緑緑は地球を 守ってくれる 心のゆりかご 母さんだ 植えよう 小さな 苗木でも やがて緑の 森となり 泉や 川が 戻ってくるよ あふれる緑を 未来に贈ろう 緑が地球に生まれたころは 人間なんかは 居なかった 緑は地球の お父さん だけどとっても やさしくて 光りや 水を 守ってくれる 明るい緑を 次代に残そう 木の幹 木の枝 木の根っこにも 地球の命が 宿ってる 植えよう 幼い苗木でも やがて根を張り 天を突き とんぼや めだか 育ってくるよ 豊かな緑を 未来に贈ろう 豊かな緑を 未来に贈ろう | 北島三郎 | 羽生深雪・星野哲郎 | 原譲二 | 宮崎慎二 | 緑は地球を 守ってくれる 心のゆりかご 母さんだ 植えよう 小さな 苗木でも やがて緑の 森となり 泉や 川が 戻ってくるよ あふれる緑を 未来に贈ろう 緑が地球に生まれたころは 人間なんかは 居なかった 緑は地球の お父さん だけどとっても やさしくて 光りや 水を 守ってくれる 明るい緑を 次代に残そう 木の幹 木の枝 木の根っこにも 地球の命が 宿ってる 植えよう 幼い苗木でも やがて根を張り 天を突き とんぼや めだか 育ってくるよ 豊かな緑を 未来に贈ろう 豊かな緑を 未来に贈ろう |
港シャンソン赤いランタン 夜霧に濡れて ジャズがむせぶよ 埠頭(バンド)の風に 明日は出船だ 七つの海だ 別れ煙草が ほろにがい 泣いてくれるな 可愛い瞳よ どうせ船乗り 波風まかせ 明日はどこやら 鴎の仲間 青い海見て くらすのさ 暗い波止場に 今鳴るドラは どこの船やら 三本マスト せめて今宵は しみじみ酔おうか 海は涯ない 旅じゃもの | 北島三郎 | 内田つとむ | 上原げんと | 池多孝春 | 赤いランタン 夜霧に濡れて ジャズがむせぶよ 埠頭(バンド)の風に 明日は出船だ 七つの海だ 別れ煙草が ほろにがい 泣いてくれるな 可愛い瞳よ どうせ船乗り 波風まかせ 明日はどこやら 鴎の仲間 青い海見て くらすのさ 暗い波止場に 今鳴るドラは どこの船やら 三本マスト せめて今宵は しみじみ酔おうか 海は涯ない 旅じゃもの |
港春秋海は荒海 日本海 風は北風 シベリヤ生れ 面舵 取り舵 北前船の はらむ白帆が 目に浮かぶ ああ はるばると 海人たちの 夢を育てた 港春秋 月の砂丘に 咲く花は 知っているのか 古代のロマン 白兎の神話に のれんも更けて かわい人魚の 片えくぼ ああ 出船待つ 海人たちの 唄もはずむよ 港春秋 山は大山 愛の山 川は清流 千代川の みどりを透かした しぶきの中に おどる若鮎 さわやかに ああ 母となり 親父となって 命彩る 港春秋 | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | | 海は荒海 日本海 風は北風 シベリヤ生れ 面舵 取り舵 北前船の はらむ白帆が 目に浮かぶ ああ はるばると 海人たちの 夢を育てた 港春秋 月の砂丘に 咲く花は 知っているのか 古代のロマン 白兎の神話に のれんも更けて かわい人魚の 片えくぼ ああ 出船待つ 海人たちの 唄もはずむよ 港春秋 山は大山 愛の山 川は清流 千代川の みどりを透かした しぶきの中に おどる若鮎 さわやかに ああ 母となり 親父となって 命彩る 港春秋 |
港雪流れ星 北へ流れて またひとり おんなが泣いている 港酒場の グラスの酒は… みぞれまじりか おまえの涙 おもいだすのさ 日本海 あゝ 肩に雪が舞う 願い星 ひとつまたひとつ 逢いたいと 夜空にゆれながら 港酒場に 残したみれん… かくしきれない おとこの背中(せな)に 呼んでくれるな 港町 あゝ 海に雪が飛ぶ この命 渡る海峡 つらすぎる まつ毛に波しぶき 港酒場に 情けの糸が… 生きてゆくのさ 運命(さだめ)のままに 夢に転んで また起きる あゝ きょうも港雪 あゝ きょうも港雪 | 北島三郎 | 原譲二・中谷純平 | 原譲二 | 南郷達也 | 流れ星 北へ流れて またひとり おんなが泣いている 港酒場の グラスの酒は… みぞれまじりか おまえの涙 おもいだすのさ 日本海 あゝ 肩に雪が舞う 願い星 ひとつまたひとつ 逢いたいと 夜空にゆれながら 港酒場に 残したみれん… かくしきれない おとこの背中(せな)に 呼んでくれるな 港町 あゝ 海に雪が飛ぶ この命 渡る海峡 つらすぎる まつ毛に波しぶき 港酒場に 情けの糸が… 生きてゆくのさ 運命(さだめ)のままに 夢に転んで また起きる あゝ きょうも港雪 あゝ きょうも港雪 |
未練の波止場もしも私が 重荷になったらいいの 捨てても恨みはしない お願い お願い 連れて行ってよ この船で あゝ 霧が泣かせる 未練の波止場 たとえ港の花でも 女は女 嘘では泣いたりしない お願い お願い ひとりぼっちに させないで あゝ 風が泣かせる 未練の波止場 なんと云わりょと 私はあきらめ切れぬ あなたを離しはしない お願い お願い 船に乗せてよ 連れてって あゝ ドラが泣かせる 未練の波止場 | 北島三郎 | 松井由利夫 | 水時富士夫 | 池田孝 | もしも私が 重荷になったらいいの 捨てても恨みはしない お願い お願い 連れて行ってよ この船で あゝ 霧が泣かせる 未練の波止場 たとえ港の花でも 女は女 嘘では泣いたりしない お願い お願い ひとりぼっちに させないで あゝ 風が泣かせる 未練の波止場 なんと云わりょと 私はあきらめ切れぬ あなたを離しはしない お願い お願い 船に乗せてよ 連れてって あゝ ドラが泣かせる 未練の波止場 |
向かい風広い世間の 片隅で 日暮れに吹く風 向かい風 先の見えない 真っ暗闇で おまえと手さぐり 恐れずに あと少し もう少し 二人で開けよう 明日(あした)の扉 涙ふき合う いたわりが 勇気と希望(のぞみ)を 連れて来る いつも悪い日 ばかりじゃないさ 苦しい時こそ 上を向き あと少し もう少し 頑張りましょうよ 明日の為に その日その日を 大切に 心を合わせて 生きて行(ゆ)く 夢という名の 種まきましょう 春には芽を吹く 花も咲く あと少し もう少し 二人の笑顔が 明日を招く | 北島三郎 | 鈴木紀代 | 原譲二 | 南郷達也 | 広い世間の 片隅で 日暮れに吹く風 向かい風 先の見えない 真っ暗闇で おまえと手さぐり 恐れずに あと少し もう少し 二人で開けよう 明日(あした)の扉 涙ふき合う いたわりが 勇気と希望(のぞみ)を 連れて来る いつも悪い日 ばかりじゃないさ 苦しい時こそ 上を向き あと少し もう少し 頑張りましょうよ 明日の為に その日その日を 大切に 心を合わせて 生きて行(ゆ)く 夢という名の 種まきましょう 春には芽を吹く 花も咲く あと少し もう少し 二人の笑顔が 明日を招く |
昔も今も、この先も汗と涙は 手で拭(ぬぐ)い 越えてきたのさ 試練坂 明日(あす)へ踏み出す 旅だから 熱い思いを たぎらせて 悔いは残さず 生きて来た 変わる景色と 向かい風 やけに気になる 事ばかり どこがいいやら 悪いやら ままにならない 世の中に それも承知で 生きている 時代(とき)の流れと 厳しさに 耐えて来たから 今がある 夢や思いは この胸に 抱いて天命(さだめ)の これからを 強い心で 生きて行く | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | 南郷達也 | 汗と涙は 手で拭(ぬぐ)い 越えてきたのさ 試練坂 明日(あす)へ踏み出す 旅だから 熱い思いを たぎらせて 悔いは残さず 生きて来た 変わる景色と 向かい風 やけに気になる 事ばかり どこがいいやら 悪いやら ままにならない 世の中に それも承知で 生きている 時代(とき)の流れと 厳しさに 耐えて来たから 今がある 夢や思いは この胸に 抱いて天命(さだめ)の これからを 強い心で 生きて行く |
息子出てゆくおまえの その背に 遠い昔の 俺を見た 旅がしたけりゃ 行くがいい すり傷 切り傷 胸の傷 いっぱいつけて 大きくなれや 男になって 戻って来いや 惚れたらとことん やり通す それが生きると いうもんだ 夢はおまえの 青春さ 石でも球でも 木でもいい 命の通よう 仕事をしろよ 何もせずに わがまま言うな くじけたときには ふるさとの 海を思って がんばれよ 風に向かえば 波が立つ 横波縦波 地獄波 乗りこえながら つかんでおくれ おまえの明日は おれたちの希望 | 北島三郎 | 星野哲郎 | 船村徹 | | 出てゆくおまえの その背に 遠い昔の 俺を見た 旅がしたけりゃ 行くがいい すり傷 切り傷 胸の傷 いっぱいつけて 大きくなれや 男になって 戻って来いや 惚れたらとことん やり通す それが生きると いうもんだ 夢はおまえの 青春さ 石でも球でも 木でもいい 命の通よう 仕事をしろよ 何もせずに わがまま言うな くじけたときには ふるさとの 海を思って がんばれよ 風に向かえば 波が立つ 横波縦波 地獄波 乗りこえながら つかんでおくれ おまえの明日は おれたちの希望 |
無法一代・恋しぐれ祇園祭りの 太鼓がひびく あれは松五郎 あばれ打ち 撥(ばち)をしぼって 命をこめて 惚れた思いを 夜空に散らす 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ 酒も喧嘩も 半端(はんぱ)じゃないが 恋にゃどうにも 痩せがまん 車曳(ひ)く手に 涙か汗か もどり道ない 片恋月夜 夢だ夢だよ あのひとは 曳いちゃいけない 横車(よこぐるま) 生まれ小倉で 死ぬのも小倉 線香花火の この世なら 触れちゃならない 高嶺の百合を 守り通すが 運命(さだめ)ときめた 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ | 北島三郎 | 久仁京介 | 原譲二 | 鈴木操 | 祇園祭りの 太鼓がひびく あれは松五郎 あばれ打ち 撥(ばち)をしぼって 命をこめて 惚れた思いを 夜空に散らす 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ 酒も喧嘩も 半端(はんぱ)じゃないが 恋にゃどうにも 痩せがまん 車曳(ひ)く手に 涙か汗か もどり道ない 片恋月夜 夢だ夢だよ あのひとは 曳いちゃいけない 横車(よこぐるま) 生まれ小倉で 死ぬのも小倉 線香花火の この世なら 触れちゃならない 高嶺の百合を 守り通すが 運命(さだめ)ときめた 夢だ夢だよ あのひとは 無法一代 恋しぐれ |
無法松の一生小倉生れで 玄海育ち 口も荒いが 気も荒い 無法一代 涙を捨てて 度胸千両で 生きる身の 男一代 無法松 今宵冷たい 片割れ月に 見せた涙は 嘘じゃない 女嫌いの 男の胸に 秘める面影 誰が知る 男松五郎 何を泣く 泣くな嘆くな 男じゃないか どうせ実らぬ 恋じゃもの 愚痴や未練は 玄界灘に 捨てて太鼓の 乱れ打ち 夢も通えよ 女男波 | 北島三郎 | 吉野夫二郎 | 古賀政男 | 馬場良 | 小倉生れで 玄海育ち 口も荒いが 気も荒い 無法一代 涙を捨てて 度胸千両で 生きる身の 男一代 無法松 今宵冷たい 片割れ月に 見せた涙は 嘘じゃない 女嫌いの 男の胸に 秘める面影 誰が知る 男松五郎 何を泣く 泣くな嘆くな 男じゃないか どうせ実らぬ 恋じゃもの 愚痴や未練は 玄界灘に 捨てて太鼓の 乱れ打ち 夢も通えよ 女男波 |
名月赤城山男ごころに 男が惚れて 意気がとけ合う 赤城山 澄んだ夜空の まんまる月に 浮世横笛 誰が吹く 意地の筋金 度胸のよさも いつか落目の 三度笠 云われまいぞえ やくざの果てと さとるわらじに 散る落葉 渡る雁がね 乱れてないて 明日はいずこの ねぐらやら 心しみじみ 吹く横笛に またも騒ぐか 夜半(よわ)の風 | 北島三郎 | 矢島寵児 | 菊地博 | 池多孝春 | 男ごころに 男が惚れて 意気がとけ合う 赤城山 澄んだ夜空の まんまる月に 浮世横笛 誰が吹く 意地の筋金 度胸のよさも いつか落目の 三度笠 云われまいぞえ やくざの果てと さとるわらじに 散る落葉 渡る雁がね 乱れてないて 明日はいずこの ねぐらやら 心しみじみ 吹く横笛に またも騒ぐか 夜半(よわ)の風 |
明治一代女浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする 怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変る まして女は なおさらに 意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水のあわ 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師 | 北島三郎 | 藤田まさと | 大村能章 | 萩敏郎 | 浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする 怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変る まして女は なおさらに 意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水のあわ 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師 |
夫婦傘先に行くから 付いてきな そっと後(あと)から 見守って 黙った目元に 微笑みが 二人三脚 手を添えて こんな人生 夫婦傘 花もきれいな 垂(しだ)れ藤 それをお前と 比べたら もっと鮮やか 真心が 人を信じて 生きること 話し相手で いてくれな 長い道のり 御苦労と 何時(いつ)も感謝と 手を合わせ 伴(とも)にはげまし 優しさに 一つ喜び あったなら 悔いはないのさ 夫婦傘 | 北島三郎 | 倉内康平 | 陣内常代 | 夏木淳司 | 先に行くから 付いてきな そっと後(あと)から 見守って 黙った目元に 微笑みが 二人三脚 手を添えて こんな人生 夫婦傘 花もきれいな 垂(しだ)れ藤 それをお前と 比べたら もっと鮮やか 真心が 人を信じて 生きること 話し相手で いてくれな 長い道のり 御苦労と 何時(いつ)も感謝と 手を合わせ 伴(とも)にはげまし 優しさに 一つ喜び あったなら 悔いはないのさ 夫婦傘 |
夫婦絶唱俺がお前に 会った時 ころし文句を 云ったかい 云ったおぼえは ないけれど 聞いたふりして ついて来た ありがとう ありがとう お前 俺は離さない 今度生まれて きた時も やはりあなたの そばがいい もしも会えなきゃ どうしよう 子供みたいな 目ですがる ありがとう ありがとう お前 俺は離さない ひとりだったら 細い道 ふたり合わせりゃ 強くなる いつか咲かそう つらくとも それが夫婦の 愛の花 ありがとう ありがとう お前 俺は離さない | 北島三郎 | 関沢新一 | 中村典正 | | 俺がお前に 会った時 ころし文句を 云ったかい 云ったおぼえは ないけれど 聞いたふりして ついて来た ありがとう ありがとう お前 俺は離さない 今度生まれて きた時も やはりあなたの そばがいい もしも会えなきゃ どうしよう 子供みたいな 目ですがる ありがとう ありがとう お前 俺は離さない ひとりだったら 細い道 ふたり合わせりゃ 強くなる いつか咲かそう つらくとも それが夫婦の 愛の花 ありがとう ありがとう お前 俺は離さない |
約束の夏深い青空 真っ白な雲 無邪気に遊ぶ 裸足の季節 波しぶき 日焼け顔 麦わら帽子 駆けだして 戯れて 泥んこの夏 はにかみながら ゆびきりをして… 心に残る 淡い薫りは 陽炎ゆれる まぶしい季節 田んぼ道 山登り 蝉たちの歌 追いかけて 寝転んで 終わらない夏 夕やけ空に ゆびきりをして… 天の川 風ぐるま 線香花火 微笑んで 手を振った 約束の夏 それじゃまたねと ゆびきりをして… ゆびきりをして ゆびきりをして… | 北島三郎 | 大地土子 | 大地土子 | 宮崎慎二 | 深い青空 真っ白な雲 無邪気に遊ぶ 裸足の季節 波しぶき 日焼け顔 麦わら帽子 駆けだして 戯れて 泥んこの夏 はにかみながら ゆびきりをして… 心に残る 淡い薫りは 陽炎ゆれる まぶしい季節 田んぼ道 山登り 蝉たちの歌 追いかけて 寝転んで 終わらない夏 夕やけ空に ゆびきりをして… 天の川 風ぐるま 線香花火 微笑んで 手を振った 約束の夏 それじゃまたねと ゆびきりをして… ゆびきりをして ゆびきりをして… |
山流れる雲の 移り気よりも 動かぬ山の 雪化粧 ガンコ印の 野良着をまとい 生きる師匠(おやじ)の 横顔に おれは男の 山をみた おれもなりたい 山をみた けわしい山に 登ってみたい 自分の道を 極めたい それは男の 見果てぬ夢か 山に登れば その山の 山の向こうに 待っている 山の深さを 知るばかり 目先のことに うろちょろするな 昨日(きのう)と同じ 今日はない それが師匠(おやじ)の 口癖だった たった一度の 人生を 花にするのも がまんなら 山にするのも またがまん | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | 斉藤恒夫 | 流れる雲の 移り気よりも 動かぬ山の 雪化粧 ガンコ印の 野良着をまとい 生きる師匠(おやじ)の 横顔に おれは男の 山をみた おれもなりたい 山をみた けわしい山に 登ってみたい 自分の道を 極めたい それは男の 見果てぬ夢か 山に登れば その山の 山の向こうに 待っている 山の深さを 知るばかり 目先のことに うろちょろするな 昨日(きのう)と同じ 今日はない それが師匠(おやじ)の 口癖だった たった一度の 人生を 花にするのも がまんなら 山にするのも またがまん |
山・美しきふるさとの山は 忘れない いまも心に 生きている さみしい時は 輝く峰を 仰ぎ見て 大きな夢を 追いかけた 山よ いつでも ありがとう 堂々と 山は動かずに 雨や嵐に 耐えている 孤独な時は みどりの息吹 吸いながら 明日(あした)の希望(のぞみ) 追いかけた 山よ いつでも ありがとう 遥かなる 山は教えてる いつも未来の 道しるべ 迷った時は のびゆく尾根に 手を合わせ 信じた道を 追いかけた 山よ いつでも ありがとう | 北島三郎 | 関根和夫 | 叶弦大 | 丸山雅仁 | ふるさとの山は 忘れない いまも心に 生きている さみしい時は 輝く峰を 仰ぎ見て 大きな夢を 追いかけた 山よ いつでも ありがとう 堂々と 山は動かずに 雨や嵐に 耐えている 孤独な時は みどりの息吹 吸いながら 明日(あした)の希望(のぞみ) 追いかけた 山よ いつでも ありがとう 遥かなる 山は教えてる いつも未来の 道しるべ 迷った時は のびゆく尾根に 手を合わせ 信じた道を 追いかけた 山よ いつでも ありがとう |
やん衆酒場酒がにがいと 泣く女 酔っているのか なあお前 駄目じゃないかよ しっかりしろよ つらい涙はこの 海峡(かいきょう)の 潮の流れが 消してゆく 北のさい果て やん衆酒場 長い襟足 ほつれ髪 やるせないのか なあお前 やけはよしなよ馴れないことは 思い直して 身の上話 云えば悩みも 晴れよもの 北のさい果てやん衆酒場 今宵別れの 港町(みなとまち) 何も聞くまい なあお前 なまじ情はせつないばかり 濡れた瞳に 別れの風が 未練心(みれんごころ)を吹き流す 北のさい果てやん衆酒場 | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | | 酒がにがいと 泣く女 酔っているのか なあお前 駄目じゃないかよ しっかりしろよ つらい涙はこの 海峡(かいきょう)の 潮の流れが 消してゆく 北のさい果て やん衆酒場 長い襟足 ほつれ髪 やるせないのか なあお前 やけはよしなよ馴れないことは 思い直して 身の上話 云えば悩みも 晴れよもの 北のさい果てやん衆酒場 今宵別れの 港町(みなとまち) 何も聞くまい なあお前 なまじ情はせつないばかり 濡れた瞳に 別れの風が 未練心(みれんごころ)を吹き流す 北のさい果てやん衆酒場 |
やん衆挽歌海の碧さに 惚れ込みながら さびれ番屋で 風を待つ 吼える山背の うねりも消えて 沖は朝焼け ゴメが舞う 酒も男の 清め酒 北の船唄 やん衆挽歌 口紅も引かずに 働く女房 もんぺ姿で 網を刺す 腕の古傷を こらえて耐えて せめていい夢 見せたいものと 右へ左へ 舵をとる 北の船唄 やん衆挽歌 潮で揉まれた しわがれ顔が 海の男に よく似合う みぞれ混じりか 雲足はやい 地獄廻りの 船が出る ぐいと飲み干す 命酒 北の船唄 やん衆挽歌 | 北島三郎 | 新條カオル | 原譲二 | | 海の碧さに 惚れ込みながら さびれ番屋で 風を待つ 吼える山背の うねりも消えて 沖は朝焼け ゴメが舞う 酒も男の 清め酒 北の船唄 やん衆挽歌 口紅も引かずに 働く女房 もんぺ姿で 網を刺す 腕の古傷を こらえて耐えて せめていい夢 見せたいものと 右へ左へ 舵をとる 北の船唄 やん衆挽歌 潮で揉まれた しわがれ顔が 海の男に よく似合う みぞれ混じりか 雲足はやい 地獄廻りの 船が出る ぐいと飲み干す 命酒 北の船唄 やん衆挽歌 |
雄松伝怨みつらみは 仕事で返す それが誇りだ生き甲斐さ 幼なじみと 千代川の 水にもらった 真実一つ 抱いて男の 抱いて男の 旅を行く 誠つくせば 誠が返る お湯の吉岡 恋の宿 ままよ今夜は差されつ差しつ 賀露の海幸 肴に酔って かわいえくぼのかわいえくぼの 膝枕 波もみぞれも 砂には勝てぬ みたぞ勝負の 勘どころ 男一匹 砂丘を行けば 昨日失くした 希望がひとつ 赤い夕陽に 赤い夕陽に 燃えさかる | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | | 怨みつらみは 仕事で返す それが誇りだ生き甲斐さ 幼なじみと 千代川の 水にもらった 真実一つ 抱いて男の 抱いて男の 旅を行く 誠つくせば 誠が返る お湯の吉岡 恋の宿 ままよ今夜は差されつ差しつ 賀露の海幸 肴に酔って かわいえくぼのかわいえくぼの 膝枕 波もみぞれも 砂には勝てぬ みたぞ勝負の 勘どころ 男一匹 砂丘を行けば 昨日失くした 希望がひとつ 赤い夕陽に 赤い夕陽に 燃えさかる |
雪・哀歌くずれる肩に 雪が降る みぞれまじりの 冷たい 冷たい 雪が降る 偲ぶ想いに ふり返りゃ あと追いかけて くるように 雪が降る 涙の川に 雪が降る ひとりぼっちの 哀しい 哀しい 雪が降る やるせない身が つらすぎて 泣き泣き友の 名を呼べば 雪が降る 寒いこころに つき刺さる どこまで遠い まだ遠い 雪が降る | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | | くずれる肩に 雪が降る みぞれまじりの 冷たい 冷たい 雪が降る 偲ぶ想いに ふり返りゃ あと追いかけて くるように 雪が降る 涙の川に 雪が降る ひとりぼっちの 哀しい 哀しい 雪が降る やるせない身が つらすぎて 泣き泣き友の 名を呼べば 雪が降る 寒いこころに つき刺さる どこまで遠い まだ遠い 雪が降る |
湯島の白梅湯島通れば 思い出す お蔦主税の 心意気 知るや白梅 玉垣に のこる二人の 影法師 忘れられよか 筒井筒 岸の柳の 縁むすび かたい契りを 義理ゆえに 水に流すも 江戸育ち 青い瓦斯燈 境内を 出れば本郷 切通し あかぬ別れの 中空に 鐘は墨絵の 上野山 | 北島三郎 | 佐伯孝夫 | 清水保雄 | | 湯島通れば 思い出す お蔦主税の 心意気 知るや白梅 玉垣に のこる二人の 影法師 忘れられよか 筒井筒 岸の柳の 縁むすび かたい契りを 義理ゆえに 水に流すも 江戸育ち 青い瓦斯燈 境内を 出れば本郷 切通し あかぬ別れの 中空に 鐘は墨絵の 上野山 |
夢汗が涙に 変わるたび 奥歯かみしめ 生きてきた 人にすがれば 踏みつけられて 落ちてもがけば 泥ん中 せめて会いたい せめて会いたい 夢ひとつ 苦労重ねて 耐えきれず 捨てた自分に 腹が立つ どうせ一度の 人生だから 悔いを残すな 男なら 春を信じて 春を信じて 待つがいい 先の見えない 坂道を 上りつめれば なつかしい 今の俺には 悲しい時も 命あずけた 奴がいて きっと笑える きっと笑える 明日が来る | 北島三郎 | 沢村友美也・原譲二 | 原譲二 | 蔦将包 | 汗が涙に 変わるたび 奥歯かみしめ 生きてきた 人にすがれば 踏みつけられて 落ちてもがけば 泥ん中 せめて会いたい せめて会いたい 夢ひとつ 苦労重ねて 耐えきれず 捨てた自分に 腹が立つ どうせ一度の 人生だから 悔いを残すな 男なら 春を信じて 春を信じて 待つがいい 先の見えない 坂道を 上りつめれば なつかしい 今の俺には 悲しい時も 命あずけた 奴がいて きっと笑える きっと笑える 明日が来る |
夢街道汗と涙で 鍛えた身体 何があっても くじけはしない 耐えた 耐えた 耐えた証の 花が咲く 向かい風なら まともに受けて 行(ゆ)くさ男の 夢街道 続くこの先 段だら坂を 回り道でも 焦らず進め 雲が 雲が 雲が乱れる 荒れ模様 雨に変われば 濡れるもいいさ 行(ゆ)くさ男の 夢街道 厚い情けに 涙が落ちて 人の優しさ 知らされました 星が 星が 星が明日の 道標(みちしるべ) 夢が誠に 輝くまでは 行(ゆ)くさ男の 夢街道 | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | 遠山敦 | 汗と涙で 鍛えた身体 何があっても くじけはしない 耐えた 耐えた 耐えた証の 花が咲く 向かい風なら まともに受けて 行(ゆ)くさ男の 夢街道 続くこの先 段だら坂を 回り道でも 焦らず進め 雲が 雲が 雲が乱れる 荒れ模様 雨に変われば 濡れるもいいさ 行(ゆ)くさ男の 夢街道 厚い情けに 涙が落ちて 人の優しさ 知らされました 星が 星が 星が明日の 道標(みちしるべ) 夢が誠に 輝くまでは 行(ゆ)くさ男の 夢街道 |
夢恋あかりお前が支えて くれるから 迷わずにこの道を 歩いてゆける ないないづくしで やせた頬 表通りに さす薄日 ついてついて来てくれ 夢恋あかり 夢追い続けて 越えて来た 遠廻り焦るなと 諭してくれた くよくよしてたら 泣きを見る たてた誓いの 約束は 耐えて耐えて男の 夢恋あかり 微笑み優しさ いやされて 真心を大切に 命がたぎる ぼちぼち行くのさ この先も お前頼りの この俺さ 明日を明日を信じた 夢恋あかり | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | 前田俊明 | お前が支えて くれるから 迷わずにこの道を 歩いてゆける ないないづくしで やせた頬 表通りに さす薄日 ついてついて来てくれ 夢恋あかり 夢追い続けて 越えて来た 遠廻り焦るなと 諭してくれた くよくよしてたら 泣きを見る たてた誓いの 約束は 耐えて耐えて男の 夢恋あかり 微笑み優しさ いやされて 真心を大切に 命がたぎる ぼちぼち行くのさ この先も お前頼りの この俺さ 明日を明日を信じた 夢恋あかり |
夢千里泥によごれた 雑草も 雪に踏まれりゃ 辛かろう 耐えて根を張り 意地を張り 明日(あした)を信じ 生きている これが人生 夢千里 花を咲かせた 人もいる 咲かずじまいの 春もある くやし涙は この胸に 焦(あせ)らず急(せ)かず 堂々と これが人生 夢千里 天の試練に 負けたなら 落ちた涙も 無駄になる 燃える実力(ちから)が ある限り 大志(のぞみ)や道は 開かれる これが人生 夢千里 | 北島三郎 | 仁井谷俊也 | 原譲二 | 南郷達也 | 泥によごれた 雑草も 雪に踏まれりゃ 辛かろう 耐えて根を張り 意地を張り 明日(あした)を信じ 生きている これが人生 夢千里 花を咲かせた 人もいる 咲かずじまいの 春もある くやし涙は この胸に 焦(あせ)らず急(せ)かず 堂々と これが人生 夢千里 天の試練に 負けたなら 落ちた涙も 無駄になる 燃える実力(ちから)が ある限り 大志(のぞみ)や道は 開かれる これが人生 夢千里 |
夢人(Na Na Na…) 花は咲き誇り 鳥は歌いだす 心の景色は いつでも燦々と 誰かに出逢い 時が恋しくて 石ころ一つ数え 夢を見る 笑って 参ろうか 明日も会える 笑って 参ろうか 元気が元気が宝物 風が吹いてきて 雲が轟いて 心はどしゃ降り それでも堂々と 見上げてごらん 強く朗らかに 時々涙ほろり 噛み締める 笑って 参ろうか 明日は晴れる 笑って 参ろうか 元気が元気が宝物 人から人へ 夢は続いてる 笑顔が触れ合うたび 輝いて 笑って 参ろうか 明日も会える 笑って 参ろうか 明日は晴れる 笑って 参ろうか 元気が元気が宝物 元気が元気が宝物 | 北島三郎 | 大地土子 | 大地土子 | 宮崎慎二 | (Na Na Na…) 花は咲き誇り 鳥は歌いだす 心の景色は いつでも燦々と 誰かに出逢い 時が恋しくて 石ころ一つ数え 夢を見る 笑って 参ろうか 明日も会える 笑って 参ろうか 元気が元気が宝物 風が吹いてきて 雲が轟いて 心はどしゃ降り それでも堂々と 見上げてごらん 強く朗らかに 時々涙ほろり 噛み締める 笑って 参ろうか 明日は晴れる 笑って 参ろうか 元気が元気が宝物 人から人へ 夢は続いてる 笑顔が触れ合うたび 輝いて 笑って 参ろうか 明日も会える 笑って 参ろうか 明日は晴れる 笑って 参ろうか 元気が元気が宝物 元気が元気が宝物 |
夢港一(いち)を忘れて 四の五の云うな この船まともにゃ 港に着かぬ 利口(りこう)ぶっても 始まらぬ 急(せ)くな焦(あせ)るな 出過ぎるな 世話になります このひと言(こと)が 大事なんだよ ヨーソロ 夢港 波にもらった 命の重さ 薬(くすり)と思うにゃ 時間がかかる 一(ひと)ツ辛抱 できたなら 二(ふた)ツ我慢が できる筈 みんな自分の 未来(あした)のためさ いまは修行の ヨーソロ 夢港 右と左へ 別れたまんま 近頃(ちかごろ)気になる あいつの噂 いいさいいのさ 今はまだ 見よう見真似(みまね)で 舵を取る 勝った負けたは それから先さ 渡る海峡 ヨーソロ 夢港 | 北島三郎 | 志賀大介 | 原譲二 | 南郷達也 | 一(いち)を忘れて 四の五の云うな この船まともにゃ 港に着かぬ 利口(りこう)ぶっても 始まらぬ 急(せ)くな焦(あせ)るな 出過ぎるな 世話になります このひと言(こと)が 大事なんだよ ヨーソロ 夢港 波にもらった 命の重さ 薬(くすり)と思うにゃ 時間がかかる 一(ひと)ツ辛抱 できたなら 二(ふた)ツ我慢が できる筈 みんな自分の 未来(あした)のためさ いまは修行の ヨーソロ 夢港 右と左へ 別れたまんま 近頃(ちかごろ)気になる あいつの噂 いいさいいのさ 今はまだ 見よう見真似(みまね)で 舵を取る 勝った負けたは それから先さ 渡る海峡 ヨーソロ 夢港 |
湯本ブルース生まれる前の ふたりはひとり そんな気がする あなたの胸に 抱かれて滝の 音を聞く 箱根の夜は ワインのように 甘く冷たく 女を酔わす 湯本と書いた 蛇の目の傘が 忍び痩せした 女をかくす 三枚橋は恋の橋 つらいだろうが たびたびきてと 誘うあなたも 過去あるお方 すてたら死ぬと 女が泣けば 椿に宿る 昨夕の露も ほろりと落ちる 別れ宿 湯本の駅は 日暮れが華で 朝は女の 涙が匂う | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | | 生まれる前の ふたりはひとり そんな気がする あなたの胸に 抱かれて滝の 音を聞く 箱根の夜は ワインのように 甘く冷たく 女を酔わす 湯本と書いた 蛇の目の傘が 忍び痩せした 女をかくす 三枚橋は恋の橋 つらいだろうが たびたびきてと 誘うあなたも 過去あるお方 すてたら死ぬと 女が泣けば 椿に宿る 昨夕の露も ほろりと落ちる 別れ宿 湯本の駅は 日暮れが華で 朝は女の 涙が匂う |
夜明けの詩気取っちゃみても しょうがない 死ぬときゃ誰も 裸じゃないか ないない尽くしと 笑われて 耐えて来たのさ 頑張りながら 昨日 無くした 小ちゃな夢も 百の中には 必ずあるさ 何処かで誰か 泣いてたら 知らぬふりして 置いては行けぬ 他人に優しさ 伝えたい 変わる世間を 確かめながら いつも守って くれてるあいつ そんなお前は 俺いらの宝 廻り道でも 焦らずに 厚い情けは 忘れちゃならぬ 言わず 語らず それも良し たてた誓いは やるしかないさ 描いた自分の 筋書き通り 進む男の 夜明けの詩さ | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | 南郷達也 | 気取っちゃみても しょうがない 死ぬときゃ誰も 裸じゃないか ないない尽くしと 笑われて 耐えて来たのさ 頑張りながら 昨日 無くした 小ちゃな夢も 百の中には 必ずあるさ 何処かで誰か 泣いてたら 知らぬふりして 置いては行けぬ 他人に優しさ 伝えたい 変わる世間を 確かめながら いつも守って くれてるあいつ そんなお前は 俺いらの宝 廻り道でも 焦らずに 厚い情けは 忘れちゃならぬ 言わず 語らず それも良し たてた誓いは やるしかないさ 描いた自分の 筋書き通り 進む男の 夜明けの詩さ |
夜汽車すがるお前を 叱りつけ 無理やり乗せた 終列車 迎えに行くから 故郷の空で 身体を治して 待つがいい ああ夜汽車よ急げ! 泣き濡れた顔を見るのがつらいからつらいから ごめんごめんな その肩に 苦労の荷物が 重すぎた 親御に逢ったら 伝えておくれ 俺が一言 詫びてたと ああ夜汽車よ急げ! 振り向かずこころ休まるその町へその町へ 窓に頬寄せ 眠ったか 汽笛も遠い 終列車 出世したなら 大手を振って お前を貰いに きっと行く ああ夜汽車よ急げ! 少しでも早くその日が来るように来るように | 北島三郎 | 木下龍太郎 | 原譲二 | | すがるお前を 叱りつけ 無理やり乗せた 終列車 迎えに行くから 故郷の空で 身体を治して 待つがいい ああ夜汽車よ急げ! 泣き濡れた顔を見るのがつらいからつらいから ごめんごめんな その肩に 苦労の荷物が 重すぎた 親御に逢ったら 伝えておくれ 俺が一言 詫びてたと ああ夜汽車よ急げ! 振り向かずこころ休まるその町へその町へ 窓に頬寄せ 眠ったか 汽笛も遠い 終列車 出世したなら 大手を振って お前を貰いに きっと行く ああ夜汽車よ急げ! 少しでも早くその日が来るように来るように |
横浜恋あかり青いガス灯 夜霧にうるむ こころも霧につつまれる 噂たよりに訪ねた街は あのひと空似の元町あたり ああヨコハマ 横浜の灯りは恋 恋 恋あかり 遠くきらめく東京湾の 見おろすあかり円海山よ 胸ですまぬと詫びてる女に 逢えそな気がする伊勢佐木町は ああヨコハマ 横浜の灯りは恋 恋 恋あかり 昔なじみの情緒が残る 酒場の隅であおる酒 時の流れを戻して追えば おもかげいとしい本牧通り ああヨコハマ 横浜の灯りは恋 恋 恋あかり | 北島三郎 | 寺沢三千男 | 島津伸男 | | 青いガス灯 夜霧にうるむ こころも霧につつまれる 噂たよりに訪ねた街は あのひと空似の元町あたり ああヨコハマ 横浜の灯りは恋 恋 恋あかり 遠くきらめく東京湾の 見おろすあかり円海山よ 胸ですまぬと詫びてる女に 逢えそな気がする伊勢佐木町は ああヨコハマ 横浜の灯りは恋 恋 恋あかり 昔なじみの情緒が残る 酒場の隅であおる酒 時の流れを戻して追えば おもかげいとしい本牧通り ああヨコハマ 横浜の灯りは恋 恋 恋あかり |
横浜の女惚れていながら 惚れていながら十三年も まわり道した 恋だった 北は函館 南は薩摩 噂を追いかけ ヨコハマの 港へもどって きたんだよ おれにかくれて おれにかくれて 病気の母に 君はつくして くれたとか 苦労させたね 博多の頃は ひとことお礼が いいたくて 訪ねてきたぜ 伊勢佐木町へ ひとり暮らしが ひとり暮らしが 淋しいならば 俺に償い させてくれ 里にあずけた 子供を呼んで 潮風あかるい ヨコハマで 三人一緒で 暮らそうじゃないか | 北島三郎 | 星野哲郎 | 島津伸男 | | 惚れていながら 惚れていながら十三年も まわり道した 恋だった 北は函館 南は薩摩 噂を追いかけ ヨコハマの 港へもどって きたんだよ おれにかくれて おれにかくれて 病気の母に 君はつくして くれたとか 苦労させたね 博多の頃は ひとことお礼が いいたくて 訪ねてきたぜ 伊勢佐木町へ ひとり暮らしが ひとり暮らしが 淋しいならば 俺に償い させてくれ 里にあずけた 子供を呼んで 潮風あかるい ヨコハマで 三人一緒で 暮らそうじゃないか |
与作与作は木をきる ヘイヘイホー ヘイヘイホー こだまは かえるよ ヘイヘイホー ヘイヘイホー 女房ははたを織る トントントン トントントン 気だてのいい嫁だよ トントントン トントントン 与作 与作 もう日が暮れる 与作 与作 女房が呼んでいる ホーホー ホーホー 藁ぶき屋根には ヘイヘイホー ヘイヘイホー 星くずが 降るよ ヘイヘイホー ヘイヘイホー 女房は藁を打つ トントントン トントントン 働きものだよ トントントン トントントン 与作 与作 もう夜が明ける 与作 与作 お山が呼んでいる ホーホー ホーホー | 北島三郎 | 七沢公典 | 七沢公典 | | 与作は木をきる ヘイヘイホー ヘイヘイホー こだまは かえるよ ヘイヘイホー ヘイヘイホー 女房ははたを織る トントントン トントントン 気だてのいい嫁だよ トントントン トントントン 与作 与作 もう日が暮れる 与作 与作 女房が呼んでいる ホーホー ホーホー 藁ぶき屋根には ヘイヘイホー ヘイヘイホー 星くずが 降るよ ヘイヘイホー ヘイヘイホー 女房は藁を打つ トントントン トントントン 働きものだよ トントントン トントントン 与作 与作 もう夜が明ける 与作 与作 お山が呼んでいる ホーホー ホーホー |
夜半の風おまえと最後に 別れたあの日 涙まじりの 茶碗酒(ちゃわんざけ) そしてひと夏 過ぎた秋 おまえ今頃 どこにいるのやら 窓を叩(たた)いた 夜半(よわ)の風 あぁ 今一度 逢いたいなぁ 揃(そろ)いの浴衣(ゆかた)で 歩いた浜辺 よせて返した 波の音 細い肩先 あの笑顔 おまえ一人で 泣いていないかと 沖の霧笛(むてき)に 夜半の風 あぁ 今一度 逢いたいなぁ 粉雪(こなゆき)舞い散る この身が寒い 酒を呑(の)む手が ふと止まる いつも支えて くれたやつ おまえいたから 耐えてこれたのさ 想い振り向きゃ 夜半の風 あぁ 今一度 逢いたいなぁ | 北島三郎 | 下地亜記子 | 原譲二 | 南郷達也 | おまえと最後に 別れたあの日 涙まじりの 茶碗酒(ちゃわんざけ) そしてひと夏 過ぎた秋 おまえ今頃 どこにいるのやら 窓を叩(たた)いた 夜半(よわ)の風 あぁ 今一度 逢いたいなぁ 揃(そろ)いの浴衣(ゆかた)で 歩いた浜辺 よせて返した 波の音 細い肩先 あの笑顔 おまえ一人で 泣いていないかと 沖の霧笛(むてき)に 夜半の風 あぁ 今一度 逢いたいなぁ 粉雪(こなゆき)舞い散る この身が寒い 酒を呑(の)む手が ふと止まる いつも支えて くれたやつ おまえいたから 耐えてこれたのさ 想い振り向きゃ 夜半の風 あぁ 今一度 逢いたいなぁ |
漁歌俺が網を引くのはよ 可愛い女房と子供によ 腹一杯 飯を食わすためなんだよ 坊の岬に桃花咲く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ 俺が海で死んだらよ 可愛い女房と子供はよ どうして生きる 嵐にゃ負けるものかよ 夫婦鶯 裏山で鳴く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 沖は荒海 男の海よ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ | 北島三郎 | 山田孝雄 | 浜圭介 | | 俺が網を引くのはよ 可愛い女房と子供によ 腹一杯 飯を食わすためなんだよ 坊の岬に桃花咲く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ 俺が海で死んだらよ 可愛い女房と子供はよ どうして生きる 嵐にゃ負けるものかよ 夫婦鶯 裏山で鳴く頃 今年も鰹が 鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 沖は荒海 男の海よ はまらんかい きばらんかい 東支那海は 男の海よ |
流転男命を みすじの糸に かけて三七 二十一目くずれ 浮世かるたの 浮世かるたの 浮沈み どうせ一度は あの世とやらへ 落ちて流れて 行く身じゃないか 鳴くな夜明の 鳴くな夜明の 渡り鳥 意地は男よ 情は女子(おなご) ままになるなら 男を捨てて 俺も生きたや 俺も生きたや 恋のため | 北島三郎 | 藤田まさと | 阿部武雄 | | 男命を みすじの糸に かけて三七 二十一目くずれ 浮世かるたの 浮世かるたの 浮沈み どうせ一度は あの世とやらへ 落ちて流れて 行く身じゃないか 鳴くな夜明の 鳴くな夜明の 渡り鳥 意地は男よ 情は女子(おなご) ままになるなら 男を捨てて 俺も生きたや 俺も生きたや 恋のため |
流転笠故郷(くに)を追われた 赤城を追われた 上州鴉 明日のねぐらは ないものを アー 寒いな 背中に空ッ風 破れ合羽の 破れ合羽の 追われ旅 なまじ未練に 見返える 峠時(とうげじ) 月さえうるむ 声にならない ひとり言 アー いつかは 落葉の露か 泣くな運命(さだめ)の 泣くな運命(さだめ)の 無宿旅 みぞれまじりか 草鞋(わらじ)冷たい コハセが痛い 抱いた長脇差(ながどす) また重い アー いつまで この身は遠い 男 忠治の 男 忠治の 流転笠 | 北島三郎 | 原譲二 | 原譲二 | 鈴木操 | 故郷(くに)を追われた 赤城を追われた 上州鴉 明日のねぐらは ないものを アー 寒いな 背中に空ッ風 破れ合羽の 破れ合羽の 追われ旅 なまじ未練に 見返える 峠時(とうげじ) 月さえうるむ 声にならない ひとり言 アー いつかは 落葉の露か 泣くな運命(さだめ)の 泣くな運命(さだめ)の 無宿旅 みぞれまじりか 草鞋(わらじ)冷たい コハセが痛い 抱いた長脇差(ながどす) また重い アー いつまで この身は遠い 男 忠治の 男 忠治の 流転笠 |
令和音頭ハァー 昇る太陽 燦々(さんさん)と 変わる時代の 幕が開く 何があっても いつだって どんとそびえる 富士の山 みんな揃って 晴れやかに 日本全国 令和音頭(れいわおんど) ハァー 花も咲きます 鳥も鳴く 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう) 賑(にぎ)やかに 夢は見るもの 掴(つか)むもの 先を急ぐな 慌(あわ)てるな みんな揃って 軽やかに 日本全国 令和音頭 ハァー 家族仲良く 助け合い 暮らす幸せ 朗(ほが)らかに 泣く日笑う日 分け合って 生きて行(ゆ)くんだ いつの世も みんな揃って 手をにぎり 日本全国 令和音頭 ハァー 過ぎた月日は 忘れない 心寄せ合い 和(なご)やかに 昭和 平成 令和へと 続く世代に つなぐ夢 みんな揃って この先も 日本全国 令和音頭 令和音頭 | 北島三郎 | 麻こよみ | 原譲二 | 南郷達也 | ハァー 昇る太陽 燦々(さんさん)と 変わる時代の 幕が開く 何があっても いつだって どんとそびえる 富士の山 みんな揃って 晴れやかに 日本全国 令和音頭(れいわおんど) ハァー 花も咲きます 鳥も鳴く 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう) 賑(にぎ)やかに 夢は見るもの 掴(つか)むもの 先を急ぐな 慌(あわ)てるな みんな揃って 軽やかに 日本全国 令和音頭 ハァー 家族仲良く 助け合い 暮らす幸せ 朗(ほが)らかに 泣く日笑う日 分け合って 生きて行(ゆ)くんだ いつの世も みんな揃って 手をにぎり 日本全国 令和音頭 ハァー 過ぎた月日は 忘れない 心寄せ合い 和(なご)やかに 昭和 平成 令和へと 続く世代に つなぐ夢 みんな揃って この先も 日本全国 令和音頭 令和音頭 |
浪曲太鼓なにがなにして なんとやら 唄の文句じゃ ないけれど 男一匹 この身体 何処で咲こうと 散ろうとも なんのこの世に 未練はないが 故郷(くに)に残した お袋にゃ 苦労 苦労のかけ通し“おっ母さーん” 馬鹿なせがれが 詫びている なにがなにして なんとやら いろはかるたじゃ ないけれど 二度と戻らぬ 人生を 我身一人の為にだけ 歩く男に なりたくないさ 影を叱って 越えてゆく 無情 無情の泪坂“おっ母さーん” 負けはしないさ 俺はやる なにがなにして なんとやら 浪花節では ないけれど 一度決めたら やり通す たとえ世間が 変われども 涙なんかは だらしがないぜ 弱音はいてちゃ 生きられぬ 我慢 我慢さ夢じゃない“おっ母さーん” 今に花咲く 春が来る | 北島三郎 | 原譲二・哲郎 | 原譲二 | | なにがなにして なんとやら 唄の文句じゃ ないけれど 男一匹 この身体 何処で咲こうと 散ろうとも なんのこの世に 未練はないが 故郷(くに)に残した お袋にゃ 苦労 苦労のかけ通し“おっ母さーん” 馬鹿なせがれが 詫びている なにがなにして なんとやら いろはかるたじゃ ないけれど 二度と戻らぬ 人生を 我身一人の為にだけ 歩く男に なりたくないさ 影を叱って 越えてゆく 無情 無情の泪坂“おっ母さーん” 負けはしないさ 俺はやる なにがなにして なんとやら 浪花節では ないけれど 一度決めたら やり通す たとえ世間が 変われども 涙なんかは だらしがないぜ 弱音はいてちゃ 生きられぬ 我慢 我慢さ夢じゃない“おっ母さーん” 今に花咲く 春が来る |
浪人独り旅蒼い風が 吹いていた 白い雲が 呼んでいる 噂尋ねて 来た町は 真赤な渦が 捲いていた 前触れなしに 来る男 浪人ひとり 旅を行く 峠に花が 咲いていた 知らない国が 見えて来た 草笛捨てた 岐れ道 陽かげの道標(しるべ)が 気にかかる 昨日と明日の ない男 浪人ひとり 旅を行く 宿場通れば 灯がともる ねぐら定めぬ 気まま者 朱鞘(あかざや)だけが 知っている 今宵の酒の ほろ苦さ 月影踏んで 来る男 浪人ひとり 旅を行く | 北島三郎 | 結束信二 | 阿部皓哉 | | 蒼い風が 吹いていた 白い雲が 呼んでいる 噂尋ねて 来た町は 真赤な渦が 捲いていた 前触れなしに 来る男 浪人ひとり 旅を行く 峠に花が 咲いていた 知らない国が 見えて来た 草笛捨てた 岐れ道 陽かげの道標(しるべ)が 気にかかる 昨日と明日の ない男 浪人ひとり 旅を行く 宿場通れば 灯がともる ねぐら定めぬ 気まま者 朱鞘(あかざや)だけが 知っている 今宵の酒の ほろ苦さ 月影踏んで 来る男 浪人ひとり 旅を行く |
浪人まかり通るいらぬお世話さ どっちへ行こと 天下御免の 浪人ひとり でかい青空 背中にしょって 曲がり道でも 待ったはかけぬ まかり通るぞ まかり通るぞ まっすぐに 野暮のやの字は 言いっこなしよ どうせ気ままな 浪人ひとり 酒は何より 男のくすり たとえ明日が 嵐になろと 酔えば借りたい 酔えば借りたい ひざまくら 腕は冴えても 着たきり雀 風にひょうひょう 浪人ひとり 筋が通らにゃ 素通り出来ぬ 見たきゃとっくり おがむがいいぜ 強い男が 強い男が さあ行くぞ | 北島三郎 | 結束信二 | 阿部皓哉 | | いらぬお世話さ どっちへ行こと 天下御免の 浪人ひとり でかい青空 背中にしょって 曲がり道でも 待ったはかけぬ まかり通るぞ まかり通るぞ まっすぐに 野暮のやの字は 言いっこなしよ どうせ気ままな 浪人ひとり 酒は何より 男のくすり たとえ明日が 嵐になろと 酔えば借りたい 酔えば借りたい ひざまくら 腕は冴えても 着たきり雀 風にひょうひょう 浪人ひとり 筋が通らにゃ 素通り出来ぬ 見たきゃとっくり おがむがいいぜ 強い男が 強い男が さあ行くぞ |
路地の雨傘を差し出す おまえの涙が 俺の肩先 ポツリと濡らす 惚れていりゃこそ 連れてはいけぬ ばかな男の 強がりを 泣いてうらむか 泣いてうらむか 路地の雨 何も言うなよ わかっているのさ あの日互いに 預けた心 戻れないのさ どうにもならぬ めぐり逢わせの 不幸せ 肩につめたい 肩につめたい 路地の雨 熱い情けに 芯から泣ける なんでおまえを 忘れるものか せめて幸せ 背中で祈り 想い断ち切る 女傘 闇に糸ひく 闇に糸ひく 路地の雨 | 北島三郎 | たかたかし | 原譲二 | 蔦将包 | 傘を差し出す おまえの涙が 俺の肩先 ポツリと濡らす 惚れていりゃこそ 連れてはいけぬ ばかな男の 強がりを 泣いてうらむか 泣いてうらむか 路地の雨 何も言うなよ わかっているのさ あの日互いに 預けた心 戻れないのさ どうにもならぬ めぐり逢わせの 不幸せ 肩につめたい 肩につめたい 路地の雨 熱い情けに 芯から泣ける なんでおまえを 忘れるものか せめて幸せ 背中で祈り 想い断ち切る 女傘 闇に糸ひく 闇に糸ひく 路地の雨 |
和辛い時にも 逃げてはならぬ どんとぶつかれ 花も咲く 若い涙は 人生の いつか宝の 山となる 踏まれても 踏まれても せめて持ちたい 和の心 男度胸で 貫くからは 衿を正して 前に出ろ 八方やぶれの 世間でも 曲げちゃならない 人の道 泣くじゃない 泣くじゃない 強く生きたい 和の心 愚痴の一つも 言いたいけれど 言えば負けるさ 世の中に 人と云う字を 見るがいい ともに支えて 耐えている 明日がある 明日がある だから我慢の 和の心 | 北島三郎 | 沢村友美也 | 原譲二 | 鈴木操 | 辛い時にも 逃げてはならぬ どんとぶつかれ 花も咲く 若い涙は 人生の いつか宝の 山となる 踏まれても 踏まれても せめて持ちたい 和の心 男度胸で 貫くからは 衿を正して 前に出ろ 八方やぶれの 世間でも 曲げちゃならない 人の道 泣くじゃない 泣くじゃない 強く生きたい 和の心 愚痴の一つも 言いたいけれど 言えば負けるさ 世の中に 人と云う字を 見るがいい ともに支えて 耐えている 明日がある 明日がある だから我慢の 和の心 |
若かりし母の歌旅から帰る 父を待ち 夜なべに励む 女でした 子供は早く 寝なさいと 頭をなでながら うたってくれた まだ若かりし あの母の歌 夜汽車で帰る 父のため 寝酒をつける 女でした 父ちゃんだけで ごめんねと 子供の前でも のろけてみせる まだ若かりし あの母の声 便りもくれぬ 父のため 陰膳よそう 女でした 夕飯どきが くるたびに 時計を見上げては ためいきついた まだ若かりし あの母の瞳よ | 北島三郎 | 星野哲郎 | 船村徹 | | 旅から帰る 父を待ち 夜なべに励む 女でした 子供は早く 寝なさいと 頭をなでながら うたってくれた まだ若かりし あの母の歌 夜汽車で帰る 父のため 寝酒をつける 女でした 父ちゃんだけで ごめんねと 子供の前でも のろけてみせる まだ若かりし あの母の声 便りもくれぬ 父のため 陰膳よそう 女でした 夕飯どきが くるたびに 時計を見上げては ためいきついた まだ若かりし あの母の瞳よ |
別れの一本杉泣けた 泣けた こらえきれずに 泣けたっけ あの娘(こ)と別れた 哀(かな)しさに 山のかけすも 啼(な)いていた 一本杉の 石の地蔵さんのよ 村はずれ 遠い 遠い 想い出しても 遠い空 必ず東京へ ついたなら 便りおくれと 云った娘(ひと) りんごのような 赤い頬っぺたのよ あの泪 呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にも行かずに この俺の 帰りひたすら 待っている あの娘(こ)はいくつ とうに二十(はたち)はヨー 過ぎたろに | 北島三郎 | 高野公男 | 船村徹 | 春見俊介 | 泣けた 泣けた こらえきれずに 泣けたっけ あの娘(こ)と別れた 哀(かな)しさに 山のかけすも 啼(な)いていた 一本杉の 石の地蔵さんのよ 村はずれ 遠い 遠い 想い出しても 遠い空 必ず東京へ ついたなら 便りおくれと 云った娘(ひと) りんごのような 赤い頬っぺたのよ あの泪 呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にも行かずに この俺の 帰りひたすら 待っている あの娘(こ)はいくつ とうに二十(はたち)はヨー 過ぎたろに |
別れのブルース窓を開ければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える 夜風 汐風 恋風のせて 今日の出船(でふね)は どこへ行く むせぶ心よ はかない恋よ 踊るブルースの 切(せつ)なさよ 腕にいかりの いれずみほって やくざに強い マドロスの 御国言葉(おくにことば)は 違っていても 恋には弱い すすり泣き 二度と逢えない 心と心 踊るブルースの 切なさよ | 北島三郎 | 藤浦洸 | 服部良一 | 池多孝春 | 窓を開ければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える 夜風 汐風 恋風のせて 今日の出船(でふね)は どこへ行く むせぶ心よ はかない恋よ 踊るブルースの 切(せつ)なさよ 腕にいかりの いれずみほって やくざに強い マドロスの 御国言葉(おくにことば)は 違っていても 恋には弱い すすり泣き 二度と逢えない 心と心 踊るブルースの 切なさよ |
別れ船名残りつきない はてしない 別れ出船の かねがなる 思いなおして あきらめて 夢は潮路に 捨ててゆく さようならよの 一言は 男なりゃこそ 強く云う 肩を叩いて ニッコリと 泣くのじゃないよは 胸のうち 望み遙かな 波の背に 誓う心も 君ゆえさ せめて時節の 来るまでは 故郷で便りを 待つがよい | 北島三郎 | 清水みのる | 倉若晴生 | | 名残りつきない はてしない 別れ出船の かねがなる 思いなおして あきらめて 夢は潮路に 捨ててゆく さようならよの 一言は 男なりゃこそ 強く云う 肩を叩いて ニッコリと 泣くのじゃないよは 胸のうち 望み遙かな 波の背に 誓う心も 君ゆえさ せめて時節の 来るまでは 故郷で便りを 待つがよい |
轍(わだち)あの頃は その日その日を 生きることに 夢中で ふり返る 暇もなかった いつの間にか 通りすぎた 長い道のり 深くえぐれた 轍は もがき苦しんだ 日々の足跡 あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり 訳もなく 心傷つけ 去って行った 人たち ふるさとの 母を嘆かせ 風のように 通りすぎた 長い歳月 曲がりくねった 轍は 迷い流された 日々の思い出 あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり 命あるかぎり | 北島三郎 | 星野哲郎 | 原譲二 | 川村栄二 | あの頃は その日その日を 生きることに 夢中で ふり返る 暇もなかった いつの間にか 通りすぎた 長い道のり 深くえぐれた 轍は もがき苦しんだ 日々の足跡 あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり 訳もなく 心傷つけ 去って行った 人たち ふるさとの 母を嘆かせ 風のように 通りすぎた 長い歳月 曲がりくねった 轍は 迷い流された 日々の思い出 あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり 命あるかぎり |