おやじの舟唄「学がないから 手紙は好かん」 頑固なおやじが 自分から たった一枚 便箋に 舟を下りたと 走り書き 石より重いよ この便り 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が 『海は広いと 云うけれど せがれ住む街ゃ なお遠い』 どこも昔は 貧乏所帯 それでも酒だけ あったよナ いつもおやじと 比べられ 影が薄いと 云われたよ 故郷恋しく 酔うばかり 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が コート羽織れば 目に浮かぶのさ 男の匂いの ゴム合羽 いつかおやじの 生き方を 俺も追ってる 四十路坂 帰ろか あしたはあの海へ 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が | 西方裕之 | 坂口照幸 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 「学がないから 手紙は好かん」 頑固なおやじが 自分から たった一枚 便箋に 舟を下りたと 走り書き 石より重いよ この便り 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が 『海は広いと 云うけれど せがれ住む街ゃ なお遠い』 どこも昔は 貧乏所帯 それでも酒だけ あったよナ いつもおやじと 比べられ 影が薄いと 云われたよ 故郷恋しく 酔うばかり 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が コート羽織れば 目に浮かぶのさ 男の匂いの ゴム合羽 いつかおやじの 生き方を 俺も追ってる 四十路坂 帰ろか あしたはあの海へ 聞こえてくるのさ …おやじの おやじの舟唄が |
おやじのたそがれおやじの たそがれ セピアの写真 泣きぐせ 踊り子 ひろった仔猫 夕闇 釣り堀 こわれたネオン 昭和が遠くなってゆき おやじの背中も しぐるるや あゝしぐるるや おやじの 夕暮れ 人恋うる頃 バーボン コの字の カウンターひとり 生き方 不器用 せがれの便り 昭和が遠くなってゆき おやじの背中も しぐるるや あゝしぐるるや おやじの 四時呑み 路地裏あたり 酔いどれ 友の死 胸の傷いたむ 名画座 シネマの ENDが消える 昭和が遠くなってゆき おやじの背中も しぐるるや あゝしぐるるや あゝしぐるるや | 西方裕之 | 高田文夫 | 佐瀬寿一 | 伊戸のりお | おやじの たそがれ セピアの写真 泣きぐせ 踊り子 ひろった仔猫 夕闇 釣り堀 こわれたネオン 昭和が遠くなってゆき おやじの背中も しぐるるや あゝしぐるるや おやじの 夕暮れ 人恋うる頃 バーボン コの字の カウンターひとり 生き方 不器用 せがれの便り 昭和が遠くなってゆき おやじの背中も しぐるるや あゝしぐるるや おやじの 四時呑み 路地裏あたり 酔いどれ 友の死 胸の傷いたむ 名画座 シネマの ENDが消える 昭和が遠くなってゆき おやじの背中も しぐるるや あゝしぐるるや あゝしぐるるや |
おもいで酒無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人どうして いるかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人どうして いるかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人どうして いるかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり | 西方裕之 | 高田直和 | 梅谷忠洋 | | 無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人どうして いるかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人どうして いるかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人どうして いるかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり |
おまえひとりさこの手を二度と はなさないでと おまえは無邪気に 笑って振りかえる 離さない… 離しはしない おまえひとりさ やっとみつけた ぬくもりだから 今日からふたり 今日からふたり 幸せになるんだよ 誰にも言えぬ こころの傷は おまえと一緒さ 背負って生きてきた 泣かないで… もう泣かないで おまえひとりさ 雨に打たれる あしたが来ても おまえと居れば おまえと居れば 涙さえあたたかい 両手にあまる しあわせよりも おまえと歩ける その日がくればいい 離さない… 離しはしない おまえひとりさ いのち二つを 一つにかさね 今日からふたり 今日からふたり 幸せになるんだよ | 西方裕之 | 万城たかし | 弦哲也 | 南郷達也 | この手を二度と はなさないでと おまえは無邪気に 笑って振りかえる 離さない… 離しはしない おまえひとりさ やっとみつけた ぬくもりだから 今日からふたり 今日からふたり 幸せになるんだよ 誰にも言えぬ こころの傷は おまえと一緒さ 背負って生きてきた 泣かないで… もう泣かないで おまえひとりさ 雨に打たれる あしたが来ても おまえと居れば おまえと居れば 涙さえあたたかい 両手にあまる しあわせよりも おまえと歩ける その日がくればいい 離さない… 離しはしない おまえひとりさ いのち二つを 一つにかさね 今日からふたり 今日からふたり 幸せになるんだよ |
おまえと道づれ咲かずじまいの 男の夢を 傍でささえて くれた奴 決めたのさ 決めたのさ おまえと道づれ 愚痴も涙も 飲み込んで 尽くす笑顔が いじらしい 儘(まま)にならない 世間を拗(す)ねて 何度泣かせた 困らせた 決めたのさ 決めたのさ おまえと道づれ 口にだしては 言わないが 詫びているんだ こころでは 惚れた同士が 肩寄せあって 越えた苦労の 水たまり 決めたのさ 決めたのさ おまえと道づれ 無理はしないで これからも 生きてゆこうよ ふたりみち | 西方裕之 | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | 伊戸のりお | 咲かずじまいの 男の夢を 傍でささえて くれた奴 決めたのさ 決めたのさ おまえと道づれ 愚痴も涙も 飲み込んで 尽くす笑顔が いじらしい 儘(まま)にならない 世間を拗(す)ねて 何度泣かせた 困らせた 決めたのさ 決めたのさ おまえと道づれ 口にだしては 言わないが 詫びているんだ こころでは 惚れた同士が 肩寄せあって 越えた苦労の 水たまり 決めたのさ 決めたのさ おまえと道づれ 無理はしないで これからも 生きてゆこうよ ふたりみち |
おふくろ便り真っ赤な夕陽が 都会を染めて 遠いあの日の 船出をうつす 見送る母に 背を向けて 片道切符 握りしめた いつの日にか いつの日にか ひとり置いてく この胸に 帰ると誓った あかね空 年々崩れる 小さな文字の 海のにおいの おふくろ便り そろそろ島も 冬なかば 吹きこむ風が 小窓(まど)を揺する 忘れないさ 忘れないさ 星も見えない この空を 見上げりゃ 逢いたい人がいる いつの日にも いつの日にも 赤く滲んだ この空を 見上げりゃ恋しい 人がいる | 西方裕之 | 日野浦かなで | 杉本眞人 | 川村栄二 | 真っ赤な夕陽が 都会を染めて 遠いあの日の 船出をうつす 見送る母に 背を向けて 片道切符 握りしめた いつの日にか いつの日にか ひとり置いてく この胸に 帰ると誓った あかね空 年々崩れる 小さな文字の 海のにおいの おふくろ便り そろそろ島も 冬なかば 吹きこむ風が 小窓(まど)を揺する 忘れないさ 忘れないさ 星も見えない この空を 見上げりゃ 逢いたい人がいる いつの日にも いつの日にも 赤く滲んだ この空を 見上げりゃ恋しい 人がいる |
おふくろはじめて背広を 着たその日 目頭おさえて 泣いていた おふくろよ ありがとう 苦労教えりゃ 手に余る あれから春が また秋が 増えた白髪が 目にしみる いくつになっても 子は子供 いくつになっても 親は親 おふくろよ ありがとう 無茶も重ねた 困らせた ひとりで酒を 呑む夜は 思いだすんだ がきの頃 ふたりで並べば 今更に ちいさくなったと そう思う おふくろよ ありがとう 俺が今夜は 背おう番 筋くれだった 薬指 せめてあげたい しあわせを | 西方裕之 | たきのえいじ | 弦哲也 | | はじめて背広を 着たその日 目頭おさえて 泣いていた おふくろよ ありがとう 苦労教えりゃ 手に余る あれから春が また秋が 増えた白髪が 目にしみる いくつになっても 子は子供 いくつになっても 親は親 おふくろよ ありがとう 無茶も重ねた 困らせた ひとりで酒を 呑む夜は 思いだすんだ がきの頃 ふたりで並べば 今更に ちいさくなったと そう思う おふくろよ ありがとう 俺が今夜は 背おう番 筋くれだった 薬指 せめてあげたい しあわせを |
男の涙おまえを一人で 死なせるものか 死ぬときゃおれも 一緒だよ 苦労ばっかり かけてきた ばかな男の 目になみだ あまえておくれよ むしゃぶりついて 今夜はやけに 寒いなあ 医者がみすてた からだでも きっと癒(なお)すぜ この俺が 云うてくれるな すまないなどと 妻という名は だてじゃない 来年春にゃ ふたりして 観音さまへ 詣ろうなァー | 西方裕之 | 星野哲郎 | 島津伸男 | | おまえを一人で 死なせるものか 死ぬときゃおれも 一緒だよ 苦労ばっかり かけてきた ばかな男の 目になみだ あまえておくれよ むしゃぶりついて 今夜はやけに 寒いなあ 医者がみすてた からだでも きっと癒(なお)すぜ この俺が 云うてくれるな すまないなどと 妻という名は だてじゃない 来年春にゃ ふたりして 観音さまへ 詣ろうなァー |
男の酒場 酒のしずくは おんなの涙 やけに沁みるよ この胸に まして独りの 男の酒場 みれん注(つ)ぎ足し 愚痴(ぐち)をのむ 馬鹿だ 馬鹿だよ 俺ってやつは あんないい奴 居なかった 言葉少なに うつむきながら 涙拭(ふ)かずに いたおまえ 夜をみちづれ 男の酒場 きっと恨(うら)んで いるだろな 馬鹿だ 馬鹿だよ 俺ってやつは いつか幸せ つかみなよ こぬか雨なら すぐ止むけれど 路地にこぼれる なかせ雨 ひとり手酌の 男の酒場 濡れてからむな 縄のれん 馬鹿だ 馬鹿だよ 俺ってやつは ごめんごめんよ 逢いたいよ | 西方裕之 | 万城たかし | 岩上峰山 | 南郷達也 | 酒のしずくは おんなの涙 やけに沁みるよ この胸に まして独りの 男の酒場 みれん注(つ)ぎ足し 愚痴(ぐち)をのむ 馬鹿だ 馬鹿だよ 俺ってやつは あんないい奴 居なかった 言葉少なに うつむきながら 涙拭(ふ)かずに いたおまえ 夜をみちづれ 男の酒場 きっと恨(うら)んで いるだろな 馬鹿だ 馬鹿だよ 俺ってやつは いつか幸せ つかみなよ こぬか雨なら すぐ止むけれど 路地にこぼれる なかせ雨 ひとり手酌の 男の酒場 濡れてからむな 縄のれん 馬鹿だ 馬鹿だよ 俺ってやつは ごめんごめんよ 逢いたいよ |
男なら~平成節~男なら 男なら 福沢諭吉の教えにそむき 人の上には人垣だらけ 格差社会をぶちこわせ 男ならやってみな! 男なら 男なら メールじゃ言えない本当の気持ち デジタル社会に毒されてるが 男女関係はアナログだ 男ならやってみな! 男なら 男なら 草食男子と笑えば笑え 岩を砕いて根は深く伸び 「eco(エコ)」の時代は勝ち組だ 男ならやってみな! 男なら 男なら お上にゃわからぬ地方の痛み 田舎(くに)に残した大事な家族 会う日 夢みて酒を飲む 男ならやってみな! 女なら 女なら のるかそるかの玉の輿(こし)なの セレブ夢みてイケメン捜し 勝負下着で今日も行く 女ならやってみな! 男なら 男なら 長いものにはグルグル巻きで 強きを助ける浮世(うきよ)の不思議 大和魂取り戻せ 男ならやってみな! 男なら 男なら 税金上がるが稼ぎは下がる 金で買われたこの身だけれど 心売らない ど根性 男ならやってみな! 人として 人として 生まれたからには長生きしよう 高齢社会も甘くはないが いつか花咲く時も来る 人としてやってみな! 男ならやってみな! 男ならやってみな! | 西方裕之 | 鮫島琉星 | 草笛圭三 | 伊戸のりお | 男なら 男なら 福沢諭吉の教えにそむき 人の上には人垣だらけ 格差社会をぶちこわせ 男ならやってみな! 男なら 男なら メールじゃ言えない本当の気持ち デジタル社会に毒されてるが 男女関係はアナログだ 男ならやってみな! 男なら 男なら 草食男子と笑えば笑え 岩を砕いて根は深く伸び 「eco(エコ)」の時代は勝ち組だ 男ならやってみな! 男なら 男なら お上にゃわからぬ地方の痛み 田舎(くに)に残した大事な家族 会う日 夢みて酒を飲む 男ならやってみな! 女なら 女なら のるかそるかの玉の輿(こし)なの セレブ夢みてイケメン捜し 勝負下着で今日も行く 女ならやってみな! 男なら 男なら 長いものにはグルグル巻きで 強きを助ける浮世(うきよ)の不思議 大和魂取り戻せ 男ならやってみな! 男なら 男なら 税金上がるが稼ぎは下がる 金で買われたこの身だけれど 心売らない ど根性 男ならやってみな! 人として 人として 生まれたからには長生きしよう 高齢社会も甘くはないが いつか花咲く時も来る 人としてやってみな! 男ならやってみな! 男ならやってみな! |
男ごころ人に言えない 古傷は 生きてりゃ誰にも あるだろう おまえがひとりと あゝ 決めたおれ 黙ってあとから ついて来い 離さない 離れない おまえを離さない つらいときには 泣くがいい 遠慮はいらない おれの胸 おまえのためなら あゝ この命 賭けても悔いない 今日からは 離さない 離れない おまえを離さない 縁があるから 結ばれた 見えない運命に みちびかれ おまえと連れ添う あゝ 人生は 咲くとき散るとき 一緒だよ 離さない 離れない おまえを離さない | 西方裕之 | たかたかし | 岡千秋 | | 人に言えない 古傷は 生きてりゃ誰にも あるだろう おまえがひとりと あゝ 決めたおれ 黙ってあとから ついて来い 離さない 離れない おまえを離さない つらいときには 泣くがいい 遠慮はいらない おれの胸 おまえのためなら あゝ この命 賭けても悔いない 今日からは 離さない 離れない おまえを離さない 縁があるから 結ばれた 見えない運命に みちびかれ おまえと連れ添う あゝ 人生は 咲くとき散るとき 一緒だよ 離さない 離れない おまえを離さない |
男一匹岸に寄せ来る 流れ木も 波を乗りこえ 丸くなる 男一匹 潮がれ声さ 浜だ 浜だよ 浜幸節(はまこうぶし)は 広い心で 人の輪づくり 怒涛さかまく 海の声 我が身けずって人の為 夢のかけ橋きずきたい 男一匹 生命をかける 浜だ 浜だよ 浜幸節(はまこうぶし)は 苦労 「く」の字を背なかにせおい 粋な人生 ひた走る 愛の拳は 正義感 握る手と手に 明日が来る 男一匹 五尺の躰 浜だ 浜だよ 浜幸節(はまこうぶし)は 子孫繁栄 末代までも 祈る灯火 消しはせぬ | 西方裕之 | 大木亨 | 飯田譲 | | 岸に寄せ来る 流れ木も 波を乗りこえ 丸くなる 男一匹 潮がれ声さ 浜だ 浜だよ 浜幸節(はまこうぶし)は 広い心で 人の輪づくり 怒涛さかまく 海の声 我が身けずって人の為 夢のかけ橋きずきたい 男一匹 生命をかける 浜だ 浜だよ 浜幸節(はまこうぶし)は 苦労 「く」の字を背なかにせおい 粋な人生 ひた走る 愛の拳は 正義感 握る手と手に 明日が来る 男一匹 五尺の躰 浜だ 浜だよ 浜幸節(はまこうぶし)は 子孫繁栄 末代までも 祈る灯火 消しはせぬ |
小樽運河精進おとしの 酒をのみ 別の生き方 あったねと… 四十路半ばの 秋が逝き セピア色した 雨が降る イエスタデイを聴きながら ふたり歩いた あァ小樽運河 誰のせいでも ないけれど これで終わるの 始まるの あなたほんとの 男なら わたし独りに させないわ イエスタデイを抱きしめて ゆらぐガス燈 あァ小樽運河 上りのディーゼル 待ちながら やっぱり明日も 漂って 傘はあなたに 貸したまま セピア色した 雨が降る イエスタデイをもう一度 窓の向こうに あァ小樽運河 イエスタデイをもう一度 窓の向こうに あァ小樽運河 | 西方裕之 | 吉岡治 | 弦哲也 | 山田年秋 | 精進おとしの 酒をのみ 別の生き方 あったねと… 四十路半ばの 秋が逝き セピア色した 雨が降る イエスタデイを聴きながら ふたり歩いた あァ小樽運河 誰のせいでも ないけれど これで終わるの 始まるの あなたほんとの 男なら わたし独りに させないわ イエスタデイを抱きしめて ゆらぐガス燈 あァ小樽運河 上りのディーゼル 待ちながら やっぱり明日も 漂って 傘はあなたに 貸したまま セピア色した 雨が降る イエスタデイをもう一度 窓の向こうに あァ小樽運河 イエスタデイをもう一度 窓の向こうに あァ小樽運河 |
忍野八海 わかれ旅幾歳月(いくとしつき)を くぐり抜(ぬ)け 忍野八海 清き水 いくら愛して 抱かれても あなたのこころが 見えません 富士の高嶺(たかね)に 雪が舞う 忍野八海 わかれ旅 最後の旅を くださいと バスを乗り継(つ)ぎ 降りた町 そうよあなたが その気なら このまましあわせ 続くのに しのぶ恋路の 哀しみか 忍野八海 わかれ旅 紅葉(もみじ)に染まる 湯の宿が 恋の終わりの 夜になる 忘れられない おもいでは 綺麗(きれい)なまんまで ひとり占め あなたこの先 これからも 忍野八海 わかれ旅 | 西方裕之 | まんだあつこ | 藤田たかし | 南郷達也 | 幾歳月(いくとしつき)を くぐり抜(ぬ)け 忍野八海 清き水 いくら愛して 抱かれても あなたのこころが 見えません 富士の高嶺(たかね)に 雪が舞う 忍野八海 わかれ旅 最後の旅を くださいと バスを乗り継(つ)ぎ 降りた町 そうよあなたが その気なら このまましあわせ 続くのに しのぶ恋路の 哀しみか 忍野八海 わかれ旅 紅葉(もみじ)に染まる 湯の宿が 恋の終わりの 夜になる 忘れられない おもいでは 綺麗(きれい)なまんまで ひとり占め あなたこの先 これからも 忍野八海 わかれ旅 |
おさげと花と地蔵さんと指をまるめて のぞいたら 黙ってみんな 泣いていた 日昏(ひぐ)れの空の その向こう さようなら 呼べば遠くで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと あれから三年 もう三月 変らず今も あのままで 空見て立って いるのやら さようなら 耳をすませば さようなら おさげと 花と 地蔵さんと なんにもいわずに 手を上げて 爪(つま)立ちながら 見てたっけ 思いはめぐる 茜(あかね)空 さようなら 呼べばどこかで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと | 西方裕之 | 東條寿三郎 | 細川潤一 | 小町昭 | 指をまるめて のぞいたら 黙ってみんな 泣いていた 日昏(ひぐ)れの空の その向こう さようなら 呼べば遠くで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと あれから三年 もう三月 変らず今も あのままで 空見て立って いるのやら さようなら 耳をすませば さようなら おさげと 花と 地蔵さんと なんにもいわずに 手を上げて 爪(つま)立ちながら 見てたっけ 思いはめぐる 茜(あかね)空 さようなら 呼べばどこかで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと |
奥飛騨慕情風の噂に ひとり来て 湯の香(か)恋しい 奥飛騨路 水の流れも そのままに 君はいでゆの ネオン花 ああ奥飛騨に 雨がふる 情けの淵に 咲いたとて 運命(さだめ)悲しい 流れ花 未練残した 盃に 面影揺れて また浮かぶ ああ奥飛騨に 雨がふる 抱いたのぞみの はかなさを 知るや谷間の 白百合よ 泣いてまた呼ぶ 雷鳥の 声もかなしく 消えてゆく ああ奥飛騨に 雨がふる | 西方裕之 | 竜鉄也 | 竜鉄也 | | 風の噂に ひとり来て 湯の香(か)恋しい 奥飛騨路 水の流れも そのままに 君はいでゆの ネオン花 ああ奥飛騨に 雨がふる 情けの淵に 咲いたとて 運命(さだめ)悲しい 流れ花 未練残した 盃に 面影揺れて また浮かぶ ああ奥飛騨に 雨がふる 抱いたのぞみの はかなさを 知るや谷間の 白百合よ 泣いてまた呼ぶ 雷鳥の 声もかなしく 消えてゆく ああ奥飛騨に 雨がふる |
男鹿半島波に打たれて さまよう舟は 愛をなくした わたしです 未練でしょうか 叱りますか 心ボロボロ この身も痩せて 今も恋しい あなた待つ 海鳴りふるえる 男鹿半島 三つ月過っても 涙は枯れず 白い吐息の 北の旅 抱いてくれますか あの日のように 甘い仕草も やさしい声も 風に吹かれて 海に散る 面影ひきずり 男鹿半島 愚かでしょうか 笑いますか はぐれ鴎よ 教えておくれ 恋の傷跡 何時とける 明日を探して 男鹿半島 | 西方裕之 | 丹まさと | 市川昭介 | 前田俊明 | 波に打たれて さまよう舟は 愛をなくした わたしです 未練でしょうか 叱りますか 心ボロボロ この身も痩せて 今も恋しい あなた待つ 海鳴りふるえる 男鹿半島 三つ月過っても 涙は枯れず 白い吐息の 北の旅 抱いてくれますか あの日のように 甘い仕草も やさしい声も 風に吹かれて 海に散る 面影ひきずり 男鹿半島 愚かでしょうか 笑いますか はぐれ鴎よ 教えておくれ 恋の傷跡 何時とける 明日を探して 男鹿半島 |
大糸線松本を過ぎると 空気が冷たい 二十四を過ぎた お前には 世間が 冷たいだろう お前がむいた みかんの匂い 列車の中に たちこめて 大糸線は 河ぞいに 深くよどんだ 悲しみ流す 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう 引越のたびに 荷物がへるねと 笑ったお前の 横顔に 心がなごんだものさ お隣りにあげた 朝顔の苗は 今年の夏に 咲くだろうか 大糸線は 胸の中 細く流れる 雪どけ水か 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう 大糸線は 胸の中 細く流れる 雪どけ水か 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう | 西方裕之 | 喜多條忠 | 徳久広司 | | 松本を過ぎると 空気が冷たい 二十四を過ぎた お前には 世間が 冷たいだろう お前がむいた みかんの匂い 列車の中に たちこめて 大糸線は 河ぞいに 深くよどんだ 悲しみ流す 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう 引越のたびに 荷物がへるねと 笑ったお前の 横顔に 心がなごんだものさ お隣りにあげた 朝顔の苗は 今年の夏に 咲くだろうか 大糸線は 胸の中 細く流れる 雪どけ水か 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう 大糸線は 胸の中 細く流れる 雪どけ水か 糸魚川(いといがわ)には 夜につく せめてそれまで 肩だきあおう |
王将吹けば飛ぶよな 将棋の駒に 賭けた命を 笑わば笑え うまれ浪花の 八百八橋 月も知ってる 俺らの意気地 あの手この手の 思案を胸に やぶれ長屋で 今年も暮れた 愚痴も言わずに 女房の小春 つくる笑顔が いじらしい 明日は東京に 出て行くからは なにがなんでも 勝たねばならぬ 空に灯がつく 通天閣に おれの闘志が また燃える | 西方裕之 | 西條八十 | 船村徹 | | 吹けば飛ぶよな 将棋の駒に 賭けた命を 笑わば笑え うまれ浪花の 八百八橋 月も知ってる 俺らの意気地 あの手この手の 思案を胸に やぶれ長屋で 今年も暮れた 愚痴も言わずに 女房の小春 つくる笑顔が いじらしい 明日は東京に 出て行くからは なにがなんでも 勝たねばならぬ 空に灯がつく 通天閣に おれの闘志が また燃える |
焔歌しのび逢う 罪をかくして 花吹雪 なごり夜桜 人の世の 道理(ミチ)に背(ソム)いた 恋ゆえに 焦がすいのち焔(ビ) 嗚呼(ハア)…… 灰になるまで 戯(タワム)れに 妻を気どれど 切なくも 夢のまた夢 離さない 離れたくない 求めあい とけてとかして 嗚呼(ハア)…… おぼろ紅(クレナイ) 後朝(キヌギヌ)の 泪かすめて 散り急ぐ 桜(ハナ)のためいき 結ばれぬ さだめ恋なら ただ一途 心のままに 嗚呼(ハア)…… 命道行き | 西方裕之 | 吉田旺 | 船村徹 | 蔦将包 | しのび逢う 罪をかくして 花吹雪 なごり夜桜 人の世の 道理(ミチ)に背(ソム)いた 恋ゆえに 焦がすいのち焔(ビ) 嗚呼(ハア)…… 灰になるまで 戯(タワム)れに 妻を気どれど 切なくも 夢のまた夢 離さない 離れたくない 求めあい とけてとかして 嗚呼(ハア)…… おぼろ紅(クレナイ) 後朝(キヌギヌ)の 泪かすめて 散り急ぐ 桜(ハナ)のためいき 結ばれぬ さだめ恋なら ただ一途 心のままに 嗚呼(ハア)…… 命道行き |
噂たずねて一人の夜更けが 淋(さび)しい夜は おんなごころも 悲しく濡れる 私を置いて あなたは あなたは何処に 噂たずねて さ迷う街の 潤(うる)むネオンも 泣いている 二人で歩いた 肩寄せ合った 春の坂道 しあわせ小道 触れ合う手と手 確かめ 確かめながら 心寄せ合い 夢見た明日(あした) 細い縁(えにし)の まぼろしか 月日がすべてを 癒してくれる そんな言葉も むなしく響く 芯から惚れたあなたは あなたは何処に 噂たずねて 面影抱いて 尽きぬ未練に 散るなみだ | 西方裕之 | 筑紫竜平 | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 一人の夜更けが 淋(さび)しい夜は おんなごころも 悲しく濡れる 私を置いて あなたは あなたは何処に 噂たずねて さ迷う街の 潤(うる)むネオンも 泣いている 二人で歩いた 肩寄せ合った 春の坂道 しあわせ小道 触れ合う手と手 確かめ 確かめながら 心寄せ合い 夢見た明日(あした) 細い縁(えにし)の まぼろしか 月日がすべてを 癒してくれる そんな言葉も むなしく響く 芯から惚れたあなたは あなたは何処に 噂たずねて 面影抱いて 尽きぬ未練に 散るなみだ |
海の祈り果てしなき海の彼方に 水色のやすらぎを 求めた友は 帰らない 陸(おか)には住めない 依怙地(いこじ)な男が 木の葉の船に つかまりながら 蛙のように 歌っていると 無線をくれた ゆかいなあいつ あいつを呑んだ 嵐が憎い 安らかに眠れ友よと 花を投げ伏しおがむ おれにも明日は 知れないが 守っておくれよ おまえの力で オイルのしみた 形見のギター おふくろさんに 届けるまでは いい奴でした 男でしたと おふくろさんに 伝えるまでは あなたには海があるから いいわねと泣いていた 港の女(ひと)を おもいだす 逃げだすつもりは さらさらないけど 海には広い こころがあって 昨日の俺が 小さくみえる 荒れるな海よ おまえに惚れた 男の夢を 奪うな海よ | 西方裕之 | 星野哲郎 | 船村徹 | | 果てしなき海の彼方に 水色のやすらぎを 求めた友は 帰らない 陸(おか)には住めない 依怙地(いこじ)な男が 木の葉の船に つかまりながら 蛙のように 歌っていると 無線をくれた ゆかいなあいつ あいつを呑んだ 嵐が憎い 安らかに眠れ友よと 花を投げ伏しおがむ おれにも明日は 知れないが 守っておくれよ おまえの力で オイルのしみた 形見のギター おふくろさんに 届けるまでは いい奴でした 男でしたと おふくろさんに 伝えるまでは あなたには海があるから いいわねと泣いていた 港の女(ひと)を おもいだす 逃げだすつもりは さらさらないけど 海には広い こころがあって 昨日の俺が 小さくみえる 荒れるな海よ おまえに惚れた 男の夢を 奪うな海よ |
薄羽かげろう宿の浴衣(ゆかた)の 藍染(あいぞめ)に 触れればたちまち 罪になる 脱いでも脱いでも あゝ わたし女です 枕灯(まくらあか)りに 焦(こ)がれて痩(や)せた 薄羽(うすば)かげろう おんな宿 紙のこよりの 指輪でも あなたに貰(もら)えば 嬉しくて 一夜の一夜の あゝ 赤い契り糸 夢でふたりが 飛べたらいいわ 薄羽(うすば)かげろう 恋地獄 忍ぶ恋でも 恋は恋 口惜(くや)しい縁(えにし)の 闇路(やみじ)です 抱いても 抱いても あゝ 別れつれてくる 命まるごと 預けてみても 薄羽(うすば)かげろう おんな宿 | 西方裕之 | 吉岡治 | 徳久広司 | | 宿の浴衣(ゆかた)の 藍染(あいぞめ)に 触れればたちまち 罪になる 脱いでも脱いでも あゝ わたし女です 枕灯(まくらあか)りに 焦(こ)がれて痩(や)せた 薄羽(うすば)かげろう おんな宿 紙のこよりの 指輪でも あなたに貰(もら)えば 嬉しくて 一夜の一夜の あゝ 赤い契り糸 夢でふたりが 飛べたらいいわ 薄羽(うすば)かげろう 恋地獄 忍ぶ恋でも 恋は恋 口惜(くや)しい縁(えにし)の 闇路(やみじ)です 抱いても 抱いても あゝ 別れつれてくる 命まるごと 預けてみても 薄羽(うすば)かげろう おんな宿 |
妹妹よ ふすま一枚 へだてて 今 小さな寝息をたててる 妹よ お前は夜が 夜が明けると 雪のような 花嫁衣裳を着るのか 妹よ お前は器量が悪いのだから 俺はずいぶん心配していたんだ あいつは俺の友達だから たまには三人で酒でも飲もうや 妹よ 父が死に 母が死にお前ひとり お前ひとりだけが 心のきがかり 明朝(あした) お前が出ていく前に あの味噌汁の 作り方を書いてゆけ 妹よ あいつは とってもいい奴だから どんなことがあっても 我慢しなさい そして どうしても どうしても どうしてもだめだったら 帰っておいで 妹よ…‥ | 西方裕之 | 喜多條忠 | 南こうせつ | 伊戸のりお | 妹よ ふすま一枚 へだてて 今 小さな寝息をたててる 妹よ お前は夜が 夜が明けると 雪のような 花嫁衣裳を着るのか 妹よ お前は器量が悪いのだから 俺はずいぶん心配していたんだ あいつは俺の友達だから たまには三人で酒でも飲もうや 妹よ 父が死に 母が死にお前ひとり お前ひとりだけが 心のきがかり 明朝(あした) お前が出ていく前に あの味噌汁の 作り方を書いてゆけ 妹よ あいつは とってもいい奴だから どんなことがあっても 我慢しなさい そして どうしても どうしても どうしてもだめだったら 帰っておいで 妹よ…‥ |
あん時ゃどしゃ降りあん時ゃどしゃ降り 雨ン中 胸をはずませ 濡れて待ってた 街の角(かど) アーアー 初恋っていう奴(やつ)ァ すばらしいもんさ 遠い日のこと みんな夢 ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中 あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 離れられずに 濡れて歩いた どこまでも アーアー 別れるっていう奴ァ たまんないもんさ つらい運命(さだめ)を 恨んだよ ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中 あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 やけのやん八 濡れて泣いたぜ 思いきり アーアー 思い出っていう奴ァ ほろ苦(にが)いもんさ 今じゃあの娘(こ)も どうしてか ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中 | 西方裕之 | 矢野亮 | 佐伯としを | 高田弘 | あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 胸をはずませ 濡れて待ってた 街の角(かど) アーアー 初恋っていう奴(やつ)ァ すばらしいもんさ 遠い日のこと みんな夢 ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中 あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 離れられずに 濡れて歩いた どこまでも アーアー 別れるっていう奴ァ たまんないもんさ つらい運命(さだめ)を 恨んだよ ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中 あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 やけのやん八 濡れて泣いたぜ 思いきり アーアー 思い出っていう奴ァ ほろ苦(にが)いもんさ 今じゃあの娘(こ)も どうしてか ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中 |
ありがとうオグリキャップ最後の力 ふりしぼり 命を燃やす 美しさ その立髪は 風を切り 蹄は強く 土を蹴る オグリキャップよ ありがとう 夢と勇気を ありがとう 烈日空を 焦す日も 酷寒肌を 刺す夜も ただひとすじに 耐え忍び 勝負の道を ひた走る オグリキャップよ ありがとう 夢と勇気を ありがとう 手綱を染める 夕映えに 尾を引く影のさわやかさ 訣別を飾る 花道で 涙にきざむ その雄姿 オグリキャップよ ありがとう 夢と勇気を ありがとう | 西方裕之 | 松井由利夫 | 徳久広司 | | 最後の力 ふりしぼり 命を燃やす 美しさ その立髪は 風を切り 蹄は強く 土を蹴る オグリキャップよ ありがとう 夢と勇気を ありがとう 烈日空を 焦す日も 酷寒肌を 刺す夜も ただひとすじに 耐え忍び 勝負の道を ひた走る オグリキャップよ ありがとう 夢と勇気を ありがとう 手綱を染める 夕映えに 尾を引く影のさわやかさ 訣別を飾る 花道で 涙にきざむ その雄姿 オグリキャップよ ありがとう 夢と勇気を ありがとう |
有明の宿こんな男にした おまえ こんな女にした あなた 意地を張るのは やめましょう どうせ二人は 有明の 海に映した 月と影 義理を立てれば 愛が死ぬ いいさいいんだ 世間など すてて漕ごうよ 恋小舟 たとえ流れて 不知火(しらぬい)の 海に命を 焼かれても ふたり力を 合わせても 渡りきれない 浮世なら 沈みましょうよ 手をつなぎ どうせ二人は 島原の 恋にただよう 迷よい舟 | 西方裕之 | 星野哲郎 | 徳久広司 | 野村豊 | こんな男にした おまえ こんな女にした あなた 意地を張るのは やめましょう どうせ二人は 有明の 海に映した 月と影 義理を立てれば 愛が死ぬ いいさいいんだ 世間など すてて漕ごうよ 恋小舟 たとえ流れて 不知火(しらぬい)の 海に命を 焼かれても ふたり力を 合わせても 渡りきれない 浮世なら 沈みましょうよ 手をつなぎ どうせ二人は 島原の 恋にただよう 迷よい舟 |
雨の酒場町むらさきしぐれの 路地裏は 別れ未練に 心もぬれる 逢いたくて 逢いたくて やさしいおまえ あぁ 奪いたい 男泣かせの 雨の酒場町 この愛信じて いいですか そっと呟(つぶや)き 恥(は)じらうおまえ いとしくて いとしくて グラスを交し あぁ 燃えていた 想い出させる 雨の酒場町 薄紅(うすべに)化粧の その裏で 強く生きると 涙を拭(ふ)いた もう一度 もう一度 この手に熱く あぁ 抱きしめる 明日(あす)を夢見る 雨の酒場町 | 西方裕之 | 丹まさと | 徳久広司 | 前田俊明 | むらさきしぐれの 路地裏は 別れ未練に 心もぬれる 逢いたくて 逢いたくて やさしいおまえ あぁ 奪いたい 男泣かせの 雨の酒場町 この愛信じて いいですか そっと呟(つぶや)き 恥(は)じらうおまえ いとしくて いとしくて グラスを交し あぁ 燃えていた 想い出させる 雨の酒場町 薄紅(うすべに)化粧の その裏で 強く生きると 涙を拭(ふ)いた もう一度 もう一度 この手に熱く あぁ 抱きしめる 明日(あす)を夢見る 雨の酒場町 |
雨の奥飛騨路啼いて飛び立つ 雷鳥の 声もさびしい 山の駅 逢う瀬せつなく いのちを燃やし 今朝は別れて 行く人よ いかないで いかないで 雨の奥飛騨路 逢えばうれしい 人だけど つらい別れを 連れてくる 夜に浮かんだ 赤ちょうちんで 夢を注がれて 飲むお酒 いかないで いかないで 雨の奥飛騨路 体ひとつで もどれたら ここでおまえと 出直そう そんな言葉に また泣かされて 送る背中の 女傘 いかないで いかないで 雨の奥飛騨路 | 西方裕之 | たかたかし | 徳久広司 | 前田俊明 | 啼いて飛び立つ 雷鳥の 声もさびしい 山の駅 逢う瀬せつなく いのちを燃やし 今朝は別れて 行く人よ いかないで いかないで 雨の奥飛騨路 逢えばうれしい 人だけど つらい別れを 連れてくる 夜に浮かんだ 赤ちょうちんで 夢を注がれて 飲むお酒 いかないで いかないで 雨の奥飛騨路 体ひとつで もどれたら ここでおまえと 出直そう そんな言葉に また泣かされて 送る背中の 女傘 いかないで いかないで 雨の奥飛騨路 |
雨情話誰の残り香 あなたの枕 知らぬふりして すがる胸 そんな人では なかったはずと 燃える身体の 裏側で 雨 雨 雨が降る 別れの音も しのび足 のぼりつめれば 男のこころ 冷めるものよと 聞く噂 あなたお願い 違うと云って… 指をからめば 窓の外 雨 雨 雨が泣く 夢みた夢も とぎれがち 愛し方さえ いつもと違う 怖いくらいに やさしくて 泣いて叫んで 泣きたい訳を 云えばどうなる この恋に 雨 雨 雨が降る 悲しみ色に 染まる夜 | 西方裕之 | 岡みゆき | 徳久広司 | | 誰の残り香 あなたの枕 知らぬふりして すがる胸 そんな人では なかったはずと 燃える身体の 裏側で 雨 雨 雨が降る 別れの音も しのび足 のぼりつめれば 男のこころ 冷めるものよと 聞く噂 あなたお願い 違うと云って… 指をからめば 窓の外 雨 雨 雨が泣く 夢みた夢も とぎれがち 愛し方さえ いつもと違う 怖いくらいに やさしくて 泣いて叫んで 泣きたい訳を 云えばどうなる この恋に 雨 雨 雨が降る 悲しみ色に 染まる夜 |
あの娘が泣いてる波止場思い出したんだとさ 逢いたく なったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ 分かるもんかと 沖の煙を 見ながら ああ あの娘が泣いてる 波止場 呼んでみたんだとさ 淋しく なったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜どまりの 旅の鴎と 遠い汽笛を しょんぼり ああ あの娘は聞いてる 波止場 なみだ捨てたんだとさ 待つ気に なったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んで来るだろ 夢ではろばろ それを頼りに いつまで ああ あの娘がたたずむ 波止場 | 西方裕之 | 高野公男 | 船村徹 | | 思い出したんだとさ 逢いたく なったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ 分かるもんかと 沖の煙を 見ながら ああ あの娘が泣いてる 波止場 呼んでみたんだとさ 淋しく なったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜どまりの 旅の鴎と 遠い汽笛を しょんぼり ああ あの娘は聞いてる 波止場 なみだ捨てたんだとさ 待つ気に なったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んで来るだろ 夢ではろばろ それを頼りに いつまで ああ あの娘がたたずむ 波止場 |
アケミという名で十八で波止場でひろった 女の子 死にたいなんて 言っていた アケミという名で 十八で おれと暮らした 三日目に もとの男へ行っちゃった 蹴とばせ 波止場の ドラムカン やけで唄った 浪曲節 ああ さびしいぜ ごめんなさいって 走り書き 女の匂いが 残るだけ 一間のオンボロ アパートを どんなつもりか 知らないが 花を飾って消えちゃった 蹴とばせ 波止場のドラムカン やけで唄った 浪曲節 ああ さびしいぜ 夜霧の波止場にゃ 影もない 遠くで霧笛が むせぶだけ アケミという名の 変な娘が もしもどこかで 泣いてたら 待っているぜと 言ってくれ 蹴とばせ 波止場の ドラムカン やけで唄った 浪花節 ああ さびしいぜ | 西方裕之 | 西沢爽 | 遠藤実 | | 波止場でひろった 女の子 死にたいなんて 言っていた アケミという名で 十八で おれと暮らした 三日目に もとの男へ行っちゃった 蹴とばせ 波止場の ドラムカン やけで唄った 浪曲節 ああ さびしいぜ ごめんなさいって 走り書き 女の匂いが 残るだけ 一間のオンボロ アパートを どんなつもりか 知らないが 花を飾って消えちゃった 蹴とばせ 波止場のドラムカン やけで唄った 浪曲節 ああ さびしいぜ 夜霧の波止場にゃ 影もない 遠くで霧笛が むせぶだけ アケミという名の 変な娘が もしもどこかで 泣いてたら 待っているぜと 言ってくれ 蹴とばせ 波止場の ドラムカン やけで唄った 浪花節 ああ さびしいぜ |
赤とんぼ夕焼けが やけに目に沁みる ビルの谷間の 赤とんぼ なつかしい ふるさとが まぶた閉じれば 浮かんでくるよ 帰りたいよ あの町へ 流れゆくあの雲に 乗って行きたいよ 夢だけは 今もこの胸に 抱いているのさ 人知れず 気にかかる 今もなお 幼馴染(おさななじみ)のあの娘(こ)の事が しあわせなら それでいい 流れゆくあの雲を 何処で見てるやら かんべんな 便り出しもせず いつになるやら 帰る日は 達者かな おふくろは 親父カラオケ唄ってるかな 変わりないか 風邪ひくな 流れゆくあの雲に 祈るこの俺さ | 西方裕之 | たきのえいじ | 弦哲也 | | 夕焼けが やけに目に沁みる ビルの谷間の 赤とんぼ なつかしい ふるさとが まぶた閉じれば 浮かんでくるよ 帰りたいよ あの町へ 流れゆくあの雲に 乗って行きたいよ 夢だけは 今もこの胸に 抱いているのさ 人知れず 気にかかる 今もなお 幼馴染(おさななじみ)のあの娘(こ)の事が しあわせなら それでいい 流れゆくあの雲を 何処で見てるやら かんべんな 便り出しもせず いつになるやら 帰る日は 達者かな おふくろは 親父カラオケ唄ってるかな 変わりないか 風邪ひくな 流れゆくあの雲に 祈るこの俺さ |
赤いランプの終列車白い夜霧の あかりに濡れて 別れせつない プラットホーム ベルが鳴る ベルが鳴る さらばと告げて 手を振る君は 赤いランプの 終列車 涙かくして ほほえみ合うて 窓に残した 心の温(ぬく)み あの人は あの人は いつまた逢える 旅路の人か 赤いランプの 終列車 遠い汽笛に うすれる影に ひとりたたずむ プラットホーム さようなら さようなら 瞼(まぶた)の奥に 哀しく消える 赤いランプの 終列車 | 西方裕之 | 大倉芳郎 | 江口夜詩 | 伊戸のりお | 白い夜霧の あかりに濡れて 別れせつない プラットホーム ベルが鳴る ベルが鳴る さらばと告げて 手を振る君は 赤いランプの 終列車 涙かくして ほほえみ合うて 窓に残した 心の温(ぬく)み あの人は あの人は いつまた逢える 旅路の人か 赤いランプの 終列車 遠い汽笛に うすれる影に ひとりたたずむ プラットホーム さようなら さようなら 瞼(まぶた)の奥に 哀しく消える 赤いランプの 終列車 |
赤い夕陽の故郷(おーい) 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が うらぶれの 旅をゆく 渡り鳥を 呼んでいる 馬鹿な俺だが あの山川の 呼ぶ声だけは おーい 聞こえるぜ 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 懐かしい 面影の ひとつ星も またたくよ 小麦畠は 二人の夢を ひそめているか おーい 今もなお 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 涙ぐみ 背伸びする 渡り鳥を 呼んでいる 雲よ行くなら おふくろさんに 思いをせめて おーい 乗せて行け (おーい) | 西方裕之 | 横井弘 | 中野忠晴 | 小町昭 | (おーい) 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が うらぶれの 旅をゆく 渡り鳥を 呼んでいる 馬鹿な俺だが あの山川の 呼ぶ声だけは おーい 聞こえるぜ 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 懐かしい 面影の ひとつ星も またたくよ 小麦畠は 二人の夢を ひそめているか おーい 今もなお 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 涙ぐみ 背伸びする 渡り鳥を 呼んでいる 雲よ行くなら おふくろさんに 思いをせめて おーい 乗せて行け (おーい) |
あいたい…あの頃の俺は 何も知らずに 自分の夢だけ 追いかけてた 夢さえあれば 生きてゆけると 分かったような顔をして 振り返っても 戻ってこない すぎた時間も 思いでも 数え切れない 町を歩いた 探すものなど何もないのに 愛しいよ お前の姿 何も聞かずに見送ってくれた せつないよ どうしてあの時 お前を 置いて行ったのか あれから何年 時は流れて お前の噂も 風の中 二人で暮らした 部屋の前に いつの間にか たたずんでいた 何も変わらない あの日と同じ 小さな明かりが こぼれていた いるはずのない お前を探す 自分がとても情けなくなる 会いたいよ お前の笑顔 いつも優しく 慰めてくれた 恋しいよ 今ならすべてを すてても お前を離さない 愛しいよ お前の姿 何も聞かずに見送ってくれた せつないよ どうしてあの時 お前を 置いて行ったのか お前を 置いて行ったのか | 西方裕之 | 波多江アキノリ | 波多江アキノリ | 南郷達也 | あの頃の俺は 何も知らずに 自分の夢だけ 追いかけてた 夢さえあれば 生きてゆけると 分かったような顔をして 振り返っても 戻ってこない すぎた時間も 思いでも 数え切れない 町を歩いた 探すものなど何もないのに 愛しいよ お前の姿 何も聞かずに見送ってくれた せつないよ どうしてあの時 お前を 置いて行ったのか あれから何年 時は流れて お前の噂も 風の中 二人で暮らした 部屋の前に いつの間にか たたずんでいた 何も変わらない あの日と同じ 小さな明かりが こぼれていた いるはずのない お前を探す 自分がとても情けなくなる 会いたいよ お前の笑顔 いつも優しく 慰めてくれた 恋しいよ 今ならすべてを すてても お前を離さない 愛しいよ お前の姿 何も聞かずに見送ってくれた せつないよ どうしてあの時 お前を 置いて行ったのか お前を 置いて行ったのか |
愛始発お前ひとりを 泣かせはしない 今日からふたりは 一緒だよ 少し痩せたね うなじのあたり とても綺麗さ 昔より ああ ここからが この駅が ふたりの旅立ち 愛始発 泣いた分だけ 幸せあげる きっと直すさ 涙ぐせ 肩にぬくもり 伝わるような 隣り合わせの 指定席 ああ ここからが この駅が ふたりの旅立ち 愛始発 何があっても 離しはしない 夢が明日の 道しるべ 窓の向こうに 並んで光る あれはふたりの さだめ星 ああ ここからが この駅が ふたりの旅立ち 愛始発 | 西方裕之 | 木下龍太郎 | 岡千秋 | 前田俊明 | お前ひとりを 泣かせはしない 今日からふたりは 一緒だよ 少し痩せたね うなじのあたり とても綺麗さ 昔より ああ ここからが この駅が ふたりの旅立ち 愛始発 泣いた分だけ 幸せあげる きっと直すさ 涙ぐせ 肩にぬくもり 伝わるような 隣り合わせの 指定席 ああ ここからが この駅が ふたりの旅立ち 愛始発 何があっても 離しはしない 夢が明日の 道しるべ 窓の向こうに 並んで光る あれはふたりの さだめ星 ああ ここからが この駅が ふたりの旅立ち 愛始発 |