坂本冬美の歌詞一覧リスト  264曲中 201-264曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
北国行きでつぎの北国行きが 来たら乗るの スーツケースをひとつ 下げて乗るの ああ 何もあなたは知らないの この町と別れるの 明日あなたにお別れの 手紙がとどくわ きっと いつも別れましょうと言ったけれど そうよ今度だけは ほんとのことなの  つぎの北国行きで 消えてゆくの 二人愛した街を 去ってゆくの ああ 愛に疲れた二人なら このままで身を引くの にくみあわないその前に 私は消えてゆくの いつも別れましょうと言ったけれど そうよ今度だけは ほんとのことなの  ああ 電話かけてもベルだけが 空き部屋にひびくだけ 明日私のいないこと その時に気づくでしょう いつも別れましょうと言ったけれど そうよ今度だけは ほんとのことなの坂本冬美山上路夫鈴木邦彦若草恵つぎの北国行きが 来たら乗るの スーツケースをひとつ 下げて乗るの ああ 何もあなたは知らないの この町と別れるの 明日あなたにお別れの 手紙がとどくわ きっと いつも別れましょうと言ったけれど そうよ今度だけは ほんとのことなの  つぎの北国行きで 消えてゆくの 二人愛した街を 去ってゆくの ああ 愛に疲れた二人なら このままで身を引くの にくみあわないその前に 私は消えてゆくの いつも別れましょうと言ったけれど そうよ今度だけは ほんとのことなの  ああ 電話かけてもベルだけが 空き部屋にひびくだけ 明日私のいないこと その時に気づくでしょう いつも別れましょうと言ったけれど そうよ今度だけは ほんとのことなの
雪椿やさしさと かいしょのなさが 裏と表に ついている そんな男に 惚れたのだから 私がその分 がんばりますと 背(せな)をかがめて 微笑み返す 花は越後の 花は越後の 雪椿  夢にみた 乙女の頃の 玉の輿(こし)には 遠いけど まるで苦労を 楽しむように 寝顔を誰にも 見せないあなた 雪の谷間に 紅さす母の 愛は越後の 愛は越後の 雪椿  つらくても がまんをすれば きっと来ますよ 春の日が 命なげすて 育ててくれた あなたの口癖 あなたの涙 子供ごころに 香りを残す 花は越後の 花は越後の 雪椿坂本冬美星野哲郎遠藤実薗広昭やさしさと かいしょのなさが 裏と表に ついている そんな男に 惚れたのだから 私がその分 がんばりますと 背(せな)をかがめて 微笑み返す 花は越後の 花は越後の 雪椿  夢にみた 乙女の頃の 玉の輿(こし)には 遠いけど まるで苦労を 楽しむように 寝顔を誰にも 見せないあなた 雪の谷間に 紅さす母の 愛は越後の 愛は越後の 雪椿  つらくても がまんをすれば きっと来ますよ 春の日が 命なげすて 育ててくれた あなたの口癖 あなたの涙 子供ごころに 香りを残す 花は越後の 花は越後の 雪椿
朧月夜に死にましょうあんた そこまで惚れてくれたのならば わたしに 生命を下さいな  朧(おぼろ)月夜に死にましょう 菜の花 しとねに 目を閉じて 桜の季節を待ったなら 未練が 気弱にさせるから  月が東に昇る頃 小指と小指を絡ませて この世で一つの愛のため 夢見る思いの 酒を飲む  きっと笑顔で 死ねるでしょう 菜の花心中と 騒ぐでしょう このまま生きたら いいものを どうして死ぬのと 云うでしょう  惚れるってことは そういうことなのよ あんた あんた坂本冬美阿久悠三木たかしあんた そこまで惚れてくれたのならば わたしに 生命を下さいな  朧(おぼろ)月夜に死にましょう 菜の花 しとねに 目を閉じて 桜の季節を待ったなら 未練が 気弱にさせるから  月が東に昇る頃 小指と小指を絡ませて この世で一つの愛のため 夢見る思いの 酒を飲む  きっと笑顔で 死ねるでしょう 菜の花心中と 騒ぐでしょう このまま生きたら いいものを どうして死ぬのと 云うでしょう  惚れるってことは そういうことなのよ あんた あんた
雨ふり小夜曲男なんて いくらでもいる もてない女じゃなし 悲しくもない 寂しくもない  (セリフ)不幸だなんて 思ったこともないよ だけど 黄昏に雨が来ると いけないなあ これは 胸が痛くなって 咳が出る  日が昏れて ポツリ そして セレナーデ 誰かが窓の下で歌う もしかして あなた そんな筈はない 未練が胸をふいによぎる  しのんで来るなら 雨夜にかぎる いつかあなたが 云っていた 罪ある恋でも きれいに思える 雨ふり 雨ふり セレナーデ 雨ふり 雨ふり セレナーデ  鳥肌の立った 胸を抱きしめて 雨音だけを聞いて過す 化粧でもしましょう どうせ あの歌は あなたじゃないと 知っていても  しのんで来るなら 雨夜にかぎる いつかあなたが 云っていた びしょ濡れ男を もう一度抱きたい 雨ふり 雨ふり セレナーデ 雨ふり 雨ふり セレナーデ  雨の日だけよ 思い出すのは 晴れたら消えてなくなるの あなたなんか 雨ふり 雨ふり セレナーデ坂本冬美阿久悠三木たかし若草恵男なんて いくらでもいる もてない女じゃなし 悲しくもない 寂しくもない  (セリフ)不幸だなんて 思ったこともないよ だけど 黄昏に雨が来ると いけないなあ これは 胸が痛くなって 咳が出る  日が昏れて ポツリ そして セレナーデ 誰かが窓の下で歌う もしかして あなた そんな筈はない 未練が胸をふいによぎる  しのんで来るなら 雨夜にかぎる いつかあなたが 云っていた 罪ある恋でも きれいに思える 雨ふり 雨ふり セレナーデ 雨ふり 雨ふり セレナーデ  鳥肌の立った 胸を抱きしめて 雨音だけを聞いて過す 化粧でもしましょう どうせ あの歌は あなたじゃないと 知っていても  しのんで来るなら 雨夜にかぎる いつかあなたが 云っていた びしょ濡れ男を もう一度抱きたい 雨ふり 雨ふり セレナーデ 雨ふり 雨ふり セレナーデ  雨の日だけよ 思い出すのは 晴れたら消えてなくなるの あなたなんか 雨ふり 雨ふり セレナーデ
遠い波音覚えてる? あの日のこと ほら 遠い波音 さよならも言えなくて 背中向けた  一度は終わった恋とあきらめていた 思い出だけで生きてゆけるなんて  からめる指 かさねる想い 深まるほど感じる このからだに爪痕つけて あなただけの痛みを愛させて  どんなに離れていても ほら あなたの声が きみは強いひとだと 支えてくれた  あなたは誰かのものとあきらめていた 望むことさえ罪と思っていた  初めて知る甘い哀しみ こんな想いがあると 命さえももう惜しくない あなただけを見つめて愛させて  あなたは誰かのものとあきらめていた 望んでいいの? もう罪じゃないの?  からめる指 かさねる想い 深まるほど感じる このからだに爪痕つけて あなただけの痛みを愛させて  私だけを見つめて抱きしめて坂本冬美村山由佳森正明萩田光雄覚えてる? あの日のこと ほら 遠い波音 さよならも言えなくて 背中向けた  一度は終わった恋とあきらめていた 思い出だけで生きてゆけるなんて  からめる指 かさねる想い 深まるほど感じる このからだに爪痕つけて あなただけの痛みを愛させて  どんなに離れていても ほら あなたの声が きみは強いひとだと 支えてくれた  あなたは誰かのものとあきらめていた 望むことさえ罪と思っていた  初めて知る甘い哀しみ こんな想いがあると 命さえももう惜しくない あなただけを見つめて愛させて  あなたは誰かのものとあきらめていた 望んでいいの? もう罪じゃないの?  からめる指 かさねる想い 深まるほど感じる このからだに爪痕つけて あなただけの痛みを愛させて  私だけを見つめて抱きしめて
空港何も知らずに あなたは言ったわ たまには一人の 旅もいいよと 雨の空港 デッキにたたずみ 手を振るあなた 見えなくなるわ どうぞ帰って あの人のもとへ 私(わたし)は一人 去ってゆく  いつも静かに あなたの帰りを 待ってるやさしい 人がいるのよ 雨にけむった ジェットの窓から 涙をこらえ さよなら言うの どうぞもどって あの人のもとへ 私は遠い 街へゆく  愛は誰にも 負けないけれど 別れることが 二人のためよ どうぞ帰って あの人のもとへ 私は一人 去ってゆく坂本冬美山上路夫猪俣公章坂本昌之何も知らずに あなたは言ったわ たまには一人の 旅もいいよと 雨の空港 デッキにたたずみ 手を振るあなた 見えなくなるわ どうぞ帰って あの人のもとへ 私(わたし)は一人 去ってゆく  いつも静かに あなたの帰りを 待ってるやさしい 人がいるのよ 雨にけむった ジェットの窓から 涙をこらえ さよなら言うの どうぞもどって あの人のもとへ 私は遠い 街へゆく  愛は誰にも 負けないけれど 別れることが 二人のためよ どうぞ帰って あの人のもとへ 私は一人 去ってゆく
港祭の夜は更けて夏を見送る 港祭りの夜は更けて 誰もみな 心の波に光る夜光虫 今夜だけなら 今夜だけなら 破目をはずして いいからと 少しだけ淫らな顔で 踊り明かして 燃えたが最後 とめられなくて とめられなくて 海の花火を散らした秋風 知らずに 知らずに 熱くなる あんなこと 一生に一度 もう わたし 今年はただの 見るだけの人  とても 夢中になれそうにない それでも ここへやって来たのは あなた あなた あなたなんです 百万人の人の中から あなたを探す つもりなのです 百万人の人の中から あなたを探す  探す つもりなのです  三日つづいた 港祭りの夜は更けて 運命のいたずらだけが 胸に残される 残り少ない 残り少ない 夏の嵐に身をまかせ 汗ばんだ素肌を寄せて 朝待つ気分 いつしか街の サンバも終わり 道で酔いどれ 夢見ているのも 知らずに 知らずに 熱くなる ああ 馬鹿みたい ああ 馬鹿みたい 必ず来るとも云えないし 来ても会える 筈もないのに ワタ菓子とヨーヨーを 手にして歩いて いるなんて 何のつもりかしらね ………  あッ あんた 港祭りの夜は更けて 港祭りの夜は更けて 港祭りの夜は更けて 港祭りの夜は更けて 夜は更けて 坂本冬美阿久悠三木たかし若草恵夏を見送る 港祭りの夜は更けて 誰もみな 心の波に光る夜光虫 今夜だけなら 今夜だけなら 破目をはずして いいからと 少しだけ淫らな顔で 踊り明かして 燃えたが最後 とめられなくて とめられなくて 海の花火を散らした秋風 知らずに 知らずに 熱くなる あんなこと 一生に一度 もう わたし 今年はただの 見るだけの人  とても 夢中になれそうにない それでも ここへやって来たのは あなた あなた あなたなんです 百万人の人の中から あなたを探す つもりなのです 百万人の人の中から あなたを探す  探す つもりなのです  三日つづいた 港祭りの夜は更けて 運命のいたずらだけが 胸に残される 残り少ない 残り少ない 夏の嵐に身をまかせ 汗ばんだ素肌を寄せて 朝待つ気分 いつしか街の サンバも終わり 道で酔いどれ 夢見ているのも 知らずに 知らずに 熱くなる ああ 馬鹿みたい ああ 馬鹿みたい 必ず来るとも云えないし 来ても会える 筈もないのに ワタ菓子とヨーヨーを 手にして歩いて いるなんて 何のつもりかしらね ………  あッ あんた 港祭りの夜は更けて 港祭りの夜は更けて 港祭りの夜は更けて 港祭りの夜は更けて 夜は更けて 
千すじの黒髪行ってしまった……  書きかけの原稿を 投げつけるほど 女の一途は うるさいですか…  愛することは 燃えること 食卓(テェブル)を転げ落ちて ひび割れた 薩摩切子(きりこ)の紅玉(ルビィ)の色に…  あなたの心が 桜なら ちらりほらり 誰にでも 散ればいい  千すじの 黒髪が 夜道を追いかけ 夜叉(やしゃ)になり 褥(しとね)を邪魔する 幻惑(ゆめ)を見る あなたは私の ものだから  二三日すればまた 悪びれもせず 猫なで声させ 帰れる人よ…  愛することは 許すこと へ理屈も癇(かん)に障(さわ)る おまえだと 銀の洋杖(ステッキ) ぶったらいいわ…  あなたを選んだ 罰なのか 泣いてみても 様になる 年じゃない  千すじの 黒髪の 一すじ 一すじ くちづけて 詠(うた)えば今夜も 耐えられる あなたの気配の ない家も 千すじの 黒髪は 紅蓮(ぐれん)に身悶え 待つでしょう 不甲斐がなくても 仕方ない あなたが宿命(さだめ)の 男なら坂本冬美ちあき哲也徳久広司桜庭伸幸行ってしまった……  書きかけの原稿を 投げつけるほど 女の一途は うるさいですか…  愛することは 燃えること 食卓(テェブル)を転げ落ちて ひび割れた 薩摩切子(きりこ)の紅玉(ルビィ)の色に…  あなたの心が 桜なら ちらりほらり 誰にでも 散ればいい  千すじの 黒髪が 夜道を追いかけ 夜叉(やしゃ)になり 褥(しとね)を邪魔する 幻惑(ゆめ)を見る あなたは私の ものだから  二三日すればまた 悪びれもせず 猫なで声させ 帰れる人よ…  愛することは 許すこと へ理屈も癇(かん)に障(さわ)る おまえだと 銀の洋杖(ステッキ) ぶったらいいわ…  あなたを選んだ 罰なのか 泣いてみても 様になる 年じゃない  千すじの 黒髪の 一すじ 一すじ くちづけて 詠(うた)えば今夜も 耐えられる あなたの気配の ない家も 千すじの 黒髪は 紅蓮(ぐれん)に身悶え 待つでしょう 不甲斐がなくても 仕方ない あなたが宿命(さだめ)の 男なら
白い蝶のサンバあなたに 抱かれて わたしは 蝶になる あなたの胸 あやしい くもの糸 はかないいのち さだめなの  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる 涙をため くちづけ 受けるのよ あふれる蜜に 酔いながらおぼれるの  恋は心も いのちもしばり 死んで行くのよ 蝶々のままで  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる 気ままな夢 忘れて 苦しむの はかないいのち 恋のため散らせるの  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる あなたの胸 あやしい くもの糸 はかないいのち さだめなの  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる ふるえる羽 はげしい 恋に灼く 二度とは空に 帰れない夜に泣く  恋は心も いのちもしばり 死んで行くのよ 蝶々のままで  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる 朝日の中 うつろな 蝶は死ぬ はかないいのち 恋の火を抱きしめて坂本冬美阿久悠井上かつお若草恵あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる あなたの胸 あやしい くもの糸 はかないいのち さだめなの  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる 涙をため くちづけ 受けるのよ あふれる蜜に 酔いながらおぼれるの  恋は心も いのちもしばり 死んで行くのよ 蝶々のままで  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる 気ままな夢 忘れて 苦しむの はかないいのち 恋のため散らせるの  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる あなたの胸 あやしい くもの糸 はかないいのち さだめなの  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる ふるえる羽 はげしい 恋に灼く 二度とは空に 帰れない夜に泣く  恋は心も いのちもしばり 死んで行くのよ 蝶々のままで  あなたに 抱かれて わたしは 蝶になる 朝日の中 うつろな 蝶は死ぬ はかないいのち 恋の火を抱きしめて
雨の別れ道(ソロバージョン)人もまばらな裏通り ひとつ差す傘 影ふたつ 今夜最後のつもりでしょう それで涙も終わるなら  恋になるとは 気づかずに 空のグラス 寄せ合って 時を 時を 止めた  忘れましょうか… 忘れられるかい… 訊いて 頷き また訊いて 雨の別れ道  かけた言葉が優しくて 肩をもたれたカウンター ドアの向こうで覚める夢 あの日二人はもてあそび  逢えば逢うほど つらくなる 傷が深く なるのなら 嘘は 嘘で いいと  忘れましょうか… 忘れられるかい… 抱いて 抱かれて さみしくて 雨の別れ道  忘れましょうか… 忘れられるかい… 訊いて 頷き また訊いて 雨の別れ道 坂本冬美松井五郎水野良樹人もまばらな裏通り ひとつ差す傘 影ふたつ 今夜最後のつもりでしょう それで涙も終わるなら  恋になるとは 気づかずに 空のグラス 寄せ合って 時を 時を 止めた  忘れましょうか… 忘れられるかい… 訊いて 頷き また訊いて 雨の別れ道  かけた言葉が優しくて 肩をもたれたカウンター ドアの向こうで覚める夢 あの日二人はもてあそび  逢えば逢うほど つらくなる 傷が深く なるのなら 嘘は 嘘で いいと  忘れましょうか… 忘れられるかい… 抱いて 抱かれて さみしくて 雨の別れ道  忘れましょうか… 忘れられるかい… 訊いて 頷き また訊いて 雨の別れ道 
精霊流し去年のあなたの想い出が テープレコーダーから こぼれています あなたのためにお友達も 集まってくれました 二人でこさえたおそろいの 浴衣も今夜は一人で着ます 線香花火が見えますか空の上から 約束通りに あなたの愛した レコードも一緒に流しましょう そしてあなたの 舟のあとを ついてゆきましょう 私の小さな弟が 何にも知らずに はしゃぎ廻って 精霊流しが華やかに始まるのです  あの頃あなたがつま弾いた ギターを私が奏(ひ)いてみました いつの間にさびついた糸で くすり指を切りました あなたの愛した母さんの 今夜の着物は浅黄色 わずかの間に年老いて 寂しそうです 約束通りに あなたの嫌いな 涙は見せずに 過ごしましょう そして黙って 舟のあとを ついてゆきましょう 人ごみの中を縫う様に 静かに時間が通り過ぎます あなたと私の人生をかばうみたいに坂本冬美さだまさしさだまさし若草恵去年のあなたの想い出が テープレコーダーから こぼれています あなたのためにお友達も 集まってくれました 二人でこさえたおそろいの 浴衣も今夜は一人で着ます 線香花火が見えますか空の上から 約束通りに あなたの愛した レコードも一緒に流しましょう そしてあなたの 舟のあとを ついてゆきましょう 私の小さな弟が 何にも知らずに はしゃぎ廻って 精霊流しが華やかに始まるのです  あの頃あなたがつま弾いた ギターを私が奏(ひ)いてみました いつの間にさびついた糸で くすり指を切りました あなたの愛した母さんの 今夜の着物は浅黄色 わずかの間に年老いて 寂しそうです 約束通りに あなたの嫌いな 涙は見せずに 過ごしましょう そして黙って 舟のあとを ついてゆきましょう 人ごみの中を縫う様に 静かに時間が通り過ぎます あなたと私の人生をかばうみたいに
好きです日本―四季の絵本―日本には四季があり 四季にはそれぞれ色があり 色に似合いの生活があって それを誰もが 楽しんだり 愛したりしてたんだと おばあちゃんかな おじいちゃんかな 聞かされたことがあるのです わたしは 心が乾くと そんな話の一つ一つを 絵本をめくるように 思い出すことにしているのです  桜前線 北へと上り 三日したなら 花開く 春はうれしい 日本の春は 人の心をあたたかくする  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したところ  線香花火に 額を寄せて 語る小さな夢の数 夏はうれしい 日本の夏は 照る日曇る日 想い出づくり  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ  山の紅葉が下までおりて 帰る子供の背中を染める 秋はうれしい 日本の秋は 窓のあかりが 恋しく見える  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ  瓦屋根には朝日に映(は)える 十日遅れの初雪が 冬はうれしい 日本の冬は 頬の真赤な娘(こ)が走る  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ坂本冬美阿久悠宇崎竜童日本には四季があり 四季にはそれぞれ色があり 色に似合いの生活があって それを誰もが 楽しんだり 愛したりしてたんだと おばあちゃんかな おじいちゃんかな 聞かされたことがあるのです わたしは 心が乾くと そんな話の一つ一つを 絵本をめくるように 思い出すことにしているのです  桜前線 北へと上り 三日したなら 花開く 春はうれしい 日本の春は 人の心をあたたかくする  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したところ  線香花火に 額を寄せて 語る小さな夢の数 夏はうれしい 日本の夏は 照る日曇る日 想い出づくり  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ  山の紅葉が下までおりて 帰る子供の背中を染める 秋はうれしい 日本の秋は 窓のあかりが 恋しく見える  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ  瓦屋根には朝日に映(は)える 十日遅れの初雪が 冬はうれしい 日本の冬は 頬の真赤な娘(こ)が走る  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ  好きです 好きです 好きです 日本 わたしが生まれて愛したとこ
雪が降る雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に  むなしい夢 白い涙 鳥はあそぶ 夜は更ける  あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり ラ…  雪は降る あなたの来ない夜 雪は降る すべては消えた  この悲しみ このさびしさ 涙の夜 ひとりの夜  あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり 白い雪が ただ降るばかり ラ… ラ…坂本冬美Salvatore Adamo・日本語詞:安井かずみSalvatore Adamo雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に  むなしい夢 白い涙 鳥はあそぶ 夜は更ける  あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり ラ…  雪は降る あなたの来ない夜 雪は降る すべては消えた  この悲しみ このさびしさ 涙の夜 ひとりの夜  あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり 白い雪が ただ降るばかり ラ… ラ…
秋桜淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 此頃 涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くり返す ひとりごとみたいに 小さな声で  こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日嫁ぐ私に 苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと 笑った  あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと 今更乍ら わがままな私に 唇かんでいます 明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど 突然涙こぼし 元気でと 何度も 何度も くりかえす母  ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます 私なりに こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの 子供でいさせてください坂本冬美さだまさしさだまさし船山基紀淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 此頃 涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くり返す ひとりごとみたいに 小さな声で  こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日嫁ぐ私に 苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと 笑った  あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと 今更乍ら わがままな私に 唇かんでいます 明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど 突然涙こぼし 元気でと 何度も 何度も くりかえす母  ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます 私なりに こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの 子供でいさせてください
舟唄お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル……坂本冬美阿久悠浜圭介坂本昌之お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル……
仁吉劇場人は一代 笑うも泣くも 苦労手酌の 短い命 時代遅れと そしらばそしれ 意地を貫き 義理人情に 生きた仁吉の 仁吉の潔さ  惚れたあの娘(こ)と 所帯も持てず 噛んだ未練が 奥歯にしみる 義理を通せば 情けの花が 枯れて涙の 盛り場しぐれ 愚痴につまずく つまずく一人酒  誰に陰口 叩かれようと 筋を通して 生きたい俺さ 喧嘩お御輿(みこし) 祭りの渦に 決めた覚悟を 太鼓でしめりゃ 男劇場 劇場日本晴れ坂本冬美石本美由起岡千秋人は一代 笑うも泣くも 苦労手酌の 短い命 時代遅れと そしらばそしれ 意地を貫き 義理人情に 生きた仁吉の 仁吉の潔さ  惚れたあの娘(こ)と 所帯も持てず 噛んだ未練が 奥歯にしみる 義理を通せば 情けの花が 枯れて涙の 盛り場しぐれ 愚痴につまずく つまずく一人酒  誰に陰口 叩かれようと 筋を通して 生きたい俺さ 喧嘩お御輿(みこし) 祭りの渦に 決めた覚悟を 太鼓でしめりゃ 男劇場 劇場日本晴れ
星影のワルツ別れることは つらいけど 仕方がないんだ 君のため 別れに星影の ワルツを歌おう 冷たい心じゃ ないんだよ 冷たい心じゃ ないんだよ 今でも好きだ 死ぬほどに  一緒になれる しあわせを 二人で夢みた ほほえんだ 別れに星影の ワルツを歌おう あんなに愛した 仲なのに あんなに愛した 仲なのに 涙がにじむ 夜の窓  さよならなんて どうしても 言えないだろうな 泣くだろうな 別れに星影の ワルツを歌おう 遠くで祈ろう 幸せを 遠くで祈ろう 幸せを 今夜も星が 降るようだ坂本冬美白鳥園枝遠藤実坂本昌之別れることは つらいけど 仕方がないんだ 君のため 別れに星影の ワルツを歌おう 冷たい心じゃ ないんだよ 冷たい心じゃ ないんだよ 今でも好きだ 死ぬほどに  一緒になれる しあわせを 二人で夢みた ほほえんだ 別れに星影の ワルツを歌おう あんなに愛した 仲なのに あんなに愛した 仲なのに 涙がにじむ 夜の窓  さよならなんて どうしても 言えないだろうな 泣くだろうな 別れに星影の ワルツを歌おう 遠くで祈ろう 幸せを 遠くで祈ろう 幸せを 今夜も星が 降るようだ
星花火シャワーのしずく くすぐった 夕暮れの風 おくれ髪 あなたは来ると 賭けをする 海はお祭り 星花火 焦がれて灼けつく この胸は 12の少女か蛇か鬼か  あなたが 誰かのものだって 知らないうちなら いいでしょう あぁ キレイと言わせたいよ あぁ あなたがいとしいよ  浴衣を広げ 見る空は うっとりにじむ 夢模様 聞くことなんてありゃしない だって あなたは星花火 夜空で咲いたら その後は 夜明けのジャンボで消えるひと  私をだれも止められない 一度きりの夏いいでしょう あぁ 指まで燃えているよ あぁ あなたが恋しいよ  あなたが 誰かのものだって 知らないうちなら いいでしょう あぁ キレイと言わせたいよ あぁ あなたがいとしいよ坂本冬美真名杏樹三木たかし岸村正実シャワーのしずく くすぐった 夕暮れの風 おくれ髪 あなたは来ると 賭けをする 海はお祭り 星花火 焦がれて灼けつく この胸は 12の少女か蛇か鬼か  あなたが 誰かのものだって 知らないうちなら いいでしょう あぁ キレイと言わせたいよ あぁ あなたがいとしいよ  浴衣を広げ 見る空は うっとりにじむ 夢模様 聞くことなんてありゃしない だって あなたは星花火 夜空で咲いたら その後は 夜明けのジャンボで消えるひと  私をだれも止められない 一度きりの夏いいでしょう あぁ 指まで燃えているよ あぁ あなたが恋しいよ  あなたが 誰かのものだって 知らないうちなら いいでしょう あぁ キレイと言わせたいよ あぁ あなたがいとしいよ
かもめの街やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃 白茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ そんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分からないさ 波止場に出れば カモメがブイに2、3羽 一服しながら ぼんやり潮風に吹かれてみるのが あたしは好きなのさ カモメよ カモメよ 淋しかないか 帰る故郷があるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あ~あ~ドンブラコ  いろんな人が居たし いろんな人が居なくなった 泣いてくれるのは カモメと霧笛ばかり 一服しながら あれこれ取り止めなく懐かしむのが あたしは好きなのさ カモメよ カモメよ 風邪などひくな 絹の寝床があるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あ~あ~ドンブラコ カモメよ カモメよ あ~あ~坂本冬美ちあき哲也杉本眞人坂本昌之やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃 白茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ そんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分からないさ 波止場に出れば カモメがブイに2、3羽 一服しながら ぼんやり潮風に吹かれてみるのが あたしは好きなのさ カモメよ カモメよ 淋しかないか 帰る故郷があるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あ~あ~ドンブラコ  いろんな人が居たし いろんな人が居なくなった 泣いてくれるのは カモメと霧笛ばかり 一服しながら あれこれ取り止めなく懐かしむのが あたしは好きなのさ カモメよ カモメよ 風邪などひくな 絹の寝床があるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あ~あ~ドンブラコ カモメよ カモメよ あ~あ~
北の宿からあなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿  吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くよにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿  あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿坂本冬美阿久悠小林亜星坂本昌之あなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿  吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くよにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿  あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい北の宿
情熱の花ララララ…… ララララ…… 私の胸に 今日もひらく 情熱の花 あなたを求めて 初めて会った 雨のあの夜 その想い出が 涙を呼ぶの  恋は気ままな 青い風よ そっと知らぬ間に 心をくすぐる  あなたの愛を求めて 今宵も 情熱の花 胸を焦がす  あなたの愛を求めて 今宵も 情熱の花 胸を焦がす  ララララ…… ララララ……坂本冬美Bunny Botkin・Gilbert A Garfield・Pat Murtagh・日本語詞:音羽たかしLudwig van Beethoven(P.D.)萩田光雄ララララ…… ララララ…… 私の胸に 今日もひらく 情熱の花 あなたを求めて 初めて会った 雨のあの夜 その想い出が 涙を呼ぶの  恋は気ままな 青い風よ そっと知らぬ間に 心をくすぐる  あなたの愛を求めて 今宵も 情熱の花 胸を焦がす  あなたの愛を求めて 今宵も 情熱の花 胸を焦がす  ララララ…… ララララ……
海岸通あなたが船を選んだのは 私への思いやりだったのでしょうか 別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか 港に沈む夕陽がとてもきれいですね あなたをのせた船が小さくなってゆく  夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通 あなたの言うとうり妹のままで いたほうがよかったかもしれない あなたがいつかこの街離れてしまうことを やさしい腕の中で聞きたくはなかった  まるで昨日と同じ海に波を残して あなたをのせた船が小さくなってゆく坂本冬美伊勢正三伊勢正三船山基紀あなたが船を選んだのは 私への思いやりだったのでしょうか 別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか 港に沈む夕陽がとてもきれいですね あなたをのせた船が小さくなってゆく  夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通 あなたの言うとうり妹のままで いたほうがよかったかもしれない あなたがいつかこの街離れてしまうことを やさしい腕の中で聞きたくはなかった  まるで昨日と同じ海に波を残して あなたをのせた船が小さくなってゆく
港町愛歌函館は 出船 入船わかれ町 りらという娘が 泣いている 船の汽笛を 聞かない素ぶり すてられて酔いどれて うなだれて なみだ酒  横浜は 霧が似合いのみれん町 ぬれてネオンの 灯も赤い 吐息ふきかけ おまえの胸は かもめだと言いながら 抱いたひと どこにいる  長崎は 石のたゝみとおんな町 きょうも下ります この坂を 船を待ってる つらさでしょうか 赤い傘ひとつさえ 手に重い 恋しぐれ坂本冬美池田充男猪俣公章函館は 出船 入船わかれ町 りらという娘が 泣いている 船の汽笛を 聞かない素ぶり すてられて酔いどれて うなだれて なみだ酒  横浜は 霧が似合いのみれん町 ぬれてネオンの 灯も赤い 吐息ふきかけ おまえの胸は かもめだと言いながら 抱いたひと どこにいる  長崎は 石のたゝみとおんな町 きょうも下ります この坂を 船を待ってる つらさでしょうか 赤い傘ひとつさえ 手に重い 恋しぐれ
三幕芝居ひと幕芝居の はじめはいつも たそがれ時間に 幕があく 男は冷めた 気のない返事 女はついて行くと言う 小雨の舖道に 女を残し 男はくるりと背中を向けた  ふた幕芝居の 途中はいつも おもいでばかりが 後をひく 断ち切ることが 出来たとしても 女は急に 変われない いさかいばかりが 続いた暮らし しあわせだったと 女は思う  さん幕芝居の 終わりはいつも 涙のしずくで 閉じられる 出逢いと別れ いつでも同じ 命をけずる ことばかり 男のぬけがら 散らばる部屋で スポットライトが 女を照らす坂本冬美たきのえいじ猪俣公章ひと幕芝居の はじめはいつも たそがれ時間に 幕があく 男は冷めた 気のない返事 女はついて行くと言う 小雨の舖道に 女を残し 男はくるりと背中を向けた  ふた幕芝居の 途中はいつも おもいでばかりが 後をひく 断ち切ることが 出来たとしても 女は急に 変われない いさかいばかりが 続いた暮らし しあわせだったと 女は思う  さん幕芝居の 終わりはいつも 涙のしずくで 閉じられる 出逢いと別れ いつでも同じ 命をけずる ことばかり 男のぬけがら 散らばる部屋で スポットライトが 女を照らす
砂に消えた涙青い月の光を浴びながら 私は砂の中に 愛のかたみをみんなうずめて 泣いたの ひとりきりで ア、ア、ア、 あなたが私にくれた 愛の手紙 恋の日記 それのひとつひとつのものが いつわりのプレゼント  白い波の打ちよせる 海辺で 私は砂の中に恋の思い出 みんなうずめて 泣いたの ひとりきりで ア、ア、ア、 あなたが私にくれた甘い言葉 熱いキスそれのひとつひとつのものが いつわりのプレゼント  青い月の光を浴びながら 私は砂の中に 愛のかたみをみんなうずめて 泣いたの ひとりきりで  泣いたの ひとりきりで  泣いたの ひとりきりで坂本冬美Alberto Testa・日本語詞:漣健児Piero Soffici船山基紀青い月の光を浴びながら 私は砂の中に 愛のかたみをみんなうずめて 泣いたの ひとりきりで ア、ア、ア、 あなたが私にくれた 愛の手紙 恋の日記 それのひとつひとつのものが いつわりのプレゼント  白い波の打ちよせる 海辺で 私は砂の中に恋の思い出 みんなうずめて 泣いたの ひとりきりで ア、ア、ア、 あなたが私にくれた甘い言葉 熱いキスそれのひとつひとつのものが いつわりのプレゼント  青い月の光を浴びながら 私は砂の中に 愛のかたみをみんなうずめて 泣いたの ひとりきりで  泣いたの ひとりきりで  泣いたの ひとりきりで
若者たち君の行く道は 果てしなく遠い だのになぜ 歯をくいしばり 君は行くのか そんなにしてまで  君のあの人は 今はもういない だのになぜ なにをさがして 君は行くのか あてもないのに  君の行く道は 希望へと続く 空にまた 陽がのぼるとき 若者はまた 歩き始める  空にまた 陽がのぼるとき 若者はまた 歩き始める坂本冬美藤田敏雄佐藤勝若草恵君の行く道は 果てしなく遠い だのになぜ 歯をくいしばり 君は行くのか そんなにしてまで  君のあの人は 今はもういない だのになぜ なにをさがして 君は行くのか あてもないのに  君の行く道は 希望へと続く 空にまた 陽がのぼるとき 若者はまた 歩き始める  空にまた 陽がのぼるとき 若者はまた 歩き始める
女のブルース女ですもの 恋をする 女ですもの 夢に酔う 女ですもの ただ一人 女ですもの 生きて行く  あなた一人に すがりたい あなた一人に 甘えたい あなた一人に この命 あなた一人に ささげたい  ここは東京 ネオン町 ここは東京 なみだ町 ここは東京 なにもかも ここは東京 嘘の町  何処で生きても 風が吹く 何処で生きても 雨が降る 何処で生きても ひとり花 何処で生きても いつか散る坂本冬美石坂まさを猪俣公章若草恵女ですもの 恋をする 女ですもの 夢に酔う 女ですもの ただ一人 女ですもの 生きて行く  あなた一人に すがりたい あなた一人に 甘えたい あなた一人に この命 あなた一人に ささげたい  ここは東京 ネオン町 ここは東京 なみだ町 ここは東京 なにもかも ここは東京 嘘の町  何処で生きても 風が吹く 何処で生きても 雨が降る 何処で生きても ひとり花 何処で生きても いつか散る
圭子の夢は夜ひらく赤く咲くのは けしの花 白く咲くのは 百合の花 どう咲きゃいいのさ この私 夢は夜ひらく  十五、十六、十七と 私の人生暗かった 過去はどんなに暗くとも 夢は夜ひらく  昨日マー坊 今日トミー 明日はジョージかケン坊か 恋ははかなく過ぎて行き 夢は夜ひらく  夜咲くネオンは 嘘の花 夜飛ぶ蝶々も 嘘の花 嘘を肴に 酒をくみゃ 夢は夜ひらく  前を見るよな 柄じゃない うしろ向くよな 柄じゃない よそ見してたら 泣きを見た 夢は夜ひらく  一から十まで 馬鹿でした 馬鹿にゃ未練はないけれど 忘れられない 奴ばかり 夢は夜ひらく 夢は夜ひらく坂本冬美石坂まさを曾根幸明坂本昌之赤く咲くのは けしの花 白く咲くのは 百合の花 どう咲きゃいいのさ この私 夢は夜ひらく  十五、十六、十七と 私の人生暗かった 過去はどんなに暗くとも 夢は夜ひらく  昨日マー坊 今日トミー 明日はジョージかケン坊か 恋ははかなく過ぎて行き 夢は夜ひらく  夜咲くネオンは 嘘の花 夜飛ぶ蝶々も 嘘の花 嘘を肴に 酒をくみゃ 夢は夜ひらく  前を見るよな 柄じゃない うしろ向くよな 柄じゃない よそ見してたら 泣きを見た 夢は夜ひらく  一から十まで 馬鹿でした 馬鹿にゃ未練はないけれど 忘れられない 奴ばかり 夢は夜ひらく 夢は夜ひらく
望郷女心の 故郷(ふるさと)は 忘れたはずの 男の胸よ 爪をかむのは 誰のため しのび泣くのは 誰のため 永遠(とわ)に愛して 離さずに あなたに会いたい 遠い遠い ひとだけど  夜汽車にゆられ 幾時間 あなたみたくて 帰ってゆくの 甘えたいのよ いつの日も 見てて欲しいの いつだって 泣いて別れた 北国の 離ればなれの 遠い遠い ひとのため  幸せ薄い 私にも いつかくるのね 女の春が じっとこらえて 耐えるのも あなたがいると すがるのも 私ひとりを 待っている 涙の故郷(ふるさと) 夢に夢に うかぶから坂本冬美橋本淳猪俣公章若草恵女心の 故郷(ふるさと)は 忘れたはずの 男の胸よ 爪をかむのは 誰のため しのび泣くのは 誰のため 永遠(とわ)に愛して 離さずに あなたに会いたい 遠い遠い ひとだけど  夜汽車にゆられ 幾時間 あなたみたくて 帰ってゆくの 甘えたいのよ いつの日も 見てて欲しいの いつだって 泣いて別れた 北国の 離ればなれの 遠い遠い ひとのため  幸せ薄い 私にも いつかくるのね 女の春が じっとこらえて 耐えるのも あなたがいると すがるのも 私ひとりを 待っている 涙の故郷(ふるさと) 夢に夢に うかぶから
アカシアの雨がやむときアカシアの雨に打たれて このまゝ死んでしまいたい 夜が明ける 日がのぼる 朝の光のその中で 冷めたくなった私を見つけて あのひとは 涙を流してくれるでしょうか  アカシアの雨に泣いてる 切ない胸はわかるまい 想い出の ペンダント 白い真珠のこの肌で 淋しく今日も暖めてるのに あのひとは 冷めたい眼をして 何処かへ消えた  アカシアの雨がやむとき 青空さして鳩がとぶ むらさきの はねのいろ それはベンチの片隅で 冷めたくなった私の脱けがら あのひとを 探して遥かに 飛び立つ影よ坂本冬美水木かおる藤原秀行坂本昌之アカシアの雨に打たれて このまゝ死んでしまいたい 夜が明ける 日がのぼる 朝の光のその中で 冷めたくなった私を見つけて あのひとは 涙を流してくれるでしょうか  アカシアの雨に泣いてる 切ない胸はわかるまい 想い出の ペンダント 白い真珠のこの肌で 淋しく今日も暖めてるのに あのひとは 冷めたい眼をして 何処かへ消えた  アカシアの雨がやむとき 青空さして鳩がとぶ むらさきの はねのいろ それはベンチの片隅で 冷めたくなった私の脱けがら あのひとを 探して遥かに 飛び立つ影よ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
サンシャイン上海上り下りの船の汽笛が 空にひびき波をすべる きみと語る川辺(バンド) 春うらら ランプシェードを走る自転車 プラタナスは風にそよぎ きみの頬にゆれる こもれ陽  Sunshine 上海 We Love 上海 黄浦河(かわ)は流れる 若いふたりの 愛と希望をのせて Sunshine 上海 We Love 上海 街は微笑む 若いふたりに 夢と未来をさして  古い上着はぬいでサヨナラ 二度と来ない若い季節 外へ出よう 今が、青春 きみの瞳は青い稲妻 見つめあえば恋の奇蹟 燃えるこころ それが、青春  Sunshine 上海 We Love 上海 黄浦河(かわ)は流れる 若いふたりの 愛と希望をのせて Sunshine 上海 We Love 上海 街は微笑む 若いふたりに 夢と未来をさして  Sunshine 上海 We Love 上海 街は微笑む 若いふたりに 夢と未来をさして坂本冬美たかたかし猪俣公章上り下りの船の汽笛が 空にひびき波をすべる きみと語る川辺(バンド) 春うらら ランプシェードを走る自転車 プラタナスは風にそよぎ きみの頬にゆれる こもれ陽  Sunshine 上海 We Love 上海 黄浦河(かわ)は流れる 若いふたりの 愛と希望をのせて Sunshine 上海 We Love 上海 街は微笑む 若いふたりに 夢と未来をさして  古い上着はぬいでサヨナラ 二度と来ない若い季節 外へ出よう 今が、青春 きみの瞳は青い稲妻 見つめあえば恋の奇蹟 燃えるこころ それが、青春  Sunshine 上海 We Love 上海 黄浦河(かわ)は流れる 若いふたりの 愛と希望をのせて Sunshine 上海 We Love 上海 街は微笑む 若いふたりに 夢と未来をさして  Sunshine 上海 We Love 上海 街は微笑む 若いふたりに 夢と未来をさして
オホーツク恋唄おやじさんは パタパタと うちわで火を熾(おこ)す 焼けたホタテを 並べて わたしはほろり酒 ここは知床 男の漁港 憎いあんちきしょうを 追って来た ばかだよ ばかだよ 可愛いわたしを 放ったらかして 稼ぎで浮寝の オホーツク  おやじさんは ブツブツと うつむきひとり言 やん衆なんかにゃ 惚れるな 惚れたら泣きをみる 羅臼 網走 紋別 宇登呂 憎いあんちきしょうは 浮気どり ばかだよ ばかだよ 可愛いわたしと 魚の群れと どっちにするのよ あんたはさ  鴎(ごめ)よ ゆくなら 伝えておくれ 憎いあんちきしょうは 波枕 ばかだよ ばかだよ 可愛いわたしを 抱きたいならば 上(あが)って 来い 来い オホーツク坂本冬美坂本冬美池田充男小杉仁三おやじさんは パタパタと うちわで火を熾(おこ)す 焼けたホタテを 並べて わたしはほろり酒 ここは知床 男の漁港 憎いあんちきしょうを 追って来た ばかだよ ばかだよ 可愛いわたしを 放ったらかして 稼ぎで浮寝の オホーツク  おやじさんは ブツブツと うつむきひとり言 やん衆なんかにゃ 惚れるな 惚れたら泣きをみる 羅臼 網走 紋別 宇登呂 憎いあんちきしょうは 浮気どり ばかだよ ばかだよ 可愛いわたしと 魚の群れと どっちにするのよ あんたはさ  鴎(ごめ)よ ゆくなら 伝えておくれ 憎いあんちきしょうは 波枕 ばかだよ ばかだよ 可愛いわたしを 抱きたいならば 上(あが)って 来い 来い オホーツク
シバテン小唄ひとりでするのが 片想い さんにんするのが みつどもえ よにんでするのが ババヌキで ふたりでするのが おすもうさん  なんども なんども とりかえて それでも コリずに またかえて 真実求める 旅なのに ひとは浮気と 指をさす  力を力で 押さえても かえって怨みが たまるだけ 押さえていいのは ただひとつ 愡れた女の 泣きどころ  ビールをのむ人 浮気もの ウイスキーのむ人 尻軽で 日本酒のむ人 遊び人 こんな話は きいたことない  だめだめ だめだめ してはだめ のみすぎ ためすぎ あそびすぎ やりすぎ仕事に はげみすぎ してもよいのは つくしすぎ坂本冬美星野哲郎猪俣公章ひとりでするのが 片想い さんにんするのが みつどもえ よにんでするのが ババヌキで ふたりでするのが おすもうさん  なんども なんども とりかえて それでも コリずに またかえて 真実求める 旅なのに ひとは浮気と 指をさす  力を力で 押さえても かえって怨みが たまるだけ 押さえていいのは ただひとつ 愡れた女の 泣きどころ  ビールをのむ人 浮気もの ウイスキーのむ人 尻軽で 日本酒のむ人 遊び人 こんな話は きいたことない  だめだめ だめだめ してはだめ のみすぎ ためすぎ あそびすぎ やりすぎ仕事に はげみすぎ してもよいのは つくしすぎ
ただいま故郷ひと目百万 香りは十里 梅の花咲く 紀の国の なつかしい駅に 降り立てば 春が手招き してくれる 初恋 想い出 友の顔 ただいま故郷(ふるさと) あゝ故郷  夢を追いかけ 遠くにいても 想い出します 沈下橋 どんな嵐にも 負けないよ 泣いちゃいけない くじけない 明日のちからを くれる橋 ただいま故郷(ふるさと) あゝ故郷  ここで生まれて 育った町は 熱くこころを 抱きしめる 生きてゆくことは 素晴らしい そっと見守る 山と川 ぬくもり やさしさ 父と母 ただいま故郷(ふるさと) あゝ故郷 ありがとう故郷(ふるさと) あゝ故郷坂本冬美喜多條忠叶弦大若草恵ひと目百万 香りは十里 梅の花咲く 紀の国の なつかしい駅に 降り立てば 春が手招き してくれる 初恋 想い出 友の顔 ただいま故郷(ふるさと) あゝ故郷  夢を追いかけ 遠くにいても 想い出します 沈下橋 どんな嵐にも 負けないよ 泣いちゃいけない くじけない 明日のちからを くれる橋 ただいま故郷(ふるさと) あゝ故郷  ここで生まれて 育った町は 熱くこころを 抱きしめる 生きてゆくことは 素晴らしい そっと見守る 山と川 ぬくもり やさしさ 父と母 ただいま故郷(ふるさと) あゝ故郷 ありがとう故郷(ふるさと) あゝ故郷
俺の出番はきっと来る (デモバージョン)花の舞台の幕が開く  筋は一本 根性だけは どこの誰にも 負けないが やる木 咲かす木 男の花は 生命いろどる 夢の花 俺の出番は 俺の出番はきっと来る  好きと好きなら 噛み合う縁談(はなし) 下駄を預けりゃ いいものを いじらしいほどに 素直なあの娘 辛抱してくれ もう少し 俺の出番は 俺の出番はきっと来る坂本冬美はぞのなな首藤正毅花の舞台の幕が開く  筋は一本 根性だけは どこの誰にも 負けないが やる木 咲かす木 男の花は 生命いろどる 夢の花 俺の出番は 俺の出番はきっと来る  好きと好きなら 噛み合う縁談(はなし) 下駄を預けりゃ いいものを いじらしいほどに 素直なあの娘 辛抱してくれ もう少し 俺の出番は 俺の出番はきっと来る
女房気質夢を担いだ 天秤棒を 酔って今夜も 杖がわり 酒に勝てない あなたの弱さ 今日は愛想が 尽きました 実家(さと)へ明日は 暇(いとま)を取ると 女房なりゃこそ 嘘をつく  心にもない 憎まれ口を 女房利(き)かずに アァ 誰が利(き)く  薬効いたか 金比羅さまに 酒を断つとの 願い事 持って生まれた 商売(あきない)上手 日毎増えてく 得意先 夜明け前から 精出す背中(せな)に 女房なりゃこそ 手を合わす  苦労三年 店まで持てた 今日は納めの 大晦日 祝い酒よと 一本付けりゃ あなた懲(こ)りたと 苦笑い みんなお前の お陰の声に 女房なりゃこそ うれし泣き坂本冬美木下龍太郎花笠薫佐伯亮夢を担いだ 天秤棒を 酔って今夜も 杖がわり 酒に勝てない あなたの弱さ 今日は愛想が 尽きました 実家(さと)へ明日は 暇(いとま)を取ると 女房なりゃこそ 嘘をつく  心にもない 憎まれ口を 女房利(き)かずに アァ 誰が利(き)く  薬効いたか 金比羅さまに 酒を断つとの 願い事 持って生まれた 商売(あきない)上手 日毎増えてく 得意先 夜明け前から 精出す背中(せな)に 女房なりゃこそ 手を合わす  苦労三年 店まで持てた 今日は納めの 大晦日 祝い酒よと 一本付けりゃ あなた懲(こ)りたと 苦笑い みんなお前の お陰の声に 女房なりゃこそ うれし泣き
京都から博多まで肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練(みれん)が重い 鐘(かね)が鳴る鳴る 憐(あわ)れむように 馬鹿な女と 云うように 京都から博多(はかた)まで あなたを追って 西へ流れて 行(ゆ)く女  二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行(ゆ)く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持を ふり捨てて 京都から博多まで あなたを追って 恋をたずねて 行く女  京都育ちが 博多になれて 可愛(かわ)いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと 云いながら 京都から博多まで あなたを追って 今日も逢(あ)えずに 泣く女坂本冬美阿久悠猪俣公章桜庭伸幸肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練(みれん)が重い 鐘(かね)が鳴る鳴る 憐(あわ)れむように 馬鹿な女と 云うように 京都から博多(はかた)まで あなたを追って 西へ流れて 行(ゆ)く女  二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行(ゆ)く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持を ふり捨てて 京都から博多まで あなたを追って 恋をたずねて 行く女  京都育ちが 博多になれて 可愛(かわ)いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと 云いながら 京都から博多まで あなたを追って 今日も逢(あ)えずに 泣く女
矢切の渡し「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です  「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切りの渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです  「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪(ろ)が咽(むせ)ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日(あす)へ漕ぎだす 別れです坂本冬美石本美由起船村徹薗広昭「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です  「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切りの渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです  「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪(ろ)が咽(むせ)ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日(あす)へ漕ぎだす 別れです
ふりむけばヨコハマ夢の続きはおしまいですか 全て白紙にかえるのですか もしも叶うなら この体投げだして ついて行きたい 閉じたまぶたにあなたが映る 別れ話を打ち消すように 汗がにじむ程 もう1度抱きしめて 映画のように 恋はいつも 背中合わせ 追えば追うほど 手の平返す ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね  港離れる外国船を ひとり見送るホテルのロビー あなたここに来て おもいではいらないわ 悲しすぎるわ めぐり逢わせのいたずらなんて それで終わりにしないで欲しい そばに居るだけで 華やかなひとときを 生きてゆけるわ 窓を叩く 雨のしずく たぶんあなたも 旅人なのね ふりむけばヨコハマ あなたしか見えない ふりむけばヨコハマ 肌が恋しい  ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね坂本冬美たきのえいじ猪俣公章坂本昌之夢の続きはおしまいですか 全て白紙にかえるのですか もしも叶うなら この体投げだして ついて行きたい 閉じたまぶたにあなたが映る 別れ話を打ち消すように 汗がにじむ程 もう1度抱きしめて 映画のように 恋はいつも 背中合わせ 追えば追うほど 手の平返す ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね  港離れる外国船を ひとり見送るホテルのロビー あなたここに来て おもいではいらないわ 悲しすぎるわ めぐり逢わせのいたずらなんて それで終わりにしないで欲しい そばに居るだけで 華やかなひとときを 生きてゆけるわ 窓を叩く 雨のしずく たぶんあなたも 旅人なのね ふりむけばヨコハマ あなたしか見えない ふりむけばヨコハマ 肌が恋しい  ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね
可愛い花プティット・フルール 可愛い花 その花のように いつも愛らしい プティット・フルール お前のその 花びらのような 紅い唇 黒い瞳が 男心を なぜか迷わせる プティット・フルール 天使のように 可愛い この世の花よ  小鳩のような その胸に いつか恋も 芽ばえて プティット・フルール その名のように 可愛い この世の花よ  小鳩のような その胸に いつか恋も 芽ばえて プティット・フルール その名のように 可愛い この世の花よ  プティット・フルール プティット・フルール……坂本冬美Fernand Lucien Bonifay・日本語詞:音羽たかしSidney Loseph Bechet若草恵プティット・フルール 可愛い花 その花のように いつも愛らしい プティット・フルール お前のその 花びらのような 紅い唇 黒い瞳が 男心を なぜか迷わせる プティット・フルール 天使のように 可愛い この世の花よ  小鳩のような その胸に いつか恋も 芽ばえて プティット・フルール その名のように 可愛い この世の花よ  小鳩のような その胸に いつか恋も 芽ばえて プティット・フルール その名のように 可愛い この世の花よ  プティット・フルール プティット・フルール……
ロコモーション~バケーションさァ さァ ダンスのニュー・モード だれでも一度で 好きになる 小さい子供も OK ABC 習うより やさしい Come on, come on, Do the Loco-motion with me  お尻を ピョンとはね スイングして そう そう そう それで いいのよ くさりのように つながって 汽車とおんなじにシュポッポ もうお上手に なりました リズムに合わせて 楽しく Come on, come on, Do the Loco-motion with me  手と手をつないで ロコモーション グルグル回って ロコモーション こんなにやさしいダンス ゆううつなんか 吹っ飛ばせ Come on, come on, Do the Loco-motion with me Come on, come on, Do the Loco-motion with me  V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな ギラギラと輝く太陽背に受けて 青い海 泳ぎましょう 待ちどうしいのは 夏休み  山に行くこともすてきな事よ 山びこが呼んでいる 待ちどうしいのは 秋休み  冬は楽しいスキーに行きましょう 白い雪けり 寒さなんか忘れ すべるの Go Go Go Go  マッシュポテトを水辺で あの人と踊ろう 湖も呼んでいる  待ちどうしいのは 春休み  待ちどうしいのは 冬休み  冬は楽しいスキーに行きましょう 白い雪けり 寒さなんか忘れ すべるの Go Go Go Go  マッシュポテトを水辺で あの人と踊ろう 湖も呼んでいる  V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな坂本冬美Gerald Goffin・Carole King・Hank Hunter・Gary Knight・Connie Francis・日本語詞:音羽たかし・漣健児Gerald Goffin・Carole King・Hank Hunter・Gary Knight・Connie Francisさァ さァ ダンスのニュー・モード だれでも一度で 好きになる 小さい子供も OK ABC 習うより やさしい Come on, come on, Do the Loco-motion with me  お尻を ピョンとはね スイングして そう そう そう それで いいのよ くさりのように つながって 汽車とおんなじにシュポッポ もうお上手に なりました リズムに合わせて 楽しく Come on, come on, Do the Loco-motion with me  手と手をつないで ロコモーション グルグル回って ロコモーション こんなにやさしいダンス ゆううつなんか 吹っ飛ばせ Come on, come on, Do the Loco-motion with me Come on, come on, Do the Loco-motion with me  V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな ギラギラと輝く太陽背に受けて 青い海 泳ぎましょう 待ちどうしいのは 夏休み  山に行くこともすてきな事よ 山びこが呼んでいる 待ちどうしいのは 秋休み  冬は楽しいスキーに行きましょう 白い雪けり 寒さなんか忘れ すべるの Go Go Go Go  マッシュポテトを水辺で あの人と踊ろう 湖も呼んでいる  待ちどうしいのは 春休み  待ちどうしいのは 冬休み  冬は楽しいスキーに行きましょう 白い雪けり 寒さなんか忘れ すべるの Go Go Go Go  マッシュポテトを水辺で あの人と踊ろう 湖も呼んでいる  V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな
豊後水道背のびした恋破れ なぐさめる人もなく 信じていたのに あなたはもう来ない やせた女の旅路には やさし過ぎるわ 春の海 こぼれ散る紅椿 流れにひきこんで 何を急ぐか 豊後水道  この海が 銀河なら 逢(お)う瀬(せ)もあるけれど 近くて 遥(はる)かね あなたと私には 岬巡れば また入江 人の情に出会えそう 辛口の地(ぢ)の酒を 海辺の宿で飲み 何を歌うか 豊後水道  爪の色 変えたのも 心が晴れたから 一人の旅でも 泣かないひとになる 春は何日早かった 風もうららで甘かった 海猫の棲(す)む島を ぐるりと一まわり 何を想うか 豊後水道坂本冬美阿久悠三木たかし薗広昭背のびした恋破れ なぐさめる人もなく 信じていたのに あなたはもう来ない やせた女の旅路には やさし過ぎるわ 春の海 こぼれ散る紅椿 流れにひきこんで 何を急ぐか 豊後水道  この海が 銀河なら 逢(お)う瀬(せ)もあるけれど 近くて 遥(はる)かね あなたと私には 岬巡れば また入江 人の情に出会えそう 辛口の地(ぢ)の酒を 海辺の宿で飲み 何を歌うか 豊後水道  爪の色 変えたのも 心が晴れたから 一人の旅でも 泣かないひとになる 春は何日早かった 風もうららで甘かった 海猫の棲(す)む島を ぐるりと一まわり 何を想うか 豊後水道
L-O-V-E duet with トータス松本L と書いたら Look at me O と続けて O.K. V はやさしい文字 Very good E と結べば 愛の字L-O-V-E LOVE は世界の言葉 LOVE は二人の宝 愛し合えば明日も明るい LOVE LOVE, You love I love you  L と書いたら Look at me O と続けて O.K. V はやさしい文字 Very good E と結べば 愛の字L-O-V-E LOVE は世界の言葉 LOVE は二人の宝 愛し合えば明日も明るい LOVE LOVE, You love I love you  LOVE LOVE, You love I love you LOVE LOVE, You love I love you坂本冬美Milt Gabler・日本語詞:漣健児Bert KaempfertL と書いたら Look at me O と続けて O.K. V はやさしい文字 Very good E と結べば 愛の字L-O-V-E LOVE は世界の言葉 LOVE は二人の宝 愛し合えば明日も明るい LOVE LOVE, You love I love you  L と書いたら Look at me O と続けて O.K. V はやさしい文字 Very good E と結べば 愛の字L-O-V-E LOVE は世界の言葉 LOVE は二人の宝 愛し合えば明日も明るい LOVE LOVE, You love I love you  LOVE LOVE, You love I love you LOVE LOVE, You love I love you
ボーイハント私の大好きな やさしい面影 夢見るひとみよ 今頃あの人は 町から町へと さまよい歩くのか  恋は 知らず知らず 心に咲く 恋は 赤く赤く 楽しく咲く  待ちましょう めぐり逢える その日を 静かに 静かに 待ちましょう  待ちましょう めぐり逢える その日を 静かに 静かに 待ちましょう坂本冬美Neil Sedaka・Howard Greenfield・日本語詞:漣健児Neil Sedaka・Howard Greenfield船山基紀私の大好きな やさしい面影 夢見るひとみよ 今頃あの人は 町から町へと さまよい歩くのか  恋は 知らず知らず 心に咲く 恋は 赤く赤く 楽しく咲く  待ちましょう めぐり逢える その日を 静かに 静かに 待ちましょう  待ちましょう めぐり逢える その日を 静かに 静かに 待ちましょう
月影のナポリティンタレラ ディ ルナ 蒼いお月様 あの人に云って 「キスして欲しい」って そしてお月様 ねェ 彼を返して  ティンタレラ ディ ルナ あの人を街で 初めてみたとき 月が出ていたっけ あのとき私は ねェ 恋をしたのよ  ティン ティン ティン と胸の鳴る ティン ティン ティン あまい恋よ お月様その光で あの人みつけて 「愛しているわ」って 「とても淋しい」って 伝えて頂戴な あなたの光で ねェ 彼をみつけて  ティン ティン ティン と胸の鳴る ティン ティン ティン あまい恋よ お月様その光で あの人みつけて 「愛しているわ」って 「とても淋しい」って 伝えて頂戴な あなたの光で ねェ 彼をみつけて  あなたの光で ねェ 彼をみつけて あなたの光で ねェ 彼をみつけて  みつけて… みつけて…坂本冬美Francesco Migliacci・Bruno De Filippi・日本語詞:岩谷時子Bruno De Filippi船山基紀ティンタレラ ディ ルナ 蒼いお月様 あの人に云って 「キスして欲しい」って そしてお月様 ねェ 彼を返して  ティンタレラ ディ ルナ あの人を街で 初めてみたとき 月が出ていたっけ あのとき私は ねェ 恋をしたのよ  ティン ティン ティン と胸の鳴る ティン ティン ティン あまい恋よ お月様その光で あの人みつけて 「愛しているわ」って 「とても淋しい」って 伝えて頂戴な あなたの光で ねェ 彼をみつけて  ティン ティン ティン と胸の鳴る ティン ティン ティン あまい恋よ お月様その光で あの人みつけて 「愛しているわ」って 「とても淋しい」って 伝えて頂戴な あなたの光で ねェ 彼をみつけて  あなたの光で ねェ 彼をみつけて あなたの光で ねェ 彼をみつけて  みつけて… みつけて…
君こそわが命あなたをほんとは さがしてた 汚れ汚れて 傷ついて 死ぬまで逢えぬと 思っていたが けれどもようやく 虹を見た あなたのひとみに 虹を見た 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた この世にいないと 思ってた 信じるこころを なくしていたが けれどもあなたに 愛を見て 生まれてはじめて 気がついた 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた その時すでに おそかった どんなにどんなに 愛していても あなたをきっと 傷つける だからはなれて 行くけれど 君こそ命 君こそ命 わが命坂本冬美川内康範猪俣公章坂本昌之あなたをほんとは さがしてた 汚れ汚れて 傷ついて 死ぬまで逢えぬと 思っていたが けれどもようやく 虹を見た あなたのひとみに 虹を見た 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた この世にいないと 思ってた 信じるこころを なくしていたが けれどもあなたに 愛を見て 生まれてはじめて 気がついた 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた その時すでに おそかった どんなにどんなに 愛していても あなたをきっと 傷つける だからはなれて 行くけれど 君こそ命 君こそ命 わが命
鳳凰の町ほっかり桜が 咲いてます 校舎の空を 染めてます ここは学びの 上富田 笑顔とみどりに つつまれて 人のやさしさ 育つ町  ゆったり時間が 流れます みそぎの川も 澄んでます ここは神代(かみよ)の 口熊野 歴史と祈りの 通い道 熊野古道は 木の根道  ゆっさり稲穂が そよぎます コスモス風に 揺れてます ここは実りの 上富田 あかねの空には 笛の音(ね)と 祭り太鼓が 響きます  伝説の鳥 鳳凰の 姿に町は 似ています なぜかうれしく なりますね 大きな翼で 悠々と 明日にはばたく 上富田坂本冬美石井和子・喜多條忠叶弦大若草恵ほっかり桜が 咲いてます 校舎の空を 染めてます ここは学びの 上富田 笑顔とみどりに つつまれて 人のやさしさ 育つ町  ゆったり時間が 流れます みそぎの川も 澄んでます ここは神代(かみよ)の 口熊野 歴史と祈りの 通い道 熊野古道は 木の根道  ゆっさり稲穂が そよぎます コスモス風に 揺れてます ここは実りの 上富田 あかねの空には 笛の音(ね)と 祭り太鼓が 響きます  伝説の鳥 鳳凰の 姿に町は 似ています なぜかうれしく なりますね 大きな翼で 悠々と 明日にはばたく 上富田
傷心貴方の後姿 だんだん小さくなる 一度も振リ返らずに 去って行くのね サヨナラも 言えないまま こうして立っているだけ 今更 呼びとめたって どうにもならない  同じベッドで 眠って 同じ朝を 迎えた だけど 互いに 違う事 考えていた 今まで 何度も 恋をした だけど 貴方となら 死んでも いいと 思った  貴方の後を追いかけ うしろから抱きしめたい 貴方の背中にもう一度 顔をうずめたい 瞳をとじてみれば 貴方のやさしい顔 二人で やってゆこうと 言った貴方のコトバ  同じ夢を 追いかけ 同じ風に 吹かれた だけど 互いに 違う事 考えていた 何にも してやれなかった だけど 貴方となら 死んでも いいと 思った 貴方となら 二人なら 死んでも いいと 思った坂本冬美大友裕子大友裕子坂本昌之貴方の後姿 だんだん小さくなる 一度も振リ返らずに 去って行くのね サヨナラも 言えないまま こうして立っているだけ 今更 呼びとめたって どうにもならない  同じベッドで 眠って 同じ朝を 迎えた だけど 互いに 違う事 考えていた 今まで 何度も 恋をした だけど 貴方となら 死んでも いいと 思った  貴方の後を追いかけ うしろから抱きしめたい 貴方の背中にもう一度 顔をうずめたい 瞳をとじてみれば 貴方のやさしい顔 二人で やってゆこうと 言った貴方のコトバ  同じ夢を 追いかけ 同じ風に 吹かれた だけど 互いに 違う事 考えていた 何にも してやれなかった だけど 貴方となら 死んでも いいと 思った 貴方となら 二人なら 死んでも いいと 思った
私は泣いています私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたに逢えて 幸せだった 昼も夜も帰らない あなたがいたから どんなことでも なりふりかまわず 歩いてきたの  私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたにとって 愛のくらしは とても厭なことばかり あなたに云われて 気付いたことも そんなところは 直してみます  私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたは云うの もう終わりだと まさかそれは 嘘でしょう あなたの言葉が 私のまわりで 嵐のように 渦まいているの  私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたの幸せ 願っているわ 私だけは いつまでも  あなたの幸せ 願っているわ 私だけは いつまでも坂本冬美りりィりりィ萩田光雄私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたに逢えて 幸せだった 昼も夜も帰らない あなたがいたから どんなことでも なりふりかまわず 歩いてきたの  私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたにとって 愛のくらしは とても厭なことばかり あなたに云われて 気付いたことも そんなところは 直してみます  私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたは云うの もう終わりだと まさかそれは 嘘でしょう あなたの言葉が 私のまわりで 嵐のように 渦まいているの  私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたの幸せ 願っているわ 私だけは いつまでも  あなたの幸せ 願っているわ 私だけは いつまでも
わかれうた途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど たそがれは 優しい人好しじゃ ありません  別れの気分に 味を占めて あなたは 私の戸を叩いた 私は別れを 忘れたくて あなたの眼を見ずに 戸を開けた  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ  だれが名付けたか 私には 別れうた唄いの 影がある 好きで別れ唄う 筈もない 他に知らないから 口ずさむ  恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい 残されて 戸惑う者たちは 追いかけて焦がれて 泣き狂う  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ坂本冬美中島みゆき中島みゆき若草恵途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど たそがれは 優しい人好しじゃ ありません  別れの気分に 味を占めて あなたは 私の戸を叩いた 私は別れを 忘れたくて あなたの眼を見ずに 戸を開けた  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ  だれが名付けたか 私には 別れうた唄いの 影がある 好きで別れ唄う 筈もない 他に知らないから 口ずさむ  恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい 残されて 戸惑う者たちは 追いかけて焦がれて 泣き狂う  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ
再会酒場 (セリフ入り)明けて巣ごもり 達者でいたか 先(ま)ずは乾杯! 再会酒(さいかいざけ)だ 人生(たび)につかれた 俺達にゃ 此処(ここ)は心の 船着場 おかみ! 酒だよ あゝ 人肌(ひとはだ)で  長かったよなぁ…三年半か もう凹んでばかりいられねぇ なぁ!! 皆さん!!  まるで昭和が 割烹着(エプロン)つけて 立っているよな おかみの笑顔 ふっと遥かな おふくろを 重ねあわせて ホロリ酒 よせよ! いつまで あゝ ガキのまま  日本人なら 演歌でしょ!! カラオケ大好物の あの親父さん 泣かせてくれるよね  泣いているよな てるてる坊主 紺の暖簾(のれん)も くたびれたけど おかみ頑張れ 頑張ろや 呑ン兵(のんべ)仲間も ついている おかみ! 酒だよ あゝ 勇み酒  乾杯!坂本冬美吉田旺徳久広司南郷達也明けて巣ごもり 達者でいたか 先(ま)ずは乾杯! 再会酒(さいかいざけ)だ 人生(たび)につかれた 俺達にゃ 此処(ここ)は心の 船着場 おかみ! 酒だよ あゝ 人肌(ひとはだ)で  長かったよなぁ…三年半か もう凹んでばかりいられねぇ なぁ!! 皆さん!!  まるで昭和が 割烹着(エプロン)つけて 立っているよな おかみの笑顔 ふっと遥かな おふくろを 重ねあわせて ホロリ酒 よせよ! いつまで あゝ ガキのまま  日本人なら 演歌でしょ!! カラオケ大好物の あの親父さん 泣かせてくれるよね  泣いているよな てるてる坊主 紺の暖簾(のれん)も くたびれたけど おかみ頑張れ 頑張ろや 呑ン兵(のんべ)仲間も ついている おかみ! 酒だよ あゝ 勇み酒  乾杯!
木蘭の涙逢いたくて 逢いたくて この胸のささやきが あなたを探している あなたを呼んでいる  いつまでも いつまでも 側にいると 言ってた あなたは嘘つきだね 心は置き去りに  いとしさの花篭 抱えては 微笑んだ あなたを見つめてた 遠い春の日々  やさしさを紡いで 織りあげた 恋の羽根 緑の風が吹く 丘によりそって  やがて 時はゆき過ぎ 幾度目かの春の日 あなたは眠る様に 空へと旅立った  いつまでも いつまでも 側にいると 言ってた あなたは嘘つきだね わたしを 置き去りに  木蘭のつぼみが 開くのを見るたびに あふれだす涙は 夢のあとさきに  あなたが 来たがってた この丘にひとりきり さよならと言いかけて 何度も振り返る  逢いたくて 逢いたくて この胸のささやきが あなたを探している あなたを呼んでいる  いつまでも いつまでも 側にいると 言ってた あなたは嘘つきだね わたしを 置き去りに坂本冬美山田ひろし柿沼清史萩田光雄逢いたくて 逢いたくて この胸のささやきが あなたを探している あなたを呼んでいる  いつまでも いつまでも 側にいると 言ってた あなたは嘘つきだね 心は置き去りに  いとしさの花篭 抱えては 微笑んだ あなたを見つめてた 遠い春の日々  やさしさを紡いで 織りあげた 恋の羽根 緑の風が吹く 丘によりそって  やがて 時はゆき過ぎ 幾度目かの春の日 あなたは眠る様に 空へと旅立った  いつまでも いつまでも 側にいると 言ってた あなたは嘘つきだね わたしを 置き去りに  木蘭のつぼみが 開くのを見るたびに あふれだす涙は 夢のあとさきに  あなたが 来たがってた この丘にひとりきり さよならと言いかけて 何度も振り返る  逢いたくて 逢いたくて この胸のささやきが あなたを探している あなたを呼んでいる  いつまでも いつまでも 側にいると 言ってた あなたは嘘つきだね わたしを 置き去りに
私のベイビー忘れられない ひとみ はなれられない その魅力 だから 愛して うんと 愛して もっと 愛して ほしいのよ  わかって ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW  思い切れない きずな 別れられない あなたなの だから 愛して うんと 愛して もっと 愛して ほしいのよ  わかって ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW  ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW  ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW坂本冬美Philip Spector・Ellie Greenwich・Jeff Barry・日本語詞:漣健児Philip Spector・Ellie Greenwich・Jeff Barry忘れられない ひとみ はなれられない その魅力 だから 愛して うんと 愛して もっと 愛して ほしいのよ  わかって ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW  思い切れない きずな 別れられない あなたなの だから 愛して うんと 愛して もっと 愛して ほしいのよ  わかって ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW  ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW  ビー マイ リトル ベイビー わたしのベイビー いつまでも WOW WOW WOW WOW
哀歌<エレジー>しがみついた背中に そっと爪を立てて 私を刻み込んだ もっと 夢の中へ  ひらひら 舞い散る 花びらがひとつ ゆらゆら 彷徨い 逝き場を無くした  その手で その手で 私を 汚して 何度も 何度も 私を壊して 汗ばむ淋しさを 重ね合わせ 眩しくて見えない 闇に落ちてく いつか滅び逝くこのカラダならば 蝕まれたい あなたの愛で  この病に名前が あれば楽になれる はみ出すことが怖い どうか 群れの中へ ひらひら 舞い散る 花びらがひとつ ゆらゆら 彷徨い あなたを見つけた  この手で この手で あなたを 汚して 何度も 何度も あなたに溺れて 背中合わせの 不安と悦び 波打ちながら 私を突き刺す いつか消えて逝くこの想いならば 今引き裂いて あなたの愛で  その手で その手で 私を 汚して 何度も 何度も 私を壊して 汗ばむ淋しさを 重ね合わせ 眩しくて見えない 闇に落ちてく いつか滅び逝くこのカラダならば 蝕まれたい あなたの愛で 私を 汚して その手で その手で坂本冬美平井堅平井堅船山基紀しがみついた背中に そっと爪を立てて 私を刻み込んだ もっと 夢の中へ  ひらひら 舞い散る 花びらがひとつ ゆらゆら 彷徨い 逝き場を無くした  その手で その手で 私を 汚して 何度も 何度も 私を壊して 汗ばむ淋しさを 重ね合わせ 眩しくて見えない 闇に落ちてく いつか滅び逝くこのカラダならば 蝕まれたい あなたの愛で  この病に名前が あれば楽になれる はみ出すことが怖い どうか 群れの中へ ひらひら 舞い散る 花びらがひとつ ゆらゆら 彷徨い あなたを見つけた  この手で この手で あなたを 汚して 何度も 何度も あなたに溺れて 背中合わせの 不安と悦び 波打ちながら 私を突き刺す いつか消えて逝くこの想いならば 今引き裂いて あなたの愛で  その手で その手で 私を 汚して 何度も 何度も 私を壊して 汗ばむ淋しさを 重ね合わせ 眩しくて見えない 闇に落ちてく いつか滅び逝くこのカラダならば 蝕まれたい あなたの愛で 私を 汚して その手で その手で
真夏の夜の夢骨まで溶けるような テキーラみたいなキスをして 夜空もむせかえる 激しいダンスを踊りましょう  私 遠い夢は待てなかった  最後は もっと私を見て 燃えつくすように さよなら ずっと忘れないわ 今夜の二人のこと  花火は舞い上がり スコールみたいに降りそそぐ きらきら思い出が いつしか終って消えるまで  あなたの影 私だけのものよ  最後は もっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレ・アモーレ この世であなたひとり  踊るライト まわるダンスフロア  カリビアン・ナイト もっと私を見て 燃えつくすように さよなら ずっと忘れないわ 今夜の二人のこと  最後は もっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレ・アモーレ この世であなたひとり  カリビアン・ナイト ああふけてゆくわ もり上がるリズム さよなら ずっと忘れないわ 今夜の二人のこと坂本冬美松任谷由実松任谷由実船山基紀骨まで溶けるような テキーラみたいなキスをして 夜空もむせかえる 激しいダンスを踊りましょう  私 遠い夢は待てなかった  最後は もっと私を見て 燃えつくすように さよなら ずっと忘れないわ 今夜の二人のこと  花火は舞い上がり スコールみたいに降りそそぐ きらきら思い出が いつしか終って消えるまで  あなたの影 私だけのものよ  最後は もっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレ・アモーレ この世であなたひとり  踊るライト まわるダンスフロア  カリビアン・ナイト もっと私を見て 燃えつくすように さよなら ずっと忘れないわ 今夜の二人のこと  最後は もっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレ・アモーレ この世であなたひとり  カリビアン・ナイト ああふけてゆくわ もり上がるリズム さよなら ずっと忘れないわ 今夜の二人のこと
メロディーあんなにも 好きだった きみがいた この町に いまもまだ 大好きな あの歌は 聞こえてるよ いつも やさしくて 少し さみしくて  あの頃は なにもなくて それだって 楽しくやったよ メロディー 泣きながら ぼくたちは 幸せを 見つめてたよ  なつかしい この店の すみっこに 置いてある 寄せ書きの はじのほう きみと書いた ピースマーク みんな 集まって 泣いて 歌ってたね  あの頃は なにもなくて それだって 楽しくやったよ メロディー いつのまに 大切な ものなくした  あの頃は なにもなくて それだって 楽しくやったよ メロディー 泣きながら 遠い空 流されても  きみのこと 忘れないよ いつだって 楽しくやったよ メロディー 泣かないで あの歌は 心から 聞こえてるよ坂本冬美玉置浩二玉置浩二坂本昌之あんなにも 好きだった きみがいた この町に いまもまだ 大好きな あの歌は 聞こえてるよ いつも やさしくて 少し さみしくて  あの頃は なにもなくて それだって 楽しくやったよ メロディー 泣きながら ぼくたちは 幸せを 見つめてたよ  なつかしい この店の すみっこに 置いてある 寄せ書きの はじのほう きみと書いた ピースマーク みんな 集まって 泣いて 歌ってたね  あの頃は なにもなくて それだって 楽しくやったよ メロディー いつのまに 大切な ものなくした  あの頃は なにもなくて それだって 楽しくやったよ メロディー 泣きながら 遠い空 流されても  きみのこと 忘れないよ いつだって 楽しくやったよ メロディー 泣かないで あの歌は 心から 聞こえてるよ
恋人よ枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには 愛をささやく歌もない  恋人よ そばにいて こごえる私のそばにいてよ そしてひとこと この別ればなしが 冗談だよと 笑ってほしい  砂利路を駆け足で マラソン人が行き過ぎる まるで忘却のぞむように 止まる私を 誘ってる  恋人よ さようなら 季節はめぐってくるけど あの日の二人 宵の流れ星 光っては消える 無情の夢よ  恋人よ そばにいて こごえる私のそばにいてよ そしてひとこと この別ればなしが 冗談だよと 笑ってほしい坂本冬美五輪真弓五輪真弓若草恵枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには 愛をささやく歌もない  恋人よ そばにいて こごえる私のそばにいてよ そしてひとこと この別ればなしが 冗談だよと 笑ってほしい  砂利路を駆け足で マラソン人が行き過ぎる まるで忘却のぞむように 止まる私を 誘ってる  恋人よ さようなら 季節はめぐってくるけど あの日の二人 宵の流れ星 光っては消える 無情の夢よ  恋人よ そばにいて こごえる私のそばにいてよ そしてひとこと この別ればなしが 冗談だよと 笑ってほしい
ヒナギク行きたい 踏み外す道さえも ただ追い掛けて行きたい 触れれば 淡く舞う口づけも ただ連れ去って行きたい  足りない情熱が 心に傷をと責め立てる 貴方は蝶になれぬ羽根 蛹の涙が落ちる  風よ煽り立てるがままに 私を迷子にさせないで 一縷に覚める夢かのように 楽園に火をつけて 愛は今も燃え続くヒナギク 運命色の花びら 運命色の花びら  越えたい 鬩ぎ合う舟さえも ただ追い越して行きたい 微かで 千切れ吹く温もりも さあ抱き締めて越えたい 消せない感覚は 弓には矢をと喘ぐだけ 二人は明けを知らぬ日々 夜露の願いが伝う  雨よ語り果てるがままに 貴方を遠くへやらないで 言葉はまるで乾き立つ砂漠 その一途へ火をつけて 愛は今も燃え続くヒナギク 呪文に似た花びら 呪文に似た花びら  風よ煽り立てるがままに 私を迷子にさせないで 一縷に覚める夢かのように 楽園に火をつけて 愛は今も燃え続くヒナギク 運命色の花びら 運命色の花びら  呪文に似た花びら 呪文に似た花びら坂本冬美鬼束ちひろ鬼束ちひろ坂本昌之行きたい 踏み外す道さえも ただ追い掛けて行きたい 触れれば 淡く舞う口づけも ただ連れ去って行きたい  足りない情熱が 心に傷をと責め立てる 貴方は蝶になれぬ羽根 蛹の涙が落ちる  風よ煽り立てるがままに 私を迷子にさせないで 一縷に覚める夢かのように 楽園に火をつけて 愛は今も燃え続くヒナギク 運命色の花びら 運命色の花びら  越えたい 鬩ぎ合う舟さえも ただ追い越して行きたい 微かで 千切れ吹く温もりも さあ抱き締めて越えたい 消せない感覚は 弓には矢をと喘ぐだけ 二人は明けを知らぬ日々 夜露の願いが伝う  雨よ語り果てるがままに 貴方を遠くへやらないで 言葉はまるで乾き立つ砂漠 その一途へ火をつけて 愛は今も燃え続くヒナギク 呪文に似た花びら 呪文に似た花びら  風よ煽り立てるがままに 私を迷子にさせないで 一縷に覚める夢かのように 楽園に火をつけて 愛は今も燃え続くヒナギク 運命色の花びら 運命色の花びら  呪文に似た花びら 呪文に似た花びら
難破船たかが恋なんて 忘れればいい 泣きたいだけ 泣いたら 目の前に違う愛がみえてくるかもしれないと そんな強がりを言ってみせるのは あなたを忘れるため さびしすぎて こわれそうなの 私は愛の難破船 折れた翼 広げたまま あなたの上に 落ちて行きたい 海の底へ 沈んだなら 泣きたいだけ 抱いてほしい  ほかの誰かを 愛したのなら 追いかけては 行けない みじめな恋つづけるより 別れの苦しさ 選ぶわ そんなひとことで ふりむきもせず 別れたあの朝には この淋しさ 知りもしない 私は愛の難破船 おろかだよと 笑われても あなたを追いかけ 抱きしめたい つむじ風に身をまかせて あなたを海に沈めたい  あなたに逢えない この街を 今夜ひとり歩いた 誰もかれも知らんぷりで 無口なまま 通りすぎる たかが恋人を なくしただけで 何もかもが消えたわ ひとりぼっち 誰もいない 私は愛の難破船坂本冬美加藤登紀子加藤登紀子坂本昌之たかが恋なんて 忘れればいい 泣きたいだけ 泣いたら 目の前に違う愛がみえてくるかもしれないと そんな強がりを言ってみせるのは あなたを忘れるため さびしすぎて こわれそうなの 私は愛の難破船 折れた翼 広げたまま あなたの上に 落ちて行きたい 海の底へ 沈んだなら 泣きたいだけ 抱いてほしい  ほかの誰かを 愛したのなら 追いかけては 行けない みじめな恋つづけるより 別れの苦しさ 選ぶわ そんなひとことで ふりむきもせず 別れたあの朝には この淋しさ 知りもしない 私は愛の難破船 おろかだよと 笑われても あなたを追いかけ 抱きしめたい つむじ風に身をまかせて あなたを海に沈めたい  あなたに逢えない この街を 今夜ひとり歩いた 誰もかれも知らんぷりで 無口なまま 通りすぎる たかが恋人を なくしただけで 何もかもが消えたわ ひとりぼっち 誰もいない 私は愛の難破船
淋しがり突然 夜中の電話 起こされて 黙っているのは あなたでしょう 忘れて 忘れて 忘れられないまま… 遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす  突然 名前を呼ばれ 揺らめくの あの日のカウンター 待ってると 逢いたい 逢いたい 逢わない方がいい… 冷たすぎる ダブルベッドでひとり 膝を抱く 淋しがり あなたじゃなきゃ 駄目な私だけれど 今さら もう もう 戻れない  遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす坂本冬美田久保真見杉本眞人佐藤和豊突然 夜中の電話 起こされて 黙っているのは あなたでしょう 忘れて 忘れて 忘れられないまま… 遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす  突然 名前を呼ばれ 揺らめくの あの日のカウンター 待ってると 逢いたい 逢いたい 逢わない方がいい… 冷たすぎる ダブルベッドでひとり 膝を抱く 淋しがり あなたじゃなきゃ 駄目な私だけれど 今さら もう もう 戻れない  遊び好きで 自分勝手なくせに 誰よりも 淋しがり 私じゃなきゃ 駄目なあなただけれど 戻れば また また くりかえす
明治一代女浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の 恥ずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  アラ、お月さま。この梅雨空で、 うっとうしゅうござんしょう 私もねえ、旦那も持たずに芸一本で、 この柳橋での辛い芸者稼業… でもねえ、この叶家お梅にも、 やっと春が来たのよねえ。 新富町の蔦吉姐さんと、深い訳ありの 今、人気絶頂の花形役者 津の国屋の太夫さんと、ひょんな事から駒が出て、 想い想われ… あら嫌だ、ごめんなさい。 太夫さん、お待たせしました。  すがりついたか 屋形船 揺らぐ灯りも 消えたそな 後は両国 新大橋か 中洲岬の 漁り火か 風に瞬きゃ 照る月が 風流じゃないか 船べりで 十三七ツに 揺れている  姐さん、それじゃ約束が違います。 津の国屋の太夫さんが、四代目銀之助の襲名は 役者にとって一世一代の晴れ舞台。 名披露目千両というくらいだから、莫大な金が要る。 姐さんが太夫のために、 金の工面に苦しんでいるのを見て、 あっしが何とか役に立ちたい。 こんな箱屋風情でも、故郷へ帰れば地主の伜。 今は亡え父親が、あっしのために残してくれた 田畑を売り払い 姐さんに千円という金を、お渡しいたしました。  それというのも、この名披露目を最後に、 あっしと一緒になって 堅気の商売をしてくれるというから… 姐さん…あっしは命がけで惚れているんです。  峯吉さん、頼むから待っておくれでないか。 今は太夫も披露目の準備で寝る間も無いくらい… 今、別れ話を持ち出したら、 手切れの金で名披露目をしたと 世間様にいわれて、津の国屋の男が廃る… 峯さん、お前さんの親切には、 この通り、手を合わせています。 どうか、察しておくんなさい。  いいや、名披露目がすんだら、女房にすると、 津の国屋さんが云っているとか、いないとか。  そ、それは  じゃあ、その噂は本当なんでござんすね。 あっしを、あっしを欺していたんだ。  そうじゃない、堪忍しておくれよ。 きっと約束は守ります。 今すぐに、太夫と切れるという事は…  峯さん。お前さん何をするんだよ。  姐さん、太夫と別れないのなら… あっしと、あっしと一緒に死んでくれ。  あぶない。峯さん、そんな物を持って 待って、峯さん、峯さん、止めて、峯さん。 あ、あぶない。峯さん、峯さん、止めて。 待って、峯さん、峯さん… 峯吉さん、 私は、私はとんでもないことを…  恨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 燃えて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  あれから、十六年もたってしまった。 今日ようやく、市ヶ谷の監獄から、出所出来ました。 これからは、峯吉さんのお墓守りをして、 あなたの供養に、一生償い続けます。 あれも夢、これも夢、一寸先は闇の浮世なのねえ。  空眺むれば 一点の 雲無き果ての ほの白き 月の光に 浮き出でた 桧舞台の 両花道に 許してくれと 手を合わせ 女の誠を 見せましょう坂本冬美藤田まさと大村能章京建輔浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の 恥ずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  アラ、お月さま。この梅雨空で、 うっとうしゅうござんしょう 私もねえ、旦那も持たずに芸一本で、 この柳橋での辛い芸者稼業… でもねえ、この叶家お梅にも、 やっと春が来たのよねえ。 新富町の蔦吉姐さんと、深い訳ありの 今、人気絶頂の花形役者 津の国屋の太夫さんと、ひょんな事から駒が出て、 想い想われ… あら嫌だ、ごめんなさい。 太夫さん、お待たせしました。  すがりついたか 屋形船 揺らぐ灯りも 消えたそな 後は両国 新大橋か 中洲岬の 漁り火か 風に瞬きゃ 照る月が 風流じゃないか 船べりで 十三七ツに 揺れている  姐さん、それじゃ約束が違います。 津の国屋の太夫さんが、四代目銀之助の襲名は 役者にとって一世一代の晴れ舞台。 名披露目千両というくらいだから、莫大な金が要る。 姐さんが太夫のために、 金の工面に苦しんでいるのを見て、 あっしが何とか役に立ちたい。 こんな箱屋風情でも、故郷へ帰れば地主の伜。 今は亡え父親が、あっしのために残してくれた 田畑を売り払い 姐さんに千円という金を、お渡しいたしました。  それというのも、この名披露目を最後に、 あっしと一緒になって 堅気の商売をしてくれるというから… 姐さん…あっしは命がけで惚れているんです。  峯吉さん、頼むから待っておくれでないか。 今は太夫も披露目の準備で寝る間も無いくらい… 今、別れ話を持ち出したら、 手切れの金で名披露目をしたと 世間様にいわれて、津の国屋の男が廃る… 峯さん、お前さんの親切には、 この通り、手を合わせています。 どうか、察しておくんなさい。  いいや、名披露目がすんだら、女房にすると、 津の国屋さんが云っているとか、いないとか。  そ、それは  じゃあ、その噂は本当なんでござんすね。 あっしを、あっしを欺していたんだ。  そうじゃない、堪忍しておくれよ。 きっと約束は守ります。 今すぐに、太夫と切れるという事は…  峯さん。お前さん何をするんだよ。  姐さん、太夫と別れないのなら… あっしと、あっしと一緒に死んでくれ。  あぶない。峯さん、そんな物を持って 待って、峯さん、峯さん、止めて、峯さん。 あ、あぶない。峯さん、峯さん、止めて。 待って、峯さん、峯さん… 峯吉さん、 私は、私はとんでもないことを…  恨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 燃えて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  あれから、十六年もたってしまった。 今日ようやく、市ヶ谷の監獄から、出所出来ました。 これからは、峯吉さんのお墓守りをして、 あなたの供養に、一生償い続けます。 あれも夢、これも夢、一寸先は闇の浮世なのねえ。  空眺むれば 一点の 雲無き果ての ほの白き 月の光に 浮き出でた 桧舞台の 両花道に 許してくれと 手を合わせ 女の誠を 見せましょう
梅川忠兵衛雪のふるさと 落ちゆく影は 死出の晴れ着の 梅川忠兵衛 恋と意気地の 封印切りに 夢も散り散り エー 追われ旅  「梅川ッー わしはえらいことをしてしまった…。 さっきお前の身請けといって 耳をそろえて出した小判の百五十両‥‥ あの金は、あの金は、お上からお預かりした金なのだ」 「エエーッ」 「それは、あの古物買いの八右衛門、 お前の身請けをするという。 金はそろえてあるという。 このままでは命をかけたお前が、八右衛門のものになる。 口惜しいッと 思わずふところで小判をにぎりしめたそのときに、 梅川ッ、お上の判の押してある五十両包みの封印を、 わしのこの手が、切ってしまったッ‥‥」 「エーッ…どうしょう、どうしょう」 「使ったからには、お仕置きはまぬがれぬ…。 この上は未練のようだがいまわの際に、 生まれ在所の大和の国、 新口村にござらっしゃる、 親父様にひと目逢い死んでお詫びをする覚悟、 お前も達者で…」「なんてことを‥‥、もとはといえば私ゆえ、 あなたばかりはやりませぬ。死ぬならいっしょに大和路へ」 「行ってくれるか」 「行きますとも、お梅はあなたの女房です。 せめて人目につかぬよう‥‥」  隠せど色香 梅川が なお忍び路を 駕籠の中 越える峠路 渡る船 奈良の旅籠や 三輪の茶屋 うれしいはずの 初旅が 死出の旅路で あったとは  ようやく着いた 大和路の 雪降りしきる 新口村  「いまさら云うても詮ないが、たとえ遊女なればとて、 こんなによい女子じゃから嫁にする。 金がいるとは、なぜ云うては来ないんじゃ。 人の金を盗んで高飛びし、オメオメ逃げ隠れるとは…。」 「親父様、そりゃ違います。金ゆえ大事な忠兵衛さん。 とがにんにしましたのも、もとはといえば、私から…」 「嫁御よッ、もうええわい‥‥。 サ、この財布に金がある。 わずかじゃがたしにして、追っ手の来ぬ間に、雪降るうちに、 行けるとこまで走るのじゃ」 「すんまへん。さかさまながら頂きます。こちの人」 「親父様ッ、お達者で」 「親父様、さらばでござんす」 「おお、お前らも気いつけやァ…熊野灘なら姿は見えぬ。 潔ようのう…おお、そこじゃ、 その辻堂の裏の土手から竹藪を突き抜けて、 裏街道を道なりに、行けばほどなく御所街道、 峠の難所を越えたなら、紀州熊野は一本道じゃ。 あっ、あぶない、雪に足を取られるなや‥‥。 あの世でお婆に逢うたなら、きっと孝養つくすんじゃぞう。 わしもすぐ行く。気いつけやァ‥」  これが親と子 嫁舅 一世の別れと 伸び上がり 声を限りに 叫ぶなら 親父さまよと 手を振って 雪のかなたへ 消えてゆく あの世へ急ぐ 夫婦旅  見送る影も行く影も、いつしか雪に消えてゆく。 恋の飛脚の大和路に、冥土の飛脚の大和路に、アア、雪は降る、消えてゆく坂本冬美横井弘白石十四男京建輔雪のふるさと 落ちゆく影は 死出の晴れ着の 梅川忠兵衛 恋と意気地の 封印切りに 夢も散り散り エー 追われ旅  「梅川ッー わしはえらいことをしてしまった…。 さっきお前の身請けといって 耳をそろえて出した小判の百五十両‥‥ あの金は、あの金は、お上からお預かりした金なのだ」 「エエーッ」 「それは、あの古物買いの八右衛門、 お前の身請けをするという。 金はそろえてあるという。 このままでは命をかけたお前が、八右衛門のものになる。 口惜しいッと 思わずふところで小判をにぎりしめたそのときに、 梅川ッ、お上の判の押してある五十両包みの封印を、 わしのこの手が、切ってしまったッ‥‥」 「エーッ…どうしょう、どうしょう」 「使ったからには、お仕置きはまぬがれぬ…。 この上は未練のようだがいまわの際に、 生まれ在所の大和の国、 新口村にござらっしゃる、 親父様にひと目逢い死んでお詫びをする覚悟、 お前も達者で…」「なんてことを‥‥、もとはといえば私ゆえ、 あなたばかりはやりませぬ。死ぬならいっしょに大和路へ」 「行ってくれるか」 「行きますとも、お梅はあなたの女房です。 せめて人目につかぬよう‥‥」  隠せど色香 梅川が なお忍び路を 駕籠の中 越える峠路 渡る船 奈良の旅籠や 三輪の茶屋 うれしいはずの 初旅が 死出の旅路で あったとは  ようやく着いた 大和路の 雪降りしきる 新口村  「いまさら云うても詮ないが、たとえ遊女なればとて、 こんなによい女子じゃから嫁にする。 金がいるとは、なぜ云うては来ないんじゃ。 人の金を盗んで高飛びし、オメオメ逃げ隠れるとは…。」 「親父様、そりゃ違います。金ゆえ大事な忠兵衛さん。 とがにんにしましたのも、もとはといえば、私から…」 「嫁御よッ、もうええわい‥‥。 サ、この財布に金がある。 わずかじゃがたしにして、追っ手の来ぬ間に、雪降るうちに、 行けるとこまで走るのじゃ」 「すんまへん。さかさまながら頂きます。こちの人」 「親父様ッ、お達者で」 「親父様、さらばでござんす」 「おお、お前らも気いつけやァ…熊野灘なら姿は見えぬ。 潔ようのう…おお、そこじゃ、 その辻堂の裏の土手から竹藪を突き抜けて、 裏街道を道なりに、行けばほどなく御所街道、 峠の難所を越えたなら、紀州熊野は一本道じゃ。 あっ、あぶない、雪に足を取られるなや‥‥。 あの世でお婆に逢うたなら、きっと孝養つくすんじゃぞう。 わしもすぐ行く。気いつけやァ‥」  これが親と子 嫁舅 一世の別れと 伸び上がり 声を限りに 叫ぶなら 親父さまよと 手を振って 雪のかなたへ 消えてゆく あの世へ急ぐ 夫婦旅  見送る影も行く影も、いつしか雪に消えてゆく。 恋の飛脚の大和路に、冥土の飛脚の大和路に、アア、雪は降る、消えてゆく
沓掛時次郎合わぬ辻褄 無理矢理合わせ 着けなきゃならねえ おとしまえ 野暮な渡世の 罪ほろぼしに 仇を情けの 子連れ旅 …いいってことよ まかせておきな おとこ 沓掛時次郎  三蔵さん、やくざ渡世の因果な掟、一宿一飯の恩義から、 恨みもつらみも無え、おめえさんを刃にかけた時次郎は、 やくざにホトホト愛想が尽きやした。 おめえさんが身重のかみさんと、幼い坊やを残して、 あの世へは未練が残って行けなかろう。 逆さま事じゃァござんすが、及ばずながら二人りゃあ、 命に代えてもこの沓掛が引き受けた。 三蔵さん、安心して成仏しておくんなさい。  そのまま母子と時次郎、月の武蔵を一筋に 今宵、塒(ねぐら)も中山道… 二月、三月と旅の空、見る影もなく落ちぶれて、 せめて坊やに握り飯、身重に玉子の一つでも、 買ってやりたいばっかりに、人の軒端や町々を  小諸出て見よ 浅間の山に 今朝も煙が 三筋立つ  時さん、去年の秋、下総を出てから今日までの旅空でも どうという仲ではなく 流しまでして、私たち母子の面倒を見てくれた 私は、あなたの親身に手を合わせています。 足を洗って堅気になって、やれ嬉しやも束の間で、 生まれて来る子供のためにもと、一両の礼金欲しさに 又もやくざに逆戻り、命をかけて下さった… 時さん、堪忍しておくんなさい… 赤ん坊は、赤ん坊は、死んで生まれてきました 私は、もう…時さんが帰ってくれるまで待つ力が無い。 時さん…元をただせば仇同士。 所詮、不縁の仲だけど… もし出来る事なら、雲の陰でも、地の底へでも、 そっと二人で住みたかった…  時さん、私は…私はあなたが好きでした。 でも時さん…  いくら好きでも やくざの仁義(おきて) この世じゃ 世間が許さない あの世じゃ 義理が添わせない せめてあの世へ 行く前に 燃えて消えても 命をかけりゃ 女冥利に つきましょう  お絹さんッ、何てえこッた 一両ありゃァ太郎坊に、うめえ物が喰わしてやれる 生まれてくる子供にも、新しい産衣が買ってやれる 縁のうすい母と子が、せめて一両あったなら、 何とかここは乗り切れる… そればっかりを楽しみに、 やっと喧嘩場から帰って来たのに おそかった… おそかった お絹さんッ、俺もお前が好きだった  赤い紙縒(こより)で 結んだ長脇差(どす)を 二度とは抜かぬと 決めたのに 小諸馬子唄 浅間の煙 これが見おさめ 聞きおさめ …いいってことよ まかせておきな おとこ 沓掛時次郎  さ、太郎坊、その小せえ白い箱を、お前の胸に下げるんだ お前も小せえけど、 おッ母ァもこんなに小さくなってしまった これから先きァ、お絹さんの故郷へ帰って、 鋤鍬持って暮らそうよ… さ、行こう、泣くんじゃねえ あの空を見な 浅間山が、又、火を吹いてらァ…坂本冬美松井由利夫岡千秋京建輔合わぬ辻褄 無理矢理合わせ 着けなきゃならねえ おとしまえ 野暮な渡世の 罪ほろぼしに 仇を情けの 子連れ旅 …いいってことよ まかせておきな おとこ 沓掛時次郎  三蔵さん、やくざ渡世の因果な掟、一宿一飯の恩義から、 恨みもつらみも無え、おめえさんを刃にかけた時次郎は、 やくざにホトホト愛想が尽きやした。 おめえさんが身重のかみさんと、幼い坊やを残して、 あの世へは未練が残って行けなかろう。 逆さま事じゃァござんすが、及ばずながら二人りゃあ、 命に代えてもこの沓掛が引き受けた。 三蔵さん、安心して成仏しておくんなさい。  そのまま母子と時次郎、月の武蔵を一筋に 今宵、塒(ねぐら)も中山道… 二月、三月と旅の空、見る影もなく落ちぶれて、 せめて坊やに握り飯、身重に玉子の一つでも、 買ってやりたいばっかりに、人の軒端や町々を  小諸出て見よ 浅間の山に 今朝も煙が 三筋立つ  時さん、去年の秋、下総を出てから今日までの旅空でも どうという仲ではなく 流しまでして、私たち母子の面倒を見てくれた 私は、あなたの親身に手を合わせています。 足を洗って堅気になって、やれ嬉しやも束の間で、 生まれて来る子供のためにもと、一両の礼金欲しさに 又もやくざに逆戻り、命をかけて下さった… 時さん、堪忍しておくんなさい… 赤ん坊は、赤ん坊は、死んで生まれてきました 私は、もう…時さんが帰ってくれるまで待つ力が無い。 時さん…元をただせば仇同士。 所詮、不縁の仲だけど… もし出来る事なら、雲の陰でも、地の底へでも、 そっと二人で住みたかった…  時さん、私は…私はあなたが好きでした。 でも時さん…  いくら好きでも やくざの仁義(おきて) この世じゃ 世間が許さない あの世じゃ 義理が添わせない せめてあの世へ 行く前に 燃えて消えても 命をかけりゃ 女冥利に つきましょう  お絹さんッ、何てえこッた 一両ありゃァ太郎坊に、うめえ物が喰わしてやれる 生まれてくる子供にも、新しい産衣が買ってやれる 縁のうすい母と子が、せめて一両あったなら、 何とかここは乗り切れる… そればっかりを楽しみに、 やっと喧嘩場から帰って来たのに おそかった… おそかった お絹さんッ、俺もお前が好きだった  赤い紙縒(こより)で 結んだ長脇差(どす)を 二度とは抜かぬと 決めたのに 小諸馬子唄 浅間の煙 これが見おさめ 聞きおさめ …いいってことよ まかせておきな おとこ 沓掛時次郎  さ、太郎坊、その小せえ白い箱を、お前の胸に下げるんだ お前も小せえけど、 おッ母ァもこんなに小さくなってしまった これから先きァ、お絹さんの故郷へ帰って、 鋤鍬持って暮らそうよ… さ、行こう、泣くんじゃねえ あの空を見な 浅間山が、又、火を吹いてらァ…
出逢い酒明日(あす)という日が 辛くても おまえの笑顔で 越えられる 花を飾って 今夜は飲もう 苦労つづきの 暮らしでも  逢えて良かった 二人の出逢い酒 帰る故郷も 家もない 浮草(うきぐさ)どうしの めぐり逢い あの日お前と 逢えずにいたら 俺は今でも 酒びたり 今日で一年 二人の出逢い酒  おまえ居るから 明日(あす)がある いつでも出直す 夢がある この手離すな 死ぬまで一緒 寒いこの冬 越えたなら 風が春呼ぶ 二人の出逢い酒坂本冬美里村龍一猪俣公章小杉仁三明日(あす)という日が 辛くても おまえの笑顔で 越えられる 花を飾って 今夜は飲もう 苦労つづきの 暮らしでも  逢えて良かった 二人の出逢い酒 帰る故郷も 家もない 浮草(うきぐさ)どうしの めぐり逢い あの日お前と 逢えずにいたら 俺は今でも 酒びたり 今日で一年 二人の出逢い酒  おまえ居るから 明日(あす)がある いつでも出直す 夢がある この手離すな 死ぬまで一緒 寒いこの冬 越えたなら 風が春呼ぶ 二人の出逢い酒
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