忘却最後の夜も 同じ街角で 思い出はもう 増やさないように 胸に 残るような言葉 お願い 言わないでね 言わないでね いつかこの雪が とける頃には あたたかい日差しが さす頃には なにもかも夢だったように ひとりこの道を 歩いてるでしょう しろい足あと またひとつ消えた 一緒にいたから 輝いた季節 一緒にいたから 越えられた涙 すべてを 記憶に変えてまで ほしい 明日なんて なかったのに いつかこの雪も 手のぬくもりも 小さくなって行く コートの背中も なにもかも夢だったように ひとりこの道を 歩いてるでしょう しろい足あと ひとつずつ消して いつかこの雪が とける頃には あたたかい日差しが さす頃には なにもかも夢だったように ひとりこの道を 歩いてるでしょう しろい足あと またひとつ消えた | 坂本冬美 | 川村結花 | 川村結花 | 船山基紀 | 最後の夜も 同じ街角で 思い出はもう 増やさないように 胸に 残るような言葉 お願い 言わないでね 言わないでね いつかこの雪が とける頃には あたたかい日差しが さす頃には なにもかも夢だったように ひとりこの道を 歩いてるでしょう しろい足あと またひとつ消えた 一緒にいたから 輝いた季節 一緒にいたから 越えられた涙 すべてを 記憶に変えてまで ほしい 明日なんて なかったのに いつかこの雪も 手のぬくもりも 小さくなって行く コートの背中も なにもかも夢だったように ひとりこの道を 歩いてるでしょう しろい足あと ひとつずつ消して いつかこの雪が とける頃には あたたかい日差しが さす頃には なにもかも夢だったように ひとりこの道を 歩いてるでしょう しろい足あと またひとつ消えた |
Oh, My Love ~ラジオから愛のうた~朝が来て 目が覚めて 今日を生きます 花が咲く 風が吹く この町で ありがとう いつの日も 愛しい人よ 夢はるか 道はるか どこまでも 聞こえるよ ほら あの歌が ほら ラジオから 流れだす 愛のうた Oh, My Love おいで、みなさん おいでよ、ここに 寒い日も 暑い日も 苦しい時も 忘れない 忘れない その笑顔 聞こえるよ ほら あの声が ほら ラジオから 流れだす 愛のうた Oh, My Love おいで、みなさん おいでよ、ここに おいで、みなさん おいでよ、ここに | 坂本冬美 | 忌野清志郎 | 細野晴臣 | 細野晴臣 | 朝が来て 目が覚めて 今日を生きます 花が咲く 風が吹く この町で ありがとう いつの日も 愛しい人よ 夢はるか 道はるか どこまでも 聞こえるよ ほら あの歌が ほら ラジオから 流れだす 愛のうた Oh, My Love おいで、みなさん おいでよ、ここに 寒い日も 暑い日も 苦しい時も 忘れない 忘れない その笑顔 聞こえるよ ほら あの声が ほら ラジオから 流れだす 愛のうた Oh, My Love おいで、みなさん おいでよ、ここに おいで、みなさん おいでよ、ここに |
骨まで愛して生きてるかぎりは どこまでも 探しつづける 恋ねぐら 傷つきよごれた わたしでも 骨まで 骨まで 骨まで愛してほしいのよ やさしい言葉に まどわされ このひとだけはと 信じてる 女をなぜに 泣かすのよ 骨まで 骨まで 骨まで愛してほしいのよ なんにもいらない 欲しくない あなたがあれば しあわせよ わたしの願いは ただひとつ 骨まで 骨まで 骨まで愛してほしいのよ | 坂本冬美 | 川内康範 | 北原じゅん | 坂本昌之 | 生きてるかぎりは どこまでも 探しつづける 恋ねぐら 傷つきよごれた わたしでも 骨まで 骨まで 骨まで愛してほしいのよ やさしい言葉に まどわされ このひとだけはと 信じてる 女をなぜに 泣かすのよ 骨まで 骨まで 骨まで愛してほしいのよ なんにもいらない 欲しくない あなたがあれば しあわせよ わたしの願いは ただひとつ 骨まで 骨まで 骨まで愛してほしいのよ |
日本海ブルースざんざざんざと 浪が散る ひゅるるひゅるると 風が泣く 岬越前 日本海 はぐれ鴎か 俺はひとり旅 灯りともした 花街で 赤い蛇の目の 女を見た しのぶおまえの 面影よ 宵の金沢 細雪(さゝめゆき)が舞う ホタテ肴(さかな)の 熱爛が じんとしみたぜ 輪島では 酔ってうつろに 見る地図の 魚津 直江津 あとは夢ん中 おけさ踊りで 俺を待つ 佐渡は荒海 なさけ島 一と夜添寝の ぬくもりを 抱いて夜明けの わかれ船にのる 宿にころがり まくら酒 汽車にゆられて 憂(うれ)い酒 ながれ男が 目になみだ 男鹿の彼方に 赤い陽がしずむ だれが願いを かけたやら 化粧地蔵(けしょうぢぞう)に 花一輪 歌もせつない 十三湖(じゅうさんこ) 旅の終りが 果てがもう近い 津軽海峡 竜飛崎 沖で夜どおし 呼ぶ霧笛 海も明日は 晴れるだろ さらば乾杯 俺の日本海 | 坂本冬美 | 池田充男 | 猪俣公章 | | ざんざざんざと 浪が散る ひゅるるひゅるると 風が泣く 岬越前 日本海 はぐれ鴎か 俺はひとり旅 灯りともした 花街で 赤い蛇の目の 女を見た しのぶおまえの 面影よ 宵の金沢 細雪(さゝめゆき)が舞う ホタテ肴(さかな)の 熱爛が じんとしみたぜ 輪島では 酔ってうつろに 見る地図の 魚津 直江津 あとは夢ん中 おけさ踊りで 俺を待つ 佐渡は荒海 なさけ島 一と夜添寝の ぬくもりを 抱いて夜明けの わかれ船にのる 宿にころがり まくら酒 汽車にゆられて 憂(うれ)い酒 ながれ男が 目になみだ 男鹿の彼方に 赤い陽がしずむ だれが願いを かけたやら 化粧地蔵(けしょうぢぞう)に 花一輪 歌もせつない 十三湖(じゅうさんこ) 旅の終りが 果てがもう近い 津軽海峡 竜飛崎 沖で夜どおし 呼ぶ霧笛 海も明日は 晴れるだろ さらば乾杯 俺の日本海 |
大阪しぐれひとりで 生きてくなんて できないと 泣いてすがればネオンが ネオンがしみる 北の新地は おもいでばかり 雨もよう 夢もぬれます あゝ大阪しぐれ ひとつや ふたつじゃないの ふるきずは 噂並木の堂島 堂島すずめ こんなわたしで いいならあげる なにもかも 抱いてください あゝ大阪しぐれ しあわせ それともいまは 不しあわせ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり つくし足りない わたしが悪い あのひとを 雨よ帰して あゝ大阪しぐれ | 坂本冬美 | 吉岡治 | 市川昭介 | 坂本昌之 | ひとりで 生きてくなんて できないと 泣いてすがればネオンが ネオンがしみる 北の新地は おもいでばかり 雨もよう 夢もぬれます あゝ大阪しぐれ ひとつや ふたつじゃないの ふるきずは 噂並木の堂島 堂島すずめ こんなわたしで いいならあげる なにもかも 抱いてください あゝ大阪しぐれ しあわせ それともいまは 不しあわせ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり つくし足りない わたしが悪い あのひとを 雨よ帰して あゝ大阪しぐれ |
浜っ娘一代男と女 惚れたなら 別れる時も 五分と五分 海猫さわぐな 涙じゃないよ 波のしぶきが かかっただけさ ひとり桟橋 あの人に ア どっこい あばよと 声かける 浜の育ちはよ いい女 命を賭けた 相手なら だましも嘘も あるもんか はんぱな未練じゃ 女がすたる 港灯りが ひやかすからさ 酔ったふりして はしゃぎ酒 ア どっこい 演歌を うなろうか 浜が故郷の いい女 喧嘩もどきの 荒海で 産湯をつかった ド根性 色恋なんかに しょげたら負けさ 活きのいいのが とりえじゃないか 男まさりと 呼ばれても ア どっこい 浮世を 乗り越える 浜で噂のよ いい女 | 坂本冬美 | 石原信一 | 猪俣公章 | 小杉仁三 | 男と女 惚れたなら 別れる時も 五分と五分 海猫さわぐな 涙じゃないよ 波のしぶきが かかっただけさ ひとり桟橋 あの人に ア どっこい あばよと 声かける 浜の育ちはよ いい女 命を賭けた 相手なら だましも嘘も あるもんか はんぱな未練じゃ 女がすたる 港灯りが ひやかすからさ 酔ったふりして はしゃぎ酒 ア どっこい 演歌を うなろうか 浜が故郷の いい女 喧嘩もどきの 荒海で 産湯をつかった ド根性 色恋なんかに しょげたら負けさ 活きのいいのが とりえじゃないか 男まさりと 呼ばれても ア どっこい 浮世を 乗り越える 浜で噂のよ いい女 |
噂の女女心の悲しさなんて わかりゃしないわ世間の人に 止して止してよなぐさめなんか 嘘と泪のしみついた どうせ私は噂の女 はなさないでと甘える指に 男心はいつでも遠い そうよそうなの昨日の夜も すがりつきたいあの人に 夢を消された噂の女 街の噂に追われて泣けば 褪せてみえますくちびるさえも つらいつらいわつめたい青春(はる)を 怨むことさえあきらめた 弱い私は噂の女 | 坂本冬美 | 山口洋子 | 猪俣公章 | 若草恵 | 女心の悲しさなんて わかりゃしないわ世間の人に 止して止してよなぐさめなんか 嘘と泪のしみついた どうせ私は噂の女 はなさないでと甘える指に 男心はいつでも遠い そうよそうなの昨日の夜も すがりつきたいあの人に 夢を消された噂の女 街の噂に追われて泣けば 褪せてみえますくちびるさえも つらいつらいわつめたい青春(はる)を 怨むことさえあきらめた 弱い私は噂の女 |
あなたしか見えない今まで つきあって来た 女のひとに較べたら 私は真面目すぎて あなた つまらないでしょう 私 不器用なの キスも 上手くないわ 愛さずに いられない それは真実(ほんと)よ 愛さずに いられない あなたしか 見えない あなたの前で 私は 只 オロオロするばかり 何か失敗しそうで 脚がもつれる感じよ 大胆に なれないの 艶(いろ)っぽく ないでしょう 愛さずに いられない 悲しいほどよ 愛さずに いられない あなたしか 見えない 愛さずに いられない それは真実(ほんと)よ 愛さずに いられない あなたしか 見えない 愛さずに いられない 悲しいほどよ 愛さずに いられない あなたしか 見えない | 坂本冬美 | Peter W.Allen・Carole Bayer Sager・日本語詞:なかにし礼 | Peter W.Allen・Carole Bayer Sager | 若草恵 | 今まで つきあって来た 女のひとに較べたら 私は真面目すぎて あなた つまらないでしょう 私 不器用なの キスも 上手くないわ 愛さずに いられない それは真実(ほんと)よ 愛さずに いられない あなたしか 見えない あなたの前で 私は 只 オロオロするばかり 何か失敗しそうで 脚がもつれる感じよ 大胆に なれないの 艶(いろ)っぽく ないでしょう 愛さずに いられない 悲しいほどよ 愛さずに いられない あなたしか 見えない 愛さずに いられない それは真実(ほんと)よ 愛さずに いられない あなたしか 見えない 愛さずに いられない 悲しいほどよ 愛さずに いられない あなたしか 見えない |
帰ってこいよきっと帰って くるんだと お岩木山で 手をふれば あの娘は小さく うなずいた 茜の空で 誓った恋を 東京ぐらしで 忘れたか 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで 遊んだ頃が なつかしい 気立てのやさしい 娘だったよ お前の嫁に 欲しかったねと おふくろ今夜も ひとりごと 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 可愛いあの娘の 帰る日を お岩木山で 今日もまた 津軽の風と 待っている 忘れはしまい あの約束の こんなにきれいな 茜空 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ | 坂本冬美 | 平山忠夫 | 一代のぼる | 坂本昌之 | きっと帰って くるんだと お岩木山で 手をふれば あの娘は小さく うなずいた 茜の空で 誓った恋を 東京ぐらしで 忘れたか 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで 遊んだ頃が なつかしい 気立てのやさしい 娘だったよ お前の嫁に 欲しかったねと おふくろ今夜も ひとりごと 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 可愛いあの娘の 帰る日を お岩木山で 今日もまた 津軽の風と 待っている 忘れはしまい あの約束の こんなにきれいな 茜空 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ |
コーヒー・ルンバ昔アラブの偉いお坊さんが 恋を忘れた あわれな男に しびれるような 香りいっぱいの こはく色した 飲み物を 教えてあげました やがて心うきうき とっても不思議 このムード たちまち 男は 若い娘に 恋をした コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム 南の国の情熱のアロマ それは 素敵な 飲み物 コーヒー・モカマタリ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ 昔アラブの偉いお坊さんが 恋を忘れた あわれな男に しびれるような 香りいっぱいの こはく色した 飲み物を 教えてあげました やがて心うきうき とっても不思議 このムード たちまち 男は 若い娘に 恋をした コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム 南の国の情熱のアロマ それは 素敵な 飲み物 コーヒー・モカマタリ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム 南の国の情熱のアロマ それは 素敵な 飲み物 コーヒー・モカマタリ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ…… | 坂本冬美 | Jose Manzo Perroni・日本語詞:中沢清二・駿河あきら | Jose Manzo Perroni | 若草恵 | 昔アラブの偉いお坊さんが 恋を忘れた あわれな男に しびれるような 香りいっぱいの こはく色した 飲み物を 教えてあげました やがて心うきうき とっても不思議 このムード たちまち 男は 若い娘に 恋をした コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム 南の国の情熱のアロマ それは 素敵な 飲み物 コーヒー・モカマタリ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ 昔アラブの偉いお坊さんが 恋を忘れた あわれな男に しびれるような 香りいっぱいの こはく色した 飲み物を 教えてあげました やがて心うきうき とっても不思議 このムード たちまち 男は 若い娘に 恋をした コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム 南の国の情熱のアロマ それは 素敵な 飲み物 コーヒー・モカマタリ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム 南の国の情熱のアロマ それは 素敵な 飲み物 コーヒー・モカマタリ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ…… |
涙そうそう古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう | 坂本冬美 | 森山良子 | BEGIN | 宮崎慎二 | 古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう |
安曇野大糸線(おおいとせん)に 揺られて着いた ここは松本 信州路 安雲野は安雲野は 想い出ばかり どの道行(ゆ)けば この恋を 忘れることが できますか せめて教えて 道祖神(どうそじん) 湧き水清く ただ一面の 山葵(わさび)畑が 目にしみる 安雲野は安雲野は 想い出ばかり あの日と同じ 春なのに あなたはそばに もういない 恋は浮雲 流れ雲 なごりの雪の 北アルプスを 染めて朝陽が 今昇る 安雲野は安雲野は 想い出ばかり あなたを今も 愛してる 恋しさつのる 旅路です 揺れる面影 梓川(あずさがわ) | 坂本冬美 | やしろよう | 伊藤雪彦 | 薗広昭 | 大糸線(おおいとせん)に 揺られて着いた ここは松本 信州路 安雲野は安雲野は 想い出ばかり どの道行(ゆ)けば この恋を 忘れることが できますか せめて教えて 道祖神(どうそじん) 湧き水清く ただ一面の 山葵(わさび)畑が 目にしみる 安雲野は安雲野は 想い出ばかり あの日と同じ 春なのに あなたはそばに もういない 恋は浮雲 流れ雲 なごりの雪の 北アルプスを 染めて朝陽が 今昇る 安雲野は安雲野は 想い出ばかり あなたを今も 愛してる 恋しさつのる 旅路です 揺れる面影 梓川(あずさがわ) |
時をこえて夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて 雷は鳴り響き 宿命は深くとも 我は進み続ける 涙見せずに 桜 炎に散り 心砕けても 永久の光射し 歩み続ける 闇を抜け 雲に乗って 光射す 愛の国へ 夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて 竜巻は龍になり 静寂は遠くとも 友情は固く強く 心合わせて やがて花々から 命湧き上がり 金の翼あげ 空に羽ばたく 闇を抜け 雲に乗って 光射す 愛の国へ 夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて 闇を抜け 雲に乗って 光射す 愛の国へ 夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて | 坂本冬美 | 安田善巳・服部敬子 | 新田高史 | | 夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて 雷は鳴り響き 宿命は深くとも 我は進み続ける 涙見せずに 桜 炎に散り 心砕けても 永久の光射し 歩み続ける 闇を抜け 雲に乗って 光射す 愛の国へ 夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて 竜巻は龍になり 静寂は遠くとも 友情は固く強く 心合わせて やがて花々から 命湧き上がり 金の翼あげ 空に羽ばたく 闇を抜け 雲に乗って 光射す 愛の国へ 夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて 闇を抜け 雲に乗って 光射す 愛の国へ 夢と命をかけて空を駆け抜ける 時をこえて |
花は知っていたあなたがもう いない部屋に 季節の風が香る 段ボールに しまったシャツは 思い出の匂いがした 春にはさくら 夏にひまわり 時はどれだけ 思い繋げる いつだってあの花は 幸せを 知ってた いつまでも変わらない 愛があると 知ってた 心だけが 散らかるから 一日を留めたくて 秋のコスモス 冬にはつばき 色を渡して いのち繋げる いつだってあの花は 幸せを 知ってた いつまでも変わらない 愛があると 知ってた ありがとうそれだけを くりかえし 伝えて いつまでも変わらない 愛があると 伝えて | 坂本冬美 | 松井五郎 | 松本俊明 | 若草恵 | あなたがもう いない部屋に 季節の風が香る 段ボールに しまったシャツは 思い出の匂いがした 春にはさくら 夏にひまわり 時はどれだけ 思い繋げる いつだってあの花は 幸せを 知ってた いつまでも変わらない 愛があると 知ってた 心だけが 散らかるから 一日を留めたくて 秋のコスモス 冬にはつばき 色を渡して いのち繋げる いつだってあの花は 幸せを 知ってた いつまでも変わらない 愛があると 知ってた ありがとうそれだけを くりかえし 伝えて いつまでも変わらない 愛があると 伝えて |
石狩挽歌海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の ヤン衆がさわぐ 雪に埋もれた 番屋の隅で わたしゃ夜通し 飯を炊く あれからニシンは どこへ行ったやら 破れた網は 問い刺し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロー 沖を通るは 笠戸丸 わたしゃ涙で にしん曇りの 空を見る 燃えろ篝火(かがりび) 朝里(あさり)の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソーラン節に 頬そめながら わたしゃ大漁の 網を曳く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬の ニシン御殿も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロー かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る | 坂本冬美 | なかにし礼 | 浜圭介 | 坂本昌之 | 海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の ヤン衆がさわぐ 雪に埋もれた 番屋の隅で わたしゃ夜通し 飯を炊く あれからニシンは どこへ行ったやら 破れた網は 問い刺し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロー 沖を通るは 笠戸丸 わたしゃ涙で にしん曇りの 空を見る 燃えろ篝火(かがりび) 朝里(あさり)の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソーラン節に 頬そめながら わたしゃ大漁の 網を曳く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬の ニシン御殿も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロー かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る |
おもいで酒無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人 どうしているかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人 どうしているかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人 どうしているかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり | 坂本冬美 | 高田直和 | 梅谷忠洋 | 坂本昌之 | 無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人 どうしているかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人 どうしているかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人 どうしているかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり |
雨がやんだら雨がやんだら お別れなのね 二人の思い出 水に流して 二度と開けない 南の窓に ブルーのカーテン 引きましょう 濡れたコートで 濡れた身体で あなたは あなたは 誰に誰に 逢いに行くのかしら 雨がやんだら 私はひとり ドアにもたれて 涙にむせぶ 雨がやんだら 出て行くあなた 冷たい靴音 耳に残して あなたがつくった インクのしみを 花瓶(かびん)をずらして 隠しましょう 濡れたコートを 濡れた身体を あなたは あなたは 誰に誰に あたためてもらうの 雨がやんだら 私はひとり あなたのガウンを まとってねむる | 坂本冬美 | なかにし礼 | 筒美京平 | 船山基紀 | 雨がやんだら お別れなのね 二人の思い出 水に流して 二度と開けない 南の窓に ブルーのカーテン 引きましょう 濡れたコートで 濡れた身体で あなたは あなたは 誰に誰に 逢いに行くのかしら 雨がやんだら 私はひとり ドアにもたれて 涙にむせぶ 雨がやんだら 出て行くあなた 冷たい靴音 耳に残して あなたがつくった インクのしみを 花瓶(かびん)をずらして 隠しましょう 濡れたコートを 濡れた身体を あなたは あなたは 誰に誰に あたためてもらうの 雨がやんだら 私はひとり あなたのガウンを まとってねむる |
沓掛時次郎合わぬ辻褄 無理矢理合わせ 着けなきゃならねぇ おとしまえ 野暮な渡世の 罪ほろぼしよ 仇を情けの 子連れ旅 …いいってことよ まかせておきな 侠(おとこ) 沓掛時次郎 風に落ち葉の 追分がらす はじめて しみたぜ 人の味 好きと一言 本音を言えば 胸のつかえも 取れるのに …いいってことよ まかせておきな 侠 沓掛時次郎 赤い紙縒(こより)で 結んだ長脇差(どす)を 二度とは抜かぬと 決めたのに 小諸馬子唄 浅間のけむり これが見おさめ 聞きおさめ …いいってことよ まかせておきな 侠 沓掛時次郎 | 坂本冬美 | 松井由利夫 | 岡千秋 | | 合わぬ辻褄 無理矢理合わせ 着けなきゃならねぇ おとしまえ 野暮な渡世の 罪ほろぼしよ 仇を情けの 子連れ旅 …いいってことよ まかせておきな 侠(おとこ) 沓掛時次郎 風に落ち葉の 追分がらす はじめて しみたぜ 人の味 好きと一言 本音を言えば 胸のつかえも 取れるのに …いいってことよ まかせておきな 侠 沓掛時次郎 赤い紙縒(こより)で 結んだ長脇差(どす)を 二度とは抜かぬと 決めたのに 小諸馬子唄 浅間のけむり これが見おさめ 聞きおさめ …いいってことよ まかせておきな 侠 沓掛時次郎 |
さがの路だよりその後お変わり ございませんか お身を案じて おりますと 他人行儀な 言葉をつらね 涙で絵葉書 出す女 ここは さがの路 旅の宿 どこの お寺の 鐘なのか 人恋しさに 鳴りまする あなた様には二年と三月 世話を焼かせる ことばかり 何のお礼も 出来ないままに お暇乞(いとまご)いのみ 申します 秋のさがの路 なぜ悲し 恋にはぐれて 女郎化 はらはら風に 散りまする 所番地も差し出し人も 名さえ書かない 便りなら きっとお宅じゃ 間抜けな人と 嘲(わら)ってすませて くれるでしょ 時雨さがの路 ひとり旅 明日(あした)発とうか やめようか うつろな心 揺れまする | 坂本冬美 | もず唱平 | 猪俣公章 | | その後お変わり ございませんか お身を案じて おりますと 他人行儀な 言葉をつらね 涙で絵葉書 出す女 ここは さがの路 旅の宿 どこの お寺の 鐘なのか 人恋しさに 鳴りまする あなた様には二年と三月 世話を焼かせる ことばかり 何のお礼も 出来ないままに お暇乞(いとまご)いのみ 申します 秋のさがの路 なぜ悲し 恋にはぐれて 女郎化 はらはら風に 散りまする 所番地も差し出し人も 名さえ書かない 便りなら きっとお宅じゃ 間抜けな人と 嘲(わら)ってすませて くれるでしょ 時雨さがの路 ひとり旅 明日(あした)発とうか やめようか うつろな心 揺れまする |
秘恋~松五郎の恋~小春日和の 愛縁坂を 今年もあなたに 逢いたくて 日傘をさしていそいそと 寺詣り 姓は富島 名は松五郎 実らぬ恋を 胸に秘め 黙ってわたしを あゝささえてくれた人 秘めた想いは わたしもおなじ 許されぬ夢と あきらめて 心に鍵をかけたまま あの夏の ふたり眺めた 海峡花火 あなたの情(こころ) 知りながら 女になれない あゝこの身がつらかった 白い蝶々が お墓のまえに どこから来たのか ひらひらと 手向けた花に愛しげに まといつく きっとあなたね 松五郎さんね わたしの胸に とまってよ この世で叶わぬ あゝ想いをとげましょう ―とげましょう | 坂本冬美 | たかたかし | 岡千秋 | 川村栄二 | 小春日和の 愛縁坂を 今年もあなたに 逢いたくて 日傘をさしていそいそと 寺詣り 姓は富島 名は松五郎 実らぬ恋を 胸に秘め 黙ってわたしを あゝささえてくれた人 秘めた想いは わたしもおなじ 許されぬ夢と あきらめて 心に鍵をかけたまま あの夏の ふたり眺めた 海峡花火 あなたの情(こころ) 知りながら 女になれない あゝこの身がつらかった 白い蝶々が お墓のまえに どこから来たのか ひらひらと 手向けた花に愛しげに まといつく きっとあなたね 松五郎さんね わたしの胸に とまってよ この世で叶わぬ あゝ想いをとげましょう ―とげましょう |
淋しがり突然 夜中の電話 起こされて 黙っているのは あなたでしょう 忘れて 忘れて 忘れられないまま… 遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす 突然 名前を呼ばれ 揺らめくの あの日のカウンター 待ってると 逢いたい 逢いたい 逢わない方がいい… 冷たすぎる ダブルベッドでひとり 膝を抱く 淋しがり あなたじゃなきゃ 駄目な私だけれど 今さら もう もう 戻れない 遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす | 坂本冬美 | 田久保真見 | 杉本眞人 | 佐藤和豊 | 突然 夜中の電話 起こされて 黙っているのは あなたでしょう 忘れて 忘れて 忘れられないまま… 遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす 突然 名前を呼ばれ 揺らめくの あの日のカウンター 待ってると 逢いたい 逢いたい 逢わない方がいい… 冷たすぎる ダブルベッドでひとり 膝を抱く 淋しがり あなたじゃなきゃ 駄目な私だけれど 今さら もう もう 戻れない 遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす |
乱~らん~(セリフ)恋なんて乱れてナンボのものでございます 花一輪 散らしたら いのちを奪うと同じこと そんな心も持たないで 恋を玩具にしている男 髪が逆立つ ルージュが溶ける 胸の嵐を吹き出すように 恋は一途と身をよじる 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 夢うつつの日々の果て 男と女の恋地獄 それが運命と知ったなら ともに堕ちてもいいじゃない 外は夜桜 二十日の月が 蒼く照らして舞台を作り 恋の女を待ちわびる 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい | 坂本冬美 | 阿久悠 | 宇崎竜童 | 若草恵 | (セリフ)恋なんて乱れてナンボのものでございます 花一輪 散らしたら いのちを奪うと同じこと そんな心も持たないで 恋を玩具にしている男 髪が逆立つ ルージュが溶ける 胸の嵐を吹き出すように 恋は一途と身をよじる 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 夢うつつの日々の果て 男と女の恋地獄 それが運命と知ったなら ともに堕ちてもいいじゃない 外は夜桜 二十日の月が 蒼く照らして舞台を作り 恋の女を待ちわびる 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい 乱れ 乱れて あなたが欲しい |
さよならもう 終わりだね 君が小さく見える 僕は思わず 君を抱きしめたくなる 「私は泣かないから このままひとりにして」 君のほほを涙が 流れては落ちる 「僕らは自由だね」いつかそう話したね まるで今日のことなんて 思いもしないで さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ 愛は哀しいね 僕のかわりに君が 今日は誰かの胸に 眠るかも知れない 僕がてれるから 誰も見ていない道を 寄りそい歩ける寒い日が 君は好きだった さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ 外は今日も雨 やがて雪になって 僕らの心のなかに 降り積もるだろう 降り積もるだろう | 坂本冬美 | 小田和正 | 小田和正 | 萩田光雄・船山基紀・若草恵 | もう 終わりだね 君が小さく見える 僕は思わず 君を抱きしめたくなる 「私は泣かないから このままひとりにして」 君のほほを涙が 流れては落ちる 「僕らは自由だね」いつかそう話したね まるで今日のことなんて 思いもしないで さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ 愛は哀しいね 僕のかわりに君が 今日は誰かの胸に 眠るかも知れない 僕がてれるから 誰も見ていない道を 寄りそい歩ける寒い日が 君は好きだった さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ 外は今日も雨 やがて雪になって 僕らの心のなかに 降り積もるだろう 降り積もるだろう |
夢ほたる青春のいのちを無駄にして 俺に埋れて 生きるやつ 路地裏二階の間借りの部屋で 遅い帰りの 俺を待つ お前は俺の お前は俺の こころの奥に やすらぎ点す 夢ほたる 肩身せばめて ただ一人 寒い世間に 耐えている おまえが命の半分だよと 抱けば涙で すがりつく お前は俺の お前は俺の こころの冬を 温めてくれる 夢ほたる 裏街の花屋にベゴニアの 色がこぼれて 春日和 返らぬ昔を振り向くよりも ふたり飛ぼうかもう一度 お前は俺の お前は俺の こころの空に 明日を運ぶ 夢ほたる | 坂本冬美 | 里村龍一 | 猪俣公章 | | 青春のいのちを無駄にして 俺に埋れて 生きるやつ 路地裏二階の間借りの部屋で 遅い帰りの 俺を待つ お前は俺の お前は俺の こころの奥に やすらぎ点す 夢ほたる 肩身せばめて ただ一人 寒い世間に 耐えている おまえが命の半分だよと 抱けば涙で すがりつく お前は俺の お前は俺の こころの冬を 温めてくれる 夢ほたる 裏街の花屋にベゴニアの 色がこぼれて 春日和 返らぬ昔を振り向くよりも ふたり飛ぼうかもう一度 お前は俺の お前は俺の こころの空に 明日を運ぶ 夢ほたる |
心もようさみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに 黒いインクがきれいでしょう?! 青い便箋が悲しいでしょう?! あなたの笑い顔を不思議な事に 今日は覚えていました 19才になったお祝いに 作った唄も忘れたのに―― さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう 遠くで暮らす事が 二人によくないのはわかっていました くもりガラスの外は雨 私の気持は書けません さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう あざやか色の春はかげろう まぶしい夏の光は強く 秋風の後雪が追いかけ 季節はめぐりあなたを変える | 坂本冬美 | 井上陽水 | 井上陽水 | 船山基紀 | さみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに 黒いインクがきれいでしょう?! 青い便箋が悲しいでしょう?! あなたの笑い顔を不思議な事に 今日は覚えていました 19才になったお祝いに 作った唄も忘れたのに―― さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう 遠くで暮らす事が 二人によくないのはわかっていました くもりガラスの外は雨 私の気持は書けません さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう あざやか色の春はかげろう まぶしい夏の光は強く 秋風の後雪が追いかけ 季節はめぐりあなたを変える |
空港何も知らずに あなたは言ったわ たまには一人の 旅もいいよと 雨の空港 デッキにたたずみ 手を振るあなた 見えなくなるわ どうぞ帰って あの人のもとへ 私(わたし)は一人 去ってゆく いつも静かに あなたの帰りを 待ってるやさしい 人がいるのよ 雨にけむった ジェットの窓から 涙をこらえ さよなら言うの どうぞもどって あの人のもとへ 私は遠い 街へゆく 愛は誰にも 負けないけれど 別れることが 二人のためよ どうぞ帰って あの人のもとへ 私は一人 去ってゆく | 坂本冬美 | 山上路夫 | 猪俣公章 | 坂本昌之 | 何も知らずに あなたは言ったわ たまには一人の 旅もいいよと 雨の空港 デッキにたたずみ 手を振るあなた 見えなくなるわ どうぞ帰って あの人のもとへ 私(わたし)は一人 去ってゆく いつも静かに あなたの帰りを 待ってるやさしい 人がいるのよ 雨にけむった ジェットの窓から 涙をこらえ さよなら言うの どうぞもどって あの人のもとへ 私は遠い 街へゆく 愛は誰にも 負けないけれど 別れることが 二人のためよ どうぞ帰って あの人のもとへ 私は一人 去ってゆく |
ふたりの旅路つらい別離が あるのなら いっそ死にたい この海で 窓をふるわす さい果ての 船の汽笛を ききながら 泣いて 泣いて 泣いて どうなる 旅に出た ふたり 他人は噂を するけれど わたしばかりが なぜわるい 甘い言葉も つい愚痴に かわる女の 涙ぐせ 明日は 明日は 明日は どこやら あてもない ふたり ひとつななめに 流れ星 恋の闇夜に 消えてゆく 燃えてみじかい 人生を 落ちてゆくのが 運命なら いのち いのち いのち あずけて どこまでも ふたり | 坂本冬美 | 山口洋子 | 猪俣公章 | 若草恵 | つらい別離が あるのなら いっそ死にたい この海で 窓をふるわす さい果ての 船の汽笛を ききながら 泣いて 泣いて 泣いて どうなる 旅に出た ふたり 他人は噂を するけれど わたしばかりが なぜわるい 甘い言葉も つい愚痴に かわる女の 涙ぐせ 明日は 明日は 明日は どこやら あてもない ふたり ひとつななめに 流れ星 恋の闇夜に 消えてゆく 燃えてみじかい 人生を 落ちてゆくのが 運命なら いのち いのち いのち あずけて どこまでも ふたり |
天使の誘惑好きなのに あの人はいない 話相手は 涙だけなの 幸せは オレンジ色の 雲の流れに 流れて消えた 私の唇に 人さし指で くちづけして あきらめた人 ごめんなさいね あの日の事は 恋の意味さえ 知らずにいたの 砂浜で 泣きまねすると やさしい声が 流れてくるの 思い出は オレンジ色の 雲のかなたに 浮んでいるの 私の唇に 人さし指で くちづけして あきらめた人 今 此処に あの人がいたら 陽にやけた胸に 飛び込むでしょう…… | 坂本冬美 | なかにし礼 | 鈴木邦彦 | 萩田光雄 | 好きなのに あの人はいない 話相手は 涙だけなの 幸せは オレンジ色の 雲の流れに 流れて消えた 私の唇に 人さし指で くちづけして あきらめた人 ごめんなさいね あの日の事は 恋の意味さえ 知らずにいたの 砂浜で 泣きまねすると やさしい声が 流れてくるの 思い出は オレンジ色の 雲のかなたに 浮んでいるの 私の唇に 人さし指で くちづけして あきらめた人 今 此処に あの人がいたら 陽にやけた胸に 飛び込むでしょう…… |
帰りの連絡船海峡に降る雪を ひとり見つめてる 幸福なひとつれて 帰るはずでした こんな小さな鞄がひとつ なみだのぶんだけ手に重い ああ さよなら恋よ 連絡船よ 呼ぶ母を振り切った あれは二年前 紫のライラック 町にゆれていた ばかな私を 迎えるように デッキにとまった 海猫よ ああ さよなら恋よ 連絡船よ 夢を抱き恋を抱き 北へ東京へ どれだけの人達が 海峡を越えたやら ゆれて四時間 吹雪がやめば 私の明日も 見えてくる ああ さよなら恋よ 連絡船よ | 坂本冬美 | 池田充男 | 猪俣公章 | | 海峡に降る雪を ひとり見つめてる 幸福なひとつれて 帰るはずでした こんな小さな鞄がひとつ なみだのぶんだけ手に重い ああ さよなら恋よ 連絡船よ 呼ぶ母を振り切った あれは二年前 紫のライラック 町にゆれていた ばかな私を 迎えるように デッキにとまった 海猫よ ああ さよなら恋よ 連絡船よ 夢を抱き恋を抱き 北へ東京へ どれだけの人達が 海峡を越えたやら ゆれて四時間 吹雪がやめば 私の明日も 見えてくる ああ さよなら恋よ 連絡船よ |
恋日和ひとりがいいなんて 五日思って 一日悔やみ あとの一日 短歌を詠んで ああ それが何のこと (セリフ)ひとりがいいなんて ほんとのところ 一日思って 五日悔やみ あとの一日 あなたを待っている 場違いな花に見えても 曼珠沙華 赤はあざやか 他の何より もしかして 花にたとえてみるならば 咲いて寂しい この私かも 長雨が朝にあがって 恋日和 素顔であなたを迎えましょう 化粧の顔で口説かれたのが 秋風吹けば気にかかる 今日かぎり 生命はてるか赤とんぼ 空の青さに染まることなく だからとて つらい寂しい一生と 赤いとんぼが 云う筈もなく 鰯雲 空に浮かんで 恋日和 冬来る前には 抱かれましょう 心が寒く感じてからは いくらか嘘が混じるから いくらか嘘が混じるから | 坂本冬美 | 阿久悠 | 三木たかし | | ひとりがいいなんて 五日思って 一日悔やみ あとの一日 短歌を詠んで ああ それが何のこと (セリフ)ひとりがいいなんて ほんとのところ 一日思って 五日悔やみ あとの一日 あなたを待っている 場違いな花に見えても 曼珠沙華 赤はあざやか 他の何より もしかして 花にたとえてみるならば 咲いて寂しい この私かも 長雨が朝にあがって 恋日和 素顔であなたを迎えましょう 化粧の顔で口説かれたのが 秋風吹けば気にかかる 今日かぎり 生命はてるか赤とんぼ 空の青さに染まることなく だからとて つらい寂しい一生と 赤いとんぼが 云う筈もなく 鰯雲 空に浮かんで 恋日和 冬来る前には 抱かれましょう 心が寒く感じてからは いくらか嘘が混じるから いくらか嘘が混じるから |
酒と泪と男と女忘れてしまいたい事や どうしようもない寂しさに 包まれた時に男は 酒を飲むのでしょう 飲んで 飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲み潰れて寝むるまで飲んで やがて男は静かに寝むるのでしょう 忘れてしまいたい事や どうしようもない悲しさに 包まれた時に女は 泪みせるのでしょう 泣いて 泣いてひとり泣いて 泣いて 泣きつかれて寝むるまで泣いて やがて女は静かに寝むるのでしょう 又ひとつ女の方が偉く思えてきた 又ひとつ男のずるさが見えてきた 俺は男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒を煽って寝むってしまうのさ 俺は男 なみだは見せられないもの 飲んで 飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲み潰れて寝むるまで飲んで やがて男は静かに寝むるのでしょう | 坂本冬美 | 河島英五 | 河島英五 | 萩田光雄 | 忘れてしまいたい事や どうしようもない寂しさに 包まれた時に男は 酒を飲むのでしょう 飲んで 飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲み潰れて寝むるまで飲んで やがて男は静かに寝むるのでしょう 忘れてしまいたい事や どうしようもない悲しさに 包まれた時に女は 泪みせるのでしょう 泣いて 泣いてひとり泣いて 泣いて 泣きつかれて寝むるまで泣いて やがて女は静かに寝むるのでしょう 又ひとつ女の方が偉く思えてきた 又ひとつ男のずるさが見えてきた 俺は男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒を煽って寝むってしまうのさ 俺は男 なみだは見せられないもの 飲んで 飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲み潰れて寝むるまで飲んで やがて男は静かに寝むるのでしょう |
「いちご白書」をもう一度いつか君と行った 映画がまた来る 授業を抜け出して 二人で出かけた 哀しい場面では 涙ぐんでた 素直な横顔が 今も恋しい 雨に破れかけた 街角のポスターに 過ぎ去った昔が 鮮やかによみがえる 君もみるだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリー どこかでもう一度 僕は無精ヒゲと 髪をのばして 学生集会へも 時々出かけた 就職が決まって 髪を切って来た時 もう若くないさと 君に言い訳したね 君もみるだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリー どこかでもう一度 二人だけのメモリー どこかでもう一度 | 坂本冬美 | 荒井由実 | 荒井由実 | 萩田光雄 | いつか君と行った 映画がまた来る 授業を抜け出して 二人で出かけた 哀しい場面では 涙ぐんでた 素直な横顔が 今も恋しい 雨に破れかけた 街角のポスターに 過ぎ去った昔が 鮮やかによみがえる 君もみるだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリー どこかでもう一度 僕は無精ヒゲと 髪をのばして 学生集会へも 時々出かけた 就職が決まって 髪を切って来た時 もう若くないさと 君に言い訳したね 君もみるだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリー どこかでもう一度 二人だけのメモリー どこかでもう一度 |
TOKYOかくれんぼ「それじゃ元気でね…」 そっけなくドアを閉め 深夜バスはあなたを 明日へつれてゆく はしゃぎすぎてたね 好きだと言われたけど ショートカットのままじゃ うなじがやるせない どうして行くのなんて 聞けない私だから 今度の恋はずっと褪めないでほしかった もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO 泣くだけ泣いたら 愛が見えるさ もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO あなたを見送る くちびる熱い 雪が降ってたね ベッドだけ買い替えて 暮らしだしたあの頃 ふたりは信じてた 「離さないからね…」そう言ってくれたのは ひとりしかいなかった あなたが好きだった どうしていいのかさえ わからない夜だけど この街だからきっと逢えたって思うから もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO 泣くだけ泣いたら 愛しあえるさ もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO シルバーピンクの三日月憎い もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO 泣くだけ泣いたら 愛が見えるさ もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO サヨナラ言えない くちびる熱い | 坂本冬美 | 真名杏樹 | 三木たかし | 岸村正実 | 「それじゃ元気でね…」 そっけなくドアを閉め 深夜バスはあなたを 明日へつれてゆく はしゃぎすぎてたね 好きだと言われたけど ショートカットのままじゃ うなじがやるせない どうして行くのなんて 聞けない私だから 今度の恋はずっと褪めないでほしかった もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO 泣くだけ泣いたら 愛が見えるさ もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO あなたを見送る くちびる熱い 雪が降ってたね ベッドだけ買い替えて 暮らしだしたあの頃 ふたりは信じてた 「離さないからね…」そう言ってくれたのは ひとりしかいなかった あなたが好きだった どうしていいのかさえ わからない夜だけど この街だからきっと逢えたって思うから もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO 泣くだけ泣いたら 愛しあえるさ もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO シルバーピンクの三日月憎い もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO 泣くだけ泣いたら 愛が見えるさ もういいかい TOKYO まだだよ TOKYO サヨナラ言えない くちびる熱い |
恋鼓(こいつづみ)外に篠突く 雨音続く 燃え立つ心 諌めるように 恋をしました 激しい恋を 寝ても覚めても あなたのことで 雁字搦めの この身です 夜に蠢く 誘い妖しく 逢いたい心 嘲るように 恋をしました 激しい恋を 夜叉の姿で あなたのもとへ 飛んで行きたい この身です 病いかと 狂うかと 思えるほどに 心乱れ 心熱く 静めよう 静めようとして 恋鼓 澄んだ音色に 打つほどに さらに 火照り増す 愛おしさ 約束もなく また恋仕度 ときめく心 なだめるように 恋をしました 激しい恋を 夜叉の姿で あなたのもとへ 飛んで行きたい この身です 病いかと 狂うかと 思えるほどに 心乱れ 心熱く 静めよう 静めようとして 恋鼓 澄んだ音色に 打つほどに さらに 火照り増す 愛おしさ | 坂本冬美 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 外に篠突く 雨音続く 燃え立つ心 諌めるように 恋をしました 激しい恋を 寝ても覚めても あなたのことで 雁字搦めの この身です 夜に蠢く 誘い妖しく 逢いたい心 嘲るように 恋をしました 激しい恋を 夜叉の姿で あなたのもとへ 飛んで行きたい この身です 病いかと 狂うかと 思えるほどに 心乱れ 心熱く 静めよう 静めようとして 恋鼓 澄んだ音色に 打つほどに さらに 火照り増す 愛おしさ 約束もなく また恋仕度 ときめく心 なだめるように 恋をしました 激しい恋を 夜叉の姿で あなたのもとへ 飛んで行きたい この身です 病いかと 狂うかと 思えるほどに 心乱れ 心熱く 静めよう 静めようとして 恋鼓 澄んだ音色に 打つほどに さらに 火照り増す 愛おしさ |
真赤な太陽まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの 渚をはしる ふたりの髪に せつなくなびく 甘い潮風よ はげしい愛に 灼けた素肌は 燃えるこころ 恋のときめき 忘れず残すため まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの いつかは沈む 太陽だから 涙にぬれた 恋の季節なの 渚に消えた ふたりの恋に 砕ける波が 白く目にしみる くちづけかわし 永遠を誓った 愛の孤独 海にながして はげしく身をまかす いつかは沈む 太陽だから 涙にぬれた 恋の季節なの 恋の季節なの 恋の季節なの 恋の季節なの 恋の季節なの | 坂本冬美 | 吉岡治 | 原信夫 | 萩田光雄 | まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの 渚をはしる ふたりの髪に せつなくなびく 甘い潮風よ はげしい愛に 灼けた素肌は 燃えるこころ 恋のときめき 忘れず残すため まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの いつかは沈む 太陽だから 涙にぬれた 恋の季節なの 渚に消えた ふたりの恋に 砕ける波が 白く目にしみる くちづけかわし 永遠を誓った 愛の孤独 海にながして はげしく身をまかす いつかは沈む 太陽だから 涙にぬれた 恋の季節なの 恋の季節なの 恋の季節なの 恋の季節なの 恋の季節なの |
夢屋あんたが「夢屋」と名付けた部屋は 窓に波止場の 灯が見えた フラリと来る日は 機嫌が良くて 缶のビールを 一気に空けた すねて抱かれりゃ 私が子供 眠くなったら あんたが子供 今から思えば ままごとだけど 結婚夢見て じゃれていた 小さな嘘なら つかせてあげた けなげな女にあこがれて そばにいてよと 困らせながら バラを一輪 グラスにさした やんちゃ坊主が 大人になると 惚れた女にめっぽう弱い 心もからだも 馴染んだ頃に 妻ある男だと知りました 膝の枕に残った夢が 消えたあんたを 恋しがるのよ 思い出たどれば せつないけれど 大きなしあわせ くれたよね | 坂本冬美 | 岡田冨美子 | 徳久広司 | | あんたが「夢屋」と名付けた部屋は 窓に波止場の 灯が見えた フラリと来る日は 機嫌が良くて 缶のビールを 一気に空けた すねて抱かれりゃ 私が子供 眠くなったら あんたが子供 今から思えば ままごとだけど 結婚夢見て じゃれていた 小さな嘘なら つかせてあげた けなげな女にあこがれて そばにいてよと 困らせながら バラを一輪 グラスにさした やんちゃ坊主が 大人になると 惚れた女にめっぽう弱い 心もからだも 馴染んだ頃に 妻ある男だと知りました 膝の枕に残った夢が 消えたあんたを 恋しがるのよ 思い出たどれば せつないけれど 大きなしあわせ くれたよね |
恋花花は誰の為に ひとりで咲くの 悲しいことも 悩んだことも あったはずなのに 上手な恋を羨(うらや)まず 青空だけを見上げずに わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい 花は生きることを 選びはしない 綺麗なときの 儚ない身体 見つめられるだけ 心の奥の淋しさも 短い生命の切なさも わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 未来も過去も捨てるほど 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生きてることから 解放(ときはな)されて 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい | 坂本冬美 | 荒木とよひさ | 弦哲也 | 川村栄二 | 花は誰の為に ひとりで咲くの 悲しいことも 悩んだことも あったはずなのに 上手な恋を羨(うらや)まず 青空だけを見上げずに わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい 花は生きることを 選びはしない 綺麗なときの 儚ない身体 見つめられるだけ 心の奥の淋しさも 短い生命の切なさも わたしはわたし わたしの恋花よ 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 未来も過去も捨てるほど 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生きてることから 解放(ときはな)されて 咲きなさい 咲きなさい そして泣きなさい 咲きなさい 咲きなさい 倖せなんか考えず 咲きなさい 咲きなさい もっと泣きなさい 生れてこなけりゃ 良かったくらい |
すすき川愛愁枯れたすすきも いちどは咲いた わたしにだって あったわ春が おんなの肌を 夕映えいろに 染めて抱かれた それは恋 川よ きらり水の すすき川よ しあわせ何処(どこ)へ 押し流す 川よ 濁(にご)り水の 浮世川よ おんなは所詮 笹小舟 年をかぞえりゃ 指先さむい 瞼にのこる 男の背中 世帯を持って おちつきたいと わたし泣かせた それは愛 川よきらり水の すすき川よ さびしさ何故(なぜ)に 連れてくる 川よ濁り水の 浮世川よ おんなは いつも 流れ舟 川よきらり水の すすき川よ わたしは何処(どこ)へ 行けばいい 川よ濁り水の 浮世川よ わたしにゃ櫓(ろ)を漕ぐ 術(すべ)もない | 坂本冬美 | 池田充男 | 猪俣公章 | 前田俊明 | 枯れたすすきも いちどは咲いた わたしにだって あったわ春が おんなの肌を 夕映えいろに 染めて抱かれた それは恋 川よ きらり水の すすき川よ しあわせ何処(どこ)へ 押し流す 川よ 濁(にご)り水の 浮世川よ おんなは所詮 笹小舟 年をかぞえりゃ 指先さむい 瞼にのこる 男の背中 世帯を持って おちつきたいと わたし泣かせた それは愛 川よきらり水の すすき川よ さびしさ何故(なぜ)に 連れてくる 川よ濁り水の 浮世川よ おんなは いつも 流れ舟 川よきらり水の すすき川よ わたしは何処(どこ)へ 行けばいい 川よ濁り水の 浮世川よ わたしにゃ櫓(ろ)を漕ぐ 術(すべ)もない |
一二三(ひふみ)小唄柳がくれの 大川に 紅い灯りが 一、二、三 水にこぼれて ゆらゆらと ちょいと気になる 舟の中 くわえ煙管の チョイト 船頭さん 見張りはしっかり エー たのんだよ 三味線は二上り 三下り 粋な音〆が 一、二、三 唄にさそわれ 河岸づたい 窓に影絵の 恋千鳥 野暮はおよしよ チョイト おにいさん なりゆきまかせで エー いいじゃないか なさけ頬杖 酒しずく もらすため息 一、二、三 もののはずみと 言うけれど 胸に飛び火の 川開き なぜに逢わせた チョイト お月さん こうなりゃ後へは エー 引くもんか | 坂本冬美 | 松井由利夫 | 聖川湧 | | 柳がくれの 大川に 紅い灯りが 一、二、三 水にこぼれて ゆらゆらと ちょいと気になる 舟の中 くわえ煙管の チョイト 船頭さん 見張りはしっかり エー たのんだよ 三味線は二上り 三下り 粋な音〆が 一、二、三 唄にさそわれ 河岸づたい 窓に影絵の 恋千鳥 野暮はおよしよ チョイト おにいさん なりゆきまかせで エー いいじゃないか なさけ頬杖 酒しずく もらすため息 一、二、三 もののはずみと 言うけれど 胸に飛び火の 川開き なぜに逢わせた チョイト お月さん こうなりゃ後へは エー 引くもんか |
風花の駅白いコートの 襟をたて そっと人目を 避けて立つ 来てくれる きっと来る 祈る心で あなた待ちます… 涙こぼれて 雪になる 夜明け切ない 風花の駅 過去を断ち切り 出直すと 言った言葉を 信じたわ 馬鹿でした 夢でした 寒い心を 抱いて下さい… いっそ逢わなきゃ 良かったと 揺れる思いの 風花の駅 渡すつもりの この切符 泣いてカバンに 仕舞い込む 未練です 別れです うしろ髪引く 雪よ降るなよ… 心半分 置いたまま 汽車に飛び乗る 風花の駅 | 坂本冬美 | 麻こよみ | 猪俣公章 | | 白いコートの 襟をたて そっと人目を 避けて立つ 来てくれる きっと来る 祈る心で あなた待ちます… 涙こぼれて 雪になる 夜明け切ない 風花の駅 過去を断ち切り 出直すと 言った言葉を 信じたわ 馬鹿でした 夢でした 寒い心を 抱いて下さい… いっそ逢わなきゃ 良かったと 揺れる思いの 風花の駅 渡すつもりの この切符 泣いてカバンに 仕舞い込む 未練です 別れです うしろ髪引く 雪よ降るなよ… 心半分 置いたまま 汽車に飛び乗る 風花の駅 |
思秋期足音もなく行き過ぎた 季節をひとり見送って はらはら涙あふれる 私十八 無口だけれどあたたかい 心を持ったあのひとの 別れの言葉抱きしめ やがて十九に 心ゆれる秋になって 涙もろい私 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく ふとしたことではじめての くちづけをしたあのひとは ごめんといったそれっきり 声もかけない 卒業式の前の日に 心を告げに来たひとは 私の悩む顔見て 肩をすぼめた 誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく ひとりで紅茶のみながら 絵葉書なんか書いている お元気ですかみなさん いつか逢いましょう 無邪気な春の語らいや はなやぐ夏のいたずらや 笑いころげたあれこれ 思う秋の日 | 坂本冬美 | 阿久悠 | 三木たかし | | 足音もなく行き過ぎた 季節をひとり見送って はらはら涙あふれる 私十八 無口だけれどあたたかい 心を持ったあのひとの 別れの言葉抱きしめ やがて十九に 心ゆれる秋になって 涙もろい私 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく ふとしたことではじめての くちづけをしたあのひとは ごめんといったそれっきり 声もかけない 卒業式の前の日に 心を告げに来たひとは 私の悩む顔見て 肩をすぼめた 誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく ひとりで紅茶のみながら 絵葉書なんか書いている お元気ですかみなさん いつか逢いましょう 無邪気な春の語らいや はなやぐ夏のいたずらや 笑いころげたあれこれ 思う秋の日 |
雨の慕情心が忘れたあのひとも 膝が重さを覚えてる 長い月日の膝まくら 煙草プカリとふかしてた 憎い 恋しい 憎い 恋しい めぐりめぐって 今は恋しい 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 一人で覚えた手料理を なぜか味見がさせたくて すきまだらけのテーブルを 皿でうずめている私 きらい 逢いたい きらい 逢いたい くもり空なら いつも逢いたい 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い | 坂本冬美 | 阿久悠 | 浜圭介 | 坂本昌之 | 心が忘れたあのひとも 膝が重さを覚えてる 長い月日の膝まくら 煙草プカリとふかしてた 憎い 恋しい 憎い 恋しい めぐりめぐって 今は恋しい 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 一人で覚えた手料理を なぜか味見がさせたくて すきまだらけのテーブルを 皿でうずめている私 きらい 逢いたい きらい 逢いたい くもり空なら いつも逢いたい 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨々ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い |
丹後雨情港をぬらして 降り出すしぐれ やらずの雨なら いいものを きっと今頃 あのひとの 船は岬の 先の先 あとも追わずに 手酌酒 港 丹後の 別れ雨 私もしょせんは 砂丘の花よ 根下ろすことさえ ままならず ましてあなたは 旅のひと いつか譲り寝 その癖も うれしかったわ 仮りの宿 港 丹後の 別れ雨 みれんは捨てても 傘忘れずに 鏡につぶやく 送り紅 海は時化ぬか 荒らさぬか どうぞご無事で いて欲しい 女 素顔が 覗く夜 港 丹後の 別れ雨 | 坂本冬美 | 坂口照幸 | 花笠薫 | 前田俊明 | 港をぬらして 降り出すしぐれ やらずの雨なら いいものを きっと今頃 あのひとの 船は岬の 先の先 あとも追わずに 手酌酒 港 丹後の 別れ雨 私もしょせんは 砂丘の花よ 根下ろすことさえ ままならず ましてあなたは 旅のひと いつか譲り寝 その癖も うれしかったわ 仮りの宿 港 丹後の 別れ雨 みれんは捨てても 傘忘れずに 鏡につぶやく 送り紅 海は時化ぬか 荒らさぬか どうぞご無事で いて欲しい 女 素顔が 覗く夜 港 丹後の 別れ雨 |
朧月夜に死にましょうあんた そこまで惚れてくれたのならば わたしに 生命を下さいな 朧(おぼろ)月夜に死にましょう 菜の花 しとねに 目を閉じて 桜の季節を待ったなら 未練が 気弱にさせるから 月が東に昇る頃 小指と小指を絡ませて この世で一つの愛のため 夢見る思いの 酒を飲む きっと笑顔で 死ねるでしょう 菜の花心中と 騒ぐでしょう このまま生きたら いいものを どうして死ぬのと 云うでしょう 惚れるってことは そういうことなのよ あんた あんた | 坂本冬美 | 阿久悠 | 三木たかし | | あんた そこまで惚れてくれたのならば わたしに 生命を下さいな 朧(おぼろ)月夜に死にましょう 菜の花 しとねに 目を閉じて 桜の季節を待ったなら 未練が 気弱にさせるから 月が東に昇る頃 小指と小指を絡ませて この世で一つの愛のため 夢見る思いの 酒を飲む きっと笑顔で 死ねるでしょう 菜の花心中と 騒ぐでしょう このまま生きたら いいものを どうして死ぬのと 云うでしょう 惚れるってことは そういうことなのよ あんた あんた |
雪が降る雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に むなしい夢 白い涙 鳥はあそぶ 夜は更ける あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり ラ… 雪は降る あなたの来ない夜 雪は降る すべては消えた この悲しみ このさびしさ 涙の夜 ひとりの夜 あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり 白い雪が ただ降るばかり ラ… ラ… | 坂本冬美 | Salvatore Adamo・日本語詞:安井かずみ | Salvatore Adamo | | 雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に むなしい夢 白い涙 鳥はあそぶ 夜は更ける あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり ラ… 雪は降る あなたの来ない夜 雪は降る すべては消えた この悲しみ このさびしさ 涙の夜 ひとりの夜 あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり 白い雪が ただ降るばかり ラ… ラ… |
天地無用幾つあっても 足りない命 バカを言うなよ 命はひとつ 明石(あかし) 荒塩(あらじお) ひとつまみ 酒の肴(さかな)に 酌(く)みかわす 俺とお前の この盃(さかづき)は 天にも地にも ただひとつ 箍(たが)が緩(ゆる)んだ 手桶(ておけ)の水は いくら注(つ)ごうと たまりはしない 人のこころも 同じこと 女ごころは なおのこと 胸にきざんだ 男の夢は 天にも地にも ただひとつ 辛(つら)いときほど 値打ちがわかる 南部鉄(てつ)びん 男の絆 意地は立てても こめかみに 筋を立てれば勇み足 勝負どころで 打つ手はひとつ 天にも地にも ただひとつ | 坂本冬美 | 松井由利夫 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 幾つあっても 足りない命 バカを言うなよ 命はひとつ 明石(あかし) 荒塩(あらじお) ひとつまみ 酒の肴(さかな)に 酌(く)みかわす 俺とお前の この盃(さかづき)は 天にも地にも ただひとつ 箍(たが)が緩(ゆる)んだ 手桶(ておけ)の水は いくら注(つ)ごうと たまりはしない 人のこころも 同じこと 女ごころは なおのこと 胸にきざんだ 男の夢は 天にも地にも ただひとつ 辛(つら)いときほど 値打ちがわかる 南部鉄(てつ)びん 男の絆 意地は立てても こめかみに 筋を立てれば勇み足 勝負どころで 打つ手はひとつ 天にも地にも ただひとつ |
たそがれマイ・ラブ今は夏 そばにあなたの匂い しあわせな夢におぼれていたけれど 夕立が 白い稲妻つれて 悲しみ色の日ぐれにして行った しびれた指 すべり落ちた 珈琲カップ 砕け散って 私はただ あなたの目を 言葉もなく 見つめるだけ さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 今は冬 そばにあなたはいない 石畳 白く粉雪が舞い踊る ひきさかれ 愛はかけらになって それでも胸で熱さをなくさない 凍える手で ひろげて読む 手紙の文字が赤く燃えて 私はもう あなたの背に もたれかかる夢を見てる さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 | 坂本冬美 | 阿久悠 | 筒美京平 | | 今は夏 そばにあなたの匂い しあわせな夢におぼれていたけれど 夕立が 白い稲妻つれて 悲しみ色の日ぐれにして行った しびれた指 すべり落ちた 珈琲カップ 砕け散って 私はただ あなたの目を 言葉もなく 見つめるだけ さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 今は冬 そばにあなたはいない 石畳 白く粉雪が舞い踊る ひきさかれ 愛はかけらになって それでも胸で熱さをなくさない 凍える手で ひろげて読む 手紙の文字が赤く燃えて 私はもう あなたの背に もたれかかる夢を見てる さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 |
ひとり寝女の泣き枕逢いに来ないで 夢はいや ほんとのあなたに 逢わせてと 両手あわせる 花園あたり 六帖一間が 広すぎて 今夜もしっとり 泣き枕 濡れた枕に 口紅で 愛しい似顔を かきました うらみつらみを 拳にこめて 叩いてつねって 呼んでみる 浪花は遠い 夜の涯て 故郷の訛りが 消えるころ 涙ぼくろが 増えました 誰に弱音は 見せないけれど あなたのつもりで 抱きしめる ひとり寝女の 泣き枕 | 坂本冬美 | 星野哲郎 | 猪俣公章 | | 逢いに来ないで 夢はいや ほんとのあなたに 逢わせてと 両手あわせる 花園あたり 六帖一間が 広すぎて 今夜もしっとり 泣き枕 濡れた枕に 口紅で 愛しい似顔を かきました うらみつらみを 拳にこめて 叩いてつねって 呼んでみる 浪花は遠い 夜の涯て 故郷の訛りが 消えるころ 涙ぼくろが 増えました 誰に弱音は 見せないけれど あなたのつもりで 抱きしめる ひとり寝女の 泣き枕 |
蛍草俺でいいのか 悔やんでないか つぶしのきかない 男でも つらい時ほど 陽気に流す いつもおまえにゃ 借りばかり 蛍草 蛍草 何を迷って ここで咲く 酔えば近くに 見えてた夢が 醒めたらどうして 遠去かる 長い足踏み 続いたけれど それもおまえと 出逢うまで 蛍草 蛍草 花の素顔が 目に泌みる 渡しそびれた 指輪を見つめ 寝ているおまえの 手に飾る 何もないから いたわり合える ほほにひとすじ 夜の露 蛍草 蛍草 俺と一生ここで咲け | 坂本冬美 | 坂口照幸 | 猪俣公章 | | 俺でいいのか 悔やんでないか つぶしのきかない 男でも つらい時ほど 陽気に流す いつもおまえにゃ 借りばかり 蛍草 蛍草 何を迷って ここで咲く 酔えば近くに 見えてた夢が 醒めたらどうして 遠去かる 長い足踏み 続いたけれど それもおまえと 出逢うまで 蛍草 蛍草 花の素顔が 目に泌みる 渡しそびれた 指輪を見つめ 寝ているおまえの 手に飾る 何もないから いたわり合える ほほにひとすじ 夜の露 蛍草 蛍草 俺と一生ここで咲け |
薄荷煙草腰までのびた長い髪 両手でけだるくかき上げて 時に悲しい口笛を 吹いたあの娘はもういない なんてこの世はさびしいと 季節はずれの波の音 なんてこの世はさびしいと 薄荷煙草のうそ寒さ あんな無口なやせた娘が 酔って朝まで踊ってた わけをきく間もないうちに 姿見せなくなっていた なんてこの世はさびしいと 背中たたいて風の音 なんてこの世はさびしいと 薄荷煙草のうそ寒さ なんてこの世はさびしいと 背中たたいて風の音 なんてこの世はさびしいと 薄荷煙草のうそ寒さ | 坂本冬美 | 阿久悠 | 大野克夫 | | 腰までのびた長い髪 両手でけだるくかき上げて 時に悲しい口笛を 吹いたあの娘はもういない なんてこの世はさびしいと 季節はずれの波の音 なんてこの世はさびしいと 薄荷煙草のうそ寒さ あんな無口なやせた娘が 酔って朝まで踊ってた わけをきく間もないうちに 姿見せなくなっていた なんてこの世はさびしいと 背中たたいて風の音 なんてこの世はさびしいと 薄荷煙草のうそ寒さ なんてこの世はさびしいと 背中たたいて風の音 なんてこの世はさびしいと 薄荷煙草のうそ寒さ |