徳久広司作曲の歌詞一覧リスト  914曲中 601-800曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
おまえに逢えて川崎修二川崎修二水木れいじ徳久広司伊戸のりお泣いたなみだの数だけは いいことがあるはずさ ふたりの行(ゆ)く先(て)には ちいさな春を はこぶから 名もない花が 好きという おまえに逢えて おまえに逢えて 俺は見つけた 生きる幸せを  みんな時代のせいにして 木枯らしの路地裏で お酒に逃げてたよ 夜店で買った 鳩笛で 聞かせてくれた わらべ唄 おまえに逢えて おまえに逢えて 俺は見つけた 生きるぬくもりを  いつかおまえと故郷(ふるさと)の 漁火のあの海へ 一緒に帰ろうか むじゃ気な寝顔(かお)で 眠るやつ 一生懸けて 守るから おまえに逢えて おまえに逢えて 俺は見つけた 生きる灯を
東京流れ雨山本譲二山本譲二志賀大介徳久広司相合傘で よかったら そこの駅まで お送りします 紅い雨傘 あの笑くぼ ひと夜の温もり 忘れない 渋谷 赤坂 六本木 噂たずねて 東京流れ雨  北国訛り ふるさとは 寒いところと 笑っていたよ 白い衿あし おくれ髪 無性にあの娘に 逢いたくて 上野 新宿 錦糸町 噂たずねて 東京流れ雨  都会の風に 馴染めず ひとり故郷に 帰っただろか ひだり目元の 泣きぼくろ 泣いてはせぬかと 気に掛かる 銀座 青山 池袋 噂たずねて 東京流れ雨
俺がいるじゃないか山本譲二山本譲二建石一徳久広司初めて逢った あの日から きっとこうなる 気がしていたよ 恋の嵐が こわいのと 俺の背中で 涙ぐむ 負けはしないさ もう泣かないで おまえのそばには 俺がいるじゃないか  信じるたびに 裏切られ 泣いて来たのと つぶやくおまえ 苦い思い出 傷あとは すべてこの掌に うけとめる 生まれ変われよ もう今日かぎり おまえのそばには 俺がいるじゃないか  夢などないと 言う街で 逢えただけでも 素敵なことさ 言うな言うなよ せつなさは 道はどこかへ たどり着く 抱いた指さき もう離さない おまえのそばには 俺がいるじゃないか
なごり雨石原詢子石原詢子たきのえいじ徳久広司雨のしずくは 切れるけど 払い切れない 涙つぶ 焦(こ)がれても 焦がれても いつも悲しい 役まわり 傘も持たずに 立ち尽くす あなた愛しい なごり雨  寒さしのぎの お酒より 今も恋しい 腕枕 逢いたさに 逢いたさに 指の先まで やせていく せめてこの胸 温めて あなたも一度 なごり雨  季節はずれに 風鈴の 音が心に 沁(し)みてくる 忍んでも 忍んでも 何故(なぜ)に届かぬ この思い うしろ姿の しあわせが 今日も泣かせる なごり雨
淡墨桜石原詢子石原詢子下地亜記子徳久広司下へ下へと 根を伸ばし 雨風(あめかぜ) 嵐に 耐えて立つ 優しく清く しなやかな 母によく似た その姿 あの故郷(ふるさと)の 山里で 凛(りん)と咲いてる 淡墨桜  夢は枯れない 散らさない 待つほど大きく 育てます 哀しい時も ほほえみを 胸に咲かせて 生きてゆく 無口な母の 面影が 花に重なる 淡墨桜  泣いた分だけ 倖せが 必ず来るよと 母の声 根雪は溶けて 川になる 蕾(つぼみ)開(ひら)いて 夜は明ける 私の春も きっと来る 咲けよ匂えよ 淡墨桜
海峡たずね人多岐川舞子多岐川舞子石原信一徳久広司南郷達也手紙の消印 手がかりに あなた探して 北の果て 幸せつかめと 男文字 寒い心に 突き刺さる… 汽車から船に 乗り換えて わたし…海峡たずね人  岬の灯台 照らしてよ あなた今ごろ どのあたり 離れて初めて 気がついた 愛の深さを ぬくもりを… 汽車から船に 乗り換えて わたし…海峡たずね人  サハリンおろしが 頬叩く あなた悔やんで いませんか さびれた港で めぐり逢い 馬鹿なやつだと だきしめて… 汽車から船に 乗り換えて わたし…海峡たずね人
夢灯り多岐川舞子多岐川舞子麻こよみ徳久広司南郷達也泣くも笑うも 一緒と決めて 肩を寄せ合い 生きて来た そっと心の アルバム開き たどる思い出 夢灯り 逢えて良かった あの時二人 優しさと ぬくもりが ああ あればいい  何もいらない あなたがいれば 惚れて今日まで ついて来た 指に光った 小さな結婚指輪(ゆびわ) 嬉し涙が こぼれます 逢えて良かった あの時二人 優しさと ぬくもりが ああ あればいい  今の幸せ 失くさぬように 生きて行きます 離れずに 心ひとつに 結んだ絆(きずな) ともす明日の 夢灯り 逢えて良かった あの時二人 優しさと ぬくもりが ああ あればいい
女の予感八代亜紀八代亜紀岡田冨美子徳久広司この世に生まれた不思議 あなたを愛した奇跡 傷ついても忘れてしまえば 生まれ変われる 何度でも…  change my life 涙をすてて 私もっときれいになるね change my days 知らない道を 歩いている私が好き  誰にも言えないことを 沢山かかえ込むより この世なんて夢うつつだから 桜吹雪になればいい  change my life 涙をすてて 恋の予感胸に秘める change my days 星空を見る 夜明け前の私が好き  change my life 涙をすてて 私もっときれいになるね change my days 知らない道を 歩いている私が好き
昭和の歌など聴きながら八代亜紀八代亜紀荒木とよひさ徳久広司他人を妬(ねた)まず 羨(うらや)まず 心を豊かに 朗らかに そんな人生 送れよと 父さんあなたは 云っていた 熊蝉(くまぜみ)しぐれが 終ればまた秋が 今年の彼岸は 帰ります 会いたいね 飲みたいね 昭和の歌など 聴きながら  自分を奢(おご)らず 慎(つつ)ましく 涙は静かに 清らかに そんな女で 暮せよと 酔うたびあなたは 云っていた 秋桜(コスモス)咲く頃 主人(あのひと)また連れて ふたりで彼岸は 帰ります 会いたいね もう一度 昭和の歌など 聴きながら  熊蝉(くまぜみ)しぐれが 終ればまた秋が 今年の彼岸は 帰ります 会いたいね 飲みたいね 昭和の歌など 聴きながら
ワン・モア・チャンスチャン・ウンスクチャン・ウンスクかず翼徳久広司竜崎孝路あなたでよかった 愛した人が… 素敵な思い出 たくさんくれた 出逢えてよかった 振り向く道に まばゆい陽射しが 踊ってる 幸せな季節(とき)は いつも短くて 今はお別れ するけれど ワン・モア・チャンス また逢いましょう ワン・モア・チャンス きっと逢えますね Wow Wow… ワン・モア・チャンス また逢いましょう ワン・モア・チャンス きっと逢えますね グッド・ラック!  涙はいらない 旅立つ時は… も一度逢う日の 約束だけで 微笑み交わせば 歩いて行ける この日を忘れは しないでしょう 別れても愛を 胸に住まわせて 夢を見ながら 生きてゆく ワン・モア・チャンス また逢いましょう ワン・モア・チャンス きっと逢えますね Wow Wow… ワン・モア・チャンス また逢いましょう ワン・モア・チャンス きっと逢えますね  ワン・モア・チャンス また逢いましょう ワン・モア・チャンス きっと逢えますね Wow Wow… ワン・モア・チャンス また逢いましょう ワン・モア・チャンス きっと逢えますね グッド・ラック!  グッド・ラック!
硝子のピアスチャン・ウンスクチャン・ウンスク建石一徳久広司伊戸のりお今夜で終わりね 悲しいけれど もうあなたに 逢わない 淋しさかくして 恋人芝居 演じているのは むなしい 愛さえあれば 幸せになれる そう言い聞かせて 来たけれど ガラスはガラス 色づけしても ダイヤモンドじゃ ないのね あなたにとって 私はきっと 硝子のピアス 飾りの女  涙の始まり 別れたあとは もう背中を 追わない 自分で選んだ 幕切れだけど 愛した分だけ くるしい あなたの恋が 本物にかわる その日を信じて いたけれど ガラスはガラス 光っていても ダイヤモンドに なれない あなたにとって 私はきっと 硝子のピアス 飾りの女  愛さえあれば 幸せになれる そう言い聞かせて 来たけれど ガラスはガラス 色づけしても ダイヤモンドじゃ ないのね あなたにとって 私はきっと 硝子のピアス 飾りの女
海蛍山口瑠美山口瑠美麻こよみ徳久広司宮崎慎二暗い波間に 漂(ただよ)いながら 誰をさがすか 海蛍 砂に消え行く 波音が 女の心を また泣かす… あなたにあなたに 愛されてると 信じていたのは 私だけ 涙ほろほろ 哀しみ抱いて ひとりたたずむ 夜の海  恋にはぐれた 涙の色か 青くきらめく 海蛍 戻るあてさえ ない人を 待つのは愚かな ことですか… 二人に二人に 別れが来ると 知らずにいたのは 私だけ 潮風(かぜ)にゆらゆら 乱れる心 少しあなたを 怨みます  あなたにあなたに 愛されてると 信じていたのは 私だけ 夢も散り散り こぼれて落ちて ひとりぼっちの 夜の海
さくら草山口瑠美山口瑠美麻こよみ徳久広司宮崎慎二泣くなと言われ なおさらに 嬉し涙が こぼれます お願いあなた もう二度と どこへもどこへも 行かないで きっと帰ると 信じて待って 咲いて薄紅  さくら草  あなたが二度と 戻らない そんな夢みて 泣いた夜 お願いあなた もう一度 私を私を 抱きしめて つらい思い出 心にしまい かわす笑顔の さくら草  あなたの好きな 長い髪 ずっと切らずに おきました お願いあなた もう二度と どこへもどこへも 行かないで きっと二人が 離れぬように 咲いて寄り添う さくら草
哀しみのエアポート水田竜子水田竜子菅麻貴子徳久広司あなたの出ない 留守電に 「サヨナラ」ひと言 告げたなら 人影まばらな 出発ロビー 想いで背にして 歩き出す  北国ゆきの 最終便 ふたり旅した あの街へ ひとりで飛び立つ ひとりで飛び立つ 北空路  「嫌い」と口で つぶやいた 「好きよ」と心が言い返す 時計の針だけ 戻してみても 愛した過去に 帰れない  北国ゆきの 最終便 指輪はずした くすり指 涙に濡れてる 涙に濡れてる ひとり旅  北国ゆきの 最終便 翼傷めて 舞い降りる 別れに似合いの 別れに似合いの 北空路 
おんな神輿歌山口ひろみ山口ひろみ建石一徳久広司池多孝春「さあさあさあ 道をあけておくれ おんな神輿のお通りだよ。 このおまつりのために一年三百六十五日 女をつとめているんだよ。 花のお江戸 火消しの親分 め組の辰五郎さんじゃないけれど、 いまのご時世、女は度胸 男は愛嬌… 今年のまつりに 花そえるため お役にたてばとやってまいりましたおんな衆。 おっと出しゃ張り女じゃございません。」  ?遠い神代の昔から 女ならでは夜も明けぬ(デモネ) 粋な男にゃ 粋な男にゃ 乙にすました女でも(アチョイト) 一目惚れ  「前口上はこれくらいにして、さあ皆さまのかけ声お手拍子いただいて おんな神輿の出番とまいりましょう。」  まつり太鼓に 浮かれ山車(だし) 母のお胎内(なか)を ポンと出た 氏神様の 産湯を使い 巻いたさらしは 伊達じゃない おんな神輿は エ~ 心意気  サーエ 格子作りに 御神灯下げて 兄きゃ宅(うち)かと 姉御に問えば 兄きゃ二階で 木遣りの稽古 音頭とるのは ありゃ内の人 エンヤラヤ サノ ヨーイサ エンヤラヤ エンヤラヤレコノセ サノセー アレワサ エンヤラヤ  (女)「じれったいねぇ…もう…あんたも男のはしくれだろう。 あたしに惚れてるなら惚れてると言っちまいなよ。」  (男)「馬鹿言え!そんなことたやすく言えるもんじゃない。 惚れてるってことはなぁ…こうなんか胸の中が熱くなって… 言葉じゃ言えないもんなんだ。」  (女)「それでそれでどうなるの。」  (男)「ほら、見てみろ お月さんをよ。 月にむら雲 花に風って言うだろう 半分見えない所が未曽なのさ。 俺なんて大した男じゃないけど、 古い男だからうまく言葉に出来ないのさ…自分の気持ちがさ おまえわかんないのか。」  (女)「わかってるよ、あんたの良さはあたしが一番知ってるよ。 だけど だけどね心配なんだよ、あんたもてるだろう。 それに まだ夫婦(めおと)じゃないから。」  (男)「まつりの好きな女が俺は好きなんだ。 五穀豊穣や大漁の祈りと感謝をこめる それがまつりだ。 俺とおまえの夫婦(めおと)まつりは後回し。 まずは他人様の縁結びだ。 …じゃ 今夜は帰るぜ」  (女)「やっぱりあんたはいい男だねぇ。 理屈じゃないんだよ。 惚れるってことはさ…恋はあたしの負けさ。」  お声かかれば 参じます めでためでたの 花の宴 人生まつり よいしょとかつぎ 旅がはじまる 夫婦(めおと)みち おんな神輿の エ~ 祝い歌  「あんたと夫婦(めおと)になれたなら あたしは ともに白髪の生えるまで 幸せいっぱい生きていきたいのさ。 親と子、人と人、男と女、心に流れる情感こそが大事だと、 子供の頃から父母に言われておりました。 私もやっとこの年になって情愛というものがわかりはじめました。 時代は百年に一度の寒い風が吹いておりますが、寒い時代だからこそ 人情のあたたかさが身にしみてわかるのでしょう… 明るく元気に皆で励ましささえ合って 共に生命(いのち)いっぱい生きてまいりましょう。 疲れたら叫びましょう大声で”笑顔万歳”とね。」  寒い時代で あればこそ 熱い人情(なさけ)が 宝もの 大地をふんで 荒海こえて 生きる男を ささえたい おんな神輿は エ~ 春を呼ぶ
お米と野菜の祝い唄山口ひろみ山口ひろみ建石一徳久広司池多孝春ハアー 天のめぐみの 陽をあびて ハアー 田んぼ畑は 生きている 生きている 爺さまいつも 言(ゆ)うとるよ 米のひとつぶ ありがたや ハァーアア… 嬉しいね  (独白)「田んぼさん 田んぼさん 昨日はありがとうございました。 今日もよろしくお願い致しますね。 こうやって今は、田んぼや畑仕事を始める前にちゃんと言えるけど、 お嫁に来た頃は何にも言えなくて、よくじっちゃんやばっちゃんに 叱られたわ。 都会で暮らすもんは、もののありがたみがわからんで困る。 でも、そんなときあんたがかばってくれた。 一つ一つ野良仕事の手順や使う道具の名前もね… 田んぼも畑も生きものだから、 イヤイヤやったら不味いもんしか出来ん。 真心こめて種の時から一生懸命声掛けしてゆくんだ。 お米さん、お米さん、 美味しく育ってね。皆に元気を与えてね。 最初は何でそんなことをって思ったけど、段々年を重ねて ゆくうちに、あたしにもそれがわかって来たの。 優しい気持ちで声かけすることが大切だと… 家族みんなで力を合わせて、それが絆だってね。」  (夫)「俺たち結婚して何年だ、十年すぎたのか。 いや、おまえの働く姿をみて、ふっと思ったんだけどさ…」  (妻)「そうですよ、十年目に子供が産まれて、今あの子が二つ半 ですからね。」  (夫)「そうか、おまえもよく辛抱してくれたね…ありがとう… 都会育ちのおまえがさ、俺んところへ嫁に来てくれたと思うとな… 見合いのような出会いから始まったからなぁ。」  (妻)「あたしもね、 はじめはなんか躊躇(ちゅうちょ)するものがあったけど、 農作業体験のあと、あんたの土にまみれた太くておいものような指を 思い出したら笑っちゃって… 結婚してもいいかなって、ふと思ったのよ…真面目そうだしね。」  (夫)「何だそれって、俺が好きって言う告白か。」  (妻)「やだ、違うわよ。田んぼがいいな、 お陽さまがいいなって話…(笑)」  ハアー 四月五月は 田植えどき ハアー 九月十月 稲を刈る 稲を刈る 婆さま楽が したいとよ 籠の孫見て ひと踊り ハァーアア… 嬉しいね  (妻)「ねえあんた、あの桜の木の下でお昼にしましょ。」  (夫)「なんだ、もうそんな時間か。」  (妻)「はい、おにぎりと浅漬のお新香。 今日はばっちゃんが家で子守してるから、早く帰らないとね。 ばっちゃんやじっちゃんはすぐ抱っこするから、抱きぐせが もうついちゃって、あの子も泣けば抱っこしてくれると思って…」  (夫)「いいじゃないか、じっちゃんとばっちゃんがいるから こうやって田んぼにいられるんだ。昔の農家と今は違う。」  (妻)「そうね、あの頃は専業農家が多かったけど、今は兼業だもんね。 子供も少なくなっているし… でも、誰かがお米や野菜をつくってゆかないと。 今は家庭菜園が流行っているけど、 苗をつくるったって、ハウスの空気の入れかえや、水をやったり 芽が出て来てやっと苗だからねぇ…それを田んぼに植える。 今はトレーラーがあるけど はじっこの隅の差し根植えは手作業 だからね。水の量だって毎日見ないといけないし。」  (夫)「俺たち農家が無くなったら、 一体この国はどうなるんだろうなぁ。」  (妻)「子供達の為に私達が一生懸命やらないと、 田んぼも畑も泣いてますよ。 あたしらの苦労は 未来の子供たちの為なんですね。」  一つとせ 一人じゃさみしい 野良仕事 野良仕事 夫婦(ふうふ)でありゃこそ 楽しけれ ララ 楽しけれ  ハアー 人が喜ぶ 美味しいと ハアー それが明日の 夢ぢから 夢ぢから 苦労と感謝 支え合い 祈る豊作 青い空 ハァーアア… うれしいね  (夫)「おーい この大根見てみろ。おまえの白い足のように ぷっくらよう出来とるぞ。」  (妻)「こっちの大根だって、あんたの顔みたいにまんまるですよぉ。 …おあいにく様。」  (独白)「畑に鍬(くわ)を入れて、サクサクサク。 土を耕して種をまいてゆく。 お陽さまの陽差し、雨のうるおい。 みんな神様の贈りものです。 森にホタルが帰ってくるのはいつでしょう。 田んぼに糸とんぼが帰ってくるのはいつでしょう。 子供たちに見せてあげたい。」  「お爺ちゃんお婆ちゃんも、夫婦(ふうふ)で苦労つんで来た。 あたしたち夫婦(ふうふ)も、一緒に苦労しょって行きたい。 ふたりで力あわせて 夢を一つ一つ叶えてゆきましょう… ねぇあんた。 それが夫婦(めおと)夢ぢからよ!」
純情カプチーノ八代亜紀八代亜紀岡田冨美子徳久広司竜崎孝路待たせてごめんと手をあわせ あなたはいつでもカプチーノ あの日のまんまのテーブルに 夢が残ってる  恋に堕ちていると気づいた 雨にぬれた舗道歩きながら… だけどなぜか結ばれなかった 純情すぎたあの青春に ちょっと悔いあり  右手を差しだし元気か?と オーダーしたのはカプチーノ 窓辺の枯葉が歌うから 過去が踊りだす  逢わなくなり色々あった 迷いながら生きてきたんだけど… 急に笑顔みたくなったのよ 純情すぎたあの青春に ちょっと悔いあり  恋に堕ちていると気づいた 雨にぬれた舗道歩きながら… だけどなぜか結ばれなかった 純情すぎたあの青春に ちょっと悔いあり
お宝女房香田晋香田晋関口義明徳久広司うまく世渡り 出来ない俺の そばに寄り添い 背にすがる 愚痴をこぼせば 笑顔で受けて 陰で支える いい女 そうだよ…お前は そうだよ…お前は お宝女房さ  風に吹かれて 乱れる髪を 直す仕草が いとおしい たまに連れ出しゃ 化粧も映えて 人が見返る いい女 そうだよ…お前は そうだよ…お前は お宝女房さ  ついて来てくれ 男の夢に 俺を信じて この先も 少し飲めよと グラスに注げば 肩で甘える いい女 そうだよ…お前は そうだよ…お前は お宝女房さ
大糸線西方裕之西方裕之喜多條忠徳久広司松本を過ぎると 空気が冷たい 二十四を過ぎた お前には 世間が 冷たいだろう お前がむいた みかんの匂い 列車の中に たちこめて 大糸線は 河ぞいに 深くよどんだ 悲しみ流す 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう  引越のたびに 荷物がへるねと 笑ったお前の 横顔に 心がなごんだものさ お隣りにあげた 朝顔の苗は 今年の夏に 咲くだろうか 大糸線は 胸の中 細く流れる 雪どけ水か 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう  大糸線は 胸の中 細く流れる 雪どけ水か 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう
雨情話西方裕之西方裕之岡みゆき徳久広司誰の残り香 あなたの枕 知らぬふりして すがる胸 そんな人では なかったはずと 燃える身体の 裏側で 雨 雨 雨が降る 別れの音も しのび足  のぼりつめれば 男のこころ 冷めるものよと 聞く噂 あなたお願い 違うと云って… 指をからめば 窓の外 雨 雨 雨が泣く 夢みた夢も とぎれがち  愛し方さえ いつもと違う 怖いくらいに やさしくて 泣いて叫んで 泣きたい訳を 云えばどうなる この恋に 雨 雨 雨が降る 悲しみ色に 染まる夜
北海酔虎伝西方裕之西方裕之星野哲郎徳久広司親にもらったヨ 名前もあるに 虎と呼ばれる 無法者 人のいやがる 船に乗り 人にゃ呑めない 酒をのむ 夢も北海 酔虎伝  酒で寒さはヨ しのげるけれど 浴びる吹雪に 血も凍る 男 いっぴき さいはての 海を墓場と 決めて咲く 花は北海 酔虎伝  酒と女をヨ はかりにかけて 酒を選んだ 男だぜ 呼ぶな ウトロの恋灯り どうせ一生 この海で 唄う北海 酔虎伝
薄羽かげろう西方裕之西方裕之吉岡治徳久広司宿の浴衣(ゆかた)の 藍染(あいぞめ)に 触れればたちまち 罪になる 脱いでも脱いでも あゝ わたし女です 枕灯(まくらあか)りに 焦(こ)がれて痩(や)せた 薄羽(うすば)かげろう おんな宿  紙のこよりの 指輪でも あなたに貰(もら)えば 嬉しくて 一夜の一夜の あゝ 赤い契り糸 夢でふたりが 飛べたらいいわ 薄羽(うすば)かげろう 恋地獄  忍ぶ恋でも 恋は恋 口惜(くや)しい縁(えにし)の 闇路(やみじ)です 抱いても 抱いても あゝ 別れつれてくる 命まるごと 預けてみても 薄羽(うすば)かげろう おんな宿
夢追い川西方裕之西方裕之たかたかし徳久広司川の瀬音か 降る雨か 山の湯宿(ゆやど)は こころがしぐれる 夢をみさせて もう一度 浴衣の肩を抱きよせた あの日のあなたが盃(さかずき)に こぼれてすがる 夢追い川よ  誰を呼ぶのか 水鳥よ 声がわびしく 夜雨(よさめ)にあとひく 夢をみさせて ねぇ あなた 拭いても残るくち紅の 色さえさみしく身をせめる あなたが欲しい 夢追い川よ  酔いにうたたね 手枕の 耳に流れる せせらぎ悲しい 夢をみさせて もう一度 湯の香に匂う黒髪が 今夜もあなたに濡れながら 乱れてからむ 夢追い川よ
遠花火西方裕之西方裕之竜はじめ徳久広司下駄がからころ 後追うように 浴衣の裾に 絡みつく 夜空にひとつ またひとつ 肩を寄せ合う 橋の上 瞬間(とき)を彩る 遠花火  燃えて広がる 菊一輪も 音と光の すれ違い 川面(かわも)にひとつ またひとつ 添えぬ二人に 似た運命(さだめ) 消えて儚(はかな)い 遠花火  縋(すが)りつきたい 思いの丈(たけ)を 秘めて髪梳(す)く いで湯宿 鏡にひとつ またひとつ 今宵かぎりの 花化粧 咲いて散りゆく 遠花火
恋文流し西方裕之西方裕之星野哲郎徳久広司みどりの川の 紅い橋 渡れば揺れる 藤の花 忘れるはずが 忘られなくて 私はいまも 独(ひと)りです ひらひらひらと 散る花は あなたに送る 恋文流し  見つめる人の 悩みまで 洗ってくれる 人でした あなたの化身(けしん) 紫花(むらさきばな)の 花びら拾い くちづけて ひらひらひらと 天国へ 届けと送る 恋文流し  あなたを偲ぶ 山の端(は)の 花残月(はなざんげつ)の 懐かしさ 女の春を 粗末にするな 叱ってくれた あの声を ひらひらひらと いまいちど 返して欲しい 恋文流し
紀ノ川西方裕之西方裕之たかたかし徳久広司春まだ浅い 吉野路(よしのじ)を 追われてゆくのも 恋のため 降る雨のつめたさ 肩をぬらして 人目(ひとめ)しのんで 舟を漕(こ)ぐ あなただけ おまえだけ 情けの紀ノ川  行方(ゆくえ)もしれぬ さざ波の うわさがつらい 木(こ)の葉舟(かぶね) 身をよせて手と手を かさねあわせて にじむ灯りに 目をぬらす あなただけ おまえだけ 涙の紀ノ川  漂うだけの 水草(みずくさ)も 春には芽を吹く いのち草 この川の果てには きっとふたりの 愛を結べる 岸がある あなただけ おまえだけ 情けの紀ノ川
さいはて酒場野中さおり野中さおり塚本さとい徳久広司丸山雅仁“ダメね ダメね 私ってだめなのね…”  恥を捨てれば 恥知らず 義理を捨てれば ろくでなし 惚れたあの人 素敵に見えた こんなはずでは なかった恋よ 親のなげきを 胸で聴く 風と潮騒 さいはて酒場  家を失くした こすずめが 心細げに 枝で啼く 忘れきれない 思い出くれて どこへ去(い)ったか あの人消えた 親の小言と 冷や酒が しみてくるよな さいはて酒場  愛だ恋だと えがく夢 所詮まぼろし 夢ん中 ひとつ狂えば 真も嘘に 変わる月日の 哀しいさだめ 親は帰れと 云うだろが 帰れないのよ さいはて酒場  “ダメね ダメね 私ってダメなのね…”  船の霧笛は 里ごころ 遠いふるさと 港町 酒でいのちを けずって生きて 思い悩んだ 季節もあった 親の情けも 欲しいけど 夢は捨てない さいはて酒場
おりおりの酒野中さおり野中さおり高林こうこ徳久広司丸山雅仁髪をおろして 足袋を脱ぐ 女ごころが まだ迷う 愛に背(そむ)かれ 何度も泣いた こんなわたしで いいのでしょうか おりおりの酒に 夢を見て そっと拭き取る 濡れた紅  花を散らせた 春の風 月をかくした 秋の雲 何が怖いの この先ずっと ぼくがいるよと 肩抱くあなた おりおりの酒に 夢を見て 枕明かりを 消す夜更け  右手つないで 歩く道 やがて芽吹きの 冬木立 思いかよわせ 寄り添うひとの 日向みたいな 男の匂い おりおりの酒に 夢を見て 帯を解きます 花の宿
桜前線小柳ルミ子小柳ルミ子麻生香太郎徳久広司雪どけ水の せせらぐ音に 失くしたものを 想い出します ローカル線で 見知らぬひとと 膝つきあわす 恥ずかしさ 曲がりくねった 心の旅路に ちいさな陽だまりが 嬉しいこの頃 ここは 信州 もうじき春です  温室イチゴを 口にふくめば ひと足早い 季節がひろがる 急にあんたが なつかしいのは 酸っぱいイチゴの せいじゃない ひとりになりたくて 北から南へ 手紙は書けません 今はまだ ここは 瀬戸内 しずかな春です  心細げな 私をみつけ お茶でもどうぞと 誘ってくれた 高校野球に 語らうひとたちに 度の疲れも なごみます さすらうつもりが 想いはいつか 帰る身仕度 はじめています ここは 鹿児島 こころの春です
Candle In The Windチャン・ウンスクチャン・ウンスクちあき哲也徳久広司これでいいと思うの だって彼のためなら 夢を見せてもらえた せめてお返し… 身分違い そんな悲劇 今もあるなんて ご家族に あしらわれ 仕方なく知った… ほぉ、蛍が 千々(ちぢ)に乱れ飛ぶ 陽も落ちた 宿の清流(せせらぎ)に 風に揺れる 蝋燭(ろうそく)なの ひとり来た 旅  これでいいと思うの そっと消えてあげたい どうぞ誰も羨(うらや)む 家庭(いえ)を持ってね… 私なんか 程(ほど)にあった 男(ひと)で事足りる だから、もう お母様 憎むのはやめて… ねぇ、未練よ 山河、越えてなお 携帯に 愛がまた届く 風に揺れる 蝋燭なの 河鹿蛙(かじか)鳴く 夜  あぁ、哭(な)こうと 死にはしないけど 稚(おさな)さも 胸に沁みる人 風に揺れる 蝋燭なの ひとり行く 旅
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
あかね空北野まち子北野まち子原文彦徳久広司丸山雅仁いのち二つを 一つに寄せて ふたり流れる 浮世川 つらい暮らしの 毎日だって 負けない 負けない 負けないけれど 路地の奥にも 頬染める こぼれ陽ほしい あかね空  あの日みちづれ 渡った橋は 先の見えない 浮世橋 埃あびても のぞみにかける あなたが あなたが あなたが好きよ こんな小さな しあわせに こぼれ陽ほしい あかね空  この手はなせば ころげて落ちる 夢もつかのま 浮世坂 心かさねて 冬から春ヘ 歩いて 歩いて 歩いてゆくの つなぐ絆に 温かい こぼれ陽ほしい あかね空
倖せなみだ川野夏美川野夏美麻こよみ徳久広司丸山雅仁またいつの日か 逢える気がしてた 再び引き合う 紅い糸 元気でいたかと 労るような あなたの優しさ 思いやり まわり道した その先に 明日の花咲く 倖せなみだ  もうあの頃に 戻りたくないわ 誰かを羨(うらや)み 泣いた夜 過去など忘れろ 今日から何も 心配するなと 言うあなた つらい月日の その先に 笑顔の花咲く 倖せなみだ  また倖せが 来ると思いたい 寄り添うあなたの あたたかさ 今日まで離れて 暮らした月日 無駄ではなかった 二人には まわり道した その先に 明日の花咲く 倖せなみだ
みちのく恋港川野夏美川野夏美麻こよみ徳久広司丸山雅仁女心を 貴めるよに 泣いているよな 防風林 白い貝殻 私の涙 恋しくて 恋しくて 今日も来ました 桟橋に 戻る約束 忘れたか‥みちのく恋港  女盛りの 短かさに 色も褪せます 唇の 咲いて一輪 ハマナス哀し 淋しくて 淋しくて 怨みたくなる こんな日は 胸にしみます 波しぶき‥みちのく恋港  噂だけでも 届けてと カモメ相手に 愚痴を言う 沖の白波 寄せ来る未練 会いたくて 会いたくて 髪の先まで 会いたくて 北の女の―途さよ‥みちのく恋港
女王蜂美川憲一美川憲一及川眠子徳久広司川村栄二淫らな香りの羽根をひらめかせ あなたを誘うの 愛の巣箱へ  甘い蜜はジュモン入り すべて忘れていいのよ  La abella reina むさぼるように La abella reina 抱いてあげるわ 淋しい夜はここに来て La abella reina あなたの心 La abella reina 虜にするの 私は愛の女王蜂よ  命の炎が燃え尽きる日まで 恋によろめいて それも運命(さだめ)ね  ありきたりな幸せは 遠い昔に捨てたの  La abella reina 優しい夢を La abella reina 見せてあげるわ 夜明けが窓を染めるまで La abella reina あなたのために La abella reina 花をまとって 独りぼっちの女王蜂よ  La abella reina むさぼるように La abella reina 抱いてあげるわ 淋しい夜はここに来て La abella reina あなたの心 La abella reina 虜にするの 私は愛の女王蜂よ
悲しきカルメン山口かおる山口かおるかず翼徳久広司桜庭伸幸思い出の街で あなた探してる さよならも言わずに 消えた人なのに 届かない愛ほど 欲しいものはない 自分の心に 嘘はつけない ケ・セラ・セラ ケ・セラ・セラ 運命(さだめ)のままに ケ・セラ・セラ ケ・セラ・セラ 生きては来たけれど この愛だけは あなただけは あきらめきれないの 黄昏のアンダルシア 悲しきカルメン  教会の影が 落ちる石だたみ ひざまずき思わず わたし祈ってた 穏やかな生活(くらし)に 未練なんてない 命が輝く 瞬間(とき)を下さい ケ・セラ・セラ ケ・セラ・セラ 自由が今は ケ・セラ・セラ ケ・セラ・セラ なぜか淋しくなる 不幸になると 知っていても このまま終われない 面影のバルセロナ 悲しきカルメン  ケ・セラ・セラ ケ・セラ・セラ 真っ赤なバラは ケ・セラ・セラ ケ・セラ・セラ 今が見頃のはず この愛だけは あなただけは あきらめきれないの 幻想(まぼろし)のアルハンブラ 悲しきカルメン
ホーリー・ナイト山口かおる山口かおるかず翼徳久広司桜庭伸幸雨音が いつしか消えて 音もなく 雪が降る 今夜は ホーリー・ナイト 恋を 解きはなつ夜 尽くしただけの 日々じゃなかった 私も貰った 大切なもの… あなたのその顔 そのくちぴる この手がこの目が この心が いつまでも忘れない いついつまでも  街角の 思い出たちよ その場所で 輝いて 今夜は ホーリー・ナイト 恋を 見送った夜 出逢ったことを 悔やんでいない こんなに誰かを 愛せたなんて… あなたのその声 そのぬくもり この耳この髪 この体が いつまでも忘れない いついつまでも  尽くしただけの 日々じゃなかった 私も貰った 大切なもの… あなたのその夢 そのやさしさ 一緒に過ごした この月日を いつまでも忘れない いついつまでも
永遠の恋人内田あかり内田あかりかず翼徳久広司伊戸のりお窓辺に舞い散る 楓(メイプル)の落葉たち 静かに降りつもる ふたりの時間(とき)のようね 胸に残された くちづけの痕跡(あと)を 指でなぞれば うずきだす恋心 ああ… あなたに出逢い また愛を信じられた 泣きたいほどの幸せに愛を 愛を信じた たどり着けたの 夢のたもとまで あなた あなただけが 永遠の恋人(ひと)よ  離れるそばから 逢いたくて堪らない 切なさ止まらない こんなに揺れる心 どんな形でも いつか来る別離(わかれ) だから私は 迷わずに抱きしめる ああ… あなたがくれた この愛に溺れさせて 苦しいほどの歓びと愛に 愛に溺れて 終わることのない 夢の砂時計 あなた あなただけが 永遠の恋人よ  ああ… あなたと生きて この愛を守りたいの 命をかけて惜しくない愛を 愛を守るの たどり着けたの 夢のたもとまで あなた あなただけが 永遠の恋人よ
小さな春都はるみ都はるみ仁井谷俊也徳久広司前田俊明あなたが春なら わたしは桜 咲かせてください その胸で やっと見つけた 陽だまりの中 こころも身体も あたたかい これが…これが… 幸せなんですね 小さな 小さな 春ひとつ  あなたに寄り添い わたしは生きる 出逢えた喜び 噛みしめて 背伸びしないで 今日から明日へ あふれる涙も あたたかい これが…これが… 幸せなんですね 小さな 小さな 春ひとつ  わたしの心に あなたの笑顔 映せば元気に なれるから おなじ歩幅で 歩いてくれる 強くてやさしい ひとが好き これが…これが… 幸せなんですね 小さな 小さな 春ひとつ
北のアカシヤキム・ヨンジャキム・ヨンジャ池田充男徳久広司前田俊明しあわせでしたと あのひとに 伝える間もなく 出てきたの みぞれ降る朝 カモメ町から 海岸バスで… ここは アカシヤ香る 北の都よ ネオンの海よ 馴染んで今年も 春が来る  お酒ものめるし にぎやかに みんなで居るのが 好きだから 白い服より 夜のドレスが 似合うのかしら… ここは 南の四条(よじょう) 西の五番よ 私のお城 きれいに女を 咲かせたい  こころも いのちも アカシヤの せつない女に なりきって 生きてみせます 泣いてはしゃいで つよがり言って… ここは 情けが積る 雪の都よ 負けたらだめよ 私を見ている 時計台
黄昏シルエットキム・ヨンジャキム・ヨンジャ建石一徳久広司前田俊明あなた色に染まる 私の世界 ささやきが耳に 残っているけれど 幸せのあとの 電車にゆられ 普段の顔に もどってゆくの 心にいる もう一人の 私が聞くの ときめく恋 静かな愛 どちらを えらぶのと… 窓に映してる シルエット 黄昏シルエット  セザンヌが好きなの あなたと同じ 明日の午後に逢い 二人で美術館 忘れてた遠い 青春みたい 着ていく服に いつでも迷う 出会いと言う開幕ベル 聞こえてきたら 初めてでも いい女を 演じるだけなのね… 窓にゆれている シルエット 黄昏シルエット  心にいる もう一人の 私が聞くの ときめく恋 静かな愛 どちらを えらぶのと… 窓に映してる シルエット 黄昏シルエット
おまえに惚れた天童よしみ天童よしみたかたかし徳久広司俺にきめろよ まよわずに 言って振り向きゃ ついてくる 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 肩を抱きよせ 眸(め)をのぞきゃ 頬に紅さす おまえに惚れた  あなた躰(からだ)に 悪いわと 水でお酒を 割ってだす 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 言葉づかいも 女房を きどる今夜の おまえに惚れた  金じゃ幸せ 買えないと 俺を泣かせる 憎いやつ 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 空を見上げりゃ 星ひとつ そっと指さす おまえに惚れた
夜汽車の女多岐川舞子多岐川舞子たかたかし徳久広司南郷達也逢えば心が 迷うだけ 別れは手紙で つたえます 走る夜汽車は 海沿いの町 窓に漁り火 揺れて眼を濡らす もうあなたの胸には もどれないから 北へ北へ北へひとり 帰ります  いくらやさしく されたって あなたを待ってる ひとがいる 求めきれない 女の夢に 焦れてあなたを 深く傷つけた もうあなたの胸には もどれないから 北の北の北の町へ 帰ります  これでいいのと つぶやいて 心の傷みに たえてます 今の幸福 大事にしてね 自分ばかりを どうぞせめないで もうあなたの胸には もどれないから 北へ北へ北へひとり 帰ります
誘惑北原ミレイ北原ミレイ麻こよみ徳久広司幸せならば こんな夜更けに 過去(むかし)の彼を 誘ったりしないわ 変らぬままの はにかむ笑顔が グラスの向こうで ゆらゆら揺れる… あなたが今も 一人でいると ばかね勝手に 決めてた私 もう二度と 戻せない月日 あなたと別れて いい事なんか 何もなかった  大事な人と 気づきもせずに 優しささえも 失くしてたあの頃 あなたのために 選んだ口紅 キャンドル灯りに 色褪せて行く… あなたとふたり やり直せると ばかね勝手に 決めてた私 悔やんでも 戻せない時間 笑顔の裏側 涙がポツリ こぼれて落ちる  あなたが今も 一人でいると ばかね勝手に 決めてた私 もう二度と 戻せない月日 あなたと別れて いい事なんか 何もなかった
旅路の花五条哲也五条哲也新條カオル徳久広司伊戸のりお北を流れて はぐれ酒 元気をお出しと お酌する 根室の港に 咲いていた 別れた女と 瓜二つ その笑顔 その声が 懐かしい アケミという花 旅の花  永遠(とわ)に逢えない 姉さんが 帰ってきたよな 故郷訛り 小樽の港に 咲いていた 幼いあの日の 思い出が 夕焼けの 潮風の 夢に酔う 純子という花 旅の花  つらい人生 歩いたか 俺らの淋しさ なぜわかる 函館港に 咲いていた 何かが始まる コップ酒 呑むほどに 酔うほどに 泣けてくる しのぶという花 旅の花
津軽恋つづり山口ひろみ山口ひろみ松井由利夫徳久広司池多孝春雪の匂いは 津軽の匂い 情けぬくもり ストーブ列車 胸のいたみを 絶ち切るために 涙 海ぞい 鯵ヶ沢(あじがさわ) …せめてひととき 傘踊り  姉っこ どこさ行く いそいそと  波の花散る 小泊岬 なぜに溶けない 心の氷柱(つらら) 風にじょんがら 背中を押され 十三(とさ)の砂山 五所川原(ごしょがわら) …和(なご)む花茣蓙(はなござ) 傘踊り  旅の終わりは 十和田と決めて 雪の津軽を 西から東 リンゴ畑も お岩木山も 冬を忍んで 待つ春の …夢がほころぶ 傘踊り
柿の実の詩山口ひろみ山口ひろみ建石一徳久広司池多孝春枝葉の落ちた 柿の木は 静かに来る春 待っている 桃栗三年 柿八年 わたし努力が 足りないですか 頬をよせれば 聞こえてきます 頑張りなさいと 柿の実の詩  汗ばむ頃に 柿の木に ちいさな黄色の 花が咲く 逢う人去る人 めぐる季節 つらい別れを 心の糧に 住めばこの街 優しさ匂う 私をささえる 柿の実の詩  子供がのぼる 柿の木を 見てたらあげると 朱(あか)い実を 甘柿渋柿 夢の味 こんなところに 幸せひとつ どんなときでも 一人じゃないわ 夕焼けうれしい 柿の実の詩
男花 女花上杉香緒里上杉香緒里池田充男徳久広司南郷達也男が荒野(あれの)の さくらなら 女は撫子 かげの花 嵐と戦う あなたの側で めだたぬように わたしはつくす 男花 女花 咲いてなみだの 実を結ぶ  うまれは何処かと 聞かれたら 越後のあたりと 答えます 色香でかくした 勝気なこゝろ うす紅色が わたしの彩(いろ)よ 男花 女花 好きなあなたと 恋を舞う  男は命の 一重咲き 女は情けの かさね咲き 一年 三百六十五日 あなたのために わたしは生きる 男花 女花 うき世この道 ふたりづれ
流れ星上杉香緒里上杉香緒里池田充男徳久広司南郷達也恋の痛手の 深傷は 治せないのね 重ね着しても ひざを抱き またあんた 思わず呼んだ 夜空のはてに ひとつ涙の 流れ星  あれは去年の 夜祭りに 買ってもらった ガラスの指輪 しあわせの 夢かざり 許されるなら やり直したい いのち新たに もう一度  女ひとりは 肌さむく ねむれないから 温めに来て 遣(や)る瀬ない この願い 届けておくれ あんたの胸に 青い矢のよな 流れ星
幸せはすぐそこに…台詞入り天童よしみ天童よしみ木下龍太郎徳久広司竜崎孝路(台詞) なんで、私だけが不幸なんだと 自分いじめをしました。 そして、“迷い子の幸せ”を探しに 私は、何度も遠い旅をしました。 でも、気が付けば「幸せ」はこんな近くの あなたのところにあったのですね…。  背伸び爪立(つまだ)ち 遠くを見たが 捜せなかった やすらぎは 腰を屈(かが)めて 手探りしたら 指に触(さわ)った ぬくもりが 愛と一緒に 幸せは 貴方(あなた)の胸に すぐそこに…  (台詞) 幸せの落し物は… 自分で… 探すしかありません。 足元の大事なものを、 私は、見落としていたのです…。  傍(そば)にあるのに 気が付かないで なんでわざわざ 遠まわり 無駄な涙を 流して知った 女ごころの おろかさを 隣り合わせの 幸せは 貴方の胸に すぐそこに…  (台詞) 私は、なんて愚かだったのでしょう。 泣いたり、悲しんだり… 「幸せ」が見つからなかったのは、 遠くばかりを見つめていたからです。 「幸せの青い鳥」は、隣り合わせの あなたの胸にあったのですね。  こころ気遣(きづか)う やさしい影が 明日の私の 道しるべ ひとり歩きで 作った傷は きっと治して やると言う 捜し求めた 幸せは 貴方の胸に すぐそこに…
花吹雪天童よしみ天童よしみ麻こよみ徳久広司風に舞い散る 花びらが 二人に優しく 降りしきる あなたの故郷(ふるさと) 北の町 さがす陽溜(ひだま)り 夢つぼみ… 巡る季節の 花暦 幸せ連れて 明日(あした)を連れて 夢よ咲け  肩のぬくもり 寄せ合って 耐えます世間の 向かい風 慣れない言葉も ひとつずつ みんな教わり おぼえます… 心重ねて 花暦 幸せ連れて 明日(あした)を連れて 夢よ咲け  髪に一輪 飾る花 あなたと一生 添い遂げる 涙も苦労も いつの日か ふたり笑顔の 語(かた)り種(ぐさ)… 巡る月日の 花暦 幸せ連れて 明日(あした)を連れて 夢よ咲け
春が来たGOLD LYLIC天童よしみGOLD LYLIC天童よしみ健石 一徳久広司あきらめかけてた 女の夢ひとつ 初めて咲きました あなたの優しさで 守って下さい 嵐が来た時は 折れて散りそな 花だから 胸につつんで 抱いててね あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た  待ってて良かった あなたに逢えました 忘れていいですね 心の傷あとは うしろは見ません 明日(あした)が逃げるから まわり道でも いいんです そこにしあわせ あるのなら あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た  笑顔も仕草も 私に似てるのね 信じてみたいのよ 一途な人だもの 迷わず生きてく 最後と決めたから ふれたその手の ぬくもりを 永遠(あい)と読んでも いいですか あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
GOLD LYLIC長山洋子GOLD LYLIC長山洋子仁井谷俊也徳久広司生命(いのち)を燃やす 季節は短い まして女の 綺麗な時期(とき)は 夏の夕暮れ 人恋しさに 焦がれ鳴きする 蜩(せみ)のようです  言葉で愛を 語れたら 手紙に愛を 綴れたら ああ あなた 死んだら涙 流してくれますか 冷たい躰(からだ) 抱きしめてくれますか  こんなにあなた 愛しているのに 運命(こい)の垣根が 越えられません 夏の終わりを 惜しんで鳴いて 愛が掠(かす)れた 蜩のようです  ふたりで夢を 探せたら こころに夢を 描けたら ああ あなた 見つめることも 叶わぬ恋ですか 忘れることが 真実(ほんとう)の愛ですか  言葉で愛を 語れたら 手紙に愛を 綴れたら ああ あなた 死んだら涙 流してくれますか 冷たい躰(からだ) 抱きしめてくれますか
とまり木もよう黒木憲黒木憲吉田旺徳久広司すてきなカフスね どなたのお見立て いいひとが できたのね くやしいけれども わかるのよ いいの止してよ 言訳は できてるみたいに 聞こえるわ 赤坂 とまり木 24時  やけ酒みたいよ 今夜の呑みかた あのひとと 別(き)れたこと 夜風のうわさじゃ きいてたわ だめよ 強がり 言ったって あなたの背中が 泣いてます すすきの とまり木 24時  おひさしぶりね どうしてらしたの どこでまた ウブな娘を 騙していたのよ 悪いひと あなたうらんで 一昨日(おととい)も さんざん夕子が 荒れてたわ モトマチ とまり木 24時  あなたのひだり手 小指のとなりで 光ってる その指輪 外して頂だい 帰るまで そうよ 妻ある ひとだって 知ってはいるけど つらいのよ 中州 とまり木 24時
流浪歌(たびうた)ちあきなおみちあきなおみ吉田旺徳久広司都落ちする 背中の寒さ 誰にわかって ほしくはないが 優しき友よ 別れ際(め)に せめてうたおか 流浪歌(たびうた)を  独り夜汽車に 憂いを托(あず)け 呷(あお)る旅酒 何故こう薄い 祭りのあとの 侘(わ)びしさに ひとりうたおか 流浪歌(たびうた)を  星の流れに 我が行く末を 重ねあわせる 他国の夜更け 瞼とじれば 故郷が見える 風にうたおか 流浪歌(たびうた)を
愛をありがとう真木柚布子真木柚布子市原まい子徳久広司前田俊明幼い頃の夢を 追いかけて ここまで来たの 苦しいことも今は 笑い話になるわ 涙溢れたら 月明かりの下で キラキラと照らされる 星に変わるの  私には歌があるから 大切な人がいるから 生きてゆく喜びを ありがとう  遥かに続く道は 果てしなく 遠いけれど 楽しみながら歩く 道を探して行くわ 心疲れたら 野に咲く花を摘み 温かな陽のあたる 窓に飾るの  私には歌があるから 愛される人になるから いつまでも これからも ありがとう  私には歌があるから 大切な人がいるから 生きてゆく喜びを ありがとう 生きてゆく喜びを ありがとう
別離の雨真木柚布子真木柚布子三浦康照徳久広司前田俊明あなたと暮らした この部屋で 思い出グラスに ついだワインを ひとり飲むのよ 淋しさが 胸をかすめ 逃げてゆく みず色の 涙雨 窓辺を濡らすのよ あのひとは 今はもう 忘れているかしら 別れても 別れても この愛は変わらない  あなたは今頃 誰といる 別れてみたけど 何故か気になる 雨の夕暮れ 好きなのね 今も私 あの人を 酔いたいの 面影を お酒に流したい この想い この愛を わかっているかしら 恋しさが 恋しさが この雨につのるのよ  小雨の舗道に 散る落葉 あなたの吐息が ふたりの傘で 熱く燃えるの なつかしい ふたりだけの このクラブ 外は雨 あのひとと 幸せ語り合い 夜更けまで いたことを 覚えているかしら 別れても 別れても この愛は変わらない
灯火大川栄策大川栄策水木れいじ徳久広司佐伯亮なにを夢見て この腕まくら 濡らす涙の いじらしさ 苦労ばかりの 明け暮れに しのんでいるのか 故郷を… 泣くがいい 泣くがいい 春は遠いけど おまえは俺の 心のともしび  酒におぼれて 世間にすねた 俺をささえて くれた奴 愚痴のひとつも こぼさずに ささげてくれたね まごころを… ふりむけば ふりむけば いつもそばにいた おまえは俺の 心のともしび  水の流れに 棹さしながら 明日も浮き寝の 旅路川 ふたりづれなら 倖せと よりそう女の 影ぼうし… 離すなよ 離すなよ この手いつまでも おまえは俺の 心のともしび
海鳴りの宿野中さおり野中さおり麻こよみ徳久広司丸山雅仁あなたの写真 引き裂けば 指先ヒリヒリ 痛みます 女心の 涙の海に 恋しさつらさ… ヒュルヒュルとヒュルヒュルと 吹き荒れる 思い出ひとつ 捨てるたび 逢いたくなります 海鳴りの宿  月日を重ね 愛しても いつしか二人に すきま風 女心を 揺さぶるように 悔しさつらさ… ヒュルヒュルとヒュルヒュルと 吹き荒れる 未練に染まる この胸が 飛沫(しぶき)に濡れます 海鳴りの宿
冷たい指先竹島宏竹島宏久仁京介徳久広司前田俊明冷たい指先 離しはしないよ 二年さがした めぐり逢い めぐり逢い どうかしてたよ わがままだった おまえをひとりに するなんて 許してあげると 泣いてるおまえ こころの冬は 長かっただろう  男というもの 愚かなものだと 苦い思いも 味わった 味わった 逢えてよかった 港の駅は ふたりが出直す 始発駅 振り向くばかりの 想い出なんて 今夜が最後 終りにしよう  冷たい指先 温(あたた)めてあげる そして笑顔を 取り戻す 取り戻す 長い旅路で 置いてきぼりの しあわせふたりで つくろうよ 瞬(またた)きつづける 灯台灯り おまえのこころ 照らしていたい
恋にやぶれて竹島宏竹島宏久仁京介徳久広司伊戸のりお恋にやぶれて 心傷ついて 風にころがる 都会の落葉 なにを今さら悔やんでも 浮かぶ面影 ただひとり あなただけ あなただけ 消えた あなただけ この手にも一度 抱かせてくれ  恋にやぶれて 心苦しくて 戻る道ない 絶望ばかり ほかの誰かじゃ このおれの 胸の純情 渡せない あなただけ あなただけ ずっと あなただけ 冗談だったと 戻ってくれ  心変わりも 裏切りも いいよ許して 愛してる あなただけ あなただけ ひとりあなただけ この手にも一度 抱かせてくれ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
帰りゃんせみずき舞みずき舞石川勝徳久広司池多孝春しぐれの音に 目が覚めて 手探り隣りに あなたはいない 過去を断ち切り このおれと 生きていこうと 口説いたひとよ どこにいる どこにいる も一度わたしに 帰りゃんせ  つくして惚れた その姿 しあわせ笑顔と 云われてみたい 明日に望みを もてるのに 愛がはぐれて 迷っているの 好きなのよ 好きなのよ も一度わたしに 帰りゃんせ  冬の寒さに 耐えたなら 桜の春が 待っている 強くなります 花のように 女心の 一途な夢よ どこにいる どこにいる も一度わたしに 帰りゃんせ
二人静みずき舞みずき舞藤野美代徳久広司池多孝春惚れ合うふたりの しあわせに ぬくもり奪う すきま風 苦労させない 人よりも 苦労一緒に できる人 ふたりはひとつ 力をあわす 二人静(ふたりしずか)の 二人静の 花のように  世渡り下手だと 云いながら 自分をいつも 責めている 無駄といわれる つみ重ね 無駄があしたの 糧になる けわしい道も つらくはないわ 二人静は 二人静は 夢をみて  足もとしっかり 地につけて やってりゃいつか でる答え 涙ふたりで 分け合って 涙笑顔に 変えるのよ 咲かせるための 楽しい苦労 二人静は 二人静は 愛の花
石北本線多岐川舞子多岐川舞子かず翼徳久広司南郷達也未練という名の 傷あとを 連れて女の ひとり旅 北の都の 優佳良織(ゆうからおり)は 機(はた)の音さえ 哀しく響く 石北本線 終着駅を 探す私に 雪が降る  想い出捨てたい 橋の上 神居古潭(かむいこたん)の 冬の川 渡り鳥なら いつかは帰る 二度と戻らぬ 失くした恋は… 石北本線 夜更けの駅で みんなあなたに 見える人影(かげ)  幾つの駅を 乗り継げば あなた忘れる 春に着く 暗い窓辺に 別れの言葉 指でなぞれば レールが軋む 石北本線 旅路の果てに 明日の灯りが 見えますか
寿 契り酒石原詢子石原詢子下地亜記子徳久広司南郷達也めでためでたの 夫婦の門出 命重ねる 金屏風 人生苦労を 分け合って きっと幸せ 咲かせます 祝い寿(ことぶき) 契り酒  今は幼い 番(つがい)の鳥も いつか大空 飛んで舞う 見ていて下さい 温かく きっと幸せ 咲かせます 祝い盃 契り酒  枝は栄えて 末広がりに 夢を大事に 育てます 哀しい時ほど 支え合い きっと幸せ 咲かせます 祝い高砂(たかさご) 契り酒
愛は瞳の中に山口かおる山口かおるかず翼徳久広司桜庭伸幸理由(わけ)もなく独りきり 泣きたい夜がある ベッドを抜け出して テラスで月を見る あなたがいつしか 寄り添って 抱きしめてくれたの 何も聞かずに あぁ幸せは 日ごと紡いだ 時間の かけらたち 言葉などいらないの ただ見つめ合う それだけで分かるの 愛は瞳の中に  少しだけ疲れてた 平和な毎日に 夢さえ輝きを 失くしてしまいそう あなたにもたれて 目を閉じる 気づかせてくれたの 胸の切なさ あぁ幸せは 指にからめた 小さな ときめきね 畏れずに明日(あした)へと また歩き出す 振り向けば見つかる 愛は瞳の中に  あぁ幸せは 日ごと紡いだ 時間の かけらたち 終わらないラブソング いま捧げるわ ありがとういつでも 愛は瞳の中に 愛は瞳の中に
哀愁フラメンコ山口かおる山口かおるかず翼徳久広司桜庭伸幸私から言えずに さよならが言えずに あなたに捨てられる その日待つなんて 恋の終わりを 知りながら 気づかぬ振りした 罪ですか ララバイ ララバイ 溜息のギターラ ララバイ ララバイ 忘れさせてよ 聞き分けのない 未練が胸で 愛をかき鳴らす 哀愁フラメンコ  泣かないと決めてた 追わないと決めてた 愚かなプライドと 分かっているけど 恋の終わりは 出逢いから ひそかに始まる ものなのね ララバイ ララバイ 想い出のフィエスタ ララバイ ララバイ 迷子のように 陽ざかりの街 めまいの中で あなた見失う 哀愁フラメンコ  ララバイ ララバイ 悲しみのシエスタ ララバイ ララバイ 眠りたいのに 聞き分けのない 未練が胸で 愛をかき鳴らす 哀愁フラメンコ
夜桜しぐれ川野夏美川野夏美木下龍太郎徳久広司丸山雅仁三日限りの みちのくの 旅も最後の 北泊り 弘前 津軽 傘はいらない 夜桜しぐれ この世で添えぬ 恋ゆえに 花も見せるか 貰い泣き  連れて逃げての ひと言が なんで言えない 意気地なし 弘前 津軽 弱い女に 夜桜しぐれ 飛礫(つぶて)のように 花びらが 払い除けても 頬を打つ  七日桜と 言うように きっと今夜が 咲き納め 弘前 津軽 肩に降る降る 夜桜しぐれ 二人の夢が 散り急ぐ かけらみたいで 辛くなる
豊後港町川野夏美川野夏美木下龍太郎徳久広司丸山雅仁手紙通りの 航海ならば 赤道あたり いま頃は 南の時化は 御輿(みこし)のように 船を担いで 荒れるとか 無事を祈ってヨー 貴方を待ってる 豊後港町  幼なじみで 育った同士 咲かせた胸の 恋椿 漁場は遠い 海原だから 逢えぬつらさに 首ったけ 思い焦がれてヨー 貴方の名を呼ぶ 豊後港町  南十字の 星降る夜は 私の夢を 見ると言う 鴎の白い 翼を借りて 逢いに行きたい 海千里 固い絆のヨー 貴方と私の 豊後港町
瀬戸内から…島津悦子島津悦子仁井谷俊也徳久広司伊戸のりおあなたを追いかけて 縋(すが)ったら きっとふたりは 傷つくわ 女がひとり 身をひいて 倉敷(くらしき)・掘割(ほりわり) 石畳 日暮れの水面(みずも)に 面影ゆれて 恋しさばかりが こころに募(つの)ります  小雨の尾道(おのみち)は 坂の町 フェリー行(ゆ)き交(か)う 港まち 苦しいだけの 恋だけど 倖せぬくもり 感じてた あの日の指輪を 波間に捨てて おんなの迷いを 今日こそ断ちたいの  あなたに愛された あの頃に 戻れないのね もう二度と 錦帯橋(きんたいきょう)の 鵜飼舟(うかいぶね) 残り火みたいな 篝火(かがりび)よ ひと晩眠って 夜明けが来れば 上りの列車で 明日(あした)へ旅立つの
秋しぐれ笹みどり笹みどりまんだあつこ徳久広司南郷達也燃えた名残りも 消えないうちに 別れのことばを いうあなた 去年の秋に 結ばれて 愛して つくして 夢もみて 冷めてく心 いつからか 肌はせつなく 知っていた  何であなたを 恨みましょうか 信じて生きてた 一年よ 叶わぬはずの この恋に 背伸びもしました 無理もした やさしくされりゃ されるほど 嘘がわかった ふしあわせ  いいの忘れて わたしのことは わたしはあなたを 忘れない 紅葉を濡らし 降りつづく おもいで たそがれ 秋しぐれ あなたの心 戻せない 恋に未熟な おバカさん
わかっていたの華かほり華かほり麻こよみ徳久広司池多孝春わかっていたの はじめから 好きになっては いけない人と できることなら 誰よりも 最初に逢えたら 良かったわ このまま このまま 続いたら あなたのすべてが 欲しくなる 愛した 愛した 私が悪い お別れします 今日かぎり  わかっていたの いつの日か 二人終わりが 必ず来ると きっと写真を 見るたびに 涙であなたを 思い出す このまま このまま 続いたら 誰かを泣かせる ことになる 面影 面影 抱きしめながら お別れします 今日かぎり  このまま このまま 続いたら あなたのすべてが 欲しくなる 愛した 愛した 私が悪い お別れします 今日かぎり
幸せつぼみ華かほり華かほり麻こよみ徳久広司池多孝春凍てつく風に 震えてる 桜つぼみの いじらしさ 今は小さな 二人の夢を 心合わせて あたためる 交わす笑顔が あるかぎり 生きて行きます あなたとこの町で  雪どけ水の せせらぎが 胸に優しく 響きます 二度と泣いたり しないと決めて そっとあなたの 手をつなぐ こころひとつに 重ね合い 生きて行きます あなたと離れずに  見上げる空に ひとすじの 春を呼ぶよな 流れ雲 たとえ人より 遅れていても いつか来ますね 幸せが 明日という日が あるかぎり 生きて行きます あなたとこの町で
夢航路田川寿美田川寿美たきのえいじ徳久広司南郷達也カモメ鳴く度 心が時化る 風は襟足 巻きあげる 船よどうして 積み残す おもいでばかり 桟橋に 辛い 辛い 焦がれる程に あきらめきれず 追えもせず あなた忍んで 待ちわびながら ひとり浮かべる 夢航路  港伝いに 灯りが点る 出船間近と 急ぐ人 たとえこの海 渡れても 錨を降ろす 胸もない あなた あなた どうしてますか 忘れるなんて 無理なこと 燃える思いを 鞄に詰めて ついて行きたい 夢航路  辛い 辛い 焦がれる程に あきらめきれず 追えもせず あなた忍んで 待ちわびながら ひとり浮かべる 夢航路
しゃくなげの雨田川寿美田川寿美水木れいじ徳久広司南郷達也北鎌倉の 改札出たら 心の整理 つきました しあわせ芝居 永すぎた春 縁切寺へ 納めます  おもえばつらい 恋でした ただ泣くだけの 恋でした 雨雨 しゃくなげの雨 もうこれ以上は 待てません 雨雨 しゃくなげの雨 私もやっぱり 女です  指輪ひとつで 三年過ぎて お酒の味も 知りました 綺麗になったと 他人は言うけど 悩んで痩せた だけでした 哀しい意地も はりました 淋しい嘘も つきました 雨雨 しゃくなげの雨 すべてを流して くれますか 雨雨 しゃくなげの雨 私もやっぱり 女です  おもえばつらい 恋でした ただ泣くだけの 恋でした 雨雨 しゃくなげの雨 もうこれ以上は 待てません 雨雨 しゃくなげの雨 私もやっぱり 女です
夕燕中条きよし中条きよし水木れいじ徳久広司伊戸のりおうすむらさきの 茜空(あかねぞら) 見てたらなぜか 泣けてきた 夕つばめ 夕つばめ どこまで 飛んでゆく… あいつが今も ひとりなら 帰って来いと 伝えておくれ  人目気にせず 歩いてと 置手紙(かきおき)のこし 消えた奴(やつ) 夕つばめ 夕つばめ 呼んでも 遅いのか… 男の胸の 淋(さみ)しさを わかってくれた やさしいあいつ  花屋の露地(ろじ)に 遅咲きの すずらん咲いて 春が来る 夕つばめ 夕つばめ もいちど 飛んでこい… 今ならきっと まにあうさ しあわせ行きの 最終電車
恋情美空ひばり美空ひばり吉田旺徳久広司忘れえぬ きみの面影 抱(いだ)く夜(よ)は 干(ほ)せども酔えぬ 炎(ひ)の酒よ とまり木づたい さ迷えど 甲斐なく燃ゆる わが恋よ  狂おしく 素肌かさねし おもひでの ゆらぎてよぎる 夜の川 かえらぬ夢と 知りながら 片恋ごころ とめどなく  人の世の 旅に行き暮れ 見かえれば いのちと燃えし 恋ひとつ いとしきひとよ 今もなお きみこそ永遠(とわ)の わが青春(はる)よ
KANPAI!!美空ひばり美空ひばり吉田旺徳久広司何年ぶりでしょう お元気そうね…… いいのよそんなに あやまらないで 時効にしましょう 過去(むかし)のことは おたがいあの頃 若かったもの KANPAI KANPAIしましょう 再会祝って (ウォウ ウォウ) KANPAI KANPAIしましょう 小粋な偶然に  わたしも今では 人妻なんて…… ジョークよあれから 独身(ひとりみ)つづき ちがうのあなたの せいではないわ 気楽なくらしが 気に入ってるの KANPAI KANPAIしましょう 生きててよかった (ウォウ ウォウ) KANPAI KANPAIしましょう うれしい人生に  KANPAI KANPAIしましょう 再会祝って (ウォウ ウォウ) KANPAI KANPAIしましょう うれしい人生に KANPAI!! (ウォウ ウォウ) KANPAI!! (ウォウ ウォウ) KANPAI!! KANPAIしましょう
約束の駅谷本知美谷本知美麻こよみ徳久広司前田俊明小さな駅には 人影もなく 日暮れ淋しい 灯りがともる 必ず戻る 約束したから きっと待ちます いついつまでも 私を忘れて いないでしょうか あなたを見送(おく)った 約束の駅  一年たったら 荒波越えて 渡り鳥さえ 戻って来るわ 泣かずに待つと 約束したから 泣きはしません これから先も 待つだけ無駄ねと 噂の風が 冷たく吹きます 約束の駅  二つに離れた 線路のように 別れ別れの 運命(さだめ)でしょうか あの時ふたり 約束したから 心迷わず ただひとすじに あなたは元気で いるのでしょうか 信じて待ちます 約束の駅
さくら川山口ひろみ山口ひろみ建石一徳久広司池多孝春生まれた時から 女には 背負った苦労が 男とちがう 母から学ぶ 笑顔と我慢 恋が教える せつなさつらさ 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 花咲く日は来る さくら川  流れる落葉を 今日も見た 自分を棄てたら 希望(のぞみ)も消える 故郷(ふるさと)呼んで 励ますこころ 寒い風にも 負けたりしない 明るくね 明るくね 明るくね 花咲く日は来る さくら川  二人をぬらして 日照り雨 喜び悲しみ 水面(みなも)にゆれる あなたとならば 歩いてゆける 愛の明日に 嵐が来ても 夢がある 夢がある 夢がある 花咲く日は来る さくら川
大漁恋唄山口ひろみ山口ひろみ松井由利夫徳久広司池多孝春船は男の 度胸で捌(さば)く 浜は女の 根性で仕切る 留守の番屋は 任せておきな 千島親潮(ちしまおやしお) 海明(うみあ)け夜明(よあ)け 無事と大漁を シャシャンと〆(し)めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲(はなさ)き港(みなと)だよ  惚れて惚れぬき 押しかけ女房 苦労承知で あずけた命 情け手作り 龍神さまの 赤(あか)い共布(ともぎ)れ お守り袋 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ  海が結んだ つがいの鴎 波のまくらで みる夢ひとつ 帰るその日を 指折りかぞえ 三月辛抱(みつきしんぼう) 半年我慢(はんとしがまん) 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ
浪花ごころ山口ひろみ山口ひろみ仁井谷俊也徳久広司すがた形じゃ 好きにはならん うちはあんたの 心に惚れた 浪花人情 曽根崎ごころ 生きる苦労は 買(こ)うてもするが 承知せえへん あゝ泣かしたら  あんな男と 世間の噂 ひとり歩きの 八百八橋 浪花人情 土佐堀ごころ 他人(ひと)の知らない あんたの夢に うちは賭けます あゝ信じます  情(じょう)の深さは 誰にも負けん イヤと云う程 尽くしてみせる 浪花人情 道頓堀(とんぼり)ごころ 浮世しぐれに 傘さし合(お)うて ついて行(ゆ)きます あゝ離れずに
凛として坂本冬美坂本冬美たかたかし徳久広司南郷達也日が昇り 日が沈む 春が来て 夏が行く 生きとし生ける ものすべて 命にかぎりは あるけれど 花のように 心を開き 私は咲きたい…凛として  めぐり逢い 時にまた 涙して わかれゆく 喜び悲しみ それもまた この世のならいと 胸に秘め 鳥のように 夜明けの空へ 私は翔びたい…凛として  移りゆく 人の世に ささやかな 夢を抱き 男は酒を みちづれに 女は愁いを 身につけて 川のように 大地を流れ 私も生きたい…凛として
零下52度チャン・ウンスクチャン・ウンスクちあき哲也徳久広司伊戸のりお嫌よ、帰って 嘘はもう聞き飽きた どんなばかにも 限界(かぎり)はあるのよ… 次から次の浮気(こい) ふり回されながら いつか 疲れて しまったの… わかってくれるわ あなたが女なら 私の耐えた 日々(ひ)を 心は凍(い)てつき 命もひび割れて …零下52度  みんな知ってて 許すしかなかったの それも務めと 信じていたから… 哀しい生き方の 目を覚ましてほしい いいえ 今でも 遅くない… 揺れたりしないわ 私があなたなら ふとした 誘惑に 絶望するたび 氷になっていた …零下52度  愛せたからこそ 悔いなど残らない この手で 別れても 薔薇さえ吐息で 無残に砕け散る …零下52度
さすらい譜岩出和也岩出和也里村龍一徳久広司南郷達也男は初めて 愛した女(ひと)を かくしているのさ ポケットに 地図さえ持たずに 旅をして 最後は故郷に 似ている町か ひとり ひとり 誰かがひとりいればいい 孤独な夢の 道づれに  斜めに暮れゆく 都会の日暮れ 夕陽が身にしむ 風の街 探しているのは 面影の 優しいあの娘に 似ている女(ひと)か 遠い 遠い 今では遠いふる里よ 旅路の駅で しのぶ町  失くして気がつく 愛もある 振り向きゃ切ない 想い出ばかり 風に 風に 散らした夢は幾つある 明日(あした)も旅は まだ続く
さくらの頃に岩出和也岩出和也里村龍一徳久広司南郷達也寒空夜空の 星くずなのか お前も俺も あの頃も ふたりで旅する はずだった 笑顔でとなりに いるはずだった さくらさくら 桜の頃へ帰りたい 今では遠い 夢だけど  果たさず仕舞の 約束がある 返さぬままの 借りもある いつでも自分を あとまわし 苦労をかくして 癒してくれた さくらさくら 桜の頃は想い出す お前の涙 散るようで  こころの真ン中 風吹くあたり お前が今も いるようだ あの頃無理でも 今ならば 幸せ一輪 咲かせてやれる さくらさくら 桜の頃は淋し気に お前がいない 春が来る
ノラGOLD LYLIC門倉有希GOLD LYLIC門倉有希ちあき哲也徳久広司今泉敏郎やめて…下手な嘘 抱いて…今はただ 雨にぬれたノラ 帰りついたあんた… いい女なら 割りきってあげるわ 誰となく 惚れてないと 駄目な 駄目な ひとなの …好きよ…好きよ…好き 愛はひとり芝居  だって…2つ上 あたし…損な年 どうせ明日(あす)もノラ 街で悪戯(わるさ)するの… 泣きおとしには もう懲りていたのに しおらしい 顔を見れば ばかね ばかね からだが …好きよ…好きよ…好き 愛はひとり芝居  そう 棄てたもの 夢なんか きっぱり 癪(しゃく)だけど もしかしたら これが これが しあわせ …好きよ…好きよ…好き 愛はひとり芝居  愛はひとり芝居
花のワルツ藤あや子藤あや子たかたかし徳久広司夢で逢いたい抱かれたい あなたの愛の 陽(ひ)だまりに 花よ、花、花 散らないで この世に生きる不条理(かなしみ)に おし流されてしまいそう  泣いちゃいけない よわ虫と わたしの髪を 撫(な)でた人 雨よ、雨、雨 降らないで こころに酒がしみる夜(よ)は グラスが泣いてさみしがる  めぐり逢いたいしあわせに おんなの涙 夢しずく 花よ、花、花 泣かないで 流れにうかぶ水草(みずくさ)も ちいさな春を胸に抱く
幸せはすぐそこに…天童よしみ天童よしみ木下龍太郎徳久広司竜崎孝路背伸び爪立(つまだ)ち 遠くを見たが 捜せなかった やすらぎは 腰を屈(かが)めて 手探りしたら 指に触(さわ)った ぬくもりが 愛と一緒に 幸せは 貴方(あなた)の胸に すぐそこに…  傍(そば)にあるのに 気が付かないで なんでわざわざ 遠まわり 無駄な涙を 流して知った 女ごころの おろかさを 隣り合わせの 幸せは 貴方の胸に すぐそこに…  こころ気遣(きづか)う やさしい影が 明日の私の 道しるべ ひとり歩きで 作った傷は きっと治して やると言う 捜し求めた 幸せは 貴方の胸に すぐそこに…
15のBの指定席山本リンダ山本リンダたにはら伸徳久広司川村栄二許してください 女の裏切りを やはり あなたと旅立つことは 出来ません 見てはならない夢から覚めて… 一つポツンと空いている 15のBの指定席 あなたは戸惑い待つけれど お別れします ホームの影から…  忘れてください 二人のめぐり逢い 超えちゃいけない 垣根を越えて この日まで わたし一途に愛してくれた… ゆうべ この手に渡された 15のBの指定席 大事なあのひと座らせて あなたが好きよ 別れて行っても…  見てはならない夢から覚めて… ドアが閉まって動き出す 15のBの指定席 あなたが戸惑う 窓ごしに お別れします ホームの影から…
飛騨の恋文多岐川舞子多岐川舞子荒木とよひさ徳久広司石倉重信駅舎(えき)に降りれば そこまで冬が あなた忘れる 旅ひとり 飛騨の白河 夕暮れ橋で 書いた恋文(てがみ)を 千切ったら あなたの心に 積るでしょうか… 涙まじりの ああ紙の雪  風にひと声 汽笛が絡む 肩に小指に この胸に 飛騨の細道 昨日を捨てに いくつ足跡 残したら あなたの想い出 消せるでしょうか… 未練ひきずる ああ恋の糸  紅葉(もみじ)灯りの 手摺(てすり)にもたれ 深いため息 またひとつ 飛騨の三日月 この手に取って 乳房(むね)の奥まで 剌したなら あなたに抱かれて 死ねるでしょうか… 明日(あす)はいらない ああ月の宿
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
風やまず西方裕之西方裕之久仁京介徳久広司前田俊明岩手山から のぞめば遥か 南部盛岡 おれの郷(さと) 裸ひとつで この世に生まれ 夢に向かえば 苦労が荷物 決めた道でも 迷うけど 行けばわかるさ その先は  馬鹿をする時ゃ 死ぬ気でやって 悔いを残さず 歩きたい 丸くなるほど 揉まれた命 意地を捨てずに ここまできたが 惚れていながら つらくする 女房(おまえ)ひとりが 気にかかる  街をうるおす 北上川も 流れ果てない 幾十里 腹をくくった 男の値打ち 歩き終れば その時決まる 今日もあしたも この人生 南部おろしの 風やまず
門仲・ブルース吉村明紘吉村明紘土田有紀徳久広司南郷達也夜の門仲 酒の海 弱い女の 恋なんて 見てはいけない 夢なのね あれからどこに 行ったやら ゆれる暖簾に ふりむけば 風のいたずら 風のいたずら 門仲ブルース  嘘でいいから そばに居て 嘘につかまり 生きられた 酒に負けては いないかと うわさに泣いて 居ないかと わるい男(ひと)ほど 優しくて ホロリ来るのよ ホロリ来るのよ 門仲ブルース  どうせ私を 捨てるなら なぜにぬくもり 置いて行く 泣けて来るほど 惚れたのは ささいな事に 目をつむり 許す男の 格好よさ そっと溜息 そっと溜息 門仲ブルース
そばにいるから吉村明紘吉村明紘麻こよみ徳久広司南郷達也雨のしずくを 目で追いながら おまえはかすかに 涙ぐむ そんなに泣くなよ 自分を責(せ)めて つらい過去(むかし)は 忘れろ捨てろ 今日から二度と 離しはしない  細い肩先 優しく抱けば かすかに微笑(ほほえ)む いじらしさ 心の傷なら 誰にもあるよ 今のおまえの すべてが好きさ この手を二度と 離しはしない  まわり道した 月日はいつか 必ず二人で 取り戻す 安らぎあげたい おまえの胸に 会えて良かった 信じて欲しい 今日から二度と 離しはしない
ひざ小僧北島三郎北島三郎鈴木紀代徳久広司丸山雅仁生まれ故郷を 後にして 初めの一歩を 踏み出した 時にはよろけ 時には転び すり傷切り傷 向こう傷 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえに残る 傷あとを さすれば色々 想い出す  世間(かぜ)の冷たさ 厳しさに 心がかじかむ 夜(よ)もあった 弱音をはかず なきごと言わず 山道細道 くねり道 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえは耐えて 踏んばって 歩いてくれたな この俺と  明日(あす)の雲行き 空模様 お天道さましか わからない 終わりの一歩 踏みとげるまで あの夢この夢 俺の夢 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえと越える 人生を よろしく頼むよ これからも
人生山河北島三郎北島三郎木下龍太郎徳久広司丸山雅仁思い通りに 通れたら 苦労する奴 誰もない 今日の一歩の つまずきは 明日の三歩で 取り戻す たとえ他人(ひと)より 遅れても 焦ることない 焦ることない 人生山河  他人(ひと)の情けが なかったら 生きて行けない 一日も それをどこかで 忘れたら 渡る世間が 通せんぼ 敵は心の 中にある いつか気付いた いつか気付いた 人生山河  いくら辛くて 長くても 春にならない 冬はない じっと耐えれば いつの日か きっと自分の 風が吹く 明日を信じて 歩いたら 道は開ける 道は開ける 人生山河
利尻水道川野夏美川野夏美木下龍太郎徳久広司前田俊明便りがいつしか 絶えたのは 恋を始めた せいですか 必ず帰るの 約束は その場限りの 嘘ですか 支えなくして あなた どうして生きれば いいのでしょうか 吹雪いて今日も 船はない 利尻水道 日本海  離れて暮せば 駄目なほど 愛ははかない ものですか 一緒に生きてく 幸せは 私ひとりの 夢ですか 憎い仕打ちを あなた 恨めずいるのは 未練でしょうか なみだが胸に 凍りつく 利尻水道 日本海  悲しいけれども さよならの 手紙 最後に くれますか 心に区切りを つけるため 無理を言っても いいですか 違う生き方 あなた 見付ける手立ては あるのでしょうか ひと足遅く 春が来る 利尻水道 日本海
七里長浜岡ゆう子岡ゆう子松井由利夫徳久広司南郷達也思いつめるな 涙をふきな またの逢(あ)う瀬(せ)は きっと来る 七里長浜(しちりながはま) ささらの波を 越(こ)えて 越えて 越えて あなたの 船が行く 夢の小泊(こどまり) 北岬(きたみさき)  津軽むすめと 気まぐれ鴎(かもめ) 身巾(みはば)合わせは しょせん無理(むり) 七里長浜 打ち上げられた 流れ 流れ 流れ 水藻(みずも)の こぼれ花 十三(とさ)の砂山(すなやま) 潮(しお)けむり  海を焦(こ)がして 入日(いりひ)が沈(しず)みゃ 漆(うるし)ひと刷毛(はけ) 灯も見えぬ 七里長浜 片恋しぶき せめて せめて せめて よされの 一節(ひとふし)を 乗せて行きなよ 竜飛(たっぴ)まで
心の花天童よしみ天童よしみ建石一徳久広司若草恵心の花を 枯らさないで 涙あふれる つらい時でも 枯らさないで 自分の花を 雨に打たれても 風に吹かれても 負けない強さ … 見上げる夜空の 星の数よりも 幸せはあるよ 信じよう 心の花を 枯らさないで 涙あふれる つらい時でも ララララララ …  心の花を 咲かせましょう それが生きてる 熱い証(あかし)よ 咲かせましょう いのちの限り 胸の悲しみを 救い合えるのは ほほえみだから … 小さな喜び ふれるぬくもりが 大きな輪になる いつの日か 心の花を 咲かせましょう それが生きてる 熱い証よ  雨に打たれても 風に吹かれても 負けない強さ … あなたと私が 同じ場所にいる 人生の不思議 大切に 心の花を つなげましょう きっと優しい 愛がひろがる ララララララ …
あなたが終着駅藤原浩藤原浩久仁京介徳久広司南郷達也わがままでした 馬鹿でした 長い月日の 回り道 黙ってわたしに 微笑くれて 待っていたよと 抱きしめる 女ごころの 終着駅は あなたの胸と 知りました  ふたりでいれば 苦労など つらくなんかは ないという あなたのやさしさ 心にしみて 愛の深さを 噛みしめる 戻り道ない 人生なのに あなたは待って くれました  遅れた春は あたたかい そんな気持ちに させるひと 今度はあなたに つくして生きる きっとふたりで しあわせを 女ごころの 終着駅は あなたの胸と 知りました
伊良湖岬水森かおり水森かおり麻こよみ徳久広司捨てて下さい 私をここで あなたを諭(さと)して 背を向ける このままどこかへ 逃(のが)れても きっと世間が 許さない… かすむ島影 伊良湖岬は 風がひゅるひゅる 涙ひゅるひゅる あなた思えば なおさら 泣いて身を引く 片瀬波  抱いて下さい 震える肩を ぬくもり残して 欲しいから どんなに好きでも この世には 見てはいけない 夢がある… 名残り尽きない 伊良湖岬は 心ひゅるひゅる 涙ひゅるひゅる そっとあなたの 両手に 乗せる形見の さくら貝  夕陽哀しい 伊良湖岬は 風がひゅるひゅる 涙ひゅるひゅる 二人旅した 思い出 抱いて見送る 片瀬波
女のゆきどけ三沢あけみ三沢あけみ吉田旺徳久広司水割り一気に 呑みほして 出直さないかと 聞くあなた あなたあなたの 真情(まごころ)に 頬を泪が 走ります ほんとに私で いいのでしょうか  淋しさまぎれに 死にたいと 思った夜更けも 二度三度 あなたあなたに 寄り添えば 明日という字が 見えてくる ほんとに私で いいのでしょうか  涕(な)くため生まれて きたような おまえと倖せ みつけたい あなたあなたと ふり仰ぐ 朝はゆきどけ 春間近 ほんとに私で いいのでしょうか
漢江の月八代亜紀八代亜紀荒木とよひさ徳久広司前田俊明漢江(ハンガン)の赤い月 伝えてあの人に 心の叫び声 風にちぎれます サランウン トナガッチマン この胸を 何故(なぜ)に 何故(なぜ)に 悲しくさせるの 月よりも遠い人 涙こぼしても ウェイルッカヨ ウェイルッカヨ 今でも逢いたい  漢江(ハンガン)に浮かぶ月 冷たいあの人に 今でもひとりです ここで待ってます サランウン トナガッチマン いつまでも 何故(なぜ)に 何故(なぜ)に 苦しくさせるの もう二度と愛せない 他の男(ひと)なんて ウェイルッカヨ ウェイルッカヨ 今でも逢いたい  サランウン トナガッチマン この胸を 何故(なぜ)に 何故(なぜ)に 悲しくさせるの 月よりも遠い人 涙こぼしても ウェイルッカヨ ウェイルッカヨ 今でも逢いたい
秋螢 -あきほたる-野中さおり野中さおり木下龍太郎徳久広司丸山雅仁一人旅して 来たはずなのに いつか未練と二人連れ… 一軒宿の 湯舟の窓に 季節はずれの 秋螢 恋の残り火 消せないままの 私を見るよで つらくなる  思い出すのは 良(い)いことばかり 思い切ろうと つとめても… お前も同じ 叶わぬ恋に きっと身を灼(や)く 秋螢 聴いて呉(く)れるか 女の愚痴を 私の心が 読めるなら  愛にさよなら 出来ない内は どこへ行こうと 同じこと… 一軒宿へ 哀しみ置いて 旅に出るやら 秋螢 胸の未練火 涙で消して 私も笑顔で 発(た)つつもり
二人づれ森昌子森昌子石本美由起徳久広司私のいのちは あなたと決めた 女のこゝろを 信じてほしい 燃えて寄り添う 明日(あした)があるのなら 苦労七坂(ななさか) 越えてもいいわ 道づれ あなたと あゝ二人づれ  なぐさめ励(はげ)まし いたわり合えば 涙の道でも 耐えられるのよ 春の陽射しは どんなに遠くても 胸に咲かせる 幸せ「すみれ」 道づれ この世は あゝ二人づれ  一緒に生きてと 見つめる私 笑ってうなづく あなたが好きよ 冬の北風 一人じゃ寒いから 夢も宿命(さだめ)も あずけて生きる 道づれ いつでも あゝ二人づれ
戻り橋暮色大月みやこ大月みやこ杉紀彦徳久広司(台詞) 大阪は みなみの新地のあたりに 子連れの女が流れてきまして ちょっと大きな声では 人に言えん様な商売をはじめたんです どこの誰の子やら回りの誰も知りませんでした その子が少し大きゅうなって いつやったか母親に聞いたんですわ (うちのお父ちゃんどこにいたはんのん) 女のこたえは いっつも決ってました (あんたのお父ちゃんはな戦争に行ったはんねん) それからしばらくたって その女に 新しいええ人が出来まして ちょこちょこ家にも来る様になりました (このおっちゃん どこの人やのん) 子供に聞かれて (何ゆうてんねん あんたのお父ちゃんやないか 戦争から帰ってきやはったんや) 女はそうこたえました ようあることですねんけど 三ヶ月程たったら その男はもう来んようになりまして 女は毎日泣いとりました それを見て その子が (お母ちゃん お父ちゃん又戦争に行かはったんやろ そんなら うち もどってきゃはるまで 毎日あの橋のとこへむかえに行ったるさかい もうないたらあかん) その橋ですけど 戦争が終る頃まで もどり橋と 呼ばれてたそうです  西陽の橋を 陽炎(かげろう)みたいに ゆらゆらあの人消えて行(い)く うそやない…… あの人にみんな上げた すきやったから何もかもあげた 一人前(いちにんまえ)に愛されるほど きれいな女じゃないけれど 涙ぽろぽろ三人前(さんにんまえ) 誰も帰って来ないから 泣いてます 泣いてます 戻り橋  私のいのち 奪ってくれたら こんなに涙は流さない うそやない…… あの人は優しかった 私にだけは優しさをくれた やくざな人と皆んなが怖れ 背中の傷あと見たけれど それは心の古い傷 誰も帰って来ないから 暮れて行(ゆ)く 暮れて行(ゆ)く 戻り橋 一人前(いちにんまえ)に愛されるほど きれいな女じゃないけれど 涙ぽろぽろ三人前(さんにんまえ) 誰も帰って来ないから 泣いてます 泣いてます 戻り橋
くらやみ橋から大月みやこ大月みやこ杉紀彦徳久広司(台詞) 昭和十年頃の事やったそうです 倉敷の方から出て来た女学生が一人 与謝野晶子みたいになるんや言うて 昼間は学校へ 夜はカフェで働いてましてん 世の中えらい不景気な時代で仕事にあぶれた人がおおて カフェにのみにくる男達も みんなどことのう 破れかぶれみたいな人たちばっかりでした そんな時代やったから 田舎から出て来た女学生が 泥まみれになるのにそう長い時間はかかれしませんでした 「あの娘(こ) 酒でものましたってみいな 誰とでも すぐやで」 そんな噂をたてられながらも その娘(こ)がつくる短歌とやらは 東京の偉い先生にも認められるものやったそうです くらやみの この世の橋をのぞいたら 朝もくらやみ 昼もくらやみ 作りためた 柳ごおり いっぱいの短歌 この橋から 投げすててしもた日 まるで雪のように その娘(こ)の命も散ってしもたそうです それ以来この橋 くらやみ橋と呼ばれてますねん  からころから からころから 二十そこらを 生きて来て くらやみ橋から何捨てる 生きていたってしょうがない 死んでみたってしょうがない 夢を捨てれば軽くなる 心捨てれば軽くなる どこへ行(ゆ)きましょ これから一人……  からころから からころから 星のふる夜に 駈けて来て くらやみ橋から何捨てる 生きていたってしょうがない 死んでみたってしょうがない 胸にざわざわすきま風 涙かわいてすきま風 どこへ行(ゆ)きましょ これから一人……  生きていたってしょうがない 死んでみたってしょうがない 昔すててもしょうがない あしたすててもしょうがない どこへ行(ゆ)きましょ これから一人……
橋ものがたり大月みやこ大月みやこ杉紀彦徳久広司昔から ずっと昔から この町の橋にまつわる話を聞かされて大きゅうなりましてん あの橋 この橋 大阪は水の都言われてますねんけど あてのような女の人生も 流されて流されて いつか消えていってしまうんでっしゃろなぁ いいえぇ 私ばっかりやあらしません この町の橋の一つ一つに 哀しい女達の人生がひっかかって… 泣いてる様な気がしますねん そんな女達の「橋ものがたり」 よかったら きいてやってくりゃはりますやろか  春は桜を 蝶にする 水を埋(う)ずめて 舞いしきる 橋を渡って行く人も 橋を渡って来る人も どうして肩をふるわせる あああ……春なのに  冬は涙も 凍りつく 水に映って 月が哭(な)く 橋のあかりは灯(とも)るけど 人の胸には灯らない 木枯らしやがて 雪になる あああ……冬だもの
ひゅるひゅる橋大月みやこ大月みやこ杉紀彦徳久広司ああ寒む えらい風が出て来たみたいですな ずうーっと昔のずっとずっと昔の話やそうですねんけど 道頓堀川にかかる三つの橋を誰にも逢わんと渡ることが出来たら 願いが叶のうてしあわせになれるそんな話が信じられてたそうです 「橋めぐり」ゆうて 今の水かけ不動さんがこれ程有名になる もっと ずっとずっと昔の話やそうですねん 何人も何人もの女達が橋めぐりして いったい どんな女達がしあわせになれたんですやろか せやけど 女ってゆうもんは こんな風の吹いてる夜更けには 「橋めぐり」したいと思うもんで こうゆうてしゃべってる 私かて 今夜あたり 「橋めぐり」してみよかなと 思てますねん  誰(だれ)にも見られず三つの橋を 渡れば願いが叶(かな)います 先が読めない女の恋の 先を読みたいやるせなさ ひゅるひゅると 風にまかれて 人目しのんで橋めぐり 戎橋(えびすばし)から相生(あいおい)橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋  生きるか死ぬかを占うように 橋からのぞけば暗い川 ひとり淋しい女の人生 思いこがれる人恋し ひゅるひゅると 風を背中に 願い切なく橋めぐり 日本橋から大黒橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋  ひゅるひゅると 風にまかれて 人目しのんで橋めぐり 戎橋から相生橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋
ためいき川大月みやこ大月みやこ杉紀彦徳久広司誰に聞かされた話か 忘れてしまいましてんけど この川を渡っていったら もう二度と帰って来られへん あの人がこの川を渡っていったら もうあかんねん そんな橋があったゆうて聞かされました この橋はいつもいつも霧にかすんで見えていたり見えんかったり 川のむこうには高いへいがあって 灰色の建物が建ってるそうです この橋 渡る者も見送る者も いつも哀しいためいきでいっぱいや 昔の人は ようそうゆうたはりましたわ  ここで別れたら もう逢えない この橋は あしたをあゝ消すわ 川にこぼれて 哀しい音がする 思い出だけに すがって生きる あしたからは そんな女になります ためいき あ……あ…… 川にこぼれて ふたりのすすり哭(な)き  だれもさだめには さからえない 秋しぐれ つららのあゝ橋よ 霧が流れて 何にも見えないわ あなたの匂い あなたの形見 抱いて眠る そんな女になります ためいき あ……あ…… 川にこぼれて ふたりのすすり哭き  胸をえぐって ちぎれる愛の糸 命の絆(きずな)断(た)たれたままで 死んで生きる そんな女になります ためいき あ……あ…… 川にこぼれて ふたりのすすき哭き
汐風(かぜ)の駅谷本知美谷本知美麻こよみ徳久広司前田俊明乗り継ぎ駅に 降り立てば かすかに聞こえる 波の音 海峡越えても 逃(のが)れられない 面影なぜに ついて来る ひとりで生きると 決めたのに あなたに逢いたい あぁ 汐凪(かぜ)の駅  どんなに強く 結んでも いつしか解(ほど)ける 赤い糸 唇ふるわせ 背中で泣いて 別れの言葉 聞いた夜 呼ばれた気がして 振り向けば 涙がこぼれる あぁ 汐凪(かぜ)の駅  線路づたいに 戻ったら むかしのあなたに 逢えますか 汽車待つホームに 咲く浜茄子(はまなす)が 見送るだけの 淋(さみ)しさよ 鞄(かばん)を持つ手の 重たさに 心が震える あぁ 汐凪(かぜ)の駅
縁(えにし)鏡五郎&真木柚布子鏡五郎&真木柚布子下地亜記子徳久広司この川を この川を 越えれば待ってる 倖せが 苦労かけたな 泣かせたな いいえ今さら 水くさい 春の風 秋しぐれ 冬の雪 めぐる年月 幾山河 縁結んで ふたり旅  この山を この山を 越えれば向こうに 灯がともる つなぐこの手の ぬくもりが あれば笑顔で 生きられる 春の風 秋しぐれ 冬の雪 耐えて寄り添い 信じ合い 縁はなさず ふたり旅  この坂を この坂を 越えれば明日が 見えてくる 涙 痛みを 分け合って いつか花咲く その日まで 春の風 秋しぐれ 冬の雪 浮世かたすみ 夢抱いて 縁ひとすじ ふたり旅
心だけでも…長山洋子長山洋子仁井俊也徳久広司あなたの為に 咲いている 名もない花に 気付いてますか 熱い思慕も 告げられず うしろ姿を 見つめています 心だけでも 心だけでも 傍にいたいの あなたの傍に たとえ今は愛されなくても 夢と呼んで いいですね  ちいさな胸の 憧憬が いつしか恋に変わったのです 涙もろさも ときめきも ひとり芝居と云うのでしょうか 心だけでも 心だけでも 染めてほしいの あなたの色彩に  せめて今は許されなくても 夢に生きて いいですね  心だけでも 心だけでも 傍にいたいの あなたの傍に たとえ今は愛されなくても 夢と呼んで いいですね
花水木竹島宏竹島宏塚口けんじ徳久広司伊戸のりおわたしひとりと 言いながら 切れていないの あのひとと 花水木 花水木 ほろほろと散って 夢をみるよな しあわせと 背中あわせの ふしあわせ 捨てられないのよ この恋が  いくらまごころ つくしても 返る答えの たよりなさ 花水木 花水木 春雨に濡れて にくさ増すのと うらはらに 抱いて欲しさで 熱くなる どうするどうする この恋を  がまんばかりが つらいなら 別れなさいと 人がいう 花水木 花水木 薄紅かなしく 愛しすぎてる 女から 男ごころは 遠くなる 散る花さだめか 花水木
堂島しぐれ上杉香緒里上杉香緒里城岡れい徳久広司池多孝春八百八橋(はっぴゃくやばし)も ある街で あんたに渡る 橋がない 尽くすほど ダメになる 笑顔はぐれの 恋やった 暖簾たたんで 独り飲む 夜のしじまに 堂島しぐれ  一期一会(いちごいちえ)の この愛と こころに決めて 夢を見た 嘘でいい 最後まで 通す強さが あるんなら 行き場なくした ひとり川 女なみだの 堂島しぐれ  十人十色(じゅうにんといろ)の 倖せが あるならいつか 私にも 離れても 忘れない 命かさねた 人やから にごり川にも 明日は来る 夜明け待つのよ 堂島しぐれ
波止場うた上杉香緒里上杉香緒里城岡れい徳久広司佐伯亮恋に命は 賭けられないと 言えばさみしい 女よね 死ぬほど惚れた ひとがいた 死なずに生きた その理由(わけ)は… 灯ともして 笑顔ともして 波に聴かせる 波止場うた  愛に生きたら 幸せだけど 背負うしがらみ どうするの 流れて逢えぬ ひとがいる 流れのカモメ どの辺り… 灯おとして 化粧おとして 涙そぼ降る 波止場うた  陸(おか)で暮らすか 奈落(ならく)の海か ここは女の 道の果て 忘れたはずの ひとがいる 忘れていない あの夢は… 灯さがして 明日(あす)をさがして 情け日暮れる 波止場うた
始発駅キム・ヨンジャキム・ヨンジャ池田充男徳久広司朝もやに包まれて まだ眠ってる 夜明けのホームに ベルが鳴ります あなたが愛した この都会(まち)を ひとりはなれて 北へゆくのよ 夢をたゝんだ ボストンバッグ さげて旅だつ… 始発列車の 始発駅  恋をすて過去をすて 涙もすてた きっぷが一枚 遠い旅路(みち)です いまさら行くなと あのひとが こゝへ馳けこむ わけもないけど 赤い服着て 窓辺に座る なぜかせつない… 始発列車の 始発駅  肌ざむいビルの空 羽ばたく鳩よ わたしも明日へ ひとりだちです おんなと言う名の 人生の 地図を抱きしめ 揺れて揺られて 春の架け橋 線路の彼方 靄(もや)がほどける… 始発列車の 始発駅
ダンチョネ子守唄中条きよし中条きよし水木れいじ徳久広司伊戸のりおつれて逃げれば ろくでなし 捨てて旅立ちゃ 人でなし ふたり死んでも 花はなし 思いきる気は さらになし あゝ…どのみち男の人生は 絵にはならないヨーホホイ ダンチョネ子守唄  嘘をついても 年は上 口紅(べに)をひいても 消せぬ過去 捨てた故郷(こきょう)は かもめ町 詫びて届かぬ 親不孝 あゝ…やっぱり女の人生も 涙ばかりのヨーホホイ ダンチョネ子守唄  どっち向いても 風が吹く 渡る世間の うそ寒さ 義理と人情 抱いてゆく 昔かたぎの 馬鹿もいる あゝ…戻れぬ旅だよ人生は 酒とそい寝のヨーホホイ ダンチョネ子守唄
ふたりの始発駅藤原浩藤原浩田中しゅうじ徳久広司南郷達也夢ばかり 追いかけて 気づかなかったよ 雨の日も 風の日も おれを待っていた おまえと も一度 出直そう わがままやめた 泣かすのやめた 世間に負けずに 生きてゆく あしたに向かう ふたりの始発駅  愚痴ひとつ こぼさずに 許しているのか バカな奴 可愛い奴 灯りともす奴 おまえの情けが しみてくる 涙を捨てて 悲しみ捨てて 今日から同(おんな)じ 夢を見る 可憐な花よ 心に咲いた花  振り向けば 人生の 苦さわかる歳 もう二度と 離さない おれを離すなよ 身近にあったね しあわせは やさしさ抱いて いたわり抱いて 笑顔のおまえと 生きてゆく あしたに向かう ふたりの始発駅
裏町川上杉香緒里上杉香緒里下地亜記子徳久広司惚れちゃならない 人を好く 女の弱さよ 哀しさよ 信じて夢見て また泣かされて うしろ見送る 倖(しあわ)せばかり 路地の灯(ひ)揺れてる 裏町川よ  言えば誰かを 傷つける 言わねば心が 張り裂ける あなたがいけない 訳ではないの 忘れられない 私が悪い 夜風が身にしむ 裏町川よ  人の心と 川の水 流れてしまえば 戻らない はかない浮世の 哀しさ抱けば いつか身につく 諦(あきら)めぐせよ 三日月浮かべた 裏町川よ
津軽の母上杉香緒里上杉香緒里城岡れい徳久広司雪の重さを はじいて生きる りんごの技に 母を見る 都会暮らしは 辛かろと 娘に届けた 小包に あゝ 月日を埋めて 雪が降る 母よ 母よ 津軽の母よ  仰ぐ岩木山(おやま)に 両手を合わせ 子どものために 働いた 破れ角巻 守られて 育った温もり 恋しくて あゝ じょんがら節の 歌も泣く 母よ 母よ 津軽の母よ  他人(ひと)の桜に 遅れて咲けど りんごは末に 実をつける 夢があるなら がんばれと 笑顔で送った その肩の あゝ 苦労の根雪 いつ融ける 母よ 母よ 津軽の母よ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
千すじの黒髪坂本冬美坂本冬美ちあき哲也徳久広司桜庭伸幸行ってしまった……  書きかけの原稿を 投げつけるほど 女の一途は うるさいですか…  愛することは 燃えること 食卓(テェブル)を転げ落ちて ひび割れた 薩摩切子(きりこ)の紅玉(ルビィ)の色に…  あなたの心が 桜なら ちらりほらり 誰にでも 散ればいい  千すじの 黒髪が 夜道を追いかけ 夜叉(やしゃ)になり 褥(しとね)を邪魔する 幻惑(ゆめ)を見る あなたは私の ものだから  二三日すればまた 悪びれもせず 猫なで声させ 帰れる人よ…  愛することは 許すこと へ理屈も癇(かん)に障(さわ)る おまえだと 銀の洋杖(ステッキ) ぶったらいいわ…  あなたを選んだ 罰なのか 泣いてみても 様になる 年じゃない  千すじの 黒髪の 一すじ 一すじ くちづけて 詠(うた)えば今夜も 耐えられる あなたの気配の ない家も 千すじの 黒髪は 紅蓮(ぐれん)に身悶え 待つでしょう 不甲斐がなくても 仕方ない あなたが宿命(さだめ)の 男なら
雪が降る田川寿美田川寿美たかたかし徳久広司前田俊明夏に旅した 海の町 今日はひとりの 尋ね人 愛されたいと 念(ねが)うのに 涙でひとり 残される あゝ雪が降る あゝ音もなく 白い白い悲しみが… 降っても降っても 積もりきれない 海に降る雪  人の心を 思いやれ 言って叱った 悲しい目 あなたのことば 考えて 真冬の海を 眺めてる あゝ誰かいて あゝそばにいて 胸が胸が凍えます… 降っても降っても 積もりきれない 海に降る雪  あゝ雪が降る あゝ音もなく 白い白い悲しみが… 降っても降っても 積もりきれない 海に降る雪 海に降る雪
男の海香田晋香田晋関口義明徳久広司波がはしゃげば 飛沫(しぶき)がおどる 潮の匂いが たまらない 二度と都会(まち)など ふり向くものか 意地にかけても やるぜと俺が 決めた男の でっかい海だ  港かもめの えさにもならぬ あんな女の 思い出は 捨てろ忘れろ とっとと消えろ 沖の仲間と 一晩飲んで 決めた男の でっかい海だ  船はおんぼろ 傷だらけでも 錆びちゃいないさ この腕は 仕立ておとしの 網置(あみお)く胸に 漁師気質(かたぎ)を 受け継ぐ俺と 決めた男の でっかい海だ
恋桜天童よしみ天童よしみ松井由利夫徳久広司夢をみながら 夢に泣く 染井吉野の 花ごころ 胸にともした この篝火(かがりび)が 生きる明日(あした)の 道しるべ ひとつでいいのね 倖せなんて 燃えてひといろ 恋桜  花は散るため 咲くいのち 今日と明日の 境い目を つなぐ鎖は ふたりの涙 そうよ死んでも ほどかない 前しか見えない あなたのために 杖になります 恋桜  雪に埋(う)もれて 春を待つ 待てば来るのね 倖せは それが女の 生甲斐なのと 花のくちびる 噛みしめる からめた小指に 二片(ふたひら)・三片(みひら) 風にこぼれる 恋桜
ことぶき丸音羽しのぶ音羽しのぶ松井由利夫徳久広司夢の纜綱(ともづな) 心の帆綱(ほづな) 千代に八千代に 結んだ二人 今日はめでたい 船出の朝だ 風も追い風 ことぶき丸に 先ずはシャシャンと 手拍子そえて ……祝い酒  海の青さの 眩しさよりも 若さはじける 幸福日和(しあわせびより) 花の笑顔で 鏡を割って 鴎・啼け啼け ことぶき丸に 先ずは シャシャンと 手拍子そえて ……祝い酒  明日(あす)という日に 舳先(へさき)を向けて ドンと漕ぎだす 海原千里(うなばらせんり) 泣くも笑うも ひとつの絆 晴れの潮路(しおじ)の ことぶき丸に 先ずは シャシャンと 手拍子そえて ……祝い酒
花燃え音羽しのぶ音羽しのぶ松井由利夫徳久広司花のいのちが かがやくときは 花燃えつきて 散るときね どんな明日が きてもいい 幸福(しあわせ)と幸福と思えるときが 幸福なのよ だから今 だから今 ……わたしは大事に 咲かせます  人のこころは 夜風とおなじ 見えないけれど 感じるの たとえ涙で 終わろうと 幸福と幸福と思えるときが 幸福なのよ 抱きしめて 抱きしめて ……わたしのすべてを あずけます  生きる寒さを 分けあいながら 女は春の 夢を見る 肩にこぼれる 花あかり 幸福と幸福と思えるときが 幸福なのよ 悔(くや)まない 悔まない ……わたしはあなたに 尽くします
風にひとり北山たけし北山たけし田久保真見徳久広司渡り続けて 帰れぬ鳥よ はるかな空に 止まり木はない 男も同じ 倒れるまでは 自分の信じた 道を行く 明日をさがして 風の中  闇を切り裂く 汽笛の声は 逢えない人を 呼んでいるのか 優しい言葉 かけたいけれど 何にも言わずに 背を向けた 君のなみだか 流れ星  強い嵐に 打たれた花よ 散っても明日は 実をつけるだろう 男も同じ 倒れてまでも 自分の信じた 夢を見る ここがはじまり 風に立つ
男の交差点北山たけし北山たけし志賀大介徳久広司霧が流れる あの娘(こ)の街に 心残して 背を向けた 奇麗な花は 奇麗なままで それがせめての はなむけさ これでいいんだよ これでいいんだよ 一から出直す 交差点  誰が棄てたか 紅薔薇ひとつ 白い夜霧の 道に咲く 今さら追えぬ 面影なのに なぜにまぶたに 絡むのか これでいいんだよ これでいいんだよ 一から出直す 交差点  針を止めても 時間は進む やがて夜明けの 陽が昇る 幸せきっと 掴んでおくれ 俺も涙と さようなら これでいいんだよ これでいいんだよ 一から出直す 交差点
郡上恋唄野中さおり野中さおり加藤市平徳久広司丸山雅仁郡上八幡 おんなが燃える 年に一度の 春駒おどり 旅のみやげに おまえをつれて 帰りたいよと 言った人… 逢いにいつ来る いつまた逢える もうすぐ城山 蝉しぐれ  郡上水舟 つかった産湯 男知らずが 初めて惚れた 遠く泣くよな 笛の音聴けば つらい別れが また浮かぶ… あなた恋しい いつまた逢える 胸からやつれる 恋おんな  郡上祭りの ぼんぼり灯し 水に映した 契りの宿よ 袖でなみだは 拭えるけれど 忘れられない 面影が… 逢いにいつ来る いつまた逢える もうすぐ秋風 吉田川
錆びた合鍵岩出和也岩出和也石原信一徳久広司左に時計 まわしても 昨日に人は 帰れない 西日の小部屋 鉢植えの花 おまえの手料理 ひとつのベッド なにげない 幸せを 若さで逆らい 傷つけた あれから あれから あれから… 錆びた合鍵 捨てられなくて 見上げる三日月 胸を刺す  まぶたの奥に 憶えてる ふたりの名前 書いたドア 誕生日には ワインを買った おまえは紅く その頬そめた なにげない 幸せを 若さで逆らい 手放した あれから あれから あれから… 錆びた合鍵 心でわびて 想い出訪ねる 夢の中  なにげない 幸せを 若さで逆らい 傷つけた あれから あれから あれから… 錆びた合鍵 おまえは誰と 暮らしているのか 幸せか
横浜暮色岩出和也岩出和也石原信一徳久広司港灯りが 映しだす 恋にはぐれた この街を 指輪をながめた 帰り道 あの日おまえを 抱きしめた 帰っておいでよ 今もひとりなら 夢を揺らした 愛の横浜に  海を見下ろす ベンチには 風が枯葉を 運ぶだけ 悔やんでいるのさ わがままを 痩せたおまえを 泣かせたね 帰っておいでよ 涙そのままに ふたり暮らした 愛の横浜に  古い十字架 白い影 胸に面影 こみあげる 時間が昔に 戻るなら 二度とおまえを 離さない 帰っておいでよ 潮が満ちる頃 めぐり逢う街 愛の横浜に
北ターミナル岩出和也岩出和也石原信一徳久広司夜間飛行に 決めたのは 闇が涙を 隠すから 翼行き交う 滑走路 どこへ哀しみ 運ぶのか この愛ひとすじ つらぬけば あなたをきっと 苦しめる さよなら さよなら 恋人よ 夢がちぎれる 雪にちぎれる 北のターミナル  女ひとりの 旅立ちは 軽い荷物が せつなくて 胸のすきまを 吹きぬける 風の痛みに 耐えるだけ 別れの言葉が 言えなくて あなたをだまし 行くけれど さよなら さよなら 恋人よ 春が逃げてく 明日(あす)が逃げてく 北のターミナル  夜空を越えても この愛は あなたの影を 追うけれど さよなら さよなら 恋人よ 灯り遠のく 白く遠のく 北のターミナル
まよい舟鏡五郎鏡五郎岡崎ふくみ徳久広司前田俊明めぐり逢うのが さだめなら なぜに添えない 忍ぶ宿 月に一度が 十日に一度 あなた急いで 逢いたがる どこへ流れる まよい舟 浮舟かなしい 恋しぐれ  たとえ夢でも いいのです いのち重ねて 行けるなら 帯をほどけば 情けに負けて もとの岸には 戻れない 舟はあなたの 腕まかせ まかせてせつない 恋模様  修羅の川でも 叶うなら 流れつきたい しあわせに 夢よ夢よね あなたの向こう 奪いきれない ひとがいる 揺れてゆられて まよい舟 浮舟かなしい 恋名残り
なみだ駅谷本知美谷本知美麻こよみ徳久広司前田俊明別れのつらさを 知ってるように 今にも泣きそな 曇り空 ばかね ばかね あなたのことを 笑って見送る はずなのに… この町に 母ひとり 置いては行けない 北の駅  あなたの優しさ ぬくもりそっと おぼえておきます この胸に いいの いいの 私のことは あなたの夢まで 奪えない… 手を握り 見つめ合い 心は涙の 朝の駅  一緒に暮らせる 約束なんて 忘れて下さい 忘れます つらい つらい 二人の心 冷たく引き裂く ベルの音… 追いすがる 指の先 ついては行けない なみだ駅
赤い鴎美川憲一美川憲一里村龍一徳久広司前田俊明嘘じゃない 愛してた 信じて 背(そむ)かれる 女を悪いと 何故言うのです 海をみつめて 日が暮れる 赤い鴎は 何処へ飛ぶ …ただ一羽 夢はみないと 哭いていた …波の上  しあわせは 飾り花 わたしは 縁がない お酒の向こうへ また旅に出る 酔えば今夜も 想い出に 赤い涙が こぼれます …恋しくて 羽を濡らして 飛べないの …あなたから  赤い鴎の みる夢は 灯り揺れてる 故郷(ふるさと)の …みなと町 いつかふたりで 帰りたい …藍(あお)い海
雨の酒場町西方裕之西方裕之丹まさと徳久広司前田俊明むらさきしぐれの 路地裏は 別れ未練に 心もぬれる 逢いたくて 逢いたくて やさしいおまえ あぁ 奪いたい 男泣かせの 雨の酒場町  この愛信じて いいですか そっと呟(つぶや)き 恥(は)じらうおまえ いとしくて いとしくて グラスを交し あぁ 燃えていた 想い出させる 雨の酒場町  薄紅(うすべに)化粧の その裏で 強く生きると 涙を拭(ふ)いた もう一度 もう一度 この手に熱く あぁ 抱きしめる 明日(あす)を夢見る 雨の酒場町
海峡列車西方裕之西方裕之水木れいじ徳久広司前田俊明赤いランプの 桟橋おりて 北へ乗り継ぐ みなと駅 たった一度の いのちの恋が 風にちぎれる 茜空(あかねぞら)… 惚れていながら さすらう旅を ベルが急(せ)かせる 海峡列車  車窓(まど)のむこうに またたく灯(あか)り ふたり暮らした 雪荒野(ゆきこうや) 淋しがりやの おまえがひとり 泣いちゃいないが 気にかかる… 心ならずも 別れて来たが うしろ髪ひく 海峡列車  あれは おまえか 凍(い)てつく海を はぐれ鴎(かもめ)が 追いすがる 春になったら 花咲く町で みんな忘れて 出直せよ… おもいきれずに あと振り向けば 星が流れる 海峡列車
そんなナイト・パブ増位山太志郎増位山太志郎水木怜徳久広司竜崎孝路あなたのマネして タバコをふかし わざとわるさを してみせる シャララ…… トシオ だからお前が 可愛いと ホホを押えて くれた人 このごろ来ない 札幌 そんなナイト・パブ  濃い目のブルーの 背広ににあう カルダン仕立ての ネクタイを シャララ…… ミツル 買ってあるのに それっきり きっと浮気を してるのね このごろ来ない 東京 そんなナイト・パブ  私のこころに にたよな唄が あればカラオケ かけてみる シャララ…… イサオ 君は好きでは ないんだと いつもやかせる にくい奴 このごろ来ない 大阪 そんなナイト・パブ  あなたのボトルが あくころそっと 車をとばして 来てくれる シャララ…… タカシ 酔ったみたいで なんかへん 今日は甘えて みたいのに このごろ来ない 博多も そんなナイト・パブ
そんな女のひとりごとGOLD LYLIC増位山太志郎GOLD LYLIC増位山太志郎木未野奈徳久広司伊藤雪彦お店のつとめは はじめてだけど 真樹さんの 紹介で あなたの隣りに 坐ったの あそびなれてる 人みたい ボトルの名前で わかるのよ そんな女の ひとりごと  身体(からだ)に毒だわ つづけて飲んじゃ ユミさんは こないけど 十時に電話が 入るわよ あなた歌でも 唄ったら 少しは気持ちも はれるでしょ そんな女の ひとりごと  車でおくると いわれたけれど 奈美さんに 叱られる あなたの浮気は 有名よ ジンのにおいで 私まで 酔わせるつもりね 今夜また そんな女の ひとりごと  グレーの背広に ラークのタバコ ママさんの いい人ね 身の上ばなしを したいけど 渋い笑顔に どことなく かなしい昔が あるみたい そんな女の ひとりごと
前川清前川清荒木とよひさ徳久広司杉山正明女性(おんな)ひとりで 生きることより もっと淋しく させるのは 窓に差し込む 寒い黄昏 急に涙こぼれる 声かける人が そばにいて 平凡な暮らし していたら… 胸の渇きも やせた身体も あなたしか知らない 愛は綺麗な ずるい生き物 飼い慣らすそれだけ Ah…ありふれた恋話(はなし) それも人生  林檎剥(りんごむ)く指 怪我をするより もっと痛みが 走るのは 服を着換える 寒いこの部屋 灯かり点(つ)けて出かける 置き手紙書いて 残しても 紙屑になって しまうだけ… 都会(まち)のネオンに 泳ぐ気持ちは あなたしか知らない 愛はいつでも ただの借り物 返す日がくるだけ Ah…ありふれた終幕(おわり) それも人生  胸の渇きも やせた身体も あなたしか知らない 愛は綺麗な ずるい生き物 飼い慣らすそれだけ Ah…ありふれた恋話(はなし) それも人生
逢う時はいつも他人テレサ・テンテレサ・テン東海林良徳久広司小六禮次郎酒のグラスを カタカタと あの人これから いい気分 わたしくちびる そっとかむ ワインのグラス 似合う人 愛したことが そもそも間違いだった 赤いメノーの ブローチを抱きしめ ふとそう想う ねえこっち向いてよ 話し聞いてよ 久し振りだもの あなた 抱いてくれても いいじゃない  派手な香水 ふりまいて あの人二度目の バスを浴び わたしソファーで 酒をつぐ そろそろ電話 なる頃ね 出がけ邪魔しちゃ いさかい又始めるわ 氷うかべた ウイスキーぼんやり ながめるわたし ねえこっち向いてよ 愚痴を聞いてよ 久し振りだもの あなた 今夜このまゝ いいじゃない  ねえこっち向いてよ 愚痴を聞いてよ 久し振りだもの あなた 今夜このまゝ いいじゃない
流れる西方裕之西方裕之星野哲郎徳久広司雲は流れる 流れる雲が 山に当たれば 雪になる どこかにあるさ かならずあるさ 俺がくだけて 雪になる 男の山を さがして歩く  川は流れる 流れる川が 崖(がけ)をとびおり 竜(りゅう)になる いつかはくるさ かならずくるさ いのち散らして 虹を画(か)く 男の崖を 背負って生きる  時は流れる 流れる時が 石を炎(ほのお)に してくれる その日はくるさ かならずくるさ 時をつかんで 燃えさかる 炎の明日を 信じて耐える
遠野しぐれ上杉香緒里上杉香緒里城岡れい徳久広司佐伯亮変わる季節を すすきが揺らし 風が生まれる 遠野駅 はぐれて添えない 恋を抱き 明日をさがしに 来た旅路 遠野しぐれて 暮れる里 忘れてあげれば… 楽ですか  酔ってあの人 聞かせてくれた 南部語りの なつかしさ うつむく心を 酒に染め ぬらす枕で 聞く音は 遠野しぐれて なみだ宿 雨音つづきの… 女です  止まる水車を 未練でまわす 夜明けまじかの わかれ水 ついては行けない 道の先 惚れた男の 夢がある 遠野しぐれて 走る霧 届かぬ背中を 押して行く
おんな酒上杉香緒里上杉香緒里城岡れい徳久広司佐伯亮泣いて乱れる 恋よりも 惚れた弱みで 別れた辛さ あんたなんかにゃ わかるまい あんただけには 見せたくないの 笑顔支えた 頬づえに 苦い雨降る おんな酒  追って背中に 甘えたい 惚れていりゃこそ 解いたこの手 あんたなんかにゃ わかるまい あんたひとりに 命をあげて 夜の重さに 耐え切れず 胸は火の川 おんな酒  こころ二つを 持つひとは どちら向いても 淋しいはずよ わたしほんとは わかってた 迷う男の 優しさ深さ 夢と氷を 砕いては 明日を飲み干す おんな酒
雁渡し水森かおり水森かおり木下龍太郎徳久広司南郷達也愛を失くした 女の部屋は どっちを向いても すきま風 雁が来る頃 吹くと言う 風は北風 雁渡し 心に衣は 着せられなくて 重ね着しても まだ寒い  二本並んだ レールのように 二人の心は 離れてた 辛い別れを 決めた夜(よ)も 空に鳴ってた 雁渡し 月日を重ねて 築いてみても 崩れりゃもろい しあわせは  空を見上げりゃ 女の胸の 涙を映すか 鏡月 雁が来るとき 冬までも 連れて来たのか 雁渡し 悲しい思い出 暖炉にくべて 遅れる春を 一人待つ
ここは日本海 浜坂の駅真木柚布子真木柚布子堂園なを子徳久広司大阪発の はまかぜで 私ひとりの旅に出る 優しい面影 恋しくて 北の街へと向かいます 車窓に映ゆるは 日本海 余部鉄橋 涙で越える ねえ! あなた 淋しすぎます ひとり佇む 浜坂の駅 ここは日本海 思い出さがしの 一人旅です  帰らぬ夏が よみがえる 白い砂浜 よりそって 諸寄海岸 居組まで こころ焼きつく 日差しより 愛を あなたを 約束を 忘れることさえ むなしくつらい ねえ! あなた 淋しすぎます ひとり佇む 浜坂の駅 ここは日本海 思い出さがしの 一人旅です  余部鉄橋 涙で越える ねえ! あなた 淋しすぎます ひとり佇む 浜坂の駅 ここは日本海 思い出さがしの 一人旅です
むかしの男三船和子三船和子瑳川温子徳久広司桜庭伸幸恋をするよろこび 恋のなみだ あの人のためなら 死んでもいいと 八分咲きの君が 綺麗だよと わたしを抱きしめた むかしの男 甘い誘いに 惑わされ 悲しいことばに 傷ついた あの日があって 今がある 乾杯 色とりどりの むかしの男 忘れない花よ  幸せはいつでも 突然終る 愛の形見さえも 残さないまま 涙から人生 教えられて やさしさ身に着けた 女よわたし 逢ってみたいの もう一度 逢ってはいけない もう二度と グラスを揺らす 想い出に 乾杯 過ぎ去りし日の むかしの男 忘れない夢よ  逢ってみたいの もう一度 逢ってはいけない もう二度と グラスを揺らす 想い出に 乾杯 過ぎ去りし日の むかしの男 忘れない夢よ
やっぱり女です…吉村明紘吉村明紘土田有紀徳久広司南郷達也耐える忍ぶは 古いのね 愛とは奪う ものなのね ものなのね 今ならば身をひくなんて 出来ないわ 女だかれて おんなです… 他人どうしに なったけど アヽヽ別れても あなたの女  ひとりぼっちが 好きなのと 重荷になっちゃ いけないと いけないと 今ならば強がりなんて 言わないわ お酒ばかりが つよくなり… 酔えば心が 弱くなる アヽヽ別れても あなたの女  高い敷居が 通せんぼ 親さえ遠い 夢ん中 夢ん中 今ならばふるさと捨てヽ 行かないわ 思い出すさえ つらいのに… 窓の夜雨(よさめ)が 聞きたがる アヽヽ別れても あなたの女
北のたずねびと吉村明紘吉村明紘土田有紀徳久広司南郷達也今でもひとりで 暮らしていると 聞けば気になる 旅の空  結ばれなくても 小樽の夜を 忘れたことなど なかったよ  霧の十字路あの涙 拭いてやりたい この指で…  二人で生きてく 道ならきっと 他をさがせば あったのに  若さの奢(おご)り すヽきの辺り 悔やんで詫びても もう遅い  風にきヽたいたずねびと そして泣いてる 俺がいる…  誰より優しい お前のことを おとぎばなしに したくない  あてなどないけど 釧路の酒場 たどればよく似た 細い肩  もしも幸せだったらなら 少し淋しい 北の旅…
越前挽歌小林旭小林旭吉田旺徳久広司哭くな荒磯(ありそ)の海燕 夕陽が落ちる ひびけ男の嘆き唄 越前岬に いまさら呼んでも 還る女か 泣くため生まれて来たような おまえのふるさとにゃ 似合いすぎる 暗い海だ 日本海だ…  雪子…雪子 何故に この世を捨てた  燃えろ手向(たむ)けの彼岸花 口紅色に 吼えろ東尋(とうじん)波しぶき 夜をつんざいて 泣きごとならべて もどる夢か 私が死んだら ふるさとの あの波に抱かれて 眠りたいと いった海だ 日本海だ…  雪子…雪子 海が見えるか 雪子
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
明日のために空を見る竹島宏竹島宏久仁京介徳久広司前田俊明かなしいときには 空を見上げて つらいなみだを 指でぬぐえば 星はまたたく つよくなれよと… 明日のために 空を見る ひとりじゃないのさ 心を澄ませば きっと聴こえる いとしい歌が あなたも誰かに 愛されて あなたも誰かを また愛するだろう  うれしいときには 空を見上げて からだいっぱい 風を吸い込み あついよろこび 人に伝えて 明日のために 夢を見る 今日という日は 二度とかえらない きっと思い出 頬笑むだろう あなたも誰かに 愛されて あなたも誰かを また愛するだろう  ひとりじゃないのさ 心を澄ませば きっと聴こえる いとしい歌が あなたも誰かに 愛され あなたも誰かを また愛するだろう あなたも誰かに 愛されて あなたも誰かを また愛するだろう
昼顔の花竹島宏竹島宏久仁京介徳久広司前田俊明愛していても 救えない おまえの気持 今はもう 昼顔の花 薄紅が 真夏の陽にも 涼しげだった 夢も半ばに どうして消えた 飛び立てないよ おまえから  過去から逃れ しあわせを ただ欲しがって いたおまえ 昼顔の花 捨て猫も じゃれつくように 哀しく鳴いて ふたり明日への 想い出づくり 約束したね 二年前  無邪気に笑い 出会いでは 心の影を かくしてた 昼顔の花 薄紅の 摘まれてしぼむ 可憐な花よ 待っていてくれ 最終列車 おまえを探す 旅仕度
北へ帰ろう小林旭小林旭徳久広司徳久広司北へ帰ろう 思い出抱いて 北へ帰ろう 星降る夜に 愛しき人よ 別れても 心はひとつ 離れまい  北へ帰ろう 思いを残し 北へ帰ろう 誰にも告げず 夜露を踏めば ほろほろと あふれる涙 とめどなく  北へ帰ろう 涙を捨てに 北へ帰ろう 星降る夜に みとせの夢よ わが恋よ 君くれないの くちびるよ
氷雪海峡小林旭小林旭杉紀彦徳久広司サハリンの 女の血が混る おまえの素肌は あたたかかった 吹雪舞いこむ 岬の宿の 寝物語は 忘れないぜ 北の岬で 生きて行くには 抱いて抱かれて 眠るだけ あゝ白い暗やみ 氷雪海峡  窓から見えてた オホーツク おまえの昔に そっくりだった 胸のひびわれ 岬の春に 花が咲くのは いつのことか 北の岬で 生きて行くには 甘い恋など 邪魔なだけ あゝ恋を葬う 氷雪海峡  生きてる事すら 切なくて さすらう旅路で おまえに逢った 海鳴りきこえりゃ 抱きあうだけだよ 言ったおまえを 忘れないぜ 北の岬を 思い出すたび おれも死ぬ時ゃ きっと行く あゝおれとおまえの 氷雪海峡
帰って来た女前川清前川清池田充男徳久広司竜崎孝路夜霧の桟橋 泊まり船 ゆめが幾つも ゆれてるわ 深い都会の ネオンの海を 泳ぎつかれた かなしい魚 そうよ そうなの わたし港に 帰って来た女  駆け落ちみたいな 恋をして いつかやつれた 白い頬 男・うそつき 東京無情 だから解った 故郷のよさが そうよ そうなの わたし港に 帰って来た女  昔のチャペルの 鐘の音を 聞けばこころが 癒される なみだぼろぼろ 泣く夜もあるが 春に抱かれて 出なおすつもり そうよ そうなの わたし港に 帰って来た女
愛と戯れの隣りに…前川清前川清荒木とよひさ徳久広司竜崎孝路悲しい女は 涙が本当は友達 あなたに飛び込み 心開いても… それが愛なら 時を止めたままで 過去も未来も すべてたち切り あなたひとりに 肌を守りとおし きっと最後の 恋にするのに 男のずるい 戯れにされても この涙 別れても 裏切りはしない  賢い女の 生き方出来たらいいけど 優しい嘘にも 身体また許す… それも愛なら 息を殺しながら 夢の毛布で 右手からませ あなたひとりを 縛りつけてしまい これで最後の 人にするのに 男のずるい 戯れにされても この不幸 別れても 捨てたりはしない  それが愛なら 時を止めたままで 過去も未来も すべてたち切り あなたひとりに 肌を守りとおし きっと最後の 恋にするのに 男のずるい 戯れにされても この涙 別れても 裏切りはしない
さすらい本線北山たけし北山たけし木下龍太郎徳久広司伊戸のりお遠く消えてく 町の灯(ひ)の 一つは君の 窓あかり やすらぎ暮らしと 聴いたから ようやく堪(こら)える 途中下車 恋の未練火(みれんび) 消せないままに 男はひとり さすらい本線  君のあの日の 置手紙 さよならだけの 走り書き 心の迷いも そのままに 涙でにじんだ 乱れ文字 窓に広がる サロベツ原野 男はひとり さすらい本線  沖に潮鳴り 聴きながら 列車の旅は まだ続く 描いた希(のぞ)みを 果たすまで 終着駅など 今はない 君のしあわせ 心で祈り 男はひとり さすらい本線
北フェリー岩出和也岩出和也石原信一徳久広司伊戸のりお白い波間に 指輪を投げて 過去(むかし)をすてたと ふるえる人よ 傷ついた 都会の暮らし 俺が忘れさせてやる 北行きフェリー おまえを抱けば ああ 海峡越しに 陽が沈む  なぶる潮風 コートでかばい 生きてく望みの くちづけ交わす 振り向けば 今日までふたり 長いまわり道だった 北行きフェリー 涙の霧か ああ 海猫鳴いて 恋が行く  たどり着く町 夢見て眠れ 静かな港が 迎えてくれる 今度こそ 幸せ探す 明日がきっとあるだろう 北行きフェリー 悲しみ越えて ああ 海峡の果て 陽が昇る 
長良川岡ゆう子岡ゆう子夢ユメ子徳久広司前田俊明風があなたの 匂いをつれて 美濃に短い 秋が来る 郡上おどりで むすばれて 情けながした 長良川 わるい人ほど あとをひく 別れた今でも 逢いたくて  古い町並み 細路地ぬけて 探すあなたの 影もない 好きでいりゃこそ 嘘ひとつ 許せなかった 長良川 季節めぐれば 忘れると 思っていたのに 逢いたくて  関の鵜飼で 小舟がゆれて 水のしぶきに 濡れた夜 襟を合わせる 手をほどき 胸に紅葉の 長良川 肌がほしがる 想い出に 心があふれて 逢いたくて
人生行路谷本知美谷本知美潮沢栄一徳久広司伊戸のりお駕籠(かご)に乗る奴 それ担(かつ)ぐ奴 そいつの草鞋(わらじ)を つくる奴 変わるもんかよ いつの世も 負けてたまるか 人生行路 汗でささえて 夢をとる  新品(さら)の畳も 叩けば埃(ほこり) 怖れてどうなる 傷ひとつ きっとあの娘(こ)を 振り向かす せくなあせるな 人生行路 行けば日和(ひより)の 明日(あす)がある  見栄(みえ)や世間を 気にする奴の 相手をしてれば 日が暮れる 晴れの舞台を 目指す道 待っちゃくれない 人生行路 男一匹 まっしぐら
雪ん娘峠千昌夫千昌夫喜多條忠徳久広司私雪ん娘 雪ん娘だから 東京へ行ったら溶けてしまうと 泣いていた 霜降りマフラー すっぽりかぶり くちびる噛んで ついてきた アーアー雪ん娘峠の お前の涙 なんでなんで 忘れることがあろう  私峠で 見送るからね 姿が見えたら 手を振ってねと言っていた 夜汽車の窓から 身を乗り出して お前の名前を 呼んでいた アーアー雪ん娘峠に 降り積む雪は 今も今も 心に降りかかる  私お嫁に もらわれてゆくわ あなたを待っても しかたないのと言いきかせ お前の手紙が 届いた時は 五年の月日が 流れていた アーアー雪ん娘峠に さよならだけが 白く白く ちぎれて降ってくる
さよなら三角また来て四角千昌夫千昌夫喜多條忠徳久広司さよなら三角また来て四角 達者でなァー達者でよォー  故郷のみんなに言っとくれ 俺はも少し東京で こらえてみるからみててくれ お前はとてもやさしい奴さ うそもつけない いい奴だから 故郷でいい人見つけりゃいいさ 達者でなァー達者でよォー  故郷のみんなによろしくな やっと仕事も慣れたけど やっぱり短気が顔を出す お前がいつも止め役だった 月に一度は便りを書くよ たまに出てこい一杯やろう 淋しいなァー淋しいよォー  故郷のみんなに言っとくれ 俺の住んでる東京も 夕焼け空はきれいだと おまえもきっとがんばるんだよ おれが女房もらった時は きっと最初に会わせてやるさ 達者でなァー達者でよォー
海峡本線山川豊山川豊麻こよみ徳久広司南郷達也海峡越えれば しらじらと 汽笛がひと声 夜が明ける と切れと切れの 噂の糸を つなぎ合わせて 乗った汽車… 逢わせて下さい 今度こそ あなたを捜す 海峡本線 理由(わけ)も聞かせて もらえずに 女は恋を あきらめきれない  あなたが誰かと 暮らすなら 何(なんに)も言わずに 帰ります 膝に広げた コートの下で 薄い切符に すがる指… 逢わせて下さい 今度こそ 涙に染まる 海峡本線 手紙ひとつも ない人を 女は待って 暮らして行けない  逢わせて下さい 今度こそ 涙に染まる 海峡本線 手紙ひとつも ない人を 女は待って 暮らして行けない
よさこい慕情黒川英二黒川英二仁井谷俊也徳久広司伊戸のりお忘れちゃイヤよと つぶやいて 俺の小指を 噛んだ奴 あの日別れた はりまや橋に 黄昏色した 風が吹く 土佐の高知に 帰ってきたよ も一度逢いたい… おまえに逢いたい… よさこい慕情  遠くの海鳴り 聞きながら そっと名を呼ぶ 桂浜 雲の切れ間の 十六夜(いざよい)月が 恋しいお前の 面影(かお)になる 土佐の高知は 想い出の町 今でも好きだよ… 誰より好きだよ… よさこい慕情  噂を聞いたよ ひとりだと 昔なじみの あの酒場(みせ)で 泣いて5年も待たせたけれど 今ならできるさ 倖せに 土佐の高知に 迎えにきたよ も一度逢いたい… おまえに逢いたい… よさこい慕情
逢瀬橋真木柚布子真木柚布子池田さとし徳久広司もみじが紅を まだ残すのに 粉雪ちらつく 逢瀬橋 傷つき泣くのも かくごの上よ してはいけない 恋だけど わたしなりたい あゝ しあわせに  生きるか死ぬか 苦しむ恋を 映して思案の 逢瀬橋 すべてが欲しいの 少しじゃ嫌よ 無理を云ってる くちびるを 指でふさいで あゝ 抱くあなた  もつれるように あなたにすがりゃ 裾がみだれる 逢瀬橋 明日はいらない 今日だけ欲しい 燃える火のよに 花のよに 女いちりん あゝ 咲かせたい
雨の青山キム・ヨンジャキム・ヨンジャ池田充男徳久広司前田俊明おまえがほしい 愛していると 耳にくちづけ さゝやくあなた 古い映画を 見るような 東京夜景に かくれた酒場 こゝは二人が いつも逢う場所 濡れて青山 濡れて青山 雨の夜  誰かのものね 好みじゃないわ ブレスレットに 嫉妬(や)いてるわたし くちに出せない にくらしさ あなたの横顔 はじいて抓(つ)ねる 惚れたおんなが そうよ負けなの 泣いて青山 泣いて青山 雨の夜  色づき初(そ)める 欅(けやき)の並木 表参道 外苑あたり 歩きましょうか ほろ酔いで それとも朝まで お店をかえて 帰りたくない 別れられない 揺れて青山 揺れて青山 雨の夜
北のともし灯キム・ヨンジャキム・ヨンジャ池田充男徳久広司前田俊明降りつむ雪に ほろほろ赤い そんな 小さな 酒場のあかり あんた今夜は どうしたの わたしの涙で よければ 癒してあげる 北のおんなが ともす灯は 生きる証の いのち火よ  しあわせうすい ながれの花が 咲いて 二た冬 ススキノぐらし 熱いお酒ね こんな夜は あんたと一緒に しみじみ この盃で 北のおんなが ともす灯は 夢も心も あたゝめる  惚れてるくせに 惚れたと言わず どこか 依怙地な 似たものどうし 話とぎれて 午前二時 あんたも辛いし ちょっぴり 私も辛い 北のおんなが ともす灯に 帰したくない 雪が舞う
ラ・ヴィ・アン・ローズチャン・ウンスクチャン・ウンスク建石一徳久広司伊戸のりお薔薇の刺は痛い だけど人は触れる 恐いもの見たさが 出逢いの罠ね 街のビルの二階 ふたり遅いランチ やわらかな陽差しに ほほえむあなた わたし ここまで来たのは 何故かしら いまならもどせる 白紙にも とまどい ときめき ゆれながら ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ あなたに 惹かれてゆくのを 感じるの ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ ドラマのはじまり  薔薇の甘い香り 時に人を酔わす 花びらに潜んだ 嵐の予感 通り雨も上がり 今日は昼の月が さりげなくあなたと 並んであるく わたし かわってゆくなら 美しく こころの求める そのままに 明日も逢いたい 叶うなら ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ あなたは 人生飾って くれる人 ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ ドラマのはじまり  ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ 私の未来は あなたの手の中に ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ 運命の恋よ
忘れ風鈴和田青児和田青児里村龍一徳久広司南郷達也窓の風鈴 鳴る音わびし 呼んでみたって 返らぬ女(ひと)よ 雨よ降れ降れ 想い出川に 倖せひとつ やれないで ごめんね ごめんよ 忘れ風鈴 もう泣くな  俺は今でも ひとりでいるよ 遠くなるほど 逢いたさつのる 風よ吹け吹け 散らした花に あの頃二人 若すぎた ごめんね ごめんよ 忘れ風鈴 雨ん中  酒に心が 旅する夜は いつもはじめに お前を思う 星よ散れ散れ 帰らぬ夢に 気がかりひとつ 残るけど ごめんね ごめんよ 忘れ風鈴 いつはずす
水森かおり&徳久広司水森かおり&徳久広司麻こよみ徳久広司人目をさけて 寄りそう肩に 星が震える 北の駅 心細さに すがる指先 二度と戻れぬ この町よ…  離れられない 恋なら なおさら すべてを捨てても かまわない おまえだけ あなただけ 明日へ旅立つ 今 ふたりです  見送る人も ない寂しさに せめて口紅(ルージュ)を 買い換えて 泣いた数より 幸せあげたい 薄い切符に かける夢…  噂悲しい 恋なら なおさら この手を離さず どこまでも 今日からは 泣かないわ 明日を信じる 今 ふたりです  離れられない 恋なら なおさら すべてを捨てても かまわない おまえだけ あなただけ 明日へ旅立つ 今 ふたりです  明日へ旅立つ 今 ふたりです
こぼれ酒大月みやこ大月みやこ八島義郎徳久広司池多孝春空ろな酒に 染み残る あなたの面影 盃 置けば 酔いさめて酔いさめて肌の寒さよ 夫婦暮らしの 真似事も 思い出されて ああ やるせなや  あなたと別れて 幾年か 思いを秘めた 文ありて 過ぎし日の過ぎし日の 種々偲ぶ 喜び満ちて 抱きあいし 水無月の頃 ああ なつかしや  こぼれた酒が 七色に きらめく中に また浮かぶ かの日のかの日の あなたの姿 微笑み立てる 切なさよ 残りし酒の ああ 味気なや
夢が咲くまで大城バネサ大城バネサ麻こよみ徳久広司南郷達也星も見えない 寒空(さむぞら)夜空 夢をも一度 あたためる 悔し涙を 心に抱いて ぐっと唇 かみしめる… まだまだ 帰れない まだまだ 帰れない 何があっても 帰れない 負けてたまるか 泣くもんか 泣くもんか  汽笛ひと声 別れの朝を 思い出させて 風が吹く 帰るその日を 指折り数え 待ってくれてる 人がいる… まだまだ 帰らない まだまだ 帰らない 夢が咲くまで 帰らない 逃げてたまるか 泣くもんか 泣くもんか  帰るその日を 指折り数え 待ってくれてる 人がいる… まだまだ 帰らない まだまだ 帰らない 夢が咲くまで 帰らない 逃げてたまるか 泣くもんか 泣くもんか
百年浪漫日の出舞子日の出舞子仁井谷俊也徳久広司伊戸のりお回転扉を 明日に廻し 昨日という日を 脱ぎ捨てる 涙のドレスは いらないわ 出逢いの奇蹟を 信じて待つの  女は月夜の 紅い薔薇 いくつになっても 恋していたい くちびるいかが… ダンスはいかが… ロマンスいかが… 夢心地いかが…  冷たい宝石の 肌ざわりより 誰かのぬくもり 欲しくなる 果実酒をひと口 飲み干せば 危険な香りに 眩暈がするわ  女の吐息は 甘い蜜 百年たっても 愛されたいの 囁きどうぞ… 秘密をどうぞ… せつなさどうぞ… 微笑みどうぞ…  女は月夜の 紅い薔薇 いくつになっても 恋していたい くちびるいかが… ダンスはいかが… ロマンスいかが… 夢心地いかが…
秋の陽だまり竹島宏竹島宏久仁京介徳久広司南郷達也だけどおしまい お別れしましょう たとえ電話で 誘っても駄目 知っていたのよ 彼女を好きな 彼女を好きなこと 素敵なひととき 重ねてたいけど このままあなたに 甘えてられない 秋の陽だまり 影がさしこむ 枯葉の前に お別れしましょう  夢をみるひと 夢をありがとう でもその夢は 彼女にあげて 帰るこの場所 あなたはいない あなたはいないのよ 微笑みいらない つれなくしてよね あなたのしたこと 許しているから 秋のたそがれ 霧がかかれば 想い出だけが わたしにやさしい  最後のさよなら わたしに云わせて このままあなたと 歩いてゆけない 秋の陽だまり 影がさしこむ 枯葉の前に お別れしましょう
夢街道大木綾子大木綾子吉田旺徳久広司斉藤恒夫涙もしばれる 海峡こえて 花の都に 来たからにゃ 負けてなるかよ どさんこ鴎 吹雪はらって 抱いてきた 男のぞみを 咲かすまで ゆくぞ!! ゆくぞ!! ゆくぞこの道 夢街道  芸道ひとすじ 選んだからは 親の死に目に 逢えるとは 決して思うな 思っちゃならぬ 故郷の親父の くちぐせが やけに身にしむ 昨日今日 ゆくぞ!! ゆくぞ!! ゆくぞこの道 夢街道  行く先は雨風 嵐であろと 檜舞台を 踏むまでは にげてたまるか どさんこ鴎 たとえ翼は 破れても 弱音奥歯で かみ殺し ゆくぞ!! ゆくぞ!! ゆくぞこの道 夢街道
涙のラブソング北原ミレイ北原ミレイかず翼徳久広司今泉敏郎はしゃぎすぎたの私 どんな夢だって いつか覚めること 知っていたくせに… ほんのはずみの恋に 心奪われて 今日も面影を 捜す日暮れ街 あの日最後の夜だと 気づかずに 抱かれたぬくもり も一度も一度欲しい あれから逢えずに 季節も変わり 今夜も歌うの 涙のラブソング  忘れられずに私 運命(さだめ)うらんだわ だから恋なんて イヤとつぶやいて… 未練色したお酒 胸にしみてゆく 何がいけないの みんなあげたのに ドアを開ければ煙草の 残り香が 私を連れてく 失くした失くした日々に… にじんだ灯りに 思い出かさね 今夜も歌うの 涙のラブソング  一度はずした指輪を またはめて あなたの女よ 今でも今でも私 窓打つ夜風に 振り向きながら 今夜も歌うの 涙のラブソング
三郎螢加納ひろし加納ひろし星桂三徳久広司俺もおまえも短い命 明日は何処(いずこ)の海の底 どうせ散るなら本懐遂げて 螢になって還(かえ)って来るよ 俺が来たなら甘酒くりゃれ ほーほー螢来いほーほー螢来い やさしく唄って下しゃんせ  母さん…いよいよお別れです 短い人生でしたが…産んでくれてありがとう 一足先に行ってます… 母さんはどうぞゆっくりゆっくり来てください 母さ~ん  さらば祖国よ愛しき人々(ひと)よ 命惜しむじゃなけれども 役に立ててよ俺いらの魂(いのち)  開聞岳(かいもんだけ)に別れを告げりゃ 涙落つるも尚(なお)意気高し ほーほー螢来いほーほー螢来い よくぞ還(き)たねと誉めやんせ  ほーほー螢来いほーほー螢来い 俺いらのことを忘れるな  
縁~えん~山口ひろみ山口ひろみ仁井谷俊也徳久広司南郷達也縁という名の 出逢いがなけりゃ 夢も咲かずに 枯れるだろ 人はひとりじゃ 何にも出来ぬ 扶けられ… 支えられ… でかくなるのさ 人間は  恋だ愛だと 理屈を云うが 縁があるから 結ばれた 不足ならべりゃ きりないけれど いたわりと… 思いやり… それが倖せ 招くのさ  縁と縁とが その手をつなぎ 生きる世間に 輪をつくる 人の値打ちは 誰でも平等 称えあい… 譲りあう… 真心なくして 明日はない
この冬すぎれば春が来る三船和子三船和子木未野奈徳久広司石倉重信二つの心を つないだ糸も 無理やり引いたら すぐ切れる 一日一歩 ふたりで歩く 人生坂も 折り返し この冬すぎれば  春が来る あゝ春が来る  いいえとハイとを 上手に使う 可愛い女房で 生きたいの 喧嘩のたびに 背中を向けて あなたに泣いた 夜もある この冬すぎれば 春が来る あゝ春が来る  あかぎれだらけの この指だけど 指輪が似合った 頃もある 明日を信じ 笑顔に苦労 隠して越えた 山や川 この冬すぎれば  春が来る あゝ春が来る
北の秋桜キム・ヨンジャキム・ヨンジャ池田充男徳久広司前田俊明愛を失くした 旅のおんなは 花が咲く駅がすき 迷い子みたいに 遠いめをして 海沿いの町を往く 革の服着た あのひとの影が恋しい 風の中ひとり震えてるわたし 北の秋桜 噂だけでも おしえておくれ  恋がこわれて ひとりぼっちで 淋しさに気がついた ばかなわたしね ごめんなさいと 泣きながらすがりたい ここは知床 あのひとの胸が恋しい 最果ての空に名前呼ぶばかり 北の秋桜 おんなごころに どこかが似てる  秋が冬へと 季節かわれば 流氷がくるという  花にじゃれてる 猫よさよなら ゆうぐれのオホーツク 夜のざわめき 札幌の街が恋しい 夢だけをつなぎこの汽車に乗るわ 北の秋桜 枯れてくれるな わたしの花よ
好きやねん大阪黒木はるみ・浪花こゆき黒木はるみ・浪花こゆき山田孝雄徳久広司倖せになろうねと 道頓堀から 戎橋御堂筋 肩寄せ歩く みんなそれぞれ 故郷が 遠い何処かにあるけれど 好きやねん大阪 大阪好きやねん この街で この街で 生きていくんやもん  哀しみに負けないで 切ない時には 中の島 天満橋 淀川流れ 待って下さい 春が来て 水の都に 花が咲く 好きやねん大阪 大阪好きやねん この街で この街で 生きていくんやもん  めぐり逢い しのび逢い ふたり曽根崎 小雨降る北新地 七色ネオン 夢を注ぐのか 嘘なのか 明日になる迄 わからない 好きやねん大阪 大阪好きやねん この街で この街で 生きていくんやもん
好きやねん大阪浪花こゆき浪花こゆき山田孝雄徳久広司倖せになろうねと 道頓堀から 戎橋(えびすばし) 御堂筋 肩寄せ歩く みんなそれぞれ 故郷が 遠い何処かに あるけれど 好きやねん大阪 大阪好きやねん この街で この街で 生きていくんやもん  哀しみに負けないで 切ない時には 中の島 天満橋(てんまばし) 淀川流れ 待って下さい 春が来て 水の都に 花が咲く 好きやねん大阪 大阪好きやねん この街で この街で 生きていくんやもん  めぐり逢い しのび逢い ふたり曽根崎 小雨降る北新地 七色ネオン 夢を注ぐのか 嘘なのか 明日になる迄 わからない 好きやねん大阪 大阪好きやねん この街で この街で 生きていくんやもん
雪の花和田青児和田青児里村龍一徳久広司川村栄二いつも自分を あとまわし 俺に尽くして くれたやつ いつになったら 言えるやら 苦労かけたと 言えるやら 風花 風花 雪の花 なんでお前は 俺に咲く  生まれ故郷の 手料理で 晩のテーブル 飾るやつ 俺に逢わなきゃ 倖せを とうにつかめた はずなのに 風花 風花 なみだ花 他にいいやつ いるものを  あの日お前に 逢わなけりゃ 俺は今でも 酒びたり 惚れていながら お前には 返しきれない 借りがある 風花 風花 俺の花 いつか倖せ くれてやる
初めてのひと神園さやか神園さやか徳久広司徳久広司前田俊明ついてゆきたいの すべてを捨てても 信じてみたいのよ 二人の約束を 何も言えずに いたことを 許してください お母さん 幸せになります この恋ひとすじに ああ…あのひとが 初めてのひとです  若いと言うだけで まわりの誰もが 反対するでしょう 理由さえ聞かないで 私ひとりで 決めました 許してください お母さん 心に誓った 一途なこの想い ああ…あのひとが 初めてのひとです  見送るひともない 旅立ちだけど 涙は見せないで 故郷あとにする 町のあかりが 遠ざかる 許してください お母さん 待ってて欲しいの この夢かなえます ああ…あのひとが 初めてのひとです
函館哀愁竹島宏竹島宏久仁京介徳久広司南郷達也かもめ一羽が 波に飛ぶ 夕なぎ見下ろす 立待岬 生まれて初めて 逢う人が あなたであれば よかったと 別れにすがった なみだの瞳 函館 哀愁 おまえに逢いたい  赤い爪あと この俺の 背中にうずけば もう冬がくる みだれる黒髪 なでながら 愛した夜は 嘘じゃない 心に灼きつく 函館夜景 想い出 哀愁 おまえに逢いたい  待てばおまえが 帰るかと その日を信じて 今日まで来たよ やさしくもいちど 抱きしめて しあわせですと 云わせたい 噂をはこぶか あの北斗星 函館 哀愁 おまえに逢いたい
男の水割り佳山明生佳山明生たかたかし徳久広司何で流れた 都会の露地に お前にも過去が あるんだろう 酒をつぐ手に 苦労がみえる 妹と同じ 年の頃なのに 心がいたむ 男の水割り  手相みせてと 体をよせて この俺に甘える 細い肩 いつも明るく ふるまうけれど さみしい顔して ふっと遠く見る 心がさわぐ 男の水割り  すがりつくよな お前の瞳 こんな俺信じて くれている 俺が見つけた きれいな花さ 二人で日のさす街で暮そうか 心がゆれる 男の水割り 
大阪ブギ紫艶紫艶いとう彩徳久広司小笠原寅悔しかったら 買いなはれ 楽しかったら 買いなはれ ストレス溜めても 貯めるな小銭 夢に泣くのは やめなはれ 恋に泣くのも やめなはれ 何があっても 負けたらあかん ラッタッタ ブギウギ ウ… ラッタッタ ブギウギ ウ… 難波あたりで ナンパしたろか たこ焼き最高! 喰い倒れ最高! 踊り明かそよ アンタとアタシ  悲しかったら 呑みなはれ 嬉しかったら 呑みなはれ なんでも「おおきに」 言うたら宜ろし 見栄を張るのは 捨てなはれ 意地を張るのも 捨てなはれ 何とかなるのが 男と女 ラッタッタ ブギウギ ウ… ラッタッタ ブギウギ ウ… 新地あたりで シンチられへん 儲かりまっか! ぼちぼちでんな! 踊り明かそよ アンタとアタシ  ラッタッタ ブギウギ ウ… ラッタッタ ブギウギ ウ… 花の大阪 おもろい街や アンタは最高! アタシも最高! 踊り明かそよ アンタとアタシ
女の波止場山口ひろみ山口ひろみ仁井谷俊也徳久広司南郷達也男と出会って 愛するたびに 最後の人と 女は想う なのに今度も あのひとは わたしを残し 海峡越える 行かないで… 行かないで… 波止場はおんなの 泣くところ  おまえと呼ばれて 女房きどり 女の夢に 酔いしれていた 厚い胸板 腕まくら やさしさ今も 信じているの 淋しくて… 淋しくて… 波止場の灯りが また潤む  季節を忘れた 鴎のように 女は今日も 海みて暮らす 三ヶ月(みつき)足らずの 倖せと わかっていても おんなは駄目ね 帰ってよ… 帰ってよ… 波止場は今夜も 風と波
夢うぐいす天童よしみ天童よしみ建石一徳久広司佐伯亮酔ったあなたに 背中を貸した それが二人の 始まりでした 夢だけ見ている 男に惚れて まわり道した 幸せさがし 今日の苦労は 明日の励み 夫婦うぐいす あぁ泣き笑い  負けず嫌いは おたがい様と 意地を張るよな 喧嘩もしたわ 昔のことなど 言いっこなしね 今があるのは あなたのおかげ 頼みましたよ これから先も 夫婦うぐいす あぁ泣き笑い  雨の上がった 夕焼け空に そっと寄りそう 浮き雲ふたつ 本当に良かった あなたと生きて 花と涙の 人生芝居  幕を引くまで 一緒と決めた 夫婦うぐいす あぁ泣き笑い
雨に咲く花たかだみゆきたかだみゆきたかたかし徳久広司斎藤恒夫死ぬも生きるも あなたのままと ついて来ました わきめもふらず 虹をみて 虹をみて また泣かされた 膝で甘えたしあわせも 今は夢 花なら散りましょ 忘れましょ 雨に咲く花 明日はどこで咲く  泣いてくらした 世間の隅で 今度こそはと あなたに賭けた せめないわ せめないわ 信じた恋を あなた迎える寝化粧も 今は夢 花なら散りましょ 忘れましょ 雨に咲く花 明日はどこで咲く  ネオンやつれの 私にだって きっと来る来る 女の青春が 生きるのよ 生きるのよ ふりむかないわ 肌でおぼえたいとしさも 今は夢 花なら散りましょ 忘れましょ 雨に咲く花 明日はどこで咲く  
北の雪虫GOLD LYLICキム・ヨンジャGOLD LYLICキム・ヨンジャ池田充男徳久広司夜が凍(しば)れて 雪にかわれば しゅるしゅると 胸が哭(な)く どうせのめない きついお酒が たまらなく ほしくなる 北へ北へと あの人を追いかけて いつか はぐれた 煉瓦(れんが)の都 わたし雪虫 ひとりぼっちよ 探して あなた  鞄ひとつで 降りたあの駅 アカシヤが 咲いていた 恋のうす着に 季節ながれて 札幌は 冬模様 北へ北へと たずねびと迷いびと いくつ数えた なみだの月日 噂ひろって 愛をつないで 泣いてる わたし  肌になじんだ 黒いドレスは あのひとが 好きな服 窓に行き交う 出船・入船 さいはての ベイホテル 北へ北へと この先はどこへゆく 旅の終りね 淋しさしみる わたし雪虫 こゝにいるのよ 逢いたい あなた
哀しみよ隣りで眠れ八代亜紀八代亜紀荒木とよひさ徳久広司伊戸のりお誰もいないこの部屋に 忍びこんだ悲しみが 声をひそめ うずくまり わたしを見ている… 憐れむ顔はしないで 同情なんて まっぴらよ… ひとりぼっちが ひとりぼっちが 好きなのよ  あなたの心身(こころ)に わたしはいない 空のベッド 割れた鏡 すべてむなしい 涙が涸れても あなたを恨む 傷の深さ 一途な慕い 愛の裏切りだけは 哀しみよ 隣りで眠れ あなたが 不幸になる日まで 哀しみよ 隣りで眠れ だれかに この身を 許すまで  あなたにすがって 連れもどせたら 薔薇の花瓶 白いソファー すべて息づく 今では心も 砂漠のように 胸の渇き 虚ろな暮し 愛の爪あとだけが 追憶(おもいで)よ 隣りで眠れ あなたが 煙りになる日まで 追憶よ 隣りで眠れ わたしが 自由に なれるまで  哀しみよ 隣りで眠れ あなたが 不幸になる日まで 哀しみよ 隣りで眠れ だれかに この身を 許すまで
放されて大石円大石円吉田旺徳久広司水に七色 ネオンの花は 夢がありそに 浮かれてるけど 私(うち)はあんたに 放(ほか)されたまま ひとり曽根崎 はぐれ鳥 忘れなあかん…忘れなあかん あんたなしでは よう生きられん 忘れなあかん…忘れなあかん おんなやもん 洒落た女で いたいのやけど 私(うち)はやっぱり 演歌です  あいつばかりが 男やないと グラス片手に 気取ってみても ゆうべ大阪 捨てたと聞けば 知らず知らずに 目が濡れる 泣いたらあかん…泣いたらあかん 泪ぼろぼろ よう止められん 泣いたらあかん…泣いたらあかん おんなやもん いっそ放(ほか)そか 大淀川へ あんた恋しと 哭くこころ  忘れなあかん…忘れなあかん あんたなしでは よう生きられん 泣いたらあかん…泣いたらあかん おんなやもん いっそ放(ほか)そか 大淀川へ あんた恋しと 哭くこころ
裏町ファド大石円大石円ちあき哲也徳久広司泣きたい夜には お酒を飲む それでも駄目なら 海まで行く… 我慢してた 泣き声さえ やさしい潮騒に かき消されて あ・あ ばかだね あ・あ ばかだよ 吠えたいの だからひとり 海へ行く  知らずに誰かを 求めている 心は弱虫 あなたが好き… こんな気持 言い出せずに ともだち芝居 また続けて あ・あ どじだね あ・あ どじだよ もう遅い とても綺麗 あの人は  抱いてももらえぬ あの胸なら 私が私を 抱きしめるわ… どうせ仲間に 打ち明けても 嘲笑いの種に すぐされるさ あ・あ つらいね あ・あ つらいよ 生きるのは 海も雪が 降るかしら 海も雪が 降るかしら…
YEBISU善哉大石円大石円ちあき哲也徳久広司右手で隣を探って 目が覚めた あぁ あいつは いないんだっけ… 携帯のメモリー消去して  シーツを鋏で切り裂いて あたしけじめを つけたんだっけ…  大の男が昼間から ホテル横丁でいちゃついて みっともないったら なかった ちぇっ 死んじゃいな あんなやつ それなのに それなのに 子犬は探すよ 癪だけど 癪だけど…帰っておいでよ  昔のカレシとあれこれ 比べたら まぁ まだまし ハンサムだしね… めそめそとタクシー飛ばしたり 酔ったらあいつがやりそうで 下の砂利道 聞き耳立てる…  やっと自由になれたのに 檻で暮らしているみたい こんなにいい女 ないのに ちぇっ やんなるな あたしって ナンパ癖 ナンパ癖 許してないけど こんどだけ こんどだけ…帰っておいでよ  いつか恵比寿に住みなれて 関西の訛りもとれたけど あいつの愛しさが とれない ちぇっ しゃあないな あかんたれ ぐれてても ぐれてても 仕方がないから 悔しいね 悔しいね…帰っておいでよ
青いカナリアチャン・ウンスクチャン・ウンスク建石一徳久広司木陰のカフェテラス 光と影の中 あなたといると 恋人みたい めまいを感じるの 上手な話し方 その瞳(め)にひき込まれ 帰る時間を また少しずつ 逢うたび延ばしてる 今だけの 夢もいいけど このドラマ 続けてみたい… 青いカナリア 飛べない空を 見上げるカゴの鳥 それでもいつか 飛べる日が来る 信じているけれど それは悲しい おとぎ話ね わかってるのに  出逢っていなければ 恋することもなく 愛しさゆえの せつなささえも 知らずにすんだのに 背中が向き合えば 他人の顔になる 別れ間ぎわに ふれた指先 隠れてくちづける もうひとつ ちがう人生 まぼろしを 追いかけながら… 青いカナリア 羽根をひろげて もがけばもがくほど 見えない糸に 心縛られ どこへも行けないの こわいくらいの 夜の長さと 嵐の中で  青いカナリア いくら鳴いても あなたに届かない つめたい身体 ふるえるこころ 傷つき凍えてる とけない氷 あたためながら 待ってる私
ふたりの走り雨野村将希野村将希池田充男徳久広司南郷達也傘もささずに 待ってる女に やさしい言葉も かけられず 俺は冷淡い 背をむける けれどおまえが 愛おしすぎて わかれられない 路地裏の ああふたりの走り雨  俺のいのちを 二つに割って 半分おまえに おいてゆく ひいてくれるな うしろ髪 もしも時間を 巻き戻せたら 夢をみようぜ しあわせの ああなみだの走り雨  惚れたおまえに はじめて買った ガラスのリングが ポケットで 声をころして 泣いている できるものなら 相合傘で 恋に濡れたい まぼろしの ああふたりの走り雨
アカシアの女野村将希野村将希池田充男徳久広司南郷達也アカシアは アカシアは おまえの花と 名づけたよ 面影匂う 可愛いやつよ 男ごゝろを 熱くして 大事に育てた 恋だった  アカシアの アカシアの せつない夜に 身を焦がし わたしを抱いて ほしいと云って 酔った目をして 泣いたやつ 恨んでいるだろ この俺を  アカシアに アカシアに 晩夏の雨が 降りしきる おまえの愛に いやされてきた 俺のむかしの 古傷が 冷たい日暮れに また疼く
放されてちあきなおみちあきなおみ吉田旺徳久広司奥慶一水に七色 ネオンの花は 夢がありそに 浮かれてるけど 私(うち)はあんたに 放されたまま ひとり曽根崎 はぐれ鳥 忘れなあかん…忘れなあかん あんたなしでは よう生きられん 忘れなあかん…忘れなあかん おんなやもん 洒落た女で いたいのやけど 私(うち)はやっぱり 演歌です  あいつばかりが 男やないと グラス片手に 気取ってみても ゆうべ大阪 捨てたと聞けば 知らず知らずに 目が濡れる 泣いたらあかん… 泣いたらあかん 泪ぼろぼろ よう止められん 泣いたらあかん… 泣いたらあかん おんなやもん いっそ放そか 大淀川へ あんた恋しと 哭くこころ  忘れなあかん…忘れなあかん あんたなしでは よう生きられん 泣いたらあかん… 泣いたらあかん おんなやもん いっそ放そか 大淀川へ あんた恋しと 哭くこころ
北の哀歌浜博也浜博也槙桜子徳久広司前田俊明身の丈ちかく 雪が降る 故郷(ふるさと)は 線路(みち)の果て 九年(くねん)数えた都会(まち)の暮らしに 別れを告げるベルが鳴る 後ろ髪引く思い出ならば 胸のすき間に埋めりゃいいさ 軋(きし)む明日に身をゆだね 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車  失くしたものは 蒼(あお)き夢 やるせない 恋ひとつ 「それであなたがいいというなら…」 俺には出来(すぎ)た女(ひと)だった 詫びて飲み干すカップの酒に 浮かぶ未練のほろ苦さよ きつく唇かみしめて 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車  春の芽吹きは まだ遠く 故郷は 雪だろう 上り列車の窓の灯りに 昔の俺がすれちがう 老いた親父と妹ふたり 駅のホームで待っているよ 土産ものなど無いけれど 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車
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