歌謡劇場 大利根無情利根の利根の川風 よしきりの 声が冷たく 身をせめる これが浮世か 見てはいけない 西空見れば 江戸へ江戸へひと刷毛(はけ) あかね雲 「佐原囃子が聴こえてくらァー想い出すなァ…、 御玉ヶ池の千葉道場か うふ…。 平手造酒 も、今じゃやくざの用心棒 人生裏街道の枯落葉か。」 義理の義理の夜風に さらされて 月よお前も 泣きたかろ こゝろみだれて 抜いたすすきを 奥歯で噛んだ 男男泪(なみだ)の 落し差し 「止めて下さるな、妙心殿。落ちぶれ果てても 平手は武士じゃ男の散りぎわだけは知って居 り申す。行かねばならぬ、そこをどいてくださ れ、行かねばならぬのだ。」 瞼(まぶた) 瞼ぬらして 大利根の 水に流した 夢いくつ 息をころして 地獄まいりの 冷酒のめば 鐘が鐘が鳴るなる 妙円寺(みょうえんじ) | 三山ひろし | 猪又良 | 長津義司 | 伊戸のりお | 利根の利根の川風 よしきりの 声が冷たく 身をせめる これが浮世か 見てはいけない 西空見れば 江戸へ江戸へひと刷毛(はけ) あかね雲 「佐原囃子が聴こえてくらァー想い出すなァ…、 御玉ヶ池の千葉道場か うふ…。 平手造酒 も、今じゃやくざの用心棒 人生裏街道の枯落葉か。」 義理の義理の夜風に さらされて 月よお前も 泣きたかろ こゝろみだれて 抜いたすすきを 奥歯で噛んだ 男男泪(なみだ)の 落し差し 「止めて下さるな、妙心殿。落ちぶれ果てても 平手は武士じゃ男の散りぎわだけは知って居 り申す。行かねばならぬ、そこをどいてくださ れ、行かねばならぬのだ。」 瞼(まぶた) 瞼ぬらして 大利根の 水に流した 夢いくつ 息をころして 地獄まいりの 冷酒のめば 鐘が鐘が鳴るなる 妙円寺(みょうえんじ) |
せられんこの柵 入られん 枝は 折られん 飲んで転んで すね打って 朝になって アリャ せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! たかでたまるか そればあ飛ばいて たかでたまるか それほど飲んで “クルマの月賦はすんだかね” せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! おまんたいちゃあ 飛ばいちゅうけんど アメリカへでも 行くがかよ? まあ人間死ぬときは死ぬけんど 今日にゃあ ようばなのう 今日にゃあのう せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! スピード出したらいかんぞね シートベルトはせんといかん お酒を飲んだら乗られません 乗られん乗られん 言うたろう! 乗られん乗られん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! 女の子のお尻ばっかり 追わえよったらいかん おかあちゃんの言うことを 聞かんといかんぞね | 三山ひろし | 大野けんじ | 大野けんじ | 矢田部正 | この柵 入られん 枝は 折られん 飲んで転んで すね打って 朝になって アリャ せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! たかでたまるか そればあ飛ばいて たかでたまるか それほど飲んで “クルマの月賦はすんだかね” せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! おまんたいちゃあ 飛ばいちゅうけんど アメリカへでも 行くがかよ? まあ人間死ぬときは死ぬけんど 今日にゃあ ようばなのう 今日にゃあのう せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! スピード出したらいかんぞね シートベルトはせんといかん お酒を飲んだら乗られません 乗られん乗られん 言うたろう! 乗られん乗られん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! せられんせられん 言うたろう! おかあちゃんが 言うたろう! 女の子のお尻ばっかり 追わえよったらいかん おかあちゃんの言うことを 聞かんといかんぞね |
岸壁の母母は来ました今日も来た この岸壁に今日も来た とどかぬ願いと知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて 「又引き揚げ船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない… この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか… 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で… お願い…せめて、せめて一言…」 呼んで下さいおがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に 「あれから十年…あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう… つらかったじゃろうといのちの限り抱きしめて… この肌で温めてやりたい… その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている…」 悲願十年この祈り 神様だけが知っている 流れる雲より風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ 「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を-」 | 三山ひろし | 藤田まさと | 平川浪竜 | 伊戸のりお | 母は来ました今日も来た この岸壁に今日も来た とどかぬ願いと知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて 「又引き揚げ船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない… この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか… 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で… お願い…せめて、せめて一言…」 呼んで下さいおがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に 「あれから十年…あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう… つらかったじゃろうといのちの限り抱きしめて… この肌で温めてやりたい… その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている…」 悲願十年この祈り 神様だけが知っている 流れる雲より風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ 「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を-」 |
浮草慕情この目に見えない 運命(さだめ)の嵐 今日もふたりを もてあそぶ もしもあなたが 死ぬのなら そうよ私も 生きてない ねえ あなた 命をひとつに かさねたい 負けたらだめだと 心を叱(しか)る 別れられない この人よ 肩を並べて 酔う酒の 耳に聞こえる 汽車の笛 ねえ あなた 涙にうかべる 故郷(ふるさと)よ どこまで流れる 運命(さだめ)の川を ネオン灯りが 目にしみる どこへ着こうと 浮草の 愛を明日へ つれていく ねえ あなた この手を放(はな)して 暮らせない | 三山ひろし | 荒川利夫 | 山口ひろし | 伊戸のりお | この目に見えない 運命(さだめ)の嵐 今日もふたりを もてあそぶ もしもあなたが 死ぬのなら そうよ私も 生きてない ねえ あなた 命をひとつに かさねたい 負けたらだめだと 心を叱(しか)る 別れられない この人よ 肩を並べて 酔う酒の 耳に聞こえる 汽車の笛 ねえ あなた 涙にうかべる 故郷(ふるさと)よ どこまで流れる 運命(さだめ)の川を ネオン灯りが 目にしみる どこへ着こうと 浮草の 愛を明日へ つれていく ねえ あなた この手を放(はな)して 暮らせない |
柔勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てゝ立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも 住(とま)るも 坐(すわ)るも臥(ふ)すも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける | 三山ひろし | 関沢新一 | 古賀政男 | 伊戸のりお | 勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てゝ立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも 住(とま)るも 坐(すわ)るも臥(ふ)すも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける |
北海の満月アーアーアー 波がドンと来りゃ 飛沫(しぶき)の花が 咲いた咲いたよ ニシバの胸に 叫ぶ親潮 北の涯て しみじみと 遙かにしのぶ メノコの港 エンヤラドッコイショ ドッコイドッコイショ あゝ 北海の満月よ アイヌ絣に ぴったり附いた 銀の鱗は メノコの愛情(こころ) 思い出される イヨマンテ 噂でも 運んでおくれ シベリヤ颪 エンヤラドッコイショ ドッコイドッコイショ あゝ 北海の満月よ 夢の帆綱を きりりと巻いて 月に捧げる コタンの祈り 荒れてくれるな オホーツク かがり火も 赫々燃えて 面影揺れる エンヤラドッコイショ ドッコイドッコイショ あゝ 北海の満月よ | 三山ひろし | 松井由利夫 | 大沢浄二 | 伊戸のりお | アーアーアー 波がドンと来りゃ 飛沫(しぶき)の花が 咲いた咲いたよ ニシバの胸に 叫ぶ親潮 北の涯て しみじみと 遙かにしのぶ メノコの港 エンヤラドッコイショ ドッコイドッコイショ あゝ 北海の満月よ アイヌ絣に ぴったり附いた 銀の鱗は メノコの愛情(こころ) 思い出される イヨマンテ 噂でも 運んでおくれ シベリヤ颪 エンヤラドッコイショ ドッコイドッコイショ あゝ 北海の満月よ 夢の帆綱を きりりと巻いて 月に捧げる コタンの祈り 荒れてくれるな オホーツク かがり火も 赫々燃えて 面影揺れる エンヤラドッコイショ ドッコイドッコイショ あゝ 北海の満月よ |
熊野灘波と岩との 喧嘩場岬 本州南端 潮岬(しおのみさき)よ 男だったら 後には引けぬ 賭けもあるのさ 一生に一度 躍れ黒潮 熊野灘 那智の火祭り 真夏を焦がし 汗がとばしる ああ鬼ヶ城 俺の門出を 祝ってくれる 熊野三山 山また山が はるか広がる 熊野灘 命まるごと 鯨に乗って 海を塒に(ねぐら)に 暴れた話 聞いて育った 紀州の男 だからどでかい 望みを腹に 生きて行くのさ 熊野灘 | 三山ひろし | 山本茂 | 中村典正 | 丸山雅仁 | 波と岩との 喧嘩場岬 本州南端 潮岬(しおのみさき)よ 男だったら 後には引けぬ 賭けもあるのさ 一生に一度 躍れ黒潮 熊野灘 那智の火祭り 真夏を焦がし 汗がとばしる ああ鬼ヶ城 俺の門出を 祝ってくれる 熊野三山 山また山が はるか広がる 熊野灘 命まるごと 鯨に乗って 海を塒に(ねぐら)に 暴れた話 聞いて育った 紀州の男 だからどでかい 望みを腹に 生きて行くのさ 熊野灘 |
野風増お前が20歳になったら 酒場で二人で飲みたいものだ ぶっかき氷に焼酎入れて つまみはスルメかエイのひれ お前が20歳になったら 想い出話で飲みたいものだ したたか飲んでダミ声上げて お前の20歳を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増(のふうぞ) 野風増 男は夢を持て……!! お前が20歳になったら 女の話で飲みたいものだ 惚れて振られた昔のことを 思い出してはにが笑い お前が20歳になったら 男の遊びで飲みたいものだ はしごはしごで明日を忘れ お前の20歳を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増(のふうぞ) 野風増 男は夢を持て……!! お前が20歳になったら 旅に出るのもいいじゃないか 旅立つ朝は冷酒干して お前の門出を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増(のふうぞ) 野風増 男は夢を持て……!! 野風増 野風増 男は夢を持て……!! | 三山ひろし | 伊奈二朗 | 山本寛之 | 伊戸のりお | お前が20歳になったら 酒場で二人で飲みたいものだ ぶっかき氷に焼酎入れて つまみはスルメかエイのひれ お前が20歳になったら 想い出話で飲みたいものだ したたか飲んでダミ声上げて お前の20歳を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増(のふうぞ) 野風増 男は夢を持て……!! お前が20歳になったら 女の話で飲みたいものだ 惚れて振られた昔のことを 思い出してはにが笑い お前が20歳になったら 男の遊びで飲みたいものだ はしごはしごで明日を忘れ お前の20歳を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増(のふうぞ) 野風増 男は夢を持て……!! お前が20歳になったら 旅に出るのもいいじゃないか 旅立つ朝は冷酒干して お前の門出を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増(のふうぞ) 野風増 男は夢を持て……!! 野風増 野風増 男は夢を持て……!! |
CHA-LA HEAD-CHA-LA光る 雲を突き抜け Fly Away(Fly Away) からだじゅうに 広がるパノラマ 顔を 蹴られた地球が怒って(怒って) 火山を爆発させる 溶けた北極(こおり)の中に 恐竜がいたら 玉乗り仕込みたいね CHA-LA HEAD-CHA-LA 何が起きても気分は へのへのカッパ CHA-LA HEAD-CHA-LA 胸がパチパチするほど 騒ぐ元気玉…Sparking! 空を 急降下 Jet Coaster(Coaster) 落ちてゆくよ パニックの楽園(その)へ 景色 逆さになると愉快さ(愉快さ) 山さえ お尻に見える 悩む時間はないよ 何処かに潜む「ビックリ!」に逢いたいから CHA-LA HEAD-CHA-LA 頭カラッポの方が 夢詰め込める CHA-LA HEAD-CHA-LA 笑顔ウルトラZで 今日もアイヤイヤイヤイヤイ CHA-LA HEAD-CHA-LA 何が起きても気分は へのへのカッパ CHA-LA HEAD-CHA-LA 胸がパチパチするほど 騒ぐ元気玉…Sparking! | 三山ひろし | 森雪之丞 | 清岡千穂 | 周防泰臣 | 光る 雲を突き抜け Fly Away(Fly Away) からだじゅうに 広がるパノラマ 顔を 蹴られた地球が怒って(怒って) 火山を爆発させる 溶けた北極(こおり)の中に 恐竜がいたら 玉乗り仕込みたいね CHA-LA HEAD-CHA-LA 何が起きても気分は へのへのカッパ CHA-LA HEAD-CHA-LA 胸がパチパチするほど 騒ぐ元気玉…Sparking! 空を 急降下 Jet Coaster(Coaster) 落ちてゆくよ パニックの楽園(その)へ 景色 逆さになると愉快さ(愉快さ) 山さえ お尻に見える 悩む時間はないよ 何処かに潜む「ビックリ!」に逢いたいから CHA-LA HEAD-CHA-LA 頭カラッポの方が 夢詰め込める CHA-LA HEAD-CHA-LA 笑顔ウルトラZで 今日もアイヤイヤイヤイヤイ CHA-LA HEAD-CHA-LA 何が起きても気分は へのへのカッパ CHA-LA HEAD-CHA-LA 胸がパチパチするほど 騒ぐ元気玉…Sparking! |
長編歌謡浪曲 戦国塩物語ぶどう畑の 葉も枯れて 秋風そぞろ 身に沁みる 甲府盆地の 昏れに たなびく霧は 戦国の 夢を包んで 四百年 都は遠く 海も無い この山国の くにたみを 愛しつづけた 信玄は 山の姿に 何想う 類稀なき 英雄が その横顔に ふと見せた 悲しき影を 誰が知ろ 「何んと、越後の謙信が塩を送ってくれたと申すのか! うむうむ 勇将・鬼小島弥太郎を使いとして上杉殿があの塩を…。 駿河の今川、相模の北条に塩を絶たれ 甲斐と信濃の領民の苦しみ難儀を 見るにつけても予は、断腸の思いであった」 思わずほろり ひとしずく 閉じた瞼に 浮かぶのは 永禄四年 秋九月 川中島の戦場で 朝霧ついて現れた 馬上の武者は矢の如く 我をめがけて 真っしぐら 「信玄覚悟」と斬りつけた 軍配持って受け止めて はじき返した太刀先に 眼光燃ゆる 凄まじさ あれが越後の謙信かと 身の毛がよだつ想いした あの謙信が戦さを越えて 塩を送ってくれたとは 如何なる心の大きさか 武士の情けが 人の情けが 身に沁みる 「勝頼よ、儂に若しもの時あらば謙信殿に相談せい。これは遺言だぞ。 だが家老共、越後の塩商人から一両でも高く買え、上杉の情けに報ゆる 武田の真心だ。それは又、甲斐源氏の力を示す。ハハハハ、戦じゃわい」 勝頼聞けよ 者共よいか 年が明けたら 出陣ぞ 風林火山の 旗なびかせて 汐の花咲く 海を見ながら 東海道を 京の都へ 上るのだ 京の都へ 上るのだ | 三山ひろし | 三波春夫 | 三波春夫 | 伊戸のりお | ぶどう畑の 葉も枯れて 秋風そぞろ 身に沁みる 甲府盆地の 昏れに たなびく霧は 戦国の 夢を包んで 四百年 都は遠く 海も無い この山国の くにたみを 愛しつづけた 信玄は 山の姿に 何想う 類稀なき 英雄が その横顔に ふと見せた 悲しき影を 誰が知ろ 「何んと、越後の謙信が塩を送ってくれたと申すのか! うむうむ 勇将・鬼小島弥太郎を使いとして上杉殿があの塩を…。 駿河の今川、相模の北条に塩を絶たれ 甲斐と信濃の領民の苦しみ難儀を 見るにつけても予は、断腸の思いであった」 思わずほろり ひとしずく 閉じた瞼に 浮かぶのは 永禄四年 秋九月 川中島の戦場で 朝霧ついて現れた 馬上の武者は矢の如く 我をめがけて 真っしぐら 「信玄覚悟」と斬りつけた 軍配持って受け止めて はじき返した太刀先に 眼光燃ゆる 凄まじさ あれが越後の謙信かと 身の毛がよだつ想いした あの謙信が戦さを越えて 塩を送ってくれたとは 如何なる心の大きさか 武士の情けが 人の情けが 身に沁みる 「勝頼よ、儂に若しもの時あらば謙信殿に相談せい。これは遺言だぞ。 だが家老共、越後の塩商人から一両でも高く買え、上杉の情けに報ゆる 武田の真心だ。それは又、甲斐源氏の力を示す。ハハハハ、戦じゃわい」 勝頼聞けよ 者共よいか 年が明けたら 出陣ぞ 風林火山の 旗なびかせて 汐の花咲く 海を見ながら 東海道を 京の都へ 上るのだ 京の都へ 上るのだ |
船方さんよおーい船方さん 船方さんよ 土手で呼ぶ声 きこえぬか 姉サかぶりが 見えないか エンヤサーと まわして とめてお呉(く)れよ 船脚(ふなあし)を 船脚を おーい船方さん 船方さんよ 昨夜(ゆうべ)一節 きかせたは 河原すゝきの つなぎ船 エンヤサーと 帆を上げ あとは白波 つれなかろ つれなかろ おーい船方さん 船方さんよ 月の出汐を 忘れずに 早寝千鳥を 起さずに エンヤサーと 流して 人目忍んで 来てお呉(く)れ 来てお呉れ | 三山ひろし | 門井八郎 | 春川一夫 | 伊戸のりお | おーい船方さん 船方さんよ 土手で呼ぶ声 きこえぬか 姉サかぶりが 見えないか エンヤサーと まわして とめてお呉(く)れよ 船脚(ふなあし)を 船脚を おーい船方さん 船方さんよ 昨夜(ゆうべ)一節 きかせたは 河原すゝきの つなぎ船 エンヤサーと 帆を上げ あとは白波 つれなかろ つれなかろ おーい船方さん 船方さんよ 月の出汐を 忘れずに 早寝千鳥を 起さずに エンヤサーと 流して 人目忍んで 来てお呉(く)れ 来てお呉れ |
イヨマンテの夜アーホイヤアー アアア‥‥ イヨマンテ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ かがり火 ああ 満月よ 今宵 熊祭り 踊ろう メノコよ タム タム 太鼓が鳴る 熱き唇 我によせてよ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ ひと夜を ああ 我が胸に 今宵 熊祭り 可愛い メノコよ 部落(コタン)の 掟破り 熱き吐息を 我に与えよ アアアアアア‥‥ (カムイホプニナ アーホイヨ…) アーホイヤ アーホイヤアー イヨマンテ | 三山ひろし | 菊田一夫 | 古関裕而 | 伊戸のりお | アーホイヤアー アアア‥‥ イヨマンテ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ かがり火 ああ 満月よ 今宵 熊祭り 踊ろう メノコよ タム タム 太鼓が鳴る 熱き唇 我によせてよ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ ひと夜を ああ 我が胸に 今宵 熊祭り 可愛い メノコよ 部落(コタン)の 掟破り 熱き吐息を 我に与えよ アアアアアア‥‥ (カムイホプニナ アーホイヨ…) アーホイヤ アーホイヤアー イヨマンテ |
東京流れもの流れ流れて 東京を そぞろ歩きは 軟派でも 心にゃ硬派の 血が通う 花の一匹 人生だ ああ 東京流れもの 夜の暗さに はぐれても 若い一途な 純情は 後生大事に 抱いて行く 浪花節だよ 人生は ああ 東京流れもの 曲りくねった 道だって こうと決めたら まっすぐに 嘘とお世辞の 御時世にゃ いてもいいだろ こんな奴 ああ 東京流れもの | 三山ひろし | 永井ひろし | 不詳 | 伊戸のりお | 流れ流れて 東京を そぞろ歩きは 軟派でも 心にゃ硬派の 血が通う 花の一匹 人生だ ああ 東京流れもの 夜の暗さに はぐれても 若い一途な 純情は 後生大事に 抱いて行く 浪花節だよ 人生は ああ 東京流れもの 曲りくねった 道だって こうと決めたら まっすぐに 嘘とお世辞の 御時世にゃ いてもいいだろ こんな奴 ああ 東京流れもの |
テネシーワルツI was waltzing with my darlin' To the Tennessee waltz When an old friend I happened to see I introduced her to my loved one And while they were waltzing My friend stole my sweetheart from me さりにし夢 あの テネシーワルツ なつかし愛の唄 面影しのんで 今宵もうたう うるわし テネシーワルツ I remember the night And the Tennessee waltz Now I know just how much I have lost Yes, I lost my little darlin' The night they were playing The beautiful Tennessee waltz | 三山ひろし | Pee Wee King・Redd Stewart・日本語詞:和田寿三 | Pee Wee King・Redd Stewart | 伊戸のりお | I was waltzing with my darlin' To the Tennessee waltz When an old friend I happened to see I introduced her to my loved one And while they were waltzing My friend stole my sweetheart from me さりにし夢 あの テネシーワルツ なつかし愛の唄 面影しのんで 今宵もうたう うるわし テネシーワルツ I remember the night And the Tennessee waltz Now I know just how much I have lost Yes, I lost my little darlin' The night they were playing The beautiful Tennessee waltz |
黄昏のビギン雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に銀色の雨 あなたの唇濡れていたっけ 傘もささずに僕達は 歩きつづけた雨の中 あのネオンがぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星影 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス | 三山ひろし | 永六輔 | 中村八大 | 松井タツオ | 雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に銀色の雨 あなたの唇濡れていたっけ 傘もささずに僕達は 歩きつづけた雨の中 あのネオンがぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星影 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス |
花街の母他人(ひと)にきかれりゃ お前のことを 年のはなれた 妹と 作り笑顔で 答える私 こんな苦労に ケリつけて たとえ一間の 部屋でよい 母と娘の 暮しが欲しい 「いくらなじんだ水でも 年頃の娘のいる左褄(ひだりづま) 住みにくうございます 浮名を流した昔も ありましたが… ああ あの人 私を残して死んだ あの人を恨みます」 厚い化粧に 憂いをかくし 酒で涙をごまかして 三味にせかれて つとめる座敷 あれが子持ちの 芸者だと バカにされても 夢がある それはお前の 花嫁姿 「女の盛りはアッという間です 若い妓の時代 もう私はうば桜 出る幕ないわ でも もう少し この花街に 私を置いて下さい せめて あの娘に いい花聟が見つかりますまで」 何度死のうと 思ったことか だけど背で泣く 乳呑児の 声に責められ 十年過ぎた 宵に褄とる 女にも きっといつかは 幸福が 来ると今日まで 信じて生きた | 三山ひろし | もず唱平 | 三山敏 | 伊戸のりお | 他人(ひと)にきかれりゃ お前のことを 年のはなれた 妹と 作り笑顔で 答える私 こんな苦労に ケリつけて たとえ一間の 部屋でよい 母と娘の 暮しが欲しい 「いくらなじんだ水でも 年頃の娘のいる左褄(ひだりづま) 住みにくうございます 浮名を流した昔も ありましたが… ああ あの人 私を残して死んだ あの人を恨みます」 厚い化粧に 憂いをかくし 酒で涙をごまかして 三味にせかれて つとめる座敷 あれが子持ちの 芸者だと バカにされても 夢がある それはお前の 花嫁姿 「女の盛りはアッという間です 若い妓の時代 もう私はうば桜 出る幕ないわ でも もう少し この花街に 私を置いて下さい せめて あの娘に いい花聟が見つかりますまで」 何度死のうと 思ったことか だけど背で泣く 乳呑児の 声に責められ 十年過ぎた 宵に褄とる 女にも きっといつかは 幸福が 来ると今日まで 信じて生きた |
三面川暮色赤い夕陽が 水面に落ちて さざ波 ゆれる 三面川よ 愛しきひとに 背を向けて こころ閉ざした ひとり旅 悲し口笛 さすらいの歌 いくつ涙が 流れた川か 失くした夢も 未練な恋も 都わすれの 花に似た 君がたたずむ 窓辺にも せめて届けよ やすらぎの歌 暮れて紫紺の 岸辺に立てば 川風寒し 三面川よ 街の灯りが 遠く揺れ 捨てたつもりの いとしさが 浮かぶ面影 人恋うる歌 | 三山ひろし | いではく | 弦哲也 | 矢野立美 | 赤い夕陽が 水面に落ちて さざ波 ゆれる 三面川よ 愛しきひとに 背を向けて こころ閉ざした ひとり旅 悲し口笛 さすらいの歌 いくつ涙が 流れた川か 失くした夢も 未練な恋も 都わすれの 花に似た 君がたたずむ 窓辺にも せめて届けよ やすらぎの歌 暮れて紫紺の 岸辺に立てば 川風寒し 三面川よ 街の灯りが 遠く揺れ 捨てたつもりの いとしさが 浮かぶ面影 人恋うる歌 |
おさげと花と地蔵さんと指をまるめて のぞいたら 黙ってみんな 泣いていた 日昏(ひぐ)れの空の その向こう さようなら 呼べば遠くで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと あれから三年 もう三月 変わらず今も あのままで 空見て立って いるのやら さようなら 耳をすませば さようなら おさげと 花と 地蔵さんと なんにもいわずに 手を上げて 爪(つま)立ちながら 見てたっけ 思いはめぐる 茜(あかね)空 さようなら 呼べばどこかで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと | 三山ひろし | 東條寿三郎 | 細川潤一 | 松井タツオ | 指をまるめて のぞいたら 黙ってみんな 泣いていた 日昏(ひぐ)れの空の その向こう さようなら 呼べば遠くで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと あれから三年 もう三月 変わらず今も あのままで 空見て立って いるのやら さようなら 耳をすませば さようなら おさげと 花と 地蔵さんと なんにもいわずに 手を上げて 爪(つま)立ちながら 見てたっけ 思いはめぐる 茜(あかね)空 さようなら 呼べばどこかで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと |
雲流れる雲に 生まれ変わり 愛するひとに 逢いにゆく 草原を越え 荒野を抜けて あの日誓った 約束の丘へ 花よ咲け 命のかぎり 鳥よ歌え 愛の唄を いとし君の 生きる今日が 幸せで幸せで あふれますように 願いを込めた 花の種は 荒地(あれち)に根付き 芽を吹かす 哀しみに耐え ひかりを浴びて 君の瞳を 鮮やかに染める 風よ吹け 濡れた大地に 月よ照らせ 時代(とき)の標(しるべ) めぐりめぐる 空の下が 喜びで喜びで あふれますように おーい君よ 故郷よ 幸せの種 芽生えよ 咲き誇れ | 三山ひろし | 日野浦かなで | 弦哲也 | 猪股義周 | 流れる雲に 生まれ変わり 愛するひとに 逢いにゆく 草原を越え 荒野を抜けて あの日誓った 約束の丘へ 花よ咲け 命のかぎり 鳥よ歌え 愛の唄を いとし君の 生きる今日が 幸せで幸せで あふれますように 願いを込めた 花の種は 荒地(あれち)に根付き 芽を吹かす 哀しみに耐え ひかりを浴びて 君の瞳を 鮮やかに染める 風よ吹け 濡れた大地に 月よ照らせ 時代(とき)の標(しるべ) めぐりめぐる 空の下が 喜びで喜びで あふれますように おーい君よ 故郷よ 幸せの種 芽生えよ 咲き誇れ |
ハイ それまでョあなただけが生きがいなの お願い お願い すてないで テナコト言われて ソノ気になって 三日とあけずにキャバレーへ 金のなる木があるじゃなし 質屋通いは序の口で 退職金まで前借りし 貢いだあげくが ハイ それまでョ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー この車は掘り出しもの 絶対買物!大丈夫 テナコト言われて ソノ気になって 三度の食事を二度につめ せっかくためたヘソクリを すっかりはたいて買ってみりゃ みてくればかりのポンコツで ガタンと止まって ハイ それまでョ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー 私だけがあなたの妻 丈夫で永持ち致します テナコト言われて ソノ気になって 女房にしたのが大まちがい 炊事せんたくまるでダメ 食べることだけ三人前 ひとこと小言を言ったらば プイと出たきり ハイ それまでョ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー 泣けて来てる | 三山ひろし | 青島幸男 | 萩原哲晶 | 伊戸のりお | あなただけが生きがいなの お願い お願い すてないで テナコト言われて ソノ気になって 三日とあけずにキャバレーへ 金のなる木があるじゃなし 質屋通いは序の口で 退職金まで前借りし 貢いだあげくが ハイ それまでョ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー この車は掘り出しもの 絶対買物!大丈夫 テナコト言われて ソノ気になって 三度の食事を二度につめ せっかくためたヘソクリを すっかりはたいて買ってみりゃ みてくればかりのポンコツで ガタンと止まって ハイ それまでョ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー 私だけがあなたの妻 丈夫で永持ち致します テナコト言われて ソノ気になって 女房にしたのが大まちがい 炊事せんたくまるでダメ 食べることだけ三人前 ひとこと小言を言ったらば プイと出たきり ハイ それまでョ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー 泣けて来てる |
夜霧よ今夜も有難うしのび会う恋を つつむ夜霧よ 知っているのか ふたりの仲を 晴れて会える その日まで かくしておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと云うのさ 夜霧よ今夜も有難う 夜更けの街に うるむ夜霧よ 知っているのか 別れのつらさ いつか二人で つかむ幸せ 祈っておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと云うのさ 夜霧よ今夜もありがとう | 三山ひろし | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 伊戸のりお | しのび会う恋を つつむ夜霧よ 知っているのか ふたりの仲を 晴れて会える その日まで かくしておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと云うのさ 夜霧よ今夜も有難う 夜更けの街に うるむ夜霧よ 知っているのか 別れのつらさ いつか二人で つかむ幸せ 祈っておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと云うのさ 夜霧よ今夜もありがとう |
矢切の渡し「つれて逃げてよ…」 「ついておいでよ…」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね…」 「捨てはしないよ…」 北風が泣いて吹く 矢切の渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ…」 「知らぬ土地だよ…」 揺れながら艪が咽ぶ 矢切の渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです | 三山ひろし | 石本美由起 | 船村徹 | 伊戸のりお | 「つれて逃げてよ…」 「ついておいでよ…」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね…」 「捨てはしないよ…」 北風が泣いて吹く 矢切の渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ…」 「知らぬ土地だよ…」 揺れながら艪が咽ぶ 矢切の渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです |
夫婦春秋ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日のめしさえ なかったなァ お前 ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前が一度 やっと俺らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたなァ お前 九尺二間が 振り出しで 胸つき八丁の 道ばかり それが夫婦と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうなァ お前 | 三山ひろし | 関沢新一 | 市川昭介 | 伊戸のりお | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日のめしさえ なかったなァ お前 ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前が一度 やっと俺らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたなァ お前 九尺二間が 振り出しで 胸つき八丁の 道ばかり それが夫婦と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうなァ お前 |
野球小僧野球小僧に 逢ったかい 男らしくて 純情で もえるあこがれ スタンドで じっと見てたよ 背番号 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧は 腕自慢 凄いピッチャーで バッターで 街の空地じゃ 売れた顔 運が良ければ ルーキーに 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧が 何故くさる 泣くな野球の 神様も たまにゃ三振 エラーもする ゲーム捨てるな 頑張ろう 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 | 三山ひろし | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | 伊戸のりお | 野球小僧に 逢ったかい 男らしくて 純情で もえるあこがれ スタンドで じっと見てたよ 背番号 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧は 腕自慢 凄いピッチャーで バッターで 街の空地じゃ 売れた顔 運が良ければ ルーキーに 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧が 何故くさる 泣くな野球の 神様も たまにゃ三振 エラーもする ゲーム捨てるな 頑張ろう 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 |
ふるさとの燈台真帆片帆 歌をのせて通う ふるさとの小島よ 燈台の岬よ 白砂に 残る思い出の いまも仄かに さざなみは さざなみは 胸をゆするよ 漁火の遠く近くゆるゝ はるかなる小島よ 燈台のわが家よ なつかしき 父のまた母の 膝はゆりかご いつの日も いつの日も 夢をさそうよ 歳(とし)ふりて 星に月にしのぶ むらさきの小島よ 燈台の灯(あかり)よ そよ風の 甘き調べにも 想いあふれて 流れくる 流れくる 熱き泪よ | 三山ひろし | 清水みのる | 長津義司 | 南郷達也 | 真帆片帆 歌をのせて通う ふるさとの小島よ 燈台の岬よ 白砂に 残る思い出の いまも仄かに さざなみは さざなみは 胸をゆするよ 漁火の遠く近くゆるゝ はるかなる小島よ 燈台のわが家よ なつかしき 父のまた母の 膝はゆりかご いつの日も いつの日も 夢をさそうよ 歳(とし)ふりて 星に月にしのぶ むらさきの小島よ 燈台の灯(あかり)よ そよ風の 甘き調べにも 想いあふれて 流れくる 流れくる 熱き泪よ |
港が見える丘あなたと二人で 来た丘は 港が見える丘 色あせた桜 唯一つ 淋しく 咲いていた 船の汽笛 咽(むせ)び泣けば チラリホラリと 花片(はなびら) あなたと私に 降りかかる 春の午後でした あなたと別れた あの夜は 港が暗い夜 青白い灯り 唯一つ 桜を 照らしてた 船の汽笛 消えて行けば チラリチラリと 花片 涙の雫に きらめいた 霧の夜でした あなたを想うて 来る丘は 港がみえる丘 葉桜をソヨロ 訪れる しお風 浜の風 船の汽笛 遠く聞いて ウツラトロリと 見る夢 あなたの口許 あの笑顔 淡い夢でした | 三山ひろし | 東辰三 | 東辰三 | | あなたと二人で 来た丘は 港が見える丘 色あせた桜 唯一つ 淋しく 咲いていた 船の汽笛 咽(むせ)び泣けば チラリホラリと 花片(はなびら) あなたと私に 降りかかる 春の午後でした あなたと別れた あの夜は 港が暗い夜 青白い灯り 唯一つ 桜を 照らしてた 船の汽笛 消えて行けば チラリチラリと 花片 涙の雫に きらめいた 霧の夜でした あなたを想うて 来る丘は 港がみえる丘 葉桜をソヨロ 訪れる しお風 浜の風 船の汽笛 遠く聞いて ウツラトロリと 見る夢 あなたの口許 あの笑顔 淡い夢でした |
夜霧のブルース青い夜霧に 灯影が紅い どうせおいらは ひとり者 夢の四馬路(スマロ)か 虹口(ホンキュウ)の街か あゝ波の音にも 血が騒ぐ 可愛いあの娘が 夜霧の中へ 投げた涙の リラの花 何も言わぬが 笑ってみせる あゝこれが男と 言うものさ 花のホールで 踊っちゃいても 春を待たない エトランゼ 男同志の 合々傘で あゝ嵐呼ぶよな 夜が更ける | 三山ひろし | 島田磬也 | 大久保徳二郎 | 蔦将包 | 青い夜霧に 灯影が紅い どうせおいらは ひとり者 夢の四馬路(スマロ)か 虹口(ホンキュウ)の街か あゝ波の音にも 血が騒ぐ 可愛いあの娘が 夜霧の中へ 投げた涙の リラの花 何も言わぬが 笑ってみせる あゝこれが男と 言うものさ 花のホールで 踊っちゃいても 春を待たない エトランゼ 男同志の 合々傘で あゝ嵐呼ぶよな 夜が更ける |
恋は神代の昔から恋をしましょう 恋をして 浮いた浮いたで 暮しましょ 熱い涙も 流しましょ 昔の人は 言いました 恋はするほど 艶が出る 恋はするほど 艶が出る 無理も道理の ひとつです グッと握った 彼女の手 スキと言うまで 離しゃせぬ 昔の人は 言いました いやよ いやよも すきのうち いやよ いやよも すきのうち 想い想われ ふりふられ 恋はニキビの ようなもの ひとつ消えても またできる 昔の人は 言いました 恋は死ななきゃ なおらない 恋は死ななきゃ なおらない | 三山ひろし | 星野哲郎 | 市川昭介 | 伊戸のりお | 恋をしましょう 恋をして 浮いた浮いたで 暮しましょ 熱い涙も 流しましょ 昔の人は 言いました 恋はするほど 艶が出る 恋はするほど 艶が出る 無理も道理の ひとつです グッと握った 彼女の手 スキと言うまで 離しゃせぬ 昔の人は 言いました いやよ いやよも すきのうち いやよ いやよも すきのうち 想い想われ ふりふられ 恋はニキビの ようなもの ひとつ消えても またできる 昔の人は 言いました 恋は死ななきゃ なおらない 恋は死ななきゃ なおらない |
小島通いの郵便船海をへだてた 二つのこころ 思い通わす たより船 いとしあの娘も みかんの木陰 待っているだろ 小島通いの小島通いの 郵便船 ロマンチックな 燈台岬 いつか曲って もう見えぬ やがてあの娘の 憧がれ載せて 帰りくるだろ 小島通いの小島通いの 郵便船 汽笛ひと声 波止場に残し 今日もでてゆく あの船は 昨日ポストに 落した手紙 持って行くだろ 小島通いの小島通いの 郵便船 | 三山ひろし | 上尾美代志 | 平川英夫 | 伊戸のりお | 海をへだてた 二つのこころ 思い通わす たより船 いとしあの娘も みかんの木陰 待っているだろ 小島通いの小島通いの 郵便船 ロマンチックな 燈台岬 いつか曲って もう見えぬ やがてあの娘の 憧がれ載せて 帰りくるだろ 小島通いの小島通いの 郵便船 汽笛ひと声 波止場に残し 今日もでてゆく あの船は 昨日ポストに 落した手紙 持って行くだろ 小島通いの小島通いの 郵便船 |
ご機嫌さんよ達者かねご機嫌さんよ 達者かね おらも父さも 変わりなく 朝もはよから 畑仕事 月のデッキで 故郷しのび 読み返す 母の 母のたよりの あゝ なつかしさ ご機嫌さんよ 達者かね ことしゃ実りも豊作で 村は祭りの 笛太鼓 書いた手紙に あの娘の写真も 添えてある 母の 母のやさしい あゝ 故郷だより ご機嫌さんよ 達者かね ぼくも返事に 書いている 幼なじみの 故郷なまり 波を枕に 潮鳴り聞いて マドロスは ほろり ほろり見るのさ あゝ 母の夢 | 三山ひろし | 高野公男 | 船村徹 | 丸山雅仁 | ご機嫌さんよ 達者かね おらも父さも 変わりなく 朝もはよから 畑仕事 月のデッキで 故郷しのび 読み返す 母の 母のたよりの あゝ なつかしさ ご機嫌さんよ 達者かね ことしゃ実りも豊作で 村は祭りの 笛太鼓 書いた手紙に あの娘の写真も 添えてある 母の 母のやさしい あゝ 故郷だより ご機嫌さんよ 達者かね ぼくも返事に 書いている 幼なじみの 故郷なまり 波を枕に 潮鳴り聞いて マドロスは ほろり ほろり見るのさ あゝ 母の夢 |
新聞少年僕のアダナを 知ってるかい 朝刊太郎と 云うんだぜ 新聞くばって もう三月 雨や嵐にゃ 慣れたけど やっぱり夜明けは 眠たいなァ 母ちゃん、早く元気になっておくれよ 俺らやっと新聞配達になれたんだ でもやっぱり夜明けは眠たいなァ! ヨオーシ俺 ひとっぱしり行ってくらァ 帰ってきたらあったかい味噌汁 つくってやるからなァ! 今朝も出がけに 母さんが 苦労をかけると 泣いたっけ 病気でやつれた 横顔を 思い出すたび この胸に 小ちゃな闘志を 燃やすんだ たとえ父さん いなくても ひがみはしないさ 負けないさ 新聞配達 つらいけど きっといつかは この腕で つかんでみせるよ でかい夢 | 三山ひろし | 八反ふじお | 島津伸男 | 伊戸のりお | 僕のアダナを 知ってるかい 朝刊太郎と 云うんだぜ 新聞くばって もう三月 雨や嵐にゃ 慣れたけど やっぱり夜明けは 眠たいなァ 母ちゃん、早く元気になっておくれよ 俺らやっと新聞配達になれたんだ でもやっぱり夜明けは眠たいなァ! ヨオーシ俺 ひとっぱしり行ってくらァ 帰ってきたらあったかい味噌汁 つくってやるからなァ! 今朝も出がけに 母さんが 苦労をかけると 泣いたっけ 病気でやつれた 横顔を 思い出すたび この胸に 小ちゃな闘志を 燃やすんだ たとえ父さん いなくても ひがみはしないさ 負けないさ 新聞配達 つらいけど きっといつかは この腕で つかんでみせるよ でかい夢 |
遠くへ行きたい知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい 知らない海をながめていたい どこか遠くへ行きたい 遠い街 遠い海 夢はるか 一人旅 愛する人とめぐり逢いたい どこか遠くへ行きたい 愛し合い 信じ合い いつの日か 幸せを 愛する人とめぐり逢いたい どこか遠くへ行きたい | 三山ひろし | 永六輔 | 中村八大 | 伊戸のりお | 知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい 知らない海をながめていたい どこか遠くへ行きたい 遠い街 遠い海 夢はるか 一人旅 愛する人とめぐり逢いたい どこか遠くへ行きたい 愛し合い 信じ合い いつの日か 幸せを 愛する人とめぐり逢いたい どこか遠くへ行きたい |
ロザリオの島静かにひびく 鐘の音(ね)に 君をいとしむ 夜の海 二度と逢えない 微笑みは 銀のマリヤに 偲ぶだけ さよなら天草よ ロザリオの島 泪でつづる 思い出は 好きとはじめて 告げた夜 何も云わずに 教会の 坂を上(のぼ)って 行った女(ひと) さよなら天草よ ロザリオの島 まことの愛が ある限り 君は心の 中に住む いのちはかない 不知火(しらぬい)は たとえこのまま 消えるとも さよなら天草よ ロザリオの島 | 三山ひろし | たなかゆきを | 林伊佐緒 | 松井タツオ | 静かにひびく 鐘の音(ね)に 君をいとしむ 夜の海 二度と逢えない 微笑みは 銀のマリヤに 偲ぶだけ さよなら天草よ ロザリオの島 泪でつづる 思い出は 好きとはじめて 告げた夜 何も云わずに 教会の 坂を上(のぼ)って 行った女(ひと) さよなら天草よ ロザリオの島 まことの愛が ある限り 君は心の 中に住む いのちはかない 不知火(しらぬい)は たとえこのまま 消えるとも さよなら天草よ ロザリオの島 |
あの娘たずねて花の東京の どまん中 ぐるり廻るは 山手線 皇居丸ビル 右に見て とんと一(ひと)駅 下(くだ)ります そこが初恋 有楽町 いつもあの娘(こ)と 逢(あ)った町 ところが世間 ままならず 別れ別れの 西東 どこであの娘(こ)は ああ 泣いてやら 水の都の 大阪は 僕にゃあんまり 広すぎて 昨日(きのう)ミナミに 今日キタへ 足も重たく なりまする 一つ噂(うわさ)を 追いかけりゃ いやになります さみしさで 涙が泳ぐ この胸は いつになったら すっきりと 誰(だれ)かあの娘(こ)を ああ 知らないか 船が着く街 高松に 今日のとまりは 決めました たとえ三年 五年でも 逢えるつもりの 逢うつもり 瀬戸の夕日に 手を合わす 僕の心は せつないに あの娘はどこへ かくれんぼ 僕の呼ぶ声 聞えたら 顔をも一度 ああ 見せとくれ | 三山ひろし | 永井ひろし | 櫻田誠一 | 伊戸のりお | 花の東京の どまん中 ぐるり廻るは 山手線 皇居丸ビル 右に見て とんと一(ひと)駅 下(くだ)ります そこが初恋 有楽町 いつもあの娘(こ)と 逢(あ)った町 ところが世間 ままならず 別れ別れの 西東 どこであの娘(こ)は ああ 泣いてやら 水の都の 大阪は 僕にゃあんまり 広すぎて 昨日(きのう)ミナミに 今日キタへ 足も重たく なりまする 一つ噂(うわさ)を 追いかけりゃ いやになります さみしさで 涙が泳ぐ この胸は いつになったら すっきりと 誰(だれ)かあの娘(こ)を ああ 知らないか 船が着く街 高松に 今日のとまりは 決めました たとえ三年 五年でも 逢えるつもりの 逢うつもり 瀬戸の夕日に 手を合わす 僕の心は せつないに あの娘はどこへ かくれんぼ 僕の呼ぶ声 聞えたら 顔をも一度 ああ 見せとくれ |
東京の花売娘青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いを含む 瞳いじらし あの笑くぼ ああ 東京の花売娘 夢を見るよに 花籠抱いて 花を召しませ 召しませ花を 小首かしげりゃ 広重描く 月も新たな 春の宵 ああ 東京の花売娘 ジャズが流れる ホールの灯影 花を召しませ 召しませ花を 粋なジャンバーの アメリカ兵の 影を追うよな 甘い風 ああ 東京の花売娘 | 三山ひろし | 佐々詩生 | 上原げんと | 伊戸のりお | 青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いを含む 瞳いじらし あの笑くぼ ああ 東京の花売娘 夢を見るよに 花籠抱いて 花を召しませ 召しませ花を 小首かしげりゃ 広重描く 月も新たな 春の宵 ああ 東京の花売娘 ジャズが流れる ホールの灯影 花を召しませ 召しませ花を 粋なジャンバーの アメリカ兵の 影を追うよな 甘い風 ああ 東京の花売娘 |
SATOUMI ~幸せは、あさこいよさこいふるさとの海 君と見たいな 僕が生まれた SATOUMI 珊瑚の海 椿の花 季節が優しく 流れてる 陽が昇る 水平線に 魚は泳ぐ 人は笑う 幸せは あさこい よさこい めぐり逢えたね 幸せは あさこい よさこい 夢はここに ああ、夢はここに ふるさとの海 僕は見たいな 君が生まれた SATOUMI どんな光 どんな風が 笑顔を育ててくれたのか… 星が降る 遥か闇に 港は眠る 波は唄う 幸せは あさこい よさこい ずっと一緒に 幸せは あさこい よさこい 愛はここに ああ、愛はここに 幸せは あさこい よさこい めぐり逢えたね 幸せは あさこい よさこい 夢はここに ああ、夢はここに 夢はここに | 三山ひろし | もりちよこ | 小杉保夫 | 小杉保夫 | ふるさとの海 君と見たいな 僕が生まれた SATOUMI 珊瑚の海 椿の花 季節が優しく 流れてる 陽が昇る 水平線に 魚は泳ぐ 人は笑う 幸せは あさこい よさこい めぐり逢えたね 幸せは あさこい よさこい 夢はここに ああ、夢はここに ふるさとの海 僕は見たいな 君が生まれた SATOUMI どんな光 どんな風が 笑顔を育ててくれたのか… 星が降る 遥か闇に 港は眠る 波は唄う 幸せは あさこい よさこい ずっと一緒に 幸せは あさこい よさこい 愛はここに ああ、愛はここに 幸せは あさこい よさこい めぐり逢えたね 幸せは あさこい よさこい 夢はここに ああ、夢はここに 夢はここに |
ダンスパーティーの夜赤いドレスが よく似合う 君と初めて 逢ったのは ダンスパーティーの 夜だった 踊りつかれて ふたりで ビルのテラスに 出てみたら 星がきれいな 夜だった 燃える思いを 秘めながら そっと唇 ふれたのも ダンスパーティーの 夜だった 甘くせつない ブルースよ なんにもいわずに ほほ寄せて ふたりいつまでも 踊ったね 熱い涙を ためながら 君が別れを 告げたのも ダンスパーティーの 夜だった はかない夢と あきらめて 忘れましょうと いった君 星が冷たい 夜だった | 三山ひろし | 和田隆夫 | 林伊佐緒 | 伊戸のりお | 赤いドレスが よく似合う 君と初めて 逢ったのは ダンスパーティーの 夜だった 踊りつかれて ふたりで ビルのテラスに 出てみたら 星がきれいな 夜だった 燃える思いを 秘めながら そっと唇 ふれたのも ダンスパーティーの 夜だった 甘くせつない ブルースよ なんにもいわずに ほほ寄せて ふたりいつまでも 踊ったね 熱い涙を ためながら 君が別れを 告げたのも ダンスパーティーの 夜だった はかない夢と あきらめて 忘れましょうと いった君 星が冷たい 夜だった |
傷だらけの人生「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを 欲しがるもんでございます。 どこに新しいものがございましょう。 生れた土地は荒れ放題、今の世の中、 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」 何から何まで 真暗闇よ 筋の通らぬ ことばかり 右を向いても 左を見ても 莫迦(ばか)と阿呆(あほう)の 絡み合い どこに男の 夢がある 「好いた惚れたと、けだものごっこが 罷(まか)り通る世の中でございます。 好いた惚れたは、もともと「こころ」が決めるもの…… こんなことを申し上げる私も やっぱり古い人間でござんしょうかね」 ひとつの心に 重なる心 それが恋なら それもよし 所詮(しょせん)この世は 男と女 意地に裂かれる 恋もあり 夢に消される 意地もある 「なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが そういう私も日陰育ちのひねくれ者、 お天道様に背中を向けて歩く……馬鹿な人間でございます」 真(ま)ッ平(ぴら)ご免(めん)と 大手を振って 歩きたいけど 歩けない 嫌だ嫌です お天道様(てんとうさま)よ 日陰育ちの 泣きどころ 明るすぎます 俺らには | 三山ひろし | 藤田まさと | 吉田正 | 伊戸のりお | 「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを 欲しがるもんでございます。 どこに新しいものがございましょう。 生れた土地は荒れ放題、今の世の中、 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」 何から何まで 真暗闇よ 筋の通らぬ ことばかり 右を向いても 左を見ても 莫迦(ばか)と阿呆(あほう)の 絡み合い どこに男の 夢がある 「好いた惚れたと、けだものごっこが 罷(まか)り通る世の中でございます。 好いた惚れたは、もともと「こころ」が決めるもの…… こんなことを申し上げる私も やっぱり古い人間でござんしょうかね」 ひとつの心に 重なる心 それが恋なら それもよし 所詮(しょせん)この世は 男と女 意地に裂かれる 恋もあり 夢に消される 意地もある 「なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが そういう私も日陰育ちのひねくれ者、 お天道様に背中を向けて歩く……馬鹿な人間でございます」 真(ま)ッ平(ぴら)ご免(めん)と 大手を振って 歩きたいけど 歩けない 嫌だ嫌です お天道様(てんとうさま)よ 日陰育ちの 泣きどころ 明るすぎます 俺らには |
少年時代夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中 永い冬が窓を閉じて 呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき 夏まつり 宵かがり 胸のたかなりにあわせて 八月は夢花火 私の心は夏模様 目が覚めて 夢のあと 長い影が夜にのびて 星屑(ほしくず)の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 八月は夢花火 私の心は夏模様 | 三山ひろし | 井上陽水 | 井上陽水・平井夏美 | 京田誠一 | 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中 永い冬が窓を閉じて 呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき 夏まつり 宵かがり 胸のたかなりにあわせて 八月は夢花火 私の心は夏模様 目が覚めて 夢のあと 長い影が夜にのびて 星屑(ほしくず)の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 八月は夢花火 私の心は夏模様 |
いごっそう纏おまえを守ると 誓ったからは 命捨てても 火の中へ 甍一枚 崩れば地獄 それでも行くのが 纏持ち 祈るお前の 顔見おろして 振りきる 振りきる纏 天までとどけ 土佐の港に 燃え盛る火は 火の粉火の花 火の柱 どこにいるのか まだ見ぬ母は きっとどこかで おっかさん 船の舳先に 足踏みしめて 誰が 誰が呼んだか いごっそう纏 愛しおまえの その涙でも 半鐘が鳴れば 火の海へ 誰の涙も もう見たくない きっと必ず 戻るから 真っ赤に染まる あの空めがけ 振りきる 振りきる纏 天までとどけ | 三山ひろし | 池田政之 | 宮下健治 | 伊戸のりお | おまえを守ると 誓ったからは 命捨てても 火の中へ 甍一枚 崩れば地獄 それでも行くのが 纏持ち 祈るお前の 顔見おろして 振りきる 振りきる纏 天までとどけ 土佐の港に 燃え盛る火は 火の粉火の花 火の柱 どこにいるのか まだ見ぬ母は きっとどこかで おっかさん 船の舳先に 足踏みしめて 誰が 誰が呼んだか いごっそう纏 愛しおまえの その涙でも 半鐘が鳴れば 火の海へ 誰の涙も もう見たくない きっと必ず 戻るから 真っ赤に染まる あの空めがけ 振りきる 振りきる纏 天までとどけ |
北酒場北の酒場通りには 長い髪の 女が似合う ちょっと お人よしがいい くどかれ 上手な方がいい 今夜の恋は 煙草の先に 火をつけて くれた人 からめた指が 運命(さだめ)のように 心を許す 北の酒場通りには 女を酔わせる 恋がある 北の酒場通りには 涙もろい 男が似合う ちょっと 女好きがいい 瞳で くどける方がいい 夢追い人は グラスの酒と 思い出を 飲みほして やぶれた恋の 数だけ人に やさしくできる 北の酒場通りには 男を泣かせる 歌がある 今夜の恋は 煙草の先に 火をつけて くれた人 からめた指が 運命(さだめ)のように 心を許す 北の酒場通りには 女を酔わせる 恋がある | 三山ひろし | なかにし礼 | 中村泰士 | 伊戸のりお | 北の酒場通りには 長い髪の 女が似合う ちょっと お人よしがいい くどかれ 上手な方がいい 今夜の恋は 煙草の先に 火をつけて くれた人 からめた指が 運命(さだめ)のように 心を許す 北の酒場通りには 女を酔わせる 恋がある 北の酒場通りには 涙もろい 男が似合う ちょっと 女好きがいい 瞳で くどける方がいい 夢追い人は グラスの酒と 思い出を 飲みほして やぶれた恋の 数だけ人に やさしくできる 北の酒場通りには 男を泣かせる 歌がある 今夜の恋は 煙草の先に 火をつけて くれた人 からめた指が 運命(さだめ)のように 心を許す 北の酒場通りには 女を酔わせる 恋がある |
ここに幸あり嵐も吹けば 雨も降る 女の道よ なぜ険し 君を頼りに 私は生きる ここに幸あり 青い空 誰にもいえぬ 爪のあと 心にうけた 恋の鳥 ないてのがれて さまよい行けば 夜の巷の 風かなし 命のかぎり 呼びかける こだまのはてに 待つは誰 君によりそい 明るく仰ぐ ここに幸あり 白い雲 | 三山ひろし | 高橋掬太郎 | 飯田三郎 | 伊戸のりお | 嵐も吹けば 雨も降る 女の道よ なぜ険し 君を頼りに 私は生きる ここに幸あり 青い空 誰にもいえぬ 爪のあと 心にうけた 恋の鳥 ないてのがれて さまよい行けば 夜の巷の 風かなし 命のかぎり 呼びかける こだまのはてに 待つは誰 君によりそい 明るく仰ぐ ここに幸あり 白い雲 |
涙そうそう古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙(なだ)そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう | 三山ひろし | 森山良子 | BEGIN | 京田誠一 | 古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙(なだ)そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう |
おまえに惚れた俺にきめろよ まよわずに 言って振り向きゃ ついてくる 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 肩を抱きよせ 眸(め)をのぞきゃ 頬に紅さす おまえに惚れた あなた躰(からだ)に 悪いわと 水でお酒を 割ってだす 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 言葉づかいも 女房を きどる今夜の おまえに惚れた 金じゃ幸せ 買えないと 俺を泣かせる 憎いやつ 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 空を見上げりゃ 星ひとつ そっと指さす おまえに惚れた | 三山ひろし | たかたかし | 徳久広司 | 伊戸のりお | 俺にきめろよ まよわずに 言って振り向きゃ ついてくる 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 肩を抱きよせ 眸(め)をのぞきゃ 頬に紅さす おまえに惚れた あなた躰(からだ)に 悪いわと 水でお酒を 割ってだす 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 言葉づかいも 女房を きどる今夜の おまえに惚れた 金じゃ幸せ 買えないと 俺を泣かせる 憎いやつ 惚れた(惚れた) 惚れたよ おまえに惚れた 空を見上げりゃ 星ひとつ そっと指さす おまえに惚れた |
知床旅情知床の岬に はまなすの咲く頃 思い出しておくれ 俺たちのことを 飲んで騒いで 丘に登れば はるかクナシリに 白夜は明ける 旅の情けか 飲むほどにさまよい 浜に出てみれば 月は照る波の上(え) 今宵こそ君を 抱きしめんと 岩かげに寄れば ピリカが笑う 別れの日はきた 知床の村にも 君は出てゆく 峠をこえて 忘れちゃいやだよ 気(き)まぐれガラスさん 私を泣かすな 白いかもめを 白いかもめを | 三山ひろし | 森繁久彌 | 森繁久彌 | 椿拓也 | 知床の岬に はまなすの咲く頃 思い出しておくれ 俺たちのことを 飲んで騒いで 丘に登れば はるかクナシリに 白夜は明ける 旅の情けか 飲むほどにさまよい 浜に出てみれば 月は照る波の上(え) 今宵こそ君を 抱きしめんと 岩かげに寄れば ピリカが笑う 別れの日はきた 知床の村にも 君は出てゆく 峠をこえて 忘れちゃいやだよ 気(き)まぐれガラスさん 私を泣かすな 白いかもめを 白いかもめを |
上を向いて歩こう上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す 春の日 一人ぽっちの夜 上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて 思い出す 夏の日 一人ぽっちの夜 幸せは雲の上に 幸せは空の上に 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぽっちの夜 思い出す 秋の日 一人ぽっちの夜 悲しみは星のかげに 悲しみは月のかげに 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぽっちの夜 一人ぽっちの夜 | 三山ひろし | 永六輔 | 中村八大 | 伊戸のりお | 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す 春の日 一人ぽっちの夜 上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて 思い出す 夏の日 一人ぽっちの夜 幸せは雲の上に 幸せは空の上に 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぽっちの夜 思い出す 秋の日 一人ぽっちの夜 悲しみは星のかげに 悲しみは月のかげに 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぽっちの夜 一人ぽっちの夜 |
いっぽんどっこの唄ぼろは着てても こころの錦 どんな花より きれいだぜ 若いときゃ 二度ない どんとやれ 男なら 人のやれない ことをやれ 涙かくして 男が笑う それがあの娘にゃ わからない 恋だなんて そんなもの いいじゃないか 男なら なげた笑顔を みておくれ 何はなくても 根性だけは 俺の自慢の ひとつだぜ 春が来りゃ 夢の木に 花が咲く 男なら 行くぜこの道 どこまでも | 三山ひろし | 星野哲郎 | 安藤実親 | 伊戸のりお | ぼろは着てても こころの錦 どんな花より きれいだぜ 若いときゃ 二度ない どんとやれ 男なら 人のやれない ことをやれ 涙かくして 男が笑う それがあの娘にゃ わからない 恋だなんて そんなもの いいじゃないか 男なら なげた笑顔を みておくれ 何はなくても 根性だけは 俺の自慢の ひとつだぜ 春が来りゃ 夢の木に 花が咲く 男なら 行くぜこの道 どこまでも |
関東春雨傘関東一円 雨降るときは さして行こうよ 蛇の目傘 どうせこっちは ぶん流し エー エー…… エー抜けるもんなら 抜いてみな 斬れるもんなら 斬ってみな さあ さあ さあ さあ さあ さあ あとにゃ引かない 女伊達(だて) 花が散ります 桜の花が 太く短い 命なら 派手に行こうよ この啖呵 エー エー…… エー抜けるもんなら 抜いてみな 斬れるもんなら 斬ってみな さあ さあ さあ さあ さあ さあ こわいものなし 女伊達 女だてらに 朱鞘(しゅざや)を差して 罪でござんす ご時世が やくざ渡世(とせい)の 身の辛さ エー エー…… エー抜けるもんなら 抜いてみな 斬れるもんなら 斬ってみな さあ さあ さあ さあ さあ さあ 恋も知らない 女伊達 | 三山ひろし | 米山正夫 | 米山正夫 | 伊戸のりお | 関東一円 雨降るときは さして行こうよ 蛇の目傘 どうせこっちは ぶん流し エー エー…… エー抜けるもんなら 抜いてみな 斬れるもんなら 斬ってみな さあ さあ さあ さあ さあ さあ あとにゃ引かない 女伊達(だて) 花が散ります 桜の花が 太く短い 命なら 派手に行こうよ この啖呵 エー エー…… エー抜けるもんなら 抜いてみな 斬れるもんなら 斬ってみな さあ さあ さあ さあ さあ さあ こわいものなし 女伊達 女だてらに 朱鞘(しゅざや)を差して 罪でござんす ご時世が やくざ渡世(とせい)の 身の辛さ エー エー…… エー抜けるもんなら 抜いてみな 斬れるもんなら 斬ってみな さあ さあ さあ さあ さあ さあ 恋も知らない 女伊達 |
花~すべての人の心に花を~川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 涙流れて どこどこ行くの 愛も流れて どこどこ行くの そんな流れを このうちに 花として 花として むかえてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 花は花として わらいもできる 人は人として 涙も流す それが自然のうたなのさ 心の中に 心の中に 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ | 三山ひろし | 喜納昌吉 | 喜納昌吉 | 京田誠一 | 川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 涙流れて どこどこ行くの 愛も流れて どこどこ行くの そんな流れを このうちに 花として 花として むかえてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 花は花として わらいもできる 人は人として 涙も流す それが自然のうたなのさ 心の中に 心の中に 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ |
赤とんぼ夕焼 小焼の 赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か 山の畑の 桑の実を 小籠(こかご)に摘んだは まぼろしか 十五で姐(ねえ)やは 嫁に行き お里のたよりも 絶えはてた 夕焼 小焼の 赤とんぼ とまっているよ 竿の先 | 三山ひろし | 三木露風 | 山田耕筰 | 石倉重信 | 夕焼 小焼の 赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か 山の畑の 桑の実を 小籠(こかご)に摘んだは まぼろしか 十五で姐(ねえ)やは 嫁に行き お里のたよりも 絶えはてた 夕焼 小焼の 赤とんぼ とまっているよ 竿の先 |