酔いどれ船夜風に誘われ 酔いどれ船が 今日も出てゆく 女がひとり 漕ぐにはつらい 苦い海だよ おねがい抱きしめて 心が凍えるわ 酒の力で 夢さえ叶いそう 砂の船です 優しさだけでは どうにもならない 恋の道行(みちゆき) からんでみても 相手がいない こおり酒だよ おねがい抱きしめて もいちど逢いたいの ふられ上手か いつでも残される 砂の船です 思い出めぐりの 酔いどれ船は どこえ着くやら 出船のたびに 傷口ふやす 紅い海だよ おねがい抱きしめて 躯が恋しがる 舵もとれずに いまにも沈みそう 砂の船です 浜辺に 打ち上げられた わたしの肩から 陽がのぼるわ | ちあきなおみ | Alexandre O'Neil・日本語詞:吉岡治 | Alain Oulman | 竜崎孝路 | 夜風に誘われ 酔いどれ船が 今日も出てゆく 女がひとり 漕ぐにはつらい 苦い海だよ おねがい抱きしめて 心が凍えるわ 酒の力で 夢さえ叶いそう 砂の船です 優しさだけでは どうにもならない 恋の道行(みちゆき) からんでみても 相手がいない こおり酒だよ おねがい抱きしめて もいちど逢いたいの ふられ上手か いつでも残される 砂の船です 思い出めぐりの 酔いどれ船は どこえ着くやら 出船のたびに 傷口ふやす 紅い海だよ おねがい抱きしめて 躯が恋しがる 舵もとれずに いまにも沈みそう 砂の船です 浜辺に 打ち上げられた わたしの肩から 陽がのぼるわ |
愛の形見過去から逃げだしても あなたのぬくもり忘れても 影のようについてくるの 愛の形見なんか なにもない ああ寒い指さきに 息をかけ ああ迷子の心を 探して まぼろしを追いかけても あなたの声さえも聞こえない この部屋のかた隅には あなたのネクタイも いまはない 南窓 鳩がとんで あなたの心まで連れてゆく ああ寒い指さきに 息をかけ ああ迷子の心を 探して まぼろしを追いかけても あなたの靴音も聞こえない 過去から逃げだしても あなたのぬくもり忘れても あなたのぬくもり忘れても | ちあきなおみ | Jay Livingston・Ray Evans・訳詞:荒木とよひさ | Victor Young | 倉田信雄 | 過去から逃げだしても あなたのぬくもり忘れても 影のようについてくるの 愛の形見なんか なにもない ああ寒い指さきに 息をかけ ああ迷子の心を 探して まぼろしを追いかけても あなたの声さえも聞こえない この部屋のかた隅には あなたのネクタイも いまはない 南窓 鳩がとんで あなたの心まで連れてゆく ああ寒い指さきに 息をかけ ああ迷子の心を 探して まぼろしを追いかけても あなたの靴音も聞こえない 過去から逃げだしても あなたのぬくもり忘れても あなたのぬくもり忘れても |
雨に咲く花およばぬことと 諦めました だけど恋しい あの人よ 儘になるなら いま一度 ひと目だけでも 逢いたいの 別れた人を 思えばかなし 呼んでみたとて 遠い空 雨に打たれて 咲いている 花がわたしの 恋かしら はかない夢に すぎないけれど 忘れられない あの人よ 窓に涙の セレナーデ ひとり泣くのよ むせぶのよ 儘になるなら いま一度 ひと目だけでも 逢いたいの | ちあきなおみ | 高橋掬太郎 | 池田不二男 | 倉田信雄 | およばぬことと 諦めました だけど恋しい あの人よ 儘になるなら いま一度 ひと目だけでも 逢いたいの 別れた人を 思えばかなし 呼んでみたとて 遠い空 雨に打たれて 咲いている 花がわたしの 恋かしら はかない夢に すぎないけれど 忘れられない あの人よ 窓に涙の セレナーデ ひとり泣くのよ むせぶのよ 儘になるなら いま一度 ひと目だけでも 逢いたいの |
それぞれのテーブル店のドアが開き 入って来た人は 貴方だった 二人でこの店 良く来た頃が よみがえる そしらぬふりしてタバコをつけても もう駄目なの 今は振り返り笑う勇気さえ 失くしたの 貴方の腕にいる若いあの子は 幸せそうね 貴方もやさしくほほえんでいる 楽しそうね 昔はすべてを分かちあった 私達 今はそれぞれの別のテーブルに 坐ってる バツの悪そうな 貴方の笑顔は昔のままね あいも変らず 手品のように 魅力的よ 私はそれにはもう慣れてると 思ってたのに 同じテーブルの友達の声も 聞えない 恋が終った時 人はそれぞれの 別のテーブルにいるのね | ちあきなおみ | Jean Claude Jouhaud・Arlette Tabart・訳詞:真咲美岐 | Alice Donadel | 後藤次利 | 店のドアが開き 入って来た人は 貴方だった 二人でこの店 良く来た頃が よみがえる そしらぬふりしてタバコをつけても もう駄目なの 今は振り返り笑う勇気さえ 失くしたの 貴方の腕にいる若いあの子は 幸せそうね 貴方もやさしくほほえんでいる 楽しそうね 昔はすべてを分かちあった 私達 今はそれぞれの別のテーブルに 坐ってる バツの悪そうな 貴方の笑顔は昔のままね あいも変らず 手品のように 魅力的よ 私はそれにはもう慣れてると 思ってたのに 同じテーブルの友達の声も 聞えない 恋が終った時 人はそれぞれの 別のテーブルにいるのね |
冬の道化師Just walkin' ひとり あの街角へと 愛のヒールはいて行くわ そう この靴音 あなたの窓辺に 止まる頃はきっと twilight moon 燃える程 恋に濡れた 真昼からふたり… 眩しさのすべて 想い出に 変えたのは私のせい Just rollin' そんな 罪な女(ひと)だよと 噂されて街を出たわ もう愛せないと 誓ったはずなのに 涙こらえきれず remember you あきらめた冬の日から やり直せるなら 悪い夢 そっと消すように 黄昏れに お道化て行く 燃える程 恋に濡れた 真昼からふたり… 悪い夢 ひとり消すように 黄昏れに お道化て行く | ちあきなおみ | 大津あきら | 木森敏之 | 木森敏之 | Just walkin' ひとり あの街角へと 愛のヒールはいて行くわ そう この靴音 あなたの窓辺に 止まる頃はきっと twilight moon 燃える程 恋に濡れた 真昼からふたり… 眩しさのすべて 想い出に 変えたのは私のせい Just rollin' そんな 罪な女(ひと)だよと 噂されて街を出たわ もう愛せないと 誓ったはずなのに 涙こらえきれず remember you あきらめた冬の日から やり直せるなら 悪い夢 そっと消すように 黄昏れに お道化て行く 燃える程 恋に濡れた 真昼からふたり… 悪い夢 ひとり消すように 黄昏れに お道化て行く |
恋は罪ね恋は罪 戯れに心だけ交ねても 夜を淋しくさせてしまう 別れのゲームだと わかっても 恋は罪 ひとときの夢だけに顔うずめ 夜のむこうへ逃げていった あなたはぬくもり残し 恋は罪 いつの日か街角で出逢っても 他人どうしにさせてしまう 別れの言葉さえ かわせず 恋は罪 ひとときの夢だけに顔うずめ 夜のむこうへ逃げていった あなたはぬくもり残し | ちあきなおみ | Mort Dixon・Joe Young・訳詞:荒木とよひさ | Harry Warren | 小笠原寛 | 恋は罪 戯れに心だけ交ねても 夜を淋しくさせてしまう 別れのゲームだと わかっても 恋は罪 ひとときの夢だけに顔うずめ 夜のむこうへ逃げていった あなたはぬくもり残し 恋は罪 いつの日か街角で出逢っても 他人どうしにさせてしまう 別れの言葉さえ かわせず 恋は罪 ひとときの夢だけに顔うずめ 夜のむこうへ逃げていった あなたはぬくもり残し |
雨に寄りそって(悲しきマリー)人影まばらな店の壁に 降り出した雨が映っているわ 忘れかけていた悪い夢ね ぐっしょり髪まで濡れた街角 置き手紙残し 消えた男(ひと)を 憎み切れなくて いつも いつも あなたもやっぱり同じかしら 優しい仕草が似ているように けれど信じたい この温もり 心に傷跡もつもの同志 あなたのトレンチ 二人かぶり 目前(めさき)の利かない 夜の街へ 置き手紙残し 消える男(ひと)を 憎み切れなくて いつも いつも 雨に寄り添って 生きてる いつも… | ちあきなおみ | Jean Loup Dabadie・Michel Polnareff・訳詞:小比野木七枝子 | Michel Polnareff | 安川ひろし | 人影まばらな店の壁に 降り出した雨が映っているわ 忘れかけていた悪い夢ね ぐっしょり髪まで濡れた街角 置き手紙残し 消えた男(ひと)を 憎み切れなくて いつも いつも あなたもやっぱり同じかしら 優しい仕草が似ているように けれど信じたい この温もり 心に傷跡もつもの同志 あなたのトレンチ 二人かぶり 目前(めさき)の利かない 夜の街へ 置き手紙残し 消える男(ひと)を 憎み切れなくて いつも いつも 雨に寄り添って 生きてる いつも… |
愚痴それじゃね 元気で 見送れないけど なにか困ったら きっとしらせてよと あの人都会へ 旅立たせたけれど 便りをくれたのは お金の無心だけ 場末の酒場に つとめる女が 稼ぐお金など たかがしれているわ 指輪もドレスも 大事なものさえも お金に変えては せっせと送ったわ お客が忘れた 雑誌の片すみ 思いもよらない あのひとの写真が 小粋な背広で ほほえむ彼は今 流行(はや)りの歌をかく 売れっ子作家とか 場末の酒場に 流れるあの流行歌(うた) よして情なしが かいた恋歌など 忘れもしないわ 私を抱きよせて おまえの歌だよと 唄ってくれた歌 ララララ…… ララララ…… | ちあきなおみ | Ary dos Santos・日本語詞:吉田旺 | Alain Oulman | | それじゃね 元気で 見送れないけど なにか困ったら きっとしらせてよと あの人都会へ 旅立たせたけれど 便りをくれたのは お金の無心だけ 場末の酒場に つとめる女が 稼ぐお金など たかがしれているわ 指輪もドレスも 大事なものさえも お金に変えては せっせと送ったわ お客が忘れた 雑誌の片すみ 思いもよらない あのひとの写真が 小粋な背広で ほほえむ彼は今 流行(はや)りの歌をかく 売れっ子作家とか 場末の酒場に 流れるあの流行歌(うた) よして情なしが かいた恋歌など 忘れもしないわ 私を抱きよせて おまえの歌だよと 唄ってくれた歌 ララララ…… ララララ…… |
ひとり芝居わたし…わたし悪い女です ふたつ貌(かお)もつ そうよわたし悪女 愛はひとすじと 心きめて 抱かれていたわ 外の男(ひと)に 偽りまとった まるで娼婦 ぶたれたって 仕方ないわ 裏切り者は このわたしなの どこへ…どこへゆけばいいんです すがる胸ない そうよわたし迷い子 いっそこの命 あなた止めて みだらな声を 誰か止めて どうにもならない 弱い女 棄てられても 仕方ないわ 裏切り者は このわたしなの あなた…あなた悪い女です 恋をさまよう そうよわたし悪女 ひとり芝居なら これでまくね 微かなあかり 見えたような わたしは幻 見たのでしょう | ちあきなおみ | Ary dos Santos・日本語詞:吉岡治 | Alain Oulman | 倉田信雄 | わたし…わたし悪い女です ふたつ貌(かお)もつ そうよわたし悪女 愛はひとすじと 心きめて 抱かれていたわ 外の男(ひと)に 偽りまとった まるで娼婦 ぶたれたって 仕方ないわ 裏切り者は このわたしなの どこへ…どこへゆけばいいんです すがる胸ない そうよわたし迷い子 いっそこの命 あなた止めて みだらな声を 誰か止めて どうにもならない 弱い女 棄てられても 仕方ないわ 裏切り者は このわたしなの あなた…あなた悪い女です 恋をさまよう そうよわたし悪女 ひとり芝居なら これでまくね 微かなあかり 見えたような わたしは幻 見たのでしょう |
すり切れたレコード街の片隅の 小さな酒場 失くした時間を 取り戻す店 黄ばんだ絵ハガキ 壁に揺れてる 女はやさしく 瞳を閉じる 船の汽笛は むなしくひびくが 想い出乗せて レコードは唄う… いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう 今も目に浮かぶ 彼の面影 白い歯ならびと 素直な髪と 少し投げやりな 言葉つきまで 愉しい月日は つかの間だった 若い二人は いつも寄り添って 強いお酒に 夢をとかしてた いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう 今夜も女は 強いお酒の 魔力を信じて 彼を待ってる 古い絵ハガキは 最後の船便(たより) 今では噂も 聞こえないのに 船の汽笛は むなしくひびくが 酒場の隅で レコードは唄う いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう | ちあきなおみ | Michel Emer・訳詞:来生えつこ | Michel Emer | 安川ひろし | 街の片隅の 小さな酒場 失くした時間を 取り戻す店 黄ばんだ絵ハガキ 壁に揺れてる 女はやさしく 瞳を閉じる 船の汽笛は むなしくひびくが 想い出乗せて レコードは唄う… いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう 今も目に浮かぶ 彼の面影 白い歯ならびと 素直な髪と 少し投げやりな 言葉つきまで 愉しい月日は つかの間だった 若い二人は いつも寄り添って 強いお酒に 夢をとかしてた いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう 今夜も女は 強いお酒の 魔力を信じて 彼を待ってる 古い絵ハガキは 最後の船便(たより) 今では噂も 聞こえないのに 船の汽笛は むなしくひびくが 酒場の隅で レコードは唄う いつも心に 夢を持てば やがていつかは 望みのかなう日が 恋の夜明けが やって来るのさ 悩みは捨てて 強く生きよう |
朝な夕な息を殺して面影さがせば この部屋にあなたの移り香 昨日のことが遠い過去みたい 手をだせば あなたがいたはず 愛のゆくえをさがしても 帰らぬ日々を手さぐりするばかり 朝な夕なの心の寒さ 別れて気づいた あなたの愛に 息を殺して耳をすましたら いまも残る あなたの呼ぶ声 時の流れが二人をひきさき 心さえつなげない いまでは 愛のゆくえをさがしても 帰らぬ日々を手さぐりするばかり 朝な夕なの心の寒さ 別れて気づいた あなたの愛に | ちあきなおみ | Marty Symes・Al.J.Neiburg・日本語詞:荒木とよひさ | Jerry Livinson | 小笠原寛 | 息を殺して面影さがせば この部屋にあなたの移り香 昨日のことが遠い過去みたい 手をだせば あなたがいたはず 愛のゆくえをさがしても 帰らぬ日々を手さぐりするばかり 朝な夕なの心の寒さ 別れて気づいた あなたの愛に 息を殺して耳をすましたら いまも残る あなたの呼ぶ声 時の流れが二人をひきさき 心さえつなげない いまでは 愛のゆくえをさがしても 帰らぬ日々を手さぐりするばかり 朝な夕なの心の寒さ 別れて気づいた あなたの愛に |
水色のワルツ君に逢ううれしさの 胸に深く 水色のハンカチを ひそめるならわしが いつの間にか 身に沁みたのよ 涙のあとを そっと隠したいのよ 月影の細道を 歩きながら 水色のハンカチに 包んだささやきが いつの間にか 夜露にぬれて 心の窓をとじて 忍び泣くのよ | ちあきなおみ | 藤浦洸 | 高木東六 | 武川雅寛 | 君に逢ううれしさの 胸に深く 水色のハンカチを ひそめるならわしが いつの間にか 身に沁みたのよ 涙のあとを そっと隠したいのよ 月影の細道を 歩きながら 水色のハンカチに 包んだささやきが いつの間にか 夜露にぬれて 心の窓をとじて 忍び泣くのよ |
追憶気まぐれな恋をして 生きてればそれでいい 一度の人生だから しあわせの裏通り 歩いてもかまわない わたしの生き方だから 昨日は昨日さ 左手でお別れ 明日は明日の 陽が昇る 平凡な生活は 退屈な小説さ 心が寒いだけよ 古ぼけたピアノから 懐しいリバイバル 淋しい顔が似合う 飲みかけのこのグラス 黄昏れの裏窓さ わたしを映していても 昨日は昨日さ 背中でお別れ 明日は明日の 風が吹く 平凡な生活は 退屈な小説さ 心が寒いだけよ | ちあきなおみ | Bert Kalmar・訳詞:荒木とよひさ | Harry Ruby | 小笠原寛 | 気まぐれな恋をして 生きてればそれでいい 一度の人生だから しあわせの裏通り 歩いてもかまわない わたしの生き方だから 昨日は昨日さ 左手でお別れ 明日は明日の 陽が昇る 平凡な生活は 退屈な小説さ 心が寒いだけよ 古ぼけたピアノから 懐しいリバイバル 淋しい顔が似合う 飲みかけのこのグラス 黄昏れの裏窓さ わたしを映していても 昨日は昨日さ 背中でお別れ 明日は明日の 風が吹く 平凡な生活は 退屈な小説さ 心が寒いだけよ |
18才の彼乗り継ぐ汽車に遅れたせいなの このホテル ひと晩だけの 通りすがりなの この恋も ガラスのラウンジ しきりに横眼で 合図する あなたの若さに とまどいながらも 惹かれてた 最初は少しけんかをしたけどいい人ね ふしぎなさだめと 今は思うだけ気にしない 軽くカールした くせ毛にふれると 照れるけど 強い口づけは 年のひらきなど 感じない 翌朝ほんのり 昨晩(きのう)の名残りを たたえて ためらいながらも 旅立ちの朝に 手を振った 本気と浮気のあいだを上手に すり抜けて 年下の彼は かりそめの こいびと | ちあきなおみ | Pascal Sevran・Serge Lebrail・訳詞:来生えつこ | Pascal Auriat | 後藤次利 | 乗り継ぐ汽車に遅れたせいなの このホテル ひと晩だけの 通りすがりなの この恋も ガラスのラウンジ しきりに横眼で 合図する あなたの若さに とまどいながらも 惹かれてた 最初は少しけんかをしたけどいい人ね ふしぎなさだめと 今は思うだけ気にしない 軽くカールした くせ毛にふれると 照れるけど 強い口づけは 年のひらきなど 感じない 翌朝ほんのり 昨晩(きのう)の名残りを たたえて ためらいながらも 旅立ちの朝に 手を振った 本気と浮気のあいだを上手に すり抜けて 年下の彼は かりそめの こいびと |
黄昏誰もいないわ 埃にまみれたこの部屋で 古いアルバム ひとりめくるだけ 時は ただ過ぎさる 悲しみおきざりに 誰もいないわ 聞こえてくる唄はあなたと あの日うたった 恋のうたばかり 冬の薄日に とり残された黒い蠅よ 窓をあけても もう翔べはしない 時は ただ過ぎさる 悲しみおきざりに 冷めたコーヒー すすれば ほろ苦い黄昏 部屋にあふれて 長い影ひとつ 誰もいないわ 聞こえてくる唄はあなたと あの日うたった 恋のうたばかり | ちあきなおみ | David Mourao Ferreira・Frederico de Brito・日本語詞:たかたかし | Ferrer Trindade・Frederico de Brito | 倉田信雄 | 誰もいないわ 埃にまみれたこの部屋で 古いアルバム ひとりめくるだけ 時は ただ過ぎさる 悲しみおきざりに 誰もいないわ 聞こえてくる唄はあなたと あの日うたった 恋のうたばかり 冬の薄日に とり残された黒い蠅よ 窓をあけても もう翔べはしない 時は ただ過ぎさる 悲しみおきざりに 冷めたコーヒー すすれば ほろ苦い黄昏 部屋にあふれて 長い影ひとつ 誰もいないわ 聞こえてくる唄はあなたと あの日うたった 恋のうたばかり |
夜に踊ればゆれる月あかり ささやきが耳もとで熱いから 冷えたライムを もう少しのどに流して 夜はいまからが始まりよ まわりなんか気にせずに 今宵のわたし あなただけのものなの 星の数ほどに恋しても この時がすべてなの 黒いビロードに つつまれた夜に踊れば 熱い言葉よりその胸に 肌よせてよりそえば 今宵のわたし あなただけのものなの あなたのものよ | ちあきなおみ | Ira Gershwin・George Gershwin・訳詞:荒木とよひさ | Ira Gershwin・George Gershwin | 倉田信雄 | ゆれる月あかり ささやきが耳もとで熱いから 冷えたライムを もう少しのどに流して 夜はいまからが始まりよ まわりなんか気にせずに 今宵のわたし あなただけのものなの 星の数ほどに恋しても この時がすべてなの 黒いビロードに つつまれた夜に踊れば 熱い言葉よりその胸に 肌よせてよりそえば 今宵のわたし あなただけのものなの あなたのものよ |
私は愛されるのが好きDANCE まずは そして 口づけて 抱きしめて頂戴 今夜が決め手 CHANCE 今は 誰も この心 奪えはしない あなた以外は 恋遊び 地中海 めぐるセーリング 飽きが来たとこ……だから DANCE まずは そして 口づけて 今はあなたに 愛されるのが 好き KISS 甘く そして 抱きしめて 囁いて頂戴 愛の言葉を KISS 深く 灯り 消し去れば 二人の夜が それで始まる 恋遊び 地中海 めぐるセーリング 飽きが来たとこ……だから KISS 甘く そして 抱きしめて 今はあなたに 愛されるのが 好き KISS 甘く そして 抱きしめて 今はあなたに 愛されるのが 好き | ちあきなおみ | Pierre Delanoe・訳詞:水谷啓二 | Gilbert Becaud | 安川ひろし | DANCE まずは そして 口づけて 抱きしめて頂戴 今夜が決め手 CHANCE 今は 誰も この心 奪えはしない あなた以外は 恋遊び 地中海 めぐるセーリング 飽きが来たとこ……だから DANCE まずは そして 口づけて 今はあなたに 愛されるのが 好き KISS 甘く そして 抱きしめて 囁いて頂戴 愛の言葉を KISS 深く 灯り 消し去れば 二人の夜が それで始まる 恋遊び 地中海 めぐるセーリング 飽きが来たとこ……だから KISS 甘く そして 抱きしめて 今はあなたに 愛されるのが 好き KISS 甘く そして 抱きしめて 今はあなたに 愛されるのが 好き |
酒ともだちふられ酒さ ほっておけばいい 恋の傷にゃ お酒がいちばん お呼びとあれば 道化もしようし それともいっしょに 派手にやりましょか 居酒屋なかまさ 酒ともだち グラスを合わせて 今夜もかんぱい からみぐせが なけりゃいい人ね 今日の酒は そこらでおしまい しかたないわ 人間生きてりゃ 雨の日風の日 みんな同じだよ 居酒屋なかまさ 酒ともだち うれいを合わせて 今夜もかんぱい 今日は誰の 花の誕生日 明日は誰の 三回忌とか お祭り好きの 似たものどうしが 春夏秋冬 やだねはしご酒 居酒屋なかまさ 酒ともだち グラスを合わせて 今夜もかんぱい 名前も知らぬ 男と女が この指とまって 明日も酔いましょうか | ちあきなおみ | Pedro Homem de Mello・日本語詞:吉岡治 | Alain Oulman | 倉田信雄 | ふられ酒さ ほっておけばいい 恋の傷にゃ お酒がいちばん お呼びとあれば 道化もしようし それともいっしょに 派手にやりましょか 居酒屋なかまさ 酒ともだち グラスを合わせて 今夜もかんぱい からみぐせが なけりゃいい人ね 今日の酒は そこらでおしまい しかたないわ 人間生きてりゃ 雨の日風の日 みんな同じだよ 居酒屋なかまさ 酒ともだち うれいを合わせて 今夜もかんぱい 今日は誰の 花の誕生日 明日は誰の 三回忌とか お祭り好きの 似たものどうしが 春夏秋冬 やだねはしご酒 居酒屋なかまさ 酒ともだち グラスを合わせて 今夜もかんぱい 名前も知らぬ 男と女が この指とまって 明日も酔いましょうか |
青春のパラダイス晴れやかな君の笑顔やさしく我れを呼びて 青春の花に憧れ 丘を越えてゆく 空は青く 緑萌ゆる大地 若き命輝くパラダイス 二人をまねくよ ささやくは愛の小鳥 そよ吹く風も甘く 思い出も夢に憧れ 丘を越えてゆく バラは赤く 牧場の道に咲く 若き命あふるるパラダイス 二人をいだくよ 花摘みて胸に飾り 歌声高く合わせ うるわしの恋に憧れ 丘を越えてゆく ゆらぐ青葉 白き雲はわきて 若き命うれしきパラダイス 二人を結ぶよ | ちあきなおみ | 吉川静夫 | 福島正二 | 倉田信雄 | 晴れやかな君の笑顔やさしく我れを呼びて 青春の花に憧れ 丘を越えてゆく 空は青く 緑萌ゆる大地 若き命輝くパラダイス 二人をまねくよ ささやくは愛の小鳥 そよ吹く風も甘く 思い出も夢に憧れ 丘を越えてゆく バラは赤く 牧場の道に咲く 若き命あふるるパラダイス 二人をいだくよ 花摘みて胸に飾り 歌声高く合わせ うるわしの恋に憧れ 丘を越えてゆく ゆらぐ青葉 白き雲はわきて 若き命うれしきパラダイス 二人を結ぶよ |
雨のブルース雨よ降れ触れ 悩みを流すまで どうせ涙に濡れつつ 夜毎嘆く身は ああ 帰り来ぬ 心の青空 すすり泣く 夜の雨よ 暗いさだめに うらぶれ果てし身は 雨の夜路をとぼとぼ ひとりさまよえど ああ 帰り来ぬ 心の青空 降りしきる 夜の雨よ | ちあきなおみ | 野川香文 | 服部良一 | 武川雅寛 | 雨よ降れ触れ 悩みを流すまで どうせ涙に濡れつつ 夜毎嘆く身は ああ 帰り来ぬ 心の青空 すすり泣く 夜の雨よ 暗いさだめに うらぶれ果てし身は 雨の夜路をとぼとぼ ひとりさまよえど ああ 帰り来ぬ 心の青空 降りしきる 夜の雨よ |
始発…まで嗤(わら)っていいのよ 嗤いたけりゃ 涙がとかした めばりのしみ まるで喜劇よね 道化役者 あのひとにだけは 見せたくない まるで悲劇よね あのひとなら 花嫁とふたり 連絡船(ふね)のうえよ 愛が遠ざかるわ…… 小窓震わすあの霧笛は かえらぬ夢を 乗せて行く連絡船(ふね) 夜のむこうへ いってしまう あなた…… あなた…… 陽気な歌でも唄ってよ 今夜は私がおごるから しんみりしないでおねがいよ いつもの調子でさわいでよ 嗤っていいのよ 嗤いたけりゃ みんなにお止(よ)しと いわれたのに まるで喜劇よね 歳もわすれ あのひとのなかに 虹を見たの まるで悲劇よね 死ぬことさえ できないでひとり 酔いどれ唄 あ…… ン…… 心配しないでだいじょうぶ 泣くのもつかれてしまったわ そんなに酔ってはいないわよ ねえもすこしいさせて 始発……まで…… | ちあきなおみ | Caco Velho・David Mourao Ferreira・日本語詞:吉田旺 | Caco Velho・David Mourao Ferreira | 倉田信雄 | 嗤(わら)っていいのよ 嗤いたけりゃ 涙がとかした めばりのしみ まるで喜劇よね 道化役者 あのひとにだけは 見せたくない まるで悲劇よね あのひとなら 花嫁とふたり 連絡船(ふね)のうえよ 愛が遠ざかるわ…… 小窓震わすあの霧笛は かえらぬ夢を 乗せて行く連絡船(ふね) 夜のむこうへ いってしまう あなた…… あなた…… 陽気な歌でも唄ってよ 今夜は私がおごるから しんみりしないでおねがいよ いつもの調子でさわいでよ 嗤っていいのよ 嗤いたけりゃ みんなにお止(よ)しと いわれたのに まるで喜劇よね 歳もわすれ あのひとのなかに 虹を見たの まるで悲劇よね 死ぬことさえ できないでひとり 酔いどれ唄 あ…… ン…… 心配しないでだいじょうぶ 泣くのもつかれてしまったわ そんなに酔ってはいないわよ ねえもすこしいさせて 始発……まで…… |
夜霧のブルース青い夜霧に 灯影が紅い どうせ俺らは ひとりもの 夢の四馬路(スマロ)か 虹口(ホンキュ)の街か ああ 波の音にも 血が騒ぐ 可愛いあの娘が 夜霧の中へ 投げた涙の リラの花 何も言わぬが 笑ってみせる ああ これが男と いうものさ 花のホールで 踊っちゃいても 春を持たない エトランゼ 男同志の 合々傘で ああ あらし呼ぶよな 夜が更ける | ちあきなおみ | 島田磬也 | 大久保徳二郎 | 倉田信雄 | 青い夜霧に 灯影が紅い どうせ俺らは ひとりもの 夢の四馬路(スマロ)か 虹口(ホンキュ)の街か ああ 波の音にも 血が騒ぐ 可愛いあの娘が 夜霧の中へ 投げた涙の リラの花 何も言わぬが 笑ってみせる ああ これが男と いうものさ 花のホールで 踊っちゃいても 春を持たない エトランゼ 男同志の 合々傘で ああ あらし呼ぶよな 夜が更ける |
悪い夢髪にからまる潮風 白いホテルの窓辺で 冷たいシャワーのしぶきを拭きとれば あの人のにおいさえも 消えてしまいそうだけど 軽いめまいが今でも止まらない デイドリーム デイドリーム たそがれせまる頃は 二人は他人ね 戯れの風にこの身 任せただけのひと時 昼下りの悪い 悪い夢 デイドリーム デイドリーム たそがれせまる頃は 二人は他人ね 戯れの風にこの身 任せただけのひと時 昼下りの悪い 悪い夢 | ちあきなおみ | Holt Marvell・訳詞:荒木とよひさ | Jack Strachey・Harry Link | 倉田信雄 | 髪にからまる潮風 白いホテルの窓辺で 冷たいシャワーのしぶきを拭きとれば あの人のにおいさえも 消えてしまいそうだけど 軽いめまいが今でも止まらない デイドリーム デイドリーム たそがれせまる頃は 二人は他人ね 戯れの風にこの身 任せただけのひと時 昼下りの悪い 悪い夢 デイドリーム デイドリーム たそがれせまる頃は 二人は他人ね 戯れの風にこの身 任せただけのひと時 昼下りの悪い 悪い夢 |
女はアクトレス小意気な女が 今日の役柄 悲しいそぶりは 肩で演技(しばい) 去ってく男を追っても 無駄よ やさしさなんて 夢の夢ね 私は女 涙も流すわ 不安な恋に せつなく沈む だけど今夜は いつもと違うの ためしてるなら 許したくない 待つことだけなら 流されるだけ 落した涙は 時がかくす 成り行きまかせ 恋の行方は ふり向くなんて せりふにないわ 私は女 はげしい女よ 不安な恋に とどまりはしない 軽い甘えで しゃれているのなら 許さないわよ 全て終りよ | ちあきなおみ | Vito Pallavicini・訳詞:福永史 | Salvatore Cutugno | 後藤次利 | 小意気な女が 今日の役柄 悲しいそぶりは 肩で演技(しばい) 去ってく男を追っても 無駄よ やさしさなんて 夢の夢ね 私は女 涙も流すわ 不安な恋に せつなく沈む だけど今夜は いつもと違うの ためしてるなら 許したくない 待つことだけなら 流されるだけ 落した涙は 時がかくす 成り行きまかせ 恋の行方は ふり向くなんて せりふにないわ 私は女 はげしい女よ 不安な恋に とどまりはしない 軽い甘えで しゃれているのなら 許さないわよ 全て終りよ |
上海帰りのリル船を見つめていた ハマのキャバレーにいた 風の噂はリル 上海帰りのリル リル 甘いせつない 思い出だけを 胸にたぐって 探して歩く リル リル どこにいるのか リル だれかリルを 知らないか 黒いドレスを見た 泣いていたのを見た もどれこの手にリル 上海帰りのリル リル 夢の四馬路(スマロ)の 霧降る中で 何もいわずに 別れた瞳 リル リル ひとりさまよう リル だれかリルを 知らないか 海を渡って来た ひとりぼっちで来た 望み捨てるな リル 上海帰りの リル リル 暗い運命(さだめ)は ふたりでわけて ともに暮らそう 昔のままで リル リル きょうも逢えない リル だれかリルを 知らないか | ちあきなおみ | 東条寿三郎 | 渡久地政信 | 倉田信雄 | 船を見つめていた ハマのキャバレーにいた 風の噂はリル 上海帰りのリル リル 甘いせつない 思い出だけを 胸にたぐって 探して歩く リル リル どこにいるのか リル だれかリルを 知らないか 黒いドレスを見た 泣いていたのを見た もどれこの手にリル 上海帰りのリル リル 夢の四馬路(スマロ)の 霧降る中で 何もいわずに 別れた瞳 リル リル ひとりさまよう リル だれかリルを 知らないか 海を渡って来た ひとりぼっちで来た 望み捨てるな リル 上海帰りの リル リル 暗い運命(さだめ)は ふたりでわけて ともに暮らそう 昔のままで リル リル きょうも逢えない リル だれかリルを 知らないか |
た・め・い・き流れるメロディー あの愛の歌 もつれた糸をたぐるように 回転扉があの頃の風 運んで今夕暮れに ためらう心にむなしく 過ぎていくざわめきに よそおう仕草も色あせ うつろう時刻(とき)にため息 追いかける程に若くはないと 心の傷につぶやく 二人の隙間に吹く風見えて さまよう恋にため息 グラスに映したマニキュア あの男(ひと)の好きな赤 想いの翼もとどかぬ 思わずもらす ため息 過ぎ去る面影見送り この道をひとりで コートの衿たて歩いた せつなくゆれる ため息 | ちあきなおみ | Hank Williams・訳詞:吉田智子 | Hank Williams | 倉田信雄 | 流れるメロディー あの愛の歌 もつれた糸をたぐるように 回転扉があの頃の風 運んで今夕暮れに ためらう心にむなしく 過ぎていくざわめきに よそおう仕草も色あせ うつろう時刻(とき)にため息 追いかける程に若くはないと 心の傷につぶやく 二人の隙間に吹く風見えて さまよう恋にため息 グラスに映したマニキュア あの男(ひと)の好きな赤 想いの翼もとどかぬ 思わずもらす ため息 過ぎ去る面影見送り この道をひとりで コートの衿たて歩いた せつなくゆれる ため息 |
たそがれ仕度(しのび泣き)遠い樹海へと 夕焼けが溶けてゆく 下げたトランクの 重みだけ増す 彼を誘ったのは 最後の賭けなのよ 愛をとりかえす つもりだった 長い悲哀(かな)しみと 優しさの 二本道 そうね 苦しみを 選ぶことないわ 長いレール闇が下りて 暗い駅で一人きり 家具は マホガニー なつかしい 琥珀色 全て始末した 旅に出る朝 彼を誘ったのは 最後の賭けなのよ 愛のたそがれを 恐れてた チェスも お喋べりも 何もかも すててきた シャワー 栓しめて 鍵もすてた朝 | ちあきなおみ | Colette Remy・Jacques Demarny・訳詞:小比野木七枝子 | Jean Claudric・Enrico Macias | 安川ひろし | 遠い樹海へと 夕焼けが溶けてゆく 下げたトランクの 重みだけ増す 彼を誘ったのは 最後の賭けなのよ 愛をとりかえす つもりだった 長い悲哀(かな)しみと 優しさの 二本道 そうね 苦しみを 選ぶことないわ 長いレール闇が下りて 暗い駅で一人きり 家具は マホガニー なつかしい 琥珀色 全て始末した 旅に出る朝 彼を誘ったのは 最後の賭けなのよ 愛のたそがれを 恐れてた チェスも お喋べりも 何もかも すててきた シャワー 栓しめて 鍵もすてた朝 |
恋に戯れ(恋人よおやすみ)moonlight 夜は不思議な時のささやき 星屑 窓にまきちらして 忘れかけてた甘い恋が ワインみたいに私を酔わせる このまま あなたの腕の中 抱かれて 星から星へと 夢の続き見たいわ moonlight my love moonlight Sweet heart 朝が来る前に moonlight 窓に二人影を交さねて 言葉は何もいらないから 眠りかけてた甘い恋の 指はぬくもり 忘れてないわ このまま 嘘でもかまわない ひととき 戯れでもいい 夢の続き見たいわ moonlight my love moonlight Sweet heart 朝が来る前に | ちあきなおみ | Mack Gordon・日本語詞:荒木とよひさ | Harry Revel | 小笠原寛 | moonlight 夜は不思議な時のささやき 星屑 窓にまきちらして 忘れかけてた甘い恋が ワインみたいに私を酔わせる このまま あなたの腕の中 抱かれて 星から星へと 夢の続き見たいわ moonlight my love moonlight Sweet heart 朝が来る前に moonlight 窓に二人影を交さねて 言葉は何もいらないから 眠りかけてた甘い恋の 指はぬくもり 忘れてないわ このまま 嘘でもかまわない ひととき 戯れでもいい 夢の続き見たいわ moonlight my love moonlight Sweet heart 朝が来る前に |
夜更けの天使One Night Midnight 港の酔いどれ天使 ひと夜の恋唄を きままに唄う 危なげな視線 あやしげな言葉 うず巻く 夜更けの 古びた酒場 Moonlight Spotlight 紫の光の中で 天使は 燃えつきて静かに消えた ひびわれた鏡 うつす人なくし 朝陽が冷たく ゆがんでさした | ちあきなおみ | Gene Austin・訳詞:吉田智子 | Nathaniel Shilkret | 倉田信雄 | One Night Midnight 港の酔いどれ天使 ひと夜の恋唄を きままに唄う 危なげな視線 あやしげな言葉 うず巻く 夜更けの 古びた酒場 Moonlight Spotlight 紫の光の中で 天使は 燃えつきて静かに消えた ひびわれた鏡 うつす人なくし 朝陽が冷たく ゆがんでさした |
横顔淋しげな あなたの瞳は 過ぎ去った 時を追う… ぬけがら心のかた隅に わたしを置いてほしいのに 若かった あの日はもう 帰らない 季節の中 燃えつきた愛のかけらさえ いまは 昔 何もない… 若かった あの日はもう 帰らない 季節の中 燃えつきた愛のかけらさえ いまは 昔 何もない… | ちあきなおみ | Lew Brown・訳詞:荒木とよひさ | Sammy Fain | 小笠原寛 | 淋しげな あなたの瞳は 過ぎ去った 時を追う… ぬけがら心のかた隅に わたしを置いてほしいのに 若かった あの日はもう 帰らない 季節の中 燃えつきた愛のかけらさえ いまは 昔 何もない… 若かった あの日はもう 帰らない 季節の中 燃えつきた愛のかけらさえ いまは 昔 何もない… |
ハワイの夜ハー ハワイ みどりの夜 月も宵から 波間に燃えて ああ パパイアは仄かあまく 君慕うウクレレ やさしのハワイ ああ ハワイ ハー ハワイ 君待つ夜 つきぬ想いに 花さえ咽ぶ ああ ささやくは 風か波か ひとり漕ぐ 独木舟(カヌー)よ いとしのハワイ ああ ハワイ | ちあきなおみ | 佐伯孝夫 | 司潤吉 | 武川雅寛 | ハー ハワイ みどりの夜 月も宵から 波間に燃えて ああ パパイアは仄かあまく 君慕うウクレレ やさしのハワイ ああ ハワイ ハー ハワイ 君待つ夜 つきぬ想いに 花さえ咽ぶ ああ ささやくは 風か波か ひとり漕ぐ 独木舟(カヌー)よ いとしのハワイ ああ ハワイ |
昔かたぎの恋白い手袋 落としたのが きっかけなの 嘘じゃないわ まるで古い 映画みたい 時代おくれ それでいいわ 電話ひとつも かけはしない いつもここで 土曜の夜 偶然そうに 落ち合うだけ 愛のかたち それぞれでしょう つばの広い 帽子が好き 襟足上げて ピンでとめて 髪をくずすその瞬間 抱きしめられ 時が止まる 時代おくれ それでいいわ | ちあきなおみ | Charles Aznavour・訳詞:来生えつこ | Georges Garvarentz | 後藤次利 | 白い手袋 落としたのが きっかけなの 嘘じゃないわ まるで古い 映画みたい 時代おくれ それでいいわ 電話ひとつも かけはしない いつもここで 土曜の夜 偶然そうに 落ち合うだけ 愛のかたち それぞれでしょう つばの広い 帽子が好き 襟足上げて ピンでとめて 髪をくずすその瞬間 抱きしめられ 時が止まる 時代おくれ それでいいわ |
日曜日は風I LOVE YOU 忘れて時を 優しい手さぐり 重ねた肌 YOU LOVE ME 迎える朝は グラスににじむ かすかなルージュ ゆがんだシーツと 肩にこぼれ陽 たばこの煙が なじんで消えた I LOVE YOU 溺れた時と ひしめく熱さ そのままにして I LOVE YOU いつものように 日曜の朝を ブルーに染めて 裸のままで はおるガウン 素肌に淡く 残り香揺れた YOU LOVE ME 窓から風に 想いをのせて 貴方におくる | ちあきなおみ | Deek Watson・訳詞:吉田智子 | William Best | 倉田信雄 | I LOVE YOU 忘れて時を 優しい手さぐり 重ねた肌 YOU LOVE ME 迎える朝は グラスににじむ かすかなルージュ ゆがんだシーツと 肩にこぼれ陽 たばこの煙が なじんで消えた I LOVE YOU 溺れた時と ひしめく熱さ そのままにして I LOVE YOU いつものように 日曜の朝を ブルーに染めて 裸のままで はおるガウン 素肌に淡く 残り香揺れた YOU LOVE ME 窓から風に 想いをのせて 貴方におくる |