宮下健治作曲の歌詞一覧リスト 387曲中 1-200曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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あぁ人生峠木原たけし | 木原たけし | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 来た道を 振り向けば あっという間の 短さよ 骨身 惜しまず 働いて 節くれだらけの 指の先 嬉し泣き 悔し泣き 涙と越えた 人生峠 上見たら きりがない おまえの口癖 真似てみる 俺のわがまま いつだって 笑顔で支えて くれた女房(やつ) 雨の日も 晴れの日も おまえと越える 人生峠 正直に 生きて来た それが自慢さ この俺の せめて自分を 騙(だま)さずに 歩いて行くんだ これからも 上り坂 下り坂 明日も越える 人生峠 |
相生春秋長保有紀 | 長保有紀 | 小田めぐみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 旅はみちづれ 夜更けの雨が 苦労承知の 身を濡らす なにがなくとも ああつらくとも 寄り添う命が あるかぎり 泣くな蛇の目の 傘ひとつ 義理につまづき 情けに転ぶ 行けば世間に つきあたる それが憂き世の ああさだめでも あなたの値打ちは ここにいる 惚れたおんなの 目でわかる こんな私を みつけてくれた こんな大事な ひとだから ぼやき上戸の ああふたりにも 心は連れ合う 相生に けだし夫婦の 花が咲く |
相川の女小野由紀子 | 小野由紀子 | 高橋直人 | 宮下健治 | 馬場良 | 黒紋着流し 編笠で 踊る姿が 目に浮かぶ 妻と云う字を 消せたなら ついて行くわと 泣いていた ハァー佐渡へ佐渡へと 心がなびく 酔えば恋しい 相川の女 命を揺さぶる 鬼太鼓が 添えぬ二人を 燃えさせた 熱い情けの 愛の巣が 海の向こうで 待っている ハァー佐渡へ佐渡へと 旅立つ鳥よ 俺も逢いたい 相川の女 荒磯(ありそ)に咲いてる 岩ユリは 摘むに摘めない さだめ花 寒い夜更けは ぬくもりを せめて夢でも 届けたい ハァー佐渡へ佐渡へと 思いはつのる 偲ぶ面影 相川の女 |
愛犬子守歌花咲ゆき美 | 花咲ゆき美 | 麻こよみ | 宮下健治 | 石倉重信 | はじめて我が家に 来たときは 両手に乗るほど 小さくて あれから何年 過ぎたでしょう 目を見りゃおまえの 心がわかる 迷惑かけても いいんだよ おまえは大事な 家族なんだから ちょこんと座って 玄関で いつでも帰りを 待っている 哀しい時には いつだって 隣に寄り添い 静かにしてる 思い出たくさん つくろうね おまえは大事な 家族なんだから 好きな物だけ 食べたがる お風呂は嫌がり 困らせる そのくせ散歩の 時だけは 耳まで笑って 燥(はしゃ)いだおまえ わがまま言っても いいんだよ おまえは大事な 家族なんだから |
哀愁北みなとはかまだ雪絵 | はかまだ雪絵 | 高橋直人 | 宮下健治 | 猪股義周 | さよならと 汽笛が泣いて みれん置き去り 遠ざかる カモメさえ つばさを濡らし 別れ惜しむよ 北みなと もうすぐ粉雪 舞う季節 わたしはひとり これからひとり 思えば寒い こころ凍えます ああ あなたのネ ぬくもりを 夢でもいいから 夢でもいいから 届けてよ 夕波の しぶきの粒は 流す涙の 味がする 潮風に ふるえる影が 出船見送る 北みなと どこより遅れて たどり着く 桜の便り 春待つよりも 長くてつらい 夜が忍び寄る ああ あなたがネ 恋しいと この肌ぐずって この肌ぐずって 眠れない 哀しみ溢れた 海の上 漁火ちらり にじんで揺れる 胸にもちらり 燃える残り火よ ああ あなたにネ 愛された おもいで抱きしめ おもいで抱きしめ 冬を越す |
紅い落葉氷川きよし | 氷川きよし | 水木れいじ | 宮下健治 | 紅い落葉が 舞い散る音に もしや 君かと 振りむけば 街の灯(あか)りも 泣いてるような 北の日暮れの 乗り替え駅よ…… みれんほろほろ 旅の空 紅い落葉に 想い出数え しぐれ ひととき 夜の露地 誰か爪弾く ギターの艶歌(うた)に 浮かぶ面影 遣(や)らずの雨よ…… 酔えばゆらゆら 君恋し 紅い落葉か 明日(あした)も独(ひと)り 風に さすらう 影ぼうし 呼んでみたって 帰らぬ人と 知るや他国の 片割れ月よ…… みれんほろほろ 旅ごころ | |
あかつき情話水城なつみ | 水城なつみ | 日野浦かなで | 宮下健治 | 猪股義周 | 銀の鱗がヨー 海原染めて 網を引く手に 命がたぎる これが銚子の 夜明けだと あんたの口癖 聞こえる頃さ 波を枕に 大漁 大漁祈るよ 幼なじみでナー 育った同士 明日に漕ぎ出す 十九の船出 夢を誓った 君ヶ浜 あの日の眼差し 変わりはしない ひとり波止場で 恋しさ 恋しさ募るよ いつか一緒にサー なれると信じ 女房きどりで 飯炊く番屋 今日は大漁 祝い酒 あんたの笑顔が この胸照らす 惚れて惚れぬく 大漁 大漁節だよ |
阿賀野川舟唄澤敬子 | 澤敬子 | 海峡わたる | 宮下健治 | 伊戸のりお | 人の縁(えにし)と浮世の恋は 浮く瀬 沈む瀬 舟まかせ 待って やつれて 待ちわびて 未練 ごころの 阿賀野川 ギッチラ… おけさの 舟唄に にじむ涙の 薄化粧 風にひとひら 桜の花は 散って はかない 花筏(はないかだ) つのる 思いと うらはらに 情け 泡沫(うたかた) 阿賀野川 ギッチラ… おけさの 舟唄に 月も痩(や)せます 十六夜(いざよい)に 川の水面(みなも)に 笹舟浮かべ 憎さ 愛(いと)しさ 流したい 泣いて しのんで 泣きぬれて 恋は うつし絵 阿賀野川 ギッチラ… おけさの 舟唄に ゆれる面影 水鏡(みずかがみ) |
朝露の宿篁紗をり | 篁紗をり | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 窓の障子が しらじら明けて つらい別れの 朝が来る これが最後の しのび逢い 眠るあなたの 背中にすがる… 涙のしずくか 朝露の宿 そっと世間に 隠した恋も いつか噂の うしろ指 連れて逃げての 一言(ひとこと)を 口に出せずに こころに仕舞う… 口紅(べに)が哀しい 朝露の宿 笹にこぼれて 消え行く露と 同じ運命(さだめ)か この恋も 抱いて下さい もう一度 忘れたくない あなたの匂い… 夢も儚(はかな)い 朝露の宿 |
明日が俺らを呼んでいる氷川きよし | 氷川きよし | 原文彦 | 宮下健治 | 石倉重信 | 道はいろはに 曲がっても 心は一本道をゆく 一度限(かぎ)りの 命花 この世で咲かなきゃ どこで咲く 明日が俺らを 明日が俺らを 呼んでいる 冬の嵐に ふるえても 真紅(まっか)な血潮は 凍(こお)らない どんな時にも 支え合う 愛する味方(みかた)が ある限り 明日が俺らを 明日が俺らを 呼んでいる 志(のぞみ)でかけりゃ 荷(に)も重い 試練の向こうに 陽(ひ)は登る 我慢(がまん) 辛抱(しんぼう) 負けん気で 希望(きぼう)の扉(とびら)を 叩(たた)くのさ 明日が俺らを 明日が俺らを 呼んでいる |
明日花大原かずみ | 大原かずみ | 志賀大介 | 宮下健治 | 伊戸のりお | ここまで歩いて 来た道を 忘れてあしたの 道はない 泣くも笑うも まだ道なかば いのちの限り 生きてる限り きっと咲かせる きっと咲かせる 咲かせます しあわせ 明日花 自分で選んだ この道に 涙のぬかるみ 作らない 苦労してこそ 花実もあると 雨風耐える 草木のように 春の来る日を 春の来る日を 信じてる しあわせ 明日花 希望という名の あかね雲 こころに刻んだ のぼり坂 夢のつぼみを 一日一歩 あしたへ運ぶ 人生行路 きっと咲かせる きっと咲かせる 咲かせます しあわせ 明日花 |
あすなろ峠山本ゆき | 山本ゆき | 高橋直人 | 宮下健治 | 西村幸輔 | 寒さ残した暦(こよみ)の裏で 春が出番を待っている がまん辛抱(しんぼう) 時節(じせつ)が来れば わたしの人生夢の花も咲く あせらず一歩一日一歩 あ…挫けずに 上(のぼ)るこの坂あすなろ峠 苦労くの字に仰(の)け反(ぞ)る背中 人の情けが突(つ)っかい棒 胸に感謝の気持ちを抱いて 二度ない人生強く生きて行く 心に沁みる励ます言葉 あ…母の声 陰で後押しあすなろ峠 岩に弾かれ七滝(ななたき)落ちて 川も海へと辿り着く 照る日雨の日吹雪に堪えて わたしの人生今が正念場 輝く星を希望の歌を あ…道づれに 越えるこの坂あすなろ峠 |
麻生の渡し朝花美穂&宮下健治 | 朝花美穂&宮下健治 | 海峡わたる | 宮下健治 | 伊戸のりお | 何年ぶりだろ 娘とふたり 小舟に揺られて 紅葉狩り 麻生の渡し場 色褪(いろあ)せようと 昔のままです 父娘(おやこ)の絆 父偲ぶ故郷(ふるさと) ギッチラ ギッチラ ギッチラコ 咽(むせ)ぶ 櫓(ろ)の音 柳津(やないづ) 只見川(ただみがわ) 男手(おとこで)ひとつで 娘をそだて 波風たたない はずはない 棘(とげ)刺す噂に 麻生を離れ 幼い私は つづらの峠 父岸辺(きし)の野仏(のぼとけ)ギッチラ ギッチラ ギッチラコ 誘う涙の 柳津(やないづ) 只見川(ただみがわ) 片親亡くして 不憫(ふびん)な娘 母さん譲りの 気立て良さ 苦労のどん底 忍んで耐えた 父さんあなたは 心の灯り 父渡る川風 ギッチラ ギッチラ ギッチラコ 染まる茜の 柳津(やないづ) 只見川(ただみがわ) |
熱海恋しぐれ村上良輔 | 村上良輔 | 亀田康男 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 吐息に曇る 鏡のなかに 愛の指文字 重ね書き 添えぬ人とは 知りながら 夢も一夜の 花吹雪 あああ 女はかない 熱海恋しぐれ 浴衣の文字に 想いを寄せて いつか来ました しのび宿 にじむ湯の香の 腕枕 残る移り香 夢花火 あああ 未練そぼ降る 熱海恋しぐれ 海鳴り聞けば なおさら募り 頬にこぼれる 涙雨 たどる宛てない 湯の宿の 一人枕に 降るネオン あああ 胸に散ります 熱海恋しぐれ |
逢ってみたい人水城なつみ | 水城なつみ | 志賀大介 | 宮下健治 | 前田俊明 | 人生は 人生は 喜・怒・哀・楽の 四つのことばの物語 負けちゃ駄目だと 諭してくれた 兄さんみたいな 旅の人 もう一度 もう一度 あゝもう一度 逢ってみたい人 憧れは 憧れは 切ない恋の 始まりですよと春の風 訳も聞かずに さよならしたが いまでもわたしの 好きな人 もう一度 もう一度 あゝもう一度 逢ってみたい人 幸せは 幸せは こころの窓を 開ければ青空見えること 夢で結んだ あの紅い糸 信じて待ってて いいですか もう一度 もう一度 あゝもう一度 逢ってみたい人 |
貴男がすべて…氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 石倉重信 | あなた愛して 傷ついた それでもいいのよ 好きだから 泣いて涙も 涸れたけど 命のかぎりに 尽くします 貴男が…貴男が… 貴男がすべて… おまえだけだと 口説かれて 嘘だと知りつつ 許したの おとこ苦労が 身について やさしい言葉に 弱いのよ 貴男が…貴男が… 貴男がすべて… 最後の男性(ひと)だと 思うから やっぱり別れて ゆけないの いつかなれるわ 倖せに おんなの願いは ひとつだけ 貴男が…貴男が… 貴男がすべて… |
あなたと生きる元木道夫 | 元木道夫 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 命より 大事なひとと あなたの瞳(め)を見て わかったの 幸せうすい わたしを見つめ ついて来るかと 聞いたひと 生まれ変われる あしたが欲しい 決めたのわたし あなたと生きる まわり道 してきたけれど あなたに会うため だったのね 酔ってもいいと ちぎりの酒を 飲んで甘えた 夢一夜(ゆめひとよ) 何もいらない 愛だけあれば 決めたのわたし あなたと生きる もう二度と うしろは見ない あなたを信じて ついていく 世渡り下手(へた)な 二人だけれど 希望(ゆめ)を見ようと 笑うひと 離したくない この喜びを 決めたのわたし あなたと生きる |
穴吹川元木道夫 | 元木道夫 | 戸川智砂子 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 息をのむよな 澄んだ蒼 恋人(こいと)橋から 眺めれば 岩にぶつかる 白い波 穴吹川を 見ていると 心も癒やす アァ 流れだよ 筏下りは 負けないと しぶきはね上げ 漕ぐさまは 強い男が 見えかくれ 穴吹川の 清流で 見せたいおれの アァ この姿 一度訪ねて 二度三度 心絆(こころきずな)が 強くなる おれも故郷 恋しいと 穴吹川は 日本一 流れる水の アァ 清らかさ |
あの娘の船はいつ帰る氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 石倉重信 | 岬 燈台 群れ飛ぶカモメ みんなあの日の ままなのに 愛しながらも この町捨てて 遠い都へ 旅立った あの娘の船は いつ帰る たとえ五年が 十年三ヶ月 かわらないのさ この心 待っていてねと 絡めた指に 落ちた涙を 信じたい あの娘の船は いつ帰る 霧笛 汐風 海峡あかり 星もうるむよ 西の空 船が着くたび 港の道を 駆けてゆくのさ 桟橋へ あの娘の船は いつ帰る |
あの日の花吹雪大滝ひかる | 大滝ひかる | かず翼 | 宮下健治 | 石倉重信 | 幼い頃に 別れたけれど 心の絆を 教えてくれた ぬくもりだけは 忘れはしない 母さんと呼びたい人は あなただけ 逢いたくて逢いたくて せめても一度逢いたくて 瞼に今も舞う あの日の花吹雪 生まれてすぐ母を亡くしましたが、新しい母が来た時は三歳でした。 我が子のように可愛がってくれた、やさしい人でした。 でも何か事情があったのでしょうか。やがて…離縁となりました。 その目にいっぱい 涙を溜めて ごめんなさいと 抱きしめられた 腕白盛りで 心配かけた 母さんと呼びたい人は あなただけ 行かないで行かないで いい子になるから行かないで 背中を追いかけた あの日の花吹雪 あれから何年たったでしょう。ある時思い立って手を尽くして探しました。 忘れられないその人は、 小さな町の片隅でひっそりと一人暮らしをしておりました。 手に手をとり合い ふたりは泣いた 立派になったと 見上げる顔は 苦労の分だけ やつれたけれど 母さんと呼びたい人は あなただけ ありがとうありがとう 母のぬくもりありがとう 心に今も舞う あの日の花吹雪 |
あぶくま山脈井戸川重光 | 井戸川重光 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 山にこだまの 百舌鳥(もず)の声 雲下(うんか)見おろす あぶくま山脈 夢に負けたら 男じゃないと 叱る山背よ 相馬の風よ お前は俺の 俺の心の親代わり 遥か太古の 昔より 母の大地よ あぶくま山脈 雨も嵐も 乗り越えながら 生きて来ただろ この世とやらを お前は俺の 俺の心の守り神 春はまんさく 山桜 川は雪どけ あぶくま山脈 愚痴も涙も 悩みも笑みも いつも優しく 包んでくれる お前は俺の 俺の心の故郷(ふるさと)さ |
天草女唄五月ひろ美 | 五月ひろ美 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 猪股義周 | ほんとはついて 行きたかと あんたについて 行きたかと この腕切って 見せたかよ 惚れた男に 一途につくす 天草 天草女の 血の流れ うちならよかよ 独りでも うなずく母の 老いた肩 別離(わかれ)のドラに 飛び出して あとを追っても ひと足遅れ 天草 天草港を 船が出る やっぱりうちにゃ 出来んとよ この海捨てて 行けんとよ 一生ここで 生きてゆく ここは風待ち 女の港 天草 天草椿の 咲き誇り |
雨の裏町新城守 | 新城守 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 池多孝春 | こんなもんだぜ 人生芝居 生きてるだけでも 儲けもの 筋を通して 不器用なりに 雨の裏町 ちどり足 不幸、不の種 自分で撒(ま)いて バカってもんだぜ 悔やむのは 花の一生 無駄にもさせて 憎かないのか この俺が 柔(やわ)じゃ生きれぬ 柔では死ねぬ ままにはならない 何一つ せめて最後は 畳の上で 俺の裏町 夜が逝く |
雨降り坂道氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 忘れきれない 想いを胸に 帰ってきたのさ この街に 君と出逢った 春の日に オランダ屋敷に 咲いてた花を 覚えているかい… 港 坂道 あゝ雨が降る すがるその手を 振り切るように 涙をこらえて 背を向けた 恋の名残りの ロザリオは 今でもこの胸 淋しくゆれる どうしているだろ… 港 坂道 あゝ雨が降る 甘い香りの ザボンの花が なおさら恋しさ つのらせる 君と歩いた 波止場みち 今夜はひとりの 想い出小みち もう一度逢いたい… 港 坂道 あゝ雨が降る |
兄さ恋唄朝花美穂 | 朝花美穂 | もず唱平 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 白帆の船が荒海越えて 待つひと逢いに江差に着いた 主(ぬし)はしがない 水夫(かこ)ながら 胆(きも)は千両 情けは万両 昨夜(ゆうべ)添い寝に在所が知れた 兄さよ 故郷(くに)は信濃の追分村か 十三七ツ二十歳(はたち)の春に 桜も見ずに売られたこの身 祝儀はずんでくれたなら 徳利転がす踊りもします けれど心は売り物ならず 兄さよ 私(わた)しゃ一途の山家(やまが)の育ち 鴎が一羽 別れの朝に 一声啼いた涙をふけと 今日は浜止め 弁財船(べざいせん) 明日は遠国(おんごく)浪花をめざす 女乗せない北前船か 兄さよ 届くだろうか追分節が |
あーちゃんの唄三門忠司 | 三門忠司 | もず唱平 | 宮下健治 | 南郷達也 | 女手一つで このオレを 育ててくれたよ あーちゃんは ガチャマン時代 泉州の 紡績工場の女工さん 日本一の働きもんだった 十軒長屋のすまんだで 親子で暮らした あーちゃんの 女の証(あか)し 嗜(たしな)みは 明けても暮れてもマダムジュジュ 紅差すことも眉引くこともない どうしてボクには父ちゃんが いないと訊(き)かれて あーちゃんは お国の為に死なはって 今では夜空のあの星と 一番星を指さし泣いていた |
いごっそう纏三山ひろし | 三山ひろし | 池田政之 | 宮下健治 | 伊戸のりお | おまえを守ると 誓ったからは 命捨てても 火の中へ 甍一枚 崩れば地獄 それでも行くのが 纏持ち 祈るお前の 顔見おろして 振りきる 振りきる纏 天までとどけ 土佐の港に 燃え盛る火は 火の粉火の花 火の柱 どこにいるのか まだ見ぬ母は きっとどこかで おっかさん 船の舳先に 足踏みしめて 誰が 誰が呼んだか いごっそう纏 愛しおまえの その涙でも 半鐘が鳴れば 火の海へ 誰の涙も もう見たくない きっと必ず 戻るから 真っ赤に染まる あの空めがけ 振りきる 振りきる纏 天までとどけ |
居酒屋・人生酒場奈良彩可 | 奈良彩可 | 礼恭司 | 宮下健治 | 伊戸のりお | カナの頭(かしら)の 「い」の字を染めた 暖簾かかげて タスキがけ 寄ってらっしゃい お客さん ハイお客さん 今日の疲れを いやしゃんせ 深い懐(ふところ) 人情どころ ここは居酒屋 人生酒場 色気いの字は サテサテおいて 笑顔愛嬌 おもてなし 呑んで元気を もらい酒 ハイもらい酒 酔って苦労を 忘れ酒 男勝(まさ)りで 築いたお店 ここは居酒屋 人生酒場 顔面(めん)は割れても 素性(すじょう)は知らぬ 馴染(なじ)み一見(いちげん) 贔屓筋(ひいきすじ) 注(つ)いでほろほろ 本音酒 ハイ本音酒 受けてほのぼの 情け酒 同じ浮世の 仲間と仲間 ここは居酒屋 人生酒場 |
十六夜鴉福田こうへい | 福田こうへい | 万城たかし | 宮下健治 | 野村豊 | 夕陽沈むか 急ぎ足 岩手富士(いわてふじ)から 奥州路(おうしゅうじ) 歩くだけでは 半端者ン どうか達者で おっ母さん 月も泣いてる… 月も泣いてる 十六夜鴉 知らぬ他国の 空の下 草鞋(わらじ)西向きゃ 背は東 好きなあの娘は 嫁いだか 風よ噂を 連れてこい 故郷ふり出し… 故郷ふり出し 十六夜鴉 奥の細道 宵しぐれ 無宿(むしゅく) 小太郎 旅まくら 切れた糸目の 喧嘩凧 義理と人情 抱き寝して 明日はどこやら… 明日はどこやら 十六夜鴉 |
石ころの唄鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 万城たかし | 宮下健治 | 竜崎孝路 | 転がる石を 蹴飛ばした 遠い昔に 飛んでった 酒でおふくろ 泣かしてた 憎い親父が そこにいる 石ころ ころころ抱いてみる 抱いてみる 時の流れに 丸くなる まん丸石と 割れ硝子(がらす) うしろ向かずに 逃げ出した がんこ親父の げんこつは 石の固さに よく似てる 石ころ ころころ知っている 知っている 俺が泣き虫 だったこと 月夜の石に つまづいた なぜか恋しく 泣けてくる 父の背中は でっかくて 俺はやっぱり 越えられぬ 石ころ ころころ蹴ってみる 蹴ってみる 遠い親父の 音がする |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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出雲路ひとり千葉一夫 | 千葉一夫 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 独り旅なら 気兼ねもなしに 松江 椿の 城下町 水の都の 風なつかしく 男の錆を 洗うよに しとしと降る雨 縁雫(えにしずく) さすらいの…さすらいの 出雲路ひとり 潮の香りを 背にうけながら 歩く宍道湖(しんじこ) 旅のやど しじみ獲りする 朝もやの中 長竿じょれん 青墨絵 夕日は茜々(あかあか) 影染めて さすらいの…さすらいの 出雲路ひとり 島根半島 この目に焼いて 右に夕凪 日本海 心ぬくめる 出雲の祈り 一畑(いちばた)電車 乗り継いで 明日(あした)はどこやら 日御碕(ひのみさき) さすらいの…さすらいの 出雲路ひとり |
一陣の風氷川きよし | 氷川きよし | 下地亜記子 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 夕陽赤く燃えて 荒野を染める 鳥は空をめざし 花は光めざす 人生という名の デコボコ道を 人は明日をめざし 生きてゆく 一陣の 風が吹き荒れて 向かい風 行く手 はばんでも 立ち止まるな 振り向くな 振り向くな アァ… 凛と光る月が 荒野を照らす 冬の凍(い)てた空に キラリ寒(かん)の北斗 想い出す愛しい あなたの顔を 今は誰のものか 唇は 一陣の 風が吹き荒れて 試すよに 胸を叩いても 立ち止まるな 振り向くな 振り向くな アァ… 一陣の 風が吹き荒れて 果てもなく 道は遠いけど 立ち止まるな 振り向くな 振り向くな アァ… |
一途な男元木道夫 | 元木道夫 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 花が咲けば 花を愛(め)で 友来れば 酒を汲み 曲がりくねった この道を 心まっすぐ 歩いてきたよ 急(せ)かず焦らず 諦めず 一途な男の 男の人生 慎ましく また強く 宝物 守るよに 惚れたあの娘(こ)の 真心に 男心を 重ねて来たよ 何があっても 離さない 一途な男の 男の純情 転ぶたび 起き上がり 明日もまた 夢を追う 器用ばかりが 能じゃない いつか着くだろう あの日のひだまりに 一歩一歩を 踏みしめて 一途な男の 男の人生 |
いつも優しく大原かずみ | 大原かずみ | 志賀大介 | 宮下健治 | 前田俊明 | 花のように いつも 星のように いつも いつも優しく過ごせたら 過ごせたらいいね 今日も一日 ありがとう こんなひとこと あの人に 伝えられたら それが それがいちばん 美しい 雨のように いつも 風のように いつも いつも優しく唄えたら 唄えたらいいね もしも涙が こぼれたら 胸のノートに そのわけを 書いておけたら それが それがいちばん 美しい 鳥のように いつも 蝶のように いつも いつも優しく踊れたら 踊れたらいいね 道はどんなに 遠くても 明日にならない 今日は無い 生きることです それが それがいちばん 美しい |
いにしえの人田辺大蔵 | 田辺大蔵 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 君は今では いにしえの人 届かないのか 僕の心は ふたり眺めた 那智の大滝 水は枯れずに 流れているか 愛はまだここにあるのに 遠い遠い 遠い和歌山 岩にぶつかり 咲く波の花 君がこぼした 白い涙か 忘れられない 三段壁(さんだんぺき)は 泣いて別れた 黒潮の町 愛はまだここにあるのに 遠い遠い 遠い和歌山 君は今では 望郷の人 瞼(まぶた)閉じても 君が見えるよ 杉の木立ちの 熊野の道は 風はみどりか 優しいままか 愛はまだここにあるのに 遠い遠い 遠い和歌山 |
男命岡田しのぶ | 岡田しのぶ | 松井由利夫 | 宮下健治 | 池多孝春 | 一度限りで 二度ない命 風にさらすな 粗末にするな 握りしめてる 拳の中の 夢が湿れば 明日(あす)がない 月も片割れ なぜ曇る 苦労積み石 抱かせたままで 花も咲かせず 陽の目も見せず 口にゃ出さぬが 入山形(いりやまがた)の 絵馬を情けで 縦結び すがるその瞳(め)が ただいたい 浮世からくり 承知の上で 意地の刺子(さしこ)で 火の粉をかぶる 乱れ八文字 刻んだ胸に 曲げちゃならない 道ひとつ 俺は男で 生きて行く |
命果てるまで岡ゆう子&宮下健治 | 岡ゆう子&宮下健治 | 麻こよみ | 宮下健治 | 南郷達也 | 親も故郷も 何もかも 捨てて来ました 二人して 路地にそぼ降る こぬか雨 六帖ひと間の 仮り所帯 あなただけ おまえだけ 命 命 命 命果てるまで ふたり別れる 夢をみて 心細さに 涙ぐむ 細い肩先 寄り添えば 濡れた睫毛(まつげ)の 愛おしさ 悔やまない 悔いはない 命 命 命 命果てるまで 胸にしみます 雨の音 二度と戻れぬ あの町よ 罪がふたりに あるのなら おまえのぶんまで 引き受ける 離れない 離さない 命 命 命 命果てるまで |
いのち花元木道夫 | 元木道夫 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 同じ瞳(め)をした 似た者同士 もっと お寄りよ 俺のそば 夢をさがそう 今日からふたり 寒い冬にも 花は咲く 泣くじゃない もう泣くじゃない お前は俺の いのちの花だよ 泣いたぶんだけ 取りかえそうね きっとこの手に 倖せを いいさどうでも 忘れりゃいいさ 過ぎた昔の ことなんて 言うじゃない もう言うじゃない お前は俺の いのちの花だよ 安い酒でも こんなに美味(うま)い 知らなかったよ この日まで さくら色した お前の笑顔 おそい春こそ あたたかい 離さない もう離さない お前は俺の いのちの花だよ |
命炎市川由紀乃 | 市川由紀乃 | 下地亜記子 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 愛の深さと くらべたら 浅いものです この海は 義理のためなら 女も捨てる 情(じょう)なしあんたに 惚れとおす 抱かれて炎(ひ)となる 波涛(なみ)となる 女ひとすじ あぁ…命がけ くれと言うなら なにもかも みんな預けて ついてゆく 修羅(しゅら)も苦労も あんたとひとつ 地の果て 地の底 どこまでも 抱かれて炎となる 風となる 女ひとすじ あぁ…命がけ 好きになったら ただ一途(いちず) 尽くしぬくのが 女(ひと)の道 死ぬも生きるも 嵐の海も 笑顔で越えます 忍びます 抱かれて炎となる 華となる 女ひとすじ あぁ…命がけ |
命 まるごと篁紗をり | 篁紗をり | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | あんな男と 言われても 惚れてしまえば 女は弱い 好きなあなたの わがままを 聞いてあげましょう なんなりと 口紅(べに)をひとすじ 引き直し 命まるごと 命まるごと あなたにあげる ばかな私と わかっても 惚れてしまえば 女は一途(いちず) 好きなあなたの 言い訳も 嘘と承知で だまされる 遅い帰りを 待つ夜更け 命まるごと 命まるごと あなたにあげる ついて行きます どこまでも 惚れてしまえば 女は負けよ 好きなあなたの 夢ならば 苦労覚悟で 支えます 肩を抱かれて 瞳(め)を閉じる 命まるごと 命まるごと あなたにあげる |
祖谷のかずら橋佐々木新一 | 佐々木新一 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 南郷達也 | 剣山(つるぎ)おろしが 谷間に吹けば 今年も寒い 冬が来る 祖谷(いや)のかずら橋ゃヨー ゆらゆら揺れてヨー 都(みやこ)で暮らす 倅(せがれ)のことが やけに気になる 日暮れ空 蕎麦(ソバ)の花咲く 段々畑 忘れていないか 山里を 祖谷のかずら橋ゃヨー 雉鳩(きじばと)啼(な)いてヨー 母さんいつも おまえの無事を 朝に夕べに 祈ってる ここがおまえの ふる里だから 負けるな夢を 掴むまで 祖谷のかずら橋ゃヨー 春風吹いてヨー 笑顔が可愛い 花嫁つれて 盆にゃ帰ると いう便り |
岩木川佐々木新一 | 佐々木新一 | 下地亜記子 | 宮下健治 | 南郷達也 | 津軽平野をョー ふたつに分けて 北に流れる 岩木川 おやじ今頃 囲炉裏端 するめを肴に あぐら酒 あぁ‥‥故里はョー 哀しい時に 想うもの 根雪押しのけョー 草っこが芽吹く 流れのどかな 岩木川 野風 たんぽぽ ヤマメとり 兄貴と遊んだ あの川原 あぁ‥‥思い出はョー せつない時に 浮かぶもの 風に舞い散るョー リンゴの花が 水面(みなも)彩る 岩木川 日暮れ あぜ道 よされ節 小さな背中の あの匂い あぁ‥‥おふくろはョー 淋しい時に 恋(こ)うるもの |
浮草善哉熊谷ひろみ | 熊谷ひろみ | 木下龍太郎 | 宮下健治 | 南郷達也 | どんな小さな 夢でもいいの こうして一緒に 見られたら 浮草善哉 あなたと二人 今日も流れに 漂いながら 肩を寄せ合い 生きて行く 背負い切れない 苦労の荷物 残りは私が 引き受ける 浮草善哉 あなたと二人 つらい時には いつでも分けて 恨みますとも 隠しごと 惚れて一生 預けた人と しあわせ手作り 城づくり 浮草善哉 あなたと二人 淡い陽差しが 日毎に伸びる 春はもうすぐ すぐ隣り |
浮世草市川由紀乃 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 宮下健治 | 南郷達也 | 過ぎた恋だと 笑っても 口と心は 裏表 憎い人ほど 後を引く 胸の 胸の未練火 消せぬまま 川を流れる 浮世草 愛を信じて 背かれた 私みたいな 弱虫は なみだ洗った 水なのか 寄せる 寄せるさざ波 袖濡らす しぶき冷たい 浮世草 呑めぬお酒に すがっても 沁みるばかりの 傷あとは いまに月日が 消すと言う 元の 元の笑顔が 戻るまで 明日へ流れる 浮世草 |
鶯 ~うぐいす~島津悦子 | 島津悦子 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 南郷達也 | 男ごころは 浮気なものよ あなた鶯(うぐいす) 気まま鳥 嫌(いや)よいやです 桜も梅も あなた止まった あの桃は エーもっと嫌 色気ないよと つれない素振(そぶ)り 駄目よだめです 行っちゃ駄目 よりを戻して 御神酒(おみき)に酔って 粋(いき)な台詞(せりふ)の ひとつでも エー聞かせてよ 惚れた弱みは 悲しいものよ あなた偲(しの)んで ホーホケキョ 憎や恋しや 昨日も今日も 来ないあなたを 待ちわびて エー身も細る |
渦潮物語高瀬豊子 | 高瀬豊子 | 丸山八留男 | 宮下健治 | 南郷達也 | 世界にとどろく 鳴門の大渦(うず)が 岩礁(いわ)にくだけて 湧きあがる 播磨灘から 紀伊水道へ 飛沫(しぶき) 飛び散る あばれ波 鳴門海峡 渦巻く潮は 自然が織り成す 日本の宝 渦潮育ちの わかめや鯛は 舌もよろこぶ 味の良さ 地酒 蓮根(れんこん) 金時(きんとき)いもに 人形浄瑠璃(しばい)と 阿波おどり 鳴門海峡 笑顔が集(つど)う 豊かな恩恵(めぐみ)に 潤(うるお)うこころ 海峡へだてて 向かいは淡路島(あわじ) 人の和と輪で つなぐ往来(みち) 海水(みず)の碧(あお)さと 景色を守る 門崎(とざき) 孫崎(まござき) 夢灯台(ゆめあかり) 鳴門海峡 賑わう街は 輝くふるさと 渦潮の町 |
うたつぐみ水城なつみ | 水城なつみ | 志賀大介 | 宮下健治 | 前田俊明 | はぐれ鳥でも 鳥は鳥 寂しさなんかに 負けません ひとりぼっちで 越えて来た 海がわたしを 育ててくれた うたつぐみ うたつぐみ 歌がいのちの わたしです 友は仲良く 離れずに しあわせしてると 思います 船の情けを 借りながら 耐えて忍んだ 海原(うなばら)千里(せんり) うたつぐみ うたつぐみ 籠の鳥には なれません 群れを離れた あの日から ふるさと忘れた ことはない 月もわたしも この海が 鏡ですねと うなずき合った うたつぐみ うたつぐみ 夢はあしたも 唄うこと |
歌姫漫遊記朝花美穂 | 朝花美穂 | 高橋直人 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 髪はたばねて編笠(あみがさ) 網笠かぶり 粋な着流し 剣士(さむらい)すがた 月が雲間に かくれた隙に そろりお城をネ チョイトネ抜け出した ひとり腰元 引き連れて 花の歌姫 エーエー気まま旅 殿も手を焼くじゃじゃ馬 じゃじゃ馬なんて 誰のことやら 巷(ちまた)のうわさ 諸国めぐりの 書置き読んで てんやわんやのネ チョイトネ明け烏 どこを吹く風 西東 花の歌姫 エーエー流れ旅 天下泰平大江戸 大江戸離れ さくら吹雪の 峠を越える こころやさしく 喧嘩にゃ強い 茶屋で見かけたネ チョイトネ男伊達 胸もほんのり 紅を差す 花の歌姫 エーエー浮かれ旅 |
裏町川三門忠司 | 三門忠司 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 南郷達也 | 冷たい世間に 転んで泣いて いのちを温(ぬく)める 酒を呑む 男ごころの 裏町川よ 思い通りにゃ ならないけれど 捨てはしないさ 夢だけは 初めて出逢った 気がしないのと 無邪気に甘えた 片えくぼ 過去を振り向く 裏町川よ なんであいつを ひとりにしたと 路地の夜風が また責める 暖簾をかきわけ 見上げる夜空(そら)に 故郷と同んなじ 月がでる 浮いて沈んだ 裏町川よ 生きていりゃこそ いつかは来るさ 花を咲かせる 春の日が |
裏町しぐれ三門忠司 | 三門忠司 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 池多孝春 | 上手に生きて なぜ行けぬ 上手な酒が なぜ飲めぬ くすぶるつもりは さらさらないが 男一途の 胸の火を 訊くな覗くな 裏町しぐれ ことさら寒い この冬に なにゆえ意地を また見栄を つぶしの利かない 男ですまぬ 深くおまえに 傘を差す 頼りきりだよ 裏町しぐれ おまえが築く 岩の城 この俺次第 砂の城 ここまで来たのに 負けられないさ 力込めては 肩を抱く 雨も小降りの 裏町しぐれ |
江差恋しぐれ水城なつみ | 水城なつみ | 万城たかし | 宮下健治 | 前田俊明 | かもめ島から 奥尻見ればョ 曇るなみだで 見えやせぬ 私残して 東京へ なんであの人 行っちゃった 檜山(ひやま)江差はナ あ…しぐれ里 生まれ江差が 恋しかないか… ヤンサノエー 年に一度も 帰れぬ時はョ せめて手紙の ひとつでも 夢を抱いてる その胸に 飛んで行きたい いますぐに 江差ふるさとナ あ…待っている ニシン漁場で 栄えた浜はョ いまは昔の 語りぐさ 赤いハマナス 髪にさし ふたり唄った 郷里(くに)の民謡(うた) 江差追分ナ あ…忘れない |
越後音頭澤敬子 | 澤敬子 | 海峡わたる | 宮下健治 | 伊戸のりお | ハアー 春はヨイヨイ お弥彦(やひこ)さまに 祈りささげて 神輿(みこし)入り アチョイナ 百と八つの 灯りをともし アソーレ 桜の花の 宵まつり アコイヤ 来なせや来なせ ハアー 夏はヨイヨイ たらいの舟で 島を巡って 磯あそび アチョイナ 呑んで唄って 手拍子うって アソーレ 踊りの〆(しめ)は 佐渡おけさ アコイヤ 来なせや来なせ ハアー 秋はヨイヨイ 三面川(みおもてがわ)の 鮭がしあわせ 連れてくる アチョイナ 軒につるした 塩引き鮭が アソーレ 野分けの風で 引きしまる アコイヤ 来なせや来なせ ハアー 冬はヨイヨイ いで湯の旅は 何をおいても 月岡よ アチョイナ 不老長寿の 温泉郷で アソーレ こころも肌も ぽっかぽか アコイヤ 来なせや来なせ 来なせや来なせ |
縁舞台島津亜矢 | 島津亜矢 | 田久保真見 | 宮下健治 | 南郷達也 | おぎゃあと産まれた その瞬間(とき)に ずいと 上がった 幕がある お天道様(てんとさま)が 照らしてくれる 一生一度の 夢舞台 こんな自分を 生き抜いて 親に見せたい 晴れ姿 あぜみち坂道 いばら道 こころ ほころぶ 夜もある 涙でにじむ 浮世のかがみ 誰にもみせない 舞台裏 風に背中を なぞられて 遠いふるさと 想う夜 明日へと続いた 花道の 中心(なか)に 奈落の 谷がある 一寸先は 光か闇か おごるな負けるな 夢舞台 運命(さだめ)相手の 闘いに 勝って勝ち抜き 明日を行く |
演歌魂朝花美穂 | 朝花美穂 | 結木瞳 | 宮下健治 | 伊戸のりお | そりゃあ生きてりゃ 誰だって 泣きたい日もある 辛い日も それでも負けずに 立ち上がり 涙を拭(ぬぐ)う その意気地(いきじ) ハァ、ヨイショ これが演歌 これがゝ 演歌魂 人と人とは いつの世も 心と心の 支え合い 忘れちゃならない 忘れない 人情胸に 刻み込む ハァ、ヨイショ これが演歌 これがゝ 演歌魂 今日が駄目でも 明日(あす)がある 蕾もいつかは 花開く 自分を信じて どこまでも 命を咲かす その意気地(いきじ) ハァ、ヨイショ これが演歌 これがゝ 演歌魂 |
演歌魂(台詞入)朝花美穂 | 朝花美穂 | 結木瞳 | 宮下健治 | 伊戸のりお | そりゃあ生きてりゃ 誰だって 泣きたい日もある 辛い日も それでも負けずに 立ち上がり 涙を拭(ぬぐ)う その意気地(いきじ) ハ、ヨイショ これが演歌 これが ゝ 演歌魂 蹴躓(けつまず)いたり 転んだり いいじゃないか 胸に魂あるかぎり 人と人とは いつの世も 心と心の 支え合い 忘れちゃならない 忘れない 人情胸に 刻み込む ハ、ヨイショ これが演歌 これが ゝ 演歌魂 汗も涙もちから水 路傍の花だって嵐に揉まれ、雨を吸い いつか綺麗な 自分だけの花を 咲かせているじゃないか 今日が駄目でも 明日(あす)がある 蕾もいつかは 花開く 自分を信じて どこまでも 命を咲かす その意気地(いきじ) ハ、ヨイショ これが演歌 これが ゝ 演歌魂 |
演歌の星黒木ナルト | 黒木ナルト | 結木瞳 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 千里万里の 時空(とき)を越え 歌に命を 賭けに来た 見上げる富士に 誓い立て 日本を湧かせて 魅せるのさ 度胸と小節で いざ勝負 俺は演歌の 演歌の星になる 負けてたまるか 男なら 夢が心の 支え棒 一文なしの 日もあった 軒下暮らしの 日もあった 涙はふところ しまい込み 俺は演歌の 演歌の星になる 天下無敵の意地を抱き 道はひとすじ まっしぐら 故郷に錦 飾るまで 帰らぬ覚悟は できてるぜ どっちだ明日は いざ勝負 俺は演歌の 演歌の星になる |
お岩木山佐々木新一&北野まち子 | 佐々木新一&北野まち子 | 高田ひろお | 宮下健治 | 池多孝春 | (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) やっと燕(つばめ)が 飛んできて 春になったな お岩木山も んだが 最近 腰が病(や)んで 畑仕事が ままならぬ あいや ほんとに かわいそう 若い時分に 俺(お)らをもらい いっぱい励んだ せいじゃないの こども七人 こしらえた (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや そうかもな 貼ってやるべ 湿布薬(しっぷやく) 夕日キラキラ 畦(あぜ)の道 長いふたりの 夫婦影(めおとかげ) ここら辺(あた)りか この辺(へん)か もっと右だ もっと下 夫婦(めおと)花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ) (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) 苦労ふたりで してきたな 孫もできたし 年金だけじゃ んだな 暮らしが 成り立たぬ 今日もがんばる 土いじり ほんと えがった えがったな 秋になったら 孫たちつれて 温泉ホテルさ のんびりいって 背中ながして もらうべな (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや そうすんべ 笑う門(かど)には 福来たる 夕日キラキラ 畦の道 長いふたりの 夫婦影 鍬(くわ)をもつ手に 力こめ よいしょこらしょ んこらしょ 夫婦花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ) (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) 村のちかくに フィットネス 行ってみるべか 腰を治(なお)しに んだな かわいい ねえちゃんが いっぱい いるべな 楽しみだ なにを いまさら この馬鹿者(つぼけ) 鼻のしたを でれっと伸ばし いつまで経(た)っても スケベな爺(じじい) まんずまんず たまげたな (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや わるかった 助平(すけべえ)ごころは 治(なお)らない 夕日キラキラ 畦の道 長いふたりの 夫婦影 俺(お)らぁあめえと 結ばれて なんだかんだの 四十年 夫婦花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ) (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) |
奥州の風木原たけし | 木原たけし | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 泣くも笑うも 北上川に 心あずけて 生きて来た 岩手 奥州 米どころ 風に稲穂の 波が立つ これからも これからも この町で 生きて行く 都会暮らしを 夢見たあの日 月日たどれば なつかしく 夏の終わりも 知らぬよに 風に南部風鈴(ふうりん) また揺れる これからも これからも この町で 生きて行く 夜空(そら)にまたたく 一番星は 明日へ望みの 夢灯り ひとり見上げる 岩手富士 風が優しく 吹き抜ける これからも これからも この町で 生きて行く |
大石内蔵助鏡五郎 | 鏡五郎 | 木下龍太郎 | 宮下健治 | 池多孝春 | 松の廊下の 刃傷(にんじょう)を 国へ知らせる 早飛脚(はやびきゃく) 殿に殉(じゅん)じて 切腹か 城を渡して 浪(ろう)の身か 揺れる家中(かちゅう)を 前にして ひとり思案の 内蔵助 「殿に忠節を誓い 藩の行末を愁(うれ)う各々(おのおの)方の ご心底(しんてい)しかと見定(みさだ)め申した。 二心(ふたごころ)なき証拠の血判(けっぱん)押したる 連判状(れんばんじょう)と各々(おのおの)方のお命は 赤穂藩城代(じょうだい)家老(がろう)大石内蔵助良雄(よしたか) しかとお預り申す」 問わず語らず 胸の内 妻に持たせた 離縁状 他人(ひと)の謗(そし)りを 背に受けて 廓(くるわ)通いの 撞木町(しゅもくちょう) うつつ抜かすも やがて成す 秘めた大志(たいし)の 隠れ蓑(みの) 「雌伏(しふく)一年十ヵ月 亡き殿の仇(あだ)を討つ日が遂に参った。 これより吉良邸へ討入りいたす。逃れる者は追うべからず、 刃向(はむこ)う者のみ斬り捨てよ、 目指すは吉良上野介殿の御首(みしるし)ただひとつ。 山と川の合言葉を忘れず各々(おのおの)方存分にお働き召されい!」 殿のご無念 晴らすため 武士の一分(いちぶん) 立てるため 雪を踏みしめ 吉良邸へ 赤穂浪士が 四十七 今宵 討入り 大石が 打つは山鹿(やまが)の 陣太鼓(じんだいこ) |
大阪ちぎり小林金雄 | 小林金雄 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 池多孝春 | どうぞ添わせて おくれやす 水掛お不動 水びたし 過去を打ち明け 一緒に泣いた そんなあなたも 訳あるお方 この縁下さい 大阪ちぎり 広い川ほど なぜ静か 流れる淀川 男川 深いふところ あなたの器 抱いて下さい その手で確(しか)と みちづれ このひと 大阪ちぎり 先の見えない 土砂降りも 相合傘なら 花すだれ 夫婦善哉 あなたと生きる 苦労なんぼの 曽根崎ごころ 明日に春呼ぶ 大阪ちぎり |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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大阪ちぎり三門忠司 | 三門忠司 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 池多孝春 | どうぞ添わせて おくれやす 水掛お不動 水びたし 過去を打ち明け 一緒に泣いた そんなあなたも 訳あるお方 この縁下さい 大阪ちぎり 広い川ほど なぜか静か 流れる淀川 男川 深いふところ あなたの器 抱いて下さい その手で確(しか)と みちづれ このひと 大阪ちぎり 先の見えない 土砂降りも 相合傘なら 花・すだれ 夫婦善哉 あなたと生きる 苦労なんぼの 曽根崎ごころ 明日に春呼ぶ 大阪ちぎり |
大阪の女三門忠司 | 三門忠司 | もず唱平 | 宮下健治 | 南郷達也 | キタの外れのちっちゃなバーで どうせ飲むなら楽しく 飲めと バーボン注ぎ分け 諭(さと)してくれた 姉(あね)さん気取りが 身に沁みて 思わず涙がこぼれたよ あゝ あの女(ひと) 大阪の女(ひと) 堀江 浜筋 西陽のあたる 狭い塒(ねぐら)に花持ち込んで 祝ってくれたよ 二十歳の春を あの時心底 惚れたんだ あれから何年経ったのか あゝ あの女 大阪の女 故郷(くに)じゃそろそろ辛夷(こぶし)が開く 馬鹿な倅(せがれ)とお袋さんが 嘆いているだろ 麦踏ながら 未練を断ち切り帰ろうか 今宵も夢みる 徒(あだ)枕(まくら) あゝ あの女 大阪の女 |
大阪夜雨三門忠司 | 三門忠司 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 佐伯亮 | こんなご縁は はなから無理と 先にあきらめ 立つものを そっと願掛け 法善寺 好きなお方を 慕う身は にごり水でも りんと咲く 雨も知ってる 大阪夜雨 ネオン浮かべる 淀んだ川も 同じ流れは そこにない 過去を忘れて もう一度 生きてゆこうと 決めた日の 夢の架け橋 繋ぎ橋 思い出します 大阪夜雨 分からないわね この世のことは どこで転がる 冬と春 不幸つづきの 女でも 添えるこの日が 来ようとは 雨も祝って 道に咲く 水の花火よ 大阪夜雨 |
大阪流転![]() ![]() | 三門忠司 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 南郷達也 | 風の寒さに 背中を丸め 歩く裏町 灯(ひ)も暗い どこで人生 間違えたのか 痛む涙の 傷あとよ 影も泣いてる… 大阪流転 愚痴をこぼせば 世間が嘲笑(わら)う 酒に溺れりゃ なお辛(つら)い 何だどうした しっかりしろと 叱るみたいな 路地の月 夢も枯れそな… 大阪流転 欠(か)けたネオンが 川面に映る 明日(あす)は晴れやら 曇りやら 何でこのまま 終われるものか 意地のひと花 咲かすまで 男さすらい… 大阪流転 |
大前田英五郎鏡五郎 | 鏡五郎 | 木下龍太郎 | 宮下健治 | 馬鹿な片意地 互いに張って なんで大事な 命を捨てる 野暮な喧嘩を 度胸で分けて 顔で治める 男伊達 生まれ上州 生まれ上州 大前田 「意地だ 義理だと角突き合わせて 親から貰った大事な躰、 粗末にしちゃあいけませんぜ。 ここはこの大前田の顔に免じて 引いちゃあくれませんか。」 悪さしたのも 若気の至り 付いた綽名が 火の玉小僧 二度と抜かぬと 長脇差に 結ぶ封印 こより糸 月も知ってる 月も知ってる 心意気 「雁も最後は生まれ故郷の土になるってなぁ。 鳥でさえそうなら 里心がつくのは当り前。 生まれ在所の上州へ明日は帰ろうか。 故里で最後のひと咲き それが男と言う者じゃあござんせんか。」 赤城おろしが 身に沁む頃か 捨てて出て来た 上州在は せめて最後は 故郷の空に 咲いて散りたい 男花 戻り草鞋の 戻り草鞋の 英五郎 | |
おかえり…ただいま梓夕子 | 梓夕子 | 峰崎林二郎 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 夕焼けは 夕焼けは 母のほほえみ あたたかな やすらぎの 色に溶け 家路いそぐか 子供たちの声 思いは溢れ 風にちぎれる あー はるかな遠い 遠い星よ あー さみしさにひとり 負けないけれど ほんの少し 涙を下さい 忘れはしない ああ あのひとが… おかえりなさい…ただいま 海鳴りが 海鳴りが 胸に沁みます 戻りたい 戻れない 恋ごころ 過ぎた月日は 消えてゆくけれど 思いは熱く 今も醒めずに あー はるかな青い 青い海よ あー 強がりな私 私だけれど ほんの少し 涙を下さい 忘れはしない ああ あのひとが… おかえりなさい…ただいま ただいま |
お島・千太郎 つれ舞い道中鏡五郎&真木柚布子 | 鏡五郎&真木柚布子 | 水木れいじ | 宮下健治 | 花と咲くには 春まだ浅い 風が身を刺す 峠道 知らぬ他国を つれ舞い道中 追手逃れて お役者化粧 浮世芝居の幕があく エエ…幕があく お島さん その若男那は もうよしておくんなせェ 檜屋の千太郎は とっくの昔に死んだんだ 今の俺らは 只のしがねえ旅役者… 何を言うの若男那 それも これも 濡れぎぬを晴らすまでの辛抱じゃないの そんな弱気な顔 お島は嫌いです さあ胸のすくような 大見栄を切って みせてちょうだい ねぇ 若男那! 俄か役者で 今日また暮れて さぞやつらかろ 旅の空 流れ流れの つれ舞い道中 口でけなして 心で詫びる 恋のさだめはままならぬ エエ…ままならぬ ほら見て 渡り鳥が飛んでゆくわ 明日は天下晴れて ふるさとへ帰れるのね でもあなたはもう一度 檜屋の看板を上げる人 その時が お別れだと思うと お島は…お島は… 馬鹿を言うんじゃねェ 無事にこうして来れたのも みんな おまえの 苦労のお陰 故郷に着いたら その時こそ なあ お島 檜屋のおかみさんになってくれるな! 月にひと声 雁 啼いて こころ晴れ晴れ 夫婦笠 命むすんだ つれ舞い道中 なびく幟も 日本一の お島千太郎戻り旅 エエ…戻り旅 | |
お多福ゆずり岡田しのぶ | 岡田しのぶ | 前田たかひろ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 朝は誰より 早く起き 朝餉(あさげ)じたくの かおり湯気 おはよう…あなたの 笑顔は味方 味噌汁だけでも 食べなと笑う お元気でしょうか? おかあちゃん あなたになりたい お多福ゆずり 夜は誰より 遅く寝て まるい背中の 針仕事 おやすみ…あなたの 笑顔は和み おねしょはナイショか? おどけて笑う 夢見て泣いたよ おかあちゃん あなたが恋しい お多福ゆずり 苦労話を 語らない 笑い話が 十八番(おはこ)芸 泣かないあなたの 笑顔は魔法 小さな背中に 背負われた日々 そろそろ楽して おかあちゃん わたしの番です お多福ゆずり |
おとこ契り酒三門忠司 | 三門忠司 | 久仁京介 | 宮下健治 | 南郷達也 | 俺(おれ)にゃ関(かか)わり ないことと そっぽを向くな 棄てちゃいけない 義理がある 無駄にできない 恩もある 俺もおまえも 明日をまさぐる はぐれ者 夢が見たけりゃ 意地を張れ 逃げるな引くな 風の吹きよで 雨も降る ままにならない ことばかり それが浮世さ やれば人生 ツキもある 天下動かす 奴だって 悩みもあるさ 莫迦(ばか)も利巧(りこう)も 苦労して 迷いながらも 生きている おとこ同志で 明日を語ろか ちぎり酒 |
男の足跡三門忠司 | 三門忠司 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 南郷達也 | 男は生涯 一つの道に 拘りつづけて 光るもの それでもあの時 ああしていれば こうしていたらと 悔やむもの 少しは自分を 褒めてやれ 夜風が肩抱く 男の足跡 来る春短く ゆく秋長く ひとりが身にしむ 昨日今日 思えば世間と 繋がる先は 一杯二杯の この酒場 思い出しみじみ 浸る夜 ここにも詩あり 男の足跡 男は依怙地の 表の顔と 情けにひと泣き 裏の顔 どちらもいとしい 男の顔さ いく汗 轍の 道になる 少しは自分を 褒めてやれ 夜風が肩抱く 男の足跡 |
おとこの詩氷川きよし | 氷川きよし | 原文彦 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | さくら木(ぎ)は 雪背負い 風に叩(たた)かれ 雨を吸(す)い 花を咲かす 人(ひと)の世(よ)の 男も同じ 傷負いながら 涙をすすり あゝ いのち磨く 母の愛 父の夢 人は授(さず)かり 生まれきて きょうを生きる 一隅(いちぐう)を 照らして生きる 男になれと 言われたことば あゝ 忘れまいぞ 仰ぎ見る その姿 富士の尊(とうと)き 雄々(おお)しさに なみだ溢(あふ)る 幾年(いくとせ)の 山河(さんが)を越えて まだなお遠き 見果(みは)てぬ夢の あゝ 志(こころざし)よ |
男の街道三門忠司 | 三門忠司 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 前田俊明 | 人には選んだ 道がある こころに抱いてる 夢がある 北風 横風 向かい風 あしたの行く手を 邪魔しても 歩くこの道… 男の街道 弱音を吐いたら 負けだから にっこり笑って やせ我慢 苦(にが)酒 旨(うま)酒 おぼれ酒 惚れてるおまえの その酌で 命ぬくめる… 男の街道 焦るな はやるな 高ぶるな 峠の向こうに 頂上(いただき)が 坂道 脇道 まわり道 誰かの情けを 借りながら 生きるこの道… 男の街道 |
男のかぞえ唄鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 万城たかし | 宮下健治 | 蔦将包 | ひとつ…男が 泣く時ゃヨ 恋の破片(かけら)を 拾うとき 胸のすき間を あやすよに みれん みれん みれん割りする あぁ…おちょこ酒 ふたつ…男が 泣く時ゃヨ 夢のしずくを 拾うとき 昨日なんかは 忘れろと 俺の 俺の 俺の背中で あぁ…風が哭く みっつ…男が 泣く時ゃヨ 親の形見を 拾うとき 重ねかさねた 親不幸 詫びる 詫びる 詫びるなみだの あぁ…夜半(よわ)しぐれ |
男の矜持三門忠司 | 三門忠司 | 志賀大介 | 宮下健治 | 南郷達也 | 泥は洗えば 落とせるけれど 落ちぬこころの 傷もある 浮けば流れる 沈めば止まる 運否天賦(うんぷてんぷ)の 浮き世川 利口ぶっても 始まらぬ 阿呆でいいのさ 男の矜持 夢を語れば 語れるけれど 語るだけでは 能がない 今日も一日 ただぼんやりと 帰る夕日を 見てるだけ うしろ指差す 人もいる ひとりゆくのさ 男の矜持 噛んだ奥歯に なみだの味が すればまだまだ 先がある 生きてなんぼの 人生行路 いのちひとつぶ みぎひだり 明日はどこやら 風まかせ 吹いて吹かれて 男の矜持 |
男の絶唱![]() ![]() | 氷川きよし | 原文彦 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 鬼も蛇も出る 浮世の川を 命からがら 度胸で渡る 浮いて沈んで 汚れても 泥に咲く花 睡蓮の あゝ 睡蓮の 純なこころは 忘れまい 春の風吹く 桜の下で 惚れたあの娘と ふたりの宴 何度見ただろう そんな夢 苦労“く”の字で 眠る夜は あゝ 眠る夜は 遠い故郷(こきょう)が 近くなる いかに時代が 移ってゆけど 見失うかよ こころの灯り 雪の如月(きさらぎ) 風弥生(かぜやよい) 越えて卯月(うづき)の 酒酌(く)めば あゝ 酒酌(く)めば 夢は千里を 駆け巡る |
男の旅路青戸健 | 青戸健 | 志賀大介 | 宮下健治 | 南郷達也 | 見える傷には 泣かないが 見えない傷に 泣かされる ふるさとの 土の匂いが恋しいよ 帰りたくても 帰れない すまないな すまないな 花に詫びてる 男の旅路 痛さ深さは 違っても 傷には傷の 顔がある 思い出に 濡れる目頭その先に 母によく似た あかね雲 遠ざかる 遠ざかる 月日指折る 男の旅路 俺が作った 俺の傷 死ぬまで俺は 抱いて行く もう一度 胸に希望の灯を点(とも)し そうさ一から 出直そう いつの日か いつの日か 帰る日が来る 男の旅路 |
男の峠氷川きよし | 氷川きよし | 原文彦 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 七つ転んで また転ぶ いいじゃないかよ また起き上がりゃ 自分で選んだ 道ではないか そこが闇でも 嵐でも 越えてゆくのさ 越えてゆくのさ 男の峠 男なみだを 知りながら 知らぬ振りして 気遣(きづか)うお前 いつかは腹から 笑おうじゃないか 雨が上がれば きっとまた 虹も出るだろう 虹も出るだろう 男の峠 意地が支えの いろは坂 一度決めたら もどれはしない 命はひとつさ 希望(おもい)もひとつ 花も実もある 人生を 越えてゆくのさ 越えてゆくのさ 男の峠 |
男の時計三門忠司 | 三門忠司 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 佐伯亮 | 人が生きると 云うことは 重荷を背負い 歩く旅 時代おくれの 不器用ものが 我慢に耐えた 幾月日 いのちの時間(とき)を 刻んでた 過去を振り向く… 男の時計 たとえ一秒 一分も 一緒にいたい 女(ひと)だった いつか運命(さだめ)に 裂かれたけれど 今でも胸の 歯車が おまえに廻る 針をさす 恋に未練な… 男の時計 永い一生 雨風に こころが錆(さ)びる こともある 夢の振り子は 死ぬまで止(と)めぬ も一度ネジを 巻き直し あしたに挑(いど)む 立ち向かう それも人生… 男の時計 |
男のなみだ雨北山たけし | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 通り雨なら 濡れてもいいが おまえの涙は こころに重い 言わなきゃよかった あの夜に 何で言ったか 別れの言葉 今さら詫(わ)びてる… 男のなみだ雨 酔えばやさしい おまえの笑顔 寂(さび)しい背中が 瞼をよぎる 想い出映した 水たまり 今も愛には 変わりはないさ 傘さえ差さずに… 男のなみだ雨 きっとこの雨 朝にはやむが しぐれて止(や)まない こころの傷は おまえは今頃 何処にいる 俺を恨(うら)んで 泣いてるだろか 迎えに行きたい… 男のなみだ雨 |
男の花火島津亜矢 | 島津亜矢 | 田久保真見 | 宮下健治 | 南郷達也 | 泣くになけない 涙のつぶを 火薬代わりに つめこんで 明日が見えなきゃ 心の闇に 夢の花火を 打ち上げろ ドーンとね 思い切り 思い切り 男の命を 打ち上げろ 惚れたはれたと 言えない想い 酒でかくして 湿気(しけ)らすな 駄目でもともと あの娘の胸に 恋の花火を 打ち上げろ ドーンとね 今夜こそ 今夜こそ 男の純情 打ち上げろ 今日の今日まで 出逢った人に 返し切れない 恩がある 裏も表も ないほどでかい 夢の花火を 打ち上げろ ドーンとね あざやかに あざやかに 男の誠を 打ち上げろ |
男の岬木原たけし | 木原たけし | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 寄せては返す 苦労の波しぶき 受けて男は でかくなる 一度限りの 人生を そうさ半端じゃ 終われない 意地を貫(つらぬ)く 意地を貫(つらぬ)く 男の岬 焦(あせ)るな急(せ)くな 人より遅れても じっと我慢の 時もある いつか望みが 叶う日を 待ってくれてる 女房(やつ)がいる 悔いはしないさ 悔いはしないさ 男の岬 明日(あした)がたとえ 嵐になろうとも どんと荒波 越えて行く 奥歯かみ締め 沖を見りゃ 熱い思いが 燃え上がる ここが勝負の ここが勝負の 男の岬 |
男の夜曲一条貫太 | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 母の横顔 まなざしは 咲いた夕顔 かんぴょうの花 故郷(ふるさと)恋しや 茶臼岳(ちゃうすだけ) 背伸びしたって 見えぬのに まぶた閉じれば… 優しい母が そこにいる だっぺ でれすけ 帰ってコ 訛り懐かし 友の顔 故郷恋しや 遠い空 独り手酌の 酔いがたり 苦い酒だよ… 今夜はやけに 深くなる 夕(ゆ)んべも見たんだ 母の夢 少しやせたか 苦労をしてか 故郷恋しや 会いたくて 馬鹿な倅(せがれ)と 詫びながら あれやこれやと… 思い出しては 男泣き |
男の漁場一条貫太 | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | ザンザ ザンザと 飛沫(しぶき)を浴びて 波を蹴散らす 夜明けの 一番船だ 陸(おか)じゃ仏の 師匠(おやじ)でも 船に乗ったら 鬼となる 海はヨ 海はヨ 海は魔物さ 暴れぐせ 男の漁場は あぁー 喧嘩場だ 逃げた獲物は この次きっと 夢と一緒に 丸ごと 釣り上げてやる 好きなあの娘(こ)の この写真 俺の女神さ お守りさ 海はヨ 海はヨ 海が凪なら 揺りかごさ 男の漁場は あぁー 気まぐれだ 顔(つら)は潮焼け 髭面眼(ま)なこ 二百海里の 荒浪 魚群機(ソナー)が光る 時化(しけ)て牙むく そのときが 意地で合羽を 濡らすとき 海はヨ 海はヨ 海は修羅場さ 荒くれだ 男の漁場は あぁー 命だぜ |
おとこの浪漫田辺大蔵 | 田辺大蔵 | 原文彦 | 宮下健治 | 猪股義周 | 線路は敷かれていなくても きっと自分の道はある 僕に人生教えてくれた 親父の背中が道しるべ 九つ泣いても一つの夢を 追ってみるのがおとこの おとこの浪漫 故郷(ふるさと)出た日の朝の駅 梅の香りも濡れていた 忘れまいぞよ心の誓い 日の目を見るまで帰らない 意地など張る気はさらさらないが 賭けてみるのもおとこの おとこの浪漫 明日(あした)のあしたはまた明日 今日は千里の一里塚 男だったら気張ってみろと 笑った親父を思い出す 転(こ)けても泣いても信じてみるさ 胸の痛みもおとこの おとこの浪漫 |
男華中川京美 | 中川京美 | 木下龍太郎 | 宮下健治 | 南郷達也 | 酒が入れば 喧嘩もするが やけに気が合う 男華 腹を割っての 腹を割っての 話であれば 俺も性根を 据えて聞く 縁もゆかりも ないはずなのに 同じ血筋か 前の世は 惚れる女子は 惚れる女子は いつでも同じ 意地がぶつかる 恋仇 上げて呉れるか もしもの時は 折れた線香の 一本も 言えばお前は 言えばお前は にっこり笑い 俺も一緒に 行くと言う |
音信川朝花美穂 | 朝花美穂 | もず唱平 | 宮下健治 | 猪股義周 | 夜更けてひとり傾ける 細い思案の指先に 迷い蛍がとまります 音信川の宵の雨 つれない仕打ちを 仕打ちをしましたか チントンシャンのお座敷の 浮かれ調子も上(うわ)の空 熱い想いが募ります 音信川の名に背き 便りのないのが ないのが口惜しい 実らぬ恋の捨てどころ 探し求めて湯の町で やっとひと息ついてます 音信川に棹さして 浮名を流して 流してみましょうか |
お富と与三蒼彦太 | 蒼彦太 | 久仁京介 | 宮下健治 | 南郷達也 | 「いやさこれお富 久しぶりだなぁ」 しがねえ恋の 情けが仇で 死んだつもりが 拾った命 いやさお富よ 生きてたなんて お釈迦様でも 気がつくめぇ ここで逢ったが 三年目 さてさて…… どう済ます 三十四ヶ所(さんじゅうしかしょ)の 刀の傷で 誰が呼んだか 切られの与三(よさ)と そうさお富よ 小粋に暮らし おめえばかりが 源氏店(げんやだな) これで一分(いちぶ)じゃ 帰れめぇ さてさて…… どう済ます 一度は惚れた おんなとみれば 他人行儀な この差し向かい いやさお富よ やけぼっくいか 仇な色気に 血が騒ぐ 夜が更ければ 松の月 さてさて…… どう済ます |
お初にござんす、朝花美穂朝花美穂 | 朝花美穂 | 結木瞳 | 宮下健治 | 伊戸のりお | (とざい、とうざい) 娘ざかりに 歌と舞い 芸と名が付きゃ みんな好き 度胸八分に あとの二分 世間知らずの いさぎよさ 故郷(さと)を背にすりゃ 舞台は江戸に お初にござんす、朝花美穂 今日の今日まで 色恋は とんとないのも 御愛嬌 惚れた人はと 聞かれたら 師匠ばばさま ひとりだけ 酔わせ泣かせて 魅せます腕で おひけえなすって、皆様よ 汗と苦労の 旅街道 きっと変えます 花道に 拍手喝采 ありがとう 待ってましたと 幕が開く 晴れて錦の 涙よ吹雪け 只今参上、朝花美穂 |
オホーツクの母岸千恵子 | 岸千恵子 | 鳥井実 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 海で死んだら魚になると そんな冗談いってたせがれ みぞれまじりの風が吹く 海は暗かろ冷たかろう 母は母は母は待ちますオホーツク 父ちゃん健太郎はバカな息子(こ)じゃ 海を相手にケンカして それもな オホーツクじゃ 父ちゃん あんたと同じじゃ 海が好きで好きで 健太郎も海で死んでしもた… 海を相手にひと旗あげて 船を造ると言ってたせがれ 波にちぎれてずたずたに 流れ昆布も傷だらけ 母は母は母は泣けますオホーツク 俺の死に場所カモメの奴に 聞いてくれよと言ってたせがれ なんど季節が変ろうと いつか添寝が出来るまで 母は母は母は待ちますオホーツク |
おまえと木原たけし | 木原たけし | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 明日(あす)のことさえ わからぬままに 力を合わせ 生きて来た おまえの笑顔が あればこそ 越えた世間の 雨嵐 これからも これからも おまえとこれからも 家のことなら まかせたきりで いつでも苦労 かけて来た 重ねた年月(としつき) 振り向けば 詫(わ)びて足りない ことばかり 離れずに 離れずに おまえと離れずに 二人元気で 暮らして行けりゃ 幸せですと 言うおまえ 残りの人生 ひとつずつ かりた情けを 返したい これからも これからも おまえとこれからも |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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おまえの噂千葉一夫 | 千葉一夫 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 前田俊明 | おまえの手紙の 消印(けしいん)を 頼りにひとり 夜汽車に乗った 雨の函館 訪ねてみれば 流れて小樽に いると云う 酔って夜更けは 泣いてたと おまえの噂が せつなく胸を刺す つれない素振(そぶ)りで 別れたが 今なら強く この手に抱ける 北の札幌 さびれた酒場(みせ)は 飲みかけボトルが 残るだけ 荒れた生活(くらし)を していたと おまえの噂が 冷たく身を責める ふたりで暮らせる 幸福(しあわせ)を 指折り数え 待ってたおまえ 雪の帯広 夜霧の釧路 涙の足跡 たどる旅 痩(や)せた姿を みたと云う おまえの噂が こころをまた泣かす |
おもいで暮らし岡田しのぶ | 岡田しのぶ | 前田たかひろ | 宮下健治 | 金沢重徳 | 嘘つきあなたが ネオンに化けた 追いかけた泪で にじんだ夜 そっとまっ逆さま 落っこちたまま 思い出地獄 抱かれた胸が あったかかった くちづけられて 泣いちゃった 私だけがあなたの おもいで暮らし 夜明けが見えない 西陽の部屋は 狭かったベッドが 広い…寒い きっと今度こそは 最後の恋と 思わせ上手 俺がいるよと 言ったじゃないの 俺といろよと 言ったのに 私だけがあなたの おもいで暮らし あなたと暮らした 街を逃げたい すれ違う誰もが あなたの顔 ぎゅっと繋いだ手 不意にほどかれ 愛の迷(まよ)い子 夢でやさしく そっと口説いて 目覚めなくても いいように 明日(あした)なんかいらない おもいで暮らし |
思い出屋形船篁紗をり | 篁紗をり | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | そよぐ川風 きらめく水面(みなも) 桜花びら 舞い落ちる 触れて嬉しい 肩の先 おぼえていますか あの日のことを 二人の思い出 屋形船 夜空(そら)に開いた 打ち上げ花火 浴衣姿の 夏祭り 揺れるうなじの ほつれ髪 あれから何年 過ぎたでしょうか 返らぬ思い出 屋形船 丸い十五夜(じゅうごや) お猪口(ちょこ)に浮かべ 交わす目と目の 恋心 酔えばほんのり 紅の肌 忘れていません あなたのことは せつない思い出 屋形船 川の岸辺を 薄墨(うすずみ)色に 染めてちらちら ぼたん雪 そっと重ねた 指の先 いつかはも一度 会えるでしょうか 二人の思い出 屋形船 |
おもろい夫婦鏡五郎&島津悦子 | 鏡五郎&島津悦子 | 下地亜記子 | 宮下健治 | 南郷達也 | 笑顔千両(せんりょう) 声万両(まんりょう) やきもち妬くのが 玉にきず 浮名流して 酔いしれて あんたはほんまに あかんたれ 浮世漫才 泣き笑い くされ縁(えん)でも 味(あじ)なもの おもろい おもろい おもろい夫婦やな 「怒ったらあかんがな 怒ったらべっぴん台無しや…」 「またうまいこと云うて 今日はその手に乗らへんで…」 故郷(くに)も育ちも 違うのに 気が合う ウマ合う 肌が合う 飲めば財布が 空(から)になる 似た者同士の お人好し 割れたお鍋(なべ)に とじ蓋(ぶた)で ふたり合わせて 丁度いい おもろい おもろい おもろい夫婦やな 今日が駄目でも 明日がある おまえは黙って ついて来る 捨(す)てる神ありゃ 拾(ひろ)う神 極楽トンボの ふたりづれ 口は悪いが 優しくて 苦労するのも 嬉しくて おもろい おもろい おもろい夫婦やな |
父娘うた西川ひとみ | 西川ひとみ | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | おんなだてらに 故郷(くに)出てきたが 胸にさわぐは 父の声 錦飾れる その日まで 二度と敷居は またぐなと あれは十九歳(じゅうく)の春弥生(はるやよい) あゝ春弥生(はるやよい) 泣くな泣くなと わたしをあやす 父が泣いてた 日暮れ坂 母を知らない 幼子(おさなご)が 父の背中で 聴いたうた 今も聴こえる子守うた あゝ子守うた 千里万里を 行くことよりも 背なに重たい 親の恩 それを承知の 親不孝 詫びる都の 十三夜月(じゅうさんや) ひとり今宵(こよい)も手をあわす あゝ手をあわす |
父娘うた (ニューバージョン)西川ひとみ | 西川ひとみ | 原文彦 | 宮下健治 | おんなだてらに 故郷(くに)出てきたが 胸にさわぐは 父の声 錦飾れる その日まで 二度と敷居は またぐなと あれは十九歳(じゅうく)の春弥生(はるやよい) あゝ春弥生(はるやよい) 成るか成らぬか 分からぬ娘の夢のため からだ震わせ突き離した 父(おや)の心が 今はしみじみ 分かります ああ 我が身の胸に手を入れて 命をちぎり取った… そんな思いだったのかも 知れませんね 泣くな泣くなと わたしをあやす 父が泣いてた 日暮れ坂 母を知らない 幼子(おさなご)が 父の背中で 聴いたうた 今も聴こえる子守うた あゝ子守うた 父娘(おやこ)ってなんなのでしょうか 幸せってなんなのでしょうか 今さらに心を痛め生きております あれも夢なら これも夢 たとえ遠くに離れていても 心は一時(いっとき)として 離れる事は有りません 千里万里を 行くことよりも 背なに重たい 親の恩 それを承知の 親不孝 詫びる都の 十三夜月(じゅうさんや) ひとり今宵(こよい)も手をあわす あゝ手をあわす | |
おやじの舟唄西方裕之 | 西方裕之 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 「学がないから 手紙は好かん」 頑固なおやじが 自分から たった一枚 便箋に 舟を下りたと 走り書き 石より重いよ この便り 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が 『海は広いと 云うけれど せがれ住む街ゃ なお遠い』 どこも昔は 貧乏所帯 それでも酒だけ あったよナ いつもおやじと 比べられ 影が薄いと 云われたよ 故郷恋しく 酔うばかり 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が コート羽織れば 目に浮かぶのさ 男の匂いの ゴム合羽 いつかおやじの 生き方を 俺も追ってる 四十路坂 帰ろか あしたはあの海へ 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が |
俺の人生木原たけし | 木原たけし | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 渡る世間の 向かい風 夢が転がる 裏通り 胸に渦巻く 悔しさを 酒でなだめる 縄のれん 終わらない終れない 俺の人生 ままにならない 事ばかり ひとりきりなら つらくても 苦労承知で この俺の そばに寄りそう 花ひとつ 終わらない終れない 俺の人生 いつか変わるさ 風向きも 耐えて我慢の 回り道 にぎる拳(こぶし)の その中に 人にゃゆずれぬ 夢がある 終わらない終れない 俺の人生 |
俺の花三門忠司 | 三門忠司 | 坂口照幸 | 宮下健治 | なんとかなるわと いつものお前 本当になんとか なって来た 苦労少しも いとわぬ女 つらい涙は 露もどき つれあい ふれあい 俺の花 お前いたから 越えられた 何年ぶりだろ 祭りの夜に そろいの浴衣で 歩くのは ひとの多さに お願いごとも 遠くからでは 叶うやら つれあい ふれあい 俺の花 両手どんなに 合わせても いつでも一緒に 居られることさ 何よりしあわせ それひとつ 尽くすお前も 一途な女 楽な道では ないけれど つれあい ふれあい 俺の花 ついて来てくれ これからも | |
女いちりん市川由紀乃 | 市川由紀乃 | 志賀大介 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 雨が降ったら 濡れましょう 風が吹いたら 揺れましょう それが浮世の いろは坂 女いちりん この道で 誠 誠 誠咲かせます 母に詫びたい 事もある 父に告げたい 夢もある 今日もふるさと 想い出す 女いちりん この道で 心 心 心咲かせます 肌を許した 北斗星 帯を解(ほど)いた 天の川 義理と恩義の ど真ん中 女いちりん この道で 命 命 命咲かせます |
女追分渡り鳥奈良彩可 | 奈良彩可 | 奈良原シズ江 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 雨もあがって 旅の空 浮かれ蝶々が お伴する 泣いて流した 涙の跡を 袖にかくして 三度笠 女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥 仰ぐ美空に 浮かんでる あれは故郷(ふるさと) 母の顔 足の向くまま 風まま気まま 明日は何処(いずこ)の 流れ旅 女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥 石の地蔵に 野菊添え 両手合わせて 一里塚 宿場湯の町 津々浦々に 浮世街道 どこまでも 女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥 |
女春秋夢しぐれ水田かおり | 水田かおり | 高橋直人 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 空(から)の米櫃(こめびつ) 見向きもせずに 将棋一筋 思案顔(しあんがお) 坂田三吉 甲斐性無しで たんと たんと有るのは 夢の駒 骨身惜しまず 泣き言云わず 支える小春の 心意気 橋の数(かず)ほど 女に惚れて 川に成るほど 呑んだ酒 落語(はなし)終われば 八方破れ それが それが亭主の 春団治 浪花人情 人生舞台 苦労はお浜の 隠し芸 恩に着ますと 施(ほどこ)し抱いて 大(だい)の男が 目に涙 今は取的(とりてき) 駒形茂兵衛(こまがたもへえ) いつか いつか横綱 土俵入り 取手宿場で 出世を祈る 我孫子屋(あびこや)お蔦(つた)に 春の風 |
おんな炭坑節長山洋子 | 長山洋子 | 鈴木紀代 | 宮下健治 | 赤い煙突(えんとつ) 目あてに行けば 米のまんまが 暴(あば)れ食(ぐ)い 歌う戯(ぎ)れ歌 ボタ山暮らし もっこカンテラ ヘルメット 掘って掘って また掘って 惚れた男の 黒い汗 稼(かせ)ぐ日銭(ひぜに)は 一升ビンに 代えてさわいで カラにする 花も季節も ない地の底にゃ 泥(どろ)にまみれた 夢がある 掘って掘って また掘って 汽車を汽船を 走らせる 月の差し込む ハモニカ長屋 私ゃあんたの 腕の中 絹の布団(ふとん)に くるまるよりも 炭坑(やま)の男は あたたかい 掘って掘って また掘って 明日は地獄の 一丁目 | |
女とお酒のぶるーす青江三奈 | 青江三奈 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | お酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました 寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ | |
女とお酒のぶるーす梓夕子 | 梓夕子 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 矢田部正 | お酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました 寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜(よる)すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ |
女と男の縄のれん梓夕子&宮下健治 | 梓夕子&宮下健治 | たきのえいじ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 雨が背中に 沁みる夜は お酒恋しい 縄のれん どこかよく似た 似た者どうし 酒が縁(えにし)の さし向かい いい男 いい女 女と 男の 縄のれん 何も聞かない つもりでも 酔えばお酒が 聞きたがる 云ってどうなる 過去でもないし 空けておくれよ 盃を いい男 いい女 女と 男の 縄のれん そうねあなたも 縁歌(えんか)だね いいわも少し つき合うわ 通りすがりに 飲む酒なのに 何故か気が合う しみじみと いい男 いい女 女と 男の 縄のれん |
女の合鍵氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 倖せ望みはしないけど 私がいたら あなたの将来(あした)に 傷がつく 女の…女の… 合鍵を あなたに返して ひとりこの部屋 出てゆくわ 愛は誰にも 負けないけれど… 甘えて眠ったあの夜の 想い出あれば 淋(さび)しさつらさも 耐えられる 女の…女の… 合鍵を あなたに返して ひとりひっそり 身をひくわ 惚れた弱みと わかっていても… やさしいあなたをこれ以上 苦しめたなら 生きてはゆけない 私です 女の…女の… 合鍵を あなたに返して ひとり今夜の 汽車に乗る 愛は誰にも 負けないけれど… |
おんなのグラス三門忠司 | 三門忠司 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 南郷達也 | 忘れることが 下手だから いつか涙の 酒になる 夜が淋しい おんなのグラス 恋しい憎い 面影に 指環の迹(あと)を そっと噛む 相合傘の このボトル 見れば尚さら つらくなる 揺れる想い出 おんなのグラス そんなに飲んじゃ 駄目だよと 叱ったひとは もういない しあわせ止まれ この指に 夢の果敢(はか)なさ 頼りなさ 明日(あす)に生きてく おんなのグラス 朝までそっと 眠らせる やさしい胸が 欲しいのよ |
おんなの三度笠長山洋子 | 長山洋子 | 星野哲郎 | 宮下健治 | 倒れながらも つかんだ泥の 中にきぼうの 星がある 嘘が七分で ほんとが三分 癪な浮世に 泣かされながら 明日を信じて 立ちあがる 意地が女の 女の三度笠 歩きたいのさ 自分の足で 義理の坂道 つづら折り 芸の修行に 終りはないが パッと一花 咲かせたならば 恋の嵐に 散ってゆく 花が女の 女の三度笠 こんな私を 生かしてくれた かぞえ切れない 人がいる 受けたご恩は 返さにゃならぬ それを済ませて 身もさばさばと 次は小鳥に 生れたい 夢が女の 女の三度笠 | |
おんなの長良川梓夕子 | 梓夕子 | たきのえいじ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 川が燃えます 赤々と 仕掛け花火に めらめらと 恋は女を 菩薩に変える 裏切られたら 蛇(じゃ)にもなる どうするどうする 心が騒ぐ 惚れておんなの 長良川 あんたにあげる この命 熱い寝床で 華になる 力ずくでは ほどけない 情で結んだ この帯は 三日三晩を 抱いてて欲しい 骨がキリキリ 軋(きし)むまで どうなるどうなる 一途に惚れて 後に引けない 長良川 ひとりの夜は 切なくて 肌があんたを 恋しがる どうするどうする 心が騒ぐ 惚れておんなの 長良川 あんたにあげる この命 熱い寝床で 華になる |
おんなの浪花節長保有紀 | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 三月(みつき)もったら お慰み おためごかしの 噂雨 手前ご存じ 不調法 イキな恋句(もんく)は 言えないが 惚れた女の 浪花節 あゝゝゝ聞いとくれ 五つこはぜの 白い足袋 ほどく手もとの じれったさ 空にまん丸 お月さん 仰ぐすすきに 秋の風 酔った女の ほつれ髪 あゝゝゝせつないね 七つ尽くして 足りぬなら 八つ九つ 捧げます 一途一筋 一本気 花の生涯(いのち)を 賭けました こんな女の 浪花節 あゝゝゝ名調子 |
女のなみだ川松前ひろ子 | 松前ひろ子 | かず翼 | 宮下健治 | 竹内弘一 | 愛する誰かに 出逢えたならば この世に生まれた 甲斐がある 母の言葉が 今さらに 沁みてあなたに 尽くして生きる つらい時にも 笑顔で隠し 女の心に流れゆく なみだ川 あなたがどこかで 道草しても 信じて待ちます ひとすじに お酒なんかに 逃げないで どんなことでも 話してほしい 泣いて幸せ 離れぬように 女の心に流れゆく なみだ川 あなたの苦労を 私に分けて 背中を押します 支えます 夢が遠くに あるならば 九十九(つづら)坂でも 一緒に上(のぼ)る 照る日曇る日 嵐の日にも 女の心に流れゆく なみだ川 |
女の花吹雪丘みどり | 丘みどり | 万城たかし | 宮下健治 | 南郷達也 | 泣いた涙は いつかは乾く 未練残せば 世間に負ける くよくよするなと 風が押す 散って花実が 咲くじゃない 花吹雪 花吹雪… 女は咲いて アァ…華になれ 折れた心は 戻せるけれど 過ぎた昨日は かえっちゃ来ない この世はそうだよ 一度きり 負けて泣くより 勝って泣け 花吹雪 花吹雪… 女に愚痴は アァ…似合わない 髪に飾りは 無くてもいいの こころ美人に 男は弱い 人生七坂 意地を張り 生きているから 夢がある 花吹雪 花吹雪… 女は咲いて アァ…艶(つや)がでる |
女の流転中川京美 | 中川京美 | 岡みゆき | 宮下健治 | 南郷達也 | 胸をさすよな 世間の視線 つらい北国 地吹雪よ 人のうわさも 七十五日 あなた一緒の 道連れに 流れて女の 女の流転 風の痛さが 肌までしみる 夢もかじかむ 宿つらら 苦労にじんだ あなたの背(せ)なに そっと手をかす 思いやり 流れて女の 女の流転 いつか根雪に 薄日がさして 溶けりゃ来る春 北の春 日向みたいな やさしい胸で 二人寄り添い うれし泣き 流れて女の 女の流転 |
女ひとり雨滝さゆり | 滝さゆり | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | あなたの後を 追いかけて 駅まで走った 雨の夜 哀しい別れを されたのに 逢いたさばかりが つのります やっぱりできない 忘れるなんて ホロリ涙の 女ひとり雨 許して欲しい わがままを あなたにいつでも 甘えてた 二人の想いの すれ違い 知らずにいました あの日まで それでも待つのは 愚かでしょうか ホロリ涙の 女未練雨 幸せなんで 続かない 無理して笑えば 淋しくて 別れて半年 思い出を たどれば心が 震えます やっぱりできない 忘れるなんて ホロリ涙の 女ひとり雨 |
女夜ねずみ小僧朝花美穂 | 朝花美穂 | 結木瞳 | 宮下健治 | 伊戸のりお | お江戸の闇を 切り裂いて 小判千両 ひと稼ぎ ちょいと小走り 屋根の上 呼子(よびこ)をすり抜け 宙を舞う おっと情けを ふところに 女夜ねずみ ここにあり 番茶も出花 艶(あで)やかに 結ぶ頭巾の 伊達姿 それに近ごろ 気にかかる いい人いるよな いないよな おっと内緒に しておくれ 女夜ねずみ 恋もする さてさて夜明け 前になりゃ どこへ追手(おって)も 消えたやら 町にしあわせ 来るまでは やめられないのさ この勤め おっと世の為 人の為 女夜ねずみ ここにあり 女夜ねずみ ここにあり |
母さんの赤い糸藍ようこ | 藍ようこ | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 小雨そぼふる 田舎の駅で わたし置き去り あなたは消えた 切れてはぐれた 親子の糸は 誰が紡(つむ)いで くれましょう… たぐり寄せたい 母さんの赤い糸 わが子思わぬ 親などいない こころ悔やんで 泣いてたでしょう きっといつかは どこかで会える 神がこの世に いるならば… 細くからまる 母さんの赤い糸 声にならない 涙のつぶが こらえ切れずに あふれて来ます 母の震える その肩抱いて 会えた喜び 噛みしめる… 匂いやさしい 母さんの赤い糸 |
貝がら子守唄氷川きよし | 氷川きよし | かず翼 | 宮下健治 | 石倉重信 | 夜の浜辺の 海鳥も 親を呼ぶのか 哀しく啼いて 何歳(いくつ)になっても 母恋し 波に揺られて 運ばれて来た 貝がらを 耳にあてれば 遠くに聞こえる 子守唄 背に負われた ぬくもりを 胸が今でも 忘れていない 何歳(いくつ)になっても 母恋し あの日別れた 海辺の町で 逢いたさに 枕濡らして 小さく歌った 子守唄 涙いっぱい 抱きしめて 強い男に なれよと言った 何歳(いくつ)になっても 母恋し 一目逢いたい 達者だろうか 貝がらを 海に返せば 波間に聞こえる 子守唄 波間に聞こえる 子守唄 |
海峡酒場朝花美穂 | 朝花美穂 | もず唱平 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 赤いグラスで 片頬かくし 女がつぶやく 悲しげに 番(つがい)でいるから 雪の日だって 暖かそうね 沖ゆく鴎 春はまだ先 海峡酒場 夢はひととき 深追いしては ますます遠のく ものなのさ 内緒で部屋借り 暮らした月日 秋冬あわせ たったの三月 未練つのらす 海峡酒場 うんと涙の出そうなヤツを ロックで頂戴 女将さん みっとも無いけど 泣かせて欲しい 出来れば明日 この町捨てて 二度と来ないわ 海峡酒場 |
海峡冬つばめ西川ひとみ | 西川ひとみ | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 海峡吹雪 波また波に 翼を濡らして カモメが飛んだ わたし馬鹿よね ためらいながら 泣いてばかりじゃ 明日もない あなた無しでは 死んだも同じ 追ってゆきたい 冬のつばめよ 波打つしぶき 氷雨となって 小指の先まで 女を泣かす 髪の乱れを 手櫛でとかし 迎え来ぬかと 紅をひく あなた以外に もう愛せない 夢はかげろう 冬のつばめよ 最果て港 凍てつく心 あなたはこの海 超えたでしょうか 出船入り船 行き交うけれど 恋は二度咲く 花じゃない 知っているのに ただ待つばかり あなた恋しい 冬のつばめよ |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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海峡みれん水貴かおり | 水貴かおり | 万城たかし | 宮下健治 | 前田俊明 | 泣いて涙が 乾くころ 船は港に 着くかしら たった一人で 出直す旅も きっと心に 心にきっと あなた…あなた棲んでる 海峡みれん 逃げてみたって 幸せに なれるあてなど ない私 うしろ髪ひく かもめの群れよ どうか伝えて 伝えてどうか いまも…いまも恋しい 海峡みれん 雨がみぞれに 変わるころ 海になみだの 霧が降る 船にさよなら 告げてはみても ゆこか戻ろか 戻ろかゆこか おんな…女さざ波 海峡みれん |
帰って来やれ水城なつみ | 水城なつみ | 万城たかし | 宮下健治 | 前田俊明 | 津軽 お岩木 吹雪いちゃならぬ 親父(おどう)帰るに 道先見えぬ りんご畑に 花咲くころは 津軽平野に 春が来る 生まれ故郷にヨー 帰って来やれ 春にゃ必ず 帰ると言った 親父うそつき もうすぐ三年(みとせ) たった一人の 父ちゃんだもの 想いだすたび 会いたいよ 風がヒュルリとヨー 帰って来やれ 汽車がひと鳴き しばれる駅で 親父まだかと 汽笛も叫ぶ 晴れの門出の 花嫁すがた お嫁入りです となり村 ひと目津軽にヨー 帰って来やれ |
帰ろうよ…花田真衣 | 花田真衣 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 夜空で泣いてたオリオン星に かたく誓った北のふるさとよ 帰ろうよ…もう帰ろうよ… ここまでほんとによく頑張った 街のカラスも帰ろと鳴いてるよ テレビに映った想い出の駅舎 遠いあの日と同じふるさとよ 帰ろうよ…もう帰ろうよ… 辛抱できない訳じゃないけれど 他人にやさしい 心が呼んでるよ 涙で別れた おふくろさんに 一目逢いたい北のふるさとよ 帰ろうよ…もう帰ろうよ… 夢まで置いてくことはないからさ ちょいと出直すつもりで帰ろうよ |
加賀友禅の女葵かを里 | 葵かを里 | 原文彦 | 宮下健治 | 京建輔 | おんな心を じりじり焦がし 燃えるかがり火 薪能(たきぎのう) 添えぬ運命(さだめ)の あの日の恋が 後を引きます 会いたくて ねぇ、あなた 加賀友禅の 花も散ります 金沢…金沢の夜 あれは水無月 燈ろう流し ふたり出会った 梅ノ橋 愛を契った 思い出たどり 水の流れを 目で追えば ねぇ、あなた 加賀友禅の 帯も泣きます 浅野の…浅野の川に 会えたぶんだけ 倖せでした 命ぎりぎり 生きたから 抜いた指輪と おんなの未練 そっと包んだ 紅袱紗(べにふくさ) ねぇ、あなた 加賀友禅に 匂うなみだよ 金沢…金沢の夜 |
柏崎恋歌西川ひとみ | 西川ひとみ | 志賀大介 | 宮下健治 | 猪股義周 | 逢いたかったと わたしの肩を ポンとたたいて くれた人 あれは柏崎 駅前通り あの人の、あの人の あの人の おもかげ今も 咲いている 好きですこの街 柏崎 お光(みつ)、吾作の あの佐渡情話 波がやさしく 唄ってる ここは柏崎 番神(ばんじん)岬 どこ迄も、どこ迄も どこ迄も 情(なさ)けに厚い 人ごころ 好きですこの街 柏崎 越後、新潟 雪国なのに 今日も大地は あたたかい 花の柏崎 稲穂も踊る 仕合わせを、仕合わせを 仕合わせを やさしくつなぐ 夢あかり 好きですこの街 柏崎 |
かずら橋旅唄氷川きよし | 氷川きよし | かず翼 | 宮下健治 | 桜(はな)が散るよな あの娘の涙 一粒しみてる 胸の中(うち) 祖谷(いや)の七谷(ななたに) かずら橋 想い断ち切る ひとりの旅路 面影(かげ)が背中を 迫って来る 義理に生きれば 情けが重い 絡んださだめは ほどけない 祖谷の七谷 かずら橋 明日(あす)はいずこか 思案の淵に 切って捨てたい 恋未練 無理に冷たく 別れて来たが あの娘は今でも 命だよ 祖谷の七谷 かずら橋 揺れて詫びてる 心の旅路 俺を呼ぶよに 風が哭く | |
風まかせ三沢あけみ | 三沢あけみ | 大地丙太郎 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 風が峠を下りてきた たもと揺らして過ぎてった 女ひとりの旅行く訳を 噂してるか やんちゃな雀 名乗る名前はあるだけ邪魔よ あるは気ままと あるは気ままと 供の酒 道の標に気づいても どうせ気まぐれ 風まかせ 女ひとりの旅行く先にゃ 恋も嵐も待ってるだろが 通りすがりの話の種よ 行ってみようか 行ってみようか 知らぬ道 遠くで誰かが呼んでいた 雲に誘われ飄々と 女ひとりの旅行く町は 青い月影 今宵の宿か 帰る故郷も今更待たぬ 明日もどこかの 明日もどこかの 空の下 |
かたかごの花葵かを里 | 葵かを里 | 芳美知余 | 宮下健治 | 京建輔 | 春というのに 雪が舞う 辺(あた)り一面 うっすらと 小首かしげて 寒そうに 咲いていじらし 可憐な花は 誰を想って 咲くのでしょうか 春告げ草の かたかごの花 紅(べに)の色さえ 儚くて なぜに寂しく 散り急ぐ 焦がれ焦がれた 人なのに 知っているのに 知らない素振り 誰を想って 泣くのでしょうか 春告げ草の かたかごの花 風に優しく そよぐ花 揺れる心も 今日限り 待っているのに 来ない人 泣いて忘れる この恋かなし 誰を想って 咲くのでしょうか 春告げ草の かたかごの花 |
片割れ月佳山明生 | 佳山明生 | 鈴木紀代 | 宮下健治 | 南郷達也 | 街が泣いてる 裏通り 空を見上げりゃ 片割れ月よ ああ…何でここまで ついて来る おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 悔やんでなんか いるもんか 惚れた女も 一人いた 夢を見たんだ 叶わぬ夢を ああ…風の噂は 酷(こく)なもの おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 迷ってなんか いるもんか 運はこの世の まわりもの 今日がなくとも 明日(あした)はあるさ ああ…咲いて一重(ひとえ)の 月見草 おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 怨んでなんか いるもんか |
桂浜哀歌水田竜子 | 水田竜子 | 森田いづみ | 宮下健治 | 南郷達也 | 黒潮育ちの 負けん気もヨー 恋に溺れりゃ 泣きもする 寄せる さざ波 五色(ごしき)の浜で 誰を想うか 朧月(おぼろづき) あんた…好きながよ 好きながよ 今宵恋しい アンアアン… ひとがいる よさこい祭りに 魅せられてヨー 花のかんざし 燃える紅(あか) むかし名残りの はりまや橋に いとし面影 また浮かぶ あんた…会いとうて 会いとうて 女心に アンアアン… 灯をともす こぼれる涙の 真心にヨー 霧笛ひと声 沁みる夜 待てば寂しい 男の旅は 月も泣くよな 桂浜 あんた…好きながよ 好きながよ 惚れて惚れぬく アンアアン… ひとがいる |
かならず明日はやってくる増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 森田いづみ | 宮下健治 | 南郷達也 | 肌を刺すよな 今夜の雨は ぐっと堪える なみだ雨 つらい時代(とき)こそ 微笑んで 胸に希望の 灯(ひ)をともす 星の見えない夜にも ひとり孤独な夜にも 忘れないで… 忘れないで かならず明日はやってくる 花も散りそな 今夜の風は 荒れるこの世の 向かい風 つらい時代(とき)こそ 空見上げ 胸に咲かせる 夢がある 膝を抱える夜にも ひとり眠れぬ夜にも 誰にだって… 誰にだって かならず明日はやってくる 星の見えない夜にも ひとり孤独な夜にも 忘れないで… 忘れないで かならず明日はやってくる かならず明日はやってくる |
カラオケ情け~女将さん蒼彦太 | 蒼彦太 | 小金井一正 | 宮下健治 | 前田俊明 | 風が空缶(あきかん) カラコロと 路地にドレミファ 雨が降る ごめんよ 女将さん…もう泣かないで 二十才(はたち)そこらの 盆暗(ぼんくら)に 慰めなんか 言えないが せめて歌うよ 心から 女将さん 歳(とし)をごまかし 悪さして 夢もいつしか から財布 ありがと 女将さん…真っ赤な顔で 三日三晩も 叱られて お袋よりも 怖かった ぼくの女神だ 神様だ 女将さん 八つ転ぶか 九(ここの)つか 情けカラオケ お立ち酒 春には 女将さん…便りを胸に 桧舞台で 歌う日を 待ってておくれ この店で 別れ台詞(ことば)は お達者で 女将さん |
川中島回想氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 千曲川(ちくま)の流れ 見おろせば あの日の風が 吹き渡る あゝ武士(もののふ)たちの 川中島よ 季節(とき)や時代は 巡(めぐ)るとも 歴史は残る この胸に 鞭声粛々夜渡河(べんせいしゅくしゅくよるかわをわたる) 暁(あかつき)やぶる ときの声 竜虎の勇姿 雲を呼ぶ あゝ狭霧(さぎり)も晴れし 川中島よ 耳を澄ませば また今も 強者(つわもの)どもの 勝鬨(かちどき)が 田毎(たごと)の月に 星の海 こころが清く 洗われる あゝ旅人ひとり 川中島よ 決めた道なら 大志(のぞみ)なら 明日(あした)を目指し いざ行(ゆ)かん |
感謝元木道夫 | 元木道夫 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | いつも心に 故郷(ふるさと)がある 俺を育てた 山や川 父の夢 母の愛 友の笑顔の なつかしさ 有難う… あれから何年 過ぎたあの日に ああ 感謝 雨の降る日も 嵐もあった 泣いて挫(くじ)けた 日もあった 哀しみに 寄りそって 背中支えて くれた人 有難う… 心のふれあい 一期一会に ああ 感謝 昭和平成 令和に続く 道は凸凹(でこぼこ) まだ途中 あの時代 この時代 いつも心は 熱かった 有難う… 人生どこまで 今日もしみじみ ああ 感謝 |
貫太のどっこいソーラン一条貫太 | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 猪股義周 | ハァー ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ハァー ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ソーラン ソーラン (ソーラン ソーラン) ソーランソーラン (ハイ ハイ ハイ) ハァー 西の国から 東から (ハッ!) よくぞ来ました 皆々様よ 笑顔 笑顔の その顔見れば 人が輪になる 花になる 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 歌に合いの手 掛け声あれば 歌うこころの 血が燃える チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) (ハッ!) (ハーヨイショ) (ハアッ) (ソレソレソレソレ) ソーラン ソーラン (ソーラン ソーラン) ソーランソーラン (ハイ ハイ ハイ) ハァー 今日の出逢いが 俺らには(ハッ!) 明日の力よ 宝の山よ 雨が降ろうと 舞台に上がりゃ 光るライトで 虹になる 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 拍手喝采 嵐を浴びりゃ 夢が広がる 歌の旅 チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) (ハイハイ)(ハイハイ) 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 拍手喝采 嵐を浴びりゃ 夢が広がる 歌の旅 チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) ハッ ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ハッ ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) (KANTA) (KANTA) |
寒緋桜水城なつみ | 水城なつみ | 志賀大介 | 宮下健治 | 前田俊明 | 寒緋桜は 春告げ花です 花びら広げず 咲いている あの人しあわせと うわさを聞きました 思い出を 思い出を 優しく包んで いるような わたしに似合いの こころ花 どんな時でも 明日を信じて 真っ直ぐ生きてく つもりです この夢叶います うれしい花ことば 寂(さみ)しさに 寂しさに 出会った時には 迷わずに あなたの笑顔に 逢いに来る 春は名のみの 冷たい風にも 負けずに肩寄せ 咲いている 泣くだけ泣いたから 涙はもう終わり ここからは ここからは この道ひとすじ どこまでも 歩いて行きます いのち花 |
寒牡丹水城なつみ | 水城なつみ | 日野浦かなで | 宮下健治 | 南郷達也 | 雪の重さに 耐え抜いて 咲かす命の 美しさ 我が身けずって 育ててくれた 紅差す指の か細さよ 寒い浮世に 凛と咲く あなたのようです 寒牡丹 胸に募った 寂しさを 分かり合えない 日もあった 手と手重ねて 温(ぬく)めるように あなたとふたり 生きてきた 冬の夜風の 冷たさに 負けずに咲いてる 寒牡丹 苦労ばかりの 明日でも きっと笑顔で 越えられる 器量気立は 母親ゆずり いつかはなろうね しあわせに 深く心に 根を張って 母娘(おやこ)で寄り添う 寒牡丹 |
がいな祭朝花美穂 | 朝花美穂 | さとうしろう | 宮下健治 | 伊戸のりお | 東の日本海(うみ)が 赤々と 朝陽をうけて 燃え上がる がいな太鼓(だいこ)の バチたたきゃ 商売気質 血が騒ぐ これが米子っ子(よなご)のよ こころ意気 がいな、がいな がいな、がいな がいな祭だよ ああ 祭りだよ こころに燈(とも)す 万灯(まんとう)は きずなを結ぶ 夏まつり 望む大山 勇ましく 潮風あびる おれの里 これが米子っ子(よなご)のよ 誇りだよ がいな、がいな がいな、がいな がいな祭だよ ああ 祭りだよ 夜空を染める 中海(なかうみ)の 花火に酔って 踊る笑顔(かお) 老いも若きも だんだんよ よろこび抱いて 突き進め これが米子っ子(よなご)のよ 大輪(たいりん)だ がいな、がいな がいな、がいな がいな祭だよ ああ 祭りだよ |
硝子のタンゴ渚ひろみ | 渚ひろみ | 坂口照幸 | 宮下健治 | 周防泰臣 | あなたの中に 二人のあなたがいる 愛して止まないあなたと 影のあるあなた そして上手に その二人とも つき合えるほど器用じゃ 器用じゃない私 踏めば割れる硝子 胸の中の硝子 答え出せぬあなた 少しずるい私 硝子の硝子の 硝子のタンゴ 私の中に 二人の私がいる 別れに傾く私と そうでない私 そしてその手に 抱かれたときに もう一人の私が 私がまた消える 琥珀(こはく)色のお酒 黙りあって二人 答え出せぬあなた 少しずるい私 硝子の硝子の 硝子のタンゴ 踏めば割れる硝子 胸の中の硝子 答え出せぬあなた 少しずるい私 硝子の硝子の 硝子のタンゴ |
がんこ船竹内誠 | 竹内誠 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 海の天気は きまぐれで まるで人生 生き写し 涙雨降る 時もありゃ 荒れてこの俺 ぶんなぐる 喧嘩したって 男の漁場 ここは我慢の がんこ船 昭和生まれの この船は 親父恋しと 舵が泣く 時化で牙むく 波でさえ 酒でなだめちゃ 凪(なぎ)になる そうさ何にも 心配するな 親父ゆずりの がんこ船 旗は大漁と 風になび 唄は十八番(おはこ)の 帰港節 雲の向こうの その向こう きっと父ちゃん 見てるだろ 親父越えるにゃ まだまだだけど 俺が二代目 がんこ船 |
樹蒼彦太 | 蒼彦太 | 久仁京介 | 宮下健治 | 南郷達也 | 樹木はおのれの あるがまま 裸をさらし 生きている のぞみ高けりゃ 雨風つよい 根をはれ 我をはれ 夢をはれ 枝葉繁らす 幹をもて 永い冬には 雪に耐え はじけて芽吹く 春を待つ めぐる季節を 確かに生きて きしめよ たわめよ 歓喜せよ 誰に見せるか 男伊達 水が大地の 恵みなら 感謝を胸に 樹木は吸う 情けわけあい この世がまわる 根をはれ 我をはれ 夢をはれ 人の一生 樹の心 |
木曽路 着流し 気まま旅氷川きよし | 氷川きよし | かず翼 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 親の小言(いけん)は 柳に風と 生れ故郷を 後にすりゃ 呼んでいるよな 御嶽山よ 命ひとつの 放浪(さすら)いに 男みがいて まいります 木曽路着流し 気まま旅 あぁ 日本晴れ 可愛(かわ)いあの娘を いやではないが 親の決めたが 気に入らぬ 足の向くまま 中山道を 行けば妻籠(つまご)か 奈良井宿(ならいじゅく) 夢であの娘が 追いすがる 木曽路着流し 気まま旅 あぁ 逢いてぇな 家業継ぐのは 兄貴にまかせ 俺ら気楽な 次男坊 男伊達なら 誰にも負けぬ 惚れてくれるな 茶屋むすめ 馬籠(まごめ)峠を 急ぎ足 木曽路着流し 気まま旅 あぁ 日本晴れ |
北国なみだ雨増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 麻こよみ | 宮下健治 | 南郷達也 | あなたの噂を 足跡を 雨が冷たく 消して行く ひと目だけでも ひと目だけでも 逢いたくて しずく哀しい 北国 なみだ雨 あなたの写真を 手がかりに たずね歩いた 北の町 何で黙って 何で黙って 消えたのよ 未練跡引く 北国 なみだ雨 優しく抱かれた あの夜が 忘れられない また浮かぶ 揺れる面影 揺れる面影 せつなくて 滲(にじ)む町の灯 北国 なみだ雨 二ケ月(ふたつき)遅れの すれ違い 逢えぬ運命(さだめ)か もう二度と 誰と今頃 誰と今頃 どこにいる 胸に沁みます 北国 なみだ雨 |
北の一番船氷川きよし | 氷川きよし | かず翼 | 宮下健治 | 石倉重信 | ハァー 夜明け間近に 錨を巻けば ゴムの合羽に 血潮がたぎる 海の稼ぎは 根性次第 カモメ見ていろ 男の意気地 ザンザザンザと しぶきを浴びて ハァードッコイ 一番船だよ 雪の晴れ間の 朝日を受けて ドンと乗り出せ 大海原へ 胸のお守り あの娘の写真 待っていてくれ 大漁旗を ザンザザンザと しぶきを浴びて ハァードッコイ 一番船だよ 漁場めざして 舳先(へさき)に立てば 夢はでっかい 命の潮路 情け無用と 牙むく海を 根性ひとつで 乗り切る覚悟 ザンザザンザと しぶきを浴びて ハァードッコイ 一番船だよ 一番船だよ |
北の流れ星一条貫太 | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 野村豊 | あの娘(こ)この町 出ていった あれから何年 経ったかな 小指をからめて 約束したっけ 俺はおまえを 待ってると 夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に 風に黒髪 なびかせて あの丘走って 寝ころんだ あの日のおまえの まぶしい瞳が 俺の青春 想い出さ 酒をどっぷり 飲み干しながら 逢いたい時は あの空見上げ 祈る幸せ 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら 来ればいい 夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に |
北前おとこ船三里ゆうじ | 三里ゆうじ | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 暴れ海峡 商売仇(がたき) 百も承知の 辰悦丸(しんえつまる)よ 春の菜の花 芽吹きもせぬが 目指す松前 箱館みなと ヤーレン北前おとこ船 (ハッドッコイ) あゝ日本海 海の天気は 根性なしで 潮が荒れたら 嵐に変わる 俺の死に場所 淡路の島よ 生まれ故郷(ふるさと) この瞼(め)に浮かぶ ヤーレン北前おとこ船 (ハッドッコイ) あゝオホーツク あれは国後(くなしり) 択捉島(えとろふとう)か 波を枕の 高田屋嘉兵衛(たかたやかへい) 夢は幾万 千島(ちしま)の漁場(りょうば) 女房待ってろ もうすぐ帰る ヤーレン北前おとこ船 (ハッドッコイ) あゝ北の海 |
きぬかけの路水城なつみ | 水城なつみ | 麻こよみ | 宮下健治 | 南郷達也 | 呼ばれた気がして 振り向けば 水面(みなも)に揺れます 金閣寺 冷たい別れを されたのに 今もあなたに 会いたくて 京都 面影 きぬかけの路(みち) 恋に区切りの 恋に区切りの ひとり旅 静かに広がる 砂の海 未練のさざ波 龍安寺(りょうあんじ) 私を優しく 抱きしめて 離さないよと 言った人 京都 涙の きぬかけの路(みち) 心細さに 心細さに 震えます 幸せはらはら こぼれ散る たたずむ仁和寺(にんなじ) 八重桜 この路 歩いて ひとつずつ 捨てて行きます 想い出を 京都 日暮れて きぬかけの路(みち) 二度とあなたに 二度とあなたに 戻らない |
気張らなあかん三門忠司 | 三門忠司 | 久仁京介 | 宮下健治 | 竹内弘一 | 気張らなあかん なめたらあかん 夫婦なりゃこそ あんたに賭ける 噂に負けずに 惚れました 器量の深さに 二度惚れました 離さない 離れない この絆 ふたりづれ 通天閣は 浪花の灯り 浴びて育った 嬉しいふたり 季節はときどき いたずらな 嵐を吹かせて 迷わすけれど 夢がある 明日がある この絆 ふたりづれ 気張らなあかん 負けたらあかん 夢をつらぬく あんたの背中 合縁奇縁で 惚れました 死ぬまで一緒と 相惚れでした 離さない 離れない この絆 ふたりづれ |
今日かぎり宮史郎 | 宮史郎 | 麻こよみ | 宮下健治 | 南郷達也 | この世には 惚れちゃならない 人がいる 見てはいけない夢がある しょせんあなたと この私 添えぬ運命の二人です… つらくても つらくても つらくても お別れします ああ 今日かぎり 女には つかなきゃならない 嘘がある 捨てちゃいけない 意地がある 愛想づかしの ふりをして わざと冷たく 背を向ける… 幸せを 幸せを 幸せを 祈っています ああ 遠くから この世には 追っちゃいけない 人がいる 無理に断ち切る 夢がある ふたりこのまま 続いたら きっとあなたが 困るから… つらくても つらくても つらくても お別れします ああ 今日かぎり |
姉弟役者朝花美穂 | 朝花美穂 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 七歳(ななつ)違いの 弟が 眠い眠いと 駄々こねる 泣いちゃ駄目だよ 忘れちゃならぬ 母と指切りした日のことを 涙こらえて 幕が開く 慣れぬ手つきで 差す紅の 指の細さよ 意地らしさ おまえ踊れば わたしが唄う 父の仕込みの 姉弟(きょうだい)芝居 今は蕾の 華ふたつ つらい浮世の 雨風に なんで負けましょ 挫けましょ 親はなくても 頂上(てっぺん)目指し 生きてゆきます 力を合わせ 咲かす大輪 夢舞台 |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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姉弟役者(新台詞入り)朝花美穂 | 朝花美穂 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 七歳(ななつ)違いの 弟が 眠い眠いと 駄々こねる 泣いちゃ駄目だよ 忘れちゃならぬ 母と指切りした日のことを 涙こらえて 幕が開く ごめんね、わたしさえ生きていりゃ、 こんなつらい目させなくて、済んだのにねぇ 慣れぬ手つきで 差す紅の 指の細さよ 意地らしさ おまえ踊れば わたしが唄う 父の仕込みの 姉弟(きょうだい)芝居 今は蕾の 華ふたつ すまねぇ、すまねぇなぁ でも、おまえ達を弱い子に育てた覚えはねぇ 負けるんじゃねぇぞ いつかおまえ達の出番が、やって来るからな つらい浮世の 雨風に なんで負けましょ 挫けましょ 親はなくても 頂上(てっぺん)目指し 生きてゆきます 力を合わせ 咲かす大輪 夢舞台 お父ちゃ~ん、お母ちゃ~ん |
姉弟役者(台詞入り)朝花美穂 | 朝花美穂 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 七歳(ななつ)違いの 弟が 眠い眠いと 駄々こねる 泣いちゃ駄目だよ 忘れちゃならぬ 母と指切りした日のことを 涙こらえて 幕が開く 私だって泣きたいよ でも、姉ちゃんまで泣いてしまったら お仕舞いだもん 慣れぬ手つきで 差す紅の 指の細さよ 意地らしさ おまえ踊れば わたしが唄う 父の仕込みの 姉弟(きょうだい)芝居 今は蕾の 華ふたつ ほら、あれが母ちゃん星だよ そしてあれが父ちゃん星 誉めてもらいたいなあ よく頑張ったねえって、誉めてもらいたいなあ つらい浮世の 雨風に なんで負けましょ 挫けましょ 親はなくても 頂上(てっぺん)目指し 生きてゆきます 力を合わせ 咲かす大輪 夢舞台 |
きよしの数え唄氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | ハァー サァサみんなで お手拍子 (ハイ) シャシャント シャシャント シャシャントネ (ソレ) 一ツひとりで泣くよりも 二ツふたりで笑いたい みんな仲良くむつまじく 丸い地球はみな家族 (ハイ) 三ツ右向け左向け 四ツ横向け前を向け 人はいろいろ言うけれど 決めた自分の道を行く (ハイ) (シャシャント シャシャント シャシャントネ) (ソレ) 五ツいい子でいたいけど 六ツ無茶することもある 若い時代は一度だけ 悔いを残さず歩きたい (ハイ) 七ツ名もない俺だけど 八ツやりますでかい事 つらい時にも負けないで いつも明るく元気よく (ハイ) (シャシャント シャシャント シャシャントネ) (ソレ) 九ツ故郷が恋しけりゃ 十で遠くの星をみる 幼なじみよあの山よ 今日も帰ろう夢ん中 (ハイ) ずっと皆様お元気で 心ひとつに歌おうよ そんなきよしの数え唄 ハァー サァサみんなで お手拍子 (ハイ) シャシャント シャシャント シャシャントネ |
きよしの人生太鼓氷川きよし | 氷川きよし | 原文彦 | 宮下健治 | 前田俊明 | 見栄も飾りも 男にゃいらぬ 天下御免の 玄海育ち 生まれたからには 死ぬまで生きて どんと どどんど どんど どどんど どんと 叩け男の 叩け男の 人生太鼓 笹の提灯 ゆらゆら揺れて 小倉祇園の 太鼓の音は 腹の臓まで じんとくる 意地と度胸じゃ 負けないけれど 恋のいろはが さばけずに 涙 涙噛んでの あばれ打ち 波よ花咲け 玄界灘に 風よ歌えよ 大地を走れ 男我慢の 撥さばき 喧嘩早くて 情けにもろい それが小倉の 男の魂(こころ) 学では負けても 根性じゃ負けん どんと どどんど どんど どどんど どんと 胸に怒涛の 胸に怒涛の あぁ血が騒ぐ 顔で笑って 心で泣いて 命まるごと 謳おうじゃないか 曲げてはなるかよ この生き様を どんと どどんど どんど どどんど どんと 響け男の 響け男の 人生太鼓 |
きよしのスイスイマドロスさん氷川きよし | 氷川きよし | 原文彦 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 銅鑼が鳴ります 函館の 港夜景を あとにして 男の船は 八戸へ仙台へ かもめと歌を 道づれに スーイスイスイスイっと スーイスイスイっと 俺らマドロス 今日も波の上 粋が似合いの 横浜は 男ごころを そそるけど あの娘の面影(かげ)が 名古屋まで神戸まで 浮気はだめと ついてくる スーイスイスイスイっと スーイスイスイっと 俺らマドロス 甘い星の夜 呼んで呼ばれて 高松の 瀬戸の青さよ まぶしさよ おふくろ連れて 宮崎や別府まで 回ってみたい いつの日か スーイスイスイスイっと スーイスイスイっと 俺らマドロス 明日も波の上 |
きよしの銭形平次氷川きよし | 氷川きよし | かず翼 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 男いのちの 十手(じって)が燃える 謎を追いかけ 八百八町 花の花のお江戸を 銭が飛ぶ 正直者を 泣かせる奴は 俺ら平次が 許さねえ 浮世からくり もつれた糸を ちょいと湿らす かんざし時雨 待ちな待ちな御用だ 銭が飛ぶ 一番乗りだ 大捕物は 俺ら平次に 任せなよ 掛けるお縄に 情けが絡む 罪は憎いが 涙にゃ弱い 今日も今日も正義の 銭が飛ぶ お江戸の空に 夜明けを運ぶ 俺ら平次が ここにいる |
きよしのねずみ小僧氷川きよし | 氷川きよし | 原文彦 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 花のお江戸の 丑三(うしみ)つ時(どき)が ちょいと俺らの 出番だぜ 千両箱を いただきに 八百八町(はっぴゃくやちょう)を ちゅーちゅーちゅー おっとどっこい べらんめい でんぐりがえって ちゅーちゅーちゅーの宙返り 言わずと知れた 噂(うわさ)の男 ねずみ小僧たぁ 俺らのことよ 花のお江戸の 正義のためにゃ 風邪(かぜ)を引く間も 暇(ひま)もない 闇夜を駈(か)ける 黒い影 屋根から屋根へと ちゅーちゅーちゅー たまにゃずっこけ おっとっと! すべって転んで ちゅーちゅーちゅーの宙返り 言わずと知れた 噂の男 ねずみ小僧たぁ 俺らのことよ みんなまとめて ありがとさん! へのへのもへじの ちゅーちゅーちゅーで去ってゆく 言わずと知れた 噂の男 ねずみ小僧たぁ 俺らのことよ |
きよしのへっちゃらマンボ氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | ふられちゃってマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ やっと出逢った 恋だった あんなに好きだと 言ったのに 他にいい人 できたのと 信じた俺らが ばかだった どうすりゃいいのさ この気持ち 恋の炎は メラメラと ふられちゃってマンボ(マンボ) へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ(マンボ) 昨日は昨日 今日は今日 くよくよしたって しょうがない いつかどこかで あの娘より キレイで可愛い マドンナを 誰よりモテると 思ってた そんな俺らが なさけない ふられちゃってマンボ(マンボ) へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ(マンボ) どうすりゃいいのさ この気持ち 恋の炎は メラメラと ふられちゃってマンボ(マンボ) へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ |
銀のかんざし朝花美穂 | 朝花美穂 | もず唱平 | 宮下健治 | 猪股義周 | 明日売られて行く宿命(さだめ) 忘れてほしい この私(あたし) あなたがくれた 江戸土産 銀のかんざしこれだけは 持って、持って行きます 大事にします 霙(みぞれ)混じりの雪が降り ご機嫌ななめ 宵の空 あなたの気持ち 苛立ちは 百も承知であるけれど 親に、親に死なれりゃ 何ともならぬ せめて一日 宿六と 洒落ても責める人はない あなたと二世(にせ)を誓った日 何で涙の種になる 抱いて、抱いて頂戴 気のすむように |
口紅加川明 | 加川明 | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | 淋しさ隠しに 鏡をのぞき ひとり口紅 引いてみる こんなにこんなに 好きなのに どうして私を 泣かせるの あなたいつ来る いつ逢える 今はこの恋 あゝ、離せない 電話もしばらく くれないままで 逢えば優しさ くれる人 遊びの遊びの 恋ですか 写真のあなたに聞いてみる あなたいつ来る いつ逢える 抱いてください あゝ、今すぐに 夜更けに口紅 小指で拭けば 頬に涙が こぼれます 哀しい哀しい 言い訳も 信じりゃ一ヶ月(ひとつき) 生きられる あなたいつ来る いつ逢える 今はこの恋 あゝ、離せない あゝ、離せない |
国定忠治市川由紀乃 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 宮下健治 | (台詞) 「赤城の山も今夜を限り、生れ故郷の国定の村や、縄張りを捨て、国を捨て、 可愛い子分の手前(てめえ)達とも別れ別れになる道途(かどで)だ。」 強い者だけ 大手を振って 渡る世間に 横車 押して追われて 今宵限りの 赤城山 月を浮かべた 水盃を 干して忠治の 男泣き 『たとえ義理でも 親子の縁を 切って来たのか 渡世ゆえ さぞや辛かろ この国定を 許せ 板割り浅太郎 せめて形見の 勘坊だけは 後生大事に 抱いて行け 吹いて呉れるか 円蔵どんよ せめて供養の 横笛を 渡る雁さえ 貰い泣き』 広く見えても 関八州は 追われ鳥には 狭い空 明日はいずこの 夢で見るやら 赤城山 すがる子分を 目顔で叱り 結ぶ忠治の 長草鞋 | |
くれない酒場水貴かおり | 水貴かおり | 万城たかし | 宮下健治 | 前田俊明 | 紅い椿の 咲くのれん 夜の小路(こみち)に 揺れている おちょこ手酌の ひとり言 馬鹿な女の 身の上を 聞いてください くれない酒場 あれは三月 花のころ 恋のかけらも 捨てたのに お酒のむたび 悲しみが 過ぎたあの人 連れもどす 抱いてください くれない酒場 まるで子猫が 座るよな 席はいつでも 隅のかど 出汁(だし)は涙の みれん味 箸でつまんだ 愚痴ひとつ 聞いてください くれない酒場 |
くれない桜佐野文香 | 佐野文香 | 水木れいじ | 宮下健治 | 前田俊明 | 花のさかりを 修羅の道 賭けて流れの 旅空夜空 おんな一代 命はひとつ… 野暮がもの言う 浮世とやらに 咲かす誠の くれない桜 髪の乱れの ひとすじに 秘めてかくして 散りゆく恋よ おんな一代 水盃に… 今宵別れの 十六夜月夜(いざよいづきよ) 燃えて哀しい くれない桜 咲いて散るのが 宿命(さだめ)なら 何も言うまい 心のうちは おんな一代 未練はないさ… 義理のたて帯 きりりとしめて むかう嵐の くれない桜 |
くれない仁義佐野文香 | 佐野文香 | 水木れいじ | 宮下健治 | 佐伯亮 | 恋に咲いても いのちはいのち 義理に散っても 花は花 おひかえなすって この道 開けてもらいましょうか… 女だてらに 仁義きる 肌はくれない 鉄火肌 変る時節を 嘆きはせぬが 浮名ばかりの たつみ風 おひかえなすって けじめをつけに 参りましょうか… 肩で泣いてる 緋ざくらも 燃えて血染めの 修羅の坂 あおぐ夜空を 染めては消える 雪か花火か 人生は おひかえなすって 盃うけて 別れましょうか… 忍の一文字 抱いてゆく それが渡世の おんな道 |
くれない渡り鳥水城なつみ | 水城なつみ | かず翼 | 宮下健治 | 南郷達也 | 浮き世づたいの 気ままな旅を なんで邪魔する 恋ひとつ 私くれない 渡り鳥 一つ所にゃ 住めないたちさ 止めてくれるな 振り向く肩に 涙焦がして 陽が沈む 情(じょう)と未練の 振り分け荷物 ここで捨てなきゃ 歩けない 私くれない 渡り鳥 一夜限りの 夢から覚めりゃ 風に吹かれる 綿毛のように 明日はいずこか 西東 愛を知らない わけではないが 惚れたハレたは もう御免 私くれない 渡り鳥 忘れられない 面影ひとつ 抱いているのさ 心の奥に 月も片割れ 旅枕 |
黒潮海流氷川きよし | 氷川きよし | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 雲が千切れて 海が渦を巻く 風は大漁の 大漁の 旗を切る 浜の河童さ カモメも俺も 骨の髄まで 黒潮育ち 夜明けの海だぜ…船を出せ ザンザ ザンザと 白い波が飛ぶ 親父形見の 形見の 蛇行船 岬灯台 遙かな沖じゃ ゴムの合羽を しぶきが齧(かじ)る 気まぐれ海だぜ…春まぢか 暴れ海流 舵は波まかせ ここが修羅場の 修羅場の ど真ん中 海の黒豹 まぐろが跳ねる 母ちゃん待ってろ もうすぐ帰る 男の海だぜ…大漁船 |
玄海月夜氷川きよし | 氷川きよし | 菅麻貴子 | 宮下健治 | 蔦将包 | 胸に大きな 希望(のぞみ)を抱いて 人は一度は 故郷(ふるさと)捨てる 空を見上げりゃ まん丸月だ 男ごころの 真ん中あたり のぞいているよな 玄海月夜 渡り鳥さえ 番(つが)いで鳴いて 翼広げて 旅立つものを 上りホームで 別れたあの娘(こ) 待っていてくれ 迎えに行くよ 島影はるかな 玄海月夜 ビルをまたいで 流れる星に 祈る願いは 両手にいくつ 夢で帰ろか 今夜はひとり いつか必ず 男になると 誓ったあの日の 玄海月夜 |
玄海みれん水城なつみ | 水城なつみ | かず翼 | 宮下健治 | 伊戸のりお | あんな男と 思っても 涙しょっぱい 海よりからい 泣いてくれるな 玄海カモメ 泣けば未練が 騒ぎ出す 憎い恋しい 女の胸を 遠い海鳴り また揺する 夢に思い出 打ち寄せる ひとり旅寝は 波音ばかり 空を見上げりゃ 玄海月夜 月が未練で にじみます 呼んでみたって 届かぬものを なんでつぶやく あの名前 恋はいつでも 五分と五分 そうは言っても 男が悪い 傷に沁みます 玄海しぶき 沁みて未練が 重くなる 怒涛逆巻く この海峡を 越えて明日は どこへ着く |
恋桜岡ゆう子 | 岡ゆう子 | 水木れいじ | 宮下健治 | 南郷達也 | 箕輪(みのわ)しぐれに 身をよせあえば むせび泣くよに 花が舞う 死ぬか生きるか ひとつに決めて 解いてください この帯を… 伊那(いな)は七谷(ななたに) 奥座敷 あなたに散りたい 恋桜 抱いて抱かれて 火の川渡る 絵島(えじま) 生島(いくしま) 罪の舟 風の吐息か 高遠囃(たかとおばや)し 聞いてひく口紅(べに) 湯のかおり… 明日(あす)は他人の さだめでも こころの妻です 恋桜 別れ酒よと くちびるあわせ そっとふくます 玉の露 髪の乱れを 恥じらいながら 閉める障子に 月おぼろ… 長谷(はせ)は山霧(やまぎり) かくれ宿 あなたと燃えたい 恋桜 |
恋した人だから西川ひとみ | 西川ひとみ | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | さよならするのは つらいけど いつかはきっと また逢える 淋しくなったら 夜空の星と 思い出っぱ かき集めるの だってだって だってあなたは 恋した人だから 幸せだったわ ほんとなの 未練がひとつ 置きみやげ も一度あなたに 逢うそのときは 素直でかわい い子で待つわ だってだって だってあなたは 恋した人だから どんなに離れて くらしても あなたの噂 聞くでしょね 思いはちかくて 心はとおい 忘れたはずでも 忘れちゃいない だってだって だってあなたは 恋した人だから |
恋次郎旅姿氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | まっぴらご免(めん)と 故郷(ふるさと)捨てて 旅にでました 東海道 箱根越えれば 糸切れ凧で 風の吹くまま 東へ西へ 夢も半端な 恋次郎 明日(あす)は雨やら 明日は雨やら アアンアアンアンアン 曇りやら 七里(しちり)の渡しを 日暮れに越えりゃ 石の地蔵が 母の顔 そうは桑名の 焼ハマグリと そっと拳(こぶし)で 拭(ぬぐ)った涙 知らぬ他国の 恋次郎 なんで今更 なんで今更 アアンアアンアンアン 里ごころ ちょっくらご免(めん)と 大手を振って 雲と道づれ 気まま旅 鈴鹿峠(すずか)こえれば 明日(あした)は草津 京の都じゃ あの娘に逢える 浮かれトンビの 恋次郎 草鞋(わらじ)結んで 草鞋結んで アアンアアンアンアン 急ぎ足 |
恋花火水城なつみ | 水城なつみ | 赤羽正一 | 宮下健治 | 宮崎慎二 | 夏の夜空は 納涼出逢い 旅のあなたも 誘われた 打ち上げ花火 見上げれば 高く咲きます 誇らしく ヒュルル ヒュルルル ヒュルルル ヒュルル 諏訪湖花火は 夢灯り 夏の恋路は おもかげ出逢い ならぶ微笑み 肩を抱く 炎の滝は ナイアガラ あの日結んだ 絆です ヒュルル ヒュルルル ヒュルルル ヒュルル 諏訪湖花火は 星灯り 夏の湖畔は しあわせ出逢い 心なごみの 水鏡 あれは消え口(くち) 色模様 あなた教えて くれました ヒュルル ヒュルルル ヒュルルル ヒュルル 諏訪湖花火は 恋灯り |
恋紅水城なつみ | 水城なつみ | 竜はじめ | 宮下健治 | 宮崎慎二 | 遠く汽笛が急かせるように あなたの呼んでる 声になる 今日の帰りを 故郷で 指折り数えて 待ちました 月も雲間に 月も雲間に 夢のようです あゝかくれんぼ 下駄の音さえ ときめく胸に 聞こえてきます からころと あの日と同じ 帯締めて 嬉しさこらえて 駆け出せば 髪にはらはら 髪にはらはら さくら舞い散る あゝ里の駅 耳をすませば 昨日のように ふたりの想い出 連れてくる 祭り囃子(ばやし)を 聴きながら おくれ毛優しく かきあげて 恋の紅差す 恋の紅差す 窓の向こうは あゝ茜空(あかねぞら) |
高原旅愁市川由紀乃 | 市川由紀乃 | 木下龍太郎 | 宮下健治 | 失くした恋の なつかしく ひとり訪ねた 高原を 想いあふれて 中空(なかぞら)に 君の名呼べど 答えなく ああ 白樺に さやさやさやと 風が吹く くちづけ一つ 想い出に 遠く別れて 幾年(いくとせ)か 掴(つか)み切れずに この手から こぼれた夢の かけらやら ああ 竜胆(りんどう)に はらはらはらと 露が散る 立ち去り難く たたずめば 迫るたそがれ 高原は いまも面影 捨て切れぬ 女の胸の 忍び音(ね)か ああ 山鳩が ほろほろほろと 枝で啼く | |
心に愛を…梓夕子 | 梓夕子 | ひのき蓮 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 朝陽が昇る 青空仰ぎ 憧れ抱いて そびえる山よ 優しく清く 休まず今日も 明日を目指し 流れる川よ あなたは人に 語りかける 長い旅は 続くけど 人生いつも 心に愛を 幸せあれと 鳥たちが歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう 夕陽に燃える 大きな夢と 希望に満ちて 輝く海よ 激しく熱く 休まず明日も 絆を信じ 進もう仲間(とも)よ あなたは人に 語りかける 生きることの 喜びを 忘れずいつも 心に愛を 幸せあれと 潮風が歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう ありがとう |
魂のふるさと元木道夫 | 元木道夫 | 原文彦 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 今も小鮒(こぶな)は 泳いでいるか 清き流れの 井ノ内川よ やんちゃ時代の あの日の夢は 今もこころを 流れているよ あヽ愛しきは ふるさと 俺のふるさと 頑固親父は 怖かったけど 俺に人生 背中で見せた 辛いときにも 希望を語り 母は貧しさ かくして生きた あヽ愛しきは ふるさと 俺のふるさと 春は桜の 金竜山(きんりゅうざん)よ 黄金(こがね)色づく まつりの秋よ 泣いて笑って 打ち解けあった いつも側には 友達(とも)がいた あヽ愛しきは ふるさと 俺のふるさと |
小桜おせん市川由紀乃 | 市川由紀乃 | 万城たかし | 宮下健治 | 池多孝春 | (台詞) この桜吹雪 咲かすも散らすも お天道様次第でございます 背中(せな)に散らした 桜の花は さらし木綿の 肌に降る 壺をひと振り この啖呵 上州訛りか 小桜おせん 恋の采(さい)の目 蚊帳(かや)の外 お酒呑んでも 呑まれはしない 肌も桜の 鉄火肌 甲斐の国から 中仙道 祭り盆ござ 小桜おせん 白い指先 紅のあと (台詞) 一点地六の賽(さい)の目に 勝負を賭けるのも また乙なものでございます 女伊達らに 立て膝組めば 八百八町の 花となる 関の八州 旅がらす 誰が名付けた 小桜おせん 恋の丁半 雲の中 |
このみ音頭杜このみ | 杜このみ | 麻こよみ | 宮下健治 | 南郷達也 | (アソレ)(ハイ)(ソレ) 北の札幌 後にして 津軽海峡 越えてきた 晴れの舞台を 夢に見て 今日も ひと節 歌います(アソレ このみ) サァサ皆さん お手拍子 このみ音頭で このみ音頭で (あちょいと!) 賑(にぎ)やかに (ソレ) 人の情けの あたたかさ いつか必ず 恩返し 恋をしている 暇はない 声をかぎりに 歌います(アソレ このみ) サァサ皆さん ご一緒に このみ音頭で このみ音頭で (あちょいと!) 晴れやかに (アソレ)(ハイ)(ソレ) 笑顔自慢の 私です 泣きはしません つらくても 夢の花道 どこまでも 今日も ひと節 歌います(アソレ このみ) サァサ皆さん お手拍子 このみ音頭で このみ音頭で (あちょいと!) 幸せに(ハイ) |
五右衛門さん青戸健 | 青戸健 | 下地亜記子 | 宮下健治 | 鈴木英明 | 金襴(きん)のどてらで 仰ぐ空 何をクヨクヨ 小(ちい)せえことさ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 天下盗(と)る気で チョイト また騙(だま)されて 五右衛門さんは エェ…お人好し 花のお江戸の 浅草寺 明日は箱根か 三条河原(さんじょうがわ)か 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 古今東西 チョイト 現われ消えて 五右衛門さんは エェ…頼もしや 浮世 世直し 大掃除 見栄を捨てなきゃ 世間は見えぬ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 渡る雁(かり)がね チョイト 故里(ふるさと)恋し 五右衛門さんは エェ…しのび泣き |
五島の船出氷川きよし | 氷川きよし | 喜多條忠 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 男の船出が向かった先は 東シナ海 群青の海 勘八 平政 宝の海に 五島男の 血がたぎる 陸では無口なやさしい奴が 群れを見つけりゃ 鬼になる エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ 五島の船出 分厚い胸板 鋼の腕で 帰る港にゃ 大漁旗よ にっこり迎える かわいい女に でっかい魚を 見せてやる 男の値打ちは 仕事で決まる 汗の飛沫が 波に散る エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ 五島の船出 陸では無口なやさしい奴が 群れを見つけりゃ 鬼になる エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ エンヤレ エンヤレ エンヤレ エンヤレヤ 五島の船出 |
ごめんね~ありがとう梓夕子 | 梓夕子 | 伊藤美和 | 宮下健治 | 伊戸のりお | ごめんね ありがとう 心で何度も 繰り返す 涙に 濡れた夜も あなたがいたから 耐えられた いつも私を 抱きしめてくれる 優しい笑顔がまぶしくて… 愛する喜びを おしえてくれた人だから 遠い過去も 遠い未来も 生まれ変わっても そばにいる 千年先まで 心(むね)の中 ごめんね ありがとう わがまま言っては 困らせて 涙が あふれ あふれ 一人の夜更けは 寂(さみ)しくて 人はどうして 許されない恋と わかって堕ちてゆくのでしょう… 愛する苦しみを おしえてくれた人だから 遠い過去の 遠い約束 生まれ変わっても ついてゆく 千年先まで 心(むね)の中 愛する喜びを おしえてくれた人だから 遠い過去も 遠い未来も 生まれ変わっても そばにいる 千年先まで 心(むね)の中 |
酒場のまねき猫花咲ゆき美 | 花咲ゆき美 | 伊藤美和 | 宮下健治 | 萩田光雄 | 今夜も来ない あの人を 待てばしょっぱい なみだ酒 一人で座る カウンター 差しで呑みましょ まねき猫 ああ おしえてよ おしえてよ どこにいるのか おしえてよ おちょこに浮かぶわ 面影が 酒場の待ち人まねき猫 のれんが揺れる そのたびに 胸が高鳴る 願い酒 お銚子一本 つけるから 愚痴を聞いてよ まねき猫 ああ 逢いたいの 逢いたいの ひと目だけでも 逢いたいの あんたは無口ね 意地悪ね 酒場の幸せまねき猫 ああ おしえてよ おしえてよ どこにいるのか おしえてよ おちょこに浮かぶわ 面影が 酒場の待ち人まねき猫 |
桜のように氷川きよし | 氷川きよし | かず翼 | 宮下健治 | 石倉重信 | 愛があるから 歌ってこれた あなたの胸に 届くよに 愛があるから 伝えたかった 誰でもみんな 孤独(ひとり)じゃないと 空にいっぱい 満開の 夢を広げる 桜のように 人は一花 生きて一花 凛と咲く 夢があるから 歩いてこれた ぬかるみ道も 坂道も 夢があるから くじけなかった つまずく時も 擦りむく時も 冬の寒さに 耐えながら 季節忘れぬ 桜のように 人は一花 生きて一花 凛と咲く つらいときこそ 笑顔でいろと 教えてくれた 父がいた いつも心に 感謝を持って 嬉しい涙 流せばいいと 春を知らせる 初つぼみ やがてほころぶ 桜のように 人は一花 生きて一花 凛と咲く |
酒しぐれ鏡五郎 | 鏡五郎 | 関口義明 | 宮下健治 | 佐伯亮 | いくら惚れても 尽くしても 所詮結べぬ えにし糸 酔えば未練が なおさらつのる 女ひとりの 夜ふけごろ 指にこぼれる ああ 酒しぐれ 男ごころの 嘘・まこと 知らぬうぶでは ないけれど 風の音にも かすかに痛む 夢の数かず 思い出を なんで濡らすか ああ 酒しぐれ 吐息まじりの こぼれ灯が 路地に咲いてる 花暖簾 忘れきれない 面影ばかり 浮かぶお猪口を 何としょう 胸にそぼ降る ああ 酒しぐれ |
酒春秋宮史郎 | 宮史郎 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 佐伯亮 | 男がひとりで 呑む時は 古びた暖簾の 店がいい 夢をお猪口に 注ぐも良し 想い出肴に 酔うも良し こころに風吹く そんな日は 誰かに電話を すればいい 友と語らう 酒もあり あの娘と酔いたい 酒もある ふる里想って 呑む夜は 地酒と干物が あればいい さかな焼いてる 煙にも 故郷の匂いが しのばれる 春にはぬる燗 夏は冷や 秋には人肌 冬は熱燗 美酒に酔いしれ それぞれに 人生楽しみゃ それでいい |
酒と流浪桂竜士 | 桂竜士 | 滝川夏 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 旅に疲れて 飲む酒よ だれをしのんで 酔えばいい 別れた女(ひと)か 亡くした友か それとも 瞼の おふくろか 男 独りの さかずきは 寂しさ ばかり まとい付く 夢の向こうは また夢か 追えば逃げゆく 陽炎か 昭和の歌が しみじみ沁みる おもいで 巡れば 走馬灯 男 この道 悔いはなし それでも 遠い ふる里よ 橋の欄干(らんかん) カモメさえ あてはないかと 聞いてくる おまえもおれも お天道まかせ それとも 人生 流浪か 男 見上げる 旅の空 今夜は 雨も 雪になる |
酒一夜桂竜士 | 桂竜士 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 人はみな 悲しみの 涙の川を 渡るとき 明日を求めて 舟を漕ぐ それでいい… いいんだよ 胸ん中 風が風が吹く時ゃヨ 温めてやりなよ 酒一夜 泥んこの ジャリ道を 悔やんで今を 歩いたら きっと陽の差す 春がくる それでいい… いいんだよ 雨ん中 友の友の言葉がヨ この俺泣かせる 酒一夜 人生を 振りかえりゃ 情は人の 為ならず ジンと心に 沁みやがる それでいい… いいんだよ 夢ん中 いつかいつか倅とヨ 飲みたいもんだよ 酒一夜 |
さざんか日和中川京美 | 中川京美 | 岡みゆき | 宮下健治 | 南郷達也 | 起こして抱いて 車椅子 母のからだが 軽くて重い 身を粉にしながら 働きづくめ わたし育てて くれたひと 夢見ることも なかったでしょう 夢をみなさい お母さん 子供の頃の おてんばを 母は叱って やさしく抱いた あなたのお陰で 今日あるわたし 窓の日差しが 温かい きれいにお化粧 してみましょうか 笑顔かわいい お母さん 体におなじ 血のながれ 母がいとしい ただいとおしい 心をかよわせ 話してみたい 出来るものなら 出来るなら さざんか日和 しあわせ色の 夢をみなさい お母さん |
さすらいおんな花奈良彩可 | 奈良彩可 | 奈良原シズ江 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 夢と言う名の 大きな荷物 背負(しょ)ったその日が 人生始発 どんな試練も 乗り越えて 決めたこの道 どこまでも 退(ひ)いてたまるか さすらい さすらいおんな花 雨のしずくも 冷たい風も 浴びて息づく 路地裏すみれ 強く根をはり 音(ね)をあげず 生きて行きます この道を 負けてたまるか さすらい さすらいおんな花 明日は今日より いい日がくると 耐えりゃ日が射す 人生暦 母の訓(おし)えを 胸に据(す)え 花が咲くまで 咲かすまで 泣いてたまるか さすらい さすらいおんな花 |
さすらい北岬氷川きよし | 氷川きよし | 下地亜記子 | 宮下健治 | 海が牙むく 暴れてうねる 心凍てつく 飛沫(しぶき)が跳ねる 尽くしてくれた あの女(ひと)を 泣かせてばかりの 罰(ばち)あたり ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル 潮風泣きじゃくる ひとりさすらい 北岬 海を茜に 夕陽が染める 俺を叱って 哭(な)く海鳥よ 肩先すぼめ 淋しげに 待ってるだろうな 今もなお ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル おまえの呼ぶ声か ひとりさすらい 北岬 海よ吼(ほ)えるな 雄叫びあげて 男未練が また目を覚ます 死ぬほど惚れた 女(ひと)なのに 倖せやれない 意気地なし ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル 想い出からみつく ひとりさすらい 北岬 | |
さすらい慕情氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 丸山雅仁 | 霧にかすんだ 関門海峡 越えて来たのさ 博多の町へ 祇園山笠 あの夏に 出逢って見初(みそ)めた 浴衣の女(ひと)よ 逢いたいよ… 恋しいよ… さがす天神 涙のあの眸(ひとみ) 路面電車が あの日の恋を つれて来るよな 春雨通り 眼鏡橋から 異人館 想い出たどれば 教会(チャペル)の鐘が 逢いたいよ… 恋しいよ… みなと長崎 夕陽が眼にしみる 雨に昏(く)れゆく 天文館は どこか似ている 横顔ばかり 今も愛して くれるなら 一緒にゆきたい 地の果てまでも 逢いたいよ… 恋しいよ… 旅の鹿児島 明日(あした)は晴れになれ |
幸せもういいかい水城なつみ | 水城なつみ | かず翼 | 宮下健治 | 宮崎慎二 | こんな夜更けは 思い出列車 私の心を コトコト走る 今度こそはと 思っても いつも涙で 終わる恋 幸せ 幸せ もういいかい 隠れてないで 出ておいで 後ろを見ないで 生きるから 私に下さい 女の春を お酒飲んでも 探せはしない 哀しい心の 捨て場所なんて つらいこの世の 雨あらし 耐えりゃ陽も差す 花も咲く 幸せ 幸せ もういいかい 誰かの胸に 住めるまで ぬかるみ道でも 歩きます 私に下さい 女の春を 幸せ 幸せ もういいかい 明日に描く この夢を も一度信じて みたいから 私に下さい 女の春を |
潮風列車一条貫太 | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 俺を見つめる その瞳 指をからめて ただ泣きじゃくる 別れに男の 泣きっ面 見せたら夕陽が 笑うだろ ふるさと本線 潮風列車 発車のベルだぜ 旅立ちだ 必ず迎えに あゝ 帰るから 海に向かって ふたりして いつか一緒に なろうと言った 夢にはまだまだ 遠いけど あの日の言葉が お守りさ ふるさと本線 潮風列車 待っててくれると うなずいた おまえの笑顔を あゝ 忘れない 汽笛鳴らして 雲を切れ 風をちぎって 明日へ走れ 東京なんかに 負けるなと あの娘(こ)が手を振る いつまでも ふるさと本線 潮風列車 真っ赤な夕陽も 泣いている 涙のしずくが あゝ しょっぱいぜ |
しぐれ雪エドアルド | エドアルド | 坂口照幸 | 宮下健治 | 猪股義周 | 窓のむこうは 寒さ橋 越えて渡って 夢うつつ 今がいちばん しあわせと 胸にあまえる 指の文字 「あなた…」あの日と あの夜と 同じ雪です あぁしぐれ雪 渡る逢瀬の 薄氷 いいのいいのよ 待つ身でも そっと微笑む 瞳(め)の中に 生きる女の 道がある 「あなた…」明日が 決まるのを わたし見ました あぁしぐれ雪 耐える悦び 縦糸に しのぶ思いを 横糸に 雪で艶増す 恋衣 罪がふたりを 強くする 「あなた…」夜明けは 遠くとも 春を待ちます あぁしぐれ雪 |
四国幸せめぐり高瀬豊子 | 高瀬豊子 | 丸山八留男 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 阿波の徳島 踊りの夜に あなたに出逢って こころが燃えた 黒髪 襟足 浴衣の君は 恋するおんなの かがやく瞳 見上げる眉山(びざん)は たおやかに 鳴門は激しい 恋の渦 土佐の高知の 鰹(かつお)のたたき お酒も飲むぜよ 女子(おなご)も強い 桂の浜から 太平洋を 龍馬は眺めた 日本の未来(あした) 時代は流れて 変わっても 変わりゃせんぜよ 土佐魂(ごころ) 伊予の愛媛の 湯の町行けば 美人と美男の わたしらみたい 正岡子規(しき)には勝てぬが 俳句も捻(ひね)る 演歌を歌えば こころも弾(はず)む 想い出残して 松山の 坊っちゃん列車の ふたり旅 讃岐香川の 美味しいうどん わたしは大盛 梯子(はしご)もするわ 海辺に建つ城 高松城(たかまつじょう)跡は 由来(むかし)をたどれば 歴史が深い 豊饒(ゆたか)な自然に 恩恵(めぐ)まれた 四国をめぐれば 幸福(ふく)がある 幸福(ふく)がある |
しのび逢い桂竜士 | 桂竜士 | 滝川夏 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 小指に 中指 くすり指 ほどいた 髪に 男ゆび よして よしてよ わるい人 言って 夢見る 愛の舟 あぁ あなたと渡る 熱い川 戻る 戻れぬ しのび逢い 「帰して、だめよ」と 強がって 背中に そっと 甘えてる いいの いいのよ 呼び捨てで 罪を こころに しまい込む あぁ あなたに溶ける 白い肌 戻る 戻れぬ しのび逢い 昼顔 みたいに 咲いた愛 帰りは ふたり 別の顔 ひとり 面影 忍んでは 今度 いつです 逢える日は あぁ あなたの胸に もう一度 戻る 戻れぬ しのび逢い |
偲ぶ酒木原たけし | 木原たけし | 麻こよみ | 宮下健治 | 伊戸のりお | ひとりじゃ喧嘩も 出来なくて 手酌が淋しい 雨の夜 飲み過ぎちゃ 駄目ですと 写真のおまえが 笑ってる ひとり おまえを ひとり おまえを 偲ぶ酒 子供も巣立って これからは 旅行もしたいと 言っていた 苦労だけ かけたまま 本当(ほんと)にごめんよ 悪かった 詫びて飲み干す 詫びて飲み干す コップ酒 つまみはスルメの 乾き物 おまえの手料理 恋しいよ もう一度 巡り合い 一緒になろうな この俺と ひとり しんみり ひとり しんみり 偲ぶ酒 |
芝浜恋女房氷川きよし | 氷川きよし | 朝倉翔 | 宮下健治 | 前田俊明 | 「え~本日は沢山のお運び、ありがとうございます」 芝の浜辺で拾った財布 夢と言われて 三年過ぎた ど甲斐性なしだよ あの頃は 大酒飲んでりゃ 開店休業 おまえ おまえ おまえ泣かせた 芝浜恋女房 朝も早から 河岸へと急ぐ 生まれ変わった 男の意気地 すってんてんから 二人連れ おまえの笑顔を 天秤棒に 苦労 苦労 苦労かけたね 芝浜恋女房 夢じゃなかった 拾った財布 泣きの堪忍 うちあけ話 すっとこどっこい この俺を 今日まで上手に 騙してくれた 感謝 感謝 感謝おまえに 芝浜恋女房 二度と 二度と 二度とおまえに 夢とは言わせぬよう 「…おあとがよろしいようで…」 |
志摩の夕月氷川きよし | 氷川きよし | かず翼 | 宮下健治 | 石倉重信 | 潮風が耳元 かすめるたびに いとしい人の 声になる 志摩は日暮れて 群れ飛ぶカモメ 沖ゆく船の 灯りがにじむ 今ごろ どうしているのでしょうか 面影浮かべる 夕月よ 頬に一粒 あの日の涙 真珠のように 光ってた 志摩は日暮れて 渚にひとり 寄せては返す 夕波小波 幸せ つかんでいるのでしょうか も一度逢わせて 夕月よ 二見浦に 並んだ岩に ふたりの姿 重ねてる 志摩は日暮れて 漁り火ゆれて 波間を走る 慕情は千里 今ごろ どうしているのでしょうか 切なく見上げる 夕月よ |
清水湊の女長保有紀 | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 宮下健治 | 佐伯亮 | 男が一人に 女が二人 うまく行くはず ありません 恋むらさきに 咲くりんどうが 彩をなくして 散ってゆく 想い断ち切る ひとり旅 清水湊に 清水湊に 雪が降る はぐれて行きたや 未練な恋と 浮かれ鴎に 割り台詞 当てもないまま 街道行けば 風の間に間に 茶の香り うしろ髪ひく 鎌ヶ崎 波のしぶきが 波のしぶきが 又ゆれる 淋しさまぎらす 灯台あかり 出船入船 夜が明ける 朝霧かすむ 三保松原は 泣いた涙の 吹きだまり 忘れられない 名を呼べば 清水湊に 清水湊に 雪が降る |