山科の別れ ―大石りく―

米倉ますみ

山科の別れ ―大石りく―

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦
発売日:2009/10/21
この曲の表示回数:21,378回

山科の別れ ―大石りく―
実家(さと)へ戻れの 離縁状(さりじょう)は
吉良へ討入り 決めたこと
たとえ世間は 騙せても
大石殿の 妻ならば
判りますとも
うつけ芝居の 裏の裏

「旦那様 一日も早いご本懐(ほんかい)
遥か但馬(たじま)の空より
お祈り申しておりまする。
たとえこの身は離縁され
実家へ戻されましょうとも
りくは終生(しゅうせい) 赤穂藩国家老
大石内蔵助の妻にござりまする…。」

松の廊下の 刃傷が
変えた赤穂を 人の身を
ならぬ堪忍 したならと
女子(おなご)のそれは 世迷い言
まぶた閉じれば
浮かぶあの日の 天守閣

「これ 主税(ちから) そなたとは今日(こんにち)限り
母でもなければ
子でもない。なれど
りくと言う縁なき女子が
いつでもそなたの身を
案じていることだけは
何卒(なにとぞ) 何卒
心の隅に止めておいてくだされ。
のう 主税殿。」

もしもこの身が 男なら
名前連ねた 連判状(れんばんじょう)
ここで他人に なろうとも
心は置いて 参ります
京都 山科(やましな)
背(せな)にみれんの 春時雨(はるしぐれ)

コトバのキモチ 投稿フォーム

ココでは、アナタのお気に入りの歌詞のフレーズを募集しています。
下記の投稿フォームに必要事項を記入の上、アナタの「熱い想い」を添えてドシドシ送って下さい。

推薦者:お名前(ペンネーム可)必須
性別:
  任意
年齢:
 歳 任意
投稿フレーズ:必須
曲名:必須
歌手名:必須
コメント:必須
歌ネットに一言あれば:任意

※歌詞間違いのご指摘、歌ネットへのご要望、
その他返信希望のお問い合わせなどは
コチラからどうぞ。→ 問い合わせフォーム

×