川村栄二編曲の歌詞一覧リスト  431曲中 1-200曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
恋のぬけがら逢川まさき逢川まさき大道一郎大道一郎川村栄二ついて来いよと 言わないあなた 連れて行ってと 言えない私 炎(も)えて炎やして 炎えつきて 灰になるほど 愛してみても 運命(さだめ)に負けた 恋のぬけがら  傷のいたみを 忘れる恋が 一人寝る夜(よ)を 悲しくさせる 酔って酔いしれ 酔いつぶれ 言えるはずない さよなら言えば 小さな胸が 今もふるえる  いつもいつでも 側に居て 寒い心を 温(ぬく)めてほしい すべてを捨てて 逢いに行きたい
泣けない女逢川まさき逢川まさき及川眠子田尾将実川村栄二別れてあげるよ 望みどおり 私がじゃまだと思う前に はらりと悲しみこぼれたけれど 夕陽がじょうずに隠してくれた 泣きたいときに 泣けない私 強がりが 何より可愛いなんて 嘘つきだよね あなたが言った 言葉だけ信じて 淋しさで寄り添っていた それもたぶん愛なのに  遠くで瞬(またた)く街の灯かり あなたの肩越しゆがんでいる ゆらりと決心(こころ)がぐらつきそうで 背中を抱く腕(て)をそっとほどいた 泣きたいときに 笑ってみせる 愚かだね 未練があふれるくせに ふるえる指も 濡れた瞳も 気付いてくれなくて 優しさを置いてゆくだけ それもきっと愛だから  泣きたいときは 泣いてもいいと 本当の私がささやくけれど 嘘つきだから 好きな人とは きれいに終わりたい 淋しさで寄り添っていた それもたぶん愛なのに  それもきっと愛だから
たそがれ坂の二日月秋元順子秋元順子喜多條忠杉本眞人川村栄二たそがれ坂の先っちょに 薄(うす)く鋭い月がでる 三日月前の 二日月(ふつかづき) 抜いた指輪の白い痕(あと)  路地の奥には猫がいる 通りすがりの人がみな 手招きしても後退(あとずさ)る わたしの駄目な 恋のよう  この街も悪くなかった いい人ばかりがなぜか多くて いくつかの恋もしてみたけれど 気に掛かるのは やっぱり…あなた 季節(とき)のまにまに  たそがれ坂に浮かぶのは レモン・ルージュの 二日月 男と女 淋しさに 抱きしめられて 抱きしめて  罪の香りのくちづけに 嘘の苦(にが)さが混じった日 愛した分の高さだけ 哀しみの谷 深かった  あれからも生きてきたわよ 悲しい時ほどわざと微笑(わら)って いくつかの街で暮らしたけれど 気に掛かるのは やっぱり…あなた 季節(とき)のまにまに  いくつかの恋もしてみたけれど 気に掛かるのは やっぱり…あなた Uh Uh Uh…
Precious ~逢いたくて~秋元順子秋元順子羽場仁志・花岡美奈子羽場仁志川村栄二ただ逢いたくて 切なくて 揺れ続ける気持ち 今すべて愛に 変えていって 心刻みつけて  黄昏 街に色彩(いろ)を落とすまで二人の時間 指先 そっと唇にあてて 口づけごまかすね  愛と呼ぶには 足りなくて 願うだけでは 儚くて 不安さえ愛しさと 呼べばいい  ただ逢いたくて 切なくて 揺れ続ける気持ち 誰かと交わした 誓い破っても 今すべて愛に 変えていって 心刻みつけて 泣かせはしないさ あなただけに just fallin'love  出逢いは まるで導かれるように必然すぎて 指輪の 光る意味すら あの日の二人は見えなくて  水に漂う 熱帯魚(さかな)たち 愛する人の 寂しさも 知らないで 揺ら揺らと 泳いでる  ただ逢いたくて 切なくて 求めあう気持ち 誰かと描いた 未来奪っても 今すべて愛を 受け止めて 痛いくらい強く 後悔させない あなただけに just fallin'love  ただ逢いたくて 切なくて 揺れ続ける気持ち 誰かと築いた 日々を壊しても 今すべて愛に 変えていって 心刻みつけて 涙はいらない あなただけに just fallin'love
大阪おばけ浅田あつこ浅田あつこ荒木とよひさ弦哲也川村栄二不幸な女は 奇麗やなんて どこかの誰かが 言ってたけれど 何度もふられりゃ 慣れてはくるが それでも あんたにゃ 本気だったから 12時過ぎたら 口紅つけて おばけになって 出てやろか 北の新地か 道頓堀か 酔っぱらった ついでに 出てやろか 泣いたふり 死んだふり してみても あしたは あしたは お天とうさんが 顔を出す  涙が似合わん 女やさかい 男の運まで のがしてしまう タコ焼きみたいに 中身の味が あんたにゃ わかって きっといないから 12時過ぎたら 想い出かつぎ おばけになって 出てやろか 梅田 京橋 宗右衛門町に 振られちゃった ついでに 出てやろか 泣いたふり 死んだふり してみても あしたは あしたは お天とうさんが 顔を出す  12時過ぎたら 口紅つけて おばけになって 出てやろか 北の新地か 道頓堀か 酔っぱらった ついでに 出てやろか 泣いたふり 死んだふり してみても あしたは あしたは お天とうさんが 顔を出す
青春のたまり場あさみちゆきあさみちゆき阿久悠杉本眞人川村栄二純愛がぶつかれば 時に傷つけ そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり かけがえのない時代(じだい)ともに過ごした あの店も今月で 閉めるそうです  もう誰も希望など 語らなくなり カサカサに乾いた 街は汚れて 青春のたまり場も 閑古鳥鳴き マスターも苦笑い 見せるだけです  もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La…  結ばれた人もおり 別れた人も 夢破れ 酒を飲み 荒(すさ)んだ人も 夜明けまでただひとり 踊った人も どれもみな青春の ひとコマですね  今はもうそれぞれが 人生おくり ふり返ることさえも めずらしくなり 色褪せた想い出と わかっていても この手紙どうしても おとどけします  もう一度 あの時代(とき)と逢いませんか マスターに ありがとう言いませんか La… La…  もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La…
恋華草~おれとあたし~あさみちゆきあさみちゆき阿久悠杉本眞人川村栄二酔いどれて靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャにたたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって  若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって  恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって
団欒~まどい~あらい玉英あらい玉英あらい玉英あらい玉英川村栄二今はどこに いるのでしょうか つかの間の 恋は幻 あなたをとりまく 団欒(まどい)を浮かべ 心は哀しく 乱れていました 隙間に堕ちた 運命の出逢い ぬぐいきれない 愛の傷みよ アァ 涙に告げる さようなら 女には明日があるから  夜間飛行に 揺られて行った そうねあれは 最後の旅ね 南の浜辺に 埋めた想い出 砂が消して くれたでしょうか 移り行く時代に 流されながら 愛のぬくもり 忘れられるわ アァ 夢の世界よ さようなら 女には明日があるから  移り行く時代に 流されながら 時間(とき)が全てを 忘れさせるわ アァ あなたに告げる さようなら 女には明日があるから  女には明日があるから
愛は腕の中AnnAnn大津あきら浜圭介川村栄二胸騒ぎ抱きとめて 夢の扉をあけて あなただけは 一秒ごとに 大切にしたい  涙よりきらやかな そんな心の微笑み 目を閉じてても 響くほど 口唇に伝えて  傷ついた昨日だけを あなたの 瞳に染ないで  抱きしめて 抱きしめて 愛は腕の中 あなたしか あなたしか 愛せない私  寄り添って生きること 弱いせいだと思わず 辛すぎた日々 誇りにして 今日からは歩くわ  悲しみに汚されても あなたの素顔は守るから  抱きしめて 抱きしめて 愛は腕の中 迷わない 迷わない 今度こそ私  抱きしめて 抱きしめて 愛は腕の中 あなたしか あなたしか 愛せない私
恋は万華鏡石川えりな石川えりな水木れいじ田尾将実川村栄二夢か 現(うつつ)か 幻か ほんのここらは 宵の口 恋は不思議な 万華鏡  謎めく恋に ゆらめく心 風の音にも 波うつ素肌 しびれるような ささやきに わたし揚羽の 蝶になる 甘い 蜜の味 毒でもかまわない 燃えて 乱れて 腕の中 揺れて 揺られて 夢の中 ためいきを つくたびに 妖しき写し絵が めくるめく 廻る万華鏡  逢うたびいつも 懐かしいのは 前の世からも 結ばれてたと 宿命(さだめ)の糸を ほどくよに あなた指さす おぼろ月 明日(あす)の ことなんか どうでもいいじゃない 抱いて 抱かれて 舞い堕ちて 酔って 酔わされ 舞いあがる くちづけを するたびに 妖しき写し絵が めくるめく 廻る万華鏡  夢か 現か 幻か ほんのここらは 宵の口 恋は不思議な 万華鏡
つぶやき石川えりな石川えりな水木れいじ田尾将実川村栄二痛いほどに燃えた くちづけのあとで 背を向けて街の灯(ひ)を 見つめるあなた めぐり逢えた奇跡 信じかけたのに 心にはもうひとり 旅人がいる あなたのすべてを 欲しいと思う 愚かな愛が とまらない… こっちへ来て 抱きしめてよ それも叶わぬ つぶやきだけど…  眠りかけた恋に 罪深い恋に ため息で 指先で 火をつける人 甘い罠に堕ちて 夢を見たいのに 何故かしら今さらに 臆病になる いのちの限りに ときめきながら ひとつに溶けて しまえたら… この瞳(め)を見て 囁いてよ 声にならない つぶやきだけど…  わたしのすべてを 奪って欲しい 言葉にすれば 終るから… こっちへ来て 抱きしめてよ それも叶わぬ つぶやきだけど…  声にならない つぶやきだけど…
憂忌世ぶし石川さゆり石川さゆり吉岡治岡林信康川村栄二咲くも花なら 散るのも花よ 散った私が 馬鹿みただけで 涙ながした 十五の春の キラリ光った 遠賀川  家出したのが そのすぐ後で 別に当てなど さらさらないが どうせ貧乏で おやじは酒乱 母が泣くのが 可哀相  はじめ中州で 茶店に勤め 金につられて キャバレー勤め あれはヤクザと わかって惚れて いつか売られて 汚されて  いいさ酒場の 酔いどれ草に かけてくれるな なまじの情け つくり話と きちがい水に 逃げてすがって 生きてゆく  その後はなしを 聞きたい方は 去年ムショから でてきたはずの 東京町田市 中村チヨが 一部始終を 聞かせましょう 一部始終を 聞かせましょう  涙流した 他人の不幸 酒の肴に 聞かせましょう 優しい言葉を 信じたことが 事の始まり 身の終わり  恨みつらみは 夢路の後よ 惚れた女が 馬鹿をみた キラリ光った 刃物の先に 愛しいまことを 探してた 愛しいまことを 探してた
男の祭り酒石川さゆり石川さゆり吉岡治浜圭介川村栄二斜めに構えて 見得をきる 憂き世という名の 花道で 筋書きどおりにいく筈が よろけてトチった 夢芝居 ダチ公だから よくわかる 固く握る その拳 あああ 今夜は薄月夜 五臓六腑で 泣きじゃくれ 涙に乾杯 冷酒で乾杯 勝手に乾杯 グイッと乾杯 男の辛酒を  答えがないのが 人生と 分かっていながら 望んでた 生きても死んだ 生き方は 死ぬまでしないと 誓ったぜ ダチ公どうし よくわかる 熱く燃える こころざし あああ 祭りは派手がいい 俺は一生 付き合うぜ みんなに乾杯 冷酒で乾杯 勝手に乾杯 グイッと乾杯 男の祭り酒  あああ 今夜は薄月夜 五臓六腑に 染みわたれ 涙に乾杯 冷酒で乾杯 勝手に乾杯 グイッと乾杯 みんなに乾杯 冷酒で乾杯 勝手に乾杯 グイッと乾杯 男の祭り酒 男の祭り酒 乾杯
転がる石石川さゆり石川さゆり阿久悠杉本眞人川村栄二十五は 胸を患って 咳きこむたびに 血を吐いた 十六 父の夢こわし 軟派の道を こころざす  十七 本を読むばかり 愛することも 臆病で 十八 家出の夢をみて こっそり手紙 書きつづけ  ああ ああ ああ ああ…  転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて 行くのなら 親の知らない 遠い場所  怒りを持てば 胸破れ 昂(たかぶ)りさえも 鎮(しず)めつつ はしゃいで生きる 青春は 俺にはないと 思ってた  迷わぬけれど このままじゃ 苔にまみれた 石になる 石なら石で 思いきり 転げてみると 考えた  ああ ああ ああ ああ…  転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて 行くのなら 親の知らない 遠い場所  転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて 行くのなら 親の知らない 遠い場所
貞奴 世界を翔る石川さゆり石川さゆりなかにし礼浜圭介川村栄二ボート一つで 太平洋を 渡るつもりで 海に出た。 築地港から 大海へ あんた船漕ぎ 梶とる私 嵐をついて まっしぐら 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる 命知らずの ゆめ夢でした。  芸の力で 戦いぬいて 勝ってくるぞと 国を出た。 神戸港から アメリカへ 食うや食わずで 舞台に立って 倒れたことも いくたびか 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる もはやうわ言 ひと独り言。  花の巴里(パリー)の 万国博で 真の女優に なりました。 私マダム サダヤッコ 派手なドレスに 日傘をさして 馬車に揺られて 劇場へ 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる 夢のまた夢 ゆめ夢を見る  世界へ世界へ ラララ… 世界へ世界へ ラララ…
残照恋鏡石川さゆり石川さゆり小椋佳宇崎竜童川村栄二手のひらに 書く度ごとの 愛の文字 あなた一人に 飛んでいく 遊ぶ心の 欠片(かけら)も無くて 一途に熱い 長旅だもの 泣きません 泣くもんですか 西へ行く太陽も 憂い見せずに 遠ざかる  いたずらな 聞き分け悪い 天邪鬼 あなたは夢の 旅に飛ぶ 挑む心に 深く魅かれて 胸に根づいた 恋花だもの 散りません 散るもんですか 雲染める夕焼けが 励まし顔で 燃え盛る  ひたすらな あなたにかかる 虹の影 見果てぬ夢が 匂い立つ 睦む心を 力に変えて 遠く見つめる 憧れだもの 消しません 消すもんですか 残照は恋鏡 誓い映して 映え渡る  泣きません 泣くもんですか 散りません 散るもんですか
続・夕焼けだんだん石川さゆり石川さゆり吉岡治杉本眞人川村栄二谷中銀座のお店屋さんに 買物ついでに寄り道したと 練馬の叔母ちゃん いつだって ちょんまげ芋と見合いの写真 ふたつセットでやって来て 掘り出しものと 彼女はいうが その気はないの 再婚ばなし 何度わたしは断ったやら それでも叔母ちゃん怯(ひる)まない  (猫屋)は 冬模様 春の日差しを待ち侘びている 暇すぎて 思い込み 仏壇眺めてへたり込む 三回忌が済んだからって あなたと始めたこの店閉めて 再婚なんて…… あり得ない  ああ 夕焼けだんだん 寒すずめ ずり落ちそうだよ 空の雲 夕焼けだんだん 北風に 猫もどこかで 冬ごもり  会っても嫌なら断りゃいいし 立場もわかって 仲人口の 練馬の叔母ちゃん 拝むから いい人だけに無碍(むげ)にも出来ず 遊びごころと言訳づきで いざいざ往かむ 中華のお店 緊張している相手と違い 酢豚・ピータン 盆まわし 気がつきゃわたしが仕切ってた  見合いなれとは恐ろしい なんだか不思議な気持ち 忘れてた 充実感 生きてる自分を感じたの 三回忌が済んだからって あなたと始めたあの店閉めて 再婚なんて…… したなんて  ああ 夕焼けだんだん あの人も 許してくれそな 茜空 夕焼けだんだん 猫たちも 富士の尻っぽを見ています  ああ 夕焼けだんだん あの人も 許してくれそな 茜空 夕焼けだんだん 猫たちも 富士の尻っぽを見ています
人間模様GOLD LYLIC石川さゆりGOLD LYLIC石川さゆり阿久悠杉本眞人川村栄二上手に口説いて くれたなら 今すぐ返事が 出来るのに 大事な時には うつむいて お酒の匂い 嗅いでいる  ジョークもいわずに 歌わずに 静かに笑って いるけれど 少ない言葉は すべてみな 真実なのは わかってる  蝶々でないし 孔雀でないし 香り自慢の 花でなし ただの人間 ただの男の そんなあんたが 大好きなのさ  少しはきれいに 飾ったら 結構もてると 思うのに かまわぬ身なりで 野暮をする もてない方が 気楽だと  何かがあったら 手をひろげ 私を守ってくれそうな 何かがあったら 抱き上げて 私を運びそうなひと  蝶々でないし 孔雀でないし 香り自慢の 花でなし ただの人間 ただの男の そんなあんたが 大好きなのさ  ただの人間 ただの男の そんなあんたが 大好きなのさ
浜唄石川さゆり石川さゆりなかにし礼弦哲也川村栄二朝だ船出だ 錨を上げろ 沖じゃ秋刀魚(さんま)が 待っている。 陸(おか)で手をふる 恋女房に 照れて笑って 綱を巻く。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。  船は出て行く 朝日が昇る かもめ飛び立つ にぎやかさ。(東松島・浜甚句)  漁に出る日は 素肌と素肌 あたためあって 送り出す。 無精髭なの 私の亭主 ちくりちくりと 痛かった。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。  引けよ網引け 大漁網を 月に秋刀魚の 群れ踊り。 船を飾った 五色の旗で 海の風切る 心地よさ。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 生きてきた。
惚れたが悪いか石川さゆり石川さゆり石原信一岡千秋川村栄二唐紅(からくれない)の 彼岸花 簪(かんざし)にして 風流だねと 笑う男(ひと) 今宵限りの 艶姿(あですがた) いとしいよ いとしいよ ああ いとしいよ 誰にも触らす もんかいな 命を手放す もんかいな 惚れたが悪いか どんな罪  浮気の恋は 涼しくて 真(まこと)の愛は 幸せよりも 燃え上がり ふたり堕ちてく 闇の中 くやしいよ くやしいよ ああ くやしいよ しらじら夜明けが 幕を引く 芝居は跳ねたと 幕を引く 惚れたが悪いか 戻れない  鏡に映る 三日月は やせ細り 人目を忍ぶ 道行きは 袋小路で 往き止まり せつないよ せつないよ ああ せつないよ あの世にさらえば よいかいな すべてを棄てれば よいかいな 惚れたが悪いか このさだめ  惚れたが悪いか どんな罪
夜汽車石原詢子石原詢子岡田冨美子川口真川村栄二夜明けには粉雪が 景色を変えるでしょう 凍てついた暗闇の 奥へ、奥へと夜汽車は走る 愛はお祭りですか 笛や太鼓のにぎわいに 浮かれても、はしゃいでも 夢のまんなかでサヨウナラ ハラハラ このからだ元に戻してと ハラハラ 泣きながら 破った写真つなぎます  堅いイス揺れるたび 思い出が突き刺さる 冷めたお茶 くちびるが 熱いくちづけしのんではじく いつも寝物語りで 明日を約束しましたね 赤い糸見えていた あの日、あの頃がなつかしい ハラハラ しあわせになれと言われても ハラハラ あなたより いい人どこで見つけるの  ハラハラ このからだ元に戻してと ハラハラ 泣きながら 破った写真つなぎます
愛はさりげなく五十川ゆき五十川ゆき内藤綾子西つよし川村栄二「寂しいよ」なんて あなたに言ってみた 桜散る穢(けが)れなさが なぜだか 愛しくて 夜の川に ゆらゆら揺れて 泣けるくらい綺麗 それはきっと 移ろう日々を 寄り添い生きるふたり 何も云わず ほら手のひらが そっと 肩を抱いてくれる 空よ 星よ ねえ 素敵でしょ こんな風に時が過ぎる 愛はさりげなく  もどかしいことも 人生あるものね この素肌(はだ)に沁みた涙 知るのは あなただけ 無精ひげが 背中にチクリ 笑うたびに痛い 春は過ぎて 夏 秋 冬へ 季節は 巡るけれど どんな時も その手のひらが そっと ぎゅっと抱いてくれる 雨よ 風よ ねえ 素敵でしょ こんな風に時は過ぎる 愛に癒されて  何も云わず ほら手のひらが そっと 肩を抱いてくれる 空よ 星よ ねえ 素敵でしょ こんな風に時が過ぎる 愛はさりげなく
タンゴな夜のタンゴ五十川ゆき五十川ゆき岡田冨美子西つよし川村栄二あの日あの店あの椅子 二人の宿命 キャンドルゆれて酔わされて 人生盗まれた 会うたびに不思議 欲張りになって行くの 恥じらう私のままで 愛されたいのに… タンゴ タンゴ 涙が タンゴ タンゴ うれしい タンゴ タンゴ 夜は海 泳ぎ疲れて無邪気な子供にかえるの  平凡な暮らしにも 夢はあったけど あなたがくれた稲妻が 鎖をほどいたの 天の神様に 叱られてもいいのよ 罪深くなるときめき こんなにも熱い… タンゴ タンゴ 未来は タンゴ タンゴ いらない タンゴ タンゴ 夜は海 泳ぎ疲れたあなたの寝顔が好きなの  タンゴ タンゴ 嵐が タンゴ タンゴ 来そうね タンゴ タンゴ 夜は海 泳ぎ疲れてわたしのしとねでおやすみ
抱いてあげる五十川ゆき五十川ゆき内藤綾子西つよし川村栄二疲れた心 コートで隠す その横顔 星の夜空を 見上げる事さえ 忘れてる タバコの味も 不味くなる程 男も泣きたい時があるもの 人生なんて カッコ悪くて だから 尚更 愛しくて あなたの悲しみ あなたの痛み あなたのその全て 抱いてあげるわ あなたがいつか 涙で迷わないように  苦し紛れの 答え探しを 時にはして 苛立たしさに 自分の影さえ 見失う ちょっぴりあなた 正直すぎて それでも やっぱり そこが好きなの 人生なんて 分からないけど 傍にいれたら いいじゃない あなたの優しさ あなたの弱さ あなたの身体ごと 抱いてあげるわ 私の中で ゆっくり眠らせてあげる  人生なんて カッコ悪くて だから 尚更 愛しくて あなたの悲しみ あなたの痛み あなたのその全て 抱いてあげるわ あなたがいつか 涙で迷わないように
涙のつづき五十川ゆき五十川ゆき内藤綾子西つよし川村栄二下手な生き方 あなたが笑う 涙拭(ぬぐ)って 私が笑う 忘れかけてた こんな温もり 臆病なプライドも そっとほどけてく 涙のつづき あなたと生きたい 出逢えた奇跡 感じているの 溢れる想い 抱きしめたくて  寒くないかと 気づかうあなた 白い吐息に 頷く私 人混みの渦 偽りの日々 彷徨(さまよ)った この胸に 愛をくれた人 涙のつづき あなたと生きたい 月の明かりが 小径を照らす 孤独な夜を 塗り替えるよに  柔らかな声 触れた唇 哀しみの隙間さえ すべて埋めてゆく 涙のつづき あなたと生きたい 出逢えた奇跡 感じているの 静かに時間(とき)が 導くままに
二度目の青春五十川ゆき五十川ゆき岡田冨美子西つよし川村栄二古いアルバムに夕日があたると淋しくて 時間列車で昔へと帰る 堅いシートのひとり旅 忘れても忘れてもあなたは生きてる 私も生きているから… 過ぎゆく季節が愛おしい 疵あと消えてしまえば 憎しみも愛された証(あかし)ね 一緒に駆け抜けた二度目の青春 セピアになっても忘れないから  素肌に残ったあなたの愛やぬくもりに シャワー当てると思い出が溢れ そっと夜更けに涙ぐむ 忘れても忘れてもあなたは生きてる 私と生きているから… 夕食並べたテーブルで 乾杯グラス鳴らせば ジェラシーも愛された証ね あの日の大空を覚えていたなら 私を今すぐ抱きしめに来て  過ぎゆく季節が愛おしい 疵あと消えてしまえば 憎しみも愛された証(あかし)ね 一緒に駆け抜けた二度目の青春 セピアになっても忘れないから
焔の酒五十川ゆき五十川ゆきたきのえいじ西つよし川村栄二よしておくれよ いい加減 音沙汰なしじゃ 淋しいよ 未練がぐずる こんな夜(よ)は 女でいるのが 辛くなる 酒よ 酒よ 焔(ほむら)の酒よ 酔わせておくれ 立てない位 酒よ お酒よ 焔の酒よ ひとりじゃ寝床が 寒いよ  恋の灯篭の 火を点し あんたの帰り 待ちわびる あきらめ切れず 断ち切れず ほんとにわたしも 意気地なし 酒よ 酒よ 焔の酒よ むずかる肌を 沈めておくれ 酒よ お酒よ 焔の酒よ おちょこを持つ手が 悲しい  酒よ 酒よ 焔の酒よ 酔わせておくれ 立てない位 酒よ お酒よ 焔の酒よ ひとりじゃ寝床が 寒いよ
曼珠沙華五十川ゆき五十川ゆき阿木燿子宇崎竜童川村栄二涙にならない悲しみのある事を知ったのは つい この頃 形にならない幸福(しあわせ)が何故かしら重いのも そう この頃 あなたへの手紙 最後の一行 思いつかない どこでけじめをつけましょ 窓辺の花が咲いた時 はかなく花が散った時 いいえ あなたに愛された時 マンジューシャカ 恋する女は マンジューシャカ 罪作り 白い花さえ 真紅に染める  当てにはならない約束をひたすらに待ち続け そう 今でも 言葉にならない優しさをひたむきに追いかける そう 今でも あなたへの想い どこまで行ったら止まるのかしら そんな自分を 持て余す 机の花が揺れた時 ほのかに花が匂う時 いいえ あなたに愛された時 マンジューシャカ 恋する女は マンジューシャカ 罪作り 命すべてを もやし尽くすの  マンジューシャカ 恋する女は マンジューシャカ 罪作り 白い花さえ 真紅に染める
逢いたかったぜ五木ひろし五木ひろし石本美由紀上原げんと川村栄二逢いたかったぜ 三年ぶりに 逢えて嬉しや 呑もうじゃないか 昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ 男同志で 酒くみ交す 街の場末の おぉ縄のれん  生まれ故郷の 想い出ばなし 今宵しみじみ 語ろじゃないか 昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ こんどあの娘に 出逢ったならば 無事で居るよと おぉ言ってくれ  誰が流すか ギターの唄に 遠い思い出 偲ぼじゃないか 昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ 夢が欲しさに 小雨の路地で 泣いたあの日が あぁ懐かしい
愛のままで…五木ひろし五木ひろし花岡優平花岡優平川村栄二小鳥たちは 何を騒ぐの 甘い果実が 欲しいのですか  他人(だれ)かと比較(くら)べる幸せなんて いらない あなたの視線が 愛(いと)しくあれば…  あぁ この世に生まれ 巡り逢う奇跡 すべての偶然が あなたへとつづく そう 生きてる限り ときめきをなげかけて 愛が愛のままで 終わるように…  過ぎた日々を 飾ることより あなたと生きる これからの時間(きせつ)  後から感じる幸せよりも 今は 糸ひくような 接吻(くちづけ)しましょう  あぁ 生きてる意味を 求めたりしない ただ あなたの愛に つつまれながら そう キャンドルの灯(ひ)が いつか消える時まで 愛が愛のままで つづくように…  あぁ この世に生まれ 巡り逢う奇跡 すべての偶然が あなたへとつづく そう 生きてる限り ときめきをなげかけて 愛が愛のままで 終わるように… 愛が愛のままで 終わるように…
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
駅裏あかり五木ひろし五木ひろし吉岡治上総優(五木ひろし)川村栄二義理を通せば 肩が凝る 不義理を重ねりゃ うしろ指 委細承知で チラチラ 駅裏あかり 明日はどちらの 港宿  楽におなりと 酒が言う 楽にはなれない 意地っ張り なにを好んで チラチラ 駅裏あかり 問わず語りが やる瀬ない  軒のネオンも くたびれて ねぶたのねの字が 消えている 俺にゃ似合いの チラチラ 駅裏あかり 背中すぼめりゃ 風が吹く
哀しい癖五木ひろし五木ひろし五木寛之五木ひろし川村栄二別れに女は泣くものと きめてるあなたに 悪いけど 笑顔で さよなら言いましょう そうよ ほんとは辛いけど ゆずれぬ 女の意地がある 哀しい癖です ああ また 痩せがまん  子供のころから 意地っぱり 泣きたいときには 空を見る 無理して明るく 生きてきた そうよ あなと別れても どこかで まぎらし生きてゆく 哀しい癖です ああ また 痩せがまん  こころに 木枯らし吹く夜は ちょっぴり濃いめの お湯割りを 涙で薄めて 飲んでます そうよ 死ぬほど辛くても ジョークでまぎらし生きてゆく 哀しい癖です ああ また 痩せがまん また 痩せがまん
北物語五木ひろし五木ひろし阿久悠船村徹川村栄二愛の切符を捨ててしまって 女ひとりが迷います やさしさに負けそうな 頼りなさ 両の手に 荷物では 重過ぎる 重過ぎる  どうして 北へ来たのでしょう 心が冷えて 泣きながら  風が運ぶ 遠い汽笛に はるか昔を 想います しあわせにつつまれて いた頃を こんな夜 ひとりでは 凍えそう 凍えそう  どうして北へ来たのでしょう 日ぐれが早く つらいのに  窓が鏡に すぐに変わって 寒い泣き顔 うつします 巡礼をするようにたずねても あのひとに 二度ともう 逢えないわ 逢えないわ  どうして北へ来たのでしょう やさしいひとが 声かける
献身五木ひろし五木ひろし阿久悠五木ひろし川村栄二人は 誰のために生き 人は 何のために死ぬ こころ 迷うこともなく 今は 愛を選ぶ  たった 二年添っただけ それが 夢の間(ま)であろうと 愛を 知った人ならば 長く重い月日  めぐり逢い 生きて生きて 抱き合い 燃えて燃えて 語り合い 泣いて泣いて こころは 満たされた  もしも 運命(さだめ)すれ違い 別の 時代生きたなら 今のように ひたむきな 愛もないと思う  そっと指をからませて じっと 胸で眠らせて そして 耳にささやいて 永遠(とわ)の愛を誓う  めぐり逢い 生きて生きて 抱き合い 燃えて燃えて 語り合い 泣いて泣いて こころは 満たされた こころは 満たされた
恋歌酒場GOLD LYLIC五木ひろしGOLD LYLIC五木ひろし阿久悠徳久広司川村栄二恋歌酒場 とどけよ恋よ 想いを籠(こ)めて 今宵も歌う ピアノのひとは 心やさしく あなたのためと 指輪を外す ああ せつなくも 哀しくも 熱きやわ肌 色づくような 恋歌よ 恋歌よ 乾いた砂漠に降る雨のごと 人(ひと)生(い)きる歌よ  恋歌酒場 名残りの夜の 心に満ちた 想いのたけを 更け行く窓に 雨の雫が 涙のふりで 滴(したた)り落ちる ああ 激しくも 苦しくも 時の流れをとどめるような 恋歌よ 恋歌よ 嘆きの巷に咲く花のごと 人(ひと)生(い)きる歌よ  ああ 儚くも 空(むな)しくも 夢をうつつと信じるような 恋歌よ 恋歌よ いたみの心に注(つ)ぐ酒のごと 人(ひと)生(い)きる歌よ
この愛に死んでも五木ひろし五木ひろし荒木とよひさ五木ひろし川村栄二あなたに抱かれて 枯れ果てた わたしの 生命は 想いでの中 眠り続けて 生きているから… あゝすべてを投げ捨て このまま死にたい ああ… 身体を開いて 綺麗なままで あなたの他には 愛なんて もういらない  この手で心を 切り裂いて あなたに 見せたい 愛がこれほど 私の中で 強いものだと… あゝ乱れるくらいに あなたに逢いたい ああ… 時間を破いて あの日のままで あなたを失くした人生(ゆめ)なんて もういらない  あゝすべてを投げ捨て このまま死にたい ああ… 身体を開いて 綺麗なままで あなたの他には 愛なんて もういらない
山河PLATINA LYLIC五木ひろしPLATINA LYLIC五木ひろし小椋佳堀内孝雄川村栄二人は皆 山河に生まれ、抱かれ、挑み、 人は皆 山河を信じ、和み、愛す、 そこに 生命(いのち)をつなぎ 生命を刻む そして 終(つ)いには 山河に還る  顧みて、恥じることない 足跡を山に 残したろうか 永遠の 水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか 愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳に 俺の山河は美しいかと。美しいかと。  歳月は 心に積まれ 山と映り 歳月は 心に流れ 河を描く そこに 積まれる時と、流れる時と、 人は誰もが 山河を宿す。  ふと想う、悔いひとつなく 悦びの山を 築けたろうか くしゃくしゃに嬉し泣きする かげりない 河を抱けたろうか 愛する人の瞳に 愛する人の瞳に 俺の山河は美しいかと。  顧みて、恥じることない 足跡を山に 残したろうか 永遠の 水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか 愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳に 俺の山河は美しいかと。美しいかと。
東京三日月倶楽部五木ひろし五木ひろし田久保真見五木ひろし川村栄二夜空をひとり 見るたびに 満月のよに まるかった 心もいつか 削られてゆき 哀しくとがった 三日月に  忘れたふりして 生きるクセ 愛した分だけ 深い傷 あなたは優しい 人でした 優しい人ほど 残酷で  東京三日月倶楽部 心の痛み 酔わせるように お酒という名の 夢を飲む  男が純な 少年で 女が強い マリアなら 最後はいつも 許すしかない お決まり通りの 裏切りを  泣いてもどうにも ならないと いつから涙を 忘れたの 強がり続ける 嘘つきは ほんとは泣くのが こわいだけ  東京三日月倶楽部 心をそっと 洗ってくれる 琥珀(こはく)の涙を 酒と呼ぶ  東京三日月倶楽部 あやまちさえも 許してくれる 大人の時間を 夜という
ふりむけば日本海GOLD LYLIC五木ひろしGOLD LYLIC五木ひろし五木寛之五木ひろし川村栄二北へ急ぐ女(ひと)も 西へむかう男(ひと)も みんな背中に 夢を ひとつずつしょっている だけど おれは ひとり あてもなく 海ぞいの町をゆく  帰りたい 帰りたくない 迷う心で ふりむけば 日本海 海鳥の歌も きこえない  五勺(ごしゃく)の酒に酔って 故郷(くに)の唄をうたえば 寒い町にも ぽつんと あたたかい灯がともる なぜに こうまで 意地を 通すのか 時代に背をむけて  信じたい 信じてほしい あの日の愛を ふりむけば 日本海 如月(きさらぎ)の 白い風が吹く  きっと いつかは あなたに とどけたい こころの真実を  忘れない 忘れたくない ふたりの夢を ふりむけば 日本海 さすらいの胸に 陽(ひ)が昇る
吾亦紅五木ひろし五木ひろしちあき哲也杉本眞人川村栄二マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難(にく)い さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで… 盆の休みに 帰れなかった 俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか あなたに あなたに 謝りたくて 仕事に名を借りた ご無沙汰 あなたに あなたに 謝りたくて 山裾の秋 ひとり逢いに来た ただ あなたに 謝りたくて  小さな町に 嫁いで生きて ここしか知らない人だった… それでも母を 生き切った 俺、あなたが 羨ましいよ… 今はいとこが 住んでる家に 昔みたいに 灯りがともる あなたは あなたは 家族も遠く 気強く寂しさを 堪えた あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 身に沁みて行く やっと手が届く ばか野郎と なじってくれよ  親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ あなたの あなたの 形見の言葉 守れた試しさえ ないけど あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう、はじめて 自分を生きる  あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺、死ぬまで あなたの子供…
女の歌伊藤咲子伊藤咲子一青窈合田道人川村栄二ずいぶん前から 非常事態よ 何を見て、聞いてても感動しないの こころがとうにひとりぼっちだわ どしゃ降りの台所 なんども泣いた わたし、絶望してることに気づいてしまいそうよ あなたの飲んだマグカップを洗い流して 平凡に縛られた女の歌  街も人も友達さえも キレイゴトみたいだわ 素通りしてゆく… なぐさめなんかは いらないのだけど よりによってこんな日に 過去に出くわす わたし、絶望してることに気づいてしまいそうよ スクランブルの交差点でつくり笑った 平凡に嘘もつける女の歌  わたし、絶望してることに気づいてしまいそうよ あなたの飲んだマグカップを洗い流して 平凡に縛られた女の歌
小さな祈り(瀬川瑞紀のテーマ)井上あずみ井上あずみ早見裕司川村栄二川村栄二言葉のページ閉じて 夕陽にひざまづいた 私は祈る 小さな祈り あなたのために  それは家路を たどる街角に ぼんやり点る 窓の明かり どんなに弱い光でも どんなに ほのかなともしびでも きっと 心の安らぎになる  長すぎた夜 時間(とき)は流れを止め 思いはあふれ あなたを哀しみで包む それでもここ いま私がいるわ あなた見つめて だから 振り向かないで  それは夜更けを 越えて行く人に しるべを示す 夏の星座 どんなに闇が深くても どんなに かすかなまたたきでも きっと 旅する心の支え  流れる星は ひとつひとつずつの 淋しさ抱いて 地平へ燃え落ちて消える けれどあなたの そばに私がいる あなた信じて だから 独りじゃないの  この夏の 初めのように 笑い合える ときが来るまで
うたかたのタンゴうえだとしこうえだとしこ冬弓ちひろ西つよし川村栄二このまま お別れしましょう 微笑ってサヨナラするの 想い出刻んだ ダンスフロアー 向いあうのも これで最後ね 窓の外は雨 雨 雨がやむまでは 踊らせて あなたの腕の中 恋はうたかたの タンゴ 愛はいつも 美しすぎるまぼろし  楽しい 時間(とき)をありがとう 激しい 喧嘩もしたわ あなたと私は 似たもの同士 恨まないのが 大人のルール 窓の外は雨 雨 雨がやむまでは 踊らせて あの日のステップで 恋はときめきの タンゴ 愛はいつも 涙を連れて来るけど  窓の外は雨 雨 雨がやむまでは 踊らせて あなたの腕の中 恋はうたかたの タンゴ 愛はいつも 美しすぎるまぼろし
さよならをワイン色に染めてうえだとしこうえだとしこ冬弓ちひろ西つよし川村栄二わたしなら大丈夫 ここで見送るわ あの日ふたり出逢った ステーション たとえ どんなにつらくても 背中向ける 愛があるの この街であなたと めぐりあって 愛した それがすべてよ 抱きしめて 心がきしむほど さよならを ワイン色に染めて  指と指からめあい 夜景みつめたわ 恋はまるで宝石(ジュエル)ね 目がくらむ だから ごめんと言わないで そうよ誰も 悪くないわ この街でふたりは 愛しあって 別れる それでいいのよ 忘れない 命が終わるまで 想い出を ワイン色に染めて  この街であなたと めぐりあって 愛した それがすべてよ 抱きしめて 二度と会えなくても せつなさを ワイン色に染めて  さよならを ワイン色に染めて
南部酒大江裕大江裕荒木とよひさ浜圭介川村栄二酒を飲むなら 肴(さかな)はいらぬ 茶わん ひとつが あればいい 地酒一本 右手において 畳一枚 あればいい 酔えば 南部の牛追い歌か そろり そろりと また夢ん中 惚れた女は かすりの着物 ひざの枕がヨ あればいい  しぐれ雨なら 瞼(まぶた)を閉じて 故郷(くに)に おふくろ あればいい 胸が痛けりゃ 両手を合わせ 熱い涙が あればいい 酔えば 南部の牛追い歌か そろり そろりと また夢ん中 二合三合じゃ まだガキの酒 懐(むね)のかたまりヨ 溶かすまで  酒を飲むなら 肴(さかな)はいらぬ 茶わん ひとつが あればいい 地酒一本 右手において 畳一枚 あればいい
想い定めて大川栄策大川栄策小椋佳小椋佳川村栄二汲み上げればさらに 愛が溢れてくる 身に浴びて 身を染めて 尽きぬ悦び 言葉はいらず 微笑みでいい 幼な児だけの まなざしが飛ぶ 無限の空の果て 想い定めて 夢のかけ橋 想い定めて 夢のかけ橋  人の思惑など まして訝りなど 明日には 消えて行く 遠い陽炎 恋に溺れた 命と笑え 溺れなどせぬ この身体 今 煌めく波の上 想い定めて 夢の笹舟 想い定めて 夢の笹舟  無器用なこの手で 拵えたばかりの 花櫛を 黒髪に 踊る愛しさ この眼酔わせて 素肌艶めく いつか闇へと 旅立つ日にも 優しい腕の中 想い定めて 夢の盃 想い定めて 夢の盃 夢の盃 
愛終グラス大木あつし大木あつし高畠じゅん子樋口義高川村栄二やがて夜が来る シルエット くちびる離した時の つめたいしぐさ いつか別れると 思ってた 誰かの影が ちらつく星空 またひとつ しあわせにげた またひとつ あしたがきえた 泣かせてください 夜明けまで 指で名前… 愛終グラス  せめて憎めたら 気がすむか 優しいことばのはしで 心を閉ざす だけど戻らない あの夢よ 痛みが走る 切れそな三日月 またひとつ しあわせにげた またひとつ あしたがきえた 飲ませてください 涙割り 水に流す… 愛終グラス  またひとつ しあわせにげた またひとつ あしたがきえた 泣かせてください 夜明けまで 指で名前… 愛終グラス
いまだけ抱きしめて大木あつし大木あつし高畠じゅん子樋口義高川村栄二ワルいひとね あなた ズルいひとね あなた 甘いことばで その気にさせるからよ 夜空の星を あげるから あなたの愛を ひとりじめ 香水を ふりかけたなら ふたりは 夢の世界にゆくの おもいでは ほしくないから いまだけ 抱きしめてよ  やさしすぎる あなた すてきすぎる あなた それは誰にも あたえる黒い瞳 都会は恋を 咲かせては つれなく花を 散らすのよ ほほえみを 交しあえたら キャンドル揺らし 踊りましょうか ひとときに 酔えばボサノバ いまだけ 抱きしめてよ  香水を ふりかけたなら ふたりは 夢の世界にゆくの おもいでは ほしくないから いまだけ 抱きしめてよ
越冬平野大黒裕貴大黒裕貴幸田りえ桜田誠一川村栄二灯りかざして 燃える雪 風が哭くから こころもふぶく ふたりこのまま いられたら 春はなくても 生きられる 降り積もれ 埋め尽くせ どうせかくれ恋 闇の中 花になる 越冬平野  白い雪野を 染め返し 紅い椿は その身を投げる 顔をうずめて 甘えたら 眠るその手が 引き寄せる 離れずに 添い遂げて ふたつこの命 咲くもいい 散るもいい 越冬平野   山をなだれて 落ちる雪 女ごころが 夜空を揺らす 拗(す)ねてみたなら この胸を 私ひとりに くれますか 戻れない 果てがない これもおんな恋 次の世は 鳥になろ 越冬平野
瀬戸歌大黒裕貴大黒裕貴たきのえいじ浜圭介川村栄二日暮れ 尾道 明かりは見えど 歩いて渡れぬ 燧灘(ひうちなだ) 泣きたいけれど 何故でない 涙も 愚痴も うらみさえ あなた 好きだから 私を抱きに そばにきて 瀬戸の他にも なんにも知らん 辛(から)いお酒も 東京も  カモメおまえに 言葉があれば 伝えてみたかろ 胸の内 寒くはないか 桟橋は 旅行く人も 船もない あなた 行かないで 焦がれる想(おも)い 判(わか)るなら 瀬戸はふるさと 捨ててはいけん 夢で今夜は 逢いにきて  あなた 好きだから 私を抱きに そばにきて 瀬戸の他にも なんにも知らん 辛(から)いお酒も 東京も …東京も
ばっきゃろ大城バネサ大城バネサ渡辺なつみ浜圭介川村栄二振った女に メールしてさ あんたどういうつもり 心乱して泣いて 別れたら 知らぬ同志 それが男と女 ばっきゃろ ばっきゃろ なんで涙 ボロボロ ばっきゃろ ばっきゃろ 寝た子起こす ばっきゃろ  未練するなら 命がけで あんたどういうつもり 私残してすてて 半端なら 噛み付くから そうよ女は怖い ばっきゃろ ばっきゃろ なのに愛に フラフラ ばっきゃろ ばっきゃろ 切れぬ愛の ばっきゃろ  ばっきゃろ ばっきゃろ なんで涙 ボロボロ ばっきゃろ ばっきゃろ 寝た子起こす ばっきゃろ
思い出は鳥のように大橋惠子大橋惠子岡田冨美子美樹克彦川村栄二抱いて お別れの前に 抱いて もいちど輝かせて 燃え尽きたと言いながら 最後のキッス求めあうの 思い出は鳥のように 飛んでゆくけれど… 空を見たらいい女がいたことを 思い出してね  やめて あともどりしそう やめて 上手に泣かせないで 忘れたいと言いながら あなたを胸に刻み込むの 思い出は鳥のように 飛んでゆくけれど… 私二度とこの街から出られない 鳥になれない  思い出は鳥のように 飛んでゆくけれど… 空を見たらいい女がいたことを 思い出してね
狩人たちのフェスタ大橋惠子大橋惠子岡田冨美子美樹克彦川村栄二tonight 踊り続けるの 狩人たちのフェスタ tonight ルージュを光らせて 誘惑の焔(ほのお)へと 堕ちるの 昼間 臆病そうな顔していても 月の灯りを浴びて 淫らになるから… 今夜生まれたままの姿になれば 命きれいに洗われ 淫らになるから… もっと欲しいとささやいてね 愛が好き 恋が好き すべて大好き  stay まぶた閉じないで 狩人たちのフェスタ stay 波打つ人影が 生きているよろこびを歌うの 星に願いをかけて口づけすれば 秘密めかした二人は 淫らになるから… 誰も知らない道を歩いて行(ゆ)けば 命ひとつに溶けあい 淫らになるから… 夢の中へと迷い込むの 愛が好き 恋が好き すべて大好き  昼間 臆病そうな顔していても 月の灯りを浴びて 淫らになるから… 今夜生まれたままの姿になれば 命きれいに洗われ 淫らになるから… もっと欲しいとささやいてね 愛が好き 恋が好き すべて大好き
雨のなごり坂丘みどり丘みどり森田いづみ羽佐間健二川村栄二夜に咲く 花が散る 坂道に すすり泣くよな 雨が降る 恋しくて この心 燃やしても 明日(あす)は他人の 雨宿り これが最後ね ねぇ…あなた なんでこんなに 辛くする あと少し もう少し そばにいたいから 離れない…離さない 雨のなごり坂  窓の外 哀しみが 吹き抜けて 別れなみだの 朝が来る 格子戸に 絡みつく ぬくもりを そっと解(ほど)いて 胸に抱く 送る背中に 言いかけた せめて夢なら 逢えますか… 愛しても 愛しても 愛し足りなくて 憎みたい…憎めない 雨のなごり坂  忘れないでね ねぇ…あなた たとえ月日が 流れても もう一度 もう一度 過ぎたあの日々に 戻りたい…戻れない 雨のなごり坂
椅子丘みどり丘みどり峰崎林二郎花岡優平川村栄二ママ 私の椅子が 迷子です ラッシュアワーの 帰り道 人ごみの中 探しています ママ 私の椅子が 見つからない 裏切られて 傷ついて ボロボロに どこかで 迷ってる 生きる勇気を 与えてくれた 希望という名の 希望という名の椅子が あの日あんなに 輝いていた 希望という名の 希望という名の椅子が Wow…Ha…  ママ 昨夜(ゆうべ)は椅子の 夢を見た ビルの谷間の 夕暮れの ショーウィンドウに 映っていた ママ 私の椅子が 顔のように 哀しそうに 寂しげに 見つめてる どこかで 迷ってる もっと強くと 力をくれた 希望という名の 希望という名の椅子が あの日あんなに 輝いていた 希望という名の 希望という名の椅子が Wow…Ha…  ママ 私の椅子が 迷子です あの日あんなに 輝いていた 希望という名の 希望という名の椅子が Wow…Ha…
祈り河ララバイ丘みどり丘みどり峰崎林二郎花岡優平川村栄二都会は夢の 切り株ばかり 羽根をやすめる 枝もない あしたをあきらめ 生きるのは きっと死ぬより つらいはず 泥にまみれて 汚れていても ああ… のぞみ捨てずに 祈り河  夜更けに聞いた あの水音は 夢にはぐれた ため息か 自分をあきらめ 生きるのは きっと死ぬより つらいはず 流す涙が 涸れ果てるまで ああ… 今日も流れて 祈り河  つまづき泣いて 傷つき別れ 裏切られても 信じたい 濁った都会の 河だって ネオン映して 美しい 星は今夜も 見えないけれど ああ… 明日はしあわせ 祈り河
何度も何度も~母への想い~丘みどり丘みどり峰崎林二郎花岡優平川村栄二おかあさん おかあさん 生んでくれてありがとう おかあさん おかあさん 心配かけてごめんなさい  アジサイの花咲く頃 並んで母と 歩きたい 海を見下ろす ふるさとの道 幼かった あの時のように 母はきっと 私に何度も 話かけることでしょう 昔のままの 同じ口調で やさしく ほほえみながら 何度も 何度も  おかあさん おかあさん いつも笑顔ありがとう おかあさん おかあさん わがまま言ってごめんなさい  コスモスの咲く頃 一日 母の その髪を 櫛でやさしく 梳かしていたい 幼かった あの時のように 母はきっと 私に何度も 話かけることでしょう 白髪も少し 増えた横顔 静かに 振り返らせて 何度も 何度も  おかあさん おかあさん 生んでくれてありがとう おかあさん おかあさん 心配かけてごめんなさい ごめんなさい
愛の追跡尾崎紀世彦尾崎紀世彦松本隆筒美京平川村栄二最後の絵葉書にしるされてた さよならの文字の乱れが 今も気にかかるのさ 気持ちを整理して来ると告げて そのまま帰らないきみの 行方を追うよ  こんな激しい愛を 何故に気付かなかった もしも再び めぐり逢えば離しはしない  激しい潮騒に鴎の群れ この北の涯の海辺で きみの噂きいたよ 瞳に哀しみを浮かべていた 女が淋しげに海を見つめていたと  そんなせつない愛に きみは泣いていたのか もしも再び めぐり逢えば離しはしない  こんな激しい愛を 何故に気付かなかった もしも再び めぐり逢えば離しはしない
般若(おに)の恋尾鷲義仁尾鷲義仁荒木とよひさ弦哲也川村栄二あなたを喰べて しまいたい 恋しさあまれば 憎さがつのる ちがう女と 夢ん中 手に手を取って 逃げるなら  心が般若に 涙が滝に 身体の中が 火柱に それでも わたしを 捨てるなら いっそ殺して あげようか  あなたの背中に 釘をうつ ひとりでどこかへ 行かないように 白い蝶々を 追いかけて 桜の下で 眠るなら  地獄の底へ 三途の川へ 爪の先まで 道づれに それでも 帰って こないなら いっそ殺して あげようか  心が般若に 涙が滝に 身体の中が 火柱に それでも わたしを 捨てるなら いっそ殺して あげようか
大声で歌えば樫原伸彦樫原伸彦阿木燿子宇崎竜童川村栄二大声で歌えば 大空が笑うよ いつでも青い地球は 答えてくれる  真っ直ぐな言葉に 真っ先に感じて 無数の花を大地は 咲かせてくれる  この星を守るのが ぽくらの使命 小さいけれど コスモ一美人  行け 軽やかに 行け 爽やかに そうさ 若さこそパワー  大声で歌えば 大空に届くよ 例え音痴でも雲が 拍手をくれる  真っ白な心と 真ん丸い希望で 手垢のついた地球を 綺麗にしたい  この星に託すのさ ぼくらの明日 優しいけれど コスモ一強い  行け 何処までも 行け くじけすに そうさ 勇気こそ未来  行け 軽やかに 行け 爽やかに そうさ 若さこそパワー
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ビーファイターカブト樫原伸彦樫原伸彦阿木燿子宇崎竜童川村栄二そんな時は拳を振り上げて 恐れず戦いを挑めばいい 希望という武器がある限り きっと僕ら きっと勝てる  ビーファイター ビーファイター・カブト やるっきゃないが合言葉 ビーファイター ビーファイター・カブト 僕らは選ばれし者  こんな時はカッコが悪くても 大粒の涙を流せばいい 友情には熱くなれるのさ 僕ら結ぶ 強い絆  ビーファイター ビーファイター・カブト 時を超えて また逢おう ビーファイター ビーファイター・カブト 君らも宇宙(コスモ)の戦士  ビーファイター ビーファイター・カブト やるっきゃないが合言葉 ビーファイター ビーファイター・カブト 僕らは選ばれし者
空に刺さった三日月一葉一葉森田由美杉本眞人川村栄二馬鹿みたいだよね 涙みせるのは みっともないね 過ぎる交差点 笑う人の波 しゃがみ泣くあの娘…… ほっといておくれ 擦(す)りよるタクシー うんざりなのよ 誰かを乗せたら 見向きもしないさ アイツと同じだね…… ああ 「死にたいよ」なんて ただの意気地なし あんた一人じゃない 今夜泣きたいのは あんた一人じゃない 今夜消えたいのは 空に刺さった三日月が シンシンとなぐさめる  馬鹿みたいだから 全部置いてきた アイツの部屋に 最後のつよがり 涙を殺して 見せつけた背中…… 女ってヤツを 丸めるささやき うんざりなのよ 信じた唇 噛んでにじむ嘘 口紅より赤く…… ああ 見上げる夢に とどく日も来るさ あんた一人じゃない 今夜淋しいのは あんた一人じゃない 今夜逃げたいのは 空に刺さった三日月が シンシンとついてくる  ああ 見上げる夢に とどく日も来るさ あんた一人じゃない 今夜泣きたいのは あんた一人じゃない 今夜消えたいのは 空に刺さった三日月が シンシンとなぐさめる
海辺の旅加藤登紀子加藤登紀子岩谷時子木下忠司川村栄二ひかりの空へ ひびけ愛の歌 こころの海を 白い船がゆく 幸せはなぜか 通りすぎたけど あなたと二人なら 生きてゆこう  ながれる雲に とどけ愛の歌 波間に浮かぶ なつかし歳月 ただ一度だけの はるかな旅なら あなたのあとついて 歩いてゆこう  時の渚に きざむ愛の歌 貝がらにひめた 夢は真珠いろ 若い日の恋は 色あせようと あなたのほほえみを 見つめてゆこう  あなたのほほえみを 見つめてゆこう
冬の螢加藤登紀子加藤登紀子加藤登紀子加藤登紀子川村栄二冬の風に咲く花びら あなたにあげるわ 別れの思い出に 祈りをこめて 冬の朝に生まれた人は 冬を愛しつづけ 哀しみのその数だけ 人を愛せるわ  ふきやむな冬の風よ 季節がかわっても 冬の螢のように はるかかなたへと とんでゆけ  太陽が空に沈むときあんなに赤くて美しいのは 太陽がさよならを言っているからだって 誰かが言ったわ 今 私があなたにさよならを言っても 空は赤く染まってはくれないけれど 出来ることなら空いっぱいに 花火を打上げてあなたに贈りたい 思い出のひとつひとつに火をつけて 冬の空いっぱいに花火を打上げて あなたに贈りたい それが私のさよなら それがあなたへのさよなら  冬の風に飛び立つ鳥は 冷たさを愛し ふきつける嵐の中へ 身を躍らせる 旅立つあなたの胸に今 火をともして 哀しみのその数だけ 燃やしてほしい  ふきやむな冬の風よ 季節がかわっても 冬の螢のように はるかかなたへと とんでゆけ
帆を上げて加藤登紀子加藤登紀子加藤登紀子加藤登紀子川村栄二帆を上げて出てゆくわ あなたの港から この舟につみこんだ 夢が色あせないうちに さよならは言わないわ 何気なくひとりで出てゆくわ あなたとの思い出が 追いかけてこないうちに  まぶしいお陽さまが この空から消えない限り ふたりの旅は終わらないわ とどかぬ明日へ いつかどこかで逢えるまで ひとりで生きてゆくわ  ありがとう今日までの あなたとの何もかも いくつもの曲がり角 いくつもの悲しみを越えて 迷いながら走り続けて つまずいた傷跡さえ 忘れられないおくりもの あなたが残してくれた  さよならあの足音 すり切れたあの上着も 今日からはあなたなしで 生きてゆくわ 帆を上げて出てゆくわ 愛する港から
渋谷でね角川博角川博田久保真見浜圭介川村栄二口づけの 深さがちがうから あなたの 心変わりがわかるの 男のひとは 知らないのね 服を着る時の 女のさみしさを  渋谷でね 渋谷でね 優しくしないで 渋谷でね 渋谷でね 最後の夜なら 心より体の方が 嘘つきね あなた…  追いかけて 想い出汚すより 何にも聞かず さよならしましょう あなたが くれるものはみんな 例え哀しみも 愛せる気がするの  渋谷でね 渋谷でね 冷たくしないで 渋谷でね 渋谷でね 最後の夢なら 涙より吐息の方が 正直ね 私は…  渋谷でね 渋谷でね 優しくしないで 渋谷でね 渋谷でね 最後の夜なら 別れより出逢ったことが 哀しいわ ふたりは… 
海の恋唄門倉有希門倉有希山崎ハコ山崎ハコ川村栄二空を見上げて 星降る夜は 波の向こうに おまえが目に浮かぶ 海の青さがヨー あんたの次に 好きなのと言った奴 どんとこい どんとこい どんとこいよ どんとこい 俺にこいよ こんな荒くれ 惚れた 惚れた女だよ  恋し淋しと 鴎は鳴くが 心ひとつと 伝えてくれよ 離ればなれにヨー なるからなおさら いとおしい いとおしい どんとこい どんとこい どんとこいよ どんとこい 胸にこいよ 波が荒れても 海の 海の男だよ  どんとこい どんとこい どんとこいよ どんとこい 波よこいよ 海の女と 海の 海の男だよ
想い出ぼろぼろ門倉有希門倉有希阿木燿子宇崎竜童川村栄二ドアを細目に 開けながら 夜更けにアイツが 帰ってくる 蛇口に顔を 近づけて 水飲む音が 聞こえてくる 言い訳繕う その前に やさしさ装う その前に 聞いておきたい事がある だけど 幸福(しあわせ)ぼろぼろ こぼれるから 寝がえり打って夢ん中  時計をはずす 影一つ 薄明りの中 映っている 着替えの間 漂うは 私の知らない 移り香だよ 言い訳繕う その前に やさしさ装う その前に 聞いておきたい事がある だけど 涙がぼろぼろ 溢れるから 布団かぶって夜ん中  酔いにまかせた 体ごと 足音しのばせ 眠る人 背中合せの ぬくもりと 静かな寝息が 聞こえてくる 言い訳繕う その前に やさしさ装う その前に 聞いておきたい事がある だけど 想い出ぼろぼろ くずれるから 瞳こらして闇ん中 想い出ぼろぼろ くずれるから 瞳こらして闇ん中
終着駅門倉有希門倉有希千家和也浜圭介川村栄二落葉の舞い散る 停車場は 悲しい女の吹きだまり だから今日もひとり 明日もひとり 涙を捨てにくる 真冬に裸足は 冷たかろう 大きな荷物は 重たかろう なのに今日もひとり 明日もひとり 過去から逃げてくる  一度離したら 二度とつかめない 愛という名の あたたかい心の鍵は  最終列車が着く度に よく似た女が 降りてくる そして今日もひとり 明日もひとり 過去から逃げてくる  肩抱く夜風の なぐさめは 忘れる努力の邪魔になる だから今日もひとり 明日もひとり 過去から逃げてくる  一度離したら 二度とつかめない 愛という名の あたたかい心の鍵は  最終列車が着く度に よく似た女が 降りてくる そして今日もひとり 明日もひとり 過去から逃げてくる そして今日もひとり 明日もひとり 過去から逃げてくる
捨て猫門倉有希門倉有希荒木とよひさ浜圭介川村栄二あれは どしゃぶりの 夜だった 着の身 着のまま 家を捨て 上りの列車に とび乗って 車窓(まど)に頬つけ 泣いていた そして あんたの アパートに ころがりこんで 春ふたつ ひとつの毛布に くるまれば 怖いぐらいに 暖ったかだった  どこへ行ったの あんたはどこへ 三日三晩も 泣いたけど どこへ行ったの あんたはどこへ 捨て猫みたいに 淋しいよ  あれは縁日の 晩(よる)だった 洗いざらしのシャツを着て おもちゃの指輪を左手に 子供みたいに はしゃいでた そんな幸福(しあわせ) おままごと 数えてみても 夏ふたつ いまでは ひとりの部屋の中 雨がポツリと 降りだしてきた  どこへ行ったの あんたはどこへ 嫌いになっちゃ いないから どこへ行ったの あんたはどこへ 捨て猫みたいに 淋しいよ どこへ行ったの あんたはどこへ 三日三晩も 泣いたけど どこへ行ったの あんたはどこへ 捨て猫みたいに 淋しいよ
ひまわり門倉有希門倉有希荒木とよひさ浜圭介川村栄二あんたなんか どこでも行きな もう 惚れて ないからね 寂しい男だよ いい格好してさ 本当は 優しくなんか なかった でも 好きだったよ 悲しかったよ 生まれてこなけりゃ 良かったくらい あんたの胸に 綺麗に咲いた あたし ひまわり ひまわりだった  あんたなんか 不幸になりな もう 関係 ないからね あしたも あさっても 想いでのおまけ あの日の ふたりになんか なれない でも 好きだったよ 楽しかったよ 死んでしまえば 良かったくらい あんたの胸に いっぱい咲いた あたし ひまわり ひまわりだった  でも 好きだったよ 悲しかったよ 生まれてこなけりゃ 良かったくらい あんたの胸に 綺麗に咲いた あたし ひまわり ひまわりだった  あたし ひまわり ひまわりだった
百万本のバラ門倉有希門倉有希A.Voznesenskij・訳詞:加藤登紀子R.Pauls川村栄二小さな家とキャンバス 他には何もない 貧しい絵かきが 女優に恋をした 大好きなあの人に バラの花をあげたい ある日街中の バラを買いました  百万本のバラの花を あなたにあなたにあなたにあげる 窓から窓から見える広場を 真っ赤なバラでうめつくして  ある朝 彼女は 真っ赤なバラの海を見て どこかの お金持ちが ふざけたのだとおもった 小さな家とキャンバス 全てを売ってバラの花 買った貧しい絵かきは 窓のしたで彼女を見てた  百万本のバラの花を あなたはあなたはあなたは見てる 窓から窓から見える広場は 真っ赤な真っ赤なバラの海  出会いはそれで終わり 女優は別の街へ 真っ赤なバラの海は はなやかな彼女の人生 貧しい絵かきは 孤独な日々を送った けれどバラの思い出は 心にきえなかった  百万本のバラの花を あなたにあなたにあなたにあげる 窓から窓から見える広場を 真っ赤なバラでうめつくして  百万本のバラの花を あなたにあなたにあなたにあげる 窓から窓から見える広場を 真っ赤なバラでうめつくして  窓から窓から見える広場を 真っ赤なバラでうめつくして
舟唄門倉有希門倉有希阿久悠浜圭介川村栄二お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり ともりゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい ときどき霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜更けてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を  ルルル ルルル...... ダンチョネ
水鏡門倉有希門倉有希鈴木一平鈴木一平川村栄二一生一度きりの別れならばいいものを 人は幾度となく 悲しみを繰り返す 手さぐりの中でふと抱かれるような 甘い思い出は通りすぎてゆく 振り返ることなく 明日だけをみつめながら いつか来た道と気付かずに歩いた そこは幸せと不幸の別れ道 悲しみおぼえた 出逢い道  私だけの貴方にはなってくれるはずがない 心のぬくもりも今は わすれてみるわ わすれてみよう 揺れる二人の 夢もよう  水に浮かぶ枯葉に目を向けると 丁度今の私 同じようにみえた 風に打たれ雨に打たれ たどる道は 苦しみおぼえた迷い道 はかない恋の ほろにがさを知って 強がりはよせよと口ずさんでみます あふれる涙はとめどなく流れて とまどう私は 闇の中  私だけの貴方にはなってくれるはずがない 心のぬくもりも今は わすれてみるわ わすれてみよう 揺れる二人の 夢もよう  私だけの貴方にはなってくれるはずがない 心のぬくもりも今は わすれてみるわ わすれてみよう 揺れる二人の 夢もよう
咲かず終いできたけれど叶竜也叶竜也山田孝雄松井タツオ川村栄二赤く染めない やくそくを 守り通して くれたのか 抱いてあげるよ 黒髪を やっと逢えたね 待たせたね 咲かず終いで きたけれど もう泣かせない 春を待つ 花のように 夢を咲かそうよ  海を見ている いつまでも そんな気がして 探したよ こんな近くに いたなんて 苦労させたね つらいよね もう迷わない 冬を耐え 花のように 夢を咲かそうよ  咲かず終いで きたけれど もう泣かせない 春を待つ 花のように 夢を咲かそうよ
美々津叶竜也叶竜也山田孝雄松井タツオ川村栄二馬ヶ背岬(うまがせみさき)を 夕日が染める頃 十字に輝く クルスの海よ 今こそ祈れ 叶わぬ恋は はるかなりみやこびと 想い出は巡り 届けてあげたい ふるさとの海を  八十八夜に 山茶を摘みながら 笑顔を持ち寄り 村人集う 出会いは美々津 別れも美々津 高瀬舟ゆらゆらと 耳川を下り あしたへ旅立つ 細長き舟で  冠すずめに 行方を尋ねたら かもめに聞いてと つれないそぶり 教えておくれ この恋波(さざなみ)は 何処(いずこ)へと続くのか 日向灘燃えて 汽笛が呼び合う 美しきみなと  美しきみなと
晩秋に追われて加納ひろし加納ひろし荒木とよひさ荒木とよひさ川村栄二一度しかない人生 きっと傷つけて 胸の奥詫びながら 人は暮してる 過去という名の駅には 誰も戻れない 瞼を閉じて追憶(おもいで)を 巻きもどしても 晩秋(あき)に追われて 落葉(おちば)を踏めば この寂しさは 何処(どこ)からくるのか… もう若くない ただそれだけと 胸に言い聞かせ また道づれの また道づれの あゝ冬支度  急ぐ歳月(つきひ)の早さを そっと呼び止めて 黄昏のそのゆくえ 風に問いかける 生まれ変れるものなら ちがう生き方を 茜雲身を映し 青春(ゆめ)を探すけど 晩秋(あき)に追われて 人恋しくて この切なさは 何処(どこ)からくるのか… もう若くない 最後の恋を 心に秘めても また道づれの また道づれの あゝ冬支度  晩秋(あき)に追われて 落葉(おちば)を踏めば この寂しさは 何処(どこ)からくるのか… もう若くない ただそれだけと 胸に言い聞かせ また道づれの また道づれの あゝ冬支度
涙の重さ上沼恵美子上沼恵美子かず翼田尾将実川村栄二あきらめた 恋なのに ドアのすき間 忍びこむ夢 二度とあなた 帰ってこない わかっているのに 心うずかせる ひとりぼっち流す 涙の重さ 生きることがつらい こんな夜には あなたの隣で 溶けるほど眠りたい 逢いたくて 明日は来ない  窓を打つ 雨音や 通り過ぎる 風の音にも 振り向くのは 悲しい癖ね 淋しさが今日も 素肌抱きしめる 広いベッド濡らす 涙の重さ あなたの物みんな 捨ててみたけど 夜更けの部屋では 思い出が目を覚ます 逢いたくて 昨日に戻る  胸の傷に沁みる 涙の重さ 捜さないわあなた 幸せでいて この世のどこかで 暮らしてるそれでいい 逢いたくて 明日は来ない 逢いたくて 明日は来ない
リラの雨上沼恵美子上沼恵美子かず翼ひうら一帆川村栄二せめて別れの 幕を引く それが最後の 私の愛 あなた眠るうちに そっと出て行くわ あぁ ひとり 夜明け前 鍵の下に置いた ありがとうの言葉 さよなら 忘れはしない… 窓の外は雨 冷たいリラの雨 窓の外は雨 冷たいリラの雨  心変わりを 責めるより あなた失う ことがつらい 愛の記憶だけが 私支えてる あぁ ひとり 振り向けば いつか通り過ぎた 夢のかけら達よ 静かに その場で眠れ 泣かせないで雨 冷たいリラの雨 泣かせないで雨 冷たいリラの雨  どこか遠い町で 生れ変わるために 明日へ 歩いて行くわ… 肩を濡らす雨 冷たいリラの雨 肩を濡らす雨 冷たいリラの雨 冷たいリラの雨
大空へ神矢翔神矢翔空涼増田空人川村栄二見えない孤独に押し潰されそうで 生きる意味さえも 失いかけた時 閉ざした心に光指してくれた あなたの温もり 明日を照らしていた どんなに辛くても止まない雨はないから あなたが教えてくれた かけがえない愛 想いを勇気に変えて 大空羽ばたいてゆく 描いた夢をいつの日か掴むまで  深く傷つき立ち止まった時も 自分の弱さに 涙が溢れても 夕日に優しく染まる空と海 この街全てが 私を包んでくれた どんなに悩んでも決して無駄にならない あなたが教えてくれた 本当の幸せ 想いを翼に乗せて 大空羽ばたいてゆく 描いた未来 この手に抱きしめて  あなたが支えてくれた 大きな深い愛情 今を信じて終わりない 人生(みち)を行く
時代の河神矢翔神矢翔増田空人増田空人川村栄二時代の河を渡るには 心に熱い思い抱き 朝日が昇る前から 岸辺に向かい 夜明けとともに 迷わずに 川の流れに逆らわず ゆらり小舟浮かべて 漕ぎ出せばいい 期待と不安が交差しながら ふたつの気持 背負ったままで 旅立つ私 風と空 味方にして 白い帆揚げて進め  凍りつくよな寒い日も 雨風強いそんな日も 希望の明かり絶やさず 灯し続けて 眠れぬ夜を 越えるには 夢を肴に酒を呑み 心と体癒して 朝日を待つ 情熱と寂しさが 込み上げてくる 時代の河は 気持ひとつで 流れも変わる 心に勇気 失わず 明日を信じ進め  時代の流れは 止まることなく 流れてゆくから 明日の夢を 心に抱き 時代の河渡れ
冬茜佳山明生佳山明生田久保真見杉本眞人川村栄二もし オレが死んでも くよくよせずに しっかり生きろと 言ってたくせに 一人でお湯割り 呑んでいる あんたの背中が 泣いている 窓の外には 冬茜 燃えてるような 赤い空 明日もきっと 晴れそうね なんて 隣りで言っても 聞こえないのね  そう あの日私は 煙になった けれども心は いつでもそばに 一人でお湯割り 呑んでいる あんたの背中に 頬寄せる 窓の外には 冬茜 哀しいくらい 綺麗なの 憎まれ口を きかないで もっと あんたに優しく すれば良かった  胸の中まで 冬茜 愛されてたと 知りました 呑みすぎないで 泣かないで あんた 見えない両手で 抱きしめてます
時代屋の男たち唐木淳唐木淳荒木とよひさ浜圭介川村栄二また飲みすぎて 羽目を外し 街ん中を ほっつき歩き もう青春も 終りだと 電信柱相手に 喧嘩売る 時代屋の男たちが 酔って肩組み 行く先は 風のれん 夢酒場 それとも 淋しい 終電車  また梯子して 背中ゆすり 語り切れぬ 大風呂敷で あの女とか 会社とか 波々ついだ酒を 一気飲み 時代屋の男たちが 靴をへらして 行く先は ネオン街 夜明け町 それとも あの娘の 待つ部屋か  時代屋の男たちが 酔って肩組み 行く先は 風のれん 夢酒場 それとも 淋しい 終電車 それとも あの娘の 待つ部屋か どこにも あるような 人生か
いとしい人へ川中美幸川中美幸帆刈伸子都志見隆川村栄二悲しみを知っている いとしい人よ あなたと出合ってから どれくらい経つのでしょう 泣き顔や 笑い顔 怒った顔も 私の歴史をいちばん 近くで見ていた  あなたをあたためてあげたいのよ 北の街めぐり逢えた 大切な愛だから 心をあたためてあげたいのよ 淋しさにひとりで凍える夜が 二度と来ないように  遠い夢もっている いとしい人よ あなたのその強さは やさしさに溢れてる 雨の日も 晴れの日も 嵐の時も 私をこれからもずっと 守ってください  あなたと幸せになりたいのよ 過ぎ去りし日のあやまち 想い出を抱きしめて 涙にくちずけてあげたいのよ 懐かしの我が家の 小さな部屋に 明かり灯すように  ひとつだけあるわ 本当の愛が その愛掴んだなら 放してはいけない  あなたをあたためてあげたいのよ 変わらない熱い想い いつの日も いつまでも 心をあたためてあげたいのよ 淋しさにひとりで 凍える夜が 二度と来ないように  あたためてあげたい…
北の想い川中美幸川中美幸原真弓久保田安紀川村栄二あなたがここにいて 私がここにいて そんなことがあまりにもあたりまえだったから 何も言わなくてもわかる 心が通じ合っている そんな瞬間があったことも 忘れてみたいけど ああ いつだって 都会に疲れた夜 思い出すの ああ どんな人より…どんな場所よりも… 北の愛が今熱い  北の冬が燃えてゆく 泣きたいくらい あなたひとり思い続けています 一度はあきらめたけれど 何度か恋もしたけど みんなあなたとは違うことに 今さらまた気付く ああ 夢を見た 誰かと楽しそうに暮らすあなた ああ こんな気持ちも…こんな切なさも… 遠く遠く離れても  愛しさだけそばにある 今でも私 あなたひとり思い続けています 北の愛が今熱い 北の冬が燃えてゆく 泣きたいくらい あなたひとり 思い続けています 思い続けています 
きぬぎぬ川川中美幸川中美幸池田充男弦哲也川村栄二おかえりください あなたが先に 忍ぶ人目も ありましょう わたしは冷たい 真水をかぶり 熱い焔(ほむら)を 鎮めます 紅しごき ほつれ髪 汗のつぶ 夜半(よわ)の月 織りまぜて きぬぎぬ川は…… 明け方の 明け方の ふたりを泣かせる 恋の川   逢いたいときだけ 呼ばれるわたし それも嬉しい 夢一夜(ゆめひとよ) 別れろ切れろは 芝居の台詞 いっそ死にたい ときもある 憎らしさ 愛おしさ 狂おしさ 情念を 織りまぜて きぬぎぬ川は…… どこへ往く どこへ往く あなたへ流れる うらみ川 ふたりを泣かせる 恋の川
手取川恋歌川中美幸川中美幸吉岡治弦哲也川村栄二白山の 雪の多さと冷たさで 鮎は大きく育つとか たわいなく頷(うなず)いた 鶴来の宿のひとり膳 手取川 うねうねと 星を誘って流れてく 恋するからだが くびれるように 私もいつか辿りつきたい… 人がいる 恋がある 旅がある  紫陽花が 雨に打たれて目に映える 今日の想いを綴ります ほろ酔いの懸想文(けそうぶみ) 浴衣の裾も乱れがち 手取川 うねうねと 日本海へと流れてく 漁火飾って 呼んでるような 私もいつか辿りつきたい… 人がいる 恋がある 旅がある 旅がある
天空のペガサス川中美幸川中美幸建石一弦哲也川村栄二北にかがやく 星を見て 祈り合うのが 二人の約束 昨日はくもり 今夜は小雨 それでも見上げて 天空の夢 あゝあなたに 逢えてよかった この広い 宇宙の中で 天翔(あまかけ)る 天翔る 白馬(ペガサス)よ 私の私のこの愛 とどけておくれ  離ればなれは つらいけど 誓うあの星 希望の光りよ 明日になれば 陽はまた昇る 指おり数えて 待ちわびる人 あゝあなたと 愛し愛され 生きてゆく この世は一つ 天翔(あまかけ)る 天翔る 白馬(ペガサス)よ 二人の二人の願いを 叶えておくれ  あゝあなたに 逢えてよかった この広い 宇宙の中で 天翔(あまかけ)る 天翔る 白馬(ペガサス)よ 私の私のこの愛 とどけておくれ 二人の二人の願いを 叶えておくれ
火のように恋しい人がいて川中美幸川中美幸吉岡治弦哲也川村栄二捨て猫のように 愛に飢えた孤児(こ)が 踏切りの町で 今夜も酔ってます 心の夜叉は 抱いたまま 恋もあれから 二度三度 泣いたって 泣いたって 駄目ね 冬去れの雨 脚の隙間に 傾ぐ夜 火のように恋しい人がいて  稲妻が走る 空を引き裂いて 闇雲に逃げる 男を追いかける やさしさなんて うたた寝の 夢とおなじに すぐ醒める 追ったって 追ったって 無駄ね 花冷えの雨 追えば追うほど 遠去かる 火のように恋しい人がいて  火のように恋しい人がいて
射手座のふたり川中美幸&松平健川中美幸&松平健田久保真見杉本眞人川村栄二微笑みでかくした 淋しさが透ける あなた 哀しい眼をしているのね 巡り逢いのままに 君を愛そうか 何も言わずに こころを射抜いて  君の瞳に 乾杯 憎いあなたに 乾杯  今夜は 今夜は 恋に酔いしれて 離さない 離れない 射手座のふたり  傷ついた過去など 誰にでもあるさ ふたり 切ない似た者どうしね 永遠という名の 夜を過ごそうか 熱い吐息で わたしを射抜いて  濡れた瞳に 乾杯 キザなあなたに 乾杯  今夜は 今夜は 夢とたわむれて 離さない 離れない 射手座のふたり  今夜は 今夜は 恋に酔いしれて 離さない 離れない 射手座のふたり
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
名場面川中美幸&松平健川中美幸&松平健阿久悠宇崎竜童川村栄二いつもふたりは 名場面 そうよ女と 男なら 外に出たなら にわか雨 傘が一つの みちゆきの  濡れて悲しい 片袖が あなた恋しと 泣いている 急ぎ足なら つまづいて 歩みをとめれば なお濡れる  あゝ… 幕あけの名場面 そこがどこでも 花道の ひとり ひとりの 思い入れ アアア…  いつもふたりは 名場面 そうさ男と 女なら 風の寒さは しのげても 冷えた心は 耐えられぬ  せめてあなたの その言葉 形だけでも つくろって 回り舞台さ 人生は 涙と想い出 みちづれに  あゝ… 幕ぎれの名場面 それがいつでも 正面の ひとり ひとりの 思い入れ アアア…
オホーツク海岸川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也川村栄二悲しみを 捨てるなら 雪の舞う 北の旅がいい 流氷が キュルキュルと 哭(な)くという 北の海がいい 白い 白い 白い氷の海で 過去の恋と サヨナラするの だからあなたは あなたの道を 歩いてください 私を忘れて…  こころから 愛してた そのことに 嘘はないけれど 斜里(しゃり)の駅 過ぎたなら 想い出は いつか風の中 白い 白い 白い氷の帯も 春になれば 沖へと向かう そして私も あの日の夢を も一度追います ひとりに戻って…  白い 白い 白い氷の海で 過去の恋と サヨナラするの だからあなたは あなたの道を 歩いてください 私を忘れて…
想い千すじ川野夏美川野夏美さくらちさと杉本眞人川村栄二頬にこぼれる 洗い髪 花冷えにまだ 濡れている ひと櫛(くし)梳(す)いて ため息ひとつ あなたをひとり 待つ夜更け 朧月(おぼろづき) ほろほろ 泣いている 風に ああ あなた恋しい… 流れ流れて 千すじの 想いの糸が 河になる  心細さを あおるよに 夜風が窓を 揺らします あなたの重さ 身に受けながら 絆を深く 結びたい 夢うつつ ゆらゆら うたかたの 刻(とき)に ああ ふたり身を寄せ… きっと今夜も 舟を出し 追ってはならぬ 夢を追う  花吹雪 ヒュルヒュル 舞い上がる 夜に ああ あなた逢いたい… 乱れ乱れて 千すじの 想いの糸が 河になる
歌手~Singer~川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也川村栄二あなたはクラブの ピアノ弾き 私はジャズの Singer(シンガー)で 麻布の古びた マンションが あの頃ふたりの 愛の巣だった 小さいけれど 夢があり 貧しいけれど 倖せだった… 季節は流れ 時代は移り あの日のピアノは もう聴こえない  誕生祝いに バラの花 一輪買って 来たあなた 私はお酒場(みせ)の 赤ワイン タワーを見ながら 乾杯したわ 小さいけれど 夢があり 貧しいけれど 倖せだった… あなたはいつか お酒に溺れ ふたりの同棲(くらし)に 翳(かげ)りがさした  スポットライトを 浴びながら 私は唱(うた)う あの歌を オシャレな硝子の ビルが建ち あの日の想い出 消された街で 小さいけれど 夢があり 貧しいけれど 倖せだった… 合鍵今も 持ってるけれど あの日のピアノは もう聴こえない
なみだ雲川野夏美川野夏美羽衣マリコ弦哲也川村栄二目を凝らして 探しても あなたと過ごしたあの日々 あの場所にあった愛たちは どこにもない  いつか見た 夢のように 消え去ってしまったの それでも あなたは 気づかないのでしょう  私の瞳(め)に なみだ雲 流れてゆきます  「終わったんだ」その言葉 耳を塞いだの私は 傷が痛くって 苦しんで 向き合えずに  消えてゆく 雲のように 形ない二人です 語り合った日々も すべて過去のこと  私の瞳(め)に なみだ雲 悔やんで愛して  私の瞳(め)に なみだ雲 流れてゆきます
蛍月夜川野夏美川野夏美菅麻貴子弦哲也川村栄二せせらぎに… 河鹿(かじか)鳴く夜の 蛍狩り ひとり来ました 貴船川(きぶねがわ) 肩先に 風がひと鳴き 行き過ぎて 恋の焔(ほのお)が 燃え上がる 溺れたくない 溺れたい 今宵(こよい)叶わぬ この恋に  影ひとつ… 蛍出る間の 薄闇(うすやみ)を あなた偲んで 歩きます 暮れなずむ 空にまあるい 月が出て 遠く聞こえる 三味の音 偲(おも)いつのらす この胸に そっと蛍の 灯(ひ)をともす  今夜だけ… せめて一夜(ひとよ)と 来ぬ人を 待てばひとりの 朝がくる しののめの 露に濡れつつ 見上げれば 空にひとひら 白い月 一生一度の この恋を どうぞ叶えて 鞍馬山(くらまやま)
てるてるぼうず木川尚紀木川尚紀田久保真見花岡優平川村栄二てるてる坊主をつくり 何個も何個もつくり 泣いてる かあちゃんの目の なみだ雨 とめたかった 働くよ おれが 助けるよ おれが だから 泣かないで かあちゃん 笑ってよ 小雨ふる夕暮れは ふるさと想う  てるてる坊主をつくり 自分の心に飾る 都会の 嵐に打たれ なみだ雨 降りしきるよ 誕生日が 来たら 手袋を 贈ろう いつも あかぎれの かあちゃん 笑ってよ アパートの貯金箱 小銭を貯める  段ボールの中の かあちゃんの手紙 ちゃんと 食べてるか 盆は 帰るのか 三畳のアパートで ふるさと想う
泥だらけの勲章木川尚紀木川尚紀田久保真見花岡優平川村栄二心に広がる 果てない荒野 たがやして ゆくことが 人生だから 意地っ張りを つらぬいて からっ風の 胸の中 涙の種を まくのさ いつの日か 花になる 夢を抱いて 泥だらけ 傷だらけ それが男の勲章さ  泥水のんでも 汚(よご)れやしない まっ白な 心意気 それだけが全て 土砂降りの 嵐でも ひび割れの 日照りでも 命の種は 枯れない いつの日か 実を結ぶ 夢を抱いて 泥だらけ 傷だらけ それが男の勲章さ  いつの日か 実を結ぶ 夢を抱いて 泥だらけ 傷だらけ それが男の勲章さ
ボルドー・ルージュ岸田敏志岸田敏志ありそのみひうら一帆川村栄二雨の夜に 似合うワインを 選んでくれないか 淋しい男に 忘れかけて そしてまた思い出す 胸にくすぶる 愛の残り火  幸せならば それでいいさ 俺のちっちゃな愛じゃ 哀しいね 雨の夜に 深いBordeaux Rouge(ボルドー ルージュ) あの日おまえと交わした愛の色だよ  いつの間にか 日付けも変わり ソムリエと二人で グラス傾ける 右の席に いつもおまえがいたよ 酔いに頬染め 少し甘えて  幸せならば それでいいさ 何も出来ない俺は せつないね 雨の街に 記憶捨てて帰ろう 傘はいらない すべてを雨に流して…  幸せならば それでいいさ 俺のちっちゃな愛じゃ 哀しいね 雨の夜に 深いBordeaux Rouge(ボルドー ルージュ) あの日おまえと交わした愛の色だよ
おまえだけなのさ北川大介北川大介高畠じゅん子夏川寿里亜川村栄二おまえだけなのさ 愛しているのは 赤いこの糸を 離しちゃだめだよ 今は幸せ 遠いけど 願いは叶うさ あきらめないで おまえだけなのさ 信じて欲しいよ 遊びじゃないんだ 本気だよ  人の人生は 旅だと言うけど 巡り逢うための 各駅停車か あってないよな ふるさとを 思っただけでも 心が痛む おまえしかいない やすらぐところは 生きてく支えで いて欲しい  おまえだけなのさ 待っててくれるね 細いその指に 指輪を飾るよ 誰もさびしさ 秘めながら この世で一度の 生命を燃やす おまえだけなのさ ひとりにしないよ 男の涙は 本気だよ 
グッドバイ北川大介北川大介ちあき哲也中川博之川村栄二寝顔のかわいい 人だから このままだまって 出てゆくわ 想えばよくある 出来心 少しもうらんで いないのよ 私は牡牛座 あなたは獅子座 恋しちゃならない 仲だったのね ああ 外は雪 外は雪 初めてあなたに うばわれたあの日と 同じ雪 白い白い  何処かでてごろな 部屋を借り 女の明日を みつめるわ ふるえる指輪を ぬいたとき 心をはっきり 決めたのよ 私は牡牛座 あなたは獅子座 出逢っちゃならない 仲だったのね ああ 街は朝 街は朝 突然あなたが うらぎったあの日と 同じ朝 さむいさむい  ああ 外は雪 外は雪 初めてあなたに うばわれたあの日と 同じ雪 白い白い 
人生ららばい北川大介北川大介冬弓ちひろ五木ひろし川村栄二飢えた心で 彷徨(さまよ)って あの日覚えた 酒の味 生きてくことに がむしゃらで 誰かを傷つけ 傷ついた あれから すこしも変わっちゃいない 痛いと言えず ごめんと言えず 風に抱かれて 眠るだけ 人生ららばい 人生ららばい 男ってばかさ 一番大事なものを なくしてしまうのさ  勝つことだけが 幸せに 近い道だと 信じてた 守りたかった あの人を 気づけば寂しくさせていた 酒場の止まり木 溶けてく氷 痛いと言えず ごめんと言えず 煙草くゆらせ 苦笑い 人生ららばい 人生ららばい 男ってばかさ 一番大事なひとへ 帰れはしないのさ  人生ららばい 人生ららばい 男ってばかさ 一番大事なひとへ 帰れはしないのさ
冬の嵐北川大介北川大介たかたかし原譲二川村栄二夢を追いかけ 夢につまずき ガラスの都会(まち)は 星も見えない 淋しさ注ぎたし 飲む酒は ひりひりと 胸にしみる あゝ泣いたらいいさ 悲しいときは 胸の涙が かれるまで 泣いて泣いて 眠りについたら また明日に めぐり逢えるさ  愛を信じて 心かよわせ 抱きしめあえた 女(ひと)もいたけど 過ぎ去る季節は ほろ苦く 酔うほどに つらいけれど あゝあきらめないさ 耐えてりゃいつか 冬の嵐も やむだろう 遠い遠い この道たどれば また明日に めぐり逢えるさ  あゝあきらめないさ 耐えてりゃいつか 冬の嵐も やむだろう 遠い遠い この道たどれば また明日に めぐり逢えるさ また明日に めぐり逢えるさ
ジャンゴ~さすらい~北島三郎北島三郎Luis Enrique Bacalov・Robert Mellin・Franco Migliacci・日本語詞:MAKOTO°Luis Enrique Bacalov・Robert Mellin・Franco Migliacci川村栄二ジャンゴ 乾いた風に ジャンゴ 命の鼓動(おと)が 静かな目で 見据えている そこは狼の道  ジャンゴ 孤独文字(もんじ)を ジャンゴ 背負った者は 迷いも無く 涙も無く はぐれ月夜に吠える  燃え上がる空の果てに聴こえる 魂(こころ)の唄に抱かれて眠れば ジャンゴ 優しくなれる さすらい人よ  迷いも無く 涙も無く はぐれ月夜に生きる  燃え上がる空の果てに聴こえる 魂(こころ)の唄に抱かれて眠れば ジャンゴ 優しくなれる さすらい人よ OH ジャンゴ  OH ジャンゴ OH ジャンゴ OH ジャンゴ
轍(わだち)北島三郎北島三郎星野哲郎原譲二川村栄二あの頃は その日その日を 生きることに 夢中で ふり返る 暇もなかった いつの間にか 通りすぎた 長い道のり 深くえぐれた 轍は もがき苦しんだ 日々の足跡 あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり  訳もなく 心傷つけ 去って行った 人たち ふるさとの 母を嘆かせ 風のように 通りすぎた 長い歳月 曲がりくねった 轍は 迷い流された 日々の思い出 あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり 命あるかぎり
おんな虹色花吹雪北野好美北野好美冬弓ちひろ杉本眞人川村栄二色は匂へど 散りぬる女 どうせ散るのが さだめなら 咲いて見せましょ 二度三度 生きてりゃいろいろあるわいな さくら ぼんぼり 花見酒 酔って浮世の 憂さ晴らし 憂さ晴らし あんな野暮天 ほっといて 今夜は飲もうよ えじゃないか おんな 虹色 花吹雪 涙の数だけ 艶(あで)やかに 歌え 歌えや ええじゃないか 踊れ 踊れよ ええじゃないか  好きなお方と 桃色月夜 恋もしました 夢も見た みんないいひと 悪いひと 女はいろいろあるわいな おかめ ヒョットコ 花見酒 辛い浮世も テレツクテン テレツクテン 逢うも別れも 晴れ舞台 稽古は出来ない えじゃないか おんな 七色 花吹雪 ため息つくなら 色っぽく さくら ひらひら ええじゃないか 恋も 涙も ええじゃないか  「さあさ みなさん ご一緒に」  おんな 虹色 花吹雪 涙の数だけ 艶やかに 夢か うつつか ええじゃないか 嘘も 真も ええじゃないか
女のかもめ歌北野好美北野好美冬弓ちひろ杉本眞人川村栄二三日三晩の 嵐の後は 群れにはぐれた かもめ鳥 同じ匂いの あたしとあんた 海をみつめて 焦がれ泣く 大間の秋は 日暮れが早い ひとりじゃ夜が 死ぬほど長い ザンザ ザンザ ザンザザンブラコ ザンザ ザンザ ザンザザンブラコ 一夜かぎりの 二人でも 足を絡めて 足を絡めて 眠りたい  時化が続けば 男はすさむ 酒でなだめて 膝枕 同じ目をした あたしとあんた 抱いてあげよか 歌おうか 大間の秋は 日暮れが早い ひとりじゃ肌が 軋んで寒い ザンザ ザンザ ザンザザンブラコ ザンザ ザンザ ザンザザンブラコ 今夜限りの 二人でも せめて本気で せめて本気で 惚れさせて  ザンザ ザンザ ザンザザンブラコ ザンザ ザンザ ザンザザンブラコ 明日は別れる 二人でも 今日はあんたの 今日はあんたの かもめだよ
秋桜の駅北野好美北野好美冬弓ちひろ杉本眞人川村栄二祭りばやしの季節が過ぎて そろそろ秋風が吹きますね 線路の脇の 秋桜揺れる 今は寂れた 故郷の駅 いつまでも いつまでも あなたの汽車をここで見送った あれはもう 遠い昔 都会暮らしで 夢が痩せたら 帰っておいでよ 心の駅に  夕焼け空に 茜の雲が 浮かんで 懐かしい母の声 線路の脇の 秋桜揺れて 風に誰かを 呼んでるようです 泣きながら 泣きながら あなたが汽車の窓から手を振った あの頃の 胸の痛み 都会(まち)の夕陽に 思い出したら 帰っておいでよ 心の駅に  都会暮らしで 夢が痩せたら 帰っておいでよ 心の駅に
せんないね北野好美北野好美冬弓ちひろ杉本眞人川村栄二いつから鳴らなくなったのか あの日夜店で 買った風鈴 泣けないあたしに よく似てる あんたの匂いが 今も恋しい 昨日の夢に 呼ばれるように あんたが街を 出てった日から 忘れな 忘れな 忘れてしまえ 風は叱るけど あゝ… せんないね  あたしの帰りが遅い日は 窓辺に座り 煙草をぷかり あんたが今でもいるようで 窓辺を見上げりゃ 忘れ風鈴 思い出だけじゃ 生きられないよ 恋でもするさと 笑ってみても あんたが あんたが あんたが好きよ 風は嘆くけど あゝ… せんないね  昨日の夢を 消せない男 時計を止めて 待ってる女 バカだね バカだね あんたとあたし 風は歌うけど あゝ… せんないね
雪虫北野好美北野好美冬弓ちひろ杉本眞人川村栄二寂しがりやの 男はみんな 風に浮かんだ 雪虫さ 忘れた頃に 訪ねて来ては 冬の寒さを 置いてゆく ふわり ゆらゆらり 逢いにきて どこへどこへ 帰るのさ あたしの乳房で 溶けてゆけ ぎゅっと抱いたら 飛んでった  夢を食べてる 男はみんな 夜に漂う 雪虫さ ひとりの胸に 棲めないくせに 窓の灯を 恋しがる ふわり ゆらゆらり 抱きにきて すぐにすぐに 逃げてゆく 心を冷たく 濡らすだけ ぎゅっと掴めば まぼろしさ  ふわり ゆらゆらり 逢いにきて どこへどこへ 帰るのさ 春まであたしと 暮らそうよ ぎゅっと抱いたら 消えちゃった
バラよ 咲きなさい北原ミレイ北原ミレイ高畠じゅん子徳久広司川村栄二夜明け前を 見上げて これで終わり ふたりは 何も聞かず 何も言わず 指の先が ふるえて 愛が凍る 秋 冬 春 そして あの日を もどして 愛が枯れる 秋 冬 春 薔薇よ バラよ 咲きなさい 抱いて抱かれ あなたほしい あれは 過去のメロディ  胸の中の かなしみ 雪のように 重たく 恨むことも 責めることも できる訳が ないから 虹がかかる 秋 冬 春 そして おもいで 残して 虹が消える 秋 冬 春 薔薇よ バラよ 咲きなさい 雨もあれば 晴れもあるの 生きて 泣いて 笑う  愛が枯れる 秋 冬 春 薔薇よ バラよ 咲きなさい 抱いて抱かれ あなたほしい あれは 過去のメロディ
桜のように木下あきら木下あきら麻こよみ杉本眞人川村栄二流れる歳月(つきひ) 振り向けば 桜花びら 風に舞う あきらめきれない 夢を抱き 愚痴をこぼした 酒もある‥‥ いろんな人に 支えられ 今日までなんとか 生きて来た 桜のように また来る春を 信じて今日も 生きて行く  見上げる空は 花霞(はながす)み 過ぎた過去(むかし)の 懐かしさ 見知らぬ他人(ひと)の 優しさに 嬉し泣きした 夜もある‥‥ 辛い日ばかり 続かない 心に聞かせて 生きて来た 桜のように 散っては咲いて 迷わず今日も 生きて行く  どんな時でも この俺を 見ていてくれる 人がいる 桜のように また来る春を 信じて今日も 生きて行く
さようならは言わない木下あきら木下あきら杉本眞人杉本眞人川村栄二何も出来ない この俺を いつも支えて くれた奴 心はぐれた あの夜も 笑顔で待って くれたね そんなお前が 突然 病で たおれたなんて 目の前が 暗くなり 涙が あふれ出して さようならは言わない さようならは言わない そうさ二人で 決めた約束  歌が取り得の この俺を いつもはげまし いてくれた 何度つらくて やめよう そのたび お前は 怒った そんなお前が やつれて つくり笑顔を 見せる 手をにぎり 抱きしめて 生きて行くんだ これから さようならは言わない さようならは言わない そうさ二人で 決めた約束  さようならは言わない さようならは言わない ありがとうありがとう お前に会えて
愛の歴史キム・ヨンジャキム・ヨンジャ門谷憲二花岡優平川村栄二あの坂道ですれ違い 立ち止まり 振り向いた 想えば二人のめぐり逢いは どこにでもある出来事  その涼しげな眼差しを 受け止めた その日から 嵐に揉まれる鳥のように ひたすらあなたを愛した  狂おしく抱きしめて あなたの髪に涙を落とす 歓びも 苦しみさえも ああ…二人の愛の歴史  ただ流れゆく日々の中 この羽を 休めたい 想えば二人のめぐり逢いは 誰も知らない秘め事  ざわめく街に夜が来て やさしさが 欲しくなる 今夜も心のドアを叩く 愛する訳などいらない  泣きながら探しても 確かなものは何にもなくて 求め合う 温もりこそが ああ…二人の愛の歴史  狂おしく抱きしめて あなたの髪に涙を落とす 歓びも 苦しみさえも ああ…二人の愛の歴史
情恋歌キム・ヨンジャキム・ヨンジャ門谷憲二花岡優平川村栄二生まれ落ちた生命(いのち)は 滅ぶ運命(さだめ)知ってるから 哀しみを ふるわせて この身を焦がす  めぐりめぐる季節を 惜しむように愛が欲しくて たぐり寄せ 抱きしめて 確かめ合って  苦しくて逢いたくて 血を吐く鳥のように 叫びたい 燃え尽きたい あなたと散りたい  咲いた花ははらりと 音も立てず散ってしまう だからこそ 美しく 抱きしめ合って  切なくて死にたくて 真っ赤な血を流して まみれたい 溶け合いたい あなたと逝きたい  あこがれてあこがれて 血を吐く鳥のように 叫びたい 燃え尽きたい あなたと散りたい
北の法善寺キム・ヨンジャ・浜圭介キム・ヨンジャ・浜圭介田久保真見浜圭介川村栄二(女)強い女と 言われて来たの (男)俺には見える お前の素顔 (女)自分を守る 心の化粧 (男)涙で落とし 笑えばいい  (男女)大阪 ここで生まれ傷ついて (男女)大阪 愛に出逢った (男女)今日からふたり 北の法善寺 (男女)ちいさな愛を 抱きしめて  (男)過去は何処かに 忘れて来たよ (女)今のあなたが 私のあなた (男)心の傷は 遠い落書き (女)私がそっと 消してあげる  (男女)大阪 ここで泣いて流されて (男女)大阪 夢を見つけた (男女)今日からふたり 北の法善寺 (男女)ちいさな夢を 追いかけて  (男女)大阪 ここで生まれ傷ついて (男女)大阪 愛に出逢った (男女)今日からふたり 北の法善寺 (男女)ちいさな愛を 抱きしめて
夢遠きふるさと桐山純一桐山純一緒方愛飯田譲川村栄二夢をのせた 列車は 街の明かり 見えない 望み遠くなるほどに 浮かぶあの幼児(ころ) 今はただすがりたい 一人残した母へ 帰りたい ふるさとへ 涙こらえて願う 帰りたい ふるさとへ 夢遠きふるさと  遠い空から 見守り 愛をくれた ゆりかご 忘れないでいつまでも 母の笑顔を 今はただ抱きしめて 数えきれない愛に いつの日か また帰る 明日(あす)に夕暮れ染めて いつの日か また帰る 流れ星見つめて  今はただすがりたい 一人残した母へ 帰りたい ふるさとへ 涙こらえて願う 帰りたい ふるさとへ 夢遠きふるさと 夢遠きふるさと
仮面ライダーBLACKGOLD LYLIC倉田てつをGOLD LYLIC倉田てつを阿木燿子宇崎竜童川村栄二時を超えろ 空を駆けろ この星のため 君は見たか 愛が真っ紅に燃えるのを 暗い闇の底で 危険な罠が待つ  信じる奴が 正義(ジャスティス) 真実の王者 夢を見続ける事が 俺のファンタジー 生きることが好きさ 蒼く浮かぶ宇宙 時を超えろ 空を駆けろ この星のため 熱く燃やせ 涙 流せ 明日という日に 仮面ライダー BLACK 仮面ライダー BLACK  黒く光るボディ ハートに血が通う 風が運ぶ歌に気持ちがふと揺れる  支配したがる魔術師(マジシャン)  妖しげな超能力  闘う時は 戦士(ソルジャー) 俺の誇りさ この地球が好きさ 心許した友  永遠に守れ 若さ弾け この愛のため  現在を燃やせ 強く生きろ 今日という日を 仮面ライダー BLACK 仮面ライダー BLACK  信じる奴が 正義(ジャスティス) 真実の王者 夢を見続ける事が 俺のファンタジー 生きることが好きさ 蒼く浮かぶ宇宙 時を超えろ 空を駆けろ この星のため 熱く燃やせ 涙 流せ 明日という日に 仮面ライダー BLACK 仮面ライダー BLACK 
黄昏栗田けんじ栗田けんじ水木れいじ長沢ヒロ川村栄二淋しいわけじゃない ただ海が見たくて ひとり立たずむ 日暮れのベイ・サイド ふいに思い出した おふくろの掌 かわりないだろうね 電話ひとつせず… 風の街で 夢追いつづけ 潮の匂い 忘れかけてたよ 今夜は同じ 月を見て ふるさと想う  忘れたわけじゃない あの白い砂浜 いつもむじゃきに はしゃいだあの頃 今も胸に残る がんばれの一言 みんなすばらしい 俺の仲間達 風よ夢よ 何年過ぎた めぐる季節の 都会の海で ほろ酔いながら 今日もまた ふるさと想う  風よ波よ 母なる海よ 山よ空よ 父なる大地よ 今夜も同じ 夢を見て ふるさと想う  今夜も同じ 夢を見て ふるさと想う
KOBE~抱きしめて朝まで~黒川英二黒川英二さいとう大三美樹克彦川村栄二夜よ このままで 時よ 時よ止まれ 宝石を散りばめた 街の灯り 神戸 髪に触れて 瞳閉じて 全てを昔に戻して 帰ろう 二人 あの日に 離さない 二度と 君を離さない ここで 抱きしめて 朝まで  星よ いつまでも 空に 空に光れ 船が行く 船が来る ハーバーライト 神戸 銀のピアス 銀の指輪 ベージュのコートも ブーツも 昔のままの 君だよ ひとりにはしない 君を泣かしたりしない 抱きしめて 朝まで  涙拭いて 過去を消して あの夜 二人が失くした 二人の夢を探そう 離さない 二度と 君を離さない ここで 抱きしめて 朝まで 抱きしめて 朝まで
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
あなたのそばに桂銀淑桂銀淑渡辺なつみ浜圭介川村栄二全てを捨ててもいいと 思った恋に破れて 抜け殻みたいに 生きてた私 寄り添い歩くことだけ 愛だと信じていたわ 臆病だった  それでも女は 恋を夢見る 男は夢に生きる 人は愛し合う  空より鮮やかに 海よりも深く輝く この胸届く 愛はただひとつだけ あなたのそばにいたい  花の命は短い 星の光りは儚い それでもあなたを 愛していたい ふたりで暮らしていても 全てにわかり合うこと 出来ないけれど  たとえば女は 淋しいカモメ あなたの風の中で 時を渡るから  空より果てしなく 海を越え愛をあなたに 遠くにいても 夢は変わらないから あなたのそばにいたい  それでも女は 恋を夢見る 男は夢に生きる 人は愛し合う  空より鮮やかに 海よりも深く輝く この胸届く 愛はただひとつだけ あなたのそばにいたい あなたのそばにいたい 
あんぶれら桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介川村栄二都会はいつでも悪戯(いたずら)ばかりが満ちて 小指の糸も 時にもつれて たそがれのにわか雨 見知らぬ二人を寄りそわす お困りでしょうとうっかり傘さしかけて 不幸なくじを引いてしまった 運命(うんめい)と思うには あまりにささいな出来事で あなたが濡(ぬ)れて わたしが濡れて どちらの肩も びっしょりと あなたが男 わたしが女 ふとその時に感じてた  レースのカーテン斜めにめくって覗(のぞ)く 季節が春に変わる夜明けを 腹ばいで 吸う煙草 何だか空(むな)しくなりました テラスにひろげた水玉模様の傘が 春一番の風に吹かれて 笑いたくなるように くるくるどこかへ消えました あなたが揺れて わたしが揺れて 出来ごころから まごころへ あなたが男 わたしが女 あの時あの夜(よ) そうでした  晴れてもいない 降ってもいない あなたはここに もういない 晴れてもつらい 降ってもつらい 用なし傘は とんで行け 用なし傘は とんで行け
「Yes」と答えて桂銀淑桂銀淑荒木とよひさ弦哲也川村栄二月に恋するよりも あなたは遠くて 心を掴むなんて 出来ないけれど もしも綺麗な頃に  出逢えていたなら 振りむいて くれたかも 知れない Ah… 一度でいいから 「Yes」と答えて あなたの時間を ほんの少しだけ 真昼の情事に 堕ちていけたら たとえ それが 愛じゃなくても  服を着替えるときに あなたを感じて 鏡に映す姿 抱かれたがってる もしも冗談だって 誘ってくれたら 薔薇のように この素肌 染めるのに Ah… 瞳を見つめて 「Yes」と答えて あなたを欲しがる ことはしないから 真昼の情事に 燃えつくせたら たとえ それが 愛じゃなくても  Ah… 一度でいいから 「Yes」と答えて あなたの時間を ほんの少しだけ 真昼の情事に 堕ちていけたら たとえそれが 愛じゃなくても
昭和最後の秋のこと桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介川村栄二貧しさもつらくない 四畳半にも夢がある 嘘をつかない約束で 肌を寄せあう二人なら  死にましょうか 生きましょうか 生きましょう 生きましょう 互いに巡り会えただけ この世の神に感謝して  昭和最後の秋のこと 雨にうたれる彼岸花 震える愛が 震える愛がまだあった  飢えた日を忘れない 痩せて目だけをひからせた そんな時代の子であれば 心だけでも満たしたい  死にましょうか 生きましょうか 生きましょう 生きましょう 笑える事がある限り 値うちがあると信じつつ  昭和最後の秋のこと 時に晴れ間が広がって 眩しい恋が 眩しい恋がまだあった  昭和最後の秋のこと 山の紅葉に照りはえて 色づく夢が 色づく夢がまだあった 震える愛が 震える愛がまだあった
SWEET MEMORIES桂銀淑桂銀淑松本隆大村雅朗川村栄二なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの  「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 SWEET MEMORIES  あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 SWEET MEMORIES  SWEET MEMORIES
道化の恋桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介川村栄二今がいちばん つらい時 心もからだも ぼろぼろで それをはしゃいで笑わせて 悲しい芸にしてしまう 泣けたらいいね うんと素直に 泣けたら なぐさめられて 抱(いだ)かれて 死ねたらいいね 笑い転げて 死ねたら いっぱい花を飾られて 涙も手品の仕掛けの一つ  過去に何度も 傷ついて 不幸な女に 慣れたから 思いなおして 悪ふざけ 自分を馬鹿にしてしまう 酔えたらいいね みんな忘れて 酔えたら ララバイなんか 聴かされて ウケたらいいね 拍手喝采 ウケたら 踊りも歌も褒められて 悲恋の始末もジョークの一つ  泣けたらいいね うんと素直に 泣けたら なぐさめられて 抱かれて 死ねたらいいね 笑い転げて 死ねたら いっぱい花を 飾られて 涙も手品の仕掛けの一つ
for you.....桂銀淑桂銀淑大津あきら鈴木キサブロー川村栄二涙をふいて あなたの指で 気付いたの はじめて あの頃の私 今日までの日々を 見ててくれたのは あなた  わがままばかりでごめんなさいね 恋人と別れて あなたの部屋で 酔いつぶれてた そんな夜もあった  想い出せば 苦笑いね 淋しさも悲しみも あなたのそばで 溶けていった いつもいつの日も  もしも 逢えずにいたら 歩いてゆけなかったわ 激しくこの愛つかめるなら 離さない 失くさない きっと  あなたが欲しい あなたが欲しい もっと奪って 心を あなたが欲しい あなたが欲しい 愛が すべてが欲しい  もしも傷つけあって 夜明けに泣き疲れても 激しくこの愛見つけた日は 忘れない 失くさない きっと  あなたが欲しい あなたが欲しい もっと奪って 私を あなたが欲しい あなたが欲しい 愛が すべてが欲しい
未来女桂銀淑桂銀淑GROUPE NACASH・日本語詞:大津あきらGROUPE NACASH川村栄二明日への旅は いつの日も 晴れてはいないけれど あなたに 心 つながれて 希望という 空が見えた ゆっくり ゆっくり 誘われ こぼれる涙 溶かされて あなたと歩く毎日に 優しさ 運べたらいいわ 愛は… 愛されて… 愛して 支えるもの 多分 新しい 朝を待って 私は 未来女  あなたの前で あふれ出す 夢なら 追いかけたい 今より 素敵な出来事 二人に 訪れるように ゆっくり ゆっくり 抱かれて 迷った時間(とき)を 奪われて 私を包むぬくもりが 明日に 虹を架けるほど 愛は… 愛されて… 愛して 生きてくもの 多分 悲しみに この手を振り 今日から 未来女  そばにいて そばにいて それだけで 強くなれるわ どこまでも どこまでも 幸せが 旅するように  愛は… 愛されて… 愛して 支えるもの 多分 新しい 朝を待って 私は 未来女  愛は… 愛されて… 愛して 生きてくもの 多分 悲しみに この手を振り 今日から 未来女
モナリザ桂銀淑桂銀淑荒木とよひさ荒木とよひさ川村栄二あなたの色に 塗り変えられた 髪の型も 口紅(ルージュ)の色も 涙で溶かす 絵の具で画いた 悲しいモナリザ 真似をしただけ 男は抱いたら あしたを探し 抱かれた女は 昨日にすがるけど 愛なんて人生の 綺麗ごとの おまけじゃないの 心から出て行って 靴下ひとつ 残さずに  あなたの胸の 理想の女性(ひと)に 近づくために 素顔を隠し 一途な慕(おも)い つなげるために 微笑むモナリザ 真似をしただけ 男は別れて 急いで逃げて 別れた女は 許してしまうけど 愛なんて人生の 夢の中の 破片(かけら)じゃないの 身体から出て行って 想い出ひとつ 残さずに  愛なんて人生の 綺麗ごとの おまけじゃないの 心から出て行って 靴下ひとつ 残さずに 心から出て行って 靴下ひとつ 残さずに
愛つまびらかKenjiroKenjiroリーシャウロン増田空人川村栄二もう 離れたくない 離さないで 逢えないほどに つのる想い 照れながら 目を逸らし 出会った頃の埠頭で 見つめ合えば いまは夜の帳(とばり)  二人をさえぎるもの 壊しても 守りたいこころ いっそこのまま身を投げて 波の藻屑(もくず)で 絡み合えたら…  あ、い、つまびらか あなたが知りたいことは 無口なわたしの中 ずっと あぁ 死ぬほどに愛してる  もう 帰る頃ねと 夕げのしたく その横顔に 寄り添う日々 紡ぎ合う 恋の果て 幸せだけを描いてた ひとつ宿に 影を浮かべながら  あ、い、つまびらか わたしが知りたいことは あなたの瞳の中 いつも あぁ いつまでも抱いていて  あ、い、つまびらか あなたが知りたいことは 無口なわたしの中 ずっと あぁ 死ぬほどに愛してる
大阪レインKenjiroKenjiroみやま清流杉本眞人川村栄二大阪に降る雨は なぜに冷たく この頬にこの胸に この肩に降る せつなさに包(くる)まれて 息を潜め この雨が過ぎるのを じっと待ってる  オーサカ・レイン あなたの愛を オーサカ・レイン 失くした日から 私は歌を忘れた あゝ カナリヤ  薄紅のカーテンを 少し開けたら 泣き濡れたこの部屋と 心に風が 悲しみの片隅で 膝を抱え そんな日の訪れを ひとり待ってる  オーサカ・レイン あなたの愛を オーサカ・レイン 失くした日から 私は笑顔 忘れた あゝ モナリザ  オーサカ・レイン あなたの愛を オーサカ・レイン 失くした日から 私は歌を忘れた あゝ カナリヤ
誰彼花-だかればな-KenjiroKenjiroリーシャウロン増田空人川村栄二ほんのあやまち あなたにしてみれば… こんな思い出飾り きっと笑うでしょう 蘭の香りに 包まれた部屋には 吐息 ささやき化粧 そっと ただようだけ あの日 通り過ぎたあなた 誰ですか 教えて 幾千の花を 束ねたまま ひとつの嘘もつけないで 高鳴る胸の中 もう一度 目を閉じてみたい  ほんのやすらぎ わたしにしてみれば… こんな母親模様 無理にほどくのね 胸に 立ちどまるあなた 愛ですか 答えて 幾千の明日を 信じたまま ひとりを忘れられないで 涼やかな瞳に もう一度 火を繰べてみたい  幾千の星を 宿したまま ひとつの夜を探したの 冷たいあの背中 もう一度 爪 立ててみたい  もう一度 爪 立ててみたい
バーボンソーダKenjiroKenjiro円香乃杉本眞人川村栄二バーボンソーダが 苦いのは 鳴らない電話のせいね かと言って 帰れもせずに 一人の夜を もてあます ありふれた幸せを 欲しがった 私 偽りのくちづけを くれたのは あなた それだけのことなのに あぁ…今夜は 待つのが つらい  バーボンソーダが 好きなのは あなたが飲んでたせいね 夢ひとつ 見させて消える グラスの中の 泡みたい この恋が運命(さだめ)だと 信じてた 私 初めから遊びだと 割り切った あなた それだけのことなのに あぁ…今夜は 明日が 欲しい  ありふれた幸せを 欲しがった 私 偽りのくちづけを くれたのは あなた それだけのことなのに あぁ…今夜は 待つのが つらい
冬恋かなしGOLD LYLICKenjiroGOLD LYLICKenjiroリーシャウロン小田純平川村栄二指の痛みに 慣れたよな つらら遊びは せつなくて キツいお酒を心(むね)に抱き 一人ホロホロ 流し込む ああ このぬくもりは あなたのあなたの接吻(くちづけ)に似て 今夜もたどりつくだけの 冬恋かなし とまり木よ おねがいママさん もう一杯(ひとつ)  ここにあなたが いるのなら 歌のひとつや ふたつなど きっと陽気に なぞるのに 悲恋(ひれん)みれんをリクエスト ああ このなぐさめは いつかのいつかのやさしさに似て こんなに憎む気持ちさえ 凍える路地に 消えてゆく おねがい誰か もう一曲(ひとつ)  ああ この空間(ひととき)は あなたのあなたの胸元に似て 今夜もしがみつくだけの 冬恋かなし とまり木よ おねがいママさん 看板(ラスト)まで  おねがいママさん もう一杯…
迷子研ナオコ研ナオコ高橋睦子都志見隆川村栄二見えすいた嘘をついたら あんたはあきれて 私を捨てるだろうか 男と女 きれいな別れじゃ 未練が残る  ああ いっそのこと 2人で死のうと 言ってみようか 好きな女の 出来た男と そんな男を あきらめた女が 別れの場面 探してる  さよならの一言だけで  別れられるなら どんなに気楽だろうか 男と女 胸の奥にまだ  やさしさがある ああ いっそのこと やり直そうと 言ってみようか 女の暮らし 気づかう男と 男の幸せ 願う女が 別れられずに 立ちどまる  想い出をたどってみたら  激しく切なく 心をもてあますだけ 男と女 どこまで行っても 愛が終わらない ああ いっそのこと 愛想づかしを 言ってみようか 女の嘘を 信じた男と そんな男を 許した女が 迷子のように 泣いている  ああ いっそのこと 2人で死のうと 言ってみようか 好きな女の 出来た男と そんな男を あきらめた女が 別れの場面 探してる
ごむたいな香西かおり香西かおり秋元康後藤次利川村栄二昨日の夢は月のように 夜が明ければ 消える 残った愛しさは  いつになれば 消える  女の想いは 燃え尽きるまで  いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな  心の中は月も見えず 深い闇だけ 続く 信じたその道は 愛の崖に続く  女の一途は 命 賭けるほど  生きる意味がないわ ねえ 私 二度と 愛せないならば 生きる意味がないわ 明日から あなたなしは ごむたいな  いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは  ごむたいな ごむたいな
捨てられた猫のように香西かおり香西かおり秋元康後藤次利川村栄二止まない雨 窓が泣いている ひとりの夜は 長い沈黙 淋しすぎて テレビをつけても 余計 自分がみじめになるの  捨てられた猫は 鳴きもせず 街を彷徨って あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず どこか 身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ  鳴らないベル 電話の近くで なつかしい声 今も 待ってる 人は 誰も 恋が終わる時 自分 一人が不幸と思う  捨てられた猫は 悔いもなく そこを 旅立って あぁ 捨てられた猫は 悔いもなく すべて 忘れて 新しい恋人の きっと 夢を見る  捨てられた猫は 鳴きもせず 街を彷徨って あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず どこか 身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ  その運命 恨まずに そっと 眠るだけ
花挽歌香西かおり香西かおり市川睦月三木たかし川村栄二夜明けの枕に 聞こえます 三月 桜の ため息が みじかい苦しい 命なら あなたの吐息で 散らせたい しあわせが どこかへ逃げて行く 春の夢が そこまで 来てるのに  泪の向こうに にじみます 八月 螢の さよならが 愛する嬉しさ さびしさも あなたが教えて くれました しあわせは 帰ってこないのね 秋の川に ぬけがら 流します  愛の日よ 明日は風になり 空の果てを さすらえ あてもなく
夢のかたみに小林旭小林旭阿久悠鈴木キサブロー川村栄二恋は近頃 流行らないから 本気になるのは およしなさい 傷はなかなか なおらないから 痛みのなかばで 身を退きましょう  夢のかたみに 言葉ひとつを ここに残して 背中を向ける これもすべてが あなたのためよ あなたのしあわせ 願うから  純な心は 返せないから きれいに見るのはおやめなさい 未練心は 邪魔になるから ひと泣きしたなら 旅立ちましょう  夢のかたみに 涙まじりの 青いインクの 手紙を残す 三日三晩は 恨んでごらん 四日の朝には 笑うから  夢のかたみに 涙まじりの 青いインクの 手紙を残す 三日三晩は 恨んでごらん 四日の朝には 笑うから
いとしいとしというこころ小林旭・浅丘ルリ子小林旭・浅丘ルリ子阿久悠鈴木キサブロー川村栄二ほろ酔い美人 気取ってみたけれど 背中が寒い もたれて眠る あなたがいないから 酔いきれない  みじかい夢の中 ひとこと話してよ ただ いとしいと わたしも答えましょう ほろほろ 泣きながら ただ いとしいと  ピアスが邪魔に なりそうな気がして いつでもはずす 悲しい癖が 今でも残されて ためいきつく  愛より恋より 聞きたいことがある ただ いとしいと わたしに云わせてよ 寝顔を見つめつつ ただ いとしいと  明るいひとと 云われているけれど 表の顔ね ひとりの部屋で 夜更けを待つ時間 耐えられない  みじかい夢の中 ひとこと話してよ ただ いとしいと わたしも答えましょう ほろほろ 泣きながら ただ いとしいと
いそしぎ小林幸子小林幸子吉岡治弦哲也川村栄二泣かせて 少しだけ あとはお酒にまかせます かなしみ笑いに わたしなれてる 都会のいそしぎ ああ 馬鹿ですネ 抱かれりゃ 愛だとすぐ信じ ああ 馬鹿ですネ 別れりゃ ピーピーすぐ泣いて それでも 空を飛びたがる 哀しい いそしぎ  忘れて いい加減 二度や三度の恋じゃなし ひとりが似合いの ガラス細工の 都会のいそしぎ ああ 馬鹿ですネ 抱かれりゃ 女がさむざむと ああ 馬鹿ですネ 生きてることさえ 忘れそう あなたの空を 恋しがる 愛しい いそしぎ  ああ 馬鹿ですネ 抱かれりゃ 愛だとすぐ信じ ああ 馬鹿ですネ 別れりゃ ピーピーすぐ泣いて それでも 空を飛びたがる 哀しい いそしぎ
道化師のボレロ小林幸子小林幸子木下龍太郎弦哲也川村栄二ブランコ乗りの 花形スターに サーカス一座の 道化師(ピエロ)が恋をした テントの空を 一緒に飛びたくて 登ってみたけど 飛ぶに飛べない だって 道化師(ピエロ)は高所恐怖症 足がすくんで 動けない 山高帽に 燕尾服 ペット片手に歌う ボレロ ボレロ ボレロ 道化師(ピエロ)のボレロ ボレロ ボレロ ボレロ 道化師(ピエロ)のボレロ  あの娘といつか ダンスパーティーに その日の姿を 道化師(ピエロ)は夢に見る ジンタの曲に ひとり乗りながら ステップ踏んでも 絵にはならない だって道化師(ピエロ)の 靴は破れ靴 タップダンスは 踊れない 素通し眼鏡に 赤い鼻 月の光に歌う ボレロ ボレロ ボレロ 道化師(ピエロ)のボレロ ボレロ ボレロ ボレロ 道化師(ピエロ)のボレロ  笑いを他人(ひと)に 振りまくけれど 涙が詰った 道化師(ピエロ)の胸ン中 町から町へ 一緒に旅しても 心の想いを 伝え切れない だって道化師(ピエロ)は いつもおどけ役 愛の言葉は 似合わない ダボダボシャツに 吊りズボン 破れテントで歌う ボレロ ボレロ ボレロ 道化師(ピエロ)のボレロ ボレロ ボレロ ボレロ 道化師(ピエロ)のボレロ…
風船コロッケコロッケ荒木とよひさ近江孝彦川村栄二もしも この世が 厭になったら 死んだふりすりゃ 涙も出ない ずるい男と 尽くす女が 赤い風船 飛ばしただけさ あんたなんか あんたなんか どこでも行きな わたしよりも 綺麗だった 誰かのとこへ行きな たかが恋さ 人生を 捨ててしまうなんて また 赤い風船を 飛ばせばいいさ  時が 過ぎれば 雲のむこうへ 今がつらけりゃ 酔ってりゃいいさ 逃げる野郎(おとこ)と すがる女は 三文芝居の 絵にもならない あんたなんか あんたなんか どこでも行きな わたしよりも 可愛いかった 誰かのとこへ行きな みんな夢さ 明日を 捨ててしまうなんて また 赤い風船を 飛ばせばいいさ  たかが恋さ 人生を 捨ててしまうなんて また 赤い風船を 飛ばせばいいさ また 赤い風船を 飛ばせばいいさ
昭和最後の秋のこと五条哲也五条哲也阿久悠浜圭介川村栄二貧しさもつらくない 四畳半にも夢がある 嘘をつかない約束で 肌を寄せあう二人なら 死にましょうか 生きましょうか 生きましょう 生きましょう 互いに巡り会えただけ この世の神に感謝して 昭和最後の秋のこと 雨にうたれる彼岸花 震える愛が 震える愛がまだあった  飢えた日を忘れない 痩せて目だけを光らせた そんな時代の子であれば 心だけでも満たしたい 死にましょうか 生きましょうか 生きましょう 生きましょう 笑える事がある限り 値うちがあると信じつつ 昭和最後の秋のこと 時に晴れ間が広がって 眩しい恋が 眩しい恋がまだあった  昭和最後の秋のこと 山の紅葉に照り映えて 色づく夢が 色づく夢がまだあった 震える愛が 震える愛がまだあった
愛に燃えて伍代夏子伍代夏子吉岡治浜圭介川村栄二この恋は 一生一度の恋なのに ひと冬も ふたり越せない冬花火 ガラクタの はぐれ町 祭のあとの ふしあわせ 嘘でも燃えりゃ 夢になる 燃えて燃えて ひたすら燃えて あなたの胸で 眠りたい 抱いて抱かれて 燃えつきて あなたの隣りで 眠りたい  この傷は 忘れられても忘れない 逢いたくて 風の音にも身が細る しあわせの 万華鏡 面影ばかり 追いかける 旅人なんて 言わせない 泣いて泣いて 泣くだけ泣いて あなたの胸で 眠りたい 抱いて抱かれて 燃えつきて あなたの隣りで 眠りたい  ガラクタの はぐれ町 祭のあとの ふしあわせ 嘘でも燃えりゃ 夢になる 燃えて燃えて ひたすら燃えて あなたの胸で 眠りたい 抱いて抱かれて 燃えつきて あなたの隣りで 眠りたい
アゲイン西郷輝彦西郷輝彦荒木とよひさ柴田遊川村栄二悲しい慕いを 続けていても あなたの他には 愛せない 心を取り出す ことが出来たら こんな 痛みはしない  あなたの 青空を 私が飛べたなら 未来の どこかに たどり着けるけど 泣き出すほどに 若くはないと ひとりいい聞かせ  嫌いになれたら 苦しまないで あなたを 誰かに 手わたせる 優しくされてた 小さなことも みんな あきらめられる  涙は 想い出と不幸が 好きだけど このまま 隣に いまは 置いていて 悲しい顔は 綺麗じゃないと ひとりうつむいて  あなたの 青空を 私が飛べたなら 未来の どこかに たどり着けるけど 泣き出すほどに 若くはないと ひとりいい聞かせ  泣き出すほどに 若くはないと ひとりいい聞かせ
Long Long ago,20th Century坂井紀雄坂井紀雄阿木燿子宇崎竜童川村栄二緑なす大地 四季折り折りの花 白い砂浜と 可憐なさくら貝 まだ人の胸に ぬくもりがあって まだ海の色が コバルトの時代 古き良さ時 Long Long ago, 20th Century  自然の恵みが 人と街をつなぎ 繋る街路樹と そびえる摩天楼 まだ男達が 自由に憧れ まだ女達は 優しさの時代 懐かしい時 Long Long ago, 20th Century  緑なす大地 四季折り折りの花 白い砂浜と 可憐なさくら貝  
プロ・ポーズ榊原郁恵榊原郁恵ダ・カーポダ・カーポ川村栄二恋することは 夢とうつつを +(たし)て−(ひい)て×(かけ)てみても 割り切れぬできごと  素敵な恋をする夢が 見事にこわれたその訳は 私を海に誘っておいて 口数少ないあなたのせい 春もうららな干網浜は 二人ぼっちの胸さわぎ  足の長さがいまひとつ 加えてルックスいまふたつ 貯金 月給にいたっては 望みのレベルにいまここのつ あなたを好きになるなんて 予定はずれのスケジュール  恋することは 夢とうつつを +(たし)て−(ひい)て×(かけ)てみても 割り切れぬできごと  僕が持っているものといえば 今も元気なおやじとおふくろ 持ってないものといえば たくさんあるけど… だけど君を幸せにしてみせるよ だいじょうぶだよ  しどろもどろのプロポーズ あなたは入れ込み せきこんで あの その だから 実は つまり 早い話が 愛してます 空はからりと晴れてるのに 私のまつ毛に 天気雨  せんさいムードがいまひとつ さりとて野性味いまふたつ 私が夢に描いてた 恋のプロセスいまここのつ だけどあなたの真実は かけがえのない愛です  恋することは 夢とうつつを +(たし)て−(ひい)て×(かけ)てみても 割り切れぬできごと  ララララ…… ララララ…… そうよ あなたを愛してしまった 私こそ…… いまひとつ
もうひとりの女友達代表榊原郁恵榊原郁恵ダ・カーポダ・カーポ川村栄二今日の良き日に 友達として ふたこと みこと 申し述べます ぬけがけをした その罰として 白いブーケは 私に投げて  至らぬとこは 惚れた弱みで 許してあげて 花婿さん(○○さん) 掃除 洗濯 人並みだけど 得意なグルメは 冷や奴  今日はおめでとう 本当におめでとう 愛さえあれば 怖くはないけど 手荒れにめげず やりくりに励み きっと立派な 妻となってね  夫婦げんかを 持ちこまれたら 叱ってください 仲人さん 今日の涙を 忘れちゃいけない ついでに お盆と暮れのあいさつも  そっとほほえむ お母さん 泣きじゃくってる お父さん 今日から淋しく させるかわりに 早く赤ちゃん 抱かせてあげてね  姑 小姑 恐れるものぞ 子供はかすがい 親戚の輪ッ!です 汗と涙と オムツにまみれて きっと立派な 母となってね  今日はおめでとう 本当におめでとう ふたりの為に 皆様ありがとう この席を借りて 最後にひとこと どうぞよろしく ふたりの愛を  ラララ… ついでによろしく…この私も…
女友達代表榊原郁恵榊原郁恵ダ・カーポダ・カーポ川村栄二本日はとてもお日柄もよく 本当におめでとう あなたが言ってた理想の人と ほど遠いけど どこで妥協したのか どこにしびれちゃったのか どちらが早まったのか 知らないけど  美人番付じゃ私の方が ふたつも上で お見合いの数はあなたが確か みっつ多くて あなたがいたから 安心してたのに うっかり油断してまた 待つの席  花嫁レースにちょっと出おくれて (せいいっぱい) 今日はあなたの友人代表 (まけおしみ) 私今は眠れる森の美女 だけどいつか ウエディングベル  結婚ばかりが 女にとって 幸せではないと なにさ同盟の ジャンヌダルクは そもそもあなただった 結婚なんて なにさ 男なんて なにさ そう叫んでたあなたが……なにさ!  学生時代の仲間が並ぶ このテーブルは 花嫁候補のライバル同士 火花ちらして お先にどうぞの笑顔はポーズよ 昨日(きのう)の友は 今日の敵  花嫁レースにちょっと出おくれて (しゃくだけど) 今日はあなたの友人代表 (あせっちゃう) 私今は披露宴のマドンナ だけどいつか ウエディングベル  スピーチは短かめが いいけれど どうか言わせて これだけは 今日のあなたは 誰よりも どんな時より きれいです どんな時より きれいです
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
うりずんの頃坂本冬美坂本冬美永井龍雲永井龍雲川村栄二恋破れ 夢破れ 今宵もまた涙 目を閉じて 思い出す 赤花(あかばな) 青い空 島の 無垢鳥(むくどり)に 大和(やまと)の水苦く 帰りたい 故郷(ふるさと)は今 うりずんの頃  母恋し 筆便(ふでだよ)り 潮(しお)の香 仄薫(ほのかお)る 小包(つつみ)開け 懐かしい 手作り 油菓子 南風(はえ)よ 涼やかに 小さき老人(おい)の背に 帰りたい 故郷(ふるさと)は今 うりずんの頃  若夏の 初初し 緑葉 胸を打つ 辛くても 生きて行く 宝のこの命 響け 美海(ちゅらうみ)に 三線(さんしん) 大らかに 帰りたい 故郷(ふるさと)は今 うりずんの頃  帰りたい 故郷(ふるさと)は今 うりずんの頃
恋花坂本冬美坂本冬美荒木とよひさ弦哲也川村栄二花は誰の為に ひとりで咲くの 悲しいことも 悩んだことも あったはずなのに 上手な恋を羨(うらや)まず 青空だけを見上げずに わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい  花は生きることを 選びはしない 綺麗なときの 儚ない身体 見つめられるだけ 心の奥の淋しさも 短い生命の切なさも わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 未来も過去も捨てるほど 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生きてることから 解放(ときはな)されて  咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい
百夜行坂本冬美坂本冬美荒木とよひさ弦哲也川村栄二この世のむこうの そのむこう 落ち合いますか 死にますか 抱かれても…抱かれても… 燃え尽き果てない 身体なら 殺してください この生命 百年の恋なんて 逃げる男の綺麗ごと 女は心に鬼がいる 抑え切れない鬼がいる  千尋(ちひろ)の海なら 捨て小舟 身を投げますか 抱きますか 波が来る…波が来る… 乳房の奥まで 背中まで 静めてください この素肌 現世(うつせみ)の夢だけで たとえ契りを宿しても 女に棲みつく鬼がいる 泣いて暴れる鬼がいる  百年の恋なんて 逃げる男の綺麗ごと 女は心に鬼がいる 抑え切れない鬼がいる
秘恋~松五郎の恋~坂本冬美坂本冬美たかたかし岡千秋川村栄二小春日和の 愛縁坂を 今年もあなたに 逢いたくて 日傘をさしていそいそと 寺詣り 姓は富島 名は松五郎 実らぬ恋を 胸に秘め 黙ってわたしを あゝささえてくれた人  秘めた想いは わたしもおなじ 許されぬ夢と あきらめて 心に鍵をかけたまま あの夏の ふたり眺めた 海峡花火 あなたの情(こころ) 知りながら 女になれない あゝこの身がつらかった  白い蝶々が お墓のまえに どこから来たのか ひらひらと 手向けた花に愛しげに まといつく きっとあなたね 松五郎さんね わたしの胸に とまってよ この世で叶わぬ あゝ想いをとげましょう ―とげましょう
哀愁流転桜井くみ子桜井くみ子麻こよみ弦哲也川村栄二弱い女は 流される 世間の川の 冷たさよ どこにあるのよ どこにあるのよ 私の幸せは 肩でため息 寂しさに 心震える 裏通り  肩に寄り添い ふたりして 夜更けに聴いた 雨の音 なぜに逃げるの なぜに逃げるの 私の幸せは 過ぎた昔を 悔やんでも つらいだけです ひとり酒  指の形も 声までも この頃母に 似てきたわ いつになるのよ いつになるのよ 私の幸せは ひとりうたた寝 寒すぎて 夢を抱きます 裏通り
海宿桜井くみ子桜井くみ子原文彦弦哲也川村栄二如月(きさらぎ)の旅路は 骨まで寒い それより心は まだ寒く 二階の窓から いか釣り船を ながめる瞳が 凍ります 後ろ指から 逃げてきた わたしは生気地(いくじ) なしですか なみだが なみだが 雪になる ここは北国 ひとり海宿  愛し合う加減が おんなは下手で ましてや運命(さだめ)の ある恋は 書いてはちぎった 手紙を飛ばし かもめのようだと 遊んでる だけど心は 泣きじゃくり あなたの姿 追うばかり 未練が 未練が 雪になる ここは北国 ひとり海宿  好きなあなたを 捨ててきた わたしは愚か者ですか なみだが なみだが 雪になる ここは北国 ひとり海宿
風に咲け桜井くみ子桜井くみ子里村龍一北原じゅん川村栄二渡り鳥さえ 千里の空で 生きていりゃこそ また逢える 負けないよって 思うたび こころに故郷の 母の顔 ヤーレヤーレ ヤンレサァヨー いのち我慢の 風に咲け  つらい時ほど 信じる人が ひとり何処かに いればいい 切ないねって 泣ける夜(よ)は 東京タワーを 見ています ヤーレヤーレ ヤンレサァヨー いつか私も 風に咲け  路地の花さえ 命の限り 耐えて咲いてる 雨の中 やるんだよって 行く時は しあわせあとから ついてくる ヤーレヤーレ ヤンレサァヨー 夢の蕾よ 風に咲け  風に咲け
しあわせ招き酒桜井くみ子桜井くみ子原文彦弦哲也川村栄二運のいい日も わるい日も 生きてなんぼの 人生だもの 何をくよくよ ねぇ あんた たまにゃふたりで つぶれましょうか おいでおいでよ この手にとまれ しあわせ しあわせ招き酒  捨てる神ありゃ 拾う神 それがこの世の 成り立ちだから さじを投げるにゃ まだはやい あんたこのまま 頑張りましょう おいでおいでよ あんたにとまれ しあわせ しあわせ招き酒  きのう吹いてた 北風も やがて変わるわ 南の風に 無理はよしましょ 待ちましょう ちから水です 今夜のお酒 おいでおいでよ ふたりにとまれ しあわせ しあわせ招き酒
涙は誰のせい佐々木清次佐々木清次及川眠子坂本洋川村栄二明かり消えてる 部屋にひとり帰る こみあげる淋しさに そっと瞳そらして 未来の見えない 愛を友達には 仕事が忙しいと 言い訳している 幸せへの約束は 今夜もはぐらかされて また抱かれる だけで終わった やっと逢えたのに  知らず知らずこぼれてる 涙は誰のせい 二年の月日だけ ただ 流れて 知らず知らずこの胸を 埋めてた悲しみは 私を待たせてる あの人のせい  無理をするなと ぽつり私に言う 明日も早いからと タクシー止めた時 暮らしすべてを 背負う気もないくせに 優しいぶんだけそう 男はずるいね 何を期待しているの 私も普通の女 誰かの手に 守られてたい 答をきかせて  迷い迷いきたけれど 涙は誰のせい 重荷になってるの この 想いは 迷い迷いサヨナラを 告げようとしたけど ひとりになることは もっと怖くて 幸せへの約束は 今夜もはぐらかされて また抱かれる だけで終わった やっと逢えたのに  知らず知らずこぼれてる 涙は誰のせい 二年の月日だけ ただ 流れて 知らず知らずこの胸を 埋めてた悲しみは 私を待たせてる あの人のせい  私を待たせてる あの人のせい
男の駅舎里見浩太朗里見浩太朗荒木とよひさ弦哲也川村栄二酒よふたりの 旅路(たび)ならば 遠い昔か 想い出か 夢に背いた 若き日の 今もそこには あの駅舎(えき)が 男の胸に 男の胸に あゝあの駅舎(えき)が  酒よ汽笛が 沁(し)みる夜は 別れ涙か 純情か 詫びる心に ともし灯の 今もそこには あの駅舎(えき)が 面影ゆれる 面影ゆれる あゝあの駅舎(えき)が  酒よ人生 秋半ば 肩の寒さか 儚さか ひとり語りの 夜更けにも 今もそこには あの駅舎(えき)が グラスの底に グラスの底に あゝあの駅舎(えき)が
男の駅舎~セリフ入りスペシャルバージョン~里見浩太朗里見浩太朗荒木とよひさ弦哲也川村栄二遠い昔のことさ 今でもはっきり覚えているよ 駅舎(えき)に降る雪の白さも 君の涙の横顔も そう、そう、 遠い昔のことさ…  酒よふたりの 旅路(たび)ならば 遠い昔か 想い出か 夢に背いた 若き日の 今もそこには あの駅舎(えき)が 男の胸に 男の胸に あゝあの駅舎(えき)が  酒よ汽笛が 沁(し)みる夜は 別れ涙か 純情か 詫びる心に ともし灯の 今もそこには あの駅舎(えき)が 面影ゆれる 面影ゆれる あゝあの駅舎(えき)が  酒よ人生 秋半ば 肩の寒さか 儚さか ひとり語りの 夜更けにも 今もそこには あの駅舎(えき)が グラスの底に グラスの底に あゝあの駅舎(えき)が
母を慕いて里見浩太朗里見浩太朗荒木とよひさ堀内孝雄川村栄二人生の終り 少しは見えて 旅立ちの用意 考えるけど 母と落ち合う 雲の上なら 未練ひとつも 心にはない 笑って下さい 優しい笑顔で 男の生き方 がんばり通したと 本当は弱虫 本当は泣き虫 今すぐあなたに 逢いに行きたい  もしも次の世が 何処(どこ)かにあれば もう一度宿して 生んで下さい 親孝行の 真似さえ出来ず 自分勝手で 甘えたままで 叱って下さい 子供のように 恋しい慕(おも)いが 涙を誘うから 本当は切ない 本当は淋しい 今すぐあなたに 逢いに行きたい  笑って下さい 優しい笑顔で 男の生き方 がんばり通したと 本当は弱虫 本当は泣き虫 今すぐあなたに 逢いに行きたい 今すぐあなたに 逢いに行きたい
流星~いにしえの夜空へ~里見浩太朗里見浩太朗荒木とよひさ弦哲也川村栄二生きてきた証(あか)しを 誰かに語るより 我が懐(むね)に問いかけて 酒を酌(く)むがいい 残り火の生命(いのち)が 燃え尽き消えるなら それも良し 逝(ゆ)くも良し 潔(いさぎよ)いならば 嗚呼…星よ散れ 静かなる男のままで 悠久の時の中の 夢を惜しむより 嗚呼…星よ散れ 悔いのない生涯(じんせい)ならば 春浅き 夜明け前の それも流れ星  寂しさに背をむけ 何かを悟るより 老いてゆく楽しさを そばに置くがいい 愛おしき彼(か)の女(ひと) 手枕にするのなら それも良し 抱くも良し 秘め事であれば 嗚呼…星よ散れ 静かなる男のままで 移りゆく花の彩(いろ)に 慕(おも)い残すより 嗚呼…星よ散れ ひと糸(すじ)の尾を引きながら 秋深き 西の夜空(そら)へ それも流れ星 また一(ひと)つ 西の夜空へ それも流れ星
愛した分だけ憎めたら沢井明沢井明紙中礼子沢井あきら川村栄二哀しくないのに 泣けてくるのは 雨降る夜のせい 逢えない言い訳 信じていれば 夢は今も続く 愛に焦がれて じらされて 淋しさばかり くれた人 愛した分だけ 憎めたら 忘れ上手に なれるのに 忘れられない 優しい 嘘ばかり…  毛布代わりに あたためあった それなら おあいこね あやまらないでよ 想い出までも よけい みじめになる 人目ひくほど 美人(きれい)なら 心の合鍵 もらえたの 愛した分だけ 憎めたら たとえ昨日の 余白でも しあわせすぎた 落書き 残すのに…  いつかあなたが この恋を 振り向く時が くるでしょう 愛した分だけ 憎めたら 傷もつかない いい女 演じてみたい 後悔させたくて…
さくらよ…沢井明沢井明上坂基之辻本晴夫川村栄二季節外れの 雪が降る 五分まで咲いた さくらの花に 見上げりゃ空も 泣いていた さくらよ… 春のあらしに 背いて咲けよ それがおまえの 約束だから さくら さくらよ 咲くなら咲けよ どうせ 咲くなら ハデに咲け  おまえが逝った 散り際は 薄紅色に あたりを染めて 昇る朝日に 包まれた さくらよ… 春のあらしに 背いて咲けよ それがおまえの 生きてた証し さくら さくらよ 咲くなら咲けよ どうせ 散るなら ハデに咲け  さくらよ… 春のあらしに 背いて咲けよ それがおまえの 約束だから さくら さくらよ 咲くなら咲けよ どうせ 咲くなら ハデに咲け  どうせ 咲くなら ハデに咲け
通りすがりの大阪で沢井明沢井明喜多條忠美樹克彦川村栄二ワイングラスに 涙が落ちて 酔えば酔うほど こころが寒い 御堂筋から 戎橋(えびすばし) 通りすがりの人がみな 通りすがりに笑ってく 雨の大阪 なみだ町  夜の蝶々が 羽まで濡れて 足も取られて 転んで泣いた 堺筋から 周防町 通りすがりの恋をして 尽くすたんびに 泣きを見た 雨の大阪 せつな町  赤いネオンも 途切れるあたり 仕舞い屋台で 冷や酒飲めば 鰻谷(うなぎだに)から 松屋町(まっちゃまち) 通りすがりの人がみな 逃げた男によく似てる 雨の大阪 他人町  他人町
無口なバーテン沢井明沢井明喜多條忠沢井あきら川村栄二二間(にけん)つづきの カウンター 一番奥に 行きたがる 女は謎を 秘めている 器量良しだが どことなく しあわせだけが そっぽ向く それっくらいは わかります バーテン泣かせの 女(ひと)だから  高いお酒を キープして そのつど女 変わる奴 家では尻に 敷かれてる デカイ話に すぐ乗って いつでもすぐに 火の車 それっくらいは わかります バーテン暮らしも 長いから  夜の世界の 裏側は 涙と酒の 二本立て 今夜もひとり 止まり木で 静かに酒を 飲む人も こころはきっと 泣いてます それっくらいは わかります バーテン無口が 仕事です  バーテン無口が 仕事です
歌姫沢田美紀沢田美紀荒木とよひさ都志見隆川村栄二抱かれたあとのため息は 得したような 損したような 林檎をひとつもらったような ピアスをひとつ失くしたような  ああ… それも恋 あれも恋 みんな恋 あなたに染まって 染められて 好きと嫌いと 嫌いと好きが わたしの中で行ったり来たり… ああ 不思議  別れたあとの静けさは 平和なような 淋しいような シャボンをひとつ 飛ばしたような 薔薇をひとつ 枯らしたような ああ… それも幻 あれも幻 みんな幻 あなたに触れて 触れられて 身体と心 心と身体が わたしの中で行ったり来たり… ああ 不思議  ああ… それも恋 あれも恋 みんな恋 あなたに染まって 染められて 好きと嫌いと 嫌いと好きが わたしの中で行ったり来たり… ああ 不思議  ああ 不思議
風のみち島倉千代子島倉千代子杉紀彦浜圭介川村栄二落ち葉のいたみ 知りすぎたけど 風に吹かれて 帰りたい いろんな事が ありすぎたから 風と一緒に 帰りたい 愛して泣いた あの秋へ きれいな別れ 確かめに… あゝ人の世は 風のみち 行きつく先は 遠くても  心のつらら 重すぎるけど 風に吹かれて 帰りたい 冬から春へ 花をたずねて 風と一緒に 帰りたい 眠れず泣いた あの頃へ こんどは夢を みるために… あゝ人の世は 風のみち 行きつく先は 遠くても  愛して泣いた あの秋へ きれいな別れ 確かめに… あゝ人の世は 風のみち 行きつく先は 遠くても
歌路遥かに島津亜矢島津亜矢小椋佳小椋佳川村栄二歌なんて 無くていいもの 無くても人は 病んだりしない けれども歌は 悲しみを慰め あるいは歌で 喜びが膨らむ 歌の一つで 心 洗われたりも しませんか 歌の一つで 命 救われたりも しませんか  歌なんて 辛い別れの 時一コマも 巻き戻せない けれども歌で 寂しさは薄らぎ あるいは歌で 空しさも和らぐ 歌の一つに まこと 尽くす想いで いるのです 歌の一つに わたし 真心込めて いるのです  私の証し あなたのために 歌いたい 歌っていたい 歌路遥かに 歌路遥かに  私の証し あなたのために 歌いたい 歌っていたい 歌路遥かに 歌路遥かに
錦秋譜島津亜矢島津亜矢森坂とも杉本眞人川村栄二色づく紅葉(もみじ)の千代紙が 立派な表紙絵も 過ぎ去る月日のまにまに 褪せた日記帳 私が生まれた朝から 柔らかな文字で 欠かさず五年綴られた 育児の記録です お見通しですね お母さん 母を知らずに母になり とまどう娘を 助け舟 千のメッセージ こんなに愛されて いたんだと 私は親として 何を残せるか そばで見ていて くれますか いつも朧(おぼろ)げな 母の横顔が くっきり微笑んだ  疲れて寝た子のあったかさ 抱(いだ)けば思い出す やさしく広い膝の上 ふりそそぐ木漏れ日 頬っぺと頬っぺをくっつけて 暮れてゆく景色 あなたといつか見たような そんな気がします 不思議なものです お母さん 子供時代をもう一度 生きているようで ぬくもりに 逢いたくなったら 日記を辿(たど)ります 何度でも 笑顔は宝もの 失くさないでねと 声が聞こえる 風の中 短い縁(えん)でも あなたの娘に 生まれてよかった  そうねわかります お母さん 我が子を想い手をあげる 手のひらの痛み 真っすぐに 育って欲しい 泣く子を涙ごと 抱きしめた 私は親として 何を残せるか ずっと見ていて くれますか あなたの分まで 全てをかけて 愛を綴りたい
白木蓮島津亜矢島津亜矢ちあき哲也杉本眞人川村栄二新宿発の 特急あずさ 独(ひと)り下りれば 木蓮の蕾(つぼみ)が仄(ほの)かに 香り出す頃… お寺へつづく 花輪の列の 数の多さが 故郷(ふるさと)に尽くしたあなたを 悼(いた)む声です… 驚かないでください 音沙汰なしの私が来て 父は娘が苦手だった 娘は父を鬼と恐れた 愛など疎(おろ)か 終日(ひもすがら)、刃(やいば)を胸に 息もできない 親子でしたね 手を合わす やすらかであれ 相性(あいしょう)だけは 仕方ない 葬(おく)らせてくれて 葬(おく)らせてくれて ありがとう  敷居は二度と 跨(また)がせないと たたき返した 東京のお盆の土産は 土間で砕けた… 不肖の子です 不孝はしても いいえ、言えます 人として恥ずべきことなど しては来ないと… 謝ったりはしません あなたを怨むつもりもない やっと家族が久しぶりに まさかの席で顔を揃えて 一言(ひとこと)、母が 「父さんのお引き合わせ」と そんな気もして 兄の瞳(め)を見た 私、また 打(ぶ)たれるでしょう 子供が一人 いる人と 入籍の届け 入籍の届け 出しました  人間に 輪廻があれば 鬼なら鬼の ままでいい 次の世も父と娘(こ)で 次の世も父と娘(こ)で 出遭ってくれますか……
花として 人として島津亜矢島津亜矢たかたかし杉本眞人川村栄二人の子は なぜ泣きながら この地球(ほし)に 生まれてくるの 人生は悲しみおおい ものだとしても 川の流れは きれいか 森の緑は すこやかか 花として きみの涙に 花のこころ飾りたい 人として しあわせな花 きれいなままで いつの日か 咲かせてあげたい  人は行く この目に見えぬ ひとすじの 遥かな道 生きてゆくことに時には 途方に暮れて 雲は流れて 何処(いずこ)へ 時はかけ足 影もなく 花として 一期一会の 花のいのち飾りたい 人として 愛を一輪 未来のきみに さりげなく 咲かせてあげたい  花として きみの涙に 花のこころ飾りたい 人として しあわせな花 きれいなままで いつの日か 咲かせてあげたい
夢見鳥島津亜矢島津亜矢永井龍雲永井龍雲川村栄二ホームを流れて 行くは終列車 誰もが笑顔で 乗り込んだ 正月 帰省旅 ごんごん ごんごんと 除夜の鐘が鳴る さらさら さらさらと 雪が舞う 雪が舞う 幸福の 春まだき 独り 塒(ねぐら)鳥  あの人恋しと 啼くは川千鳥 人込みの中で 手を繋ぐ 納涼 夏花火 ぽろぽろ ぽろぽろと 涙が頬伝う くるくる くるくると 回る回る 風車 戻りたい 戻れない 心 乱れ鳥  故郷離れて 早幾年か 祭り囃子が 聞こえて来る 豊年 秋祭り とととん とととんと 太鼓が鳴り響く ちちちん ちちちんと 鉦(かね)を撞(つ)く 鉦を撞く 帰りたい 故郷へ 逸(はぐ)れ 夢見鳥
一刻者島津悦子島津悦子志賀大介弦哲也川村栄二さすが薩摩(さつま)の 男じゃないか 筋目けじめを 通して生きる 人の道にそれない 人に迷惑かけない 少々生きかた 下手だけど 一刻者(いっこもん) 一刻者 頑固でいいさ  ミヤマキリシマ 泥染(どろぞ)め絣(がすり) 情け指宿(いぶすき) 向かいは根占(ねじめ) 人が泣けば悲しい 人が笑えばうれしい 焼酎片手に おはら節 一刻者 一刻者 頑固でいいさ  桜島見て 西郷どんは 夢を語った 日本の夜明け 人は誠一代 人のこころを失くさず ぶれずに生きてく ものなのさ 一刻者 一刻者 頑固でいいさ
大菩薩峠島津悦子島津悦子志賀大介弦哲也川村栄二途(みち)ならぬ 途もまた途 この途を 選んだわたしです こうこうと鏡(かがみ)月(づき) 二人の地獄を 照らしてる 小菅(こすげ) 丹波山(たばやま) 上野原(うえのはら) この先 どこ迄 往(ゆ)くのやら 恋(こい) 恋々(れんれん) 影がもつれる 大菩薩峠  浮世絵の 色は匂えど 二人には 墨絵が似合いです ちろちろと岩清水 誰かの涙に 似てますね 石和(いさわ) 塩山(えんざん) 一宮(いちのみや) この先 どこ迄 往くのやら 恋 恋々 山が哭(な)いてる 大菩薩峠  身延(みのぶ) 中富(なかとみ) 鰍沢(かじかざわ) この先 どこ迄 往くのやら 恋 恋々 夜が燃えます 大菩薩峠
流氷夜噺し新川めぐみ新川めぐみ鈴木宗敏杉本眞人川村栄二流氷ギリリと 哭く夜は あたしだって あたしだって 涕(な)きたいよ 信じて尽くして その挙句 ひとりぼっち ひとりぼっち 凍えるよ 冷えたこの足 あんたのほかに 誰が温(ぬく)めて くれるのさ 帰っちゃこないのかい 帰っちゃこないのかい 辛(つら)い晩だよ  列車が吹雪で 立往生 あたしだって あたしだって 立往生 幸せ色した 灯(ともしび)を 見失って 見失って 立ちすくむ おまえなしでは 生きていけぬと きつくあたしを 抱いたのに いい人できたのかい いい人できたのかい 罪な人だよ  足を洗った 荒れた暮しにゃ そうね戻りは しないけど あんたがいなくちゃね あんたがいなくちゃね 寒い春だよ  あんたがいなくちゃね あんたがいなくちゃね 寒い春だよ
2002年ばあちゃん音頭神野美伽神野美伽荒木とよひさサスケ川村栄二ばあちゃんサッカー観て びっくらこいだ ハルモニサッカー観て 惚れちゃった ついでにご先祖さんも びっくらこいだ こんなおもろいもん 他にはねぇど 15の春が ハハハン もどったべ ハートがキムチで ハハハン まっ赤っか  2002年だ どんと行け イギョラ・イギョラ! チョアヨ! イギョラ・イギョラ! チョアヨ! 2002年だ どんと行け イギョラ・イギョラ! チョアヨ! イギョラ・イギョラ! チョアヨ! Ah…ばあちゃん音頭で ソレ シュート!  ばあちゃんサッカー観て 駆けだした ハルモニサッカー観て 燃えちゃった ついでに 猫けっとばして 駆けだした こんなワールドなも 近頃ねぇど おさげの昔が ハハハン 帰(け)えったぞ 心がビビンバ ハハハン 熱(あ)っちっち  2002年だ どんと行け イギョラ・イギョラ! チョアヨ! イギョラ・イギョラ! チョアヨ! 2002年だ どんと行け イギョラ・イギョラ! チョアヨ! イギョラ・イギョラ! チョアヨ! Ah…ばあちゃん音頭で ソレ シュート!  Ah…ばあちゃん音頭で ソレ シュート! ハルモニ音頭で ソレ シュート!
霧のかもめ唄城之内早苗城之内早苗吉岡治五木ひろし川村栄二心配ないよ君なら 一人でやっていけると あなたはやさしく 微笑んだ 最後の最後に 言訳けなんかは いらない そんな恋じゃない わたしはかもめ 海峡を 羽ばたく 勇気はないが たとえば 淋しさ 友達に しあわせ探しができたわ おぼろな霧の桟橋に ぽつんと船を待ってる わたしはかもめ 泣いてます  ハァー 今日もおたちかェー 風吹くままにョー  あなたが好きな花でも 桔梗はバラになれない 仕方がないわと つぶやいた 望んでみたって 可愛いおんなに なれない 夢はないでしょう わたしはかもめ 青空を 羽ばたく 空などないが あなたと 過ごした あの日々が 哀しい温もりくれるわ いつでも冬の旅人は ぽつんと海を見ている わたしはかもめ 泣いてます  わたしはかもめ 海峡を 羽ばたく 勇気はないが たとえば 淋しさ 友達に しあわせ探しができたわ おぼろな霧の桟橋に ぽつんと船を待ってる わたしはかもめ 泣いてます
氷河期城之内早苗城之内早苗荒木とよひさ柴田遊川村栄二貴方に抱かれる度 切なさが深くなる 愛を引き止めておく 術がないから 女は心だけで 満潮が続くのに 時間は貴方を通り抜け 過去にするだけ  また会えるその日 言葉にして拒んだら 悲しみで心の海 凍らせる氷河期ね  いつか貴方を嫌いになれる 私がきっといるわ 遠いどこかの星まで逃げて 忘れられるものなら  貴方の裏側には 届かない女がいる 愛を使い分けてる 顔があるから 未来(あした)が涙色で 青空が曇っても 別れは悲しい勇気だと 言い訳できる  もう電話一つかけないでと ドア閉めたら この部屋は思い出さえ 凍らせる氷河期ね  これで貴方と最後になれる 私がきっといるわ 独り未来のどこかへ行って 忘れられるものなら  いつか貴方を嫌いになれる 私がきっといるわ 遠いどこかの星まで逃げて 忘れられるものなら 遠いどこかの星まで逃げて 忘れられるものなら
五月の空へすぎもとまさとすぎもとまさと紙中礼子杉本眞人川村栄二旅に出るように 突然 あっちへ行ってから 公園沿いの桜が 何度も何度も咲きました 今でもふいに ピアノの前に 帰ってくるようで ジーンズ姿のあんた 永久欠番です 春に生まれて 春に逝った あんたらしい 計らいですね 五月(さつき)晴れの こんな日に 仲間たちが集う あんたの好きな ビールがおいしい季節です  いつも少年の 面影 残して むきになる あんたのそんなところが やっぱりやっぱり好きでした 背中を揺らし 奏でるメロディー 涙も喜びも すべてを音符に変える マジシャンみたいな人 飄々(ひょうひょう)とした 写真の顔 年をとらず 憎らしいほど 五月(さつき)晴れの こんな日に 仲間たちが唄う あんたの歌を 五月の空へと 捧げます  あんたはひとり 宇宙でひとり 誰にも代われない 心にいつでも生きる 永久欠番です 春に生まれて 春に逝った あんたらしい ぬくもりですね 五月(さつき)晴れの こんな日に 仲間たちが集う あんたの好きな ビールがおいしい季節です
ひとり旅杉良太郎杉良太郎杉良太郎弦哲也川村栄二旅に出て良かった 一人旅だから良かった 一人で行って良かった 足のむくまま 気の向くままに  あぜ道の先の てっぺんに 柿の木一本 見えてきた 枝には葉っぱが4、5枚ついて 熟した柿が ぶら下がる  柿の実取ろうと 背伸びして 飛び上がる 飛び上がる クモの巣 頭にひっかかり 片足田んぼに つっこんだ  こんな自分がいたのかと 思わず笑いが込み上げる こんな自分がいたなんて 一人笑いもいいもんだ  海の向こうに 太陽が 真っ赤に染まって落ちてゆく 海沿い走る 列車の中で 一人で撮った携帯に  うつった顔は 子供だな 嬉しくて 嬉しくて 誰かに見られていないかと 周りを見渡す 俺だった  こんな自分がいたのかと 思わず笑いが込み上げる こんな自分がいたなんて 一人笑いもいいもんだ  旅に出て良かった 自分探しで良かった 一人で行って良かった 俺のほんとの一人旅
雨、降りやまず瀬川瑛子瀬川瑛子たかたかし浜圭介川村栄二あんた、疲れましたか 人生は 難儀ですね 雨はいまも 降りやまず しとしと心まで 雨漏り こんな夜は あんた 熱いお酒でも つけましょうか 言葉すくなに 肩をよせて お酒でからだを 温めましょか  あんた、酔っていいのよ わたしなら そばにいます 雨もきっと 明日には きれいに晴れあがり 陽もさすわ 生きるって あんた きれいごとでは ないのです つらいときには わたしを抱いて 枕がわりに 眠ればいいわ  生きるって あんた きれいごとでは ないのです つらいときには わたしを抱いて 枕がわりに 眠ればいいわ  つらいときには わたしを抱いて 枕がわりに 眠ればいいわ 
北物語瀬川瑛子瀬川瑛子大津あきら浜圭介川村栄二瞼に雪が積もります あなたに愛が積もります 一夜燃やした運命の糸が 好きと 好きと 紡ぐから  命ぎりぎり愛したい 涙ぼろぼろすがりたい  寒い漁り火 小樽花園 女乱れる 北物語  心に蝶が踊ります まだ来ぬ春を怨みます 肌に残したぬくもりさえも あなた あなた 幻ですか  生きてぎりぎり愛したい 酔ってぼろぼろすがりたい  めぐり逢うなら 港函館 女彷徨う 北物語  瞼に雪が積もります あなたに愛が積もります 未練飛び立つネオンの海じゃ わたし わたし 死ねません  命ぎりぎりすがりたい 涙ぼろぼろすがりたい  リラの花咲く 都 薄野 女待ちます 北物語
地球最後の日瀬川瑛子・古谷一行瀬川瑛子・古谷一行なかにし礼小林亜星川村栄二お前は 理想の女さ みだらで 優しい 嘘つき 抱いても 抱いても きりない つかまえ られない まぼろし 殺して ほしいと 言うから 死ぬほど 愛して やっても 終われば すました 顔して 口紅 ひいてる 女さ  恋なのか 遊びか どっちだっていいさ 地球最後の日には あああ お前と 一緒にいたい この世は 地獄に 似ていて 苦しみ ばかりの 連続 逃げられ ないから せめても 女の 中へと 逃げ込む  あなたは 理想の 男よ 浮気で 無邪気で 移り気 遊んで あきたら すぐにも 玩具を 投げ出す 子供さ どこから おまえの 体で どこから 私の 体か 区別が つかない くらいに ひとつに なっても 不安ね  糸を引くくちづけ 口移しのワイン 地球最後の日まで あああ あなたと 一緒にいたい 恋こそ いのちの 花火と はじけて 夜空を 焦がして 疲れて 眠って 夢見て 目覚めて つづける 人生  恋なのか 遊びか どっちだっていいさ 地球最後の日には あああ お前と 一緒にいたい この世は 地獄に 似ていて 苦しみ ばかりの 連続 逃げられ ないから せめても 女の 中へと 逃げ込む
いつも昨夜のように高倉一朗高倉一朗水木れいじ田尾将実川村栄二囁くよりも 見つめて欲しい 綺麗になるの 女だから なぜ…なぜ…恋したら誰も 口紅ひとつに 迷うのか… やさしく愛して 身体(からだ)ごと あなたの吐息で 染めてよ 愛して愛して 抱きしめて いつも昨夜(ゆうべ)のように  あなたと過ごす つかの間だけが 私のすべて 生きがいなの なぜ…なぜ…幸せなくせに 涙があふれて とまらない… やさしくほどいた この髪も あなたを求めて 燃えてる 愛して愛して 私だけ いつも昨夜(ゆうべ)のように  やさしく抱いてよ うしろから 心のときめき 感じて 愛して愛して 夜明けまで いつも昨夜(ゆうべ)のように
さよならのかけらを集めて高倉一朗高倉一朗水木れいじ田尾将実川村栄二これを愛と信じたいけど いつも遠くを見てる あなたには 預けない まごころの鍵だけは 逢えば深く 傷つく そんなことは 知ってる 私だって 私だって 女です 夢を見たのです… さよならのかけら集め 歌にすれば哀しい 抱かれながら 憎みながら 今日も また 許してる  人は誰も 夜をさまよう 寒い旅人だから つかの間の ふれあいに ぬくもりを求めあう もしも時を この手で 止めることが できたら それだけで それだけで 幸せよ 何もいらないわ さよならのかけら集め 歌にすればいとしい 抱かれながら 祈りながら 明日(あす)も また 生きてゆく  さよならのかけら集め 歌にすれば哀しい 抱かれながら 憎みながら 今日も また 許してる
ひとりぼっちは嫌い高橋美枝高橋美枝松本隆松尾一彦川村栄二心がシュンとした日には 胡桃(くるみ)色した風の中 背中をキュッと弓なりに 流れる曇を数えるわ Um…ひとりぼっちは嫌い  とりあえず もう逢えないと 自分には言い聞かせたの 勝手よね ひとりよがりに 好きだった それだけの事 遠い街へと消えたひと 訪ねて来いと言ったきり あとはもう なしのつぶてね  心がシュンとした日には 窓から電話ほうりたい 涙がピッとにじむ日は ポストも口を閉じたまま Um…ひとりぼっちは嫌い  ルックスがいまいちとかね 欠点を箇条書きした でも嘘ね 無理がみえみえ 嫌いにはとてもなれない  遠い街でも汽車でなら 2・3時間で着くけれど 私には無限に遠い  心がシュンとした日には 胡桃色した風の中 ハンカチ ギュッと絞るほど もう思い切り泣きたいの Um…ひとりぼっちは嫌い
伊根の舟歌高山厳高山厳新本創子浜圭介川村栄二浪花の空に千切れ雲 最終の夜汽車で岬を廻る 俺は女を許せるか 逢えば未練じゃないのかい 黒髪さすり お前愛した 命と命の暮らしだった  涙の顔がちらついて 海鳴りの重さにまぶたを閉じる 同じ女に惚れた俺 殴り倒せば済むことか 泣き声染みる 無言電話に カモメが若狭へ俺を呼んだ  タバコを深く吸い込めば 舟歌が男の涙を燃やす 冬の花なら抱いてやる 寒い女にさせるかよ 死なずにいろよ 化粧変えても 迎えに来たんだ 伊根の海よ
黒い街角高山厳高山厳新本創子浜圭介川村栄二誰にも知られず 愛した女(ひと)の 横貌(よこがお)浮かべた 夜の花びら 水割りグラスも 泣いている 男のこの胸 知っているのか あぁ 夜の…夜の花びらよ 俺は哀しいのさ 黒い街角  男の背中に 頬すりよせて 泣いてたあの女(ひと) 夜の花びら なんにも言わずに 抱きしめた 別れの泪に 今も香るよ あぁ 夜の…夜の花びらよ 忘れられないのさ 黒い街角  黙ってひとりで 酔いしれる 男のこころの 遠い想い出 あぁ 夜の…夜の花びらよ 俺は淋しいのさ 黒い街角 黒い街角
夢のつれづれ高山厳高山厳たきのえいじ高山厳川村栄二雨に打たれて 咲く花がある 雨に打たれて 咲く花もある  恋の名残り 隠した傘に 加賀の雨が似合う  あなたひとり 忍びながら 歩いています 旅のほとり 夢のつれづれ 心に描いて 夢のつれづれ 心に印して  湯あがり後の そろいの浴衣 肩を寄せ合う 見知らぬ二人  城下町の 日暮れ間近は 下駄の音が似合う  出来るならば そばにいたい あなたのそばに 今も私 夢のつれづれ ひもとく その度 夢のつれづれ 涙を 誘う  あなたひとり 忍びながら 歩いています 旅のほとり 夢のつれづれ 心に描いて 夢のつれづれ 心に印して
おんなの嘘宝木まみ宝木まみ田久保真見杉本眞人川村栄二好きな男が 出来ました だからあなたと これきりと 別れた夜も 雨でした しとしとと しとしとと 空も心も泣いてます おんなの嘘は おんなの嘘は 惚れた男の ためなのよ  いつも男は 渡り鳥 飛んでゆきたい 空(ゆめ)がある 止まり木なんて 邪魔なだけ ズキズキと ズキズキと 今日も心が痛みます おんなの嘘は おんなの嘘は 忘れられない 傷なのよ  痩せた噂を 聞いたなら きっとあなたは 逢いに来る 悲しみ隠す 赤い紅 しとしとと しとしとと 空も心も泣いてます おんなの嘘は おんなの嘘は 惚れたあなたの ためなのよ  おんなの嘘は おんなの嘘は 惚れたあなたの ためなのよ
鳴門海峡 渦の道宝木まみ宝木まみ田久保真見杉本眞人川村栄二海峡渡れぬ うみどりが はぐれて一羽 空を舞う 気まぐれあなた 見るようで ここまでおいでと つぶやいた 未練 未練 未練 未練をどこに捨てましょうか 鳴門海峡 渦の道  女の胸には 海がある 恋しさ憎さ 渦を巻く 倖せなんか いらないの 激しく抱かれる 夢を見た 女 女 女 女を生きて死にたいから 鳴門海峡 渦の道  果てないデッキに たたずめば いのちの炎 揺らめくの 背中を風に ふと押され 未練が海へと 身を投げる あなた あなた あなた あなたをここで捨てましょうか 鳴門海峡 渦の道
女の演歌多島恋多島恋荒木とよひさ西つよし川村栄二あゝ…惚れちゃったんだよ… 心と身体が ひとつになって 酒を呑んでりゃ あんたの顔が 雨が降ったら あんたのことが どうすりゃいいのさ この先は 演歌が 演歌が 染みるね ねえ‥あんた  あゝ…逃げちゃったんだよ 会えなくなったら 死んだも同じ 夢に出てくりゃ あんたが好きで 想い出したら あんたが嫌い どうすりゃいいのさ この先は 演歌は 演歌は ずるいよ ねえ‥あんた  あゝ…泣いちゃったんだよ 生れて来なけりゃ 良かったくらい せめて過去から あんたが消えて いっそこの世に あんたが居なきゃ どうすりゃいいのさ この先は 演歌が 演歌が 恋しい ねえ‥あんた
黄昏ひとり多島恋多島恋内藤綾子西つよし川村栄二冬色の空 公園通り 誰もが足早(あしばや) 行き過ぎる コートの襟(えり)立て 佇(たたず)む影は 思い出の中で 生きてる私 忘れなさいと 人は言う 明日(あす)は無情に 戸を叩く 人生なんて そんなもの ホントは 分かっているけれど 涙が今日も 邪魔をする 人混みさえぎり 街は昏(く)れてゆく  不器用だから 笑顔(えがお)も下手(へた)で 気づけば頬杖 ついている タバコの吸い殻 捨てられなくて 自分で別れを 選んだくせに 星の降る夜(よ)は 逢いたくて 雨の降る夜(よ)は 淋しくて 人生なんて そんなもの わがまま 今さら気づいても 心が今日も はぐれてる 愛していたのは きっと私だけ  人生なんて そんなもの ホントは 分かっているけれど 涙が今日も 邪魔をする 人混みさえぎり 街は昏(く)れてゆく
幻を抱きしめて辰巳彰辰巳彰伊藤薫伊藤薫川村栄二お前の倖せを 祈りながらも裏腹の 別の夢がこの心を 切なく苦しめる 戻って来るのなら もしもやり直せるのなら 俺はいつもドアの鍵を 開ける用意がある 女々しさと 言われても たとえ未練と呼ばれようと 会いたくて ただ会いたくて 幻を抱きしめながら 今も同じ街の部屋で静かに眠る  最後の雨の夜 しのび泣くだけのお前を 愚か者の俺は一人 冷たく見送った 男の悲しみは 取り返せない後悔を 忘れられず捨てることも 出来ず詫びるばかり 女々しさと 言われても たとえ未練と呼ばれようと 夕暮れの 改札口に 消える背中を目で追えば 遠い愛の日々をそっと数えて生きる  …お前をずっと…
わたしゃ百歳まで恋をする辰巳彰辰巳彰松浦エミたつみあきら川村栄二とうに亭主と 死に別れ 人生いろいろ あったけど 涙の数を 数えるよりも あしたはあしたの 月がでる お茶して 歌して 夢を見て わたしゃ百歳(ひゃく)まで わたしゃ百歳まで 恋をする  抱いてほしいと 野暮な台詞(こと) 今更口には しやせぬが 三十四十(さんじゅうしじゅう)の 歳の差なんて いいえ全然 気にしない 旅して 踊って 楽しんで わたしゃ百歳まで わたしゃ百歳まで 恋をする  他人(ひと)の噂に 花咲かす そんな暇など ありゃしない 韓流(はんりゅう)ドラマに またトキメいて いくつになっても 女です お茶して 歌して 夢を見て わたしゃ百歳まで わたしゃ百歳まで 恋をする
涙のリバー田中あいみ田中あいみ相田毅西つよし川村栄二どうしてこんな日に 星が見えるんやろ どうしてこんな日に 雨は降らへんの  あんたが夢に 呼ばれるように いつかこの街を 出て行くと そんな予感に おびえていたの けれど 聞きたくはなかった Cry Me a River 御堂筋は車のライト抱きしめて Cry Me a River ひと筋に流れる 川のようです 涙でにじんで わたれない  あんたにごめんと 言われたことが 悲しかったんと 違うんよ ついて来いと 言われんことが ただただ 情けなくて Cry Me a River 御堂筋は光る並木にいろどられ Cry Me a River 哀しみをかくす 川のようです このまま何処へ 流れたい  どうしてこんな日に 星が見えるんやろ どうしてこんな日に 雨は降らへんの どうしてこんな日に 雨は降らへんの
愛する人はお前だけ谷口修三谷口修三舞鶴たかみ井上慎之介川村栄二人という字は 人と人とが 共に支えて 生きてゆくこと 運命の出会いに 感謝して 幸せの川へと 流れゆきます 涙して 酔いしれて 時には笑って 俺の宝物 愛する人はお前だけ  同じ世代の 似たものどうし 夢を捨てずに よかったね ささやかな二人の 人生を ひまわりの笑顔で 生きてゆきたい 人はみな何歳(いくつ)でも やり直せる 俺の宝物 愛する人はお前だけ  涙して 酔いしれて 時には笑って 俺の宝物 愛する人はお前だけ
桜~愛しい人へ~谷口修三谷口修三舞鶴たかみ井上慎之介川村栄二桜が今年も咲いた 桜に今年も会えた 車椅子(いす)を 押すたび あなたの背中に 感謝 人は生命(いのち)に 限りが ありがとう あなた ありがとう あなたの好きな 桜の花を しっかり見てね 目に焼き付けて 小さくなった あなたの顔を そっと抱きしめ 涙がとまらない  大きな地球のなかで 出会えたことさえ奇跡 うつら うつらの あなたの寝顔に 感謝 春風(かぜ)があなたを つつんだ ありがとう あなた ありがとう 思い出数え 桜の下で ふたりで生きた 人生みつめ 愛しい人よ あなたの肩を そっと抱きしめ 涙が とまらない  あなたの好きな 桜の花を しっかり見てね 目に焼き付けて 小さくなった あなたの顔を そっと抱きしめ 涙がとまらない
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