なごり雨お酒飲んでも 酔えない夜が 三日(みっか)つづけば 細(ほそ)る顔 なんで今さら 男の嘘を 思いだしては 泣きぬれる ひとり止まり木 なごり雨 夢を拾って たぐり寄せても なぜか淋(さみ)しく 逃げてゆく 消えたしあわせ 返してほしい 戻りたいのよ あの頃に 酔えば逢いたい もう一度 雨の降る夜(よ)は こころも濡れて 過ぎた月日が よみがえる 待てといわれりゃ 死ぬまで待てた 夢につづきは ないけれど あなた恋しい なごり雨 | 大川栄策 | 高田ひろお | 筑紫竜平 | 南郷達也 | お酒飲んでも 酔えない夜が 三日(みっか)つづけば 細(ほそ)る顔 なんで今さら 男の嘘を 思いだしては 泣きぬれる ひとり止まり木 なごり雨 夢を拾って たぐり寄せても なぜか淋(さみ)しく 逃げてゆく 消えたしあわせ 返してほしい 戻りたいのよ あの頃に 酔えば逢いたい もう一度 雨の降る夜(よ)は こころも濡れて 過ぎた月日が よみがえる 待てといわれりゃ 死ぬまで待てた 夢につづきは ないけれど あなた恋しい なごり雨 |
酔いぐれすずめ暖簾を潜れば 頑固なオヤジがまたひとり 肴はあぶった 痩せてる竹輪 熱燗徳利 摘んで鳴らして ころがして 一本二本と 駅前すずめ あゝ 酔いぐれて あゝ 夢ぐれて 淋しさ相手の 片手酒 あゝ 木枯らしの あゝ 馬鹿野郎が 肩をたたいて 笑ってる 人生なんかは 演歌の文句じゃないけれど 涙をつぎたす 想い出酒か 心に詫びたい 悲しく逢いたい女がいる いまでは はぐれた 路地裏すずめ あゝ 酔いぐれて あゝ 泣きぐれて 恋しい昔に 手酌酒 あゝ 三日月の あゝ馬鹿野郎が 細い顔して 笑ってる あゝ 酔いぐれて あゝ 夢ぐれて 淋しさ相手の 片手酒 あゝ 木枯らしの あゝ 馬鹿野郎が 肩をたたいて 笑ってる あゝ 木枯らしの あゝ 馬鹿野郎が 肩をたたいて 笑ってる | 大川栄策 | 荒木とよひさ | 杉本真人 | | 暖簾を潜れば 頑固なオヤジがまたひとり 肴はあぶった 痩せてる竹輪 熱燗徳利 摘んで鳴らして ころがして 一本二本と 駅前すずめ あゝ 酔いぐれて あゝ 夢ぐれて 淋しさ相手の 片手酒 あゝ 木枯らしの あゝ 馬鹿野郎が 肩をたたいて 笑ってる 人生なんかは 演歌の文句じゃないけれど 涙をつぎたす 想い出酒か 心に詫びたい 悲しく逢いたい女がいる いまでは はぐれた 路地裏すずめ あゝ 酔いぐれて あゝ 泣きぐれて 恋しい昔に 手酌酒 あゝ 三日月の あゝ馬鹿野郎が 細い顔して 笑ってる あゝ 酔いぐれて あゝ 夢ぐれて 淋しさ相手の 片手酒 あゝ 木枯らしの あゝ 馬鹿野郎が 肩をたたいて 笑ってる あゝ 木枯らしの あゝ 馬鹿野郎が 肩をたたいて 笑ってる |
湯の町しぐれひとり旅路の にが酒よりも さぞや つらかろ 浮かれ酒 ひと目逢いたい やつれた肩を 抱いてやりたい ネオン花 噂 かなしい 湯の町しぐれ 好きで添えない さだめの恋を 水に流すも 男ゆえ なんのしあわせ やれない俺を 責めてくれるな せせらぎよ みれん ばかりの 湯の町しぐれ 雨に散る散る 無情の雨に 紅も はかない 岩つつじ 花の咲く頃 迎えにゆくと きめた心に 春が逝く 啼くな 山鳩 湯の町しぐれ | 大川栄策 | 吉岡治 | 市川昭介 | | ひとり旅路の にが酒よりも さぞや つらかろ 浮かれ酒 ひと目逢いたい やつれた肩を 抱いてやりたい ネオン花 噂 かなしい 湯の町しぐれ 好きで添えない さだめの恋を 水に流すも 男ゆえ なんのしあわせ やれない俺を 責めてくれるな せせらぎよ みれん ばかりの 湯の町しぐれ 雨に散る散る 無情の雨に 紅も はかない 岩つつじ 花の咲く頃 迎えにゆくと きめた心に 春が逝く 啼くな 山鳩 湯の町しぐれ |
わかれ恋歌別れた人が 逢いにきた そんな夢みて 目が覚めた 真夜中に 水を飲む 寝汗につめたい すきま風 あゝ さむざむと おんな宿 わかれ恋歌 日本海 未練はとうに 棄てたはず 昔ばなしと 笑ってた くちびるが 恋しがる やさしさばかりを 思いだす あゝ しらじらと 神無月(かんなづき) わかれ恋歌 日本海 雪降る町の 追分は 死んでいいよと 忍び泣く 海鳥が ちぎれ飛ぶ あなたを忘れる ひとり旅 あゝ 花もない 船もない わかれ恋歌 日本海 | 大川栄策 | 吉田治 | 山口ひろし | | 別れた人が 逢いにきた そんな夢みて 目が覚めた 真夜中に 水を飲む 寝汗につめたい すきま風 あゝ さむざむと おんな宿 わかれ恋歌 日本海 未練はとうに 棄てたはず 昔ばなしと 笑ってた くちびるが 恋しがる やさしさばかりを 思いだす あゝ しらじらと 神無月(かんなづき) わかれ恋歌 日本海 雪降る町の 追分は 死んでいいよと 忍び泣く 海鳥が ちぎれ飛ぶ あなたを忘れる ひとり旅 あゝ 花もない 船もない わかれ恋歌 日本海 |
雪国本線哀しみを捨てにゆく そんな旅路なら 雪国本線 ひとりの夜汽車 あなた 心がちぎれて あの部屋には 帰れない どこか北の宿で 手紙書いても 死んだりしないと 約束出来るから 想い出を乗り換える 駅舎に着いたら 海鳴り海峡 風待ち港 あなた 涙が凍って あの時代には もどれない 遠い雪の町で ひとり暮らして 悲しい恋より 明日を掴むから あなた 身体が寒くて あのぬくもりに 抱かれたい 誰か恋の続き 見せてくれたら 今度は上手な 生き方探すから | 大川栄策 | 荒木とよひさ | 弦哲也 | | 哀しみを捨てにゆく そんな旅路なら 雪国本線 ひとりの夜汽車 あなた 心がちぎれて あの部屋には 帰れない どこか北の宿で 手紙書いても 死んだりしないと 約束出来るから 想い出を乗り換える 駅舎に着いたら 海鳴り海峡 風待ち港 あなた 涙が凍って あの時代には もどれない 遠い雪の町で ひとり暮らして 悲しい恋より 明日を掴むから あなた 身体が寒くて あのぬくもりに 抱かれたい 誰か恋の続き 見せてくれたら 今度は上手な 生き方探すから |
刑事人間ドラマの東京に 刑事と呼ばれて今日もまた 事件の現場に飛んでいく 都民の平和願いつつ 誇りは高しわれらは刑事 聞込み張込み証拠をそろえ 犯人を追うて西東 靴もすりへる夜も更ける カレーライスで元気を出して 今日も終電午前様 夜中の電話で事件を知れば 明日の日曜の約束も 反古に破って地取りの捜査 きっとみつける犯人の顔 都民に誓う心意気 犯人も人の子調べてみれば 事情に泣かされることもある 苦しかろうが世の中は 正しい道しかないのだと 裁きへ送る日涙あり | 大川栄策 | 篠田武雄 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 人間ドラマの東京に 刑事と呼ばれて今日もまた 事件の現場に飛んでいく 都民の平和願いつつ 誇りは高しわれらは刑事 聞込み張込み証拠をそろえ 犯人を追うて西東 靴もすりへる夜も更ける カレーライスで元気を出して 今日も終電午前様 夜中の電話で事件を知れば 明日の日曜の約束も 反古に破って地取りの捜査 きっとみつける犯人の顔 都民に誓う心意気 犯人も人の子調べてみれば 事情に泣かされることもある 苦しかろうが世の中は 正しい道しかないのだと 裁きへ送る日涙あり |
盛り場おんな酒お酒じゃ誰にも 負けないと 酔って泣いてるあゝ耐子 ほっておきなよ 眠るまで 好きで添えない恋もある あの日は雨…雨の長崎おんな酒 昼間の仕事がしたいのと 笑顔こさえたあゝ朱美 きっと素顔が似合うだろ 抱けば折れそな 細い肩 あの日は雪…雪の札幌おんな酒 身の上ぱなしが よくかわる 嘘が可愛い あゝ深雪 いつかなれるさしあわせに ネオン明かりの街だって あの日は風… 風の新宿おんな酒 | 大川栄策 | 吉岡浩 | 市川昭介 | | お酒じゃ誰にも 負けないと 酔って泣いてるあゝ耐子 ほっておきなよ 眠るまで 好きで添えない恋もある あの日は雨…雨の長崎おんな酒 昼間の仕事がしたいのと 笑顔こさえたあゝ朱美 きっと素顔が似合うだろ 抱けば折れそな 細い肩 あの日は雪…雪の札幌おんな酒 身の上ぱなしが よくかわる 嘘が可愛い あゝ深雪 いつかなれるさしあわせに ネオン明かりの街だって あの日は風… 風の新宿おんな酒 |
未練なんだぜひたひたと降る雨の 雨のごとくに 狂おしくしのびよる 面影よ 未練なんだぜ 未練だよ 男泣きして あおる酒 わるいのはこのおれさ 涙いっぱい 瞳(め)にためて泣いていた 灯の影で 忘れられない また燃える 男一途な にがい酒 この胸にかき抱き 夜ごとかさねた かの女(ひと)のくちびるよ ささやきよ 未練なんだぜ 未練だよ 男泣きする 恋の酒 恋の酒 | 大川栄策 | たかたかし | 筑紫竜平 | 南郷達也 | ひたひたと降る雨の 雨のごとくに 狂おしくしのびよる 面影よ 未練なんだぜ 未練だよ 男泣きして あおる酒 わるいのはこのおれさ 涙いっぱい 瞳(め)にためて泣いていた 灯の影で 忘れられない また燃える 男一途な にがい酒 この胸にかき抱き 夜ごとかさねた かの女(ひと)のくちびるよ ささやきよ 未練なんだぜ 未練だよ 男泣きする 恋の酒 恋の酒 |
露地あかりあるかないかの 運にさえ 道に迷えば すがるもの 浮くも沈むも ひとの世か 誰にわかって ほしくもないが 浮世忘れの 露地の灯に 俺はなみだを 棄てにきた 情に棹さしゃ 流されて ひととぶつかり ひとを知る 夢で微笑む 片えくぼ 誰もあいつを 超えられないさ 浮世忘れの 白い花 俺の心に 今も咲く なんでまぶしい 酔った目に 爆ぜるネオンの 夜の街 みんな寂しい 奴ばかり 夢が欲しさに 人恋しさに 浮世忘れの はしご酒 俺はなみだを 棄てにきた | 大川栄策 | 坂口照幸 | 筑紫竜平 | | あるかないかの 運にさえ 道に迷えば すがるもの 浮くも沈むも ひとの世か 誰にわかって ほしくもないが 浮世忘れの 露地の灯に 俺はなみだを 棄てにきた 情に棹さしゃ 流されて ひととぶつかり ひとを知る 夢で微笑む 片えくぼ 誰もあいつを 超えられないさ 浮世忘れの 白い花 俺の心に 今も咲く なんでまぶしい 酔った目に 爆ぜるネオンの 夜の街 みんな寂しい 奴ばかり 夢が欲しさに 人恋しさに 浮世忘れの はしご酒 俺はなみだを 棄てにきた |
赤い酒あきらめますと 悲しい嘘を ついて別れた 恋でした 燃えて 乾いた くちびるに みれんがしみる 赤い酒 女の身には 思い出さえも 過去という名の 傷になる ひとり呑みほす さみしさが グラスを染める 赤い酒 ひとりになって はじめてわかる 人の幸せ 不幸せ 散った女の 花びらを 弔う夜の 赤い酒 | 大川栄策 | 石本美由起 | 古賀政男 | | あきらめますと 悲しい嘘を ついて別れた 恋でした 燃えて 乾いた くちびるに みれんがしみる 赤い酒 女の身には 思い出さえも 過去という名の 傷になる ひとり呑みほす さみしさが グラスを染める 赤い酒 ひとりになって はじめてわかる 人の幸せ 不幸せ 散った女の 花びらを 弔う夜の 赤い酒 |
寒椿越後湯の里 山間の 川の瀬音に 目を濡らす 人を恋して いちずに燃える 女ごころの せつなさを 知るやいで湯の 寒椿 暮れてさみしい 湯の町に 燈す一夜の 夢あかり あなたひとりと 心にきめて 命かさねる 恋だから 紅もふるえる 寒椿 秘めてかなしい 湯のかおり 逢えばなおさら つらいのよ 時の流れの 無常の淵に 咲いた情けの この恋を 知るやいで湯の 寒椿 | 大川栄策 | たかたかし | 市川昭 | 佐伯亮 | 越後湯の里 山間の 川の瀬音に 目を濡らす 人を恋して いちずに燃える 女ごころの せつなさを 知るやいで湯の 寒椿 暮れてさみしい 湯の町に 燈す一夜の 夢あかり あなたひとりと 心にきめて 命かさねる 恋だから 紅もふるえる 寒椿 秘めてかなしい 湯のかおり 逢えばなおさら つらいのよ 時の流れの 無常の淵に 咲いた情けの この恋を 知るやいで湯の 寒椿 |
哀愁平野一生いちどの いのちの恋が 風にちぎれる 茜空 このまま行こうか 戻ろうか 離れてなおさら 逢いたさつのる 愛し面影 夜汽車の窓に どこへさすらう 哀愁平野 ひと足遅れて 君来るようで 途中下車する 北の駅 このまま行こうか 戻ろうか いまさら待っても どうなるものか 街の灯りも あの日のことを 思いださせる 哀愁平野 死ぬほど愛して 死ぬほど泣いて 君に残した 置き手紙 このまま行こうか 戻ろうか いまさらみれんに 燃えたつこころ なごり尽きずに あと振り向けば 星が流れる 哀愁平野 | 大川栄策 | 水木れいじ | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 一生いちどの いのちの恋が 風にちぎれる 茜空 このまま行こうか 戻ろうか 離れてなおさら 逢いたさつのる 愛し面影 夜汽車の窓に どこへさすらう 哀愁平野 ひと足遅れて 君来るようで 途中下車する 北の駅 このまま行こうか 戻ろうか いまさら待っても どうなるものか 街の灯りも あの日のことを 思いださせる 哀愁平野 死ぬほど愛して 死ぬほど泣いて 君に残した 置き手紙 このまま行こうか 戻ろうか いまさらみれんに 燃えたつこころ なごり尽きずに あと振り向けば 星が流れる 哀愁平野 |
命かさねて泣いた昔を ふり向くよりも 春を探そう ふたりの春を まわり道して むすばれた 白い野菊に 似てる女(やつ)…… 俺のみちづれ おまえに決めた 命かさねて 今日からふたり 苦労続きの おまえの心 どんな花より 綺麗じゃないか 寒い夜風に ふるえたら 俺がこの手で あたためる…… 忘れかけてた 笑顔に戻れ 命かさねて 今日からふたり 淋(さび)しがり屋で 世渡り下手で 俺とおまえは 似た者同志 長い川だよ 人の世は 待てばまた来る 倖せが…… 強く生きよう 夢追いながら 命かさねて 今日からふたり | 大川栄策 | 水木れいじ | 筑紫竜平 | 石倉重信 | 泣いた昔を ふり向くよりも 春を探そう ふたりの春を まわり道して むすばれた 白い野菊に 似てる女(やつ)…… 俺のみちづれ おまえに決めた 命かさねて 今日からふたり 苦労続きの おまえの心 どんな花より 綺麗じゃないか 寒い夜風に ふるえたら 俺がこの手で あたためる…… 忘れかけてた 笑顔に戻れ 命かさねて 今日からふたり 淋(さび)しがり屋で 世渡り下手で 俺とおまえは 似た者同志 長い川だよ 人の世は 待てばまた来る 倖せが…… 強く生きよう 夢追いながら 命かさねて 今日からふたり |
あの日の君を恋うる歌あの日の君に 逢えるなら いのちを惜しむ 俺じゃない くちなし匂う 花影で 泣いて別れた 遠い町…… むすばれなかった 女(ひと)ゆえに 偲ぶ偲ばず 面影しぐれ あなたは夢に 生きてねと からめた指の かぼそさよ やさしく抱いて やれもせず 旅にさすらい 春いくつ…… あてない噂に 今宵また 偲ぶ偲ばず 面影しぐれ 嘆くな泣くな 夜の雨 離れて燃える 恋もある この世に薄い 縁でも なんで切れよう 紅の糸…… 倖せ祈れば ほろほろと 偲ぶ偲ばず 面影しぐれ | 大川栄策 | 水木れいじ | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | あの日の君に 逢えるなら いのちを惜しむ 俺じゃない くちなし匂う 花影で 泣いて別れた 遠い町…… むすばれなかった 女(ひと)ゆえに 偲ぶ偲ばず 面影しぐれ あなたは夢に 生きてねと からめた指の かぼそさよ やさしく抱いて やれもせず 旅にさすらい 春いくつ…… あてない噂に 今宵また 偲ぶ偲ばず 面影しぐれ 嘆くな泣くな 夜の雨 離れて燃える 恋もある この世に薄い 縁でも なんで切れよう 紅の糸…… 倖せ祈れば ほろほろと 偲ぶ偲ばず 面影しぐれ |
男って辛いよな逢いたかったと 手を握る 男同士の 目に涙 炉端囲んで のむ酒が 五臓六腑に しみて来る とぎれとぎれの 思い出話 男って辛いよなァ…… おさな馴染に 逢いたくて なぜか目頭 熱くなる まぶたとじめば しみじみと 忘れかけてた 故郷の 浮かぶせつない 祭りの夜が 男って辛いよなァ…… 語り尽くした つもりても なにか足りない じれったさ それじゃあばよと 言いながら 別れ間際に 振りむけば 同じ気持で 振りむくお前 男って辛いよなァ…… | 大川栄策 | 鳥井実 | 松浦孝之 | | 逢いたかったと 手を握る 男同士の 目に涙 炉端囲んで のむ酒が 五臓六腑に しみて来る とぎれとぎれの 思い出話 男って辛いよなァ…… おさな馴染に 逢いたくて なぜか目頭 熱くなる まぶたとじめば しみじみと 忘れかけてた 故郷の 浮かぶせつない 祭りの夜が 男って辛いよなァ…… 語り尽くした つもりても なにか足りない じれったさ それじゃあばよと 言いながら 別れ間際に 振りむけば 同じ気持で 振りむくお前 男って辛いよなァ…… |
忍ぶの乱れ口紅(べに)を拭(ぬぐ)った さくら紙 花が咲いてる 畳のすみに 誘いあう 裏箱根 忍ぶの乱れ 飲んだお酒に まわった酔いに ほどけてく ほどけてく あゝ黒髪よ 闇をきりさく 雷(いかずち)よ 雨よふれふれ 帰れぬように 月見草 忍野村(おしのむら) 忍ぶの乱れ 青い光に 轟(とどろ)く音に 炎(も)えあがる 炎(も)えあがる あゝひそやかに みんなわすれて しまいたい ずっとこのまま 抱きしめて 罪深き 濁池(にごりいけ) 忍ぶの乱れ 肌も心も 溶かされてゆく 喘(あえ)ぎ泣く 喘(あえ)ぎ泣く あゝあの世まで | 大川栄策 | 高田ひろお | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 口紅(べに)を拭(ぬぐ)った さくら紙 花が咲いてる 畳のすみに 誘いあう 裏箱根 忍ぶの乱れ 飲んだお酒に まわった酔いに ほどけてく ほどけてく あゝ黒髪よ 闇をきりさく 雷(いかずち)よ 雨よふれふれ 帰れぬように 月見草 忍野村(おしのむら) 忍ぶの乱れ 青い光に 轟(とどろ)く音に 炎(も)えあがる 炎(も)えあがる あゝひそやかに みんなわすれて しまいたい ずっとこのまま 抱きしめて 罪深き 濁池(にごりいけ) 忍ぶの乱れ 肌も心も 溶かされてゆく 喘(あえ)ぎ泣く 喘(あえ)ぎ泣く あゝあの世まで |
男の火花空に轟く 触れ太鼓 燃やす闘志は 男の火花 裸一貫 土俵の上で 天下無双の 一気寄り 大和魂(ごころ)の ど根性 明日は男の 華が咲く 母も夢見た 晴れ雄姿(すがた) 意地で掴んだ 男の舞台 情け無用は 土俵の掟 握るこぶしに 血が滾(たぎ)る 燃やす男の ど根性 明日は笑顔の 花が咲く 髷(まげ)も際立つ 大銀杏(おおいちょう) 行くぞ怒濤の 血潮が燃える 男運命(いのち)を 土俵に賭けて 天下無敵の 押し相撲 大和魂(ごころ)の ど根性 明日は男の 華が咲く | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 松井タツオ | 空に轟く 触れ太鼓 燃やす闘志は 男の火花 裸一貫 土俵の上で 天下無双の 一気寄り 大和魂(ごころ)の ど根性 明日は男の 華が咲く 母も夢見た 晴れ雄姿(すがた) 意地で掴んだ 男の舞台 情け無用は 土俵の掟 握るこぶしに 血が滾(たぎ)る 燃やす男の ど根性 明日は笑顔の 花が咲く 髷(まげ)も際立つ 大銀杏(おおいちょう) 行くぞ怒濤の 血潮が燃える 男運命(いのち)を 土俵に賭けて 天下無敵の 押し相撲 大和魂(ごころ)の ど根性 明日は男の 華が咲く |
わかれ港町このまま別れてしまうには はかなすぎるよ 淋しすぎるよ 一日のばしの わかれ港町 細い女の 泣き声が つれて行ってと こころにからむ 左の手首の 傷あとを かくす袂よ 古い傷みよ 見るさえかよわい 浜の蛍ぐさ 死ぬの生きるの 云うような どこに烈しさ かくれていたろ 半分しあわせ あきらめた 肩の寒さよ 胸の薄さよ 霧笛がかなしみ ゆるす旅の宿 酔った寝顔の おさなさに 夢よやさしく こぼれておくれ | 大川栄策 | 水木かおる | 市川昭介 | | このまま別れてしまうには はかなすぎるよ 淋しすぎるよ 一日のばしの わかれ港町 細い女の 泣き声が つれて行ってと こころにからむ 左の手首の 傷あとを かくす袂よ 古い傷みよ 見るさえかよわい 浜の蛍ぐさ 死ぬの生きるの 云うような どこに烈しさ かくれていたろ 半分しあわせ あきらめた 肩の寒さよ 胸の薄さよ 霧笛がかなしみ ゆるす旅の宿 酔った寝顔の おさなさに 夢よやさしく こぼれておくれ |
絆川あなたとこの世で 逢うために 生まれてきたよな 気がします 人目を忍んだ 宿命(さだめ)の裏で ようやくみつけた 春ひとつ 縋る女の縋る女の 絆川 愛(いと)しくなっては 憎くなる ほんとの愛を 知りました お酒のしずくで なぞった傘に ふたりの名前を 並べても 夢が散りそな夢が散りそな 絆川 あなたの心が 変ったら 生きてはゆけない 女です 死ぬまでこの恋 炎やしていたい 一夜(ひとよ)の情けに 身をまかせ 明日も溺れる明日も溺れる 絆川 | 大川栄策 | 高田ひろお | 市川昭介 | | あなたとこの世で 逢うために 生まれてきたよな 気がします 人目を忍んだ 宿命(さだめ)の裏で ようやくみつけた 春ひとつ 縋る女の縋る女の 絆川 愛(いと)しくなっては 憎くなる ほんとの愛を 知りました お酒のしずくで なぞった傘に ふたりの名前を 並べても 夢が散りそな夢が散りそな 絆川 あなたの心が 変ったら 生きてはゆけない 女です 死ぬまでこの恋 炎やしていたい 一夜(ひとよ)の情けに 身をまかせ 明日も溺れる明日も溺れる 絆川 |
男泣かせの雨が降る夢に弾(はじ)かれ やけ酒に 世渡(よわた)り下手(べた)を 嘆(なげ)く俺 陰(かげ)に日向(ひなた)に 尽くしてくれる 笑顔絶やさぬ 可愛い女(やつ)よ 生きてみようか もう一度 あぁ今夜は… 男泣かせの雨が降る 涙こらえて 生きるには 温もりほしい 夜もある 痩(や)せた肩先 この手に抱けば たとえ小さな 夢でもいいと すがるお前の いじらしさ あぁ今夜は… 男泣かせの雨が降る 少し酔ったと 頬(ほほ)染(そ)めて 恥じらいなぞる 白い指 酒にぽつりと お前の涙 帰る故郷(こきょう)も ない身がふたつ 形ばかりの 契(ちぎ)り酒(ざけ) あぁ今夜は… 男泣かせの雨が降る | 大川栄策 | 小山内圭 | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 夢に弾(はじ)かれ やけ酒に 世渡(よわた)り下手(べた)を 嘆(なげ)く俺 陰(かげ)に日向(ひなた)に 尽くしてくれる 笑顔絶やさぬ 可愛い女(やつ)よ 生きてみようか もう一度 あぁ今夜は… 男泣かせの雨が降る 涙こらえて 生きるには 温もりほしい 夜もある 痩(や)せた肩先 この手に抱けば たとえ小さな 夢でもいいと すがるお前の いじらしさ あぁ今夜は… 男泣かせの雨が降る 少し酔ったと 頬(ほほ)染(そ)めて 恥じらいなぞる 白い指 酒にぽつりと お前の涙 帰る故郷(こきょう)も ない身がふたつ 形ばかりの 契(ちぎ)り酒(ざけ) あぁ今夜は… 男泣かせの雨が降る |
あばれ舟唄呼んでいる 呼んでいる 俺を呼んでいる 風が吹く 風が吹く 恋風魔風 なじむ間もない 町のくらしを また捨てて おんな泣かせの阿呆鳥 北海船だよ ハ スッチョイチョイ 吹雪いてる 吹雪いてる なにも見えぬほど 流されて 流されて 東か西か ゴムの合羽が 地獄極楽 知りながら なんで一途な阿呆鳥 北海船だよ ハ スッチョイチョイ 待ってろな 待ってろな 春にゃ帰るかな 詫びたって 詫びたって はるかな潮路 男ごころが わかるものかと 茶わん酒 泣くならうらむな阿呆鳥 北海船だよ ハ スッチョイチョイ | 大川栄策 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 呼んでいる 呼んでいる 俺を呼んでいる 風が吹く 風が吹く 恋風魔風 なじむ間もない 町のくらしを また捨てて おんな泣かせの阿呆鳥 北海船だよ ハ スッチョイチョイ 吹雪いてる 吹雪いてる なにも見えぬほど 流されて 流されて 東か西か ゴムの合羽が 地獄極楽 知りながら なんで一途な阿呆鳥 北海船だよ ハ スッチョイチョイ 待ってろな 待ってろな 春にゃ帰るかな 詫びたって 詫びたって はるかな潮路 男ごころが わかるものかと 茶わん酒 泣くならうらむな阿呆鳥 北海船だよ ハ スッチョイチョイ |
みれん雨悪い男でも 別れて見れば みれんこぼれる 女の涙 酔わせて下さい 立てないくらい 想い出 辛すぎて 堕ちてゆきます お酒の中へ いつか二人で 暮らせる夢が 雨に泣いてる 新宿あたり 返して下さい 私の春を この世で 貴男だけ 死んでいい程 愛したひとよ ネオン映して 流れる川も 腕を広げて 待つ海がある 教えて下さい 忘れる術を 貴男を 諦めて 生まれ変われる 明日が欲しい | 大川栄策 | 里村龍一 | 叶弦大 | | 悪い男でも 別れて見れば みれんこぼれる 女の涙 酔わせて下さい 立てないくらい 想い出 辛すぎて 堕ちてゆきます お酒の中へ いつか二人で 暮らせる夢が 雨に泣いてる 新宿あたり 返して下さい 私の春を この世で 貴男だけ 死んでいい程 愛したひとよ ネオン映して 流れる川も 腕を広げて 待つ海がある 教えて下さい 忘れる術を 貴男を 諦めて 生まれ変われる 明日が欲しい |
みれん舟嵐にもまれて 舵をとる 女ごころの 悲しさよ わたしを置いて あなたは一人 どこへ 行ったのよ さだめ儚い 浮き世の川を どこへ流れる おんな舟 捨てたつもりが またうずく 胸に刻んだ 恋の傷 みれんでしょうか 愚かでしょうか こころ 変わりを 憎み切れない 忘れられない 愛に漂う おんな舟 誓って下さい くちびるに 夢でいいから 抱きしめて あなたがいなきゃ 私は一人 生きて ゆけないわ 好きなあなたの 心の岸へ 辿り着きたい おんな舟 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 嵐にもまれて 舵をとる 女ごころの 悲しさよ わたしを置いて あなたは一人 どこへ 行ったのよ さだめ儚い 浮き世の川を どこへ流れる おんな舟 捨てたつもりが またうずく 胸に刻んだ 恋の傷 みれんでしょうか 愚かでしょうか こころ 変わりを 憎み切れない 忘れられない 愛に漂う おんな舟 誓って下さい くちびるに 夢でいいから 抱きしめて あなたがいなきゃ 私は一人 生きて ゆけないわ 好きなあなたの 心の岸へ 辿り着きたい おんな舟 |
二人の旅路そぼ降る雨の 冷たさに 震えるおまえの 肩の先 哀しい噂が 立つ前に 逃れたふるさと あの町よ 離れられない 離さない 命みちづれ 二人の旅路 窓打つ夜風(かぜ)の 音にさえ 涙でおびえる 仮の宿 悔んでないかと 抱き寄せりゃ 微笑(ほほえ)むおまえの いじらしさ 泣かせたくない 泣かせない 夢も濡れます 二人の旅路 ひとつの傘に 身を寄せて 人目に隠れて つなぐ指 小雨にうつ向く 川柳(かわやなぎ) 似たよな運命(さだめ)か この恋も 離れられない 離さない 明日へさ迷う 二人の旅路 | 大川栄策 | 麻こよみ | 四方章人 | 石倉重信 | そぼ降る雨の 冷たさに 震えるおまえの 肩の先 哀しい噂が 立つ前に 逃れたふるさと あの町よ 離れられない 離さない 命みちづれ 二人の旅路 窓打つ夜風(かぜ)の 音にさえ 涙でおびえる 仮の宿 悔んでないかと 抱き寄せりゃ 微笑(ほほえ)むおまえの いじらしさ 泣かせたくない 泣かせない 夢も濡れます 二人の旅路 ひとつの傘に 身を寄せて 人目に隠れて つなぐ指 小雨にうつ向く 川柳(かわやなぎ) 似たよな運命(さだめ)か この恋も 離れられない 離さない 明日へさ迷う 二人の旅路 |
思い出の記ああ思い出は 懐かしく ふるさと恋て 訪ぬれば 親同朋は すでに逝き 誓いし友の 面影も 今は虚しき 菜の花よ ああ人生は 夢の夢 幾年変わらぬ 山川も 流れる雲か 風に散る 人の心は 山吹の 花はほろほろ 散るばかり | 大川栄策 | 古賀政男 | 古賀政男 | 甲斐靖文 | ああ思い出は 懐かしく ふるさと恋て 訪ぬれば 親同朋は すでに逝き 誓いし友の 面影も 今は虚しき 菜の花よ ああ人生は 夢の夢 幾年変わらぬ 山川も 流れる雲か 風に散る 人の心は 山吹の 花はほろほろ 散るばかり |
湯の町月夜惚れているから 身をひきますと わずか二行の 置手紙 噂たずねる 箱根路の 花に愛(いと)しい 笑顔がゆれる ああ 君に逢いたい… 湯の町月夜 女ごころも わかってやれず 責めているのか 月あかり どこか倖せ うすいやつ 身体こわすな 無理などするな ああ 夜風(かぜ)につぶやく… 湯の町月夜 たぐり寄せれば ちぎれる未練 何故に結べぬ 細い糸 逢えぬつらさと 淋しさを 酒でまぎらす 強羅(ごうら)の夜よ ああ にじむ涙の… 湯の町月夜 | 大川栄策 | 仁井谷俊也 | 原譲二 | 南郷達也 | 惚れているから 身をひきますと わずか二行の 置手紙 噂たずねる 箱根路の 花に愛(いと)しい 笑顔がゆれる ああ 君に逢いたい… 湯の町月夜 女ごころも わかってやれず 責めているのか 月あかり どこか倖せ うすいやつ 身体こわすな 無理などするな ああ 夜風(かぜ)につぶやく… 湯の町月夜 たぐり寄せれば ちぎれる未練 何故に結べぬ 細い糸 逢えぬつらさと 淋しさを 酒でまぎらす 強羅(ごうら)の夜よ ああ にじむ涙の… 湯の町月夜 |
風港とぎれとぎれに 汽笛が咽ぶ 夜風 潮風 別れ風 濃い目の化粧で 隠しても 潤んで見える おまえの睫毛 今夜ばかりは… 今夜ばかりは 酔うに酔えない わかれ酒 口に出したら 言葉にしたら ほろり本音が こぼれそう 浮草 水藻の かくれ花 倖せなんて ぬくもりなんて これでいいのさ… これでいいのさ そっと吹き消す 夢灯り 港 路地裏 ここから先は 恋も涙も 行き止まり 冷たく背中を 向けたけど 背中で詫びて 心で泣いて 今度逢えたら… 今度逢えたら ましな男で また逢おう | 大川栄策 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | とぎれとぎれに 汽笛が咽ぶ 夜風 潮風 別れ風 濃い目の化粧で 隠しても 潤んで見える おまえの睫毛 今夜ばかりは… 今夜ばかりは 酔うに酔えない わかれ酒 口に出したら 言葉にしたら ほろり本音が こぼれそう 浮草 水藻の かくれ花 倖せなんて ぬくもりなんて これでいいのさ… これでいいのさ そっと吹き消す 夢灯り 港 路地裏 ここから先は 恋も涙も 行き止まり 冷たく背中を 向けたけど 背中で詫びて 心で泣いて 今度逢えたら… 今度逢えたら ましな男で また逢おう |
あなたに生きる命までもと あなたにほれて 燃えた私が 馬鹿でした どんなときにも 待つ身になれる 女になるわ 逢いたい 逢いたい 今すぐに 逢いに行きたい 生きるささえは 私にとって あなただけなの 信じてる なんでこうまで ほれたのかしら 眠れはしない 逢いたい 逢いたい 今すぐに 逢いに行きたい 女ですもの あなたのそばで 朝を迎えて 暮らしたい 死んで行くまで あなたと生きる 女になるわ 逢いたい 逢いたい 今すぐに 逢いに行きたい | 大川栄策 | 白鳥園枝 | 市川昭介 | | 命までもと あなたにほれて 燃えた私が 馬鹿でした どんなときにも 待つ身になれる 女になるわ 逢いたい 逢いたい 今すぐに 逢いに行きたい 生きるささえは 私にとって あなただけなの 信じてる なんでこうまで ほれたのかしら 眠れはしない 逢いたい 逢いたい 今すぐに 逢いに行きたい 女ですもの あなたのそばで 朝を迎えて 暮らしたい 死んで行くまで あなたと生きる 女になるわ 逢いたい 逢いたい 今すぐに 逢いに行きたい |
面影しぐれ風が呼ぶのか おまえの声か 知らぬ他国の 夜の雨 別れも言えず ただひとり 揺れるこころで ここまで来たが うるむ灯りに 思い乱れて 面影しぐれ 添えぬさだめに 悲しく咲いた 燃えて儚い 恋の花 二人で生きる しあわせは しょせん俺には 見果てぬ夢か 路地の屋台で 煽る苦酒 面影しぐれ 酔ってまぎらす 切ない胸に 募る未練が 沁みる酒 見上げる空に 青い月 姿映して その名を呼べば 尽きぬ思いに 漏らす溜息 面影しぐれ | 大川栄策 | 筑紫竜平 | 筑紫竜平 | 蔦将包 | 風が呼ぶのか おまえの声か 知らぬ他国の 夜の雨 別れも言えず ただひとり 揺れるこころで ここまで来たが うるむ灯りに 思い乱れて 面影しぐれ 添えぬさだめに 悲しく咲いた 燃えて儚い 恋の花 二人で生きる しあわせは しょせん俺には 見果てぬ夢か 路地の屋台で 煽る苦酒 面影しぐれ 酔ってまぎらす 切ない胸に 募る未練が 沁みる酒 見上げる空に 青い月 姿映して その名を呼べば 尽きぬ思いに 漏らす溜息 面影しぐれ |
江差・追分・風の街江差 追分 ながれる町は 風も尺八 ヒュル ヒュル ヒュル 吹いてゆく あの人に 詫びたいよ… 情けの深さを 知らない昔を 江差 追分 ながれる宿の 窓の向こうは ヒュル ヒュル ヒュル 日本海 あの人は どこにいる… 心の痛みを なぐさめ合いたい 江差 追分 ながれる港 かもめ 誰待つ ヒュル ヒュル ヒュル 日が暮れる あの人に 逢いたいよ… この世が かぎりの 縁じゃないか | 大川栄策 | 遠藤実 | 遠藤実 | | 江差 追分 ながれる町は 風も尺八 ヒュル ヒュル ヒュル 吹いてゆく あの人に 詫びたいよ… 情けの深さを 知らない昔を 江差 追分 ながれる宿の 窓の向こうは ヒュル ヒュル ヒュル 日本海 あの人は どこにいる… 心の痛みを なぐさめ合いたい 江差 追分 ながれる港 かもめ 誰待つ ヒュル ヒュル ヒュル 日が暮れる あの人に 逢いたいよ… この世が かぎりの 縁じゃないか |
雪ノ花人並みの しあわせは とうの昔に 捨てました いいのあなたが 望むなら 命とけても 夢一夜 きれいに咲かせて 雪ノ花 許されぬ 人ゆえに 想い一途(いちず)に 燃えてゆく 髪の乱れに 指をやり もらす吐息の せつなさよ 夢まぼろしの 雪ノ花 うつし世に 身をおいて 見えぬさだめに ながれても 闇に深深(しんしん) 降る雪の 白い炎に とけてゆく 花くれないの 雪ノ花 | 大川栄策 | たかたかし | 筑紫竜平 | 石倉重信 | 人並みの しあわせは とうの昔に 捨てました いいのあなたが 望むなら 命とけても 夢一夜 きれいに咲かせて 雪ノ花 許されぬ 人ゆえに 想い一途(いちず)に 燃えてゆく 髪の乱れに 指をやり もらす吐息の せつなさよ 夢まぼろしの 雪ノ花 うつし世に 身をおいて 見えぬさだめに ながれても 闇に深深(しんしん) 降る雪の 白い炎に とけてゆく 花くれないの 雪ノ花 |
裏町しぐれ世間の噂を 気にして生きて 幸せやれない このつらさ ああ このつらさ 男の心を やさしくぬらす お前がいとしいよ わがままいうが 強がりいうが 許しておくれよ ああ 裏町しぐれ 私の命は あなたにあげる いわれりゃ男の このつらさ ああ このつらさ 女の淋しさ つつんでやれぬ お前にわびたい 愛しているよ 抱きしめたいよ 今夜はぬれたい ああ 裏町しぐれ 路地裏小路の 情けの灯り どうにもならない このつらさ ああ このつらさ 疲れた心に やすらぎくれる お前のまごころ 別れるものか 死ぬまでふたり はなしはしないよ ああ 裏町しぐれ | 大川栄策 | 白鳥園枝 | 高峰山 | 斎藤恒夫 | 世間の噂を 気にして生きて 幸せやれない このつらさ ああ このつらさ 男の心を やさしくぬらす お前がいとしいよ わがままいうが 強がりいうが 許しておくれよ ああ 裏町しぐれ 私の命は あなたにあげる いわれりゃ男の このつらさ ああ このつらさ 女の淋しさ つつんでやれぬ お前にわびたい 愛しているよ 抱きしめたいよ 今夜はぬれたい ああ 裏町しぐれ 路地裏小路の 情けの灯り どうにもならない このつらさ ああ このつらさ 疲れた心に やすらぎくれる お前のまごころ 別れるものか 死ぬまでふたり はなしはしないよ ああ 裏町しぐれ |
男の桟橋船もなければ カモメもいない 酒場は未練の 船着場 あれから二年 別れて二年 今も気になる 身を責める まぶた閉じれば おまえが浮かぶ 呑んでわびてる 男の桟橋 無理を通して 身勝手ばかり それでもくれたね 優しさを 今更遅い 悔やんでみても ひとり手酌の 酒を呑む 捜さないでと 書き置きひとつ 文字が泣いてる 男の桟橋 もしも逢えたら やり直せたら 包んでやりたい この胸に ラジオでもれる 流行の歌を 聴けばあの日が 舞い戻る 灯り点した 赤ちょうちんが 風に揺れてる 男の桟橋 | 大川栄策 | たきのえいじ | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 船もなければ カモメもいない 酒場は未練の 船着場 あれから二年 別れて二年 今も気になる 身を責める まぶた閉じれば おまえが浮かぶ 呑んでわびてる 男の桟橋 無理を通して 身勝手ばかり それでもくれたね 優しさを 今更遅い 悔やんでみても ひとり手酌の 酒を呑む 捜さないでと 書き置きひとつ 文字が泣いてる 男の桟橋 もしも逢えたら やり直せたら 包んでやりたい この胸に ラジオでもれる 流行の歌を 聴けばあの日が 舞い戻る 灯り点した 赤ちょうちんが 風に揺れてる 男の桟橋 |
雨の永東橋雨の永東橋(ヨンドンキョ)は 思い出ばかり 傘をさしだす 人もない 心がわりは つらいけど 忘れられない 女がひとり あなたの靴音 追いかける 未練(ミリョン) 未練(ミリョン) 未練(ミリョン)……雨がふる 雨の永東橋は 噂もぬれる 酒のグラスに 残り紅 泣いたあの日の 傷あとが 酔えばせつなく わかれを責める あなたを信じて つくしたわ 未練 未練 未練……雨がふる 雨の永東橋に 流れる灯り 恋も流れて 消えてゆく つかみきれない しあわせに 肩でため息 女がひとり あなたに逢いたい すがりたい 未練 未練 未練……雨がふる | 大川栄策 | チョンウンイ・日本語詞:たかたかし | 南国人 | | 雨の永東橋(ヨンドンキョ)は 思い出ばかり 傘をさしだす 人もない 心がわりは つらいけど 忘れられない 女がひとり あなたの靴音 追いかける 未練(ミリョン) 未練(ミリョン) 未練(ミリョン)……雨がふる 雨の永東橋は 噂もぬれる 酒のグラスに 残り紅 泣いたあの日の 傷あとが 酔えばせつなく わかれを責める あなたを信じて つくしたわ 未練 未練 未練……雨がふる 雨の永東橋に 流れる灯り 恋も流れて 消えてゆく つかみきれない しあわせに 肩でため息 女がひとり あなたに逢いたい すがりたい 未練 未練 未練……雨がふる |
夜霧の再会橋ここでおまえと 別れたときは うしろ姿が はずんで消えた しあわせばかりと 思っていたが 夜霧の 夜霧の 再会橋で さびしい笑顔 見るのがつらい 蜜でくるんだ 男のうそが 世間知らずにゃ うれしかったか そんなに自分を もう責めるなよ 夜霧の 夜霧の 再会橋で こうして逢えた だけでもいいさ まわり道でも ふたりの愛を 二年かかって たしかめあえた しあわせ迷子に ならないように 夜霧の 夜霧の 再会橋で 握った手と手 もう離すなよ | 大川栄策 | 水木かおる | 市川昭介 | 前田俊明 | ここでおまえと 別れたときは うしろ姿が はずんで消えた しあわせばかりと 思っていたが 夜霧の 夜霧の 再会橋で さびしい笑顔 見るのがつらい 蜜でくるんだ 男のうそが 世間知らずにゃ うれしかったか そんなに自分を もう責めるなよ 夜霧の 夜霧の 再会橋で こうして逢えた だけでもいいさ まわり道でも ふたりの愛を 二年かかって たしかめあえた しあわせ迷子に ならないように 夜霧の 夜霧の 再会橋で 握った手と手 もう離すなよ |
北の慕情にぎりつぶした 別れの手紙 北の涯てまで 連れてきた 白いフェリーの 丸窓に ちぎれたはずの 恋糸が 睫毛のように こびりつく ああ ああ 終わりなき愛は 積丹岬(しゃこたんみさき)の雨を泣かせる どこか空似の 女が唄う 古い縁歌の すじ書きが おれとあの娘に 似てほろり グラスに落とす ひと滴 含めば冷たい 夜が更ける ああ ああ あてどなき愛は サロベツ原野に雪を降らせる 惚れていたのか こんなにまでも 深い絆を いま知った 遠くはるかに 離れても 捨てちゃいやよと 耳元で 切なくむせぶ あの声が ああ ああ 終わりなき愛は 宗谷の岬の月をゆがめる | 大川栄策 | 星野哲郎 | 山口ひろし | | にぎりつぶした 別れの手紙 北の涯てまで 連れてきた 白いフェリーの 丸窓に ちぎれたはずの 恋糸が 睫毛のように こびりつく ああ ああ 終わりなき愛は 積丹岬(しゃこたんみさき)の雨を泣かせる どこか空似の 女が唄う 古い縁歌の すじ書きが おれとあの娘に 似てほろり グラスに落とす ひと滴 含めば冷たい 夜が更ける ああ ああ あてどなき愛は サロベツ原野に雪を降らせる 惚れていたのか こんなにまでも 深い絆を いま知った 遠くはるかに 離れても 捨てちゃいやよと 耳元で 切なくむせぶ あの声が ああ ああ 終わりなき愛は 宗谷の岬の月をゆがめる |
港雨下駄で小走り 手を振る女 やがて港に 船が着く 霧雨 桟橋 涙をこらえ 俺にさしだす 女傘 …逢いたかったよ かわす目と目に 港雨 一度わかれた 男と女 離れきれずに 舫(もや)い船 海猫 灯台 たたずむ二人 痩せたみたいだ 昔より …苦労かけたな 言えば泣き出す 港雨 怨みつらみも あるはずなのに 何もいわずに 酒支度 漁り火 やすらぎ 旅路の終わり 二度とおまえを 離さない …逢いたかったよ 抱けば遣らずの 港雨 | 大川栄策 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 下駄で小走り 手を振る女 やがて港に 船が着く 霧雨 桟橋 涙をこらえ 俺にさしだす 女傘 …逢いたかったよ かわす目と目に 港雨 一度わかれた 男と女 離れきれずに 舫(もや)い船 海猫 灯台 たたずむ二人 痩せたみたいだ 昔より …苦労かけたな 言えば泣き出す 港雨 怨みつらみも あるはずなのに 何もいわずに 酒支度 漁り火 やすらぎ 旅路の終わり 二度とおまえを 離さない …逢いたかったよ 抱けば遣らずの 港雨 |
昭和放浪記泣いて渡った 橋もある 酔って溺れた 川もある 過ぎた月日を 振り返えりゃ よくぞここまで ああ 命つないで 昭和放浪記 壁に煤けた 一枚の 色紙なつかし 流行り歌 恋の迷子に 逢えそうな そんな気がする ああ 夜の裏まち 昭和放浪記 咲かずじまいの 夢もある 咲いて哀しい 恋もある 情けなみだの 浮き世川 未練ごころを ああ 抱いてどこまで 昭和放浪記 | 大川栄策 | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 泣いて渡った 橋もある 酔って溺れた 川もある 過ぎた月日を 振り返えりゃ よくぞここまで ああ 命つないで 昭和放浪記 壁に煤けた 一枚の 色紙なつかし 流行り歌 恋の迷子に 逢えそうな そんな気がする ああ 夜の裏まち 昭和放浪記 咲かずじまいの 夢もある 咲いて哀しい 恋もある 情けなみだの 浮き世川 未練ごころを ああ 抱いてどこまで 昭和放浪記 |
裏町酒場雨にぬれてる 赤い灯が 俺にゃ似合いの 裏町酒場 泣いているのか あの唄も 酔えばおまえの 声になる よせよいまさら あゝひとり酒 肩を並べて 飲む夜が 俺とおまえの 幸せだった 夢を落した盃を そっと笑って 飲んでいた 思い出すのさ あゝひとり酒 いつかおまえと みちづれに 俺はなろうと 思ったものを 箸の袋に 別れ文字 書いて残して どこ行った 馬鹿な奴だよ あゝひとり酒 | 大川栄策 | さいとう大三 | 竜鉄也 | 伊藤雪彦 | 雨にぬれてる 赤い灯が 俺にゃ似合いの 裏町酒場 泣いているのか あの唄も 酔えばおまえの 声になる よせよいまさら あゝひとり酒 肩を並べて 飲む夜が 俺とおまえの 幸せだった 夢を落した盃を そっと笑って 飲んでいた 思い出すのさ あゝひとり酒 いつかおまえと みちづれに 俺はなろうと 思ったものを 箸の袋に 別れ文字 書いて残して どこ行った 馬鹿な奴だよ あゝひとり酒 |
恋吹雪あなたが浴びる湯の音が せせらぎみたいに 聴こえます ゆきずりのゆきずりの あゝ夢一夜 堕ちてみたって かまわない 燃えて散れ散れ 恋吹雪 陽なたのような その胸に 一生棲むのは無理なのね つかのまの つかのまの あゝ夢一夜 声を殺して 指をかむ おんな心の 恋吹雪 寝息をたてる 横顔に ネオンがこぼれる 仮の宿 抱きしめて抱きしめて あゝ夢一夜 朝になるまで 酔わせてよ おとぎばなしの 恋吹雪 | 大川栄策 | 吉岡治 | 市川昭介 | | あなたが浴びる湯の音が せせらぎみたいに 聴こえます ゆきずりのゆきずりの あゝ夢一夜 堕ちてみたって かまわない 燃えて散れ散れ 恋吹雪 陽なたのような その胸に 一生棲むのは無理なのね つかのまの つかのまの あゝ夢一夜 声を殺して 指をかむ おんな心の 恋吹雪 寝息をたてる 横顔に ネオンがこぼれる 仮の宿 抱きしめて抱きしめて あゝ夢一夜 朝になるまで 酔わせてよ おとぎばなしの 恋吹雪 |
高山の女(ひと) 浅葱色した 紬が似合う どこか淋しい ひとだった あなたの胸で 死ねたらいいと 泣いてすがった 細い指 おまえに逢いたい 高山の女 妻と呼ばれる 暮らしが欲しい 酔って甘えた 夜もある 長い黒髪 解いて燃えた 遠いあの夜の 恋花火 今でもひとりか 高山の女 暖簾くぐって 地酒に酔えば 何故か空似の ひとばかり やさしい笑顔 小さな肩を 抱いてやりたい もう一度 おまえに逢いたい 高山の女 | 大川栄策 | 仁井谷俊也 | 大沢浄二 | 斎藤恒夫 | 浅葱色した 紬が似合う どこか淋しい ひとだった あなたの胸で 死ねたらいいと 泣いてすがった 細い指 おまえに逢いたい 高山の女 妻と呼ばれる 暮らしが欲しい 酔って甘えた 夜もある 長い黒髪 解いて燃えた 遠いあの夜の 恋花火 今でもひとりか 高山の女 暖簾くぐって 地酒に酔えば 何故か空似の ひとばかり やさしい笑顔 小さな肩を 抱いてやりたい もう一度 おまえに逢いたい 高山の女 |
昭和浪漫~第二章~ 風に追われるように街を歩いてる 痩(や)せた野良犬も見かけなくなった 路地の屋台で聴いた ギター流し歌 そんな風情もまた 消えて行(ゆ)くのですか 小さな手をつないで 夕焼けこやけの道を 歌って帰った昭和は風の中 裸電球点(とも)した小さな駅から 夢を枕にして あの日 町を出た あれから幾年月 時は流れたけど あの日の夢はまだ列車の棚の上 貧しかったけれどみんな元気だった 笑顔と一緒に昭和は夢の中 振り向けば人生の旅は半ば過ぎて 歩いて来た道に悔いはないけれど 遅くなんかないさ 夢をもう一度 追いかけてみようか 少年(こども)の頃のように これからが青春です もうひと花咲かせましょう 思い出つまった昭和は夢の中 昭和は夢の中 | 大川栄策 | オオガタミヅオ | オオガタミヅオ | 京田誠一 | 風に追われるように街を歩いてる 痩(や)せた野良犬も見かけなくなった 路地の屋台で聴いた ギター流し歌 そんな風情もまた 消えて行(ゆ)くのですか 小さな手をつないで 夕焼けこやけの道を 歌って帰った昭和は風の中 裸電球点(とも)した小さな駅から 夢を枕にして あの日 町を出た あれから幾年月 時は流れたけど あの日の夢はまだ列車の棚の上 貧しかったけれどみんな元気だった 笑顔と一緒に昭和は夢の中 振り向けば人生の旅は半ば過ぎて 歩いて来た道に悔いはないけれど 遅くなんかないさ 夢をもう一度 追いかけてみようか 少年(こども)の頃のように これからが青春です もうひと花咲かせましょう 思い出つまった昭和は夢の中 昭和は夢の中 |
一途な女 肩が寒けりや 体を寄せな 夢が欲しけりゃ 瞼をとじろ 町のはずれの この居酒屋が お前と俺との 情けのねぐら せめて飲もうよ コップ酒 生れついての 馬鹿正直が 渡る世間を 狭くする 指におくれ毛 からませながら 似たよな運命と お前は笑う 笑う瞳が なぜ濡れる 義理と人情 言葉にすれば 古い奴だと 他人は言う 俺は俺だと 小石を蹴れば 真似するお前も 一途な女 苦労したけりゃ 徒いて来な | 大川栄策 | 松井由利夫 | 岡千秋 | 前田俊明 | 肩が寒けりや 体を寄せな 夢が欲しけりゃ 瞼をとじろ 町のはずれの この居酒屋が お前と俺との 情けのねぐら せめて飲もうよ コップ酒 生れついての 馬鹿正直が 渡る世間を 狭くする 指におくれ毛 からませながら 似たよな運命と お前は笑う 笑う瞳が なぜ濡れる 義理と人情 言葉にすれば 古い奴だと 他人は言う 俺は俺だと 小石を蹴れば 真似するお前も 一途な女 苦労したけりゃ 徒いて来な |
路傍の花 酒場ぐらしの 路傍の花に 幸せ運ぶ 季節はないの あなたがくれた 婚約指輪 今じゃ光も 色あせたけど 何故かはずせぬ 薬指 つくり笑顔の 路傍の花が 売るのは嘘と 一夜の夢よ 真心だけは 売らぬつもりが 恋にすがって けずられちゃった 涙ひとつぶ カウンター ほこりまみれの 路傍の花は 心のしみを 涙で落とす 今夜で一つ また年をとる 誰も祝って くれないけれど やけに酔いたい 誕生日 | 大川栄策 | なかにし礼 | 猪俣公章 | | 酒場ぐらしの 路傍の花に 幸せ運ぶ 季節はないの あなたがくれた 婚約指輪 今じゃ光も 色あせたけど 何故かはずせぬ 薬指 つくり笑顔の 路傍の花が 売るのは嘘と 一夜の夢よ 真心だけは 売らぬつもりが 恋にすがって けずられちゃった 涙ひとつぶ カウンター ほこりまみれの 路傍の花は 心のしみを 涙で落とす 今夜で一つ また年をとる 誰も祝って くれないけれど やけに酔いたい 誕生日 |
舞酔い雪 忘れていたのに 諦めたのに 今頃なぜに めぐり逢う 憎いいとしい 想い出に お酒つぐ手が 震えます あゝどうする 笑顔がつらい 夜の湯の町 舞酔(まよ)い雪 あれから流れて ふた冬み冬 倖せでしたか あの人と 肩を並べて のむ酒が 寒いこころを あたためる あゝどうする どうすりゃいいの 夜の湯の川 舞酔い雪 今なら間に合う 帰っちゃだめと いえないままに 雪の中 きっと逢えるわ また逢える お酒ゆらせば 鳴る氷 あゝいまでも あなたが好きよ 夜の湯の町 舞酔い雪 | 大川栄策 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 忘れていたのに 諦めたのに 今頃なぜに めぐり逢う 憎いいとしい 想い出に お酒つぐ手が 震えます あゝどうする 笑顔がつらい 夜の湯の町 舞酔(まよ)い雪 あれから流れて ふた冬み冬 倖せでしたか あの人と 肩を並べて のむ酒が 寒いこころを あたためる あゝどうする どうすりゃいいの 夜の湯の川 舞酔い雪 今なら間に合う 帰っちゃだめと いえないままに 雪の中 きっと逢えるわ また逢える お酒ゆらせば 鳴る氷 あゝいまでも あなたが好きよ 夜の湯の町 舞酔い雪 |
はぐれ舟 今日も誰かが 泣いている 泣けば涙の 川になる 荷物降ろした 男の背中(せな)に 吹いて寂しい すきま風 灯りひとつぶ 灯りひとつぶ はぐれ舟 往けばかえらぬ 片瀬波 今じゃ噂も 届かない 未練面影 ちらつくたびに 胸に注ぎこむ わすれ酒 どこへ流れる どこへ流れる おとこ舟 生きたあかしの傷の跡 思い乱れて 夜も更ける 岸を離れて さまよう俺に 縋る哀しい ひと夜花 よせよいまさら よせよいまさら はぐれ舟 | 大川栄策 | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 今日も誰かが 泣いている 泣けば涙の 川になる 荷物降ろした 男の背中(せな)に 吹いて寂しい すきま風 灯りひとつぶ 灯りひとつぶ はぐれ舟 往けばかえらぬ 片瀬波 今じゃ噂も 届かない 未練面影 ちらつくたびに 胸に注ぎこむ わすれ酒 どこへ流れる どこへ流れる おとこ舟 生きたあかしの傷の跡 思い乱れて 夜も更ける 岸を離れて さまよう俺に 縋る哀しい ひと夜花 よせよいまさら よせよいまさら はぐれ舟 |
駅 つれて行けない 別れのつらさ 駅灯(あかり)に背を向け ひとり泣く女 赤いコートに 降る雪の 雪の白さが目にしみる プラットホーム 汽車がくる 汽車がくる 雪国の駅 出来るものなら 切符を捨てて この手で涙を 拭いてやりたいよ 君と一緒に いるだけで おれは優しくなれたのに いつまた逢える さよならの さよならの 雪国の駅 伝えきれない 想いをのこし 汽笛がひと声 空に凍りつく 青いシグナル 舞う雪に 君の姿が消えてゆく 夜汽車の窓よ 遠くなる 遠くなる 雪国の駅 | 大川栄策 | たかたかし | 市川昭介 | 佐伯亮 | つれて行けない 別れのつらさ 駅灯(あかり)に背を向け ひとり泣く女 赤いコートに 降る雪の 雪の白さが目にしみる プラットホーム 汽車がくる 汽車がくる 雪国の駅 出来るものなら 切符を捨てて この手で涙を 拭いてやりたいよ 君と一緒に いるだけで おれは優しくなれたのに いつまた逢える さよならの さよならの 雪国の駅 伝えきれない 想いをのこし 汽笛がひと声 空に凍りつく 青いシグナル 舞う雪に 君の姿が消えてゆく 夜汽車の窓よ 遠くなる 遠くなる 雪国の駅 |
男一途 一つ頬っぺた 張られたら 俺は 二つにして返す 意地を捨てれば 命が枯れる 時の流れは 変わろうと 俺は 俺は 俺は男で生きて行く 情におぼれりゃ 流される 理屈並べりゃ 角が立つ こんな俺でも あの娘にだけは せめて一輪 夢の花 胸に 胸に 胸に抱かせてやりたいよ 下手な世渡り 綱渡り 逃げりゃ 明日を見失う 泥をかぶろと まごころだけは 汚したくない この俺の 熱い 熱い 熱い涙を誰が知ろ | 大川栄策 | 松井由利夫 | 弦哲也 | 斎藤恒夫 | 一つ頬っぺた 張られたら 俺は 二つにして返す 意地を捨てれば 命が枯れる 時の流れは 変わろうと 俺は 俺は 俺は男で生きて行く 情におぼれりゃ 流される 理屈並べりゃ 角が立つ こんな俺でも あの娘にだけは せめて一輪 夢の花 胸に 胸に 胸に抱かせてやりたいよ 下手な世渡り 綱渡り 逃げりゃ 明日を見失う 泥をかぶろと まごころだけは 汚したくない この俺の 熱い 熱い 熱い涙を誰が知ろ |
女のグラス お酒はあんまり 飲めないけれど あなたの情けに 酔いたい私 やさしい背中に もたれていると あなたと暮らせる 幸せほしい 女の夢よ 幸せほしい あなたが恋しい 毎日だから 涙を浮かべる 女のグラス 淋しい想いよ しっかり抱いて はなしはしないと いわれてみたい 一度でいいの いわれてみたい あなたの前では 素直になれる かわいいひとりの 女になれる 逢えない暮らしは せつないけれど いつかはお願い かなえてほしい 女の夢を かなえてほしい  | 大川栄策 | 白鳥園枝 | 市川昭介 | | お酒はあんまり 飲めないけれど あなたの情けに 酔いたい私 やさしい背中に もたれていると あなたと暮らせる 幸せほしい 女の夢よ 幸せほしい あなたが恋しい 毎日だから 涙を浮かべる 女のグラス 淋しい想いよ しっかり抱いて はなしはしないと いわれてみたい 一度でいいの いわれてみたい あなたの前では 素直になれる かわいいひとりの 女になれる 逢えない暮らしは せつないけれど いつかはお願い かなえてほしい 女の夢を かなえてほしい |
おんな川 情けの川が あるならば おぼれてみたい この私 どうせ さすらい 女舟 おんな舟 行き着く港の あてもない 浮気な川に 流されて 死にたい夜も ありました 未練 さすらい 女舟 おんな舟 今さら悔やんで 何になる 情けの川は どこにある 流れの果ては どこに着く こんな さすらい 女舟 おんな舟 灯りははるかに 海の果て | 大川栄策 | 白鳥園枝 | 市川昭介 | 佐伯亮・南郷達也 | 情けの川が あるならば おぼれてみたい この私 どうせ さすらい 女舟 おんな舟 行き着く港の あてもない 浮気な川に 流されて 死にたい夜も ありました 未練 さすらい 女舟 おんな舟 今さら悔やんで 何になる 情けの川は どこにある 流れの果ては どこに着く こんな さすらい 女舟 おんな舟 灯りははるかに 海の果て |
雨の港 別れりゃ他人のはずなのに からだがあの人おぼえてる お酒くち紅港の酒場 雨の降る夜は恋しくて だめね女はひとりじゃ眠れない やさしく抱かれたあの夜の 着物で今夜も酒をつぐ 霧笛ほつれ毛東京なまり わかれ演歌に泣けてくる 酔えばつらいわむかしにまた戻る あれほど怨んだ人なのに いいことばかりを数えてる 涙ため息哀愁みなと 船でゆく人かえる人 明日は私にいい夢つれて来い | 大川栄策 | たかたかし | 遠藤実 | | 別れりゃ他人のはずなのに からだがあの人おぼえてる お酒くち紅港の酒場 雨の降る夜は恋しくて だめね女はひとりじゃ眠れない やさしく抱かれたあの夜の 着物で今夜も酒をつぐ 霧笛ほつれ毛東京なまり わかれ演歌に泣けてくる 酔えばつらいわむかしにまた戻る あれほど怨んだ人なのに いいことばかりを数えてる 涙ため息哀愁みなと 船でゆく人かえる人 明日は私にいい夢つれて来い |
目ン無い千鳥 目ン無い千鳥の高島田 見えぬ鏡にいたわしや 曇る今宵の金屏風 誰のとがやら罪じゃやら 千々に乱れる思い出は すぎし月日の糸車 回す心の 盃に 紅はさしても晴れぬ胸 雨の夜更けに弾く琴が 白い小指にしみてゆく 花がちるちる春が逝く 胸の扉がまた濡れる 目ン無い千鳥の さみしさは 切れてはかない琴の糸 青春の盛りの若い葉に むせび泣くよなこぬか雨 | 大川栄策 | サトウハチロー | 古賀政男 | | 目ン無い千鳥の高島田 見えぬ鏡にいたわしや 曇る今宵の金屏風 誰のとがやら罪じゃやら 千々に乱れる思い出は すぎし月日の糸車 回す心の 盃に 紅はさしても晴れぬ胸 雨の夜更けに弾く琴が 白い小指にしみてゆく 花がちるちる春が逝く 胸の扉がまた濡れる 目ン無い千鳥の さみしさは 切れてはかない琴の糸 青春の盛りの若い葉に むせび泣くよなこぬか雨 |
さざんかの宿 くもりガラスを 手で拭いて あなた明日が 見えますか 愛しても愛しても あゝ他人(ひと)の妻 赤く咲いても 冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿 ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり 燃えたって燃えたって あゝ他人の妻 運命かなしい 冬の花 明日はいらない さざんかの宿 せめて朝まで 腕の中 夢を見させて くれますか つくしてもつくしても あゝ他人の妻 ふたり咲いても 冬の花 春はいつくる さざんかの宿 | 大川栄策 | 吉岡治 | 市川昭介 | | くもりガラスを 手で拭いて あなた明日が 見えますか 愛しても愛しても あゝ他人(ひと)の妻 赤く咲いても 冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿 ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり 燃えたって燃えたって あゝ他人の妻 運命かなしい 冬の花 明日はいらない さざんかの宿 せめて朝まで 腕の中 夢を見させて くれますか つくしてもつくしても あゝ他人の妻 ふたり咲いても 冬の花 春はいつくる さざんかの宿 |