比叡の雪紅葉(もみじ)の匂い嗅(か)ぎつけて 木枯らしが吠えながら 比良(ひら)から駆けてくる 恋に背(そむ)かれ夢を裂(さ)かれて さ迷う比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る 指輪の傷跡いたわれば なぜ涙止まらない 大原三千院 帰る場所(ところ)も陽だまりもない さすらう比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る 彩(いろど)る横川(よかわ)の夕暮れに 琵琶湖(びわ)越(ご)えの北風(かぜ)が吹き 煙雨(えんざめ)凍らせる こんなわたしは忘れていいわ さ迷う比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る | 香西かおり | 秋浩二 | 聖川湧 | | 紅葉(もみじ)の匂い嗅(か)ぎつけて 木枯らしが吠えながら 比良(ひら)から駆けてくる 恋に背(そむ)かれ夢を裂(さ)かれて さ迷う比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る 指輪の傷跡いたわれば なぜ涙止まらない 大原三千院 帰る場所(ところ)も陽だまりもない さすらう比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る 彩(いろど)る横川(よかわ)の夕暮れに 琵琶湖(びわ)越(ご)えの北風(かぜ)が吹き 煙雨(えんざめ)凍らせる こんなわたしは忘れていいわ さ迷う比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る |
愛舞メラメラと吐息乱れて絡(から)み合う かがり火がゆらゆら揺れて燃えてます 好きだからあなたのことが好きだから 嬉しさに涙が頬を伝います ああーもっと言葉なんかはいらない ああーあなたこのまま逃げないで こころゆくまでおんな 愛欲(あい)に溺れておんな 愛されずにいられない 舞い上がれ命終わってしまうまで 何度も喜びにふるえ声挙げる 満月の光を乳房(むね)に受けながら まどろみにあなたと越える一里塚 ああーもっと変わらぬ愛に蕩(とろ)けて ああーわたしこのまますがりつく 朝が来るまでおんな 夜が来るまでおんな 愛されずにいられない ああーもっと言葉なんかはいらない ああーあなたこのまま逃げないで こころゆくまでおんな 愛欲(あい)に溺れておんな 愛されずにいられない | 香西かおり | 秋浩二 | 三木たかし | | メラメラと吐息乱れて絡(から)み合う かがり火がゆらゆら揺れて燃えてます 好きだからあなたのことが好きだから 嬉しさに涙が頬を伝います ああーもっと言葉なんかはいらない ああーあなたこのまま逃げないで こころゆくまでおんな 愛欲(あい)に溺れておんな 愛されずにいられない 舞い上がれ命終わってしまうまで 何度も喜びにふるえ声挙げる 満月の光を乳房(むね)に受けながら まどろみにあなたと越える一里塚 ああーもっと変わらぬ愛に蕩(とろ)けて ああーわたしこのまますがりつく 朝が来るまでおんな 夜が来るまでおんな 愛されずにいられない ああーもっと言葉なんかはいらない ああーあなたこのまま逃げないで こころゆくまでおんな 愛欲(あい)に溺れておんな 愛されずにいられない |
情炎ずぶ濡れ着物を引き摺(ず)って 越えて行きます伊豆の山 たどりたどり着きたい 茨(いばら)に傷つき転げても 好きですわたし死ぬほどに あなたの胸で躰(み)を燃やす 桜の花散る段葛(だんかずら) 春を映して燦燦(さんさん)と 想い出せば泣けます 寄り添い眠ったあの夜よ あなたを偲び由比ヶ浜 波音だけがやるせない 忘れることなど出来ないわ 滲(にじ)むあなたのくちづけを 胸にそっと抱きしめ 枕を濡らして焦がれ泣く 好きですわたし死ぬほどに あなたの胸で甘えたい | 香西かおり | 秋浩二 | 聖川湧 | | ずぶ濡れ着物を引き摺(ず)って 越えて行きます伊豆の山 たどりたどり着きたい 茨(いばら)に傷つき転げても 好きですわたし死ぬほどに あなたの胸で躰(み)を燃やす 桜の花散る段葛(だんかずら) 春を映して燦燦(さんさん)と 想い出せば泣けます 寄り添い眠ったあの夜よ あなたを偲び由比ヶ浜 波音だけがやるせない 忘れることなど出来ないわ 滲(にじ)むあなたのくちづけを 胸にそっと抱きしめ 枕を濡らして焦がれ泣く 好きですわたし死ぬほどに あなたの胸で甘えたい |
冬の蜂あなたを刺して死んでやるわと 泣いた夜もある 他の男に抱かれてやると 家を飛び出た日もあった あれは昔の幻(ゆめ)ですか 熱い情念(おもい)を胸に秘め 指を噛むわたしは冬の蜂 あなたのことしか愛せないから いつも側にいた 気絶するほど薔薇の香りを むさぼりながら甘えてた あれは返らぬ嘘ですか ぼたぼた雪の屋根裏で 春を待つわたしは冬の蜂 あれは昔の幻(ゆめ)ですか 熱い情念(おもい)を胸に秘め あなたを待つわたしは冬の蜂 | 香西かおり | 秋浩二 | 叶弦大 | | あなたを刺して死んでやるわと 泣いた夜もある 他の男に抱かれてやると 家を飛び出た日もあった あれは昔の幻(ゆめ)ですか 熱い情念(おもい)を胸に秘め 指を噛むわたしは冬の蜂 あなたのことしか愛せないから いつも側にいた 気絶するほど薔薇の香りを むさぼりながら甘えてた あれは返らぬ嘘ですか ぼたぼた雪の屋根裏で 春を待つわたしは冬の蜂 あれは昔の幻(ゆめ)ですか 熱い情念(おもい)を胸に秘め あなたを待つわたしは冬の蜂 |
斑鳩の鐘黄昏色に染めあげて 秋が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます 静寂(しずか)に眠る秋篠で あのひと好きと泣きじゃくる つのる想いの 露時雨(つゆしぐれ) 悲しく響く鐘の音 恋歌(うた)がきらめく万葉の 涙堪(こら)えて見上げる見上げる空に 囁きながら飛ぶ鳥が あの人好きと鳴く枝に 雪がほんのり 薄化粧 飛火野(とびひの)ゆけばなごり雪 春が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます せつなさ忍び咲く桜(はな)よ あのひとここで会えるよな そんな気がする 古都の暮れ | 香西かおり | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | | 黄昏色に染めあげて 秋が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます 静寂(しずか)に眠る秋篠で あのひと好きと泣きじゃくる つのる想いの 露時雨(つゆしぐれ) 悲しく響く鐘の音 恋歌(うた)がきらめく万葉の 涙堪(こら)えて見上げる見上げる空に 囁きながら飛ぶ鳥が あの人好きと鳴く枝に 雪がほんのり 薄化粧 飛火野(とびひの)ゆけばなごり雪 春が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます せつなさ忍び咲く桜(はな)よ あのひとここで会えるよな そんな気がする 古都の暮れ |
京都つれづれ春は午後(ひる) ほのかに薫(かおる) 山里(やまざと)の坂路(さか) 櫻(はな)びら吹雪く雨あがり 東の天(そら)に丸い月 涙で霞(かす)む 嵐山 夏は夜 コンチキチンと祇園囃子(ぎおんばやし)が 四条河原(しじょうがわら)にとどろけば 祭りが引いて夜が更ける 窓辺に見える流れ星 秋は夕暮(くれ) 紅く色づくカエデの参道(みち)を 靴音ひそめ辿りゆく あのひと恋しい嵯峨野にて 木漏(こも)れ陽淋しくほほ濡らす 冬は朝 冷たい雨が霙(みぞれ)に変わり 砂盛り淡く雪化粧 水面(みのも)にひとひら寒椿 あなたが恋しい銀閣寺 | 香西かおり | 秋浩二 | 三木たかし | | 春は午後(ひる) ほのかに薫(かおる) 山里(やまざと)の坂路(さか) 櫻(はな)びら吹雪く雨あがり 東の天(そら)に丸い月 涙で霞(かす)む 嵐山 夏は夜 コンチキチンと祇園囃子(ぎおんばやし)が 四条河原(しじょうがわら)にとどろけば 祭りが引いて夜が更ける 窓辺に見える流れ星 秋は夕暮(くれ) 紅く色づくカエデの参道(みち)を 靴音ひそめ辿りゆく あのひと恋しい嵯峨野にて 木漏(こも)れ陽淋しくほほ濡らす 冬は朝 冷たい雨が霙(みぞれ)に変わり 砂盛り淡く雪化粧 水面(みのも)にひとひら寒椿 あなたが恋しい銀閣寺 |
秋田長持唄蝶(ちょう)よナーヨー 花よとヨー 育てた娘(むすめ) 今日はナーヨー他人のヨー オヤ 手に渡すナーエー 故郷(こきょう)ナーヨー 恋しとヨー 想うな娘 故郷ナーヨー当座(とうざ)のヨー オヤ 仮(かり)の宿(やど)ナーエー | 香西かおり | 日本民謡 | 日本民謡 | | 蝶(ちょう)よナーヨー 花よとヨー 育てた娘(むすめ) 今日はナーヨー他人のヨー オヤ 手に渡すナーエー 故郷(こきょう)ナーヨー 恋しとヨー 想うな娘 故郷ナーヨー当座(とうざ)のヨー オヤ 仮(かり)の宿(やど)ナーエー |
捨てられた猫のように止まない雨 窓が泣いている ひとりの夜は 長い沈黙 淋しすぎて テレビをつけても 余計 自分がみじめになるの 捨てられた猫は 鳴きもせず 街を彷徨って あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず どこか 身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ 鳴らないベル 電話の近くで なつかしい声 今も 待ってる 人は 誰も 恋が終わる時 自分 一人が不幸と思う 捨てられた猫は 悔いもなく そこを 旅立って あぁ 捨てられた猫は 悔いもなく すべて 忘れて 新しい恋人の きっと 夢を見る 捨てられた猫は 鳴きもせず 街を彷徨って あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず どこか 身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ | 香西かおり | 秋元康 | 後藤次利 | 川村栄二 | 止まない雨 窓が泣いている ひとりの夜は 長い沈黙 淋しすぎて テレビをつけても 余計 自分がみじめになるの 捨てられた猫は 鳴きもせず 街を彷徨って あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず どこか 身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ 鳴らないベル 電話の近くで なつかしい声 今も 待ってる 人は 誰も 恋が終わる時 自分 一人が不幸と思う 捨てられた猫は 悔いもなく そこを 旅立って あぁ 捨てられた猫は 悔いもなく すべて 忘れて 新しい恋人の きっと 夢を見る 捨てられた猫は 鳴きもせず 街を彷徨って あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず どこか 身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ |
ごむたいな昨日の夢は月のように 夜が明ければ 消える 残った愛しさは いつになれば 消える 女の想いは 燃え尽きるまで いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな 心の中は月も見えず 深い闇だけ 続く 信じたその道は 愛の崖に続く 女の一途は 命 賭けるほど 生きる意味がないわ ねえ 私 二度と 愛せないならば 生きる意味がないわ 明日から あなたなしは ごむたいな いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな ごむたいな | 香西かおり | 秋元康 | 後藤次利 | 川村栄二 | 昨日の夢は月のように 夜が明ければ 消える 残った愛しさは いつになれば 消える 女の想いは 燃え尽きるまで いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな 心の中は月も見えず 深い闇だけ 続く 信じたその道は 愛の崖に続く 女の一途は 命 賭けるほど 生きる意味がないわ ねえ 私 二度と 愛せないならば 生きる意味がないわ 明日から あなたなしは ごむたいな いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな ごむたいな |
静の舞舞が終われば出てゆくあなた 二度と戻らぬひとになる わたしひとりじゃ寂しすぎるわ ついてゆきます吉野山 峰の白雪踏み分けて 泣いて別れた蔵王堂 都離れてあなたはひとり 無事を祈って待ってます 静の温もり届いてますか すがりつきたいこんな夜は 逢いにゆきたい北上へ 添えぬ運命が胸焦がす 石の階段這(は)いずりながら 吐息(いき)を殺してすすり泣く 朱(あか)く火がつく鞍馬(くらま)の空に 袖を返して舞扇 見せてあげますもう一度 鼓・今様・白拍子(しらびょうし) | 香西かおり | 秋浩二 | 叶弦大 | 前田俊明 | 舞が終われば出てゆくあなた 二度と戻らぬひとになる わたしひとりじゃ寂しすぎるわ ついてゆきます吉野山 峰の白雪踏み分けて 泣いて別れた蔵王堂 都離れてあなたはひとり 無事を祈って待ってます 静の温もり届いてますか すがりつきたいこんな夜は 逢いにゆきたい北上へ 添えぬ運命が胸焦がす 石の階段這(は)いずりながら 吐息(いき)を殺してすすり泣く 朱(あか)く火がつく鞍馬(くらま)の空に 袖を返して舞扇 見せてあげますもう一度 鼓・今様・白拍子(しらびょうし) |
宇治川哀歌遣り水さらさら蛍が飛び交う 闇を走ってあなたに会いに行く これが最後ですあなたに抱かれたら 何処かへわたしは消えてゆきます 風が冷たくなりました もうすぐ秋ですね 話しかけてもきっとあなたは 何も変わらない 白い単衣の帯紐しめて 明朝はたちます 霧の中 辛いわこの恋ふたりのひとを 愛するなんてわたしには出来ません 心魅かれても辿れぬ愛(ゆめ)だから 今からわたしはさよならします 恋は宇治川に流されて もうすぐ冬ですね 水の瀬音に耳を澄ませば 涙溢れます 過ぎた想い出捲り捲って 夢が散ります 隠れ里 恋は宇治川に流されて もうすぐ冬ですね 空を見上げりゃ雲が乱れて 胸が騒ぎます あなた恋しいあなた恋しい つのる心に 雪が舞う | 香西かおり | 秋浩二 | 杉本真人 | 前田俊明 | 遣り水さらさら蛍が飛び交う 闇を走ってあなたに会いに行く これが最後ですあなたに抱かれたら 何処かへわたしは消えてゆきます 風が冷たくなりました もうすぐ秋ですね 話しかけてもきっとあなたは 何も変わらない 白い単衣の帯紐しめて 明朝はたちます 霧の中 辛いわこの恋ふたりのひとを 愛するなんてわたしには出来ません 心魅かれても辿れぬ愛(ゆめ)だから 今からわたしはさよならします 恋は宇治川に流されて もうすぐ冬ですね 水の瀬音に耳を澄ませば 涙溢れます 過ぎた想い出捲り捲って 夢が散ります 隠れ里 恋は宇治川に流されて もうすぐ冬ですね 空を見上げりゃ雲が乱れて 胸が騒ぎます あなた恋しいあなた恋しい つのる心に 雪が舞う |
夢追い舟春を探して 貴方と二人 寒い世間を 越えてゆく 涙ホロホロ 夢追い舟よ 木の葉みたいな 運命にゆれて 明日(あした)は流れて 何処へ着く 道を一筋 違えただけで 変わる憂き世の 裏表 情けしみじみ 夢追い舟よ 浮くも沈むも 貴男とならば 苦労も嬉しい 私です 雨のすだれを くぐって行けば いつか陽の差す 明日(あす)がある あなた命の 夢追い舟よ 離さないでね 絆の糸を 貴方が私の 恋みなと | 香西かおり | 里村龍一 | 聖川湧 | 馬場良 | 春を探して 貴方と二人 寒い世間を 越えてゆく 涙ホロホロ 夢追い舟よ 木の葉みたいな 運命にゆれて 明日(あした)は流れて 何処へ着く 道を一筋 違えただけで 変わる憂き世の 裏表 情けしみじみ 夢追い舟よ 浮くも沈むも 貴男とならば 苦労も嬉しい 私です 雨のすだれを くぐって行けば いつか陽の差す 明日(あす)がある あなた命の 夢追い舟よ 離さないでね 絆の糸を 貴方が私の 恋みなと |
恋待ち人小雨に濡れてる盛り場は 恋待ち人の とまり木か 今夜もいいこと ありそうで 夢を拾いに とんで来る ちょっとくどいて くどかれて あとは お酒に 酔いたいね 好きと言えなきゃ 抱けばいい あなたの女(おんな)に して欲しい 誰かが唄う 流行歌(はやりうた) 恋待ち人の ものがたり 別れた彼の やさしさを 想い出したら 泣けてきた むかし話は 飲みほして ふらりはしごと しゃれたいね 夜はかけあし 急ぎあし あなたに寄りそい 雨の中 ちょっとくどいて くどかれて あとは お酒に 酔いたいね 好きと言えなきゃ 抱けばいい あなたの女(おんな)に して欲しい | 香西かおり | 水木れいじ | 曽根幸明 | 竜崎孝路 | 小雨に濡れてる盛り場は 恋待ち人の とまり木か 今夜もいいこと ありそうで 夢を拾いに とんで来る ちょっとくどいて くどかれて あとは お酒に 酔いたいね 好きと言えなきゃ 抱けばいい あなたの女(おんな)に して欲しい 誰かが唄う 流行歌(はやりうた) 恋待ち人の ものがたり 別れた彼の やさしさを 想い出したら 泣けてきた むかし話は 飲みほして ふらりはしごと しゃれたいね 夜はかけあし 急ぎあし あなたに寄りそい 雨の中 ちょっとくどいて くどかれて あとは お酒に 酔いたいね 好きと言えなきゃ 抱けばいい あなたの女(おんな)に して欲しい |
恋の奴隷あなたと逢った その日から 恋の奴隷に なりました あなたの膝に からみつく 子犬のように だからいつも そばにおいてね 邪魔しないから 悪い時は どうぞぶってね あなた好みの あなた好みの 女になりたい あなたを知った その日から 恋の奴隷に なりました 右と言われりゃ 右むいて とても幸せ 影のように ついてゆくわ 気にしないでね 好きな時に 思い出してね あなた好みの あなた好みの 女になりたい あなただけに 言われたいの 可愛い奴と 好きなように 私をかえて あなた好みの あなた好みの 女になりたい | 香西かおり | なかにし礼 | 鈴木邦彦 | 薗広昭 | あなたと逢った その日から 恋の奴隷に なりました あなたの膝に からみつく 子犬のように だからいつも そばにおいてね 邪魔しないから 悪い時は どうぞぶってね あなた好みの あなた好みの 女になりたい あなたを知った その日から 恋の奴隷に なりました 右と言われりゃ 右むいて とても幸せ 影のように ついてゆくわ 気にしないでね 好きな時に 思い出してね あなた好みの あなた好みの 女になりたい あなただけに 言われたいの 可愛い奴と 好きなように 私をかえて あなた好みの あなた好みの 女になりたい |
夢吹雪純(うぶ)な女は 可愛いけれど 純じゃ渡れぬ 橋がある 憂き世裏街 泣かせ川 意地も張ります 生きるため 私あなたの 女です 口はたてまえ 涙が本音 渡る世間の 露しぐれ 明日(あす)は流れて 花になれ 雲の切れ間の 青空に 夢を追いたい 女です ほほを寄せ合い 根雪に埋れ 春を待ってる 遅ざくら 人の命の うつし絵か 弱い心を かばい合い 夢を抱いてる 女です | 香西かおり | 里村龍一 | 聖川湧 | 馬場良 | 純(うぶ)な女は 可愛いけれど 純じゃ渡れぬ 橋がある 憂き世裏街 泣かせ川 意地も張ります 生きるため 私あなたの 女です 口はたてまえ 涙が本音 渡る世間の 露しぐれ 明日(あす)は流れて 花になれ 雲の切れ間の 青空に 夢を追いたい 女です ほほを寄せ合い 根雪に埋れ 春を待ってる 遅ざくら 人の命の うつし絵か 弱い心を かばい合い 夢を抱いてる 女です |
小夜しぐれぽつり灯(とも)った 路地あかり 傘を持つ手に ひとしずく あなた恋しや 恋しやあなた 朝な夕なに 面影しのぶ 待って待って 待ってやつれて待ちわびて 胸に降る降る 小夜しぐれ 袖にかくした 涙つぶ どこに捨てたら いいのやら 恋は哀しや 哀しや恋は 見せてくれない 優しい夢は 酔って酔って 酔ってこがれて酔いしれて 胸に降る降る 小夜しぐれ ひとり枕の 寒い夜は もしやもしやの 風の音 命せつなや せつなや命 せめて届けて ぬくもりひとつ 泣いて泣いて 泣いて忍(しの)んで泣き濡れて 胸に降る降る 小夜しぐれ | 香西かおり | 下地亜記子 | 岸本健介 | 南郷達也 | ぽつり灯(とも)った 路地あかり 傘を持つ手に ひとしずく あなた恋しや 恋しやあなた 朝な夕なに 面影しのぶ 待って待って 待ってやつれて待ちわびて 胸に降る降る 小夜しぐれ 袖にかくした 涙つぶ どこに捨てたら いいのやら 恋は哀しや 哀しや恋は 見せてくれない 優しい夢は 酔って酔って 酔ってこがれて酔いしれて 胸に降る降る 小夜しぐれ ひとり枕の 寒い夜は もしやもしやの 風の音 命せつなや せつなや命 せめて届けて ぬくもりひとつ 泣いて泣いて 泣いて忍(しの)んで泣き濡れて 胸に降る降る 小夜しぐれ |
恋慕川泣いてすがった この手をほどき あなたは淋しく 背を向けた 愛しても 愛しても 死ぬほど愛しても ふたりじゃ乗れない さだめ川 夜に流れる あゝ恋慕川 情け枕に ひとすじ残る あなたの髪さえ 愛しい もう一度 もう一度 お願いもう一度 やさしく私を 抱きしめて 涙渦巻く あゝ恋慕川 めぐり逢う日は かなわぬ夢ね 明日につなげる 橋もない 別れても 別れても このまま別れても ほくろの数まで 忘れない 未練波立つ あゝ恋慕川 | 香西かおり | 高橋直人 | あらい玉英 | 馬場良 | 泣いてすがった この手をほどき あなたは淋しく 背を向けた 愛しても 愛しても 死ぬほど愛しても ふたりじゃ乗れない さだめ川 夜に流れる あゝ恋慕川 情け枕に ひとすじ残る あなたの髪さえ 愛しい もう一度 もう一度 お願いもう一度 やさしく私を 抱きしめて 涙渦巻く あゝ恋慕川 めぐり逢う日は かなわぬ夢ね 明日につなげる 橋もない 別れても 別れても このまま別れても ほくろの数まで 忘れない 未練波立つ あゝ恋慕川 |
恋紅葉つのる想いが今日も 日暮れて消えて 水に流した 夢いくつ あなた迎えに来てよ 恋に生きても明日(あす)がない この私 赤く燃えて風に舞う 恋紅葉 銀の指輪をふたり 揃いでつけた あの日が悲しい くすり指 あなた迎えに来てよ 落ちる涙は 未練です 辛いけど 忘れられずすがりつく 恋紅葉 雲と旅ゆく川の 流れ藻(も)さえも いつか岸辺に 宿るのに あなた迎えに来てよ 待てばこの身も渡良瀬の 秋の中 あなただけに身を焦がす 恋紅葉 | 香西かおり | 里村龍一 | 聖川湧 | 馬場良 | つのる想いが今日も 日暮れて消えて 水に流した 夢いくつ あなた迎えに来てよ 恋に生きても明日(あす)がない この私 赤く燃えて風に舞う 恋紅葉 銀の指輪をふたり 揃いでつけた あの日が悲しい くすり指 あなた迎えに来てよ 落ちる涙は 未練です 辛いけど 忘れられずすがりつく 恋紅葉 雲と旅ゆく川の 流れ藻(も)さえも いつか岸辺に 宿るのに あなた迎えに来てよ 待てばこの身も渡良瀬の 秋の中 あなただけに身を焦がす 恋紅葉 |
夢一夜素肌に片袖通しただけで 色とりどりに脱ぎ散らかした 床にひろがる絹の海 着てゆく服がまだ決まらない いらだたしさに唇かんで 私ほんのり涙ぐむ 貴方に逢う日のときめきは あこがれよりも苦しみめいて あ…夢一夜 一夜限りに咲く花のよう匂い立つ 恋するなんて無駄なことだと 例えば人に言ってはみても 貴方の誘い拒めない 最後の仕上げに手鏡見れば 明かりの下で笑ったはずが 影を集める泣きぼくろ 貴方に逢う日のときめきは 喜びよりもせつなさばかり あ…夢一夜 一夜限りと言いきかせては紅をひく 貴方を愛したはかなさで 私はひとつ大人になった あ…夢一夜 一夜限りで醒めてく夢に身をまかす | 香西かおり | 阿木燿子 | 南こうせつ | 薗広昭 | 素肌に片袖通しただけで 色とりどりに脱ぎ散らかした 床にひろがる絹の海 着てゆく服がまだ決まらない いらだたしさに唇かんで 私ほんのり涙ぐむ 貴方に逢う日のときめきは あこがれよりも苦しみめいて あ…夢一夜 一夜限りに咲く花のよう匂い立つ 恋するなんて無駄なことだと 例えば人に言ってはみても 貴方の誘い拒めない 最後の仕上げに手鏡見れば 明かりの下で笑ったはずが 影を集める泣きぼくろ 貴方に逢う日のときめきは 喜びよりもせつなさばかり あ…夢一夜 一夜限りと言いきかせては紅をひく 貴方を愛したはかなさで 私はひとつ大人になった あ…夢一夜 一夜限りで醒めてく夢に身をまかす |
夢をかざって困らせないでよもうこれ以上 痩せてしまうわ惚れてる限り 夢を夢を夢を飾って生きてく為に あなた一途に信じてる 裏切らないで裏切らないで わたしの恋を あなたが笑ったその横顔を 見れば心の傷みも解ける 夢を夢を夢を飾って一人で泣いた 涙いちりん口紅の色 みんな消えますみんな消えます 重ねた肌に こうなる筈ではなかったけれど これでいいのよ私のいのち 夢を夢を夢を飾って歩いてゆくわ 花はこぼれて散ろうとも 離れはしない離れはしない もうあなたから | 香西かおり | 里村龍一 | 猪俣公章 | 薗広昭 | 困らせないでよもうこれ以上 痩せてしまうわ惚れてる限り 夢を夢を夢を飾って生きてく為に あなた一途に信じてる 裏切らないで裏切らないで わたしの恋を あなたが笑ったその横顔を 見れば心の傷みも解ける 夢を夢を夢を飾って一人で泣いた 涙いちりん口紅の色 みんな消えますみんな消えます 重ねた肌に こうなる筈ではなかったけれど これでいいのよ私のいのち 夢を夢を夢を飾って歩いてゆくわ 花はこぼれて散ろうとも 離れはしない離れはしない もうあなたから |
みんな夢の中恋はみじかい夢のようなものだけど 女心は夢を見るのが好きなの 夢のくちづけ夢の涙 喜びも悲しみもみんな夢の中 やさしい言葉で夢がはじまったのね いとしい人を夢でつかまえたのね 身も心もあげてしまったけど なんで惜しかろどうせ夢だもの 冷たい言葉で暗くなった夢の中 みえない姿を追いかけてゆく私 泣かないでなげかないで 消えていった面影もみんな夢の中 | 香西かおり | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 薗広昭 | 恋はみじかい夢のようなものだけど 女心は夢を見るのが好きなの 夢のくちづけ夢の涙 喜びも悲しみもみんな夢の中 やさしい言葉で夢がはじまったのね いとしい人を夢でつかまえたのね 身も心もあげてしまったけど なんで惜しかろどうせ夢だもの 冷たい言葉で暗くなった夢の中 みえない姿を追いかけてゆく私 泣かないでなげかないで 消えていった面影もみんな夢の中 |
夢で逢えたら夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい あなたはわたしから 遠く離れているけど 逢いたくなったら まぶたをとじるの 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい うすむらさき色した 深い眠りに落ち込み わたしは駆け出して あなたを探してる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい 春風そよそよ 右のほほをなで あなたは私の もとへかけてくる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい 夢でもし 逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい | 香西かおり | 大瀧詠一 | 大瀧詠一 | 薗広昭 | 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい あなたはわたしから 遠く離れているけど 逢いたくなったら まぶたをとじるの 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい うすむらさき色した 深い眠りに落ち込み わたしは駆け出して あなたを探してる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい 春風そよそよ 右のほほをなで あなたは私の もとへかけてくる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい 夢でもし 逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい |
真夏の夜の夢骨まで溶けるような テキーラみたいなキスをして 夜空もむせかえる 激しいダンスを踊りましょう 私 遠い夢は待てなかった 最後はもっと私を見て 燃えつくすように さよならずっと忘れないわ 今夜の二人のこと 花火は舞い上がり スコールみたいに降りそそぐ きらきら思い出が いつしか終って消えるまで あなたの影 私だけのものよ 最後はもっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレ・アモーレ この世であなたひとり 踊るライトまわるダンスフロア カリビアンナイト もっと私を見て 燃えつくすように さよならずっと忘れないわ 今夜の二人のこと 最後はもっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレアモーレ この世であなたひとり カリビアンナイト ああ ふけてゆくわ もり上がるリズム さよならずっと忘れないわ 今夜の二人のこと | 香西かおり | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 薗広昭 | 骨まで溶けるような テキーラみたいなキスをして 夜空もむせかえる 激しいダンスを踊りましょう 私 遠い夢は待てなかった 最後はもっと私を見て 燃えつくすように さよならずっと忘れないわ 今夜の二人のこと 花火は舞い上がり スコールみたいに降りそそぐ きらきら思い出が いつしか終って消えるまで あなたの影 私だけのものよ 最後はもっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレ・アモーレ この世であなたひとり 踊るライトまわるダンスフロア カリビアンナイト もっと私を見て 燃えつくすように さよならずっと忘れないわ 今夜の二人のこと 最後はもっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレアモーレ この世であなたひとり カリビアンナイト ああ ふけてゆくわ もり上がるリズム さよならずっと忘れないわ 今夜の二人のこと |
夢の途中さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束 現在を嘆いても 胸を痛めても ほんの夢の途中 このまま何時間でも抱いていたいけど ただこのまま冷たい頬を暖めたいけど 都会は秒刻みのあわただしさ 恋もコンクリートの籠の中 君がめぐり逢う 愛に疲れたら きっともどっておいで 愛した男たちを思い出に替えて いつの日にか僕のことを想い出すがいい ただ心の片隅にでも小さくメモして スーツケースいっぱいにつめこんだ 希望という名の重い荷物を 君は軽々と きっと持ち上げて 笑顔見せるだろう 愛した男たちを輝きに替えて いつの日にか僕のことを想い出すがいい ただ心の片隅にでも小さくメモして | 香西かおり | 来生えつこ | 来生たかお | 薗広昭 | さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束 現在を嘆いても 胸を痛めても ほんの夢の途中 このまま何時間でも抱いていたいけど ただこのまま冷たい頬を暖めたいけど 都会は秒刻みのあわただしさ 恋もコンクリートの籠の中 君がめぐり逢う 愛に疲れたら きっともどっておいで 愛した男たちを思い出に替えて いつの日にか僕のことを想い出すがいい ただ心の片隅にでも小さくメモして スーツケースいっぱいにつめこんだ 希望という名の重い荷物を 君は軽々と きっと持ち上げて 笑顔見せるだろう 愛した男たちを輝きに替えて いつの日にか僕のことを想い出すがいい ただ心の片隅にでも小さくメモして |
春ですね夫婦桜は おしどり桜 あなたが幹なら わたしは小枝 注がせて下さい 花見酒 窓をのぞいて 夜桜が あなたひやかす 春ですね 蒔(ま)いた夢なら いつかは咲くわ うしろを向くのは 早いわあなた 私の桜は あなたです 泣いて笑って いるうちに 咲く日間近い 春ですね 人の一生 三寒四温 ひと雨降るたび 季節がずれる 負けるが負けでも いいんです 風は冬でも 陽だまりが あなた優しい 春ですね | 香西かおり | 里村龍一 | 聖川湧 | 馬場良 | 夫婦桜は おしどり桜 あなたが幹なら わたしは小枝 注がせて下さい 花見酒 窓をのぞいて 夜桜が あなたひやかす 春ですね 蒔(ま)いた夢なら いつかは咲くわ うしろを向くのは 早いわあなた 私の桜は あなたです 泣いて笑って いるうちに 咲く日間近い 春ですね 人の一生 三寒四温 ひと雨降るたび 季節がずれる 負けるが負けでも いいんです 風は冬でも 陽だまりが あなた優しい 春ですね |
禁じられた恋禁じられても 逢いたいの 見えない糸に ひかれるの 恋はいのちと同じ ただ一つのもの だれも二人の愛を こわせないのよ あなたに逢いに 夜を越えて 駈けてゆきたい 私なのよ 禁じられても 胸の炎 燃えたつばかり 消えないの 恋をすてろと言うの むごい言葉よ それは私にとって 死ぬことなのよ あなたを求め 闇の中を 駈けてゆきたい 私なのよ こんなきれいな恋を なぜわからないの 愛し合う美しさ わかってほしい あなたの胸に 愛をこめて 駆けてゆきたい 私なのよ 私なのよ 私なのよ | 香西かおり | 山上路夫 | 三木たかし | 薗広昭 | 禁じられても 逢いたいの 見えない糸に ひかれるの 恋はいのちと同じ ただ一つのもの だれも二人の愛を こわせないのよ あなたに逢いに 夜を越えて 駈けてゆきたい 私なのよ 禁じられても 胸の炎 燃えたつばかり 消えないの 恋をすてろと言うの むごい言葉よ それは私にとって 死ぬことなのよ あなたを求め 闇の中を 駈けてゆきたい 私なのよ こんなきれいな恋を なぜわからないの 愛し合う美しさ わかってほしい あなたの胸に 愛をこめて 駆けてゆきたい 私なのよ 私なのよ 私なのよ |
無縁坂母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登る度 いつもため息をついた ため息つけば それで済む 後だけは見ちゃだめと 笑ってた白い手は とてもやわらかだった 運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど そうゆうことって確かにあると あなたをみててそう思う 忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な ささやかな僕の 母の人生 いつかしら僕よりも 母は小さくなった 知らぬまに 白い手はとても小さくなった 母はすべてを暦に刻んで 流して来たんだろう 悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに 運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど めぐる暦は季節の中で 漂い乍ら過ぎてゆく 忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な ささやかな僕の 母の人生 | 香西かおり | さだまさし | さだまさし | 薗広昭 | 母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登る度 いつもため息をついた ため息つけば それで済む 後だけは見ちゃだめと 笑ってた白い手は とてもやわらかだった 運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど そうゆうことって確かにあると あなたをみててそう思う 忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な ささやかな僕の 母の人生 いつかしら僕よりも 母は小さくなった 知らぬまに 白い手はとても小さくなった 母はすべてを暦に刻んで 流して来たんだろう 悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに 運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど めぐる暦は季節の中で 漂い乍ら過ぎてゆく 忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な ささやかな僕の 母の人生 |
岬宿いつのまにやら チラチラと 点る灯りが つつんでくれる 旅の町 徳利片手に あなたのお酌 夢かしら 酔いたいな 泣きたいな 久しぶりだもの 小さな胸が 波を打つ 岬宿 いっそ朝まで シラシラと 降って出船を のばして欲しい 結び雨 やぐら炬燵の ふとんの下で 手を握り 燃えたいな 焦げたいな ふたりだけだもの 汽笛が遠く 呼んでいる 岬宿 膝を寄せあい あなたにお酌 うれしいわ 甘えても いいかしら 惚れているんだもん みだれた髪も そのままに 岬宿 | 香西かおり | 星野哲郎 | 叶弦大 | 前田俊明 | いつのまにやら チラチラと 点る灯りが つつんでくれる 旅の町 徳利片手に あなたのお酌 夢かしら 酔いたいな 泣きたいな 久しぶりだもの 小さな胸が 波を打つ 岬宿 いっそ朝まで シラシラと 降って出船を のばして欲しい 結び雨 やぐら炬燵の ふとんの下で 手を握り 燃えたいな 焦げたいな ふたりだけだもの 汽笛が遠く 呼んでいる 岬宿 膝を寄せあい あなたにお酌 うれしいわ 甘えても いいかしら 惚れているんだもん みだれた髪も そのままに 岬宿 |
愛のさざなみこの世に神様が 本当にいるなら あなたに抱かれて 私は死にたい ああ湖に 小舟がただひとつ やさしくやさしく くちづけしてね くり返すくり返す さざ波のように あなたがわたしを きらいになったら 静かに静かに いなくなってほしい ああ湖に 小舟がただひとつ 別れを思うと 涙があふれる くり返すくり返す さざ波のように どんなに遠くに 離れていたって あなたのふるさとは 私ひとりなの ああ湖に 小舟がただひとつ いつでもいつでも 思い出してね くり返すくり返す さざ波のように さざ波のように | 香西かおり | なかにし礼 | 浜口庫之助 | 薗広昭 | この世に神様が 本当にいるなら あなたに抱かれて 私は死にたい ああ湖に 小舟がただひとつ やさしくやさしく くちづけしてね くり返すくり返す さざ波のように あなたがわたしを きらいになったら 静かに静かに いなくなってほしい ああ湖に 小舟がただひとつ 別れを思うと 涙があふれる くり返すくり返す さざ波のように どんなに遠くに 離れていたって あなたのふるさとは 私ひとりなの ああ湖に 小舟がただひとつ いつでもいつでも 思い出してね くり返すくり返す さざ波のように さざ波のように |
潮騒夢を燃やした 焚火のあとは さよならさえも 灰になる 惚れたよわみで あなたのことを 怨む気持ちも 潮騒に とけて流れて 児島は暮れる それでいいのと 私の胸を みれんの波が かきむしる 言えばよかった ただひとことが 分けた運命の 燧灘(ひうちなだ) 船が出て行く 涙をつれて 忘れられなく したのはあなた 昔の恋を 返してと 叫びたいほど 思いはつのる 慕情びたしの この心 乾く間もなく 三崎はかすむ | 香西かおり | 星野哲郎 | 叶弦大 | 前田俊明 | 夢を燃やした 焚火のあとは さよならさえも 灰になる 惚れたよわみで あなたのことを 怨む気持ちも 潮騒に とけて流れて 児島は暮れる それでいいのと 私の胸を みれんの波が かきむしる 言えばよかった ただひとことが 分けた運命の 燧灘(ひうちなだ) 船が出て行く 涙をつれて 忘れられなく したのはあなた 昔の恋を 返してと 叫びたいほど 思いはつのる 慕情びたしの この心 乾く間もなく 三崎はかすむ |
さくらの唄何もかも僕は なくしたの 生きてることが つらくてならぬ もしも僕が死んだら 友達に ひきょうなやつと わらわれるだろう わらわれるだろう 今の僕は何を したらいいの こたえておくれ 別れた人よ これで皆んないいんだ 悲しみも 君と見た夢も おわったことさ おわったことさ 愛した君も 今頃は 僕のことを忘れて 幸福だろう おやすみをいわず ねむろうか やさしく匂う さくらの下で さくらの下で さくらの下で | 香西かおり | なかにし礼 | 三木たかし | 薗広昭 | 何もかも僕は なくしたの 生きてることが つらくてならぬ もしも僕が死んだら 友達に ひきょうなやつと わらわれるだろう わらわれるだろう 今の僕は何を したらいいの こたえておくれ 別れた人よ これで皆んないいんだ 悲しみも 君と見た夢も おわったことさ おわったことさ 愛した君も 今頃は 僕のことを忘れて 幸福だろう おやすみをいわず ねむろうか やさしく匂う さくらの下で さくらの下で さくらの下で |
少年時代夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中 永い冬が窓を閉じて 呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき 夏まつり 宵かがり 胸のたかなりにあわせて 八月は夢花火 私の心は夏模様 目が覚めて 夢のあと 長い影が夜にのびて 星屑の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 八月は夢花火 私の心は夏模様 | 香西かおり | 井上陽水 | 井上陽水・平井夏美 | 薗広昭 | 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中 永い冬が窓を閉じて 呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき 夏まつり 宵かがり 胸のたかなりにあわせて 八月は夢花火 私の心は夏模様 目が覚めて 夢のあと 長い影が夜にのびて 星屑の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 八月は夢花火 私の心は夏模様 |
黄昏れて泣かせてよ あなた すこしだけ 人の目を避(さ)けて ひととき燃えて 愛しても夢 抱かれても夢 求めてもすがっても 夢ですね 都会(まち)の夕暮れは せつなくて 流行(はやり)の歌さえ 別れ唄 恋はいつでも はかなくて 涙ふく間(ま)に 消えてゆく 酔わせてよ あなた 今夜だけ あの時と同じ 口紅ひくわ 信じても嘘 尽くしても嘘 忍(しの)んでも許しても 嘘ですね 花のいのちは 短かくて ためいきひとつで 散ってゆく 人はいつでも つれなくて 涙ふく間(ま)に 背を向ける 恋はいつでも はかなくて 涙ふく間(ま)に 消えてゆく | 香西かおり | 水木れいじ | 曽根幸明 | 竜崎孝路 | 泣かせてよ あなた すこしだけ 人の目を避(さ)けて ひととき燃えて 愛しても夢 抱かれても夢 求めてもすがっても 夢ですね 都会(まち)の夕暮れは せつなくて 流行(はやり)の歌さえ 別れ唄 恋はいつでも はかなくて 涙ふく間(ま)に 消えてゆく 酔わせてよ あなた 今夜だけ あの時と同じ 口紅ひくわ 信じても嘘 尽くしても嘘 忍(しの)んでも許しても 嘘ですね 花のいのちは 短かくて ためいきひとつで 散ってゆく 人はいつでも つれなくて 涙ふく間(ま)に 背を向ける 恋はいつでも はかなくて 涙ふく間(ま)に 消えてゆく |
北半島胸の小さな 花びらは あなたがつけた 愛に傷 私とならば 死ねるでしょうかと 問いかける 北に半島 ウトロの宿は 窓に淋しい オホーツク 愛は愛した 数じゃない 夢みただけで 倖せよ 私とあなた 遊びでいたなら 楽でした 北の半島 茜の空に はぐれ鴎の ひとり飛び 海の色した この胸を なぞれば指が 思い出す この世の中で 愛していたのは あなただけ 北の半島 出てゆく船の 遠い霧笛も みれん哭(な)き | 香西かおり | 里村龍一 | 聖川湧 | 馬場良 | 胸の小さな 花びらは あなたがつけた 愛に傷 私とならば 死ねるでしょうかと 問いかける 北に半島 ウトロの宿は 窓に淋しい オホーツク 愛は愛した 数じゃない 夢みただけで 倖せよ 私とあなた 遊びでいたなら 楽でした 北の半島 茜の空に はぐれ鴎の ひとり飛び 海の色した この胸を なぞれば指が 思い出す この世の中で 愛していたのは あなただけ 北の半島 出てゆく船の 遠い霧笛も みれん哭(な)き |
五月のバラ忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせびないて むせびないて 別れる君と 僕のために 五月 この僕が帰る まばゆい五月 赤いバラは 想い出のバラは 君の庭に 咲くだろうか 水を花びらにあげて 涙の水を 恋のバラに 悲しみのバラに 君の白い ほほよせて 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と 僕のために 五月 花ひらきめぐる ふたりの五月 赤いバラを うつくしいバラを 僕のもとに とどけておくれ 花に口びるをよせて 二人の花に 恋の夢を 消え去らぬ夢を 追い求める ひとり泣いて 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせびないて むせびないて 別れる君と 僕のために 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と 僕のために | 香西かおり | なかにし礼 | 川口真 | 馬場良 | 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせびないて むせびないて 別れる君と 僕のために 五月 この僕が帰る まばゆい五月 赤いバラは 想い出のバラは 君の庭に 咲くだろうか 水を花びらにあげて 涙の水を 恋のバラに 悲しみのバラに 君の白い ほほよせて 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と 僕のために 五月 花ひらきめぐる ふたりの五月 赤いバラを うつくしいバラを 僕のもとに とどけておくれ 花に口びるをよせて 二人の花に 恋の夢を 消え去らぬ夢を 追い求める ひとり泣いて 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせびないて むせびないて 別れる君と 僕のために 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と 僕のために |
黒百合の歌黒百合は 恋の花 愛する人に 捧げれば 二人はいつかは 結びつく あゝゝ……あゝゝ この花 ニシパに あげようか あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 魔物だよ 花のかおりが しみついて 結んだ二人は はなれない あゝゝ……あゝゝ あたしが死んだら ニシパもね あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 毒の花 アイヌの神の タブーだよ やがては あたしも 死ぬんだよ あゝゝ……あゝゝ | 香西かおり | 菊田一夫 | 古関裕而 | 馬場良 | 黒百合は 恋の花 愛する人に 捧げれば 二人はいつかは 結びつく あゝゝ……あゝゝ この花 ニシパに あげようか あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 魔物だよ 花のかおりが しみついて 結んだ二人は はなれない あゝゝ……あゝゝ あたしが死んだら ニシパもね あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 毒の花 アイヌの神の タブーだよ やがては あたしも 死ぬんだよ あゝゝ……あゝゝ |
アザミ嬢のララバイララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいて ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの ララバイ なんにも 考えちゃいけない ララバイ 心に 被いをかけて ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいで ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ | 香西かおり | 中島みゆき | 中島みゆき | 馬場良 | ララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいて ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの ララバイ なんにも 考えちゃいけない ララバイ 心に 被いをかけて ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいで ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ |
恋あざみ愛しあってもどうにもならぬ 今日という日が行き止まり 思い出だけのあなたゆえ 遠くで幸せ祈りましょう あたしは酒場の恋あざみ うぶな気持ちで愛していても 生きて行くにはつらずきる あたしはどうせ夜の花 やさしい言葉はかけないで このままだまって別れたい 恋のにがさを忘れるために 呑めぬお酒も呑みました どうせ咲かない花だもの これきりあなたにゃ逢いません あたしは涙の恋あざみ | 香西かおり | 泉淳三 | 彩木雅夫 | 馬場良 | 愛しあってもどうにもならぬ 今日という日が行き止まり 思い出だけのあなたゆえ 遠くで幸せ祈りましょう あたしは酒場の恋あざみ うぶな気持ちで愛していても 生きて行くにはつらずきる あたしはどうせ夜の花 やさしい言葉はかけないで このままだまって別れたい 恋のにがさを忘れるために 呑めぬお酒も呑みました どうせ咲かない花だもの これきりあなたにゃ逢いません あたしは涙の恋あざみ |
秋桜淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 此頃涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くりかえす 独言みたいに小さな声で こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日嫁ぐ私に苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと笑った あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと 今更乍ら我がままな私に 唇かんでいます 明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど 突然涙こぼし元気でと 何度も何度もくりかえす母 ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの 子供でいさせて下さい | 香西かおり | さだまさし | さだまさし | 馬場良 | 淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 此頃涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くりかえす 独言みたいに小さな声で こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日嫁ぐ私に苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと笑った あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと 今更乍ら我がままな私に 唇かんでいます 明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど 突然涙こぼし元気でと 何度も何度もくりかえす母 ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの 子供でいさせて下さい |
白い花の咲く頃白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙って うつむいてたお下髪 悲しかった あの時の あの 白い花だよ 白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら こだまが さよならと呼んでいた 淋しかった あの時の あの 白い雲だよ 白い月が ないてた ふるさとの 丘の木立ちに さよならと 云ったら 涙の眸で じっとみつめてた 悲しかった あの時の あの 白い月だよ | 香西かおり | 寺尾智沙 | 田村しげる | 馬場良 | 白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙って うつむいてたお下髪 悲しかった あの時の あの 白い花だよ 白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら こだまが さよならと呼んでいた 淋しかった あの時の あの 白い雲だよ 白い月が ないてた ふるさとの 丘の木立ちに さよならと 云ったら 涙の眸で じっとみつめてた 悲しかった あの時の あの 白い月だよ |
シクラメンのかほり真綿色したシクラメンほど清しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎてゆきました うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう うす紫のシクラメンほど淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう | 香西かおり | 小椋佳 | 小椋佳 | 馬場良 | 真綿色したシクラメンほど清しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎてゆきました うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう うす紫のシクラメンほど淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう |
すべての人の心に花を川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 涙ながれて どこどこ行くの 愛もながれて どこどこ行くの そんな流れを このうちに 花として 花として むかえてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 花は花として わらいもできる 人は人として 涙もながす それが自然の うたなのさ 心の中に 心の中に 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ | 香西かおり | 喜納昌吉 | 喜納昌吉 | 馬場良 | 川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 涙ながれて どこどこ行くの 愛もながれて どこどこ行くの そんな流れを このうちに 花として 花として むかえてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 花は花として わらいもできる 人は人として 涙もながす それが自然の うたなのさ 心の中に 心の中に 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ |
嘘つき女のブルース私が小さな 嘘をつくのは あの人に 嫌われたくないから ほんとの私を 見せてしまうと 幸せが きっといなくなるから 真っ赤な嘘と 人は言うけど 私のは 薄い水色 泪色 だから この辛い 嘘を許して 嘘を許して そんなにいけない ことなのかしら 女なら 誰も夢は見たいわ いつかは終わると わかっていても 紫陽花(あじさい)の 花がせめて散るまで 真っ赤に燃えた 夜が明ければ 思い出は 薄い水色 泪色 だから あの夜を 嘘にしないで 嘘にしないで 真っ赤な糸が プツンと切れて 夕暮れは 薄い水色 泪色 ああ…… 明日から 嘘もつけない 嘘もつけない | 香西かおり | 市川睦月 | 三木たかし | 高田弘 | 私が小さな 嘘をつくのは あの人に 嫌われたくないから ほんとの私を 見せてしまうと 幸せが きっといなくなるから 真っ赤な嘘と 人は言うけど 私のは 薄い水色 泪色 だから この辛い 嘘を許して 嘘を許して そんなにいけない ことなのかしら 女なら 誰も夢は見たいわ いつかは終わると わかっていても 紫陽花(あじさい)の 花がせめて散るまで 真っ赤に燃えた 夜が明ければ 思い出は 薄い水色 泪色 だから あの夜を 嘘にしないで 嘘にしないで 真っ赤な糸が プツンと切れて 夕暮れは 薄い水色 泪色 ああ…… 明日から 嘘もつけない 嘘もつけない |
花挽歌夜明けの枕に 聞こえます 三月 桜の ため息が みじかい苦しい 命なら あなたの吐息で 散らせたい しあわせが どこかへ逃げて行く 春の夢が そこまで 来てるのに 泪の向こうに にじみます 八月 螢の さよならが 愛する嬉しさ さびしさも あなたが教えて くれました しあわせは 帰ってこないのね 秋の川に ぬけがら 流します 愛の日よ 明日は風になり 空の果てを さすらえ あてもなく | 香西かおり | 市川睦月 | 三木たかし | 川村栄二 | 夜明けの枕に 聞こえます 三月 桜の ため息が みじかい苦しい 命なら あなたの吐息で 散らせたい しあわせが どこかへ逃げて行く 春の夢が そこまで 来てるのに 泪の向こうに にじみます 八月 螢の さよならが 愛する嬉しさ さびしさも あなたが教えて くれました しあわせは 帰ってこないのね 秋の川に ぬけがら 流します 愛の日よ 明日は風になり 空の果てを さすらえ あてもなく |