伊藤雪彦作曲の歌詞一覧リスト 334曲中 1-200曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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おもいで御堂筋岸本あずさ | 岸本あずさ | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 水谷高志 | やさしいあなたと 肩寄せ合って 歩いた黄昏れ 御堂筋 イチョウ並木の 曲がり角 強くわたしを 抱きしめて 離さないよと 言った人 帰って来てよ 帰って来てよ おもいで御堂筋 あれから一人で あなたを探す 落葉踏みしめ 御堂筋 抱いて欲しいの もう一度 忘れられない 面影が 別れて知った 恋だから 泣いたらあかん 泣いたらあかん おもいで御堂筋 二人で唄った あの歌うたう 夕焼け哀しい 御堂筋 風の噂の 淀屋橋 戎橋から 法善寺 あなた想えば 涙ぐむ 帰って来てよ 帰って来てよ おもいで御堂筋… おもいで御堂筋 |
雨の訪問者岸本あずさ | 岸本あずさ | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 水谷高志 | 雨の夜更けに ひとり来て わたしを見つめて 目に涙 「どうしてそんなに 似てるのか?」 「一年経ったら 迎えに来る」と 言葉残して 消えた人 雨の… 雨の… 雨の訪問者 酒が言わせた 嘘だよと 酒場のスズメは 言うけれど 男の涙に 嘘は無い 誰にそんなに 似てるのかしら なんで一年 待つのかも 何も… 言わずに… 雨の訪問者 今日で一年 経ったけど あの人迎えに まだ来ない 船が着くたび 背伸びして 化粧直して 窓からのぞきゃ 来たよ、花束 胸に抱き 雨の… 雨の… 雨の訪問者 |
北のふるさと伊達文之丞 | 伊達文之丞 | 千葉幸雄 | 伊藤雪彦 | 福田正 | いわし雲 いわし雲 流れる果てに 北国の 北国の ふるさとがある おふくろ炉ばたで しもやけ指で つくった味噌焼き おにぎりの こげる匂いが 恋しいなァ いわし雲 いわし雲 流れる果てに 野菊咲く 野菊咲く ふるさとがある あの娘(こ)はいまでも 泣いてるだろか 忘れちゃいないよ 今だって 詫びを土産に 帰りたい いわし雲 いわし雲 流れる果てに 夕焼けの 夕焼けの ふるさとがある おふくろ白髪も 増えたろきっと 背中をまるめて 風呂焚いて いぶる生木が けむたかろ |
札幌ラプソディ ![]() ![]() | 三代沙也可 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | あの町この町 たそがれて 触れ合う肩先 なつかしい 咲く恋 散る恋 いくつもの 恋を見て来た 時計台 ふたたびの 巡り合い あなたと私の 札幌ラプソディ 互いの気持を 知りながら 二人はあの頃 すれ違い 咲く花 散る花 とりどりの 匂いこぼれる 大通り どこまでも 歩きたい 思い出揺れます 札幌ラプソディ 見交わす瞳の あたたかさ せつなくときめく 恋の夜 咲く夢 散る夢 ススキノの 揺れて賑わう 街灯り もう二度と 離れない あなたと私の 札幌ラプソディ |
恋いのち石原裕次郎・川中美幸 | 石原裕次郎・川中美幸 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | なにも云うなよ そのあとは 別れがつらく なるだけさ 流れ星より せつない恋に いのちをかけた ふたりなら こんなおんなに なるために 恋をしたんじゃ なかったわ 悪いおんなと 笑われながら 生きてゆくのが つらいのよ しあわせうすい その胸を 抱けば悲しい 恋になる 別れつらさに このさみしさに 耐えてゆくのも 君のため 心のこりは もうないの そうよ涙も でなかった 肩をつかんだ あなたの指の あまいぬくみが 残るだけ こんなみじめな 別れなら しなきゃよかった 夜の街 せめてあの日の まごころだけは 抱いていようよ いつまでも |
浅草象潟情け町麻生ちぐさ | 麻生ちぐさ | 山本旅人 | 伊藤雪彦 | 水谷高志 | 赤い膝掛け 人力車 乗ってあんたに 逢いにゆく 夜の浅草 象潟は 日本一(にっぽんいち)の 情け町 もっと 急いで ねえもっと 柳通りは チョイト 宵あかり ふぐの鰭酒(ひれざけ) 呑まないか 二つ返事で 飛んできた ここが浅草 見番(けんばん)ね 柳もゆれる 芸者町 あんた 江戸っ子 粋なひと 胸がときめく チョイト 店あかり 太鼓結びに 帯締めて あんた待ってる 隠れ家へ 夜の浅草 象潟は 日本一の 情け町 そこで 止めてよ その辻(かど)よ 柳通りは チョイト 夢あかり |
おひとよし三島敏夫 | 三島敏夫 | 林涼 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 女は惚れたら 死ぬまで尽くします 男は気まぐれ 一夜で気が変わる 寝物語にあなたにあまえ 私の過去を打ち明けた あゝあゝおひとよし おひとよし 恋は路地裏 こぼれ花 女はきれいな 別れを願います 男はつめたく 鍵まで投げわたす 顔のやつれを化粧でかくし 捧げた愛は誰のため あゝあゝおひとよし おひとよし 寒いこの部屋 またひとり 女はかぼそい 背中で咽(むせ)びます 男は口笛 夜明けの風のなか 命がけだといいことばかり あなたもきざな人だった あゝあゝおひとよし おひとよし 誰かに聞かそう 怨みうた |
北の駅 ![]() ![]() | 三代沙也可 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | ひとりで 生(い)きる 淋(さび)しさは 枯葉(かれは) 木枯(こがら)し 北(きた)の駅(えき) 迎(むか)えてくれる 人(ひと)もなく 送(おく)ってくれる 人(ひと)もない あゝ 待合室(まちあいしつ)の 灯(ひ)の暗(くら)さ 吐息(といき)で くもる 窓(まど)ガラス 指(ゆび)で なぞれば なおくもる 涙(なみだ)の粒(つぶ)が 邪魔(じゃま)をして 思(おも)い出(で)だけが 立(た)ちどまり あゝ 心(こころ)を揺(ゆ)らす 冬木立(ふゆこだち) おろかで あれば あるほどに 恋(こい)に 女(おんな)は 身(み)をけずる せつない恋(こい)よ さようなら 二人(ふたり)で旅(たび)した 思(おも)い出(で)の あゝ 夜汽車(よぎしゃ)を待(ま)つの 北(きた)の駅(えき) |
初恋景色北野玲子 | 北野玲子 | 石坂まさを | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | あゝ許してね あゝ一度だけ あなたは誰より 良い人だけど 我がまま云うから ついてゆけないの 夕焼けだけが お濠を染めて 私の影は 泣いて歩いてく 許してね この私 心細いの 本当は 蕗地から聞こえる 子供の歌に あなたをさがして ひとり目を閉じる 祭りが近い 神社の森は 木犀ばかり やけに匂います 許してね この私 今も想い出す 揺れてます あゝ許してね あゝ一度だけ 白壁曲がれば 鐘の音ひとつ 私は夜汽車で 旅に出てみます あなたのために 大人になって 戻ってくるわ きっといつの日か 許してね この私 だからそれまで 待っててね |
おんな港町多岐川舞子 | 多岐川舞子 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 山田良夫 | おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にも わからない おんな港町 涙をこぼして 錨が上がるのさ 泣いちゃ いけないと あわてて男が デッキで手をふった その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの 雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にも わからない |
七日町花小路麻生ちぐさ | 麻生ちぐさ | 山本旅人 | 伊藤雪彦 | 水谷高志 | 母の代から 扶(たす)けてくれた あなたやさしい 東京のひと ここは山形 七日町 石の畳の 花小路 おしょうしな おしょうしな 今夜は貸切り おもてなし 酒は「瓣(はなびら)」 河北町(かほく)の酒よ 用意しました あなたのために ここは山形 七日町 母を偲んで 花小路 おしょうしな おしょうしな 徳利に一輪 菊の花 食べてください 玉こんにゃくも あなたやさしい 東京のひと ここは山形 七日町 雪がはらはら 花小路 おしょうしな おしょうしな 紅花紬で おもてなし |
振袖金魚麻生ちぐさ | 麻生ちぐさ | 山本旅人 | 伊藤雪彦 | 水谷高志 | 余目(あまるめ)駅の お祭り広場 ここであなたと 待ち合わせ 庄内金魚は 振袖金魚 ゆらりゆらゆら 水の中<ソレ> 山形<ハイ> 東京<ハイ> 遠いけど<ソウダ ソウダ> 愛をはぐくむ ふたりです 案内します 庄内町(まち)を だから秋にも 来て欲しい 狩川(かりかわ) 清川(きよかわ) 北月山(きたがっさん)も 見せてあげたい 景色です<ソレ> 一年<ハイ> 一度じゃ<ハイ> さみしいわ<ソウダ ソウダ> 金魚祭りも フィナーレ あなたはいつも 泊らず帰る いなほ特急 最終で 庄内金魚は 振袖金魚 名残り惜しげに 水の中<ソレ> 山形<ハイ> 東京<ハイ> 遠いけど<ソウダ ソウダ> 愛を信じる わたしです |
加賀の踊子大河内智子 | 大河内智子 | 輝美那奈 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 恋のめばえる 命火(いのちび)は 赤い振袖 この身を包む さすらいの城下町 水面(みなも)を照らした離れ宿 女ごころを 捧げたの 加賀の踊子 未練でしょうか… あぁ 夕月恋あかり 瀧の水垢離(みずごり) 十六夜(いざよい)は わたし一人じゃ 飲めないお酒 柴山潟(しばやま)の船宿(ふなやど)は こころを焦がしたあの夜(よる)よ 弱いわたしを 責めないで 加賀の踊子 別れでしょうか… あぁ 夕月恋あかり 夫婦水鳥(めおとみずとり) 冬華(ふゆばな)は 生きて行(ゆ)こうと こころを寄せる 夢に見る二人づれ 白山連峰(はくせんれんぽう)夜(よ)が明ける せめても一度 あの人に 加賀の踊子 逢えるでしょうか… あぁ 夕月恋あかり |
酒場のママさん (ソロver.)谷龍介 | 谷龍介 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 酒場のママさん おひとよし 酔えばお客に すぐ惚れて あっちむいて こっちむいて 耳もとで 他のお店に行っちゃダメよ 明日もお仕事 頑張ろね お酒呑む人 みんな好き 酔ってくだ巻きゃ もっと好き 私と乾杯 もう一杯 朝まで介抱 してあげる 明日もお仕事 頑張ろね 酒場のママさん 寂しがり 暖簾たためば ひとりぼっち 涙ポロリと 流しても グイと飲みほす 茶碗酒 明日もお仕事 頑張ろね どうせこの世は こんなとこ 男と女の ばかし合い お前と死ぬまで 暮らそうよ あんた奥さん いるじゃないの 明日もお仕事 頑張ろね 明日もお仕事 頑張ってね | |
湯来しぐれよしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 元の他人に 戻った人を 思い切れない 意気地なし しだれ桜が 未練のように 岸にただよう 水内川(みのちがわ) 宿の名入りの 番傘は しずく冷たい 湯来しぐれ 部屋に着いても 寂しいだけで わざと宿まで 遠まわり 愛しながらも 別れた身には 名前哀しい 出合いの滝 女ごころが 判るよに 貰い泣きする 湯来しぐれ 寝酒がわりに 頼んでみたが 口を付けても 形だけ 宿の向こうの 大峰山は 晴れてくれるか 夜明けには 障子閉めても 窓越しに 音がしとしと 湯来しぐれ | |
岡崎ロマン大河内智子 | 大河内智子 | 輝美那奈 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | わたしの好きな岡崎は 春は桜の 花ざかり 伊賀の八幡(はちまん) 雨にぬれ 遠く聞こえる 三味線(しゃみ)の音 さぁさ さぁさ皆(みんな)で 輪になって 岡崎 岡崎 わたしの岡崎よ わたしの好きな岡崎は 昔 蜂須賀(はちすか) お殿様 弟子にしてよと 日吉丸(ひよしまる) 後(のち)の太閤 秀吉公 さぁさ さぁさ皆で 手をたたき 岡崎 岡崎 岡崎出世町(しゅっせまち) わたしの好きな岡崎は 江戸時代(えど)を造った 三河武士 こっちおいでん 赤味噌でん なぜか好きです 八丁味噌 さぁさ さぁさ優しく 助け合い 岡崎 岡崎 世界の平和町(へいわまち) |
赤湯の女麻生ちぐさ | 麻生ちぐさ | 山本旅人 | 伊藤雪彦 | 水谷高志 | 赤湯温泉 裏通り 居酒屋「お菊」 やってます 山形美人と 言われても それは昔の 話です ひとり ひっそり 控え目に 笑顔ふりまく 赤湯の女 雪の夜には あつあつの 名物芋煮 お通しは 男と女の 色恋も ひとつふたつは ありました つらさ 哀しさ 乗り越えて 笑顔ふりまく 赤湯の女 赤湯温泉 裏通り お客はふたり 旅のひと 古漬けみたいな 女です みんな飴色 この店も ひとり ひっそり 控え目に 笑顔ふりまく 赤湯の女 |
ふたりの湘南~ソロ・バージョン~三代沙也可 | 三代沙也可 | 岩本亮・補作詞:伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 渚のむこうに 夕日が沈み ロマンチックな 夜がくる 初めて逢った 海辺のテラス ゆれて歌えば 夢が湧く 見つめられたら 嬉しくて プレシャス マイダーリン ふたりの湘南 愛が 愛が はじまる ひとりで海を 見つめていたの 遠くで聞こえる 愛の歌 稲村ケ崎 富士が見えるよ どこへ流れる 白い雲 小さな倖せ 乗せてきて プレシャス マイダーリン ふたりの湘南 愛が 愛が ときめく カクテルライトが 甘く輝き 島の燈台 虹を呼ぶ 夜空の星と あなたとわたし 波の音だけ 聞こえてた これからずっと 離れない プレシャス マイダーリン ふたりの湘南 愛は 愛は 永遠 | |
煙草占い三代沙也可 | 三代沙也可 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 煙草のけむりが むらさきの夜は あの人必ず 逢いに来る わたしの占い 疑わないで あなたの恋も 観てあげようか? バーボンひとくち 飲みほしてから 煙草のけむりを ドーナツに吐いて のぞけば倖せ やってくる わたしの占い 疑わないで まあるい煙が 消えないうちに 願いを三回 称(とな)えてごらん 煙草のけむりが 真白(まっしろ)な夜は お酒はひかえた 方がいい わたしの占い 疑わないで あなたも体 大事にしてよ 笑顔で楽しく 一緒に歌おう 笑顔で楽しく 一緒に歌おう |
木曽路の女水森かおり | 水森かおり | やしろよう | 伊藤雪彦 | 薗広昭 | 雨にかすんだ 御岳さんを じっと見上げる 女がひとり 誰を呼ぶのか せせらぎよ せめて噂を つれて来て ああ 恋は終わっても 好きですあなた 湯けむりに揺れている 木曽路の女 杉の木立の 中仙道は 消すに消せない 面影ばかり 泣いちゃいないわ この胸が 川のしぶきに 濡れただけ ああ 恋は終っても 逢いたいあなた 思い出のつげの櫛 木曽路の女 明日は馬籠(まごめ)か 妻籠(つまご)の宿か 行方あてない 女がひとり やっと覚えた お酒でも 酔えば淋しさ またつのる ああ 恋は終っても 待ちますあなた どこへ行く流れ雲 木曽路の女 |
眠れぬ移り香島津悦子 | 島津悦子 | 八島義郎 | 伊藤雪彦 | 折りにふれ はっとするのよ 肌の香よ あなた… あなたの 移り香よ あの宿で 飛石伝い浴衣がけ あゝ 又 匂うわよ あの煙 恋の温泉と聞いたけど ほんと… ほんとよ あの日から 胸さわぎ 肌の香りで悩むのよ あゝ 又 匂うわよ 靴の音 聞けばもしやと 耳すます 思いがけない 時々に ふっと匂うの あの香りあなたなの あゝ 又 匂うわよ | |
一筆まいらせ候真咲よう子 | 真咲よう子 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | 逢いたくて死にそうよ 思いの丈を 一筆 あなたに まいらせ候 夜ながのこの秋が わたしを焦(じ)らします もう これ以上 待てませぬ どなたに移り気 されたのですか… 単衣(ひとえ)から袷(あわせ)へと 着がえた季節 帯ひも しめれば やつれて候 なみだと裏腹に ほむらがまた燃えて こころが あつい 息を吐く せつなさ恋しさ おわかりでしょう… 罪ぶかい浮世川 あなたと越える 溺れて この愛 悔(くい)なく候 さだめを背負ってる 男と女です 二人は それが 似合いです わたしにください 明日(あした)の命… |
おんな港町市川由紀乃 | 市川由紀乃 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 近藤俊一 | おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない おんな港町 涙をこぼして 錨(いかり)が上るのさ 泣いちゃいけないと あわてて男が デッキで手をふった その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない |
北の別れ町堺すすむ・端ゆかり | 堺すすむ・端ゆかり | 前原孝夫 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | (女)もしもあなたに 逢わずにいたら (女)こんな涙は 知らずにいたわ (男)本当の幸せ 見つけておくれ (男)愛しているさ 別れる今も (女)肩にちらちら (男)雪がちらちら (男女)北で出逢って 北で暮らして (男女)同じ 夢みてた (男)そうさ愛には 一途なお前 (男)悪い男に よりみちするな (女)あなたがすべての わたしの恋よ (女)忘れはしない いついつまでも (男)雨のススキノ (女)霧の湯の川 (男女)北で愛して 北で別れて (男女)残る 思い出よ (女)今日で最後の ふたりの夜ね (女)歩きたいのよ 肩よせあって (男)ゆるしておくれよ 明日をやれず (男)わがままばかり 言ってた俺さ (女)肩にちらちら (男)雪がちらちら (男女)北でみつけた 北のやすらぎ (男女)胸に 抱しめて |
わたしの好きな姫島は三代沙也可 | 三代沙也可 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | わたしの好きな 姫島(ひめしま)は こころやさしい いい人ばかり ハァー ここは国東(くにさき) 歴史に残る キツネ踊りで コンコンコン 男ン子の 汗が飛ぶ 姫島盆踊り 観音崎(かんのんざき)を たずねても 好きなあの人 どこにもいない ハァー 未練残した 拍子水(ひょうしみず) 若い二人の アヤ踊り 銭太鼓(ぜんだいこ)は シャンシャンシャン 姫島 風が吹く 姫島灯台 照らしてよ 恋の行方を 倖せ道を ハァー 思い溢れて 見上げる空に あれは城山 矢筈岳(やはずだけ) 語りつがれる 七不思議 比売語曽(ひめこそ) 神ロマン |
北海かもめ松本きよみ | 松本きよみ | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 男は海峡 女はかもめ 波間に(あした)が 浮き沈み 惚れたらあかんと 泣き泣き惚れて あんたの海に 流された つばさ折れても エイヤっとね もう離さない 女はいつでも 男に死ねる いのちを賭けてる 恋ならば 惚れたらあかんと 世間が止めた 聴く耳持たず 追いかけた はぐれ昆布が エイヤっとね 襟巻がわり あんたが怒涛(しぶき)に ど突かれたって わたしが優しく してあげる 惚れたらあかんと 三年過ぎた 死ぬまで暮らす ふたり船 海よ許して エイヤっとね 北海かもめ |
港・縄のれん星てる美 | 星てる美 | 山北由希夫 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | 錨おろせば 飲みに来る 酒の肴は 一夜干し 想いめぐらす 縄のれん 雪にちらちら 舞う影絵 まるであんたに 生き写し エンヤラエ! ヤンサノエ! 待ってこがれて… 待ってこがれて もうみ冬 寒さしんしん 肌を刺す とてもしらふじゃ いられない 雪も戯れつく 縄のれん もてたつもりの 酒情話 惚れていたのは この私 エンヤラエ! ヤンサノエ! 春は素通り… 春は素通り もうみ冬 雪のすだれを 掻(か)い潜(くぐ)り 船は港へ いつ戻る なみだひと粒(つぶ) 縄のれん 熱い鰭酒(ひれざけ) 空(から)にして みれんなみなみ 詰め替える エンヤラエ! ヤンサノエ! ほろりほろ酔い… ほろりほろ酔い もうみ冬 |
きまぐれ人生高田正男 | 高田正男 | 高田正男 | 伊藤雪彦 | 振り返り… あの日の自分を思い出す 若さと力で 向こう見ず 探して歩いた 茨の道で 何があったか 何が出来たか きまぐれ人生 どこへ流れる 俺の旅 思い出す… やけのやんぱちあの頃は 酒と女で 日が暮れた そんな男に つくした女に 何でひと言 好きだと云えぬ きまぐれ人生 どうせ叶わぬ 俺の夢 今の俺… 人生泣いたり笑ったり 過ぎたむかしが はずかしい 許しておくれよ 生きてるかぎり 忘れはしないさ 義理人情は きまぐれ人生 明日へ踏み出す 俺の道 | |
はぐれ舟黒木ナルト | 黒木ナルト | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 矢田部正 | 今日も誰かが 泣いている 泣けば涙の 川になる 荷物降ろした 男の背中(せな)に 吹いて寂しい すきま風 灯りひとつぶ 灯りひとつぶ はぐれ舟 往けばかえらぬ 片瀬波 今じゃ噂も 届かない 未練 面影 ちらつくたびに 胸に注ぎこむ わすれ酒 どこへ流れる どこへ流れる おとこ舟 生きた証しの 傷の跡 思い乱れて 夜も更ける 岸を離れて さまよう俺に 縋る哀しい ひと夜花 よせよいまさら よせよいまさら はぐれ舟 |
母恋たより西川ひとみ | 西川ひとみ | 結城忍 | 伊藤雪彦 | 若草恵 | お母さん お変わりないですか 都会に暮らして もう五年 思いだすのは 夜なべして 働きづくめの 荒れた指 その手の温みは 忘れない どこに住んでも 心はあなたの隣です お母さん もうすぐ冬ですね お山に小雪が 舞う頃ね 眠れないまま ペンを持つ なみだが邪魔する 手紙文字 幼子みたいに 恋しくて 帰りたいのに 元気でいますと消して書く お母さん 風邪など引かないで 小窓を叩いて 吹く夜風 春になったら 飛んで行く その日を夢見て 頑張るわ 少しは大人に なれたでしょ 人を愛して 優しい涙を知りました |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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ひとり流浪たけうち信広 | たけうち信広 | 山田孝雄 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | はぐれ枯れ葉が しぐれに濡れて 西へ東へ ひとり旅 待っていてくれ 無くした夢を きっとこの手で つかむから 男ごころに 明日がある 今のまんまの あなたが好きと そっとつぶやき 涙ぐむ 細いうなじを 震える肩を 抱いてやりたい 泣くなよと お前やさしい 白椿 酒のグラスに 夕日が沈む 名もない港の 縄のれん 遠い霧笛が せかせるけれど 帰れないのさ このままじゃ ひとり流浪(さすらい) 北の果て… |
大阪ひとり三代沙也可 | 三代沙也可 | サヤカ | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 故郷(ふるさと)捨てた 訳ではないわ あのころ初心(うぶ)だった わ・た・し 好きなあの人 後追いかけて 来た街 大阪 広い街 鞄ひとつに 夢ひとつ あれは…十八 噂をたどり 出逢えたあなた 一緒につかもうよ ゆ・め・を 云われ過ごした 大阪の街 見るもの 聞くもの 新しく 時を忘れて 燃えました あれは…二十才(はたち) 西日のあたる ふたりの部屋に あの人帰らない きょ・う・も やっと覚えた 大阪なまり 手放す鍵に 「ありがとう」 落ちる涙を 笑顔でかくし 明日(あす)を…夢みて |
ふたりの湘南三代沙也可&三田ひろし | 三代沙也可&三田ひろし | 岩本亮・補作詩:伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 渚(なぎさ)のむこうに 夕日が沈み ロマンチックな 夜がくる 初めて逢った 海辺のテラス ゆれて歌えば 夢が湧く 君の瞳(ひとみ)が 可愛くて プレシャス マイダーリン ふたりの湘南 愛が 愛が はじまる ひとりで海を 見つめていたよ わたしは空を 見上げてた 稲村ケ崎 富士が見えるよ どこへ流れる 白い雲 小さな倖せ 乗せてきて プレシャス トワイライト ふたりの湘南 愛が 愛が ときめく カクテルライトが 甘く輝き 島の燈台 虹を呼ぶ 夜空の星と あなたとわたし 波の音だけ 聞こえてた これからずっと 離(はな)さない プレシャス マイダーリン ふたりの湘南 愛は 愛は 永遠(えいえん) |
霧の別れ落合博満・若山かずさ | 落合博満・若山かずさ | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | (女)二人で夢を 探していたのに (女)いつの間にやら 何処かへ行った (男)どちらが悪い わけではないが (男)めぐり逢うのが 遅すぎただけ (女)みれんを残して 霧が流れる (男)みれんを残して 別れを濡らす (女)それでもあなた (男)それでもおまえ (男女)二人出会えて 出会えてよかった (女)わたしにすれば あなたが命よ (女)思いめぐらす 焔が燃える (男)泣き顔なんて およしよこれで (男)そうさ似合うぜ まばゆい笑顔 (女)こころを残して 時間が流れる (男)こころを残して 別れを告げる (女)それでもあなた (男)それでもおまえ (男女)二人出会えて 出会えてよかった (女)みれんを残して 霧が流れる (男)みれんを残して 別れを濡らす (女)それでもあなた (男)それでもおまえ (男女)二人出会えて 出会えてよかった |
泣いたらだめね中川明 | 中川明 | 白鳥園枝 | 伊藤雪彦 | 泣いたらだめね 泣いたらだめね たとえ どんなにつらくても 泣いたらだめね 愛しちゃいけない 人でした 私のとどかぬ 人でした いつも 別れ話に おびえていたわ 泣いたらだめね 泣いたらだめね あきらめないわ あきらめないわ きっとあなたは帰るから あきらめないわ まごころ捧げた 人でした 女の命の 人でした だから 雨の夜には あなたを待つの あきらめないわ あきらめないわ 忘れないでね 忘れないでね 遠くはなれて暮らしても 忘れないでね 死んでもいい程 好きでした あなたのすべてが 好きでした 今夜も夢で逢いたい 逢わせてほしい 忘れないでね 忘れないでね | |
夫婦さくらんぼ麻生ちぐさ | 麻生ちぐさ | 山本旅人 | 伊藤雪彦 | 水谷高志 | <さくらんぼ ふたつ 手をつないでる> 双子というより 仲のいい 夫婦(めおと)みたいに 見えてくる 山形 寒河江(さがえ) さくらんぼ 見渡すかぎり さくらんぼ ふたつ離れず 手のなかに あんた恋しい ひとり旅 遥(はる)かな霊峰(れいほう) 指さして あれが月山(がっさん) 湯殿山(ゆどのさん) 山形 寒河江 さくらんぼ 紅玉(ルビー)のような さくらんぼ 雪が解けたら また来ます 左沢(あてらざわ)線 走る町 甘さと酸っぱさ ほどよくて まるであんたと 私です 山形 寒河江 さくらんぼ 元気をくれる さくらんぼ 飽きることない 夫婦味 きっと今度は ふたり旅 <さくらんぼ ふたつ 手をつないでる> |
女…さすらい北野都 | 北野都 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 流れゆく また流れゆく 知床ウトロは 冬の空 明日は雪やら 霧笛がさけぶ あなた置き去り ここまで来たが 心さむざむ 眠れない あぁ お酒が お酒がほしい あてもなく ただあてもなく 夢彩(ゆめいろ)かばんを ぶらさげて 女さすらい してみたかった かもめ来て啼く 無人の駅で ごめんなさいと 絵はがきに あぁ 書いては 書いては破る くちべにも この眉ずみも つけないお前が 好きだよと 照れるあなたは 東京の空 上りホームに 咲いてた野菊 せめて一輪 髪にさす あぁ 旅路の 旅路の果てよ | |
はまなす伝説よしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 沖の潮鳴り 聴きながら 浜に揺れてる 紅の花 船待つ女が はまなすの 花になったと人は言う 北の伝説 ヒュル ヒュル ヒュルル 私もあなたの 帰り待つ いつか添い寝に 馴らされて 肌が淋しい ひとり寝は 女のなみだが はまなすの 棘になったと 言い伝え 北の伝説 ヒュル ヒュル ヒュルル 今夜もちくりと 胸を刺す 霧笛遠くで 鳴るたびに 沖を見詰める 紅の花 信じて祈れば はまなすの 花は願いを聞くと言う 北の伝説 ヒュル ヒュル ヒュルル 心の支えに 船を待つ |
君の住む街へ市川たかし | 市川たかし | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 君が住んでる あの街も 冷たい雨が 降るだろか 強がりいつも 見せてるけれど 名前を呼べば 会いたくて 愛してる 愛してる 幸せあげたい 届けこの想い 君の住む街へ 何にも言えずに 見つめ合い 二人別れた 朝の駅 ひとりで君を 待たせることは 身を切るよりも つらいけど 愛してる 愛してる 泣かないで欲しい 届けこの想い 君の住む街へ 男は誰でも 一度だけ 夢の列車に 乗りたがる 待たせた月日 無駄にはしない 迎えにきっと 戻るから 愛してる 愛してる 幸せあげたい 届けこの想い 君の住む街へ |
抱きしめて幡千恵子 | 幡千恵子 | 水木れいじ | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 愛されているのに 心がゆれる それは季節の変り目の 夕暮れだから 風に舞う花びら 両手で包み 私いくつになったのと ため息ひとつ 抱きしめて 抱きしめて 距離がしのんで 来ないよに 抱きしめて 抱きしめて ふるえる 恋ごころ あなたのほかには もう誰も こんなに一途に 愛せないから 幸せがこわくて あふれる涙 淋しがりやの悪いくせ 叱って欲しい むらさきの浮雲 流れる窓で 今はやさしい言葉より ぬくもりがいい 抱きしめて 抱きしめて 想い出の唄を 聞かせてよ 抱きしめて 抱きしめて ときめく 恋ごころ あなたの匂いに 瞳をとじて 明日を夢見て 生きてゆくから 抱きしめて 抱きしめて 距離がしのんで 来ないよに 抱きしめて 抱きしめて ふるえる 恋ごころ あなたのほかには もう誰も こんなに一途に 愛せないから |
さやかの三度笠三代沙也可 | 三代沙也可 | 寿健司 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 風にせかされ 夢おいながら 義理と情けの この歌業(かぎょう) 決めたこの道 どこどこまでも! あなたの拍手と掛け声に ホロリホロホロ… ハートのしぐれ これがさやかの三度笠 流れきままに 歩いてきたが 唄ってつかんだ 花と夢 持っております ごらんの通り! 師匠の厳しさ優しさに ホロリホロホロ… スイートしぐれ これがさやかの三度笠 数えきれない 出逢いと別れ 忘れはしないよ いつまでも 芸の山坂 まだまだ続く! あなたの笑顔が嬉しくて ホロリホロホロ… ハピネスしぐれ これがさやかの三度笠 |
おもいで城下町司純&日向しのぶ | 司純&日向しのぶ | 三里こうじ | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | あれから三年 逢いたかったわ 変わっちゃいないね お前も町も あなたが愛した あのお城も あの日のふたりに 時間(とき)が動き出す 忘れられない 忘れたくない 逢えて良かった おもいで城下町 真っ赤な欄干 つもる花びら ふたつの心を 重ねたあの日 も一度一緒に 歩きたい 今日からふたりの 時間(とき)が動き出す 夢を追いかけ 愛をつらぬく 逢えて良かった おもいで城下町 約束信じて 待っていました 待たせてごめんよ もう離さない 日暮れて蔵町 つなぐ指 今日からふたりの 時間(とき)が動き出す 灯りゆれてる 月もほほえむ 逢えて良かった おもいで城下町 |
花舞台森若里子・伊藤雪彦 | 森若里子・伊藤雪彦 | 里村龍一 | 伊藤雪彦 | 風に吹かれる 名もない花も 肩を寄せ合い 咲いている 心ひとつに 夢寄せ合って 生きてゆこうよ なあ おまえ 世間と言う名の川を 灯りを点(とも)して渡る 愛が命の花舞台 寒い夜空を 二人で見上げ 泣いた日もある 裏町(まち)の角 咲くも散るのも 運命(さだめ)であれば 他人(ひと)を恨まず ねえ あなた 涙という名の雨を 二人で傘さし歩く 唄がこぼれる花舞台 辛(つら)い時ほど こころの絆 かたく結んで 春を待つ 酔えば昔の思い出ばなし つのる二人の 情け酒 あなたという名の舟で お前と幸せ探す 夫婦吹雪の花舞台 | |
宿化粧よしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 外したくない 手枕を そっと外した 夜明け前 もしも貴方を 起こしたら 未練ごころに また負ける 月の明かりで 別れ紅さす 宿化粧 添えぬ二人と 知りながら 無理を言いたい 女なら 酔って甘えた 明け方は 愛の名残りの ほつれ髪 梳(と)かす小さな 櫛が重たい 宿化粧 結ぶ先から 衣擦(きぬず)れの 音が泣き出す おんな帯 避けて通れぬ 別れなら 先へ延ばせば なおつらい 思い切るよに 閉じる姿見 宿化粧 | |
白い海峡竹村こずえ | 竹村こずえ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 人はみな故郷が 恋しくなって 一度は泣きに 帰るものなの みぞれが雪に かわる頃 わたしはあなたを あなたを捨てた 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳に残る ああ 北ゆく船の 窓は寒い 雪が雪が 雪が乱れ舞う 憧れた東京は おんなの谷間 落ちたら深く 沈むばかりよ こころも胸も ぼろぼろで わたしは飛べない 飛べない鴎 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳に残る ああ 夜ふけに帰る 白い海峡 あなたあなた あなた許してよ 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳に残る ああ 北ゆく船の 窓は寒い 雪が雪が 雪が乱れ舞う | |
湯の宿情話よしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 二人になれたね… やっぱり来ました… 日暮れて落ち合う 湯宿へ続く 湖畔道 一夜(ひとよ)限りの 旅なのに 重い女の 旅荷物 この日を待ったよ… 信じていいのね… 窓から見下ろす 水面(みなも)に映る 月明かり 迷い消すよに 後ろ手で 宿の浴衣の 帯を解く 送って行こうか… ひとりで帰して… 未練を切るよに 湯宿を逃げる 湖畔道 岸にただよう 湯けむりが 沁みる昨夜(ゆうべ)の 愛の跡 |
バタやんのツキツキぶし田端義夫 | 田端義夫 | 門井八郎 | 伊藤雪彦 | 娘さん 惚れるなら ツイた男に 惚れなされ 惚れて一生 寝て暮らせ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 娘さん 賭けるなら ツカぬ男に 賭けなされ 風の吹きよじゃ ビルが建つ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 世の中は まわり持ち くしゃみ一つで ケチがツキ いやな税金 たんとツク 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 かまぼこは 板にツキ うちのカミさん 鼻にツキ 亭主嘘ツキ 運のツキ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 ツキすぎて くたびれた 俺らばかりに なんでツク ツキの神様 にくい人 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 | |
関東おんな節水田竜子 | 水田竜子 | 高橋直人 | 伊藤雪彦 | 姿は女で 生れてきたが 男勝(まさ)りの 鉄火肌(てっかはだ) 義理や人情は 吹き曝(さら)し めそめそしてたら 生きられぬ 意地で世間の 意地で世間の エー風を切る 宵越(よいご)し未練は 持たずに散った 桜吹雪の 潔(いさぎよ)さ なぜに引かれる うしろ髪(がみ) 甲斐性(かいしょう)無(な)しほど 気にかかる 恋は心の 恋は心の エー泣きどころ 気立(きだ)ては優(やさ)しい 母親譲(ゆず)り 気性(きしょう)竹割(たけわり) 父譲(ゆず)り 甘い言葉にゃ なびかない 真実一路(しんじついちろ)の 道を行く 花の関東 花の関東 エーおんな節 | |
女はいつでも恋盛り日向しのぶ | 日向しのぶ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 恋は実れば 一度で終わり 実らなければ 次がある 振られた痛みの 手習いすれば 男の目利きが 出来てくる 早咲き 遅咲き 返り咲き 女はいつでも 花盛り 恋盛り つらい時には 我慢をせずに 枕ぬらして 泣けばいい 心の憂いを きれいに洗う 涙は手造り 化粧水(みず) 早咲き 遅咲き 返り咲き 女はいつでも 花盛り 恋盛り 恋はくじ引き 当りか外れ 残りくじには 福がある 幸せかかえた 大本命が どこかで出番を 待っている 早咲き 遅咲き 返り咲き 女はいつでも 花盛り 恋盛り |
弁天菊之助三代沙也可 | 三代沙也可 | 岩本亮 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 月も明るい江の島の 白波寄せる稚児ヶ淵 弁財天の美少年 岩本院で 夜働き くすねた銭で追い出され エエエ 切ないね 名さえゆかりの 弁天小僧菊之助 通り名高い大店の 浜松屋ではお嬢さん 着物姿のあでやかさ みんなあたしに惚れちまう 髪も島田に由比ヶ浜 エエエ いい女 名さえゆかりの 弁天小僧菊之助 月は雲間に江の島へ 雨を呼ぶのか 磯千鳥 肩にかついだ 蛇の目傘 おっとどっこい べらぼうめ 知らざぁ 言ってきかせやしょう エエエ いい男 名さえゆかりの 弁天小僧菊之助 |
男と女橋幸夫・安倍里葎子 | 橋幸夫・安倍里葎子 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 杉村俊博 | 泣かせてね 酔わせてね かわいそうな まゆみ この膝で よかったら 悲しみを 流しなよ 二か月も 持たなかった 愛なんて 信じない 今夜から やりなおす 愛だって あるんだよ 男と女 女と男 酒場でよく聞く お話さ アパートに 帰れない 着たきりの ひろみ 悪いように しないから この俺に まかせなよ おんなって 弱いのね 優しさに 寄りかかる 好きだから それでいい しあわせに したいのさ 男と女 女と男 酒場でよく聞く お話さ ながされて 傷ついた うき草の あけみ 俺だって 過去がある 似たような ふたりだよ つらかった 身のうえを うちあけて よかったわ 陽のあたる 坂道に 部屋をかりて 暮らそうか 男と女 女と男 酒場でよく聞く お話さ |
旅哀歌三代沙也可 | 三代沙也可 | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 丸山雅仁 | 行きずりの 旅の雨 濡れてわが身の 孤独さよ 幾とせまみえぬ 父母の おもかげ偲ぶ ひとり宿 ただ訳もなく なみだ降る くれないの 里灯り 源氏蛍に 似てますね 目覚めて命の 在りしこと よろこぶべきか 旅まくら 小夜吹く風も ほろ苦い むらさきの 川霧に 拗ねて無口な 枯れすすき まだ見ぬあしたに この心 つなげば夢の 糸ぐるま 負けずに生きて 行けという |
好きなんや上野さゆり | 上野さゆり | 沖津安江 | 伊藤雪彦 | 山田年秋 | 何も言わない あの人なのに 背中で呼んで 答えてる やっぱり好きや 好きなんや 今夜が晴れる ひと時を あんたの胸で 眠らせて いまはお酒が 恋しんや 夢の深さに ああ落ちてゆく こころの扉を 開いてみても 痛みはいまも とまらない やっぱり好きや 好きなんや たのしく飲める はずなのに いとしい人に まよわされ なぜか寂しい 夜なんや 愛のあらしが ああ吹きさらす 結びきれない 恋路の糸を 心のもつれ 解けたなら やっぱり好きや 好きなんや あんたは酒に 惚れたんか 今夜はせめて 酔わせてよ いまは素直に なれるんや 夢をふたりで ああ追いかける |
おんな港町五条哲也 | 五条哲也 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | D.C.O | おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にも わからない おんな港町 涙をこぼして 錨が上るのさ 泣いちゃ いけないと あわてて男が デッキで手をふった その場限りの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの 雨が降る あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にも わからない |
おんな港町畠山美由紀 | 畠山美由紀 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない おんな港町 涙をこぼして 錨が上るのさ 泣いちゃ いけないと あわてて男が デッキで手を振った その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない | |
裏町ひとり酒高橋真美 | 高橋真美 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 新田高史 | 差し出す傘を 振りきるように 夜ふけの雨に 消えた人 あなたの胸に もう一度 すがりつきたい 甘えたい そっと後れ毛 かきあげて 未練裏町 ひとり酒 いつしかあなたの 重荷になった 女の一途な 恋情 あの日と同じ 今日も雨 忘れられない 憎めない くじけそうです このままじゃ 揺れる面影 なみだ酒 あなたの代りを 捜してみても なおさら恋しさ つのるだけ 夢でもいいの もう一度 腕に抱かれて 眠りたい 酔って忘れる つもりでも 未練こぼれる ひとり酒 |
温泉まんじゅう泉ちどり | 泉ちどり | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | ごぶさたしました 手みやげは 娘が差し出す 温泉まんじゅう 想い出ふくらむ ほのぼのと 湯けむり湯の町 湯の駅で 食べたね あの頃 懐かしい にごり湯 すまし湯 のんびりと 孫らの手を引き 温泉めぐり この世の苦労は 掛け流し 叶えることなら 天国の 父さん 誘って あげたいね 目と目が ほころぶ 茶柱に もひとついかがと 温泉まんじゅう 温泉旅行を 楽しんで 家族といっしょに 住みたいが まだまだ ひとりで 頑張れる |
雪雀古都清乃 | 古都清乃 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | ひとりぼっちじゃ 無理だけど 連れがあるから 生きられる すずめ すずめ 二人はすずめ この世の冬の 雪雀 互いの愛の ぬくもりで 凍えた羽を あたためる 惚れた貴方の 夢ならば 親も捨てます ふるさとも すずめ すずめ 二人はすずめ 泣いたら負ける 雪雀 心に点もす 命火が 迷った時の 道しるべ 肌を刺すよな 北風も 少しゆるんで 春間近 すずめ すずめ 二人はすずめ 世間の隅の 雪雀 苦労の冬を 越えたなら 明日は空へ 舞い上がる |
さいはて岬日野美歌 | 日野美歌 | やしろよう | 伊藤雪彦 | 薗広昭 | 流れる白い雲 私を乗せて あなたのもとへと 連れてって あれからひとり 私はひとり あなたを今日も 探し続けて いつしか北へ 北へ 心が泣くわ さいはて岬 春とはいうけれど ここから先は 旅する人さえ ないという 教えて欲しい 答えて欲しい 私のことは もう忘れたの あなたが遠い 遠い 風さえ泣くわ さいはて岬 砕ける波の音 ひときわ荒く 日暮れが近いと 告げている 願いはひとつ 祈りはひとつ 思い出なんか 欲しくはないの 逢いたいあなた あなた 夕陽が泣くわ さいはて岬 |
ほの字酒謝宛君 | 謝宛君 | 下地亜記子 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 捜していたのよ この倖せを あなたに出逢えて よかったわ 涙より道 回り道 無駄じゃなかった 嬉しいわ 惚れて惚れられ より添って ふたり ほの字の ほの字酒 冷たい世間の 雨風(あめかぜ)耐えて ぬくもり重ねて ゆきましょう 湯気(ゆげ)の向こうで 揺れている 春が呼んでる 待っている 惚れて惚れられ 酔いしれて ふたり ほの字の ほの字酒 ひとりじゃ渡れぬ 涙の川も あなたがいるから 越えられる 夢が望みが 叶(かな)うまで 苦労一緒に 背負(せお)わせて 惚れて惚れられ 注(つ)ぎ注がれ ふたり ほの字の ほの字酒 |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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波止場駅真咲よう子 | 真咲よう子 | 水木れいじ | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 東京を 発(で)た時の 雨がいつしか 雪になり 二年たらずの 倖せを 思い出しては 泣けてくる あなた ほんとに 好きですと 書いて残した 置手紙 ああ心が… 心が寒い 北の波止場駅 海峡を 行(ゆ)く船に くずれおちそな 身をまかせ 恋の形見の 口紅を 暗い波間に 投げすてる あなた 探しに 来ちゃ駄目よ 逢えば 涙に なるだけよ ああ別れが… 別れがつらい 北の波止場駅 あなた さよなら できますか これで 他人に なれますか ああ女が… 女がひとり 北の波止場駅 |
かもめ宿八代亜紀 | 八代亜紀 | 石本美由起 | 伊藤雪彦 | 恋もしたわよ だけど駄目なの 男 いたわよ だけど別れた 夢もみたけど みんな散りぢり 私も今では 傷ついて こころ凍(しば)れる 港町 海鳴り淋しい かもめの宿よ 夜は独(ひと)りよ だから愛して お酒飲むわよ だから酔わせて 抱いていいのよ いのち燃やして 噂に追われて 捨ててきた 生れ故郷の ことだけは 聞くのはやめて かもめの宿よ 愛がほしいの だけど無理だね あなた好きだわ だけどつれない 春を見たいが 春はどこやら 私の明日(あした)を 占えば 花の季節は まだ遠い くちびる寒い かもめの宿よ | |
バラのささやきたけうち信広 | たけうち信広 | 山田孝雄 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 二月の雨は 冷たいけれど 五月のバラを 咲かせるために降る 恋に破れ 恋に泣いたなら 俺に逢いに 来ればいい ささやく紅いバラを バラをあげようム~ 見つめてごらん 話してくれる こころの傷なら 誰にもあるさ 別れるたびに キレイになって モデルのように 澄ましてツンとする 夢をつかみ 夢と暮らしたら 古い街を 出ればいい ささやく紅いバラを バラをあげようム~ 触ってごらん 痛みをくれる こころの棘なら 花にもあるさ 恋に破れ 恋に泣いたなら 俺に逢いに 来ればいい ささやく紅いバラを バラをあげようム~ 見つめてごらん 話してくれる こころの傷なら 誰にもあるさ |
恋人坂よしかわちなつ | よしかわちなつ | 三里こうじ | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 愛にはぐれて 旅の空 墨絵ぼかしの 蔵の町 あなたの面影 探してる 夕陽に映える 恋人坂よ いつかふたりで 来たかった 心しぐれる ひとり旅 霧に抱かれた 山あいの 数寄屋造りの かくれ宿 初めてひとつに なれた日を 思いださせる 恋人坂よ おんな心を もう一度 染めてください あかね色 泣いて笑って また泣いて やっと大人に なりました 遠くで誰かが 呼ぶような 夕陽に映える 恋人坂よ 花を一輪 胸に挿し 明日は笑顔で 汽車に乗る |
雪岬司千恵子 | 司千恵子 | 丹古晴己 | 伊藤雪彦 | 雪よ 雪よ 雪よ とけて涙に なりますか 海よ 海よ 海よ 雪の涙を だきますか 未練にきしむ 沖の流氷 忘れたいのに 忘れられない 月日も凍れます あなた あなた恋しい さいはて岬 風よ 風よ 風よ いつか優しく なりますか 波よ 波よ 波よ こころつたえて くれますか 未練を照らす 窓の灯台 凍るまくらを 夢でぬくめて 今夜もねむります あなた あなた一途の さいはて岬 未練に啼いて 雪に舞う鳥 春をさがして 遠く来たけど ふりむく旅路です あなた あなた恋しい さいはて岬 | |
白い海峡田川寿美 | 田川寿美 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 人はみな故郷(ふるさと)が 恋しくなって 一度は泣きに 帰るものなの みぞれが雪に かわる頃 わたしはあなたを あなたを捨てた 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳にのこる ああ 北ゆく船の 窓は寒い 雪が 雪が 雪が 乱れ舞う 憧れた東京は おんなの谷間 落ちたら深く 沈むばかりよ こころも胸も ぼろぼろで わたしは飛べない 飛べない鴎 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳にのこる ああ 夜ふけに帰る 白い海峡 あなた あなた あなた 許してよ 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳にのこる ああ 北ゆく船の 窓は寒い 雪が 雪が 雪が 乱れ舞う | |
百人の男中田久美 | 中田久美 | 山口洋子 | 伊藤雪彦 | 川端マモル | 百人の男の 優しい腕よりも あんたの冷たさが ただ恋しいときもある 一緒に死のうかと 馬鹿な気まぐれ 言葉あそびでも 酔えれば 酔えればいいわ 別離(わかれ)が音もなく しのびこむ夜は あゝ 夜明けも早いのよ 優しく抱くよりも 両手をつかんで 昨夜(ゆうべ)は誰といた なにしてたと聞かれたい からだよせあって はなればなれの 夢を追うなんて 耐えられ 耐えられないわ かわいた砂のうえ 愛のかけらでも あゝ 見つけてなぞりたい 男の淋しさが わかってたまるかと 独りで酒のなか 何故(なぜ)溺(おぼ)れて逃げ込むの わざと乱ぼうに 喉(のど)をそらして グラス飲みほした 気ままな 気ままな素顔 一度はくるわせて 泣かせてみたいわ あゝ わたしのこのひざで |
阿波の踊り子三代沙也可 | 三代沙也可 | 助田ひさお | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | ‥ひとめで燃える恋もある‥ 阿波の踊り子 せつない恋よ 三日三晩に 命をかける 揃い浴衣に 朱色けだし ああどうしょんな どうしょんな あの娘はどうしょんな 燃える鳴門の 阿波の夜 暴れ踊りの 人混みぬけて やっと逢えたわ 両国橋で 抱いてほしいと 口には出せず ああどうしょんな どうしょんな あの娘はどうしょんな 遠く聞こえる 笛、太鼓 阿波の踊り子 雪より白い かざす指先 涙がおちる 忘れないでと 肩ふるわせた ああどうしょんな どうしょんな あの娘はどうしょんな 忍ぶ鳴門の 阿波の恋 |
ひとり傘古都清乃 | 古都清乃 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | 女物でも よかったならば あなた お持ちになりますか 濡れるにゃ冷たい 春時雨… 送りたいけど 人目を忍ぶ 通り雨 通り雨 恋はいつでも ひとり傘 離したくない 心がさせる 結ぶ帯さえ 遅れ勝ち 女の甘えを 責めないで… 次の逢瀬を 待つ身はつらい なみだ雨 なみだ雨 帰るあなたの ひとり傘 余り傘でも 日を置かないで あなた 返してくださいね 逢いたいと想いの 遠回し… 無理を通せば 世間が責める 別れ雨 別れ雨 すがりつけない ひとり傘 |
さだめ橋西村亜希子 | 西村亜希子 | たきのえいじ | 伊藤雪彦 | 軒を叩いて 降る雨が やせた背中を 重くする あなた今頃 どのあたり おもかげばかりが つきまとう 渡りきれない さだめ橋 水でうすめた 酒なのに 飲めば心に 沁みてくる 路地にこぼれる 街灯り 身の上ばなしは 聞かないで 戻りきれない さだめ橋 肩にくいこむ 蛇の目傘 雨のしずくが 又からむ 抱いてください おもいきり 恋しいあなたの 腕まくら 逢いに行きたい さだめ橋 | |
羽衣伝説よしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 愛を残して はるかな空へ 天女は旅に 出たのでしょうか…… 衣を掛けた 松林 羽衣伝説 渚宿 あなたと迎える 最後の夜は 知らず知らずに 貰い泣き 命けずって 尽くしてみても はかなく消えた 暮らしでしょうか…… 女のつらい 想い出が 残っているよな 渚宿 世間に勝てない 二人の恋に どこか似ている 運命(さだめ)まで 遠い他国で 肌恋しさに 天女はひとり 泣くのでしょうか…… 哀しい愛の 恋語り 羽衣伝説 渚宿 他人と言う名に 明日は戻る 今宵かぎりの 腕まくら |
寄ってらっしゃい 飲んでらっしゃい三代沙也可 | 三代沙也可 | たかたかし | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | ちょいとそこ行く お客さん しけた顔して どこ行くの ここは新宿 乙姫御殿 タイもヒラメも フグもいる 寄ってらっしゃい 飲んでらっしゃい 憂き世ひととき 忘れ酒 お金貯めても お客さん ためちゃだめです ストレスは ここは新宿 乙姫御殿 歌も踊りも 嘘もある 寄ってらっしゃい 飲んでらっしゃい たまにゃ浮かれて ばか騒ぎ 堅いばかりじゃ お客さん もてやしないわ 女には ここは新宿 乙姫御殿 菫(すみれ)たんぽぽ 木瓜(ぼけ)にバラ 寄ってらっしゃい 飲んでらっしゃい 遊ぶこころに 花が咲く |
愛別離三船和子 | 三船和子 | 下北沢哲 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 旅ににげだす 女の胸に 涙があふれる 夜明け前 どうかしたかと 鳴る汽笛 未練がとなりで 肩ゆする カスマプゲ カスマプゲ あなたを忘れる 愛別離 買った切符に 運命をまかせ 当てなく釜山 あとにした 夢と暮らした 一年が あなたに負担を かけさせた カスマプゲ カスマプゲ 女のわがまま 愛別離 苦労一ツの 手荷物だけど 一緒に運んで くれる人 きっといるはず 逢えるはず 途中で下車した 港町 カスマプゲ カスマプゲ あなたを忘れる 愛別離 |
おんなのカン!三船和子 | 三船和子 | 下北沢哲 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 身体を気遣い 呑んでるあなた お酒の好みが 変わったみたい 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 責めるつもりは ないけれど 離れたこころは もどらない 帰ってあげて 休まる部屋に 男と女の 関係よりも 友達みたいな 暮らしに慣れた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 夢の灯りを つけたまま 月日がふたりを 変えたのね 追いかけないわ あなたのあとは 呑み屋の女将と ふらりのお客 傷持つどうしが 近くにさせた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 燃えた数より 泣いた数 指折り数えりゃ きりがない 帰ってあげて おんなの部屋に |
おしゃれ小唄三代沙也可 | 三代沙也可 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | お洒落しゃれても 惚れてはないよ なくていいのよ わたしには 心に決めてる 人がいる 女は女は女は死ぬまで きれいでいたい おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね 夢いろ 華いろ ポテポテシャンと 花が呼ぶから 蝶々がとまる あまい 香りに さそわれて いっぱい吸ってね この蜜を 女の女の女のいのちは 咲きみだれるの おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね 夢いろ 華いろ ポテポテシャンと 見えるところも 見えないとこも お洒落するのよ さりげなく 襟あしくちびる 爪の先 女は女は女は優しく 気配りするの おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね 夢いろ 華いろ ポテポテシャンと 涙こぼせば 化粧がおちる 泣かせないでね いつまでも たまにはすねても 許してね 女の女の女のえくぼは かわいいものよ おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね 夢いろ 華いろ ポテポテシャンと |
いのち歌舟泉ちどり | 泉ちどり | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 歌をいのちに 置き換えて 生きてきました ひとすじに 川の流れに 流されて 泣いたあの日も 懐かしい いのち歌舟 漕ぎながら 星が抱きつく 風の宿 飛ぶに飛べない 川ちどり 人はしがらみ 背に負って 明日を求めて 生きて行く いのち歌舟 漕ぎながら 水に咲く花 浮かぶ花 人が咲くのは 一度だけ どうせ咲くなら 悔いのない 夢を残して 咲かせたい いのち歌舟 漕ぎながら |
北銀河辰巳彰 | 辰巳彰 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 夜汽車の中で めぐり逢う 別れた貴方に 久しぶり いまでも好きな 人だから どこかの駅で 途中下車 さいはて本線 根室行 どうする どうする 祈る窓には 北銀河 小さな愛の つまずきで いつしか他人に 逆もどり わがまま過ぎて お互いに 気付かなかった 思いやり さいはて本線 隣り席 どうする どうする 二人見上げる 北銀河 諦めながら 心待ち 貴方にこうして 逢える日を 終着駅で 折り返し やり直したい もういちど さいはて本線 根室行 どうする どうする 願い叶えて 北銀河 |
一人静原沙織 | 原沙織 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 愛に泣くのを 知りながら 女は恋を するのでしょうか 別れも告げずに 置手紙 旅路の駅に 儚く咲いてる 一人静の 花に訊く こころ変わりを 責めたって 貴方の愛は 戻りはしない 涙がにじんだ 途中下車 灯火も暗い 酒場の隅で ひとり酔えない 酒に酔う 胸の未練の 消える日が 私の旅の 終わりでしょうか 北行く始発を 駅で待つ 女のつらさ 分っているのか 一人静の 花に泣く |
女がひとり奥山えいじ | 奥山えいじ | 槙桜子 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 酔えば過去(むかし)が うずくのよ 飲まなきゃ明日(あす)が 来ないのよ 仙台 国分町(ぶんちょう) ネオンの杜(もり)には 止まり木さがして 止まり木さがして …さすらう女 化粧落として 洗い髪 なじみの湯宿 終(しま)い風呂 銀山 ガス灯 もたれて携帯(スマホ)の 消去(け)せない写真を 消去(け)せない写真を …見つめる女 指と指とを からめても かりそめなのね 港町 釜石 時雨れて 汽笛がないてる ため息まじりに ため息まじりに …飲んでる女 酒場暮らしの 私にも 命をかけた 男(ひと)がいた 会津の夜桜 舞い散る裏町 似ている背中に 似ている背中に …振りむく女 夜の名前は 捨てましょか 生まれた町は ここだもの ゆりかごみたいな 三日月みあげて 故郷(ふるさと)みちのく 故郷(ふるさと)みちのく …女がひとり …女がひとり |
海峡・風の町渡辺博美 | 渡辺博美 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | いのちぎりぎり せつなげに 海峡の海で哭くという 流氷の物語 いつもしてくれた あなたがうまれた ふるさとは はまなす赤い 風の町 焦がれしぬほど 逢いたくて 片みちの切符で さいはてへ 遠くまでよく来たと 抱いてほしいのに あふれる泪の ひと粒が みぞれにかわる 風の町 船の灯りも 見たいから 海ぞいの町に やどをとる ゆきずりの旅人と うたう艶歌師 逢えないあなたが 恋しくて 泪が落ちる 風の町 | |
涙じゃないわ野中さおり | 野中さおり | やしろよう | 伊藤雪彦 | 忘れてあげる 忘れてあげる 恋は通り雨 言い訳も なぐさめも あなたも 忘れてあげる せめて灯りを消してから 背中を向けて 頬を濡らした このひとしずく 涙なんかじゃないわ 追いかけないわ 追いかけないわ みんな旅人ね 逃げてゆく 遠ざかる あなたを 追いかけないわ 痛いくらいにこの耳を ふさいでみても 夜に消えてく 足音だけが 何故か聞こえて来るの 返してあげる 返してあげる 夢はシャボン玉 思い出も 幸せも あなたに 返してあげる 淋しがりやはいつだって 強がり上手 指にこぼれた このひとしずく 涙なんかじゃないわ | |
別れの旅だち渡辺博美 | 渡辺博美 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 別れの旅だち 列車の窓には 小さな地図と みかんが似合うわ のりかえ切符に あしたを夢みて こころの痛みを 忘れにゆくのよ 宿場・湯煙 吊り橋・らんぷ そこにはきっと 夢がある 母のよな灯がともる みれんな恋など 引きずらないで ひとりで歩ける 女になりたい 干し網つくろう 漁師と話せば 白い歯ひかる 笑顔がまぶしい わたしのことなら 心配しないで 手紙をだすのよ 都会のあなたへ 漁港・大漁 万祝い・かもめ ここには生きる 夢がある 父のよなひとがいる みれんな恋など 引きずらないで ひとりで歩ける 女になりたい ひとりで歩ける 女になりたい | |
流氷伝説よしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | 恋のなきがら 捨てに来た 宿の前には オホーツク 海峡埋める 流氷は みれん涙の 鳴き氷 女はひとり さいはてへ 哀しみ流しに 来ると言う……。 部屋にストーブ 燃えるのに 凍りつくよに まだ寒い あなたの愛の ぬくもりが 消えてしまった 心から 女は長い ひと冬を 想い出相手に 越すと言う……。 春になったら 流氷が 沖へ消えてく オホーツク 私の胸の 海明けは いつになったら 来るのやら 女はひとり さいはてへ 笑顔を捜しに 来ると言う……。 |
恋しき小樽上野さゆり | 上野さゆり | 沖津安江 | 伊藤雪彦 | 山田年秋 | 雪もほろ酔い 北国の 稲荷小路(いなりこうじ)で 飲む酒は 潮の香りの 味がする 恋の未練か 思い出か あなた恋しい あなた恋しい 小樽の町よ 噂夜風が 胸を刺す 夜の花園 裏通り 一夜(ひとよ)花火の 激しさで 燃えたあの日は 遠い夢 今も恋しい 今も恋しい 小樽の町よ つのる思いを 抱きしめて 浮世通りで ひとり待つ 流す涙に くちづけて 忘れないよと 言った人 あなた恋しい あなた恋しい 小樽の町よ |
北海峡三船和子 | 三船和子 | 水木怜 | 伊藤雪彦 | のめないお酒を かたむけて あなたを忘れる 旅の宿 女のこころに 消えてった 船の灯りを おいかけて くちびるふるわす 北海峡 今度はほんとの 倖せを みつけて暮らせと 荒れる波 あなたとはじめて ともにした 海に浮かんだ この部屋は いのちをぶつけた 北海峡 夜明けをおしえる いさり火に 泣きたいことだけ もやしたい お前をひとりに させないと 肩をだかれた やさしさに も一度酔いたい 北海峡 | |
男 追分三五郎一文字辰也 | 一文字辰也 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 同じ親持つ 血よりも重い 兄弟分の 盃は 馬鹿な奴だが 気のいい石松(いし)の 仇は 仇はこの身に 代えてでも 喧嘩支度の 男 追分三五郎 「おしろ、夫婦の約束はなかったことにしてくれ! 石松の仇、都鳥一家との 今度の出入り、 生きちゃあ帰れめえ。 黙ってその手 離してくれ、なあ、おしろ!」 元は備前の 武士(さむらい)くずれ 裃脱いで 男伊達 二十八人 数ある中の 清水 清水一家の 勇み肌 腕じゃ負けぬが 情 三文字にゃ貰い泣き 石松(いし)の恨みを 晴らさずいたら あの世で合わす 顔がない 意地と義理ゆえ 色恋沙汰は 捨てて 捨てて覚悟の 襷掛け 富士も惚れ込む 男 追分三五郎 |
くれない海峡水田かおり | 水田かおり | 下地亜記子 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 泣いて焦がれて あきらめて 旅路の海に 捨てる恋 ねぇあなた 少し恨んでいいですか 未練血の色 にじませて くれない海峡 あぁ…陽が燃える 忘れられない 想い出が 波間に揺れて また浮かぶ ねぇあなた 抱いて下さい もう一度 何処へ帰るか 鴎鳥 くれない海峡 あぁ…潮風が啼く せめてお願い 夢の中 優しく涙 拭きに来て ねぇあなた 心きりりと軋みます 恋の残り火 凍らせて くれない海峡 あぁ…陽が沈む |
夢待ち川森若里子 | 森若里子 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | あなたの面影 水面(みなも)に浮かべ そっと両手で掬(すく)えば 涙がにじむ 泣かずに待つわと 決めたのに… きっと逢える いつか逢える 信じています せせらぎせつない 夢待ち川よ あきらめなさいと 囁(ささや)くように 川風(かぜ)が冷たく耳もと かすめる日暮れ 震えるこの胸 抱きしめる… せめて今夜 夢で今夜 逢いたいあなた 灯りが揺れます 夢待ち川よ あなたにもらった 小さな指輪 たったひとつの私の 心の支え 思い出たどれば 恋しくて… きっと戻る いつか戻る 約束だから 幸せ下さい 夢待ち川よ |
なみだ本線ひとり旅浅田あつこ | 浅田あつこ | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 風がひゅるひゅる ないて 襟裳の町に 春が来る 一人の旅に 心めぐらせ 辛い別れを しのびます 今日も わたしひとり あなた探して 想い出抱いて どこまでも あなたに逢いたい しのぶ未練が ぽろぽろ なみだ本線ひとり旅 大地照らして 浮かぶ 十勝連山 残り雪 遠く霞んだ 山陰に 赤い夕陽が 沈みます あなた お願いだから ここに帰って あの日のように もう一度 抱かれて燃えたい しのぶ想い出 ぽろぽろ なみだ本線ひとり旅 今日も わたしひとり あなた探して 想い出抱いて どこまでも あなたに逢いたい しのぶ未練が ぽろぽろ なみだ本線ひとり旅 | |
夢夜景多岐川舞子 | 多岐川舞子 | 里村龍一 | 伊藤雪彦 | 倖せ探せば 不倖せ 冷たい憂き世の 肩しぐれ 雨よあのひと 連れて来て 遠くなるほど 恋しくて ほろりほろり ほろりほろり 想い出かなしい 夢夜景 裏街流れる 有線が 私の過去を 唄ってる あなたあの日は 夢ですか 胸のすき間に 降る雨に ぽつりぽつり ぽつりぽつり 今では傘さす 夢もない ひと夜で帰れる ふる里が 鏡を覗るたび 遠去かる 酒よ涙を 呼ばないで 土産話しも ない今は ひゅるりひゅるり ひゅるりひゅるり 飛び乗る夜汽車も 夢ン中 |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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禁じられたふたり市川たかし | 市川たかし | 水木れいじ | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | めまいのような 嵐のそのあとで 乱れた髪をなおす指 美しすぎる どこからあなたで どこから僕か こんなことこれきりと 涙ぐむあなた… たとえ罪でもいい 許されなくていい 禁じられた ふたりの恋だから あなたをそっと このまま奪い去り ギリシャの蒼いあの海へ つれて行きたい 不思議な瞳にとまどう僕を 悩ませる迷わせる 年上のあなた… もっと裸になれ もっと自由になれ 禁じられた ふたりの恋だから 何年だって待つよと 抱いた手を 不幸になるとすり抜けて 淋しく微笑(わら)う 逢うたびせつなさ 覚える僕に ためいきでくちづけで 火をつけるあなた… 明日のことなどいい 今がすべてでいい 禁じられた ふたりの恋だから |
白い海峡冠二郎 | 冠二郎 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 人はみな故郷(ふるさと)が 恋しくなって 一度は泣きに 帰るものなの みぞれが雪に かわる頃 わたしはあなたを あなたを捨てた 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳にのこる ああ北ゆく船の 窓は寒い 雪が雪が 雪が 乱れ舞う 憧れた東京は おんなの谷間 落ちたら深く 沈むばかりよ こころも胸も ぼろぼろで わたしは飛べない 飛べない鴎 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳にのこる ああ夜ふけに帰る 白い海峡 あなたあなた あなた許してよ 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳にのこる ああ北ゆく船の 窓は寒い 雪が雪が 雪が 乱れ舞う | |
大阪みれん花森若里子 | 森若里子 | やしろよう | 伊藤雪彦 | あなたしのべば お酒がなぜか 頬にこぼれて 涙に変わる 雨にけむった 宗衛門町で くるり 背中を むけた人 泣いたらあかん 泣いたらあかん 夜の大阪 みれん花 何にもあなたは 悪くはないの 忘れられない 私が悪い 噂ネオンが 難波にともりゃ 女ごころが またゆれる 呼んだらあかん 呼んだらあかん 夜の大阪 みれん花 肩を抱きよせ 聞かせてくれた 夢をあなたは 消さずにいてね 情け灯した 道頓堀に 流す名残りの恋化粧 泣いたらあかん 泣いたらあかん 夜の大阪 みれん花 | |
だからさよなら言わないで市川たかし | 市川たかし | 土田有紀 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 涙ふきなよ 君ならば きっと幸せ つかめるさ 髪の匂いが 甘いから 僕は別れが つらくなる… だから だから だからさよなら言わないで こんなにきれいな 星がにじむから 「夢を見たのね 束の間の」 君の言葉が いじらしい 天使みたいな 純情を ずっと忘れは しないだろう… だから だから だからさよなら言わないで せつない夜霧が 肩にふりそそぐ 誰が捨てたか 白い花 夜の鋪道に ふるえてる 君をこのまま 奪いたい… 恋の青春 迷い道… だから だから だからさよなら言わないで 心の扉に 愛を閉じ込めて |
しあわせ節泉ちどり | 泉ちどり | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 幼馴染(おさななじみ)と お寿司屋で 久しぶりねと 酌み交わす あっという間の 人生だけど 花も咲かせた 実もつけました 泣きの山葵(わさび)で 鮪(にぎり)が笑う ふるさと節だね 故郷さん 孫は二人目 遠い町 三日待たずに 携帯(でんわ)する 歳を取るのが 籤(くじ)ならいいね 当たり外れで 若くもなれる 上(のぼ)り下(くだ)りの 人生峠 おもいで節だね 思い出さん あなた元気で いつまでも わたし一人に させないで あっという間の 人生だけど 明日もあるのさ また明後日も 春の淡雪 ほのぼの夜明け しあわせ節だね 幸せさん いつか夜明けの エー陽が昇る |
天の川伝説よしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | ひとり寝 三百六十四日 添い寝残りの 一夜(いちや)だけ 七夕みたいな 二人の恋は 年に一度の めぐり逢い 明日(あした)は雨が 降らないように 飾る短冊 天の川 土砂降り雨なら 溢れる水で 棹も刺せない 世間川 七夕みたいに 小舟がなけりゃ 逢いに行けない 忍び恋 去年は夢が 叶わぬだけに またも気になる 空模様 明日(あした)の晴れ着に 夜なべで縫った 小千谷(おぢや)縮みの 恋衣 七夕みたいに 逢えない時は 更に一年 先になる 今年はきっと 晴れますように 祈る女の 天の川 |
おんなの旅路三代沙也可 | 三代沙也可 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 汽車をなんども 乗り継ぎました 山の宿から 海の宿 今日で十日も ひとり旅 忘れたいのに 忘れない あなた、あなた もう呼ばないで 恋しさまぎらす おんなの旅路 惚れちゃいけない 妻ある人に 重ね合えない 夢だもの 遠いあの日の はやり歌 胸のすき間を 熱くする あなた、あなた もう呼ばないで お酒じゃ酔えない おんなの旅路 消すに消せない 移り香抱いて 揺れて明日も 流れ雲 女ごころは 紫陽花の 花の涙か ため息か あなた、あなた もう呼ばないで どこまで続くの おんなの旅路 | |
露草真咲よう子 | 真咲よう子 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 夜の暗さに つまずきながら 迷い続けた ひとり道 寒いこころに 点(とも)してくれた 夢の灯火(あかり)が 道しるべ 露草 露草 今日からは お前の愛の 露に咲く 指に触れても 掴(つか)んでみれば いつもしあわせ 影法師(かげぼうし) 春の遅さを 恨みもしたが 無駄じゃなかった まわり道 露草 露草 今日からは お前の愛の 露に咲く ひとりぼっちじゃ 捜せぬ明日(あす)も きっと見つかる 二人なら 何があろうと 一緒と決めて すがるその瞳(め)が いじらしい 露草 露草 今日からは お前の愛の 露に咲く |
愛の始発(セリフ入り)大月みやこ | 大月みやこ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | あの時 鞄(かばん)いっぱいに 夢を詰め込んで ふるさとを後にした 私が いました… いつの日か幸福の鞄(かばん)をさげて ふるさとへ帰る夢 わたしは見てた 夜の服さえ 着なれて一年 酒場の川を ながれて二年 そして今私は 素顔のきれいな 女になって あなたと揺られる 愛の始発よ 恋をした傷あとの 一つや二つ 誰にでもあるんだと あなたは言った いつか暮らしも 荒れてた三年 強がりだけで 生きてた五年 そして今私は すべてを預けて 肩寄せ合って あなたと揺られる 愛の始発よ よろこびに泣くために 今日までわたし ひと粒の涙さえ こぼさなかった 辛い人生 歩いて七年 春・夏・秋の 季節も知らず そして今私は 鴎がむかえる 海辺の町へ あなたと揺られる 愛の始発よ |
江ノ島ひとり~歌謡浪曲入り~三代沙也可 | 三代沙也可 | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 丸山雅仁 | 寄せては返えす 波でさえ 又の逢う瀬が あるものを わたしの恋は 片瀬波 想い出します あの夜を ああ 江ノ島 もう一度江ノ島 わたしはひとり 海が心の 鏡なら 写してください あの人を 抑えきれない この恋ごころ せめてもう一度 逢わせてほしい 恋は女の命です 弁天さまの 琵琶の音か はぐれ千鳥の 鳴く声か あなたが住む町 鎌倉へ 風よ伝えて この想い ああ 江ノ島 もう一度江ノ島 好きですあなた |
かもめ駅から渡辺博美 | 渡辺博美 | やしろよう | 伊藤雪彦 | 雪の青森を 出る汽車は 涙 涙 涙夜行日本海 かじかむ指で 握りしめてる この愛ひとつが いのちです 逢いたくて あなた逢いたくて 海辺づたいに 走る漁火 北のかもめが 北のかもめが 旅に出る 雨の大阪へ 着く汽車は 恋の 恋の 恋の夜行日本海 私の空は あなたの胸よ すべてを捨てても いいのです 抱きしめて あなた抱きしめて 海辺づたいに 走る命火 北のかもめが 北のかもめが 夢を飛ぶ 逢いたくて あなた逢いたくて 海辺づたいに 走る漁火 北のかもめが 北のかもめが 旅に出る | |
泣き上戸三代沙也可 | 三代沙也可 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | この手をほどき 足早に 小雨に消え行く うしろ影 あの日思えば 哀しくて お酒がしみます この胸に‥‥ 私やっぱり 泣き上戸 涙ぽろぽろ 夜ふけの酒場 別れが来ると 知らないで 幸せ続くと 信じてた 指の先まで まだ残る あなたのぬくもり せつなくて‥‥ 私やっぱり 泣き上戸 涙ぽろぽろ とまり木酒場 飲まなきゃ夜が 長すぎて 飲むほどひとりが 淋(さび)しくて 二年暮らした 人だもの 忘れることなど できないわ‥‥ 私やっぱり 泣き上戸 涙ぽろぽろ 夜ふけの酒場 |
いのちの波止場渡辺博美 | 渡辺博美 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 泣いて波止場を 追いかけりゃ 雪の飛礫が この目に痛い とどかない あゝ指の先 愛したあなたが 遠くなる 待って 待って あなた待って 船がひき裂く 命の恋よ 好きとわたしを 抱いたのは 旅の一夜の 気まぐれですか 知らなけりゃ あゝゆきずりの 他人でわかれる ひとなのに とめて とめて だれかとめて 思い切れない 命の恋よ 鴎ゆくなら つたえてよ 声を限りの 女の叫び 風が吹く あゝ雪が舞う わたしの明日は どうなるの 呼んで呼んで あなた呼んで 春を待ちます 命の恋よ | |
夫婦盃金田たつえ | 金田たつえ | 木未野奈 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | お酒のにおいが しみこんだ 座蒲団がわりの いすならべ 三々九度の まねごとを すればふたりに しあわせの 泪がこぼれるね ああ 泪がこぼれるね 夫婦盃 何にもお祝い ないけれど 二人にゃ小さな この子らの 笑顔を包んだ のし袋 胸にいつでも しまってる 苦労をのりこえた ああ 苦労をのりこえた 夫婦盃 一緒になってと いったのは 私のほうです ねえあなた 貧乏ぐらしの ふたりでも ちから合わせりゃ 今度こそ 冬にも春がくる ああ 冬にも春がくる 夫婦盃 |
北時刻三船和子 | 三船和子 | 三園みよじ | 伊藤雪彦 | 汽車に乗り継ぐ 改札を 出たなら心を 決められた さきをせかせる ベルの音に あなたの未練がおいすがる ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 春を忘れた海峡に 汽笛を泣かせて かえる船 あてもないのに 上野まで 買ってた切符を きりはなす ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 酔えば乱暴する人が さめればやさしい 人になる むだな苦労じゃ なかったわ いまならも一度も 出直せる ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 | |
愛は永遠に…三代沙也可 | 三代沙也可 | 仁井谷俊也 | 伊藤雪彦 | 丸山雅仁 | 愛… わたしの愛は あなたの胸の中 夢… 誓ったあの夢 永遠(とわ)に抱きしめて 奇跡のように 出逢ったふたり その心 その命 誰にも渡さない 朝も昼も夜も あなたを愛したい 恋… 微笑みあえば 幸せ満ちあふれ 花… 可憐な蕾(つぼ)みに そっと接吻(くちづ)ける 運命(さだめ)のように 出逢ったふたり ぬくもりも 手ざわりも 死ぬまで離さない 過去も現在(いま)も明日(あす)も あなたを愛したい 運命(さだめ)のように 出逢ったふたり ぬくもりも 手ざわりも 死ぬまで離さない 過去も現在(いま)も明日(あす)も あなたを愛したい |
浅草すずめ日向しのぶ | 日向しのぶ | 有島司 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 差し出す傘を 振り切って 仲見世通りに 消えた人 ちゅんちゅんちゅん… 浅草すずめ 妻ある人と 知りながら 惚れた私が 馬鹿でした あなたに似てる 後影 後追いかけたわ 田原町 ちゅんちゅんちゅん… 浅草すずめ やさしい胸の とまり木に とまりたいのよ 寒い夜は 涙と共に 想い出を 言問橋から 流します ちゅんちゅんちゅん… 浅草すずめ 忘れたはずの あの人を 想い出させる ひとり酒 |
雪大文字成世昌平 | 成世昌平 | 関沢新一 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | この幸せが いつまでも 続くといいねと 大文字の 紅い炎に 言ったひと 冬になったら また燃え上がる 白いかげろう 雪大文字 京都ああ 京都あのひと 恋おんな さよならなしで なぜ逝(い)った ふたりで歩いた この町は 独りぼっちじゃ つらすぎる 比叡の淡雪 舞う東山 白い未練の雪大文字 京都ああ 京都底冷え なみだ冷え 炎は消えて 冬枯れて あと振り向いても なにもない 上がる下がるの 京の町 あの瞳あの声 あのしぐささえ 白く浮かべる 雪大文字 京都ああ 京都まだまだ つらい町 |
夢花火三代沙也可 | 三代沙也可 | たかたかし | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | あなた見送る 別れの駅は 今日もつめたい 霧が降る いくら好きでも この世で添えぬ 一夜かぎりの いで湯の恋は 咲いて短い 咲いて短い 夢花火 昨夜あんなに 激しくもえて 今朝は他人に なる二人 他人なんかじゃ ないのにあなた なんでわたしを 残して行くの 泣けてきそうな 泣けてきそうな 湯のけむり やがて電車が 山間をぬけて 駅のホームに すべりこむ 交わす目と目に 思いをこめて すがる涙の いで湯の恋は 咲いて短い 咲いて短い 夢花火 |
流転舟藤野とし恵 | 藤野とし恵 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | どこへ行くのと 風がきく どこへ流れて ゆくのでしょうか 親が許さぬ 恋をして 運命(さだめ)という名の あぶない川に 木の葉みたいな 舟を出す わたしとあなたは 流転舟 紅と小さな 夢ひとつ 詰めてきました 荷物の中に 啼いてくれるな いそしぎよ ひきとめられても いまさら二人 もどれないのよ この恋は わたしとあなたは 流転舟 俺のそばから 離れるな 叱るあなたの やさしさ強さ 月を背にして ゆれながら こゝろでつぶやく 覚悟はひとつ 生きてみせます しあわせに わたしとあなたは 流転舟 |
アカシアの下で三代沙也可 | 三代沙也可 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | アカシアの 甘い香りの下で 静かに別れを 告げた人… 今頃どうして いるのでしょうか 瞳を閉じれば あの夜を 思い出します 花別れ アカシアの 白い花びらこぼれ 肩寄せ歩いた 並木道… 私をおぼえて いるのでしょうか あの頃お互い 甘え過ぎ 悔む思いの 花別れ アカシアに 淡く木洩れ陽揺れて 心に溢れる せつなさよ… 二度とは会えない あなたでしょうか 返らぬ月日の 淋しさは にじむ涙の 花別れ |
霧の花富士美咲 | 富士美咲 | 三浦康照 | 伊藤雪彦 | 死んでもいいの 悔いはない あなたにあげた 命なら ながれる霧に 包まれて 淋しさ抱いて 咲いて散る 私は花の 私は花の 儚いさだめ あなたの胸で 黒髪を 乱してすがる 霧の夜 眼をとじながら ひとときの この幸せに 酔いたいの 涙で終る 涙で終る 恋でもいいわ もいちど抱いて ほしいのよ あなたを探す 霧の中 私に逢いに 来るような あの足音が 胸を刺す 未練が炎える 未練が炎える 女のこころ | |
おんな港町歌恋 | 歌恋 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 工藤恭彦 | おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない おんな港町 涙をこぼして 錨が上がるのさ 泣いちゃいけないと あわてて男が デッキで手をふった その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない |
まっ赤な慕情市川たかし | 市川たかし | 水木れいじ | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | まっ赤な夕陽が 涙を染めて 哀しい黄昏 連れてくるのか いまさら どうしてさよなら言うの 二人で誓った 恋なのに 風は知ってる この想い… 嘘じゃない 嘘じゃない 嘘じゃない 君が好きだよ まっ赤な夕陽に 抱かれて眠る あの街はるかに 灯りがひとつ 誰にも言えない 恋物語 弔う嘆きの 残り火か 胸にあふれる せつなさよ… 嘘じゃない 嘘じゃない 嘘じゃない 君が好きだよ まっ赤な夕陽よ 流れる雲よ 二人の世界を 返しておくれ 命をかけても あなたを守る 帰らぬあの日の 約束に 忘れな草の 花が散る… 嘘じゃない 嘘じゃない 嘘じゃない 君が好きだよ |
盛り場八代亜紀 | 八代亜紀 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 夜はだれでも みなし子だから 話相手が ほしいのです 風にころげる 枯葉のように きょうも来たひと 酔っていた あゝ裏町の あゝ盛り場は 涙のかけらを すてる街 ここへ私も 一年住んで 他人(ひと)の情に 触れたのです 生きてゆけよと 夢半分を くれたあなたの 手の熱さ あゝ裏町の あゝ盛り場は 母さんみたいな 愛もある 胸が苦しい この呑みすぎは レモンかじって 醒ますのです いまはひとりの 私にだって おとぎ話じゃ ない春が あゝ裏町の あゝ盛り場は ギターが夜ふけを つれて来る |
終着駅から金田たつえ | 金田たつえ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 終着駅から 届いた手紙 胸にたゝんで 旅支度 愛の激しさ 吹雪も晴れて しあわせきそうな 北の空 あなた あなた あなたに逢いたい こゝろが先にゆく 人生春秋(はるあき) みちづれほしい 力づよさが にじむ文字 よめば思わず あふれる涙 片道切符が 添えてある あなた あなた あなたの横顔 ガラスに映ります 運命(さだめ)をたくした 鞄を膝に 化粧なおせば ときめいて 遠い旅路の 終わりも近い 海峡列車は 夜明け前 あなた あなた あなたに誓うわ 死ぬまで離れない |
蛍伝説よしかわちなつ | よしかわちなつ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | あなたの愛が 見えなくて 恋の闇路に また迷う ほ~ ほ~ ほたる 夢ほたる 蛍は 竹取りかぐや姫 女のこころが 分るなら 借してください 堤灯あかり ひと舞済んで 夜が更けて 笹に宿った 白い玉 ほ~ ほ~ ほたる 夢ほたる 蛍は 舞姫 かぐや姫 心の痛みに 効(き)くならば 分けてください 夜露のしずく 真ん丸月の 十五夜に 天に帰って 行くと言う ほ~ ほ~ ほたる 夢ほたる 蛍は 御伽(おとぎ)のかぐや姫 あなたにこのまま 逢えぬなら 消してください 未練の糸を |
袖笠雨大月みやこ | 大月みやこ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 丸山雅仁 | 袖をかざして よけながら 袖笠雨に 濡れてゆく あのひとと あのひとと うれしい旅をしたときの 恋がさまよう 竹の径 おもかげ探しに 来たのです 嵯峨野めぐりの 人力車 肩よせ合って ゆれた日よ しあわせが しあわせが わたしの横をかけぬけて 橋のむこうに 見えがくれ はじめて抱かれた あなたです 人の運命(さだめ)の 悪戯に ひき離されて 泣かされて 夕暮れの 夕暮れの 鐘の音きけば散るさくら ひとり座りの 小雨茶屋 あなたを愛しむ 京都です |
酒場のママさん黒谷兄弟withさおりママ | 黒谷兄弟withさおりママ | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 竹内弘一 | 酒場のママさん おひとよし 酔えばお客に すぐ惚れて あっちむいて こっちむいて 耳もとで 他のお店に行っちゃダメよ 明日もお仕事 頑張ろね お酒呑む人 みんな好き 酔ってくだ巻きゃ もっと好き 私と乾杯 もう一杯 朝まで介抱 してあげる 明日もお仕事 頑張ろね 酒場のママさん 寂しがり 暖簾たためば ひとりぼっち 涙ポロリと 流しても グイと飲みほす 茶碗酒 明日もお仕事 頑張ろね どうせこの世は こんなとこ 男と女の ばかし合い お前と死ぬまで 暮らそうよ あんた奥さん いるじゃないの 明日もお仕事 頑張ろね 明日もお仕事 頑張ってね |
海峡雪しぐれよしかわちなつ | よしかわちなつ | 有島司 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | かもめお前が 身代わりか 泣いて後追う 別れ船 たとえ嘘でも かまわない 帰ってくると 言うのなら 信じて泣かずに 待ってます あぁさよならの あぁさよならの 海峡雪しぐれ 汐の流れが 変わっても 過ぎたあの日は 戻らない 寒い夜には 側にいて 温もりくれた 膝枕 短い月日の 幸せを あぁ噛み締める あぁ噛み締める 海峡雪しぐれ 泣いちゃだめだと 海鳴りが 私を叱る 声になる いくら遠くへ 離れても 愛する人は あなただけ も一度逢う日を 夢に見る あぁさよならの あぁさよならの 海峡雪しぐれ |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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ふたりの港野中さおり | 野中さおり | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 泣いて 泣いて見送る あの船は あなた奪った 憎い船 憎い船 帰してください わたしの恋を 呼べば叫べば ひゅるひゅると なぐり吹雪が アーァ 黒髪ちらす… ふたり ふたりいてさえ 寒いのに 捨てて行かれた 雪みなと 雪みなと 帰してください 私の恋を 想いとどかぬ くやしさが 指の先から アーァ ころがり落ちる… 好きな 好きなあなたが 望むなら 髪も切ります やせもする やせもする 帰してください わたしの恋を 生きてゆけない 一人では ここは春待つ アーァ ふたりの港… |
女の海伍代夏子 | 伍代夏子 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | どこまで続くの日本海 悲しさ波間にゆれている くちびる噛めば散る涙 ほろりほろりほろり あー肌を刺すよに 雪が海から噴き上げる この世を捨ててかまわない 一人じゃ辛すぎる 何処にいるのあなた 今すぐわたしを連れに来て 磯船群れ飛ぶかもめたち 家路を急いで遠ざかる 海鳴り風に砕け散る 夢が夢が夢が あー凍える指に 雪が海から噴き上げる この恋ひとつ失くしたら 生きてはゆけないわ 未練なのねあなた 今すぐわたしを抱きしめて あー肌を刺すよに 雪が海から噴き上げる この世を捨ててかまわない 一人じゃ辛すぎる 何処にいるのあなた 今すぐわたしを連れに来て | |
函館青柳町三笠優子 | 三笠優子 | 石本美由起 | 伊藤雪彦 | 恋知りそめし こころ花 育てて咲かせ 妻となる 知らぬ他国も あなたとならば なんで運命が 辛かろう ここは ここは函館 青柳町 渋民村の 山や川 捨てても悔いは ありません 夢も薄れる 幸せだけど 今日がいい日で あればよい 北の 北の函館 情け宿 別れて逢うて また別れ やすらぐ土地は どこにある 明日は小樽へ 旅立つあなた 秋が泣かせる 節子草 ここは ここは函館 青柳町 | |
いい日がくるよ三代沙也可 | 三代沙也可 | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | いのちを尽くして 光ってる あの星も この星も 小さな星も 見上げるごとに 輝いて あしたを夢見て いつも光ってる 時計の針は 止まっても 時は止まらない いい日がくるよ 私にくるよ きっとくる 季節を泣かせる 嵐でも あの花も この花も つぼみの花も 寄り添うように 花籠(はなかご)で 抱かれるその日を いつも待っている 時計の針は 止まっても 夢はとまらない いい日がくるよ ふたりにくるよ きっとくる 輝く朝日が 昇るとき あの人も この人も 恋人たちも つばさをひろげ 飛び立つよ やさしい笑顔は いつもいつまでも 時計の針は 止まっても 時は止まらない いい日がくるよ みんなにくるよ きっとくる |
恋路浜島津悦子 | 島津悦子 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | あなたと流した 涙のような 雨がいつしか 霙(みぞれ)にかわる 秋の終わりの 恋路浜(こいじはま) 忘れられない 肌の匂いの 潮騒が 沁みて哀(かな)しい 能登(のと)の海 女のいのちを 二重(ふたえ)に三重(みえ)に 巻いた小指の 紅糸(べにいと)なのに いつかちぎれて 流れ雲 遠いあの夜が 揺れてせつない 姫鏡(ひめかがみ) 夢も濡れます 港宿 乾いたこころを まぎらすための 北の地酒は 飲むほどつらい 恋の砂山 恋路浜 連れにはぐれた 鴎みたいに 明日(あす)もまた 泣いて奥能登 ひとり旅 | |
徒然草森若里子 | 森若里子 | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 人はみな 姿もかたちも違うけど ひとつの太陽に 照らされる 踏まれて咲いても 花は花 流れて消えても 星は星 つれづれの つれづれの 想いのままに あなたを あなたを あなたを愛せたら 人はみな 故郷(ふるさと)偲んで父母(ちちはは)に どれほど報いて 来たのでしょう この日をだいじに 温めて 錆びつく涙は 振り捨てる つれづれの つれづれの 想いのままに あなたを あなたを あなたを愛せたら 人はみな 更なる幸せ追い求め 旅人みたいに 急ぐのか ゆっくり歩きましょ 人生は 生きるも散るのも 一度だけ つれづれの つれづれの 想いのままに あなたを あなたを あなたを愛せたら |
和む酒浜博也 | 浜博也 | 槙桜子 | 伊藤雪彦 | 笹雪模様の ぐい呑みが おまえの小さな 手に似合う つよくなったね 昔より ほんのり淡く ほほ染める 飲めばしんしん 夜は更けて 今夜はおまえと 雪見酒 肴は手作り 皿小鉢 酔うほどおまえが 愛しいよ 夢にこだわる わがままに 心で詫びて いるんだよ ほろり瞼(まぶた)を 濡らすのは 月のしずくか 月見酒 あなたの背中に ついてきた それだけですよと 片えくぼ 春の笑顔で 陰日向 支えてくれる 恋女房 ふたり幸せ わけあえば 花もほころぶ 花見酒 | |
ふたり道真咲よう子 | 真咲よう子 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | “おひとついかが”“お前も呑めよ” 笑顔と笑顔の 差し向い 明日が見えない つらい夜も 泣いたりしないから 夢を信じて 捨てないで いい日も来るでしょう おつかれさまです あなた “甘えて欲しいの”“照れるじゃないか” 重さが嬉しい 膝まくら 一人で苦労を 背負わずに 二人で半分こ 他人に言えない 話でも 私に聞かせて おつかれさまです あなた “いつでも一緒よ”“これから先も” 心と心は 水入らず 不器用同士の 二人にも しあわせきっと来る 何があっても 負けないわ 明日を信じて おつかれさまです あなた |
ご満悦音頭島津悦子 | 島津悦子 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 花の緞帳(どんちょう) さらりと上げりゃ あなたとわたしの 出番です 今日という日は 二度とは来(こ)ない やぼな苦労は 先送(さきおく)り アラ ゴマンエツ チョイト ゴマンエツ 人生 いつでも 夢舞台(ゆめぶたい) 暗い顔には お金(かね)も逃げる にこにこ笑顔にゃ 福が来る べそをかいても 逆立(さかだ)ちしても どうせなるよに なる浮世(うきよ) アラ ゴマンエツ チョイト ゴマンエツ 人生 いつでも 夢舞台(ゆめぶたい) 風に柳の たとえじゃないが 無理すりゃつまずく 恋の道 好きになったら とことん惚れて 縁(えん)がなければ あきらめる アラ ゴマンエツ チョイト ゴマンエツ 人生 いつでも 夢舞台(ゆめぶたい) 肩を張らずに 力(ちから)をぬいて 三本〆(さんぼんじ)めです お手拍子(てびょうし) なにはなくても 大事なものは 出逢い ふれ逢い めぐり逢い アラ ゴマンエツ チョイト ゴマンエツ 人生 いつでも 夢舞台(ゆめぶたい) | |
ふたりの愛染橋金田たつえ | 金田たつえ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 熱い男の まなざしで ついて来るかと 聞くあなた ここから戻れば また不幸せ 目には見えない 赤い糸 結ぶ縁(えにし)の 橋ならば あなたと渡りたい 愛染橋(あいぜんばし)を 紅を濃いめに よそゆきの 顔で笑って 生きてきた わたしの幸せ 泣きたいときに なみだ分けあう ひとがいる それがあなたよ 連れてって ふたりで渡りたい 愛染橋を 夢をうかべて ゆく川の 水にうつした 影法師 あなたの支えに なれるでしょうか 世間知らずの このわたし 三歩離れず 寄り添って 明日へ渡りたい 愛染橋を |
雨の波止場町三代沙也可 | 三代沙也可 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 雨がやんでも 港の灯り わたしの涙で 見えないわ いくら止めても 縋ってみても いのちふりきる 船が出る あなたわかって 切ないこころ 鴎が泣いた 汽笛が泣いた 雨の波止場町 情けぬくもり つぎ足しながら 恋しいあなたを しのび酒 一夜明ければ もうあと一夜 春の嵐の 故にして 女なみだを こがして燃えた おもい出 呼んだ しみじみ呼んだ 雨の波止場町 波に揺れてる 海鳥さえも いつかは帰って くるものを 潮の流れに 航海燈に せめてのぞみを つなぎたい あなたお願い 帰ってきてよ 鴎が泣いた 汽笛が泣いた 雨の波止場町 | |
愛の夜明け梅沢富美男 | 梅沢富美男 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 独りが辛い 世の中ならば 二人で生きて ゆこうじゃないか 俺達 宿命(さだめ)に 流されて ひとの幸福 不幸福(ふしあわせ) 知っているのさ おたがいに 汚れていると おまえは言うが 目を見りゃわかる 優しい心 俺達 愛して 住む部屋は からだ寄せ合う ぬくもりと 窓に夜明けが あればいい 小間切(こまぎ)れだけど 明日(あした)の夢を 語ればつきぬ 似たものどうし 俺達 出逢いの 人生に 花を飾って しみじみと いつか呑もうよ うまい酒 | |
越前恋歌服部浩子 | 服部浩子 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 哀しい恋の歳月を 知ってるように海風に 抱かれて眠る 波も麗(うらら)な若峡の湾(うみ)よ あなたを捜し浜辺を歩(ゆ)けば 帰らぬ恋に砂が鳴く いくら呼んでもわたしの愛は あなたの胸には届かない 辛い別れを恋歌(うた)で紛らして 続くの続くのわたしの旅は いつかは終わる恋だとは わかっていたの最初(はじめ)から それでもわたし 辿りたかったあなたの辺(ほとり) はぐれた海鳥(とり)がぐるぐる回り 沖ゆく船は日本海 肩を冷たく突き刺す雨が 想い出濡らして過ぎてゆく 愛を信じてひとりゆく旅は 続くの続くの越前岬 あなたを捜し浜辺を歩(ゆ)けば 帰らぬ恋に砂が鳴く いくら呼んでもわたしの愛は あなたの胸には届かない 辛い別れを恋歌(うた)で紛らして 続くの続くのわたしの旅は | |
風屋台三代沙也可 | 三代沙也可 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 赤いちょうちん 揺れるたび 浮かぶ面影 コップ酒 惚れたおまえに 幸せひとつ やれずに別れて 来た俺さ 苦(にが)さ飲みほす 風屋台 尽すおまえの 優しさを じゃまにしていた あの頃は 女心の 淋しさつらさ 今ならわかって やれるのに ばかな男さ 風屋台 酒にほろ酔い 目を閉じりゃ そばにおまえが いるようで すまなかったと 一言(ひとこと)詫びて この手に抱きたい 細い肩 つらさ飲みほす 風屋台 |
雨の酒場永井みゆき | 永井みゆき | たかたかし | 伊藤雪彦 | 窓に汽笛が しぐれる夜は 口紅(べに)がぬれます こころもぬれる 酒のグラスを 置いた手で 痩せた肩だと 抱いたひと 夜の港は 今日も雨… 箸の袋で たたんだ鶴を うしろ姿の あなたは飛ばす 君にしあわせ あげるよと 嘘をわたしに くれたひと 泣いたあの日も 雨でした 不幸なじみの 女の胸に 夢はいつ咲く 止まり木ぐらし 黒いコートの 襟を立て 雨の夜更けに 消えたひと 夜の港は 今日も雨… | |
いい感じ千葉一夫・三代沙也可 | 千葉一夫・三代沙也可 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 春に菫(すみれ)が ほころぶように キミが隣に 居るだけで はんなり ほんのり 心が和む あなた向日葵 やさしく強く いつもお日さま 追いかけて わたしに倖せ 運んでくれる あなたとわたし お前と俺は あゝ いい感じ 人が見返る 美人じゃないが ボクにとっては 世界一 はんなり ほんのり こぼれる色気 あなた いつもは 無口なくせに 泣かせどころを さりげなく 女を くすぐる 手口が憎い あなたとわたし お前と俺は あゝ いい感じ 積んでくずして また積みあがる 虹のかけ橋 渡る時 はんなり ほんのり 倖せがくる あなた男よ 目移りするわ してもいいけど 見るだけよ 摘まみはしないと 約束してね あなたとわたし お前と俺は あゝ いい感じ |
桜…その愛三代沙也可 | 三代沙也可 | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 丸山雅仁 | 人は一生 旅だよと 父のことばの そのあとで あなたの港は ここだから 何時(いつ)でも戻って 来なさいと 母が笑って 言いました あれはむかし 桜咲く頃 桜 桜 桜…その愛 何を見たって ふるさとへ 思いつながる ことばかり 川面に浮かべた 花びらに なみだを流した あれは恋 何処へ行ったか あのなみだ 懐かしいよ 今はかえらぬ 桜 桜 桜…その愛 わたしのこころを 支えてる 小さいけれども 真っ直ぐな 意地は親から もらいもの いつも一緒 母の花です 桜 桜 桜…その愛 |
こころ舟島津悦子 | 島津悦子 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 捨てて忘れて あきらめて 涙(みず)に流した 夢なのに 霧が明日(あした)を かくす夜(よ)は にじむ灯(あか)りに 身をふるわせる よわいわたしに 逆戻り だめよだめよね… あゝやっぱり女 頬(ほほ)をころげる 涙より つらいものなの 残り香は 嘘と本気の けじめさえ つけてくれずに 逃げてく男 呼んでどうなる わけじゃない 知っていながら… あゝやっぱり女 人のさだめは 川の帯 ゆれて流れる こころ舟 紅は濃いめに ひいたって 酒におぼれる 泣き虫だから あなたひとりの おもかげを 抱いているのよ… あゝやっぱり女 | |
女の日本海三船和子 | 三船和子 | 高須郷 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 窓に映した 涙の顔を 指でかくして 駅を発つ 二年も暮らした あの人を 断ち切る列車は 日本海 泣いちゃダメね 想い出ばかりが 追ってくる 椅子にもたれて 五時間余り 外は白々 雪がとぶ 失くした倖せ さがしても 二度とはもどれぬ 日本海 泣いちゃダメね 心の整理が つくまでは 暗い波間の イカ釣り舟が 無茶はするなと 灯をともす 忘れてしまえと 鳴る汽笛 夜明けはいつくる 日本海 泣いちゃダメね この冬すぎれば 春もくる |
湖哀愁三代沙也可 | 三代沙也可 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | たたずむ湖 哀しさに 涙がこぼれて さざ波揺れる どんなにどんなに 愛しても いつしか解(ほど)けた 心糸 ホラ ホラ ふたりの思い出 たずねて一人 忘れに来ました あの人を 落ち葉を踏むたび カサカサと 音さえ淋しい 白樺小径 どんなにどんなに 離れても 恋しい面影 消せなくて ホラ ホラ 甘えて暮らした 二年の月日 詫びても足りない ことばかり 飛び立つ白鳥 水音に 怯(おび)えて女の 未練が騒ぐ どんなにどんなに 泣いたって 二度とは過去(むかし)に 戻れない ホラ ホラ 名前を呼んでも 返らぬこだま 忘れに来ました あの人を |
さいはてごころ柳澤純子 | 柳澤純子 | 石坂まさを | 伊藤雪彦 | 雨が変る 雪に変る 北の海峡 胸の痛み そっとかくして 愛の手紙 指で千切り 波に捨てれば 冬の海も泣いてる さよならあなた この恋 忘れないでね あなただけと 信じ切って 生命燃やした 明日から私 明日から私 一人で 生きてくの 旅の夕日 風に落ちて 夜が来るたび 汽車の汽笛 何故か悲しく 好きな人を 想い浮かべ ついだお酒は 胸にしみて泣けるわ さよならあなた 心で叫びたいのよ 結びあった 愛の糸は 切れはしないわ あなたのために あなたのために 別れて来たけれど さよならあなた この恋 忘れないでね あなただけと 信じ切って 生命燃やした 明日から私 明日から私 一人で 生きてくの | |
盛り場の雨八代亜紀 | 八代亜紀 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 捨てちゃいやだと 私が泣いた 離すもんかと あなたも泣いた 踏みにじられても 悔いはない 恋のおんなの 盛り場に 今日も雨降る 涙降る 酔ってみたいと ふたりで飲んだ 酔えばつらいと なぐさめあった 名前をいくつも 取りかえて いつか忘れた まごころを 捨てに来た街 探す街 死んでしまうと あまえてすねた 生きてゆこうと 私を抱いた ふたりの傘まで 投げすてて ぬれて歩いた 盛り場に 流すあの夢 遠い夢 | |
困るのよ林あさ美 | 林あさ美 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | あなたのそばで 心を踊らせて 甘えて過ごした 今日までわたし ほかには誰も 愛せない 愛せない 困るの 困るの 困るのよ あなたがいなけりゃ 困るのよ お願いわたしを やさしく抱きしめて つめたい世間に 負けたりしないでね 叶えてほしいの あなたの夢を 信じて待つは いつまでも いつまでも 困るの 困るの 困るのよ あなたでなければ 困るのよ お願いわたしを 一人にさせないで あなたはいつも いい人すぎるから だれにも優しく しないでほしい 寄り道なんか しないでね しないでね 困るの 困るの 困るのよ あなたがいなけリゃ 困るのよ お願いわたしの あなたでいて欲しい | |
上海航路逢川まさき | 逢川まさき | こはまかずえ | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | あどけない寝顔して 何を夢見る さよならが言えなくて 胸が痛むよ 今朝着いた船に乗り 一人街を出る 俺のことなど忘れろよ 叶わぬ恋だね 我愛イ尓(ウォーアイニー) 我愛イ尓 上海航路 窓明かり滲(にじ)ませて 映す幻想(まぼろし) 明日(あす)からは その肩も抱いてやれない 秋風が外灘(ばんど)から 出船告げに来る 俺の我儘(わがまま)責めてくれ 泣かせてごめんよ 我愛イ尓 我愛イ尓 上海航路 懐かしい街並みに そっと手を振る お前にも見せたいよ 俺の故郷(ふるさと) 離れても幸せを いつも祈ってる たとえ言葉は違っても 心はひとつさ 我愛イ尓 我愛イ尓 上海航路 |
越後桜朝日奈ゆう | 朝日奈ゆう | 結城忍 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 山の根雪が とけだして 里に着くころ ふたりの春が来る 冬の寒さを 耐えながら 固い蕾が 開く時 ひとひらながれて あなたの胸に 越後桜は 越後桜は 恋の花 雨や嵐に 負けないで 咲いてうれしい 優しい紅の色 すきなあなたと 暮らしたい おんな心は ただ一途 辛抱強さは 父さんゆずり 越後桜は 越後桜は 夢の花 遅い春でも 春は春 愛を分け合う あなたがそばにいる どんな苦労も 乗り越えて ついて行きます どこまでも つないだこの手の ぬくもり抱いて 越後桜は 越後桜は 愛の花 |
春告草星野小百合 | 星野小百合 | 塚本さとい | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | あなたに気づいて ほしいから 花を咲かせる 女性(おんな)になります 派手な桜じゃ ないけれど ほかの誰より 真っ先に 春を呼ぶ花 春を呼ぶ花 わたしは 春告草 あなたに選んで ほしいから 純なまんまの 女性(おんな)で待ちます 雪の重さに 負けないわ ほかの誰より 輝いて 白く可憐な 白く可憐な わたしは 春告草 あなたに見つめて ほしいから 笑顔あふれる 女性(おんな)になります 寒さこらえて 泣かないで ほかの誰より あたたかな こころ和ます こころ和ます わたしは 春告草 |
夢織り酒場多岐川舞子 | 多岐川舞子 | 里村龍一 | 伊藤雪彦 | 煙草の空箱 鶴に祈り 飛ばせば涙が あとを追う 想い出を いいことばかりの 想い出を 濃い目のお酒に 泳がせて 別れに泣いてる 別れに泣いてる 夢織り酒場 時雨が落葉に 沁みる夜は 恋しさばかりが 胸に降る 想い出が 捨てなきゃいけない 想い出が こころの瞼に 焼きついて 酔うほど悲しい 酔うほど悲しい 夢織り酒場 倖せ一枚 いつ織れる あなたを探して 鶴よ飛べ 想い出に きれない情けの 想い出に 未練が涙の 河になる 初雪舞い散る 初雪舞い散る 夢織り酒場 | |
夜汽車は北へ三代沙也可 | 三代沙也可 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | 寒い 寒い 膝掛け巻いても 寒い あなたの居ない この胸に なみだで出来た 薄氷 未練の糸を 切るために 逃れる旅は 冬模様 夜汽車は 北へ さいはてへ…。 憎い 憎い 憎めぬ心が 憎い 忘れるはずの 面影を 小指でなぞる ガラス窓 背いた罪を 責め切れず どこかで許す 意気地なし 夜汽車は 北へ さいはてへ…。 近い 近い トンネル抜ければ 近い 旅路の果てに あると言う 笑顔が戻る 夜明け駅 遅れるけれど あたたかい 女の春を 待つつもり 夜汽車は 北へ さいはてへ…。 |
白河恋みれん大川栄策 | 大川栄策 | 水口みち子 | 伊藤雪彦 | 墨絵ぼかしの この町で 面影しのんで 生きてゆく あなたを盗(と)れば 罪だから いいの私が 身を引くわ 風も風も風も泣いてる 白河恋みれん 弱い女を 責めるよに 那須山おろしが 身に刺さる 別れてみても 好きだから 眠れないのよ 切なくて 明日(あした)明日明日いらない 白河恋みれん 夢で逢いたい 抱かれたい 死ぬほど愛した 人だから かさねた肌が 恋しくて 窓にもたれて 名を呼べば 雪も雪も雪も舞い散る 白河恋みれん | |
白い海峡永井裕子 | 永井裕子 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 山田年秋 | 人はみな故郷(ふるさと)が 恋しくなって 一度は泣きに 帰るものなの みぞれが雪に かわる頃 わたしはあなたを あなたを捨てた 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳にのこる ああ北ゆく船の 窓は寒い 雪が雪が 雪が乱れ舞う 憧れた東京は 女の谷間 落ちたら深く 沈むばかりよ こころも胸も ぼろぼろで わたしは飛べない 飛べない鴎 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳に残る ああ夜ふけに帰る 白い海峡 あなたあなた あなた許してよ 二度ともどって 来るなよと 言われた言葉が 耳に残る ああ北ゆく船の 窓は寒い 雪が雪が 雪が乱れ舞う |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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他人情話水貴かおり | 水貴かおり | 万城たかし | 伊藤雪彦 | 素顔のままで 湯上り帯を うしろから 女房みたいに 添えて巻く 所詮悲しい 他人の宿は 冷えたお酒に 愚痴ばなし おんな おんな 馬鹿なおんな 浮草の花 根無しのままで 咲けるのに 命かけても 咲かぬ恋 所詮結べぬ 他人の絆 途切れ途切れの もつれ糸 おんな おんな 馬鹿なおんな この細流が あしたの別れ 急かすよで 眠れないのよ 腕の中 所詮流れる 他人の川は 恋に溺れる 舟もない おんな おんな 馬鹿なおんな | |
倖せもやい酒三代沙也可 | 三代沙也可 | たかたかし | 伊藤雪彦 | 世渡り下手で 口下手な こんな男の どこがいい 路地の小さな居酒屋の とまり木で さしつさされつ 飲む酒よ …はなさない 可愛いやつさ 倖せもやい酒 あなたのままで いてほしい 言って背中に 手を添える 持って生まれた明るさで この俺を いつもささえて くれるやつ …ありがとう 笑顔でかわす 倖せもやい酒 あなたとならば どこまでも ついてゆくわと 言うおまえ 男ごころをやさしさで いつの日も つつむ女の あたたかさ …愛しいよ 今夜もふたり 倖せもやい酒 | |
リサイタル大月みやこ | 大月みやこ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | ドライアイスの 川ながれ いま わたしは おんなを歌う 胸のときめき おさえきれず 思わず涙が 溢れそうです 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 生きてゆけよと 貴方はいつも わたしを支えて くれました ふたりの愛を しのびながら おんなを歌う リサイタル 白いパネルに 汽車が走り いま わたしは 旅路を歌う 北のさいはて 重い荷物 あなたの故郷へ 帰るようです 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 うたうよろこび 幸福ごころ わたしに教えて くれました ふたりの別れ しのびながら 旅路を歌う リサイタル 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 花は綺麗に 大きく咲けと わたしを支えて くれました ふたりの愛を しのびながら おんなを歌う リサイタル | |
父さんの帽子水元亜紀 | 水元亜紀 | いではく | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | 箪笥(たんす)の上の 色褪(いろあ)せた フェルトの帽子 父さんの形見 駄じゃれや冗談 大好きで 蕎麦がきつまんで 二合のお酒 頑固だけれども あったかい あなたに会いたい もう一度 さんさ踊りや 秋まつり おさない頃の 思い出は今も… 父さん子だった せいかしら いつでもどこでも 帽子と一緒 大きな手のひら ぬくもりと あなたの笑顔を 忘れない 時雨 雷 鳴る夜は 雪おこしだと 父さんの言葉 私が嫁いで 行く朝は 庭先見つめた さみしい眼つき しあわせ暮らしが 望みだと あなたの帽子が 言ってます |
海沿いのふるさと氷川きよし | 氷川きよし | いではく | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 赤くひと刷毛 夕焼け空の とんびを追いかけりゃ ふるさとが見える 刺し綱 浮き玉 小さな社 祈るおふくろ 白髪も増えた 帰ろかな 帰ろかな 潮の匂いの ふるさとの町 砂に寝ころび 星空見上げ 伝えた恋ごころ 思い出は遠い 三つ編 浜茄子 群れ飛ぶ鴎 あの娘きれいな 大人になった 帰ろかな 帰ろかな 青く輝く ふるさとの町 沈む夕日で 染まった海を 見下ろす坂の上 なつかしいわが家 汐焼け 鉢巻 大漁祭り 酔えばおやじが 陽気に唄う 帰ろかな 帰ろかな ひびく太鼓の ふるさとの町 |
宵待橋島津悦子 | 島津悦子 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 指の先から こころまで ふたりはひとつの つもりでいたの 宵待橋は なさけ橋 縞のお召(めし)に 西陣しめて あなたを待てば ……あゝ 遠く京都(みやこ)の 鐘の声 肩をよせあう それだけで 泣きたくなるほど 倖せでした 宵待橋は 出逢い橋 宇治は茶どころ 茶を揉むよりも この身をよじる ……あゝ つらい思いの 川あかり 笹の小舟に 京すみれ 流せばあなたに 届くでしょうか 宵待橋は みれん橋 夢をかぞえて 袂を噛めば 逢坂山の ……あゝ 月もなみだの 傘をさす | |
心ころころ氷川きよし | 氷川きよし | いではく | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 心でころころ こがれたあの娘(こ) 突然東京へ 行っちゃった 笑って見送る 僕だけど 心でポロポロ 泣いてたあの日 あれから十年 東京で 偶然あの娘を 見かけたら キラリと光った くすり指 心ころころ 笑って泣いた 心に住んでる 可愛いあの娘 都会の灯りに 消えちゃった 名前を叫んだ 隅田川 心を映した 半分月夜 思えば十年 ひと昔 幼馴染(おさななじみ)の 約束を 信じて夢見た お人よし 心ころころ 笑って泣いた 心のチクチク 忘れるように おもわず唇 噛んじゃった 茜の空には 赤トンボ 心は飛んでく あの故郷へ あれから十年 胸ン中 描(えが)いたほのかな 恋の花 はらはら散ってく 日暮れ道 心ころころ 笑って泣いた |
風鈴酒場水田かおり | 水田かおり | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 周防泰臣 | 店を開店(ひら)いた その年に 軒に吊した 風鈴ひとつ 新米ママです チンチリチン 消えたあの人 もしかして 顔で暖簾を 分けながら 覗きに来るよな 胸騒ぎ 味もなんとか 二年目は 苦労記念に 風鈴ふたつ 度胸がついたわ チンチリチン 肩の荷物を 下ろしたら 愚痴も聞きます コップ酒 ふるさと訛りは 許してね 仕舞い忘れた 三年目 誰が増やした 風鈴みっつ 情けがうれしい チンチリチン 外は秋風 ほろ寒さ 音色重ねる 虫の声 何度も乾杯 夜が更ける チンチリチン… チンチリチン… |
秋冬カモメ多岐川舞子 | 多岐川舞子 | たきのえいじ | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 波がちぎれて 岩場を削る 風は裳裾に からみつく あなた あなた 帰ってきてよ 募る 凍える やせ細る 忍ぶ私の 身代わりに 鳴いてふるえる 秋冬カモメ 持っていたなら 報われますか 耐えた分だけ ねぇあなた 寒い 寒い 心が寒い きしむ はじける 砕け散る 窓で木枯らし 啼く夜は 未練涙が 枕を濡らす 春はいつ来る 背伸びをすれば 雪が躰を 吹き抜ける あなた あなた 忘れはしない 燃える 焦がれる こみあげる おなじ運命か 切ないね 海が塒(ねぐら)の 秋冬カモメ |
相愛橋島津悦子 | 島津悦子 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 花の灯りが こぼれてゆれて 夢をいろどる 恋の川 相愛橋は あなたとわたし つなぐ手と手を 袂(たもと)でかくし ひと目しのんで 渡る橋 指の先まで はじけて燃えて 胸がいっぱい 倖(しあわ)せで 相愛橋は あなたとわたし 熱いひとみを からませながら こころひとつに 結ぶ橋 あまい夜霧に 口(くち)ふさがれて 溶けて行きそう このまんま 愛相橋は あなたとわたし 風が柳に 寄り添うように 離れられない ふたり橋 | |
斑鳩の鐘香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 黄昏色に染めあげて 秋が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます 静寂(しずか)に眠る秋篠で あのひと好きと泣きじゃくる つのる想いの 露時雨(つゆしぐれ) 悲しく響く鐘の音 恋歌(うた)がきらめく万葉の 涙堪(こら)えて見上げる見上げる空に 囁きながら飛ぶ鳥が あの人好きと鳴く枝に 雪がほんのり 薄化粧 飛火野(とびひの)ゆけばなごり雪 春が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます せつなさ忍び咲く桜(はな)よ あのひとここで会えるよな そんな気がする 古都の暮れ | |
安曇野坂本冬美 | 坂本冬美 | やしろよう | 伊藤雪彦 | 薗広昭 | 大糸線(おおいとせん)に 揺られて着いた ここは松本 信州路 安雲野は安雲野は 想い出ばかり どの道行(ゆ)けば この恋を 忘れることが できますか せめて教えて 道祖神(どうそじん) 湧き水清く ただ一面の 山葵(わさび)畑が 目にしみる 安雲野は安雲野は 想い出ばかり あの日と同じ 春なのに あなたはそばに もういない 恋は浮雲 流れ雲 なごりの雪の 北アルプスを 染めて朝陽が 今昇る 安雲野は安雲野は 想い出ばかり あなたを今も 愛してる 恋しさつのる 旅路です 揺れる面影 梓川(あずさがわ) |
浮雲道中氷川きよし | 氷川きよし | 下地亜記子 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | あれに見えるは 浅間山 こっち向いたら 富士の山 浮世双六 賽(さい)の目まかせ 俺も浮雲 風まかせ おっと泣いちゃあ いけねえぜ 石の地蔵さん 笑ってる エ…笑ってる あの娘今頃 どうしてる とうに十九は 過ぎたろに 深山峠(みやまとうげ)の 茶店の娘 紺のかすりと 花えくぼ おっと泣いちゃあ いけねえぜ 空でトンビが 輪を描いた エ…輪を描いた 祭囃子の 笛太鼓 ゆれる提灯(あかし)の 盆踊り どうせ流れの 浮雲道中 他人(ひと)の笑顔が 目にしみらぁ おっと泣いちゃあ いけねえぜ まるいお月さん 見てござる エ…見てござる |
津軽望郷譜多岐川舞子 | 多岐川舞子 | 里村龍一 | 伊藤雪彦 | 丸山雅仁 | 三味の太棹 バチ打つ音が 夢の中でも 哭き叫ぶ 津軽じょんがら 故郷の村が 吹雪まじりに 呼んでいる ハァー帰りたくてもョー ハァー帰れないんだ 神無月 私しゃ都会の 荒海で 故里へ土産の 網をひく 春が来たって 地吹雪荒れて 花が咲くのに 雪がふる 恋をしたって 明日も抱けぬ 竜飛三厩 風の村 ハァー故里を出てからヨー ハァーいくつ数えた 冬ごよみ ひと目逢いたい こんな夜は 旅に出るのさ 夢ン中 ハァー何処で生きてもヨー ハァー生まれ故郷は 忘れない 酒っこ飲むたび 口に出る 津軽じょんから 故里の唄 |
愛の始発大月みやこ | 大月みやこ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | いつの日か幸福の 鞄(かばん)をさげて ふるさとへ帰る夢 わたしは見てた 夜の服さえ 着なれて一年 酒場の川を 流れて二年 そして今私は 素顔のきれいな 女になって あなたと揺られる 愛の始発よ 恋をした傷あとの 一つや二つ 誰にでもあるんだと あなたは言った いつか暮らしも 荒れてた三年 強がりだけで 生きてた五年 そして今私は すべてを預けて 肩寄せ合って あなたと揺られる 愛の始発よ よろこびに泣くために 今日までわたし ひと粒の涙さえ こぼさなかった 辛い人生 歩いて七年 春 夏 秋の 季節も知らず そして今私は 鴎がむかえる 海辺の町へ あなたと揺られる 愛の始発よ | |
淡雪の花真咲よう子 | 真咲よう子 | 水木れいじ | 伊藤雪彦 | あなたには 運がある 元気をだしてねと 熱いぐい呑み さしだす白い指 泣かせるね 泣かせるね おまえって やつは… そっと抱いたら この手の中で とけて消えそな 淡雪の花 人の世の 幸せは お金じゃ買えないと 今日も笑顔で よりそう影ぼうし 泣かせるね 泣かせるね おまえって やつは… 湯冷めしそうな 男の夢に ついて来るのか 淡雪の花 しあわせの 足音が 聞こえてくるからと 耳にあてがう ちいさな桜貝 泣かせるね 泣かせるね おまえって やつは… 胸のすきまに 舞い込んできて 春を呼ぶよな 淡雪の花 | |
放浪ごころ山川豊 | 山川豊 | やしろよう | 伊藤雪彦 | おまえを忘れるために 旅する俺じゃないさ 黄昏ゆく山あいの 名もない途中駅 さすらい心が見る夢は ただひとつ 流れる雲は ちぎれても 俺とおまえは 離れやしない 必ず帰るよ おまえが故郷さ 男の背中を見れば 誰でも世捨てびとさ 一人で飲むこの酒は わびしさ増すばかり さすらい心にともる灯は ただひとつ どんなに月日は 流れても あの日の誓いは 変わりはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ さすらい心が見る夢は ただひとつ 流れる雲は ちぎれても 俺はおまえを 離しはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ | |
香港慕情北岡ひろし | 北岡ひろし | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | あなたの肩に 頬寄せて わたしはそっと 瞼(め)を閉じる ただそれだけで 空を舞う 鴎になれた 很幸福(ヘンシーフー) 很幸福(ヘンシーフー) もう一度 逢わせて欲しい あの夢に ………香港慕情 行き交う船を 七彩(なないろ)に やさしく包む 水灯り お洒落(しゃれ)なグラス かたむけた 港のホテル 很幸福(ヘンシーフー) 很幸福(ヘンシーフー) もう一度 酔わせて欲しい 夢の夜 ………香港慕情 翡翠(ひすい)の指輪 唇(くち)に当て おもいでしのぶ 丘の上 片言(かたこと)まじり 手渡した 愛情(こころ)の花を 很幸福(ヘンシーフー) 很幸福(ヘンシーフー) もう一度 咲かせて欲しい この胸に ………香港慕情 |
おれのおまえ島津ゆたか | 島津ゆたか | 藤間哲郎 | 伊藤雪彦 | 朝の味噌汁 さしだす指の かぼそさ痛い おれの目に なまじ笑顔の やさしさに ひがむ心が つい負けて 別ればなしも かたつむり おまえ おまえ おれのおまえ 夜の盛り場 気強く生きて 男は多く 見ただろうに なんでしたがる 恋苦労 夢にはじけた やけ酒の こんな背中が いいのかい おまえ おまえ おれのおまえ 星の相性 素直に信じ かけがえないと またも云う おれに埋もれる バカな奴 せめて銭湯へ 二人して なみだ洗いに たまの日は おまえ おまえ おれのおまえ | |
おんな酒米倉ますみ | 米倉ますみ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 馬場良 | 貴方ひとりが 男じゃないと 口じゃ言えても 心ではしのび泣く どこの誰より 惚れてるくせに 素直になれない 意地っぱり 馬鹿な女の 強がりを 酔って聞かせる おんな酒 分って ねえあんた 無茶はよせよと 優しく叱り 干したグラスに 蓋をする掌が欲しい 酒じゃ消せない 心のすき間 知っていながら また空ける 馬鹿な女と 言わないで 眠れないのよ 一人では 寒いわ ねえあんた 死ぬも生きるも 一緒と決めて 命ささげた あの夜に嘘はない 惚れて振られる 浮き世の川で 情けひとつに すがりつく 馬鹿な女で よかったら 明日を夢見る 止まり木に 戻って ねえあんた |
能登の海綾世一美 | 綾世一美 | 下地亜記子 | 伊藤雪彦 | 岬おろしが 肌を刺す 霙まじりの 能登の海 沖で群れ飛ぶ 鴎さえ 話相手が あるものを なぜに なぜに なぜに なぜにひきさくの 恋の運命の 哀しさよ 道をたずねる 人もない 季節はずれの 能登の海 女泣かせの 想いでが 波のまにまに また浮かぶ 涙 涙 涙 涙こらえても 忘れられない 面影よ 肩に舞い散る 波の花 鉛色した 能登の海 めぐり逢う日は もう二度と ないと思えば 尚つらい あなた あなた あなた あなた恋しいの 女心の せつなさよ | |
残り火米倉ますみ | 米倉ますみ | 都遊 | 伊藤雪彦 | 馬場良 | 海にしんしん 降る雪は 涙 散らした 白い花 まっているわと 言わせたくせに 帰らぬ人の うすなさけ 思い出 抱いて 酒を飲む 口びる かんで 夢を見る 切ない恋の 残り火を あきらめきれない 私です 遠く聞こえる 海鳴りが 寒い 女の 子守唄 知っているのか 一人の夜を 枕 ならべて 紅をひく 恋しい人は 貴男だけ 抱いて抱かれた 貴男だけ 忘れる事が できないと 今夜も泣いてる 私です 思い出 抱いて 酒を飲む 口びる かんで 夢を見る 切ない恋の 残り火を あきらめきれない 私です |
おわら風の盆三代沙也可 | 三代沙也可 | 鈴木紀代 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 八尾(やつお)の町に ぼんぼり灯(とも)りゃ 揃(そろ)いの浴衣で 踊り出す 三味線(しゃみ)の音(ね) 胡弓(こきゅう)に 身をゆだね 編笠(あみがさ)越しに あなたを探す 一年一度の 二人の逢瀬 心ふるわす おわら風の盆 井田川(いだがわ)沿いの 小さな部屋で 女のよろこび 知りました にぎればつぶれる 繭(まゆ)のよに はかない夢と 思いたくない 待つことだけしか 出来ない私 つらいせつない おわら風の盆 格子戸(こうしど)並ぶ 坂道上り もしやと振り向きゃ 秋の風 今夜が最後の 町流し 逢いたいあなた 逢えないあなた 雁(かりがね)みたいに 飛んで行(ゆ)きたい 恋の越中 おわら風の盆 |
合わせ鏡岡ゆう子 | 岡ゆう子 | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 一つじゃ後は 見えないけれど 二つ合わせりゃ よく見える 合わせ鏡ね あなたと私 足りないところは 足し合いながら しあわせ重ねる 二人で重ねる 人生夢ごよみ 世間で言うよに 似た者同士 ちょうど釣り合う 揃い雛 合わせ鏡ね あなたと私 相手の振り見て わが振り直し 手に手を取り合い 二人で取り合い 人生旅ごよみ この世は苦労の 坂道だから 背中押したり 押されたり 合わせ鏡ね あなたと私 涙も笑顔も 分け合いながら 明日に咲かせる 二人で咲かせる 人生花ごよみ | |
霧の中の愛子氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 何も 何も言わずに霧の中 何で 何で黙って消えたのか これっきりなんて 云わないで 連絡船は 波の上 も一度逢いたいよ… あゝ僕の愛子は 何処にいる 尋ねてたたずむ たそがれ高松 恋の街 白い 白い襟足片えくぼ これが これが最後の恋だから これっきりなんて つらすぎる はりまや橋の 昼下がり ひとりがせつないよ… あゝ僕の愛子を 知らないか こんなに恋しい 小雨の高知は なみだ街 夜の 夜の波止場に霧が降る どうか どうか帰ってこの胸に これっきりなんて ごめんだよ 坂道ゆけば 湯のかおり面影ゆれるのさ… あゝ僕の愛子は 何処にいる 待ち人待ってる まごころ松山 恋の街 |
他人海峡田川寿美 | 田川寿美 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 海峡わたる 海鳥は 傷つきながら 身をよせて 船のマストで ねるという 恋に破れた このわたし まぶた閉じても 眠れない 雪がちらつく 他人海峡 あなたを捨てにゆく あなたにいつも 愛されて 添い寝のすきな 黒髪が 顔にまつわり 泣いている みれんごころと 同じよに 沖でゆれてる 漁火よ だれが名づけた 他人海峡 霧笛が吠えてます いのちをそっと 詰めてきた 赤い鞄を 手にさげて 生きる明日を 見つけたい 旅の終りが 遠くても 呼ぶな東京 ふりむくな 北のさいはて 他人海峡 夜明けが道しるべ |
潮騒石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 滝田順 | 伊藤雪彦 | 小谷充 | 汐の香に むせぶ夏の日も つかの間の命もやす恋のあしあとよ 遠く近く さわぐ波の音 お前のきのうの さゝやきか 打ち寄せる波は 遥か 夢のかなたへ しらじらと 明ける夏の夜に よみがえる胸にひめたあつきこの想い 白く続く 朝の砂浜 消えゆくかすかな 星あかり 想い出が たどる 愛を運ぶ そよ風 胸に浮かぶ 浮かぶ愛の歌 帰らぬその日を しのびつゝ 人知れず 夏に 告げる 永遠(とわ)の別れよ |
長崎はみなと町八代亜紀 | 八代亜紀 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 長崎 長崎 みなと町 別れて行くひと 帰る人 あなたは あなたは どこへ どこへ 行ったのか 探して歩く おんなの胸に 今日も 雨が降る 泣かすつもりか 泣かすつもりか 遠いあの汽笛 長崎 長崎 みなと町 恋して泣くのは 女だけ あなたを あなたを 呼んで 呼んでみたけれど カモメに聞いた 噂がつらい ブイの灯が憎い 泣かすつもりか 泣かすつもりか 雨の波止場みち 長崎 長崎 みなと町 ステンドグラスの灯がにじむ あなたが あなたが 忘れ 忘れられないの ひとりで帰る オランダ坂に なみだ雨が降る 泣かすつもりか 泣かすつもりか 遠いあの汽笛 | |
速吸瀬戸島津亜矢 | 島津亜矢 | 山田孝雄 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 連いて 連いておいでと 海猫(うみねこ)が 啼いて潮どき 教えるぜ 豊後水道(ぶんごすいどう) 渦を巻き 光り輝やく 春の海 巡る高島 吹雪のさくら 風に吹かれて 黒潮の 花を散らして 瀬戸をゆく あちら佐田(さだ)岬 こちらが佐賀関(さがのせき) 仲を取り持つ 速吸瀬戸よ ヨーソロー 燃える 燃える夕陽に 染められて 咲いて見送る 波の花 あの娘(こ)ひとりで 待たせても 帰る母港(みなと)は ただひとつ 艫(とも)で兄貴が 舳みよしで俺が 声を揃えて 唄うのは 灯り恋しや 帰港節(きこうぶし) |
おけさ恋港三代沙也可 | 三代沙也可 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | おけさおけさと 寄せては返す 波よ ひと言 便りはないか 百の数ほど 月日がたつに かえるあてない あのひとよ ハァ 佐渡はふたりの 佐渡はふたりの 恋港 ひとめぼれです あのとき あの夜(よ) 踊りあかして 裳裾(もすそ)がぬれた 旅のおかたと わかっていても 胸がさわいで ねむれない ハァ 佐渡はふたりの 佐渡はふたりの 恋港 荒磯四十九里(ありそしじゅくり) この離れ島 おんな泣くのも さだめでしょうか 待って祈って 月かげ満ちて 舟が来た日の ゆめを見る ハァ 佐渡はふたりの 佐渡はふたりの 恋港 |
ひとり旅立ち原田悠里 | 原田悠里 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 赤い鞄には手書きの譜面が ドレスの間に大切に入れてある おまえは愛がほしくないのか 声をふるわせあなたはとめた こんな私忘れて なにもかも捨ててゆく旅よ ひとり東京へ 外は荒海か夜汽車の窓から ふるさと灯りが遠くなる闇になる あなたに背くこの悲しみと 辛いわかれを歌ってゆくわ こんな私許して なにもかも捨ててゆく旅よ あなたしあわせに みはてぬ夢と泪を乗せて 嵐のなかを夜汽車は走る こんな私忘れて なにもかも捨ててゆく旅よ あなたしあわせに | |
ほろ酔い姉妹朝日奈ゆう | 朝日奈ゆう | 結城忍 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 梅も咲いたよ 桜も咲いた 娘盛りで 花盛り 飲んで騒いで チャッチャッチャ 憂さも悩みも 飲み込んで みんな輪になり 乾杯しよう ほろ酔い気分の ほろ酔い気分の ほろ酔い気分の 熱燗酒場 月は東に 夕陽は西に 夜の扉が 開く頃 歌も陽気に チャッチャッチャ 恋も涙も 後まわし きっと明日は いいことあるよ ほろ酔い気分の ほろ酔い気分の ほろ酔い気分の 熱燗酒場 山が富士なら お酒は越後 人の情けが しみる味 女同士で チャッチャッチャ 夢も色香も 艶を出し 恋のつぼみも 一気に咲いた ほろ酔い気分の ほろ酔い気分の ほろ酔い気分の 熱燗酒場 |
女の始発駅三船和子 | 三船和子 | 三園みよじ | 伊藤雪彦 | 凍りつきそな 指さきに かける涙の 白い息 みおくる人も いないのに ふり向きながら 汽車にのる あなたを忘れる 女の始発駅 雪の灯りの 角館(かくのだて) いつか歩いた 武家屋敷 夫婦茶わんを かいこんで 使えるその日 まっていた 一ツが終わった 女の始発駅 今度どこかで 逢う時は かわい女で 逢いたいの 荷物をはこぶ おばあちゃんが ほほえむ北の ローカル線 今日から出直す 女の始発駅 | |
女の源氏物語森若里子 | 森若里子 | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 女千人 抱いてもいいわ 桜散る頃 逢う夜は わたくし一人の 貴方でしょう 衣の袖を 引き寄せられて 運命(さだめ)の糸を 結び合う 猫の目 睨むな 朧月夜です 夢が濡れます 睫毛の先に 覗く手鏡 散る雫 空しさ悔しさ 知りました 一夜も千夜 待つ身のつらさ 暦をめくる 熱い指 潜(くぐ)り戸 閉めます 朧月夜です 烏帽子 まぼろし 貴方の影が 胸にときめく やるせなさ 貴方のためには 道はない 願懸(か)けなどで この恋死なぬ 女の 源氏物語 あしたを泣かせる 朧月夜です |
山科の別れ ―大石りく―米倉ますみ | 米倉ますみ | 木下龍太郎 | 伊藤雪彦 | 実家(さと)へ戻れの 離縁状(さりじょう)は 吉良へ討入り 決めたこと たとえ世間は 騙せても 大石殿の 妻ならば 判りますとも うつけ芝居の 裏の裏 「旦那様 一日も早いご本懐(ほんかい) 遥か但馬(たじま)の空より お祈り申しておりまする。 たとえこの身は離縁され 実家へ戻されましょうとも りくは終生(しゅうせい) 赤穂藩国家老 大石内蔵助の妻にござりまする…。」 松の廊下の 刃傷が 変えた赤穂を 人の身を ならぬ堪忍 したならと 女子(おなご)のそれは 世迷い言 まぶた閉じれば 浮かぶあの日の 天守閣 「これ 主税(ちから) そなたとは今日(こんにち)限り 母でもなければ 子でもない。なれど りくと言う縁なき女子が いつでもそなたの身を 案じていることだけは 何卒(なにとぞ) 何卒 心の隅に止めておいてくだされ。 のう 主税殿。」 もしもこの身が 男なら 名前連ねた 連判状(れんばんじょう) ここで他人に なろうとも 心は置いて 参ります 京都 山科(やましな) 背(せな)にみれんの 春時雨(はるしぐれ) | |
港わかれ唄長保有紀 | 長保有紀 | たかたかし | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 捨てちゃいやだと わたしが泣いた 離しゃしないと あなたも泣いた 雨の桟橋 ドラがなる お願い 行かないで せめて一晩 鴎になって 抱いてくれてもいいじゃない あぁ、涙の 涙の船がでる くわえ煙草で 手をふるあなた 肩をふるわせ 見送るわたし わかれ桟橋 雨の中 あなたが 遠くなる 夢のつづきは いつのことやら 待っていろよは気やすめね あぁ、涙の 涙の船がでる ついてゆきたい 女を残す つれてゆけない 男の背中 みなと桟橋 わかれ唄 汽笛が また一つ 泣けとばかりに 心をゆする にくい いとしい みれんです あぁ、涙の 涙の船がでる |
白い花のタンゴ三代沙也可 | 三代沙也可 | 麻こよみ | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 別れの小径に はらはらと 白い花びら二人に こぼれていたわ 面影をそっと たどります 願いがひとつ 叶うなら 逢いたい逢いたいもう一度 白い花のタンゴ 肩先震わせ 一度だけ あの日唇重ねた 思い出浮かぶ 歳月(としつき)をひとり 数えます さよならさえも 告げぬまま 儚(はかな)く儚く消えて行く 白い花のタンゴ あなたの心に ほろほろと 白い花びら今でも こぼれてますか せつなさに涙 あふれます 願いがひとつ 叶うなら 逢いたい逢いたいもう一度 白い花のタンゴ |
あなたひとりに多岐川舞子 | 多岐川舞子 | 里村龍一 | 伊藤雪彦 | 好きであなたに 捧げた命 どこで散ろうと 悔はない 染めて下さい 好みの色に 寒い世間の 苦労も耐えて あなたひとりに 生きてゆく 生きてゆく 遠く果てない あなたの道を 陰でささえて 歩きたい 遠慮しないで 私にだけは 夢の荷ぐるま あと押しながら 生きるしあわせ 見つけたい 見つけたい 辛さひと山 乗りきるたびに 春はそこまで 見えてくる 抱いて下さい 可愛い奴と 愛を一輪 こころに咲かせ あなたひとりに 生きてゆく 生きてゆく | |
雪の舟島津悦子 | 島津悦子 | 松井由利夫 | 伊藤雪彦 | 雪のかおりに 胸つまらせて あなたの二の胸 泣き泣き噛んだ 舞いながら 溶けながら いのち乱れた 短(みじ)か夜(よ)の 恋の足跡(あしあと) 哀しくかくす あゝ…… 雪の舟 雪見障子(ゆきみしょうじ)を 細目にあけて 見送る あなたの 愛(いと)しい背中 音もなく 降りつもる 雪は怨(うら)みの 花あかり 燃えて縋(すが)れば はかなく消える あゝ…… 雪の舟 帰したくない おんなの涙 ふりきる あなたの つめたさ 強さ 追いかけて 引き止めて 夢に死なせて もういちど みれん移(うつ)り香(が) 情けが凍る あゝ…… 雪の舟 | |
面影グラス浜博也 | 浜博也 | 喜多條忠 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | あんなやさしい 人がなぜ どうしてどうして さよなら言えた きつめのルージュ 拭きとれば 鏡に嘘が 映ったの われて砕けた 面影グラス あの日ちぎった ネックレス はじけて港の あかりになった 夢見て何が いけないの どなたが夢を 見せたのよ 淋(さび)しすぎます 面影グラス あんな男と 思うたび 涙が涙が まつげを濡らす おんなはそうよ 強いのと お酒が抱いて くれるのよ 港夜霧の 面影グラス |
津軽絶唱多岐川舞子 | 多岐川舞子 | たきのえいじ | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 風がうなれば 山が啼く 三味線(しゃみ)はじょんから 身を焦がす こんな日暮れは 心も時化る あなた恋しと また愚図る 津軽 お岩木 五所川原 のぼり列車の 憎らしさ 書いて破って また書いて 出さずじまいの この便り まぶた閉じれば あなたが浮かぶ 行くに行けない すがれない 津軽 薄墨 冬籠(ごも)り ひとり寝返り 打つばかり 凍りつくよな 北颪(おろし) 雪は下から 舞いあがる こんな夜更けは 心もさわぐ 未練ばかりが 押し寄せる 津軽 しぐれて 虎落笛(もがりぶえ) 胸の熱さが 届かぬか |
霧の桟橋藤野とし恵 | 藤野とし恵 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 池多孝春 | あなたもわたしも 無口になって 涙でみている 運河のあかり みれんに未練を かさねても 明日は別れの 港町 しあわせの 虹をくださいあなた 霧の桟橋は 情無橋(つれなばし) のむほどお酒の 苦さがしみる 煉瓦の倉庫の らんぷの酒場 この恋信じて いるけれど 北のしぐれが 寒いのよ しあわせの 夢をくださいあなた 霧の桟橋は おんな橋 あなたの背中に 横顔ふせて 夜明けの海鳴り 聞いてるわたし 飛べないカモメを 置きざりに ひとり行くのね あの船で しあわせの 虹をくださいあなた 霧の桟橋は いのち橋 |
鵜の岬森若里子 | 森若里子 | 東逸平 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 怒濤(しぶき)が招く 岸壁に 身をくねらせて 夢砕く 鵜の鳥わたしに 似た生命(いのち) あなたに あなたに 飛び込みながら 押し戻されて 気がつけば 風に抱かれる 鵜の岬 肌恋しくて 泣き言を 残して歩く 月の浜 鵜の鳥わたしに 似た生命(いのち) あなたを あなたを 喉元深く 呑み込んでいる 悲しみを 消して下さい 鵜の岬 一途に生きて 裏切られ 羽ばたきながら しがみつく 鵜の鳥わたしに 似た生命(いのち) あなたは あなたは 別れた人と 夜明けの海に 流しても 思いきれない 鵜の岬 |
幸せごころ山川豊 | 山川豊 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 馬場良 | ふたりで寄り添う明日が欲しいと 小指をからめて泣いてたおまえ 痩せたか細いこの身体 そっと抱きしめて 語り明かした遠いあの日を 忘れない おまえとおれの幸せは 夜空の星のようにいつまでも 独りで暮らした淋しい胸を グラスでごまかし生きてた俺さ 西陽射し込む狭い部屋 いのち重ね合い 辛い時でもついてきたよね いつだって おまえとおれの幸せは 流れる川のようにどこまでも あしたの見えない人生だけど 心の旅路をふたりでゆこう いつも笑顔を絶やさずに 俺を待っている 愛を信じてつなぐこの手を 離さない おまえとおれの幸せは 果てない海のようにどこまでも |
いのちのふるさと原田悠里 | 原田悠里 | 伊藤美和 | 伊藤雪彦 | 前田俊明 | 短い春を 待ちわびて あなたと二人 旅の空 まばたきほどの 時間の中で 出逢えた意味を 幸せを おしえてくれる 白神(しらかみ)の森 八千年の 年月(としつき)を 超えたいのちの ふるさとよ 確かな絆 試すように あなたと辿(たど)る 旅の道 息をのむよな 荒々しさで 生き抜く強さ 厳しさを おしえてくれる 白神(しらかみ)の滝 八千年の 年月(としつき)を 超えたいのちの ふるさとよ 縁(えにし)の糸で 人生は あなたと綴る 旅しおり 夜明けが来れば 木漏れ日射して 生まれた意味を 尊さを おしえてくれる 白神(しらかみ)の木々 八千年の 年月(としつき)を 超えたいのちの ふるさとよ |
人生紙芝居西村亜希子 | 西村亜希子 | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 泣きも笑いも 表も裏も あるから芝居は 面白い 浮世という名の 晴れ舞台 それぞれ役柄 違うけど 見得を切ったり 切られたり あんたもさ あたしもさ この役びしっと はまってる 人生紙芝居 嘘もまことも こんがらがって 涙につまずく こともある セリフがなくても いじゃないか いい役ばかりが 役じゃない いつか芽が出る 花も咲く あんたもさ あたしもさ この役びしっと はまってる 人生紙芝居 西も東も 南も北も 夕焼け小焼けで 日が暮れる 出会いと別れの 名場面 続きはあしたの お楽しみ だから人生 やめられぬ あんたもさ あたしもさ この役びしっと はまってる 人生紙芝居 |
おんな渡り鳥島津悦子 | 島津悦子 | 水木れいじ | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 惚れて…惚れていりゃこそ あと追いかける うわさ相模の 夕焼け港 好きだってさ 呼んだってさ 遠いちぎれ雲 女ですもの 泣いたっていいじゃない… 涙みちづれ 今日も渡り鳥 雨に…雨に打たれて 咲くりんどうの 花もいじらし 天城の峠 咲いたってさ 燃えたってさ どうせ通り雨 女ですもの 濡れたっていいじゃない… 旅のなさけも あばよ渡り鳥 野暮な…野暮な世間を 松原ごしに 捨てりゃ駿河は 新茶の香り 恋だってさ 夢だってさ みんな薄情け 女ですもの 酔ったっていいじゃない… いらぬお世話さ 明日も渡り鳥 |
恋情話森若里子 | 森若里子 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 南郷達也 | 恋なら命も 惜しくない この世のさだめが 恐いだけ あなた あなた あなた 捨てたりしないでよ たとえ明日が 見えなくたって 行きます放さず ついて行く おんなと言う名の 浮きぐさは 男の情(こころ)に 根をおろす あなた あなた あなた 泣いたら許してよ 夢をささえに 艶歌のように わたしは他人と 生きて来た 死ぬまで一緒に 暮らしたい 小雨の裏町 仮りの宿 あなた あなた あなた ひとりにしないでよ どうせこの恋 苦労の川を 流れてあなたと 生きて行く |
哀愁雪港水田かおり | 水田かおり | 志賀大介 | 伊藤雪彦 | 音もなく 雪が降る 雪が降る おんな桟橋 船が泣く このこころ このいのち みんなあなたに あげたのに 雪 雪 雪 わかれ雪 哀愁雪港 雪の玉 投げたって 投げたって 届くはずない あの船に 淋しいよ 悲しいよ 港たそがれ はぐれ鳥 雪 雪 雪 なみだ雪 哀愁雪港 角巻きも 手袋も 手袋も 赤と黒との 合わせ柄 くちびるが くろかみが 追えぬあなたの 後を追う 雪 雪 雪 みれん雪 哀愁雪港 | |
おんなの夜風西川ひとみ | 西川ひとみ | 結城忍 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 浜の夜風は あなたの匂い 破れた心に からみつく お酒ください お兄さん 見てはいけない 夢をみた ばかなおんなの あなた 迷い酒 ドラが泣くから くちびる噛んで こらえた涙が ついぽろり 酔っていいでしょ お兄さん 最終出船の 桟橋は 恋を見送る あなた 人ばかり 私ひとりの あなたでいてと 叶わぬ願いが 波に散る お酒おかわり お兄さん しょせん結べぬ 絆でも いのち燃やした あなた おんなです |