ためらいシャワーの後は 「おやすみ」「またね」 道行く人に 目を逸(そ)らし 今日も二歩遅く 時にふり返る あなたを駅へ 送った… 愛したなんて言えば どこか違う うまく夢中になれない 私の中の女 生きているか きっと試しているのね …いい子いい子よ お眠りなさい 駄駄をこねずに 恋ごころ メール・アドレス あなたについて 他には何も 知らなくて しのび逢う日だけ 好きになる方が おとなの情事(こい)で いられる… 去年の傷の腫(は)れが 引いた今は 私、臆病でしょうね 帰りはしない男(ひと)を 永遠(とわ)に待った あんな思いはもう嫌 …いい子いい子よ お眠りなさい 淋しがり屋の 恋ごころ 愛したなんて言えば だって怖い そして本気になるのは ロープを渡るように 続けさせて どうぞ私の幸せ…… | 北原ミレイ | ちあき哲也 | ひうら一帆 | 宮崎慎二 | シャワーの後は 「おやすみ」「またね」 道行く人に 目を逸(そ)らし 今日も二歩遅く 時にふり返る あなたを駅へ 送った… 愛したなんて言えば どこか違う うまく夢中になれない 私の中の女 生きているか きっと試しているのね …いい子いい子よ お眠りなさい 駄駄をこねずに 恋ごころ メール・アドレス あなたについて 他には何も 知らなくて しのび逢う日だけ 好きになる方が おとなの情事(こい)で いられる… 去年の傷の腫(は)れが 引いた今は 私、臆病でしょうね 帰りはしない男(ひと)を 永遠(とわ)に待った あんな思いはもう嫌 …いい子いい子よ お眠りなさい 淋しがり屋の 恋ごころ 愛したなんて言えば だって怖い そして本気になるのは ロープを渡るように 続けさせて どうぞ私の幸せ…… |
哀愁のシンデレラ愛の深淵(ふかみ)へ 堕ちてゆけたら あなたに抱かれ 幸せに酔いしれる 踊り明かした ときめきの日々 遠い日の 魔法から 今も解けない 私がいるのよ ガラスの靴なら 心で履いてる もう一度夢見る シンデレラよ 黄昏の街 懐かしい店 時の流れは あまりにも早すぎる 楽しい嘘は 儚いものね… バラ色の 明日へと ためらうことは 一つもないのよ あなたとふたたび めぐり逢うために 輝き続ける シンデレラよ 踊り明かした ときめきの日々 遠い日の 魔法から 今も解けない 私がいるのよ ガラスの靴なら 心で履いてる もう一度夢見る シンデレラよ | 北原ミレイ | ありそのみ | 樋口義高 | 宮崎慎二 | 愛の深淵(ふかみ)へ 堕ちてゆけたら あなたに抱かれ 幸せに酔いしれる 踊り明かした ときめきの日々 遠い日の 魔法から 今も解けない 私がいるのよ ガラスの靴なら 心で履いてる もう一度夢見る シンデレラよ 黄昏の街 懐かしい店 時の流れは あまりにも早すぎる 楽しい嘘は 儚いものね… バラ色の 明日へと ためらうことは 一つもないのよ あなたとふたたび めぐり逢うために 輝き続ける シンデレラよ 踊り明かした ときめきの日々 遠い日の 魔法から 今も解けない 私がいるのよ ガラスの靴なら 心で履いてる もう一度夢見る シンデレラよ |
ショパンの雨音行きなさいこのまま 私を振り切って ふたりのおもいでなら 置いて行っていいから あなたには明日(あした)がある ここから見送るわ 沁みるショパンの セレナーデ 涙ばかりを かき立てる せめて今は聴きたくない 胸が痛むから 窓の雨だれも そっと泣いてる 運命のいたずら ふたりの出逢いなど 今更戻せないわ 過ぎた時間は二度と しあわせの天使達は いつでもあまのじゃく 響くショパンの セレナーデ 辛い別れの 子守唄 何故か不幸のくじばかり 引いている私 愛が遠去かる 背中を向けて 沁みるショパンの セレナーデ 涙ばかりを かき立てる せめて今は聴きたくない 胸が痛むから 窓の雨だれも そっと泣いてる | 北原ミレイ | たきのえいじ | 樋口義高 | 矢野立美 | 行きなさいこのまま 私を振り切って ふたりのおもいでなら 置いて行っていいから あなたには明日(あした)がある ここから見送るわ 沁みるショパンの セレナーデ 涙ばかりを かき立てる せめて今は聴きたくない 胸が痛むから 窓の雨だれも そっと泣いてる 運命のいたずら ふたりの出逢いなど 今更戻せないわ 過ぎた時間は二度と しあわせの天使達は いつでもあまのじゃく 響くショパンの セレナーデ 辛い別れの 子守唄 何故か不幸のくじばかり 引いている私 愛が遠去かる 背中を向けて 沁みるショパンの セレナーデ 涙ばかりを かき立てる せめて今は聴きたくない 胸が痛むから 窓の雨だれも そっと泣いてる |
誘惑幸せならば こんな夜更けに 過去(むかし)の彼を 誘ったりしないわ 変らぬままの はにかむ笑顔が グラスの向こうで ゆらゆら揺れる… あなたが今も 一人でいると ばかね勝手に 決めてた私 もう二度と 戻せない月日 あなたと別れて いい事なんか 何もなかった 大事な人と 気づきもせずに 優しささえも 失くしてたあの頃 あなたのために 選んだ口紅 キャンドル灯りに 色褪せて行く… あなたとふたり やり直せると ばかね勝手に 決めてた私 悔やんでも 戻せない時間 笑顔の裏側 涙がポツリ こぼれて落ちる あなたが今も 一人でいると ばかね勝手に 決めてた私 もう二度と 戻せない月日 あなたと別れて いい事なんか 何もなかった | 北原ミレイ | 麻こよみ | 徳久広司 | | 幸せならば こんな夜更けに 過去(むかし)の彼を 誘ったりしないわ 変らぬままの はにかむ笑顔が グラスの向こうで ゆらゆら揺れる… あなたが今も 一人でいると ばかね勝手に 決めてた私 もう二度と 戻せない月日 あなたと別れて いい事なんか 何もなかった 大事な人と 気づきもせずに 優しささえも 失くしてたあの頃 あなたのために 選んだ口紅 キャンドル灯りに 色褪せて行く… あなたとふたり やり直せると ばかね勝手に 決めてた私 悔やんでも 戻せない時間 笑顔の裏側 涙がポツリ こぼれて落ちる あなたが今も 一人でいると ばかね勝手に 決めてた私 もう二度と 戻せない月日 あなたと別れて いい事なんか 何もなかった |
白い花私の目の前の 白い花 人目にもつかず咲いているけれど 幸せそうに ほほえんで 香りを漂わせる できることなら この指で お前を摘んでしまいたい あの人の心に 誇らしく 咲いてるお前を 白い花びら はにかんで とてもきれいに見えるわ お前のように 咲きたかった あの人の心の中に ひそかにきれいに 咲くがいい 美しい白い花よ あの人といっしょに 生きてゆけ あの人をなぐさめながら お前を見つめて 生きて行く 私の気持知らないで 私にやさしい ほほえみを かえす白い花 ひそかにきれいに 咲くがいい ほほえむ白い花よ あの人といつまでも 生きて行け あの人をなぐさめながら ひそかにきれいに 咲くがいい ほほえむ白い花よ あの人といつまでも 生きて行け あの人をなぐさめながら | 北原ミレイ | 山崎ハコ | 山崎ハコ | | 私の目の前の 白い花 人目にもつかず咲いているけれど 幸せそうに ほほえんで 香りを漂わせる できることなら この指で お前を摘んでしまいたい あの人の心に 誇らしく 咲いてるお前を 白い花びら はにかんで とてもきれいに見えるわ お前のように 咲きたかった あの人の心の中に ひそかにきれいに 咲くがいい 美しい白い花よ あの人といっしょに 生きてゆけ あの人をなぐさめながら お前を見つめて 生きて行く 私の気持知らないで 私にやさしい ほほえみを かえす白い花 ひそかにきれいに 咲くがいい ほほえむ白い花よ あの人といつまでも 生きて行け あの人をなぐさめながら ひそかにきれいに 咲くがいい ほほえむ白い花よ あの人といつまでも 生きて行け あの人をなぐさめながら |
悲歌(えれじい)過去がある 傷がある すぐに捨てたい 夢がある 砂に埋めて 墓標を立てて 違う女に変わりたい 今度 アア 誰かを恋したら 安いお酒を のみながら 笑い転げて アア 笑い転げて くらしたい 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 愛がある 恋がある 数えきれない 人がいる 水に流して 思いを断って 明日を見つめて 歩きたい いつも アア 素直に惚れたのが 悪いことだと 云うのなら 少し我慢も アア 少し我慢も するでしょう 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな | 北原ミレイ | 阿久悠 | 丹羽応樹 | | 過去がある 傷がある すぐに捨てたい 夢がある 砂に埋めて 墓標を立てて 違う女に変わりたい 今度 アア 誰かを恋したら 安いお酒を のみながら 笑い転げて アア 笑い転げて くらしたい 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 愛がある 恋がある 数えきれない 人がいる 水に流して 思いを断って 明日を見つめて 歩きたい いつも アア 素直に惚れたのが 悪いことだと 云うのなら 少し我慢も アア 少し我慢も するでしょう 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな 風よ歌うな ささやくな 悲歌ばかりを 聴かせるな |
棄てるものがあるうちはいい泣きぐせの 酔いどれが ふらふら 行く先は 波しぶく桟橋か 男のいる町か ぼろぼろの手紙は 別れのものだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい まだ若い やせた娘が 泣き泣き 行く先は 街角のうらないか はずれの教会か 星のないさだめと うらんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい 家(うち)を出た 二人づれ だまって 行く先は 別々の駅なのか 手紙を書く場所か 愛さえも疑い くやんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい | 北原ミレイ | 阿久悠 | 村井邦彦 | | 泣きぐせの 酔いどれが ふらふら 行く先は 波しぶく桟橋か 男のいる町か ぼろぼろの手紙は 別れのものだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい まだ若い やせた娘が 泣き泣き 行く先は 街角のうらないか はずれの教会か 星のないさだめと うらんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい 家(うち)を出た 二人づれ だまって 行く先は 別々の駅なのか 手紙を書く場所か 愛さえも疑い くやんでいるだろが 死ぬことはない 泣くことはない 棄てるものがあるうちはいい |
ざんげの値打ちもない(完全版) あれは二月の 寒い夜 やっと十四に なった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛と云うのじゃ ないけれど 私は抱かれて みたかった あれは五月の 雨の夜 今日で十五と 云う時に 安い指輪を 贈られて 花を一輪 かざられて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捧げて みたかった あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて にくい男を 待っていた 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捨てられ つらかった あれは何月 風の夜 とうに二十歳も 過ぎた頃 鉄の格子の 空を見て 月の姿が さみしくて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は誰かが ほしかった そしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを するときに ざんげの値打ちも ないけれど 私は話して みたかった | 北原ミレイ | 阿久悠 | 村井邦彦 | | あれは二月の 寒い夜 やっと十四に なった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛と云うのじゃ ないけれど 私は抱かれて みたかった あれは五月の 雨の夜 今日で十五と 云う時に 安い指輪を 贈られて 花を一輪 かざられて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捧げて みたかった あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて にくい男を 待っていた 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捨てられ つらかった あれは何月 風の夜 とうに二十歳も 過ぎた頃 鉄の格子の 空を見て 月の姿が さみしくて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は誰かが ほしかった そしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを するときに ざんげの値打ちも ないけれど 私は話して みたかった |
夢のかけら街のはずれの 花屋の前で あなたはひとり 誰を待つのか この寒空の下 悲しみを胸に今も 日暮れの電話 ふざけた笑みも 二度と交わすことない 別れの戯れだった… さよならさえ 言えないまま 愛が終わりを告げても 過ぎた日々を 辿りながら 夢のかけらを探して カサブランカの 花を飾って あなたは今日も 何を悔やんで また頬を濡らすの 眠れない夜のために 冷たい部屋の 窓辺にもたれ あの日しまい忘れたアルバム 温もりさがし… 時はめぐり 色褪せても それはうたかたの運命 忘れかけた ふるい傷跡(きず)も みんな愛しい思い出 さよならさえ 言えないまま 愛が終わりを告げても 過ぎた日々を 辿りながら 夢のかけらを探して | 北原ミレイ | 川井みら | 樋口義高 | | 街のはずれの 花屋の前で あなたはひとり 誰を待つのか この寒空の下 悲しみを胸に今も 日暮れの電話 ふざけた笑みも 二度と交わすことない 別れの戯れだった… さよならさえ 言えないまま 愛が終わりを告げても 過ぎた日々を 辿りながら 夢のかけらを探して カサブランカの 花を飾って あなたは今日も 何を悔やんで また頬を濡らすの 眠れない夜のために 冷たい部屋の 窓辺にもたれ あの日しまい忘れたアルバム 温もりさがし… 時はめぐり 色褪せても それはうたかたの運命 忘れかけた ふるい傷跡(きず)も みんな愛しい思い出 さよならさえ 言えないまま 愛が終わりを告げても 過ぎた日々を 辿りながら 夢のかけらを探して |
追憶雪が舞う 街角で 偶然あなたを 見かけたの すれ違う 人の波 あなたは気づかず 過ぎ去った あれから どれくらいかしら 月日は流れて それぞれに 愛するものを 与えたけど あなたとの日々は 忘れない 愛だけで 夢だけで 輝いていたわ 愚かな若さの 愛しい日々 振り返り 追いかけて 「しばらくぶりね」と 言いかけて 出かかった 声を呑み あなたの背中を 見送った 夢見た 恋は美しく 甘い記憶が よみがえる 思わず涙 こぼれてくるの 降りしきる雪が 滲んでる ビルの谷 黄昏れて 人が行き過ぎる ざわめき流れる 愛しい都会(まち) 愛だけで 夢だけで 輝いていたわ 愚かな若さの 愛しい日々 | 北原ミレイ | 和咏子 | 南郷孝 | 矢野立美 | 雪が舞う 街角で 偶然あなたを 見かけたの すれ違う 人の波 あなたは気づかず 過ぎ去った あれから どれくらいかしら 月日は流れて それぞれに 愛するものを 与えたけど あなたとの日々は 忘れない 愛だけで 夢だけで 輝いていたわ 愚かな若さの 愛しい日々 振り返り 追いかけて 「しばらくぶりね」と 言いかけて 出かかった 声を呑み あなたの背中を 見送った 夢見た 恋は美しく 甘い記憶が よみがえる 思わず涙 こぼれてくるの 降りしきる雪が 滲んでる ビルの谷 黄昏れて 人が行き過ぎる ざわめき流れる 愛しい都会(まち) 愛だけで 夢だけで 輝いていたわ 愚かな若さの 愛しい日々 |
ベネチアの雪早いものね あれから二年 駅のベンチは 雨に色褪せて 馴染みにしてた 近くのお店も すっかり影を なくしたわ ベネチアめぐる 石畳 想い出たどり ゆくけれど 異国の街に 舞い散る雪は 寒さをくれるばかりよ 愛を激しく 燃やしたあの日 それは遠い 過去のこと 最後のイブを 過ごした街を ひとり 訪ねています 旅の途中 あなたと出会い そしてこの地で 愛しあったのね 運河のほとり 降る雪見つめて あなたの面影(かげ)を 偲びます リアルト橋に たたずめば ゴンドラかすめ 鳥が往く 雲の切れ間に 探してほしい 明日を照らす光りを きまっていつも サインかざして 笑いかける その仕草 変わらぬままの あなたが今も 胸に 浮かんできます 幾千粒の 涙のように 雪は何処へ 消え去るの 冷たく白く 輝きながら 今も 降り注ぐだけ | 北原ミレイ | 川井みら | 樋口義高 | 矢野立美 | 早いものね あれから二年 駅のベンチは 雨に色褪せて 馴染みにしてた 近くのお店も すっかり影を なくしたわ ベネチアめぐる 石畳 想い出たどり ゆくけれど 異国の街に 舞い散る雪は 寒さをくれるばかりよ 愛を激しく 燃やしたあの日 それは遠い 過去のこと 最後のイブを 過ごした街を ひとり 訪ねています 旅の途中 あなたと出会い そしてこの地で 愛しあったのね 運河のほとり 降る雪見つめて あなたの面影(かげ)を 偲びます リアルト橋に たたずめば ゴンドラかすめ 鳥が往く 雲の切れ間に 探してほしい 明日を照らす光りを きまっていつも サインかざして 笑いかける その仕草 変わらぬままの あなたが今も 胸に 浮かんできます 幾千粒の 涙のように 雪は何処へ 消え去るの 冷たく白く 輝きながら 今も 降り注ぐだけ |
雨の思い出最終ベルが鳴る ホームの片隅で 離れゆく恋人を 見送る人がいる 思えば何時(いつ)だって 別れの時は雨 過ぎ去った あの頃が 胸にせつなく よみがえる 思えば私にも 愛する人がいた 今では もう過去のこと あの人は 天国へ そとは雨… 思い出は遥か夢の彼方に 見慣れた改札の まばらな人影に あの人を探しても 心は虚しくて 別離(わかれ)の寂しさを 忘れるためだけに 覚えてたあの歌が 不意にこぼれる帰り道 あなたが遠くなり 月日が流れても 今でも 未だ忘れない 本当の愛だった セピア色… 思い出は遥か夢の彼方に お願い夢でいい 私に逢いに来て 祈れば また逢えそうで 冬空を 見上げれば 雪混じり… 思い出は遥か夢の彼方に | 北原ミレイ | 川井みら | 樋口義高 | 竜崎孝路 | 最終ベルが鳴る ホームの片隅で 離れゆく恋人を 見送る人がいる 思えば何時(いつ)だって 別れの時は雨 過ぎ去った あの頃が 胸にせつなく よみがえる 思えば私にも 愛する人がいた 今では もう過去のこと あの人は 天国へ そとは雨… 思い出は遥か夢の彼方に 見慣れた改札の まばらな人影に あの人を探しても 心は虚しくて 別離(わかれ)の寂しさを 忘れるためだけに 覚えてたあの歌が 不意にこぼれる帰り道 あなたが遠くなり 月日が流れても 今でも 未だ忘れない 本当の愛だった セピア色… 思い出は遥か夢の彼方に お願い夢でいい 私に逢いに来て 祈れば また逢えそうで 冬空を 見上げれば 雪混じり… 思い出は遥か夢の彼方に |
ざんげの値打ちもないあれは二月の 寒い夜 やっと十四に なった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛というのじゃ ないけれど 私は抱かれて みたかった あれは五月の 雨の夜 今日で十五と 云う時に 安い指輪を 贈られて 花を一輪 かざられて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捧げて みたかった あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて にくい男を 待っていた 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捨てられ つらかった そしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを するときに ざんげの値打ちも ないけれど 私は話して みたかった | 北原ミレイ | 阿久悠 | 村井邦彦 | 馬飼野俊一 | あれは二月の 寒い夜 やっと十四に なった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛というのじゃ ないけれど 私は抱かれて みたかった あれは五月の 雨の夜 今日で十五と 云う時に 安い指輪を 贈られて 花を一輪 かざられて 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捧げて みたかった あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて にくい男を 待っていた 愛と云うのじゃ ないけれど 私は捨てられ つらかった そしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを するときに ざんげの値打ちも ないけれど 私は話して みたかった |
帰郷霧にだかれた 夜汽車から 柚子の花さく ふるさとの ちいさな駅に 着きました 二年ばかりの 東京ぐらし こころけずって あなたをおもい たったひとりで くるしみました 疲れたわけじゃないけれど 部屋に帰って 投げだす鍵の つめたい音が つらかった いえにかえれば 速達で 忘れたはずの あなたから やさしいたより ありました 三日前には つめたい言葉 浴びたことなど 忘れてしまい 思わずてがみ だきしめました 戻れぬわけじゃないけれど ひとにあったら 背中をむける あなたの嘘が つらかった こころけずって あなたをおもい たったひとりで くるしみました 疲れたわけじゃないけれど 部屋に帰って 投げだす鍵の つめたい音が つらかった | 北原ミレイ | 喜多條忠 | 浜圭介 | 森岡賢一郎 | 霧にだかれた 夜汽車から 柚子の花さく ふるさとの ちいさな駅に 着きました 二年ばかりの 東京ぐらし こころけずって あなたをおもい たったひとりで くるしみました 疲れたわけじゃないけれど 部屋に帰って 投げだす鍵の つめたい音が つらかった いえにかえれば 速達で 忘れたはずの あなたから やさしいたより ありました 三日前には つめたい言葉 浴びたことなど 忘れてしまい 思わずてがみ だきしめました 戻れぬわけじゃないけれど ひとにあったら 背中をむける あなたの嘘が つらかった こころけずって あなたをおもい たったひとりで くるしみました 疲れたわけじゃないけれど 部屋に帰って 投げだす鍵の つめたい音が つらかった |
女友達何を気にしているの 私の事はいいよ 早く行ってあげな 彼の待つあの部屋に ずるい女じゃないよ 自分をいじめないで たまたま同じ人を 好きになってただけよ とてもいい男だから きっと守ってくれるわ しあわせを祈ってるわ ふたりの為に 何も気がつかないで 生きてきたのね私 お笑い種よね 悲しみに乾杯 たぶん誰より私 淋しがり屋のくせに どうも似合うらしい ひとり切りの暮らしが 楽しかったわ今日は 私こそありがとう 不思議ね同じ人に 心ときめくなんて もう少し飲んでいくわ だから心配しないで 氷の溶ける音が 切なく響く 今もふたりといない 女友達だから ピエロになるわね 悲しみに乾杯 ピエロになるわね 悲しみに乾杯 | 北原ミレイ | たきのえいじ | 浜圭介 | 若草恵 | 何を気にしているの 私の事はいいよ 早く行ってあげな 彼の待つあの部屋に ずるい女じゃないよ 自分をいじめないで たまたま同じ人を 好きになってただけよ とてもいい男だから きっと守ってくれるわ しあわせを祈ってるわ ふたりの為に 何も気がつかないで 生きてきたのね私 お笑い種よね 悲しみに乾杯 たぶん誰より私 淋しがり屋のくせに どうも似合うらしい ひとり切りの暮らしが 楽しかったわ今日は 私こそありがとう 不思議ね同じ人に 心ときめくなんて もう少し飲んでいくわ だから心配しないで 氷の溶ける音が 切なく響く 今もふたりといない 女友達だから ピエロになるわね 悲しみに乾杯 ピエロになるわね 悲しみに乾杯 |
春その夜も父は 深酒のんで 正体もなく 帰って来た 正月ま近い 寒い冬の出来事 悪い酒に酔った父が母をなぐった ぼくはそんな父を とめるつもりだったが 思わず自分の足もと見ると 愛する親父が 倒れてた 酒のむ父の気持ちもわかる どうにもならぬ 世の中に 生きてるつらさを そうさぼくも知ってた なのにぼくは無我夢中で父をなぐった それはまるで綿のように やわらかかった ちいさな僕にも かなわないほど 親父の心は 疲れてた 壁をたたき闇に叫び 涙をながす 何がぼくをあんな風にさせたのだろう 冷たく重たい 悲しみ抱いて 見上げる小窓の 外は春 | 北原ミレイ | なかにし礼 | 権利者日音 | 森岡賢一郎 | その夜も父は 深酒のんで 正体もなく 帰って来た 正月ま近い 寒い冬の出来事 悪い酒に酔った父が母をなぐった ぼくはそんな父を とめるつもりだったが 思わず自分の足もと見ると 愛する親父が 倒れてた 酒のむ父の気持ちもわかる どうにもならぬ 世の中に 生きてるつらさを そうさぼくも知ってた なのにぼくは無我夢中で父をなぐった それはまるで綿のように やわらかかった ちいさな僕にも かなわないほど 親父の心は 疲れてた 壁をたたき闇に叫び 涙をながす 何がぼくをあんな風にさせたのだろう 冷たく重たい 悲しみ抱いて 見上げる小窓の 外は春 |
風鈴風の音が 空に舞う 黄昏せまる この島で 愛しいあの人 待ちながら 潮に錆びれた 夢の音 貴方の愛する ふるさとも 今は 秋の色 泣くな風鈴 涙を誘うから 眠れ風鈴 おもかげ恋しい 寂しげな 鈴の音が 心にしみる 日暮れ時 優しい面影 呑み込んで 風が私を なぐさめる 貴方に会えない こんな夜は 月も 滲みます 泣くな風鈴 夢から覚めぬように 届け風鈴 あの人の胸に 貴方の帰りを 待ちわびる 島も 春の色 窓の風鈴 東の風受けて 響け風鈴 ふたりの心に | 北原ミレイ | 川井みら | 樋口義高 | 若草恵 | 風の音が 空に舞う 黄昏せまる この島で 愛しいあの人 待ちながら 潮に錆びれた 夢の音 貴方の愛する ふるさとも 今は 秋の色 泣くな風鈴 涙を誘うから 眠れ風鈴 おもかげ恋しい 寂しげな 鈴の音が 心にしみる 日暮れ時 優しい面影 呑み込んで 風が私を なぐさめる 貴方に会えない こんな夜は 月も 滲みます 泣くな風鈴 夢から覚めぬように 届け風鈴 あの人の胸に 貴方の帰りを 待ちわびる 島も 春の色 窓の風鈴 東の風受けて 響け風鈴 ふたりの心に |
海岸物語覚えてる 懐かしい潮風(かぜ)吹くあの街 腕を組み 歩いた桟橋 馬車道のシネマでは いつも寄り添って 夜明けまで 眠らずに過ごしたわ たとえば もしも あの頃に も一度 二人 戻れたら… 山手から元町へ たどる思い出 恋のものがたり 髪を切り 口紅の色も変えたのに 忘れない あの日のぬくもり いくつかの恋をして やっと気付いたの 心から 愛されていた事を たとえば もしも あの人の 優しい 声が 聞けたなら… 夕暮れの本牧は 熱いトキメキ 夢のものがたり たとえば もしも あの頃に も一度 二人 戻れたら… 黄昏のベイサイド 甘くせつない 恋のものがたり | 北原ミレイ | こはまかずえ | 樋口義高 | 若草恵 | 覚えてる 懐かしい潮風(かぜ)吹くあの街 腕を組み 歩いた桟橋 馬車道のシネマでは いつも寄り添って 夜明けまで 眠らずに過ごしたわ たとえば もしも あの頃に も一度 二人 戻れたら… 山手から元町へ たどる思い出 恋のものがたり 髪を切り 口紅の色も変えたのに 忘れない あの日のぬくもり いくつかの恋をして やっと気付いたの 心から 愛されていた事を たとえば もしも あの人の 優しい 声が 聞けたなら… 夕暮れの本牧は 熱いトキメキ 夢のものがたり たとえば もしも あの頃に も一度 二人 戻れたら… 黄昏のベイサイド 甘くせつない 恋のものがたり |
浮雲心は冷めてる つもりでも 会えば溺れて 流されて あなたにかたむく もどかしさ あー ゆらゆらゆれる 男の愛は 浮雲のように たよりなく わたしの中を すりぬけるだけ 泣くために生まれて きたような 細いからだに 住みついた あなたがいとしい にくらしい あー ゆらゆらゆれる 男の愛は 浮雲のように たよりなく わたしの中を するぬけるだけ あーゆらゆらゆれる 男の愛は 浮雲のように たよりなく わたしの中を すりぬけるだけ | 北原ミレイ | 吉田旺 | 中村泰士 | | 心は冷めてる つもりでも 会えば溺れて 流されて あなたにかたむく もどかしさ あー ゆらゆらゆれる 男の愛は 浮雲のように たよりなく わたしの中を すりぬけるだけ 泣くために生まれて きたような 細いからだに 住みついた あなたがいとしい にくらしい あー ゆらゆらゆれる 男の愛は 浮雲のように たよりなく わたしの中を するぬけるだけ あーゆらゆらゆれる 男の愛は 浮雲のように たよりなく わたしの中を すりぬけるだけ |
忘れないで あなたの愛情の 深さに溺れたら あしたが見えなく なってしまうから このままそっと 自由に泳がせて あなたは他にも 守るものがある たとえこの恋が 哀しく終わっても 忘れないで わたしのことを 時が流れて 誰かに出逢っても 忘れないで 心の隅に もう 夢の中しか 逢えないから あなたの懐に とび込む勇気より 普通の人生 いつか選ぶから 想い出だけじゃ 若さは続かない 悲しくなるほど 愛が見えてきた たとえちがう女性 恋しているときも 忘れないで わたしのことを どんな未来を あなたが探しても 忘れないで 最後の約束 もう あなたのそばに いられないから 忘れないで わたしのことを 時が流れて 誰かに出逢っても 忘れないで 心の隅に もう 夢の中しか 逢えないから | 北原ミレイ | 荒木とよひさ | 三木たかし | | あなたの愛情の 深さに溺れたら あしたが見えなく なってしまうから このままそっと 自由に泳がせて あなたは他にも 守るものがある たとえこの恋が 哀しく終わっても 忘れないで わたしのことを 時が流れて 誰かに出逢っても 忘れないで 心の隅に もう 夢の中しか 逢えないから あなたの懐に とび込む勇気より 普通の人生 いつか選ぶから 想い出だけじゃ 若さは続かない 悲しくなるほど 愛が見えてきた たとえちがう女性 恋しているときも 忘れないで わたしのことを どんな未来を あなたが探しても 忘れないで 最後の約束 もう あなたのそばに いられないから 忘れないで わたしのことを 時が流れて 誰かに出逢っても 忘れないで 心の隅に もう 夢の中しか 逢えないから |
何も死ぬことはないだろうに汚れてしまった おもいでに きれいな雪が 降りかかる あなたは悔やみは しませんか こうしてふたり 死ぬことを 雪が降る 雪が降る 涙こおらせ 雪が降る 後できっとみんなは こう云うだろう 何も死ぬことはないだろうに ふたりで送った あの手紙 今頃そっと とどくだろう はじめてあなたに 抱(いだ)かれて 眠れる今は しあわせよ 雪が降る 雪が降る さよならと 雪が降る 後できっとみんなは こう云うだろう 何も死ぬことはないだろうに | 北原ミレイ | 阿久悠 | 筒美京平 | 筒美京平 | 汚れてしまった おもいでに きれいな雪が 降りかかる あなたは悔やみは しませんか こうしてふたり 死ぬことを 雪が降る 雪が降る 涙こおらせ 雪が降る 後できっとみんなは こう云うだろう 何も死ぬことはないだろうに ふたりで送った あの手紙 今頃そっと とどくだろう はじめてあなたに 抱(いだ)かれて 眠れる今は しあわせよ 雪が降る 雪が降る さよならと 雪が降る 後できっとみんなは こう云うだろう 何も死ぬことはないだろうに |
海猫海猫が啼いて 今日も雨降る 港旅館に 夜霧がかかる 宿帳めくって 名前さがす女 どこかふしあわせ 出船を 送るこころのブルース ひとり飲む酒を 買いに来たのに 船を見ている まっくら波止場 あたしを見捨てた 男なんか忘れ 胸に霧笛の桟橋 ひとの一生出船よ ひとさし指から しあわせが逃げる 沖で死にたい 死ねない 喘(わら)って啼いた 海猫 | 北原ミレイ | 寺山修司 | 平野秀典 | 小谷充 | 海猫が啼いて 今日も雨降る 港旅館に 夜霧がかかる 宿帳めくって 名前さがす女 どこかふしあわせ 出船を 送るこころのブルース ひとり飲む酒を 買いに来たのに 船を見ている まっくら波止場 あたしを見捨てた 男なんか忘れ 胸に霧笛の桟橋 ひとの一生出船よ ひとさし指から しあわせが逃げる 沖で死にたい 死ねない 喘(わら)って啼いた 海猫 |
涙のラブソングはしゃぎすぎたの私 どんな夢だって いつか覚めること 知っていたくせに… ほんのはずみの恋に 心奪われて 今日も面影を 捜す日暮れ街 あの日最後の夜だと 気づかずに 抱かれたぬくもり も一度も一度欲しい あれから逢えずに 季節も変わり 今夜も歌うの 涙のラブソング 忘れられずに私 運命(さだめ)うらんだわ だから恋なんて イヤとつぶやいて… 未練色したお酒 胸にしみてゆく 何がいけないの みんなあげたのに ドアを開ければ煙草の 残り香が 私を連れてく 失くした失くした日々に… にじんだ灯りに 思い出かさね 今夜も歌うの 涙のラブソング 一度はずした指輪を またはめて あなたの女よ 今でも今でも私 窓打つ夜風に 振り向きながら 今夜も歌うの 涙のラブソング | 北原ミレイ | かず翼 | 徳久広司 | 今泉敏郎 | はしゃぎすぎたの私 どんな夢だって いつか覚めること 知っていたくせに… ほんのはずみの恋に 心奪われて 今日も面影を 捜す日暮れ街 あの日最後の夜だと 気づかずに 抱かれたぬくもり も一度も一度欲しい あれから逢えずに 季節も変わり 今夜も歌うの 涙のラブソング 忘れられずに私 運命(さだめ)うらんだわ だから恋なんて イヤとつぶやいて… 未練色したお酒 胸にしみてゆく 何がいけないの みんなあげたのに ドアを開ければ煙草の 残り香が 私を連れてく 失くした失くした日々に… にじんだ灯りに 思い出かさね 今夜も歌うの 涙のラブソング 一度はずした指輪を またはめて あなたの女よ 今でも今でも私 窓打つ夜風に 振り向きながら 今夜も歌うの 涙のラブソング |
漁歌俺が網を引っとはよ 可愛い女房(おまい)と子供によ 腹一杯飯を食わすい ためやっど 坊の岬に桃ん花咲く頃 今年も鰹が鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 東支那海は男ん海よ 俺が海で死んだらよ 可愛い女房と子供なよ どげんして生きっと嵐にゃ 負くいもんか 夫婦鶯裏山で鳴く頃 今年も鰹が鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 薩摩丸が行く水平線へ 女子鴎が変な声出す時 今年も鰹が鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 沖は荒海男ん海よ | 北原ミレイ | 山田孝雄 | 浜圭介 | 馬飼野俊一 | 俺が網を引っとはよ 可愛い女房(おまい)と子供によ 腹一杯飯を食わすい ためやっど 坊の岬に桃ん花咲く頃 今年も鰹が鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 東支那海は男ん海よ 俺が海で死んだらよ 可愛い女房と子供なよ どげんして生きっと嵐にゃ 負くいもんか 夫婦鶯裏山で鳴く頃 今年も鰹が鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 薩摩丸が行く水平線へ 女子鴎が変な声出す時 今年も鰹が鰹が来るぞ はまらんかい きばらんかい 沖は荒海男ん海よ |
涙の果てにひと冬を泣き暮らし 涙も枯れた頃 友達がからかうの 綺麗(きれい)になったよと 徒(いたずら)に戯(たわむ)れに 恋したのじゃないから 悔やまない恨まない 熱い日々が愛しい 涙の中から 探し出したのは それは感謝(こころ) それは笑顔 あなたに出逢えて……よかった 幸福(しあわせ)は優しさが 運んでくるものと 昔なら気付かずに 誰かを傷つけた この世には無駄な事 ひとつだってないのね 哀しみも苦しみも 恋の終わり別れも 涙の向こうに 揺れてる想い出 愛の深さ 愛の真実(まこと) あなたに出逢えて……よかった 涙のしずくが 教えてくれたの 明日の希望 明日の勇気 あなたに出逢えて……よかった | 北原ミレイ | 下地亜記子 | 三木たかし | 若草恵 | ひと冬を泣き暮らし 涙も枯れた頃 友達がからかうの 綺麗(きれい)になったよと 徒(いたずら)に戯(たわむ)れに 恋したのじゃないから 悔やまない恨まない 熱い日々が愛しい 涙の中から 探し出したのは それは感謝(こころ) それは笑顔 あなたに出逢えて……よかった 幸福(しあわせ)は優しさが 運んでくるものと 昔なら気付かずに 誰かを傷つけた この世には無駄な事 ひとつだってないのね 哀しみも苦しみも 恋の終わり別れも 涙の向こうに 揺れてる想い出 愛の深さ 愛の真実(まこと) あなたに出逢えて……よかった 涙のしずくが 教えてくれたの 明日の希望 明日の勇気 あなたに出逢えて……よかった |
納沙布岬北の白い灯台に 一人たたずむ女がいて 遠い海に聞いてみる あの船はまだですか 寒い寒い夜ならきっと 外は白い霧が降る ぬれて ぬれて あなたを迎えに 飛んで行きたい 納沙布(のさっぷ) 鴎たちはあの頃と 変わりもせず群れてます 一人残る淋しさに 泣いた日と同じです いくつ冬を越したかしら 心もこごえたままで 流氷たちは寄ってくるのに あなたのいない 納沙布(のさっぷ) 遠い国でしあわせに 暮らすあなたの夢を見る 夢でも会えてよかったわ こんな女が私 春が来ても私はきっと 寒い岬に行くでしょう 離れてゆく流氷たちが あなたに見える 納沙布(のさっぷ) ぬれて ぬれて あなたを迎えに 飛んで行きたい 納沙布(のさっぷ) | 北原ミレイ | 山崎ハコ | 山崎ハコ | | 北の白い灯台に 一人たたずむ女がいて 遠い海に聞いてみる あの船はまだですか 寒い寒い夜ならきっと 外は白い霧が降る ぬれて ぬれて あなたを迎えに 飛んで行きたい 納沙布(のさっぷ) 鴎たちはあの頃と 変わりもせず群れてます 一人残る淋しさに 泣いた日と同じです いくつ冬を越したかしら 心もこごえたままで 流氷たちは寄ってくるのに あなたのいない 納沙布(のさっぷ) 遠い国でしあわせに 暮らすあなたの夢を見る 夢でも会えてよかったわ こんな女が私 春が来ても私はきっと 寒い岬に行くでしょう 離れてゆく流氷たちが あなたに見える 納沙布(のさっぷ) ぬれて ぬれて あなたを迎えに 飛んで行きたい 納沙布(のさっぷ) |
愛のサフランあなたに会った時から 素直になれた私 別れなど恐れずに ついてゆこうと思った 窓辺に置いたサフラン そっと水をかければ 恋心いじらしく あざやかによみがえる 愛は命 命は愛 あなたがそこにいるだけで 今日も明日も私らしく 素顔で生きてゆける キレイになったと人は 私のうわさをしてる おかしいね今さらと あなたは優しく笑う 心が豊かであれば かがやいてみえるものね あの日から変ったの 恋しさに酔いながら 愛は命 命は愛 あなたがそばにいるだけで だからもっとこのままの しあわせでいさせて 愛は命 命は愛 あなたがそこにいるだけで 今日も明日も私らしく 素顔で生きてゆける | 北原ミレイ | 五輪真弓 | 五輪真弓 | | あなたに会った時から 素直になれた私 別れなど恐れずに ついてゆこうと思った 窓辺に置いたサフラン そっと水をかければ 恋心いじらしく あざやかによみがえる 愛は命 命は愛 あなたがそこにいるだけで 今日も明日も私らしく 素顔で生きてゆける キレイになったと人は 私のうわさをしてる おかしいね今さらと あなたは優しく笑う 心が豊かであれば かがやいてみえるものね あの日から変ったの 恋しさに酔いながら 愛は命 命は愛 あなたがそばにいるだけで だからもっとこのままの しあわせでいさせて 愛は命 命は愛 あなたがそこにいるだけで 今日も明日も私らしく 素顔で生きてゆける |
愛したいの人はみな 独りでは 生きてはゆけない 淋しさ そっと 笑顔にかえて 明日(あす)をさがす 春が来て冬が来て あなたと出逢って 涙さえ輝いた 希望の彩に 永遠に変わらぬ心を 信じたい いついつまでも 夢のほとりで 静かに手を重ね 優しい季節(とき)の 流れるまま 愛したいの ありふれた 出来事に 溢れるときめき こんなに人を愛せるなんて 思わなかった 遠い空 倖せを さがしに行くけど 歓びは ほらそこに 胸の中に 何もいらない あなたと哀しみを 分けあいながら 夢のほとりで いたわり許し合い 優しい季節(とき)の 流れるまま 愛したいの 永遠に変わらぬ心を 信じたい いついつまでも 夢のほとりで 静かに手を重ね 優しい季節(とき)の 流れるまま 愛したいの 愛したいの | 北原ミレイ | 下地亜記子 | 野田晴稔 | | 人はみな 独りでは 生きてはゆけない 淋しさ そっと 笑顔にかえて 明日(あす)をさがす 春が来て冬が来て あなたと出逢って 涙さえ輝いた 希望の彩に 永遠に変わらぬ心を 信じたい いついつまでも 夢のほとりで 静かに手を重ね 優しい季節(とき)の 流れるまま 愛したいの ありふれた 出来事に 溢れるときめき こんなに人を愛せるなんて 思わなかった 遠い空 倖せを さがしに行くけど 歓びは ほらそこに 胸の中に 何もいらない あなたと哀しみを 分けあいながら 夢のほとりで いたわり許し合い 優しい季節(とき)の 流れるまま 愛したいの 永遠に変わらぬ心を 信じたい いついつまでも 夢のほとりで 静かに手を重ね 優しい季節(とき)の 流れるまま 愛したいの 愛したいの |
終りなき旅路人はそれぞれ 時代の風の 宿命(さだめ)に流され 生きている 秋をみて時雨(しぐれ)に濡らされて 冬をみて吹雪にたたかれる 幾千の移りゆく 人生の夢の跡 巡りくる 春を 待ちながら 歩き続けよう 終りなき旅の路(みち) 人はそれぞれ 荒波の中 ゆく手にとまどう 時もある 川をみて激しい渦もあり 山をみて嶮(けわ)しき峠道 風の群飄(ひょう)々と 我が心駆けぬける 臆(おく)せずに 未来(ゆめ)を 抱きながら 歩き続けよう 終りなき旅の路 幾千の移りゆく 人生の夢の跡 巡りくる 春を 待ちながら 歩き続けよう 終りなき旅の路(みち) | 北原ミレイ | 酒井智雄 | 水森英夫 | | 人はそれぞれ 時代の風の 宿命(さだめ)に流され 生きている 秋をみて時雨(しぐれ)に濡らされて 冬をみて吹雪にたたかれる 幾千の移りゆく 人生の夢の跡 巡りくる 春を 待ちながら 歩き続けよう 終りなき旅の路(みち) 人はそれぞれ 荒波の中 ゆく手にとまどう 時もある 川をみて激しい渦もあり 山をみて嶮(けわ)しき峠道 風の群飄(ひょう)々と 我が心駆けぬける 臆(おく)せずに 未来(ゆめ)を 抱きながら 歩き続けよう 終りなき旅の路 幾千の移りゆく 人生の夢の跡 巡りくる 春を 待ちながら 歩き続けよう 終りなき旅の路(みち) |
北の居酒屋おかみさん コップでいいの 地酒は冷やが 一番よ 二年ぶりだね この店は おかみを相手に 酒を酌み 遠い あの時の 語り草 タバコふかせば 煙りにさえも ふわりあんたの 笑顔が揺れる 春まだ遠い 北国の 窓にちらちら 舞酔い雪 おかみさん コップでいいの 地酒は冷やが 一番よ でもさ今夜は 凍るね のれんが 昔を 語るよに 酒を染めてく 恋蛍 都会にあこがれ 放かした罪か 逢えるはずない あんたが浮かぶ 春まだ遠い 北国の 夜更けさまよう 名残り雪 春まだ遠い 北国の 夜更けさまよう 名残り雪 | 北原ミレイ | 酒井智雄 | 弦哲也 | | おかみさん コップでいいの 地酒は冷やが 一番よ 二年ぶりだね この店は おかみを相手に 酒を酌み 遠い あの時の 語り草 タバコふかせば 煙りにさえも ふわりあんたの 笑顔が揺れる 春まだ遠い 北国の 窓にちらちら 舞酔い雪 おかみさん コップでいいの 地酒は冷やが 一番よ でもさ今夜は 凍るね のれんが 昔を 語るよに 酒を染めてく 恋蛍 都会にあこがれ 放かした罪か 逢えるはずない あんたが浮かぶ 春まだ遠い 北国の 夜更けさまよう 名残り雪 春まだ遠い 北国の 夜更けさまよう 名残り雪 |
石狩挽歌 海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ 雪に埋もれた 番屋の隅で わたしゃ夜通し 飯を炊く あれからニシンは どこへ行ったやら 破れた網は 問い刺し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボ−ロロ− 沖を通るは 笠戸丸 わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る 燃えろ篝火 朝里の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソ−ラン節に 頬そめながら わたしゃ大漁の 網を曳く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬の ニシン御殿も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボ−ロロ− かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る | 北原ミレイ | なかにし礼 | 浜圭介 | | 海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ 雪に埋もれた 番屋の隅で わたしゃ夜通し 飯を炊く あれからニシンは どこへ行ったやら 破れた網は 問い刺し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボ−ロロ− 沖を通るは 笠戸丸 わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る 燃えろ篝火 朝里の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソ−ラン節に 頬そめながら わたしゃ大漁の 網を曳く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬の ニシン御殿も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボ−ロロ− かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る |
灯り人恋しさに 秋が哭く 風吹く都会の 光の陰で 私の人生 行きくれる ああ 故郷に母ひとり 帰れりゃ私も 灯りになれる 帰れぬ私も 灯りがほしい もの哀しさは 冬日暮れ 生きるの死ぬのと さわいだ末に 都会に住みつく しがみつく ああ 故郷に母ひとり 一緒に暮せば 灯りも見える 暮せぬ理由は 時代の故か 夢みせるよに 春の雨 思い出捨てれば 身軽になれる 都会の幸せ 拾えたか ああ 故郷に母ひとり 明日は帰ろう 母子の灯り 枕を並べて 眠れるように 枕を並べて 眠れるように | 北原ミレイ | 杉紀彦 | 四方章人 | 川口真 | 人恋しさに 秋が哭く 風吹く都会の 光の陰で 私の人生 行きくれる ああ 故郷に母ひとり 帰れりゃ私も 灯りになれる 帰れぬ私も 灯りがほしい もの哀しさは 冬日暮れ 生きるの死ぬのと さわいだ末に 都会に住みつく しがみつく ああ 故郷に母ひとり 一緒に暮せば 灯りも見える 暮せぬ理由は 時代の故か 夢みせるよに 春の雨 思い出捨てれば 身軽になれる 都会の幸せ 拾えたか ああ 故郷に母ひとり 明日は帰ろう 母子の灯り 枕を並べて 眠れるように 枕を並べて 眠れるように |
くらくら夜はすてきな お伽ばなしね このままずっと 二人で 踊っていたい 誘われて、くらくら ときめいて、くらくら 「もうわたし…」くらくら あなたまかせよ 女はいつも若い 時代の風にのって あなたと踊る 東京ラヴ・コール 大人どうしの 夢の世界に 時間をとめて あなたと 踊っていたい 酔わされて、くらくら くちづけて、くらくら 「もうわたし…」くらくら 倒れそうだわ 女はいつも自由 蝶々のようにとんで 吐息が熱い 東京ラヴ・コール 誘われて、くらくら ときめいて、くらくら 「もうわたし…」くらくら あなたまかせよ 女は夜の天使 かさなる午前零時 あなたと踊る 東京ラヴ・コール | 北原ミレイ | たかたかし | 水森英夫 | 竜崎孝路 | 夜はすてきな お伽ばなしね このままずっと 二人で 踊っていたい 誘われて、くらくら ときめいて、くらくら 「もうわたし…」くらくら あなたまかせよ 女はいつも若い 時代の風にのって あなたと踊る 東京ラヴ・コール 大人どうしの 夢の世界に 時間をとめて あなたと 踊っていたい 酔わされて、くらくら くちづけて、くらくら 「もうわたし…」くらくら 倒れそうだわ 女はいつも自由 蝶々のようにとんで 吐息が熱い 東京ラヴ・コール 誘われて、くらくら ときめいて、くらくら 「もうわたし…」くらくら あなたまかせよ 女は夜の天使 かさなる午前零時 あなたと踊る 東京ラヴ・コール |
秋桜淡紅(うすべに)の 秋桜(コスモス)が 秋の日の 何気ない 日溜(ひだま)りに 揺れている 此頃(このごろ)涙脆(もろ)くなった母が 庭先でひとつ 咳をする 縁側でアルバムを 開いては 私の幼い日の 思い出を 何度も同じ話 くりかえす 独言(ひとりごと)みたいに 小さな声で こんな小春日和(びより)の 穏やかな日は あなたの優しさが 浸(し)みて来る 明日嫁(とつ)ぐ私に 苦労はしても 笑い話に 時が変えるよ 心配いらないと笑った あれこれと 想い出を たどったら いつの日も ひとりでは なかったと 今さら乍(なが)ら 我儘(わがまま)な私に 唇 かんでいます 明日への荷造りに 手を借りて しばらくは楽しげに いたけれど 突然涙こぼし 元気でと 何度も何度も くり返す母 ありがとうの言葉を かみしめながら 生きてみます 私なりに こんな小春日和の 穏やかな日は もう少し あなたの 子供でいさせてください | 北原ミレイ | さだまさし | さだまさし | 小川哲夫 | 淡紅(うすべに)の 秋桜(コスモス)が 秋の日の 何気ない 日溜(ひだま)りに 揺れている 此頃(このごろ)涙脆(もろ)くなった母が 庭先でひとつ 咳をする 縁側でアルバムを 開いては 私の幼い日の 思い出を 何度も同じ話 くりかえす 独言(ひとりごと)みたいに 小さな声で こんな小春日和(びより)の 穏やかな日は あなたの優しさが 浸(し)みて来る 明日嫁(とつ)ぐ私に 苦労はしても 笑い話に 時が変えるよ 心配いらないと笑った あれこれと 想い出を たどったら いつの日も ひとりでは なかったと 今さら乍(なが)ら 我儘(わがまま)な私に 唇 かんでいます 明日への荷造りに 手を借りて しばらくは楽しげに いたけれど 突然涙こぼし 元気でと 何度も何度も くり返す母 ありがとうの言葉を かみしめながら 生きてみます 私なりに こんな小春日和の 穏やかな日は もう少し あなたの 子供でいさせてください |
すゝきのブルースあなたを愛した あの夜から 私は淋しい 女になりました 忘れはしない 霧降る街で 初めてふれた 男のこころ ああ すすきのの 夜がせつない あなたが灯した 愛の灯を どうして私の 涙で消せましょう 嘆きのブルース 身にしむ今宵 ネオンの華に 抱かれて踊る ああ すすきのの 夜がせつない この世の運命を 恨んでも 私はあなたを にくんでいやしない 逢えなくなって 今更知った あきらめられぬ こころの辛さ ああ すすきのの 夜がせつない | 北原ミレイ | 鳥井実 | 大久保明 | | あなたを愛した あの夜から 私は淋しい 女になりました 忘れはしない 霧降る街で 初めてふれた 男のこころ ああ すすきのの 夜がせつない あなたが灯した 愛の灯を どうして私の 涙で消せましょう 嘆きのブルース 身にしむ今宵 ネオンの華に 抱かれて踊る ああ すすきのの 夜がせつない この世の運命を 恨んでも 私はあなたを にくんでいやしない 逢えなくなって 今更知った あきらめられぬ こころの辛さ ああ すすきのの 夜がせつない |
夢うたどこかに淋しい人がいる 思い出ばかりが見えていて あしたが見えない人がいる 私もたいして違わない それでもどうにか 生きて来た 愛した男が いたからね 笑って 眠って 夢をみて 夢をみて… どこかに哀しい人がいる 上手くは行かない人生を 恨んでばかりの人がいる 私もあの頃同じ路 暗さにおびえて 生きていた わずかなぬくもり あてにして 泪で 眠って 夢をみて 夢をみて… 春夏秋冬 耐えながら ほのかな幸せ 探すのよ 笑って 眠って 夢をみて 夢をみて… 夢をみて… | 北原ミレイ | 杉紀彦 | 三木たかし | 若草恵 | どこかに淋しい人がいる 思い出ばかりが見えていて あしたが見えない人がいる 私もたいして違わない それでもどうにか 生きて来た 愛した男が いたからね 笑って 眠って 夢をみて 夢をみて… どこかに哀しい人がいる 上手くは行かない人生を 恨んでばかりの人がいる 私もあの頃同じ路 暗さにおびえて 生きていた わずかなぬくもり あてにして 泪で 眠って 夢をみて 夢をみて… 春夏秋冬 耐えながら ほのかな幸せ 探すのよ 笑って 眠って 夢をみて 夢をみて… 夢をみて… |
番屋北の天気は 気まぐれで へそを曲げたら 荒れるから 酒で宥める 空模様 貴方網巻く あの沖は 波が牙向く オホーツク ヤンレー ヤンレー 男は宵から 海に出る ヤンレー ヤンレー 女は番屋で 夜明けまで 粗朶木くべては 帰り待つ 船を降りたら 一匹の 陸に上った 河童だと 笑い飛ばして 漁に出る そんな貴方に 惚れ抜いて 咲かす恋花 エゾキスゲ ヤンレー ヤンレー 男は黙って 肩を抱く ヤンレー ヤンレー 女は番屋の 戸を閉めて 胸を隠して 帯を解く ヤンレー ヤンレー 男は死ぬまで 船に乗る ヤンレー ヤンレー 女は番屋で 網を刺し 留守を守って 帰り待つ | 北原ミレイ | 木下龍太郎 | 水森英夫 | | 北の天気は 気まぐれで へそを曲げたら 荒れるから 酒で宥める 空模様 貴方網巻く あの沖は 波が牙向く オホーツク ヤンレー ヤンレー 男は宵から 海に出る ヤンレー ヤンレー 女は番屋で 夜明けまで 粗朶木くべては 帰り待つ 船を降りたら 一匹の 陸に上った 河童だと 笑い飛ばして 漁に出る そんな貴方に 惚れ抜いて 咲かす恋花 エゾキスゲ ヤンレー ヤンレー 男は黙って 肩を抱く ヤンレー ヤンレー 女は番屋の 戸を閉めて 胸を隠して 帯を解く ヤンレー ヤンレー 男は死ぬまで 船に乗る ヤンレー ヤンレー 女は番屋で 網を刺し 留守を守って 帰り待つ |
涙の海峡私昔から そうでした 北へ行こうと 決めていた この世で愛した 男は貴方 あなた あなただけなの 津軽海峡 渡る船は 横なぐり 横なぐりの雨 もう一度 もう一度 やり直せるなら このまま このまま 引き返すけど もう遅い もう遅い 涙の海峡 私昔から そうでした 北で死のうと 決めていた 幸せ見つけて 暮らします あなた あなた忘れて 津軽海峡 捨ててきた こなごなに こなごなに写真 もう一度 もう一度 やり直せるなら このまま このまま 泣かないけれど もう遅い もう遅い 涙の海峡 私昔から そうでした 一度海峡 見たかった 荒れた海を 飛ぶカモメに 語り 語りかけたい 津軽海峡 越えて来た 何もかも 何もかも置いて もう一度 もう一度 やり直せるなら このまま このまま 返り船乗る もう遅い もう遅い 涙の海峡 | 北原ミレイ | 吉幾三 | 吉幾三 | | 私昔から そうでした 北へ行こうと 決めていた この世で愛した 男は貴方 あなた あなただけなの 津軽海峡 渡る船は 横なぐり 横なぐりの雨 もう一度 もう一度 やり直せるなら このまま このまま 引き返すけど もう遅い もう遅い 涙の海峡 私昔から そうでした 北で死のうと 決めていた 幸せ見つけて 暮らします あなた あなた忘れて 津軽海峡 捨ててきた こなごなに こなごなに写真 もう一度 もう一度 やり直せるなら このまま このまま 泣かないけれど もう遅い もう遅い 涙の海峡 私昔から そうでした 一度海峡 見たかった 荒れた海を 飛ぶカモメに 語り 語りかけたい 津軽海峡 越えて来た 何もかも 何もかも置いて もう一度 もう一度 やり直せるなら このまま このまま 返り船乗る もう遅い もう遅い 涙の海峡 |
新宿海峡骨が鳴るほど 抱き合った 似たもの同士の 根なし草 死ぬまであなたの いい女 惚れさせて 惚れさせて 惚れさせて 裏切りものの 船がゆく 新宿海峡 酒の海 想いどおりに 生きたくて 誰でも命を 転がして なになにくずれか 知らないが 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて うたかたですか 恋なんて 新宿海峡 はしり雨 傷が沁みれば 沁みるほど やっぱり逢いたい 未練もの 色つきネオンの さざ波を 漂よって 漂よって 漂よって 夜明けに鴎 泣くという 新宿海峡 霧の海 | 北原ミレイ | 吉岡治 | 四方章人 | 池多孝春 | 骨が鳴るほど 抱き合った 似たもの同士の 根なし草 死ぬまであなたの いい女 惚れさせて 惚れさせて 惚れさせて 裏切りものの 船がゆく 新宿海峡 酒の海 想いどおりに 生きたくて 誰でも命を 転がして なになにくずれか 知らないが 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて うたかたですか 恋なんて 新宿海峡 はしり雨 傷が沁みれば 沁みるほど やっぱり逢いたい 未練もの 色つきネオンの さざ波を 漂よって 漂よって 漂よって 夜明けに鴎 泣くという 新宿海峡 霧の海 |
風の盆祭り囃子が 聞こえてきたら 早飯支度の 火をおとし わたしゃ白粉 紅つけて 揃い浴衣に 深編笠で 三日三晩 練り歩く 越中おわら 向いは海よ 後むいたら 山ばかり あいや恋しい あん人は… いまはいずこで 風の盆 どこぞ似ている 黒半天の 後姿は どの組か わたしゃ 八尾に残されて いつか 誰かの子を生んで 三味の音色に 身をまかす 越中おわら 祭りが過ぎて 山が哭いたら 雪ばかり あいや恋しい あん人は… いまはいずこで 風の盆 いまはいずこで 風の盆 | 北原ミレイ | 荒木とよひさ | 浜圭介 | | 祭り囃子が 聞こえてきたら 早飯支度の 火をおとし わたしゃ白粉 紅つけて 揃い浴衣に 深編笠で 三日三晩 練り歩く 越中おわら 向いは海よ 後むいたら 山ばかり あいや恋しい あん人は… いまはいずこで 風の盆 どこぞ似ている 黒半天の 後姿は どの組か わたしゃ 八尾に残されて いつか 誰かの子を生んで 三味の音色に 身をまかす 越中おわら 祭りが過ぎて 山が哭いたら 雪ばかり あいや恋しい あん人は… いまはいずこで 風の盆 いまはいずこで 風の盆 |
今さら今さら 今さら 今 さらら 逢いたいなんて さらさら 今さら 今さら 今 さらら どの顔さげて 言ってるの? 男って奴は 懲りないものね ひまつぶしに つき合えないわ 2年も前の 電話番号 思い出だすほどの 愛じゃなかった 今夜はひとり? 都合のいい女(ひと)はいないの? やめてよ 嘘の満月 声に出てるわ さあ いい子だから ねんねしな… 今さら 今さら 今 さらさら 逢いたいなんて さらさら 女って奴は 淋しがりやね 昔話も悪い気じゃない あんなにつらい 別れだったのに どうしているの?と 今を聞きたい 今夜もひとり 男の縁のない暮しよ 馬鹿よね 愛の満ち欠け くり返すだけ もう いい子になって ねんねするわ 逢いたいなんて さらさら | 北原ミレイ | 秋元康 | 浜圭介 | 宮本光雄 | 今さら 今さら 今 さらら 逢いたいなんて さらさら 今さら 今さら 今 さらら どの顔さげて 言ってるの? 男って奴は 懲りないものね ひまつぶしに つき合えないわ 2年も前の 電話番号 思い出だすほどの 愛じゃなかった 今夜はひとり? 都合のいい女(ひと)はいないの? やめてよ 嘘の満月 声に出てるわ さあ いい子だから ねんねしな… 今さら 今さら 今 さらさら 逢いたいなんて さらさら 女って奴は 淋しがりやね 昔話も悪い気じゃない あんなにつらい 別れだったのに どうしているの?と 今を聞きたい 今夜もひとり 男の縁のない暮しよ 馬鹿よね 愛の満ち欠け くり返すだけ もう いい子になって ねんねするわ 逢いたいなんて さらさら |
天国のかけら愛が死んでしまったわ もう息もしていない 優しすぎたあの日だけを このベットに残して 窓に夜明け差しこめば またいつもの暮しね 髪をとかし服を選ぶ それだけの毎日 ぬけがらの心に もう一度 あなたの青空を 翔びたつ 鳩のように わたしを 泳がせて 時は何にも知らないで ただ過ぎてゆくけれど 胸に刺る愛のかけら 消せはしない 愛が死んでしまったわ もう天国へ行ったの 面影さえ映らないわ この鏡の中には 少しお酒飲ませてよ この煙草も吸わせて いまは叱る人はいない それだけの真夜中 やせてゆく昨日に もう一度 あなたの ぬくもりを 波打つ 夢の中で わたしを 眠らせて 人は何にも知らないで ただもらい泣きしても 胸に残る愛の傷み わからないわ 愛が死んでしまったわ もう息もしていない 優しすぎたあの日だけを このベットに残して | 北原ミレイ | 荒木とよひさ | 加藤登紀子 | 馬飼野俊一 | 愛が死んでしまったわ もう息もしていない 優しすぎたあの日だけを このベットに残して 窓に夜明け差しこめば またいつもの暮しね 髪をとかし服を選ぶ それだけの毎日 ぬけがらの心に もう一度 あなたの青空を 翔びたつ 鳩のように わたしを 泳がせて 時は何にも知らないで ただ過ぎてゆくけれど 胸に刺る愛のかけら 消せはしない 愛が死んでしまったわ もう天国へ行ったの 面影さえ映らないわ この鏡の中には 少しお酒飲ませてよ この煙草も吸わせて いまは叱る人はいない それだけの真夜中 やせてゆく昨日に もう一度 あなたの ぬくもりを 波打つ 夢の中で わたしを 眠らせて 人は何にも知らないで ただもらい泣きしても 胸に残る愛の傷み わからないわ 愛が死んでしまったわ もう息もしていない 優しすぎたあの日だけを このベットに残して |