津軽平野(ライブバージョン)津軽平野に 雪降る頃はよ 親父(おどう)ひとりで 出稼ぎ仕度 春にゃかならず 親父(おどう)は帰る みやげいっぱい ぶらさげてよ 淋(さび)しくなるけど 馴(な)れたや親父(おどう) 山の雪どけ 花咲く頃はよ かあちゃんやけによ そわそわするね いつもじょんがら 大きな声で 親父(おどう)うたって 汽車から降りる お岩木山よ 見えたか親父(おどう) | 福田こうへい | 吉幾三 | 吉幾三 | | 津軽平野に 雪降る頃はよ 親父(おどう)ひとりで 出稼ぎ仕度 春にゃかならず 親父(おどう)は帰る みやげいっぱい ぶらさげてよ 淋(さび)しくなるけど 馴(な)れたや親父(おどう) 山の雪どけ 花咲く頃はよ かあちゃんやけによ そわそわするね いつもじょんがら 大きな声で 親父(おどう)うたって 汽車から降りる お岩木山よ 見えたか親父(おどう) |
ああ上野駅(ライブバージョン)どこかに故郷の 香りをのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの 心の駅だ くじけちゃならない 人生が あの日ここから 始まった 『父ちゃん 僕がいなくなったんで 母ちゃんの畑仕事も大変だろうなあ、 今度の休みには必ずかえるから、 そのときは父ちゃんの肩も母ちゃんの肩も、 もういやだっていうまでたたいてやるぞ、 それまで元気で待っていてくれよな』 ホームの時計を 見つめていたら 母の笑顔に なってきた 上野は俺らの 心の駅だ お店の仕事は 辛いけど 胸にゃでっかい 夢がある | 福田こうへい | 関口義明 | 荒井英一 | | どこかに故郷の 香りをのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの 心の駅だ くじけちゃならない 人生が あの日ここから 始まった 『父ちゃん 僕がいなくなったんで 母ちゃんの畑仕事も大変だろうなあ、 今度の休みには必ずかえるから、 そのときは父ちゃんの肩も母ちゃんの肩も、 もういやだっていうまでたたいてやるぞ、 それまで元気で待っていてくれよな』 ホームの時計を 見つめていたら 母の笑顔に なってきた 上野は俺らの 心の駅だ お店の仕事は 辛いけど 胸にゃでっかい 夢がある |
望郷酒場(ライブバージョン)おやじみたいなヨー 酒呑みなどに ならぬつもりが なっていた 酔えば恋しい 牛追い唄が 口に出るのさ こんな夜は ハーヤイ 田舎なれども サーエ 南部の国はヨー 酒に溺(おぼ)れてヨー やつれてやせた 故里(くに)へ土産(みやげ)の 夢ひとつ 北はみぞれか しぐれる頃か やけにおふくろ 気にかかる ハーヤイ | 福田こうへい | 里村龍一 | 櫻田誠一 | | おやじみたいなヨー 酒呑みなどに ならぬつもりが なっていた 酔えば恋しい 牛追い唄が 口に出るのさ こんな夜は ハーヤイ 田舎なれども サーエ 南部の国はヨー 酒に溺(おぼ)れてヨー やつれてやせた 故里(くに)へ土産(みやげ)の 夢ひとつ 北はみぞれか しぐれる頃か やけにおふくろ 気にかかる ハーヤイ |
長崎の女恋の涙か 蘇鉄(そてつ)の花が 風にこぼれる 石畳 噂にすがり ただ一人 尋ねあぐんだ 港町 ああ 長崎の 長崎の女(ひと) 夢をまさぐる オランダ坂に しのび泣くよな 夜が来る 忘れることが 幸せと 遠く囁やく 鐘の音 ああ 長崎の 長崎の女(ひと) | 福田こうへい | たなかゆきを | 林伊佐緒 | | 恋の涙か 蘇鉄(そてつ)の花が 風にこぼれる 石畳 噂にすがり ただ一人 尋ねあぐんだ 港町 ああ 長崎の 長崎の女(ひと) 夢をまさぐる オランダ坂に しのび泣くよな 夜が来る 忘れることが 幸せと 遠く囁やく 鐘の音 ああ 長崎の 長崎の女(ひと) |
潮来笠潮来の伊太郎 ちょっと見なれば 薄情そうな 渡り鳥 それでいいのさ あの移り気な 風が吹くまま 西東 なのにヨー なぜに眼に浮く 潮来笠 旅空夜空で いまさら知った 女の胸の 底の底 ここは関宿 大利根川へ 人にかくして 流す花 だってヨー あの娘川下 潮来笠 | 福田こうへい | 佐伯孝夫 | 吉田正 | | 潮来の伊太郎 ちょっと見なれば 薄情そうな 渡り鳥 それでいいのさ あの移り気な 風が吹くまま 西東 なのにヨー なぜに眼に浮く 潮来笠 旅空夜空で いまさら知った 女の胸の 底の底 ここは関宿 大利根川へ 人にかくして 流す花 だってヨー あの娘川下 潮来笠 |
夫婦春秋ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十(はたち)で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日(あす)のめしさえ なかったな おまえ ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺(おい)らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたな おまえ 九尺二間(くしゃくにけん)が 振り出しで 胸(むな)つき八丁の 道ばかり それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうな おまえ | 福田こうへい | 福田こうへい | 市川昭介 | | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十(はたち)で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日(あす)のめしさえ なかったな おまえ ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺(おい)らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたな おまえ 九尺二間(くしゃくにけん)が 振り出しで 胸(むな)つき八丁の 道ばかり それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうな おまえ |
リンゴ追分リンゴの花びらが 風にちったよな 月夜に 月夜に そっと えええ…… つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよな あああ…… 『お岩木山のてっぺんを 綿みてえな白い雲が ポッカリポッカリながれてゆき 桃の花が咲き 桜が咲き そいから早咲きのリンゴの花ッコが咲く頃は おら達の一番たのしい季節だなやー だどもじっぱり無情の雨っこさ降って 白い花びらを散らすころ おらあのころ東京さで 死んだお母ちゃんのことを思い出して…… おら……おら……』 つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ りんごの花びらが 風に散ったよな あああ…… | 福田こうへい | 小沢不二夫 | 米山正夫 | | リンゴの花びらが 風にちったよな 月夜に 月夜に そっと えええ…… つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよな あああ…… 『お岩木山のてっぺんを 綿みてえな白い雲が ポッカリポッカリながれてゆき 桃の花が咲き 桜が咲き そいから早咲きのリンゴの花ッコが咲く頃は おら達の一番たのしい季節だなやー だどもじっぱり無情の雨っこさ降って 白い花びらを散らすころ おらあのころ東京さで 死んだお母ちゃんのことを思い出して…… おら……おら……』 つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ りんごの花びらが 風に散ったよな あああ…… |
北緯五十度(ライブバーション・ナレーション入り)涙 黒髪 えりあし おくれ毛 小指 くちびる 思えばつらい 波はデッキの 上から落ちる 北緯五十度 カムチャッカ沖だ こんな時にも 心の中で 紅く燃えてる 命の恋よ 夕陽 棧橋 引き波 人影 夢で毎晩 帰っているよ 今度逢ったら 打ちあけるのさ 北緯五十度 もう見おさめだ 船をおりるぜ 千島の千鳥 さらばさよなら ロパトカ岬 | 福田こうへい | 中山大三郎 | 望月吾郎 | | 涙 黒髪 えりあし おくれ毛 小指 くちびる 思えばつらい 波はデッキの 上から落ちる 北緯五十度 カムチャッカ沖だ こんな時にも 心の中で 紅く燃えてる 命の恋よ 夕陽 棧橋 引き波 人影 夢で毎晩 帰っているよ 今度逢ったら 打ちあけるのさ 北緯五十度 もう見おさめだ 船をおりるぜ 千島の千鳥 さらばさよなら ロパトカ岬 |
酒よ涙には幾つもの 想い出がある 心にも幾つかの 傷もある ひとり酒 手酌酒 演歌を聞きながら ホロリ酒 そんな夜も たまにゃ なァいいさ 飲みたいよ浴びるほど 眠りつくまで 男には明日(あす)がある わかるだろう 詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら 愛してる これからも わかるよ なァ酒よ 詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら 愛してる これからも わかるよ なァ酒よ 詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら 愛してる これからも わかるよ なァ酒よ わかるよ なァ酒よ | 福田こうへい | 吉幾三 | 吉幾三 | | 涙には幾つもの 想い出がある 心にも幾つかの 傷もある ひとり酒 手酌酒 演歌を聞きながら ホロリ酒 そんな夜も たまにゃ なァいいさ 飲みたいよ浴びるほど 眠りつくまで 男には明日(あす)がある わかるだろう 詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら 愛してる これからも わかるよ なァ酒よ 詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら 愛してる これからも わかるよ なァ酒よ 詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら 愛してる これからも わかるよ なァ酒よ わかるよ なァ酒よ |
風雪ながれ旅破れ単衣(ひとえ)に 三味線(しゃみせん)だけば よされよされと 雪が降る 泣きの十六 短い指に 息をふきかけ 越えて来た アイヤー アイヤー 津軽 八戸(はちのへ) 大湊(おおみなと) 鍋(なべ)のコゲ飯(めし) 袂(たもと)でかくし 抜けてきたのか 親の目を 通(かよ)い妻だと 笑ったひとの 髪の匂(にお)いも なつかしい アイヤー アイヤー 留萌(るもい) 滝川 稚内(わっかない) | 福田こうへい | 星野哲郎 | 船村徹 | | 破れ単衣(ひとえ)に 三味線(しゃみせん)だけば よされよされと 雪が降る 泣きの十六 短い指に 息をふきかけ 越えて来た アイヤー アイヤー 津軽 八戸(はちのへ) 大湊(おおみなと) 鍋(なべ)のコゲ飯(めし) 袂(たもと)でかくし 抜けてきたのか 親の目を 通(かよ)い妻だと 笑ったひとの 髪の匂(にお)いも なつかしい アイヤー アイヤー 留萌(るもい) 滝川 稚内(わっかない) |
南部牛追唄田舎なれども サーハーエー 南部の国はサー (パーパーパーパーパ) 西も東も サーハーエー 金の山 コラサンサエー (キャラホー パーパーパーパーパ) 今度来る時 サーハーエー 持て来てたもれヤー 奥の深山の サーハーエー なぎの葉を コラサンサエー | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | 田舎なれども サーハーエー 南部の国はサー (パーパーパーパーパ) 西も東も サーハーエー 金の山 コラサンサエー (キャラホー パーパーパーパーパ) 今度来る時 サーハーエー 持て来てたもれヤー 奥の深山の サーハーエー なぎの葉を コラサンサエー |
雫石よしゃれ節(チョイサノサーサ チョイサノサーサ) 一ツ出しますサー はばかりながらサーハーヨー (チョイサノサーサ) 唄のちがいはサー ごめんなされよしゃれサァーハーヨー (チョイサノサーサ) のめや大黒サー 唄えや恵比寿サーハーヨー 中で酌とるサー 福の神よしゃれサァーハーヨー 目出度うれしやサー 思うこと叶たサーハーヨー 末は鶴亀サー 五葉の松よしゃれサァーハーヨー よしゃれよしゃれとサー 何処ではやるサーハーヨー まして南部でサー 西山よよしゃれサァーハーヨー 目出度目出度のサー 重なる時はサーハーヨー 天の岩戸もサー 押し開くよしゃれサァーハーヨー | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | (チョイサノサーサ チョイサノサーサ) 一ツ出しますサー はばかりながらサーハーヨー (チョイサノサーサ) 唄のちがいはサー ごめんなされよしゃれサァーハーヨー (チョイサノサーサ) のめや大黒サー 唄えや恵比寿サーハーヨー 中で酌とるサー 福の神よしゃれサァーハーヨー 目出度うれしやサー 思うこと叶たサーハーヨー 末は鶴亀サー 五葉の松よしゃれサァーハーヨー よしゃれよしゃれとサー 何処ではやるサーハーヨー まして南部でサー 西山よよしゃれサァーハーヨー 目出度目出度のサー 重なる時はサーハーヨー 天の岩戸もサー 押し開くよしゃれサァーハーヨー |
南部木挽唄ハァー木挽いたよだ ハァーあの沢奥にョー(ハァーゴスリン) ハァー今朝もやすりの オヤサ ハァー音がするョー(ハァーゴスリン) (ハァーゴスリン ゴスリン) ハァー親方金貸せ ハァー鋸(のこ)の目が欠けたョー ハァー鋸(のこ)は嘘だよ オヤサ ハァー逢いに行くョー | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | ハァー木挽いたよだ ハァーあの沢奥にョー(ハァーゴスリン) ハァー今朝もやすりの オヤサ ハァー音がするョー(ハァーゴスリン) (ハァーゴスリン ゴスリン) ハァー親方金貸せ ハァー鋸(のこ)の目が欠けたョー ハァー鋸(のこ)は嘘だよ オヤサ ハァー逢いに行くョー |
炭焼き甚句ハァー 沢の仮橋 おやじが渡る 朝の出掛けに 向山見ればナー ハァー 朝葱の煙がみすじ立つ 窯が呼んでるよ おやじ早く来いヨ 今なら出し時 赤ダイヤー (ハァ炭焼き稼業はヤメラレネー ハァードッサリドッサリ) ハァー 沢の仮橋 嬶も渡る 米と味噌背負って 今日は来る日だナー ハァー カキ出すカダスに力がこもる 窯が呼んでるよ 嬶ヨ早く来いヨ ニ人で交わす にごり酒 ハァー 沢の仮橋 わらしゃど渡る 荷縄で炭スゴ背負って 登って来るナー ハァー 髭のおどうに逢いたさに 窯が呼んでるよ わらしゃど早く来いヨ 帰りの土産は 黒ダイヤー ハァー 沢の仮橋 親子が渡る 七日七夜の 俵を積んでナー ハァー 笹ぶき小屋から運び出す 窯が呼んでるよ 早く背負いだせヨ 炭のダイヤが 札の束 | 福田こうへい | 細川吉登 | 細川チエ子 | | ハァー 沢の仮橋 おやじが渡る 朝の出掛けに 向山見ればナー ハァー 朝葱の煙がみすじ立つ 窯が呼んでるよ おやじ早く来いヨ 今なら出し時 赤ダイヤー (ハァ炭焼き稼業はヤメラレネー ハァードッサリドッサリ) ハァー 沢の仮橋 嬶も渡る 米と味噌背負って 今日は来る日だナー ハァー カキ出すカダスに力がこもる 窯が呼んでるよ 嬶ヨ早く来いヨ ニ人で交わす にごり酒 ハァー 沢の仮橋 わらしゃど渡る 荷縄で炭スゴ背負って 登って来るナー ハァー 髭のおどうに逢いたさに 窯が呼んでるよ わらしゃど早く来いヨ 帰りの土産は 黒ダイヤー ハァー 沢の仮橋 親子が渡る 七日七夜の 俵を積んでナー ハァー 笹ぶき小屋から運び出す 窯が呼んでるよ 早く背負いだせヨ 炭のダイヤが 札の束 |
外山節わたしゃ外山の 日陰のわらび (ハイハイ) 誰も折らぬで ほだとなる (コラサーノサンサ コラサーノサンサ) わたしゃ外山の 野に咲く桔梗 折らば折らんせ 今のうち 南部外山は 山中なれど 駒コ買うなら 外山に 外山街道に 金コ無(ね)ぇとはうそよ 馬のくつわも みな金だ | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | わたしゃ外山の 日陰のわらび (ハイハイ) 誰も折らぬで ほだとなる (コラサーノサンサ コラサーノサンサ) わたしゃ外山の 野に咲く桔梗 折らば折らんせ 今のうち 南部外山は 山中なれど 駒コ買うなら 外山に 外山街道に 金コ無(ね)ぇとはうそよ 馬のくつわも みな金だ |
渋民荷方節ハァーさても 目出度い ハァこの家の座敷 四つの隅から ハァー黄金わく ハァーさすぞ盃 ハァー中見てあがれ 中にゃ鶴亀 ハァー五葉の松 | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | ハァーさても 目出度い ハァこの家の座敷 四つの隅から ハァー黄金わく ハァーさすぞ盃 ハァー中見てあがれ 中にゃ鶴亀 ハァー五葉の松 |
津軽じょんから節アー春は弘前 桜の名所 それに続いて りんごの花も いずれ劣らぬ 見事なものよ アー夏は浅虫 海辺の町よ 音に聞こゆる いで湯の町よ 我も我もと 出入の激し アー秋は中野か 十和田の紅葉 水にうつるよ お山の陰は 錦見るような 見事なものよ | 福田こうへい | 青森県民謡 | 青森県民謡 | | アー春は弘前 桜の名所 それに続いて りんごの花も いずれ劣らぬ 見事なものよ アー夏は浅虫 海辺の町よ 音に聞こゆる いで湯の町よ 我も我もと 出入の激し アー秋は中野か 十和田の紅葉 水にうつるよ お山の陰は 錦見るような 見事なものよ |
秋田草刈唄朝の出がけに どの山見ても(ホー) 霧のかからぬ アリャ山はない (ホー ホー) 俺とお前は 草刈り仲間 草もないない アリャ七めぐり 田舎なれども 俺がョ里は 西も東も アリャ金の山 | 福田こうへい | 秋田県民謡 | 秋田県民謡 | | 朝の出がけに どの山見ても(ホー) 霧のかからぬ アリャ山はない (ホー ホー) 俺とお前は 草刈り仲間 草もないない アリャ七めぐり 田舎なれども 俺がョ里は 西も東も アリャ金の山 |
南部よしゃれ節(チョイサノサーサト チョイサノサーサ) ハアー よしゃれ茶屋の嬶(かがあ)サア 花染のたすき サァーハーヨー (チョイサノサーサ) 肩にかからねでサーア 気にかかるよしゃれサァーハーヨー ハアー よしゃれおかしゃれサァ その手はくわぬ サァーハーヨー その手くうようなサーア 野暮(やぼ)じゃないよしゃれサァーハーヨー ハアー 南部南部とサァ 皆様おしゃる サァーハーヨー 南部姉コとサーア 馬がよいよしゃれサァーハーヨー ハアー この家座敷はサァ 目出度い座敷 サァーハーヨー 四ツの隅からサーア 黄金わくよしゃれサァーハーヨー (チョイサノサーサト チョイサノサーサ) | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | (チョイサノサーサト チョイサノサーサ) ハアー よしゃれ茶屋の嬶(かがあ)サア 花染のたすき サァーハーヨー (チョイサノサーサ) 肩にかからねでサーア 気にかかるよしゃれサァーハーヨー ハアー よしゃれおかしゃれサァ その手はくわぬ サァーハーヨー その手くうようなサーア 野暮(やぼ)じゃないよしゃれサァーハーヨー ハアー 南部南部とサァ 皆様おしゃる サァーハーヨー 南部姉コとサーア 馬がよいよしゃれサァーハーヨー ハアー この家座敷はサァ 目出度い座敷 サァーハーヨー 四ツの隅からサーア 黄金わくよしゃれサァーハーヨー (チョイサノサーサト チョイサノサーサ) |
鰺ヶ沢甚句西の八幡 港を守る(ア ヤットセ) 主の留守居は ノォー嬶守る ソリャ嬶守る 留守居は ノォー嬶守る (ヤーアトセー ヤーアトセー) 鯵ヶ沢育ちで 色こそ黒いが 味は大和の ノォー吊し柿 ソリャ吊し柿 大和の ノォー吊し柿 七里長浜 高山稲荷 松の屏風に ノォー潮煙 ソリャ潮煙 屏風に ノォー潮煙 浜は大漁で 陸また繁盛 出船入船 ノォー賑やかさ ソリャ賑やかさ 入船 ノォー賑やかさ | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | 西の八幡 港を守る(ア ヤットセ) 主の留守居は ノォー嬶守る ソリャ嬶守る 留守居は ノォー嬶守る (ヤーアトセー ヤーアトセー) 鯵ヶ沢育ちで 色こそ黒いが 味は大和の ノォー吊し柿 ソリャ吊し柿 大和の ノォー吊し柿 七里長浜 高山稲荷 松の屏風に ノォー潮煙 ソリャ潮煙 屏風に ノォー潮煙 浜は大漁で 陸また繁盛 出船入船 ノォー賑やかさ ソリャ賑やかさ 入船 ノォー賑やかさ |
田名部おしまこ田名部おしまこの 音頭とる声は (ドッコイショ ドッコイショ) 大安寺柳のノー 蝉の声 (ドッコイショ ドッコイショ) 田名部横町の 川の水の飲めば 八十婆さまもノー 若くなる 裏の畑さ キビと粟めだぎゃ ソバ通ってあわなきゃノー キビ悪い 今年ゃ豊年 世の中繁盛 米は一石ノー 粟二石 南部名所は 数々あれど 中で名高いノー 恐山 | 福田こうへい | 青森県民謡 | 青森県民謡 | | 田名部おしまこの 音頭とる声は (ドッコイショ ドッコイショ) 大安寺柳のノー 蝉の声 (ドッコイショ ドッコイショ) 田名部横町の 川の水の飲めば 八十婆さまもノー 若くなる 裏の畑さ キビと粟めだぎゃ ソバ通ってあわなきゃノー キビ悪い 今年ゃ豊年 世の中繁盛 米は一石ノー 粟二石 南部名所は 数々あれど 中で名高いノー 恐山 |
最上川舟唄(ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセ エーエンヤーエーエンヤーエーエ エーエンヤーエード ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセー) 酒田さ行ぐさげ 達者でろちゃ ヨイトコラサノセー 流行風邪など ひかねよに (エーエンヤーエーエンヤーエーエ エーエンヤーエード ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセー) 『股大根の 塩汁煮 塩がしょっぱくて 食らわいね ちゃ』 (エーエンヤーエーエンヤーエーエ エーエンヤーエード ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセー) 山背風だよ あきらめしゃんせ ヨイトコラサノセー おれをうらむな 風うらめ 『あの女ためだ なんぼ取っても 足らんこたんだ』 | 福田こうへい | 山形県民謡 | 山形県民謡 | | (ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセ エーエンヤーエーエンヤーエーエ エーエンヤーエード ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセー) 酒田さ行ぐさげ 達者でろちゃ ヨイトコラサノセー 流行風邪など ひかねよに (エーエンヤーエーエンヤーエーエ エーエンヤーエード ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセー) 『股大根の 塩汁煮 塩がしょっぱくて 食らわいね ちゃ』 (エーエンヤーエーエンヤーエーエ エーエンヤーエード ヨーエ サノ マガーショ エンーヤ コラ マーガセー) 山背風だよ あきらめしゃんせ ヨイトコラサノセー おれをうらむな 風うらめ 『あの女ためだ なんぼ取っても 足らんこたんだ』 |
津軽よされ節アー調子変わりのよされ節 ヨサレソラヨイヤ アー恋いしなつかし我が家を離れ アーわたしゃ深山で炭を焼く 山小屋暮らしも幾月ぞ 指折り数えてはや六月 アー空ゆく雲の色見ても 谷間流れる水見ても 秋の深さを思わせる アー里は今ごろ何してる 稲やりんごのとり入れか 我子思えば寝もやらず 一人眺める峰の月 ヨサレソウラヨイヤ | 福田こうへい | 青森県民謡 | 青森県民謡 | | アー調子変わりのよされ節 ヨサレソラヨイヤ アー恋いしなつかし我が家を離れ アーわたしゃ深山で炭を焼く 山小屋暮らしも幾月ぞ 指折り数えてはや六月 アー空ゆく雲の色見ても 谷間流れる水見ても 秋の深さを思わせる アー里は今ごろ何してる 稲やりんごのとり入れか 我子思えば寝もやらず 一人眺める峰の月 ヨサレソウラヨイヤ |
秋田おはら節ハァーサーサダシタガ アヨーエ ハァー野越え山越え 深山越え あの山越えれば紅葉山 紅葉の下には鹿がおる 鹿がホロホロ 泣いておる 鹿さん鹿さん 何故なくの ハァー私の泣くのは ほかじゃない はるか向こうの 木の陰に 六尺あまりの狩人が 五尺二寸の鉄砲かつぎ 前には赤毛の 犬をつれ 後ろに黒毛の 犬つれて ハァーあれにうたれて 死んだなら 死ぬるこの身はいとはねど 後に残りし 妻や子が どうして月日を送るやら 思えば涙が おはら先にたつ | 福田こうへい | 秋田県民謡 | 秋田県民謡 | | ハァーサーサダシタガ アヨーエ ハァー野越え山越え 深山越え あの山越えれば紅葉山 紅葉の下には鹿がおる 鹿がホロホロ 泣いておる 鹿さん鹿さん 何故なくの ハァー私の泣くのは ほかじゃない はるか向こうの 木の陰に 六尺あまりの狩人が 五尺二寸の鉄砲かつぎ 前には赤毛の 犬をつれ 後ろに黒毛の 犬つれて ハァーあれにうたれて 死んだなら 死ぬるこの身はいとはねど 後に残りし 妻や子が どうして月日を送るやら 思えば涙が おはら先にたつ |
宮城長持唄ハァー今日はナー 日もよし ハァー天気も良いし 結びナー 合わせてよ ハァー 縁となるナーエー 蝶よ花よと 育てた娘 今日は晴れての お嫁入りダーエー | 福田こうへい | 宮城県民謡 | 宮城県民謡 | | ハァー今日はナー 日もよし ハァー天気も良いし 結びナー 合わせてよ ハァー 縁となるナーエー 蝶よ花よと 育てた娘 今日は晴れての お嫁入りダーエー |
南部馬方節(ハーイハイ) ハァー(ハーイ) 朝の出がけに(ハーイ) ハァー山々(ハーイ) ハァー見ればヨー(ハーイハイ) ハァー霧の(ハーイ) ハァーかからぬ(ハーイ) ハァー山は無い(ハーイハイ) ハァー 南部片富士 ハァー裾野の ハァー原はヨー ハァー西も ハァー東も ハァー馬ばかり | 福田こうへい | 岩手県民謡 | 岩手県民謡 | | (ハーイハイ) ハァー(ハーイ) 朝の出がけに(ハーイ) ハァー山々(ハーイ) ハァー見ればヨー(ハーイハイ) ハァー霧の(ハーイ) ハァーかからぬ(ハーイ) ハァー山は無い(ハーイハイ) ハァー 南部片富士 ハァー裾野の ハァー原はヨー ハァー西も ハァー東も ハァー馬ばかり |
津軽慕情 北へ流れる あの雲が 津軽野(の)づらで 雪になる 俺の分まで 働き終えて 親父(おやじ)いまごろ 囲炉裏酒(いろりざけ) ああ 帰りたい 帰れない 酔えば恋しい イヤーイー ふる里が 背中まるめて おふくろが 榾火(ほたひ)もやして 夜業(よなべ)する 俺の野良着(のらぎ)を また縫(ぬ)いながら 待っているとの 夢便り ああ 帰りたい 帰れない 唄でしのぼか イヤーイー ふる里を 手豆(てまめ)こらえた 山仕事 遠い町から 思い出す わたし津軽で 暮らすと言った 幼馴染(おさななじみ)は どうしてる ああ 帰りたい 帰れない 想い届けよ イヤーイー ふる里へ | 福田こうへい | 平山忠夫 | 遠藤実 | 佐伯亮 | 北へ流れる あの雲が 津軽野(の)づらで 雪になる 俺の分まで 働き終えて 親父(おやじ)いまごろ 囲炉裏酒(いろりざけ) ああ 帰りたい 帰れない 酔えば恋しい イヤーイー ふる里が 背中まるめて おふくろが 榾火(ほたひ)もやして 夜業(よなべ)する 俺の野良着(のらぎ)を また縫(ぬ)いながら 待っているとの 夢便り ああ 帰りたい 帰れない 唄でしのぼか イヤーイー ふる里を 手豆(てまめ)こらえた 山仕事 遠い町から 思い出す わたし津軽で 暮らすと言った 幼馴染(おさななじみ)は どうしてる ああ 帰りたい 帰れない 想い届けよ イヤーイー ふる里へ |
おやじの海(ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) 海はヨー 海はヨー でっかい海はヨー 俺を育てた おやじの海だ 沖で苦労の シラガもふえて 汐(しお)のにおいが はだ身に しみた そんな おやじが いとおしい (ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) 今はヨー 今はヨー 静かな海もヨー 一度荒れたら 岩をも砕(くだ)く しぶきたちこめ 打ち寄す波に 右にてぐすを 左でろこぎ つらい漁師(りょうし)に たえてきた (ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) 空のヨー 空のヨー 入道雲がヨー どこか似ている おやじの顔に つらいときには 入道雲を じっとにらんで おやじの苦労 想い出しては たえて行(ゆ)く (ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) | 福田こうへい | 佐義達雄 | 佐義達雄 | 伊藤雪彦 | (ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) 海はヨー 海はヨー でっかい海はヨー 俺を育てた おやじの海だ 沖で苦労の シラガもふえて 汐(しお)のにおいが はだ身に しみた そんな おやじが いとおしい (ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) 今はヨー 今はヨー 静かな海もヨー 一度荒れたら 岩をも砕(くだ)く しぶきたちこめ 打ち寄す波に 右にてぐすを 左でろこぎ つらい漁師(りょうし)に たえてきた (ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) 空のヨー 空のヨー 入道雲がヨー どこか似ている おやじの顔に つらいときには 入道雲を じっとにらんで おやじの苦労 想い出しては たえて行(ゆ)く (ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ) |
帰ってこいよきっと帰って くるんだと お岩木山で 手を振れば あの娘(こ)は小さく うなずいた 茜(あかね)の空で 誓(ちか)った恋を 東京ぐらしで 忘れたか 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで 遊んだ頃が なつかしい 気立てのやさしい 娘(こ)だったよ お前の嫁に 欲しかったねと おふくろ今夜も ひとりごと 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 可愛(かわ)いあの娘の 帰る日を お岩木山で 今日も又 津軽の風と 待っている 忘れはしまい あの約束の こんなにきれいな 茜空 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ | 福田こうへい | 平山忠夫 | 一代のぼる | 山田年秋 | きっと帰って くるんだと お岩木山で 手を振れば あの娘(こ)は小さく うなずいた 茜(あかね)の空で 誓(ちか)った恋を 東京ぐらしで 忘れたか 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで 遊んだ頃が なつかしい 気立てのやさしい 娘(こ)だったよ お前の嫁に 欲しかったねと おふくろ今夜も ひとりごと 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 可愛(かわ)いあの娘の 帰る日を お岩木山で 今日も又 津軽の風と 待っている 忘れはしまい あの約束の こんなにきれいな 茜空 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ |
津軽平野津軽平野に 雪降る頃はよ 親父(おどう)ひとりで 出稼ぎ仕度 春にゃかならず 親父(おどう)は帰る みやげいっぱい ぶらさげてよ 淋(さび)しくなるけど 馴(な)れたや親父(おどう) 十三みなとは 西風強くて 夢もしばれる 吹雪の夜更け ふるなふるなよ 津軽の雪よ 春が今年も 遅くなるよ ストーブ列車よ 逢いたや親父(おどう) 山の雪どけ 花咲く頃はよ かあちゃんやけによ そわそわするね いつもじょんがら 大きな声で 親父(おどう)うたって 汽車から降りる お岩木山よ 見えたか親父(おどう) | 福田こうへい | 吉幾三 | 吉幾三 | 山田年秋 | 津軽平野に 雪降る頃はよ 親父(おどう)ひとりで 出稼ぎ仕度 春にゃかならず 親父(おどう)は帰る みやげいっぱい ぶらさげてよ 淋(さび)しくなるけど 馴(な)れたや親父(おどう) 十三みなとは 西風強くて 夢もしばれる 吹雪の夜更け ふるなふるなよ 津軽の雪よ 春が今年も 遅くなるよ ストーブ列車よ 逢いたや親父(おどう) 山の雪どけ 花咲く頃はよ かあちゃんやけによ そわそわするね いつもじょんがら 大きな声で 親父(おどう)うたって 汽車から降りる お岩木山よ 見えたか親父(おどう) |
望郷酒場おやじみたいなヨー 酒呑みなどに ならぬつもりが なっていた 酔えば恋しい 牛追い唄が 口に出るのさ こんな夜は ハーヤイ 田舎なれどもサーエ 南部の国はヨー 風にちぎれてヨー のれんの裾を 汽車がひと泣き 北へ行く 呼べばせつない あの娘(こ)の面影(かお)が 酒のむこうに 揺れるのさ ハーヤイ 酒に溺(おぼ)れてヨー やつれてやせた 故里(くに)へ土産(みやげ)の 夢ひとつ 北はみぞれか しぐれる頃か やけにおふくろ 気にかかる ハーヤイ | 福田こうへい | 里村龍一 | 櫻田誠一 | 山田年秋 | おやじみたいなヨー 酒呑みなどに ならぬつもりが なっていた 酔えば恋しい 牛追い唄が 口に出るのさ こんな夜は ハーヤイ 田舎なれどもサーエ 南部の国はヨー 風にちぎれてヨー のれんの裾を 汽車がひと泣き 北へ行く 呼べばせつない あの娘(こ)の面影(かお)が 酒のむこうに 揺れるのさ ハーヤイ 酒に溺(おぼ)れてヨー やつれてやせた 故里(くに)へ土産(みやげ)の 夢ひとつ 北はみぞれか しぐれる頃か やけにおふくろ 気にかかる ハーヤイ |
船方さんよおーい船方さん 船方さんよ 土手で呼ぶ声 きこえぬか 姉サかぶりが 見えないか エンヤサーと まわして とめておくれよ船脚を 船脚を おーい船方さん 船方さんよ 昨夜(ゆうべ)一節 きかせたは 河原すすきの つなぎ船 エンヤサーと 帆をあげ あとは白波つれなかろ つれなかろ おーい船方さん 船方さんよ 月の出汐を 忘れずに 早寝千鳥を 起さずに エンヤサーと 流して 人目忍んで来ておくれ 来ておくれ | 福田こうへい | 門井八郎 | 春川一夫 | 山田年秋 | おーい船方さん 船方さんよ 土手で呼ぶ声 きこえぬか 姉サかぶりが 見えないか エンヤサーと まわして とめておくれよ船脚を 船脚を おーい船方さん 船方さんよ 昨夜(ゆうべ)一節 きかせたは 河原すすきの つなぎ船 エンヤサーと 帆をあげ あとは白波つれなかろ つれなかろ おーい船方さん 船方さんよ 月の出汐を 忘れずに 早寝千鳥を 起さずに エンヤサーと 流して 人目忍んで来ておくれ 来ておくれ |
あの娘が泣いてる波止場思い出したんだとさ 逢いたく なったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ 分るもんかと 沖の煙を 見ながら ああ あの娘が泣いてる 波止場 呼んでみたんだとさ 淋しく なったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜どまりの 旅の鴎と 遠い汽笛を しょんぼり ああ あの娘は聞いてる 波止場 なみだ捨てたんだとさ 待つ気に なったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んでくるだろ 夢ではろばろ それを頼りに いつまで ああ あの娘がたたずむ 波止場 | 福田こうへい | 高野公男 | 船村徹 | 山田年秋 | 思い出したんだとさ 逢いたく なったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ 分るもんかと 沖の煙を 見ながら ああ あの娘が泣いてる 波止場 呼んでみたんだとさ 淋しく なったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜どまりの 旅の鴎と 遠い汽笛を しょんぼり ああ あの娘は聞いてる 波止場 なみだ捨てたんだとさ 待つ気に なったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んでくるだろ 夢ではろばろ それを頼りに いつまで ああ あの娘がたたずむ 波止場 |
望郷じょんから津軽は雪ん子 舞い飛ぶ頃よ みんなは達者か 変わりはないか ふる里恋しや 花いちもんめ アア…ア 爺さまが叩くじょんがら節の 泣き三味線が 風にちぎれて 聞こえてくるよ 湯呑みの酒に ぐらりと酔えば故郷が浮かぶ 淋しさひとつ 涙が落ちる 逢いたいよ 逢いたいね 津軽は夢ん中 明りを消して東京の空に 叫んでみたよ 星が流れる こころも寒い 十九の青春(はる)を 吹雪にさらし夜行に乗った 遠い昔の 夜空が恋し せつないよ せつないね あの娘(こ)は夢ん中 涙で詫びてる かさねた不孝 帰るに帰れぬ 土産もなしに ふる里 恋しや 花いちもんめ アア…ア 小泊港お岩木山よ 花咲く頃は 船は夢漕ぐ 鴎は騒ぐ 辛さを堪え いい事ばかり 手紙に書いて あれから幾つ 何年過ぎた 帰ろかな 帰りたい ふる里夢ん中 帰ろかな 帰りたい ふる里夢ん中 | 福田こうへい | 里村龍一 | 浜圭介 | 山田年秋 | 津軽は雪ん子 舞い飛ぶ頃よ みんなは達者か 変わりはないか ふる里恋しや 花いちもんめ アア…ア 爺さまが叩くじょんがら節の 泣き三味線が 風にちぎれて 聞こえてくるよ 湯呑みの酒に ぐらりと酔えば故郷が浮かぶ 淋しさひとつ 涙が落ちる 逢いたいよ 逢いたいね 津軽は夢ん中 明りを消して東京の空に 叫んでみたよ 星が流れる こころも寒い 十九の青春(はる)を 吹雪にさらし夜行に乗った 遠い昔の 夜空が恋し せつないよ せつないね あの娘(こ)は夢ん中 涙で詫びてる かさねた不孝 帰るに帰れぬ 土産もなしに ふる里 恋しや 花いちもんめ アア…ア 小泊港お岩木山よ 花咲く頃は 船は夢漕ぐ 鴎は騒ぐ 辛さを堪え いい事ばかり 手紙に書いて あれから幾つ 何年過ぎた 帰ろかな 帰りたい ふる里夢ん中 帰ろかな 帰りたい ふる里夢ん中 |
ああ上野駅どこかに故郷の 香をのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの 心の駅だ くじけちゃならない 人生が あの日ここから 始まった 「父ちゃん 僕がいなくなったんで 母ちゃんの畑仕事も大変だろうなあ、 今度の休みには必ず帰るから、 そのときは父ちゃんの肩も母ちゃんの肩も、 もういやだっていうまでたたいてやるぞ、 それまで元気で待っていてくれよな」 就職列車に ゆられて着いた 遠いあの夜を 思い出す 上野は俺らの 心の駅だ 配達帰りの 自転車を とめて聞いてる 国なまり ホームの時計を 見つめていたら 母の笑顔に なってきた 上野は俺らの 心の駅だ お店の仕事は 辛いけど 胸にゃでっかい 夢がある | 福田こうへい | 関口義明 | 荒井英一 | 山田年秋 | どこかに故郷の 香をのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの 心の駅だ くじけちゃならない 人生が あの日ここから 始まった 「父ちゃん 僕がいなくなったんで 母ちゃんの畑仕事も大変だろうなあ、 今度の休みには必ず帰るから、 そのときは父ちゃんの肩も母ちゃんの肩も、 もういやだっていうまでたたいてやるぞ、 それまで元気で待っていてくれよな」 就職列車に ゆられて着いた 遠いあの夜を 思い出す 上野は俺らの 心の駅だ 配達帰りの 自転車を とめて聞いてる 国なまり ホームの時計を 見つめていたら 母の笑顔に なってきた 上野は俺らの 心の駅だ お店の仕事は 辛いけど 胸にゃでっかい 夢がある |
おゆき持って生まれた 運命(さだめ)まで 変えることなど 出来ないと 肩に置いた手 ふりきるように 俺の背中に まわって泣いた あれは… おゆきという女 少しおくれて 歩く癖(くせ) それを叱(しか)って 抱きよせた つづく坂道 陽(ひ)の射(さ)す場所に 連れて行(ゆ)きたい このままそっと あれは… おゆきという女 湯気に浮かんだ 茶柱(ちゃばしら)で 明日を占う 細い指 どこか不幸が とりつきやすい そんな気がする ほくろがひとつ あれは… おゆきという女 | 福田こうへい | 関根浩子 | 弦哲也 | 伊藤雪彦 | 持って生まれた 運命(さだめ)まで 変えることなど 出来ないと 肩に置いた手 ふりきるように 俺の背中に まわって泣いた あれは… おゆきという女 少しおくれて 歩く癖(くせ) それを叱(しか)って 抱きよせた つづく坂道 陽(ひ)の射(さ)す場所に 連れて行(ゆ)きたい このままそっと あれは… おゆきという女 湯気に浮かんだ 茶柱(ちゃばしら)で 明日を占う 細い指 どこか不幸が とりつきやすい そんな気がする ほくろがひとつ あれは… おゆきという女 |
南部蝉しぐれ 南部 盛岡 雫石 思えば遠い ふるさとよ 夢がこぼれた 都会の谷間 呼んでみたって 山彦ばかり 弱音をはくな 強気になれよ 酒に聞いてる 蝉しぐれ 駄目なときには ふりだしに 戻ればわたし そこにいる 出世するのも 人生だけど 夢のまんまも いいものですと… 惚れてるんだよ 待ってておくれ 浮世小路の 五合酒 負けて泣くより 勝って泣け 時節は来ると 風がいう あれをご覧よ 真っ赤な夕陽 落ちてゆくのに まだ燃えている とがって生きろ 丸くはなるな 胸に聞こえる 蝉しぐれ | 福田こうへい | 久仁京介 | 四方章人 | 前田俊明 | 南部 盛岡 雫石 思えば遠い ふるさとよ 夢がこぼれた 都会の谷間 呼んでみたって 山彦ばかり 弱音をはくな 強気になれよ 酒に聞いてる 蝉しぐれ 駄目なときには ふりだしに 戻ればわたし そこにいる 出世するのも 人生だけど 夢のまんまも いいものですと… 惚れてるんだよ 待ってておくれ 浮世小路の 五合酒 負けて泣くより 勝って泣け 時節は来ると 風がいう あれをご覧よ 真っ赤な夕陽 落ちてゆくのに まだ燃えている とがって生きろ 丸くはなるな 胸に聞こえる 蝉しぐれ |
風やまず 岩手山から のぞめば遥(はる)か 南部盛岡 おれの郷(さと) 裸ひとつで この世に生まれ 夢に向かえば 苦労が荷物 決めた道でも 迷うけど 行(ゆ)けばわかるさ その先は 馬鹿をする時ゃ 死ぬ気でやって 悔いを残さず 歩きたい 丸くなるほど 揉(も)まれた命 意地を捨てずに ここまできたが 惚れていながら つらくする 女房(おまえ)ひとりが 気にかかる 街をうるおす 北上川も 流れ果てない 幾(いく)十里(じゅうり) 腹をくくった 男の値打ち 歩き終れば その時決まる 今日もあしたも この人生 南部おろしの 風やまず | 福田こうへい | 久仁京介 | 徳久広司 | 前田俊明 | 岩手山から のぞめば遥(はる)か 南部盛岡 おれの郷(さと) 裸ひとつで この世に生まれ 夢に向かえば 苦労が荷物 決めた道でも 迷うけど 行(ゆ)けばわかるさ その先は 馬鹿をする時ゃ 死ぬ気でやって 悔いを残さず 歩きたい 丸くなるほど 揉(も)まれた命 意地を捨てずに ここまできたが 惚れていながら つらくする 女房(おまえ)ひとりが 気にかかる 街をうるおす 北上川も 流れ果てない 幾(いく)十里(じゅうり) 腹をくくった 男の値打ち 歩き終れば その時決まる 今日もあしたも この人生 南部おろしの 風やまず |