さよならをするために本田路津子 | 本田路津子 | 石坂浩二 | 坂田晃一 | 馬飼野俊一 | 過ぎた日の 微笑みを みんな 君にあげる ゆうべ 枯れてた花が 今は 咲いているよ 過ぎた日の 悲しみも みんな 君にあげる あの日 知らない人が 今は そばに眠る 温かな 昼下がり 通りすぎる 雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならをするために 昇る 朝陽のように 今は 君と歩く 白い 扉をしめて やさしい 夜を招き 今のあなたに きっと 判るはずはないの 風に残した 過去の さめた 愛の言葉 温かな 昼下がり 通りすぎる 雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならをするために |
何かいいことありそうな坂本九 | 坂本九 | 奥山侊伸 | 坂田晃一 | | 緑の森に憩うひととき 心の中を風が吹く ヒュッヒュルル 〃 〃 ヒュ 青い草原裸足で駆ける 朝霧きらきら輝いた ヒャランランラン 〃 〃 〃 流れる雲に話しかけたら 世界はひとつと答えたよ フワフワフワ 〃 〃 〃 そびえる山に登った時は 大きな声で叫ぼうよ ヤホホッホッホッ 〃 〃 〃 輝く星に願いをかける 三つ数えて目をつぶろ きらきらら 〃 〃 〃 谷のせせらぎ魚がはねる 波にゆらゆら笹の舟 ゆらゆらら 〃 〃 〃 ささやく風に耳を澄ませば 未来は続くどこまでも ララランランラン 〃 〃 〃 みんなで唄えば心がはずむ はずむ心で旅に出る トゥトゥトララ 〃 〃 〃 タ日を追いかけ旅を続ける 何かいい事ありそうな ヒュビドゥドゥドゥ 〃 〃 〃 |
さよならの夏 森山良子 | 森山良子 | 万里村ゆき子 | 坂田晃一 | | 光る海に かすむ船は さよならの汽笛 のこします ゆるい坂を おりてゆけば 夏いろの風に 逢えるかしら 私の愛 それはメロディー たかく ひくく うたうの 私の愛 それはかもめ たかく ひくく 飛ぶの 夕陽のなか 呼んでみたら やさしいあなたに 逢えるかしら 散歩道に ゆれる樹々は さよならの影を おとします 古いチャペル 風見のとり 夏いろの街は みえるかしら きのうの愛 それは涙 やがて かわき 消えるの あしたの愛 それはルフラン おわりのない言葉 夕陽のなか めぐり逢えば あなたは私を 抱くかしら |
悲しみのほとり岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 喜多條忠 | 坂田晃一 | | わかりますか わかりますか どんなに遠く離れても 届きますか 届きますか 熱い胸の ときめきが 湖にも 冬の気配 急ぎ足の枯葉たち ふたりの恋 閉ざすように 凍りついた さざなみ いまはめぐり逢えるその日を 指折り数えても そうよ恋人とはあなたを 呼べない秘めごと 氷のバラを心に ちいさく咲かせたままで 青い湖の底 沈んでしまいたいの きこえますか きこえますか 闇の底のしじまから あなたを呼ぶ あなたを呼ぶ 淋しそうな ためいきが 凍りついた バラの花は 水の底で咲いてます やさしい手が ふれるだけで 溶けてしまう 花びら いまは信じあえたしあわせ 抱きしめ合いながらも そうよ許されないこの恋 想い出に出来ない 氷のバラを心に 小さく咲かせたままで 青い湖の底 沈んでしまいたいの いまはめぐり逢えるその日を 指折り数えても そうよ恋人とはあなたを 呼べない秘めごと 氷のバラを心に ちいさく咲かせたままで 青い湖の底 沈んでしまいたいの |
目覚めた時には 晴れていた伝書鳩 | 伝書鳩 | 阿久悠 | 坂田晃一 | | 目覚めた時には いつでも晴れてる あなたとわたしの 愛のくらし たとえば涙が たとえば嘆きが ひそかに忍んで いるとしても この手の平 こう重ねて 愛と愛を つなぐの だから雨も だから風も しらない 目覚めよ 目覚めた時には 晴れてはいるけど なぜだかそのあと 時にはくもる あまりに愛して あまりに信じて 息苦しくなる 甘い嘆き この唇 こうあわせて 愛と愛を かよわす これが二人 それが二人 二人の 世界ね ルル…… ルル…… |
冬物語フォー・クローバーズ | フォー・クローバーズ | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | こがらしは寒く 乗りかえ駅に 行方知らぬ 旅がつづく 愛の切符手にして すれちがう夢に逢えない女(ひと)は 風が運ぶ歌にさえも 胸のふるえ感じる 遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか 愛のために いつもうつむいて 生きているのか 春は近い 春は近い 足音が近い 悲しみは白く 雪降る町に 音もたてず しのび寄るの ひとの愛を傷つけ 立ちどまる女は 巡礼のよう まぶたとじて祈りこめて 頬の涙こおらす 遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか 愛のために いつもうつむいて 生きているのか 春は近い 春は近い 足音が近い |
ため息ダ・カーポ | ダ・カーポ | なかにし礼 | 坂田晃一 | | ため息は 一人ぼっち ため息は むらさき色 ため息は 泣きたい想い ため息は いのちのやるせなさ 誰にもわかってもらえない 悲しいものが 胸にある ため息を ついて 吐き出せど 吐き出せど ああ 悲しいものが 胸にある ため息は 心細さ ため息は 人恋しさ ため息は 愛する悩み ため息は 言葉のもどかしさ 誰にもわかってもらえない 悲しいものが 胸にある ため息を ついて 吐き出せど 吐き出せど ああ 悲しいものが 胸にある |
原田芳雄のこもりうた原田芳雄 | 原田芳雄 | 吉井亜彦 | 坂田晃一 | | けんた おまえは知っているか この夜がいつ始まったのかを かなしみのように空を染めながら 夕陽が沈んだときなのか それとも 風が表の戸をたたきだすときなのか 夜が来て ひとは目を閉じる すると だれのこころのなかにも 深い夜の目ざめる気配が満ちていく 満ちていく けんた おまえは知っているか あの星はなぜ流れるのかを だれも知らない秘密をあかそうと 星はせつなく流れるのか それとも あの世界でなにかが起ったからなのか 夜が来て ひとは目を閉じる すると だれのこころのなかにも 深い夜の目ざめる気配が満ちていく 満ちていく けんた おまえは知っているか おまえの夢はどうして来るのかを 遠い彼方からの旅人のように 夢はやって来るのか それとも 過ぎ去った昼間の忘れものとしてなのか 夜が来て ひとは目を閉じる すると だれのこころのなかにも 深い夜の目ざめる気配が満ちていく 満ちていく けんた おまえは知っているか こうした夜がずっと昔にあったことを |
さよならをするために松山千春 | 松山千春 | 石坂浩二 | 坂田晃一 | 飛澤宏元 | 過ぎた日の微笑みを みんな君にあげる ゆうべ枯れてた花が 今は咲いているよ 過ぎた日の悲しみも みんな君にあげる あの日知らない人が 今はそばに眠る 温かな昼下がり 通りすぎる雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならを するために 昇る朝陽のように 今は君と歩く 白い扉をしめて やさしい夜を招き 今のあなたにきっと 判るはずはないの 風に残した過去の さめた愛の言葉 温かな昼下がり 通りすぎる雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならを するために |
青春は舟ダ・カーポ | ダ・カーポ | なかにし礼 | 坂田晃一 | 島津秀雄 | 愛する人に 手紙を書く 書いては破り 破いてはまた書く 丸めた紙を 窓に投げつければ 外は雨 頬に涙 人生は海 青春は舟 愛する人よ 私を助けに来て下さい S・O・S S・O・S 私は沈んでしまいそう 星ひとつ見えない 悲しみの海に 愛する人の 家をさがし 訪ねもせずに 遠くから見つめる 明るい窓に 影がうごめくたび 身をかくす おびえながら 人生は海 青春は舟 愛する人よ 私を助けに来て下さい S・O・S S・O・S 私は沈んでしまいそう 星ひとつ見えない 悲しみの海に S・O・S S・O・S 私は沈んでしまいそう 星ひとつ見えない 悲しみの海に |
かあさんおはよう大杉久美子 | 大杉久美子 | 高畑勲 | 坂田晃一 | 小六禮次郎 | 朝ぼくを おこしたおひさまが ほら もう ま上 いまかあさんを おこしてるんだ はるかな国の 空にのぼって かあさん おはよう ボンジョルノ ミヤ マドレ 明るくてらす おひさまの中 ほら 見て かあさん 泣き虫なんか もういない チビでもぼくは がんばりやだよ かあさん おはよう ボンジョルノ ミヤ マドレ 会いたいな 大好きなかあさん あの 雲にのり 大空なんか ひとまたぎ とびこみたいんだ かあさんの胸に かあさん おはよう ボンジョルノ ミヤ マドレ |
草原のマルコ大杉久美子 | 大杉久美子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | はるか草原を ひとつかみの雲が あてもなくさまよい とんでゆく 山もなく谷もなく 何も見えはしない けれどマルコ おまえはきたんだ アンデスにつづく この道を さあ出発だ 今 陽が昇る 希望の光両手につかみ ポンチョに夜明けの風はらませて かあさんのいる あの空の下 はるかな北を めざせ 小さな胸の中に きざみつけた願い かあさんの面影 もえてゆく 風のうた草の海 さえぎるものはない そしてマルコ おまえはきたんだ かあさんをたずね この道を さあ出発だ 今 陽が昇る 行く手にうかぶ朝焼けの道 ふくらむ胸にあこがれだいて かあさんに会える 喜びの日を はるかにおもい えがけ |
かあさんの子守唄大杉久美子 | 大杉久美子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | | ぶどう畑の ほうき星 わたしにそっと おしえておくれ あのこは四つ まいごになって どこかの村で 泣いてはないか ぶどう畑の ほうき星 あのこにそっと おしえておくれ かあさんきっと 元気になって どこかの村で まってるはずと あのこはどこに あのこはどこに 夜更けの納屋で 麦打つ音が あのこの耳に とどくだろうか |
ピクニックのうた大杉久美子・こおろぎ'73 | 大杉久美子・こおろぎ'73 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | | つゆくさふみわけて 丘にのぼろう つりがねそう白く 風にゆれてる みどりにつつまれて さえずる小鳥たち ぼくらをよんでいる オリーブのこかげ さあさあゆこうよ せせらぎをこえて ギターをかきならし 朝風うけて みんな輪になろう うたごえあわせ ぼくらの世界さ この空も風も ララララ…… さざなみうちよせる なぎさはしろう きりたつあのみさき 風にふるえて あわだつ波の音 とびかう海ねこ ぼくらをよんでいる あの海のかなた さあさあ雲よとべ ぼくらの夢のせて かがやくこの空に つばさ広げて みんな輪になろう うたごえあわせ ぼくらの世界さ この空も風も ララララ…… |
陽気なマルコ曽我部和行・大杉久美子 | 曽我部和行・大杉久美子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | | かあさんが いなくても 陽気にそだつ 子があるものさ おてんとうさまと おなじくらいの まっかなほっぺた まっかなほっぺた ジェノバそだちの わんぱくこぞう あの海を みてごらん ちょっぴりのぞいた 海だけど やさしい笑顔が うかんでくるさ おまえをよんでる おまえをよんでる 潮風がはこぶ かあさんのうた いつだって うたうのさ 涙なんかは みせっこないさ 石のかいだん どこまでだって はしってゆくさ はしってゆくさ ジェノバそだちの わんぱくこぞう |
ペッピーノ一座のうた永井一郎・大杉久美子 | 永井一郎・大杉久美子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | | さあさあ めんこいバンビーノ 人形一座の おでましさ いきつくひまない めいばめん そのなもたかき ペッピーノ なきむし よわむし おこりむし ころばぬように よっといで おなかのかわを よじれさす そのなもたかき ペッピーノ 「さあて御当地ジェノバの皆々様方、 ローマ、ミラノはいうにおよばず、 遠くはフランス・スペインまで その名がとどろくペッピーノ一座、 初のおめみえ、これなるは長女コンチエッタ…… シニョール シニョーラ おはようさん お代はみての おかえりさ いきつくひまない めいえんぎ そのなもたかき ペッピーノ さあさあ まもなくはじまりだ かいちゅうものに ごようじん オルガンかたての こうじょうは そのなもたかき ペッピーノ |
でんでん虫氷川きよし | 氷川きよし | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 午後に少し雨が降って 過しやすくなる 胸をはだけ 風を入れて ほっと息をもらす 庭の八つ手 枝をつたい 歩く かたつむり 人は誰もあんなもので 地道に生きるだけさ いそげ いそげ いそげ まいまい おまえ でんでん虫よ どっこい どっこい 生きているぞ こうして 派手に生きてみたいけれど そうもならなくて 野暮な日々を 重ねながら 初心なひとを探す ごらんあれを 雨に濡れて 滑る かたつむり 俺の姿見てるようで ちょっぴり泣けてくるよ いそげ いそげ いそげ まいまい おまえ でんでん虫よ どっこい どっこい 生きているぞ こうして いそげ いそげ いそげ まいまい おまえ でんでん虫よ どっこい どっこい 生きているぞ こうして |
さよならをするために堺正章 | 堺正章 | 石坂浩二 | 坂田晃一 | 高田弘 | 過ぎた日の微笑みを みんな君にあげる ゆうべ枯れてた花が 今は咲いているよ 過ぎた日の悲しみも みんな君にあげる あの日知らない人が 今はそばに眠る 温かな昼下がり 通りすぎる雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る思い出と さよならを するために 昇る朝陽のように 今は君と歩く 白い扉をしめて やさしい夜を招き 今のあなたにきっと 判るはずはないの 風に残した過去の さめた愛の言葉 温かな昼下がり 通りすぎる雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る思い出と さよならを するために |
郵便屋さんは人気者劇団日本児童 | 劇団日本児童 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 郵便屋さんは大男 力じまんの大男 小川のほとりで男の子 郵便屋さんに声かけた 橋のかわりにこの丸太 向うの岸に渡してよ 郵便屋さんは力コブ なでなでにっこりつぶやいた おいらも橋がほしかった 流れぬようにクイを打ちゃ これで立派に丸木橋 バイバイバイバイバイ坊や おさらばさ 郵便屋さんは大男 力じまんの大男 小川のほとりでおばあちゃん 郵便屋さんに声かけた 背中をちょっとかしとくれ 向うの岸に嫁がいる 郵便屋さんは力コブ なでなでにっこりつぶやいた おいらも足がほてってた すずみがてらにおばあちゃん ちょっくら背負って配達さ バイバイバイバイバイおばあちゃん またあした 郵便屋さんは大男 力じまんの大男 小川のほとりで娘さん 郵便屋さんに声かけた おねがいお花を摘みたいの 向うの岸に白い花 郵便屋さんは力コブ なでなでにっこりつぶやいた おいらも花がほしかった 両手にその花抱けるとは こんな素敵なことはない ヘイヘイヘイヘイヘイ今日は 上天気 |
わが子よヒデ夕樹 | ヒデ夕樹 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 目をとじたままでいい 聞いておくれ ひとはみな しあわせを夢みるもの あたたかなまなざしに あこがれるもの いたわりの言葉一つ かけずにいたが おしえたい この限りないいとおしさ いつか 夢むすぶ日がくる 花ひらくときがくる あの丘の アカシアの花のように 背をむけたままでいい 聞いておくれ ひとはみな やすらぎを求めるもの 肩よせるひとときに 胸こがすもの なぐさめの言葉一つ かけずにいたが つたえたい この掌のぬくもりを いつか 夢むすぶ日がくる 花かおるときがくる あの丘の アカシアの花のように |
小さなわが家ヒデ夕樹・寺島葉子 | ヒデ夕樹・寺島葉子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 地平線あかくそめて 夕陽が沈む 羊追う子供たちも 家路をいそぐ 星たちが囁く声 きこえてくるのよ あすまた逢いましょうね おやすみさようなら しあわせを映す窓辺 灯りがゆれる 星空にきざみつける この日の思い出 ふるさとを遠くはなれ くちずさむうたは いつの日か野山つつむ 牧場をえがく おお空にまたたいてる 星たちよきいてね ちいさなわが家だけど みつめていてほしい いつかきっと呼んでくる 扉のむこうに よろこびをきざみつける その日をきっと |
たのしい一日古谷裕子 | 古谷裕子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル ぱっちりおめめがさめた ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル ねむたくなんかないわ ねえねえお母さん おねがいよ おせんたくをすませたら カンガルー・ポーの花が咲く あの丘へみんなでゆきたいの いいでしょう いいわよね ね、お母さん ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル オウムがさえずる丘で ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル おべんとうひろげるの ねえねえお母さん おねがいよ おてつだいをすませたら クリスマス・ベルの花が咲く 湖へみんなでゆきたいの いいでしょう いいわよね ね、お母さん ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル 夕陽が私をつつむ ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル いちばん星よほらね ねえねえお母さん おねがいよ 夕ごはんをすませたら 絵本を読んでもいいでしょう お伽の国へゆきたいの いいでしょう いいわよね ね、お母さん |
いつか大人にやまがたすみこ | やまがたすみこ | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 素足のまま たたずむわたしに 季節はそっと くちづけをする きのうまでは 愛することも 夢みるだけの おさない娘 いつかあえるの こころにえがく人 あるいてくるのよ 峠の小路 その日をずっと 祈って待つわ あしたにつなぐ 愛のある日を 足音さえ 気づかぬうちに 季節はそっと 蕾をつける きのうまでは 何も知らずに ただ肩ならべ ほほえむ二人 はずむ吐息 ふれあう指先が みかわす瞳に 愛のときめき その日をずっと 祈って待つわ あしたにつなぐ 愛のある日を |
ガラスの女石川セリ | 石川セリ | なかにし礼 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | ガラスのように 傷つきやすい 女には 恋さえ 悲しすぎる ふさいだ耳に きこえる音は ひび割れた 心の すきま風か そうよ 男なんかいらないわ そうよ 幸せなんかほしくないわ さらば男よ さらば男よ こんな気持ちにさせたのは お前さ ガラスのように きらめきながら いつの日か 私はこわれるでしょう 涙を忘れ 笑顔をかくし 生きている 女の幕切れでしょう そうよ 男なんかいらないわ そうよ 安らぎなんかほしくないわ さらば男よ さらば男よ こんな気持ちにさせたのは お前さ |
うしろ姿石川セリ | 石川セリ | なかにし礼 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 涙なら こらえてみせます 笑顔なら つくってみせます だけど何故か 暗い影が 見えてしまう うしろ姿 だから あなた 背中を 見ないでほしい 別れが近づく 不思議な気配 最初に聞くのは 背中のあたり 今 聞こえているから 言葉なら なんでも言えます 仕草なら お道化てみせます だけど 上手い 嘘の一つ つけもしない うしろ姿 だから あなた 背中を 見ないでほしい 不幸が近づく 不思議な寒さ 最初に感じる 背中のあたり 今 感じているから |
もしもピアノが弾けたなら岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 阿久悠 | 坂田晃一 | 大江千里 | もしもピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして きみに伝えることだろう 雨が降る日は雨のよに 風吹く夜には風のよに 晴れた朝には晴れやかに だけど ぼくにはピアノがない きみに聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アア アー アア ……… 残される もしもピアノが弾けたなら 小さな灯を一つつけ きみに聴かせることだろう 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけどぼくにはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつでも空まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アア アー アア ……… 遠ざかる アア アー アア ……… 遠ざかる もしもピアノが弾けたなら |
あの空へ帰ろうチェリッシュ | チェリッシュ | 田向正健 | 坂田晃一 | | 誰だって若い時は 遠い空に夢を描いて たとえ小さな願いは 果たせなくても 悲しんだりはしない 生きることに 賭けているのさ 自分の力を 信じたいのさ でもでも 淋しくなったら 鳥になって 飛んで行こう はるかなる あの空の果てに 誰だって恋する時は 愛する人をじっと待って たとえ今日という日に 会えなくても 恨んだりはしない 出会ったあの日を 忘れないのさ 自分の愛を 信じたいのさ でもでも 苦しくなったら 鳥になって 飛んで行こう はるかなる あの人の胸に 誰だって年老いた時は 遠い昔を思い出して たとえ明日という日が 来ないとしても おびえたりはしない 子供たちを 愛してきたのさ 少しはなにかを やってきたのさ でもでも つらくなったら 鳥になって 飛んで行こう はるかなる 故郷の空に |
もしもピアノが弾けたならPlastic Tree | Plastic Tree | 阿久悠 | 坂田晃一 | プラスティックトゥリー | もしもピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして きみに伝えることだろう 雨が降る日は雨のよに 風吹く夜には風のよに 晴れた朝には晴れやかに だけど ぼくにはピアノがない きみに聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アア アー アア…残される もしもピアノが弾けたなら 小さな灯りを一つつけ きみに聴かせることだろう 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけど ぼくにはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつでも空まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アア アー アア…遠ざかる だけど ぼくにはピアノがない きみに聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アア アー アア…残される 残される 残される 残される |
森へおいでやまがたすみこ | やまがたすみこ | 深沢一夫 | 坂田晃一 | | 知ってる? 知ってる? 知ってる? ユーカリの木に 赤ちゃんコアラ かあさんさがして 枝から枝へ 葉っぱのごちそう たっぷりもらい 風のゆりかご おひるねよ 知ってる? 知ってる? 知ってる? 水べに遊ぶ ワライカワセミ いつも陽気に わらってばかり ウハハハハ…… ウハハハハ…… いたずらされても ウハハハハ…… 知ってる? 知ってる? 知ってる? 森グライダー トビユビムスビ 四つのあしに 毛皮のつばさ ながいしっぽで カーブを切って おとなりさんに こんばんは みせたいな みせたいな 森の動物 みせたいな |
いい夢みろよ西田敏行 | 西田敏行 | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | きみは今日 はじめての悲しみに 人を信じることを忘れてしまった この世に裏切りもあるけれど それとおんなじ数の誠意もあるのさ つめたい水で 顔を洗い 唇に紅でも薄くさして 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 愛するきみよ いい夢みろよ きみの手は しあわせを取り落し 人を愛することを忘れてしまった 傷ついたその胸を抱くよりも 熱い心の人にさわってごらんよ パジャマのボタン 一つはずし やわらかい枕に頬をうずめ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 愛するきみよ いい夢みろよ |
もしもピアノが弾けたなら 西田敏行 | 西田敏行 | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | もしも ピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして きみに 伝えることだろう 雨が降る日は雨のように 風吹く夜には風のように 晴れた朝には晴れやかに だけど ぼくにはピアノがない きみに聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アア アー アア… 残される もしも ピアノが弾けたなら 小さな灯りを一つつけ きみに 聴かせることだろう 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけど ぼくにはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつでも空(から)まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アア アー アア… 遠ざかる |
ルネッサンス西田敏行・桃井かおり | 西田敏行・桃井かおり | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 幻の鳥は あなたの胸で 飢えて 渇いて 身悶えている ある日 それに気づいた うつむかない詩人のように 勇気と道化(どうけ)は紙一重 誠意と愚かも紙一重 だけど僕ならば あなたがわかる 月の光があれば手紙が読める 雨のしずくがあればピアノが聴ける 愛はRENAISSANCE 男と女はRENAISSANCE 砂山の砂に 埋(うず)めた夢を いつか女は確かめに行く ある日 それを見つけた あきらめない子供のように 自由と孤独は紙一重 微笑(びしょう)と嘆きも紙一重 だけど私には あなたがわかる あなたがわかる わかる 部屋にマッチがあれば希望を照らす 紙の飛行機あれば未来へ翔(と)べる 愛はRENAISSANCE 男と女はRENAISSANCE |
こっちへおいでフローネ石川まなみ | 石川まなみ | 望田市郎 | 坂田晃一 | | かわいい帽子にお花をつんだら こっちへおいでフローネ 風はかけぬける丘の上 蝶のようにおどってごらん フローネのまわりには ルラルーララ まぶしい光がゆれている エプロンのポッケに貝がらいれたら こっちへおいでフローネ 海はさかなのゆりかごだ 波のようにうたってごらん フローネのまわりには ルラルーララ まぶしい光がゆれている いつもの小鳥とお話をしたら こっちへおいでフローネ 空は青くすんでいる 花のように笑ってごらん フローネのまわりには ルラルーララ まぶしい光がゆれている |
星の子守唄竹田えり | 竹田えり | 望田市郎 | 坂田晃一 | | ルルルン ルルルン 寄せてはかえす やさしい波の子守唄 さかなも貝もおやすみなさい ほーらフローネのまごころが 今宵もキラキラ 星になる さあ いい夢をわけてあげよう やすらかにおやすみ フローネ ルルルン ルルルン 小鳥もねむる ふかい谷間のその奥で 木の実も花もおやすみなさい ほーらフローネのあこがれが 今宵もキラキラ 星になる さあ しあわせをわけてあげよう やすらかにおやすみ フローネ ルルルン ルルルン まあるいホッペに ママのキッスで トロトロリ ちいさな島の夜がふけてゆく ほーらフローネのほほえみが 今宵も希望の星になる さあ いい歌をわけてあげよう やすらかにおやすみ フローネ |
あしたになれば戸田恵子 | 戸田恵子 | 望田市郎 | 坂田晃一 | | 身をひるがえす かもめたち 自由をうたう 波のうえ 熱い想いで 耳をすます 翼がほしい いますぐに ふるさとにこの水も続いてる ふるさとにこの雲もとんでゆく あしたになれば あしたになれば あしたになれば ハイビスカスが ゆれている 幼なじみの まぶしい笑顔 想い出す日の ひるさがり 風にゆらゆら 心もゆれる ふるさとにこの空も続いてる ふるさとにこの風も吹くだろう あしたになれば あしたになれば あしたになれば 生きてゆく道は けわしいが 心をつなぐ 愛ひとつ 大きな手と手 ちいさな手 いつでも歌を わすれずに ふるさとにさあとどけ海越えて ふるさとにさあひびけこの歌よ あしたになれば あしたになれば あしたになれば |
風と唄おう古谷徹 | 古谷徹 | 望田市郎 | 坂田晃一 | | あたらしい太陽の きげんのいい誕生日 いのち熱く 風と唄おう ララララララ 風と唄おう おおらかな時にいだかれて 生きているものたちよ きょうも夜明けは ああ まぶしすぎるよ ふりあおぎふりかえり いつも希望をもとめゆく いのち熱く 風と唄おう ララララララ 風と唄おう すぎてゆく時のやすらぎに 生きているものたちよ きょうも海原は ああ やさしすぎるよ 手をのべてたすけあい そしてこころを結びあう いのち熱く 風と唄おう ララララララ 風と唄おう あらたなる時のときめきに 生きているものたちよ きょうも大地は ああ みどり萌えたつ |
明日川牧村三枝子 | 牧村三枝子 | 石坂まさを | 坂田晃一 | | 誰かは 誰かを 橋のたもとで 何故待つことを 覚えたの 日暮れの街は やさしさをみせ 逢いたい 逢えない 心のもどかしさ そんな私を 素知らぬ顔で 川は明日に 流れてく 去年のセーター 首に結んで あなたのクセを 想いだす この頃酔うの お酒に負けて 泣きたい 泣けない 小さなこのお店 つらい未練は グラスに沈め いっそこの恋 捨てましょうか 人生さまざま 川と同じね いろんな夢が 浮き沈み あなたの胸に 住めないならば 死にたい 死ねない 馬鹿よね この私 水の流れに この身をまかせ いつか倖せ みつけたい 水の流れに この身をまかせ いつか倖せ みつけたい |
見返り美人市原悦子 | 市原悦子 | 渡辺なつみ | 坂田晃一 | 宮崎慎二 | 会いたいなんて 真夜中に 寝た子を起こす 悪いひと ほろり心が 揺れるのは 窓を横切る 月のせい 尽くし上手は 想い出上手 会いたいけれど 時は戻らない 元気でいてね 変わらずいてね 気紛れでいい 思い出してね やり直すより あなたの胸で 咲いていたいの 私…見返り美人 「有らざらむ この世のほかの 想い出に 今人度の 逐うこともがな」 忘れたいのと 夜明けまで 飲んではしゃいで 泣いた冬 春夏秋と 駆け抜けて やっと自分を 愛せたの ひとり上手は 微笑み上手 悩んだ夜も そうよあったけど 幸せでいて 受話器を置いて わがままでいい さよなら言って 月の雫に 涙一輪 飾って眠る 私…見返り美人 元気でいてね 変わらずいてね 気紛れでいい 思い出してね やり直すより あなたの胸で 咲いていたいの 私…見返り美人 |
きっと倖せ市原悦子 | 市原悦子 | 渡辺なつみ | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 黄昏ともる街の灯は 何処か貴方に似ているわ 懐かしいけど切なくて あったかいけど淋しくて 不思議なものね 人生なんて 偶然さえも 運命に変わる きっと倖せ 涙も倖せ 胸の芯まで 揺れて燃えて きっし倖せ めぐり逢えたの 恋心さらわれて いのちあなた色 (セリフ)「他人の心をのぞいてみれば 蜜の味… あなたホントに 悔やんでないの? そらそらやーだ まあすごい!笑顔の下に修羅がいた! …人生ってホント ドラマティックねえ あら私 とんだ失礼を!」 交す言葉の数よりも 語る瞳の多いひと 好きと100ぺん言うよりも みつめて欲しいやるせなく 離さないでね そばにおいてね 貴方のために 生まれた私 きっと倖せ 涙も倖せ 夢の中まで 抱いて抱かれ きっと倖せ 巡る季節に 恋心染められて 永遠に何処までも きっと倖せ 涙も倖せ 胸の芯まで 揺れて燃えて きっと倖せ めぐり逢えたの 恋心さらわれて いのちあなたの色 |
一人より二人の方が伝書鳩 | 伝書鳩 | 荒木とよひさ | 坂田晃一 | | ふりむいたら足あとだけが 今日に続いてるの 通りすぎた季節だけが 小さな人生 人を愛し人と別れ 時はすぎてゆくの たとえそれが後ろ姿 見せた終りでも ひとりぼっちの愛の歌 口ずさむよりも 誰かそばにいれば それで心安まる 一人より二人の方が きっと暖たかい 背のびしたら届きそうな 空が今日も見える 生れたての季節さえも 微笑なげてる 心の窓そっと開けて 誰か誰か待つの たとえそれがめぐり逢いの 予感でなくても ひとりぼっちの愛の歌 口ずさむよりも 誰かそばにいれば それで心安まる 一人より二人の方が きっと暖たかい |
誰かと今日も すれ違いダ・カーポ | ダ・カーポ | 久保田広子 | 坂田晃一 | | さざめく街の片隅を 淋しい椅子に風が舞う 待ちくたびれているように 窓辺の花も揺れている 愛はいつも 通りすぎてゆく やさしい横顔 残しながら すぎゆく時の すきま風 誰かと今日も すれ違い 暮れゆく街の白い鳩 影絵の橋を渡る時 川面に揺れる街灯り やさしい夢を呼んでいる 愛はいつも 通りすぎてゆく 小さな一日 くぐりぬけて すぎゆく時の ひとこまに 誰かと今日も すれ違い |
純愛さがし高田みづえ | 高田みづえ | 阿久悠 | 坂田晃一 | | 言葉にすれば簡単な 愛することにとまどって よろめくような毎日 今日もあしたも ただ行きずりの人ならば 微笑むだけでいいけれど 心を託す人には 嘘はつけない 愛があれば同じだけの辛いこともあると 知りながら悲しみを背負うのが愛なの 知りながら苦しみに耐えるのが愛なの 遊びに見える恋をして 空しさだけが残ったと 電話で話すともだち やけに思える 不器用そうな恋人が たしかな愛を見つけたと 夢中で話す黄昏 胸に響いた 愛はすべて違う顔で人を試しに来る うつむいて答えてはその先が見えない 強がってふざけては真実が聴けない 愛はすべて違う顔で人を試しに来る うつむいて答えてはその先が見えない 強がってふざけては真実が聴けない |
さよならをするために ビリー・バンバン | ビリー・バンバン | 石坂浩二 | 坂田晃一 | | 過ぎた日の 微笑みを みんな 君にあげる ゆうべ 枯れてた花が 今は 咲いているよ 過ぎた日の 悲しみも みんな 君にあげる あの日 知らない人が 今は そばに眠る 温かな 昼下がり 通りすぎる 雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならをするために 昇る 朝陽のように 今は 君と歩く 白い 扉をしめて やさしい 夜を招き 今のあなたに きっと 判るはずはないの 風に残した過去の さめた愛の言葉 温かな 昼下がり 通りすぎる 雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならをするために |
さよならをするために高橋真梨子 | 高橋真梨子 | 石坂浩二 | 坂田晃一 | | 過ぎた日の 微笑みを みんな きみに あげる ゆうべ 枯れてた花が 今は 咲いているよ 過ぎた日の 悲しみも みんな 君にあげる あの日 知らない人が 今は そばに ねむる 温かな 昼下り 通りすぎる 雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る 想い出と さよならを するために 昇る朝陽の 様に 今は きみと あるく 白い扉を しめて やさしい 夜を招き 今の あなたに きっと 判る筈は ないの 風に残した 過去の さめた 愛の 言葉 温かな 昼下り 通りすぎる 雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る 想い出と さよならを するために |
アゲイン山本達彦 | 山本達彦 | 伊達歩 | 坂田晃一 | | 青い煙は 水平線に 懐かし過ぎる瞳を 別れの午後に 素顔のままで 逢ってくれた あの日 もうすぐ春鮮やかに 街は抱まれる 何度も言葉を探し ここまで歩いた あの時 言いたかった だれよりも あなたがほしいと 人は時々 風に振り向き 過ぎ行く日々に 巡り合う 言葉にすると 泣いてしまうと 優し過ぎた 別れ 今年も春鮮やかに 風は流れ行く 最後にあなたを見てた この店にひとり あの時 言いたかった 何もかも あなたにあげると |