宮下健治作曲の歌詞一覧リスト  361曲中 1-200曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
王さんのこと長山洋子長山洋子小金井一正宮下健治京建輔日雇い 日暮れて 日の出町 餃子のにおいに 誘われて のれんをくぐる 大晦日 地元じゃないねと 王さんに 慌ててうなずく 夜だったなぁ…  薄着じゃ表は 寒かろう ゆっくりしてけと 火をおとし 油を拭いた 酒のびん壜 祖国の話で 王さんに 今すぐ帰れと 叱られたなぁ…  何年ぶりだろ 裏通り 地酒を土産に 訪ねたが ぺんぺん草と 夢の跡 も一度逢いたい 王さんに 息子の話を 聞かせたいなぁ…
別れの港佐々木新一佐々木新一関口義明宮下健治南郷達也女を泣かせちゃ 男じゃないと 胸に霧笛が 突き刺さる 捨てた故郷へ 帰るお前の やつれた肩に 何を詫びても 手遅れだけど 飲めばじんとくる 別れの港  優しさばかりで 甲斐性なしじゃ しょせん幸せ 空回り 柄じゃないのに 一寸(ちょっと)気取って 格好つけて 惚れちゃならぬと さとしたあの夜(よ) 思いちりぢり 別れの港  潮風冷たい 夜ゆく船は 弱い身体に 辛かろが 生まれ故郷で 暮らすお前の あしたはきっと しけた過去など 笑顔ではじく 夢をつないで 別れの港
別れの彼方増位山太志郎増位山太志郎森田いづみ宮下健治南郷達也今にも散りそな 花びらが 涙こらえて しがみつく 桜 ひらひら ひらひらと 添えぬ運命(さだめ)に 背を向けて 明日をさがすの 別れの彼方に  真夏の月夜に 殻を脱ぎ 燃えて焦がれる 蝉しぐれ 胸が じりじり じりじりと 過ぎたあの日が 恋しくて 明日をさがすの 別れの彼方に  凍てつく寒さを 耐え抜いて 咲かす生命(いのち)の 冬牡丹 雪が しんしん しんしんと いつか逢える日 夢にみて 明日をさがすの 別れの彼方に
若松みなとのあばれん坊氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治南郷達也敵は百万 あろうとも あとにゃ引けない ごんぞの意気地 夢をかついで 命をはった 若松みなとの 若松みなとの あゝ あばれん坊  石も磨けば 光るもの 泣いて笑って 男も光る 龍になるのさ 洞海湾の 若松みなとの 若松みなとの あゝ あばれん坊  強いだけでは 生きられぬ 心失くしちゃ 男じゃなかと 夜明け波止場の 朝陽に燃える 若松みなとの 若松みなとの あゝ あばれん坊
露地しぐれ梓夕子梓夕子木下龍太郎宮下健治池多孝春「ここから先は 女通れぬ男道。黙って来た道 戻ってくれ。無理は言いっこなしだ。」  借りたままでは 済まない義理の 命かけての 恩返し 叱りつけても 相合傘で 送るお前の 切なさが 雨になったか 露地しぐれ  つらい座敷の 酔いどれ客を 逃げて来たのか 乱(みだ)れ裾(すそ) 何も言わずに 入って行けと 送り届けた 雨の夜の 傘が二人の 縁結び  もしもこのまま 戻れぬときは 次と言う世で 水入らず 差して帰れと 譲った傘を 捨ててお前は 濡れねずみ ひとり見送る 露地しぐれ
令和 アイ・アイ節川神あい川神あい野村瞳宮下健治猪股義周さても お越しの皆様方へ 高い演座のその上で お耳拝借することを お許しください 失礼します 生まれ茨城つくばの育ち お国訛りは宝物 女ですもの人並みに 恋もしました夢も見た 泣いて つまづき ころんでも 苦節 骨折 なんのその 歌が命の このわたし 聞いてください 最後まで 令和 アイ・アイ アイ・アイ節を アイ・アイ節を  向かい風ほど大空高く 翼広げて飛ぶ鳥は 明日を目指して旅をする 弱音をはいたら 負けになる 転びつまずき泣くことよりも 夢に向かって歩きます 女神男神に守られて 感謝感謝の歌の旅 命 この世に ある限り 苦労涙も 味になる 愛が支えの 私です どうぞ宜しく 願います 令和 アイ・アイ アイ・アイ節を アイ・アイ節を  いつもお世話を かけますが 恩を忘れず この先も 歌い続けて まいります サアサ 皆様 元気よく 令和 アイ・アイ アイ・アイ節を アイ・アイ節を  隅から隅まで ずずいと~ 御願いたてまつります~
瑠璃あざみ三船和子三船和子芳美知余宮下健治伊戸のりお濡れてゆきます このまま一人 肩に冷たい 走り雨 人目忍んで 隠れ宿 何度この道 通ったか 雨に打たれて 咲く花は 心とがめる 瑠璃あざみ  行こか戻ろか ためらいながら 女ごころの 通せんぼ 今日が最後と 決めたのに 逢えば崩れる 私です 匂いたつよに 咲く花は あなた誘って 瑠璃あざみ  髪の乱れを 恥じらうように 隠す胸もと 紅の裾 帰りたくない 帰さない 白い素足が 艶(いろ)めいて 縋る想いで 咲く花は 何故に哀しい 瑠璃あざみ
流転‥母恋鴉竹内誠竹内誠礼恭司宮下健治浮世街道 斜めにそれて いつか気がつきゃ 長(なが)の旅 ひと目逢いたや おふくろさんよ 暮れて母恋い 碓氷(うすい)の峠 聞くな覗(のぞ)くな… 男さらしの 胸のうち  気まま風まま 安雲野越えりゃ 明日はいずこか 雲に聞け 野菊かざした 宿場の女(ひと)よ 母に似ている やさしい笑顔 惚れてくれるな… 恋の関所は 通せんぼ  信濃故郷 祭りの頃か なぜか身に泌む 里ごころ せめて詫びたい おふくろさんよ しぐれ母恋 信州鴉 泣く嘆くな… 男流転の 三度笠
流転川三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治南郷達也石が浮かんで 木の葉が沈む それが浮世と 云うものか 生きてゆくのは 耐えること いつも男で あった日の 姿恋しい あゝ流転川  悪い方へと なぜ廻り出す 一度外れたら 歯車は 酒でなみだを 飛ばそうよ 袋小路の 薄灯り 負けちゃいけない あゝ流転川  ひとの一生 舞台で変わる 淀み水さえ 流れ水 お前いたから 俺がある 曲がりなりにも 五十路坂 明日の花咲け あゝ流転川
リラは咲いても…藍ようこ藍ようこ万城たかし宮下健治むらさき色に この街暮れて 今夜も私を 独りにさせる リラの花は咲いても… 想い出は帰らない 花びらの香りは あの日とおなじ ただひとつ あーあなたが あなたが居ない  別れが来ると 感じていたの 涙は見せない 覚悟もしたわ リラの花は咲いても… 足音は聞こえない 女って切なく 優しい恋の 腕のなか あー抱かれて 抱かれていたい  愛する人と 結ばれるなら 五枚(いつつ)の花びら 探せというわ リラの花は咲いても… あなたには届かない 過ぎた日のぬくもり 心にしまい 明日へと あー旅立つ 旅立つ私
離郷しぐれ氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治どうかお頼み いたします 残し置きゆく 父母の 明日(あす)を案じて 手を合わす 男には行かねばならぬ 時がある 離郷しぐれが 枯れ葉を連れて 俺を呼ぶよに 窓を打つ  父は行けよと 申します たった一度の 人生を 広い世間で 頑張れと… 男には口には出さぬ 夢がある 離郷しぐれが 別れの朝に なんで門出を 濡らすのか  名残惜しいが 参ります 俺を見送る こともせず 母は気丈に 背を向けた いつの日か迎えに来ると 振り向けば 離郷しぐれか 涙の露か 肩にハラハラ 降りかかる
落語歌謡 厩火事三山ひろし三山ひろし立川志の春宮下健治伊戸のりお稼ぎ女房にぐうたら亭主 髪結い女に酒飲み男 苦労するのは百も承知 二人にゃ二人の型がある  「仲人していただいた旦那に言うのもなんですけど、今日という今日は 愛想も小想も尽き果てましたから別れさせて頂きたいと思ってきたんです。 だってあの人ったら、、、あんまり憎ったらしいもんだから そう言ってやったんです。『お前さん誰のおかげでそうやって昼間っから うちで遊んでられるんだい!』ってそしたら向こうが 『何を言ってやんでいこのおかめ!』ってんでしょ?おかめ。 旦那、世の中には言っちゃいけないことってあるんです。 おかめはダメ、だってあたしちょっと似てるでしょ?頷かなくて結構です。 あたしもう頭に来たもんですから『このひょっとこー!』って」  おかめひょっとこ 飛んで火に入る 飛んで火に入る夏の虫 ア夏の虫~~  姉さん女房に甘えた亭主 それでも一緒に生きていきたい お前百までわしゃ九十九まで 共に白髪の生えるまで  本当のことを言うならば あんた百ならうちゃ百と七 先に白髪に染まるとは 言わぬが花の吉野川 馬鹿にしとくれするならば 離しゃしないよあんたの手 別れた方がいいなんて その手は桑名の焼き蛤  「そりゃああたしがもう少し若けりゃあいいですよ。 でもあたしの方が七つも年が上なんです七つも。だから心配なんです。 あたしがお婆ちゃんになって動けなくなった時にね、あの人若い女と イチャイチャしてたらね、食らいついてやろうとおもいますけれどね、 そん時ゃ歯が全部抜けちまって土手ばっかりになってるから もう食らいつこうと思ったって食らいつけないんです!」  喧嘩するのは仲良い証 割れ鍋~綴じ蓋~ 似合いの夫婦(めおと) どうせ二人は五十歩百歩 怪我無く暮らせりゃそれでいい  「くだらないことをべらべら喋るんじゃあないよ。 あいつの本音を教えて欲しいったって、 8年一緒にいるお前さんがわからないのに、あたしがわかるわけがないだろ。 ま、それでも本音を知りたいならばお前さんには酷だけど 言って聞かせる事がある」  人の心根試すのは 好きじゃないけど聞いとくれ 昔唐土(もろこし)孔子様 留守に厩が焼けし時 家来の無事を気遣わば 恐れ入谷の鬼子母神 所変わって麹町 さるお屋敷の旦那様 女房が瀬戸物割りし時 瀬戸物無事かと尋ねしは 嫌じゃ有馬の水天宮  「お前さんの亭主が瀬戸物を大事にしてるってんならちょうどいいや。 うちぃ帰ってあいつの瀬戸物一つ、どっかにぶつけて壊してごらん。 そん時あいつがどうするか、瀬戸物ばかりを気にするか、 それともお前さんの身体を気にするか。 唐土なのか麹町なのか、あいつの地金を試してごらん お前さんの指ぃ一本でも気遣うようならば、 大したもんだ(田へしたもんだ)カエルのしょんべん」  「わかりましたじゃやってみます」  「おいおいおいおさきてめえ一体(いってえ)何してやんだ、触るんじゃねえ 俺の瀬戸物に。危ねえってんだ割れるってんだよ、割れる割れるほらほら 割れる割れる、、、ほ~~らみろ割りやがった! 言わねえこっちゃねえや本当に。おい!おさき!大丈夫か? どうしたんでい?指でも怪我したんじゃあねえのか?」  「やっぱりお前さん あたしの身体(からだ)がそんなに大事かい?」  「あたりめぇじゃねぇか 怪我でもされてみねぇな 明日っから遊んでて酒が飲めねえ」
与太郎時空伝氷川きよし氷川きよし朝倉翔宮下健治矢田部正村の祭りで踊っていたら、 大きな穴に落っこちた…  「あれ~」  遠いお江戸の与太郎さんが 気がつきゃここは 東京だとさ ご隠居 与太郎 ふたりとも 自動車なんかは 見たことない ここは どこじゃ お江戸は どこじゃ?! ここは どこじゃ まつりは どこじゃ?! タヌキのしわざか キツネのせいか お江戸はどこじゃと 大あわて  「ね、ねっ、ねぇ~ご隠居~ あのでっけぇのは、 火の見やぐらでしょうかねぇ」 「そこの娘っ子に聞いたら “すかいつりい”とか言うそうじゃ」 「す・か・い・つ・り・い!?」 「この武蔵国(くに)で一番高い建物だそうじゃ」 「ほぉ~立派だぁ!! よっ、あっぱれ!!」  あれはお城か いくつもあるぞ でっかい空に 飛ぶのは鳥か ご隠居 与太郎 ふたりとも 飛行機なんかは 見たことない ここは どこじゃ お江戸は どこじゃ?! ここは どこじゃ まつりは どこじゃ?! そこ行く浴衣の かわいい子供 お江戸は近いか ついて行く  「あの~おじょうちゃん!! ちょいと、お尋ねしますが お江戸に行くには、 どの道を行けばいいんだい?!」 「おじちゃん!そのちょんまげホンモノ?! テレビの撮影…?」 「こらこら、 そう引っ張るんじゃねぇよ~ ご隠居~この国の老若男女… みんなアレですから、 とっとと、もうアレしましょうぜ!! さあさあ行きましょう~」  ここは どこじゃ お江戸は どこじゃ?! ここは どこじゃ まつりは どこじゃ?! どこから聞こえる 笛の音・太鼓 お祭りめざして そら走れ  ここは どこじゃ お江戸は どこじゃ?! ここは どこじゃ まつりは どこじゃ?! 神社があったよ 花火もあがる 踊ればなんとか なりそうだ  「ご隠居~…何やらいい匂いが… お腹すいてきましたねぇ~」 「ではそろそろ、 お江戸に帰るとしますか…」 「えぇ~、帰れるの???」 「あれ~」
夜汽車氷川きよし氷川きよし菅麻貴子宮下健治前田俊明あれは十九歳(じゅうく)のよー 春まだ遠い 星も凍てつく 北の駅 響く汽笛に 背中を押され 上り夜汽車に 飛び乗った 夢の切符を 握りしめ  旅の埃はよー はらえもするが なんではらえぬ 面影よ 白い林檎の 花咲く丘で 好きと言えずに 背を向けた 君は元気か 幸せか  晴れと思えばよー 雨降る夜更け 男ごころが また濡れる 呼んでいるよな 汽笛がひとつ 夢の夜汽車で 帰ろうか 遠いあの日へ ふるさとへ
酔町しぐれ藍ようこ藍ようこ仁井谷俊也宮下健治伊戸のりおあなたといても 寒いのに 話し相手は お酒だけ 夢も消えそな 酔町しぐれ 憎みきれない おとこの名前 泣いて呼ぶのも 恋のため  おまえは俺の いのちだと 痩せた肩先 抱き寄せた 思いださせる 酔町しぐれ 窓にそぼ降る 雨音さえも 好きなあなたの 声になる  愛しい男(ひと)を しのぶよに 猪口(ちょこ)に口唇(くちびる) 押しあてる 夜がせつない 酔町しぐれ いつかみたいに 迎えに来てよ 今も愛して いるのなら
夜明けの旅路大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治前田俊明希望と云う名の 夢明かり 訪ねる旅です 人生は 暗くて長い トンネルも 何時(いつ)まで続く はずはない 元気よく 元気よく 夜明けの旅を 続けます  旅路で出逢った あの人の 面影(おもかげ)恋しい ながれ星 想い出たちが 負けるなと わたしの肩を 叩(たた)きます 泣かないで 泣かないで 夜明けの旅を 続けます  いのちの川にも 橋がある 渡れば勇気の 虹が立つ わたしの花は 明日花(あしたばな) 心に今日も 咲いてます どこまでも どこまでも 夜明けの旅を 続けます
由良川恋文津吹みゆ津吹みゆ万城たかし宮下健治伊戸のりお幾度(なんど)好きだと 名前を呼べば 叫ぶこの声 届くでしょうか ひとり京都の 由良川で… 跳ねて身を焼く 鮎になり 逢いに行きたや この生命(いのち)  赤い紅葉(もみじ)を 狭霧(さぎり)がかくす 川の瀬音が 道しるべです ひとり京都の 由良川で… 焦がれ泣きする 白鮎の 胸の打つ音(ね)を 誰が知る  晩秋(あき)にはつ雪 かやぶきの里 募る思いは まだ冷めきれぬ ひとり京都の 由良川で… いっそこのまま 鮎になり 春を待っても いいですか
夢見橋朝倉由美子朝倉由美子鳥井実宮下健治流れもなければ 水もない それをたとえて 浮世の川と云う 笑ったあとの 涙より 涙のあとの 笑顔がいいと 私をみつめて うなずきながら 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋  お前のそばには 俺がいる なやみあるなら いつでも云ってくれ 淋しい時の 愚痴よりも 苦労のあとの 涙がいいと 私のこの手を 握ってくれる 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋  二人で作れる ものがある それが夫婦の 絆と云うものさ 春夏すぎて 秋が来て 冬咲く花も あるよと云って 私をやさしく 抱きしめながら 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋
夢違い熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治南郷達也口でどんなに 憎んでみても 肌がいつしか あなたを許す… 苦労の味など 月日が経てば 何にもなかった ことになる 男と女の 恋違い  暮し壊した あなただけれど 尽くし足りない 私が悪い… 明日(あした)の二人の しあわせよりも 目先のやすらぎ 求めてた 男と女の 夢違い  馴れたつもりの ひとり寝なのに 指が隣りの ぬくもり捜す… 誰かと住むのに 寝化粧いまも あなたの好みの 口紅(べに)を差す 男と女の 恋違い
指輪加川明加川明麻こよみ宮下健治伊戸のりおひとりのお酒は 淋しくて 恋しくなります ぬくもりが あなたを待ちわび かれこれ二年 どこでどうして いるかしら いるかしら 左手指輪を 回すたび 女心が チクチク痛い あきらめきれない 私です ばかな ばかな ばかな女です  最後の恋だと ささやかれ あなたにあずけた 命です 二人で通った 止まり木酒場 酔えば優しさ 思い出す 思い出す 流した涙で 錆(さび)ついた 女心が チクチク痛い 生きては行けない 私です 弱い 弱い 弱い女です  左手指輪を 見るたびに 女心が チクチク痛い あなたを信じる 私です ばかな ばかな ばかな女です
湯平雨情水城なつみ水城なつみ竜はじめ宮下健治前田俊明傘に寄り添い あなたとふたり 歩く坂道 石だたみ 巡り合わせの この恋が 明日(あした)の希望(のぞみ)を くれました 豊後湯平(ぶんごゆのひら)… 路地にはらはら あぁ とおり雨  風にこぼれる 木の葉の舟が 浮いて流れる 花合野(かごの)川 遠く瀬音を 聞きながら 幸せですよと 振り向けば 豊後湯平… 肩にほろほろ あぁ こぬか雨  灯(とも)るランタン 明かりの帯が 宵を彩る 出で湯宿 そろい浴衣で 眠る夜は いとしいあなたの 腕の中 豊後湯平… 窓にしとしと あぁ なごり雨
雪の南部坂岡田しのぶ岡田しのぶ久仁京介宮下健治金沢重徳無念晴らすと 二年越し 待ちかねたぞよ 内蔵助 あいや 討ち入りなんぞ 夢ですと 立ち去る姿 憎らしや 蛇の目に雪降る 南部坂  瑶泉院さま、ご覧ください、先ほど大石様がそっと置いて行かれたる書状、 連判状がございました。 おぉ…大石内蔵助、吉田忠左衛門、原惣右衛門、片岡源五右衛門、 間瀬久太夫、小野寺十内、 大石主税、磯貝十郎左衛門、堀部弥兵衛、近松勘六、富森助右衛門、 潮田又之丞、堀部安兵衛 それら四十七名が討ち入ると…  身すぎ世すぎの 暮らしにも 耐えてたこころ その誉れ そう 欺きとおす 苦しさを 背負わせたままを 許されよ しぐれに変わるか 南部坂  女間者の目を悟り、内蔵助は心にもなきことを…。 そうとも知らず浅はかな口を極めてしもうた。 つらかったであろう…悔しかったであろう… 内蔵助、許してたもれ…。 瑶泉院さま、大石様の使いの寺坂吉右衛門が参りました。 おお、して首尾はいかがなるや? はい、昨夜寅の上刻、大石内蔵助さま初め四十七人の者で、 吉良上野介さまのお屋敷に打ちいり、見事本懐を遂げてござりまする。 殿…お聞きになりましたか しかとお聞きになりましたか…  過ぎた栄華は 夢の夢 いつでも覚悟 死出の旅 あゝ 妻子(つまこ)を捨てて 忠義だて 武士たる者の 憐みに 祈りを捧げん 南部坂
雪の隠れ里水城なつみ水城なつみ彩ちかこ宮下健治前田俊明はかない恋と 知るほどに 母に言えない 心が痛い 誰がうらやむ 幸福(しあわせ)の 夢を見るたび 愛しさつのる しのぶ恋路の 足跡かくし 音も立てずに 雪が舞う  静かな寝息 聞きながら 頬をよせれば こぼれる涙 どこへ行くのと 母の声 すべて悟って いるようでした 遠くかすかに 雪崩(なだれ)の音か 胸にせつなく 響く夜  あなたに逢える 約束を すれば明日の 別れが辛い 母の涙に 背を向けて わたし幸せ 掴めはしない 旅の想い出 うずめて帰る 雪の坂道 隠れ里
雪雀渚ひろみ渚ひろみ喜多條忠宮下健治猪股義周赤い茶碗に 飯(まま)よそい 白い小皿に 魚(とと)少し 外は吹雪(ふぶ)いて あん人は あゝ あん人は来ない 雪に松葉の足跡(あしあと)は あたしみたいな 雪雀 撒き餌(まきえ)もらえば チュンチュン鳴いて どこの軒場で どこの軒場で添い寝やら  離れ瞽女(ごぜ)なら 銭(ぜに)やろか 波の音なら 銭やらぬ 甘い顔して あん人は あゝ あん人は酷(むご)い どうせだまされ 雀なら お酒飲もうか 雪雀 飲んで飲まれりゃ あん人いらぬ 胸の芯まで 胸の芯まで熱くなる  根雪溶ければ 春が来る 飛んでお行きよ 雪雀 籠の鳥には 詮(せん)ない望み 羽のある女(ひと) 羽のある女(ひと)憎くなる
湯ヶ島慕情氷川きよし氷川きよし石原信一宮下健治むかし踊り子 歩いた道は 杉の木立の つづら折り ああ 目に浮かぶ 白いうなじと 簪(かんざし)が 天城湯ヶ島 あの日の出逢い 恋のいで湯に 雨が降る  揺れてほのかに 明かりをともす 川の蛍は きみなのか ああ 待ちますと 肩をふるわせ 背を向けた 伊豆の夜空に 月影蒼く 噂たずねて 酔うばかり  この手届かぬ 谷間の百合は 呼んで帰らぬ 初恋か ああ 美しく 咲いた女(ひと)ゆえ 儚くて 天城峠に 風吹き渡り 時の流れに 夢が舞う
夕やけ列車三里ゆうじ三里ゆうじ万城たかし宮下健治伊戸のりお男だって 泣く時ゃあるさ 好きなあの娘と 別れの駅じゃ なんで泣かずに いられよか 鈴鳴(ベル)よ急かすな 夕やけ列車 赤いカラスもヨ 赤いカラスもヨ あ…早よ帰れ  いつかきっと 迎えに来ると 決めていたのに 云えない俺は 馬鹿なやつだよ 意気地なし 後ろ向くなよ 夕やけ列車 濡れて光るよナ 濡れて光るよナ あ…ふるさとが  日暮れ空の 一番星が 未練なんかは 荷物になると 窓にやさしく 降りかかる 夢があと押す 夕やけ列車 汽車ひと鳴きヨ 汽車ひと鳴きヨ あ…なみだ声
夕焼け波止場氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治泣かないで 泣かないで 夢であの娘を 抱きしめた 浮き寝鳥だよ マドロスなんて 明日はいずこか 潮路は遥か 心残してザンブリコ 波の上 雲が流れる あのあたり 夕焼け波止場  帰ろかな 帰ろかな 忘れられない 片えくぼ 今もあの娘は 独りでいると 噂カモメが 伝えて鳴いた 心残してザンブリコ 波の上 男純情を 置いて来た 夕焼け波止場  逢いたくて 逢いたくて みなと灯りが うるんだよ 待っていてくれ 迎えに行くよ 風の吹きよで 潮路も変わる 心残してザンブリコ 波の上 出船入船 帰り船 夕焼け波止場
やんちゃ船一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治蔦将包親の脛(すね)から 錨を上げて 俺は港を 出たばかり 酸いも甘いも まだ味知らず この世の海で 夢を追う やーれ どっこい どっこいしょ ああ どっこいしょ 故郷ふり出し 男の旅だ やんちゃ船  色気食い気が 煽りをかける 恋もおあずけ それも良し 海は荒波 人生行路 男の意地の 見せどころ やーれ どっこい どっこいしょ ああ どっこいしょ よそ見するなよ 艫綱(ともづな)解(ほど)け やんちゃ船  渡る世間に 叩かれたって 負けてたまるか 土性っ骨(どしょっぽね) 花と咲く身は 一生一度 でっかい海を 越えてやる やーれ どっこい どっこいしょ ああ どっこいしょ 明日(あす)へ向かって 男の旅だ やんちゃ船
柔道氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁角には角の 丸には丸の 器(うつわ)にしたがう 水ごころ 恐れず怯(ひる)まず 気負わずに 締めた黒帯 粛々(しゅくしゅく)と あぁ 柔道(やわらみち) 真理(まこと)を貫く 背負い投げ  千変万化(せんぺんばんか) あぁ翻(ひるがえ)る 技(わざ)にも一分(いちぶ)の 隙を観(み)て 当たって砕けて 身を捨(す)てて 天を仰(あお)いで 質実(しつじつ)と あぁ 柔道(やわらみち) 迷いを断ち切る 巴(ともえ)投げ  命は賭(か)けど 無駄には捨(す)てぬ 試練をくぐって 人となる 嘆(なげ)かず 崩(くず)れず 振り向かず おとこ花道 堂々と あぁ 柔道(やわらみち) 明日へ怒涛(どとう)の 山嵐
やっ奴凧井戸川重光井戸川重光万城たかし宮下健治伊戸のりお青い空でも 雨は降る それが人生 ぬかる道 苦労あしたの 肥しじゃないか… 男だったら 風うけて 俺はなりたい やっ奴凧  夢という名の 玉手箱 見てるだけでは 能がない 殻を破って 行こうじゃないか… 急(せ)かず騒がず 時をまつ 明日を見上げる やっ奴凧  渡る世間にゃ 鬼がいて 頭出したら たたかれる そこが男の 勝負じゃないか… 夢をこの手で 掴むまで 上がれ天まで やっ奴凧
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
弥太郎鴉中村美律子中村美律子久仁京介宮下健治南郷達也道中双六(どうちゅうすごろく) 江戸振り出しに 日光街道の 杉木立(すぎこだち) 義理もたてたい あの娘(こ)も欲しい おひけぇなすって おっと弥太郎(やたろう) 弥太郎鴉 どっちつかずに つまずけば 影も影もやつれる 三度笠  夫婦づれかよ 先ゆくふたり 罪なながめよ おいらには お湯の鬼怒川 茜のもみじ おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 江戸に思いの ひとり酒 ほろりほろり涙の 三度笠  わけは聞くなよ あの娘(こ)にゃすまぬ 切れた草鞋(わらじ)に 秋の風 意地の筋立(すじだ)て 器量(きりょう)の錦(にしき) おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 義理をはたして 帰る日は 縞(しま)の縞(しま)の合羽(かっぱ)に 三度笠
やすらぎ桂竜士桂竜士黑澤戀宮下健治伊戸のりおふれた唇 やすらぎ一つ 燃えて静かに 夢の中 こころ染みつく 残り香よ 好きよ好きよ 好きよ好きよ …あなたが好きよ つかの間だけど 幸せくれた 憎らしいほど あゝ…罪な人  とける眼差し やすらぎ一つ 揺れる想いに ほだされて 悪いゆびさき 求めてた 熱い熱い 熱い熱い …あなたが熱い いますぐ抱いて 素顔にさせて こころ惑わす あゝ…罪な人  甘いくちづけ やすらぎ一つ 肌に未練の 冬支度 別れ足音 忍んでも 欲しい欲しい 欲しい欲しい …あなたが欲しい 次の世までも 離したくない 忘れられない あゝ…罪な人
優しさをありがとう元木道夫元木道夫戸川智砂子宮下健治伊戸のりお今日も元気で 過ごせたね 青空みたいな 気持ちだよ 静かに見つめて くれた人 大きく広げた 両手には 小さな幸福(しあわせ) 積み重ねてる 優しさをありがとう 元気が出たよ  春夏秋冬 一年に つらくて苦しい 時もある いたわり見つめて くれた人 泣いたらいいのさ 思いきり 誰にも遠慮は いらないからね 優しさをありがとう 素直になれる  きっと良いこと あるだろう 諦めないのが 一番と 笑顔で話して くれた人 格好つけても 良いじゃない 少しは許して 貰えるだろう 優しさをありがとう 勇気が出るね
夫婦しぐれ三門忠司三門忠司久仁京介宮下健治南郷達也夫婦しぐれか あの夜の 雨が縁(えにし)の おまえとふたり 爪に火灯す 暮らしでも 添えばぬくもり 温かい 浮世七坂 手をとりあって 越えて迎えた いまは春  にごり川にも 愛があり 鷺(さぎ)もつがいで しあわせしてる 同じ歩巾で 歩けたら それでいいのと 云うおまえ 背(せな)にすがって 泣く日もあった 思い出すたび 愛おしい  時の流れと 人の世に 添って歩ける 夫婦になれた 莫迦(ばか)を承知の まわり道 いつもおまえが 傍にいた この手離すな これから先も 夫婦しぐれに 濡れる春
夫婦桜五月ひろ美五月ひろ美坂口照幸宮下健治猪股義周惚れてしまえば 千里も一里 それが夫婦の 道とやら よくぞ惚れたよ 甲斐性なしに 何を言います あなたこそ 夫婦桜は 夫婦桜は まだ六分咲き  今度ばかりは 勝手が違う そんな浮気が 一度ある 馬鹿になっては 見て見ぬふりを 信じていたから 出来たこと 夫婦桜は 夫婦桜は もう八分咲き  山や谷あり 夫婦の仲に あってないのよ 貸し借りは 狂いなかった あたしの目には お酒で苦労を いたわって 夫婦桜は 夫婦桜は いま真っ盛り
夫婦坂道木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお西日(にしび)が差し込む 六畳ひと間 それが二人の 始まりで 夫婦坂道 おまえと俺と ふたり手を取り 越えて来た 心ひとつに あぁどこまでも  喧嘩もしたよな 小さな事で 口にゃ出さぬが 詫びていた 夫婦坂道 おまえと俺と 巡る月日の 泣き笑い 声を掛け合い あぁどこまでも  働き通しの おまえにいつか 楽な暮らしを させたくて 夫婦坂道 おまえと俺と 家族守って 越えて行く 心ひとつに あぁどこまでも
みちのくランプの宿佐々木新一佐々木新一仁井谷俊也宮下健治南郷達也吊り橋わたって 泊まる宿 何年振りだろ なぁお前 永い苦労の 歳月(としつき)を 洗い流そう 滝見のお湯で ここはみちのく ランプの宿よ  ふる里津軽の ねぶた絵も あの日のままだよ なぁお前 そうさ子育て 終わったら みんな夫婦(ふうふ)は ふたりに戻る 揺れる思い出 ランプの宿よ  雪国生まれの 俺だから 囲炉裏がやすらぐ なぁお前 先の人生 これからも ともに笑顔で 仲睦まじく ここはみちのく ランプの宿よ
みちのく舟唄水貴かおり水貴かおり万城たかし宮下健治石倉重信おんな船頭 十六夜(いざよい)舟は あなた来ぬかと ただ待つばかり 舟に棹さしゃ 砂鉄の川に 寄せる白波 片恋しぶき 私しゃおばこの 南部みちのく 屋形船  きしむ恋舟 この川下り 連れて行ってよ 恋しい人へ 墨絵ぼかしの 夢からさめて 焦がれ泣きする 枕も濡れる 水面(みず)に三日月 南部みちのく 宵あかり  紅をひと刷毛(はけ) 紅葉(もみじ)の帯が 旅のお人と 知りつつ惚れた どこに居るやら また気にかかる げいび追分 晩秋しぐれ ひと目逢いたや 南部みちのく 獅子ヶ鼻(ししがはな)
みちのくの春山本謙司山本謙司平山忠夫宮下健治池多孝春根雪解けたと あの娘の便り 背籠(せかご)姿が 瞼に浮かぶ 遠く離れた 出稼ぎぐらし 慣れぬ仕事に 精出す俺を 山が呼んでる ああ待っている ……みちのくの春  裏の木立も 芽吹きの頃か 陽ざし恋しい 藁葺き屋根よ 力一ぱい 働きながら 齢を重ねて 育ててくれた 母が達者で ああ待っている ……みちのくの春  夢でつないだ 絆が辛い 抱けぬ情けを あの娘に詫びる 同じ苦労を 分けあいながら 共に住みたい あの故郷(ふるさと)で 南風(かぜ)もやさしく ああ待っている ……みちのくの春
みちのく恋唄水城なつみ水城なつみ万城たかし宮下健治南郷達也涙雨には 差す傘もなく 今日もしとしと 降ってます いくら好きでも あなたは遠い ふたりで買った 思い出の 南部 南部風鈴 チリリンリン… さんさ時雨に 泣いてます  恋の糸なら 二重に合わせ もやい結びの はずでした 思い近くて こころは遠い みちのく千里 胸のうち 鳴くな 鳴くな鈴虫 チリリンリン… 秋の夜長に 誰を待つ  冬を越えたら みちのく桜 春にひらひら 恋ひとつ 笑顔ばかりが 浮かんで消えて あきらめ切れぬ わたしです 南部 南部風鈴 チリリンリン… 焦がれ鈴の音(ね) 待ちぼうけ
みちのく風酒場千葉一夫千葉一夫たかたかし宮下健治前田俊明山背(やませ)がはしる 海鳴りほえる 窓がきしんで ちらつく小雪 旅の男が 熱燗ならべ ここで二人で 飲み明かそうと 冗談めかして 目で笑う みちのく港の 風酒場  雑音入りの ラジオがながす 昔きいてた 哀愁列車 旅の男の 酒のむ仕草 まるであの人 もどったようで 声さえはなやぎ 注ぐお酒 みちのく港の 風酒場  女が流れて 十年ちょっと 喋ることばも 地元の訛り 旅の男と 顔つきあわせ 土地の魚に 箸つけながら ポツリポツリと 酒ばなし みちのく港の 風酒場
氷川きよし氷川きよしたきのえいじ宮下健治西村幸輔先を急ぐな あわてるな 花が咲かなきゃ 実(み)も成(な)らぬ 人の一生 まわり道 行く手さえぎる 雨や風 汗水(あせみず)たらし 歩く度(たび) 道は後(あと)から ついてくる  見えるものなら つかめるが 見えぬもの程 奥がある 人の一生 いばら道 夢の積荷(つみに)の 荷(に)の重さ 足跡(あしあと)つけて 生きていく 道と云う名の 夢がある  ならぬ堪忍(かんにん) する堪忍 我慢重ねて 仰(あお)ぐ空 人の一生 登り道 超える節目(ふしめ)の 峠道(とうげみち) 心に染(し)みる 曙(あけぼの)が 今日も己(おの)れの 道しるべ
熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治伊戸のりお元は小雨の ひとしずく 水が集まり 川となる どこか似ている 青春も 出逢いふれあい 何度か重ね 女は命の 恋をする  色を持たない 水だから どんな色にも 染まるもの 愛を信じて その人の いつか好みに 染められながら 女は可愛い 妻になる  川で生まれた 鮎の子が 海を目指して 旅に出る どこか似ている 人生も 次の命を 育てるために 女はやさしい 母になる
松山空港氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治石倉重信羽田発 松山行きの 最終便は 街の灯りが 背中で 泣いている 逢えない人と知りながら ひとり思い出 たずね人 瀬戸内海を越えれば もう近い あの日のままか 松山空港  懐かしの 湯の町道後 坊っちゃん列車 あれは幻 ふたりの愛の旅 今さら夢の 続きなど なんで欲しがる 辛いだけ 知っていながら 残り火が また燃えそうな こころが怖い  いつまでも 影引きずって 生きてくことは 今日でこれきり 終わりにしたいのさ 愛したことに 嘘はない それがせめても なぐさめか 澄んだ夜空に 星が降る あの日のままか 松山空港
真赤な友情一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治蔦将包(おーい)  たった一度の つまづきで 逃げちゃいないか なぁお前 なぁお前 愚痴はよそうぜ 男じゃないか 夢を追いかけ 出直そう 胸の血潮を 燃やそうぜ 燃やそうぜ  前を向こうぜ 真っすぐに 弱音吐いたら 負けになる 負けになる 何をくよくよ 男じゃないか 敵は心の 奥の底 夢は明日の 先にある 先にある  死んだ気になりゃ 涙など 流すひまなど あるもんか あるもんか 勝って泣くのが 男じゃないか 俺とお前の 玉手箱 夢が真赤に 燃えてるぜ 燃えてるぜ
前向き人生奈良彩可奈良彩可礼恭司宮下健治伊戸のりお頬に冷たい 浮世風 女ひとりが 生きるには それでもね それでもね 前向き人生 どこまでも 今日もヨイショコリャ 笑顔でヨイショ 運は自分の その手で掴め  七つ涙で 転んでも 八つ八起きの 姫達磨 それでもね それでもね 前向き人生 いつの日も 咲いてヨイショコリャ 咲かせてヨイショ 命一輪 女の意気地  ひとつ背負えば またひとつ いつかふえてく 肩荷物 それでもね それでもね 前向き人生 これからも 勝ってヨイショコリャ 笑ってヨイショ 情けひと枝 幸せ止まれ
防災音頭大原かずみ大原かずみ高橋典正宮下健治矢田部正(ア、ソーレ) (ア、ソーレ) ハァ 日本列島(にほんれっとう) 北から南 地震台風(じしんたいふう) 雨津波(あめつなみ) 「死ぬな逃げろに 助けよう」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう) 海山川(うみやまかわ)が 守る命の 一里塚(いちりづか) 「地域(ちいき)知ること 人を知る」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 為(な)せば成(な)る成(な)る 人の輪づくり 知恵を出しあえ 避難場所(ひなんばしょ) 「足と頭を まず守れ」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 温故知新(おんこしちん)で 憂(うれ)いを無くす みんな集まれ 三世代 「自助(じじょ)と共助(きょうじょ)が 天の声」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ
望郷よされ三笠優子三笠優子仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお雪の海峡 泣き泣き越えた あれからふた冬 又み冬 知らぬ他国の… 冷たさつらさ 三味を叩いて ふるさと偲ぶ 津軽・小泊(こどまり) 望郷よされ  忘れかけてた 男の温(ぬく)み 寝がえりうつたび 思いだす 心細さに… この身も痩せて 今日は松前 明日は江差 ひとり最果て 望郷よされ  春はいつ来る おんなの胸に 太棹背中に 流浪(ながれ)旅 遠く離れりゃ… 恋しさばかり 母の笑顔よ 故郷の空よ 夢で逢いたい 望郷よされ
望郷ひとり旅木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお風がガラス戸(ど) 揺らすたび 沁みる手酌の コップ酒  ふるさと離れ 何年過ぎた 浮かぶあの山 あの川よ  望郷さすらい あゝ ひとり旅  好きと互いに 言えなくて あの日別れた 朝の駅  面影さえも いつしか遠く 今も元気で いるだろか 望郷さすらい あゝ ひとり旅  生まれ故郷に 背を向けて 何を夢見て 北の空 ふた親眠る あの裏山に  会いに行きたい いつの日か 望郷さすらい あゝ ひとり旅
望郷しぶき氷川きよし氷川きよし菅麻貴子宮下健治蔦将包波をかぶって 朝陽を浴びて 育った身体は 軟(やわ)じゃない 俺が選んだ 茨の道に きっと咲かせる 夢ひとつ 待って待っていてくれ 望郷しぶき  寄るな騒ぐな 未練の怒涛(なみ)よ 寄せれば決心(こころ)が 後戻り 両親(おや)にもらった でっかい恩を 返すその日が 来る日まで 握る握るこぶしに 男の涙  石につまずき 転んだ時も 石ころ支えに 立ち上がる 天空(てん)に向かって 笑顔を投げりゃ やがて花咲く 春が来る 待って待っていてくれ 望郷しぶき
望郷子守唄滝川ひろし滝川ひろし万城たかし宮下健治伊戸のりおこの坂を 登ればきっと ふる里が見える 逢いたかったよ 泣けてくる あれから何年 過ぎたやら 村は消えても 母の影 色はあせても 母がいる もがり笛 ああ子守唄  枯れすすき おさ髪に差した 初恋の花よ ひとり今年も 白々と 栗駒おろしの 風を抱く 昔あそんだ トロッコに 木炭の匂いと きしむ音 夢ン中 ああ子守唄  あかね雲 夕焼け空が 思い出を染める メンコ・缶蹴り かくれんぼ 両手でおさらば さようなら 耳を澄ませば 山なみに 汽車の汽笛と 母の声 ふるさとの ああ子守唄
望郷おんな花西川ひとみ西川ひとみ志賀大介宮下健治丸山雅仁意地も度胸も 誠がなけりゃ その場限りの 見栄になる 胸にひとつぶ 観音さまの お顔りりしい 守り札 こころは錦の 望郷おんな花  浮くも沈むも 浮き世の川に この身あずけた ながれ舟 掴みそこねた 岸辺の草に 未練みさおの 帯が哭(な)く なみだはご法度 望郷おんな花  何処(どこ)で生きても 義理人情に 流行り廃(すた)りが あるものか 時代遅れと 云う花は無い 命いちりん この道で 綺麗に咲きます 望郷おんな花
望郷哀歌村上良輔村上良輔亀田康男宮下健治伊戸のりお北へ流れる 浮雲に 故郷映して 里心 田んぼあぜ道 あかねの空に 母と唄った 童歌 あああ あの頃の ぬくもりが 今も覚える 今も覚える 幼い胸に  夕陽背にして 野良仕事 雁もなくねに 親の影 夢を二人で 分け合いながら 腰をまるめて 鍬をとる あああ 汗に酔う あの笑顔 今も映るよ 今も映るよ 都の空に  越後野面に 立ち登る 夕餉まぢかの 風呂煙り いろり囲んで 縁をかたる 老いた親父の 自慢節 あああ たくましい あの声が 今も聞こえる 今も聞こえる 望郷哀歌
惚れてトコトン長保有紀長保有紀はずき宮下健治竹内弘一好きになったら この私 あばたもえくぼの 悪いくせ 誰が止めても うわの空 貴方好みに 変わります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン)  夢に今夜は 飛び込んで 恋する呪文を 唱えましょ そして願いが 叶ったら 貴方ひとすじ 尽くします もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン)  切れぬ小指の 赤い糸 私に結んで 欲しいのよ 待ってひとつき もうみつき 貴方恋しさ つのります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン)
惚れてずぶ濡れ梓夕子梓夕子和多田勝宮下健治矢田部正雪駄(せきだ)のまんま どしゃぶりを 駆けた青春 賭けた恋 男いのちの こころねは 意地と情でともしてみせる 恋の彩火(いろび)や奇席提灯 惚れてずぶ濡れ 惚れてずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん  「え、何だ? また振られよったて… ほっといとくんなはれ、 それがわたいの人生だ」  涙のまんま 戎橋 さすらう青春 さだめ川 行き暮れ思案 立ち往生 どこで人生どう間違うた いつになったら来る出番 夢でずぶ濡れ 夢でずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴 泣いてへん  「どぶっきょなやっちゃて、 何抜かしてけつかんねん それがわたいの人生だ」  裸のまんま なにもかも 打ちあけばなし 恋噺し あげて浪花の大看板 もう一寸の辛抱やさかい 堪忍してやと泣き上戸 呑んでずぶ濡れ 呑んでずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴 泣いてへん
惚れてずぶ濡れ藤みえこ藤みえこ和多田勝宮下健治矢田部正雪駄(せきだ)のまんま どしゃぶりを 駆けた青春 賭けた恋 男いのちの こころねは 意地と情でともしてみせる 恋の彩火(いろび)や 奇席提灯 惚れてずぶ濡れ 惚れてずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん  「え、何だ? また振られよったて… ほっといとくんなはれ、それがわたいの人生だ」  涙のまんま 戎橋 さすらう青春 さだめ川 行き暮れ思案 立ち往生 どこで人生どう間違うた いつになったら来る出番 夢でずぶ濡れ 夢でずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん  「どぶっきょなやっちゃて、 何抜かしてけつかんねん、それがわたいの人生だ」  裸のまんま なにもかも 打ちあけばなし 恋噺し あげて浪花の 大看板 もう一寸の辛抱やさかい 堪忍してやと泣き上戸 呑んでずぶ濡れ 呑んでずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん
惚れて一生氷川きよし氷川きよしたきのえいじ宮下健治伊戸のりお西の祇園に 東の三社 恋の門出の 華舞台 一億二千の その中で 結ぶ縁の 命綱 惚れて一生 ふたりで生きる ふたりで生きる  目もと千両 心は万両 交わす盃 宵の口 おまえが川なら 俺は橋 酒は情けの 渡し舟 惚れて一生 ふたりで生きる ふたりで生きる  夢の荷車 両手で押して 越える浮世の 山や坂 苦労を重ねりゃ その先に 明日と云う日が みえてくる 惚れて一生 ふたりで生きる ふたりで生きる
北国街道長保有紀長保有紀日野浦かなで宮下健治竹内弘一愛にはぐれた 女の胸に 雨が冷たい 宿場町 北国街道 ここが追分 分かれ道 未練みちづれ 面影追えば 雲の向こうに ああ浅間山  肩を抱かれた ぬくもりひとつ 忘れられない 夢あかり 北国街道 雁木(がんぎ)造りの 塩の道 憎みきれない 笑顔が今も 胸にあふれる ああ城下町  弥彦過ぎれば 新潟湊(みなと) はぐれ鴎が 啼く夜更け 北国街道 旅も終わりの 浜酒場 未練飲み干す 女がひとり 波もつよがり ああ日本海
北海の篝火一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお波は親潮 千島の風か 荒れてくれるな オホーツク 燃えろ 燃えろ御神火(ごじんか) 祭りの夜だ 満月(つき)を焦がして あの娘(こ)の胸に アーァ… ヤーレ・ソーレ 炎(も)えろ 北の故郷(ふるさと) 北海の篝火  はるか知床 山なみ仰ぎ 踊る松明(たいまつ) 笛太鼓 募る 募る思いは 焔(ほむら)の証(あか)し あの娘恋しや 赤々上がれ アーァ… ヤーレ・ソーレ 炎えろ 天に星降る 北海の篝火  北の大地の 夜空に咲いた 花は月影 恵みの祈り 燃えろ 燃えろ命火 火の粉となって 愛しあの娘の 心を燃やせ アーァ… ヤーレ・ソーレ 炎えろ 男火祭り 北海の篝火
細川ガラシャ市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ  きっと今度の 出陣が 二度と逢えない 旅になる 忠興(ただおき)殿も 分るやら 鎧(よろい)の袖に ひとしずく 武士の妻でも お玉も女 追って行きたい 大手門  「お玉は誓って 石田三成殿の人質にはなりませぬ。 徳川家康殿のために心おきなく お仂きくだされ 忠興殿。」  三日天下と 人が言う 父は逆臣 明智殿 苦しむために 人の世に 生まれて来たか あの世から 救いたまえと お玉が祈る 笑顔やさしい 聖母(マリア)さま  「三成殿の手の者が攻めて参ったか。 お玉はガラシャと言う洗礼名を持つ身、 わが手でわが命を絶つことは叶いませぬ、 爺 早う 妾を刺し 屋敷に火を放つのじゃ! 何をためらっておる、爺 早ういたせ 早う 早う!」  生きて縄目(なわめ)に 遭(あ)うよりも 死んで遥かな 天国へ 子に別れるは 辛いけど 神から受けた 宿命(さだめ)なら ひとり先立つ お玉の旅は 銀の十字架(クロス)が 道しるべ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
北斗星氷川きよし氷川きよし木下龍太郎宮下健治男みれんの 捨て場所いずこ 尋ね尋ねる 渡り鳥 影法師(かげ)が道連れ さすらい行けば 旅路の果ての オホーツク 道に行き暮(く)れ 見上げる空に あの娘の涙か 北斗星  風に途切れて 聴こえる声は 誰を呼ぶのか キタキツネ 燃やす流木(りゅうぼく) 焚火(たきび)のけむり くべよか消えぬ 面影も 口にゃだせない 男の胸を 見抜いてまたたく 北斗星  海を渡って 白夜(びゃくや)の国を 明日(あす)は目指そか 渡り鳥 いまは道なき 海峡だけど 流氷埋める オホーツク いつかあの娘を 忘れる日まで 心に凍(い)てつく 北斗星
伯耆大山朝花美穂朝花美穂さとうしろう宮下健治伊戸のりお碧(あお)い日本海(たいかい) 空仰ぎ 威風堂々 大山は 耐える風雪 男山 厚き断崖 どこか似ている人生と ああ…たくましい 伯耆富士  遙か遠くに 隠岐(おき)の島 きょうも聞こえる 大漁歌 境漁港(みなと)の 男船 やがて浮かぶは イカ釣り船の迎え灯(び)よ ああ…なつかしい 伯耆富士  淡い夕陽(ゆうひ)に 照らされて 旅人癒(い)やす 神の山 あなた呼びたい 見降ろせば ゆれて松風 砂浜ふたり弓ヶ浜 ああ…美しい 伯耆富士
ふるさと日本、しあわせ音頭!松阪ゆうき松阪ゆうき結木瞳宮下健治伊戸のりおハァー 世の中いろいろ あるけれど それでも明日は やって来る 春来りゃ桜も 花をつけ(ア、ソレ) みんなで踊れば 福も来る ふるさと日本 笑顔咲け(ア、コリャ) いいね いいね いいね しあわせ音頭  ハァー 海にも山にも 恵みあり 豊年大漁 ありがたや どんなに時代が 変わっても(ア、ソレ) 守って行きたい この幸(さち)を ふるさと日本 健やかに(ア、コリャ) いいね いいね いいね しあわせ音頭  ハァー 一富士二鷹に 三茄子(なすび) 夢ならでっかく 持てばいい 輝く希望を 抱きしめて(ア、ソレ) みんなで踊れば 福も来る ふるさと日本 元気出せ(ア、コリャ) いいね いいね いいね しあわせ音頭
ふられ酒長山洋子長山洋子麻こよみ宮下健治池多孝春手酌のお酒に 酔うよりも 酔って泣きたい やさしさに しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった 恋またひとつ ああ見送って 雨の居酒屋 ふられ酒  小さな嘘なら 見逃して 馬鹿ね暮らせば 良かったわ しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった しとしと雨が ああ降る夜は 弱い私に 逆もどり  二度あることなら 三度ある ついて悲しい ふられ癖 しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった 今夜はせめて ああ酔いたいの 雨の居酒屋 夜ふけ酒
冬牡丹葵かを里葵かを里芳美知余宮下健治南郷達也人の心の うらはらを 嘆かないでね 泣かないで 生まれながらの 運命(さだめ)の道を 耐えてゆきます 辛くとも いつか来る来る 春は来る 雪に‥雪に‥息づく 冬牡丹  人を傷つけ 泣かすより 人に傷つき 泣く方が 受けた心の 傷跡なんて 時が過ぎれば 消えてゆく そうよ笑顔で 明日(あす)に咲く 雪に‥雪に‥輝く 冬牡丹  心閉ざして いるうちは 前に進めず 行(ゆ)き止(ど)まり 捨ててゆきましょ 哀しみなんか 自分信じて 負けないで きっと来る来る 春は来る 雪に‥雪に‥艶(いろ)づく 冬牡丹
冬牡丹鏡五郎鏡五郎塚口けんじ宮下健治南郷達也噛んだくちびる 血をにじませて 俺に抱かれて 泣いている 素顔のおまえは きれいだけれど 見えない心は 傷だらけ いのちが熱い 冬牡丹  冬のさなかに 咲く哀しさか 夢の一つも 見させたい ごらんよその手で 小窓を開けて 雪にも負けずに 咲く花は おまえのような 冬牡丹  恋を恨むな すがれば切れる そんな世間の うらおもて これからこの先 おまえとふたり 探しに行こうよ 春の陽を 微笑みかえす 冬牡丹
ふたりの始発駅一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお北は吹雪の この町で 心を温(ぬく)めて くれた奴 男の気ままな 旅なのに ついて行くわと すがって泣いた 惚れた 惚れたよ… 純なおまえと ふたりの始発駅  言えぬ過去なら 誰にでも 一つや二つは あるものさ 今まで耐えてた その涙 俺がこの手で 拾ってあげる 泣くな 泣くなよ… 情けみちづれ ふたりの始発駅  たとえ小さな 暮らしでも 笑顔の蕾(つぼみ)が あればいい 苦労のふた文字 分けあえば 軽くなるのさ あしたの旅路 決めた 決めたよ… 夢も一緒さ ふたりの始発駅
富士山音頭佐々木新一佐々木新一下地亜記子宮下健治南郷達也ハァー 春の富士山 残雪輝(ひか)り 日の本一の 晴れ姿 (アソレ) 松の緑に (アチョイト) 桜吹雪 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに  ハァー 夏の富士山 涼風吹けば うなじに揺れる ほつれ髪 (アソレ) 空に希望の (アチョイト) 虹が出る 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに (ソレ)  ハァー 秋の富士山 茜に染まる 紅葉(もみじ)で山も 燃えている (アソレ) 湖(みず)に浮かんだ (アチョイト) 宝船 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに (ハイ)  ハァー 冬の富士山 あなたと二人 見上げて拝む ご来光 (アソレ) つもる情けに (アチョイト) 積もる雪 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに  ハァー 駿河・静岡 山梨・甲府 どこから眺(み)ても 日本一 (アソレ) 夢はでっかく (アチョイト) 末広に 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに
笛吹峠氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治丸山雅仁花の東京が 呼んでると 上り列車で 郷里(ふるさと)捨てた 笛吹峠はヨー 空でトンビが 鳴いていた 泣き虫 弱虫 甘えっ子 皆な元気で いるだろか  それを恋とも 知らないで 赤い桑の実 ふたりで摘(つ)んだ 笛吹峠はヨー 祭り囃子(ばやし)が 風に舞う 縁日 綿飴(わたあめ) 星月夜 好きな想いは 変わらない  夢は何度も 追えばいい きっと叶うよ あきらめなけりゃ 笛吹峠でヨー 遠くなるまで 手を振った おふくろ 親父の 声がする 一度帰れよ この故郷(まち)に
風流夢見舟鏡五郎&島津悦子鏡五郎&島津悦子下地亜記子宮下健治南郷達也河岸(かし)の柳に 夜風がからむ 情け深川 忍び舟 稽古帰りの 三味線抱いて 逢いに行きます いそいそと 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 肌をよせあう チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟  幼馴染(おさななじみ)が 出逢って燃えて 引くに引けない 仲になる いいの噂も 七十五日 ままよどうなろ かまわない 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 徳利並べて チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟  好きと言わせた おまえが悪い 抱いたこの手が なお悪い 逢えば嬉しい 別れはつらい 頬に名残りの 恋しぐれ 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 絆むすんで チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟
夫婦みち三門忠司三門忠司志賀大介宮下健治南郷達也御前に惚れた そのひと言で あたしあんたと 生きると決めた つらい涙は かくせても うれし涙は かくせない ああ しあわせ 連れ行く 連れ行く 夫婦みち  苦労の坂の ひとつやふたつ 越える覚悟は 出来てるあたし 好きも嫌いも 日が立てば おなじこころの 色になる ああ あんたと 連れ行く 連れ行く 夫婦みち  今日から俺は お前と一緒 おなじ歩幅で 歩くと云った そんなあんたを どこまでも あたし信じて 生きて行く ああ じんせい 連れ行く 連れ行く 夫婦みち
夫婦船鳥羽一郎鳥羽一郎田久保真見宮下健治丸山雅仁海が 海が 海が吠える… お前の形見の 手ぬぐいが 俺のこころの 命綱 首にしっかり 巻きつけりゃ こわいものなど 何もない ひとりで乗っても この船は夫婦船  風に 風に 風に耐えて… 一羽のカモメが ついてくる 俺にゃわかるよ お前だろ 何も心配 せんでええ 一生お前が 恋女房 ふたりはひとつさ この船は夫婦船  船が 船が 船がきしむ… まぶたに焼きつく 面影が 俺のいのちの 守り神 波がかぶって 踏んばれば 海にお前の 声がする ひとりの海原 この船は夫婦船
風伝おろし西川ひとみ西川ひとみ橋本日出子宮下健治伊戸のりお霧のむこうの 見えない顔は 見たい会いたい 父(とう)さまか 山肌駆けてく 朝霧の 滝の花火に かげゆれる 御伽(おとぎ)・景色か 御浜町(みはま)の風伝おろし  雨も夜露も うとまず受けて 見たい会いたい 父(とう)さまを たずねてここまで 三重の郷 峠・山坂・熊野灘(くまのなだ) うわさください 御浜町(みはま)の風伝おろし  かかる朝霧 あつめて抱けば 見たい会いたい 父(とう)さまの 姿に変わると 風の声 夢があしたへ つづくまち 奇跡待ちます 御浜町(みはま)の風伝おろし
百年坂三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治佐伯亮早いものだよ 一緒になって ことし節目の 二十と五年 式も挙げずに 負い目な俺に いつも笑顔で ついて来た 行く坂 この道 百年坂へ 俺とおまえの 夢が咲く  こんな出不精 無口なやつと どこが良くって 相方さんに みんなおまえに 任(まか)せていれば ことが運んだ いい方に 行く坂 この道 百年坂へ 酒もひとしお 胸に沁む  花の見方も 年ごと変わる 咲けよ匂えよ 精一杯に 楽に生きれぬ 似たもの同志 今日のしあわせ 噛みしめて 行く先 この道 百年坂へ おまえ一生 みちづれに
ひと夜草三船和子三船和子芳美知余宮下健治伊戸のりおどうかこのままで いさせて下さい あなたを愛する 私のままで 心さえ 通いあえたなら それで それで 幸せよ 朝に閉じ 夕べに咲いた 私 あなたの ひと夜草  ふたりめぐり逢う 運命(さだめ)に生まれ この世で結べぬ 縁に泣いた 移り香が 残るこの肌を そっと そっと 抱きしめる この逢瀬 百夜とおなじ 私 あなたの ひと夜草  いいえこの恋を 悔やんでいません あなたに逢えない 明日が来ても うしろ影 送るその度に これが これが 最後かと 朝に閉じ 夕べに咲いた 私 あなたの ひと夜草
人恋橋藍ようこ藍ようこ仁井谷俊也宮下健治忘れられない 恋だけど 忘れなくては いけない人ね 人恋橋は 泪橋 水面(みなも)でゆれてる 面影が みれんな私を 今夜も泣かす  人眼(ひとめ)気にする 辛さより 逢えぬこの身が 死ぬほど辛い 人恋橋は 泪橋 離しはしないと 抱きしめた あなたの温(ぬく)みが この手に残る  夢をなくして 生きてゆく 女ごころに 夜風がしみる 人恋橋は 泪橋 明日という日は 遠くても ふたりで倖せ さがしたかった
挽歌の海三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治厭と云う子に なあ母さん あとを継がせて 何になろ 海の海の 海のふるさと 玄海灘を 俺とおまえで あゝ繋ぐ船  海も変わって なあ母さん 漁も確かに 先細り 先の先の 先の見えてる 暮らしであれば せがれ云うのも あゝ道理やら  船を下りても なあ母さん 海は守ろや 俺達ちで 今日も今日も 今日も船漕ぐ 玄海灘は 俺とおまえの あゝ子守歌
春待坂梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治丸山雅仁たとえ人生 北向きだって 耐えて待ちます 遅い春 心配かけます おとうさん 苦労七坂 笑顔で越えて いつかしあわせ つかむまで 春待坂は 夢見坂  雪の重さに 折れそな小枝 しがみつくよに 咲くつぼみ 守ってください おかあさん 苦労七坂 八つで起きて 冬の寒さが なごむまで 春待坂は がまん坂  たったひとつの 望みがあれば 人はあしたを 生きられる 支えてください ねぇ あなた 苦労七坂 笑顔で越えりゃ 一生一度の 春がくる 春待坂は 夢見坂
春は桜の夢が咲く山口ひろみ山口ひろみ建石一宮下健治池多孝春あなた あなた あなた一人が いるだけで 私の人生 えびす顔 冬の坂 いくつか越えて 結んだ絆 つなぐこの手に 照れるひと 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く  泣いて 泣いて 泣いて笑って また泣いて 苦労で覚えた おもいやり あの夜を 忘れはしない あなたの涙 今日はぶらりと 縄のれん 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く  こころ こころ こころ重ねて 肩寄(かたよ)せて 似た者同士が 惚れている 散る時は 一緒と決めた ふたつの生命(いのち) ついて行(ゆ)きます 何処(どこ)までも 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く
母舞台米倉ますみ米倉ますみ松井由利夫宮下健治伊戸のりおくれと言われりゃ命もあげる かぶれと言われりゃ火の粉もかぶる 流れ浮藻の 旅役者 そんな母でもわが子を想う 熱いなさけに 嘘はない  (セリフ)そりゃあ 自分のお腹をいためたわが子だもの お前のことは一日だって 片時だって忘れたことはありゃしないよ 旅役者の子供に生まれたお前には ずい分 不憫な思いをさせたねぇ けど お前は ほんとに手間のかからない いい子だったよ こうして瞼を閉じると昔のままの お前の かわいい顔が浮かんでくるんだよ  なれた芝居も「瞼の母」は 演るたびつまずく身につまされて しぐれ掛小屋 すきま風 乳が足りずに泣き泣き寝た子 遠いおさない 夢まくら  (セリフ)子供の不始末は親の不始末 お母ちゃんの育てかたが悪かったんだよ お前の悪い噂をきくたび世間さまに申し訳ない泣くにも泣けない 身を切られる思いでお月さんに こうして手を合わせていたんだよ 土下座をしろって言われりゃ土下座もします この通り お願いだからもういちど 昔のような いい子になっておくれよ ねぇ お願いだからさぁ  渡る雁 旅空 夜空 月さえ愛しいわが子に見える どんな哀しい 噂でも 母は耐えます世間のつぶて涙かくして 牡丹刷毛 
母ひとり熊谷ひろみ熊谷ひろみ中谷純平宮下健治伊戸のりお母にだかれた ふところは やわらか布団の ゆりかごね どうしていますか お母さん 遠い故郷に ひとりきり 両手あわせて 両手あわせて ごめんとつぶやくの  孫の写真を 胸に抱き 朝から晩まで 野良仕事 働きつづけた お母さん 都会暮らしに なじめない 母の気持ちを 母の気持ちを おもえば泣けてくる  きょうも届いた 小包で 田舎の香りの ありがたさ ようやくわかった お母さん 日々の苦労も 子育ても いつもあなたが いつもあなたが こころの道しるべ こころの道しるべ
母の祈り米倉ますみ米倉ますみ亀田康男宮下健治佐伯亮行方知れない 我が子を探し 祈り重ねる しぐれの岬 今日も立ちます 寒さに耐えて 老いたこの身で カモメにすがる 波も凍てつく ああ 日本海  お前の姿が見えなくなって どれだけ月日が流れたことか 何処にいるの… 何処にいるの… 風よ波よ どうかお願い 早くあの子に 逢わせておくれ…  風のうわさは 異国に生きる 無事な我が子を 知らせる岬 聞けば溢れる 涙の粒が 胸に零れて ふるえる身体 届け雄叫び ああ 日本海  海が鳴く度 心も疼く 影を慕いて 背伸びの波止場 踊る波間の 灯台明かり せめてあの子に 灯しておくれ 燃やす篝火 ああ 日本海
母恋しぐれ笠氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治伊戸のりお片手拝みで 故郷をすてた 野暮を承知の 旅がらす あの日ながめた まんまる月が 今宵(こよい)無宿者(むしゅく)の 背を照らしゃ おっ母(かあ)恋しや 風がおっ母(かあ)の声になる  枯れたすすきの 葉擦(はず)れの音が 荒(すさ)む心に なぜ優(やさ)し 意地で流れた 二年と三月 飾る錦も ないままに おっ母(かあ)達者か せめて逢いたや 草枕  あすは東か それとも西か ちびた草履(ぞうり)の 向くままに 義理に引かれて 情けに揺れて 故郷(くに)は遠くに なるばかり おっ母(かあ)ごめんよ 泣くな未練のしぐれ笠
母恋い三度笠三笠優子三笠優子水木れいじ宮下健治伊戸のりお逢いに戻ろか このまま行こか 伊豆の夜空に 呼子星(よびこぼし) 追われ鴉(がらす)も 祭りの笛に 故郷ふり向く 天城の峠… なぜに越されぬ なぜに越されぬ 母恋い三度笠  「この峠を越えたら懐かしい故郷(こきょう)が待っている… 今頃おっ母さんはどうしていなさるか… 逢いてえナァ… おっ母さん…」  泣いてさとした あの日の顔が 沖の白帆に 見え隠れ 宿場灯りに 新茶の香り 愚痴(ぐち)は言わぬが 一本刀… 俺も人の子 俺も人の子 母恋い三度笠  無理も道理と 世間は言うが たぐり寄せたい あの絆 またも一雨 草鞋(わらじ)の紐(ひも)に しみてせつない 道中しぐれ… 明日(あす)は何処(どこ)やら 明日(あす)は何処(どこ)やら 母恋い三度笠
花嫁峠佐々木新一佐々木新一関口義明宮下健治南郷達也嫁ぐ佳(よ)き日の 長持ち唄が 風に流れる 村ざかい 娘見送る 花嫁峠 山のむこうで 待つ婿どのと 心結んで 幸せ掴め  親の欲目で 云うのじゃないが 姿まぶしい 角かくし つづく七坂 花嫁峠 青葉若葉の また来る春にゃ 可愛い初孫 抱かせておくれ  娘手放す 切ない胸を 知るや雲間の 揚げひばり ここで見おさめ 花嫁峠 親も認めた よい人だから 永く仲よく 達者で暮らせ
花巻夫婦旅木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりおひと目惚れして 一緒になって 山あり谷あり 夫婦道 やっと暮らしも 人並みに おまえとはじめて ふたり旅 みちのく 花巻 釜(かま)淵(ぶち)の滝 笑顔せせらぎ 水しぶき  いつもおまえを 頼りにしてた 今日まで苦労の かけ通し 二人きりなら テレくさい 二泊(ふたはく)三日(みっか)の ふたり旅 湯煙 花巻 湯の宿灯り 差しつ差されつ 差し向かい  泣いて笑って これから先は ゆっくり行こうか 夫婦道 いつか人生 折り返し おまえとはじめて ふたり旅 みちのく 花巻 真ん丸月夜 窓に寄り添う 影ふたつ
花火草子朝花美穂朝花美穂もず唱平宮下健治伊戸のりおあなたご覧よ 無月の空に 今夜限りと 見上げた花火 あれが牡丹で あれが菊 指折り数える遑(いとま)もなくて 消えて行くけど貰った元気 踵(くびす)を返して 出直しましょう  あなた 粋でしょ 余韻があるわ 未練残さず 散り行く花火 あれが柳で あれが星 盛りのまんまの姿を残し 悔いを残さず 舞台を降りる あやかりたいね あの潔(いさぎよ)さ  あなた 二人が眺める先に 誰も気付かぬ水面の花火 あれが祈りか 鎮魂(たましずめ) 考え直して 家路につけと きっと誰かが背中を押して 勇気をくれたと信じてみましょ
花のお江戸の艶次郎島津悦子島津悦子仁井谷俊也宮下健治南郷達也丙(ひのえ)生まれの おきゃんなあの娘 恋わずらいとは 知らなんだ 元禄(げんろく)歌舞伎の 台詞じゃないが わちきに惚れて おりんすね 桜爛漫 夢吹雪 花のお江戸の 艶次郎(つやじろう)  下谷(したや)紅葉か 愛宕(あたご)の月か それとも隅田川(すみだ)の 雪見舟 嘘から飛びでた 誠と云うが 潤(うる)んだ眸(ひとみ) 濡れまつげ 年貢納めか べらんめぇ 花のお江戸の 艶次郎  上野・不忍池(しのばず) 相合(あいあい)蛇の目 今宵は濡れたい しっぽりと 一番烏(がらす)の 鳴く夜明けまで お主を抱いて 離しゃせぬ 恋は天晴(あっぱ)れ 木遣(きや)り節 花のお江戸の 艶次郎
花の一生熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治南郷達也人を愛する しあわせと 一緒に覚える 切なさも 吐息で曇る 手鏡を 小指で拭いて 口紅(べに)をひく 女は恋を 知ったとき 初めて女に なると言う  他人同士の 所帯なら 時には雨にも 嵐にも 笑顔を見せて 一歩引き 相手を立てる ことを知る 女は妻に なったとき 本当の女に なると言う  他に比べる ものはない お腹を痛めた 宝物 愛(いと)し子守る ためならば 命を捨てて 悔いはない 女は母に なったとき 負けない女に なると言う
花明かりはかまだ雪絵はかまだ雪絵藤野州一宮下健治猪股義周長く続いた 冬の日も 芽ぶく命に 春はくる あなたと出逢って 気が付いた こころがほのぼの あたたかい めぐって来たのね 私にも しあわせ夢呼ぶ 花明かり  いつもいたわり かばい合い 愛を灯して 暮そうと あなたのやさしい 胸の中 陽だまりみたいに あたたかい 背伸びをしないで 生きてゆく しあわせ夢呼ぶ 花明かり  空にかかった あの月が 鏡みたいに 写し出す あなたの笑顔に 励まされ こころがぽかぽか あたたかい 悲しい涙は もう出ない しあわせ夢呼ぶ 花明かり
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
波止場のれん瀬口侑希瀬口侑希さくらちさと宮下健治南郷達也波止場が夕陽に 染まるころ 人恋しさに 吐息がゆれる 能登の港の 小さな暖簾(のれん) くどき上手(じょうず)にゃ なびかない そんな女が 惚れた… 惚れたあなたを 待ちわびる  拭(ふ)いても消せない 苦労なら グラスの酒で 流していって 能登の港の 小さな暖簾 泣くも笑うも 浮き世です それでいいのよ いいのよ… 下手でいいのよ 世渡りは  小窓に岬の 灯(ひ)がうるむ 本気になって 迎えに来てよ 能登の港の 小さな暖簾 酔いにまかせる 波の唄 やがていい日が きっと… きっと来るよな 眉の月
初雪の宿村上良輔村上良輔伊藤薫宮下健治伊戸のりおかくれ障子に 月灯り ゆれて淋しい 風の音 何もいらない あなたがいれば 今の私は このままで 誰かお願い 時間を止めて ああ…運命(さだめ)悲しい 初雪の宿  いくら燃えても 重ねても 添えるはずない 夢細工(ゆめざいく) 窓の向こうに 小さく紅く 冬に色づく やぶこうじ いっそこのまま 春まで抱いて ああ…心ちぎれる 初雪の宿  少し遅れて 部屋を出る まるで他人の ふりをして 愛の喜び 覚えたあとで 生きる辛さを 知りました ひと夜かぎりの 情(なさけ)がほしい ああ…運命(さだめ)悲しい 初雪の宿
はちきん祭り歌水城なつみ水城なつみみやび恵宮下健治南郷達也土佐の高知の 祭りをゆけば 華が舞います 七色十色(といろ) 艶(つや)な 浴衣の 夏姿 朱(あか)い 欄干 もたれて立てば 今宵 流し目 どなたにあげる  よさ恋 よさ恋 夜(よ)さり来い 祭り花火の 火の粉を浴びて 火傷(やけど) 覚悟で 惚れてみな よさ恋 よさ恋 夜さり来い ジャジャ馬 はちきん 乗りに来い  暴れ四万十 火振りの火影(ほかげ) 跳ねてきらめき 娘鮎(こあゆ)が誘う 鳴子踊りに 濡れた肌 窓の月にも 恥じらいながら 胸に抱かれりゃ なおさら濡れる  よさ恋 よさ恋 夜さり来い 頑固武骨で 女にゃ 弱い 龍馬気取りの いごっそう よさ恋 よさ恋 夜さり来い ジャジャ馬 はちきん 乗りに来い  よさ恋 よさ恋 夜(よ)さり来い 祭り花火の 火の粉を浴びて 火傷(やけど) 覚悟で 惚れてみな よさ恋 よさ恋 夜さり来い ジャジャ馬 はちきん 乗りに来い
はぐれ雲どこへ和田青児和田青児かず翼宮下健治丸山雅仁男は後ろを振り向かず 淋しさ道づれに 昨日を脱ぎ捨て出て行けと 背中を風が押す オーイ オーイはぐれ雲 はぐれ雲どこへ・・・ 真っ赤な夕陽を 追いかけて 目指すは遥かな 地平線 心の荒野(あれの)で 見る夢は 誰にも負けないぞ あぁどんと行け  男は器用に生きるなと 父親(おやじ)の口癖が 今でも聞こえる放浪(さすらい)の 旅路の果てまでも オーイ オーイはぐれ雲 はぐれ雲どこへ・・・ 故郷(こきょう)に残した あの女(ひと)は 俺など忘れて くれただろう 心の荒野に 咲いた花 散るなよいつまでも あぁ逢いたいなぁ  オーイ オーイはぐれ雲 はぐれ雲どこへ・・・ まだまだ丸くは なれなくて とんがりぶつかり 弾(はじ)かれる 心の荒野は 夜明け前 命をかけてみろ あぁどんと行け
はぐれ落葉三門忠司三門忠司久仁京介宮下健治竹内弘一情け知らずよ おまえと別れ ひとり盛り場 ひとり酒 いいよ いいんだ 忘れておくれ 見せてやれない いい夢ひとつ はぐれ落葉か あゝ 風にとぶ 風にとぶ  花の都と 世間じゃ云うが 夢の花さえ はぐれさす 莫迦よ 莫迦だよ いい奴だった 今度ばかりは 真からつらい はぐれ落葉か あゝ 風に泣く 風に泣く  こころ曇れば 下世話な愚痴が いつか身につく 口をつく なんだ なんだよ 人生模様 どこで違えた なみだになった はぐれ落葉の あゝ 泣きっ面 泣きっ面
博多時雨三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也一度惚れたら 心底つくす だから悲しい 恋になる ひとりが切ない おんなの胸に 博多時雨が 降る夜は 中洲(なかす)の灯りが 涙でにじむ…  雨の天神 ひとつの傘で 浮名ながした ネオン町 面影ゆれてる おんなの胸を 博多時雨が 泣かす夜は あなたが教えた お酒にすがる…  夜の那珂川(なかがわ) 飛べない鴎 あれも夢です これも夢 倖せ知らずの おんなの胸を 博多時雨が 濡らす夜は やさしい誰かの ぬくもり欲しい…
博多祇園山笠氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁地下足袋(たび)に締(し)め込(こ)み 水法被(みずはっぴ) 一年一度の 祭りやろうが 命まるごと ぶっつけろ おっしょい おっしょい おっしょい おっしょい 夢を担(かつ)げや あしたを 担げ ここが故郷(ふるさと) 博多の夏が あゝ 燃えるとよ  ひびく太鼓に 祝い唄 心が体が 血潮がさわぐ 汗は はじけて 華(はな)になる おっしょい おっしょい おっしょい おっしょい 赤い手拭(てのごい) 勢(きお)いの水(みず)に 濡れて 色増す 博多の夏に あゝ 生きるとよ  夜明け追(お)い山(やま) 山のぼせ おとこの祭りが おとこを試す 意地と度胸の せめぎ合い おっしょい おっしょい おっしょい おっしょい 先を急げや 雄叫(おたけ)びあげて 祇園山笠 博多の夏が あゝ 走るとよ
博多川三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也中洲(なかす)のねおんに 咲く花は 朝を待たずに 散る宿命(さだめ) うすい倖せ 博多川 それでも誰かに また縋(すが)り 恋をするのも 女ゆえ  人形小路(しょうじ)の あのひとは 妻も子もある ひとだった 涙ながした 博多川 世間の噂に 指さされ 耐えてゆくのも 愛のため  明日(あした)は逢わせて いい男(ひと)に 寿橋(はし)のたもとで 手を合わす 夜風身にしむ 博多川 傷つき転んで また起きて 夢をみるのも 女ゆえ
能登絶唱市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治南郷達也袂(たもと)でかばう 頬を打つ 能登半島は あられ雪 負けて弱音を 吐いたなら 母を泣かせた 甲斐がない 愛をつらぬく 道行は 波も試練の 日本海  親の目忍び 夏の旅 キリコの祭り 恋路浜 愛の証しに 女ゆえ あの夜(よ)許した 何もかも まるで二人の 胸の炎(ひ)が 燃えていたよな 海花火  間垣(まがき)を抜ける 風の音 能登半島は 虎落笛(もがりぶえ) 好きなあなたと 一緒なら 苦労しようと 悔いはない 世間隠れの 道行は 春も遅れる 日本海
能登絶唱岡田しのぶ岡田しのぶ木下龍太郎宮下健治南郷達也袂(たもと)でかばう 頬を打つ 能登半島は あられ雪 負けて弱音を 吐いたなら 母を泣かせた 甲斐がない 愛をつらぬく 道行は 波も試練の 日本海  親の目忍び 夏の旅 キリコの祭り 恋路浜 愛の証しに 女ゆえ あの夜(よ)許した 何もかも まるで二人の 胸の炎(ひ)が 燃えていたよな 海花火  間垣(まがき)を抜ける 風の音 能登半島は 虎落笛(もがりぶえ) 好きなあなたと 一緒なら 苦労しようと 悔いはない 世間隠れの 道行は 春も遅れる 日本海
濃姫市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春敵となるなら お家のために 刺してみせます 夫さえ 嫁ぐこととは 死に行くことと 決めて美濃から 尾張まで 帰蝶に出来る 女のこれが 戦(いくさ)です  「父上様 うわさ通りのうつけ者ならば、 信長殿を討てと下されたこの懐剣(かたな) あるいは父上に向けるやもしれませぬ。 この帰蝶は 蝮(まむし)の道三(どうさん)の娘にございます。」  討(う)たにゃ討(う)たれる 戦国ならば 見せちゃならない 手の内は 天下狙った 信長殿の うつけ芝居も 隠れ蓑(みの) 帰蝶もいつか 男のつらさ 知りました  「父道三亡(どうさんな)きいま 帰蝶の戻る実家(さと)はございません。 なれど 子も生(な)せす、まして病の身。 手負(てお)いの蝶は最後に 美濃の空で 舞いとうございます… 信長殿。」  妻の役目は 世継ぎを生(な)して 後に家名を 残すこと 母にはなれない 女の末は 美濃へ涙の 戻り旅 帰蝶の興(こし)を 野分けが揺する 日暮れです
ねね太閤記市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春城も取れます 男なら 器量ひとつで 戦国は 陰の苦労が 織田様の お目に止まって 草履(ぞうり)取り ねねは ねねは ねねは人生 賭けております お前さま  「えゝっ 淀殿に男のお子が生まれたと… 豊臣の家にとっては目出度いことなれど 母になれない女のねねには それは それは死ぬよりもつらいことにございます。 秀吉殿。」  出世峠を 登りつめ いまは天下の 太閤様 世継ぎ生(な)せない この身だけ 形ばかりの 北の方 ねねは ねねは ねねは心で 泣いております お前さま  「お前さま 二人で築いた豊臣も 程なく終りにございます。 これでよいのでございます。 ねねには 貧しくとも心寄せ合えた昔の方が 幸せにございました。」  主(あるじ)失くした 豊臣の 旗を引き裂く 関ヶ原 辛いけれども 一代で 枯れて悔いなし 桐の紋 ねねは ねねは ねねは宿命(さだめ)と 決めております お前さま
ねえ あんた水城なつみ水城なつみ多野亮宮下健治杉山ユカリ夜風が窓を ゆさぶる夜は ひとりバーボン 飲んでます 肩を抱いてよ ねえ あんた 膝を重ねた 二年の暮らし 帰ってきてよ ねえ あんた  冗談だよね 別れるなんて メールひとつも ないままで 惚れているのに ねえ あんた 服も荷物も 残したままで 戻ってきてよ ねえ あんた  グラスに落ちた 涙の色は 未練にじんだ 琥珀色 どこへ行ったの ねえ あんた 鍵をかけずに 信じて待つわ 帰ってきてよ ねえ あんた
濡れぼくろ桂竜士桂竜士黑澤戀宮下健治伊戸のりお雪をあざむく 柔肌の はだけた胸が 狂おしい 心を盗む ひざまくら 夜の鎖を 壊したい あなたにふれて あゝ欲しいのよ 我慢できない 我慢できない あゝ濡れぼくろ  はやる気持ちの 荒くれか 唐紅の 紅をさす くびすじのばし くちづけを せがむしぐさが 愛おしい あなたにふれて あゝ欲しいのよ 夜露恋しい 夜露恋しい あゝ濡れぼくろ  黒く艶めく 長い髪 もだえる恋の 濡烏(ぬれがらす) うなじに咲いた おくれ毛の 陰にぽつんと 時の華 あなたにふれて あゝ欲しいのよ 忘れられない 忘れられない あゝ濡れぼくろ
盗人川の色男藤みえこ藤みえこ沖えいじ宮下健治伊戸のりお町のすき間を 呑気にちょろり 灘の気まぐれ 盗人川で 今宵も女が 泣いている 胸の隙間に すりすり懐(なつ)く わかっちゃいるのに わかっちゃいるのに ああ…あいつに夢中  橋の欄干 もたれてニヤリ 噂通りの 瓜実優男(うりざねやさお) 六甲女も お手上げよ 浪花節にも ならないけれど ため息つくほど ため息つくほど ああ…あいつに夢中  恋はうたかた 移り気 本気 どこへ行ったの 盗人川は ほんとは女が 怖いのさ 空に強がり 小石を投げりゃ そういうあんたも そういうあんたも ああ…あいつに夢中
日本全国お疲れさん音頭金沢明子金沢明子仁井谷俊也宮下健治ハアー祭り太鼓が ドドンと響きゃ 空でトンビが 笛を吹く 踊る若衆も ご隠居さまも 大漁・豊作 祈ってる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー好いて好かれて 夫婦になった 可愛い子供は 宝物 嫁と姑 いろいろあるが 孫の顔みりゃ 気も晴れる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー何をくよくよ ドジョウにメダカ 出世ばかりが 能じゃない 人はやさしさ 気づかうこころ それが世間に 灯をともす  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー鳥は囀り 草木は謳い 花は微笑み 風薫る こんな小さな 地球だけれど みんな生きてる 夢みてる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん
二升五合藤みえこ藤みえこ数丘夕彦宮下健治伊戸のりお還暦(ろくじゅう)またずに 我が道を 選んだ男の 夢手形 きっとお前にゃ 苦労をかけるけど(ハイッ!) 二人三脚 がんばろな 二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 15円(ひとつごえん)が ありますように  やらずに後悔 するよりも 悔いなく生きたい 人生を 希望(ゆめ)という字を のれんに染めぬいて(ハイッ!) 男五十路の ひとり立ち 二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 25円(重ね重ねのごえん)がうれし  おごらず きばらず 手をぬかず もてなし心を 忘れずに こんな小さな ふたりの店だけど(ハイッ!) どうかよろしく ごひいきに 二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 45円(しじゅうごえん)が ありますように  二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 長い5円(ごえん)が ありますように
南紀白浜はぐれ旅長保有紀長保有紀かず翼宮下健治猪俣義周あんな男の ひとりやふたり くれてやりましょ 熨斗(のし)つけて 南紀白浜 未練がなにさ 波に投げれば 円月島(えんげつとう)の 真っ赤な夕陽が 目にしみる  少し見かけが 良かっただけで 命までもと 尽くしたの 南紀白浜 男がなにさ ひとりたたずむ 千畳敷(せんじょうじき)で 思い出ちぎって またつなぐ  心変わりを 隠しもせずに 待っていたのね さよならを 南紀白浜 惚れたがなにさ 次の恋まで 切ないだけさ 面影消せない 白良浜(しららはま)
涙の夜風増位山太志郎増位山太志郎麻こよみ宮下健治南郷達也世間の噂に はらはらと 散るも哀しい 恋の花 去り行くあなたの 後ろ影 沁みる涙の 沁みる涙の 夜の風  愛してみたって この手には 届くはずない 恋でした あなたのためです 身を引いて ひとり涙の ひとり涙の 夜の風  七日に一度の 忍び逢い 夢を見ました 幸せの 添えない二人の 運命(さだめ)なら しょせん涙の しょせん涙の 夜の風  この恋このまま 続けても 胸に深まる 傷の跡 思い出抱きしめ 見送れば つらい涙の つらい涙の 夜の風
なみだの峠(台詞ロング・バージョン)朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお何を好んで 手離す母が どこにおりましょう 乳飲(ちの)み子を 雨降れば 雨に泣き 風吹けば 風に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠  こんな母をおまえはずい分と恨んでいるでしょうねぇ いくら大人の理由(わけ)があろうとて そんなものおまえにゃ関係ないもんねぇ 何度死のうと思ったことか でもひと目、ひと目おまえに会うまでは そしてひとこと詫びたくて そんな想いで 母は今日も生きているのです  針でこの身を 突き刺すよりも 会えぬ辛さは なお痛い この春で もう七歳(ななつ) 母知らぬ 不憫(ふびん)さを あゝ、あゝ遠い町 いかにおまえは 凌(しの)いでいてか  今さら会いたいなんて…私のわが儘(まま)でしょうか いいえ私なんかどうなったっていいんです どんな想いであの娘(こ)は暮らしているのでしょうか それが、それが気がかりで お~い!お~い!もう一度しっかと抱きしめて まっ直ぐに、ただまっ直ぐに生きておくれと 母は伝えたいのです  何もいらない 暮らせるならば ひとつおまえと 屋根の下 花咲けば 花に泣き 星見れば 星に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠
なみだの峠朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお何を好んで 手離す母が どこにおりましょう 乳飲(ちの)み子を 雨降れば 雨に泣き 風吹けば 風に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠  何度死のうと思ったことか でもひと目 ひと目おまえに会うまでは そしてひとこと詫びたくて そんな想いで 母は今日も生きているのです  針でこの身を 突き刺すよりも 会えぬ辛さは なお痛い この春で もう七歳(ななつ) 母知らぬ 不憫(ふびん)さを あゝ、あゝ遠い町 いかにおまえは 凌(しの)いでいてか  神さま仏さま こんな母でも 夢見ることが許されるなら どうか、あの娘(こ)を守ってやっては もらえないでしょうか  何もいらない 暮らせるならば ひとつおまえと 屋根の下 花咲けば 花に泣き 星見れば 星に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠
なみだ月鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也宮下健治南郷達也こころの寒さに 熱燗注げば おとこ未練が 目を覚ます あんないい娘(こ)を 何故泣かしたと 責めているよな 酒の味  惚れたと素直に 口には出せぬ 恋もあるのさ 男には つれて逃げてと すがった顔が 酒の向こうに 見え隠れ  倖(しあわ)せやれない 男の弱さ 詫びてみたって もう遅い はしご酒して つまずく路地に 浮かぶ今宵の なみだ月
浪花夢情話(新編 桂 春団治)長山洋子・川藤幸三長山洋子・川藤幸三石原信一宮下健治山田年秋ド阿呆呼ばわり 笑われなんぼ 破れ亭主を つくろいながら 酒も遊びも 芸道ならば 耐えてみせます 寒空(さむぞら)長屋 晴れて天下を つかむまで  やきもち焼いたら 負けになる うちは春団治の女房や そない思できたけど ええ女(ひと)できましたな… いいえ あんたが 立派な落語家(はなしか)になるためやったら この子を連れて 出て行きます さぁ これが芸人の女房にできる 最後のつとめでっせ!  芸の虫さえ 暴(あば)れなければ 夫婦(めおと)寄り添い 暮らせたものを 詫(わ)びる心を 羽織でくるみ 浮かれ囃子(ばやし)に 調子を合わす 雨は未練か 法善寺  女房と別れ 子と別れ それもこれも わいが阿呆やから けどな 阿呆しかでけん芸があるんや わいは五黄の寅 あとへは引けん おとみ 約束するで 必ず日本一になる それがせめてもの わいの餞(はなむけ)や!  切れたつもりの 小指の糸が なんでおまえを 日暮れに探す 浪花人情 捨てられません 涙もろうて 笑いの華よ 浮世舞台に 夢と咲け
浪花めおと橋鏡五郎・岡ゆう子鏡五郎・岡ゆう子水木れいじ宮下健治なにを好んで ド甲斐性なしの こんなに男に ついて来た さんざ苦労も 千日前の 今じゃ昔の 宵がたり ええやないか えやないか あいあい傘で 渡るふたりの 渡るふたりの 浪花めおと橋  愚痴も こごとも 言わぬが花と 惚れた弱味で しのび雨 酔うてよろけて 肩借りながら 腹じゃ両手を あわせてた ええやないか えやないか あいあい傘で 情かけあう 情かけあう 浪花めおと橋  まわり舞台の この浮き世なら あんた出番は きっと来る 十日戎の 福笹 買うて 小春びよりの 明日を呼ぶ ええやないか えやないか あいあい傘で 夢をひろげる 夢をひろげる 浪花めおと橋
浪花の男松島進一郎松島進一郎柴田ちくどう宮下健治南郷達也辛抱十年 我慢が五年 やっと薄日が さして来た 俺の人生 浪花の舞台 枯れてたまるか 蕾のままで 男ざくらを 男ざくらを 咲かすのさ  胡麻も擂らなきゃ お世辞もいわぬ 叩き込まれた 道一つ 芸の虫だぜ 脇目も振らず 五尺余寸の 身を粉にしても 浪花育ちは 浪花育ちは 一本気  キタの人情 情けのミナミ 義理の荷物は 何処に置く 一度決めたら 後には引かぬ 淀川(よど)の水面に 男のすがた 見事映して 見事映して 見せてやる
浪花善哉佐々木新一&北野まち子佐々木新一&北野まち子仁井谷俊也宮下健治南郷達也別嬪(べっぴん)もらえば 三日で飽きる だからおまえが いいと云う 昔かたぎの 極楽とんぼ それでいいなら ついて来い 水の都で 惚れあって 浪花善哉 ふたりで生きる  あんたと私は 徳利(とくり)とお猪口(ちょこ) そばで仲良く 睦(むつ)まじく たまにゃ角(つの)だす 喧嘩もするが 末を誓った つがい鳥 吉の御神籤(みくじ)は 法善寺 浪花善哉 ふたりで生きる  おもろい夫婦(ふうふ)と 呼ばれるような そんな生き方 してみたい 笑顔みせれば 苦労は消える 明日の倖せ 見えてくる 情け道頓堀(とんぼり) 肩寄せて 浪花善哉 ふたりで生きる
浪花川三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也男のこころは 一夜(いちや)で変わる 女は一途に 愛を追う 水の都を さまよい往(ゆ)けば 夢のかけらか 七色ネオン 涙ながした 浪花川  一度はいのちと 思ったひとを おんなは一生 憎めない 夜の向こうに 面影追えば 浮いて沈んだ この世の運命(さだめ) 今日も見ている 浪花川  別れたあなたに ふたたび逢える 信じて待つのよ 戎橋(はし)の上 にごり水でも 生きてる限り きっと掴める 倖せひとつ 明日(あす)へ流れる 浪花川
情け川北山たけし北山たけし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお好きと言ったら 目の前の 倖せ逃げると 泣くおまえ 何も云うなと 抱き寄せた 肩のうすさよ か細さよ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川  つらい過去(むかし)も 年の差も 邪魔にならない この恋の 酒でこころを 騙(だま)しても 惚れた気持ちは かわらない いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川  なんで気にする 占いを 運命(さだめ)はふたりが 決めりゃいい 春のうす陽が 射す部屋で 所帯持つのが 夢なのさ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川
流し春秋朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお雨の路地裏 水溜(みずたま)り 誰がこぼした 涙やら 夜の酒場を 流して歩く 俺も淋しい 聴く人も みんな淋しい 人ばかり  重ね重ねの 親不孝 なんで今さら 帰らりょか そっと詫びたい 昔が胸で 雨にくすぶる 午前二時 未練まじりの 唄ばかり  泣くなギターよ こんな夜は 泣けば明日が 遠くなる 酒と演歌に 背中を抱かれ いつか日の目を 見たくって みんな生きてる 人ばかり
なぁ旅の人蒼彦太蒼彦太岡西通雄宮下健治鈴木英明よう来たな よう来たな ひなびた山の 奥飛騨へ な~んもごちそう ないけれど 森の空気が うまかろう 谷の清水も うまかろう だ~けんど なぁ旅の人 人情がほのぼの 一番うまかろう  けなるかろ けなるかろ 湯煙りのぼる 奥飛騨が な~んももてなし ないけれど 囲炉裏にあたりゃ ぬくかろう 露天風呂だって ぬくかろう だ~けんど なぁ旅の人 奥飛騨訛りが 一番ぬくかろう  あばえ~な あばえ~な また来るその日 忘れるな な~んもみやげは ないけれど 赤かぶうんと 持ってゆけ 地酒一本 添えてゆけ だ~けんど なぁ旅の人 奥飛騨小町の この娘(こ)は持ってくな
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也つくりものほど 綺麗に見える 嘘が真の この世間 とことん惚れるか 振られてやるか 恋も生きるも 一途ないのち 倒れたところが 泥ならば 泥をつかんで また起きる  惚れていながら やさしさやれず 今日もおまえを つらくする 泥をかぶって 漂うおれを いつか花咲く 蓮だと微(わ)笑(ら)う やさしいぬくもり 抱きしめて あすの人生 賭けてゆく  勝てば高飛車 負ければ逃げる 時のながれか 意地もない 男の値打ちは やることやって 泥で終わるか 花咲かせるか 不器用者だと 云われても 夢とおまえを みちづれに
道中千里木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお空は青空 日本晴れ 新(さら)の草鞋(わらじ)を しめ直す 男望みを 懐に 超える山坂 峠道 ついて来るかよ 赤トンボ 明日はどこまで 道中千里  すまし顔した 道祖神(どうそじん) どこか空似(そらに)の あの娘(むすめ) 恋は苦手さ 柄(がら)じゃない いつも岡惚れ 片思い 風に揺れてる 野辺(のべ)の花 たまにゃ道草 道中千里  縞の合羽(かっぱ)も 色褪せて 故郷(くに)を離れて 幾月日 今も達者か おふくろは やけに身に沁(し)む 里ごころ ひとり見上げる 流れ雲 明日はどこまで 道中千里
利根の恋唄新城守新城守坂口照幸宮下健治池多孝春恋の関宿 情けの境 なんで越せない 大利根川よ 妻と呼ばれず あなたと呼べず 月も片割れ 待つものを 逢えぬひと夜が 只つらい 利根の恋唄 流れ唄  筑波おろしの 吹く風よりも ひとの噂は それより早い そっと隠れて 思いを胸に 川の水面の 髪化粧 暮れて花咲く 花もある 利根の恋唄 しのび唄  恋の関宿 情けの境 中を取りもつ 大利根川よ 「あなた」「おまえ」と 手に手をとって 辿りつく日は きっと来る 心一つに 夢も咲く 利根の恋唄 いのち唄
隣の芝生岡ゆう子&宮下健治岡ゆう子&宮下健治麻こよみ宮下健治南郷達也天気もいいし 買い物に 出かけませんか 二人して 仕事仕事の 一週間 日曜ぐらい 寝かせてくれよ 釣った魚に 時々餌を くれなきゃダメダメ 浮気しちゃうわ ふくれっ面だけ うまくなり 純情可憐は いまいずこ 青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ ないものねだり  パートに炊事 お洗濯 たまにはいいでしょ 息抜きも 酒も俺より 強くなり 三日とあけず カラオケ通い 年に一度は 海外旅行 最初に約束 したはずなのに 冷凍食品 お取り寄せ たまには手料理 食べたいよ 青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ 似た者同志  青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ ないものねだり
土佐のかつお船鏡五郎鏡五郎加茂笙子宮下健治南郷達也千尋(ちひろ)の海原 押し分けて 見ろよ黒潮 かつおが来たぞ よさこい土佐沖 一本釣りの 踊る 踊る手練(しゅれん)の 太竿が 朝日にしなるぜ ああ 雄哮(おたけ)びだ  漁場は男の 魂(たましい)だ 土佐のいごっそう 父親ゆずり 噴き出す汗玉(あせだま) みなぎる闘志 胸を胸を叩いて 仁王立ち かつおよぶつかれ ああドント来い  恋心(こころ)も乗せたぜ 帰り船 可愛いあの娘が 待ってる港 まっ赤な夕日に しぶきの華が どんとどんと弾ける 土佐の海 大漁祝いだ ああ かつお船
峠春秋氷川きよし氷川きよし関口義明宮下健治南郷達也曲りくねった 山坂を 足を踏みしめ 登る人 一か八かの 勝負の橋を 先を急いで 渡る人 どちらでもいい 皆それぞれと 峠は静かに 見守るばかり  肩の荷物が 重すぎて 誰が捨てたか 忘れたか 夢の破片(かけら)が お地蔵さんの ひざで泣いてる 途半(みちなか)ば 来るを拒(こば)まず 戻るを止めず 峠は黙って ほほ笑むばかり  だれに教わる ものじゃない 人の生き方 歩み方 たどり着いたる その頂(いただき)は 続く試練の 一里塚 うしろ姿を 声なき声で 峠は優しく 見送るばかり
東京無情三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也ひとりに戻る だけなのと 淋(さび)しく微笑(わら)って 眸(め)を伏せた 倖せひとつも やれないで バカな男(やつ)だよ 身をひいた ああ 木枯(かぜ)がこころを吹きぬける 東京無情  甘えるように 背伸びして ネクタイなおして くれた奴 あなたは忘れて いいけれど きっとわたしは 忘れない ああ そんな言葉が胸を刺す 東京無情  煙草のけむり 瞳(め)で追えば 恋しいあいつの 笑顔(かお)になる この世で添えない ふたりなら 愛しあいたい 次の世で ああ 夜が泣かせるこの俺を 東京無情
出直し酒花元麻希花元麻希かず翼宮下健治南郷達也人生すごろく 戻りと出ても いいじゃないのよ 振り出しならば 二度や三度の つまづきに 負けちゃいやです 踏ん張りどころ… 飲んで下さい 出直し酒を  あなたの支えに なれるのならば おんな冥利と しみじみ思う 堅く結んだ この絆 見せてやりたい 世間の人に… 惚れた同士の 出直し酒よ  今夜はあなたに 甘えて酔って 夢のつぼみを 心で咲かす ひとつ峠を 越えたなら もっといい日が 来ますよきっと… これが二人の 出直し酒よ
デカンショ港氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお(ヨーイ ヨーイ デッカンショ) (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) 額(ひたい)に汗を 光らせて 網ひく親父の 夢をみた 東京暮らしと 聞こえはいいが はんぶん沈んだ 男船 都会の海から 古里偲(しの)びゃ デカンショ港の 夕日が恋し (ヨーイ ヨーイ デッカンショ)  (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) 祭りの神輿(みこし) 大漁旗 あの丘あの友 あの笑顔 三つ年下 可愛いあの娘 この春お嫁に 行ったとか 都会の海から 想い出追えば デカンショ港が 涙でにじむ (ヨーイ ヨーイ デッカンショ)  (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) おふくろ浜に 昆布干す 苦労の白髪は 俺のせい 一度帰ろか 手土産さげて 肩もみ風呂たき 親孝行 都会の海から 星空みれば デカンショ港の 漁火(いさりび)恋し (ヨーイ ヨーイ デッカンショ)
天までとどけ御柱葵かを里葵かを里山崎ふみえ宮下健治木やり一声 天をつく 綱(つな)を引く手に 血潮がたぎる 揃いはちまき 若い衆が 七年一度の 生き甲斐だから 今年こそはと 命をかける 峰は残雪 峰は残雪 八ヶ岳  もみの大木 神となり 諏訪は千年 祭りは叫ぶ ここは木落とし 日本一 ここで乗らなきゃ 男がすたる 走る御柱(みはしら) 祈りをこめりゃ 諏訪は祭りの 諏訪は祭りの 風が吹く  川は雪どけ みそぎ水 待ちに待ったぜ この晴れ舞台 里は桜の花吹雪 夢とロマンを 心に秘めて 何が何でも やらなきゃならぬ 男度胸の 男度胸の 御柱
天までとどけ御柱水田竜子水田竜子山崎ふみえ宮下健治木やり一声 天をつく 綱を引く手に 血潮がたぎる 揃いはちまき 若い衆が 七年一度の 生き甲斐だから 今年こそはと 命をかける 峰は残雪 峰は残雪 八ヶ岳  もみの大木 神となり  諏訪は千年 祭りは叫ぶ こゝは木落とし 日本一 こゝで乗らなきゃ 男がすたる 走る御柱 祈りをこめりゃ 諏訪は祭りの 諏訪は祭りの 風が吹く  川は雪どけ みそぎ水 待ちに待ったぜ この晴れ舞台 里は桜の花吹雪 夢とロマンを 心に秘めて 何が何でも やらなきゃならぬ 男度胸の 男度胸の 御柱
天まであがれ水貴かおり水貴かおり万城たかし宮下健治石倉重信どうせ男と 生まれたからにゃ 中途半端じゃ 世間が嗤(わら)う 夢を持つなら でっかい夢を 空は嵐の 修羅場でも 雲間を越えりゃ 晴れになる てん・てん・てん・てん・天まであがれ  たとえ小さな 体であろと 弾みつけたら 勝負に勝てる 腕を組むより 拳を上げろ 「真(まこと)」一字の 男みち 地味でも一つ また一つ てん・てん・てん・てん・天まであがれ  浪曲(なにわ)節なら 唸って何ぼ 泣いて人生 唸るはアホや 笑顔千両 笑って暮らせ 夜空(そら)に無限の 星の砂 掴んで輝(ひか)る 人になれ てん・てん・てん・てん・天まであがれ
天空の海城朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお青雲遥か 棚引いて 桜は謳(うた)う 湊山 大志に燃ゆる 若武者の 心気高き 天守閣 あゝ天空の 海城(しろ)に久遠(くおん)の風を呼ぶ  人には人の 天命あり 我が天命に 命燃やさん  七重に八重に 中海(なかうみ)の 錦のごとき 波模様 誓いし夢を 懐に 交わす盃 粛々と あゝ天空の 海城(しろ)に宴の舞扇(まいおうぎ)  紅(くれない)染まる 大山(だいせん)の 意志剛健の 冬姿 厳しき時代(とき)を 勝ち抜いて いざや天下に名を馳せん あゝ天空の 海城(しろ)に久遠の栄華あれ
手筒花火上杉香緒里上杉香緒里麻こよみ宮下健治こんなはずでは なかったと 泣けばなおさら つらいだけ 赤い火の粉を 吹き上げる 手筒花火の イキの良さ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 夢の花  恋のライバル 多いほど 女心は 燃えあがる 天に轟く 火柱の 手筒花火の あでやかさ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 恋の花  つらい時ほど 身に沁みる 人の情けの あたたかさ 赤い火の粉が 舞い落ちる 手筒花火の カッコ良さ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 夢の花
徒然酒一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお腕をはなせよ 夜半(よわ)しぐれ 路地の酒場で 雨やどり 独りしみじみ 酒のむ時ゃよ なぜか故郷が しのびこむ 徒然(つれづれ)に… 徒然なるままに 遠いあの娘が 浮かぶ夜  無理をするなよ おまえには 帰るふるさと あるんだよ 肩をたたいて 別れた時ゃよ 俺を泣かせる 友がいた 徒然に… 徒然なるままに やけに塩(しょ)っぱい ひと夜洒  赤いちょうちん 母ちゃんに どこか似ている 雨ン中 石につまづき 転んだ時ゃよ 母に会いたく なるもんだ 徒然に… 徒然なるままに 酒でこころが 旅をする
艶花いちりん水城なつみ水城なつみかず翼宮下健治伊戸のりおあなたの命に 私の命 ふたつ重ねりゃ 希望(ゆめ)になる 世渡りべたで 不器用だけど 幸せゆっくり 捜しましょう あなたが咲かせて くれました 艶花いちりん 恋の花  涙は哀しい ばかりじゃないと 胸に抱かれて 知りました 浮き世の嵐 背中で受ける 日溜まりみたいな ひとだから あなたが咲かせて くれました 艶花いちりん 恋しずく  死ぬまで大事に するよと言って 照れる笑顔に 惚れ直す この日のために 歩いて来たの 九十九(つづら)に曲がった 苦労道 あなたが咲かせて くれました 艶花いちりん 恋きずな
津屋川みれん永井みゆき永井みゆき麻こよみ宮下健治南郷達也零れる涙の 冷たさに 女の胸が 震えます 未練の色か 赤々と 咲いてせつない 彼岸花 あなたに逢いたい もう一度 涙 涙 津屋川 恋の川  あなたの背中に 寄り添って 眠った夜は 遠い夢 心の痛み ちりちりと 沁みて哀しい 彼岸花 あの日の優しさ 嘘ですか はぐれ はぐれ水鳥 恋の川  悲しい恋ほど 後を引く 水面(みなも)に揺れる 面影よ 口紅よりも 赤々と 咲いて淋しい 彼岸花 あなたに逢いたい もう一度 ひとり ひとり津屋川 恋の川
筑波の風水城なつみ水城なつみ志賀大介宮下健治前田俊明筑波おろしは わたしの命 男まさりの 生みの親 どんな苦労も はねのける 負けず嫌いの あばれ風 吹いて 吹いて 吹いて咲かせる 夢の花  筑波山(つくばやま)から 眺めた海は 怒涛(どとう)逆巻(さかま)く 鹿島灘(かしまなだ) 鬼が怒(おこ)ると 書いて読む 川は鬼怒川 母の川 意地を 意地を 意地を通して 流れます  筑波大地は 紬(つむぎ)の里よ 恋の菩薩(ぼさつ)が 住んでいる 愛と情けの 二(ふた)文字は 帯にきっちり 巻いている 泣くな 泣くな 泣くな筑波の おんな風
月の渡り鳥市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春八里歩けば 草鞋(わらじ)も切れる 一宿一飯 借り受けまして 上州 松井田 中仙道 月のしずくが 笠に降る 旅の弥太郎 渡り鳥 渡り鳥  惚れた腫れたは 苦手な台詞(せりふ) 姿はやくざの 弥太郎笠も 育ちは旗本 二本差し お雪恋しや 胸のうち 誰に聞かそか 旅の夜空(そら) 旅の夜空(そら)  義理と人情に 命が絡む 笛吹峠は 見返り峠 恩義を果たせと 妙義山(やま) 烏(からす)川面(かわも)に 逆さ月 濡れて弥太郎 三度笠 三度笠
月が笑ってる氷川きよし氷川きよし下地亜記子宮下健治月が 月が 月が笑ってる 哀しくなったら 歌って歩こうよ 淋しくなったら 一緒に歩こうよ 星も光ってる 花も咲いている あぁ…心が痛い日も クヨクヨしちゃダメと 月が 月が 月が笑ってる  月が 月が 月が笑ってる 一人じゃないのさ 誰かが見ているよ 人みな何処かで 汗かき生きている 春はいつか来る 夢はいつか咲く あぁ…くちびる噛みしめて 夜空を見上げれば 月が 月が 月が笑ってる  明日に向かって 一緒に歩こうよ きっと幸せに きっと逢えるだろ あぁ…涙の向こう側 何かが待っている 月が 月が 月が笑ってる
月影の宿渚ひろみ渚ひろみ坂口照幸宮下健治周防泰臣いいのよどんなに 遅れて来ても 墨絵に昏れゆく 山の宿 もしやあなたの 身の上に 何かあったか 気にかかる 悪い方へと 傾いて 胸が裂けそうな 月影の宿  いいのよ世間の そしりを受けて 誰にも知られず 袖しぐれ 追ってあなたを 困らせる 万に一つも ありません 窓をかがみに 化粧して 背伸びして待つ 月影の宿  いいのよ落葉の 優しさなのね 静寂(しじま)の中にも 音がある 踏んで悔いない 茨道 何処にこんなに 耐えられる 恋の烈(はげ)しさ あったやら あなた恋しい 月影の宿
津軽の風笛水城なつみ水城なつみ万城たかし宮下健治南郷達也窓に浮かんだ 十六夜(いざよい)月は 遠い津軽に 見えるでしょうか 耳を澄ませば ねぶたの祭り 跳人(はねと)踊りで 出逢ったふたり ヒュルリ ヒュル ヒュル ヒュルリ ラッセラ… 風も踊るよ あれは初恋 もう五年  恋の火祭り まだ冷めぬのに 好きと言えない 弱虫小虫 いっそ帰って 打ちあけましょか 思い焦がれて 夢まで泣かす ヒュルリ ヒュル ヒュル ヒュルリ ラッセラ… 風も呼んでる 生まれ故郷に 早よ来いと  秋の木枯らし 笛吹き太鼓 枝の囃子(はやし)で 夜風がうたう 寝ても覚めても こころの中に いまも恋しい あの人が棲(す)む ヒュルリ ヒュル ヒュル ヒュルリ ラッセラ… 風が運ぶよ 津軽じょんから 恋唄を
津軽十三湊桂竜士桂竜士万城たかし宮下健治伊戸のりおあんた泣かすにゃ 道具はいらぬ 三味の絃(いと)切りゃ それでいい あんた 寒かろ 帰って来やれ 津軽… 津軽… 十三の湊は 砂吹雪 荒れておなごを 泣かすなよ 泣かすなよ  いつも二人の じょんから節が いまじゃ独りの 泣き音(ね)節 あんた いい人 出来ただろうか 津軽… 津軽… 十三の砂山 北砂漠 どこに居るのさ 恋しいよ 恋しいよ  岩木お山に 雪降るころよ 風邪を引かずに 暮らしてか あんた 会いたや 温めておくれ 津軽… 津軽… 十三の湊は 五所川原 風も泣いてる おんな旅 おんな旅
ちょいときまぐれ渡り鳥(セリフ入り)氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治花のお江戸の 風来坊が ひとり駿河路(するがじ) 富士の山 三保の松原 沖見れば 白帆にじゃれつく 鴎(とり)の群れ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  「ちょいとそこの人、急ぎ旅でござんすか。 道中 気をつけてお行きなせえよ」  伊豆の天城峠(あまぎ)で 見初(みそ)めたあの娘 花にたとえりゃ 紅(べに)ツツジ 骨の髄(ずい)まで 惚の字でも 恋など出来ねぇ 三度笠 おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  小諸(こもろ)離れて 沓掛宿(くつかけじゅく)は 月がおっ母(かあ)に 見えてくる 指のあかぎれ 丸い肩 達者でいなよと 祈るだけ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥
ちょいときまぐれ渡り鳥氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治丸山雅仁花のお江戸の 風来坊が ひとり駿河路(するがじ) 富士の山 三保の松原 沖見れば 白帆にじゃれつく 鴎(とり)の群れ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  伊豆の天城峠(あまぎ)で 見初(みそ)めたあの娘 花にたとえりゃ 紅(べに)ツツジ 骨の髄(ずい)まで 惚の字でも 恋など出来ねぇ 三度笠 おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  小諸(こもろ)離れて 沓掛宿(くつかけじゅく)は 月がおっ母(かあ)に 見えてくる 指のあかぎれ 丸い肩 達者でいなよと 祈るだけ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥
忠治旅鴉中村美律子中村美律子久仁京介宮下健治南郷達也小松五郎の 刃(やいば)にかけて ゆがむ世間を 叩(たた)っきる さすが忠治と もてはやされて 花も実もある 男のはずが すがる子分と わかれ酒 落ちて 落ちて赤城の 旅鴉  義理も人情も 人一倍と 褒めた奴さえ 去ってゆく さすが忠治と もてはやされて 逃げた赤城の てっぺんあたり 行くも帰るも 下り坂 明日(あす)は 明日はどうなる 旅鴉  落葉(おちば)しとねに 身を折りまげて 明日(あす)の行く手を 思案する さすが忠治と もてはやされて 夢も栄華(えいが)も 赤城の山の 暗い夜明けに 捨てて発(た)つ 忠治 忠治しぐれか 旅鴉
旅鳥長山洋子長山洋子木下龍太郎宮下健治佐野博美羽を痛めて 飛べない連れを 守って寄り添う 旅鳥よ 群れははるばる 南をめざし 先に行ったよ あの空を ちょいと お前さん 私が倒れたら 抱いて寝かせて くれるかえ 元の 身体に 戻るまで お酒を断って くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん  形(なり)はあんなに 小さいけれど 情けじゃ負けない 旅鳥よ 恥かしいけど 人間様も 教えられるね 生きざまを ちょいと お前さん 私が死んだなら やもめ通して くれるかえ 勝手知らない あの世でも  添い遂げさせて くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん  ちょいと お前さん 私が頼んだら 無理を叶えて くれるかえ 義理のしがらみ 断ち切って 世間を捨てて くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん
旅路の先に一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治野村豊旅から旅へと さすらうこの俺 待ってたお前 もう泣かせはしない もう離しはしない 旅の続きは お前とふたり 背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し いまからお前が 故郷(ふるさと)さ  お前は一途に 嫁ぎもしないで 今日までひとり ただ待ちわびながら ただ寂しさこらえ 折れる心で 暮らしていたろ 馬鹿だな この俺は 何にも知らず 夢だけ追った これから先は 嵐が来ても 旅路の果てまで 俺がいる  背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し 今日からお前を 離さない
多度津 みなと町水森かおり水森かおり麻こよみ宮下健治伊戸のりおあなたが暮らす 町の灯が 波間の向こうに また揺れる 逢いたくて 逢いたくて あぁ逢えなくて 瀬戸内 多度津(たどつ)は みなと町 噂に負けて 散った恋 別れせつない 波の音  最終フェリー 桟橋で 今夜も見送る 私です 酔いたくて 酔いたくて あぁ酔えなくて 瀬戸内 多度津(たどつ)は みなと町 涙ににじむ 島の影 ひとり止まり木 浜酒場  愛していても 女には 越えてはいけない 海がある 渡りたい 渡りたい あぁ渡れない 瀬戸内 多度津(たどつ)は みなと町 女に長い 夜が来て 胸に沁みます 波の音
高嶺の色女藤みえこ藤みえこ数丘夕彦宮下健治伊戸のりお十六夜紅月 極楽通り 花魁道中 どなたのもとへ 花街吉原 心はせめて たったひとりに ささげます わちきに惚れるは よしなんし エーよしなんし 高嶺の花の色女(おんな)でありんす  貧しさ恨んで 峠を越えた 逆巻く吹雪よ 売られたこの身 それでもふるさと 恋しやいまも 月が窓辺に またにじむ わちきにあわれみ よしなんし エーよしなんし 高嶺の花の色女(おんな)でありんす  日差しもやさしく ふくらむ蕾 おまえも春待つ 隅田の桜 一途な男と 女の涙 年季明けたら 飛んでゆく 浮気もその気も よしなんし エーよしなんし 高嶺の花の色女(おんな)でありんす
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
太陽のスマイル~ナルトの燦々サンバ~黒木ナルト黒木ナルト結木瞳宮下健治伊戸のりおああ太陽の スマイル一緒に 地球のみんなが こんにちは だから今日も明るく 楽しく行こう 生きているって カーニバル さあさ燦々サンバ 太陽のスマイル もっと燦々サンバ サンバで踊ろう 笑顔で踊れば 世界はひとつ ボン・ジーア ボア・タルジ ボア・ノイチ そうさ朝から晩まで ナルトのサンバ オーレ!  ああ太陽の スマイル連れて 南の国から こんにちは だから明日も夢見て 元気に行こう 熱い希望の カーニバル さあさ燦々サンバ 太陽のスマイル もっと燦々サンバ サンバで踊ろう 陽気に踊れば 世界も笑う ボン・ジーア ボア・タルジ ボア・ノイチ そうさいつでもどこでも ナルトのサンバ オーレ!  さあさ燦々サンバ 太陽のスマイル もっと燦々サンバ サンバで踊ろう 輪になり踊れば 世界はひとつ ボン・ジーア ボア・タルジ ボア・ノイチ そうさ七つの海越え ナルトのサンバ そうさ七つの海越え あなたとサンバ オーレ!
そんなもんです人生は大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治伊戸のりおおだて上手に 乗せられた 降ろし上手に 降ろされた 乗るも降りるも その場の流れ 流れ任せで 生きたらいいと 遅まきながら 気づいたわたし そんなもんです人生は 人生は  縁は異なもの 味なもの だから摘(つ)まんで みたくなる 受けた情けは 情けで返す そんなこころの 気風(きっぷ)があれば そこそこながら 歩いて行ける そんなもんです人生は 人生は  今日も昨日も また明日も 回り舞台の 一場面 人の生き方 十人十色 そうよ自分は 自分の役を 恥ずかしながら 演じりゃいいの そんなもんです人生は 人生は
宗谷遥かに水田竜子水田竜子山崎ふみえ宮下健治生まれ故郷は 北の果て 汽車も通わぬ 宗谷の岬 流氷 海鳴り 灯台あかり 今もあの人 一人でいたら バカなわたしを 許してもらい 愛を 愛を 愛を交わして 生きて行きたい  ごめんなさいね わがまゝを あなたを捨てた 国境の岬 わたしの心に 今でも残る 腕のぬくもり あなたの言葉 耐えて行きます シベリアおろし それが それが それがわたしの 生きる道です  ハマナス咲いてた あの砂山に 今もあの人 一人でいたら 過ぎたあの日の 二人に戻り 愛を 愛を 愛を重ねて 生きて行きたい
せつな川篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりお添えるあてない 哀しい恋と 知っていました はじめから いいの 明日(あした)が なくてもいいの 噂しぶきに 沈まぬように 流れて行きます せつな川  無理に別れを 決めてはみても 逢えば心が また戻る みんな 私が 私が悪い 恋の深みに さ迷いながら 流れて行きます せつな川  きっと二人が 離れぬように 眠るあなたと つなぐ指 いいの こうして 逢えればいいの 恋の運命(さだめ)に 身を寄せながら 流れて行きます せつな川
すみだ川恋歌熊谷ひろみ熊谷ひろみ建石一宮下健治南郷達也心試しは 観音さまか 何故にもつれる 恋の糸 惚れりゃ焦(じ)れます あなたに逢えば 傘を持つ手 つねりたい 雨にしっぽり すみだ川  羽根に羽子板 二つで一つ 離さないよと 沁(し)みる声 褒めてくれます 今夜の紬(つむぎ) おんな冥利 帯も鳴る 拝む三日月 すみだ川  岸の桜も 噂に泣いて 露(つゆ)の情けで よみがえる 燃えてとけます 炬燵(こたつ)の酒に あなたおまえ 屋形船 鐘に春呼ぶ すみだ川
人生ぼちぼち節梓夕子梓夕子木下龍太郎宮下健治池多孝春一山(ひとやま) 二山(ふたやま) 三山(みやま)越え 苦労と言う名の 登り坂 一歩一歩を 重ねて行けば いつか峠を 越えられる 急ぎ過ぎれば こけるだけ ぼちぼち行こうよ 人生は  一押(ひとお)し 二押(ふたお)し 三(さん)に押(お)し 口説(くど)いて駄目なら あきらめろ 広い世の中 半分 女 残りくじこそ 当りくじ 恋に先着 順はない ぼちぼち行こうよ 人生は  一口(ひとくち) 二口(ふたくち) もう三口(みくち) 他人(ひと)には情けを 掛けておけ 廻り廻って 転(ころ)んだときに きっと救いの 手が伸びる 支えられたり 支えたり ぼちぼち行こうよ 人生は
人生双六・おとこの旅路石上久美子石上久美子鳥井実宮下健治俺が義理なら お前は情け 握る(にぎ)手と手に 男が通(かよ)う 一天地六(いってんちろく)のサイの目に 賭(か)けた男の 命はひとつ どこで散るやら 果てるやら 人生双六(すごろく) アンアアンアア おとこの旅路(たびじ)  惚(ほ)れた女に 三下半(みくだりはん)を 投げて振りむきゃ 男がすたる 未練(みれん)の涙を かみしめりゃ 雨にぽつんと 肩叩(たた)かれて 右を左のわかれ道 人生双六 アンアアンアア おとこの旅路  遠(とお)の昔に 忘れたはずの 生まれふる里 聞かれりゃつらい 浮世と言う名の 苦労川 誰れが流した 笹舟ひとつ ゆれてどこまで 行くのやら 人生双六 アンアアンアア おとこの旅路
人生勝負熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治池多孝春無駄に見えても 道草は 次の一歩の 足慣らし 遅れようとも 頑張れば 他人(ひと)に追い付く 追い越せる のるかそるかの 大一番は 引き分けなしの 人生勝負  掛けた情けは また戻る 決してならない 掛け捨てに 持ちつ持たれつ 世の中は 一期一会(いちごいちえ)の 繰り返し のるかそるかの 大一番は 一人じゃ勝てぬ 人生勝負  今日の苦労は 後で効く 明日に輝く 磨き砂 いまは茨の 細道も 先は日向の 大通り のるかそるかの 大一番は 最後に決まる 人生勝負
人生行路青戸健青戸健志賀大介宮下健治南郷達也意地を通せば 情けが枯れる 枯れたこころに 花はない 見栄と欲との 振り分け荷物 降ろしゃ世間が 見えてくる 一つしかない 命じゃないか 真っ直ぐ行こうよ 人生行路  石を投げれば 誰かに当たる 当たりゃ自分に 跳ねかえる 人の振り見て 我が振り直せ 指せば指される うしろ指 勝った負けたは お互い様よ きれいに行こうよ 人生行路  夢を捨てたら 涙が落ちる 落ちた涙に 虹はない 苦労七坂 辛抱しどこ 冬はかならず 春になる 雨も嵐も 覚悟の上で 真っ直ぐ行こうよ 人生行路
人生男の舞台三門忠司三門忠司鳥井実宮下健治坂田三吉 将棋の鬼も 女房小春にゃ 勝てやせぬ 浪花男が 命を賭けて 花の東京で 勝負する 男一代 男一代 残すその名も ああ…人生舞台  恋を諦らめ 情を義理に 生きた男の 夢ひとつ 吉良の仁吉が 荒神山で 降るか散らすか なみだ雨 男一代 男一代 残すその名も ああ…人生舞台  子持ち女に どうして惚れた 小倉生まれの 松五郎 撥のさばきが 涙を誘う 祇園太鼓の 語り草 男一代 男一代 残すその名も ああ…人生舞台
人生お宝節梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治丸山雅仁ハアァア~ アアア~ 富士の山ほど 噂はあれど いまだ実らぬ 恋ばかり 幸福招来 大吉福寿 気立ても器量も ふた親ゆずり 千両 万両 歌にいのちを あい賭けまして 一所懸命 つとめます つとめます ハア  ハアァア~ アアア~ 運は天から 授かりまする 笑う門には 福来る 先客万来 満願成就 支えてくれてる 人こそ宝 千両 万両 さてもみなさま お宝節を 北の国から 南まで 南まで ハア  ハアァア~ アアア~ いつか会いたい 宝の山で 鶴は千年 亀万年 一日三度の 米より好きで しっかり覚えた お宝節を 千両 万両 声を限りに 日の本一に 抱えきれない 福を呼ぶ 福を呼ぶ ハア  千両 万両 歌にいのちを あい賭けまして 一所懸命 つとめます つとめます ハア
じょんがら挽歌氷川きよし氷川きよし下地亜記子宮下健治丸山雅仁船も見えない 鴎も飛ばぬ 波は砕けて しぶき飛ぶ すすり泣くのは 未練か夢か ぐずる海鳴り じょんがらか 風 風 風 風 風よ吹け 風花 風舞い 風波 おまえが 呼んでいる 今も好きだよ 死ぬほど好きさ 男じょんがら 風挽歌  無駄にさせたね 女の春を 詫びて済むよな ことじゃない ひとり酒場で 地酒をあおり 胸のじょんがら ひとり聞く 雪 雪 雪 雪 雪よ降れ 雪雲 雪空 雪暗(ぐ)れ おまえが 遠くなる 涙投げつけ 恨んでおくれ 男 身を引く 雪挽歌  雪 雪 雪 雪 雪よ降れ 雪雲 雪空 雪暗(ぐ)れ おまえが 遠くなる 命震える 想い出凍る 男じょんがら 雪挽歌
じょんから姉妹なでしこ姉妹なでしこ姉妹仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお雪にヨー 雪にヨー 雪に埋(う)もれて小半年(こはんとし) みんな春待つ みちのく酒場 母の自慢の この店で 姉が唄って 妹が三味を じょんから じょんから じょんから じょんから 津軽 噂の じょんから姉妹  北のヨー 北のヨー 北の訛(なま)りのあたたかさ 囲炉裏舞台にゃ ねぶたの凧(たこ)よ 夢も涙も あったけど 今じゃ笑顔の 看板娘 じょんから じょんから じょんから じょんから 毎度 お馴染み じょんから姉妹  十三(とさ)のヨー 十三のヨー 十三の砂山あいや節 十八番(おはこ)飛びだす 民謡酒場 姉と妹の 名調子 胸に積もった 根雪も溶ける じょんから じょんから じょんから じょんから 津軽 噂の じょんから姉妹
上州一匹旅鴉松島進一郎松島進一郎柴田ちくどう宮下健治南郷達也義理を立てるか 人情を取るか 人の道なら 恩義が大事 生れ天竜 仲乗りくずれ 殺し文句の 啖呵を切って 男一匹 男一匹 上州旅鴉  半のぞろ目に 身ぐるみ賭けた 意地の駆け引き 鉄火場勝負 どじを踏んだら 背中に彫った 四方睨みの 般若が泣くぜ 男度胸の 男度胸の 上州旅鴉  伊那の七谷 皐月が咲けば 所払いの 年季が明ける 脇差に紙縒りの 封印巻いて 逢いに帰るぜ 両親さまよ 男望郷 男望郷 上州旅鴉
心機一転辰巳ゆうと辰巳ゆうと久仁京介宮下健治石倉重信雪に叩かれ 嵐にもまれ 苦労して咲く 寒椿(かんつばき) きれいごとでは 歩けぬ世間 心機一転 やるぞと決めた 百里行くのが 人生ならば 九十九里(くじゅうきゅうり)が 折り返し  身には菰(こも)着て 縄帯(なわおび)しても こころ濁さぬ 樽の酒 つらい試練は 誰にもめぐる 心機一転 さだめも変えて やがてこの先 日陰の道は 晴れの舞台へ つづく道  義理でせまれば 鴬(うぐいす)さえも 梅をはなれて 藪(やぶ)に棲(す)む 人にやさしく 己(おのれ)にきつく 心機一転 捧げるいのち そうさ理不尽 涙もあるが 仰ぐ空には 夢もある
白い夜霧の終列車蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也行かせてそれで よかったか あと追いかけて 戻れと云うか 冷たくおまえを 列車に乗せた 見送るおれは 霧の中 おまえにゃ待ってる ひとがいる 白い夜霧の 終列車  一日のばし 燃えたとて 想い出だけが 哀しくのこる さよならおまえは しあわせつかめ 海岸駅は 霧の中 おれにはやれない いい夢は 白い夜霧の 終列車  線路は走る 海沿いを 火の酒あおる さびれた港 短い恋でも おまえが命 見送るおれは 霧の中 惚れたらせつない 意地ばかり 白い夜霧の 終列車
昭和の夢よもう一度熊谷ひろみ&杉村春樹熊谷ひろみ&杉村春樹関口義明宮下健治伊戸のりお裕ちゃん気どって あの娘(こ)とデート くわえタバコで やけどした 顔や姿は 放っといて 心はいつでも ぶりっ子娘(むすめ) あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  フランク永井の 低音マネて 俺のおハコを きかせたら 義理で拍手は したけれど 余計なひと言 「風邪ひいたのね」 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  お控(ひけ)えなすって 座頭市さんへ 手前(てめぇ)しがねぇ 紋次郎 チョイトお待ちよ 男衆 彩(いろ)どり添えましょ 緋(ひ)牡丹お竜 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  言うなよ昔は よかったなんて 五十六十 そこそこで 花も嵐も 踏み越えて まだまだこれから 男と女 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね
昭和生まれの渡り鳥市川由紀乃市川由紀乃仁井谷俊也宮下健治四角四面の 世間とやらを 丸い笑顔で 生きられたなら 楽しじゃないか くよくよするなよ めそめそするな 今日が駄目でも 明日があるさ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  ひと目惚れだと 浮かれていても 好きな気持ちを 打ち明けなけりゃ 恋にはならぬ くよくよするなよ うじうじするな 誠意(まこと)みせれば 愛情(こころ)は通う 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  百の苦労に 倖せひとつ 生きる坂道 手を取りあって 歩こじゃないか くよくよするなよ じたばたするな 冬が終われば 花咲く春だ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥
昭和生まれの渡り鳥岡田しのぶ岡田しのぶ仁井谷俊也宮下健治前田利明四角四面の 世間とやらを 丸い笑顔で 生きられたなら 楽しじゃないか くよくよするなよ めそめそするな 今日が駄目でも 明日があるさ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  ひと目惚れだと 浮かれていても 好きな気持ちを 打ち明けなけりゃ 恋にはならぬ くよくよするなよ うじうじするな みせれば は通う 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  百の苦労に 倖せひとつ 生きる坂道 手を取りあって 歩こじゃないか くよくよするなよ じたばたするな 冬が終われば 花咲く春だ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥
春夏秋冬まつり唄梓夕子梓夕子高橋直人宮下健治伊戸のりお祭りだよ 祭りだよ 北の果てから 南まで 花に誘われ 神輿の出番 掛声はじける 春まつり 威勢の良さじゃ 江戸っ子の 神田祭りの 心意気 心意気  祭りだよ 祭りだよ ねじり鉢巻き 紅だすき 太鼓轟く 花火が上がる ねぶたに七夕 夏まつり 伝統誇る 町衆の 祇園祭りは 夢を呼ぶ 夢を呼ぶ  祭りだよ 祭りだよ 老いも若いも 総踊り 差す手引く手の 笑顔と笑顔 豊作満作 秋まつり 褌(ふんどし)一丁 血を湧かす 喧嘩祭りの 勇肌 勇肌  祭りだよ 祭りだよ 海の町から 山の里 風に運ばれ 囃子が届く 寒さも吹き飛ぶ 冬まつり 春夏秋冬 締め括る 雪の祭りで 春を待つ 春を待つ
出世街道旅がらす朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお夢と根性の 振り分け荷物 野越え山越え なみだを越えて 俺は天下の 鷹になる 出世街道 出世街道、旅がらす  男ってものは 夢に生きて なんぼのものよ 行かなきゃ なるめえ 明日(あした)が俺(おい)らを 呼んでらあ…  ちょいとご法度(はっと) 色恋沙汰は 故郷(くに)を出るとき 誓ったはずさ 惚れたはれたは 呑(の)みこんで 今宵(こよい)我慢の 今宵(こよい)我慢の、月見酒  鳥が塒(ねぐら)に帰るのを見りゃ、 そりゃあ、人恋しくなることもあらあな おっ母は今頃何してっかなあ… いけねえ、いけねえ 俺(おら)ぁ天下を取ると決めたんでい  持って生まれた 気っ風の良さと 度胸千両で 掴(つか)んでみせる どんと来やがれ 向い風 出世街道 出世街道、俺はゆく
修善寺夜雨三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治前田俊明傘にかくれて 人眼をさけて ふたり来ました 伊豆の宿 窓の下には 桂川(かつらがわ) 今宵ひと夜(よ)は 私のあなた 夢に酔わせて… 修善寺夜雨  部屋の灯りに ほのかに浮かぶ 憎い寝顔の 愛おしさ 竹林(たけ)の葉擦(ず)れか 雨音(あまおと)か 今の倖せ あなたの温(ぬく)み 離したくない… 修善寺夜雨  朝よこのまま 来ないでほしい これが最後の 逢瀬なら 泣いているよな 清流(せせらぎ)よ 今度この世に 生まれてきたら どうか添わせて… 修善寺夜雨
祝盃青戸健青戸健下地亜記子宮下健治鈴木英明昇る朝日が 黄金(こがね)に染まる 今日は嬉しい 賀寿(がじゅ)の宴(えん) 苦労千里の 道越えて さてもめでたや 皆々様よ 長寿(ちょうじゅ)祝いの 盃を 盃を  やる木こん木の 命の枝に 刻む年輪 咲かす花 松は栄えて 菊薫(かお)る さてもめでたや 皆々様よ 長寿祝いの 手拍子を 手拍子を  親は子に継(つ)ぎ 子は孫に継(つ)ぎ 家内繁盛 鈴なりに 鯛(たい)に鮑(あわび)に 海老(えび)ひらめ さてもめでたや 皆々様よ 長寿祝いの 笑顔酒 笑顔酒
しゃくなげ峠朝花美穂朝花美穂もず唱平宮下健治伊戸のりお山裾の紅い燈(ひ) 指差す憂(うれ)い顔 あれが 私(あたし)の居たところ ポツリと洩らした遊女は二十歳 故郷(くに)はどこだと問うのは男 無いのと一緒と答える女 あゝ みちのくの しゃくなげ峠  身の上を語るの 止(よ)そうかお互いに 生まれ在所に居たときも いゝこと一つもなかったからね 涙堪(こら)えて手を引く男 何(なん)にも云わずに頷く女 あゝ みちのくの しゃくなげ峠  道行は不承知 止(や)めろと 蜩(ひぐらし)が 声を限りに啼くけれど 聞き分けない子の 覚悟の二人 死出の旅路を厭(いと)わぬ男 心を任せて紅差す女 あゝ みちのくの しゃくなげ峠
清水湊の女長保有紀長保有紀鈴木紀代宮下健治佐伯亮男が一人に 女が二人 うまく行くはず ありません 恋むらさきに 咲くりんどうが 彩をなくして 散ってゆく 想い断ち切る ひとり旅 清水湊に 清水湊に 雪が降る  はぐれて行きたや 未練な恋と 浮かれ鴎に 割り台詞 当てもないまま 街道行けば 風の間に間に 茶の香り うしろ髪ひく 鎌ヶ崎 波のしぶきが 波のしぶきが 又ゆれる  淋しさまぎらす 灯台あかり 出船入船 夜が明ける 朝霧かすむ 三保松原は 泣いた涙の 吹きだまり 忘れられない 名を呼べば 清水湊に 清水湊に 雪が降る  
志摩の夕月氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治石倉重信潮風が耳元 かすめるたびに いとしい人の 声になる 志摩は日暮れて 群れ飛ぶカモメ 沖ゆく船の 灯りがにじむ 今ごろ どうしているのでしょうか 面影浮かべる 夕月よ  頬に一粒 あの日の涙 真珠のように 光ってた 志摩は日暮れて 渚にひとり 寄せては返す 夕波小波 幸せ つかんでいるのでしょうか も一度逢わせて 夕月よ  二見浦に 並んだ岩に ふたりの姿 重ねてる 志摩は日暮れて 漁り火ゆれて 波間を走る 慕情は千里 今ごろ どうしているのでしょうか 切なく見上げる 夕月よ
芝浜恋女房氷川きよし氷川きよし朝倉翔宮下健治前田俊明「え~本日は沢山のお運び、ありがとうございます」  芝の浜辺で拾った財布 夢と言われて 三年過ぎた ど甲斐性なしだよ あの頃は 大酒飲んでりゃ 開店休業 おまえ おまえ おまえ泣かせた 芝浜恋女房  朝も早から 河岸へと急ぐ 生まれ変わった 男の意気地 すってんてんから 二人連れ おまえの笑顔を 天秤棒に 苦労 苦労 苦労かけたね 芝浜恋女房  夢じゃなかった 拾った財布 泣きの堪忍 うちあけ話 すっとこどっこい この俺を 今日まで上手に 騙してくれた 感謝 感謝 感謝おまえに 芝浜恋女房  二度と 二度と 二度とおまえに 夢とは言わせぬよう  「…おあとがよろしいようで…」
偲ぶ酒木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりおひとりじゃ喧嘩も 出来なくて 手酌が淋しい 雨の夜 飲み過ぎちゃ 駄目ですと 写真のおまえが 笑ってる ひとり おまえを ひとり おまえを 偲ぶ酒  子供も巣立って これからは 旅行もしたいと 言っていた 苦労だけ かけたまま 本当(ほんと)にごめんよ 悪かった 詫びて飲み干す 詫びて飲み干す コップ酒  つまみはスルメの 乾き物 おまえの手料理 恋しいよ もう一度 巡り合い 一緒になろうな この俺と ひとり しんみり ひとり しんみり 偲ぶ酒
しのび逢い桂竜士桂竜士滝川夏宮下健治伊戸のりお小指に 中指 くすり指 ほどいた 髪に 男ゆび よして よしてよ わるい人 言って 夢見る 愛の舟 あぁ あなたと渡る 熱い川 戻る 戻れぬ しのび逢い  「帰して、だめよ」と 強がって 背中に そっと 甘えてる いいの いいのよ 呼び捨てで 罪を こころに しまい込む あぁ あなたに溶ける 白い肌 戻る 戻れぬ しのび逢い  昼顔 みたいに 咲いた愛 帰りは ふたり 別の顔 ひとり 面影 忍んでは 今度 いつです 逢える日は あぁ あなたの胸に もう一度 戻る 戻れぬ しのび逢い
しぐれ雪エドアルドエドアルド坂口照幸宮下健治猪股義周窓のむこうは 寒さ橋 越えて渡って 夢うつつ 今がいちばん しあわせと 胸にあまえる 指の文字 「あなた…」あの日と あの夜と 同じ雪です あぁしぐれ雪  渡る逢瀬の 薄氷 いいのいいのよ 待つ身でも そっと微笑む 瞳(め)の中に 生きる女の 道がある 「あなた…」明日が 決まるのを わたし見ました あぁしぐれ雪  耐える悦び 縦糸に しのぶ思いを 横糸に 雪で艶増す 恋衣 罪がふたりを 強くする 「あなた…」夜明けは 遠くとも 春を待ちます あぁしぐれ雪
潮風列車一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお俺を見つめる その瞳 指をからめて ただ泣きじゃくる 別れに男の 泣きっ面 見せたら夕陽が 笑うだろ ふるさと本線 潮風列車 発車のベルだぜ 旅立ちだ 必ず迎えに あゝ 帰るから  海に向かって ふたりして いつか一緒に なろうと言った 夢にはまだまだ 遠いけど あの日の言葉が お守りさ ふるさと本線 潮風列車 待っててくれると うなずいた おまえの笑顔を あゝ 忘れない  汽笛鳴らして 雲を切れ 風をちぎって 明日へ走れ 東京なんかに 負けるなと あの娘(こ)が手を振る いつまでも ふるさと本線 潮風列車 真っ赤な夕陽も 泣いている 涙のしずくが あゝ しょっぱいぜ
幸せもういいかい水城なつみ水城なつみかず翼宮下健治宮崎慎二こんな夜更けは 思い出列車 私の心を コトコト走る 今度こそはと 思っても いつも涙で 終わる恋 幸せ 幸せ もういいかい 隠れてないで 出ておいで 後ろを見ないで 生きるから 私に下さい 女の春を  お酒飲んでも 探せはしない 哀しい心の 捨て場所なんて つらいこの世の 雨あらし 耐えりゃ陽も差す 花も咲く 幸せ 幸せ もういいかい 誰かの胸に 住めるまで ぬかるみ道でも 歩きます 私に下さい 女の春を  幸せ 幸せ もういいかい 明日に描く この夢を も一度信じて みたいから 私に下さい 女の春を
さすらい慕情氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治丸山雅仁霧にかすんだ 関門海峡 越えて来たのさ 博多の町へ 祇園山笠 あの夏に 出逢って見初(みそ)めた 浴衣の女(ひと)よ 逢いたいよ… 恋しいよ… さがす天神 涙のあの眸(ひとみ)  路面電車が あの日の恋を つれて来るよな 春雨通り 眼鏡橋から 異人館 想い出たどれば 教会(チャペル)の鐘が 逢いたいよ… 恋しいよ… みなと長崎 夕陽が眼にしみる  雨に昏(く)れゆく 天文館は どこか似ている 横顔ばかり 今も愛して くれるなら 一緒にゆきたい 地の果てまでも 逢いたいよ… 恋しいよ… 旅の鹿児島 明日(あした)は晴れになれ
さすらい北岬氷川きよし氷川きよし下地亜記子宮下健治海が牙むく 暴れてうねる 心凍てつく 飛沫(しぶき)が跳ねる 尽くしてくれた あの女(ひと)を 泣かせてばかりの 罰(ばち)あたり ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル 潮風泣きじゃくる ひとりさすらい 北岬  海を茜に 夕陽が染める 俺を叱って 哭(な)く海鳥よ 肩先すぼめ 淋しげに 待ってるだろうな 今もなお ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル おまえの呼ぶ声か ひとりさすらい 北岬  海よ吼(ほ)えるな 雄叫びあげて 男未練が また目を覚ます 死ぬほど惚れた 女(ひと)なのに 倖せやれない 意気地なし ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル 想い出からみつく ひとりさすらい 北岬
さすらいおんな花奈良彩可奈良彩可奈良原シズ江宮下健治伊戸のりお夢と言う名の 大きな荷物 背負(しょ)ったその日が 人生始発 どんな試練も 乗り越えて 決めたこの道 どこまでも 退(ひ)いてたまるか さすらい さすらいおんな花  雨のしずくも 冷たい風も 浴びて息づく 路地裏すみれ 強く根をはり 音(ね)をあげず 生きて行きます この道を 負けてたまるか さすらい さすらいおんな花  明日は今日より いい日がくると 耐えりゃ日が射す 人生暦 母の訓(おし)えを 胸に据(す)え 花が咲くまで 咲かすまで 泣いてたまるか さすらい さすらいおんな花
さざんか日和中川京美中川京美岡みゆき宮下健治南郷達也起こして抱いて 車椅子 母のからだが 軽くて重い 身を粉にしながら 働きづくめ わたし育てて くれたひと 夢見ることも なかったでしょう 夢をみなさい お母さん  子供の頃の おてんばを 母は叱って やさしく抱いた あなたのお陰で 今日あるわたし 窓の日差しが 温かい きれいにお化粧 してみましょうか 笑顔かわいい お母さん  体におなじ 血のながれ 母がいとしい ただいとおしい 心をかよわせ 話してみたい 出来るものなら 出来るなら さざんか日和 しあわせ色の 夢をみなさい お母さん
酒一夜桂竜士桂竜士万城たかし宮下健治伊戸のりお人はみな 悲しみの 涙の川を 渡るとき 明日を求めて 舟を漕ぐ それでいい… いいんだよ 胸ん中 風が風が吹く時ゃヨ 温めてやりなよ 酒一夜  泥んこの ジャリ道を 悔やんで今を 歩いたら きっと陽の差す 春がくる それでいい… いいんだよ 雨ん中 友の友の言葉がヨ この俺泣かせる 酒一夜  人生を 振りかえりゃ 情は人の 為ならず ジンと心に 沁みやがる それでいい… いいんだよ 夢ん中 いつかいつか倅とヨ 飲みたいもんだよ 酒一夜
酒と流浪桂竜士桂竜士滝川夏宮下健治伊戸のりお旅に疲れて 飲む酒よ だれをしのんで 酔えばいい 別れた女(ひと)か 亡くした友か それとも 瞼の おふくろか 男 独りの さかずきは 寂しさ ばかり まとい付く  夢の向こうは また夢か 追えば逃げゆく 陽炎か 昭和の歌が しみじみ沁みる おもいで 巡れば 走馬灯 男 この道 悔いはなし それでも 遠い ふる里よ  橋の欄干(らんかん) カモメさえ あてはないかと 聞いてくる おまえもおれも お天道まかせ それとも 人生 流浪か 男 見上げる 旅の空 今夜は 雨も 雪になる
酒春秋宮史郎宮史郎仁井谷俊也宮下健治佐伯亮男がひとりで 呑む時は 古びた暖簾の 店がいい 夢をお猪口に 注ぐも良し 想い出肴に 酔うも良し  こころに風吹く そんな日は 誰かに電話を すればいい 友と語らう 酒もあり あの娘と酔いたい 酒もある  ふる里想って 呑む夜は 地酒と干物が あればいい さかな焼いてる 煙にも 故郷の匂いが しのばれる  春にはぬる燗 夏は冷や 秋には人肌 冬は熱燗 美酒に酔いしれ それぞれに 人生楽しみゃ それでいい 
酒しぐれ鏡五郎鏡五郎関口義明宮下健治佐伯亮いくら惚れても 尽くしても 所詮結べぬ えにし糸 酔えば未練が なおさらつのる 女ひとりの 夜ふけごろ 指にこぼれる ああ 酒しぐれ  男ごころの 嘘・まこと 知らぬうぶでは ないけれど 風の音にも かすかに痛む 夢の数かず 思い出を なんで濡らすか ああ 酒しぐれ  吐息まじりの こぼれ灯が 路地に咲いてる 花暖簾 忘れきれない 面影ばかり 浮かぶお猪口を 何としょう 胸にそぼ降る ああ 酒しぐれ
桜のように氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治石倉重信愛があるから 歌ってこれた あなたの胸に 届くよに 愛があるから 伝えたかった 誰でもみんな 孤独(ひとり)じゃないと 空にいっぱい 満開の 夢を広げる 桜のように 人は一花 生きて一花 凛と咲く  夢があるから 歩いてこれた ぬかるみ道も 坂道も 夢があるから くじけなかった つまずく時も 擦りむく時も 冬の寒さに 耐えながら 季節忘れぬ 桜のように 人は一花 生きて一花 凛と咲く  つらいときこそ 笑顔でいろと 教えてくれた 父がいた いつも心に 感謝を持って 嬉しい涙 流せばいいと 春を知らせる 初つぼみ やがてほころぶ 桜のように 人は一花 生きて一花 凛と咲く
酒場のまねき猫花咲ゆき美花咲ゆき美伊藤美和宮下健治萩田光雄今夜も来ない あの人を 待てばしょっぱい なみだ酒 一人で座る カウンター 差しで呑みましょ まねき猫 ああ おしえてよ おしえてよ どこにいるのか おしえてよ おちょこに浮かぶわ 面影が 酒場の待ち人まねき猫  のれんが揺れる そのたびに 胸が高鳴る 願い酒 お銚子一本 つけるから 愚痴を聞いてよ まねき猫 ああ 逢いたいの 逢いたいの ひと目だけでも 逢いたいの あんたは無口ね 意地悪ね 酒場の幸せまねき猫  ああ おしえてよ おしえてよ どこにいるのか おしえてよ おちょこに浮かぶわ 面影が 酒場の待ち人まねき猫
ごめんね~ありがとう梓夕子梓夕子伊藤美和宮下健治伊戸のりおごめんね ありがとう 心で何度も 繰り返す 涙に 濡れた夜も あなたがいたから 耐えられた  いつも私を 抱きしめてくれる 優しい笑顔がまぶしくて…  愛する喜びを おしえてくれた人だから 遠い過去も 遠い未来も 生まれ変わっても そばにいる 千年先まで 心(むね)の中  ごめんね ありがとう わがまま言っては 困らせて 涙が あふれ あふれ 一人の夜更けは 寂(さみ)しくて  人はどうして 許されない恋と わかって堕ちてゆくのでしょう…  愛する苦しみを おしえてくれた人だから 遠い過去の 遠い約束 生まれ変わっても ついてゆく 千年先まで 心(むね)の中  愛する喜びを おしえてくれた人だから 遠い過去も 遠い未来も 生まれ変わっても そばにいる 千年先まで 心(むね)の中
五島の船出氷川きよし氷川きよし喜多條忠宮下健治伊戸のりお男の船出が向かった先は 東シナ海 群青の海 勘八 平政 宝の海に 五島男の 血がたぎる  陸では無口なやさしい奴が 群れを見つけりゃ 鬼になる エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ 五島の船出  分厚い胸板 鋼の腕で 帰る港にゃ 大漁旗よ にっこり迎える かわいい女に でっかい魚を 見せてやる  男の値打ちは 仕事で決まる 汗の飛沫が 波に散る エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ 五島の船出  陸では無口なやさしい奴が 群れを見つけりゃ 鬼になる エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ 五島の船出
五右衛門さん青戸健青戸健下地亜記子宮下健治鈴木英明金襴(きん)のどてらで 仰ぐ空 何をクヨクヨ 小(ちい)せえことさ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 天下盗(と)る気で チョイト また騙(だま)されて 五右衛門さんは エェ…お人好し  花のお江戸の 浅草寺 明日は箱根か 三条河原(さんじょうがわ)か 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 古今東西 チョイト 現われ消えて 五右衛門さんは エェ…頼もしや  浮世 世直し 大掃除 見栄を捨てなきゃ 世間は見えぬ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 渡る雁(かり)がね チョイト 故里(ふるさと)恋し 五右衛門さんは エェ…しのび泣き
このみ音頭杜このみ杜このみ麻こよみ宮下健治南郷達也(アソレ)(ハイ)(ソレ) 北の札幌 後にして 津軽海峡 越えてきた 晴れの舞台を 夢に見て 今日も ひと節 歌います(アソレ このみ) サァサ皆さん お手拍子 このみ音頭で このみ音頭で (あちょいと!) 賑(にぎ)やかに  (ソレ) 人の情けの あたたかさ いつか必ず 恩返し 恋をしている 暇はない 声をかぎりに 歌います(アソレ このみ) サァサ皆さん ご一緒に このみ音頭で このみ音頭で (あちょいと!) 晴れやかに  (アソレ)(ハイ)(ソレ) 笑顔自慢の 私です 泣きはしません つらくても 夢の花道 どこまでも 今日も ひと節 歌います(アソレ このみ) サァサ皆さん お手拍子 このみ音頭で このみ音頭で (あちょいと!) 幸せに(ハイ)
小桜おせん市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春(台詞) この桜吹雪 咲かすも散らすも お天道様次第でございます  背中(せな)に散らした 桜の花は さらし木綿の 肌に降る 壺をひと振り この啖呵 上州訛りか 小桜おせん 恋の采(さい)の目 蚊帳(かや)の外  お酒呑んでも 呑まれはしない 肌も桜の 鉄火肌 甲斐の国から 中仙道 祭り盆ござ 小桜おせん 白い指先 紅のあと  (台詞) 一点地六の賽(さい)の目に 勝負を賭けるのも また乙なものでございます  女伊達らに 立て膝組めば 八百八町の 花となる 関の八州 旅がらす 誰が名付けた 小桜おせん 恋の丁半 雲の中
魂のふるさと元木道夫元木道夫原文彦宮下健治伊戸のりお今も小鮒(こぶな)は 泳いでいるか 清き流れの 井ノ内川よ やんちゃ時代の あの日の夢は 今もこころを 流れているよ あヽ愛しきは ふるさと 俺のふるさと  頑固親父は 怖かったけど 俺に人生 背中で見せた 辛いときにも 希望を語り 母は貧しさ かくして生きた あヽ愛しきは ふるさと 俺のふるさと  春は桜の 金竜山(きんりゅうざん)よ 黄金(こがね)色づく まつりの秋よ 泣いて笑って 打ち解けあった いつも側には 友達(とも)がいた あヽ愛しきは ふるさと 俺のふるさと
心に愛を…梓夕子梓夕子ひのき蓮宮下健治伊戸のりお朝陽が昇る 青空仰ぎ 憧れ抱いて そびえる山よ 優しく清く 休まず今日も 明日を目指し 流れる川よ あなたは人に 語りかける 長い旅は 続くけど 人生いつも 心に愛を 幸せあれと 鳥たちが歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう  夕陽に燃える 大きな夢と 希望に満ちて 輝く海よ 激しく熱く 休まず明日も 絆を信じ 進もう仲間(とも)よ あなたは人に 語りかける 生きることの 喜びを 忘れずいつも 心に愛を 幸せあれと 潮風が歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう  いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう ありがとう
高原旅愁市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治失くした恋の なつかしく ひとり訪ねた 高原を 想いあふれて 中空(なかぞら)に 君の名呼べど 答えなく ああ 白樺に さやさやさやと 風が吹く  くちづけ一つ 想い出に 遠く別れて 幾年(いくとせ)か 掴(つか)み切れずに この手から こぼれた夢の かけらやら ああ 竜胆(りんどう)に はらはらはらと 露が散る  立ち去り難く たたずめば 迫るたそがれ 高原は いまも面影 捨て切れぬ 女の胸の 忍び音(ね)か ああ 山鳩が ほろほろほろと 枝で啼く
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