阿久悠作詞の歌詞一覧リスト  1696曲中 401-600曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
夢光年影山ヒロノブ・こおろぎ'73影山ヒロノブ・こおろぎ'73阿久悠鈴木キサブロー星屑の 海の中 ただよう夢求め 時を超えて はるか  人の世で 見失い 今ではもう遠い 夢を探す人よ  もしもどこかで 見つけたなら かけらだけでも 持って帰れよ ああ夢みるよろこび ふたたび ああ夢みるしあわせ ふたたび……夢光年  手を出せば 逃げて行く 姿を変え 消える 人が捨てた夢よ  失って 気がついて たずねる夢 いずこ やがて人の胸に  もしもどこかで 出逢ったなら 二度と手放すことはないだろう ああ夢みるよろこび ふたたび ああ夢みるしあわせ ふたたび……夢光年
UFO柏木由紀&渡辺麻友(AKB48)柏木由紀&渡辺麻友(AKB48)阿久悠都倉俊一上杉洋史手を合わせて見つめるだけで 愛し合える 話も出来る くちづけするより甘く ささやき聞くより強く 私の心をゆさぶるあなた  ものいわずに思っただけで すぐあなたにわかってしまう 飲みたくなったら お酒 眠たくなったら ベッド 次から次へとさし出すあなた  信じられないことばかりあるの もしかしたら もしかしたら そうなのかしら それでもいいわ 近頃少し 地球の男にあきたところよ  でも私は確かめたいわ その素顔を一度は見たい 鏡にうつしてみたり 光をあててもみたり それでもあなたは 普通のあなた  ああ突然 オレンジ色の ああ光が私をつつみ 夢みる気持にさせて どこかへさらって行くわ やっぱりそうなの 素敵なあなた  信じられないことでしょうけれど 嘘じゃないの 嘘じゃないの ほんとのことよ それでもいいわ 近頃少し 地球の男にあきたところ
A・r・i・e・s柏原芳恵柏原芳恵阿久悠林哲司アリエス運命の星に身を灼いて アリエス滅びることも恐くない  心を掌で転がすようにして もてあそぶ喜びは魔性の魅惑 私に言わせれば表面の顔なんか 偽りのよそおいで魔性の仮面 生意気ぶりや怪しさを 見破る人は誰でしょう 誰が誰が誰が誰が  アリエス運命の星に身を灼いて アリエス滅びることも恐くない  奪えば悲しくて 捨てれば淋しくて いたずらな情熱は魔性の遊戯 素直な言葉こそ一番近道と 知りながら遠ざかる魔性の涙 ルージュが燃える激しさを 鎮める人は誰でしょう 誰が誰が誰が誰が  アリエス運命の星に身を灼いて アリエス滅びることも恐くない  アリエス運命の星に身を灼いて アリエス滅びることも恐くない
第二章・くちづけ柏原芳恵柏原芳恵阿久悠大野克夫好き 好き 好き 好き 透きとおった時間の中で 自然に流れて行くのが 好き 好き  ラジオのボリュウムを少ししぼって 夜の気配(けはい)を部屋に入れたの 私がもう少しポップであったら それで全(すべ)てがきまるでしょうが  How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア… How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア…  好き 好き 好き 好き 透きとおった時間の中で 自然に流れて行くのが 好き 好き  初めてこの部屋に入れたあなたは 少し緊張してたみたいね いつもは悪ぶったこともいうのに いい子ぶったり それがカワユイ  How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア… How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア…  好き 好き 好き 好き 透きとおった世界を見つめ やさしく揺られているのが 好き 好き  How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア… How to love How to kiss 第二章 くちづけ アアア…
抱きしめる, という感じ柏原芳恵柏原芳恵阿久悠大野克夫船山基紀しあわせは肌ざわり 言葉に出来ない という感じ という感じ 抱きしめる, という感じ  ゆうべより今朝が 今朝より今が そして多分 あしたの方が 私の心はときめくでしょう  レコードの上に 枯葉が落ちて 私の歌が 静かに流れ 私はぼんやり眠っています  しあわせは肌ざわり 言葉に出来ない という感じ という感じ 抱きしめる, という感じ  何げない秋が 色づきはじめ 暗いはずの 季節の中で 私は微笑を浮かべています  窓ガラスごしに 見つめる街は 音が消えた 映画のようで 私の気持と違っています  しあわせは肌ざわり 言葉に出来ない という感じ という感じ 抱きしめる, という感じ  しあわせは肌ざわり 言葉に出来ない という感じ という感じ 抱きしめる, という感じ
何でもない 何でもない柏原芳恵柏原芳恵阿久悠都倉俊一都倉俊一一番電車が太陽をひっぱって 都会の屋根を真赤に染める 今日がはじまる 昨日が終っていないのに 小さな部屋ではレコードが六時間 終りもなしに鳴りつづけてる 愛があふれる ふられて沈んでいるくせに 何でもない 何でもない 何でもない 一ねむり出来たなら 何でもない 何でもない 何でもない 陽気な女の子に戻れるでしょう  夜明けの窓からハイヒール投げすてて パジャマの胸を抱きしめてる すべてが終った 涙は乾いていないけれど 晴れたり降ったり 時々はくもったり 私の日々はお天気次第 今日は青空 明日はどうだか知らないが 何でもない 何でもない 何でもない 一ねむり出来たなら 何でもない 何でもない 何でもない 陽気な女の子に戻れるでしょう
No.1柏原芳恵柏原芳恵阿久悠都倉俊一都倉俊一男の瞳は指先のように ドレスを…一枚ぬがしてしまう 男の言葉はピストルのように 心の真中 射(い)ぬいてしまうのよ 夏の光が退くつを追い払い 誰もを踊り子にしてしまう あなたは No.1 あなたは No.1 夏をひとりじめのあなたは No.1 思いがけない嵐に出会って 私は港を忘れた小舟  いい子をさがしに来たわけじゃないわ 体をコンガリ 灼いてただけなの 海鳴りばかりがきこえてる部屋に あなたのノックが突然ひびくのよ 夏という日はめんどうがなくていい 誰もを旅人にしてしまう あなたは No.1 あなたは No.1 夏をひとりじめのあなたは No.1 波の誘いにおぼれているうち 私は翼を忘れた鴎(かもめ)  あなたは No.1 あなたは No.1 夏をひとりじめのあなたは No.1 波の誘いにおぼれているうち 私は翼を忘れた鴎(かもめ)
100%のかなしみ柏原芳恵柏原芳恵阿久悠網倉一也飛澤宏元そんなの そんなのないわ そんなの あまりというものよ だけど だけど… バイ バイ バイ それじゃ それじゃ… バイ バイ バイ  ある日 あなたがいいました ぼくは君だけのものじゃない 恋人気どりはやめてくれ ただの友だちの一人だよ  そんなのそんなのないわ そんなの あまりというものよ だけど だけど… バイ バイ バイ それじゃ それじゃ… バイ バイ バイ  100%のかなしみが 私をブルーに染めてます  そして あなたはいいました ぼくに好きな娘が出来たのさ だまっていたのは悪いけど 仕方ないんだよわかってよ  突然 突然何よ そんなの勝手というものよ だけど だけど… バイ バイ バイ それじゃ それじゃ… バイ バイ バイ 100%のかなしみも やがてどこかへ消えるでしょう  突然 突然何よ そんなの勝手というものよ だけど だけど… バイ バイ バイ それじゃ それじゃ… バイ バイ バイ 100%のかなしみも やがてどこかへ消えるでしょう
毎日がバレンタイン柏原芳恵柏原芳恵阿久悠川口真ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ  私は今もぎたてのオレンジ したたり落ちる甘いしずく 私は今まぶしさの最中 季節の色に染まる果実 ありのままの私をありのままに見せたい 飾らない心を 飾らない姿を ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ きらめきの女の子には 毎日がバレンタインデー  私は今てのひらのオレンジ 光の中がとても似合う 私は今朝露のシャワーを いっぱい浴びて風に歌う 今のままの私を今のままのあなたに サラサラの心と サラサラの姿を ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ きらめきの女の子には 毎日がバレンタインデー  今のままの私を今のままのあなたに サラサラの心と サラサラの姿を ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ きらめきの女の子には 毎日がバレンタインデー
めらんこりい白書柏原芳恵柏原芳恵阿久悠大野克夫船山基紀いけないことですか そんなに いけないことですか  くちづけをしました それだけのことでした にぎわいの季節が ひき潮のように終るころ たださびしくて 流されそうで あのひとの腕がほしかったのです 恋になりました 愛になりました そして ひとりになりました  いけないことですか そんなに いけないことですか  夜明けまでいました 心まで揺れました 砂山を朝日が やわらかく染めて昇るまで 一つのセーター 二人ではおり あたたかい体 感じてたのです 嘘をつきました かくしごとでした そして 無口になりました  いけないことですか そんなに いけないことですか  いけないことですか そんなに いけないことですか
レディ直前柏原芳恵柏原芳恵阿久悠網倉一也飛澤宏元もう少し もう少しよ あでやかな淑女に 私はきっと変るでしょう  目の前の鏡の中 大人びた顔と 子供の顔が右と左  待ちきれないあなたが 心変りしないよう くちづけの切符を 一度だけあげます  レディ直前 もやもやの季節の中で レディ直前 駈け足で大人になるの  もう少し もう少しよ ゆれ動く心が 静かな海のようになるわ  ふと思う あなたのこと 窓辺では誰かの ロックの歌が流れる  抱きしめたい思いと 逃げだしたい思いが この胸で渦巻き 眠れなくさせます  レディ直前 もやもやの季節の中で レディ直前 駈け足で大人になるの  レディ直前 もやもやの季節の中で レディ直前 駈け足で大人になるの
オリーブの華麗な青春片平なぎさ片平なぎさ阿久悠三木たかし三木たかしあなたがほしい あなたがほしい あなたがポパイであればいい あればいい あなたを抱きしめるには 充分すぎる 長い腕 私は オリーブ オリーブオイル  あなたを追いかけるには 余裕が持てる 長い脚 私は オリーブ オリーブオイル  青春はセンチメンタルなミュージカル はしゃいでいるまに 悲しくなるわ あなたがほしい あなたがほしい あなたがポパイであればいい あればいい  あなたが 眠たくなれば 手枕させる 長い腕 私は オリーブ オリーブオイル  あなたと キスする時も 背のびをしない 長い脚 私は オリーブ オリーブオイル  青春はセンチメンタルなミュージカル はしゃいでいるまに 悲しくなるわ あなたがほしい あなたがほしい あなたがポパイであればいい あればいい
明日晴れるか加藤和彦加藤和彦阿久悠加藤和彦通わぬ心が いつの日も この世に小雨を 降らすのさ 明日は晴れるか 今日は雨でも 鳩がとぶ 青空よ  ほゝえみ忘れた 雨の日に こころの歌まで 忘れたか 明日は晴れるか 今日は雨でも 鐘が鳴る 青空よ  誰かがどこかで ぬれている おしえてあげたい 陽のひかり 明日は晴れるか 今日は雨でも 虹が出る 青空よ
青春紙風船加藤久仁彦&トップギャラン加藤久仁彦&トップギャラン阿久悠森田公一芳野藤丸青春のひとときを暮らしてた あのひとと久々に会ったのは 初めての木枯らしが吹いた日の 人気(ひとけ)ない公園の午後でした  変わりなく あどけない 顔をして ほほえみを 絶やさずに いるけれど  誇らしくきらめいた指輪には 幸福の二(ふた)文字が描(か)かれてた 青春は紙風船 戯れて 破れてしまう  あの頃はおたがいに若かった 少しだけ無茶をして喜んだ 悪いことばかりではないけれど 忘れてもいいわねと 横を向く  唇を 噛む癖は 前のまま 髪の毛を 指に巻く しぐさまで  それでいてここにいるあのひとは 思い出も語れない人になる 青春は紙風船 戯れて 破れてしまう  誇らしくきらめいた指輪には 幸福の二文字が描かれてた 青春は紙風船 戯れて 破れてしまう  青春は紙風船 戯れて 破れてしまう 青春は紙風船 戯れて 破れてしまう
青春時代加藤久仁彦&トップギャラン加藤久仁彦&トップギャラン阿久悠森田公一芳野藤丸卒業までの 半年で 答えを出すと 言うけれど 二人がくらした 歳月を 何で計れば いいのだろう  青春時代が 夢なんて あとからほのぼの 思うもの 青春時代の まん中は 道にまよって いるばかり  二人はもはや 美しい 季節を生きて しまったか あなたは少女の 時を過ぎ 愛にかなしむ 人になる  青春時代が 夢なんて あとからほのぼの 思うもの 青春時代の まん中は 胸にとげさす ことばかり  青春時代が 夢なんて あとからほのぼの 思うもの 青春時代の 真ん中は 胸にとげさす ことばかり
富士山だ加藤登紀子加藤登紀子阿久悠加藤登紀子告井延隆・南利一富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ  朝に見ても 富士は富士 夕べに見ても 富士は富士 笑って見ても 富士は富士 涙で見ても 富士は富士  遠くへどんどん離れても ぐるりと山裾巡っても 春夏秋冬みんな富士  富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ  富士に逢いに 来たひとは 心の嘘を 吐き出して きれいな夢を 見たくなって 近くの宿で 目を閉じる  朝焼け 夕焼け 月の影 くっきりしてても 霞んでも 喜び悲しみ みんな富士  だれでも だれでも 富士が好き だれでも だれでも 富士が好き だれでも だれでも 富士が好き  だれでも だれでも 富士が好き だれでも だれでも 富士が好き  富士山だ 富士山だ 富士山だ 富士山だ
北の宿から角川博角川博阿久悠小林亜星あなた変わりは ないですか 日毎寒さが つのります 着てはもらえぬ セーターを 寒さこらえて 編んでます 女心の 未練でしょう あなた恋しい 北の宿  吹雪まじりの 汽車の音 すすり泣くように 聞こえます お酒ならべて ただ一人 涙唄など歌います 女心の 未練でしょう あなた恋しい 北の宿  あなた死んでも いいですか 胸がしんしん 泣いてます 窓にうつして 寝化粧を しても心は 晴れません 女心の 未練でしょう あなた恋しい 北の宿
津軽海峡・冬景色角川博角川博阿久悠三木たかし上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は 雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけを きいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡冬景色  ごらんあれが竜飛(たっぴ)岬 北のはずれと 見知らぬ人が 指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡冬景色  さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡冬景色
恋人たち門倉有希門倉有希阿久悠宇崎竜童岩本正樹橋の下を川は流れる 黄昏に束の間の 煌めき見せて やがて 街の灯に 彩られながら 深く 暗い 闇を沈める  恋人よ 恋人よ 橋の上から のぞき込んで なに思う なに思う 語らい忘れて なに思う  街灯に 灯がともる 霧が流れる 抱き合った恋人の 夢の間を 川は流れる  橋の上を人が漂う 星のない空を見て ためいきついて やがて 接吻(くちづけ)に からだ中染めて 重く垂れた 雲を忘れる  恋人よ 恋人よ 水の流れの音を聞いて なに思う なに思う 一つに重なり なに思う  酔いどれが 行き過ぎる 夜が深まる 離れない恋人の 愛を運んで 川は流れる  街灯に 灯がともる 霧が流れる 抱き合った恋人の 夢の間を 川は流れる
五番街のマリーへ門倉有希門倉有希阿久悠都倉俊一五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんなくらししているのか 見て来てほしい 五番街は 古い町で 昔からの人が きっと住んでいると思う たずねてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが 気がかり 五番街で うわさをきいて もしも嫁に行って 今がとてもしあわせなら 寄らずにほしい  五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんなくらししているのか 見て来てほしい 五番街で 住んだ頃は 長い髪をしてた 可愛いマリー今はどうか しらせてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが 気がかり 五番街は 近いけれど とても遠いところ 悪いけれどそんな思い 察してほしい
嘆き節はやめにして門倉有希門倉有希阿久悠浜圭介港町やら 雪降る町や 遠いばかりの 故郷の町や 涙まじりの 想い出ばなしは 千日だって 語れるが  歌うなら 嘘でいいから 嘆き節はやめにして 一人二人と寄りそえる 歌を一緒に歌いたい 人生だから バラ色がいい 熱い心が もっといい  十九、二十歳(はたち)の 色恋沙汰や 二十二、三の 悲しみもよう セピア色した 憂(うれ)いの過去など アルバム一つ あればいい  歌うなら 夢を承知で 嘆き節はやめにして 生きる元気が満ちて来る 歌を一緒に歌いたい 人間だから しあわせがいい そっと抱ければ さらにいい  人生だから バラ色がいい 熱い心が もっといい
ナザレの舟唄門倉有希門倉有希阿久悠浜圭介女はみんな黒を着て 浜で網をつくろう 寄せる波の荒さよ 晴れた空の眩(まぶ)しさよ 天までとどけ ナザレの舟唄 天までとどけ 舟唄 波の中から戻るあんたを 十年待つよ わたしの心  女が後家(ごけ)と思うなら とうに浜を捨てるよ 焦(こ)げて匂う鰯よ 赤い酒の美味(おい)しさよ 天までとどけ ナザレの舟唄 天までとどけ 舟唄 波を拍子に歌うあんたを 覚えているよ わたしの心  女は時に石を蹴り 神を呪い 踊るよ 風がなぶる黒髪 灼けた肌の悲しさよ 天までとどけ ナザレの舟唄 天までとどけ 舟唄 濡れた体で走るあんたを 抱く気でいるよ わたしの心 抱く気でいるよ わたしの心
2001年猫まつり門倉有希門倉有希阿久悠宇崎竜童ヒロ☆ヒロユキノラのところに ゴールドカードの招待状 2001年猫まつりに あなたをVIPで迎えます ノラは選ばれた ノラは立派な猫だと選ばれた  名も無く 貧しい ノラだけど やさしい心で生きて来た さびしい人を慰めて 時には歌まで歌ってあげた それを誰かが見てたんで 2001年猫まつり 胸を張って出掛けよう 2001年猫まつり ヒゲをピンとさせ出掛けよう  ノラの名誉は ゴールドカードの招待状 3001年猫まつりに 空飛ぶ汽船で送ります 猫の使節です 猫の歴史の語りべになります  みじめに暮らした ノラだけど 汽船のタラップ 踏んで乗る この世の景色を焼き付けて 千年先まで運んで行こう むかし地球はよかったと 2001年猫まつり 胸を張って旅立とう 2001年猫まつり ヒゲをピンとさせ旅立とう
舟唄門倉有希門倉有希阿久悠浜圭介川村栄二お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり ともりゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい ときどき霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜更けてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を  ルルル ルルル...... ダンチョネ
本牧メルヘン門倉有希門倉有希阿久悠井上忠夫本牧で死んだ娘(こ)は鴎になったよ ペットのブルースに送られて 踊るのが大好きと言ってたあの娘が さびしさに耐えかねて死んだのさ  ジョニーもスミスも泣くのを忘れて 海鳴りに向かって歌っていたよ 本牧で死んだ娘は鴎になったよ なぜかしら誰でもがそう思う  本牧の夜ふけ頃にがめのコーヒー 飲みながら思い出す あのことを 恋をしたこともなく悩みもないのに あの店の片隅で死んだ娘を  ジョニーもスミスもさえない顔で 真夜中に泣き泣き歌っていたよ 本牧で死んだ娘は鴎になったよ なぜかしら誰でもがそう思う  ジョニーもスミスも泣くのを忘れて 海鳴りに向かって歌っていたよ 本牧で死んだ娘は鴎になったよ なぜかしら誰でもがそう思う そう思う
できごころからまごころまで叶和貴子&五木ひろし叶和貴子&五木ひろし阿久悠三木たかし花を買うのに似合いの金曜日 あてもないのに できごころ 爪を噛みかみ ひとりで飲む女に 何の気なしにあげただけ  礼を云うのも もの欲しそうだから 胸に一輪さしたのが あとで思えば間違いだったけど いつか言葉を交してた  そうさ そうだわ そういうことだった できごころから まごころまで おんなじ心の色がわり 男と 女 心と心  そんな出会いが本気になるなんて まさか思ってみなかった 名さえきかずに別れた女のこと 夜が来る度 思ってた  ほんの小さな賭けだと花を買い あそびごころの金曜日 好きと話したピアノのソロの曲 思いがけないリクエスト  そうさ そうだわ そういうことだった できごころから まごころまで おんなじ心の色がわり  男と 女 心と心  男と 女 心と心
ふりふり叶和貴子&五木ひろし叶和貴子&五木ひろし阿久悠三木たかし若草恵たぶん ふたりのシナリオは 次のページが破れてる ラストシーンの書きなおし あなた どう書くの  ハッピーエンドになる筈が にがい味付けしたものさ 愛のヤマ場のその後を きみは どうするの  だましたふり 信じたふり 愛したふり 妬いてたふり やさしいふり つめたいふり 激しいふり ふりふり  ふりで書けない真実に あなたと私 私とあなた いま 心を迷わせる  いつか頬杖つく癖が きまりポーズになっている セリフ忘れた人のよう あなた どうしたの  恋が遊びで終るなら 洒落たラストに出来るけど エンドマークのその先を きみは どう思う  嬉しいふり 悲しいふり 淋しいふり せつないふり 夢見たふり 焦がれたふり 溺れたふり ふりふり  ふりで書けない真実に あなたと私 私とあなた いま 心を迷わせる  だましたふり 信じたふり 愛したふり 妬いてたふり やさしいふり つめたいふり 激しいふり ふりふり  いま 心を迷わせる
九時からのリリィカプチーノカプチーノ阿久悠都倉俊一夜の九時からなら 古いクラブにいるわ 目立たぬ片隅で ピアノを弾き 歌ってる まるで何年も しているように  九時からのリリィ 真夜中のリリィ 部屋に帰るのが たまらなく恐いから 九時からのリリィ 真夜中のリリィ 広すぎるベッドには つらい夢だけ あふれてる  信じられないでしょう 今も愛してるとは 私のこの胸は メニューのないレストラン 他の愛なんて もう選べない  九時からのリリィ 真夜中のリリィ 別にふしだらな 呼び名ではないけれど  九時からのリリィ 真夜中のリリィ 想い出の歌ばかり 朝が来るまで 弾いている
幼きものの手をひいてかまやつひろしかまやつひろし阿久悠筒美京平ホラ夕焼けの空 渡り鳥が飛ぶ 君の胸に赤と黒で描いて しまっておくがいい この幼きものの手を ひきながら行けば 秋がわたり 冬がそっとしのびよるのがわかる 君に何を聞かせ 君に何を見せる ふたりだけの旅をつづけて  ホラ冬の空の色 さえわたる星を 君の胸に光る色で描いて 覚えておくがいい この幼きものの手の ぬくもりの中に たった一つだけでいいさ のこるものがあるなら 君に何を聞かせ 君に何を見せる ふたりだけの旅をつづけて  ふたりだけの旅をつづけて ふたりだけの旅をつづけて
青春挽歌かまやつひろしかまやつひろし阿久悠筒美京平春は乙女の やわ肌に かげろうゆれて 恋を知り 片手の書物 投げすてて 文書く我や 花の下  夏は裸の この胸を 嵐にさらし 夢を知り 旅立つ船は 洋々と 舵とる我や 波の上  秋ははかない 虫の音に 別れのつらさ 涙知り 去り行くひとの 後かげ 見送る我や 風の中  冬は女の 黒髪に 初雪かたり 情知り さし出す傘は あいあいの 手を取る我や 雪の中 手を取る我や 雪の中
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
勝手にしやがれ上白石萌音上白石萌音阿久悠大野克夫鳥山雄司壁ぎわに寝がえりうって 背中できいている やっぱりお前は出て行くんだな  悪いことばかりじゃないと 想い出かき集め 鞄につめこむ気配がしてる  行ったきりならしあわせになるがいい 戻る気になりゃいつでもおいでよ  せめて少しはカッコつけさせてくれ 寝たふりしてる間に出て行ってくれ  アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア  バーボンのボトルを抱いて 夜ふけの窓に立つ お前がふらふら行くのが見える  さよならというのもなぜか しらけた感じだし あばよとサラリと送ってみるか  別にふざけて困らせたわけじゃない 愛というのに照れてただけだよ  夜というのに派手なレコードかけて 朝までふざけようワンマンショーで アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア  夜というのに派手なレコードかけて 朝までふざけようワンマンショーで アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア
蒼空上條恒彦上條恒彦阿久悠曾根孝明もしも何かで 俺が死んでも 遠い誰かに しらせを出すな 花をかざって 泣いたりするな 長い話で 時間をとるな 出来るものなら 蒼空の下へ 俺のからだを そっとおいてくれ 忘れかけてた 蒼空の色を 思い出しながら そっと眠りたい  出来るものなら 蒼空の下へ 俺のからだを そっとおいてくれ 忘れかけてた 蒼空の色を 思い出しながら そっと眠りたい
珊瑚礁に何を見た上條恒彦上條恒彦阿久悠小林亜星あるひとは この海に まぼろしの大魚を求め あるひとは この海に 伝説の宝をさがす 今ひとり コバルトの海原にからだをそめて 朝やけの赤い帆は失ったロマンの旗か 鴎よ 目をさませ あれは奇跡か 突然あらわれた 遠い世界は 珊瑚礁に何を見た 珊瑚礁に何を見た  東には この胸を ときめかす何かがあるか 南には この胸を 打ち鳴らす何かがあるか いつもより輝いて 夜が明ける水平線に 人間であることを しみじみと感じる時よ 鴎よ 目をさませ あれは奇跡か 突然あらわれた 遠い世界は 珊瑚礁に何を見た 珊瑚礁に何を見た
雨の慕情上沼恵美子上沼恵美子阿久悠浜圭介伊戸のりお心が忘れた あのひとも 膝が重さを 覚えてる 長い月日の 膝まくら 煙草プカリと ふかしてた 憎い 恋しい 憎い 恋しい めぐりめぐって 今は恋しい 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い  ひとりで覚えた 手料理を なぜか味見が させたくて すきまだらけの テーブルを 皿でうずめて いる私 きらい 逢いたい きらい 逢いたい くもり空なら いつも逢いたい 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い  雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い 雨雨ふれふれ もっとふれ 私のいい人つれて来い
ピンポンパン体操亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・久住小春・光井愛佳・ジュンジュン・リンリン(モーニング娘。)亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・久住小春・光井愛佳・ジュンジュン・リンリン(モーニング娘。)阿久悠小林亜星(さあ いこうかー ワーイ)  ズンズンズンズン……ピンポンパンポン ズンズンズンズン……ピンポンパンポン  (いこうかー)  とらのプロレスラーは シマシマパンツ はいてもはいても すぐとれる がんばらなくちゃ がんばらなくちゃ がんばらなくちゃー からてをビシビシ パンツをスルスル からてをビシビシ パンツをスルスル かてかてトラの プロレスラー  ズンズンズンズン……ピンポンパンポン ズンズンズンズン……ピンポンパンポン  カバの忍者は まぬけで困る ばけてもばけても すぐばれる  (さあ がんばらなくちゃ)  がんばらなくちゃ がんばらなくちゃ がんばらなくちゃー しゅりけんシュシュ けむりをモクモク しゅりけんシュシュ けむりをモクモク いけいけカバの忍者くん  (さあ こんどはでんぐりがえるぞ)  でんぐりかえって モグラちゃん でんぐりかえって 怪獣ちゃん でんぐりかえって 王選手 でんぐりかえって およめさん  (エッチラコー エッチラコー エッチエッチエッチラコー)  ズンズンズンズン……ピンポンパンポン ズンズンズンズン……ピンポンパンポン  はしれ はしれ キンタロー おちゃわん しんぶん とびこえて はしれ はしれ キンタロー トイレはちかいぞ がんばろう  (1, 2・1, 2・1, 2・1, 2) (さあ アラビアの国にやってきました アラビアのおどりですよ それピョッ ピョッ ピョッ)  はな子さん はな子さん ママの名前は はな子さん いらっしゃいませ はな子さん ごいっしょに どうぞ  ズンズンズンズン……ピンポンパンポン ズンズンズンズン……ピンポンパンポン  わにのおよめさんは 水虫で困る かいてもかいても すぐかゆい がんばらなくちゃ がんばらなくちゃ がんばらなくちゃー ドレスをサッサッサッ 水虫かいかいかい ドレスをサッサッサッ 水虫かいかいかい かけかけわにの およめさん  (さあ げんきよく いこうかー)  かえるになりましょ ピンポンパンポンピン だいじゃになりましょ ピンポンパンポンピン けむしになりましょ ピンポンパンポンピン カラスになりましょ ピンポンパンポンピン  ありがとう ありがとう 体操ありがとう ありがとう ありがとう 体操ありがとう みんなで いいましょ アリガトウ ゴザイマース!
また逢う日まで佳山明生佳山明生阿久悠筒美京平筒美京平また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それはききたくない たがいに気づかい 昨日にもどるから  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう
居酒屋佳山明生+藤みえこ佳山明生+藤みえこ阿久悠大野克夫岩本正樹もしも きらいでなかったら 何か一杯 のんでくれ そうね ダブルのバーボンを 遠慮しないで いただくわ 名前きくほど 野暮じゃない まして 身の上話など そうよ たまたま 居酒屋で 横にすわった だけだもの 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で  外へ出たなら 雨だろう さっき 小雨がパラついた いいわ やむまで 此処にいて 一人グイグイ のんでるわ それじゃ 朝までつき合うか 悪い女と 知り合った 別に 気にすることはない あなた さっさと帰ってよ 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で
熱き心に加山雄三加山雄三阿久悠大瀧詠一鳥山雄司北国の旅の空 流れる雲はるか 時に 人恋しく くちびるに ふれもせず 別れた女(ひと)いずこ 胸は 焦がれるまま  熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ  ああ 春には花咲く日が ああ 夏には星降る日が 夢を誘う 愛を語る  熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ  ああ 秋には色づく日が ああ 冬には真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を  オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て 熱き心 きみに
さらばオーシャン加山雄三加山雄三阿久悠加藤邦彦弾厚作・ワイルドワンズファミリー飛び立つ鳥は 心を残さない 波をかすめて 翼を濡らすだけ  あいつが去って ここからひとりきり 風に唇あわせて歌うだけ  鳥よ So long いつかまた逢おう お前に同じ一途さを見たよ 鳥よ So long 赤い帆に戻れ 傷つきながら行くことはないよ  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い  星降る夜の想いは果てしなく 光る銀河に手紙を流すよう  あいつはどこか小島にたどりつき 翼たたんで 夢見ているだろうか  鳥よ Good luck きっとまた逢おう お前もきっとそう思う筈さ 鳥よ Good luck ふり向いておくれ 海原こえる旅人じゃないか  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い
その日海からラプソディ加山雄三加山雄三阿久悠弾厚作羽田健太郎きみは奇跡の娘 灼けた肌に風が吹いて行けば きみは想い出だけを ぼくに残し消える 海からはラプソディ  水の泡がはじけるように そして砂の城が さらさら消えるように  にがいだけが想い出じゃない 時には胸の奥で ほほえむことも  きみよ 言葉をすてて しばし時に眠れ 愛の時に やがて二人の夢は 一人だけの夢に 海からはラプソディ  きみは奇跡の娘 光りだけが似合う昼の娘 熱い心とからだ ぼくにふれて過ぎた 海からはラプソディ  指に巻いた亜麻色の髪 そして歌うために くちびる紅くふるえ  罪の色がときめきじゃない 青く沈む心 ぬりかえるもの  きみよ 言葉をすてて しばし時に眠れ 愛の時に やがて二人の夢は 一人だけの夢に 海からはラプソディ
また逢う日まで加山雄三加山雄三阿久悠筒美京平武部聡志ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それは聞きたくない たがいに気づかい 昨日に戻るから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを 話すだろう
もしもピアノが弾けたなら加山雄三加山雄三阿久悠坂田晃一武部聡志もしもピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして きみに伝えることだろう 雨が降る日は雨のよに 風吹く夜には風のように 晴れた朝には晴れやかに だけどぼくにはピアノがない きみに聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アアアー アア……残される  もしもピアノが弾けたなら 小さな灯りを一つつけ きみに聴かせることだろう 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけどぼくにはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつでも空まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アアアー アア……遠ざかる
さらばオーシャン加山雄三&ザ・ワイルドワンズ加山雄三&ザ・ワイルドワンズ阿久悠加瀬邦彦飛び立つ鳥は 心を残さない 波をかすめて 翼を濡らすだけ  あいつが去って ここからひとりきり 風に 唇あわせて歌うだけ  鳥よ So long いつかまた逢おう お前に同じ一途さを見たよ 鳥よ So long 赤い帆に戻れ 傷つきながら行くことはないよ  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い  星降る夜の 想いは果てしなく 光る銀河に 手紙を流すよう  あいつはどこか 小島にたどりつき 翼たたんで 夢見ているだろうか  鳥よ Good luck きっとまた逢おう お前もきっとそう思う筈さ 鳥よ Good luck ふり向いておくれ 海原こえる旅人じゃないか  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い  さらば さらば さらば オーシャン 夢はまだ遠い
やせがまん唐木淳唐木淳阿久悠吉田正ほんのはずみから 愛の真似ごとを 春 夏 秋と 重ねて来たけど きみはこのままで いいと思わない ほんとの愛を いつかは求める きみに好きなひと 出来た時には いつだってきれいに 身をひくつもりさ そうさ やせがまん  酔って歌うのが 癖になったのか 今夜も涙 ほろりと流して きみの心には ぼくはもういない 悲しいけれど そいつが真実 嘘でこれ以上 悩みつづけて 憎み合う別れに したくはないのさ そうさ やせがまん  少し微笑んで 少しはにかんで 楽しい日々を 話しているけど きみはもう此処を 去って行くがいい 真似ごとなんて しょせんはいつわり きみがしあわせに なると云うなら いいふりをしてでも 見送るつもりさ そうさ やせがまん
風が吹けば狩人狩人阿久悠小林亜星松任谷正隆風が吹けば花が散り 花は枯れて流れに 水ははるか海にそそぎ あなたの船をたずねる 暗い海をただよえば 船はとうにはなれて 遠い過去の花の色も 今では思い出せない 思えばあの頃には 人は誰も笑い転げ 私も愛する夢 うすい胸に描いた  枯れた花はもう二度と 元の枝で咲かない だけど風は今日も吹いて どこかの花を散らせる 人はいつも花のように 風のままに流され 時に夢や愛も枯れて 心の唄も忘れる 季節がいくつか過ぎ 人は移り町は変り 私も愛する夢 ほんの少しこわした  小さな花の行方 追った頃を想い出して 私も愛する夢 一度だけと信じた
京都から博多まで歌恋歌恋阿久悠猪俣公章工藤恭彦肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練が重い 鐘が鳴る鳴る 哀れむように 馬鹿な女と 云うように 京都から 博多まで あなたを追って 西へ流れて 行く女  二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持を ふり捨てて 京都から 博多まで あなたを追って 恋をたずねて 行く女  京都育ちが 博多になれて 可愛いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと 云いながら 京都から 博多まで あなたを追って 今日も逢えずに 泣く女
津軽海峡・冬景色歌恋歌恋阿久悠三木たかし上野発の夜行列車 おりたときから 青森駅は 雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけを きいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡・冬景色  ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が 指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色  さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色
三日月オペラ川神あい川神あい阿久悠伊藤薫猪股義周三日月が高層ビルにかかる 寒そうで 寒そうで… 男は女をひき寄せて コートの中につつみこむ 一人でいたなら凍え死ぬから 二人で生きることにしよう  冬はこのまま抱(いだ)き合い 春は未来を考えて 夏はいっしょによく笑い 秋は泣かない人になる 三日月に 三日月に 約束しよう  三日月が笑ったように見える 眉に似て 眉に似て… 女は男の手を握り くちびるふれて 少し噛む 誓いの言葉はすぐに消えても 歯型は明日(あす)も消えはしない  冬はいとしさ感じ合い 春はやさしい瞳(め)に変わり 夏は夢見てよく眠り 秋は心の人になる 三日月に 三日月に 約束しよう  冬はこのまま抱(いだ)き合い 春は未来を考えて 夏はいっしょによく笑い 秋は泣かない人になる 三日月に 三日月に 約束しよう
君よ八月に熱くなれ川上ジュリア川上ジュリア阿久悠中田喜直佐藤利樹まためぐり来る夏の日に 心ふるわす人がいる あれが確かに青春と 胸に瞼に刻みこむ 時よ とまれよ ただ一度 奇跡起こした若者に 雲が湧き立つ甲子園 君よ 八月に熱くなれ  あの日とよべる幾日を 時の流れに刻めるか 今がそうだと確かめる 熱い想いを抱けるか 風よ  歌えよ もう一度 夢の信じた若者に 砂が舞い立つ甲子園 君よ 八月に熱くなれ
さらば涙と言おう河口恭吾河口恭吾阿久悠鈴木邦彦さよならは誰に言う さよならは悲しみに 雨の降る日を待って さらば涙と言おう 頬をぬらす涙は 誰にも見せない こらえきれぬ時には 小雨に流そう さみしさも悲しみも いくたびか出逢うだろう だけどそんな時でも さらば涙と言おう  青春の勲章は くじけない心だと 知った今日であるなら さらば涙と言おう まぶたはらす涙は こぼしちゃいけない こらえきれぬ時には まつげにためよう 恋のため愛のため まっすぐに生きるため 泣けることもあるけど さらば涙と言おう
もしもピアノが弾けたなら河口恭吾河口恭吾阿久悠坂田晃一もしもピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして きみに伝えることだろう 雨が降る日は雨のよに 風吹く夜には風のよに 晴れた朝には晴れやかに だけど ぼくにはピアノがない きみに聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アア アー アア……… 残される  もしもピアノが弾けたなら 小さな灯りを一つつけ きみに聴かせることだろう 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけど ぼくにはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつでも空まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アア アー アア……… 遠ざかる
季節河島英五河島英五阿久悠水谷公生季節を語る時に 人はみな春から始める 春 夏 秋 冬 また春になる  秋から始める不都合や 冬から数える理不尽が どこに どこにあるのだろう  春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる  さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか  流れるままにまかせ うつろいも終って気がつき 春 夏 秋 冬 もう何年か  どこから始めてどこへ行き 何から見つめて何に見え それは それはこころ次第  秋は夏の後で悲しく 夏は春の予告で燃えられる  さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか  春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる  さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか
主役河島英五河島英五阿久悠井上大輔赤い酒には ときめきが 白い酒には よろこびが ともに あわせて 飲みほして 今宵の主役を称(たた)えよう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと  人は誰でも いくたびか 晴れの主役に なれるもの たとえ わずかの人の輪の 小さな拍手の中だって あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと  赤いくちびる ふるわせて 白いてのひら 打ち鳴らし 花の吹雪を浴びながら 歓喜を伝える歌うたう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと
時代おくれPLATINA LYLIC河島英五PLATINA LYLIC河島英五阿久悠森田公一一日二杯の酒を飲み さかなは特にこだわらず マイクが来たなら 微笑んで 十八番(おはこ)を一つ 歌うだけ  妻には涙を見せないで 子供に愚痴をきかせずに 男の嘆きは ほろ酔いで 酒場の隅に置いて行く  目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず 人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい  不器用だけれど しらけずに 純粋だけど 野暮じゃなく 上手なお酒を 飲みながら 一年一度 酔っぱらう  昔の友には やさしくて 変わらぬ友と信じ込み あれこれ仕事もあるくせに 自分のことは後にする  ねたまぬように あせらぬように 飾った世界に流されず 好きな誰かを思いつづける 時代おくれの男になりたい  目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず 人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい
自分のことをどのくらい知ってますか河島英五河島英五阿久悠水谷公生自分のことをどのくらい 知ってますか 他人のことはいい 時代のこともいい 世の中のことも どうでもいい 自分のことを 自分のことが答えられますか  たとえば 突然必要になる勇気のこと がまんの限界について 愛情の深さは何キロか 卑怯のパーセンテージ 好みのポピュラリティ 自信があるのか ないのか 暗いのか 明るいのか ETC… 自分は何 自分は  自分のことをどのくらい知ってますか 政治のことはいい 仕事のこともいい 流行のことも どうでもいい 自分のことを 自分のことが答えられますか  たとえば どういう仕事をすれば幸福とか 生きると 生活について 人のため 何かが出来るか 道化のパーセンテージ 主張のポピュラリティ 心が広いか せまいか いい人か 悪い人か ETC… 自分は何 自分は  自分のことをどのくらい知ってますか 他人のことはいい 時代のこともいい 世の中のことも どうでもいい 自分のことを 自分のことが答えられますか
Bye Bye メランコリー河島英五河島英五阿久悠網倉一也愛したら 愛されたい たずねたら 答えてほしい 抱(いだ)いたら それより強く 力をこめて 抱きつかれたい  男と女には いつでも少しだけ 相手の気持が多いことを 心であてにする  とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー  さそったら さそわれたい 沈んだら 黙ってほしい 歩いたら 小走りになり おんなじ道を 進んでほしい  男と女には 悲しい習性で すべてを信じる愚かしさを 何度もくり返す  とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー  男と女には いつでも少しだけ 相手の気持ちが多いことを 心であてにする  とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー
忘れもの河島英五河島英五阿久悠網倉一也働らくこともいい お金を手にすることも 豊かさ求めることも ぜいたくも悪くない  無いより あるがいい 貧しく 苦しむよりは 勝負が必要ならば 勝ちたいが あたりまえ  なのに いま この不機嫌は何だろう  急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる  笑えることはいい ジョークで済ませることも 深刻ぶらないことが 美徳でも罪じゃない  身のほど知らずでも 希望と思えればいい リッチなふりすることも 責められることじゃない  なのに 何故 この苛立ちは何だろう  学び過ぎて 変り過ぎて あくせく行き過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる  急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる
ザ・サンシャイン・ボーイズ川島恵川島恵阿久悠大野克夫THE SUNSHINE BOYS THE SUNSHINE BOYS  麦わら帽子を追いかけて 舗道を駆けていたら ローラースケート走らせた 誰かとからみあった その日は夏のはじめ もうまぶしい光があふれ 運命のくじ引きみたい 頬と頬とが 胸と胸とが 肩と肩とがからむ  THE SUNSHINE BOYS THE SUNSHINE BOYS  麦わら帽子で顔かくし うとうと昼寝したら 夢みた通りのくちづけを 誰かにされていたわ その日は海の音が ただやさしいララバイのよう 運命のくじ引きみたい 頬と頬とが 胸と胸とが 肩と肩とがからむ  THE SUNSHINE BOYS THE SUNSHINE BOYS  THE SUNSHINE BOYS THE SUNSHINE BOYS
小樽まで川中美幸川中美幸阿久悠花岡優平矢野立美二人暮らしたマンションだけど 愛がこわれて寒々と 夢を開いた小さな鍵を わたし どこかへ捨てに行く 日ぐれに混る小雨に打たれ 行く先探して駅の中 小樽はきっと わたしに似合う ほろほろ泣いて 小樽まで そう 横顔を凍らせて  鍵があるから こころも残る 小樽運河に捨てましょう そして 海鳥 舞飛ぶ海を 二日見つめて 帰りましょう 北行く列車 秋から冬へ 季節を一気に走ります 小樽はきっと わたしに似合う うつむきがちに 小樽まで そう 掌に字を描いて
女 泣き砂 日本海川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし宿の枕が固過ぎて 眠りも浅く 夢も見ず 遠いあなたを 恋しがるだけ つらい 夜でした 女ひとりの旅の朝 ふらり歩けば 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと呼ぶのです  海に嵐が吹き荒れて 季節が冬に 色を変え 砂のおもても どこか蒼ざめ 寒い 朝でした 女ひとりの もの想い こころ揺るがす 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと 呼ぶのです  砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと泣くのです あなた恋しと 呼ぶのです
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
北の宿から川中美幸川中美幸阿久悠小林亜星あなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿  吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くよに聞こえます お酒ならべてただ一人 涙唄など歌います 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿  あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿
恋唄川中美幸川中美幸阿久悠鈴木邦彦田代修二ほんのみじかい夢でも とてもしあわせだった 逢えてほんとによかった だけど帰るあなた 泣かないと誓ったけれど それは無理なことだと知った 折れるほど抱きしめたいと 心からそう思う はかないだけの恋唄  少しやつれた姿に 胸が痛んでならない ついていきたいけれど ひとり帰るあなた 何ゆえに結ばれないか 出逢う時が遅すぎたのか 人前でくちづけたいと 心からそう思う せつないだけの恋唄
恋歌ふたたび川中美幸川中美幸阿久悠藤竜之介めまいがしたなら 転げて落ちるような 苔むした 寺の石段 危なげな 足どりで 傘さす女が おりて行く  女の盛りを からだにまといながら うつむいた 顔の哀しさ なにゆえの 寺まいり くちびるきりりと 噛みしめて  あのひとに 恋歌を ふたたび 恋歌を 女を捨ててはいけないと 誰か歌ってあげておくれ  黄昏せまれば 背中で鐘が響き 小雨降る 寺の茶店で 二度三度 ためいきを お茶飲む間に もらしてる  はるかな昔の 激しい恋のために 情熱を 使い果たして 今はもう 過去ばかり 夢みているよに 見えている  あのひとに 恋歌を ふたたび 恋歌を その身を縛っちゃいけないと 誰か歌ってあげておくれ  あのひとに 恋歌を ふたたび 恋歌を 女を捨ててはいけないと 誰か歌ってあげておくれ 誰か歌ってあげておくれ
寝台特急北斗星川中美幸川中美幸阿久悠三木たかしお休みをいただきました 五泊六日の旅に出ます 夜が明けたら 北国の 雪の景色がのぞみです 金で縁どる招待状 捨てもしないで読みかえし 眠れば夢を見るかしら 寝台特急“北斗星”  つらいねと云われるよりは 北の寒さの方がいいわ なみだ流した海峡も 今は知らない間です 掴みそこねたしあわせも ほんの小さな傷だよと 窓にはりつく冬の色 寝台特急“北斗星”  お土産を考えました ふられ記念と笑えますね やがて終着札幌で 化粧なおして待ってます 旅と涙は不似合で 誰も笑顔で話し合い それがちょっぴり辛かった 寝台特急“北斗星”
旅しない?川中美幸川中美幸阿久悠三木たかしうつむいて 飲む酒は うつむいた 酔いになる 思い出してはいけないひとを 思い出すよなことになる あんた わたしと 旅しない? 三日一緒にいてみない?  悲しみを 背負ったり 淋しさに 好かれたり はしゃぐぐらいじゃ消えないものを 胸のどこかに抱いている あんた わたしと 旅しない? 三日一緒にいてみない?  何かしら 空っぽに おたがいが 真白に 好きも嫌いも それからのこと 少し身軽になってから あんた わたしと 旅しない? 三日一緒にいてみない?
ちょうちんの花川中美幸川中美幸阿久悠円広志ちょうちん一つ 椅子五つ 他人の肩も 気にならぬ どちらの誰と 知らぬのに 人生ばなし して帰る  うなずき上手 のせ上手 お酒の酌の あいの手に だけどどこかで貰い泣き ポロリと涙 こぼす夜も  咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく  咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと  なまえを描いた ちょうちんが そろそろ少し くたびれて 浮き名を流す あてもなく 夢見る場所にも なりにくい  はやりの歌や 故郷(くに)の歌 何でもヒョイと こなしつつ だけどわたしが誰よりも 酔いたい時も あるという  咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく  咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと  咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく  咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと
津軽海峡冬景色川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけをきいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡冬景色  ごらんあれが竜飛(たっぴ)岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡冬景色  さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡冬景色
停車場川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし季節に似合いの停車場に 都会の女がおりて来る 霙でかすんだ広場には 小犬が一匹遊ぶだけ 行ったり来たりの人生は 誰にもあるにはあるけれど 二人で出かけたあのひとが 一人で来るのは 哀しいね  やがてはなくなる停車場の 待合室には人もなく 何年前かの消し忘れ 伝言板には さよならと 泣くのも笑うも人生と 思えば何でもないけれど それさえ見つめることもなく 終わりになるのは 淋しいね  小雪が降りつむ停車場を 都会の女がまた帰る
能登半島川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし夜明け間近か北の海は波も荒く 心細い旅の女泣かせるよう ほつれ髪(がみ)を指に巻いてためいきつき 通り過ぎる景色ばかり見つめていた 十九なかばの恋知らず 十九なかばで恋を知り あなたあなたたずねて行く旅は 夏から秋への能登半島  ここにいると旅の葉書もらった時 胸の奥で何か急にはじけたよう 一夜だけの旅の仕度すぐにつくり 熱い胸にとびこみたい私だった 十九なかばの恋知らず 十九なかばで恋を知り すべてすべて投げ出し馳けつける 夏から秋への能登半島 あなたあなたたずねて行く旅は 夏から秋への能登半島
豊後水道GOLD LYLIC川中美幸GOLD LYLIC川中美幸阿久悠三木たかし背のびした 恋破れ なぐさめる人もなく 信じていたのに あなたはもう来ない やせた女の旅路には やさし過ぎるわ春の海 こぼれ散る紅椿 流れにひきこんで 何を急ぐか 豊後水道  この海が 銀河なら 逢う瀬もあるけれど 近くて遥かね あなたと私には 岬巡ればまた入江 人の情(なさけ)に出会えそう 辛口(からくち)の地(じ)の酒を 海辺の宿で飲み 何を歌うか 豊後水道  爪の色 変えたのも 心が晴れたから 一人の旅でも 泣かないひとになる 春は何日早かった 風もうららで甘かった 海猫の棲(す)む島を ぐるりと一まわり 何を想うか 豊後水道
昔のように港町川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし昔なら 船が出て 見送る人もいた 別れは悲しいものだった 待つと云うのも生命がけ さだめまでもを敵にして 唇を噛みしめた 女が生きていた あゝ 昔のように 港町  行く人も 来る人も 何かを背負ってた 身軽な人などいなかった せまいながらも海峡は 心ひき裂く壁になり ときおりの噂だけ 信じて待つばかり あゝ 昔のように 港町  桟橋は 水びたし 涙も混らせて はぐれた鴎も泣いていた 心変りを責めるのも 逢えて全てを許すのも それぞれに人生と 思えるものばかり あゝ 昔のように 港町
雪女郎川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし転んでも 凍えても 道に迷って 眠っても 死んで消えない女の愛を 抱いて一途に逢いに行く 歩きながらに夢を見る 忘れられないしあわせの 雪はしんしん 降り積む中で 白い女が涙を赤くする  逢えたなら 抱かれたら 熱い吐息にふれたなら とけてしまうと女は思い 遠い灯りを追って行く 夢とうつつの真中で 心ばかりが走り出す 雪はしんしん 降り積む中で 白い女が涙を赤くする  戸をたたき 声からし 恋し名前を 呼びつづけ いるかいないか いら立ちながら 軒のつららを 折っている こんな姿を 見られたら 人のうわさの 雪女郎 雪はしんしん 降り積む中で 白い女が涙を赤くする
川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし春よ 花よ ひばりよ かすみが晴れて来たならば 人の胸の憂いを すぐに晴らしておくれ  そうよ みんな つらいの うわべは何もなさそうに 生きるふりをしてても 夜にひとりで泣くの  男 女 誰でも同じ 恋に 愛に 信じることに 迷い 悩み 傷つきながら 夢を探しているの  明るい春よ やすらぐ春よ 胸ふくらむ季節の中で どうぞ しあわせにして  春よ 夜よ 小雨よ 静かな時刻になったなら そっともらす願いに 耳をすましておくれ  男 女 誰でも同じ 恋に 愛に 信じることに 迷い 悩み 傷つきながら 夢を探しているの  明るい春よ やすらぐ春よ 胸ふくらむ季節の中で どうぞ しあわせにして  男 女 誰でも同じ 恋に 愛に 信じることに 迷い 悩み 傷つきながら 夢を探しているの 夢を探しているの
らんぷの宿で川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし馬飼野俊一らんぷの宿は 海のそば 波を枕に 眠ります 心きずつけ やせ細り 恋にやつれた 女にも 眠れと歌う 子守唄 能登は冬です  手酌で酒を 飲みほして 海の幸にも 箸をつけ あとはランプを ひき寄せて 長い手紙を書きましょう 泣くなと歌う 子守唄 能登は冬です  抱かれた夜の 想い出を 波に語って 夢見ます 細いランプの 灯の下で 流す涙は何のため 恋せと歌う 子守唄 能登は冬です
麗人麗歌川中美幸川中美幸阿久悠三木たかし若草恵謎の微笑みに 憂(うれ)いつつみこみ 今宵も歌う 美(うる)わしの歌  熱い手をたぐり ふれるくちびるに 揺れる男 惑う男  夜は海に似て 踊る夜光虫 妖しいまでに 輝き満ちて 溺れる心は 夜明けまで流され行き いとしいお方の 胸には行けない  花に埋(うず)もれて 眠るしあわせを 今宵ふり捨て ひとり漂う  青いカクテルを 飲んで見る夢は 愛の真実(まこと) 恋の嘆き  夜はいたずらに 人をもてあそび さだめの糸を 絡(から)めて結ぶ 迷える心は いつわりに酔いつぶされ いとしいお方の 思いを知らない  迷える心は いつわりに酔いつぶされ いとしいお方の 思いを知らない 思いを知らない
名場面川中美幸&松平健川中美幸&松平健阿久悠宇崎竜童川村栄二いつもふたりは 名場面 そうよ女と 男なら 外に出たなら にわか雨 傘が一つの みちゆきの  濡れて悲しい 片袖が あなた恋しと 泣いている 急ぎ足なら つまづいて 歩みをとめれば なお濡れる  あゝ… 幕あけの名場面 そこがどこでも 花道の ひとり ひとりの 思い入れ アアア…  いつもふたりは 名場面 そうさ男と 女なら 風の寒さは しのげても 冷えた心は 耐えられぬ  せめてあなたの その言葉 形だけでも つくろって 回り舞台さ 人生は 涙と想い出 みちづれに  あゝ… 幕ぎれの名場面 それがいつでも 正面の ひとり ひとりの 思い入れ アアア…
時の過ぎゆくままに河村隆一河村隆一阿久悠大野克夫あなたは すっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女がただよいながら 堕ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる  からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせはしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは昔を 思って泣いた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女がただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわってゆくだろう  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女がただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわってゆくだろう
ブルースカイブルー河村隆一河村隆一阿久悠馬飼野康二Gatchang・Taryanあのひとの指にからんでいた ゴールドの指輪をひきぬき このぼくとともに歩いてと 無茶をいったあの日  おそれなどまるで感じないで はげしさが愛と信じた 立ちどまることも許さずに 傷をつけたあの日  ふり向けば あの時の 目にしみる空の青さ思う 悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空 思い出した  いたずらで人を泣かせるなと 大人から頬を打たれた あのひとも遠く連れ去られ 愛が消えたあの日  少しだけ時が行き もう過去といえる恋の日々を 青空が連れて来た もう二度と逢えぬあのひとだろう  悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空 思い出した  青空よ 心を伝えてよ 悲しみは余りにも大きい 青空よ 遠い人に伝えて さよならと  青空よ 心を伝えてよ 悲しみは余りにも大きい 青空よ 遠い人に伝えて さよならと
Love~抱きしめたい~河村隆一河村隆一阿久悠大野克夫抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい  皮のコートを 袖も通さず 風に吹かれ 出て行くあのひとを 色あせた絵のような 黄昏がつつみ ヒールの音だけ コツコツ響く あなたは帰る家がある やさしくつつむ人がいる 指輪はずして 愛し合う いけない女と 呼ばせたくない  秋に枯葉が 冬に風花 つらく悲しく 舞い踊る さよなら さよなら さよなら さよなら  抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい  ぼくは今夜 少しばかりの 酒をのんで 眠ればいいけれど 灰色の冬の街 駆けぬけたひとの 心はどうして あたためるのか あなたは帰る家がある やさしくつつむ人がいる 顔をかくして 生きてゆく 不幸な女と 呼ばせたくない  街にみぞれが 人に涙が 暗くさびしく こおらせる さよなら さよなら さよなら さよなら  街にみぞれが 人に涙が 暗くさびしく こおらせる さよなら さよなら さよなら さよなら
未知という名の船に乗り合唱合唱阿久悠小林亜星未知という名の船に乗り 希望という名の地図を見て 夢という名のコンパスで 未来を訪ねる冒険者  心に鍵はかからない いつでもいっぱい開いておけば はるか銀河の彼方から 未知という名の船が着く ちょっと不思議も ちょっと疑問も ちょっと悩みも 訪れる  未知という名の船に乗り 勇気という名の帆をはって 愛という名の舵をとり ぼくらはこぎ出す冒険者  心はいつもパノラマだ 楽しい世界を描いていれば どんな小さい窓辺にも 未知という名の船が着く ちょっと不思議も ちょっと疑問も ちょっと悩みも 訪れる
アドベンチャーガロガロ阿久悠日高富明あいつの行方は誰も知らない どうしているのか誰も知らない 情熱という言葉が何より大好きな あいつは今頃何をしてるだろう 大人げないと笑うやつもいるけど 心の隅ではうらやんでるのさ 只今、青春とよべるのは あいつだけかも知れない  あいつの行方は誰も知らない どうしているのか誰も知らない なぜかしら華々しく なぜだか痛ましい うわさが時々耳に入るけれど 不幸なやつと鼻で笑うやつもいる やすらぎ知らない男だといっても 只今、青春とよべるのは あいつだけかも知れない  只今、青春とよべるのは あいつだけかも知れない
一本の煙草ガロガロ阿久悠荒木和作友よ くちびるがさびしくなるだけ 今は何もいうな 何もいうな 暗闇に男二人寝そべって 天井を見つめながら吸う一本の煙草 昨日までの君は旅に出た巡礼で 今日はつかれはて帰って来たようだ つかれたなら眠れよ 眠れぬならつき合うよ だけど今は何もいうな  友よ その涙ぬぐっちゃいけない 今は何もするな 何もするな 久々に男二人真夜中に 指先をこがしながら吸う一本の煙草 愛のために君は人柄も変ったが 今日はまた元の君だと思えるよ つかれたなら眠れよ 眠れるならつき合うよ だけど今は何もするな  つかれたなら眠れよ 眠れるならつき合うよ だけど今は何もするな
吟遊詩人ガロガロ阿久悠日高富明・堀内護吟遊詩人がギターをかきならし歌う歌は 特別の人じゃない普通の人のこと あの時代愛してた仲間の青春を 歌ってきかせたいと今おもう  過ぎ去った時代だと思うも自由 愛らしいやつらだと思ってくれてもいい あの時代愛してた仲間の青春を 歌ってきかせたいと今おもう  華やかに結ばれてすぐ他人になったやつ 旅だけが生きがいの孤独なやつのこと 喧嘩して殺された馬鹿馬鹿しいやつのこと ツインヘッドにこだわった同棲時代 一本の煙草を男同志でまわしのみするやつ ありきたりの恋の悲劇演じたあいつ  大都会の羊飼いとわらわれるやつ 青春は愚かな遊びとふりかえるやつ 永遠のマドンナをさがし求めたやつ 行方さえつかめない冒険好きのやつ
時の過ぎゆくままに北川大介北川大介阿久悠大野克夫D.C.Oあなたはすっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら 堕ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる  からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせはしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは昔を 思って泣いた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわってゆくだろう  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわってゆくだろう
天使になれない北口和沙 from NEXT GENERATION北口和沙 from NEXT GENERATION阿久悠都倉俊一今日まで賭けた 愛が 音をたてて くずれてゆく 信じられない 最後のことばに こうしているのが やっとの私 それでも笑って 話せというの とても それは 出来ないわ 愛はあまりにも 私を傷つけた とても 天使になれないわ 泣いて 泣きつかれて 眠るまで  今日まで賭けた 日々が 踏みにじられ 消されてゆく 死ねと言うなら 死ぬかも知れない うらぎられたのが 耐えられないの それでも涙 かくせというの とても それは 出来ないわ 愛はあまりにも 私を傷つけた とても 天使になれないわ 涙出しつくして涸(か)れるまで  とても それは 出来ないわ 愛はあまりにも 私を傷つけた とても 天使になれないわ 涙出しつくして涸(か)れるまで
夢光年喜多修平喜多修平阿久悠鈴木キサブロー星屑の 海の中 ただよう夢求め 時を超えて はるか  人の世で 見失い 今ではもう遠い 夢を探す人よ  もしもどこかで 見つけたなら かけらだけでも 持って帰れよ ああ夢みるよろこび ふたたび ああ夢みるしあわせ ふたたび……夢光年  手を出せば 逃げて行く 姿を変え 消える 人が捨てた夢よ 失って 気がついて たずねる夢 いずこ やがて人の胸に  もしもどこかで 出逢ったなら 二度と手放すことはないだろう ああ夢みるよろこび ふたたび ああ夢みるしあわせ ふたたび……夢光年
肩に二月の雪が舞う北島三郎北島三郎阿久悠猪俣公章肩に二月の 雪が舞う 音もたてずに 降り積る お別れします 今日かぎり 言ったばかりの その人の 肩に二月の 肩に二月の雪が舞う  肩に五月の 雨が降る 一人あるきに ふりしきる 馬鹿な私に にあいです すねたばかりの その人の 肩に五月の 肩に五月の雨が降る  肩に九月の 風が吹く ジーンとたたいて 吹きぬける 生まれ変わって まいります きめたばかりの その人の 肩に九月の 肩に九月の風が吹く
ウルトラ六兄弟 Dance verきただにひろし×石田燿子きただにひろし×石田燿子阿久悠川口真宇宙に平和が 来るまでは 力を合わせるんだ 六兄弟 タロウ 行くぞ みんなそろい 今が地球を 救う時だぞ 進め 進め 進め 守れ 守れ 守れ われら ウルトラ六兄弟  ウルトラ父の 教え子が 今こそ手をつなぐぞ 六兄弟 タロウ きけよ 叫ぶ声を 星の勇士が とんで行くのだ 進め  進め 進め 守れ 守れ 守れ われら ウルトラ六兄弟  進め 進め 進め 守れ 守れ 守れ われら ウルトラ六兄弟  進め 進め 進め 守れ 守れ 守れ われら ウルトラ六兄弟
愛する人はひとり北原ミレイ北原ミレイ阿久悠筒美京平猪股義周愛はあの日でやめた 今はつめたい胸 たとえお前が好きと いってくれても無駄なのさ  愛は一度だけで 俺のすべて奪い去った 愛する人は一人 そうさ一人だけでいいさ  そんな目をして見ても 二度と燃えては愛せない 愛せない la la…  ひとりふるえて眠る それが似合いの俺 誰を抱いても駄目さ 胸はうつろになったから  愛は一度だけで 俺のすべて奪い去った 愛する人は一人 そうさ一人だけでいいさ  だからお前のことを 今は少しも愛せない 愛せない la la…
あの鐘を鳴らすのはあなた北原ミレイ北原ミレイ阿久悠森田公一森田公一あなたに逢えてよかった あなたには 希望の匂いがする つまずいて 傷ついて 泣き叫んでも さわやかな希望の匂いがする 町は今 眠りの中 あの鐘を 鳴らすのは あなた 人はみな 悩みの中 あの鐘を 鳴らすのは あなた  あなたに逢えてよかった 愛しあう心が 戻って来る やさしさや いたわりや ふれあう事を 信じたい心が 戻って来る 町は今 砂漠の中 あの鐘を 鳴らすのは あなた 人はみな 孤独の中 あの鐘を 鳴らすのは あなた  町は今 眠りの中 あの鐘を 鳴らすのは あなた 人はみな 悩みの中 あの鐘を 鳴らすのは あなた
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
悲歌(えれじい)北原ミレイ北原ミレイ阿久悠丹羽応樹過去がある 傷がある すぐに捨てたい 夢がある 砂に埋めて 墓標を立てて 違う女に変わりたい  今度 アア 誰かを恋したら 安いお酒を のみながら 笑い転げて アア 笑い転げて くらしたい  風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな  愛がある 恋がある 数えきれない 人がいる 水に流して 思いを断って 明日を見つめて 歩きたい  いつも アア 素直に惚れたのが 悪いことだと 云うのなら 少し我慢も アア 少し我慢も するでしょう  風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな  風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな
北の宿から北原ミレイ北原ミレイ阿久悠小林亜星松井タツオあなた変わりは ないですか 日毎寒さが つのります 着てはもらえぬ セーターを 寒さこらえて 編んでます 女心の 未練でしょう あなた恋しい 北の宿  吹雪まじりに 汽車の音 すすり泣くよに 聞こえます お酒ならべて ただ一人 涙唄など 歌います 女心の 未練でしょう あなた恋しい 北の宿  あなた死んでも いいですか 胸がしんしん 泣いてます 窓にうつして 寝化粧を しても心は 晴れません 女心の 未練でしょう あなた恋しい 北の宿
京都から博多まで北原ミレイ北原ミレイ阿久悠猪俣公章猪股義周肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練が重い 鐘が鳴る鳴る 憐(あわ)れむように 馬鹿な女と 云うように 京都から博多まで あなたを追って 西へ流れて 行く女  二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持を ふり捨てて 京都から博多まで あなたを追って 恋をたずねて 行く女  京都育ちが 博多になれて 可愛いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと 云いながら 京都から博多まで あなたを追って 今日も逢えずに 泣く女
恋唄北原ミレイ北原ミレイ阿久悠鈴木邦彦高島政春ほんのみじかい夢でも とてもしあわせだった 逢えてほんとによかった だけど帰るあなた 泣かないと誓ったけれど それは無理なことだと知った 折れるほど抱きしめたいと 心からそう思う はかないだけの恋唄  少しやつれた姿に 胸が痛んでならない ついて行きたいけれど ひとり帰るあなた 何ゆえに結ばれないか 出逢う時が遅すぎたのか 人前でくちづけたいと 心からそう思う せつないだけの恋唄
恋は砂時計北原ミレイ北原ミレイ阿久悠田尾将実あなたは きっと はしゃいでいても 孤独なひとに 違いない 心を満たす 恋に出会えずに 悪い女のふりをしている  見つめるだけで こっちへ来ない 臆病者の ひとがいる 堕(お)ちてもいいと 時に思わせて ずるい男が すぐに横向く  さらさらさらと こぼれて落ちる 男と女は 砂時計 時間という名の いたずらで めぐり逢ったり はぐれたり  寂しさだけを 体にまとい よろめきながら 歌ってる 都会の夜に 染まる横顔は 過去の三つも あると思える  楽しいだけの 男に飽きて 無口なひとを 愛しても 近づくことを 拒む顔をする 夜がこんなに 深くなるのに  さらさらさらと こぼれて落ちる 男と女は 砂時計 時間という名の いたずらで めぐり逢ったり はぐれたり  さらさらさらと こぼれて落ちる 男と女は 砂時計 時間という名の いたずらで めぐり逢ったり はぐれたり
五番街のマリーへ北原ミレイ北原ミレイ阿久悠都倉俊一松井タツオ五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんなくらししているのか 見て来てほしい 五番街は古い街で 昔からの人が きっと住んでいると思う たずねてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが気がかり 五番街でうわさをきいて もしも嫁に行って 今がとてもしあわせなら 寄らずにほしい  五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんなくらししているのか 見て来てほしい 五番街で住んだ頃は 長い髪をしてた 可愛いマリー今はどうか しらせてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが気がかり 五番街は近いけれど とても遠いところ 悪いけれどそんな思い 察してほしい
ざんげの値打ちもない北原ミレイ北原ミレイ阿久悠村井邦彦馬飼野俊一あれは二月の 寒い夜 やっと十四に なった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛というのじゃ ないけれど 私は抱かれて みたかった  あれは五月の 雨の夜 今日で十五と 云う時に 安い指輪を 贈られて 花を一輪 かざられて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捧げて みたかった  あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて にくい男を 待っていた 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捨てられ つらかった  そしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを するときに ざんげの値打ちも ないけれど 私は話して みたかった
ざんげの値打ちもない(完全版)GOLD LYLIC北原ミレイGOLD LYLIC北原ミレイ阿久悠村井邦彦あれは二月の 寒い夜 やっと十四に なった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛と云うのじゃ ないけれど 私は抱かれて みたかった  あれは五月の 雨の夜 今日で十五と 云う時に 安い指輪を 贈られて 花を一輪 かざられて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捧げて みたかった  あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて にくい男を 待っていた 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捨てられ つらかった  あれは何月 風の夜 とうに二十歳も 過ぎた頃 鉄の格子の 空を見て 月の姿が さみしくて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は誰かが ほしかった  そしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを するときに ざんげの値打ちも ないけれど 私は話して みたかった
思秋期北原ミレイ北原ミレイ阿久悠三木たかし猪股義周足音もなく 行き過ぎた 季節をひとり見送って はらはら涙あふれる 私十八 無口だけどあたたかい 心を持ったあのひとの 別れの言葉抱きしめ やがて十九に 心ゆれる秋になって 涙もろい私 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく  ふとしたことではじめての くちづけをしたあのひとは ごめんといったそれっきり 声もかけない 卒業式の前の日に 心を告げに来たひとは 私の悩む顔見て 肩をすぼめた 誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない 青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく  ひとりで紅茶のみながら 絵葉書なんか書いている お元気ですかみなさん いつか逢いましょう  無邪気な春の語らいや はなやぐ夏のいたずらや 笑いころげたあれこれ 思う秋の日
棄てるものがあるうちはいい北原ミレイ北原ミレイ阿久悠村井邦彦泣きぐせの 酔いどれが ふらふら 行く先は 波しぶく桟橋か 男のいる町か ぼろぼろの手紙は 別れのものだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい  まだ若い やせた娘が 泣き泣き 行く先は 街角のうらないか はずれの教会か 星のないさだめと うらんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい  家(うち)を出た 二人づれ だまって 行く先は 別々の駅なのか 手紙を書く場所か 愛さえも疑い くやんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい
たそがれマイ・ラブ北原ミレイ北原ミレイ阿久悠筒美京平松井タツオ今は夏 そばにあなたの匂い しあわせな夢に おぼれていたけれど 夕立が 白い稲妻つれて 悲しみ色の 日ぐれにしていった しびれた指 すべり落ちた 珈琲カップ 砕け散って 私はただ あなたの目を 言葉もなく 見つめるだけ さだめという いたずらに ひきさかれそうな この愛  今は冬 そばにあなたはいない 石畳白く粉雪が舞い踊る ひきさかれ 愛はかけらになって それでも胸で 熱さをなくさない 凍える手で ひろげて読む 手紙の文字が 赤く燃えて 私はもう あなたの背に もたれかかる 夢を見てる さだめという いたずらに ひきさかれそうな この愛
何も死ぬことはないだろうに北原ミレイ北原ミレイ阿久悠筒美京平筒美京平汚れてしまった おもいでに きれいな雪が 降りかかる あなたは悔やみは しませんか こうしてふたり 死ぬことを 雪が降る 雪が降る 涙こおらせ 雪が降る 後できっとみんなは こう云うだろう 何も死ぬことはないだろうに  ふたりで送った あの手紙 今頃そっと とどくだろう はじめてあなたに 抱(いだ)かれて 眠れる今は しあわせよ 雪が降る 雪が降る さよならと 雪が降る 後できっとみんなは こう云うだろう 何も死ぬことはないだろうに
火の国へ北原ミレイ北原ミレイ阿久悠三木たかし猪股義周あなたなしでも 生きられる そんな女に なりたいと 熱い想いの 火の国へ 生れ変りに 参ります 東京駅から 西へ向け 泣かぬ女の 泣かぬ女の ひとり旅  雨の降る日は しのび逢い それが似合いの 恋なんて 甘く見えても 真実は 若い私を やせさせた 三年三月は 重過ぎて とても背負って とても背負って 行けません  肥後の火の山 阿蘇の山 私むかえて くれる山 明日はあなたの 想い出も すべて燃やして しまいます 未練が眠りを さまたげる そして夜汽車は そして夜汽車は 火の国へ そして夜汽車は そして夜汽車は 火の国へ
舟唄北原ミレイ北原ミレイ阿久悠浜圭介猪股義周お酒はぬるめの 燗(かん)がいい 肴(さかな)はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯(あか)りはぼんやり 灯(とも)りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に 深酒させてヨ いとしあの娘(こ)とヨ 朝寝するダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛(むてき)が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘(こ)を 思ったら 歌い出すのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練(みれん)が胸に 舞い戻る 夜更けてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を  ルルル‥‥ ルルル‥‥ ルルル‥‥
街の灯り北原ミレイ北原ミレイ阿久悠浜圭介猪股義周そばに誰かいないと 沈みそうなこの胸 まるで潮がひいたあとの 暗い海のように ふれる肩のぬくもり 感じながら話を もっともっと出来るならば 今はそれでいいさ 息でくもる窓に書いた 君の名前指でたどり あとの言葉迷いながら そっといった 街の灯りちらちら あれは何をささやく 愛が一つめばえそうな 胸がはずむ時よ  好きな唄を耳のそばで 君のために低く歌い あまい涙さそいながら そっと待った 街の灯りちらちら あれは何をささやく 愛が一つめばえそうな 胸がはずむ時よ
マニキュア草紙北原ミレイ北原ミレイ阿久悠長部正太猪股義周貴方の背中にたてる爪 ワインの赤さが相応しい すすきの原を駆ける子の 真っ赤なマントの絵のように 一本塗っては息をかけ 一本塗っては思い出す 私がマニキュア塗る夜は 貴方が恋しい永い夜  貴方の心にたてる爪 怪しく光る銀の色 月夜にきらりきらめいた 冷たいナイフの刃のように 一本塗っては筆をおき 一本塗っては身を焦がす 私がマニキュア塗る夜は 貴方が恋しい永い夜  一本塗っては息をかけ 一本塗っては思い出す 私がマニキュア塗る夜は 貴方が恋しい永い夜
居酒屋北原ミレイ&平浩二北原ミレイ&平浩二阿久悠大野克夫大野克夫もしも きらいでなかったら 何か一杯 のんでくれ そうね ダブルのバーボンを 遠慮しないで いただくわ 名前きくほど 野暮じゃない まして 身の上話など そうよ たまたま 居酒屋で 横にすわった だけだもの 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で  外へ出たなら 雨だろう さっき 小雨がパラついた いいわ やむまで 此処にいて 一人グイグイ のんでるわ それじゃ 朝までつき合うか 悪い女と 知り合った 別に 気にすることはない あなた さっさと帰ってよ 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で
また逢う日まで北村匠海(DISH//)北村匠海(DISH//)阿久悠筒美京平武部聡志また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それはききたくない たがいに気づかい 昨日にもどるから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう
学園祭北村優子北村優子阿久悠森田公一よその学校のひとだけど あなたを招待します お願いよ来てね 忘れずに来てね ソフト・クリーム食べながら ふたり歩きたい 見られていい平気なの 学園祭の日には のびのびなの誰もみな とても自由なの あなただけは来てほしいの これは特別よ 赤い風船 浮かぶ空見てお話したい  よその学校のひとだけど あなたを招待します お願いよ来てね 忘れずに来てね 私ピアノをひく姿 見せてあげたいの 何かがふと起こりそう 学園祭の日には いきいきなの誰もみな 恋も生まれそう いい話を聞かせたげる それも特別よ フォーク仲間が さわぐ校庭歩いてみたい
若草のデート北村優子北村優子阿久悠森田公一ちょっとでいいの あっちを向いて 盗み見なんかは しないでね 背中についている 若草はらって 鏡ものぞいて 見たいのよ いいわとあなた よぶまでは その目を 閉じててね 胸のときめき しずめたいのよ あなたがくちづけ くれたあと  ちょっとでいいの あっちを向いて 言葉もしばらく かけないで 涙がポロポロと あふれて来るのよ ふいてもふいても とまらない いいわとあなた よぶまでは 私を 忘れてて 白いスカート 指ではらって くるりとふり向く 時までは  いいわとあなた よぶまでは その目を 閉じててね 胸のときめき しずめたいのよ あなたがくちづけ くれたあと
あした悪魔になあれ木之内みどり木之内みどり阿久悠三木たかし今日は可愛い 君でいいから あしたはあしたは 悪魔に悪魔に悪魔に悪魔になあれ  おとなし過ぎる 私がつまらない 時にははめをはずせるといいのだけれど とってもそれは出来そうにもないの あなたがじれていることは知ってるけれど  くちづけしそうな 顔を私に寄せて あなたは強く抱きしめてささやくの  今日は可愛い 君でいいから あしたはあしたは 悪魔に悪魔に悪魔に悪魔になあれ  内気なだけじゃ 駄目だと知ってても いい子になってしまうのはどうしてかしら 頭の中で考えてることは 驚くほどに大胆な 女の子なの  からだのふるえを知られたくない私 あなたはそれを感じていじめるの  今日は可愛い 君でいいから あしたはあしたは 悪魔に悪魔に悪魔に悪魔になあれ
おやすみなさい木之内みどり木之内みどり阿久悠三木たかしおやすみなさい あなた 好きなひと くちづけだけを そっとおくります あなたの好きな香り しみこませ 私は花になっているのです ふれてみて下さい 私にいつか その日が来るのを待っています  もう真夜中をくるりとまわり おやすみなさい あなた 好きなひと  おやすみなさい あなた 好きなひと 名前を三度呼んでみて下さい 私もきっと あなた呼びながら やさしい夢の中へ入るでしょう ふれてみて下さい 私にいつか こころの中ではきめています  もう髪の毛も ゆらゆらゆれて おやすみなさい あなた 好きなひと
その目がこわい木之内みどり木之内みどり阿久悠三木たかしその目がこわい その目がこわい その目が私の心を見すかすの  小さなうそを話したために あなたの顔を見つめられない なにげなく誘われて お茶など飲んで それだけの友達を 秘密にしたの  けっしてうそは もうつかないわ けっしてうそは もうつかないわ  その目がこわい その目がこわい その目が私の体をふるわせる  あなたのことを忘れたわけじゃないのに なぜか悪い気がする そよ風のいたずらに ついだまされて あんなことした私 許して欲しい  けっしてうそは もうつかないわ けっしてうそは もうつかないわ
誰かが見つめてる木之内みどり木之内みどり阿久悠都倉俊一誰かが私を見つめているのが 背中のあたりに感じるの やけつくようなはげしい視線 私をおかしくする もうそろそろ姿を見せて 話しかけてもいいころよ 誰かが私を見つめているのが 背中のあたりに感じるの 手鏡を見て 口紅なおし スカーフなんかも 結びなおすの どうしたらいいものかしら 見えない相手だもの 私の負け 負けなんだわ すぐに姿を見せて  誰かが私を見つめているのが 背中のあたりに感じるの 恋したような 気持になって 昼でも夜でも考えている ふりはらうあのまぼろし それでもさがしている 私の負け 負けなんだわ すぐに姿を見せて
月夜の出来事木之内みどり木之内みどり阿久悠三木たかしそっと窓からぬけ出し私は駈けて行く 月の光がほのかに私をてらしてる 家のひとにおやすみをいった後 なぜか夢に誘われて目をさます  あのひとがひくギターきこえて来るようで あのひとが歌ううたきこえて来るようで  私は裸足で駈けて行く 月夜にスカート花みたい  舟にもたれてあなたは一人で立っている まるで約束していたみたいに待っている きっと来ると思ってたとそういって 白いシャツをぬぎ捨てて駈けて来る  あのひとがひくギターやっぱり本当ね あのひとが歌ううたやっぱり本当ね  私を抱きあげまわり出す 月夜にスタート花みたい
ほほ染めて木之内みどり木之内みどり阿久悠都倉俊一あなたのことばに ほほ染めて 私は はじらう花になる もうその指でつまれてもいい でもことばに出来ないの  ふるえるまつ毛を つたわって 涙が光って 一しずく あなたのためにきれいに咲いた そのよろこび こみあげる  私にも 一度だけ 好きだといわせてね 抱きしめる その前に 好きだといわせてね  十七が近い春の日に 私はふるえて泣いた  あなたの帰りに 雨になり 私は真赤な 傘をさす 肩ふれあって 歩いて行けば またひとりで ほほ染める  私にも 一度だけ 好きだといわせてね 抱きしめる その前に 好きだといわせてね  十七が近い雨の日を 私は忘れはしない
めざめ木之内みどり木之内みどり阿久悠三木たかしささやかれ ささやかれ どうしていいのか わからない あのひとの あのひとの 言葉は私を困らせる  高校二年なら 大人のはずだから わかってくれるね とあなたはいうけれど 愛しているなんて 余りに恐すぎて 真赤なスカートを 思わずひるがえす  いじめちゃいやいや 急いじゃいやいや 怒っちゃいやいや いやいや  さそわれて さそわれて ことわる言葉もさがせない あのひとの あのひとの まなざし 私をなやませる  返事をすることが 大人の礼儀だと あなたは少しだけ 怒った顔をする 何かを言いたいと 答えをさがすけど 髪の毛かみながら 私はふるえてる  いじめちゃいやいや 急いじゃいやいや 怒っちゃいやいや いやいや
恋はふりむかないキノコホテルキノコホテル阿久悠三木たかし別れのくちづけに 恋はふりむかない つめたいくちびる かえらないあの日 苦しい闇の中 君はふりむかない 夜明けに向って 歩いて行く君  通り過ぎて行く はげしい恋は 戻って来ない 二度と 二度と  孤独の心に 恋はふりむかない レンガの舗道の 別れはむなしい  こんなに抱きしめて 恋はふりむかない はなれた心は 今は結べない 悲しい雨の中 君はふりむかない 苦しみにじませ ふけて行く街  通り過ぎて行く はげしい恋は 戻って来ない 二度と 二度と  涙で叫んでも 恋はふりむかない 何もすがれない 恋の終わる時
おまえさん木の実ナナ木の実ナナ阿久悠丹羽応樹おまえさん 雨だよ 淋しいよ 日の暮に ポツンと たまらないよ おまえさんが持っていったきり傘もないし おまえさん 雨だよ 淋しいよ 今夜は休もうかと思うんだよ あの頃は 笑い上戸で この頃は 泣き酒だって おまえさん 帰っておくれよ あたしが あたしが 悪かったよ  おまえさん 夜だよ せつないよ 真白な枕が 憎らしいよ おまえさんが忘れていったセーター着て おまえさん 夜だよ せつないよ 今夜は眠ろうかと思うんだよ お酒まで 空(から)になって ごろごろと ころがっているよ おまえさん 帰っておくれよ あたしが あたしが 悪かったよ  おまえさん 帰っておくれよ あたしが あたしが 悪かったよ
居酒屋PLATINA LYLIC木の実ナナ&五木ひろしPLATINA LYLIC木の実ナナ&五木ひろし阿久悠大野克夫もしも きらいでなかったら 何か一杯 のんでくれ そうね ダブルのバーボンを 遠慮しないで いただくわ 名前きくほど 野暮じゃない まして 身の上話など そうよ たまたま 居酒屋で 横にすわっただけだもの 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で  外へ出たなら 雨だろう さっき 小雨がパラついた いいわ やむまで 此処にいて 一人グイグイ のんでるわ それじゃ 朝までつき合うか 悪い女と知り合った 別に 気にすることはない あなた さっさと帰ってよ 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
居酒屋木の実ナナ・梅沢富美男木の実ナナ・梅沢富美男阿久悠大野克夫もしも きらいでなかったら 何か一杯 のんでくれ そうね ダブルのバーボンを 遠慮しないで いただくわ 名前きくほど 野暮じゃない まして 身の上話など そうよ たまたま 居酒屋で 横にすわった だけだもの 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で  外へ出たなら 雨だろう さっき 小雨がパラついた いいわ やむまで 此処(ここ)にいて 一人グイグイ のんでるわ それじゃ 朝までつき合うか 悪い女と 知り合った 別に 気にすることはない あなた さっさと帰ってよ 絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない そんな居酒屋で
御身君夕子君夕子阿久悠小林亜星邪魔と思えば そう云って 助けがいるなら 声かけて だけど 私の夢だけは こわさないよと誓ってね  あなたにとって 何であろうと あなたにとって 何であろうと 御身たいせつに 私 そう思う  どこか気弱な ひとだから 見えない支えが いるものよ 濡れて戻れば 温ためる 胸で泣くなら それもいい  あなたにとって 何であろうと あなたにとって 何であろうと 御身たいせつに 私 そう思う  出世払いの まごころを 返してくれとは 云わないわ 夢を裏切る ことがなく 生きてくれたら 嬉しいの  あなたにとって 何であろうと あなたにとって 何であろうと 御身たいせつに 私 そう思う
泣いたカラス君夕子君夕子阿久悠小林亜星さかずきじゃ 小さいと ぐい呑みを ひき寄せる 燗が熱いの ぬるいのと 文句ばかりを 並べて  泣いたカラスが もう笑う 泣いたカラスが もう笑う 笑うあとから 沈み込む  おもいでは つら過ぎる いい夢は なおのこと いっそ憎んで いられたら 酒で乱れる こともない  泣いたカラスが もう笑う 泣いたカラスが もう笑う 笑うあとから 沈み込む  頬づえを つきながら ポロポロと 泣いたあと 歌う相手が 欲しいとか しゃれた灯りで 照らせとか  泣いたカラスが もう笑う 泣いたカラスが もう笑う 笑うあとから 沈み込む
夜明けの連絡船君夕子君夕子阿久悠小林亜星忘れものなら 取りにも行ける 未練ばかりは 行っても無駄になる 海のあらしは 北々西で 涙ちぎって くれるでしょう  桟橋に人も無く 見送りは鴎だけ 汽笛一つがにぎわいの 朝に旅立つ連絡船  凍りつくよな 心のままで 命かけても あなたの邪魔になる 紙のコップの 珈琲だけが からだ溶かして くれるでしょう  語り合う客も無く 誰もみなうつ向いて 捨てた恋やら人生を ちぎり捨ててる連絡船  海峡に歌も無く すすり泣く風ばかり うねり一つを越えたなら 未練たち切る連絡船
嫁に来ないか木村充揮木村充揮阿久悠川口真押尾コータロー嫁に来ないか ぼくのところへ さくら色した 君がほしいよ 日の暮の公園で ギターを弾いて なぜかしら忘れ物している気になった しあわせという奴を 探してあげるから 嫁に嫁に来ないか からだ からだひとつで  嫁に来ないか ぼくのところへ 財布はたいて 指輪買ったよ たんぽぽを指にはめ よろこんでいた あの頃と同じよに 笑ってくれるかい 傾いたこの部屋も 綺麗に片づける 嫁に嫁に来ないか からだ からだひとつで  真夜中のスナックで 水割りなめて 君のことあれこれと考えているのさ しあわせという言葉 ぼくにはキザだけれど 嫁に嫁に来ないか からだ からだひとつで
舟唄木村徹二木村徹二阿久悠浜圭介南郷達也お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル…
弱点見せたら駄目よキャンディーズキャンディーズ阿久悠井上忠夫シャンプーしたあとでは ことわれなくなるのよ くちづけされそうでも 逃げられないの 可愛いねとささやく 低音には弱いの からだがすぐしびれて ふるえるの ふるえるの 駄目 弱点は 駄目 見せないで もう大変なことになるわ ロマンティックな女の子には おとし穴が待ってる 気をつけて 気をつけて  シャワーのあと香水 ふりかけてる時には 誘いを待つ気分に なりそうなのよ いけない娘といわれる 甘ずっぱいムードが うれしくなる時こそ 危ないの 危ないの 駄目 弱点は 駄目 見せないで もう大変なことになるわ 一人前に見られたい時 おとし穴が待ってる 気をつけて 気をつけて
どうにもとまらない9mm Parabellum Bullet9mm Parabellum Bullet阿久悠都倉俊一うわさを信じちゃいけないよ 私の心はうぶなのさ いつでも楽しい夢を見て 生きているのが好きなのさ  今夜は真赤なバラを抱き 器量のいい子と踊ろうか それともやさしいあのひとに 熱い心をあげようか  あゝ蝶になる あゝ花になる 恋した夜はあなたしだいなの あゝ今夜だけ あゝ今夜だけ もう どうにも とまらない  港で誰かに声かけて 広場で誰かと一踊り 木かげで誰かとキスをして それも今夜はいいじゃない  はじけた花火にあおられて 恋する気分がもえて来る 真夏の一日カーニバル しゃれて過していいじゃない  あゝ蝶になる あゝ花になる 恋した夜はあなたしだいなの あゝ今夜だけ あゝ今夜だけ もう どうにも とまらない
さだめのように川は流れる杏真理子杏真理子阿久悠彩木雅夫馬飼野俊一その日 その日の川は眠そうに 暗い 都会をうつして流れてた さすらうふたり あーさみしいこころが求め合い あー誰でもいいよな恋だけど その日 その日の川は今日からの つらい さだめのように流れて行った  あーホテルの窓辺に身を寄せて あーことばもとぎれて見つめたら その日 その日の川はだるそうに さだめ さだめのように流れて行った
もしもピアノが弾けたならキリンジキリンジ阿久悠坂田晃一もしもピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして きみに伝えることだろう 雨が降る日は雨のように 風ふく夜には風のように 晴れた朝には晴れやかに だけど ぼくにはピアノがない 君に聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アア アー アア ……… 残される  もしもピアノが弾けたなら 小さな灯を一つつけ きみに聴かせることだろう 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけど僕にはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつでも空まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アア アー アア ……… 遠ざかる
熱き心にキンモクセイキンモクセイ阿久悠大瀧詠一キンモクセイ北国の旅の空 流れる雲 はるか 時に人恋しく  くちびるに ふれもせず 別れた女 いずこ 胸は焦がれるまま  熱き心に 時よもどれ なつかしい想いつれてもどれよ  ああ 春には花咲く日が ああ 夏には星降る日が 夢を誘う 愛を語る  熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ  ああ 秋には色づく日が ああ 冬には真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を  オーロラの空の下 夢追い人ひとり 風の姿に似て  熱き心 きみに
グループギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)ギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)阿久悠川口真夜の町に流れるロックンロール 私はなぜかブルー さびしい  黄色いリボンつけた 私のポニーテール こまかくゆれてふるえた 私は泣いていたの もうすぐみんなとも お別れなんだもの 笑っていられない そうでしょう  この夢のような時代も終りなのよ 明日からは誰も違うところで暮すはずよ  ソーダ水に 唇ふれて思う 私はとてもブルー さびしい  あなたと交したいわ 別れの長いキスを 特別甘い想い出 つくっておきたいから こんなにはしゃいでた 季節はもう来ない 誰にも頼めない そうでしょう  愛なんていいわ 想い出だけでいいわ あなたもあなたも君も それから君も君も  夜の町に流れるロックンロール 私はなぜかブルー さびしい
珈琲(コーヒー)をいれましょうギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)ギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)阿久悠川口真あなたの胸で眠たくなった 何やら明るい昼さがり 珈琲をいれましょう  読みかけの本 ポトリと落ちて あなたもうとうとしたみたい 珈琲をいれましょう  しあわせなんて どうやら少し 退くつまじりなものらしいわね それでも辛い想いはいやよ 悲劇を私はのぞまない  二十才になればお嫁に来いと 突然あなたが声かける 珈琲をいれましょう  レコードかけて指からませて またまた眠たい昼さがり 珈琲をいれましょう  はげしい恋に憧れたけど やさしいあなたもいいものだわね いつでも春の日ざしのようで 涙を私は忘れたわ
薔薇とピストルギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)ギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)阿久悠川口真好きになれば命がけよ 冗談なんかじゃすませてあげないわ あげないわ  バラの花とピストルならどちらがお好き あなたの心射とめるのには両方かもね 甘いキスで迫るだけじゃききめがないわ 時にはこの危いもの かざしてみなきゃ  両手を上げなさい 返事をするのです 私を大好きと 今すぐいいなさい ためらっては駄目 時間がないわ あと三つだけ数えるまで  好きになれば命がけよ 冗談なんかじゃすませてあげないわ あげないわ  出来るならばバラの花で返事がほしい ピストルなんかあなたの胸にあてたくないわ 赤く燃えるこの唇あなたにあげて 愛している二人になり結ばれたいわ  よそ見はやめなさい こちらを向くのです ニヤニヤ笑いなど許してあげません 一本だけなら 煙草もいいわ その間だけ 待ってあげる  好きになれば命がけよ 冗談なんかじゃすませてあげないわ あげないわ
マグネット・ジョーに気をつけろギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)ギャル(黒木真由美・石江理世・目黒ひとみ)阿久悠川口真あだ名はマグネット・ジョー 何でもひきつけるのさ 女の心などピタリと寄せてしまう 気をつけろ  あいつのこと見つめてたら 駄目 駄目 知らないまに愛してる 駄目 駄目 私だけはと誰でも思うけれど  自信がある娘(こ)ほど ころりといかれてしまう やけどする前に その手をかくしなさい 気をつけろ  駄目といわれるたびに心が動く とても危い  あだ名はマグネット・ジョー 何でもひきつけるのさ 女の心などピタリと寄せてしまう 気をつけろ  今なら逃げられる あいつとくちづけしたら すべてがおしまいさ たちまち恋のとりこ 気をつけろ  あいつのこと考えたら 負け 負け 軽蔑してにらんでも 負け 負け いつか あいつの魅力におぼれてる  きらいといってても あてにはならないものさ 声などかけられて 肩など抱いてきたら 気をつけろ  だけど ひきつけられる あいつの胸に くっつきそうだわ  あだ名はマグネット・ジョー 何でもひきつけるのさ 女の心などピタリと寄せてしまう 気をつけろ
カサブランカ・ダンディ工藤静香工藤静香阿久悠大野克夫佐々木章ききわけのない女の頬を 一つ二つはりたおして 背中を向けて煙草をすえば それで何もいうことはない  うれしい頃のピアノのメロディ 苦しい顔できかないふりして 男と女は流れのままに パントマイムを演じていたよ  ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた  しゃべりが過ぎる女の口を さめたキスでふさぎながら 背中のジッパーつまんでおろす 他に何もすることはない  想い出ばかり積み重ねても 明日を生きる夢にはならない 男と女は承知の上で つらい芝居をつづけていたよ  ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男のやせがまん粋に見えたよ ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男のやせがまん粋に見えたよ  ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた
時の過ぎゆくままに工藤静香 feat. 押尾コータロー工藤静香 feat. 押尾コータロー阿久悠大野克夫押尾コータローあなたはすっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら 堕(お)ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる  からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせはしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは昔を 思って泣いた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわってゆくだろう  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も かわってゆくだろう
コーヒーショップで国仲涼子国仲涼子阿久悠三木たかしHaya10古くから学生の街だった 数々の青春を知っていた 城跡の石段に腰おろし 本を読み涙する人もいた  そんな話をしてくれる コーヒーショップのマスターも 今はフォークのギターをひいて 時の流れを見つめてる  服装や髪型が変っても 若いこはいつの日もいいものだ  人生の悲しみや愛のこと うち明けて誰もみな旅立った  そんな話をしてくれる コーヒーショップのマスターの かれた似顔絵 私は描いて なぜか心を安めてる  そんな話をしてくれる コーヒーショップのマスターも 今はフォークのギターをひいて 時の流れを見つめてる
熱き心にクミコクミコ阿久悠大瀧詠一瀬尾一三北国の旅の空 流れる雲はるか 時に人恋しく くちびるに ふれもせず 別れた女(ひと)いずこ 胸は焦がれるまま  熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ  ああ春には 花咲く日が ああ夏には 星降る日が 夢を誘う 愛を語る  熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ  ああ秋には 色づく日が ああ冬には 真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を  オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て  熱き心 きみに
北の宿からクミコクミコ阿久悠小林亜星萩田光雄あなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿  吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くよにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿  あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿
ざんげの値打ちもないクミコクミコ阿久悠村井邦彦萩田光雄あれは二月の寒い夜 やっと十四になった頃 窓にちらちら雪が降り 部屋はひえびえ暗かった 愛と云うのじゃないけれど 私は抱かれてみたかった  あれは五月の雨の夜 今日で十五という時に 安い指輪を贈られて 花を一輪かざられて 愛と云うのじゃないけれど 私は捧げてみたかった  あれは八月暑い夜 すねて十九を越えた頃 細いナイフを光らせて にくい男を待っていた 愛というのじゃないけれど 私は捨てられつらかった  そうしてこうして暗い夜 年も忘れた今日の事 街にゆらゆら灯りつき みんな祈りをする時に ざんげの値打ちもないけれど 私は話してみたかった
時の過ぎゆくままにクミコクミコ阿久悠大野克夫関淳二郎あなたは すっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら 堕ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる  からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせはしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは 昔を 思って 泣いた  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも 二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わっていくだろう  時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも 二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わっていくだろう
ざんげの値打ちもないクミコ×泉谷しげるクミコ×泉谷しげる阿久悠村井邦彦あれは二月の 寒い夜 やっと十四になった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛と云うのじゃないけれど 私は抱かれて みたかった  あれは五月の 雨の夜 今日で十五という時に 安い指輪を 贈られて 花を一輪 かざられて 愛と云うのじゃないけれど 私は捧げて みたかった  あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて にくい男を 待っていた 愛というのじゃないけれど 私は捨てられ つらかった  そうしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを するときに ざんげの値打ちもないけれど 私は話して みたかった
恋ひとすじに-I Give My Heart To You‐倉橋ルイ子倉橋ルイ子阿久悠Tom Coster黄昏ばかり 見つめている そんな悲しみの日 あなたの胸に 未来を見て 恋はひとすじ  この大都会の中で ただ二人の夢が 色づいている  もういやがらせの季節 気にしないで生きる 恋抱きしめて  こころの傷が 薄らぐのは 信じ合うから  ルージュが光る 明日(あした)の朝 それがわかっている もたれて眠る あなたがいる 恋はひとすじ  この手をのばせば触(ふ)れる その広さの中に 希望がある  もう涙だけの過去は 出し忘れた手紙 読む人もない  すべてを捨てる 値打ちがある 恋はひとすじ  この手をのばせば触(ふ)れる その広さの中に 希望がある
また逢う日までクレイジーケンバンドクレイジーケンバンド阿久悠筒美京平小野瀬雅生また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう  また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それはききたくない たがいに気づかい 昨日にもどるから  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう  ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう
笑って許してクレイジーケンバンドクレイジーケンバンド阿久悠羽根田武邦笑って許して ちいさなことと 笑って許して こんな私を だきしめて 許すといってよ いまはあなたひとり あなたひとり 命ときめ 命ときめ 愛してるの 愛してるの しんじてほしい 笑って許して 恋のあやまち 笑って許して おねがいよ  たったひとこと ほほえみ見せて たったひとこと ことばがほしい いじめても 許すといってよ いまはあなたひとり あなたひとり 命ときめ 命ときめ 愛してるの 愛してるの しんじてほしい 笑って許して なんでもないと 笑って許して おねがいよ
悲歌(エレジー)黒木憲黒木憲阿久悠田辺信一あなたは歩く 悲しい過去に 別れを告げて ぼくのもとへ それは むらさき色した 雨のたそがれ 枯葉の道 迎えに行こう さみしい歌に あなたの胸が 泣かぬように  ふりむかないで 悲しい過去は あなたを二度と 追って来ない あれは はかないまぼろし やがて消え行く バラの朝に くちびる合せ 涙の味に ほほえみ交す 時が来るさ  ル…… ル…… ル…… ル…… それは悲しい さだめの 歌に別れを 告げる夜明け しあわせあふれ 抱きしめた肩 苦しめた過去 忘れるのさ
おもいやり黒木憲黒木憲阿久悠三佳令二泣いてくらすなよ 酒もほどほどに やせたりして体を 悪くするじゃない せめて別れの握手に 心こめながら お前にささやく胸のうちを じっときいてくれ すねて泣くじゃない  惚れて転ぶなよ 恋におぼれるな 一途になり自分を 捨ててけがするな 別れまぎわによけいな ことと思うけど お前を愛した男だから これがはなむけさ 思い出してくれ  五年過ぎたかな ここの愛の巣も 気づかないでいたけど みんな想い出さ 大人どうしのくらしに 幕を下ろす時 お前が行くまでしゃれていたい 肩で泣くじゃない 胸で泣くじゃない
神さまお願い黒木真由美黒木真由美阿久悠都倉俊一馬飼野康二神さまお願い お願いします 私の恋を叶えて下さい 代わりに何かを捧げるのなら 今すぐいってほしいのです 何でも何でも捧げます 私は裸でいいのです 逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて このままだったら死んでしまいます 神さまお願い お願いします 私の恋を叶えて下さい  神さまお願い 一生一度 私の恋をたすけて下さい いけないところが目につくのなら いいこになってがんばります 何でも何でもつとめます 私はどうでもいいのです 逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて このままだったら死んでしまいます 神さまお願い 一生一度 私の恋をたすけて下さい 神さまお願い お願いします 私の恋を叶えて下さい
感情線黒木真由美黒木真由美阿久悠都倉俊一乱れている 乱れている 感情線が 女の子のてのひらには 大胆過ぎる 恋したならたちまちもう夢中になって 自分をおさえられないの そういう娘よ 油断はしないで もしも他のひと好きになったら ジェラシー感じて乱れてしまうわ 私ひとりを愛してね あなたが好き あなたが好き あなたに夢中 おかしいよといわれるけど 仕方がないの 逃げても駄目 追いかけるわ どこまでだって 情熱的が好きなのよ  そういう娘よ やさしく愛して もしも意地悪なことをしたなら 涙の洪水 嵐になるかも 気まぐれだけど 正直よ 乱れている 乱れている 感情線が 女の子のてのひらには 大胆過ぎる 恋したならたちまちもう 夢中になって 自分をおさえられないの 私 乱れてる
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
好奇心黒木真由美黒木真由美阿久悠都倉俊一都倉俊一こわいものはのぞいてみたくなる 誰でもそうよ とめられない気持 やけどをするかも 傷つき泣くかも それでも大人の世界を見てみたい 悪いものはさわってみたくなる 誰でもそうよ とめられない気持 悲しくなるかも 不幸になるかも それでも私はがまんが出来ないの 今の私 特別悪いこじゃないわ きっとあなたもそうだったはず はしかみたい一度だけの病気 かかったあとで大人になるものよ わかってほしいの わかってほしいの そんなにつめたい目をして見ないでね  甘いものと教えられたキスも ほんとはどうかわかりはしないもの しょっぱいものかも つめたいものかも 自分で感じるものだと思うのよ 今の私 特別悪いこじゃないわ きっとあなたもそうだったはずよ はしかみたい一度だけの病気 かかったあとで大人になるものよ わかってほしいの わかってほしいの そんなにつめたい目をして見ないでね
百万人に一人の女桑名正博桑名正博阿久悠桑名正博百万人に一人の女に 逢った夜のことを 話してみようか そのころは何故か 愛に疲れはてて 死んでるみたいだった  ふり向けば そこに女神 白い素顔 まごころの忘れものを 届けに来た  初めてなのに くちづけをして 魔法の水に溺れたような 俺のいい女  百万人に一人の女と 信じられたことを 嬉しく思うよ 目立たない顔の やせた娘なのに 音楽みたいだった  気がつけば そこに女神 熱い瞳 指先で愛のありか たずねていた  酔いどれながら 泣かなくなって 天にも昇る心地にさせる 俺のいい女  初めてなのに くちづけをして 魔法の水に溺れたような  ふり向けば そこに女神 白い素顔 まごころの忘れものを 届けに来た
アモーレ ~はげしく愛して~桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介あの頃は愛だとも知らないで おたがいの人生を選んでた 陽のあたる坂道に咲く花が しあわせと思いつつ歩いてた 一年は 悲しみも おぼえずに過ぎてゆき 三年で 真実に気がついた アモーレ 愛して こころを燃やすくちづけ アモーレ 泣かせて からだが痩(や)せていいから  横顔に過ぎ去った歳月(としつき)が 憂(うれ)いまで知るひとになっていた 今ならばおたがいに寄りそって 雨の日も 風の日も生きられる 一年を 惜しみつつ 取り戻す情熱や 三年を 駆け戻るはげしさや アモーレ 愛して 朝 昼 夜も夢見て アモーレ 泣かせて 何度も甘い言葉で  アモーレ 愛して あなたはあなた一人よ アモーレ 泣かせて わたしはわたし一人よ
あんぶれら桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介川村栄二都会はいつでも悪戯(いたずら)ばかりが満ちて 小指の糸も 時にもつれて たそがれのにわか雨 見知らぬ二人を寄りそわす お困りでしょうとうっかり傘さしかけて 不幸なくじを引いてしまった 運命(うんめい)と思うには あまりにささいな出来事で あなたが濡(ぬ)れて わたしが濡れて どちらの肩も びっしょりと あなたが男 わたしが女 ふとその時に感じてた  レースのカーテン斜めにめくって覗(のぞ)く 季節が春に変わる夜明けを 腹ばいで 吸う煙草 何だか空(むな)しくなりました テラスにひろげた水玉模様の傘が 春一番の風に吹かれて 笑いたくなるように くるくるどこかへ消えました あなたが揺れて わたしが揺れて 出来ごころから まごころへ あなたが男 わたしが女 あの時あの夜(よ) そうでした  晴れてもいない 降ってもいない あなたはここに もういない 晴れてもつらい 降ってもつらい 用なし傘は とんで行け 用なし傘は とんで行け
終電車桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介若草恵酔ったふりで あなた 云わないで あなた お芝居はこれっきりにしましょうよ 長い月日 愛し 同じだけ 憎み 離れずにいたけれど もう駄目ね 化粧なおし 微笑みをうかべ 今度は他人で逢いましょう 憎らしいひとと思うより いいひとと思いたい 送らなくて いいわ 立たなくて いいわ 今ならば間に合うわ 終電車  弱いひとね あなた それじゃ駄目 あなた さよならは男から云うものよ 甘い酒を どうぞ 苦(にが)くして どうぞ 乾杯の真似事もせつないわ 話すことがなくなって来たら たばこを一本吸いましょう 想い出を燃やすようにして 灰皿に残しましょう 送らなくて いいわ 立たなくて いいわ 今ならば間に合うわ 終電車  憎らしいひとと思うより いいひとと思いたい 送らなくて いいわ 立たなくて いいわ 今ならば間に合うわ 終電車
昭和最後の秋のこと桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介川村栄二貧しさもつらくない 四畳半にも夢がある 嘘をつかない約束で 肌を寄せあう二人なら  死にましょうか 生きましょうか 生きましょう 生きましょう 互いに巡り会えただけ この世の神に感謝して  昭和最後の秋のこと 雨にうたれる彼岸花 震える愛が 震える愛がまだあった  飢えた日を忘れない 痩せて目だけをひからせた そんな時代の子であれば 心だけでも満たしたい  死にましょうか 生きましょうか 生きましょう 生きましょう 笑える事がある限り 値うちがあると信じつつ  昭和最後の秋のこと 時に晴れ間が広がって 眩しい恋が 眩しい恋がまだあった  昭和最後の秋のこと 山の紅葉に照りはえて 色づく夢が 色づく夢がまだあった 震える愛が 震える愛がまだあった
抱きしめてTONIGHT桂銀淑桂銀淑阿久悠杉本眞人大人と大人の 恋のゲーム もつれて まだ 解けない このままいたら 他人になるわ あなた そろそろ 燃えてよ  理由はないけど 乾杯して 気分は もう 最高 時計は 今日が 明日になり 踊り疲れたわ  Babyと呼ばれてた あの日を思い出してよ 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT いいチャンス 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT 夜は長い 長い ずっと甘い  恋なら いつでも 大人の勝ち 瞳は はや 濡れてる 今さら 何よ 口説きの姿勢 あなた 言葉はいらない  夜ふけて 突然 しぶいピアノ 心は また うっとり このまま 何もなかったら きっと罪になる  くちびるは覚えてる あの日の熱いひととき 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT いいチャンス 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT 夜は長い 長い ずっと甘い  抱きしめて 抱きしめてTONIGHT いいチャンス 抱きしめて 抱きしめてTONIGHT 夜は長い 長い ずっと甘い 
道化の恋桂銀淑桂銀淑阿久悠浜圭介川村栄二今がいちばん つらい時 心もからだも ぼろぼろで それをはしゃいで笑わせて 悲しい芸にしてしまう 泣けたらいいね うんと素直に 泣けたら なぐさめられて 抱(いだ)かれて 死ねたらいいね 笑い転げて 死ねたら いっぱい花を飾られて 涙も手品の仕掛けの一つ  過去に何度も 傷ついて 不幸な女に 慣れたから 思いなおして 悪ふざけ 自分を馬鹿にしてしまう 酔えたらいいね みんな忘れて 酔えたら ララバイなんか 聴かされて ウケたらいいね 拍手喝采 ウケたら 踊りも歌も褒められて 悲恋の始末もジョークの一つ  泣けたらいいね うんと素直に 泣けたら なぐさめられて 抱かれて 死ねたらいいね 笑い転げて 死ねたら いっぱい花を 飾られて 涙も手品の仕掛けの一つ
流されて桂銀淑桂銀淑阿久悠金起杓荻田光雄腕に爪の傷あとを 胸に愛の傷あとを 過去は夢もひび割れて 暗い歌をうたう  なぜに人はしあわせを つなぐことが出来ないの 綱が切れた舟のよう 遠く消えてしまう  流されて 流れ流れ 今はもう逢えないけど たゞひとつ胸の奥で 枯れない花がある  時はいつも悪戯(いたずら)を 人に仕掛けてばかりで 夏の夜が明けるよう すぐに夢をさます  流されて 流れ流れ 哀しみも忘れたけど たゞひとつふれただけで 泣きたい傷がある  流されて 流れ流れ 想い出も見えないけど たゞひとつまぶた閉じて たずねる人がいる  流されて 流れ流れ 今はもう逢えないけど たゞひとつ胸の奥で 枯れない花がある  流されて 流れ流れ 哀しみも忘れたけど たゞひとつふれただけで 泣きたい傷がある  流されて 流れ流れ 想い出も見えないけど たゞひとつまぶた閉じて たずねる人がいる  流されて 流れ流れ 想い出も見えないけど たゞひとつまぶた閉じて たずねる人がいる
花のように鳥のようにGOLD LYLIC桂銀淑GOLD LYLIC桂銀淑阿久悠杉本真人そこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それが しあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願(がん)かける 花のように 鳥のように 世の中に 生れたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い  指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片(かけら)を見つめ 恋の終わりを 知らされる 花のように 鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い  誰が わたしを 捨てるでしょう いつも こんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに 花のように 鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが 何よりも しあわせに近い  ラララ… ラララ… ラララララ…… あるがままの生き方が しあわせに近い
愛の喝采研ナオコ研ナオコ阿久悠都倉俊一今日からの私が 生きるもほろぶも ただあなたの言葉に賭けていた 二人といえば生きるし 一人といえばほろぶし そんな決心をとうにつけていた  あなたなしではこれから先は 闇と同じ 季節も冬で それほどまで愛は 私にとっては大きいの  しらじらと夜は明けて 街はばら色に 私は生きる 生きて行く  ふり向けばいくつか悲しい想い出 もう笑って話も出来るわ 若いといえば若いし 孤独といえば孤独に 暗い日のままで ひとり歩いていた  愛の拍手が嵐のように 胸をゆする あなたがいれば それほどまで愛は 私にとっては大きいの  しらじらと夜は明けて 街はばら色に 私は生きる 生きて行く しらじらと夜は明けて 街はばら色に 私は生きる 生きて行く
うわさの男研ナオコ研ナオコ阿久悠森田公一高田弘だからあれほど いったじゃない あいつは札つき女たらしの野郎だよ 泣かせのジョージと噂されてる野郎だよ だから うぶなあんたなんか つきあっちゃ駄目といったの アゝ 後で泣きをみても 知らないといったじゃないの あゝ 許せない野郎さ けどひよっとしたら私 アゝゝ 好きなのかもね  だからあれほどいったじゃない 女の弱味にいつも食いつく野郎だよ そのくせ憎めぬ得なタイプの野郎だよ とても うぶなあんたなんか 手に負える奴じゃないさ アゝ 修業つんだ後で もう一度やってごらんよ あゝ 許せない野郎さ けどひょっとしたら私 アゝゝ 好きなのかもね  とても うぶなあんたなんか 手に負える奴じゃないさ アゝ 修業つんだ後で もう一度やってごらんよ アゝ 許せない野郎さ けどひょっとしたら私 アゝゝ 好きなのかもね
女心のタンゴ研ナオコ研ナオコ阿久悠森田公一前田憲男窓をあければ あなたが見える 帰る背中が 小さく見える 未練ごころに 小雨が降って こんなに 私を泣かせる あゝ今さら 何をしてほしいというの すべてが終り これでいいはずよ 雨 雨 もっとあの背中に降って そして泣かせて  古い日記の ページの中で うらみ書いたり すがってみたり 恋に賭けてた 女の姿 これきりどこかへ 捨てましょう あゝ今さら 何をしてほしいというの 想い出なんか 邪魔になるだけよ 雨 雨 もっとこの窓辺を叩き そして流して
京都の女の子研ナオコ研ナオコ阿久悠森田公一森田公一おいでよ おいでよ おいでよ おいでよ 京都の女の子 可愛い 可愛い 可愛い 可愛い 京都の女の子 すれちがう その時の石けんの匂い しとやかな あの姿忘れられないよ 清水の坂の上 たそがれの河原町 嵐山でも比叡でも どこで逢おうか 京都の女の子  好きだよ 好きだよ 好きだよ 好きだよ 京都の女の子 やさしい やさしい やさしい やさしい 京都の女の子 ほろほろと 涙ぐむ白い指かんで うつむいた いじらしさ今も想い出す 苔寺の静けさも 京極のざわめきも 五条大橋三条も どこも似合うよ 京都の女の子  今日も又鐘が鳴る 悲しみの胸に あの人は どこにいる そっと教えてよ 鴨川のせせらぎや 風わたる高瀬川 四条木屋町烏丸(からすま)も どこも想い出 京都の女の子
こんにちわ男の子研ナオコ研ナオコ阿久悠森田公一高田弘逢いたい見たいの 札幌は またチラチラ 雪が降ってる 行ったり来たりの 男の子 ほら 私のお気に入り ここへここへ おいでよ 何か話して お行き またまた悲しい すれ違い ああ 札幌男の子  何かが起きそうな 新宿で ふと感じた 恋にくらくら 長めのコートの 男の子 ほら 私を見つめてる しゃれてしゃれて みようよ 何か感じてみてよ またまた切ない 片想い ああ 新宿男の子  東名走った 名古屋では 今 夕日が 赤く燃えてる 車にもたれた 男の子 ほら 私を誘ってる 熱い熱い 目をして 何か言いたい そぶり またまた淋しい 感違い ああ 名古屋の男の子  北から南へ 大阪は あの並木がつづく 想い出 並んで歩いた 男の子 ほら ここらで キスしたわ 遠い遠い あのひと 今はどうして いるの またまたセンチな ため息は ああ 大阪男の子  小雨が降る降る 長崎は なぜ悲しい恋に 似合うの 港を見ている 男の子 ほら涙が 光ってる だめよだめよ 泣いては わけを話してごらん またまた困った ひと目惚れ ああ 長崎男の子
第三の女研ナオコ研ナオコ阿久悠森田公一鈴木宏昌今夜は宵から夜霧が深くて たばこの煙も低くたれこめている 待つだけ待ったら帰ればいいのに それさえ出来ずに一人たたずむ私 恋人だけれど 三番目 あなたにとって 軽い相手ね 今ごろあなたは誰かを抱きしめ 私のことなど夢の中にさえもないのね  可愛い女と最初にくどかれ 私の人生それできまったみたい 小さなお部屋であなたを待ち待ち あれこれ悩んで やがてどうにかなるわ 恋人だけれど 三番目 あなたにとって軽い相手ね 陽気な顔して笑っているけど 心の中ではいつも雨が降っているのよ
陽は昇り 陽は沈み研ナオコ研ナオコ阿久悠三木たかし松井忠重何というさびしい生き方なんだと あなたは私を笑うでしょう さびしいといえばさびしい 悲しいといえば悲しい そうね そうでしょうね  馬鹿な女の見本のように たった一人を想いつづけて 私の中では想い出が 重たい荷物になるのです  陽は昇り 陽は沈み 時は流れても 私は私 恋は恋 私は私 恋は恋  それほどの恋ではなかったはずだと あなたはしらけてしまうでしょう ありがちなことといえるし あやまちといえばいえるし そうね そうでしょうね  たった一度の主役のドラマ それを道化と笑われたって 私の心が傷ついて こわれることなどないのです  陽は昇り 陽は沈み 時は流れても 私は私 恋は恋 私は私 恋は恋  陽は昇り 陽は沈み 時は流れても 私は私 恋は恋 私は私 恋は恋
二人で見る夢研ナオコ研ナオコ阿久悠筒美京平高田弘このまま二人 逃げましょう 知らない町へ 行きましょう 幸福(しあわせ)になれるなら 何もいらない 二人で同じ 夢を見て くらせたら それで それでいいのよ 夜明け頃 あの駅で バラを抱き 待ってるわ さらって逃げて くれたなら どこまでも ついて ついて行くのよ  涙は捨てて 行きましょう うれしい時に 泣きましょう 幸福(しあわせ)ときかれたら そうよと答える 二人で同じ 夢を見て くらせたら それで それでいいのよ 幸福(しあわせ) 不幸福(ふしあわせ) 花びらで うらなうの さらって逃げて くれたなら どこまでも ついて ついて行くのよ
舟唄研ナオコ研ナオコ阿久悠浜圭介古池孝浩お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を  沖の鴎に深酒させてョ いとしあの娘とョ 朝寝する ダンチョネ  店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌い出すのさ 舟唄を  ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を
街の灯り研ナオコ研ナオコ阿久悠浜圭介松井忠重そばに誰かいないと 沈みそうなこの胸 まるで潮が ひいたあとの 暗い海のように  ふれる肩の ぬくもり 感じながら 話を もっともっと 出来るならば 今はそれでいいさ  息でくもる窓に書いた 君の名前 指でたどり あとの言葉 迷いながら そっといった  街の灯り ちらちら あれは何を ささやく 愛が一つ めばえそうな 胸がはずむ時よ  好きな唄を 耳のそばで 君のために 低く歌い あまい涙 さそいながら そして待った  街の灯り ちらちら あれは 何をささやく 愛が一つ めばえそうな 胸がはずむ時よ
屋根の上の子守唄研ナオコ研ナオコ阿久悠井上かつお馬飼野俊一ジローが吹いてたフルートが 鉄くずみたいに捨てられて つめたい小雨にうたれてる さびしいな さびしいな 想い出してる日ぐれごろ  アキラは今頃どこにいる 恋したあげくに裏ぎられ ぐれてるうわさもきいたけど さびしいな さびしいな 想い出してる日ぐれごろ  コウジが育てたアネモネが ようやくつぼみをふくらませ 今日にも咲きそうになったけど さびしいな さびしいな 想い出してる日ぐれごろ  タケシに送ったこの手紙 あて先不明で返されて 真赤なインクが目にしみる さびしいな さびしいな 想い出してる日ぐれごろ
口紅をふきとれ研ナオコ研ナオコ阿久悠都倉俊一都倉俊一口紅を落して いっそ女でなくなれば 心のいたみも少しは消えて行くでしょう 鏡にむかえば まだまだ未練が ブルーのまぶたでゆれてる  私は私でそんな自分を憎みつつ それでもやっぱり女の夢におぼれるわ 煙草のけむりがゆらゆら流れて いつしか日ぐれにまぎれる  あなたが使うあてのない 枕に頬をすり寄せて 二三日死んだふり しているしかみちがない  生れ変るならこの次は きっと気まぐれな男でしょう 愛が消えたあとの きまり文句なんて いってる私も信じない  風吹くだけでも ゆれて傾むくやせた身で 不幸を背負って行くのはとてもつらいのよ 女を忘れて 口紅をふきとれ それしかないわとつぶやく  あなたが好きといっていた メロディばかり口ずさみ 真夜中の酔いどれを 気どっているしかないわ  生れ変るならこの次は きっと気まぐれな男でしょう 愛が消えたあとの きまり文句なんて いってる私も信じない
S・O・S小泉今日子小泉今日子阿久悠都倉俊一男は狼なのよ 気をつけなさい 年頃になったなら つつしみなさい 羊の顔していても 心の中は 狼が牙をむく そういうものよ このひとだけは 大丈夫だなんて うっかり信じたら 駄目… 駄目… あー駄目駄目よ  S・O・S S・O・S ほらほら 呼んでいるわ 今日もまた誰か乙女のピンチ  うっとりするような夜に ついついおぼれ そんな気になるけれど 考えなさい 瞼をとじたら負けよ 背のびをしたら 何もかもおしまいよ そういうものよ 昔のひとが いうことみたいだと ぼんやりきいてたら 駄目… 駄目… あー駄目駄目よ  S・O・S S・O・S ほらほら 呼んでいるわ 今日もまた誰か乙女のピンチ
学園天国GOLD LYLIC小泉今日子GOLD LYLIC小泉今日子阿久悠井上忠夫あいつもこいつもあの席を ただ一つねらっているんだよ このクラスで一番の 美人の隣りを ああー みんなライバルさ ああー いのちがけだよ  運命の女神さまよ このぼくにほほえんで 一度だけでも  勉強する気もしない気も この時にかかっているんだよ もし駄目ならこのぼくは もうグレちまうよ  二枚目気どりの秀才や あのいやな悪党番長も 胸はずませ待っている どの席になるか ああー あの横顔を ああー みつめられたら  授業中 天国だよ このぼくにしあわせを 与えておくれ  勉強する気もしない気も この時にかかっているんだよ もし駄目ならこのぼくは もうグレちまうよ
バンプ天国小泉今日子小泉今日子阿久悠井上忠夫バンバンババンバンプ バンバンバンプ バンバンバンバン バンバンバンプ  バンバンババンバンプ バンバンバンプ バンバンバンバン バンバンバンプ  バンプを踊りに行きたいけれど 十年早いとおっぽり出され ただひとりだけ家へ帰る 見ていろよバンプはこの僕が一番  踊りなど場所では ないんだよ気分 このぼくと誰方か 踊らないか  バンバンババンバンプ バンバンバンプ バンバンバンバン バンバンバンプ  ひとりでバンプを踊っていたら 可愛いあのこが見とれていたよ お尻とお尻 ぶつけあって ハートから火花をとび散らせ踊るよ  君の名は何ての 君ぼくを好きかい 君とても上手さ 踊るバンプ  バンバンババンバンプ バンバンバンプ バンバンバンバン バンバンバンプ  バンプ天国さ バンバンバンバン バンバンバンプ
タブー小出広美小出広美阿久悠井上大輔誘われて 愛されて そして いつしか未来を語り合い 寄りそって 触れ合って 胸の孤独を薄めていたの  なぜかよく笑う日々が訪れて おしゃべりする時でも 揺れて 揺れて 揺れていたわ  ただそれだけで 愛しただけで なのに すべてが すべてがタブー 夢みるのも 苦しむのも なぜか すべてが すべてがタブー  悪いひとと 悪いことを したとささやく ささやく  叱られて とび出して 鳥になりたい気持で さまよって さとされて 落着いて 腕の太さに安らいでいたの  急にだんまりの癖がよみがえり やさしくされてるのに きらい きらい きらいばかり  ただ彼だけ 甘えただけ なのに すべてが すべてがタブー  呼び合うのも 手をふるのも なぜか すべてが すべてがタブー  悪い夢を 悪い時に 見たとささやく ささやく
兵庫県揖保郡太子町立太子東中学校校歌(飛翔)校歌校歌阿久悠川口真手のひらの 獅子よりも 大空の 鳥がいい 志す 高さほど はばたけよ 若い子よ ああ 友ありて 時代は光り ああ 友ありて 世紀は見える 山脈を 赤く染め 群れ集う わが庭は 太子 太子東中学 ああ 太子東中学  踏みしめる 歴史ほど 数知れぬ 道がいい まなざしを 強くして 呼びかけよ 時の子よ ああ 夢ありて 未来はひかり ああ 夢ありて 明日は招く 緑なす 丘の上 語り合う わが庭は 太子 太子東中学 ああ 太子東中学
We are FIGHTERS倖田來未倖田來未阿久悠都倉俊一Yeah, we got the power All that we got we're giving All that we got  Come on! Throw your hands in the air Throw your hands in the air 鋭く攻めてく We are fighters!  Put em up, put em up もっと High  Show em now, show em how 堂々 My style  正確な言葉だって 簡単に否定されて Yeah, いつものまま Go Come on, yeah, come on, yeah  何度も Re starting (Don't stop keep keeping on) 今この場所で (You know we're gonna keep keeping on) 心閉ざして 光見失っても 負けない 命ある 勇気の勇者  Everybody gotta get up そう Stand up Throw ya hands in the air (Put em up, put em up, put em up, okay) Yes, we are fighters!  Get up そう Stand up Throw ya hands in the air (Put em up, put em up, put em up, okay) Yes, we are fighters!  Throw your hands in the air 外野には I don't care Throw your hands in the air 好きなこといいな We are fighters!  Put em up, put em up Don't let it die  Show em now, show em how 閉ざさない 反感も力に変え Fight 託されたこの人生 Yeah, we're the best in the world Come on, yeah, come on, yeah 何度も Re starting (Don't stop keep keeping on) 今この場所で (You know we're gonna keep keeping on) 心閉ざして 光見失っても 負けない 命ある 勇気の勇者  Everybody gotta get up そう Stand up Throw ya hands in the air (Put em up, put em up, put em up, okay) Yes, we are fighters!  Get up そう Stand up Throw ya hands in the air (Put em up, put em up, put em up, okay) Yes, we are fighters!  Throw your hands in the air 外野には I don't care Throw your hands in the air 好きなこといいな We are fighters!  All together, say  本当 Hotter 吠えろ Loud 奇跡は夢じゃない Put em up 間違いなんて 構わない 奇跡引き寄せろ さぁ Put em up  言いたいことを やりたいことを 捧げたいものを  Everybody gotta get up そう Stand up Throw ya hands in the air (Put em up, put em up, put em up, okay) Yes, we are fighters!  Get up そう Stand up Throw ya hands in the air (Put em up, put em up, put em up, okay) Yes, we are fighters!  Throw your hands in the air 外野には I don't care Throw your hands in the air (Put em up, put em up, put em up, okay)  Throw your hands in the air 外野には I don't care Throw your hands in the air 好きなこといいな We are fighters!  We are fighters!
どうにもとまらない倖田來未倖田來未阿久悠都倉俊一うわさを信じちゃ いけないよ 私の心はうぶなのさ いつでも楽しい夢を見て 生きているのが好きなのさ 今夜は真赤な バラを抱き 器量のいい子と踊ろうか それとも やさしいあの人に 熱い心をあげようか  ああ蝶になる ああ花になる 恋した夜は あなたしだいなの ああ今夜だけ ああ今夜だけ もうどうにも とまらない  港で誰かに 声かけて 広場で誰かと一踊り 木かげで誰かとキスをして それも 今夜は いいじゃない はじけた花火にあおられて 恋する気分がもえて来る 真夏の一日 カーニバル しゃれて過して いいじゃない  ああ蝶になる ああ花になる 恋した夜は あなたしだいなの ああ今夜だけ ああ今夜だけ もうどうにも とまらない
UFO倖田來未倖田來未阿久悠都倉俊一手を合せて見つめるだけで 愛し合える話も出来る くちづけするより甘く ささやき聞くより強く 私の心をゆさぶるあなた  ものいわずに思っただけで すぐあなたにわかってしまう 飲みたくなったらお酒 眠たくなったらベッド 次から次へとさし出すあなた  信じられないことばかりあるの もしかしたらもしかしたら そうなのかしら それでもいいわ 近頃少し 地球の男に あきたところよ  でも私は確かめたいわ その素顔を一度は見たい 鏡にうつしてみたり 光をあててもみたり それでもあなたは普通のあなた  あゝ突然 オレンジ色の あゝ光が私をつつみ 夢みる気持にさせて どこかへさらって行くわ やっぱりそうなの素敵なあなた  信じられないことでしょうけれど 嘘じゃないの嘘じゃないの ほんとのことよ それでもいいわ 近頃少し 地球の男に あきたところよ
雨じゃんじゃん香田晋香田晋阿久悠船村徹丸山雅仁雨じゃんじゃん 雨じゃんじゃん この肩に この胸に また嘆きの激しい雨が降る たそがれの街灯り 横顔にゆらめいて演歌が歌う いくじなしの男の子守歌 あのひとは今どこに たずねても探しても 夢のつづきはプツンと途切れて 今夜も雨の中  雨じゃんじゃん 雨じゃんじゃん 涸れるまで降るがいい 身も心もいつしかびしょ濡れて 傘がない宿がない あたためる 胸がない 女がさそう 寝ぐらのない男の子守唄 あのひとは ほろ苦い 想い出の中にだけ たとえどんなに恋して呼んでも 今夜も雨の中  雨じゃんじゃん 雨じゃんじゃん 傷ついた胸の底 もう涙があふれる水たまり 酔いどれて雨やどり 火の消えた 煙草すう ネオンが笑う 行くあてない男の子守唄 あのひとに捨てられて 未練でも 愚かでも ひとの気持はわかりはしないと 今夜も雨の中
艶歌師香田晋香田晋阿久悠三木たかしどなたかご存じないですか 十二ではぐれた妹を 今はハタチを ちょっと過ぎ 探すしるしは 泣きぼくろ 泣きぼくろ  兄貴がグレてたばっかりに ずっしり不幸を背負わせて 申し訳ない一生に なっているかと 気にかかる 気にかかる  名前は しあわせ 幸(さち)という 名前の通りであればいい 探しあてたら 抱きしめて 詫びを言いたい それだけよ  軒から軒へと 艶歌師で 兄妹二人が知る歌を 今日も歌って 秋しぐれ 傘のない身で また歩く また歩く
心のきず香田晋香田晋阿久悠三木たかし夜にまぎれて 船が出る 傷をかくした 人が乗る 惚れた惚れたお前を 抱けもせず 意地で身をひく 馬鹿も乗る 北の海峡 ひゅるひゅると 風が泣き泣き 別れ唄  夢に何度か 起こされる 胸のいたみに 責められる たったたった一度の 想い出を 酒にうかべて 朝を待つ 北の海峡 海鳥が 一羽はぐれて しのび唄  赤い夕日が とろとろと 溶けて真近(まぢか)に 夜が来る 抱いて抱いて寝たいと この腕が 捨てたお前を 恋しがる 北の海峡 口笛が 未練ひきずり 恋の唄
酒場の金魚香田晋香田晋阿久悠三木たかし金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ  酒場の金魚 夜まで泳ぐ ひらひらと 眠りを忘れ あいつがだます あの娘が泣いた そんな話に聞き飽きて 今夜もゆっくり宙返り  金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ  どなたが置いた いつからいるの ライトの下で ただ泳ぐだけ あいつが歌う あの娘が笑う たった一人の客だけで 退屈しのぎに宙返り  金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ  あいつが逃げる あの娘がすがる 嘘か真実かわからずに あぶくを吹き吹き宙返り  金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ  金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ
東京ではめずらしい四月の雪香田晋香田晋阿久悠三木たかし若草恵東京ではめずらしい四月の雪 桜の花が身を縮め 嘘つく春を怨んでる ようやく二人に陽がさして 希望が少し見えたのに この大雪はなんだろう どういう占いか 春よ春よ春よここにいて 春よ春よ若い二人をあたためて 雪にまぎれて心の花を 春よ春よどうか散らさないで  東京ではめずらしい四月の雪 小犬のようにはしゃぐには からだが少しやせ過ぎた 小さな窓から見渡せば 眩しく光る銀世界 この明るさをどうしよう 夢見ていいだろか 春よ春よ春よ行かないで 春よ春よ花と緑を持って来て 雪の景色で心の色を 春よ春よ消してしまわないで  春よ春よ春よここにいて 春よ春よ若い二人をあたためて
何処へ香田晋香田晋阿久悠浜圭介竜崎孝路旅の鴎が 探す港は 北の風が吹くところ 岬のはずれ  噂ばかりが 耳に届いて 追えば まぼろしのように かき消えている  何処へ 何処へ向う 紅いくちびる噛んで 何処へ 何処へつづく この旅のはては アアア アアア 何処へ  海は日ぐれて 漁火ゆれて 今宵夢を見る宿は 波音ばかり  胸を焦がした恋の想い出 抱けば ほろほろと泣けて 枕を濡らす  何処へ 何処へ向う 黒い瞳を燃やし 何処へ 何処へつづく この恋のみちは アアア アアア 何処へ  何処へ 何処へ向う 黒い瞳を燃やし 何処へ 何処へつづく この恋のみちは アアア アアア 何処へ
股旅ブルース香田晋香田晋阿久悠三木たかし若草恵待って 待ってと 追いすがる 初心(うぶ)な娘を ふりきって 風と一緒に 走ったら 野暮なとんびに 笑われた 何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース  二年ぶりなら 湯の宿で 無精髭など 剃り落とし 少しカタギの なりをして 村のはずれに 行ってみる 顔は見たいし 見ちゃならぬ あたりまえだよ 人の妻 三歩 歩いて 立ちどまり 空を仰げば 月も泣く 股旅ブルース (MATATABI MATATABI MATATABI)  花の季節も 笑わずに 月の見頃も 知らんふり 雪が舞い散る 時になり 人の情けを 思い出す 夜の冷たさ 身の寒さ 心凍らす 日の暮に 誰が歌うか 子守唄 せめて今夜は 夢を見る 股旅ブルース  何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース (MATATABI MATATABI)
渡り鳥 …北から南から…香田晋香田晋阿久悠三木たかし雨の札幌 女がひとり つららみたいに冷えた指 生まれさいはて稚内 十九過ぎから来たという あなたみたいな渡り鳥 惚れて苦労をしたという  雨の金沢 女がひとり 能登の匂いの汽車を待つ 輪島旅したあのひとが きっと帰りに寄るという あなたみたいな渡り鳥 だけど心があるという  雨の大阪 女がひとり 橋を渡って店に出る 雨の降る日は化粧して 紅も濃いめにひくという あなたみたいな渡り鳥 たまに惚れてもいいという  雨の倉敷 女がひとり 傘を斜めに川づたい はねの上った裾あげて 古い女とそっという あなたみたいな渡り鳥 泣いて待つのはいやという  雨の長崎 女がひとり 恋の迷路の石だたみ 白いコートの肩さえも ぬれて重たくなるという あなたみたいな渡り鳥 ついて行ってもいいという
女 泣き砂 日本海こおり健太こおり健太阿久悠三木たかし猪股義周宿の枕が固過ぎて 眠りも浅く 夢も見ず 遠いあなたを 恋しがるだけ つらい 夜でした 女ひとりの 旅の朝 ふらり歩けば 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと 泣くのです あなた恋しと呼ぶのです  海に嵐が吹き荒れて 季節が冬に 色を変え 砂のおもても どこか蒼ざめ 寒い 朝でした 女ひとりの もの想い 心揺るがす 日本海 砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと 泣くのです あなた恋しと呼ぶのです  砂が泣くことを知っていますか キュッキュ キュッキュと 泣くのです あなた恋しと呼ぶのです
若草物語コスモスコスモス阿久悠都倉俊一あなたの髪の毛 とてもやわらかいの だからさわって みたくなるの 若草みたいな 甘い匂いがする だからいつでも 好きになるの  ねえ いくつになれば あの教会へ行き 結婚が出来るのよ 大人になりたい  あなたと二人で 赤い屋根の家を 早くつくって くらしたいわ  あなたは16 そして私は14 夏のひざしを あびて話す 友達どうしが 恋に変ってきて だからいつでも 逢いたいの  ねえ いくつになれば あの教会へ行き 結婚が出来るのよ 大人になりたい  初恋見つめて 胸をときめかして いつか来る日を待っている
勝手にしやがれ湖月わたる湖月わたる阿久悠大野克夫多田三洋壁ぎわに寝がえりうって 背中できいている やっぱりお前は出て行くんだな  悪いことばかりじゃないと 想い出かき集め 鞄につめこむ気配がしてる  行ったきりならしあわせになるがいい 戻る気になりゃいつでもおいでよ  せめて少しはカッコつけさせてくれ 寝たふりしてる間に出て行ってくれ アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア  バーボンのボトルを抱いて 夜ふけの窓に立つ お前がふらふら行くのが見える  さよならというのもなぜか しらけた感じだし あばよとサラリと送ってみるか  別にふざけて困らせたわけじゃない 愛というのに照れてただけだよ  夜というのに派手なレコードかけて 朝までふざけようワンマンショーで アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア  夜というのに派手なレコードかけて 朝までふざけようワンマンショーで アア アアア アアア アア アア アアア アアア アア
銀座の雨の物語小西博之・清水由貴子小西博之・清水由貴子阿久悠南こうせつお前が好きさ 誰よりも お前でなければ 愛さない  今度はきっと はなさない 別れたあの日は つらかった  銀座にシトシト 雨が降る そこらのパブでも 入ろうか  水割りだけでは 酔えないけれど ささやきくれたら すぐ酔える  雨 雨 雨 ギンザ 愛 愛 ギンザ  あの頃 あの日と 変わらない 心はぴったり 寄りそって  こういう出逢い めぐり逢い 二人に書かれた ドラマなの  銀座に小粒の 雨が降る 雨傘一つに 寄りそって  映画のポスター 見上げた時に やさしい 口づけ くれたのね  雨 雨 雨 ギンザ 愛 愛 ギンザ  銀座に小粒の 雨が降る 雨傘一つに 寄りそって  映画のポスター 見上げた時に やさしい 口づけ くれたのね  雨 雨 雨 ギンザ 愛 愛 ギンザ
熱き心に小橋亜樹小橋亜樹阿久悠大瀧詠一北国の旅の空 流れる雲 はるか 時に 人恋しく くちびるに ふれもせず 別れた女(ひと) いずこ 胸は 焦がれるまま  熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ あゝ 春には 花咲く日が あゝ 夏には 星降る日が 夢を誘う 愛を語る  熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ あゝ 秋には 色づく日が あゝ 冬には 真白な日が 胸を叩く 愛を歌う 歌を  オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て 熱き心 きみに
あざみ白書小林旭小林旭阿久悠小林亜星十九の春には れんげ草 はたち過ぎには 夕顔に 花に涙の露おいて 今はあざみのとげを待つ “水割りの 氷カタリと 音たてて 今日が あしたに 変る真夜中”  男をつき刺す とげならば あっていいとも思うけど なぜか自分の心だけ 刺して痛がるとげばかり “爪切りは 日ぐれ仕事と 思いつつ たったひとりの 夜のたのしみ”  ふとしたはずみの人生で 選びそこねたわかれ道 秋が深まり冬になり 冬の向うに春がある “土砂降りで ふと思い出す 誕生日 二十いくつの 炎かざして”
熱き心にPLATINA LYLIC小林旭PLATINA LYLIC小林旭阿久悠大瀧詠一大瀧詠一・前田憲男北国の旅の空 流れる雲 はるか 時に 人恋しく くちびるに ふれもせず 別れた女(ひと) いずこ 胸は 焦がれるまま  熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ あゝ 春には 花咲く日が あゝ 夏には 星降る日が 夢を誘う 愛を語る  熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ あゝ 秋には 色づく日が あゝ 冬には 真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を  オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て 熱き心 きみに
あれから小林旭小林旭阿久悠鈴木キサブロー心が純で 真直ぐて キラキラ光る 瞳をしてた はにかみながら語る 夢 大きい  きみも おれも 昔はそんな子だった 遠いころの おたがいに乾杯  涙は熱く とめどなく 愛するゆえに 流してた 傷つきながら抱いた 恋 せつない  昨日 今日と 二日も同じ夢見た 笑い 泣いた あのころに乾杯  きみも おれも あれから どこで 何した めぐり逢いの しあわせに乾杯
小林旭小林旭阿久悠大野克夫錆びたレールを横切って 下りホームに渡ったら 旅人よ そこから先は 過去と未来を思うなよ  見送る人の影もなく 季節の風が泣くばかり ことば少なにうつむいて 北へ旅する人が行く AH… AH… AH… AH…  時代の流れに残された 古い景色の駅からは 旅人よ 心を抱いて ひとりしみじみ旅立てよ  コートのえりを深く立て 凍えるからだつつみこみ 靴の爪先 小きざみに 汽車が着くのを 待ちわびる AH… AH… AH… AH…  AH… AH… AH… AH…
乾いた花びら小林旭小林旭阿久悠浜圭介あのひとは 可哀相 乾いた花びら 季節の嵐に吹かれて 震えているだけ  チリチリと 砕けそう 乾いた花びら 心をうるおす言葉が ほしいと泣いてる  おまえが 男なら 愛しておやりよ ひろげた胸の中へ つつんでおやり  幸福にになれるものなら 幸福にに出来るものなら なれる時に 出来る時に まごころを見せてごらん  あのひとは いじらしい 乾いた花びら いつしか涙も涸れはて 嘆きも忘れて  ユラユラと 儚げな 乾いた花びら いつわりばかりにあふれて ためいきついてる  おまえが 男なら 話しておやりよ 笑える話ひとつ きかせておやり  幸福にになれるものなら 幸福にに出来るものなら なれる時に 出来る時に まごころを見せてごらん まごころを見せてごらん 
古城の月小林旭小林旭阿久悠小椋佳萩田光雄ひとり 古城にたたずめば 時の流れの音がする むかし詩を読む人がいて 哀れといった月の影 酒くみかわせ 若者よ 琴つまびけよ 乙女ごよ 古城は風と月ばかり  夢は砕けて夢と知り 愛は破れて愛と知り 時は流れて時と知り 友は別れて友と知る  花に見とれる日もあれば 松のそよぎに泣く時も 思いたどれば幾年の 姿が胸によみがえる 文読みかえせ 若者よ 恋抱きしめよ 乙女ごよ 古城は風と月ばかり  古城は風と月ばかり
翔歌小林旭小林旭阿久悠宇崎竜童宮崎慎二この歌は…父の背中で聞いたのか それとも母の腕の中 いずれにしても この俺を 育ててくれた 歌だった あれから何年 何十年 乾いた都会の 真中で 疲れた人の ためにだけ 俺は ときどき 歌っている 影法師 影法師 ひきつれて行く帰り道 ともしび三つ わが家が一つ  この歌は…恋がいのちであった頃 男の友に惚れた頃 いずれにしても 人生を 照らしてくれた 歌だった 貧しさ苦しさ 乗り越えて 花咲く都に ひとり立ち 未来はどこと 睨みつつ 俺は ときどき 歌っている  初恋の 初恋の 言葉をそえて桃の花 あなたに三つ こちらに一つ  初恋の 初恋の 言葉をそえて桃の花 あなたに三つ こちらに一つ
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