宮下健治作曲の歌詞一覧リスト  361曲中 1-200曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
国定忠治市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治(台詞) 「赤城の山も今夜を限り、生れ故郷の国定の村や、縄張りを捨て、国を捨て、 可愛い子分の手前(てめえ)達とも別れ別れになる道途(かどで)だ。」  強い者だけ 大手を振って 渡る世間に 横車 押して追われて 今宵限りの 赤城山 月を浮かべた 水盃を 干して忠治の 男泣き  『たとえ義理でも 親子の縁を 切って来たのか 渡世ゆえ さぞや辛かろ この国定を 許せ 板割り浅太郎 せめて形見の 勘坊だけは 後生大事に 抱いて行け 吹いて呉れるか 円蔵どんよ せめて供養の 横笛を 渡る雁さえ 貰い泣き』  広く見えても 関八州は 追われ鳥には 狭い空 明日はいずこの 夢で見るやら 赤城山 すがる子分を 目顔で叱り 結ぶ忠治の 長草鞋
女とお酒のぶるーす青江三奈青江三奈仁井谷俊也宮下健治お酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました  寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ  おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ
母舞台米倉ますみ米倉ますみ松井由利夫宮下健治伊戸のりおくれと言われりゃ命もあげる かぶれと言われりゃ火の粉もかぶる 流れ浮藻の 旅役者 そんな母でもわが子を想う 熱いなさけに 嘘はない  (セリフ)そりゃあ 自分のお腹をいためたわが子だもの お前のことは一日だって 片時だって忘れたことはありゃしないよ 旅役者の子供に生まれたお前には ずい分 不憫な思いをさせたねぇ けど お前は ほんとに手間のかからない いい子だったよ こうして瞼を閉じると昔のままの お前の かわいい顔が浮かんでくるんだよ  なれた芝居も「瞼の母」は 演るたびつまずく身につまされて しぐれ掛小屋 すきま風 乳が足りずに泣き泣き寝た子 遠いおさない 夢まくら  (セリフ)子供の不始末は親の不始末 お母ちゃんの育てかたが悪かったんだよ お前の悪い噂をきくたび世間さまに申し訳ない泣くにも泣けない 身を切られる思いでお月さんに こうして手を合わせていたんだよ 土下座をしろって言われりゃ土下座もします この通り お願いだからもういちど 昔のような いい子になっておくれよ ねぇ お願いだからさぁ  渡る雁 旅空 夜空 月さえ愛しいわが子に見える どんな哀しい 噂でも 母は耐えます世間のつぶて涙かくして 牡丹刷毛 
ふられ酒長山洋子長山洋子麻こよみ宮下健治池多孝春手酌のお酒に 酔うよりも 酔って泣きたい やさしさに しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった 恋またひとつ ああ見送って 雨の居酒屋 ふられ酒  小さな嘘なら 見逃して 馬鹿ね暮らせば 良かったわ しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった しとしと雨が ああ降る夜は 弱い私に 逆もどり  二度あることなら 三度ある ついて悲しい ふられ癖 しあわせやっぱり やっぱり逃げちゃった 今夜はせめて ああ酔いたいの 雨の居酒屋 夜ふけ酒
人生双六・おとこの旅路石上久美子石上久美子鳥井実宮下健治俺が義理なら お前は情け 握る(にぎ)手と手に 男が通(かよ)う 一天地六(いってんちろく)のサイの目に 賭(か)けた男の 命はひとつ どこで散るやら 果てるやら 人生双六(すごろく) アンアアンアア おとこの旅路(たびじ)  惚(ほ)れた女に 三下半(みくだりはん)を 投げて振りむきゃ 男がすたる 未練(みれん)の涙を かみしめりゃ 雨にぽつんと 肩叩(たた)かれて 右を左のわかれ道 人生双六 アンアアンアア おとこの旅路  遠(とお)の昔に 忘れたはずの 生まれふる里 聞かれりゃつらい 浮世と言う名の 苦労川 誰れが流した 笹舟ひとつ ゆれてどこまで 行くのやら 人生双六 アンアアンアア おとこの旅路
帰ろうよ…花田真衣花田真衣仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお夜空で泣いてたオリオン星に かたく誓った北のふるさとよ 帰ろうよ…もう帰ろうよ… ここまでほんとによく頑張った 街のカラスも帰ろと鳴いてるよ  テレビに映った想い出の駅舎 遠いあの日と同じふるさとよ 帰ろうよ…もう帰ろうよ… 辛抱できない訳じゃないけれど 他人にやさしい 心が呼んでるよ  涙で別れた おふくろさんに 一目逢いたい北のふるさとよ 帰ろうよ…もう帰ろうよ… 夢まで置いてくことはないからさ ちょいと出直すつもりで帰ろうよ
オホーツクの母岸千恵子岸千恵子鳥井実宮下健治丸山雅仁海で死んだら魚になると そんな冗談いってたせがれ みぞれまじりの風が吹く 海は暗かろ冷たかろう 母は母は母は待ちますオホーツク  父ちゃん健太郎はバカな息子(こ)じゃ 海を相手にケンカして それもな オホーツクじゃ 父ちゃん あんたと同じじゃ 海が好きで好きで 健太郎も海で死んでしもた…  海を相手にひと旗あげて 船を造ると言ってたせがれ 波にちぎれてずたずたに 流れ昆布も傷だらけ 母は母は母は泣けますオホーツク  俺の死に場所カモメの奴に 聞いてくれよと言ってたせがれ なんど季節が変ろうと いつか添寝が出来るまで 母は母は母は待ちますオホーツク
人生男の舞台三門忠司三門忠司鳥井実宮下健治坂田三吉 将棋の鬼も 女房小春にゃ 勝てやせぬ 浪花男が 命を賭けて 花の東京で 勝負する 男一代 男一代 残すその名も ああ…人生舞台  恋を諦らめ 情を義理に 生きた男の 夢ひとつ 吉良の仁吉が 荒神山で 降るか散らすか なみだ雨 男一代 男一代 残すその名も ああ…人生舞台  子持ち女に どうして惚れた 小倉生まれの 松五郎 撥のさばきが 涙を誘う 祇園太鼓の 語り草 男一代 男一代 残すその名も ああ…人生舞台
酒春秋宮史郎宮史郎仁井谷俊也宮下健治佐伯亮男がひとりで 呑む時は 古びた暖簾の 店がいい 夢をお猪口に 注ぐも良し 想い出肴に 酔うも良し  こころに風吹く そんな日は 誰かに電話を すればいい 友と語らう 酒もあり あの娘と酔いたい 酒もある  ふる里想って 呑む夜は 地酒と干物が あればいい さかな焼いてる 煙にも 故郷の匂いが しのばれる  春にはぬる燗 夏は冷や 秋には人肌 冬は熱燗 美酒に酔いしれ それぞれに 人生楽しみゃ それでいい 
日本全国お疲れさん音頭金沢明子金沢明子仁井谷俊也宮下健治ハアー祭り太鼓が ドドンと響きゃ 空でトンビが 笛を吹く 踊る若衆も ご隠居さまも 大漁・豊作 祈ってる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー好いて好かれて 夫婦になった 可愛い子供は 宝物 嫁と姑 いろいろあるが 孫の顔みりゃ 気も晴れる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー何をくよくよ ドジョウにメダカ 出世ばかりが 能じゃない 人はやさしさ 気づかうこころ それが世間に 灯をともす  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん  ハアー鳥は囀り 草木は謳い 花は微笑み 風薫る こんな小さな 地球だけれど みんな生きてる 夢みてる  さァさ皆さんお疲れさん 帰って寝ましょう お疲れさん 日本全国お疲れさん 二十世紀よ お疲れさん
風まかせ三沢あけみ三沢あけみ大地丙太郎宮下健治伊戸のりお風が峠を下りてきた たもと揺らして過ぎてった 女ひとりの旅行く訳を 噂してるか やんちゃな雀 名乗る名前はあるだけ邪魔よ あるは気ままと あるは気ままと 供の酒  道の標に気づいても どうせ気まぐれ 風まかせ 女ひとりの旅行く先にゃ 恋も嵐も待ってるだろが 通りすがりの話の種よ 行ってみようか 行ってみようか 知らぬ道  遠くで誰かが呼んでいた 雲に誘われ飄々と 女ひとりの旅行く町は 青い月影 今宵の宿か 帰る故郷も今更待たぬ 明日もどこかの 明日もどこかの 空の下 
今日かぎり宮史郎宮史郎麻こよみ宮下健治南郷達也この世には 惚れちゃならない 人がいる 見てはいけない夢がある しょせんあなたと この私 添えぬ運命の二人です… つらくても つらくても つらくても お別れします ああ 今日かぎり  女には つかなきゃならない 嘘がある 捨てちゃいけない 意地がある 愛想づかしの ふりをして わざと冷たく 背を向ける… 幸せを 幸せを 幸せを 祈っています ああ 遠くから  この世には 追っちゃいけない 人がいる 無理に断ち切る 夢がある ふたりこのまま 続いたら きっとあなたが 困るから… つらくても つらくても つらくても お別れします ああ 今日かぎり  
おんなの三度笠長山洋子長山洋子星野哲郎宮下健治倒れながらも つかんだ泥の 中にきぼうの 星がある 嘘が七分で ほんとが三分 癪な浮世に 泣かされながら 明日を信じて 立ちあがる 意地が女の 女の三度笠  歩きたいのさ 自分の足で 義理の坂道 つづら折り 芸の修行に 終りはないが パッと一花 咲かせたならば 恋の嵐に 散ってゆく 花が女の 女の三度笠  こんな私を 生かしてくれた かぞえ切れない 人がいる 受けたご恩は 返さにゃならぬ それを済ませて 身もさばさばと 次は小鳥に 生れたい 夢が女の 女の三度笠
清水湊の女長保有紀長保有紀鈴木紀代宮下健治佐伯亮男が一人に 女が二人 うまく行くはず ありません 恋むらさきに 咲くりんどうが 彩をなくして 散ってゆく 想い断ち切る ひとり旅 清水湊に 清水湊に 雪が降る  はぐれて行きたや 未練な恋と 浮かれ鴎に 割り台詞 当てもないまま 街道行けば 風の間に間に 茶の香り うしろ髪ひく 鎌ヶ崎 波のしぶきが 波のしぶきが 又ゆれる  淋しさまぎらす 灯台あかり 出船入船 夜が明ける 朝霧かすむ 三保松原は 泣いた涙の 吹きだまり 忘れられない 名を呼べば 清水湊に 清水湊に 雪が降る  
おんなの浪花節長保有紀長保有紀鈴木紀代宮下健治伊戸のりお三月(みつき)もったら お慰み おためごかしの 噂雨 手前ご存じ 不調法 イキな恋句(もんく)は 言えないが 惚れた女の 浪花節 あゝゝゝ聞いとくれ  五つこはぜの 白い足袋 ほどく手もとの じれったさ 空にまん丸 お月さん 仰ぐすすきに 秋の風 酔った女の ほつれ髪 あゝゝゝせつないね  七つ尽くして 足りぬなら 八つ九つ 捧げます 一途一筋 一本気 花の生涯(いのち)を 賭けました こんな女の 浪花節 あゝゝゝ名調子
流転川三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治南郷達也石が浮かんで 木の葉が沈む それが浮世と 云うものか 生きてゆくのは 耐えること いつも男で あった日の 姿恋しい あゝ流転川  悪い方へと なぜ廻り出す 一度外れたら 歯車は 酒でなみだを 飛ばそうよ 袋小路の 薄灯り 負けちゃいけない あゝ流転川  ひとの一生 舞台で変わる 淀み水さえ 流れ水 お前いたから 俺がある 曲がりなりにも 五十路坂 明日の花咲け あゝ流転川
俺の花三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治なんとかなるわと いつものお前 本当になんとか なって来た 苦労少しも いとわぬ女 つらい涙は 露もどき つれあい ふれあい 俺の花 お前いたから 越えられた  何年ぶりだろ 祭りの夜に そろいの浴衣で 歩くのは ひとの多さに お願いごとも 遠くからでは 叶うやら つれあい ふれあい 俺の花 両手どんなに 合わせても  いつでも一緒に 居られることさ 何よりしあわせ それひとつ 尽くすお前も 一途な女 楽な道では ないけれど つれあい ふれあい 俺の花 ついて来てくれ これからも
北斗星氷川きよし氷川きよし木下龍太郎宮下健治男みれんの 捨て場所いずこ 尋ね尋ねる 渡り鳥 影法師(かげ)が道連れ さすらい行けば 旅路の果ての オホーツク 道に行き暮(く)れ 見上げる空に あの娘の涙か 北斗星  風に途切れて 聴こえる声は 誰を呼ぶのか キタキツネ 燃やす流木(りゅうぼく) 焚火(たきび)のけむり くべよか消えぬ 面影も 口にゃだせない 男の胸を 見抜いてまたたく 北斗星  海を渡って 白夜(びゃくや)の国を 明日(あす)は目指そか 渡り鳥 いまは道なき 海峡だけど 流氷埋める オホーツク いつかあの娘を 忘れる日まで 心に凍(い)てつく 北斗星
相生春秋長保有紀長保有紀小田めぐみ宮下健治伊戸のりお旅はみちづれ 夜更けの雨が 苦労承知の 身を濡らす なにがなくとも ああつらくとも 寄り添う命が あるかぎり 泣くな蛇の目の 傘ひとつ  義理につまづき 情けに転ぶ 行けば世間に つきあたる それが憂き世の ああさだめでも あなたの値打ちは ここにいる 惚れたおんなの 目でわかる  こんな私を みつけてくれた こんな大事な ひとだから ぼやき上戸の ああふたりにも 心は連れ合う 相生に けだし夫婦の 花が咲く
浪花夢情話(新編 桂 春団治)長山洋子・川藤幸三長山洋子・川藤幸三石原信一宮下健治山田年秋ド阿呆呼ばわり 笑われなんぼ 破れ亭主を つくろいながら 酒も遊びも 芸道ならば 耐えてみせます 寒空(さむぞら)長屋 晴れて天下を つかむまで  やきもち焼いたら 負けになる うちは春団治の女房や そない思できたけど ええ女(ひと)できましたな… いいえ あんたが 立派な落語家(はなしか)になるためやったら この子を連れて 出て行きます さぁ これが芸人の女房にできる 最後のつとめでっせ!  芸の虫さえ 暴(あば)れなければ 夫婦(めおと)寄り添い 暮らせたものを 詫(わ)びる心を 羽織でくるみ 浮かれ囃子(ばやし)に 調子を合わす 雨は未練か 法善寺  女房と別れ 子と別れ それもこれも わいが阿呆やから けどな 阿呆しかでけん芸があるんや わいは五黄の寅 あとへは引けん おとみ 約束するで 必ず日本一になる それがせめてもの わいの餞(はなむけ)や!  切れたつもりの 小指の糸が なんでおまえを 日暮れに探す 浪花人情 捨てられません 涙もろうて 笑いの華よ 浮世舞台に 夢と咲け
大前田英五郎鏡五郎鏡五郎木下龍太郎宮下健治馬鹿な片意地 互いに張って なんで大事な 命を捨てる 野暮な喧嘩を 度胸で分けて 顔で治める 男伊達 生まれ上州 生まれ上州 大前田  「意地だ 義理だと角突き合わせて 親から貰った大事な躰、 粗末にしちゃあいけませんぜ。 ここはこの大前田の顔に免じて 引いちゃあくれませんか。」  悪さしたのも 若気の至り 付いた綽名が 火の玉小僧 二度と抜かぬと 長脇差に 結ぶ封印 こより糸 月も知ってる 月も知ってる 心意気  「雁も最後は生まれ故郷の土になるってなぁ。 鳥でさえそうなら 里心がつくのは当り前。 生まれ在所の上州へ明日は帰ろうか。 故里で最後のひと咲き それが男と言う者じゃあござんせんか。」  赤城おろしが 身に沁む頃か 捨てて出て来た 上州在は せめて最後は 故郷の空に 咲いて散りたい 男花 戻り草鞋の 戻り草鞋の 英五郎 
裏町しぐれ三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治池多孝春上手に生きて なぜ行けぬ 上手な酒が なぜ飲めぬ くすぶるつもりは さらさらないが 男一途の 胸の火を 訊くな覗くな 裏町しぐれ  ことさら寒い この冬に なにゆえ意地を また見栄を つぶしの利かない 男ですまぬ 深くおまえに 傘を差す 頼りきりだよ 裏町しぐれ  おまえが築く 岩の城 この俺次第 砂の城 ここまで来たのに 負けられないさ 力込めては 肩を抱く 雨も小降りの 裏町しぐれ
夕焼け波止場氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治泣かないで 泣かないで 夢であの娘を 抱きしめた 浮き寝鳥だよ マドロスなんて 明日はいずこか 潮路は遥か 心残してザンブリコ 波の上 雲が流れる あのあたり 夕焼け波止場  帰ろかな 帰ろかな 忘れられない 片えくぼ 今もあの娘は 独りでいると 噂カモメが 伝えて鳴いた 心残してザンブリコ 波の上 男純情を 置いて来た 夕焼け波止場  逢いたくて 逢いたくて みなと灯りが うるんだよ 待っていてくれ 迎えに行くよ 風の吹きよで 潮路も変わる 心残してザンブリコ 波の上 出船入船 帰り船 夕焼け波止場
母の祈り米倉ますみ米倉ますみ亀田康男宮下健治佐伯亮行方知れない 我が子を探し 祈り重ねる しぐれの岬 今日も立ちます 寒さに耐えて 老いたこの身で カモメにすがる 波も凍てつく ああ 日本海  お前の姿が見えなくなって どれだけ月日が流れたことか 何処にいるの… 何処にいるの… 風よ波よ どうかお願い 早くあの子に 逢わせておくれ…  風のうわさは 異国に生きる 無事な我が子を 知らせる岬 聞けば溢れる 涙の粒が 胸に零れて ふるえる身体 届け雄叫び ああ 日本海  海が鳴く度 心も疼く 影を慕いて 背伸びの波止場 踊る波間の 灯台明かり せめてあの子に 灯しておくれ 燃やす篝火 ああ 日本海
酒しぐれ鏡五郎鏡五郎関口義明宮下健治佐伯亮いくら惚れても 尽くしても 所詮結べぬ えにし糸 酔えば未練が なおさらつのる 女ひとりの 夜ふけごろ 指にこぼれる ああ 酒しぐれ  男ごころの 嘘・まこと 知らぬうぶでは ないけれど 風の音にも かすかに痛む 夢の数かず 思い出を なんで濡らすか ああ 酒しぐれ  吐息まじりの こぼれ灯が 路地に咲いてる 花暖簾 忘れきれない 面影ばかり 浮かぶお猪口を 何としょう 胸にそぼ降る ああ 酒しぐれ
望郷子守唄滝川ひろし滝川ひろし万城たかし宮下健治伊戸のりおこの坂を 登ればきっと ふる里が見える 逢いたかったよ 泣けてくる あれから何年 過ぎたやら 村は消えても 母の影 色はあせても 母がいる もがり笛 ああ子守唄  枯れすすき おさ髪に差した 初恋の花よ ひとり今年も 白々と 栗駒おろしの 風を抱く 昔あそんだ トロッコに 木炭の匂いと きしむ音 夢ン中 ああ子守唄  あかね雲 夕焼け空が 思い出を染める メンコ・缶蹴り かくれんぼ 両手でおさらば さようなら 耳を澄ませば 山なみに 汽車の汽笛と 母の声 ふるさとの ああ子守唄
お島・千太郎 つれ舞い道中鏡五郎&真木柚布子鏡五郎&真木柚布子水木れいじ宮下健治花と咲くには 春まだ浅い 風が身を刺す 峠道 知らぬ他国を つれ舞い道中 追手逃れて お役者化粧 浮世芝居の幕があく エエ…幕があく  お島さん その若男那は もうよしておくんなせェ  檜屋の千太郎は とっくの昔に死んだんだ 今の俺らは 只のしがねえ旅役者…  何を言うの若男那 それも これも 濡れぎぬを晴らすまでの辛抱じゃないの  そんな弱気な顔 お島は嫌いです さあ胸のすくような 大見栄を切って みせてちょうだい ねぇ 若男那!  俄か役者で 今日また暮れて さぞやつらかろ 旅の空 流れ流れの つれ舞い道中 口でけなして 心で詫びる 恋のさだめはままならぬ エエ…ままならぬ  ほら見て 渡り鳥が飛んでゆくわ  明日は天下晴れて ふるさとへ帰れるのね でもあなたはもう一度 檜屋の看板を上げる人 その時が お別れだと思うと お島は…お島は…  馬鹿を言うんじゃねェ 無事にこうして来れたのも みんな おまえの 苦労のお陰  故郷に着いたら その時こそ なあ お島 檜屋のおかみさんになってくれるな!  月にひと声 雁 啼いて こころ晴れ晴れ 夫婦笠 命むすんだ つれ舞い道中 なびく幟も 日本一の お島千太郎戻り旅 エエ…戻り旅
くれない桜佐野文香佐野文香水木れいじ宮下健治前田俊明花のさかりを 修羅の道 賭けて流れの 旅空夜空 おんな一代 命はひとつ… 野暮がもの言う 浮世とやらに 咲かす誠の くれない桜  髪の乱れの ひとすじに 秘めてかくして 散りゆく恋よ おんな一代 水盃に… 今宵別れの 十六夜月夜(いざよいづきよ) 燃えて哀しい くれない桜  咲いて散るのが 宿命(さだめ)なら 何も言うまい 心のうちは おんな一代 未練はないさ… 義理のたて帯 きりりとしめて むかう嵐の くれない桜
はぐれ雲どこへ和田青児和田青児かず翼宮下健治丸山雅仁男は後ろを振り向かず 淋しさ道づれに 昨日を脱ぎ捨て出て行けと 背中を風が押す オーイ オーイはぐれ雲 はぐれ雲どこへ・・・ 真っ赤な夕陽を 追いかけて 目指すは遥かな 地平線 心の荒野(あれの)で 見る夢は 誰にも負けないぞ あぁどんと行け  男は器用に生きるなと 父親(おやじ)の口癖が 今でも聞こえる放浪(さすらい)の 旅路の果てまでも オーイ オーイはぐれ雲 はぐれ雲どこへ・・・ 故郷(こきょう)に残した あの女(ひと)は 俺など忘れて くれただろう 心の荒野に 咲いた花 散るなよいつまでも あぁ逢いたいなぁ  オーイ オーイはぐれ雲 はぐれ雲どこへ・・・ まだまだ丸くは なれなくて とんがりぶつかり 弾(はじ)かれる 心の荒野は 夜明け前 命をかけてみろ あぁどんと行け
くれない仁義佐野文香佐野文香水木れいじ宮下健治佐伯亮恋に咲いても いのちはいのち 義理に散っても 花は花 おひかえなすって この道 開けてもらいましょうか… 女だてらに 仁義きる 肌はくれない 鉄火肌  変る時節を 嘆きはせぬが 浮名ばかりの たつみ風 おひかえなすって けじめをつけに 参りましょうか… 肩で泣いてる 緋ざくらも 燃えて血染めの 修羅の坂  あおぐ夜空を 染めては消える 雪か花火か 人生は おひかえなすって 盃うけて 別れましょうか… 忍の一文字 抱いてゆく それが渡世の おんな道
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
大阪夜雨三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治佐伯亮こんなご縁は はなから無理と 先にあきらめ 立つものを そっと願掛け 法善寺 好きなお方を 慕う身は にごり水でも りんと咲く 雨も知ってる 大阪夜雨  ネオン浮かべる 淀んだ川も 同じ流れは そこにない 過去を忘れて もう一度 生きてゆこうと 決めた日の 夢の架け橋 繋ぎ橋 思い出します 大阪夜雨  分からないわね この世のことは どこで転がる 冬と春 不幸つづきの 女でも 添えるこの日が 来ようとは 雨も祝って 道に咲く 水の花火よ 大阪夜雨
出直し酒花元麻希花元麻希かず翼宮下健治南郷達也人生すごろく 戻りと出ても いいじゃないのよ 振り出しならば 二度や三度の つまづきに 負けちゃいやです 踏ん張りどころ… 飲んで下さい 出直し酒を  あなたの支えに なれるのならば おんな冥利と しみじみ思う 堅く結んだ この絆 見せてやりたい 世間の人に… 惚れた同士の 出直し酒よ  今夜はあなたに 甘えて酔って 夢のつぼみを 心で咲かす ひとつ峠を 越えたなら もっといい日が 来ますよきっと… これが二人の 出直し酒よ
恋桜岡ゆう子岡ゆう子水木れいじ宮下健治南郷達也箕輪(みのわ)しぐれに 身をよせあえば むせび泣くよに 花が舞う 死ぬか生きるか ひとつに決めて 解いてください この帯を… 伊那(いな)は七谷(ななたに) 奥座敷 あなたに散りたい 恋桜  抱いて抱かれて 火の川渡る 絵島(えじま) 生島(いくしま) 罪の舟 風の吐息か 高遠囃(たかとおばや)し 聞いてひく口紅(べに) 湯のかおり… 明日(あす)は他人の さだめでも こころの妻です 恋桜  別れ酒よと くちびるあわせ そっとふくます 玉の露 髪の乱れを 恥じらいながら 閉める障子に 月おぼろ… 長谷(はせ)は山霧(やまぎり) かくれ宿 あなたと燃えたい 恋桜
浪花めおと橋鏡五郎・岡ゆう子鏡五郎・岡ゆう子水木れいじ宮下健治なにを好んで ド甲斐性なしの こんなに男に ついて来た さんざ苦労も 千日前の 今じゃ昔の 宵がたり ええやないか えやないか あいあい傘で 渡るふたりの 渡るふたりの 浪花めおと橋  愚痴も こごとも 言わぬが花と 惚れた弱味で しのび雨 酔うてよろけて 肩借りながら 腹じゃ両手を あわせてた ええやないか えやないか あいあい傘で 情かけあう 情かけあう 浪花めおと橋  まわり舞台の この浮き世なら あんた出番は きっと来る 十日戎の 福笹 買うて 小春びよりの 明日を呼ぶ ええやないか えやないか あいあい傘で 夢をひろげる 夢をひろげる 浪花めおと橋
玄海月夜氷川きよし氷川きよし菅麻貴子宮下健治蔦将包胸に大きな 希望(のぞみ)を抱いて 人は一度は 故郷(ふるさと)捨てる 空を見上げりゃ まん丸月だ 男ごころの 真ん中あたり のぞいているよな 玄海月夜  渡り鳥さえ 番(つが)いで鳴いて 翼広げて 旅立つものを 上りホームで 別れたあの娘(こ) 待っていてくれ 迎えに行くよ 島影はるかな 玄海月夜  ビルをまたいで 流れる星に 祈る願いは 両手にいくつ 夢で帰ろか 今夜はひとり いつか必ず 男になると 誓ったあの日の 玄海月夜
おんな炭坑節長山洋子長山洋子鈴木紀代宮下健治赤い煙突(えんとつ) 目あてに行けば 米のまんまが 暴(あば)れ食(ぐ)い 歌う戯(ぎ)れ歌 ボタ山暮らし もっこカンテラ ヘルメット 掘って掘って また掘って 惚れた男の 黒い汗  稼(かせ)ぐ日銭(ひぜに)は 一升ビンに 代えてさわいで カラにする 花も季節も ない地の底にゃ 泥(どろ)にまみれた 夢がある 掘って掘って また掘って 汽車を汽船を 走らせる  月の差し込む ハモニカ長屋 私ゃあんたの 腕の中 絹の布団(ふとん)に くるまるよりも 炭坑(やま)の男は あたたかい 掘って掘って また掘って 明日は地獄の 一丁目
昭和生まれの渡り鳥市川由紀乃市川由紀乃仁井谷俊也宮下健治四角四面の 世間とやらを 丸い笑顔で 生きられたなら 楽しじゃないか くよくよするなよ めそめそするな 今日が駄目でも 明日があるさ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  ひと目惚れだと 浮かれていても 好きな気持ちを 打ち明けなけりゃ 恋にはならぬ くよくよするなよ うじうじするな 誠意(まこと)みせれば 愛情(こころ)は通う 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥  百の苦労に 倖せひとつ 生きる坂道 手を取りあって 歩こじゃないか くよくよするなよ じたばたするな 冬が終われば 花咲く春だ 昭和生まれの 渡り鳥 エ エー渡り鳥
能登絶唱市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治南郷達也袂(たもと)でかばう 頬を打つ 能登半島は あられ雪 負けて弱音を 吐いたなら 母を泣かせた 甲斐がない 愛をつらぬく 道行は 波も試練の 日本海  親の目忍び 夏の旅 キリコの祭り 恋路浜 愛の証しに 女ゆえ あの夜(よ)許した 何もかも まるで二人の 胸の炎(ひ)が 燃えていたよな 海花火  間垣(まがき)を抜ける 風の音 能登半島は 虎落笛(もがりぶえ) 好きなあなたと 一緒なら 苦労しようと 悔いはない 世間隠れの 道行は 春も遅れる 日本海
熱海恋しぐれ村上良輔村上良輔亀田康男宮下健治伊戸のりお吐息に曇る 鏡のなかに 愛の指文字 重ね書き 添えぬ人とは 知りながら 夢も一夜の 花吹雪 あああ 女はかない 熱海恋しぐれ  浴衣の文字に 想いを寄せて いつか来ました しのび宿 にじむ湯の香の 腕枕 残る移り香 夢花火 あああ 未練そぼ降る 熱海恋しぐれ  海鳴り聞けば なおさら募り 頬にこぼれる 涙雨 たどる宛てない 湯の宿の 一人枕に 降るネオン あああ 胸に散ります 熱海恋しぐれ
望郷哀歌村上良輔村上良輔亀田康男宮下健治伊戸のりお北へ流れる 浮雲に 故郷映して 里心 田んぼあぜ道 あかねの空に 母と唄った 童歌 あああ あの頃の ぬくもりが 今も覚える 今も覚える 幼い胸に  夕陽背にして 野良仕事 雁もなくねに 親の影 夢を二人で 分け合いながら 腰をまるめて 鍬をとる あああ 汗に酔う あの笑顔 今も映るよ 今も映るよ 都の空に  越後野面に 立ち登る 夕餉まぢかの 風呂煙り いろり囲んで 縁をかたる 老いた親父の 自慢節 あああ たくましい あの声が 今も聞こえる 今も聞こえる 望郷哀歌
夫婦船鳥羽一郎鳥羽一郎田久保真見宮下健治丸山雅仁海が 海が 海が吠える… お前の形見の 手ぬぐいが 俺のこころの 命綱 首にしっかり 巻きつけりゃ こわいものなど 何もない ひとりで乗っても この船は夫婦船  風に 風に 風に耐えて… 一羽のカモメが ついてくる 俺にゃわかるよ お前だろ 何も心配 せんでええ 一生お前が 恋女房 ふたりはひとつさ この船は夫婦船  船が 船が 船がきしむ… まぶたに焼きつく 面影が 俺のいのちの 守り神 波がかぶって 踏んばれば 海にお前の 声がする ひとりの海原 この船は夫婦船
浮世草市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治南郷達也過ぎた恋だと 笑っても 口と心は 裏表 憎い人ほど 後を引く 胸の 胸の未練火 消せぬまま 川を流れる 浮世草  愛を信じて 背かれた 私みたいな 弱虫は なみだ洗った 水なのか 寄せる 寄せるさざ波 袖濡らす しぶき冷たい 浮世草  呑めぬお酒に すがっても 沁みるばかりの 傷あとは いまに月日が 消すと言う 元の 元の笑顔が 戻るまで 明日へ流れる 浮世草
夜汽車氷川きよし氷川きよし菅麻貴子宮下健治前田俊明あれは十九歳(じゅうく)のよー 春まだ遠い 星も凍てつく 北の駅 響く汽笛に 背中を押され 上り夜汽車に 飛び乗った 夢の切符を 握りしめ  旅の埃はよー はらえもするが なんではらえぬ 面影よ 白い林檎の 花咲く丘で 好きと言えずに 背を向けた 君は元気か 幸せか  晴れと思えばよー 雨降る夜更け 男ごころが また濡れる 呼んでいるよな 汽笛がひとつ 夢の夜汽車で 帰ろうか 遠いあの日へ ふるさとへ
露地しぐれ梓夕子梓夕子木下龍太郎宮下健治池多孝春「ここから先は 女通れぬ男道。黙って来た道 戻ってくれ。無理は言いっこなしだ。」  借りたままでは 済まない義理の 命かけての 恩返し 叱りつけても 相合傘で 送るお前の 切なさが 雨になったか 露地しぐれ  つらい座敷の 酔いどれ客を 逃げて来たのか 乱(みだ)れ裾(すそ) 何も言わずに 入って行けと 送り届けた 雨の夜の 傘が二人の 縁結び  もしもこのまま 戻れぬときは 次と言う世で 水入らず 差して帰れと 譲った傘を 捨ててお前は 濡れねずみ ひとり見送る 露地しぐれ
人生ぼちぼち節梓夕子梓夕子木下龍太郎宮下健治池多孝春一山(ひとやま) 二山(ふたやま) 三山(みやま)越え 苦労と言う名の 登り坂 一歩一歩を 重ねて行けば いつか峠を 越えられる 急ぎ過ぎれば こけるだけ ぼちぼち行こうよ 人生は  一押(ひとお)し 二押(ふたお)し 三(さん)に押(お)し 口説(くど)いて駄目なら あきらめろ 広い世の中 半分 女 残りくじこそ 当りくじ 恋に先着 順はない ぼちぼち行こうよ 人生は  一口(ひとくち) 二口(ふたくち) もう三口(みくち) 他人(ひと)には情けを 掛けておけ 廻り廻って 転(ころ)んだときに きっと救いの 手が伸びる 支えられたり 支えたり ぼちぼち行こうよ 人生は
王さんのこと長山洋子長山洋子小金井一正宮下健治京建輔日雇い 日暮れて 日の出町 餃子のにおいに 誘われて のれんをくぐる 大晦日 地元じゃないねと 王さんに 慌ててうなずく 夜だったなぁ…  薄着じゃ表は 寒かろう ゆっくりしてけと 火をおとし 油を拭いた 酒のびん壜 祖国の話で 王さんに 今すぐ帰れと 叱られたなぁ…  何年ぶりだろ 裏通り 地酒を土産に 訪ねたが ぺんぺん草と 夢の跡 も一度逢いたい 王さんに 息子の話を 聞かせたいなぁ…
月の渡り鳥市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春八里歩けば 草鞋(わらじ)も切れる 一宿一飯 借り受けまして 上州 松井田 中仙道 月のしずくが 笠に降る 旅の弥太郎 渡り鳥 渡り鳥  惚れた腫れたは 苦手な台詞(せりふ) 姿はやくざの 弥太郎笠も 育ちは旗本 二本差し お雪恋しや 胸のうち 誰に聞かそか 旅の夜空(そら) 旅の夜空(そら)  義理と人情に 命が絡む 笛吹峠は 見返り峠 恩義を果たせと 妙義山(やま) 烏(からす)川面(かわも)に 逆さ月 濡れて弥太郎 三度笠 三度笠
博多川三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也中洲(なかす)のねおんに 咲く花は 朝を待たずに 散る宿命(さだめ) うすい倖せ 博多川 それでも誰かに また縋(すが)り 恋をするのも 女ゆえ  人形小路(しょうじ)の あのひとは 妻も子もある ひとだった 涙ながした 博多川 世間の噂に 指さされ 耐えてゆくのも 愛のため  明日(あした)は逢わせて いい男(ひと)に 寿橋(はし)のたもとで 手を合わす 夜風身にしむ 博多川 傷つき転んで また起きて 夢をみるのも 女ゆえ
男の時計三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治佐伯亮人が生きると 云うことは 重荷を背負い 歩く旅 時代おくれの 不器用ものが 我慢に耐えた 幾月日 いのちの時間(とき)を 刻んでた 過去を振り向く… 男の時計  たとえ一秒 一分も 一緒にいたい 女(ひと)だった いつか運命(さだめ)に 裂かれたけれど 今でも胸の 歯車が おまえに廻る 針をさす 恋に未練な… 男の時計  永い一生 雨風に こころが錆(さ)びる こともある 夢の振り子は 死ぬまで止(と)めぬ も一度ネジを 巻き直し あしたに挑(いど)む 立ち向かう それも人生… 男の時計
石ころの唄鳥羽一郎鳥羽一郎万城たかし宮下健治竜崎孝路転がる石を 蹴飛ばした 遠い昔に 飛んでった 酒でおふくろ 泣かしてた 憎い親父が そこにいる 石ころ ころころ抱いてみる 抱いてみる 時の流れに 丸くなる  まん丸石と 割れ硝子(がらす) うしろ向かずに 逃げ出した がんこ親父の げんこつは 石の固さに よく似てる 石ころ ころころ知っている 知っている 俺が泣き虫 だったこと  月夜の石に つまづいた なぜか恋しく 泣けてくる 父の背中は でっかくて 俺はやっぱり 越えられぬ 石ころ ころころ蹴ってみる 蹴ってみる 遠い親父の 音がする
おまえの噂千葉一夫千葉一夫仁井谷俊也宮下健治前田俊明おまえの手紙の 消印(けしいん)を 頼りにひとり 夜汽車に乗った 雨の函館 訪ねてみれば 流れて小樽に いると云う 酔って夜更けは 泣いてたと おまえの噂が せつなく胸を刺す  つれない素振(そぶ)りで 別れたが 今なら強く この手に抱ける 北の札幌 さびれた酒場(みせ)は 飲みかけボトルが 残るだけ 荒れた生活(くらし)を していたと おまえの噂が 冷たく身を責める  ふたりで暮らせる 幸福(しあわせ)を 指折り数え 待ってたおまえ 雪の帯広 夜霧の釧路 涙の足跡 たどる旅 痩(や)せた姿を みたと云う おまえの噂が こころをまた泣かす
縁舞台島津亜矢島津亜矢田久保真見宮下健治南郷達也おぎゃあと産まれた その瞬間(とき)に ずいと 上がった 幕がある お天道様(てんとさま)が 照らしてくれる 一生一度の 夢舞台 こんな自分を 生き抜いて 親に見せたい 晴れ姿  あぜみち坂道 いばら道 こころ ほころぶ 夜もある 涙でにじむ 浮世のかがみ 誰にもみせない 舞台裏 風に背中を なぞられて 遠いふるさと 想う夜  明日へと続いた 花道の 中心(なか)に 奈落の 谷がある 一寸先は 光か闇か おごるな負けるな 夢舞台 運命(さだめ)相手の 闘いに 勝って勝ち抜き 明日を行く
男の花火島津亜矢島津亜矢田久保真見宮下健治南郷達也泣くになけない 涙のつぶを 火薬代わりに つめこんで 明日が見えなきゃ 心の闇に 夢の花火を 打ち上げろ ドーンとね 思い切り 思い切り 男の命を 打ち上げろ  惚れたはれたと 言えない想い 酒でかくして 湿気(しけ)らすな 駄目でもともと あの娘の胸に 恋の花火を 打ち上げろ ドーンとね 今夜こそ 今夜こそ 男の純情 打ち上げろ  今日の今日まで 出逢った人に 返し切れない 恩がある 裏も表も ないほどでかい 夢の花火を 打ち上げろ ドーンとね あざやかに あざやかに 男の誠を 打ち上げろ
みちのくの春山本謙司山本謙司平山忠夫宮下健治池多孝春根雪解けたと あの娘の便り 背籠(せかご)姿が 瞼に浮かぶ 遠く離れた 出稼ぎぐらし 慣れぬ仕事に 精出す俺を 山が呼んでる ああ待っている ……みちのくの春  裏の木立も 芽吹きの頃か 陽ざし恋しい 藁葺き屋根よ 力一ぱい 働きながら 齢を重ねて 育ててくれた 母が達者で ああ待っている ……みちのくの春  夢でつないだ 絆が辛い 抱けぬ情けを あの娘に詫びる 同じ苦労を 分けあいながら 共に住みたい あの故郷(ふるさと)で 南風(かぜ)もやさしく ああ待っている ……みちのくの春
東京無情三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也ひとりに戻る だけなのと 淋(さび)しく微笑(わら)って 眸(め)を伏せた 倖せひとつも やれないで バカな男(やつ)だよ 身をひいた ああ 木枯(かぜ)がこころを吹きぬける 東京無情  甘えるように 背伸びして ネクタイなおして くれた奴 あなたは忘れて いいけれど きっとわたしは 忘れない ああ そんな言葉が胸を刺す 東京無情  煙草のけむり 瞳(め)で追えば 恋しいあいつの 笑顔(かお)になる この世で添えない ふたりなら 愛しあいたい 次の世で ああ 夜が泣かせるこの俺を 東京無情
浪花川三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也男のこころは 一夜(いちや)で変わる 女は一途に 愛を追う 水の都を さまよい往(ゆ)けば 夢のかけらか 七色ネオン 涙ながした 浪花川  一度はいのちと 思ったひとを おんなは一生 憎めない 夜の向こうに 面影追えば 浮いて沈んだ この世の運命(さだめ) 今日も見ている 浪花川  別れたあなたに ふたたび逢える 信じて待つのよ 戎橋(はし)の上 にごり水でも 生きてる限り きっと掴める 倖せひとつ 明日(あす)へ流れる 浪花川
春は桜の夢が咲く山口ひろみ山口ひろみ建石一宮下健治池多孝春あなた あなた あなた一人が いるだけで 私の人生 えびす顔 冬の坂 いくつか越えて 結んだ絆 つなぐこの手に 照れるひと 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く  泣いて 泣いて 泣いて笑って また泣いて 苦労で覚えた おもいやり あの夜を 忘れはしない あなたの涙 今日はぶらりと 縄のれん 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く  こころ こころ こころ重ねて 肩寄(かたよ)せて 似た者同士が 惚れている 散る時は 一緒と決めた ふたつの生命(いのち) ついて行(ゆ)きます 何処(どこ)までも 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く
天までとどけ御柱水田竜子水田竜子山崎ふみえ宮下健治木やり一声 天をつく 綱を引く手に 血潮がたぎる 揃いはちまき 若い衆が 七年一度の 生き甲斐だから 今年こそはと 命をかける 峰は残雪 峰は残雪 八ヶ岳  もみの大木 神となり  諏訪は千年 祭りは叫ぶ こゝは木落とし 日本一 こゝで乗らなきゃ 男がすたる 走る御柱 祈りをこめりゃ 諏訪は祭りの 諏訪は祭りの 風が吹く  川は雪どけ みそぎ水 待ちに待ったぜ この晴れ舞台 里は桜の花吹雪 夢とロマンを 心に秘めて 何が何でも やらなきゃならぬ 男度胸の 男度胸の 御柱
宗谷遥かに水田竜子水田竜子山崎ふみえ宮下健治生まれ故郷は 北の果て 汽車も通わぬ 宗谷の岬 流氷 海鳴り 灯台あかり 今もあの人 一人でいたら バカなわたしを 許してもらい 愛を 愛を 愛を交わして 生きて行きたい  ごめんなさいね わがまゝを あなたを捨てた 国境の岬 わたしの心に 今でも残る 腕のぬくもり あなたの言葉 耐えて行きます シベリアおろし それが それが それがわたしの 生きる道です  ハマナス咲いてた あの砂山に 今もあの人 一人でいたら 過ぎたあの日の 二人に戻り 愛を 愛を 愛を重ねて 生きて行きたい
おんなの長良川梓夕子梓夕子たきのえいじ宮下健治伊戸のりお川が燃えます 赤々と 仕掛け花火に めらめらと 恋は女を 菩薩に変える 裏切られたら 蛇(じゃ)にもなる どうするどうする 心が騒ぐ 惚れておんなの 長良川 あんたにあげる この命 熱い寝床で 華になる  力ずくでは ほどけない 情で結んだ この帯は 三日三晩を 抱いてて欲しい 骨がキリキリ 軋(きし)むまで どうなるどうなる 一途に惚れて 後に引けない 長良川 ひとりの夜は 切なくて 肌があんたを 恋しがる  どうするどうする 心が騒ぐ 惚れておんなの 長良川 あんたにあげる この命 熱い寝床で 華になる
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
女と男の縄のれん梓夕子&宮下健治梓夕子&宮下健治たきのえいじ宮下健治伊戸のりお雨が背中に 沁みる夜は お酒恋しい 縄のれん どこかよく似た 似た者どうし 酒が縁(えにし)の さし向かい いい男 いい女 女と 男の 縄のれん  何も聞かない つもりでも 酔えばお酒が 聞きたがる 云ってどうなる 過去でもないし 空けておくれよ 盃を いい男 いい女 女と 男の 縄のれん  そうねあなたも 縁歌(えんか)だね いいわも少し つき合うわ 通りすがりに 飲む酒なのに 何故か気が合う しみじみと いい男 いい女 女と 男の 縄のれん
冬牡丹鏡五郎鏡五郎塚口けんじ宮下健治南郷達也噛んだくちびる 血をにじませて 俺に抱かれて 泣いている 素顔のおまえは きれいだけれど 見えない心は 傷だらけ いのちが熱い 冬牡丹  冬のさなかに 咲く哀しさか 夢の一つも 見させたい ごらんよその手で 小窓を開けて 雪にも負けずに 咲く花は おまえのような 冬牡丹  恋を恨むな すがれば切れる そんな世間の うらおもて これからこの先 おまえとふたり 探しに行こうよ 春の陽を 微笑みかえす 冬牡丹
小桜おせん市川由紀乃市川由紀乃万城たかし宮下健治池多孝春(台詞) この桜吹雪 咲かすも散らすも お天道様次第でございます  背中(せな)に散らした 桜の花は さらし木綿の 肌に降る 壺をひと振り この啖呵 上州訛りか 小桜おせん 恋の采(さい)の目 蚊帳(かや)の外  お酒呑んでも 呑まれはしない 肌も桜の 鉄火肌 甲斐の国から 中仙道 祭り盆ござ 小桜おせん 白い指先 紅のあと  (台詞) 一点地六の賽(さい)の目に 勝負を賭けるのも また乙なものでございます  女伊達らに 立て膝組めば 八百八町の 花となる 関の八州 旅がらす 誰が名付けた 小桜おせん 恋の丁半 雲の中
雨の裏町新城守新城守坂口照幸宮下健治池多孝春こんなもんだぜ 人生芝居 生きてるだけでも 儲けもの 筋を通して 不器用なりに 雨の裏町 ちどり足  不幸、不の種 自分で撒(ま)いて バカってもんだぜ 悔やむのは 花の一生 無駄にもさせて 憎かないのか この俺が  柔(やわ)じゃ生きれぬ 柔では死ねぬ ままにはならない 何一つ せめて最後は 畳の上で 俺の裏町 夜が逝く
利根の恋唄新城守新城守坂口照幸宮下健治池多孝春恋の関宿 情けの境 なんで越せない 大利根川よ 妻と呼ばれず あなたと呼べず 月も片割れ 待つものを 逢えぬひと夜が 只つらい 利根の恋唄 流れ唄  筑波おろしの 吹く風よりも ひとの噂は それより早い そっと隠れて 思いを胸に 川の水面の 髪化粧 暮れて花咲く 花もある 利根の恋唄 しのび唄  恋の関宿 情けの境 中を取りもつ 大利根川よ 「あなた」「おまえ」と 手に手をとって 辿りつく日は きっと来る 心一つに 夢も咲く 利根の恋唄 いのち唄
おやじの舟唄西方裕之西方裕之坂口照幸宮下健治伊戸のりお「学がないから 手紙は好かん」 頑固なおやじが 自分から たった一枚 便箋に 舟を下りたと 走り書き 石より重いよ この便り 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が  『海は広いと 云うけれど せがれ住む街ゃ なお遠い』  どこも昔は 貧乏所帯 それでも酒だけ あったよナ いつもおやじと 比べられ 影が薄いと 云われたよ 故郷恋しく 酔うばかり 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が  コート羽織れば 目に浮かぶのさ 男の匂いの ゴム合羽 いつかおやじの 生き方を 俺も追ってる 四十路坂 帰ろか あしたはあの海へ 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が
片割れ月佳山明生佳山明生鈴木紀代宮下健治南郷達也街が泣いてる 裏通り 空を見上げりゃ 片割れ月よ ああ…何でここまで ついて来る おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 悔やんでなんか いるもんか  惚れた女も 一人いた 夢を見たんだ 叶わぬ夢を ああ…風の噂は 酷(こく)なもの おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 迷ってなんか いるもんか  運はこの世の まわりもの 今日がなくとも 明日(あした)はあるさ ああ…咲いて一重(ひとえ)の 月見草 おまえもひとり 俺(おい)らもひとり 怨んでなんか いるもんか
離郷しぐれ氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治どうかお頼み いたします 残し置きゆく 父母の 明日(あす)を案じて 手を合わす 男には行かねばならぬ 時がある 離郷しぐれが 枯れ葉を連れて 俺を呼ぶよに 窓を打つ  父は行けよと 申します たった一度の 人生を 広い世間で 頑張れと… 男には口には出さぬ 夢がある 離郷しぐれが 別れの朝に なんで門出を 濡らすのか  名残惜しいが 参ります 俺を見送る こともせず 母は気丈に 背を向けた いつの日か迎えに来ると 振り向けば 離郷しぐれか 涙の露か 肩にハラハラ 降りかかる
祝盃青戸健青戸健下地亜記子宮下健治鈴木英明昇る朝日が 黄金(こがね)に染まる 今日は嬉しい 賀寿(がじゅ)の宴(えん) 苦労千里の 道越えて さてもめでたや 皆々様よ 長寿(ちょうじゅ)祝いの 盃を 盃を  やる木こん木の 命の枝に 刻む年輪 咲かす花 松は栄えて 菊薫(かお)る さてもめでたや 皆々様よ 長寿祝いの 手拍子を 手拍子を  親は子に継(つ)ぎ 子は孫に継(つ)ぎ 家内繁盛 鈴なりに 鯛(たい)に鮑(あわび)に 海老(えび)ひらめ さてもめでたや 皆々様よ 長寿祝いの 笑顔酒 笑顔酒
五右衛門さん青戸健青戸健下地亜記子宮下健治鈴木英明金襴(きん)のどてらで 仰ぐ空 何をクヨクヨ 小(ちい)せえことさ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 天下盗(と)る気で チョイト また騙(だま)されて 五右衛門さんは エェ…お人好し  花のお江戸の 浅草寺 明日は箱根か 三条河原(さんじょうがわ)か 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 古今東西 チョイト 現われ消えて 五右衛門さんは エェ…頼もしや  浮世 世直し 大掃除 見栄を捨てなきゃ 世間は見えぬ 絶景かな イヤ 絶景かな 絶景かな 渡る雁(かり)がね チョイト 故里(ふるさと)恋し 五右衛門さんは エェ…しのび泣き
情け川北山たけし北山たけし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお好きと言ったら 目の前の 倖せ逃げると 泣くおまえ 何も云うなと 抱き寄せた 肩のうすさよ か細さよ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川  つらい過去(むかし)も 年の差も 邪魔にならない この恋の 酒でこころを 騙(だま)しても 惚れた気持ちは かわらない いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川  なんで気にする 占いを 運命(さだめ)はふたりが 決めりゃいい 春のうす陽が 射す部屋で 所帯持つのが 夢なのさ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川
男のなみだ雨北山たけし北山たけし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお通り雨なら 濡れてもいいが おまえの涙は こころに重い 言わなきゃよかった あの夜に 何で言ったか 別れの言葉 今さら詫(わ)びてる… 男のなみだ雨  酔えばやさしい おまえの笑顔 寂(さび)しい背中が 瞼をよぎる 想い出映した 水たまり 今も愛には 変わりはないさ 傘さえ差さずに… 男のなみだ雨  きっとこの雨 朝にはやむが しぐれて止(や)まない こころの傷は おまえは今頃 何処にいる 俺を恨(うら)んで 泣いてるだろか 迎えに行きたい… 男のなみだ雨
熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治伊戸のりお元は小雨の ひとしずく 水が集まり 川となる どこか似ている 青春も 出逢いふれあい 何度か重ね 女は命の 恋をする  色を持たない 水だから どんな色にも 染まるもの 愛を信じて その人の いつか好みに 染められながら 女は可愛い 妻になる  川で生まれた 鮎の子が 海を目指して 旅に出る どこか似ている 人生も 次の命を 育てるために 女はやさしい 母になる
昭和の夢よもう一度熊谷ひろみ&杉村春樹熊谷ひろみ&杉村春樹関口義明宮下健治伊戸のりお裕ちゃん気どって あの娘(こ)とデート くわえタバコで やけどした 顔や姿は 放っといて 心はいつでも ぶりっ子娘(むすめ) あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  フランク永井の 低音マネて 俺のおハコを きかせたら 義理で拍手は したけれど 余計なひと言 「風邪ひいたのね」 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  お控(ひけ)えなすって 座頭市さんへ 手前(てめぇ)しがねぇ 紋次郎 チョイトお待ちよ 男衆 彩(いろ)どり添えましょ 緋(ひ)牡丹お竜 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね  言うなよ昔は よかったなんて 五十六十 そこそこで 花も嵐も 踏み越えて まだまだこれから 男と女 あのころ思えば チョイト 青春が 今でも熱く よみがえる 昭和の夢よ もう一度 ――あんたも好きね
旅鳥長山洋子長山洋子木下龍太郎宮下健治佐野博美羽を痛めて 飛べない連れを 守って寄り添う 旅鳥よ 群れははるばる 南をめざし 先に行ったよ あの空を ちょいと お前さん 私が倒れたら 抱いて寝かせて くれるかえ 元の 身体に 戻るまで お酒を断って くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん  形(なり)はあんなに 小さいけれど 情けじゃ負けない 旅鳥よ 恥かしいけど 人間様も 教えられるね 生きざまを ちょいと お前さん 私が死んだなら やもめ通して くれるかえ 勝手知らない あの世でも  添い遂げさせて くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん  ちょいと お前さん 私が頼んだら 無理を叶えて くれるかえ 義理のしがらみ 断ち切って 世間を捨てて くれるかえ 旅鳥みたいに エー お前さん
細川ガラシャ市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ  きっと今度の 出陣が 二度と逢えない 旅になる 忠興(ただおき)殿も 分るやら 鎧(よろい)の袖に ひとしずく 武士の妻でも お玉も女 追って行きたい 大手門  「お玉は誓って 石田三成殿の人質にはなりませぬ。 徳川家康殿のために心おきなく お仂きくだされ 忠興殿。」  三日天下と 人が言う 父は逆臣 明智殿 苦しむために 人の世に 生まれて来たか あの世から 救いたまえと お玉が祈る 笑顔やさしい 聖母(マリア)さま  「三成殿の手の者が攻めて参ったか。 お玉はガラシャと言う洗礼名を持つ身、 わが手でわが命を絶つことは叶いませぬ、 爺 早う 妾を刺し 屋敷に火を放つのじゃ! 何をためらっておる、爺 早ういたせ 早う 早う!」  生きて縄目(なわめ)に 遭(あ)うよりも 死んで遥かな 天国へ 子に別れるは 辛いけど 神から受けた 宿命(さだめ)なら ひとり先立つ お玉の旅は 銀の十字架(クロス)が 道しるべ
ねね太閤記市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春城も取れます 男なら 器量ひとつで 戦国は 陰の苦労が 織田様の お目に止まって 草履(ぞうり)取り ねねは ねねは ねねは人生 賭けております お前さま  「えゝっ 淀殿に男のお子が生まれたと… 豊臣の家にとっては目出度いことなれど 母になれない女のねねには それは それは死ぬよりもつらいことにございます。 秀吉殿。」  出世峠を 登りつめ いまは天下の 太閤様 世継ぎ生(な)せない この身だけ 形ばかりの 北の方 ねねは ねねは ねねは心で 泣いております お前さま  「お前さま 二人で築いた豊臣も 程なく終りにございます。 これでよいのでございます。 ねねには 貧しくとも心寄せ合えた昔の方が 幸せにございました。」  主(あるじ)失くした 豊臣の 旗を引き裂く 関ヶ原 辛いけれども 一代で 枯れて悔いなし 桐の紋 ねねは ねねは ねねは宿命(さだめ)と 決めております お前さま
濃姫市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治池多孝春敵となるなら お家のために 刺してみせます 夫さえ 嫁ぐこととは 死に行くことと 決めて美濃から 尾張まで 帰蝶に出来る 女のこれが 戦(いくさ)です  「父上様 うわさ通りのうつけ者ならば、 信長殿を討てと下されたこの懐剣(かたな) あるいは父上に向けるやもしれませぬ。 この帰蝶は 蝮(まむし)の道三(どうさん)の娘にございます。」  討(う)たにゃ討(う)たれる 戦国ならば 見せちゃならない 手の内は 天下狙った 信長殿の うつけ芝居も 隠れ蓑(みの) 帰蝶もいつか 男のつらさ 知りました  「父道三亡(どうさんな)きいま 帰蝶の戻る実家(さと)はございません。 なれど 子も生(な)せす、まして病の身。 手負(てお)いの蝶は最後に 美濃の空で 舞いとうございます… 信長殿。」  妻の役目は 世継ぎを生(な)して 後に家名を 残すこと 母にはなれない 女の末は 美濃へ涙の 戻り旅 帰蝶の興(こし)を 野分けが揺する 日暮れです
望郷しぶき氷川きよし氷川きよし菅麻貴子宮下健治蔦将包波をかぶって 朝陽を浴びて 育った身体は 軟(やわ)じゃない 俺が選んだ 茨の道に きっと咲かせる 夢ひとつ 待って待っていてくれ 望郷しぶき  寄るな騒ぐな 未練の怒涛(なみ)よ 寄せれば決心(こころ)が 後戻り 両親(おや)にもらった でっかい恩を 返すその日が 来る日まで 握る握るこぶしに 男の涙  石につまずき 転んだ時も 石ころ支えに 立ち上がる 天空(てん)に向かって 笑顔を投げりゃ やがて花咲く 春が来る 待って待っていてくれ 望郷しぶき
きよしの銭形平次氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治伊戸のりお男いのちの 十手(じって)が燃える 謎を追いかけ 八百八町 花の花のお江戸を 銭が飛ぶ 正直者を 泣かせる奴は 俺ら平次が 許さねえ  浮世からくり もつれた糸を ちょいと湿らす かんざし時雨 待ちな待ちな御用だ 銭が飛ぶ 一番乗りだ 大捕物は 俺ら平次に 任せなよ  掛けるお縄に 情けが絡む 罪は憎いが 涙にゃ弱い 今日も今日も正義の 銭が飛ぶ お江戸の空に 夜明けを運ぶ 俺ら平次が ここにいる
大阪ちぎり三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治池多孝春どうぞ添わせて おくれやす 水掛お不動 水びたし 過去を打ち明け 一緒に泣いた そんなあなたも 訳あるお方 この縁下さい 大阪ちぎり  広い川ほど なぜか静か 流れる淀川 男川 深いふところ あなたの器 抱いて下さい その手で確(しか)と みちづれ このひと 大阪ちぎり  先の見えない 土砂降りも 相合傘なら 花・すだれ 夫婦善哉 あなたと生きる 苦労なんぼの 曽根崎ごころ 明日に春呼ぶ 大阪ちぎり
百年坂三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治佐伯亮早いものだよ 一緒になって ことし節目の 二十と五年 式も挙げずに 負い目な俺に いつも笑顔で ついて来た 行く坂 この道 百年坂へ 俺とおまえの 夢が咲く  こんな出不精 無口なやつと どこが良くって 相方さんに みんなおまえに 任(まか)せていれば ことが運んだ いい方に 行く坂 この道 百年坂へ 酒もひとしお 胸に沁む  花の見方も 年ごと変わる 咲けよ匂えよ 精一杯に 楽に生きれぬ 似たもの同志 今日のしあわせ 噛みしめて 行く先 この道 百年坂へ おまえ一生 みちづれに
みちのく舟唄水貴かおり水貴かおり万城たかし宮下健治石倉重信おんな船頭 十六夜(いざよい)舟は あなた来ぬかと ただ待つばかり 舟に棹さしゃ 砂鉄の川に 寄せる白波 片恋しぶき 私しゃおばこの 南部みちのく 屋形船  きしむ恋舟 この川下り 連れて行ってよ 恋しい人へ 墨絵ぼかしの 夢からさめて 焦がれ泣きする 枕も濡れる 水面(みず)に三日月 南部みちのく 宵あかり  紅をひと刷毛(はけ) 紅葉(もみじ)の帯が 旅のお人と 知りつつ惚れた どこに居るやら また気にかかる げいび追分 晩秋しぐれ ひと目逢いたや 南部みちのく 獅子ヶ鼻(ししがはな)
天まであがれ水貴かおり水貴かおり万城たかし宮下健治石倉重信どうせ男と 生まれたからにゃ 中途半端じゃ 世間が嗤(わら)う 夢を持つなら でっかい夢を 空は嵐の 修羅場でも 雲間を越えりゃ 晴れになる てん・てん・てん・てん・天まであがれ  たとえ小さな 体であろと 弾みつけたら 勝負に勝てる 腕を組むより 拳を上げろ 「真(まこと)」一字の 男みち 地味でも一つ また一つ てん・てん・てん・てん・天まであがれ  浪曲(なにわ)節なら 唸って何ぼ 泣いて人生 唸るはアホや 笑顔千両 笑って暮らせ 夜空(そら)に無限の 星の砂 掴んで輝(ひか)る 人になれ てん・てん・てん・てん・天まであがれ
大石内蔵助鏡五郎鏡五郎木下龍太郎宮下健治池多孝春松の廊下の 刃傷(にんじょう)を 国へ知らせる 早飛脚(はやびきゃく) 殿に殉(じゅん)じて 切腹か 城を渡して 浪(ろう)の身か 揺れる家中(かちゅう)を 前にして ひとり思案の 内蔵助  「殿に忠節を誓い 藩の行末を愁(うれ)う各々(おのおの)方の ご心底(しんてい)しかと見定(みさだ)め申した。 二心(ふたごころ)なき証拠の血判(けっぱん)押したる 連判状(れんばんじょう)と各々(おのおの)方のお命は 赤穂藩城代(じょうだい)家老(がろう)大石内蔵助良雄(よしたか) しかとお預り申す」  問わず語らず 胸の内 妻に持たせた 離縁状 他人(ひと)の謗(そし)りを 背に受けて 廓(くるわ)通いの 撞木町(しゅもくちょう) うつつ抜かすも やがて成す 秘めた大志(たいし)の 隠れ蓑(みの)  「雌伏(しふく)一年十ヵ月 亡き殿の仇(あだ)を討つ日が遂に参った。 これより吉良邸へ討入りいたす。逃れる者は追うべからず、 刃向(はむこ)う者のみ斬り捨てよ、 目指すは吉良上野介殿の御首(みしるし)ただひとつ。 山と川の合言葉を忘れず各々(おのおの)方存分にお働き召されい!」  殿のご無念 晴らすため 武士の一分(いちぶん) 立てるため 雪を踏みしめ 吉良邸へ 赤穂浪士が 四十七 今宵 討入り 大石が 打つは山鹿(やまが)の 陣太鼓(じんだいこ)
春夏秋冬まつり唄梓夕子梓夕子高橋直人宮下健治伊戸のりお祭りだよ 祭りだよ 北の果てから 南まで 花に誘われ 神輿の出番 掛声はじける 春まつり 威勢の良さじゃ 江戸っ子の 神田祭りの 心意気 心意気  祭りだよ 祭りだよ ねじり鉢巻き 紅だすき 太鼓轟く 花火が上がる ねぶたに七夕 夏まつり 伝統誇る 町衆の 祇園祭りは 夢を呼ぶ 夢を呼ぶ  祭りだよ 祭りだよ 老いも若いも 総踊り 差す手引く手の 笑顔と笑顔 豊作満作 秋まつり 褌(ふんどし)一丁 血を湧かす 喧嘩祭りの 勇肌 勇肌  祭りだよ 祭りだよ 海の町から 山の里 風に運ばれ 囃子が届く 寒さも吹き飛ぶ 冬まつり 春夏秋冬 締め括る 雪の祭りで 春を待つ 春を待つ
心に愛を…梓夕子梓夕子ひのき蓮宮下健治伊戸のりお朝陽が昇る 青空仰ぎ 憧れ抱いて そびえる山よ 優しく清く 休まず今日も 明日を目指し 流れる川よ あなたは人に 語りかける 長い旅は 続くけど 人生いつも 心に愛を 幸せあれと 鳥たちが歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう  夕陽に燃える 大きな夢と 希望に満ちて 輝く海よ 激しく熱く 休まず明日も 絆を信じ 進もう仲間(とも)よ あなたは人に 語りかける 生きることの 喜びを 忘れずいつも 心に愛を 幸せあれと 潮風が歌う いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう  いつも心に ありがとう 愛を心に ありがとう ありがとう ありがとう
隣の芝生岡ゆう子&宮下健治岡ゆう子&宮下健治麻こよみ宮下健治南郷達也天気もいいし 買い物に 出かけませんか 二人して 仕事仕事の 一週間 日曜ぐらい 寝かせてくれよ 釣った魚に 時々餌を くれなきゃダメダメ 浮気しちゃうわ ふくれっ面だけ うまくなり 純情可憐は いまいずこ 青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ ないものねだり  パートに炊事 お洗濯 たまにはいいでしょ 息抜きも 酒も俺より 強くなり 三日とあけず カラオケ通い 年に一度は 海外旅行 最初に約束 したはずなのに 冷凍食品 お取り寄せ たまには手料理 食べたいよ 青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ 似た者同志  青い青い 隣の芝生 あなたと一緒に なってなきゃ 青い青い 隣の芝生 おまえと一緒に なってなきゃ お互い様よ お互い様よ ないものねだり
命果てるまで岡ゆう子&宮下健治岡ゆう子&宮下健治麻こよみ宮下健治南郷達也親も故郷も 何もかも 捨てて来ました 二人して 路地にそぼ降る こぬか雨 六帖ひと間の 仮り所帯 あなただけ おまえだけ 命 命 命 命果てるまで  ふたり別れる 夢をみて 心細さに 涙ぐむ 細い肩先 寄り添えば 濡れた睫毛(まつげ)の 愛おしさ 悔やまない 悔いはない 命 命 命 命果てるまで  胸にしみます 雨の音 二度と戻れぬ あの町よ 罪がふたりに あるのなら おまえのぶんまで 引き受ける 離れない 離さない 命 命 命 命果てるまで
かずら橋旅唄氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治桜(はな)が散るよな あの娘の涙 一粒しみてる 胸の中(うち) 祖谷(いや)の七谷(ななたに) かずら橋 想い断ち切る ひとりの旅路 面影(かげ)が背中を 迫って来る  義理に生きれば 情けが重い 絡んださだめは ほどけない 祖谷の七谷 かずら橋 明日(あす)はいずこか 思案の淵に 切って捨てたい 恋未練  無理に冷たく 別れて来たが あの娘は今でも 命だよ 祖谷の七谷 かずら橋 揺れて詫びてる 心の旅路 俺を呼ぶよに 風が哭く
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
峠春秋氷川きよし氷川きよし関口義明宮下健治南郷達也曲りくねった 山坂を 足を踏みしめ 登る人 一か八かの 勝負の橋を 先を急いで 渡る人 どちらでもいい 皆それぞれと 峠は静かに 見守るばかり  肩の荷物が 重すぎて 誰が捨てたか 忘れたか 夢の破片(かけら)が お地蔵さんの ひざで泣いてる 途半(みちなか)ば 来るを拒(こば)まず 戻るを止めず 峠は黙って ほほ笑むばかり  だれに教わる ものじゃない 人の生き方 歩み方 たどり着いたる その頂(いただき)は 続く試練の 一里塚 うしろ姿を 声なき声で 峠は優しく 見送るばかり
おんなのグラス三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也忘れることが 下手だから いつか涙の 酒になる 夜が淋しい おんなのグラス 恋しい憎い 面影に 指環の迹(あと)を そっと噛む  相合傘の このボトル 見れば尚さら つらくなる 揺れる想い出 おんなのグラス そんなに飲んじゃ 駄目だよと 叱ったひとは もういない  しあわせ止まれ この指に 夢の果敢(はか)なさ 頼りなさ 明日(あす)に生きてく おんなのグラス 朝までそっと 眠らせる やさしい胸が 欲しいのよ
大阪流転三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也風の寒さに 背中を丸め 歩く裏町 灯(ひ)も暗い どこで人生 間違えたのか 痛む涙の 傷あとよ 影も泣いてる… 大阪流転  愚痴をこぼせば 世間が嘲笑(わら)う 酒に溺れりゃ なお辛(つら)い 何だどうした しっかりしろと 叱るみたいな 路地の月 夢も枯れそな… 大阪流転  欠(か)けたネオンが 川面に映る 明日(あす)は晴れやら 曇りやら 何でこのまま 終われるものか 意地のひと花 咲かすまで 男さすらい… 大阪流転
母ひとり熊谷ひろみ熊谷ひろみ中谷純平宮下健治伊戸のりお母にだかれた ふところは やわらか布団の ゆりかごね どうしていますか お母さん 遠い故郷に ひとりきり 両手あわせて 両手あわせて ごめんとつぶやくの  孫の写真を 胸に抱き 朝から晩まで 野良仕事 働きつづけた お母さん 都会暮らしに なじめない 母の気持ちを 母の気持ちを おもえば泣けてくる  きょうも届いた 小包で 田舎の香りの ありがたさ ようやくわかった お母さん 日々の苦労も 子育ても いつもあなたが いつもあなたが こころの道しるべ こころの道しるべ
人生勝負熊谷ひろみ熊谷ひろみ木下龍太郎宮下健治池多孝春無駄に見えても 道草は 次の一歩の 足慣らし 遅れようとも 頑張れば 他人(ひと)に追い付く 追い越せる のるかそるかの 大一番は 引き分けなしの 人生勝負  掛けた情けは また戻る 決してならない 掛け捨てに 持ちつ持たれつ 世の中は 一期一会(いちごいちえ)の 繰り返し のるかそるかの 大一番は 一人じゃ勝てぬ 人生勝負  今日の苦労は 後で効く 明日に輝く 磨き砂 いまは茨の 細道も 先は日向の 大通り のるかそるかの 大一番は 最後に決まる 人生勝負
紅い落葉氷川きよし氷川きよし水木れいじ宮下健治紅い落葉が 舞い散る音に もしや 君かと 振りむけば 街の灯(あか)りも 泣いてるような 北の日暮れの 乗り替え駅よ…… みれんほろほろ 旅の空  紅い落葉に 想い出数え しぐれ ひととき 夜の露地 誰か爪弾く ギターの艶歌(うた)に 浮かぶ面影 遣(や)らずの雨よ…… 酔えばゆらゆら 君恋し  紅い落葉か 明日(あした)も独(ひと)り 風に さすらう 影ぼうし 呼んでみたって 帰らぬ人と 知るや他国の 片割れ月よ…… みれんほろほろ 旅ごころ
みちのく風酒場千葉一夫千葉一夫たかたかし宮下健治前田俊明山背(やませ)がはしる 海鳴りほえる 窓がきしんで ちらつく小雪 旅の男が 熱燗ならべ ここで二人で 飲み明かそうと 冗談めかして 目で笑う みちのく港の 風酒場  雑音入りの ラジオがながす 昔きいてた 哀愁列車 旅の男の 酒のむ仕草 まるであの人 もどったようで 声さえはなやぎ 注ぐお酒 みちのく港の 風酒場  女が流れて 十年ちょっと 喋ることばも 地元の訛り 旅の男と 顔つきあわせ 土地の魚に 箸つけながら ポツリポツリと 酒ばなし みちのく港の 風酒場
挽歌の海三門忠司三門忠司坂口照幸宮下健治厭と云う子に なあ母さん あとを継がせて 何になろ 海の海の 海のふるさと 玄海灘を 俺とおまえで あゝ繋ぐ船  海も変わって なあ母さん 漁も確かに 先細り 先の先の 先の見えてる 暮らしであれば せがれ云うのも あゝ道理やら  船を下りても なあ母さん 海は守ろや 俺達ちで 今日も今日も 今日も船漕ぐ 玄海灘は 俺とおまえの あゝ子守歌
湯ヶ島慕情氷川きよし氷川きよし石原信一宮下健治むかし踊り子 歩いた道は 杉の木立の つづら折り ああ 目に浮かぶ 白いうなじと 簪(かんざし)が 天城湯ヶ島 あの日の出逢い 恋のいで湯に 雨が降る  揺れてほのかに 明かりをともす 川の蛍は きみなのか ああ 待ちますと 肩をふるわせ 背を向けた 伊豆の夜空に 月影蒼く 噂たずねて 酔うばかり  この手届かぬ 谷間の百合は 呼んで帰らぬ 初恋か ああ 美しく 咲いた女(ひと)ゆえ 儚くて 天城峠に 風吹き渡り 時の流れに 夢が舞う
夢見橋朝倉由美子朝倉由美子鳥井実宮下健治流れもなければ 水もない それをたとえて 浮世の川と云う 笑ったあとの 涙より 涙のあとの 笑顔がいいと 私をみつめて うなずきながら 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋  お前のそばには 俺がいる なやみあるなら いつでも云ってくれ 淋しい時の 愚痴よりも 苦労のあとの 涙がいいと 私のこの手を 握ってくれる 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋  二人で作れる ものがある それが夫婦の 絆と云うものさ 春夏すぎて 秋が来て 冬咲く花も あるよと云って 私をやさしく 抱きしめながら 二人で名付けて 二人で渡る あゝ 夢見橋
なぁ旅の人蒼彦太蒼彦太岡西通雄宮下健治鈴木英明よう来たな よう来たな ひなびた山の 奥飛騨へ な~んもごちそう ないけれど 森の空気が うまかろう 谷の清水も うまかろう だ~けんど なぁ旅の人 人情がほのぼの 一番うまかろう  けなるかろ けなるかろ 湯煙りのぼる 奥飛騨が な~んももてなし ないけれど 囲炉裏にあたりゃ ぬくかろう 露天風呂だって ぬくかろう だ~けんど なぁ旅の人 奥飛騨訛りが 一番ぬくかろう  あばえ~な あばえ~な また来るその日 忘れるな な~んもみやげは ないけれど 赤かぶうんと 持ってゆけ 地酒一本 添えてゆけ だ~けんど なぁ旅の人 奥飛騨小町の この娘(こ)は持ってくな
カラオケ情け~女将さん蒼彦太蒼彦太小金井一正宮下健治前田俊明風が空缶(あきかん) カラコロと 路地にドレミファ 雨が降る ごめんよ 女将さん…もう泣かないで 二十才(はたち)そこらの 盆暗(ぼんくら)に 慰めなんか 言えないが せめて歌うよ 心から 女将さん  歳(とし)をごまかし 悪さして 夢もいつしか から財布 ありがと 女将さん…真っ赤な顔で 三日三晩も 叱られて お袋よりも 怖かった ぼくの女神だ 神様だ 女将さん  八つ転ぶか 九(ここの)つか 情けカラオケ お立ち酒 春には 女将さん…便りを胸に 桧舞台で 歌う日を 待ってておくれ この店で 別れ台詞(ことば)は お達者で 女将さん
惚れて一生氷川きよし氷川きよしたきのえいじ宮下健治伊戸のりお西の祇園に 東の三社 恋の門出の 華舞台 一億二千の その中で 結ぶ縁の 命綱 惚れて一生 ふたりで生きる ふたりで生きる  目もと千両 心は万両 交わす盃 宵の口 おまえが川なら 俺は橋 酒は情けの 渡し舟 惚れて一生 ふたりで生きる ふたりで生きる  夢の荷車 両手で押して 越える浮世の 山や坂 苦労を重ねりゃ その先に 明日と云う日が みえてくる 惚れて一生 ふたりで生きる ふたりで生きる
人生お宝節梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治丸山雅仁ハアァア~ アアア~ 富士の山ほど 噂はあれど いまだ実らぬ 恋ばかり 幸福招来 大吉福寿 気立ても器量も ふた親ゆずり 千両 万両 歌にいのちを あい賭けまして 一所懸命 つとめます つとめます ハア  ハアァア~ アアア~ 運は天から 授かりまする 笑う門には 福来る 先客万来 満願成就 支えてくれてる 人こそ宝 千両 万両 さてもみなさま お宝節を 北の国から 南まで 南まで ハア  ハアァア~ アアア~ いつか会いたい 宝の山で 鶴は千年 亀万年 一日三度の 米より好きで しっかり覚えた お宝節を 千両 万両 声を限りに 日の本一に 抱えきれない 福を呼ぶ 福を呼ぶ ハア  千両 万両 歌にいのちを あい賭けまして 一所懸命 つとめます つとめます ハア
春待坂梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治丸山雅仁たとえ人生 北向きだって 耐えて待ちます 遅い春 心配かけます おとうさん 苦労七坂 笑顔で越えて いつかしあわせ つかむまで 春待坂は 夢見坂  雪の重さに 折れそな小枝 しがみつくよに 咲くつぼみ 守ってください おかあさん 苦労七坂 八つで起きて 冬の寒さが なごむまで 春待坂は がまん坂  たったひとつの 望みがあれば 人はあしたを 生きられる 支えてください ねぇ あなた 苦労七坂 笑顔で越えりゃ 一生一度の 春がくる 春待坂は 夢見坂
望郷よされ三笠優子三笠優子仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお雪の海峡 泣き泣き越えた あれからふた冬 又み冬 知らぬ他国の… 冷たさつらさ 三味を叩いて ふるさと偲ぶ 津軽・小泊(こどまり) 望郷よされ  忘れかけてた 男の温(ぬく)み 寝がえりうつたび 思いだす 心細さに… この身も痩せて 今日は松前 明日は江差 ひとり最果て 望郷よされ  春はいつ来る おんなの胸に 太棹背中に 流浪(ながれ)旅 遠く離れりゃ… 恋しさばかり 母の笑顔よ 故郷の空よ 夢で逢いたい 望郷よされ
女いちりん市川由紀乃市川由紀乃志賀大介宮下健治丸山雅仁雨が降ったら 濡れましょう 風が吹いたら 揺れましょう それが浮世の いろは坂 女いちりん この道で 誠 誠 誠咲かせます  母に詫びたい 事もある 父に告げたい 夢もある 今日もふるさと 想い出す 女いちりん この道で 心 心 心咲かせます  肌を許した 北斗星 帯を解(ほど)いた 天の川 義理と恩義の ど真ん中 女いちりん この道で 命 命 命咲かせます
命炎市川由紀乃市川由紀乃下地亜記子宮下健治丸山雅仁愛の深さと くらべたら 浅いものです この海は 義理のためなら 女も捨てる 情(じょう)なしあんたに 惚れとおす 抱かれて炎(ひ)となる 波涛(なみ)となる 女ひとすじ あぁ…命がけ  くれと言うなら なにもかも みんな預けて ついてゆく 修羅(しゅら)も苦労も あんたとひとつ 地の果て 地の底 どこまでも 抱かれて炎となる 風となる 女ひとすじ あぁ…命がけ  好きになったら ただ一途(いちず) 尽くしぬくのが 女(ひと)の道 死ぬも生きるも 嵐の海も 笑顔で越えます 忍びます 抱かれて炎となる 華となる 女ひとすじ あぁ…命がけ
雨降り坂道氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお忘れきれない 想いを胸に 帰ってきたのさ この街に 君と出逢った 春の日に オランダ屋敷に 咲いてた花を 覚えているかい… 港 坂道 あゝ雨が降る  すがるその手を 振り切るように 涙をこらえて 背を向けた 恋の名残りの ロザリオは 今でもこの胸 淋しくゆれる どうしているだろ… 港 坂道 あゝ雨が降る  甘い香りの ザボンの花が なおさら恋しさ つのらせる 君と歩いた 波止場みち 今夜はひとりの 想い出小みち もう一度逢いたい… 港 坂道 あゝ雨が降る
一陣の風氷川きよし氷川きよし下地亜記子宮下健治伊戸のりお夕陽赤く燃えて 荒野を染める 鳥は空をめざし 花は光めざす 人生という名の デコボコ道を 人は明日をめざし 生きてゆく 一陣の 風が吹き荒れて 向かい風 行く手 はばんでも 立ち止まるな 振り向くな 振り向くな アァ…  凛と光る月が 荒野を照らす 冬の凍(い)てた空に キラリ寒(かん)の北斗 想い出す愛しい あなたの顔を 今は誰のものか 唇は 一陣の 風が吹き荒れて 試すよに 胸を叩いても 立ち止まるな 振り向くな 振り向くな アァ…  一陣の 風が吹き荒れて 果てもなく 道は遠いけど 立ち止まるな 振り向くな 振り向くな アァ…
お岩木山佐々木新一&北野まち子佐々木新一&北野まち子高田ひろお宮下健治池多孝春(ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) やっと燕(つばめ)が 飛んできて 春になったな お岩木山も んだが 最近 腰が病(や)んで 畑仕事が ままならぬ あいや ほんとに かわいそう 若い時分に 俺(お)らをもらい いっぱい励んだ せいじゃないの こども七人 こしらえた  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや そうかもな 貼ってやるべ 湿布薬(しっぷやく) 夕日キラキラ 畦(あぜ)の道 長いふたりの 夫婦影(めおとかげ) ここら辺(あた)りか この辺(へん)か もっと右だ もっと下 夫婦(めおと)花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ)  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) 苦労ふたりで してきたな 孫もできたし 年金だけじゃ んだな 暮らしが 成り立たぬ 今日もがんばる 土いじり ほんと えがった えがったな 秋になったら 孫たちつれて 温泉ホテルさ のんびりいって 背中ながして もらうべな  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや そうすんべ 笑う門(かど)には 福来たる 夕日キラキラ 畦の道 長いふたりの 夫婦影 鍬(くわ)をもつ手に 力こめ よいしょこらしょ んこらしょ 夫婦花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ)  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ) 村のちかくに フィットネス 行ってみるべか 腰を治(なお)しに んだな かわいい ねえちゃんが いっぱい いるべな 楽しみだ なにを いまさら この馬鹿者(つぼけ) 鼻のしたを でれっと伸ばし いつまで経(た)っても スケベな爺(じじい) まんずまんず たまげたな  (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセーラ) あいや あいや わるかった 助平(すけべえ)ごころは 治(なお)らない 夕日キラキラ 畦の道 長いふたりの 夫婦影 俺(お)らぁあめえと 結ばれて なんだかんだの 四十年 夫婦花咲く 岩木山 (ハー ヨイヤマカ サッサ) (ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ)
さすらい北岬氷川きよし氷川きよし下地亜記子宮下健治海が牙むく 暴れてうねる 心凍てつく 飛沫(しぶき)が跳ねる 尽くしてくれた あの女(ひと)を 泣かせてばかりの 罰(ばち)あたり ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル 潮風泣きじゃくる ひとりさすらい 北岬  海を茜に 夕陽が染める 俺を叱って 哭(な)く海鳥よ 肩先すぼめ 淋しげに 待ってるだろうな 今もなお ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル おまえの呼ぶ声か ひとりさすらい 北岬  海よ吼(ほ)えるな 雄叫びあげて 男未練が また目を覚ます 死ぬほど惚れた 女(ひと)なのに 倖せやれない 意気地なし ヒュルヒュルヒュル ヒュルヒュル 想い出からみつく ひとりさすらい 北岬
月が笑ってる氷川きよし氷川きよし下地亜記子宮下健治月が 月が 月が笑ってる 哀しくなったら 歌って歩こうよ 淋しくなったら 一緒に歩こうよ 星も光ってる 花も咲いている あぁ…心が痛い日も クヨクヨしちゃダメと 月が 月が 月が笑ってる  月が 月が 月が笑ってる 一人じゃないのさ 誰かが見ているよ 人みな何処かで 汗かき生きている 春はいつか来る 夢はいつか咲く あぁ…くちびる噛みしめて 夜空を見上げれば 月が 月が 月が笑ってる  明日に向かって 一緒に歩こうよ きっと幸せに きっと逢えるだろ あぁ…涙の向こう側 何かが待っている 月が 月が 月が笑ってる
富士山音頭佐々木新一佐々木新一下地亜記子宮下健治南郷達也ハァー 春の富士山 残雪輝(ひか)り 日の本一の 晴れ姿 (アソレ) 松の緑に (アチョイト) 桜吹雪 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに  ハァー 夏の富士山 涼風吹けば うなじに揺れる ほつれ髪 (アソレ) 空に希望の (アチョイト) 虹が出る 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに (ソレ)  ハァー 秋の富士山 茜に染まる 紅葉(もみじ)で山も 燃えている (アソレ) 湖(みず)に浮かんだ (アチョイト) 宝船 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに (ハイ)  ハァー 冬の富士山 あなたと二人 見上げて拝む ご来光 (アソレ) つもる情けに (アチョイト) 積もる雪 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに  ハァー 駿河・静岡 山梨・甲府 どこから眺(み)ても 日本一 (アソレ) 夢はでっかく (アチョイト) 末広に 37(みな)さん76(なろう)よ 倖せに (ソレ) 富士山音頭で 倖せに (サテ) 倖せに
浪花善哉佐々木新一&北野まち子佐々木新一&北野まち子仁井谷俊也宮下健治南郷達也別嬪(べっぴん)もらえば 三日で飽きる だからおまえが いいと云う 昔かたぎの 極楽とんぼ それでいいなら ついて来い 水の都で 惚れあって 浪花善哉 ふたりで生きる  あんたと私は 徳利(とくり)とお猪口(ちょこ) そばで仲良く 睦(むつ)まじく たまにゃ角(つの)だす 喧嘩もするが 末を誓った つがい鳥 吉の御神籤(みくじ)は 法善寺 浪花善哉 ふたりで生きる  おもろい夫婦(ふうふ)と 呼ばれるような そんな生き方 してみたい 笑顔みせれば 苦労は消える 明日の倖せ 見えてくる 情け道頓堀(とんぼり) 肩寄せて 浪花善哉 ふたりで生きる
裏町川三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也冷たい世間に 転んで泣いて いのちを温(ぬく)める 酒を呑む 男ごころの 裏町川よ 思い通りにゃ ならないけれど 捨てはしないさ 夢だけは  初めて出逢った 気がしないのと 無邪気に甘えた 片えくぼ 過去を振り向く 裏町川よ なんであいつを ひとりにしたと 路地の夜風が また責める  暖簾をかきわけ 見上げる夜空(そら)に 故郷と同んなじ 月がでる 浮いて沈んだ 裏町川よ 生きていりゃこそ いつかは来るさ 花を咲かせる 春の日が
博多時雨三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治南郷達也一度惚れたら 心底つくす だから悲しい 恋になる ひとりが切ない おんなの胸に 博多時雨が 降る夜は 中洲(なかす)の灯りが 涙でにじむ…  雨の天神 ひとつの傘で 浮名ながした ネオン町 面影ゆれてる おんなの胸を 博多時雨が 泣かす夜は あなたが教えた お酒にすがる…  夜の那珂川(なかがわ) 飛べない鴎 あれも夢です これも夢 倖せ知らずの おんなの胸を 博多時雨が 濡らす夜は やさしい誰かの ぬくもり欲しい…
思い出屋形船篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりおそよぐ川風 きらめく水面(みなも) 桜花びら 舞い落ちる 触れて嬉しい 肩の先 おぼえていますか あの日のことを 二人の思い出 屋形船  夜空(そら)に開いた 打ち上げ花火 浴衣姿の 夏祭り 揺れるうなじの ほつれ髪 あれから何年 過ぎたでしょうか 返らぬ思い出 屋形船  丸い十五夜(じゅうごや) お猪口(ちょこ)に浮かべ 交わす目と目の 恋心 酔えばほんのり 紅の肌 忘れていません あなたのことは せつない思い出 屋形船  川の岸辺を 薄墨(うすずみ)色に 染めてちらちら ぼたん雪 そっと重ねた 指の先 いつかはも一度 会えるでしょうか 二人の思い出 屋形船
朝露の宿篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりお窓の障子が しらじら明けて つらい別れの 朝が来る これが最後の しのび逢い 眠るあなたの 背中にすがる… 涙のしずくか 朝露の宿  そっと世間に 隠した恋も いつか噂の うしろ指 連れて逃げての 一言(ひとこと)を 口に出せずに こころに仕舞う… 口紅(べに)が哀しい 朝露の宿  笹にこぼれて 消え行く露と 同じ運命(さだめ)か この恋も 抱いて下さい もう一度 忘れたくない あなたの匂い… 夢も儚(はかな)い 朝露の宿
土佐のかつお船鏡五郎鏡五郎加茂笙子宮下健治南郷達也千尋(ちひろ)の海原 押し分けて 見ろよ黒潮 かつおが来たぞ よさこい土佐沖 一本釣りの 踊る 踊る手練(しゅれん)の 太竿が 朝日にしなるぜ ああ 雄哮(おたけ)びだ  漁場は男の 魂(たましい)だ 土佐のいごっそう 父親ゆずり 噴き出す汗玉(あせだま) みなぎる闘志 胸を胸を叩いて 仁王立ち かつおよぶつかれ ああドント来い  恋心(こころ)も乗せたぜ 帰り船 可愛いあの娘が 待ってる港 まっ赤な夕日に しぶきの華が どんとどんと弾ける 土佐の海 大漁祝いだ ああ かつお船
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
なみだ月鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也宮下健治南郷達也こころの寒さに 熱燗注げば おとこ未練が 目を覚ます あんないい娘(こ)を 何故泣かしたと 責めているよな 酒の味  惚れたと素直に 口には出せぬ 恋もあるのさ 男には つれて逃げてと すがった顔が 酒の向こうに 見え隠れ  倖(しあわ)せやれない 男の弱さ 詫びてみたって もう遅い はしご酒して つまずく路地に 浮かぶ今宵の なみだ月
ちょいときまぐれ渡り鳥(セリフ入り)氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治花のお江戸の 風来坊が ひとり駿河路(するがじ) 富士の山 三保の松原 沖見れば 白帆にじゃれつく 鴎(とり)の群れ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  「ちょいとそこの人、急ぎ旅でござんすか。 道中 気をつけてお行きなせえよ」  伊豆の天城峠(あまぎ)で 見初(みそ)めたあの娘 花にたとえりゃ 紅(べに)ツツジ 骨の髄(ずい)まで 惚の字でも 恋など出来ねぇ 三度笠 おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  小諸(こもろ)離れて 沓掛宿(くつかけじゅく)は 月がおっ母(かあ)に 見えてくる 指のあかぎれ 丸い肩 達者でいなよと 祈るだけ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥
ちょいときまぐれ渡り鳥氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治丸山雅仁花のお江戸の 風来坊が ひとり駿河路(するがじ) 富士の山 三保の松原 沖見れば 白帆にじゃれつく 鴎(とり)の群れ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  伊豆の天城峠(あまぎ)で 見初(みそ)めたあの娘 花にたとえりゃ 紅(べに)ツツジ 骨の髄(ずい)まで 惚の字でも 恋など出来ねぇ 三度笠 おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥  小諸(こもろ)離れて 沓掛宿(くつかけじゅく)は 月がおっ母(かあ)に 見えてくる 指のあかぎれ 丸い肩 達者でいなよと 祈るだけ おっとどっこい いけねぇよ おっとどっこい いけねぇよ ごめんなすって ちょいと きまぐれ渡り鳥
岩木川佐々木新一佐々木新一下地亜記子宮下健治南郷達也津軽平野をョー ふたつに分けて 北に流れる 岩木川 おやじ今頃 囲炉裏端 するめを肴に あぐら酒 あぁ‥‥故里はョー 哀しい時に 想うもの  根雪押しのけョー 草っこが芽吹く 流れのどかな 岩木川 野風 たんぽぽ ヤマメとり 兄貴と遊んだ あの川原 あぁ‥‥思い出はョー せつない時に 浮かぶもの  風に舞い散るョー リンゴの花が 水面(みなも)彩る 岩木川 日暮れ あぜ道 よされ節 小さな背中の あの匂い あぁ‥‥おふくろはョー 淋しい時に 恋(こ)うるもの
花嫁峠佐々木新一佐々木新一関口義明宮下健治南郷達也嫁ぐ佳(よ)き日の 長持ち唄が 風に流れる 村ざかい 娘見送る 花嫁峠 山のむこうで 待つ婿どのと 心結んで 幸せ掴め  親の欲目で 云うのじゃないが 姿まぶしい 角かくし つづく七坂 花嫁峠 青葉若葉の また来る春にゃ 可愛い初孫 抱かせておくれ  娘手放す 切ない胸を 知るや雲間の 揚げひばり ここで見おさめ 花嫁峠 親も認めた よい人だから 永く仲よく 達者で暮らせ
盗人川の色男藤みえこ藤みえこ沖えいじ宮下健治伊戸のりお町のすき間を 呑気にちょろり 灘の気まぐれ 盗人川で 今宵も女が 泣いている 胸の隙間に すりすり懐(なつ)く わかっちゃいるのに わかっちゃいるのに ああ…あいつに夢中  橋の欄干 もたれてニヤリ 噂通りの 瓜実優男(うりざねやさお) 六甲女も お手上げよ 浪花節にも ならないけれど ため息つくほど ため息つくほど ああ…あいつに夢中  恋はうたかた 移り気 本気 どこへ行ったの 盗人川は ほんとは女が 怖いのさ 空に強がり 小石を投げりゃ そういうあんたも そういうあんたも ああ…あいつに夢中
二升五合藤みえこ藤みえこ数丘夕彦宮下健治伊戸のりお還暦(ろくじゅう)またずに 我が道を 選んだ男の 夢手形 きっとお前にゃ 苦労をかけるけど(ハイッ!) 二人三脚 がんばろな 二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 15円(ひとつごえん)が ありますように  やらずに後悔 するよりも 悔いなく生きたい 人生を 希望(ゆめ)という字を のれんに染めぬいて(ハイッ!) 男五十路の ひとり立ち 二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 25円(重ね重ねのごえん)がうれし  おごらず きばらず 手をぬかず もてなし心を 忘れずに こんな小さな ふたりの店だけど(ハイッ!) どうかよろしく ごひいきに 二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 45円(しじゅうごえん)が ありますように  二升五合(にしょうごんごう) 二升五合(ますますはんじょう) 長い5円(ごえん)が ありますように
風流夢見舟鏡五郎&島津悦子鏡五郎&島津悦子下地亜記子宮下健治南郷達也河岸(かし)の柳に 夜風がからむ 情け深川 忍び舟 稽古帰りの 三味線抱いて 逢いに行きます いそいそと 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 肌をよせあう チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟  幼馴染(おさななじみ)が 出逢って燃えて 引くに引けない 仲になる いいの噂も 七十五日 ままよどうなろ かまわない 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 徳利並べて チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟  好きと言わせた おまえが悪い 抱いたこの手が なお悪い 逢えば嬉しい 別れはつらい 頬に名残りの 恋しぐれ 春の桜(はな) 夏の蛍に 秋の月 絆むすんで チョイト冬の雪 エェ…風流だネ エェ…夢見舟
おもろい夫婦鏡五郎&島津悦子鏡五郎&島津悦子下地亜記子宮下健治南郷達也笑顔千両(せんりょう) 声万両(まんりょう) やきもち妬くのが 玉にきず 浮名流して 酔いしれて あんたはほんまに あかんたれ 浮世漫才 泣き笑い くされ縁(えん)でも 味(あじ)なもの おもろい おもろい おもろい夫婦やな  「怒ったらあかんがな 怒ったらべっぴん台無しや…」 「またうまいこと云うて 今日はその手に乗らへんで…」  故郷(くに)も育ちも 違うのに 気が合う ウマ合う 肌が合う 飲めば財布が 空(から)になる 似た者同士の お人好し 割れたお鍋(なべ)に とじ蓋(ぶた)で ふたり合わせて 丁度いい おもろい おもろい おもろい夫婦やな  今日が駄目でも 明日がある おまえは黙って ついて来る 捨(す)てる神ありゃ 拾(ひろ)う神 極楽トンボの ふたりづれ 口は悪いが 優しくて 苦労するのも 嬉しくて おもろい おもろい おもろい夫婦やな
じょんから姉妹なでしこ姉妹なでしこ姉妹仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお雪にヨー 雪にヨー 雪に埋(う)もれて小半年(こはんとし) みんな春待つ みちのく酒場 母の自慢の この店で 姉が唄って 妹が三味を じょんから じょんから じょんから じょんから 津軽 噂の じょんから姉妹  北のヨー 北のヨー 北の訛(なま)りのあたたかさ 囲炉裏舞台にゃ ねぶたの凧(たこ)よ 夢も涙も あったけど 今じゃ笑顔の 看板娘 じょんから じょんから じょんから じょんから 毎度 お馴染み じょんから姉妹  十三(とさ)のヨー 十三のヨー 十三の砂山あいや節 十八番(おはこ)飛びだす 民謡酒場 姉と妹の 名調子 胸に積もった 根雪も溶ける じょんから じょんから じょんから じょんから 津軽 噂の じょんから姉妹
そんなもんです人生は大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治伊戸のりおおだて上手に 乗せられた 降ろし上手に 降ろされた 乗るも降りるも その場の流れ 流れ任せで 生きたらいいと 遅まきながら 気づいたわたし そんなもんです人生は 人生は  縁は異なもの 味なもの だから摘(つ)まんで みたくなる 受けた情けは 情けで返す そんなこころの 気風(きっぷ)があれば そこそこながら 歩いて行ける そんなもんです人生は 人生は  今日も昨日も また明日も 回り舞台の 一場面 人の生き方 十人十色 そうよ自分は 自分の役を 恥ずかしながら 演じりゃいいの そんなもんです人生は 人生は
明日花大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治伊戸のりおここまで歩いて 来た道を 忘れてあしたの 道はない 泣くも笑うも まだ道なかば いのちの限り 生きてる限り きっと咲かせる きっと咲かせる 咲かせます しあわせ 明日花  自分で選んだ この道に 涙のぬかるみ 作らない 苦労してこそ 花実もあると 雨風耐える 草木のように 春の来る日を 春の来る日を 信じてる しあわせ 明日花  希望という名の あかね雲 こころに刻んだ のぼり坂 夢のつぼみを 一日一歩 あしたへ運ぶ 人生行路 きっと咲かせる きっと咲かせる 咲かせます しあわせ 明日花
貝がら子守唄氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治石倉重信夜の浜辺の 海鳥も 親を呼ぶのか 哀しく啼いて 何歳(いくつ)になっても 母恋し 波に揺られて 運ばれて来た 貝がらを 耳にあてれば 遠くに聞こえる 子守唄  背に負われた ぬくもりを 胸が今でも 忘れていない 何歳(いくつ)になっても 母恋し あの日別れた 海辺の町で 逢いたさに 枕濡らして 小さく歌った 子守唄  涙いっぱい 抱きしめて 強い男に なれよと言った 何歳(いくつ)になっても 母恋し 一目逢いたい 達者だろうか 貝がらを 海に返せば 波間に聞こえる 子守唄 波間に聞こえる 子守唄
さすらい慕情氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治丸山雅仁霧にかすんだ 関門海峡 越えて来たのさ 博多の町へ 祇園山笠 あの夏に 出逢って見初(みそ)めた 浴衣の女(ひと)よ 逢いたいよ… 恋しいよ… さがす天神 涙のあの眸(ひとみ)  路面電車が あの日の恋を つれて来るよな 春雨通り 眼鏡橋から 異人館 想い出たどれば 教会(チャペル)の鐘が 逢いたいよ… 恋しいよ… みなと長崎 夕陽が眼にしみる  雨に昏(く)れゆく 天文館は どこか似ている 横顔ばかり 今も愛して くれるなら 一緒にゆきたい 地の果てまでも 逢いたいよ… 恋しいよ… 旅の鹿児島 明日(あした)は晴れになれ
指輪加川明加川明麻こよみ宮下健治伊戸のりおひとりのお酒は 淋しくて 恋しくなります ぬくもりが あなたを待ちわび かれこれ二年 どこでどうして いるかしら いるかしら 左手指輪を 回すたび 女心が チクチク痛い あきらめきれない 私です ばかな ばかな ばかな女です  最後の恋だと ささやかれ あなたにあずけた 命です 二人で通った 止まり木酒場 酔えば優しさ 思い出す 思い出す 流した涙で 錆(さび)ついた 女心が チクチク痛い 生きては行けない 私です 弱い 弱い 弱い女です  左手指輪を 見るたびに 女心が チクチク痛い あなたを信じる 私です ばかな ばかな ばかな女です
高原旅愁市川由紀乃市川由紀乃木下龍太郎宮下健治失くした恋の なつかしく ひとり訪ねた 高原を 想いあふれて 中空(なかぞら)に 君の名呼べど 答えなく ああ 白樺に さやさやさやと 風が吹く  くちづけ一つ 想い出に 遠く別れて 幾年(いくとせ)か 掴(つか)み切れずに この手から こぼれた夢の かけらやら ああ 竜胆(りんどう)に はらはらはらと 露が散る  立ち去り難く たたずめば 迫るたそがれ 高原は いまも面影 捨て切れぬ 女の胸の 忍び音(ね)か ああ 山鳩が ほろほろほろと 枝で啼く
男の旅路青戸健青戸健志賀大介宮下健治南郷達也見える傷には 泣かないが 見えない傷に 泣かされる ふるさとの 土の匂いが恋しいよ 帰りたくても 帰れない すまないな すまないな 花に詫びてる 男の旅路  痛さ深さは 違っても 傷には傷の 顔がある 思い出に 濡れる目頭その先に 母によく似た あかね雲 遠ざかる 遠ざかる 月日指折る 男の旅路  俺が作った 俺の傷 死ぬまで俺は 抱いて行く もう一度 胸に希望の灯を点(とも)し そうさ一から 出直そう いつの日か いつの日か 帰る日が来る 男の旅路
人生行路青戸健青戸健志賀大介宮下健治南郷達也意地を通せば 情けが枯れる 枯れたこころに 花はない 見栄と欲との 振り分け荷物 降ろしゃ世間が 見えてくる 一つしかない 命じゃないか 真っ直ぐ行こうよ 人生行路  石を投げれば 誰かに当たる 当たりゃ自分に 跳ねかえる 人の振り見て 我が振り直せ 指せば指される うしろ指 勝った負けたは お互い様よ きれいに行こうよ 人生行路  夢を捨てたら 涙が落ちる 落ちた涙に 虹はない 苦労七坂 辛抱しどこ 冬はかならず 春になる 雨も嵐も 覚悟の上で 真っ直ぐ行こうよ 人生行路
花のお江戸の艶次郎島津悦子島津悦子仁井谷俊也宮下健治南郷達也丙(ひのえ)生まれの おきゃんなあの娘 恋わずらいとは 知らなんだ 元禄(げんろく)歌舞伎の 台詞じゃないが わちきに惚れて おりんすね 桜爛漫 夢吹雪 花のお江戸の 艶次郎(つやじろう)  下谷(したや)紅葉か 愛宕(あたご)の月か それとも隅田川(すみだ)の 雪見舟 嘘から飛びでた 誠と云うが 潤(うる)んだ眸(ひとみ) 濡れまつげ 年貢納めか べらんめぇ 花のお江戸の 艶次郎  上野・不忍池(しのばず) 相合(あいあい)蛇の目 今宵は濡れたい しっぽりと 一番烏(がらす)の 鳴く夜明けまで お主を抱いて 離しゃせぬ 恋は天晴(あっぱ)れ 木遣(きや)り節 花のお江戸の 艶次郎
鶯 ~うぐいす~島津悦子島津悦子仁井谷俊也宮下健治南郷達也男ごころは 浮気なものよ あなた鶯(うぐいす) 気まま鳥 嫌(いや)よいやです 桜も梅も あなた止まった あの桃は エーもっと嫌  色気ないよと つれない素振(そぶ)り 駄目よだめです 行っちゃ駄目 よりを戻して 御神酒(おみき)に酔って 粋(いき)な台詞(せりふ)の ひとつでも エー聞かせてよ  惚れた弱みは 悲しいものよ あなた偲(しの)んで ホーホケキョ 憎や恋しや 昨日も今日も 来ないあなたを 待ちわびて エー身も細る
おかえり…ただいま梓夕子梓夕子峰崎林二郎宮下健治伊戸のりお夕焼けは 夕焼けは 母のほほえみ あたたかな やすらぎの 色に溶け 家路いそぐか 子供たちの声 思いは溢れ 風にちぎれる あー はるかな遠い 遠い星よ あー さみしさにひとり 負けないけれど ほんの少し 涙を下さい 忘れはしない ああ あのひとが… おかえりなさい…ただいま  海鳴りが 海鳴りが 胸に沁みます 戻りたい 戻れない 恋ごころ 過ぎた月日は 消えてゆくけれど 思いは熱く 今も醒めずに あー はるかな青い 青い海よ あー 強がりな私 私だけれど ほんの少し 涙を下さい 忘れはしない ああ あのひとが… おかえりなさい…ただいま ただいま
母恋い三度笠三笠優子三笠優子水木れいじ宮下健治伊戸のりお逢いに戻ろか このまま行こか 伊豆の夜空に 呼子星(よびこぼし) 追われ鴉(がらす)も 祭りの笛に 故郷ふり向く 天城の峠… なぜに越されぬ なぜに越されぬ 母恋い三度笠  「この峠を越えたら懐かしい故郷(こきょう)が待っている… 今頃おっ母さんはどうしていなさるか… 逢いてえナァ… おっ母さん…」  泣いてさとした あの日の顔が 沖の白帆に 見え隠れ 宿場灯りに 新茶の香り 愚痴(ぐち)は言わぬが 一本刀… 俺も人の子 俺も人の子 母恋い三度笠  無理も道理と 世間は言うが たぐり寄せたい あの絆 またも一雨 草鞋(わらじ)の紐(ひも)に しみてせつない 道中しぐれ… 明日(あす)は何処(どこ)やら 明日(あす)は何処(どこ)やら 母恋い三度笠
あの娘の船はいつ帰る氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治石倉重信岬 燈台 群れ飛ぶカモメ みんなあの日の ままなのに 愛しながらも この町捨てて 遠い都へ 旅立った あの娘の船は いつ帰る  たとえ五年が 十年三ヶ月 かわらないのさ この心 待っていてねと 絡めた指に 落ちた涙を 信じたい あの娘の船は いつ帰る  霧笛 汐風 海峡あかり 星もうるむよ 西の空 船が着くたび 港の道を 駆けてゆくのさ 桟橋へ あの娘の船は いつ帰る
祖谷のかずら橋佐々木新一佐々木新一仁井谷俊也宮下健治南郷達也剣山(つるぎ)おろしが 谷間に吹けば 今年も寒い 冬が来る 祖谷(いや)のかずら橋ゃヨー ゆらゆら揺れてヨー 都(みやこ)で暮らす 倅(せがれ)のことが やけに気になる 日暮れ空  蕎麦(ソバ)の花咲く 段々畑 忘れていないか 山里を 祖谷のかずら橋ゃヨー 雉鳩(きじばと)啼(な)いてヨー 母さんいつも おまえの無事を 朝に夕べに 祈ってる  ここがおまえの ふる里だから 負けるな夢を 掴むまで 祖谷のかずら橋ゃヨー 春風吹いてヨー 笑顔が可愛い 花嫁つれて 盆にゃ帰ると いう便り
手筒花火上杉香緒里上杉香緒里麻こよみ宮下健治こんなはずでは なかったと 泣けばなおさら つらいだけ 赤い火の粉を 吹き上げる 手筒花火の イキの良さ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 夢の花  恋のライバル 多いほど 女心は 燃えあがる 天に轟く 火柱の 手筒花火の あでやかさ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 恋の花  つらい時ほど 身に沁みる 人の情けの あたたかさ 赤い火の粉が 舞い落ちる 手筒花火の カッコ良さ パッと咲きましょう 咲かせましょう 東海一の晴れ舞台 みんな揃って 夢の花
惚れてずぶ濡れ梓夕子梓夕子和多田勝宮下健治矢田部正雪駄(せきだ)のまんま どしゃぶりを 駆けた青春 賭けた恋 男いのちの こころねは 意地と情でともしてみせる 恋の彩火(いろび)や奇席提灯 惚れてずぶ濡れ 惚れてずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん  「え、何だ? また振られよったて… ほっといとくんなはれ、 それがわたいの人生だ」  涙のまんま 戎橋 さすらう青春 さだめ川 行き暮れ思案 立ち往生 どこで人生どう間違うた いつになったら来る出番 夢でずぶ濡れ 夢でずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴 泣いてへん  「どぶっきょなやっちゃて、 何抜かしてけつかんねん それがわたいの人生だ」  裸のまんま なにもかも 打ちあけばなし 恋噺し あげて浪花の大看板 もう一寸の辛抱やさかい 堪忍してやと泣き上戸 呑んでずぶ濡れ 呑んでずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴 泣いてへん
女とお酒のぶるーす梓夕子梓夕子仁井谷俊也宮下健治矢田部正お酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました  寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜(よる)すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ  おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます  飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ
貴男がすべて…氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治石倉重信あなた愛して 傷ついた それでもいいのよ 好きだから 泣いて涙も 涸れたけど 命のかぎりに 尽くします 貴男が…貴男が… 貴男がすべて…  おまえだけだと 口説かれて 嘘だと知りつつ 許したの おとこ苦労が 身について やさしい言葉に 弱いのよ 貴男が…貴男が… 貴男がすべて…  最後の男性(ひと)だと 思うから やっぱり別れて ゆけないの いつかなれるわ 倖せに おんなの願いは ひとつだけ 貴男が…貴男が… 貴男がすべて…
寒緋桜水城なつみ水城なつみ志賀大介宮下健治前田俊明寒緋桜は 春告げ花です 花びら広げず 咲いている あの人しあわせと うわさを聞きました 思い出を 思い出を 優しく包んで いるような わたしに似合いの こころ花  どんな時でも 明日を信じて 真っ直ぐ生きてく つもりです この夢叶います うれしい花ことば 寂(さみ)しさに 寂しさに 出会った時には 迷わずに あなたの笑顔に 逢いに来る  春は名のみの 冷たい風にも 負けずに肩寄せ 咲いている 泣くだけ泣いたから 涙はもう終わり ここからは ここからは この道ひとすじ どこまでも 歩いて行きます いのち花
筑波の風水城なつみ水城なつみ志賀大介宮下健治前田俊明筑波おろしは わたしの命 男まさりの 生みの親 どんな苦労も はねのける 負けず嫌いの あばれ風 吹いて 吹いて 吹いて咲かせる 夢の花  筑波山(つくばやま)から 眺めた海は 怒涛(どとう)逆巻(さかま)く 鹿島灘(かしまなだ) 鬼が怒(おこ)ると 書いて読む 川は鬼怒川 母の川 意地を 意地を 意地を通して 流れます  筑波大地は 紬(つむぎ)の里よ 恋の菩薩(ぼさつ)が 住んでいる 愛と情けの 二(ふた)文字は 帯にきっちり 巻いている 泣くな 泣くな 泣くな筑波の おんな風
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
きよしの数え唄氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりおハァー サァサみんなで お手拍子 (ハイ) シャシャント シャシャント シャシャントネ  (ソレ) 一ツひとりで泣くよりも 二ツふたりで笑いたい みんな仲良くむつまじく 丸い地球はみな家族 (ハイ)  三ツ右向け左向け 四ツ横向け前を向け 人はいろいろ言うけれど 決めた自分の道を行く (ハイ) (シャシャント シャシャント シャシャントネ)  (ソレ) 五ツいい子でいたいけど 六ツ無茶することもある 若い時代は一度だけ 悔いを残さず歩きたい (ハイ)  七ツ名もない俺だけど 八ツやりますでかい事 つらい時にも負けないで いつも明るく元気よく (ハイ) (シャシャント シャシャント シャシャントネ)  (ソレ) 九ツ故郷が恋しけりゃ 十で遠くの星をみる 幼なじみよあの山よ 今日も帰ろう夢ん中 (ハイ)  ずっと皆様お元気で 心ひとつに歌おうよ そんなきよしの数え唄  ハァー サァサみんなで お手拍子 (ハイ) シャシャント シャシャント シャシャントネ
渦潮物語高瀬豊子高瀬豊子丸山八留男宮下健治南郷達也世界にとどろく 鳴門の大渦(うず)が 岩礁(いわ)にくだけて 湧きあがる 播磨灘から 紀伊水道へ 飛沫(しぶき) 飛び散る あばれ波 鳴門海峡 渦巻く潮は 自然が織り成す 日本の宝  渦潮育ちの わかめや鯛は 舌もよろこぶ 味の良さ 地酒 蓮根(れんこん) 金時(きんとき)いもに 人形浄瑠璃(しばい)と 阿波おどり 鳴門海峡 笑顔が集(つど)う 豊かな恩恵(めぐみ)に 潤(うるお)うこころ  海峡へだてて 向かいは淡路島(あわじ) 人の和と輪で つなぐ往来(みち) 海水(みず)の碧(あお)さと 景色を守る 門崎(とざき) 孫崎(まござき) 夢灯台(ゆめあかり) 鳴門海峡 賑わう街は 輝くふるさと 渦潮の町
きよしのへっちゃらマンボ氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりおふられちゃってマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ  やっと出逢った 恋だった あんなに好きだと 言ったのに 他にいい人 できたのと 信じた俺らが ばかだった どうすりゃいいのさ この気持ち 恋の炎は メラメラと ふられちゃってマンボ(マンボ) へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ(マンボ)  昨日は昨日 今日は今日 くよくよしたって しょうがない いつかどこかで あの娘より キレイで可愛い マドンナを 誰よりモテると 思ってた そんな俺らが なさけない ふられちゃってマンボ(マンボ) へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ(マンボ)  どうすりゃいいのさ この気持ち 恋の炎は メラメラと ふられちゃってマンボ(マンボ) へっちゃらちゃらちゃらマンボ 笑いとばしてマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ へっちゃらちゃらちゃらマンボ
黒潮海流氷川きよし氷川きよし万城たかし宮下健治伊戸のりお雲が千切れて 海が渦を巻く 風は大漁の 大漁の 旗を切る 浜の河童さ カモメも俺も 骨の髄まで 黒潮育ち 夜明けの海だぜ…船を出せ  ザンザ ザンザと 白い波が飛ぶ 親父形見の 形見の 蛇行船 岬灯台 遙かな沖じゃ ゴムの合羽を しぶきが齧(かじ)る 気まぐれ海だぜ…春まぢか  暴れ海流 舵は波まかせ ここが修羅場の 修羅場の ど真ん中 海の黒豹 まぐろが跳ねる 母ちゃん待ってろ もうすぐ帰る 男の海だぜ…大漁船
男の街道三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治前田俊明人には選んだ 道がある こころに抱いてる 夢がある 北風 横風 向かい風 あしたの行く手を 邪魔しても 歩くこの道… 男の街道  弱音を吐いたら 負けだから にっこり笑って やせ我慢 苦(にが)酒 旨(うま)酒 おぼれ酒 惚れてるおまえの その酌で 命ぬくめる… 男の街道  焦るな はやるな 高ぶるな 峠の向こうに 頂上(いただき)が 坂道 脇道 まわり道 誰かの情けを 借りながら 生きるこの道… 男の街道
修善寺夜雨三門忠司三門忠司仁井谷俊也宮下健治前田俊明傘にかくれて 人眼をさけて ふたり来ました 伊豆の宿 窓の下には 桂川(かつらがわ) 今宵ひと夜(よ)は 私のあなた 夢に酔わせて… 修善寺夜雨  部屋の灯りに ほのかに浮かぶ 憎い寝顔の 愛おしさ 竹林(たけ)の葉擦(ず)れか 雨音(あまおと)か 今の倖せ あなたの温(ぬく)み 離したくない… 修善寺夜雨  朝よこのまま 来ないでほしい これが最後の 逢瀬なら 泣いているよな 清流(せせらぎ)よ 今度この世に 生まれてきたら どうか添わせて… 修善寺夜雨
上州一匹旅鴉松島進一郎松島進一郎柴田ちくどう宮下健治南郷達也義理を立てるか 人情を取るか 人の道なら 恩義が大事 生れ天竜 仲乗りくずれ 殺し文句の 啖呵を切って 男一匹 男一匹 上州旅鴉  半のぞろ目に 身ぐるみ賭けた 意地の駆け引き 鉄火場勝負 どじを踏んだら 背中に彫った 四方睨みの 般若が泣くぜ 男度胸の 男度胸の 上州旅鴉  伊那の七谷 皐月が咲けば 所払いの 年季が明ける 脇差に紙縒りの 封印巻いて 逢いに帰るぜ 両親さまよ 男望郷 男望郷 上州旅鴉
浪花の男松島進一郎松島進一郎柴田ちくどう宮下健治南郷達也辛抱十年 我慢が五年 やっと薄日が さして来た 俺の人生 浪花の舞台 枯れてたまるか 蕾のままで 男ざくらを 男ざくらを 咲かすのさ  胡麻も擂らなきゃ お世辞もいわぬ 叩き込まれた 道一つ 芸の虫だぜ 脇目も振らず 五尺余寸の 身を粉にしても 浪花育ちは 浪花育ちは 一本気  キタの人情 情けのミナミ 義理の荷物は 何処に置く 一度決めたら 後には引かぬ 淀川(よど)の水面に 男のすがた 見事映して 見事映して 見せてやる
木曽路 着流し 気まま旅氷川きよし氷川きよしかず翼宮下健治丸山雅仁親の小言(いけん)は 柳に風と 生れ故郷を 後にすりゃ 呼んでいるよな 御嶽山よ 命ひとつの 放浪(さすら)いに 男みがいて まいります 木曽路着流し 気まま旅 あぁ 日本晴れ  可愛(かわ)いあの娘を いやではないが 親の決めたが 気に入らぬ 足の向くまま 中山道を 行けば妻籠(つまご)か 奈良井宿(ならいじゅく) 夢であの娘が 追いすがる 木曽路着流し 気まま旅 あぁ 逢いてぇな  家業継ぐのは 兄貴にまかせ 俺ら気楽な 次男坊 男伊達なら 誰にも負けぬ 惚れてくれるな 茶屋むすめ 馬籠(まごめ)峠を 急ぎ足 木曽路着流し 気まま旅 あぁ 日本晴れ
くれない酒場水貴かおり水貴かおり万城たかし宮下健治前田俊明紅い椿の 咲くのれん 夜の小路(こみち)に 揺れている おちょこ手酌の ひとり言 馬鹿な女の 身の上を 聞いてください くれない酒場  あれは三月 花のころ 恋のかけらも 捨てたのに お酒のむたび 悲しみが 過ぎたあの人 連れもどす 抱いてください くれない酒場  まるで子猫が 座るよな 席はいつでも 隅のかど 出汁(だし)は涙の みれん味 箸でつまんだ 愚痴ひとつ 聞いてください くれない酒場
海峡みれん水貴かおり水貴かおり万城たかし宮下健治前田俊明泣いて涙が 乾くころ 船は港に 着くかしら たった一人で 出直す旅も きっと心に 心にきっと あなた…あなた棲んでる 海峡みれん  逃げてみたって 幸せに なれるあてなど ない私 うしろ髪ひく かもめの群れよ どうか伝えて 伝えてどうか いまも…いまも恋しい 海峡みれん  雨がみぞれに 変わるころ 海になみだの 霧が降る 船にさよなら 告げてはみても ゆこか戻ろか 戻ろかゆこか おんな…女さざ波 海峡みれん
うたつぐみ水城なつみ水城なつみ志賀大介宮下健治前田俊明はぐれ鳥でも 鳥は鳥 寂しさなんかに 負けません ひとりぼっちで 越えて来た 海がわたしを 育ててくれた うたつぐみ うたつぐみ 歌がいのちの わたしです  友は仲良く 離れずに しあわせしてると 思います 船の情けを 借りながら 耐えて忍んだ 海原(うなばら)千里(せんり) うたつぐみ うたつぐみ 籠の鳥には なれません  群れを離れた あの日から ふるさと忘れた ことはない 月もわたしも この海が 鏡ですねと うなずき合った うたつぐみ うたつぐみ 夢はあしたも 唄うこと
逢ってみたい人水城なつみ水城なつみ志賀大介宮下健治前田俊明人生は 人生は 喜・怒・哀・楽の 四つのことばの物語 負けちゃ駄目だと 諭してくれた 兄さんみたいな 旅の人 もう一度 もう一度 あゝもう一度 逢ってみたい人  憧れは 憧れは 切ない恋の 始まりですよと春の風 訳も聞かずに さよならしたが いまでもわたしの 好きな人 もう一度 もう一度 あゝもう一度 逢ってみたい人  幸せは 幸せは こころの窓を 開ければ青空見えること 夢で結んだ あの紅い糸 信じて待ってて いいですか もう一度 もう一度 あゝもう一度 逢ってみたい人
おとこの詩氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁さくら木(ぎ)は 雪背負い 風に叩(たた)かれ 雨を吸(す)い 花を咲かす 人(ひと)の世(よ)の 男も同じ 傷負いながら 涙をすすり あゝ いのち磨く  母の愛 父の夢 人は授(さず)かり 生まれきて きょうを生きる 一隅(いちぐう)を 照らして生きる 男になれと 言われたことば あゝ 忘れまいぞ  仰ぎ見る その姿 富士の尊(とうと)き 雄々(おお)しさに なみだ溢(あふ)る 幾年(いくとせ)の 山河(さんが)を越えて まだなお遠き 見果(みは)てぬ夢の あゝ 志(こころざし)よ
デカンショ港氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりお(ヨーイ ヨーイ デッカンショ) (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) 額(ひたい)に汗を 光らせて 網ひく親父の 夢をみた 東京暮らしと 聞こえはいいが はんぶん沈んだ 男船 都会の海から 古里偲(しの)びゃ デカンショ港の 夕日が恋し (ヨーイ ヨーイ デッカンショ)  (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) 祭りの神輿(みこし) 大漁旗 あの丘あの友 あの笑顔 三つ年下 可愛いあの娘 この春お嫁に 行ったとか 都会の海から 想い出追えば デカンショ港が 涙でにじむ (ヨーイ ヨーイ デッカンショ)  (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) (ヨーイ ヨーイ デッカンショ) おふくろ浜に 昆布干す 苦労の白髪は 俺のせい 一度帰ろか 手土産さげて 肩もみ風呂たき 親孝行 都会の海から 星空みれば デカンショ港の 漁火(いさりび)恋し (ヨーイ ヨーイ デッカンショ)
お富と与三蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也「いやさこれお富 久しぶりだなぁ」  しがねえ恋の 情けが仇で 死んだつもりが 拾った命 いやさお富よ 生きてたなんて お釈迦様でも 気がつくめぇ ここで逢ったが 三年目 さてさて…… どう済ます  三十四ヶ所(さんじゅうしかしょ)の 刀の傷で 誰が呼んだか 切られの与三(よさ)と そうさお富よ 小粋に暮らし おめえばかりが 源氏店(げんやだな) これで一分(いちぶ)じゃ 帰れめぇ さてさて…… どう済ます  一度は惚れた おんなとみれば 他人行儀な この差し向かい いやさお富よ やけぼっくいか 仇な色気に 血が騒ぐ 夜が更ければ 松の月 さてさて…… どう済ます
蒼彦太蒼彦太久仁京介宮下健治南郷達也樹木はおのれの あるがまま 裸をさらし 生きている のぞみ高けりゃ 雨風つよい 根をはれ 我をはれ 夢をはれ 枝葉繁らす 幹をもて  永い冬には 雪に耐え はじけて芽吹く 春を待つ めぐる季節を 確かに生きて きしめよ たわめよ 歓喜せよ 誰に見せるか 男伊達  水が大地の 恵みなら 感謝を胸に 樹木は吸う 情けわけあい この世がまわる 根をはれ 我をはれ 夢をはれ 人の一生 樹の心
防災音頭大原かずみ大原かずみ高橋典正宮下健治矢田部正(ア、ソーレ) (ア、ソーレ) ハァ 日本列島(にほんれっとう) 北から南 地震台風(じしんたいふう) 雨津波(あめつなみ) 「死ぬな逃げろに 助けよう」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう) 海山川(うみやまかわ)が 守る命の 一里塚(いちりづか) 「地域(ちいき)知ること 人を知る」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 為(な)せば成(な)る成(な)る 人の輪づくり 知恵を出しあえ 避難場所(ひなんばしょ) 「足と頭を まず守れ」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ  ハァ 温故知新(おんこしちん)で 憂(うれ)いを無くす みんな集まれ 三世代 「自助(じじょ)と共助(きょうじょ)が 天の声」(ハイ) 防災音頭が 合言葉 (ハイ) 防災音頭で 備(そな)えあれ
いつも優しく大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治前田俊明花のように いつも 星のように いつも いつも優しく過ごせたら 過ごせたらいいね 今日も一日 ありがとう こんなひとこと あの人に 伝えられたら それが それがいちばん 美しい  雨のように いつも 風のように いつも いつも優しく唄えたら 唄えたらいいね もしも涙が こぼれたら 胸のノートに そのわけを 書いておけたら それが それがいちばん 美しい  鳥のように いつも 蝶のように いつも いつも優しく踊れたら 踊れたらいいね 道はどんなに 遠くても 明日にならない 今日は無い 生きることです それが それがいちばん 美しい
夜明けの旅路大原かずみ大原かずみ志賀大介宮下健治前田俊明希望と云う名の 夢明かり 訪ねる旅です 人生は 暗くて長い トンネルも 何時(いつ)まで続く はずはない 元気よく 元気よく 夜明けの旅を 続けます  旅路で出逢った あの人の 面影(おもかげ)恋しい ながれ星 想い出たちが 負けるなと わたしの肩を 叩(たた)きます 泣かないで 泣かないで 夜明けの旅を 続けます  いのちの川にも 橋がある 渡れば勇気の 虹が立つ わたしの花は 明日花(あしたばな) 心に今日も 咲いてます どこまでも どこまでも 夜明けの旅を 続けます
命 まるごと篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりおあんな男と 言われても 惚れてしまえば 女は弱い 好きなあなたの わがままを 聞いてあげましょう なんなりと 口紅(べに)をひとすじ 引き直し 命まるごと 命まるごと あなたにあげる  ばかな私と わかっても 惚れてしまえば 女は一途(いちず) 好きなあなたの 言い訳も 嘘と承知で だまされる 遅い帰りを 待つ夜更け 命まるごと 命まるごと あなたにあげる  ついて行きます どこまでも 惚れてしまえば 女は負けよ 好きなあなたの 夢ならば 苦労覚悟で 支えます 肩を抱かれて 瞳(め)を閉じる 命まるごと 命まるごと あなたにあげる
せつな川篁紗をり篁紗をり麻こよみ宮下健治伊戸のりお添えるあてない 哀しい恋と 知っていました はじめから いいの 明日(あした)が なくてもいいの 噂しぶきに 沈まぬように 流れて行きます せつな川  無理に別れを 決めてはみても 逢えば心が また戻る みんな 私が 私が悪い 恋の深みに さ迷いながら 流れて行きます せつな川  きっと二人が 離れぬように 眠るあなたと つなぐ指 いいの こうして 逢えればいいの 恋の運命(さだめ)に 身を寄せながら 流れて行きます せつな川
柏崎恋歌西川ひとみ西川ひとみ志賀大介宮下健治猪股義周逢いたかったと わたしの肩を ポンとたたいて くれた人 あれは柏崎 駅前通り あの人の、あの人の あの人の おもかげ今も 咲いている 好きですこの街 柏崎  お光(みつ)、吾作の あの佐渡情話 波がやさしく 唄ってる ここは柏崎 番神(ばんじん)岬 どこ迄も、どこ迄も どこ迄も 情(なさ)けに厚い 人ごころ 好きですこの街 柏崎  越後、新潟 雪国なのに 今日も大地は あたたかい 花の柏崎 稲穂も踊る 仕合わせを、仕合わせを 仕合わせを やさしくつなぐ 夢あかり 好きですこの街 柏崎
望郷おんな花西川ひとみ西川ひとみ志賀大介宮下健治丸山雅仁意地も度胸も 誠がなけりゃ その場限りの 見栄になる 胸にひとつぶ 観音さまの お顔りりしい 守り札 こころは錦の 望郷おんな花  浮くも沈むも 浮き世の川に この身あずけた ながれ舟 掴みそこねた 岸辺の草に 未練みさおの 帯が哭(な)く なみだはご法度 望郷おんな花  何処(どこ)で生きても 義理人情に 流行り廃(すた)りが あるものか 時代遅れと 云う花は無い 命いちりん この道で 綺麗に咲きます 望郷おんな花
みちのくランプの宿佐々木新一佐々木新一仁井谷俊也宮下健治南郷達也吊り橋わたって 泊まる宿 何年振りだろ なぁお前 永い苦労の 歳月(としつき)を 洗い流そう 滝見のお湯で ここはみちのく ランプの宿よ  ふる里津軽の ねぶた絵も あの日のままだよ なぁお前 そうさ子育て 終わったら みんな夫婦(ふうふ)は ふたりに戻る 揺れる思い出 ランプの宿よ  雪国生まれの 俺だから 囲炉裏がやすらぐ なぁお前 先の人生 これからも ともに笑顔で 仲睦まじく ここはみちのく ランプの宿よ
男の絶唱GOLD LYLIC氷川きよしGOLD LYLIC氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁鬼も蛇も出る 浮世の川を 命からがら 度胸で渡る 浮いて沈んで 汚れても 泥に咲く花 睡蓮の あゝ 睡蓮の 純なこころは 忘れまい  春の風吹く 桜の下で 惚れたあの娘と ふたりの宴 何度見ただろう そんな夢 苦労“く”の字で 眠る夜は あゝ 眠る夜は 遠い故郷(こきょう)が 近くなる  いかに時代が 移ってゆけど 見失うかよ こころの灯り 雪の如月(きさらぎ) 風弥生(かぜやよい) 越えて卯月(うづき)の 酒酌(く)めば あゝ 酒酌(く)めば 夢は千里を 駆け巡る
初雪の宿村上良輔村上良輔伊藤薫宮下健治伊戸のりおかくれ障子に 月灯り ゆれて淋しい 風の音 何もいらない あなたがいれば 今の私は このままで 誰かお願い 時間を止めて ああ…運命(さだめ)悲しい 初雪の宿  いくら燃えても 重ねても 添えるはずない 夢細工(ゆめざいく) 窓の向こうに 小さく紅く 冬に色づく やぶこうじ いっそこのまま 春まで抱いて ああ…心ちぎれる 初雪の宿  少し遅れて 部屋を出る まるで他人の ふりをして 愛の喜び 覚えたあとで 生きる辛さを 知りました ひと夜かぎりの 情(なさけ)がほしい ああ…運命(さだめ)悲しい 初雪の宿
女の合鍵氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治丸山雅仁倖せ望みはしないけど 私がいたら あなたの将来(あした)に 傷がつく 女の…女の… 合鍵を あなたに返して ひとりこの部屋 出てゆくわ 愛は誰にも 負けないけれど…  甘えて眠ったあの夜の 想い出あれば 淋(さび)しさつらさも 耐えられる 女の…女の… 合鍵を あなたに返して ひとりひっそり 身をひくわ 惚れた弱みと わかっていても…  やさしいあなたをこれ以上 苦しめたなら 生きてはゆけない 私です 女の…女の… 合鍵を あなたに返して ひとり今夜の 汽車に乗る 愛は誰にも 負けないけれど…
きよしのスイスイマドロスさん氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁銅鑼が鳴ります 函館の 港夜景を あとにして 男の船は 八戸へ仙台へ かもめと歌を 道づれに スーイスイスイスイっと スーイスイスイっと 俺らマドロス 今日も波の上  粋が似合いの 横浜は 男ごころを そそるけど あの娘の面影(かげ)が 名古屋まで神戸まで 浮気はだめと ついてくる スーイスイスイスイっと スーイスイスイっと 俺らマドロス 甘い星の夜  呼んで呼ばれて 高松の 瀬戸の青さよ まぶしさよ おふくろ連れて 宮崎や別府まで 回ってみたい いつの日か スーイスイスイスイっと スーイスイスイっと 俺らマドロス 明日も波の上
きよしのねずみ小僧氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁花のお江戸の 丑三(うしみ)つ時(どき)が ちょいと俺らの 出番だぜ 千両箱を いただきに 八百八町(はっぴゃくやちょう)を ちゅーちゅーちゅー おっとどっこい べらんめい でんぐりがえって ちゅーちゅーちゅーの宙返り 言わずと知れた 噂(うわさ)の男 ねずみ小僧たぁ 俺らのことよ  花のお江戸の 正義のためにゃ 風邪(かぜ)を引く間も 暇(ひま)もない 闇夜を駈(か)ける 黒い影 屋根から屋根へと ちゅーちゅーちゅー たまにゃずっこけ おっとっと! すべって転んで ちゅーちゅーちゅーの宙返り 言わずと知れた 噂の男 ねずみ小僧たぁ 俺らのことよ  みんなまとめて ありがとさん! へのへのもへじの ちゅーちゅーちゅーで去ってゆく 言わずと知れた 噂の男 ねずみ小僧たぁ 俺らのことよ
博多祇園山笠氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁地下足袋(たび)に締(し)め込(こ)み 水法被(みずはっぴ) 一年一度の 祭りやろうが 命まるごと ぶっつけろ おっしょい おっしょい おっしょい おっしょい 夢を担(かつ)げや あしたを 担げ ここが故郷(ふるさと) 博多の夏が あゝ 燃えるとよ  ひびく太鼓に 祝い唄 心が体が 血潮がさわぐ 汗は はじけて 華(はな)になる おっしょい おっしょい おっしょい おっしょい 赤い手拭(てのごい) 勢(きお)いの水(みず)に 濡れて 色増す 博多の夏に あゝ 生きるとよ  夜明け追(お)い山(やま) 山のぼせ おとこの祭りが おとこを試す 意地と度胸の せめぎ合い おっしょい おっしょい おっしょい おっしょい 先を急げや 雄叫(おたけ)びあげて 祇園山笠 博多の夏が あゝ 走るとよ
男の矜持三門忠司三門忠司志賀大介宮下健治南郷達也泥は洗えば 落とせるけれど 落ちぬこころの 傷もある 浮けば流れる 沈めば止まる 運否天賦(うんぷてんぷ)の 浮き世川 利口ぶっても 始まらぬ 阿呆でいいのさ 男の矜持  夢を語れば 語れるけれど 語るだけでは 能がない 今日も一日 ただぼんやりと 帰る夕日を 見てるだけ うしろ指差す 人もいる ひとりゆくのさ 男の矜持  噛んだ奥歯に なみだの味が すればまだまだ 先がある 生きてなんぼの 人生行路 いのちひとつぶ みぎひだり 明日はどこやら 風まかせ 吹いて吹かれて 男の矜持
夫婦みち三門忠司三門忠司志賀大介宮下健治南郷達也御前に惚れた そのひと言で あたしあんたと 生きると決めた つらい涙は かくせても うれし涙は かくせない ああ しあわせ 連れ行く 連れ行く 夫婦みち  苦労の坂の ひとつやふたつ 越える覚悟は 出来てるあたし 好きも嫌いも 日が立てば おなじこころの 色になる ああ あんたと 連れ行く 連れ行く 夫婦みち  今日から俺は お前と一緒 おなじ歩幅で 歩くと云った そんなあんたを どこまでも あたし信じて 生きて行く ああ じんせい 連れ行く 連れ行く 夫婦みち
男のかぞえ唄鳥羽一郎鳥羽一郎万城たかし宮下健治蔦将包ひとつ…男が 泣く時ゃヨ 恋の破片(かけら)を 拾うとき 胸のすき間を あやすよに みれん みれん みれん割りする あぁ…おちょこ酒  ふたつ…男が 泣く時ゃヨ 夢のしずくを 拾うとき 昨日なんかは 忘れろと 俺の 俺の 俺の背中で あぁ…風が哭く  みっつ…男が 泣く時ゃヨ 親の形見を 拾うとき 重ねかさねた 親不幸 詫びる 詫びる 詫びるなみだの あぁ…夜半(よわ)しぐれ
雪の隠れ里水城なつみ水城なつみ彩ちかこ宮下健治前田俊明はかない恋と 知るほどに 母に言えない 心が痛い 誰がうらやむ 幸福(しあわせ)の 夢を見るたび 愛しさつのる しのぶ恋路の 足跡かくし 音も立てずに 雪が舞う  静かな寝息 聞きながら 頬をよせれば こぼれる涙 どこへ行くのと 母の声 すべて悟って いるようでした 遠くかすかに 雪崩(なだれ)の音か 胸にせつなく 響く夜  あなたに逢える 約束を すれば明日の 別れが辛い 母の涙に 背を向けて わたし幸せ 掴めはしない 旅の想い出 うずめて帰る 雪の坂道 隠れ里
帰って来やれ水城なつみ水城なつみ万城たかし宮下健治前田俊明津軽 お岩木 吹雪いちゃならぬ 親父(おどう)帰るに 道先見えぬ りんご畑に 花咲くころは 津軽平野に 春が来る 生まれ故郷にヨー 帰って来やれ  春にゃ必ず 帰ると言った 親父うそつき もうすぐ三年(みとせ) たった一人の 父ちゃんだもの 想いだすたび 会いたいよ 風がヒュルリとヨー 帰って来やれ  汽車がひと鳴き しばれる駅で 親父まだかと 汽笛も叫ぶ 晴れの門出の 花嫁すがた お嫁入りです となり村 ひと目津軽にヨー 帰って来やれ
芝浜恋女房氷川きよし氷川きよし朝倉翔宮下健治前田俊明「え~本日は沢山のお運び、ありがとうございます」  芝の浜辺で拾った財布 夢と言われて 三年過ぎた ど甲斐性なしだよ あの頃は 大酒飲んでりゃ 開店休業 おまえ おまえ おまえ泣かせた 芝浜恋女房  朝も早から 河岸へと急ぐ 生まれ変わった 男の意気地 すってんてんから 二人連れ おまえの笑顔を 天秤棒に 苦労 苦労 苦労かけたね 芝浜恋女房  夢じゃなかった 拾った財布 泣きの堪忍 うちあけ話 すっとこどっこい この俺を 今日まで上手に 騙してくれた 感謝 感謝 感謝おまえに 芝浜恋女房  二度と 二度と 二度とおまえに 夢とは言わせぬよう  「…おあとがよろしいようで…」
母さんの赤い糸藍ようこ藍ようこ万城たかし宮下健治伊戸のりお小雨そぼふる 田舎の駅で わたし置き去り あなたは消えた 切れてはぐれた 親子の糸は 誰が紡(つむ)いで くれましょう… たぐり寄せたい 母さんの赤い糸  わが子思わぬ 親などいない こころ悔やんで 泣いてたでしょう きっといつかは どこかで会える 神がこの世に いるならば… 細くからまる 母さんの赤い糸  声にならない 涙のつぶが こらえ切れずに あふれて来ます 母の震える その肩抱いて 会えた喜び 噛みしめる… 匂いやさしい 母さんの赤い糸
酔町しぐれ藍ようこ藍ようこ仁井谷俊也宮下健治伊戸のりおあなたといても 寒いのに 話し相手は お酒だけ 夢も消えそな 酔町しぐれ 憎みきれない おとこの名前 泣いて呼ぶのも 恋のため  おまえは俺の いのちだと 痩せた肩先 抱き寄せた 思いださせる 酔町しぐれ 窓にそぼ降る 雨音さえも 好きなあなたの 声になる  愛しい男(ひと)を しのぶよに 猪口(ちょこ)に口唇(くちびる) 押しあてる 夜がせつない 酔町しぐれ いつかみたいに 迎えに来てよ 今も愛して いるのなら
川中島回想氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治丸山雅仁千曲川(ちくま)の流れ 見おろせば あの日の風が 吹き渡る あゝ武士(もののふ)たちの 川中島よ 季節(とき)や時代は 巡(めぐ)るとも 歴史は残る この胸に  鞭声粛々夜渡河(べんせいしゅくしゅくよるかわをわたる)  暁(あかつき)やぶる ときの声 竜虎の勇姿 雲を呼ぶ あゝ狭霧(さぎり)も晴れし 川中島よ 耳を澄ませば また今も 強者(つわもの)どもの 勝鬨(かちどき)が  田毎(たごと)の月に 星の海 こころが清く 洗われる あゝ旅人ひとり 川中島よ 決めた道なら 大志(のぞみ)なら 明日(あした)を目指し いざ行(ゆ)かん
じょんがら挽歌氷川きよし氷川きよし下地亜記子宮下健治丸山雅仁船も見えない 鴎も飛ばぬ 波は砕けて しぶき飛ぶ すすり泣くのは 未練か夢か ぐずる海鳴り じょんがらか 風 風 風 風 風よ吹け 風花 風舞い 風波 おまえが 呼んでいる 今も好きだよ 死ぬほど好きさ 男じょんがら 風挽歌  無駄にさせたね 女の春を 詫びて済むよな ことじゃない ひとり酒場で 地酒をあおり 胸のじょんがら ひとり聞く 雪 雪 雪 雪 雪よ降れ 雪雲 雪空 雪暗(ぐ)れ おまえが 遠くなる 涙投げつけ 恨んでおくれ 男 身を引く 雪挽歌  雪 雪 雪 雪 雪よ降れ 雪雲 雪空 雪暗(ぐ)れ おまえが 遠くなる 命震える 想い出凍る 男じょんがら 雪挽歌
波止場のれん瀬口侑希瀬口侑希さくらちさと宮下健治南郷達也波止場が夕陽に 染まるころ 人恋しさに 吐息がゆれる 能登の港の 小さな暖簾(のれん) くどき上手(じょうず)にゃ なびかない そんな女が 惚れた… 惚れたあなたを 待ちわびる  拭(ふ)いても消せない 苦労なら グラスの酒で 流していって 能登の港の 小さな暖簾 泣くも笑うも 浮き世です それでいいのよ いいのよ… 下手でいいのよ 世渡りは  小窓に岬の 灯(ひ)がうるむ 本気になって 迎えに来てよ 能登の港の 小さな暖簾 酔いにまかせる 波の唄 やがていい日が きっと… きっと来るよな 眉の月
流転‥母恋鴉竹内誠竹内誠礼恭司宮下健治浮世街道 斜めにそれて いつか気がつきゃ 長(なが)の旅 ひと目逢いたや おふくろさんよ 暮れて母恋い 碓氷(うすい)の峠 聞くな覗(のぞ)くな… 男さらしの 胸のうち  気まま風まま 安雲野越えりゃ 明日はいずこか 雲に聞け 野菊かざした 宿場の女(ひと)よ 母に似ている やさしい笑顔 惚れてくれるな… 恋の関所は 通せんぼ  信濃故郷 祭りの頃か なぜか身に泌む 里ごころ せめて詫びたい おふくろさんよ しぐれ母恋 信州鴉 泣く嘆くな… 男流転の 三度笠
がんこ船竹内誠竹内誠万城たかし宮下健治伊戸のりお海の天気は きまぐれで まるで人生 生き写し 涙雨降る 時もありゃ 荒れてこの俺 ぶんなぐる 喧嘩したって 男の漁場 ここは我慢の がんこ船  昭和生まれの この船は 親父恋しと 舵が泣く 時化で牙むく 波でさえ 酒でなだめちゃ 凪(なぎ)になる そうさ何にも 心配するな 親父ゆずりの がんこ船  旗は大漁と 風になび 唄は十八番(おはこ)の 帰港節 雲の向こうの その向こう きっと父ちゃん 見てるだろ 親父越えるにゃ まだまだだけど 俺が二代目 がんこ船
愛犬子守歌花咲ゆき美花咲ゆき美麻こよみ宮下健治石倉重信はじめて我が家に 来たときは 両手に乗るほど 小さくて あれから何年 過ぎたでしょう 目を見りゃおまえの 心がわかる 迷惑かけても いいんだよ おまえは大事な 家族なんだから  ちょこんと座って 玄関で いつでも帰りを 待っている 哀しい時には いつだって 隣に寄り添い 静かにしてる 思い出たくさん つくろうね おまえは大事な 家族なんだから  好きな物だけ 食べたがる お風呂は嫌がり 困らせる そのくせ散歩の 時だけは 耳まで笑って 燥(はしゃ)いだおまえ わがまま言っても いいんだよ おまえは大事な 家族なんだから
恋次郎旅姿氷川きよし氷川きよし仁井谷俊也宮下健治伊戸のりおまっぴらご免(めん)と 故郷(ふるさと)捨てて 旅にでました 東海道 箱根越えれば 糸切れ凧で 風の吹くまま 東へ西へ 夢も半端な 恋次郎 明日(あす)は雨やら 明日は雨やら アアンアアンアンアン 曇りやら  七里(しちり)の渡しを 日暮れに越えりゃ 石の地蔵が 母の顔 そうは桑名の 焼ハマグリと そっと拳(こぶし)で 拭(ぬぐ)った涙 知らぬ他国の 恋次郎 なんで今更 なんで今更 アアンアアンアンアン 里ごころ  ちょっくらご免(めん)と 大手を振って 雲と道づれ 気まま旅 鈴鹿峠(すずか)こえれば 明日(あした)は草津 京の都じゃ あの娘に逢える 浮かれトンビの 恋次郎 草鞋(わらじ)結んで 草鞋結んで アアンアアンアンアン 急ぎ足
柔道氷川きよし氷川きよし原文彦宮下健治丸山雅仁角には角の 丸には丸の 器(うつわ)にしたがう 水ごころ 恐れず怯(ひる)まず 気負わずに 締めた黒帯 粛々(しゅくしゅく)と あぁ 柔道(やわらみち) 真理(まこと)を貫く 背負い投げ  千変万化(せんぺんばんか) あぁ翻(ひるがえ)る 技(わざ)にも一分(いちぶ)の 隙を観(み)て 当たって砕けて 身を捨(す)てて 天を仰(あお)いで 質実(しつじつ)と あぁ 柔道(やわらみち) 迷いを断ち切る 巴(ともえ)投げ  命は賭(か)けど 無駄には捨(す)てぬ 試練をくぐって 人となる 嘆(なげ)かず 崩(くず)れず 振り向かず おとこ花道 堂々と あぁ 柔道(やわらみち) 明日へ怒涛(どとう)の 山嵐
恋した人だから西川ひとみ西川ひとみ万城たかし宮下健治伊戸のりおさよならするのは つらいけど いつかはきっと また逢える 淋しくなったら 夜空の星と 思い出っぱ かき集めるの だってだって だってあなたは 恋した人だから  幸せだったわ ほんとなの 未練がひとつ 置きみやげ も一度あなたに 逢うそのときは 素直でかわい い子で待つわ だってだって だってあなたは 恋した人だから  どんなに離れて くらしても あなたの噂 聞くでしょね 思いはちかくて 心はとおい 忘れたはずでも 忘れちゃいない だってだって だってあなたは 恋した人だから
父娘うた西川ひとみ西川ひとみ原文彦宮下健治伊戸のりおおんなだてらに 故郷(くに)出てきたが 胸にさわぐは 父の声 錦飾れる その日まで 二度と敷居は またぐなと あれは十九歳(じゅうく)の春弥生(はるやよい) あゝ春弥生(はるやよい)  泣くな泣くなと わたしをあやす 父が泣いてた 日暮れ坂 母を知らない 幼子(おさなご)が 父の背中で 聴いたうた 今も聴こえる子守うた あゝ子守うた  千里万里を 行くことよりも 背なに重たい 親の恩 それを承知の 親不孝 詫びる都の 十三夜月(じゅうさんや) ひとり今宵(こよい)も手をあわす あゝ手をあわす
惚れてずぶ濡れ藤みえこ藤みえこ和多田勝宮下健治矢田部正雪駄(せきだ)のまんま どしゃぶりを 駆けた青春 賭けた恋 男いのちの こころねは 意地と情でともしてみせる 恋の彩火(いろび)や 奇席提灯 惚れてずぶ濡れ 惚れてずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん  「え、何だ? また振られよったて… ほっといとくんなはれ、それがわたいの人生だ」  涙のまんま 戎橋 さすらう青春 さだめ川 行き暮れ思案 立ち往生 どこで人生どう間違うた いつになったら来る出番 夢でずぶ濡れ 夢でずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん  「どぶっきょなやっちゃて、 何抜かしてけつかんねん、それがわたいの人生だ」  裸のまんま なにもかも 打ちあけばなし 恋噺し あげて浪花の 大看板 もう一寸の辛抱やさかい 堪忍してやと泣き上戸 呑んでずぶ濡れ 呑んでずぶ濡れ ああ 大阪 松鶴(しょかく) 泣いてへん
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