ハーモニカの詩夕やけに 鉄棒の影がのび オルガンの 七つの子 遠く聞こえる 留守番のいやな子が ブランコを 鳥になれ 雲になれ 強くこいでる ガラス窓 光らせて 陽が沈む 黒板の白い文字 赤く色づく 赤く色づく 砂場には いろいろの忘れ物 ペシャンコのボールだけ 砂にうもれる 赤とんぼ 追いかける子のあとを コロコロと柴犬が 追って転がる ただひとり 赤い靴 はいた子は さよならも 云わないで 町をはなれる 泣きながら ハーモニカ 吹く日ぐれ 校庭の日もかげり 誰か呼んでる 誰か呼んでる 星空を 見上げつつ 歩いたら くちびるに 塩からい 涙ながれる くちびるに 塩からい 涙ながれる | 小林旭 | 阿久悠 | 吉田拓郎 | 若草恵 | 夕やけに 鉄棒の影がのび オルガンの 七つの子 遠く聞こえる 留守番のいやな子が ブランコを 鳥になれ 雲になれ 強くこいでる ガラス窓 光らせて 陽が沈む 黒板の白い文字 赤く色づく 赤く色づく 砂場には いろいろの忘れ物 ペシャンコのボールだけ 砂にうもれる 赤とんぼ 追いかける子のあとを コロコロと柴犬が 追って転がる ただひとり 赤い靴 はいた子は さよならも 云わないで 町をはなれる 泣きながら ハーモニカ 吹く日ぐれ 校庭の日もかげり 誰か呼んでる 誰か呼んでる 星空を 見上げつつ 歩いたら くちびるに 塩からい 涙ながれる くちびるに 塩からい 涙ながれる |
アキラのソーラン節ヤーレン泣くのは およしよ 涙は苦手だ およしよ 鳥もかよわぬ 荒波こえて 女乗せない この舟なれど つれていきたやエー どこまでもよ ヤーレンアネコだ アネコだ 浜では娘は アネコだ 惚れてごらんよ 鰊場アネコ 汐でみがいた 荒海そだち 色は黒いがエー 深なさけよ ヤーレン ソーラン ソーラン も一つ おまけだ ソーラン 天下取るより なりたや船頭 大漁旗たて どぶろく飲んで 鰊枕にエー 高いびきよ | 小林旭 | 西沢爽 | 不詳・補作曲:遠藤実 | | ヤーレン泣くのは およしよ 涙は苦手だ およしよ 鳥もかよわぬ 荒波こえて 女乗せない この舟なれど つれていきたやエー どこまでもよ ヤーレンアネコだ アネコだ 浜では娘は アネコだ 惚れてごらんよ 鰊場アネコ 汐でみがいた 荒海そだち 色は黒いがエー 深なさけよ ヤーレン ソーラン ソーラン も一つ おまけだ ソーラン 天下取るより なりたや船頭 大漁旗たて どぶろく飲んで 鰊枕にエー 高いびきよ |
夢の切符おまえの寝顔を 今夜は 見つめて 夜明けを待とう 朝露にひかる いちばん列車で 明日 俺は旅立つ 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている こころ誘う 見はてぬ未来(あす)を もいちど 探しにゆこうと 荒野の夕日を 追いかけ 銀河で この口すすぎ 時には嵐に 打ちのめされても 燃えていたよ あの頃 古びてきても 失くしはしないさ 夢の切符 ここにある 熱い想い たぎるよ胸に 遅くはないのさ 今でも 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている きっと帰る おまえのもとへ 愛するおまえの もとへと 愛するおまえの もとへと | 小林旭 | さくらちさと | 浜圭介 | 矢野立美 | おまえの寝顔を 今夜は 見つめて 夜明けを待とう 朝露にひかる いちばん列車で 明日 俺は旅立つ 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている こころ誘う 見はてぬ未来(あす)を もいちど 探しにゆこうと 荒野の夕日を 追いかけ 銀河で この口すすぎ 時には嵐に 打ちのめされても 燃えていたよ あの頃 古びてきても 失くしはしないさ 夢の切符 ここにある 熱い想い たぎるよ胸に 遅くはないのさ 今でも 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている きっと帰る おまえのもとへ 愛するおまえの もとへと 愛するおまえの もとへと |
お前ひとすじ俺と一緒に 捨てゝ来た 思い出すだろ 故郷のことを お前のその目に 光ってる 熱い涙が 落ちたとき ぬぐってあげよう 唇で 派手な暮しは できないが まけやしないよ 愛することは お前のからだが わるい時 口にふくんだ この水を 飲ませてあげよう くちうつし 長いつもりの 人生も 苦労かけては 短かく終る お前が幸福 つかむまで うしろ見ないで この俺が つくしてあげよう ひとすじに | 小林旭 | 鳥井実 | サトウ進一 | | 俺と一緒に 捨てゝ来た 思い出すだろ 故郷のことを お前のその目に 光ってる 熱い涙が 落ちたとき ぬぐってあげよう 唇で 派手な暮しは できないが まけやしないよ 愛することは お前のからだが わるい時 口にふくんだ この水を 飲ませてあげよう くちうつし 長いつもりの 人生も 苦労かけては 短かく終る お前が幸福 つかむまで うしろ見ないで この俺が つくしてあげよう ひとすじに |
つばめ帰る家 忘れたつばめ 灰色の空を見上げる もう飛ばないで このままじっと それもいいさと つんつんつばめ 家隠せ 雪よ降れ降れ 抱いた夢 こぼれてきえて からっぽの羽根を広げる もう信じない 愛も明日も それも楽だと つんつんつばめ 夢流せ 雨よ降れ降れ 北の街 黙々ねむり 遠い女 薄衣寝息 もうすがらない 自分にさえも それも好きさと つんつんつばめ 家隠せ 雪よ降れ降れ | 小林旭 | 内館牧子 | 櫻田誠一 | | 帰る家 忘れたつばめ 灰色の空を見上げる もう飛ばないで このままじっと それもいいさと つんつんつばめ 家隠せ 雪よ降れ降れ 抱いた夢 こぼれてきえて からっぽの羽根を広げる もう信じない 愛も明日も それも楽だと つんつんつばめ 夢流せ 雨よ降れ降れ 北の街 黙々ねむり 遠い女 薄衣寝息 もうすがらない 自分にさえも それも好きさと つんつんつばめ 家隠せ 雪よ降れ降れ |
カチューシャの唄カチューシャ可愛いや 別れのつらさ せめて淡雪 とけぬ間と 神に願いを ララ かけましょか カチューシャ可愛いや 別れのつらさ 今宵一夜に 降る雪の 明日は野山の ララ 路かくせ カチューシャ可愛いや 別れのつらさ せめて又逢う それまでは おなじ姿で ララ いてたもれ | 小林旭 | 島村抱月・相馬御風 | 中山晋平 | | カチューシャ可愛いや 別れのつらさ せめて淡雪 とけぬ間と 神に願いを ララ かけましょか カチューシャ可愛いや 別れのつらさ 今宵一夜に 降る雪の 明日は野山の ララ 路かくせ カチューシャ可愛いや 別れのつらさ せめて又逢う それまでは おなじ姿で ララ いてたもれ |
白い花の咲く頃白い花が咲いてた ふるさとの遠い夢の日 さよならと言ったら 黙ってうつむいてた おさげ髪 悲しかった あの時のあの白い花だよ 白い雲が浮いてた ふるさとの高いあの峰 さよならと言ったら こだまがさようならと よんでいた さみしかった あの時のあの白い雲だよ 白い月が泣いてた ふるさとの丘の木立に さよならと言ったら 涙の瞳でじっと 見つめてた 悲しかった あの時のあの白い月だよ | 小林旭 | 寺尾智沙 | 田村しげる | | 白い花が咲いてた ふるさとの遠い夢の日 さよならと言ったら 黙ってうつむいてた おさげ髪 悲しかった あの時のあの白い花だよ 白い雲が浮いてた ふるさとの高いあの峰 さよならと言ったら こだまがさようならと よんでいた さみしかった あの時のあの白い雲だよ 白い月が泣いてた ふるさとの丘の木立に さよならと言ったら 涙の瞳でじっと 見つめてた 悲しかった あの時のあの白い月だよ |
野球小僧野球小僧に 逢ったかい 男らしくて 純情で もえるあこがれ スタンドで じっと見てたよ 背番号 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧は 腕自慢 凄いピッチャーで バッターで 街の空地じゃ 売れた顔 運が良ければ ルーキーに 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧が 何故くさる 泣くな野球の 神様も たまにゃ三振 エラーもする ゲーム捨てるな 頑張ろう 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 | 小林旭 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | 野球小僧に 逢ったかい 男らしくて 純情で もえるあこがれ スタンドで じっと見てたよ 背番号 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧は 腕自慢 凄いピッチャーで バッターで 街の空地じゃ 売れた顔 運が良ければ ルーキーに 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧が 何故くさる 泣くな野球の 神様も たまにゃ三振 エラーもする ゲーム捨てるな 頑張ろう 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 |
歌う暴れん坊でっかい都会の 真っ只中に 肩で風切り 大手を振って かっこいい野郎 賽の丁半 片手で捌き 人生街道 裏表 ちょいといかした俺ら 俺らゴキゲン 歌う暴れん坊 人の社会の 義理人情にゃ 胸を叩いて 諸手を挙げて かっこいい野郎 だけど財布の中身は空で 天下御免の 風来坊 ちょいといかした俺ら 俺らゴキゲン 歌う暴れん坊 男同士の 出入りの時にゃ 腕を振るって 命を賭ける かっこいい野郎 甘い恋には めっぽう弱い 風に柳と 逃げ回る ちょいといかした俺ら 俺らゴキゲン 歌う暴れん坊 | 小林旭 | 小林旭 | 山路進一 | | でっかい都会の 真っ只中に 肩で風切り 大手を振って かっこいい野郎 賽の丁半 片手で捌き 人生街道 裏表 ちょいといかした俺ら 俺らゴキゲン 歌う暴れん坊 人の社会の 義理人情にゃ 胸を叩いて 諸手を挙げて かっこいい野郎 だけど財布の中身は空で 天下御免の 風来坊 ちょいといかした俺ら 俺らゴキゲン 歌う暴れん坊 男同士の 出入りの時にゃ 腕を振るって 命を賭ける かっこいい野郎 甘い恋には めっぽう弱い 風に柳と 逃げ回る ちょいといかした俺ら 俺らゴキゲン 歌う暴れん坊 |
哀愁列島渡り鳥とんで来て 花も咲き 雨がふる めぐる季節に 二人は背をむける 肩をよせあい 生きて行く道は いつだって いつだって風の中… 春と言うのに雪が舞う 哀愁列島 さすらいのつれづれに 恋をして 夢をみた そんな季節も 昔はあったろう これが運命と 落ちて行く先は いつだって いつだって雪の中… 海はみえても星はない 哀愁列島 渡り鳥やがて去り 花も枯れ 冬が来る 寒い季節に 二人はうずもれる 抱いたぬくもり 凍りつく夜は いつだって いつだって夢の中… 遠いあの世で結ばれる 哀愁列島 | 小林旭 | 杉紀彦 | 遠藤実 | | 渡り鳥とんで来て 花も咲き 雨がふる めぐる季節に 二人は背をむける 肩をよせあい 生きて行く道は いつだって いつだって風の中… 春と言うのに雪が舞う 哀愁列島 さすらいのつれづれに 恋をして 夢をみた そんな季節も 昔はあったろう これが運命と 落ちて行く先は いつだって いつだって雪の中… 海はみえても星はない 哀愁列島 渡り鳥やがて去り 花も枯れ 冬が来る 寒い季節に 二人はうずもれる 抱いたぬくもり 凍りつく夜は いつだって いつだって夢の中… 遠いあの世で結ばれる 哀愁列島 |
東京の暴れん坊花のパリの シャンゼリゼで 銀座タッチの 啖呵を切って パリ野郎の 度肝を抜いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい セーヌの川が どうしたい 凱旋門の くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 恋のパリの モンマルトルで 銀座タッチの シャンソン歌い パリ娘の 心を引いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい ブラッサンスが どうしたい ベコ モンタン くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 | 小林旭 | 丹野雄三 | 小杉太一郎 | | 花のパリの シャンゼリゼで 銀座タッチの 啖呵を切って パリ野郎の 度肝を抜いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい セーヌの川が どうしたい 凱旋門の くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 恋のパリの モンマルトルで 銀座タッチの シャンソン歌い パリ娘の 心を引いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい ブラッサンスが どうしたい ベコ モンタン くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 |
夜明けのうた夜明けのうたよ 私の心の きのうの悲しみ 流しておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 若い力を 満たしておくれ 夜明けのうたよ 私の心の あふれる想いを わかっておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 大きな望みを だかせておくれ 夜明けのうたよ 私の心の 小さな幸福(しあわせ) 守っておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 想い出させる ふるさとの空 | 小林旭 | 岩谷時子 | いずみたく | | 夜明けのうたよ 私の心の きのうの悲しみ 流しておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 若い力を 満たしておくれ 夜明けのうたよ 私の心の あふれる想いを わかっておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 大きな望みを だかせておくれ 夜明けのうたよ 私の心の 小さな幸福(しあわせ) 守っておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 想い出させる ふるさとの空 |
雪の降る街を雪の降る街を 雪の降る街を 思い出だけが通りすぎてゆく 雪の降る街を 遠い国から落ちてくる この想い出を この想い出を いつの日かつつまん 温かき幸せのほほえみ 雪の降る街を 雪の降る街を 足音だけが追いかけてゆく 雪の降る街を ひとり心に充ちてくる この哀しみを この哀しみを いつの日かほぐさん 緑なす春の日のそよ風 雪の降る街を 雪の降る街を 息吹と共にこみあげてくる 雪の降る街を 誰もわからぬわが心 このむなしさを このむなしさを いつの日か祈らん 新しき光降る鐘の音 | 小林旭 | 内村直也 | 中田喜直 | | 雪の降る街を 雪の降る街を 思い出だけが通りすぎてゆく 雪の降る街を 遠い国から落ちてくる この想い出を この想い出を いつの日かつつまん 温かき幸せのほほえみ 雪の降る街を 雪の降る街を 足音だけが追いかけてゆく 雪の降る街を ひとり心に充ちてくる この哀しみを この哀しみを いつの日かほぐさん 緑なす春の日のそよ風 雪の降る街を 雪の降る街を 息吹と共にこみあげてくる 雪の降る街を 誰もわからぬわが心 このむなしさを このむなしさを いつの日か祈らん 新しき光降る鐘の音 |
乾いた花びらあのひとは 可哀相 乾いた花びら 季節の嵐に吹かれて 震えているだけ チリチリと 砕けそう 乾いた花びら 心をうるおす言葉が ほしいと泣いてる おまえが 男なら 愛しておやりよ ひろげた胸の中へ つつんでおやり 幸福にになれるものなら 幸福にに出来るものなら なれる時に 出来る時に まごころを見せてごらん あのひとは いじらしい 乾いた花びら いつしか涙も涸れはて 嘆きも忘れて ユラユラと 儚げな 乾いた花びら いつわりばかりにあふれて ためいきついてる おまえが 男なら 話しておやりよ 笑える話ひとつ きかせておやり 幸福にになれるものなら 幸福にに出来るものなら なれる時に 出来る時に まごころを見せてごらん まごころを見せてごらん | 小林旭 | 阿久悠 | 浜圭介 | | あのひとは 可哀相 乾いた花びら 季節の嵐に吹かれて 震えているだけ チリチリと 砕けそう 乾いた花びら 心をうるおす言葉が ほしいと泣いてる おまえが 男なら 愛しておやりよ ひろげた胸の中へ つつんでおやり 幸福にになれるものなら 幸福にに出来るものなら なれる時に 出来る時に まごころを見せてごらん あのひとは いじらしい 乾いた花びら いつしか涙も涸れはて 嘆きも忘れて ユラユラと 儚げな 乾いた花びら いつわりばかりにあふれて ためいきついてる おまえが 男なら 話しておやりよ 笑える話ひとつ きかせておやり 幸福にになれるものなら 幸福にに出来るものなら なれる時に 出来る時に まごころを見せてごらん まごころを見せてごらん |
北海岸流れる星にも ひかりはあるのに ふたりの星には 明日が見えぬ 日毎につのる 寒さのなかで こころもやせる ああ北海岸 酒にかわった 指輪のあとを かくしてほほえむ お前がいとしい 気やすめひとつも 言いたい俺だが しゃべればいつでも さよなら話 やつれた肩を だきしめながら 夢さえ凍る ああ北海岸 肌をあわせた このぬくもりに 無邪気にすがった お前がいとしい 生きてりゃいつか いい日もあると 吹雪にいのる ああ北海岸 俺をささえて つくしてくれる 女を忘れた お前がいとしい | 小林旭 | 丹古晴己 | 中川博之 | | 流れる星にも ひかりはあるのに ふたりの星には 明日が見えぬ 日毎につのる 寒さのなかで こころもやせる ああ北海岸 酒にかわった 指輪のあとを かくしてほほえむ お前がいとしい 気やすめひとつも 言いたい俺だが しゃべればいつでも さよなら話 やつれた肩を だきしめながら 夢さえ凍る ああ北海岸 肌をあわせた このぬくもりに 無邪気にすがった お前がいとしい 生きてりゃいつか いい日もあると 吹雪にいのる ああ北海岸 俺をささえて つくしてくれる 女を忘れた お前がいとしい |
東京の花売娘青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いを含む 瞳いじらし あの笑くぼ ああ東京の 花売娘 夢を見るよに 花篭抱いて 花を召しませ 召しませ花を 小首かしげりゃ 広重えがく 月も新たな 春の宵 ああ東京の 花売娘 ジャズが流れる ホールの灯かげ 花を召しませ 召しませ花を 粋なジャンバー アメリカ兵の 影を追うよな 甘い風 ああ東京の 花売娘 | 小林旭 | 佐々詩生 | 上原げんと | | 青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いを含む 瞳いじらし あの笑くぼ ああ東京の 花売娘 夢を見るよに 花篭抱いて 花を召しませ 召しませ花を 小首かしげりゃ 広重えがく 月も新たな 春の宵 ああ東京の 花売娘 ジャズが流れる ホールの灯かげ 花を召しませ 召しませ花を 粋なジャンバー アメリカ兵の 影を追うよな 甘い風 ああ東京の 花売娘 |
わかれの演歌別れがすぐそばに 歩いてくるの 雨にぬれている 街灯の後ろから 気にしない 気にしない このまま流されちぎれても あなたは笑って西口へ 私は涙で東口 何処へゆくのよ あなた…あなた 遊びの恋ならば 別れはないと 甘い電話して 食事でもさそうけど 愛したら 愛したら せつない心が痛くなる 一人で酒場の裏窓に よりそうお酒はにがいけど 今でも好きよ あなた…あなた 未練はあるけれど 泣きたくないの 雲のきれまから また一つなみだ恋 気にしない 気にしない このまま運命にはてるとも あなたは笑ってさすらいに 私は涙で見送りに 今日でさよなら あなた…あなた | 小林旭 | 山田孝雄 | 叶弦大 | | 別れがすぐそばに 歩いてくるの 雨にぬれている 街灯の後ろから 気にしない 気にしない このまま流されちぎれても あなたは笑って西口へ 私は涙で東口 何処へゆくのよ あなた…あなた 遊びの恋ならば 別れはないと 甘い電話して 食事でもさそうけど 愛したら 愛したら せつない心が痛くなる 一人で酒場の裏窓に よりそうお酒はにがいけど 今でも好きよ あなた…あなた 未練はあるけれど 泣きたくないの 雲のきれまから また一つなみだ恋 気にしない 気にしない このまま運命にはてるとも あなたは笑ってさすらいに 私は涙で見送りに 今日でさよなら あなた…あなた |
おまえに逢いたいゆさぶる ゆさぶる 心をゆさぶる 旅でふときく はやり唄 ふたりでうたって 別れたが お前よ お前よ おまえに逢いたい 惚れてる 惚れてる ほんとに惚れてる 遠くなるほど いい女 苦労をかけるね いつまでも お前よ お前よ おまえに逢いたい ちぎれる ちぎれる 夜風にちぎれる 夢をだきしめ ふり返る ひとり枕は 寒かろう お前よ お前よ おまえに逢いたい | 小林旭 | 丹古晴己 | 船村徹 | | ゆさぶる ゆさぶる 心をゆさぶる 旅でふときく はやり唄 ふたりでうたって 別れたが お前よ お前よ おまえに逢いたい 惚れてる 惚れてる ほんとに惚れてる 遠くなるほど いい女 苦労をかけるね いつまでも お前よ お前よ おまえに逢いたい ちぎれる ちぎれる 夜風にちぎれる 夢をだきしめ ふり返る ひとり枕は 寒かろう お前よ お前よ おまえに逢いたい |
東京銀座は他人町いいじゃないのよ そんなこと お国訛りが つい出ても かくし切れない 女の過去を いじめるもんじゃ なくってよ 銀座 銀座 銀座はふるさとのない そんな女の 他人町 さっきあなたに 遇ったとき もしやと胸を 押えたの 声も仕草も すてきに似てる わけありだった あの人に 銀座 銀座 銀座は思い出すてた そんな女の 他人町 あなた札幌 うち博多 それが銀座で ふれ合った 他人同志の 不思議な縁よ グラスをせめて 合わせてね 銀座 銀座 銀座は恋さえしない そんな女の 他人町 | 小林旭 | 能勢英男 | 米山正夫 | 小杉仁三 | いいじゃないのよ そんなこと お国訛りが つい出ても かくし切れない 女の過去を いじめるもんじゃ なくってよ 銀座 銀座 銀座はふるさとのない そんな女の 他人町 さっきあなたに 遇ったとき もしやと胸を 押えたの 声も仕草も すてきに似てる わけありだった あの人に 銀座 銀座 銀座は思い出すてた そんな女の 他人町 あなた札幌 うち博多 それが銀座で ふれ合った 他人同志の 不思議な縁よ グラスをせめて 合わせてね 銀座 銀座 銀座は恋さえしない そんな女の 他人町 |
漁港列島荒い浪越え 行く船は 海の男が 決めた船 こゝは北国 霧の海 港函館 釧路港 雪のノサップ 利尻富士 港々に 寄る船は 海の男が 決めた船 かもめ 魚市 祭り唄 こゝは八戸 気仙沼 逢って帰ろか 石巻 いつもやさしい 三崎の灯 海の男が 決めた船 たぐる曳網 しまる網 尾鷲 師崎 和具 波切 田辺 洲本の 灯が見える いつも明るい 可愛いい娘 海の男が 決めた船 嫁に来いよと 言おうかな 奈良尾 勝本 牛深に 咲いた あの花 島の花 | 小林旭 | 能勢英男 | 米山正夫 | | 荒い浪越え 行く船は 海の男が 決めた船 こゝは北国 霧の海 港函館 釧路港 雪のノサップ 利尻富士 港々に 寄る船は 海の男が 決めた船 かもめ 魚市 祭り唄 こゝは八戸 気仙沼 逢って帰ろか 石巻 いつもやさしい 三崎の灯 海の男が 決めた船 たぐる曳網 しまる網 尾鷲 師崎 和具 波切 田辺 洲本の 灯が見える いつも明るい 可愛いい娘 海の男が 決めた船 嫁に来いよと 言おうかな 奈良尾 勝本 牛深に 咲いた あの花 島の花 |
あざみ白書十九の春には れんげ草 はたち過ぎには 夕顔に 花に涙の露おいて 今はあざみのとげを待つ “水割りの 氷カタリと 音たてて 今日が あしたに 変る真夜中” 男をつき刺す とげならば あっていいとも思うけど なぜか自分の心だけ 刺して痛がるとげばかり “爪切りは 日ぐれ仕事と 思いつつ たったひとりの 夜のたのしみ” ふとしたはずみの人生で 選びそこねたわかれ道 秋が深まり冬になり 冬の向うに春がある “土砂降りで ふと思い出す 誕生日 二十いくつの 炎かざして” | 小林旭 | 阿久悠 | 小林亜星 | | 十九の春には れんげ草 はたち過ぎには 夕顔に 花に涙の露おいて 今はあざみのとげを待つ “水割りの 氷カタリと 音たてて 今日が あしたに 変る真夜中” 男をつき刺す とげならば あっていいとも思うけど なぜか自分の心だけ 刺して痛がるとげばかり “爪切りは 日ぐれ仕事と 思いつつ たったひとりの 夜のたのしみ” ふとしたはずみの人生で 選びそこねたわかれ道 秋が深まり冬になり 冬の向うに春がある “土砂降りで ふと思い出す 誕生日 二十いくつの 炎かざして” |
ひとり暮らしが淋しくておまえと別れて 一年過ぎた 元気でいるかい 変りはないかい 酒に酔ったり 独りになると 眼に浮かぶ 眼に浮かぶ 何もなくても‥‥ 幸せだった 二人の月日が たしかに荒れてた 昔の俺は おまえにずいぶん 苦労もさせたね 今も変らず ひとり暮らしさ あの部屋も あの部屋も もとのまんまさ…‥ おまえの植えた サルビアもそのまま 未練で云うのじゃ さらさらないが もいちど出なおす 気持はないかい そばでだまって 居てくれるだけ それでいい それでいい 俺の傷あと…‥ 縫える女は おまえしかいないよ | 小林旭 | 山口洋子 | 森田公一 | | おまえと別れて 一年過ぎた 元気でいるかい 変りはないかい 酒に酔ったり 独りになると 眼に浮かぶ 眼に浮かぶ 何もなくても‥‥ 幸せだった 二人の月日が たしかに荒れてた 昔の俺は おまえにずいぶん 苦労もさせたね 今も変らず ひとり暮らしさ あの部屋も あの部屋も もとのまんまさ…‥ おまえの植えた サルビアもそのまま 未練で云うのじゃ さらさらないが もいちど出なおす 気持はないかい そばでだまって 居てくれるだけ それでいい それでいい 俺の傷あと…‥ 縫える女は おまえしかいないよ |
霧の都会霧にぬれてる 街燈に 虫が集まる 夜更け頃 どこの酒場で待っている 夢を見たあいつ…… 向いてないのさ 俺に恋なんか- あばよ……あばよ 早く帰んなよ 淋しがりやに つきものの 風によく似た きずなだが 何か悲しい なげやりも 俺をひくあいつ…… 捨ててやるのが せめて思いやり- あばよ……あばよ 傷のつく前に 暗いしあわせ それさえも 身にはつかない 俺達さ にどと逢う日も なさそうな ぬれた目のあいつ…… いたみばかりが あとに残るのさ- あばよ……あばよ 俺も都会の虫 | 小林旭 | ちあき哲也 | 叶弦大 | | 霧にぬれてる 街燈に 虫が集まる 夜更け頃 どこの酒場で待っている 夢を見たあいつ…… 向いてないのさ 俺に恋なんか- あばよ……あばよ 早く帰んなよ 淋しがりやに つきものの 風によく似た きずなだが 何か悲しい なげやりも 俺をひくあいつ…… 捨ててやるのが せめて思いやり- あばよ……あばよ 傷のつく前に 暗いしあわせ それさえも 身にはつかない 俺達さ にどと逢う日も なさそうな ぬれた目のあいつ…… いたみばかりが あとに残るのさ- あばよ……あばよ 俺も都会の虫 |
俺とお前の港唄黄昏の桟橋は ブルースがよく似合う 色あせた シネマのように ガス燈も 泣いている バラ色に 染めていた くちびるが 愛しいね ゆらゆら ゆらゆらと 舞い落ちてゆく しあわせの 紙芝居 燃えつきて 酔いしれて 眠るのか 俺とお前の 港唄 ほろ苦いバーボンが やるせなく 身にしみる 遠ざかる 港の灯り 窓越しに 過ぎてゆく 華やかに 暮らしてた あの頃が 恋しいね ちらちら ちらちらと お前が映る ビードロの 雨がふる しとしとと 音もなく この胸に 俺とお前の港唄 ゆらゆら ゆらゆらと 舞い落ちてゆく しあわせの 紙芝居 燃えつきて 酔いしれて 眠るのか 俺とお前の港唄 | 小林旭 | たきのえいじ | 叶弦大 | | 黄昏の桟橋は ブルースがよく似合う 色あせた シネマのように ガス燈も 泣いている バラ色に 染めていた くちびるが 愛しいね ゆらゆら ゆらゆらと 舞い落ちてゆく しあわせの 紙芝居 燃えつきて 酔いしれて 眠るのか 俺とお前の 港唄 ほろ苦いバーボンが やるせなく 身にしみる 遠ざかる 港の灯り 窓越しに 過ぎてゆく 華やかに 暮らしてた あの頃が 恋しいね ちらちら ちらちらと お前が映る ビードロの 雨がふる しとしとと 音もなく この胸に 俺とお前の港唄 ゆらゆら ゆらゆらと 舞い落ちてゆく しあわせの 紙芝居 燃えつきて 酔いしれて 眠るのか 俺とお前の港唄 |
ララバイを歌いつづけてきみは とても なみだ上手 ついつい負けた まるで いやいやしてる こどものようだね やせた裸の肩を 少しふるわせて わたし今夜はもっと 愛がほしいなんてささやく いいからお泣きよ 上手にお泣きよ この胸を水びたしにさせて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて きみは いつも なみだ上手 心を飾る すべて まごころみたい 撲りも出来ない 細い小指を噛んで 深いためいきを わたし道に迷い とても悪いなんて謝る いいからお泣きよ 上手にお泣きよ 涸れるまで何時間もつづけ ぼくは シャンペンの泡を 朝まで数える ララバイを歌いつづけて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて | 小林旭 | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | きみは とても なみだ上手 ついつい負けた まるで いやいやしてる こどものようだね やせた裸の肩を 少しふるわせて わたし今夜はもっと 愛がほしいなんてささやく いいからお泣きよ 上手にお泣きよ この胸を水びたしにさせて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて きみは いつも なみだ上手 心を飾る すべて まごころみたい 撲りも出来ない 細い小指を噛んで 深いためいきを わたし道に迷い とても悪いなんて謝る いいからお泣きよ 上手にお泣きよ 涸れるまで何時間もつづけ ぼくは シャンペンの泡を 朝まで数える ララバイを歌いつづけて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて |
俺とおまえ冬の雨なら 雪になる 春の雨なら 霧になる 流れる雲と 旅する身でも この恋だけは なぜか変わらない 名なし 親なし 故郷なし 三つそろえば 夢もない 失うものがもうないふたり おそれるものは なにもないだろう 無理に涙を こらえれば 生きているのが 辛くなる 悲しいときは すがってお泣き 命かけて 抱いて あげるから | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 冬の雨なら 雪になる 春の雨なら 霧になる 流れる雲と 旅する身でも この恋だけは なぜか変わらない 名なし 親なし 故郷なし 三つそろえば 夢もない 失うものがもうないふたり おそれるものは なにもないだろう 無理に涙を こらえれば 生きているのが 辛くなる 悲しいときは すがってお泣き 命かけて 抱いて あげるから |
世間誰かゞ幸せになるために、誰かゞ不幸になる こんな不都合な世の中に、居てもいいでしょう 意固地な奴が… 籠の鳥より まだつらいだろ こんな男と 連れ添うなんて 右に流れて 左にすねて 冷たい世間に 生きて行く そんなお前も 意固地な奴さ 人の情も わからぬ奴が なんで指さす 心の中を 時代の流れを かみしめながら 暗い灯影に 身を寄せる 俺もお前も 意固地な奴さ 道端に咲く花は、きれいなもんです。 まして日陰に咲けば、それは涙をこらえて生きている 人間の姿そのものですよ 今の世間とはそんなものでしょ…‥ 生きる知恵さえ もたない俺に なんでそんなに つくしてくれる 泣いていたのか 唇かんで 寝顔に涙が 光ってる そんなお前も 意固地な奴さ | 小林旭 | 鳥井実 | 叶弦大 | | 誰かゞ幸せになるために、誰かゞ不幸になる こんな不都合な世の中に、居てもいいでしょう 意固地な奴が… 籠の鳥より まだつらいだろ こんな男と 連れ添うなんて 右に流れて 左にすねて 冷たい世間に 生きて行く そんなお前も 意固地な奴さ 人の情も わからぬ奴が なんで指さす 心の中を 時代の流れを かみしめながら 暗い灯影に 身を寄せる 俺もお前も 意固地な奴さ 道端に咲く花は、きれいなもんです。 まして日陰に咲けば、それは涙をこらえて生きている 人間の姿そのものですよ 今の世間とはそんなものでしょ…‥ 生きる知恵さえ もたない俺に なんでそんなに つくしてくれる 泣いていたのか 唇かんで 寝顔に涙が 光ってる そんなお前も 意固地な奴さ |
ショーがないね節花嫁衣装は ジーパンで それが夢なの ショーがないね 二階の窓から アベックに はな紙投げてちゃ、ショーがないね あなたの写真を 電柱に べたべた貼りつけ 抱きついた あの街この街 日が暮れる 夜がまたくる ショーがないね ショーがないね あなたの似顔を 窓ガラス 描いてキスした ショーがないね おいらのこころを知りながら どこにきえたの ショーがないね あなたが夜店で かってきた お猿のおもちゃの ネジまいて いっしょに騒いだ さみしくて 星もぬれてる ショーがないね ショーがないね 冷や酒あおって はしご酒 ひとりぼっちじゃ ショーがないね 他人のふところ あてにして おいてゆかれちゃ ショーがないね あなたの忘れた マッチ箱 ともせばヤブ蚊が 飛んできて 浦町横丁に 風が吹く 月もふて寝で ショーがないね ショーがないね ショーがない ショーがない ショーがないね こんな時世じゃ ショーがないね それでもいのちの あるかぎり 生きてゆかなきゃ ショーがないね あなたをお嫁に もらうとき 生命保険の 受取りに あなたの名前を かいてやろ それが愛だよ ショーがないね ショーがないね | 小林旭 | 高田ひろお | 首藤正毅 | | 花嫁衣装は ジーパンで それが夢なの ショーがないね 二階の窓から アベックに はな紙投げてちゃ、ショーがないね あなたの写真を 電柱に べたべた貼りつけ 抱きついた あの街この街 日が暮れる 夜がまたくる ショーがないね ショーがないね あなたの似顔を 窓ガラス 描いてキスした ショーがないね おいらのこころを知りながら どこにきえたの ショーがないね あなたが夜店で かってきた お猿のおもちゃの ネジまいて いっしょに騒いだ さみしくて 星もぬれてる ショーがないね ショーがないね 冷や酒あおって はしご酒 ひとりぼっちじゃ ショーがないね 他人のふところ あてにして おいてゆかれちゃ ショーがないね あなたの忘れた マッチ箱 ともせばヤブ蚊が 飛んできて 浦町横丁に 風が吹く 月もふて寝で ショーがないね ショーがないね ショーがない ショーがない ショーがないね こんな時世じゃ ショーがないね それでもいのちの あるかぎり 生きてゆかなきゃ ショーがないね あなたをお嫁に もらうとき 生命保険の 受取りに あなたの名前を かいてやろ それが愛だよ ショーがないね ショーがないね |
夕陽にささげる歌俺が招いた 悲しみは 俺のこの手で 拭いたい 浮気者だよ しあわせなんて おなじ枝には とまらない 小鳥によく似た 恋また恋よ 待っているわと いったけど 花のいのちにゃ きりがある しょせんあの娘も 他人のひとり つよい男に 抱かれたら 忘れて散るだろ 風また風に 海を渡って 吹いてくる 風の匂いが 泣かせるね いつか名をあげ 故郷へ帰る 夢を小さな 胸にだく 夕陽によく似た 花また花よ | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 俺が招いた 悲しみは 俺のこの手で 拭いたい 浮気者だよ しあわせなんて おなじ枝には とまらない 小鳥によく似た 恋また恋よ 待っているわと いったけど 花のいのちにゃ きりがある しょせんあの娘も 他人のひとり つよい男に 抱かれたら 忘れて散るだろ 風また風に 海を渡って 吹いてくる 風の匂いが 泣かせるね いつか名をあげ 故郷へ帰る 夢を小さな 胸にだく 夕陽によく似た 花また花よ |
やせがまん背中を向けた女には とげある言葉を投げるなよ 煙草を二本 灰にして やさしく送ってやるがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん 都会の風になぶられて 酒場で飲むのは その後さ 惚れたと思う女には めったに抱く気で誘うなよ 高嶺の花をあおぐよに 遠くで見つめているがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん つめたいだけの唇を やさしく愛でるは まだ後さ | 小林旭 | 阿久悠 | 小林亜星 | | 背中を向けた女には とげある言葉を投げるなよ 煙草を二本 灰にして やさしく送ってやるがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん 都会の風になぶられて 酒場で飲むのは その後さ 惚れたと思う女には めったに抱く気で誘うなよ 高嶺の花をあおぐよに 遠くで見つめているがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん つめたいだけの唇を やさしく愛でるは まだ後さ |
おれおれが女に 死ぬほど惚れたのは おまえの他には いなかった さがしにゆこう ふたりの夢を ひとつの傘に 身を寄せあえば 俺とお前の 旅がはじまるぜ 渡り鳥には 野菊が似合うのさ おまえの部屋にも 飾ろうよ 涙にぬれた おまえの胸を やさしい愛で そっと包みたい 俺の気持は 花が知っている 故郷の話は しないで下さいと うつむく顔が 淋しいぜ 手をとりあって 野原を駈けた 笑顔はどこへ 捨ててしまったの おもい出そうよ いまは辛らくても | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | おれが女に 死ぬほど惚れたのは おまえの他には いなかった さがしにゆこう ふたりの夢を ひとつの傘に 身を寄せあえば 俺とお前の 旅がはじまるぜ 渡り鳥には 野菊が似合うのさ おまえの部屋にも 飾ろうよ 涙にぬれた おまえの胸を やさしい愛で そっと包みたい 俺の気持は 花が知っている 故郷の話は しないで下さいと うつむく顔が 淋しいぜ 手をとりあって 野原を駈けた 笑顔はどこへ 捨ててしまったの おもい出そうよ いまは辛らくても |
旅路親の情は 知らず 他人の情に 泣いて すてた仁義の 糸が 足にからまる 夜路 淋しがり屋の ゆきつく果ては 昔わかれた 女の町か 旅の支度は べつに 時間はかかりはしない 古い上衣を 肩に ひとりとび乗る 夜汽車 ついてくるのは 三日月ひとつ 霧よかくすな あの月だけは あてがあるのじゃないが わらって別れてきたよ 霧は小雨に変り くらい線路を ぬらす やがてあの娘も 忘れるだろう こんな男の いたことなんか | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 親の情は 知らず 他人の情に 泣いて すてた仁義の 糸が 足にからまる 夜路 淋しがり屋の ゆきつく果ては 昔わかれた 女の町か 旅の支度は べつに 時間はかかりはしない 古い上衣を 肩に ひとりとび乗る 夜汽車 ついてくるのは 三日月ひとつ 霧よかくすな あの月だけは あてがあるのじゃないが わらって別れてきたよ 霧は小雨に変り くらい線路を ぬらす やがてあの娘も 忘れるだろう こんな男の いたことなんか |
和子泪橋のたもとにある 暗い酒場で今夜も ほろ酔いの和子が ブルースを歌ってる この世にゃ誰もいやしない この世にゃ誰もいやしない 私のベッド 温めてくれる男がほしいと歌ってる 古い手首の傷跡が うずく夜は夜明けまで 和子はブルースを歌ってる 歌ってる セピア色の椅子にもたれて 暗い眼をして今夜も 酔いどれの和子が ブルースを歌ってる 男と女はあれだけさ 男と女はあれだけさ 私のベッド 温めてくれる男がほしいと歌ってる 星が消えてもただ一人 痩せた体を揺さぶって 和子はブルースを歌ってる 歌ってる | 小林旭 | 大矢弘子 | 井上かつお | | 泪橋のたもとにある 暗い酒場で今夜も ほろ酔いの和子が ブルースを歌ってる この世にゃ誰もいやしない この世にゃ誰もいやしない 私のベッド 温めてくれる男がほしいと歌ってる 古い手首の傷跡が うずく夜は夜明けまで 和子はブルースを歌ってる 歌ってる セピア色の椅子にもたれて 暗い眼をして今夜も 酔いどれの和子が ブルースを歌ってる 男と女はあれだけさ 男と女はあれだけさ 私のベッド 温めてくれる男がほしいと歌ってる 星が消えてもただ一人 痩せた体を揺さぶって 和子はブルースを歌ってる 歌ってる |
愁冬歌落葉をまくらのさすらい人に どうして愛など語れよう なにも言わずに手編みのセーター おいてしょんぼりふりむいた 瞳かなしい秋の夢だよ 枯れ枝あつめて炎にしても 燃えずにくすぶる影ひとつ 胸のすきまを吹くこがらしに ゆれる青春抱きしめりゃ 星も泣いてる冬の夢だよ 帰りの切符をやぶって捨てて 泣いてるうなじのいじらしさ たとえひと晩夜空をこがし 草のしとねに燃えたって 線香花火の夏の夢だよ | 小林旭 | 丹古晴己 | 中川博之 | | 落葉をまくらのさすらい人に どうして愛など語れよう なにも言わずに手編みのセーター おいてしょんぼりふりむいた 瞳かなしい秋の夢だよ 枯れ枝あつめて炎にしても 燃えずにくすぶる影ひとつ 胸のすきまを吹くこがらしに ゆれる青春抱きしめりゃ 星も泣いてる冬の夢だよ 帰りの切符をやぶって捨てて 泣いてるうなじのいじらしさ たとえひと晩夜空をこがし 草のしとねに燃えたって 線香花火の夏の夢だよ |
さすらい酒旅のさみしさ 心の寒さ たまらなくって 酒になる 黒を白だと 云えない俺にゃ 泊めてもらえる 女もいない 深い理由など なかったくせに 捨てたあいつよ ふるさとよ 氷ばかりの グラスをふれば 遠い涙の あぁ音がする 生きるきびしさ 男のつらさ 酔えばなおさら ひとりぼっち 誰の世話にも なりたくないと 月の吠えても あぁ細る影 | 小林旭 | 丹古晴己 | 船村徹 | | 旅のさみしさ 心の寒さ たまらなくって 酒になる 黒を白だと 云えない俺にゃ 泊めてもらえる 女もいない 深い理由など なかったくせに 捨てたあいつよ ふるさとよ 氷ばかりの グラスをふれば 遠い涙の あぁ音がする 生きるきびしさ 男のつらさ 酔えばなおさら ひとりぼっち 誰の世話にも なりたくないと 月の吠えても あぁ細る影 |
終着駅のない女あたいのような あばずれを 貰ってくれた やさしい人の かわいい妻になるんだと 言っていた けなげな君の 面影が 輪島の町を ゆきすぎる 山より高い 波が立ち 夜空に砂が 泣いてる夜は さすらい癖が目をさまし 辛らいのと 淋しい便り くれたのは 三年ばかり 前だった 輪島の町の 朝市は 売り子の声に しらじら明けて 君の名呼べどかえるのは 波ばかり _になって 翔んだのか 終着駅のない女 | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | あたいのような あばずれを 貰ってくれた やさしい人の かわいい妻になるんだと 言っていた けなげな君の 面影が 輪島の町を ゆきすぎる 山より高い 波が立ち 夜空に砂が 泣いてる夜は さすらい癖が目をさまし 辛らいのと 淋しい便り くれたのは 三年ばかり 前だった 輪島の町の 朝市は 売り子の声に しらじら明けて 君の名呼べどかえるのは 波ばかり _になって 翔んだのか 終着駅のない女 |
放浪の旅心のままに 行く俺を 何で止めるか 夜の風 生まれながらの さすらい鳥にゃ 明日という日が あれば良い 小川の岸に 立ち止まり 噛んだ葦の葉 ほろ苦い 水に映して ただよう月に 思い出すのは 恋じゃない 昨日は昔 今日は夢 行こうよ 露を踏みしめて どうせ死ぬまで 終らぬ旅を 泣いてどうなる 男なら | 小林旭 | 不詳 | 不詳 | | 心のままに 行く俺を 何で止めるか 夜の風 生まれながらの さすらい鳥にゃ 明日という日が あれば良い 小川の岸に 立ち止まり 噛んだ葦の葉 ほろ苦い 水に映して ただよう月に 思い出すのは 恋じゃない 昨日は昔 今日は夢 行こうよ 露を踏みしめて どうせ死ぬまで 終らぬ旅を 泣いてどうなる 男なら |
日暮れ・行き暮れ恋の苦さをはじめて知って 酒に未練を流した日もあった 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 過去は過去は過去は嵐でも 俺には夢がある 意地を通して強がる俺の 心の涙をわけ合う友がいる 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 今は今は今はつらくても 俺には友がいる たとえもいちどやりなおせても 俺がえらんだこの道歩くだろう 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 明日を明日を明日を信じよう 俺には唄がある | 小林旭 | 村田幸子 | 寺内タケシ | | 恋の苦さをはじめて知って 酒に未練を流した日もあった 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 過去は過去は過去は嵐でも 俺には夢がある 意地を通して強がる俺の 心の涙をわけ合う友がいる 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 今は今は今はつらくても 俺には友がいる たとえもいちどやりなおせても 俺がえらんだこの道歩くだろう 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 明日を明日を明日を信じよう 俺には唄がある |
男は明日へ落ちてゆく 夕陽のように だまりこくった 時もあったさ 冬の雨に心もぬれて 酔いどれた 夜もあったよ あゝ あの時 あゝあの時 友達が背を向けた夜も 歌だけが 歌だけだ 歌だけがついてきた ふり返る月日の中に いつも夢見たことがあったさ 遠すぎる思い出だけど 幸せなころもあったさ あゝあの時 あゝあの時 空っぽの青春の中に 歌だけが 歌だけが 歌だけがついてきた さみしくて子供のように はしゃぎまわった時もあったよ むなしくて 人生をうらみ 旅に出た夜もあったさ あ…… さすらいのつれづれにいつも 歌だけが 歌だけが 歌だけが ついてきた ラララ……… ラララ……… 男の涙 ひきずる夜明け いのちのように歌うのさ 男が風にさからう夜明け 心のすべて うたうのさ ラララ……… ラララ……… ラララ……… ラララ……… いのちのように歌うのさ ラララ 心のすべてうたうのさ ラララ……… ラララ……… ラララ……… 歌はみちづれ みちづれ | 小林旭 | 杉紀彦 | 服部克久 | | 落ちてゆく 夕陽のように だまりこくった 時もあったさ 冬の雨に心もぬれて 酔いどれた 夜もあったよ あゝ あの時 あゝあの時 友達が背を向けた夜も 歌だけが 歌だけだ 歌だけがついてきた ふり返る月日の中に いつも夢見たことがあったさ 遠すぎる思い出だけど 幸せなころもあったさ あゝあの時 あゝあの時 空っぽの青春の中に 歌だけが 歌だけが 歌だけがついてきた さみしくて子供のように はしゃぎまわった時もあったよ むなしくて 人生をうらみ 旅に出た夜もあったさ あ…… さすらいのつれづれにいつも 歌だけが 歌だけが 歌だけが ついてきた ラララ……… ラララ……… 男の涙 ひきずる夜明け いのちのように歌うのさ 男が風にさからう夜明け 心のすべて うたうのさ ラララ……… ラララ……… ラララ……… ラララ……… いのちのように歌うのさ ラララ 心のすべてうたうのさ ラララ……… ラララ……… ラララ……… 歌はみちづれ みちづれ |
氷雪海峡サハリンの 女の血が混る おまえの素肌は あたたかかった 吹雪舞いこむ 岬の宿の 寝物語は 忘れないぜ 北の岬で 生きて行くには 抱いて抱かれて 眠るだけ あゝ白い暗やみ 氷雪海峡 窓から見えてた オホーツク おまえの昔に そっくりだった 胸のひびわれ 岬の春に 花が咲くのは いつのことか 北の岬で 生きて行くには 甘い恋など 邪魔なだけ あゝ恋を葬う 氷雪海峡 生きてる事すら 切なくて さすらう旅路で おまえに逢った 海鳴りきこえりゃ 抱きあうだけだよ 言ったおまえを 忘れないぜ 北の岬を 思い出すたび おれも死ぬ時ゃ きっと行く あゝおれとおまえの 氷雪海峡 | 小林旭 | 杉紀彦 | 徳久広司 | | サハリンの 女の血が混る おまえの素肌は あたたかかった 吹雪舞いこむ 岬の宿の 寝物語は 忘れないぜ 北の岬で 生きて行くには 抱いて抱かれて 眠るだけ あゝ白い暗やみ 氷雪海峡 窓から見えてた オホーツク おまえの昔に そっくりだった 胸のひびわれ 岬の春に 花が咲くのは いつのことか 北の岬で 生きて行くには 甘い恋など 邪魔なだけ あゝ恋を葬う 氷雪海峡 生きてる事すら 切なくて さすらう旅路で おまえに逢った 海鳴りきこえりゃ 抱きあうだけだよ 言ったおまえを 忘れないぜ 北の岬を 思い出すたび おれも死ぬ時ゃ きっと行く あゝおれとおまえの 氷雪海峡 |
北流記流れ星…‥ ひとり見つめて 偲ぶのは まだうら若き ふるさとの君 あゝ抱いてもやれず 捨てゝきた さすらい遥か 旅ごころ 北の町…‥ 風も心も 凍るのに たゞ燃えるのは ひとすじの愛 あゝ斜むく月に 詫びて飲む 燗酒わびし ひざ枕 ふるさとへ…‥ 夢は飛ぶのに なお北へ 身はうらはらに また旅の空 あゝ想い出深き 山と川 いつの日帰る 我が運命 | 小林旭 | アベ・イチロー | 叶弦大 | | 流れ星…‥ ひとり見つめて 偲ぶのは まだうら若き ふるさとの君 あゝ抱いてもやれず 捨てゝきた さすらい遥か 旅ごころ 北の町…‥ 風も心も 凍るのに たゞ燃えるのは ひとすじの愛 あゝ斜むく月に 詫びて飲む 燗酒わびし ひざ枕 ふるさとへ…‥ 夢は飛ぶのに なお北へ 身はうらはらに また旅の空 あゝ想い出深き 山と川 いつの日帰る 我が運命 |
望郷篇淋しくないと 笑顔で答えても 生きてきた足あとは 消せないもんだよ 男が一人 夜の酒場で飲み明かす 遠い遠い 故郷は遠い 苦労かけたが どうしているんだろう 故郷に置いてきた アイツを思うよ 待っていないで つかんで欲しい幸福を 遠い遠い 故郷は遠い 帰りたくなる 気持に背を向けて 口笛を吹きながら 流れてゆくのさ 男が一人 見果てぬ夢を追いかける 遠い遠い 故郷は遠い | 小林旭 | 宇崎竜童 | 宇崎竜童 | | 淋しくないと 笑顔で答えても 生きてきた足あとは 消せないもんだよ 男が一人 夜の酒場で飲み明かす 遠い遠い 故郷は遠い 苦労かけたが どうしているんだろう 故郷に置いてきた アイツを思うよ 待っていないで つかんで欲しい幸福を 遠い遠い 故郷は遠い 帰りたくなる 気持に背を向けて 口笛を吹きながら 流れてゆくのさ 男が一人 見果てぬ夢を追いかける 遠い遠い 故郷は遠い |
小さな名刺お店の表の あかりが消えて 最後のお客が 席を立つ またよろしくねと 小さな名刺 なれた仕草で 渡します 今日で三日も 小雨がつづき きものも濡れます 帰りみち 作って一年 小さな名刺 帯のあいだで 泣いてます 明日あさって そのまた明日 いつかはいいこと あるでしょう 残りすくない 小さな名刺 作りなおして おきましょう | 小林旭 | 小谷夏 | 滝伸二 | | お店の表の あかりが消えて 最後のお客が 席を立つ またよろしくねと 小さな名刺 なれた仕草で 渡します 今日で三日も 小雨がつづき きものも濡れます 帰りみち 作って一年 小さな名刺 帯のあいだで 泣いてます 明日あさって そのまた明日 いつかはいいこと あるでしょう 残りすくない 小さな名刺 作りなおして おきましょう |
寒椿北から風が吹いてると なつかしい奴 北風吹き込む せまし部屋くらしていた頃は マイク マイク片手に酔いしれて 今でもあの酒場 うらみ歌でも 歌うのか 遠慮がち鳴る電話とだえて一年目 小さな過去にこだわって 身を引いた奴 あの頬なぐってやれたなら 続いていた恋か 離れ離ればなれになってみて しみじみしている 愛でくるんだ想いやり この俺が惚れたのは お前が一人だけ 一人一人はしごで飲みつぶれ ころがる 明けがたの 窓の向うに寒椿 おりおりの四季の花 なくして一年目 | 小林旭 | ちあき哲也 | 叶弦大 | | 北から風が吹いてると なつかしい奴 北風吹き込む せまし部屋くらしていた頃は マイク マイク片手に酔いしれて 今でもあの酒場 うらみ歌でも 歌うのか 遠慮がち鳴る電話とだえて一年目 小さな過去にこだわって 身を引いた奴 あの頬なぐってやれたなら 続いていた恋か 離れ離ればなれになってみて しみじみしている 愛でくるんだ想いやり この俺が惚れたのは お前が一人だけ 一人一人はしごで飲みつぶれ ころがる 明けがたの 窓の向うに寒椿 おりおりの四季の花 なくして一年目 |
故郷のあの娘ハァー 花が散るよに ネオンが消えてヨー ネオンが消えてヨー 街にはお前と俺ばかり キッスしようか踊ろうか 離れられない 離さない 俺はお前が大好きなのさ ハァー惚れてしまえば 千里も一里ヨー 千里も一里ヨー 可愛いあの娘のためならば たとえ地球が割れたって 俺は命を 惜しまない 恋をへだてる ものなどないさ ハァー 死ぬも生きるも あの娘とともにヨー あの娘とともにヨー 真っ赤に燃えてる この心 誰もさわるな近づくな 星も焦がれて 逃げて行く 俺の全てを 賭けてる恋さ | 小林旭 | 不詳 | 野田ひさ志 | | ハァー 花が散るよに ネオンが消えてヨー ネオンが消えてヨー 街にはお前と俺ばかり キッスしようか踊ろうか 離れられない 離さない 俺はお前が大好きなのさ ハァー惚れてしまえば 千里も一里ヨー 千里も一里ヨー 可愛いあの娘のためならば たとえ地球が割れたって 俺は命を 惜しまない 恋をへだてる ものなどないさ ハァー 死ぬも生きるも あの娘とともにヨー あの娘とともにヨー 真っ赤に燃えてる この心 誰もさわるな近づくな 星も焦がれて 逃げて行く 俺の全てを 賭けてる恋さ |
流れ草の唄妻も子供も ある人に すがりついては あきらめて ひとり酒場で みれん酒 帰っちゃ来ない それでもいいの 私が いけないの 気まま気まぐれ 咲く花は パッと咲いては 散ってゆく 知っていながら みれん酒 妻にはなれぬ それでもいいの 独りで生きてゆく 恋の傷さえ 夜更けには たまらないほど 痛むのに 酔えばなおさら みれん酒 苦しいものね それでもいいの あなたを忘れます | 小林旭 | 山田孝雄 | 叶弦大 | | 妻も子供も ある人に すがりついては あきらめて ひとり酒場で みれん酒 帰っちゃ来ない それでもいいの 私が いけないの 気まま気まぐれ 咲く花は パッと咲いては 散ってゆく 知っていながら みれん酒 妻にはなれぬ それでもいいの 独りで生きてゆく 恋の傷さえ 夜更けには たまらないほど 痛むのに 酔えばなおさら みれん酒 苦しいものね それでもいいの あなたを忘れます |
ホームシックブルース仔馬もブランコも みんなねむって 誰あれもいない 小さな公園 こわれたベンチに 腰かけて ちょっと口笛 ふいてみた アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース 可愛いいあの娘は 元気だろうか 瞼のむこうに ゆれてる浜なす 夜空に浮かべた 船の数 北の港は 波しぶき アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース なくなよ野良犬 俺も仲間さ はぐれて生きる 夢にも恋にも 強がる奴ほど ほんとうは 淋しがりやの 泣き虫さ アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース ほこりにまみれた 俺のこころに 流しの遠い ギターがしみるよ 駅前ネオンの 灯も消えて 故里(くに)と同んなじ 月あかり アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース | 小林旭 | 山口洋子 | 森田公一 | | 仔馬もブランコも みんなねむって 誰あれもいない 小さな公園 こわれたベンチに 腰かけて ちょっと口笛 ふいてみた アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース 可愛いいあの娘は 元気だろうか 瞼のむこうに ゆれてる浜なす 夜空に浮かべた 船の数 北の港は 波しぶき アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース なくなよ野良犬 俺も仲間さ はぐれて生きる 夢にも恋にも 強がる奴ほど ほんとうは 淋しがりやの 泣き虫さ アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース ほこりにまみれた 俺のこころに 流しの遠い ギターがしみるよ 駅前ネオンの 灯も消えて 故里(くに)と同んなじ 月あかり アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース |
岬の秋愛するあまりに あなたの涙を 逃れて来たのは 誤りでした 時間がたてば うすれるはずの おもかげぬらす ああ初しぐれ 群からはなれた カモメの白が 無性にさみしい 岬の秋です いまさらあなたを 誘いはしません 心のダンロで もやすだけです ふりむくことは せつないけれど 人恋しさの ああ風の色 手紙にはさんだ このコスモスも 終りになりそな 岬の秋です | 小林旭 | 丹古晴己 | 中川博之 | | 愛するあまりに あなたの涙を 逃れて来たのは 誤りでした 時間がたてば うすれるはずの おもかげぬらす ああ初しぐれ 群からはなれた カモメの白が 無性にさみしい 岬の秋です いまさらあなたを 誘いはしません 心のダンロで もやすだけです ふりむくことは せつないけれど 人恋しさの ああ風の色 手紙にはさんだ このコスモスも 終りになりそな 岬の秋です |
夕映えだれもいない 浜辺の砂に こわれた舟と 夕映えがある 今さら恋を あさるのも いくらかおっくうな 気もするし…… 渡り鳥も さすらいやめて 昔のおんなの 夢でもみるさ ろくでなしの 漁師がひとり こわれた舟に 安酒かける 今さら飲んで ぐちるより ひとりで風にのり 出かけなよ…… 渡り鳥にきいたらわかる あばずれの女の 待ってる町が おちる夕陽 浜辺の砂は この世のことを 眺めてきたよ 今さら浮いた 沈んだと さわいで若い日が くるじゃなし…… 渡り鳥の淋しい夢を まっかに染めてる 夕映えみなよ | 小林旭 | 杉紀彦 | 服部克久 | | だれもいない 浜辺の砂に こわれた舟と 夕映えがある 今さら恋を あさるのも いくらかおっくうな 気もするし…… 渡り鳥も さすらいやめて 昔のおんなの 夢でもみるさ ろくでなしの 漁師がひとり こわれた舟に 安酒かける 今さら飲んで ぐちるより ひとりで風にのり 出かけなよ…… 渡り鳥にきいたらわかる あばずれの女の 待ってる町が おちる夕陽 浜辺の砂は この世のことを 眺めてきたよ 今さら浮いた 沈んだと さわいで若い日が くるじゃなし…… 渡り鳥の淋しい夢を まっかに染めてる 夕映えみなよ |
デカンショ酒場赤いネオンに つい誘われて ちょいと一杯 ほろ酔い機嫌 ほろ酔い機嫌の 千鳥足 生まれ所在は デカンショ酒場 デカンショデカンショで 顔なじみ 酒のうまさは 肴できまる お酌する娘の 笑くぼできまる 笑くぼの可愛い お花ちゃん みんな目当の デカンショ酒場 デカンショデカンショで 通い酒 丸い盃 小さいけれど 夢を浮かべて カラオケまわし 唄えば楽しい 縄のれん 月も窓から デカンショ酒場 デカンショデカンショで 夜が更ける | 小林旭 | 桑名賢一・榎戸孝雄 | 桜井実・小杉仁三 | | 赤いネオンに つい誘われて ちょいと一杯 ほろ酔い機嫌 ほろ酔い機嫌の 千鳥足 生まれ所在は デカンショ酒場 デカンショデカンショで 顔なじみ 酒のうまさは 肴できまる お酌する娘の 笑くぼできまる 笑くぼの可愛い お花ちゃん みんな目当の デカンショ酒場 デカンショデカンショで 通い酒 丸い盃 小さいけれど 夢を浮かべて カラオケまわし 唄えば楽しい 縄のれん 月も窓から デカンショ酒場 デカンショデカンショで 夜が更ける |
やどかりあとであの人が ここをのぞいたら どこか思い切り 遠くへ行くって……そう言って 十時の夜行に乗るには時間もないけど かすかに残ったボトルで もひとつ作ってよ マスター あたし大丈夫…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あの日あの人を 好きにならなけりゃ たぶんひとなみに 暮らせたはずなの……この町で そんなに飲んだら駄目だよ身体にさわると やさしくグラスを取り上げ 叱ってくれたっけ マスター あたし嬉しくて…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あんまりしんみりしてると涙が出るから お化粧なおしてくる間に チェックをしておいて マスター あたし忘れない…… どうせ生れつき そうよやどかりよ | 小林旭 | ちあき哲也 | 叶弦大 | 竜崎孝路 | あとであの人が ここをのぞいたら どこか思い切り 遠くへ行くって……そう言って 十時の夜行に乗るには時間もないけど かすかに残ったボトルで もひとつ作ってよ マスター あたし大丈夫…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あの日あの人を 好きにならなけりゃ たぶんひとなみに 暮らせたはずなの……この町で そんなに飲んだら駄目だよ身体にさわると やさしくグラスを取り上げ 叱ってくれたっけ マスター あたし嬉しくて…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あんまりしんみりしてると涙が出るから お化粧なおしてくる間に チェックをしておいて マスター あたし忘れない…… どうせ生れつき そうよやどかりよ |
野性よもどれ蒼白い顔の 弟たちよ 心まで 蒼ざめるな 男であることに 恥じて 生きることを ためらうな 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る 蒼白い顔の 弟たちよ 未来まで 閉じ込めるな 時代の落し子になって 背中向けて うろつくな 野性よ もどれ おおらかに 息吸い込み 野性よ もどれ 愛するひとを抱いて歌えよ 大都会のビルの谷を 靴をぬいで 走りながら 川の流れや 海のうねりに ときめくことが出来る 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る | 小林旭 | 阿久悠 | 宇崎竜童 | 宮崎慎二 | 蒼白い顔の 弟たちよ 心まで 蒼ざめるな 男であることに 恥じて 生きることを ためらうな 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る 蒼白い顔の 弟たちよ 未来まで 閉じ込めるな 時代の落し子になって 背中向けて うろつくな 野性よ もどれ おおらかに 息吸い込み 野性よ もどれ 愛するひとを抱いて歌えよ 大都会のビルの谷を 靴をぬいで 走りながら 川の流れや 海のうねりに ときめくことが出来る 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る |