からたち日記 こころで好きと 叫んでも 口では言えず たゞあの人と 小さな傘を かたむけた あゝ あの日は雨 雨の小径に 白い仄かな からたち からたち からたちの花 「幸せになろうね あの人は言いました わたしは 小さくうなずいただけで 胸がいっぱいでした」 くちづけすらの 想い出も のこしてくれず 去りゆく影よ 単衣(ひとえ)の袖を かみしめた あゝ あの夜は霧 霧の小径に 泣いて散る散る からたち からたち からたちの花 このまま 別れてしまってもいいの でもあの人は さみしそうに目をふせて それから 思いきるように 霧の中へ消えてゆきました さよなら初恋 からたちの花が散る夜でした からたちの実が みのっても 別れた人は もう帰らない 乙女の胸の 奥ふかく あゝ 過ぎゆく風 風の小径に いまは遥かな からたち からたち からたちの花 いつか秋になり からたちには黄色の実が たくさんみのりました 今日もまた 私はひとりこの道を歩くのです きっとあの人が帰ってきそうな そんな気がして | 島倉千代子 | 西沢爽 | 遠藤実 | | こころで好きと 叫んでも 口では言えず たゞあの人と 小さな傘を かたむけた あゝ あの日は雨 雨の小径に 白い仄かな からたち からたち からたちの花 「幸せになろうね あの人は言いました わたしは 小さくうなずいただけで 胸がいっぱいでした」 くちづけすらの 想い出も のこしてくれず 去りゆく影よ 単衣(ひとえ)の袖を かみしめた あゝ あの夜は霧 霧の小径に 泣いて散る散る からたち からたち からたちの花 このまま 別れてしまってもいいの でもあの人は さみしそうに目をふせて それから 思いきるように 霧の中へ消えてゆきました さよなら初恋 からたちの花が散る夜でした からたちの実が みのっても 別れた人は もう帰らない 乙女の胸の 奥ふかく あゝ 過ぎゆく風 風の小径に いまは遥かな からたち からたち からたちの花 いつか秋になり からたちには黄色の実が たくさんみのりました 今日もまた 私はひとりこの道を歩くのです きっとあの人が帰ってきそうな そんな気がして |
君ふたりだけの 胸に ふたりだけで 刻んだ 青春・純情 それが全てさ 生きてゆくのが 嫌になるたび そっと心の ページをめくり 君を呼ぶのさ 辛(つら)いよと 君は答える いつもやさしく あなたはやれる きっとやれるわ 君の呼ぶ声に 僕はよみがえる よみがえる 君のいない 庭に ふたりだけで 育てた あの花この花 枯れてしまって 明日(あす)がくるのが 怖くなる夜は 胸のラムプに 灯りを入れて 君を呼ぶのさ 助けてと 君は答える いつもやさしく あなたはやれる きっとやれるわ 君の呼ぶ声に 僕はよみがえる よみがえる 君を呼ぶのさ 辛(つら)いよと 君は答える いつも明るく あなたはやれる きっとやれるわ 君の呼ぶ声に 僕はよみがえる よみがえる | 島倉千代子 | 星野哲郎 | 永井龍雲 | | ふたりだけの 胸に ふたりだけで 刻んだ 青春・純情 それが全てさ 生きてゆくのが 嫌になるたび そっと心の ページをめくり 君を呼ぶのさ 辛(つら)いよと 君は答える いつもやさしく あなたはやれる きっとやれるわ 君の呼ぶ声に 僕はよみがえる よみがえる 君のいない 庭に ふたりだけで 育てた あの花この花 枯れてしまって 明日(あす)がくるのが 怖くなる夜は 胸のラムプに 灯りを入れて 君を呼ぶのさ 助けてと 君は答える いつもやさしく あなたはやれる きっとやれるわ 君の呼ぶ声に 僕はよみがえる よみがえる 君を呼ぶのさ 辛(つら)いよと 君は答える いつも明るく あなたはやれる きっとやれるわ 君の呼ぶ声に 僕はよみがえる よみがえる |
海かがみ心の中に 広がる海がある 悲しい風にゆれる夜は 一人月を見る いつになったら十五夜の きれいな月になりますか その時 やさしく教えてくれた 波にゆれても 明日は満月 海かがみ 今よりもっと 悲しいあの時を 思い出せばざわめきも 凪いでくるのです だけど時々泳げない この世という名の荒海を その時 心の闇に光った 波にゆれても 月を映せ 海かがみ 私の心に 映ったこの月は 誰にも消せない盗られない 光り続けます 明日は何があるのでしょう 一つ笑って一つ泣く それでも昨日と 違う月を 波に映せよ 明日は満月 海かがみ | 島倉千代子 | 山崎ハコ・島倉千代子 | 山崎ハコ | | 心の中に 広がる海がある 悲しい風にゆれる夜は 一人月を見る いつになったら十五夜の きれいな月になりますか その時 やさしく教えてくれた 波にゆれても 明日は満月 海かがみ 今よりもっと 悲しいあの時を 思い出せばざわめきも 凪いでくるのです だけど時々泳げない この世という名の荒海を その時 心の闇に光った 波にゆれても 月を映せ 海かがみ 私の心に 映ったこの月は 誰にも消せない盗られない 光り続けます 明日は何があるのでしょう 一つ笑って一つ泣く それでも昨日と 違う月を 波に映せよ 明日は満月 海かがみ |
ちよこまち泣きながら 歩いてたような 細い小道 夢見ては 消える 虹のシャボン玉… 泣きながら 歩いてるうち 見えてきた 少し自分が 見えてきた 立ち止まっても いいじゃない 振り返っても いいじゃない 前を見て 生きたいの 前だけを見て 何があっても めげないの 泣いても泣いても はじまらない 今日は いっとうすてきだよ 聞こえてきました わっしょいしょい イエ~イ イエイ イエイ… 赤い鼻緒の下駄はいて 朝顔のゆかた 着てみれば 遠い昔の母さんに やっぱり似ている 千代小町 楽しいから 笑うのじゃない 笑っていれば楽しい 前を見て生きたいよ 前だけを見て 何があっても めげないの 祭りばやしが もりあがる 何があっても めげないよ なんだ坂こんな坂 わっしょいしょい 何があっても めげないの 祭りばやしが もりあがる 何があっても めげないよ なんだ坂こんな坂 わっしょいしょい イエ~イ イエイ イエイ… | 島倉千代子 | 山崎ハコ・島倉千代子 | 山崎ハコ | | 泣きながら 歩いてたような 細い小道 夢見ては 消える 虹のシャボン玉… 泣きながら 歩いてるうち 見えてきた 少し自分が 見えてきた 立ち止まっても いいじゃない 振り返っても いいじゃない 前を見て 生きたいの 前だけを見て 何があっても めげないの 泣いても泣いても はじまらない 今日は いっとうすてきだよ 聞こえてきました わっしょいしょい イエ~イ イエイ イエイ… 赤い鼻緒の下駄はいて 朝顔のゆかた 着てみれば 遠い昔の母さんに やっぱり似ている 千代小町 楽しいから 笑うのじゃない 笑っていれば楽しい 前を見て生きたいよ 前だけを見て 何があっても めげないの 祭りばやしが もりあがる 何があっても めげないよ なんだ坂こんな坂 わっしょいしょい 何があっても めげないの 祭りばやしが もりあがる 何があっても めげないよ なんだ坂こんな坂 わっしょいしょい イエ~イ イエイ イエイ… |
恋しているんだもん 小指と小指 からませて あなたと見ていた 星の夜 地球も小っちゃな 星だけど 幸福いっぱい 空いっぱい だって だって 私は 恋しているんだもん 仲よしゲンカ して通る いつもは楽しい 散歩道 ごめんなさいねと 言えないで 涙がいっぱい 胸いっぱい だって だって あなたに 恋しているんだもん デイトのたびに ひとつずつ 思っていたこと 思うこと 素敵な言葉の 寄せ書も ノートにいっぱい 夢いっぱい だって だって ふたりは 恋しているんだもん | 島倉千代子 | 西沢爽 | 市川昭介 | | 小指と小指 からませて あなたと見ていた 星の夜 地球も小っちゃな 星だけど 幸福いっぱい 空いっぱい だって だって 私は 恋しているんだもん 仲よしゲンカ して通る いつもは楽しい 散歩道 ごめんなさいねと 言えないで 涙がいっぱい 胸いっぱい だって だって あなたに 恋しているんだもん デイトのたびに ひとつずつ 思っていたこと 思うこと 素敵な言葉の 寄せ書も ノートにいっぱい 夢いっぱい だって だって ふたりは 恋しているんだもん |
この世の花 あかく咲く花 青い花 この世に咲く花 数々あれど 涙にぬれて 蕾のまゝに 散るは乙女の 初恋の花 想うひとには 嫁がれず 想わぬひとの 言うまま 気まま 悲しさこらえ 笑顔を見せて 散るもいじらし 初恋の花 君のみ胸に 黒髪を うずめたたのしい 想い出月夜 よろこび去りて 涙はのこる 夢は返らぬ 初恋の花 | 島倉千代子 | 西条八十 | 万城目正 | | あかく咲く花 青い花 この世に咲く花 数々あれど 涙にぬれて 蕾のまゝに 散るは乙女の 初恋の花 想うひとには 嫁がれず 想わぬひとの 言うまま 気まま 悲しさこらえ 笑顔を見せて 散るもいじらし 初恋の花 君のみ胸に 黒髪を うずめたたのしい 想い出月夜 よろこび去りて 涙はのこる 夢は返らぬ 初恋の花 |
おかえりなさいあなたの帰りを待っている 変わらぬ心がここにある 無口な背中が語ってた 明日(あす)に疲れたら 帰っておいで あなたがいる 私がいる 夜はしんしん更ける かじかむ想いを温めましょう 長い一日の終わりには あなたに寄り添う 愛があるから あなたの涙を知っている なんにも聞かずにそばにいる ひとって寂しいものだから 何かを信じて みたくなるのよ 風が走る 冬の空に 星が流れて消えた あなたの願いが叶いますよう どんなに遠くへ行こうとも 最後は私に おかえりなさい あなたがいる 私がいる 夜はしんしん更ける かじかむ想いを温めましょう 長い一日の終わりには あなたに寄り添う 愛があるから (おかえりなさい…) | 島倉千代子 | 友利歩未 | 杉村俊博 | | あなたの帰りを待っている 変わらぬ心がここにある 無口な背中が語ってた 明日(あす)に疲れたら 帰っておいで あなたがいる 私がいる 夜はしんしん更ける かじかむ想いを温めましょう 長い一日の終わりには あなたに寄り添う 愛があるから あなたの涙を知っている なんにも聞かずにそばにいる ひとって寂しいものだから 何かを信じて みたくなるのよ 風が走る 冬の空に 星が流れて消えた あなたの願いが叶いますよう どんなに遠くへ行こうとも 最後は私に おかえりなさい あなたがいる 私がいる 夜はしんしん更ける かじかむ想いを温めましょう 長い一日の終わりには あなたに寄り添う 愛があるから (おかえりなさい…) |
風になる天高く鳥の声 大空を翔けてゆく 果てしないこの想い あなたへ あなたへ 届けたい 行く道に来た道に 名も無き小さな野辺の花 ふたりでみつけた野辺の花 年々歳々 季節はめぐり 年々歳々 花が咲く 夢だけを追いかけて 私は 私は 風になる 草は萌え 樹は芽吹く 歓びがここに在る ありがとう 幸せを 明日へ 明日へ 繋ぎたい 思い出をめくったら いいことだけしか出てこない 笑った顔しか出てこない 年々歳々 季節はめぐり 年々歳々 春が来る 雪どけのせせらぎが 心に 心に 満ちてくる 年々歳々 季節はめぐり 年々歳々 花が咲く 夢だけを追いかけて 私は 私は 風になる | 島倉千代子 | 友利歩未 | 杉村俊博 | | 天高く鳥の声 大空を翔けてゆく 果てしないこの想い あなたへ あなたへ 届けたい 行く道に来た道に 名も無き小さな野辺の花 ふたりでみつけた野辺の花 年々歳々 季節はめぐり 年々歳々 花が咲く 夢だけを追いかけて 私は 私は 風になる 草は萌え 樹は芽吹く 歓びがここに在る ありがとう 幸せを 明日へ 明日へ 繋ぎたい 思い出をめくったら いいことだけしか出てこない 笑った顔しか出てこない 年々歳々 季節はめぐり 年々歳々 春が来る 雪どけのせせらぎが 心に 心に 満ちてくる 年々歳々 季節はめぐり 年々歳々 花が咲く 夢だけを追いかけて 私は 私は 風になる |
ひとりじゃないよ窓に灯りが ともる頃 胸にかすかな風が吹く 空の向こうに 星ひとつ きっと誰かも みつけてる 寂しくないよ この空の下 友達がいる 歌がある 寂しくないよ 寂しくないよ 一緒に歌う歌がある みんな遠くへ 行くようで さよならなんて いやだけど 涙が出れば 大丈夫 次は笑顔がやってくる ひとりじゃないよ 隣を見れば 友達がいる 夢がある ひとりじゃないよ ひとりじゃないよ 一緒に目指す夢がある 寂しくないよ この空の下 友達がいる 歌がある 寂しくないよ 寂しくないよ 一緒に歌う歌がある みんなで歌う歌がある | 島倉千代子 | 友利歩未 | 杉村俊博 | | 窓に灯りが ともる頃 胸にかすかな風が吹く 空の向こうに 星ひとつ きっと誰かも みつけてる 寂しくないよ この空の下 友達がいる 歌がある 寂しくないよ 寂しくないよ 一緒に歌う歌がある みんな遠くへ 行くようで さよならなんて いやだけど 涙が出れば 大丈夫 次は笑顔がやってくる ひとりじゃないよ 隣を見れば 友達がいる 夢がある ひとりじゃないよ ひとりじゃないよ 一緒に目指す夢がある 寂しくないよ この空の下 友達がいる 歌がある 寂しくないよ 寂しくないよ 一緒に歌う歌がある みんなで歌う歌がある |
私の小さな幸せの花心の庭に咲いている 私の小さな幸せの花 あの日の母の歳を越え 今でも道には迷うけど いつもあなたが胸(ここ)にいて そっと支えてくれている 誰も知らない花でいい まあるい笑顔でいればいい 私の小さな幸せの花 働き者の手をしていた 硬くて荒れてる そんな手だった 自分のことは後まわし 誰より私を想っていた 過ぎてからしか気づかない 大事なことは いつだって 無いものねだりをするよりも あるもの数えて行(ゆ)けばいい あなたが私に教えてくれた 誰も知らない花でいい まあるい笑顔でいればいい 私の小さな幸せの花 あなたと咲かせた幸せの花 | 島倉千代子 | 友利歩未 | 杉村俊博 | 杉村俊博 | 心の庭に咲いている 私の小さな幸せの花 あの日の母の歳を越え 今でも道には迷うけど いつもあなたが胸(ここ)にいて そっと支えてくれている 誰も知らない花でいい まあるい笑顔でいればいい 私の小さな幸せの花 働き者の手をしていた 硬くて荒れてる そんな手だった 自分のことは後まわし 誰より私を想っていた 過ぎてからしか気づかない 大事なことは いつだって 無いものねだりをするよりも あるもの数えて行(ゆ)けばいい あなたが私に教えてくれた 誰も知らない花でいい まあるい笑顔でいればいい 私の小さな幸せの花 あなたと咲かせた幸せの花 |
哀秋誰といても 寂しくなる 微笑(わら)いながら 泣きたくなる 風の中を 枯葉が舞い 何もかもが 朽ちてゆくの 見あげた青空 哀しい色だわ あの日のふたりが 涙に滲(にじ)んでいる 外苑前 銀杏並木(いちょうなみき) あのひとと 歩いた道 (台詞) 静かね… 秋の夜(よる)は… コーヒーでもいれましょうか お砂糖はひとつだったわね? ねぇ あなた 聞こえてる? そっか… あなたはもういないのね 私はひとり ひとりきり… 思い出の中で あなたはいつも 微笑(わら)っているのに… 私の時間は 止まったままなの あなたが今にも 帰ってくる気がする いつか夜も 明けてゆくわ この部屋にも朝の光 | 島倉千代子 | 友利歩未 | 杉村俊博 | 杉村俊博 | 誰といても 寂しくなる 微笑(わら)いながら 泣きたくなる 風の中を 枯葉が舞い 何もかもが 朽ちてゆくの 見あげた青空 哀しい色だわ あの日のふたりが 涙に滲(にじ)んでいる 外苑前 銀杏並木(いちょうなみき) あのひとと 歩いた道 (台詞) 静かね… 秋の夜(よる)は… コーヒーでもいれましょうか お砂糖はひとつだったわね? ねぇ あなた 聞こえてる? そっか… あなたはもういないのね 私はひとり ひとりきり… 思い出の中で あなたはいつも 微笑(わら)っているのに… 私の時間は 止まったままなの あなたが今にも 帰ってくる気がする いつか夜も 明けてゆくわ この部屋にも朝の光 |
結婚しようよ僕の髪が 肩までのびて 君と同じに なったら 約束どおり 町の教会で 結婚しようよ Whm… 古いギターをポロンと鳴らそう 白いチャペルが 見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ Whm… もうすぐ春が ペンキを肩に お花畑の中を 散歩にくるよ そしたら君は 窓をあけて エクボを見せる 僕のために 僕は君を さらいにくるよ 結婚しようよ Whm… 雨が上がって 雲のきれ間に お陽様さんが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ Whm… 二人で買った緑のシャツを 僕のおうちの ベランダに 並べて干そう 結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ | 島倉千代子 | 吉田拓郎 | 竜崎孝路 | | 僕の髪が 肩までのびて 君と同じに なったら 約束どおり 町の教会で 結婚しようよ Whm… 古いギターをポロンと鳴らそう 白いチャペルが 見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ Whm… もうすぐ春が ペンキを肩に お花畑の中を 散歩にくるよ そしたら君は 窓をあけて エクボを見せる 僕のために 僕は君を さらいにくるよ 結婚しようよ Whm… 雨が上がって 雲のきれ間に お陽様さんが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ Whm… 二人で買った緑のシャツを 僕のおうちの ベランダに 並べて干そう 結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ |
いい日旅立ち雪解け間近の北の空に向い 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る あゝ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を道連れに 岬のはずれに少年は魚つり 青い芒(すすき)の小径を帰るのか 私は今から 想い出を創るため 砂に枯木でかくつもり“さよなら”と あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を道連れに あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 幸福(しあわせ)をさがしに 子供の頃に歌った歌を道連れに…… | 島倉千代子 | 谷村新司 | 谷村新司 | | 雪解け間近の北の空に向い 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る あゝ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を道連れに 岬のはずれに少年は魚つり 青い芒(すすき)の小径を帰るのか 私は今から 想い出を創るため 砂に枯木でかくつもり“さよなら”と あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を道連れに あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 幸福(しあわせ)をさがしに 子供の頃に歌った歌を道連れに…… |
想い出まくらこんな日は あの人の まねをして けむたそうな 顔をして 煙草をすうワ そういえば いたずらに 煙草をすうと やめろよと 取り上げて くれたっけ ねェあなた ここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の 小さな癖も ひとつずつ ひとつずつ 思い出しそう こんな日は 少しだけ お酒をのんで あの人が 好きだった 詩をうたうワ ゆらゆらと 酔ったら うでに抱かれて 髪なんか なでられて 眠りたい ねェあなた ここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の 想い出まくら 眠りましょ 眠りましょ 今夜も一人 ねェあなた ここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の 想い出まくら 眠るのが 眠るのが いいでしょう 眠るのが 眠るのが いいでしょう | 島倉千代子 | 小坂恭子 | 小坂恭子 | | こんな日は あの人の まねをして けむたそうな 顔をして 煙草をすうワ そういえば いたずらに 煙草をすうと やめろよと 取り上げて くれたっけ ねェあなた ここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の 小さな癖も ひとつずつ ひとつずつ 思い出しそう こんな日は 少しだけ お酒をのんで あの人が 好きだった 詩をうたうワ ゆらゆらと 酔ったら うでに抱かれて 髪なんか なでられて 眠りたい ねェあなた ここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の 想い出まくら 眠りましょ 眠りましょ 今夜も一人 ねェあなた ここに来て 楽しかった ことなんか 話してよ 話してよ こんな日は あの人の 想い出まくら 眠るのが 眠るのが いいでしょう 眠るのが 眠るのが いいでしょう |
愛するあなたへの手紙あなたに送るこの手紙 あなたが受けとるこの手紙 身体を壊していませんか 自然に笑顔でいられますか 泣いたら泣き止み 次の朝を精一杯生きてほしい 友達はたくさんできますか 本音で話をしていますか 悲しみ喜び 落ち葉のように 降りかかってくるでしょう 一人では誰も生きられず 父母に抱きしめられていた これからの夢と人生を 少しだけ支えさせてください 気持ちを抑えていませんか 居場所を探していませんか 優しい人ほど たくさん涙を 流してしまうでしょう 歩みよる気持ち忘れずに 思いやり決して失くさずに これからの夢と人生を 温かく過ごしてください あなたに送るこの手紙 あなたが受けとるこの手紙 あなたがくれたこの想い 私が受けとるこの想い 身体を壊していませんか 自然に笑顔でいられますか 泣いたら泣き止み次の朝を 精一杯生きてほしい 精一杯生きてほしい | 島倉千代子 | 都若丸 | 都若丸 | 伊戸のりお | あなたに送るこの手紙 あなたが受けとるこの手紙 身体を壊していませんか 自然に笑顔でいられますか 泣いたら泣き止み 次の朝を精一杯生きてほしい 友達はたくさんできますか 本音で話をしていますか 悲しみ喜び 落ち葉のように 降りかかってくるでしょう 一人では誰も生きられず 父母に抱きしめられていた これからの夢と人生を 少しだけ支えさせてください 気持ちを抑えていませんか 居場所を探していませんか 優しい人ほど たくさん涙を 流してしまうでしょう 歩みよる気持ち忘れずに 思いやり決して失くさずに これからの夢と人生を 温かく過ごしてください あなたに送るこの手紙 あなたが受けとるこの手紙 あなたがくれたこの想い 私が受けとるこの想い 身体を壊していませんか 自然に笑顔でいられますか 泣いたら泣き止み次の朝を 精一杯生きてほしい 精一杯生きてほしい |
あなたを紡いで手毬唄ひとつ ふたつ みっつとせ しあわせの破片 数えながら… 愛をほおばる ひな鳥のように やさしい胸で すごした日々 笑顔はひとりじゃ つくれないさと 口移しに 教えてくれた人 あなたの面影 たて糸に あなたのぬくもり よこ糸に 紡いで唄う 手毬唄 あんなに誰かを もう愛せない 袖を通さぬ 花嫁衣裳に くやし涙の 染みのあと 命をとるなら 運命よなんで この私の 命をとらなかったの あなたのくちぐせ たて糸に あなたの残り香 よこ糸に 紡いで唄う 手毬唄 あんなに誰かを もう愛せない あなたの面影 たて糸に あなたのぬくもり よこ糸に 紡いで唄う 手毬唄 あんなに誰かを もう愛せない | 島倉千代子 | 島倉千代子 | 南こうせつ | | ひとつ ふたつ みっつとせ しあわせの破片 数えながら… 愛をほおばる ひな鳥のように やさしい胸で すごした日々 笑顔はひとりじゃ つくれないさと 口移しに 教えてくれた人 あなたの面影 たて糸に あなたのぬくもり よこ糸に 紡いで唄う 手毬唄 あんなに誰かを もう愛せない 袖を通さぬ 花嫁衣裳に くやし涙の 染みのあと 命をとるなら 運命よなんで この私の 命をとらなかったの あなたのくちぐせ たて糸に あなたの残り香 よこ糸に 紡いで唄う 手毬唄 あんなに誰かを もう愛せない あなたの面影 たて糸に あなたのぬくもり よこ糸に 紡いで唄う 手毬唄 あんなに誰かを もう愛せない |
海鳴りの聞こえる町海鳴りが 聞こえる町へ 悲しみにたえかねて 逃げて来ました 霧の港の ホテルから お別れの電話を かけてます ホラホラホラ 霧笛がしずかに泣いてる町です 海鳴りが 聞こえる部屋で いつかしら ダイヤルにふれていました 遠く貴方の 呼ぶ声が あきらめたこの胸を ゆすります ホラホラホラ 夜霧がしずかに流れる町です 海鳴りが 聞こえる町で ただ一人 あてもなく船に乗ります いいえ何にも 聞かないで さよなら電話を 切りましょう ホラホラホラ 出船の合図が聞こえる町です | 島倉千代子 | 木賊大次郎 | 船村徹 | | 海鳴りが 聞こえる町へ 悲しみにたえかねて 逃げて来ました 霧の港の ホテルから お別れの電話を かけてます ホラホラホラ 霧笛がしずかに泣いてる町です 海鳴りが 聞こえる部屋で いつかしら ダイヤルにふれていました 遠く貴方の 呼ぶ声が あきらめたこの胸を ゆすります ホラホラホラ 夜霧がしずかに流れる町です 海鳴りが 聞こえる町で ただ一人 あてもなく船に乗ります いいえ何にも 聞かないで さよなら電話を 切りましょう ホラホラホラ 出船の合図が聞こえる町です |
からたちの小径 なつかしいうたを 誰かがうたってる 遠い日の思い出が よみがえる 駅から続く からたちの小径を 手をつなぎ 寄り添って 歩いたわ あぁ 恋のかほり残して あなたは消えた 好きです いついつまでも 涙が ぽろぽろり 凍てつく夜は 手と手を重ね合い ずっといっしょ あなたのささやき 信じてた 雪より白い つましいあの花に トゲのあることすらも 忘れてた あぁ 今も浮かぶ面影 あなたの笑顔 好きです いついつまでも 涙が ぽろぽろり 帰らない日々を くやみはしないけど 人生は流れゆく 旅景色(げしき) たった一度の ときめきの香りが 夢見るように 淋しそうについてくる あぁ あなたが歌ったうた 忘れはしない 好きです いついつまでも 涙が ぽろぽろり | 島倉千代子 | 喜多條忠・南こうせつ | 南こうせつ | 佐久間順平 | なつかしいうたを 誰かがうたってる 遠い日の思い出が よみがえる 駅から続く からたちの小径を 手をつなぎ 寄り添って 歩いたわ あぁ 恋のかほり残して あなたは消えた 好きです いついつまでも 涙が ぽろぽろり 凍てつく夜は 手と手を重ね合い ずっといっしょ あなたのささやき 信じてた 雪より白い つましいあの花に トゲのあることすらも 忘れてた あぁ 今も浮かぶ面影 あなたの笑顔 好きです いついつまでも 涙が ぽろぽろり 帰らない日々を くやみはしないけど 人生は流れゆく 旅景色(げしき) たった一度の ときめきの香りが 夢見るように 淋しそうについてくる あぁ あなたが歌ったうた 忘れはしない 好きです いついつまでも 涙が ぽろぽろり |
里子月夜生みの親より 育ての親の 背で見た夢 いくつやら 里子悲しや 瞼の底で 一つ消しても 影が重なる 母二人 風に吹かれて 馬場のはずれ 何も知らずに 来た昔 野良着姿で 泣いてた母の やせた肩さき またもちらつく ほの明り ひもじかろよと 優しく抱いて もらい乳して くれた母 無事(まめ)でいるやら ねんころ歌が 月の夜空に もしや聞こえて 来やせぬか | 島倉千代子 | 高野公男 | 船村徹 | | 生みの親より 育ての親の 背で見た夢 いくつやら 里子悲しや 瞼の底で 一つ消しても 影が重なる 母二人 風に吹かれて 馬場のはずれ 何も知らずに 来た昔 野良着姿で 泣いてた母の やせた肩さき またもちらつく ほの明り ひもじかろよと 優しく抱いて もらい乳して くれた母 無事(まめ)でいるやら ねんころ歌が 月の夜空に もしや聞こえて 来やせぬか |
青葉城恋唄広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず 早瀬踊る光に揺れていた君の瞳 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ流れの岸 瀬音ゆかしき杜の都 あの人はもういない 七夕の飾りは揺れて 想い出は帰らず 夜空輝く星に願いをこめた君の囁き 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ七夕祭り 葉ずれさやけき杜の都 あの人はもういない 青葉通り薫る葉緑 想い出は帰らず 樹かげこぼれる灯にぬれていた君の頬 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ通りの角 吹く風やさしき杜の都 あの人はもういない 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ流れの岸 瀬音ゆかしき杜の都 あの人はもういない | 島倉千代子 | 星間船一 | さとう宗幸 | 竜崎孝路 | 広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず 早瀬踊る光に揺れていた君の瞳 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ流れの岸 瀬音ゆかしき杜の都 あの人はもういない 七夕の飾りは揺れて 想い出は帰らず 夜空輝く星に願いをこめた君の囁き 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ七夕祭り 葉ずれさやけき杜の都 あの人はもういない 青葉通り薫る葉緑 想い出は帰らず 樹かげこぼれる灯にぬれていた君の頬 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ通りの角 吹く風やさしき杜の都 あの人はもういない 時はめぐりまた夏が来て あの日と同じ流れの岸 瀬音ゆかしき杜の都 あの人はもういない |
いちばんきれいな星心つらいときは 見上げてごらんよ 木枯らしの街だって 星は照らしてる いちばんきれいな星「元気をだしなさい」と 胸の奥で歌いだす いつか愛にかわるよ きっと夢に会える くじけそうなときも 見上げてごらんよ 優しくなれるから さぁ涙ふいて いちばんきれいな星 しあわせ 願ってる ひとりひとり守ってる みんな愛に戻るよ そして夢になるよ いちばんきれいな星… | 島倉千代子 | 森浩美 | 大泉邦男 | 亀田誠治 | 心つらいときは 見上げてごらんよ 木枯らしの街だって 星は照らしてる いちばんきれいな星「元気をだしなさい」と 胸の奥で歌いだす いつか愛にかわるよ きっと夢に会える くじけそうなときも 見上げてごらんよ 優しくなれるから さぁ涙ふいて いちばんきれいな星 しあわせ 願ってる ひとりひとり守ってる みんな愛に戻るよ そして夢になるよ いちばんきれいな星… |
捧げる愛は捧げるものは 愛だけなのに あなたはいつも そうよあなたは いじわるね 小指の先で 私の心 あなたの今日も ふれるだけ 花は散っても せつない恋の 想い出だけは だきしめて だきしめて 私一人の 秘密にするの 捧げる愛は 愛は消えない 花は散っても せつない恋の 想い出だけは だきしめて だきしめて 私一人の 秘密にするの 捧げる愛は 愛は消えない | 島倉千代子 | 橋本淳 | 筒美京平 | 筒美京平 | 捧げるものは 愛だけなのに あなたはいつも そうよあなたは いじわるね 小指の先で 私の心 あなたの今日も ふれるだけ 花は散っても せつない恋の 想い出だけは だきしめて だきしめて 私一人の 秘密にするの 捧げる愛は 愛は消えない 花は散っても せつない恋の 想い出だけは だきしめて だきしめて 私一人の 秘密にするの 捧げる愛は 愛は消えない |
フルート春はとんびが とんびが一羽 空に輪をかき 笛を吹く 春の旅人 それを聞く 峠であおいで それを聞く 秋はかもめが かもめが一羽 砂にしみこむ 笛を吹く 秋の旅人 それを聞く 海辺でたたずみ それを聞く | 島倉千代子 | サトウハチロー | 古関裕而 | | 春はとんびが とんびが一羽 空に輪をかき 笛を吹く 春の旅人 それを聞く 峠であおいで それを聞く 秋はかもめが かもめが一羽 砂にしみこむ 笛を吹く 秋の旅人 それを聞く 海辺でたたずみ それを聞く |
しんらんさまそよかぜわたる あさのまど はたらくてのひら あわせつつ なむあみだぶつ となえれば しんらんさまは にこやかに わたしのとなりに いらっしゃる きらめく夜空 星のかげ あらしに消えても かくれても なむあみだぶつ となえれば しんらんさまは ともしびを わたしのゆくてに かざされる この世の旅の あけくれに さびしいいのちを なげくとき なむあみだぶつ となえれば しんらんさまは よりそって わたしの手をとり あゆまれる | 島倉千代子 | 滝田常晴 | 古関裕而 | | そよかぜわたる あさのまど はたらくてのひら あわせつつ なむあみだぶつ となえれば しんらんさまは にこやかに わたしのとなりに いらっしゃる きらめく夜空 星のかげ あらしに消えても かくれても なむあみだぶつ となえれば しんらんさまは ともしびを わたしのゆくてに かざされる この世の旅の あけくれに さびしいいのちを なげくとき なむあみだぶつ となえれば しんらんさまは よりそって わたしの手をとり あゆまれる |
あじさい旅情あじさいの花 咲く頃が好き あなたの長崎 むらさきの雨 静かに濡れた めがね橋 ふたりで聞けば 中島川の 水音さえも ああ旅情を唄う あじさいの花 こころを染める ふたりの長崎 むらさきの愛 抱かれるように 身を寄せて 歩いた雨の シーボルト邸 敷石道にも ああ幸せ匂う あじさいの花 日暮れに咽ぶ さよなら長崎 むらさきの街 また逢うことの やくそくを あなたと誓う 私の胸に 泣くなと響く ああ大浦の鐘 | 島倉千代子 | 石本美由起 | 服部良一 | 佐伯亮 | あじさいの花 咲く頃が好き あなたの長崎 むらさきの雨 静かに濡れた めがね橋 ふたりで聞けば 中島川の 水音さえも ああ旅情を唄う あじさいの花 こころを染める ふたりの長崎 むらさきの愛 抱かれるように 身を寄せて 歩いた雨の シーボルト邸 敷石道にも ああ幸せ匂う あじさいの花 日暮れに咽ぶ さよなら長崎 むらさきの街 また逢うことの やくそくを あなたと誓う 私の胸に 泣くなと響く ああ大浦の鐘 |
私は待つ夢を探しに 旅へでる それで あなたは 幸福(しあわせ)ね だけど 私は どうなるの ひとりぼっちに なっちゃうの いつの日か かえる あてもない あなたを ひとりぼっちで 待ってるの そっと心に 想い出の 灯りをつけて 待ちましょう とおく どんなに 離れても いつもあなたが 見えるよに 目をとじて 遠い 人の名を 呼びましょう いつも心に 通うよに | 島倉千代子 | 西沢爽 | 服部良一 | 服部良一 | 夢を探しに 旅へでる それで あなたは 幸福(しあわせ)ね だけど 私は どうなるの ひとりぼっちに なっちゃうの いつの日か かえる あてもない あなたを ひとりぼっちで 待ってるの そっと心に 想い出の 灯りをつけて 待ちましょう とおく どんなに 離れても いつもあなたが 見えるよに 目をとじて 遠い 人の名を 呼びましょう いつも心に 通うよに |
一杯のコーヒーから一杯の コーヒーから 夢の花咲く こともある 街のテラスの 夕暮れに 二人の夢の 灯が ちらりほらりと つきました 一杯の コーヒーから モカの姫君 ジャバ娘 歌は南の セレナーデ あなたと二人 朗らかに 肩をならべて 歌いましょう 一杯の コーヒーから 夢はほのかに 香ります 赤い模様の アラベスク あそこの窓の カーテンが ゆらりゆらりと ゆれてます 一杯の コーヒーから 小鳥さえずる 春も来る 今宵二人の ほろにがさ 角砂糖二つ 入れましょか 月の出ぬ間に 冷えぬ間に | 島倉千代子 | 藤浦洸 | 服部良一 | 千秋夢二 | 一杯の コーヒーから 夢の花咲く こともある 街のテラスの 夕暮れに 二人の夢の 灯が ちらりほらりと つきました 一杯の コーヒーから モカの姫君 ジャバ娘 歌は南の セレナーデ あなたと二人 朗らかに 肩をならべて 歌いましょう 一杯の コーヒーから 夢はほのかに 香ります 赤い模様の アラベスク あそこの窓の カーテンが ゆらりゆらりと ゆれてます 一杯の コーヒーから 小鳥さえずる 春も来る 今宵二人の ほろにがさ 角砂糖二つ 入れましょか 月の出ぬ間に 冷えぬ間に |
小鳥売の歌お買いなさいな お買いなさいよ 可愛い小鳥 小鳥はいかゞ 青い鳥も 白い鳥も みんなよい声 召しませ あの娘に この娘 お一ついかゞ 幸福になる 森の小鳥を 朝の窓で聞けば 楽し 恋の小唄も 歌うよ お買いなさいな お買いなさいな 可愛い小鳥 小鳥はいかゞ 丘の木蔭 昼のテラス うれし二人の この鳥 お若いお方 お一ついかゞ 可愛い人へ さゝげるものに 小さい枝に 籠を吊るし 鳴けば心も おどるよ お買いなさいな お買いなさいな 可愛い小鳥 小鳥はいかゞ 西の空に 入日落ちて 誰が弾くやら あのギター 綺麗なマダム お一ついかゞ 宵闇せまり 星も見えたぞ 夜の部屋に 小鳥置いて 眠りゃ夢さえ 楽しや | 島倉千代子 | サトウハチロー | 服部良一 | 永作幸男 | お買いなさいな お買いなさいよ 可愛い小鳥 小鳥はいかゞ 青い鳥も 白い鳥も みんなよい声 召しませ あの娘に この娘 お一ついかゞ 幸福になる 森の小鳥を 朝の窓で聞けば 楽し 恋の小唄も 歌うよ お買いなさいな お買いなさいな 可愛い小鳥 小鳥はいかゞ 丘の木蔭 昼のテラス うれし二人の この鳥 お若いお方 お一ついかゞ 可愛い人へ さゝげるものに 小さい枝に 籠を吊るし 鳴けば心も おどるよ お買いなさいな お買いなさいな 可愛い小鳥 小鳥はいかゞ 西の空に 入日落ちて 誰が弾くやら あのギター 綺麗なマダム お一ついかゞ 宵闇せまり 星も見えたぞ 夜の部屋に 小鳥置いて 眠りゃ夢さえ 楽しや |
花の素顔恋のかなりや 籠から逃げて こよいいずこの 小枝に眠る 絵筆抱いて 君の名呼べば 花の素顔も 見える月 すねてかなしく あなたと別れ 白い雲見る 十国峠 若い女の 涙よ乾け 旅のみどりの そよ風に 愛すればこそ 憎さもつのる 恋はくるしい 男と女 強く別れて 涙でよごす 花の素顔を 誰が知る | 島倉千代子 | 西條八十 | 服部良一 | 永作幸男 | 恋のかなりや 籠から逃げて こよいいずこの 小枝に眠る 絵筆抱いて 君の名呼べば 花の素顔も 見える月 すねてかなしく あなたと別れ 白い雲見る 十国峠 若い女の 涙よ乾け 旅のみどりの そよ風に 愛すればこそ 憎さもつのる 恋はくるしい 男と女 強く別れて 涙でよごす 花の素顔を 誰が知る |
雨のブルース雨よ降れ降れ 悩みを流すまで どうせ涙にぬれつつ 夜毎嘆く身は ああ 帰り来ぬ 心の青空 すすり泣く 夜の雨よ やがてまた 明日になることを 私は知っている そして何ひとつ この世に変りのないことも 私は知っている 指先からこぼれ落ちる雨よ お前は 私の 命のしずくなのかもしれない 私は一体何を待っているのだろう 暗いさだめに うらぶれ果てし身は 雨の夜道をとぼとぼ 一人さまよえど ああ 帰り来ぬ 心の青空 降りしきる 夜の雨よ | 島倉千代子 | 野川香文 | 服部良一 | 服部克久 | 雨よ降れ降れ 悩みを流すまで どうせ涙にぬれつつ 夜毎嘆く身は ああ 帰り来ぬ 心の青空 すすり泣く 夜の雨よ やがてまた 明日になることを 私は知っている そして何ひとつ この世に変りのないことも 私は知っている 指先からこぼれ落ちる雨よ お前は 私の 命のしずくなのかもしれない 私は一体何を待っているのだろう 暗いさだめに うらぶれ果てし身は 雨の夜道をとぼとぼ 一人さまよえど ああ 帰り来ぬ 心の青空 降りしきる 夜の雨よ |
胸の振子柳につばめは あなたに わたし 胸の振子が 鳴る鳴る 朝から今日も 何も言わずに 二人きりで 空をながめりゃ なにか燃えて 柳につばめは あなたに わたし 胸の振子が 鳴る鳴る 朝から今日も 煙草のけむりも もつれるおもい 胸の振子が つぶやく やさしきその名 君のあかるい 笑顔浮かべ くらいこの世の つらさ忘れ 煙草のけむりも もつれるおもい 胸の振子が つぶやく やさしきその名 | 島倉千代子 | サトウハチロー | 服部良一 | 永作幸男 | 柳につばめは あなたに わたし 胸の振子が 鳴る鳴る 朝から今日も 何も言わずに 二人きりで 空をながめりゃ なにか燃えて 柳につばめは あなたに わたし 胸の振子が 鳴る鳴る 朝から今日も 煙草のけむりも もつれるおもい 胸の振子が つぶやく やさしきその名 君のあかるい 笑顔浮かべ くらいこの世の つらさ忘れ 煙草のけむりも もつれるおもい 胸の振子が つぶやく やさしきその名 |
セコハン娘皆さん誰方も 私の事を セコハン娘と 誰でも言います 私のこのドレスも 着物も ハンドバッグも このハイヒールも 何一つあれもこれも 私の姉さんの お古ばかり だから私は セコハン娘 やっと見つけた 私の恋人 とっても スマート素敵な人なの これがまたまた 姉さんのお古よ はかない恋 悲しいさだめよ 私はママの 連れっ子だから 大事なパパさんも 二度目のパパ だから私は セコハン娘 何日になったら お嫁に行けるか セコハン娘で 終るのかしら もしもお嫁に 行ったとしても 二度目の花嫁と 人は言うでしょう だけど私 唯一つ お古でない 乙女の純潔は 神様だけが ご存知なのよ | 島倉千代子 | 結城雄二郎 | 服部良一 | 水谷良一 | 皆さん誰方も 私の事を セコハン娘と 誰でも言います 私のこのドレスも 着物も ハンドバッグも このハイヒールも 何一つあれもこれも 私の姉さんの お古ばかり だから私は セコハン娘 やっと見つけた 私の恋人 とっても スマート素敵な人なの これがまたまた 姉さんのお古よ はかない恋 悲しいさだめよ 私はママの 連れっ子だから 大事なパパさんも 二度目のパパ だから私は セコハン娘 何日になったら お嫁に行けるか セコハン娘で 終るのかしら もしもお嫁に 行ったとしても 二度目の花嫁と 人は言うでしょう だけど私 唯一つ お古でない 乙女の純潔は 神様だけが ご存知なのよ |
別れのブルース窓を開ければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える 夜風汐風 恋風のせて 今日の出船は どこへ行く むせぶ心よ はかない恋よ 踊るブルースの せつなさよ 腕に錨の いれずみ彫って やくざに強い マドロスも お国言葉は 違っていても 恋には弱い すすり泣き 二度と逢えない 心と心 踊るブルースの せつなさよ | 島倉千代子 | 藤浦洸 | 服部良一 | 水谷良一 | 窓を開ければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える 夜風汐風 恋風のせて 今日の出船は どこへ行く むせぶ心よ はかない恋よ 踊るブルースの せつなさよ 腕に錨の いれずみ彫って やくざに強い マドロスも お国言葉は 違っていても 恋には弱い すすり泣き 二度と逢えない 心と心 踊るブルースの せつなさよ |
雨の日ぐれ別れたあの人は 心から 雨の日ぐれが 好きでした 一つ蛇の目に 二人して 仲よく歩いた 灯ともし頃を思い出す 別れたあの人は 心から雨の日ぐれが 好きでした 別れたあの人は 左の眼 右はわたしの 泣きぼくろ ひとつジョッキに 頬寄せて 涙をビールの 泡に落としたたそがれを 別れたあの人は しみじみと雨の日ぐれが 好きでした 別れたあの人は なによりも 雨の日ぐれが 好きでした 雨の小路を 今日ひとり 歩めばむかしの 思い出ゆれて 泣けて来た 別れたあの人は なによりも雨の日ぐれが 好きでした | 島倉千代子 | サトウハチロー | 服部良一 | 水谷良一 | 別れたあの人は 心から 雨の日ぐれが 好きでした 一つ蛇の目に 二人して 仲よく歩いた 灯ともし頃を思い出す 別れたあの人は 心から雨の日ぐれが 好きでした 別れたあの人は 左の眼 右はわたしの 泣きぼくろ ひとつジョッキに 頬寄せて 涙をビールの 泡に落としたたそがれを 別れたあの人は しみじみと雨の日ぐれが 好きでした 別れたあの人は なによりも 雨の日ぐれが 好きでした 雨の小路を 今日ひとり 歩めばむかしの 思い出ゆれて 泣けて来た 別れたあの人は なによりも雨の日ぐれが 好きでした |
銀座カンカン娘あの娘可愛いやカンカン娘 赤いブラウス、サンダルはいて 誰れを待つやら銀座の街角 時計ながめてそわそわにやにや これが銀座のカンカン娘 雨に降られてカンカン娘 傘もささずに靴までぬいで ままよ、銀座は私のジャングル 虎や狼恐くはないのよ これが銀座のカンカン娘 指をさされてカンカン娘 ちょいと啖呵も切りたくなるわ 家がなくてもお金がなくても 男なんかにゃだまされないのよ これが銀座のカンカン娘 カルピス飲んでカンカン娘 一つグラスにストローが二本 初恋の味、忘れちゃいやよ 顔を見合わせチュウチュウチュウチュウ これが銀座のカンカン娘 | 島倉千代子 | 佐伯孝夫 | 服部良一 | 永作幸男 | あの娘可愛いやカンカン娘 赤いブラウス、サンダルはいて 誰れを待つやら銀座の街角 時計ながめてそわそわにやにや これが銀座のカンカン娘 雨に降られてカンカン娘 傘もささずに靴までぬいで ままよ、銀座は私のジャングル 虎や狼恐くはないのよ これが銀座のカンカン娘 指をさされてカンカン娘 ちょいと啖呵も切りたくなるわ 家がなくてもお金がなくても 男なんかにゃだまされないのよ これが銀座のカンカン娘 カルピス飲んでカンカン娘 一つグラスにストローが二本 初恋の味、忘れちゃいやよ 顔を見合わせチュウチュウチュウチュウ これが銀座のカンカン娘 |
アデュー上海アデュー上海 ガーデンブリッジよ スマローの灯よ アデュー上海 霧の雨 忍び泣く夜空 灯影浮かべて 水の上に とけて流れる 想い出の アデュー上海 又会うは 何時の日ぞ 何時の日 アデュー上海 パブリックガーデン 緑の木蔭 アデュー上海 只一人 立てる人いとし 涙も見せず 小雨に濡れ 旅の情の かわきもせず アデュー上海 又会うは 何時の日ぞ 何時の日 | 島倉千代子 | 藤浦洸 | 服部良一 | 永作幸男 | アデュー上海 ガーデンブリッジよ スマローの灯よ アデュー上海 霧の雨 忍び泣く夜空 灯影浮かべて 水の上に とけて流れる 想い出の アデュー上海 又会うは 何時の日ぞ 何時の日 アデュー上海 パブリックガーデン 緑の木蔭 アデュー上海 只一人 立てる人いとし 涙も見せず 小雨に濡れ 旅の情の かわきもせず アデュー上海 又会うは 何時の日ぞ 何時の日 |
風は海から風は海から 吹いてくる 沖のジャンクの 帆を吹く風よ 情けあるなら 教えておくれ 私の姉さん 何処で待つ 青い南の 空見たさ 姉と妹で 幾山越えた 花の広東 夕陽の街で 悲しく別れて 泣こうとは 風は海から 吹いてくる 暮れる港の 柳の枝で 啼いているのは 目のない鳥か 私も目のない 旅の鳥 | 島倉千代子 | 西條八十 | 服部良一 | 永作幸男 | 風は海から 吹いてくる 沖のジャンクの 帆を吹く風よ 情けあるなら 教えておくれ 私の姉さん 何処で待つ 青い南の 空見たさ 姉と妹で 幾山越えた 花の広東 夕陽の街で 悲しく別れて 泣こうとは 風は海から 吹いてくる 暮れる港の 柳の枝で 啼いているのは 目のない鳥か 私も目のない 旅の鳥 |
夜のプラットホーム星はまたたき 夜ふかく 鳴りわたる 鳴りわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつかえる 女ってどうして最後まで 希みを捨てきれないのでしょう あなたが 今 目の前で さよならを言っているのに 私には未だ それが信じられない あなたは私のほつれ毛を なおしてくれたりして…… そんな あなたの優しさが 優しさが 悲しい 人は散りはて たゞひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たゝずむわたし さよなら さよなら 君いつかえる 君いつかえる | 島倉千代子 | 奥野椰子夫 | 服部良一 | 服部克久 | 星はまたたき 夜ふかく 鳴りわたる 鳴りわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつかえる 女ってどうして最後まで 希みを捨てきれないのでしょう あなたが 今 目の前で さよならを言っているのに 私には未だ それが信じられない あなたは私のほつれ毛を なおしてくれたりして…… そんな あなたの優しさが 優しさが 悲しい 人は散りはて たゞひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たゝずむわたし さよなら さよなら 君いつかえる 君いつかえる |