俺がやらなきゃ誰がやる強い強いと おだてちゃ困る 強いばかりが 能じゃない 馬鹿を承知の 浪人ぐらし すいも甘いも 噛みわけて ゆくぞ人生 二刀流 酒も呑みたい 色気もほしい 所詮生身の この体 我慢したとて どうなるものか 惚れたためしの ない奴に 天下国家は 判りゃせぬ 右で勝てなきゃ 左で勝つさ 腕のない奴 やめときな 泣くも笑うも 根性ひとつ 好きで選んだ この勝負 俺がやらなきゃ 誰がやる | 北島三郎 | 八反ふじを | 島津伸男 | | 強い強いと おだてちゃ困る 強いばかりが 能じゃない 馬鹿を承知の 浪人ぐらし すいも甘いも 噛みわけて ゆくぞ人生 二刀流 酒も呑みたい 色気もほしい 所詮生身の この体 我慢したとて どうなるものか 惚れたためしの ない奴に 天下国家は 判りゃせぬ 右で勝てなきゃ 左で勝つさ 腕のない奴 やめときな 泣くも笑うも 根性ひとつ 好きで選んだ この勝負 俺がやらなきゃ 誰がやる |
友情よ灯りも遠い 貧しい暮らしでも 羨(うらや)むよりも 分かち合えたらいいね 冬の夜道で こすった指先も 笑顔になれば 心暖まる 同じ夢見た 古き良き日を 錆付かせずに 生きてゆこうよ どんな時でも 気負わずに 友よ 友よ なぁ友よ 強がり言っても 寂しいときもある 逃げ出すよりは 真っ直ぐ生きる奴もいる 風の都会で 泪は乾いても 情けの詩(うた)が そこにあればいい 同じ夢見た 熱き想いを 忘れぬように 生きてゆこうよ どんな時でも 濁らずに 友よ 友よ なぁ友よ 同じ夢見た 清き瞳を 信じるままに 生きてゆこうよ どんな時でも 迷わずに 友よ 友よ なぁ友よ | 北島三郎 | 大地土子 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 灯りも遠い 貧しい暮らしでも 羨(うらや)むよりも 分かち合えたらいいね 冬の夜道で こすった指先も 笑顔になれば 心暖まる 同じ夢見た 古き良き日を 錆付かせずに 生きてゆこうよ どんな時でも 気負わずに 友よ 友よ なぁ友よ 強がり言っても 寂しいときもある 逃げ出すよりは 真っ直ぐ生きる奴もいる 風の都会で 泪は乾いても 情けの詩(うた)が そこにあればいい 同じ夢見た 熱き想いを 忘れぬように 生きてゆこうよ どんな時でも 濁らずに 友よ 友よ なぁ友よ 同じ夢見た 清き瞳を 信じるままに 生きてゆこうよ どんな時でも 迷わずに 友よ 友よ なぁ友よ |
しぐれ道いつか来る春 来ない春 待ってさがして 夜が更ける ぬくもりに めぐり逢いたい 寒さこらえて 呑む酒よ ほろり…ほろり 涙しぐれ道 冬の梢に 残り葉が すがりついてる 震えてる 人の世の つらさ切なさ 胸に木枯らし 肩に雪 ほろり…ほろり 涙しぐれ道 雨があがれば 虹の橋 濁り川にも 浮かぶ月 いつの日か 細い路地にも 夢の花咲く 時もある ほろり…ほろり 涙しぐれ道 | 北島三郎 | 下地亜記子 | 原譲二 | 蔦将包 | いつか来る春 来ない春 待ってさがして 夜が更ける ぬくもりに めぐり逢いたい 寒さこらえて 呑む酒よ ほろり…ほろり 涙しぐれ道 冬の梢に 残り葉が すがりついてる 震えてる 人の世の つらさ切なさ 胸に木枯らし 肩に雪 ほろり…ほろり 涙しぐれ道 雨があがれば 虹の橋 濁り川にも 浮かぶ月 いつの日か 細い路地にも 夢の花咲く 時もある ほろり…ほろり 涙しぐれ道 |
纏やると決めたら 俺はやる 誠ひとすじ 纏に賭けて 度胸千両 真ごころ千両 親に貰った お宝だ でっかく咲かすぜ 纏一代 おとこ道 からだ一つを 投げ出して それで済むなら お安いものさ 俺を頼りと 思ってくれる そんなあいつの 為にある 真実一路の 纏一代 おとこ道 義理に生きれば 義理に泣く 泣けば悲しむ 観音さまが 向けた背中に 切り火を受けて 今日も修羅場で 仁王立ち ここが勝負だ 纏一代 おとこ道 | 北島三郎 | 志賀大介 | 原譲二 | 南郷達也 | やると決めたら 俺はやる 誠ひとすじ 纏に賭けて 度胸千両 真ごころ千両 親に貰った お宝だ でっかく咲かすぜ 纏一代 おとこ道 からだ一つを 投げ出して それで済むなら お安いものさ 俺を頼りと 思ってくれる そんなあいつの 為にある 真実一路の 纏一代 おとこ道 義理に生きれば 義理に泣く 泣けば悲しむ 観音さまが 向けた背中に 切り火を受けて 今日も修羅場で 仁王立ち ここが勝負だ 纏一代 おとこ道 |
男伊達粋でいなせで 真っ直ぐで これが男の 看板だ ポンとこの胸 叩いたからにゃ 行くぜ どどんと 任せておきな 江戸の火消しの 男伊達 俺の生き様 お見通し 肝の座った 女房どの グッと見据えた あしたの夢に 今日も どどんと こころを燃やす 江戸の火消しの 男伊達 いつか何処かで この命 賭けるその日が きっとくる パッとその時ゃ 散るのは覚悟 そうさ どどんと 未練はないぜ 江戸の火消しの 男伊達 | 北島三郎 | 志賀大介 | 原譲二 | 南郷達也 | 粋でいなせで 真っ直ぐで これが男の 看板だ ポンとこの胸 叩いたからにゃ 行くぜ どどんと 任せておきな 江戸の火消しの 男伊達 俺の生き様 お見通し 肝の座った 女房どの グッと見据えた あしたの夢に 今日も どどんと こころを燃やす 江戸の火消しの 男伊達 いつか何処かで この命 賭けるその日が きっとくる パッとその時ゃ 散るのは覚悟 そうさ どどんと 未練はないぜ 江戸の火消しの 男伊達 |
川川の流れと 人の世は 澱(よど)みもあれば 渓流(たに)もある 義理の重さを 忘れたら 立つ瀬なくして 沈むだろ…黙って おとこは川になる 風にこぼれた 花びらを 浮かべて川に 情がある 生きる辛さに 耐えながら 人は優しさ 恋しがる…忍んで おとこは川になる 過去とうらみは 流れても 流しちゃならぬ 恩がある 他人(ひと)の情けを かりながら 明日へ漕ぎだす 舟もある…揺られて おとこは川になる | 北島三郎 | 野村耕三 | 池山錠 | | 川の流れと 人の世は 澱(よど)みもあれば 渓流(たに)もある 義理の重さを 忘れたら 立つ瀬なくして 沈むだろ…黙って おとこは川になる 風にこぼれた 花びらを 浮かべて川に 情がある 生きる辛さに 耐えながら 人は優しさ 恋しがる…忍んで おとこは川になる 過去とうらみは 流れても 流しちゃならぬ 恩がある 他人(ひと)の情けを かりながら 明日へ漕ぎだす 舟もある…揺られて おとこは川になる |
還暦若き時代を今ふりかえり 歩き続けたこの道は 山谷ありのいばら道 お前と供に分ちあい 生きて節目の あー人生今ここに還暦を 歳の流れも浮世の義理も 波間に消えて浮きしずむ 真心結ぶきずな糸 この先供に夫婦道 我慢しんぼう あー人生今ここに還暦を 両手(ふたつ)重ねて我慢の坂を いくどとまったこともある 人生苦労まだなかば 再び供にたしかめて いくえちぎりの あー人生今ここに還暦を | 北島三郎 | 木津夢人 | 木津夢人 | 大野弘也 | 若き時代を今ふりかえり 歩き続けたこの道は 山谷ありのいばら道 お前と供に分ちあい 生きて節目の あー人生今ここに還暦を 歳の流れも浮世の義理も 波間に消えて浮きしずむ 真心結ぶきずな糸 この先供に夫婦道 我慢しんぼう あー人生今ここに還暦を 両手(ふたつ)重ねて我慢の坂を いくどとまったこともある 人生苦労まだなかば 再び供にたしかめて いくえちぎりの あー人生今ここに還暦を |
剛気のぼる朝日を 夷隅にうけて はるか輝く 箱根富士 天下とうとび 歩く道 関東平野 剛気な心 男魂 ここにあり 西に見えるは 武蔵の灯り 心やきつく おさなじに 我が世の春を 誰知るぞ 房総山河 剛気な心 男咲かせて はばからず 富士に誓いの 男が一人 仁義まなんで いくとせか 試練雷名 とどろくは 誉高きは 剛気な心 男街道 晴れ姿 | 北島三郎 | 木津夢人 | 木津夢人 | 大野弘也 | のぼる朝日を 夷隅にうけて はるか輝く 箱根富士 天下とうとび 歩く道 関東平野 剛気な心 男魂 ここにあり 西に見えるは 武蔵の灯り 心やきつく おさなじに 我が世の春を 誰知るぞ 房総山河 剛気な心 男咲かせて はばからず 富士に誓いの 男が一人 仁義まなんで いくとせか 試練雷名 とどろくは 誉高きは 剛気な心 男街道 晴れ姿 |
風の坂道ころげておちて 逃げるやつ はいつくばって のぼるやつ 人の生きざま この坂道は うつしだすのさ ためすのさ 負けてたまるか 男坂 ふるさと遠く 裏山で 遊んだ頃が 懐かしい 汗にまみれた あの坂道を なんで忘れて なるものか それも試練だ 男坂 ほんとの夢が ほしいから 堪(こら)えて今は 行くだけさ 変わる季節も この坂道で 俺を待ってる 花と風 命燃やして 男坂 | 北島三郎 | 倉持明生 | 原譲二 | | ころげておちて 逃げるやつ はいつくばって のぼるやつ 人の生きざま この坂道は うつしだすのさ ためすのさ 負けてたまるか 男坂 ふるさと遠く 裏山で 遊んだ頃が 懐かしい 汗にまみれた あの坂道を なんで忘れて なるものか それも試練だ 男坂 ほんとの夢が ほしいから 堪(こら)えて今は 行くだけさ 変わる季節も この坂道で 俺を待ってる 花と風 命燃やして 男坂 |
男の明日に咲くも散らすも 出たとこ勝負 遣る気あるなら 前に出ろ どうせ人生 夢花火 涙の雨に 流されようと 男の明日(あした)にゃ 唄がある 天に棹さす 意地がある 泣くも笑うも 浮世の運命(さだめ) 苦労しらずを 装って 胸に縋(すが)って 眠る花 幸せやれぬ 暮らしだけれど 男の明日にゃ 唄がある 熱い想いの 情がある 勝つも負けるも 人生だるま 七つ転んで 又起きろ 所詮勝負は 時の運 苦労の旅に つまずいたとて 男の明日にゃ 唄がある 行く手遥かな 道がある | 北島三郎 | 中島光・原譲二 | 原譲二 | 蔦将包 | 咲くも散らすも 出たとこ勝負 遣る気あるなら 前に出ろ どうせ人生 夢花火 涙の雨に 流されようと 男の明日(あした)にゃ 唄がある 天に棹さす 意地がある 泣くも笑うも 浮世の運命(さだめ) 苦労しらずを 装って 胸に縋(すが)って 眠る花 幸せやれぬ 暮らしだけれど 男の明日にゃ 唄がある 熱い想いの 情がある 勝つも負けるも 人生だるま 七つ転んで 又起きろ 所詮勝負は 時の運 苦労の旅に つまずいたとて 男の明日にゃ 唄がある 行く手遥かな 道がある |
路地の雨傘を差し出す おまえの涙が 俺の肩先 ポツリと濡らす 惚れていりゃこそ 連れてはいけぬ ばかな男の 強がりを 泣いてうらむか 泣いてうらむか 路地の雨 何も言うなよ わかっているのさ あの日互いに 預けた心 戻れないのさ どうにもならぬ めぐり逢わせの 不幸せ 肩につめたい 肩につめたい 路地の雨 熱い情けに 芯から泣ける なんでおまえを 忘れるものか せめて幸せ 背中で祈り 想い断ち切る 女傘 闇に糸ひく 闇に糸ひく 路地の雨 | 北島三郎 | たかたかし | 原譲二 | 蔦将包 | 傘を差し出す おまえの涙が 俺の肩先 ポツリと濡らす 惚れていりゃこそ 連れてはいけぬ ばかな男の 強がりを 泣いてうらむか 泣いてうらむか 路地の雨 何も言うなよ わかっているのさ あの日互いに 預けた心 戻れないのさ どうにもならぬ めぐり逢わせの 不幸せ 肩につめたい 肩につめたい 路地の雨 熱い情けに 芯から泣ける なんでおまえを 忘れるものか せめて幸せ 背中で祈り 想い断ち切る 女傘 闇に糸ひく 闇に糸ひく 路地の雨 |
はぐれ笠風にもつれて 時雨に濡れて 伊那の街道 急ぎ旅 義理の縦糸 人情でほぐし 夢が織れたら 是非もない 男流転の 男流転の はぐれ笠 雲の切れ間を 恥ずかしそうに のぞく片割れ お月さん 愚痴や未練は 意気地がないと 胸に聞かせる ひとり言 渡り鳥です 渡り鳥です はぐれ笠 生れ在所の木曽路の里は 母の匂いの 山や川 うしろ振り向きゃ カラスが鳴いた 右と左の 札の辻 旅でござんす 旅でござんす はぐれ笠 | 北島三郎 | 久仁京介・原譲二 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 風にもつれて 時雨に濡れて 伊那の街道 急ぎ旅 義理の縦糸 人情でほぐし 夢が織れたら 是非もない 男流転の 男流転の はぐれ笠 雲の切れ間を 恥ずかしそうに のぞく片割れ お月さん 愚痴や未練は 意気地がないと 胸に聞かせる ひとり言 渡り鳥です 渡り鳥です はぐれ笠 生れ在所の木曽路の里は 母の匂いの 山や川 うしろ振り向きゃ カラスが鳴いた 右と左の 札の辻 旅でござんす 旅でござんす はぐれ笠 |
山流れる雲の 移り気よりも 動かぬ山の 雪化粧 ガンコ印の 野良着をまとい 生きる師匠(おやじ)の 横顔に おれは男の 山をみた おれもなりたい 山をみた けわしい山に 登ってみたい 自分の道を 極めたい それは男の 見果てぬ夢か 山に登れば その山の 山の向こうに 待っている 山の深さを 知るばかり 目先のことに うろちょろするな 昨日(きのう)と同じ 今日はない それが師匠(おやじ)の 口癖だった たった一度の 人生を 花にするのも がまんなら 山にするのも またがまん | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | 斉藤恒夫 | 流れる雲の 移り気よりも 動かぬ山の 雪化粧 ガンコ印の 野良着をまとい 生きる師匠(おやじ)の 横顔に おれは男の 山をみた おれもなりたい 山をみた けわしい山に 登ってみたい 自分の道を 極めたい それは男の 見果てぬ夢か 山に登れば その山の 山の向こうに 待っている 山の深さを 知るばかり 目先のことに うろちょろするな 昨日(きのう)と同じ 今日はない それが師匠(おやじ)の 口癖だった たった一度の 人生を 花にするのも がまんなら 山にするのも またがまん |
標損か得かを はかるより 嘘か真(まこと)で 動きたい 自分自身に 嗤(わら)われる 生き方だけは したくない 男らしく 俺らしく いいか悪いか 言う前に 好きか嫌いで 決めている 自分自身が ためされる みんな承知さ 剣が峰 男らしく 俺らしく 失くしたくない 夢ならば 涙こらえて まわり道 自分自身で 嗅ぎ分けた そんな標(しるべ)に 生かされて 男らしく 俺らしく | 北島三郎 | 鈴木紀代 | 原譲二 | | 損か得かを はかるより 嘘か真(まこと)で 動きたい 自分自身に 嗤(わら)われる 生き方だけは したくない 男らしく 俺らしく いいか悪いか 言う前に 好きか嫌いで 決めている 自分自身が ためされる みんな承知さ 剣が峰 男らしく 俺らしく 失くしたくない 夢ならば 涙こらえて まわり道 自分自身で 嗅ぎ分けた そんな標(しるべ)に 生かされて 男らしく 俺らしく |
花は黙って咲いている日暮れの雨に 打たれても 花は黙って 咲いている 冷たい風に ふるえても そこにきれいに 咲いている 誰のために 生きますか 誰のために 散りますか 花は花として ただ咲くだけ 名もさえ知らない あてもない 花は黙って 咲いている 振り向く空は 遠くても そこにきれいに 咲いている 母のような 優しさで 母のような ゆかしさで 花は花として ただ咲くだけ 夜露に濡れて 色あせて 花は黙って 咲いている 明日になれば 陽をあびて そこにきれいに 咲いている 一度限りの さだめなら 一度限りの 命なら 人は人として ただ生きたい | 北島三郎 | 中村要子 | 原譲二 | | 日暮れの雨に 打たれても 花は黙って 咲いている 冷たい風に ふるえても そこにきれいに 咲いている 誰のために 生きますか 誰のために 散りますか 花は花として ただ咲くだけ 名もさえ知らない あてもない 花は黙って 咲いている 振り向く空は 遠くても そこにきれいに 咲いている 母のような 優しさで 母のような ゆかしさで 花は花として ただ咲くだけ 夜露に濡れて 色あせて 花は黙って 咲いている 明日になれば 陽をあびて そこにきれいに 咲いている 一度限りの さだめなら 一度限りの 命なら 人は人として ただ生きたい |
北海道恋物語「根室(ねむろ)」れないほど 惚れたのに あの娘(こ)の気持ちは「稚内(わっかない)」 「納沙布(のさっぷ)」している やつ「襟裳(えりも)」 俺じゃ「洞爺(とうや)」とラブレター 「札幌(さっぽろ)」返事は「木古内(きこない)」で おやじが「興部(おこつぺ)」「小樽(おたる)」しい 自慢の唄声 聞かせ「摩周(ましゅう)」 「美幌(びほろ)」りさせるは お「函館(はこだて)」 「空知(そらち)」らないとは 「岩内(いわない)」で 「江差(えさし)」い言葉を 「長万部(おしゃまんべ)」 それでも「振内(ふれない)」 あのそぶり 「阿寒(あかん)」と言うのか 「積丹(しゃこたん)」な 「余市(よいち)」え「支笏(しこつ)」て みたけれど 「室蘭(むろらん)」どうにも な「留萌(るもい)」な あの娘は「釧路(くしろ)」も ふり向かず あっ 「斜里(しゃり)」「網走(あばしり)」 「白糠(しらぬか)」お 「焼尻(やぎしり)」したって 腹はすく 「標茶(しべっちゃ)」でお茶漬 「屈斜路(くっちゃろ)」か 「オホーツク」ないから あきらめよう 「風連(ふうれん)」られても 「知床(しれとこ)」と 「北見(きたみ)」ち帰ろう 「名寄(なよろ)」よろ 「宗谷(そうや)」や「瀬棚(せたな)」 影法師 恋は「渡島(おしま)」い お「サロマ」だ 涙が心に 「月寒(つきさっぷ)」 | 北島三郎 | 南沢純三 | 関野幾生 | 中村貞夫 | 「根室(ねむろ)」れないほど 惚れたのに あの娘(こ)の気持ちは「稚内(わっかない)」 「納沙布(のさっぷ)」している やつ「襟裳(えりも)」 俺じゃ「洞爺(とうや)」とラブレター 「札幌(さっぽろ)」返事は「木古内(きこない)」で おやじが「興部(おこつぺ)」「小樽(おたる)」しい 自慢の唄声 聞かせ「摩周(ましゅう)」 「美幌(びほろ)」りさせるは お「函館(はこだて)」 「空知(そらち)」らないとは 「岩内(いわない)」で 「江差(えさし)」い言葉を 「長万部(おしゃまんべ)」 それでも「振内(ふれない)」 あのそぶり 「阿寒(あかん)」と言うのか 「積丹(しゃこたん)」な 「余市(よいち)」え「支笏(しこつ)」て みたけれど 「室蘭(むろらん)」どうにも な「留萌(るもい)」な あの娘は「釧路(くしろ)」も ふり向かず あっ 「斜里(しゃり)」「網走(あばしり)」 「白糠(しらぬか)」お 「焼尻(やぎしり)」したって 腹はすく 「標茶(しべっちゃ)」でお茶漬 「屈斜路(くっちゃろ)」か 「オホーツク」ないから あきらめよう 「風連(ふうれん)」られても 「知床(しれとこ)」と 「北見(きたみ)」ち帰ろう 「名寄(なよろ)」よろ 「宗谷(そうや)」や「瀬棚(せたな)」 影法師 恋は「渡島(おしま)」い お「サロマ」だ 涙が心に 「月寒(つきさっぷ)」 |
つらい恋だよつらい恋だよ 縁日で 一目逢うたが 命とり 今じゃ切ない 面影を 夜ごと夢みて 泣く俺さ 添えぬ運命(さだめ)と 知りながら おぼこ娘に なぜ惚れた どうせ名もない 渡り鳥 花に浮かれる 柄じゃない 燃えて悶えて 名を呼べば 青いガス燈 又ゆらぐ いっそ捨てよか 大川に つのる未練も 思い出も | 北島三郎 | 八反ふじを | 島津伸男 | 島津伸男 | つらい恋だよ 縁日で 一目逢うたが 命とり 今じゃ切ない 面影を 夜ごと夢みて 泣く俺さ 添えぬ運命(さだめ)と 知りながら おぼこ娘に なぜ惚れた どうせ名もない 渡り鳥 花に浮かれる 柄じゃない 燃えて悶えて 名を呼べば 青いガス燈 又ゆらぐ いっそ捨てよか 大川に つのる未練も 思い出も |
あの日時代景色もかわり 人かわり 情(なさけ)は移り 乱れつつ 何処(どこ)へ消えたか 世の華(はな)は 浮世の底で 触れあって あの日時代が あ…懐かしい あの頃あった 温もりに 輝き暮す 喜びも 今は尊(とうと)ぶ ことなくて 世間も心も うすれかけ あの日時代に あ…戻したい 豊かさあれば困難も さまざま生きる 人模様(ひともよう) 共に頑張り 明日(あす)にかけ 未来がきたとき 若者に あの日時代の あ…夢たくす | 北島三郎 | 倉内康平 | 陣内常代 | 夏木淳司 | 景色もかわり 人かわり 情(なさけ)は移り 乱れつつ 何処(どこ)へ消えたか 世の華(はな)は 浮世の底で 触れあって あの日時代が あ…懐かしい あの頃あった 温もりに 輝き暮す 喜びも 今は尊(とうと)ぶ ことなくて 世間も心も うすれかけ あの日時代に あ…戻したい 豊かさあれば困難も さまざま生きる 人模様(ひともよう) 共に頑張り 明日(あす)にかけ 未来がきたとき 若者に あの日時代の あ…夢たくす |
風よ若いうちなら 傷だらけ 逆らう風も いいだろう それで世間の 裏の裏 見えたらでっかく 飛び出せる いのちを燃やして ぶつかれや 背中(せな)をやさしく 押しながら 姿を見せない 風がいる まるで人生 影のよに 寄り添う君に ありがとう 歩いていこうや 踏んばれや 巡る季節の 花と夢 忘れず風は つれてくる 人は誠実(まこと)に 生きてこそ 自分の道で 春を呼ぶ 明日(あした)に向かって 頑張れや | 北島三郎 | 野村耕三 | 原譲二 | 蔦将包 | 若いうちなら 傷だらけ 逆らう風も いいだろう それで世間の 裏の裏 見えたらでっかく 飛び出せる いのちを燃やして ぶつかれや 背中(せな)をやさしく 押しながら 姿を見せない 風がいる まるで人生 影のよに 寄り添う君に ありがとう 歩いていこうや 踏んばれや 巡る季節の 花と夢 忘れず風は つれてくる 人は誠実(まこと)に 生きてこそ 自分の道で 春を呼ぶ 明日(あした)に向かって 頑張れや |
越後情話角巻(かくまき)の 雪を払いながら 熱燗(あつかん)にしてと 女は声をかける おちょぼ唇(ぐち)してさ 少しやけっぱち へいへいと 愛想よく 七輪(かんてき)の 火を煽(あお)ぐ おやじの息も白い あゝ 越後六日町 男って みんな嫌いなのさ 独白(ひとりごと)言って 涙をかくすたび せまい屋台がさ やけに華(はな)やぐね なじめない お座敷を 逃げだして きたのかい 乱れた裾にのぞく あゝ 仇(あだ)な緋(ひ)ぢりめん こんな妓を 泣かすやつの気持 わからないねぇと 男が差す酒を どうもありがとう なんて言っちゃって 受けとめる 色っぽい まなざしが 可愛いくて 心の雪もとける あゝ 越後六日町 | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | 斉藤恒夫 | 角巻(かくまき)の 雪を払いながら 熱燗(あつかん)にしてと 女は声をかける おちょぼ唇(ぐち)してさ 少しやけっぱち へいへいと 愛想よく 七輪(かんてき)の 火を煽(あお)ぐ おやじの息も白い あゝ 越後六日町 男って みんな嫌いなのさ 独白(ひとりごと)言って 涙をかくすたび せまい屋台がさ やけに華(はな)やぐね なじめない お座敷を 逃げだして きたのかい 乱れた裾にのぞく あゝ 仇(あだ)な緋(ひ)ぢりめん こんな妓を 泣かすやつの気持 わからないねぇと 男が差す酒を どうもありがとう なんて言っちゃって 受けとめる 色っぽい まなざしが 可愛いくて 心の雪もとける あゝ 越後六日町 |
さがさないで下さい一緒に死ぬのも 愛ならば 離れて見守る 愛もある あなたのために 別れを選ぶ 私の誠が わかるなら さがさないで 私を さがさないで下さい 一生一度の 勝負には 女や子供は じゃまになる 裸になって やる気になれば 夜明けがきますよ あなたにも さがさないで 私を そっとしてて下さい 黙って吹雪の 街を去る 背中にみれんが 降りつもる 私が悪い 女になれば 世間はあなたを 見直すわ さがさないで 私を さがさないで下さい | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | 小杉仁三 | 一緒に死ぬのも 愛ならば 離れて見守る 愛もある あなたのために 別れを選ぶ 私の誠が わかるなら さがさないで 私を さがさないで下さい 一生一度の 勝負には 女や子供は じゃまになる 裸になって やる気になれば 夜明けがきますよ あなたにも さがさないで 私を そっとしてて下さい 黙って吹雪の 街を去る 背中にみれんが 降りつもる 私が悪い 女になれば 世間はあなたを 見直すわ さがさないで 私を さがさないで下さい |
無法一代・恋しぐれ祇園祭りの 太鼓がひびく あれは松五郎 あばれ打ち 撥(ばち)をしぼって 命をこめて 惚れた思いを 夜空に散らす 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ 酒も喧嘩も 半端(はんぱ)じゃないが 恋にゃどうにも 痩せがまん 車曳(ひ)く手に 涙か汗か もどり道ない 片恋月夜 夢だ夢だよ あのひとは 曳いちゃいけない 横車(よこぐるま) 生まれ小倉で 死ぬのも小倉 線香花火の この世なら 触れちゃならない 高嶺の百合を 守り通すが 運命(さだめ)ときめた 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ | 北島三郎 | 久仁京介 | 原譲二 | 鈴木操 | 祇園祭りの 太鼓がひびく あれは松五郎 あばれ打ち 撥(ばち)をしぼって 命をこめて 惚れた思いを 夜空に散らす 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ 酒も喧嘩も 半端(はんぱ)じゃないが 恋にゃどうにも 痩せがまん 車曳(ひ)く手に 涙か汗か もどり道ない 片恋月夜 夢だ夢だよ あのひとは 曳いちゃいけない 横車(よこぐるま) 生まれ小倉で 死ぬのも小倉 線香花火の この世なら 触れちゃならない 高嶺の百合を 守り通すが 運命(さだめ)ときめた 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ |
灯台あかり故郷(ふるさと)へ 帰りたい 海の向こうの ふるさとへ 北の海峡 のり越えて 飛んでゆきたい カモメになって いつかいつかを 夢みて暮らす 波また波間の 灯台あかり 流れ雲 伝えたい 無事でいる身を 今日もまた 渡る海峡 海鳴りに 苦労積み荷の 人生航路 何も語らず 明日のために 照らせ標(しるべ)の 灯台あかり おふくろに 逢いたいなあ 今朝も夢見て 目をさます 津軽海峡 船がゆく 呼べば届くさ 心の声も 命一輪 咲かせてみせる 熱い想いの 灯台あかり | 北島三郎 | 奥田龍司・原譲二 | 原譲二 | 南郷達也 | 故郷(ふるさと)へ 帰りたい 海の向こうの ふるさとへ 北の海峡 のり越えて 飛んでゆきたい カモメになって いつかいつかを 夢みて暮らす 波また波間の 灯台あかり 流れ雲 伝えたい 無事でいる身を 今日もまた 渡る海峡 海鳴りに 苦労積み荷の 人生航路 何も語らず 明日のために 照らせ標(しるべ)の 灯台あかり おふくろに 逢いたいなあ 今朝も夢見て 目をさます 津軽海峡 船がゆく 呼べば届くさ 心の声も 命一輪 咲かせてみせる 熱い想いの 灯台あかり |
ジャンゴ~さすらい~ジャンゴ 乾いた風に ジャンゴ 命の鼓動(おと)が 静かな目で 見据えている そこは狼の道 ジャンゴ 孤独文字(もんじ)を ジャンゴ 背負った者は 迷いも無く 涙も無く はぐれ月夜に吠える 燃え上がる空の果てに聴こえる 魂(こころ)の唄に抱かれて眠れば ジャンゴ 優しくなれる さすらい人よ 迷いも無く 涙も無く はぐれ月夜に生きる 燃え上がる空の果てに聴こえる 魂(こころ)の唄に抱かれて眠れば ジャンゴ 優しくなれる さすらい人よ OH ジャンゴ OH ジャンゴ OH ジャンゴ OH ジャンゴ | 北島三郎 | Luis Enrique Bacalov・Robert Mellin・Franco Migliacci・日本語詞:MAKOTO° | Luis Enrique Bacalov・Robert Mellin・Franco Migliacci | 川村栄二 | ジャンゴ 乾いた風に ジャンゴ 命の鼓動(おと)が 静かな目で 見据えている そこは狼の道 ジャンゴ 孤独文字(もんじ)を ジャンゴ 背負った者は 迷いも無く 涙も無く はぐれ月夜に吠える 燃え上がる空の果てに聴こえる 魂(こころ)の唄に抱かれて眠れば ジャンゴ 優しくなれる さすらい人よ 迷いも無く 涙も無く はぐれ月夜に生きる 燃え上がる空の果てに聴こえる 魂(こころ)の唄に抱かれて眠れば ジャンゴ 優しくなれる さすらい人よ OH ジャンゴ OH ジャンゴ OH ジャンゴ OH ジャンゴ |
鼓動時の旅人よ 風の呼び声を聞け うつろわざる魂で この時代(いま)を生きろ 嘆くなかれ 恐れるなかれ 一筋の祈り やがて大河となり 海原を渡り 大地に光放つだろう 生まれしものに 生命(いのち)が在り 生きてるものに “鼓動”がある | 北島三郎 | MAKOTO° | MAKOTO° | | 時の旅人よ 風の呼び声を聞け うつろわざる魂で この時代(いま)を生きろ 嘆くなかれ 恐れるなかれ 一筋の祈り やがて大河となり 海原を渡り 大地に光放つだろう 生まれしものに 生命(いのち)が在り 生きてるものに “鼓動”がある |
その名はこゆき北の女を くどくなら 秋の終りに するがいい ひとり冬越す つらさがわかる 女ごころに 日暮れが早い 雨の雨の札幌 とまり木同志 こぼれたお酒で書いた その名はこゆき 北の女の さみしさは 酔えばなおさら しみるのさ 少しうすめの 水割りでいい そっと気づかう 小さな笑顔 夜の夜の札幌 すすきの灯り ネオンも切なく揺れる その名はこゆき 北の女の やさしさは 誰も言うのさ 口癖に 涙もろくて 辛さに耐えて 厚い情けに しんから泣ける 雪の雪の札幌 アカシアの道 しばれて吐息も白い その名はこゆき | 北島三郎 | 数丘夕彦 | 原譲二 | | 北の女を くどくなら 秋の終りに するがいい ひとり冬越す つらさがわかる 女ごころに 日暮れが早い 雨の雨の札幌 とまり木同志 こぼれたお酒で書いた その名はこゆき 北の女の さみしさは 酔えばなおさら しみるのさ 少しうすめの 水割りでいい そっと気づかう 小さな笑顔 夜の夜の札幌 すすきの灯り ネオンも切なく揺れる その名はこゆき 北の女の やさしさは 誰も言うのさ 口癖に 涙もろくて 辛さに耐えて 厚い情けに しんから泣ける 雪の雪の札幌 アカシアの道 しばれて吐息も白い その名はこゆき |
ふきのとう降り積む雪の その下で 耐えて春待つ ふきのとう 花の咲く日を 幸せを 信じて支えて くれたやつ これからも 二人して 生きて行こうな これからも 木漏(こも)れ日揺れる 昼さがり ふたりのんびり お茶を飲む そんなおまえの ささやかな のぞみを叶えて やりたくて これからも 離れずに 生きて行こうな これからも 笑って泣いて 季節重ね 明日に芽を出す ふきのとう 詫びずじまいの あれこれを 心で何度も 詫びている これからも 二人して 生きて行こうな これからも | 北島三郎 | 麻こよみ | 弦哲也 | 前田俊明 | 降り積む雪の その下で 耐えて春待つ ふきのとう 花の咲く日を 幸せを 信じて支えて くれたやつ これからも 二人して 生きて行こうな これからも 木漏(こも)れ日揺れる 昼さがり ふたりのんびり お茶を飲む そんなおまえの ささやかな のぞみを叶えて やりたくて これからも 離れずに 生きて行こうな これからも 笑って泣いて 季節重ね 明日に芽を出す ふきのとう 詫びずじまいの あれこれを 心で何度も 詫びている これからも 二人して 生きて行こうな これからも |
人生おけさ人は誰かに 生かされて 今日という日を 生きている 泥んこぬかるみ いいじゃないか なおさら闘志が 胸に湧く 負けはしないさ… 人生おけさ 他人(ひと)に頼るな 楽するな なまじ近道 遠まわり 苦労の先には 倖せが 我慢をするのも 人の道 急(せ)くなあせるな… 人生おけさ 受けた情けも 恩もある 切って切れない 緑もある 明日という日に また一歩 男は死ぬまで 夢を追う 花も実もある… 人生おけさ | 北島三郎 | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | 南郷達也 | 人は誰かに 生かされて 今日という日を 生きている 泥んこぬかるみ いいじゃないか なおさら闘志が 胸に湧く 負けはしないさ… 人生おけさ 他人(ひと)に頼るな 楽するな なまじ近道 遠まわり 苦労の先には 倖せが 我慢をするのも 人の道 急(せ)くなあせるな… 人生おけさ 受けた情けも 恩もある 切って切れない 緑もある 明日という日に また一歩 男は死ぬまで 夢を追う 花も実もある… 人生おけさ |
十文字おとこ行く道 十文字 意地の七坂 越えて行く 若さ遮二無二(しゃにむに) 目を凝(こ)らす 通りすがりの 華を見て こころ和(なご)んで 振りかえる 炎(も)える拳の その中に 忍の一字を 握りしめ うねる時代の 厳しさに 少し無心を よそおって 我慢ばかりは 遣(や)るせない 僅(わず)かばかりの 情けでも この身(み)命(いのち)を ながらえて どんな時にも 忘れずに 傍(そば)にある夢 遠い夢 この手いっぱい 抱きしめて | 北島三郎 | 倉内康平 | 陣内常代 | 夏木淳司 | おとこ行く道 十文字 意地の七坂 越えて行く 若さ遮二無二(しゃにむに) 目を凝(こ)らす 通りすがりの 華を見て こころ和(なご)んで 振りかえる 炎(も)える拳の その中に 忍の一字を 握りしめ うねる時代の 厳しさに 少し無心を よそおって 我慢ばかりは 遣(や)るせない 僅(わず)かばかりの 情けでも この身(み)命(いのち)を ながらえて どんな時にも 忘れずに 傍(そば)にある夢 遠い夢 この手いっぱい 抱きしめて |
酒語こぼれ夜露か 涙のつぶか しみる今夜の 路地酒場 振りむけば… いろんな途(みち)があったけど… これでいいんだ これでいい ひとり生まれて ひとり行く 長い道だよなァ 人生って奴は… さぞや憎かろ あの日のしうち 惚れていりゃこそ 棄てて来た 恋文を… 燃やせば蒼いうすけむり… 泣くな未練な 影ぼうし ひとつふたつと 数えてみたら 心残りの 夢いくつ 言わずとも… 背中に隠すわびしさを… 酒よわかるな おまえなら 酒よわかるな おまえなら | 北島三郎 | 水木れいじ | 岡千秋 | 南郷達也 | こぼれ夜露か 涙のつぶか しみる今夜の 路地酒場 振りむけば… いろんな途(みち)があったけど… これでいいんだ これでいい ひとり生まれて ひとり行く 長い道だよなァ 人生って奴は… さぞや憎かろ あの日のしうち 惚れていりゃこそ 棄てて来た 恋文を… 燃やせば蒼いうすけむり… 泣くな未練な 影ぼうし ひとつふたつと 数えてみたら 心残りの 夢いくつ 言わずとも… 背中に隠すわびしさを… 酒よわかるな おまえなら 酒よわかるな おまえなら |
人生山河思い通りに 通れたら 苦労する奴 誰もない 今日の一歩の つまずきは 明日の三歩で 取り戻す たとえ他人(ひと)より 遅れても 焦ることない 焦ることない 人生山河 他人(ひと)の情けが なかったら 生きて行けない 一日も それをどこかで 忘れたら 渡る世間が 通せんぼ 敵は心の 中にある いつか気付いた いつか気付いた 人生山河 いくら辛くて 長くても 春にならない 冬はない じっと耐えれば いつの日か きっと自分の 風が吹く 明日を信じて 歩いたら 道は開ける 道は開ける 人生山河 | 北島三郎 | 木下龍太郎 | 徳久広司 | 丸山雅仁 | 思い通りに 通れたら 苦労する奴 誰もない 今日の一歩の つまずきは 明日の三歩で 取り戻す たとえ他人(ひと)より 遅れても 焦ることない 焦ることない 人生山河 他人(ひと)の情けが なかったら 生きて行けない 一日も それをどこかで 忘れたら 渡る世間が 通せんぼ 敵は心の 中にある いつか気付いた いつか気付いた 人生山河 いくら辛くて 長くても 春にならない 冬はない じっと耐えれば いつの日か きっと自分の 風が吹く 明日を信じて 歩いたら 道は開ける 道は開ける 人生山河 |
一本気まつりと聞いたら 血が騒ぐ みこし担げば 光る汗 咲いてる花より 散る桜 涙もろくて 男前 日本の男は 誠 純情 一本気 一本気 黙ってぐいのみ 手酌酒 歌をうたえば 演歌節 どしゃぶり雨でも 傘いらぬ 濡れた笑顔が 男前 日本の男は 誠 純情 一本気 一本気 惚れたらとことん 惚れぬいて 決して女を 泣かせない ふところ寒いが 見栄を張る 嫌と言えない 男前 日本の男は 誠 純情 一本気 一本気 | 北島三郎 | 中村要子 | 岡千秋 | 南郷達也 | まつりと聞いたら 血が騒ぐ みこし担げば 光る汗 咲いてる花より 散る桜 涙もろくて 男前 日本の男は 誠 純情 一本気 一本気 黙ってぐいのみ 手酌酒 歌をうたえば 演歌節 どしゃぶり雨でも 傘いらぬ 濡れた笑顔が 男前 日本の男は 誠 純情 一本気 一本気 惚れたらとことん 惚れぬいて 決して女を 泣かせない ふところ寒いが 見栄を張る 嫌と言えない 男前 日本の男は 誠 純情 一本気 一本気 |
ひざ小僧生まれ故郷を 後にして 初めの一歩を 踏み出した 時にはよろけ 時には転び すり傷切り傷 向こう傷 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえに残る 傷あとを さすれば色々 想い出す 世間(かぜ)の冷たさ 厳しさに 心がかじかむ 夜(よ)もあった 弱音をはかず なきごと言わず 山道細道 くねり道 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえは耐えて 踏んばって 歩いてくれたな この俺と 明日(あす)の雲行き 空模様 お天道さましか わからない 終わりの一歩 踏みとげるまで あの夢この夢 俺の夢 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえと越える 人生を よろしく頼むよ これからも | 北島三郎 | 鈴木紀代 | 徳久広司 | 丸山雅仁 | 生まれ故郷を 後にして 初めの一歩を 踏み出した 時にはよろけ 時には転び すり傷切り傷 向こう傷 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえに残る 傷あとを さすれば色々 想い出す 世間(かぜ)の冷たさ 厳しさに 心がかじかむ 夜(よ)もあった 弱音をはかず なきごと言わず 山道細道 くねり道 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえは耐えて 踏んばって 歩いてくれたな この俺と 明日(あす)の雲行き 空模様 お天道さましか わからない 終わりの一歩 踏みとげるまで あの夢この夢 俺の夢 ひざ小僧 ひざ小僧 おまえと越える 人生を よろしく頼むよ これからも |
夫婦傘先に行くから 付いてきな そっと後(あと)から 見守って 黙った目元に 微笑みが 二人三脚 手を添えて こんな人生 夫婦傘 花もきれいな 垂(しだ)れ藤 それをお前と 比べたら もっと鮮やか 真心が 人を信じて 生きること 話し相手で いてくれな 長い道のり 御苦労と 何時(いつ)も感謝と 手を合わせ 伴(とも)にはげまし 優しさに 一つ喜び あったなら 悔いはないのさ 夫婦傘 | 北島三郎 | 倉内康平 | 陣内常代 | 夏木淳司 | 先に行くから 付いてきな そっと後(あと)から 見守って 黙った目元に 微笑みが 二人三脚 手を添えて こんな人生 夫婦傘 花もきれいな 垂(しだ)れ藤 それをお前と 比べたら もっと鮮やか 真心が 人を信じて 生きること 話し相手で いてくれな 長い道のり 御苦労と 何時(いつ)も感謝と 手を合わせ 伴(とも)にはげまし 優しさに 一つ喜び あったなら 悔いはないのさ 夫婦傘 |
柵勝手気ままに 育った麦は 雪の重さに 耐え切れぬ 足で踏むのも 根っこを張って 強くなれとの 親ごころ 辛い世間の 柵は 男を鍛える 愛の鞭 きれい事だけ 並べていたら 惚れた女も 背を向ける 愚痴を呑み込み 流した汗に 他人(ひと)は黙って 従(つ)いて来る 切れぬ浮世の 柵は 男を育てる 向かい風 楽に通れる 世の中ならば 辞書に苦労の 文字はない 雨に叩かれ 嵐を越えりゃ 夢の掛け橋 虹が立つ 辛い世間の 柵は 男を鍛える 愛の鞭 | 北島三郎 | 木下龍太郎 | 弦哲也 | 前田俊明 | 勝手気ままに 育った麦は 雪の重さに 耐え切れぬ 足で踏むのも 根っこを張って 強くなれとの 親ごころ 辛い世間の 柵は 男を鍛える 愛の鞭 きれい事だけ 並べていたら 惚れた女も 背を向ける 愚痴を呑み込み 流した汗に 他人(ひと)は黙って 従(つ)いて来る 切れぬ浮世の 柵は 男を育てる 向かい風 楽に通れる 世の中ならば 辞書に苦労の 文字はない 雨に叩かれ 嵐を越えりゃ 夢の掛け橋 虹が立つ 辛い世間の 柵は 男を鍛える 愛の鞭 |
函館山哀歌港を染める 夕焼けに 遠い面影 浮かんで消える 忘れてくれるな あの日のことを 忘れておくれ つれない素振り 何も言えずに 隠した涙 函館山よ 愛しい人よ 遥かに揺れる 漁火を 一つ二つと 数えて泣いた 恨んでくれるな 故郷(ふるさと)捨てて 恨んでおくれ おまえを捨てて 夢を選んだ 男の心 函館山よ 恋しい人よ はぐれて一羽 かもめ鳥 風の噂も 途切れたままで 許してくれるな 迎えに行かず 許しておくれ 未練な俺を 巡る岬に 思い出訪ね 函館山よ 逢いたい人よ | 北島三郎 | 岡部美登里 | 水森英夫 | 前田俊明 | 港を染める 夕焼けに 遠い面影 浮かんで消える 忘れてくれるな あの日のことを 忘れておくれ つれない素振り 何も言えずに 隠した涙 函館山よ 愛しい人よ 遥かに揺れる 漁火を 一つ二つと 数えて泣いた 恨んでくれるな 故郷(ふるさと)捨てて 恨んでおくれ おまえを捨てて 夢を選んだ 男の心 函館山よ 恋しい人よ はぐれて一羽 かもめ鳥 風の噂も 途切れたままで 許してくれるな 迎えに行かず 許しておくれ 未練な俺を 巡る岬に 思い出訪ね 函館山よ 逢いたい人よ |
愛の道あなたの肩に 舞い落ちた 冷たい雪は いつとける いつとける ふり返ることなどできぬと知りながら 今日もゆくゆく 無念坂 けわしき道 されど我が道 愛の道 押させて下さい 車椅子 あなたの頬に 吹きつける 冷たい風は いつやむの いつやむの 許されることならかわってあげたいと 辛さこらえる 乙女坂 けわしき道 されど我が道 愛の道 押させて下さい 車椅子 見上げれば 涙がひとつ またひとつ 明日に希望の 夫婦坂 けわしき道 されど我が道 愛の道 押させて下さい いつまでも | 北島三郎 | 八代富子・補作詞芳野薫 | 原譲二 | | あなたの肩に 舞い落ちた 冷たい雪は いつとける いつとける ふり返ることなどできぬと知りながら 今日もゆくゆく 無念坂 けわしき道 されど我が道 愛の道 押させて下さい 車椅子 あなたの頬に 吹きつける 冷たい風は いつやむの いつやむの 許されることならかわってあげたいと 辛さこらえる 乙女坂 けわしき道 されど我が道 愛の道 押させて下さい 車椅子 見上げれば 涙がひとつ またひとつ 明日に希望の 夫婦坂 けわしき道 されど我が道 愛の道 押させて下さい いつまでも |
あじさい情話心変わりは 憎くても 逢えばおまえが 離せまい 俺の負けだよ 戻っておくれ 明日に咲こうと ささやきかける 花はあじさい おとこの泪 夢で抱きしめ 名を呼べば 枕つめたい ひとり寝の 夜半の箱根の 湖畔を走る 雨の糸さえ みれんを束ね 窓にあじさい おんなの泪 花で日暮れた 湯の街の 朝は愁いの 始発駅 泣いて手をふる あの女よりも 逢えず別れる 男の胸の 辛らさ伝えよ あじさいの花 | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | | 心変わりは 憎くても 逢えばおまえが 離せまい 俺の負けだよ 戻っておくれ 明日に咲こうと ささやきかける 花はあじさい おとこの泪 夢で抱きしめ 名を呼べば 枕つめたい ひとり寝の 夜半の箱根の 湖畔を走る 雨の糸さえ みれんを束ね 窓にあじさい おんなの泪 花で日暮れた 湯の街の 朝は愁いの 始発駅 泣いて手をふる あの女よりも 逢えず別れる 男の胸の 辛らさ伝えよ あじさいの花 |
箱根のおんなあなたを捨てた 報いでしょうか 男にゃ泣いたと 風便り 白から赤へ 赤から青へ こころを変える あじさいの 花をみるたび おもいだす にくい 恋しい 箱根の女よ 届かぬ恋に 苦しむよりは 死んで解きたい 恋縛り 大湧谷の 煙りの中で 愛しさつのり 叫んでみた 俺のこころに いまもなお 住んではなれぬ 箱根の女よ みどりに晴れた 芦の湖さえも 噂をくれぬ きみのこと 尋ねる今日も 湯本に暮れて 滝音ばかり 塔の沢 ひとり別れの 酒くめば つらい 逢いたい 箱根の女よ | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | | あなたを捨てた 報いでしょうか 男にゃ泣いたと 風便り 白から赤へ 赤から青へ こころを変える あじさいの 花をみるたび おもいだす にくい 恋しい 箱根の女よ 届かぬ恋に 苦しむよりは 死んで解きたい 恋縛り 大湧谷の 煙りの中で 愛しさつのり 叫んでみた 俺のこころに いまもなお 住んではなれぬ 箱根の女よ みどりに晴れた 芦の湖さえも 噂をくれぬ きみのこと 尋ねる今日も 湯本に暮れて 滝音ばかり 塔の沢 ひとり別れの 酒くめば つらい 逢いたい 箱根の女よ |
漁歌俺が網を引くのはよ 可愛い女房と子供によ 腹一杯 飯を食わすためなんだよ 坊の岬に桃花咲く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ 俺が海で死んだらよ 可愛い女房と子供はよ どうして生きる 嵐にゃ負けるものかよ 夫婦鶯 裏山で鳴く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 沖は荒海 男の海よ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ | 北島三郎 | 山田孝雄 | 浜圭介 | | 俺が網を引くのはよ 可愛い女房と子供によ 腹一杯 飯を食わすためなんだよ 坊の岬に桃花咲く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ 俺が海で死んだらよ 可愛い女房と子供はよ どうして生きる 嵐にゃ負けるものかよ 夫婦鶯 裏山で鳴く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 沖は荒海 男の海よ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ |
舵奥歯かみしめ 男が耐える 苦労吹雪の荒れる海 負けてたまるか 沈んでなるか 広いこの世の 海原を 俺はこの手で 舵をとる 灯り色した 情けがあれば どんな闇夜も 恐くない つばさ可愛い お前はかもめ 惚れて運命を 託すなら 俺の大事な 舵になれ 明日の光を 追いかけながら 生きた数だけ でかくなれ 波よ吠えるな 吹雪よ泣くな 夢を積み荷の いのち船 俺はしっかり 舵をとる | 北島三郎 | 石本美由紀 | 原譲二 | | 奥歯かみしめ 男が耐える 苦労吹雪の荒れる海 負けてたまるか 沈んでなるか 広いこの世の 海原を 俺はこの手で 舵をとる 灯り色した 情けがあれば どんな闇夜も 恐くない つばさ可愛い お前はかもめ 惚れて運命を 託すなら 俺の大事な 舵になれ 明日の光を 追いかけながら 生きた数だけ でかくなれ 波よ吠えるな 吹雪よ泣くな 夢を積み荷の いのち船 俺はしっかり 舵をとる |
がまん坂俺がやらなきゃ 誰がやる 廻り道だぜ 風が吹く 傷つきながらも 後振り向かず 男なりゃこそ 辛くても 今に花咲く アーヨイショ がまん坂 辛い涙が 枯れたなら 嬉しい涙が 涌いてくる なぐさめ はげまし くじける心 叱りながらも この胸に 抱いて日暮れの アーヨイショ がまん坂 雨を降らした 雲が飛ぶ 花を散らした 風がゆく 破れて流れりゃ 男の負けさ 浮世七坂七曲 越えてゆきます アーヨイショ がまん坂 | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | | 俺がやらなきゃ 誰がやる 廻り道だぜ 風が吹く 傷つきながらも 後振り向かず 男なりゃこそ 辛くても 今に花咲く アーヨイショ がまん坂 辛い涙が 枯れたなら 嬉しい涙が 涌いてくる なぐさめ はげまし くじける心 叱りながらも この胸に 抱いて日暮れの アーヨイショ がまん坂 雨を降らした 雲が飛ぶ 花を散らした 風がゆく 破れて流れりゃ 男の負けさ 浮世七坂七曲 越えてゆきます アーヨイショ がまん坂 |
北の大地はるかなる 北の空 木霊(こだま)も叫ぶ エゾ松林 母の大地に 根を下ろし 雪を吸い みぞれを背負い この人生を アア……ア… 噛みしめる 鈴蘭よ ハマナスよ 出逢いの時を 信じて耐えた 愛がそのまゝ 花となる その姿 その凛々(りり)しさが 縛られた春の アア……ア… 扉を開ける ギラギラと 燃えながら 夕陽はうたう 大地の歌を 汗と涙を 分けあった 幾歳の 希望の道に おまえとおれの アア……ア… 星が降る | 北島三郎 | 星野哲郎 | 船村徹 | | はるかなる 北の空 木霊(こだま)も叫ぶ エゾ松林 母の大地に 根を下ろし 雪を吸い みぞれを背負い この人生を アア……ア… 噛みしめる 鈴蘭よ ハマナスよ 出逢いの時を 信じて耐えた 愛がそのまゝ 花となる その姿 その凛々(りり)しさが 縛られた春の アア……ア… 扉を開ける ギラギラと 燃えながら 夕陽はうたう 大地の歌を 汗と涙を 分けあった 幾歳の 希望の道に おまえとおれの アア……ア… 星が降る |
終着駅は始発駅背なかを合わせて あばよと言えば おまえの震えが 伝わるぜ 死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた 涙は頬を ぬらしても 終着駅は 始発駅 ふたりのしあわせ 祈っているよ ふり向かないで 行ってくれ ひとつの愛は 終ったけれど 明日がおまえを 待っている 終着駅は 始発駅 函館止まりの 連絡船は 青森行きの 船になる 希望を捨てるな 生きてるかぎり どこからだって 出直せる 終着駅は 始発駅 | 北島三郎 | 佐東ひどる・星野哲郎 | 中村千里 | | 背なかを合わせて あばよと言えば おまえの震えが 伝わるぜ 死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた 涙は頬を ぬらしても 終着駅は 始発駅 ふたりのしあわせ 祈っているよ ふり向かないで 行ってくれ ひとつの愛は 終ったけれど 明日がおまえを 待っている 終着駅は 始発駅 函館止まりの 連絡船は 青森行きの 船になる 希望を捨てるな 生きてるかぎり どこからだって 出直せる 終着駅は 始発駅 |
年輪雪の重さを 撥ねのけながら 背のびしたかろ 枝も葉も 山に若葉の 春がくりゃ よくぞ耐えたと 笑う風 苦労、年輪 樹は育つ みどり絶やさぬ お山の掟 守りつづけて 子や孫に 強く伸びろの 親ごころ 枝を切る木に 血が通う 苦労、年輪 樹は育つ いつか世に出て 大黒柱 夢のようだが 夢じゃない 願い重ねた 歳月に 熱い想いが 生きている 苦労、年輪 樹は育つ | 北島三郎 | 関根縋一・補作詞:石本美由起 | 原譲二 | | 雪の重さを 撥ねのけながら 背のびしたかろ 枝も葉も 山に若葉の 春がくりゃ よくぞ耐えたと 笑う風 苦労、年輪 樹は育つ みどり絶やさぬ お山の掟 守りつづけて 子や孫に 強く伸びろの 親ごころ 枝を切る木に 血が通う 苦労、年輪 樹は育つ いつか世に出て 大黒柱 夢のようだが 夢じゃない 願い重ねた 歳月に 熱い想いが 生きている 苦労、年輪 樹は育つ |
歩肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたたぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃ引かない 俺のみち | 北島三郎 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたたぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃ引かない 俺のみち |
やん衆挽歌海の碧さに 惚れ込みながら さびれ番屋で 風を待つ 吼える山背の うねりも消えて 沖は朝焼け ゴメが舞う 酒も男の 清め酒 北の船唄 やん衆挽歌 口紅も引かずに 働く女房 もんぺ姿で 網を刺す 腕の古傷を こらえて耐えて せめていい夢 見せたいものと 右へ左へ 舵をとる 北の船唄 やん衆挽歌 潮で揉まれた しわがれ顔が 海の男に よく似合う みぞれ混じりか 雲足はやい 地獄廻りの 船が出る ぐいと飲み干す 命酒 北の船唄 やん衆挽歌 | 北島三郎 | 新條カオル | 原譲二 | | 海の碧さに 惚れ込みながら さびれ番屋で 風を待つ 吼える山背の うねりも消えて 沖は朝焼け ゴメが舞う 酒も男の 清め酒 北の船唄 やん衆挽歌 口紅も引かずに 働く女房 もんぺ姿で 網を刺す 腕の古傷を こらえて耐えて せめていい夢 見せたいものと 右へ左へ 舵をとる 北の船唄 やん衆挽歌 潮で揉まれた しわがれ顔が 海の男に よく似合う みぞれ混じりか 雲足はやい 地獄廻りの 船が出る ぐいと飲み干す 命酒 北の船唄 やん衆挽歌 |
谷岩を噛む 川の流れを錦に染めて 山と山とを とり結ぶ 谷は男の 思いやり 立てた他人に 泣かされながら 沈む自分に 沈む自分に にが笑い 一粒の 雨が重なる小川の水も やがて大河と なることを 谷は知ってる 語らない 遠い雲間の 星空仰ぎ 明日の幸せ 明日の幸せ 祈りたい 守りたい 決めた道なら苦労は覚悟 今日は負けても 慌てるな 獅子の子供は 千仭の 谷に己の 未来をかけて 風の峠を 風の峠を 越えてゆく | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | | 岩を噛む 川の流れを錦に染めて 山と山とを とり結ぶ 谷は男の 思いやり 立てた他人に 泣かされながら 沈む自分に 沈む自分に にが笑い 一粒の 雨が重なる小川の水も やがて大河と なることを 谷は知ってる 語らない 遠い雲間の 星空仰ぎ 明日の幸せ 明日の幸せ 祈りたい 守りたい 決めた道なら苦労は覚悟 今日は負けても 慌てるな 獅子の子供は 千仭の 谷に己の 未来をかけて 風の峠を 風の峠を 越えてゆく |
根っこ咲いた花だけ 人は観て きれいな花だと もてはやす 花には枝あり 幹がある 目にこそ届かぬ その下に 忘れちゃならない 根っこの力 蔭で支えて 土ん中 上へ上へと 背のびすりゃ 嵐で根こそぎ 倒される 前、横、後ろに 気を配り 足げにされても 踏まれても 愚痴さえ言わずに 根っこは耐える 陽の目一生 見なくても 裸さらして 生きる木は 雷さんにも どやされる 涙は裂けても こぼさない 我慢を肥料に 今日もまた 生命を枯らさぬ 根っこがあるさ 明日にでっかい 花となる | 北島三郎 | 鈴木紀代 | 原譲二 | | 咲いた花だけ 人は観て きれいな花だと もてはやす 花には枝あり 幹がある 目にこそ届かぬ その下に 忘れちゃならない 根っこの力 蔭で支えて 土ん中 上へ上へと 背のびすりゃ 嵐で根こそぎ 倒される 前、横、後ろに 気を配り 足げにされても 踏まれても 愚痴さえ言わずに 根っこは耐える 陽の目一生 見なくても 裸さらして 生きる木は 雷さんにも どやされる 涙は裂けても こぼさない 我慢を肥料に 今日もまた 生命を枯らさぬ 根っこがあるさ 明日にでっかい 花となる |
峠ここでいいなら 頂上だけど 先を見上げりゃ まだ中半(なかば) 男なりゃこそ 他人(ひと)より重い 夢を背負って 登りたい 峠と言う名の 一生を 命綱より 離せぬものは 惚れたお前の 心杖 こんな男の 明日に賭けて 共に歩いて 呉れるのか 峠と言う名の 一生を 花と散るとき 男は見たい 生きた証の 足跡を 一歩一歩を 大地に刻み 天を目指して 登りたい 峠と言う名の 一生を | 北島三郎 | 木下龍太郎 | 原譲二 | | ここでいいなら 頂上だけど 先を見上げりゃ まだ中半(なかば) 男なりゃこそ 他人(ひと)より重い 夢を背負って 登りたい 峠と言う名の 一生を 命綱より 離せぬものは 惚れたお前の 心杖 こんな男の 明日に賭けて 共に歩いて 呉れるのか 峠と言う名の 一生を 花と散るとき 男は見たい 生きた証の 足跡を 一歩一歩を 大地に刻み 天を目指して 登りたい 峠と言う名の 一生を |