ふたりぐらしやっとみつけた しあわせと おまえは涙で この胸ぬらす あまえておくれ 今日からは きっと苦労したんだね ふたりで暮らそう 決めたよおまえに いいさ昔の ことなんか おまえの瞳は 汚れちゃいない こころの傷は 俺もある 酒におぼれた日もあるさ ふたりで暮らそう 可愛いおまえと 夢がふたりに あるかぎり 花咲く季節も めぐって来るさ ごらんよおまえ 窓の外 あれが希望の夫婦星 ふたりで暮らそう しあわせおまえに | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | | やっとみつけた しあわせと おまえは涙で この胸ぬらす あまえておくれ 今日からは きっと苦労したんだね ふたりで暮らそう 決めたよおまえに いいさ昔の ことなんか おまえの瞳は 汚れちゃいない こころの傷は 俺もある 酒におぼれた日もあるさ ふたりで暮らそう 可愛いおまえと 夢がふたりに あるかぎり 花咲く季節も めぐって来るさ ごらんよおまえ 窓の外 あれが希望の夫婦星 ふたりで暮らそう しあわせおまえに |
春ふたり惚れてあなたに 寄り添って 幾年月(いくとしつき)の 夫婦みち 雨降れば 傘をさしかけ 風吹けば たがいに励まし 夢のかけ橋 あなたと …離れはしません おまえいたから 今日がある あなたに逢えて よかったわ 花咲けば 花のかおりに 星みれば きらめく命に 心かよわせ 明日へ …離れはしません 冬を知るから 春を知る 涙もとけて 今ふたり 日は移り 時は流れて しみじみと かさねる幸福(しあわせ) 月も微笑む ふたりに …離れはしません | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 惚れてあなたに 寄り添って 幾年月(いくとしつき)の 夫婦みち 雨降れば 傘をさしかけ 風吹けば たがいに励まし 夢のかけ橋 あなたと …離れはしません おまえいたから 今日がある あなたに逢えて よかったわ 花咲けば 花のかおりに 星みれば きらめく命に 心かよわせ 明日へ …離れはしません 冬を知るから 春を知る 涙もとけて 今ふたり 日は移り 時は流れて しみじみと かさねる幸福(しあわせ) 月も微笑む ふたりに …離れはしません |
北山しぐれ何もかも 捨ててくれとは 死ぬほど好きでも 云えません くちびる寒い 古都(こと)の秋 杉の木立ちに あなたは消えて 音もなく降る 北山しぐれ さりげなく 後すがたで 泣き泣きさよなら 云いました 別れに貸した 女傘 捨ててください また陽がさせば 邪魔になるでしょ 北山しぐれ 夢なのね みんな夢だと こころに淋しく 云いきかす 恋紅(こいべに)ふいた 白い指 そっとお酒に 持ちかえながら ひとり聞く夜の 北山しぐれ | 川中美幸 | 水木かおる | 岸本健介 | | 何もかも 捨ててくれとは 死ぬほど好きでも 云えません くちびる寒い 古都(こと)の秋 杉の木立ちに あなたは消えて 音もなく降る 北山しぐれ さりげなく 後すがたで 泣き泣きさよなら 云いました 別れに貸した 女傘 捨ててください また陽がさせば 邪魔になるでしょ 北山しぐれ 夢なのね みんな夢だと こころに淋しく 云いきかす 恋紅(こいべに)ふいた 白い指 そっとお酒に 持ちかえながら ひとり聞く夜の 北山しぐれ |
忍路海岸わかれ雪鉛色した 冬の海 風がヒュルヒュル 空になる ひとり身を引く 女の胸に ひとひらふたひら 雪が舞う あなたさよなら 忍路海岸 わかれ旅 逢えば抱かれて しまうから 手紙ひとつで 伝えます 筆が走れば 乱れる文字に 思い出ばかりが にじみます あなたさよなら 忍路海岸 ひとり宿 恋をするのも 女ゆえ 恋に泣くのも 女ゆえ 抱けばいとしい 乳房の重み 明日はどの人 好きになる あなたさよなら 忍路海岸 わかれ雪 | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | | 鉛色した 冬の海 風がヒュルヒュル 空になる ひとり身を引く 女の胸に ひとひらふたひら 雪が舞う あなたさよなら 忍路海岸 わかれ旅 逢えば抱かれて しまうから 手紙ひとつで 伝えます 筆が走れば 乱れる文字に 思い出ばかりが にじみます あなたさよなら 忍路海岸 ひとり宿 恋をするのも 女ゆえ 恋に泣くのも 女ゆえ 抱けばいとしい 乳房の重み 明日はどの人 好きになる あなたさよなら 忍路海岸 わかれ雪 |
半分のれんお客はあなた ひとりだけ お銚子はさんでさし向かい 残り物だと 言いながら 作っておいた きんぴらごぼう のれんしまえば あなたは帰る 出したままでは 誰かくる 店の灯りは つけたまま ふたりでいたい 半分のれん 雨でも降って くれたなら やむまでひきとめられるのに あなたが時計 見ないよう 問わず語りの 身の上話 外の看板 こっそり消して 商(あきな)い札を 裏返す 風もないのに ひらひらと おもいがゆれる 半分のれん のれんしまえば あなたは帰る 出したままでは 誰かくる 店の灯りは つけたまま ふたりでいたい 半分のれん | 川中美幸 | 岸かいせい | 左峰捨比古 | 伊戸のりお | お客はあなた ひとりだけ お銚子はさんでさし向かい 残り物だと 言いながら 作っておいた きんぴらごぼう のれんしまえば あなたは帰る 出したままでは 誰かくる 店の灯りは つけたまま ふたりでいたい 半分のれん 雨でも降って くれたなら やむまでひきとめられるのに あなたが時計 見ないよう 問わず語りの 身の上話 外の看板 こっそり消して 商(あきな)い札を 裏返す 風もないのに ひらひらと おもいがゆれる 半分のれん のれんしまえば あなたは帰る 出したままでは 誰かくる 店の灯りは つけたまま ふたりでいたい 半分のれん |
酔わせてあなたのそばにいるだけで 浮世のつらさを わすれます ついでください 私にも 今夜のお酒はおいしいわ 酔ってあなたに あまえたい あなたに逢ったその日から 笑える女に なりました ついで下さい 私にも 捨てずによかった夢ひとつ あなたしっかり 受けとめて あなたとふたり飲む酒は 明日を生きてく 虹になる ついで下さい 私にも ようやく掴んだ倖せを 離したくない いつまでも | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | | あなたのそばにいるだけで 浮世のつらさを わすれます ついでください 私にも 今夜のお酒はおいしいわ 酔ってあなたに あまえたい あなたに逢ったその日から 笑える女に なりました ついで下さい 私にも 捨てずによかった夢ひとつ あなたしっかり 受けとめて あなたとふたり飲む酒は 明日を生きてく 虹になる ついで下さい 私にも ようやく掴んだ倖せを 離したくない いつまでも |
なにわの女ひょんなことから 小店を持った なにわ女と 流れ板 祭りのあとの エーエー あとはよくある 艶ばなし あんたいいなら あんたいいなら 捌(さば)いておくれ 女房に 今夜は早めに のれんをしまい たまにゃ「お好み」いきましょか さされつさしつ エーエー 問わず語りの 遠い日に あんた泣かせて あんた泣かせて 生姜の紅が またにじむ 苦労半身に 寄り添い逢うて 夫婦善哉 夢ごよみ 惚れたらあとは エーエー あとは見えへん 悪い癖 あんたひとすじ あんたひとすじ なにわの女 灯をともす | 川中美幸 | 吉岡治 | 弦哲也 | | ひょんなことから 小店を持った なにわ女と 流れ板 祭りのあとの エーエー あとはよくある 艶ばなし あんたいいなら あんたいいなら 捌(さば)いておくれ 女房に 今夜は早めに のれんをしまい たまにゃ「お好み」いきましょか さされつさしつ エーエー 問わず語りの 遠い日に あんた泣かせて あんた泣かせて 生姜の紅が またにじむ 苦労半身に 寄り添い逢うて 夫婦善哉 夢ごよみ 惚れたらあとは エーエー あとは見えへん 悪い癖 あんたひとすじ あんたひとすじ なにわの女 灯をともす |
忍ぶ川凍えた両手に 息ふきかけて ぬくもりくれる 人がいる ありがとうあなた あゝ この雪も ふたりに咲いた 冬の花 耐えてゆけます 忍ぶ川 ないないづくしの わたしだけれど 笑顔があれば いいという ありがとうあなた あゝ つくします 遅まきながら この命 すてて悔ない 忍ぶ川 ひとりで見てきた 心のなかの しあわせ薄い 春と冬 ありがとうあなた あゝ ふたりなら 木の葉のような 舟だって 明日へ流れる 忍ぶ川 | 川中美幸 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 凍えた両手に 息ふきかけて ぬくもりくれる 人がいる ありがとうあなた あゝ この雪も ふたりに咲いた 冬の花 耐えてゆけます 忍ぶ川 ないないづくしの わたしだけれど 笑顔があれば いいという ありがとうあなた あゝ つくします 遅まきながら この命 すてて悔ない 忍ぶ川 ひとりで見てきた 心のなかの しあわせ薄い 春と冬 ありがとうあなた あゝ ふたりなら 木の葉のような 舟だって 明日へ流れる 忍ぶ川 |
うすゆき草おなじ歩幅で これからも ふたり歩いて 行けたらいいね 北風(かぜ)に吹かれて 咲いている 可憐な花だよ うすゆき草は 夢を信じて ついて来る 抱けばいとしい おれの花 まわり道でも ふたりなら 心いたわり 愛してゆける 細いからだを しならせて けなげに咲く花 うすゆき草よ 無理をするなよ つらければ 泣いていいんだ おれの胸 冬のきびしさ 耐えぬいて 花は大地に 命を咲かす 今日という日を せいいっぱい 希望(きぼう)の花だよ うすゆき草は にごり水でも 空映す 虹のかけ橋 ふたりづれ | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | | おなじ歩幅で これからも ふたり歩いて 行けたらいいね 北風(かぜ)に吹かれて 咲いている 可憐な花だよ うすゆき草は 夢を信じて ついて来る 抱けばいとしい おれの花 まわり道でも ふたりなら 心いたわり 愛してゆける 細いからだを しならせて けなげに咲く花 うすゆき草よ 無理をするなよ つらければ 泣いていいんだ おれの胸 冬のきびしさ 耐えぬいて 花は大地に 命を咲かす 今日という日を せいいっぱい 希望(きぼう)の花だよ うすゆき草は にごり水でも 空映す 虹のかけ橋 ふたりづれ |
冬の華涙まじりの 霙(みぞれ)か雪か 頬(ほほ)を掠(かす)めて この襟(えり)濡らす 行方(ゆくえ)預けて 解(ほど)いた帯は 何を知るのか 冬の華 ひとつ想い出 あればいい 人の 人の儚(はかな)さ 知ればこそ 別れなみだは 化粧に隠す 隠せないのは 情念(こころ)の乱れ 見えぬ縁(えにし)に 縋(すが)ってみれば 口紅(べに)もせつない 冬の華 咲いて散りゆく ひとひらに 人の 人の哀しさ 知ればこそ 冬の寒さの 隣りは春よ 情愛(なさけ)・ぬくもり 袂(たもと)に包む 積もることない 消えゆく雪に わが身重ねる 冬の華 ひとつ想い出 あればいい 人の 人の優しさ 知ればこそ | 川中美幸 | 小野田洋子 | 弦哲也 | 杉山ユカリ | 涙まじりの 霙(みぞれ)か雪か 頬(ほほ)を掠(かす)めて この襟(えり)濡らす 行方(ゆくえ)預けて 解(ほど)いた帯は 何を知るのか 冬の華 ひとつ想い出 あればいい 人の 人の儚(はかな)さ 知ればこそ 別れなみだは 化粧に隠す 隠せないのは 情念(こころ)の乱れ 見えぬ縁(えにし)に 縋(すが)ってみれば 口紅(べに)もせつない 冬の華 咲いて散りゆく ひとひらに 人の 人の哀しさ 知ればこそ 冬の寒さの 隣りは春よ 情愛(なさけ)・ぬくもり 袂(たもと)に包む 積もることない 消えゆく雪に わが身重ねる 冬の華 ひとつ想い出 あればいい 人の 人の優しさ 知ればこそ |
ふたりの絆はなればなれは 淋しいけれど こころひとつで 結びあう それがふたりの 絆です あなたもつらい 私もつらい あなたひとりの からだじゃないわ 無茶のみしないで ねぇあなた あなた思って 夕餉(ゆうげ)の仕度 なにがなくても あたたかい 作る手料理 届けたい あなたのわたし 私のあなた 馴れぬ暮らしの 冷たい部屋で 風邪などひかずに ねぇあなた 遠くはなれて 暮らしたことが きっとなります 思い出に それがふたりの 夢あかり あなたも待って 私も待って 苦労涙が 笑顔に変わる 幸せ来る日を ねぇあなた | 川中美幸 | 鳥井実 | 聖川湧 | | はなればなれは 淋しいけれど こころひとつで 結びあう それがふたりの 絆です あなたもつらい 私もつらい あなたひとりの からだじゃないわ 無茶のみしないで ねぇあなた あなた思って 夕餉(ゆうげ)の仕度 なにがなくても あたたかい 作る手料理 届けたい あなたのわたし 私のあなた 馴れぬ暮らしの 冷たい部屋で 風邪などひかずに ねぇあなた 遠くはなれて 暮らしたことが きっとなります 思い出に それがふたりの 夢あかり あなたも待って 私も待って 苦労涙が 笑顔に変わる 幸せ来る日を ねぇあなた |
吾亦紅~移りゆく日々~秋草の 淋しい花です 人の目を ひくような 派手さは何も ありません でも せいいっぱいに 咲いてます あなたへの深い 思いをこめて 吾亦紅 われもまた くれない 吾亦紅 われもまた くれない 朝霧が しずかに霽(は)れます ぬれ色の くちびるの 妖しさそっと 忍ばせて いま 花ひとときの いのちです やるせない思い 閉じこめながら 吾亦紅 われもまた くれない 吾亦紅 われもまた くれない 片恋の 淋しい花です 崩れそな このこころ 叱ってしゃんと 立ってます でも 聞かせてほしい 愛の言葉 けなげな花よと 云われるよりも 吾亦紅 われもまた くれない 吾亦紅 われもまた くれない | 川中美幸 | 水木かおる | 弦哲也 | 前田俊明 | 秋草の 淋しい花です 人の目を ひくような 派手さは何も ありません でも せいいっぱいに 咲いてます あなたへの深い 思いをこめて 吾亦紅 われもまた くれない 吾亦紅 われもまた くれない 朝霧が しずかに霽(は)れます ぬれ色の くちびるの 妖しさそっと 忍ばせて いま 花ひとときの いのちです やるせない思い 閉じこめながら 吾亦紅 われもまた くれない 吾亦紅 われもまた くれない 片恋の 淋しい花です 崩れそな このこころ 叱ってしゃんと 立ってます でも 聞かせてほしい 愛の言葉 けなげな花よと 云われるよりも 吾亦紅 われもまた くれない 吾亦紅 われもまた くれない |
海峡雪しぐれ外は吹雪か 窓打つ音が わたしの心の しんまで響く あなたがくれた命 抱きしめながら 生きる女の 風港 いまひとたびの 春よ 春 今日も、海峡雪しぐれ 一夜明けても 波風荒く かもめは寝不足 姿も見せぬ あなたがいない夜の わびしさつらさ いつか泣きぐせ つきました いまひとたびの 春を恋う 今日も、海峡雪しぐれ 寒さこらえて 入り江を照らす 岬のはずれの 燈台あかり 泣いたらだめとあなた 叱ってほしい 生きる女の 風港 いまひとたびの 春よ 来い 今日も、海峡雪しぐれ | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | 南郷達也 | 外は吹雪か 窓打つ音が わたしの心の しんまで響く あなたがくれた命 抱きしめながら 生きる女の 風港 いまひとたびの 春よ 春 今日も、海峡雪しぐれ 一夜明けても 波風荒く かもめは寝不足 姿も見せぬ あなたがいない夜の わびしさつらさ いつか泣きぐせ つきました いまひとたびの 春を恋う 今日も、海峡雪しぐれ 寒さこらえて 入り江を照らす 岬のはずれの 燈台あかり 泣いたらだめとあなた 叱ってほしい 生きる女の 風港 いまひとたびの 春よ 来い 今日も、海峡雪しぐれ |
木曽川しぐれ旅に身をひく 女の肩に 俄か雨ふる 馬籠の峠 さだめという名の この橋渡り 強く生きると 決めたのに…… 憎い恋しい 面影ゆれて 今日も 今日も泣かせる 木曽川しぐれ 鳥居峠も ふたりで来れば つげの櫛など 買ったでしょうね 別れのまぎわに 笑って見せた あれは女の 意地でした…… すがりたい手を なぜ離したと 責めて 責めているよな 木曽川しぐれ ひとり泊りの 妻籠の宿に 咲いて哀しい ゆうすげの花 酔うほどせつない あなたが欲しい 夢で逢うのも 罪ですね…… みれん灯りか 千本格子 濡れて 濡れて誰待つ 木曽川しぐれ | 川中美幸 | 水木れいじ | 弦哲也 | | 旅に身をひく 女の肩に 俄か雨ふる 馬籠の峠 さだめという名の この橋渡り 強く生きると 決めたのに…… 憎い恋しい 面影ゆれて 今日も 今日も泣かせる 木曽川しぐれ 鳥居峠も ふたりで来れば つげの櫛など 買ったでしょうね 別れのまぎわに 笑って見せた あれは女の 意地でした…… すがりたい手を なぜ離したと 責めて 責めているよな 木曽川しぐれ ひとり泊りの 妻籠の宿に 咲いて哀しい ゆうすげの花 酔うほどせつない あなたが欲しい 夢で逢うのも 罪ですね…… みれん灯りか 千本格子 濡れて 濡れて誰待つ 木曽川しぐれ |
花咲港ふたりで灯した 心のあかり 消しはしません 別れたあとも あなたの重荷に なりたくないと ひとり身をひく この恋を 雨よたたくな 花咲港 どなたの想い出 七色テープ 風に身をもみ 泣いてるみたい 別れて気づいた あなたの重さ つくし足りない 口惜しさを 雨にわびます 花咲港 あなたにわたしが 必要ならば 呼んでください 飛びこんでゆく いまでもあなたの 心の妻と 北のはずれの とまり木で 夢を待ってる 花咲港 | 川中美幸 | 吉岡治 | 市川昭介 | | ふたりで灯した 心のあかり 消しはしません 別れたあとも あなたの重荷に なりたくないと ひとり身をひく この恋を 雨よたたくな 花咲港 どなたの想い出 七色テープ 風に身をもみ 泣いてるみたい 別れて気づいた あなたの重さ つくし足りない 口惜しさを 雨にわびます 花咲港 あなたにわたしが 必要ならば 呼んでください 飛びこんでゆく いまでもあなたの 心の妻と 北のはずれの とまり木で 夢を待ってる 花咲港 |
大河の流れ大河の流れも 水源(みなもと)たどりゃ 天からしたたる ひと滴 立つ瀬沈む瀬 早瀬を越えて それも それも人生 あゝ人を磨いて 旅を往く 今さら振りむき 留(とど)まれないし 行方は果てなく 限りない 砂を噛むよな 寂しさだって ままよ ままよ人生 あゝ夢が一途に あるならば 出会いと別離(わかれ)を 川面にうつし 明日は何処(いづこ)の 水の駅 清き流れも 濁世(じょくせ)の水も これも これも人生 あゝ花を浮かべて 海に着く | 川中美幸 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 大河の流れも 水源(みなもと)たどりゃ 天からしたたる ひと滴 立つ瀬沈む瀬 早瀬を越えて それも それも人生 あゝ人を磨いて 旅を往く 今さら振りむき 留(とど)まれないし 行方は果てなく 限りない 砂を噛むよな 寂しさだって ままよ ままよ人生 あゝ夢が一途に あるならば 出会いと別離(わかれ)を 川面にうつし 明日は何処(いづこ)の 水の駅 清き流れも 濁世(じょくせ)の水も これも これも人生 あゝ花を浮かべて 海に着く |
祇園のおんな柳芽をふく 石畳 花見小路に 灯がともる 髪をおふくに 襟足しろく 心ばかりの おもてなし 京都祇園の おんなは身をこがす 夏は宵山 大文字 惚れた弱みの 夕涼み もやい恋です かなわぬ願い 涙かくして おもてなし 京都祇園の おんなは深情け 霧にかすんだ 花灯路 いまも面影 また浮かぶ 強く生きなきゃ この花街で 笑顔はんなり おもてなし 京都祇園の おんなは夢を抱く | 川中美幸 | 高田ひろお | 弦哲也 | 前田俊明 | 柳芽をふく 石畳 花見小路に 灯がともる 髪をおふくに 襟足しろく 心ばかりの おもてなし 京都祇園の おんなは身をこがす 夏は宵山 大文字 惚れた弱みの 夕涼み もやい恋です かなわぬ願い 涙かくして おもてなし 京都祇園の おんなは深情け 霧にかすんだ 花灯路 いまも面影 また浮かぶ 強く生きなきゃ この花街で 笑顔はんなり おもてなし 京都祇園の おんなは夢を抱く |
花ぼうろ~霧氷の宿~深山(みやま)の霧の 冬化粧 誰が名付けた 花ぼうろ あなたを愛した 歳月(としつき)を 涙と一緒に 氷らせて 明日は別れる 霧氷の宿よ さいごの旅に しましょうと 決めているから なおつらい 女のよろこび 悲しみを あなたは教えて くれました 誓う忘却 霧氷の宿よ 眠れぬままに 刻(とき)がすぎ 白い吐息の 朝まだき あなたを忘れる ことなんて やっぱりむりです わたしには うしろ髪ひく 霧氷の宿よ | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 深山(みやま)の霧の 冬化粧 誰が名付けた 花ぼうろ あなたを愛した 歳月(としつき)を 涙と一緒に 氷らせて 明日は別れる 霧氷の宿よ さいごの旅に しましょうと 決めているから なおつらい 女のよろこび 悲しみを あなたは教えて くれました 誓う忘却 霧氷の宿よ 眠れぬままに 刻(とき)がすぎ 白い吐息の 朝まだき あなたを忘れる ことなんて やっぱりむりです わたしには うしろ髪ひく 霧氷の宿よ |
ふたりの春なにもいらない あなたが欲しい いのち重ねて くださいね… 夜更けの街を 裸足で駆けて 旅立つわたしに 雨が降る あなた強く強く 抱いてくれますか 夜が明ければ かけおちしたと きっと噂に なるでしょう あなたとふたり 暮らせるならば いばらの道さえ 歩きます あなた強く強く 抱いてくれますか 悪い女と 呼ばれていいの 耐えてゆきます この愛で… 貧しさなんて 泣いたりしない 心が変わる日 怖いだけ あなた強く強く 抱いてくれますか | 川中美幸 | いではく | 遠藤実 | 斉藤恒夫 | なにもいらない あなたが欲しい いのち重ねて くださいね… 夜更けの街を 裸足で駆けて 旅立つわたしに 雨が降る あなた強く強く 抱いてくれますか 夜が明ければ かけおちしたと きっと噂に なるでしょう あなたとふたり 暮らせるならば いばらの道さえ 歩きます あなた強く強く 抱いてくれますか 悪い女と 呼ばれていいの 耐えてゆきます この愛で… 貧しさなんて 泣いたりしない 心が変わる日 怖いだけ あなた強く強く 抱いてくれますか |
一路一生海より深い 母の愛 はげます父の 声がする 今宵も集う ひとの和に この身をそっと おきかえて わが来し方を ほめて呑む なみだをすする 酒よりも よろこび語る 酒がいい 人生川を 漂って 生きねばならぬ せつなさよ 湯ぶねで癒す 旅のやど いのちの限り 恋もした 信じたみちを ひとすじに さだめでしょうか さだめなら 艶よく咲いて ふたたびの 歌うしあわせ ありがとう | 川中美幸 | 池田充男 | 弦哲也 | 前田俊明 | 海より深い 母の愛 はげます父の 声がする 今宵も集う ひとの和に この身をそっと おきかえて わが来し方を ほめて呑む なみだをすする 酒よりも よろこび語る 酒がいい 人生川を 漂って 生きねばならぬ せつなさよ 湯ぶねで癒す 旅のやど いのちの限り 恋もした 信じたみちを ひとすじに さだめでしょうか さだめなら 艶よく咲いて ふたたびの 歌うしあわせ ありがとう |
女 泣き砂 日本海宿の枕が固過ぎて 眠りも浅く 夢も見ず 遠いあなたを 恋しがるだけ つらい 夜でした 女ひとりの旅の朝 ふらり歩けば 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと呼ぶのです 海に嵐が吹き荒れて 季節が冬に 色を変え 砂のおもても どこか蒼ざめ 寒い 朝でした 女ひとりの もの想い こころ揺るがす 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと 呼ぶのです 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと 呼ぶのです | 川中美幸 | 阿久悠 | 三木たかし | | 宿の枕が固過ぎて 眠りも浅く 夢も見ず 遠いあなたを 恋しがるだけ つらい 夜でした 女ひとりの旅の朝 ふらり歩けば 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと呼ぶのです 海に嵐が吹き荒れて 季節が冬に 色を変え 砂のおもても どこか蒼ざめ 寒い 朝でした 女ひとりの もの想い こころ揺るがす 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと 呼ぶのです 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと 呼ぶのです |
貴船の宿はじめから 身丈に合わない 恋ですが 結べる縁(えにし)は ありますか 雨をあつめて 流れる川と たぎる心は 拒(こば)めない 京都 北山 ―― 時雨かなしい 貴船の宿 逢うたびに 抱かれてしまえば 負けてゆく つもった恨みも 望みさえ 月の光に さらした肌を 責めているよな 小夜あらし 京都 草風呂 ―― 髪も冷たい 貴船の宿 何処までも 九十九(つづら)に折れてく 木の根みち ふたりの明日に 似てますね 風に打たれて 添えない恋が 落ちて点々 紅椿 京都 朝霧 ―― 夢もおぼろな 貴船の宿 | 川中美幸 | 吉岡治 | 弦哲也 | | はじめから 身丈に合わない 恋ですが 結べる縁(えにし)は ありますか 雨をあつめて 流れる川と たぎる心は 拒(こば)めない 京都 北山 ―― 時雨かなしい 貴船の宿 逢うたびに 抱かれてしまえば 負けてゆく つもった恨みも 望みさえ 月の光に さらした肌を 責めているよな 小夜あらし 京都 草風呂 ―― 髪も冷たい 貴船の宿 何処までも 九十九(つづら)に折れてく 木の根みち ふたりの明日に 似てますね 風に打たれて 添えない恋が 落ちて点々 紅椿 京都 朝霧 ―― 夢もおぼろな 貴船の宿 |
ふたり花かわす目と目で 話ができる それが夫婦(めおと)と いうけれど 暗い夜道を 手をとりあって 越えたなみだの 水溜まり ありがとう… おまえは 俺の おれの恋女房 好きと好きとが 六畳一間 明日(あす)を夢見て 生きてたね 苦労ばっかり おまえにかけて 折れて消えそな うすい肩 ごめんな… おまえは 俺の おれの命だよ 長い歳月(としつき) いろいろあって やっとふたりに 陽がさした おまえいたから 歩いてこれた 今度うまれて 来るときも 一緒だよ… おまえは 俺の おれの恋女房 | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | かわす目と目で 話ができる それが夫婦(めおと)と いうけれど 暗い夜道を 手をとりあって 越えたなみだの 水溜まり ありがとう… おまえは 俺の おれの恋女房 好きと好きとが 六畳一間 明日(あす)を夢見て 生きてたね 苦労ばっかり おまえにかけて 折れて消えそな うすい肩 ごめんな… おまえは 俺の おれの命だよ 長い歳月(としつき) いろいろあって やっとふたりに 陽がさした おまえいたから 歩いてこれた 今度うまれて 来るときも 一緒だよ… おまえは 俺の おれの恋女房 |
めおと桜一と一とが 寄り添いあえば 合縁奇縁の めおと花 嵐の中でも 月日は過ぎる ついて行きます あなたの夢に しあわせ探して 歩くふたり道 もうすぐですね…桜が咲くのも 今年もあなたと花見酒…なんてね 母の言葉は 心のささえ おんなの生き方 道しるべ 幼いわたしに 歌ってくれた 遠い昔の あの子守唄 ぬくもり重ねて 渡るきずな橋 三十路苦労を なみだで越えて 五十路を迎えて 知る情け ふたりで咲かせる 人生桜 祝い酒です 今夜のお酒 あなたと一緒に 登るめおと坂 | 川中美幸 | 建石一 | 弦哲也 | 前田俊明 | 一と一とが 寄り添いあえば 合縁奇縁の めおと花 嵐の中でも 月日は過ぎる ついて行きます あなたの夢に しあわせ探して 歩くふたり道 もうすぐですね…桜が咲くのも 今年もあなたと花見酒…なんてね 母の言葉は 心のささえ おんなの生き方 道しるべ 幼いわたしに 歌ってくれた 遠い昔の あの子守唄 ぬくもり重ねて 渡るきずな橋 三十路苦労を なみだで越えて 五十路を迎えて 知る情け ふたりで咲かせる 人生桜 祝い酒です 今夜のお酒 あなたと一緒に 登るめおと坂 |
人生ごよみ長い道のり 雨風しのぎ 越えて来ました 七坂峠 貧しさ嘆く 暇もなく 苦労涙で ささえあい かわす笑顔で めくるふたりの 人生ごよみ 起きて働く この世の果報 そんな言葉で 励ましあった でこぼこ道を たがやして 何とか越えて 今日がある 親に感謝の めくるふたりの 人生ごよみ 丸い卵も 切りよで四角 小唄(うた)の文句も 今ならわかる 悲しみ多い 人の世で よくぞ耐えぬき がんばった 褒(ほ)めてあげたい めくるふたりの 人生ごよみ | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 長い道のり 雨風しのぎ 越えて来ました 七坂峠 貧しさ嘆く 暇もなく 苦労涙で ささえあい かわす笑顔で めくるふたりの 人生ごよみ 起きて働く この世の果報 そんな言葉で 励ましあった でこぼこ道を たがやして 何とか越えて 今日がある 親に感謝の めくるふたりの 人生ごよみ 丸い卵も 切りよで四角 小唄(うた)の文句も 今ならわかる 悲しみ多い 人の世で よくぞ耐えぬき がんばった 褒(ほ)めてあげたい めくるふたりの 人生ごよみ |
君影草 -すずらん-白い小鈴(こすゞ)を ふるように 君影草の 花が咲く どうして人は 別れてゆくの しあわせくれた あの人が 私を泣かす 北の国 細くかなしい 指先に 君影草の 花を摘む 待つことだけが 生きがいでした あの日の虹の 七いろは はかない恋の まぼろしか 夢のつゞきは どうなるの 君影草の 花よ花 このまゝ旅を さまよいながら 湖畔の宿の 明け暮れに こころをきめて 帰りたい | 川中美幸 | 水木かおる | 弦哲也 | | 白い小鈴(こすゞ)を ふるように 君影草の 花が咲く どうして人は 別れてゆくの しあわせくれた あの人が 私を泣かす 北の国 細くかなしい 指先に 君影草の 花を摘む 待つことだけが 生きがいでした あの日の虹の 七いろは はかない恋の まぼろしか 夢のつゞきは どうなるの 君影草の 花よ花 このまゝ旅を さまよいながら 湖畔の宿の 明け暮れに こころをきめて 帰りたい |
あなたと生きるも一度あなたに 逢いたいと つぶやきながら 朝餉の支度 桜がいちりん 描かれた あなたと揃いの 夫婦箸 ひとりきりりと 生きてます だって あなたの 女房です 幾つの坂道 越えたのか 幾つの冬を 乗り越えたのか 心が飛ぶよな 嵐にも ふたりでいたから 耐えられた そばにあなたが 居るようで そうね 今夜は 飲みましょか 苦労もなみだも 宝物 あなたのそばで 倖せでした 淋しくなるたび 見つめます ふたりで選んだ 夫婦箸 ひとりぼっちじゃ ないものね 私 あなたと 生きてます | 川中美幸 | 田久保真見 | 弦哲也 | 前田俊明 | も一度あなたに 逢いたいと つぶやきながら 朝餉の支度 桜がいちりん 描かれた あなたと揃いの 夫婦箸 ひとりきりりと 生きてます だって あなたの 女房です 幾つの坂道 越えたのか 幾つの冬を 乗り越えたのか 心が飛ぶよな 嵐にも ふたりでいたから 耐えられた そばにあなたが 居るようで そうね 今夜は 飲みましょか 苦労もなみだも 宝物 あなたのそばで 倖せでした 淋しくなるたび 見つめます ふたりで選んだ 夫婦箸 ひとりぼっちじゃ ないものね 私 あなたと 生きてます |
愛は別離恋だって命だって 終わる時が来る あなたとの幸せも 終わる時が来る 時間(とき)の流れに 勝てるものはいない 別れましょう 諦めましょう 忘れましょう 愛(いと)しくてたまらない今 愛したりないうちが花 神かけた誓いだって 破る時がある あなたとの約束も 破る時がある 永遠なんて 何処にあるというの 別れましょう 諦めましょう 忘れましょう 泣きながら抱きあった今 愛したりないうちが花 時間の流れに 勝てるものはいない 別れましょう 諦めましょう 忘れましょう 愛しくてたまらない今 愛したりないうちが花 | 川中美幸 | なかにし礼 | 浜圭介 | 櫻庭伸幸 | 恋だって命だって 終わる時が来る あなたとの幸せも 終わる時が来る 時間(とき)の流れに 勝てるものはいない 別れましょう 諦めましょう 忘れましょう 愛(いと)しくてたまらない今 愛したりないうちが花 神かけた誓いだって 破る時がある あなたとの約束も 破る時がある 永遠なんて 何処にあるというの 別れましょう 諦めましょう 忘れましょう 泣きながら抱きあった今 愛したりないうちが花 時間の流れに 勝てるものはいない 別れましょう 諦めましょう 忘れましょう 愛しくてたまらない今 愛したりないうちが花 |
長崎の雨狭霧にかすんだ 外国船の 汽笛が出島の 空に鳴る 坂の長崎 石だたみ あなたを偲び オランダ坂を そぞろ歩けば 肩先に ポツリポツリと 俄か雨がふる 一年一度の 「くんち」の逢瀬 後へはもどれぬ 恋でした 秋の長崎 蛍茶屋 南京花火 はじけるように 三日三晩の 熱をもち 燃えてあなたの 強い腕の中 ふたたび逢えない 悲しみ抱いて 唐人屋敷の 路地を行く 雨の長崎 思案橋 中島川に 面影ゆれて あなた恋しと 泣く胸に 遠くマリアの 鐘が鳴り響く | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 狭霧にかすんだ 外国船の 汽笛が出島の 空に鳴る 坂の長崎 石だたみ あなたを偲び オランダ坂を そぞろ歩けば 肩先に ポツリポツリと 俄か雨がふる 一年一度の 「くんち」の逢瀬 後へはもどれぬ 恋でした 秋の長崎 蛍茶屋 南京花火 はじけるように 三日三晩の 熱をもち 燃えてあなたの 強い腕の中 ふたたび逢えない 悲しみ抱いて 唐人屋敷の 路地を行く 雨の長崎 思案橋 中島川に 面影ゆれて あなた恋しと 泣く胸に 遠くマリアの 鐘が鳴り響く |
男じゃないか俺もおまえも灯がともりゃ 飲まずにいられぬ浮世のつらさ 男じゃないか ぐちはよせ 夢が散ろうと 枯れようと 未練のこすな 明日があるさ あんな女といいながら 酔えば涙がながれてやまぬ 男じゃないか ぐちはよせ 捨てた恋なら 情なら 酒と一緒に ながそじゃないか 男いのちの燃える火は 暗い夜空にかがやく星さ 男じゃないか ぐちはよせ いつかおまえの 時代(とき)が来る のぞみ捨てずに 歩いてゆこう | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | | 俺もおまえも灯がともりゃ 飲まずにいられぬ浮世のつらさ 男じゃないか ぐちはよせ 夢が散ろうと 枯れようと 未練のこすな 明日があるさ あんな女といいながら 酔えば涙がながれてやまぬ 男じゃないか ぐちはよせ 捨てた恋なら 情なら 酒と一緒に ながそじゃないか 男いのちの燃える火は 暗い夜空にかがやく星さ 男じゃないか ぐちはよせ いつかおまえの 時代(とき)が来る のぞみ捨てずに 歩いてゆこう |
ちょうちんの花ちょうちん一つ 椅子五つ 他人の肩も 気にならぬ どちらの誰と 知らぬのに 人生ばなし して帰る うなずき上手 のせ上手 お酒の酌の あいの手に だけどどこかで貰い泣き ポロリと涙 こぼす夜も 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと なまえを描いた ちょうちんが そろそろ少し くたびれて 浮き名を流す あてもなく 夢見る場所にも なりにくい はやりの歌や 故郷(くに)の歌 何でもヒョイと こなしつつ だけどわたしが誰よりも 酔いたい時も あるという 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと | 川中美幸 | 阿久悠 | 円広志 | | ちょうちん一つ 椅子五つ 他人の肩も 気にならぬ どちらの誰と 知らぬのに 人生ばなし して帰る うなずき上手 のせ上手 お酒の酌の あいの手に だけどどこかで貰い泣き ポロリと涙 こぼす夜も 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと なまえを描いた ちょうちんが そろそろ少し くたびれて 浮き名を流す あてもなく 夢見る場所にも なりにくい はやりの歌や 故郷(くに)の歌 何でもヒョイと こなしつつ だけどわたしが誰よりも 酔いたい時も あるという 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと |
おんなの一生~汗の花~負けちゃ駄目だと 手紙の中に 皺(しわ)くちゃお札が 入ってた 晴れ着一枚 自分じゃ買わず 頑張る姿が 目に浮かぶ お母ちゃん……苦労を苦労と思わない あなたの笑顔が 支えです 俄か雨なら なおさらのこと 自分が濡れても 傘を貸す 人のやさしさ 教えてくれた 背すじを伸ばした 生き方も お母ちゃん……煮豆も根性で花咲かす あなたの言葉を 忘れない 歳をとっても 働きどおし おんなの一生 すり減った 楽になってと 頼んでみても いつでも笑って 首を振る お母ちゃん……一生懸命生きている あなたの背中が 道しるべ | 川中美幸 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 負けちゃ駄目だと 手紙の中に 皺(しわ)くちゃお札が 入ってた 晴れ着一枚 自分じゃ買わず 頑張る姿が 目に浮かぶ お母ちゃん……苦労を苦労と思わない あなたの笑顔が 支えです 俄か雨なら なおさらのこと 自分が濡れても 傘を貸す 人のやさしさ 教えてくれた 背すじを伸ばした 生き方も お母ちゃん……煮豆も根性で花咲かす あなたの言葉を 忘れない 歳をとっても 働きどおし おんなの一生 すり減った 楽になってと 頼んでみても いつでも笑って 首を振る お母ちゃん……一生懸命生きている あなたの背中が 道しるべ |
金沢の雨東京ことばと 加賀なまり 愛するこころに 違いはないわ 合縁奇縁のこの恋を 咲かせてみせます あなたと出会った 片町あたり 相々傘です 金沢の雨 影笛きこえる 茶屋街の 灯りがぼんやり 滲(にじ)んで揺れた 男の甲斐性と意地張らず わたしにください 石段坂道 苦労を背負って ふたりで濡れましょ 金沢の雨 川なら犀川 浅野川 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) 水面に写す 友禅流しの緋の色は 絆の色です 雨の日晴れの日 寄り添いあって 相々傘です 金沢の雨 | 川中美幸 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 東京ことばと 加賀なまり 愛するこころに 違いはないわ 合縁奇縁のこの恋を 咲かせてみせます あなたと出会った 片町あたり 相々傘です 金沢の雨 影笛きこえる 茶屋街の 灯りがぼんやり 滲(にじ)んで揺れた 男の甲斐性と意地張らず わたしにください 石段坂道 苦労を背負って ふたりで濡れましょ 金沢の雨 川なら犀川 浅野川 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) 水面に写す 友禅流しの緋の色は 絆の色です 雨の日晴れの日 寄り添いあって 相々傘です 金沢の雨 |
豊後水道背のびした 恋破れ なぐさめる人もなく 信じていたのに あなたはもう来ない やせた女の旅路には やさし過ぎるわ春の海 こぼれ散る紅椿 流れにひきこんで 何を急ぐか 豊後水道 この海が 銀河なら 逢う瀬もあるけれど 近くて遥かね あなたと私には 岬巡ればまた入江 人の情(なさけ)に出会えそう 辛口(からくち)の地(じ)の酒を 海辺の宿で飲み 何を歌うか 豊後水道 爪の色 変えたのも 心が晴れたから 一人の旅でも 泣かないひとになる 春は何日早かった 風もうららで甘かった 海猫の棲(す)む島を ぐるりと一まわり 何を想うか 豊後水道 | 川中美幸 | 阿久悠 | 三木たかし | | 背のびした 恋破れ なぐさめる人もなく 信じていたのに あなたはもう来ない やせた女の旅路には やさし過ぎるわ春の海 こぼれ散る紅椿 流れにひきこんで 何を急ぐか 豊後水道 この海が 銀河なら 逢う瀬もあるけれど 近くて遥かね あなたと私には 岬巡ればまた入江 人の情(なさけ)に出会えそう 辛口(からくち)の地(じ)の酒を 海辺の宿で飲み 何を歌うか 豊後水道 爪の色 変えたのも 心が晴れたから 一人の旅でも 泣かないひとになる 春は何日早かった 風もうららで甘かった 海猫の棲(す)む島を ぐるりと一まわり 何を想うか 豊後水道 |
あなたひとすじあなたのそばで 暮らせるならば なにもいらない 欲しくない 抱いてください おんなの夢を 寒い北風 吹く道を 愛を探して 歩いて来たの 涙でやけを おこしもしたわ 飲めぬお酒も おぼえたわ 抱いてください おんなの夢を そっといたわる 仕草にも とけてゆきます こゝろの傷が あなたが胸に ともした灯り 生きるのぞみを くれました 抱いてください おんなの夢を なんのとりえも ないけれど あなたひとすじ つくしてゆくわ | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | 斉藤恒夫 | あなたのそばで 暮らせるならば なにもいらない 欲しくない 抱いてください おんなの夢を 寒い北風 吹く道を 愛を探して 歩いて来たの 涙でやけを おこしもしたわ 飲めぬお酒も おぼえたわ 抱いてください おんなの夢を そっといたわる 仕草にも とけてゆきます こゝろの傷が あなたが胸に ともした灯り 生きるのぞみを くれました 抱いてください おんなの夢を なんのとりえも ないけれど あなたひとすじ つくしてゆくわ |
越前岬きこえるはずない 汽笛を聴いて 飲めば泣きそな ひとり酒 ついてゆきたい ついてゆけない 燃やす切符の 残り火が あなた消えます あなた消えます 越前岬 しあわせ欲しがる 女の夢が いつかあなたを 駄目にする これでいいのね 悔いはないのね 遠くなるほど 逢いたくて あなた恋しい あなた恋しい 越前岬 おまえの明日は ふたりの明日 そんなあの夜の 腕まくら 忘れたいのに 忘れられない ひとり紅ひく とまり木で 春を待ちます 春を待ちます 越前岬 | 川中美幸 | 吉岡治 | 岸本健介 | | きこえるはずない 汽笛を聴いて 飲めば泣きそな ひとり酒 ついてゆきたい ついてゆけない 燃やす切符の 残り火が あなた消えます あなた消えます 越前岬 しあわせ欲しがる 女の夢が いつかあなたを 駄目にする これでいいのね 悔いはないのね 遠くなるほど 逢いたくて あなた恋しい あなた恋しい 越前岬 おまえの明日は ふたりの明日 そんなあの夜の 腕まくら 忘れたいのに 忘れられない ひとり紅ひく とまり木で 春を待ちます 春を待ちます 越前岬 |
遣らずの雨元気で暮らせよなんて 優しい言葉 言って欲しくなかったわ あなたへの想いを それじゃ たち切る力も 弱まるわ 差し出した傘も 傘も受けとらず 雨の中へと消えた人 見送れば もう小さな影ばかり 私も濡れる やらずの雨 幸せ掴めぬように 生まれて来たと 飲んであなたは笑ってた 二人して探してみれば 見つけることも 出来たはず その胸に泣いて 泣いてくずれ落ち あれが最後の夜でした 追ったって もう今では無駄なこと 私の涙 やらずの雨 追いかける夢に 夢に疲れたら どうか帰ってこの町に 見送れば もう遥かに消えてゆく 私も濡れる やらずの雨 | 川中美幸 | 山上路夫 | 三木たかし | | 元気で暮らせよなんて 優しい言葉 言って欲しくなかったわ あなたへの想いを それじゃ たち切る力も 弱まるわ 差し出した傘も 傘も受けとらず 雨の中へと消えた人 見送れば もう小さな影ばかり 私も濡れる やらずの雨 幸せ掴めぬように 生まれて来たと 飲んであなたは笑ってた 二人して探してみれば 見つけることも 出来たはず その胸に泣いて 泣いてくずれ落ち あれが最後の夜でした 追ったって もう今では無駄なこと 私の涙 やらずの雨 追いかける夢に 夢に疲れたら どうか帰ってこの町に 見送れば もう遥かに消えてゆく 私も濡れる やらずの雨 |
ふたり酒生きてゆくのが つらい日は おまえと酒があればいい 飲もうよ 俺とふたりきり 誰に遠慮がいるものか 惚れたどうしさ おまえとふたり酒 苦労ばっかり かけるけど 黙ってついて来てくれる 心に笑顔 たやさない 今もおまえはきれいだよ 俺の自慢さ おまえとふたり酒 雪がとければ 花も咲く おまえにゃきっとしあわせを おいでよ もっと俺のそば つらい涙にくじけずに 春の来る日を おまえとふたり酒 | 川中美幸 | たかたかし | 弦哲也 | | 生きてゆくのが つらい日は おまえと酒があればいい 飲もうよ 俺とふたりきり 誰に遠慮がいるものか 惚れたどうしさ おまえとふたり酒 苦労ばっかり かけるけど 黙ってついて来てくれる 心に笑顔 たやさない 今もおまえはきれいだよ 俺の自慢さ おまえとふたり酒 雪がとければ 花も咲く おまえにゃきっとしあわせを おいでよ もっと俺のそば つらい涙にくじけずに 春の来る日を おまえとふたり酒 |
二輪草あなた おまえ 呼んで呼ばれて 寄り添って やさしくわたしを いたわって…… 好きで一緒に なった仲 喧嘩したって 背中あわせの ぬくもりが かようふたりは ふたりは二輪草 ほうら ごらん 少しおくれて 咲く花を いとしく思って くれますか…… 咲いて清らな 白い花 生きてゆくのに 下手なふたりが さゝやかな 夢をかさねる ふたりは二輪草 おまえ あなた 春がそこまで 来たようだ よかった一緒に ついて来て…… 雨よ降れ降れ 風も吹け つらいときにも 生きる力を くれるひと どこに咲いても ふたりは二輪草 | 川中美幸 | 水木かおる | 弦哲也 | | あなた おまえ 呼んで呼ばれて 寄り添って やさしくわたしを いたわって…… 好きで一緒に なった仲 喧嘩したって 背中あわせの ぬくもりが かようふたりは ふたりは二輪草 ほうら ごらん 少しおくれて 咲く花を いとしく思って くれますか…… 咲いて清らな 白い花 生きてゆくのに 下手なふたりが さゝやかな 夢をかさねる ふたりは二輪草 おまえ あなた 春がそこまで 来たようだ よかった一緒に ついて来て…… 雨よ降れ降れ 風も吹け つらいときにも 生きる力を くれるひと どこに咲いても ふたりは二輪草 |