阿久悠作詞の歌詞一覧リスト  1695曲中 401-600曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
女になって出直せよ野口五郎野口五郎阿久悠筒美京平昔見た歳月は もうここで終った マシュマロのベッドでは 愛にはならない  それよりもいつの日か いい男といい女で めくるめく愛の日を 持とうじゃないか  bye-bye baby bye-bye 女になって出直せよ bye-bye baby bye-bye 女になって出直せよ bye-bye……  楽しい想い出は お子様ランチで ほほえみを浮かべても 何故だかむなしい  思いきり羽のばし いい男といい女で ときめきの再会を 待とうじゃないか  bye-bye baby bye-bye 女になって出直せよ bye-bye baby bye-bye 女になって出直せよ bye-bye……  思いきり羽のばし いい男といい女で ときめきの再会を 待とうじゃないか  bye-bye baby bye-bye 女になって出直せよ bye-bye baby bye-bye 女になって出直せよ bye-bye……
きりきり舞いやくしまるえつこやくしまるえつこ阿久悠都倉俊一はらはらさせてごめんね いいこでなくてごめんね 浮気ぐせはなおらないのよ  夜風が甘いだけでも 祭りが近いだけでも からだ中が燃えてしまうの  たいくつな時は死にそうになるのよ 突然悪いささやききこえ 私はあなたを 捨てて 捨ててしまう  きりきり舞いであなたの 人生さえも狂わせ 悪いことをしたと思うわ  はらはらさせてごめんね いいこでなくてごめんね だけどそれが魅力なのかも  油断をしたらするりと どこかへとんで行きそう だから強くつなぎとめてよ  たいくつな時は死にそうになるのよ 突然悪いささやききこえ 私はあなたを 捨てて 捨ててしまう  きりきり舞いをしている あなたがかわいそうだわ だから駄目といったじゃないの
ひとり暮らしあさみちゆきあさみちゆき阿久悠宇崎竜童黄昏はむらさきに 風の流れも 染めて行く 街の孤独の ためいきが 重くただよい 嘆くよう 部屋の窓 開け放ち 濁った空気 入れかえて 街の灯り ともる頃の やりきれなさに ひとり想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく  恋人は 既に去り ベビーカーなど 押し歩く 都心はずれた 小ぎれいな 街で明るく 暮らしてる 想い出の恋歌を 歌いに行くと部屋を出て にわか雨に 傘をさして 相合傘の頃を想う  ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく  少しだけ 酔ったふり 馬鹿にはしゃいで 楽しげに 行けば 都会の公園に 夜のブランコ 揺れている 雨上がり 誰がまた 遊んで行ったブランコか 夜に響く つらい音に 心の痛み 感じている  ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく
森さん坂上二郎坂上二郎阿久悠叶弦大もしもし もしかして 森さんでは そういう気がして たずねました いえいえ さわやかですもの わかります 実は 私も森なんです  森さんじゃない? 林さん? いいじゃないですか 木の一本くらい 仲良くしたって変じゃない 変じゃない 緑にかわりはないでしょう  森さん 田森さん 中森さん 大森さん 高森さん 花森さん 森山さん 森川さん 森谷さん 森本さん 森村さん 森繁さん 親せきだったね  もしもし 恋人は 森さんでは やっぱり そうでしょう 当たりました なになに 頼りになるから わかります 実は 私も森なんです  森さんじゃない? 大木さん? いいじゃないですか 木の二本ぐらい 大きい分だけ同じこと 同じこと 緑にかわりはないでしょう  森さん 小森さん 山森さん 金森さん 宮森さん 杉森さん 森崎さん 森島さん 森中さん 森口さん 森岡さん 森下さん 親せきだったね  森さんじゃない? 林さん? いいじゃないですか 木の一本くらい 仲良くしたって変じゃない 変じゃない 緑にかわりはないでしょう
燃えつきそう山本リンダ山本リンダ阿久悠都倉俊一都倉俊一その気になったら 私はとまらない この目が燃え出して 男を焼きつくす  今夜は満月で 踊りの夜通しさ どの男(こ)をえらぼうか あの男(こ)にしようか  誰か嵐にもまれる 小舟のようにして私を ドラムの音がかきたてている めまいがしそうなの  ひたいに光る汗 はりつく長い髪 はだしになるころには 燃えついている  その気になったら 私はとまらない あぶない女だと うわさは本当だよ  あたりにたちこめた あやしい花の香(か)が 心の歯止めまで 今夜はとりはずす  誰か嵐にもまれる 小舟のようにして私を ドラムの音がかきたてている めまいがしそうなの  真赤な唇に くわえた赤い花 そのままキスをしたら 燃えついている
霧のめぐり逢い岩崎宏美岩崎宏美阿久悠筒美京平あなたね やはりあなたなの 逢えたのね 夢じゃないのね ほんとに 力が ぬけて行ってしまうわ うれしさで めまいが起こりそう  お願い 強くささえてね よろめいた からだささえてね お願い  もう あなたの私よ もう 私のあなたよ  はなれて生きるなんて 駄目よ駄目よ 出来ないわ  あなたに 逢えてよかったわ 一つだけ 今はいわせてね しあわせ 心が 熱くなって来たから びしょぬれの 夜霧さえ平気  このまま 抱いて立っててね 動かない 石になったように このまま  もう あなたの私よ もう 私のあなたよ  はなれて生きるなんて 駄目よ駄目よ 出来ないわ  信じて 待ってよかったわ ひたむきな 心通じたの しあわせ
いち抜けた牧村三枝子牧村三枝子阿久悠穂口雄右やってられない やってられない やってられない ここで私は いち抜けた  あんた それほどいうのなら 少しゃ まごころ見せとくれ お前 ひとりと いいながら 今日の香水 また違う  春もうららと とび出して 三日四日も うろついて それで ごめんもないだろう 抱けばすむよな ことじゃない  やってられない やってられない やってられない ここで私は いち抜けた  あんた 今度はうそじゃない きれいさっぱり別れるよ 私 これでもまだ若い 違う世界を見つけるよ  春もうららと いいながら ポツリポツリと涙雨 思いなおせも ないだろう そんな目つきも もうごめん  やってられない やってられない やってられない ここで私は いち抜けた
ほっといてくれ郷ひろみ郷ひろみ阿久悠都倉俊一都倉俊一俺はビタミンじゃない もっと毒もあるぜ 食べてみる気があれば 中毒も覚悟しろよ むつみ合ってるうちに 愛に変るなんて サラダみたいなことは 期待しちゃケガをするぜ ダブルのベツトは 広いよ Baby 遠い遠い中に 思うこともある 男と女だね  ゆうべ 誰といたどこで何をした よらよ ほっといてくれ ゆうべ 誰といたどこで何をした それが 何になる カン ケイ ナイ  ただのジエラシーだろう 神の裁きじゃない それが愛情なんて 感違いやめてくれよ 裸の背中は 冷たい Baby にくいにくい人に 思うこともある 男と女だね  ゆうべ 誰といたどこで何をした よらよ ほっといてくれ ゆうべ 誰といたどこで何をした それが 何になる カン ケイ ナイ
小林旭小林旭阿久悠大野克夫錆びたレールを横切って 下りホームに渡ったら 旅人よ そこから先は 過去と未来を思うなよ  見送る人の影もなく 季節の風が泣くばかり ことば少なにうつむいて 北へ旅する人が行く AH… AH… AH… AH…  時代の流れに残された 古い景色の駅からは 旅人よ 心を抱いて ひとりしみじみ旅立てよ  コートのえりを深く立て 凍えるからだつつみこみ 靴の爪先 小きざみに 汽車が着くのを 待ちわびる AH… AH… AH… AH…  AH… AH… AH… AH…
雪の宿ちあきなおみちあきなおみ阿久悠猪俣公章しんと沈まる 雪の夜 腕を枕に 泣く女 今夜かぎりの 恋の旅 かわす言葉も とぎれがち  ほんのつかのま まどろんで 肩を押されて めざめたら 窓にとどいた 大雪で 帰るバスさえ ないという  どうせ降るなら うまるほど 降ってほしいと 駄々をこね 指のつめたさ 口にして 頬に涙の 雪の宿
惚れ神すぎもとまさとすぎもとまさと阿久悠杉本眞人惚れ神に 会ったよ そりゃもう 突然だったよ 倒れた俺を 抱き起こし 凍えた耳に 息を吹き込む  惚れなさい 自分を捨てて 惚れなさい 誰かのために 生きなさい 惚れなさい ただ切なさに 惚れなさい 一生一度 泣きなさい  あぁ 惚れ神を俺は信じたよ あぁ 惚れ神に会えて目が覚めた  惚れ神が いたんだ この世が 明るくなった 孤独な俺に 寄り添って 夜が明けるまで 歌をうたった  惚れなさい 心をこめて 惚れなさい 捨てられたって いいじゃない 惚れなさい 目立たぬように 惚れなさい 身を震わせて 耐えなさい  あぁ 惚れ神が俺を見てくれる あぁ 惚れ神と生きる気になった  惚れなさい 涙とともに 惚れなさい いとしさだけを 守り通して 惚れなさい 去り行くひとも 惚れなさい しあわせ祈り 酔いなさい  あぁ 惚れ神に俺を預けたよ あぁ 惚れ神が夢でささやいた
一夜かぎり小林幸子小林幸子阿久悠鄭豊松一夜と千夜を くらべてみて どちらを選ぶと たずねながら 桜の花が 散るのを見つめ こんどは 蛍のとき その日が過ぎて 紅葉の季節 やがては 雪の舞い 愛して つづいて 逢っていても そのとき そのとき 一夜かぎり  すっかり馴染んだ 腕のまくら いい夢みたいと 願いながら 夜ふけの月が 雲るを眺め 夜風に ためいきつく もう朝なんだ あと一時間 あなたは 寝息だけ 愛して つづいて 逢っていても そのとき そのとき 一夜かぎり  思えばはるかな 時の彼方 紡いだ愛さえ かぞえきれず 何度か髪の 形を変えて だんだん 短くなる そういうこころ あなたの胸に 少しは 響くでしょう 愛して つづいて 逢っていても そのとき そのとき 一夜かぎり
純情吉田拓郎吉田拓郎阿久悠加藤和彦武部聡志永遠のたずねびと それは きみだろ 追いかけて 追いかけて 心ぶつける つれないそぶりに一から出直し  この胸に 眠らない ガキが住んでて いつの日も いつの日も きみを求める とどかぬ想いも 明日のたのしみ  おれたちの とんだ失敗は 純情だけ  Only you ずっと Only you... 不器用だね 不細工だね  Only you もっと Only you... 真実には 流行りはない ただひとりを想う  澄んだ瞳で 生きたのは きみがいたから 変わりなく 変わりなく 恋を伝える 未練と情熱 表と裏でも  おとなしく いい子では 死んだ気になる かき立てて かき立てて 熱く迫って ここまで来たなら 一生しごとさ  おれたちの とんだ失敗は 純情だけ  Only you やはり Only you... もういいだろ もういいだろ  Only you さらに Only you... まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い  Only you Only you Only you Only you  Only you やはり Only you... まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い  Only you さらに Only you... まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い  Only you ずっと Only you... まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い  Only you もっと Only you... まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い
奇跡の歌山本リンダ山本リンダ阿久悠都倉俊一都倉俊一信じる? 信じない? 信じる? 信じない? どっちなの? ホラホラ奇跡が起る すばらしい奇跡が起る 信じる人に起る 信じなさい  駄目よ駄目駄目 駄目よ信じてちゃ (どんな人でも一度だけ) うそようそうそ うそよそんなこと (すごい奇跡が起るもの) 奇跡なんかは どこにもありゃしない (誰も秘密にかくしてるから) みんな誰かがつくったお話さ (みんな知らない)  駄目よ駄目駄目 駄目よ信じてちゃ (次は君かもしれないよ) うそようそうそ うそよそんなこと (好きな呪文を考えて) 奇跡なんかは どこにもありゃしない (いつも念力となえてごらん) みんな誰かがつくったお話さ (きっと起るよ)  駄目よ駄目駄目 駄目よ信じてちゃ (ついに奇跡が起ったよ) うそようそうそ うそよそんなこと (信じられない奇跡だよ) 奇跡なんかは どこにもありゃしない (だけど秘密にしてておくれよ) みんな誰かがつくったお話さ (それがきまりさ)
白樺日記森昌子森昌子阿久悠遠藤実“お兄さんと甘えてた…… それが私の初恋でした”  白樺林の細い道 名前を刻んだ木をさがす 心でどんなに叫んでも 今ではとどかぬ遠いひと 忘れられないお兄さん 想い出ばかりのお兄さん  湖畔を秋風わたるころ 手紙を何度も読みかえす 私の心も知らないで 楽しい都会のことばかり 忘れられないお兄さん もう一度逢いたいお兄さん  涙でにじんだ日記だけ せつない初恋知っている かわしたことばのひとつずつ 今でも覚えている私 忘れられないお兄さん 心を捧げたお兄さん  “白樺林にはもう誰もいません とてもさびしい季節です”
ブルースカイブルー河村隆一河村隆一阿久悠馬飼野康二Gatchang・Taryanあのひとの指にからんでいた ゴールドの指輪をひきぬき このぼくとともに歩いてと 無茶をいったあの日  おそれなどまるで感じないで はげしさが愛と信じた 立ちどまることも許さずに 傷をつけたあの日  ふり向けば あの時の 目にしみる空の青さ思う 悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空 思い出した  いたずらで人を泣かせるなと 大人から頬を打たれた あのひとも遠く連れ去られ 愛が消えたあの日  少しだけ時が行き もう過去といえる恋の日々を 青空が連れて来た もう二度と逢えぬあのひとだろう  悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空 思い出した  青空よ 心を伝えてよ 悲しみは余りにも大きい 青空よ 遠い人に伝えて さよならと  青空よ 心を伝えてよ 悲しみは余りにも大きい 青空よ 遠い人に伝えて さよならと
こんな女に俺がした植木等植木等阿久悠鈴木邦彦森岡賢一郎たばこふかして 肌まで出して 酒の匂いも 身につけて これが女か これでも女 責めてみたとて しょうがない こんな女に 誰がした 誰がした 誰がした 誰がした 俺がした  抱けば柳の 小枝のように やせてしなった お前だが これが女か これでも女 柳いつしか 松の幹 こんな女に 誰がした 誰がした 誰がした 誰がした 俺がした  男ぎらいで 知られたお前 今じゃうわさの たねばかり これが女か これでも女 少し薬が ききすぎた こんな女に 誰がした 誰がした 誰がした 誰がした 俺がした  だれて今頃 女房は昼寝 馬鹿なさだめの 身のつらさ これが女か これでも女 やさしい言葉の かげもない こんな女に 誰がした 誰がした 誰がした 誰がした 俺がした
いい夢みろよ西田敏行西田敏行阿久悠坂田晃一坂田晃一きみは今日 はじめての悲しみに 人を信じることを忘れてしまった この世に裏切りもあるけれど それとおんなじ数の誠意もあるのさ  つめたい水で 顔を洗い 唇に紅でも薄くさして  眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 愛するきみよ いい夢みろよ  きみの手は しあわせを取り落し 人を愛することを忘れてしまった 傷ついたその胸を抱くよりも 熱い心の人にさわってごらんよ  パジャマのボタン 一つはずし やわらかい枕に頬をうずめ  眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 愛するきみよ いい夢みろよ
いくじなし五木ひろし五木ひろし阿久悠三木たかしいくじなし ぶってでも 私をひきとめてほしかった いくじなし 抱きすくめ どこへもやらないと云わせたかった やるせない瞳のままで しあわせを祈るなんて ありふれた きれいごと 誰がのぞんでいたの  あなたが悪い いくじなし  いくじなし 今だから あなたのまごころが見たかった いくじなし 二人には 別れはないのだと泣かせたかった こんな時 二枚目ぶって 見送ってくれるなんて 場違いな空(から)いばり これで最後になるわ  あなたが悪い いくじなし  やるせない瞳のままで しあわせを祈るなんて ありふれた きれいごと 誰がのぞんでいたの  あなたが悪い いくじなし いくじなし
京都から博多まで因幡晃因幡晃阿久悠猪俣公章佐藤準肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練が重い 鐘が鳴る鳴る 哀れむように 馬鹿な女と云うように 京都から博多まで あなたを追って 西へ流れて行く女  二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持ちをふり捨てて 京都から博多まで あなたを追って 恋をたずねて行く女  京都育ちが 博多になれて 可愛いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと云いながら 京都から博多まで あなたを追って 今日も逢えずに泣く女
水中花あさみちゆきあさみちゆき阿久悠井上忠夫線香花火チリチリと 松葉模様描いてる 金魚鉢では ポトリ紙の花咲く  水の中で開く花 外に出せばただの紙 そうよ私は ここで生きているだけ  あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら お酒でも飲みます  針の音がシャーシャーと 歌のすき間うずめてる 古いレコード かけて酒をのむのよ  辞書を開き 知らぬ文字 さがしながら書く手紙 頬に流れる 涙ふきもしないで  あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら 夜明けでも待ちます  あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら 夜明けでも待ちます
妹よ森進一森進一阿久悠猪俣公章しらじらと明ける頃 びしょぬれで帰って来た 蒼(あお)ざめた顔をして 一言も話もせず 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけど傷つく君を 見たくはないんだよ 無邪気な笑顔が消えるのが つらいんだよ  もう少し見ないふり していてといった君の 悲しげなあの顔が 気になって仕方がない 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけどこんなにまでも せつなくさせるのは どういう男か知りたいと 思うんだよ  この部屋を捨てるのか 荷物までまとめている なぐりつけひきとめて やりたいと思うけれど 妹よ今は何もきくまい 君の好きにするがいい だけど夢からさめて さびしくなったなら 何(なん)にもなかった顔をして 帰るんだよ
恋華草~おれとあたし~すぎもとまさとすぎもとまさと阿久悠杉本眞人酔いどれて 靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャに たたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって  若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって  恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで 歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって  馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって
男と女・昭和編みなみらんぼう・井出せつ子みなみらんぼう・井出せつ子阿久悠みなみらんぼう暗い酒場の片隅で 一人しみじみ酒を飲む 何をそんなに悲しげに 影をすすっているのやら 酒は心を軽くして 口を重たくさせるもの それじゃ見かけの辛さほど 苦いお酒じゃなかったの 男三十越えたなら 深く刻んだしわもある  邪魔をしないと誓うから 横へ行ってもいいかしら 縁というやつ変なやつ 興味持ったが身の不幸 そうねそうかも知れないわ なぜかあなたが気にかかる  一人飲むのもお酒なら 二人飲むのもまたお酒 これがかためというじゃなし 寒い夜ふけがいやなだけ  お前女でおれ男 中に運命が横たわる 歌をうたっていいかしら 私勝手にうたうから 浮いた歌ならしらけるし 暗い歌なら辛くなる それじゃこうして夜ふけまで 口もきかずに飲んでるの 飲めば心が話すもの しゃべりゃ心が黙るもの 暗い酒場の片隅で 二人しみじみ酒を飲む 暗い酒場の片隅で 二人しみじみ酒を飲む
北から南から島津ゆたか島津ゆたか阿久悠三木たかし雨の札幌 女がひとり  つららみたいに冷えた指 生れさいはて稚内  十九過ぎから来たという あなたみたいな渡り鳥  惚れて苦労をしたという  雨の東京 女がひとり  いつも素顔で訪れて 鳩がふるえる境内で  恋のざんげをするという あなたみたいな渡り鳥  夢と思えばいいという  雨の金沢 女がひとり  能登の匂いの汽車を待つ 輪島旅したあのひとが  きっと帰りに寄るという あなたみたいな渡り鳥  だけど心があるという  雨の大阪 女がひとり  橋を渡って店に出る 雨の降る日は化粧して  紅も濃いめにひくという あなたみたいな渡り鳥  たまに惚れてもいいという  雨の倉敷 女がひとり  傘を斜めに川づたい はねの上った裾あげて  古い女とそっという あなたみたいな渡り鳥  泣いて待つのはいやという  雨の長崎 女がひとり  恋の迷路の石だたみ 白いコートの肩さえも  ぬれて重たくなるという あなたみたいな渡り鳥  ついて行ってもいいという 
きわどい季節沢田研二沢田研二阿久悠加瀬邦彦遊びつかれたら この胸に来て 少し懐かしい夢見たらいい 湿りがちな髪の毛を 拭きもせずにのせて 君の素肌には きわどい季節 いつもからみつき 危うくさせる 触れる指をしびれさせ 甘い時が過ぎて  ふり向けば乙女が まぶしい女になり 抱きしめてみたいと 両手をひろげる  今日で何日と ふと顔を上げ 見せたこともない 涙を流し ドレスアップするきみの 背なのファスナー上げて  ふり向けば乙女が まぶしい女になり 抱きしめてみたいと 両手をひろげる  ふり向けば乙女が まぶしい女になり 抱きしめてみたいと 両手をひろげる
北風の朝森昌子森昌子阿久悠新井利昌おはよう寒いねと あのひとはいって 私の肩をそっと抱いた コートのえりを立て 白い息はいて 夢中で話す二人だった 北風 寒い朝 霜柱 さくさくと踏みしめて急ぎ足 あなたが近くにいてくれたなら 私はちっとも寒くない  風邪などひくなよと あのひとはいって 私の顔をのぞきこんだ 何かが起きたなら 相談にのると まじめな顔でいってくれた 北風 寒い朝 わかれ道 何故かしら熱くなる胸のうち あなたの言葉を抱きしめてたら 私はちっとも寒くない
おんなの一生島倉千代子島倉千代子阿久悠弦哲也女に生まれ 女で生きて このまま女で死ねたらいいと 鏡の中の自分と話す 乾いたくちびる紅で染めて この身を焦がして あなたを焼いて 悔いないいのちを感じてみたい わたしが選んだ生き方は 散る咲くのもわたしのものよ  抱かれて夢を見るのもいいし 誰かと一緒に堕ちるもいいし 季節が変る日ぐれに思う 小指をカリッと強く噛んで 波打つ胸には 真赤なアザが 心のときめきしるして燃える わたしが見つけた愛の日々 泣くも笑うもわたしのものよ  女の一生 色づく春を 何度も何度もくり返すのね わたしが手にするしあわせは 夢もうつつもわたしのものよ
月見草岩崎宏美岩崎宏美阿久悠筒美京平月見草の丘で ふたりだけの式をあげ そっとかわす くちづけ こんなにしあわせ ふたりどんな時もふたり たすけ合って生きて行くと 肩抱きしめながら今 誓い合うふたり 月見草の指輪 ひとりひとりに指にして これで はなれないわと かわすほほえみ  愛の言葉どんな時も 忘れないと信じ合って 指からませながら今 旅立つのふたり 月見草の指輪 ひとりひとりに指にして これで はなれないわと かわすほほえみ
蝉しぐれ市川由紀乃市川由紀乃阿久悠幸耕平若草恵夏の日の 昼さがり 蝉しぐれ 聴きながら いとしい あなたあてに 手紙を書いています  この胸の 狂おしさ 書き綴る 文字もなく いつしか 爪を噛んで 涙になっています  蒼(あお)ざめたインクの色が あなたの目に触(ふ)れて 炎の色に変わることを 願いつつ 願いつつ ああ あなたが好きです  追伸に 花そえて まごころにかえました こんなに つらい日々は 二度とは 願いません  見渡せば 夏景色 昼顔と 向日葵(ひまわり)と はなやぐ 季節なのに わたしは 寒いのです  押し花の にじんだ赤が あなたの くちびるで いろ鮮やかに 生きることを 願いつつ 願いつつ ああ あなたが好きです  蒼(あお)ざめたインクの色が あなたの目に触(ふ)れて 炎の色に変わることを 願いつつ 願いつつ ああ あなたが好きです
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
花舞梅沢富美男梅沢富美男阿久悠三木たかしあれは昔というほどの 遠いことでは ないけれど 女ひとりの 生きるみち 曲りくねって遠くなる 季節季節に花があり 咲いて乱れて 散り急ぎ 人の出会いの数々も 色とりどりの花の舞  なぜ なぜ なぜ 女 この世でおまえ なぜ 女  白くまぶしいやわ肌に 人の嘆きをからませて 時にためいきすすり泣き だけど怨みは しなかった 耐えてしのんだ つぼみにも 今日を限りの花びらも 生きるさだめの風が吹き 折れよとばかり 花の舞  なぜ なぜ なぜ 女 この世でおまえ なぜ 女 なぜ なぜ なぜ 女 この世でおまえ なぜ 女
抱きしめてTONIGHT桂銀淑桂銀淑阿久悠杉本眞人大人と大人の 恋のゲーム もつれて まだ 解けない このままいたら 他人になるわ あなた そろそろ 燃えてよ  理由はないけど 乾杯して 気分は もう 最高 時計は 今日が 明日になり 踊り疲れたわ  Babyと呼ばれてた あの日を思い出してよ 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT いいチャンス 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT 夜は長い 長い ずっと甘い  恋なら いつでも 大人の勝ち 瞳は はや 濡れてる 今さら 何よ 口説きの姿勢 あなた 言葉はいらない  夜ふけて 突然 しぶいピアノ 心は また うっとり このまま 何もなかったら きっと罪になる  くちびるは覚えてる あの日の熱いひととき 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT いいチャンス 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT 夜は長い 長い ずっと甘い  抱きしめて 抱きしめてTONIGHT いいチャンス 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT 夜は長い 長い ずっと甘い 
惚れ神石川さゆり石川さゆり阿久悠杉本眞人矢野立美惚れ神にあったの そりゃもう突然だったわ 倒れたわたしを抱き起こし 凍えた耳に息を吹き込む  惚れなさい 自分を捨てて 惚れなさい 誰かのために 生きなさい 惚れなさい ただ切なさに 惚れなさい 一生一度 泣きなさい  ああ 惚れ神をわたしは信じたの ああ 惚れ神にあえて目が覚めた  惚れ神がいたのよ この世が明るくなったわ 孤独なわたしに寄り添って 夜が明けるまで 歌をうたった  惚れなさい 心をこめて 惚れなさい 捨てられたって いいじゃない 惚れなさい 目立たぬように 惚れなさい 身をふるわせて 耐えなさい  ああ 惚れ神がわたしを見てくれる ああ 惚れ神と生きる気になった  惚れなさい 涙とともに 惚れなさい いとしさだけを 守りつつ 惚れなさい 去り行く人も 惚れなさい しあわせ祈り 酔いなさい  ああ 惚れ神にわたしを預けたわ ああ 惚れ神が夢でささやいた
こころの叫び野口五郎野口五郎阿久悠筒美京平筒美京平傷つくのがこわいからといって このままにはしたくはない 何かが今ぼくの胸ではじけ 生きるために走れという なぜ あなたを捨てるのか なぜ しあわせ捨てるのか 真実の愛に気づくまで この愛は忘れたい  形だけの愛や夢がこわい このからだでつかまえたい 若いことはなやむことと知って 明日もまたさすらうだろう あの やさしい毎日も あの あなたのささやきも 人生の意味にふれるまで しばらくは忘れたい
オリーブの華麗な青春片平なぎさ片平なぎさ阿久悠三木たかし三木たかしあなたがほしい あなたがほしい あなたがポパイであればいい あればいい あなたを抱きしめるには 充分すぎる 長い腕 私は オリーブ オリーブオイル  あなたを追いかけるには 余裕が持てる 長い脚 私は オリーブ オリーブオイル  青春はセンチメンタルなミュージカル はしゃいでいるまに 悲しくなるわ あなたがほしい あなたがほしい あなたがポパイであればいい あればいい  あなたが 眠たくなれば 手枕させる 長い腕 私は オリーブ オリーブオイル  あなたと キスする時も 背のびをしない 長い脚 私は オリーブ オリーブオイル  青春はセンチメンタルなミュージカル はしゃいでいるまに 悲しくなるわ あなたがほしい あなたがほしい あなたがポパイであればいい あればいい
古代とヤマトささきいさおささきいさお阿久悠宮川泰ヤマトは兄か ヤマトは父か それとも ヤマトはわが友か  兄なら 時には手を上げて はげしくこごとをいってくれ 父なら 大きな胸板を 嵐の試練に貸してくれ 友なら みじかい青春を 悔いなく一緒に燃えてくれ さらば ヤマト もうお別れだ おれは一人で今おりる  ヤマトは兄か ヤマトは父か それとも ヤマトはわが友か  兄なら いつでも前にいて 男の見本を見せてくれ 父なら 遠くでまたたいて 旅する道標(しるべ)になってくれ 友なら ロマンを語りたい 未知なる世界へ行ってくれ さらば ヤマト また逢えるだろう おれは一人で今おりる  友なら みじかい青春を 悔いなく一緒に燃えてくれ さらば ヤマト もうお別れだ おれは一人で今おりる
さわりは名調子森進一森進一阿久悠森進一猪股義周うれし涙は 三日で渇く 悔やし涙は 一生つづく 割に合わない 涙を背負い 人はこりずに クジを引く なんだ なんだよ 沈んじゃ駄目だよ なんだ なんだよ 生きて行くなら 惚れるなら いつも さわりは名調子  惚れた数より ふられた数が 多くならない この世の仕組 それを承知で ふられた数を 涙ながらに 数えてる なんだ なんだよ こぼしちゃ駄目だよ なんだ なんだよ 生きて行くなら 惚れるなら いつも さわりは名調子  なんだ なんだよ 焦っちゃ駄目だよ なんだ なんだよ 生きて行くなら 惚れるなら いつも さわりは名調子
舟唄藤圭子藤圭子阿久悠浜圭介竜崎孝路お酒はぬるめの 燗(かん)がいい 肴(さかな)はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてヨ いとしのあの娘とヨ 朝寝するダンチョネ  店には飾りがないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしくなったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル………
泣かないわ桜田淳子桜田淳子阿久悠森田公一頬ぬらす涙 そのままにして 少しよろめく足で ひとり私は歩く 悲しみのあとで 生まれ変れる そんな言葉を 胸に言いきかせるのよ 私平気 きっと明日は元気になるわ だけど今はだめよ 泣けるだけ泣くわ 赤いコートにポツン 大粒の雨 いいわ ぬれたって ぬれたって  びしょ濡れの髪を 伝って落ちる 雨のしずくが光る まるで涙のように 真白に見える唇の色 声にならない程に ふるえているのよ 私平気 きっと明日は元気になるわ だけど今はだめよ 泣けるだけ泣くわ みんな流れて行くわ つらい思いも これで 泣かないわ 泣かないわ  私平気 きっと明日は元気になるわ だけど今はだめよ 泣けるだけ泣くわ みんな流れて行くわ つらい思いも これで 泣かないわ 泣かないわ
夏子ひとり森進一森進一阿久悠猪俣公章夏子が手をふる 北の駅 未練がつないだ 汽車の窓 雨のホームに うずくまり 死んだみたいに 泣いている 夏子お前の はかない影が 捨てて行けない 恋にする  夏子がからめた 細い指 思い出させる 恋の夜 傷がつくほど 指をかみ 忘れないでと 痛くする 夏子 お前のいとしい声が 捨てて行けない 恋にする  汽車が夏子を 遠くする 雨が未練を かきたてる 夏子 お前のやさしい愛が 捨てて行けない 恋にする
旅空夜空 ~言うもはずかし~小林旭小林旭阿久悠宇崎竜童久しく涸れた くちびるに 憂いの酒を ひとしずく 仰げば 星の またたきが 別れたひとの 瞳に見えて ああ 旅にあるなら 草まくら 夢も そよ吹く 風の中 抱いて 語るも 愛ならば 遠く はなれて 想うのも また愛なのだと… 言うもはずかし  波打つ 胸に 想い出の 小舟を浮かべ 流しても 目尻を伝う 涙には あの日の 純情の ひとかけら  ああ 言葉たどれば 月あかり 歌も 傾く夜の中 すがりつくのも 恋ならば 少し邪険に 放すのも また恋なのだと… 言うもはずかし  ああ 言葉たどれば 月あかり 歌も 傾く夜の中 すがりつくのも 恋ならば 少し邪険に 放すのも また恋なのだと… 言うもはずかし
交叉点 ~そう それがそう~薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子阿久悠玉置浩二運命と感じることが いくたびとあったでしょう 何気ない出来事なのに 特別に思う そう あれが そうよ  微笑みのあとに 哀しみが来るなど いつ 誰が 思うでしょう しあわせなのに  淋しさの時に また笑うあしたを なぜ思えないの 巡り来るのに  ずいぶん すてきな人と すれ違い めぐり逢っても 吹きぬける風と同じに やり過ごすばかり そう あれが そうなの  でも 私はまた たたずむ交叉点に  誰かのいたずらなのか 運命が近づいて来る 行き過ぎることもあるけど 立ち止まることも そう あれが そうなの  ひたむきに生きて ただ夢を見つづけ その人にだけに 起こるいたずら 起こるいたずら
スペインの雨小柳ルミ子小柳ルミ子阿久悠大野克夫時がたてば忘れられると誰もいう 胸の傷に時間だけが薬だと 一人旅は北をまわってヨーロッパ パリに三日そして今はマドリード  ポツリポツリ やがて白く 舗道を叩いて雨が降る しぶきによろめくハイヒール 私を迎えたスペインの雨  お前だけといったあなたはもういない 遠い遠い過去の人になって行く 赤い酒を喉に流せば眠られる 夢も見ずに眠ることも久しぶり  二日三日 そして四日 古城をつつんで雨が降る 露地からきこえるフラメンコ 私にやさしいスペインの雨  ポツリポツリ やがて白く 舗道を叩いて雨が降る しぶきによろめくハイヒール 私を迎えたスペインの雨
想い出のピアノ森田公一とトップギャラン森田公一とトップギャラン阿久悠森田公一森田公一ガラスをいろどる雪模様 静かにふけゆく冬の夜 あなたを想って眠られず 灯りをともして弾くピアノ  覚えていますか この歌を 今でもあなたは好きですか 心をつないでいるものは とうとう一つになりました  暖炉に燃やした木の枝が 煙たいだけではない涙 こごえる指先あたためて 想い出ばかりを弾くピアノ  どうしていますか 近頃は 幸せつかんだころでしょう 心をつないでいるものは とうとう一つになりました  覚えていますか この歌を 今でもあなたは好きですか 心をつないでいるものは とうとう一つになりました
モンスターThe MONSTERSThe MONSTERS阿久悠都倉俊一Takashi Fukudaモンスター この私の可愛いひと モンスター 目をさますのよ モンスター さあ お前の出番なのよ モンスター 満月だわ ワォワォ……  喉がかわいて困るなら トマトジュース買ってやる 牙がかゆくて困るなら 鉄のヤスリ買ってやる 夜明けまでは まだ間がある 羽のばして楽しみなさい 夜のお散歩  顔に縫い目があったって こわいひとと限らない 爪がキリキリとがっても 悪いひとと限らない この世の中 いただけない 人ばかりがうようよして 真暗闇じゃないかしら  夏の夜は色っぽくふけて行く 誰もが熱いキスをかわし たまらない そこどけそこどけ ほうら そこどけそこどけ ほうら ほうら ほうら ほらほら  モンスター さあ勇気を出してごらん モンスター 大いばりでね モンスター ふるえていちゃ駄目じゃないの モンスター 手をあげるのよ モンスターがきたぞ モンスターがきたぞ モンスター……  私ついててあげるから 何もこわいものはない もしも何かが起ったら 悲鳴あげて逃げるのよ 気の弱さが 心配だわ やさし過ぎるその心が 傷つくことがあるかもね  夏の夜は色っぽくふけて行く 誰もが熱いキスをかわし たまらない そこどけそこどけ ほうら そこどけそこどけ ほうら ほうら ほうら ほらほら  モンスター もうお前はやさし過ぎて モンスター ぼろぼろなのね モンスター この私の可愛いひと モンスター おやすみなさい モンスターがきたぞ モンスターがきたぞ
あッ田原俊彦田原俊彦阿久悠宇崎竜童あッ ああッ あああッ あッ ああッ あああッ  さあ そこへ 腰をかけ めったに落ちないという冷たい顔で 思うざま ぼくを見下ろしてくれ  すれ違いざまに 心を許して ついて行くような女じゃないと とりつくしまもない態度で 何もかも 拒んでくれ  愛は口説いた方がいい あなたの胸に切り込んで I want you I need you ああ 落ちるまで かき口説く I love you  あッ ああッ あああッ あッ ああッ あああッ  さあ もっと 横を向き 冗談だったら これで終りにしてと 鼻先で笑うふりしてくれ  フィーリングなんて手軽な言葉で 好きになるような女じゃないと 迷惑いっぱいの顔して 遠くを見つめてくれ  愛は手ごわい方がいい あなたを抱く夢を見て I want you I need you ああ 夜明けまで くり返す I love you  あッ ああッ あああッ あッ ああッ あああッ
春夏秋秋石川さゆり石川さゆり阿久悠三木たかしああ 私 もう 冬に生きたくありません 春夏秋秋 そんな一年 あなたと過ごしたい  ここへ来て 泣けました 日の入りや 月の出に 素直さが 美しく お化粧も 紅(べに)少し 見る夢も 懐しく よく笑う あなただけ  来ませんか 来ませんか しあわせになりに 来ませんか  悲しみを 捨てました 朝焼けに 夕立に やさしさを 思い出し 過ぎた日も ほのぼのと よく濡れた 枕さえ 今はもう 乾いてる  来ませんか 来ませんか しあわせになりに 来ませんか  来ませんか 来ませんか しあわせになりに 来ませんか  ああ 私 もう 冬に生きたくありません 春夏秋秋 そんな一年 あなたと過ごしたい 
故郷森進一森進一阿久悠大野克夫毛布にくるんだ からだを寄せて 何(なん)だか今夜は 安心と そっともらす 吐息だけで あなたをいじらしく 思う 何にもいらない あたたかさだけ 私は前から ほしかった 胸に強く 顔をうずめ あなたは泣きじゃくる ばかり 雪どけ時に帰ろう 同じ故郷だもの それまで土産(みやげ)だけでも そろえておきたいね  北国生まれの お酒の強さ あなたははしゃいで 歌ってる 紅(あか)い頬に なればいいと 心でしみじみと 思う いつしかからだを 丸めて眠る あなたの寝顔が あどけない 窓の外は 街の夜明け はぐれた小雀が 遊ぶ 雪どけ時に帰ろう 同じ故郷だもの 雪割る花が咲く道 歩いて行きたいね  雪割る花が咲く道 歩いて行きたいね
麗人麗歌川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし若草恵謎の微笑みに 憂(うれ)いつつみこみ 今宵も歌う 美(うる)わしの歌  熱い手をたぐり ふれるくちびるに 揺れる男 惑う男  夜は海に似て 踊る夜光虫 妖しいまでに 輝き満ちて 溺れる心は 夜明けまで流され行き いとしいお方の 胸には行けない  花に埋(うず)もれて 眠るしあわせを 今宵ふり捨て ひとり漂う  青いカクテルを 飲んで見る夢は 愛の真実(まこと) 恋の嘆き  夜はいたずらに 人をもてあそび さだめの糸を 絡(から)めて結ぶ 迷える心は いつわりに酔いつぶされ いとしいお方の 思いを知らない  迷える心は いつわりに酔いつぶされ いとしいお方の 思いを知らない 思いを知らない
おいしい水前川清前川清阿久悠都志見隆十字路の迷(まよ)い子たちよ それは おとな ただ今日を生きるおもいに 喉が乾く  愛の水があったなら 心やさしくなれるのに  ハートを少し濡らし 半分 涙で流して さびしさ分けあえる人に 声をかけてみよう  たたかいに向かう顔して だれも 急ぐ その先に何があるのか あてもなくて  愛の水を口にして はずむ言葉を取り戻し  心を少し語れ 半分だけでもいいから そのときふり向いた人に 笑いかけてみよう  迷い子たちよどこへ 迷えるままでは 走るな やさしい時代まで戻り 歩きだしてみよう  やさしい時代まで戻り 歩きだしてみよう
上級生フィンガー5フィンガー5阿久悠井上忠夫井上忠夫オ−・ダ−リン、アイ・ミス・ユ−  憧(あこが)れの あの人はもう あすからここへ 通(かよ)ってこない 悲しい(悲しい) 季節さ(季節さ) 涙で送る 上級生  髪(かみ)をなで 涙を拭(ふ)いて くれたあの人 遠く離れて せつない(せつない) 思いさ(思いさ) 初恋の人 上級生  好きな人が いない学園に 僕はいやだ 行きたくないよ あなたは oh もういない あなたは oh, oh, oh もういない  好きな人が いない学園に 僕はいやだ 行きたくないよ あなたは oh もういない あなたは oh, oh, oh もういない
乾杯お嬢さんピンク・レディーピンク・レディー阿久悠都倉俊一秋の日ぐれセンチメンタル 恋のしるし 街の色も 淡いベージュに変りました 大人みたい 粋なムードがそろいました じんと胸に 迫る恋などしてみましょう 秋はチャンスよ とても絵になるから 枯葉が一枚 ハラリと舞っても ごらんなさい秋です 何かきっとありそう そんな言葉をかける 誰かがあらわれる  秋の夜はロマンチックに ふけています 夜にピアノ とても似合ってきこえてます ワインなんかのんでみました 気どりながら 少し足が フラリフラリとゆれています 秋に乾杯 とても気になるから きれいな星空見上げただけでも ごらんなさいお嬢さん 二人だけになりたい そんな言葉をかける 誰かがあらわれる
純情吉田拓郎・加藤和彦吉田拓郎・加藤和彦阿久悠加藤和彦瀬尾一三永遠のたずねびと それは きみだろ 追いかけて 追いかけて 心ぶつける つれないそぶりに一から出直し  この胸に 眠らない ガキが住んでて いつの日も いつの日も きみを求める とどかぬ想いも 明日のたのしみ  おれたちの とんだ失敗は 純情だけ  Only you ずっと Only you… 不器用だね 不細工だね  Only you もっと Only you… 真実には 流行りはない ただひとりを想う  澄んだ瞳で 生きたのは きみがいたから 変わりなく 変わりなく 恋を伝える 未練と情熱 表と裏でも  おとなしく いい子では 死んだ気になる かき立てて かき立てて 熱く迫って ここまで来たなら 一生しごとさ  おれたちの とんだ失敗は 純情だけ  Only you やはり Only you… もういいだろ もういいだろ  Only you さらに Only you… まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い  (Only you Only you Only you Only you)  Only you さらに Only you… まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い  Only you さらに Only you… まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い
乙女のワルツ中森明菜中森明菜阿久悠三木たかし千住明好きといえばいいのに いつもいえぬままに 月が上る小道を 泣いて帰った 白く咲いてる野の花を つんで願いをかける どうぞ 愛があなたにとどくようにと  好きなひとはいつしか 他のひとをつれて 遠い町へ旅立つ 何も知らずに 駅のホームのはずれから そっと別れをいって それで 愛が悲しく消えてしまった  小雨降る日はせつなくて ひとり涙を流し つらいだけの初恋 乙女のワルツ
それなりに青い鳥村上幸子村上幸子阿久悠三木たかし爪を噛む 女にだけ 聴こえる あの歌は 裏切りの哀しみか 男の呼びかけか ひゅる ひゅると鳴るのは 真冬のあらしでも 泣いたら駄目 死んだら駄目 それなりに青い鳥  膝かけの 上で読む 破れた手紙には いいころの想い出や 未練の数々が 哀しげな演歌(はやりうた) 遠くで 聴こえても 泣いたら駄目 死んだら駄目 それなりに青い鳥  窓ごしの漁火は はかなく搖れてても 泣いたら駄目 死んだら駄目 それなりに青い鳥
街の灯り岩崎宏美岩崎宏美阿久悠浜圭介そばに誰かいないと 沈みそうなこの胸 まるで潮がひいたあとの 暗い海のように ふれる肩のぬくもり 感じながら話を もっともっと出来るならば 今はそれでいいさ 息でくもる窓に書いた 君の名前指でたどり あとの言葉迷いながら そっといった 街の灯りちらちら あれは何をささやく 愛が一つめばえそうな 胸がはずむ時よ  好きな唄を耳のそばで 君のために低く歌い あまい涙さそいながら そして待った 街の灯りちらちら あれは何をささやく 愛が一つめばえそうな 胸がはずむ時よ
勝手にしやがれ高橋真梨子高橋真梨子阿久悠大野克夫小林信吾壁ぎわに寝がえりうって 背中できいている やっぱりお前は出て行くんだな 悪いことばかりじゃないと 想い出かき集め 鞄につめこむ気配がしてる 行ったきりならしあわせになるがいい 戻る気になりゃいつでもおいでよ せめて少しはカッコつけさせてくれ 寝たふりしてる間に出て行ってくれ アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア  バーボンのボトルを抱いて 夜ふけの窓に立つ お前がふらふら行くのが見える さよならというのもなぜか しらけた感じだし あばよとサラリと送ってみるか 別にふざけて困らせたわけじゃない 愛というのに照れてただけだよ 夜というのに派手なレコードかけて 朝までふざけようワンマンショーで アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア  夜というのに派手なレコードかけて 朝までふざけようワンマンショーで アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア
青春挽歌かまやつひろしかまやつひろし阿久悠筒美京平春は乙女の やわ肌に かげろうゆれて 恋を知り 片手の書物 投げすてて 文書く我や 花の下  夏は裸の この胸を 嵐にさらし 夢を知り 旅立つ船は 洋々と 舵とる我や 波の上  秋ははかない 虫の音に 別れのつらさ 涙知り 去り行くひとの 後かげ 見送る我や 風の中  冬は女の 黒髪に 初雪かたり 情知り さし出す傘は あいあいの 手を取る我や 雪の中 手を取る我や 雪の中
花供養石川さゆり石川さゆり阿久悠三木たかし花のいのちが 一日のびれば 恋のいのちも 一日のびる 花供養を 知っていますか あなたと二人 行ってみたいのです  (セリフ)何かにすがらなければいられない 私の気持をくんで下さい もう終りですか いえまだですね 恋は明日もありますね  花のいのちの みじかい一日 恋のいのちの 一日もまた 花供養の庭で誓えば さだめもきっと 変わるはずなのです  (セリフ)何かを信じなければ つら過ぎる 私をしっかり 抱いて下さい もう終りですか いえまだですね 恋は明日もありますね  花供養を 知っていますか あなたと二人 行ってみたいのです  (セリフ)はかない夢と 笑われてもいいの 私の願いをきいて下さい もう終りですか いえまだですね 恋は明日もありますね
港町ジャズクラブ~眠っていたラブレター~すぎもとまさとすぎもとまさと阿久悠杉本眞人宮崎慎二あの頃はもてたわね 青春の華ね 港町ジャズクラブ にぎやかな祭 愛もあり 恋もあり お遊びもあって 夢なら覚めずに いてと思った だけどいつしか みないなくなり 街の様子も またすっかり変わり 古びたアルバムの 写真も色褪せて 昔は楽しいと 思うばかり ラブレター ある日見つけて ラブレター 心さわぐ あの頃 貰うはずの手紙が こんな場所に 眠ってた  運命の悪戯ね 青春の罪ね 港町ジャズクラブ 悲しみの舞台 人生を変えるほど 切実な手紙 いつもの調子で 渡したからよ きみと新たな 夢見たいから ぼくと一緒の 旅してくれないか 祭が終わったら 淋しく思うから 終わりが来る前に 出かけようよ ラブレター 十年前の ラブレター 熱い心 あの頃 貰うはずの手紙に 今になって 出会った  ラブレター ある日見つけて ラブレター 心さわぐ あの頃 貰うはずの手紙が こんな場所に 眠ってた
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
甘ったれ森進一森進一阿久悠Salvatore Adamo心が寒い からだが寒い 恋の行方(ゆくえ) 思えば寒い 悲しくなれば 二人で飲んで それですべて 忘れるだけの こんな愛なんか いつかこわれると 知りながら抱いてしまう 酒に踊らさせ バラに酔わされて 流れ行く ふたり 甘ったれ  涙がにがい 煙草がにがい 夢のつづき 思えばにがい 別れましょうと いうだけいって 昨日今日と おんなじ明日 せめて酒場では ピアノ弾きながら 楽しげに笑いころげ 愛や恋なんか どうせピエロだと ふざけ合う ふたり 甘ったれ  こんな愛なんか いつかこわれると 知りながら抱いてしまう 酒に踊らされ バラに酔わされて 流れ行く ふたり 甘ったれ
ふたりは若かった尾崎紀世彦尾崎紀世彦阿久悠筒見京平今になって 気づいた愛を 遅すぎると 云わないで あの日からは 胸の中を すきま風が 吹いている ふたりは若かった あまりに若かった だけど今なら 愛しあえる  たとえ君が 変わっていても それを責めは しないだろう 君は君で 変わりないさ ありのままを 愛したい ふたりは若かった あまりに若かった それがすべてさ ふたりは若かった あまりに若かった はなしはしない 明日からは
面影の君森昌子森昌子阿久悠平尾昌晃白くこぼれる 花を見て 恋の終りを 知りました 追ってみたって あのひとは 二度とふりむく ひとじゃない かんだ 唇 白くして あなた あなたと 呼んだけど 面影 面影 面影の君  ひとり折鶴 折りながら 思い出します あのひとを 今はどうして いるかしら 胸のいたみが 増すばかり 小指かんだら 感じます あなた あなたが 好きなのよ 面影 面影 面影の君  今はどうして いるかしら 胸のいたみが 増すばかり 小指かんだら 感じます あなた あなたが 好きなのよ 面影 面影 面影の君
御身君夕子君夕子阿久悠小林亜星邪魔と思えば そう云って 助けがいるなら 声かけて だけど 私の夢だけは こわさないよと誓ってね  あなたにとって 何であろうと あなたにとって 何であろうと 御身たいせつに 私 そう思う  どこか気弱な ひとだから 見えない支えが いるものよ 濡れて戻れば 温ためる 胸で泣くなら それもいい  あなたにとって 何であろうと あなたにとって 何であろうと 御身たいせつに 私 そう思う  出世払いの まごころを 返してくれとは 云わないわ 夢を裏切る ことがなく 生きてくれたら 嬉しいの  あなたにとって 何であろうと あなたにとって 何であろうと 御身たいせつに 私 そう思う
東京物語山内惠介山内惠介阿久悠川口真今日からは赤い爪 あなたに見せない すき透る桜貝 あなたの好きな色 一日に二本だけ 煙草を吸わせて 珈琲の昼下り あなたを待つ夜ふけ 群れからはなれた 男と女が 小羊みたいに 肌寄せあって どこかで忘れた 青春のかざりもの さがしているような 東京物語  夏が過ぎ秋が来て もうすぐ木枯し この冬はあたたかい あなたがいてくれる 何もまだ約束は したわけじゃないが 春まではこのままで くらしていましょうね どこにもいるよな 男と女が ふとしたはずみで 声かけ合って たがいに似ている さびしげな目の色を 見つめているような 東京物語 東京物語
天国の名前ももいろクローバーZももいろクローバーZ阿久悠NARASAKI時(とき)は悲しみを削(けず)ってくれる 時は人を救うナイフなんだ 泣いて 泣いて 泣きくずれても それは永遠につづきはしない  忘れていた微笑(ほほえ)みも 今は晴れやかによみがえり 身悶(もだ)えたつらい夜も いい夢がみられるようになった  もうきみに声をかけられる 泣かないで呼びかけられる だから きみの天国の名前を ぼくに教えておくれ 天国の名前を…  愛は心臓の真中にあり 病んだ皮の奥でずっと生きる 痩せて 痩せて よろめいてても 愛がコナゴナにこわれはしない  かすれていた歌声も 澄んだ高音でよく響き 人々と言葉合わせ いい歌が歌えるようになった  もうきみに声をかけられる 泣かないで呼びかけられる だから きみの天国の名前を ぼくに教えておくれ 天国の名前を…
翔歌小林旭小林旭阿久悠宇崎竜童宮崎慎二この歌は…父の背中で聞いたのか それとも母の腕の中 いずれにしても この俺を 育ててくれた 歌だった あれから何年 何十年 乾いた都会の 真中で 疲れた人の ためにだけ 俺は ときどき 歌っている 影法師 影法師 ひきつれて行く帰り道 ともしび三つ わが家が一つ  この歌は…恋がいのちであった頃 男の友に惚れた頃 いずれにしても 人生を 照らしてくれた 歌だった 貧しさ苦しさ 乗り越えて 花咲く都に ひとり立ち 未来はどこと 睨みつつ 俺は ときどき 歌っている  初恋の 初恋の 言葉をそえて桃の花 あなたに三つ こちらに一つ  初恋の 初恋の 言葉をそえて桃の花 あなたに三つ こちらに一つ
~さようなら~森昌子森昌子阿久悠遠藤実さようならは こころを翔(と)び立つ小鳩 傷ついた翼を けなげにもはばたかせ いつまでも 見送る人の目の中に…… 言葉はたくさんあったのに とうとう一つになりました 風吹き花散るその中で あなたに あなたに まごころで さようなら さようなら さようなら  さようならは 小枝をはなれる枯葉 去りがたい思いで 二度三度うちふるえ あわれと 感じる人のおもいでに…… 生まれて何度も云ったのに 云うたびからだがやせました 季節を見送るその中で あなたに あなたに まごころで さようなら さようなら さようなら さようなら さようなら…………
So long 想 longH2OH2O阿久悠赤塩正樹色あせた写真が笑う 季節は二度と戻って来ない 想い出のレコードさえも 歪んでしまいもう歌えない  うつろな胸の隙間を 風が咲いて過ぎて行く こわれたあとで気がつく So long So long 愛の日よ  すり切れたデニムの膝を 両手でかかえもの想う時 あのひとの結婚通知 ナイフのようにとび込んで来た  溺れるものがあるなら 馬鹿になってしまいたい 遠くへ去って気がつく So long So long 愛の日よ  窓をあければ景色が変って 誰もいない  悲しいわけは誰にも わかる筈はないけれど 見えなくなって気がつく So long So long 愛の日よ  うつろな胸の隙間を 風が吹いて過ぎて行く こわれたあとで気がつく
津軽海峡・冬景色坂本冬美坂本冬美阿久悠三木たかし坂本昌之上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけをきいている 私もひとり連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ泣いていました ああ津軽海峡・冬景色  ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす 息でくもる窓のガラスふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ津軽海峡・冬景色  さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ津軽海峡・冬景色
再会沢田研二沢田研二阿久悠大野克夫船山基紀あなたが背負った 不幸の重さは どんなに愛しても わからない あなたは心を 開いてくれない 心配しないでと横を向く それぞれが生きて来た 人生は違うから さわれない想い出も 心にはあるだろう あなたを愛するなら 不幸も想い出も すべて愛するのが まごころだろう  忘れてほしいと いってはいけない あなたを傷つける ことになる 何にもいわずに やさしく抱きしめ 体のぬくもりを伝えよう 待つことが何よりの やさしさと思うなら かたくなな扉でも 開く日があるだろう あなたを愛するなら 不幸も想い出も すべて愛するのが まごころだろう  あなたを愛するなら 不幸も想い出も すべて愛するのが まごころだろう
津軽海峡・冬景色あがた森魚あがた森魚阿久悠三木たかし松延耕資上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけを きいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡 冬景色  ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色  さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色
北の宿からテレサ・テンテレサ・テン阿久悠小林亜星あなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿  吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くよにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿  あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿
砂になりたい石川さゆり石川さゆり阿久悠三木たかし心がこなごな こわれた私 体もさらさら 砂になりたい 春になっても まだ寒い 北の砂丘を ただひとり 日本海から 吹く風で 砂のつぶてが 頬をうつ うらんでいうのじゃ ありません 恋でこの身が 燃えつきました 山陰本線 夜の汽車 明けて砂丘の 砂もよう  指の間を 音もなく 砂がこぼれて 行きました まるで私の しあわせと 同じようねと つぶやいた あなた以上の いいひとに 会えるのぞみが 持てないのです 山陰本線 夜の汽車 明けて砂丘の 砂もよう 心がこなごな こわれた私 体もさらさら 砂になりたい…
水中花チェリッシュチェリッシュ阿久悠井上忠夫線香花火チリチリと 松葉模様描いてる 金魚鉢では ポトリ紙の花咲く  水の中で開く花 外に出せば ただの紙 そうよ私は ここで生きているだけ  あなたには 二度と逢えないわ お互いに 不幸になるだけよ さよなら あー さよなら お酒でも 飲みます  針の音がシャラシャラと 歌のすき間うずめてる 古いレコードかけて 酒を飲むのよ  辞書を開き 知らぬ文字 さがしながら 書く手紙 頬に流れる 涙ふきもしないで  あなたには 二度と逢えないわ お互いに 不幸になるだけよ さよなら あー さよなら 夜明けでも 待ちます  あなたには 二度と逢えないわ お互いに 不幸になるだけよ さよなら あー さよなら 夜明けでも 待ちます
わたしは旅人ペドロ&カプリシャスペドロ&カプリシャス阿久悠都倉俊一都倉俊一もう話すことは さよならしかない 互いに口を閉ざし 長いホーム端まで歩いて行く 白く光る線路見て  たった二年だが 情熱燃やして あなたと生きられたわ まだぬけがらみたいな私だけど きっと大丈夫 駆け寄って あなたといおうと したけど 足がとまった それをしたら 泣くわ あのシャラララ しあわせは もうシャラララ かえらない  でも うつむく女はやめて 私は行くわ 私は行くわ シャラララララ シャラララララ  上りの列車があのひとを乗せる 私は下りに乗る すれ違いにホームをはなれて行き その時からはじまるの  まぶしい景色が 何故だか悲しい のどかな駅の声も もう二度とは逢えぬ人になった これで この場所で さよならと 心で叫んで 私はもとの旅人 ひとり窓を見てる あのシャラララ しあわせは もうシャラララ かえらない  でも うつむく女はやめて 私は行くわ 私は行くわ シャラララララ シャラララララ
酔いどれマリアが歌う店ペドロ&カプリシャスペドロ&カプリシャス阿久悠阿部靖広阿部靖広酔いどれマリア そんな名前を付けられた ピアノに寄り掛かり グラスを手にしたまま 時々歌詞を間違える そういう歌手だから  恋した数で 歌が上手になるのなら そろそろ この私 スターになる筈だが どうやら恋は無関係 お酒がふえるだけ  ロレロレ ロロレロロ ロレロレ ロロレロロ 今夜は特別酔いどれる ロレロレ ロロレロロ ロレロレ ロロレロロ あなたが客で来てるから ああ 酔いどれマリアが歌う店  お酒をやめて 少しマジメに歌ったら 心に響いたり 涙を流させたり 拍手も店に鳴り響く そうなる筈だけど  恋した数で 歌が上手になるのなら そろそろ この私 スターになる筈だが どうやら恋は無関係 お酒がふえるだけ  ロレロレ ロロレロロ ロレロレ ロロレロロ 今夜は死ぬほど恥ずかしい ロレロレ ロロレロロ ロレロレ ロロレロロ あなたがじっと見てるから ああ 酔いどれマリアが歌う店  ロレロレ ロロレロロ ロレロレ ロロレロロ 今夜は特別酔いどれる ロレロレ ロロレロロ ロレロレ ロロレロロ あなたが客で来てるから ああ 酔いどれマリアが歌う店
猫のファド~あしたも生きるあさっても~リンダ・コラソンリンダ・コラソン阿久悠浜圭介桜庭伸幸迷(ま)い子の子猫を 片手で拾い上げて 私の部屋へ 連れてきたのは 三年も 暮らしてた 男に去られた夜でした 形のくずれた 帽子の中へ入れて あいつの匂い ついているけど しばらくは がまんして ベッドにしてねと 言いきかす  さびしい同士だね 都会にありがちの 哀しい瞳(め)の色に たがいをうつしましょう だから いいわね いいわね あしたも生きる あさっても  小皿のミルクを ピチャピチャ舐めて飲んで 私のことを じっと見るのは もしかして 母親と 思っているからなんでしょか 気まぐれついでに しばらく猫と暮らす 不実な男 思いきるには 愛情を 空っぽに するしかないわと 苦笑い  おかしい二人だね よくあるコンビだね 手枕 膝枕 ゆっくり眠りましょう だから いいわね いいわね あしたも生きる あさっても  さびしい同士だね 都会にありがちの 哀しい瞳(め)の色に たがいをうつしましょう だから いいわね いいわね あしたも生きる あさっても あしたも生きる あさっても
二枚目酒 ~居酒屋 PART II~田中好子&五木ひろし田中好子&五木ひろし阿久悠大野克夫酒と煙草とためいきと グラス片手のひとりごと 憂いばかりの横顔の 二枚目酒は似合わない 時計はずして 裏返し 朝が来たなら 教えてよ まるで子供の顔をして 乱れたふりは許せない ああ人生は居酒屋ね ああ行きずりどうしが肩寄せて 少し心を気にしてる  水で割るのが面倒で いつか生のまま飲んでいる くずれないのが 自慢なの 二枚目酒は疲れるわ 玉を撞いたりピンボール そして泣き泣きハイボール 子供時間の赤ずきん 狼だけは気をつけろ ああ人生は居酒屋ね ああ他人は他人といいながら 妙に本気になっている  ああ人生は居酒屋ね ああ行きずりどうしが肩寄せて 少し心を気にしてる
逃げろお嬢さんピンク・レディーピンク・レディー阿久悠都倉俊一逃げろ!逃げろ!逃げろ!お嬢さん 奴(やつ)から逃げろ 逃げろ!逃げろ!逃げろ!お嬢さん 地球の果てまで  おいしい言葉に ウキウキしてたら そのうちムシャムシャ 食われてしまう 綺麗(きれい)な花にはトゲがある おいしい言葉に針がある 釣(つ)られて泣くなよ 今のうちだよ 自慢のアンヨで すたこら行きなよ 三つ数えるそのうちに ワン・ツー・スリー エンド ワン・ツー・スリー 三つ数えるそのうちに 逃げろ!逃げろ!逃げろ!お嬢さん 奴から逃げろ 逃げろ!逃げろ!逃げろ!お嬢さん 地球の果てまで  スケスケドレスに からだをつつんで 女王みたいな気分でいたら どこかに大きな落し穴 もがいてとれない罠(わな)がある 正体(しょうたい)見たなら すぐにとび出せ 裸足でGパン ドンドン走れよ 三つ数えるそのうちに ワン・ツー・スリー エンド ワン・ツー・スリー 三つ数えるそのうちに 逃げろ!逃げろ!逃げろ!お嬢さん 奴から逃げろ 逃げろ!逃げろ!逃げろ!お嬢さん 地球の果てまで
セクシーロックンローラー西城秀樹西城秀樹阿久悠三木たかしああ からだが熱い ああ こころが熱い 常識じゃとても とめられない  君は君はどうする 俺と燃えるかい 涙流して 俺とゆれるかい  甘いバラの匂い 肌につけて来いよ 罪な思いをしよう 刺激的にやろう  アアア アアア アアア アアア 髪を乱し 汗を流し 踊り狂え 君は天使になれ 俺は悪魔になる  ああ からだが熱い ああ こころが熱い 無茶をしてみたいと 思わないか  そんな そんな夜だよ 俺を見てみろよ よそみしないで 俺にしがみつけ  光るルージュつけた 君にキスをしたら こんな気分になる 悪いことをしよう  アアア アアア アアア アアア 俺の肩に爪を立てて 好きといえよ 君は天使になれ 俺は悪魔になる  アアア アアア アアア アアア 俺の肩に爪を立てて 好きといえよ 君は天使になれ 俺は悪魔になる
悲歌(エレジー)黒木憲黒木憲阿久悠田辺信一あなたは歩く 悲しい過去に 別れを告げて ぼくのもとへ それは むらさき色した 雨のたそがれ 枯葉の道 迎えに行こう さみしい歌に あなたの胸が 泣かぬように  ふりむかないで 悲しい過去は あなたを二度と 追って来ない あれは はかないまぼろし やがて消え行く バラの朝に くちびる合せ 涙の味に ほほえみ交す 時が来るさ  ル…… ル…… ル…… ル…… それは悲しい さだめの 歌に別れを 告げる夜明け しあわせあふれ 抱きしめた肩 苦しめた過去 忘れるのさ
朧月夜八代亜紀八代亜紀阿久悠弦哲也朧月夜は 男に似合う 影が泣いても 顔まで見えない ほろ酔いの ふりをして 一歩二歩と よろめいて ひとの視線が なくなれば 背骨シャンとして 歩き出す  こんな男がいたらいい 昔はちょっといた筈の… おほろ おぼろ おぼろ おぼろ 朧月夜のいい男  朧月夜は 女を磨く 瞼はれても 涙は出さない 純愛に 傷ついて 一つ二つ 酒を飲み 肩が斜めに くずれたら 瞳キラリとさせ あとを追う  こんな女がいたらいい 昔はちょっといた筈の… おほろ おぼろ おぼろ おぼろ 朧月夜のいい女  こんな二人がいたらいい 昔はちょっといた筈の… おほろ おぼろ おぼろ おぼろ 朧月夜のいい景色  朧月夜のいい景色
中学三年生山口百恵山口百恵阿久悠遠藤実馬飼野康二別れの季節の悲しみを 生れてはじめて知りました しるしをつけたカレンダー もうすぐそこに来ています 蛍の光が歌えない 涙でつまって歌えない あのひと卒業して行くの めそめそしていちゃいけないわ 私も中学三年生  明日からやさしいあの声も  とってもすてきなあの顔も 逢えないなんて思えない そこまで春が来てるのに 蛍の光が歌えない 涙でつまって歌えない あのひと卒業して行くの さよなら云えなきゃいけないわ 私も中学三年生  蛍の光が歌えない 涙でつまって歌えない あのひと卒業して行くの さよなら云えなきゃいけないわ 私も中学三年生
送春曲野口五郎野口五郎阿久悠筒美京平春は行く 春は行く ぼくらの春は行く びしょ濡れの髪が 額にはりつき 唇のいろも むらさきに変り 熱のあるからだのようにふるえながら 泊めてよと あなたはいった 今だから話せるけど あの日あの時 あなたの姿は悲し過ぎたよ 泣いて眠り 話して眠り そしてぼくらは一つになった それもこれも季節の出来事 春に別れる約束だった 春は行く 春は行く ぼくらの春は行く 傷ついた胸を おもちゃにたとえて ゼンマイの切れた車だと笑う 雨だれにたたかれてる窓を見つめ 許してとあなたはいった 今だから話せるけど あの日あの時 あなたがはじめて女に見えた 飲んで眠り 歌って眠り 冷えたからだをつつんであげた それもこれも季節の出来事 春に別れる約束だった 春は行く 春は行く ぼくらの春は行く ルルル………ルルル……… ぼくらの春は行く
星から来た二人ピンク・レディーピンク・レディー阿久悠都倉俊一私たちは いつもこうして 夜の空を見つめて来ました 銀河鉄道 尾をひきながら 朝が来るまで 朝が来るまで 走っています あなたの夢は 私の夢 私の未来は あなたの未来 いつまでも いつまでも いつまでも いつまでも 昼は砂漠の東京も 夜はきらめく海になる 空と海とのイルミネーション 私たちは星から来た二人  屋根の上のミュージカルを 二人だけで歌って来ました 朝の光がまぶしくさして 街が見えたら 街が見えたら フィナーレでした あなたの夢は 私の夢 私の未来は あなたの未来 いつまでも いつまでも いつまでも いつまでも 夢はきらめくアクセサリー 愛はゆらめくコスチューム 空と海とのイルミネーション 私たちは星から来た二人
また逢う日まで加山雄三加山雄三阿久悠筒美京平武部聡志ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それは聞きたくない たがいに気づかい 昨日に戻るから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう
思秋期森山直太朗森山直太朗阿久悠三木たかし佐藤準足音もなく行き過ぎた 季節をひとり見送って はらはら涙あふれる 私十八  無口だけれどあたたかい 心を持ったあのひとの 別れの言葉抱きしめ やがて十九に  心ゆれる秋になって 涙もろい私 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく  ふとしたことではじめての くちづけをしたあのひとは ごめんといったそれきり 声もかけない  卒業式の前の日に 心を告げに来たひとは 私の悩む顔見て 肩をすぼめた  誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく  ひとりで紅茶のみながら 絵葉書なんか書いている お元気ですかみなさん いつか逢いましょう  無邪気(むじゃき)な春の語らいや はなやぐ夏のいたずらや 笑いころげたあれこれ 思う秋の日
いつも二人で石原裕次郎石原裕次郎阿久悠曽根幸明山倉たかしいつも二人で 幸せだけを 探しつづけて 来たけれど それもはかない 夢だと知った つらいだろうが 別れよう ほんとの幸せを みつけて 欲しいのさ 甘い想い出 残したままで 何も言わずに 出て行こう  俺もお前も あまりに若く 甘い夢だけ みたけれど それも何時しか 色あせてゆき 知らぬあいだに 傷ついた ほんとの幸せを みつけて 欲しいのさ いつも二人で 暮らした部屋を 何も言わずに 出て行こう
君よ八月に熱くなれ川上ジュリア川上ジュリア阿久悠中田喜直佐藤利樹まためぐり来る夏の日に 心ふるわす人がいる あれが確かに青春と 胸に瞼に刻みこむ 時よ とまれよ ただ一度 奇跡起こした若者に 雲が湧き立つ甲子園 君よ 八月に熱くなれ  あの日とよべる幾日を 時の流れに刻めるか 今がそうだと確かめる 熱い想いを抱けるか 風よ  歌えよ もう一度 夢の信じた若者に 砂が舞い立つ甲子園 君よ 八月に熱くなれ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
舟唄テレサ・テンテレサ・テン阿久悠浜圭介お酒はぬるめの燗がいい 肴はあぶったイカでいい 女は無口なひとがいい 灯りはぼんやり灯(とも)りゃいい しみじみ飲めばしみじみと 想い出だけが行き過ぎる 涙がポロリとこぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 「沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝するダンチョネ」  店には飾りがないがいい 窓から港が見えりゃいい はやりの歌などなくていい 時々霧笛が鳴ればいい ほろほろ飲めばほろほろと 心がすすり泣いている あの頃あの娘を思ったら 歌いだすのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めばぽつぽつと 未練が胸に舞い戻る 夜ふけてさびしくなったなら 歌いだすのさ 舟唄を  ルルル ルルル ルルルルルル
春のめざめ森昌子森昌子阿久悠平尾昌晃私は十七の春を待つ乙女 セーラー服だけが 私ではありません あなたに逢う時は 大人のふりをして 連れそって歩いても おかしくない二人ね 少し背のびをしても 愛したいあなた  私は十七の春を待つ乙女 めばえた恋ごころ この胸に抱きしめる 子供にあつかわれ 悲しくなるけれど そのうちに通じると 私は信じている 少し背のびをしても 愛したいあなた  別れたすぐ後で 逢いたくなるなんて 何もかもあなただけ 私をとりこにする 少し背のびをしても 愛したいあなた
永遠の旅路五木ひろし五木ひろし阿久悠浜圭介だれに感謝をしよう 君に出会えたことを 心が通い合う 愛の人生を だれに 時の流れの中で 迷うこともなく よろこび いたみを分かち 歩いたふたり  涙は重過ぎて 捨て場所に困った それでも ぼくには きみがいたから 永遠の旅路と思い きみを抱きしめる ふたりが ひとりになって ようやく 愛を見た  走り通しの過去は きみを寂しくさせた 男のわがままを いつか詫びたいと 思う 巡る季節を追って 夢を語り合い 挫けた心を見つめ 笑ったふたり  涙は冷ややかで からだまで凍らせ ひとりの寒さを きみがあたため 永遠の旅路を思い きみに伝えよう 今日から未来へつづく これこそ愛だよと
冬の星伊藤咲子伊藤咲子阿久悠三木たかしつめたく凍(こご)える 冬の星座を 汽車の窓から見つめ 私は旅に出る からだがふるえる 胸の不安を 強く抱きしめながら あなたの住む町へ もしも迎えてくれたなら 私はきっと泣くでしょう 心のはりが なくなって そのまま たおれてしまうでしょう  だから今度だけは わがまま許して 私の恋はもう戻れない 戻れない  うしろにとび去る町の灯りを じっと見つめて想う ほんとはこわいのと 一生一度の恋にしたいの 涙流れてばかり 夜汽車は眠れない もしも愛してくれたなら 私はもっと愛します 心の中の すみずみも あなたを感じて 生きるでしょう  だから今度だけは わがまま許して 私の恋はもう戻れない 戻れない
私は死にたいちあきなおみちあきなおみ阿久悠筒美京平涙がかわきません 三日も過ぎて あれからぬれたまま 私の頬は あなたが背中でしめたドアの音が 今でも耳の底に のこっています 抱かれたベッドで こんなに泣くなんて 皮肉なことだと うらんでいます 明日の朝には 笑えるかしら いえいえやっぱり 駄目でしょう  電話がかかりません あなたの部屋へ 何度もかけたけど お話し中で モンローみたいに 死んでみたい気持 別れのことばを 伝えたいのよ それでも結局 死んだりはしないで いつもと同じに ふるまうでしょう あなたに戻って もらえるかしら いえいえやっぱり 駄目でしょう
赤い靴はいてた淫らな娘松坂慶子松坂慶子阿久悠小林亜星赤い靴 はいていた 淫らな娘と ひとは云うけれど 色つきの人生を 少しばかり夢に見ただけさ  いじわる女みたいなふりをして やさしい女なんだとすぐばれる おや指が シャクの種 しくじるのは いつも こればかり  厄年の空(から)さわぎ このあたりで 赤い靴をぬぐ 人並のしあわせは 手遅れだと 知っているけれど  あばずれ女みたいな顔をして 可愛い女なんだとすぐばれる 純情は 金しばり 柄にもないことを云いそうで  いじわる女みたいなふりをして やさしい女なんだとすぐばれる おや指が シャクの種 しくじるのは いつも こればかり しくじるのは いつも こればかり しくじるのは いつも こればかり
アンサーソングは哀愁早見優早見優阿久悠馬飼野康二無邪気な顔の微笑みを 仲間のうちで見せながら 一人になると心がうずく毎日  鏡の中で大人びて ルージュを薄くぬりながら おさない愛のあれこれ想う真夜中  奪われる 奪えない 奪うもの 奪え 奪ってよ 奪わせて 私を あなたを  愛の歌を送りつづけて一年 アンサーソングは いつも いつも いつも 哀愁  All our precious memories have finally come to an end But I'll always remember you  真赤なバイク走らせて 想い出残る海に来て 三角波の季節に涙ながした  ガラスのような夏の陽が 二人をいつもつつんでた 素肌を寄せたあの日も遠い出来事  抱(いだ)かれる 抱けない 抱くもの 抱け 抱いてよ 抱かせて 私をあなたを 愛の歌を送りつづけて一年 アンサーソングは いつも いつも いつも 哀愁  奪われる 奪えない 奪うもの 奪え 奪ってよ 奪わせて 私をあなたを 愛の歌を送りつづけて一年 アンサーソングは いつも いつも いつも 哀愁
感情線黒木真由美黒木真由美阿久悠都倉俊一乱れている 乱れている 感情線が 女の子のてのひらには 大胆過ぎる 恋したならたちまちもう夢中になって 自分をおさえられないの そういう娘よ 油断はしないで もしも他のひと好きになったら ジェラシー感じて乱れてしまうわ 私ひとりを愛してね あなたが好き あなたが好き あなたに夢中 おかしいよといわれるけど 仕方がないの 逃げても駄目 追いかけるわ どこまでだって 情熱的が好きなのよ  そういう娘よ やさしく愛して もしも意地悪なことをしたなら 涙の洪水 嵐になるかも 気まぐれだけど 正直よ 乱れている 乱れている 感情線が 女の子のてのひらには 大胆過ぎる 恋したならたちまちもう 夢中になって 自分をおさえられないの 私 乱れてる
風の会話ささきいさおささきいさお阿久悠鈴木キサブロー山下康介少し前までは 青年は風と話した それが彼らの流儀だった 人と話すより 吹きぬける風をつかまえ 心意気など告げたものだ  何処(いずこ)へと 風が訊ねる 彼方へと 彼は答える  その時 既に 風は 青年を置き去りにしている  先まわりしているから 迷わずにやっておいで 疲れ果ててる頃を見はからい 声をかけてあげるよ  それがささやかな青年の意地の旅でも 風は律儀に話しかけた 人に埋もれて 生きるのが厭に思えて 季節季節に風を待った  何処へと 風が訊ねる 彼方へと 彼は答える  心に響く声で 青年の躊躇(ためらい)をかき消す  許された時間の中 無駄遣いしないように 息を荒らげ きつい目のままで 風を追っておいでよ  何処へと 風が訊ねる 彼方へと 彼は答える  その時 既に 風は 青年を置き去りにしている  先まわりしているから 迷わずにやっておいで 疲れ果ててる頃を見はからい 声をかけてあげるよ
渚のシンドバッドモーニング娘。モーニング娘。阿久悠都倉俊一アアア アアア…… アアア アアア…… 渚のシンドバッド  ここかと思えばまたまたあちら 浮気なひとね サーフィンボード小わきにかかえ 美女から美女へ ビキニがとってもお似合ですと 肩など抱いて ちょいとおにいさん なれなれしいわ  くちびる盗む早わざは うわさ通りだわ あなたシンドバッド セクシー あなたはセクシー 私はいちころでダウンよ もう あなたにあなたにおぼれる  波乗りあざやか拍手をあびて キッスの嵐 あちらのパラソルこちらのパラソル ウインク投げて 夜ふけになったらあなたの部屋へ しのんで行くよ ちょいとおにいさん いい気なものね  うっとりさせるテクニック 腹が立つほどよ あなたシンドバッド セクシー あなたはセクシー 私はいちころでダウンよ もう あなたにあなたにおぼれる
かもめの歌八代亜紀八代亜紀阿久悠浜圭介注(つ)ぐひとと 飲むひとと だんまりで むかい合い 別れた男に 似てるとか 会いたい女に 似てるとか 胸のうちでは 思いながらも 窓打つあらしを 気にしてる あんたも 鴎だね 時化だけ 愛敬(あいきょう)だね 姿よいのを 鼻にかけ どこか薄情な ふりをする スイーッ スイーッ  不器用な 箸さばき 塩辛が はさめない 可愛い男に 見えるとか やさしい女に 見えるとか 云ってしまえば 楽になるのに 店の飾りを たずねてる あんたも 鴎だね お白粉(しろい) 上手だね 色の白いを エサにして 人の心を 誘ってる  あんたも鴎だね 別れの 役者だね 心がわりを 知らさずに 追って行くよな 真似をする スイーッ スイーッ スイーッ スイーッ
薔薇とピストルギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)ギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)阿久悠川口真好きになれば命がけよ 冗談なんかじゃすませてあげないわ あげないわ  バラの花とピストルならどちらがお好き あなたの心射とめるのには両方かもね 甘いキスで迫るだけじゃききめがないわ 時にはこの危いもの かざしてみなきゃ  両手を上げなさい 返事をするのです 私を大好きと 今すぐいいなさい ためらっては駄目 時間がないわ あと三つだけ数えるまで  好きになれば命がけよ 冗談なんかじゃすませてあげないわ あげないわ  出来るならばバラの花で返事がほしい ピストルなんかあなたの胸にあてたくないわ 赤く燃えるこの唇あなたにあげて 愛している二人になり結ばれたいわ  よそ見はやめなさい こちらを向くのです ニヤニヤ笑いなど許してあげません 一本だけなら 煙草もいいわ その間だけ 待ってあげる  好きになれば命がけよ 冗談なんかじゃすませてあげないわ あげないわ
come back to me~フラワーホテルの女客高橋真梨子高橋真梨子阿久悠都倉俊一きらめきの昼下りに葡萄酒を一杯だけ 日ざしあびて飲みほす 書きかけの手紙を捨て ガーデン・テラスの 花に見とれている私に逢いに来て  come back to me 過ぎ去りし想い出の日よ ふたたび私の胸にかえれよ come back to me なつかしいホテルの窓で 私はいつまでも待つ  まばたきをしている間にしあわせが かき消された 小さな時のいたずら ひさびさの女客を誰もが見つめる 花にうずもれてる私を連れに来て  come back to me オレンジの太陽が照る あなたと私の愛の季節よ come back to me なつかしいホテルの窓で 私はいつまでも待つ  come back to me 過ぎ去りし想い出の日よ ふたたび私の胸にかえれよ come back to me なつかしいホテルの窓で 私はいつまでも待つ
雨の慕情山内惠介山内惠介阿久悠浜圭介心が忘れた あのひとも 膝が重さを 覚えてる 長い月日の 膝まくら 煙草プカリと ふかしてた にくい 恋しい にくい 恋しい めぐりめぐって 今は恋しい 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいいひと つれて来い 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいいひと つれて来い  ひとりで覚えた 手料理を なぜか味見が させたくて すきまだらけの テーブルを 皿でうずめて いる私 きらい 逢(あ)いたい きらい 逢いたい くもり空なら いつも逢いたい 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいいひと つれて来い 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいいひと つれて来い  雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいいひと つれて来い 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいいひと つれて来い
あなたに賭ける尾崎紀世彦尾崎紀世彦阿久悠筒見京平もうすべてを捨てて 愛に賭けた たとえ何が追って 来ようと負けない あーひとりにしてた 僕が悪い だけど今はふたりだけの 火のような時さ Want you あなたに膝まずいて告げる Want you あなたを抱きしめてもいいか もう心の中は あなただけさ おいで ここへおいで はげしく愛しあう Only you  もう悩みはやめて 今に賭けた 時の流れとめて このまま生きたい あーここまで来たら 燃えるだけさ 愛に嘘を云えぬことが 痛いほどわかる Want you あなたにくり返して告げる Want you あなたを連れて逃げていいか もう逢ってる時は あなただけさ 他に 何もいらぬ すべてがあなただけ Only you
冬物語天地真理天地真理阿久悠坂田晃一こがらしは寒く 乗りかえ駅に 行方知らぬ 旅がつづく 愛の切符手にして すれちがう夢に逢えない女(ひと)は 風が運ぶ歌にさえも 胸のふるえ感じる  遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか 愛のために いつもうつむいて 生きているのか 春は近い 春は近い 足音が近い  悲しみは白く 雪降る町に 音もたてず しのび寄るの ひとの愛を傷つけ 立ちどまる女は 巡礼のよう まぶたとじて祈りこめて 頬の涙こおらす  遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか 愛のために いつもうつむいて 生きているのか 春は近い 春は近い 足音が近い
その日海からラプソディ加山雄三加山雄三阿久悠弾厚作羽田健太郎きみは奇跡の娘 灼けた肌に風が吹いて行けば きみは想い出だけを ぼくに残し消える 海からはラプソディ  水の泡がはじけるように そして砂の城が さらさら消えるように  にがいだけが想い出じゃない 時には胸の奥で ほほえむことも  きみよ 言葉をすてて しばし時に眠れ 愛の時に やがて二人の夢は 一人だけの夢に 海からはラプソディ  きみは奇跡の娘 光りだけが似合う昼の娘 熱い心とからだ ぼくにふれて過ぎた 海からはラプソディ  指に巻いた亜麻色の髪 そして歌うために くちびる紅くふるえ  罪の色がときめきじゃない 青く沈む心 ぬりかえるもの  きみよ 言葉をすてて しばし時に眠れ 愛の時に やがて二人の夢は 一人だけの夢に 海からはラプソディ
あじさいの詩堺正章堺正章阿久悠浜圭介竜崎孝路雨の中おさななじみが嫁に行く しあわせになってほしいと手をふった あじさいの花がゆれてる窓ぎわで なぜかしら不意に感じた胸さわぎ だんだん遠くへ行くひとに 心をとどけるすべがない ただ しあわせを祈るだけ ただ しあわせを祈るだけ  あじさいの色が変わって日がくれる 灯りさえつける気持ちにまだなれぬ おもいでといってしまえばそれまでの ささやかな胸の炎が今消える 名前も変わって行くひとに 今さらどうするすべもない ただ しあわせを祈るだけ ただ しあわせを祈るだけ
棄てるものがあるうちはいい北原ミレイ北原ミレイ阿久悠村井邦彦泣きぐせの 酔いどれが ふらふら 行く先は 波しぶく桟橋か 男のいる町か ぼろぼろの手紙は 別れのものだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい  まだ若い やせた娘が 泣き泣き 行く先は 街角のうらないか はずれの教会か 星のないさだめと うらんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい  家(うち)を出た 二人づれ だまって 行く先は 別々の駅なのか 手紙を書く場所か 愛さえも疑い くやんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい
夏の夜のサンバ和田アキ子和田アキ子阿久悠森田公一Ah! ギラギラ太陽が 沈んだら 男と女は ハッシッシ まっかなシャツ着て 逢いに来る あいつとふたりで 夢の中 恋になったら それもいい 恋でなくても それもいい 月の光で 嘘をつき 甘い夜風でキッスをする Ah ギラギラ太陽が 沈んだら サンバがきこえる 夏の夜  Ah! ギラギラ太陽が 沈んだら モヤモヤ気分が ハッシッシ おかたいことなど ぬきにして からだにつけてる 夜光虫 好きと言えたら 泣けてくる 好きでなくても 泣けてくる 波のうねりで 寄せられて 砂のいたさで 抱きしめる Ah ギラギラ太陽が 沈んだら サンバがきこえる 夏の夜
心に火をつけて錦野旦錦野旦阿久悠浜口庫之助小杉仁三熱い恋の炎 ゆれる君の胸に 強く抱いて点ける 甘い夜にもえて 君をこんなにしたのは ぼくさ ぼくをこんなにしたのは 君さ 頬に光る涙 それは愛のしるし ほかの誰も忘れ ふたりだけの世界  君を見てるだけで 胸がつまる想い たった一度だけの 赤いぼくの炎 君をこんなにしたのは ぼくさ ぼくをこんなにしたのは 君さ だから君の胸を ぼくと同じように 夢のかけら集め 熱く灼いてしまう  君をこんなにしたのは ぼくさ ぼくをこんなにしたのは 君さ だから君の胸を ぼくと同じように 夢のかけら集め 熱く灼いてしまう
花のように鳥のようにあさみちゆきあさみちゆき阿久悠杉本眞人そこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それがしあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願かける  花のように鳥のように 世の中に 生まれたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い  指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片を見つめ 恋の終わりを 知らされる  花のように鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い  誰がわたしを 捨てるでしょう いつもこんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに  花のように鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが何よりも しあわせに近い  ラララ… ラララ… ラララララ… あるがままの生き方が しあわせに近い
宇宙戦艦ヤマト2009(with Symphonic Orchestra)THE ALFEETHE ALFEE阿久悠宮川泰高見沢俊彦・山下康介さらば地球よ旅立つ船は宇宙戦艦ヤマト 宇宙の彼方 イスカンダルへ 運命背負い 今とび立つ 必ずここへ 帰って来ると 手をふる人に 笑顔で答え 銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト  さらば地球よ 愛する人よ 宇宙戦艦ヤマト 地球を救う 使命を帯びて 戦う男 燃えるロマン 誰かがこれを やらねばならぬ 期待の人が 俺たちならば 銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト
愛の勇者たちささきいさおささきいさお阿久悠宮内國郎心を砂漠にしてはいけない かわいた心に夢はわかない ぼくらが胸に飾る勲章は 愛と夢と男のロマン 銀河は今日も美しく 誰もが眠りにつく時に ひた走る ひた走る 愛の勇者たち  おそれにその目を閉じちゃいけない おそれに歩みをとめちゃいけない ぼくらが君に贈る勲章は 愛と夢と男のロマン 地平は今日もむらさきで 誰もがしあわせ思う時 駆けめぐる 駆けめぐる 愛の勇者たち  
秋のホテル森進一森進一阿久悠森進一伊戸のりお夏過ぎたホテルには ピアノがよく似合う 水割りを横に置き 女が弾いている ボロボロの心で タッチも荒くなる もういいだろう いいだろう 泣けるだけ泣けば 秋になる  よく晴れた空を見て ためいきつくひとを 海鳥がなぐさめて 翼を揺すってる ハラハラと泣いても 心は笑ってる ああよかったね よかったね 泣けるだけ泣けば 秋になる  泣きべそも 酔いどれも 孤独な旅人も 秋風が吹くたびに だんだんいなくなる ヨレヨレのコートの 襟まで立てている もう過去だろう 過去だろう 泣けるだけ泣けば 秋になる
風の歌 波の歌石川さゆり石川さゆり阿久悠鈴木キサブロー若草恵風は何を歌うのでしょう 生まれた山の悲しみか 流れる雲のはかなさか 風は心があるように いつも歌っているのです  少女の時は 耳たぶで 女になって 胸で聴き わたしは今日まで 生きてきました 喜びも悲しみも 風とともに これから先も 風とともに これから先も 風とともに  波は何を歌うのでしょう 砕けて散った せつなさか 見知らぬ岸の 寂しさか 波は旅する人のよに 寄せて 返して 消えて行く  遠くのことが知りたくて 波乱も夢に思われて わたしはザンザと泣いてきました 歌うのも 恋するも 波のように 一生かけて 波のように 一生けけて 波のように アアア…
止まり木のブルース森進一森進一阿久悠三木たかしだますつもりがだまされて 本気になった 恋の道 遊びに慣れてるふりしても 惚れたら最初の初心になる ひとに知られて困るのは 私の方じゃないけれど 他人の顔して すれ違い ひそかに小指をからませる 男と女の とまり木は 一幕芝居 夢芝居 しゃがれた声のブルースよ  逃げるつもりの 男なら 逃がしておやり追わないで 愛したつもりが嘘ならば ふられたことさえ嘘になる 化粧変えたり濃くしたり 自慢の髪も カットして 昨日の私は 姉なのと くわえ煙草に火をつける 男と女の とまり木は 一幕芝居 夢芝居 しゃがれた声のブルースよ  男と女の とまり木は 一幕芝居 夢芝居 しゃがれた声のブルースよ
美し都 ~がんばろや We Love KOBE~平松愛理平松愛理阿久悠平松愛理お元気で 美しく そして 夢を見ましょう  忘れはしないでしょう あなたと私が めぐり逢い 恋をした 美し都を そぞろ行く人までが 小粋に飾って 人生を謳歌した 美し都を  あそこへ行ったら 即興詩人に口説かれる あそこで逢ったら 希望という名の船に乗る 花よ 匂えよ 鳥よ はばたけ 人間バンザイ 人間ブラボー 美し都で また逢いましょう  We love KOBE がんばろや We love We love We love KOBE がんばろや We love We love  色彩あざやかに 季節が駆けぬけ 人もまた もの想う 美し都で 見知らぬ旅人も 笑顔に酔わされ 青春を賛歌する 美し都で  あそこを歩けば 愉快なバンドがついて来る あそこで踊れば 心の憂さなど晴らされる 虹よ かかれよ 風よ そよ吹け 人間バンザイ 人間ブラボー 美し都へ また行きましょう  We love KOBE がんばろや We love We love We love KOBE がんばろや We love We love We love KOBE がんばろや We love We love We love KOBE がんばろや We love We love  お元気で 朗らかに そして 明日を見ましょう
林檎殺人事件モーニング娘。モーニング娘。阿久悠穂口雄右アア哀しいね 哀しいね  殺人現場に林檎が落ちていた がぶりとかじった歯型がついていた 捜査一課の腕ききたちも 鑑識課員も頭をひねってた 霧に浮かんだ真赤な林檎 謎が謎よぶ殺人事件 アア パイプくわえて探偵登場 フニフニフニフニ フニフニフニフニ 男と女の愛のもつれだよ アダムとイブが林檎を食べてから フニフニフニフニ 跡をたたない アア 哀しいね 哀しいね  歯型に三つの虫歯のあとがある キャンデイ好きだとにらんだ探偵は 聞き込み 張り込み 尾行をつづけ こいつと信じた男をおびき出す 闇にまぎれて大きな男 やって来ました殺人現場 アア パイプくわえて探偵失神 フニフニフニフニ フニフニフニフニ 男と女の愛のもつれだよ アダムとイブが林檎を食べてから フニフニフニフニ 跡をたたない アア 哀しいね 哀しいね  アダムとイブが林檎を食べてから フニフニフニフニ 跡をたたない アア 哀しいね 哀しいね
個人授業山口百恵山口百恵阿久悠都倉俊一神保正明いけないひとねといって いつもこの頭をなでる 叱られていてもぼくは なぜかうっとりしてしまう あなたはせんせい 授業をしている時も ぼくはただ見つめてるだけ 魔法にかかったように 昼も夢みている気分 あなたはせんせい あこがれのあのひとは 罪なことだよせんせい 出来るなら個人授業を受けてみたいよ ハハハ 学校帰リの道で じっと待つこの身はつらい 毎日毎日同じ 場所でただこうしているよ あなたはせんせい せんせい  はやりのドレスをいつも しゃれて着こなしてるひとよ けっこうグラマなことも ぼくは気がついているんだよ あなたはせんせい 今度の休みになれぱ 部屋へたずねることにしよう ちょっぴり大人のふりで 愛のことばなど持って あなたはせんせい あこがれのあのひとは 罪なことだよせんせい 出来るなら個人授業を受けてみたいよ ハハハ ちらちらまぶたにうかび とても勉強など駄目さ このままつづいて行けば きっと死んでしまうだろう あなたはせんせい せんせい
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
木枯らし一号あさみちゆきあさみちゆき阿久悠鈴木キサブロー華やかなポスターを ひきちぎる風が吹く もうこんな木枯らしが 街を過ぎる  夢うつつの 夏秋とは お別れね また だんまりね あと三月(みつき)は 人生など 考えて 生きましょう  寒がりの男と女が寄りそう そんなの厭ね さびしさが愛する理由になったら 切ないでしょう それじゃ それじゃ またね  黄昏の口笛に 似たような風が鳴る 坂道を空缶が 転げ落ちる  ハイヒールの千鳥足も おしまいね もう 出来ないね お遊びなら 春の日まで おあずけが いいでしょう  ありふれた男と女であっても いきがりたいね 木枯らしの一号吹く日が記念日 いいものでしょう それじゃ それじゃ またね  ありふれた男と女であっても いきがりたいね 木枯らしの一号吹く日が記念日 いいものでしょう それじゃ それじゃ またね  それじゃ またね…
突然の愛あべ静江あべ静江阿久悠三木たかし私はあなたに恋をしました 涙が出るほど好きなのです いけないことだと思いましたが 心を素直に打ち明けます  突然の愛は迷惑でしょうか もっと時間をとおっしゃるのでしょうか 私はこうしてふるえています あなたの腕がほしいのです  三日もつづけて夢をみました 不安なめざめが気になります あなたの言葉を思い出しては あれこれ占う毎日です  突然の愛は迷惑でしょうか もっと時間をとおっしゃるのでしょうか 私はこうしておびえています あなたの胸がほしいのです
居酒屋五木ひろし&高橋愛(モーニング娘。)五木ひろし&高橋愛(モーニング娘。)阿久悠大野克夫もしも きらいでなかったら 何か一杯 のんでくれ  そうね ダブルのバーボンを 遠慮しないで いただくわ  名前きくほど 野暮じゃない まして 身の上話など  そうよ たまたま 居酒屋で 横にすわっただけだもの  絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で  外へ出たなら 雨だろう さっき 小雨がパラついた  いいわ やむまで 此処にいて 一人グイグイ のんでるわ  それじゃ 朝までつき合うか 悪い女と知り合った  別に 気にすることはない あなた さっさと帰ってよ  絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で
時の過ぎゆくままに堀内孝雄堀内孝雄阿久悠大野克夫川村栄二あなたはすっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら 堕(お)ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる  からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせやしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは昔を 思って泣いた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わってゆくだろう  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わってゆくだろう
ヤマトより愛をこめてささきいさおささきいさお阿久悠大野克夫宮川泰その人の優しさが花に勝るなら その人の美しさが星に勝るなら 君は手を広げて守るがいい 身体を投げ出す値打ちがある 一人一人が想うことは 愛する人のためだけでいい 君に話すことがあるとしたら 今はそれだけかも知らない  今はさらばと言わせないでくれ 今はさらばと言わせないでくれ  いつの日か唇に歌が甦り いつの日か人の胸に愛が甦り 君は手を広げて抱くがいい 確かに愛した証がある 遠い明日を想うことは 愛する人のためだけでいい 君に話すことがあるとしたら 今はそれだけかも知れない  今はさらばと言わせないでくれ 今はさらばと言わせないでくれ
天使になれない和田アキ子和田アキ子阿久悠都倉俊一今日まで賭(か)けた 愛が 音をたてて くずれて行く 信じられない 最後のことばに こうしているのが やっとの私 それでも笑って 話せというの とてもそれは できないわ 愛はあまりにも 私を傷つけた とても天使に なれないわ 泣いて泣きつかれて 眠るまで  今日まで賭けた 日々が 踏みにじられ 消されてゆく 死ねと言うなら 死ぬかも知れない 裏切られたのが たえられないの それでも涙 かくせというの  とてもそれは 出来ないわ 愛はあまりにも 私を傷つけた とても天使に なれないわ 涙出しつくして 涸れるまで  とてもそれは 出来ないわ 愛はあまりにも 私を傷つけた とても天使に なれないわ 涙出しつくして 涸れるまで
恋のダイヤル6700モーニング娘。モーニング娘。阿久悠井上忠夫(「ハロー、ダーリン」) リンリンリリン…… リンリンリンリン…… リンリンリンリンリン……  明日は卒業式だから これが最後のチャンスだよ 指のふるえを おさえつつ 僕はダイヤルまわしたよ 君のテレフォン・ナンバー6700 (ハロー)  あなたが好き 死ぬほど好き この愛受けとめて 欲しいよ 男らしく 言いたいけど ドキドキときめいて 言えない  リンリンリリン…… リンリンリンリン…… リンリンリンリンリン……  暗記するのはへただけど これは一生忘れない 君と僕とを つないでる たった一つのものだから 君のテレフォン・ナンバー6700 (ハロー)  あなたが好き 死ぬほど好き この愛受けとめて 欲しいよ 男らしく 言いたいけど ドキドキときめいて 言えない  明日は卒業式だから これが最後のチャンスだよ 指のふるえを おさえつつ 僕はダイヤルまわしたよ 君のテレフォン・ナンバー6700 (ハロー) 君のテレフォン・ナンバー6700 (ハロー)
青い鳥逃げても伊藤咲子伊藤咲子阿久悠三木たかし昨日までこの部屋にいたはずの 青い鳥窓から逃げて行った むらさきのたそがれがたちこめて 悲しみにそまって泣いた私 こがらしの時が過ぎ春が近いのに ほがらかになれなくて ごめんなさい 青い鳥逃げても もう泣かないわ 青い鳥逃げても もう泣かないわ  少しだけ夢にみたしあわせが こなごなにこわれて散って行った てのひらにかき集め見つめても 昨日の形に戻らないわ こもれ日がキラキラと光る窓ガラス 美しく見えなくて ごめんなさい 青い鳥逃げても もう泣かないわ 青い鳥逃げても もう泣かないわ
北の螢丘みどり丘みどり阿久悠三木たかし山田年秋山が泣く 風が泣く 少し遅れて 雪が泣く 女いつ泣く 灯影(ほかげ)が揺れて 白い躰(からだ)がとける頃 もしも 私が死んだなら 胸の乳房をつき破り 赤い螢が翔(と)ぶでしょう ホーホー 螢 翔んで行(ゆ)け 恋しい男の 胸へ行(い)け ホーホー 螢 翔んで行(ゆ)け 怨(うら)みを忘れて 燃えて行(ゆ)け  雪が舞う 鳥が舞う 一つはぐれて 夢が舞う 女 いつ舞う 思いをとげて 赤いいのちがつきる時 たとえ 遠くにはなれても 肌の匂いを追いながら 恋の螢が翔ぶでしょう ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の 胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け  ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の 胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け
恋の研究フィンガー5フィンガー5阿久悠玉元一男ちらり見た ほほえみ あの日から 夢みる 栗色の髪の毛 かんでいた くちびる 神さまあのこに逢わせてよ 一度でいいから話したい もしもこのまま逢えなけりゃ ぼくの心は狂ってしまう  手にもった キャンディ あどけない くちもと ぬれている 瞳は 誰よりもあやしい 神さまあのこに伝えてよ 眠りを忘れて愛してる もしも誰かにとられたら ぼくの希望(のぞみ)ははじけてしまう  神さまあのこに捧げてよ 涙でぬれてるこの胸を もしもこの恋破れたら ぼくの人生終ってしまう  風のように あらわれ この胸を 奪った 美しい娘よ このぼくを愛して
月の盃石川さゆり石川さゆり阿久悠吉田拓郎吉田建ほろほろと 泣きあかし 空見上げれば 青々と 澄みわたる 夜に 月の盃  おもいで 肴に 飲みましょうか みれんに 酌 を させましょうか  恋に破れて まだまだ三月 女は おくれ毛 かき上げる 女は おくれ毛 かき上げる  ほんのりとあからんで 陽気になって 手をのばし 取りに行く 光る 月の盃  いい夢 つまみに 酔いましょうか さだめに お囃子 させましょうか  心細いわ ひとり寝は 女は しゃっくり くり返す 女は しゃっくり くり返す  おもいで 肴に 飲みましょうか みれんに 酌 を させましょうか  恋に破れて まだ三月 女は おくれ毛 かき上げる 女は おくれ毛 かき上げる 女は おくれ毛 かき上げる
恋した女ちあきなおみちあきなおみ阿久悠彩木雅夫小杉仁三恋した女が 悪いと言うのなら 抱いたあなたは どうなるの うらみじゃないけど 教えてほしい あれはあなたにとっては ささいな気まぐれ 今は遠い昔の話 消えそうな想い出なのね どうにもならない 想いを抱きしめて ひとり泣いてる 女なの 明日まで生きてる 値打ちもないわ  恋した女が ためいきつく時に 消えたあなたは どうするの 未練じゃないけど 教えてほしい しゃれた言葉を並べて 誰かを抱きしめ 罪な恋のある夜の秘密 気軽に重ねているの 窓辺にもたれて せつなくあきらめて 飲めぬお酒を飲んでいる 明日まで生きてる 値打ちもないわ
宇宙戦艦ヤマト三山ひろし三山ひろし阿久悠宮川泰周防泰臣さらば地球よ 旅立つ船は 宇宙戦艦ヤマト 宇宙の彼方 イスカンダルへ 運命背負い 今とび立つ 必ずここへ帰って来ると 手をふる人に 笑顔で答え 銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト  さらば地球よ 愛する人よ 宇宙戦艦ヤマト 地球を救う 使命を帯びて 戦う男 燃えるロマン 誰かがこれをやらねばならぬ 期待の人が俺たちならば 銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト
若狭の宿牧村三枝子牧村三枝子阿久悠猪俣公章竹村次郎風の音にも やせて行きます お酒並べて 泣いてます ただひとり あのひとの通夜をする おもいで残る おもいで残る 若狭の宿よ  若狭蘇洞門の波が泣きます 季節はずれのあらしです まぼろしの あのひとと話して しみじみ想う しみじみ想う 若狭の宿よ  窓にうつして 髪を切ります 違う女に 変わります 何もかも あの人に捧げてた 恋をふりきる 恋をふりきる 若狭の宿よ
思いきり気障な人生沢田研二沢田研二阿久悠大野克夫船山基紀たとえひとの目に愚かに見えても 思いきり気障(きざ)な人生をおくりたい  あなたはぼくを 愛する資格がない あなたの心に洒落っけがない  あんなに粋な女に 見えたのに いつしか只の女になって行く  あなたもぼくをしばりたいのか たったひとりの男にしたいのか  いやだよ そんな 面白くもない 毎日同じ服着ているみたい  蝶々は空をとんでる時が蝶々さ カゴに入れたら只の虫なんだよ  アアア …… アアア ……  やさしくなけりゃ生きてる資格がない 悲しみしらなきゃ よろこびもない  あなたは気障を悪いというけれど 心に気障をなくしちゃつら過ぎる  毎日嘘でかためたいのか 愛を汚してくらしてみたいのか  いやだよ そんな 見てくればかりの しあわせなんか 悪酔いしそうだよ  お酒は酔うと思える時がお酒さ 酔ってしまえば いやな毒なんだよ  アアア …… アアア ……
学園天国ONE☆DRAFTONE☆DRAFT阿久悠井上忠夫Mitsuki ShiokawaAre you ready? Hey hey hey hey (Hey hey hey) Hey hey hey (Hey hey hey) Hey (hey) …  あいつもこいつもあの席を ただ一つ ねらっているんだよ このクラスで一番の美人の隣を あー みんなライバルさ あー いのちがけだよ yeah… 運命の女神さまよ このぼくにほほえんで 一度だけでも  勉強する気もしない気も この時にかかっているんだよ もし駄目ならこのぼくは もうグレちまうよ  Hey hey hey hey (Hey hey hey) Hey hey hey (Hey hey hey) Hey (hey) …  二枚目気どりの秀才や あのいやな悪党番長も 胸はずませ待っている どの席になるか あー あの横顔を あー 見つめられたら Oh yeah… 授業中天国だよ このぼくにしあわせを与えておくれ  勉強する気もしない気も この時にかかっているんだよ もし駄目ならこのぼくは もうグレちまうよ
京都から博多まで水森かおり水森かおり阿久悠猪俣公章肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練が重い 鐘が鳴る鳴る 哀れむように 馬鹿な女と云うように 京都から博多まで あなたを追って 西へ流れて行く女  二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持をふり捨てて 京都から博多まで あなたを追って 恋をたずねて行く女  京都育ちが 博多になれて 可愛いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと云いながら 京都から博多まで あなたを追って 今日も逢えずに泣く女
ママ……沢田研二沢田研二阿久悠大野克夫船山基紀ママ…… ぼくの膝(ひざ)に残るあとは 何の時の傷なのでしょう 一度もママはそれについて 話をしてくれない 何故なのでしょう  ママ……  もしかしたらぼくは過去に 重い罪を背負ったのでは 誰かに傷をおわせたのか 不幸にしてしまった きっとそうでしょう  何故かしら そんな風に思われる 夢見た苦しさに似ている 幼い時にこのぼくは あゝ 何をしたの 何を  肌寒い午後にはいつも思う シクシク痛む傷を ウイスキー片手に持って 遠い日の景色を思い出して いるのです  ママ……  何かきっと深いわけが この傷にはあるのでしょう 一度もママはそれについて 話をしてくれずに 死んで行った  ママ……  ただのけがといったけれど ただのけがが今になって どうして心の中までも いためつけるのでしょう 暗い絵のように  しあわせを思う時に苦しめる まだ償(つぐな)わない罪がある 幼い時にこのぼくは あゝ 何をしたの 何を  この先も重たい荷物背負い 木枯しの道を歩く サングラス グレイに染まり 目の前の景色を見つめながら いるのです  なつかしいママを呼び 出来ることならばたずねたい 幼い時にこのぼくは あゝ 何をしたの 何を  この先も重たい荷物背負い 木枯しの道を歩く サングラス グレイに染まり 目の前の景色を見つめながら いるのです
いい娘に逢ったらドキッ伊藤咲子伊藤咲子阿久悠三木たかしいい娘に逢ったらドキッ それは普通の感情なんだ だから私は怒らない 怒らない  まぶしい季節だもの きれいに見えるでしょう すれ違いのオーデコロン ツンときくでしょう  時々だったらいい だけどいつもじゃ話は別よ 少しいやみもいいたいわ いいたいわ  あなたの心は今 私を忘れている 手をつないでいても それがわかる お願いよ お願いよ お願いよ お願いよ このままじゃ私も誰かにドキッとするわ  ゆらめく季節だもの すべてがカラフルだわ さくらんぼのくちびるには ふれてみたいでしょう  いい娘に逢ったらドキッ それは普通の感情なんだ だけど私は許せない 許せない  あなたのその目は今 私とくらべている なやましげな色で それがわかる お願いよ お願いよ お願いよ お願いよ このままじゃ私も誰かにドキッとするわ  お願いよ お願いよ お願いよ お願いよ このままじゃ私も誰かにドキッとするわ
林檎殺人事件 feat.池田貴史安藤裕子安藤裕子阿久悠穂口雄右アア 哀しいね 哀しいね 殺人現場に林檎が落ちていた がぶりとかじった歯形がついていた 捜査一課の腕ききたちも 鑑識課員も頭をひねってた 霧に浮かんだ真赤な林檎 謎が謎よぶ殺人事件 アア パイプくわえて探偵登場 フニフニフニフニ フニフニフニフニ 男と女の愛のもつれだよ アダムとイブが林檎を食べてから フニフニフニフニ 跡をたたない アア 哀しいね 哀しいね  歯型に三つの虫歯のあとがある キャンデイ好きだとにらんだ探偵は 聞き込み 張り込み 尾行をつづけ こいつと信じた男をおびき出す 闇にまぎれて大きな男 やって来ました殺人現場 アア パイプくわえて探偵失神 フニフニフニフニ フニフニフニフニ 男と女の愛のもつれだよ アダムとイブが林檎を食べてから フニフニフニフニ 跡をたたない アア 哀しいね 哀しいね  アダムとイブが林檎を食べてから フニフニフニフニ 跡をたたない アア 哀しいね 哀しいね
時の過ぎゆくままに布施明布施明阿久悠大野克夫あなたはすっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら 堕ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる  からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせはしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは昔を 思って泣いた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわっていくだろう  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわっていくだろう
第二章・くちづけ柏原芳恵柏原芳恵阿久悠大野克夫好き 好き 好き 好き 透きとおった時間の中で 自然に流れて行くのが 好き 好き  ラジオのボリュウムを少ししぼって 夜の気配(けはい)を部屋に入れたの 私がもう少しポップであったら それで全(すべ)てがきまるでしょうが  How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア… How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア…  好き 好き 好き 好き 透きとおった時間の中で 自然に流れて行くのが 好き 好き  初めてこの部屋に入れたあなたは 少し緊張してたみたいね いつもは悪ぶったこともいうのに いい子ぶったり それがカワユイ  How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア… How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア…  好き 好き 好き 好き 透きとおった世界を見つめ やさしく揺られているのが 好き 好き  How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア… How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア…
愛よ急げ南こうせつ南こうせつ阿久悠南こうせつはるか彼方 地平の果てに 愛に目覚めた人がいて かたちある愛 かたちない愛 ともに誰かに運びたくて 愛よ 急げよ 待つ人のもとへ 風になり 鳥になり 雲になり 急いで走れよ 丸い地球を 丸く走って 丸い心が いま届けられる  雨も降れば 嵐も起る 夜の暗さも 気にかかる 愛を両掌(て)に そっと包んで 愛の香りを渡したくて 愛よ 急げよ 待つ人は近い 美しく 健(すこ)やかに ひたむきに 信じて走れよ 丸い地球を 丸く走って 丸い心が いま届けられる  ラララ… ラララ… 愛よ 急げよ 光あるうちに 風になり 鳥になり 雲になり 急いで走れよ 丸い地球を 丸く走って 丸い心が いま届けられる 丸い地球を 丸く走って 丸い心が いま届けられる
水中花知念里奈知念里奈阿久悠井上忠夫線香花火チリチリと 松葉模様えがいてる 金魚鉢では ポトリ紙の花咲く  水の中で開く花 外に出せばだたの紙 そうよ私は ここで生きているだけ  あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら ああ さよなら お酒でも飲みます  針の音がシャーシャーと 歌のすき間うずめてる 古いレコード かけて酒をのむのよ  辞書を開き 知らぬ文字 さがしながら書く手紙 頬に流れる 涙拭きもしないで  あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら ああ さよなら 夜明けでも待ちます  あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら ああ さよなら 夜明けでも待ちます  注意:歌詞は原歌詞を掲載しております。
悲しい歌が流行ります森進一森進一阿久悠三木たかしどうしたことでしょう この頃さびしい 悲しい歌が流行りそうです また 泣くのでしょうか ほろほろと 夜啼き鳥の 身悶える 夜ふけに ああ 私は女です どなたの手紙を読むのでしょうか 泣きぼくろ かくして  何でもないのよ 気持ちのせいでしょう 悲しい歌が流行りそうです ただ思うだけです カタカタと 窓を揺する 夜嵐に 怯えて ああ 私は女です どなたのノックを待つのでしょうか 膝小僧 かかえて  ヒタヒタと 通り過ぎる しあわせを 追いかけ ああ 私は女です どなたと夜明けを見るのでしょうか 微笑みを うかべて
無我夢中神野美伽神野美伽阿久悠市川昭介丸山雅仁下駄をぬぎ 足袋をぬぎ 裸足の指を 傷つけて 追って行くのか 逃げるのか 女が駆けぬける  時雨(しぐれ)が走る 風が舞う 霧がすっぽりつつみこむ 鬼火みたいな心を抱いて たぶん 惚れるは 無我夢中  紅を拭(ふ)き 髪乱し キリリと眉を吊り上げて 抱かれたいのか 憎いのか 女が追いすがる  こだまが返る 山が泣く 杉の木立が ふるえ出す 蛍みたいないのちを賭けて たぶん 惚れるは 無我夢中  時雨(しぐれ)が走る 風が舞う 霧がすっぽりつつみこむ 鬼火みたいな心を抱いて たぶん 惚れるは 無我夢中
二日酔い森田公一とトップギャラン森田公一とトップギャラン阿久悠森田公一森田公一また昨夜(ゆうべ)もどこかで破目をはずし また何やらよけいなことをしたと 窓からさす白い朝日に もう酒などやめたと誓ってる いつでもこうさ 酔いからさめて くよくよ思う それがとても情ないよ  夕日が落ちいっぱいのんだ後は もう何でもこの手で出来るようで 人柄まで変わるようだよ もう今夜はのまずにいられない  ふくらまない夢でも叶うような 愛されないひとでも抱けるような 信じていた友が戻って 来るような気持ちになって来る いつでもこうさ 酔ってるうちは 元気にあふれ こわいものは何もないよ  夕日が落ちいっぱいのんだ後は もう何でもこの手で出来るようで 人柄まで変わるようだよ もう今夜はのまずにいられない  もう今夜はのまずにいられない
明日があるなら島津亜矢島津亜矢阿久悠田村武也ここへ来て外を見て 私と並んで 降りつづく雨のあと 小さな虹が出た 誰もみな気づかない かすかな虹でも ささやかな願いなら 叶えてくれそうよ 迷い子みたいな あなたと私が 小さなきっかけ 大事に育て 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね  爪弾きが得意でしょ ギターを弾いてよ ポロポロと懐かしい 歌だけ聴かせてよ その次はこの私 あなたの心を しっかりと受けとめて やさしくしてあげる ふとしたはずみで 出会った二人が 運命(さだめ)みたいに からだを寄せて 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね  恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね  一緒にいましょうね
この街林部智史林部智史阿久悠吉田拓郎武部聡志この街は 眠らない もの想う 時間(とき)がない 立ちどまって 人生を ふり返れない あなたもまた 愛をたずねて歩き 知らないまに 悲しみにつつまれる  人間は夢みて生きるもの 空っぽの心に 夢はない 人間は夢みて生きるもの 誰かの心に 入りたいから  誰もみな 滑稽で 悲しげな ピエロになる 大都会の 雑踏は 立ちどまれない 最初はみな 人を探していたが 泣いてるまに 顔さえも忘れてる  人間は夢みて生きるもの 愛さない人には夢はない 人間は夢みて生きるもの 眠れる暗がりを 見つけたいから  この街は 黙らない しんみりと つぶやけない 見つめ合って 真実を たずねられない それでもまだ 人の笑顔を信じ 明日もまた この場所で歌ってる  人間は夢みて生きるもの 空っぽの心に 夢はない 人間は夢みて生きるもの 誰かの心に 入りたいから
カサブランカ・ダンディ工藤静香工藤静香阿久悠大野克夫佐々木章ききわけのない女の頬を 一つ二つはりたおして 背中を向けて煙草をすえば それで何もいうことはない  うれしい頃のピアノのメロディ 苦しい顔できかないふりして 男と女は流れのままに パントマイムを演じていたよ  ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた  しゃべりが過ぎる女の口を さめたキスでふさぎながら 背中のジッパーつまんでおろす 他に何もすることはない  想い出ばかり積み重ねても 明日を生きる夢にはならない 男と女は承知の上で つらい芝居をつづけていたよ  ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男のやせがまん粋に見えたよ ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男のやせがまん粋に見えたよ  ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
どうにもとまらない中森明菜中森明菜阿久悠都倉俊一うわさを信じちゃいけないよ 私の心はうぶなのさ いつでも楽しい夢を見て 生きているのが好きなのさ 今夜は真赤なバラを抱き 器量のいい子と踊ろうか それともやさしいあのひとに 熱い心をあげようか ああ蝶になる ああ花になる 恋した夜はあなたしだいなの ああ今夜だけ ああ今夜だけ もう どうにも とまらない  港で誰かに声かけて 広場で誰かと一踊り 木かげで誰かとキスをして それも今夜はいいじゃない はじけた花火にあおられて 恋する気分がもえて来る 真夏の一日カーニバル しゃれて過ごしていいじゃない  ああ蝶になる ああ花になる 恋した夜はあなたしだいなの ああ今夜だけ ああ今夜だけ もう どうにも とまらない
冬の恋歌八代亜紀八代亜紀阿久悠浜圭介ヘッドライトが 大橋わたる あとは暗闇 真の闇 風は西から 北へと変わる やがて季節は 冬になる わたし 今日から ああ ひとりで眠り からだ からだ からだばかりを 熱くする  窓を叩けば 風でも起きる 風と知ってて 外を見る 手紙みたいな 枯葉が舞って 涙みたいな 雨が降る わたしあれから ああ ひとりで生きて 心 心 心なおさら つのらせる  時雨(しぐれ)過ぎたら 小さな星が 空のかなたで またたいて やがて消えそな 儚(はかな)い色が 恋の行方を 占って わたし それでも ああ ひとりで想い つらい つらい つらい恋歌 くり返す
夜もすがら踊る石松中村美律子中村美律子阿久悠杉本眞人南郷達也馬鹿でなければ踊れない カッコつけてちゃ走れない 純な心は正直者で うれしさ 楽しさ すぐに形にしてみせる 遠州森町 よい茶の出どこ そこで育って名前を売って 清水港は鬼より恐い 中でも石松暴れ者 酒好き 歌好き 女好き 馬鹿がつくほど 馬鹿がつくほど みんな好き さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう  破れかぶれに見えるけど 無茶を通したことはない 野暮を承知で不粋をきめて 引き立て役など 泣いてつとめることもある 富士山拝んで旅立つ朝よ しばしごぶさたごきげんさんよ 無事に役目を果たしたあとに 言いたいことばが一つある 酒駄目 歌駄目 女駄目 願をかけたら 願をかけたら みんな駄目 さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう  「ねえ ちょっとちょっと あんた 馬鹿は馬鹿でいいからさ  味ある馬鹿におなりよ」
おもいでよチェウニチェウニ阿久悠杉本眞人たそがれに 恋文を むらさき色の けむりにして 過去の祭りの にぎやかさ すべて悲しい 灰にする  おもいでよ この胸を いつまで縛って 辛くさせる まるで少女の 純情ばなしと 時代はいつも 時代はいつも わたしを笑う  ビル風に 飛ばされた 帽子を追って 走ったとき 人が行き交う 十字路に 遠いあの日の 人を見た  おもいでよ いたずらな 芝居をわたしに 仕掛けないで 過去の少女は 純情忘れて 都会でひとり 都会でひとり こうして生きる  おもいでよ 動かない アルバムだったら 許せるけど うぶな少女の 純情からかう 出会いはどうか 出会いはどうか かんにんしてね
握手大竹しのぶ大竹しのぶ阿久悠大野克夫てのひらの あたたかさを 今もなお おぼえてる 人ごみの中の別れ さりげない握手だけ  からだこわすなよ 風邪ひくなよ めそめそ泣くのじゃない 待ってろよあきらめずに きっと帰るよ みじかい時間の 握手の中で あなたはそれだけ 話してくれた  汽車のベル鳴りやんだら 指先がふれるだけ あのひとの太い腕に 抱きあげてほしかった  今のままでいい 汚(よご)れるなよ 素直でいてほしいよ 石鹸の匂いがする ままでいてくれ だまって見つめる 瞳の奥で あなたはそれだけで 話してくれた  からだこわすなよ 風邪ひくなよ めそめそ泣くのじゃない 待ってろよあきらめずに きっと帰るよ みじかい時間の 握手の中で あなたはそれだけ 話してくれた
キャッチ・リップピンク・レディーピンク・レディー阿久悠都倉俊一お熱いものだと アア…きめないで 恋にもクールな アア…ものがある ふとしたはずみで知らされて 私の世界が変ったわ キャッチ・リップ 私の私のくちびるを キャッチ・リップ あなたがあなたが飾るのね だけどもこれは 二人の秘密(ひみつ) 誰にも誰にも 教(おし)えない  億万長者(おくまんちょうじゃ)も アア…いいけれど 世界のスターも アア…いいけれど 私にとっては只(ただ)ひとり あなたが誰よりすてきなの キャッチ・リップ 恋して色づくくちびるを キャッチ・リップ あなたがすばやく狙いうち 言葉でいえば 簡単(かんたん)だけど ムードでムードで 教えたい  つめたい女と アア…いわないで つめたいやけども アア…あるものよ 心のどこかにうずもれた きらめく宝石見つけてよ キャッチ・リップ 氷が炎(ほのお)になるような キャッチ・リップ くちづけあなたにあげたいわ やさしい胸で とろける時を 私は私は 待っている
聖橋ですぎもとまさとすぎもとまさと阿久悠杉本眞人あなたは売れない小説を ためいきついて 書いている 見果てぬ夢と知りながら わたしは横についている  大きな愛だと信じても ついうなだれてしまいそう 貧しいことは 平気でも このままここに いられない  だから 私は鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヵ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で  あなたと暮らした 四畳半 きれいに掃除したあとで 涙のしみた手紙書き 机の上に置いておく  小説書くのもいいけれど あなたは少し 甘ったれ 自分で生きる気になって こういうわたし 見返して  そうよ わたしは鬼になる 泣き泣き恐い顔をする 二年二ヵ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で  だから わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヵ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で
日本海テレサ・テンテレサ・テン阿久悠大野克夫雨降りだらけの映画のように すべてがぼやけて行くのです 窓の右手に日本海 海は灰色雨まじり あなたとくらした青山裏の 部屋に小鳥をおいてます 窓の右手に日本海 荒れた舟小屋岩のかげ  すべてが子供の遊びと知って 心がつめたくなるのです 窓の右手に日本海 岬はずれの浮灯台 煙草をはさんだマニキュアの指 他人のものかと思えます 窓の右手に日本海 浜で凪待つ舟二つ  出雲の神さま呼んでるような ポスター見つめて泣いてます 窓の右手に日本海 松がやせてる岩の上 温泉あたりでのんびりしたら 手紙を書く気も起ります 窓の右手に日本海 屋根のかわらが変ります
豊後水道水森かおり水森かおり阿久悠三木たかし竹内弘一背のびした恋破れ なぐさめる人もなく 信じていたのに あなたはもう来ない やせた女の旅路には やさし過ぎるわ 春の海 こぼれ散る紅椿 流れにひきこんで 何を急ぐか 豊後水道  この海が 銀河なら 逢(お)う瀬もあるけれど 近くて 遥かね あなたと私には 岬巡れば また入江 人の情に出会えそう 辛口の地の酒を 海辺の宿で飲み 何を歌うか 豊後水道  爪の色 変えたのも 心が晴れたから 一人の旅でも 泣かないひとになる 春は何日早かった 風もうららで甘かった 海猫の棲む島を ぐるりと一まわり 何を想うか 豊後水道
インスピレーションピンク・レディーピンク・レディー阿久悠都倉俊一いしだかつのり特別好きなタイプでも ないひとなのに 最初からなぜか こころひかれたの  電気のようにビリビリと からだがふるえ 愛してしまった私  あなたが好きよ 好きなのよ 何から何まで 好きなのよ  楽しいひとがいいなんて いってたくせに 無口なあなたのとりこ  不思議なものね 恋なんて 理くつじゃないの 説明も出来ない気持  このひとだろうと 思ったの 目と目が会って 昔からそれを 知っていたみたい  今まで 会った誰もかも 煙のように その時 きれいに消えた  あなたが好きよ 好きなのよ 何から何まで 好きなのよ  運命なのよ そうなのよ あなたに会って すべてが変った私  不思議なものね 恋なんて 理くつじゃないの 説明も出来ない気持
らんぷの宿で川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし馬飼野俊一らんぷの宿は 海のそば 波を枕に 眠ります 心きずつけ やせ細り 恋にやつれた 女にも 眠れと歌う 子守唄 能登は冬です  手酌で酒を 飲みほして 海の幸にも 箸をつけ あとはランプを ひき寄せて 長い手紙を書きましょう 泣くなと歌う 子守唄 能登は冬です  抱かれた夜の 想い出を 波に語って 夢見ます 細いランプの 灯の下で 流す涙は何のため 恋せと歌う 子守唄 能登は冬です
パピヨン岩崎宏美岩崎宏美阿久悠筒美京平筒美京平Love you Love you あなたを 愛しています Love you Love you いつでも あなたの背中に とまってる 蝶々が私の 心なの ただ愛されたくて 寄りそって だけど何も いえないの 蝶々の涙は小さいから あなたは一度も気づいてくれない 見つめてよ 見つめてよ 風に吹かれ ふるえてる Love you Love you あなたを 愛しています Love you Love you いつでも  あなたの背中の 大きさが 世界の広さに 思えるの それほどまで好きな ひとなのに いつも胸が 痛むだけ 蝶々の吐息ははかないから あなたは一度も気づいてくれない 感じてよ 感じてよ 空を仰ぎ 祈ってる  もしこのまま何も 起こらずに 過ぎて行けば どうしよう 蝶々のそぶりはひそかだから あなたは一度も気づいてくれない 愛してよ 愛してよ 花のかげで 待っている  Love you Love you あなたを 愛しています Love you Love you いつでも 愛しています Love you Love you あなたを 愛しています Love you Love you いつでも 愛しています
思秋期中森明菜中森明菜阿久悠三木たかし足音もなく行き過ぎた 季節をひとり見送って はらはら涙あふれる 私十八  無口だけれどあたたかい 心を持ったあのひとの 別れの言葉抱きしめ やがて十九に  心ゆれる秋になって 涙もろい私 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく  ふとしたことではじめての くちずけをしたあのひとは ごめんといったそれっきり 声もかけない  卒業式の前の日に 心を告げに来たひとは 私の悩む顔見て 肩をすぼめた  誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく  ひとりで紅茶のみながら 絵葉書なんか書いている お元気ですかみなさん いつか逢いましょう  無邪気な春の語らいや はなやぐ夏のいたずらや 笑いころげたあれこれ 思う秋の日
青春時代AJIAJI阿久悠森田公一橘哲夫卒業までの半年で 答えを出すと言うけれど 二人が暮らした年月を 何で計ればいいのだろう 青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの 青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり  二人はもはや美しい 季節を生きてしまったか あなたは 少女の時を過ぎ 愛に悲しむ女になる  青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの 青春時代の真ん中は 胸に刺さすことばかり  青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの 青春時代の真ん中は 胸に刺さすことばかり
愛のいさかい三善英史三善英史阿久悠三木たかし安物でいいからと 指環をねだり 今朝も小さな いさかいをした そんなものつまらない 見栄だと叱り ぷいとどこかへ あなたは消えた もしもこのまま 帰って来なければ それはそれで 仕方ないでしょう 寝転んで見渡した ガラス窓の隅に めずらしく青空が 小さく見える  指環など本当は ほしくはないが なぜか一言 からんでみたの こんなにももつれ合う 結果になると 誰があの時 考えたでしょう もしもこのまま 終わってしまうなら 愛はなんて もろいものでしょう 寝転んで見渡した ガラス窓の隅に めずらしく青空が 小さく見える
少年時代森昌子森昌子阿久悠遠藤実かあさん ぼくも男です 野良犬抱いて 泣いてても やさしい心 捨てられぬ さよならだけと 知ってても  野良犬おまえ とんで行け フォークのギター ひいてやる ジーパンの裾 くわえても 匂いはしない 親犬の  かあさん ぼくは知ってます やさしいだけじゃ 駄目なこと だけどもぼくは いいのです 傷つけあって 生きるより  あの娘もやはり やさしくて 不幸になって しまったが いつかはぼくが 手を貸して 幸福(しあわせ)な娘(こ)に してあげる  かあさん ぼくも男です 十四になって はや三月 髪の毛長く のばしても この目をかくす ものじゃない  ぼくにはぼくの 夢がある きれいな心 持ちつづけ たとえばそれで 泣いたって ぼくにはぼくの 夢がある
星のペンダントささきいさおささきいさお阿久悠宮川泰宮川泰あの娘がくれた星のペンダント この胸できらめく瞳のように 旅立てば銀河 旅立てば宇宙 遥かの彼方 時の彼方  さらば さらば さらば さらば Good-bye Good-bye,my darling. 今 ここに男が旅立ちの歌を 唇を震わせ歌う 歌う 愛する人よ また会う日まで 愛する地球よ また会う日まで  心をつなぐ星のペンダント 手のひらで温め あの娘を想う いつの日か錆びて いつの日かちぎれ それでも胸で永久に輝く  さらば さらば さらば さらば Good-bye Good-bye,my darling. 背伸びして見送る人々の中で 美しいあの娘が踊る 踊る 愛する人よ また会う日まで 愛する地球よ また会う日まで  愛する人よ また会う日まで 愛する地球よ また会う日まで
青春時代モーニング娘。モーニング娘。阿久悠森田公一卒業までの半年で 答えを出すと言うけれど 二人が暮らした年月(としづき)を 何で計ればいいのだろう 青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの 青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり  二人はもはや美しい 季節を生きてしまったか あなたは少女の時を過ぎ 愛に悲しむ女(ひと)になる 青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの 青春時代の真ん中は 胸に刺(とげ)さすことばかり  青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの 青春時代の真ん中は 胸に刺(とげ)さすことばかり
パパイヤ軍団ピンク・レディーピンク・レディー阿久悠都倉俊一如何(いかが)かしら セクシーでしょう 見て見て私のこのポーズ たちまちだわ くらくらよ ムッツリしてても お見通(みとお)しよ  駄目(だめ)ね 大人(おとな)は気どってしまうのよ 好きと素直(すなお)にいえないの いやね 恐(こわ)い顔して見せて 心ごまかすなんて ああ 私たち食べごろよ 枝(えだ)からポトンと落ちそうよ 一つ刺激(しげき)があったら すぐに手に入るのに  如何かしら 若いでしょう 来て来て私を食べに来て ためらいなど おかしいわ 誰かにとられてしまうかもよ  駄目ね 若さを大事(だいじ)にしなさい 無茶(むちゃ)は後悔(こうかい)するなんて いやね 喉(のど)が鳴ってるくせに そんな話をするの ああ 私たち食べごろよ パパイヤみたいな女の子 好きと一言(ひとこと)いったら すぐに落ちて行くのに  私たち食べごろよ 枝(えだ)からポトンと落ちそうよ 一つ刺激(しげき)があったら すぐに手に入るのに すぐに手に入るのに
おまえのための恋唄新沼謙治新沼謙治阿久悠平尾昌晃杉村俊博若かったあの日の誓い 今になって果たしてみたい 旅先で絵葉書買って 照れながら 書き綴る おまえのための恋唄  とても不器用だったね 愛の言葉もなくて だけどまごころだけなら 誰も負けはしない 負けはしない  ある時は疲れてしまい ちぎれそうになってもいたが 悲しみの時代が過ぎて 窓をあけ 呼びかける おまえのための恋唄  夢は自分に似合いで ほんのささやかだった それを大事に抱きしめ 今も捨てはしない 捨てはしない  とても不器用だったね 愛の言葉もなくて だけどまごころだけなら 誰も負けはしない 負けはしない
若草の季節森昌子森昌子阿久悠森田公一若草が萌えるころ逢いましょう その時は約束をかわしましょう 一年は長いけどおたがいに 少しずつ大人びて逢いましょう 今度逢ったら 今度は恋よ ともだちなんかじゃないんだわ 愛してます 愛してます 春はそこまで来ています  若草の丘の上夢にみて うれしくて目がさめる日もあるの 一日の過ぎるのが遅すぎて 何もかも手につかぬ私です 今度逢ったら 今度は恋よ めそめそなんかはしてないわ 愛してます 愛してます 春はそこまで来ています
闇夜にドッキリ山本リンダ山本リンダ阿久悠都倉俊一穂口雄右暗闇めがけておいで ガタガタしてないで はずかしがりやもこれで 勇気が出るはずよ ドッキリさせてあげる 暗闇で あなた 女にここまでいわれ まだ尻ごみしてる 少しは男の意地を 見せてほしいものよ ドッキリさせてあげる 暗闇で あなた まるきりアベコベだもの あきれた男に惚れたわ おいしいごちそう前にして 何さ 何さ  あつらえ向きだよ 闇夜 鼻をきかせ おいで 何かにぶつかったなら 死ぬ気で抱きしめて ドッキリさせてあげる 暗闇で あなた まるきりアベコベだもの あきれた男に惚れたわ おいしいごちそう前にして 何さ 何さ
時間ですよ~東京下町あたり森光子森光子阿久悠山下毅雄曲がりくねった露地に 人のこころが流れ 忘れかけてたものを 誰もが不意に想い出して行く 東京下町あたり 時の流れの中で 泣くも笑うもはだか 何もかも人間は生きている  なじみばかりの顔は 胸の中までわかる 悩みあるならそっと 耳うちしてよ遠慮はしないで  東京下町あたり 雨の降る日も風も 人のこころは同じ 何もかも人間は生きている  東京下町あたり 雨の降る日も風も 人のこころは同じ 何もかも人間は生きている
サブリナ因幡晃因幡晃阿久悠伊藤薫サブリナ くちびるは何のためにある サブリナ 激しい愛の契(ちぎ)りか 嘘をつくためか  サブリナ まなざしは誰に投げかける サブリナ 心の中の迷いか ほんのたわむれか  娼婦といい 淑女(しゅくじょ)といい おさない少女といい 遊びといい 本気といい 悲しい出合いという  サプリナ 愛される前に愛せよ サブリナ 愛される前に愛せよ  サブリナ 悲しみを何処(どこ)に棄てて来る サブリナ 恋して燃える炎か さめたくちづけか  サブリナ さよならを何故にいいたがる サプリナ やさしくされて恐いか 浮気ぐせなのか  悪女といい 聖女といい 危険な幼女といい 他人といい 身内といい 不幸な出会いという  サブリナ 愛される前に愛せよ サブリナ 愛される前に愛せよ
青春挽歌小林旭小林旭阿久悠筒美京平萩田光雄春は乙女の柔肌に かげろうゆれて恋を知り 片手の書物投げ捨てて ふみ書く我や花の下  夏は裸のこの胸を 嵐にさらし夢を知り 旅立つ船はようようと 舵とる我や波の上  秋ははかない虫の音(ね)に 別れのつらさ涙知り 去り行(ゆ)く人のうしろ影 みおくる我や風の中 ああー  冬は女の黒髪に 初雪かかり情け知り さし出す傘は相合の 手を取る我や雪の中 手を取る我や雪の中
お酒の味ちあきなおみちあきなおみ阿久悠小林亜星来るか来ないか半々の 賭けにあずけたしのび逢い そっとホテルの窓をあけ 山の音きく夜ふけ頃 ……ひとり慣れない酒をのむ  きっと来るわといいきかせ 来ない時にも嘆くなと 胸をおさえてつぶやいて 過ぎる時間を見つめてる ……ひとりうつろに酒をのむ  冬が静かにしのび寄る 不意にみぞれの音がする これではかない夢も消え 後は未練を捨てるだけ ……ひとりふるえて酒をのむ
恋人たち門倉有希門倉有希阿久悠宇崎竜童岩本正樹橋の下を川は流れる 黄昏に束の間の 煌めき見せて やがて 街の灯に 彩られながら 深く 暗い 闇を沈める  恋人よ 恋人よ 橋の上から のぞき込んで なに思う なに思う 語らい忘れて なに思う  街灯に 灯がともる 霧が流れる 抱き合った恋人の 夢の間を 川は流れる  橋の上を人が漂う 星のない空を見て ためいきついて やがて 接吻(くちづけ)に からだ中染めて 重く垂れた 雲を忘れる  恋人よ 恋人よ 水の流れの音を聞いて なに思う なに思う 一つに重なり なに思う  酔いどれが 行き過ぎる 夜が深まる 離れない恋人の 愛を運んで 川は流れる  街灯に 灯がともる 霧が流れる 抱き合った恋人の 夢の間を 川は流れる
たそがれマイ・ラブ斉藤和義斉藤和義阿久悠筒美京平河村吉宏・崩場将夫・斉藤和義・真壁陽平・山口寛雄今は夏 そばにあなたの匂い しあわせな夢に おぼれていたけれど 夕立ちが 白い稲妻つれて 悲しみ色の 日暮れにして行った  しびれた指 すべり落ちた コーヒーカップ 砕け散って 私はただ あなたの目を 言葉もなく 見つめるだけ さだめという いたずらに ひきさかれそうな この愛  今は冬 そばにあなたはいない 石だたみ白く 粉雪が舞い踊る ひきさかれ 愛はかけらになって それでも胸で 熱さをなくさない  凍える手で ひろげて読む 手紙の文字が 赤く燃えて 私はもう あなたの背に もたれかかる 夢を見てる さだめという いたずらに ひきさかれそうな この愛
裸足の女王夏木マリ夏木マリ阿久悠川口真ああ ああ ぬぎすてて 裸足で踊るわ めんどうくさいことは 私には似合わない 私は野性の女豹 裸足の女王 燃えてもっともっと 燃えて火のように 抱いてもっともっと 抱いてたくましく 飾って生きても しょうがないわ 素直に生きたい 女なの  ああ ああ ぜいたくな ドレスは邪魔だわ 肌をつつむものは 少しでいいものよ 私は野性の女豹 裸足の女王 燃えてもっともっと やけどするほどに 抱いてもっともっと 息がつまるほど あなたも裸足で 来てほしいわ 素直に生きたい 女なの  燃えてもっともっと やけどするほどに 抱いてもっともっと 息がつまるほど あなたも裸足で 来てほしいわ 素直に生きたい 女なの
バースデイの唄堀江美都子堀江美都子阿久悠三木たかしおめでとう おめでとう 誕生日 おめでとう ろうそくが一本 ふえましたね  おめでとう おめでとう 心から おめでとう 友だちが大勢 ふえましたね  シャンペンひとつ ケーキがひとつ ほほえみひとつ 涙がひとつ ラララ……… 想い出ひとつ 希望がひとつ  いくつでも いくつでも おめでとう いくつでも 今日の日はあなたの 特別の日  何度でも 何度でも 照れないで 何度でも 去年よりうれしさ ふえてますね  リボンがひとつ 花束ひとつ 握手がひとつ くちづけひとつ ラララ……… おめでとうひとつ ありがとうひとつ …………………………
それでも私は生きている美空ひばり美空ひばり阿久悠井上かつお盃かさねて 泣く夜でも 夜明けを待つなら たえられる おもたい運命(さだめ)と さしむかい それもいいじゃないか だめ すねちゃだめよ だめよ だめよ だめよ すねてなにになるのさ ただひとり生きているうちにゃ 夜もある  指からこぼれた 幸福は なんどもなんども ひろうもの おろかな女と いわれても それもいいじゃないか だめ すてちゃだめよ だめよ だめよ だめよ すててなにになるのさ このひろい空の下であれば 夢もある  それでも私は 生きている だれよりなにより 生きている 苦しみばかりの 道づれも それもいいじゃないか だめ 死んじゃだめよ だめよ だめよ だめよ 死んでなにになるのさ 泣くだけでいつもきたけれど 明日がある
心のきず香田晋香田晋阿久悠三木たかし夜にまぎれて 船が出る 傷をかくした 人が乗る 惚れた惚れたお前を 抱けもせず 意地で身をひく 馬鹿も乗る 北の海峡 ひゅるひゅると 風が泣き泣き 別れ唄  夢に何度か 起こされる 胸のいたみに 責められる たったたった一度の 想い出を 酒にうかべて 朝を待つ 北の海峡 海鳥が 一羽はぐれて しのび唄  赤い夕日が とろとろと 溶けて真近(まぢか)に 夜が来る 抱いて抱いて寝たいと この腕が 捨てたお前を 恋しがる 北の海峡 口笛が 未練ひきずり 恋の唄
愛したいなら今西郷輝彦西郷輝彦阿久悠都倉俊一愛したいなら今 信じたいなら今 与えたいなら今だよ その心 何がほしいと云う 何がつらいと云う 何がのぞみと云うのか 君は今 こうして抱きしめて 一つに溶けあえば すべてすべて 満たされる 誰の許しもない 愛は二人のもの もっと裸の心になることさ  愛したいなら俺 信じたいなら俺 与えたいなら俺だよ その心 羽をいためている 声もかすれている そんな小鳥の君には 俺がいる からだのぬくもりで 何かが見えて来る それがそれが わかるだろう 長い月日で今 生きているのは今 信じられるも今だよ 今なのさ
パパはもうれつしのづかまゆみしのづかまゆみ阿久悠中村泰士とてもやきもちが強いの すぐにめくじら立てるの 何もかもひとりじめに 無理なことばかりいうのよ パパパパあなたは 私の自由を 烏龍にとじこめるの 鍵をかけるの 夜が少しでも遅いと 門の近くに立ってて 首ねっこ押さえられる とても冷酷な顔して パパパパあなたは 私の自由を 鳥龍にとじこめるの こわい顔して  もしも恋人が出来たら きっとモーレツ邪魔する 悪口を並べたてて 時に撲るかもしれない パパパパあなたは 私の人生 めちゃくちゃにしてしまうの 狂わせたいの ひとり歩きなど駄目だと 今日はどんなことあったと あれこれとたずねられて まるで窮屈な毎日 パパパパあなたは 私の人生 めちゃくちゃにしてしまうの 狂わせたいの  だけども あなたの愛情は 誰よりも 大きいわ パパパパあなたは 私の恋人 心から愛してるの 愛してるのよ パパパパあなたは 私の神様 叱られて撲られても 仕方ないのね
GirlCharChar阿久悠CharCharまた会える日があれば 俺の女にするさ 今日はここで見てるだけで 熱い電波を送る あの女にはそれが もう伝わっているぜ 踊りまくる肩のあたり 俺を感じているよ 無理して迫るより 小粋な偶然に賭けたほうがいいよ  MY GIRL GIRL 次は口説くよ  あのとびきりの女 しょぼくれないでいろよ 馬鹿な恋で疲れはてて 駄目になったりするな 男と女なら おとなのメルヘンで会ったほうがいい  MY GIRL GIRL 次は口説くよ  MY GIRL GIRL 次は口説くよ
昔のように港町川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし昔なら 船が出て 見送る人もいた 別れは悲しいものだった 待つと云うのも生命がけ さだめまでもを敵にして 唇を噛みしめた 女が生きていた あゝ 昔のように 港町  行く人も 来る人も 何かを背負ってた 身軽な人などいなかった せまいながらも海峡は 心ひき裂く壁になり ときおりの噂だけ 信じて待つばかり あゝ 昔のように 港町  桟橋は 水びたし 涙も混らせて はぐれた鴎も泣いていた 心変りを責めるのも 逢えて全てを許すのも それぞれに人生と 思えるものばかり あゝ 昔のように 港町
宵待歌小林旭小林旭阿久悠鈴木キサブロー若草恵宵待ちの 花ひとつ 面影似て 君が胸によみがえる やわ肌の 香しさ おさなさまだ残る しぐさいじらしく  さすらいの宿に たどりつけば ひとりの枕 悲しくて  宵待ち 夜待ち 酔いどれ待ち 想い出だけを 口ずさむ  散る花に 吹く風の 嘆きに似て 恋はいつも儚くて  たそがれの窓に 頬をよせて 盃だけが 恋しくて  宵待ち 夜待ち 酔いどれ待ち 想い出だけを 口ずさむ  流れ行く 川の水 季節はもういくつ 過ぎてしまったか
二行半の恋文五木ひろし五木ひろし阿久悠船村徹若草恵えり足に黄昏ゆれて きみ恋し ふり向くまでの みじかき時間 狂おしく見る いつの間に 乙女の殻を 脱ぎ捨てて 静かが似合う 大人となりぬ 紅うすくつけ  何色のインキで書くが 艶くや 色にあらずと 知りつつ選ぶ 恋文なれば おずおずと 唇よせる ひとの顔 目を見開いて たしかめており いとしさあふれ  このままに 赤く燃えたら 灰になる 清らなひとは 清らなままに 夜ふけに帰す もう恋は 神に委ねし 年齢なりと 佳人の爪の 光るを思う 吐息とともに
熱き心に鈴木雅之鈴木雅之阿久悠大瀧詠一服部隆之北国の旅の空 流れる雲 はるか 時に人恋しく  くちびるに ふれもせず 別れた女いずこ 胸は 焦がれるまま  熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ  ああ 春には 花咲く日が ああ 夏には 星降る日が 夢を誘う 愛を語る  熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ  ああ 秋には 色ずく日が ああ 冬には 真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を  オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て  熱き心 きみに
めらんこりい白書柏原芳恵柏原芳恵阿久悠大野克夫船山基紀いけないことですか そんなに いけないことですか  くちづけをしました それだけのことでした にぎわいの季節が ひき潮のように終るころ たださびしくて 流されそうで あのひとの腕がほしかったのです 恋になりました 愛になりました そして ひとりになりました  いけないことですか そんなに いけないことですか  夜明けまでいました 心まで揺れました 砂山を朝日が やわらかく染めて昇るまで 一つのセーター 二人ではおり あたたかい体 感じてたのです 嘘をつきました かくしごとでした そして 無口になりました  いけないことですか そんなに いけないことですか  いけないことですか そんなに いけないことですか
また逢う日まで山崎育三郎山崎育三郎阿久悠筒美京平Tak Miyazawaまた逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それはききたくない たがいに気づかい 昨日にもどるから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう
BOO~おなかが空くほど笑ってみたい~ゴスペラーズゴスペラーズ阿久悠筒美京平BANANA ICE昨日 生れた ベイビー 両手ひろげて ヘイ ユー 夢と希望をたっぷり持って来た  ぼくが来たなら OK 人は誰でも ハッピー 花は歌うし 魚も空を翔ぶ  おなかが空くほど 本気で笑ってみたいね  ミンナソロッテ 生キテ行クナラ ブスットシテイチャ ツマラナイ 雨が降ッテモ風ガ吹イテモ オールOK 大笑イ  傘を忘れて ダディー 靴がこわれて マミィ 濡れて泣いてちゃ 楽しみ半分さ スーパーベイビー スーパースター  二十世紀は バイバイ 何だかんだに サンキュー ぼくの天下は ピカピカ新世紀  おなかが空くほど 本気で笑ってみたいね  グレチャ損々 スネチャ損々 ヒトリポッチモ 損々  ぼくはベッドで アババ 足をバタバタ ブブブ それでまわりはご機嫌 いい調子 スーパーベイビー  おなかが空くほど 本気で笑ってみたいね  泣イチャ損々 逃ゲチャ損々 馬鹿ナ強ガリ 損々  昨日 生れた ベイビー 両手ひろげて ヘイ ユー 夢と希望をたっぷり持って来た ぼくが来たなら OK 人は誰でも ハッピー 花は歌うし 魚も空を翔ぶ 昨日 生れた ベイビー 両手ひろげて ヘイ ユー 夢と希望をたっぷり持って来た ぼくが来たなら OK 人は誰でも ハッピー 花は歌うし 魚も空を翔ぶ 昨日 生れた ベイビー 両手ひろげて ヘイ ユー 夢と希望をたっぷり持って来た
あんたとあたいのブルース松坂慶子松坂慶子阿久悠小林亜星日のくれのルージュは 毒があるあざみ 嘘とお酒で酔わす 情もないのに あたいの乳房 故郷(ふるさと)にしてた あんたに悪いと思っちゃいるけど  弱虫の啖呵(たんか)は 雨だれの響き いのちまでも脅す 柄じゃないのに あたいの髪を 想い出に切って あんたが出て行く 背中をふるわせ  あたいの過去は 恋ばかり多く あんたの未来を 見えなくしたけど
舟唄吉幾三吉幾三阿久悠浜圭介吉幾三お酒はぬるめの 燗(かん)がいい 肴(さかな)はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯(あか)りはぼんやり 灯(とも)りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌い出すのさ 舟唄を  沖のかもめに 深酒(ふかざけ)させてヨ いとしあの娘(こ)とヨ 朝寝するダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい ときどき霧笛(むてき)が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌い出すのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌い出すのさ 舟唄を  ルルル…
熱き心に元ちとせ元ちとせ阿久悠大瀧詠一羽毛田丈史北国の旅の空 流れる雲 はるか 時に人恋しく  くちびるに ふれもせず 別れた女(ひと) いずこ 胸は 焦(こ)がれるまま 熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ  あゝ 春には 花咲く日が あゝ 夏には 星降る日が 夢を誘う 愛を語る  熱き心に きみを重ね 夜の更(ふ)けるままに 想いつのらせ  あゝ 秋には 色づく日が あゝ 冬には 真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を  オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て  熱き心 きみに
舟唄浜圭介浜圭介阿久悠浜圭介お酒はぬるめの 燗(かん)がいい 肴(さかな)はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてョ いとしあの娘とョ 朝寝する ダンチョネ  店には飾りがないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌い出すのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしくなったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル………
雨の宿萩原健一萩原健一阿久悠井上堯之女 まだまだ おさな顔 男 傷もつ うれい顔 酒のさかなに 雨の音 今夜抱くやら 帰すやら  ぽつりぽつりと 古い歌 酔いにまかせて 歌う歌 じんとしみこむ 胸の傷 ひとりひとりの古い傷  何がつらくて すすり泣く 何を信じて すがりつく 名さえあかさぬ そのうちに 灯り消したり かくしたり  傘がないから 帰れない 傘があっても 帰さない 旅の疲れを ききながら 夜明け迎える 雨の宿
ありふれたシャンソン五木ひろし五木ひろし阿久悠三木たかし他人ごとじゃ ないみたい あのひとが 別れたって あんなにも愛し あんなにも尽し うらやんでいたのに  笑わない女になり 疲れたと溜息つき もうふたたび 男には 夢見たりはしないって  わからないものね 男と女 とてもありふれたシャンソン 時のいたずらに遊ばれて 不幸になるなんて  あのひとは ご存知ね いい女 だったから 誰からも好かれ 目立ってたけれど 面影もないのよ  酔いどれになりそうだと 似合わない言葉を吐き 指環のない手を見せて 軽過ぎると云ってたわ  罪なものね 男と女 作りものめいたシャンソン 純ないいひとを いじめたり 道化にするなんて  わからないものね 男と女 とてもありふれたシャンソン 時のいたずらに遊ばれて 不幸になるなんて
赤い糸の伝説前川清前川清阿久悠都志見隆川村栄二観覧車 仰ぎながら 未来を語り合った 都会は真夜中も 時に虹がかかるの  赤い糸がからみ合っても なぜか本気になれぬままに 夜のピエロを気どりながら 消えてしまった  きっと今ごろ 悔いているでしょう まごころをなくし  恋文を燃やす日ぐれ すべての過去は消えて やがては迫りくる 夜の闇に涙を  赤い糸をたぐり寄せても 二度とあなたはここに来ない 人はいつしか恋を捨てて 生きるものなの  これでいいのね こんな毎日 寂しくはないの  赤い糸はとうにちぎれて 胸のいたみも癒(い)えたけれど 暗い目をした人に会うと じっと見つめる  あなた おはよう あなた おやすみ そんな日があった  あなた おはよう あなた おやすみ そんな日があった
情熱西郷輝彦西郷輝彦阿久悠川口真今日から誰のために 生きてゆくのか たったひとり 思いがけない 愛の終りに 何をどうして いればいいのか 炎のように 燃えたあとで 抱いて 思いきり 抱いて 愛を確めて 誓ったはずなのに どうして愛は こんなにもろいのか この想い 誰の心にぶつける  今日から誰のために 生きてゆくのか たったひとり 愛に狂った 熱いこの胸 いつになったら さめるだろうか 悲しみさえも 消せはしない 泣いて 思いきり 泣いて それで何もかも 忘れられるなら どうして胸は こんなに熱いのか この想い 誰の心にぶつける
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