弦哲也作曲の歌詞一覧リスト  1401曲中 201-400曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
青い瞳の舞妓さん川野夏美川野夏美麻こよみ弦哲也矢野立美桜の花びらが ブロンドの髪に はらはらと 雪のよに 舞い降りて来る お稽古帰りの 鴨川(かもがわ)沿(ぞ)いの 気になるカフェの 気になるあの人に 渡したい 渡せない 手作りのお財布 青い瞳(め)の舞妓さん 春まだ浅し  待ち人来たらずの おみくじを引いて ほろほろと ため息が こぼれる小径(こみち) 清水寺(きよみずでら)から 三年坂(さんねんざか)を 歩けばきっと 歩けばあの人に 逢えそうで 逢えなくて 振り向けば 鐘の音(ね) 青い瞳(め)の舞妓さん 木漏(こも)れ日優し  夜空の大文字(だいもんじ) 送り火が燃えて ゆらゆらと オーロラの ふるさと浮かぶ 両手を合わせて 願いを掛ける 好きだといつか 好きだとあの人に 言いたくて 言えなくて 面影が揺れます 青い瞳(め)の舞妓さん また夏が逝(ゆ)く
この世にひとつ 愛の花千葉一夫千葉一夫たかたかし弦哲也前田俊明雨にうたれて 世間にすねて やけをおこして 夜風に泣いた いくじなしねと あのときおれの おれのめをみて 叱ってくれた ありがとう すまないね おまえはおれの おまえはおれの この世にひとつの 愛の花  一つ二つの かなしい過去(きず)は みんなあるだろう 生きてるかぎり つらいときには 黙っておれの おれの背中を ささえてくれる ありがとう おかげさま おまえはおれの おまえはおれの この世にひとつの 愛の花  人は厳しい 寒さをしのぎ 春の陽だまり やさしさを知る 泣いて笑って ふたりの虹を 虹をおいかけ きょうもあしたも ありがとう きれいだよ おまえはおれの おまえはおれの この世にひとつの 愛の花
明日に一歩また一歩千葉一夫千葉一夫たかたかし弦哲也前田俊明おまえを愛した 想い出に かわれるものなど 何もない 雪がとけ 岸辺の葦(あし)が芽吹いても 風はまだ肌寒く 春は遠すぎる 明日に一歩また一歩 いつの日か 夢を語れる 日がまた来るさ  都会に行っても この町に かならず帰ると 誓った日 青い海 おまえと眺め飲み干した 缶ビールめちゃウマで 忘れられないよ 明日に一歩また一歩 いつの日か 夢を語れる 日がまた来るさ  こころの底から 惚れ合って しあわせなろうと がんばった いつかまた おまえにきっと逢えるから さよならは言わないで ぼくは手を振るよ 明日に一歩また一歩 いつの日か 夢を語れる 日がまた来るさ
雪に咲くみずき舞みずき舞朝比奈京仔弦哲也周防泰臣冬の朝 庭先に 白い水仙の花 花びらにとまって キラリきえた名残り雪 母が逝(ゆ)き一年 看取(みと)ることもできず 悔やんでも 悔やんでも 涙あふれるだけ  北国の春は遠く 木枯らし吹く日々も たずさえた手と手が かけがえのない絆 やさしさを ぬくもりを あなたを 忘れはしません わたしも 冬の花 明日(あした)こそ 雪に咲く  幼い日 二人して 植えた水仙の花 はしゃいでたわたしを ふいにぎゅっと抱きしめた あきらめた倖せ きっとあると思う 働いて 働いて みんなわたしのため  北国の女だから 木枯らし吹く日々も ささえあい灯した かけがえのないあかり 強いから いとしいと あなたが 愛した水仙 一輪 冬の花 真っ白な 雪に咲く  北国の春は遠く 木枯らし吹く日々も たずさえた手と手が かけがえのない絆 やさしさを ぬくもりを あなたを 忘れはしません わたしも 冬の花 明日(あした)こそ 雪に咲く
お逢いしたくて~近江恋歌~みずき舞みずき舞朝比奈京仔弦哲也お逢いしたくて あなたに 帰ってきたの しとしと 夜雨(あめ)がそぼふる唐橋(からはし) せつないものですね 今もあなたは心の 特別な場所にいて 浮世絵の街 さがせば中仙道(なかせんどう)です お逢いしたくて… お逢いしたくて… 彦根(ひこね) 長浜(ながはま) 大津(おおつ)まで  お逢いしたくて あなたと 逢えないままに ゆらゆら 灯りがにじむ湖 奇麗なものですね 恋のやまいも今では 治(なお)せるとききました 浮世絵の街 車を走らせましょうか お逢いしたくて… お逢いしたくて… 琵琶湖(びわこ)めぐって 草津(くさつ)まで  お逢いしたくて あなたと 浮御堂(うきみどう)まで ちらちら 秋月(つき)が照らした横顔 変わらぬものですね どうぞ心の晴嵐(あらし)を 気づかれませんように 浮世絵の街 恋歌流れる夜です お逢いしたくて… お逢いしたくて… 近江八景(おうみはっけい) 二人影(ふたりかげ)
北の旅人三山ひろし三山ひろし山口洋子弦哲也伊戸のりおたどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると いとしいおまえの 呼ぶ声が 俺の背中で 潮風(かぜ)になる 夜の釧路は 雨になるだろう  ふるい酒場で 噂をきいた 窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという 泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影 夜の函館 霧がつらすぎる  空でちぎれる あの汽笛さえ 泣いて別れる さい果て港 いちどはこの手に 抱きしめて 泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う
天城越え翠千賀翠千賀吉岡治弦哲也船山基紀隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを 殺していいですか  寝乱れて 隠れ宿 九十九折り 浄蓮の滝  舞い上がり 揺れ墜ちる 肩のむこうに あなた……山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりで居たって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい  わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋  恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道  恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え
愛の一滴杉良太郎杉良太郎杉良太郎弦哲也渡辺俊幸こんな綺麗な青空の中から 突き刺すような冷たい雨 ずぶ濡れになった身体も 心の中は乾いてて 暗闇の中に君はたたずむ 嘘も 裏切りも 貧しさにも疲れ 愛情なんて知らない  世界には身も心も 押しつぶされても 辛い毎日を 生きてゆこうとしている人がいる 虚しさや苦しみの中 心が今にも 音を立てながら もろく崩れてゆくかもしれない… 私はそんな君の心に 愛の一滴を注ぎたい  今は何を言っても 私の歌は無意味でも 君は一人じゃない 君を一人にさせない いつまでもいつまでも 愛の一滴を信じて 愛の大河を信じて 愛の一滴を信じて 愛の大河を信じて  愛の大河になるまで
紙の鶴丘みどり丘みどりさいとう大三弦哲也前田俊明会えない人に 思いを込めて 一折り 二折り 紙の鶴 女心の 赤い色 愛しい思いの 赤い鶴 あなた あなたに 会いにゆく ゆくら ゆくらに 春の岬を 飛んでゆく  優しい人を 夢見て眠る 一夜も 二夜も 紙の鶴 ひとり淋しい 冬の夜 一緒に泣きます 赤い鶴 あなた あなたに 会いにゆく ほうら ほろほろ 春になったら 飛んでゆく  恋しい人の 心の中へ 一夢 二夢 紙の鶴 揺れる一途な 恋心 届けてくれます 赤い鶴 あなた あなたに 会いにゆく ひらり ひらさら 春の空へと 飛んでゆく
能登は冬色丘みどり丘みどりさいとう大三弦哲也前田俊明雪が 雪が 海に飛ぶ 波に 波に 夢が舞い散る あなた 泣いていいですか 切なくて 切なくて 切なくて 能登は冬色 珠洲岬(すずみさき)  船が 船が 沖を行く 鳥が 鳥が 一羽揺れてる あなた 私だめですか 恋しくて 恋しくて 恋しくて 能登は冬色 九十九湾(つくもわん)  風が 風が 髪を梳(す)く 涙 涙 頬で千切れる あなた 抱いてくれますか 会いたくて 会いたくて 会いたくて 能登は冬色 見附島(みつけじま)
愛のワルツ神野美伽神野美伽荒木とよひさ弦哲也萩田光雄恋するだけでは 暮らせはしない 優しさだけでは 包めはしない わたしを誰だと 思っているの あなたが選んだ 女でしょ  ごめんなさいね 生意気言って この世で愛が 一番むずかしい ごめんなさいね こんな私で この世で愛が 一番むずかしい  心の深さは 測れはしない 背伸びで青空 掴めはしない わたしを誰だと 思っているの あなたに惚れてる 女でしょ  ごめんなさいね ひと言多く この世で愛が 一番むずかしい ごめんなさいね こんな私で この世で愛が 一番むずかしい  生きてくこの道 休めはしない 背中の荷物は 降ろせはしない わたしを誰だと 思っているの あなたについてく 女でしょ  ごめんなさいね 朗らかすぎて この世で愛が 一番むずかしい ごめんなさいね こんな私で この世で愛が 一番むずかしい
北の旅人北川裕二北川裕二山口洋子弦哲也 たどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると いとしい おまえの 呼ぶ声が 俺の背中で 潮風(かぜ)になる 夜の釧路は 雨になるだろう  ふるい酒場で 噂をきいた 窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという 泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影 夜の函館 霧がつらすぎる  空でちぎれる あの汽笛さえ 泣いて別れる さい果て港 いちどはこの手に 抱きしめて 泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う 
天城越え北川裕二北川裕二吉岡治弦哲也隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを 殺していいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九折り 浄蓮の滝 舞い上がり 揺れ墜ちる 肩のむこうに あなた……山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりで居たって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋 恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧(ずい)道 恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え
北川裕二北川裕二たかたかし弦哲也はぐれ蛍が よりそって しあわせ手さぐり 夢さぐり きれいごとでは 愛しきれない この人と この人と 命かさねて 生きるふたりの 濁り川  抱いてください おもいっきり 明日のゆくえも わからない 夜のすき間を こぼれて落ちて この人と この人と 躰こがして 生きるふたりの 蛍川  水が濁った この街に 蛍は住めぬと 人はいう いいの一緒に 翔べたらいいの この人と この人と おなじ運命(さだめ)を 生きるふたりの 情け川
女のしぐれ北川裕二北川裕二たかたかし弦哲也雨が降るから 泣けるのか 恋の重さに 泣けるのか 逢えば死ぬほど愛されて とけて乱れる黒髪の 夜の湯の町 女のしぐれ  かくれいで湯の 湯の花は 一夜あければ 紙の花 想い残さぬはずなのに 女一色染められて 今朝は他人の 別れがつらい  浮いて流れる 恋もある 切れば血が出る 恋もある 今度いつとも聞かないで 傘をあなたにさしかける 雨の湯の町 女のしぐれ 
おゆき北川裕二北川裕二関根浩子弦哲也持って生まれた 運命まで 変えることなど 出来ないと 肩に置いた手 ふりきるように 俺の背中に まわって泣いた あれは… おゆきという女  少しおくれて 歩く癖 それを叱って 抱きよせた つづく坂道 陽の射す場所に 連れて行きたい このままそっと あれは おゆきという女  湯気に浮かんだ 茶柱で 明日を占う 細い指 どこか不幸がとりつきやすい そんな気がする ほくろがひとつ あれは おゆきという女 
音無川北川裕二北川裕二小金井一正弦哲也桜の蕾が 淡雪とかし 空に咲く日も あとわずか 町を流れる 音無川の 岸にたたずみ 灯をともす 赤提灯の おんなにも 聞かせてください 春の音  小さな坂道 つまずきながら 生きるわたしの 通り路 涙こぼした 音無川に 顔がゆれます あの人の 惚れてはだめと ひとり言 見させてください 春の夢  最終電車の あかりの帯が 笛を鳴らして 遠ざかる 明日(あす)を信じた 音無川に いつかお酒を 流す日は すこしでいいの 私にも 倖せください 春の風
人生かくれんぼ北川裕二北川裕二たかたかし弦哲也惚れていたんだ おまえにだけは ぐちになるから 言葉にゃださぬ 風がしみるよ 心がさむい ちょいと人生 かくれんぼ 灯りひろって ちどり足  わかるもんかよ やさしさだけじゃ 生きてゆけない 男のにがさ バカな奴だよ 背中をむけて ちょいと人生 かくれんぼ 意地をとおして ひとりぼっち  時がうつれば 世間も変わる 変わりようない おいらの心 酒よ今夜は 酔わせてほしい ちょいと人生 かくれんぼ 泣いて笑って 生きてゆく
裏窓北川裕二北川裕二たかたかし弦哲也誰もいない 誰もいない 裏窓ぬらす 雨の音 酒で心を だましだまして 飲んでも今夜は 酔えないわ 髪をやさしく あなたは撫でて どんな時でも わがままを あなたは笑い 聞いてくれたわ 忘れられない 忘れられない 愛の日々  誰もいない 誰もいない 唇さえも 冬の色 夜の鏡に 紅をひいても 無口な心は 晴れません ひとりぽっちの わたしのために あなたお願い もう一度 明日を生きる 希望の詩を 昔みたいに 昔みたいに うたってよ  ひとりぽっちの わたしのために あなたお願い もう一度 明日を生きる 希望の詩を 昔みたいに 昔みたいに うたってよ
一円玉の旅がらす北川裕二北川裕二荒木とよひさ弦哲也一円玉の旅がらす ひとりぼっちで どこへゆく 一円玉の旅がらす あすは湯の町 港町 一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ出世街道 どこへゆく  一円玉の旅がらす 好きなあの娘を ふりきって 一円玉の旅がらす 風に浮雲 子守唄 一円たって 一円だって 生まれ故郷にゃ 母がいる ああ出世街道 どこへゆく  一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ出世街道 どこへゆく
佐渡の恋唄北川裕二北川裕二たかたかし弦哲也佐渡へ佐渡へと 流れる雲に のせてゆきたい わたしのこころ 離れて四十九里 小木の港は波の果て あなたに逢いたい 声をしのんで 啼く千鳥  ハァー 佐渡と柏崎や 棹さしゃとどくよ なぜにとどかぬ この想い  佐渡の日暮れの 荒磯波は あだし仇波 寄せては返す あなたと踊ったおけさ流しの 篝火(かがりび)に 想いをこがした 赤いシャクナゲ 咲く岬  佐渡のつばめは 千里の海も 恋のつばさで越えるときいた 小雪がちらちら 舞えばせつない雪の肌 あなたに逢いたい 海の荒さよ 佐渡の島
おしどり北川裕二北川裕二石坂まさを弦哲也夢でかくした 心の寒さ 春の陽ざしを 待ってるお前 右手の細さは 苦労ぐせ やつれた横顔 涙ぐせ これからは これからは おしどりのように お前一人の 幸せに 生きてゆく  酒に酔っては 悪たれついて 何度 お前を 傷つけたやら 悲しい時でも 微笑みで 許してくれたね この俺を これからは これからは おしどりのように そっと気持ちを 重ね合い 生きてゆく  人は生まれて 誰かに出逢い 愛を分けあう この人生の 二人で一つの 命なら 小さなくらしに 花咲かそ これからは これからは おしどりのように お前一人を 抱きしめて 生きてゆく
千年の古都北川裕二北川裕二吉岡治弦哲也約束もなく 日が昏れて 衣笠山に 一番星です 蚊柱(かばしら)を追う 蝙蝠(こうもり)も 機織る音も 変わらないですね 夏は 火の車 抱いたまま 冬は 心に闇を 凍らせて 母が唄った 星の歌 あの星は あの星は あなたにとって 何ですか あぁ 時は身じろぎもせず 悠久のまま あぁ 時は身じろぎもせず 悠久のまま 千年の古都  これほど星が 多いとは 玻璃(ガラス)の街で 忘れていました 根付の鈴を 嬉しさに 地蔵の辻で 鳴らしてみました 春は 秘めやかに 若葉雨 秋は 燃えたつような 曼珠沙華 母が祈った 流れ星 陽は昇り 陽は昇り 別離と出会い 繰り返す あぁ 夢は老いることなく 悠久のまま あぁ 夢は老いることなく 悠久のまま 千年の古都  あぁ 時は身じろぎもせず 悠久のまま あぁ 時は身じろぎもせず 悠久のまま 千年の古都
やめとくれ!!北川裕二北川裕二かず翼弦哲也前田俊明やめとくれ 別れ間際のやさしさは 女心には 罪なだけなのさ 本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた 私なら心配いらない 一人に戻るだけ さよならには 慣れているさ これが初めてじゃ ないもの  やめとくれ 肩を抱かれりゃ切ないよ 今はぬくもりを 忘れたいのにさ 本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた 想い出の中ではいつでも きれいでいたいから 泣かせないで 早く行(い)きな 後ろ姿は 見たくない  本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた この胸の痛みが消えたら 一緒に飲みたいね だけど無理さ 胸の痛み 消える日なんて 来ないから
おれの道づれ北川裕二北川裕二仁井谷俊也弦哲也前田俊明咲かずじまいの 男の夢を 傍(そば)でささえて くれた奴 愚痴も涙も 飲み込んで 尽くす笑顔が いじらしい おまえだけだよ おまえだけ おれの道づれは  ままにならない 世間を拗(す)ねて 何度おまえを 泣かせたか 口にだしては 言わないが 詫びているんだ こころでは おまえだけだよ おまえだけ おれの道づれは  惚れた同士が 肩寄せあって 越えた苦労の 九十九(つづら)坂 たまにゃ屋台の おでん酒 ふたり飲もうか 水いらず おまえだけだよ おまえだけ おれの道づれは
浜防風山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也海が荒れる 日本海 この身投げ出し 気が付けば 海からも 捨てられて 孤独の波が 押し寄せる やってられないよ この寂しさに 砂地に根を張る 浜防風(はまぼうふう)よ お前の強さが 俺にも俺にも俺にも欲しい  外が雨で 泣けるのか 俺の未練が 泣かすのか 「捨てといて ほっといて」 涙の顔が 離れない やってられないよ この哀しさに 雨風(あめかぜ)耐えぬく 浜防風(はまぼうふう)よ お前に背中を 叩いて叩いて叩いて欲しい  やってられないよ この寂しさに 砂地に根を張る 浜防風(はまぼうふう)よ お前の強さが 俺にも俺にも俺にも欲しい
幻の小夜曲山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也西村真吾思わせぶりに 僕をみつめて 恋に落ちたと 君がささやく 星の降る 夜の浜辺は 恋の恋のステージ 裸足で踊る 君を追いかけて 抱きしめる すり抜ける 気が付けば 愛はかげろう 誰もいない誰もいない ひとぼっちの夜  あなたの愛が 生きるすべてと 濡れた瞳で 君がみつめる 星が消え 暗い夜空に 赤い赤い三日月 両手を広げ 君をうけとめて 抱きしめる すり抜ける 振り向けば 愛はかげろう 君のいない君のいない 息もできない夜  裸足で踊る 君を追いかけて 抱きしめる すり抜ける 気が付けば 愛はかげろう 誰もいない誰もいない ひとりぼっちの夜
高遠 さくら路水森かおり水森かおり伊藤薫弦哲也伊戸のりおほどいた糸なら 結べるけれど 切れたら元には 戻らない 花咲く高遠(たかとお) さくら路(みち) 涙を捨てる ひとり旅 もしも もしも もしも出逢いが 早ければ 別の未来(あした)も 別の未来(あした)も あったのに  生きてる限りは 忘れはしない 二人で過ごした あの日々を 風吹く高遠(たかとお) さくら路(みち) 全てを賭けた 恋でした 同じ 同じ 同じ想いで いたはずが いつの間にやら いつの間にやら 行き違い  桜の季節も 私の胸は 木枯らし冷たい 冬のまま 花咲く高遠(たかとお) さくら路(みち) 悲しいほどの 青い空 今度 今度 今度生まれて 来る時は 二度とあなたを 二度とあなたを 離さない
信濃路恋歌水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也伊戸のりお月は三日月 口紅(べに)の月 夜空に刺さって 泣いてます 愛をつらぬく はずでした ふたりで生きる はずでした 淋しさつのる 城下町 ひとり 信濃路 わすれ旅  まぶた閉じれば 見えてくる 優しい面影 あの笑顔 ひとりぼっちで 越す冬は 想い出だけじゃ 寒すぎる みれんが騒ぐ 女鳥羽川(めとばがわ) おんな 信濃路 走馬灯  右へまがれば 幸せが 巡ってくるよな 一の門 ここで足ぶみ していたら 明日も夢も 逃げてゆく もう迷わない これ以上 やがて 信濃路 春まぢか
愛は一期一会北原ミレイ北原ミレイたきのえいじ弦哲也猪股義周幸せ計る ものさしがありますか 時を戻す 時計がありますか 人生は ひと幕だけの劇場 続きのない物語 愛は一期一会 一瞬のキセキ あなたに逢えて 良かった 愛は一期一会 いつもそばにいて 生きて行ける 一秒先の未来へ  自慢に出来る 過去なんてないけれど 歩いてきた 一人で ひたむきに 淋しさが友達だった いつでも あなたに逢う昨日まで 愛は一期一会 熱くなる心 目と目で 全て分かるの 愛は一期一会 強く抱きしめて 離さないわ 眠っていても この手は  生きて行ける 一秒先の未来へ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
まろやかな孤独北原ミレイ北原ミレイ田久保真見弦哲也猪股義周抱きしめられても すり抜けるわ 今は恋なんて したくないから さみしいけれど 解き放たれて はじめて本当の 自分を生きてる  好きな服を着て 好きな花を飾り 想い出という恋人 こころで抱きしめ…  そうね孤独は… ワインのようなの ひとりの自由 酔いしれるの まろやかな孤独を 愛しましょうか  そばに居てなんて 言えなかったわ 人は独りだと 知っているから 失うものは 欲しくはないの 瞳を閉じれば あなたに逢えるわ  好きな本を持ち 好きな旅に出たり 想い出という友達 朝まで語って…  そうね孤独は…ワインのようなの 白い涙と 赤い涙 まろやかな孤独を 愛しましょうか  そうね孤独は… ワインのようなの ひとりの自由 酔いしれるの まろやかな孤独を 愛しましょうか
紺屋高尾真木柚布子真木柚布子久仁京介弦哲也前田俊明花魁道中で ございます  花の吉原 花魁道中(おいらんどうちゅう) ひょいと一目で 高尾に惚れた 廓(くるわ)あそびは 高嶺(たかね)の花と 知らぬは久蔵(きゅうぞう) 恋病(こいやま)い  お医者さまでも 草津の湯でも 恋の病は なおしゃせぬ  一夜(ひとよ)添い寝で 語ってみたい それにゃ十両の 金がいる  捨て身三年 働きずくめ 思いこがれた 高尾に逢えた 艶(あで)な黒髪 結(ゆ)い立兵庫(たてひょうご) 花魁(おいらん)座(ずわ)りで 銀ぎせる  楽にしなされ お大尽(だいじん) さあさ一服 呑みなまし  紅の口元 千両えくぼ 夢がまことの この一夜(いちや)  次に逢う日を 尋ねられても 紺屋風情にゃ 高尾と逢えぬ 知ってましたよ 情けのひとよ 年季(ねんき)が明けたら このわたし  わちきは本気で ありんすよ 主さん女房にして くんなまし  久蔵感激 なみだにくれる 二月十五日 嫁が来た  世には申せど 傾城(けいせい)に 誠(まこと)なしとは 誰(た)が云うた
三十年の歌語り真木柚布子真木柚布子中嶋年張弦哲也前田俊明楽屋暖簾の表と裏で 書かれた文字に色がある 行(ゆ)くな 行(ゆ)くなと止めながら 背中の影を置いて出る 後れ毛抑えた襟足さえも 歌の涙を誘いだす 語りつくせぬ歌があり 辿りつけない芸もある 抑えきれない儚さは 舞台の華と舞にする  舞台照明(あかり)に背中を向けて 板に浮かんだ影を踏み 泣くな 泣くなと言い聞かせ 歌の幸せ語り出す 何気に差し出す指先さえも 歌の心を演じてる 拍手一つが嬉しくて 握るその手に涙する 伝えきれない人生は 続ける事で夢に見る  誰かが勧めた訳でもないし 好きで歩いた道だから 語りつくせぬ歌があり 辿りつけない芸もある 女一人の歌語り 三十年の歌語り
荒川線川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也前田俊明線路の向こうに 陽炎ゆれて 猫が踏切 渡ります 荒川線の 電車を見れば あの日の恋が よみがえる 想い出・寄り道 鬼子母神(きしぼじん) あなたは私を 忘れましたか 時には想って くれますか 別れて三年 経ちました…  桜の季節や 紅葉の季節 泣いて笑って 喧嘩した 面影橋の あのマンションも お洒落(しゃれ)なビルに なりました あなたに今日こそ 伝えたい あれから初めて 恋をしました ちょっぴり大人の その人と 将来(あした)へ歩いて いいですか…  想い出・寄り道 鬼子母神(きしぼじん) あなたは私を 忘れましたか 時には想って くれますか 別れて三年 経ちました…
なみだ雲川野夏美川野夏美羽衣マリコ弦哲也川村栄二目を凝らして 探しても あなたと過ごしたあの日々 あの場所にあった愛たちは どこにもない  いつか見た 夢のように 消え去ってしまったの それでも あなたは 気づかないのでしょう  私の瞳(め)に なみだ雲 流れてゆきます  「終わったんだ」その言葉 耳を塞いだの私は 傷が痛くって 苦しんで 向き合えずに  消えてゆく 雲のように 形ない二人です 語り合った日々も すべて過去のこと  私の瞳(め)に なみだ雲 悔やんで愛して  私の瞳(め)に なみだ雲 流れてゆきます
蛍月夜川野夏美川野夏美菅麻貴子弦哲也川村栄二せせらぎに… 河鹿(かじか)鳴く夜の 蛍狩り ひとり来ました 貴船川(きぶねがわ) 肩先に 風がひと鳴き 行き過ぎて 恋の焔(ほのお)が 燃え上がる 溺れたくない 溺れたい 今宵(こよい)叶わぬ この恋に  影ひとつ… 蛍出る間の 薄闇(うすやみ)を あなた偲んで 歩きます 暮れなずむ 空にまあるい 月が出て 遠く聞こえる 三味の音 偲(おも)いつのらす この胸に そっと蛍の 灯(ひ)をともす  今夜だけ… せめて一夜(ひとよ)と 来ぬ人を 待てばひとりの 朝がくる しののめの 露に濡れつつ 見上げれば 空にひとひら 白い月 一生一度の この恋を どうぞ叶えて 鞍馬山(くらまやま)
天城越え上沼恵美子上沼恵美子吉岡治弦哲也伊戸のりお隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺して いいですか  寝乱れて 隠れ宿 九十九折り 浄蓮の滝  舞い上がり 揺れおちる 肩のむこうに あなた……山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりでいたって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい  わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋  恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地をはって あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧(ずい)道  恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地をはって あなたと越えたい 天城越え
歌の神さま!!松永ひとみ松永ひとみ吉田旺弦哲也前田俊明幼いころから 爺っちゃの膝で 叩き込まれた この歌ごころ 昭和クサイと 嗤(わら)わば嗤え 涙 七彩(なないろ) 演歌だよ 歌の神さま お手を拝借! 演歌だよ!  祭みたいな 出逢いもあれば 地獄みたいな 別れもあった 惚れて尽くして 縋(すが)って転(こ)けて それも人生 演歌だね 歌の神さま お手を拝借! 演歌だよ!  義理も人情も 廃(すた)れた時代(とき)を 涕(な)いておくれか 満丸月(まんまるづき)よ せめて今夜は 注がれて注いで 舫(もや)い酒だよ 演歌だよ 歌の神さま お手を拝借! 演歌だよ! 歌の神さま お手を拝借! 演歌だよ!
哀愁のリラ岩出和也岩出和也石原信一弦哲也南郷達也いくつ季節が 流れても 花の香りは そのままに… 北国の 夏は短くて 愛は 愛はつかのま ふたり駆け抜けた 許されるなら 今すぐに 逢いたいよ もう一度 もう一度 リラの咲く街で  指をからめた 恋人が 若いあの日を 呼び戻す… なにもない 狭いアパートで 夢を 夢を頼りに 明日を信じてた 淋しくひとり いるのなら 逢いたいよ むらさきの むらさきの リラの咲く街で  もしも時間を 戻せたら 逢える気がする 時計台… 北国は 冬が長いから じっと じっと待つのと きみは微笑んだ 昔の言葉 胸に抱き 逢いたいよ もう一度 もう一度 リラの咲く街で
木洩れ陽岩出和也岩出和也石原信一弦哲也南郷達也冬の木洩れ陽 おまえにそそぐ 俺の胸にも 降りそそぐ 振り向けば 夢の跡 寒がり同士の めぐり逢い わずかな陽射しが あればいい 小さな幸せ おまえと おまえと おまえとふたり  すぐに泣き顔 涙の癖を 早く笑顔に させたくて 誰にでも 過去がある 震える肩先 抱き寄せた わずかな陽射しの あたたかさ 探していたんだ おまえと おまえと おまえとふたり  冬の木洩れ陽 ぬくもり分けて 春の訪れ 待ちながら 約束の 指輪より やすらぐ心が あればいい わずかな陽射しに 包まれて みつけた幸せ おまえと おまえと おまえとふたり
北の旅人福田こうへい福田こうへい山口洋子弦哲也山田年秋たどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると いとしい おまえの 呼ぶ声が 俺の背中で 潮風(かぜ)になる 夜の釧路は 雨になるだろう  ふるい酒場で 噂をきいた 窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという 泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影 夜の函館 霧がつらすぎる  空でちぎれる あの汽笛さえ 泣いて別れる さい果て港 いちどはこの手に 抱きしめて 泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う
あした天気になあれ工藤あやの工藤あやの結木瞳弦哲也矢田部正蝶のように 恋をして 花のように 泣いてます 好きと言えない 心は雨降り これが、これが愛ですか だけど涙よ さようなら 笑顔で想い 伝えたら あした天気に 天気になあれ  鳥のように 飛べたなら 風のように 自由なら 逢いに行きたい 朝でも夜でも あなた、あなたその胸に だから涙よ さようなら 溢れる想い 伝えたら あした天気に 天気になあれ  そうよ涙よ さようなら 笑顔で虹を 見上げたい あした天気に 天気になあれ
夫婦善哉工藤あやの工藤あやの吉岡治弦哲也矢田部正浮草ぐらしと あなたが笑う 肩に舞うよな 露地しぐれ なにもなくても こころは錦 ついてゆきます… 夫婦善哉 あなたの背中が 道しるべ  他人(ひと)には見えない 亭主(おとこ)の値打ち 惚れたおんなにゃ よく見える 寒い夜には 相合い酒で 憂き世七坂… 夫婦善哉 今日も可愛い 馬鹿になる  ないないづくしも 才覚ひとつ 辛抱がまんの 花が咲く 旅は道づれ 夫婦(めおと)は情け なにがあっても… 夫婦善哉 笑顔千両で 生きてゆく
海鳴りの駅大月みやこ大月みやこ田久保真見弦哲也南郷達也心のほころび 縫うように 海岸線を 列車は走る あなたに書いて ちぎった手紙 カモメになって 羽ばたいてゆく あぁ 海鳴りよ 波の慟哭よ 私の代わりに 泣いてくれる あなたから旅立つ 海鳴りの駅です  涙を忘れた その訳を あなたはきっと 知らないでしょう 抱かれていても 淋しいのなら この愛 棄てる 哀しみがいい あぁ 海鳴りよ 迫る夕闇よ ふたりの運命(さだめ)に 幕を引いて あしたへと旅立つ 最果ての駅です  あぁ 海鳴りよ 波の慟哭よ 私の代わりに 泣いてくれる あなたから旅立つ 海鳴りの駅です
雨の船宿大月みやこ大月みやこ田久保真見弦哲也南郷達也寒くないかと 背中から そっと抱かれて 海を見る もう少し もう少し 離さないでと なみだぐむ 明日は他人に なる仲だから 雨の船宿 揺れる水面と恋ごころ  きっと男は 鳥なのね 許す女は 海かしら 雨の音 雨の音 すこし悲しい こもりうた ふたりこのまま 消えようなんて 雨の船宿 白いカモメも濡れてます  ぽつり遠くの 灯台は ひとり生きてく 私です 今夜だけ 今夜だけ あなた甘えて いいですか 明日は他人に なる仲だから 雨の船宿 夢のすき間でしのび逢い
冬紅葉中村仁美中村仁美原文彦弦哲也伊戸のりお今日という日が 最後でも 見させて夢を つかの間の ふたり忍びの 雪の里 まるで命を 灯(とも)すよに 燃えて点点(てんてん) 冬紅葉  風にたたかれ 霜を受け それでも紅く 色を増す どこかふたりに 似た運命(さだめ) 凍る涙を 抱きしめて 情け深深(しんしん) 冬紅葉  邪魔になる日が 来た時は 捨ててと泣けば 叱られた ふたり契りの かくれ宿 まるでおんなの 炎(ひ)のように 燃えて燦燦(さんさん) 冬紅葉
北の別れ唄中村仁美中村仁美原文彦弦哲也伊戸のりおいかがしましたと 気づかって 宿の女将(おかみ)が 膝かけくれた 頬杖ついて 二時間泣いてりゃ 不思議に 不思議に 見えるでしょう 辛い別れに 唇かんで 列車乗り継ぎ 北へ北へ泣きに来た  熱いしょうが湯を 頂いて 胸にあの日の 温(ぬく)みがもどる 積木のように やり直せたら 今度は 今度は 上手くやるわ 風の吐息が 心を叩く あなた想えば 曇る曇るガラス窓  雑誌めくっても ただ虚(うつ)ろ 待てど一日 鳴らない電話 雪持ちあげて 咲く花のように 強さが 強さが わたし欲しい 雪のなみだか 今夜はみぞれ あなたさよなら 北の北の別れ唄
夜明けのメロディー美川憲一美川憲一五木寛之弦哲也朝の光が さしこむ前に 目覚めて 孤独な 時間が過ぎる あの友は あの夢は 今はいずこに  還(かえ)らぬ季節は もう 忘れてしまえばいい すてきな思い出だけ 大事にしましょう そっと 口ずさむのは 夜明けのメロディー  花のいのちは みじかいけれど 重ねた 歳月(としつき) 背中に重い 歓びも 悲しみも みんな人生  愛して 別れて また どこかで逢えればいい ちいさな幸せでも 大事にしましょう そっと 口ずさむのは 夜明けのメロディー  還(かえ)らぬ季節は もう 忘れてしまえばいい すてきな思い出だけ 大事にしましょう そっと 口ずさむのは 夜明けのメロディー  そっと 口ずさむのは 夜明けのメロディー 夜明けのメロディー
北の旅人金児憲史金児憲史山口洋子弦哲也前田俊明たどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると いとしいおまえの 呼ぶ声が 俺の背中で 潮風(かぜ)になる 夜の釧路は 雨になるだろう  ふるい酒場で 噂をきいた 窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという 泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影 夜の函館 霧がつらすぎる  空でちぎれる あの汽笛さえ 泣いて別れる さい果て港 いちどはこの手に 抱きしめて 泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う
伊豆しぐれ北川裕二北川裕二下地亜記子弦哲也南郷達也胸の中まで 瀬音を立てて 泣いて流れる おんな川 消えたあの人 追いかけて さがせば未練の 水しぶき 天城(あまぎ) 湯ヶ島(ゆがしま)… 肌に 肌に冷たい あぁ…伊豆しぐれ  旅の酒場の 盛り塩さえも 軒(のき)のしずくに 溶けてゆく 夢も小さな 倖せも 幻みたいに 消えてゆく 河津(かわづ) 修善寺(しゅぜんじ)… 泣いて 泣いているよな あぁ…伊豆しぐれ  好きになったら 戻れはしない 抱いて下さい もう一度 差(さ)して重たい なみだ傘 回せば想い出 また疼(うず)く 下田(しもだ) 松崎(まつざき)… うしろ うしろ髪ひく あぁ…伊豆しぐれ
浜酒場北川裕二北川裕二つつみりゅうじ弦哲也南郷達也北のはずれの 小さな港 あの人想って もう二年 追って行きたい 船もない 知って鳴くのか かもめどり 肌が淋しい 一夜の夢を 添えた日胸に 浜酒場  窓に映るは 面影ばかり 硝子戸ゆすって 風が吠く 好きと言われた うれしさに 酔って私は 燃えました 酒よも一度 逢わせておくれ はまなす紅い 浜酒場  雪が横から 海へと落ちる 死にたくなるほど 求めたい 波の向こうの あの人を 夜が来るたび 恋しくて 情けあるなら 戻って来てよ 汽笛がひとつ 浜酒場
演歌はいいね松川未樹松川未樹荒木とよひさ弦哲也伊戸のりお演歌はいいね 心にしみて 演歌はいいね 人情(なさけ)があって 塩っぱい涙と Tシャツひとつ 人生七坂 がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね  演歌はいいね 秋刀魚の味が 演歌はいいね 涙の味が 夢のあなぼこ 明日が見えりゃ 人生横丁 がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒  酔って乾杯 …演歌はいいね  演歌はいいね 汽笛が聴こえ 演歌はいいね 故郷が見えて 敗けちゃならない 奥歯をかんで 人生荒波 がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね  エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね
東京ルージュ藤井香愛藤井香愛岡田冨美子弦哲也川村栄二あなたがシャワー浴びる音 これで何度目かしら 素肌あわせてると 愛がこわいけど 堕ちて行け この世に帰れなくてもいい それが二人の しあわせなら 東京ルージュ 口紅させば キッスひとつで 流されて  明日も会いたいと思う それが死ぬほどつらい あなたが遠くなる 好きになるほどに 飛んで行け 翼が折れたままでもいい 空の向こうで 抱きあえれば 東京ルージュ 深紅(しんく)のワイン ゆらすグラスに 星が降る  堕ちて行け この世に帰れなくてもいい それが二人の しあわせなら 東京ルージュ 口紅させば キッスひとつで 流されて
モナリザ~微笑みをください~藤井香愛藤井香愛岡田冨美子弦哲也川村栄二モナリザ モナリザ その微笑みをください モナリザ モナリザ 凍りついた心に プロポーズ受ける 覚悟決めていた 崩れた積み木が どうしてまぶしいの ah~ 愛を売るお店には 今日も人だかり お金で買ったダイヤモンドは 嘘をつくとわかっていても  モナリザ モナリザ そのぬくもりをください モナリザ モナリザ 凍りついた涙に ひとり遊びには やっと慣れたけど 私を呼ぶ声 耳から離れない ah~ さまよえば異邦人 あなたふり向いて にぎやかな街みんな誰かを 待っているわ時計見ながら  ah~ 愛を売るお店には 今日も人だかり お金で買ったダイヤモンドは 嘘をつくとわかっていても
いちから二人神野美伽神野美伽荒木とよひさ弦哲也南郷達也雨の裏街 昭和の灯り ともす暖簾の 酒場(みせ)ならあるが この都会(まち)売って ひとつの傘で 俺(おい)らが生まれた 故郷(ふるさと)で 出直ししないか いちから二人  雨が背中に 昭和が遠い 何もいいこと 掴めぬままに 夢だけ喰って 生きてたけれど 俺(おい)らが生まれた 故郷(ふるさと)で 残りの人生 いちから二人  雨にネオンが 昭和が煙る 詫びる昔が 浮かんで消えて 若くはないが 最後の恋を 俺(おい)らが生まれた 故郷(ふるさと)で 死ぬまで一緒に いちから二人
萩の雨杜このみ杜このみ仁井谷俊也弦哲也南郷達也しだれ柳に そぼ降る雨が 水面(みなも)に小さな 輪を描(えが)く そぞろ歩きの 藍場川(あいばがわ) 何処にあなたは いるのでしょ 今もはずせぬ この指輪 なぞればせつない… 萩の雨  一度忘れて 二度あきらめて それでも消えない 恋ごころ 春になったら 咲き匂う 赤く可憐な ヤブツバキ わたし待ちます それまでは 女にやさしい… 萩の雨  傘を斜めに 傾(かたむ)けながら 白壁 格子戸 石畳 愛し愛され 結ばれた きっと帰ると 信じてる 暮れてわびしい 城下町 夢でも逢いたい… 萩の雨
雪国~駒子 その愛~五十川ゆき五十川ゆきたかたかし弦哲也トンネル抜けたら そこは雪国 駒子は氷柱(つらら)と 暮らしています あの日あなたと 燃えつきて 死ねば 死ねばよかった… 逢いたい人に 逢えないつらさ 悲しい酒が 雪になる  涙は見せない 決してあなたに わたしが望んで 愛されたから 今度訪ねて くれるのは あなた あなたいつです… 夜汽車の灯り 女の胸に 流れて吹雪(ふぶ)く 国境  待つのはいやです だけど好きです 柱の時計も 止まっています あれは雪折れ 夜の底 音が 音がさびしい… 明日の夢を 語れぬ窓に あなたが降らす 春の雪
北斗星に祈りを大津美子大津美子冬木夏樹弦哲也前田俊明石狩(いしかり)川の 岸辺に咲いた 真白なすずらん 手に摘みて 二度と逢えない あの人だけど 面影ばかり 偲ばるる あゝ永久(とこしえ)の 北斗星(ほし)に祈らん  さみしげに 揺れてる花が 遠くの空から 見えますか 燃ゆるわが胸 愁(うれ)いをさそう こころに灯(とも)る かがり火よ あゝ永久の 北斗星に祈らん  おもいでは はかなく消えて ながれる笛の音(ね) 風が泣く 忘れられない あなたの笑顔 かわした誓い 影かなし あゝ永久の 北斗星に祈らん
一円玉の旅がらす永井裕子永井裕子荒木とよひさ弦哲也山田年秋一円玉の旅がらす ひとりぼっちで どこへゆく 一円玉の旅がらす あすは湯の町 港町 一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ出世街道 どこへゆく  一円玉の旅がらす 好きなあの娘(こ)を ふりきって 一円玉の旅がらす 風に浮雲 子守唄 一円だって 一円だって 生まれ故郷にゃ 母がいる ああ出世街道 どこへゆく  一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ出世街道 どこへゆく
おんなの道は星の道村上巴(花井美春)村上巴(花井美春)田村武也弦哲也南郷達也湾岸線の向こうに 最終便の灯り 行く先も わからないまま 夜空に消えていく  帰らんけぇね そう決めたんよ この街で生きると決めたんよ  まよい道 わかれ道 歩き続けるこの道は 明日を信じた おんな道  ひとりがいいと強がり ひとりじゃ何もできず 眠れない 夜もあるんよ 本当は今でも  おんなやけぇね ナミダ見せんで この命かけると決めたんよ  はぐれ道 まわり道 行く先はまだ見えんけど 夜空に輝く 星になる  帰らんけぇね そう決めたんよ この街で生きると決めたんよ  迷っても はぐれても 夢はひとすじまっすぐに おんなの道は 星の道
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
水に咲く花・支笏湖へGOLD LYLIC水森かおりGOLD LYLIC水森かおり伊藤薫弦哲也前田俊明水の中にも 花が咲く 北の大地の 湖に あてもないまま 支笏湖へ 爪の先まで 凍らせて 辛い心で 見る空は 晴れているのに 涙雨  もしもあなたに 逢えるなら 今の全てを 捨てられる 何を思うか 支笏湖で 愛を返して もう一度 胸を激しく 傷めても 想い出だけで 暮らせない  いっそ憎んで 嫌われて ひどい別れの 方が良い 一人旅です 支笏湖へ 愛が消えても 生きて行く 広いこの世の 片隅で 夢のかけらを 抱きしめて
宗谷本線 比布駅水森かおり水森かおり旦野いづみ弦哲也前田俊明愛をなくした 女がひとり 涙こらえて 北夜行 花も絵もない 待合室で 夢をかさねた 二人です 宗谷本線 比布駅 あの日の想い出 忘れない  ともに暮らした みじかい月日 愛に嘘など ないけれど もっと私が 大人でいたら つらい別れは しなかった 宗谷本線 比布駅 あなたの面影 浮かびます  寒いこころに 汽笛がひびく どこへ行くのか まよい鳥 そっとあなたに 小さな声で 空を見上げて さようなら 宗谷本線 比布駅 明日は涙を 流さない
定山渓水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也前田俊明命結んだ この糸で 愛と云う名の 帯を織る それも今では 夢ですね 強くなかった ふたり共 おもいで連れて 涙を連れて 定山渓に 立ち尽くす  凍りつくよな 北の空 肌を突き刺す 風の群れ あなた忘れて 生きるには 募る未練が 邪魔をする 一日だけの 旅なのに まるで一年 いるようで  お酒飲んでも 寝れもせず 泣いて心が 晴れました 運命(さだめ)悲しい めぐり逢い 好きとつぶやき 切る縁(えにし) 春は名ばかり 湯気までこごえ 定山渓に 舞いあがる
鳰の湖GOLD LYLIC丘みどりGOLD LYLIC丘みどりたかたかし弦哲也前田俊明伊吹(いぶき)おろしが 身を切るように わたしの心に 冬をつれて来る 二人で見た夢は はかない蜉蝣(かげろう)か あなたこの町から 出てゆくの 悲しみに波が立つ 鳰(にお)の湖(うみ)  瀬田(せた)の唐橋(からはし) 渡れば先に ちいさな倖せ 遠くゆれていた 祭りのかがり火に おもいで燃えのこる 愛をのせた小舟(ふね)が 音もなく 朝靄(あさもや)に消えてゆく 鳰の湖  沖の白石(しらいし) つがいの水鳥(とり)が 星影うつした 水面(みなも)を飛び立つ あなたを今もなお あきらめきれないわ せめてたずねて来て 夢の中 恋しくて恋しくて 鳰の湖
伊那のふる里丘みどり丘みどりたかたかし弦哲也前田俊明伊那(いな)の荒瀬の しぶきに濡れるョー しぶきに濡れれば 涙もかわかない 峠に雪むし 舞うころよ 里では今年も 冬支度 あんた帰って 帰ってきてョ わたしの顔さえ わすれたか わすれたか  赤い夕焼け 西空染(そ)めるョー 聳(そび)える山並み 赤石(あかいし)・駒ヶ岳(こまがたけ) 鎮守のまつりにゃ お土産を どっさりかかえて 戻るよと あんた帰って 帰ってきてョ あの日の約束 わすれたか わすれたか  伊那の山間(やまあい) 山霧(やまぎり)深くョー ひとり寝まくらの 夢さえしめりがち 父さん母さん どれほどに 頼りにしてるか 待ってるか あんた帰って 帰ってきてョ 生れた故郷 わすれたか わすれたか
孔雀の純情川野夏美川野夏美喜多條忠弦哲也伊戸のりお歩いて歩いて 港のあかり 小雨に打たれて 孔雀は泣いた あなたとふたりで いた時は 世界で一番 幸せでした  瑠璃色(るりいろ) 金色 輝く羽根で こころを拡げて みせました 瑠璃色 金色 淋しい羽根は さよなら背中で 聞きました  最後の最後は ケンカもせずに 抱いてももらえず 汽笛を聞いた 孔雀は涙も 流さない 冷たい鳥だと 思ってますか  瑠璃色 金色 哀しい羽根は 一本残さず 抜きました 瑠璃色 金色 想い出色の さよなら背中で 聞きました  瑠璃色 金色 哀しい羽根は 一本残さず 抜きました 瑠璃色 金色 涙の羽根が あなたの背中に 散りました
月影のルンバ川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也前田俊明久し振りだわ 偶然のめぐり逢い 運命の神様に 感謝したいわ 踊りましょう 昔みたいに 月影の下(もと)で… こころが揺れる あなたに揺れる 初めて出逢った あの日のように…  私あれから 恋人はいないのと 言いかけてやめたのよ 涙でそうで 踊りましょう 酔いにまかせて 月影の下で… こころが溶ける あなたに溶ける ひとりにしないで これから先は…  月のしずくが 街路樹を濡らす頃 ロマンスが芽生えるの そうよ再び 踊りましょう 夢に抱かれて 月影の下で… こころが燃える あなたに燃える やさしく微笑む その眸(め)が好きよ…  やさしく微笑む その眸が好きよ…
小樽運河西方裕之西方裕之吉岡治弦哲也山田年秋精進おとしの 酒をのみ 別の生き方 あったねと… 四十路半ばの 秋が逝き セピア色した 雨が降る イエスタデイを聴きながら ふたり歩いた あァ小樽運河  誰のせいでも ないけれど これで終わるの 始まるの あなたほんとの 男なら わたし独りに させないわ イエスタデイを抱きしめて ゆらぐガス燈 あァ小樽運河  上りのディーゼル 待ちながら やっぱり明日も 漂って 傘はあなたに 貸したまま セピア色した 雨が降る イエスタデイをもう一度 窓の向こうに あァ小樽運河  イエスタデイをもう一度 窓の向こうに あァ小樽運河
一円玉の旅がらす水城なつみ水城なつみ荒木とよひさ弦哲也山田年秋一円玉の旅がらす ひとりぼっちで どこへゆく 一円玉の旅がらす あすは湯の町 港町 一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ出世街道 どこへゆく  一円玉の旅がらす 好きなあの娘(こ)を ふりきって 一円玉の旅がらす 風に浮雲 子守唄 一円たって 一円だって 生まれ故郷にゃ 母がいる ああ出世街道 どこへゆく  一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ出世街道 どこへゆく
みちのく挽歌水城なつみ水城なつみ鼓龍次弦哲也桜庭伸幸吹雪まじりに 汽笛が鳴いて ふっとあんたの 面影が くもりガラスの 窓に映って 長い冬です 寒い肌 ハアー 夢でも 逢いたいよ ハアー 夢でも 抱いとくれ 恋しさつのって ひとり泣く  山の根雪が 溶け出す頃は 花も咲かせる 風も吹く 鳴瀬(なるせ)の川に あんたの名前 呼んでみました 淋しくて ハアー 幼児(こども)のしぐさもよ ハアー あんたに似てくるよ 季節の変りを 何度見る  ハアー 夢でも 逢いたいよ ハアー 夢でも 抱いとくれ 涙のみちのく 冬挽歌
くちなし雨情杜このみ杜このみ仁井谷俊也弦哲也南郷達也あなたに逢わなきゃ 知らずにすんだ 花のいのちの 儚(はかな)さよ くちなしの 白い花 こころ一途な 女です やさしく降ってよ 雨…雨… みれんな涙を なぐさめて  幸せあげると わたしを抱いた 揺れる面影 うしろ影 くちなしの この思慕(おもい) 風に冷たく 震えます 静かに降ってよ 雨…雨… 花びらしおれて 散りそうで  忘れはしないわ 別れたあとも ほかの男性(ひと)など さがせない くちなしの 白い花 今も愛する 証(あか)しです やさしく降ってよ 雨…雨… あなたに帰って 欲しいのよ
函館夜景杜このみ杜このみ仁井谷俊也弦哲也南郷達也港あかりに 照らされて 浮かぶあの船 摩周丸(ましゅうまる) こんなに遠く ひとり来た あなたの胸には 帰れない さよならと つぶやけば 涙でにじむ… 函館夜景  耳に教会(チャペル)の 鐘の音(ね)が 今も聞こえる 石畳 愛には嘘は ないけれど ふたりはこの世で 結ばれぬ 星空に あの笑顔 恋しくゆれる… 函館夜景  夜霧(きり)が晴れたら 海峡(うみ)の上 光ゆらめく 漁火よ 波間にみれん 捨ててゆく あなたを忘れて 生きるのよ しあわせを ありがとう こころに沁(し)みる… 函館夜景
夢の橋山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也夢を追いかけて 全て投げ捨てて 夢をつかめずに 一人泣いた夜 雲の切れ間から 光る星ひとつ ずっと ずっとついてくる それはやさしい母の顔  暗い夜の海 波が岩を噛む 荒れて暮らしてた 俺を笑うのか 波はどこからか 遥(はる)か打ち寄せて 一人 一人漂えば いつか心はさざ波に  冬の寂しさに 雪も友を待つ 去年(こぞ)の雪さえも じっと耐えるのか 一人立ち止まり 空を見上げれば やがて やがて来る春に きっと架(か)かるよ 夢の橋
人情山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也情けもらって 情けを返す 昔ながらの 人の世が いつから寒く なったのか 人情・愛情・友情と 情けにもいろいろ あるけれど 薄情さえも 情けのうち 情けは人の 為ならず  一度枝から 離れた花は 二度と咲かない 戻らない それじゃあ ここで もう一度 咲かせて みせよう 男花 一度は散りゆく 花でさえ 命を懸けりゃ よみがえる 死んで花実(はなみ)が 咲くものか  人情・愛情・友情と 人生は捨てた ものじゃない 男の一生(たび)は綱渡り 情け刃向う 刃(やいば)なし
千年の恋歌神野美伽神野美伽荒木とよひさ弦哲也蔦将包我ガ恋ハ 千尋ノ海ノ 捨テ小舟 辿ル 岸ナク 波ノ間ニ間ニ 逢いたくて 逢いたくて ただ逢いたくて そう想うだけで いいのです  黒髪ヲ 絶チ切ル程ニ 慕(シタ)イテモ 一期一会ノ 儚キ運命 次の世は 次の世は ただ次の世は そう想うだけで いいのです  コノ命 散リユク櫻(ハナ)ニ 身ヲ重ネ 春ノ名残リヲ 心ニ秘メテ 生きましょう 生きましょう ただ生きましょう そう想うだけで いいのです
酔風ごころ北川裕二北川裕二伊藤美和弦哲也前田俊明あなたが悪い わけじゃない 惚れた私が いけないの 叶わぬ夢は みないから そばにいさせて 捨てないで ごめんね ごめんね わがままばかり こころに夢風 なみだ風 酔風ごころ  あなたに逢えて 幸せよ 添えぬ運命(さだめ)の 二人でも 愛した人は あなただけ 生まれ変わって 尽くしたい ごめんね ごめんね わがままばかり こころに夢風 なみだ風 酔風ごころ  私が決めた 恋だから 泣きはしないわ 悔やまない 一人の夜は 空をみて 月を相手に 呑むお酒 ごめんね ごめんね わがままばかり こころに夢風 なみだ風 酔風ごころ
ひとり北国北川裕二北川裕二つつみりゅうじ弦哲也前田俊明北の北の名もない 岬のはずれ かもめも一羽で 鳴いている 忘れられない 女をひとり 噂をたよりに たずねて歩く お前のいそうな さびれた町は いまも雪の残る 冷たい北の町  沈む沈む夕陽に 粉雪舞えば 灯台あかりも かすんでる 人の目をさけ 重ねた愛を 心にきざんだ 面影ひとつ 淋しい笑顔が 浮かんで消えぬ 胸にそっと残る 冷たい北の町  遠い遠い汽笛は なまりの空へ 涙の糸ひく 声になる 風にふるえて 泣いてはないか か細い肩先 お前を偲びゃ さすらう旅路に 明日が見える いまも雪の残る 冷たい北の町
二輪草松前ひろ子松前ひろ子水木かおる弦哲也あなた おまえ 呼んで呼ばれて 寄り添って やさしくわたしを いたわって…… 好きで一緒に なった仲 喧嘩したって 背中あわせの ぬくもりが かようふたりは ふたりは二輪草  ほうら ごらん 少しおくれて 咲く花を いとしく思って くれますか…… 咲いて清らな 白い花 生きてゆくのに 下手なふたりが さゝやかな 夢をかさねる ふたりは二輪草  おまえ あなた 春がそこまで 来たようだ よかった一緒に ついて来て…… 雨よ降れ降れ 風も吹け つらいときにも 生きる力を くれるひと どこに咲いても ふたりは二輪草
おゆき三丘翔太三丘翔太関根浩子弦哲也伊藤雪彦持って生まれた 運命(さだめ)まで 変えることなど 出来ないと 肩に置いた手 ふりきるように 俺の背中に まわって泣いた あれは… おゆきという女  少しおくれて 歩く癖(くせ) それを叱(しか)って 抱きよせた つづく坂道 陽(ひ)の射(さ)す場所に 連れて行(ゆ)きたい このままそっと あれは… おゆきという女  湯気に浮かんだ 茶柱(ちゃばしら)で 明日(あす)を占(うらな)う 細い指 どこか不幸が とりつきやすい そんな気がする ほくろがひとつ あれは… おゆきという女
ふたりでよかった山本譲二山本譲二たかたかし弦哲也前田俊明なんども 溺れかけてきた 涙で濁った うき世川 ないない尽しで なぁおまえ 木の葉の舟で 荒瀬に漕ぎだした おれとおまえ 夫婦人生 ふたりでよかった おまえでよかった  心の傷は みんなある この世をまともに 生きていりゃ 骨身を惜しまず あきらめず 励ましあって おれたち頑張った おれとおまえ 夫婦人生 ふたりでよかった おまえでよかった  これから先も 頼んだよ 今までどおりで よろしくな おまえの笑顔が あればこそ 乗りこえられた 運命(さだめ)のめぐり逢い おれとおまえ 夫婦人生 ふたりでよかった おまえでよかった
ほたる草山本譲二山本譲二たかたかし弦哲也前田俊明不器用だって いいじゃない 口下手だって いいじゃない 砂漠のような この街で 惚れたおまえと 誰もうらまず 暮してる 根なし明日なし ほたる草  涙ですてた 夢がある 流れてきえた 夢もある 砂漠のような この街で 罪もない子に 両手合せて 詫びながら 生きるふたりの ほたる草  夕陽の海が 目に浮かぶ 島影とおく 目に浮かぶ 砂漠のような この街で 歳のはなれた 俺たちふたりが 身を寄せて 命咲かせる ほたる草
天城越え市川由紀乃市川由紀乃吉岡治弦哲也山田年秋隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺して いいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れおちる 肩のむこうに あなた… 山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりでいたって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた… 山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう) 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え
ホテルサンセット内田あかり内田あかりかず翼弦哲也伊戸のりおあれはもう むかし話ね 人に言えない 恋をして 死のうなんて 思いつめた そんな時も あったわね ホテル・サンセット ティールームに あなたを見かけたの ホテル・サンセット 家族と一緒の あなたを見かけたの 燃えるような熱い日々が 切なくよみがえるのよ  髪はもう 白くなってて それが素敵に 似合ってる 命かけて 愛したひと すべては遠い 夢なのね ホテル・サンセット 陽射しの中 私に気づかない ホテル・サンセット 微笑みながら 私に気づかない これでいいのそっと消える 別離(わかれ)のあの日のように  ホテル・サンセット 時間(とき)は不思議 あなたを許してる ホテル・サンセット 戻って行った あなたを許してる 一度きりの熱い恋も 今ではセピア色なの  これでいいのそっと消える 別離のあの日のように
追憶のボレロ内田あかり内田あかりかず翼弦哲也伊戸のりおきっとあなたは 知らないでしょう 今も私が 愛してること 黄昏の街の 人ごみの中 気づけば面影 捜しているの あぁ女って 嘘がつけないの 自分の心には 嘘がつけないの 忘れるために 何度恋しても あなたしか愛せない 追憶のボレロ  きっとあなたは 幸せでしょう だから私は 逢??わずにいるの 実らない恋の 哀しみよりも きれいな私を 覚えていてね あぁ女って 夢に生きている 思い出ちりばめた 夢に生きている あなたの噂 耳にするたびに 切なさを繰り返す 追憶のボレロ  あぁ女って 過去へ旅をする も一度泣きたくて 過去へ旅をする 忘れるために 何度恋しても あなたしか愛せない 追憶のボレロ  
火の螢丘みどり丘みどり仁井谷俊也弦哲也南郷達也夜空を仰げば 天の川 牽牛・織女(ふたつ)の星が 逢うと云う あなたと私の しのび逢い このまま何年 続くのですか 愛して添えない 恋ならば 一途に燃えたい 束の間を… 儚(はかな)い夢に この身を焦がし 闇夜(よる)に 闇夜(よる)に翔びます… 火の螢  障子を開ければ 短夜(みじかよ)が しらじら明けて 朝の月 愛しさ憎さの 真ん中で 別れてゆけない おんなの弱さ 世間にそむいた 恋だから 恐くはないのよ 不幸など… 儚(はかな)い生命 せつなく焦がし 紅く 紅く舞います… 火の螢  儚(はかな)い夢に この身を焦がし 闇夜(よる)に 闇夜(よる)に翔びます… 火の螢
螢火の宿松原のぶえ松原のぶえ鎌田かずみ弦哲也蔦将包去年あなたと 訪ねた宿は 螢火舞い飛ぶ 夢の宿 やさしく腕に 抱かれて眠る あなたの愛に 包まれながら しあわせ螢に なれるように 螢よ…螢よ… 赤い火よ 命恋しい 螢火の宿  辛く悲しい 運命(さだめ)の日々も いつでも笑顔の ひとでした 見つめる写真 こぼれる涙 時を昔に 戻せるならば あげてもいいのよ この命を 螢よ…螢よ… 滲む火よ 心切ない 螢火の宿  川面に光る 螢火になり 追って行きたい あなたの後を 短い命が 尽きる日まで 螢よ…螢よ… 赤い火よ あなた愛しい 螢火の宿
比叡おろし水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也伊戸のりお風が舞う 夢が散る うす墨の 霧の群れ 恋の迷いを 消すように やがて琵琶湖(びわこ)に 雨がふる 幸せでした あの頃が それも今では 遠い夢 比叡(ひえい)おろしが 吹けば もうすぐ 冬です ふたり重ねた おもいでが 私を泣かす  涙では 洗えない 悲しみも 切なさも まして化粧を してみても 隠し切れない 未練まで あなたに逢えて 知りました 愛の深さと 寂しさを 比叡(ひえい)おろしに ひとり この身をさらせば 生まれ変われる 気がします 明日はきっと  幸せでした あの頃が それも今では 遠い夢 比叡(ひえい)おろしが 吹けば もうすぐ 冬です ふたり重ねた おもいでが 私を泣かす
湯西川水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也丸山雅仁川の流れが 秋に染まる 真っ赤な紅葉(もみじ)の 花筏(はないかだ) あなたに何も 尽せなかった きっと重荷に なってた私 逢いたいなんて 迷惑ですね ひとり身を引く 湯西川(ゆにしがわ)  もしも涙で 書けるならば 書かせて下さい 詫(わ)び状を あなたの愛に 包まれながら 過ぎたあの日が まぶたに映る 今更遅い 悔んでみても 風が冷たい 湯西川(ゆにしがわ)  雪見障子(ゆきみしょうじ)に 点(とも)る灯(あか)り ひとりじゃ淋しい 旅の宿 明日(あした)になれば もう泣きません 泣けば引きずる おもいでばかり 置いてきぼりに していた夢を 追って行きます 湯西川(ゆにしがわ)
望郷夢うた水森かおり水森かおり弦哲也・補作詞:たきのえいじ弦哲也丸山雅仁春は桜の 花の下(もと) 交す盃(さかずき) 歌もよし 夏は日焼けの 子供等(ら)が 波と戯(たわむ)る 陽(ひ)の長さ 故郷よ 故郷よ 故郷 離れ 幾星霜(いくせいそう) 心は祖国の 空にあり  秋は祭りの 遠花火(とおはなび) しばし偲(しの)ぶは 父や母 冬は木枯(こが)らし 掘(ほ)り炬燵(ごたつ) みかんむく手の 懐(なつ)かしさ 故郷よ 故郷よ 故郷 遠く 駈け巡る 心は祖国の 空に舞う  心は祖国の 空にあり
流氷の宿大月みやこ大月みやこ岡田冨美子弦哲也丸山雅仁赤い赤い赤い糸で 心つなげば 海鳴りがとどろく北の空 今日まで生きた淋しさが 根雪散らして燃え上がる ふるさとどこかと訊かないで ここは最果て 流氷の隠れ宿  ポツリポツリポツリあなた 問わず語りね 疵(きず)あとを隠してほほえんだ 一緒に夢が見れますか 背中合せて祈ります 死にたくなるほど好きになれ ここは最果て 流氷の隠れ宿  泣いて泣いて泣いて恋に 涙削られ 偽りの都会を棄ててきた 凍てつく町で咲く花に 紅を差してね その指で 夜明けのふたりに春よ来い ここは最果て 流氷の隠れ宿
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
棄てたあなたにまた惚れて大月みやこ大月みやこ岡田冨美子弦哲也丸山雅仁灯り落とせば部屋の扉を あなたが叩いてくれそうで こぬか雨降る窓をあけ 水割りをふたつ置いて待つの… 赤いバラ一輪ひとり咲き 別れてやさしさに気付いても 男心は旅人 棄てたあなたにまた惚れて…  夢の続きが見えるテレビを つけてもなんにも映らない 声が聞きたい真夜中は アルバムの中へ遊びに行く… もう一度歌って あの歌を 未練は愛だよとみんな言う 男心は旅人 棄てたあなたにまた惚れて…  赤いバラ一輪ひとり咲き 別れてやさしさに気付いても 男心は旅人 棄てたあなたにまた惚れて…
東京こぼれ花ハン・ジナハン・ジナかず翼弦哲也若草恵恋が終われば 女は泣いて うらんで憎んで 忘れてあげる 女の淋しさ 哀しさは いつも男が 教えるものね 新宿摩天楼 夕陽に浮かぶシルエット 二人で見上げた 日もあった この身はネオンに 染まっても 一途に咲きたい 東京こぼれ花  私ひとりを 夢中にさせて 本気じゃないこと 分かっていたわ あなたに貰った この指輪 薬指には 緩すぎたから 新宿摩天楼 ホテルの小部屋どのあたり 二人の姿が 見えるよで 幻みたいな 幸せに 命を咲かせた 東京こぼれ花  新宿摩天楼 女の胸をすり抜けて 夜風に千切れて 消えた夢 この身はネオンに 染まっても 一途に咲きたい 東京こぼれ花
真夜中のジルバハン・ジナハン・ジナかず翼弦哲也若草恵さり気ない仕草で あなたが誘う ラストダンスで 別れが分かる あなたの若さも あやまちも 見え透いた嘘までも 愛していたのに  真夜中のジルバ 一人では踊れない 真夜中の涙 思い出を濡らすだけ 男はずるい ロマンチストだね あぁ分かって いたけれど  初めから遊びと 言えればいいけど 強がりあまりに 愚かと思う 鏡に映した 淋しさに 本当に愛してた 未練が揺れてる  真夜中のジルバ ぬくもりは消えたまま 真夜中の涙 幸せは戻らない 女はいつも リアリストだから あぁなおさら つらくなる  真夜中のジルバ 爪先でターンして 真夜中の涙 振り払い忘れたい 男はずるい ロマンチストだね あぁ分かって いたけれど
ホタルの恋真木柚布子真木柚布子田久保真見弦哲也南郷達也そっと両手で つかまえた 夢が逃げます 浮世川 儚(はかな)い運命(さだめ) なげくより ふたりで燃えた 命火を こころに灯す ホタルの恋よ  生まれ変われる ものならば はぐれ螢に なりましょう 世間(あっち)の水が 苦いなら あなたの涙 飲みながら 生きればいいの ホタルの恋よ  きっと全ては うたかたで 流れ流れて ゆくばかり いつかは終わる 恋ならば 夕陽の赤に 身を投げて 燃え尽きたいの ホタルの恋よ
歌謡芝居「ホタルの恋」真木柚布子真木柚布子田久保真見弦哲也南郷達也昭和20年 桜の便りが届く頃 敗戦色濃い日本軍は、未来ある青年たちに、 特攻と言う悲惨な命令を下し、国の運命を託しました。 その若い命では、大きな使命を背負いきれないことも、大切にする家族や 愛する人さえ守る事が出来ない事も、すべてわかって、 知覧を飛び立って行ったのです。 そして、その突撃前のほんの短い間、 青年たちの身の回りの世話をしたのが、 地元の女学生達だったのです。 これからお話しするのは、二度と帰らぬ人と永久の恋を紡ぎ、 思い出の桜を振って、 愛する特攻兵を送り出した少女の、生涯をかけての恋の物語です。  あいから、何度目ん桜になるでしょうか あん人とん約束を守って、毎年こげんして ここに来ています。 気づけば いつん間にか私は、歳をとってしまいもした。 じゃっどん あん人は あん時のまま戻って来てくれます。 私には 桜ん中を飛ぶ ホタルが見えるんです  そっと両手で つかまえた 夢が逃げます 浮世川 儚い運命(さだめ)なげくより ふたりで燃えた 命火をこころに灯す ホタルの恋よ  えっ?明日?‥・明日出撃するんですか?‥ もう一度、ちゃんと私の目を見て言ってください‥ ‥本当に明日行かれるんですか? こげなとき‥私は何と言って差し上げたらよかとでしょうか? 本来なら、お国ん為に立派にお役目を果たしてください‥ そげん言うて明るく 送り出すのが、私達女学生の務め。 じゃっどん、私には言えません。 心ときめき、一縷の望みを持って、あなたとの幸せを夢見ちょったのに‥ なんごて お国ん為に大切な若か命を犠牲にせんとならんとでしょうか? お願いです!かならず帰ってきてください。世間からなんち言われても、 かならず‥かならず帰って来てください。  そん時、あん人は穏やかな笑みを浮かべながら、こげん言うたとです。 数十年さきの日本の平和と、何よりも 大切に育ててくださった両親や家族、 そして愛するあなたを守る為に行くんだと。 最後にあん人は「きっと帰って来ます 僕はホタルになって、あなたの元へ帰って来ます」 そん言葉は、あん人が私に残して下さった最後ん言葉になりもした。 翌日、私達はいつものように桜ん枝を手に、戦闘機が見えんごとなるまで 振り続けもした。 私は、爆音の中「好きです!いつまでもあなたを待っています」 と声が枯れるほど必死に叫んでおいもした 手に持った桜ん枝には、ひとひらの花びらもなくなり、 足元は散り落ちた桜ん花びら で染まっておいもした。 そいはまるで、全てを奪い取られた 私の心じゃったかもしれません。  生まれ変われる ものならば はぐれ蛍になりましょう 世間(あっち)の水が 苦いなら あなたの涙 飲みながら 生きればいいの ホタルの恋よ  あ、ホタル‥・あなたですか? やっぱり あなたですね 約束通り帰ってきてくれたんですね 私にはちゃんと見えますよ お帰りなさい!私ん声が、届いてますか?  きっとすべては うたかたで 流れ流れて ゆくばかり いつかは終わる 恋ならば 夕陽の赤に 身を投げて 燃え尽きたいの ホタルの恋よ  あん日から、もうずいぶんの時が流れてしまいもした‥ あなたに守っていただいたこん命。今も大事に生きていますよ いつか こん命が尽きたなら、今度は私も 桜んホタルになりましょう そして、時を重ねて二つんホタルになって飛びましょう
角島大橋水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也丸山雅仁焦がれる心が 涙に変わる 涙が未練に また変わる 角島(つのしま)大橋… 海をふたつに 分ける橋 引き返せない もう二度と あなたの胸に あの頃に あの頃に  背中で聞いてる 汽笛の音が いつしかあなたの 声になる 角島(つのしま)大橋… 渡りたかった 寄り添って 一年先の 愛よりも 今すぐ抱いて 欲しかった 欲しかった  夜空に浮かんだ あの三日月が 幸せ明かりに 見えてくる 角島(つのしま)大橋… きっと明日に 続く橋 おもいで海に 沈めたら 迷わずひとり 生きて行く 生きて行く
山口旅愁水森かおり水森かおり志賀大介弦哲也伊戸のりおさわやかな風の中 歩いても 心は淋しい 花ぐもり ひとり旅する 萩の町 思い出ばかりを 探してる もう一度 あの日に帰りたい 夢は 夢は儚い 山口旅愁  愛しさと切なさが 入りみだれ 港で霧笛も 泣いてます 船が出て行く 下関 海峡廻って 帰ります 秋色の 夕陽が消えてゆく 愛は 愛はむなしい 山口旅愁  倖せになれそうな 気がします 涙を捨てます この川に 錦帯橋は あした橋 渡れば心が 晴れますか もう一度 あなたに逢いたくて 風も 風もやさしい 山口旅愁
薔薇ものがたり北岡ひろし北岡ひろし志賀大介弦哲也猪股義周薔薇に棘あり 色気あり 十二単(ひとえ)の 花びらを ひと夜ひとひら 十二夜を 染めておんなの 恋舞台 燃えますね 妬けますね 薔薇ものがたり  棘がくちびる 恋しがる 痛さこらえりゃ 恍惚の 涙はらはら きぬぎぬの 肌に降ります 恋舞台 燃えますね 妬けますね 薔薇ものがたり  わたし魔性の おんなです 夢のあとさき 筋書きに 描けばいのちの 行き先は 棘の地獄か 恋舞台 燃えますね 妬けますね 薔薇ものがたり
地図のない道北岡ひろし北岡ひろし城岡れい弦哲也猪股義周何もない手の平に 夢だけ握り 故郷(ふるさと)をひとり発ち 列車(きしゃ)に乗った 嵐の夜に耐え 日照りの坂を越え しみじみと感じた 大きな親の愛よ ああ人生 願った様にはならないが 歩いた様には なってきた 泣きたい時ほど 微笑うかべ 地図のない道 私の旅は  若い日にぶつかって 離れた友が 雪の夜ふらり来て 酒を飲んだ 愛する人達が 教えてくれたこと 幸せの棲家(すみか)は この手が届く場所と ああ人生 思った様にはいかないが 信じた様には なってゆく はしゃいだ後には 心を鎮(しず)め 地図のない道 私の夢は  地図のない道 私の旅は
陸羽西線奥山えいじ奥山えいじ槙桜子弦哲也前田俊明最上の川面を すれすれに 一羽の鳥が ひるがえる おまえも群れに はぐれたか それとも何かを なくしたか 陸羽西線 こころは揺れて 車窓(まど)に面影 ゆきすぎる  小さなほころび それさえも 気づかなかった 俺だった 夕日に染まる 高屋駅 紅葉の流れを 観光船(ふね)がゆく 陸羽西線 白糸の滝 なぜかまぶたが 熱くなる  哀しい思いを させた女(ひと) それでも俺を 待つという つぐなうことが できるなら 命の果てまで 離さない 陸羽西線 終着まぢか 遠くぽつりと 灯がともる
恋待ちしぐれ奥山えいじ奥山えいじ槙桜子弦哲也前田俊明雨の居酒屋 あなたを待てば 涙はらりと おちょこに落ちた… 惚れて ほだされ 本気になって 何も見えなく なりました ばかね ばかです おんなはだめね 心濡れます…恋待ちしぐれ  遊び慣れてる いけない男(ひと)と 聞けばなおさら 想いがつのる 甘く あとひく あの口づけを 思い出します くちびるが 暖簾(のれん) ゆれても あなたは来ない 心しとしと…恋待ちしぐれ  ひとりお酒を つぎたす指に 指輪なんかは いらないけれど… 酔えば 酔うほど 夜雨が胸に こぼれ小さな 花になる 好きよ 好きです あなたが好きよ 心濡れます…恋待ちしぐれ
残侠子守唄天童よしみ天童よしみたかたかし弦哲也山田年秋「今日日(きょうび)『寄らば大樹の蔭』とかいう言葉が 巾をきかせているようでございます。楽(らく)をしようとする心が、 人間をだめにするのじゃないでしょうか。」  北の風吹きゃ北をむき 西の風吹きゃ西をむく 男の意地は どこにある 浮いた世間に 媚(こび)をうる めだかみたいな奴ばかり  「時の流れとでもいうのでしょうか。 自分さえよければという手合(てあい)が多すぎます。 まっとうに生きようとすればするほど、 住みにくい世の中になったものでございます。」  声の大きい奴だけが 勝って得する世の中さ 男の道は 暗すぎる どちら向いても 闇ばかり どこに実のなる花がある  「どこもかしこも、すっかり狂ってしまったようでございます。 と、申しましても、夜毎(よごと)酒に溺れる私(わたくし)も、 決して、まともな人間じゃございません。」  すねに傷もつこのおれにゃ まぶしすぎます お日様が 男の酒の ほろ苦さ 明日は どの色咲こうとも おれは生きたい おれの道
哀愁流転桜井くみ子桜井くみ子麻こよみ弦哲也川村栄二弱い女は 流される 世間の川の 冷たさよ どこにあるのよ どこにあるのよ 私の幸せは 肩でため息 寂しさに 心震える 裏通り  肩に寄り添い ふたりして 夜更けに聴いた 雨の音 なぜに逃げるの なぜに逃げるの 私の幸せは 過ぎた昔を 悔やんでも つらいだけです ひとり酒  指の形も 声までも この頃母に 似てきたわ いつになるのよ いつになるのよ 私の幸せは ひとりうたた寝 寒すぎて 夢を抱きます 裏通り
天城越え竹村こずえ竹村こずえ吉岡治弦哲也隠しきれない 移り香が いつしかあなたに しみついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺して いいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れおちる 肩のむこうに あなた…… 山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりでいたって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた…… 山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地をはって あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう) 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた…… 山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地をはって あなたと越えたい 天城越え
早鞆ノ瀬戸水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也前田俊明海を歩いて 渡れますか 渡れるものなら 行きましょう こんなにまでも 愛しいけれど 未練断ち切る 早鞆(はやとも)ノ瀬戸(せと) 涙で 涙で 涙でにじむ 漁火明かり 波間に浮かぶ ユラユラと  心尽した つもりだけど 届いてなかった 優しさが 身勝手ですか わがままですか ひとり佇(たたず)む 早鞆(はやとも)ノ瀬戸(せと) おもいで おもいで おもいでみんな 流しましょうか 手紙を添えて ヒラヒラと  弱い私を 叱るように 関門海峡 渦を巻く 手の平ほどの 幸せあれば 生きてゆけます 早鞆(はやとも)ノ瀬戸(せと) 夕陽も 夕陽も 夕陽もやがて ひと夜を越せば 朝陽に変わる キラキラと
宇和島 別れ波水森かおり水森かおり麻こよみ弦哲也丸山雅仁あなたが最後の ひとになる 決めていたのは 私だけ 天に届くか 段々畑 なぜに届かぬ 女の夢は 今もあなたに 会いたくて 愛媛 宇和島 波音哀しい  許して欲しいと この肩を 抱いて別れを 告げた人 白い尾を引く 連絡船の 汽笛せつなく 涙を誘う いいえあなたを うらまない ひとり 宇和島 面影恋しい  泣いたりしません もう二度と 泣けば未練が 目を覚ます 真珠筏(いかだ)に 想い出乗せて 遥か沖まで 流して欲しい 今日であなたを 忘れます 愛媛 宇和島 潮風優しい
花の東京水森かおり水森かおり麻こよみ弦哲也伊戸のりお夢の銀座で お買い物 足を延ばして 日本橋 心浮き浮き はじける笑顔 人の流れも 賑やかに 花の東京 良いところ 良いところ  くぐる提灯 浅草で 両手合わせて 願い事 そぞろ歩きの 仲見世通り ひとつお土産 買いましょう 花の東京 良いところ 良いところ  姿形の カッコ良さ スカイツリーは 日本一 パッと夜空に 花火が咲いて 水もきらめく 隅田川 花の東京 良いところ 良いところ  渡る大橋 レインボー 街もおしゃれな お台場へ 夜風潮風 優しく沁みて 灯り揺れます 屋形船 花の東京 良いところ 良いところ
あなたと生きる川中美幸川中美幸田久保真見弦哲也前田俊明も一度あなたに 逢いたいと つぶやきながら 朝餉の支度 桜がいちりん 描かれた あなたと揃いの 夫婦箸 ひとりきりりと 生きてます だって あなたの 女房です  幾つの坂道 越えたのか 幾つの冬を 乗り越えたのか 心が飛ぶよな 嵐にも ふたりでいたから 耐えられた そばにあなたが 居るようで そうね 今夜は 飲みましょか  苦労もなみだも 宝物 あなたのそばで 倖せでした 淋しくなるたび 見つめます ふたりで選んだ 夫婦箸 ひとりぼっちじゃ ないものね 私 あなたと 生きてます
涙の海を、渡るよに川中美幸川中美幸田久保真見弦哲也前田俊明男が船なら 女は港 古い女と 言われても あなたの帰り 待ってます 想い出抱いて お守りに 涙の海を 渡るよに 道なき道よ 人生は  行く手を遮る さだめの渦も 度胸だめしと 笑うひと 雨風嵐 たのしんで ため息ひとつ おみやげに お帰りなさい 疲れたら 道なき道に 星が降る  男の夢こそ 女のねがい そっと支える かげぼうし ふたりは一つ 離れない ちいさな願い ともしびに 涙の海を つき進む 道なき道よ 人生は
わすれ花香西かおり香西かおり喜多條忠弦哲也萩田光雄ひとりになった 淋しさは たとえば冬の桜花 想い出だけが 風に鳴り 木枯らしに咲く わすれ花  やさしかったわ あなた わたしのわがまま 笑ってきいて 強い人よね あなた さよならの駅で わたしの首に マフラー巻いて 抱きしめた人  ふるさと行きの 汽車の窓 いっしょに泣いてくれる雨 愛された日の ぬくもりが 流れて消える 町あかり  うれしかったの わたし 誰かと暮らせる 女じゃないと 決めていたのよ わたし 季節から外れ 咲く花のよう どこかできっと 咲いてゆきたい  人は別れた時に 自分の本当の 姿が見える ひとりぽっちに なって あの人の良さを 数えあげてる 帰らぬ恋と 言い聞かせても
やっかいもの香西かおり香西かおり喜多條忠弦哲也萩田光雄あいつの生まれは 深川あたり 隅田川行く ポンポン蒸気 アサリぶっかけ 深川めしが あたしのことより 好きなんだとさ  祭りのハンテン 似合っていてさ 夜は門仲 浅草あたり ボトル焼酎 ネオンが産湯(うぶゆ) 極楽トンボも おじぎする  浮世離れもいいとこ やっかいものに 惚れたあたしが 馬鹿なのさ  昔の江戸にも 居たのかしらね 女の気持ち 二の次にして 義理と人情 一番乗りで 小粋でイナセと 自分で決めて  おせっかいなら 山ほどしてさ 涙もろくて おっちょこちょいで 子猫アタマに 乗っけたままで 今夜もドテラで はしご酒  浮世離れもいいとこ やっかいものに 惚れたあたしが 馬鹿なのさ  ほんとにまったく やだね やっかいものに 惚れたあたしが 馬鹿なのさ
恋ごよみ工藤あやの工藤あやの三浦徳子弦哲也若草恵めぐる、めぐる めぐる恋ごよみ  切なさなんて わたしには 無縁のものと 思っていました 桜橋から 見る景色 白いかすみが 包みます めぐる、めぐる めぐる恋模様 痛い、痛い 痛い恋ごころ 揺れる ゆれる春模様 そこにあなた 恋ごよみ  花びら散らす 潮風に あなたの声が わたしを呼びます サンダルぬいで 砂浜を ひとり歩けば 真夏です めぐる、めぐる めぐる恋景色 波の、波の 音がふるえます きっと わたし片思い でもねいいの 恋ごよみ  春夏秋と 過ごしたら 色んな空が 見れたでしょう めぐる、めぐる めぐる恋模様 寒い、寒い 寒い恋ごころ 燃える もえる冬模様 そこにあなた 恋ごよみ
ときめきロマンス工藤あやの工藤あやの三浦徳子弦哲也若草恵最初は別に 何も感じなかった やさしくされても いい人だなんて 思っていただけ 本当にそうなの どうしたんだろう? さっき、重い荷物に 手を貸してくれたひと ふいにこの胸 たかなった! ときめきはふしぎ ふしぎなものね ときめきは静かな しずかなロマンス  池に小石を ほうり投げるように 小さな波紋が 大きく大きく わたしの心に 広がってゆくの どうしたんだろう? ふるえとまらなくなり 風邪かしら?違うよね ふいにこの胸 熱くなる! ときめいているの ふしぎなものね ときめきは静かな しずかなロマンス  ときめきは静かな しずかなロマンス ときめきは静かな しずかなロマンス
大菩薩峠島津悦子島津悦子志賀大介弦哲也川村栄二途(みち)ならぬ 途もまた途 この途を 選んだわたしです こうこうと鏡(かがみ)月(づき) 二人の地獄を 照らしてる 小菅(こすげ) 丹波山(たばやま) 上野原(うえのはら) この先 どこ迄 往(ゆ)くのやら 恋(こい) 恋々(れんれん) 影がもつれる 大菩薩峠  浮世絵の 色は匂えど 二人には 墨絵が似合いです ちろちろと岩清水 誰かの涙に 似てますね 石和(いさわ) 塩山(えんざん) 一宮(いちのみや) この先 どこ迄 往くのやら 恋 恋々 山が哭(な)いてる 大菩薩峠  身延(みのぶ) 中富(なかとみ) 鰍沢(かじかざわ) この先 どこ迄 往くのやら 恋 恋々 夜が燃えます 大菩薩峠
一刻者島津悦子島津悦子志賀大介弦哲也川村栄二さすが薩摩(さつま)の 男じゃないか 筋目けじめを 通して生きる 人の道にそれない 人に迷惑かけない 少々生きかた 下手だけど 一刻者(いっこもん) 一刻者 頑固でいいさ  ミヤマキリシマ 泥染(どろぞ)め絣(がすり) 情け指宿(いぶすき) 向かいは根占(ねじめ) 人が泣けば悲しい 人が笑えばうれしい 焼酎片手に おはら節 一刻者 一刻者 頑固でいいさ  桜島見て 西郷どんは 夢を語った 日本の夜明け 人は誠一代 人のこころを失くさず ぶれずに生きてく ものなのさ 一刻者 一刻者 頑固でいいさ
氷雪の海中村仁美中村仁美たかたかし弦哲也D.C.O雪しんしんと 海に落ち 夢ははらはらと 散りゆく いま悲しみが あふれだす あー 冬の朝 港にただひとり 別れがくるのは わかっていたけど あまりにも突然の あなたの旅支度 行かないで 行かないで あなたのほかには 誰も愛せない  波くりかえす 想い出を 胸さみしさに 凍える もう あなたには とどかない あー 目の中を かもめが啼いて飛ぶ わたしのすべてを 涙といっしょに この海に流したら 生まれかわれますか あかあかと 燃えている 命のともしび ひとり抱きしめて…  行かないで 行かないで あなたのほかには 誰も愛せない
ススキノ浪漫ニトリアキオニトリアキオ荒木とよひさ弦哲也南郷達也アカシアの花が 雨に濡れてます あなたと別れた この街で もう一度出逢える そんな気がして 想い出酒場で ひとり酒 札幌すすき野 ススキノ浪漫(ろまん)  粉雪舞い散る 白い足跡に あなたのぬくもり 探すけど あれから二人は ちがう人生 心の旅路で ひとり酒 札幌すすき野 ススキノ浪漫  季節は優しく 明日(あす)を運ぶけど あなたはあの日の ままだから 今でもこの街 離れられずに 思い出浮かべて ひとり酒 札幌すすき野 ススキノ浪漫
女の幸福川神あい川神あいたかたかし弦哲也西村幸輔あなたに めぐり逢うために この世に 生まれてきたわたし 裏道 泥道 日照り道 つらさに泣いた 日もあるわ 今なら見えます 女の幸福  おまえの過去は おれの過去 いってわたしを 目でつつむ やけ酒 ぐち酒 なみだ酒 むかしを捨てて 今日からは あなたに咲きます 女の幸福  あなたがくれた やさしさに 甘えてすがって いいですね 雨の日 風の日 吹雪の日 あなたとおなじ 夢をみて 歩いてゆきます 女の幸福
オホーツク海岸川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也川村栄二悲しみを 捨てるなら 雪の舞う 北の旅がいい 流氷が キュルキュルと 哭(な)くという 北の海がいい 白い 白い 白い氷の海で 過去の恋と サヨナラするの だからあなたは あなたの道を 歩いてください 私を忘れて…  こころから 愛してた そのことに 嘘はないけれど 斜里(しゃり)の駅 過ぎたなら 想い出は いつか風の中 白い 白い 白い氷の帯も 春になれば 沖へと向かう そして私も あの日の夢を も一度追います ひとりに戻って…  白い 白い 白い氷の海で 過去の恋と サヨナラするの だからあなたは あなたの道を 歩いてください 私を忘れて…
歌手~Singer~川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也川村栄二あなたはクラブの ピアノ弾き 私はジャズの Singer(シンガー)で 麻布の古びた マンションが あの頃ふたりの 愛の巣だった 小さいけれど 夢があり 貧しいけれど 倖せだった… 季節は流れ 時代は移り あの日のピアノは もう聴こえない  誕生祝いに バラの花 一輪買って 来たあなた 私はお酒場(みせ)の 赤ワイン タワーを見ながら 乾杯したわ 小さいけれど 夢があり 貧しいけれど 倖せだった… あなたはいつか お酒に溺れ ふたりの同棲(くらし)に 翳(かげ)りがさした  スポットライトを 浴びながら 私は唱(うた)う あの歌を オシャレな硝子の ビルが建ち あの日の想い出 消された街で 小さいけれど 夢があり 貧しいけれど 倖せだった… 合鍵今も 持ってるけれど あの日のピアノは もう聴こえない
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
百夜行坂本冬美坂本冬美荒木とよひさ弦哲也川村栄二この世のむこうの そのむこう 落ち合いますか 死にますか 抱かれても…抱かれても… 燃え尽き果てない 身体なら 殺してください この生命 百年の恋なんて 逃げる男の綺麗ごと 女は心に鬼がいる 抑え切れない鬼がいる  千尋(ちひろ)の海なら 捨て小舟 身を投げますか 抱きますか 波が来る…波が来る… 乳房の奥まで 背中まで 静めてください この素肌 現世(うつせみ)の夢だけで たとえ契りを宿しても 女に棲みつく鬼がいる 泣いて暴れる鬼がいる  百年の恋なんて 逃げる男の綺麗ごと 女は心に鬼がいる 抑え切れない鬼がいる
恋花坂本冬美坂本冬美荒木とよひさ弦哲也川村栄二花は誰の為に ひとりで咲くの 悲しいことも 悩んだことも あったはずなのに 上手な恋を羨(うらや)まず 青空だけを見上げずに わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい  花は生きることを 選びはしない 綺麗なときの 儚ない身体 見つめられるだけ 心の奥の淋しさも 短い生命の切なさも わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 未来も過去も捨てるほど 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生きてることから 解放(ときはな)されて  咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい
花も嵐も川中美幸川中美幸たかたかし弦哲也伊戸のりお泣いちゃいけない 涙をおふき 泣けば見えない 俺の目が 花も嵐も ふたりの旅路 過去をわすれて 出直そう おまえは俺の おまえは俺の 俺の宝もの  薄い背中を ふるわせながら 俺のこの胸 すがる女(やつ) 夢も涙も ふたりの旅路 命かけても 守りたい おまえは俺の おまえは俺の 俺の宝もの  窓をあければ 春告げ鳥が 生きてゆこうと 歌ってる 花も嵐も ふたりの旅路 きっとなろうよ しあわせに おまえは俺の おまえは俺の 俺の宝もの
北の旅人川中美幸川中美幸山口洋子弦哲也伊戸のりおたどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると いとしい おまえの 呼ぶ声が 俺の背中で 潮風(かぜ)になる 夜の釧路は 雨になるだろう  ふるい酒場で 噂をきいた 窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという 泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影 夜の函館 霧がつらすぎる  空でちぎれる あの汽笛さえ 泣いて別れる さい果て港 いちどはこの手に 抱きしめて 泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う
赤い橋塩乃華織塩乃華織たきのえいじ弦哲也伊戸のりお綺麗事(きれいごと)では 愛せやしない 百も承知の 恋でした ついて行こうか 行くまいか 悩んで決めた 赤い橋 この橋越えたら 瀬戸の海 あなた… あなた見送る 日暮れ前  夢があります あなたには 偉くなってね 迷わずに 一期一会の 縁だから 悔やんでないわ 赤い橋 泣いたらあなたを 苦しめる どうか… どうかこのまま 背を向けて  霧が流れる 肱川(ひじかわ)に 浮かぶおもいで うかい舟 今じゃ昔の 二年前 忍んでひとり 赤い橋 忘れやしません 忘れない ずっと… ずっとあなたを この先も
鴨川なさけ塩乃華織塩乃華織たきのえいじ弦哲也伊戸のりお絆結んだ つもりでも ほどく運命(さだめ)の 憎らしさ 焦がれても ああ 焦がれても 背中合わせの 春がゆく あなた恋しい 二年坂 抱いてください 抱いてください 鴨川なさけ  いくら化粧を してみても 辛い心は 隠せない もう一度 ああ もう一度 声を聞かせて 耳元で 涙ばかりが あとを引く かけてください かけてください 鴨川なさけ  比叡(ひえい)おろしの 寒さより 忍ぶ心の やるせなさ 逢いたさに ああ 逢いたさに やせてゆきます この胸が 暦ばかりが 先を行く せめてひと夜(よ)を せめてひと夜を 鴨川なさけ
人生一番清水博正清水博正たかたかし弦哲也南郷達也俺がえらんだ 歌ひとすじの 道は茨の 道だけど 行くぞ、見ていろ 意地と根性は 誰にも負けぬ 人生一番 勝負をかけた花舞台  何も言わずに ただひたむきに 俺をささえて くれる女 やるぞ、見ていろ 何があっても やりぬき通す 人生一番 勝負をかけた花舞台  嵐吹け吹け 来るならこいよ 麦は踏まれて 伸びてゆく 行くぞ、見ていろ 晴れてにっこり 笑える日まで 人生一番 勝負をかけた花舞台
小窓の女清水博正清水博正たかたかし弦哲也南郷達也氷雨が路地に 降る夜は 女が小窓に 泣いてます あの日短く 髪を切って 忘れるはずでした こんな日は こんな日は あなたに抱かれて あまえたい  世間にまけた あたしたち きらいで別れた わけじゃない 部屋の合鍵 かえした日は あなたも泣いていた こんな日は こんな日は あなたに抱かれて ねむりたい  わたしのことが 心配と 手紙をくれたわ これまでも いっそふたりで 思いきって 駆け落ちしましょうか こんな日は こんな日は あなたに抱かれて あまえたい
佐渡の夕笛GOLD LYLIC丘みどりGOLD LYLIC丘みどり仁井谷俊也弦哲也南郷達也荒海にあのひとの 船が消えて ふた年(とせ)み年(とせ)と 過ぎてゆく 今年も浜辺に 島桔梗 咲いても迎えの 恋文(ふみ)はない 待ちわびる… 切なさを… 佐渡の 佐渡の夕笛 届けて欲しい  都には美しい 女(ひと)が住むと こころの奥では わかっても 夜空に浮かんだ 眉の月 わたしに似てると 抱いたひと 今宵また… 哀しげに… 佐渡の 佐渡の夕笛 波間に響く  篝火があかあかと 夜を染めて 女の炎が 燃えあがる この指この髪 この命 あのひと以外は 愛せない 朧(おぼろ)げな… 夢でいい… 佐渡の 佐渡の夕笛 叶えて欲しい
母ちゃんの浜唄福田こうへい福田こうへいさわだすずこ弦哲也南郷達也夜がしらじら 明ける頃 姉(あね)さんかぶりで 浜仕事 投げ捨てられた イワシを拾い 背中丸めて 指で割(さ)く 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 夢で母ちゃんの 声が聞こえるよ  色足袋脱いで 横座り 手拭いはずした 母ちゃんの 汗びっしょりの 横顔見つめ チクリ痛んだ 胸の奥 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 今も母ちゃんの 声が聞こえるよ  今じゃ俺(おい)らも いっぱしの 魚河岸(いちば)の仲卸人(おろし)さ 魚売り 真水(まみず)で洗った イワシを並べ 思い出すのさ あの唄を 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 俺の母ちゃんの 浜唄(うた)が聞こえるよ
父子鷹福田こうへい福田こうへいさわだすずこ弦哲也南郷達也竜(りゅう)は雲呼ぶ 虎は風逆巻(ま)く 俺と親父(おやじ)は 竜(りゅう)と虎(とら) 屏風(びょうぶ)に描(か)いた 絵のように 睨(にら)む眼と眼が 火花を散らし 喧嘩しながら 離れない いつも仇(かたき)の 父子(おやこ)鷹(だか)  百里千里も 先(ま)ずは一歩さ 己(おのれ)選んだ 道だから 時には嵐 吹こうとも 後(うし)ろ向いたら 負けたも同じ 明日を信じて 生きてゆけ 声が聞こえる 冬の夜  花を咲かそう 大きな花を 俺と親父(おやじ)の 運命(さだめ)花(ばな) 故郷(こきょう)の山の 岩手富士 歌うこの声 届いているか 親父(おやじ)ゆずりの この節(ふし)が 空で煌(きらめ)く 二つ星(ぼし)
ついておいでよ北川裕二北川裕二さわだすずこ弦哲也南郷達也歌も歌えぬ お酒も呑(の)めぬ つまらぬ男(おとこ)と 笑った女(ひと)が 今は隣(となり)で 眠ってる 枕はずして 寝返りうって 指をからめて 夢の中 ついておいでよ この俺に  辛(つら)い暮(く)らしを していたんだね 小さな幸せ はしゃいだ後に 嬉し涙か 泣き笑い 名前呼んだら 背中をむけて 恥ずかしそうに うつむいた ついておいでよ この俺に  過ぎた事など 口にするなよ お前のおかげで 笑顔になれる 折った折紙 だまし舟 知っていながら 知らない素振(そぶ)り 薄目(うすめ)開(あ)けてる 愛(いと)おしさ ついておいでよ この俺に
宵待草の女北川裕二北川裕二さわだすずこ弦哲也南郷達也かすかな音を たてて咲く 宵待草は 哀愁の花 せめて せめて 百日 愛せたならば 命捨てるよ この恋に  別れ話に うなづいて 眠った頬(ほほ)に 涙のあとが せめて せめて 百日 抱きしめたまま 忍び泣きする この恋に  お前の好きな 腕まくら しびれた右手 そおっと外(はず)し せめて せめて 百日 早くに逢えたら ふたりぼっちの この恋に
男のひとり言山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也夢の中で 詫びていた お前は笑って うなずいた 俺を見上げて 甘える癖が 瞼(まぶた)とじても 離れない 上り坂 下り坂 まさかの坂に 転げても 黙って付いて 来てくれた 心の中で ひとり言 俺はお前を 俺はお前を 離さない  夢の中で 泣く俺の 背中をずっと さすってた いつも一緒と お前の声が 夜の沈黙(しじま)に 聞こえるよ 上り坂 下り坂 まさかの坂に 転げても 涙も見せず いてくれた 心の中で ひとり言 俺はお前を 俺はお前を 離さない  上り坂 下り坂 まさかの坂に 転げても 笑って付いて 来てくれた 心の中で ひとり言 俺はお前を 俺はお前を 離さない
哀愁ストリート山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也銀杏(いちょう)並木に 吹く風の 落ち葉が足に からみつく ここは青山 外苑通り あの日二人で 歩いた道よ 腕をからめて 甘える君の 髪の匂いが 懐かしい  ほんの小さな 諍(いさか)いが 誤解のままで 右左 ここは赤坂 一ツ木通り あの日気まずく 別れた場所さ たった一言 意地など捨てて 言えば良かった 好きだよと  冬の足音 駆け足で コートの衿を 立てて行く ここは白金 プラチナ通り あの日黙って 渡そうとした 君のイニシャル 刻んだ指輪 今度会ったら 渡したい
ふたり酒岩佐美咲岩佐美咲たかたかし弦哲也伊戸のりお生きてゆくのが つらい日は おまえと酒があればいい 飲もうよ 俺とふたりきり 誰に遠慮がいるものか 惚れたどうしさ おまえとふたり酒  苦労ばっかり かけるけど 黙ってついて来てくれる 心に笑顔たやさない 今もおまえはきれいだよ 俺の自慢さ おまえとふたり酒  雪がとければ 花も咲く おまえにゃきっとしあわせを おいでよ もっと俺のそば つらい涙にくじけずに 春の来る日を おまえとふたり酒
倖せの背中前川清前川清荒木とよひさ弦哲也伊戸のりお他人(ひと)を妬(ねた)まず そして他人(ひと)を羨(うらや)まず 今日まで君とふたり 歩いて来たけれど 花束(はな)のひとつも 贈ることもしない そんな男の 生き方だったから 近道の人生より 遠回りしてる恋を 君と…もう一度  明日(ゆめ)を急がず そして明日(ゆめ)を諦(あきら)めず 心を君と重ね 暮らせる喜びと そんな気持ちを 言葉には出来ない 古い男の 背中のままだから 手でふれる倖せより 温めあってる恋を 君と…もう一度  花束(はな)のひとつも 贈ることもしない そんな男の 生き方だったから 近道の人生より 遠回りしてる恋を 君と…もう一度
人生長保有紀長保有紀もず唱平弦哲也前田俊明父と呼べない男のあとを 形振(なりふ)り構わず追いかけて あたしを捨てた母さんを 氷雨降る日にゃ想い出す 別れた街角 想い出す  生んでくれって頼んだ覚え 一度もないのに迷惑みたい  二人三脚 親子で組んで 運動会には出たけれど 何度もころげ 笑われた 母のペディキュア指さした 知らないみんなが指さした  ゴールした時きゃ 一番うしろ それでもよかった 一緒に走れ  酔うときまって女が歌う 他人の飯には棘(とげ)がある 鬼さんこちら さァこちら ヘンな文句の子守唄 あたしを泣かせた子守唄  きっとどこかの酒場の隅で 今夜もあのひと 歌ってるだろ
女の帰郷長保有紀長保有紀もず唱平弦哲也前田俊明手のうちに 残ったものなどないけれど あなたに逢えて幸せでした 外した指輪 手紙を添えて 書棚に挟んでおきました これで踏んぎり 着くのでしょうか あ……心が 心が残る 女の帰郷  母さんに 涙もそろそろ枯れた頃 諦めどきと諭されました 二人が験を担いで買った 枯れない造花のバラの花 何の役にも立たなかったわ あ……心が 心が残る 女の帰郷  ふるさとに とに角一度は帰らなきゃ 自分がみえず 落ち着きません 西陽が部屋の畳を染める あなたの帰りを待たないで 顔を合わさず お暇(いとま)するわ あ……心が 心が残る 女の帰郷
おんな炎花咲ゆき美花咲ゆき美原文彦弦哲也川村栄二たとえばあなた 望むなら 本当は命も捨てられる やっぱりわたし 女です だれかをたとえ 泣かせても あなたと愛を咲かせたい  ねえ あなた 愛されるより 愛したい  あなたの胸をくらくらと くらくらと 焦がす一途な 恋の炎(ひ)で  電話のひとつ ない日には 落ち葉の音にも 振り返る やっぱりわたし 女です 涙がぽつり またぽつり 愛しさ過ぎて 憎くなる  ねえ あなた 裏切りだって かまわない  淋しさ抱いて ゆらゆらと ゆらゆらと 燃える口紅(べに)引き 夜待月  ねえ あなた 愛されるより 愛したい  あなたの胸をくらくらと くらくらと 焦がす一途な おんな炎(び)で
揚羽蝶花咲ゆき美花咲ゆき美下地亜記子弦哲也川村栄二灯(あか)り落せば 枕辺(まくらべ)で 白い吐息が 蝶になる 倖せもどきの 熱い日は 夢幻(ゆめ)か現(うつつ)か うたかたか 逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ… 私(あたし)なみだの 私なみだの 揚羽蝶  そばにあなたが いなければ どうせ死んだも 同じこと この世も命も 惜しくない 追って行きたい 人でした 逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ… 私なみだの 私なみだの 揚羽蝶  女心の 奥の奥 燃える情念(おもい)の 夜叉(やしゃ)が住む ぬくもり欲しがる 未練火が あなたさがして 宙(ちゅう)に舞う 逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ… 私なみだの 私なみだの 揚羽蝶 私なみだの 私なみだの 揚羽蝶
天道虫三田りょう三田りょう坂口照幸弦哲也前田俊明天(てん)にむかって 歩いていれば きっと影踏む 事はない 天道虫を 見るたびに 君の言葉 思い出す 儚くも ひたすらに 天をめざして 翔ぶと云う 天道虫は どこへゆく この手で高く 放してやろう 天道虫は 空へゆく 君が微笑む 君が微笑む 光りとなって  思うようには 生きられないさ 誰も同じさ 弱いのは 自分の為に 泣くよりも 他人(ひと)の為に 泣きたいね 燦々と 降りそそぐ 明日と云う名の この陽ざし 天道虫は どこへゆく いつしか君の 姿となって 天道虫は 空へゆく 君が微笑む 君が微笑む 光りとなって  儚くも ひたすらに 天をめざして 翔ぶと云う 天道虫は どこへゆく この手で高く 放してやろう 天道虫は 空へゆく 君が微笑む 君が微笑む 光りとなって
おもいでの岬ペギー葉山ペギー葉山弦哲也弦哲也若草恵何年ぶりかしら この浜辺を歩くのは あなたと初めて 旅したこの町 小さな貝がらを 二つ拾い耳にあて ピアスにしたいと はしゃいでた私 丘の上の小さなホテル 少し古くなったけど オーナーの手づくりの 風見鶏今も動いてる 昔とちがうのは あなたがそばにいないこと  古いコートだけど 今日ははおって来たのよ あの日の旅でも 着ていたコートよ 丘の上の小さなホテル 窓の下は夜の海 少しだけお酒でも 飲みましょうあなたいいでしょう 昔とちがうのは 一人で見てる月の道  丘の上の小さなホテル 少し古くなったけど あなたとのおもいでに たまらなく会いたくなったなら もう一度訪ねたい 岬をめぐるバスに乗り もう一度訪ねたい 岬をめぐるバスに乗り
紅ひと夜島津悦子島津悦子坂口照幸弦哲也南郷達也椿の花に 舞い翔ぶ雪が 絡(から)むみれんの 赤と白 男と女の まるで写し絵 見るようで いっそすがれば 楽ですか しのび待つ恋 紅ひと夜  あなたを待てば 誰かが困る なのに答えを 出せぬまま この世であなたを 越える男を 知りません ひとり見つめる 窓の外 しのび待つ恋 紅ひと夜  あなたに添える 一瞬(ひととき)あれば いいの明日も 生きられる 男と女の 深山(みやま) 湯宿の 隠れ橋 渡りきりたい 二人して しのび待つ恋 紅ひと夜
海岸暮色島津悦子島津悦子坂口照幸弦哲也南郷達也どこからが 空なのか どこまでが 海なのか 鈍色(にびいろ)の 港町 波止場灯りが 救いのように あなたを待って待って待って 泣き暮れて 三日三晩を 同じ宿 今では戻る 道もない 北海岸  幾たびの 裏切りに もう私 ぎりぎりよ 波しぶく 港町 旅の荷物も 解(ほど)かぬままに あなたの未練 未練 未練ふり切って 明日はここから 船に乗る 終着駅の ない女 北海岸  あなたを待って待って待って 泣き暮れて 三日三晩を 同じ宿 今では戻る 道もない 北海岸
一人静の花のように三浦良太三浦良太田久保真見弦哲也前田俊明二度としないと 言いながら 何度もお前を 泣かせたね 責められるよりも 辛かった 「信じてます」の あの言葉 一人静の 花のように うつむきながら ほほえんで  酔って夜更けに 逢いに行く わがまま気ままの 俺だった さみしいと書いた はしり書き 涙のあとが にじんでた 一人静の 花のように 黙って耐えて いたお前  ふたり寂(さび)れた カウンター 氷の音だけ きいている 抱き寄せてやれば いいものを 優しさなんて 似合わない 一人静の 花のように 咲いてておくれ 俺のそば
一円玉の旅がらす水森かおり水森かおり荒木とよひさ弦哲也石倉重信一円玉の旅がらす ひとりぼっちで どこへゆく 一円玉の旅がらす あすは湯の町 港町 一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ 出世街道 どこへゆく  一円玉の旅がらす 好きなあの娘(こ)を ふりきって 一円玉の旅がらす 風に浮き雲 子守唄 一円だって 一円だって 生まれ故郷にゃ 母がいる ああ 出世街道 どこへゆく  一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ 出世街道 どこへゆく
男の駅舎~セリフ入りスペシャルバージョン~里見浩太朗里見浩太朗荒木とよひさ弦哲也川村栄二遠い昔のことさ 今でもはっきり覚えているよ 駅舎(えき)に降る雪の白さも 君の涙の横顔も そう、そう、 遠い昔のことさ…  酒よふたりの 旅路(たび)ならば 遠い昔か 想い出か 夢に背いた 若き日の 今もそこには あの駅舎(えき)が 男の胸に 男の胸に あゝあの駅舎(えき)が  酒よ汽笛が 沁(し)みる夜は 別れ涙か 純情か 詫びる心に ともし灯の 今もそこには あの駅舎(えき)が 面影ゆれる 面影ゆれる あゝあの駅舎(えき)が  酒よ人生 秋半ば 肩の寒さか 儚さか ひとり語りの 夜更けにも 今もそこには あの駅舎(えき)が グラスの底に グラスの底に あゝあの駅舎(えき)が
つづれ織り中村美律子中村美律子久仁京介弦哲也南郷達也いくつも熱い 火の輪をくぐり いくつも渡った 危ない橋を 小さい恋の はずでした 愛して 悩み 深まり 悩み 恋しさ幾重(いくえ)に つづれ織り  身のほど知らぬ 恋なのでしょう 死んでも一緒と 誓ったふたり 嘘でも泣かぬ はずでした 夢みて 生きた 信じて 生きた 別れはちりぢり つづれ織り  黄色が匂う 金木犀(きんもくせい)の 小道を去りゆく これきりの夜 微笑(わら)って送る はずでした 別れに 燃えて すがって 燃えて 愛(いと)しさ憎さが つづれ織り
鞆の浦情話中村美律子中村美律子久仁京介弦哲也南郷達也瀬戸の島影(しまかげ) 夕日がそめて 恋に身(み)をやく 鞆(とも)の浦(うら) あきらめますと 出来ない嘘を 云ってしまった 籠の鳥 月の出潮に みだれ泣き  古い町並み 雁木(がんぎ)の波止場 うわさ潮待(しおま)ち 鞆の浦 昔の夢と 打ち捨てたとて 今はその夢 恋しさに 沖へ漕(こ)ぎ出す 捨て小舟(こぶね)  いつか栄えた 北前(きたまえ)船(ぶね)に 泣いた女の 鞆の浦 情けも恋も 限(き)りあるものよ たった一年 燃えた日の いのち照らして 常夜(じょうや)燈(とう)
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ひとり旅杉良太郎杉良太郎杉良太郎弦哲也川村栄二旅に出て良かった 一人旅だから良かった 一人で行って良かった 足のむくまま 気の向くままに  あぜ道の先の てっぺんに 柿の木一本 見えてきた 枝には葉っぱが4、5枚ついて 熟した柿が ぶら下がる  柿の実取ろうと 背伸びして 飛び上がる 飛び上がる クモの巣 頭にひっかかり 片足田んぼに つっこんだ  こんな自分がいたのかと 思わず笑いが込み上げる こんな自分がいたなんて 一人笑いもいいもんだ  海の向こうに 太陽が 真っ赤に染まって落ちてゆく 海沿い走る 列車の中で 一人で撮った携帯に  うつった顔は 子供だな 嬉しくて 嬉しくて 誰かに見られていないかと 周りを見渡す 俺だった  こんな自分がいたのかと 思わず笑いが込み上げる こんな自分がいたなんて 一人笑いもいいもんだ  旅に出て良かった 自分探しで良かった 一人で行って良かった 俺のほんとの一人旅
気づいていた二人杉良太郎杉良太郎杉良太郎弦哲也田村武也うすうす二人は気づいてた とっくに二人は気づいてた  二人で映画を見た帰り 夕陽に包まれ 並んで歩く 「恋人みたいにみえるわ」と 俺のセーター握りしめ 熱い瞳が目の前に 思わず君を抱いていた 友達でいた はずなのに  二人でチャペルの 鐘を聞き 紙の吹雪が舞い上がる こんなに早くていいのかと  小さなアパート リビングで TVをつければ 別れのドラマ 交わす会話もなくなって 君は寝返り打ちながら ため息まじり つぶやいた「友達でいたはずなのに」 言われて思わず うなずいた  離婚届けを見る二人 周りの意見を聞いたなら こんなことにはならなんだ  周りはうすうす気づいてた 二人はもとから気づいてた あの時とっくに気づいてた 映画のようにいかないと
松江恋しぐれ永井裕子永井裕子さとうしろう弦哲也前田俊明忘れるための 旅なのに 未練がなぜか あとを引く 夕陽せつない 嫁ヶ島(よめがしま) 面影ゆれる うたかたよ ひとり出雲路(いずもじ) 松江恋しぐれ  誓った夢の 想い出が 消えては浮かぶ 宍道湖(しんじこ)よ 水の都の 城下町 別れがつらい うしろ影 ひとり出雲路 松江恋しぐれ  大橋川(おおはしがわ)の 欄干(らんかん)に あなたを映す 恋柳 明日(あす)のしあわせ 祈り鈴 いい日がきっと 来るように ひとり出雲路 松江恋しぐれ
谷中ほたる永井裕子永井裕子さとうしろう弦哲也前田俊明谷中(やなか)の風は 片情け あなたを呼んでも 虚しくて ひとり羅(うすもの) 夏の夜 子猫の泣き声 だんだんに ねぐらを探す 螢坂  肩寄せ合った 寺町(てらまち)は 木漏れ日やさしい 隠れ里 粋な街並み 裏小路 逢えない運命の みれん恋 藍染川(あいぞめがわ)の 螢です  上野の山に 鐘が鳴る 今宵も淋しく 癒(いや)し酒 いのち儚(はかな)い ひとり舞(ま)い も一度この胸 抱きしめて 現(うつつ)か夢か 螢火か 現か夢か 螢火か
ふたりで一つの人生を山本譲二山本譲二たかたかし弦哲也前田俊明涙いっぱい かなしみに おまえは耐えて 咲いていた 夜風が冷たい この裏町で おまえに逢って おまえに惚れて ふたりで一つの 人生を  いつもおまえの そばにいる 未来(あした)の夢を 語りたい 歩いて行けるさ 信じていれば おまえに逢って おまえに惚れて ふたりで一つの 人生を  何があっても 守りたい 連理(れんり)の枝さ 俺たちは この雨上がれば また虹がでる おまえに逢って おまえに惚れて ふたりで一つの 人生を
俺のこの胸で山本譲二山本譲二たかたかし弦哲也前田俊明やつれたみたいだね 昔より 背中の薄さを 抱きしめる 東京へ発(た)った あの日から 俺もおまえの 噂さがしてた 泣くがいい 泣くがいい 俺のこの胸で  なんにも言わなくて いいんだよ あの日があるから 今がある 汽車が出た駅で 降る雪を ひとり眺めて 俺も泣いたんだ 泣くがいい 泣くがいい 俺のこの胸で  忘れたことなんか なかったよ おまえに逢えると 信じてた 北風に耐えて 咲いた花 愛のつづきを 命かれるまで 泣くがいい 泣くがいい 俺のこの胸で
女は抱かれて鮎になる坂本冬美坂本冬美荒木とよひさ弦哲也南郷達也風が鳴く 雲が啼く 霧に隠れて山が哭く 恋に疲れた 旅ならば 心はとっくに泣いている 湯煙りの 日暮れ里 蝉しぐれ かくれ宿 一日分の 悲しみを 洗い流して 拭きとるけれど 渇き切れない 洗い髪 あなたを今も 恋しがる 抱いて抱いて もう一度 抱かれりゃ 鮎になれるから  夜が鳴く 鳥が啼く 枕濡らして夢が哭く 息を殺して 指を噛み 寝たふりしてても泣いている せせらぎの 川の音 忍び込む 月明かり 一日分の 切なさを なだめすかして 添い寝をしても 帯を解いて 泳ぎたい あなたの胸に つかまって 抱いて抱いて もう一度 抱かれりゃ 鮎になれるから 抱いて抱いて もう一度 抱かれりゃ 鮎になれるから
四季の山鳥羽一郎・津吹みゆ鳥羽一郎・津吹みゆ川井倭文子弦哲也松井タツオ雪どけ水の 沢の音 青空見上げる すみれ花 若葉が光る 山なみのぞみ 歩きませんか 春の山  涼風(すずかぜ)さそう 蝉の声 峠の向こうの ふるさとへ 笑顔の友が 迎えてくれる 歩きませんか 夏の山  色づく山は 錦(にしき)いろ 想い出揺れます 燃えてます 茜(あかね)のトンボ 追いかけながら 歩きませんか 秋の山  熊笹 小路(こみち) 小雪舞い 吐く息冷たい 登り道 はげましながら こころを合わせ 歩きませんか 冬の山
長編歌謡浪曲「無法松の恋」松五郎と吉岡夫人中村美律子中村美律子池田政之・岩下俊作「富島松五郎伝」弦哲也あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松  あ~、ぼんぼんを乗せた汽車が…。 あの小さかったぼんぼんが一人で汽車に乗っていくと。 松五郎さん。敏雄はもう六つの子供じゃありませんよ。 分かっとります。高校生じゃ。けんど熊本の寄宿に入らんばいかんとは、 奥さん、寂しゅうなりましょうなぁ。 ええ。生まれて初めての一人暮らしになりました…。 なんね。心配なか。儂がついとるやなかとね。 私、本当に感謝しているんですの。主人が亡くなって八年。 女一人であの子を育ててこられたのも、みんな松五郎さんが陰になり 日向になって支えてくださったからですわ。 陸軍大尉じゃった吉岡の旦那が、軍事演習で雨にぬれて風邪を引いたぁ 思うたらあっという間に…知らぬ仲ならとにもかく、その奥さん、いや、 忘れ形見のぼんぼんをほうってはおけんかった。 まぁ奥さんには迷惑やったかもしれまっせんな…。 いいえ、私の方こそ、私の意地に松五郎さんを 巻き込んでしまったのではないかと、悔やんでいるんですわ。 エッ、奥さんの意地? そりゃ何ですかいのう? 今だからお話します。主人が亡くなってしばらくした頃、 実家の兄から再婚話が持ち込まれたのです。 え…いや、奥さんなら当然じゃ…。 でもね、私は主人を愛していました。 私の夫は、吉岡小太郎 ただひとりなんです。  ひとたび嫁いだ この身には 帰る家など ありはせぬ まして来世も 誓ったからにゃ 岩をも通す 意地なれど 幾夜もつらさに エ~エ~エ~忍び泣き たった一つの 生き甲斐は 夫に似てきた 愛しい我が子 この子の為なら 我が命 いつでも捨てて みせましょう この子は夫の 子ぉじゃもの  …それほどまでに旦那のことを…。 ごめんなさい。松五郎さんにこんなことを聞かせてしまって…。 …吉岡の旦那は幸せもんばい…ほんなこつ幸せもんばい!…。  学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ  松五郎さん。 こ、こりゃ奥さん…。 どうなさったんです。敏雄が熊本に行って以来、 ちっともいらしてくださらないじゃありませんか。 私に何か落ち度でもありましたか? 滅相もない。けど、儂ゃ儂ゃぼんぼんの係ばい。 ぼんぼんがおらんあの家は、 奥さんと亡くなった旦那の家ですけん! そいじゃ! 待って! 松五郎さん、敏雄が帰ってくるんですよ! え。奥さん、それはほんなこつ! ええ。夏休みに、高校の先生を連れて。 小倉の祇園祭が見たいとか仰って…。 そいつぁ、そいつぁ一つ、楽しんでもらわんといかんばい。そうかいの。 そうかいの。ぼんぼんが帰ってくる。ぼんぼんが、ぼんぼんが帰ってくる!  先生、ぼんぼん。あれが音に聞こえた祇園太鼓じゃ。 ゆっくりご覧下さいと言いたいところやが、あれは蛙打ちちゅうて、 本物の打ち方やなかと。 今じゃ本物を叩ける奴がおらんようになってしもたけん、 本物はあんなもんじゃなかとですよ。ねぇ奥さん。 私が吉岡家に嫁いで、この小倉に来た頃はもうあの打ち方でしたわ。 そいじゃ一つほんまもんをご披露しようかいのう。奥さん、どうじゃろ? お願いできますか。 よぉ~し、松五郎の一世一代の祇園太鼓、よお見とってくださいや。 おおい、ちょいと打たせてくれ。ええか、これが今打ちよった蛙打ち。 そしてこれが流れ打ち。  さぁこれが勇み駒…そして奥さん、これが暴れ打ちじゃ!  夏休みが終わり、敏雄が熊本の寄宿に戻ってしまったら、 また淋しい日々がやってきます。 でも本当に寂しいのは松五郎さんなのかもしれません。 奥さん、儂ゃあ寂しゅうてつらい。寂しゅうてつらい…私には太鼓の音が、 松五郎さんの心の声に聞こえたのでした。  汗も飛び散る 暴れ打ち 命をかけた あの音は 万来衆の 目に写る これぞ無法松 晴れ姿 これが無法松 祇園太鼓の 打ち納めじゃ  秋になって、松五郎さんはまたお顔を見せてはくれなくなりました。 人の噂で、 長年やめていたお酒を浴びるように飲んで、 すさんだ暮らしをしていると聞きました。 一度お尋ねせねばと思っていた矢先、  ああ、冷えると思うたら雪じゃ…ん、 ここはぼんぼんが通うた小学校やなかと… ああ、ぼんぼんじゃ、ぼんぼんがおる。いや、そんな筈はなか。 ぼんぼんは熊本の高校ばい。けど、ぼんぼんが見える。 ぼんぼんが唱歌を歌うちょる。あれあれ、 奥さん?奥さんもおるとね。今日は参観日やったと。 まぁまぁ晴れ着ば着んしゃって。奥さん、綺麗ばい。 まっこと奥さんは儂の女神様ばい…奥さん…儂ゃ…儂ゃ… 奥さん!  はい。吉岡です。繋いでくださいまし…はい。え? 松五郎さんが! そんな、 松五郎さんが…。  雪の朝、小学校の校庭で、松五郎さんが亡くなっていました。 松五郎さんには幼い 日の敏雄が見えていたのかもしれません。 そのお顔はそれはそれは幸せそうに微笑 んでいらしたそうです…。松五郎さんの寝起きする宿には 柳行李が一つ残されていました。その中には、毎年お正月に差し上げていた お年玉が、封も切らずに。それと五百円もの大金が預けられた、 私と敏雄名義の貯金通帳が、そっと、そっと置いてありました! …松五郎さん、貴方という人は!…。  この十年、あなたに甘えるばかりで、何一つ応えてあげられなかった… 私はあなたの気持ちに気づいていました… なのに、なのに私は…許してください、松五郎さん!  届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松
無法松の恋中村美律子中村美律子池田政之弦哲也南郷達也あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松  学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ  届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松
大糸線水森かおり水森かおり仁井谷俊也弦哲也丸山雅仁寒いホームで 背中を丸め 列車を待ってた 小さな駅よ 人もまばらな 大糸線の 窓に想い出 走馬灯 途中下車して 帰りたいけど 二度と 二度とあなたの 胸には戻れない  軋(きし)む線路に この身をゆだね 遥かな山脈(やまなみ) 涙でみてる 峰に残った 根雪のように いつか哀しみ 溶かしたい こんな別れを そっと詫(わ)びれば 細い 細い警笛(きてき)が 遠くでむせび哭く  長いトンネル 抜けたらきっと こころに春の日 来るのでしょうか 恋を断ちきる 大糸線は 北へ北へと 急ぎ足 空を茜に 染める夕陽に 今も 今もあなたの 面影ゆれてます
ごめん伍代夏子伍代夏子たきのえいじ弦哲也前田俊明辛くないよと 首を振る そんなおまえに 借りがある くされ縁とか 運命(さだめ)とか 云って苦労の かけ通し ごめん ごめん ごめんよおまえ ごめんよおまえ  せめて人並 それでいい あとはおまけと 笑う奴 稽古不足と照れながら おちょこ 片手に さし向かい ごめん ごめん ごめんよおまえ ごめんよおまえ  どんな夢みて 眠るやら たてる寝息の いじらしさ 二度も三度も 道草を させて しあわせ 遠まわり ごめん ごめん ごめんよおまえ ごめんよおまえ
水無月の雨伍代夏子伍代夏子里村龍一弦哲也前田俊明水無月(みなづき)六月 降る雨に 私の女が 泣きじゃくる ねんねんころりよ みれん虫 一里歩いて 二里もどる あなたの心よ ふる里よ  女がひとりで 飲む背中 哀れでしょうか 他人目(ひとめ)には ゆらゆら酔うたび 舟を出し あなたに夢路で たどり着く 逢えない人ほど 恋しくて  今ごろ一緒の 筈でした あなたと暮らせる 筈でした ねんねんころりよ 恋の雨 おまえの涙を 眠らせて 想い出忘れの 酒になる 今夜もひとりの 酒になる
寒咲あやめ伍代夏子伍代夏子吉岡治弦哲也宮崎慎二雪空を眺めて ひっそり濃(こ)むらさき 寒咲あやめが咲いてます 人生は迷う 心を拾う旅 哀しい時計の針じゃない 愛したことも 恨んだ日々も 旅の途中の一コマと 艶(あで)やかに 寒咲あやめ 微笑んで 命かがやかす 生きるって 生きるって 健気(けなげ)でいいですね  幸福(しあわせ)という名の まぼろし手荷物に ずい分 寄り道しましたね 人生は夢の 在りかを探す旅 思い出ばかりの街じゃない 悩んだことも 悔しい日々も 今は私の宝もの 鮮やかに 寒咲あやめ 匂いたつ 春の道しるべ 生きるって 生きるって 愚かでいいですね  生きるって 生きるって 健気(けなげ)でいいですね
霧の川丘みどり丘みどり仁井谷俊也弦哲也前田俊明白い朝霧 流れてゆれて 恋しい背中が 遠くに消える 行かないで 行かないで あなた…そばにいて 夢に縋(すが)って 叫んでも 愛は見えない… 霧の川  生きてこの世で 添えない男性(ひと)と 契りを結んだ おんなの性(さが)よ 離さない 離さない あなた…命です 夜ごと苦しみ もがいても 祈り届かぬ… 霧の川  霧が止まれば 時間もとまる 迷えば底なし 出口はないの 捨てないで 捨てないで あなた…抱きしめて 紅い血のでる この恋に 明日(あす)は来ますか… 霧の川
別離の切符丘みどり丘みどり石原信一弦哲也前田俊明こらえきれない 悲しみが 窓の向こうの 雪になる 決めた別れの はずなのに 揺れる面影 すすり泣く 命かけ つくしたの 悔やみなど ありません さよならの 切符一枚 これが最後の 愛なの そして夜汽車は……北へ 北へ 北へ  未練断ち切る 岬まで 入り江づたいに 灯がともる 恋のなきがら 埋める場所 せめてハマナス 咲くそばに 命かけ つくしたの 想い出に 眼を閉じて さよならの 切符一枚 これが最後の 愛なの そして涙を……越えて 越えて 越えて  命かけ つくしたの 幸せに はぐれても さよならの 切符一枚 これが最後の 愛なの そして明日は……どこへ どこへ どこへ
バヤルラー~ありがとう~島津悦子島津悦子仁井谷俊也弦哲也前田俊明この世に生まれて よかったわ 想い出今では 懐かしい 苦しい時代も あったけど 誰もがやさしく してくれた 花よ鳥よ 兄妹(きょうだい)よ 父よ母よ あの友よ バヤルラー バヤルラー ありがとう バヤルラー バヤルラー ありがとう みんなに感謝 すべてに感謝 感謝の心で 生きてゆく  いつでもあの人 この人の 笑顔に守られ ささえられ 触れあう情けと ぬくもりが 男のこころを 熱くする 山よ川よ 故郷(ふるさと)よ 月よ星よ あの空よ バヤルラー バヤルラー ありがとう バヤルラー バヤルラー ありがとう 今日また感謝 あしたも感謝 感謝の心を 忘れずに  バヤルラー バヤルラー ありがとう バヤルラー バヤルラー ありがとう みんなに感謝 すべてに感謝 感謝の心で 生きてゆく
この地球に生まれて島津悦子島津悦子仁井谷俊也弦哲也前田俊明さぁ翔(と)び立とう 大事な人よ 翼をひろげて あの空へ  果てしないこの地球(ほし)で 出逢ったふたり 昔から知ってたように 心やすらぐよ かわらないやさしさに 包まれながら 幸せを感じているの 光る風の中 さぁ翔(と)び立とう 愛する人よ 未来(あした)を信じて あの空へ さぁ翔(と)び立とう 大事な人よ 翼をひろげて あの空へ  美しいこの地球(ほし)が 故郷(ふるさと)だから 青い海 緑の大地 どうかこのままで 健やかに生まれくる 子供のために 伝えたい心の歌を 生きる喜びを さぁ翔(と)び立とう 愛する人よ 未来(あした)を信じて あの空へ さぁ翔び立とう 大事な人よ 翼をひろげて あの空へ 翼をひろげて あの空へ
九官鳥川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也前田俊明ふたりの愛の 鳥籠から 突然あなたは 飛び立った 忘れられない 想い出の ひとつひとつを 置き去りに 悲しいね… つらいよね… 知らんぷりした 九官鳥 何か…何か しゃべってよ おまえが好きだ 愛してる やさしかったあの人の 口癖を  あなたの胸で 翼(はね)を休め 未来(あした)の幸せ 夢みてた いくつ涙を 流しても 青い空など 翔べないの 悲しいね… つらいよね… 今日は無口な 九官鳥 どうか…どうか お願いよ わたしの名前 呼んでみて 上手だったあの人の 口真似で  悲しいね… つらいよね… 知らんぷりした 九官鳥 何か…何か しゃべってよ おまえが好きだ 愛してる やさしかったあの人の 口癖を
ひまわりとタンポポ川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也前田俊明運命(さだめ)という名の めぐり逢い そんな気がする ふたりです あなたの隣に いるだけで 幸せなんです 涙でるほど ひまわりのように 陽のあたる 花では花ではないけれど… タンポポのように 微笑んで あなたのそばに 咲いていたいの  誰かを信じて 生きること それが愛だと 知りました あしたという日を 夢に見て このまま離れず 生きてゆきたい ひまわりのように 人眼ひく 花では花ではないけれど… タンポポのように 慎(つつ)ましく あなたのそばに 咲いていたいの  ひまわりのように 咲き誇る 花では花ではないけれど… タンポポのように さりげなく あなたのそばに 咲いていたいの 咲いていたいの 咲いていたいの
天城越え大江裕大江裕吉岡治弦哲也前田俊明隠しきれない 移り香が いつしかあなたに しみついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺して いいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れ墜ちる 肩のむこうに あなた…… 山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりでいたって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた…… 山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地をはって あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう)  恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた…… 山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地をはって あなたと越えたい 天城越え
小樽絶唱清水博正清水博正たきのえいじ弦哲也南郷達也忍ぶ私の 身代わりに 海猫ばかりが 鳴いて飛ぶ あなた恋しい 色内埠頭(いろないふとう) 立てばあの日が よみがえる 小樽 も一度 港町  夢でいいから そばにきて その手で朝まで 抱きしめて 忘れられない あなたを今も 海よどうして 遠ざける 小樽 帰して 港町  霧に隠れて 行く船の 汽笛が演歌(えんか)の 歌になる 逢いに行きたい すがっていたい 未練あと引く 石畳 小樽 ゆきずり 港町
心の中に故郷が…清水博正清水博正たきのえいじ弦哲也南郷達也心の中に 故郷がみえる 赤い夕陽の 故郷がみえる あれから何年 春秋が 瀬戸の淡路島(あわじ)が なつかしい 帰ろうか帰ろうか あの町へ  心の中に 故郷がみえる 船が行(ゆ)き交(か)う 故郷がみえる 漁師になったと 聞いたけど 友よ達者か 呑(の)んでるか 逢いたいな逢いたいな こんな夜は  心の中に 故郷がみえる 頑固(がんこ)おやじの 故郷がみえる 遠くにいる程 暮らす程 何故かふるさと 近くなる 帰ろうか帰ろうか あの町へ
泣いて大阪北川裕二北川裕二下地亜記子弦哲也前田俊明女泣かせの 通り雨 やむ気なさそに 降り続く 捨てる恋なら 夢ならば なんで優しく 抱いたのよ 酔って大阪 泣いて大阪 あなたが あなたが にくい  女恋すりゃ 初心(うぶ)になる 惚れて信じて 尽くしたの つらい仕打ちの わかれ傷 なんで黙って 消えたのよ 酔って大阪 泣いて大阪 あなたが あなたが ほしい  女ひとりの なみだ酒 飲めば恋しさ つのります 夫婦(めおと)気どりの あの暮らし なんで忘れて 生きられる 酔って大阪 泣いて大阪 あなたが あなたが いのち
夢ふたり北川裕二北川裕二つつみりゅうじ弦哲也前田俊明愛を重ねて 手を取りながら 歩き続けた しぐれの道を でこぼこ 泥んこ 北の風 長い日蔭も いつの日か ふたりにだって 陽は射すものと 空を見上げて ほほえむお前  夢をつないで 露地裏住い いつの間にやら 今日まで来たわ 時おり 頬うつ 向い風 今は螢火 くらしでも ふたりでお酒 酔えたらいいと 涙つまらせ ほほえむお前  希望(のぞみ)ひとつに 汗拭きながら 登り続けた しぐれの坂を みぞれに 木枯し 冬の風 雪も解ければ あたたかい ふたりに花の 季節は来ると 肩を寄せ合い ほほえむお前
越後水原GOLD LYLIC水森かおりGOLD LYLIC水森かおり伊藤薫弦哲也前田俊明生まれて初めて 絆を契り 命を預けた 人でした だから逢いたい 夢でも一度 あなたあなたを 忘れはしない 無情の雨に 濡れながら 越後水原(すいばら) たたずむ白鳥(とり)よ  悲しい別れを 二人で決めて 一人の暮らしも 慣れました 今も私は ほんとはずっと あなたあなたに そっと触れたい 身を切るほどに 切なくて 越後水原(すいばら) 涙も凍る  運命(さだめ)に散らした 私の花は 春だと言うのに 咲きません 誰もこの世で 愛せはしない あなたあなたに いつでも一途 思いは遠く 駈けてゆく 越後水原(すいばら) 飛び立つ白鳥(とり)よ
紅の傘GOLD LYLIC大月みやこGOLD LYLIC大月みやこ池田充男弦哲也丸山雅仁呑んだら はじける あのひとだから きっと 誰かの 膝まくら 放っちゃおけない 花街しぐれ くぐり 裏木戸 そっと開け あなたを 尋ねる 紅の傘  結城の絣(かすり)に 足駄(あしだ)をはいて あかり ひろって 曲がる露地 深酒やめてと つれ合い 気どり けんかしたのが ばかなのね くやんで 揺れてる 紅の傘  おんなじ寂しさ かかえたひとに なぜか女は ついてゆく 今夜も あなたは ほろ酔い機嫌 好きな艶歌で 帰りましょ ふたりにゃ 小さな 紅の傘
手酌さのさ大月みやこ大月みやこ池田充男弦哲也丸山雅仁ひとりでやります 手酌がいいわ 今夜はしみじみ 熱燗で 髪のほつれがネ こいしがるのよネ まして 雨降る こんな夜は  たがいに独り身 さびしい仲で 世間に遠慮は ないものを 深くなるほどネ なぜかその先ネ わかれともなく 別れたの  扉があくたび きき耳たてる みれんな性です おんなです 紅のお猪口をネ 指ではじいてネ さのさ ひと節 ほろり酒 さのさ ひと節 思い酒
故郷さん、あいたいよ工藤あやの工藤あやのたかたかし弦哲也南郷達也最上川(もがみ)の流れは キラキラと 遥かにかすんだ 山の並み 乗合バスは 丘越え野越え 町から村へ じいちゃんばっちゃの お喋りのせて 故郷さん、故郷さん、あいたいよ  どうしてこんなに やさしいの わたしを育てた 山や川 紅花(べにばな)摘んで 夕日が落ちて 灯(ともしび)ゆれる 蛙の合唱 里わの小径(こみち) 故郷さん、故郷さん、あいたいよ  夕焼け小焼けの あかね雲 トンビがくるりと 宙返り 今年は帰ろう 元気な顔を 家族に見せに 鎮守(ちんじゅ)の祭りに 手土産もって 故郷さん、故郷さん、あいたいよ
わたしの太陽工藤あやの工藤あやのたかたかし弦哲也南郷達也屋根と屋根とが 肩を寄せあう 下町の空に 太陽(ひ)が昇る あの窓この窓 みんな生きてる ひとりじゃないわ 上を向いて 歩いてゆこう あなたとわたし  橋の真下(ました)を 舟が行きかい 忙(せわ)しなく人も 急ぎ足 喜び悲しみ 川は流れる 未来(あした)を見つめ 上を向いて 歩いてゆこう あなたとわたし  父と母との 愛がつまった ふるさとの匂い 宅配便 根っこはひとつね 夢と涙は ひとりじゃないわ 上を向いて 歩いてゆこう あなたとわたし
人生ごよみ川中美幸川中美幸たかたかし弦哲也前田俊明長い道のり 雨風しのぎ 越えて来ました 七坂峠 貧しさ嘆く 暇もなく 苦労涙で ささえあい かわす笑顔で めくるふたりの 人生ごよみ  起きて働く この世の果報 そんな言葉で 励ましあった でこぼこ道を たがやして 何とか越えて 今日がある 親に感謝の めくるふたりの 人生ごよみ  丸い卵も 切りよで四角 小唄(うた)の文句も 今ならわかる 悲しみ多い 人の世で よくぞ耐えぬき がんばった 褒(ほ)めてあげたい めくるふたりの 人生ごよみ
男の値打ち川中美幸川中美幸たかたかし弦哲也前田俊明今は雑魚(ざこ)でも 心に錦(にしき) きっと出番は まわって来るさ 大海原(おおうなばら)に 潮吹く日まで 男を磨いて 機会(とき)を待つ そうさ、男の 男の人生 心意気  ついてないなと 溜息つくな 明日を信じて 飲もうじゃないか 山より高い 野心(のぞみ)があれば 女は黙って ついて来る そうさ、男は 男は中身だ 顔じゃない  金だ地位だと 目の色かえりゃ 人の情けが 見えなくなるぞ 人生楽な 近道はない 千里の道でも 一歩から そうさ、男は 男は苦労で 花が咲く
命、燃えて大石まどか大石まどかたかたかし弦哲也南郷達也瀬音ながれる 狩野川(かのがわ)の 川面にゆれる 宿灯り 命まるごと あげてもいいと 誓ったあの夜が 恋しくて ひとり涙の 小夜(さよ)あらし  梳(と)いた黒髪 湯のかおり 恋しさにくさ せめぎあう あの日、死のうと あなたが言えば わたしは迷わず 死ねました 命競(きそ)った 恋絵巻  一夜(ひとよ)千年 刻(きざ)むよに 抱かれるたびに 愛しくて 命まるごと あなたにあげた 女のこの胸 濡らすよに 時雨(しぐれ)かけ足 伊豆の宿
桂浜雨月大石まどか大石まどかたかたかし弦哲也南郷達也よさこいの 賑(にぎ)わいさけて 二人きり そぞろ歩きの 桂浜 あなたが語る 大きな夢に 空の月まで 笑ってた そして今、私は ひとり涙の 雨の中  浦戸湾(うらどわん) 鯨(くじら)を釣りに 沖へ出る 舟はあなたの 幻(まぼろし)か 亡くして気付く 大切な人 きっと一生 忘れない そして今、私は 傘もささずに 雨の中  月冴えて 寄せては返す 波の音 まるで昨日の ことみたい もう泣きません 明日からきっと 強く生きると 誓います そして今、私は ひとり祭りの 渦の中
満天のてぃんがーら水森かおり水森かおり旦野いづみ弦哲也若草恵別れの理由(わけ)は ないものねだり 身丈知らずの 恋でした 石垣島から 船に乗り 岬をめぐる ひとり旅 奪う勇気も ないくせに 夢見た女の わがままを 叱ってください 八重山の ああ 満天のてぃんがーら  たとえば人を 不幸にしたら なれるはずない 幸せに 真白なビーチも 日が暮れて 波が消してく 砂の城 西表(いりおもて)から 由布島(ゆぶじま)へ 私の旅が 終わるまで 照らしてください 八重山の ああ 満天のてぃんがーら  忘れるすべも ないままに 私はどこへ 流れてく 光をください 八重山の ああ 満天のてぃんがーら  ああ 満天のてぃんがーら
女のあかりGOLD LYLIC天童よしみGOLD LYLIC天童よしみ水木れいじ弦哲也前田俊明咲いた花には その花の 涙もあれば 意地もある 人も同じね つらくても 消しはしません 女のあかり どんな苦労も のりこえて あなたひとすじ 尽くしたい  嘘も飾りも ない人が 時代となぜに すれちがう そんなあなたに 惚れぬいて 陰でささえる 女のあかり 命ひとつに かさねあい 耐えた嵐の 夜いくつ  まわり道して つまづいて しあわせきっと つかむのね 何があっても 離れずに ともし続ける 女のあかり 明日(あす)を信じて 生きるのよ いつか夜明けが くるまでは
天童よしみ天童よしみ水木れいじ弦哲也前田俊明天を貫く 檜なら 土に根を張れ しっかりと そうさ人生 一度じゃないか 波乱万丈 乗り越えて 生きる時代のゝ 人になれ  愚痴や恨みは 忘れても うけた情は 忘れない そうさ人生 縁(えにし)じゃないか なみだ見せるな つらくとも 晴れて出番がゝ 来るまでは  檜千年 ひとすじに 伸びて錦の 空に出る そうさ人生 やる気じゃないか 初心ひとつを かみしめて 明日(あす)も嵐をゝ 越えてゆけ
夜汽車山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也最終列車の レールの音が 俺の心に 問いかける お前の生き方 いいのかこれで 夜空に浮かぶ 親父の顔が にっこり笑って 答えてくれた やり直そうか 故郷(ふるさと)で 故郷(ふるさと)で  やること なすこと はずれてばかり あせる気持ちが 裏目(うら)にでる 都会の片隅 小さな酒場 グラスの底に 涙の顔が 寂しく笑って 見送(おく)ってくれた やり直そうか 故郷で 故郷で  トンネル抜けたら 夜明けの海よ 星が消えてく 陽(ひ)が昇る 何度も夢見た あの日の景色 潮の匂いが 想い出つれて やさしく笑って 迎えてくれた やり直そうか 故郷で 故郷で
こんな女と暮らしたい山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也腿(もも)に「の」の字を 書きながら 次の約束 せがむ女(やつ) 口にゃ出せない 男の本音 あぁ こんな女と こんな女と 暮らしたい  酔ったおでこに 手を当てて そばで返盃(へんばい) ねだる女(やつ) 酒も呑めない 女もいいが あぁ こんな女と こんな女と 暮らしたい  神でこよりを 縒(よ)りながら ここに寝てよと 膝を出す 面倒くさいと 恰好つけて あぁ こんな女と こんな女と 暮らしたい  夢か現(うつつ)か 幻か あなた起きてと 揺すられて その手引き寄せ また夢の中 あぁ こんな女と こんな女と 暮らしたい こんな女と 暮らしたい
人生天国島津悦子島津悦子下地亜記子弦哲也前田俊明そうさ人生 夢まつり かつぐ命の 大神輿(おおみこし) 七つ転んで また起きて 徳利(とくり)まくらに 我慢酒 人生天国 笑えば天国 前向き 上向(うわむ)き 飲もうじゃないか…  捨てる神ありゃ 拾う神 泣いちゃいけない 男なら 真実(まこと)いちずに 歩いたら 明日(あす)に希望(のぞみ)の 花も咲く 人生天国 笑えば天国 前向き 上向き 歌おうじゃないか…  どうせこの世は 一度きり いいさやりたい ことをやれ 花も嵐も 踏み越えて 道はひとすじ どこまでも 人生天国 笑えば天国 前向き 上向き 生きようじゃないか…
べらんめえ島津悦子島津悦子下地亜記子弦哲也前田俊明ちょいとおきゃんで 器量(きりょう)よし 口の悪さが 玉に傷 惚れて焦がれた 人なのに 好きと言えずに 意地を張る さぁさぁ さぁさぁ 野暮はおよしよ べらんめえ 切った啖呵(たんか)に エェ…花が散る  どこで借りたか この蛇の目 傘の出どころ 気がもめる 噂聞いては またほろり 逢えぬ今宵の おぼろ月 さぁさぁ さぁさぁ 野暮はおよしよ べらんめえ 恋は女の エェ…泣きどころ  いやなお方の 口説きより 惚れたあんたの 無理が好き たとえ添えない 運命(さだめ)でも 逢える明日が あればいい さぁさぁ さぁさぁ 野暮はおよしよ べらんめえ 浮世夜風に エェ…切る啖呵
四国旅情やしまひろみやしまひろみちかさとる弦哲也古川治生うず潮越えて 徳島へ 阿波の名物 阿波踊り 人の情けも 熱い町 共に手を取り かずら橋 たずねて良かった 四国の旅よ  龍馬見ていた 黒潮は 土佐の高知の 心意気 鳴子を鳴らして 夏の夜 清き流れの 四万十は たずねて良かった 四国の旅よ  愛媛松山 城下町 坊ちゃんゆかりの 道後の湯 赤い夕焼け 瀬戸内も つつんでくれる 伊予の国 たずねて良かった 四国の旅よ  讃岐高松 港の町よ 波間にうつる サンポート 歴史の屋島 善通寺 思い出多い 夢の島 たずねて良かった 四国の旅よ
紀州の男山田祐也山田祐也志賀大介弦哲也丸山雅仁波が走る 波が飛ぶ あれは熊野の あばれ波 何処で生きても 命は一つ たぎる血潮は 海の色 ソーレ 乗れ 波に乗れ 紀州の男  雲が走る 雲が飛ぶ あれは高野の あばれ雲 今日の嵐は 明日(あした)の花さ 胸にやる気の 虹が立つ ソーレ 乗れ 雲に乗れ 紀州の男  風が走る 風が飛ぶ あれは御坊の あばれ風 意地と度胸を 晒に巻いて 明日(あす)へ向かって 仁王立ち ソーレ 乗れ 風に乗れ 紀州の男
助六さん真木柚布子真木柚布子下地亜記子弦哲也前田俊明金糸銀糸(きんしぎんし)の うちかけに 黒塗り高下駄(たかげた) 八文字(はちもんじ) 花のお江戸の 吉原で おいらん道中 揚巻太夫(あげまきたゆう) 助六さんチョイト 助六さん どうした風の 吹きまわし 惚れたあんたに エェ 口説(くど)かれた 恋も桜も パッと咲いた こいつは春から こいつは春から 縁起(えんぎ)がいいわいなぁ  千両万両 積まれても お足(あし)じゃあ なびかぬ 意気と張り 惚れた弱みの 何とやら 主(ぬし)さんひとりに 命をかける 助六さんチョイト 助六さん うつつか夢か 幻か 一緒に逃げよと エェ 口説(くど)かれた 恋も桜も パッと咲いた こいつは春から こいつは春から 縁起がいいわいなぁ  助六さんチョイト 助六さん 江戸紫((えどむらさき)の 男伊達(おとこだて) ほろ酔い気分で エェ 口説(くど)かれた 恋も桜も パッと咲いた こいつは春から こいつは春から 縁起がいいわいなぁ
なごり月真木柚布子真木柚布子下地亜記子弦哲也前田俊明篝火(かがりび)よりも 胸の火の 燃える想いを 何としよう 丸窓あければ なごり月 明日(あす)は笑顔で 見送るからと 泣いてすがった 腕まくら  どこかへ逃げて 下さいと 何故(なぜ)に言えよう 私から 雲間(くもま)に隠れる なごり月 梳(と)かすほつれ毛 湯上がり化粧 これが最後の 紅一夜(べにひとよ)  満(み)つれば欠ける 月に似て 恋の短さ はかなさよ 川面(かわも)に浮かんだ なごり月 掬(すく)い取れない 倖せひとつ なみだ流れる 未練川
地中海水森かおり水森かおり水木れいじ弦哲也若草恵愛しすぎての 別れもあると 夜間飛行で 着いた街 ローマ始発の クルーズ船(せん)に 涙こらえて 涙こらえて 地中海… 胸のみれんも 残り火も エーゲの紺碧(あお)に 染めて消す  星が流れる ミコノス島は 白い渚に 真珠貝 恋の形見の 指輪をそっと 海に返そう 海に返そう 地中海… 今は遥かな 東京の ふたりの暮らし 過去にして  いつかあなたの 幸せ祈る 風のジェノバは 夜明け前 明日(あす)という名の 水平線を 越えて旅立つ 越えて旅立つ 地中海… ミモザ花咲く 港へと おもいで乗せて 船は行く
冬の月川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也伊戸のりお愛しては いけないひとと 愛しあうのも 人の常 生きるか死ぬかと 聞かれたら 生きるこの道 選びます わたし賭けたい この恋に 貴方もこころを 決めて 決めてください しんしんと 寒々と 空の上には 冬の月  幸せを 遠くで祈る それは出来ない 私には ひとりで身を退き 泣くよりも つらい旅立ち 選びます これがふたりの 運命(さだめ)です 貴方も過去(しがらみ) 捨てて 捨ててください しんしんと 冷々(ひえびえ)と いのち震える 冬の月  これがふたりの 運命です 貴方も過去 捨てて 捨ててください しんしんと 冷々と いのち震える 冬の月
お茶の水川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也伊戸のりお神田川(かわ)の上を 電車が横切(はし)り 向こうに見える 聖橋(ひじりばし) お茶の水に 来るたびに あの日の恋が 甦(よみがえ)る 照れ屋なあなたは 遠くから 私をいつも 見つめてた そうよ私が すずらん通り 最初に言葉を かけたのよ  いつもふたり 肩寄せ聞いた ニコライ堂の 鐘の音(ね)を 三ヶ月(みつき)たてば 遠い国 ポツリと云ったわ 桜花(はな)の頃 あの夏あなたは 大人びて 私の胸を 飛び立った 橋にたたずみ 川面を見れば 面影やさしく 揺れてます  あの夏あなたは 大人びて 私の胸を 飛び立った 橋にたたずみ 川面を見れば 面影やさしく 揺れてます
命まるごと北川裕二北川裕二下地亜記子弦哲也南郷達也肩の薄さよ うなじの細さ 苦労ばかりで すまないね 何もやれない 俺なのに あなたでなけりゃと すがりつく 倖せが 倖せが きっとくる 命まるごと 預けたい  小雪舞い散る 浮世の隅で 無口同士が 肌よせる 胸に哀しい 傷を持つ やさしいおまえの 思いやり 倖せが 倖せが きっとくる 命まるごと 預けたい  夢を語れる おまえがいれば おとこ心は 癒される ふたり笑顔で 支え合い 咲くまで待とうか 桜花 倖せが 倖せが きっとくる 命まるごと 預けたい
北川裕二北川裕二つつみりゅうじ弦哲也南郷達也津軽海峡 真冬の沖も 漁師仲間にゃ 宝の海だ 飛沫(しぶ)きかぶって 漁場へ進み 競う船出は 度胸船 きっと港の 秤にのせる 男の夢追う まぐろの海だ  波が逆巻(さかま)き 凍てつく中で 銛(もり)を討つまで 弱音は吐かぬ 老いて待ってる おふくろさんに でかい獲物を みせたくて 糸を引く手に 力がたぎる 豊漁祈って まぐろの海だ  津軽海峡 吹雪いてやまぬ せかす海どり 一番船だ 今日でふた月 あたりもないが 漁師だましい みせてやる 明日(あす)は揚げるぜ 三百kg(さんびゃくきろ)を 一本釣りだよ まぐろの海だ
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