千年桜口が重くて 世渡り下手で みんな みんな承知で 惚れたひと なによしんみり らしくもないわ あなたの背中が 道しるべ 咲いて嬉しい 千年桜 なにがなくても 笑顔があれば 生きて 生きてゆけます ついてゆく いいのお金じゃ買えないものを あなたにいつでも 貰ってる 夢がふくらむ 千年桜 憂き世七坂 それでも春は どこの どこの誰にも やってくる 泣いて笑って 枝葉をはって 咲くのも 散るのも おんななら 命染めます 千年桜 | 岩本公水 | 吉岡治 | 岡千秋 | | 口が重くて 世渡り下手で みんな みんな承知で 惚れたひと なによしんみり らしくもないわ あなたの背中が 道しるべ 咲いて嬉しい 千年桜 なにがなくても 笑顔があれば 生きて 生きてゆけます ついてゆく いいのお金じゃ買えないものを あなたにいつでも 貰ってる 夢がふくらむ 千年桜 憂き世七坂 それでも春は どこの どこの誰にも やってくる 泣いて笑って 枝葉をはって 咲くのも 散るのも おんななら 命染めます 千年桜 |
瀬戸内みれん契り結んだ 琴弾山(ことひきざん)は 利休鼠(りきゅうねずみ)の 雨が降る 松の木立(こだち)の 有明浜の 寛永通宝(かんえいつうほう) 砂の絵は… 今日が見納め あなたの町も 遠く霞(かす)んだ 瀬戸内みれん 萬(まん)にひとつの 盲(もう)亀(き)の浮木(ふぼく) やっと掴(つか)んだ 果報者 夢もつかのま 二人の恋は どうにもならない この世では… 許せなかった あなたの嘘が おんな身を退(ひ)く 瀬戸内みれん 沖は凪(なぎ)でも やつれた胸に いのち揺さぶる 別れ風 恋の抜け殻 有明浜の 渚に埋(うず)めて 発つつもり… 忘れ形見か 紅差指(べにさしゆび)の 白い名残は 瀬戸内みれん | 岩本公水 | 神彬大 | 岸本健介 | 南郷達也 | 契り結んだ 琴弾山(ことひきざん)は 利休鼠(りきゅうねずみ)の 雨が降る 松の木立(こだち)の 有明浜の 寛永通宝(かんえいつうほう) 砂の絵は… 今日が見納め あなたの町も 遠く霞(かす)んだ 瀬戸内みれん 萬(まん)にひとつの 盲(もう)亀(き)の浮木(ふぼく) やっと掴(つか)んだ 果報者 夢もつかのま 二人の恋は どうにもならない この世では… 許せなかった あなたの嘘が おんな身を退(ひ)く 瀬戸内みれん 沖は凪(なぎ)でも やつれた胸に いのち揺さぶる 別れ風 恋の抜け殻 有明浜の 渚に埋(うず)めて 発つつもり… 忘れ形見か 紅差指(べにさしゆび)の 白い名残は 瀬戸内みれん |
人生爛漫春のおとずれ 待ちきれず あたり一面 七分(しちぶ)咲き この世に生まれて 来たからは ひと花咲かせて 散りたいね そうさ…その意気 その調子 人生爛漫(じんせいらんまん) 春らんまん 永久(とわ)の倖(しあわ)せ つかむまで なんの辛かろ 苦しかろ ふたりの誓いを 抱きしめて 心をひとつに 生きて行(ゆ)く そうさ…その意気 その調子 人生爛漫 恋らんまん いつか見たような 正夢が 霧の晴れ間に 顔をだす 希望の明日は すぐそこに 射しこむ光が 道しるべ そうさ…その意気 その調子 人生爛漫 夢らんまん | 岩本公水 | 鮫島琉星 | 岡千秋 | 南郷達也 | 春のおとずれ 待ちきれず あたり一面 七分(しちぶ)咲き この世に生まれて 来たからは ひと花咲かせて 散りたいね そうさ…その意気 その調子 人生爛漫(じんせいらんまん) 春らんまん 永久(とわ)の倖(しあわ)せ つかむまで なんの辛かろ 苦しかろ ふたりの誓いを 抱きしめて 心をひとつに 生きて行(ゆ)く そうさ…その意気 その調子 人生爛漫 恋らんまん いつか見たような 正夢が 霧の晴れ間に 顔をだす 希望の明日は すぐそこに 射しこむ光が 道しるべ そうさ…その意気 その調子 人生爛漫 夢らんまん |
死んだ男の残したものは死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども 他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった 死んだ女の残したものは しおれた花とひとりの子ども 他には何も残さなかった 着もの一枚残さなかった 死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙 他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった 死んだ兵士の残したものは こわれた銃とゆがんだ地球 他には何も残せなかった 平和ひとつ残せなかった 死んだかれらの残したものは 生きてるわたし生きてるあなた 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない 死んだ歴史の残したものは 輝く今日とまた来る明日 他には何も残っていない 他には何も残っていない | 岩本公水 | 谷川俊太郎 | 武満徹 | | 死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども 他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった 死んだ女の残したものは しおれた花とひとりの子ども 他には何も残さなかった 着もの一枚残さなかった 死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙 他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった 死んだ兵士の残したものは こわれた銃とゆがんだ地球 他には何も残せなかった 平和ひとつ残せなかった 死んだかれらの残したものは 生きてるわたし生きてるあなた 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない 死んだ歴史の残したものは 輝く今日とまた来る明日 他には何も残っていない 他には何も残っていない |
昭和えれじい憂き世しぐれの 冷たさに 生きているさえ つらい夜は せめて酔わせて ねえお酒 昔(もと)にゃ戻れぬ 昭和川 飲んで呑まれて はしゃいでも みんな浮き草 迷い草 いのちぬくめて ねえお酒 夢も佗(わび)しい 昭和川 死ぬも生きるも 一度なら 死んだつもりで もういちど 待ってみようか ねえお酒 いつか来る春 昭和川 | 岩本公水 | 吉田旺 | 船村徹 | 南郷達也 | 憂き世しぐれの 冷たさに 生きているさえ つらい夜は せめて酔わせて ねえお酒 昔(もと)にゃ戻れぬ 昭和川 飲んで呑まれて はしゃいでも みんな浮き草 迷い草 いのちぬくめて ねえお酒 夢も佗(わび)しい 昭和川 死ぬも生きるも 一度なら 死んだつもりで もういちど 待ってみようか ねえお酒 いつか来る春 昭和川 |
しぐれ舟思い切る瀬を 夜雨がたたく そうよ今夜も 雨降りやまず 恋の名残りを 惜しむよに 胸に 胸に もどり雨 濡れて流れる 流れる舟は おんな哀しい しぐれ舟 雨がさえぎる 叶わぬ恋よ たどり着けない あなたの岸辺 川は水かさ 増すばかり なんで なんで じゃまをする 揺れて漂う 漂う舟は なさけ流離(さすら)う しぐれ舟 みれん思い出 涙を乗せて 明日(あす)は何処(いずこ)か 流れるままに あなた優しさ くれた街 遠く 遠く なるばかり 夢に零(こぼ)れた 零れた舟は おんなひとりの しぐれ舟 | 岩本公水 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 丸山雅仁 | 思い切る瀬を 夜雨がたたく そうよ今夜も 雨降りやまず 恋の名残りを 惜しむよに 胸に 胸に もどり雨 濡れて流れる 流れる舟は おんな哀しい しぐれ舟 雨がさえぎる 叶わぬ恋よ たどり着けない あなたの岸辺 川は水かさ 増すばかり なんで なんで じゃまをする 揺れて漂う 漂う舟は なさけ流離(さすら)う しぐれ舟 みれん思い出 涙を乗せて 明日(あす)は何処(いずこ)か 流れるままに あなた優しさ くれた街 遠く 遠く なるばかり 夢に零(こぼ)れた 零れた舟は おんなひとりの しぐれ舟 |
汐鳴り海を濡らして 雨が降る 未練(こころ)ゆすって 海が鳴る わざとはしゃいで 甘えてみても 明日(あす)は他人の 岬宿 酔ったふりして 腕のなか ねだる名残りの 口うつし むせぶ霧笛(きりぶえ) 啼(な)き交うかもめ 耳に涙が はいります 墨絵海峡 漁火の 花も散り散り 荒れ模様 生きて咲けない 夢ならいっそ いっそ死ねよと 海が泣く | 岩本公水 | 吉田旺 | 船村徹 | | 海を濡らして 雨が降る 未練(こころ)ゆすって 海が鳴る わざとはしゃいで 甘えてみても 明日(あす)は他人の 岬宿 酔ったふりして 腕のなか ねだる名残りの 口うつし むせぶ霧笛(きりぶえ) 啼(な)き交うかもめ 耳に涙が はいります 墨絵海峡 漁火の 花も散り散り 荒れ模様 生きて咲けない 夢ならいっそ いっそ死ねよと 海が泣く |
倖せになりたいなァ倖せになりたいなァ 小雨に打たれ 咲く花見れば しみじみと 恋しさつのる 夕暮れよ 倖せになりたいなァ 泣いて 泣いて 泣き濡れて あのひとを 今日も待つ 泣いて 泣いて 泣き濡れて 人は皆 恋をするのに あぁ 夏は まぼろし… あのひとに逢いたいなァ 飛び立つ鳩を 見上げてひとり 淋しさに名前を綴る 砂山よ あのひとに逢いたいなァ 泣いて 泣いて 泣き濡れて 面影を 抱きしめる 泣いて 泣いて 泣き濡れて 人は皆 旅をするのか あぁ 夏の むこうに… 泣いて 泣いて 泣き濡れて あのひとを 呼んでみる 泣いて 泣いて 泣き濡れて 人は皆 恋をするのに あぁ 夏は まぼろし… | 岩本公水 | 水木れいじ | 三木たかし | 若草恵 | 倖せになりたいなァ 小雨に打たれ 咲く花見れば しみじみと 恋しさつのる 夕暮れよ 倖せになりたいなァ 泣いて 泣いて 泣き濡れて あのひとを 今日も待つ 泣いて 泣いて 泣き濡れて 人は皆 恋をするのに あぁ 夏は まぼろし… あのひとに逢いたいなァ 飛び立つ鳩を 見上げてひとり 淋しさに名前を綴る 砂山よ あのひとに逢いたいなァ 泣いて 泣いて 泣き濡れて 面影を 抱きしめる 泣いて 泣いて 泣き濡れて 人は皆 旅をするのか あぁ 夏の むこうに… 泣いて 泣いて 泣き濡れて あのひとを 呼んでみる 泣いて 泣いて 泣き濡れて 人は皆 恋をするのに あぁ 夏は まぼろし… |
さだめ川明日のゆくえ さがしても この眼に見えぬ さだめ川 あなたの愛の 流れるままに ゆるした夜は 雨でした 二人の恋を 憎むよな うわさが辛い さだめ川 故郷の町を 逃がれる旅は いずこの山か また海か すべてを水に ながしては 生きて行(ゆ)けない さだめ川 あなたの愛に 次の世までも ついて行きたい 私です | 岩本公水 | 石本美由起 | 船村徹 | | 明日のゆくえ さがしても この眼に見えぬ さだめ川 あなたの愛の 流れるままに ゆるした夜は 雨でした 二人の恋を 憎むよな うわさが辛い さだめ川 故郷の町を 逃がれる旅は いずこの山か また海か すべてを水に ながしては 生きて行(ゆ)けない さだめ川 あなたの愛に 次の世までも ついて行きたい 私です |
細雪泣いてあなたの 背中に投げた 憎みきれない 雪の玉 いまもこの手が やつれた胸が おとこの嘘を 恋しがる 抱いて下さい もう一度 ああ 外は 細雪(ささめゆき)… 不幸つづきの おんなに似合う 掴むそばから 消える雪 背中合わせの ぬくもりだって あなたがいれば 生きられる 夢のかけらが 散るような ああ 外は 細雪… 酔ってあなたが わたしにくれた 紅がかなしい 水中花 春になったら 出直したいと 心に決めて みれん酒 お酒下さい もう少し ああ 外は 細雪… | 岩本公水 | 吉岡治 | 市川昭介 | | 泣いてあなたの 背中に投げた 憎みきれない 雪の玉 いまもこの手が やつれた胸が おとこの嘘を 恋しがる 抱いて下さい もう一度 ああ 外は 細雪(ささめゆき)… 不幸つづきの おんなに似合う 掴むそばから 消える雪 背中合わせの ぬくもりだって あなたがいれば 生きられる 夢のかけらが 散るような ああ 外は 細雪… 酔ってあなたが わたしにくれた 紅がかなしい 水中花 春になったら 出直したいと 心に決めて みれん酒 お酒下さい もう少し ああ 外は 細雪… |
さいはて岬遠くサハリンが見える こんな晴れた日は 覚えてますか… くちづけだけの 淡い恋 心の振り子が いまでも揺れる 帰ってきませんか 帰ってきませんか さいはて岬へ 海もうらうらと凪(な)いで 沖ゆく連絡船 鴎の群れが… 短い春を 告げていた 待ってるおんなが 一人でいます 帰ってきませんか 帰ってきませんか さいはて岬へ 肌に突きささるような シベリアおろしです 何処(どこ)より早く… 幾千億の 雪が降る あなたを求めて 花いちもんめ 帰ってきませんか 帰ってきませんか さいはて岬へ | 岩本公水 | 吉岡治 | 田尾将実 | 蔦将包 | 遠くサハリンが見える こんな晴れた日は 覚えてますか… くちづけだけの 淡い恋 心の振り子が いまでも揺れる 帰ってきませんか 帰ってきませんか さいはて岬へ 海もうらうらと凪(な)いで 沖ゆく連絡船 鴎の群れが… 短い春を 告げていた 待ってるおんなが 一人でいます 帰ってきませんか 帰ってきませんか さいはて岬へ 肌に突きささるような シベリアおろしです 何処(どこ)より早く… 幾千億の 雪が降る あなたを求めて 花いちもんめ 帰ってきませんか 帰ってきませんか さいはて岬へ |
木洩れ日に包まれて桜の花びら 散る春も 寒さに凍(こご)える 冬の日も あなたが 見ていてくれるから 木洩れ日(こもび)に 包まれて 幸せを 噛(か)みしめて 私は 暮らしてる 今も これからも やすらぎ感じる 時間(とき)の中 優しい視線を 浴びながら ふたたび笑顔に 巡(めぐ)り逢(あ)う 木洩(こも)れ日(び)に 包まれて 心から 癒(いや)されて 私は 歩んでく 明日(あす)も明後日も 若葉がまぶしい 夏の日も ぬくもり恋しい 秋の日も 歌える喜び 感じてる 木洩(こも)れ日(び)に 包まれて あたたかく 守られて 私は 生きてゆく ずっとこれからも | 岩本公水 | こはまかずえ | 蔦将包 | 蔦将包 | 桜の花びら 散る春も 寒さに凍(こご)える 冬の日も あなたが 見ていてくれるから 木洩れ日(こもび)に 包まれて 幸せを 噛(か)みしめて 私は 暮らしてる 今も これからも やすらぎ感じる 時間(とき)の中 優しい視線を 浴びながら ふたたび笑顔に 巡(めぐ)り逢(あ)う 木洩(こも)れ日(び)に 包まれて 心から 癒(いや)されて 私は 歩んでく 明日(あす)も明後日も 若葉がまぶしい 夏の日も ぬくもり恋しい 秋の日も 歌える喜び 感じてる 木洩(こも)れ日(び)に 包まれて あたたかく 守られて 私は 生きてゆく ずっとこれからも |
こまくさ帰行あなた宛ての手紙 駅で書いています さようならのあとは 何を書けばいい 好きでした ただ一途に 好きでした ありがとう あなた すべてだったひと 泣いてはだめ 迷っちゃだめ もう二度と ふり向かない ふるさと行き 八時の「こまくさ」で なつかしい あの町へ 帰ります きっと咲いています 秋田駒の峰に 紅も淡い花が 雪にたえて 今 私には 生きる場所が あるのだと ひとりであなた 待って知りました 泣いてはだめ 迷っちゃだめ この駅で 乗り換えたら ふるさと行き 八時の「こまくさ」で 新しい 明日へと 向かいます 泣いてはだめ 迷っちゃだめ もう二度と ふり向かない ふるさと行き 八時の「こまくさ」で 新しい 明日へと 向かいます | 岩本公水 | さくらちさと | 田尾将実 | 蔦将包 | あなた宛ての手紙 駅で書いています さようならのあとは 何を書けばいい 好きでした ただ一途に 好きでした ありがとう あなた すべてだったひと 泣いてはだめ 迷っちゃだめ もう二度と ふり向かない ふるさと行き 八時の「こまくさ」で なつかしい あの町へ 帰ります きっと咲いています 秋田駒の峰に 紅も淡い花が 雪にたえて 今 私には 生きる場所が あるのだと ひとりであなた 待って知りました 泣いてはだめ 迷っちゃだめ この駅で 乗り換えたら ふるさと行き 八時の「こまくさ」で 新しい 明日へと 向かいます 泣いてはだめ 迷っちゃだめ もう二度と ふり向かない ふるさと行き 八時の「こまくさ」で 新しい 明日へと 向かいます |
秋桜だより茜(あかね)の空に 飛行機雲が 白く流れて 消えてゆく 失くしてはじめて 気づいたの あなたの優しさ あなたの笑顔 窓の外には コスモスゆれて 幸せが 幸せが 待っていそうな 道の駅 人の欲しがる 幸せなんて きっと形が 消えてゆくのね 生きてくだけでも 辛いこと あなたの背中に つかまりながら 通り過ぎゆく 風の向こうに 幸せが 幸せが 待っていそうな 道の駅 失くしてはじめて 気づいたの あなたの優しさ あなたの笑顔 窓の外には コスモスゆれて 幸せが 幸せが 待っていそうな 道の駅 | 岩本公水 | さわだすずこ | 蔦将包 | 蔦将包 | 茜(あかね)の空に 飛行機雲が 白く流れて 消えてゆく 失くしてはじめて 気づいたの あなたの優しさ あなたの笑顔 窓の外には コスモスゆれて 幸せが 幸せが 待っていそうな 道の駅 人の欲しがる 幸せなんて きっと形が 消えてゆくのね 生きてくだけでも 辛いこと あなたの背中に つかまりながら 通り過ぎゆく 風の向こうに 幸せが 幸せが 待っていそうな 道の駅 失くしてはじめて 気づいたの あなたの優しさ あなたの笑顔 窓の外には コスモスゆれて 幸せが 幸せが 待っていそうな 道の駅 |
心のふるさと夕暮れせまる 北の空みれば 遠く懐かしい 故郷のあの町が 春は雪解け れんげ草 夏は浴衣で 遠花火 昨日の悲しみが 溶けて消えてゆく いつもふる里 こころに抱いて… 何事もなく 季節(とき)は過ぎてゆき 何か忘れもの している気がします 秋は稲穂に 赤とんぼ 冬はいろり火 雪まつり あの日の約束が 胸に甦(よみがえ)る 今もあの夢 こころに熱く… 春は雪解け れんげ草 夏は浴衣で 遠花火 かわらぬ微笑みで 明日(あす)を生きてゆく いつもふる里 こころに抱いて… | 岩本公水 | 仁井谷俊也 | 田尾将実 | 蔦将包 | 夕暮れせまる 北の空みれば 遠く懐かしい 故郷のあの町が 春は雪解け れんげ草 夏は浴衣で 遠花火 昨日の悲しみが 溶けて消えてゆく いつもふる里 こころに抱いて… 何事もなく 季節(とき)は過ぎてゆき 何か忘れもの している気がします 秋は稲穂に 赤とんぼ 冬はいろり火 雪まつり あの日の約束が 胸に甦(よみがえ)る 今もあの夢 こころに熱く… 春は雪解け れんげ草 夏は浴衣で 遠花火 かわらぬ微笑みで 明日(あす)を生きてゆく いつもふる里 こころに抱いて… |
恋螢燃えろ螢火 海山越えて 北の大地に 踊る夜は 無理に濃い目の 口紅をひく (ハア) よさこい よさこい (ハア) よさこいソーラン (ハア) ハアー アー ハアー (ソイヤ ソイヤ) ハアー (ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ) 泣いて咲くのか 笑って散るか 三日三晩の 恋螢 母と繕う 手縫いの衣裳 情けは深く 夢浅く 北の女の 性哀し (ハア) よさこい よさこい (ハア) よさこいソーラン (ハア) ハアー アー ハアー (ソイヤ ソイヤ) ハアー (ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ) 祭りばやしは 五穀の穣り 空に十六夜 天の川 夢か幻か 夏咲く花か 泣いて悔しい 恋よりも いっそ破れる 愛がいい (ハア) よさこい よさこい (ハア) よさこいソーラン (ハア) ハアー アー ハアー (ソイヤ ソイヤ) ハアー (ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ) せめて螢よ 今宵は光れ ソーラン踊りに 身を焦がせ ソーラン踊りに 身を焦がせ | 岩本公水 | 幸田龍馬 | 岡千秋 | | 燃えろ螢火 海山越えて 北の大地に 踊る夜は 無理に濃い目の 口紅をひく (ハア) よさこい よさこい (ハア) よさこいソーラン (ハア) ハアー アー ハアー (ソイヤ ソイヤ) ハアー (ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ) 泣いて咲くのか 笑って散るか 三日三晩の 恋螢 母と繕う 手縫いの衣裳 情けは深く 夢浅く 北の女の 性哀し (ハア) よさこい よさこい (ハア) よさこいソーラン (ハア) ハアー アー ハアー (ソイヤ ソイヤ) ハアー (ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ) 祭りばやしは 五穀の穣り 空に十六夜 天の川 夢か幻か 夏咲く花か 泣いて悔しい 恋よりも いっそ破れる 愛がいい (ハア) よさこい よさこい (ハア) よさこいソーラン (ハア) ハアー アー ハアー (ソイヤ ソイヤ) ハアー (ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ) せめて螢よ 今宵は光れ ソーラン踊りに 身を焦がせ ソーラン踊りに 身を焦がせ |
恋燦華海鳴りないて 荒れる夜は 時計の針が むかしにもどる 恋は女の 命の華よ この指も 唇も 今もあなたの ものなのに 波が 波が 波がふたりを あゝ…… ひきはなす ガラスの窓に くち紅を うつして頬の 薄さになける 恋は女の 命の華よ あの夜を やさしさを あなた返して もう一度 呼んで 呼んで 呼んでとどかぬ あゝ…… 遠いひと 恋は女の 命の華よ 春がゆき 夏がゆき 秋と一緒に 冬が来る 海の 海の 海のくらさよ あゝ…… 抱きしめて | 岩本公水 | たかたかし | 浜圭介 | 前田俊明 | 海鳴りないて 荒れる夜は 時計の針が むかしにもどる 恋は女の 命の華よ この指も 唇も 今もあなたの ものなのに 波が 波が 波がふたりを あゝ…… ひきはなす ガラスの窓に くち紅を うつして頬の 薄さになける 恋は女の 命の華よ あの夜を やさしさを あなた返して もう一度 呼んで 呼んで 呼んでとどかぬ あゝ…… 遠いひと 恋は女の 命の華よ 春がゆき 夏がゆき 秋と一緒に 冬が来る 海の 海の 海のくらさよ あゝ…… 抱きしめて |
恋風涙ポロポロ 流れて落ちる 桜ハラハラ 散るように 悲しみあふれ 傷あと濡らす 夜ごと・夢ごと・私ごと ああ この恋が 許されないと わかっているのに ああ戻れない どこまでも 追いかける 地の涯(はて)・空の涯 季節(とき)が過ぎて 心のスキ間 風がヒュルヒュル 吹き荒れる 瞼(まぶた)とじれば 高鳴る胸が 夜ごと・夢ごと・私ごと ああ この恋が はかなく終わる 運命(さだめ)と知っても ああ悔やまない どこまでも 追いかける 地の涯・空の涯 ああ あなただけ 偏(ひとえ)に愛し 生きてくことしか ああ出来ないわ どこまでも 追いかける 地の涯・空の涯 | 岩本公水 | 秋浩二 | 田尾将実 | 蔦将包 | 涙ポロポロ 流れて落ちる 桜ハラハラ 散るように 悲しみあふれ 傷あと濡らす 夜ごと・夢ごと・私ごと ああ この恋が 許されないと わかっているのに ああ戻れない どこまでも 追いかける 地の涯(はて)・空の涯 季節(とき)が過ぎて 心のスキ間 風がヒュルヒュル 吹き荒れる 瞼(まぶた)とじれば 高鳴る胸が 夜ごと・夢ごと・私ごと ああ この恋が はかなく終わる 運命(さだめ)と知っても ああ悔やまない どこまでも 追いかける 地の涯・空の涯 ああ あなただけ 偏(ひとえ)に愛し 生きてくことしか ああ出来ないわ どこまでも 追いかける 地の涯・空の涯 |
九段の母上野駅から 九段まで かって知らない じれったさ 杖をたよりに 一日がかり せがれ来たぞや 会いに来た 空をつくよな 大鳥居 こんな立派な お社に 神とまつられ もったいなさよ 母は泣けます うれしさに 両手あわせて ひざまづき おがむはずみの お念仏 はっと気づいて うろたえました せがれ許せよ 田舎もの 鳶が鷹の子 うんだよで いまじゃ果報が 身にあまる 金鵄勲章(きんしくんしょう)が 見せたいばかり 逢いに来たぞや 九段坂 | 岩本公水 | 石松秋二 | 能代八郎 | | 上野駅から 九段まで かって知らない じれったさ 杖をたよりに 一日がかり せがれ来たぞや 会いに来た 空をつくよな 大鳥居 こんな立派な お社に 神とまつられ もったいなさよ 母は泣けます うれしさに 両手あわせて ひざまづき おがむはずみの お念仏 はっと気づいて うろたえました せがれ許せよ 田舎もの 鳶が鷹の子 うんだよで いまじゃ果報が 身にあまる 金鵄勲章(きんしくんしょう)が 見せたいばかり 逢いに来たぞや 九段坂 |
草枕あなたと一緒に いる夜は なんにも見えない あなただけ あなたと離れて 見る空に 心を半分 分けた月 逢(あ)いたくて 逢いたくて ただ逢いたくて 草の枕に 問いかける あなたの今の 胸のうち 楽しい時間は 短くて 知らない間に 更ける秋 待ってる時間は 長すぎて 育てる愛にも 気づかない ふれたくて ふれたくて ただふれたくて 草の枕で 夢ん中 面影ばかり 追いかける 二人で訪ねた この町を 一人で行(ゆ)くのは つらすぎる 小さな想い出 ひとつにも 大きな未練の 愛を知る 泣きたくて 泣きたくて ただ泣きたくて 草の枕に 映しては あなたのすべて 抱きしめる | 岩本公水 | こはまかずえ | 田尾将実 | 蔦将包 | あなたと一緒に いる夜は なんにも見えない あなただけ あなたと離れて 見る空に 心を半分 分けた月 逢(あ)いたくて 逢いたくて ただ逢いたくて 草の枕に 問いかける あなたの今の 胸のうち 楽しい時間は 短くて 知らない間に 更ける秋 待ってる時間は 長すぎて 育てる愛にも 気づかない ふれたくて ふれたくて ただふれたくて 草の枕で 夢ん中 面影ばかり 追いかける 二人で訪ねた この町を 一人で行(ゆ)くのは つらすぎる 小さな想い出 ひとつにも 大きな未練の 愛を知る 泣きたくて 泣きたくて ただ泣きたくて 草の枕に 映しては あなたのすべて 抱きしめる |
君の名は君の名はと たずねし人あり その人の 名も知らず 今日砂山に ただひとりきて 浜昼顔に きいてみる 夜霧の街 思い出の橋よ 過ぎた日の あの夜が ただ何となく 胸にしみじみ 東京恋しや 忘れられぬ 海の涯(はて)に 満月が出たよ 浜木綿(はまゆう)の 花の香(か)に 海女は真珠の 涙ほろほろ 夜の汽笛が かなしいか | 岩本公水 | 菊田一夫 | 古関裕而 | | 君の名はと たずねし人あり その人の 名も知らず 今日砂山に ただひとりきて 浜昼顔に きいてみる 夜霧の街 思い出の橋よ 過ぎた日の あの夜が ただ何となく 胸にしみじみ 東京恋しや 忘れられぬ 海の涯(はて)に 満月が出たよ 浜木綿(はまゆう)の 花の香(か)に 海女は真珠の 涙ほろほろ 夜の汽笛が かなしいか |
絹の雨「濡れるじゃないか もっとお寄りよ」 言ってあなたは わたしを抱いた 絹の雨 … 絹の雨 別れたあとも 胸にせつなく 濡れかかる ひとり飲む酒 みれんの味がする 「二人でいつか 旅に出ようよ」 あの日あなたが 誘ってくれた 絹の雨 … 絹の雨 想いださせる 細くはかない 夜の雨 ひとり飲む酒 みれんの味がする 「泣くんじゃないよ いつか逢えるさ」 そんな言葉に 降る雨かなし 絹の雨 … 絹の雨 いつ降り止むの 咲かずじまいの 夢ひとつ ひとり飲む酒 みれんの味がする | 岩本公水 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 「濡れるじゃないか もっとお寄りよ」 言ってあなたは わたしを抱いた 絹の雨 … 絹の雨 別れたあとも 胸にせつなく 濡れかかる ひとり飲む酒 みれんの味がする 「二人でいつか 旅に出ようよ」 あの日あなたが 誘ってくれた 絹の雨 … 絹の雨 想いださせる 細くはかない 夜の雨 ひとり飲む酒 みれんの味がする 「泣くんじゃないよ いつか逢えるさ」 そんな言葉に 降る雨かなし 絹の雨 … 絹の雨 いつ降り止むの 咲かずじまいの 夢ひとつ ひとり飲む酒 みれんの味がする |
北の絶唱これが最後 すべて懸けた 恋でした ぷつり切れた 赤い糸が やるせない 北へ北へと 行(ゆ)く旅は 窓に広がる 冬景色 ここで点々 血のしずく 雪に散らせば 雪に散らせば …しねますか ひとりですが 今夜泊めて 下さいと 告げる胸は 心細く こわれそう 北へ北へと 行く旅は 白い吐息も 邪魔をする 凍りつくよな 淋しさは 醒めて悲しい 醒めて悲しい …遠い夢 何を待てば 忘れられる あのひとを 日付け過ぎた 戻る切符 捨てられぬ 北へ北へと 行く旅は いつになったら 終わるのか 燃える思いを 断ちきれぬ 夜明け海鳥 夜明け海鳥 …空へ翔べ 空へ翔べ | 岩本公水 | いとう彩 | 岡千秋 | 丸山雅仁 | これが最後 すべて懸けた 恋でした ぷつり切れた 赤い糸が やるせない 北へ北へと 行(ゆ)く旅は 窓に広がる 冬景色 ここで点々 血のしずく 雪に散らせば 雪に散らせば …しねますか ひとりですが 今夜泊めて 下さいと 告げる胸は 心細く こわれそう 北へ北へと 行く旅は 白い吐息も 邪魔をする 凍りつくよな 淋しさは 醒めて悲しい 醒めて悲しい …遠い夢 何を待てば 忘れられる あのひとを 日付け過ぎた 戻る切符 捨てられぬ 北へ北へと 行く旅は いつになったら 終わるのか 燃える思いを 断ちきれぬ 夜明け海鳥 夜明け海鳥 …空へ翔べ 空へ翔べ |
岸壁の母母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて 又引き揚げ船が帰って来たのに、今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えぬのか……。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ……。 帰れないなら大きな声で……。 呼んで下さい おがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に あれから十年…… あの子はどうしているでしょう。 雪と風のシベリアは寒かろう…… つらかっただろうと命の限り抱きしめて…… 温めてやりたい……。 悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子持ちて今日も又、 怒涛(どとう)砕くる岸壁に立つ母の姿を……。 | 岩本公水 | 藤田まさと | 平川浪竜 | | 母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて 又引き揚げ船が帰って来たのに、今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えぬのか……。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ……。 帰れないなら大きな声で……。 呼んで下さい おがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に あれから十年…… あの子はどうしているでしょう。 雪と風のシベリアは寒かろう…… つらかっただろうと命の限り抱きしめて…… 温めてやりたい……。 悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子持ちて今日も又、 怒涛(どとう)砕くる岸壁に立つ母の姿を……。 |
片時雨(セリフ入り ギター演歌バージョン)一人にさせてと 呑む酒は 砂を噛むよな 虚しさよ どうしてあの人 わたしを捨てた グラス持つ手の 仕草も癖も 小雨に消えるのよ… ああ… 雨よ 他人の空似でもいいの あの人をここへ ここへ 連れてきて… 小さな部屋だが ごめんなと そっとわたしを 抱いた人 男はすぐにも 忘れるけれど 忘れたくない 女は過去を 濡らすな恋灯(こいあか)り… 手酌じゃ酔えない 酔うもんか 誰に拗(す)ねよか 片時雨(かたしぐれ) こんなに惚れても 惚れられないの いいえわたしは 待つのが宿命(さだめ) 命のある限り… | 岩本公水 | いとう彩 | 岡千秋 | | 一人にさせてと 呑む酒は 砂を噛むよな 虚しさよ どうしてあの人 わたしを捨てた グラス持つ手の 仕草も癖も 小雨に消えるのよ… ああ… 雨よ 他人の空似でもいいの あの人をここへ ここへ 連れてきて… 小さな部屋だが ごめんなと そっとわたしを 抱いた人 男はすぐにも 忘れるけれど 忘れたくない 女は過去を 濡らすな恋灯(こいあか)り… 手酌じゃ酔えない 酔うもんか 誰に拗(す)ねよか 片時雨(かたしぐれ) こんなに惚れても 惚れられないの いいえわたしは 待つのが宿命(さだめ) 命のある限り… |
片時雨一人にさせてと 呑む酒は 砂を噛むよな 虚しさよ どうしてあの人 わたしを捨てた グラス持つ手の 仕草も癖も 小雨に消えるのよ… 小さな部屋だが ごめんなと そっとわたしを 抱いた人 男はすぐにも 忘れるけれど 忘れたくない 女は過去を 濡らすな恋灯(こいあか)り… 手酌じゃ酔えない 酔うもんか 誰に拗(す)ねよか 片時雨(かたしぐれ) こんなに惚れても 惚れられないの いいえわたしは 待つのが宿命(さだめ) 命のある限り… | 岩本公水 | いとう彩 | 岡千秋 | 丸山雅仁 | 一人にさせてと 呑む酒は 砂を噛むよな 虚しさよ どうしてあの人 わたしを捨てた グラス持つ手の 仕草も癖も 小雨に消えるのよ… 小さな部屋だが ごめんなと そっとわたしを 抱いた人 男はすぐにも 忘れるけれど 忘れたくない 女は過去を 濡らすな恋灯(こいあか)り… 手酌じゃ酔えない 酔うもんか 誰に拗(す)ねよか 片時雨(かたしぐれ) こんなに惚れても 惚れられないの いいえわたしは 待つのが宿命(さだめ) 命のある限り… |
家族野には野の花 山には山の木々 あるがまま 命の根をはり生きている 泣いてもいいね 人間だもの 痛けりゃ痛がる そのままに 人として 人として 物じゃなく 人として… 夕日が沈む ビルの街に 家族の顔が うかぶ 冬になったら 男は出稼ぎに 変わらない 時代がどんなに 変わっても 待ってることが 女の勤め それでも笑った 母がいた 人として 人として ひとすじに 人として… 朝日がのぼる 何処にいても 家族の顔が うかぶ 家族の顔が 揃う | 岩本公水 | 吉岡治 | 弦哲也 | 前田俊明 | 野には野の花 山には山の木々 あるがまま 命の根をはり生きている 泣いてもいいね 人間だもの 痛けりゃ痛がる そのままに 人として 人として 物じゃなく 人として… 夕日が沈む ビルの街に 家族の顔が うかぶ 冬になったら 男は出稼ぎに 変わらない 時代がどんなに 変わっても 待ってることが 女の勤め それでも笑った 母がいた 人として 人として ひとすじに 人として… 朝日がのぼる 何処にいても 家族の顔が うかぶ 家族の顔が 揃う |
風の村から山からころげたならひの風が…騒ぐ 囲炉裏の榾火(ほだび)に こころが燃える 私は都会へ夢漕ぎながら…ひとり マフラー編んだり 手紙を見たりしてた 日暮れどきの バスに乗り 泣かないで行きます… 母さんの 母さんの温もりを抱いて 行(ゆ)きます 今年も凍ったはだれの雪が…残り 小枝にこぼれ陽(び) 小鳥が遊び 私は都会へ夢漕ぎながら…ひとり おばこのひと節 唄ってみたりしてた 日暮れどきの バスに乗り 泣かないで行きます… 母さんの 母さんの優しさを抱いて 行(ゆ)きます 日暮れどきの バスに乗り 泣かないで行きます… 母さんの 母さんの温もりを抱いて 行きます | 岩本公水 | 新條カオル | 櫻田誠一 | | 山からころげたならひの風が…騒ぐ 囲炉裏の榾火(ほだび)に こころが燃える 私は都会へ夢漕ぎながら…ひとり マフラー編んだり 手紙を見たりしてた 日暮れどきの バスに乗り 泣かないで行きます… 母さんの 母さんの温もりを抱いて 行(ゆ)きます 今年も凍ったはだれの雪が…残り 小枝にこぼれ陽(び) 小鳥が遊び 私は都会へ夢漕ぎながら…ひとり おばこのひと節 唄ってみたりしてた 日暮れどきの バスに乗り 泣かないで行きます… 母さんの 母さんの優しさを抱いて 行(ゆ)きます 日暮れどきの バスに乗り 泣かないで行きます… 母さんの 母さんの温もりを抱いて 行きます |
風の絶唱七つ転んで 傷つきながら 八つやる気の おばこ節 秋田生まれは 根っから純で 涙飛ばして 春を待つ 母の温(ぬく)みと 鳥海の 山は私の 山は私の 守り神 祭り囃子と 惚の字の人が 呼んでいるよな あかね雲 きっといつかは 東京だより 書ける日もくる 意地もある 色の白さは 雪育ち 声の良さなら 声の良さなら 親ゆずり 故郷(くに)を背負って がんばる時は はじけ励ます おばこ節 三味を叩けば 龍神様の 吼(ほ)える海鳴り 想い出す 母の情(こころ)は 明日(あす)を呼ぶ 風は私の 風は私の 叫び唄 | 岩本公水 | 新條カオル | 弦哲也 | | 七つ転んで 傷つきながら 八つやる気の おばこ節 秋田生まれは 根っから純で 涙飛ばして 春を待つ 母の温(ぬく)みと 鳥海の 山は私の 山は私の 守り神 祭り囃子と 惚の字の人が 呼んでいるよな あかね雲 きっといつかは 東京だより 書ける日もくる 意地もある 色の白さは 雪育ち 声の良さなら 声の良さなら 親ゆずり 故郷(くに)を背負って がんばる時は はじけ励ます おばこ節 三味を叩けば 龍神様の 吼(ほ)える海鳴り 想い出す 母の情(こころ)は 明日(あす)を呼ぶ 風は私の 風は私の 叫び唄 |
角館・想い人しんしん きらきら 雪が舞う しだれ桜に 雪が舞う あの人は 何処(どこ)の町 どんな暮らしの毎日ですか 角巻(かくま)きで 角館(かくのだて) 想い人 想い雪 恋しくて 愛(いと)しくて 今もわたしは ひとりです しんしんと きらきらと ああ 雪桜の町 どんなに どんなに 愛しても 抱いてくれない 人でした こころだけ 抱きしめて つらい笑顔をする人でした 隠し恋 角館 想い人 ちぎれ雪 許されぬ 恋でした 雪が埋(うず)めた 恋でした はらはらと きらきらと ああ 雪桜の町 遠くで 静かに 鐘が鳴る 戻れない恋 告げるよう あの人を 貫いて 愛の弓矢を放ってみたい 角館 想い人 みだれ雪 燃える雪 かなしみを 貫いて 弓矢こころに 刺さります しんしんと きらきらと ああ 雪桜の町 | 岩本公水 | 喜多條忠 | 田尾将実 | 蔦将包 | しんしん きらきら 雪が舞う しだれ桜に 雪が舞う あの人は 何処(どこ)の町 どんな暮らしの毎日ですか 角巻(かくま)きで 角館(かくのだて) 想い人 想い雪 恋しくて 愛(いと)しくて 今もわたしは ひとりです しんしんと きらきらと ああ 雪桜の町 どんなに どんなに 愛しても 抱いてくれない 人でした こころだけ 抱きしめて つらい笑顔をする人でした 隠し恋 角館 想い人 ちぎれ雪 許されぬ 恋でした 雪が埋(うず)めた 恋でした はらはらと きらきらと ああ 雪桜の町 遠くで 静かに 鐘が鳴る 戻れない恋 告げるよう あの人を 貫いて 愛の弓矢を放ってみたい 角館 想い人 みだれ雪 燃える雪 かなしみを 貫いて 弓矢こころに 刺さります しんしんと きらきらと ああ 雪桜の町 |
おんなの峠つらいと思えば なおさらつらい 心の中では 分かっていても 堪(こら)え切れずに 泣く日もあるわ これが生きると いう事なのね… 山あり谷あり この先は 登れるでしょうか おんなの峠 君さえ良ければ こっちにおいで やさしい瞳に 抱き寄せられた 恋という名の しあわせ遊び 今は儚(はかな)い 想い出なのね… 山あり谷あり 振り向けば 転んだ七坂 おんなの峠 消せない月日は 螺鈿(らでん)の箱に しまって置きましょ 誰にも見せず 里の灯(あか)りが ぽつんと点(とも)る ここがわたしの 故郷(ふるさと)なのね… 山あり谷あり 乗り越えて 希望(あした)を探すの おんなの峠 | 岩本公水 | いとう彩 | 三原聡 | 南郷達也 | つらいと思えば なおさらつらい 心の中では 分かっていても 堪(こら)え切れずに 泣く日もあるわ これが生きると いう事なのね… 山あり谷あり この先は 登れるでしょうか おんなの峠 君さえ良ければ こっちにおいで やさしい瞳に 抱き寄せられた 恋という名の しあわせ遊び 今は儚(はかな)い 想い出なのね… 山あり谷あり 振り向けば 転んだ七坂 おんなの峠 消せない月日は 螺鈿(らでん)の箱に しまって置きましょ 誰にも見せず 里の灯(あか)りが ぽつんと点(とも)る ここがわたしの 故郷(ふるさと)なのね… 山あり谷あり 乗り越えて 希望(あした)を探すの おんなの峠 |
面白山の滝待っても帰らない あんたは何処(どこ)にいる 逢ったら言いたいよ 恨み言のひとつも 駅へ三里の 村を出るとき 一年経ったら帰って来ると 誓ったあんたの約束は 嘘だった リンゴ噛み噛み あんたは打ち明けた 「おらはお前を離しはしない」 やさしく抱き寄せた 汽笛が轟(とどろ)いて 芋煮の汽車が行く 高瀬の紅花が 散っても来ないあんたは 馬鹿な女と 思うでしょうが 私にゃ一生一度の恋よ 消さずに燃やしていたいのさ 恋の火を ひと目逢いたいよ 面白山(おもしろやま)の上 遠くを見ていたら なぜか胸が切ない 野面(のづら)チラチラと 浮かんで泣ける 涙がぽろぽろ流れて落ちる 面白山の滝の水 なみだ水 | 岩本公水 | 秋浩二 | 秋浩二 | 伊戸のりお | 待っても帰らない あんたは何処(どこ)にいる 逢ったら言いたいよ 恨み言のひとつも 駅へ三里の 村を出るとき 一年経ったら帰って来ると 誓ったあんたの約束は 嘘だった リンゴ噛み噛み あんたは打ち明けた 「おらはお前を離しはしない」 やさしく抱き寄せた 汽笛が轟(とどろ)いて 芋煮の汽車が行く 高瀬の紅花が 散っても来ないあんたは 馬鹿な女と 思うでしょうが 私にゃ一生一度の恋よ 消さずに燃やしていたいのさ 恋の火を ひと目逢いたいよ 面白山(おもしろやま)の上 遠くを見ていたら なぜか胸が切ない 野面(のづら)チラチラと 浮かんで泣ける 涙がぽろぽろ流れて落ちる 面白山の滝の水 なみだ水 |
贈りもの母からの贈りもの 切りつめたお金 使えずに握りしめ 泣いていた あの日 父からの贈りもの 長々と手紙 大人だろ頑張れと 身体に気をつけろ 夕焼けの 秋風と… 山並みと あの頃に逢いたい… ありがたく また嬉しくて 使えずにある ありがたく また嬉しくて 読み返す 夜 姉からの贈りもの 励ましの電話 友からの贈りもの 仲間達 写真 海からの贈りもの 潮風と太陽 頑張ろう今日も また、この都会の片隅で 青い空 白い雲… 限りなく 続いてほしいナ 幸福で また楽しくて 夢を見る 私 贈りもの… そうありがとう いつの日か 返す 戦いの 無い町で 助け合い… 生きて行こうヨ 貧しさも また幸せも あるけれど もっと… やさしさを 持ち続け 生きるのが いい | 岩本公水 | 吉幾三 | 吉幾三 | 若草恵 | 母からの贈りもの 切りつめたお金 使えずに握りしめ 泣いていた あの日 父からの贈りもの 長々と手紙 大人だろ頑張れと 身体に気をつけろ 夕焼けの 秋風と… 山並みと あの頃に逢いたい… ありがたく また嬉しくて 使えずにある ありがたく また嬉しくて 読み返す 夜 姉からの贈りもの 励ましの電話 友からの贈りもの 仲間達 写真 海からの贈りもの 潮風と太陽 頑張ろう今日も また、この都会の片隅で 青い空 白い雲… 限りなく 続いてほしいナ 幸福で また楽しくて 夢を見る 私 贈りもの… そうありがとう いつの日か 返す 戦いの 無い町で 助け合い… 生きて行こうヨ 貧しさも また幸せも あるけれど もっと… やさしさを 持ち続け 生きるのが いい |
大阪しぐれひとりで生きてくなんて できないと 泣いてすがればネオンが ネオンがしみる 北の新地は 想い出ばかり 雨もよう 夢もぬれます ああ大阪しぐれ ひとつやふたつじゃないの ふるきずは 噂並木の堂島 堂島すずめ こんなわたしで いいならあげる なにもかも 抱いてください ああ大阪しぐれ しあわせそれとも今は ふしあわせ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり つくし足りない わたしが悪い あのひとを 雨よ帰して ああ大阪しぐれ | 岩本公水 | 吉岡治 | 市川昭介 | | ひとりで生きてくなんて できないと 泣いてすがればネオンが ネオンがしみる 北の新地は 想い出ばかり 雨もよう 夢もぬれます ああ大阪しぐれ ひとつやふたつじゃないの ふるきずは 噂並木の堂島 堂島すずめ こんなわたしで いいならあげる なにもかも 抱いてください ああ大阪しぐれ しあわせそれとも今は ふしあわせ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり つくし足りない わたしが悪い あのひとを 雨よ帰して ああ大阪しぐれ |
遠雷哀しくなると 思い出す 夏祭りで買った 蒼(あお)いひよこ 大事に大事に してたのに 夢みたいに色あせて ゆきました 花火の柄(がら)の 浴衣着て 待ってたあなたは 来なかった 遠くで光る かみなりと 庭のすみに埋めた 蒼いひよこ 大事に大事に してたのに 雪みたいに冷たくて 泣きました 濡れてる髪で 呼び出され 待ってたあなたは 来なかった 東京に来る 前の晩 なまり色の海の 朽(く)ちた番屋 大事に大事に してたけど あなたにならあげたいと 言いました 始発のホーム 見送りに 待ってたあなたは 来なかった あれからいつか 十五年 待ってたあなたは 来なかった | 岩本公水 | 田久保真見 | 若草恵 | 若草恵 | 哀しくなると 思い出す 夏祭りで買った 蒼(あお)いひよこ 大事に大事に してたのに 夢みたいに色あせて ゆきました 花火の柄(がら)の 浴衣着て 待ってたあなたは 来なかった 遠くで光る かみなりと 庭のすみに埋めた 蒼いひよこ 大事に大事に してたのに 雪みたいに冷たくて 泣きました 濡れてる髪で 呼び出され 待ってたあなたは 来なかった 東京に来る 前の晩 なまり色の海の 朽(く)ちた番屋 大事に大事に してたけど あなたにならあげたいと 言いました 始発のホーム 見送りに 待ってたあなたは 来なかった あれからいつか 十五年 待ってたあなたは 来なかった |
演歌はいいね演歌はいいね 心にしみて 演歌はいいね 人情(なさけ)があって 塩っぱい涙と Tシャツひとつ 人生七坂(ななさか) がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね 演歌はいいね 秋刀魚(さんま)の味が 演歌はいいね 涙の味が 夢のあなぼこ あしたが見えりゃ 人生横丁 がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね 演歌はいいね 汽笛が聴こえ 演歌はいいね 故郷(こきょう)が見えて 敗けちゃならない 奥歯をかんで 人生荒波 がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね | 岩本公水 | 荒木とよひさ | 弦哲也 | | 演歌はいいね 心にしみて 演歌はいいね 人情(なさけ)があって 塩っぱい涙と Tシャツひとつ 人生七坂(ななさか) がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね 演歌はいいね 秋刀魚(さんま)の味が 演歌はいいね 涙の味が 夢のあなぼこ あしたが見えりゃ 人生横丁 がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね 演歌はいいね 汽笛が聴こえ 演歌はいいね 故郷(こきょう)が見えて 敗けちゃならない 奥歯をかんで 人生荒波 がんばりゃいいさ エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね エンヤコラ今夜は まわし酒 酔って乾杯 …演歌はいいね |
えんか坂苦労積み荷の 荷車を 引いてこの世の 登り下り 決めた道なら 男なら 夢をヨイショと 持ちあげて 涙こらえろ がまんだぜ なんだ坂 こんな坂 人生(えんか)坂 一と一とが ささえあい 人という字が 立ち上がる 相身互いさ 人の世は 花が咲くとき 散るときも 一緒に行こうぜ なぁおまえ なんだ坂 こんな坂 人生(えんか)坂 汗をながして 生きていりゃ いつか陽が射す 人の道 つらいときには 肩寄せて せめて飲もうぜ 癒し酒 愚痴はいうなよ 明日がある なんだ坂 こんな坂 人生(えんか)坂 | 岩本公水 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 苦労積み荷の 荷車を 引いてこの世の 登り下り 決めた道なら 男なら 夢をヨイショと 持ちあげて 涙こらえろ がまんだぜ なんだ坂 こんな坂 人生(えんか)坂 一と一とが ささえあい 人という字が 立ち上がる 相身互いさ 人の世は 花が咲くとき 散るときも 一緒に行こうぜ なぁおまえ なんだ坂 こんな坂 人生(えんか)坂 汗をながして 生きていりゃ いつか陽が射す 人の道 つらいときには 肩寄せて せめて飲もうぜ 癒し酒 愚痴はいうなよ 明日がある なんだ坂 こんな坂 人生(えんか)坂 |
裏町酒場雨にぬれてる 赤い灯(ひ)が 俺にゃ似合いの 裏町酒場 泣いているのか あの唄も 酔えばおまえの 声になる よせよいまさら ああ ひとり酒 肩を並べて 飲む夜が 俺とおまえの 幸せだった 夢を落とした 盃を そっと笑って 飲んでいた 思い出すのさ ああ ひとり酒 いつかおまえと みちづれに 俺はなろうと 思ったものを 箸の袋に 別れ文字 書いて残して どこ行った 馬鹿な奴だよ ああ ひとり酒 | 岩本公水 | さいとう大三 | 竜鉄也 | | 雨にぬれてる 赤い灯(ひ)が 俺にゃ似合いの 裏町酒場 泣いているのか あの唄も 酔えばおまえの 声になる よせよいまさら ああ ひとり酒 肩を並べて 飲む夜が 俺とおまえの 幸せだった 夢を落とした 盃を そっと笑って 飲んでいた 思い出すのさ ああ ひとり酒 いつかおまえと みちづれに 俺はなろうと 思ったものを 箸の袋に 別れ文字 書いて残して どこ行った 馬鹿な奴だよ ああ ひとり酒 |
浮草の舟つなぐ手と手に 温もりあれば どんな波風 吹こうとも ついてゆきます ついてゆく 寒い夜空の 星だって いつか希望の 星になる あなたと流れる 浮草の舟 雲の切れ間に 日差しがのぞく そうと信じて 春を待つ 向かい風でも いいんです そばにあなたが いればいい 明日(あす)は背中(せ)を押す 風になる ふたりで流れる 浮草の舟 何がこの先 待ち受けようと 俺のみちづれ おまえだけ 言って私の 肩を抱く そんなあなたに 寄り添って 夢の岸辺に いつの日か あなたと着きたい 浮草の舟 | 岩本公水 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 南郷達也 | つなぐ手と手に 温もりあれば どんな波風 吹こうとも ついてゆきます ついてゆく 寒い夜空の 星だって いつか希望の 星になる あなたと流れる 浮草の舟 雲の切れ間に 日差しがのぞく そうと信じて 春を待つ 向かい風でも いいんです そばにあなたが いればいい 明日(あす)は背中(せ)を押す 風になる ふたりで流れる 浮草の舟 何がこの先 待ち受けようと 俺のみちづれ おまえだけ 言って私の 肩を抱く そんなあなたに 寄り添って 夢の岸辺に いつの日か あなたと着きたい 浮草の舟 |
岩木山お山だヨ 岩木だヨ 津軽の秋はヨ 風と一緒に いなほがさわぐ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ 爺っちゃも婆っちゃも 腰のばせ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ いい山かけたか 若い衆 過ぎた苦労は 忘れろと 笛が鳴る おどってヨ 祭だヨ 岩木だヨ 津軽の秋はヨ りんご手にした 娘が歌う バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ 爺っちゃも婆っちゃも 腰のばせ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ いい山かけたか 若い衆 おいらも年頃 食べ頃と 胸が鳴る はずんでヨ 叫びだヨ 岩木だヨ 津軽の秋はヨ 夢を担いで 六根懺悔(どっこいさいぎ) バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ 爺っちゃも婆っちゃも 腰のばせ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ いい山かけたか 若い衆 明日はでっかく 飛び出せと 笛が鳴る おどってヨ | 岩本公水 | 野村耕三 | 櫻田誠一 | | お山だヨ 岩木だヨ 津軽の秋はヨ 風と一緒に いなほがさわぐ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ 爺っちゃも婆っちゃも 腰のばせ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ いい山かけたか 若い衆 過ぎた苦労は 忘れろと 笛が鳴る おどってヨ 祭だヨ 岩木だヨ 津軽の秋はヨ りんご手にした 娘が歌う バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ 爺っちゃも婆っちゃも 腰のばせ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ いい山かけたか 若い衆 おいらも年頃 食べ頃と 胸が鳴る はずんでヨ 叫びだヨ 岩木だヨ 津軽の秋はヨ 夢を担いで 六根懺悔(どっこいさいぎ) バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ 爺っちゃも婆っちゃも 腰のばせ バーダラ バーダラ バーダラヨ コラ いい山かけたか 若い衆 明日はでっかく 飛び出せと 笛が鳴る おどってヨ |
イヨマンテの夜アホイヤ アアア… イヨマンテ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ かがり火 ああ 満月よ 今宵 熊祭り 踊ろ メノコよ タム タム 太鼓が鳴る 熱き唇 我によせてよ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ ひと夜を ああ 我が胸に 今宵 熊祭り 可愛 メノコよ コタンの 掟やぶり 熱き吐息を 我に与えよ アアアアアア… アホイヨ アホイヨ イヨマンテ | 岩本公水 | 菊田一夫 | 古関裕而 | | アホイヤ アアア… イヨマンテ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ かがり火 ああ 満月よ 今宵 熊祭り 踊ろ メノコよ タム タム 太鼓が鳴る 熱き唇 我によせてよ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ ひと夜を ああ 我が胸に 今宵 熊祭り 可愛 メノコよ コタンの 掟やぶり 熱き吐息を 我に与えよ アアアアアア… アホイヨ アホイヨ イヨマンテ |
一生一度好きなあなたは 近くて遠い人 いまはかなしい 片思い いつかはあげる 女の花を 汚(よご)さずに 淋しさに 耐え抜いて 一生一度の 愛の奇跡を 信じて待つわ 逢うに逢えない さだめの嵐も きっといつかは 止むでしょう その日のために 私は守る ひたすらに 海となり 風となり 人にゃ見せない 玉の素肌を ささげるために 女心は 開かずの扉なの だけどあなたが ささやけば 開かないはずの 扉がひらく 音もなく ひとすじの 愛だから 一生一度の 春の便りを 明るく待つわ | 岩本公水 | 星野哲郎 | 弦哲也 | | 好きなあなたは 近くて遠い人 いまはかなしい 片思い いつかはあげる 女の花を 汚(よご)さずに 淋しさに 耐え抜いて 一生一度の 愛の奇跡を 信じて待つわ 逢うに逢えない さだめの嵐も きっといつかは 止むでしょう その日のために 私は守る ひたすらに 海となり 風となり 人にゃ見せない 玉の素肌を ささげるために 女心は 開かずの扉なの だけどあなたが ささやけば 開かないはずの 扉がひらく 音もなく ひとすじの 愛だから 一生一度の 春の便りを 明るく待つわ |
雨の堂島川傘を持つ手の 袂(たもと)を濡らす 雨は涙の みれん糸 夜の大阪 堂島川に 捨てて流した 恋なのに なんで今夜も 私を泣かす 降る雨に しのび泣く おんな傘 羽根を濡らした 堂島すずめ 飛んでゆけない 向こう岸 追えば逃げてく しあわせばかり 雨の向こうに 消えてゆく 想慕(おもい)はかない 恋はうたかた 降りしきる 雨に泣く 涙傘 ネオン浮かべた 涙の川は みれん心の 水鏡 濡れて大阪 八百八橋 渡り切れない 渡れない 傘の重さに 今夜も泣いて 独りきり 帰ります おんな傘 | 岩本公水 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 前田俊明 | 傘を持つ手の 袂(たもと)を濡らす 雨は涙の みれん糸 夜の大阪 堂島川に 捨てて流した 恋なのに なんで今夜も 私を泣かす 降る雨に しのび泣く おんな傘 羽根を濡らした 堂島すずめ 飛んでゆけない 向こう岸 追えば逃げてく しあわせばかり 雨の向こうに 消えてゆく 想慕(おもい)はかない 恋はうたかた 降りしきる 雨に泣く 涙傘 ネオン浮かべた 涙の川は みれん心の 水鏡 濡れて大阪 八百八橋 渡り切れない 渡れない 傘の重さに 今夜も泣いて 独りきり 帰ります おんな傘 |
秋に燃ゆ山のしぐれは まもなく雪に 北の寒さは 足早(あしばや)に せめて駅まで 送らせて 冬の訪れ くるまえに すがり すがり 声をあげたら きっと心は 夜叉になる 燃える紅葉が 別れを焦がし 赤く染まって ひとり染まって ああ 恋が散る 青いみかんを さしだしながら 汽車で食べてと 目をふせる 夢で逢えると なぐさめの 言葉断ち切り ベルが鳴る 未練 未練 迷子にしたら 恨む心が 夜叉になる 燃える紅葉に 姿を変えて 紅く染まって ひとり染まって ああ 恋が散る あなた あなた 追いかけたなら つらい心は 夜叉になる 燃える紅葉は 別れの炎 赤く染まって ひとり染まって ああ 恋が散る | 岩本公水 | 石原信一 | 浜圭介 | | 山のしぐれは まもなく雪に 北の寒さは 足早(あしばや)に せめて駅まで 送らせて 冬の訪れ くるまえに すがり すがり 声をあげたら きっと心は 夜叉になる 燃える紅葉が 別れを焦がし 赤く染まって ひとり染まって ああ 恋が散る 青いみかんを さしだしながら 汽車で食べてと 目をふせる 夢で逢えると なぐさめの 言葉断ち切り ベルが鳴る 未練 未練 迷子にしたら 恨む心が 夜叉になる 燃える紅葉に 姿を変えて 紅く染まって ひとり染まって ああ 恋が散る あなた あなた 追いかけたなら つらい心は 夜叉になる 燃える紅葉は 別れの炎 赤く染まって ひとり染まって ああ 恋が散る |
秋田長持唄蝶よナーヨー 花よとヨー (ハアー ヤレヤレー) 育てた娘 今日はナーヨー 他人のヨー オヤ 手に渡すナーエー 私ゃナーヨー もらってもヨー そまつにしない ながのナーヨー 宝とヨー オヤ 納めおくナーエー さあさナーヨー お立ちだヨー お名残惜しや 今度ナーヨー 来る時ゃヨー オヤ 孫連れてナーエー | 岩本公水 | 秋田県民謡 | 秋田県民謡 | | 蝶よナーヨー 花よとヨー (ハアー ヤレヤレー) 育てた娘 今日はナーヨー 他人のヨー オヤ 手に渡すナーエー 私ゃナーヨー もらってもヨー そまつにしない ながのナーヨー 宝とヨー オヤ 納めおくナーエー さあさナーヨー お立ちだヨー お名残惜しや 今度ナーヨー 来る時ゃヨー オヤ 孫連れてナーエー |
秋田音頭 ~公水バージョン~ヤートセー コラ秋田音頭です (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) いずれこれより御免こうむり 音頭の無駄を言う あたりさわりもあろうけれども サッサと出しかける (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) 秋田名物八森鰰々(はたはた) 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶(のしろしゅんけい) 桧山納豆 大館曲(おおだてまげ)わっぱ (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) 何につけでも一杯呑まねば 物事はかどらね 呑めば呑むほど気持ちコ開(ひら)けて 踊りコなど出はる (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) 秋田の女コ 何してきれいだと聞くだけ野暮だんす 小野小町の生まれ在所 お前(め)はん知らねのげ (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) | 岩本公水 | 秋田県民謡 | 秋田県民謡 | | ヤートセー コラ秋田音頭です (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) いずれこれより御免こうむり 音頭の無駄を言う あたりさわりもあろうけれども サッサと出しかける (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) 秋田名物八森鰰々(はたはた) 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶(のしろしゅんけい) 桧山納豆 大館曲(おおだてまげ)わっぱ (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) 何につけでも一杯呑まねば 物事はかどらね 呑めば呑むほど気持ちコ開(ひら)けて 踊りコなど出はる (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) 秋田の女コ 何してきれいだと聞くだけ野暮だんす 小野小町の生まれ在所 お前(め)はん知らねのげ (ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ) |
紅とんぼ空(から)にしてって 酒も肴も 今日でおしまい 店仕舞 五年ありがとう 楽しかったわ いろいろお世話になりました しんみりしないでよ…ケンさん 新宿駅裏 紅(あか)とんぼ 想いだしてね…時々は いいのいいから ツケは帳消し みつぐ相手も いないもの だけどみなさん 飽きもしないで よくよく通ってくれました 唄ってよ騒いでよ…しんちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想いだしてね…時々は だからほんとよ 故里(くに)へ帰るの 誰も貰っちゃ くれないし みんなありがとう うれしかったわ あふれてきちゃった想い出が 笑ってよ涕(な)かないで…チーちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想いだしてね…時々は | 岩本公水 | 吉田旺 | 船村徹 | | 空(から)にしてって 酒も肴も 今日でおしまい 店仕舞 五年ありがとう 楽しかったわ いろいろお世話になりました しんみりしないでよ…ケンさん 新宿駅裏 紅(あか)とんぼ 想いだしてね…時々は いいのいいから ツケは帳消し みつぐ相手も いないもの だけどみなさん 飽きもしないで よくよく通ってくれました 唄ってよ騒いでよ…しんちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想いだしてね…時々は だからほんとよ 故里(くに)へ帰るの 誰も貰っちゃ くれないし みんなありがとう うれしかったわ あふれてきちゃった想い出が 笑ってよ涕(な)かないで…チーちゃん 新宿駅裏 紅とんぼ 想いだしてね…時々は |
紅い花昨日の夢を 追いかけて 今夜もひとりざわめきに遊ぶ 昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる 騒いで飲んで いるうちに こんなにはやく時は過ぎるのか 琥珀のグラスに浮かんで消える 虹色の夢 紅い花 想いを込めて ささげた恋唄 あの日 あの頃は 今どこに いつか消えた 夢ひとつ 悩んだあとの苦笑い くやんでみても 時は戻らない 疲れた自分が愛しくなって 酒にうたう いつしか外は 雨の音 乾いた胸が 思い出に濡れて 灯りがチラチラ歪んでうつる あの日のように 紅い花 踏みにじられて 流れた恋唄 あの日 あの頃は 今どこに いつか消えた 影ひとつ 紅い花 暗闇の中 むなしい恋唄 あの日あの頃は 今どこに 今日も消える 夢ひとつ 今日も消える 夢ひとつ | 岩本公水 | 松原史明 | 杉本眞人 | | 昨日の夢を 追いかけて 今夜もひとりざわめきに遊ぶ 昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる 騒いで飲んで いるうちに こんなにはやく時は過ぎるのか 琥珀のグラスに浮かんで消える 虹色の夢 紅い花 想いを込めて ささげた恋唄 あの日 あの頃は 今どこに いつか消えた 夢ひとつ 悩んだあとの苦笑い くやんでみても 時は戻らない 疲れた自分が愛しくなって 酒にうたう いつしか外は 雨の音 乾いた胸が 思い出に濡れて 灯りがチラチラ歪んでうつる あの日のように 紅い花 踏みにじられて 流れた恋唄 あの日 あの頃は 今どこに いつか消えた 影ひとつ 紅い花 暗闇の中 むなしい恋唄 あの日あの頃は 今どこに 今日も消える 夢ひとつ 今日も消える 夢ひとつ |
愛は限りなく~Dio,Come Ti Amo!~雲が流れる空を あなたの胸の 白いハンカチのように その白さが 胸にしみる Dio come ti amo! この幸せを 胸いっぱいに 抱きしめたい 甘い口づけ やさしい言葉 幸せすぎて こわいくらいなの Dio come ti amo! この幸せを 涙でそっと あたためたい 愛は喜び 愛は悲しみ つばめのように 自由に空を それが愛なの 流れのように 自由に海へ それが恋か? Dio come ti amo! 愛は喜び 愛は悲しみ つばめのように 自由に空を それが愛なの 流れのように 自由に海へ それが恋か Dio come ti amo! Dio come ti amo! | 岩本公水 | Domenico Modugno・日本語詞:音羽たかし | Domenico Modugno | | 雲が流れる空を あなたの胸の 白いハンカチのように その白さが 胸にしみる Dio come ti amo! この幸せを 胸いっぱいに 抱きしめたい 甘い口づけ やさしい言葉 幸せすぎて こわいくらいなの Dio come ti amo! この幸せを 涙でそっと あたためたい 愛は喜び 愛は悲しみ つばめのように 自由に空を それが愛なの 流れのように 自由に海へ それが恋か? Dio come ti amo! 愛は喜び 愛は悲しみ つばめのように 自由に空を それが愛なの 流れのように 自由に海へ それが恋か Dio come ti amo! Dio come ti amo! |
愛のせせらぎ涙の粒を 集めたら あなたへと流れる 川になるでしょう 水面(みなも)ゆらす やさしい風が 遠い面影 つれてくる 恋しくて 恋しくて 好きよ 逢えなくたって 夜空に星も 見えなくて どうしようもないほど さみしいときは ほんの少し 頬(ほほ)染めながら 腕に抱かれた おもいでに よりそって 眠ります あなた 逢えなくたって はなびら浮かべ 流れてる この澄んだ小川は とぎれはしない そうよ愛は 胸に生きてる たとえあなたが 離れても 忘れない 忘れない 好きよ 逢えなくたって | 岩本公水 | さくらちさと | 田尾将実 | 蔦将包 | 涙の粒を 集めたら あなたへと流れる 川になるでしょう 水面(みなも)ゆらす やさしい風が 遠い面影 つれてくる 恋しくて 恋しくて 好きよ 逢えなくたって 夜空に星も 見えなくて どうしようもないほど さみしいときは ほんの少し 頬(ほほ)染めながら 腕に抱かれた おもいでに よりそって 眠ります あなた 逢えなくたって はなびら浮かべ 流れてる この澄んだ小川は とぎれはしない そうよ愛は 胸に生きてる たとえあなたが 離れても 忘れない 忘れない 好きよ 逢えなくたって |
哀愁波止場夜の波止場にゃ 誰あれもいない 霧にブイの灯(ひ) 泣くばかり おどま盆ぎり盆ぎり 盆からさきゃ おらんと… あの人の好きな歌 波がつぶやく淋しさよ 「ああ今夜もブイの灯が… 冷たい私の心のようにうるんでいる あの人のいない港は 暗い海の波のように淋しいわ… あの人がいつも唄った歌が 今夜も私を泣かすのね」 三月(みつき)待っても 逢うのは一夜(ひとよ) 恋も悲しい 波止場町 五ツ木くずしは しんから 泣けるよ 思い出の滲む歌 耳に残って離れない | 岩本公水 | 石本美由起 | 船村徹 | | 夜の波止場にゃ 誰あれもいない 霧にブイの灯(ひ) 泣くばかり おどま盆ぎり盆ぎり 盆からさきゃ おらんと… あの人の好きな歌 波がつぶやく淋しさよ 「ああ今夜もブイの灯が… 冷たい私の心のようにうるんでいる あの人のいない港は 暗い海の波のように淋しいわ… あの人がいつも唄った歌が 今夜も私を泣かすのね」 三月(みつき)待っても 逢うのは一夜(ひとよ) 恋も悲しい 波止場町 五ツ木くずしは しんから 泣けるよ 思い出の滲む歌 耳に残って離れない |
哀愁のからまつ林涙あふれて はり裂けそうな 胸を両手で 抱きしめる みえないの みえないの 背のびをしても ああ あの人は 行ってしまった からまつ林 せめてもいちど 恋しい人の 腕に甘えて 縋(すが)れたら それだけで それだけで 死んでもいいの ああ 弱虫と 風が叱るわ 日暮の風が あとも見ないで 別れていった 男らしさが 哀しさが 燃えるよな 燃えるよな 夕やけ小焼 ああ 帰りましょう 影を踏み踏み 落葉の道を | 岩本公水 | 西沢爽 | 船村徹 | | 涙あふれて はり裂けそうな 胸を両手で 抱きしめる みえないの みえないの 背のびをしても ああ あの人は 行ってしまった からまつ林 せめてもいちど 恋しい人の 腕に甘えて 縋(すが)れたら それだけで それだけで 死んでもいいの ああ 弱虫と 風が叱るわ 日暮の風が あとも見ないで 別れていった 男らしさが 哀しさが 燃えるよな 燃えるよな 夕やけ小焼 ああ 帰りましょう 影を踏み踏み 落葉の道を |