女の岬恋のつらさに泣くよりも にげて にげて にげておいでと 呼んでる岬 海こえてゆく人を せめて一目と追いかける ああ 女の 女の 岬 それが二人のためならば 苦労 苦労 苦労なんかに 負けないつもり ひとときも忘れずに 赤い椿と待ちわびる ああ 女の 女の 岬 あなた頼りのいのちなら 胸に 胸に 胸に灯がつく 灯台岬 だれよりも好きにして 涙ばかりを流させる ああ 女の 女の 岬 | 森進一 | 吉川静夫 | 猪俣公章 | | 恋のつらさに泣くよりも にげて にげて にげておいでと 呼んでる岬 海こえてゆく人を せめて一目と追いかける ああ 女の 女の 岬 それが二人のためならば 苦労 苦労 苦労なんかに 負けないつもり ひとときも忘れずに 赤い椿と待ちわびる ああ 女の 女の 岬 あなた頼りのいのちなら 胸に 胸に 胸に灯がつく 灯台岬 だれよりも好きにして 涙ばかりを流させる ああ 女の 女の 岬 |
女の真心みんながやめろと 言う恋を あきらめられない 私です 誰よりあなたが 好きだから つくし捧げる 真心を どこかで気づいて 欲しいのよ 他にもいいひと いるなんて うわさに聞くのは 辛いのよ 寂しくあなたを 待つ夜ふけ ひとり飲む酒 にがい酒 バカな女の 未練酒 あなたを失う くらいなら 死んでも悔いない 私です こんなにあなたが 好きなのよ 可愛い女と 言われたい いちずな女の 覚悟です | 森進一 | 森進一 | 森進一 | 伊戸のりお | みんながやめろと 言う恋を あきらめられない 私です 誰よりあなたが 好きだから つくし捧げる 真心を どこかで気づいて 欲しいのよ 他にもいいひと いるなんて うわさに聞くのは 辛いのよ 寂しくあなたを 待つ夜ふけ ひとり飲む酒 にがい酒 バカな女の 未練酒 あなたを失う くらいなら 死んでも悔いない 私です こんなにあなたが 好きなのよ 可愛い女と 言われたい いちずな女の 覚悟です |
おんなの挽歌枯野にほほ笑む 月見草 風にふるえて 誰を待つ 愛は… 愛は 愛は… 信じた者ほど 傷つけて 足早に 秋はゆく 夢はかえらぬ おんなの挽歌 ひとりにしないで 行かないで 恋は幻 たわむれか 人は… 人は 人は… 優しさだけでは 愛せない 月日(とき)が経ち 色あせて こころ移ろう おんなの挽歌 花びらみたいな 春の雪 夜の静寂(しじま)に とけてゆく 消えて… 消えて 消えて… はかない運命(さだめ)の 淡雪が 絵のような 美しさ そうよ生きるの おんなの挽歌 | 森進一 | 土田有紀 | 大谷明裕 | 竜崎孝路 | 枯野にほほ笑む 月見草 風にふるえて 誰を待つ 愛は… 愛は 愛は… 信じた者ほど 傷つけて 足早に 秋はゆく 夢はかえらぬ おんなの挽歌 ひとりにしないで 行かないで 恋は幻 たわむれか 人は… 人は 人は… 優しさだけでは 愛せない 月日(とき)が経ち 色あせて こころ移ろう おんなの挽歌 花びらみたいな 春の雪 夜の静寂(しじま)に とけてゆく 消えて… 消えて 消えて… はかない運命(さだめ)の 淡雪が 絵のような 美しさ そうよ生きるの おんなの挽歌 |
女の波止場別れはしない はなれない 死ぬほど好きな 人だから あなたの名だけ 呼んでいる 船の汽笛も ああ 泣く波止場 可愛いかもめも貰い泣き 独りはつらい やるせない すがりもできぬ 淋しさは あなたが知って いるばかり 船がわたしを ああ 駄目にする 可愛いかもめも貰い泣き 流れの花の恋だから 真赤に咲いて 散るさだめ あなたをひとり 乗せてゆく 船の無情が ああ たまらない 可愛いかもめも貰い泣き | 森進一 | 吉川静夫 | 猪俣公章 | | 別れはしない はなれない 死ぬほど好きな 人だから あなたの名だけ 呼んでいる 船の汽笛も ああ 泣く波止場 可愛いかもめも貰い泣き 独りはつらい やるせない すがりもできぬ 淋しさは あなたが知って いるばかり 船がわたしを ああ 駄目にする 可愛いかもめも貰い泣き 流れの花の恋だから 真赤に咲いて 散るさだめ あなたをひとり 乗せてゆく 船の無情が ああ たまらない 可愛いかもめも貰い泣き |
女のためいき死んでもお前を 離しはしない そんな男の 約束を 嘘と知らずに 信じてた 夜が 夜が 夜が泣いてる ああ 女のためいき どうでもなるよに なったらいいと 思いなやんだ 時もある なににすがって 生きるのか 暗い 暗い 暗い灯影(ほかげ)の ああ 女のためいき 男と女の 悲しいさだめ なんで涙が つきまとう ほれているから 憎いのよ 未練 未練 未練一つが ああ 女のためいき | 森進一 | 吉川静夫 | 猪俣公章 | 猪俣公章 | 死んでもお前を 離しはしない そんな男の 約束を 嘘と知らずに 信じてた 夜が 夜が 夜が泣いてる ああ 女のためいき どうでもなるよに なったらいいと 思いなやんだ 時もある なににすがって 生きるのか 暗い 暗い 暗い灯影(ほかげ)の ああ 女のためいき 男と女の 悲しいさだめ なんで涙が つきまとう ほれているから 憎いのよ 未練 未練 未練一つが ああ 女のためいき |
女の四季逢えばおわりと わかっていても 逢えぬ涙に ぬれる春 造り花さえ ほほえむものを 貴方一人に 泣いている 女の愛は 哀しいものね 着物姿が 似合うと云われ 待って明かして 泣いた夏 帯をといても 短かい夜は 線香花火の 夢が散る 女の恋は せつないものね 青い落葉に なりたくないと すがりついても 秋は秋 酒を飲んでも 酔えないわたし ひとり涙で かむグラス 女の道は はかないものね うそに染まった 淡雪心 苦労ばかりが つもる冬 わたし一人に 冷たい浮世 明日と云う日を 信じてる 女の春は いつ又かえる | 森進一 | 丹古晴己・村上千秋 | 猪俣公章 | | 逢えばおわりと わかっていても 逢えぬ涙に ぬれる春 造り花さえ ほほえむものを 貴方一人に 泣いている 女の愛は 哀しいものね 着物姿が 似合うと云われ 待って明かして 泣いた夏 帯をといても 短かい夜は 線香花火の 夢が散る 女の恋は せつないものね 青い落葉に なりたくないと すがりついても 秋は秋 酒を飲んでも 酔えないわたし ひとり涙で かむグラス 女の道は はかないものね うそに染まった 淡雪心 苦労ばかりが つもる冬 わたし一人に 冷たい浮世 明日と云う日を 信じてる 女の春は いつ又かえる |
女の恋あなたの匂いが 素肌にしみて 離れない あなたと私 何があろうとも 恋の深みを さまよいながら 燃えて 燃えて…散らした紅(べに)のあと やさしいあなたの 吐息が熱い かまわない あなたとならば 命かけた恋 つらい噂に 震える体 泣いて 泣いて…どこまで闇の中 あなたの腕に この身を寄せて 夢ならば 夢でもいいの 今はこのままで 抱いて下さい 心もぬれる ふたり ふたり…きのうに戻れない | 森進一 | 麻こよみ | 金田一郎 | 前田俊明 | あなたの匂いが 素肌にしみて 離れない あなたと私 何があろうとも 恋の深みを さまよいながら 燃えて 燃えて…散らした紅(べに)のあと やさしいあなたの 吐息が熱い かまわない あなたとならば 命かけた恋 つらい噂に 震える体 泣いて 泣いて…どこまで闇の中 あなたの腕に この身を寄せて 夢ならば 夢でもいいの 今はこのままで 抱いて下さい 心もぬれる ふたり ふたり…きのうに戻れない |
女の愛男は夢を追う 女はあなたが 夢なのよ つらい時こそ 私の出番 あなたをかばって 身をよせる それが女の 愛なのよ 見えない心 感じて欲しいのよ… 男は惚れたがり 女はなんでも 知りたがり あなたいやです より道したら つれなくするから 尚もえる それが女の 愛なのよ 二つのからだ 命は一つです… 男の嘘なんて 女は解るの 初めから くやし涙を お酒に浮かべ 喧嘩をするのも 好きだから それが女の 愛なのよ ふたりの明日 信じて歩きたい… | 森進一 | 土田有紀 | 弦哲也 | | 男は夢を追う 女はあなたが 夢なのよ つらい時こそ 私の出番 あなたをかばって 身をよせる それが女の 愛なのよ 見えない心 感じて欲しいのよ… 男は惚れたがり 女はなんでも 知りたがり あなたいやです より道したら つれなくするから 尚もえる それが女の 愛なのよ 二つのからだ 命は一つです… 男の嘘なんて 女は解るの 初めから くやし涙を お酒に浮かべ 喧嘩をするのも 好きだから それが女の 愛なのよ ふたりの明日 信じて歩きたい… |
女坂身丈の着物の私をつれて 母は黙って背負子(しょいこ)で歩く 山道いつも聞かされたのは 一つ覚えの夕焼け小焼け 何が生きてて しあわせか 母の顔では 知りかねた あの日けわしく思えた道を 今あなたとなら たどってみたい 行く坂 はるかな女坂 私も母に似てきそう 湯上り子供ら寝かせる声で やっとその日が終ったような 祭りも盆も変らぬ色の 絣(かすり)の柄まで覚えています 耐えることしかない母も 夢を見た日は あるのやら 強くかよわく やさしい背なは みな忘れたよと 答えるけれど 行く坂 はるかな女坂 私も母に似てきそう 何が生きてて しあわせか 母の顔では 知りかねた あの日けわしく思えた道を 今あなたとなら たどってみたい 行く坂 はるかな女坂 私も母に似てきそう | 森進一 | 有馬三恵子 | 猪俣公章 | 前田俊明 | 身丈の着物の私をつれて 母は黙って背負子(しょいこ)で歩く 山道いつも聞かされたのは 一つ覚えの夕焼け小焼け 何が生きてて しあわせか 母の顔では 知りかねた あの日けわしく思えた道を 今あなたとなら たどってみたい 行く坂 はるかな女坂 私も母に似てきそう 湯上り子供ら寝かせる声で やっとその日が終ったような 祭りも盆も変らぬ色の 絣(かすり)の柄まで覚えています 耐えることしかない母も 夢を見た日は あるのやら 強くかよわく やさしい背なは みな忘れたよと 答えるけれど 行く坂 はるかな女坂 私も母に似てきそう 何が生きてて しあわせか 母の顔では 知りかねた あの日けわしく思えた道を 今あなたとなら たどってみたい 行く坂 はるかな女坂 私も母に似てきそう |
女心たった一度の わたしの恋を あなたは冷たく 捨てるのね おまえにしあわせ あげるといって この肩を この肩を 抱いたひと 女を泣かせる あなたが憎い 別れちゃいやよと すがってみても あなたの背中は もう他人 着物姿が 似合うといって 抱きしめて 抱きしめて くれたひと 愛していました あなたは嘘つき 恋のなみだを お酒でうすめ 飲んでもこころは だませない 女のよろこび おしえてくれた わかれても わかれても 好きなひと 忘れられない あなたに逢いたい | 森進一 | たかたかし | 弦哲也 | | たった一度の わたしの恋を あなたは冷たく 捨てるのね おまえにしあわせ あげるといって この肩を この肩を 抱いたひと 女を泣かせる あなたが憎い 別れちゃいやよと すがってみても あなたの背中は もう他人 着物姿が 似合うといって 抱きしめて 抱きしめて くれたひと 愛していました あなたは嘘つき 恋のなみだを お酒でうすめ 飲んでもこころは だませない 女のよろこび おしえてくれた わかれても わかれても 好きなひと 忘れられない あなたに逢いたい |
女恋港波止場を出て行く 別れの出船 捨てちゃいやよと カモメが泣いた 汽笛鳴らして あなたを乗せて 船の無情が たまらない こらえきれない 女恋港(おなこいみなと) 涙があふれて あなたが見えぬ 声にならない さよならなんて 今も聞こえる あなたの声が 耳に残って はなれない 好きよ死ぬほど 女恋港(おなこいみなと) 私にゃ最後の 命の恋よ あなたいなけりゃ 生きてはゆけぬ ひとりぼっちに 私をさせて さだめの果てに 船は行く 未練せつない 女恋港(おなこいみなと) | 森進一 | 森進一 | 森進一 | 前田俊明 | 波止場を出て行く 別れの出船 捨てちゃいやよと カモメが泣いた 汽笛鳴らして あなたを乗せて 船の無情が たまらない こらえきれない 女恋港(おなこいみなと) 涙があふれて あなたが見えぬ 声にならない さよならなんて 今も聞こえる あなたの声が 耳に残って はなれない 好きよ死ぬほど 女恋港(おなこいみなと) 私にゃ最後の 命の恋よ あなたいなけりゃ 生きてはゆけぬ ひとりぼっちに 私をさせて さだめの果てに 船は行く 未練せつない 女恋港(おなこいみなと) |
女がひとり旅人に似合いの 終着の駅からは 一人ずつ悲しい さだめ背負った ひとが降りる 女のいのち 一つにかけて 室蘭のこの町へ 荷物も持たず 私は来た 無茶をして馬鹿だと 口先で責めながら あのひとは私を ここでやさしく 抱いてくれた 女の夢は 小さいけれど 何よりもはげしくて はるばる遠い町まで来た 北国の室蘭 あのひとが住むところ 今日からは私も そっとあなたの そばで眠る 女の意地で つかんだ恋を いつまでもこわさずに 夜霧よどうか つつんでいて | 森進一 | 阿久悠 | 彩木雅夫 | | 旅人に似合いの 終着の駅からは 一人ずつ悲しい さだめ背負った ひとが降りる 女のいのち 一つにかけて 室蘭のこの町へ 荷物も持たず 私は来た 無茶をして馬鹿だと 口先で責めながら あのひとは私を ここでやさしく 抱いてくれた 女の夢は 小さいけれど 何よりもはげしくて はるばる遠い町まで来た 北国の室蘭 あのひとが住むところ 今日からは私も そっとあなたの そばで眠る 女の意地で つかんだ恋を いつまでもこわさずに 夜霧よどうか つつんでいて |
おんな男のこわさと やさしさを 教えたあなたが悪いのよ もっと もっとよ 抱きしめて 小鳩のように ああ ああ 女って 女って あなたを待っている あなたの接吻受けるたび 可愛いわたしに なったのよ まだよ まだなの 炎えさせて 涙の中で ああ ああ 女って 女って あなたがほしいのよ 女に生まれてよかったわ 死ぬまで一緒よ ねえ あなた いやよ いやなの よそ見しちゃ この手でいつも ああ ああ 女って 女って あなたにすがりたい | 森進一 | 山口あかり | 城美好 | | 男のこわさと やさしさを 教えたあなたが悪いのよ もっと もっとよ 抱きしめて 小鳩のように ああ ああ 女って 女って あなたを待っている あなたの接吻受けるたび 可愛いわたしに なったのよ まだよ まだなの 炎えさせて 涙の中で ああ ああ 女って 女って あなたがほしいのよ 女に生まれてよかったわ 死ぬまで一緒よ ねえ あなた いやよ いやなの よそ見しちゃ この手でいつも ああ ああ 女って 女って あなたにすがりたい |
おふくろさんおふくろさんよ おふくろさん 空を見上げりゃ 空にある 雨が降る日は 傘になり お前もいつかは 世の中の 傘になれよと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない おふくろさんよ おふくろさん 花を見つめりゃ 花にある 花のいのちは 短いが 花のこころの 潔ぎよさ 強く生きよと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない おふくろさんよ おふくろさん 山を見上げりゃ 山にある 雪が降る日は ぬくもりを お前もいつかは 世の中に 愛をともせと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない | 森進一 | 川内康範 | 猪俣公章 | 猪俣公章 | おふくろさんよ おふくろさん 空を見上げりゃ 空にある 雨が降る日は 傘になり お前もいつかは 世の中の 傘になれよと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない おふくろさんよ おふくろさん 花を見つめりゃ 花にある 花のいのちは 短いが 花のこころの 潔ぎよさ 強く生きよと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない おふくろさんよ おふくろさん 山を見上げりゃ 山にある 雪が降る日は ぬくもりを お前もいつかは 世の中に 愛をともせと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない |
男ばなし俺らひとりが 抜けたって 月は昇るし 地球は廻る バラは夕陽に 匂うだろ 生きてるうちだぜ 身も花も 身の程知らずと 言われても 誰にもできない 一味を 求めて命を 燃やそうよ 男はどこかが 光りゃいい 物があふれて 場所をとり 義理や人情の 出番がないと 街の灯りも 泣いている 小っちゃな力を 束ねても どうなる世間じゃ ないけれど まかしてくんなと しゃしゃり出て 一緒に溺れる ドジも居て 泣き虫横丁は 花盛り ドアを一枚 くぐるたび 借りが増えてく 人間稼業 それを楽しむ 男惚れ この世にゃ女と いうものが 楊枝の数ほど いるものを わきめもふらずに どこへゆく もったいないよな 恋月夜 たまにはしっぽり 濡れてみな | 森進一 | 星野哲郎 | 大野雄二 | | 俺らひとりが 抜けたって 月は昇るし 地球は廻る バラは夕陽に 匂うだろ 生きてるうちだぜ 身も花も 身の程知らずと 言われても 誰にもできない 一味を 求めて命を 燃やそうよ 男はどこかが 光りゃいい 物があふれて 場所をとり 義理や人情の 出番がないと 街の灯りも 泣いている 小っちゃな力を 束ねても どうなる世間じゃ ないけれど まかしてくんなと しゃしゃり出て 一緒に溺れる ドジも居て 泣き虫横丁は 花盛り ドアを一枚 くぐるたび 借りが増えてく 人間稼業 それを楽しむ 男惚れ この世にゃ女と いうものが 楊枝の数ほど いるものを わきめもふらずに どこへゆく もったいないよな 恋月夜 たまにはしっぽり 濡れてみな |
男の真情この命 この命 すててもいいと 泣きながらとりすがる お前のひとみ 世間のつらい噂を 背中にうけて 男の涙をかみしめる 幸せに生きてくれ いとしい女よ 人並に 人並に 暮らせるならば それだけで幸せと 言ってたお前 二人を遠くひきさく 運命がにくい 男の旅路のせつなさよ 許されるものならば 逢いたいけれど 別れても 別れても 心の絆 結ばれてとこしえに 解かれはしない お前と死んで行くまで 暮らしたかった 夜風にさすらう恋ごころ ひとり行くこの胸に 夕月あかり | 森進一 | 白鳥園枝 | 木村好夫 | 馬場良 | この命 この命 すててもいいと 泣きながらとりすがる お前のひとみ 世間のつらい噂を 背中にうけて 男の涙をかみしめる 幸せに生きてくれ いとしい女よ 人並に 人並に 暮らせるならば それだけで幸せと 言ってたお前 二人を遠くひきさく 運命がにくい 男の旅路のせつなさよ 許されるものならば 逢いたいけれど 別れても 別れても 心の絆 結ばれてとこしえに 解かれはしない お前と死んで行くまで 暮らしたかった 夜風にさすらう恋ごころ ひとり行くこの胸に 夕月あかり |
男と女こころの海から船がでる いのちの港へ着く船が 恋とか愛とかいうけれど 言葉なんかは信じない 汽笛を鳴らして男から女へ いのちを燃やして女から男へ 船が着いたらきっと夜が明ける なみだの海から船がでる 別れの岬(みさき)へ着く舟が 運とか縁(えん)とかいうけれど 宿命(さだめ)なんかは信じない なみだをかくして女から男へ こころをかさねて男から女へ 船が着いたらきっと日が昇る 汽笛を鳴らして男から女へ いのちを燃やして女から男へ 船が着いたらきっと夜が明ける | 森進一 | 五木寛之 | 吉幾三 | | こころの海から船がでる いのちの港へ着く船が 恋とか愛とかいうけれど 言葉なんかは信じない 汽笛を鳴らして男から女へ いのちを燃やして女から男へ 船が着いたらきっと夜が明ける なみだの海から船がでる 別れの岬(みさき)へ着く舟が 運とか縁(えん)とかいうけれど 宿命(さだめ)なんかは信じない なみだをかくして女から男へ こころをかさねて男から女へ 船が着いたらきっと日が昇る 汽笛を鳴らして男から女へ いのちを燃やして女から男へ 船が着いたらきっと夜が明ける |
狼たちの遠吠えささやかな うぬぼれに酔いしれ しあわせの群れからはぐれても 俺は過去を素直に受け入れ つつましく我が道 旅に出る 赤い山並の上に 青白い三日月がかかる くたびれきった月の砂漠を トットッと行く 荒れ果て尽きた大地に突っ立ち この一本道どこへ流れ続くのか? ふと聞える 狼たちの悲しき遠吠え 銀色の牙をむき 雨を刺し 風を打ち 焼け焦げた魂を 引き裂いても 淋しくて 会いたくて 耐えきれず 泣きながら そして人は明日へ歩くのだ 君に聞こえるかな すきとおる瞳に届くかな 希望が西の果てに沈んでも ありったけの命で叫ぼう 今こそ叫んでみよう 大切な人の名を叫ぼう 胸の高鳴りさえぎらないで 一番大切な人の名を叫ぼう 荒れ果て尽きた大地に突っ立ち この一本道どこへ流れ続くのか? ふと聞える 狼たちの悲しき遠吠え 銀色の牙が折れ 雨がやみ 風がやみ 焼け焦げた太陽が 昇り来る頃 苦しくて 耐えきれず 泣きながら 駆け上がれ そして人は名もなき小さな花咲かせる 銀色の牙が折れ 雨がやみ 風がやみ 焼け焦げた太陽が 昇り来る頃 苦しくて 耐えきれず 泣きながら 駆け上がれ そして人は名もなき小さな花咲かせる | 森進一 | 長渕剛 | 長渕剛 | | ささやかな うぬぼれに酔いしれ しあわせの群れからはぐれても 俺は過去を素直に受け入れ つつましく我が道 旅に出る 赤い山並の上に 青白い三日月がかかる くたびれきった月の砂漠を トットッと行く 荒れ果て尽きた大地に突っ立ち この一本道どこへ流れ続くのか? ふと聞える 狼たちの悲しき遠吠え 銀色の牙をむき 雨を刺し 風を打ち 焼け焦げた魂を 引き裂いても 淋しくて 会いたくて 耐えきれず 泣きながら そして人は明日へ歩くのだ 君に聞こえるかな すきとおる瞳に届くかな 希望が西の果てに沈んでも ありったけの命で叫ぼう 今こそ叫んでみよう 大切な人の名を叫ぼう 胸の高鳴りさえぎらないで 一番大切な人の名を叫ぼう 荒れ果て尽きた大地に突っ立ち この一本道どこへ流れ続くのか? ふと聞える 狼たちの悲しき遠吠え 銀色の牙が折れ 雨がやみ 風がやみ 焼け焦げた太陽が 昇り来る頃 苦しくて 耐えきれず 泣きながら 駆け上がれ そして人は名もなき小さな花咲かせる 銀色の牙が折れ 雨がやみ 風がやみ 焼け焦げた太陽が 昇り来る頃 苦しくて 耐えきれず 泣きながら 駆け上がれ そして人は名もなき小さな花咲かせる |
襟裳岬北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です 君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です 日々の暮しはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ | 森進一 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | 馬飼野俊一 | 北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です 君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です 日々の暮しはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ |
えにし風に散る散る 桜の花が 通う情けの 夢峠 かざした扇も 艶やかに 越えて行きます 運命なら 春の名残の 一人旅 花の絵姿 仄かに薫る 母の形見の 旅衣 愛しい恋しい 故郷へ 抱いて行きます 黒髪も 募る思いの 夢枕 肌に愛しと 心が揺れる 熱い思いの 胸の内 はかなき縁と 諦めて 秘めて行きます 面影を 見せぬ涙に 春の虹 | 森進一 | 新美正雄 | 森進一 | | 風に散る散る 桜の花が 通う情けの 夢峠 かざした扇も 艶やかに 越えて行きます 運命なら 春の名残の 一人旅 花の絵姿 仄かに薫る 母の形見の 旅衣 愛しい恋しい 故郷へ 抱いて行きます 黒髪も 募る思いの 夢枕 肌に愛しと 心が揺れる 熱い思いの 胸の内 はかなき縁と 諦めて 秘めて行きます 面影を 見せぬ涙に 春の虹 |
運河あなたほんとに いいのねこれで 別れはしかたが ないことですか つたえきれない 想いを浮かべ 運河(かわ)は流れる 橋の下 恋も流れる さだめのように 好きになっては いけない人を 愛してしまった わたしがわるい にごり水でも ネオンをうつす あなた信じて まよわずに ついてきました 心のままに 明日のしあわせ 祈っていると 言ったあなたの 言葉に泣ける ヘッド・ライトの 光の波に 消えるあなたの うしろ影 夢をみました 短い夢を… | 森進一 | たかたかし | 森進一 | 馬場良 | あなたほんとに いいのねこれで 別れはしかたが ないことですか つたえきれない 想いを浮かべ 運河(かわ)は流れる 橋の下 恋も流れる さだめのように 好きになっては いけない人を 愛してしまった わたしがわるい にごり水でも ネオンをうつす あなた信じて まよわずに ついてきました 心のままに 明日のしあわせ 祈っていると 言ったあなたの 言葉に泣ける ヘッド・ライトの 光の波に 消えるあなたの うしろ影 夢をみました 短い夢を… |
裏切り強く強く抱いて その気にさせてくやしい 誰があなたさがす こんな真夜中鳴る携帯 信じたくない私以外の女 嘘つきで裏切りで卑怯者 勝手な人だけど 逢えばだめなの 切り出せないの私から 追えば追えば逃げる 男はみんな同じね 何が男の夢よ 自分勝手なだけじゃないの ふざけないでと震えてる涙声 嘘つきで裏切りで卑怯者 今すぐ出て行って 恋は終わりね 何度目かしらまたひとり 信じたくない私以外の女 嘘つきで裏切りで卑怯者 勝手な人だけど 逢えばだめなの 切り出せないの私から | 森進一 | 織愛 | 弦哲也 | 池多孝春 | 強く強く抱いて その気にさせてくやしい 誰があなたさがす こんな真夜中鳴る携帯 信じたくない私以外の女 嘘つきで裏切りで卑怯者 勝手な人だけど 逢えばだめなの 切り出せないの私から 追えば追えば逃げる 男はみんな同じね 何が男の夢よ 自分勝手なだけじゃないの ふざけないでと震えてる涙声 嘘つきで裏切りで卑怯者 今すぐ出て行って 恋は終わりね 何度目かしらまたひとり 信じたくない私以外の女 嘘つきで裏切りで卑怯者 勝手な人だけど 逢えばだめなの 切り出せないの私から |
移り香別れの理由は 言わないで それより 聞きたいことがある あなたをうばった 移り香の その女 きれいなひとですか… 忘れないわ今夜 旅立つひとよ きっと 愛したことも 忘れないわそして 憎んだことも 笑い話に してみせる 背中をむけた 幸福を やっぱり 心が追いかける あなたにしみてる 移り香は わたしの涙で 消せますか… 忘れないわ今夜 旅立つひとよ ふたり出逢ったことも 忘れないわそして 別れたことも 笑い話に してみせる 忘れないわ今夜 旅立つひとよ きっと 愛したことも 忘れないわそして 憎んだことも 笑い話に してみせる | 森進一 | やしろよう | 西谷翔 | | 別れの理由は 言わないで それより 聞きたいことがある あなたをうばった 移り香の その女 きれいなひとですか… 忘れないわ今夜 旅立つひとよ きっと 愛したことも 忘れないわそして 憎んだことも 笑い話に してみせる 背中をむけた 幸福を やっぱり 心が追いかける あなたにしみてる 移り香は わたしの涙で 消せますか… 忘れないわ今夜 旅立つひとよ ふたり出逢ったことも 忘れないわそして 別れたことも 笑い話に してみせる 忘れないわ今夜 旅立つひとよ きっと 愛したことも 忘れないわそして 憎んだことも 笑い話に してみせる |
内灘愁歌はるばると続く アカシアの丘に 海鳴りの 海鳴りの 音 とうとうと響く 夏の日の想い出を 訪ねてひとり 白い砂丘をゆけば 光る日本海 友はどこに 歌はどこに 歳月(とき)はいま 流れて 燃える思い 熱い心 よみがえれ この胸に 内灘の海よ ひゅうひゅうと歌う 潮風の浜に 面影は 面影は ただ ゆらゆらと揺れる あの頃は若すぎて 許す優しさも 愛も忘れてひとり 明日(あす)をみつめてた きみはどこに 夢はどこに 歳月(とき)はいま 流れて 燃える思い 熱い心 よみがえれ この胸に 内灘の海よ 友はどこに 歌はどこに 歳月(とき)はいま 流れて 燃える思い 熱い心 よみがえれ この胸に 内灘の海よ | 森進一 | 五木寛之 | 佐原一哉 | | はるばると続く アカシアの丘に 海鳴りの 海鳴りの 音 とうとうと響く 夏の日の想い出を 訪ねてひとり 白い砂丘をゆけば 光る日本海 友はどこに 歌はどこに 歳月(とき)はいま 流れて 燃える思い 熱い心 よみがえれ この胸に 内灘の海よ ひゅうひゅうと歌う 潮風の浜に 面影は 面影は ただ ゆらゆらと揺れる あの頃は若すぎて 許す優しさも 愛も忘れてひとり 明日(あす)をみつめてた きみはどこに 夢はどこに 歳月(とき)はいま 流れて 燃える思い 熱い心 よみがえれ この胸に 内灘の海よ 友はどこに 歌はどこに 歳月(とき)はいま 流れて 燃える思い 熱い心 よみがえれ この胸に 内灘の海よ |
うたかたの街夜の東京 夜の東京 盛り場さえも ネオンばかりが 赫々(あかあか)と ひとの匂いも 失くなって 見なくなったわ 酔いどれも ここであなたと 生きた春 どこへ流れた あゝうたかたの街 噂聞くたび 噂聞くたび 吐息も細る ましてあなたの 不しあわせ 逢ってどうする 今更に 逢わずどうする この時に いつかぶれます 想いまで 問わず語りの あゝうたかたの街 今もあなたに 今もあなたに 人恋う酒は 遠いあの日に つながって ひとは定かで ないものに そうよすがって 生きている 夢を賭けたい もう一度 あなたを呼んでる あゝうたかたの街 | 森進一 | 坂口照幸 | 四方章人 | 南郷達也 | 夜の東京 夜の東京 盛り場さえも ネオンばかりが 赫々(あかあか)と ひとの匂いも 失くなって 見なくなったわ 酔いどれも ここであなたと 生きた春 どこへ流れた あゝうたかたの街 噂聞くたび 噂聞くたび 吐息も細る ましてあなたの 不しあわせ 逢ってどうする 今更に 逢わずどうする この時に いつかぶれます 想いまで 問わず語りの あゝうたかたの街 今もあなたに 今もあなたに 人恋う酒は 遠いあの日に つながって ひとは定かで ないものに そうよすがって 生きている 夢を賭けたい もう一度 あなたを呼んでる あゝうたかたの街 |
うそつき私でよければ傍をはなれずに 尽くし捧げるはずでした あなただけにしあわせ願う 女ごころの一途な夢を あなた泣かせて 捨ててゆく 逃げてゆく いまさら泣いても仕方ないけれど 悔しすぎるわこの涙 私だけがあなたの女 それを信じて抱かれた夢を あなたうそつき 捨ててゆく 逃げてゆく どれほど好きでも追えばみじめです だからあなたを忘れます ふたりだけのちいさな生活 いつも欲しがる女の夢を あなた泣かせて 捨ててゆく 逃げてゆく | 森進一 | たかたかし | 森進一 | | 私でよければ傍をはなれずに 尽くし捧げるはずでした あなただけにしあわせ願う 女ごころの一途な夢を あなた泣かせて 捨ててゆく 逃げてゆく いまさら泣いても仕方ないけれど 悔しすぎるわこの涙 私だけがあなたの女 それを信じて抱かれた夢を あなたうそつき 捨ててゆく 逃げてゆく どれほど好きでも追えばみじめです だからあなたを忘れます ふたりだけのちいさな生活 いつも欲しがる女の夢を あなた泣かせて 捨ててゆく 逃げてゆく |
薄雪草鏡のなかで 何年ぶりに 忘れたわたしの 笑顔に逢えた 何故かいつでも しあわせ遠い こんな…こんな女でよかったら あなたのそばで そっと咲きたい 北の花です 薄雪草(うすゆきそう) 涙を咬んだ 女の意地は 素直になれずに 心も荒れた そんな飲み方 やめろと言って つよく…つよく叱った優しい手 あなたと二人 生きてゆきたい 北の花です 薄雪草 薄めの紅を 小指で描いて あなたに着物を 褒められたくて 遅い春でも 短いなりに 咲いて…咲いて乱れて夢うつつ あなたの愛に 散って嬉しい 北の花です 薄雪草 | 森進一 | 吉岡治 | 森進一 | | 鏡のなかで 何年ぶりに 忘れたわたしの 笑顔に逢えた 何故かいつでも しあわせ遠い こんな…こんな女でよかったら あなたのそばで そっと咲きたい 北の花です 薄雪草(うすゆきそう) 涙を咬んだ 女の意地は 素直になれずに 心も荒れた そんな飲み方 やめろと言って つよく…つよく叱った優しい手 あなたと二人 生きてゆきたい 北の花です 薄雪草 薄めの紅を 小指で描いて あなたに着物を 褒められたくて 遅い春でも 短いなりに 咲いて…咲いて乱れて夢うつつ あなたの愛に 散って嬉しい 北の花です 薄雪草 |
うさぎあの日はほんとに暑かった 村へと続く白い道 かげろうだけが揺れていた 夢中でぼくは 走ってた 母さん 待っててすぐ帰る 大事な仕事忘れてた 女手ひとつで ぼくたちを 育ててくれた母さんは 落した肩で うなずいて 遠くの村をみつめてた 貧しくひなびたあの村は 悲しく捨てた ふるさとさ 親子で荷物を持ちあって 真夏の道を港まで おさない末の弟は 疲れて泣いて しゃがみこむ おぶってやろうと思っても 許しておくれ 無理だった 「ようやく港に着いた時 突然ぼくは 思いだす 小学校の夏休みに うさぎの係をしてたこと このまま出かけてしまったら うさぎは餓えて死ぬだろう」 あわてて駆け出すぼくだった 今来た道を学校へ おなかを空かす つらさなら 誰よりぼくが知っている 待ちかねていた うさぎたち さし出すエサに飛んでくる 埃(ほこり)にまみれてたどり着く 港に船はもういない 今度の船が出るまでに どれだけ長く待つことか それでも母さん ひとことも 叱らずぼくに ほほえんだ 母さんなにより嬉しいよ こんなにつらい時でさえ やさしい心忘れない おまえは強い男の子 めったに泣かない母さんの まぶたが濡れて光ってた あれから何年たったかな 苦しい時が来るたびに 白いうさぎを思い出す 母さんの目を思い出す いっしょうけんめい生きてます 母さんほめてくれますか いっしょうけんめい生きてます 母さん泣いてくれますか 母さん… 母さん… 母さん… 母さん… | 森進一 | 保富康午 | 猪俣公章 | | あの日はほんとに暑かった 村へと続く白い道 かげろうだけが揺れていた 夢中でぼくは 走ってた 母さん 待っててすぐ帰る 大事な仕事忘れてた 女手ひとつで ぼくたちを 育ててくれた母さんは 落した肩で うなずいて 遠くの村をみつめてた 貧しくひなびたあの村は 悲しく捨てた ふるさとさ 親子で荷物を持ちあって 真夏の道を港まで おさない末の弟は 疲れて泣いて しゃがみこむ おぶってやろうと思っても 許しておくれ 無理だった 「ようやく港に着いた時 突然ぼくは 思いだす 小学校の夏休みに うさぎの係をしてたこと このまま出かけてしまったら うさぎは餓えて死ぬだろう」 あわてて駆け出すぼくだった 今来た道を学校へ おなかを空かす つらさなら 誰よりぼくが知っている 待ちかねていた うさぎたち さし出すエサに飛んでくる 埃(ほこり)にまみれてたどり着く 港に船はもういない 今度の船が出るまでに どれだけ長く待つことか それでも母さん ひとことも 叱らずぼくに ほほえんだ 母さんなにより嬉しいよ こんなにつらい時でさえ やさしい心忘れない おまえは強い男の子 めったに泣かない母さんの まぶたが濡れて光ってた あれから何年たったかな 苦しい時が来るたびに 白いうさぎを思い出す 母さんの目を思い出す いっしょうけんめい生きてます 母さんほめてくれますか いっしょうけんめい生きてます 母さん泣いてくれますか 母さん… 母さん… 母さん… 母さん… |
ウイスキー色の街で西の空がウイスキー色に 染まってゆくこの街で しなやかな夢を飲みながら かすかないらだちを流そう 生き急ぐ人の流れの中で 俺は俺 こだわりは捨てないさ それでいいんだよ それでいいんだよ 想い出を並べながら ひとりで飲むのもいいさ ほろにがい別れもあった ときめく恋などもたまに 揺らめいて通り過ぎゆくものに 捧げよう 祝福と微笑みを 今も元気か 今も元気か ざわめきの中で揉まれた 上着を今脱ぎ捨てて 帰ってゆく場所など忘れ 友よ今夜は飲もうか ふけてゆく夜の流れの中で 俺は俺 信じてる友がいる 俺に乾杯 君に乾杯 | 森進一 | 岡本おさみ | 細野晴臣 | 三井誠 | 西の空がウイスキー色に 染まってゆくこの街で しなやかな夢を飲みながら かすかないらだちを流そう 生き急ぐ人の流れの中で 俺は俺 こだわりは捨てないさ それでいいんだよ それでいいんだよ 想い出を並べながら ひとりで飲むのもいいさ ほろにがい別れもあった ときめく恋などもたまに 揺らめいて通り過ぎゆくものに 捧げよう 祝福と微笑みを 今も元気か 今も元気か ざわめきの中で揉まれた 上着を今脱ぎ捨てて 帰ってゆく場所など忘れ 友よ今夜は飲もうか ふけてゆく夜の流れの中で 俺は俺 信じてる友がいる 俺に乾杯 君に乾杯 |
妹よしらじらと明ける頃 びしょぬれで帰って来た 蒼(あお)ざめた顔をして 一言も話もせず 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけど傷つく君を 見たくはないんだよ 無邪気な笑顔が消えるのが つらいんだよ もう少し見ないふり していてといった君の 悲しげなあの顔が 気になって仕方がない 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけどこんなにまでも せつなくさせるのは どういう男か知りたいと 思うんだよ この部屋を捨てるのか 荷物までまとめている なぐりつけひきとめて やりたいと思うけれど 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけど夢からさめて さびしくなったなら 何(なん)にもなかった顔をして 帰るんだよ | 森進一 | 阿久悠 | 猪俣公章 | | しらじらと明ける頃 びしょぬれで帰って来た 蒼(あお)ざめた顔をして 一言も話もせず 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけど傷つく君を 見たくはないんだよ 無邪気な笑顔が消えるのが つらいんだよ もう少し見ないふり していてといった君の 悲しげなあの顔が 気になって仕方がない 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけどこんなにまでも せつなくさせるのは どういう男か知りたいと 思うんだよ この部屋を捨てるのか 荷物までまとめている なぐりつけひきとめて やりたいと思うけれど 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけど夢からさめて さびしくなったなら 何(なん)にもなかった顔をして 帰るんだよ |
今想えばもう君と 会わなくなって どれくらいたつだろうか 時々机の中から 君からの手紙だして読むことがあるよ 踏みきることが出来なかった あの頃の僕 この間 昔の仲間たちと 会って話したよ つまらないことさ 僕達のことが話にでて 君のこと幸せに暮らしていると 聞いた もう君と 会わなくなって どれくらいたつだろうか 時々机の中から 君からの手紙だして読むことがあるよ 今想えば あの頃に戻れたら やさしくつつんであげる 消えてしまったはずの 愛のぬくもりが今もこの胸に熱く 古びた壁に君が書いた 僕のイニシャル もう君と 出会うこともないのに きざまれたイニシャルが とってもさびしい 笑って別れた二人なのに 今頃になってむなしさだけが 残る 今想えば あの頃に戻れたら やさしくつつんであげる 消えてしまったはずの 愛のぬくもりが今もこの胸に熱く | 森進一 | 森進一 | 森進一 | 前田俊明 | もう君と 会わなくなって どれくらいたつだろうか 時々机の中から 君からの手紙だして読むことがあるよ 踏みきることが出来なかった あの頃の僕 この間 昔の仲間たちと 会って話したよ つまらないことさ 僕達のことが話にでて 君のこと幸せに暮らしていると 聞いた もう君と 会わなくなって どれくらいたつだろうか 時々机の中から 君からの手紙だして読むことがあるよ 今想えば あの頃に戻れたら やさしくつつんであげる 消えてしまったはずの 愛のぬくもりが今もこの胸に熱く 古びた壁に君が書いた 僕のイニシャル もう君と 出会うこともないのに きざまれたイニシャルが とってもさびしい 笑って別れた二人なのに 今頃になってむなしさだけが 残る 今想えば あの頃に戻れたら やさしくつつんであげる 消えてしまったはずの 愛のぬくもりが今もこの胸に熱く |
命かれても惚れて振られた 女の心 あんたなんかにゃ わかるまい 押え切れない 淋しさは 死ぬことよりも つらいけど なぐさめなんかは 欲しくない みんなあんたが おしえてくれた 酒もタバコも うそまでも 泣かぬつもりで いたけれど 裏町ギターの あの唄に 今夜はしみじみ 泣かされる こんどこそはと 命をかけて 惚れてみたけど 駄目だった 女の青春(はる)を唇を 返してくれとは 言わないが 死ぬまで愛して 欲しかった | 森進一 | 鳥井実 | 彩木雅夫 | | 惚れて振られた 女の心 あんたなんかにゃ わかるまい 押え切れない 淋しさは 死ぬことよりも つらいけど なぐさめなんかは 欲しくない みんなあんたが おしえてくれた 酒もタバコも うそまでも 泣かぬつもりで いたけれど 裏町ギターの あの唄に 今夜はしみじみ 泣かされる こんどこそはと 命をかけて 惚れてみたけど 駄目だった 女の青春(はる)を唇を 返してくれとは 言わないが 死ぬまで愛して 欲しかった |
命あたえてはなれていました 長いこと おんなひとり寝 眠られず 息ずく 乳房抱きしめながら なおさら 寂しい わたしの愛に 誰か 誰か 誰かお願い 命あたえて 忘れてしまったわけじゃない 愛のぬくもり 欲しいけど 体が燃える 心が冷える 傷つきすぎた わたしの愛に 誰か 誰か 誰かお願い 命あたえて はなれていました 長いこと 声をこらえる よろこびに とろけるほどの よろこびに 身悶えしたい わたしの愛に 誰か 誰か 誰かお願い 命あたえて | 森進一 | 川内康範 | 猪俣公章 | | はなれていました 長いこと おんなひとり寝 眠られず 息ずく 乳房抱きしめながら なおさら 寂しい わたしの愛に 誰か 誰か 誰かお願い 命あたえて 忘れてしまったわけじゃない 愛のぬくもり 欲しいけど 体が燃える 心が冷える 傷つきすぎた わたしの愛に 誰か 誰か 誰かお願い 命あたえて はなれていました 長いこと 声をこらえる よろこびに とろけるほどの よろこびに 身悶えしたい わたしの愛に 誰か 誰か 誰かお願い 命あたえて |
愛しい人よなぜ君は 哀しくなるのか なぜいつも 自分をせめるの さびしさと せつなさで 時間のなかを 旅する人よ でも僕がこのままいるから もし永遠の 変わらぬ気持ちで 優しさと 温もりを 綺麗な君に 約束しよう 愛しい人よ 可愛い人よ もうだれにも もう何処へも もうはなしはしない 愛しい人よ 可愛い人よ 君は僕の恋人 なぜ君は大人になるのか なぜとても綺麗になるのか 髪形と着る服で 突然僕をハッとさせるね でも気分 少女のようだよ ほら嘘を ときどきつくけど 幼なさと いじわるが 変わらないのが 君らしいよね 寄り添う時も 甘える時も 愛すること 信じること あの夜空を駈けて 時間が流れ すべてを超えて 二人 星になるだろう 愛しい人よ 可愛い人よ もうだれにも もう何処へも もうはなしはしない 愛しい人よ 可愛い人よ 君は僕の恋人 | 森進一 | 魚住勉 | 馬飼野康二 | | なぜ君は 哀しくなるのか なぜいつも 自分をせめるの さびしさと せつなさで 時間のなかを 旅する人よ でも僕がこのままいるから もし永遠の 変わらぬ気持ちで 優しさと 温もりを 綺麗な君に 約束しよう 愛しい人よ 可愛い人よ もうだれにも もう何処へも もうはなしはしない 愛しい人よ 可愛い人よ 君は僕の恋人 なぜ君は大人になるのか なぜとても綺麗になるのか 髪形と着る服で 突然僕をハッとさせるね でも気分 少女のようだよ ほら嘘を ときどきつくけど 幼なさと いじわるが 変わらないのが 君らしいよね 寄り添う時も 甘える時も 愛すること 信じること あの夜空を駈けて 時間が流れ すべてを超えて 二人 星になるだろう 愛しい人よ 可愛い人よ もうだれにも もう何処へも もうはなしはしない 愛しい人よ 可愛い人よ 君は僕の恋人 |
伊豆の女別れを承知で 始めから 恋をしたのが 悲しくて ひとり来ました 雨の伊豆 いくら呼んでも すがっても 私のものには ならぬ人 ああ ならぬ人 二人でたずねた 思い出を 今は湯ぶねに 流したい ひとり涙で 雨の伊豆 いくら呼んでも すがっても 私のものには ならぬ人 ああ ならぬ人 心に別れを ちかっても たった一夜を たえかねる いっそ死にたい 雨の伊豆 いくら呼んでも すがっても 私のものには ならぬ人 ああ ならぬ人 | 森進一 | 佐々木ひろと・補作詞:中山貴美 | 城美好 | 森岡賢一郎 | 別れを承知で 始めから 恋をしたのが 悲しくて ひとり来ました 雨の伊豆 いくら呼んでも すがっても 私のものには ならぬ人 ああ ならぬ人 二人でたずねた 思い出を 今は湯ぶねに 流したい ひとり涙で 雨の伊豆 いくら呼んでも すがっても 私のものには ならぬ人 ああ ならぬ人 心に別れを ちかっても たった一夜を たえかねる いっそ死にたい 雨の伊豆 いくら呼んでも すがっても 私のものには ならぬ人 ああ ならぬ人 |
十六夜舟乗せて下さい 十六夜舟に 月の岸辺に 葦(あし)の葉がゆれる 愛をためらう 心と心 いいの私は かまわない あなただけです この命 漕いで下さい 十六夜舟を 寄せるさざ波 情けの夜風 はなさないでね このままずっと 罪な女と いわれても あなたなしでは 生きられぬ 明日(あす)のあてない 十六夜舟に 霧にかすんだ はるかな灯り 遠くはなれて 泣くことよりも これでいいのよ なにもかも あなたひとすじ ついてゆく | 森進一 | 白鳥園枝 | 中村清一 | 前田俊明 | 乗せて下さい 十六夜舟に 月の岸辺に 葦(あし)の葉がゆれる 愛をためらう 心と心 いいの私は かまわない あなただけです この命 漕いで下さい 十六夜舟を 寄せるさざ波 情けの夜風 はなさないでね このままずっと 罪な女と いわれても あなたなしでは 生きられぬ 明日(あす)のあてない 十六夜舟に 霧にかすんだ はるかな灯り 遠くはなれて 泣くことよりも これでいいのよ なにもかも あなたひとすじ ついてゆく |
いきなやつ艶(あだ)は深川 勇みは神田 粋を売るのは 柳橋 そうさ男さ 決めたらやるさ なぐられ蹴られて ついてゆく 今日のがまんが 一生決める ひとつ成せたと 思ったときが 次のひとつの 落とし穴 山の向うにゃ お山があって そのまた向うも 山ばかり それが修業さ 初心に帰れ サヨリみたいに 容姿(ようす)が良いと ほめたつもりが 叱られた 妾(わた)しゃそんなに お腹の中が 黒くはないよと 流し目で 人は鏡さ 自分が映る | 森進一 | 星野哲郎 | 大野雄二 | | 艶(あだ)は深川 勇みは神田 粋を売るのは 柳橋 そうさ男さ 決めたらやるさ なぐられ蹴られて ついてゆく 今日のがまんが 一生決める ひとつ成せたと 思ったときが 次のひとつの 落とし穴 山の向うにゃ お山があって そのまた向うも 山ばかり それが修業さ 初心に帰れ サヨリみたいに 容姿(ようす)が良いと ほめたつもりが 叱られた 妾(わた)しゃそんなに お腹の中が 黒くはないよと 流し目で 人は鏡さ 自分が映る |
あるがままに生きる理不尽なことも呑み込み 曲がった嘘も許した 噂も誤解も偽りも 心にあとを止めず… 言い訳をする気はない 愛する者を愛した 不器用者には似合いの土地を 向かい風に吹かれ 道端 花など祠(ほこら)に手向(たむ)け 母にだけは祈る 現在(いま)を支える思い出は 山のようにあるよ 喜び悲しみ数えれば 青春(はる)がよみがえるね… 耐えてきた痛み すべて 生きてる証拠(あかし)だからさ 不器用者なら黙っていよう 時間(とき)が癒すだろう 涙に似ているやさしいものが ふいに胸をみたす この生命(いのち) いとおしみ あるがままに 生きる 不器用者には似合いの土地を 向かい風に吹かれ 道端 花など祠(ほこら)に手向(たむ)け 母にだけは祈る | 森進一 | 森進一・補作詞:有馬三恵子 | 森進一 | 十川ともじ | 理不尽なことも呑み込み 曲がった嘘も許した 噂も誤解も偽りも 心にあとを止めず… 言い訳をする気はない 愛する者を愛した 不器用者には似合いの土地を 向かい風に吹かれ 道端 花など祠(ほこら)に手向(たむ)け 母にだけは祈る 現在(いま)を支える思い出は 山のようにあるよ 喜び悲しみ数えれば 青春(はる)がよみがえるね… 耐えてきた痛み すべて 生きてる証拠(あかし)だからさ 不器用者なら黙っていよう 時間(とき)が癒すだろう 涙に似ているやさしいものが ふいに胸をみたす この生命(いのち) いとおしみ あるがままに 生きる 不器用者には似合いの土地を 向かい風に吹かれ 道端 花など祠(ほこら)に手向(たむ)け 母にだけは祈る |
雨の夜あなたひとりに かけた恋 惚れておぼれた おんなの涙 つらい逢いたい 死ぬほどもえたのよ 今も残るぬくもり 心淋しい 雨の夜 傘にかくれた おもいでひとつ もえてはかない おんなの命 髪のしんまで あなたに抱かれたの せめて夢で逢いたい 心せつない 雨の夜 雨に泣いてる 私のこころ とどいていますか あなたの胸に せめて死ぬまで だましてほしかった 今もうかぶ面影 心悲しい 雨の夜 | 森進一 | 北川文化 | 森進一 | 前田俊明 | あなたひとりに かけた恋 惚れておぼれた おんなの涙 つらい逢いたい 死ぬほどもえたのよ 今も残るぬくもり 心淋しい 雨の夜 傘にかくれた おもいでひとつ もえてはかない おんなの命 髪のしんまで あなたに抱かれたの せめて夢で逢いたい 心せつない 雨の夜 雨に泣いてる 私のこころ とどいていますか あなたの胸に せめて死ぬまで だましてほしかった 今もうかぶ面影 心悲しい 雨の夜 |
雨の桟橋おまえは新しい 夢に生きてくれ おれなんか忘れて しあわせつかめと 雨の桟橋に 消えてゆく人よ 何もわかっちゃいないのよ 夢に生きろというなんて あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたがはじめての 恋じゃないけれど その胸に終りたい 命の恋なの 雨の桟橋に ドラが鳴りひびく 女心も知らないで 何が男のいたわりよ あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたの船が行く 雨は降りしきる 傘を抱き見送れば あふれる涙よ 雨の桟橋に 影がくずれたら それは女のなきがらよ あなた船から見えますか あなたと別れて しあわせになれましょうか | 森進一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | おまえは新しい 夢に生きてくれ おれなんか忘れて しあわせつかめと 雨の桟橋に 消えてゆく人よ 何もわかっちゃいないのよ 夢に生きろというなんて あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたがはじめての 恋じゃないけれど その胸に終りたい 命の恋なの 雨の桟橋に ドラが鳴りひびく 女心も知らないで 何が男のいたわりよ あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたの船が行く 雨は降りしきる 傘を抱き見送れば あふれる涙よ 雨の桟橋に 影がくずれたら それは女のなきがらよ あなた船から見えますか あなたと別れて しあわせになれましょうか |
雨のくちびる雨に濡れてる くちびるに ふれたら別れが また延びる 夢にはぐれた 紅の傘 投げて走って ついてくる 死ぬまで女で いたいとすがる おまえのおまえの 情けに敗けてきた 眠るおまえを 見るたびに しあわせやろうと 思ったさ 夢をまさぐる 迷い鳥 飛べば果てない 闇の中 見せてはやれない いい夢ひとつ 惚れても惚れても 泣かせてしまうだけ 雨に濡れてる くちびるが 愛しているわと 泣き叫ぶ 夢をもとめる 可憐花(かれんばな) 汚せないのさ 俺の手で 無邪気なこころを どうすればいい おまえのおまえの あしたが気にかかる | 森進一 | 久仁京介 | 森進一 | 馬場良 | 雨に濡れてる くちびるに ふれたら別れが また延びる 夢にはぐれた 紅の傘 投げて走って ついてくる 死ぬまで女で いたいとすがる おまえのおまえの 情けに敗けてきた 眠るおまえを 見るたびに しあわせやろうと 思ったさ 夢をまさぐる 迷い鳥 飛べば果てない 闇の中 見せてはやれない いい夢ひとつ 惚れても惚れても 泣かせてしまうだけ 雨に濡れてる くちびるが 愛しているわと 泣き叫ぶ 夢をもとめる 可憐花(かれんばな) 汚せないのさ 俺の手で 無邪気なこころを どうすればいい おまえのおまえの あしたが気にかかる |
雨の空港ドアに挟んだ 別れのメモを 読んでいるはず いま頃は ごめんなさいね あなた こんな別れ方しか 出来なくて ひとり身を引く 女の旅は 空も泣いてる 雨の空港 いまは小いさな 年の差だけど いつか重荷に なるはずよ 初めて知ったの あなた 長さだけじゃないのね しあわせは 愛の残りと 想い出詰めた こころ重たい 雨の空港 遠く消えてく 灯火の中に ふたり暮した 部屋がある 捜しなさいね あなた 同じ夢を見られる いい女を 空に飛び立つ 翼の窓を 濡らす未練の 雨の空港 | 森進一 | 木下龍太郎 | 西條キロク | 佐伯亮 | ドアに挟んだ 別れのメモを 読んでいるはず いま頃は ごめんなさいね あなた こんな別れ方しか 出来なくて ひとり身を引く 女の旅は 空も泣いてる 雨の空港 いまは小いさな 年の差だけど いつか重荷に なるはずよ 初めて知ったの あなた 長さだけじゃないのね しあわせは 愛の残りと 想い出詰めた こころ重たい 雨の空港 遠く消えてく 灯火の中に ふたり暮した 部屋がある 捜しなさいね あなた 同じ夢を見られる いい女を 空に飛び立つ 翼の窓を 濡らす未練の 雨の空港 |
雨雨のふる日は 傘をさす 心の中がぬれるよう 愛よ 恋よ 思い出よ ふりむけばいつも ひとりきり 雨のふる日は 傘のなか 泣けばすべてが終るよね 無理に笑うこともなく とじこめた夢は あてもなく 雨のふる日は 傘をさす つめたい体 ふるわせて せめていまわ この雨に 流されていれば それでいい せめていまは この雨に 流されていれば それでいい | 森進一 | 松山千春 | 松山千春 | | 雨のふる日は 傘をさす 心の中がぬれるよう 愛よ 恋よ 思い出よ ふりむけばいつも ひとりきり 雨のふる日は 傘のなか 泣けばすべてが終るよね 無理に笑うこともなく とじこめた夢は あてもなく 雨のふる日は 傘をさす つめたい体 ふるわせて せめていまわ この雨に 流されていれば それでいい せめていまは この雨に 流されていれば それでいい |
甘ったれ心が寒い からだが寒い 恋の行方(ゆくえ) 思えば寒い 悲しくなれば 二人で飲んで それですべて 忘れるだけの こんな愛なんか いつかこわれると 知りながら抱いてしまう 酒に踊らさせ バラに酔わされて 流れ行く ふたり 甘ったれ 涙がにがい 煙草がにがい 夢のつづき 思えばにがい 別れましょうと いうだけいって 昨日今日と おんなじ明日 せめて酒場では ピアノ弾きながら 楽しげに笑いころげ 愛や恋なんか どうせピエロだと ふざけ合う ふたり 甘ったれ こんな愛なんか いつかこわれると 知りながら抱いてしまう 酒に踊らされ バラに酔わされて 流れ行く ふたり 甘ったれ | 森進一 | 阿久悠 | Salvatore Adamo | | 心が寒い からだが寒い 恋の行方(ゆくえ) 思えば寒い 悲しくなれば 二人で飲んで それですべて 忘れるだけの こんな愛なんか いつかこわれると 知りながら抱いてしまう 酒に踊らさせ バラに酔わされて 流れ行く ふたり 甘ったれ 涙がにがい 煙草がにがい 夢のつづき 思えばにがい 別れましょうと いうだけいって 昨日今日と おんなじ明日 せめて酒場では ピアノ弾きながら 楽しげに笑いころげ 愛や恋なんか どうせピエロだと ふざけ合う ふたり 甘ったれ こんな愛なんか いつかこわれると 知りながら抱いてしまう 酒に踊らされ バラに酔わされて 流れ行く ふたり 甘ったれ |
天城越え隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺していいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れ堕ちる 肩のむこうに あなた…山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え 口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりで居たって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径(みち) 小夜時雨(さよしぐれ) 寒天橋 恨んでも 恨んでも 躯(からだ)うらはら あなた…山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え 走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう) 恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた…山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え | 森進一 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺していいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れ堕ちる 肩のむこうに あなた…山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え 口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりで居たって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径(みち) 小夜時雨(さよしぐれ) 寒天橋 恨んでも 恨んでも 躯(からだ)うらはら あなた…山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え 走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう) 恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた…山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え |
あなたに抱かれて今夜は あなたのそばで このまま 抱かれていたい だめなの 背中むけないで 好きなの ひとりにしないで 私ひとりの あなたが命よ だからお願い そばに置いてね とても切ないの…… あなたに抱かれて 女になるの この身を あなたにゆだね やさしく 愛してほしい あなたから 離れられない 夢なら さめないでほしい ずっと死ぬまで あなたが命よ あなたの香り あなたの吐息 胸が苦しいの…… あなたに抱かれる 女でいたい ずっと死ぬまで あなたが命よ あなたの香り あなたの吐息 胸が苦しいの…… あなたに抱かれる 女でいたい | 森進一 | 森進一 | 森進一 | 鈴木豪・西川幾子 | 今夜は あなたのそばで このまま 抱かれていたい だめなの 背中むけないで 好きなの ひとりにしないで 私ひとりの あなたが命よ だからお願い そばに置いてね とても切ないの…… あなたに抱かれて 女になるの この身を あなたにゆだね やさしく 愛してほしい あなたから 離れられない 夢なら さめないでほしい ずっと死ぬまで あなたが命よ あなたの香り あなたの吐息 胸が苦しいの…… あなたに抱かれる 女でいたい ずっと死ぬまで あなたが命よ あなたの香り あなたの吐息 胸が苦しいの…… あなたに抱かれる 女でいたい |
あなたがいたからもう少し生きられる 最後のひとときまで 燃えて生きたい わが人生を 誰かひとりに そっと言われてみたい あなたがいたから たのしい人生だったと あたしのしてきたことは ローソクのあかりほどの小さな炎 あなたがいたから燃えつづけられた ありがとう ほんとうに ありがとう 燃えつきるまで 燃えて生きます ああ いのちよ たそがれて また陽はのぼり 涙がかがやくまで めぐり めぐって みな美しい ただ ひたすら燃えて みずからのいのちけずって生きて来た あなたがいたから燃えつづけられた ありがとう ほんとうに ありがとう 燃えつきるまで 燃えて生きます ああ いのちよ | 森進一 | 加藤日出男 | きくち寛 | | もう少し生きられる 最後のひとときまで 燃えて生きたい わが人生を 誰かひとりに そっと言われてみたい あなたがいたから たのしい人生だったと あたしのしてきたことは ローソクのあかりほどの小さな炎 あなたがいたから燃えつづけられた ありがとう ほんとうに ありがとう 燃えつきるまで 燃えて生きます ああ いのちよ たそがれて また陽はのぼり 涙がかがやくまで めぐり めぐって みな美しい ただ ひたすら燃えて みずからのいのちけずって生きて来た あなたがいたから燃えつづけられた ありがとう ほんとうに ありがとう 燃えつきるまで 燃えて生きます ああ いのちよ |
厚化粧の女初めて抱かれたあの部屋で 愛でも恋でもなかったわ ダメよと拒んで泣きながら 求めるアイツに身を任せ 私は女になりました あれは十九の夏のこと 一緒に生きると約束も 長くは続かぬ夢だった あの日の幸せ返してよ 私幾つになったのか 女の幸せ掴みたい 知らず知らずの厚化粧 やっと出会えた優しい男(ひと)は 妻も子もある男(ひと)でした 最後の恋と誓っても 男の運が無い私 短い女の青春なのに それでも無情に明日は来る | 森進一 | 森進一 | 森進一 | 周防泰臣 | 初めて抱かれたあの部屋で 愛でも恋でもなかったわ ダメよと拒んで泣きながら 求めるアイツに身を任せ 私は女になりました あれは十九の夏のこと 一緒に生きると約束も 長くは続かぬ夢だった あの日の幸せ返してよ 私幾つになったのか 女の幸せ掴みたい 知らず知らずの厚化粧 やっと出会えた優しい男(ひと)は 妻も子もある男(ひと)でした 最後の恋と誓っても 男の運が無い私 短い女の青春なのに それでも無情に明日は来る |
熱き心に北国の旅の空 流れる雲はるか 時に人恋しく くちびるにふれもせず 別れた女(ひと) いずこ 胸は焦がれるまま 熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ ああ 春には花咲く日が ああ 夏には星降る日が 夢を誘う 愛を語る 熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ ああ 秋には色づく日が ああ 冬には真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を オーロラの空の下 夢追い人ひとり 風の姿に似て 熱き心 きみに | 森進一 | 阿久悠 | 大瀧詠一 | | 北国の旅の空 流れる雲はるか 時に人恋しく くちびるにふれもせず 別れた女(ひと) いずこ 胸は焦がれるまま 熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ ああ 春には花咲く日が ああ 夏には星降る日が 夢を誘う 愛を語る 熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ ああ 秋には色づく日が ああ 冬には真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を オーロラの空の下 夢追い人ひとり 風の姿に似て 熱き心 きみに |
あっという間瞼(まぶた) 閉じれば 遥か 故郷(ふるさと) 知らず 知らずに 涙があふれる 今日まで生きて来た 険しい道のりに 思い出だけが なぜか 目に染(し)みる あっという間の 人生の途中 足を止めて ここらで休もうか? ああ 連れ添って来た 愛しき女(ひと)と 美しい黄昏を振り返ろうか? 涙拭った 俺の掌(てのひら) そっと 開けば 運命が見える まだまだ 続いている 一本道の先 いつかは 今日も 遠い地平線 あっという間の 人生の途中 休む場所は どこでも遅くない ああ 話し相手の 愛しき女(ひと)と 懐かしい夢を今 聞いてあげようか? あっという間の 人生の途中 足を止めて ここらで休もうか? ああ 連れ添って来た 愛しき女(ひと)と 美しい黄昏を振り返ろうか? | 森進一 | 秋元康 | 森進一 | 若草恵 | 瞼(まぶた) 閉じれば 遥か 故郷(ふるさと) 知らず 知らずに 涙があふれる 今日まで生きて来た 険しい道のりに 思い出だけが なぜか 目に染(し)みる あっという間の 人生の途中 足を止めて ここらで休もうか? ああ 連れ添って来た 愛しき女(ひと)と 美しい黄昏を振り返ろうか? 涙拭った 俺の掌(てのひら) そっと 開けば 運命が見える まだまだ 続いている 一本道の先 いつかは 今日も 遠い地平線 あっという間の 人生の途中 休む場所は どこでも遅くない ああ 話し相手の 愛しき女(ひと)と 懐かしい夢を今 聞いてあげようか? あっという間の 人生の途中 足を止めて ここらで休もうか? ああ 連れ添って来た 愛しき女(ひと)と 美しい黄昏を振り返ろうか? |
朝日のブルースあなたのようなやさしいひとと 出会えることがわかっていたら はんぱな恋などしないできたのに 神さまなんてつめたいものね 酔いどれぐらししている時に 一言教えてくれたらいいのに あなたの胸にだかれて泣いた 私を馬鹿だと 笑っておくれ 笑っておくれ とろけたような朝日を見つめ 窓辺で煙草ふかしていたら しあわせなんだと思えて来たけど 私につきがまわって来たと 甘えていてもほんとにいいの どんでん返しはもうないでしょうね あなたの指にとまったような 私のしあわせ守っておくれ 守っておくれ あなたの指にとまったような 私のしあわせ守っておくれ 守っておくれ | 森進一 | 阿久悠 | 川口真 | | あなたのようなやさしいひとと 出会えることがわかっていたら はんぱな恋などしないできたのに 神さまなんてつめたいものね 酔いどれぐらししている時に 一言教えてくれたらいいのに あなたの胸にだかれて泣いた 私を馬鹿だと 笑っておくれ 笑っておくれ とろけたような朝日を見つめ 窓辺で煙草ふかしていたら しあわせなんだと思えて来たけど 私につきがまわって来たと 甘えていてもほんとにいいの どんでん返しはもうないでしょうね あなたの指にとまったような 私のしあわせ守っておくれ 守っておくれ あなたの指にとまったような 私のしあわせ守っておくれ 守っておくれ |
秋のホテル夏過ぎたホテルには ピアノがよく似合う 水割りを横に置き 女が弾いている ボロボロの心で タッチも荒くなる もういいだろう いいだろう 泣けるだけ泣けば 秋になる よく晴れた空を見て ためいきつくひとを 海鳥がなぐさめて 翼を揺すってる ハラハラと泣いても 心は笑ってる ああよかったね よかったね 泣けるだけ泣けば 秋になる 泣きべそも 酔いどれも 孤独な旅人も 秋風が吹くたびに だんだんいなくなる ヨレヨレのコートの 襟まで立てている もう過去だろう 過去だろう 泣けるだけ泣けば 秋になる | 森進一 | 阿久悠 | 森進一 | 伊戸のりお | 夏過ぎたホテルには ピアノがよく似合う 水割りを横に置き 女が弾いている ボロボロの心で タッチも荒くなる もういいだろう いいだろう 泣けるだけ泣けば 秋になる よく晴れた空を見て ためいきつくひとを 海鳥がなぐさめて 翼を揺すってる ハラハラと泣いても 心は笑ってる ああよかったね よかったね 泣けるだけ泣けば 秋になる 泣きべそも 酔いどれも 孤独な旅人も 秋風が吹くたびに だんだんいなくなる ヨレヨレのコートの 襟まで立てている もう過去だろう 過去だろう 泣けるだけ泣けば 秋になる |
I LOVE YOUI love you 今だけは悲しい歌聞きたくないよ I love you 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋 何もかも許された恋じゃないから 二人はまるで 捨て猫みたい この部屋は落葉に埋もれた空き箱みたい だからおまえは小猫の様な泣き声で きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく躰 抱きしめあえば それからまた二人は目を閉じるよ 悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に I love you 若すぎる二人の愛には触れられぬ秘密がある I love you 今の暮しの中では 辿り着けない ひとつに重なり生きてゆく恋を 夢みて傷つくだけの二人だよ 何度も愛してるって聞くおまえは この愛なしでは生きてさえゆけないと きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく躰 抱きしめあえば それからまた二人は目を閉じるよ 悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に それからまた二人は目を閉じるよ 悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に | 森進一 | 尾崎豊 | 尾崎豊 | | I love you 今だけは悲しい歌聞きたくないよ I love you 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋 何もかも許された恋じゃないから 二人はまるで 捨て猫みたい この部屋は落葉に埋もれた空き箱みたい だからおまえは小猫の様な泣き声で きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく躰 抱きしめあえば それからまた二人は目を閉じるよ 悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に I love you 若すぎる二人の愛には触れられぬ秘密がある I love you 今の暮しの中では 辿り着けない ひとつに重なり生きてゆく恋を 夢みて傷つくだけの二人だよ 何度も愛してるって聞くおまえは この愛なしでは生きてさえゆけないと きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく躰 抱きしめあえば それからまた二人は目を閉じるよ 悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に それからまた二人は目を閉じるよ 悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に |
愛のままで…小鳥たちは 何を騒ぐの 甘い果実が 欲しいのですか 他人(だれ)かと比較(くら)べる幸せなんて いらない あなたの視線が 愛しくあれば… あぁ この世に生まれ 巡り逢う奇跡 すべての偶然が あなたへとつづく そう 生きてる限り ときめきをなげかけて 愛が愛のままで 終わるように… 過ぎた日々を 飾ることより あなたと生きる これからの時間(きせつ) 後から感じる幸せよりも 今は 糸ひくような 接吻(くちづけ)しましょう あぁ 生きてる意味を 求めたりしない ただ あなたの愛に つつまれながら そう キャンドルの灯(ひ)が いつか消える時まで 愛が愛のままで つづくように… あぁ この世に生まれ 巡り逢う奇跡 すべての偶然が あなたへとつづく そう 生きてる限り ときめきをなげかけて 愛が愛のままで 終わるように… | 森進一 | 花岡優平 | 花岡優平 | | 小鳥たちは 何を騒ぐの 甘い果実が 欲しいのですか 他人(だれ)かと比較(くら)べる幸せなんて いらない あなたの視線が 愛しくあれば… あぁ この世に生まれ 巡り逢う奇跡 すべての偶然が あなたへとつづく そう 生きてる限り ときめきをなげかけて 愛が愛のままで 終わるように… 過ぎた日々を 飾ることより あなたと生きる これからの時間(きせつ) 後から感じる幸せよりも 今は 糸ひくような 接吻(くちづけ)しましょう あぁ 生きてる意味を 求めたりしない ただ あなたの愛に つつまれながら そう キャンドルの灯(ひ)が いつか消える時まで 愛が愛のままで つづくように… あぁ この世に生まれ 巡り逢う奇跡 すべての偶然が あなたへとつづく そう 生きてる限り ときめきをなげかけて 愛が愛のままで 終わるように… |
哀の河女が死ぬほど つらいのは 愛しながらも 別れる恋よ 一緒に居たい それだけの 願いを世間が 許さない 逢いたい触れたい 抱かれたい あなたへ流れる 哀の河 気強く生きてた はずなのに 恋が寂しさ 教えていった あなたの名前 呼ぶ鳥を 窓から逃がした夜明け前 逢いたい触れたい 抱かれたい 心にあふれる 哀の河 この世の何処かで 呼び合って 愛し続ける さだめの恋よ 忘れられない その胸で むせんだ涙を ささやきを… 逢いたい触れたい 抱かれたい ひとりで溺れる 哀の河 | 森進一 | かず翼 | 四方章人 | 前田俊明 | 女が死ぬほど つらいのは 愛しながらも 別れる恋よ 一緒に居たい それだけの 願いを世間が 許さない 逢いたい触れたい 抱かれたい あなたへ流れる 哀の河 気強く生きてた はずなのに 恋が寂しさ 教えていった あなたの名前 呼ぶ鳥を 窓から逃がした夜明け前 逢いたい触れたい 抱かれたい 心にあふれる 哀の河 この世の何処かで 呼び合って 愛し続ける さだめの恋よ 忘れられない その胸で むせんだ涙を ささやきを… 逢いたい触れたい 抱かれたい ひとりで溺れる 哀の河 |
愛人あなたが好きだから それでいいのよ たとえ一緒に街を 歩けなくても この部屋にいつも 帰ってくれたら わたしは待つ身の 女でいいの 尽くして 泣きぬれて そして愛されて 時がふたりを 離さぬように 見つめて 寄りそって そして抱きしめて このまま あなたの胸で暮らしたい めぐり逢い少しだけ 遅いだけなの 何も言わずいてね わかっているわ 心だけせめて 残してくれたら わたしは見送る 女でいいの 尽くして 泣きぬれて そして愛されて 明日がふたりを こわさぬように 離れて 恋しくて そして会いたくて このまま あなたの胸で眠りたい 尽くして 泣きぬれて そして愛されて 明日がふたりを こわさぬように 離れて 恋しくて そして会いたくて このまま あなたの胸で暮らしたい | 森進一 | 荒木とよひさ | 三木たかし | | あなたが好きだから それでいいのよ たとえ一緒に街を 歩けなくても この部屋にいつも 帰ってくれたら わたしは待つ身の 女でいいの 尽くして 泣きぬれて そして愛されて 時がふたりを 離さぬように 見つめて 寄りそって そして抱きしめて このまま あなたの胸で暮らしたい めぐり逢い少しだけ 遅いだけなの 何も言わずいてね わかっているわ 心だけせめて 残してくれたら わたしは見送る 女でいいの 尽くして 泣きぬれて そして愛されて 明日がふたりを こわさぬように 離れて 恋しくて そして会いたくて このまま あなたの胸で眠りたい 尽くして 泣きぬれて そして愛されて 明日がふたりを こわさぬように 離れて 恋しくて そして会いたくて このまま あなたの胸で暮らしたい |
哀愁行路窓をたたき 泪ぐんでたおまえ こんな別離 許せないわと泣いた なにもいわずに俺は 片手をあげただけで 別れ別れになった 哀愁行路 愛しているというだけでは 生きられないさ それが運命さ カモメ舞うあの街 片すみのぬくもり 捨ててひとり旅に出る俺を 許してくれ ベルが鳴って 汽車はホームをはなれ ひとつ残る 影もかすんで消えた いつかセピアに褪せる 笑顔の写真持って はなればなれに歩く 哀愁行路 愛しているというだけでは 生きられないさ それが宿命さ どうせ根無し草の 気まぐれがいつかは 夢に疲れ果てて もどる日を 祈ってくれ カモメ舞うあの街 片すみのぬくもり 捨ててひとり旅に出る俺を 許してくれ | 森進一 | 山口洋子 | 平尾昌晃 | | 窓をたたき 泪ぐんでたおまえ こんな別離 許せないわと泣いた なにもいわずに俺は 片手をあげただけで 別れ別れになった 哀愁行路 愛しているというだけでは 生きられないさ それが運命さ カモメ舞うあの街 片すみのぬくもり 捨ててひとり旅に出る俺を 許してくれ ベルが鳴って 汽車はホームをはなれ ひとつ残る 影もかすんで消えた いつかセピアに褪せる 笑顔の写真持って はなればなれに歩く 哀愁行路 愛しているというだけでは 生きられないさ それが宿命さ どうせ根無し草の 気まぐれがいつかは 夢に疲れ果てて もどる日を 祈ってくれ カモメ舞うあの街 片すみのぬくもり 捨ててひとり旅に出る俺を 許してくれ |
哀歌人を愛しては 傷ついてきたけど こんどだけは きっとちがうと感じた この世は愛だけで 生きてはゆけないと わかっていても やっぱり夢を見ていた だけど季節は過ぎ 愛がこわれてゆく なぜかこわれてゆく 心ただ うつろに 人はそれぞれに 生きるものだけれど あなたのいない 明日(あした)なんていらない 哀しみを笑顔で ごまかしたりせずに 泣いて後を追うわ 子供のように だけど いつかはきっと 愛は還(かえ)ってくる きっと還ってくる 待つわ ただ信じて だけど いつかはきっと 愛は還ってくる きっと還ってくる 待つわ ただ信じて 待つわ ただ信じて | 森進一 | 五木寛之 | 三木たかし | | 人を愛しては 傷ついてきたけど こんどだけは きっとちがうと感じた この世は愛だけで 生きてはゆけないと わかっていても やっぱり夢を見ていた だけど季節は過ぎ 愛がこわれてゆく なぜかこわれてゆく 心ただ うつろに 人はそれぞれに 生きるものだけれど あなたのいない 明日(あした)なんていらない 哀しみを笑顔で ごまかしたりせずに 泣いて後を追うわ 子供のように だけど いつかはきっと 愛は還(かえ)ってくる きっと還ってくる 待つわ ただ信じて だけど いつかはきっと 愛は還ってくる きっと還ってくる 待つわ ただ信じて 待つわ ただ信じて |
あゝ人恋し夜は誰でも みなし子で みかんむく手が 染まります 窓にかさかさ 舞い落ち葉 私いくつに なったのか あゝ人恋し 人恋し こころが すすり泣く ぽたりぽたりと 便箋に 涙落として 書いてます 左手に持つ 赤い酒 私あいつに 惚れたのか あゝ人恋し 人恋し こころが しのび泣く 夏に抱かれた ひとこまも 秋の別れも 浮かびます 白い枕は びしょぬれで 私見る夢 どんな夢 あゝ人恋し 人恋し こころが むせび泣く | 森進一 | 阿久悠 | 浜圭介 | | 夜は誰でも みなし子で みかんむく手が 染まります 窓にかさかさ 舞い落ち葉 私いくつに なったのか あゝ人恋し 人恋し こころが すすり泣く ぽたりぽたりと 便箋に 涙落として 書いてます 左手に持つ 赤い酒 私あいつに 惚れたのか あゝ人恋し 人恋し こころが しのび泣く 夏に抱かれた ひとこまも 秋の別れも 浮かびます 白い枕は びしょぬれで 私見る夢 どんな夢 あゝ人恋し 人恋し こころが むせび泣く |