春に一番近い町転がるように 並んで座り 熱爛二本と 焼き魚 途切れとぎれの ひそひそ話 どこにもあるよな ふたりづれ 他に今夜は お客は居ない 外はおぼろ夜 波音ばかり 房総半島 野島崎 春に一番 近い町だよ 小さな荷物 ふたりの夢を しっかり抱き締め 来たのだろう 暗い陰など どこにも見えぬ 若さがまぶしい ふたりづれ ここで所帯を 持つ気があれば そっと応援してあげたいね 房総半島 野島崎 春に一番 近い町だよ 海とカモメと 魚があれば きっとしあわせ 見つかる筈さ 房総半島 野島崎 春に一番 近い町だよ | 立樹みか | 長山たかのり | 関野幾生 | | 転がるように 並んで座り 熱爛二本と 焼き魚 途切れとぎれの ひそひそ話 どこにもあるよな ふたりづれ 他に今夜は お客は居ない 外はおぼろ夜 波音ばかり 房総半島 野島崎 春に一番 近い町だよ 小さな荷物 ふたりの夢を しっかり抱き締め 来たのだろう 暗い陰など どこにも見えぬ 若さがまぶしい ふたりづれ ここで所帯を 持つ気があれば そっと応援してあげたいね 房総半島 野島崎 春に一番 近い町だよ 海とカモメと 魚があれば きっとしあわせ 見つかる筈さ 房総半島 野島崎 春に一番 近い町だよ |
おんなの仁義人は誰でも うたかたの 夢をみながら 散りゆく運命(さだめ) 度胸あるなら 抱いてみな 紅い炎が 燃えてるうちに 男まさりの この啖呵 受けてみるかい おんなの仁義 二度と逢えない 行きずりの 一夜妻でも 真心(こころ)は同じ 濡れた黒髪 夕顔の 紅い炎が 揺れてるうちに 男まさりの この啖呵 受けてみるかい おんなの仁義 受けた情けに 流されて 泣いた分だけ やつれていった 嘘で包んだ やわ肌の 紅い炎が 消えないうちに 男まさりの この啖呵 受けてみるかい おんなの仁義 | 立樹みか | 仙智水 | 安形和巳 | | 人は誰でも うたかたの 夢をみながら 散りゆく運命(さだめ) 度胸あるなら 抱いてみな 紅い炎が 燃えてるうちに 男まさりの この啖呵 受けてみるかい おんなの仁義 二度と逢えない 行きずりの 一夜妻でも 真心(こころ)は同じ 濡れた黒髪 夕顔の 紅い炎が 揺れてるうちに 男まさりの この啖呵 受けてみるかい おんなの仁義 受けた情けに 流されて 泣いた分だけ やつれていった 嘘で包んだ やわ肌の 紅い炎が 消えないうちに 男まさりの この啖呵 受けてみるかい おんなの仁義 |
恋の川雨に濡れてた 紫陽花を グラスに飾れば 淋しさつのる 雨よあの人 つれてきて みれん涙が 流れます…… おんな 酔い待ち 恋の川 花のしずくで 好きとかく 影もわびしい とまり木小路 傘にかくれて 肩よせた 胸に思い出 灯ります…… あなた 酔い待ち 恋の川 もどるあてない 夢の舟 お酒にしずめて 忘れてみたい 雨にわかれた あの人の 声が聞こえて 渡る橋…… おんな 酔い待ち 恋の川 | 立樹みか | しの綾 | 安形和巳 | | 雨に濡れてた 紫陽花を グラスに飾れば 淋しさつのる 雨よあの人 つれてきて みれん涙が 流れます…… おんな 酔い待ち 恋の川 花のしずくで 好きとかく 影もわびしい とまり木小路 傘にかくれて 肩よせた 胸に思い出 灯ります…… あなた 酔い待ち 恋の川 もどるあてない 夢の舟 お酒にしずめて 忘れてみたい 雨にわかれた あの人の 声が聞こえて 渡る橋…… おんな 酔い待ち 恋の川 |
花びら慕情花の命の 儚さと 同じさだめか 私の恋も 燃えて散るなら あなたの胸で 女ごころの 花びらひとつ そっとやさしく掌に ひと夜でいいのよ 包んでほしい 白い椿の 花びらを けむる湯もやが 淋しく濡らす つのる想いに また逢いたさに 夢の名残りを 探しに来たの ひとりたたずむ 湯の町の あなたと別れた 思い出橋に 花に命が あるように 命かけだの ふたりの愛に どうせ私は 涙の花で 散ってゆくのよ 悲しいけれど こんな女の いたことを わかってほしいの あなたにだけは | 立樹みか | 三浦康照 | 水森英夫 | | 花の命の 儚さと 同じさだめか 私の恋も 燃えて散るなら あなたの胸で 女ごころの 花びらひとつ そっとやさしく掌に ひと夜でいいのよ 包んでほしい 白い椿の 花びらを けむる湯もやが 淋しく濡らす つのる想いに また逢いたさに 夢の名残りを 探しに来たの ひとりたたずむ 湯の町の あなたと別れた 思い出橋に 花に命が あるように 命かけだの ふたりの愛に どうせ私は 涙の花で 散ってゆくのよ 悲しいけれど こんな女の いたことを わかってほしいの あなたにだけは |
ひとりの酒あなた残した この酒に 今もあの日が うつります 飲めば飲むほど 淋しさが 胸に涙を つれて来る どこに悲しみ 捨てるやら 好きで覚えた わけじゃない あなた教えた 酒の味 忘れられない 面影が 揺れるグラスに また浮かぶ 偲ぶ酒場で むせび泣く ひとりぼっちは 寒いから 生きることさえ つらくなる 話し相手が ほしいのに 酒は黙って いるばかり あなたに逢いたい 雨の夜 | 立樹みか | 森田圭悟 | 水森英夫 | 南郷達也 | あなた残した この酒に 今もあの日が うつります 飲めば飲むほど 淋しさが 胸に涙を つれて来る どこに悲しみ 捨てるやら 好きで覚えた わけじゃない あなた教えた 酒の味 忘れられない 面影が 揺れるグラスに また浮かぶ 偲ぶ酒場で むせび泣く ひとりぼっちは 寒いから 生きることさえ つらくなる 話し相手が ほしいのに 酒は黙って いるばかり あなたに逢いたい 雨の夜 |
夢きずなあれから三年 帳尻合わせ 越えた苦の字の 山や坂 路地の酒場が 馴れ初めで ひょんなことから 縁結び つかず離れず ねぇあんた 惚れて一生 惚れて一生 夢きずな 一文無しとは 言い過ぎだけど 何もなかった あの頃は わずか二間の 仮ずまい それも今では 笑い草 住めば都の 辰巳風 ゆれる風鈴 ゆれる風鈴 夢きずな 目と目を合わせりゃ あんたが判る 所帯構えりゃ なおさらに 先を急いじゃ 逃げていく 明日という日も しあわせも そっと柱に 手を伸ばし めくる日めくり めくる日めくり 夢きずな | 立樹みか | たきのえいじ | 弦哲也 | 前田俊明 | あれから三年 帳尻合わせ 越えた苦の字の 山や坂 路地の酒場が 馴れ初めで ひょんなことから 縁結び つかず離れず ねぇあんた 惚れて一生 惚れて一生 夢きずな 一文無しとは 言い過ぎだけど 何もなかった あの頃は わずか二間の 仮ずまい それも今では 笑い草 住めば都の 辰巳風 ゆれる風鈴 ゆれる風鈴 夢きずな 目と目を合わせりゃ あんたが判る 所帯構えりゃ なおさらに 先を急いじゃ 逃げていく 明日という日も しあわせも そっと柱に 手を伸ばし めくる日めくり めくる日めくり 夢きずな |
北の海唄おなごはヤマセに 耐えながら くずれ番屋で 綱を刺す 日暮れは無口で ばさら髪 子供背中に 飯を炊く はァ ソーランの 海で鮭を捕る はァ おとこ衆は いのちさらしてヨ 押されてひかれて 転がって 砂に埋もれた 定置綱 呑んだら踊った 万祝(まいわい)も 今じゃじさまの 語り草 はァ ソーランの海で鮭を捕る はァ おとこ衆は いのちぶつけてヨ おなごは口紅 ひきながら 浜で大漁の 船を待つ しばれた両手に 息をかけ 冬も終りの 雪ん中 はァ ソーランの海で鮭を捕る はァ おとこ衆は いのちしぼってヨ | 立樹みか | 新條カオル | 櫻田誠一 | | おなごはヤマセに 耐えながら くずれ番屋で 綱を刺す 日暮れは無口で ばさら髪 子供背中に 飯を炊く はァ ソーランの 海で鮭を捕る はァ おとこ衆は いのちさらしてヨ 押されてひかれて 転がって 砂に埋もれた 定置綱 呑んだら踊った 万祝(まいわい)も 今じゃじさまの 語り草 はァ ソーランの海で鮭を捕る はァ おとこ衆は いのちぶつけてヨ おなごは口紅 ひきながら 浜で大漁の 船を待つ しばれた両手に 息をかけ 冬も終りの 雪ん中 はァ ソーランの海で鮭を捕る はァ おとこ衆は いのちしぼってヨ |
人生七坂倖せあかりは 半分足らず のこりは惚れて 灯せばいいわ 人生七坂 八つでつかみゃ なんてことないわ… この苦労 いろいろ寄り道 した人ね 笑顔でごまかす とことんお人好し 気遣う言葉を 並べるよりも 情けをあげる おんなでいたい 人生七坂 八つでつかみゃ なんてことないわ… ねぇあんた くよくよしないで もう一杯 地酒で憂さなど 忘れてみましょうか あしたを尋ねて ふかまる絆 こころを重ね 歩きましょうか 人生七坂 八つでつかみゃ なんてことないわ… この先も まだまだ登りが ある二人 演歌が似合いの 夫婦になりたいね | 立樹みか | 森田圭悟 | 橋田充哲・水森英夫 | 伊戸のりお | 倖せあかりは 半分足らず のこりは惚れて 灯せばいいわ 人生七坂 八つでつかみゃ なんてことないわ… この苦労 いろいろ寄り道 した人ね 笑顔でごまかす とことんお人好し 気遣う言葉を 並べるよりも 情けをあげる おんなでいたい 人生七坂 八つでつかみゃ なんてことないわ… ねぇあんた くよくよしないで もう一杯 地酒で憂さなど 忘れてみましょうか あしたを尋ねて ふかまる絆 こころを重ね 歩きましょうか 人生七坂 八つでつかみゃ なんてことないわ… この先も まだまだ登りが ある二人 演歌が似合いの 夫婦になりたいね |
時の流れに身をまかせもしも あなたと逢えずにいたら わたしは何を してたでしょうか 平凡だけど 誰かを愛し 普通の暮し してたでしょうか 時の流れに 身をまかせ あなたの色に 染められ 一度の人生それさえ 捨てることもかまわない だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 愛せない もしも あなたに嫌われたなら 明日という日 失くしてしまうわ 約束なんか いらないけれど 想い出だけじゃ 生きてゆけない 時の流れに 身をまかせ あなたの胸に より添い 綺麗になれたそれだけで いのちさえもいらないわ だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 見えないの 時の流れに 身をまかせ あなたの色に 染められ 一度の人生それさえ 捨てることもかまわない だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 愛せない | 立樹みか | 荒木とよひさ | 三木たかし | | もしも あなたと逢えずにいたら わたしは何を してたでしょうか 平凡だけど 誰かを愛し 普通の暮し してたでしょうか 時の流れに 身をまかせ あなたの色に 染められ 一度の人生それさえ 捨てることもかまわない だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 愛せない もしも あなたに嫌われたなら 明日という日 失くしてしまうわ 約束なんか いらないけれど 想い出だけじゃ 生きてゆけない 時の流れに 身をまかせ あなたの胸に より添い 綺麗になれたそれだけで いのちさえもいらないわ だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 見えないの 時の流れに 身をまかせ あなたの色に 染められ 一度の人生それさえ 捨てることもかまわない だから お願い そばに置いてね いまは あなたしか 愛せない |
人生ひとすじ男が世間に 起つときは 肩に火の粉の 雨がふる さけて通れぬ 時もある 俺は微笑って その火の粉 あびる覚悟で 前に出る 人生ひとすじ はるかな道に 人の真実が 咲いてるだろう この道行くのさ 真実道 相手を打つより 責めるより 打って自分を 戒めろ 根雪こらえて 花は咲く 人は力じゃ 動かせぬ 夢も力じゃ 掴めない 人生ひとすじ 心の道に 人の情けが 咲いてるだろう この道生きよう 情け道 寄る波 引く波 その波に 熱い縁の 人の世の 堅い契りを 知らされた 船を引き裂く 岩でさえ 波に抱かれて 丸くなる 人生ひとすじ 男の道に 人の命が 咲いてるだろう この道信じた 命道 | 立樹みか | 瀧譲二・志賀大介 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 男が世間に 起つときは 肩に火の粉の 雨がふる さけて通れぬ 時もある 俺は微笑って その火の粉 あびる覚悟で 前に出る 人生ひとすじ はるかな道に 人の真実が 咲いてるだろう この道行くのさ 真実道 相手を打つより 責めるより 打って自分を 戒めろ 根雪こらえて 花は咲く 人は力じゃ 動かせぬ 夢も力じゃ 掴めない 人生ひとすじ 心の道に 人の情けが 咲いてるだろう この道生きよう 情け道 寄る波 引く波 その波に 熱い縁の 人の世の 堅い契りを 知らされた 船を引き裂く 岩でさえ 波に抱かれて 丸くなる 人生ひとすじ 男の道に 人の命が 咲いてるだろう この道信じた 命道 |
人生華太鼓男なら 誰もそうだろ 火と燃える 夢がある 燃えて 燃え上がれ ドドンと太鼓を 打ち鳴らせ 人生太鼓の バチさばき ぶきっちょ人生 楽じゃない 弱音吐いてる 暇はない 兎と亀の 根競べ 泣いて笑って 生きようよ あ~ あ~ そうだね 男なら きっとそうだろ 来た道は 戻らない 明日に 眼を向けろ ドドンと太鼓を 打ち鳴らせ 人生太鼓は 華太鼓 山もあるけど 谷もある 意地があるなら 這え上がれ 男同士の 心意気 いつか花咲く 時が来る ドドンと太鼓を 打ち鳴らせ 人生太鼓は 華太鼓 山もあるけど 谷もある 意地があるなら 這え上がれ 男同士の 心意気 いつか花咲く 時が来る あ~ あ~ そうだね | 立樹みか | 結城忍 | 市原宏祐 | | 男なら 誰もそうだろ 火と燃える 夢がある 燃えて 燃え上がれ ドドンと太鼓を 打ち鳴らせ 人生太鼓の バチさばき ぶきっちょ人生 楽じゃない 弱音吐いてる 暇はない 兎と亀の 根競べ 泣いて笑って 生きようよ あ~ あ~ そうだね 男なら きっとそうだろ 来た道は 戻らない 明日に 眼を向けろ ドドンと太鼓を 打ち鳴らせ 人生太鼓は 華太鼓 山もあるけど 谷もある 意地があるなら 這え上がれ 男同士の 心意気 いつか花咲く 時が来る ドドンと太鼓を 打ち鳴らせ 人生太鼓は 華太鼓 山もあるけど 谷もある 意地があるなら 這え上がれ 男同士の 心意気 いつか花咲く 時が来る あ~ あ~ そうだね |
無法松の一生(度胸千両入り)小倉生まれで 玄海育ち 口も荒いが 気も荒い 無法一代 涙を捨てて 度胸千両で 生きる身の 男一代 無法松 空にひびいた あの音は たたく太鼓の 勇駒 山車の竹笹 堤灯は 赤い灯(あかし)に ゆれて行く 今日は祇園の 夏祭り 揃いの浴衣の 若い衆は 綱を引出し 音頭とる 玄海灘の 風うけて ばちがはげしく 右左 小倉名代は 無法松 度胸千両の あばれうち 泣くな嘆くな 男じゃないか どうせ実らぬ 恋じゃもの 愚痴や未練は 玄海灘に 捨てて太鼓の 乱れ打ち 夢も通えよ 女男波 | 立樹みか | 吉野夫二郎 | 古賀政男 | | 小倉生まれで 玄海育ち 口も荒いが 気も荒い 無法一代 涙を捨てて 度胸千両で 生きる身の 男一代 無法松 空にひびいた あの音は たたく太鼓の 勇駒 山車の竹笹 堤灯は 赤い灯(あかし)に ゆれて行く 今日は祇園の 夏祭り 揃いの浴衣の 若い衆は 綱を引出し 音頭とる 玄海灘の 風うけて ばちがはげしく 右左 小倉名代は 無法松 度胸千両の あばれうち 泣くな嘆くな 男じゃないか どうせ実らぬ 恋じゃもの 愚痴や未練は 玄海灘に 捨てて太鼓の 乱れ打ち 夢も通えよ 女男波 |
華太鼓幕が 幕が上がれば 待ったなし 次ぎはあたしの 出番だよ 肚(はら)を据えてさ 根性も据えて 度胸千両の 華になる ホレ ホレ 惚れぼれ 響き合おうよ 男と女の華太鼓 人は 人は花だよ 色気だよ だから咲くのさ 燃えるのさ 泣くも笑うも 沈むも浮くも 人生からくり 夢芝居 ホレ ホレ 惚れぼれ 響き合おうよ 男と女の華太鼓 悔し 悔し涙にゃ 負けないよ むだに命は 棄てないよ 伊達や酔きょで 舞台は踏まぬ ここが勝負さ 花道さ ホレ ホレ 惚れぼれ 響き合おうよ 男と女の華太鼓 | 立樹みか | 志賀大介 | 島津伸男 | | 幕が 幕が上がれば 待ったなし 次ぎはあたしの 出番だよ 肚(はら)を据えてさ 根性も据えて 度胸千両の 華になる ホレ ホレ 惚れぼれ 響き合おうよ 男と女の華太鼓 人は 人は花だよ 色気だよ だから咲くのさ 燃えるのさ 泣くも笑うも 沈むも浮くも 人生からくり 夢芝居 ホレ ホレ 惚れぼれ 響き合おうよ 男と女の華太鼓 悔し 悔し涙にゃ 負けないよ むだに命は 棄てないよ 伊達や酔きょで 舞台は踏まぬ ここが勝負さ 花道さ ホレ ホレ 惚れぼれ 響き合おうよ 男と女の華太鼓 |
宿無しかもめ風の便りも ないけれど 沖から未練が 戻り波 バカだね 私― 涙をこぼして 酔うなんて 港の男はヨー 気まぐれかもめ 今頃 あんた あんた どこの波止場を 流れ酒 ひとりぼっちの 酒文字は 気がつきゃあんたの 名前だけ バカだね 私― あてない帰りを 待つなんて 港の男はヨー 浮気なかもめ 今頃 あんた あんた 若い雀と 恋泊り 酔いに抱かれた うたた寝は 背中の寒さに 目が醒める バカだね 私― このまま死にたく なるなんて 港の男はヨー 宿無しかもめ 今頃 あんた あんた どこで酔いどれ 旅まくら | 立樹みか | 新條カオル | 弦哲也 | | 風の便りも ないけれど 沖から未練が 戻り波 バカだね 私― 涙をこぼして 酔うなんて 港の男はヨー 気まぐれかもめ 今頃 あんた あんた どこの波止場を 流れ酒 ひとりぼっちの 酒文字は 気がつきゃあんたの 名前だけ バカだね 私― あてない帰りを 待つなんて 港の男はヨー 浮気なかもめ 今頃 あんた あんた 若い雀と 恋泊り 酔いに抱かれた うたた寝は 背中の寒さに 目が醒める バカだね 私― このまま死にたく なるなんて 港の男はヨー 宿無しかもめ 今頃 あんた あんた どこで酔いどれ 旅まくら |
漁火漁場の鬼と 呼ばれていても 陸(おか)に上がれば 淋しがり屋なの 灯りをつけるの 待ってたように 今夜も私に 逢いに来る 嬉しいねェ… もっとお呑みよ ここは「漁火」 港の酒場 上手な口説き 文句も云えず 海を相手の 手柄ばなしだけ 弟みたいに 思っていたが この頃なんだか せつなくて 酔いたいねェ… ふたりきりでさ ここは「漁火」 港の酒場 五つも年齢(とし)が 離れていたら 惚れていたって 口にゃ出せないわ あんたは大事に 私の黒髪(かみ)を 御守袋に しまいこむ 憎いよねェ… ホロリさせてさ ここは「漁火」 港の酒場 | 立樹みか | 仁井谷俊也 | 村上ヒロ子 | | 漁場の鬼と 呼ばれていても 陸(おか)に上がれば 淋しがり屋なの 灯りをつけるの 待ってたように 今夜も私に 逢いに来る 嬉しいねェ… もっとお呑みよ ここは「漁火」 港の酒場 上手な口説き 文句も云えず 海を相手の 手柄ばなしだけ 弟みたいに 思っていたが この頃なんだか せつなくて 酔いたいねェ… ふたりきりでさ ここは「漁火」 港の酒場 五つも年齢(とし)が 離れていたら 惚れていたって 口にゃ出せないわ あんたは大事に 私の黒髪(かみ)を 御守袋に しまいこむ 憎いよねェ… ホロリさせてさ ここは「漁火」 港の酒場 |
黒潮おんな節あばれガツオを 追いかけながら あんた乗り出す 黒潮灘へ うちがあずかる 留守漁港(みなと) 土佐っぽ女の きる啖呵 海も舌巻く ハチキン育ち 唄はよさこい あ…おんな節 竿をしならせ 桂の浜で うちはあんたに 釣られたカツオ 三月(みつき)待たせりゃ ひからびる 土佐っぽ女の 活きのよさ 抱いておくれよ 夢でもいいさ 灼けた二の腕 あ…恋しいよ 時化が相手の 荒海ぐらし あんたいま頃 支那海あたり お神酒供えて 祈る無事 土佐っぽ女の 一本気 うちを泣かせりゃ ただではすまぬ きょうも漁港(みなと)で あ…船を待つ | 立樹みか | 英雄士 | 北道良 | | あばれガツオを 追いかけながら あんた乗り出す 黒潮灘へ うちがあずかる 留守漁港(みなと) 土佐っぽ女の きる啖呵 海も舌巻く ハチキン育ち 唄はよさこい あ…おんな節 竿をしならせ 桂の浜で うちはあんたに 釣られたカツオ 三月(みつき)待たせりゃ ひからびる 土佐っぽ女の 活きのよさ 抱いておくれよ 夢でもいいさ 灼けた二の腕 あ…恋しいよ 時化が相手の 荒海ぐらし あんたいま頃 支那海あたり お神酒供えて 祈る無事 土佐っぽ女の 一本気 うちを泣かせりゃ ただではすまぬ きょうも漁港(みなと)で あ…船を待つ |
雪酒場酒場の窓をふるわせて 海が荒れます 泣きじゃくる あなた あなた死んでも 死んでもいいですね… 未練ひとつのため息が 背中にこぼれて 雪になる お酒じゃきえぬ淋しさと かけて積もれぬ雪と解く あなた あなた死んでも 死んでもいいですね… 心騙してゆきずりに 抱かれてみたって あなただけ 港はきょうも雪に暮れ 酔ってわたしは 口紅をひく あなた あなた死んでも 死んでもいいですね… すがる胸さえないままに 女の生活が 荒れてゆく | 立樹みか | たかたかし | 中村典正 | | 酒場の窓をふるわせて 海が荒れます 泣きじゃくる あなた あなた死んでも 死んでもいいですね… 未練ひとつのため息が 背中にこぼれて 雪になる お酒じゃきえぬ淋しさと かけて積もれぬ雪と解く あなた あなた死んでも 死んでもいいですね… 心騙してゆきずりに 抱かれてみたって あなただけ 港はきょうも雪に暮れ 酔ってわたしは 口紅をひく あなた あなた死んでも 死んでもいいですね… すがる胸さえないままに 女の生活が 荒れてゆく |
勝手だね勝手だね 勝手だね つくづく男は勝手だね… 甘え癖も 抜けないくせして 私の胸で甘えたいだけ 甘えては もっと綺麗な 可愛い花へ 飛んで行ってしまうんだもの 「バイバイ バイバイ」「さよなら さよなら」 「またね またね」「元気で 元気で」 別れ言葉は 幾らもあるけれど 「行かないで あなた」 いつだって いつだって 言えやしない 勝手だね勝手だね つくづく男は 勝手だね… 駄目だよね 駄目だよね 本当に女は 駄目だよね 下手な嘘と わかっているのに 憎みきれずに 許しちゃうだけ 許しては きっと叶わぬ 哀しい夢を ずっと抱いていたいんだもの 「バイバイ バイバイ」「さよなら さよなら」 「またね またね」「元気で 元気で」 別れ言葉は 幾らもあるけれど 「捨てないで あなた」 どうしても どうしても 言えやしない 「バイバイ バイバイ」「さよなら さよなら」 「またね またね」「元気で元気で」 ふられ言葉は 幾らもあるけれど 「連れて行って あなた」 それさえも それさえも 言えやしない 勝手だね 勝手だね つくづく男は 勝手だね… | 立樹みか | 市川絵理 | 津村泰彦 | | 勝手だね 勝手だね つくづく男は勝手だね… 甘え癖も 抜けないくせして 私の胸で甘えたいだけ 甘えては もっと綺麗な 可愛い花へ 飛んで行ってしまうんだもの 「バイバイ バイバイ」「さよなら さよなら」 「またね またね」「元気で 元気で」 別れ言葉は 幾らもあるけれど 「行かないで あなた」 いつだって いつだって 言えやしない 勝手だね勝手だね つくづく男は 勝手だね… 駄目だよね 駄目だよね 本当に女は 駄目だよね 下手な嘘と わかっているのに 憎みきれずに 許しちゃうだけ 許しては きっと叶わぬ 哀しい夢を ずっと抱いていたいんだもの 「バイバイ バイバイ」「さよなら さよなら」 「またね またね」「元気で 元気で」 別れ言葉は 幾らもあるけれど 「捨てないで あなた」 どうしても どうしても 言えやしない 「バイバイ バイバイ」「さよなら さよなら」 「またね またね」「元気で元気で」 ふられ言葉は 幾らもあるけれど 「連れて行って あなた」 それさえも それさえも 言えやしない 勝手だね 勝手だね つくづく男は 勝手だね… |
おんなの情歌あなたがいるからこの世川 流れてきました嵐の中を… たとえ明日と いう岸が 見えなくたってついてゆく 火よりも熱く…おんなの情歌 信じております温もりを こころに聞こえる恋唄ひとつ… 今日も棹さす 愛の舟 濁ってないわ 涙つぶ 海より深い…おんなの情歌 他人が見たなら 苦労川 それでも夢漕ぐ宿命のままに… 肩にこぼれる 雪の花 払えばいつか 春隣り いのちで唄う…おんなの情歌 | 立樹みか | 新條カオル | 桜田誠一 | | あなたがいるからこの世川 流れてきました嵐の中を… たとえ明日と いう岸が 見えなくたってついてゆく 火よりも熱く…おんなの情歌 信じております温もりを こころに聞こえる恋唄ひとつ… 今日も棹さす 愛の舟 濁ってないわ 涙つぶ 海より深い…おんなの情歌 他人が見たなら 苦労川 それでも夢漕ぐ宿命のままに… 肩にこぼれる 雪の花 払えばいつか 春隣り いのちで唄う…おんなの情歌 |
夫婦だんじり仕立ておろしの 法被を着せて 前で両襟 ぴっとひく 町のみんなが だんじりが あんたの出番を 待ってるわ 真似のできない 大わざで 見事きめてね やり回し 親子何代 だんじり曳いた 指で自慢の かぞえ合い そんなあんたが かけ出せば 女房は炊き出し にぎりめし 負けてなるかの かけ声が はるかとどろく かんかん場 春にゃ生まれる おなかの子ども きっと男と 信じてる だってこんなに 元気よく だんじり囃子で 動くのよ いつか揃って だんじりの 綱を曳く日が 目に浮かぶ | 立樹みか | 南澤純三 | 中村典正 | | 仕立ておろしの 法被を着せて 前で両襟 ぴっとひく 町のみんなが だんじりが あんたの出番を 待ってるわ 真似のできない 大わざで 見事きめてね やり回し 親子何代 だんじり曳いた 指で自慢の かぞえ合い そんなあんたが かけ出せば 女房は炊き出し にぎりめし 負けてなるかの かけ声が はるかとどろく かんかん場 春にゃ生まれる おなかの子ども きっと男と 信じてる だってこんなに 元気よく だんじり囃子で 動くのよ いつか揃って だんじりの 綱を曳く日が 目に浮かぶ |
こころの海峡夕日が切なく 涙を染めて 今日も暮れゆく 瀬戸の海 伊美の港も 竹田津も 忘れられない 思い出港 船が着くたび 夢が舞散る ああ こころの海峡 別れ波 ふたりで歩いた こ道を行けば 風ね泣いてる 夷谷(えびすだに) そそり立つよな 岩肌に 燃える想いを ぶつけてみても 遠いあなたへ 届く筈ない ああ こころの海峡 別れうた 長崎鼻に ひとり立てば こころ安らぐ 周防灘(すおうなだ) 波を渡って 山寺の 鐘が聞こえる 女の胸に あなた愛した ここで生きるわ ああ こころの海峡 別れ風 | 立樹みか | 結城忍 | 有明一郎 | | 夕日が切なく 涙を染めて 今日も暮れゆく 瀬戸の海 伊美の港も 竹田津も 忘れられない 思い出港 船が着くたび 夢が舞散る ああ こころの海峡 別れ波 ふたりで歩いた こ道を行けば 風ね泣いてる 夷谷(えびすだに) そそり立つよな 岩肌に 燃える想いを ぶつけてみても 遠いあなたへ 届く筈ない ああ こころの海峡 別れうた 長崎鼻に ひとり立てば こころ安らぐ 周防灘(すおうなだ) 波を渡って 山寺の 鐘が聞こえる 女の胸に あなた愛した ここで生きるわ ああ こころの海峡 別れ風 |
恋火どこまで どこまで・・・落とされようと 真実が燃える二人の人生に・・・ 世間の噂は 聞こえない こごえる涙は 流さない ついて行きます 女火 恋火 あ・・・あなた この世で この世で・・・・添えるのならば 命は熱く 二人の人生を・・・ 嵐が吼えても 揺るがない 地獄の雨にも 怯まない 抱いてください 男火 恋火 あ・・・あなた 決めたら 決めたら・・・後悔しない 明日が見える 二人の人生に・・・ 最初のあの夢 忘れない 最後のこの夢 離さない こころ重ねる 宿命火 恋火 あ・・・あなた | 立樹みか | 新條カオル | 桜田誠一 | | どこまで どこまで・・・落とされようと 真実が燃える二人の人生に・・・ 世間の噂は 聞こえない こごえる涙は 流さない ついて行きます 女火 恋火 あ・・・あなた この世で この世で・・・・添えるのならば 命は熱く 二人の人生を・・・ 嵐が吼えても 揺るがない 地獄の雨にも 怯まない 抱いてください 男火 恋火 あ・・・あなた 決めたら 決めたら・・・後悔しない 明日が見える 二人の人生に・・・ 最初のあの夢 忘れない 最後のこの夢 離さない こころ重ねる 宿命火 恋火 あ・・・あなた |
人生度胸船怒涛逆巻く 大海原に 命 預けた おとこ華 地獄 極楽 二つに一つ 中途半端じゃ 乗りきれないぜ オーサ 人生 人生度胸船 俺の気性を 承知の上で 縁を結んだ 恋女房 留守は私に 任せてくれと 破れ合羽で トロ箱担ぐ オーサ 人生 人生度胸船 塩とお神酒で 浄めた船を 銀の鱗で 化粧する 丸に惚の字の 大漁旗が 風にはためく 夢咲き港 オーサ 人生 人生度胸船 | 立樹みか | 志賀大介 | 中村典正 | 池多孝春 | 怒涛逆巻く 大海原に 命 預けた おとこ華 地獄 極楽 二つに一つ 中途半端じゃ 乗りきれないぜ オーサ 人生 人生度胸船 俺の気性を 承知の上で 縁を結んだ 恋女房 留守は私に 任せてくれと 破れ合羽で トロ箱担ぐ オーサ 人生 人生度胸船 塩とお神酒で 浄めた船を 銀の鱗で 化粧する 丸に惚の字の 大漁旗が 風にはためく 夢咲き港 オーサ 人生 人生度胸船 |
春女房甘えていいのよ 子供のように あなたの苦労は 私が背負う 傘のひとつに 肩寄せて 春を待ちましょ ふたりして 昨夜は優しい 母親で 今夜は女房で 抱いててあげる 心を下さい 命をあげる あにたが私を 必要ならば 酔って自分を かくしても 辛い気持ちは 目で分かる 一人でお酒に 逃げないで 今夜は女房で 愛してあげる 眠っていいのよ 私の膝で 夢なら一緒に 探してあげる 窓の下には すみだ川 雨に情けの 灯が点る 明日は可愛い 恋人で 今夜は女房で 尽くしてあげる | 立樹みか | 里村龍一 | 蔦将包 | 蔦将包 | 甘えていいのよ 子供のように あなたの苦労は 私が背負う 傘のひとつに 肩寄せて 春を待ちましょ ふたりして 昨夜は優しい 母親で 今夜は女房で 抱いててあげる 心を下さい 命をあげる あにたが私を 必要ならば 酔って自分を かくしても 辛い気持ちは 目で分かる 一人でお酒に 逃げないで 今夜は女房で 愛してあげる 眠っていいのよ 私の膝で 夢なら一緒に 探してあげる 窓の下には すみだ川 雨に情けの 灯が点る 明日は可愛い 恋人で 今夜は女房で 尽くしてあげる |
浪花花火惚れりゃとことん 惚れぬき通す それが浪花の 女房の意地や うちが見込んだ 男やないか あんたしっかり きばってや きばってや 酒は憂き世の 付き合い水や 金は天下の 預かりもんや 呑んで遊んで 男の値打ち なんぼあるかで 決まるんや 決まるんや 祭りばやしの 太鼓と笛が 仲をとりもつ 天神まつり 月よみてくれ 日本一の 夫婦花火を あげるんや あげるんや | 立樹みか | 中谷純平 | 三島大輔 | 前田俊明 | 惚れりゃとことん 惚れぬき通す それが浪花の 女房の意地や うちが見込んだ 男やないか あんたしっかり きばってや きばってや 酒は憂き世の 付き合い水や 金は天下の 預かりもんや 呑んで遊んで 男の値打ち なんぼあるかで 決まるんや 決まるんや 祭りばやしの 太鼓と笛が 仲をとりもつ 天神まつり 月よみてくれ 日本一の 夫婦花火を あげるんや あげるんや |
ちょうちんの花ちょうちん一つ 椅子(いす)五つ 他人の肩も気にならぬ どちらの誰と知らぬのに 人生ばなしして帰る うなずき上手 のせ上手 お酒の酌(しゃく)のあいの手に だけどどこかで貰(もら)い泣き ポロリと涙こぼす夜も 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと なまえを描(か)いたちょうちんが そろそろ少しくたびれて 浮き名を流すあてもなく 夢見る場所にもなりにくい はやりの歌や 故郷(くに)の歌 何でもヒョイとこなしつつ だけどわたしが誰よりも 酔いたい時もあるという 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと | 立樹みか | 阿久悠 | 円広志 | 渡辺博史 | ちょうちん一つ 椅子(いす)五つ 他人の肩も気にならぬ どちらの誰と知らぬのに 人生ばなしして帰る うなずき上手 のせ上手 お酒の酌(しゃく)のあいの手に だけどどこかで貰(もら)い泣き ポロリと涙こぼす夜も 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと なまえを描(か)いたちょうちんが そろそろ少しくたびれて 浮き名を流すあてもなく 夢見る場所にもなりにくい はやりの歌や 故郷(くに)の歌 何でもヒョイとこなしつつ だけどわたしが誰よりも 酔いたい時もあるという 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた あたたかく 咲いた 咲いた ちょうちんの花 咲いた 咲いた ほのぼのと |
港節あらくれ漁師の 背中には 海が恋しと 書いてある こんなに私を 惚れさせて あんた出てゆく かつお船 港おごじょの 火の情念 はるか赤道 越えてゆけ 炎えて 炎えて 阿修羅みたいに 飛んでゆけ 枕のさきまで 寄せる海 夢も時化ます 枕崎(まくらざき) あんたの命を 奪ったら ただじゃおかない 許さない 薩摩おごじょの 深情け 地獄踏む気の 恋づたい 炎えて 炎えて 腹に火を抱く 桜島 あんたの子供を 宿したと 無線打とうか 泣きながら くやしいけれども 逢いたくて 憎い海だよ かつお船 港おごじょの 恨み節 ともに呼ぶのか はぐれ鳥 炎えて 炎えて 阿修羅みたいに 舞ってゆけ | 立樹みか | 新條カオル | 弦哲也 | 丸山雅仁 | あらくれ漁師の 背中には 海が恋しと 書いてある こんなに私を 惚れさせて あんた出てゆく かつお船 港おごじょの 火の情念 はるか赤道 越えてゆけ 炎えて 炎えて 阿修羅みたいに 飛んでゆけ 枕のさきまで 寄せる海 夢も時化ます 枕崎(まくらざき) あんたの命を 奪ったら ただじゃおかない 許さない 薩摩おごじょの 深情け 地獄踏む気の 恋づたい 炎えて 炎えて 腹に火を抱く 桜島 あんたの子供を 宿したと 無線打とうか 泣きながら くやしいけれども 逢いたくて 憎い海だよ かつお船 港おごじょの 恨み節 ともに呼ぶのか はぐれ鳥 炎えて 炎えて 阿修羅みたいに 舞ってゆけ |
はぐれ海峡ひとり手酌で さいはて港 酒に錨を おろす夜 酔わせておくれ 海鳴りよ 酔わせておくれ 火の酒で あなたにとどけ 恋しさ憎さ はぐれ海峡 外は吹雪の…なみだ雪 波止場かもめも 夜明けを待って つばさ重ねて 暖をとる 泣かせておくれ ほろほろと 泣かせておくれ 舟唄で まぶたにゆれる しあわせ港 はぐれ海峡 夢で漕ぎだす…あなた船 北の岬に はじけて咲いた 波花はおんなの 恋螢 逢わせておくれ この愛は 逢わせておくれ いのちなの 月夜にすがり 未練にすがり はぐれ海峡 雪の晴れ間を…飛んでゆく | 立樹みか | 中谷純平 | 中村典正 | 竜崎孝路 | ひとり手酌で さいはて港 酒に錨を おろす夜 酔わせておくれ 海鳴りよ 酔わせておくれ 火の酒で あなたにとどけ 恋しさ憎さ はぐれ海峡 外は吹雪の…なみだ雪 波止場かもめも 夜明けを待って つばさ重ねて 暖をとる 泣かせておくれ ほろほろと 泣かせておくれ 舟唄で まぶたにゆれる しあわせ港 はぐれ海峡 夢で漕ぎだす…あなた船 北の岬に はじけて咲いた 波花はおんなの 恋螢 逢わせておくれ この愛は 逢わせておくれ いのちなの 月夜にすがり 未練にすがり はぐれ海峡 雪の晴れ間を…飛んでゆく |
ごむたいな昨日の夢は月のように 夜が明ければ 消える 残った愛しさは いつになれば 消える 女の想いは 燃えて尽きるまで いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな 心の中は月も見えず 深い闇だけ 続く 信じたその道は 愛の崖に続く 女の一途は 命 賭けるほど 生きる意味がないわ ねえ 私 二度と 愛せないならば 生きる意味がないわ 明日から あなたなしは ごむたいな いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな ごむたいな | 立樹みか | 秋元康 | 後藤次利 | | 昨日の夢は月のように 夜が明ければ 消える 残った愛しさは いつになれば 消える 女の想いは 燃えて尽きるまで いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな 心の中は月も見えず 深い闇だけ 続く 信じたその道は 愛の崖に続く 女の一途は 命 賭けるほど 生きる意味がないわ ねえ 私 二度と 愛せないならば 生きる意味がないわ 明日から あなたなしは ごむたいな いっそ死ねと言って ねえ あなた 別れ告げられるよりも いっそ死ねと言って 今 ここで ひとりきりは ごむたいな ごむたいな |
酔芙蓉苦しまないでね 私のことで 男が曇れば あとを引く いいの 最後の 逢瀬でも 酔えるひと刻 その刻だけを せめて私に 下されば 花はひと咲き 酔芙蓉 男の好みに 女は合わす 日陰の恋なら 尚更に 帯はくれなゐ しじら織り どうぞその目に 残して欲しい 今日を限りの 一夜咲き 咲いて一生 越えもする あなたの接吻 火の接吻で 女の命を 閉じらせて 夜をこのまま 裂かれても 肌のすき間に あなたが匂う 夢の果てまで 一緒です 花はひと咲き 酔芙蓉 | 立樹みか | 坂口照幸 | 大谷明裕 | | 苦しまないでね 私のことで 男が曇れば あとを引く いいの 最後の 逢瀬でも 酔えるひと刻 その刻だけを せめて私に 下されば 花はひと咲き 酔芙蓉 男の好みに 女は合わす 日陰の恋なら 尚更に 帯はくれなゐ しじら織り どうぞその目に 残して欲しい 今日を限りの 一夜咲き 咲いて一生 越えもする あなたの接吻 火の接吻で 女の命を 閉じらせて 夜をこのまま 裂かれても 肌のすき間に あなたが匂う 夢の果てまで 一緒です 花はひと咲き 酔芙蓉 |
夜叉の海酔えば漕ぎだす 一夜船 グラスゆすれば 時化になる そうよあなた あなた助けてよ 爪の先まで 波しぶき ちらり ちらちら ちらり漁り火ゆれりゃ 追ってゆきます 夜叉の海… 憎さつのれば いとしさが 顔をのぞかす 恋の酒 そうよあなた あなたこの指が いまも夜更けに 恋しがる きりり きりきり きりりこころが泣いて 波も荒れます 夜叉の海… 酒でこの胸 海にして 惚れたあのひと 溺れさす そうよあなた あなた夜明けには 白い未練が 窓に降り ほろり ほろほろ ほろり涙もしぐれ 雪になります 夜叉の海… | 立樹みか | 中谷純平 | 中村典正 | 竜崎孝路 | 酔えば漕ぎだす 一夜船 グラスゆすれば 時化になる そうよあなた あなた助けてよ 爪の先まで 波しぶき ちらり ちらちら ちらり漁り火ゆれりゃ 追ってゆきます 夜叉の海… 憎さつのれば いとしさが 顔をのぞかす 恋の酒 そうよあなた あなたこの指が いまも夜更けに 恋しがる きりり きりきり きりりこころが泣いて 波も荒れます 夜叉の海… 酒でこの胸 海にして 惚れたあのひと 溺れさす そうよあなた あなた夜明けには 白い未練が 窓に降り ほろり ほろほろ ほろり涙もしぐれ 雪になります 夜叉の海… |
情炎太鼓天を揺さぶれ 情炎太鼓(じょうえんだいこ) 打てば響くよ 熱くなる おんな一輪 いのちの限り 燃えて咲きます 炎のように そうさ そうさ人生 花だもの の 度胸ひと振り 情炎太鼓 汗が飛び散る バチさばき 恋と言う字を 逆さに振って 生きる女の こころの空に なみだ なみだ一粒 流れ星 の 夢をぶつけろ 情炎太鼓 男まさりの あばれ打ち 意地で鍛えた はがねの肌を 見せてやるから 拝んで行きな ここが ここが一番 晴れ舞台 | 立樹みか | 志賀大介 | 北原じゅん | 馬場良 | 天を揺さぶれ 情炎太鼓(じょうえんだいこ) 打てば響くよ 熱くなる おんな一輪 いのちの限り 燃えて咲きます 炎のように そうさ そうさ人生 花だもの の 度胸ひと振り 情炎太鼓 汗が飛び散る バチさばき 恋と言う字を 逆さに振って 生きる女の こころの空に なみだ なみだ一粒 流れ星 の 夢をぶつけろ 情炎太鼓 男まさりの あばれ打ち 意地で鍛えた はがねの肌を 見せてやるから 拝んで行きな ここが ここが一番 晴れ舞台 |
玄海船日本海から 寒ブリ下りゃ 俺の出番だ 晴れ舞台 可愛お前と 冷や酒くめば 負けてたまるか 荒くれ海に 行くぞ男だ 玄海船だ 暗い波間の 漁場に着けば 命知らずの カモメ鳥 網を掛けたら 日本一だ 明日はでっかい 大漁旗だ やるぞ男だ 玄海船だ 親父ゆずりの オンボロ船が 俺の運命の 自慢船 今度港に 帰って来たら 着せてやりたい 花嫁衣装 それが男だ 玄海船だ | 立樹みか | 馬津川まさを | サトウ進一 | | 日本海から 寒ブリ下りゃ 俺の出番だ 晴れ舞台 可愛お前と 冷や酒くめば 負けてたまるか 荒くれ海に 行くぞ男だ 玄海船だ 暗い波間の 漁場に着けば 命知らずの カモメ鳥 網を掛けたら 日本一だ 明日はでっかい 大漁旗だ やるぞ男だ 玄海船だ 親父ゆずりの オンボロ船が 俺の運命の 自慢船 今度港に 帰って来たら 着せてやりたい 花嫁衣装 それが男だ 玄海船だ |