| みれん酒よしてちょうだい 憐れみなんて 何があんたに わかるのさ…… ふられた女が やりばのなさを のんで鎮める のんで鎮める みれん酒 のれん一枚 へだてただけで 他人同士に なった恋…… あたしは夜鳴く こおろぎだもの 追いもできずに 追いもできずに みれん酒 ああだこうだと とかくの噂 いいえ淋しい 人なのよ…… だましたことさえ 赦してたって 誰か伝えて 誰か伝えて みれん酒 | 美空ひばり | ちあき哲也 | 杉本真人 | | よしてちょうだい 憐れみなんて 何があんたに わかるのさ…… ふられた女が やりばのなさを のんで鎮める のんで鎮める みれん酒 のれん一枚 へだてただけで 他人同士に なった恋…… あたしは夜鳴く こおろぎだもの 追いもできずに 追いもできずに みれん酒 ああだこうだと とかくの噂 いいえ淋しい 人なのよ…… だましたことさえ 赦してたって 誰か伝えて 誰か伝えて みれん酒 |
| 俺達の歌今どこに小さな路地の 焼鳥の 匂いのような 唄だった 日ぐれになれば あったかく 心の憂(う)さを 消して行く 俺たちの唄 今どこに 赤提灯の 盃に いつでも浮かぶ 唄だった 別れた人の 想い出が 小節(こぶし)の中に 沁みている 俺たちの唄 懐しい 夜更けの町を 流してく ギターが似合う 唄だった 知らない同志 肩寄せりゃ やる気がいつか 湧いてくる 俺たちの唄 唄いたい | 美空ひばり | 横井弘 | 船村徹 | | 小さな路地の 焼鳥の 匂いのような 唄だった 日ぐれになれば あったかく 心の憂(う)さを 消して行く 俺たちの唄 今どこに 赤提灯の 盃に いつでも浮かぶ 唄だった 別れた人の 想い出が 小節(こぶし)の中に 沁みている 俺たちの唄 懐しい 夜更けの町を 流してく ギターが似合う 唄だった 知らない同志 肩寄せりゃ やる気がいつか 湧いてくる 俺たちの唄 唄いたい |
| 月下美人君 まぼろしは 消ゆるとも ひとの心に 歌のやすらぎ 気高き歌よ 消えずとも 我れが愛しき 花散りて あの山 この川 流れゆく この人の世に 残せし 心の命あり 私の歌に 母があり 私の歌に 父もいる その父去りし 今日の歌 永遠に守りて ひばり歌わん 私の歌に 母があり 私の歌に 父もいる その父去りし 面影は この花に似て 白きはかない尊さよ | 美空ひばり | 加藤和枝 | かとう哲也 | | 君 まぼろしは 消ゆるとも ひとの心に 歌のやすらぎ 気高き歌よ 消えずとも 我れが愛しき 花散りて あの山 この川 流れゆく この人の世に 残せし 心の命あり 私の歌に 母があり 私の歌に 父もいる その父去りし 今日の歌 永遠に守りて ひばり歌わん 私の歌に 母があり 私の歌に 父もいる その父去りし 面影は この花に似て 白きはかない尊さよ |
| ひとり旅~リンゴ追分入り~見知らぬ町の 古い居酒屋で 柳葉魚サカナに ひとりのんでます 扉あくたび ちょっと風が吹き 洗いざらした のれんめくります 死んだあいつが居たら 演歌なんか うなりそうな 夜更けです おひとりですかなんて おやじさんに 言われ泪ぐむ 夜更けです 店に流れる 「リンゴ追分」が 旅につかれた 心ほぐします ひなびた店で いつも呑んでいた あいつの気持わかる 気がします 死んだあいつが居たら 小皿なんか たたきそうな 夜更けです おつよいですね なんて言われながら 無理に笑ってる 夜更けです リンゴの花びらが風にちったよな 月夜に月夜にそっとえゝゝゝ…… つがる娘はないたとさ つらい別れをないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよなぁ…… 死んだあいつは どこで見てるのでしょう ひとり旅する 淋しさを 大丈夫ですか なんて言われながら お酒ならべてる 夜更けです 夜更けです… | 美空ひばり | 吉田旺・小沢不二夫 | 浜圭介・米山正夫 | | 見知らぬ町の 古い居酒屋で 柳葉魚サカナに ひとりのんでます 扉あくたび ちょっと風が吹き 洗いざらした のれんめくります 死んだあいつが居たら 演歌なんか うなりそうな 夜更けです おひとりですかなんて おやじさんに 言われ泪ぐむ 夜更けです 店に流れる 「リンゴ追分」が 旅につかれた 心ほぐします ひなびた店で いつも呑んでいた あいつの気持わかる 気がします 死んだあいつが居たら 小皿なんか たたきそうな 夜更けです おつよいですね なんて言われながら 無理に笑ってる 夜更けです リンゴの花びらが風にちったよな 月夜に月夜にそっとえゝゝゝ…… つがる娘はないたとさ つらい別れをないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよなぁ…… 死んだあいつは どこで見てるのでしょう ひとり旅する 淋しさを 大丈夫ですか なんて言われながら お酒ならべてる 夜更けです 夜更けです… |
| さようならねえお願い お願いだからそんな顔をしないで 今日は黙って帰って欲しいの どんなやさしい言葉だって 私には耐えられそうもないわ 今日は何にも 言わないで もしも小指の先ぐらい 愛していたら さよならなんかは とてもとてもきけない やっと涙を 胸で押えているあたし 好きなあなたの 言うままに 髪の形も変えてみた 煙草もやめた それでも駄目なの とてもとても哀しい 肩を寄せあい 燃えていた日があるだけに 今度こそは 倖せになりたい そう思って一生懸命だったの どうしたら貴男の気に入るかしらって そればかり考えていたわ でもでも貴男には重荷だったのね ひとりぼっちに なるけれど いつか涙もかわくから 忘れて欲しい それよりあなたが とてもとても気になる 昔みたいに 悪いお酒は飲まないで | 美空ひばり | 横井弘 | 彩木雅夫 | | ねえお願い お願いだからそんな顔をしないで 今日は黙って帰って欲しいの どんなやさしい言葉だって 私には耐えられそうもないわ 今日は何にも 言わないで もしも小指の先ぐらい 愛していたら さよならなんかは とてもとてもきけない やっと涙を 胸で押えているあたし 好きなあなたの 言うままに 髪の形も変えてみた 煙草もやめた それでも駄目なの とてもとても哀しい 肩を寄せあい 燃えていた日があるだけに 今度こそは 倖せになりたい そう思って一生懸命だったの どうしたら貴男の気に入るかしらって そればかり考えていたわ でもでも貴男には重荷だったのね ひとりぼっちに なるけれど いつか涙もかわくから 忘れて欲しい それよりあなたが とてもとても気になる 昔みたいに 悪いお酒は飲まないで |
| 黒い微笑いつでもいつでも 黒でした 帽子も上衣も 手袋も 何から何まで 黒でした 口笛吹いては さびしそに 黒い微笑を 浮かべてる それが 少し気になる 気にかかる 手紙のインクも 黒でした 髪の毛 目の色 泣きぼくろ しっとりぬれてる 黒でした 別れに右手を あげながら 黒い微笑を 浮かべてる それが 少し気になる 気にかかる 住んでる部屋まで 黒でした 扉の ノブも 壁紙も 電気のシェードも 黒でした 夜更けにまつ毛を ふと閉じて 黒い微笑を 浮かべてる それが 少し気になる 気にかかる | 美空ひばり | サトウハチロー | 井上かつお | | いつでもいつでも 黒でした 帽子も上衣も 手袋も 何から何まで 黒でした 口笛吹いては さびしそに 黒い微笑を 浮かべてる それが 少し気になる 気にかかる 手紙のインクも 黒でした 髪の毛 目の色 泣きぼくろ しっとりぬれてる 黒でした 別れに右手を あげながら 黒い微笑を 浮かべてる それが 少し気になる 気にかかる 住んでる部屋まで 黒でした 扉の ノブも 壁紙も 電気のシェードも 黒でした 夜更けにまつ毛を ふと閉じて 黒い微笑を 浮かべてる それが 少し気になる 気にかかる |
| 新宿波止場赤いネオンの しぶきに濡れて 夜がくるくる 駅前広場 船が出るよに 別れたけれど ここで生まれた あの人だもの 逢える気がする 新宿波止場 粋な背広の マドロスさんに 惚れたあたしは 飛べないかもめ 歌舞伎町から 西口までを 送り送られ 歩いた頃の 夢がせつない 新宿波止場 青い夜霧が 冷たくかかる 街の灯台 裏町通り ギター泣かせる 流しの唄に 恋のつらさが 心にしみて 独りたたずむ 新宿波止場 | 美空ひばり | 横井弘 | 市川昭介 | | 赤いネオンの しぶきに濡れて 夜がくるくる 駅前広場 船が出るよに 別れたけれど ここで生まれた あの人だもの 逢える気がする 新宿波止場 粋な背広の マドロスさんに 惚れたあたしは 飛べないかもめ 歌舞伎町から 西口までを 送り送られ 歩いた頃の 夢がせつない 新宿波止場 青い夜霧が 冷たくかかる 街の灯台 裏町通り ギター泣かせる 流しの唄に 恋のつらさが 心にしみて 独りたたずむ 新宿波止場 |
| それでも私は生きている盃かさねて 泣く夜でも 夜明けを待つなら たえられる おもたい運命(さだめ)と さしむかい それもいいじゃないか だめ すねちゃだめよ だめよ だめよ だめよ すねてなにになるのさ ただひとり生きているうちにゃ 夜もある 指からこぼれた 幸福は なんどもなんども ひろうもの おろかな女と いわれても それもいいじゃないか だめ すてちゃだめよ だめよ だめよ だめよ すててなにになるのさ このひろい空の下であれば 夢もある それでも私は 生きている だれよりなにより 生きている 苦しみばかりの 道づれも それもいいじゃないか だめ 死んじゃだめよ だめよ だめよ だめよ 死んでなにになるのさ 泣くだけでいつもきたけれど 明日がある | 美空ひばり | 阿久悠 | 井上かつお | | 盃かさねて 泣く夜でも 夜明けを待つなら たえられる おもたい運命(さだめ)と さしむかい それもいいじゃないか だめ すねちゃだめよ だめよ だめよ だめよ すねてなにになるのさ ただひとり生きているうちにゃ 夜もある 指からこぼれた 幸福は なんどもなんども ひろうもの おろかな女と いわれても それもいいじゃないか だめ すてちゃだめよ だめよ だめよ だめよ すててなにになるのさ このひろい空の下であれば 夢もある それでも私は 生きている だれよりなにより 生きている 苦しみばかりの 道づれも それもいいじゃないか だめ 死んじゃだめよ だめよ だめよ だめよ 死んでなにになるのさ 泣くだけでいつもきたけれど 明日がある |
| 女飛車角恋にゃ惚れぬが 根性にゃ惚れる 女飛車角 鉄火肌 義理のためなら いのちも張ろう 涙そこどけ 待ったは無しだ 闇のなかから 白刃が見舞う 隙は見せまい みだれ髪 力だけでは 勝負にゃ勝てぬ 涙そこどけ 度胸で行くぞ 太く短く この世に生きて 人の真実を 通したい 女飛車角 花ならさくら 涙そこどけ 散っても泣くな | 美空ひばり | 石本美由起 | かとう哲也 | | 恋にゃ惚れぬが 根性にゃ惚れる 女飛車角 鉄火肌 義理のためなら いのちも張ろう 涙そこどけ 待ったは無しだ 闇のなかから 白刃が見舞う 隙は見せまい みだれ髪 力だけでは 勝負にゃ勝てぬ 涙そこどけ 度胸で行くぞ 太く短く この世に生きて 人の真実を 通したい 女飛車角 花ならさくら 涙そこどけ 散っても泣くな |
| 恋のパープル・レインあなたが好きだから いつまでも肩よせて うすむらさきの雨に 濡れていたいの 心が熱いから 降りそそぐ雨だって つめたくないわ雨は 愛のくちづけ 雨……やさしい雨 雨……仄かにきらめく きらめく恋のパープル・レイン しあわせ続くよに お願いよやまないで 心の奥で雨に そっと祈るの 雨……やさしい雨 雨……仄かにきらめく きらめく恋のパープル・レイン いつかはこの雨も やむでしょうその日には きれいな愛の虹を 空にかけるの きれいな愛の虹を 空にかけるの 空にかけるの 空にかけるの 空にかけるの… | 美空ひばり | 吉岡治 | かとう哲也 | | あなたが好きだから いつまでも肩よせて うすむらさきの雨に 濡れていたいの 心が熱いから 降りそそぐ雨だって つめたくないわ雨は 愛のくちづけ 雨……やさしい雨 雨……仄かにきらめく きらめく恋のパープル・レイン しあわせ続くよに お願いよやまないで 心の奥で雨に そっと祈るの 雨……やさしい雨 雨……仄かにきらめく きらめく恋のパープル・レイン いつかはこの雨も やむでしょうその日には きれいな愛の虹を 空にかけるの きれいな愛の虹を 空にかけるの 空にかけるの 空にかけるの 空にかけるの… |
| 別れてもありがとう別れても別れても ありがとう あなたを愛して しみじみと 女のなみだを 知りました 淋しさを淋しさを ありがとう 別れたあなたも 同じよに ひとりでいるのね 淋しさと 思い出を思い出を ありがとう 心に抱いてる 面影は あなたの形見に なりました さよならをさよならを ありがとう あなたが幸せ 見つけたら 私のなみだも 消えるでしょう | 美空ひばり | 三浦康照 | 猪俣公章 | | 別れても別れても ありがとう あなたを愛して しみじみと 女のなみだを 知りました 淋しさを淋しさを ありがとう 別れたあなたも 同じよに ひとりでいるのね 淋しさと 思い出を思い出を ありがとう 心に抱いてる 面影は あなたの形見に なりました さよならをさよならを ありがとう あなたが幸せ 見つけたら 私のなみだも 消えるでしょう |
| 唇に花シャッポに雨くちびるに花 帽子(シャッポ)に雨 くちびるに花 帽子に雨…… これが荷物の すべてさ あとはパンが ひときれと ギターがあれば 生きられる くちびるに花 帽子に雨 くちびるに花 帽子に雨…… 雨がやんだら 陽がさす 運はあちらで 気がむけば 黙っていても やってくる いつでも気ままに 心は自由だ オ ノン ノン ノン ノン 帽子の雨が漏る くちびるに花 帽子に雨 くちびるに花 帽子に雨…… 欲を言うなら 神様 あとは恋が ひときれと やさしいキスが 欲しいだけ いつまでも気ままに 心は自由だ オ ノン ノン ノン ノン 帽子の雨が漏る くちびるに花 帽子に雨 くちびるに花 帽子に雨…… | 美空ひばり | 吉岡治 | 小野透 | | くちびるに花 帽子(シャッポ)に雨 くちびるに花 帽子に雨…… これが荷物の すべてさ あとはパンが ひときれと ギターがあれば 生きられる くちびるに花 帽子に雨 くちびるに花 帽子に雨…… 雨がやんだら 陽がさす 運はあちらで 気がむけば 黙っていても やってくる いつでも気ままに 心は自由だ オ ノン ノン ノン ノン 帽子の雨が漏る くちびるに花 帽子に雨 くちびるに花 帽子に雨…… 欲を言うなら 神様 あとは恋が ひときれと やさしいキスが 欲しいだけ いつまでも気ままに 心は自由だ オ ノン ノン ノン ノン 帽子の雨が漏る くちびるに花 帽子に雨 くちびるに花 帽子に雨…… |
| 好きになってしまったわ好きになってしまったわ どうやら私 とてもこまった事だけど ア 何故か バラ色 昼顔の花にもにて けだるい私 恋とは恋とは 切ないものね 好きになってしまったわ やっぱり私 とても素敵な事だけど ア 何故か バラ色 夕顔の花にもにて さびしい私 恋とは恋とは 切ないものね | 美空ひばり | 中村メイコ | 小野透 | | 好きになってしまったわ どうやら私 とてもこまった事だけど ア 何故か バラ色 昼顔の花にもにて けだるい私 恋とは恋とは 切ないものね 好きになってしまったわ やっぱり私 とても素敵な事だけど ア 何故か バラ色 夕顔の花にもにて さびしい私 恋とは恋とは 切ないものね |
| 少しの間サヨウナラあなたに おやすみを そっといった 耳元で あなたは唯 黙ってうつむいた 明日も 又逢える その時迄 アアア すこしの間 サヨウナラ あなたに おやすみを そっと 愛の口づけを やさしい笑顔を 忘れずに あなたも 私も その時迄 アアア すこしの間 サヨウナラ あなたに おやすみを 後姿を見送って 愛しているは あなただけ 明日も 又逢える その時迄 アアア すこしの間 サヨウナラ すこしの間 サヨウナラ | 美空ひばり | 小野透 | 小野透 | | あなたに おやすみを そっといった 耳元で あなたは唯 黙ってうつむいた 明日も 又逢える その時迄 アアア すこしの間 サヨウナラ あなたに おやすみを そっと 愛の口づけを やさしい笑顔を 忘れずに あなたも 私も その時迄 アアア すこしの間 サヨウナラ あなたに おやすみを 後姿を見送って 愛しているは あなただけ 明日も 又逢える その時迄 アアア すこしの間 サヨウナラ すこしの間 サヨウナラ |
| 夜のプラットホーム星はまたたき 夜ふかく なりわたる なりわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつ帰る ひとは散りはて ただひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たたずむわたし さよなら さよなら 君 いつ帰る 窓に残した あの言葉 泣かないで 泣かないで 瞼にやきつく さみしい笑顔 さよなら さよなら 君 いつ帰る | 美空ひばり | 奥野椰子夫 | 服部良一 | | 星はまたたき 夜ふかく なりわたる なりわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつ帰る ひとは散りはて ただひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たたずむわたし さよなら さよなら 君 いつ帰る 窓に残した あの言葉 泣かないで 泣かないで 瞼にやきつく さみしい笑顔 さよなら さよなら 君 いつ帰る |
| カスバの女涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴり この頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリヤ どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ 私でよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方も私も 買われた命 恋してみたとて 一夜の火花 明日はチェニスか モロッコか 泣いて手を振る うしろかげ 外人部隊の 白い服 | 美空ひばり | 大高ひさを | 久我山明 | | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴり この頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリヤ どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ 私でよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方も私も 買われた命 恋してみたとて 一夜の火花 明日はチェニスか モロッコか 泣いて手を振る うしろかげ 外人部隊の 白い服 |
| 流れ人沖をこぎゆく あの小舟 誰が乗るゆら 遠くなる 家に待つのは 親か子か いとしい妻も 待っていよ わしは磯辺の 波の上 待つ人もない 捨小舟 波間によせる 藻をひろう 憎や玉藻に 身は濡るる 風よ吹くなよ 心が凍るよ | 美空ひばり | 秋元松代 | 猪俣公章 | | 沖をこぎゆく あの小舟 誰が乗るゆら 遠くなる 家に待つのは 親か子か いとしい妻も 待っていよ わしは磯辺の 波の上 待つ人もない 捨小舟 波間によせる 藻をひろう 憎や玉藻に 身は濡るる 風よ吹くなよ 心が凍るよ |
| あの人の…横浜の街に生れ 横浜の街に育ち 愛し 愛され 悩み 苦しみ 涙ぐむ 涙ぐむ 涙ぐむ 浜の女 涙ぐむ 夜の港 疲れ 傷つき 我と我が身を 抱きしめる 抱きしめる 抱きしめる あの想い出 抱きしめる あの面影 夜は やさしく 海は せつなく 横浜の… 横浜の… 横浜の海を恋し 横浜の海を愛し すべて 忘れて 祈る 幸福 あの人の… あの人の… | 美空ひばり | 永六輔 | 中村八大 | 中村八大 | 横浜の街に生れ 横浜の街に育ち 愛し 愛され 悩み 苦しみ 涙ぐむ 涙ぐむ 涙ぐむ 浜の女 涙ぐむ 夜の港 疲れ 傷つき 我と我が身を 抱きしめる 抱きしめる 抱きしめる あの想い出 抱きしめる あの面影 夜は やさしく 海は せつなく 横浜の… 横浜の… 横浜の海を恋し 横浜の海を愛し すべて 忘れて 祈る 幸福 あの人の… あの人の… |
| 男花が女の こころなら 俺は咲く日を 待てばいい 散るのが女の 運命なら 俺はちる日を 待てばいい 理屈じゃないよ 男の男の人生は 愛がこの世にないならば 俺は女に 用はない あいつが死ぬ気で 来るならば 俺もいのちを 呉れてやる 理屈じゃないよ 男の男の人生は 好きと嫌いの 境い目を 俺は歩いて いるけれど 別れの涙の味ならば 俺に聞くより 風に聞け 理屈じゃないよ 男の男の人生は | 美空ひばり | 藤田まさと | 市川昭介 | | 花が女の こころなら 俺は咲く日を 待てばいい 散るのが女の 運命なら 俺はちる日を 待てばいい 理屈じゃないよ 男の男の人生は 愛がこの世にないならば 俺は女に 用はない あいつが死ぬ気で 来るならば 俺もいのちを 呉れてやる 理屈じゃないよ 男の男の人生は 好きと嫌いの 境い目を 俺は歩いて いるけれど 別れの涙の味ならば 俺に聞くより 風に聞け 理屈じゃないよ 男の男の人生は |
| 野崎小唄野崎参りは 屋形船でまいろ どこを向いても 菜の花ざかり 粋な日傘にゃ 蝶々もとまる 呼んで見ようか 土手の人 野崎参りは 屋形船でまいろ お染久松 切ない恋に 残る紅梅 久作屋敷 今も降らすか 春の雨 野崎参りは 屋形船でまいろ 音にきこえた 観音ござる お願かけよか うたりょか滝に 滝は白絹 法(のり)の水 | 美空ひばり | 今中楓溪 | 大村能章 | | 野崎参りは 屋形船でまいろ どこを向いても 菜の花ざかり 粋な日傘にゃ 蝶々もとまる 呼んで見ようか 土手の人 野崎参りは 屋形船でまいろ お染久松 切ない恋に 残る紅梅 久作屋敷 今も降らすか 春の雨 野崎参りは 屋形船でまいろ 音にきこえた 観音ござる お願かけよか うたりょか滝に 滝は白絹 法(のり)の水 |
| 小雨の丘雨が静かに降る 日暮れの町はずれ そぼ降る小雨に 濡れゆくわが胸 夢のようなこぬか雨 亡き母の ささやき ひとりきくひとりきく 寂しき胸に ああ お母さん、あなたが死んで三年 私はこの雨にあなたを想う 雨! 雨! 泣きぬれる雨。 木の葉も草もそして私も…… 丘に静かに降る 今宵のさみしさよ そぼふる小雨と 心の涙よ ただひとりたたずめば 亡き母のおもかげ 雨の中雨の中 けむりて浮かぶ | 美空ひばり | サトウハチロー | 服部良一 | | 雨が静かに降る 日暮れの町はずれ そぼ降る小雨に 濡れゆくわが胸 夢のようなこぬか雨 亡き母の ささやき ひとりきくひとりきく 寂しき胸に ああ お母さん、あなたが死んで三年 私はこの雨にあなたを想う 雨! 雨! 泣きぬれる雨。 木の葉も草もそして私も…… 丘に静かに降る 今宵のさみしさよ そぼふる小雨と 心の涙よ ただひとりたたずめば 亡き母のおもかげ 雨の中雨の中 けむりて浮かぶ |
| 菊五郎格子十八娘の 緋鹿子の 手柄がくずれて 富士額 弁天小僧が きる啖呵 知らざあ言って 聞かせやしょう なつかしいぞえ 菊五郎格子 歌舞伎の桟敷が 縁となり あなたとわたしが 合蛇の目 これきり別れりゃ 女でも 闇夜があるから 覚えてろ なつかしいぞえ 菊五郎格子 銀座の柳を 吹く風に 幟がゆれます 木挽町 通ればかおるよ 白菊が 面影うつした 鏡獅子 なつかしいぞえ 菊五郎格子 | 美空ひばり | 西條八十 | 米山正夫 | 松尾健司 | 十八娘の 緋鹿子の 手柄がくずれて 富士額 弁天小僧が きる啖呵 知らざあ言って 聞かせやしょう なつかしいぞえ 菊五郎格子 歌舞伎の桟敷が 縁となり あなたとわたしが 合蛇の目 これきり別れりゃ 女でも 闇夜があるから 覚えてろ なつかしいぞえ 菊五郎格子 銀座の柳を 吹く風に 幟がゆれます 木挽町 通ればかおるよ 白菊が 面影うつした 鏡獅子 なつかしいぞえ 菊五郎格子 |
| 越前岬墨絵ぼかしの 日の暮れ刻(どき)に 哭くか鵜の鳥 歎(なげ)き節 影をひきずり 旅行く身には こころ細さが エ…なおつのる 噫々……あゝ…… ここは北陸(きたぐに) 越前岬よ 風邪の断崖(きりぎし) 俯(うつむ)きがちに 香る越前 花水仙 北のおんなの 涙がいつか… 花に姿を エ…変えたとか 噫々……あゝ…… ここは北陸(きたぐに) 越前岬よ 季節はずれの 淡雪ついて 飛沫(しぶ)けとどろけ 日本海 うしろ髪ひく 人恋しさを 洗い流して エ…しまうまで 噫々……あゝ…… ここは北陸(きたぐに) 越前岬よ | 美空ひばり | 吉田旺 | 丸山雅仁 | 丸山雅仁 | 墨絵ぼかしの 日の暮れ刻(どき)に 哭くか鵜の鳥 歎(なげ)き節 影をひきずり 旅行く身には こころ細さが エ…なおつのる 噫々……あゝ…… ここは北陸(きたぐに) 越前岬よ 風邪の断崖(きりぎし) 俯(うつむ)きがちに 香る越前 花水仙 北のおんなの 涙がいつか… 花に姿を エ…変えたとか 噫々……あゝ…… ここは北陸(きたぐに) 越前岬よ 季節はずれの 淡雪ついて 飛沫(しぶ)けとどろけ 日本海 うしろ髪ひく 人恋しさを 洗い流して エ…しまうまで 噫々……あゝ…… ここは北陸(きたぐに) 越前岬よ |
| 傷心(いたみ)あなたにもらった 手紙をあつめて 紐でむすんで 石をつないで みずうみに すてました 逢ってさよならしたかった 一緒に泣いて ほしかった そんな気持ちで すてました 手紙を出しても 帰って来ました なのにあなたの 愛を信じて ひたすらに 待ちました きっと迎えに来てくれる あなたにかぎって ウソはない そんな気持ちで 待ちました あなたと遊んだ 芦の葉かげの 主をなくした 舟をみつめて ただひとり 泣きました 今度生まれて来るときは 女はもうイヤ つらすぎる そんな気持ちで 泣きました | 美空ひばり | なかにし礼 | 猪俣公章 | | あなたにもらった 手紙をあつめて 紐でむすんで 石をつないで みずうみに すてました 逢ってさよならしたかった 一緒に泣いて ほしかった そんな気持ちで すてました 手紙を出しても 帰って来ました なのにあなたの 愛を信じて ひたすらに 待ちました きっと迎えに来てくれる あなたにかぎって ウソはない そんな気持ちで 待ちました あなたと遊んだ 芦の葉かげの 主をなくした 舟をみつめて ただひとり 泣きました 今度生まれて来るときは 女はもうイヤ つらすぎる そんな気持ちで 泣きました |
| 武蔵流転吾れにニ天の 剣あり 一天不変の 運命あり 行くも亦よし 退くもよし 生ある限り 試練に耐えて それからも あゝ それからも 武蔵は生きる 愛の証に 花は咲く 情をかけるは 易けれど 秘めて一途の 剣の舞い 有為転変の 流れの中に それからも あゝ それからも 武蔵は生きる 道を極むは 無限なり 至れば剣禅 これ一つ この身大地に 還るとも 五輪に託す 命は消えず それからも あゝ それからも 武蔵は生きる | 美空ひばり | 青山五平 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 吾れにニ天の 剣あり 一天不変の 運命あり 行くも亦よし 退くもよし 生ある限り 試練に耐えて それからも あゝ それからも 武蔵は生きる 愛の証に 花は咲く 情をかけるは 易けれど 秘めて一途の 剣の舞い 有為転変の 流れの中に それからも あゝ それからも 武蔵は生きる 道を極むは 無限なり 至れば剣禅 これ一つ この身大地に 還るとも 五輪に託す 命は消えず それからも あゝ それからも 武蔵は生きる |
| ひばりのドドンパわたしはドドンパむすめ いつでも本気で 勝負する 雨が降っても 降らなくても ゴムの長靴 ブカブカと 人が見ようが 笑おうが そんなことなど ヘイッチャラ わたしは わたしの 道を行く ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ どんなことでも ドドンと一発 体当り 体当り ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ わたしはドドンパむすめ めそめそすることは 大嫌い 好きになっても ならなくても 恋はそよ風 青い空 たとえ希望の 風船が 飛んで逃げよと ヘイッチャラ わたしは わたしの 道を行く ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ どんなことでも ドドンと一発 体当り 体当り ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ わたしはドドンパむすめ なんでも本気で 勝負する 花が咲いても 咲かなくても 春は春だよ 若い春 今日も飛乗り 飛降りる ダンプカーでも ヘィッチャラ わたしは わたしの 道を行く ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ どんなことでも ドドンと一発 体当り 体当り ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ | 美空ひばり | 米山正夫 | 米山正夫 | | わたしはドドンパむすめ いつでも本気で 勝負する 雨が降っても 降らなくても ゴムの長靴 ブカブカと 人が見ようが 笑おうが そんなことなど ヘイッチャラ わたしは わたしの 道を行く ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ どんなことでも ドドンと一発 体当り 体当り ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ わたしはドドンパむすめ めそめそすることは 大嫌い 好きになっても ならなくても 恋はそよ風 青い空 たとえ希望の 風船が 飛んで逃げよと ヘイッチャラ わたしは わたしの 道を行く ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ どんなことでも ドドンと一発 体当り 体当り ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ わたしはドドンパむすめ なんでも本気で 勝負する 花が咲いても 咲かなくても 春は春だよ 若い春 今日も飛乗り 飛降りる ダンプカーでも ヘィッチャラ わたしは わたしの 道を行く ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ どんなことでも ドドンと一発 体当り 体当り ドドンパ ドドンパ ドドンパッと来て ドドンパ |
| ひばりづくしそろた そろたよ おどり子そろた あの子 どこの子 あの子 どこの子 こいきな子 月の 出ぬ間に 鎮守の森で ぬしと ふたりで ぬりと ふたりで ひとおどり おどり おどるなら 笑顔でおどれ 笛と太鼓と 笛と太鼓と 手拍子で | 美空ひばり | 藤浦洸 | 船村徹 | | そろた そろたよ おどり子そろた あの子 どこの子 あの子 どこの子 こいきな子 月の 出ぬ間に 鎮守の森で ぬしと ふたりで ぬりと ふたりで ひとおどり おどり おどるなら 笑顔でおどれ 笛と太鼓と 笛と太鼓と 手拍子で |
| ひばりのカンカン囃子カンダ カグミノ カアサン カイショデ カラクリ カイケツ カンシャ カンゲキ カンカン カンカンカン 火事だケンカだ 事件だナゾだ なんだかんだの 捕物ばやし 御用十手は 持たないけれど 女度胸だ 肝っ玉 カンダ カジチョノ カドノ カンブツヤデ カチグリ カッタラ カタクテ カメナイ カンカン カンカンカン 恋だ 嵐だ 涙だ風だ 助け合うのが 江戸っ子ばやし 好きで出しゃばる つもりはないが 女火消だ 心意気 カンダ カグミノ カアサン カイショデ カラクリ カイケツ カンシャ カンゲキ カンカン カンカンカン カンカン カンカンカン | 美空ひばり | 野口義夫 | 森田公一 | | カンダ カグミノ カアサン カイショデ カラクリ カイケツ カンシャ カンゲキ カンカン カンカンカン 火事だケンカだ 事件だナゾだ なんだかんだの 捕物ばやし 御用十手は 持たないけれど 女度胸だ 肝っ玉 カンダ カジチョノ カドノ カンブツヤデ カチグリ カッタラ カタクテ カメナイ カンカン カンカンカン 恋だ 嵐だ 涙だ風だ 助け合うのが 江戸っ子ばやし 好きで出しゃばる つもりはないが 女火消だ 心意気 カンダ カグミノ カアサン カイショデ カラクリ カイケツ カンシャ カンゲキ カンカン カンカンカン カンカン カンカンカン |
| ひばりのお買物赤いセーターで ランララン いつも楽しい お買物 八百屋 魚屋 酒屋さん 声も明るく 今日は 私しゃとっても 買物上手 町は青空 ランララン 提げた手篭は ピンク色 赤いリボンを ランララン 髪に結んで お買物 娘 年頃 花ざかり ちょいと気になる 趣味の店 のぞくウインド 楽しい心 町は青空 ランララン 柳芽をふく 並木路 軽い靴音 ランララン 歌も陽気に お買物 店の旦那に 小僧さん みんなニコニコ 顔馴染み 安くしますと また呼び止める 町は青空 ランララン 目抜き通りは 人の波 揺れるスカート ランララン 弾む心で お買物 明日は彼氏の 誕生日 選ぶネクタイ プレゼント 買ってほんのり 笑顔を染める 町は青空 ランララン 恋を呼ぶよな 風が吹く | 美空ひばり | 石本美由起 | 上原げんと | | 赤いセーターで ランララン いつも楽しい お買物 八百屋 魚屋 酒屋さん 声も明るく 今日は 私しゃとっても 買物上手 町は青空 ランララン 提げた手篭は ピンク色 赤いリボンを ランララン 髪に結んで お買物 娘 年頃 花ざかり ちょいと気になる 趣味の店 のぞくウインド 楽しい心 町は青空 ランララン 柳芽をふく 並木路 軽い靴音 ランララン 歌も陽気に お買物 店の旦那に 小僧さん みんなニコニコ 顔馴染み 安くしますと また呼び止める 町は青空 ランララン 目抜き通りは 人の波 揺れるスカート ランララン 弾む心で お買物 明日は彼氏の 誕生日 選ぶネクタイ プレゼント 買ってほんのり 笑顔を染める 町は青空 ランララン 恋を呼ぶよな 風が吹く |
| ひばりの子守唄港ヨコハマ 浜の灯も みんな昔の まゝなのに お父さん お父さん なぜに帰らない 遠い人 今は今は… 母と二人で暮らします くじけそうになる 私の心を 支えてくれた お母さん 悲しいとき 苦しいとき お母さんは 私の心の杖でした これからも 私は強く生きて行きたい お母さんと 二人で… 船の汽笛を 聞くたびに 思い出します 辛い日を お父さん お父さん 今の幸せを 守ってね 遥か遥か… 空でまばたく星のよに 淋しがりやの母さんと 語り明かすの 想い出を お父さん お父さん 部屋の片隅で 見つめてる 今日も今日も… 無事で一日暮れました | 美空ひばり | 三浦康照 | 市川昭介 | | 港ヨコハマ 浜の灯も みんな昔の まゝなのに お父さん お父さん なぜに帰らない 遠い人 今は今は… 母と二人で暮らします くじけそうになる 私の心を 支えてくれた お母さん 悲しいとき 苦しいとき お母さんは 私の心の杖でした これからも 私は強く生きて行きたい お母さんと 二人で… 船の汽笛を 聞くたびに 思い出します 辛い日を お父さん お父さん 今の幸せを 守ってね 遥か遥か… 空でまばたく星のよに 淋しがりやの母さんと 語り明かすの 想い出を お父さん お父さん 部屋の片隅で 見つめてる 今日も今日も… 無事で一日暮れました |
| 青春ひばり小唄歌の「う」の字は うれしい「う」の字 君と唄えば 尚うれし 叩く手拍子 にぎやかに 歌は心を 結ぶもの 一度聞いたら 好きになる ソレ好きになる ひばり小唄は トチチリシャンシャン 君の「き」の字は 気になる「き」の字 なぜか冷たい 振りをする 男ごころの 谷間には いつも浮気の 虫が住む 一度聞いたら 好きになる ソレ好きになる ひばり小唄は トチチリシャンシャン 恋の「こ」の字は 今夜の「こ」の字 星も私も 燃えている 酒も呑んでは いないのに なぜか心が 酔ってくる 一度聞いたら 好きになる ソレ好きになる ひばり小唄は トチチリシャンシャン | 美空ひばり | 石本美由起 | 古賀政男 | | 歌の「う」の字は うれしい「う」の字 君と唄えば 尚うれし 叩く手拍子 にぎやかに 歌は心を 結ぶもの 一度聞いたら 好きになる ソレ好きになる ひばり小唄は トチチリシャンシャン 君の「き」の字は 気になる「き」の字 なぜか冷たい 振りをする 男ごころの 谷間には いつも浮気の 虫が住む 一度聞いたら 好きになる ソレ好きになる ひばり小唄は トチチリシャンシャン 恋の「こ」の字は 今夜の「こ」の字 星も私も 燃えている 酒も呑んでは いないのに なぜか心が 酔ってくる 一度聞いたら 好きになる ソレ好きになる ひばり小唄は トチチリシャンシャン |
| ひばりの観音経風まかせ 風まかせ 流れ旅空 風まかせ まっぴら御免と 渡り鳥 こんな気ままな おいらでも ほんにこの世で たゞ一人 あの娘ばかりにゃ 惚れやした エーコラ サテマタ あの娘ばかりにゃ 惚れやした 惚れやした 西東 西東 きょうも街道 西東 おひかえなさんせ 三度笠 宿場雀は メじゃないが 思いだします ふるさとの 可愛いあの娘の 初島田 エーコラ サテマタ 可愛いあの娘の 初島田 初島田 吹きさらし 吹きさらし 知らぬ他国は 吹きさらし せつのうござんす 旅合羽 銀の長脇差 すっぱりと すてて戻ろか 帰ろうか なんであの娘が 忘らりょか エーコラ サテマタ なんであの娘が 忘らりょか 忘らりょか | 美空ひばり | 西沢爽 | 狛林正一 | | 風まかせ 風まかせ 流れ旅空 風まかせ まっぴら御免と 渡り鳥 こんな気ままな おいらでも ほんにこの世で たゞ一人 あの娘ばかりにゃ 惚れやした エーコラ サテマタ あの娘ばかりにゃ 惚れやした 惚れやした 西東 西東 きょうも街道 西東 おひかえなさんせ 三度笠 宿場雀は メじゃないが 思いだします ふるさとの 可愛いあの娘の 初島田 エーコラ サテマタ 可愛いあの娘の 初島田 初島田 吹きさらし 吹きさらし 知らぬ他国は 吹きさらし せつのうござんす 旅合羽 銀の長脇差 すっぱりと すてて戻ろか 帰ろうか なんであの娘が 忘らりょか エーコラ サテマタ なんであの娘が 忘らりょか 忘らりょか |
| ひばりのツイスト恋は盲目というけれど それでいいのよ 弱いのよ この世の中で あなただけ ほんとに好きよとさゝやいた わたしの好きなあの人が…… 好き好き好きよ 好きなのよ たった一人の あの人の すべてが わたし好きなのよ 今夜も踊ろう二人して ツイスト ツイスト イェーイ イェ ツイスト 一生一度の恋だから わたしのすべてがもえてくる わたしの好きなあの人に…… 好き好き好きよ 好きなのよ 二度とできない 恋だから わたしのすべて奪ってね 今夜のデイトに 踊ろうね ツイスト ツイスト イェーイ イェ ツイスト | 美空ひばり | 水島哲 | 狛林正一 | | 恋は盲目というけれど それでいいのよ 弱いのよ この世の中で あなただけ ほんとに好きよとさゝやいた わたしの好きなあの人が…… 好き好き好きよ 好きなのよ たった一人の あの人の すべてが わたし好きなのよ 今夜も踊ろう二人して ツイスト ツイスト イェーイ イェ ツイスト 一生一度の恋だから わたしのすべてがもえてくる わたしの好きなあの人に…… 好き好き好きよ 好きなのよ 二度とできない 恋だから わたしのすべて奪ってね 今夜のデイトに 踊ろうね ツイスト ツイスト イェーイ イェ ツイスト |
| ひばりの木曽節木曽のナー ナカノリさん 木曽の御嶽さんは ナンジャラホイ 夏でも寒い ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ 袷ナー ナカノリさん 袷やりたや ナンジャラホイ 足袋を添えて ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ こころナー ナカノリさん 心細いぞ ナンジャラホイ 木曽路の旅は ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ | 美空ひばり | 日本民謡 | 日本民謡 | | 木曽のナー ナカノリさん 木曽の御嶽さんは ナンジャラホイ 夏でも寒い ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ 袷ナー ナカノリさん 袷やりたや ナンジャラホイ 足袋を添えて ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ こころナー ナカノリさん 心細いぞ ナンジャラホイ 木曽路の旅は ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ |
| ひばりの船長さん波止場だよ 汽笛だよ しぶきだよ 今日も港は 青い空 船出を見送る ホイ富士の山 若い元気な 船長さんは 親子二代の 海つばめ 酒場だよ あの娘だよ グラスだよ みんな恋しい ものばかり 錨を巻いたら ホイお別れだ 熱い瞼に 船長さんは 可愛い面影 だいて行く 鴎だよ 岬だよ 潮路だよ さらば故郷の 燈台よ 太平洋が ホイ呼んでるぜ 波に鼻唄 船長さんは 軽く南へ 舵を取る | 美空ひばり | 石本美由起 | 船村徹 | | 波止場だよ 汽笛だよ しぶきだよ 今日も港は 青い空 船出を見送る ホイ富士の山 若い元気な 船長さんは 親子二代の 海つばめ 酒場だよ あの娘だよ グラスだよ みんな恋しい ものばかり 錨を巻いたら ホイお別れだ 熱い瞼に 船長さんは 可愛い面影 だいて行く 鴎だよ 岬だよ 潮路だよ さらば故郷の 燈台よ 太平洋が ホイ呼んでるぜ 波に鼻唄 船長さんは 軽く南へ 舵を取る |
| ひばりの船唄むせび泣くよな 汽笛の後で 白いけむりが なおのこる 心にしみる 眼にしみる 消えておくれよ 港の沖の 船もかすみに 消えたのに 瀬戸の内海 島かげほどに 想いのこして あの方と 別れみぎわの ひとことを 胸にいだいて 波止場のベンチ じっとこのまゝ いつまでも 風になびいた マストの上の 赤い三角 旗のいろ 何故か気になる 気にかゝる たより来るのは 明日の夜か 近いようでも 遠いのね | 美空ひばり | 藤浦洸 | 上原げんと | | むせび泣くよな 汽笛の後で 白いけむりが なおのこる 心にしみる 眼にしみる 消えておくれよ 港の沖の 船もかすみに 消えたのに 瀬戸の内海 島かげほどに 想いのこして あの方と 別れみぎわの ひとことを 胸にいだいて 波止場のベンチ じっとこのまゝ いつまでも 風になびいた マストの上の 赤い三角 旗のいろ 何故か気になる 気にかゝる たより来るのは 明日の夜か 近いようでも 遠いのね |
| ひばりのチャチャチャさあさ歌えよ みんなで歌えよ あなたもわたしも チャチャチャ 調子合わせて 拍子揃えて 小鳥がスケート する様に チャチャチャうたえば こゝろは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ 皆でおどれよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ玩具の 楽隊 ラッタッタ ソラウインナワルツは ブンチャチャ ホラ田舎の機関車 シュッポッポ ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムに のって あの子も音痴よ この子も音痴よ 調子をはずして チャチャチャ あばたもえくぼよ 音痴は愛嬌 調子ぱずれは いい度胸 チャチャチャ歌えば こころは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ | 美空ひばり | 米山正夫 | 米山正夫 | | さあさ歌えよ みんなで歌えよ あなたもわたしも チャチャチャ 調子合わせて 拍子揃えて 小鳥がスケート する様に チャチャチャうたえば こゝろは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ 皆でおどれよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ玩具の 楽隊 ラッタッタ ソラウインナワルツは ブンチャチャ ホラ田舎の機関車 シュッポッポ ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムに のって あの子も音痴よ この子も音痴よ 調子をはずして チャチャチャ あばたもえくぼよ 音痴は愛嬌 調子ぱずれは いい度胸 チャチャチャ歌えば こころは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ |
| ひばりの冒険みどりの丘こえて 小人の森をぬけ 湖水の近くまで来た時だった 遠くで太鼓がなった インディアンの太鼓がなった そらいそいで逃げろ 小人の森をぬけ みどりの丘をこえ もといた場所へ ギターをかきならし 小唄を口ずさみ 幌馬車にゆられて西部へ来たら 朝からピストルの音 朝までピストルの音 そらいそいで逃げろ ギターをほっぽって 命のある中に 西部よさらば 白い船に乗って 青い海を渡り 赤道の下まで来た時だった ピカドン キノコの雲だ 帆をまけ キノコの雲だ そらいそいで逃げろ 青い海を渡り ピースの島さして 面舵一杯 丸木舟に乗って ジャングルをふみ分け ダンボの居る国へ勇んで来たら そしたらすごい顔した 人喰土人がいたよ そらいそいでにげろ 馬にむちをあてて 帰って来てみたら 河馬に乗っていた | 美空ひばり | 木下忠司 | 木下忠司 | | みどりの丘こえて 小人の森をぬけ 湖水の近くまで来た時だった 遠くで太鼓がなった インディアンの太鼓がなった そらいそいで逃げろ 小人の森をぬけ みどりの丘をこえ もといた場所へ ギターをかきならし 小唄を口ずさみ 幌馬車にゆられて西部へ来たら 朝からピストルの音 朝までピストルの音 そらいそいで逃げろ ギターをほっぽって 命のある中に 西部よさらば 白い船に乗って 青い海を渡り 赤道の下まで来た時だった ピカドン キノコの雲だ 帆をまけ キノコの雲だ そらいそいで逃げろ 青い海を渡り ピースの島さして 面舵一杯 丸木舟に乗って ジャングルをふみ分け ダンボの居る国へ勇んで来たら そしたらすごい顔した 人喰土人がいたよ そらいそいでにげろ 馬にむちをあてて 帰って来てみたら 河馬に乗っていた |
| ひばりが唄えば雨の降る日も 窓のかげ 風の吹く日も 軒づたい 町から町へと 歌を撒く わたしはひばり こゝろはいつでも 青い空 悲しいときにも歌え 笑顔を浮べて歌え ララララゝゝ 歌えば春だ 天国だ 雲が流れる 丘のうえ 花が浮いてる 川の岸 朝から晩まで 歌を撒く わたしはひばり こゝろはいつでも 青い空 悲しいときにも歌え 笑顔を浮べて歌え ララララゝゝ 歌えば春だ 天国だ パンは無くとも 夢がある 服はぼろでも 春が来る 来る日も来る日も 歌を撒く わたしはひばり こゝろはいつでも 青い空 悲しいときにも歌え 笑顔を浮べて歌え ララララゝゝ 歌えば春だ 天国だ | 美空ひばり | 門田ゆたか | 万城目正 | | 雨の降る日も 窓のかげ 風の吹く日も 軒づたい 町から町へと 歌を撒く わたしはひばり こゝろはいつでも 青い空 悲しいときにも歌え 笑顔を浮べて歌え ララララゝゝ 歌えば春だ 天国だ 雲が流れる 丘のうえ 花が浮いてる 川の岸 朝から晩まで 歌を撒く わたしはひばり こゝろはいつでも 青い空 悲しいときにも歌え 笑顔を浮べて歌え ララララゝゝ 歌えば春だ 天国だ パンは無くとも 夢がある 服はぼろでも 春が来る 来る日も来る日も 歌を撒く わたしはひばり こゝろはいつでも 青い空 悲しいときにも歌え 笑顔を浮べて歌え ララララゝゝ 歌えば春だ 天国だ |
| 流転男命を みすじの糸に かけて三七 二十一目くずれ 浮世かるたの 浮世かるたの 浮沈み 意地は男よ 情は女子 ままになるなら 男を捨てて 俺も生きたや 俺も生きたや 恋のため どうせ一度は あの世とやらへ 落ちて流れて 行く身じゃないか 鳴くな夜明けの 鳴くな夜明けの 渡り鳥 | 美空ひばり | 藤田まさと | 阿部武雄 | | 男命を みすじの糸に かけて三七 二十一目くずれ 浮世かるたの 浮世かるたの 浮沈み 意地は男よ 情は女子 ままになるなら 男を捨てて 俺も生きたや 俺も生きたや 恋のため どうせ一度は あの世とやらへ 落ちて流れて 行く身じゃないか 鳴くな夜明けの 鳴くな夜明けの 渡り鳥 |
| 恍惚のブルース女の命は 恋だから 恋におぼれて 流されて 死ぬほどたのしい 夢をみた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびよる 恍惚のブルースよ あたしをこんなに したあなた ブルーシルクの 雨が降り こころがしっとり 濡れていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのび泣く 恍惚のブルースよ あなたがこんなに したわたし ブルーパールの 霧が降り わたしは貝に なっていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またすすり泣く 恍惚のブルースよ | 美空ひばり | 川内康範 | 浜口庫之助 | 佐々永治 | 女の命は 恋だから 恋におぼれて 流されて 死ぬほどたのしい 夢をみた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびよる 恍惚のブルースよ あたしをこんなに したあなた ブルーシルクの 雨が降り こころがしっとり 濡れていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのび泣く 恍惚のブルースよ あなたがこんなに したわたし ブルーパールの 霧が降り わたしは貝に なっていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またすすり泣く 恍惚のブルースよ |
リンゴの唄 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持は よくわかる リンゴ可愛や 可愛やリンゴ あの娘よい子だ 気立のよい子 リンゴによく似た 可愛い子 どなたが言ったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすもまたねと 夢見顔 リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 歌いましょうか リンゴの唄を 二人でうたえば なおたのし 皆でうたえば なおなおうれし リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛や 可愛やリンゴ | 美空ひばり | サトウハチロー | 万城目正 | 佐々永治 | 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持は よくわかる リンゴ可愛や 可愛やリンゴ あの娘よい子だ 気立のよい子 リンゴによく似た 可愛い子 どなたが言ったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすもまたねと 夢見顔 リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 歌いましょうか リンゴの唄を 二人でうたえば なおたのし 皆でうたえば なおなおうれし リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛や 可愛やリンゴ |
| 浜っ子「これをあげるわ おたっしゃで」 母の形見の ペンダント 鳴くなかもめよ 気が沈む 私しゃ浜っ子 港の娘 酒をくむには まだ陽が高い シスコがえりの 行く先は 遠いリスボン マルセイユ 潮に吹かれた 肌の色 私しゃ浜っ子 港の娘 酒をくむには まだ陽が高い みなとしぐれに 片ひでり 沖じゃ出船の 泣く汽笛 泣いてみたとて どうなろか 私しゃ浜っ子 港の娘 酒をくむには まだ陽が高い | 美空ひばり | 藤浦洸 | 船村徹 | | 「これをあげるわ おたっしゃで」 母の形見の ペンダント 鳴くなかもめよ 気が沈む 私しゃ浜っ子 港の娘 酒をくむには まだ陽が高い シスコがえりの 行く先は 遠いリスボン マルセイユ 潮に吹かれた 肌の色 私しゃ浜っ子 港の娘 酒をくむには まだ陽が高い みなとしぐれに 片ひでり 沖じゃ出船の 泣く汽笛 泣いてみたとて どうなろか 私しゃ浜っ子 港の娘 酒をくむには まだ陽が高い |
| 乗りかえ駅の夜は更けて旅の夜汽車を 乗りかえる みちのくの 夜の駅 汽車を待つ間の 駅裏通り 時間つぶしに 呑む酒に 寒さ忘れる 縄のれん 肌をさすよな 木枯らしも ここまでは 入れない まるで自分の 息子と二人 呑んでいるよに おばさんが 話すことばの あたたかさ 汽車の時間が 気になって 店を出る 酔ごころ ひとり旅でも 淋しかないさ こんな夜更けの 駅裏に 人のなさけの 灯がともる | 美空ひばり | 石本美由起 | 上原げんと | 佐々永治 | 旅の夜汽車を 乗りかえる みちのくの 夜の駅 汽車を待つ間の 駅裏通り 時間つぶしに 呑む酒に 寒さ忘れる 縄のれん 肌をさすよな 木枯らしも ここまでは 入れない まるで自分の 息子と二人 呑んでいるよに おばさんが 話すことばの あたたかさ 汽車の時間が 気になって 店を出る 酔ごころ ひとり旅でも 淋しかないさ こんな夜更けの 駅裏に 人のなさけの 灯がともる |
| 鳶ヒョロヒョロ燕がスイ旅の娘が ちらりと笑くぼ 乙な気持で すれちがう とろり とろりや とんとろり 鳶 ヒョロヒョロ 燕がスイ せめてもいちど エゝ 顔見たや 寄っていこうか 渋茶に団子 茶屋のあねさん 手で招く とろり とろりや とんとろり 鳶 ヒョロヒョロ 燕がスイ 先で待つ娘が エゝ いるじゃなし 一人旅でも 青空見れば 胸も晴れます 唄もでる とろり とろりや とんとろり 鳶 ヒョロヒョロ 燕がスイ 駕籠でゆくほど エゝ 野暮じゃない | 美空ひばり | 西沢爽 | 米山正夫 | | 旅の娘が ちらりと笑くぼ 乙な気持で すれちがう とろり とろりや とんとろり 鳶 ヒョロヒョロ 燕がスイ せめてもいちど エゝ 顔見たや 寄っていこうか 渋茶に団子 茶屋のあねさん 手で招く とろり とろりや とんとろり 鳶 ヒョロヒョロ 燕がスイ 先で待つ娘が エゝ いるじゃなし 一人旅でも 青空見れば 胸も晴れます 唄もでる とろり とろりや とんとろり 鳶 ヒョロヒョロ 燕がスイ 駕籠でゆくほど エゝ 野暮じゃない |
| ひとり行く生きて行くのが さすらいならば 剣は心の 杖なのさ やぶれ袴が ひらりと舞えば 闇に白刃の 風が吹く 人はそれぞれ こゝろの奥に 生きる淋しさ だいている 月にくるりと 背中を向けて 涙ふきたい 夜もある のぞみむなしく はてない旅路 何を求めて 生きようか 雲と流れて さだめのまゝに 明日を追いかけ ひとり行く | 美空ひばり | 石本美由起 | 小野透 | 宇野誠一郎・千野寛 | 生きて行くのが さすらいならば 剣は心の 杖なのさ やぶれ袴が ひらりと舞えば 闇に白刃の 風が吹く 人はそれぞれ こゝろの奥に 生きる淋しさ だいている 月にくるりと 背中を向けて 涙ふきたい 夜もある のぞみむなしく はてない旅路 何を求めて 生きようか 雲と流れて さだめのまゝに 明日を追いかけ ひとり行く |
| 越後獅子打つや太鼓の 音もさえて 結ぶわらじも きりきりと お国をあとに 旅から旅へ くる日くる日を 逆さ立ち 越後の獅子は 二人づれ 庭に咲き出た 紅ぼたん 兄と弟が 都の春を 歌って踊るは 獅子の唄 花のさかりを 西東 見渡すあたりは 人の波 晒す細布 くるくるくると 水も逆巻く おもしろさ | 美空ひばり | 加藤省吾 | 山口保治 | 山口保治 | 打つや太鼓の 音もさえて 結ぶわらじも きりきりと お国をあとに 旅から旅へ くる日くる日を 逆さ立ち 越後の獅子は 二人づれ 庭に咲き出た 紅ぼたん 兄と弟が 都の春を 歌って踊るは 獅子の唄 花のさかりを 西東 見渡すあたりは 人の波 晒す細布 くるくるくると 水も逆巻く おもしろさ |
| むすめ旅笠国が恋しい 親なし雀 流れ雲かよ 旅の空 花が咲こうと 祭りを見よと 泣いた涙は 消えやせぬ 渡船(ワタシ)待つ間の 腰かけ茶屋で 聞いた飛脚の 国なまり 想い出しても 詮ないものを 幼馴染みが 目に見える 月も十六 涙に濡れる あれも旅の子 山越えて 恨みますまい 浮世の運命 どうせわたしは 流れ雲 | 美空ひばり | 野村俊夫 | 万城目正 | 松尾健司 | 国が恋しい 親なし雀 流れ雲かよ 旅の空 花が咲こうと 祭りを見よと 泣いた涙は 消えやせぬ 渡船(ワタシ)待つ間の 腰かけ茶屋で 聞いた飛脚の 国なまり 想い出しても 詮ないものを 幼馴染みが 目に見える 月も十六 涙に濡れる あれも旅の子 山越えて 恨みますまい 浮世の運命 どうせわたしは 流れ雲 |
| ひとり旅惚れたお方は 旅の花 蝶々になって その花びらに くるまりたいの 甘えたい 遠い故郷の 嘘つきがらす いとしいお方は どこの空 うしろ姿が 似てるから 道まで変えて ついては来たが 振向く人は 他人の方 春の風にも つれなくされて 探す面影 ひとり旅 好きなお方に 逢いたくて 夕焼け空に すねてはみたが ままにはならぬ 恋の旅 花が蝶々を 待ってるように いつか想いは とどくもの | 美空ひばり | 三浦康照 | くるみ敏弘 | くるみ敏弘 | 惚れたお方は 旅の花 蝶々になって その花びらに くるまりたいの 甘えたい 遠い故郷の 嘘つきがらす いとしいお方は どこの空 うしろ姿が 似てるから 道まで変えて ついては来たが 振向く人は 他人の方 春の風にも つれなくされて 探す面影 ひとり旅 好きなお方に 逢いたくて 夕焼け空に すねてはみたが ままにはならぬ 恋の旅 花が蝶々を 待ってるように いつか想いは とどくもの |
| あなたと旅をすればあなたと旅をすれば 月日もわからない うれしさに たのしさに 山のみどりも 川の瀬音も ほんのりと あ ほんのり ほんのりほほほんのり 夢の中 あなたと旅をすれば ふたりの影法師 寄り添って 重なって 遠い山彦 廻る水車も ほんのりと あ ほんのり ほんのりほほほんのり 恋の歌 あなたと旅をすれば 日暮もなつかしい 三日月が ちらと出て 赤いあかりが 宿のあかりが ほんのりと あ ほんのり ほんのりほほほんのり 揺れて待つ | 美空ひばり | 西條八十 | 米山正夫 | 福田正 | あなたと旅をすれば 月日もわからない うれしさに たのしさに 山のみどりも 川の瀬音も ほんのりと あ ほんのり ほんのりほほほんのり 夢の中 あなたと旅をすれば ふたりの影法師 寄り添って 重なって 遠い山彦 廻る水車も ほんのりと あ ほんのり ほんのりほほほんのり 恋の歌 あなたと旅をすれば 日暮もなつかしい 三日月が ちらと出て 赤いあかりが 宿のあかりが ほんのりと あ ほんのり ほんのりほほほんのり 揺れて待つ |