっかり さびれてしまったね この写真の女 心あたりないか? 何年も昔さ 面影も変わるね 窓の外は砂漠 椰子の上には青い月 あばずれだったけど オアシスみたいな女だった バーテン もう一杯酒を 作ってくれないか その女(こ)の夢を 不思議によく見るよ 人は夢の中じゃ 年をとらないもんさ この先のホテルで 逢い引きしたけれど 今日訪ねてみたら 空地になってたよ 窓の外は砂漠 人の心と同じさ 歩けば歩くほど 砂を噛むように虚しいだけ バーテン 湿っぽい話 聞かせちまったよね 窓の外は砂漠 椰子の上には青い月 あばずれだったけど オアシスみたいな女だった バーテン 酔いつぶれたら 砂漠に投げてくれ バーテン 酔いつぶれたら 砂漠に投げてくれ | 森進一 | 松本隆 | 筒美京平 | | スコッチをダブルで 氷浮かべてくれ この街もすっかり さびれてしまったね この写真の女 心あたりないか? 何年も昔さ 面影も変わるね 窓の外は砂漠 椰子の上には青い月 あばずれだったけど オアシスみたいな女だった バーテン もう一杯酒を 作ってくれないか その女(こ)の夢を 不思議によく見るよ 人は夢の中じゃ 年をとらないもんさ この先のホテルで 逢い引きしたけれど 今日訪ねてみたら 空地になってたよ 窓の外は砂漠 人の心と同じさ 歩けば歩くほど 砂を噛むように虚しいだけ バーテン 湿っぽい話 聞かせちまったよね 窓の外は砂漠 椰子の上には青い月 あばずれだったけど オアシスみたいな女だった バーテン 酔いつぶれたら 砂漠に投げてくれ バーテン 酔いつぶれたら 砂漠に投げてくれ |
約束風が運んだ 噂ばなしに 笑みながら 涙がにじむ いいの いいのよ気にはしない 女ですもの 待つだけよ 約束はそのままに 季節はめぐり あなた今では ああ あなた今では 逢えない人ですか ひどい人よ いつか小さな 店を持とうと 云ってくれたわ あの日のあなた それが あれから なしのつぶて 逢えるその日を 待つだけよ 約束はそのままに 心は冷えて あなた今では ああ あなた今では 幸せなのですか ひどい人よ 遠くなるほど 浮かぶ思い出 胸が痛むわ 雨降る夜は いいの いいのよ 私を棄(す)てた 罪な男は 忘れるわ 約束はそのままに ルージュもあせて あなた今では ああ あなた今では 別れる人ですか ひどい人よ | 森進一 | 白鳥園枝 | 森進一 | 竜崎孝路 | 風が運んだ 噂ばなしに 笑みながら 涙がにじむ いいの いいのよ気にはしない 女ですもの 待つだけよ 約束はそのままに 季節はめぐり あなた今では ああ あなた今では 逢えない人ですか ひどい人よ いつか小さな 店を持とうと 云ってくれたわ あの日のあなた それが あれから なしのつぶて 逢えるその日を 待つだけよ 約束はそのままに 心は冷えて あなた今では ああ あなた今では 幸せなのですか ひどい人よ 遠くなるほど 浮かぶ思い出 胸が痛むわ 雨降る夜は いいの いいのよ 私を棄(す)てた 罪な男は 忘れるわ 約束はそのままに ルージュもあせて あなた今では ああ あなた今では 別れる人ですか ひどい人よ |
夜行列車ほんとにひと駅だけだぜ 夜行列車に君を乗せたよ 手のひらの冷たさは 君の生きてた街の冷たさ そんなそんな淋しげな 瞳(め)をするな わかったよ 兄貴づらなんか 似合わないっていうんだろ ほんとは今でも分らない ここにいるのが自分なんだろかも 夏みかんむく指に 涙ひとつぶ落ちて光った いつかいつかくやんでも しらないぜ わかったよ もう泣くんじゃない みんなこっちを見ているよ まだまだ遅くはないんだぜ 次の駅でもきっと帰れるさ 何もかも振り捨てた 君はとっても綺麗だけどさ そんなそんないじわるじゃ ないんだよ わかったよ 僕のひざ枕 朝まで眠っていいんだから 朝まで眠っていいんだから | 森進一 | 喜多條忠 | 吉田拓郎 | | ほんとにひと駅だけだぜ 夜行列車に君を乗せたよ 手のひらの冷たさは 君の生きてた街の冷たさ そんなそんな淋しげな 瞳(め)をするな わかったよ 兄貴づらなんか 似合わないっていうんだろ ほんとは今でも分らない ここにいるのが自分なんだろかも 夏みかんむく指に 涙ひとつぶ落ちて光った いつかいつかくやんでも しらないぜ わかったよ もう泣くんじゃない みんなこっちを見ているよ まだまだ遅くはないんだぜ 次の駅でもきっと帰れるさ 何もかも振り捨てた 君はとっても綺麗だけどさ そんなそんないじわるじゃ ないんだよ わかったよ 僕のひざ枕 朝まで眠っていいんだから 朝まで眠っていいんだから |
ゆうすげの恋 ゆうすげは 淡い黄色よ 夜に咲き 朝に散る花 あなたは夜更けに来て朝帰る その度(たび)別れの匂いをおいてゆく さよならは 言わないで 初めての 恋じゃないけど あなたには 命がけなの やさしさだけ欲しいと言わないわ あなたと一緒に歩いてゆきたいの この思い わかってよ 山陰(やまかげ)に 咲いて散りゆく ゆうすげも 命ある花 あなたがただひとつの夢なのよ すべてを投げ出しつくしてみたいのよ いつまでも どこまでも | 森進一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | ゆうすげは 淡い黄色よ 夜に咲き 朝に散る花 あなたは夜更けに来て朝帰る その度(たび)別れの匂いをおいてゆく さよならは 言わないで 初めての 恋じゃないけど あなたには 命がけなの やさしさだけ欲しいと言わないわ あなたと一緒に歩いてゆきたいの この思い わかってよ 山陰(やまかげ)に 咲いて散りゆく ゆうすげも 命ある花 あなたがただひとつの夢なのよ すべてを投げ出しつくしてみたいのよ いつまでも どこまでも |
夕べの雨好きだと言って欲しいと おまえが言う てれくさいじゃないかと おれは思う 出会ったあの頃は 激しく燃えたのに 抱きしめることにも もう慣れてしまった 冗談など言いながら 時の過ぎてゆくのが 物足らないのかい 会ったり 別れたりの 人の世の夕暮れに 雨が降る ああ 雨が降る 雨ってゆううつねと おまえが言う 女なんだなと おれは思う あいつが別れたと 噂がきこえる 日々の繰り返しに 敗けたのかなと思う 愛しているよと吐いた 言葉の重ささえ 忘れたのかい 会ったり 別れたりの 人の世の夕暮れに 雨が降る ああ 雨が降る 愛しているよと吐いた 言葉の重ささえ 忘れたのかい 会ったり 別れたりの 人の世の夕暮れに 雨が降る ああ 雨が降る | 森進一 | 岡本おさみ | 鈴木キサブロー | | 好きだと言って欲しいと おまえが言う てれくさいじゃないかと おれは思う 出会ったあの頃は 激しく燃えたのに 抱きしめることにも もう慣れてしまった 冗談など言いながら 時の過ぎてゆくのが 物足らないのかい 会ったり 別れたりの 人の世の夕暮れに 雨が降る ああ 雨が降る 雨ってゆううつねと おまえが言う 女なんだなと おれは思う あいつが別れたと 噂がきこえる 日々の繰り返しに 敗けたのかなと思う 愛しているよと吐いた 言葉の重ささえ 忘れたのかい 会ったり 別れたりの 人の世の夕暮れに 雨が降る ああ 雨が降る 愛しているよと吐いた 言葉の重ささえ 忘れたのかい 会ったり 別れたりの 人の世の夕暮れに 雨が降る ああ 雨が降る |
雪の華のびた人陰(かげ)を 舗道(ほどう)にならべ 夕闇のなかをキミと歩いてる 手を繋いでいつまでもずっと そばにいれたなら泣けちゃうくらい 風が冷たくなって 冬の匂いがした そろそろこの街に キミと近付ける季節がくる 今年、最初の雪の華を 2人寄り添って 眺めているこの瞬間(とき)に シアワセがあふれだす 甘えとか弱さじゃない ただ、キミを愛してる 心からそう思った キミがいると どんなことでも 乗りきれるような気持ちになってる こんな日々がいつまでもきっと 続いてくことを祈っているよ 風が窓を揺らした 夜は揺り起こして どんな悲しいことも ボクが笑顔へと変えてあげる 舞い落ちてきた雪の華が 窓の外ずっと 降りやむことを知らずに ボクらの街を染める 誰かのために何かを したいと思えるのが 愛ということを知った もし、キミを失ったとしたなら 星になってキミを照らすだろう 笑顔も 涙に濡れてる夜も いつもいつでもそばにいるよ 今年、最初の雪の華を 2人寄り添って 眺めているこの瞬間(とき)に シアワセがあふれだす 甘えとか弱さじゃない ただ、キミとずっと このまま一緒にいたい 素直にそう思える この街に降り積もってく 真っ白な雪の華 2人の胸にそっと 想い出を描くよ これからもキミとずっと… | 森進一 | Satomi | 松本良喜 | | のびた人陰(かげ)を 舗道(ほどう)にならべ 夕闇のなかをキミと歩いてる 手を繋いでいつまでもずっと そばにいれたなら泣けちゃうくらい 風が冷たくなって 冬の匂いがした そろそろこの街に キミと近付ける季節がくる 今年、最初の雪の華を 2人寄り添って 眺めているこの瞬間(とき)に シアワセがあふれだす 甘えとか弱さじゃない ただ、キミを愛してる 心からそう思った キミがいると どんなことでも 乗りきれるような気持ちになってる こんな日々がいつまでもきっと 続いてくことを祈っているよ 風が窓を揺らした 夜は揺り起こして どんな悲しいことも ボクが笑顔へと変えてあげる 舞い落ちてきた雪の華が 窓の外ずっと 降りやむことを知らずに ボクらの街を染める 誰かのために何かを したいと思えるのが 愛ということを知った もし、キミを失ったとしたなら 星になってキミを照らすだろう 笑顔も 涙に濡れてる夜も いつもいつでもそばにいるよ 今年、最初の雪の華を 2人寄り添って 眺めているこの瞬間(とき)に シアワセがあふれだす 甘えとか弱さじゃない ただ、キミとずっと このまま一緒にいたい 素直にそう思える この街に降り積もってく 真っ白な雪の華 2人の胸にそっと 想い出を描くよ これからもキミとずっと… |
雪よ おまえは北風が泣き始めると 君のこと想い出す 頭からかぶったマフラー 雪ん子のようだった 雪が降るたび 君に会いたい ただ歳月が会わせない どうして? どうして? どうして? 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい 若いこと いいことにして 敵ばかり作ってた そんな俺 ひとりでかばって 淋しげな顔してた 雪よ お前は知っているのか このちっぽけな人生で めぐり逢う 哀しみを偽りを 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい | 森進一 | 喜多条恵 | 中山大三郎 | | 北風が泣き始めると 君のこと想い出す 頭からかぶったマフラー 雪ん子のようだった 雪が降るたび 君に会いたい ただ歳月が会わせない どうして? どうして? どうして? 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい 若いこと いいことにして 敵ばかり作ってた そんな俺 ひとりでかばって 淋しげな顔してた 雪よ お前は知っているのか このちっぽけな人生で めぐり逢う 哀しみを偽りを 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい |
湯けむりの町若いくせして 山のふもとの 湯の町ひとりで たずねて来た 君と別れた かなしみを ここで忘れて しまえるかと 岩風呂 湯の中 目を閉じりゃ 谷川のせせらぎが 胸に胸にしみるよ 悲しみよけいに深くなる 湯けむりの町 何をしてるか 君は今頃 葉書出したら 来てくれるか はなればなれに なる前に 君と二人で 来りゃ良かった 三味の音 聞こえる どこからか この土地の歌だろうか 妙に妙にさびしい 明日は帰ろか君のもと 湯けむりの町 酒など飲んでも さびしいよ 山あいに昇る月 ひとりひとり見ている 明日は帰ろか君のもと 湯けむりの町 | 森進一 | 山上路夫 | 小室等 | | 若いくせして 山のふもとの 湯の町ひとりで たずねて来た 君と別れた かなしみを ここで忘れて しまえるかと 岩風呂 湯の中 目を閉じりゃ 谷川のせせらぎが 胸に胸にしみるよ 悲しみよけいに深くなる 湯けむりの町 何をしてるか 君は今頃 葉書出したら 来てくれるか はなればなれに なる前に 君と二人で 来りゃ良かった 三味の音 聞こえる どこからか この土地の歌だろうか 妙に妙にさびしい 明日は帰ろか君のもと 湯けむりの町 酒など飲んでも さびしいよ 山あいに昇る月 ひとりひとり見ている 明日は帰ろか君のもと 湯けむりの町 |
湯の町別れうた潮風はあまく 黒髪をゆらす 霧雨は重く 肩先をぬらす ここは湯の町 しのび逢う町 死ぬほど悩んで 死ぬほど泣いて あなたは別れを ためらうばかり 私ならいいの このままでいいの 待ちわびていつか 逢えればいいの だけどあなたを 苦しめるなら 一生一度のこの恋だいて 私はひっそり 身を引くだけよ あしたまでせめて 恋人でいましょ いそがなくたって さよならはできる ここは湯の町 夜更けて二人 こころもからだも 思い出づくり 明日は笑って 見送りましょう | 森進一 | 中山大三郎 | 猪俣公章 | | 潮風はあまく 黒髪をゆらす 霧雨は重く 肩先をぬらす ここは湯の町 しのび逢う町 死ぬほど悩んで 死ぬほど泣いて あなたは別れを ためらうばかり 私ならいいの このままでいいの 待ちわびていつか 逢えればいいの だけどあなたを 苦しめるなら 一生一度のこの恋だいて 私はひっそり 身を引くだけよ あしたまでせめて 恋人でいましょ いそがなくたって さよならはできる ここは湯の町 夜更けて二人 こころもからだも 思い出づくり 明日は笑って 見送りましょう |
指輪指にくいこむ 想い出よりも 今夜はやさしい あなたが欲しい 指輪 グラスに 投げ入れりゃ 抱いて抱いてと 浮き沈み きりもみしながら 身を焦(こ)がす あの日私に めかくしさせて 指に通した おもいで指輪 涙ぐんだら 抱き寄せて とても似合うと うなずいた あなたを信じて 燃えた夜 思い切ろうと はずしたはずの 指輪にあなたが キラリと光る いっそ憎めりゃ 楽なのに 酔えば酔うほど 恋しくて この手に指輪を 戻すのよ | 森進一 | 麻生香太郎 | 森進一 | 前田俊明 | 指にくいこむ 想い出よりも 今夜はやさしい あなたが欲しい 指輪 グラスに 投げ入れりゃ 抱いて抱いてと 浮き沈み きりもみしながら 身を焦(こ)がす あの日私に めかくしさせて 指に通した おもいで指輪 涙ぐんだら 抱き寄せて とても似合うと うなずいた あなたを信じて 燃えた夜 思い切ろうと はずしたはずの 指輪にあなたが キラリと光る いっそ憎めりゃ 楽なのに 酔えば酔うほど 恋しくて この手に指輪を 戻すのよ |
夢 ステファニー (ロマンティック・トリップ)いつも遠くを見つめている ステファニー 俺だけが知っている 夢さ 風に舞う 胸の痛み ステファニー お前がくちずさめば そうさ いつも優しい夜がくる ロマンティックな お前と今 旅に出る おいで ステファニー 愛さずにはいられない ああ 人生の裏も表も 抱きしめて 旅に出る 真珠いろの街彷徨よう ステファニー 俺だけに囁く夢さ 粉れて まためぐり逢う ステファニー お前と飲むシャンパーニュ そうさ 光に溶ける思い出 ロマンティックな お前と今 旅に出る おいで ステファニー 愛さずにはいられない ああ 人生の裏も表も 抱きしめて 旅に出る ロマンティックな お前と今 旅に出る おいで ステファニー 愛さずにはいられない ああ 人生の裏も表も 抱きしめて 旅に出る ああ 人生の裏も表も 抱きしめて旅に出る | 森進一 | 安井かずみ | 加藤和彦 | | いつも遠くを見つめている ステファニー 俺だけが知っている 夢さ 風に舞う 胸の痛み ステファニー お前がくちずさめば そうさ いつも優しい夜がくる ロマンティックな お前と今 旅に出る おいで ステファニー 愛さずにはいられない ああ 人生の裏も表も 抱きしめて 旅に出る 真珠いろの街彷徨よう ステファニー 俺だけに囁く夢さ 粉れて まためぐり逢う ステファニー お前と飲むシャンパーニュ そうさ 光に溶ける思い出 ロマンティックな お前と今 旅に出る おいで ステファニー 愛さずにはいられない ああ 人生の裏も表も 抱きしめて 旅に出る ロマンティックな お前と今 旅に出る おいで ステファニー 愛さずにはいられない ああ 人生の裏も表も 抱きしめて 旅に出る ああ 人生の裏も表も 抱きしめて旅に出る |
夢という名の女秋が傾き冬になり 人が人恋う黄昏に 思い出すのはみちのくの 雪にうもれた港町 夢という名の あの女 夢もないのに 夢もないのに 何故か夢という 窓に木枯し吹き荒れて 人の心のうそ寒さ 酒を入れても歌っても まぶたかすめる港町 夢という名の あの女 夢もないのに 夢もないのに 何故か夢という 酔ってつぶれてまどろんで とぎれとぎれの夢を見る 不幸つづきの女でも 抱いて眠らす港町 夢という名の あの女 夢もないのに 夢もないのに 何故か夢という | 森進一 | 阿久悠 | 浜口庫之助 | | 秋が傾き冬になり 人が人恋う黄昏に 思い出すのはみちのくの 雪にうもれた港町 夢という名の あの女 夢もないのに 夢もないのに 何故か夢という 窓に木枯し吹き荒れて 人の心のうそ寒さ 酒を入れても歌っても まぶたかすめる港町 夢という名の あの女 夢もないのに 夢もないのに 何故か夢という 酔ってつぶれてまどろんで とぎれとぎれの夢を見る 不幸つづきの女でも 抱いて眠らす港町 夢という名の あの女 夢もないのに 夢もないのに 何故か夢という |
夢をかざって困らせないでよもうこれ以上 痩せてしまうわ惚れてる限り 夢を夢を夢を飾って生きてく為に あなた一途に信じてる 裏切らないで裏切らないで わたしの恋を あなたが笑ったその横顔を 見れば心の傷みも解ける 夢を夢を夢を飾って一人で泣いた 涙いちりん口紅の色 みんな消えますみんな消えます 重ねた肌に こうなる筈ではなかったけれど これでいいのよ私のいのち 夢を夢を夢を飾って歩いてゆくわ 花はこぼれて散ろうとも 離れはしない離れはしない もうあなたから | 森進一 | 里村龍一 | 猪俣公章 | | 困らせないでよもうこれ以上 痩せてしまうわ惚れてる限り 夢を夢を夢を飾って生きてく為に あなた一途に信じてる 裏切らないで裏切らないで わたしの恋を あなたが笑ったその横顔を 見れば心の傷みも解ける 夢を夢を夢を飾って一人で泣いた 涙いちりん口紅の色 みんな消えますみんな消えます 重ねた肌に こうなる筈ではなかったけれど これでいいのよ私のいのち 夢を夢を夢を飾って歩いてゆくわ 花はこぼれて散ろうとも 離れはしない離れはしない もうあなたから |
夢をつづけて瞳とじれば みえてくる そっとほほえみ みつめる誰か 心の中に ぬくもりで ひとつの光 ともしてくれた 夢をつづけて とまどう私に 言わないでほしい さよならだけは どうぞお願い 時間を止めて いつまでも そばにいてほしい 面影ゆれて ふりむけば そっとうつむき 去りゆく誰か はかなさゆえに いとおしい 生きる喜び 教えてくれた 明日をください こごえる私に いわないでほしい さよならだけは どうぞお願い 時間を止めて いつまでも そばにいてほしい 夢をつづけて とまどう私に 言わないでほしい さよならだけは どうぞお願い 時間を止めて いつまでも そばにいてほしい | 森進一 | 荒木とよひさ・梶賀千鶴子 | 三木たかし | | 瞳とじれば みえてくる そっとほほえみ みつめる誰か 心の中に ぬくもりで ひとつの光 ともしてくれた 夢をつづけて とまどう私に 言わないでほしい さよならだけは どうぞお願い 時間を止めて いつまでも そばにいてほしい 面影ゆれて ふりむけば そっとうつむき 去りゆく誰か はかなさゆえに いとおしい 生きる喜び 教えてくれた 明日をください こごえる私に いわないでほしい さよならだけは どうぞお願い 時間を止めて いつまでも そばにいてほしい 夢をつづけて とまどう私に 言わないでほしい さよならだけは どうぞお願い 時間を止めて いつまでも そばにいてほしい |
ゆらぎさよならは あまりにも突然で そのくせどこかで 覚悟を決めていた もう失うものがなけりゃ 気楽に生きて行ける ゆらりゆらり揺らいでる心を 深く深く深くうずめて 眠らない 目覚めない 誰にも出逢わない 思い出を 忘却に委ねても 消えてはくれない 鮮やかな幻 もう傷つく場所がなけりゃ なんにも怖くはない ゆらりゆらり揺らぎだす心を 見ない見ない見ないふりして 許さない 許せない 誰かを愛さない もう信じるものがなけりゃ 怯える夜も来ない ゆらりゆらり揺らぎだす心を いつもいつもいつも抑えて 叶わない 夢見ない 奇跡は起こらない | 森進一 | 木本慶子 | 金田一郎 | | さよならは あまりにも突然で そのくせどこかで 覚悟を決めていた もう失うものがなけりゃ 気楽に生きて行ける ゆらりゆらり揺らいでる心を 深く深く深くうずめて 眠らない 目覚めない 誰にも出逢わない 思い出を 忘却に委ねても 消えてはくれない 鮮やかな幻 もう傷つく場所がなけりゃ なんにも怖くはない ゆらりゆらり揺らぎだす心を 見ない見ない見ないふりして 許さない 許せない 誰かを愛さない もう信じるものがなけりゃ 怯える夜も来ない ゆらりゆらり揺らぎだす心を いつもいつもいつも抑えて 叶わない 夢見ない 奇跡は起こらない |
夜明けの空夜明けの空に 翔(と)びたつ鳩よ どこまで翔ぶのか 向かい風のなかを つばさがほしい あの鳩になれたなら 知らない世界へ はばたいてゆくのに きみとつばさをならべ あの空を翔ぶのに どこまでも 夜明けの空に ひとりで祈る いつか翔びたつ 明日がくるように 夜明けの空に ながれる雲よ 疲れたこころを そっと包むように 自由がほしい あの雲になれたなら きみがまっている あの街へいくのに 二度と離しはしない きみの愛信じて いつまでも 夜明けの空に ひとりでうたう いつか旅立つ 朝をまちながら いつか旅立つ 朝をまちながら | 森進一 | 五木寛之 | 弾厚作 | | 夜明けの空に 翔(と)びたつ鳩よ どこまで翔ぶのか 向かい風のなかを つばさがほしい あの鳩になれたなら 知らない世界へ はばたいてゆくのに きみとつばさをならべ あの空を翔ぶのに どこまでも 夜明けの空に ひとりで祈る いつか翔びたつ 明日がくるように 夜明けの空に ながれる雲よ 疲れたこころを そっと包むように 自由がほしい あの雲になれたなら きみがまっている あの街へいくのに 二度と離しはしない きみの愛信じて いつまでも 夜明けの空に ひとりでうたう いつか旅立つ 朝をまちながら いつか旅立つ 朝をまちながら |
夜霧の第二国道つらい恋なら ネオンの海へ 捨てて来たのに 忘れてきたに バック・ミラーに あの娘の顔が 浮かぶ夜霧の ああ第二国道 花の唇 涙の瞳 想い出さすな 帰らぬ夢を ヘッド・ライトの 光の中に つづくはてない ああ第二国道 闇を見つめて ハンドル切れば サイン・ボードの 灯りも暗い 泣かぬつもりの 男の胸を 濡らす夜霧の ああ第二国道 | 森進一 | 宮川哲夫 | 吉田正 | 竹村次郎 | つらい恋なら ネオンの海へ 捨てて来たのに 忘れてきたに バック・ミラーに あの娘の顔が 浮かぶ夜霧の ああ第二国道 花の唇 涙の瞳 想い出さすな 帰らぬ夢を ヘッド・ライトの 光の中に つづくはてない ああ第二国道 闇を見つめて ハンドル切れば サイン・ボードの 灯りも暗い 泣かぬつもりの 男の胸を 濡らす夜霧の ああ第二国道 |
夜の再会「幸せです」と うそをつき あなたを安心させました 別れてからつづく 女の哀しみを かくした声も ふるえてしまう 涙ぐみ頬を そっとぬぐった そっとぬぐった 夜の再会 あふれるような まごころの あなたはやさしい人でした 別れること 何も私は知らないで 命の恋と あの頃 あの日 もう一度 胸に 抱かれたいよな 抱かれたいよな 夜の再会 つつじの白い 花かげに 女の運命を泣きました あなたにだけ 捧げつくした女には 二度とは恋を したくはないの 愛された頃に 帰りたいよな 帰りたいよな 夜の再会 | 森進一 | 白鳥園枝 | 蘭世 | | 「幸せです」と うそをつき あなたを安心させました 別れてからつづく 女の哀しみを かくした声も ふるえてしまう 涙ぐみ頬を そっとぬぐった そっとぬぐった 夜の再会 あふれるような まごころの あなたはやさしい人でした 別れること 何も私は知らないで 命の恋と あの頃 あの日 もう一度 胸に 抱かれたいよな 抱かれたいよな 夜の再会 つつじの白い 花かげに 女の運命を泣きました あなたにだけ 捧げつくした女には 二度とは恋を したくはないの 愛された頃に 帰りたいよな 帰りたいよな 夜の再会 |
夜の無言友人がある時 あなたを悪い女性(ひと)と まるで決め付ける様な 噂話を連ねた 何を聞かされても この愛に変わりはなく 私だけが知ってる 瞳の奥の輝きを 過去や未来さえも 善も悪も 無意味な夜の無言 何が純粋なの 正解なの 答えを持つ愛は どこに あるの 止まりそうな時間 身も心もゆだねる ここに二人いること 誰も知りはしないでしょう 情熱の形に 唇を這(は)わすあなた 待ちわびた滴(しずく)には まるでためらいも映らず 理想や現実や 明も暗も 無意味な夜の無言 何に向かってるの 間違いなの 答えを持つ愛は どこに あるの 過去や未来さえも 善も悪も 無意味な夜の無言 何が純粋なの 正解なの 答えを持つ愛は どこに あるの あるの… | 森進一 | まこと | はたけ | | 友人がある時 あなたを悪い女性(ひと)と まるで決め付ける様な 噂話を連ねた 何を聞かされても この愛に変わりはなく 私だけが知ってる 瞳の奥の輝きを 過去や未来さえも 善も悪も 無意味な夜の無言 何が純粋なの 正解なの 答えを持つ愛は どこに あるの 止まりそうな時間 身も心もゆだねる ここに二人いること 誰も知りはしないでしょう 情熱の形に 唇を這(は)わすあなた 待ちわびた滴(しずく)には まるでためらいも映らず 理想や現実や 明も暗も 無意味な夜の無言 何に向かってるの 間違いなの 答えを持つ愛は どこに あるの 過去や未来さえも 善も悪も 無意味な夜の無言 何が純粋なの 正解なの 答えを持つ愛は どこに あるの あるの… |
夜の走り雨屋根を濡らして 雨が降る 夜の新宿 駅裏を 消えたネオンの 残り火うけて 傘もささずに 帰りを急ぐ 女泣かせの 女泣かせの走り雨 人がいぶかる 訳を聞く 捨てておいてと 酒の息 酔いがさめれば あの人想い 酔えばなおさら 忘れられない 鼻緒切らして 鼻緒切らして雨やどり 同じ雨でも 私には かわく間もない 酒場雨 裾の乱れは 心の乱れ 濡れた髪から しずくがひとつ 男ごころは 男ごころは通り雨 | 森進一 | 千家和也 | 鈴木邦彦 | | 屋根を濡らして 雨が降る 夜の新宿 駅裏を 消えたネオンの 残り火うけて 傘もささずに 帰りを急ぐ 女泣かせの 女泣かせの走り雨 人がいぶかる 訳を聞く 捨てておいてと 酒の息 酔いがさめれば あの人想い 酔えばなおさら 忘れられない 鼻緒切らして 鼻緒切らして雨やどり 同じ雨でも 私には かわく間もない 酒場雨 裾の乱れは 心の乱れ 濡れた髪から しずくがひとつ 男ごころは 男ごころは通り雨 |
ライラ ライ高速の駐車帯に車をとめて ハンドルにしがみついて泣いている男を見た 街の明かりはいつものように 夜をかざってる 渋滞の果てには家族の小さな家 「ハワイに行ってみたいなぁ」 おふくろがつぶやいて いつでも連れてってやるよと 笑ってこたえた どんな海だって 青くきれいだよ 働いて 働いて いい人だったと悔やまれる ライラ ライラ ライラ ライラ… 少し休んで また歩こうか たばこも酒もやめたから いまはとても健康 結構まじめにしているやからはいつも得をする 誰が好きだとか嫌いとかで 何かを棒に振る 自分を元気にするものだけポケットにつめこんでる ライラ ライラ ライラ ライラ… すこし休んで また歩こうか 高速の駐車帯に車をとめて ハンドルにしがみついて泣いている男を見た ライラ ライラ ライラ ライラ… | 森進一 | 須藤晃 | 橘いずみ | | 高速の駐車帯に車をとめて ハンドルにしがみついて泣いている男を見た 街の明かりはいつものように 夜をかざってる 渋滞の果てには家族の小さな家 「ハワイに行ってみたいなぁ」 おふくろがつぶやいて いつでも連れてってやるよと 笑ってこたえた どんな海だって 青くきれいだよ 働いて 働いて いい人だったと悔やまれる ライラ ライラ ライラ ライラ… 少し休んで また歩こうか たばこも酒もやめたから いまはとても健康 結構まじめにしているやからはいつも得をする 誰が好きだとか嫌いとかで 何かを棒に振る 自分を元気にするものだけポケットにつめこんでる ライラ ライラ ライラ ライラ… すこし休んで また歩こうか 高速の駐車帯に車をとめて ハンドルにしがみついて泣いている男を見た ライラ ライラ ライラ ライラ… |
林檎抄ひとりの女が林檎をかじりながら 私の部屋にやって来たのは 灰色の長雨に くさくさしていた午後でした 不幸と土産とさびしく笑いながら ホットな酒をのんでいるのは その昔 少しだけ 心をかわしたひとでした 何も話すなよ 何も聞かないから 居心地がいいのなら いつまでもいるがいいよ ひとりの女が林檎を一つ残し 私の部屋を出ていったのは 待ちわびた夏の陽がぎらぎら輝く朝でした 不幸が好きだと 唇ゆがめながら 男のもとへ去って行くのは 運命に流されて おぼれているよなひとでした 何も話すなよ 何も聞かないから ひからびた林檎だけ テーブルに置いておくよ 何も話すなよ 何も聞かないから ひからびた林檎だけ テーブルに置いておくよ | 森進一 | 阿久悠 | 川口真 | | ひとりの女が林檎をかじりながら 私の部屋にやって来たのは 灰色の長雨に くさくさしていた午後でした 不幸と土産とさびしく笑いながら ホットな酒をのんでいるのは その昔 少しだけ 心をかわしたひとでした 何も話すなよ 何も聞かないから 居心地がいいのなら いつまでもいるがいいよ ひとりの女が林檎を一つ残し 私の部屋を出ていったのは 待ちわびた夏の陽がぎらぎら輝く朝でした 不幸が好きだと 唇ゆがめながら 男のもとへ去って行くのは 運命に流されて おぼれているよなひとでした 何も話すなよ 何も聞かないから ひからびた林檎だけ テーブルに置いておくよ 何も話すなよ 何も聞かないから ひからびた林檎だけ テーブルに置いておくよ |
ワインレッドの心もっと勝手に恋したり もっとKissを楽しんだり 忘れそうな想い出を そっと抱いているより 忘れてしまえば 今以上 それ以上 愛されるのに あなたはその透き通った瞳のままで あの消えそうに燃えそうなワインレッドの 心を持つあなたの願いが かなうのに もっと何度も抱き合ったり ずーっと今夜をゆれ合ったり 哀しそうな言葉に 酔って泣いているより ワインをあけたら 今以上 それ以上 愛されるのに あなたはただ恥らうよりてだてがなくて あの消えそうに燃えそうなワインレッドの 心をまだもてあましているのさ この夜も 今以上 それ以上 愛されるまで あなたのその透き通った瞳の中に あの消えそうに燃えそうなワインレッドの 心を写しだしてみせてよ ゆれながら | 森進一 | 井上陽水 | 玉置浩二 | | もっと勝手に恋したり もっとKissを楽しんだり 忘れそうな想い出を そっと抱いているより 忘れてしまえば 今以上 それ以上 愛されるのに あなたはその透き通った瞳のままで あの消えそうに燃えそうなワインレッドの 心を持つあなたの願いが かなうのに もっと何度も抱き合ったり ずーっと今夜をゆれ合ったり 哀しそうな言葉に 酔って泣いているより ワインをあけたら 今以上 それ以上 愛されるのに あなたはただ恥らうよりてだてがなくて あの消えそうに燃えそうなワインレッドの 心をまだもてあましているのさ この夜も 今以上 それ以上 愛されるまで あなたのその透き通った瞳の中に あの消えそうに燃えそうなワインレッドの 心を写しだしてみせてよ ゆれながら |
別れの接吻霧が流れてる あなたは帰る 別れの朝 ゆれてる あなたの肩に 何かいいたい 何もいえない 誰をうらんだらいいと 涙ためながらいった それが あなたの くちぐせ たった一夜だけの 愛の終り とめてやれぬ せつなさ わけを話せない 悲しさ こんな思いだけは 二度ともう させたくない いつかは この両手で あなたを 強く抱きしめ これが愛だといえる 雨になりそうな空を じっと見上げては思う 傘を持たない あなたが 濡れてとても可哀想に思う 追って行けば 間に合う 熱いくちづけもかわせる 誰が邪魔をしても ひきとめて 連れ戻せる いつかは この両手で あなたを 強く抱きしめ これが愛だといえる | 森進一 | 阿久悠 | 平尾昌晃 | | 霧が流れてる あなたは帰る 別れの朝 ゆれてる あなたの肩に 何かいいたい 何もいえない 誰をうらんだらいいと 涙ためながらいった それが あなたの くちぐせ たった一夜だけの 愛の終り とめてやれぬ せつなさ わけを話せない 悲しさ こんな思いだけは 二度ともう させたくない いつかは この両手で あなたを 強く抱きしめ これが愛だといえる 雨になりそうな空を じっと見上げては思う 傘を持たない あなたが 濡れてとても可哀想に思う 追って行けば 間に合う 熱いくちづけもかわせる 誰が邪魔をしても ひきとめて 連れ戻せる いつかは この両手で あなたを 強く抱きしめ これが愛だといえる |
わが故郷は心のふるさと友よ達者か 無事でくらすのか 炭鉱をおりても 元気でいるか 遠き都で ひとり見る夢は みどり色濃き 谷間の町よ わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと 橋を渡れば 軒に紅い灯が ゆれて誘った 雪どけの道 北へ流れた あの娘夜の花 今もやさしき瞳よ 君よ わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと 瞼とじれば 涙あふれくる 過ぎし歳月 変わらぬ町よ 花は咲いたか 鳥は囀るか 帰りつきたい 旅路の果てに わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと | 森進一 | たかたかし | 彩木雅夫 | | 友よ達者か 無事でくらすのか 炭鉱をおりても 元気でいるか 遠き都で ひとり見る夢は みどり色濃き 谷間の町よ わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと 橋を渡れば 軒に紅い灯が ゆれて誘った 雪どけの道 北へ流れた あの娘夜の花 今もやさしき瞳よ 君よ わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと 瞼とじれば 涙あふれくる 過ぎし歳月 変わらぬ町よ 花は咲いたか 鳥は囀るか 帰りつきたい 旅路の果てに わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと |
わたしの愛憎らしい あなたの言葉に 傷ついた ふりしてるけど それは嘘 ほんとうは 大好きよ くやしいけれど だれよりも あなたの心に ながいこと 住んできたから なにもかも わかるの それが わたしの愛 ふたりで 暮らすということは なにかを 失うことだけど あなただけは 夢をすてずに 生きてほしいの ほら あの広い 空に流れる 自由な雲の ように また 強がりを 言ってるねと きっと 笑われ そうだけど 以前から 感じていたけど ときどき ふっと黙り込む さみしげな あなたが 気になるの 言わないけれど 何よりも あなたの気持ちを 大切に 生きてきたから なんとなく わかるの 年の差 なんかは気にせずに きょうまで 暮らしてきたけれど わたしだけが たぶんどこかで 無理をしてたのね そう これからは 自分を大事に それぞれの道 歩きましょう ほら ちょっぴり 涙も出るけど それが わたしの 愛だから | 森進一 | 五木寛之 | 西村由紀江 | | 憎らしい あなたの言葉に 傷ついた ふりしてるけど それは嘘 ほんとうは 大好きよ くやしいけれど だれよりも あなたの心に ながいこと 住んできたから なにもかも わかるの それが わたしの愛 ふたりで 暮らすということは なにかを 失うことだけど あなただけは 夢をすてずに 生きてほしいの ほら あの広い 空に流れる 自由な雲の ように また 強がりを 言ってるねと きっと 笑われ そうだけど 以前から 感じていたけど ときどき ふっと黙り込む さみしげな あなたが 気になるの 言わないけれど 何よりも あなたの気持ちを 大切に 生きてきたから なんとなく わかるの 年の差 なんかは気にせずに きょうまで 暮らしてきたけれど わたしだけが たぶんどこかで 無理をしてたのね そう これからは 自分を大事に それぞれの道 歩きましょう ほら ちょっぴり 涙も出るけど それが わたしの 愛だから |
私の恋初めて抱かれた あの日から 幸せ約束 燃えたのよ 信じて明日(あした)を 待ったのに 何処かの誰かと 計りにかけて 捨ててゆくのね 私の恋を 素顔のおまえが 可愛いと 優しく強く 抱きしめた 惚れたら泣くのは わかっていても あきらめきれない あんたのことが 何処か似ている 今度の男 やっと掴(つか)んだ 幸せを じっと噛みしめ 甘えたの 世間が許さぬ 恋だけど 死ぬまで愛して 欲しいのよ 涙で見えない 私の恋よ | 森進一 | 坂口照幸・蘭世 | 四方章人 | 前田俊明 | 初めて抱かれた あの日から 幸せ約束 燃えたのよ 信じて明日(あした)を 待ったのに 何処かの誰かと 計りにかけて 捨ててゆくのね 私の恋を 素顔のおまえが 可愛いと 優しく強く 抱きしめた 惚れたら泣くのは わかっていても あきらめきれない あんたのことが 何処か似ている 今度の男 やっと掴(つか)んだ 幸せを じっと噛みしめ 甘えたの 世間が許さぬ 恋だけど 死ぬまで愛して 欲しいのよ 涙で見えない 私の恋よ |
わるいひと死ぬか生きるか 迷うよな 恋がしたくて あなたに惚れた はなれられない わるいひと わたし抱いてた 燃える手で 誰を抱いてる 今夜のあなた 身の上話を ながながと 話す女は 不幸なものよ 決めてください わるいひと 死ねと云うなら 死にもする 待てと云うなら 待ちますあなた 二年暮らせば 五年もつ 誰が云ったか 気休め文句 あとをひくのよ わるいひと 夢とお酒と 燃える手で 墜ちてゆきたい 今夜もあなた | 森進一 | 久仁京介 | 森進一 | 馬場良 | 死ぬか生きるか 迷うよな 恋がしたくて あなたに惚れた はなれられない わるいひと わたし抱いてた 燃える手で 誰を抱いてる 今夜のあなた 身の上話を ながながと 話す女は 不幸なものよ 決めてください わるいひと 死ねと云うなら 死にもする 待てと云うなら 待ちますあなた 二年暮らせば 五年もつ 誰が云ったか 気休め文句 あとをひくのよ わるいひと 夢とお酒と 燃える手で 墜ちてゆきたい 今夜もあなた |
吾亦紅マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難(にく)い さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで… 盆の休みに 帰れなかった 俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか あなたに あなたに 謝りたくて 仕事に名を借りた ご無沙汰 あなたに あなたに 謝りたくて 山裾の秋 ひとり逢いに来た ただ あなたに 謝りたくて 小さな町に 嫁いで生きて ここしか知らない 人だった… それでも母を 生き切った 俺、あなたが 羨ましいよ… 今はいとこが 住んでる家に 昔みたいに 灯りがともる あなたは あなたは 家族も遠く 気強く寂しさを 堪(こた)えた あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 身に沁みて行く やっと手が届く ばか野郎と なじってくれよ 親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ あなたの あなたの 形見の言葉 守れた試しさえ ないけど あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう、はじめて 自分を生きる あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺、死ぬまで あなたの子供… | 森進一 | ちあき哲也 | 杉本眞人 | | マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難(にく)い さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで… 盆の休みに 帰れなかった 俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか あなたに あなたに 謝りたくて 仕事に名を借りた ご無沙汰 あなたに あなたに 謝りたくて 山裾の秋 ひとり逢いに来た ただ あなたに 謝りたくて 小さな町に 嫁いで生きて ここしか知らない 人だった… それでも母を 生き切った 俺、あなたが 羨ましいよ… 今はいとこが 住んでる家に 昔みたいに 灯りがともる あなたは あなたは 家族も遠く 気強く寂しさを 堪(こた)えた あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 身に沁みて行く やっと手が届く ばか野郎と なじってくれよ 親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ あなたの あなたの 形見の言葉 守れた試しさえ ないけど あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう、はじめて 自分を生きる あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺、死ぬまで あなたの子供… |