人生そこそこ七十点空に日が照る 野に風が吹く 人の心に なさけが満ちる 人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る 夜があるから うれしい朝日 だれかいるから はなしもできる 人生そこそこ 七十点 欲にかられりゃ いけません 家族がいれば 五十点 酒が飲めれば 二十点 たまにごちそう 二十点 鳥はうたうし 花咲き乱れ 世の中 百点 二百点 気分上々 文句なし 人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る | 中村美律子 | 中山大三郎 | 富田梓仁 | 丸山雅仁 | 空に日が照る 野に風が吹く 人の心に なさけが満ちる 人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る 夜があるから うれしい朝日 だれかいるから はなしもできる 人生そこそこ 七十点 欲にかられりゃ いけません 家族がいれば 五十点 酒が飲めれば 二十点 たまにごちそう 二十点 鳥はうたうし 花咲き乱れ 世の中 百点 二百点 気分上々 文句なし 人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る |
ふうふ縁(えにし)の糸に この手をひかれ 心を結んだ 夫婦です 今じゃ思い出 涙の川も ともに越えて来た ふうふ ふうふと 云いながら のぼる二人の 絆坂 男は空を 見上げるけれど 女は小径(こみち)の 石を見る 転ばないかと 心配なのよ あなた気をつけて ふうふ ふうふと 云いながら のぼる浮世の 苦労坂 咲かせましょうね もうひと桜(ざくら) 女房はうぐいす 春を呼ぶ 情け灯(とも)して よりそう旅路 これもエンヤコラ ふうふ ふうふと 云いながら のぼる明日の 夢見坂 | 中村美律子 | 保岡直樹 | 谷川天龍 | 南郷達也 | 縁(えにし)の糸に この手をひかれ 心を結んだ 夫婦です 今じゃ思い出 涙の川も ともに越えて来た ふうふ ふうふと 云いながら のぼる二人の 絆坂 男は空を 見上げるけれど 女は小径(こみち)の 石を見る 転ばないかと 心配なのよ あなた気をつけて ふうふ ふうふと 云いながら のぼる浮世の 苦労坂 咲かせましょうね もうひと桜(ざくら) 女房はうぐいす 春を呼ぶ 情け灯(とも)して よりそう旅路 これもエンヤコラ ふうふ ふうふと 云いながら のぼる明日の 夢見坂 |
釜ヶ崎人情立ちん坊人生 味なもの 通天閣(つうてんかく)さえ 立ちん坊さ だれに遠慮(えんりょ)が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎(かまがさき) 身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性(こんじょう) まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘(しちぶごりん)で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 | 中村美律子 | もず唱平 | 三山敏 | 南郷達也 | 立ちん坊人生 味なもの 通天閣(つうてんかく)さえ 立ちん坊さ だれに遠慮(えんりょ)が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎(かまがさき) 身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性(こんじょう) まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘(しちぶごりん)で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 |
河内おんな太鼓ハァー酒に 女が アアアア…つきものならば 唄にゃ太鼓が アン アアン アン アン つきものさ 音頭自慢の あんたに惚れて 今じゃ河内の 名物女房 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ ドンと太鼓で 見得を切る ハァー将棋狂いの 三吉さんに 賭けた生涯 小春はん 尽くす心は 女の鏡 わても あんたに 身を投げ出して ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 叩く太鼓は 命がけ ハァー天下一だと お客が叫ぶ 喉は千両の 節まわし ねじりはちまき 繪になるあんた 唄の命は 気魄と呼吸 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 意気がふれ合う 撥さばき | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | | ハァー酒に 女が アアアア…つきものならば 唄にゃ太鼓が アン アアン アン アン つきものさ 音頭自慢の あんたに惚れて 今じゃ河内の 名物女房 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ ドンと太鼓で 見得を切る ハァー将棋狂いの 三吉さんに 賭けた生涯 小春はん 尽くす心は 女の鏡 わても あんたに 身を投げ出して ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 叩く太鼓は 命がけ ハァー天下一だと お客が叫ぶ 喉は千両の 節まわし ねじりはちまき 繪になるあんた 唄の命は 気魄と呼吸 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 意気がふれ合う 撥さばき |
男が酒を飲むときは惚れた女を くどくなら 心でくどけ 目でくどけ 酒にすがるな 甘えるな くどいた女は 泣かせるな 男が酒を 飲むときは 過去を語るな ふりむくな うらみつらみは 飲む前に きれいさっぱり 棄ててこい 甘い酒なら 甘いなり 辛い酒なら 辛いなり 黙って飲めば 人生の 裏と表が 見えてくる 男が酒を 飲むときは 仕事のうさを ひきずるな たかが世間の 浮き沈み 笑いとばして ドンと飲め 見果てぬ夢を あたためて 男を磨く 酒もある ぐちをこぼして クダまいて 男を下げる 酒もある 男が酒を飲むときは イチかバチかの 正念場(しょうねんば) 明日を見つめて さわやかに 天下を語れ 胸を張れ | 中村美律子 | ジェームス三木 | 富田梓仁 | | 惚れた女を くどくなら 心でくどけ 目でくどけ 酒にすがるな 甘えるな くどいた女は 泣かせるな 男が酒を 飲むときは 過去を語るな ふりむくな うらみつらみは 飲む前に きれいさっぱり 棄ててこい 甘い酒なら 甘いなり 辛い酒なら 辛いなり 黙って飲めば 人生の 裏と表が 見えてくる 男が酒を 飲むときは 仕事のうさを ひきずるな たかが世間の 浮き沈み 笑いとばして ドンと飲め 見果てぬ夢を あたためて 男を磨く 酒もある ぐちをこぼして クダまいて 男を下げる 酒もある 男が酒を飲むときは イチかバチかの 正念場(しょうねんば) 明日を見つめて さわやかに 天下を語れ 胸を張れ |
酒は男の子守唄口に出せない苦しみも 泣くに泣けない くやしさも 飲んで忘れて我慢しろ 人はだれでも孤独だと 親父がしんみり話してた 酒は男の 酒は男の子守唄 惚れたあの娘は 待ち切れず 誰に嫁いで行ったのか ひとり手酌のとまり木で みれん心をとかす酒 思い出偲んでくちずさむ 酒は男の 酒は男の子守唄 じっと見つめる 盃 に 母の笑顔がまた浮かぶ 今の暮らしはつらくても 胸にでっかい夢がある 明日を信じてひとり飲む 酒は男の 酒は男の子守唄 | 中村美律子 | 高田直和 | 富田梓仁 | | 口に出せない苦しみも 泣くに泣けない くやしさも 飲んで忘れて我慢しろ 人はだれでも孤独だと 親父がしんみり話してた 酒は男の 酒は男の子守唄 惚れたあの娘は 待ち切れず 誰に嫁いで行ったのか ひとり手酌のとまり木で みれん心をとかす酒 思い出偲んでくちずさむ 酒は男の 酒は男の子守唄 じっと見つめる 盃 に 母の笑顔がまた浮かぶ 今の暮らしはつらくても 胸にでっかい夢がある 明日を信じてひとり飲む 酒は男の 酒は男の子守唄 |
人それぞれにいのちの限り 燃え尽きる 恋もあり 怨(うら)みを込めて あきらめる 恋もある 人はそれぞれに 人はそれぞれに 運命(さだめ)の川に 身をまかせ 別れを唄う あゝ風を知る むなしく燃える 夕焼けの 淋(さみ)しさよ ひと恋しさに 独り身は 泣けもしょう 人はそれぞれに 人はそれぞれに 未練の炎 消せもせず 憎しみい抱(だ)く あゝ時もあろ ただひたすらに 追いすがる それも恋 無情に負けて 世を拗(す)ねる それも恋 人はそれぞれに 人はそれぞれに 愛して生きた 思い出を 心に繋(つな)ぐ あゝ夜の酒 | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | 伊戸のりお | いのちの限り 燃え尽きる 恋もあり 怨(うら)みを込めて あきらめる 恋もある 人はそれぞれに 人はそれぞれに 運命(さだめ)の川に 身をまかせ 別れを唄う あゝ風を知る むなしく燃える 夕焼けの 淋(さみ)しさよ ひと恋しさに 独り身は 泣けもしょう 人はそれぞれに 人はそれぞれに 未練の炎 消せもせず 憎しみい抱(だ)く あゝ時もあろ ただひたすらに 追いすがる それも恋 無情に負けて 世を拗(す)ねる それも恋 人はそれぞれに 人はそれぞれに 愛して生きた 思い出を 心に繋(つな)ぐ あゝ夜の酒 |
下津井・お滝・まだかな橋備前、瀬戸内、下津井港 北前船が港に入る にしんは要らんよ あんたが欲しい 箱の枕を鳴らせておくれ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 一年待った まだかな橋よ 備前、瀬戸内、下津井芸者 「汐のお滝」たァ あたいのことさ 鬢付け油の 島田が揺れりゃ どんなお方も骨抜き鯛さ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで あんたを待った まだかな橋よ 海は凪でも 心の海はよ あんた恋しと 嵐がふくさね ひとつ どんどろ 港を定め 北前船が白い帆たたむ 三味線稽古で 手だこも出来た 酔うたあんたに聴かせる為に 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 幸せ待った まだかな橋よ | 中村美律子 | 喜多條忠 | 弦哲也 | 前田俊明 | 備前、瀬戸内、下津井港 北前船が港に入る にしんは要らんよ あんたが欲しい 箱の枕を鳴らせておくれ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 一年待った まだかな橋よ 備前、瀬戸内、下津井芸者 「汐のお滝」たァ あたいのことさ 鬢付け油の 島田が揺れりゃ どんなお方も骨抜き鯛さ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで あんたを待った まだかな橋よ 海は凪でも 心の海はよ あんた恋しと 嵐がふくさね ひとつ どんどろ 港を定め 北前船が白い帆たたむ 三味線稽古で 手だこも出来た 酔うたあんたに聴かせる為に 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 幸せ待った まだかな橋よ |
朱雀門百年羊で いるよりも 三日でいいから 獅子になれ 花も実もある 男なら 一度はくぐれ 朱雀門 おのれの決めた 道を行け ひとの顔色 気にするな 勝負どころを 見逃すな のんべんだらりと 生きるより いちかばちかの 朱雀門 天下をめざせ 雲を呼べ いにしえびとの 見た夢は 花か嵐か まぼろしか たかぶる心 朱に染めて 男いっぴき りんりんと 朱雀大路 駆けのぼれ | 中村美律子 | ジェームス三木 | 富田梓仁 | 小杉仁三 | 百年羊で いるよりも 三日でいいから 獅子になれ 花も実もある 男なら 一度はくぐれ 朱雀門 おのれの決めた 道を行け ひとの顔色 気にするな 勝負どころを 見逃すな のんべんだらりと 生きるより いちかばちかの 朱雀門 天下をめざせ 雲を呼べ いにしえびとの 見た夢は 花か嵐か まぼろしか たかぶる心 朱に染めて 男いっぴき りんりんと 朱雀大路 駆けのぼれ |
赤いエプロン風にゆれてる物干竿の 赤いエプロン見えますか いまもぞっこん惚れてる合図 帰って来てよ一文なしで なんにも持たないあんたが好きよ (セリフ)「何も無いから何でも出来る」 それがあんたの口癖やった… あの女が現われてからあんたは変りはった 魂を抜かれてしまいはった… そりゃあ私はおしかけ女房 顔や容姿じゃ負けるけど よごれ役ならまかしておくれ 帰って来てよ行くとこなけりゃ 六帖一間で出直しましょう (セリフ)あんたを好きになりはったお女やさかい けなすつもりはないけど やっぱり夫婦は合性や あんたには私が一番!!そうですやろ… 女難がらみの流転の末路 耳にするたび泣きました みんな女にあげちゃいなさい 帰って来てよ一文なしで 赤いエプロンは私の祈り | 中村美律子 | 星野哲郎 | 船村徹 | 蔦将包 | 風にゆれてる物干竿の 赤いエプロン見えますか いまもぞっこん惚れてる合図 帰って来てよ一文なしで なんにも持たないあんたが好きよ (セリフ)「何も無いから何でも出来る」 それがあんたの口癖やった… あの女が現われてからあんたは変りはった 魂を抜かれてしまいはった… そりゃあ私はおしかけ女房 顔や容姿じゃ負けるけど よごれ役ならまかしておくれ 帰って来てよ行くとこなけりゃ 六帖一間で出直しましょう (セリフ)あんたを好きになりはったお女やさかい けなすつもりはないけど やっぱり夫婦は合性や あんたには私が一番!!そうですやろ… 女難がらみの流転の末路 耳にするたび泣きました みんな女にあげちゃいなさい 帰って来てよ一文なしで 赤いエプロンは私の祈り |
風まかせ春の日出逢い 夏の日燃えた 激しい恋も 悶えた愛も 秋風吹けば 冷たくさめる さめたはわたし 捨てたもわたし 風まかせ 風まかせ 明日に向かい ああ 風まかせ 奪って与え 与えて奪い 死んでもいいと すがって泣いた 女の心 嘘ではないの あの日の恋は もどりはしない 風まかせ 風まかせ 命を燃やし ああ 風まかせ 無言の電話 泣き言メール やめてよ よして 男の愚痴は 聞きたくないの 今更なによ みれんも夢も 私が捨てた 風まかせ 風まかせ ひとりで生きる ああ 風まかせ | 中村美律子 | 瀬戸内寂聴 | 弦哲也 | 前田俊明 | 春の日出逢い 夏の日燃えた 激しい恋も 悶えた愛も 秋風吹けば 冷たくさめる さめたはわたし 捨てたもわたし 風まかせ 風まかせ 明日に向かい ああ 風まかせ 奪って与え 与えて奪い 死んでもいいと すがって泣いた 女の心 嘘ではないの あの日の恋は もどりはしない 風まかせ 風まかせ 命を燃やし ああ 風まかせ 無言の電話 泣き言メール やめてよ よして 男の愚痴は 聞きたくないの 今更なによ みれんも夢も 私が捨てた 風まかせ 風まかせ ひとりで生きる ああ 風まかせ |
港町情話行くなら抱いてと 命をかけて あんたの愛を ひきとめる おんなはいつも 見送るだけね ああ霧笛 泣け泣け 雨よ降れ降れ わかれをかくせ 夜明けがせかせる 港町 旅路の荷物を 投げこむように ころがり込んで 来たあんた 一と夜の夢が 情けにかわり ああ春は菜の花 秋はすすきの しあわせぐらし 入船 出船の 港町 背中で物言う あんたが憎い ポロポロ落ちる 恋泪 わたしの敗けよ あんたを待つわ ああ鴎 啼け啼け ついて行け行け 荒海はるか 男と女の 港町 | 中村美律子 | 池田充男 | 富田梓仁 | 池多孝春 | 行くなら抱いてと 命をかけて あんたの愛を ひきとめる おんなはいつも 見送るだけね ああ霧笛 泣け泣け 雨よ降れ降れ わかれをかくせ 夜明けがせかせる 港町 旅路の荷物を 投げこむように ころがり込んで 来たあんた 一と夜の夢が 情けにかわり ああ春は菜の花 秋はすすきの しあわせぐらし 入船 出船の 港町 背中で物言う あんたが憎い ポロポロ落ちる 恋泪 わたしの敗けよ あんたを待つわ ああ鴎 啼け啼け ついて行け行け 荒海はるか 男と女の 港町 |
あなただけこの世に生まれて ふたりはめぐり逢い 運命(さだめ)のように 結ばれていた 風にうたって 雨に泣き しあわせの しあわせの 夫婦(めおと)みち あなただけ おまえだけ 命あずけて ささいなことから 背をむけ傷ついて 隠れてひとり 流した涙 苦労坂から 明日坂 ほゝ笑みを ほゝ笑みを たやさずに あなただけ あまえだけ 命あずけて あなたの隣で 肩寄せ生きてきた 夕陽の空を 眺めていたい 暑さ寒さを しのぎあい ふたりして ふたりして 歩きたい あなただけ おまえだけ 命あずけて | 中村美律子 | たかたかし | 岡千秋 | | この世に生まれて ふたりはめぐり逢い 運命(さだめ)のように 結ばれていた 風にうたって 雨に泣き しあわせの しあわせの 夫婦(めおと)みち あなただけ おまえだけ 命あずけて ささいなことから 背をむけ傷ついて 隠れてひとり 流した涙 苦労坂から 明日坂 ほゝ笑みを ほゝ笑みを たやさずに あなただけ あまえだけ 命あずけて あなたの隣で 肩寄せ生きてきた 夕陽の空を 眺めていたい 暑さ寒さを しのぎあい ふたりして ふたりして 歩きたい あなただけ おまえだけ 命あずけて |
もどりゃんせ駅裏の五丁目に 小さなお店を借りました 間口二軒の いっぱい呑み屋 あなたの名前を一字とり 「繁」と屋号をつけました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと 日盛りの掘割りに 番(つがい)のつばめが飛んでます 相も変わらぬ ドブ川なれど 今年もきれいな睡蓮が 季節忘れず 咲きました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと お馴染みも この日頃 どうにか四、五人 つきました やって行けそう 女手だけで けれども足りないものがある それは恋しい 人の顔 もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと | 中村美律子 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | 駅裏の五丁目に 小さなお店を借りました 間口二軒の いっぱい呑み屋 あなたの名前を一字とり 「繁」と屋号をつけました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと 日盛りの掘割りに 番(つがい)のつばめが飛んでます 相も変わらぬ ドブ川なれど 今年もきれいな睡蓮が 季節忘れず 咲きました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと お馴染みも この日頃 どうにか四、五人 つきました やって行けそう 女手だけで けれども足りないものがある それは恋しい 人の顔 もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと |
弥太郎鴉道中双六(どうちゅうすごろく) 江戸振り出しに 日光街道の 杉木立(すぎこだち) 義理もたてたい あの娘(こ)も欲しい おひけぇなすって おっと弥太郎(やたろう) 弥太郎鴉 どっちつかずに つまずけば 影も影もやつれる 三度笠 夫婦づれかよ 先ゆくふたり 罪なながめよ おいらには お湯の鬼怒川 茜のもみじ おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 江戸に思いの ひとり酒 ほろりほろり涙の 三度笠 わけは聞くなよ あの娘(こ)にゃすまぬ 切れた草鞋(わらじ)に 秋の風 意地の筋立(すじだ)て 器量(きりょう)の錦(にしき) おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 義理をはたして 帰る日は 縞(しま)の縞(しま)の合羽(かっぱ)に 三度笠 | 中村美律子 | 久仁京介 | 宮下健治 | 南郷達也 | 道中双六(どうちゅうすごろく) 江戸振り出しに 日光街道の 杉木立(すぎこだち) 義理もたてたい あの娘(こ)も欲しい おひけぇなすって おっと弥太郎(やたろう) 弥太郎鴉 どっちつかずに つまずけば 影も影もやつれる 三度笠 夫婦づれかよ 先ゆくふたり 罪なながめよ おいらには お湯の鬼怒川 茜のもみじ おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 江戸に思いの ひとり酒 ほろりほろり涙の 三度笠 わけは聞くなよ あの娘(こ)にゃすまぬ 切れた草鞋(わらじ)に 秋の風 意地の筋立(すじだ)て 器量(きりょう)の錦(にしき) おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 義理をはたして 帰る日は 縞(しま)の縞(しま)の合羽(かっぱ)に 三度笠 |
土佐女房女(おんな)荒波(あらなみ) 惚れたら一途 漁師世帯の 土佐女房 好きなあんたの 出船のときは 無事と大漁を ただ祈る 鰹(かつお)相手の いごっそう船は 三月(みつき)過ぎても アン ア アン ア ア アー 戻らない 嫁に来てから もう幾年(いくとせ)か 意地の火を抱く 土佐女房 私しゃ港で あんたは船で 遠く離れて 暮らそうと 通う心は 命のきずな 後家(ごけ)にゃしないと アン ア アン ア ア アー 風が吹く 茶断(ちゃだ)ち 塩断(しおだ)ち 操(みさお)を守り 留守をしっかり 土佐女房 大漁ばんざい 港に帰る 船はこの世の 宝もの 浜が湧(わ)き立(た)つ 祝いの酒に 酔うてあんたに アン ア アン ア ア アー 抱かれたい | 中村美律子 | 石本美由起 | 叶弦大 | 南郷達也 | 女(おんな)荒波(あらなみ) 惚れたら一途 漁師世帯の 土佐女房 好きなあんたの 出船のときは 無事と大漁を ただ祈る 鰹(かつお)相手の いごっそう船は 三月(みつき)過ぎても アン ア アン ア ア アー 戻らない 嫁に来てから もう幾年(いくとせ)か 意地の火を抱く 土佐女房 私しゃ港で あんたは船で 遠く離れて 暮らそうと 通う心は 命のきずな 後家(ごけ)にゃしないと アン ア アン ア ア アー 風が吹く 茶断(ちゃだ)ち 塩断(しおだ)ち 操(みさお)を守り 留守をしっかり 土佐女房 大漁ばんざい 港に帰る 船はこの世の 宝もの 浜が湧(わ)き立(た)つ 祝いの酒に 酔うてあんたに アン ア アン ア ア アー 抱かれたい |
一本勝負天に拳を 振り上げて 悔し涙を 投げ捨てる 締める黒帯 男の魂(こころ) 意地も捨て身の 青畳 夢をつかんで 夢をつかんで 起(た)ち上がれ 雪の会津を あとにして 仰ぐ都の 流れ雲 道は一本 講道館の いつか輝く 星になる 負けて泣くより 負けて泣くより 勝って泣け 有像無像(うぞうむぞう)を 投げ飛ばす これが天下の 山嵐 技を掛けるな 命を賭けろ たとえどんなに 辛くとも 敵は明日の 敵は明日の 我にあり | 中村美律子 | やしろよう | 岡千秋 | 池多孝春 | 天に拳を 振り上げて 悔し涙を 投げ捨てる 締める黒帯 男の魂(こころ) 意地も捨て身の 青畳 夢をつかんで 夢をつかんで 起(た)ち上がれ 雪の会津を あとにして 仰ぐ都の 流れ雲 道は一本 講道館の いつか輝く 星になる 負けて泣くより 負けて泣くより 勝って泣け 有像無像(うぞうむぞう)を 投げ飛ばす これが天下の 山嵐 技を掛けるな 命を賭けろ たとえどんなに 辛くとも 敵は明日の 敵は明日の 我にあり |
鬼の背中鬼の背中が 陽だまりの中 コクリ コクリと 舟を漕(こ)ぐ あんなえらそうに していた人が ひとつぶだねの 娘も嫁ぎ ふたりになれば なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 昭和を背負い チビリ チビリと 酒を呑む テレビ相手に 雷おとす 吠えてもしょせん 世の中変わる 訳ではないし なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 家族をまもり ヨイショ ヨイショと 越えてきた いつのまにやら 白髪も増えて ケンカの種も がまんの花も 小ぶりになれば なんや このごろ さびしんぼ | 中村美律子 | 紙中礼子 | 花岡優平 | 南郷達也 | 鬼の背中が 陽だまりの中 コクリ コクリと 舟を漕(こ)ぐ あんなえらそうに していた人が ひとつぶだねの 娘も嫁ぎ ふたりになれば なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 昭和を背負い チビリ チビリと 酒を呑む テレビ相手に 雷おとす 吠えてもしょせん 世の中変わる 訳ではないし なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 家族をまもり ヨイショ ヨイショと 越えてきた いつのまにやら 白髪も増えて ケンカの種も がまんの花も 小ぶりになれば なんや このごろ さびしんぼ |
華になれ燃えて散るのも 花ならば 冬を耐えてる 花もある 雪の重さを はねのける 力を貯めろ 命を磨け じっと待て きっと来る 男なら 明日を彩る 華になれ 誰も一度は 出遭えるさ 運は天下の まわりもの 人が出来なきゃ 買って出ろ 苦労の種はかならず開く 針をさす 向い風 どんと来い 男は根太い 華になれ 意地と情けの 歯車を 廻す涙の はしり水 どうせ咲くなら でっかく咲け 小さなことに くよくよするな ひと息に ぐっと乾せ 夢に酔え 見上げる 樹になれ 華になれ | 中村美律子 | 松井由利夫 | 四方章人 | | 燃えて散るのも 花ならば 冬を耐えてる 花もある 雪の重さを はねのける 力を貯めろ 命を磨け じっと待て きっと来る 男なら 明日を彩る 華になれ 誰も一度は 出遭えるさ 運は天下の まわりもの 人が出来なきゃ 買って出ろ 苦労の種はかならず開く 針をさす 向い風 どんと来い 男は根太い 華になれ 意地と情けの 歯車を 廻す涙の はしり水 どうせ咲くなら でっかく咲け 小さなことに くよくよするな ひと息に ぐっと乾せ 夢に酔え 見上げる 樹になれ 華になれ |
鳶男いのちの 仕事に生きる 道に上下は ないはずだ 人に見えない 裏側を 火の粉かぶって 支えてる 鳶の勇みは 男の誉れ 俺がやらなきゃ 誰がやる 口は建前 涙が本音 渡る憂き世の露しぐれ 足場かためる 俺たちが いなきゃこの世は お陀仏さ 鳶の血潮は 祭りの華だ 神輿かついで 練り歩く 銭が無ければ 頭をつかえ 何も無ければ 汗を出せ 風に吹かれて 飲む酒も コップ一杯 夢がある 印半纏 背中をきめて 木遣り唄って あおぐ空 | 中村美律子 | 里村龍一 | 富田梓仁 | 南郷達也 | 男いのちの 仕事に生きる 道に上下は ないはずだ 人に見えない 裏側を 火の粉かぶって 支えてる 鳶の勇みは 男の誉れ 俺がやらなきゃ 誰がやる 口は建前 涙が本音 渡る憂き世の露しぐれ 足場かためる 俺たちが いなきゃこの世は お陀仏さ 鳶の血潮は 祭りの華だ 神輿かついで 練り歩く 銭が無ければ 頭をつかえ 何も無ければ 汗を出せ 風に吹かれて 飲む酒も コップ一杯 夢がある 印半纏 背中をきめて 木遣り唄って あおぐ空 |
瀬戸の港瀬戸の港が しぐれる夜は 連絡船の汽笛に 吐息がまじる 明日の夢より 今夜の夢が あぁ、欲しい 肩をだかれて 飲んだ日の 嘘が恋しい 露地あかり あれは大島 通いの船か ひとりぼっちに 夜風がしみる 信じたいのに すがればいつも あぁ、消える つかみきれない しあわせに 苦労なじみの 泣きぼくろ 春はいつ来る 瀬戸内つばめ 飛んでおいでよ ネオンの町に お酒ならべて とまり木あたり あぁ、ひとり 生きるつらさに 泣けそうな 星が流される 瀬戸港 | 中村美律子 | たかたかし | 岡千秋 | | 瀬戸の港が しぐれる夜は 連絡船の汽笛に 吐息がまじる 明日の夢より 今夜の夢が あぁ、欲しい 肩をだかれて 飲んだ日の 嘘が恋しい 露地あかり あれは大島 通いの船か ひとりぼっちに 夜風がしみる 信じたいのに すがればいつも あぁ、消える つかみきれない しあわせに 苦労なじみの 泣きぼくろ 春はいつ来る 瀬戸内つばめ 飛んでおいでよ ネオンの町に お酒ならべて とまり木あたり あぁ、ひとり 生きるつらさに 泣けそうな 星が流される 瀬戸港 |
恋瀬川雨の雫(しずく)は 心の雫 あなたとわたしを 結ぶ糸 明日をつなぐ この舟の 行き着く先は 風まかせ ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 濡れた袂(たもと)は しぼればかわく 恋情(なさけ)をしぼれば なお燃える いつかはきっと この舟が 幸福(しあわせ)くれる 岸に着く ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 舟にあずけた 女の夢は 涙のすだれの その向う あなたがいるの わたしには 重ねた指は ほどかない ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 | 中村美律子 | 松井由利夫 | 叶弦大 | | 雨の雫(しずく)は 心の雫 あなたとわたしを 結ぶ糸 明日をつなぐ この舟の 行き着く先は 風まかせ ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 濡れた袂(たもと)は しぼればかわく 恋情(なさけ)をしぼれば なお燃える いつかはきっと この舟が 幸福(しあわせ)くれる 岸に着く ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 舟にあずけた 女の夢は 涙のすだれの その向う あなたがいるの わたしには 重ねた指は ほどかない ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 |
素顔のままであなたの色に なれなくて なみだを流した 別れがあった 黄色い枯葉が 風に舞い 秋の小道を こぼれていった 何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい 果てなく遠い 道だけど つまずきながらも やさしくなれる 日照(ひで)りの坂道 蝉の声 はるか彼方の 海鳴り聞いた 夢はときどき 微笑むけれど 確かなこころで 愛せるならば 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい 何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい | 中村美律子 | 久仁京介 | 徳久広司 | 南郷達也 | あなたの色に なれなくて なみだを流した 別れがあった 黄色い枯葉が 風に舞い 秋の小道を こぼれていった 何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい 果てなく遠い 道だけど つまずきながらも やさしくなれる 日照(ひで)りの坂道 蝉の声 はるか彼方の 海鳴り聞いた 夢はときどき 微笑むけれど 確かなこころで 愛せるならば 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい 何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい |
男道一度こころに 刻んだ夢は 何がなんでも やり通す 辛い涙や 悔やしさを 腹におさめて 仁王立ち 耐えて見せるが 耐えて見せるが男道 義理と人情の ふり分け荷物 背負う男の 胸のうち 親父あんたの 口ぐせを 心に秘めて どこまでも 夢を咲かすが 夢を咲かすが 俺の道 苦労ついでに これから先も どうかよろしく 頼みます 根性ひとつで 生きて行く 俺の選んだ 人生だ 勝って笑うが 勝って笑うが男道 | 中村美律子 | 福田義雄 | 富田梓仁 | | 一度こころに 刻んだ夢は 何がなんでも やり通す 辛い涙や 悔やしさを 腹におさめて 仁王立ち 耐えて見せるが 耐えて見せるが男道 義理と人情の ふり分け荷物 背負う男の 胸のうち 親父あんたの 口ぐせを 心に秘めて どこまでも 夢を咲かすが 夢を咲かすが 俺の道 苦労ついでに これから先も どうかよろしく 頼みます 根性ひとつで 生きて行く 俺の選んだ 人生だ 勝って笑うが 勝って笑うが男道 |
しあわせ酒かわすグラスの その底で 鶴と亀とが 夢を舞う 歌もめでたい 祝い節 今日は倅に嫁がくる やっとのぞみが かなったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ 心やさしく 晴れやかな 嫁の自慢で花が咲く おさななじみが 実をむすび 今日はわが家の 門出だね 夢がかなってよかったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ うれし涙が はじけては 光る笑顔の さし向かい いつかこの手で しっかりと 可愛い初孫 抱ける日を 思い浮かべて もう一杯 しあわせ酒だよ なぁおまえ | 中村美律子 | 高田直和 | 富田梓仁 | | かわすグラスの その底で 鶴と亀とが 夢を舞う 歌もめでたい 祝い節 今日は倅に嫁がくる やっとのぞみが かなったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ 心やさしく 晴れやかな 嫁の自慢で花が咲く おさななじみが 実をむすび 今日はわが家の 門出だね 夢がかなってよかったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ うれし涙が はじけては 光る笑顔の さし向かい いつかこの手で しっかりと 可愛い初孫 抱ける日を 思い浮かべて もう一杯 しあわせ酒だよ なぁおまえ |
つれあい惚れたおまえと しみじみと 盃かわす 旅の宿 久しぶりだな なぁおまえ ほんとに 久しぶり 生きるに下手な この俺を ささえてくれた いいおんな つらいことなど 忘れたと 笑って酒を 注ぐおまえ 酔っていいわね ねぇあなた 今夜は ふたりきり 涙をかくし この俺を ささえてくれた いいおんな 花が咲く日も 枯れる日も ふたりはいつも 一緒だよ 体いたわれ なぁおまえ あなたも 大切に 陰に日向(ひなた)に この俺を ささえてくれた いいおんな | 中村美律子 | たかたかし | 市川昭介 | | 惚れたおまえと しみじみと 盃かわす 旅の宿 久しぶりだな なぁおまえ ほんとに 久しぶり 生きるに下手な この俺を ささえてくれた いいおんな つらいことなど 忘れたと 笑って酒を 注ぐおまえ 酔っていいわね ねぇあなた 今夜は ふたりきり 涙をかくし この俺を ささえてくれた いいおんな 花が咲く日も 枯れる日も ふたりはいつも 一緒だよ 体いたわれ なぁおまえ あなたも 大切に 陰に日向(ひなた)に この俺を ささえてくれた いいおんな |
つづれ織りいくつも熱い 火の輪をくぐり いくつも渡った 危ない橋を 小さい恋の はずでした 愛して 悩み 深まり 悩み 恋しさ幾重(いくえ)に つづれ織り 身のほど知らぬ 恋なのでしょう 死んでも一緒と 誓ったふたり 嘘でも泣かぬ はずでした 夢みて 生きた 信じて 生きた 別れはちりぢり つづれ織り 黄色が匂う 金木犀(きんもくせい)の 小道を去りゆく これきりの夜 微笑(わら)って送る はずでした 別れに 燃えて すがって 燃えて 愛(いと)しさ憎さが つづれ織り | 中村美律子 | 久仁京介 | 弦哲也 | 南郷達也 | いくつも熱い 火の輪をくぐり いくつも渡った 危ない橋を 小さい恋の はずでした 愛して 悩み 深まり 悩み 恋しさ幾重(いくえ)に つづれ織り 身のほど知らぬ 恋なのでしょう 死んでも一緒と 誓ったふたり 嘘でも泣かぬ はずでした 夢みて 生きた 信じて 生きた 別れはちりぢり つづれ織り 黄色が匂う 金木犀(きんもくせい)の 小道を去りゆく これきりの夜 微笑(わら)って送る はずでした 別れに 燃えて すがって 燃えて 愛(いと)しさ憎さが つづれ織り |
晩酌細い暮らしに 灯(あ)かりをともし こころ寄せ合う 酒がある 注(つ)いで注がれて 労(いたわ)りあって 浮世七坂 越えてきた 今夜は飲もうか なぁお前 交わす盃 晩酌 口じゃ言えない 男の本音 こぼす情けの 酒がある 陰に日向に 支えてくれる そんなお前に 惚れたまま 今夜は飲もうか なぁお前 こころ触れ合う 晩酌 楽に生きれぬ この世の運命(さだめ) 明日(あす)を語らう 酒がある 泣いて笑って 寄り添いながら 命かさねて 生きてゆく 今夜は飲もうか なぁお前 夢を注ぎ足す 晩酌 | 中村美律子 | 日野浦かなで | 弦哲也 | 南郷達也 | 細い暮らしに 灯(あ)かりをともし こころ寄せ合う 酒がある 注(つ)いで注がれて 労(いたわ)りあって 浮世七坂 越えてきた 今夜は飲もうか なぁお前 交わす盃 晩酌 口じゃ言えない 男の本音 こぼす情けの 酒がある 陰に日向に 支えてくれる そんなお前に 惚れたまま 今夜は飲もうか なぁお前 こころ触れ合う 晩酌 楽に生きれぬ この世の運命(さだめ) 明日(あす)を語らう 酒がある 泣いて笑って 寄り添いながら 命かさねて 生きてゆく 今夜は飲もうか なぁお前 夢を注ぎ足す 晩酌 |
河内酒毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして 男冥利の 晴れ姿 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 升で一杯 景気をつけりゃ うまれながらの悪声も 唄う気分はソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ太閤さん 好いた 好いた 惚れたも 浮き世の義理も 胸に納めて 噛み分ける 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 喉がさけても やめられようか 音頭一代 男伊達 太閤相手にソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 人暴れ 煽て 煽に 上手に 乗せられ上手 唄も 踊りも 花盛り 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 酔えば 火を吐く 男の気魂 日本 六十余州まで 天下ごめんのソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 河内ぶし | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして 男冥利の 晴れ姿 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 升で一杯 景気をつけりゃ うまれながらの悪声も 唄う気分はソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ太閤さん 好いた 好いた 惚れたも 浮き世の義理も 胸に納めて 噛み分ける 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 喉がさけても やめられようか 音頭一代 男伊達 太閤相手にソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 人暴れ 煽て 煽に 上手に 乗せられ上手 唄も 踊りも 花盛り 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 酔えば 火を吐く 男の気魂 日本 六十余州まで 天下ごめんのソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 河内ぶし |
港のおんな暖簾たためば かもめが啼いて 肩をつめたく 濡らす雨 あんたを忘れて 女を捨てて 守り通した店やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい 惚れたあんたが 訳ありだから 好きで別れて 身を引いた 都会の路地から 港の路地に いつか馴染んだ 酒やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい こころの渇きを グラスの酒で そっと湿らせ 口紅を拭く 冗談づくしで 男ぎらいを 通しつづけて 来たけれど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい | 中村美律子 | たかたかし | 富田梓仁 | | 暖簾たためば かもめが啼いて 肩をつめたく 濡らす雨 あんたを忘れて 女を捨てて 守り通した店やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい 惚れたあんたが 訳ありだから 好きで別れて 身を引いた 都会の路地から 港の路地に いつか馴染んだ 酒やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい こころの渇きを グラスの酒で そっと湿らせ 口紅を拭く 冗談づくしで 男ぎらいを 通しつづけて 来たけれど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい |
恋の大和路~梅川・忠兵衛「冥途の飛脚」生きてあなたと 添えるなら 流す涙も どれほど嬉しかろ 恋ゆえ狭めた 人の世の 冷たい風に さらされて 二人 追われて 夜の大和路 雪しぐれ これほどまでに愛されて なんで恨み言などいえましょう こうなったのも もとはといえば みんなこの梅川のせい 死ぬ覚悟ならとうにできています 忠兵衛さま 生きられるだけ生きましょう 添えられるだけ添うて 梅川は あなたと生きとうございます 寒くないかと 目をのぞき 肩を抱きよせ 小雪を振り払う あなたに愛され 尽くされて しあわせでした 梅川は あとは 言葉も 袖を濡らして 忍び泣く 水の流れと 身の行方 鳴くは名残の 浪華の川千鳥 捨てても悔いない この命 あなたと今を 生きれたら 雪よ 降れ降れ 一期一会の 恋に降れ | 中村美律子 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 生きてあなたと 添えるなら 流す涙も どれほど嬉しかろ 恋ゆえ狭めた 人の世の 冷たい風に さらされて 二人 追われて 夜の大和路 雪しぐれ これほどまでに愛されて なんで恨み言などいえましょう こうなったのも もとはといえば みんなこの梅川のせい 死ぬ覚悟ならとうにできています 忠兵衛さま 生きられるだけ生きましょう 添えられるだけ添うて 梅川は あなたと生きとうございます 寒くないかと 目をのぞき 肩を抱きよせ 小雪を振り払う あなたに愛され 尽くされて しあわせでした 梅川は あとは 言葉も 袖を濡らして 忍び泣く 水の流れと 身の行方 鳴くは名残の 浪華の川千鳥 捨てても悔いない この命 あなたと今を 生きれたら 雪よ 降れ降れ 一期一会の 恋に降れ |
無法松の恋あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松 学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ 届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松 | 中村美律子 | 池田政之 | 弦哲也 | 南郷達也 | あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松 学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ 届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松 |
男の盃よしず囲いの 屋台の隅で なさけほじくる つま楊子 逃げた女に つなぐな未練 酒でふっ切れ こころの火傷 わらってふられる わらってふられる 男雨 (セリフ)死ぬほど惚れて 死ぬほど燃えて それでも実らない恋なら 男はきっぱりあきらめるんだ なあ、哲ちゃん なんにも言わずに この酒を飲みほしてみろよ なあ…哲ちゃん 胸につかえた 下世話な愚痴を 顔に出すよじゃ まだ青い 夢と涙を ひとつに束ね 酒でふっ切れ 男じゃないか いいから飲み干せ いいから飲み干せ ひと息に (セリフ)この世の中 前からは見えないものでも 後から見ればよーく見えるもんだぜ どんなにきれいごとより男は心だ 命だけはよごさず 生きて行こうよ なあ…哲ちゃん 命さらして 人情に泣いて 線香花火の 火を燃やす どこかずれてる 世間のたがわ 酒でふっ切れ 言いたいことは 男と男の 男と男の 盃だ | 中村美律子 | 松井由利夫 | 弦哲也 | | よしず囲いの 屋台の隅で なさけほじくる つま楊子 逃げた女に つなぐな未練 酒でふっ切れ こころの火傷 わらってふられる わらってふられる 男雨 (セリフ)死ぬほど惚れて 死ぬほど燃えて それでも実らない恋なら 男はきっぱりあきらめるんだ なあ、哲ちゃん なんにも言わずに この酒を飲みほしてみろよ なあ…哲ちゃん 胸につかえた 下世話な愚痴を 顔に出すよじゃ まだ青い 夢と涙を ひとつに束ね 酒でふっ切れ 男じゃないか いいから飲み干せ いいから飲み干せ ひと息に (セリフ)この世の中 前からは見えないものでも 後から見ればよーく見えるもんだぜ どんなにきれいごとより男は心だ 命だけはよごさず 生きて行こうよ なあ…哲ちゃん 命さらして 人情に泣いて 線香花火の 火を燃やす どこかずれてる 世間のたがわ 酒でふっ切れ 言いたいことは 男と男の 男と男の 盃だ |
おんな風の盆髪(かみ)をほぐして うす紅ひけば 窓に祭りの 灯(ひ)がゆれる ねえあなた 遣(や)る瀬(せ)ない あれは鼓弓(こきゅう)の しのび音(ね)か おんなを泣かせる 八尾(やつお)・風の盆 やせたぶんだけ 愛されたいの 忍ぶ仲です さだめです 雪深(ゆきふか)い やまざとで 二百十日の 逢いびきを わたしは死ぬほど 待って待っていた 踊りじょうずと 言われるけれど きょうは縮(ちぢ)みの ゆかた着て 添(そ)い寝(ね)する うれしさよ あなたいとしい 夜(よる)がゆく 越中しぐれの おんな風の盆 | 中村美律子 | 池田充男 | 叶弦大 | 南郷達也 | 髪(かみ)をほぐして うす紅ひけば 窓に祭りの 灯(ひ)がゆれる ねえあなた 遣(や)る瀬(せ)ない あれは鼓弓(こきゅう)の しのび音(ね)か おんなを泣かせる 八尾(やつお)・風の盆 やせたぶんだけ 愛されたいの 忍ぶ仲です さだめです 雪深(ゆきふか)い やまざとで 二百十日の 逢いびきを わたしは死ぬほど 待って待っていた 踊りじょうずと 言われるけれど きょうは縮(ちぢ)みの ゆかた着て 添(そ)い寝(ね)する うれしさよ あなたいとしい 夜(よる)がゆく 越中しぐれの おんな風の盆 |
だんじり風を喰(く)らって 傾くような 屋台骨では 天下は取れぬ 意地と根性 櫓(やぐら)に組んで 点(とも)すでっかい 夢灯り 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ 後姿に ぞっこん惚れた 前に回って もひとつ惚れた 粋で勇肌(いなせ)で ちょっぴり悪で ふるいつきたい 侠(おとこ)ぶり 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ 下手な鉄砲 数打ちゃ当たる そんな弱気じゃ 勝負に勝てぬ 押せば押せ押せ 引くときゃ引いて 汗と涙の ぶっち交(が)い 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ | 中村美律子 | 松井由利夫 | 岡千秋 | | 風を喰(く)らって 傾くような 屋台骨では 天下は取れぬ 意地と根性 櫓(やぐら)に組んで 点(とも)すでっかい 夢灯り 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ 後姿に ぞっこん惚れた 前に回って もひとつ惚れた 粋で勇肌(いなせ)で ちょっぴり悪で ふるいつきたい 侠(おとこ)ぶり 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ 下手な鉄砲 数打ちゃ当たる そんな弱気じゃ 勝負に勝てぬ 押せば押せ押せ 引くときゃ引いて 汗と涙の ぶっち交(が)い 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ |
銀の雨名なし宿なし 甲斐性なしと 微笑(わら)い流せる ひとが好き 口の悪さは その裏がえし 赤いちょうちん 浮世坂 「あなた…」いいわね 寄り道も 外はにわかの 銀の雨 人のご縁は つながるように 出来ているのね いつの世も 肩を並べて お酒に酔って 口の滑(すべ)りも うれしくて いつか故郷の あの歌に 雨も合いの手 銀の雨 使い古しの お店の傘を 借りて手にして たわむれて そうよまだまだ 相合い傘も きっと絵になる 私たち 「あなた…」いいわね こんな夜 春を呼ぶ呼ぶ 銀の雨 | 中村美律子 | 坂口照幸 | 弦哲也 | 伊戸のりお | 名なし宿なし 甲斐性なしと 微笑(わら)い流せる ひとが好き 口の悪さは その裏がえし 赤いちょうちん 浮世坂 「あなた…」いいわね 寄り道も 外はにわかの 銀の雨 人のご縁は つながるように 出来ているのね いつの世も 肩を並べて お酒に酔って 口の滑(すべ)りも うれしくて いつか故郷の あの歌に 雨も合いの手 銀の雨 使い古しの お店の傘を 借りて手にして たわむれて そうよまだまだ 相合い傘も きっと絵になる 私たち 「あなた…」いいわね こんな夜 春を呼ぶ呼ぶ 銀の雨 |
情け川生きるこの世が 川ならば 水に竿(さお)さす 二人舟 辛い運命(さだめ)の 荷を乗せて 苦労分けあい 流れて行こう 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 水に笑顔の 夢を彩(いろど)る 情け川 一度しかない 人生を 惚れて生きれば 悔いはない 暑さ 寒さの 厳しさも 側(そば)で暮らせば 堪(た)えられるのさ 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) いつも明日(あした)の 夢を浮(うか)べる 情け川 二人舟なら 水入らず 酒にほろ酔う 岸もある 冬の吹雪に 出合ったら しばし仮寝の 舟宿探し 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 俺とお前が 捲(めく)る季節の 情け川 | 中村美律子 | 石本美由起 | 弦哲也 | 南郷達也 | 生きるこの世が 川ならば 水に竿(さお)さす 二人舟 辛い運命(さだめ)の 荷を乗せて 苦労分けあい 流れて行こう 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 水に笑顔の 夢を彩(いろど)る 情け川 一度しかない 人生を 惚れて生きれば 悔いはない 暑さ 寒さの 厳しさも 側(そば)で暮らせば 堪(た)えられるのさ 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) いつも明日(あした)の 夢を浮(うか)べる 情け川 二人舟なら 水入らず 酒にほろ酔う 岸もある 冬の吹雪に 出合ったら しばし仮寝の 舟宿探し 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 俺とお前が 捲(めく)る季節の 情け川 |
わすれ酒未練心は 涙で流す 恋の傷あと お酒でふさぐ 酔って酔って酔いしれ 夜空を見れば 浮かぶあなたの あの笑顔 ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒 せめて人並み ぬくもりひとつ あれば他には 望まぬものを どうせどうせ遊びの 恋ならあなた なぜに酔わせた 惚れさせた ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒 女ひとりが 生きてくつらさ 男なんかに 判りはしない 夢の夢の中では 優しいあなた 胸に抱かれて 眠りたい ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒 | 中村美律子 | 下地亜記子 | 岡千秋 | 南郷達也 | 未練心は 涙で流す 恋の傷あと お酒でふさぐ 酔って酔って酔いしれ 夜空を見れば 浮かぶあなたの あの笑顔 ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒 せめて人並み ぬくもりひとつ あれば他には 望まぬものを どうせどうせ遊びの 恋ならあなた なぜに酔わせた 惚れさせた ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒 女ひとりが 生きてくつらさ 男なんかに 判りはしない 夢の夢の中では 優しいあなた 胸に抱かれて 眠りたい ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒 |
命の花道渡る世間の 身を切る寒さ 弱音吐いたら 苦労が笑う 苦労が笑う 夢は夢でも 叶わぬ夢を エンヤコラ ドッコイショ 叶えてみせる いつの日か 飾る 飾る 命の花を 花道を 言葉なくても 目を見りゃ判る 惚れりゃ尚更 心が見える 心が見える あれは祭りの 太鼓の音か エンヤコラ ドッコイショ 路地から路地に 鳴り響く 続く 続く 命の花が 花道が 雨に明日が 隠れていても やがて日が照る 朝日が昇る 朝日が昇る 生きて一生 無駄にはしない エンヤコラ ドッコイショ 飛び散る汗が 華になる 歩く 歩く 命の花を 花道を | 中村美律子 | たきのえいじ | 岡千秋 | 南郷達也 | 渡る世間の 身を切る寒さ 弱音吐いたら 苦労が笑う 苦労が笑う 夢は夢でも 叶わぬ夢を エンヤコラ ドッコイショ 叶えてみせる いつの日か 飾る 飾る 命の花を 花道を 言葉なくても 目を見りゃ判る 惚れりゃ尚更 心が見える 心が見える あれは祭りの 太鼓の音か エンヤコラ ドッコイショ 路地から路地に 鳴り響く 続く 続く 命の花が 花道が 雨に明日が 隠れていても やがて日が照る 朝日が昇る 朝日が昇る 生きて一生 無駄にはしない エンヤコラ ドッコイショ 飛び散る汗が 華になる 歩く 歩く 命の花を 花道を |
ふたりの朝おまえに惚れたと 言われたあの日 心にきめたの あなたひとすじと 町のあかりは 暗くても 夢を捨てずに がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る 悲しいときには 泣いたらいいと 背中をやさしく 抱いてくれる人 手と手つないで ゆく道は 涙どれほど ながしても きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る あなたもきっと つらいでしょうね 明日が見えない 氷雨(ひさめ)降る夜(よる)は 春はまだまだ 遠いけど 自分信じて がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る | 中村美律子 | たかたかし | 叶弦大 | 南郷達也 | おまえに惚れたと 言われたあの日 心にきめたの あなたひとすじと 町のあかりは 暗くても 夢を捨てずに がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る 悲しいときには 泣いたらいいと 背中をやさしく 抱いてくれる人 手と手つないで ゆく道は 涙どれほど ながしても きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る あなたもきっと つらいでしょうね 明日が見えない 氷雨(ひさめ)降る夜(よる)は 春はまだまだ 遠いけど 自分信じて がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る |
潮騒憎さどころか いとしさばかり 遠い潮騒(しおさい) さわぐ胸 紅をなくした 唇を 赤いお酒が したたり落ちて 咲いてみだれた 夜(よ)が恋(こい)し 夜が恋し 帯も身巾(みはば)も 思いの丈(たけ)も やせていくほど 逢いたくて 情けかわした 春がゆく 思いささげて 悔いないけれど 心がわりの 哀しさよ 哀しさよ 忘れられても 忘れはしない あとを引くよな 夢ばかり 月の岬の 灯台よ 恋の闇路(やみじ)を 照らしておくれ こんな女の 行(ゆ)く末(すえ)を 行く末を | 中村美律子 | 久仁京介 | 徳久広司 | 南郷達也 | 憎さどころか いとしさばかり 遠い潮騒(しおさい) さわぐ胸 紅をなくした 唇を 赤いお酒が したたり落ちて 咲いてみだれた 夜(よ)が恋(こい)し 夜が恋し 帯も身巾(みはば)も 思いの丈(たけ)も やせていくほど 逢いたくて 情けかわした 春がゆく 思いささげて 悔いないけれど 心がわりの 哀しさよ 哀しさよ 忘れられても 忘れはしない あとを引くよな 夢ばかり 月の岬の 灯台よ 恋の闇路(やみじ)を 照らしておくれ こんな女の 行(ゆ)く末(すえ)を 行く末を |
人生一度泣くな嘆くな 浮世の風に 泣けば明日が つらくなる 落葉みたいなア アン ア アン ア アン アン 命にだって 夢はあろうさ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい 一目惚れだと 目元が笑う 路地に咲いてる 酔芙蓉 連れてにげよかア アン ア アン ア アン アン 港の町へ 酒がうまかろ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい 夜の冷たさ 心の寒さ 遠い汽笛が 目にしみる 泣くも笑うもア アン ア アン ア アン アン 生きるも死ぬも 夢と流れる ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい | 中村美律子 | たかたかし | 岡千秋 | | 泣くな嘆くな 浮世の風に 泣けば明日が つらくなる 落葉みたいなア アン ア アン ア アン アン 命にだって 夢はあろうさ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい 一目惚れだと 目元が笑う 路地に咲いてる 酔芙蓉 連れてにげよかア アン ア アン ア アン アン 港の町へ 酒がうまかろ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい 夜の冷たさ 心の寒さ 遠い汽笛が 目にしみる 泣くも笑うもア アン ア アン ア アン アン 生きるも死ぬも 夢と流れる ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい |
おんなの純情惚れて一緒に なったやないの 冷やめし食べても 楽しやないか この世の空の下 陽だまりだけじゃない たとえ心に 雨もりしても 惚れて 惚れてね おんなの純情 愛という字は むずかしいけど 好きという字は 易しやないか この世でめぐり逢い 縁の花結び たとえ暮しが 綻びしても いつも いつもね おんなの純情 春がくるまで 桜は咲かん そやけど心は ピンクの桜 この世で惚れぬいて あんたと咲けるなら たとえ苦労の 日めくりしても そばに そばにね おんなの純情 | 中村美律子 | 荒木とよひさ | 富田梓仁 | 馬場良 | 惚れて一緒に なったやないの 冷やめし食べても 楽しやないか この世の空の下 陽だまりだけじゃない たとえ心に 雨もりしても 惚れて 惚れてね おんなの純情 愛という字は むずかしいけど 好きという字は 易しやないか この世でめぐり逢い 縁の花結び たとえ暮しが 綻びしても いつも いつもね おんなの純情 春がくるまで 桜は咲かん そやけど心は ピンクの桜 この世で惚れぬいて あんたと咲けるなら たとえ苦労の 日めくりしても そばに そばにね おんなの純情 |
美律子の河内音頭 酒飲め音頭エ~河内音頭に乗せまして 酒飲め音頭と出かけましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 春は桜の花見酒 夏は浴衣で涼み酒 秋は十五夜月見酒 冬は炬燵(こたつ)で雪見酒 酒は飲め飲め百薬の長 憂いを払う玉箒(たまぼうき) さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) エ~明日の糧に飲みましょう ほろ酔い気分で歌いましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 一人しみじみ手酌酒 さしつさされつふたり酒 みんな輪になれ祭り酒 喜び言祝ぐ祝い酒 酒は飲んでも飲まれちゃならぬ それが飲兵衛の心意気 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) エ~さても一座の皆様へ あれやこれやで酒を飲む ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 山はアルプス雪の酒 海は浜辺で椰子の酒 都会(まち)はネオンの花の酒 故郷(むら)は自慢の米の酒 酒の旨さよ肴の美味(うま)さ 酌する女房の美しさ さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) エ~酒飲め音頭は愉快だね 日本(にっぽん)列島酒めぐり ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 北の大地の麦の酒 南沖縄泡盛よ 西は伏見か灘の酒 東お江戸へ浮かれ酒 酒は飲め飲め日本の宝 酒は夢水力水 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) | 中村美律子 | 三池嵐次郎 | 中村美律子 | 伊戸のりお | エ~河内音頭に乗せまして 酒飲め音頭と出かけましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 春は桜の花見酒 夏は浴衣で涼み酒 秋は十五夜月見酒 冬は炬燵(こたつ)で雪見酒 酒は飲め飲め百薬の長 憂いを払う玉箒(たまぼうき) さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) エ~明日の糧に飲みましょう ほろ酔い気分で歌いましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 一人しみじみ手酌酒 さしつさされつふたり酒 みんな輪になれ祭り酒 喜び言祝ぐ祝い酒 酒は飲んでも飲まれちゃならぬ それが飲兵衛の心意気 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) エ~さても一座の皆様へ あれやこれやで酒を飲む ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 山はアルプス雪の酒 海は浜辺で椰子の酒 都会(まち)はネオンの花の酒 故郷(むら)は自慢の米の酒 酒の旨さよ肴の美味(うま)さ 酌する女房の美しさ さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) エ~酒飲め音頭は愉快だね 日本(にっぽん)列島酒めぐり ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 北の大地の麦の酒 南沖縄泡盛よ 西は伏見か灘の酒 東お江戸へ浮かれ酒 酒は飲め飲め日本の宝 酒は夢水力水 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ) |
かぼちゃの花きれいな花には トゲがある かよわい花では 頼りない 女房にするなら かぼちゃの花や いつもカラカラ 笑ってる お前みたいな アンアアアー かぼちゃの花や つぼみの頃から いじらしく 可愛いまごころ くれる花 似合いの夫婦に なろうやないか 夢を枯らさず 寄り添うて 水をやろうや アンアアアー かぼちゃの花に 誰もが振り向く 花よりも 俺だけ見ている 花がいい これから苦労も あるやろけれど いつかでっかい 実になるで その日待ってる アンアアアー かぼちゃの花よ | 中村美律子 | 喜多條忠 | 叶弦大 | 南郷達也 | きれいな花には トゲがある かよわい花では 頼りない 女房にするなら かぼちゃの花や いつもカラカラ 笑ってる お前みたいな アンアアアー かぼちゃの花や つぼみの頃から いじらしく 可愛いまごころ くれる花 似合いの夫婦に なろうやないか 夢を枯らさず 寄り添うて 水をやろうや アンアアアー かぼちゃの花に 誰もが振り向く 花よりも 俺だけ見ている 花がいい これから苦労も あるやろけれど いつかでっかい 実になるで その日待ってる アンアアアー かぼちゃの花よ |
人生桜二度や三度の つまづきで 弱音を吐くな 男なら 浮世荒波 どんと来い ここが我慢の 人生桜 いつか世に出て 咲かせて見せる 意地と涙の おとこ花 後にゃひかない 生きかたが お前を何度 泣かせたか 俺を支えて くれる女(やつ) 夢は二人の 人生桜 辛い時こそ 笑って耐える 意地と涙の こころ花 やると決めたら ひとすじに 男の誓い 燃える道 度胸千両の 心意気 咲かす明日の 人生桜 握る拳に 血潮がたぎる 意地と涙の おとこ花 | 中村美律子 | 福田義雄 | 福田梓仁 | | 二度や三度の つまづきで 弱音を吐くな 男なら 浮世荒波 どんと来い ここが我慢の 人生桜 いつか世に出て 咲かせて見せる 意地と涙の おとこ花 後にゃひかない 生きかたが お前を何度 泣かせたか 俺を支えて くれる女(やつ) 夢は二人の 人生桜 辛い時こそ 笑って耐える 意地と涙の こころ花 やると決めたら ひとすじに 男の誓い 燃える道 度胸千両の 心意気 咲かす明日の 人生桜 握る拳に 血潮がたぎる 意地と涙の おとこ花 |
あんずの夕陽に染まる街ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の知らせを うけて 迷い乍らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる 髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が唄ってた 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる | 中村美律子 | 花岡優平 | 花岡優平 | | ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の知らせを うけて 迷い乍らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる 髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が唄ってた 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる |
京都二寧坂春も待たずに ほころぶ花に そそぐ陽だまり 石畳 この坂を 右へ折れれば 高台寺(こうだいじ) 恋の名残りを 愛(いと)しむように 鐘(かね)が鳴ります 京都二寧坂 肩に手を添え 転ばぬように そんな優しい 気配りが 今更に 消えてはかない 夏すだれ 秋が色づく 清水寺(きよみずでら)に 夢が揺れます 京都二寧坂 何処でどうして 躓(つまづ)いたのか 歩き慣れてる 坂なのに ささめ雪 遠いおもかげ 抱きしめて くぐる八坂(やさか)の 思い出鳥居 明るすぎます 京都二寧坂 | 中村美律子 | 松井由利夫 | 叶弦大 | 南郷達也 | 春も待たずに ほころぶ花に そそぐ陽だまり 石畳 この坂を 右へ折れれば 高台寺(こうだいじ) 恋の名残りを 愛(いと)しむように 鐘(かね)が鳴ります 京都二寧坂 肩に手を添え 転ばぬように そんな優しい 気配りが 今更に 消えてはかない 夏すだれ 秋が色づく 清水寺(きよみずでら)に 夢が揺れます 京都二寧坂 何処でどうして 躓(つまづ)いたのか 歩き慣れてる 坂なのに ささめ雪 遠いおもかげ 抱きしめて くぐる八坂(やさか)の 思い出鳥居 明るすぎます 京都二寧坂 |
女の旅路冬が来るのに 津軽を越えて 函館港は 仮の宿 ハァア アーア 眠れぬ夜は あなた恋しい 小雪酒 酔えば 尚さら ひとりが寒い 想う一念 雪をも溶かす 明日は室蘭 苫小牧 ハァア アーア 私の春は 好きなあなたの 胸にある 釧路 ほつれ毛 女の旅路 根室海峡 大漁旗に 船まで寄り添う 波なさけ ハァア アーア 汽笛よ叫べ たとえひと冬 待とうとも 春は 笑顔の うす紅化粧 | 中村美律子 | 石本美由紀 | 叶弦大 | | 冬が来るのに 津軽を越えて 函館港は 仮の宿 ハァア アーア 眠れぬ夜は あなた恋しい 小雪酒 酔えば 尚さら ひとりが寒い 想う一念 雪をも溶かす 明日は室蘭 苫小牧 ハァア アーア 私の春は 好きなあなたの 胸にある 釧路 ほつれ毛 女の旅路 根室海峡 大漁旗に 船まで寄り添う 波なさけ ハァア アーア 汽笛よ叫べ たとえひと冬 待とうとも 春は 笑顔の うす紅化粧 |
おもいでの宿揃(そろ)いゆかたで 蛍観橋(ほたるみばし)で 流れに見たのは つれ添うあのほたる なんて儚(はか)ない しあわせでしょう ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) 別れ偲(しの)んで 辻馬車(つじばしゃ)ひろい どこかへ隠(かく)れた 面影(おもかげ)さがしてる うらみましたわ さだめにまけて ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない あなた待(ま)ちます おもいでの宿(やど) 霧(きり)がほどけた あの由布岳(ゆふだけ)に 祈(いの)ればかならず ふたりはまた逢(あ)える お酒(さけ)いっぽん いただきましょか ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) | 中村美律子 | 池田充男 | 市川昭介 | 南郷達也 | 揃(そろ)いゆかたで 蛍観橋(ほたるみばし)で 流れに見たのは つれ添うあのほたる なんて儚(はか)ない しあわせでしょう ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) 別れ偲(しの)んで 辻馬車(つじばしゃ)ひろい どこかへ隠(かく)れた 面影(おもかげ)さがしてる うらみましたわ さだめにまけて ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない あなた待(ま)ちます おもいでの宿(やど) 霧(きり)がほどけた あの由布岳(ゆふだけ)に 祈(いの)ればかならず ふたりはまた逢(あ)える お酒(さけ)いっぽん いただきましょか ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) |
長良川鵜情鵜飼(うかい)かがり火 乱れて揺れて 想い出かさねる 長良川 わたし わたし 一途な女です たとえ世間に 指さされても 心ひとすじ 愛します 肩をいからせ 櫓(ろ)をこぐ舟の 船頭なやまし 長良川 わたし わたし 一途な女です 添い寝手まくら ほつれた髪で 夢をつないで 愛します 今日もあしたも 変わらぬ姿 流れも清(きよ)らか 長良川 わたし わたし 一途な女です 別れ紅(べに)さす あしたがきても 命ひとすじ 愛します | 中村美律子 | 久仁京介 | 徳久広司 | 南郷達也 | 鵜飼(うかい)かがり火 乱れて揺れて 想い出かさねる 長良川 わたし わたし 一途な女です たとえ世間に 指さされても 心ひとすじ 愛します 肩をいからせ 櫓(ろ)をこぐ舟の 船頭なやまし 長良川 わたし わたし 一途な女です 添い寝手まくら ほつれた髪で 夢をつないで 愛します 今日もあしたも 変わらぬ姿 流れも清(きよ)らか 長良川 わたし わたし 一途な女です 別れ紅(べに)さす あしたがきても 命ひとすじ 愛します |
お吉物語泣いて昔が 返るなら なんで愚痴(ぐち)など 言うものか 花のいのちは 一度だけ よしておくれよ 気休めは (セリフ) 「なにもかもおしまいなんだ。 でもさ、わたしにゃわかったのさ。 どんなに男を憎(にく)んだって、女は女、 女ひとりじゃ暮らせないってことがさ。 世の中を渡り歩いて、しみじみそう思ったんだよ。 わたしだって女だものねぇ……」 夢も見ました 恋もした 二世を誓(ちか)った 人も居た 娘ごころの 紅つばき どこでどなたが 折ったやら (セリフ) 「ハリスさんも死んだ。鶴さんも死んだ。 今度は、わたしの番なんだ。 今のわたしは、穴のあいた 三味線(しゃみせん)みたいなものなんだ。 どんなにつくろって見たって、 もう昔の音(ね)なんか出やしない。 …お酒だよ。お酒おくれッー」 辛(つら)い浮世(うきよ)の 路地うらで 毒と知りつつ 呑むお酒 下田港(みなと)の お月様 明るすぎます お吉には | 中村美律子 | 藤田まさと | 陸奥明 | | 泣いて昔が 返るなら なんで愚痴(ぐち)など 言うものか 花のいのちは 一度だけ よしておくれよ 気休めは (セリフ) 「なにもかもおしまいなんだ。 でもさ、わたしにゃわかったのさ。 どんなに男を憎(にく)んだって、女は女、 女ひとりじゃ暮らせないってことがさ。 世の中を渡り歩いて、しみじみそう思ったんだよ。 わたしだって女だものねぇ……」 夢も見ました 恋もした 二世を誓(ちか)った 人も居た 娘ごころの 紅つばき どこでどなたが 折ったやら (セリフ) 「ハリスさんも死んだ。鶴さんも死んだ。 今度は、わたしの番なんだ。 今のわたしは、穴のあいた 三味線(しゃみせん)みたいなものなんだ。 どんなにつくろって見たって、 もう昔の音(ね)なんか出やしない。 …お酒だよ。お酒おくれッー」 辛(つら)い浮世(うきよ)の 路地うらで 毒と知りつつ 呑むお酒 下田港(みなと)の お月様 明るすぎます お吉には |
夢の花 咲かそうまわり道がすきだね 遠まわりがすきだね 人はみな思いのままに 生きてゆけなくて 心が折れそうで 涙がでるけど いつか君の時代が きっとやって来る ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない 寒い朝があるよね 長い夜があるよね 移りゆく季節の中に ひとり残されて 冷たい雨の日は 泣きたくなるけど 冬のすぐ隣りには 春がまっている ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生に 人生に 夢の花 咲かそう ホラ、夢の花を 咲かそう (咲かそう) 夢の花を 咲かそう (咲かそう) 人生に 人生に 夢の花 咲かそう | 中村美律子 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | まわり道がすきだね 遠まわりがすきだね 人はみな思いのままに 生きてゆけなくて 心が折れそうで 涙がでるけど いつか君の時代が きっとやって来る ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない 寒い朝があるよね 長い夜があるよね 移りゆく季節の中に ひとり残されて 冷たい雨の日は 泣きたくなるけど 冬のすぐ隣りには 春がまっている ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生に 人生に 夢の花 咲かそう ホラ、夢の花を 咲かそう (咲かそう) 夢の花を 咲かそう (咲かそう) 人生に 人生に 夢の花 咲かそう |
島田のブンブン夜のとばりが パラリと降りりゃ 祭りごころが 騒ぎだす 今日は祇園か 先斗町(ポントチョウ) 三味に太鼓に 鳴物ばやし ぬる燗ふくんで ひと節はア 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 時計の針が クルリとまわりゃ 遊びごころが 疼きだす いまごろ新地か 三ノ宮 ピアノギターに マイクを握り ワイン片手に 得意のあの歌を 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 女ごころに しっぽり触れりゃ 帰したくない あ~帰れない 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 | 中村美律子 | 田口洋 | 山田一平 | | 夜のとばりが パラリと降りりゃ 祭りごころが 騒ぎだす 今日は祇園か 先斗町(ポントチョウ) 三味に太鼓に 鳴物ばやし ぬる燗ふくんで ひと節はア 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 時計の針が クルリとまわりゃ 遊びごころが 疼きだす いまごろ新地か 三ノ宮 ピアノギターに マイクを握り ワイン片手に 得意のあの歌を 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 女ごころに しっぽり触れりゃ 帰したくない あ~帰れない 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分 |
大阪情話 ~うちと一緒になれへんか~人はこころや銭やない 泣いたらあかん 泣いたらあかん 別ぴん台なしや 飛田のお店に出るという 十日戎の前の晩 あんたがいうた 言葉を忘れへん うちは今でも忘れ 忘れへん 「泣きながら通天閣見上げ これでウチの人生終わりやと思った けど死んだらあかん。精一杯生きてみよ あんたの言葉きいてそう思ったんや」 何が不足や知らんけど すねたらあかん すねたらあかん 男がすたります 無い無い尽くしで来たクセに 愚痴を肴に はしご酒 道頓堀の鴎に嘲われる うちも厭です 嫌い嫌いです 「なァあんたヤケ酒呑んでも何にも変らへん。 この世で起こったこと この世で納まらん筈がない 山より大きい獅々は出えへん。気を大きい持ちいなァ-。」 夢を捨てたというのなら ひろうて上げる ひろうてあげる 大事にあたためる花の十九と十五まで 共にどぶ板 踏んだ仲 焼けぼっくいに今こそ火をつけて うちと一緒になれ なれへんか うちと一緒になれ なれへんか | 中村美律子 | もず唱平 | 聖川湧 | | 人はこころや銭やない 泣いたらあかん 泣いたらあかん 別ぴん台なしや 飛田のお店に出るという 十日戎の前の晩 あんたがいうた 言葉を忘れへん うちは今でも忘れ 忘れへん 「泣きながら通天閣見上げ これでウチの人生終わりやと思った けど死んだらあかん。精一杯生きてみよ あんたの言葉きいてそう思ったんや」 何が不足や知らんけど すねたらあかん すねたらあかん 男がすたります 無い無い尽くしで来たクセに 愚痴を肴に はしご酒 道頓堀の鴎に嘲われる うちも厭です 嫌い嫌いです 「なァあんたヤケ酒呑んでも何にも変らへん。 この世で起こったこと この世で納まらん筈がない 山より大きい獅々は出えへん。気を大きい持ちいなァ-。」 夢を捨てたというのなら ひろうて上げる ひろうてあげる 大事にあたためる花の十九と十五まで 共にどぶ板 踏んだ仲 焼けぼっくいに今こそ火をつけて うちと一緒になれ なれへんか うちと一緒になれ なれへんか |
壺坂情話 見えぬあなたの杖になり 越える苦労の人世坂 あなた 離しちゃだめですよ 運命の糸を この指を つなぐ心の お里・沢市 夫婦づれ 妻は夫をいたわりつ 夫は妻を慕いつつ 頃は六月 中の頃 夏とはいえど片田舎 木立の森もいと涼し すまぬ女房と掌をあわせ 頼る夫のいじらしさ 好いたあなたとふたりなら 地獄へだって ついてゆく なんでつらかろ お里・沢市 夫婦づれ おれにかまわず しあわせを見つけろだなんて 沢市つぁんそれはあんまりです この世で この人だけと 惚れて尽くすは女のまこと つらくても 好きなお方のそばにいられたら 女はうれしいものです あなたの涙は わたしの悲しみ あなたの笑顔は わたしの青空 お里は一生 いいえ 末の世までもずーっと あなたの妻ですよ 神よ仏よきこえたら お慈悲くださいこの人に 明日を信じて ねぇ あなた 濡らすこの世の しぐれ道 涙ふきあう お里・沢市 夫婦づれ | 中村美律子 | たかたかし | 富田梓仁 | 池多孝春 | 見えぬあなたの杖になり 越える苦労の人世坂 あなた 離しちゃだめですよ 運命の糸を この指を つなぐ心の お里・沢市 夫婦づれ 妻は夫をいたわりつ 夫は妻を慕いつつ 頃は六月 中の頃 夏とはいえど片田舎 木立の森もいと涼し すまぬ女房と掌をあわせ 頼る夫のいじらしさ 好いたあなたとふたりなら 地獄へだって ついてゆく なんでつらかろ お里・沢市 夫婦づれ おれにかまわず しあわせを見つけろだなんて 沢市つぁんそれはあんまりです この世で この人だけと 惚れて尽くすは女のまこと つらくても 好きなお方のそばにいられたら 女はうれしいものです あなたの涙は わたしの悲しみ あなたの笑顔は わたしの青空 お里は一生 いいえ 末の世までもずーっと あなたの妻ですよ 神よ仏よきこえたら お慈悲くださいこの人に 明日を信じて ねぇ あなた 濡らすこの世の しぐれ道 涙ふきあう お里・沢市 夫婦づれ |
酒場ひとり 叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り ああ いま 独り  | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | | 叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り ああ いま 独り |
瞼の母 軒下三寸 借りうけまして 申しあげます おっ母さん たった一言忠太郎と呼んでくだせぇ 呼んでくだせぇ たのみやす おかみさん 今何とか言いなすったね 親子の名のりがしたかったら 堅気の姿で尋ねて来いと言いなすったが 笑わしちゃいけねえぜ親にはぐれた子雀が ぐれたを叱るは無理な話よ愚痴じゃねぇ未練じゃねぇ おかみさん俺の言うことをよく聞きなせぇ 尋ね尋ねた母親に倅と呼んでもらえぬような こんなやくざに誰がしたんでぇ 世間の噂が 気になるならば こんなやくざを なぜ生んだ つれのうござんす おっ母さん 月も雲間で 月も雲間でもらい泣き 何をいってやんでぇ 何が今更、忠太郎だ何が倅でぇ 俺にゃおっ母さんはいねぇんでぇ おっ母さんは俺の心の底に居るんだ 上と下の瞼を合わせりゃ逢わねぇ昔の やさしいおっ母の面影が浮かんでくるぁ 逢いたくなったら 逢いたくなったら 俺ァ 瞼をつむるんだ 逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ これが浮世というものか 水熊横丁は遠灯り 縞の合羽に 縞の合羽に雪が散る おっ母さん | 中村美律子 | 坂口ふみ緒 | 沢しげと | | 軒下三寸 借りうけまして 申しあげます おっ母さん たった一言忠太郎と呼んでくだせぇ 呼んでくだせぇ たのみやす おかみさん 今何とか言いなすったね 親子の名のりがしたかったら 堅気の姿で尋ねて来いと言いなすったが 笑わしちゃいけねえぜ親にはぐれた子雀が ぐれたを叱るは無理な話よ愚痴じゃねぇ未練じゃねぇ おかみさん俺の言うことをよく聞きなせぇ 尋ね尋ねた母親に倅と呼んでもらえぬような こんなやくざに誰がしたんでぇ 世間の噂が 気になるならば こんなやくざを なぜ生んだ つれのうござんす おっ母さん 月も雲間で 月も雲間でもらい泣き 何をいってやんでぇ 何が今更、忠太郎だ何が倅でぇ 俺にゃおっ母さんはいねぇんでぇ おっ母さんは俺の心の底に居るんだ 上と下の瞼を合わせりゃ逢わねぇ昔の やさしいおっ母の面影が浮かんでくるぁ 逢いたくなったら 逢いたくなったら 俺ァ 瞼をつむるんだ 逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ これが浮世というものか 水熊横丁は遠灯り 縞の合羽に 縞の合羽に雪が散る おっ母さん |
河内おとこ節 河内生まれの 風来坊は 生きのいゝのが あゝ…売りもんや サテモ皆様 おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし 一に度胸や 二に人情や 後は腕づく あゝ…腕しだい サテモ皆様 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし 馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父(おやじ)は あゝ…生駒山 サテモ皆様 おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし | 中村美律子 | 石本美由紀 | 岡千秋 | | 河内生まれの 風来坊は 生きのいゝのが あゝ…売りもんや サテモ皆様 おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし 一に度胸や 二に人情や 後は腕づく あゝ…腕しだい サテモ皆様 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし 馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父(おやじ)は あゝ…生駒山 サテモ皆様 おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし |