かげろう橋かげろう燃え立つ 橋の上 あなたが消えてく 伸ばした指先 すり抜けて 別れが来る日に おびえてた 人目忍ぶ恋だから つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 出逢いに心が ゆらめいて ほのかな眩暈(めまい)に ガラスの理屈が 砕(くだ)けたの 人肌ぬくもり あたたかさ それが生きる証(あかし)だと 戻ってきてと 声が まぶしい橋に ゆれる 愛の はかなさに あの日が夢でも まことでも あなたを愛して 女のしあわせ 知りました ゆらゆら未練が 立ち上がる 日傘さした橋の上 つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 | 市川由紀乃 | 石原信一 | 幸耕平 | 南郷達也 | かげろう燃え立つ 橋の上 あなたが消えてく 伸ばした指先 すり抜けて 別れが来る日に おびえてた 人目忍ぶ恋だから つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 出逢いに心が ゆらめいて ほのかな眩暈(めまい)に ガラスの理屈が 砕(くだ)けたの 人肌ぬくもり あたたかさ それが生きる証(あかし)だと 戻ってきてと 声が まぶしい橋に ゆれる 愛の はかなさに あの日が夢でも まことでも あなたを愛して 女のしあわせ 知りました ゆらゆら未練が 立ち上がる 日傘さした橋の上 つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 |
隠れ咲き離れ離れに 座っても 揃って降りる 湯の駅は いまも迷って いることを あなた 分ってくれますか… 忍び逢瀬(おうせ)の 恋宿は 椿の花も 隠れ咲き わざと時間を 掛けながら 帯からたたむ 宿浴衣 窓の向うの 三日月を あなた 見ていてくださいね… そっと湯舟に 身を寄せる 二人の恋は 隠れ咲き 宿の冷たい 枕より 今夜は借りる 腕枕 朝がこのまま 来ないこと あなた 祈っていいですか… 一夜(ひとよ)泊りの 湯の宿は 椿の花も 隠れ咲き | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 市川昭介 | | 離れ離れに 座っても 揃って降りる 湯の駅は いまも迷って いることを あなた 分ってくれますか… 忍び逢瀬(おうせ)の 恋宿は 椿の花も 隠れ咲き わざと時間を 掛けながら 帯からたたむ 宿浴衣 窓の向うの 三日月を あなた 見ていてくださいね… そっと湯舟に 身を寄せる 二人の恋は 隠れ咲き 宿の冷たい 枕より 今夜は借りる 腕枕 朝がこのまま 来ないこと あなた 祈っていいですか… 一夜(ひとよ)泊りの 湯の宿は 椿の花も 隠れ咲き |
海峡岬風が行くなと すすり泣く 波のしぶきが 引きとめる 海が荒れたら もう一夜 明日の船まで いられるの… 別れ間近(まぢか)の 港の宿で 切なさつのる 海峡岬 春は暦に 来るけれど 女ひとりに 春もない せめてあなたの 幸せを 祈るこの胸 抱きしめて… 沖の向こうに 漁火(いさりび)揺れて 未練をあおる 海峡岬 今年最後の 雪が舞う まるで二人の 恋模様 めぐり逢うのが 遅すぎた 無理に自分に 言い聞かす… 北のはずれに 名もない花が 情けを散らす 海峡岬 | 市川由紀乃 | 石原信一 | 幸耕平 | 竜崎孝路 | 風が行くなと すすり泣く 波のしぶきが 引きとめる 海が荒れたら もう一夜 明日の船まで いられるの… 別れ間近(まぢか)の 港の宿で 切なさつのる 海峡岬 春は暦に 来るけれど 女ひとりに 春もない せめてあなたの 幸せを 祈るこの胸 抱きしめて… 沖の向こうに 漁火(いさりび)揺れて 未練をあおる 海峡岬 今年最後の 雪が舞う まるで二人の 恋模様 めぐり逢うのが 遅すぎた 無理に自分に 言い聞かす… 北のはずれに 名もない花が 情けを散らす 海峡岬 |
海峡氷雨明日の船でも いいはずなのに なんでこの手を 振りほどく 涙を見るのが 嫌なのならば 笑顔つくって 送るから …あなた最後の わがまま聞いて 後を追う背に 海峡氷雨 二人暮らしに 見付けた部屋は 一人住むには 広すぎる あなたが残した 小さな合鍵が やせた女の 掌に重い …見たくなかった まぼろしなんて 夢を濡らして 海峡氷雨 春は遅れる 北国だけど もっと今年は 遅くなる 幸せ載せてく 連絡船に すがる未練の 浮標あかり …あなたどうして 生きればいいの こころ凍える 海峡氷雨 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 市川昭介 | 前田俊明 | 明日の船でも いいはずなのに なんでこの手を 振りほどく 涙を見るのが 嫌なのならば 笑顔つくって 送るから …あなた最後の わがまま聞いて 後を追う背に 海峡氷雨 二人暮らしに 見付けた部屋は 一人住むには 広すぎる あなたが残した 小さな合鍵が やせた女の 掌に重い …見たくなかった まぼろしなんて 夢を濡らして 海峡氷雨 春は遅れる 北国だけど もっと今年は 遅くなる 幸せ載せてく 連絡船に すがる未練の 浮標あかり …あなたどうして 生きればいいの こころ凍える 海峡氷雨 |
海峡の夜が明ける可愛い 顔して なぜ泣くの ハンカチさしだす 見知らぬひとよ わかれて来たとは 言えない辛さ どこへ行く北へ行く 吹雪がしみる 女が身をひく わかれ船 つくして つくして 不しあわせ 男を信じた わたしがばかね 残りはいとしい 命がひとつ 東京よ遠くなれ ふりむかないわ みれんを断ちきる わかれ船 かもめよ ここから おかえりよ 戻りの潮路は また雪のなか ゆられて二時間 ちらちら灯(あか)り 海峡の夜が明ける わたしは生きる 男と女の わかれ船 | 市川由紀乃 | 池田充男 | 市川昭介 | 前田俊明 | 可愛い 顔して なぜ泣くの ハンカチさしだす 見知らぬひとよ わかれて来たとは 言えない辛さ どこへ行く北へ行く 吹雪がしみる 女が身をひく わかれ船 つくして つくして 不しあわせ 男を信じた わたしがばかね 残りはいとしい 命がひとつ 東京よ遠くなれ ふりむかないわ みれんを断ちきる わかれ船 かもめよ ここから おかえりよ 戻りの潮路は また雪のなか ゆられて二時間 ちらちら灯(あか)り 海峡の夜が明ける わたしは生きる 男と女の わかれ船 |
海峡出船あなたの駅に 戻れぬように 列車を捨てた 港駅 未練の糸を 断ち切るために 選んだ船は 北航路 捜さないでね 私のことは… 霧笛も泣き声 海峡出船 初めて知った 愛するだけじゃ 叶わぬ恋の あることを 世間はそれを 宿命(さだめ)と呼ぶが 死ぬよりつらい 女には 夢と一緒に 生きてくつもり… ひとりの旅発ち 海峡出船 幻だった しあわせみたい 霞んで消える 巷(まち)あかり 重ね着しても あなたの居ない 心は寒い 北航路 早く忘れて 私のことは… 風花みちづれ 海峡出船 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 市川昭介 | 前田俊明 | あなたの駅に 戻れぬように 列車を捨てた 港駅 未練の糸を 断ち切るために 選んだ船は 北航路 捜さないでね 私のことは… 霧笛も泣き声 海峡出船 初めて知った 愛するだけじゃ 叶わぬ恋の あることを 世間はそれを 宿命(さだめ)と呼ぶが 死ぬよりつらい 女には 夢と一緒に 生きてくつもり… ひとりの旅発ち 海峡出船 幻だった しあわせみたい 霞んで消える 巷(まち)あかり 重ね着しても あなたの居ない 心は寒い 北航路 早く忘れて 私のことは… 風花みちづれ 海峡出船 |
母ちゃんの浜唄夜がしらじら 明ける頃 姉(あね)さんかぶりで 浜仕事 投げ捨てられた イワシを拾い 背中丸めて 指で割(さ)く 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 夢で 母ちゃんの 声が聞こえるよ 色足袋脱いで 横座り 手拭いはずした 母ちゃんの 汗びっしょりの 横顔見つめ チクリ痛んだ 胸の奥 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 今も 母ちゃんの 声が聞こえるよ 今じゃ俺(おい)らも いっぱしの 魚河岸(いちば)の仲卸人(おろし)さ 魚売り 真水(まみず)で洗った イワシを並べ 思い出すのさ あの唄を 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 俺の母ちゃんの 浜唄(うた)が聞こえるよ | 市川由紀乃 | さわだすずこ | 弦哲也 | 斉藤功 | 夜がしらじら 明ける頃 姉(あね)さんかぶりで 浜仕事 投げ捨てられた イワシを拾い 背中丸めて 指で割(さ)く 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 夢で 母ちゃんの 声が聞こえるよ 色足袋脱いで 横座り 手拭いはずした 母ちゃんの 汗びっしょりの 横顔見つめ チクリ痛んだ 胸の奥 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 今も 母ちゃんの 声が聞こえるよ 今じゃ俺(おい)らも いっぱしの 魚河岸(いちば)の仲卸人(おろし)さ 魚売り 真水(まみず)で洗った イワシを並べ 思い出すのさ あの唄を 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 俺の母ちゃんの 浜唄(うた)が聞こえるよ |
おんな港町おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない おんな港町 涙をこぼして 錨(いかり)が上るのさ 泣いちゃいけないと あわてて男が デッキで手をふった その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない | 市川由紀乃 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 近藤俊一 | おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない おんな港町 涙をこぼして 錨(いかり)が上るのさ 泣いちゃいけないと あわてて男が デッキで手をふった その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない |
おんなの祭りあばれ太鼓に 煽(あお)られて 玄海そだちの 血の気がさわぐ うねる荒波 背中にしょって ねり合え もみ合え 担ぎ出せ 喧嘩みこしだ 喧嘩みこしだ おんなの祭りだ 祭りだよ 花も恥じらう 艶(あで)姿 口紅 柔肌 提灯(あかし)に浮かぶ 胸の晒(さらし)に かくした恋が 焦れる 震える 恋しがる 喧嘩みこしだ 喧嘩みこしだ おんなの祭りだ 祭りだよ 燃える火を吹く 汗が飛ぶ 祭りは女を 花火にさせる ねじり鉢巻き 揃いの法被(はっぴ) ぶつかれ はじけろ 負けるなよ 喧嘩みこしだ 喧嘩みこしだ おんなの祭りだ 祭りだよ | 市川由紀乃 | 下地亜紀子 | 桧原さとし | | あばれ太鼓に 煽(あお)られて 玄海そだちの 血の気がさわぐ うねる荒波 背中にしょって ねり合え もみ合え 担ぎ出せ 喧嘩みこしだ 喧嘩みこしだ おんなの祭りだ 祭りだよ 花も恥じらう 艶(あで)姿 口紅 柔肌 提灯(あかし)に浮かぶ 胸の晒(さらし)に かくした恋が 焦れる 震える 恋しがる 喧嘩みこしだ 喧嘩みこしだ おんなの祭りだ 祭りだよ 燃える火を吹く 汗が飛ぶ 祭りは女を 花火にさせる ねじり鉢巻き 揃いの法被(はっぴ) ぶつかれ はじけろ 負けるなよ 喧嘩みこしだ 喧嘩みこしだ おんなの祭りだ 祭りだよ |
おんなの出船涙 涙 涙 涙 涙枯れても 枯れるな恋よ 船に私は乗る あなた桟橋で 白いテープを引く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 夢を 夢を 夢を 夢を 夢を下さい おんなの夢を 明日はどうにかなる 今夜見る夢に 愛を信じて行く 一人の旅路 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 心 心 心 心 心あげます おんなの心 他に何もない あげるものなんて 沖じゃカモメが泣く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 | 市川由紀乃 | 山田孝雄 | 船村徹 | 山田年秋 | 涙 涙 涙 涙 涙枯れても 枯れるな恋よ 船に私は乗る あなた桟橋で 白いテープを引く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 夢を 夢を 夢を 夢を 夢を下さい おんなの夢を 明日はどうにかなる 今夜見る夢に 愛を信じて行く 一人の旅路 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 心 心 心 心 心あげます おんなの心 他に何もない あげるものなんて 沖じゃカモメが泣く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 |
おんなの純情あなたのそばに そばにいられたら わたしはどんなに 幸福でしょう きれいばかりが 花じゃない まごころ一つ 愛一つ あなたに捧げて 悔いはない おんなのおんなの おんなの純情 あなたが涙 涙ひろったら わたしも一緒に 泣かせてほしい 今の気持ちを わすれずに まごころ一つ 愛一つ あなたと一緒に 歩きたい おんなのおんな おんなの純情 あなたが夢を 夢をくれたなら わたしは大事に 育ててゆくわ 花のいのちが あるかぎり まごころ一つ 愛一つ あなたの行く道 ついてゆく おんなのおんなの おんなの純情 | 市川由紀乃 | たかたかし | 弦哲也 | 山田年秋 | あなたのそばに そばにいられたら わたしはどんなに 幸福でしょう きれいばかりが 花じゃない まごころ一つ 愛一つ あなたに捧げて 悔いはない おんなのおんなの おんなの純情 あなたが涙 涙ひろったら わたしも一緒に 泣かせてほしい 今の気持ちを わすれずに まごころ一つ 愛一つ あなたと一緒に 歩きたい おんなのおんな おんなの純情 あなたが夢を 夢をくれたなら わたしは大事に 育ててゆくわ 花のいのちが あるかぎり まごころ一つ 愛一つ あなたの行く道 ついてゆく おんなのおんなの おんなの純情 |
女の潮路最果ての 港に雪が降る ひとりで海鳴り 聞く夜更け あの日 あの時 あの人と 乗れば良かった あの船に… 幸せに 背を向けて どこへ流れる 女の潮路 誰よりも 優しい人でした 気づいてみたって 遅すぎる ばかね ばかです あの人に 訊(き)けば良かった 行き先を… 唇が 泣いている 北の止まり木 女の潮路 生きている 詮(かい)などありますか 幸せつかめぬ 細い指 あの日 あの時 あの人と 乗れば良かった あの船に… 淋しさに 揺れながら どこへ流れる 女の潮路 | 市川由紀乃 | 麻こよみ | 岡千秋 | 前田俊明 | 最果ての 港に雪が降る ひとりで海鳴り 聞く夜更け あの日 あの時 あの人と 乗れば良かった あの船に… 幸せに 背を向けて どこへ流れる 女の潮路 誰よりも 優しい人でした 気づいてみたって 遅すぎる ばかね ばかです あの人に 訊(き)けば良かった 行き先を… 唇が 泣いている 北の止まり木 女の潮路 生きている 詮(かい)などありますか 幸せつかめぬ 細い指 あの日 あの時 あの人と 乗れば良かった あの船に… 淋しさに 揺れながら どこへ流れる 女の潮路 |
おんな北港男の肩越し 窓越しに 一つ 二つ ホラ また一つ 螢みたいに 漁火が… 「熱燗(あつかん)にしましょうか」 暖簾を降ろした 居酒屋で 冷めた 冷めた薬罐(やかん)の 湯を沸かす ここは最果て 北港 えー 北港 どうやら私と 同じよに 一つ 二つ ホラ また一つ 過去がありそう 傷痕が… 「盃をくださいな」 昔の誰かに 似てるから 女 女ごころの 血が騒ぐ ここは最果て 北泊(きたどまり) えー 北泊(きたどまり) 出船が終った その後は 一つ 二つ ホラ また一つ 窓を揺すって 海鳴りが… 「夜明けまでつき合って」 女をその気に させながら 帰る 帰る男が 憎らしい ここは最果て 北港 えー 北港 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 水森英夫 | | 男の肩越し 窓越しに 一つ 二つ ホラ また一つ 螢みたいに 漁火が… 「熱燗(あつかん)にしましょうか」 暖簾を降ろした 居酒屋で 冷めた 冷めた薬罐(やかん)の 湯を沸かす ここは最果て 北港 えー 北港 どうやら私と 同じよに 一つ 二つ ホラ また一つ 過去がありそう 傷痕が… 「盃をくださいな」 昔の誰かに 似てるから 女 女ごころの 血が騒ぐ ここは最果て 北泊(きたどまり) えー 北泊(きたどまり) 出船が終った その後は 一つ 二つ ホラ また一つ 窓を揺すって 海鳴りが… 「夜明けまでつき合って」 女をその気に させながら 帰る 帰る男が 憎らしい ここは最果て 北港 えー 北港 |
女いちりん雨が降ったら 濡れましょう 風が吹いたら 揺れましょう それが浮世の いろは坂 女いちりん この道で 誠 誠 誠咲かせます 母に詫びたい 事もある 父に告げたい 夢もある 今日もふるさと 想い出す 女いちりん この道で 心 心 心咲かせます 肌を許した 北斗星 帯を解(ほど)いた 天の川 義理と恩義の ど真ん中 女いちりん この道で 命 命 命咲かせます | 市川由紀乃 | 志賀大介 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 雨が降ったら 濡れましょう 風が吹いたら 揺れましょう それが浮世の いろは坂 女いちりん この道で 誠 誠 誠咲かせます 母に詫びたい 事もある 父に告げたい 夢もある 今日もふるさと 想い出す 女いちりん この道で 心 心 心咲かせます 肌を許した 北斗星 帯を解(ほど)いた 天の川 義理と恩義の ど真ん中 女いちりん この道で 命 命 命咲かせます |
折鶴誰が教えてくれたのか 忘れたけれど折鶴を 無邪気だったあの頃 今は願いごと 折ってたたんで裏がえし まだおぼえてた折鶴を 今あの人の胸に とばす夕暮れどき 「わたしは待っています」と伝えて いつでもきれいな夢を いろんなことがあるけれど それは誰でもそうだけど 悔いのない青春を 詩(うた)って歩きたい 誰に教ったわけじゃなく 忘れられない面影を これが恋と気づいた そよ風の季節 会って別れて 会いたくて 白い指先 折鶴に 人に言えない想い 託す夕暮れどき 「わたしは大好きです」と伝えて 小さな夢が燃えてる 泣いて笑って明日また それはいつでもそうだけど 青い空の心で あなたを愛したい | 市川由紀乃 | 安井かずみ | 浜圭介 | 森岡賢一郎 | 誰が教えてくれたのか 忘れたけれど折鶴を 無邪気だったあの頃 今は願いごと 折ってたたんで裏がえし まだおぼえてた折鶴を 今あの人の胸に とばす夕暮れどき 「わたしは待っています」と伝えて いつでもきれいな夢を いろんなことがあるけれど それは誰でもそうだけど 悔いのない青春を 詩(うた)って歩きたい 誰に教ったわけじゃなく 忘れられない面影を これが恋と気づいた そよ風の季節 会って別れて 会いたくて 白い指先 折鶴に 人に言えない想い 託す夕暮れどき 「わたしは大好きです」と伝えて 小さな夢が燃えてる 泣いて笑って明日また それはいつでもそうだけど 青い空の心で あなたを愛したい |
おもいで酒無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人どうして いるかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人どうして いるかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人どうして いるかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり | 市川由紀乃 | 高田直和 | 梅谷忠洋 | 山田年秋 | 無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人どうして いるかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人どうして いるかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人どうして いるかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり |
男人生待ったなし気負いすぎれば はたかれる あまく見すぎりゃ 投げられる 勝つと思うな 思えば負けと 知っていながら 勇み足 男、人生 待ったなし 無理という字に 挙骨と 書いて読ませる 荒稽古 涙ひとつぶ チャンコの味に 浮かぶやさしい 母の顔 男、人生 待ったなし 花の両国 男橋 渡る川風 夢の風 天下御免の 一番勝負 仕切り直しは きかないぜ 男、人生 待ったなし | 市川由紀乃 | 松井由利夫 | 市川昭介 | | 気負いすぎれば はたかれる あまく見すぎりゃ 投げられる 勝つと思うな 思えば負けと 知っていながら 勇み足 男、人生 待ったなし 無理という字に 挙骨と 書いて読ませる 荒稽古 涙ひとつぶ チャンコの味に 浮かぶやさしい 母の顔 男、人生 待ったなし 花の両国 男橋 渡る川風 夢の風 天下御免の 一番勝負 仕切り直しは きかないぜ 男、人生 待ったなし |
男一代胸でうず巻く 命の炎 抱いていばらの 道をゆく 苦労冷や飯 奥歯で噛んで 耐えろ 希みが叶うまで 男一代 夢よ咲け 度胸生きざま 覚悟のほどは 腑抜けなんかにゃ わかるまい 死んだつもりで やるだけやれば いつかでっかい 実もなるさ 男一代 花と咲け 勝って驕るな 負けても泣くな 円い月夜も 一夜きり 蔭に日向に 汗水流す 根性ひとつが 切り札さ 男一代 明日に咲け | 市川由紀乃 | 下地亜記子 | 市川昭介 | | 胸でうず巻く 命の炎 抱いていばらの 道をゆく 苦労冷や飯 奥歯で噛んで 耐えろ 希みが叶うまで 男一代 夢よ咲け 度胸生きざま 覚悟のほどは 腑抜けなんかにゃ わかるまい 死んだつもりで やるだけやれば いつかでっかい 実もなるさ 男一代 花と咲け 勝って驕るな 負けても泣くな 円い月夜も 一夜きり 蔭に日向に 汗水流す 根性ひとつが 切り札さ 男一代 明日に咲け |
織田信長生まれ育った此の日の本を 乱れ乱してなるものか 駒よいななけ信長の 鎧の胸に懸けた夢 征くは嵐の桶狭間 神も人をも恐もせずに 国の歩みを引く力 旗をなびかせ信長は 広く世界に瞳を向けて 広い天地を馳けめぐる 「蘭丸よ、光秀が謀反とな… 彼の兵力はたしか一万三千… 明智の大たわけめ 己れが此の信長にとって 変れる器量があると思うてか 誰が此の日の本を 力ある一つの国に出来るのだ、 命はそれが無念じゃ」 人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢まぼろしの如くなり うははは…人間とは愚かなものよ 無念涙の唇かんで 燃えて崩れる本能寺 哀れ散り逝く信長の 心の裡(なか)を誰が知ろ 風を盈(はら)んだ夜が明ける | 市川由紀乃 | 北村桃児 | 春川一夫 | | 生まれ育った此の日の本を 乱れ乱してなるものか 駒よいななけ信長の 鎧の胸に懸けた夢 征くは嵐の桶狭間 神も人をも恐もせずに 国の歩みを引く力 旗をなびかせ信長は 広く世界に瞳を向けて 広い天地を馳けめぐる 「蘭丸よ、光秀が謀反とな… 彼の兵力はたしか一万三千… 明智の大たわけめ 己れが此の信長にとって 変れる器量があると思うてか 誰が此の日の本を 力ある一つの国に出来るのだ、 命はそれが無念じゃ」 人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢まぼろしの如くなり うははは…人間とは愚かなものよ 無念涙の唇かんで 燃えて崩れる本能寺 哀れ散り逝く信長の 心の裡(なか)を誰が知ろ 風を盈(はら)んだ夜が明ける |
大阪しぐれひとりで生きてくなんて 出来ないと 泣いてすがればネオンが ネオンがしみる 北の新地は 想い出ばかり 雨もよう 夢もぬれます ああ 大阪しぐれ ひとつやふたつじゃないの 古傷は 噂 並木の堂島 堂島すずめ こんなわたしで いいならあげる なにもかも 抱いてください ああ 大阪しぐれ しあわせそれとも今は ふしあわせ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり つくし足りない わたしが悪い あのひとを 雨よ帰して ああ 大阪しぐれ | 市川由紀乃 | 吉岡治 | 市川昭介 | | ひとりで生きてくなんて 出来ないと 泣いてすがればネオンが ネオンがしみる 北の新地は 想い出ばかり 雨もよう 夢もぬれます ああ 大阪しぐれ ひとつやふたつじゃないの 古傷は 噂 並木の堂島 堂島すずめ こんなわたしで いいならあげる なにもかも 抱いてください ああ 大阪しぐれ しあわせそれとも今は ふしあわせ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり つくし足りない わたしが悪い あのひとを 雨よ帰して ああ 大阪しぐれ |
お市の方琵琶湖のほとり 妻として 暮らした月日 幻か お市の春は 儚(はかな)くて 炎の中の 小谷(おだに)城 憂き世のこれが 習いでも 辛い 辛いものです 女とは 「兄上様 お市を不幸にするのなら なぜ浅井家へ嫁がせたのじゃ。 この世の鬼とは信長殿! 兄上様のことじゃ。」 血肉を分けた 兄妹(きょうだい)も 王手をかける 捨て駒か 天下のための 戦いは いつでも弱い 者が泣く 誰にも明日(あす)は 来るけれど 何が 何があります 女には 「茶々 お初 お江(ごう) そなた達はどこまでも生き延びよ。 母は勝家殿と今度こそこの城と共に 燃え尽きるのじゃ。」 この掌(て)の中の やすらぎを なぜなぜ奪う 二度までも お市の夢は 夢の夢 程なく落ちる 北の庄 運命(さだめ)のままに 流される 笹の 笹の舟です 女とは | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 岡千秋 | | 琵琶湖のほとり 妻として 暮らした月日 幻か お市の春は 儚(はかな)くて 炎の中の 小谷(おだに)城 憂き世のこれが 習いでも 辛い 辛いものです 女とは 「兄上様 お市を不幸にするのなら なぜ浅井家へ嫁がせたのじゃ。 この世の鬼とは信長殿! 兄上様のことじゃ。」 血肉を分けた 兄妹(きょうだい)も 王手をかける 捨て駒か 天下のための 戦いは いつでも弱い 者が泣く 誰にも明日(あす)は 来るけれど 何が 何があります 女には 「茶々 お初 お江(ごう) そなた達はどこまでも生き延びよ。 母は勝家殿と今度こそこの城と共に 燃え尽きるのじゃ。」 この掌(て)の中の やすらぎを なぜなぜ奪う 二度までも お市の夢は 夢の夢 程なく落ちる 北の庄 運命(さだめ)のままに 流される 笹の 笹の舟です 女とは |
越冬つばめ娘盛りを 無駄にするなと 時雨(しぐれ)の宿で 背を向ける人 報われないと 知りつつ抱かれ 飛び立つ鳥を 見送る私 季節そむいた 冬のつばめよ 吹雪に打たれりゃ寒かろに ヒュルリ ヒュルリララ ついておいでと 啼(な)いてます ヒュルリ ヒュルリララ ききわけのない 女です 絵に描(か)いたよな 幸せなんて 爪の先ほども 望んでません からめた小指 互いに噛(か)めば あなたと痛み 分けあえますか 燃えて燃えつき 冬のつばめよ なきがらになるなら それもいい ヒュルリ ヒュルリララ 忘れてしまえと 啼(な)いてます ヒュルリ ヒュルリララ 古い恋ですか 女です ヒュルリ ヒュルリララ ついておいでと 啼(な)いてます ヒュルリ ヒュルリララ ききわけのない 女です | 市川由紀乃 | 石原信一 | 篠原義彦 | 山田年秋 | 娘盛りを 無駄にするなと 時雨(しぐれ)の宿で 背を向ける人 報われないと 知りつつ抱かれ 飛び立つ鳥を 見送る私 季節そむいた 冬のつばめよ 吹雪に打たれりゃ寒かろに ヒュルリ ヒュルリララ ついておいでと 啼(な)いてます ヒュルリ ヒュルリララ ききわけのない 女です 絵に描(か)いたよな 幸せなんて 爪の先ほども 望んでません からめた小指 互いに噛(か)めば あなたと痛み 分けあえますか 燃えて燃えつき 冬のつばめよ なきがらになるなら それもいい ヒュルリ ヒュルリララ 忘れてしまえと 啼(な)いてます ヒュルリ ヒュルリララ 古い恋ですか 女です ヒュルリ ヒュルリララ ついておいでと 啼(な)いてます ヒュルリ ヒュルリララ ききわけのない 女です |
越前恋吹雪吠えるよに 波が逆巻く 押しよせる 涙が凍る 日本海 薄い縁の あの人の 優しいぬくもり 想い出す ひゅーんひゅーん 胸が泣く ひゅーんひゅーん 肌が泣く 雪の越前 恋吹雪 身をこがし 心燃やした ときめきは 幻ですか 夢ですか 一生一度の 恋なのに 冷たい運命の 別れです ひゅーんひゅーん 胸が泣く ひゅーんひゅーん 肌が泣く 雪の越前 恋吹雪 忘れられたら 恨めたら 明日をさがして ゆけるのに ひゅーんひゅーん 胸が泣く ひゅーんひゅーん 肌が泣く 雪の越前 恋吹雪 | 市川由紀乃 | 下地亜記子 | 市川昭介 | | 吠えるよに 波が逆巻く 押しよせる 涙が凍る 日本海 薄い縁の あの人の 優しいぬくもり 想い出す ひゅーんひゅーん 胸が泣く ひゅーんひゅーん 肌が泣く 雪の越前 恋吹雪 身をこがし 心燃やした ときめきは 幻ですか 夢ですか 一生一度の 恋なのに 冷たい運命の 別れです ひゅーんひゅーん 胸が泣く ひゅーんひゅーん 肌が泣く 雪の越前 恋吹雪 忘れられたら 恨めたら 明日をさがして ゆけるのに ひゅーんひゅーん 胸が泣く ひゅーんひゅーん 肌が泣く 雪の越前 恋吹雪 |
越後絶唱裾を洗って 荒波が 寄せては返す 日本海 道は名のみの 越後 子不知 親不知(おやしらず) 惚れた貴方を 追いかけて 泣き泣き渡る 崖三里(がけさんり) 母の涙に 背を向けて ひたずら急ぐ 恋一路(こいいちろ) 絆 断ち切る 越後 子不知 親不知 波よ荒れるな 渡るまで お腹の赤子にゃ 罪はない 女ごころを 試すよに 鞭打つ波の 日本海 柵は氷柱の 越後 子不知 親不知 辛い憂き世の 屏風岩(びょうぶいわ) 越えなきゃ来ない 花の春 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 水森英夫 | 池多孝春 | 裾を洗って 荒波が 寄せては返す 日本海 道は名のみの 越後 子不知 親不知(おやしらず) 惚れた貴方を 追いかけて 泣き泣き渡る 崖三里(がけさんり) 母の涙に 背を向けて ひたずら急ぐ 恋一路(こいいちろ) 絆 断ち切る 越後 子不知 親不知 波よ荒れるな 渡るまで お腹の赤子にゃ 罪はない 女ごころを 試すよに 鞭打つ波の 日本海 柵は氷柱の 越後 子不知 親不知 辛い憂き世の 屏風岩(びょうぶいわ) 越えなきゃ来ない 花の春 |
うたかたの女どこであなたは 飲んでるの 時計の日付が 変わります 好きといわれて 抱きしめられて しあわせ薄い 夢をみた 涙に濡れてる うたかたの女(おんな) 灯りきえてる あの部屋は あなたの匂いが しみるから ここにいさせて もう少しだけ いとしさにくさ かきまぜて お酒と涙の うたかたの女(おんな) 生きてゆくのは「つらいわね」 グラスにためいき 独り言 夜の鏡に 誓った愛の 消えない姿 幻影(まぼろし)に 涙がかわかぬ うたかたの女(おんな) | 市川由紀乃 | たかたかし | 幸耕平 | 南郷達也 | どこであなたは 飲んでるの 時計の日付が 変わります 好きといわれて 抱きしめられて しあわせ薄い 夢をみた 涙に濡れてる うたかたの女(おんな) 灯りきえてる あの部屋は あなたの匂いが しみるから ここにいさせて もう少しだけ いとしさにくさ かきまぜて お酒と涙の うたかたの女(おんな) 生きてゆくのは「つらいわね」 グラスにためいき 独り言 夜の鏡に 誓った愛の 消えない姿 幻影(まぼろし)に 涙がかわかぬ うたかたの女(おんな) |
浮世草過ぎた恋だと 笑っても 口と心は 裏表 憎い人ほど 後を引く 胸の 胸の未練火 消せぬまま 川を流れる 浮世草 愛を信じて 背かれた 私みたいな 弱虫は なみだ洗った 水なのか 寄せる 寄せるさざ波 袖濡らす しぶき冷たい 浮世草 呑めぬお酒に すがっても 沁みるばかりの 傷あとは いまに月日が 消すと言う 元の 元の笑顔が 戻るまで 明日へ流れる 浮世草 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 宮下健治 | 南郷達也 | 過ぎた恋だと 笑っても 口と心は 裏表 憎い人ほど 後を引く 胸の 胸の未練火 消せぬまま 川を流れる 浮世草 愛を信じて 背かれた 私みたいな 弱虫は なみだ洗った 水なのか 寄せる 寄せるさざ波 袖濡らす しぶき冷たい 浮世草 呑めぬお酒に すがっても 沁みるばかりの 傷あとは いまに月日が 消すと言う 元の 元の笑顔が 戻るまで 明日へ流れる 浮世草 |
浮草ぐらし明日(あす)のことさえ わかりはしない 他にいいやつ 見つけなと言う しあわせに ああ なれなくたって ついてゆきます ねえあなた 明日(あす)の苦労が 見えたって ついてゆく 無駄にするなよ 二度ない青春(はる)を 浮草ぐらしと ふと目が笑う しあわせに ああ なれなくたって そっと咲きます ねえあなた そばにあなたが いればいい いればいい 肩にすがれば よせよと照れる そんなあなたの 横顔が好き しあわせに ああ なれなくたって ついてゆきます ねえあなた あなたのために 生きたいの 生きてゆく | 市川由紀乃 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 明日(あす)のことさえ わかりはしない 他にいいやつ 見つけなと言う しあわせに ああ なれなくたって ついてゆきます ねえあなた 明日(あす)の苦労が 見えたって ついてゆく 無駄にするなよ 二度ない青春(はる)を 浮草ぐらしと ふと目が笑う しあわせに ああ なれなくたって そっと咲きます ねえあなた そばにあなたが いればいい いればいい 肩にすがれば よせよと照れる そんなあなたの 横顔が好き しあわせに ああ なれなくたって ついてゆきます ねえあなた あなたのために 生きたいの 生きてゆく |
異邦人子供たちが空に向かい 両手をひろげ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている その姿はきのうまでの 何も知らない私 あなたにこの指が 届くと信じていた 空と大地が ふれ合う彼方(かなた) 過去からの旅人を 呼んでる道 あなたにとって私 ただの通りすがり ちょっとふり向いてみただけの 異邦人 市場(いちば)へ行(ゆ)く人の波に 身体(からだ)を預け 石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう 祈りの声ひずめの音 歌うようなざわめき 私を置きざりに 過ぎてゆく白い朝 時間旅行が 心の傷を なぜかしら埋めてゆく 不思議な道 サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き あとは哀しみをもて余す 異邦人 あとは哀しみをもて余す 異邦人 | 市川由紀乃 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 西村真吾 | 子供たちが空に向かい 両手をひろげ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている その姿はきのうまでの 何も知らない私 あなたにこの指が 届くと信じていた 空と大地が ふれ合う彼方(かなた) 過去からの旅人を 呼んでる道 あなたにとって私 ただの通りすがり ちょっとふり向いてみただけの 異邦人 市場(いちば)へ行(ゆ)く人の波に 身体(からだ)を預け 石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう 祈りの声ひずめの音 歌うようなざわめき 私を置きざりに 過ぎてゆく白い朝 時間旅行が 心の傷を なぜかしら埋めてゆく 不思議な道 サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き あとは哀しみをもて余す 異邦人 あとは哀しみをもて余す 異邦人 |
命炎愛の深さと くらべたら 浅いものです この海は 義理のためなら 女も捨てる 情(じょう)なしあんたに 惚れとおす 抱かれて炎(ひ)となる 波涛(なみ)となる 女ひとすじ あぁ…命がけ くれと言うなら なにもかも みんな預けて ついてゆく 修羅(しゅら)も苦労も あんたとひとつ 地の果て 地の底 どこまでも 抱かれて炎となる 風となる 女ひとすじ あぁ…命がけ 好きになったら ただ一途(いちず) 尽くしぬくのが 女(ひと)の道 死ぬも生きるも 嵐の海も 笑顔で越えます 忍びます 抱かれて炎となる 華となる 女ひとすじ あぁ…命がけ | 市川由紀乃 | 下地亜記子 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 愛の深さと くらべたら 浅いものです この海は 義理のためなら 女も捨てる 情(じょう)なしあんたに 惚れとおす 抱かれて炎(ひ)となる 波涛(なみ)となる 女ひとすじ あぁ…命がけ くれと言うなら なにもかも みんな預けて ついてゆく 修羅(しゅら)も苦労も あんたとひとつ 地の果て 地の底 どこまでも 抱かれて炎となる 風となる 女ひとすじ あぁ…命がけ 好きになったら ただ一途(いちず) 尽くしぬくのが 女(ひと)の道 死ぬも生きるも 嵐の海も 笑顔で越えます 忍びます 抱かれて炎となる 華となる 女ひとすじ あぁ…命がけ |
命咲かせて女心の 陽だまりに 情けしみます あなたがしみる まぶた閉じれば 面影ゆれて 寒い背中が みえてくる きっと咲きます 燃えて咲きます この命 風の便りを 追いかけて 涙こらえて 夜汽車は走る 恋の傷跡 凍える町で 生きる望みを くれた人 きっと咲きます 燃えて咲きます この命 女心の さみしさが 溶けてゆきます 抱かれて溶ける 目にはみえない 幸せだけど 春を探して 花になる きっと咲きます 燃えて咲きます この命 | 市川由紀乃 | 石原信一 | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 女心の 陽だまりに 情けしみます あなたがしみる まぶた閉じれば 面影ゆれて 寒い背中が みえてくる きっと咲きます 燃えて咲きます この命 風の便りを 追いかけて 涙こらえて 夜汽車は走る 恋の傷跡 凍える町で 生きる望みを くれた人 きっと咲きます 燃えて咲きます この命 女心の さみしさが 溶けてゆきます 抱かれて溶ける 目にはみえない 幸せだけど 春を探して 花になる きっと咲きます 燃えて咲きます この命 |
命あたえてはなれていました 長いこと おんなひとり寝(ね) 眠られず 息ずく乳房 抱きしめながら なおさら寂しい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて 忘れてしまったわけじゃない 愛のぬくもり 欲しいけど 体が燃える 心が冷える 傷つきすぎた わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて はなれていました 長いこと 声をこらえる よろこびに とろけるほどの よろこびに 身悶えしたい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて | 市川由紀乃 | 川内康範 | 猪俣公章 | 山田年秋 | はなれていました 長いこと おんなひとり寝(ね) 眠られず 息ずく乳房 抱きしめながら なおさら寂しい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて 忘れてしまったわけじゃない 愛のぬくもり 欲しいけど 体が燃える 心が冷える 傷つきすぎた わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて はなれていました 長いこと 声をこらえる よろこびに とろけるほどの よろこびに 身悶えしたい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて |
一度でいいからおまえと呼ばれた うれしさに 熱い涙を かみしめる 一度でいいから やさしい胸に 胸にあまえて みたいのよ 逢えてよかった よかったわ あなた しっかり しっかり抱いててよ 悲しい過去なら おれもある いまのおまえが 好きという 傷つきながらも それでもあなた あなたさがして 来たわたし 逢えてよかった よかったわ あなた しっかり しっかり抱いててよ あなたが灯す ひとすじの 愛のともしび 消さないで ふたりの明日に 小さな夢を 夢をかさねて 生きてゆく 逢えてよかった よかったわ あなた しっかり しっかり抱いててよ | 市川由紀乃 | たかたかし | 水森英夫 | 前田俊明 | おまえと呼ばれた うれしさに 熱い涙を かみしめる 一度でいいから やさしい胸に 胸にあまえて みたいのよ 逢えてよかった よかったわ あなた しっかり しっかり抱いててよ 悲しい過去なら おれもある いまのおまえが 好きという 傷つきながらも それでもあなた あなたさがして 来たわたし 逢えてよかった よかったわ あなた しっかり しっかり抱いててよ あなたが灯す ひとすじの 愛のともしび 消さないで ふたりの明日に 小さな夢を 夢をかさねて 生きてゆく 逢えてよかった よかったわ あなた しっかり しっかり抱いててよ |
石狩ルーラン十六番地石狩ルーラン十六番地 ゆき雲 汐(しお)鳴り 啼(な)き交(か)う鴎 あなたが最後に みつめたはずの 景色をぽつんと みつめています あなたどうして 「あなたどうして」 わたし残して 風になったの 風になったの 風花 旅空 棄てられ番屋 やぶれた硝子戸 霧笛がゆする あなたが最後に くれた絵はがき たよりに来ました 最果ての町 淋しすぎます 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい 黄昏 指笛 厚田の外れ 旅人手まねく 居酒屋らんぷ あなたが最後に 抱かれたはずの お酒にわたしも 抱かれてみます あなたどうして 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 幸耕平 | 坂本昌之 | 石狩ルーラン十六番地 ゆき雲 汐(しお)鳴り 啼(な)き交(か)う鴎 あなたが最後に みつめたはずの 景色をぽつんと みつめています あなたどうして 「あなたどうして」 わたし残して 風になったの 風になったの 風花 旅空 棄てられ番屋 やぶれた硝子戸 霧笛がゆする あなたが最後に くれた絵はがき たよりに来ました 最果ての町 淋しすぎます 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい 黄昏 指笛 厚田の外れ 旅人手まねく 居酒屋らんぷ あなたが最後に 抱かれたはずの お酒にわたしも 抱かれてみます あなたどうして 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい |
池上線古い電車のドアのそば 二人は黙って立っていた 話す言葉をさがしながら すきま風に震えて いくつ駅を過ぎたのか 忘れてあなたに聞いたのに じっと私を見つめながら ごめんねなんて言ったわ 泣いては ダメだと 胸にきかせて 白いハンカチを 握りしめたの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの 終電時刻を確かめて あなたは 私と駅を出た 角のフルーツショップだけが 灯りともす夜更けに 商店街を通り抜け 踏切渡った時だわね 待っていますとつぶやいたら 突然抱いてくれたわ あとから あとから 涙あふれて 後ろ姿さえ 見えなかったの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの | 市川由紀乃 | 佐藤順英 | 西島三重子 | 新倉一梓 | 古い電車のドアのそば 二人は黙って立っていた 話す言葉をさがしながら すきま風に震えて いくつ駅を過ぎたのか 忘れてあなたに聞いたのに じっと私を見つめながら ごめんねなんて言ったわ 泣いては ダメだと 胸にきかせて 白いハンカチを 握りしめたの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの 終電時刻を確かめて あなたは 私と駅を出た 角のフルーツショップだけが 灯りともす夜更けに 商店街を通り抜け 踏切渡った時だわね 待っていますとつぶやいたら 突然抱いてくれたわ あとから あとから 涙あふれて 後ろ姿さえ 見えなかったの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの |
いい日旅立ち雪解(ど)け真近の 北の空に向い 過ぎ去りし日々の 夢を叫ぶとき 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を 道連れに 岬のはずれに 少年は魚つり 青いすすきの小径(こみち)を 帰るのか 私は今から 想い出を創(つく)るため 砂に枯木で書くつもり“さよなら”と ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を 道連れに ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日旅立ち 幸せをさがしに 子供の頃に歌った歌を 道連れに | 市川由紀乃 | 谷村新司 | 谷村新司 | | 雪解(ど)け真近の 北の空に向い 過ぎ去りし日々の 夢を叫ぶとき 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を 道連れに 岬のはずれに 少年は魚つり 青いすすきの小径(こみち)を 帰るのか 私は今から 想い出を創(つく)るため 砂に枯木で書くつもり“さよなら”と ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を 道連れに ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日旅立ち 幸せをさがしに 子供の頃に歌った歌を 道連れに |
アンコ椿は恋の花三日おくれの 便りをのせて 船が行く行く 波浮(はぶ)港 いくら好きでも あなたは遠い 波の彼方へ 去ったきり あんこ便りは あんこ便りは あゝ 片便り 三原山から 吹き出す煙り 北へなびけば 思い出す 惚れちゃならない 都の人に よせる想いが 灯ともえて あんこ椿は あんこ椿は あゝ すゝり泣き 風にひらひら かすりの裾(すそ)が 舞えばはずかし 十六の 長い黒髪 プッツリ切って かえるカモメに たくしたや あんこつぼみは あんこつぼみは あゝ 恋の花 | 市川由紀乃 | 星野哲郎 | 市川昭介 | 山田年秋 | 三日おくれの 便りをのせて 船が行く行く 波浮(はぶ)港 いくら好きでも あなたは遠い 波の彼方へ 去ったきり あんこ便りは あんこ便りは あゝ 片便り 三原山から 吹き出す煙り 北へなびけば 思い出す 惚れちゃならない 都の人に よせる想いが 灯ともえて あんこ椿は あんこ椿は あゝ すゝり泣き 風にひらひら かすりの裾(すそ)が 舞えばはずかし 十六の 長い黒髪 プッツリ切って かえるカモメに たくしたや あんこつぼみは あんこつぼみは あゝ 恋の花 |
雨と涙に濡れて夜の盛り場通り 傘もささないで 路地にかくれてひとり 私泣いてます 捨てた指輪が 雨に濡れてる 恋はいつか 冷めるものだと わかっていても 雨のしずくが 頬につめたい 恋はかなしいものね 心すれちがう 部屋に咲かせた花も みんな枯れました 誰のせいでも ないの別れは あの日ふたり つよく感じた あのときめきは 思い出すたび 胸がくるしい 今も好きですあなた だけど追わないわ 過ぎた時間は二度と かえって来ない 恋のみれんか 夢が泣くのか 夜が明けて 朝の光に 飛び立つ鳥の 影が消えてく あなたの胸に… | 市川由紀乃 | たかたかし | 幸耕平 | 若草恵 | 夜の盛り場通り 傘もささないで 路地にかくれてひとり 私泣いてます 捨てた指輪が 雨に濡れてる 恋はいつか 冷めるものだと わかっていても 雨のしずくが 頬につめたい 恋はかなしいものね 心すれちがう 部屋に咲かせた花も みんな枯れました 誰のせいでも ないの別れは あの日ふたり つよく感じた あのときめきは 思い出すたび 胸がくるしい 今も好きですあなた だけど追わないわ 過ぎた時間は二度と かえって来ない 恋のみれんか 夢が泣くのか 夜が明けて 朝の光に 飛び立つ鳥の 影が消えてく あなたの胸に… |
天城越え隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺して いいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れおちる 肩のむこうに あなた… 山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え 口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりでいたって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた… 山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え 走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう) 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え | 市川由紀乃 | 吉岡治 | 弦哲也 | 山田年秋 | 隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺して いいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れおちる 肩のむこうに あなた… 山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え 口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりでいたって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた… 山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え 走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう) 恨んでも 恨んでも からだうらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え |
あの鐘を鳴らすのはあなたあなたに逢えてよかった あなたには希望の匂いがする つまずいて傷ついて泣き叫んでも さわやかな希望の匂いがする 町は今眠りの中 あの鐘を鳴らすのはあなた 人はみな悩みの中 あの鐘を鳴らすのはあなた あなたに逢えてよかった 愛しあう心が戻って来る やさしさやいたわりやふれあう事を 信じたい心が戻って来る 町は今砂漠の中 あの鐘を鳴らすのはあなた 人はみな孤独の中 あの鐘を鳴らすのはあなた 町は今眠りの中 あの鐘を鳴らすのはあなた 人はみな悩みの中 あの鐘を鳴らすのはあなた | 市川由紀乃 | 阿久悠 | 森田公一 | 新倉一梓 | あなたに逢えてよかった あなたには希望の匂いがする つまずいて傷ついて泣き叫んでも さわやかな希望の匂いがする 町は今眠りの中 あの鐘を鳴らすのはあなた 人はみな悩みの中 あの鐘を鳴らすのはあなた あなたに逢えてよかった 愛しあう心が戻って来る やさしさやいたわりやふれあう事を 信じたい心が戻って来る 町は今砂漠の中 あの鐘を鳴らすのはあなた 人はみな孤独の中 あの鐘を鳴らすのはあなた 町は今眠りの中 あの鐘を鳴らすのはあなた 人はみな悩みの中 あの鐘を鳴らすのはあなた |
あなたの港夜の浜辺の 舟小屋で 舟べりたたく さざ波が あなたの声に 聞こえます 港の端の 常夜燈 こころの闇を 照らします もういちど逢いたくて 想い出の あなたの港に 来ています 泣いて 泣いて 泣いてあきらめられるのは あなたの肩しかないのです 海にまたたく 漁火が ローソク岩に 火を灯(とも)す 未練の先に 火を灯す 流れる星を 指差して あなたは別れ 教えてた もう二度と出逢えない さよならが この世にあるとは 信じない 今も 今も 今もあなたが好きだから あなたの港でいたいから もういちど逢いたくて 想い出の あなたの港に 来ています 泣いて 泣いて 泣いてあきらめられるのは あなたの肩しかないのです | 市川由紀乃 | 喜多條忠 | 山下俊輔 | 住友紀人 | 夜の浜辺の 舟小屋で 舟べりたたく さざ波が あなたの声に 聞こえます 港の端の 常夜燈 こころの闇を 照らします もういちど逢いたくて 想い出の あなたの港に 来ています 泣いて 泣いて 泣いてあきらめられるのは あなたの肩しかないのです 海にまたたく 漁火が ローソク岩に 火を灯(とも)す 未練の先に 火を灯す 流れる星を 指差して あなたは別れ 教えてた もう二度と出逢えない さよならが この世にあるとは 信じない 今も 今も 今もあなたが好きだから あなたの港でいたいから もういちど逢いたくて 想い出の あなたの港に 来ています 泣いて 泣いて 泣いてあきらめられるのは あなたの肩しかないのです |
あなたがそばに静かな夜が来る 終りのベルが嗚る あなたがいた席も 明かりが消えてゆく 目を閉じつぶやくの 幸せありがとう 言業につくせない この愛抱きしめて なぜ わたしは 生まれてきたの あなたに出逢い 愛されるため 心をつなぎあい 二人の夢乗せて わたしの歌には あなたがいつも そばに…… 涙や悲しみを 人には見せないで 笑顔で生きてくと 一人で決めたけど くじけてしまう日も ときには訪れて やさしいまなざしの あなたがいてくれる なぜ わたしは 歌っているの 溢れる想い 届けるために 手と手をつなぎあい 微笑む風の中 わたしの歌には あなたがいつも そばに…… なぜ わたしは 生まれてきたの あなたに出逢い 愛されるため 心をつなぎあい 二人の夢乗せて わたしの歌には あなたがいつも そばに…… あなたがいつも そばに…… | 市川由紀乃 | 石原信ー | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 静かな夜が来る 終りのベルが嗚る あなたがいた席も 明かりが消えてゆく 目を閉じつぶやくの 幸せありがとう 言業につくせない この愛抱きしめて なぜ わたしは 生まれてきたの あなたに出逢い 愛されるため 心をつなぎあい 二人の夢乗せて わたしの歌には あなたがいつも そばに…… 涙や悲しみを 人には見せないで 笑顔で生きてくと 一人で決めたけど くじけてしまう日も ときには訪れて やさしいまなざしの あなたがいてくれる なぜ わたしは 歌っているの 溢れる想い 届けるために 手と手をつなぎあい 微笑む風の中 わたしの歌には あなたがいつも そばに…… なぜ わたしは 生まれてきたの あなたに出逢い 愛されるため 心をつなぎあい 二人の夢乗せて わたしの歌には あなたがいつも そばに…… あなたがいつも そばに…… |
あなたもしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドアーと 部屋には古い暖炉があるのよ 真赤なバラと白いパンジー 子犬のよこにはあなたあなた あなたがいてほしい それが私の夢だったのよ いとしいあなたは今どこに ブルーのじゅうたん敷きつめて 楽しく笑って暮すのよ 家の外では坊やが遊び 坊やの横にはあなたあなた あなたがいてほしい それが二人の望みだったのよ いとしいあなたは今どこに そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい | 市川由紀乃 | 小坂明子 | 小坂明子 | 新倉一梓 | もしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドアーと 部屋には古い暖炉があるのよ 真赤なバラと白いパンジー 子犬のよこにはあなたあなた あなたがいてほしい それが私の夢だったのよ いとしいあなたは今どこに ブルーのじゅうたん敷きつめて 楽しく笑って暮すのよ 家の外では坊やが遊び 坊やの横にはあなたあなた あなたがいてほしい それが二人の望みだったのよ いとしいあなたは今どこに そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい |
紅とんぼ空(から)にしてって 酒も肴も 今日でおしまい 店仕舞(じまい) 五年ありがとう 楽しかったわ いろいろお世話になりました しんみりしないでよ…ケンさん 新宿駅裏 紅とんぼ 想いだしてね…時々は いいのいいから ツケは帳消(ちょうけ)し みつぐ相手も いないもの だけどみなさん 飽きもしないで よくよく通(かよ)ってくれました 唄ってよ騒いでよ…しんちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想い出してね…時々は だからほんとよ 故里(くに)へ帰るの 誰も貰っちゃ くれないし みんなありがとう うれしかったわ あふれてきちゃった想い出が 笑ってよ涕(な)かないで…チーちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想い出してね…時々は | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 船村徹 | | 空(から)にしてって 酒も肴も 今日でおしまい 店仕舞(じまい) 五年ありがとう 楽しかったわ いろいろお世話になりました しんみりしないでよ…ケンさん 新宿駅裏 紅とんぼ 想いだしてね…時々は いいのいいから ツケは帳消(ちょうけ)し みつぐ相手も いないもの だけどみなさん 飽きもしないで よくよく通(かよ)ってくれました 唄ってよ騒いでよ…しんちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想い出してね…時々は だからほんとよ 故里(くに)へ帰るの 誰も貰っちゃ くれないし みんなありがとう うれしかったわ あふれてきちゃった想い出が 笑ってよ涕(な)かないで…チーちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想い出してね…時々は |
愛のさざなみこの世に神様が 本当にいるなら あなたに抱かれて 私は死にたい ああ 湖に 小舟がただひとつ やさしく やさしく くちづけしてね くり返す くり返す さざ波のように あなたが私を きらいになったら 静かに静かに いなくなってほしい ああ 湖に 小舟がただひとつ 別れを思うと 涙があふれる くり返す くり返す さざ波のように どんなに遠くに 離れていたって あなたのふるさとは 私ひとりなの ああ 湖に 小舟がただひとつ いつでも いつでも 思い出してね くり返す くり返す さざ波のように さざ波のように | 市川由紀乃 | なかにし礼 | 浜口庫之助 | 星野とものぶ | この世に神様が 本当にいるなら あなたに抱かれて 私は死にたい ああ 湖に 小舟がただひとつ やさしく やさしく くちづけしてね くり返す くり返す さざ波のように あなたが私を きらいになったら 静かに静かに いなくなってほしい ああ 湖に 小舟がただひとつ 別れを思うと 涙があふれる くり返す くり返す さざ波のように どんなに遠くに 離れていたって あなたのふるさとは 私ひとりなの ああ 湖に 小舟がただひとつ いつでも いつでも 思い出してね くり返す くり返す さざ波のように さざ波のように |
逢いたいなぁどんなに 心 ふるえても あなたがいるから 歌えます 優しい街の 優しい人 あなたの心に 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の夢は あなたです 星さえ 見えぬ 街角で 切ない涙が こぼれます 暗い夜空に 虹かける あなたは私の 七つ星 いつでもふたりで 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の星は あなたです 冷たい 雨が 降る夜は あなたの笑顔を 浮かべます 明日は きっと 晴れますね ふたりの愛を 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の愛は あなたです | 市川由紀乃 | 宮下康仁 | 五木ひろし | 猪股義周 | どんなに 心 ふるえても あなたがいるから 歌えます 優しい街の 優しい人 あなたの心に 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の夢は あなたです 星さえ 見えぬ 街角で 切ない涙が こぼれます 暗い夜空に 虹かける あなたは私の 七つ星 いつでもふたりで 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の星は あなたです 冷たい 雨が 降る夜は あなたの笑顔を 浮かべます 明日は きっと 晴れますね ふたりの愛を 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の愛は あなたです |
哀愁波止場夜の波止場にゃ 誰あれもいない 霧にブイの灯 泣くばかり おどま盆ぎり盆ぎり 盆からさきゃ おらんと… あの人の好きな歌 波がつぶやく淋しさよ 「ああ 今夜もブイの灯が… 冷たい私の心のように うるんでいる あの人のいない港は 暗い海の波のように淋しいわ… あの人がいつも唄った歌が 今夜も私を泣かすのね」 三月待っても 逢うのは一夜 恋も悲しい 波止場町 五ツ木くずしは しんから泣けるよ 思い出の滲む歌 耳に残って離れない | 市川由紀乃 | 石本美由起 | 船村徹 | | 夜の波止場にゃ 誰あれもいない 霧にブイの灯 泣くばかり おどま盆ぎり盆ぎり 盆からさきゃ おらんと… あの人の好きな歌 波がつぶやく淋しさよ 「ああ 今夜もブイの灯が… 冷たい私の心のように うるんでいる あの人のいない港は 暗い海の波のように淋しいわ… あの人がいつも唄った歌が 今夜も私を泣かすのね」 三月待っても 逢うのは一夜 恋も悲しい 波止場町 五ツ木くずしは しんから泣けるよ 思い出の滲む歌 耳に残って離れない |