走馬灯やさしい言葉の 数よりも 恋しいあなたの 腕まくら 屋形船さえ 肩寄せて 向こう岸まで 旅をする 隅田 駒形 走馬灯 千代紙細工の ほおづきを 飾った夜店の 路地伝い 古い映画を みるようで 何故か心が 辛くなる 吾妻 浅草 走馬灯 夢路の女に 似てるねと 口ぐせみたいに 云うあなた そんな昔も あったけど うしろ髪ひく 夢のあと 築地 千束 走馬灯 | 伍代夏子 | たきのえいじ | 緑一二三 | | やさしい言葉の 数よりも 恋しいあなたの 腕まくら 屋形船さえ 肩寄せて 向こう岸まで 旅をする 隅田 駒形 走馬灯 千代紙細工の ほおづきを 飾った夜店の 路地伝い 古い映画を みるようで 何故か心が 辛くなる 吾妻 浅草 走馬灯 夢路の女に 似てるねと 口ぐせみたいに 云うあなた そんな昔も あったけど うしろ髪ひく 夢のあと 築地 千束 走馬灯 |
月の宿月を映した 湯舟に浸り 洗い流そか 未練の涙 肩に舞い散る 花びらみたい 燃えて尽きれば よかったわ 愛し足りない 悔しさよ しんしん 深山の 月の宿 風の音にも ふと振り返り 窓にあなたの 面影さがす おんな心の 弱さでしょうか 夜の寒さに すすきさえ 泣いているよな 信濃路の しんしん 更けゆく 月の宿 別れようかと 言われる前に つらい旅立ち 選んだ私 二度とあなたに 帰れはしない すがる明日は 来るかしら お酒飲むほど この胸に しんしん 沁みます 月の宿 | 伍代夏子 | 竹田賢 | 竹田賢 | | 月を映した 湯舟に浸り 洗い流そか 未練の涙 肩に舞い散る 花びらみたい 燃えて尽きれば よかったわ 愛し足りない 悔しさよ しんしん 深山の 月の宿 風の音にも ふと振り返り 窓にあなたの 面影さがす おんな心の 弱さでしょうか 夜の寒さに すすきさえ 泣いているよな 信濃路の しんしん 更けゆく 月の宿 別れようかと 言われる前に つらい旅立ち 選んだ私 二度とあなたに 帰れはしない すがる明日は 来るかしら お酒飲むほど この胸に しんしん 沁みます 月の宿 |
雨のめぐり逢い雨がとりもつ 縁かしら それとも誰かの いたずらか 皮肉なものね 運命は 忘れた頃に めぐり逢う ちょっとだけ雨やどり 昔の人と あなたは子どもの手をひいて ちょっとだけときめいて 別れた人と 思い出たぐる 雨のめぐり逢い とても平凡 主婦してる どこにもあるよな 家庭です 倖せそうに 微笑んで 愚かなウソに 傷ついて ちょっとだけ雨やどり 昔の人に 今でも独りと 言えないわ ちょっとだけ振りむいて 別れた人に 心を濡らす 雨のめぐり逢い ちょっとだけ雨やどり 昔の人と あなたは子どもの手をひいて ちょっとだけときめいて 別れた人と 思い出たぐる 雨のめぐり逢い | 伍代夏子 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 雨がとりもつ 縁かしら それとも誰かの いたずらか 皮肉なものね 運命は 忘れた頃に めぐり逢う ちょっとだけ雨やどり 昔の人と あなたは子どもの手をひいて ちょっとだけときめいて 別れた人と 思い出たぐる 雨のめぐり逢い とても平凡 主婦してる どこにもあるよな 家庭です 倖せそうに 微笑んで 愚かなウソに 傷ついて ちょっとだけ雨やどり 昔の人に 今でも独りと 言えないわ ちょっとだけ振りむいて 別れた人に 心を濡らす 雨のめぐり逢い ちょっとだけ雨やどり 昔の人と あなたは子どもの手をひいて ちょっとだけときめいて 別れた人と 思い出たぐる 雨のめぐり逢い |
都忘れ秘めやかに 密やかに 通う小径に 咲く花は 夕暮れに 匂い立つ 都忘れに よく似てる 慣れない土地での戯れですか 淋しさまぎらすためですか 週末ごとに 掛けてる電話 あなたの声が 和(なご)んでる 私の知らない顔ですね 染み染み優しい声ですね いつの日か 帰ってく あなたの家の 庭先きに 紫の鉢植えの 都忘れが 見えるよう 私を抱くのは慰めですか 孤独を埋(うず)めるだけですか 子供の写真 隠れて見てる あなたの瞳 愛(いと)しそう 終わりが決まった恋ですね 世間によくあることですね 出逢いはひとつの偶然ですか 縁(えにし)を感じはしませんか 何かの時の連絡先が 暦の隅に書かれてる 泡沫(うたかた)みたいな日々ですね 束の間 見ている夢ですね | 伍代夏子 | 阿木燿子 | 平尾昌晃 | | 秘めやかに 密やかに 通う小径に 咲く花は 夕暮れに 匂い立つ 都忘れに よく似てる 慣れない土地での戯れですか 淋しさまぎらすためですか 週末ごとに 掛けてる電話 あなたの声が 和(なご)んでる 私の知らない顔ですね 染み染み優しい声ですね いつの日か 帰ってく あなたの家の 庭先きに 紫の鉢植えの 都忘れが 見えるよう 私を抱くのは慰めですか 孤独を埋(うず)めるだけですか 子供の写真 隠れて見てる あなたの瞳 愛(いと)しそう 終わりが決まった恋ですね 世間によくあることですね 出逢いはひとつの偶然ですか 縁(えにし)を感じはしませんか 何かの時の連絡先が 暦の隅に書かれてる 泡沫(うたかた)みたいな日々ですね 束の間 見ている夢ですね |
大阪らぶそんぐ人がら実ちょく 初婚というし ミナミに住まいと 店舗があるし 仲人口と 承知のうえで そこまでいわれりゃ 心が弾む 幸せ ハネムーン らぶそんぐ ふたりで見上げる 虹の橋 あたし夢見て 嫁いだ先は ミナミの外れの たこ焼や あゝ泣いたらあかん 泣いたらあかん この場で引いたら 女がすたる しゃァないわ しゃァないわ 喧嘩をするたび チラシで折った 鶴なら売るほど ありまんねん 育った子どもが お金を集め 海外旅行の ご褒美くれた 夫婦になって まる五十年 下げない目尻を あんたも下げた 幸せ キンコーン らぶそんぐ ふたりで眺める 青い海 あんたつねって あなたの頬っぺ 夢ならそのまま 放(ほか)しとこ あゝ泣いたらあかん 泣いたらあかん この先一生 お願いします しゃァないわ しゃァないわ ハワイのホテルで 金婚式を 揃いのアロハで やりまんねん あゝ泣いたらあかん 泣いたらあかん この先一生 お願いします ええじゃないか ええじゃないか ハワイのホテルで 金婚式を 揃いのアロハで やりまんねん | 伍代夏子 | 吉岡治 | 杉本眞人 | | 人がら実ちょく 初婚というし ミナミに住まいと 店舗があるし 仲人口と 承知のうえで そこまでいわれりゃ 心が弾む 幸せ ハネムーン らぶそんぐ ふたりで見上げる 虹の橋 あたし夢見て 嫁いだ先は ミナミの外れの たこ焼や あゝ泣いたらあかん 泣いたらあかん この場で引いたら 女がすたる しゃァないわ しゃァないわ 喧嘩をするたび チラシで折った 鶴なら売るほど ありまんねん 育った子どもが お金を集め 海外旅行の ご褒美くれた 夫婦になって まる五十年 下げない目尻を あんたも下げた 幸せ キンコーン らぶそんぐ ふたりで眺める 青い海 あんたつねって あなたの頬っぺ 夢ならそのまま 放(ほか)しとこ あゝ泣いたらあかん 泣いたらあかん この先一生 お願いします しゃァないわ しゃァないわ ハワイのホテルで 金婚式を 揃いのアロハで やりまんねん あゝ泣いたらあかん 泣いたらあかん この先一生 お願いします ええじゃないか ええじゃないか ハワイのホテルで 金婚式を 揃いのアロハで やりまんねん |
忍ぶ雨(セリフ入り)人目にふれる 花よりも 影で寄りそう 花がいい めぐり逢わせの ふしあわせ なぜに 私についてくる 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 (世渡り下手な私だけれど くやんでなんかいません あの花だって雨に打たれながら 咲く時をじっと待ってる… こんな私でよっかた いつまでもそばにおいてください。) あなたを真似て 飲むお酒 胸の芯まで しみてくる 雨のすだれの 向こうには きっと ふたりの明日がある さみだれ 浮き草 忍ぶ雨 (両手広げたあなたの胸が 私の暮らす場所… 夢の灯りが点る場所… こんなにしあわせなのに 泣くなんておかしいわねぇ…) うわべで飾る しあわせは しょせん ふたりの身につかぬ 女ざかりの 短さを あなた その手で抱きしめて 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 | 伍代夏子 | たきのえいじ | 市川昭介 | | 人目にふれる 花よりも 影で寄りそう 花がいい めぐり逢わせの ふしあわせ なぜに 私についてくる 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 (世渡り下手な私だけれど くやんでなんかいません あの花だって雨に打たれながら 咲く時をじっと待ってる… こんな私でよっかた いつまでもそばにおいてください。) あなたを真似て 飲むお酒 胸の芯まで しみてくる 雨のすだれの 向こうには きっと ふたりの明日がある さみだれ 浮き草 忍ぶ雨 (両手広げたあなたの胸が 私の暮らす場所… 夢の灯りが点る場所… こんなにしあわせなのに 泣くなんておかしいわねぇ…) うわべで飾る しあわせは しょせん ふたりの身につかぬ 女ざかりの 短さを あなた その手で抱きしめて 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 |
ガス燈銀杏(いちょう)の並木に 傘の花が咲く それぞれの人生 ちりばめながら 夢の続き捜しても あなたはもういない 幕を降ろして消えてゆく 雨の交差点 ガス燈の灯りが この胸にしみる 別れの主役に させた憎い人 行き先も告げずに 置いてきぼりね 胸に飾る宝石も ほのかな香水も 今はなんにも欲しくない つのる恋心 ガス燈の灯りが おもいでを照らす ビードロみたいね かりそめの恋は 足音も立てずに 横切るばかり 琥珀色(こはくいろ)の酒に酔い 歌った流行歌(はやりうた) そんなあなたのあの声が 耳につきささる ガス燈の灯りが 霧雨に煙る | 伍代夏子 | たきのえいじ | 市川昭介 | 池多孝春 | 銀杏(いちょう)の並木に 傘の花が咲く それぞれの人生 ちりばめながら 夢の続き捜しても あなたはもういない 幕を降ろして消えてゆく 雨の交差点 ガス燈の灯りが この胸にしみる 別れの主役に させた憎い人 行き先も告げずに 置いてきぼりね 胸に飾る宝石も ほのかな香水も 今はなんにも欲しくない つのる恋心 ガス燈の灯りが おもいでを照らす ビードロみたいね かりそめの恋は 足音も立てずに 横切るばかり 琥珀色(こはくいろ)の酒に酔い 歌った流行歌(はやりうた) そんなあなたのあの声が 耳につきささる ガス燈の灯りが 霧雨に煙る |
憂愁平野遠く野末に 夜汽車のあかり 闇に流れて 溶けてゆく 思い出だけの 蛍火を 抱いて宛ない おんなの旅は 夜が夜が 淋しすぎます 憂愁(ゆうしゅう)平野 恋のぬけ殻 湯舟に沈め 寒い心を あたためる ひと冬きりの 薄氷 しのぎ切れない おんなの宿は じんとじんと 酒が沁みます 憂愁(ゆうしゅう)平野 春のレールを 辿ってゆけば いつか涙も 花になる 抱かれたことが 夢ならば 夢に逢いたい おんなの旅路 雪が雪が 空に連れ舞う 憂愁(ゆうしゅう)平野 | 伍代夏子 | 吉岡治 | 弦哲也 | 馬場良 | 遠く野末に 夜汽車のあかり 闇に流れて 溶けてゆく 思い出だけの 蛍火を 抱いて宛ない おんなの旅は 夜が夜が 淋しすぎます 憂愁(ゆうしゅう)平野 恋のぬけ殻 湯舟に沈め 寒い心を あたためる ひと冬きりの 薄氷 しのぎ切れない おんなの宿は じんとじんと 酒が沁みます 憂愁(ゆうしゅう)平野 春のレールを 辿ってゆけば いつか涙も 花になる 抱かれたことが 夢ならば 夢に逢いたい おんなの旅路 雪が雪が 空に連れ舞う 憂愁(ゆうしゅう)平野 |
裏町酒場雨にぬれてる 赤い灯が 俺にゃ似合いの 裏町酒場 泣いているのか あの唄も 酔えばおまえの 声になる よせよいまさら あゝひとり酒 肩を並べて 飲む夜が 俺とおまえの 幸せだった 夢を落した 盃を そっと笑って 飲んでいた 思い出すのさ あゝひとり酒 いつかおまえと みちづれに 俺はなろうと 思ったものを 箸(はし)の袋に 別れ文字 書いて残して どこ行った 馬鹿な奴だよ あゝひとり酒 | 伍代夏子 | さいとう大三 | 竜鉄也 | | 雨にぬれてる 赤い灯が 俺にゃ似合いの 裏町酒場 泣いているのか あの唄も 酔えばおまえの 声になる よせよいまさら あゝひとり酒 肩を並べて 飲む夜が 俺とおまえの 幸せだった 夢を落した 盃を そっと笑って 飲んでいた 思い出すのさ あゝひとり酒 いつかおまえと みちづれに 俺はなろうと 思ったものを 箸(はし)の袋に 別れ文字 書いて残して どこ行った 馬鹿な奴だよ あゝひとり酒 |
夢待ち港汽笛がひとつ 鳴るたびに お酒注(つ)ぎ足す 雪が降る いい人だったね 今度の人は それでもどこかへ 消えちゃった 北の酒場は 夢待ち港 問い刺し網に 問うてみりゃ 馬鹿にばっかり 惚れてるね 度胸に惚れたり 見掛けに惚れて 小魚みたいに 捨てられて 凍る漁火 夢待ち港 おんなのひとり 幸せに 出来ぬ男が 情けない 荒波ばかりが 勝負じゃないよ おんなのまごころ 仕留めておくれ きっと来る春 夢待ち港 | 伍代夏子 | 喜多條忠 | 船村徹 | 蔦将包 | 汽笛がひとつ 鳴るたびに お酒注(つ)ぎ足す 雪が降る いい人だったね 今度の人は それでもどこかへ 消えちゃった 北の酒場は 夢待ち港 問い刺し網に 問うてみりゃ 馬鹿にばっかり 惚れてるね 度胸に惚れたり 見掛けに惚れて 小魚みたいに 捨てられて 凍る漁火 夢待ち港 おんなのひとり 幸せに 出来ぬ男が 情けない 荒波ばかりが 勝負じゃないよ おんなのまごころ 仕留めておくれ きっと来る春 夢待ち港 |
夢しぐれ春がくるのを 待ちきれず 咲いて悲しい 沈丁花 つかず離れず あなたのそばで 肩に甘える 洗い髪 風にこぼれる 夢しぐれ にごり水さえ 七色に 街の灯りに 染まる頃 めぬき通りの人ごみさけて 交わすお酒の ほろ苦さ 命通わす 夢しぐれ 野暮な人ほど お人好し いつもしあわせ 遠まわり 明日の行方を 手さぐりながら 肌を重ねる 夜更け頃 腕を枕に 夢しぐれ | 伍代夏子 | たきのえいじ | 市川昭介 | | 春がくるのを 待ちきれず 咲いて悲しい 沈丁花 つかず離れず あなたのそばで 肩に甘える 洗い髪 風にこぼれる 夢しぐれ にごり水さえ 七色に 街の灯りに 染まる頃 めぬき通りの人ごみさけて 交わすお酒の ほろ苦さ 命通わす 夢しぐれ 野暮な人ほど お人好し いつもしあわせ 遠まわり 明日の行方を 手さぐりながら 肌を重ねる 夜更け頃 腕を枕に 夢しぐれ |
愛の橋あの町を 捨てたから もう戻れない ふたりです 世間の人には 見えない橋を 手を取り渡る ふたりです 愛されているのが わかるから 愛しているのが 愛しているのがわかります あなたとわたしの 愛の橋 寄り添える うれしさは なぜさびしさと 裏表 露草ばかりが 見上げる橋を 夜明けに渡る ふたりです 求めあうこころが わかるから いのちのふるえが いのちのふるえがわかります あなたとわたしの 愛の橋 しあわせを 望むより まだふしあわせ 選びます あなたの炎に 巻かれて燃える 不幸をきっと 選びます 届かない人だと わかるから いとしさなおさら いとしさなおさらつのります あなたとわたしの 愛の橋 | 伍代夏子 | 喜多條忠 | 水森英夫 | 前田俊明 | あの町を 捨てたから もう戻れない ふたりです 世間の人には 見えない橋を 手を取り渡る ふたりです 愛されているのが わかるから 愛しているのが 愛しているのがわかります あなたとわたしの 愛の橋 寄り添える うれしさは なぜさびしさと 裏表 露草ばかりが 見上げる橋を 夜明けに渡る ふたりです 求めあうこころが わかるから いのちのふるえが いのちのふるえがわかります あなたとわたしの 愛の橋 しあわせを 望むより まだふしあわせ 選びます あなたの炎に 巻かれて燃える 不幸をきっと 選びます 届かない人だと わかるから いとしさなおさら いとしさなおさらつのります あなたとわたしの 愛の橋 |
ふれあい愛のささやき 聞くときの 耳が熱く 感じるの 今日もやさしく 燃やされて 甘い痛みが 走ります 二人の恋の 出逢う街 ふれあい 名城 東山 灯るネオンに こぬか雨 胸のときめき 切なさを 傘で隠して 寄りそえば 交わす瞳も うるみます 心と心 かよう街 ふれあい 納屋橋 五条橋 いくら好いても 好き足りぬ 恋は欲ばり 止まらない 腕にすがって 身をまかせ 無理を言います 甘えます 二人の恋の 濡れる街 ふれあい 若宮 広小路 | 伍代夏子 | 杉江茂貞・補作詞星野哲郎 | 弦哲也 | 丸山雅仁 | 愛のささやき 聞くときの 耳が熱く 感じるの 今日もやさしく 燃やされて 甘い痛みが 走ります 二人の恋の 出逢う街 ふれあい 名城 東山 灯るネオンに こぬか雨 胸のときめき 切なさを 傘で隠して 寄りそえば 交わす瞳も うるみます 心と心 かよう街 ふれあい 納屋橋 五条橋 いくら好いても 好き足りぬ 恋は欲ばり 止まらない 腕にすがって 身をまかせ 無理を言います 甘えます 二人の恋の 濡れる街 ふれあい 若宮 広小路 |
北の舟唄山背(やませ)が吠えて 海鳴りなけば 船は港で 待ちぼうけ やん衆かもめは 浜居酒屋で 夜毎(よごと)底なし 酒づかり いいからさ いいからさ 注がせておくれよ 私にも 一升徳利 呑み干したなら 唄ってあげよか 舟唄を 荒くれ波が 命をけずる そこがあんたの 夢舞台 辛口無口で ただうなづいて うなる雨戸を 指でさす いいからさ いいからさ その手で私を 抱きしめて すすけた柱の 暦をちぎり 待ってた分だけ 抱きしめて いいからさ いいからさ 注がせておくれよ 私にも 一升徳利 呑み干したなら 唄ってあげよか 舟唄を | 伍代夏子 | たきのえいじ | 弦哲也 | | 山背(やませ)が吠えて 海鳴りなけば 船は港で 待ちぼうけ やん衆かもめは 浜居酒屋で 夜毎(よごと)底なし 酒づかり いいからさ いいからさ 注がせておくれよ 私にも 一升徳利 呑み干したなら 唄ってあげよか 舟唄を 荒くれ波が 命をけずる そこがあんたの 夢舞台 辛口無口で ただうなづいて うなる雨戸を 指でさす いいからさ いいからさ その手で私を 抱きしめて すすけた柱の 暦をちぎり 待ってた分だけ 抱きしめて いいからさ いいからさ 注がせておくれよ 私にも 一升徳利 呑み干したなら 唄ってあげよか 舟唄を |
風待ち湊今朝はお立ちか 風待ち湊 碇を上げて 船がでる 来いというとて 行かりょうか わたし飼われた 籠の鳥 ついて行きたい ついて行けない 海のかもめの えーにくらしさ きっと来てよと 背伸びをすれば 音戸(おんど)の瀬戸に 朝日(ひ)が昇る 両親(おや)の顔さえ しらないで 夜に育った 身がつらい ついて行きたい ついて行けない しぼる涙の えー船の人 たった一夜の 添い寝が仇に 想いを切れぬ わかれ波 こんど逢えるは いつの日か 問えば千鳥が 鳴くばかり ついて行きたい ついて行けない ここは湊の えーうかれ町 | 伍代夏子 | たかたかし | 聖川湧 | | 今朝はお立ちか 風待ち湊 碇を上げて 船がでる 来いというとて 行かりょうか わたし飼われた 籠の鳥 ついて行きたい ついて行けない 海のかもめの えーにくらしさ きっと来てよと 背伸びをすれば 音戸(おんど)の瀬戸に 朝日(ひ)が昇る 両親(おや)の顔さえ しらないで 夜に育った 身がつらい ついて行きたい ついて行けない しぼる涙の えー船の人 たった一夜の 添い寝が仇に 想いを切れぬ わかれ波 こんど逢えるは いつの日か 問えば千鳥が 鳴くばかり ついて行きたい ついて行けない ここは湊の えーうかれ町 |
人生にありがとう子供の頃は 夕焼け空に 遠くの未来 見つめてた 何故に生まれて 何処へ行くのか 心にいつも 話しかけ 切なくなるほど懐かしい 時代を駆け抜けて 一人の女性にしてくれた 追憶(おもいで)はあるけれど 明日はきっと世の中で 一番近い未来だから 愛する人のその胸で 人生にありがとう 都会の空の 四角い窓は いろんな暮らし 宿すけど 穏やかならば 温かならば 家路を急ぐ 場所がある 小さな倖せそれでいい 哀しみ抱きしめて 涙を一人にさせるけど 微笑みでさよならを 明日はきっと生きてきた 初めて出逢う未来だから 愛する人のその胸で 人生にありがとう 明日はきっと世の中で 一番近い未来だから 愛する人のその胸で 人生にありがとう 人生にありがとう | 伍代夏子 | 荒木とよひさ | 羽場仁志 | 林有三 | 子供の頃は 夕焼け空に 遠くの未来 見つめてた 何故に生まれて 何処へ行くのか 心にいつも 話しかけ 切なくなるほど懐かしい 時代を駆け抜けて 一人の女性にしてくれた 追憶(おもいで)はあるけれど 明日はきっと世の中で 一番近い未来だから 愛する人のその胸で 人生にありがとう 都会の空の 四角い窓は いろんな暮らし 宿すけど 穏やかならば 温かならば 家路を急ぐ 場所がある 小さな倖せそれでいい 哀しみ抱きしめて 涙を一人にさせるけど 微笑みでさよならを 明日はきっと生きてきた 初めて出逢う未来だから 愛する人のその胸で 人生にありがとう 明日はきっと世の中で 一番近い未来だから 愛する人のその胸で 人生にありがとう 人生にありがとう |
夜明け坂凍る根雪(ねゆき)の その下で 私の倖せ 春を待つ 人を信じて 傷ついて 転(ころ)ぶ涙の 水たまり まさかまさかの 坂道登りゃ もうすぐ夜明けの 陽が昇る めぐり合わせの ふしあわせ いつでも哀しい 役まわり 笑うことさえ つらい日を つくり笑顔で 耐えてきた まさかまさかの 坂道だけど もうすぐ夜明けの 鳥が飛ぶ ままにならない この世でも 捨ててはいません 夢だけは 後ろ見ないで 歩いたら いつか出会える 倖せに まさかまさかの 坂道越えりゃ もうすぐ夜明けの 春が来る | 伍代夏子 | 下地亜記子 | 弦哲也 | | 凍る根雪(ねゆき)の その下で 私の倖せ 春を待つ 人を信じて 傷ついて 転(ころ)ぶ涙の 水たまり まさかまさかの 坂道登りゃ もうすぐ夜明けの 陽が昇る めぐり合わせの ふしあわせ いつでも哀しい 役まわり 笑うことさえ つらい日を つくり笑顔で 耐えてきた まさかまさかの 坂道だけど もうすぐ夜明けの 鳥が飛ぶ ままにならない この世でも 捨ててはいません 夢だけは 後ろ見ないで 歩いたら いつか出会える 倖せに まさかまさかの 坂道越えりゃ もうすぐ夜明けの 春が来る |
紅一輪交わす目と目の ひと目惚れ 恋の運命(さだめ)を 信じたい 惚れた男の 懐(ふところ)で 咲いて女は 女です 向い風 吹こうとも おんな一輪 あなたのそばで 咲かせたい 足手まといに なるのなら きっとこの身を 引く覚悟 惚れた男の 見る夢に 燃えて女は 女です 咲く時も 散る時も おんな一輪 あなたにあげて 悔いはない 嘘のつけない 人だから いつも苦労を 背負(せお)い込む 惚れた男の ためならば 耐えて女は 女です 口紅を 引き直し おんな一輪 笑顔でいつも 支えたい | 伍代夏子 | 麻こよみ | 水森英夫 | 南郷達也 | 交わす目と目の ひと目惚れ 恋の運命(さだめ)を 信じたい 惚れた男の 懐(ふところ)で 咲いて女は 女です 向い風 吹こうとも おんな一輪 あなたのそばで 咲かせたい 足手まといに なるのなら きっとこの身を 引く覚悟 惚れた男の 見る夢に 燃えて女は 女です 咲く時も 散る時も おんな一輪 あなたにあげて 悔いはない 嘘のつけない 人だから いつも苦労を 背負(せお)い込む 惚れた男の ためならば 耐えて女は 女です 口紅を 引き直し おんな一輪 笑顔でいつも 支えたい |
冬牡丹人という字に 連れ添った 夢という名の 儚なさを 何度も何度も 知りながら 冬の花咲いた 咲いた 咲いた心の 冬牡丹 雪になれない 風花が 心細げに 路地に舞う 泣かない泣かない 迷わない 冬の花咲いた 咲いた 紅も薄いろ 冬牡丹 ふたつ掌 重ね合う そんなぬくみが 春を呼ぶ 好きなら好きなら ひとすじに 冬の花咲いた 咲いた わたしあなたの 冬牡丹 | 伍代夏子 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 人という字に 連れ添った 夢という名の 儚なさを 何度も何度も 知りながら 冬の花咲いた 咲いた 咲いた心の 冬牡丹 雪になれない 風花が 心細げに 路地に舞う 泣かない泣かない 迷わない 冬の花咲いた 咲いた 紅も薄いろ 冬牡丹 ふたつ掌 重ね合う そんなぬくみが 春を呼ぶ 好きなら好きなら ひとすじに 冬の花咲いた 咲いた わたしあなたの 冬牡丹 |
夜桜迷い子提灯の紅あかり 浮きたつ桜に 誰を待つ ちらちらと散るでなく 花冷えしたまま咲くでなく 夜桜迷い子 闇ん中 大勢いたって 賑やかし 夜桜迷い子 逢いたいよ あんた 花の盛りのその最中(さなか) 有無をいわさず 抱きしめて 見上げればなみだ目で 淋しく傘さす おぼろ月 くらくらと酔うほどに 明日もなおさら 行き暮れる 夜桜迷い子 愚痴っぽく いまさら未練の 賑やかし 夜桜迷い子 もう一度 あんた 夢のつづきがあるのなら 桜散るまに 話してよ 夜桜迷い子 逢いたいよ あんた 花の盛りのその最中(さなか) 有無をいわさず 抱きしめて | 伍代夏子 | 吉岡治 | 竜崎孝路 | | 提灯の紅あかり 浮きたつ桜に 誰を待つ ちらちらと散るでなく 花冷えしたまま咲くでなく 夜桜迷い子 闇ん中 大勢いたって 賑やかし 夜桜迷い子 逢いたいよ あんた 花の盛りのその最中(さなか) 有無をいわさず 抱きしめて 見上げればなみだ目で 淋しく傘さす おぼろ月 くらくらと酔うほどに 明日もなおさら 行き暮れる 夜桜迷い子 愚痴っぽく いまさら未練の 賑やかし 夜桜迷い子 もう一度 あんた 夢のつづきがあるのなら 桜散るまに 話してよ 夜桜迷い子 逢いたいよ あんた 花の盛りのその最中(さなか) 有無をいわさず 抱きしめて |
はまなす酒場指をまるめて 覗いてみても 愛想なしです 男がひとり なにか喋って はまなす酒場 酔いにまかせて 抱かれたら 命まとめて 命まとめて あげるのに 逢えばせつない 逢わなきゃつらい 女盛りを さらして生きる 外は雪です はまなす酒場 いくら惚れても 妻がいる せめて注がせて せめて注がせて 罪な酒 小皿落として 小指を切って どうかしてるわ 今夜のわたし いつか花咲く はまなす酒場 燃えて添い寝の 夢ごこち 女模様の 女模様の 万華鏡 | 伍代夏子 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 指をまるめて 覗いてみても 愛想なしです 男がひとり なにか喋って はまなす酒場 酔いにまかせて 抱かれたら 命まとめて 命まとめて あげるのに 逢えばせつない 逢わなきゃつらい 女盛りを さらして生きる 外は雪です はまなす酒場 いくら惚れても 妻がいる せめて注がせて せめて注がせて 罪な酒 小皿落として 小指を切って どうかしてるわ 今夜のわたし いつか花咲く はまなす酒場 燃えて添い寝の 夢ごこち 女模様の 女模様の 万華鏡 |
九十九坂傘に隠れて ふく涙 払いきれない 未練まで 耐えるのも 追いかけるのも 恋の道とか 言うけれど 登りきりたい 登れない 女 七(なな)坂 九十九(つづら)坂 ふたり重ねた おもいでを あなたお願い 消さないで その胸が ふるさとだから 抱いてください おもいきり すがりつきたい すがれない 女 うたかた 九十九(つづら)坂 いくら手さぐり してみても 明日が見えない ひとりでは もう一度 夢の荷造り させてください 私にも 離したくない 離さない 女 うす紅 九十九(つづら)坂 | 伍代夏子 | たきのえいじ | 八木架寿人 | | 傘に隠れて ふく涙 払いきれない 未練まで 耐えるのも 追いかけるのも 恋の道とか 言うけれど 登りきりたい 登れない 女 七(なな)坂 九十九(つづら)坂 ふたり重ねた おもいでを あなたお願い 消さないで その胸が ふるさとだから 抱いてください おもいきり すがりつきたい すがれない 女 うたかた 九十九(つづら)坂 いくら手さぐり してみても 明日が見えない ひとりでは もう一度 夢の荷造り させてください 私にも 離したくない 離さない 女 うす紅 九十九(つづら)坂 |
お江戸チョイチョイ節お江戸名物 チョチョイノチョイチョイ 火事に喧嘩に 深情け もしもしそちらの お兄さん 恋のつけ火に (ああ)ご用心 表向きには チョチョイノチョイチョイ 縁もゆかりも ない他人 後からこっそり 忍び逢い そしてそれから (ああ)野暮なひと 染井吉野は 江戸前育ち 啖呵切るよに 散り急ぐ 嫌です散らしちゃ この恋は 花の盛りが (ねえ)過ぎたって 粋でいなせな 男はチョイチョイ 星の数ほど いるけれど あなたが一番 いい男 だからあげます (はい)星三つ 飲めば今夜も チョチョイノチョイチョイ 何処にいるやら うちのひと 今すぐ帰ると 言ったきり 確かあれから (あら)もう三月 おまえ百まで わしゃ九十九まで 言ってください ねえあなた できれば一緒に 死にたいわ もしもその時 (まだ)生きてたら 小唄 都々逸 チョチョイノチョイチョイ 時は変われど 変わらない 男と女が いる限り 惚れたはれたで (はい)夜が明ける | 伍代夏子 | 上田紅葉 | 四方章人 | | お江戸名物 チョチョイノチョイチョイ 火事に喧嘩に 深情け もしもしそちらの お兄さん 恋のつけ火に (ああ)ご用心 表向きには チョチョイノチョイチョイ 縁もゆかりも ない他人 後からこっそり 忍び逢い そしてそれから (ああ)野暮なひと 染井吉野は 江戸前育ち 啖呵切るよに 散り急ぐ 嫌です散らしちゃ この恋は 花の盛りが (ねえ)過ぎたって 粋でいなせな 男はチョイチョイ 星の数ほど いるけれど あなたが一番 いい男 だからあげます (はい)星三つ 飲めば今夜も チョチョイノチョイチョイ 何処にいるやら うちのひと 今すぐ帰ると 言ったきり 確かあれから (あら)もう三月 おまえ百まで わしゃ九十九まで 言ってください ねえあなた できれば一緒に 死にたいわ もしもその時 (まだ)生きてたら 小唄 都々逸 チョチョイノチョイチョイ 時は変われど 変わらない 男と女が いる限り 惚れたはれたで (はい)夜が明ける |
霧笛橋胸におさめた はずなのに 霧も隠せぬ 恋がある 揺れるこころに 霧笛が鳴れば おんなごころの 舟が出る この身預けて あなたの舟に 乗ってゆきたい あぁ 霧笛橋 夢に出てくる あなたには 胸で抱かれる 泣きじゃくる 港あかりを 見おろす丘に つなぐ手もない 人もない つらい 淋しい せつない 寒い けれどいとしい あぁ 霧笛橋 今度生まれて 来る時は けっしてほどかぬ 赤い糸 たとえ世間に 土下座をしても ついてゆきます あなたなら むせぶ汽笛と 流れる霧に 叫ぶ想いの あぁ 霧笛橋 | 伍代夏子 | 喜多條忠 | 水森英夫 | 前田俊明 | 胸におさめた はずなのに 霧も隠せぬ 恋がある 揺れるこころに 霧笛が鳴れば おんなごころの 舟が出る この身預けて あなたの舟に 乗ってゆきたい あぁ 霧笛橋 夢に出てくる あなたには 胸で抱かれる 泣きじゃくる 港あかりを 見おろす丘に つなぐ手もない 人もない つらい 淋しい せつない 寒い けれどいとしい あぁ 霧笛橋 今度生まれて 来る時は けっしてほどかぬ 赤い糸 たとえ世間に 土下座をしても ついてゆきます あなたなら むせぶ汽笛と 流れる霧に 叫ぶ想いの あぁ 霧笛橋 |
港恋唄指でおくれ毛 撫でつけて 紅もひと刷け 冬の花 あなた早く 早く気付いてよ 「おし乃」という名の 灯りをつけて 命焦がして 待っている 港恋唄 おんな唄 口は荒いが 優しくて 二人似たよな 傷がある あなたぐっと ぐっと呑み干して 昔のことなら 何処かに預け 酔いにまかせる 夢一夜 港恋唄 おんな唄 坂を下れば かもめ島 春が来そうに 光る海 あなたきっと きっと帰ってよ 約束ばかりが するりと逃げる そんな気がして 泣きそうな 港恋唄 おんな唄 | 伍代夏子 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 指でおくれ毛 撫でつけて 紅もひと刷け 冬の花 あなた早く 早く気付いてよ 「おし乃」という名の 灯りをつけて 命焦がして 待っている 港恋唄 おんな唄 口は荒いが 優しくて 二人似たよな 傷がある あなたぐっと ぐっと呑み干して 昔のことなら 何処かに預け 酔いにまかせる 夢一夜 港恋唄 おんな唄 坂を下れば かもめ島 春が来そうに 光る海 あなたきっと きっと帰ってよ 約束ばかりが するりと逃げる そんな気がして 泣きそうな 港恋唄 おんな唄 |
京都二年坂しょせん女は 裏方さんや 男はんとは 器が違う あなた叱って おくれやす 女 細うで 店のれん うちにゃ重たい 京都 つれづれ 二年坂 バカな女の 詮(せん)ない愚痴と 胸にしまって 両手を合わす 秋を信じぬ 蝉しぐれ 暮れてゆく空 見上げれば 時の流れに 京都 しみじみ 立ち尽くす 一度失くして 身につくものよ そうよ其処(そこ)から 見つけたものは あなた見ていて おくれやす 花は石をも 割って咲く うちが明日呼ぶ 京都 つれづれ 二年坂 | 伍代夏子 | 坂口照幸 | 大地良 | 前田俊明 | しょせん女は 裏方さんや 男はんとは 器が違う あなた叱って おくれやす 女 細うで 店のれん うちにゃ重たい 京都 つれづれ 二年坂 バカな女の 詮(せん)ない愚痴と 胸にしまって 両手を合わす 秋を信じぬ 蝉しぐれ 暮れてゆく空 見上げれば 時の流れに 京都 しみじみ 立ち尽くす 一度失くして 身につくものよ そうよ其処(そこ)から 見つけたものは あなた見ていて おくれやす 花は石をも 割って咲く うちが明日呼ぶ 京都 つれづれ 二年坂 |
舟ひとりでは漕げない 沖も見えない あなたと肩寄せ 棹を差す 辛い浮世の この桟橋で 夢を追いかけ 船出する この手で しあわせ ふたり舟 どこまでも迷わず ついて行きます 嵐も覚悟の この命 苦労さけては 渡れやしない 小春日和の 向こう岸 追い風 しあわせ ふたり舟 泣き言は 明日の邪魔になるから 言わない 聞かない こぼさない 会えてよかった あなたと私 生きて甲斐ある 昨日今日 必ず しあわせ ふたり舟 | 伍代夏子 | たきのえいじ | 水森英夫 | | ひとりでは漕げない 沖も見えない あなたと肩寄せ 棹を差す 辛い浮世の この桟橋で 夢を追いかけ 船出する この手で しあわせ ふたり舟 どこまでも迷わず ついて行きます 嵐も覚悟の この命 苦労さけては 渡れやしない 小春日和の 向こう岸 追い風 しあわせ ふたり舟 泣き言は 明日の邪魔になるから 言わない 聞かない こぼさない 会えてよかった あなたと私 生きて甲斐ある 昨日今日 必ず しあわせ ふたり舟 |
海峡の宿人をだました こともない ふたりが世間を だましてる あなたの指が 頬紅に やさしく触れる そのあとを 涙 涙 ひと筋 こぼれます このままでいいですか このままが このままがいいですか 朝がふたりを 引き離すまで 抱いて 抱いて 抱いてください 海峡の宿 海に黄色い 橋あかり 淋しい女の 首飾り あなたにめぐり 逢うまでは 泣くのは負ける ことでした こころ こころ 鞭打ち 生きて来た 甘えてもいいですか はじけても はじけてもいいですか 朝がふたりを 引き離すまで 夢を 夢を 夢を見させて 海峡の宿 このままでいいですか このままが このままがいいですか 朝がふたりを 引き離すまで 抱いて 抱いて 抱いてください 海峡の宿 | 伍代夏子 | 喜多條忠 | 若草恵 | 若草恵 | 人をだました こともない ふたりが世間を だましてる あなたの指が 頬紅に やさしく触れる そのあとを 涙 涙 ひと筋 こぼれます このままでいいですか このままが このままがいいですか 朝がふたりを 引き離すまで 抱いて 抱いて 抱いてください 海峡の宿 海に黄色い 橋あかり 淋しい女の 首飾り あなたにめぐり 逢うまでは 泣くのは負ける ことでした こころ こころ 鞭打ち 生きて来た 甘えてもいいですか はじけても はじけてもいいですか 朝がふたりを 引き離すまで 夢を 夢を 夢を見させて 海峡の宿 このままでいいですか このままが このままがいいですか 朝がふたりを 引き離すまで 抱いて 抱いて 抱いてください 海峡の宿 |
女のひとりごと幸せさえぎる 冷めたい雨に 何度もつまずき 消えた恋 男もつらい 女もつらい 泣いたそばから また惚れる そうゆうもんなんですね 女の恋は なんにもいらない 指輪もいいわ あなたの背中が 好きだから 心の傷は どちらも同じ 好きになったら 止まらない そうゆうもんなんですね 女の恋は 女の一生 男できまる 奇麗なその眸(め)を 信じたい あなたの道は ふたりの道よ 愛し尽くして どこまでも そうゆうもんなんですね 女の恋は | 伍代夏子 | 吉岡治 | 水森英夫 | | 幸せさえぎる 冷めたい雨に 何度もつまずき 消えた恋 男もつらい 女もつらい 泣いたそばから また惚れる そうゆうもんなんですね 女の恋は なんにもいらない 指輪もいいわ あなたの背中が 好きだから 心の傷は どちらも同じ 好きになったら 止まらない そうゆうもんなんですね 女の恋は 女の一生 男できまる 奇麗なその眸(め)を 信じたい あなたの道は ふたりの道よ 愛し尽くして どこまでも そうゆうもんなんですね 女の恋は |
満月燃える西陽を 浴びながら 真っ赤に染まる 竹の海 まるで神楽か 浮世絵か 人肌恋しい 隠れ茶屋 待ちましょう 耐えましょう 報われないなら それもいい 窓に満月 この身を焦がし あなた浮かべて 紅をさす 愚図る心を なぐさめる お酒の辛さ ほろ苦さ 軒に張りつく 風の群 涙が目尻を 駆けていく 抱き寄せて ねじ伏せて 素肌がきりきり うなる程 満ちて満月 あなたが欲しい 寝物語が よみがえる 待ちましょう 耐えましょう 報われないなら それもいい 窓に満月 この身を焦がし あなた浮かべて 紅をさす 紅をさす | 伍代夏子 | たきのえいじ | 杉本眞人 | | 燃える西陽を 浴びながら 真っ赤に染まる 竹の海 まるで神楽か 浮世絵か 人肌恋しい 隠れ茶屋 待ちましょう 耐えましょう 報われないなら それもいい 窓に満月 この身を焦がし あなた浮かべて 紅をさす 愚図る心を なぐさめる お酒の辛さ ほろ苦さ 軒に張りつく 風の群 涙が目尻を 駆けていく 抱き寄せて ねじ伏せて 素肌がきりきり うなる程 満ちて満月 あなたが欲しい 寝物語が よみがえる 待ちましょう 耐えましょう 報われないなら それもいい 窓に満月 この身を焦がし あなた浮かべて 紅をさす 紅をさす |
女のまことさむい夜更けの 盃に 男は夢を うかべ呑む 女は命を しずめ呑む あなた あなたと生きてゆく 惚れた男を 信じて守る それが女の 女のまこと けして負けない 強さより 負けても挑む こころざし 男の誇りさ 傷痕は あなた あなたを抱きしめる 過去の痛みも 丸ごと受ける それが女の 女のまこと 誰も分かっちゃ くれないと 言ってるような 深い酒 だまって背中を 見つめます あなた あなたが好きなのよ 惚れた男に 明日を賭ける それが女の 女のまこと | 伍代夏子 | 田久保真見 | 岡千秋 | 伊戸のりお | さむい夜更けの 盃に 男は夢を うかべ呑む 女は命を しずめ呑む あなた あなたと生きてゆく 惚れた男を 信じて守る それが女の 女のまこと けして負けない 強さより 負けても挑む こころざし 男の誇りさ 傷痕は あなた あなたを抱きしめる 過去の痛みも 丸ごと受ける それが女の 女のまこと 誰も分かっちゃ くれないと 言ってるような 深い酒 だまって背中を 見つめます あなた あなたが好きなのよ 惚れた男に 明日を賭ける それが女の 女のまこと |
浮世坂四角四面の 世間と言うが 胸突き八丁の 浮世坂 くよくよするなよ じたばたするな 人生勝負 一の苦労を 百と積み 夢に向かって 生きよじゃないか 泣いた数だけ 綺麗になれる 涙はおんなの 化粧水(みず) くよくよするなよ めそめそするな 人生勝負 ちょいとお侠(きゃん)な その笑顔 明日(あす)の幸せ 掴(つか)もじゃないか 桜花(はな)は散っても 季節が来れば 蕾(つぼみ)を咲かせる もとの枝 くよくよするなよ おたおたするな 人生勝負 向かい風など 吹き飛ばし 出世樽酒 飲もうじゃないか | 伍代夏子 | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | | 四角四面の 世間と言うが 胸突き八丁の 浮世坂 くよくよするなよ じたばたするな 人生勝負 一の苦労を 百と積み 夢に向かって 生きよじゃないか 泣いた数だけ 綺麗になれる 涙はおんなの 化粧水(みず) くよくよするなよ めそめそするな 人生勝負 ちょいとお侠(きゃん)な その笑顔 明日(あす)の幸せ 掴(つか)もじゃないか 桜花(はな)は散っても 季節が来れば 蕾(つぼみ)を咲かせる もとの枝 くよくよするなよ おたおたするな 人生勝負 向かい風など 吹き飛ばし 出世樽酒 飲もうじゃないか |
宵待ち灯り酔ってうたた寝 あなたの頬に 触れてしみじみ 幸せ思う 広い背中が 寂しそうな あなたがやっぱり 好きだから 窓にこぼれる 月あかり ふたり寄り添う 裏通り 女心の 過去(むかし)のことは 何も聞かずに わかってくれる 生きることさえ 手探りで 眠れぬ夜さえ ありました 嬉し涙の あたたかさ 会えて良かった あなたです もしも別れの その日が来たら きっと笑顔で 見送りましょう 今の幸せ 続くよに あなたに結んだ 赤い糸 胸に優しい 月あかり 通う ぬくもり 沁みる夜 | 伍代夏子 | 麻こよみ | 四方章人 | 前田俊明 | 酔ってうたた寝 あなたの頬に 触れてしみじみ 幸せ思う 広い背中が 寂しそうな あなたがやっぱり 好きだから 窓にこぼれる 月あかり ふたり寄り添う 裏通り 女心の 過去(むかし)のことは 何も聞かずに わかってくれる 生きることさえ 手探りで 眠れぬ夜さえ ありました 嬉し涙の あたたかさ 会えて良かった あなたです もしも別れの その日が来たら きっと笑顔で 見送りましょう 今の幸せ 続くよに あなたに結んだ 赤い糸 胸に優しい 月あかり 通う ぬくもり 沁みる夜 |
時の川女ひとりの 笹舟で 流れてきました 時の川 夢はいつでも 泡沫で 涙に溺れる ことばかり それでも 愛に愛につかまり 生きてきました ひたむきに 何度 渡ったことでしょう この頬流れる 涙川 いのち沈める 恋をして 裏切り滝にも 落ちました それでも あなたあなた一筋 惚れてきました ひたすらに きっと誰もが 旅人で 流れてゆきます 時の川 舵のとれない おんな舟 積むのは未練と 哀しみと それでも あすをあすを信じて 生きてゆきます ひたむきに | 伍代夏子 | 田久保真見 | 徳久広司 | 南郷達也 | 女ひとりの 笹舟で 流れてきました 時の川 夢はいつでも 泡沫で 涙に溺れる ことばかり それでも 愛に愛につかまり 生きてきました ひたむきに 何度 渡ったことでしょう この頬流れる 涙川 いのち沈める 恋をして 裏切り滝にも 落ちました それでも あなたあなた一筋 惚れてきました ひたすらに きっと誰もが 旅人で 流れてゆきます 時の川 舵のとれない おんな舟 積むのは未練と 哀しみと それでも あすをあすを信じて 生きてゆきます ひたむきに |
雪中相合傘あゝ あなた ここから先は 人生乱吹(ふぶき)の 旅ですね 恋はおもたい 峠は深い 相合傘で こえてゆく やみ間に雪の 目がひかる あゝ あなた この不しあわせ それでもわたしが 好きですか 辛くないかと 小膝をさすり 抱きしめられりゃ 切なくて ほろほろ泣きの なみだ声 あゝ あなた 想いは同じ いで湯でゆったり やすみましょ 生きてみせます 死ぬ気になって 相合傘は いのち傘 お宿の灯り はやく来い… | 伍代夏子 | 池田充男 | 弦哲也 | 南郷達也 | あゝ あなた ここから先は 人生乱吹(ふぶき)の 旅ですね 恋はおもたい 峠は深い 相合傘で こえてゆく やみ間に雪の 目がひかる あゝ あなた この不しあわせ それでもわたしが 好きですか 辛くないかと 小膝をさすり 抱きしめられりゃ 切なくて ほろほろ泣きの なみだ声 あゝ あなた 想いは同じ いで湯でゆったり やすみましょ 生きてみせます 死ぬ気になって 相合傘は いのち傘 お宿の灯り はやく来い… |
ふたり坂ひとりは冷たい この世でも 寄り添うふたりは 暖かい 苦労・七坂 誰でもあるが 夢があるから 歩いてゆける 惚れて…惚れて… 惚れて道づれ ふたり坂 利口で可愛い 阿呆になれ 今夜もお酒に 酔って云う 口は悪いが 情けにあつい そんなあなたが こころの灯り 逢えて…逢えて… 逢えて倖せ ふたり坂 甘えてもたれた その背中 忘れた故郷の 匂いです 永い人生 これから先も ささえ・いたわり 明日に生きる 生命…生命… 生命ふたつの ふたり坂 | 伍代夏子 | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | | ひとりは冷たい この世でも 寄り添うふたりは 暖かい 苦労・七坂 誰でもあるが 夢があるから 歩いてゆける 惚れて…惚れて… 惚れて道づれ ふたり坂 利口で可愛い 阿呆になれ 今夜もお酒に 酔って云う 口は悪いが 情けにあつい そんなあなたが こころの灯り 逢えて…逢えて… 逢えて倖せ ふたり坂 甘えてもたれた その背中 忘れた故郷の 匂いです 永い人生 これから先も ささえ・いたわり 明日に生きる 生命…生命… 生命ふたつの ふたり坂 |
恋ざんげあれは七月 蝉しぐれ 瀬音したたる いで湯宿 ふたり渡った あの橋は 女と男の 紅(あか)い橋 あゝシュルル シュルル シュルル 明かりをつけても 暗すぎる あゝシュルル シュルル シュルル 淋しさばかりが 群(むら)がって 夜更けのテレビは 蝉しぐれ いまは三月 風の笛 みぞれ窓うつ 港宿 砂に埋(うも)れた あの難破船(ふね)は 思い出ばかりの 恋ざんげ あゝシュルル シュルル シュルル 春だというのに 寒すぎる あゝシュルル シュルル シュルル 海峡こぎだす 櫂(かい)もなく 夜更けのテレビに 雪が舞う あゝシュルル シュルル シュルル 手酌のお酒は 酔いすぎる あゝシュルル シュルル シュルル 帯とく音さえ せつなくて 夜更けに泣いてる 恋ざんげ | 伍代夏子 | 吉岡治 | 猪俣公章 | | あれは七月 蝉しぐれ 瀬音したたる いで湯宿 ふたり渡った あの橋は 女と男の 紅(あか)い橋 あゝシュルル シュルル シュルル 明かりをつけても 暗すぎる あゝシュルル シュルル シュルル 淋しさばかりが 群(むら)がって 夜更けのテレビは 蝉しぐれ いまは三月 風の笛 みぞれ窓うつ 港宿 砂に埋(うも)れた あの難破船(ふね)は 思い出ばかりの 恋ざんげ あゝシュルル シュルル シュルル 春だというのに 寒すぎる あゝシュルル シュルル シュルル 海峡こぎだす 櫂(かい)もなく 夜更けのテレビに 雪が舞う あゝシュルル シュルル シュルル 手酌のお酒は 酔いすぎる あゝシュルル シュルル シュルル 帯とく音さえ せつなくて 夜更けに泣いてる 恋ざんげ |
水なし川指を咬(か)んで 声しのばせて 泣いてみたって 水のない川 たどる岸辺も 明日(あした)もなくて 抱かれるたびに 乳房は溶けて 夜のせいよ あなたのせいよ 脱け殻だけの おんなになった 腕をぬけて 窓辺にたてば 月におぼろな 水のない川 愛しあっても 愛するほどに やすらぐことの 不幸を知った 誰のせいよ あなたのせいよ 別れるなんて できない私 雪が溶けりゃ 水なし川も 瀬音(せおと)をたてて 唄いもするわ 夜のせいよ あなたのせいよ あなたが欲しい あなたが欲しい | 伍代夏子 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 指を咬(か)んで 声しのばせて 泣いてみたって 水のない川 たどる岸辺も 明日(あした)もなくて 抱かれるたびに 乳房は溶けて 夜のせいよ あなたのせいよ 脱け殻だけの おんなになった 腕をぬけて 窓辺にたてば 月におぼろな 水のない川 愛しあっても 愛するほどに やすらぐことの 不幸を知った 誰のせいよ あなたのせいよ 別れるなんて できない私 雪が溶けりゃ 水なし川も 瀬音(せおと)をたてて 唄いもするわ 夜のせいよ あなたのせいよ あなたが欲しい あなたが欲しい |
暁紅 燃ゆる 遠(とお)の空 語れるものは ほどなく尽きる 流れる時に 身を投げて 逆らうように 夢 追うばかり 心よ 何処(いずこ)へ 連れてゆく ただこの先へ ただこの道を そこに暁 待つのなら 祈りもさらう 深い雲 逃れる術が ないこともある 彷徨いながら 見上げれば 一歩の跡に 星 瞬いて 心よ 何処(いずこ)へ 行けと言う ただこの先へ ただこの道を そこに暁 待つのなら ただこの先へ ただこの道を そこに暁 ある限り | 伍代夏子 | 松井五郎 | 杉本眞人 | 猪股義周 | 紅 燃ゆる 遠(とお)の空 語れるものは ほどなく尽きる 流れる時に 身を投げて 逆らうように 夢 追うばかり 心よ 何処(いずこ)へ 連れてゆく ただこの先へ ただこの道を そこに暁 待つのなら 祈りもさらう 深い雲 逃れる術が ないこともある 彷徨いながら 見上げれば 一歩の跡に 星 瞬いて 心よ 何処(いずこ)へ 行けと言う ただこの先へ ただこの道を そこに暁 待つのなら ただこの先へ ただこの道を そこに暁 ある限り |
恋挽歌日暮れまぢかの 駅裏通り 指でふきとる 涙つぶ あなたいいのよ 背中を向けて きれいごと等(など) 云わないで 夢もつかのま 夢もつかのま あ~恋挽歌 二・六・十二の 一年すぎて 人の情(なさけ)が 身に沁(し)みる 肩を寄せ合う 赤ちょうちんに 雨のしずくで 秋がくる 肌がさみしい 肌がさみしい あ~恋挽歌 ひとり手じゃくの お酒とかけて 橋の通わぬ 川ととく 渡りきれない あなたの胸に 酔えば切なく なるばかり 咲くに咲けない 咲くに咲けない あ~恋挽歌 | 伍代夏子 | たきのえいじ | 市川昭介 | | 日暮れまぢかの 駅裏通り 指でふきとる 涙つぶ あなたいいのよ 背中を向けて きれいごと等(など) 云わないで 夢もつかのま 夢もつかのま あ~恋挽歌 二・六・十二の 一年すぎて 人の情(なさけ)が 身に沁(し)みる 肩を寄せ合う 赤ちょうちんに 雨のしずくで 秋がくる 肌がさみしい 肌がさみしい あ~恋挽歌 ひとり手じゃくの お酒とかけて 橋の通わぬ 川ととく 渡りきれない あなたの胸に 酔えば切なく なるばかり 咲くに咲けない 咲くに咲けない あ~恋挽歌 |
ほろよい酒場惚れた男は 気ままな夜風 今夜はどちらの 暖簾をゆらす 空けておきます いつもの席は 「ご予約様」の 三角札が ポツリ淋しい ほろよい酒場 水の違った あの人達も 今では気の合う お馴染み同士 口説き文句も それぞれだけど 私を酔わす 相手はひとり あなた一色(ひといろ) ほろよい酒場 お気をつけてと 見送る路地に よく似た人影 目で追いかける 灯り消さずに ため息ひとつ あなたのための 人肌酒が 冷めていきます ほろよい酒場 | 伍代夏子 | 森坂とも | 水森英夫 | 前田俊明 | 惚れた男は 気ままな夜風 今夜はどちらの 暖簾をゆらす 空けておきます いつもの席は 「ご予約様」の 三角札が ポツリ淋しい ほろよい酒場 水の違った あの人達も 今では気の合う お馴染み同士 口説き文句も それぞれだけど 私を酔わす 相手はひとり あなた一色(ひといろ) ほろよい酒場 お気をつけてと 見送る路地に よく似た人影 目で追いかける 灯り消さずに ため息ひとつ あなたのための 人肌酒が 冷めていきます ほろよい酒場 |
矢車草 ~やぐるまそう~あなたに出逢って あなたを愛し 人恋う涙を 知りました 矢ぐるまの… 矢ぐるまの… 花はむらさき 秘めた恋 ひとり手鏡 覗(のぞ)いては 次の逢瀬を 待ちわびる 女のせつなさ 逢いたさ辛(つら)さ 一途に燃えてる 胸の炎(ひ)よ 矢ぐるまの… 矢ぐるまの… 花に託した この想い いのち重ねて 結ばれた 夢をみました 今日もまた こんなに小さな 幸せだけど こころに大事に 抱きしめる 矢ぐるまの… 矢ぐるまの… 花はあしたに 凛(りん)と咲く たとえ添える日 遠くとも 愛を信じて 生きてゆく | 伍代夏子 | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 前田俊明 | あなたに出逢って あなたを愛し 人恋う涙を 知りました 矢ぐるまの… 矢ぐるまの… 花はむらさき 秘めた恋 ひとり手鏡 覗(のぞ)いては 次の逢瀬を 待ちわびる 女のせつなさ 逢いたさ辛(つら)さ 一途に燃えてる 胸の炎(ひ)よ 矢ぐるまの… 矢ぐるまの… 花に託した この想い いのち重ねて 結ばれた 夢をみました 今日もまた こんなに小さな 幸せだけど こころに大事に 抱きしめる 矢ぐるまの… 矢ぐるまの… 花はあしたに 凛(りん)と咲く たとえ添える日 遠くとも 愛を信じて 生きてゆく |
戻り川涙みせたら あなたが困る いいの いいのよ 眠ったふりして 闇の中 足音が遠ざかる 追いかけて 風が哭(な)く 愛しても ふたり渡れない 戻り川 燃えてせつない 命火だけど いいの いいのよ あなたに抱かれる それだけで 愛しさが 憎しみが こみあげて 走る爪 ひとりでは 生きてゆかれない 戻り川 幸せは うばえない ひとすじに 待ってます 愛しても ふたり渡れない 戻り川 | 伍代夏子 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 涙みせたら あなたが困る いいの いいのよ 眠ったふりして 闇の中 足音が遠ざかる 追いかけて 風が哭(な)く 愛しても ふたり渡れない 戻り川 燃えてせつない 命火だけど いいの いいのよ あなたに抱かれる それだけで 愛しさが 憎しみが こみあげて 走る爪 ひとりでは 生きてゆかれない 戻り川 幸せは うばえない ひとすじに 待ってます 愛しても ふたり渡れない 戻り川 |
花つむぎ雪の中から ひと彩(いろ)紅く 花を咲かせた 寒椿 花つむぎ… 花つむぎ… 恋の経(たて)糸 緯(よこ)の糸 思いのままに 織れなくて 今日も貴方を ひとり貴方を 待つおんな 母にそむいて 故郷(ふるさと)捨てる それが出来ない 私です 花つむぎ… 花つむぎ… 紬機(つむぎはた)織(お)る この町で 一途に燃えた 夢ひと夜 今も涙が 頬に涙が 零(こぼ)れます 忍ぶ恋でも ふた冬み冬 待てばふたりに 春が来る 花つむぎ… 花つむぎ… 好きな貴方の 面影を 瞼の裏に 抱きしめて 歩くこの道 生きるこの道 雪あかり | 伍代夏子 | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 前田俊明 | 雪の中から ひと彩(いろ)紅く 花を咲かせた 寒椿 花つむぎ… 花つむぎ… 恋の経(たて)糸 緯(よこ)の糸 思いのままに 織れなくて 今日も貴方を ひとり貴方を 待つおんな 母にそむいて 故郷(ふるさと)捨てる それが出来ない 私です 花つむぎ… 花つむぎ… 紬機(つむぎはた)織(お)る この町で 一途に燃えた 夢ひと夜 今も涙が 頬に涙が 零(こぼ)れます 忍ぶ恋でも ふた冬み冬 待てばふたりに 春が来る 花つむぎ… 花つむぎ… 好きな貴方の 面影を 瞼の裏に 抱きしめて 歩くこの道 生きるこの道 雪あかり |
金木犀路地にこぼれる 金木犀の 香りに揺れる面影よ 一年待てば 三年待てる あなたを信じて 待ちます私… 迷う気持は 捨てました ともす心の 恋灯り ひとり待つ身の 女の弱さ 抱いて下さい この胸を 三年待てば 七年待てる 今夜の夢で 逢いたいあなた つらい噂は 聞き流す にじむ涙の ひとしずく あなたのために綺麗でいたい 鏡をのぞいて なおす紅 七年待てば 一生待てる 明日を信じて 待ちます私… 悔いはしません 泣きません ともす心の 恋灯り | 伍代夏子 | 麻こよみ | 水森英夫 | | 路地にこぼれる 金木犀の 香りに揺れる面影よ 一年待てば 三年待てる あなたを信じて 待ちます私… 迷う気持は 捨てました ともす心の 恋灯り ひとり待つ身の 女の弱さ 抱いて下さい この胸を 三年待てば 七年待てる 今夜の夢で 逢いたいあなた つらい噂は 聞き流す にじむ涙の ひとしずく あなたのために綺麗でいたい 鏡をのぞいて なおす紅 七年待てば 一生待てる 明日を信じて 待ちます私… 悔いはしません 泣きません ともす心の 恋灯り |
雪中花風に風に 群れとぶ鴎(かもめ) 波が牙(きば)むく 越前岬 ここが故郷(ふるさと) がんばりますと 花はりりしい 雪中花 小さな母の 面影揺(ゆ)れてます 紅(べに)を紅を さすこともなく 趣味は楽しく 働くことと 母の言葉が いまでも残る 雪をかぶった 雪中花 しあわせ薄い 背中を知ってます いつかいつか 薄日(うすび)がさして 波もうららな 越前岬 見ててください 出直しますと 花はけなげな 雪中花 優しい母の 笑顔が咲いてます | 伍代夏子 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 風に風に 群れとぶ鴎(かもめ) 波が牙(きば)むく 越前岬 ここが故郷(ふるさと) がんばりますと 花はりりしい 雪中花 小さな母の 面影揺(ゆ)れてます 紅(べに)を紅を さすこともなく 趣味は楽しく 働くことと 母の言葉が いまでも残る 雪をかぶった 雪中花 しあわせ薄い 背中を知ってます いつかいつか 薄日(うすび)がさして 波もうららな 越前岬 見ててください 出直しますと 花はけなげな 雪中花 優しい母の 笑顔が咲いてます |
鳴門海峡 髪が乱れる 裳裾(もすそ)が濡れる 風に鴎が ちぎれ飛ぶ 辛すぎる 辛すぎる 恋だから 夢の中でも 泣く汽笛 鳴門海峡 船がゆく 待てといわれりゃ 死ぬまで待てる 想いとどかぬ 片情け この命 この命 預けてた 夢のほつれを たぐっても 鳴門海峡 波が舞う 潮が渦巻く 心が痩せる 頬の涙が 人を恋う 紅の 紅の 寒椿 夢の中でも 散りいそぐ 鳴門海峡 海が鳴る | 伍代夏子 | 吉岡治 | 水森英夫 | | 髪が乱れる 裳裾(もすそ)が濡れる 風に鴎が ちぎれ飛ぶ 辛すぎる 辛すぎる 恋だから 夢の中でも 泣く汽笛 鳴門海峡 船がゆく 待てといわれりゃ 死ぬまで待てる 想いとどかぬ 片情け この命 この命 預けてた 夢のほつれを たぐっても 鳴門海峡 波が舞う 潮が渦巻く 心が痩せる 頬の涙が 人を恋う 紅の 紅の 寒椿 夢の中でも 散りいそぐ 鳴門海峡 海が鳴る |
忍ぶ雨 人目にふれる 花よりも 影で 寄り添う 花がいい めぐり逢わせの ふしあわせ なぜに 私についてくる 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 あなたを真似て 飲むお酒 胸の芯まで しみてくる 雨のすだれの 向こうには きっと ふたりの 明日がある さみだれ 浮き草 忍ぶ雨 うわべで飾る しあわせは しょせん ふたりの 身につかぬ 女ざかりの 短かさを あなた その手で 抱きしめて 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 | 伍代夏子 | たきのえいじ | 市川昭介 | | 人目にふれる 花よりも 影で 寄り添う 花がいい めぐり逢わせの ふしあわせ なぜに 私についてくる 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 あなたを真似て 飲むお酒 胸の芯まで しみてくる 雨のすだれの 向こうには きっと ふたりの 明日がある さみだれ 浮き草 忍ぶ雨 うわべで飾る しあわせは しょせん ふたりの 身につかぬ 女ざかりの 短かさを あなた その手で 抱きしめて 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨 |
肱川あらし 非の打ちどころの ない人なんていませんよ こころに傷の ない人なんていませんよ 川を 流れる 霧あらし 町の灯りも ふたりの過去も 隠してください 肱川あらし 世間に顔向け 出来ない恋でいいですよ やさしく抱かれ あなたと死んでいいですよ 海も 染めゆく 白い霧 好きで出逢った ふたりの行方(ゆくえ) 教えてください 肱川あらし 涙の川なら いくつも越えてきましたよ こころが石に 変わったこともありました 大洲(おおず) 長浜 赤い橋 こころがわりの 切なさだけは こらえてください 肱川あらし | 伍代夏子 | 喜多條忠 | 船村徹 | 蔦将包 | 非の打ちどころの ない人なんていませんよ こころに傷の ない人なんていませんよ 川を 流れる 霧あらし 町の灯りも ふたりの過去も 隠してください 肱川あらし 世間に顔向け 出来ない恋でいいですよ やさしく抱かれ あなたと死んでいいですよ 海も 染めゆく 白い霧 好きで出逢った ふたりの行方(ゆくえ) 教えてください 肱川あらし 涙の川なら いくつも越えてきましたよ こころが石に 変わったこともありました 大洲(おおず) 長浜 赤い橋 こころがわりの 切なさだけは こらえてください 肱川あらし |
ひとり酒 あなたと肩を並べて飲んだ お酒が恋しい 雨降る路地は おまえと呼ばれて 抱かれた夜の 女のしあわせ お猪口(ちょこ)についで チビリチビリ チビリチビリ… 夜の居酒屋 ひとり酒 煙草のけむりがこの目にしみる あなたの匂いを 懐(おも)いだすから いつかは一緒と こころにきめて 捧げてつくした 女のなみだ チビリチビリ チビリチビリ… 夜の居酒屋 ひとり酒 お酒のせいで泣くんじゃないわ 寂(さみ)しいこころを わかってほしい かなわぬ夢でも 生きてるかぎり 女の春を待つ 路地裏あかり チビリチビリ チビリチビリ… 夜の居酒屋 ひとり酒 | 伍代夏子 | たかたかし | 水森英夫 | | あなたと肩を並べて飲んだ お酒が恋しい 雨降る路地は おまえと呼ばれて 抱かれた夜の 女のしあわせ お猪口(ちょこ)についで チビリチビリ チビリチビリ… 夜の居酒屋 ひとり酒 煙草のけむりがこの目にしみる あなたの匂いを 懐(おも)いだすから いつかは一緒と こころにきめて 捧げてつくした 女のなみだ チビリチビリ チビリチビリ… 夜の居酒屋 ひとり酒 お酒のせいで泣くんじゃないわ 寂(さみ)しいこころを わかってほしい かなわぬ夢でも 生きてるかぎり 女の春を待つ 路地裏あかり チビリチビリ チビリチビリ… 夜の居酒屋 ひとり酒 |