侘助侘助は白い花 雪よりも かなしみよりも 白い花 あなたを あなたを 待ち侘びて 他の誰にも 咲かぬ花 帯の解き目に 手がゆくたびに 心がキュッと 泣くのです たった一輪 あなたに抱かれ 花びら凍る侘助を 燃える椿にしてほしい 侘助は灯り花 薄明かり 集めて光る 灯り花 あなたに あなたに 染められて 他の色すら 知らぬ花 想うばかりで 逢えない人は さびしい夢と 同じです 恋に迷った 手さぐり坂で 闇夜に煌(ひか)る侘助は あなた一途の命花 たった一輪 あなたに抱かれ 花びら凍る侘助を 燃える椿にしてほしい | 石川さゆり | 喜多條忠 | 弦哲也 | 若草恵 | 侘助は白い花 雪よりも かなしみよりも 白い花 あなたを あなたを 待ち侘びて 他の誰にも 咲かぬ花 帯の解き目に 手がゆくたびに 心がキュッと 泣くのです たった一輪 あなたに抱かれ 花びら凍る侘助を 燃える椿にしてほしい 侘助は灯り花 薄明かり 集めて光る 灯り花 あなたに あなたに 染められて 他の色すら 知らぬ花 想うばかりで 逢えない人は さびしい夢と 同じです 恋に迷った 手さぐり坂で 闇夜に煌(ひか)る侘助は あなた一途の命花 たった一輪 あなたに抱かれ 花びら凍る侘助を 燃える椿にしてほしい |
桜夜銀河を砕くように桜散る ひとひら盃に浮かばせて 映る月日を飲み干すように 不意にあなたは去ってゆく しあわせか ふしあわせか それくらいわたしが決めてもいいでしょう 花は咲き 花は散り いつもいまでもあなたが好きです 微かな恋ならば忘れましょう 夢ならいつの日か醒めましょう けれどまごころ懸けた愛ゆえ 永遠に忘れられない しあわせか ふしあわせか それくらいわたしが決めてもいいでしょう 海に向かい 風に向かい いつもいつまでもあなたの名を呼ぶ しあわせか ふしあわせか それくらいわたしが決めてもいいでしょう 花は咲き 花は散り いつもいつまでもあなたが好きです | 石川さゆり | さだまさし | 三木たかし | 奥慶一 | 銀河を砕くように桜散る ひとひら盃に浮かばせて 映る月日を飲み干すように 不意にあなたは去ってゆく しあわせか ふしあわせか それくらいわたしが決めてもいいでしょう 花は咲き 花は散り いつもいまでもあなたが好きです 微かな恋ならば忘れましょう 夢ならいつの日か醒めましょう けれどまごころ懸けた愛ゆえ 永遠に忘れられない しあわせか ふしあわせか それくらいわたしが決めてもいいでしょう 海に向かい 風に向かい いつもいつまでもあなたの名を呼ぶ しあわせか ふしあわせか それくらいわたしが決めてもいいでしょう 花は咲き 花は散り いつもいつまでもあなたが好きです |
飛んでイスタンブールいつか忘れていった こんなジタンの空箱(からばこ) ひねり捨てるだけで あきらめきれるひと そうよ みんなと同じ ただのものめずらしさで あの日しゃれたグラス 目の前にすべらせて くれただけ… おいでイスタンブール うらまないのがルール だから愛したことも ひと踊り風の藻屑 飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール 夜だけのパラダイス 胸にかすかにしみた 低い電話のさよなら かすり傷のひとつ 残せもしないひと そしてしょうこりもなく すぐにいたみもぼやけて 今日は今日の顔で 描(か)きあきためぐり逢い 描(えが)いてる… おいでイスタンブール 人の気持はシュール だからであったことも 蜃気楼 真昼の夢 好きよイスタンブール どうせフェアリー・テール 夜だけの パラダイス 飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール 夜だけのパラダイス | 石川さゆり | ちあき哲也 | 筒美京平 | | いつか忘れていった こんなジタンの空箱(からばこ) ひねり捨てるだけで あきらめきれるひと そうよ みんなと同じ ただのものめずらしさで あの日しゃれたグラス 目の前にすべらせて くれただけ… おいでイスタンブール うらまないのがルール だから愛したことも ひと踊り風の藻屑 飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール 夜だけのパラダイス 胸にかすかにしみた 低い電話のさよなら かすり傷のひとつ 残せもしないひと そしてしょうこりもなく すぐにいたみもぼやけて 今日は今日の顔で 描(か)きあきためぐり逢い 描(えが)いてる… おいでイスタンブール 人の気持はシュール だからであったことも 蜃気楼 真昼の夢 好きよイスタンブール どうせフェアリー・テール 夜だけの パラダイス 飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール 夜だけのパラダイス |
駅見覚えのある レインコート 黄昏(たそがれ)の駅で 胸が震えた はやい足どり まぎれもなく 昔愛してた あの人なのね 懐かしさの一歩手前で こみあげる 苦い思い出に 言葉がとても見つからないわ あなたがいなくても こうして 元気で暮らしていることを さり気なく 告げたかったのに… 二年の時が 変えたものは 彼のまなざしと 私のこの髪 それぞれに待つ人のもとへ 戻ってゆくのね 気づきもせずに ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔 見ていたら 思わず涙 あふれてきそう 今になって あなたの気持ち 初めてわかるの 痛いほど 私だけ 愛してたことも ラッシュの人波にのまれて 消えてゆく 後ろ姿が やけに哀しく心に残る 改札口を出る頃には 雨もやみかけた この街に ありふれた夜が やって来る ラララ ラララ ラララ…… | 石川さゆり | 竹内まりや | 竹内まりや | | 見覚えのある レインコート 黄昏(たそがれ)の駅で 胸が震えた はやい足どり まぎれもなく 昔愛してた あの人なのね 懐かしさの一歩手前で こみあげる 苦い思い出に 言葉がとても見つからないわ あなたがいなくても こうして 元気で暮らしていることを さり気なく 告げたかったのに… 二年の時が 変えたものは 彼のまなざしと 私のこの髪 それぞれに待つ人のもとへ 戻ってゆくのね 気づきもせずに ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔 見ていたら 思わず涙 あふれてきそう 今になって あなたの気持ち 初めてわかるの 痛いほど 私だけ 愛してたことも ラッシュの人波にのまれて 消えてゆく 後ろ姿が やけに哀しく心に残る 改札口を出る頃には 雨もやみかけた この街に ありふれた夜が やって来る ラララ ラララ ラララ…… |
霧のわかれ別れの しるしに あなたの 手のひらに 白いハンカチ のせました もうなにも 言うことはありません さよならを するのに 似合います 冬枯れの 街の木立に ひえびえと 霧が 霧がふります 可愛い ひとなの あなたの 好きなひと だけど 聞くのは 悲しくて もうなにも 言うことはありません 愛してた あなたを ただみつめ まばたきを しない私の 目の中に 霧が 霧がふります 思い出 半分 あなたに 返します ひとり 抱くのは 重すぎる もうなにも 言うことはありません 追いかけて すがって みたいけど あの影は あとも見ないで 私だけ 霧が 霧がふります | 石川さゆり | 西沢爽 | 浜圭介 | 武沢豊 | 別れの しるしに あなたの 手のひらに 白いハンカチ のせました もうなにも 言うことはありません さよならを するのに 似合います 冬枯れの 街の木立に ひえびえと 霧が 霧がふります 可愛い ひとなの あなたの 好きなひと だけど 聞くのは 悲しくて もうなにも 言うことはありません 愛してた あなたを ただみつめ まばたきを しない私の 目の中に 霧が 霧がふります 思い出 半分 あなたに 返します ひとり 抱くのは 重すぎる もうなにも 言うことはありません 追いかけて すがって みたいけど あの影は あとも見ないで 私だけ 霧が 霧がふります |
続・夕焼けだんだん谷中銀座のお店屋さんに 買物ついでに寄り道したと 練馬の叔母ちゃん いつだって ちょんまげ芋と見合いの写真 ふたつセットでやって来て 掘り出しものと 彼女はいうが その気はないの 再婚ばなし 何度わたしは断ったやら それでも叔母ちゃん怯(ひる)まない (猫屋)は 冬模様 春の日差しを待ち侘びている 暇すぎて 思い込み 仏壇眺めてへたり込む 三回忌が済んだからって あなたと始めたこの店閉めて 再婚なんて…… あり得ない ああ 夕焼けだんだん 寒すずめ ずり落ちそうだよ 空の雲 夕焼けだんだん 北風に 猫もどこかで 冬ごもり 会っても嫌なら断りゃいいし 立場もわかって 仲人口の 練馬の叔母ちゃん 拝むから いい人だけに無碍(むげ)にも出来ず 遊びごころと言訳づきで いざいざ往かむ 中華のお店 緊張している相手と違い 酢豚・ピータン 盆まわし 気がつきゃわたしが仕切ってた 見合いなれとは恐ろしい なんだか不思議な気持ち 忘れてた 充実感 生きてる自分を感じたの 三回忌が済んだからって あなたと始めたあの店閉めて 再婚なんて…… したなんて ああ 夕焼けだんだん あの人も 許してくれそな 茜空 夕焼けだんだん 猫たちも 富士の尻っぽを見ています ああ 夕焼けだんだん あの人も 許してくれそな 茜空 夕焼けだんだん 猫たちも 富士の尻っぽを見ています | 石川さゆり | 吉岡治 | 杉本眞人 | 川村栄二 | 谷中銀座のお店屋さんに 買物ついでに寄り道したと 練馬の叔母ちゃん いつだって ちょんまげ芋と見合いの写真 ふたつセットでやって来て 掘り出しものと 彼女はいうが その気はないの 再婚ばなし 何度わたしは断ったやら それでも叔母ちゃん怯(ひる)まない (猫屋)は 冬模様 春の日差しを待ち侘びている 暇すぎて 思い込み 仏壇眺めてへたり込む 三回忌が済んだからって あなたと始めたこの店閉めて 再婚なんて…… あり得ない ああ 夕焼けだんだん 寒すずめ ずり落ちそうだよ 空の雲 夕焼けだんだん 北風に 猫もどこかで 冬ごもり 会っても嫌なら断りゃいいし 立場もわかって 仲人口の 練馬の叔母ちゃん 拝むから いい人だけに無碍(むげ)にも出来ず 遊びごころと言訳づきで いざいざ往かむ 中華のお店 緊張している相手と違い 酢豚・ピータン 盆まわし 気がつきゃわたしが仕切ってた 見合いなれとは恐ろしい なんだか不思議な気持ち 忘れてた 充実感 生きてる自分を感じたの 三回忌が済んだからって あなたと始めたあの店閉めて 再婚なんて…… したなんて ああ 夕焼けだんだん あの人も 許してくれそな 茜空 夕焼けだんだん 猫たちも 富士の尻っぽを見ています ああ 夕焼けだんだん あの人も 許してくれそな 茜空 夕焼けだんだん 猫たちも 富士の尻っぽを見ています |
だいこんの花賑やかに 笑って一生 泣くのも一生 どちらかというなら 笑って暮らす 寒さにふるえて 初めて知ったの お天道さまの あたたかさ 人生って 人生って 人がいうほど悪くない しあわせは 翼があります 突然現われ サヨナラもいわずに 突然消える ときどき心に 留まっていたけど しあわせだけを 縛れない 人生って 人生って 思いがけないことばかり 誰だって せつなさ背負った 孤独な旅びと 遠くても 道があるなら歩け 健気に咲いてる だいこんの花も 明日は明日の 陽が昇る 人生って 人生って 棄てたもんでもないですね | 石川さゆり | 吉岡治 | 岡千秋 | 南郷達也 | 賑やかに 笑って一生 泣くのも一生 どちらかというなら 笑って暮らす 寒さにふるえて 初めて知ったの お天道さまの あたたかさ 人生って 人生って 人がいうほど悪くない しあわせは 翼があります 突然現われ サヨナラもいわずに 突然消える ときどき心に 留まっていたけど しあわせだけを 縛れない 人生って 人生って 思いがけないことばかり 誰だって せつなさ背負った 孤独な旅びと 遠くても 道があるなら歩け 健気に咲いてる だいこんの花も 明日は明日の 陽が昇る 人生って 人生って 棄てたもんでもないですね |
心のこり私バカよね おバカさんよね うしろ指うしろ指 さされても あなた一人に命をかけて 耐えてきたのよ今日まで 秋風が吹く港の町を 船が出てゆくように 私も旅に出るわ 明日の朝早く 私バカよね おバカさんよね 大切な大切な純情を わるい人だと知っていながら 上げてしまったあなたに 秋風の中枯葉がひとつ 枝をはなれるように 私も旅に出るわ あてもないままに 私バカよね おバカさんよね あきらめがあきらめが 悪いのね 一度はなれた心は二度と もどらないのよもとには 秋風が吹くつめたい空に 鳥が飛びたつように 私も旅に出るわ 一人泣きながら | 石川さゆり | なかにし礼 | 中村泰士 | | 私バカよね おバカさんよね うしろ指うしろ指 さされても あなた一人に命をかけて 耐えてきたのよ今日まで 秋風が吹く港の町を 船が出てゆくように 私も旅に出るわ 明日の朝早く 私バカよね おバカさんよね 大切な大切な純情を わるい人だと知っていながら 上げてしまったあなたに 秋風の中枯葉がひとつ 枝をはなれるように 私も旅に出るわ あてもないままに 私バカよね おバカさんよね あきらめがあきらめが 悪いのね 一度はなれた心は二度と もどらないのよもとには 秋風が吹くつめたい空に 鳥が飛びたつように 私も旅に出るわ 一人泣きながら |
空港何も知らずに あなたは言ったわ たまにはひとりの 旅もいいよと 雨の空港 デッキにたたずみ 手をふるあなた 見えなくなるわ どうぞ帰って あの人のもとへ 私はひとり 去って行く いつも静かに あなたの帰りを 待ってるやさしい 人がいるのよ 雨に煙った ジェットの窓から 涙こらえ さよなら言うの どうぞ戻って あの人のもとへ 私は遠い 町へ行く 愛は誰にも 負けないけれど 別れることが 二人のためよ どうぞ帰って あの人のもとへ 私はひとり 去って行く | 石川さゆり | 山上路夫 | 猪俣公章 | | 何も知らずに あなたは言ったわ たまにはひとりの 旅もいいよと 雨の空港 デッキにたたずみ 手をふるあなた 見えなくなるわ どうぞ帰って あの人のもとへ 私はひとり 去って行く いつも静かに あなたの帰りを 待ってるやさしい 人がいるのよ 雨に煙った ジェットの窓から 涙こらえ さよなら言うの どうぞ戻って あの人のもとへ 私は遠い 町へ行く 愛は誰にも 負けないけれど 別れることが 二人のためよ どうぞ帰って あの人のもとへ 私はひとり 去って行く |
夕風あなたの髪の 哀しさを 青い夕風が 吹きあげる 虹色の 砂山に いつか陽は落ち さよならは さよならは みんなぬれていた つないだ指を はなしたら 海もあの船も 死んでいた つかのまの しあわせを そっと抱きしめ はまゆうの はまゆうの 花がこぼれてた 悲しい恋を この胸を 風はひっそりと 吹きぬけた 思い出の さくら貝 砂に埋めたら 海沿いの 海沿いの 街はたそがれた | 石川さゆり | 冬野卓 | 新井利昌 | | あなたの髪の 哀しさを 青い夕風が 吹きあげる 虹色の 砂山に いつか陽は落ち さよならは さよならは みんなぬれていた つないだ指を はなしたら 海もあの船も 死んでいた つかのまの しあわせを そっと抱きしめ はまゆうの はまゆうの 花がこぼれてた 悲しい恋を この胸を 風はひっそりと 吹きぬけた 思い出の さくら貝 砂に埋めたら 海沿いの 海沿いの 街はたそがれた |
小指のいたみ心はとうに 忘れてるはずなのに 私の小指 あのひとを覚えてる 約束したあと 噛んだあのいたみ 夜ふけに不意に思い出し 枕をぬらしている 悲しいものね 恋というこの病い 忘れるだけで 何もかもいいものを 夢みて目ざめて 心さびしくて 夜ふけにあてのない手紙 書いては破いている 未練という字 私には古いけど おんなじことね こんなにも泣いたなら 小指に唇あてて 見つめてる 夜ふけの月は三日月で なおさら悲しくなる | 石川さゆり | 阿久悠 | 三木たかし | | 心はとうに 忘れてるはずなのに 私の小指 あのひとを覚えてる 約束したあと 噛んだあのいたみ 夜ふけに不意に思い出し 枕をぬらしている 悲しいものね 恋というこの病い 忘れるだけで 何もかもいいものを 夢みて目ざめて 心さびしくて 夜ふけにあてのない手紙 書いては破いている 未練という字 私には古いけど おんなじことね こんなにも泣いたなら 小指に唇あてて 見つめてる 夜ふけの月は三日月で なおさら悲しくなる |
ひとりぼっちの旅夜汽車の窓から 逃げてゆく ふたりの想い出 街灯り ごめんなさいの ことづけを 他人に頼んで 出た私 自分勝手な 娘だと あなたは怒って いるでしょう どこまで行くかと 聞くひとに 涙が答える 遠くまで 愛されたくて 嘘ついて 嫌われるのが こわかった 眠れないまま 目を閉じりゃ あなたが夢にも 出てきます 私が近くに いるかぎり あなたの不幸は つづいたわ 泣いて姿を 消すことが せめて私に できること ときが過ぎれば その訳を あなたも分って くれるはず | 石川さゆり | 千家和也 | 市川昭介 | | 夜汽車の窓から 逃げてゆく ふたりの想い出 街灯り ごめんなさいの ことづけを 他人に頼んで 出た私 自分勝手な 娘だと あなたは怒って いるでしょう どこまで行くかと 聞くひとに 涙が答える 遠くまで 愛されたくて 嘘ついて 嫌われるのが こわかった 眠れないまま 目を閉じりゃ あなたが夢にも 出てきます 私が近くに いるかぎり あなたの不幸は つづいたわ 泣いて姿を 消すことが せめて私に できること ときが過ぎれば その訳を あなたも分って くれるはず |
心の手紙ごめんなさいね 泪をみせて 私はさっき びっくりしたの 前ぶれもなく くちづけされて 倖せすぎて とりみだしたの 心の中に 湖がある あなたの愛の 湖がある 小舟のように 私は揺れて やがてあなたの 岸に着く ごめんなさいね 初めてなのよ 私の気持ち 疑わないで 生まれた時の 約束かしら ふたりが固く 結ばれるのは 心の中に 夕暮れが来る あなたの愛の 夕暮れが来る 口紅色の 明りがひとつ 暗いあなたの 窓につく 心の中に お手紙がある あなたの愛の お手紙がある 流れる文字を 幾度も読んで そして静かに 封をする | 石川さゆり | 千家和也 | 市川昭介 | | ごめんなさいね 泪をみせて 私はさっき びっくりしたの 前ぶれもなく くちづけされて 倖せすぎて とりみだしたの 心の中に 湖がある あなたの愛の 湖がある 小舟のように 私は揺れて やがてあなたの 岸に着く ごめんなさいね 初めてなのよ 私の気持ち 疑わないで 生まれた時の 約束かしら ふたりが固く 結ばれるのは 心の中に 夕暮れが来る あなたの愛の 夕暮れが来る 口紅色の 明りがひとつ 暗いあなたの 窓につく 心の中に お手紙がある あなたの愛の お手紙がある 流れる文字を 幾度も読んで そして静かに 封をする |
朝顔荘アパートシベリア・ケーキ あなたが好きで お風呂の帰りに いつも入った ミルク・ホール 内緒で片身の 指輪を売って あなたの絵具や お米を買った 入谷 朝顔荘 四畳半 よなべで縫った 千鳥格子の 揃いの浴衣で 二人でかけた 朝顔市 いまでもときどき 浴衣を着ては 似合うといわれて 涙が出そう 入谷 朝顔荘 四畳半 田舎の母に 二人のことを 認めてもらうと 冬の初めに 帰ったきり 手紙を出しても 返事がなくて 弾き手がないから ギターも錆びた 入谷 朝顔荘 四畳半 | 石川さゆり | 吉岡オサム | 市川昭介 | | シベリア・ケーキ あなたが好きで お風呂の帰りに いつも入った ミルク・ホール 内緒で片身の 指輪を売って あなたの絵具や お米を買った 入谷 朝顔荘 四畳半 よなべで縫った 千鳥格子の 揃いの浴衣で 二人でかけた 朝顔市 いまでもときどき 浴衣を着ては 似合うといわれて 涙が出そう 入谷 朝顔荘 四畳半 田舎の母に 二人のことを 認めてもらうと 冬の初めに 帰ったきり 手紙を出しても 返事がなくて 弾き手がないから ギターも錆びた 入谷 朝顔荘 四畳半 |
としごろ陽に焼けた あなたの胸に 眼を閉じて もたれてみたい 潮風が 鼻をくすぐる 訳もなく 泣き出す私 あなたにすべてを 見せるのは ちょっぴり恐くて 恥かしい 私が私でなくなるの くちびるを やさしく噛んで めざめてくる としごろよ 乱れてる あなたの髪を やわらかく とかしてみたい ふりそそぐ 陽ざしの中で 感じるの 大人を私 ふたりの間に 美しい 何かが生まれて 来るみたい 私が私でなくなるの 手のひらに 泪をためて めざめてくる としごろよ | 石川さゆり | 千家和也 | 都倉俊一 | | 陽に焼けた あなたの胸に 眼を閉じて もたれてみたい 潮風が 鼻をくすぐる 訳もなく 泣き出す私 あなたにすべてを 見せるのは ちょっぴり恐くて 恥かしい 私が私でなくなるの くちびるを やさしく噛んで めざめてくる としごろよ 乱れてる あなたの髪を やわらかく とかしてみたい ふりそそぐ 陽ざしの中で 感じるの 大人を私 ふたりの間に 美しい 何かが生まれて 来るみたい 私が私でなくなるの 手のひらに 泪をためて めざめてくる としごろよ |
天使も夢みる私の胸に 恋のめばえを感じる季節 白い風が 耳にやさしくささやいて行く しあわせ少し わけてあげると誰かがくれた だから恋ってすばらしい もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから 私の胸に 一つこぼした恋する花が 今はこんな 広い花園みたいになった しあわせすぎて 何かあげたい気持になるの だから恋ってすばらしい もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから 私の胸に 一つこぼした恋する花が 今はこんな 広い花園みたいになった しあわせすぎて 何かあげたい気持になるの だから恋ってすばらしい もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから | 石川さゆり | 阿久悠 | 中村泰士 | | 私の胸に 恋のめばえを感じる季節 白い風が 耳にやさしくささやいて行く しあわせ少し わけてあげると誰かがくれた だから恋ってすばらしい もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから 私の胸に 一つこぼした恋する花が 今はこんな 広い花園みたいになった しあわせすぎて 何かあげたい気持になるの だから恋ってすばらしい もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから 私の胸に 一つこぼした恋する花が 今はこんな 広い花園みたいになった しあわせすぎて 何かあげたい気持になるの だから恋ってすばらしい もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから |
赤い風船あの娘はどこの娘 こんな夕暮れ しっかり握りしめた 赤い風船よ なぜだかこの手を するりとぬけた 小さな夢がしぼむ どこか遠い空 こんな時 誰かがほら もうじきあの あの人が来てくれる きっとまた 小さな夢 もって この娘はどこの娘 もう陽が暮れる 隣の屋根に飛んだ 赤い風船よ なぜだかこの手に 涙がひかる しょんぼりよその家に 灯りともる頃 こんな時 誰かがほら もうじきあの あの人が来てくれる 優しい歌 うたってくれる あの人が 優しい歌 歌ってくれる | 石川さゆり | 安井かずみ | 筒美京平 | | あの娘はどこの娘 こんな夕暮れ しっかり握りしめた 赤い風船よ なぜだかこの手を するりとぬけた 小さな夢がしぼむ どこか遠い空 こんな時 誰かがほら もうじきあの あの人が来てくれる きっとまた 小さな夢 もって この娘はどこの娘 もう陽が暮れる 隣の屋根に飛んだ 赤い風船よ なぜだかこの手に 涙がひかる しょんぼりよその家に 灯りともる頃 こんな時 誰かがほら もうじきあの あの人が来てくれる 優しい歌 うたってくれる あの人が 優しい歌 歌ってくれる |
せんせい淡い初恋 消えた日は 雨がしとしと 降っていた 傘にかくれて 桟橋で ひとり見つめて 泣いていた おさない私が 胸こがし 慕いつづけた ひとの名は せんせい せんせい それはせんせい 声を限りに 叫んでも 遠くはなれる 連絡船 白い灯台 絵のように 雨にうたれて 浮かんでた 誰にも言えない 悲しみに 胸をいためた ひとの名は せんせい せんせい それはせんせい 恋する心のしあわせを そっと教えた ひとの名は せんせい せんせい それはせんせい | 石川さゆり | 阿久悠 | 遠藤実 | | 淡い初恋 消えた日は 雨がしとしと 降っていた 傘にかくれて 桟橋で ひとり見つめて 泣いていた おさない私が 胸こがし 慕いつづけた ひとの名は せんせい せんせい それはせんせい 声を限りに 叫んでも 遠くはなれる 連絡船 白い灯台 絵のように 雨にうたれて 浮かんでた 誰にも言えない 悲しみに 胸をいためた ひとの名は せんせい せんせい それはせんせい 恋する心のしあわせを そっと教えた ひとの名は せんせい せんせい それはせんせい |
おめでとう思いがけない 思いがけない 悲しい噂を 聞きました 兄貴みたいな あの人が 誰れかと結婚 するという 恋じゃなかった 筈なのに 泪が出るのは ああ何故なのでしょう だけど今では もう遅すぎる 妹らしく 私も言うわ おめでとう おめでとう おめでとう あの日あの時 あの日あの時 やさしく抱かれて みたかった 兄貴みたいな あの人は 気づいて気づかぬ ふりをした もしも私が あの人と 結婚できたら ああ幸せなのに そんな夢など 見るのはやめて 妹らしく 私も言うわ おめでとう おめでとう おめでとう | 石川さゆり | なかにし礼 | 司啓介 | | 思いがけない 思いがけない 悲しい噂を 聞きました 兄貴みたいな あの人が 誰れかと結婚 するという 恋じゃなかった 筈なのに 泪が出るのは ああ何故なのでしょう だけど今では もう遅すぎる 妹らしく 私も言うわ おめでとう おめでとう おめでとう あの日あの時 あの日あの時 やさしく抱かれて みたかった 兄貴みたいな あの人は 気づいて気づかぬ ふりをした もしも私が あの人と 結婚できたら ああ幸せなのに そんな夢など 見るのはやめて 妹らしく 私も言うわ おめでとう おめでとう おめでとう |
白い手袋ささの舟初雪の駅に 馬車をとめて 白い手袋を 泣いてとどけた 汽車にのる あの人に ねむらずに昨晩(ゆうべ) 私が編んだ 白い手袋を 両手にはめて 涙をふいてくれたあの人 汽車は煙をはきながら 町から出ていった 私はあぜ道を走った 小さく 消えてゆく あの人も 白い手袋を ふりながら 泣いてた 初雪がとける 川の岸で ひとり笹舟を 水に浮かべた あの人に逢いたくて あの人の舟と 私の舟と ふたつ浮かべたら 水にさかれて 小さく悲しそうに 輪をかいた 離れ離れで笹舟は 水面を流れゆく 私は川岸を走った つらいさよならの北風を 背中の帆にうけて 泣きながら 走った | 石川さゆり | なかにし礼 | 司啓介 | | 初雪の駅に 馬車をとめて 白い手袋を 泣いてとどけた 汽車にのる あの人に ねむらずに昨晩(ゆうべ) 私が編んだ 白い手袋を 両手にはめて 涙をふいてくれたあの人 汽車は煙をはきながら 町から出ていった 私はあぜ道を走った 小さく 消えてゆく あの人も 白い手袋を ふりながら 泣いてた 初雪がとける 川の岸で ひとり笹舟を 水に浮かべた あの人に逢いたくて あの人の舟と 私の舟と ふたつ浮かべたら 水にさかれて 小さく悲しそうに 輪をかいた 離れ離れで笹舟は 水面を流れゆく 私は川岸を走った つらいさよならの北風を 背中の帆にうけて 泣きながら 走った |
あなたのみなと小雨に 小雨に ぬれながら あなたとふたりで きたみなと どうしてどうして ここでお別れするの 涙かくした 小さな傘に 白い花が散る 泣かすつもりか 遠いあの汽笛 別れの 別れの 波止場みち 思い出ばかりが 錆ていた どうしてどうして ひとり黙っているの 赤いコートの 襟たてながら 海をみつめてる うしろ姿が とても哀しいの 霧笛を 霧笛を 聞きながら 始めてあなたに 抱かれたの どうしてどうして 泣いちゃ駄目なのかしら しあわせなんかは いらないけれど 恋に死にたいの つらい気持ちは 誰もわからない | 石川さゆり | 冬野卓 | 林あきら | | 小雨に 小雨に ぬれながら あなたとふたりで きたみなと どうしてどうして ここでお別れするの 涙かくした 小さな傘に 白い花が散る 泣かすつもりか 遠いあの汽笛 別れの 別れの 波止場みち 思い出ばかりが 錆ていた どうしてどうして ひとり黙っているの 赤いコートの 襟たてながら 海をみつめてる うしろ姿が とても哀しいの 霧笛を 霧笛を 聞きながら 始めてあなたに 抱かれたの どうしてどうして 泣いちゃ駄目なのかしら しあわせなんかは いらないけれど 恋に死にたいの つらい気持ちは 誰もわからない |
泣き虫列車あのひとが 摘んできた なでしこを 抱きしめて さよならと言ったら 泣けちゃった 動きはじめた 汽車の窓から ポー ポッポッポー ああ ポッポッポ ポロ ポロ 投げたハンカチは 届かない 海沿いの あの街に おいてきた 初恋は つぼみのまんまで 終わったの 呼んでいるよな 白い鴎も ポー ポッポッポー ああ ポッポッポ ポロ ポロ いつか消えちゃった あかね空 しあわせに なるんだと 手をふった あのひとの 麦藁帽子が まだ浮かぶ 泣いているよな 汽笛ならして ポー ポッポッポー ああ ポッポッポ ポロ ポロ 汽車はあのひとを 遠くする | 石川さゆり | 冬野卓 | 林あきら | | あのひとが 摘んできた なでしこを 抱きしめて さよならと言ったら 泣けちゃった 動きはじめた 汽車の窓から ポー ポッポッポー ああ ポッポッポ ポロ ポロ 投げたハンカチは 届かない 海沿いの あの街に おいてきた 初恋は つぼみのまんまで 終わったの 呼んでいるよな 白い鴎も ポー ポッポッポー ああ ポッポッポ ポロ ポロ いつか消えちゃった あかね空 しあわせに なるんだと 手をふった あのひとの 麦藁帽子が まだ浮かぶ 泣いているよな 汽笛ならして ポー ポッポッポー ああ ポッポッポ ポロ ポロ 汽車はあのひとを 遠くする |
花燃え明日も逢えるくせに 淋しそうなの 罪な事したかしら ここでさよなら 噂がたつのこわい 噂されたいの だめなのだめなの 傷つきそう せつないほどの胸騒ぎ 恋するこころ 胸の奥の奥で さわぐ花びら うち明けてほしいのに はにかみやなのね 夜露をみても思う あの人を思う 好きなの好きなの このままでも 私にさえもわからない 恋するこころ 風もない日なのに ユリがこぼれる あの人と待ち合わす この町はずれ 小指がなぜか燃える 片頬が燃える つらいのつらいの 泣きたいほど 着物の中で抱きしめる 恋するこころ | 石川さゆり | 有馬三恵子 | 遠藤実 | | 明日も逢えるくせに 淋しそうなの 罪な事したかしら ここでさよなら 噂がたつのこわい 噂されたいの だめなのだめなの 傷つきそう せつないほどの胸騒ぎ 恋するこころ 胸の奥の奥で さわぐ花びら うち明けてほしいのに はにかみやなのね 夜露をみても思う あの人を思う 好きなの好きなの このままでも 私にさえもわからない 恋するこころ 風もない日なのに ユリがこぼれる あの人と待ち合わす この町はずれ 小指がなぜか燃える 片頬が燃える つらいのつらいの 泣きたいほど 着物の中で抱きしめる 恋するこころ |
いつでも初恋目をふせて 別れたひと 去年の海辺 忘れたい思い出には さよならする日よ 今は素敵なあなたがいる 泣いた私が遠くなる 愛するそのたび 私には はじめての恋なのよ 名前さえ 忘れたひと おさない手紙 過ぎてゆく月日が好き 心は自由よ 今はあなたと 二人なの そして何かがはじまるの 愛するそのたび 私には はじめての恋なのよ 今はあなたと 二人なの そして何かがはじまるの 愛するそのたび 私には はじめての恋なのよ | 石川さゆり | 有馬三恵子 | 遠藤実 | | 目をふせて 別れたひと 去年の海辺 忘れたい思い出には さよならする日よ 今は素敵なあなたがいる 泣いた私が遠くなる 愛するそのたび 私には はじめての恋なのよ 名前さえ 忘れたひと おさない手紙 過ぎてゆく月日が好き 心は自由よ 今はあなたと 二人なの そして何かがはじまるの 愛するそのたび 私には はじめての恋なのよ 今はあなたと 二人なの そして何かがはじまるの 愛するそのたび 私には はじめての恋なのよ |
淋しがりやのあの人淋しがりやの人が 好きよ 恋の話を してみたいの 風に飛んだ 私の帽子 どこまでも 追ってくれたあの人 きっとあの人 淋しがりや そして 私もひとりぼっち 恋の話を してみたい人 淋しがりやの人が 好きよ 夢の続きを 聞いてほしい おしゃべりしに 遊びに行くと プラモデルなんて 見せてあの人 きっとあの人 てれやさんね そして 私もはずかしがり 夢の続きを 聞かせたい人 昨日貸した ノートの中に 旅先の しおりなんてあの人 きっとあの人 やさしいのね そして私も 旅を思う つきぬ思い出 つくりたい人 | 石川さゆり | 有馬三恵子 | 遠藤実 | | 淋しがりやの人が 好きよ 恋の話を してみたいの 風に飛んだ 私の帽子 どこまでも 追ってくれたあの人 きっとあの人 淋しがりや そして 私もひとりぼっち 恋の話を してみたい人 淋しがりやの人が 好きよ 夢の続きを 聞いてほしい おしゃべりしに 遊びに行くと プラモデルなんて 見せてあの人 きっとあの人 てれやさんね そして 私もはずかしがり 夢の続きを 聞かせたい人 昨日貸した ノートの中に 旅先の しおりなんてあの人 きっとあの人 やさしいのね そして私も 旅を思う つきぬ思い出 つくりたい人 |
おもいでまたひとつ 恋が終ったみたい 今私とても 大人びた気持 お砂糖なしの コーヒーを 飲みながら 飲みながら 貴方を思い 遠い雲見つめてる 愛したり別れたり 別れたり愛したり 思い出は ふえてもいいと思うの その恋は そこで終っていいわ また誰かいつか めぐり逢うために 吹き過ぎてゆく そよ風は 仕方ない 仕方ない 貴方はそうよ 手にふれた風なのよ 恋をして傷ついて 傷ついて恋をして 思い出は ふえてもいいと思うの 窓から外へ あてもなく 出てみたい 出てみたい 二人のことを どのようにしのぶのか 夢をみてとまどって とまどって夢をみて 思い出は ふえてもいいと思うの | 石川さゆり | 有馬三恵子 | 遠藤実 | | またひとつ 恋が終ったみたい 今私とても 大人びた気持 お砂糖なしの コーヒーを 飲みながら 飲みながら 貴方を思い 遠い雲見つめてる 愛したり別れたり 別れたり愛したり 思い出は ふえてもいいと思うの その恋は そこで終っていいわ また誰かいつか めぐり逢うために 吹き過ぎてゆく そよ風は 仕方ない 仕方ない 貴方はそうよ 手にふれた風なのよ 恋をして傷ついて 傷ついて恋をして 思い出は ふえてもいいと思うの 窓から外へ あてもなく 出てみたい 出てみたい 二人のことを どのようにしのぶのか 夢をみてとまどって とまどって夢をみて 思い出は ふえてもいいと思うの |
あなたと私の村祭りゆかたに紅い 帯しめて あなたと歩く 村祭り お宮の前で 手をうって 祈った言葉は 内緒です 好きな好きな好きな あなたにも言えないの あなたの肩に 寄りそって 大人になった 気持です 金魚をすくい 手にさげて 歩けば縁日 人の波 とてもとてもとても 幸せな 私たち 知らないどうし 去年まで 今年は違う 村祭り 夕風の中 お囃子が 私の心を ゆらします 愛と愛と愛と まだ口で言えないの | 石川さゆり | 山上路夫 | 猪俣公章 | | ゆかたに紅い 帯しめて あなたと歩く 村祭り お宮の前で 手をうって 祈った言葉は 内緒です 好きな好きな好きな あなたにも言えないの あなたの肩に 寄りそって 大人になった 気持です 金魚をすくい 手にさげて 歩けば縁日 人の波 とてもとてもとても 幸せな 私たち 知らないどうし 去年まで 今年は違う 村祭り 夕風の中 お囃子が 私の心を ゆらします 愛と愛と愛と まだ口で言えないの |
津軽の里何を話すか 父さんの 声で私は 目がさめた 家を忘れた 姉さんの うわさ話を耳にした 津軽の春は まだ寒い 白いリンゴの 花が咲く あれも今頃 同じ頃 汽車の窓から 手を振った そんな姉さん 夢に見る 津軽の夜は まだ長い 風が雨戸を たたいてる 何処にいるのか 姉さんは 泣いて 暮しているならば 意地を張らずに お帰りよ 津軽の里を 忘れたか | 石川さゆり | 山上路夫 | 猪俣公章 | | 何を話すか 父さんの 声で私は 目がさめた 家を忘れた 姉さんの うわさ話を耳にした 津軽の春は まだ寒い 白いリンゴの 花が咲く あれも今頃 同じ頃 汽車の窓から 手を振った そんな姉さん 夢に見る 津軽の夜は まだ長い 風が雨戸を たたいてる 何処にいるのか 姉さんは 泣いて 暮しているならば 意地を張らずに お帰りよ 津軽の里を 忘れたか |
はじめてのお酒赤い櫛がぽとりと落ちて 私はじめて酔いました 窓から見えるおぼろの月を 鏡に見たてみつめます 愛しているといわれるよりも 惚れたといってほしいのは 一人の旅の気まぐれでしょうか それとも女のせいでしょうか 洗い髪にそよ吹く風に 私しんみりなりました 一本だけのお酒の徳利 畳の上を転(ころ)げます やさしい言葉かけられるより 武骨な腕がほしいのは 一人の旅の気まぐれでしょうか それとも女のせいでしょうか 愛しているといわれるよりも 惚れたといってほしいのは 一人の旅の気まぐれでしょうか それとも女のせいでしょうか | 石川さゆり | 阿久悠 | 三木たかし | | 赤い櫛がぽとりと落ちて 私はじめて酔いました 窓から見えるおぼろの月を 鏡に見たてみつめます 愛しているといわれるよりも 惚れたといってほしいのは 一人の旅の気まぐれでしょうか それとも女のせいでしょうか 洗い髪にそよ吹く風に 私しんみりなりました 一本だけのお酒の徳利 畳の上を転(ころ)げます やさしい言葉かけられるより 武骨な腕がほしいのは 一人の旅の気まぐれでしょうか それとも女のせいでしょうか 愛しているといわれるよりも 惚れたといってほしいのは 一人の旅の気まぐれでしょうか それとも女のせいでしょうか |
わたしの町わたしの町は ひなびた海辺 網ひく舟の 小さな港 旅の宿した ある人と 燃えるいさり火 恋をして 訳も分からず 飛び出した わたしの町は 近くて遠い 帰りたいけど 帰れない町 わたしの町は 潮騒日暮れ 波ひく砂に 夕餉の煙 手紙幾度も 書きかけて いつも出せずに 破り捨て みんな私を 忘れたか わたしの町は 近くて遠い 帰りたいけど 帰れない町 白いはまなす 咲いたやら 春の祭りも 近い頃 泪こらえて 空を見る わたしの町は 近くて遠い 帰りたいけど 帰れない町 | 石川さゆり | 千家和也 | 市川昭介 | | わたしの町は ひなびた海辺 網ひく舟の 小さな港 旅の宿した ある人と 燃えるいさり火 恋をして 訳も分からず 飛び出した わたしの町は 近くて遠い 帰りたいけど 帰れない町 わたしの町は 潮騒日暮れ 波ひく砂に 夕餉の煙 手紙幾度も 書きかけて いつも出せずに 破り捨て みんな私を 忘れたか わたしの町は 近くて遠い 帰りたいけど 帰れない町 白いはまなす 咲いたやら 春の祭りも 近い頃 泪こらえて 空を見る わたしの町は 近くて遠い 帰りたいけど 帰れない町 |
天の夕顔夕顔の花影に あなたを見たその日から わたしは恋に落ちました あなたを思い 心は乱れ 生きてることさえ幻でした 結ばれてはいけない 純愛こそが真(まこと)の恋 ああ、唇も触れもせで あなたを泣かせた女でした。 咲け 咲け 花火よ花火 咲け 咲け 天の夕顔 あなたはもういない 燃えて 燃えて 燃えつきたかった私の魂を 夜空のあなたに捧げましょう。 抱かせてあげたかったわ あなたの腕に深々と 私の胸は 真っ赤に火照り 夜毎に身悶え濡れていました 結ばれてはいけない 純愛こそが真の恋 ああ、恍惚の時よ来い 後悔ばかりの女でした。 咲け 咲け 花火よ花火 咲け 咲け 天の夕顔 あなたはもういない 燃えて 燃えて 燃えつきたかった私の魂を 夜空のあなたに捧げましょう。 捧げましょう。 | 石川さゆり | なかにし礼 | 浜圭介 | 若草恵 | 夕顔の花影に あなたを見たその日から わたしは恋に落ちました あなたを思い 心は乱れ 生きてることさえ幻でした 結ばれてはいけない 純愛こそが真(まこと)の恋 ああ、唇も触れもせで あなたを泣かせた女でした。 咲け 咲け 花火よ花火 咲け 咲け 天の夕顔 あなたはもういない 燃えて 燃えて 燃えつきたかった私の魂を 夜空のあなたに捧げましょう。 抱かせてあげたかったわ あなたの腕に深々と 私の胸は 真っ赤に火照り 夜毎に身悶え濡れていました 結ばれてはいけない 純愛こそが真の恋 ああ、恍惚の時よ来い 後悔ばかりの女でした。 咲け 咲け 花火よ花火 咲け 咲け 天の夕顔 あなたはもういない 燃えて 燃えて 燃えつきたかった私の魂を 夜空のあなたに捧げましょう。 捧げましょう。 |
メランコリックラブメランコリックラブ 今夜はひとり ホテルのバーで飲んでます あなたとよく飲んだ 薄めのハイボール 別れ涙で 君はひとりで生きていけるなんて なにを証拠に言うのよ。 泣かないわ 泣かないわ あんな人 忘れましょう 泣かないわ 人生は まだつづく 忘れましょう 忘れましょう あんな人 忘れましょう 泣かないわ 泣かないわ。 メランコリックラブ 二人はいつも ホテルのバーで飲んでいた 瞳を輝やかせ 話をする時の あなた素敵よ そうよ男は星の数だけれど あなた以外は見えない。 せつないわ せつないわ あんな人 追わないわ せつないわ 人生は なぜつづく 追わないわ 追わないわ あんな人 追わないわ 泣かないわ 泣かないわ。 泣かないわ 泣かないわ あんな人 忘れましょう 泣かないわ 人生は まだつづく 忘れましょう 忘れましょう あんな人 忘れましょう 泣かないわ 泣かないわ。 | 石川さゆり | なかにし礼 | 浜圭介 | 若草恵 | メランコリックラブ 今夜はひとり ホテルのバーで飲んでます あなたとよく飲んだ 薄めのハイボール 別れ涙で 君はひとりで生きていけるなんて なにを証拠に言うのよ。 泣かないわ 泣かないわ あんな人 忘れましょう 泣かないわ 人生は まだつづく 忘れましょう 忘れましょう あんな人 忘れましょう 泣かないわ 泣かないわ。 メランコリックラブ 二人はいつも ホテルのバーで飲んでいた 瞳を輝やかせ 話をする時の あなた素敵よ そうよ男は星の数だけれど あなた以外は見えない。 せつないわ せつないわ あんな人 追わないわ せつないわ 人生は なぜつづく 追わないわ 追わないわ あんな人 追わないわ 泣かないわ 泣かないわ。 泣かないわ 泣かないわ あんな人 忘れましょう 泣かないわ 人生は まだつづく 忘れましょう 忘れましょう あんな人 忘れましょう 泣かないわ 泣かないわ。 |
待っていてください待っていてください 今しばらく おいて行かないでください あなたと私が一つなら。 歌もとどかないような 深い悲しみがある もしもあなたに 愛があるなら 待っていてください 今しばらく。 歌える日が来たら あなたと手をとりあい ともに歩きだす その日まで その日まで 待っていてください 待っていてください。 それだけが 私の 私の希望。 待っていてください ただ優しく 先に行かないでください 本当の絆があるのなら。 励まされることでさえ つらい痛みがある もしもあなたに 愛があるなら 待っていてください ただ優しく。 歌える日が来たら あなたと手をとりあい ともに歩きだす その日まで その日まで 待っていてください 待っていてください。 それだけが 私の 私の希望。 待っていてください 待っていてください。 それだけが 私の 私の希望。 | 石川さゆり | なかにし礼 | 浜圭介 | 若草恵 | 待っていてください 今しばらく おいて行かないでください あなたと私が一つなら。 歌もとどかないような 深い悲しみがある もしもあなたに 愛があるなら 待っていてください 今しばらく。 歌える日が来たら あなたと手をとりあい ともに歩きだす その日まで その日まで 待っていてください 待っていてください。 それだけが 私の 私の希望。 待っていてください ただ優しく 先に行かないでください 本当の絆があるのなら。 励まされることでさえ つらい痛みがある もしもあなたに 愛があるなら 待っていてください ただ優しく。 歌える日が来たら あなたと手をとりあい ともに歩きだす その日まで その日まで 待っていてください 待っていてください。 それだけが 私の 私の希望。 待っていてください 待っていてください。 それだけが 私の 私の希望。 |
緑のふるさと我は海の子 大地の子 嵐に耐えて 凛(りん)と咲く 緑のふるさと 水仙の花 奮(ふる)い立つ 若い我らの 夢はるか 忘れられない 悲しみも 忘れられない 面影(おもかげ)も 緑のふるさと あなたとともに 永遠に 胸に刻んで 抱きしめる 夜の大地に 雨が降る 夜明けの海に 雪が舞う 緑のふるさと いつの日我に 悔しさを 愛と勇気に 変えて行く 若い仲間と 肩を組み 明るい歌を 歌いつつ 緑のふるさと 帰りなんいざ ふり仰ぐ 空に希望の 陽が昇る | 石川さゆり | なかにし礼 | 浜圭介 | 若草恵 | 我は海の子 大地の子 嵐に耐えて 凛(りん)と咲く 緑のふるさと 水仙の花 奮(ふる)い立つ 若い我らの 夢はるか 忘れられない 悲しみも 忘れられない 面影(おもかげ)も 緑のふるさと あなたとともに 永遠に 胸に刻んで 抱きしめる 夜の大地に 雨が降る 夜明けの海に 雪が舞う 緑のふるさと いつの日我に 悔しさを 愛と勇気に 変えて行く 若い仲間と 肩を組み 明るい歌を 歌いつつ 緑のふるさと 帰りなんいざ ふり仰ぐ 空に希望の 陽が昇る |
もういいかいもういいかい……まぁだだよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる いつもと青さが 違ってる 空は高くて いわし雲 風もなんだか よそよそしくて すすきの穂さきを 撫でてゆく もういいかい……まぁだだよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる 熟して落ちたか 沢胡桃 栗鼠がせっせと はこんでた 雑木林の 椋鳥たちは 辛夷(こぶし)の赤い実 つついてる もういいかい……まぁだだよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる 浴衣を着た子が 嬉しさに 日暮れまえから はしゃいでた 夏のおわりの お祭りだもの 駒下駄ならせば 遠花火 もういいかい……もういいよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる もういいかい……もういいよ | 石川さゆり | 吉岡治 | 平井夏美 | | もういいかい……まぁだだよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる いつもと青さが 違ってる 空は高くて いわし雲 風もなんだか よそよそしくて すすきの穂さきを 撫でてゆく もういいかい……まぁだだよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる 熟して落ちたか 沢胡桃 栗鼠がせっせと はこんでた 雑木林の 椋鳥たちは 辛夷(こぶし)の赤い実 つついてる もういいかい……まぁだだよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる 浴衣を着た子が 嬉しさに 日暮れまえから はしゃいでた 夏のおわりの お祭りだもの 駒下駄ならせば 遠花火 もういいかい……もういいよ 夏と秋と 夏と秋が 隠れんぼしてる もういいかい……もういいよ |
貞奴 世界を翔るボート一つで 太平洋を 渡るつもりで 海に出た。 築地港から 大海へ あんた船漕ぎ 梶とる私 嵐をついて まっしぐら 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる 命知らずの ゆめ夢でした。 芸の力で 戦いぬいて 勝ってくるぞと 国を出た。 神戸港から アメリカへ 食うや食わずで 舞台に立って 倒れたことも いくたびか 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる もはやうわ言 ひと独り言。 花の巴里(パリー)の 万国博で 真の女優に なりました。 私マダム サダヤッコ 派手なドレスに 日傘をさして 馬車に揺られて 劇場へ 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる 夢のまた夢 ゆめ夢を見る 世界へ世界へ ラララ… 世界へ世界へ ラララ… | 石川さゆり | なかにし礼 | 浜圭介 | 川村栄二 | ボート一つで 太平洋を 渡るつもりで 海に出た。 築地港から 大海へ あんた船漕ぎ 梶とる私 嵐をついて まっしぐら 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる 命知らずの ゆめ夢でした。 芸の力で 戦いぬいて 勝ってくるぞと 国を出た。 神戸港から アメリカへ 食うや食わずで 舞台に立って 倒れたことも いくたびか 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる もはやうわ言 ひと独り言。 花の巴里(パリー)の 万国博で 真の女優に なりました。 私マダム サダヤッコ 派手なドレスに 日傘をさして 馬車に揺られて 劇場へ 世界へ世界へ あんたを男に 世界へ世界へ してみせる 夢のまた夢 ゆめ夢を見る 世界へ世界へ ラララ… 世界へ世界へ ラララ… |
浜唄朝だ船出だ 錨を上げろ 沖じゃ秋刀魚(さんま)が 待っている。 陸(おか)で手をふる 恋女房に 照れて笑って 綱を巻く。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 船は出て行く 朝日が昇る かもめ飛び立つ にぎやかさ。(東松島・浜甚句) 漁に出る日は 素肌と素肌 あたためあって 送り出す。 無精髭なの 私の亭主 ちくりちくりと 痛かった。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 引けよ網引け 大漁網を 月に秋刀魚の 群れ踊り。 船を飾った 五色の旗で 海の風切る 心地よさ。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 生きてきた。 | 石川さゆり | なかにし礼 | 弦哲也 | 川村栄二 | 朝だ船出だ 錨を上げろ 沖じゃ秋刀魚(さんま)が 待っている。 陸(おか)で手をふる 恋女房に 照れて笑って 綱を巻く。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 船は出て行く 朝日が昇る かもめ飛び立つ にぎやかさ。(東松島・浜甚句) 漁に出る日は 素肌と素肌 あたためあって 送り出す。 無精髭なの 私の亭主 ちくりちくりと 痛かった。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 引けよ網引け 大漁網を 月に秋刀魚の 群れ踊り。 船を飾った 五色の旗で 海の風切る 心地よさ。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 生きてきた。 |
浜唄~ギターバージョン~朝だ船出だ 錨を上げろ 沖じゃ秋刀魚(さんま)が 待っている。 陸(おか)で手をふる 恋女房に 照れて笑って 綱を巻く。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 船は出て行く 朝日が昇る かもめ飛び立つ にぎやかさ。(東松島・浜甚句) 漁に出る日は 素肌と素肌 あたためあって 送り出す。 無精髭なの 私の亭主 ちくりちくりと 痛かった。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 引けよ網引け 大漁網を 月に秋刀魚の 群れ踊り。 船を飾った 五色の旗で 海の風切る 心地よさ。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 三十五反の帆を巻き上げて 行くよ 仙台 石巻。 | 石川さゆり | なかにし礼 | 弦哲也 | | 朝だ船出だ 錨を上げろ 沖じゃ秋刀魚(さんま)が 待っている。 陸(おか)で手をふる 恋女房に 照れて笑って 綱を巻く。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 船は出て行く 朝日が昇る かもめ飛び立つ にぎやかさ。(東松島・浜甚句) 漁に出る日は 素肌と素肌 あたためあって 送り出す。 無精髭なの 私の亭主 ちくりちくりと 痛かった。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 引けよ網引け 大漁網を 月に秋刀魚の 群れ踊り。 船を飾った 五色の旗で 海の風切る 心地よさ。 二千年 二万年 浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。 三十五反の帆を巻き上げて 行くよ 仙台 石巻。 |
商売やめた船が港に 着いた夜は 街に立つ女には 書き入れ時なの ミンクを襟に ふわりと巻いて タバコ持つ指先で 男を誘う そこの小粋な マドロスさんよ 遊びませんか 私と 一晩寝ると すぐに男に 惚れる癖 悪い癖 台詞(セリフ)はひとつ…… 「商売やめた」 男はどんな醜男でも 可愛いとこが あるものさ 愛する男の 両手に抱かれて 夢みる恋が 生き甲斐 お茶も食事も ベッドへ運び 愛し合う私たち 小鳥のようなの 外が天気か 雨降りなのか 鎧戸は閉めたまま 分かりはしない あんたみたいな 人は初めて 私を連れて逃げてよ 後でたっぷり 傷つくくせに 愛したら ひとすじよ 台詞(セリフ)はひとつ…… 「商売やめた」 男はみんな船乗りさ 女はしょせん港街 男は出て行く そのまま帰らぬ 背中をいくつ見たやら 波止場暮らしで いつのまにやら 皺もふえ 髪も抜け 五十歳(ゴジュウ)は過ぎたわ 壁のように お白粉塗って 手袋をはめた手で 男を誘う そこの小粋な マドロスさんよ 遊びませんか 私と ひと晩寝ると すぐに男に 惚れる癖 直らない 台詞(セリフ)はひとつ…… 「商売やめた」 男はどんな醜男でも 可愛いとこが あるものさ 愛する男の 両手に抱かれて 夢みる恋が 生き甲斐 男はどんな醜男でも 可愛いとこが あるものさ 愛する男の 両手に抱かれて 夢みる恋が 生き甲斐 | 石川さゆり | なかにし礼 | なかにし礼 | | 船が港に 着いた夜は 街に立つ女には 書き入れ時なの ミンクを襟に ふわりと巻いて タバコ持つ指先で 男を誘う そこの小粋な マドロスさんよ 遊びませんか 私と 一晩寝ると すぐに男に 惚れる癖 悪い癖 台詞(セリフ)はひとつ…… 「商売やめた」 男はどんな醜男でも 可愛いとこが あるものさ 愛する男の 両手に抱かれて 夢みる恋が 生き甲斐 お茶も食事も ベッドへ運び 愛し合う私たち 小鳥のようなの 外が天気か 雨降りなのか 鎧戸は閉めたまま 分かりはしない あんたみたいな 人は初めて 私を連れて逃げてよ 後でたっぷり 傷つくくせに 愛したら ひとすじよ 台詞(セリフ)はひとつ…… 「商売やめた」 男はみんな船乗りさ 女はしょせん港街 男は出て行く そのまま帰らぬ 背中をいくつ見たやら 波止場暮らしで いつのまにやら 皺もふえ 髪も抜け 五十歳(ゴジュウ)は過ぎたわ 壁のように お白粉塗って 手袋をはめた手で 男を誘う そこの小粋な マドロスさんよ 遊びませんか 私と ひと晩寝ると すぐに男に 惚れる癖 直らない 台詞(セリフ)はひとつ…… 「商売やめた」 男はどんな醜男でも 可愛いとこが あるものさ 愛する男の 両手に抱かれて 夢みる恋が 生き甲斐 男はどんな醜男でも 可愛いとこが あるものさ 愛する男の 両手に抱かれて 夢みる恋が 生き甲斐 |
石狩挽歌海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ 雪に埋(う)もれた 番屋(ばんや)の隅(すみ)で わたしゃ夜通し 飯(めし)を炊(た)く あれからニシンは どこへ行ったやら 破(やぶ)れた網(あみ)は 問(と)い刺(さ)し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロー 沖を通るは 笠戸丸(かさとまる) わたしゃ涙で ニシン曇(ぐも)りの 空を見る 燃えろ篝火(かがりび) 朝里(あさり)の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソーラン節に 頬(ほほ)そめながら わたしゃ大漁の 網(あみ)を曳(ひ)く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬(みさき)の ニシン御殿(ごてん)も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロー かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る | 石川さゆり | なかにし礼 | 浜圭介 | | 海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ 雪に埋(う)もれた 番屋(ばんや)の隅(すみ)で わたしゃ夜通し 飯(めし)を炊(た)く あれからニシンは どこへ行ったやら 破(やぶ)れた網(あみ)は 問(と)い刺(さ)し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロー 沖を通るは 笠戸丸(かさとまる) わたしゃ涙で ニシン曇(ぐも)りの 空を見る 燃えろ篝火(かがりび) 朝里(あさり)の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソーラン節に 頬(ほほ)そめながら わたしゃ大漁の 網(あみ)を曳(ひ)く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬(みさき)の ニシン御殿(ごてん)も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロー かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る |
さがり花幾重(いくえ)にも着重(きかさ)ねて 色づく夏に 嵐に散る花の 今宵のしどけなさ 歌うは海猫か 波の霧笛(むてき)か 何処(いづこ)へ流れ着く 月夜のさがり花 どうせいつものように 夜明けを前に ひとり枝を離れて 涙に濡れるだけ 笑うは月桃(げっとう)か テッポウ百合(ゆり)か 水面に咲く花火 一夜(ひとよ)のさがり花 歌うは夏至南風(カーチベー)か 海人(あま)の小舟(おぶね)か 銀河を流れゆく 一夜のさがり花 何処へ流れ着く 一夜のさがり花 | 石川さゆり | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 福井峻 | 幾重(いくえ)にも着重(きかさ)ねて 色づく夏に 嵐に散る花の 今宵のしどけなさ 歌うは海猫か 波の霧笛(むてき)か 何処(いづこ)へ流れ着く 月夜のさがり花 どうせいつものように 夜明けを前に ひとり枝を離れて 涙に濡れるだけ 笑うは月桃(げっとう)か テッポウ百合(ゆり)か 水面に咲く花火 一夜(ひとよ)のさがり花 歌うは夏至南風(カーチベー)か 海人(あま)の小舟(おぶね)か 銀河を流れゆく 一夜のさがり花 何処へ流れ着く 一夜のさがり花 |
生まれ変わるよりもたどり着けば そこは いつか来た道 同じ雨に打たれて 同じ石につまずく 転がることに 疲れたけれど 夢見た場所は ここじゃないはず 生まれ変わるよりも 生まれなおしたい 汗を拭って 雲を見上げて 風を引き連れて 今を嘆くよりも 明日を歌いたい 虹が出たなら この人生も七色に染まる 愛し合えば そこは いつか来た道 同じ夢にときめき 同じ嘘につまずく 信じることに 疲れたけれど これで最後なら 騙されていたい 生まれ変わるよりも 生まれなおしたい 土を払って 空を見上げて 川を遡る 過去を悔やむよりも 明日を探したい 雨が止んだら 今来た道を歩き出すだけ 生まれ変わるよりも 生まれなおしたい 汗を拭って 雲を見上げて 風を引き連れて 今を嘆くよりも 明日を歌いたい 虹が出たなら この人生も七色に染まる | 石川さゆり | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 福井峻 | たどり着けば そこは いつか来た道 同じ雨に打たれて 同じ石につまずく 転がることに 疲れたけれど 夢見た場所は ここじゃないはず 生まれ変わるよりも 生まれなおしたい 汗を拭って 雲を見上げて 風を引き連れて 今を嘆くよりも 明日を歌いたい 虹が出たなら この人生も七色に染まる 愛し合えば そこは いつか来た道 同じ夢にときめき 同じ嘘につまずく 信じることに 疲れたけれど これで最後なら 騙されていたい 生まれ変わるよりも 生まれなおしたい 土を払って 空を見上げて 川を遡る 過去を悔やむよりも 明日を探したい 雨が止んだら 今来た道を歩き出すだけ 生まれ変わるよりも 生まれなおしたい 汗を拭って 雲を見上げて 風を引き連れて 今を嘆くよりも 明日を歌いたい 虹が出たなら この人生も七色に染まる |
少女糸のほつれた人形や 色とりどりのガラス玉 畳の上に並べては ひとり遊びする幼い子 わたしの胸の奥の奥 いつも住んでるその少女 時の流れに色あせず 風の寒さにも凍えずに 悲しみに心が つぶれそうな時 泣かないで ここにいるよと あの子の声がする 無邪気な指で縁側の 雀を差して笑ってる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに 女の人の心には ひとりの少女が住んでいる どんな暮らしをしていても 疲れ果てて 夜に沈んでも 命もいらないと 思いつめた時 陽だまりにとろけるように あの子があくびする 両手で猫を抱きしめて 空ゆく雲に見とれてる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに だからわたしは 大丈夫 生きてゆける 大丈夫 | 石川さゆり | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | 糸のほつれた人形や 色とりどりのガラス玉 畳の上に並べては ひとり遊びする幼い子 わたしの胸の奥の奥 いつも住んでるその少女 時の流れに色あせず 風の寒さにも凍えずに 悲しみに心が つぶれそうな時 泣かないで ここにいるよと あの子の声がする 無邪気な指で縁側の 雀を差して笑ってる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに 女の人の心には ひとりの少女が住んでいる どんな暮らしをしていても 疲れ果てて 夜に沈んでも 命もいらないと 思いつめた時 陽だまりにとろけるように あの子があくびする 両手で猫を抱きしめて 空ゆく雲に見とれてる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに だからわたしは 大丈夫 生きてゆける 大丈夫 |
花火夏の終わりの花火 遠い昔を思い出す 街の外れで二人で見たね 兄貴みたいな幼なじみ あれからあなたは何処に行き どんな風に過ごしたの 生きていれば いつか会える でも会えないね 夏の花火 浴衣 金魚 好きで 好きで 泣いた夜 夏が終われば二人 遠い所に離れるね ちっちゃな頃から二人でいつも 花火見たよね手をつないで あれからあなたは何処にいる 世間とぶつかりながら 生きているよ 私ここに でも届かない 夏の花火 ふわり 蛍 好きと 言えず 泣いた夜 生きていると 言って欲しい そうこの場所で 夏の花火 頬が 光る 好きで 好きで 泣いた夜 | 石川さゆり | 山崎ハコ | 山崎ハコ | 安田裕美 | 夏の終わりの花火 遠い昔を思い出す 街の外れで二人で見たね 兄貴みたいな幼なじみ あれからあなたは何処に行き どんな風に過ごしたの 生きていれば いつか会える でも会えないね 夏の花火 浴衣 金魚 好きで 好きで 泣いた夜 夏が終われば二人 遠い所に離れるね ちっちゃな頃から二人でいつも 花火見たよね手をつないで あれからあなたは何処にいる 世間とぶつかりながら 生きているよ 私ここに でも届かない 夏の花火 ふわり 蛍 好きと 言えず 泣いた夜 生きていると 言って欲しい そうこの場所で 夏の花火 頬が 光る 好きで 好きで 泣いた夜 |
石巻復興節若さあふれる元気者 仮設団地の見守り隊 ひとりでいないで集うこと やっぺす石巻 ここにあり 仮設団地に集まれば 初めまして今日からは ここから皆で声合わせ やっぺす石巻 始めましょ みんなで作ったこの歌を みんなで楽しく歌いましょう 楽しく歌えば元気だよ やっぺす石巻 ここにあり ばあちゃん淋しくないですか じいちゃん酒を飲みますか 手拍子合わせて声出せば やっぺす石巻 大漁節 屋根に落ちる雨音も イッペ コッペあるさと聞こえます ぐちもあるけど負けないぞ やっぺす石巻 ここにあり となりと となりと そのとなり 夕げの匂いも流れます おひとついかがと声かけりゃ 今夜は一品ごちそうだ! 生かされている喜びを 笑顔に変えてこんにちは 心が広がり友の手を とれば幸せ ここにあり ここは故郷 石巻 日本のどこより青い海 おっかねごどねとへたばらず 今こそがんばっちゃ 石巻 日和大橋 行き交う人々 風の吹く先 港へと 風見鶏がささやいた やっぺす今日も 元気でと 日和山から見下ろせば 空のみんなと見下ろせば 津波押し寄せ 悲しめば やっぺす石巻 がんばっちゃ おだずなよ 負けでらいね 天災だからとへたばらず 遊びにおいでよ石巻 希望の光とともにあれ 渡り鳥さえ一羽じゃないよ これが俺(おい)らの心の支え ボランティアさんありがとう やっぺす石巻 取り戻そう 万石浦の潮の香り ほっとするのは皆同じ 風は冷たい 人はあたたかい やっぺす石巻 ここにあり いつか笑えるその日まで ゆっくりゆっくり歩いてゆこう 渡波 サンファン 雲雀野の海 やっぺす石巻 ここにあり 宮城 三陸 金華山 親潮 黒潮 ぶつかるところ 日本一の大漁昇る やっぺす石巻 港町 負けるもんかの合い言葉 老いも若きも こころはひとつ 集いて笑顔を作り出す やっぺす石巻 ここにあり 負けるもんかのすぐそばに 友の絆が生まれます 笑顔で話す 被災にも やっぺす石巻 がんばっちゃ 痛み悲しみわけあって 嬉び皆で倍にして ここが自慢のふるさとだ やっぺす石巻 明日がある やっぺす石巻 ここにあり! | 石川さゆり | 石巻のみなさん・岸田繁・Sayuri | 岸田繁 | 佐野博美 | 若さあふれる元気者 仮設団地の見守り隊 ひとりでいないで集うこと やっぺす石巻 ここにあり 仮設団地に集まれば 初めまして今日からは ここから皆で声合わせ やっぺす石巻 始めましょ みんなで作ったこの歌を みんなで楽しく歌いましょう 楽しく歌えば元気だよ やっぺす石巻 ここにあり ばあちゃん淋しくないですか じいちゃん酒を飲みますか 手拍子合わせて声出せば やっぺす石巻 大漁節 屋根に落ちる雨音も イッペ コッペあるさと聞こえます ぐちもあるけど負けないぞ やっぺす石巻 ここにあり となりと となりと そのとなり 夕げの匂いも流れます おひとついかがと声かけりゃ 今夜は一品ごちそうだ! 生かされている喜びを 笑顔に変えてこんにちは 心が広がり友の手を とれば幸せ ここにあり ここは故郷 石巻 日本のどこより青い海 おっかねごどねとへたばらず 今こそがんばっちゃ 石巻 日和大橋 行き交う人々 風の吹く先 港へと 風見鶏がささやいた やっぺす今日も 元気でと 日和山から見下ろせば 空のみんなと見下ろせば 津波押し寄せ 悲しめば やっぺす石巻 がんばっちゃ おだずなよ 負けでらいね 天災だからとへたばらず 遊びにおいでよ石巻 希望の光とともにあれ 渡り鳥さえ一羽じゃないよ これが俺(おい)らの心の支え ボランティアさんありがとう やっぺす石巻 取り戻そう 万石浦の潮の香り ほっとするのは皆同じ 風は冷たい 人はあたたかい やっぺす石巻 ここにあり いつか笑えるその日まで ゆっくりゆっくり歩いてゆこう 渡波 サンファン 雲雀野の海 やっぺす石巻 ここにあり 宮城 三陸 金華山 親潮 黒潮 ぶつかるところ 日本一の大漁昇る やっぺす石巻 港町 負けるもんかの合い言葉 老いも若きも こころはひとつ 集いて笑顔を作り出す やっぺす石巻 ここにあり 負けるもんかのすぐそばに 友の絆が生まれます 笑顔で話す 被災にも やっぺす石巻 がんばっちゃ 痛み悲しみわけあって 嬉び皆で倍にして ここが自慢のふるさとだ やっぺす石巻 明日がある やっぺす石巻 ここにあり! |
花は咲く真っ白な 雪道に 春風香る わたしは なつかしい あの街を 思い出す 叶えたい 夢もあった 変わりたい 自分もいた 今はただ なつかしい あの人を 思い出す 誰かの歌が聞こえる 誰かを励ましてる 誰かの笑顔が見える 悲しみの向こう側に 花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう 夜空の 向こうの 朝の気配に わたしは なつかしい あの日々を 思い出す 傷ついて 傷つけて 報われず 泣いたりして 今はただ 愛おしい あの人を 思い出す 誰かの想いが見える 誰かと結ばれてる 誰かの未来が見える 悲しみの向こう側に 花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう 花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く いつか恋する君のために いつか恋する君のために | 石川さゆり | 岩井俊二 | 菅野よう子 | 未知瑠 | 真っ白な 雪道に 春風香る わたしは なつかしい あの街を 思い出す 叶えたい 夢もあった 変わりたい 自分もいた 今はただ なつかしい あの人を 思い出す 誰かの歌が聞こえる 誰かを励ましてる 誰かの笑顔が見える 悲しみの向こう側に 花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう 夜空の 向こうの 朝の気配に わたしは なつかしい あの日々を 思い出す 傷ついて 傷つけて 報われず 泣いたりして 今はただ 愛おしい あの人を 思い出す 誰かの想いが見える 誰かと結ばれてる 誰かの未来が見える 悲しみの向こう側に 花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう 花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く いつか恋する君のために いつか恋する君のために |
あふれる涙空見上げ 歩いたら涙 頬をつたってる あなたには境界線なぜか 越えて行けたの 風の向こうで 懐かしい声 呼ばれた様な気がしたの ah 逢いたいあなたに 逢えなくなって 声が聴きたくなって いつのまにか あふれる涙 遠くの空で 月が滲む 星の数 いつまでも数え あなたを待ったの いつまでも いつだってそばに いるはずだった もう逢えないの わかっていたら ありがとうって言いたかった ah 小さな声で 名前を呼んだ あの日繋いだ手と手 離さないで あふれる涙 遠くの空で 月が滲む ah 逢いたいあなたに 逢えなくなって 声が聴きたくなって いつのまにか あふれる涙 遠くの空で 月が滲む | 石川さゆり | 上田健司・Sayuri | 奥田民生 | 芳野藤丸 | 空見上げ 歩いたら涙 頬をつたってる あなたには境界線なぜか 越えて行けたの 風の向こうで 懐かしい声 呼ばれた様な気がしたの ah 逢いたいあなたに 逢えなくなって 声が聴きたくなって いつのまにか あふれる涙 遠くの空で 月が滲む 星の数 いつまでも数え あなたを待ったの いつまでも いつだってそばに いるはずだった もう逢えないの わかっていたら ありがとうって言いたかった ah 小さな声で 名前を呼んだ あの日繋いだ手と手 離さないで あふれる涙 遠くの空で 月が滲む ah 逢いたいあなたに 逢えなくなって 声が聴きたくなって いつのまにか あふれる涙 遠くの空で 月が滲む |
山査子思い出の 故郷は 風に運ばれてく花びらの 恋心 巡る季節 窓辺に咲く花は 白い色 時は流れ いくつもの 出会い そして別離 繰り返し 花は咲く 夢を彩る 窓辺に咲く花は 白い色 いつのまにか 雨は止んで 遠くの空まで見える 咲く花も 散る夢も 同じ朝を迎えて 山査子の花のいろ 窓辺に咲く花は 白い色 思い出の故郷の 風に運ばれてく 白い花 窓辺に咲く花は 白い色 | 石川さゆり | 岸田繁 | 岸田繁 | 田代耕一郎 | 思い出の 故郷は 風に運ばれてく花びらの 恋心 巡る季節 窓辺に咲く花は 白い色 時は流れ いくつもの 出会い そして別離 繰り返し 花は咲く 夢を彩る 窓辺に咲く花は 白い色 いつのまにか 雨は止んで 遠くの空まで見える 咲く花も 散る夢も 同じ朝を迎えて 山査子の花のいろ 窓辺に咲く花は 白い色 思い出の故郷の 風に運ばれてく 白い花 窓辺に咲く花は 白い色 |
愛がいちばんなんじゃもんじゃの 弱虫キノコ こころの日蔭に すぐはえる レシピはいらない 愛がいちばん そばにいてあげる ドロンパ ドロンパ ニンニンニンニン 痛いの 痛いの とんでゆけ 天に手裏剣 地面にゃ炎 人生涙の てんこ盛り 汗かきベソかき 道もひらける いいことがあるさ ドロンパ ドロンパ ニンニンニンニン かゆいの かゆいの とんでゆけ 時代おくれと 笑われたって のんびりゆこうよ 4ビート ギザギザハートに 空の浮雲 春風をあげる ドロンパ ドロンパ ニンニンニンニン 辛いの 辛いの とんでゆけ | 石川さゆり | 吉岡治 | 杉本眞人 | 船山基紀 | なんじゃもんじゃの 弱虫キノコ こころの日蔭に すぐはえる レシピはいらない 愛がいちばん そばにいてあげる ドロンパ ドロンパ ニンニンニンニン 痛いの 痛いの とんでゆけ 天に手裏剣 地面にゃ炎 人生涙の てんこ盛り 汗かきベソかき 道もひらける いいことがあるさ ドロンパ ドロンパ ニンニンニンニン かゆいの かゆいの とんでゆけ 時代おくれと 笑われたって のんびりゆこうよ 4ビート ギザギザハートに 空の浮雲 春風をあげる ドロンパ ドロンパ ニンニンニンニン 辛いの 辛いの とんでゆけ |
憂忌世ぶし咲くも花なら 散るのも花よ 散った私が 馬鹿みただけで 涙ながした 十五の春の キラリ光った 遠賀川 家出したのが そのすぐ後で 別に当てなど さらさらないが どうせ貧乏で おやじは酒乱 母が泣くのが 可哀相 はじめ中州で 茶店に勤め 金につられて キャバレー勤め あれはヤクザと わかって惚れて いつか売られて 汚されて いいさ酒場の 酔いどれ草に かけてくれるな なまじの情け つくり話と きちがい水に 逃げてすがって 生きてゆく その後はなしを 聞きたい方は 去年ムショから でてきたはずの 東京町田市 中村チヨが 一部始終を 聞かせましょう 一部始終を 聞かせましょう 涙流した 他人の不幸 酒の肴に 聞かせましょう 優しい言葉を 信じたことが 事の始まり 身の終わり 恨みつらみは 夢路の後よ 惚れた女が 馬鹿をみた キラリ光った 刃物の先に 愛しいまことを 探してた 愛しいまことを 探してた | 石川さゆり | 吉岡治 | 岡林信康 | 川村栄二 | 咲くも花なら 散るのも花よ 散った私が 馬鹿みただけで 涙ながした 十五の春の キラリ光った 遠賀川 家出したのが そのすぐ後で 別に当てなど さらさらないが どうせ貧乏で おやじは酒乱 母が泣くのが 可哀相 はじめ中州で 茶店に勤め 金につられて キャバレー勤め あれはヤクザと わかって惚れて いつか売られて 汚されて いいさ酒場の 酔いどれ草に かけてくれるな なまじの情け つくり話と きちがい水に 逃げてすがって 生きてゆく その後はなしを 聞きたい方は 去年ムショから でてきたはずの 東京町田市 中村チヨが 一部始終を 聞かせましょう 一部始終を 聞かせましょう 涙流した 他人の不幸 酒の肴に 聞かせましょう 優しい言葉を 信じたことが 事の始まり 身の終わり 恨みつらみは 夢路の後よ 惚れた女が 馬鹿をみた キラリ光った 刃物の先に 愛しいまことを 探してた 愛しいまことを 探してた |