宮下健治作曲の歌詞一覧リスト  361曲中 1-200曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
母さんの赤い糸藍ようこ藍ようこ万城たかし宮下健治伊戸のりお小雨そぼふる 田舎の駅で わたし置き去り あなたは消えた 切れてはぐれた 親子の糸は 誰が紡(つむ)いで くれましょう… たぐり寄せたい 母さんの赤い糸  わが子思わぬ 親などいない こころ悔やんで 泣いてたでしょう きっといつかは どこかで会える 神がこの世に いるならば… 細くからまる 母さんの赤い糸  声にならない 涙のつぶが こらえ切れずに あふれて来ます 母の震える その肩抱いて 会えた喜び 噛みしめる… 匂いやさしい 母さんの赤い糸
人恋橋藍ようこ藍ようこ仁井谷俊也宮下健治忘れられない 恋だけど 忘れなくては いけない人ね 人恋橋は 泪橋 水面(みなも)でゆれてる 面影が みれんな私を 今夜も泣かす  人眼(ひとめ)気にする 辛さより 逢えぬこの身が 死ぬほど辛い 人恋橋は 泪橋 離しはしないと 抱きしめた あなたの温(ぬく)みが この手に残る  夢をなくして 生きてゆく 女ごころに 夜風がしみる 人恋橋は 泪橋 明日という日は 遠くても ふたりで倖せ さがしたかった
酔町しぐれ藍ようこ藍ようこ仁井谷俊也宮下健治伊戸のりおあなたといても 寒いのに 話し相手は お酒だけ 夢も消えそな 酔町しぐれ 憎みきれない おとこの名前 泣いて呼ぶのも 恋のため  おまえは俺の いのちだと 痩せた肩先 抱き寄せた 思いださせる 酔町しぐれ 窓にそぼ降る 雨音さえも 好きなあなたの 声になる  愛しい男(ひと)を しのぶよに 猪口(ちょこ)に口唇(くちびる) 押しあてる 夜がせつない 酔町しぐれ いつかみたいに 迎えに来てよ 今も愛して いるのなら
リラは咲いても…藍ようこ藍ようこ万城たかし宮下健治むらさき色に この街暮れて 今夜も私を 独りにさせる リラの花は咲いても… 想い出は帰らない 花びらの香りは あの日とおなじ ただひとつ あーあなたが あなたが居ない  別れが来ると 感じていたの 涙は見せない 覚悟もしたわ リラの花は咲いても… 足音は聞こえない 女って切なく 優しい恋の 腕のなか あー抱かれて 抱かれていたい  愛する人と 結ばれるなら 五枚(いつつ)の花びら 探せというわ リラの花は咲いても… あなたには届かない 過ぎた日のぬくもり 心にしまい 明日へと あー旅立つ 旅立つ私
加賀友禅の女葵かを里葵かを里原文彦宮下健治京建輔おんな心を じりじり焦がし 燃えるかがり火 薪能(たきぎのう) 添えぬ運命(さだめ)の あの日の恋が 後を引きます 会いたくて ねぇ、あなた 加賀友禅の 花も散ります 金沢…金沢の夜  あれは水無月 燈ろう流し ふたり出会った 梅ノ橋 愛を契った 思い出たどり 水の流れを 目で追えば ねぇ、あなた 加賀友禅の 帯も泣きます 浅野の…浅野の川に  会えたぶんだけ 倖せでした 命ぎりぎり 生きたから 抜いた指輪と おんなの未練 そっと包んだ 紅袱紗(べにふくさ) ねぇ、あなた 加賀友禅に 匂うなみだよ 金沢…金沢の夜
かたかごの花葵かを里葵かを里芳美知余宮下健治京建輔春というのに 雪が舞う 辺(あた)り一面 うっすらと 小首かしげて 寒そうに 咲いていじらし 可憐な花は 誰を想って 咲くのでしょうか 春告げ草の かたかごの花  紅(べに)の色さえ 儚くて なぜに寂しく 散り急ぐ 焦がれ焦がれた 人なのに 知っているのに 知らない素振り 誰を想って 泣くのでしょうか 春告げ草の かたかごの花  風に優しく そよぐ花 揺れる心も 今日限り 待っているのに 来ない人 泣いて忘れる この恋かなし 誰を想って 咲くのでしょうか 春告げ草の かたかごの花
天までとどけ御柱葵かを里葵かを里山崎ふみえ宮下健治木やり一声 天をつく 綱(つな)を引く手に 血潮がたぎる 揃いはちまき 若い衆が 七年一度の 生き甲斐だから 今年こそはと 命をかける 峰は残雪 峰は残雪 八ヶ岳  もみの大木 神となり 諏訪は千年 祭りは叫ぶ ここは木落とし 日本一 ここで乗らなきゃ 男がすたる 走る御柱(みはしら) 祈りをこめりゃ 諏訪は祭りの 諏訪は祭りの 風が吹く  川は雪どけ みそぎ水 待ちに待ったぜ この晴れ舞台 里は桜の花吹雪 夢とロマンを 心に秘めて 何が何でも やらなきゃならぬ 男度胸の 男度胸の 御柱
冬牡丹葵かを里葵かを里芳美知余宮下健治南郷達也人の心の うらはらを 嘆かないでね 泣かないで 生まれながらの 運命(さだめ)の道を 耐えてゆきます 辛くとも いつか来る来る 春は来る 雪に‥雪に‥息づく 冬牡丹  人を傷つけ 泣かすより 人に傷つき 泣く方が 受けた心の 傷跡なんて 時が過ぎれば 消えてゆく そうよ笑顔で 明日(あす)に咲く 雪に‥雪に‥輝く 冬牡丹  心閉ざして いるうちは 前に進めず 行(ゆ)き止(ど)まり 捨ててゆきましょ 哀しみなんか 自分信じて 負けないで きっと来る来る 春は来る 雪に‥雪に‥艶(いろ)づく 冬牡丹
お富と与三蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也「いやさこれお富 久しぶりだなぁ」  しがねえ恋の 情けが仇で 死んだつもりが 拾った命 いやさお富よ 生きてたなんて お釈迦様でも 気がつくめぇ ここで逢ったが 三年目 さてさて…… どう済ます  三十四ヶ所(さんじゅうしかしょ)の 刀の傷で 誰が呼んだか 切られの与三(よさ)と そうさお富よ 小粋に暮らし おめえばかりが 源氏店(げんやだな) これで一分(いちぶ)じゃ 帰れめぇ さてさて…… どう済ます  一度は惚れた おんなとみれば 他人行儀な この差し向かい いやさお富よ やけぼっくいか 仇な色気に 血が騒ぐ 夜が更ければ 松の月 さてさて…… どう済ます
カラオケ情け~女将さん蒼彦太蒼彦太小金井一正宮下健治前田俊明風が空缶(あきかん) カラコロと 路地にドレミファ 雨が降る ごめんよ 女将さん…もう泣かないで 二十才(はたち)そこらの 盆暗(ぼんくら)に 慰めなんか 言えないが せめて歌うよ 心から 女将さん  歳(とし)をごまかし 悪さして 夢もいつしか から財布 ありがと 女将さん…真っ赤な顔で 三日三晩も 叱られて お袋よりも 怖かった ぼくの女神だ 神様だ 女将さん  八つ転ぶか 九(ここの)つか 情けカラオケ お立ち酒 春には 女将さん…便りを胸に 桧舞台で 歌う日を 待ってておくれ この店で 別れ台詞(ことば)は お達者で 女将さん
蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也樹木はおのれの あるがまま 裸をさらし 生きている のぞみ高けりゃ 雨風つよい 根をはれ 我をはれ 夢をはれ 枝葉繁らす 幹をもて  永い冬には 雪に耐え はじけて芽吹く 春を待つ めぐる季節を 確かに生きて きしめよ たわめよ 歓喜せよ 誰に見せるか 男伊達  水が大地の 恵みなら 感謝を胸に 樹木は吸う 情けわけあい この世がまわる 根をはれ 我をはれ 夢をはれ 人の一生 樹の心
白い夜霧の終列車蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也行かせてそれで よかったか あと追いかけて 戻れと云うか 冷たくおまえを 列車に乗せた 見送るおれは 霧の中 おまえにゃ待ってる ひとがいる 白い夜霧の 終列車  一日のばし 燃えたとて 想い出だけが 哀しくのこる さよならおまえは しあわせつかめ 海岸駅は 霧の中 おれにはやれない いい夢は 白い夜霧の 終列車  線路は走る 海沿いを 火の酒あおる さびれた港 短い恋でも おまえが命 見送るおれは 霧の中 惚れたらせつない 意地ばかり 白い夜霧の 終列車
蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也つくりものほど 綺麗に見える 嘘が真の この世間 とことん惚れるか 振られてやるか 恋も生きるも 一途ないのち 倒れたところが 泥ならば 泥をつかんで また起きる  惚れていながら やさしさやれず 今日もおまえを つらくする 泥をかぶって 漂うおれを いつか花咲く 蓮だと微(わ)笑(ら)う やさしいぬくもり 抱きしめて あすの人生 賭けてゆく  勝てば高飛車 負ければ逃げる 時のながれか 意地もない 男の値打ちは やることやって 泥で終わるか 花咲かせるか 不器用者だと 云われても 夢とおまえを みちづれに
なぁ旅の人蒼彦太蒼彦太岡西通雄宮下健治鈴木英明よう来たな よう来たな ひなびた山の 奥飛騨へ な~んもごちそう ないけれど 森の空気が うまかろう 谷の清水も うまかろう だ~けんど なぁ旅の人 人情がほのぼの 一番うまかろう  けなるかろ けなるかろ 湯煙りのぼる 奥飛騨が な~んももてなし ないけれど 囲炉裏にあたりゃ ぬくかろう 露天風呂だって ぬくかろう だ~けんど なぁ旅の人 奥飛騨訛りが 一番ぬくかろう  あばえ~な あばえ~な また来るその日 忘れるな な~んもみやげは ないけれど 赤かぶうんと 持ってゆけ 地酒一本 添えてゆけ だ~けんど なぁ旅の人 奥飛騨小町の この娘(こ)は持ってくな
女とお酒のぶるーす青江三奈青江三奈仁井谷俊也宮下健治お酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました  寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ  おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ
男の旅路青戸健青戸健志賀大介宮下健治南郷達也見える傷には 泣かないが 見えない傷に 泣かされる ふるさとの 土の匂いが恋しいよ 帰りたくても 帰れない すまないな すまないな 花に詫びてる 男の旅路  痛さ深さは 違っても 傷には傷の 顔がある 思い出に 濡れる目頭その先に 母によく似た あかね雲 遠ざかる 遠ざかる 月日指折る 男の旅路  俺が作った 俺の傷 死ぬまで俺は 抱いて行く もう一度 胸に希望の灯を点(とも)し そうさ一から 出直そう いつの日か いつの日か 帰る日が来る 男の旅路
五右衛門さん青戸健青戸健下地亜記子宮下健治鈴木英明金襴(きん)のどてらで 仰ぐ空 何をクヨクヨ 小(ちい)せえことさ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 天下盗(と)る気で チョイト また騙(だま)されて 五右衛門さんは エェ…お人好し  花のお江戸の 浅草寺 明日は箱根か 三条河原(さんじょうがわ)か 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 古今東西 チョイト 現われ消えて 五右衛門さんは エェ…頼もしや  浮世 世直し 大掃除 見栄を捨てなきゃ 世間は見えぬ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 渡る雁(かり)がね チョイト 故里(ふるさと)恋し 五右衛門さんは エェ…しのび泣き
祝盃青戸健青戸健下地亜記子宮下健治鈴木英明昇る朝日が 黄金(こがね)に染まる 今日は嬉しい 賀寿(がじゅ)の宴(えん) 苦労千里の 道越えて さてもめでたや 皆々様よ 長寿(ちょうじゅ)祝いの 盃を 盃を  やる木こん木の 命の枝に 刻む年輪 咲かす花 松は栄えて 菊薫(かお)る さてもめでたや 皆々様よ 長寿祝いの 手拍子を 手拍子を  親は子に継(つ)ぎ 子は孫に継(つ)ぎ 家内繁盛 鈴なりに 鯛(たい)に鮑(あわび)に 海老(えび)ひらめ さてもめでたや 皆々様よ 長寿祝いの 笑顔酒 笑顔酒
人生行路青戸健青戸健志賀大介宮下健治南郷達也意地を通せば 情けが枯れる 枯れたこころに 花はない 見栄と欲との 振り分け荷物 降ろしゃ世間が 見えてくる 一つしかない 命じゃないか 真っ直ぐ行こうよ 人生行路  石を投げれば 誰かに当たる 当たりゃ自分に 跳ねかえる 人の振り見て 我が振り直せ 指せば指される うしろ指 勝った負けたは お互い様よ きれいに行こうよ 人生行路  夢を捨てたら 涙が落ちる 落ちた涙に 虹はない 苦労七坂 辛抱しどこ 冬はかならず 春になる 雨も嵐も 覚悟の上で 真っ直ぐ行こうよ 人生行路
兄さ恋唄朝花美穂朝花美穂もず唱平宮下健治伊戸のりお白帆の船が荒海越えて 待つひと逢いに江差に着いた 主(ぬし)はしがない 水夫(かこ)ながら 胆(きも)は千両 情けは万両 昨夜(ゆうべ)添い寝に在所が知れた 兄さよ 故郷(くに)は信濃の追分村か  十三七ツ二十歳(はたち)の春に 桜も見ずに売られたこの身 祝儀はずんでくれたなら 徳利転がす踊りもします けれど心は売り物ならず 兄さよ 私(わた)しゃ一途の山家(やまが)の育ち  鴎が一羽 別れの朝に 一声啼いた涙をふけと 今日は浜止め 弁財船(べざいせん) 明日は遠国(おんごく)浪花をめざす 女乗せない北前船か 兄さよ 届くだろうか追分節が
歌姫漫遊記朝花美穂朝花美穂高橋直人宮下健治伊戸のりお髪はたばねて編笠(あみがさ) 網笠かぶり 粋な着流し 剣士(さむらい)すがた 月が雲間に かくれた隙に そろりお城をネ チョイトネ抜け出した ひとり腰元 引き連れて 花の歌姫 エーエー気まま旅  殿も手を焼くじゃじゃ馬 じゃじゃ馬なんて 誰のことやら 巷(ちまた)のうわさ 諸国めぐりの 書置き読んで てんやわんやのネ チョイトネ明け烏 どこを吹く風 西東 花の歌姫 エーエー流れ旅  天下泰平大江戸 大江戸離れ さくら吹雪の 峠を越える こころやさしく 喧嘩にゃ強い 茶屋で見かけたネ チョイトネ男伊達 胸もほんのり 紅を差す 花の歌姫 エーエー浮かれ旅
演歌魂朝花美穂朝花美穂結木瞳宮下健治伊戸のりおそりゃあ生きてりゃ 誰だって 泣きたい日もある 辛い日も それでも負けずに 立ち上がり 涙を拭(ぬぐ)う その意気地(いきじ) ハァ、ヨイショ これが演歌 これがゝ 演歌魂  人と人とは いつの世も 心と心の 支え合い 忘れちゃならない 忘れない 人情胸に 刻み込む ハァ、ヨイショ これが演歌 これがゝ 演歌魂  今日が駄目でも 明日(あす)がある 蕾もいつかは 花開く 自分を信じて どこまでも 命を咲かす その意気地(いきじ) ハァ、ヨイショ これが演歌 これがゝ 演歌魂
演歌魂(台詞入)朝花美穂朝花美穂結木瞳宮下健治伊戸のりおそりゃあ生きてりゃ 誰だって 泣きたい日もある 辛い日も それでも負けずに 立ち上がり 涙を拭(ぬぐ)う その意気地(いきじ) ハ、ヨイショ これが演歌 これが ゝ 演歌魂  蹴躓(けつまず)いたり 転んだり いいじゃないか 胸に魂あるかぎり  人と人とは いつの世も 心と心の 支え合い 忘れちゃならない 忘れない 人情胸に 刻み込む ハ、ヨイショ これが演歌 これが ゝ 演歌魂  汗も涙もちから水 路傍の花だって嵐に揉まれ、雨を吸い いつか綺麗な 自分だけの花を 咲かせているじゃないか  今日が駄目でも 明日(あす)がある 蕾もいつかは 花開く 自分を信じて どこまでも 命を咲かす その意気地(いきじ) ハ、ヨイショ これが演歌 これが ゝ 演歌魂
お初にござんす、朝花美穂朝花美穂朝花美穂結木瞳宮下健治伊戸のりお(とざい、とうざい)  娘ざかりに 歌と舞い 芸と名が付きゃ みんな好き 度胸八分に あとの二分 世間知らずの いさぎよさ 故郷(さと)を背にすりゃ 舞台は江戸に お初にござんす、朝花美穂  今日の今日まで 色恋は とんとないのも 御愛嬌 惚れた人はと 聞かれたら 師匠ばばさま ひとりだけ 酔わせ泣かせて 魅せます腕で おひけえなすって、皆様よ  汗と苦労の 旅街道 きっと変えます 花道に 拍手喝采 ありがとう 待ってましたと 幕が開く 晴れて錦の 涙よ吹雪け 只今参上、朝花美穂
女夜ねずみ小僧朝花美穂朝花美穂結木瞳宮下健治伊戸のりおお江戸の闇を 切り裂いて 小判千両 ひと稼ぎ ちょいと小走り 屋根の上 呼子(よびこ)をすり抜け 宙を舞う おっと情けを ふところに 女夜ねずみ ここにあり  番茶も出花 艶(あで)やかに 結ぶ頭巾の 伊達姿 それに近ごろ 気にかかる いい人いるよな いないよな おっと内緒に しておくれ 女夜ねずみ 恋もする  さてさて夜明け 前になりゃ どこへ追手(おって)も 消えたやら 町にしあわせ 来るまでは やめられないのさ この勤め おっと世の為 人の為 女夜ねずみ ここにあり 女夜ねずみ ここにあり
海峡酒場朝花美穂朝花美穂もず唱平宮下健治伊戸のりお赤いグラスで 片頬かくし 女がつぶやく 悲しげに 番(つがい)でいるから 雪の日だって 暖かそうね 沖ゆく鴎 春はまだ先 海峡酒場  夢はひととき 深追いしては ますます遠のく ものなのさ 内緒で部屋借り 暮らした月日 秋冬あわせ たったの三月 未練つのらす 海峡酒場  うんと涙の出そうなヤツを ロックで頂戴 女将さん みっとも無いけど 泣かせて欲しい 出来れば明日 この町捨てて 二度と来ないわ 海峡酒場
がいな祭朝花美穂朝花美穂さとうしろう宮下健治伊戸のりお東の日本海(うみ)が 赤々と 朝陽をうけて 燃え上がる がいな太鼓(だいこ)の バチたたきゃ 商売気質 血が騒ぐ これが米子っ子(よなご)のよ こころ意気 がいな、がいな がいな、がいな がいな祭だよ ああ 祭りだよ  こころに燈(とも)す 万灯(まんとう)は きずなを結ぶ 夏まつり 望む大山 勇ましく 潮風あびる おれの里 これが米子っ子(よなご)のよ 誇りだよ がいな、がいな がいな、がいな がいな祭だよ ああ 祭りだよ  夜空を染める 中海(なかうみ)の 花火に酔って 踊る笑顔(かお) 老いも若きも だんだんよ よろこび抱いて 突き進め これが米子っ子(よなご)のよ 大輪(たいりん)だ がいな、がいな がいな、がいな がいな祭だよ ああ 祭りだよ
姉弟役者朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお七歳(ななつ)違いの 弟が 眠い眠いと 駄々こねる 泣いちゃ駄目だよ 忘れちゃならぬ 母と指切りした日のことを 涙こらえて 幕が開く  慣れぬ手つきで 差す紅の 指の細さよ 意地らしさ おまえ踊れば わたしが唄う 父の仕込みの 姉弟(きょうだい)芝居 今は蕾の 華ふたつ  つらい浮世の 雨風に なんで負けましょ 挫けましょ 親はなくても 頂上(てっぺん)目指し 生きてゆきます 力を合わせ 咲かす大輪 夢舞台
姉弟役者(新台詞入り)朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお七歳(ななつ)違いの 弟が 眠い眠いと 駄々こねる 泣いちゃ駄目だよ 忘れちゃならぬ 母と指切りした日のことを 涙こらえて 幕が開く  ごめんね、わたしさえ生きていりゃ、 こんなつらい目させなくて、済んだのにねぇ  慣れぬ手つきで 差す紅の 指の細さよ 意地らしさ おまえ踊れば わたしが唄う 父の仕込みの 姉弟(きょうだい)芝居 今は蕾の 華ふたつ  すまねぇ、すまねぇなぁ でも、おまえ達を弱い子に育てた覚えはねぇ 負けるんじゃねぇぞ いつかおまえ達の出番が、やって来るからな  つらい浮世の 雨風に なんで負けましょ 挫けましょ 親はなくても 頂上(てっぺん)目指し 生きてゆきます 力を合わせ 咲かす大輪 夢舞台  お父ちゃ~ん、お母ちゃ~ん
姉弟役者(台詞入り)朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお七歳(ななつ)違いの 弟が 眠い眠いと 駄々こねる 泣いちゃ駄目だよ 忘れちゃならぬ 母と指切りした日のことを 涙こらえて 幕が開く  私だって泣きたいよ でも、姉ちゃんまで泣いてしまったら お仕舞いだもん  慣れぬ手つきで 差す紅の 指の細さよ 意地らしさ おまえ踊れば わたしが唄う 父の仕込みの 姉弟(きょうだい)芝居 今は蕾の 華ふたつ  ほら、あれが母ちゃん星だよ そしてあれが父ちゃん星 誉めてもらいたいなあ よく頑張ったねえって、誉めてもらいたいなあ  つらい浮世の 雨風に なんで負けましょ 挫けましょ 親はなくても 頂上(てっぺん)目指し 生きてゆきます 力を合わせ 咲かす大輪 夢舞台
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
しゃくなげ峠朝花美穂朝花美穂もず唱平宮下健治伊戸のりお山裾の紅い燈(ひ) 指差す憂(うれ)い顔 あれが 私(あたし)の居たところ ポツリと洩らした遊女は二十歳 故郷(くに)はどこだと問うのは男 無いのと一緒と答える女 あゝ みちのくの しゃくなげ峠  身の上を語るの 止(よ)そうかお互いに 生まれ在所に居たときも いゝこと一つもなかったからね 涙堪(こら)えて手を引く男 何(なん)にも云わずに頷く女 あゝ みちのくの しゃくなげ峠  道行は不承知 止(や)めろと 蜩(ひぐらし)が 声を限りに啼くけれど 聞き分けない子の 覚悟の二人 死出の旅路を厭(いと)わぬ男 心を任せて紅差す女 あゝ みちのくの しゃくなげ峠
出世街道旅がらす朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお夢と根性の 振り分け荷物 野越え山越え なみだを越えて 俺は天下の 鷹になる 出世街道 出世街道、旅がらす  男ってものは 夢に生きて なんぼのものよ 行かなきゃ なるめえ 明日(あした)が俺(おい)らを 呼んでらあ…  ちょいとご法度(はっと) 色恋沙汰は 故郷(くに)を出るとき 誓ったはずさ 惚れたはれたは 呑(の)みこんで 今宵(こよい)我慢の 今宵(こよい)我慢の、月見酒  鳥が塒(ねぐら)に帰るのを見りゃ、 そりゃあ、人恋しくなることもあらあな おっ母は今頃何してっかなあ… いけねえ、いけねえ 俺(おら)ぁ天下を取ると決めたんでい  持って生まれた 気っ風の良さと 度胸千両で 掴(つか)んでみせる どんと来やがれ 向い風 出世街道 出世街道、俺はゆく
天空の海城朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお青雲遥か 棚引いて 桜は謳(うた)う 湊山 大志に燃ゆる 若武者の 心気高き 天守閣 あゝ天空の 海城(しろ)に久遠(くおん)の風を呼ぶ  人には人の 天命あり 我が天命に 命燃やさん  七重に八重に 中海(なかうみ)の 錦のごとき 波模様 誓いし夢を 懐に 交わす盃 粛々と あゝ天空の 海城(しろ)に宴の舞扇(まいおうぎ)  紅(くれない)染まる 大山(だいせん)の 意志剛健の 冬姿 厳しき時代(とき)を 勝ち抜いて いざや天下に名を馳せん あゝ天空の 海城(しろ)に久遠の栄華あれ
流し春秋朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお雨の路地裏 水溜(みずたま)り 誰がこぼした 涙やら 夜の酒場を 流して歩く 俺も淋しい 聴く人も みんな淋しい 人ばかり  重ね重ねの 親不孝 なんで今さら 帰らりょか そっと詫びたい 昔が胸で 雨にくすぶる 午前二時 未練まじりの 唄ばかり  泣くなギターよ こんな夜は 泣けば明日が 遠くなる 酒と演歌に 背中を抱かれ いつか日の目を 見たくって みんな生きてる 人ばかり
なみだの峠朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお何を好んで 手離す母が どこにおりましょう 乳飲(ちの)み子を 雨降れば 雨に泣き 風吹けば 風に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠  何度死のうと思ったことか でもひと目 ひと目おまえに会うまでは そしてひとこと詫びたくて そんな想いで 母は今日も生きているのです  針でこの身を 突き刺すよりも 会えぬ辛さは なお痛い この春で もう七歳(ななつ) 母知らぬ 不憫(ふびん)さを あゝ、あゝ遠い町 いかにおまえは 凌(しの)いでいてか  神さま仏さま こんな母でも 夢見ることが許されるなら どうか、あの娘(こ)を守ってやっては もらえないでしょうか  何もいらない 暮らせるならば ひとつおまえと 屋根の下 花咲けば 花に泣き 星見れば 星に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠
なみだの峠(台詞ロング・バージョン)朝花美穂朝花美穂原文彦宮下健治伊戸のりお何を好んで 手離す母が どこにおりましょう 乳飲(ちの)み子を 雨降れば 雨に泣き 風吹けば 風に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠  こんな母をおまえはずい分と恨んでいるでしょうねぇ いくら大人の理由(わけ)があろうとて そんなものおまえにゃ関係ないもんねぇ 何度死のうと思ったことか でもひと目、ひと目おまえに会うまでは そしてひとこと詫びたくて そんな想いで 母は今日も生きているのです  針でこの身を 突き刺すよりも 会えぬ辛さは なお痛い この春で もう七歳(ななつ) 母知らぬ 不憫(ふびん)さを あゝ、あゝ遠い町 いかにおまえは 凌(しの)いでいてか  今さら会いたいなんて…私のわが儘(まま)でしょうか いいえ私なんかどうなったっていいんです どんな想いであの娘(こ)は暮らしているのでしょうか それが、それが気がかりで お~い!お~い!もう一度しっかと抱きしめて まっ直ぐに、ただまっ直ぐに生きておくれと 母は伝えたいのです  何もいらない 暮らせるならば ひとつおまえと 屋根の下 花咲けば 花に泣き 星見れば 星に泣き あゝ、あゝ会いたくて 一夜一夜(いちやいちや)が なみだの峠
花火草子朝花美穂朝花美穂もず唱平宮下健治伊戸のりおあなたご覧よ 無月の空に 今夜限りと 見上げた花火 あれが牡丹で あれが菊 指折り数える遑(いとま)もなくて 消えて行くけど貰った元気 踵(くびす)を返して 出直しましょう  あなた 粋でしょ 余韻があるわ 未練残さず 散り行く花火 あれが柳で あれが星 盛りのまんまの姿を残し 悔いを残さず 舞台を降りる あやかりたいね あの潔(いさぎよ)さ  あなた 二人が眺める先に 誰も気付かぬ水面の花火 あれが祈りか 鎮魂(たましずめ) 考え直して 家路につけと きっと誰かが背中を押して 勇気をくれたと信じてみましょ
伯耆大山朝花美穂朝花美穂さとうしろう宮下健治伊戸のりお碧(あお)い日本海(たいかい) 空仰ぎ 威風堂々 大山は 耐える風雪 男山 厚き断崖 どこか似ている人生と ああ…たくましい 伯耆富士  遙か遠くに 隠岐(おき)の島 きょうも聞こえる 大漁歌 境漁港(みなと)の 男船 やがて浮かぶは イカ釣り船の迎え灯(び)よ ああ…なつかしい 伯耆富士  淡い夕陽(ゆうひ)に 照らされて 旅人癒(い)やす 神の山 あなた呼びたい 見降ろせば ゆれて松風 砂浜ふたり弓ヶ浜 ああ…美しい 伯耆富士
夢見橋朝倉由美子朝倉由美子鳥井実宮下健治流れもなければ 水もない それをたとえて 浮世の川と云う 笑ったあとの 涙より 涙のあとの 笑顔がいいと 私をみつめて うなずきながら 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋  お前のそばには 俺がいる なやみあるなら いつでも云ってくれ 淋しい時の 愚痴よりも 苦労のあとの 涙がいいと 私のこの手を 握ってくれる 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋  二人で作れる ものがある それが夫婦の 絆と云うものさ 春夏すぎて 秋が来て 冬咲く花も あるよと云って 私をやさしく 抱きしめながら 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋
おかえり…ただいま梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治伊戸のりお夕焼けは 夕焼けは 母のほほえみ あたたかな やすらぎの 色に溶け 家路いそぐか 子供たちの声 思いは溢れ 風にちぎれる あー はるかな遠い 遠い星よ あー さみしさにひとり 負けないけれど ほんの少し 涙を下さい 忘れはしない ああ あのひとが… おかえりなさい…ただいま  海鳴りが 海鳴りが 胸に沁みます 戻りたい 戻れない 恋ごころ 過ぎた月日は 消えてゆくけれど 思いは熱く 今も醒めずに あー はるかな青い 青い海よ あー 強がりな私 私だけれど ほんの少し 涙を下さい 忘れはしない ああ あのひとが… おかえりなさい…ただいま ただいま
女とお酒のぶるーす梓夕子梓夕子仁井谷俊也宮下健治矢田部正お酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました  寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜(よる)すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ  おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ
おんなの長良川梓夕子梓夕子たきのえいじ宮下健治伊戸のりお川が燃えます 赤々と 仕掛け花火に めらめらと 恋は女を 菩薩に変える 裏切られたら 蛇(じゃ)にもなる どうするどうする 心が騒ぐ 惚れておんなの 長良川 あんたにあげる この命 熱い寝床で 華になる  力ずくでは ほどけない 情で結んだ この帯は 三日三晩を 抱いてて欲しい 骨がキリキリ 軋(きし)むまで どうなるどうなる 一途に惚れて 後に引けない 長良川 ひとりの夜は 切なくて 肌があんたを 恋しがる  どうするどうする 心が騒ぐ 惚れておんなの 長良川 あんたにあげる この命 熱い寝床で 華になる
心に愛を…梓夕子梓夕子ひのき蓮宮下健治伊戸のりお朝陽が昇る 青空仰ぎ 憧れ抱いて そびえる山よ 優しく清く 休まず今日も 明日を目指し 流れる川よ あなたは人に 語りかける 長い旅は 続くけど 人生いつも 心に愛を 幸せあれと 鳥たちが歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう  夕陽に燃える 大きな夢と 希望に満ちて 輝く海よ 激しく熱く 休まず明日も 絆を信じ 進もう仲間(とも)よ あなたは人に 語りかける 生きることの 喜びを 忘れずいつも 心に愛を 幸せあれと 潮風が歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう  いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう ありがとう
ごめんね~ありがとう梓夕子梓夕子伊藤美和宮下健治伊戸のりおごめんね ありがとう 心で何度も 繰り返す 涙に 濡れた夜も あなたがいたから 耐えられた  いつも私を 抱きしめてくれる 優しい笑顔がまぶしくて…  愛する喜びを おしえてくれた人だから 遠い過去も 遠い未来も 生まれ変わっても そばにいる 千年先まで 心(むね)の中  ごめんね ありがとう わがまま言っては 困らせて 涙が あふれ あふれ 一人の夜更けは 寂(さみ)しくて  人はどうして 許されない恋と わかって堕ちてゆくのでしょう…  愛する苦しみを おしえてくれた人だから 遠い過去の 遠い約束 生まれ変わっても ついてゆく 千年先まで 心(むね)の中  愛する喜びを おしえてくれた人だから 遠い過去も 遠い未来も 生まれ変わっても そばにいる 千年先まで 心(むね)の中
春夏秋冬まつり唄梓夕子梓夕子高橋直人宮下健治伊戸のりお祭りだよ 祭りだよ 北の果てから 南まで 花に誘われ 神輿の出番 掛声はじける 春まつり 威勢の良さじゃ 江戸っ子の 神田祭りの 心意気 心意気  祭りだよ 祭りだよ ねじり鉢巻き 紅だすき 太鼓轟く 花火が上がる ねぶたに七夕 夏まつり 伝統誇る 町衆の 祇園祭りは 夢を呼ぶ 夢を呼ぶ  祭りだよ 祭りだよ 老いも若いも 総踊り 差す手引く手の 笑顔と笑顔 豊作満作 秋まつり 褌(ふんどし)一丁 血を湧かす 喧嘩祭りの 勇肌 勇肌  祭りだよ 祭りだよ 海の町から 山の里 風に運ばれ 囃子が届く 寒さも吹き飛ぶ 冬まつり 春夏秋冬 締め括る 雪の祭りで 春を待つ 春を待つ
人生お宝節梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治丸山雅仁ハアァア~ アアア~ 富士の山ほど 噂はあれど いまだ実らぬ 恋ばかり 幸福招来 大吉福寿 気立ても器量も ふた親ゆずり 千両 万両 歌にいのちを あい賭けまして 一所懸命 つとめます つとめます ハア  ハアァア~ アアア~ 運は天から 授かりまする 笑う門には 福来る 先客万来 満願成就 支えてくれてる 人こそ宝 千両 万両 さてもみなさま お宝節を 北の国から 南まで 南まで ハア  ハアァア~ アアア~ いつか会いたい 宝の山で 鶴は千年 亀万年 一日三度の 米より好きで しっかり覚えた お宝節を 千両 万両 声を限りに 日の本一に 抱えきれない 福を呼ぶ 福を呼ぶ ハア  千両 万両 歌にいのちを あい賭けまして 一所懸命 つとめます つとめます ハア
人生ぼちぼち節梓夕子梓夕子木下龍太郎宮下健治池多孝春一山(ひとやま) 二山(ふたやま) 三山(みやま)越え 苦労と言う名の 登り坂 一歩一歩を 重ねて行けば いつか峠を 越えられる 急ぎ過ぎれば こけるだけ ぼちぼち行こうよ 人生は  一押(ひとお)し 二押(ふたお)し 三(さん)に押(お)し 口説(くど)いて駄目なら あきらめろ 広い世の中 半分 女 残りくじこそ 当りくじ 恋に先着 順はない ぼちぼち行こうよ 人生は  一口(ひとくち) 二口(ふたくち) もう三口(みくち) 他人(ひと)には情けを 掛けておけ 廻り廻って 転(ころ)んだときに きっと救いの 手が伸びる 支えられたり 支えたり ぼちぼち行こうよ 人生は
春待坂梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治丸山雅仁たとえ人生 北向きだって 耐えて待ちます 遅い春 心配かけます おとうさん 苦労七坂 笑顔で越えて いつかしあわせ つかむまで 春待坂は 夢見坂  雪の重さに 折れそな小枝 しがみつくよに 咲くつぼみ 守ってください おかあさん 苦労七坂 八つで起きて 冬の寒さが なごむまで 春待坂は がまん坂  たったひとつの 望みがあれば 人はあしたを 生きられる 支えてください ねぇ あなた 苦労七坂 笑顔で越えりゃ 一生一度の 春がくる 春待坂は 夢見坂
惚れてずぶ濡れ梓夕子梓夕子和多田勝宮下健治矢田部正雪駄(せきだ)のまんま どしゃぶりを 駆けた青春 賭けた恋 男いのちの こころねは 意地と情でともしてみせる 恋の彩火(いろび)や奇席提灯 惚れてずぶ濡れ 惚れてずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん  「え、何だ? また振られよったて… ほっといとくんなはれ、 それがわたいの人生だ」  涙のまんま 戎橋 さすらう青春 さだめ川 行き暮れ思案 立ち往生 どこで人生どう間違うた いつになったら来る出番 夢でずぶ濡れ 夢でずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴 泣いてへん  「どぶっきょなやっちゃて、 何抜かしてけつかんねん それがわたいの人生だ」  裸のまんま なにもかも 打ちあけばなし 恋噺し あげて浪花の大看板 もう一寸の辛抱やさかい 堪忍してやと泣き上戸 呑んでずぶ濡れ 呑んでずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴 泣いてへん
露地しぐれ梓夕子梓夕子木下龍太郎宮下健治池多孝春「ここから先は 女通れぬ男道。黙って来た道 戻ってくれ。無理は言いっこなしだ。」  借りたままでは 済まない義理の 命かけての 恩返し 叱りつけても 相合傘で 送るお前の 切なさが 雨になったか 露地しぐれ  つらい座敷の 酔いどれ客を 逃げて来たのか 乱(みだ)れ裾(すそ) 何も言わずに 入って行けと 送り届けた 雨の夜の 傘が二人の 縁結び  もしもこのまま 戻れぬときは 次と言う世で 水入らず 差して帰れと 譲った傘を 捨ててお前は 濡れねずみ ひとり見送る 露地しぐれ
女と男の縄のれん梓夕子&宮下健治梓夕子&宮下健治たきのえいじ宮下健治伊戸のりお雨が背中に 沁みる夜は お酒恋しい 縄のれん どこかよく似た 似た者どうし 酒が縁(えにし)の さし向かい いい男 いい女 女と 男の 縄のれん  何も聞かない つもりでも 酔えばお酒が 聞きたがる 云ってどうなる 過去でもないし 空けておくれよ 盃を いい男 いい女 女と 男の 縄のれん  そうねあなたも 縁歌(えんか)だね いいわも少し つき合うわ 通りすがりに 飲む酒なのに 何故か気が合う しみじみと いい男 いい女 女と 男の 縄のれん
人生双六・おとこの旅路石上久美子石上久美子鳥井実宮下健治俺が義理なら お前は情け 握る(にぎ)手と手に 男が通(かよ)う 一天地六(いってんちろく)のサイの目に 賭(か)けた男の 命はひとつ どこで散るやら 果てるやら 人生双六(すごろく) アンアアンアア おとこの旅路(たびじ)  惚(ほ)れた女に 三下半(みくだりはん)を 投げて振りむきゃ 男がすたる 未練(みれん)の涙を かみしめりゃ 雨にぽつんと 肩叩(たた)かれて 右を左のわかれ道 人生双六 アンアアンアア おとこの旅路  遠(とお)の昔に 忘れたはずの 生まれふる里 聞かれりゃつらい 浮世と言う名の 苦労川 誰れが流した 笹舟ひとつ ゆれてどこまで 行くのやら 人生双六 アンアアンアア おとこの旅路
命炎市川由紀乃市川由紀乃下地亜記子宮下健治丸山雅仁愛の深さと くらべたら 浅いものです この海は 義理のためなら 女も捨てる 情(じょう)なしあんたに 惚れとおす 抱かれて炎(ひ)となる 波涛(なみ)となる 女ひとすじ あぁ…命がけ  くれと言うなら なにもかも みんな預けて ついてゆく 修羅(しゅら)も苦労も あんたとひとつ 地の果て 地の底 どこまでも 抱かれて炎となる 風となる 女ひとすじ あぁ…命がけ  好きになったら ただ一途(いちず) 尽くしぬくのが 女(ひと)の道 死ぬも生きるも 嵐の海も 笑顔で越えます 忍びます 抱かれて炎となる 華となる 女ひとすじ あぁ…命がけ
浮世草市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治南郷達也過ぎた恋だと 笑っても 口と心は 裏表 憎い人ほど 後を引く 胸の 胸の未練火 消せぬまま 川を流れる 浮世草  愛を信じて 背かれた 私みたいな 弱虫は なみだ洗った 水なのか 寄せる 寄せるさざ波 袖濡らす しぶき冷たい 浮世草  呑めぬお酒に すがっても 沁みるばかりの 傷あとは いまに月日が 消すと言う 元の 元の笑顔が 戻るまで 明日へ流れる 浮世草
女いちりん市川由紀乃市川由紀乃志賀大介宮下健治丸山雅仁雨が降ったら 濡れましょう 風が吹いたら 揺れましょう それが浮世の いろは坂 女いちりん この道で 誠 誠 誠咲かせます  母に詫びたい 事もある 父に告げたい 夢もある 今日もふるさと 想い出す 女いちりん この道で 心 心 心咲かせます  肌を許した 北斗星 帯を解(ほど)いた 天の川 義理と恩義の ど真ん中 女いちりん この道で 命 命 命咲かせます
国定忠治市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治(台詞) 「赤城の山も今夜を限り、生れ故郷の国定の村や、縄張りを捨て、国を捨て、 可愛い子分の手前(てめえ)達とも別れ別れになる道途(かどで)だ。」  強い者だけ 大手を振って 渡る世間に 横車 押して追われて 今宵限りの 赤城山 月を浮かべた 水盃を 干して忠治の 男泣き  『たとえ義理でも 親子の縁を 切って来たのか 渡世ゆえ さぞや辛かろ この国定を 許せ 板割り浅太郎 せめて形見の 勘坊だけは 後生大事に 抱いて行け 吹いて呉れるか 円蔵どんよ せめて供養の 横笛を 渡る雁さえ 貰い泣き』  広く見えても 関八州は 追われ鳥には 狭い空 明日はいずこの 夢で見るやら 赤城山 すがる子分を 目顔で叱り 結ぶ忠治の 長草鞋
高原旅愁市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治失くした恋の なつかしく ひとり訪ねた 高原を 想いあふれて 中空(なかぞら)に 君の名呼べど 答えなく ああ 白樺に さやさやさやと 風が吹く  くちづけ一つ 想い出に 遠く別れて 幾年(いくとせ)か 掴(つか)み切れずに この手から こぼれた夢の かけらやら ああ 竜胆(りんどう)に はらはらはらと 露が散る  立ち去り難く たたずめば 迫るたそがれ 高原は いまも面影 捨て切れぬ 女の胸の 忍び音(ね)か ああ 山鳩が ほろほろほろと 枝で啼く
小桜おせん市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春(台詞) この桜吹雪 咲かすも散らすも お天道様次第でございます  背中(せな)に散らした 桜の花は さらし木綿の 肌に降る 壺をひと振り この啖呵 上州訛りか 小桜おせん 恋の采(さい)の目 蚊帳(かや)の外  お酒呑んでも 呑まれはしない 肌も桜の 鉄火肌 甲斐の国から 中仙道 祭り盆ござ 小桜おせん 白い指先 紅のあと  (台詞) 一点地六の賽(さい)の目に 勝負を賭けるのも また乙なものでございます  女伊達らに 立て膝組めば 八百八町の 花となる 関の八州 旅がらす 誰が名付けた 小桜おせん 恋の丁半 雲の中
昭和生まれの渡り鳥市川由紀乃市川由紀乃仁井谷俊也宮下健治四角四面の 世間とやらを 丸い笑顔で 生きられたなら 楽しじゃないか くよくよするなよ めそめそするな 今日が駄目でも 明日があるさ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  ひと目惚れだと 浮かれていても 好きな気持ちを 打ち明けなけりゃ 恋にはならぬ くよくよするなよ うじうじするな 誠意(まこと)みせれば 愛情(こころ)は通う 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  百の苦労に 倖せひとつ 生きる坂道 手を取りあって 歩こじゃないか くよくよするなよ じたばたするな 冬が終われば 花咲く春だ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥
月の渡り鳥市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春八里歩けば 草鞋(わらじ)も切れる 一宿一飯 借り受けまして 上州 松井田 中仙道 月のしずくが 笠に降る 旅の弥太郎 渡り鳥 渡り鳥  惚れた腫れたは 苦手な台詞(せりふ) 姿はやくざの 弥太郎笠も 育ちは旗本 二本差し お雪恋しや 胸のうち 誰に聞かそか 旅の夜空(そら) 旅の夜空(そら)  義理と人情に 命が絡む 笛吹峠は 見返り峠 恩義を果たせと 妙義山(やま) 烏(からす)川面(かわも)に 逆さ月 濡れて弥太郎 三度笠 三度笠
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ねね太閤記市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春城も取れます 男なら 器量ひとつで 戦国は 陰の苦労が 織田様の お目に止まって 草履(ぞうり)取り ねねは ねねは ねねは人生 賭けております お前さま  「えゝっ 淀殿に男のお子が生まれたと… 豊臣の家にとっては目出度いことなれど 母になれない女のねねには それは それは死ぬよりもつらいことにございます。 秀吉殿。」  出世峠を 登りつめ いまは天下の 太閤様 世継ぎ生(な)せない この身だけ 形ばかりの 北の方 ねねは ねねは ねねは心で 泣いております お前さま  「お前さま 二人で築いた豊臣も 程なく終りにございます。 これでよいのでございます。 ねねには 貧しくとも心寄せ合えた昔の方が 幸せにございました。」  主(あるじ)失くした 豊臣の 旗を引き裂く 関ヶ原 辛いけれども 一代で 枯れて悔いなし 桐の紋 ねねは ねねは ねねは宿命(さだめ)と 決めております お前さま
濃姫市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春敵となるなら お家のために 刺してみせます 夫さえ 嫁ぐこととは 死に行くことと 決めて美濃から 尾張まで 帰蝶に出来る 女のこれが 戦(いくさ)です  「父上様 うわさ通りのうつけ者ならば、 信長殿を討てと下されたこの懐剣(かたな) あるいは父上に向けるやもしれませぬ。 この帰蝶は 蝮(まむし)の道三(どうさん)の娘にございます。」  討(う)たにゃ討(う)たれる 戦国ならば 見せちゃならない 手の内は 天下狙った 信長殿の うつけ芝居も 隠れ蓑(みの) 帰蝶もいつか 男のつらさ 知りました  「父道三亡(どうさんな)きいま 帰蝶の戻る実家(さと)はございません。 なれど 子も生(な)せす、まして病の身。 手負(てお)いの蝶は最後に 美濃の空で 舞いとうございます… 信長殿。」  妻の役目は 世継ぎを生(な)して 後に家名を 残すこと 母にはなれない 女の末は 美濃へ涙の 戻り旅 帰蝶の興(こし)を 野分けが揺する 日暮れです
能登絶唱市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治南郷達也袂(たもと)でかばう 頬を打つ 能登半島は あられ雪 負けて弱音を 吐いたなら 母を泣かせた 甲斐がない 愛をつらぬく 道行は 波も試練の 日本海  親の目忍び 夏の旅 キリコの祭り 恋路浜 愛の証しに 女ゆえ あの夜(よ)許した 何もかも まるで二人の 胸の炎(ひ)が 燃えていたよな 海花火  間垣(まがき)を抜ける 風の音 能登半島は 虎落笛(もがりぶえ) 好きなあなたと 一緒なら 苦労しようと 悔いはない 世間隠れの 道行は 春も遅れる 日本海
細川ガラシャ市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ  きっと今度の 出陣が 二度と逢えない 旅になる 忠興(ただおき)殿も 分るやら 鎧(よろい)の袖に ひとしずく 武士の妻でも お玉も女 追って行きたい 大手門  「お玉は誓って 石田三成殿の人質にはなりませぬ。 徳川家康殿のために心おきなく お仂きくだされ 忠興殿。」  三日天下と 人が言う 父は逆臣 明智殿 苦しむために 人の世に 生まれて来たか あの世から 救いたまえと お玉が祈る 笑顔やさしい 聖母(マリア)さま  「三成殿の手の者が攻めて参ったか。 お玉はガラシャと言う洗礼名を持つ身、 わが手でわが命を絶つことは叶いませぬ、 爺 早う 妾を刺し 屋敷に火を放つのじゃ! 何をためらっておる、爺 早ういたせ 早う 早う!」  生きて縄目(なわめ)に 遭(あ)うよりも 死んで遥かな 天国へ 子に別れるは 辛いけど 神から受けた 宿命(さだめ)なら ひとり先立つ お玉の旅は 銀の十字架(クロス)が 道しるべ
男の夜曲一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお母の横顔 まなざしは 咲いた夕顔 かんぴょうの花 故郷(ふるさと)恋しや 茶臼岳(ちゃうすだけ) 背伸びしたって 見えぬのに まぶた閉じれば… 優しい母が そこにいる  だっぺ でれすけ 帰ってコ 訛り懐かし 友の顔 故郷恋しや 遠い空 独り手酌の 酔いがたり 苦い酒だよ… 今夜はやけに 深くなる  夕(ゆ)んべも見たんだ 母の夢 少しやせたか 苦労をしてか 故郷恋しや 会いたくて 馬鹿な倅(せがれ)と 詫びながら あれやこれやと… 思い出しては 男泣き
男の漁場一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりおザンザ ザンザと 飛沫(しぶき)を浴びて 波を蹴散らす 夜明けの 一番船だ 陸(おか)じゃ仏の 師匠(おやじ)でも 船に乗ったら 鬼となる 海はヨ 海はヨ 海は魔物さ 暴れぐせ 男の漁場は あぁー 喧嘩場だ  逃げた獲物は この次きっと 夢と一緒に 丸ごと 釣り上げてやる 好きなあの娘(こ)の この写真 俺の女神さ お守りさ 海はヨ 海はヨ 海が凪なら 揺りかごさ 男の漁場は あぁー 気まぐれだ  顔(つら)は潮焼け 髭面眼(ま)なこ 二百海里の 荒浪 魚群機(ソナー)が光る 時化(しけ)て牙むく そのときが 意地で合羽を 濡らすとき 海はヨ 海はヨ 海は修羅場さ 荒くれだ 男の漁場は あぁー 命だぜ
北の流れ星一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治野村豊あの娘(こ)この町 出ていった あれから何年 経ったかな 小指をからめて 約束したっけ 俺はおまえを 待ってると 夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に  風に黒髪 なびかせて あの丘走って 寝ころんだ あの日のおまえの まぶしい瞳が 俺の青春 想い出さ 酒をどっぷり 飲み干しながら 逢いたい時は あの空見上げ 祈る幸せ 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら 来ればいい  夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に
潮風列車一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお俺を見つめる その瞳 指をからめて ただ泣きじゃくる 別れに男の 泣きっ面 見せたら夕陽が 笑うだろ ふるさと本線 潮風列車 発車のベルだぜ 旅立ちだ 必ず迎えに あゝ 帰るから  海に向かって ふたりして いつか一緒に なろうと言った 夢にはまだまだ 遠いけど あの日の言葉が お守りさ ふるさと本線 潮風列車 待っててくれると うなずいた おまえの笑顔を あゝ 忘れない  汽笛鳴らして 雲を切れ 風をちぎって 明日へ走れ 東京なんかに 負けるなと あの娘(こ)が手を振る いつまでも ふるさと本線 潮風列車 真っ赤な夕陽も 泣いている 涙のしずくが あゝ しょっぱいぜ
旅路の先に一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治野村豊旅から旅へと さすらうこの俺 待ってたお前 もう泣かせはしない もう離しはしない 旅の続きは お前とふたり 背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し いまからお前が 故郷(ふるさと)さ  お前は一途に 嫁ぎもしないで 今日までひとり ただ待ちわびながら ただ寂しさこらえ 折れる心で 暮らしていたろ 馬鹿だな この俺は 何にも知らず 夢だけ追った これから先は 嵐が来ても 旅路の果てまで 俺がいる  背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し 今日からお前を 離さない
徒然酒一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお腕をはなせよ 夜半(よわ)しぐれ 路地の酒場で 雨やどり 独りしみじみ 酒のむ時ゃよ なぜか故郷が しのびこむ 徒然(つれづれ)に… 徒然なるままに 遠いあの娘が 浮かぶ夜  無理をするなよ おまえには 帰るふるさと あるんだよ 肩をたたいて 別れた時ゃよ 俺を泣かせる 友がいた 徒然に… 徒然なるままに やけに塩(しょ)っぱい ひと夜洒  赤いちょうちん 母ちゃんに どこか似ている 雨ン中 石につまづき 転んだ時ゃよ 母に会いたく なるもんだ 徒然に… 徒然なるままに 酒でこころが 旅をする
ふたりの始発駅一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお北は吹雪の この町で 心を温(ぬく)めて くれた奴 男の気ままな 旅なのに ついて行くわと すがって泣いた 惚れた 惚れたよ… 純なおまえと ふたりの始発駅  言えぬ過去なら 誰にでも 一つや二つは あるものさ 今まで耐えてた その涙 俺がこの手で 拾ってあげる 泣くな 泣くなよ… 情けみちづれ ふたりの始発駅  たとえ小さな 暮らしでも 笑顔の蕾(つぼみ)が あればいい 苦労のふた文字 分けあえば 軽くなるのさ あしたの旅路 決めた 決めたよ… 夢も一緒さ ふたりの始発駅
北海の篝火一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治伊戸のりお波は親潮 千島の風か 荒れてくれるな オホーツク 燃えろ 燃えろ御神火(ごじんか) 祭りの夜だ 満月(つき)を焦がして あの娘(こ)の胸に アーァ… ヤーレ・ソーレ 炎(も)えろ 北の故郷(ふるさと) 北海の篝火  はるか知床 山なみ仰ぎ 踊る松明(たいまつ) 笛太鼓 募る 募る思いは 焔(ほむら)の証(あか)し あの娘恋しや 赤々上がれ アーァ… ヤーレ・ソーレ 炎えろ 天に星降る 北海の篝火  北の大地の 夜空に咲いた 花は月影 恵みの祈り 燃えろ 燃えろ命火 火の粉となって 愛しあの娘の 心を燃やせ アーァ… ヤーレ・ソーレ 炎えろ 男火祭り 北海の篝火
真赤な友情一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治蔦将包(おーい)  たった一度の つまづきで 逃げちゃいないか なぁお前 なぁお前 愚痴はよそうぜ 男じゃないか 夢を追いかけ 出直そう 胸の血潮を 燃やそうぜ 燃やそうぜ  前を向こうぜ 真っすぐに 弱音吐いたら 負けになる 負けになる 何をくよくよ 男じゃないか 敵は心の 奥の底 夢は明日の 先にある 先にある  死んだ気になりゃ 涙など 流すひまなど あるもんか あるもんか 勝って泣くのが 男じゃないか 俺とお前の 玉手箱 夢が真赤に 燃えてるぜ 燃えてるぜ
やんちゃ船一条貫太一条貫太万城たかし宮下健治蔦将包親の脛(すね)から 錨を上げて 俺は港を 出たばかり 酸いも甘いも まだ味知らず この世の海で 夢を追う やーれ どっこい どっこいしょ ああ どっこいしょ 故郷ふり出し 男の旅だ やんちゃ船  色気食い気が 煽りをかける 恋もおあずけ それも良し 海は荒波 人生行路 男の意地の 見せどころ やーれ どっこい どっこいしょ ああ どっこいしょ よそ見するなよ 艫綱(ともづな)解(ほど)け やんちゃ船  渡る世間に 叩かれたって 負けてたまるか 土性っ骨(どしょっぽね) 花と咲く身は 一生一度 でっかい海を 越えてやる やーれ どっこい どっこいしょ ああ どっこいしょ 明日(あす)へ向かって 男の旅だ やんちゃ船
あぶくま山脈井戸川重光井戸川重光万城たかし宮下健治伊戸のりお山にこだまの 百舌鳥(もず)の声 雲下(うんか)見おろす あぶくま山脈 夢に負けたら 男じゃないと 叱る山背よ 相馬の風よ お前は俺の 俺の心の親代わり  遥か太古の 昔より 母の大地よ あぶくま山脈 雨も嵐も 乗り越えながら 生きて来ただろ この世とやらを お前は俺の 俺の心の守り神  春はまんさく 山桜 川は雪どけ あぶくま山脈 愚痴も涙も 悩みも笑みも いつも優しく 包んでくれる お前は俺の 俺の心の故郷(ふるさと)さ
やっ奴凧井戸川重光井戸川重光万城たかし宮下健治伊戸のりお青い空でも 雨は降る それが人生 ぬかる道 苦労あしたの 肥しじゃないか… 男だったら 風うけて 俺はなりたい やっ奴凧  夢という名の 玉手箱 見てるだけでは 能がない 殻を破って 行こうじゃないか… 急(せ)かず騒がず 時をまつ 明日を見上げる やっ奴凧  渡る世間にゃ 鬼がいて 頭出したら たたかれる そこが男の 勝負じゃないか… 夢をこの手で 掴むまで 上がれ天まで やっ奴凧
手筒花火上杉香緒里上杉香緒里麻こよみ宮下健治こんなはずでは なかったと 泣けばなおさら つらいだけ 赤い火の粉を 吹き上げる 手筒花火の イキの良さ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 夢の花  恋のライバル 多いほど 女心は 燃えあがる 天に轟く 火柱の 手筒花火の あでやかさ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 恋の花  つらい時ほど 身に沁みる 人の情けの あたたかさ 赤い火の粉が 舞い落ちる 手筒花火の カッコ良さ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 夢の花
しぐれ雪エドアルドエドアルド坂口照幸宮下健治猪股義周窓のむこうは 寒さ橋 越えて渡って 夢うつつ 今がいちばん しあわせと 胸にあまえる 指の文字 「あなた…」あの日と あの夜と 同じ雪です あぁしぐれ雪  渡る逢瀬の 薄氷 いいのいいのよ 待つ身でも そっと微笑む 瞳(め)の中に 生きる女の 道がある 「あなた…」明日が 決まるのを わたし見ました あぁしぐれ雪  耐える悦び 縦糸に しのぶ思いを 横糸に 雪で艶増す 恋衣 罪がふたりを 強くする 「あなた…」夜明けは 遠くとも 春を待ちます あぁしぐれ雪
あの日の花吹雪大滝ひかる大滝ひかるかず翼宮下健治石倉重信幼い頃に 別れたけれど 心の絆を 教えてくれた ぬくもりだけは 忘れはしない 母さんと呼びたい人は あなただけ 逢いたくて逢いたくて せめても一度逢いたくて 瞼に今も舞う あの日の花吹雪  生まれてすぐ母を亡くしましたが、新しい母が来た時は三歳でした。 我が子のように可愛がってくれた、やさしい人でした。 でも何か事情があったのでしょうか。やがて…離縁となりました。  その目にいっぱい 涙を溜めて ごめんなさいと 抱きしめられた 腕白盛りで 心配かけた 母さんと呼びたい人は あなただけ 行かないで行かないで いい子になるから行かないで 背中を追いかけた あの日の花吹雪  あれから何年たったでしょう。ある時思い立って手を尽くして探しました。 忘れられないその人は、 小さな町の片隅でひっそりと一人暮らしをしておりました。  手に手をとり合い ふたりは泣いた 立派になったと 見上げる顔は 苦労の分だけ やつれたけれど 母さんと呼びたい人は あなただけ ありがとうありがとう 母のぬくもりありがとう 心に今も舞う あの日の花吹雪
明日花大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治伊戸のりおここまで歩いて 来た道を 忘れてあしたの 道はない 泣くも笑うも まだ道なかば いのちの限り 生きてる限り きっと咲かせる きっと咲かせる 咲かせます しあわせ 明日花  自分で選んだ この道に 涙のぬかるみ 作らない 苦労してこそ 花実もあると 雨風耐える 草木のように 春の来る日を 春の来る日を 信じてる しあわせ 明日花  希望という名の あかね雲 こころに刻んだ のぼり坂 夢のつぼみを 一日一歩 あしたへ運ぶ 人生行路 きっと咲かせる きっと咲かせる 咲かせます しあわせ 明日花
いつも優しく大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治前田俊明花のように いつも 星のように いつも いつも優しく過ごせたら 過ごせたらいいね 今日も一日 ありがとう こんなひとこと あの人に 伝えられたら それが それがいちばん 美しい  雨のように いつも 風のように いつも いつも優しく唄えたら 唄えたらいいね もしも涙が こぼれたら 胸のノートに そのわけを 書いておけたら それが それがいちばん 美しい  鳥のように いつも 蝶のように いつも いつも優しく踊れたら 踊れたらいいね 道はどんなに 遠くても 明日にならない 今日は無い 生きることです それが それがいちばん 美しい
そんなもんです人生は大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治伊戸のりおおだて上手に 乗せられた 降ろし上手に 降ろされた 乗るも降りるも その場の流れ 流れ任せで 生きたらいいと 遅まきながら 気づいたわたし そんなもんです人生は 人生は  縁は異なもの 味なもの だから摘(つ)まんで みたくなる 受けた情けは 情けで返す そんなこころの 気風(きっぷ)があれば そこそこながら 歩いて行ける そんなもんです人生は 人生は  今日も昨日も また明日も 回り舞台の 一場面 人の生き方 十人十色 そうよ自分は 自分の役を 恥ずかしながら 演じりゃいいの そんなもんです人生は 人生は
防災音頭大原かずみ大原かずみ高橋典正宮下健治矢田部正(ア、ソーレ) (ア、ソーレ) ハァ 日本列島(にほんれっとう) 北から南 地震台風(じしんたいふう) 雨津波(あめつなみ) 「死ぬな逃げろに 助けよう」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう) 海山川(うみやまかわ)が 守る命の 一里塚(いちりづか) 「地域(ちいき)知ること 人を知る」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 為(な)せば成(な)る成(な)る 人の輪づくり 知恵を出しあえ 避難場所(ひなんばしょ) 「足と頭を まず守れ」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 温故知新(おんこしちん)で 憂(うれ)いを無くす みんな集まれ 三世代 「自助(じじょ)と共助(きょうじょ)が 天の声」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ
夜明けの旅路大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治前田俊明希望と云う名の 夢明かり 訪ねる旅です 人生は 暗くて長い トンネルも 何時(いつ)まで続く はずはない 元気よく 元気よく 夜明けの旅を 続けます  旅路で出逢った あの人の 面影(おもかげ)恋しい ながれ星 想い出たちが 負けるなと わたしの肩を 叩(たた)きます 泣かないで 泣かないで 夜明けの旅を 続けます  いのちの川にも 橋がある 渡れば勇気の 虹が立つ わたしの花は 明日花(あしたばな) 心に今日も 咲いてます どこまでも どこまでも 夜明けの旅を 続けます
男命岡田しのぶ岡田しのぶ松井由利夫宮下健治池多孝春一度限りで 二度ない命 風にさらすな 粗末にするな 握りしめてる 拳の中の 夢が湿れば 明日(あす)がない 月も片割れ なぜ曇る  苦労積み石 抱かせたままで 花も咲かせず 陽の目も見せず 口にゃ出さぬが 入山形(いりやまがた)の 絵馬を情けで 縦結び すがるその瞳(め)が ただいたい  浮世からくり 承知の上で 意地の刺子(さしこ)で 火の粉をかぶる 乱れ八文字 刻んだ胸に 曲げちゃならない 道ひとつ 俺は男で 生きて行く
おもいで暮らし岡田しのぶ岡田しのぶ前田たかひろ宮下健治金沢重徳嘘つきあなたが ネオンに化けた 追いかけた泪で にじんだ夜 そっとまっ逆さま 落っこちたまま 思い出地獄 抱かれた胸が あったかかった くちづけられて 泣いちゃった 私だけがあなたの おもいで暮らし  夜明けが見えない 西陽の部屋は 狭かったベッドが 広い…寒い きっと今度こそは 最後の恋と 思わせ上手 俺がいるよと 言ったじゃないの 俺といろよと 言ったのに 私だけがあなたの おもいで暮らし  あなたと暮らした 街を逃げたい すれ違う誰もが あなたの顔 ぎゅっと繋いだ手 不意にほどかれ 愛の迷(まよ)い子 夢でやさしく そっと口説いて 目覚めなくても いいように 明日(あした)なんかいらない おもいで暮らし
昭和生まれの渡り鳥岡田しのぶ岡田しのぶ仁井谷俊也宮下健治前田利明四角四面の 世間とやらを 丸い笑顔で 生きられたなら 楽しじゃないか くよくよするなよ めそめそするな 今日が駄目でも 明日があるさ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  ひと目惚れだと 浮かれていても 好きな気持ちを 打ち明けなけりゃ 恋にはならぬ くよくよするなよ うじうじするな みせれば は通う 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  百の苦労に 倖せひとつ 生きる坂道 手を取りあって 歩こじゃないか くよくよするなよ じたばたするな 冬が終われば 花咲く春だ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥
能登絶唱岡田しのぶ岡田しのぶ木下龍太郎宮下健治南郷達也袂(たもと)でかばう 頬を打つ 能登半島は あられ雪 負けて弱音を 吐いたなら 母を泣かせた 甲斐がない 愛をつらぬく 道行は 波も試練の 日本海  親の目忍び 夏の旅 キリコの祭り 恋路浜 愛の証しに 女ゆえ あの夜(よ)許した 何もかも まるで二人の 胸の炎(ひ)が 燃えていたよな 海花火  間垣(まがき)を抜ける 風の音 能登半島は 虎落笛(もがりぶえ) 好きなあなたと 一緒なら 苦労しようと 悔いはない 世間隠れの 道行は 春も遅れる 日本海
雪の南部坂岡田しのぶ岡田しのぶ久仁京介宮下健治金沢重徳無念晴らすと 二年越し 待ちかねたぞよ 内蔵助 あいや 討ち入りなんぞ 夢ですと 立ち去る姿 憎らしや 蛇の目に雪降る 南部坂  瑶泉院さま、ご覧ください、先ほど大石様がそっと置いて行かれたる書状、 連判状がございました。 おぉ…大石内蔵助、吉田忠左衛門、原惣右衛門、片岡源五右衛門、 間瀬久太夫、小野寺十内、 大石主税、磯貝十郎左衛門、堀部弥兵衛、近松勘六、富森助右衛門、 潮田又之丞、堀部安兵衛 それら四十七名が討ち入ると…  身すぎ世すぎの 暮らしにも 耐えてたこころ その誉れ そう 欺きとおす 苦しさを 背負わせたままを 許されよ しぐれに変わるか 南部坂  女間者の目を悟り、内蔵助は心にもなきことを…。 そうとも知らず浅はかな口を極めてしもうた。 つらかったであろう…悔しかったであろう… 内蔵助、許してたもれ…。 瑶泉院さま、大石様の使いの寺坂吉右衛門が参りました。 おお、して首尾はいかがなるや? はい、昨夜寅の上刻、大石内蔵助さま初め四十七人の者で、 吉良上野介さまのお屋敷に打ちいり、見事本懐を遂げてござりまする。 殿…お聞きになりましたか しかとお聞きになりましたか…  過ぎた栄華は 夢の夢 いつでも覚悟 死出の旅 あゝ 妻子(つまこ)を捨てて 忠義だて 武士たる者の 憐みに 祈りを捧げん 南部坂
女の花吹雪丘みどり丘みどり万城たかし宮下健治南郷達也泣いた涙は いつかは乾く 未練残せば 世間に負ける くよくよするなと 風が押す 散って花実が 咲くじゃない 花吹雪 花吹雪… 女は咲いて アァ…華になれ  折れた心は 戻せるけれど 過ぎた昨日は かえっちゃ来ない この世はそうだよ 一度きり 負けて泣くより 勝って泣け 花吹雪 花吹雪… 女に愚痴は アァ…似合わない  髪に飾りは 無くてもいいの こころ美人に 男は弱い 人生七坂 意地を張り 生きているから 夢がある 花吹雪 花吹雪… 女は咲いて アァ…艶(つや)がでる
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
恋桜岡ゆう子岡ゆう子水木れいじ宮下健治南郷達也箕輪(みのわ)しぐれに 身をよせあえば むせび泣くよに 花が舞う 死ぬか生きるか ひとつに決めて 解いてください この帯を… 伊那(いな)は七谷(ななたに) 奥座敷 あなたに散りたい 恋桜  抱いて抱かれて 火の川渡る 絵島(えじま) 生島(いくしま) 罪の舟 風の吐息か 高遠囃(たかとおばや)し 聞いてひく口紅(べに) 湯のかおり… 明日(あす)は他人の さだめでも こころの妻です 恋桜  別れ酒よと くちびるあわせ そっとふくます 玉の露 髪の乱れを 恥じらいながら 閉める障子に 月おぼろ… 長谷(はせ)は山霧(やまぎり) かくれ宿 あなたと燃えたい 恋桜
命果てるまで岡ゆう子&宮下健治岡ゆう子&宮下健治麻こよみ宮下健治南郷達也親も故郷も 何もかも 捨てて来ました 二人して 路地にそぼ降る こぬか雨 六帖ひと間の 仮り所帯 あなただけ おまえだけ 命 命 命 命果てるまで  ふたり別れる 夢をみて 心細さに 涙ぐむ 細い肩先 寄り添えば 濡れた睫毛(まつげ)の 愛おしさ 悔やまない 悔いはない 命 命 命 命果てるまで  胸にしみます 雨の音 二度と戻れぬ あの町よ 罪がふたりに あるのなら おまえのぶんまで 引き受ける 離れない 離さない 命 命 命 命果てるまで
隣の芝生岡ゆう子&宮下健治岡ゆう子&宮下健治麻こよみ宮下健治南郷達也天気もいいし 買い物に 出かけませんか 二人して 仕事仕事の 一週間 日曜ぐらい 寝かせてくれよ 釣った魚に 時々餌を くれなきゃダメダメ 浮気しちゃうわ ふくれっ面だけ うまくなり 純情可憐は いまいずこ 青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ ないものねだり  パートに炊事 お洗濯 たまにはいいでしょ 息抜きも 酒も俺より 強くなり 三日とあけず カラオケ通い 年に一度は 海外旅行 最初に約束 したはずなのに 冷凍食品 お取り寄せ たまには手料理 食べたいよ 青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ 似た者同志  青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ ないものねだり
大石内蔵助鏡五郎鏡五郎木下龍太郎宮下健治池多孝春松の廊下の 刃傷(にんじょう)を 国へ知らせる 早飛脚(はやびきゃく) 殿に殉(じゅん)じて 切腹か 城を渡して 浪(ろう)の身か 揺れる家中(かちゅう)を 前にして ひとり思案の 内蔵助  「殿に忠節を誓い 藩の行末を愁(うれ)う各々(おのおの)方の ご心底(しんてい)しかと見定(みさだ)め申した。 二心(ふたごころ)なき証拠の血判(けっぱん)押したる 連判状(れんばんじょう)と各々(おのおの)方のお命は 赤穂藩城代(じょうだい)家老(がろう)大石内蔵助良雄(よしたか) しかとお預り申す」  問わず語らず 胸の内 妻に持たせた 離縁状 他人(ひと)の謗(そし)りを 背に受けて 廓(くるわ)通いの 撞木町(しゅもくちょう) うつつ抜かすも やがて成す 秘めた大志(たいし)の 隠れ蓑(みの)  「雌伏(しふく)一年十ヵ月 亡き殿の仇(あだ)を討つ日が遂に参った。 これより吉良邸へ討入りいたす。逃れる者は追うべからず、 刃向(はむこ)う者のみ斬り捨てよ、 目指すは吉良上野介殿の御首(みしるし)ただひとつ。 山と川の合言葉を忘れず各々(おのおの)方存分にお働き召されい!」  殿のご無念 晴らすため 武士の一分(いちぶん) 立てるため 雪を踏みしめ 吉良邸へ 赤穂浪士が 四十七 今宵 討入り 大石が 打つは山鹿(やまが)の 陣太鼓(じんだいこ)
大前田英五郎鏡五郎鏡五郎木下龍太郎宮下健治馬鹿な片意地 互いに張って なんで大事な 命を捨てる 野暮な喧嘩を 度胸で分けて 顔で治める 男伊達 生まれ上州 生まれ上州 大前田  「意地だ 義理だと角突き合わせて 親から貰った大事な躰、 粗末にしちゃあいけませんぜ。 ここはこの大前田の顔に免じて 引いちゃあくれませんか。」  悪さしたのも 若気の至り 付いた綽名が 火の玉小僧 二度と抜かぬと 長脇差に 結ぶ封印 こより糸 月も知ってる 月も知ってる 心意気  「雁も最後は生まれ故郷の土になるってなぁ。 鳥でさえそうなら 里心がつくのは当り前。 生まれ在所の上州へ明日は帰ろうか。 故里で最後のひと咲き それが男と言う者じゃあござんせんか。」  赤城おろしが 身に沁む頃か 捨てて出て来た 上州在は せめて最後は 故郷の空に 咲いて散りたい 男花 戻り草鞋の 戻り草鞋の 英五郎 
酒しぐれ鏡五郎鏡五郎関口義明宮下健治佐伯亮いくら惚れても 尽くしても 所詮結べぬ えにし糸 酔えば未練が なおさらつのる 女ひとりの 夜ふけごろ 指にこぼれる ああ 酒しぐれ  男ごころの 嘘・まこと 知らぬうぶでは ないけれど 風の音にも かすかに痛む 夢の数かず 思い出を なんで濡らすか ああ 酒しぐれ  吐息まじりの こぼれ灯が 路地に咲いてる 花暖簾 忘れきれない 面影ばかり 浮かぶお猪口を 何としょう 胸にそぼ降る ああ 酒しぐれ
土佐のかつお船鏡五郎鏡五郎加茂笙子宮下健治南郷達也千尋(ちひろ)の海原 押し分けて 見ろよ黒潮 かつおが来たぞ よさこい土佐沖 一本釣りの 踊る 踊る手練(しゅれん)の 太竿が 朝日にしなるぜ ああ 雄哮(おたけ)びだ  漁場は男の 魂(たましい)だ 土佐のいごっそう 父親ゆずり 噴き出す汗玉(あせだま) みなぎる闘志 胸を胸を叩いて 仁王立ち かつおよぶつかれ ああドント来い  恋心(こころ)も乗せたぜ 帰り船 可愛いあの娘が 待ってる港 まっ赤な夕日に しぶきの華が どんとどんと弾ける 土佐の海 大漁祝いだ ああ かつお船
なみだ月鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也宮下健治南郷達也こころの寒さに 熱燗注げば おとこ未練が 目を覚ます あんないい娘(こ)を 何故泣かしたと 責めているよな 酒の味  惚れたと素直に 口には出せぬ 恋もあるのさ 男には つれて逃げてと すがった顔が 酒の向こうに 見え隠れ  倖(しあわ)せやれない 男の弱さ 詫びてみたって もう遅い はしご酒して つまずく路地に 浮かぶ今宵の なみだ月
冬牡丹鏡五郎鏡五郎塚口けんじ宮下健治南郷達也噛んだくちびる 血をにじませて 俺に抱かれて 泣いている 素顔のおまえは きれいだけれど 見えない心は 傷だらけ いのちが熱い 冬牡丹  冬のさなかに 咲く哀しさか 夢の一つも 見させたい ごらんよその手で 小窓を開けて 雪にも負けずに 咲く花は おまえのような 冬牡丹  恋を恨むな すがれば切れる そんな世間の うらおもて これからこの先 おまえとふたり 探しに行こうよ 春の陽を 微笑みかえす 冬牡丹
浪花めおと橋鏡五郎・岡ゆう子鏡五郎・岡ゆう子水木れいじ宮下健治なにを好んで ド甲斐性なしの こんなに男に ついて来た さんざ苦労も 千日前の 今じゃ昔の 宵がたり ええやないか えやないか あいあい傘で 渡るふたりの 渡るふたりの 浪花めおと橋  愚痴も こごとも 言わぬが花と 惚れた弱味で しのび雨 酔うてよろけて 肩借りながら 腹じゃ両手を あわせてた ええやないか えやないか あいあい傘で 情かけあう 情かけあう 浪花めおと橋  まわり舞台の この浮き世なら あんた出番は きっと来る 十日戎の 福笹 買うて 小春びよりの 明日を呼ぶ ええやないか えやないか あいあい傘で 夢をひろげる 夢をひろげる 浪花めおと橋
おもろい夫婦鏡五郎&島津悦子鏡五郎&島津悦子下地亜記子宮下健治南郷達也笑顔千両(せんりょう) 声万両(まんりょう) やきもち妬くのが 玉にきず 浮名流して 酔いしれて あんたはほんまに あかんたれ 浮世漫才 泣き笑い くされ縁(えん)でも 味(あじ)なもの おもろい おもろい おもろい夫婦やな  「怒ったらあかんがな 怒ったらべっぴん台無しや…」 「またうまいこと云うて 今日はその手に乗らへんで…」  故郷(くに)も育ちも 違うのに 気が合う ウマ合う 肌が合う 飲めば財布が 空(から)になる 似た者同士の お人好し 割れたお鍋(なべ)に とじ蓋(ぶた)で ふたり合わせて 丁度いい おもろい おもろい おもろい夫婦やな  今日が駄目でも 明日がある おまえは黙って ついて来る 捨(す)てる神ありゃ 拾(ひろ)う神 極楽トンボの ふたりづれ 口は悪いが 優しくて 苦労するのも 嬉しくて おもろい おもろい おもろい夫婦やな
風流夢見舟鏡五郎&島津悦子鏡五郎&島津悦子下地亜記子宮下健治南郷達也河岸(かし)の柳に 夜風がからむ 情け深川 忍び舟 稽古帰りの 三味線抱いて 逢いに行きます いそいそと 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 肌をよせあう チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟  幼馴染(おさななじみ)が 出逢って燃えて 引くに引けない 仲になる いいの噂も 七十五日 ままよどうなろ かまわない 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 徳利並べて チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟  好きと言わせた おまえが悪い 抱いたこの手が なお悪い 逢えば嬉しい 別れはつらい 頬に名残りの 恋しぐれ 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 絆むすんで チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟
お島・千太郎 つれ舞い道中鏡五郎&真木柚布子鏡五郎&真木柚布子水木れいじ宮下健治花と咲くには 春まだ浅い 風が身を刺す 峠道 知らぬ他国を つれ舞い道中 追手逃れて お役者化粧 浮世芝居の幕があく エエ…幕があく  お島さん その若男那は もうよしておくんなせェ  檜屋の千太郎は とっくの昔に死んだんだ 今の俺らは 只のしがねえ旅役者…  何を言うの若男那 それも これも 濡れぎぬを晴らすまでの辛抱じゃないの  そんな弱気な顔 お島は嫌いです さあ胸のすくような 大見栄を切って みせてちょうだい ねぇ 若男那!  俄か役者で 今日また暮れて さぞやつらかろ 旅の空 流れ流れの つれ舞い道中 口でけなして 心で詫びる 恋のさだめはままならぬ エエ…ままならぬ  ほら見て 渡り鳥が飛んでゆくわ  明日は天下晴れて ふるさとへ帰れるのね でもあなたはもう一度 檜屋の看板を上げる人 その時が お別れだと思うと お島は…お島は…  馬鹿を言うんじゃねェ 無事にこうして来れたのも みんな おまえの 苦労のお陰  故郷に着いたら その時こそ なあ お島 檜屋のおかみさんになってくれるな!  月にひと声 雁 啼いて こころ晴れ晴れ 夫婦笠 命むすんだ つれ舞い道中 なびく幟も 日本一の お島千太郎戻り旅 エエ…戻り旅
口紅加川明加川明麻こよみ宮下健治伊戸のりお淋しさ隠しに 鏡をのぞき ひとり口紅 引いてみる こんなにこんなに 好きなのに どうして私を 泣かせるの あなたいつ来る いつ逢える 今はこの恋 あゝ、離せない  電話もしばらく くれないままで 逢えば優しさ くれる人 遊びの遊びの 恋ですか 写真のあなたに聞いてみる あなたいつ来る いつ逢える 抱いてください あゝ、今すぐに  夜更けに口紅 小指で拭けば 頬に涙が こぼれます 哀しい哀しい 言い訳も 信じりゃ一ヶ月(ひとつき) 生きられる あなたいつ来る いつ逢える 今はこの恋 あゝ、離せない あゝ、離せない
指輪加川明加川明麻こよみ宮下健治伊戸のりおひとりのお酒は 淋しくて 恋しくなります ぬくもりが あなたを待ちわび かれこれ二年 どこでどうして いるかしら いるかしら 左手指輪を 回すたび 女心が チクチク痛い あきらめきれない 私です ばかな ばかな ばかな女です  最後の恋だと ささやかれ あなたにあずけた 命です 二人で通った 止まり木酒場 酔えば優しさ 思い出す 思い出す 流した涙で 錆(さび)ついた 女心が チクチク痛い 生きては行けない 私です 弱い 弱い 弱い女です  左手指輪を 見るたびに 女心が チクチク痛い あなたを信じる 私です ばかな ばかな ばかな女です
酒と流浪桂竜士桂竜士滝川夏宮下健治伊戸のりお旅に疲れて 飲む酒よ だれをしのんで 酔えばいい 別れた女(ひと)か 亡くした友か それとも 瞼の おふくろか 男 独りの さかずきは 寂しさ ばかり まとい付く  夢の向こうは また夢か 追えば逃げゆく 陽炎か 昭和の歌が しみじみ沁みる おもいで 巡れば 走馬灯 男 この道 悔いはなし それでも 遠い ふる里よ  橋の欄干(らんかん) カモメさえ あてはないかと 聞いてくる おまえもおれも お天道まかせ それとも 人生 流浪か 男 見上げる 旅の空 今夜は 雨も 雪になる
酒一夜桂竜士桂竜士万城たかし宮下健治伊戸のりお人はみな 悲しみの 涙の川を 渡るとき 明日を求めて 舟を漕ぐ それでいい… いいんだよ 胸ん中 風が風が吹く時ゃヨ 温めてやりなよ 酒一夜  泥んこの ジャリ道を 悔やんで今を 歩いたら きっと陽の差す 春がくる それでいい… いいんだよ 雨ん中 友の友の言葉がヨ この俺泣かせる 酒一夜  人生を 振りかえりゃ 情は人の 為ならず ジンと心に 沁みやがる それでいい… いいんだよ 夢ん中 いつかいつか倅とヨ 飲みたいもんだよ 酒一夜
しのび逢い桂竜士桂竜士滝川夏宮下健治伊戸のりお小指に 中指 くすり指 ほどいた 髪に 男ゆび よして よしてよ わるい人 言って 夢見る 愛の舟 あぁ あなたと渡る 熱い川 戻る 戻れぬ しのび逢い  「帰して、だめよ」と 強がって 背中に そっと 甘えてる いいの いいのよ 呼び捨てで 罪を こころに しまい込む あぁ あなたに溶ける 白い肌 戻る 戻れぬ しのび逢い  昼顔 みたいに 咲いた愛 帰りは ふたり 別の顔 ひとり 面影 忍んでは 今度 いつです 逢える日は あぁ あなたの胸に もう一度 戻る 戻れぬ しのび逢い
津軽十三湊桂竜士桂竜士万城たかし宮下健治伊戸のりおあんた泣かすにゃ 道具はいらぬ 三味の絃(いと)切りゃ それでいい あんた 寒かろ 帰って来やれ 津軽… 津軽… 十三の湊は 砂吹雪 荒れておなごを 泣かすなよ 泣かすなよ  いつも二人の じょんから節が いまじゃ独りの 泣き音(ね)節 あんた いい人 出来ただろうか 津軽… 津軽… 十三の砂山 北砂漠 どこに居るのさ 恋しいよ 恋しいよ  岩木お山に 雪降るころよ 風邪を引かずに 暮らしてか あんた 会いたや 温めておくれ 津軽… 津軽… 十三の湊は 五所川原 風も泣いてる おんな旅 おんな旅
濡れぼくろ桂竜士桂竜士黑澤戀宮下健治伊戸のりお雪をあざむく 柔肌の はだけた胸が 狂おしい 心を盗む ひざまくら 夜の鎖を 壊したい あなたにふれて あゝ欲しいのよ 我慢できない 我慢できない あゝ濡れぼくろ  はやる気持ちの 荒くれか 唐紅の 紅をさす くびすじのばし くちづけを せがむしぐさが 愛おしい あなたにふれて あゝ欲しいのよ 夜露恋しい 夜露恋しい あゝ濡れぼくろ  黒く艶めく 長い髪 もだえる恋の 濡烏(ぬれがらす) うなじに咲いた おくれ毛の 陰にぽつんと 時の華 あなたにふれて あゝ欲しいのよ 忘れられない 忘れられない あゝ濡れぼくろ
やすらぎ桂竜士桂竜士黑澤戀宮下健治伊戸のりおふれた唇 やすらぎ一つ 燃えて静かに 夢の中 こころ染みつく 残り香よ 好きよ好きよ 好きよ好きよ …あなたが好きよ つかの間だけど 幸せくれた 憎らしいほど あゝ…罪な人  とける眼差し やすらぎ一つ 揺れる想いに ほだされて 悪いゆびさき 求めてた 熱い熱い 熱い熱い …あなたが熱い いますぐ抱いて 素顔にさせて こころ惑わす あゝ…罪な人  甘いくちづけ やすらぎ一つ 肌に未練の 冬支度 別れ足音 忍んでも 欲しい欲しい 欲しい欲しい …あなたが欲しい 次の世までも 離したくない 忘れられない あゝ…罪な人
日本全国お疲れさん音頭金沢明子金沢明子仁井谷俊也宮下健治ハアー祭り太鼓が ドドンと響きゃ 空でトンビが 笛を吹く 踊る若衆も ご隠居さまも 大漁・豊作 祈ってる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー好いて好かれて 夫婦になった 可愛い子供は 宝物 嫁と姑 いろいろあるが 孫の顔みりゃ 気も晴れる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー何をくよくよ ドジョウにメダカ 出世ばかりが 能じゃない 人はやさしさ 気づかうこころ それが世間に 灯をともす  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー鳥は囀り 草木は謳い 花は微笑み 風薫る こんな小さな 地球だけれど みんな生きてる 夢みてる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん
片割れ月佳山明生佳山明生鈴木紀代宮下健治南郷達也街が泣いてる 裏通り 空を見上げりゃ 片割れ月よ ああ…何でここまで ついて来る おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 悔やんでなんか いるもんか  惚れた女も 一人いた 夢を見たんだ 叶わぬ夢を ああ…風の噂は 酷(こく)なもの おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 迷ってなんか いるもんか  運はこの世の まわりもの 今日がなくとも 明日(あした)はあるさ ああ…咲いて一重(ひとえ)の 月見草 おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 怨んでなんか いるもんか
令和 アイ・アイ節川神あい川神あい野村瞳宮下健治猪股義周さても お越しの皆様方へ 高い演座のその上で お耳拝借することを お許しください 失礼します 生まれ茨城つくばの育ち お国訛りは宝物 女ですもの人並みに 恋もしました夢も見た 泣いて つまづき ころんでも 苦節 骨折 なんのその 歌が命の このわたし 聞いてください 最後まで 令和 アイ・アイ アイ・アイ節を アイ・アイ節を  向かい風ほど大空高く 翼広げて飛ぶ鳥は 明日を目指して旅をする 弱音をはいたら 負けになる 転びつまずき泣くことよりも 夢に向かって歩きます 女神男神に守られて 感謝感謝の歌の旅 命 この世に ある限り 苦労涙も 味になる 愛が支えの 私です どうぞ宜しく 願います 令和 アイ・アイ アイ・アイ節を アイ・アイ節を  いつもお世話を かけますが 恩を忘れず この先も 歌い続けて まいります サアサ 皆様 元気よく 令和 アイ・アイ アイ・アイ節を アイ・アイ節を  隅から隅まで ずずいと~ 御願いたてまつります~
オホーツクの母岸千恵子岸千恵子鳥井実宮下健治丸山雅仁海で死んだら魚になると そんな冗談いってたせがれ みぞれまじりの風が吹く 海は暗かろ冷たかろう 母は母は母は待ちますオホーツク  父ちゃん健太郎はバカな息子(こ)じゃ 海を相手にケンカして それもな オホーツクじゃ 父ちゃん あんたと同じじゃ 海が好きで好きで 健太郎も海で死んでしもた…  海を相手にひと旗あげて 船を造ると言ってたせがれ 波にちぎれてずたずたに 流れ昆布も傷だらけ 母は母は母は泣けますオホーツク  俺の死に場所カモメの奴に 聞いてくれよと言ってたせがれ なんど季節が変ろうと いつか添寝が出来るまで 母は母は母は待ちますオホーツク
男のなみだ雨北山たけし北山たけし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお通り雨なら 濡れてもいいが おまえの涙は こころに重い 言わなきゃよかった あの夜に 何で言ったか 別れの言葉 今さら詫(わ)びてる… 男のなみだ雨  酔えばやさしい おまえの笑顔 寂(さび)しい背中が 瞼をよぎる 想い出映した 水たまり 今も愛には 変わりはないさ 傘さえ差さずに… 男のなみだ雨  きっとこの雨 朝にはやむが しぐれて止(や)まない こころの傷は おまえは今頃 何処にいる 俺を恨(うら)んで 泣いてるだろか 迎えに行きたい… 男のなみだ雨
情け川北山たけし北山たけし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお好きと言ったら 目の前の 倖せ逃げると 泣くおまえ 何も云うなと 抱き寄せた 肩のうすさよ か細さよ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川  つらい過去(むかし)も 年の差も 邪魔にならない この恋の 酒でこころを 騙(だま)しても 惚れた気持ちは かわらない いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川  なんで気にする 占いを 運命(さだめ)はふたりが 決めりゃいい 春のうす陽が 射す部屋で 所帯持つのが 夢なのさ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川
あぁ人生峠木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお来た道を 振り向けば あっという間の 短さよ 骨身 惜しまず 働いて 節くれだらけの 指の先 嬉し泣き 悔し泣き 涙と越えた 人生峠  上見たら きりがない おまえの口癖 真似てみる 俺のわがまま いつだって 笑顔で支えて くれた女房(やつ) 雨の日も 晴れの日も おまえと越える 人生峠  正直に 生きて来た それが自慢さ この俺の せめて自分を 騙(だま)さずに 歩いて行くんだ これからも 上り坂 下り坂 明日も越える 人生峠
奥州の風木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお泣くも笑うも 北上川に 心あずけて 生きて来た 岩手 奥州 米どころ 風に稲穂の 波が立つ これからも これからも この町で 生きて行く  都会暮らしを 夢見たあの日 月日たどれば なつかしく 夏の終わりも 知らぬよに 風に南部風鈴(ふうりん) また揺れる これからも これからも この町で 生きて行く  夜空(そら)にまたたく 一番星は 明日へ望みの 夢灯り ひとり見上げる 岩手富士 風が優しく 吹き抜ける これからも これからも この町で 生きて行く
男の岬木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお寄せては返す 苦労の波しぶき 受けて男は でかくなる 一度限りの 人生を そうさ半端じゃ 終われない 意地を貫(つらぬ)く 意地を貫(つらぬ)く 男の岬  焦(あせ)るな急(せ)くな 人より遅れても じっと我慢の 時もある いつか望みが 叶う日を 待ってくれてる 女房(やつ)がいる 悔いはしないさ 悔いはしないさ 男の岬  明日(あした)がたとえ 嵐になろうとも どんと荒波 越えて行く 奥歯かみ締め 沖を見りゃ 熱い思いが 燃え上がる ここが勝負の ここが勝負の 男の岬
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
おまえと木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお明日(あす)のことさえ わからぬままに 力を合わせ 生きて来た  おまえの笑顔が あればこそ 越えた世間の 雨嵐 これからも これからも おまえとこれからも  家のことなら まかせたきりで いつでも苦労 かけて来た  重ねた年月(としつき) 振り向けば 詫(わ)びて足りない ことばかり 離れずに 離れずに おまえと離れずに  二人元気で 暮らして行けりゃ 幸せですと 言うおまえ 残りの人生 ひとつずつ  かりた情けを 返したい これからも これからも おまえとこれからも
俺の人生木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお渡る世間の 向かい風 夢が転がる 裏通り 胸に渦巻く 悔しさを 酒でなだめる 縄のれん 終わらない終れない 俺の人生  ままにならない 事ばかり ひとりきりなら つらくても 苦労承知で この俺の そばに寄りそう 花ひとつ 終わらない終れない 俺の人生  いつか変わるさ 風向きも 耐えて我慢の 回り道 にぎる拳(こぶし)の その中に 人にゃゆずれぬ 夢がある 終わらない終れない 俺の人生
偲ぶ酒木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりおひとりじゃ喧嘩も 出来なくて 手酌が淋しい 雨の夜 飲み過ぎちゃ 駄目ですと 写真のおまえが 笑ってる ひとり おまえを ひとり おまえを 偲ぶ酒  子供も巣立って これからは 旅行もしたいと 言っていた 苦労だけ かけたまま 本当(ほんと)にごめんよ 悪かった 詫びて飲み干す 詫びて飲み干す コップ酒  つまみはスルメの 乾き物 おまえの手料理 恋しいよ もう一度 巡り合い 一緒になろうな この俺と ひとり しんみり ひとり しんみり 偲ぶ酒
道中千里木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお空は青空 日本晴れ 新(さら)の草鞋(わらじ)を しめ直す 男望みを 懐に 超える山坂 峠道 ついて来るかよ 赤トンボ 明日はどこまで 道中千里  すまし顔した 道祖神(どうそじん) どこか空似(そらに)の あの娘(むすめ) 恋は苦手さ 柄(がら)じゃない いつも岡惚れ 片思い 風に揺れてる 野辺(のべ)の花 たまにゃ道草 道中千里  縞の合羽(かっぱ)も 色褪せて 故郷(くに)を離れて 幾月日 今も達者か おふくろは やけに身に沁(し)む 里ごころ ひとり見上げる 流れ雲 明日はどこまで 道中千里
花巻夫婦旅木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりおひと目惚れして 一緒になって 山あり谷あり 夫婦道 やっと暮らしも 人並みに おまえとはじめて ふたり旅 みちのく 花巻 釜(かま)淵(ぶち)の滝 笑顔せせらぎ 水しぶき  いつもおまえを 頼りにしてた 今日まで苦労の かけ通し 二人きりなら テレくさい 二泊(ふたはく)三日(みっか)の ふたり旅 湯煙 花巻 湯の宿灯り 差しつ差されつ 差し向かい  泣いて笑って これから先は ゆっくり行こうか 夫婦道 いつか人生 折り返し おまえとはじめて ふたり旅 みちのく 花巻 真ん丸月夜 窓に寄り添う 影ふたつ
望郷ひとり旅木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお風がガラス戸(ど) 揺らすたび 沁みる手酌の コップ酒  ふるさと離れ 何年過ぎた 浮かぶあの山 あの川よ  望郷さすらい あゝ ひとり旅  好きと互いに 言えなくて あの日別れた 朝の駅  面影さえも いつしか遠く 今も元気で いるだろか 望郷さすらい あゝ ひとり旅  生まれ故郷に 背を向けて 何を夢見て 北の空 ふた親眠る あの裏山に  会いに行きたい いつの日か 望郷さすらい あゝ ひとり旅
夫婦坂道木原たけし木原たけし麻こよみ宮下健治伊戸のりお西日(にしび)が差し込む 六畳ひと間 それが二人の 始まりで 夫婦坂道 おまえと俺と ふたり手を取り 越えて来た 心ひとつに あぁどこまでも  喧嘩もしたよな 小さな事で 口にゃ出さぬが 詫びていた 夫婦坂道 おまえと俺と 巡る月日の 泣き笑い 声を掛け合い あぁどこまでも  働き通しの おまえにいつか 楽な暮らしを させたくて 夫婦坂道 おまえと俺と 家族守って 越えて行く 心ひとつに あぁどこまでも
浮草善哉熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治南郷達也どんな小さな 夢でもいいの こうして一緒に 見られたら 浮草善哉 あなたと二人 今日も流れに 漂いながら 肩を寄せ合い 生きて行く  背負い切れない 苦労の荷物 残りは私が 引き受ける 浮草善哉 あなたと二人 つらい時には いつでも分けて 恨みますとも 隠しごと  惚れて一生 預けた人と しあわせ手作り 城づくり 浮草善哉 あなたと二人 淡い陽差しが 日毎に伸びる 春はもうすぐ すぐ隣り
人生勝負熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治池多孝春無駄に見えても 道草は 次の一歩の 足慣らし 遅れようとも 頑張れば 他人(ひと)に追い付く 追い越せる のるかそるかの 大一番は 引き分けなしの 人生勝負  掛けた情けは また戻る 決してならない 掛け捨てに 持ちつ持たれつ 世の中は 一期一会(いちごいちえ)の 繰り返し のるかそるかの 大一番は 一人じゃ勝てぬ 人生勝負  今日の苦労は 後で効く 明日に輝く 磨き砂 いまは茨の 細道も 先は日向の 大通り のるかそるかの 大一番は 最後に決まる 人生勝負
すみだ川恋歌熊谷ひろみ熊谷ひろみ建石一宮下健治南郷達也心試しは 観音さまか 何故にもつれる 恋の糸 惚れりゃ焦(じ)れます あなたに逢えば 傘を持つ手 つねりたい 雨にしっぽり すみだ川  羽根に羽子板 二つで一つ 離さないよと 沁(し)みる声 褒めてくれます 今夜の紬(つむぎ) おんな冥利 帯も鳴る 拝む三日月 すみだ川  岸の桜も 噂に泣いて 露(つゆ)の情けで よみがえる 燃えてとけます 炬燵(こたつ)の酒に あなたおまえ 屋形船 鐘に春呼ぶ すみだ川
花の一生熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治南郷達也人を愛する しあわせと 一緒に覚える 切なさも 吐息で曇る 手鏡を 小指で拭いて 口紅(べに)をひく 女は恋を 知ったとき 初めて女に なると言う  他人同士の 所帯なら 時には雨にも 嵐にも 笑顔を見せて 一歩引き 相手を立てる ことを知る 女は妻に なったとき 本当の女に なると言う  他に比べる ものはない お腹を痛めた 宝物 愛(いと)し子守る ためならば 命を捨てて 悔いはない 女は母に なったとき 負けない女に なると言う
母ひとり熊谷ひろみ熊谷ひろみ中谷純平宮下健治伊戸のりお母にだかれた ふところは やわらか布団の ゆりかごね どうしていますか お母さん 遠い故郷に ひとりきり 両手あわせて 両手あわせて ごめんとつぶやくの  孫の写真を 胸に抱き 朝から晩まで 野良仕事 働きつづけた お母さん 都会暮らしに なじめない 母の気持ちを 母の気持ちを おもえば泣けてくる  きょうも届いた 小包で 田舎の香りの ありがたさ ようやくわかった お母さん 日々の苦労も 子育ても いつもあなたが いつもあなたが こころの道しるべ こころの道しるべ
熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治伊戸のりお元は小雨の ひとしずく 水が集まり 川となる どこか似ている 青春も 出逢いふれあい 何度か重ね 女は命の 恋をする  色を持たない 水だから どんな色にも 染まるもの 愛を信じて その人の いつか好みに 染められながら 女は可愛い 妻になる  川で生まれた 鮎の子が 海を目指して 旅に出る どこか似ている 人生も 次の命を 育てるために 女はやさしい 母になる
夢違い熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治南郷達也口でどんなに 憎んでみても 肌がいつしか あなたを許す… 苦労の味など 月日が経てば 何にもなかった ことになる 男と女の 恋違い  暮し壊した あなただけれど 尽くし足りない 私が悪い… 明日(あした)の二人の しあわせよりも 目先のやすらぎ 求めてた 男と女の 夢違い  馴れたつもりの ひとり寝なのに 指が隣りの ぬくもり捜す… 誰かと住むのに 寝化粧いまも あなたの好みの 口紅(べに)を差す 男と女の 恋違い
昭和の夢よもう一度熊谷ひろみ&杉村春樹熊谷ひろみ&杉村春樹関口義明宮下健治伊戸のりお裕ちゃん気どって あの娘(こ)とデート くわえタバコで やけどした 顔や姿は 放っといて 心はいつでも ぶりっ子娘(むすめ) あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  フランク永井の 低音マネて 俺のおハコを きかせたら 義理で拍手は したけれど 余計なひと言 「風邪ひいたのね」 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  お控(ひけ)えなすって 座頭市さんへ 手前(てめぇ)しがねぇ 紋次郎 チョイトお待ちよ 男衆 彩(いろ)どり添えましょ 緋(ひ)牡丹お竜 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  言うなよ昔は よかったなんて 五十六十 そこそこで 花も嵐も 踏み越えて まだまだこれから 男と女 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね
演歌の星黒木ナルト黒木ナルト結木瞳宮下健治伊戸のりお千里万里の 時空(とき)を越え 歌に命を 賭けに来た 見上げる富士に 誓い立て 日本を湧かせて 魅せるのさ 度胸と小節で いざ勝負 俺は演歌の 演歌の星になる  負けてたまるか 男なら 夢が心の 支え棒 一文なしの 日もあった 軒下暮らしの 日もあった 涙はふところ しまい込み 俺は演歌の 演歌の星になる  天下無敵の意地を抱き 道はひとすじ まっしぐら 故郷に錦 飾るまで 帰らぬ覚悟は できてるぜ どっちだ明日は いざ勝負 俺は演歌の 演歌の星になる
太陽のスマイル~ナルトの燦々サンバ~黒木ナルト黒木ナルト結木瞳宮下健治伊戸のりおああ太陽の スマイル一緒に 地球のみんなが こんにちは だから今日も明るく 楽しく行こう 生きているって カーニバル さあさ燦々サンバ 太陽のスマイル もっと燦々サンバ サンバで踊ろう 笑顔で踊れば 世界はひとつ ボン・ジーア ボア・タルジ ボア・ノイチ そうさ朝から晩まで ナルトのサンバ オーレ!  ああ太陽の スマイル連れて 南の国から こんにちは だから明日も夢見て 元気に行こう 熱い希望の カーニバル さあさ燦々サンバ 太陽のスマイル もっと燦々サンバ サンバで踊ろう 陽気に踊れば 世界も笑う ボン・ジーア ボア・タルジ ボア・ノイチ そうさいつでもどこでも ナルトのサンバ オーレ!  さあさ燦々サンバ 太陽のスマイル もっと燦々サンバ サンバで踊ろう 輪になり踊れば 世界はひとつ ボン・ジーア ボア・タルジ ボア・ノイチ そうさ七つの海越え ナルトのサンバ そうさ七つの海越え あなたとサンバ オーレ!
大阪ちぎり小林金雄小林金雄坂口照幸宮下健治池多孝春どうぞ添わせて おくれやす 水掛お不動 水びたし 過去を打ち明け 一緒に泣いた そんなあなたも 訳あるお方 この縁下さい 大阪ちぎり  広い川ほど なぜ静か 流れる淀川 男川 深いふところ あなたの器 抱いて下さい その手で確(しか)と みちづれ このひと 大阪ちぎり  先の見えない 土砂降りも 相合傘なら 花すだれ 夫婦善哉 あなたと生きる 苦労なんぼの 曽根崎ごころ 明日に春呼ぶ 大阪ちぎり
祖谷のかずら橋佐々木新一佐々木新一仁井谷俊也宮下健治南郷達也剣山(つるぎ)おろしが 谷間に吹けば 今年も寒い 冬が来る 祖谷(いや)のかずら橋ゃヨー ゆらゆら揺れてヨー 都(みやこ)で暮らす 倅(せがれ)のことが やけに気になる 日暮れ空  蕎麦(ソバ)の花咲く 段々畑 忘れていないか 山里を 祖谷のかずら橋ゃヨー 雉鳩(きじばと)啼(な)いてヨー 母さんいつも おまえの無事を 朝に夕べに 祈ってる  ここがおまえの ふる里だから 負けるな夢を 掴むまで 祖谷のかずら橋ゃヨー 春風吹いてヨー 笑顔が可愛い 花嫁つれて 盆にゃ帰ると いう便り
岩木川佐々木新一佐々木新一下地亜記子宮下健治南郷達也津軽平野をョー ふたつに分けて 北に流れる 岩木川 おやじ今頃 囲炉裏端 するめを肴に あぐら酒 あぁ‥‥故里はョー 哀しい時に 想うもの  根雪押しのけョー 草っこが芽吹く 流れのどかな 岩木川 野風 たんぽぽ ヤマメとり 兄貴と遊んだ あの川原 あぁ‥‥思い出はョー せつない時に 浮かぶもの  風に舞い散るョー リンゴの花が 水面(みなも)彩る 岩木川 日暮れ あぜ道 よされ節 小さな背中の あの匂い あぁ‥‥おふくろはョー 淋しい時に 恋(こ)うるもの
花嫁峠佐々木新一佐々木新一関口義明宮下健治南郷達也嫁ぐ佳(よ)き日の 長持ち唄が 風に流れる 村ざかい 娘見送る 花嫁峠 山のむこうで 待つ婿どのと 心結んで 幸せ掴め  親の欲目で 云うのじゃないが 姿まぶしい 角かくし つづく七坂 花嫁峠 青葉若葉の また来る春にゃ 可愛い初孫 抱かせておくれ  娘手放す 切ない胸を 知るや雲間の 揚げひばり ここで見おさめ 花嫁峠 親も認めた よい人だから 永く仲よく 達者で暮らせ
富士山音頭佐々木新一佐々木新一下地亜記子宮下健治南郷達也ハァー 春の富士山 残雪輝(ひか)り 日の本一の 晴れ姿 (アソレ) 松の緑に (アチョイト) 桜吹雪 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに  ハァー 夏の富士山 涼風吹けば うなじに揺れる ほつれ髪 (アソレ) 空に希望の (アチョイト) 虹が出る 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに (ソレ)  ハァー 秋の富士山 茜に染まる 紅葉(もみじ)で山も 燃えている (アソレ) 湖(みず)に浮かんだ (アチョイト) 宝船 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに (ハイ)  ハァー 冬の富士山 あなたと二人 見上げて拝む ご来光 (アソレ) つもる情けに (アチョイト) 積もる雪 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに  ハァー 駿河・静岡 山梨・甲府 どこから眺(み)ても 日本一 (アソレ) 夢はでっかく (アチョイト) 末広に 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに
みちのくランプの宿佐々木新一佐々木新一仁井谷俊也宮下健治南郷達也吊り橋わたって 泊まる宿 何年振りだろ なぁお前 永い苦労の 歳月(としつき)を 洗い流そう 滝見のお湯で ここはみちのく ランプの宿よ  ふる里津軽の ねぶた絵も あの日のままだよ なぁお前 そうさ子育て 終わったら みんな夫婦(ふうふ)は ふたりに戻る 揺れる思い出 ランプの宿よ  雪国生まれの 俺だから 囲炉裏がやすらぐ なぁお前 先の人生 これからも ともに笑顔で 仲睦まじく ここはみちのく ランプの宿よ
別れの港佐々木新一佐々木新一関口義明宮下健治南郷達也女を泣かせちゃ 男じゃないと 胸に霧笛が 突き刺さる 捨てた故郷へ 帰るお前の やつれた肩に 何を詫びても 手遅れだけど 飲めばじんとくる 別れの港  優しさばかりで 甲斐性なしじゃ しょせん幸せ 空回り 柄じゃないのに 一寸(ちょっと)気取って 格好つけて 惚れちゃならぬと さとしたあの夜(よ) 思いちりぢり 別れの港  潮風冷たい 夜ゆく船は 弱い身体に 辛かろが 生まれ故郷で 暮らすお前の あしたはきっと しけた過去など 笑顔ではじく 夢をつないで 別れの港
お岩木山佐々木新一&北野まち子佐々木新一&北野まち子高田ひろお宮下健治池多孝春(ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) やっと燕(つばめ)が 飛んできて 春になったな お岩木山も んだが 最近 腰が病(や)んで 畑仕事が ままならぬ あいや ほんとに かわいそう 若い時分に 俺(お)らをもらい いっぱい励んだ せいじゃないの こども七人 こしらえた  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや そうかもな 貼ってやるべ 湿布薬(しっぷやく) 夕日キラキラ 畦(あぜ)の道 長いふたりの 夫婦影(めおとかげ) ここら辺(あた)りか この辺(へん)か もっと右だ もっと下 夫婦(めおと)花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ)  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) 苦労ふたりで してきたな 孫もできたし 年金だけじゃ んだな 暮らしが 成り立たぬ 今日もがんばる 土いじり ほんと えがった えがったな 秋になったら 孫たちつれて 温泉ホテルさ のんびりいって 背中ながして もらうべな  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや そうすんべ 笑う門(かど)には 福来たる 夕日キラキラ 畦の道 長いふたりの 夫婦影 鍬(くわ)をもつ手に 力こめ よいしょこらしょ んこらしょ 夫婦花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ)  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) 村のちかくに フィットネス 行ってみるべか 腰を治(なお)しに んだな かわいい ねえちゃんが いっぱい いるべな 楽しみだ なにを いまさら この馬鹿者(つぼけ) 鼻のしたを でれっと伸ばし いつまで経(た)っても スケベな爺(じじい) まんずまんず たまげたな  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや わるかった 助平(すけべえ)ごころは 治(なお)らない 夕日キラキラ 畦の道 長いふたりの 夫婦影 俺(お)らぁあめえと 結ばれて なんだかんだの 四十年 夫婦花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ) (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ)
浪花善哉佐々木新一&北野まち子佐々木新一&北野まち子仁井谷俊也宮下健治南郷達也別嬪(べっぴん)もらえば 三日で飽きる だからおまえが いいと云う 昔かたぎの 極楽とんぼ それでいいなら ついて来い 水の都で 惚れあって 浪花善哉 ふたりで生きる  あんたと私は 徳利(とくり)とお猪口(ちょこ) そばで仲良く 睦(むつ)まじく たまにゃ角(つの)だす 喧嘩もするが 末を誓った つがい鳥 吉の御神籤(みくじ)は 法善寺 浪花善哉 ふたりで生きる  おもろい夫婦(ふうふ)と 呼ばれるような そんな生き方 してみたい 笑顔みせれば 苦労は消える 明日の倖せ 見えてくる 情け道頓堀(とんぼり) 肩寄せて 浪花善哉 ふたりで生きる
天草女唄五月ひろ美五月ひろ美坂口照幸宮下健治猪股義周ほんとはついて 行きたかと あんたについて 行きたかと この腕切って 見せたかよ 惚れた男に 一途につくす 天草 天草女の 血の流れ  うちならよかよ 独りでも うなずく母の 老いた肩 別離(わかれ)のドラに 飛び出して あとを追っても ひと足遅れ 天草 天草港を 船が出る  やっぱりうちにゃ 出来んとよ この海捨てて 行けんとよ 一生ここで 生きてゆく ここは風待ち 女の港 天草 天草椿の 咲き誇り
夫婦桜五月ひろ美五月ひろ美坂口照幸宮下健治猪股義周惚れてしまえば 千里も一里 それが夫婦の 道とやら よくぞ惚れたよ 甲斐性なしに 何を言います あなたこそ 夫婦桜は 夫婦桜は まだ六分咲き  今度ばかりは 勝手が違う そんな浮気が 一度ある 馬鹿になっては 見て見ぬふりを 信じていたから 出来たこと 夫婦桜は 夫婦桜は もう八分咲き  山や谷あり 夫婦の仲に あってないのよ 貸し借りは 狂いなかった あたしの目には お酒で苦労を いたわって 夫婦桜は 夫婦桜は いま真っ盛り
くれない桜佐野文香佐野文香水木れいじ宮下健治前田俊明花のさかりを 修羅の道 賭けて流れの 旅空夜空 おんな一代 命はひとつ… 野暮がもの言う 浮世とやらに 咲かす誠の くれない桜  髪の乱れの ひとすじに 秘めてかくして 散りゆく恋よ おんな一代 水盃に… 今宵別れの 十六夜月夜(いざよいづきよ) 燃えて哀しい くれない桜  咲いて散るのが 宿命(さだめ)なら 何も言うまい 心のうちは おんな一代 未練はないさ… 義理のたて帯 きりりとしめて むかう嵐の くれない桜
くれない仁義佐野文香佐野文香水木れいじ宮下健治佐伯亮恋に咲いても いのちはいのち 義理に散っても 花は花 おひかえなすって この道 開けてもらいましょうか… 女だてらに 仁義きる 肌はくれない 鉄火肌  変る時節を 嘆きはせぬが 浮名ばかりの たつみ風 おひかえなすって けじめをつけに 参りましょうか… 肩で泣いてる 緋ざくらも 燃えて血染めの 修羅の坂  あおぐ夜空を 染めては消える 雪か花火か 人生は おひかえなすって 盃うけて 別れましょうか… 忍の一文字 抱いてゆく それが渡世の おんな道
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
北前おとこ船三里ゆうじ三里ゆうじ万城たかし宮下健治伊戸のりお暴れ海峡 商売仇(がたき) 百も承知の 辰悦丸(しんえつまる)よ 春の菜の花 芽吹きもせぬが 目指す松前 箱館みなと ヤーレン北前おとこ船 (ハッドッコイ) あゝ日本海  海の天気は 根性なしで 潮が荒れたら 嵐に変わる 俺の死に場所 淡路の島よ 生まれ故郷(ふるさと) この瞼(め)に浮かぶ ヤーレン北前おとこ船 (ハッドッコイ) あゝオホーツク  あれは国後(くなしり) 択捉島(えとろふとう)か 波を枕の 高田屋嘉兵衛(たかたやかへい) 夢は幾万 千島(ちしま)の漁場(りょうば) 女房待ってろ もうすぐ帰る ヤーレン北前おとこ船 (ハッドッコイ) あゝ北の海
夕やけ列車三里ゆうじ三里ゆうじ万城たかし宮下健治伊戸のりお男だって 泣く時ゃあるさ 好きなあの娘と 別れの駅じゃ なんで泣かずに いられよか 鈴鳴(ベル)よ急かすな 夕やけ列車 赤いカラスもヨ 赤いカラスもヨ あ…早よ帰れ  いつかきっと 迎えに来ると 決めていたのに 云えない俺は 馬鹿なやつだよ 意気地なし 後ろ向くなよ 夕やけ列車 濡れて光るよナ 濡れて光るよナ あ…ふるさとが  日暮れ空の 一番星が 未練なんかは 荷物になると 窓にやさしく 降りかかる 夢があと押す 夕やけ列車 汽車ひと鳴きヨ 汽車ひと鳴きヨ あ…なみだ声
縁舞台島津亜矢島津亜矢田久保真見宮下健治南郷達也おぎゃあと産まれた その瞬間(とき)に ずいと 上がった 幕がある お天道様(てんとさま)が 照らしてくれる 一生一度の 夢舞台 こんな自分を 生き抜いて 親に見せたい 晴れ姿  あぜみち坂道 いばら道 こころ ほころぶ 夜もある 涙でにじむ 浮世のかがみ 誰にもみせない 舞台裏 風に背中を なぞられて 遠いふるさと 想う夜  明日へと続いた 花道の 中心(なか)に 奈落の 谷がある 一寸先は 光か闇か おごるな負けるな 夢舞台 運命(さだめ)相手の 闘いに 勝って勝ち抜き 明日を行く
男の花火島津亜矢島津亜矢田久保真見宮下健治南郷達也泣くになけない 涙のつぶを 火薬代わりに つめこんで 明日が見えなきゃ 心の闇に 夢の花火を 打ち上げろ ドーンとね 思い切り 思い切り 男の命を 打ち上げろ  惚れたはれたと 言えない想い 酒でかくして 湿気(しけ)らすな 駄目でもともと あの娘の胸に 恋の花火を 打ち上げろ ドーンとね 今夜こそ 今夜こそ 男の純情 打ち上げろ  今日の今日まで 出逢った人に 返し切れない 恩がある 裏も表も ないほどでかい 夢の花火を 打ち上げろ ドーンとね あざやかに あざやかに 男の誠を 打ち上げろ
鶯 ~うぐいす~島津悦子島津悦子仁井谷俊也宮下健治南郷達也男ごころは 浮気なものよ あなた鶯(うぐいす) 気まま鳥 嫌(いや)よいやです 桜も梅も あなた止まった あの桃は エーもっと嫌  色気ないよと つれない素振(そぶ)り 駄目よだめです 行っちゃ駄目 よりを戻して 御神酒(おみき)に酔って 粋(いき)な台詞(せりふ)の ひとつでも エー聞かせてよ  惚れた弱みは 悲しいものよ あなた偲(しの)んで ホーホケキョ 憎や恋しや 昨日も今日も 来ないあなたを 待ちわびて エー身も細る
花のお江戸の艶次郎島津悦子島津悦子仁井谷俊也宮下健治南郷達也丙(ひのえ)生まれの おきゃんなあの娘 恋わずらいとは 知らなんだ 元禄(げんろく)歌舞伎の 台詞じゃないが わちきに惚れて おりんすね 桜爛漫 夢吹雪 花のお江戸の 艶次郎(つやじろう)  下谷(したや)紅葉か 愛宕(あたご)の月か それとも隅田川(すみだ)の 雪見舟 嘘から飛びでた 誠と云うが 潤(うる)んだ眸(ひとみ) 濡れまつげ 年貢納めか べらんめぇ 花のお江戸の 艶次郎  上野・不忍池(しのばず) 相合(あいあい)蛇の目 今宵は濡れたい しっぽりと 一番烏(がらす)の 鳴く夜明けまで お主を抱いて 離しゃせぬ 恋は天晴(あっぱ)れ 木遣(きや)り節 花のお江戸の 艶次郎
雨の裏町新城守新城守坂口照幸宮下健治池多孝春こんなもんだぜ 人生芝居 生きてるだけでも 儲けもの 筋を通して 不器用なりに 雨の裏町 ちどり足  不幸、不の種 自分で撒(ま)いて バカってもんだぜ 悔やむのは 花の一生 無駄にもさせて 憎かないのか この俺が  柔(やわ)じゃ生きれぬ 柔では死ねぬ ままにはならない 何一つ せめて最後は 畳の上で 俺の裏町 夜が逝く
利根の恋唄新城守新城守坂口照幸宮下健治池多孝春恋の関宿 情けの境 なんで越せない 大利根川よ 妻と呼ばれず あなたと呼べず 月も片割れ 待つものを 逢えぬひと夜が 只つらい 利根の恋唄 流れ唄  筑波おろしの 吹く風よりも ひとの噂は それより早い そっと隠れて 思いを胸に 川の水面の 髪化粧 暮れて花咲く 花もある 利根の恋唄 しのび唄  恋の関宿 情けの境 中を取りもつ 大利根川よ 「あなた」「おまえ」と 手に手をとって 辿りつく日は きっと来る 心一つに 夢も咲く 利根の恋唄 いのち唄
波止場のれん瀬口侑希瀬口侑希さくらちさと宮下健治南郷達也波止場が夕陽に 染まるころ 人恋しさに 吐息がゆれる 能登の港の 小さな暖簾(のれん) くどき上手(じょうず)にゃ なびかない そんな女が 惚れた… 惚れたあなたを 待ちわびる  拭(ふ)いても消せない 苦労なら グラスの酒で 流していって 能登の港の 小さな暖簾 泣くも笑うも 浮き世です それでいいのよ いいのよ… 下手でいいのよ 世渡りは  小窓に岬の 灯(ひ)がうるむ 本気になって 迎えに来てよ 能登の港の 小さな暖簾 酔いにまかせる 波の唄 やがていい日が きっと… きっと来るよな 眉の月
渦潮物語高瀬豊子高瀬豊子丸山八留男宮下健治南郷達也世界にとどろく 鳴門の大渦(うず)が 岩礁(いわ)にくだけて 湧きあがる 播磨灘から 紀伊水道へ 飛沫(しぶき) 飛び散る あばれ波 鳴門海峡 渦巻く潮は 自然が織り成す 日本の宝  渦潮育ちの わかめや鯛は 舌もよろこぶ 味の良さ 地酒 蓮根(れんこん) 金時(きんとき)いもに 人形浄瑠璃(しばい)と 阿波おどり 鳴門海峡 笑顔が集(つど)う 豊かな恩恵(めぐみ)に 潤(うるお)うこころ  海峡へだてて 向かいは淡路島(あわじ) 人の和と輪で つなぐ往来(みち) 海水(みず)の碧(あお)さと 景色を守る 門崎(とざき) 孫崎(まござき) 夢灯台(ゆめあかり) 鳴門海峡 賑わう街は 輝くふるさと 渦潮の町
朝露の宿篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりお窓の障子が しらじら明けて つらい別れの 朝が来る これが最後の しのび逢い 眠るあなたの 背中にすがる… 涙のしずくか 朝露の宿  そっと世間に 隠した恋も いつか噂の うしろ指 連れて逃げての 一言(ひとこと)を 口に出せずに こころに仕舞う… 口紅(べに)が哀しい 朝露の宿  笹にこぼれて 消え行く露と 同じ運命(さだめ)か この恋も 抱いて下さい もう一度 忘れたくない あなたの匂い… 夢も儚(はかな)い 朝露の宿
命 まるごと篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりおあんな男と 言われても 惚れてしまえば 女は弱い 好きなあなたの わがままを 聞いてあげましょう なんなりと 口紅(べに)をひとすじ 引き直し 命まるごと 命まるごと あなたにあげる  ばかな私と わかっても 惚れてしまえば 女は一途(いちず) 好きなあなたの 言い訳も 嘘と承知で だまされる 遅い帰りを 待つ夜更け 命まるごと 命まるごと あなたにあげる  ついて行きます どこまでも 惚れてしまえば 女は負けよ 好きなあなたの 夢ならば 苦労覚悟で 支えます 肩を抱かれて 瞳(め)を閉じる 命まるごと 命まるごと あなたにあげる
思い出屋形船篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりおそよぐ川風 きらめく水面(みなも) 桜花びら 舞い落ちる 触れて嬉しい 肩の先 おぼえていますか あの日のことを 二人の思い出 屋形船  夜空(そら)に開いた 打ち上げ花火 浴衣姿の 夏祭り 揺れるうなじの ほつれ髪 あれから何年 過ぎたでしょうか 返らぬ思い出 屋形船  丸い十五夜(じゅうごや) お猪口(ちょこ)に浮かべ 交わす目と目の 恋心 酔えばほんのり 紅の肌 忘れていません あなたのことは せつない思い出 屋形船  川の岸辺を 薄墨(うすずみ)色に 染めてちらちら ぼたん雪 そっと重ねた 指の先 いつかはも一度 会えるでしょうか 二人の思い出 屋形船
せつな川篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりお添えるあてない 哀しい恋と 知っていました はじめから いいの 明日(あした)が なくてもいいの 噂しぶきに 沈まぬように 流れて行きます せつな川  無理に別れを 決めてはみても 逢えば心が また戻る みんな 私が 私が悪い 恋の深みに さ迷いながら 流れて行きます せつな川  きっと二人が 離れぬように 眠るあなたと つなぐ指 いいの こうして 逢えればいいの 恋の運命(さだめ)に 身を寄せながら 流れて行きます せつな川
望郷子守唄滝川ひろし滝川ひろし万城たかし宮下健治伊戸のりおこの坂を 登ればきっと ふる里が見える 逢いたかったよ 泣けてくる あれから何年 過ぎたやら 村は消えても 母の影 色はあせても 母がいる もがり笛 ああ子守唄  枯れすすき おさ髪に差した 初恋の花よ ひとり今年も 白々と 栗駒おろしの 風を抱く 昔あそんだ トロッコに 木炭の匂いと きしむ音 夢ン中 ああ子守唄  あかね雲 夕焼け空が 思い出を染める メンコ・缶蹴り かくれんぼ 両手でおさらば さようなら 耳を澄ませば 山なみに 汽車の汽笛と 母の声 ふるさとの ああ子守唄
がんこ船竹内誠竹内誠万城たかし宮下健治伊戸のりお海の天気は きまぐれで まるで人生 生き写し 涙雨降る 時もありゃ 荒れてこの俺 ぶんなぐる 喧嘩したって 男の漁場 ここは我慢の がんこ船  昭和生まれの この船は 親父恋しと 舵が泣く 時化で牙むく 波でさえ 酒でなだめちゃ 凪(なぎ)になる そうさ何にも 心配するな 親父ゆずりの がんこ船  旗は大漁と 風になび 唄は十八番(おはこ)の 帰港節 雲の向こうの その向こう きっと父ちゃん 見てるだろ 親父越えるにゃ まだまだだけど 俺が二代目 がんこ船
流転‥母恋鴉竹内誠竹内誠礼恭司宮下健治浮世街道 斜めにそれて いつか気がつきゃ 長(なが)の旅 ひと目逢いたや おふくろさんよ 暮れて母恋い 碓氷(うすい)の峠 聞くな覗(のぞ)くな… 男さらしの 胸のうち  気まま風まま 安雲野越えりゃ 明日はいずこか 雲に聞け 野菊かざした 宿場の女(ひと)よ 母に似ている やさしい笑顔 惚れてくれるな… 恋の関所は 通せんぼ  信濃故郷 祭りの頃か なぜか身に泌む 里ごころ せめて詫びたい おふくろさんよ しぐれ母恋 信州鴉 泣く嘆くな… 男流転の 三度笠
心機一転辰巳ゆうと辰巳ゆうと久仁京介宮下健治石倉重信雪に叩かれ 嵐にもまれ 苦労して咲く 寒椿(かんつばき) きれいごとでは 歩けぬ世間 心機一転 やるぞと決めた 百里行くのが 人生ならば 九十九里(くじゅうきゅうり)が 折り返し  身には菰(こも)着て 縄帯(なわおび)しても こころ濁さぬ 樽の酒 つらい試練は 誰にもめぐる 心機一転 さだめも変えて やがてこの先 日陰の道は 晴れの舞台へ つづく道  義理でせまれば 鴬(うぐいす)さえも 梅をはなれて 藪(やぶ)に棲(す)む 人にやさしく 己(おのれ)にきつく 心機一転 捧げるいのち そうさ理不尽 涙もあるが 仰ぐ空には 夢もある
いにしえの人田辺大蔵田辺大蔵原文彦宮下健治伊戸のりお君は今では いにしえの人 届かないのか 僕の心は ふたり眺めた 那智の大滝 水は枯れずに 流れているか 愛はまだここにあるのに 遠い遠い 遠い和歌山  岩にぶつかり 咲く波の花 君がこぼした 白い涙か 忘れられない 三段壁(さんだんぺき)は 泣いて別れた 黒潮の町 愛はまだここにあるのに 遠い遠い 遠い和歌山  君は今では 望郷の人 瞼(まぶた)閉じても 君が見えるよ 杉の木立ちの 熊野の道は 風はみどりか 優しいままか 愛はまだここにあるのに 遠い遠い 遠い和歌山
おとこの浪漫田辺大蔵田辺大蔵原文彦宮下健治猪股義周線路は敷かれていなくても きっと自分の道はある 僕に人生教えてくれた 親父の背中が道しるべ 九つ泣いても一つの夢を 追ってみるのがおとこの おとこの浪漫  故郷(ふるさと)出た日の朝の駅 梅の香りも濡れていた 忘れまいぞよ心の誓い 日の目を見るまで帰らない 意地など張る気はさらさらないが 賭けてみるのもおとこの おとこの浪漫  明日(あした)のあしたはまた明日 今日は千里の一里塚 男だったら気張ってみろと 笑った親父を思い出す 転(こ)けても泣いても信じてみるさ 胸の痛みもおとこの おとこの浪漫
出雲路ひとり千葉一夫千葉一夫万城たかし宮下健治伊戸のりお独り旅なら 気兼ねもなしに 松江 椿の 城下町 水の都の 風なつかしく 男の錆を 洗うよに しとしと降る雨 縁雫(えにしずく) さすらいの…さすらいの 出雲路ひとり  潮の香りを 背にうけながら 歩く宍道湖(しんじこ) 旅のやど しじみ獲りする 朝もやの中 長竿じょれん 青墨絵 夕日は茜々(あかあか) 影染めて さすらいの…さすらいの 出雲路ひとり  島根半島 この目に焼いて 右に夕凪 日本海 心ぬくめる 出雲の祈り 一畑(いちばた)電車 乗り継いで 明日(あした)はどこやら 日御碕(ひのみさき) さすらいの…さすらいの 出雲路ひとり
おまえの噂千葉一夫千葉一夫仁井谷俊也宮下健治前田俊明おまえの手紙の 消印(けしいん)を 頼りにひとり 夜汽車に乗った 雨の函館 訪ねてみれば 流れて小樽に いると云う 酔って夜更けは 泣いてたと おまえの噂が せつなく胸を刺す  つれない素振(そぶ)りで 別れたが 今なら強く この手に抱ける 北の札幌 さびれた酒場(みせ)は 飲みかけボトルが 残るだけ 荒れた生活(くらし)を していたと おまえの噂が 冷たく身を責める  ふたりで暮らせる 幸福(しあわせ)を 指折り数え 待ってたおまえ 雪の帯広 夜霧の釧路 涙の足跡 たどる旅 痩(や)せた姿を みたと云う おまえの噂が こころをまた泣かす
みちのく風酒場千葉一夫千葉一夫たかたかし宮下健治前田俊明山背(やませ)がはしる 海鳴りほえる 窓がきしんで ちらつく小雪 旅の男が 熱燗ならべ ここで二人で 飲み明かそうと 冗談めかして 目で笑う みちのく港の 風酒場  雑音入りの ラジオがながす 昔きいてた 哀愁列車 旅の男の 酒のむ仕草 まるであの人 もどったようで 声さえはなやぎ 注ぐお酒 みちのく港の 風酒場  女が流れて 十年ちょっと 喋ることばも 地元の訛り 旅の男と 顔つきあわせ 土地の魚に 箸つけながら ポツリポツリと 酒ばなし みちのく港の 風酒場
由良川恋文津吹みゆ津吹みゆ万城たかし宮下健治伊戸のりお幾度(なんど)好きだと 名前を呼べば 叫ぶこの声 届くでしょうか ひとり京都の 由良川で… 跳ねて身を焼く 鮎になり 逢いに行きたや この生命(いのち)  赤い紅葉(もみじ)を 狭霧(さぎり)がかくす 川の瀬音が 道しるべです ひとり京都の 由良川で… 焦がれ泣きする 白鮎の 胸の打つ音(ね)を 誰が知る  晩秋(あき)にはつ雪 かやぶきの里 募る思いは まだ冷めきれぬ ひとり京都の 由良川で… いっそこのまま 鮎になり 春を待っても いいですか
石ころの唄鳥羽一郎鳥羽一郎万城たかし宮下健治竜崎孝路転がる石を 蹴飛ばした 遠い昔に 飛んでった 酒でおふくろ 泣かしてた 憎い親父が そこにいる 石ころ ころころ抱いてみる 抱いてみる 時の流れに 丸くなる  まん丸石と 割れ硝子(がらす) うしろ向かずに 逃げ出した がんこ親父の げんこつは 石の固さに よく似てる 石ころ ころころ知っている 知っている 俺が泣き虫 だったこと  月夜の石に つまづいた なぜか恋しく 泣けてくる 父の背中は でっかくて 俺はやっぱり 越えられぬ 石ころ ころころ蹴ってみる 蹴ってみる 遠い親父の 音がする
男のかぞえ唄鳥羽一郎鳥羽一郎万城たかし宮下健治蔦将包ひとつ…男が 泣く時ゃヨ 恋の破片(かけら)を 拾うとき 胸のすき間を あやすよに みれん みれん みれん割りする あぁ…おちょこ酒  ふたつ…男が 泣く時ゃヨ 夢のしずくを 拾うとき 昨日なんかは 忘れろと 俺の 俺の 俺の背中で あぁ…風が哭く  みっつ…男が 泣く時ゃヨ 親の形見を 拾うとき 重ねかさねた 親不幸 詫びる 詫びる 詫びるなみだの あぁ…夜半(よわ)しぐれ
夫婦船鳥羽一郎鳥羽一郎田久保真見宮下健治丸山雅仁海が 海が 海が吠える… お前の形見の 手ぬぐいが 俺のこころの 命綱 首にしっかり 巻きつけりゃ こわいものなど 何もない ひとりで乗っても この船は夫婦船  風に 風に 風に耐えて… 一羽のカモメが ついてくる 俺にゃわかるよ お前だろ 何も心配 せんでええ 一生お前が 恋女房 ふたりはひとつさ この船は夫婦船  船が 船が 船がきしむ… まぶたに焼きつく 面影が 俺のいのちの 守り神 波がかぶって 踏んばれば 海にお前の 声がする ひとりの海原 この船は夫婦船
男華中川京美中川京美木下龍太郎宮下健治南郷達也酒が入れば 喧嘩もするが やけに気が合う 男華 腹を割っての 腹を割っての 話であれば 俺も性根を 据えて聞く  縁もゆかりも ないはずなのに 同じ血筋か 前の世は 惚れる女子は 惚れる女子は いつでも同じ 意地がぶつかる 恋仇  上げて呉れるか もしもの時は 折れた線香の 一本も 言えばお前は 言えばお前は にっこり笑い 俺も一緒に 行くと言う
さざんか日和中川京美中川京美岡みゆき宮下健治南郷達也起こして抱いて 車椅子 母のからだが 軽くて重い 身を粉にしながら 働きづくめ わたし育てて くれたひと 夢見ることも なかったでしょう 夢をみなさい お母さん  子供の頃の おてんばを 母は叱って やさしく抱いた あなたのお陰で 今日あるわたし 窓の日差しが 温かい きれいにお化粧 してみましょうか 笑顔かわいい お母さん  体におなじ 血のながれ 母がいとしい ただいとおしい 心をかよわせ 話してみたい 出来るものなら 出来るなら さざんか日和 しあわせ色の 夢をみなさい お母さん
忠治旅鴉中村美律子中村美律子久仁京介宮下健治南郷達也小松五郎の 刃(やいば)にかけて ゆがむ世間を 叩(たた)っきる さすが忠治と もてはやされて 花も実もある 男のはずが すがる子分と わかれ酒 落ちて 落ちて赤城の 旅鴉  義理も人情も 人一倍と 褒めた奴さえ 去ってゆく さすが忠治と もてはやされて 逃げた赤城の てっぺんあたり 行くも帰るも 下り坂 明日(あす)は 明日はどうなる 旅鴉  落葉(おちば)しとねに 身を折りまげて 明日(あす)の行く手を 思案する さすが忠治と もてはやされて 夢も栄華(えいが)も 赤城の山の 暗い夜明けに 捨てて発(た)つ 忠治 忠治しぐれか 旅鴉
弥太郎鴉中村美律子中村美律子久仁京介宮下健治南郷達也道中双六(どうちゅうすごろく) 江戸振り出しに 日光街道の 杉木立(すぎこだち) 義理もたてたい あの娘(こ)も欲しい おひけぇなすって おっと弥太郎(やたろう) 弥太郎鴉 どっちつかずに つまずけば 影も影もやつれる 三度笠  夫婦づれかよ 先ゆくふたり 罪なながめよ おいらには お湯の鬼怒川 茜のもみじ おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 江戸に思いの ひとり酒 ほろりほろり涙の 三度笠  わけは聞くなよ あの娘(こ)にゃすまぬ 切れた草鞋(わらじ)に 秋の風 意地の筋立(すじだ)て 器量(きりょう)の錦(にしき) おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 義理をはたして 帰る日は 縞(しま)の縞(しま)の合羽(かっぱ)に 三度笠
津屋川みれん永井みゆき永井みゆき麻こよみ宮下健治南郷達也零れる涙の 冷たさに 女の胸が 震えます 未練の色か 赤々と 咲いてせつない 彼岸花 あなたに逢いたい もう一度 涙 涙 津屋川 恋の川  あなたの背中に 寄り添って 眠った夜は 遠い夢 心の痛み ちりちりと 沁みて哀しい 彼岸花 あの日の優しさ 嘘ですか はぐれ はぐれ水鳥 恋の川  悲しい恋ほど 後を引く 水面(みなも)に揺れる 面影よ 口紅よりも 赤々と 咲いて淋しい 彼岸花 あなたに逢いたい もう一度 ひとり ひとり津屋川 恋の川
相生春秋長保有紀長保有紀小田めぐみ宮下健治伊戸のりお旅はみちづれ 夜更けの雨が 苦労承知の 身を濡らす なにがなくとも ああつらくとも 寄り添う命が あるかぎり 泣くな蛇の目の 傘ひとつ  義理につまづき 情けに転ぶ 行けば世間に つきあたる それが憂き世の ああさだめでも あなたの値打ちは ここにいる 惚れたおんなの 目でわかる  こんな私を みつけてくれた こんな大事な ひとだから ぼやき上戸の ああふたりにも 心は連れ合う 相生に けだし夫婦の 花が咲く
おんなの浪花節長保有紀長保有紀鈴木紀代宮下健治伊戸のりお三月(みつき)もったら お慰み おためごかしの 噂雨 手前ご存じ 不調法 イキな恋句(もんく)は 言えないが 惚れた女の 浪花節 あゝゝゝ聞いとくれ  五つこはぜの 白い足袋 ほどく手もとの じれったさ 空にまん丸 お月さん 仰ぐすすきに 秋の風 酔った女の ほつれ髪 あゝゝゝせつないね  七つ尽くして 足りぬなら 八つ九つ 捧げます 一途一筋 一本気 花の生涯(いのち)を 賭けました こんな女の 浪花節 あゝゝゝ名調子
清水湊の女長保有紀長保有紀鈴木紀代宮下健治佐伯亮男が一人に 女が二人 うまく行くはず ありません 恋むらさきに 咲くりんどうが 彩をなくして 散ってゆく 想い断ち切る ひとり旅 清水湊に 清水湊に 雪が降る  はぐれて行きたや 未練な恋と 浮かれ鴎に 割り台詞 当てもないまま 街道行けば 風の間に間に 茶の香り うしろ髪ひく 鎌ヶ崎 波のしぶきが 波のしぶきが 又ゆれる  淋しさまぎらす 灯台あかり 出船入船 夜が明ける 朝霧かすむ 三保松原は 泣いた涙の 吹きだまり 忘れられない 名を呼べば 清水湊に 清水湊に 雪が降る  
南紀白浜はぐれ旅長保有紀長保有紀かず翼宮下健治猪俣義周あんな男の ひとりやふたり くれてやりましょ 熨斗(のし)つけて 南紀白浜 未練がなにさ 波に投げれば 円月島(えんげつとう)の 真っ赤な夕陽が 目にしみる  少し見かけが 良かっただけで 命までもと 尽くしたの 南紀白浜 男がなにさ ひとりたたずむ 千畳敷(せんじょうじき)で 思い出ちぎって またつなぐ  心変わりを 隠しもせずに 待っていたのね さよならを 南紀白浜 惚れたがなにさ 次の恋まで 切ないだけさ 面影消せない 白良浜(しららはま)
北国街道長保有紀長保有紀日野浦かなで宮下健治竹内弘一愛にはぐれた 女の胸に 雨が冷たい 宿場町 北国街道 ここが追分 分かれ道 未練みちづれ 面影追えば 雲の向こうに ああ浅間山  肩を抱かれた ぬくもりひとつ 忘れられない 夢あかり 北国街道 雁木(がんぎ)造りの 塩の道 憎みきれない 笑顔が今も 胸にあふれる ああ城下町  弥彦過ぎれば 新潟湊(みなと) はぐれ鴎が 啼く夜更け 北国街道 旅も終わりの 浜酒場 未練飲み干す 女がひとり 波もつよがり ああ日本海
惚れてトコトン長保有紀長保有紀はずき宮下健治竹内弘一好きになったら この私 あばたもえくぼの 悪いくせ 誰が止めても うわの空 貴方好みに 変わります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン)  夢に今夜は 飛び込んで 恋する呪文を 唱えましょ そして願いが 叶ったら 貴方ひとすじ 尽くします もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン)  切れぬ小指の 赤い糸 私に結んで 欲しいのよ 待ってひとつき もうみつき 貴方恋しさ つのります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン)
おんな炭坑節長山洋子長山洋子鈴木紀代宮下健治赤い煙突(えんとつ) 目あてに行けば 米のまんまが 暴(あば)れ食(ぐ)い 歌う戯(ぎ)れ歌 ボタ山暮らし もっこカンテラ ヘルメット 掘って掘って また掘って 惚れた男の 黒い汗  稼(かせ)ぐ日銭(ひぜに)は 一升ビンに 代えてさわいで カラにする 花も季節も ない地の底にゃ 泥(どろ)にまみれた 夢がある 掘って掘って また掘って 汽車を汽船を 走らせる  月の差し込む ハモニカ長屋 私ゃあんたの 腕の中 絹の布団(ふとん)に くるまるよりも 炭坑(やま)の男は あたたかい 掘って掘って また掘って 明日は地獄の 一丁目
おんなの三度笠長山洋子長山洋子星野哲郎宮下健治倒れながらも つかんだ泥の 中にきぼうの 星がある 嘘が七分で ほんとが三分 癪な浮世に 泣かされながら 明日を信じて 立ちあがる 意地が女の 女の三度笠  歩きたいのさ 自分の足で 義理の坂道 つづら折り 芸の修行に 終りはないが パッと一花 咲かせたならば 恋の嵐に 散ってゆく 花が女の 女の三度笠  こんな私を 生かしてくれた かぞえ切れない 人がいる 受けたご恩は 返さにゃならぬ それを済ませて 身もさばさばと 次は小鳥に 生れたい 夢が女の 女の三度笠
旅鳥長山洋子長山洋子木下龍太郎宮下健治佐野博美羽を痛めて 飛べない連れを 守って寄り添う 旅鳥よ 群れははるばる 南をめざし 先に行ったよ あの空を ちょいと お前さん 私が倒れたら 抱いて寝かせて くれるかえ 元の 身体に 戻るまで お酒を断って くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん  形(なり)はあんなに 小さいけれど 情けじゃ負けない 旅鳥よ 恥かしいけど 人間様も 教えられるね 生きざまを ちょいと お前さん 私が死んだなら やもめ通して くれるかえ 勝手知らない あの世でも  添い遂げさせて くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん  ちょいと お前さん 私が頼んだら 無理を叶えて くれるかえ 義理のしがらみ 断ち切って 世間を捨てて くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん
ふられ酒長山洋子長山洋子麻こよみ宮下健治池多孝春手酌のお酒に 酔うよりも 酔って泣きたい やさしさに しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった 恋またひとつ ああ見送って 雨の居酒屋 ふられ酒  小さな嘘なら 見逃して 馬鹿ね暮らせば 良かったわ しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった しとしと雨が ああ降る夜は 弱い私に 逆もどり  二度あることなら 三度ある ついて悲しい ふられ癖 しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった 今夜はせめて ああ酔いたいの 雨の居酒屋 夜ふけ酒
王さんのこと長山洋子長山洋子小金井一正宮下健治京建輔日雇い 日暮れて 日の出町 餃子のにおいに 誘われて のれんをくぐる 大晦日 地元じゃないねと 王さんに 慌ててうなずく 夜だったなぁ…  薄着じゃ表は 寒かろう ゆっくりしてけと 火をおとし 油を拭いた 酒のびん壜 祖国の話で 王さんに 今すぐ帰れと 叱られたなぁ…  何年ぶりだろ 裏通り 地酒を土産に 訪ねたが ぺんぺん草と 夢の跡 も一度逢いたい 王さんに 息子の話を 聞かせたいなぁ…
浪花夢情話(新編 桂 春団治)長山洋子・川藤幸三長山洋子・川藤幸三石原信一宮下健治山田年秋ド阿呆呼ばわり 笑われなんぼ 破れ亭主を つくろいながら 酒も遊びも 芸道ならば 耐えてみせます 寒空(さむぞら)長屋 晴れて天下を つかむまで  やきもち焼いたら 負けになる うちは春団治の女房や そない思できたけど ええ女(ひと)できましたな… いいえ あんたが 立派な落語家(はなしか)になるためやったら この子を連れて 出て行きます さぁ これが芸人の女房にできる 最後のつとめでっせ!  芸の虫さえ 暴(あば)れなければ 夫婦(めおと)寄り添い 暮らせたものを 詫(わ)びる心を 羽織でくるみ 浮かれ囃子(ばやし)に 調子を合わす 雨は未練か 法善寺  女房と別れ 子と別れ それもこれも わいが阿呆やから けどな 阿呆しかでけん芸があるんや わいは五黄の寅 あとへは引けん おとみ 約束するで 必ず日本一になる それがせめてもの わいの餞(はなむけ)や!  切れたつもりの 小指の糸が なんでおまえを 日暮れに探す 浪花人情 捨てられません 涙もろうて 笑いの華よ 浮世舞台に 夢と咲け
硝子のタンゴ渚ひろみ渚ひろみ坂口照幸宮下健治周防泰臣あなたの中に 二人のあなたがいる 愛して止まないあなたと 影のあるあなた そして上手に その二人とも つき合えるほど器用じゃ 器用じゃない私 踏めば割れる硝子 胸の中の硝子 答え出せぬあなた 少しずるい私 硝子の硝子の 硝子のタンゴ  私の中に 二人の私がいる 別れに傾く私と そうでない私 そしてその手に 抱かれたときに もう一人の私が 私がまた消える 琥珀(こはく)色のお酒 黙りあって二人 答え出せぬあなた 少しずるい私 硝子の硝子の 硝子のタンゴ  踏めば割れる硝子 胸の中の硝子 答え出せぬあなた 少しずるい私 硝子の硝子の 硝子のタンゴ
月影の宿渚ひろみ渚ひろみ坂口照幸宮下健治周防泰臣いいのよどんなに 遅れて来ても 墨絵に昏れゆく 山の宿 もしやあなたの 身の上に 何かあったか 気にかかる 悪い方へと 傾いて 胸が裂けそうな 月影の宿  いいのよ世間の そしりを受けて 誰にも知られず 袖しぐれ 追ってあなたを 困らせる 万に一つも ありません 窓をかがみに 化粧して 背伸びして待つ 月影の宿  いいのよ落葉の 優しさなのね 静寂(しじま)の中にも 音がある 踏んで悔いない 茨道 何処にこんなに 耐えられる 恋の烈(はげ)しさ あったやら あなた恋しい 月影の宿
雪雀渚ひろみ渚ひろみ喜多條忠宮下健治猪股義周赤い茶碗に 飯(まま)よそい 白い小皿に 魚(とと)少し 外は吹雪(ふぶ)いて あん人は あゝ あん人は来ない 雪に松葉の足跡(あしあと)は あたしみたいな 雪雀 撒き餌(まきえ)もらえば チュンチュン鳴いて どこの軒場で どこの軒場で添い寝やら  離れ瞽女(ごぜ)なら 銭(ぜに)やろか 波の音なら 銭やらぬ 甘い顔して あん人は あゝ あん人は酷(むご)い どうせだまされ 雀なら お酒飲もうか 雪雀 飲んで飲まれりゃ あん人いらぬ 胸の芯まで 胸の芯まで熱くなる  根雪溶ければ 春が来る 飛んでお行きよ 雪雀 籠の鳥には 詮(せん)ない望み 羽のある女(ひと) 羽のある女(ひと)憎くなる
じょんから姉妹なでしこ姉妹なでしこ姉妹仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお雪にヨー 雪にヨー 雪に埋(う)もれて小半年(こはんとし) みんな春待つ みちのく酒場 母の自慢の この店で 姉が唄って 妹が三味を じょんから じょんから じょんから じょんから 津軽 噂の じょんから姉妹  北のヨー 北のヨー 北の訛(なま)りのあたたかさ 囲炉裏舞台にゃ ねぶたの凧(たこ)よ 夢も涙も あったけど 今じゃ笑顔の 看板娘 じょんから じょんから じょんから じょんから 毎度 お馴染み じょんから姉妹  十三(とさ)のヨー 十三のヨー 十三の砂山あいや節 十八番(おはこ)飛びだす 民謡酒場 姉と妹の 名調子 胸に積もった 根雪も溶ける じょんから じょんから じょんから じょんから 津軽 噂の じょんから姉妹
居酒屋・人生酒場奈良彩可奈良彩可礼恭司宮下健治伊戸のりおカナの頭(かしら)の 「い」の字を染めた 暖簾かかげて タスキがけ 寄ってらっしゃい お客さん ハイお客さん 今日の疲れを いやしゃんせ 深い懐(ふところ) 人情どころ ここは居酒屋 人生酒場  色気いの字は サテサテおいて 笑顔愛嬌 おもてなし 呑んで元気を もらい酒 ハイもらい酒 酔って苦労を 忘れ酒 男勝(まさ)りで 築いたお店 ここは居酒屋 人生酒場  顔面(めん)は割れても 素性(すじょう)は知らぬ 馴染(なじ)み一見(いちげん) 贔屓筋(ひいきすじ) 注(つ)いでほろほろ 本音酒 ハイ本音酒 受けてほのぼの 情け酒 同じ浮世の 仲間と仲間 ここは居酒屋 人生酒場
女追分渡り鳥奈良彩可奈良彩可奈良原シズ江宮下健治伊戸のりお雨もあがって 旅の空 浮かれ蝶々が お伴する 泣いて流した 涙の跡を 袖にかくして 三度笠 女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥  仰ぐ美空に 浮かんでる あれは故郷(ふるさと) 母の顔 足の向くまま 風まま気まま 明日は何処(いずこ)の 流れ旅 女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥  石の地蔵に 野菊添え 両手合わせて 一里塚 宿場湯の町 津々浦々に 浮世街道 どこまでも 女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥
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