岡千秋作曲の歌詞一覧リスト  1196曲中 601-800曲を表示

全6ページ中 4ページを表示
1196曲中 601-800曲を表示
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
帰ろうか永井裕子永井裕子万城たかし岡千秋蔦将包足が西向きゃ 背は東 帰ろうか 帰ろうか 帰りゃ故郷(こきょう)にヨー 何も語らず 涙をひとつ 拾ってくれる 友がいる 愚痴を土産(みやげ)にヨ… 帰ろうか ア…  惚れたあいつの 夢をみた 帰ろうか 帰ろうか こころ残りがヨー あの日夜汽車で 連れだしたなら いまごろ妻で いるだろか 夢で一晩ヨ… 帰ろうか ア…  やけにお袋 恋しくて 帰ろうか 帰ろうか 今じゃ故郷はヨー 親も居なけりゃ 未練もないが 育ててくれた 恩がある ひと目だけでもヨ… 帰ろうか ア…
孫はかすがい 歌謡曲バージョン菊地まどか菊地まどか宮本麗子岡千秋(おばあちゃん おばあちゃん 大好き)  遠く忘れた 幼子の ほのかな匂い 懐かしく 愛しさたまらず 抱き寄せる この日この時 この姿 時の流れよ 止まれと願う 孫の可愛さ わが子に勝る  初めて出会った 子育てに 戸惑い悩む 若い親 忘れていません 私とて 孫の未来の ためならば 無理も聞きます 力にもなる 孫の可愛さ わが身に勝る  澄んだ瞳に みつめられ はじける笑顔 見るたびに 大事なこの子に 幸せを 朝な夕なに 祈ります 明日に続く 命の絆 孫の可愛さ 宝に勝る
長編歌謡浪曲 孫はかすがい菊地まどか菊地まどか宮本麗子岡千秋池多孝春(おばあちゃん おばあちゃん 大好き)  遠く忘れた 幼子の ほのかな匂い 懐かしく 愛しさたまらず 抱き寄せる この日この時 この姿 時の流れよ 止まれと願う 孫の可愛さ わが子に勝る  初めて出会った 子育てに 戸惑い悩む 若い親 忘れていません 私とて 孫の未来の ためならば 無理も聞きます 力にもなる 孫の可愛さ わが身に勝る  「おばあちゃん、こんにちは」 「あら、結衣(ゆい)ちゃん、いらっしゃい」 「見て見て、おばあちゃん。これママに買うてもろてんで」 「まぁ、可愛いお洋服ね」 「あのな、お店でバーゲンしててん。せやからママが買うてくれてん、 な、ママ、これ安かったもんね」 「かなんなぁ…、おばあちゃんにそんなことまで言わんでええの」 「いいからいいから。結衣ちゃん、今度はおばあちゃんが、 もっと上等で綺麗なお洋服をデパートで買ってあげますからね」 「そんな…結構です!」 「あら?私が孫に、何か買ってあげたらダメって言うの?」 「そ、そんな意味やないんですけど…贅沢なもんはちょっと…」 「あぁ、そうですか。でもね智子さん、 結衣ちゃんの大阪弁だけは何とかしてもらわないとね、 私にはもうじれったくって…まるで冗談のように聞こえるの。 こちらに来て一年も経つのに、 結衣ちゃんが幼稚園で笑われたら可哀想でしょ! まず母親の貴女から気をつけなさい!」 「でも、今のところ幼稚園ではいじめられてもいませんし…、 逆に…おもしろいって人気なんですよ」 「違うわよ、バカにされてるのが、分らないの?結衣ちゃんが可哀想!」 「それはお義母さんが私らの大阪弁をバカにしてるんと違いますか?」 「そんなことないわ」 「私はおばあちゃん子やったんで… でもこれでもちょっとずつ直してるんです!」 「そう、それじゃ、せいぜいがんばってちょうだい」 「なあ…、お前…、 俺は前から智子さんや結衣の大阪弁は愛嬌があっていいと思うがなぁ…」 「あなたは孫や嫁に甘いんですよ、 私は二人のために言ってるんですから」 「そのうちこっちの暮らしにも慣れるさ、 あせらずゆっくり待ってやったらどうなんだ」  東京生まれの うちの子と 大阪育ちの この人が 縁あり二人 夫婦になった 別に反対 するのじゃないが 何かにつけて 気に障る  知らない土地で 寂しいだろうに 困った時にも 頼ってこない 大事な息子を 愛してくれて 今じゃ可愛い 孫もいる あなたを決して 嫌いじゃないが なぜか言葉が すれ違う  「俊夫さん、今日もまた、お義母さんに大阪弁注意されてん…」 「おかしいなぁ~そんなことを言うお袋じゃないのになぁ~、 大丈夫だよ、きっとそのうち智子のことをわかってくれるさ」 「そんならえぇねんけど…」  「智子さん!結衣が、結衣ちゃんが車にひかれたんですって?」 「お義母さん!どうしたらえぇんでしょう、 結衣が病院に運ばれたって連絡もろて、私…うちの人出張やし、 とにかくお義母さんに来てもらいとうて電話しましてん… 今レントゲン撮ってるらしいんです…」 「頭でも打ってたら大変、結衣ちゃんに何かあったらと思うと…」 「どないしょう…結衣、結衣…」 「落ち着くのよ、きっと大丈夫。泣いてどうするの」 「そやかて、なんやお義母さんの顔を見てたら、 安心して…涙が出てしもて…」 「そう!私が一緒にいますからね…さぁ、涙を拭いて」 「ありがとうお義母さん。いっつもすいません、可愛げのない嫁で…」 「いいえ、慣れない土地でよくがんばっているじゃないの。 とにかく、あなたは私の大事な家族なのよ。もっと甘えてくれたらいいの」 「お義母さん…おおきに…」 「ママ!おばあちゃん!あれどうしたん、ママ?ママ泣いてたん?」 「ううん、おばあちゃんがな、ママにやさしい言葉を… 結衣ちゃん、大丈夫なん?どこ怪我したん?」 「あのな、お友達と鬼ごっこしててな、自転車にぶつかってん」 「えっ?車やのうて自転車かいな?」 「でも走る自転車も危ないわよ。怖かったでしょ?結衣ちゃん」 「おばあちゃん違うねん。止まってた自転車にな結衣がぶつかってん、 ほんで、お医者さんがな、結衣のデボチンに薬塗ってくれてん」 「デボチンて…おでこと言いなさい。ほかに痛い所はないねんな。 あぁ良かった。うちてっきり自動車にぶつかったと… ほんまえらいすいません、 うちがすかたん聞いてたばっかしにお義母さんにご心配かけてしもて…」 「いいの、無事が何より」 「ほんまおおき…いえ、ありがとうございました」 「いいえ大阪弁って…聞きなれると何だか暖かくて味がある言葉ね。 でも…デボチンって…どこのこと?」  生まれ育ちは 違えども 縁あり家族に なった仲 子はかすがいと 言うけれど 孫もかすがい 皆幸せに  澄んだ瞳に みつめられ はじける笑顔 見るたびに 大事なこの子に 幸せを 朝な夕なに 祈ります 明日に続く 命の絆 孫の可愛さ 宝に勝る
なみだ川小桜舞子小桜舞子喜多條忠岡千秋前田俊明北の窓から 見えるのは ネオンで変わる 川の色 赤い川なら あの人の ぬくもりやさしさ 思い出す 青い川なら あの夜の 別れに泣いた なみだ川  冬の風鈴 風に鳴る チリリンチリと 鳴って止む いのち丸ごと 差し出して あなたに預けた 恋でした 飲めぬお酒の ちからまで 借りては泣いた なみだ川  夢を積んでは また崩す 子供のような 人でした おんなごころの 切なさも 背中で聞くよな 人でした 今も淋(さび)しい 面影が 消えては浮かぶ なみだ川
おんなの四季小桜舞子小桜舞子喜多條忠岡千秋前田俊明春は薄紅 花吹雪 夏は朝顔 露なみだ 季節移ろう そのたびに 想いの色は 深くなる おとこ次第で おんなは変わる あなたの花に なりたいの  おんなですもの 夢に舞い おんなですもの 恋に酔う 抱いて抱かれる 幸せが 素直にさせて くれるから たった一夜(ひとよ)に おんなは賭ける きれいな蝶で 翔べますか  秋は錦の 落葉道(おちばみち) 冬は雪降る 石畳 たった一度の この恋は 信じて歩く ふたり道 あなたひとりの おんなになるわ 一緒に生きて くれますか
炎の川服部浩子服部浩子菅麻貴子岡千秋前田俊明隠れ里… 緋色(べに)が揺れます 京友禅(ゆうぜん)の 川面(みず)に運命(さだめ)が 浮き沈み ゆらゆらと… 何処へ流れる 炎の川よ この命 欲しいと言えば 愛を叶えて くれますか  むらさきの… 夜に抱かれて 聞く瀬音 ふたり渡れぬ 向う岸 あかあかと… 闇を彩る 大文字山(だいもんじ) この縁(えにし) 結んでみても 恋は哀しい 迷い舟  黒髪に… 触れるその手に 振り向けば 肩のむこうに 満月(つき)が出る ゆらゆらと…燃えて流れる 炎の川よ この想い あなたにあずけ 明日を信じて 生きてゆく
海峡のおんな真木ことみ真木ことみ池田充男岡千秋前田俊明生きるか死ぬかの 恋ひとつ あなたはあっさり その恋すてた 意地があります わたしにも 生きてみせると 笑ったけれど 泣きたくなって 船に乗る  あまえて暮らして いたころは しあわせだったわ お化粧しても 鴎おまえにゃ わからない 二年もたない 男と女 はかないものです 人生は  みれんの断片(かけら)は ハンカチに 包んで流そう この海峡に つよくなります あしたから 女ひとりで 出なおす旅は 他国の星が みちしるべ
雨女・雨男真木ことみ真木ことみ池田充男岡千秋前田俊明いつも私は 雨おんな いいえあなたが 雨男 着物に着がえて あなたと逢えば 思いがけない 通り雨 雨もいゝねと 袖すり坂を 相合傘の ふたりでした  愛の深さで けんかして おちょこ交して 仲なおり お酒は お酒は 恋する味ね あまさ せつなさ ほろにがさ 好きで二年も つき合いながら 浮気をされて 別れたのよ  あなたしのんで さまよえば さくら流しの 雨がふる 空似のおひとに つい声かけて 横目 にらみで 叱られた 雨のたそがれ あゝ雨おんな いっしょにお酒 のみませんか のみませんか
風の海峡市川由紀乃市川由紀乃麻こよみ岡千秋池多孝春裾(すそ)にからんだ 小さな砂を 払えば未練が こぼれます 一日早く 忘れたら 一日早く 出直せる ああ‥褪(あ)せて淋しい 口紅(べに)の色 風の海峡 港町  いつも優しい 心の奥に 別れを隠して いたあなた 幸せですか 今頃は 幸せですか あの女(ひと)と ああ‥こころせつない 風の音 北の海峡 波が舞う  命凍(こご)える 片道切符 恋しい面影 捨てに来た 一日早く 忘れたら 一日早く 出直せる ああ‥明日(あす)が私に ありますか 風の海峡 雪が鳴く
北浜恋唄北見恭子北見恭子松井由利夫岡千秋北浜おんなにゃ 化粧はいらぬ 銀のうろこで 肌ひかる べんちゃら言われて 嫁こにきたが 漁に出たなら 三月(みつき)はおろか 長けりゃ ふた冬 待つ苦労 それでも嬉しい 漁師の女房  膝っこかかえて ため息ついて 他人(ひと)にゃこの態(ざま) 見せられぬ 男の生き甲斐 海原千里(うなばらせんり) 女の支えは 泣かせる情け ひとりじゃ蒲団が ひろすぎる それでも嬉しい 漁師の女房  無線で届いた 大漁の知らせ 強いつもりが ついほろり 浜唄 恋唄 鴎の唄に 赤いゴム長靴(なが) 前掛けしめて 迎えるその日を 夢に見る それでも嬉しい 漁師の女房
北前おんな船北見恭子北見恭子松井由利夫岡千秋紅を落として 涙を捨てて 揺れる船縁(ふなべり) 身を寄せる 恋はうたかた 夢はまぼろし これでいいのと 唇噛んで まかせた船は 北廻り 舞鶴みなとが 遠ざかる  髪のほつれを つくろう指に しみる潮の香 恋路浜 男うつり気 女ひとすじ 恨み残せば みじめなだけね いのちをかけた 人だもの 越後の岬に 日が落ちる  夜が明けたら 和服(きもの)を着替え 強いおんなに 戻りたい 海の豊かさ 風の優しさ ここがわたしの ゆりかごなのと しみじみ越える 日本海 故郷(ふるさと)酒田が 近くなる
大漁華しぶき北見恭子北見恭子松井由利夫岡千秋波をけちらし 港に入る 船に五色(ごしき)の 旗が乱れ舞う 海の神さま まる一年も わたしの大事な 大事な人を 守ってくれて ありがとう エンヤー ヨイショ エンヤー ドッコイ 濡れてうれしい 華しぶき  はじめ豆粒 近づくたびに 船の息吹きが 熱くつたわるよ 潮のにおいは あんたのにおい 枕をぬらした ぬらした夢に 今夜は燃えて 泣いてやる エンヤー ヨイショ エンヤー ドッコイ 濡れてうれしい 華しぶき  海は坩碧(こんぺき) 朝陽がおどる 岸で迎える 浜の女衆 今か今かと 爪立ち背伸び 達者でなにより なによりなのに その上大漁 宝船 エンヤー ヨイショ エンヤー ドッコイ 濡れてうれしい 華しぶき
おんなの北港北見恭子北見恭子麻こよみ岡千秋石倉重信漁り火が チラチラ揺れて 未練深酒(ふかざけ) 心にしみる 忘れた つもりでも 酔えば 酔えば なおさらに 優しさを 優しさを 思い出す 女泣かせの 北港 逢いたい…あなた  ひとすじに 愛してみても はぐれ鴎か 男の心 襟足 ほつれ髪 なんで なんで またひとり 悔んでも 悔んでも 遅すぎる 遠い面影 北港 涙が…凍(こお)る  嫌ですと あなたにすがり 泣いた桟橋 別れのあの日 あなたの 嘘さえも 今は 今は 恋しくて 幸せは 幸せは いつになる 女泣かせの 北港 ばかです…私
緋牡丹慕情北見恭子北見恭子松井由利夫岡千秋蔦将包一枚二枚と はじらいながら 夢の重ね着 脱ぎ捨てる ここまで来たなら 戻れない あなたと墜ちます 罪の渕 燃えて乱れて 緋牡丹は いのちを咲かせる おんな花  枕のあかりを 吐息で消して 閉じた睫毛に やどる露 針ふむ思いの しのび宿 身も世も失くした 闇の中 泣いてすがって 緋牡丹は いのちをいろどる おんな花  こがれて待つ夜は 死ぬほど長く 逢えば束の間 白む朝 こころと体は うらはらに あなた情けを またせがむ 濡れて抱かれて 緋牡丹は いのちを散らせる おんな花
海山千里の道を行く菊地まどか菊地まどか麻こよみ岡千秋池多孝春悔し涙の 裏側に 夢の一文字 隠してる 人生一度 命はひとつ 今は我慢の 向い風 花よ咲け咲け この肩に 海山千里の 道を行く  恋の盃 干(ほ)せぬまま 浮かぶ面影 ひとり酒 人生一度 心は熱く からむ未練を 振りほどく 涙散れ散れ この胸に 海山千里の 道を行く  浮き世嵐を 潜(くぐ)り抜け いつかこの手に つかむ夢 人生一度 望みはひとつ 先を急ぐな 明日がある 春が来る来る この指に 海山千里の 道を行く
命かさねて藤原浩藤原浩水木れいじ岡千秋南郷達也やけ酒の… グラス優しく 取りあげて 男じゃないのと 叱ってくれた奴 俺のこころの 雪割り草に やっと逢えたよ 旅路の町で… 今日からふたり 人生ふたり 命かさねて おまえと生きる  かくしても… 白いうなじの か細さが おまえの苦労を しみじみ物語る 女ひとりで 東京あとに 越えた海峡 さいはて暮らし 悲しい過去も 涙の理由(わけ)も なにも聞かずに おまえと生きる  離さない… 何があっても 離さない ちいさな幸せ 待とうよ肩よせて 北の港の 霧笛の音が 夢をくれたよ 男の胸に… 今日からふたり 人生ふたり 命かさねて おまえと生きる
歳月藤原浩藤原浩水木れいじ岡千秋南郷達也朝焼けの 光る浜辺に 我立ちて 潮騒に胸の高鳴り 聞いた日よ 夢遥か 遠きふるさと 振り向けば 懐かしき父母(ちちはは)の顔 ふと浮かぶ 傷つきながら つまずきながら それでも独り 歩いた この道… ありがとうの言葉しか 今はないけど 雲ひとつない 蒼空(あおぞら)の こころで生きた 我が歳月  降りしきる 雪の荒野を さすらって 裏切りに 人の仕打ちに 泣いた日よ ゆきずりの 見知らぬ町も 友はいて また夢に生きる力を もらった日 不器用だから ひたむきだから 遠まわりして 渡った あの河… ありがとうの言葉しか 今はないけど かぞえきれない ぬくもりに 抱かれて生きた 我が歳月 …我が歳月
蜻蛉の恋GOLD LYLIC角川博GOLD LYLIC角川博荒木とよひさ岡千秋前田俊明この世に生れて この世に生きて 女は短い 惜春(はる)に咲く めぐり逢っては いけない人に すべて投げ捨て 尽くしても 運命 儚い 蜻蛉(かげろう)の恋  愛する深さを 測れるならば 心を切り取り 見せるけど ふたつ枕に 泪(なみだ)の添い寝 乳房(むね)の痛さが 苦しさが 逢瀬 儚い 蜻蛉(かげろう)の恋  憂(う)き世の河原に 小石を積んで 素足で身を投げ 死んでいい 一度きりなら 一度の命 生れ変って むこう岸 絆 儚い 蜻蛉(かげろう)の恋
さいはて慕情角川博角川博一森さとし岡千秋前田俊明宗谷岬は 春まだ遠く 浜辺に寄せる 流氷の 軋む音さえ 心を乱す 末枯れた原野 サロベツは 夕日に色づき 風の中 恋しさ募(つの)る 利尻富士  霧にだかれた ノシャップ岬 胸を裂くよな 荒波よ カモメ泣くよな 波止場の灯り 未練の涙 頬伝う 別れの明日を 知らないで 面影ゆれる 礼文島  凍る大地で 添えない人に 熱い気持ちを 伝えたい 愛するあなたに もう一度 恋しさ募(つの)る 日本海
ほっといてんか あんな阿呆塩乃華織塩乃華織もず唱平岡千秋池多孝春ほっといてんか あんな阿呆 夢がこの先 持てないと 他人になった筈やのに 宵から胸がチクチク痛む お初天神 そぼふる雨が 惚れたら負けやと この身を責める ほっといてんか あんな阿呆  ほっといてんか あんな阿呆 オレの命や宝物 何んとかよりを 戻したい てなことゆうて しょげてるらしい 夜の曽根崎 情にはあつい 堪忍したりと 灯りが揺れる ほっといてんか あんな阿呆  ほっといてんか あんな阿呆 想い出す度 腹が立つ 本気と実が ありそうで 一時(いっとき)ちょっと のぼせただけや それは嘘やろ ほんまやないと 堂島すずめが ピーチク騒ぐ ほっといてんか あんな阿呆
東京赤とんぼなでしこ姉妹なでしこ姉妹たかたかし岡千秋池多孝春追われるように ふるさとを 離れて 東京 浅草ぐらし 空に聳(そび)える スカイツリーに 負けないように 励ましあって 姉さんと 妹と 肩寄せながら 涙でかぞえる 東京赤とんぼ  やさしい町に 背をおされ 明るく 笑顔で くらしていても 二人やっぱり 思い出すのは 祝いの酒と 祭りの太鼓 父さんが うたってた 十八番(おはこ)の歌が 聞こえてくるのよ 東京赤とんぼ  流れる雲も 北を向く 生まれて 育った あの山川よ みんなこころは ふるさと恋し お盆が来たら 会えるのかしら 帰りたい 帰れない あの空遠い 涙でかぞえる 東京赤とんぼ
恋々酒場なでしこ姉妹なでしこ姉妹麻こよみ岡千秋池多孝春差しつ差されつ 寄り添えば ときめく心が せつなくて 噂に噂に なりたいな あなたと噂に なりたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 紅もほんのり 恋々酒場  女心も 気付かずに いつでも笑顔の 罪な人 きれいにきれいに 咲きたいな あなたと二人で 咲きたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 そっとため息 恋々酒場  目には見えない 赤い糸 あなたの小指に 結びたい 噂に噂に なりたいな あなたと噂に なりたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 逢えて嬉しい 恋々酒場  帰りたくない 今はまだ かよわす目と目の あたたかさ きれいにきれいに 咲きたいな あなたと二人で 咲きたいな シャンシャン シャシャンと お手拍子 夢を見させて 恋々酒場
帰るのね北見恭子&岡千秋北見恭子&岡千秋土田有紀岡千秋矢野立美帰るのね 帰したくない 泣くじゃない 泣けちゃうの 帰るのね 頬を寄せ合い じっとこの儘… ゆれるキャンドル ビオラが咽ぶ あゝ明日を待つなんて とても待てない 好きだから 抱きしめて 離さない 離れない  窓に雨 朝よ来ないで 泣くじゃない 泣けちゃうの 帰るのね 恋に終りが もしもあるなら… 涙お拭きよ 解っているよ あゝ幸せ待つなんて とても待てない 寂しがり 僕もだよ 離さない 離れない  あゝ明日を待つなんて とても待てない 好きだから 抱きしめて 離さない 離れない
波止場しぐれ水田竜子水田竜子吉岡治岡千秋山田年秋波止場しぐれが 降る夜は 雨のむこうに 故郷が見える ここは瀬戸内 土庄港 一夜泊りの かさね着が いつかなじんだ ネオン町  肩に重たい 苦労なら 捨てていいのよ 拾ってあげる ここは瀬戸内 土庄港 のんでおゆきよ もう一杯 浮世小路の ネオン酒  あれは高松 最終便 グラス持つ手に 汽笛がからむ ここは瀬戸内 土庄港 恋も着きます 夢もゆく 春の紅さす ネオン町
浪花姉妹島倉千代子・石川さゆり島倉千代子・石川さゆりたかたかし岡千秋斎藤恒夫情浪花の 路地裏に ともすふたつの 姉妹あかり つらくても つらくても 浮世坂 みせちゃあかんえ 苦労の涙 きっとしあわせに きっとしあわせに きっとしあわせになろうね ふたりして  「お姉ちゃん。あの人好きとちがうの」 「なに言うてんの。あの人好きなんは、あんたやないの」 「うちなら、ええのや。うち、お姉ちゃんに どうしてもしあわせになってほしいねん」 「アホやな、この娘は。 あんたのしあわせは、お姉ちゃんのしあわせや。 な、あの人しっかり掴まいとき」  故郷にのこした 両(ふた)親を いつか迎えに ゆくのが夢や いらっしゃい いらっしゃい お客さん いろは横丁 合縁奇縁 きっとしあわせに きっとしあわせに きっとしあわせになろうね ふたりして  風が吹く日は 肩よせて 雨が降る日は 一つの傘で 春よ来い 春よ来い 早く来い 願をかけましょ 住吉さんに きっとしあわせに きっとしあわせに きっとしあわせになろうね ふたりして
浪花の松五郎にしきこうじにしきこうじいとう彩岡千秋伊戸のりおダンダ ダンダ ダダダダ ダン ダンダ ダンダ ダダダダ ダン  一つ叩けば 倍跳ね返る おとなししてたら そんでええ とは言っても祭や祭や祭や祭や 祭やでー 阿呆と言う名の 晒しを巻いた 俺(わい)は浪花のぇぇ… 松五郎や  ザンザ ザンザ ザザザザ ザン ザンザ ザンザ ザザザザ ザン やっと眠った 背中の坊(ぼん)を こらこら泣かすな 宵の夕立(あめ) とは言っても祭や祭や祭や祭や 祭やでー 金と女は あの世で抱こか 俺(わい)は浪花のぇぇ… 松五郎や  ドンド ドンド ドドドド ドン ドンド ドンド ドドドド ドン  あばれ太鼓が 男を燃やす 四の五の抜かすな じゃかましわ とは言っても祭や祭や祭や祭や 祭やでー のぼせ蛙(がえる)も どぶ板飛んだ 俺(わい)は浪花のぇぇ… 松五郎や  俺(わい)は浪花のぇぇ… 松五郎や
ひとり大阪永井みゆき永井みゆき坂口照幸岡千秋前田俊明頬を優しく 濡らすのは 雨も吐息の こぬか雨 添えぬあなたと 何故あきらめる 信じなさいな 自分のその目 ひとり大阪 道頓堀の …灯が叱る  世間隠れに 生きる身の 想いかなわず 待とうとも それも承知の 海山千里 恋の姿は 人それぞれと そっと励ます 道頓堀の …灯に泣ける  雨が上がれば 月も出る あなた私の 道しるべ 水の流れの 行くその先は 晴れて夫婦に つながるものと ひとり大阪 道頓堀の …灯がともる
夫婦花あかり永井みゆき永井みゆき坂口照幸岡千秋前田俊明ひょんなことから ひとの縁 あとの人生 決まるのね 長い一生 あなたとならば 笑顔取柄の 女になれる ついてゆきます ついてゆきます 夫婦花あかり  いいのうわべは 不器用で あなた根っこは そこにある 派手に世渡り するひとよりも 好きよ静かに 酒飲むひとが 灯すふたりの 灯すふたりの 夫婦花あかり  まわり道して 今わかる 遅い春ほど 見える春 肩を並べて 寿(ことほ)ぐ花を そっと一緒に 見上げましょうね あなたひとすじ あなたひとすじ 夫婦花あかり
別れの港桜井くみ子桜井くみ子三浦康照岡千秋南郷達也涙でにじんだ あなたの連絡船(ふね)が けむる小雨の 波間に消える さよならと さよならと 声を殺して つぶやく胸に 風が痛いの 冷たいの あとを追いたい 別れの港  岬のホテルで あなたの腕に 頬を埋めて 明かした夜よ かりそめの かりそめの 恋と知りつつ 未練にすがる 女ごころの 悲しさを 捨てる小島の 思い出港  瞼をとじれば あなたの顔が 浮ぶ渚に たたずむ私 はまなすの はまなすの 花の香りは ふたりの愛の 夢の名残りか 潮騒も 泣いているよな 別れの港
薄化粧桜井くみ子桜井くみ子三浦康照岡千秋南郷達也木の葉の影が 夕暮れの 窓にゆれてる 山の宿 私の心も ゆれている 濡れた黒髪 湯上り姿 鏡の前で 紅をさす あなたの好きな 薄化粧  ふたりの恋の 行く先は 辛い別れの 駅でしょう それでもいいのよ 始めから 知って愛した あなたじゃないの 今夜もひとり 思い出の 鏡に映す 薄化粧  せせらぎ清い 山あいの 道にかくれた 恋の宿 溢れる想いに 耐えながら 女ごころの 未練が今日も 叶わぬ夢を 追いながら あなたを待つの 薄化粧
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
越後母慕情上杉香緒里上杉香緒里池田充男岡千秋前田俊明あなたを愛した ひとでしょう 許してあげます 許します 母を泣かせて 子供を生(な)して はじめて染みた 親ごころ あゝ東京に… 越後とおんなじ 雪が降る  二階の窓から 出入りする 真冬のくらしは つらかった 母は日向(ひなた)で お蚕(かいこ)さんの まゆだま紡(つむ)ぎ 手をよごす あゝ十日町… トントンカラリの 機(はた)の音  この子をお嫁に だすときは 越後へ白無垢(しろむく) 綿帽子(わたぼうし) ゆめのまたゆめ 十年さきを 楽しみながら 待っててね あゝ雪祭り… 今年は逢いたい お母さん
露地の花上杉香緒里上杉香緒里池田充男岡千秋前田俊明右に曲れば ゆき止まり 真すぐ進めば くだり坂 そんなふたりの 人生だけど 苦労片手に 咲かせた花は 路地の花です ねえあなた  風邪で倒れて 泣いた日は あなたの強さで 癒(いや)された これが絆と いうのでしょうか だれも知らない 暮らしでいいの 路地の花です わたしたち  夫婦契りの 盃も 交さず幾歳(いくとせ) こえたやら なみだ色した 幸福(しあわせ)ひとつ 抱いてしっかり ささえてゆくわ 路地の花です これからも
人生ふたり咲き岡ゆう子岡ゆう子仁井谷俊也岡千秋池多孝春歩いたこの道 振り向けば 秋冬ばかりの おんなの暦 それでも私の 隣には やさしいあなたが いてくれた 二分咲き 五分咲き 八分咲き いつか咲きましょ 人生ふたり咲き  胸突き八丁の なみだ坂 瞼に浮かぶの 故郷の母が 一生懸命 生きてれば この世の運さえ 味方する 二分咲き 五分咲き 八分咲き いつか咲きましょ 人生ふたり咲き  どこかに忘れた 夢ならば あなたと一緒に 探せばいいわ こころに笑顔が ある限り 必ずなれます 幸せに 二分咲き 五分咲き 八分咲き いつか咲きましょ 人生ふたり咲き
女の階段小桜舞子小桜舞子仁井谷俊也岡千秋南郷達也男の気ままな やさしさに 何度も泣いたわ 若い頃 涙の数だけ 幸せあげる そんな言葉に また惚れて 女の階段 また一歩 のぼってゆきます この男(ひと)と  世間は噂を するけれど ふたりが良ければ いいのです あなたがこの世で 最後のひとと 決めているのよ こころでは 女の階段 また一歩 昨日という日は 忘れます  おまえを一生 守るよと 今夜もほろ酔い 膝まくら 男と女の 儚(はかな)さ脆(もろ)さ 今はあなたを 信じます 女の階段 また一歩 のぼって明日(あした)に 生きてゆく
雪桜小桜舞子小桜舞子仁井谷俊也岡千秋南郷達也頬にとまった 雪の華 溶けてなみだの 花になる 抱いてやりたい その肩を 北国生まれの おまえにも ちいさな倖せ 来るように…  道で誰かに 出逢うたび 傘をななめに 傾ける 待っていてくれ あすの日を 冷たい世間の 噂なら 必ず守って あげるから…  可愛い蕾みに 激しさを 秘めて咲いてる 雪桜 春は来るのさ ふたりにも 凍えたおまえの この指を 一生離しは しないから…
裏町酒秋岡秀治秋岡秀治仁井谷俊也岡千秋南郷達也こころに火の酒 呷(あお)ってみても 胸の寒さは 癒せない なんであいつを ひとりにしたと 路地の夜風が 身を責める 身を責める  この手で掴めぬ 倖せならば 何故に逢わせた 惚れさせた どこか空似の おんなをみれば 恋の傷あと また疼(うず)く また疼く  想い出つぎたす グラスの底に 浮かぶ笑顔と 泣きぼくろ 無理な別れを あいつに詫びりゃ 肩にみれんな 通り雨 通り雨
二度惚れ女房秋岡秀治秋岡秀治仁井谷俊也岡千秋南郷達也出逢ったあの日は 若さと愛嬌 今ではやさしさ 思いやり そうさおまえは 二度惚れ女房 熱燗一本 お猪口(ちょこ)がふたつ 今夜は飲もうよ 水いらず  初めて弱音を こぼした俺を 涙で叱って くれた夜 そうさおまえは 二度惚れ女房 男の我がまま 勝手な愚痴も 笑って流して くれる奴  我が家に嫁いで 妻から母に 苦労もあったが 倖せも そうさおまえは 二度惚れ女房 ふたりでいたわり 互いにささえ 歩いてゆこうよ 夫婦(ふたり)みち
世間さま三笠優子三笠優子鳥井実岡千秋池多孝春同じ痛みを 分け合いながら 言葉ひとつで なぐさめ合える 思いがけない 雨嵐 お隣りご近所世間さま 世間さま 掛け合う言葉が あればいい  夫婦二人じゃ 生きられないと そんなことにも 気がつきました 人のこころも 読めないで わがまますぎたわ世間さま 世間さま 叱って下さい この私  知恵も欲しいし 我慢も欲しい ここで人生 見つめて見たい 結びあえたら 幸せと 絆と絆で世間さま 世間さま 繋(つな)がる こころが あればいい
女のうなじ角川博角川博田久保真見岡千秋前田俊明お酒に酔った 嘘でもいいわ 最後の女と 言われたい 泣きたくなるほど 好きだから お願いも一度 抱きしめて 夢がふるえる 女のうなじ  逢えない夜は じぶんを抱いて なみだを浮かべる いくじなし 背中が寒くて 眠れずに 夜風にほどいた 洗い髪 あなた恋しい 女のうなじ  哀しみさえも 幸せだから あなたの女で いたいのよ なじんだ匂いが 欲しいから 身体の芯まで 熱くなる 吐息せつない 女のうなじ
も一度呼ばせてだんな様三船和子三船和子鳥井実岡千秋前田俊明風に巻かれた 木(こ)の葉(は)のように 時の流れが 早すぎますね 私の大事なだんな様 だんな様 変わる季節(きせつ)の 音聞(おとき)きながら 小さな秋だと あなたがはしゃぐ  今も変わらず 陽(ひ)だまりの道 愛(あい)が見えます 夫婦(ふたり)の愛(あい)が 私の大事なだんな様 だんな様 泣きたかったら 泣いてもいいと 微笑(ほほえ)むあなたの その目に涙  長(なが)い人生(じんせい) これから先も 生(い)きて行(ゆ)きたい 笑顔のなかで 私の大事なだんな様 だんな様 そっと一コマ 夫婦(めおと)の写真 残しておきたい 絆(きずな)をひとつ
慕情の宿三船和子三船和子北山一行岡千秋前田俊明瞳(ひとみ)に輝(かがや)く 千灯祭(せんとうさい)は 燃(も)えて儚(はかな)い 宵待(よいま)ち灯(あか)り ひとり来たのを 悔(くや)んでいるの あなたあなた恋(こい)しい 春木(はるき)の川に 揺(ゆ)れる面影(おもかげ) 赤沢(あかさわ)の宿(やど)  愛(いと)しさ憎(にく)さが この身(み)をせめる 琴路(ことじ)、瀬戸淵(せとうみ) 女の未練(みれん) 谷のせせらぎ 湯舟(ゆぶね)で聞けば 風に風に打たれる 湯川(ゆがわ)の雨が 肌(はだ)にしみます 西山(にしやま)の宿(やど)  湖畔(こはん)で占う ふたりの運命(さだめ) 明日(あす)の行方(ゆくえ)を 引(ひ)き寄(よ)せたくて 墨(すみ)の手紙を したためました 想(おも)い想(おも)い届(とど)けと 稲又川(いなまたがわ)に 文字(もじ)がにじんだ 雨畑(あめはた)の宿(やど)
ふたりの絆酒菊地まどか菊地まどか水木れいじ岡千秋池多孝春笑う門(かど)には 春が来る 泣いたら負けです 人生は 愛想なしでも 短気でも いいの情(なさけ)が 深ければ…… これが二度惚れ 三度惚れ しあわせ夢見て ふたりの絆酒  晴れと思えば また曇り あの町この町 雨ン中 弱音吐くなと 抱きよせる 男らしさに ただ涙…… これが二度惚れ 三度惚れ 想い出しみじみ ふたりの絆酒  あなたほら見て あの夜空(そら)を 北風吹いても 輝(ひか)る昴(ほし) 生きてゆくのが 旅ならば ついて行きます どこまでも これが二度惚れ 三度惚れ 心にしみます ふたりの絆酒
嫁ぐ日菊地まどか菊地まどか宮本麗子岡千秋池多孝春明日は嫁ぐ日 父さんと 暮らした家とも 今日限り あんなに反対 するなんて 一人泣いた日 あったけど あったけど 今ならわかるわ 親ごころ  まじめで頑固で お人よし いつでも私を 暖かく 守ってくれてた あの日々も いつか遠くに なりました なりました 父さん許して わがままを  父さんお世話に なりました 心配させたが あの人と 必ず幸せ 見つけます 嫁に行っても はなれても はなれても 私はあなたの 娘です
俺たちの明日英二と修二英二と修二水木れいじ岡千秋伊戸のりお何もかも 半端だと 涙ぐむ 夕暮れ バカ野郎 泣くなよと 叱って くれる奴 10年目の 再会は Ha Ha Han あの日と同(おんな)じ 風の中 変わらないさ 変われないさ それでいいのさ 人生語るには まだ早いから  失なった 夢(もの)だけが うしろから 呼んでる 道程(みち)ばかり 果てしなく 明日(こたえ)は 見えなくて 春夏秋 駈けぬけて Ha Ha Han 季節はもうすぐ 冬なのか 誰もそうさ 俺もそうさ 旅の途中さ 人生語るには まだ早いから  熱い心 それだけを Ha Ha Han 忘れず 明日(あした)も 生きてゆけ 友よいつか 友よいつか きっと逢おうぜ 人生語るには まだ早いから
夢花火黒木姉妹黒木姉妹麻こよみ岡千秋伊戸のりお一たす一は 二にならぬ ままにならない この世です あゝ一夜(ひとよ)の祭りさ 人生は あゝくよくよ泣いてる 暇はない 女 女心の 真ん中に どんと一発 ああ…夢花火  ひとりじゃ誰も 淋しくて かわす笑顔で 注ぐお酒 あゝ最初は他人の あなたでも あゝいつしか大事な 人になる 女 女心が ときめいて どんと一発 ああ…夢花火  涙の川を 越えてこそ きっとつかめる 夢がある あゝ明日に望みが あるかぎり あゝ出直しできます 何度でも 女 女心の 真ん中に どんと一発 ああ…夢花火
情け雨浜博也浜博也槙桜子岡千秋伊戸のりお後は追わない 約束の 小指からめる ひと夜宿 一途な目をした この女(ひと)に 淡(あわ)い倖せ 何故やれぬ ばかな男を 責めるよに 肩に冷たい 情け雨  闇のむこうで 紫陽花が 雨に打たれて うなだれる 花より儚(はかな)い この女を 散らせたくない 夜半(よわ)の風 遠く離れて 行く俺の 心ひとつを 置いてゆく  雨よ思いが あるのなら 明日の列車を 遅らせて… 涙でつぶやく この女の 白いうなじの やるせなさ 窓に糸引く しずくさえ 泣いているよな 情け雨
泣きむし蛍浜博也浜博也槙桜子岡千秋伊戸のりお赤いネオンの 水たまり はぐれ蛍が 目を覚ます きっと嘘つき あの男(ひと)も 命燃やして 何になる  夜にさすらう 女たち みんな何故だか 似ています ひとりふたりと 肩よせて 問わず語りの 涙虫  枕濡らして 夢の中 母さん 甘えていいですか 盆に帰れぬ わるい娘(こ)が 遠く手向(たむ)ける 女郎花(おみなえし)  にごり水でも 生きられる そんな運命(さだめ)と 知りました 明日をさがして 宙(そら)に舞う 泣きむし蛍が 焦がれ泣き
おまえが命川崎修二川崎修二水木れいじ岡千秋伊戸のりおあの日のままだよ 綺麗だよ 瞳(め)を見りゃわかるさ 心の中は ひとりが似合いの 女だなんて 言わせるものか もう二度と… 離しはしない 離さない 俺のみちづれ おまえだけ…おまえが命  誰かに幸せ 譲るたび 身も世も痩せたか 三日月よりも 裏切らないのは 酒だけなんて 強がる癖を つい叱る… むかしの古傷(こと)は 忘れなよ 俺のみちづれ おまえだけ…おまえが命  涙も苦労も わけあえば ふたりの道にも 夜明けが来るさ 生まれてこなけりゃ 良かったなんて 泣かせるものか 今日からは… 離しはしない 離さない 俺のみちづれ おまえだけ…おまえが命
鎌足桜小桜舞子小桜舞子紺野あずさ岡千秋きれいに咲いて 誰を呼ぶ 問えばはじらう 紅ほのか 咲くまで待とう 咲いたら逢える 今は昔の 春よ恋 さくらよさくら くらくらさくら 君来ませと 誘うのか 鎌足桜  鎌足公(さん)の 置き土産 杖に芽生えた 花の縁(えん) 歳月重ね 憶いを重ね 八重に匂えよ 咲き誇れ 観音さまの 姿を抱いて 春惜しむや 二度咲きの 鎌足桜  桜の花の その下で 人は誰かを 恋しがる 咲くまで焦れて 咲いたら浮かれ 散ればまた来る 春を待つ さくらよさくら くらくらさくら 君去らずや 木更津の 鎌足桜
俺たちの青春修二と英二修二と英二水木れいじ岡千秋伊戸のりお負けなんて 言葉など 俺たちに なかった 朝焼けの 高速道路(ハイウェー) 東京 めざした日 蒼い林檎 噛みながら Ha Ha Han ヒーロー夢見た あの若さ… 過ぎてみれば 過ぎてみれば それが青春 人生語るには まだ早いけど  デカいこと やろうぜと 遠吼(とおぼ)えた 星空 あの頃は 良かったと 酔いどれ ガード下 同じ女 好きになり Ha Ha Han 北行き夜汽車で 追いあった… 今になれば 今になれば それも青春 人生語るには まだ早いけど  時代遅れ 金無(もんな)しで Ha Ha Han いつでも誰かに 恋してた… 想い出せば 想い出せば そんな青春 人生語るには まだ早いけど
すずめは雀中村仁美中村仁美円香乃岡千秋伊戸のりお海鳴りが 聞こえます ひとりの港… 山の雀が 住む場所(とこ)なんて どこにも無かった あなたと見てた 灯台の あかりが今日も 揺れてる すずめは雀 仕方ないのに 涙が溢れて 止まらない  口紅は 落としましょう ひとりの港… だって綺麗に お化粧したら 逢いたくなるから 嫌いになると 決めたのに 決めたらもっと 恋しい すずめは雀 忘れたいのに 泣きたくなるほど 今も好き  あなたに編んだ マフラーは 夜明けの海に 捨てます すずめは雀 変われないのに 涙が溢れて 止まらない
恋慕川中村仁美中村仁美円香乃岡千秋伊戸のりお私が小さな 川ならば あなたは遥かな 群青(あお)い海 そばで一緒に いたいから 募る想いは 蝶になる 千年を…あぁ…抱きしめて あなたへ流れる 恋慕(こころ)川  女の弱さは 捨てました 女の涙も 捨てました きっと必ず 逢えるから そうよ何にも 恐くない この川を…あぁ…迷わずに 信じて流れる 恋慕川  春には優しい 桜(はな)になり 冬には静かな 雪になる いくつ季節が 変わっても 燃える想いは 変わらない あなただけ…あぁ…あなただけ 愛して流れる 恋慕川
そして…雪の中永井裕子永井裕子池田充男岡千秋前田俊明酔ってあなたに つかまりながら 赤い傘さす 雪のなか 往(ゆ)くか戻るか 恋路(こいじ)はひとつ おちつく宿を さがしましょ そしてそして そこから先は わたしにください その命  旅の衣(ころも)を いちまい脱げば 部屋に綴(つづ)れの 帯(おび)の川 いいのこのまま あなたに抱かれ たとえば赤い 雪の花 そしてそして そこから先は 湯(ゆ)の町さすらう ふたりです  わかれ話を 聞きたくなくて 悪いおんなの ふりをする あなたわたしの わたしの愛が あなたの肌に 染(し)みるまで そしてそして そこから先は 明日は吹雪の 峠ごえ
刈干キリキリ永井裕子永井裕子万城たかし岡千秋前田俊明枯れすすき 阿蘇(あそ)の山みて 今日も高千穂(たかちほ) 幾曲(いくま)がり 牛の鈴の音(ね) 聞いちょるだろか 刈干(かりぼし)キリキリ 年暮(くれ)には帰る 誰も風邪(かぜ)など エ…ひかんよに暮らせ  秋祭り 炎(も)えるかがり火 笛や太鼓の 夜神楽(よかぐら)も きっと帰りを 待っちょるだろな 刈干キリキリ 野山に響く 恋しなつかし エ…ふる里の空よ  あかね雲 山も日暮れて 青さカヤ草(ぐさ) 積み上げる 赤い夕日が 染(そ)めちょるだろか 刈干キリキリ いまごろ父は かっぽ酒(ざけ)など エ…呑(の)んでいるだろか
長編歌謡浪曲 嫁ぐ日菊地まどか菊地まどか宮本麗子岡千秋池多孝春明日は嫁ぐ日 父さんと 暮らした家とも 今日限り あんなに反対 するなんて 一人泣いた日 あったけど あったけど 今ならわかるわ 親ごころ  まじめで頑固で お人よし いつでも私を 暖かく 守ってくれてた あの日々も いつか遠くに なりました なりました 父さん許して わがままを  「お前はわしのかわいい一人娘や。その相手が髪は茶色でぼさぼさ頭。 破れたジーパンはいて、ろくに挨拶も出来んようなやつが、 うちの娘とつきあいたいやとお!何寝ぼけたことをゆうてんねん! つきあうどころか二度と会うことも許さんゆうたやろ!」 「何べんゆうたらわかるのん。 あの日はコンサートに行く予定で、あんな格好やったんよ。」 「結婚したい相手の家にあんな格好で来るような非常識や、 声も小そうて頼りない。誰があんなもんにお前やれるかい。 そもそも親がどんだけ心配してんのんか、親の気持ちがわからんのんか。」  前まで仲良し 父娘 今ではいつも けんか腰 近頃、娘は 返事もしない 親の心は 晴れずとも 若い二人の 心は急ぐ 早く一緒に なりたいと いくら親父が 気に入らんと 言ったところで かいもなく 娘の決心 ゆるぎなく 親に勝手に 式の日決めて その日も追った 夕まぐれ いかに反対 口では言えど やはり人の子 人の親 かわいい娘の 行く末を 気にせぬ親など いないもの  「しょうがない。 いっぺんあの男がどんな店で働いてんのんか見にいったろう。 あっあれやな、よしわしもいっぺん一緒に行ってならんでみよか。」  嬉しい時や 楽しいとき 元気がない日や 風邪引いた日は 外はかりっと 中ふんわりと 食べたら蛸が ええだし出して たこ焼きみたいな 顔した男が 鉄板前で 大汗かいて ちっちゃなたこ焼き くるくる焼いて 待ってるお客と 漫才をしながら 働く 楽しげに。  「すんません、たこ焼きおくんなはるか。」 「ああ、おばあちゃん、ちょっと待ってな。 お年寄りに長いこと待ってもらうんは気の毒なんで、 先にこのおばあちゃんに、たこ焼きあげてもよろしいですか?すんません。 はい!おばあちゃん、まいどおおきに。」 「あら、お母さん。またたこ焼きもろてはる。」 「美智子さん、わたしはちゃんと買うてますよ。ほれこれで…。」 「ええ!お母さん、これは市バスの老人優待券やないの。 バスはただで乗れてもそんなんでものが買えるわけないでしょ。」 「これ見せたらな…ここのたこ焼きは売ってくれるんやで、 なぁ、たこ焼き屋さん。」 「うちのたこ焼きがおいしいゆうてくれはるので、 時々ちょっとだけ包ませてもろうてますねん。おばあちゃん、 これからも元気でたこ焼き買いに来てな。その優待券持って。」  「ただいま。」 「お父さん、お帰り。」 「これ土産や。」 「えっえらい又、仰山のたこ焼き。」 「あいつあいつ頭は茶色やけど、 なかなかの心優しいええ~男やないか。」 「えーっほんならお父さん、これあの人が焼いた…たこ焼き。」 「あいつやったら、お前の事幸せにしてくれるやろうなぁ。」 「お父さん、ありがとう。ほんまにありがとうお父さん。 そやけど、そやけどえらい仰山買うてきたんやね。」 「ええがな~近所へもお前の幸せおすそわけや。」  一人娘の 嫁ぐ日が いつかこの日が 来ることは かねて覚悟は していたが 花嫁姿の 娘から 大きな瞳に 涙をためて 面と向かって あいさつされて 嬉しいような 寂しいような 親の心は あるけれど 花嫁になる 嬉しさで 前にも増して 輝く娘 こんがり焼けた まん丸顔の ええ味出ている たこ焼き男 身内だけでの 結婚式 豪華な衣裳も 料理もないが これが二人の 大事な門出 高砂やこの浦舟に帆をあげて  父さんお世話に なりました 心配させたが あの人と 必ず幸せ 見つけます 嫁に行っても はなれても はなれても 私はあなたの 娘です
潮来情話三笠優子&岡千秋三笠優子&岡千秋たかたかし岡千秋池多孝春年令(とし)の離れた この人に ついて行きます おんな舟 噂かなしい さざ波川よ 涙こらえて 漕ぎだす男女(ふたり) 握る水棹(みざお)が 重くなる  咲いてみたって 実のならぬ 恋を承知で 流れてく 霧が湧くよな 水面のくらさ 心細さに 手をとりあって 仰ぐ夜空に 天の河  背負いきれない 宿命(さだめ)なら いっそ命も 捨てましょか 月よ、照らすな 男女(ふたり)の影を… 真菰がくれに よしきり鳴けば 生まれ故郷が 遠くなる
袖摺坂三笠優子&岡千秋三笠優子&岡千秋木下龍太郎岡千秋言葉はなくても 目と目を見れば いまでは心の 奥まで分かる 袖摺坂は 絆坂 知らぬ同士が 浮世の露地で めぐり逢っての 縁結び  夫婦は他人の 寄り合い所帯 月日を重ねて 垣根が取れる 袖摺坂は 心坂 意地を張り合い 喧嘩をしても すぐに笑顔の 差し向い  貴方が男で 生まれるならば 私は女で また生まれたい 袖摺坂は 縁坂 ここが二人の 始まりならば めぐり逢いたい 次の世も
時は流れてもHONEST・辻HONEST・辻吉岡治岡千秋高島政晴シベリアおろしの 季節がまた来たね 瞼を閉じれば 女の顔がある ああ いくら飲んでも 酔えない 酔えない ひとり酒 これでいいんだ たとえ心が痛んでも お前のせいじゃない  真紅な角巻 舞いとぶ雪の華 忘れちゃいないさ あの日の北の駅 ああ 胸に刺さって 消えない 消えない すすり泣き これでいいんだ ついてきたって迷い道 お前のせいじゃない  涙の数だけ 幸せあげたいよ その日が来たとき お前に逢いにゆく ああ 夢のにがさに 酔えない 酔えない ひとり酒 これでいいんだ 春になっても冬景色 お前のせいじゃない
紅の舟唄HONEST・辻HONEST・辻松井由利夫岡千秋高島政晴この舟が 酒田港に 着くまでは わたしはあなたの こころ妻 紅花とかした 恋化粧 エンヤコラマカセの 舟唄に 捨てて涙の 最上川 最上川  少しでも 長く一緒に いたいから 汽車には乗らずに 川下り あの山向うは 情け宿 エンヤコラマカセの 舟唄に せめて濡らすな 別れ風 別れ風  泣きません 泣けばあなたを つらくする みちのく短い 春の夜 ふたりで刻んだ 夢こけし エンヤコラマカセの 舟唄に ゆれてゆられて 最上川 最上川
桟橋時雨市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎岡千秋前田俊明辛くなるから 見送らないで なんで言ったか 強がりを 出船濡らして… 桟橋時雨 宿のあなたに 別れを告げる 女ごころの なみだ雨  後を引くから 最後の夜は 許さなかった 港宿 窓にしくしく… 桟橋時雨 こんな小さな 海峡だけど 越えりゃ他人と 名が変わる  どうぞ忘れて 私のことは 早く見つけて いい女(ひと)を 止んでまた降る… 桟橋時雨 船に積めずに 波止場に残す 未練ごころの 名残り雨
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
京都の雨大石まどか大石まどか仁井谷俊也岡千秋南郷達也あなたの胸に 飛びこめば ふたりは今も 続いていたわ 傷つくことを 怖(おそ)れてた 私が憶病 すぎたのね 清水坂(きよみずさか)から 祗園まで ひとり歩けばにわか雨 にわか雨 こころの悲しみ 消えるまで 京都の雨に 濡れたいの濡れたいの  おんなはそうよ 誰だって 愛する男性(ひと)と 結ばれたいの 大人の恋愛(こい)と 割り切れず 別れたあの夜を 悔やみます 夕暮れ蛇の目の 渡月橋(とげつきょう) 涙あふれる 嵐山 嵐山 横顔あなたに 似たひとに 会うたび胸が 痛みます痛みます  清水坂(きよみずさか)から 祗園まで ひとり歩けばにわか雨 にわか雨 こころの悲しみ 消えるまで 京都の雨に 濡れたいの濡れたいの
カトランの薔薇角川博角川博峰崎林二郎岡千秋前田俊明風は木枯らし ニコライ坂を 落ち葉集めて 冬仕度 冬仕度 今も帰りを 待ちながら 愛を忘れた 紅を引く 好きなあなたの カトランの 真っ赤な薔薇に 似たルージュ  たった一枚 薔薇の絵残し 消えたあのひと 憎らしい 憎らしい 鐘が悲しく 鳴り響く あなた逢いたい 今すぐに 冬を越すたび カトランの 真っ赤な薔薇が 紅を増す  鐘が悲しく 鳴り響く あなた逢いたい 今すぐに 好きなあなたの カトランの 真っ赤な薔薇に 似たルージュ 似たルージュ
しぐれ橋角川博角川博峰崎林二郎岡千秋前田俊明揺れる吊り橋 小走り駅に 傘を差す手の 重たさつらさ 待てばじらされ 別れは早い ひと夜限りの 迎えの汽車は こころ乱れる しぐれ橋  昨夜(ゆうべ)夢では 炎と燃えて 醒めたふたりを 鏡に映す 冷えた指先 あなたの胸に そっとしのばせ 情けをさがす 朝はなみだの しぐれ橋  あなた似合うと 選んだ紬 素肌通せば 愛しさつのる 惚れたおんなの 未練でしょうか 連子窓(れんじまど)から 見送る背中 名残り切ない しぐれ橋
心機一転秋岡秀治秋岡秀治仁井谷俊也岡千秋前田俊明やるぞやるぞと 力(りき)んでみても 何もしなけりゃ 昨日のままさ 今日の口惜しさ その涙 バネにするから 明日(あす)がある 心機 心機一転 夢に賭けよう 人生勝負  楽にゃ渡れぬ この世だけれど 厚い氷も 春には溶ける 胸に刻んだ 大志(こころざし) 何で忘れて なるものか 心機 心機一転 決めたこの道 信じて生きる  晴れて故郷に 錦をかざる それが男の 甲斐性じゃないか 意地の二文字を 切り札に いつか世間に 名を残す 心機 心機一転 大輪(はな)を咲かすさ 人生舞台
男の忠臣蔵秋岡秀治秋岡秀治仁井谷俊也岡千秋前田俊明時は元禄 春弥生 積もる遺恨の 吉良(きら)殿に もはやこれまで この我慢 松の廊下の 刃傷(にんじょう)に 哀れ浅野(おとこ)の 桜(はな)が散る  殿の無念を 晴らしてと 涙浮かべる 遥泉院(おくがた)に 今宵大事の 討ち入りを 胸に畳んだ 内蔵之助(くらのすけ) 永(なが)の暇(いとま)の 南部坂  江戸は師走の 寒空に 響く山鹿流(やまが)の 陣太鼓 見事本懐(ほんかい) 遂げるため 雪の舞い降る 松坂町 四十七士の 揃い踏み
裏町ぐらし上杉香緒里上杉香緒里田村隆岡千秋南郷達也ほこりまみれの まねき猫 やぶれ障子に 縄のれん 化粧わすれた 女将(おかみ)の顔に 耐えてしのんだ 影がある 割れたガラスに 娘の写真 そっと見つめる 裏町ぐらし…  裸電球 ゆれている 壁につきさす すきま風 どこを歩いて きたのだろうか 泥をかぶった 靴ふたつ 灯りとどかぬ 無口な背中(せな)で ひとり盃 しずかな酒よ…  すこしゆがんだ 神棚に 枯れて下向く 百合の花 右の目尻の ちいさな疵(きず)が どこか似ている あのひとに 窓をつたわる しずくの音は 雨の吐息か 裏町ぐらし…
別府航路上杉香緒里上杉香緒里下地亜記子岡千秋南郷達也倖せさがせば なぜかしら いつも不幸と めぐり逢う だめになるのね 尽くすほど ひとり別れて 故郷(こきょう)へ帰る 別府航路の 船が出る 涙凍(こご)える 夜の海  波間に想い出 浮き沈み 胸のすき間に 霧が降る いいの責めない うつり気は 揺れる漁火 しぶきの甲板(デッキ) 別府航路の 夜は更けて 未練なだめて 膝を抱く  緑の小鳥が 右ひだり 夜明け間近の 瀬戸の海 夢と倖せ 抱きしめて いつかあなたと 来るはずだった 別府航路の 着く港 啼(な)いて迎える かもめ鳥
生きてる限りモングンモングン渡邊敬介岡千秋南郷達也愛し合っても 叶わぬ夢に なみだ見せずに 背中で泣いた 泣くな 泣くなよ 辛いじゃないか 今も生きてる 愛しい想い 変りはしないよ 生きてる限り  巡る季節に さすらう人生(みち)に 愛のあかりを 灯してくれた 泣くな 泣くなよ やさしい笑顔 今も生きてる こころの中に 消えはしないよ 生きてる限り  潤むその瞳(め)で 問いかけながら 何も言わずに 見つめる仕草 泣くな 泣くなよ 浮んでくるよ 今も生きてる 切ない胸に 忘れはしないよ 生きてる限り
おやじモングンモングン多華あきら岡千秋南郷達也人の傷みが 解るよに 諭してくれた この俺に そんなおやじの 優しさが じんと来るんだ この胸に 男涙の 手向(たむ)け酒  決めた人生(みち)なら 迷わずに 自分を信じて やってみろ そんなおやじの 思いやり つくり笑顔の 面影に 飾る一輪 百合の花  人は誰でも 浮き沈み 形(なり)ふりかまわず 真っ直ぐに そんなおやじの 励ましが 俺の大きな 宝物 おやじ本当に ありがとう ありがとう
おんなの夜汽車小桜舞子小桜舞子仁井谷俊也岡千秋前田俊明ふたりで暮らした 街の灯(あか)りが 窓の向こうに 遠ざかる ひとりひとり旅立つ おんなの夜汽車 涙で綴(つづ)った お別れの 手紙をあなたは 読んだでしょうか…  ほんとはあなたを 恨みたいのに 今も未練が 邪魔をする 過去を過去を振り切る おんなの夜汽車 悲しみこらえて 膝を抱く わたしの姿が 見えるでしょうか…  ちいさな切符に 夢もあしたも すべて預けた 旅路です 警笛(きてき)警笛哭(な)いてる おんなの夜汽車 あなたを忘れて 北へ行く わたしに幸せ 来るのでしょうか…
おんな雨小桜舞子小桜舞子仁井谷俊也岡千秋前田俊明傘をもつ手に ポツリと落ちる 恋の終わりの なみだ雨 このままあなたに 逢えないのなら 忘れさせてと すがりつく みれん…霧雨… 女のなごり雨  いつか倖せ 掴めよなんて 悲しすぎます 私には あなたと出会って 抱かれた夜に そうよも一度 戻れたら いのち…さめざめ… 女のとおり雨  指につたわる やさしい温(ぬく)み これが最後と 言い聞かす この世であなたと 添えないのなら きっと添いたい 次の世で こころ…どしゃ降り… 女のわかれ雨
夢無錫大木綾子大木綾子いではく岡千秋緑の風が 運河を渡り 往き交うジャンク 眺めていれば 流れる時刻(とき)も ふたりを包む あなたを愛して 愛されいつか 心の中に ふるさとふたつ 夢と夢と浪漫(ロマン) 無錫の街  夕陽が赤く 太湖を染めて 水面に落ちた 山影ゆれる 漂う舟は 絵葉書のように あなたにもらった 樹の実の紅豆(ルビー) 幸福(しあわせ)つかむ 誓いの印 夢と夢と浪漫(ロマン) 無錫の街  寄鴨(きよう)の園や 蠡園(れいえん)めぐる 笑顔で人は 楽しく憩う 麗しい花 江南(こうなん)のはる あなたと過ごした バラ色の日々 忘れはしない 水の都を 夢と夢と浪漫(ロマン) 無錫の街
菜の花列車菊地まどか菊地まどか池田充男岡千秋池多孝春逢いにゆきます 覚悟をきめて あなたの田舎へ ちいさな旅路 夢が夢が寄り添い こころ暖かい 男と女の おそい春 紅糸(べにいと)たぐって 出会ったふたり しあわせください 菜の花列車  恋の傷やら 涙のしみは 誰にもあるでしょ 二つや三つ ましてましてあなたは やんちゃすぎるけど わたしが面倒 みてあげる きょうから始まる みちづれなのよ しあわせください 菜の花列車  青い山並み 指さしながら 缶ビール呑みほす くちもとが好き そっとそっとかくれて なおす薄化粧(うすげしょう) 可愛い女じゃ ないけれど 楽しいあなたの 家族にしてね しあわせください 菜の花列車
ねぶた恋祭り菊地まどか菊地まどか池田充男岡千秋池多孝春祭り太鼓が どんと鳴る朝に 母のおなかを けとばして うまれ出たのよ ねぶたっ子(ねぶたっ子) いまは恋する 女ごになって 一年待ってた 夏祭り (ラッセーラ ラッセーラッセーラッセーラ) あんたは自慢の 山車(だし)を引く わたしは花笠 ハネトで踊る ハネトで踊る ラッセーラ ラッセーラ ラッセーラッセーラッセーラ  津軽・青森 ねぶたの街で あつい今年の ねぶたはョ 決めの牛若 弁慶よ(弁慶よ) 好きな思いが はじけて跳ねりゃ 人形灯籠(にんぎょうとうろう) 灯(ひ)がゆれる (ラッセーラ ラッセーラッセーラッセーラ) あんたは誰より いい男 揃いのはっぴに また惚れなおす また惚れなおす ラッセーラ ラッセーラ ラッセーラッセーラッセーラ  六日 夜どうし 祭りで明けて ねぶたが終れば 冬支度 (ラッセーラ ラッセーラッセーラッセーラ) あんたは働く東京へ わたしはめんこい りんごを磨く りんごを磨く ラッセーラ ラッセーラ ラッセーラッセーラッセーラ
恋が散る松川未樹松川未樹石原信一岡千秋若草恵走る列車に 身をまかせ 胸の寒さを 抱き寄せる あなた許して さよならを 言えば心が 乱れるわ せめて おんなの 散り際は ひとり きれいに 終わらせて 北へ向かえば 紅葉の炎 紅く 紅く 紅く 紅く 私を染めて ああ…… 恋が散る  遠い灯りに 幸せが まぶたかすめて よみがえる ふたり出逢った あの春に 帰りたいけど 帰れない すべて 捧げた 歳月(としつき)が 風に ちぎれて 舞うばかり 北は 時雨(しぐれ)て 紅葉の涙 紅く 紅く 紅く 紅く 私を濡らし ああ…… 恋が散る  あなた おんなの 散り際は 燃えて 燃え尽き 沈ませて 北のはぐれに 紅葉の命 紅く 紅く 紅く 紅く 私を焦がし ああ…… 恋が散る
秘恋~松五郎の恋~坂本冬美坂本冬美たかたかし岡千秋川村栄二小春日和の 愛縁坂を 今年もあなたに 逢いたくて 日傘をさしていそいそと 寺詣り 姓は富島 名は松五郎 実らぬ恋を 胸に秘め 黙ってわたしを あゝささえてくれた人  秘めた想いは わたしもおなじ 許されぬ夢と あきらめて 心に鍵をかけたまま あの夏の ふたり眺めた 海峡花火 あなたの情(こころ) 知りながら 女になれない あゝこの身がつらかった  白い蝶々が お墓のまえに どこから来たのか ひらひらと 手向けた花に愛しげに まといつく きっとあなたね 松五郎さんね わたしの胸に とまってよ この世で叶わぬ あゝ想いをとげましょう ―とげましょう
瀬戸内最終行き立樹みか立樹みか森田圭悟岡千秋南郷達也あなた居なくても 生きて行こうと ふたり笑った アルバムを 捨てて未練を 忘れるために 二泊三日の 旅に出る 東京…大阪…新幹線(きしゃ)から船に 乗って女の 乗って女の 瀬戸内最終 ひとり旅  俺と会わなけりゃ 如何(なに)をしてたと ジャレたあの頃 思い出す 離れきれない 言葉をいつか 消してこいよと 街がいう 東京…大阪…新幹線(きしゃ)から船に 強い女に 強い女に 瀬戸内最終 ひとり旅  傷を癒せよと 明石海峡 鳴門うず潮 風が舞う 波が止(よ)せよと 私の決心(こころ) 夜の長さが 迷わせる 東京…大阪…新幹線(きしゃ)から船に 変わる女の 変わる女の 瀬戸内最終 ひとり旅
春の雪角川博角川博里村龍一岡千秋伊戸のりおひと冬越(こ)えれば 見えてた春を 越せずじまいで 別れたふたり 寒いだけなら 耐(た)えて行けるけど 胸の痛みは かくせない 窓にゆらゆら 春の雪  お酒で体を 温(ぬく)めてみても 指が冷たい 心が寒い 雪の明かりで 化粧してみても 今は隣(とな)りに 誰もない 涙ホロホロ 春の雪  暦(こよみ)が変われば 涙も溶けて 春はすぐそこ あなたは遠い 咲いて寄り添う 赤い山茶花(さざんか)よ 夢を追うのは 無理ですか 恋がはらはら 春の雪
恋しずく角川博角川博里村龍一岡千秋伊戸のりおひとつ空(あ)けてる 止まり木は 惚れたあなたを 待っている 雨の居酒屋 赤い灯に 残るなみだの 恋しずく 迎えに来てよ 傘がない  女ひとりで 飲む背中 他人(ひと)はさみしく 見るでしょう 酔えば想い出 訪ねびと 夢の残り火 恋しずく あの日がすべて 私には  淋(さみ)しがり屋の 強がりを あなた分かって くれますか 外は雨だし 寄ってるし 揺れる面影 恋しずく 灯りににじむ 夜の街
神無月の頃に森川つくし森川つくし水木れいじ岡千秋伊戸のりお矢車草に 夕月淡(あわ)く 暮れゆく秋の 縁側で 言葉少なに 晩酌をする 父の背中が ちいさく見える 覚えていますか 幼い昔 飛ばしてくれた 紙風船・・・・・  あの掌(てのひら)を 思い出し あぁ…泣けてきちゃったの お父さん! 神無月の頃に  柱に残る ちいさな釘(くぎ)に 揺(ゆ)れてた 赤いランドセル 夢でいっぱい ふくらむように  言った笑顔が 瞳(め)に浮かびます 心配ばかりで ごめんなさいね わがまま気まま 意地っぱり・・・・・ 大事にしたい 嫁ぐまで  あぁ…優(やさ)しかったなぁ お父さん! 神無月の頃に  月日の速(はや)さに ため息ついて 見上げる軒の 走馬灯・・・・・  なにがあっても 父娘(おやこ)です あぁ…元気だしてね お父さん! 神無月の頃に 神無月の頃に
玄海 恋太鼓永井裕子永井裕子喜多條忠岡千秋南郷達也風が出る 波が立つ 玄界灘に 陽が落ちる あんた恋しと 叩くとよ 撥も折れよと 叩くとよ 赤い赤い 赤い蹴出しの恋太鼓 届け 届け あんたに届け ああんああ 天まで届け  つらかとよ 憎かとよ 淋しか夜は 長かとよ 秘めた想いに 炎(ひ)をともしや あんたゆずりの 乱れ打ち どんとどんと どんとしぶきの恋太鼓 響け 響け あんたに響け ああんああ 天まで響け  舟が行く 夢が散る 対馬や壱岐の灯(ひ)も揺れる あんた命と 決めたのに ほほにひと筋 流れ星 泣いて泣いて 泣いて玄海恋太鼓 届け 届け あんたに届け ああんああ 天まで届け
酒慕情秋岡秀治秋岡秀治仁井谷俊也岡千秋南郷達也こころに消せない 女(ひと)がいる 酒で流せぬ 恋もある 呼べばせつない 偲(しの)べばつらい おまえの面影が… 今夜もグラスに 浮かぶのさ  最後の夜とも 知らないで 指も触れずに 別れたよ 涙まじりに 微笑(わら)った頬の 小さな片えくぼ… 今でもこの瞳(め)を 離れない  倖せだったら それでいい それも男の なぐさめか 酒で淋しさ 紛(まぎ)らせながら さまよう路地裏に… おまえが泣くよな 雨が降る
雨の湯西川(ゆにしがわ)秋岡秀治秋岡秀治仁井谷俊也岡千秋南郷達也ひとつの蛇の目で 人眼を避けて ふたり来ました 山峡(やま)の宿 湯あがり酒にほんのりと ほんのりと 酔ってあなたに お酌をすれば 湯の香こぼれる… 雨の湯西川  浴衣の胸元 乱れを直し ほつれ黒髪 手でなでる 運命(さだめ)のままに愛された 愛された 隠れ湯の里 ひと夜の夢を 抱いて生きます… 雨の湯西川  あなたの妻には なれないけれど 逢えてよかった 倖せよ 手まくらされて寝る夜更け 寝る夜更け 朝よこのまま 来ないで欲しい 潮音せつない… 雨の湯西川
通天閣人情叶麗子叶麗子いではく岡千秋何はなくても浪花の恋は 意地で添いたい通したい そんな強気も惚れたらだめね 想い届かぬこの身は細る 泣いて泣いて下さい 通天閣のお月さま  苦労二文字を 笑顔に変えて 生きてゆきます今日からは そうは言っても女はおんな そばに誰かのぬくもりほしい 抱いて抱いて下さい 通天閣の街灯り  つらさ九つ うれしさ一つ それが人生 いつの世も たとえ小さな夢でも分けて 好きなひとには背負ってほしい こころこころ下さい 通天閣の人情で
スカリツリーは雲の上さくらまやさくらまや水木れいじ岡千秋若草恵あなたにあげましょ 風船ガムを 夢がふくらむ 青い空 悲しいことは 誰にもあるけど ひとりじゃないよ もう泣かないで… ヤッホー ヤッホー スカイツリーは雲の上 歌えば幸せ 素敵なパラダイス  あなたと歩けば 路地裏だって なぜか絵本の カーニバル 水上バスに ユラユラ揺られて 気分はまるで 旅人みたい… ヤッホー ヤッホー 銀河うつした隅田川 口笛陽気に 素敵なパラダイス  あなたと見上げる ちいさな星が いつか心で 花になる あの橋渡れば 幸せ来るから 笑ってみせて うつむかないで… ヤッホー ヤッホー スカリツリーは雲の上 明日(あした)も晴れだよ 素敵なパラダイス ヤッホー ヤッホー 素敵なパラダイス
こんなきれいな月の夜はさくらまやさくらまや水木れいじ岡千秋若草恵こんなきれいな月の夜(よ)は 喧嘩するのは やめようよ ちょっと笑顔を 見せあうだけで 街の並木も 夢あかり…… ほらね ほらね ほらね…一緒に歌って仲良く帰ろうね まんまるレモンの月の夜(よる)だから  こんなきれいな月の夜は なぜか故郷(ふるさと) 思い出す 赤いハマナス咲く砂山で 幼なじみと 遊んだ日…… ほらね ほらね ほらね…何歳(いくつ)になってもやっぱり逢いたいね まんまるレモンの月の夜だから  こんなきれいな月の夜は 手と手つないで 遠まわり 明日もいいこと ありそうだねと 言ってよりそう 影ぼうし…… ほらね ほらね ほらね…一緒に歌えば元気が出てきたね まんまるレモンの月の夜だから 月の夜だから 月の夜だから
出会いと別れHONEST・辻HONEST・辻辻正司岡千秋斉藤功朝露に 朝日をうけて 消えてゆく 春になっても 帰って来ない 遠い空 見ればなつかし 父と母 人生は 出会いと 別れ 涙あり  目をとじて 今も聞こえる 風の音 ふるさと想い 幾年(いくとせ) すぎた いつの日か 風のたよりも 遠ざかる 人生は 出会いと 別れ 涙あり  かけよって 声か姿か 夢の中 むかしむかしの ありし日思い 星空に 風に吹かれて どこへゆく 人生は 出会いと 別れ 涙あり
のぞみ坂三笠優子三笠優子仁井谷俊也岡千秋池多孝春ひとりで生きれば つらいこの世でも ふたりで暮らせば 悲しみ耐えられる 苦労にやせた 細い肩 白いうなじが 愛おしい 明日に向かって 歩こじゃないか 越えてゆく越えてゆく 人生のぞみ坂  こぼした夢なら いつか拾えるさ おんなじ過去もつ 似た者同士なら あなたに逢えて よかったと 涙ぬぐった 片えくぼ ついておいでよ 離れずそばを 越えてゆく越えてゆく 人生のぞみ坂  世間の冷たさ 冬の木枯らしも 季節がかわれば こころに春が来る つないだ指の あたたかさ 熱い情けが こみあげる きっと掴むさ 倖せひとつ 越えてゆく越えてゆく 人生のぞみ坂
酒の舟真木ことみ真木ことみたきのえいじ岡千秋酒よ判るか 淋しさが 判ればあの人 連れてきて 死ぬ程惚れて 何故添えぬ いつも不幸の くじを引く 逢いたいよ 逢いたいよ 逢いたいよ おんな とまり木 酒の舟  もしやあなたと 振り向けば 冷たい夜風が すり抜ける ふたりでいても 寒いのに ましてひとりじゃ 尚(なお)寒い 悲しいよ 悲しいよ 悲しいよ どうか酔わせて 酒の舟  思い断ち切る つもりでも 飲む度 恋しい人になる 情けの沁みた この路地で ひとり未練と さし向かい 逢いたいよ 逢いたいよ 逢いたいよ 外はしぐれて 酒の舟
相縁坂真木ことみ真木ことみたきのえいじ岡千秋南郷達也胸にこたえる この世の辛さ 男でなくても 判ります あなたの夢の 荷車を 後押しさせて 私にも 登り切りたい 相縁坂を ふたり出逢った この坂を  そばにいてくれ いつでもそばに 信じて良かった その言葉 春夏秋と また冬と 重ねて明日が 見えてくる つかず離れず 相縁坂を 今日も寄り添い 踏みしめる  せめて人並 それだけでいい 私にしあわせ 叶うなら どしゃぶり雨も 木枯らしも あなたといれば 耐えられる 越えて行きたい 相縁坂を 心結んで この坂を
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
女の潮路市川由紀乃市川由紀乃麻こよみ岡千秋前田俊明最果ての 港に雪が降る ひとりで海鳴り 聞く夜更け あの日 あの時 あの人と 乗れば良かった あの船に… 幸せに 背を向けて どこへ流れる 女の潮路  誰よりも 優しい人でした 気づいてみたって 遅すぎる ばかね ばかです あの人に 訊(き)けば良かった 行き先を… 唇が 泣いている 北の止まり木 女の潮路  生きている 詮(かい)などありますか 幸せつかめぬ 細い指 あの日 あの時 あの人と 乗れば良かった あの船に… 淋しさに 揺れながら どこへ流れる 女の潮路
ありがとう御堂筋2010唐渡吉則唐渡吉則浜村淳岡千秋塙一郎雨の降る日も 風吹く日でも 二人で歩こうこの道を なぐさめはげまし 寄り添いながら 明日を夢みる ああ中之島 そっと交わした言葉にさえも 星がきらめく恋の夜 ありがとう ありがとう おまえと御堂筋  嬉しい朝も 涙の夜も 夫婦(めおと)なりゃこそ 身にしみる いちょう並木で さしのべあった 手と手を握る 本町あたり 耐えて忍んだ あらしの日でも いつか笑える気がするわ ありがとう ありがとう あなたと御堂筋  数えてみれば もうどれくらい 夫婦(めおと)で歩いたこの道を 「苦労をかけたな」「私は平気」 言葉はいらない てれくさいやろ たがいの白髪を指さして 笑顔交わせば もう難波 ありがとう ありがとう 二人の御堂筋
人恋さんさ菊地まどか菊地まどか池田充男岡千秋池多孝春むらさき手綱(たづな)の 馬こにゆられ 嫁に来いよと 言ったじゃないの あなたとわたしは 親決(おやぎ)めどうしで うまれたときから 鶴と亀 さんさ時雨を わすれたか  わたしを抱きよせ この耳もとで 愛のひと節 なさけの小節 男をみがきに 出かけた修業(たびさき) きれいな女(おな)ごに まよってか さんさ時雨(しぐれ)に ついほろり  箪笥(たんす)に長持 衣装は揃(そろ)た こころ不足は あなたが居ない わたしの身代わり センダイハギです 黄花(きばな)が 枯れずに 届いたら さんさ時雨で 祝いたい
母の秋菊地まどか菊地まどか池田充男岡千秋池多孝春母がとんとん わら打つ里は さわぎカケスと 吊るし柿 日向(ひなた)・日よけの むぎわら帽子 きょうもちいさく きょうもちいさく 背がまるい  裏の竹やぶ 西風ふけば 指がいたかろ ささくれで 山は色づき 炭焼小屋の けむりたなびく けむりたなびく 早い秋  母の手紙は 渋茶のように いつも あまさと ほろ苦さ 家を離れた あの子に この子 みんな集まる みんな集まる 日も近い
人生一度中村美律子中村美律子たかたかし岡千秋泣くな嘆くな 浮世の風に 泣けば明日が つらくなる 落葉みたいなア アン ア アン ア アン アン 命にだって 夢はあろうさ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい  一目惚れだと 目元が笑う 路地に咲いてる 酔芙蓉 連れてにげよかア アン ア アン ア アン アン 港の町へ 酒がうまかろ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい  夜の冷たさ 心の寒さ 遠い汽笛が 目にしみる 泣くも笑うもア アン ア アン ア アン アン 生きるも死ぬも 夢と流れる ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい
あなただけ中村美律子中村美律子たかたかし岡千秋この世に生まれて ふたりはめぐり逢い 運命(さだめ)のように 結ばれていた 風にうたって 雨に泣き しあわせの しあわせの 夫婦(めおと)みち あなただけ おまえだけ 命あずけて  ささいなことから 背をむけ傷ついて 隠れてひとり 流した涙 苦労坂から 明日坂 ほゝ笑みを ほゝ笑みを たやさずに あなただけ あまえだけ 命あずけて  あなたの隣で 肩寄せ生きてきた 夕陽の空を 眺めていたい 暑さ寒さを しのぎあい ふたりして ふたりして 歩きたい あなただけ おまえだけ 命あずけて
美律子のさのさ中村美律子中村美律子松井由利夫岡千秋月が出るまで 半刻(はんとき)あまり しのぶ恋路は 気もそぞろ 顔をそむけて 大川添いに 小股小走り いそいそと ナニサ・ヨンヤサ 怪我をせぬよに 行かしゃんせ さのさ さのさ  河岸の柳に 夜風が絡む じれて泣かせる 悪いくせ 紅を落として 島田をくずし せめて一夜を 都鳥 ナニサ・ヨンヤサ 夢の波間で 揺られたい さのさ さのさ  赤い紙縒を 小指に巻いて 今日で十日も 肩すかし 茶断ちしてまで 住吉さまに 女ごころを 賭けたのに ナニサ・ヨンヤサ 恋に上下は ないものを さのさ さのさ
だんじり中村美律子中村美律子松井由利夫岡千秋風を喰(く)らって 傾くような 屋台骨では 天下は取れぬ 意地と根性 櫓(やぐら)に組んで 点(とも)すでっかい 夢灯り 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ  後姿に ぞっこん惚れた 前に回って もひとつ惚れた 粋で勇肌(いなせ)で ちょっぴり悪で ふるいつきたい 侠(おとこ)ぶり 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ  下手な鉄砲 数打ちゃ当たる そんな弱気じゃ 勝負に勝てぬ 押せば押せ押せ 引くときゃ引いて 汗と涙の ぶっち交(が)い 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ
酒場ひとり中村美律子中村美律子石本美由起岡千秋叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り ああ いま 独り  拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り ああ いま 独り  過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 
河内おとこ節PLATINA LYLIC中村美律子PLATINA LYLIC中村美律子石本美由紀岡千秋河内生まれの 風来坊は 生きのいゝのが あゝ…売りもんや サテモ皆様 おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし  一に度胸や 二に人情や 後は腕づく あゝ…腕しだい サテモ皆様 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし  馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父(おやじ)は あゝ…生駒山 サテモ皆様 おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし
おんなの祭り松川未樹松川未樹田久保真見岡千秋伊戸のりおわっしょいみこしの お通りだ 燃える息吹きの 恋心 祭りだよー 祭りだねー 恋は おんなの祭りだよ 手染め半纏 靡(なび)かせて いのちの太鼓で さあ踊れ  度胸はだれにも 負けないが 好きと言えない 意気地なし 祭りだよー 祭りだねー 恋は せつない祭りだよ 紅を引きたい 夜もある 夜店の金魚の 赤い色  きりりとさらしを 締めあげて 胸にかくした 恋心 祭りだよー 祭りだねー 恋は おんなの祭りだよ 夢の花火を 打ち上げて 夜空に花咲け さあ踊れ
木の葉舟松川未樹松川未樹石原信一岡千秋前田俊明はるか千里の 海原を 渡る蝶さえ いると言う 逢いたさが 舟になり 恋しさが 漕ぎ出すの あなた あなた 心の人だから さがす海峡 木の葉舟  港あかりが 映し出す にがい涙の 想い出を せつなさに 寄せる波 はかなさに 鳴くかもめ あなた あなた この世のしがらみに うねる海峡 木の葉舟  いくつ悲しみ 越えたなら 風の噂に たどり着く 逢いたさに 海鳴りが 恋しさに 胸を打つ あなた あなた 命をひとすじに 渡る海峡 木の葉舟
たつのくち恋歌北野まち子北野まち子丘悠平岡千秋前田俊明白山(やま)はひぐれて 湯の宿は あなた待つ町 たつのくち 湯殿の湯けむり いじわるですか 早くかえして 愛しいお方 胸に切ない いで湯恋歌 恋の宿  花の菖蒲で 夏が来る 丘のあか松 蝉しぐれ 虚空蔵太鼓(こくぞうだいこ)の こだまに揺れて 未練あかあか 面影しのぶ 加賀の裾野に おんな恋歌 恋の夢  恋の結び目 わかれ目を 結びなおせば たつのくつ 人情仕込みに 松茸そえて 今宵しみじみ あなたと二人 酔えば更けます 情け恋歌 恋の町
心の花小町雪乃小町雪乃鈴木紀代岡千秋南郷達也やっと出逢えた あなたと私 ひとりぼっちは もういやよ 心の花は 愛の花 かたい絆を むすぶ花 むすぶ花  人の目を引き 足さえ止める 桜ばかりが 花じゃない 心の花は 人知れず いのち赤々 燃える花 燃える花  同じ口癖 あなたと私 今日も倖せ ありがとう 心の花は 明日も又 生きる力を くれる花 くれる花
みれん舟千葉一夫千葉一夫たきのえいじ岡千秋南郷達也水の流れに 灯りの帯が ゆれて哀しい 日暮れ川 あなた背中を 向けないで 追えば私の 罪になる うしろ髪ひく みれん舟  屋形船さえ 渡れるものを 渡り切れない 向こう岸 夢でいいから 添い寝して せめてわがまま 叶うなら ひとり淋しい みれん舟  そばにあなたが いてくれたから 寒くなかった 雨の日も 絆むすんだ はずなのに 何故にしあわせ 散り急ぐ ついて行きたい みれん舟
津軽の母天童よしみ天童よしみ池田充男岡千秋南郷達也春は牡丹餅(ぼたもち)よ 秋は萩(はぎ)の餅 おしえてくれた その母は 家を守って 津軽にひとり きっと今年の お花見は 元気みやげで かえるから 待ってゝよ 待ってゝよ ねぇ母さん  強い母だけど 涙もろくなり あなたも町を 出るのかと あの日淋しい ため息ついた 雪がふる夜の いろり端 途切ればなしの つゞきなど 聞かせてよ 聞かせてよ ねぇ母さん  ふるい停車場に かすむ岩木山 えはがき見れば まぼろしの 背丈(せたけ)ちいさな 姿がうかぶ 都会ぐらしが 身について 遠くなります ふる里が 逢いたいよ 逢いたいよ ねぇ母さん
長谷川伸原作「瞼の母」より 母恋鴉天童よしみ天童よしみ水木れいじ岡千秋親のしうちを 怨(うら)むじゃないが 何の因果(いんが)で 街道やくざ 愚痴(ぐち)は言うまい 男じゃないか…… 野暮でござんす 野暮でござんす 番場の旅がらす  軒(のき)のしずくが 頬(ほほ)に落ち 瞼ぬらした それだけよ ひと目逢いたい 名乗りがしたい 幼なごころの夢ひとつ 醒(さ)めて哀しや エェ…路地の雨  他人(ひと)の妻(つま)でも 子を持つ身なら 通(かよ)う情(なさけ)も 血もあるものを 倅(せがれ)来たかと なぜ呼べぬのか…… 罪でござんす 罪でござんす 一夜(ひとよ)の親ごころ  (セリフ) たとえ草鞋(わらじ)の紐(ひも)が切れたって 親子の縁は切れることが あるもんか なにが情(なさけ)ねェだ!出直せだ! 呼ばれたって二度と来るもんか! 俺(おい)らのおっ母さんは… おっ母さんは…この瞼の中に いつだって いてくれるんだ  なんで今さら 堅気(かたぎ)になれと 叱るつもりか 水熊灯(みずくまあか)り それを言うなら あの日に帰せ つろうござんす つろうござんす 雪夜のもどり笠  (セリフ) 泣くんじゃねェけど おっ母さん 逢いてェよ~ッ!
加賀慕情杉田淳杉田淳山崎ふみえ岡千秋池多孝春見果てぬ夢に 誘われて 一人さすらう 金沢に あきらめ切れぬ 心の痛み 男ごころの 哀しさよ 会ってみたとて 人の妻 逢えば未練が あゝ増すものを  過ぎ行く季節(とき)の 影写し 流れ犀(さい)川 別れ川 紅(くれない) 染める 友禅流し 恋の名残の 城下町 君をしのべば 黒髪の 後ろ姿の あゝなつかしさ  思い出残る 格子戸に 浮かぶ面影 加賀の宿 忘れぬ恋の 友禅模様 君が白さに 映える帯 湯の香漂う 山代に 恋うる想いの あゝ夜は更ける
屏風岬立樹みか立樹みか森田圭悟岡千秋伊戸のりお待っているのに 来ないひと さみしく七尾に 風が吹く 私の気持ちを 遊ぶよに 待つ風ばかりの 屏風岬 忘れたくても 忘れられない 女心の 切なさか あなたの匂い あなたの仕草 あなたへの想い 想いを届けたい  遠くキュルキュル 鳴く鴎 出会ったあの日が よみがえる きれいな指だと 言ったのに 泣く声かさなる 屏風岬 忘れたくても 忘れられない 女心の 切なさか あなたの瞳 あなたの強さ あなたへの想い 想いを届けたい  雨がしとしと 降る夜に ふたりで訪ねた 海酒場 あんなに幸せ だったのに 涙を隠せと 屏風岬 忘れたくても 忘れられない 女心の 切なさか あなたの言葉 あなたの笑顔 あなたへの想い 想いを届けたい
男の旅路秋岡秀治秋岡秀治吉岡治岡千秋前田俊明人の一生 一度きり 泣いてもよけりゃ ついてきな 雨・風・雪ふる 男の旅路 たまにゃいい日も あるだろう 悔むなよ 転ぶなよ おまえ背負えば 軽すぎる  五臓六腑に 沁みわたる 呑んでもにがい 茶わん酒 眠っていいかい おまえの膝で 聞けばうなずく うるんだ眸 夢ん中 ふたりして さくら吹雪に 微笑(わら)ってた  照れて口には出せないが 俺には過ぎた いい女房 幸せ知らずの おまえのために 耐えて踏んばる もう一度 道のない 荒野でも 夢を捜して 歩こうか
路地裏酒場秋岡秀治秋岡秀治吉岡治岡千秋前田俊明窓のむこうを 電車が通りゃ 揺れて転げた 招き猫 店は狭いが 美人の女将(おかみ) あの手この手と 口説いても 落ちそで落ちない エ… 路地裏酒場  泣いてくれるな 化粧がおちる おちりゃやつれが 目に痛い 聞いてどうなる 世間じゃないが 隣り合ったも 縁だから 一杯呑みなよ エ… 気分も晴れる  知らぬ同士が 肩組み合って 歌を唄って 帰ってく 明日またねと 赤ちょうちんが すこし疲れて 揺れている 今夜もしぐれか エ… 路地裏酒場
河内おとこ節大江裕大江裕石本美由起岡千秋河内生れの 風来坊は 生きのいゝのが 売りもんや サテモ皆さま おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし  一に度胸や 二に人情や 後は腕づく 腕しだい サテモ皆さま 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし  馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父は 生駒山(いこまやま) サテモ皆さま おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒(ひやざけ) 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし
人生夢太鼓冠二郎冠二郎三浦康照岡千秋前田俊明櫓(やぐら)太鼓に 諸(もろ)肌ぬいで 汗が飛び散る 若い衆 小倉名物 無法松 負けてなるかと 男の意地を 賭けて打ち込む あばれ打ち 日本一だよ ソレ…人生夢太鼓  祭囃子の 太鼓が緑で 浴衣(ゆかた)姿の あの女(ひと)と 恋が芽生えた 若い日よ 苦労分け合い 夫婦の今も 忘れられない 思い出を 胸に刻んだ ソレ…人生夢太鼓  老いも若きも 心はいつも 燃える炎の 青春だ これが男の ロマンだよ 親父ゆずりの この枹(ばち)さばき 見せてやろうか みだれ打ち 響け宇宙へ ソレ…人生夢太鼓
お・ん・な神野美伽神野美伽吉田旺岡千秋南郷達也水に流した 恋傷(かこ)なのに 雨のにおいが みれんを揺(ゆ)する ばかよばかでしょ ねぇ…お酒 ちょいと今夜は 傍(そば)にいて いやになるほど… お・ん・な あゝ おんなです  意地で通した 夢化粧 さむい素貌(すがお)は やっぱり演歌 嗤(わら)わないでよ ねぇ…お酒 見ないふりして ほしいのよ のめばのむほど… お・ん・な あゝ おんなです  酔って騒いで 唄っても 醒めりゃ迷い子 風街(かぜまち)酒場 ばかよばかでしょ ねぇ…お酒 いいの何にも 云わないで いやになるほど… お・ん・な あゝ おんなです
若狭の女神野美伽神野美伽水木れいじ岡千秋南郷達也死ぬほど憎い あの人に 死ぬほど惚れた この身がつらい 放生(ほうぜ)祭りで 慣れ染めあって 情とかした 鮎川に…‥ 燃えて散りゆく 深山の紅葉 わたし一途な 若狭の女  凍える指に 息かけて 恋文つづる 鵜の瀬の宿よ 杉の木立に カジカの声が 浅い眠りを また覚ます…‥ 窓をあければ 舞い込む雪が 肌にせつない 若狭の女  しあわせなのに 泣けてくる 逢瀬の夜の 時計の速さ 月見障子を 背中でしめて 離さないでと すがりつく…‥ 蘇洞門(そとも)嵐か 哭く波の花 淡く咲けない 若狭の女
ふたりの旅栞(たびしおり)神野美伽神野美伽荒木とよひさ岡千秋南郷達也しあわせが見えますか… 汽車の窓から わたしのそばで 秋深い信濃路で もうひとつ人生を あなたが選べば わたしもついてゆく ふたりの…旅栞(たびしおり)  淋しくはないですか… 古い友だち 遠くになるわ 初雪の信濃路は 寒いけど綺麗でしょう あなたの心に わたしも寄り添って ふたりの…旅栞(たびしおり)  振りむきはしませんか… 今度生まれて また逢う日まで 春遅い信濃路へ 遠まわりしたけれど あなたの夢なら わたしも嬉しいの ふたりの…旅栞(たびしおり)
日本の男神野美伽神野美伽荒木とよひさ岡千秋池多孝春銭(かね)じゃ買えない ものがある 人の情けと 人の意地 洗いざらしの 木綿を着ても 真竹(まだけ)一本 魂(こころ)に差した 日本の男が ここにいる  天に唾(つば)吐く 奴は奴 罰(ばち)の当らぬ 訳(わけ)はない 握り拳(こぶし)の 我慢の汗で 勝った負けたに 魂(こころ)は売らぬ 日本の男が ここにいる  花は桜だ 山は富士 それが男の 手本だよ 時代遅れと 笑われようと 大和(やまと)生まれの 魂(こころ)は曲げぬ 日本の男が ここにいる
雪簾神野美伽神野美伽荒木とよひさ岡千秋蔦将包赤ちょうちんが… 雪にちらちら ゆれている ここは花園 裏通り ひとりぼっちで 飲む酒は 遠い昔と かくれんぼ 今じゃ帰れぬ 故郷(ふるさと)が 胸のすき間で 見え隠れ  夢という奴ぁよ… とうの昔に 捨てたけど 忘れられない 国訛(なま)り こんな姿を おふくろが 生きていたなら 何歳(いくつ)やら 酔えば涙に なるものを 詫びる心に 積もる雪  根無し草にもよ… 好いて好かれた 女(ひと)がいた 畳ひと間の あの暮し 酒よ俺にも いいことが ひとつふたつは あったけど 肩を細める 陸橋(ガード)下 春はいつ来る 雪簾(ゆきすだれ)
あかね雲神野美伽神野美伽荒木とよひさ岡千秋前田俊明まわり道でも この世にふたり 遠くに見えるの しあわせが あなた待っててね ひとりぼっちはいやですよ 子供のように この手をつなぎ 道草しましょね あかね雲  いつも隣りを 歩いていてね 明日のむこうの 遠くまで あなた待っててね ひとりぼっちはいやですよ 夕やけ小やけ ふたりを染めて 道草しましょね あかね雲  道の小石に つまずかないで いつでもわたしが そばにいる あなた待っててね ひとりぼっちはいやですよ もう一度ふたり 生れてきても 道草しましょね あかね雲
浮雲ふたり神野美伽神野美伽荒木とよひさ岡千秋前田俊明浮雲みたいに このままふたり 流れて行けたら いいでしょうね あなたの影を 踏まないように わたしは心で 生きてる女 綺麗な愛だけ 信じます  小枝のつぼみは わたしの花ね 少しの陽だまり 下さいね あなたの胸の 小さな庭で わたしは心で 生きてる女 綺麗に咲く日を 信じます  遠くの浮雲 見つめるよりも 近くのわたしを 見つめてね あなたのそばを 離れぬように わたしは心で 生きてる女 綺麗な涙を 信じます
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
津軽の花GOLD LYLIC原田悠里GOLD LYLIC原田悠里麻こよみ岡千秋真冬(ふゆ)の寒さに 耐えてこそ 花は咲きます 実もつける 恋して何度も 傷ついて 春が来ました 私にも… あなたと二人 この町で きっときっと きっとつかむわ幸せを 林檎も桜も 一緒に咲いて 北の津軽は 春盛り花盛り  明日(あす)の生活(くらし)が つらくても つなぐこの手は 離さない 津軽の言葉の 優しさに 胸の根雪(ねゆき)が 溶けて行く… あなたと二人 この町で きっときっと きっとつかむわ幸せを 女心の 一途な想い 乗せて流れる 岩木川岩木川(いわきがわいわきがわ)  あなたと二人 この町で きっときっと きっとつかむわ幸せを 林檎も桜も 一緒に咲いて 北の津軽は 春盛り花盛り
浪花恋しぐれ藤田まこと・川中美幸藤田まこと・川中美幸たかたかし岡千秋芸のためなら 女房も泣かす それがどうした 文句があるか 雨の横丁 法善寺 浪花しぐれか 寄席囃子 今日も呼んでる 今日も呼んでる ど阿呆春団治  「そりゃ、わいはアホや。酒もあおるし、女も 泣かす。せやかて、それもこれも みんな芸のためや。 今にみてみい! わいは日本一になったるんや。 日本一やで。わかってるやろ、お浜。なんや、その しんき臭い顔は。酒や! 酒や! 酒買うてこい!!」  そばに私が ついてなければ なにも出来ない この人やから 泣きはしません つらくとも いつか中座の 華になる 惚れた男の 惚れた男の でっかい夢がある  「好きおうて一緒になった仲やない。 あんた遊びなはれ。酒も飲みなはれ。 あんたが日本一の落語家(はなしか)になるためやったら、 うちはどんな苦労にも耐えてみせます。」  凍りつくよな 浮世の裏で 耐えて花咲く 夫婦花 これが俺らの 恋女房 あなた わたしの生き甲斐と 笑うふたりに 笑うふたりに 浪花の春がくる
~吉良の仁吉の妻~お菊残照三笠優子三笠優子松井由利夫岡千秋池多孝春照るも曇るも 生きるも死ぬも 女いのちは 連(つ)れ合(あ)い次第(しだい) 吉良(きら)の仁吉(にきち)は 侠(おとこ)の中の 男らしさに しんそこ惚れて 契(ちぎ)りかわした 夫婦雛(めめおとびな)  (浪曲) 義理と人情を 秤(はかり)にかけて 義理が重たい しがらみに お菊哀しや はぐれ鳥  世帯かまえて 三月と十日 夢もつかの間 街道しぐれ 降ればなおさら 未練がつのる 情あやとり 乱れる心 紅い手絡(てがら)が 目に沁(し)みる  (台詞) お菊は 伊勢(いせ)へ戻ります でも さいごに たったひと言… こんど生まれてきたときも お菊は お前さん あんたの 吉良(きら)の仁吉(にきち)の 女房だよ  三河太鼓(みかわだいこ)で けじめをつけて 抱いて行きます 三下(みくだ)り半(はん)を 指にくいこむ 紅緒(べにお)の草鞋(わらじ) お菊嘆(な)かせの 荒神山(こうじんやま)で 散って咲かせる 花もある
長良川艶歌三船和子三船和子石本美由起岡千秋水にきらめく かがり火は 誰に想いを 燃やすやら あなた あなたやさしい 旅の人 逢(お)うたひと夜の 情けを乗せて こころまかせの 鵜飼い舟  好きと言われた 嬉しさに 酔うて私は 燃えたのよ あなた あなたすがって みたい人 肌を寄せても 明日(あした)は別れ 窓に夜明けの 風が泣く  添えぬさだめと 知りながら いまは他人じゃ ない二人 あなた あなた私を 泣かす人 枕淋しや 鵜飼いの宿は 朝が白々 長良川
愛暦三船和子三船和子三正和実岡千秋この世で一番 大事な男(ひと)と かたい契りの 愛暦 遥かなるいばら道 はぐれぬように 離さないでね しっかり抱いて 私はあなたの あなたの女房です  帰りが遅いと 喧嘩もしたわ 憎い恋しい 裏表 あの頃はお互いに わがままばかり 今は微笑む 目尻のしわが 何故だか愛しい 愛しいだんなです  真心(こころ)を重ねた 女の愛は どんな運命(さだめ)も 怖くない 慈しみ支え合う ふたりの縁(えにし) ぽつり一言 死ぬまで一緒 私はあなたの あなたの女房です
契り川三船和子三船和子石本美由起岡千秋この舟に 運命を 乗せた 二人なら どこへ 流れて 行ってもいいの 悔はない悔はないのよ 今日からは 死ぬも 生きるも 耐えるのも みんな一緒の 契り川  身を寄せて あなたにたくす 命なら 夢を探して 苦労をしたい かまわない かまわないのよ 雨、風に 明日が見えなく なろうとも 愛を信じる 契り川  かばい合い あなたと越える 月日なら 暑さ 寒さに 負けたりしない これでいい これでいいのよ 幸せの 岸で求める ふたり舟 漕いで生きたい 契り川 
だんな様GOLD LYLIC三船和子GOLD LYLIC三船和子鳥井実岡千秋つらい時ほど 心のなかで 苦労みせずに かくしていたい 私の大事な だんな様 あなたはいつでも 陽の当る 表通りを あるいて欲しい  がまんしている 背中をみれば 男らしさに 涙が出ます 私の大事な だんな様 あなたの心が 痛む時 同じ痛みが 私も欲しい  明日を信じて お前と二人 お酒のもうと 差し出すグラス 私の大事な だんな様 あなたに寄り添い いつまでも 心やさしい 女房でいたい
人生渡し舟三船和子三船和子石本美由起岡千秋惚(ほ)れて一生 あずけたいのち これが夫婦(めおと)と 言うものね あなたしっかり 私を抱いて どんな苦労の 流れでも 離さない……離れない…… 生きる 此の世の 渡し舟  水の鏡に さくらを映し 憂(う)さを忘れて 花見酒 あなたしっかり 私を抱いて 明日(あす)が見えなく なろうとも 泣かないわ……泣きません…… かばい合う身の 渡し舟  どこへ行こうと 二人で暮らす 夢の岸辺(きしべ)が あればいい あなたしっかり 私を抱いて 愛が夫婦の 積荷なら 離れない……離さない…… 運命(さだめ)まかせた 渡し舟
いで湯炎歌三船和子三船和子石本美由起岡千秋小雪の駅で 待ちあって 人眼を逃れ 旅をする これでいいの 後で別れて 泣いてもいいの 女房きどりで いで湯の里の 夢に濡れたい 私です  あなたに着せる 湯上りの 羽織(はおり)につつむ 想いやり これでいいの 後で別れて 泣いてもいいの 明日(あす)はいらない 今夜がほしい 生きて添えない 二人です  崩れるように 身をまかせ 重ねるいのち 恋まくら これでいいの 後で別れて 泣いてもいいの ままにならない この世に生まれ 燃えて傷つく さだめです
だいこんの花石川さゆり石川さゆり吉岡治岡千秋南郷達也賑やかに 笑って一生 泣くのも一生 どちらかというなら 笑って暮らす 寒さにふるえて 初めて知ったの お天道さまの あたたかさ 人生って 人生って 人がいうほど悪くない  しあわせは 翼があります 突然現われ サヨナラもいわずに 突然消える ときどき心に 留まっていたけど しあわせだけを 縛れない 人生って 人生って 思いがけないことばかり  誰だって せつなさ背負った 孤独な旅びと 遠くても 道があるなら歩け 健気に咲いてる だいこんの花も 明日は明日の 陽が昇る 人生って 人生って 棄てたもんでもないですね
紅つばき真木ことみ真木ことみたきのえいじ岡千秋前田俊明綺麗でしょうか この髪が 似合うでしょうか 口紅が 答えてください そばにきて 肌があなたを恋しがる 川の流れに身を映し ゆれて舞い散る 紅つばき  愚かでしょうか この私 焦がれることも待つことも 心をじらして幸せが いつも隣をすり抜ける 春に背中を向けながら 燃えて舞い散る 紅つばき  行けるでしょうか 夢ならば あなたの熱い その胸に 憎さと愛しさ くり返し 未練ばかりが後を引く 月のしずくに濡れながら 咲いて舞い散る 紅つばき
しあわせ回り道真木ことみ真木ことみたきのえいじ岡千秋前田俊明背のびしたって なんにも見えぬ あなたも 夢も しあわせも 寂しいよ 寂しいよ 逢うは別れと 云うけれど 貸してください その肩を 小雨 路地裏 しあわせ回り道  いつも私の 手を引きながら 離しちゃだめと 云った人 切ないよ 切ないよ どこにあなたは かくれんぼ 雨が骨身に 沁みる日は 傘も重たい しあわせ回り道  弱音吐いても 愚痴ってみても 叱ってくれる 人もない 逢いたいよ 逢いたいよ 夜の長さの 憎らしさ 寝ても背中に すきま風 明日はいつくる しあわせ回り道
ノラ猫三度笠さくらまやさくらまや水木れいじ岡千秋池多孝春サンマ焼けたと 呼ぶ声聞けば やけに故郷が やけに故郷が 恋しい夕暮れよ 花の都で ひと花咲かせ 錦飾ると 出て来たものを…… 今じゃ浮世を 何で流れて ニャンで流れて 吹く風まかせ ノラ猫三度笠  ビルの谷間に こがらし吹いて つろうござんす つろうござんす 夜更けの東京は もしも俺らが 人間ならば パッとやけ酒 あおれるものを…… つらい運命(さだめ)を 何と泣こうか ニャンと泣こうか 路地裏ぐらし ノラ猫三度笠  今はしがない ノラ猫だけど 意地と度胸で 意地と度胸で 天下を取るんだよ いつも半分 コロッケくれた 泣いてくれるな 可愛いあの娘…… あばよバイバイ 何で負けよか ニャンで負けよか 人生勝負 ノラ猫三度笠
日本全国元気節さくらまやさくらまや水木れいじ岡千秋丸山雅仁いろはに 金平糖(こんぺいとう)と言うけれど 甘くはないのが この世界 ムシャクシャしてくる その前に 演歌で人情 思い出そう 小倉名代は 無法松 浪花の三吉 将棋さし 吉良(きら)には お菊と仁吉(にきち)どん…… どれから聞かそか 元気節  桃・栗三年 まや十年 まだまだ 未熟で恥ずかしい それでも 道産子魂(どさんこだましい)で この声かれても 唸ります 小雪舞い散る港から リンゴの花咲く みちのくを いで湯の郷(さと)まで 歌の旅…… 日本全国 元気節  さよなら三角 また来てね お名残り惜しいが 時間です お身体大事に 大切に 桜が咲いたら 逢いましょう 何があっても 皆さまの やさしい笑顔を 忘れずに 必ずなります 日本一…… 指きりげんまん 元気節
Tokyoの窓福冨莉袈福冨莉袈円香乃岡千秋伊戸のりお都会の隅の 小さな部屋で 愛をついばみ 生きてきた 窓のガラスは 傷ついて 心も少し ひび割れた Ah Ah 淋しくなかよ だってうちには あんたがおるけんね 淋しくなかよ 淋しくなんかなかばい どうして 涙 止まらない  西日が入る サッシの窓は 夢を見るには 小さくて 愛の言葉も 少しずつ あんたの口から 消えてった Ah Ah 悲しくなかよ だって今でも あんたが好きやけん 悲しくなかよ 悲しくなんかなかばい 今夜は うちを 抱いていて  淋しくなかよ だってうちには あんたがおるけんね 淋しくなかよ 淋しくなんかなかばい どうして 涙 止まらない どうして 涙 止まらない……
よかろうもん福冨莉袈福冨莉袈円香乃岡千秋伊戸のりお運の行方は 悩んでみても どこへ 飛ぶか 風まかせ 人生 山坂 なれとるけん なんも心配 いらんけん 好きに呑んでも よかよかばってん よかろうもん くだを巻くのも 悪くなか ぐでんぐでんで よかろうもん あんたが 心底 つらか夜は  誰にもらった 縁でもないが 今も うちは 恋・ほの字 人生 やきもち なれとるけん なんも言い訳 いらんけん 上を向いてて よかよかばってん よかろうもん 空(から)の元気も 悪くなか 胸を張ってて よかろうもん あんたに 夜明けが 見えるまで  好きに呑んでも よかよかばってん よかろうもん 酒と寝るのも 悪くなか ぐでんぐでんで よかろうもん あんたに お日様 射すまでは
下津井情話三笠優子三笠優子松井由利夫岡千秋池多孝春縁(えん)もゆかりも ない船(ふね)だって 港出(みなとで)るときゃ つらいのに ましてあんたを 乗(の)せて行(い)く 瀬戸(せと)の小島(こじま)の 通(かよ)い船(ぶね) 涙見(なみだみ)せない 約束(やくそく)だから かくれて桟橋(さんばし) 袖(そで)しぼる  (下津井節) 下津井港(しもついみなと)にヨー 錨(いかり)を入れりゃよー 街の行灯の 灯が招くヨー  波(なみ)のまくらで まどろみながら しばし女(おんな)の 夢(ゆめ)をみた 三日三晩(みっかみばん)は 早(はや)すぎて 別(わか)れうず潮(しお) 霧(きり)の花(はな) 抱(だ)いておきたい 思(おも)い出(で)なのに 捨(す)てなきゃ飛(と)べない 磯千鳥(いそちどり)  酒の合間(あいま)に 下津井節を なさけ名残(なごり)に 口(くち)うつし 扱(しご)き結(むす)んだ 格子窓(こうしまど) 見(み)える筈(はず)など ないけれど もしも見(み)えたら わたしの胸に 汽笛(きてき)を鳴(な)らして もういちど
浪花女のげんき節菊地まどか菊地まどかもず唱平岡千秋池多孝春聴いてください 皆々様よ~ 幕が拍手で 開いたなら いつも心は 初舞台 夏に初音(はつね)の ほととぎす 声と啖呵(たんか)と 節回し 命のかぎり 歌いましょう 浪花おんなのエ…エ…エ…エ げんき節  聴いてください 皆々様よ~ 楽屋のれんで 待つときも あの手この手と ひと工夫 今日が昨日に 勝てるのは 一歩一歩の 積み重ね 心をこめて 歌いましょう 浪花おんなのエ…エ…エ…エ げんき節  聴いてください 皆々様よ~ 苦労山坂 いばら道 夢があるから 越えられる 母に見せたい 晴れ舞台 笑顔千両 ひとつ道 明日を信じ 歌いましょう 浪花おんなのエ…エ…エ…エ げんき節
津軽夢ん中菊地まどか菊地まどかもず唱平岡千秋池多孝春雪解けの 瀬音 日に増す 野辺の川 故郷(ふるさと) 津軽夢ん中 夢ん中 七つ違いの妹が 便り寄越(よこ)した 姉(あね)サは馬鹿と オラには何のことやら分からねェ ホーイ ホーイ 分からねェ  懐かしや 白い石楠花(しゃくなげ) 夕涼み 故郷 津軽夢ん中 夢ん中 遠く離れた 東京で あんだ所帯を 持ったと聞いた オラには梨の礫(つぶて)の祝い事 ホーイ ホーイ 祝い事  渡り鳥 北へ飛び発(た)つ 相惚れで 故郷 津軽夢ん中 夢ん中 きっと明日は啼きながら 越えて行くだろ お岩木山を オラには縁もゆかりもありゃしない ホーイ ホーイ ありゃしない
長良川艶歌岡千秋岡千秋石本美由起岡千秋水にきらめく かがり火は 誰に想いを 燃やすやら あなた あなた やさしい旅の人 逢うたひと夜のなさけを乗せて こころまかせの鵜飼い舟  好きと言われた嬉しさに 酔うて私は燃えたのよ あなた あなた すがってみたい人 肌を寄せても明日は別れ 窓に夜明けの風が泣く  添えぬ さだめと知りながら 今は他人じゃない二人 あなた あなた 私を泣かす人 枕淋しや鵜飼いの宿は 朝が白々 長良川
男の酒岡千秋岡千秋吉岡治岡千秋男ひとりの 手酌の酒は 燗もあつめな にがい酒 酔ってどうなる 明日(あした)じゃないが 胸の寒さを 胸の寒さを きくな覗くな 露地あかり  まるい卓袱台(ちゃぶだい) あいつとふたり 心づくしの 皿小鉢 よせよ今さら 未練じゃないか 惚れていりゃこそ 惚れていりゃこそ 渡りきれない 川もある  苦労くの字に からだを削る そんなおんなに 春はいつ はしご酒して はずみをつける 別ればなしを 別ればなしを なまじとめるな 夜の雨
波止場しぐれ岡千秋岡千秋吉岡治岡千秋波止場しぐれが 降る夜は 雨のむこうに 故郷が見える ここは瀬戸内 土庄港 一夜泊りの かさね着が いつかなじんだ ネオン町  肩に重たい 苦労なら 捨てていいのよ 拾ってあげる ここは瀬戸内 土庄港 飲んでおゆきよ もう一杯 浮世小路の ネオン酒  あれは高松 最終便 グラス持つ手に 汽笛がからむ ここは瀬戸内 土庄港 恋も着きます 夢もゆく 春の紅さす ネオン町
女郎花(おみなえし)岡千秋岡千秋渡小夜子岡千秋一夜かぎりの 旅路の人と 知って抱かれた私なの なぜか気になる 港の船が つらい別れを せきたてる 出船 入船 渡鹿野島に 今日も花咲く 女郎花  こんど逢う日の 約束さえも せがみきれずに 切れた恋 想い出させる 波止場の日暮れ 赤い灯台 灯がともりゃ ネオン枕の 渡鹿野島に 今宵花咲く 女郎花  人の噂は 嵐の海に 捨てて今日から 生きましょう 化粧姿を 鏡に写し すこし濃い目の 紅を引く カモメ又鳴く 渡鹿野島に 明日も花咲く 女郎花
酒場ひとり岡千秋岡千秋石本美由起岡千秋叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 愛は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命(さだめ)が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り
長良川艶歌西方裕之西方裕之石本美由起岡千秋水にきらめく かがり火は 誰に想いを 燃やすやら あなた あなたやさしい 旅の人 逢うたひと夜の 情を乗せて こころまかせの 鵜飼い舟  好きと言われた 嬉しさに 酔うて私は 燃えたのよ あなた あなたすがって みたい人 肌を寄せても 明日は別れ 窓に夜明けの 風が泣く  添えぬさだめと 知りながら いまは他人じゃ ない二人 あなた あなた私を 泣かす人 枕淋しや 鵜飼いの宿は 朝が白々 長良川
時は流れても山本譲二山本譲二吉岡治岡千秋シベリアおろしの季節がまた来たね 瞼を閉じれば 女の顔がある あゝいくら飲んでも 酔えない 酔えない ひとり酒 これでいいんだ たとえ心が痛んでも お前のせいじゃない  真紅な角巻 舞いとぶ雪の華 忘れちゃいないさ あの日の北の駅 あゝ胸に刺さって 消えない 消えない すすり泣き これでいいんだ ついてきたって迷い道 お前のせいじゃない  涙の数だけ 倖せあげたいよ その日が来たとき お前に逢いにゆく あゝ夢のにがさに 酔えない 酔えない ひとり酒 これでいいんだ 春になっても冬景色 お前のせいじゃない
江差恋唄川野夏美川野夏美仁井谷俊也岡千秋伊戸のりお消えた鰊(にしん)をヨー 追いかけて あのひと今頃 どこの海 出船入船 江差の港 風の追分 聞くたびに 胸が泣けます 恋しさに 恋しさに ヤンサノエー  ロシアおろしがヨー ヒュルヒュルと 吹雪(ふぶ)けばこころは 冬になる 漁船(ふね)をおりたら 一緒になると あの日誓った 抱きしめた 今も揺れてる あの笑顔 あの笑顔 ヤンサノエー  浜の番屋をヨー 尋ねたら いつかは逢えると 人は云う 出船入船 江差の港 ねぐら探して 北へ翔ぶ 海猫(ごめ)よあのひと つれて来て つれて来て ヤンサノエー
陽は昇る坂本冬美坂本冬美たかたかし岡千秋石倉重信北風(かぜ)に吹かれて 野に咲く雑草(はな)の 雑草(はな)の命の いとしさよ ままにならない 人の世の 悲しみ苦しみ 悔しさに 黙って耐えて 匂いやさしく 咲く花よ  人が住む世と 空ゆく雲は 風の吹きよで 雨になる 相身互いの 一つ傘 おまえと こころを 通わせて 歩いて行けば やがて道に 陽もさそう  明日は今日より いい日になると いつも自分に 言い聞かす 夜がどんなに 暗くても 灯りがどんなに 遠くても 一つの夢を 胸に抱いて おれは行く
男侠(おとこぎ)坂本冬美坂本冬美たかたかし岡千秋南郷達也天を睨んで 牙むく龍に 惚れてよりそう 女花 まげてまがらぬ 男の夢を 陰でささえて くれるやつ 笑顔千両の まっことおまえは まっことおまえは よか女  やるぞ見ていろ 命は一つ 捨てて咲く身の 男花 恋に生きるも 情けに死ぬも 決めた道なら 悔いはない 抱けばうなずく まっことおまえは まっことおまえは よか女  雲が流れる 洞海湾の 波に咲かせる 男女花(みょうとばな) いつかあんたは 日本一の 晴れて男に なる人と 笑顔千両で まっことおまえは まっことおまえは よか女
ふたり咲き坂本冬美坂本冬美麻こよみ岡千秋南郷達也夏の陽射しも 木枯しも 両手広げて よけてやる 俺にあずけろ おまえの命 おまえの命 広い世間の めぐり逢い 心ひとつで ふたり咲き  すぐに泣く癖 なみだ癖 白いうなじの か細さよ つらい過去(むかし)は 忘れろ捨てろ 忘れろ捨てろ そっと小さな 手のひらに 乗せてあげたい 幸せを  泣くも笑うも ひとりなら 生きる明日(あした)に 夢がない そばに居てくれ これから先も これから先も 遅い春ほど あたたかい 俺とおまえと ふたり咲き
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ふたり川石原詢子石原詢子麻こよみ岡千秋身を切る冷たさ 世間のつらさ 耐えて流れる ふたり川 隠し事など しないと決めて こころひとつに どこまでも いい日が来るでしょ いつの日か うしろ向かずに 生きて行く 生きて行く  無理などするなと 叱ってくれる あなたの優しさ あたたかさ 通うぬくもり あなたの肩に そっと隠れて 甘え泣き いい日が来るでしょ いつの日か この手離さず ついて行く ついて行く  涙を集めた この世の川を 渡って行きます ふたり川 人が羨(うらや)む 幸せよりも そばにあなたが いればいい いい日が来るでしょ いつの日か 明日を信じて 生きて行く 生きて行く
おんなの涙石原詢子石原詢子麻こよみ岡千秋髪をとかせば あなたの匂い こぼれて切ない 雨の夜 ほろり ほろほろ 涙がほろり ばかな女と 言われても あなた今でも やっぱりあきらめきれないの お願いもう一度 帰ってよ  他の誰より おまえがいいと 私を抱くたび 言った人 ゆらり ゆらゆら ため息ゆらり 憎い嘘さえ 恋しくて 私ひとりじゃ やっぱり夜明けが淋しいの お願いもう一度 帰ってよ  風の音にも きき耳たてて あなたの足音 待つ私 ほろり ほろほろ 涙がほろり 夢の続きを みさせてよ あなた今でも やっぱり心のささえなの お願いもう一度 帰ってよ
用心棒沢竜二沢竜二星野哲郎岡千秋腕はたつのに 世渡り下手で 群れをはずれた素浪人 素浪人 癪が積もって 曲がったままの 意地が酒手を 買うてでる 用心棒は 世捨て棒 今日はあっても 明日はない  女抱いても 心底酔えぬ 酒も白けの誘い水 誘い水 男三十路の 身の振りどころ 翳り落として 無精ひげ 用心棒は 闇の棒 風に散り逝く 名が惜しい  出世街道 裏から見れば 仁義無用の獣道 獣道 ここらあたりで 大だんびらを 抜かな世間が許さない 用心棒は 怒り棒 誰もやらなきゃ 俺がやる
母恋仁義沢竜二沢竜二沢竜二岡千秋親に不孝の 故郷へ 帰るこの身の この姿 山の緑も 小川の水も 何も変わっちゃ いないのに ああ この姿  死んだ親御の 石塔に 絹の布団を 着せたとて なんで喜ぶ 許されようか 生きている間の 親孝行 ああ なぜできぬ  祭りばやしの 笛の音が なぜか聞こえる 遠い空 せめて長生き して欲しかった 詫びておりやす 三度笠 ああ 三度笠
知らぬが花沢竜二沢竜二水木れいじ岡千秋南郷達也わかれ夜風に 舞う蛍 添えぬふたりの 写し絵か 知らぬが花よ その先は 純(うぶ)なおまえにゃ 恋の闇路(やみじ)よ… 燃えりゃこの世の あゝ… 罪になる  なにを迷って 散り急ぐ 待てば陽のさす 春も来る 知らぬが花よ その命 いつか誠の 愛に染まれよ… 惚れていりゃこそ あゝ… 捨ててゆく  泣いて怨(うら)んで 気がすめば せめて朝まで 泣くがいい 知らぬが花よ その夢は 酔えばあのひと 酒のしずくよ… またの逢瀬(おうせ)は あゝ…次の夜で
気がついたら沢竜二沢竜二沢竜二岡千秋伊戸のりお気がついたら この世に生まれてた 気がついたら なぜだか生きていた 気がついたら とっても惚れていた 気がついたら あっさり振られてた 水をやるから 花が咲き 風が吹くから 花が散る どうせ短い 命なら 惚れて振られて 泣くもよし  気がついたら お袋死んでいた 気がついたら 弔う金がない 気がついたら 親父もいなかった 気がついたら 故郷(くに)にも帰れない 泣きっ面には 蜂が刺し 弱り目がくりゃ 祟り目さ ひとりぼっちに なったとき 親の意見が 耳に染みる  水をやるから 花が咲き 風が吹くから 花が散る どうせ短い 命なら 惚れて振られて 泣くもよし
大阪かたぎ三門忠司三門忠司吉田旺岡千秋髪の芯まで 惚れさせといて あんたなぜなぜ かくれんぼ 時代おくれと 嗤(わら)われようと 一途願かけ 水かけ不動 どうぞ逢わせて あゝおくれやす  つめの先まで 演歌なおんな それがあんたの 捨て台詞 見かけだおしの 東京の女(ひと)にゃ 負けん負けんわ つくしてみせる そうやおんなは あゝ真心(こころ)やもん  骨の髄まで どあほな男(やつ)と 他人(ひと)に言われりゃ 腹たつわ 惚れたおひとの ほんとの味は わかりゃしまへん 世間の人にゃ あんた待ってる あゝいつまでも 
河内おとこ節竹川美子竹川美子石本美由起岡千秋河内生まれの 風来坊は 生きのいいのが ああ… 売りもんや サテモ皆さま おそまつながら ここが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし  一に度胸や ニに人情や 後は腕づく ああ… 腕しだい サテモ皆さま 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし  馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺の親父は ああ… 生駒山 サテモ皆さま おおそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし
母ゆずり森川つくし森川つくしかず翼岡千秋伊戸のりお困っている人 ほっとけなくて ついつい口出す お節介 幼い時から 母さんの 小さな親切 見てたから 母ゆずり母ゆずり あなたが道しるべ 私はあなたの 娘です  励まし叱って 一緒に泣いて 私の幸せ 祈る母 大事な時には 母さんも 頼りにしている おばあちゃん 母ゆずり母ゆずり 賢い生き方を 伝えて下さい 私にも  哀しみ苦しみ 心に秘めて 自分のことは 後回し 大人の階段 母さんの 背中を見ながら 上ります 母ゆずり母ゆずり あなたの微笑みは お日様みたいに 暖かい
翔歌(しょうか)島津亜矢島津亜矢山田孝雄岡千秋おなごは泣いても 許してくれる だけど男は 泣いたらいかん 七つに成る日を 待ってた父が 鮒釣り川の 向岸(むこう)で呼んだ 翔ぼうかい 泣こうかい どうせ泣くなら 背中見せるな  浮き世はうつろう 漂うままに 回れ右すりゃ 尻尾が頭 躓き転んだ 路傍の石が 野に咲く花を 教えてくれる 翔ぼうかい 泣こうかい どうせ泣くなら 逃げて生きるな  おなごは負けても 愛嬌ひとつ だけど男は 負けたらいかん いつもは無口で 優しい母が そっと握った 拳が道標(しるべ) 翔ぼうかい 泣こうかい どうせ泣くなら 勝負にかけろ
おてもやん純情島津亜矢島津亜矢志賀大介岡千秋右は有明 左は八代(やっちろ) 海ふたつ 仲を取り持つ 宇土半島 肥後は五十と 四万石ばい 男まさりは しよんなか わたしゃ根っから おてもやん おてもやん おてもやん おてもやん おてもやん  春日(かすが)ぼーぶら げんぱく茄子(なすび)は 惚れ薬 おなご純情 一直線 受けて立つ気の 覚悟はよかね 恋はまっこと 命がけ 一生あんたの おてもやん おてもやん おてもやん おてもやん おてもやん  阿蘇は朝霧 夕べは夕日の カラス城 夢があるけん 超えてきた 雨と涙の あの田原坂 負けずぎらいは 親(まま)ゆずり わたしゃ根性の おてもやん おてもやん おてもやん おてもやん おてもやん
寒桜西方裕之西方裕之たかたかし岡千秋前田俊明逢えるだけでも うれしい人に 逢えば抱かれて 女にもどる 人目忍んで ただ一夜 咲いて短かい 命なら 明日は散れちれ あなたひとりの 寒桜  いつか愛して 泣く日がきても いいのそれでも 悔いないわたし 何もいらない あなただけ 燃えて一途に 身をなげる 明日は散れちれ あなたひとりの 寒桜  宿の時計を 遅らせたって つらい別れが 二人を離す せめてこのまま もう少し そばにいさせて 腕の中 明日は散れちれ あなたひとりの 寒桜
玄界太鼓林あさ美林あさ美木下龍太郎岡千秋人力車(くるま)曳かせりゃ 喧嘩をさせりゃ 右に出る奴ぁ 誰もない 度胸一代 荒くれ者が 募る想いを 桴(ばち)に込め 玄界太鼓の 焦がれ打ち  まるで読み書き 得意じゃないが いつか覚えた 恋の字は 叶うものなら 韋駄天(いだてん)走り のせて逃げたい あの女(ひと)を なみだ隠した 万頭笠  胸の炎は玄界灘の 飛沫(しぶき)浴びても 消せはせぬ 見せちゃならない 知られちゃならぬ みれん心を 腹掛けに 祇園(ぎおん)太鼓の 無法松
朝はきっと来る林あさ美林あさ美鈴木紀代岡千秋よいしょこらしょ どっこいしょのしょ ほうら見えたでしょ お日さまが待っている 水平線に 夢を頼りに ここまで来たからね よいしょこらしょ 元気で行こう 朝は きっと来る  よいしょこらしょ どっこいしょのしょ 聞こえて来たでしょ 倖せを連れて来る 明日(あした)の歌が 雨が降る日は 裸足(はだし)のままでいい よいしょこらしょ 歩いて行こう 朝は きっと来る  よいしょこらしょ どっこいしょのしょ 情熱(あつ)くなったでしょ 輝きを失(な)くさない あなたが好きよ どんな時でも 一人じゃないからね よいしょこらしょ 笑顔で行こう 朝は きっと来る あなたに きっと来る
土佐のおんな節水田竜子水田竜子里村龍一岡千秋かけた命はエー 一本道だ 脇見している 暇はない 男まさりの 黒潮育ち 涙こぼせば 汚点になる アアンアン… 土佐のおんなはヨー 炎のおんな  惚れた二人はエー 番いの舟だ 夢が呼んでる 桂浜 高い波ほど 谷間も深い 陰で私が 舵をとる アアンアン… 土佐のおんなはヨー 深なさけ  生きるこの世がエー 筋書き無しの たった一度の 舞台なら かぶる苦労を はねのけながら 耐えてひと花 咲かせたい アアンアン… 土佐のおんなはヨー 夢おんな 
信濃路暮色伍代夏子伍代夏子荒木とよひさ岡千秋黄昏(きん)に染まった 信濃の川は まるで解いた 帯のよう あなた明日(あした)は 他人になって ちがう列車に 乗るけれど いいのよいいの 言葉にしたら 逃げてしまうわ 倖(しあわ)せが…  襟をくすぐる 浅間の風に 火照る素肌が 月を待つ ひと夜契りの 別れが来ても 乳房(むね)に宿して いたいから いいのよいいの 悲しくたって そばで眠れる 倖(しあわ)せが…  湯煙(ゆげ)に隠れた 小諸の里が もしもこの世の 果てならば ふたりこのまま 霞の中で 恋をつらぬき 暮すけど いいのよいいの 出逢えただけで そんな愛でも 倖(しあわ)せが…
五百川伍代夏子伍代夏子たきのえいじ岡千秋川の瀬音が 耳元で 沁みてはじけて 渦になる あなた教えて 断ち切る術(すべ)を 日毎心が やせ細る 西の京都を ふりだしに 教えて みちのく 五百川  いいの私が 身を引くと 云ったことさえ 二度三度 無理を承知の 女の心 どうか判って 抱きしめて あなた恋しい 今更に 日暮れて 佇む 五百川  岩にはりつく 湯の花の 色の白さよ はかなさよ 燃える思いを どうすりゃいいの こぼす涙も 底をつく 雨に変われば 逃げ水が 競って 流れる 五百川
別れの夜汽車山本みゆき山本みゆき麻こよみ岡千秋南郷達也遠くの灯りが 思い出が 後ろへ後ろへ 遠ざかる 片道切符の 頼りなさ 二度とあなたに 戻らない… わかって下さい 女のつらさ 涙道づれ 別れの夜汽車  小さな幸せ 欲しがって あなたの夢まで 駄目にする 愛しているから なおさらに 泣いて身を引く私です… わかって下さい 女の心 揺れる面影 別れの夜汽車  二人で暮らした 年月を 数える指先 震えます あなたにもらった 髪飾り 持って行きます これだけは… わかってください 女のつらさ 汽笛ひと声 別れの夜汽車
もどり雨山本みゆき山本みゆき麻こよみ岡千秋南郷達也蛇の目であなたと 寄り添えば 懐かしい横顔に 涙がにじむ 肩は濡れても 女の胸は あたたかい このままも少し 歩いていたい ふたりに降ります… もどり雨  話せば尽きない 思い出が ゆらゆらと店灯り グラスに揺れる 交わす目と目に 心が通う めぐり逢い このままも少し あなたのそばで 今夜は酔いたい… もどり雨  いつしかあなたの 名前さえ あの頃と同じよに 呼んでる私 二度とあなたと はぐれぬように 触れる指 このままも少し 止まずにいてね 静かに降ります… もどり雨
夕月の恋永井みゆき永井みゆき坂口照幸岡千秋どうぞ私に 下さいますか 長い一生 その一日を 好きになるたび 自分から いつもなぜ踏む 茨道 添えぬ人ほど 魅かれます おんな哀しい 夕月の恋  心磨いて おんなは光る そんな生き方 私もしたい 願い叶わぬ その夢に 一夜だけでも なりたくて 熱い思いで 胸に咲く 花の素顔よ 夕月の恋  この手伸ばせば すがれるものを 今はあなたが 近くて遠い つらい別れを 引き止める 華が私に 今欲しい 胸にしまって 送る身を そっと泣け泣け 夕月の恋
笹川流れ永井みゆき永井みゆき木下龍太郎岡千秋背(そむ)いた貴方を 恋しがる 弱さ叱るか みぞれ雪 みれん心に つまずけば 波に呑まれる 荒磯(ありそ)道 ここは越後の 笹川流れ 行くも戻るも 泣き別れ  恋ゆえ見捨てた ふるさとが いまは心の 拠(よ)り所 可愛いからこそ 強く言う 母の小言(こごと)が なつかしい ここは越後の 笹川流れ すがる想いで 駆け抜ける  貴方が残した 傷あとを 癒やすやさしい雪椿 明日(あす)を信じて 渡ったら 波も治まる 荒磯道 ここは越後の 笹川流れ 風もいつしか 春ま近か
津軽の春西方裕之西方裕之たかたかし岡千秋流れる雲に 故郷(こきょう)が見える リンゴの花咲く 津軽の春よ みんな元気か 変わりはないか あの町 あの顔 なつかしい あーふるさとは 心の駅だ  白樺林(しらかばばやし) みどりの丘に 二人で眺(なが)めた お岩木山(いわきやま)よ 夜行列車に 思いを残し 別れた あの子の あの涙 あーあの日から 幾年(いくとせ)過ぎた  厳(きび)しい冬の 寒さに耐えて 大地(だいち)が芽をふく 津軽の春よ いつも勇気と やさしさくれる あの山 あの川 あかね空 あーふるさとは 心の駅だ
湯けむりの宿西方裕之西方裕之たかたかし岡千秋送る背中が つらいから わたし始発で 帰ります 湯けむりの 湯けむりの なさけ宿 昨夜あなたに 愛されて 今朝はわかれる いで湯駅  明日が見えない ふたりでも 契(ちぎ)る情けに うそはない 湯けむりの 湯けむりの しのび宿 光る線路の その先は 狭霧(さぎり)流れる いで湯駅  倫(みち)にはずれた 恋だけど 罪はわたしが せおいます 湯けむりの 湯けむりの かくれ宿 胸にあなたの ぬくもりを 抱いて汽車待つ いで湯駅
雑草のうた二葉百合子二葉百合子荒木とよひさ岡千秋下駄(あし)で踏まれりゃ 耐えなさい 泥をかぶれば 耐えなさい この世に生まれた 雑草は 雑草は 弱音吐かずに 背伸びして 空を見上げて 生きている  桜(はな)に生まれた 人もいる 母を知らない 人もいる この世に名もない 雑草は 雑草は 人を嫉(ねた)まず 羨(うらや)まず 大地(つち)に根っ子で 生きている  雨にも敗けずに くいしばり 風にも敗けずに くいしばり この世を見捨てず 雑草は 雑草は 冬に枯れても また春に 生命いっこで 生きている
米つぶの詩二葉百合子二葉百合子荒木とよひさ岡千秋生きてゆくのに 理屈はないが 辛抱してこそ 苦労が実る こんな小さな 米つぶも 八十八度 人の手が 忘れてならない 忘れてならない 日本のこころ  楽をしてたら 誰かが見てる 天につば吐きゃ わが身に還る こんな小さな 米つぶも 降ってはこないさ 空からは 教えてくれてる 教えてくれてる 日本のこころ  人という字は 優しいけれど 支えがなければ 倒れてしまう こんな小さな 米つぶも 生命を捧げて 人の為 この手をあわせる この手をあわせる 日本のこころ
経ヶ岬立樹みか立樹みか森田圭悟岡千秋伊戸のりお戻って来てよ 私のとこへ 募る気持ちを 海鳥のせて 好きと言えたら それだけで 一緒になれる 恋なのに… ここで未練を 断ち切って ひとりで生きてく つもりです 丹後半島 あーあー 経ヶ岬に 女がひとり  伊根の舟屋は 漁師の枕 待っていろよと あの日の言葉 風がヒュルヒュル 耳元で 泣いてどうなる この恋は… 浜の女房 夢に見て 酔うほどこぼれる 愚痴になる 待った一日 あーあー 経ヶ岬に 女がひとり  どうせ私が 悪(わる)になり この土地離れ 汽車に乗る 天の橋立 あーあー 経ヶ岬に 想いを置いて
大阪とんぼ立樹みか立樹みか森田圭悟岡千秋伊戸のりおなにわ夜風に 誘われりゃ 居ても立っても 居られない 道頓堀(とんぼり)あたりで 情がらみ 情がらみ 懐具合も 気にせずに 大口叩いて 午前さま あんた極楽 大阪とんぼ  「ほんま!情けないわぁ… ようもって半年がええとこや 正月の約束も…盆まで持たへんしなぁ なんぼ言うても右から左… あとはスイスイ飛んでく 赤とんぼや…」  おんな心は そっちのけ 髪を染めても 知らん顔 たまには寄席でも 二人して 二人して 願いを込めての 法善寺 やきもち時雨で 相の傘 うちはほんまに 幸せとんぼ  あすはあすだよ 風まかせ 今日を生きたら それでいい 俺より難儀(なんぎ)な 奴もいる 奴もいる 性分なんだよ 堪忍な 一言残して 素っ飛んだ あんた極楽 大阪とんぼ
母娘じょんがら小桜舞子小桜舞子仁井谷俊也岡千秋伊戸のりお雪の礫(つぶて)に 叩かれ追われ ここは津軽の 十三湖(じゅうさんこ) 母が三味弾き 娘がうたう 流れじょんがら 口説節(くどきぶし) いつか父(とと)さに 出会える日まで 苦労覚悟の ふたリ旅  数え七つで 門付(かどづ)け暮らし 何でしたかろ させたかろ 指のあかぎれ 痛みはせぬか 雪に素足は 冷たかろ 愛し我が子に こころで詫びりゃ 涙あふれる 五所川原(ごしょがわら)  闇に吹雪の 鳴る音聴(き)けば 肌が凍える 竜飛崎(たっぴざき) 早く父(とと)さの 顔みてみたい 泣いてむずがる 幼な子を 胸で叱って やさしく抱いて 生命(いのち)ぬくめる 宿あかリ
おんなの素顔小桜舞子小桜舞子仁井谷俊也岡千秋伊戸のりおおまえを一生 守ってゆくと 熱い情愛(なさけ)に 絆(ほだ)されました 私もいろいろ あったけど あなたとだったら 生きられる 初めてみせた おんなの素顔 綺麗と言って くれますか…  他人の知らない むかしの傷を あなたひとりに 打ち明けました 似た者同士と 照れて云う 嬉しいこころの 思いやリ 涙のしみた おんなの素顔 やさしく抱いて くれますか…  あなたが生まれて 育った故郷(まち)ヘ いつかふたりで 旅してみたい こうして朝まて 腕まくら 倖せすぎると 泣けてくる 夢みるような おんなの素顔 可愛と言って くれますか…
私が男に生まれていたら松川未樹松川未樹麻こよみ岡千秋伊戸のりお落ち葉が揺れる 日暮れ路 そっと涙を 抱きしめる 幸せ欲しがる 女ほど 優しい言葉に 弱いから… 私が男に 生まれていたら 私は私を 離さない  震える肩先 抱き寄せた あの日の優しさ 嘘ですか 幸せなんかは なくていい ぬくもりひとつが 欲しいのよ… 私が男に 生まれていたら 私は私を 泣かさない  駅まで続く 石畳 冷たく足音 遠ざかる 強がり見せてる 女ほど 本当は誰より 淋しがり… 私が男に 生まれていたら 私は私を 離さない
名もなき純情松川未樹松川未樹石原信一岡千秋若草恵爪の先まで 娘(おんな)のすべて あなたひとりに 捧げます この世に生れて 来たわけを くもりのない目に 知らされた ああ こんな名もない純情だけど 純情だけど 受けてください 真っ赤な命  めぐり逢うまで 道草ばかり いいえあなたを さがす旅 お酒も涙も 半分こ 泣かせる言葉を かけないで ああ 風にふるえる 純情だけど 純情だけど 抱いてください 芯まで熱く  夢は願えば 必ず叶う 苦労七坂 夢の坂 ふるさとみたいな 陽だまりが あなたの背中に 見えるから ああ 時代遅れの 純情だけど 純情だけど 惚れてください 一生かけて  ……一生かけて
酒みれん神野美伽神野美伽吉田旺岡千秋南郷達也そんなあんたが 好きだから ついて行かせて 浮草ぐらし こんな男に 夢一途 くれたあいつが 死んだ夜は 呑まずに…いらりょか 噫(あ)々… 酒みれん  酔えばきまって 枯れすすき 遠い眸(め)をして うたったあいつ 吐息まじりの あの唄声(うた)が 胸にからんで また沸かす 雨だれ… とまり木 噫々… 手向け酒  ばかがつくほど お人好し 辛くなるほど いい女(やつ)だった やだよ今さら ほめたって お酌ひとつも できないと 微笑(わら)って… いるやら 噫々… 酒みれん
父娘(おやこ)芦屋雁之助芦屋雁之助松井由利夫岡千秋久しぶりだね お前と二人で こうして酒を 飲むなんて 娘が作った 寄せ鍋で 酔える親父は 果報もの 口に出したら 照れるから 心で 娘よ ありがとう  湯気の向こうで 微笑むお前が 何故だかとても 眩しいよ そろそろ嫁(ゆ)く先 決めなけりゃ そんな思いで 飲む酒が じんとこの胸 熱くする 心で 娘よ ありがとう  親のことより お前は自分の 幸福だけを 追えばいい 湿めった話は チョンにして 飲めば飲むほど 旨い酒 それがなにより 嬉しいよ 心で 娘よ ありがとう
惚れたが悪いか石川さゆり石川さゆり石原信一岡千秋川村栄二唐紅(からくれない)の 彼岸花 簪(かんざし)にして 風流だねと 笑う男(ひと) 今宵限りの 艶姿(あですがた) いとしいよ いとしいよ ああ いとしいよ 誰にも触らす もんかいな 命を手放す もんかいな 惚れたが悪いか どんな罪  浮気の恋は 涼しくて 真(まこと)の愛は 幸せよりも 燃え上がり ふたり堕ちてく 闇の中 くやしいよ くやしいよ ああ くやしいよ しらじら夜明けが 幕を引く 芝居は跳ねたと 幕を引く 惚れたが悪いか 戻れない  鏡に映る 三日月は やせ細り 人目を忍ぶ 道行きは 袋小路で 往き止まり せつないよ せつないよ ああ せつないよ あの世にさらえば よいかいな すべてを棄てれば よいかいな 惚れたが悪いか このさだめ  惚れたが悪いか どんな罪
女のちぎり渡辺要渡辺要水木れいじ岡千秋伊戸のりお好きなお方の 言いつけならば 死ねと言われりゃ 死ぬ覚悟 惚れて… 惚れて… いちずに惚れて… あゝ惚れて あなたに賭けた この命 おねがいですから 情をかけて 女のちぎりは 一生一度なの… 一度なの  純(うぶ)な私じゃ なかったけれど 尽(つ)くす気持に 嘘はない 濡れて… 濡れて… なみだに濡れて… あゝ濡れて あなたを待てば 雨がふる おねがいですから 信じて欲しい 女のちぎりは 一生一度なの… 一度なの  ほめてください 可愛いい奴(やつ)と どんな仕打(しう)ちも 耐(た)えぬくわ 泣いて… 泣いて… 世間に泣いて… あゝ泣いて あなたと探す 恋ねぐら おねがいですから おそばにおいて 女のちぎりは 一生一度なの… 一度なの
KAKU恋慕遠藤さと美遠藤さと美音絵千ょ糸岡千秋花岡優平ジンと 染みたのあなたの言葉 好きよあなたのその優しさが Fum 私一人のあなたでいてね なんでこんなに愛しいの Mnh 愛しいの 恋の溜息 霧になる 幸せは Ah 幸せは どこですか… どこですか Ah どこですか 幸せは… Ah…Ah…KAKU恋慕  歌う 恋歌心の叫び 何もいらないあなたが欲しい Fum あなたの好みの口紅ひけば 女心がときめいて Muh ときめいて 恋の溜息 蜃気楼 温もりは Ah 温もりはどこですか… どこですか Ah どこですか 温もりは… Ah…Ah…KAKU恋慕  幸せは Ah 幸せは どこですか… どこですか Ah どこですか 幸せは… Ah…Ah…KAKU恋慕
お蝶次郎長恋姿竹川美子・岡千秋竹川美子・岡千秋たかたかし岡千秋池多孝春清水次郎長 女房がえらい 風に噂の 東海道 花は橘 茶の香り 茶の香り ほれて寄り添う おしどり旅は お蝶次郎長 恋姿 恋姿  「お蝶、今夜は冷えるなあ」「一本つけますか?」 「おう、上等だ。つまみは塩辛がいいな」 「あれは石さんが食べちゃったよ」 「しょうがねえなあ、じゃあ数の子があったろう」 「それも石さんが食べちゃった」 「わさび漬けはどうした?」 「それもねぇ…」 「あの石の野郎。もう勘弁ならねえ!」  男磨いて 仁義を生きる 浮世渡世の 三度笠 そんなあんたに 夢を賭け 夢を賭け 裏の苦労を 笑顔で裁く お蝶次郎長 恋姿 恋姿  「あんたっ、石さんがやられたよ」「何ぃ。ふぐにあたったか」 「何いってんのよ。斬られちゃったんだよ」 「そりゃてぇへんだ。オイ、出掛けるぞ、支度しろい」 「ちょちょちょっと待ってよ。あわてちゃだめよ」 「これがあわてずにいられるか、野郎ども、ついてこい」  富士を背負った 日本一の あんたわたしが 惚れぬいた 夢に生きてる 男です 男です かわす目と目に 心が通う お蝶次郎長 恋姿 恋姿
茶摘歌竹川美子・岡千秋竹川美子・岡千秋たかたかし岡千秋池多孝春(女)茶摘みごろには 藪うぐいすが (女)裏の里山 たんと啼く (男)おれもお前っちゃに 一目で惚れて (男)ホーホケキョと 胸こがす (二人)ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ (二人)蛙(きゃある)が啼くんで 雨ずらよ  (男)声がしたなら 顔見せてくれ (男)見せて損する ものじゃなし (女)損はしねえども 父(とと)さが恐い (女)薪を片手に 寝ずの番 (二人)ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ (二人)蛙(きゃある)が啼くんで 雨ずらよ  (女)鬼も十八 番茶も出花 (女)茶摘鋏の 音のよさ (男)世帯もつなら お前っちゃにきめた (男)恋のうぐいす ホーホケキョ (二人)ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ (二人)蛙(きゃある)が啼くんで 雨ずらよ
ふたりの最終便川崎修二川崎修二水木れいじ岡千秋南郷達也五年も待ったね この日のことを 涙うかべる おまえが愛しいよ 窓にひろがる 海峡はるか 呼んでいるのか 故郷(こきょう)の街を…… 北へ飛ぶ…北へ飛ぶ 最終便で 今日からは…今日からは…ふたりで生きるのさ  他人の噂(うわさ)に 泣くだけ泣いて 俺もすねてた 似た者どうしだよ もしもおまえと 逢えずにいたら こんなやすらぎ 知らずにいたさ…… 北へ飛ぶ…北へ飛ぶ 最終便で 今日からは…今日からは…ふたりで生きるのさ  許してくれるか 忍んで耐えて 恋にやつれた 小指のかぼそさよ 何があっても 離しはしない 春を探そう アカシヤ並木…… 北へ飛ぶ…北へ飛ぶ 最終便で 今日からは…今日からは…ふたりで生きるのさ
なみだ坂立樹みか立樹みか森田圭悟岡千秋伊戸のりおゆるむ指輪を 右手で隠し つらくないわと 首をふる そうよ あんたと この坂を 越えてしあわせ 見えるまで… わたしの背丈が 足らぬとき 背中(せな)におぶって なみだ坂  欠けた月さえ 呼び名を変えて 元のかたちに 戻るのね そうよ そうなの 二人して いつかぬくもり つかむまで… 手と手に絆を 絡ませて 後に先にと なみだ坂  どんな花でも 一度は咲くと 冬のとなりで 春がいう そうよ あんたと この坂を 越えてあしたに 出逢うまで… 一つや二つの つまずきも 耐えてみせます なみだ坂
残波岬立樹みか立樹みか森田圭悟岡千秋伊戸のりおおんなの涙を 散らすよに 岸壁駆ける 白い波 生きるか死ぬかの 恋をして あなた ああ… 漁師でなければ この春に 添えたはず なんで奪った あのひとを 叫ぶうらみも 岬の風が消す 残波の風が消す  南の空には ちぎれ雲 鴎は赤く 日も暮れて 袂におさめた 想い出を 染めて ああ… せつなく眠れば みなと宿 朝を待つ 綴る手紙の みだれ文字 命どうする 岬の風が訊く 残波の風が訊く  この世を飛び立つ 海鳥(とり)になり 逢いにゆく 待っているよと 空耳か 泣いて残波の 岬に立ち尽くす さだめの灯台か
大漁まつりさくらまやさくらまや水木れいじ岡千秋丸山雅仁ホッケも帆立も 当たり年 今年は毛蟹も よく獲れた ほんとに父ちゃん ありがとう 祭りの太鼓が ドドンと響く[ソイヤ] 浜じゃ法被(はっぴ)のヤン衆も 御輿かついで 祝い節 ヤーレン ソーラン 大漁だ [ソイヤ] ヤーレン ソーラン 祭りだよ [ソイヤ] ソーラン ソーラン…… 大漁まつり [ソイヤ ソイヤ……]  シベリアおろしに 煽(あお)られて 流氷さか巻く 北の海 嵐と戦う 漁師には 家族(みんな)の祈りが命の綱だ [ソイヤ] 村じゃ爺っちゃまも 婆ちゃまも 百度参りに 鎮守さま ヤーレン ソーラン 大漁だ [ソイヤ] ヤーレン ソーラン 祭りだよ [ソイヤ] ソーラン ソーラン…… 大漁まつり [ソイヤ ソイヤ……]  半月ぶりだね ごくろうさん 雪ン子テラチラ 舞う漁港(みなと) 纜(ともづな)投げ出す ケンちゃんに 惚の宇の姉ちゃん 目頭染める [ソイヤ] 沖の真っ赤な 漁火に ひとつ聞かそか 演歌ぶし ヤーレン ソーラン 大漁だ [ソイヤ] ヤーレン ソーラン 祭りだよ [ソイヤ] ソーラン ソーラン…… 大漁まつり [ソイヤ ソイヤ……]
ねんころ子守唄さくらまやさくらまや西條みゆき岡千秋丸山雅仁赤い夕日が 窓辺に落ちて 山の里へと カラスが帰る 今夜も母さん 遅くなるだろか 可愛(かわ)い妹が ぐずって まだ泣きやまぬ 涙ぬぐったなら 涙ぬぐったなら ねんころころり 子守唄  ねんねんころり ねんころりん 母さんまだだよ ねんころりん  白いリンゴの 花咲く頃に 直(じき)に戻ると 嬉しい便り 東京で父さん 無事でいただろか 顔も覚えずに 育ったこの子も二歳(ふたつ) 暦めくったなら 暦めくったなら ねんころころり 子守唄  ねんねんころり ねんころりん 父さんすぐだよ ねんころりん  耳を澄ませば 聴こえてくるよ あれは懐かし 父さんの歌 一節うなれば 笑顔よみがえる 泣いた妹も にこっとほらまた笑(わろ)た おんぶねだったなら おんぶねだったなら ねんころころり 子守唄  ねんねんころり ねんころりん みんなそろたよ ねんころりん あした天気になあれ
よさこい恋唄北野まち子&岡千秋北野まち子&岡千秋松井由利夫岡千秋伊戸のりお夢も情けも 一本釣りだ 賭けた男の よさこい 心意気 酔ったあんたは 潮吹く鯨(くじら) 素面(しらふ)じゃ四万十(しまんと) 沈下橋(ちんかばし) よさこいよさこい どんとこい どんとこい 恋の恋の どんと恋  月もおぼろな はりまや橋が 恋のかけ橋 よさこい 出逢い橋 女ごころは 簪(かんざし)よりも 惚れたのひと言 わたしゃいい よさこいよさこい どんとこい どんとこい 恋の恋の どんと恋  皿鉢(さわち)料理の 鰹(かつお)じゃないが どこか気が合う よさこい 旨(うま)が合う 桂浜から 一望千里(いちぼうせんり) あんたと黒潮 命綱 よさこいよさこい どんとこい どんとこい 恋の恋の どんと恋
ふたりの絆川西方裕之・永井裕子西方裕之・永井裕子水木れいじ岡千秋南郷達也命ふたつの 木の葉の舟で 捨てて来ました 故郷(こきょう)の空を 苦労かけたな おまえには なによ今さら 水くさい… 倖せか 倖せよ 惚れてよかった ふたりの絆川  つらい時にも 弱音をはかず じっとがまんで いく春越えた そんな あんたに惚れ直し そんな おまえに手をあわせ… 酔いたいわ 呑みたいね 情(なさけ)とけあう ふたりの絆川  肩が濡れてる こっちへお寄り 濡れて嬉しい あいあい傘よ おまえ 女の鑑(かがみ)だよ あんた やっぱり宝もの… ささえあい 信じあい 惚れて惚れぬく ふたりの絆川
俺の出番が来たようだ三門忠司三門忠司鳥井実岡千秋肩を寄せ合い 世間の隅で 涙こらえて ひっそり生きて来た 惚れた女に一度だけ 見せてやりたい 幸せを 俺の出番が 来たようだ 来たようだ  噛んでこらえた 堪忍袋 我慢出来ずに 破れることもある 何度みただろ あっただろう 咲かず仕舞いで 散った花 俺の出番が 来たようだ 来たようだ  ひとっふたつと 数えてみたら 数え切れない 苦労の数がある 檜舞台で 死ねるなら 義理と人情の 花道に 俺の出番が 来たようだ 来たようだ
さだめ雪長山洋子長山洋子星野哲郎岡千秋苦労(くろう)くの字に 小枝(こえだ)を曲げて 雪を着て咲く 梅の花 命かけなきゃ 花にはなれぬ そんな意気地が 香に匂う 戴くわ、その魂(こころ) 私も雪に 咲く女  くずだ ちょろだと 叱ってくれる 人が居たから 今日がある こんな私に 望みをかける こわい師匠の 親ごころ ありがとう しあわせよ 背中をおがむ 雪明かり  耐えた者ほど やさしく生きる しだれ紅梅 見て思う 春に先がけ 咲く一輪の 花の姿に 励まされ たおやかに 凛々(りんりん)と さだめの雪を 踏みしめる
夫婦酒村田英雄村田英雄はぞのなな岡千秋苦労をかけたな お前には 泣かされましたよ あんたには 浮世波風 くぐりぬけ やっとつかんだ しあわせを しみじみ味わう 夫婦酒 夫婦酒  目と目で話ができるには 五年はかかると いうけれど 着のみ着のまま 身を寄せて 夢をたよりの 幾月日 おもい出涙の 夫婦酒 夫婦酒  よろしく頼むよ これからも なんです今更 水くさい 何はなくとも 思いやり 胸でやさしく あたためて 今夜は飲もうよ 夫婦酒 夫婦酒
浪花恋しぐれ中村美律子・鏡五郎中村美律子・鏡五郎たかたかし岡千秋山田年秋芸のためなら 女房も泣かす それがどうした 文句があるか 雨の横丁 法善寺 浪花(なにわ)しぐれか 寄席ばやし 今日も呼んでる 今日も呼んでる ど阿呆春団治(あほうはるだんじ)  「そりゃわいはアホや 酒もあおるし 女も泣かす せやかて それもこれも みんな芸のためや 今にみてみい! わいは日本一になったるんや 日本一やで わかってるやろ、お浜 なんやそのしんき臭い顔は 酒や! 酒や! 酒買うてこい!」  そばに私が ついてなければ なにも出来ない この人やから 泣きはしません つらくとも いつか中座(なかざ)の 華になる 惚れた男の 惚れた男の でっかい夢がある  「好きおうて一緒になった仲やない あんた遊びなはれ 酒も飲みなはれ あんたが日本一の落語家になるためやったら うちはどんな苦労にも耐えてみせます」  凍りつくよな 浮世の裏で 耐えて花咲く 夫婦(めおと)花 これが俺らの 恋女房 あなたわたしの 生き甲斐と 笑うふたりに 笑うふたりに 浪花の春がくる
倉敷しぐれ小桜舞子小桜舞子木下龍太郎岡千秋あなたといつか 訪ねた宿を 今夜も選んだ 蔵屋敷 思い切る気の 旅路のはずが 女のこれも 未練でしょうか… 宿傘借りて 堀割行けば すすり泣くよな 倉敷しぐれ  心の内は 見えないだけに いつしか出来てた 行き違い 胸のほころび 繕う針は この世の中に ないのでしょうか… やつれて細い 柳の枝に しずく重たい 倉敷しぐれ  思い出離れ 出来ない内は 失くした笑顔は 戻らない 消すに消せない 未練の糸は 月日が切って 呉れるでしょうか… 水面に映る 白壁揺らし 音もなく降る 倉敷しぐれ
全6ページ中 4ページを表示

リアルタイムランキング

  1. Bling-Bang-Bang-Born
  2. ライラック
  3. さよーならまたいつか!
  4. 初恋キラー
  5. 366日

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

注目度ランキング

  1. hanataba
  2. 会いに行くのに
  3. 運命
  4. 睨めっ娘
  5. Shouted Serenade

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×