北斗星街の灯りは天の川 泣いて女の 未練が走る 別れの涙が乾くその日を 待てと言うの できないわ あなたできないわ 噂のかけら 追いかけて 北へ北へ北へひとすじ 北斗星 霧にけむった 途中駅 車窓に映して口紅をひく さよならでもいい何かひとこと もうひとこと 聞かせてよ あなた聞かせてよ 引き返せない 戻れない 恋に恋に恋にひとずじ 北斗星 夜の向こうは 冬景色 燃える想いが 海峡越える 熱いその胸に溶けて行きたい 雪のように もう一度 あなたもう一度 最後の夢を 抱きしめて 北へ北へ北へひとすじ 北斗星 | 山川豊 | やしろよう | 浜圭介 | 馬飼野俊一 | 街の灯りは天の川 泣いて女の 未練が走る 別れの涙が乾くその日を 待てと言うの できないわ あなたできないわ 噂のかけら 追いかけて 北へ北へ北へひとすじ 北斗星 霧にけむった 途中駅 車窓に映して口紅をひく さよならでもいい何かひとこと もうひとこと 聞かせてよ あなた聞かせてよ 引き返せない 戻れない 恋に恋に恋にひとずじ 北斗星 夜の向こうは 冬景色 燃える想いが 海峡越える 熱いその胸に溶けて行きたい 雪のように もう一度 あなたもう一度 最後の夢を 抱きしめて 北へ北へ北へひとすじ 北斗星 |
海峡本線海峡越えれば しらじらと 汽笛がひと声 夜が明ける と切れと切れの 噂の糸を つなぎ合わせて 乗った汽車… 逢わせて下さい 今度こそ あなたを捜す 海峡本線 理由(わけ)も聞かせて もらえずに 女は恋を あきらめきれない あなたが誰かと 暮らすなら 何(なんに)も言わずに 帰ります 膝に広げた コートの下で 薄い切符に すがる指… 逢わせて下さい 今度こそ 涙に染まる 海峡本線 手紙ひとつも ない人を 女は待って 暮らして行けない 逢わせて下さい 今度こそ 涙に染まる 海峡本線 手紙ひとつも ない人を 女は待って 暮らして行けない | 山川豊 | 麻こよみ | 徳久広司 | 南郷達也 | 海峡越えれば しらじらと 汽笛がひと声 夜が明ける と切れと切れの 噂の糸を つなぎ合わせて 乗った汽車… 逢わせて下さい 今度こそ あなたを捜す 海峡本線 理由(わけ)も聞かせて もらえずに 女は恋を あきらめきれない あなたが誰かと 暮らすなら 何(なんに)も言わずに 帰ります 膝に広げた コートの下で 薄い切符に すがる指… 逢わせて下さい 今度こそ 涙に染まる 海峡本線 手紙ひとつも ない人を 女は待って 暮らして行けない 逢わせて下さい 今度こそ 涙に染まる 海峡本線 手紙ひとつも ない人を 女は待って 暮らして行けない |
友情(とも)志(みち)の半ばで 倒れたときは お前が拾え 俺の骨 男同志が 飲みほす盃に 熱い友情(こころ)を かよわせて 目と目で契る 酒きずな 俺もおまえも 故郷をはなれ おふくろ泣かす 罰あたり 意地があるから 男の夢を追い 走りつづけた 俺たちも 酒の苦さが わかる年齢(とし) 一つしかない この世の命 きっちり明日は 咲かそうぜ 男心が 男に惚れぬいて 誓うたがいの 胸のうち 仰ぐ夜空に 二つ星 | 山川豊 | たかたかし | 西つよし | | 志(みち)の半ばで 倒れたときは お前が拾え 俺の骨 男同志が 飲みほす盃に 熱い友情(こころ)を かよわせて 目と目で契る 酒きずな 俺もおまえも 故郷をはなれ おふくろ泣かす 罰あたり 意地があるから 男の夢を追い 走りつづけた 俺たちも 酒の苦さが わかる年齢(とし) 一つしかない この世の命 きっちり明日は 咲かそうぜ 男心が 男に惚れぬいて 誓うたがいの 胸のうち 仰ぐ夜空に 二つ星 |
男の昭和挽歌男心の いちばん奥に 誰にも見せない 傷がある 雨の横丁 縄のれん 酒が知ってる 男の涙 今なら笑って 話せるだろか 遠い昭和の あゝ男の挽歌 男心の いちばん奥に 詫びてもすまない 女(ひと)がいる 陰に日なたに ついて来た なんで離した 可細い指を 今なら幸せ やれるだろうか 遠い昭和の あゝ男の挽歌 男心の いちばん奥に 忘れちゃいけない 場所がある 夢を叶える その日まで 見ててくれよと 誓った故郷(こきょう) 今なら笑って 帰れるだろか 今なら笑って 帰れるだろか 遠い昭和の あゝ男の挽歌 | 山川豊 | とやまひさこ | 玉田剛士 | 成田忍 | 男心の いちばん奥に 誰にも見せない 傷がある 雨の横丁 縄のれん 酒が知ってる 男の涙 今なら笑って 話せるだろか 遠い昭和の あゝ男の挽歌 男心の いちばん奥に 詫びてもすまない 女(ひと)がいる 陰に日なたに ついて来た なんで離した 可細い指を 今なら幸せ やれるだろうか 遠い昭和の あゝ男の挽歌 男心の いちばん奥に 忘れちゃいけない 場所がある 夢を叶える その日まで 見ててくれよと 誓った故郷(こきょう) 今なら笑って 帰れるだろか 今なら笑って 帰れるだろか 遠い昭和の あゝ男の挽歌 |
潮騒白い船が出る 夜明け港町 たった一度だけ君を ここに連れてきた はぐれ海鳥が今日も 今日も鳴いて飛ぶ 遠いあの頃の 君をさがすよに 碧い潮風に 抱かれ 泣いているような はるか神島よ 夢を抱くように 肩を抱き寄せて 何も語らずにあの日 見てた青い海 時は流れても同じ 同じ風が吹く 遠く潮騒の 唄が聴こえるよ 碧い潮風に 揺れた 長い黒髪は 今もそのままか 銀の星が降る今日も 今日もこの海に なのに君だけが ここに何故いない 碧い潮風に 抱かれ 泣いているような はるか神島よ | 山川豊 | 原文彦 | 叶弦大 | 竹内弘一・丸山雅仁 | 白い船が出る 夜明け港町 たった一度だけ君を ここに連れてきた はぐれ海鳥が今日も 今日も鳴いて飛ぶ 遠いあの頃の 君をさがすよに 碧い潮風に 抱かれ 泣いているような はるか神島よ 夢を抱くように 肩を抱き寄せて 何も語らずにあの日 見てた青い海 時は流れても同じ 同じ風が吹く 遠く潮騒の 唄が聴こえるよ 碧い潮風に 揺れた 長い黒髪は 今もそのままか 銀の星が降る今日も 今日もこの海に なのに君だけが ここに何故いない 碧い潮風に 抱かれ 泣いているような はるか神島よ |
おまえに愛をうつむき健気に 咲く花が 酔えば酔うほど おまえに見える すまなかったね しあわせやれず 抱けば折れそな 背中のうすさ 辛いばかりの 暮らしをさせた 夢追うおとこの 身勝手を すべて許して 尽くしてしまう こわれものだよ 愛しいおまえ もしも昔に 戻れるならば ひとりきりでは 泣かせはしない このまま会わずに 終われない たとえおまえが 誰かと居ても 拭いてやりたい 泪も過去も 長い旅路の これから先を 俺にもう一度 あずけて欲しい | 山川豊 | 森坂とも | やまかわ豊 | | うつむき健気に 咲く花が 酔えば酔うほど おまえに見える すまなかったね しあわせやれず 抱けば折れそな 背中のうすさ 辛いばかりの 暮らしをさせた 夢追うおとこの 身勝手を すべて許して 尽くしてしまう こわれものだよ 愛しいおまえ もしも昔に 戻れるならば ひとりきりでは 泣かせはしない このまま会わずに 終われない たとえおまえが 誰かと居ても 拭いてやりたい 泪も過去も 長い旅路の これから先を 俺にもう一度 あずけて欲しい |
港のブルース船の汽笛に ゆれる面影 過ぎ去りしあの日が ほろ苦く沁みるよ 君ゆえに麗しき 紅きくちびる 思い出せば今も尚 胸が熱くなる せめて逢いたい 港のブルース 波の間に間に 点るガス燈 黄昏は手品師 俺をまた泣かすよ 好きだった誰よりも 夢は帰らぬ まぼろしでも構わない 頬にくちづけを どこにいるやら 港のブルース 琥珀色した 洋酒のグラスに 映るのは今でも 君のその横顔 やるせなく忍び寄る 夜の静寂が 心の窓叩いては 辛くさせるのさ 星も切ない 港のブルース 港のブルース | 山川豊 | たきのえいじ | 弦哲也 | 前田俊明 | 船の汽笛に ゆれる面影 過ぎ去りしあの日が ほろ苦く沁みるよ 君ゆえに麗しき 紅きくちびる 思い出せば今も尚 胸が熱くなる せめて逢いたい 港のブルース 波の間に間に 点るガス燈 黄昏は手品師 俺をまた泣かすよ 好きだった誰よりも 夢は帰らぬ まぼろしでも構わない 頬にくちづけを どこにいるやら 港のブルース 琥珀色した 洋酒のグラスに 映るのは今でも 君のその横顔 やるせなく忍び寄る 夜の静寂が 心の窓叩いては 辛くさせるのさ 星も切ない 港のブルース 港のブルース |
最後のおんなこんな私でも ほんとにいいの この俺みつめて また訊(き)きかえす おまえひとりを みつけるために 生まれて来たよな 気がするよ おまえが最後 最後のおんなだよ 他人(ひと)がどう云(い)おうと かまいはしない 素顔のおまえは かわいいおんな 少女(こども)みたいに 夜店(よみせ)の指輪 よろこびはしゃいで くれるやつ おまえが最後 最後のおんなだよ 涕(な)いちゃ見えなかろ ふたりの明日(あす)が 泪(なみだ)はそこまで 微笑(わら)っておくれ 照る日くもる日 嵐もあろが ひとりにゃしないよ もう二度と おまえが最後 最後のおんなだよ | 山川豊 | 吉田旺 | 徳久広司 | | こんな私でも ほんとにいいの この俺みつめて また訊(き)きかえす おまえひとりを みつけるために 生まれて来たよな 気がするよ おまえが最後 最後のおんなだよ 他人(ひと)がどう云(い)おうと かまいはしない 素顔のおまえは かわいいおんな 少女(こども)みたいに 夜店(よみせ)の指輪 よろこびはしゃいで くれるやつ おまえが最後 最後のおんなだよ 涕(な)いちゃ見えなかろ ふたりの明日(あす)が 泪(なみだ)はそこまで 微笑(わら)っておくれ 照る日くもる日 嵐もあろが ひとりにゃしないよ もう二度と おまえが最後 最後のおんなだよ |
雪舞橋会いたくなったなら この橋へおいでと 片方だけの手袋を そっと差し出した ちらちらちらと はらはらはらと さよならもいえず 残(のこ)り香(が)を頬(ほほ)にあて 泪をかくす しろい別離(わかれ)降り積む 雪舞橋よ 泣きたくなったなら この橋でお泣きと その一言をくれたきり 消えてゆく背中 ちらちらちらと はらはらはらと 想い出が散って くちびるで溶(と)けてゆく あの夜の熱さ しろい愛が降り積む 雪舞橋よ ちらちらちらと はらはらはらと 面影は遠く 切なさもつのるけど 春まだ遠い しろい命降り積む 雪舞橋よ | 山川豊 | 山口洋子 | 平尾昌晃 | | 会いたくなったなら この橋へおいでと 片方だけの手袋を そっと差し出した ちらちらちらと はらはらはらと さよならもいえず 残(のこ)り香(が)を頬(ほほ)にあて 泪をかくす しろい別離(わかれ)降り積む 雪舞橋よ 泣きたくなったなら この橋でお泣きと その一言をくれたきり 消えてゆく背中 ちらちらちらと はらはらはらと 想い出が散って くちびるで溶(と)けてゆく あの夜の熱さ しろい愛が降り積む 雪舞橋よ ちらちらちらと はらはらはらと 面影は遠く 切なさもつのるけど 春まだ遠い しろい命降り積む 雪舞橋よ |
蜃気楼の町からいつか 魚津の港から 蜃気楼(しんきろう)が 見たいのと あなたは 言ってたね ひとりで来ちゃったよ 秋の夜に 蛍が飛ぶよな 光る海 どこか淋(さび)しくて 魚津の町は 雨 雨 雨が 雨が降っている あなたとの想い出は 蜃気楼の町 こころの海に 今も 今も 揺れている きっと ふたりのこの恋も 蜃気楼の まぼろしと あなたは 言ってたね どうしてなんだろね 歩きながら 涙がこみあげ 止まらない 子供みたいだね 魚津の町は 雨 雨 雨が 雨が降っている 戻らない想い出は 蜃気楼の町 こころの海に 今も 今も 揺れている 魚津の町は 雨 雨 雨が 雨が降っている あなたとの想い出は 蜃気楼の町 こころの海に 今も 今も 揺れている | 山川豊 | 喜多條忠 | 叶弦大 | 丸山雅仁 | いつか 魚津の港から 蜃気楼(しんきろう)が 見たいのと あなたは 言ってたね ひとりで来ちゃったよ 秋の夜に 蛍が飛ぶよな 光る海 どこか淋(さび)しくて 魚津の町は 雨 雨 雨が 雨が降っている あなたとの想い出は 蜃気楼の町 こころの海に 今も 今も 揺れている きっと ふたりのこの恋も 蜃気楼の まぼろしと あなたは 言ってたね どうしてなんだろね 歩きながら 涙がこみあげ 止まらない 子供みたいだね 魚津の町は 雨 雨 雨が 雨が降っている 戻らない想い出は 蜃気楼の町 こころの海に 今も 今も 揺れている 魚津の町は 雨 雨 雨が 雨が降っている あなたとの想い出は 蜃気楼の町 こころの海に 今も 今も 揺れている |
北国愛しているといえないで 別れてきたが 北へ行くほど 面影が近い 青くかすむオホーツク はまなす揺れて 沖ゆく船も小さな 幸せ連れてゆくのか- 恋を背にする旅情は 影が追いてくるだけ 死んでもいいさ二人なら この世の果てで 遠く離れて この胸が炎える 独り歩く爪先 はまなす揺れて 可憐に咲いて寄り添う 引いては返す波音- 恋を背にする旅情は 胸に初秋がしみるよ 忘れようとするたび はまなす揺れて 別離を責めて泣くのか かすかな耳の潮騒- 恋を背にする旅情は 風も頬につめたい | 山川豊 | 山口洋子 | 平尾昌晃 | 矢野立美 | 愛しているといえないで 別れてきたが 北へ行くほど 面影が近い 青くかすむオホーツク はまなす揺れて 沖ゆく船も小さな 幸せ連れてゆくのか- 恋を背にする旅情は 影が追いてくるだけ 死んでもいいさ二人なら この世の果てで 遠く離れて この胸が炎える 独り歩く爪先 はまなす揺れて 可憐に咲いて寄り添う 引いては返す波音- 恋を背にする旅情は 胸に初秋がしみるよ 忘れようとするたび はまなす揺れて 別離を責めて泣くのか かすかな耳の潮騒- 恋を背にする旅情は 風も頬につめたい |
港酒場波と吹雪にさらされて 船は港で冬を越す 背中向けても つきまとう おまえの匂いくせまでも 港酒場の虎落笛(もがりぶえ) 何故か骨身に滲みてくる 「きっと帰る」のなぐさめは しょせん男の捨て台詞 流れ流れて 北の町 おもいでだけが置き土産 つららかじって冷や酒を 未練ごころに流しこむ 窓を叩いて散る雪が 胸の中まで忍び込む 古い暖炉の残り火に おまえの顔が見え隠れ 港酒場で背を丸め 夢でおまえと添い寝する | 山川豊 | たきのえいじ | 小町昭 | | 波と吹雪にさらされて 船は港で冬を越す 背中向けても つきまとう おまえの匂いくせまでも 港酒場の虎落笛(もがりぶえ) 何故か骨身に滲みてくる 「きっと帰る」のなぐさめは しょせん男の捨て台詞 流れ流れて 北の町 おもいでだけが置き土産 つららかじって冷や酒を 未練ごころに流しこむ 窓を叩いて散る雪が 胸の中まで忍び込む 古い暖炉の残り火に おまえの顔が見え隠れ 港酒場で背を丸め 夢でおまえと添い寝する |
神戸の落葉これっきりに しましょうと 君はとつぜん 云いだした 恋は散りゆく つめたい落葉 灯りせつない 三宮 思い出ばかり むなしく浮かぶ 港町 いつもそばに いるようで なぜか元町 にあう女 風に吹かれて 舞い散る落葉 うしろ姿が 消えてゆく 愛しているさ 今でも俺は 港町 霧にかすむ ポートタワー やけに未練が つきまとう ひとりしみじみ 手に取る落葉 こころ突き刺す 銅鑼の音 さよなら神戸 さよなら神戸 港町 | 山川豊 | 高田ひろお | 弦哲也 | 前田俊明 | これっきりに しましょうと 君はとつぜん 云いだした 恋は散りゆく つめたい落葉 灯りせつない 三宮 思い出ばかり むなしく浮かぶ 港町 いつもそばに いるようで なぜか元町 にあう女 風に吹かれて 舞い散る落葉 うしろ姿が 消えてゆく 愛しているさ 今でも俺は 港町 霧にかすむ ポートタワー やけに未練が つきまとう ひとりしみじみ 手に取る落葉 こころ突き刺す 銅鑼の音 さよなら神戸 さよなら神戸 港町 |
酒ごころ表紙のちぎれた 歌本ひらき しんみり演歌 うたう奴 小窓にそぼ降る 夜更けの雨に はるかな故郷 恋うる奴 めぐる想い出 違っていても 同じだよ 酒をくむ心 淋しすぎるぜ ひとりってことが 男ってやつは… 煙草のけむりを 目で追いながら 帰らぬ友を しのぶ奴 別れた女の 面影うかべ 不幸にしたと わびる奴 いたむ古傷 違っていても 同じだよ 酒に泣く心 淋しすぎるぜ 逢えないってことが 男ってやつは… にじんだ灯かげに 掌かざし 昔の夢を ともす奴 グラスに浮かんだ 氷を見つめ 明日の夢を 探す奴 たどる人生 違っていても 同じだよ 酒に酔う心 淋しすぎるぜ 生きるってことが 男ってやつは… | 山川豊 | 水木れいじ | 浜圭介 | | 表紙のちぎれた 歌本ひらき しんみり演歌 うたう奴 小窓にそぼ降る 夜更けの雨に はるかな故郷 恋うる奴 めぐる想い出 違っていても 同じだよ 酒をくむ心 淋しすぎるぜ ひとりってことが 男ってやつは… 煙草のけむりを 目で追いながら 帰らぬ友を しのぶ奴 別れた女の 面影うかべ 不幸にしたと わびる奴 いたむ古傷 違っていても 同じだよ 酒に泣く心 淋しすぎるぜ 逢えないってことが 男ってやつは… にじんだ灯かげに 掌かざし 昔の夢を ともす奴 グラスに浮かんだ 氷を見つめ 明日の夢を 探す奴 たどる人生 違っていても 同じだよ 酒に酔う心 淋しすぎるぜ 生きるってことが 男ってやつは… |
ナイアガラ・フォールズ無理です 無理です そんなこと 人の幸せ うらやめば 無理です 無理です そんなこと 惨めになると分かっていても 霧の乙女号 乗る客は ハネムーンらしい二人が目立つ 怒濤のような水しぶき 泣け 泣け 泣けと叫んでる ナイアガラ・フォールズ 神様のシャワー ナイアガラ・フォールズ 募る未練 洗われたくて来たのです 洗われたくて来たのです 嫌です 嫌です こんなこと 木の葉のように揺れる船 嫌です 嫌です こんなこと 私の恋も立ち往生 水のスクリーン パノラマで 一瞬の虹が儚く消える 滝壺からは水煙 馬鹿 馬鹿 馬鹿と詰ってる ナイアガラ・フォールズ 神様のシャワー ナイアガラ・フォールズ たぶん私 叱られたくて来たのです ナイアガラ・フォールズ 神様のシャワー ナイアガラ・フォールズ きっと私 忘れるために来たのです 忘れるために来たのです | 山川豊 | 阿木燿子 | 堀内孝雄 | 川村栄二 | 無理です 無理です そんなこと 人の幸せ うらやめば 無理です 無理です そんなこと 惨めになると分かっていても 霧の乙女号 乗る客は ハネムーンらしい二人が目立つ 怒濤のような水しぶき 泣け 泣け 泣けと叫んでる ナイアガラ・フォールズ 神様のシャワー ナイアガラ・フォールズ 募る未練 洗われたくて来たのです 洗われたくて来たのです 嫌です 嫌です こんなこと 木の葉のように揺れる船 嫌です 嫌です こんなこと 私の恋も立ち往生 水のスクリーン パノラマで 一瞬の虹が儚く消える 滝壺からは水煙 馬鹿 馬鹿 馬鹿と詰ってる ナイアガラ・フォールズ 神様のシャワー ナイアガラ・フォールズ たぶん私 叱られたくて来たのです ナイアガラ・フォールズ 神様のシャワー ナイアガラ・フォールズ きっと私 忘れるために来たのです 忘れるために来たのです |
北の駅舎港の風が 吹きぬける 寂(さ)びた運河の 坂の街 旅の日暮れに 行き着いた 小樽は淋しい 北の駅舎(えき) 男は胸の 片隅に 忘れられない 人がいる 涙あふれる 想い出に なぐさめられる 北の街 港の月に 照らされた 浜の酒場で ひとり飲む 都会ぐらしの 傷跡に 情けが沁みる 旅の酒 去りゆく人も 来る人も 風に背中を まるめてる 生きる運命(さだめ)は 違えども 名残がつのる 北の駅舎 | 山川豊 | 里村龍一 | 叶弦大 | 前田俊明 | 港の風が 吹きぬける 寂(さ)びた運河の 坂の街 旅の日暮れに 行き着いた 小樽は淋しい 北の駅舎(えき) 男は胸の 片隅に 忘れられない 人がいる 涙あふれる 想い出に なぐさめられる 北の街 港の月に 照らされた 浜の酒場で ひとり飲む 都会ぐらしの 傷跡に 情けが沁みる 旅の酒 去りゆく人も 来る人も 風に背中を まるめてる 生きる運命(さだめ)は 違えども 名残がつのる 北の駅舎 |
死なず花ごらんよ夜空の星でさえ あんなにたがいを呼んでいる もっとおよりよ世間は見るな おれとお前の あ…死なず花 おれのまなこを見てくれよ 言葉はいらない胸あわせ 死ぬも生きるも一緒なら きれいに咲こうよあ…死なず花 お前の 昔がどうあろと おれが見たのは愛だけさ 霜枯れ季節のつらさを越えて 永遠に生きようあ…死なず花 | 山川豊 | 川内康範 | 五木ひろし | | ごらんよ夜空の星でさえ あんなにたがいを呼んでいる もっとおよりよ世間は見るな おれとお前の あ…死なず花 おれのまなこを見てくれよ 言葉はいらない胸あわせ 死ぬも生きるも一緒なら きれいに咲こうよあ…死なず花 お前の 昔がどうあろと おれが見たのは愛だけさ 霜枯れ季節のつらさを越えて 永遠に生きようあ…死なず花 |
あの日の花火しっかりせな いかんぞ 小さくしゃがれた母の声 遠くを見つめるその眼 昨日の光を探してた 静かな海が華やいだ 音と光がこだました 覚えていますか あの日の海を 覚えていますか あの日の花火 母さん 母さん 呼んでみたんだ あの空に 頑張らなぁ いかんぞ 涙まじりの母の声 深く刻んだ シワの数 俺と兄貴を支えてた しわくちゃな手を引き寄せた 綺麗な花火と母の声 覚えていますか あの日の海を 覚えていますか あの日の花火 母さん 母さん 呼んでみたんだ あの空に 覚えていますか 真冬の花火 覚えていますか 兄貴と俺を 母さん 母さん 呼んでみたんだ あの空に 母さん 母さん あなたの子供で 良かったよ | 山川豊 | 大仏竜規 | 大仏竜規 | | しっかりせな いかんぞ 小さくしゃがれた母の声 遠くを見つめるその眼 昨日の光を探してた 静かな海が華やいだ 音と光がこだました 覚えていますか あの日の海を 覚えていますか あの日の花火 母さん 母さん 呼んでみたんだ あの空に 頑張らなぁ いかんぞ 涙まじりの母の声 深く刻んだ シワの数 俺と兄貴を支えてた しわくちゃな手を引き寄せた 綺麗な花火と母の声 覚えていますか あの日の海を 覚えていますか あの日の花火 母さん 母さん 呼んでみたんだ あの空に 覚えていますか 真冬の花火 覚えていますか 兄貴と俺を 母さん 母さん 呼んでみたんだ あの空に 母さん 母さん あなたの子供で 良かったよ |
おふくろよ愚痴も弱音も 吐かないで 骨身削って 生きてきた おふくろよ おふくろよ ありがとう 口じゃ上手(じょうず)に 言えないけれど せめてこの手で しあわせを 思いだすんだ あの頃を 海を相手の 明け暮れで 泣いた日もあろ 人知れず おふくろよ おふくろよ ありがとう 無理をしないで たまには休め 肩の荷おろし させてくれ つれて行きたい 湯の宿へ 苦労重ねた 歳月(としつき)が やせた背中に 書いてある おふくろよ おふくろよ ありがとう 我慢我慢で 白髪も増えて 照れてほほえむ 六畳間 そっと優しさ かみしめる | 山川豊 | たきのえいじ | 弦哲也 | | 愚痴も弱音も 吐かないで 骨身削って 生きてきた おふくろよ おふくろよ ありがとう 口じゃ上手(じょうず)に 言えないけれど せめてこの手で しあわせを 思いだすんだ あの頃を 海を相手の 明け暮れで 泣いた日もあろ 人知れず おふくろよ おふくろよ ありがとう 無理をしないで たまには休め 肩の荷おろし させてくれ つれて行きたい 湯の宿へ 苦労重ねた 歳月(としつき)が やせた背中に 書いてある おふくろよ おふくろよ ありがとう 我慢我慢で 白髪も増えて 照れてほほえむ 六畳間 そっと優しさ かみしめる |
氷雨海峡夢を灯しに 来た都会(まち)は 情け冷え冷え 冬の海 あなた今夜は つきあわせてと 赤いちょうちん 指さすやつよ 氷雨海峡 おまえとふたりづれ ついて来いよと 云いながら ついて来たのは 俺の方 ごめん器用にゃ 生きられないと いえばそれでも 好きよとすがる 氷雨海峡 おまえとふたりきり やつれごころに しみわたる すぎた昭和の 演歌ぶし いきるせつなさ 注がれて注いで おまえ呑もうよ 春待ち酒を 氷雨海峡 おまえとふたりづれ | 山川豊 | 吉田旺 | 徳久広司 | | 夢を灯しに 来た都会(まち)は 情け冷え冷え 冬の海 あなた今夜は つきあわせてと 赤いちょうちん 指さすやつよ 氷雨海峡 おまえとふたりづれ ついて来いよと 云いながら ついて来たのは 俺の方 ごめん器用にゃ 生きられないと いえばそれでも 好きよとすがる 氷雨海峡 おまえとふたりきり やつれごころに しみわたる すぎた昭和の 演歌ぶし いきるせつなさ 注がれて注いで おまえ呑もうよ 春待ち酒を 氷雨海峡 おまえとふたりづれ |
はぐれ雲ひいふうみいよう いついついつ 逢える おまえに いつ逢える 日暮れりゃ 何故か 恋しくて 数え唄 別れの夜の おまえの涙 今も俺らに 降りかかる 寒くはないか 寒くはないか ひとりぽっちで 今頃は ひいふうみいよう いついついつ 逢える おまえに いつ逢える 日暮れりゃ ひとり あてもない 数え唄 こんなに遠く 流れて来たよ 何で今さら 帰れよう おまえの夢に おまえの夢に せめて抱かれて 眠ろうか ひいふうみいよう いついついつ 逢える おまえに いつ逢える 日暮れりゃ 酒を 相手にさ 数え唄 雨にさまよう 野良犬 小犬 帰るねぐらを 忘れたか 俺らも同じ 俺らも同じ はぐれちゃったよ 倖せに | 山川豊 | やしろよう | 伊藤雪彦 | | ひいふうみいよう いついついつ 逢える おまえに いつ逢える 日暮れりゃ 何故か 恋しくて 数え唄 別れの夜の おまえの涙 今も俺らに 降りかかる 寒くはないか 寒くはないか ひとりぽっちで 今頃は ひいふうみいよう いついついつ 逢える おまえに いつ逢える 日暮れりゃ ひとり あてもない 数え唄 こんなに遠く 流れて来たよ 何で今さら 帰れよう おまえの夢に おまえの夢に せめて抱かれて 眠ろうか ひいふうみいよう いついついつ 逢える おまえに いつ逢える 日暮れりゃ 酒を 相手にさ 数え唄 雨にさまよう 野良犬 小犬 帰るねぐらを 忘れたか 俺らも同じ 俺らも同じ はぐれちゃったよ 倖せに |
男のららばいおもいで肴に くみ交わす 男の背中に 顔がある 十人十色の とまり木で 夢を丸めて 流し込む ららばい ららばい 胸に刺さる 注ぎ足す氷の 割れる音 ららばい ららばい 心が寒い 今もおまえが 気にかかる ららばい ららばい 洋酒がしみる 酔う程昔が 近くなる ららばい ららばい おまえが映る 何故に捨てたと 身をせめる カモメも飛ばなきゃ 船もない 酒場と云う名の 船着場 しり切れとんぼの しあわせを 洋酒に浮かべて 酔いしれる ららばい ららばい 変わりないか 今更未練じゃ ないけれど ららばい ららばい 雨降る夜は 胸がおまえを 恋しがる ららばい ららばい 洋酒がしみる 酔う程昔が 近くなる ららばい ららばい おまえが映る 何故に捨てたと 身をせめる | 山川豊 | たきのえいじ | 鈴木淳 | 前田俊明 | おもいで肴に くみ交わす 男の背中に 顔がある 十人十色の とまり木で 夢を丸めて 流し込む ららばい ららばい 胸に刺さる 注ぎ足す氷の 割れる音 ららばい ららばい 心が寒い 今もおまえが 気にかかる ららばい ららばい 洋酒がしみる 酔う程昔が 近くなる ららばい ららばい おまえが映る 何故に捨てたと 身をせめる カモメも飛ばなきゃ 船もない 酒場と云う名の 船着場 しり切れとんぼの しあわせを 洋酒に浮かべて 酔いしれる ららばい ららばい 変わりないか 今更未練じゃ ないけれど ららばい ららばい 雨降る夜は 胸がおまえを 恋しがる ららばい ららばい 洋酒がしみる 酔う程昔が 近くなる ららばい ららばい おまえが映る 何故に捨てたと 身をせめる |
柳川慕情水の都に 降る雨は 音もたてずに 想い出ぬらす 人の許さぬ 恋をして つらい涙で 別れた町は あゝ 今日も雨 これでいいのと 目を伏せて おれの背中で 泣いてた女(ひと)よ 遊びなんかじゃ なかったと 言わずじまいの 言葉が今も あゝ ほろ苦い きみを尋ねて ゆく町は 酒場(みせ)の名前も 噂も消えた もしもふたたび 逢えたなら 抱いてやりたい 小さな肩を あゝ この胸に | 山川豊 | たかたかし | 西つよし | 南郷達也 | 水の都に 降る雨は 音もたてずに 想い出ぬらす 人の許さぬ 恋をして つらい涙で 別れた町は あゝ 今日も雨 これでいいのと 目を伏せて おれの背中で 泣いてた女(ひと)よ 遊びなんかじゃ なかったと 言わずじまいの 言葉が今も あゝ ほろ苦い きみを尋ねて ゆく町は 酒場(みせ)の名前も 噂も消えた もしもふたたび 逢えたなら 抱いてやりたい 小さな肩を あゝ この胸に |
雨物語 (2020バージョン)別れ話をしていると もっと愛してしまうから 肩を抱きよせ歩きだす 二人だけの舗道 雨がけむる街角では 男も女も濡れて あしたも逢いたくなるくらい 未練が止まらない つらい恋ほど燃えるのは 人間(ひと)の心が弱いから 夢を語ったしあわせを 思い出すとつらい 雨は過去を流すけれど 想いは死ぬまで残る おまえが泣くからこの胸に 未練が降りしきる 雨がけむる街角では 男も女も濡れて あしたも逢いたくなるくらい 未練が止まらない | 山川豊 | 岡田冨美子 | 恩田涼平 | | 別れ話をしていると もっと愛してしまうから 肩を抱きよせ歩きだす 二人だけの舗道 雨がけむる街角では 男も女も濡れて あしたも逢いたくなるくらい 未練が止まらない つらい恋ほど燃えるのは 人間(ひと)の心が弱いから 夢を語ったしあわせを 思い出すとつらい 雨は過去を流すけれど 想いは死ぬまで残る おまえが泣くからこの胸に 未練が降りしきる 雨がけむる街角では 男も女も濡れて あしたも逢いたくなるくらい 未練が止まらない |
春から夏へと名もない 二人が 互いに 呼びあい 広いこの世で 結ばれた 春から夏へと より添えあえれば 昔の傷さえ 愛にかわるだろう ふりむく昔は 泪が消したよ 出会うまえには 歴史はなかった 夏から秋へと あしたの二人を みつめて暮そう 小さな愛の部屋 夜空の星さえ 優しく輝く いつか二人も 花と輝く 冬から春へと 心と心が 倖せ探して 夢をかたるのさ 夢をかたるのさ | 山川豊 | 杉紀彦 | やまかわ豊 | | 名もない 二人が 互いに 呼びあい 広いこの世で 結ばれた 春から夏へと より添えあえれば 昔の傷さえ 愛にかわるだろう ふりむく昔は 泪が消したよ 出会うまえには 歴史はなかった 夏から秋へと あしたの二人を みつめて暮そう 小さな愛の部屋 夜空の星さえ 優しく輝く いつか二人も 花と輝く 冬から春へと 心と心が 倖せ探して 夢をかたるのさ 夢をかたるのさ |
幸せごころふたりで寄り添う明日が欲しいと 小指をからめて泣いてたおまえ 痩せたか細いこの身体 そっと抱きしめて 語り明かした遠いあの日を 忘れない おまえとおれの幸せは 夜空の星のようにいつまでも 独りで暮らした淋しい胸を グラスでごまかし生きてた俺さ 西陽射し込む狭い部屋 いのち重ね合い 辛い時でもついてきたよね いつだって おまえとおれの幸せは 流れる川のようにどこまでも あしたの見えない人生だけど 心の旅路をふたりでゆこう いつも笑顔を絶やさずに 俺を待っている 愛を信じてつなぐこの手を 離さない おまえとおれの幸せは 果てない海のようにどこまでも | 山川豊 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 馬場良 | ふたりで寄り添う明日が欲しいと 小指をからめて泣いてたおまえ 痩せたか細いこの身体 そっと抱きしめて 語り明かした遠いあの日を 忘れない おまえとおれの幸せは 夜空の星のようにいつまでも 独りで暮らした淋しい胸を グラスでごまかし生きてた俺さ 西陽射し込む狭い部屋 いのち重ね合い 辛い時でもついてきたよね いつだって おまえとおれの幸せは 流れる川のようにどこまでも あしたの見えない人生だけど 心の旅路をふたりでゆこう いつも笑顔を絶やさずに 俺を待っている 愛を信じてつなぐこの手を 離さない おまえとおれの幸せは 果てない海のようにどこまでも |
放浪ごころおまえを忘れるために 旅する俺じゃないさ 黄昏ゆく山あいの 名もない途中駅 さすらい心が見る夢は ただひとつ 流れる雲は ちぎれても 俺とおまえは 離れやしない 必ず帰るよ おまえが故郷さ 男の背中を見れば 誰でも世捨てびとさ 一人で飲むこの酒は わびしさ増すばかり さすらい心にともる灯は ただひとつ どんなに月日は 流れても あの日の誓いは 変わりはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ さすらい心が見る夢は ただひとつ 流れる雲は ちぎれても 俺はおまえを 離しはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ | 山川豊 | やしろよう | 伊藤雪彦 | | おまえを忘れるために 旅する俺じゃないさ 黄昏ゆく山あいの 名もない途中駅 さすらい心が見る夢は ただひとつ 流れる雲は ちぎれても 俺とおまえは 離れやしない 必ず帰るよ おまえが故郷さ 男の背中を見れば 誰でも世捨てびとさ 一人で飲むこの酒は わびしさ増すばかり さすらい心にともる灯は ただひとつ どんなに月日は 流れても あの日の誓いは 変わりはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ さすらい心が見る夢は ただひとつ 流れる雲は ちぎれても 俺はおまえを 離しはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ |
俺といっしょに無理をするなと 酒取りあげて こんな意見をするのも なにかの縁さ 遠い故郷が まぶたに浮かぶ 妹みたいな 気がしてならぬ お前さえ よかったら ついて来るかい 俺といっしょに 花も実もない この人生を 俺もひとりで背中に 背負って生きた 投げた泥にも いつかは花が 強く咲いてる 浮世じゃないか 幸せに なれるよに 暮さないかい 俺といっしょに 二人今日から 安らぎ探す 泣いた昨日を忘れて 生きればいいよ 海が好きなら 港の町へ 雪が好きなら 北国へいこう お前さえ よかったら いのち賭けよう 俺といっしょに | 山川豊 | 松坂亜季 | やまかわ豊 | | 無理をするなと 酒取りあげて こんな意見をするのも なにかの縁さ 遠い故郷が まぶたに浮かぶ 妹みたいな 気がしてならぬ お前さえ よかったら ついて来るかい 俺といっしょに 花も実もない この人生を 俺もひとりで背中に 背負って生きた 投げた泥にも いつかは花が 強く咲いてる 浮世じゃないか 幸せに なれるよに 暮さないかい 俺といっしょに 二人今日から 安らぎ探す 泣いた昨日を忘れて 生きればいいよ 海が好きなら 港の町へ 雪が好きなら 北国へいこう お前さえ よかったら いのち賭けよう 俺といっしょに |
足摺岬潮風(かぜ)をよけ合い 身をよせて 夫婦海鵜(うみう)が 春を待つ 女一人じゃ 哀しい冬に あなたどうして 帰ってくれぬ 岩を打つ波しぶき 恋しくてつらいけど あなた待ちます あなた待ちます 足摺岬 紅(あか)い椿の 咲き匂う あの日歩いた 岬道 忘れられない 優しい声で 泣いちゃダメだと 叱って欲しい この恋が命です この愛が支えです あなた待ちます あなた待ちます 足摺岬 浮き雲よとどけてね この胸に春の夢 あなた待ちます あなた待ちます 足摺岬 | 山川豊 | 下地亜記子 | やまかわ豊 | | 潮風(かぜ)をよけ合い 身をよせて 夫婦海鵜(うみう)が 春を待つ 女一人じゃ 哀しい冬に あなたどうして 帰ってくれぬ 岩を打つ波しぶき 恋しくてつらいけど あなた待ちます あなた待ちます 足摺岬 紅(あか)い椿の 咲き匂う あの日歩いた 岬道 忘れられない 優しい声で 泣いちゃダメだと 叱って欲しい この恋が命です この愛が支えです あなた待ちます あなた待ちます 足摺岬 浮き雲よとどけてね この胸に春の夢 あなた待ちます あなた待ちます 足摺岬 |
男の背中男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど | 山川豊 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
鈴蘭の雨細い肩を濡らす 絹の雨 時計台の 鐘が鳴る そっと胸に顔を 押しあてて 行かないでよと 泣いてたね 涙を映す 汽車の窓 未練残して 去った日よ あれからふた春 時は過ぎ 恋の北国 迷い雨 別れ歌がしみる この都会で 切ない恋を 振り返る 君の好きな 白いすずらんが 雨に打たれて そっと咲く 風の噂じゃ 幸せに 暮らしていると 聞いたけど 愛しい日々よ 面影よ 恋の北国 迷い小路 涙を映す 汽車の窓 未練残して 去った日よ あれからふた春 時は過ぎ 恋の北国 迷い雨 | 山川豊 | 佐々木いさお | 七戸賢一 | 伊戸のりお | 細い肩を濡らす 絹の雨 時計台の 鐘が鳴る そっと胸に顔を 押しあてて 行かないでよと 泣いてたね 涙を映す 汽車の窓 未練残して 去った日よ あれからふた春 時は過ぎ 恋の北国 迷い雨 別れ歌がしみる この都会で 切ない恋を 振り返る 君の好きな 白いすずらんが 雨に打たれて そっと咲く 風の噂じゃ 幸せに 暮らしていると 聞いたけど 愛しい日々よ 面影よ 恋の北国 迷い小路 涙を映す 汽車の窓 未練残して 去った日よ あれからふた春 時は過ぎ 恋の北国 迷い雨 |
メープル街道親も仕事も捨ててきた あなたの呟き 悲しそう 息を呑むほど鮮やかな 華やぐ木々とは裏腹に 美し過ぎる街に来て 教会の鐘で目覚めれば あなたの寝顔に涙あと 世界でたった一人 守れるのはぼくだけ あー メープル街道 二人をそっと 隠してくれる 夫と子供 想ってか ひっそり溜め息 つくことも 冬の訪れ 予感さす 痩せてく背中が切なくて 遠く遥かな国で聴く 枝々を揺する風の音 あなたを激しく抱き締める 世界でたった一人 頼れるのはぼくだけ 世界でたった一人 守れるのはぼくだけ あー メープル街道 色付く山と 燃え立つ心 色付く山と 燃え立つ心 | 山川豊 | 阿木燿子 | 堀内孝雄 | 川村栄二 | 親も仕事も捨ててきた あなたの呟き 悲しそう 息を呑むほど鮮やかな 華やぐ木々とは裏腹に 美し過ぎる街に来て 教会の鐘で目覚めれば あなたの寝顔に涙あと 世界でたった一人 守れるのはぼくだけ あー メープル街道 二人をそっと 隠してくれる 夫と子供 想ってか ひっそり溜め息 つくことも 冬の訪れ 予感さす 痩せてく背中が切なくて 遠く遥かな国で聴く 枝々を揺する風の音 あなたを激しく抱き締める 世界でたった一人 頼れるのはぼくだけ 世界でたった一人 守れるのはぼくだけ あー メープル街道 色付く山と 燃え立つ心 色付く山と 燃え立つ心 |
霧雨の街寒くないかと 肩を抱き寄せ そぞろ歩き別れた あの日も雨だった まぶたに焼きつく おまえのおもかげが 今も切なく 胸をしめつける 夜が 夜が むせび泣く 霧雨の街 忘れられない 時が過ぎても 淋しそうなくちびる つぶらなその瞳 水割りグラスを 片手に持ちながら ふたり歌った 甘いセレナーデ せめて せめて もう一度 霧雨の街 恋の終わりは 恋のはじまり 遠くなればそれだけ 心は近くなる 枯れ葉が舞い散る 銀杏の並木にも 秋が終わりを そっと告げてゆく 風が 風が 身に沁みる 霧雨の街 | 山川豊 | たきのえいじ | 弦哲哉 | | 寒くないかと 肩を抱き寄せ そぞろ歩き別れた あの日も雨だった まぶたに焼きつく おまえのおもかげが 今も切なく 胸をしめつける 夜が 夜が むせび泣く 霧雨の街 忘れられない 時が過ぎても 淋しそうなくちびる つぶらなその瞳 水割りグラスを 片手に持ちながら ふたり歌った 甘いセレナーデ せめて せめて もう一度 霧雨の街 恋の終わりは 恋のはじまり 遠くなればそれだけ 心は近くなる 枯れ葉が舞い散る 銀杏の並木にも 秋が終わりを そっと告げてゆく 風が 風が 身に沁みる 霧雨の街 |
おやじのせりふなぐる奴には なぐらせろ 泣きたかったら 泣くがいい 男の値うち決めるのは 他人(ひと)をいたぶる事じゃない おやじの台詞を分るには あのころ俺は 若すぎた 涙雨には 濡れりゃいゝ 淋しかったら 爪を噛め 男はいつも一人きり つらい気持にケリつける おやじの台詞を分るには あのころ俺は 若すぎた いじめ蹴られて 犬になり 尻尾(しっぽ)をふるなら 死ぬがいゝ 男がひとつでかくなる 傷のいたみがイイ薬(くすり) おやじの心を分るには あのころ俺は 若すぎた | 山川豊 | 杉紀彦 | 弦哲也 | | なぐる奴には なぐらせろ 泣きたかったら 泣くがいい 男の値うち決めるのは 他人(ひと)をいたぶる事じゃない おやじの台詞を分るには あのころ俺は 若すぎた 涙雨には 濡れりゃいゝ 淋しかったら 爪を噛め 男はいつも一人きり つらい気持にケリつける おやじの台詞を分るには あのころ俺は 若すぎた いじめ蹴られて 犬になり 尻尾(しっぽ)をふるなら 死ぬがいゝ 男がひとつでかくなる 傷のいたみがイイ薬(くすり) おやじの心を分るには あのころ俺は 若すぎた |
夜空の子守歌夢だ恋だと 朝まで飲んで ふらりよろけた 人生小路 明日にはぐれて 泣きたい時も 捨てちゃいけない 心まで 幼馴染みの おまえと俺は 遠い夜空の ふたつ星 「おまえ彼女が 好きか」と聞かれ すった煙草に 思わずむせた ふたり一緒に 愛した花は たった一輪 百合の花 抱いてやりたい その女だけど 遠い夜空の 星でいい 始発電車の 汽笛の音聞けば 思い出すのさ 喧嘩の数を 空に向かって 肩組み合って あの日歌った わらべ唄 裸同士で 語った夢が 遠い夜空で 星になる | 山川豊 | 菅麻貴子 | 杜奏太朗 | 南郷達也 | 夢だ恋だと 朝まで飲んで ふらりよろけた 人生小路 明日にはぐれて 泣きたい時も 捨てちゃいけない 心まで 幼馴染みの おまえと俺は 遠い夜空の ふたつ星 「おまえ彼女が 好きか」と聞かれ すった煙草に 思わずむせた ふたり一緒に 愛した花は たった一輪 百合の花 抱いてやりたい その女だけど 遠い夜空の 星でいい 始発電車の 汽笛の音聞けば 思い出すのさ 喧嘩の数を 空に向かって 肩組み合って あの日歌った わらべ唄 裸同士で 語った夢が 遠い夜空で 星になる |
せせらぎの宿暗い 暗い 眼をしてた お前 お前 ひとり旅 だめな だめな 人生を おれも おれも ひとり旅 一人と一人が出逢えば二人 夜霧に灯りも消えそうな せせらぎの宿 たゞ寒く 旅の 旅の つれづれに 抱いた 抱いた 迷い道 捨てた 捨てた 人生を 誰が 誰が 拾うのか 一人と一人が出逢えば二人 名のらず語らず肩よせる せせらぎの宿 たゞ哀し 一人と一人が出逢えば二人 飲んでも酔えずにみつめあう せせらぎの宿 夜(よ)はあけず | 山川豊 | 杉紀彦 | 徳久広司 | | 暗い 暗い 眼をしてた お前 お前 ひとり旅 だめな だめな 人生を おれも おれも ひとり旅 一人と一人が出逢えば二人 夜霧に灯りも消えそうな せせらぎの宿 たゞ寒く 旅の 旅の つれづれに 抱いた 抱いた 迷い道 捨てた 捨てた 人生を 誰が 誰が 拾うのか 一人と一人が出逢えば二人 名のらず語らず肩よせる せせらぎの宿 たゞ哀し 一人と一人が出逢えば二人 飲んでも酔えずにみつめあう せせらぎの宿 夜(よ)はあけず |
ふるさと花火懐かしい顔 見かけた 生まれて育った 町 息子ももう 16歳(じゅうろく) ずいぶん早いもんだな 嗚呼 父がいつも 言ってた言葉 今はすごく わかります 線香花火 ふるさとへ ぶらりと来た 匂いまでも ありがたい 町並みは 変わったけれど 何も変わらない… ふるさと 初恋したあの子も いいおふくろになって 旧友(ともだち)らも あれこれ 歓迎なんてしてくれたり 元気そうな 笑顔からは 苦労の後が見え隠れ 線香花火 ふるさとへ ひとりで来た 当てなく 来てよかった この次は 家族連れて 見せておきたいな ふるさと 線香花火 ふるさとへ ひとりで来た 当てなく 来てよかった この次は 家族連れて 見せておきたいな ふるさと | 山川豊 | つんく | つんく | 湯浅公一 | 懐かしい顔 見かけた 生まれて育った 町 息子ももう 16歳(じゅうろく) ずいぶん早いもんだな 嗚呼 父がいつも 言ってた言葉 今はすごく わかります 線香花火 ふるさとへ ぶらりと来た 匂いまでも ありがたい 町並みは 変わったけれど 何も変わらない… ふるさと 初恋したあの子も いいおふくろになって 旧友(ともだち)らも あれこれ 歓迎なんてしてくれたり 元気そうな 笑顔からは 苦労の後が見え隠れ 線香花火 ふるさとへ ひとりで来た 当てなく 来てよかった この次は 家族連れて 見せておきたいな ふるさと 線香花火 ふるさとへ ひとりで来た 当てなく 来てよかった この次は 家族連れて 見せておきたいな ふるさと |
海鳴り挽歌海鳥(うみどり)追われる 波立つ頃は 港はしぐれて 冬支度(じたく) 墨絵ぼかしの 絵を見るように 北のふるさと 昏(く)れてゆく コートのまんまで 倒れて眠る 都会のくらしの うそ寒さ 嫁にゆくのを ことわるなんて どうしてなんだよ 妹よ おやじは舟で まだ出てるのか おふくろも浜に 出てるのか つらいときほど 思い出す あれからどれだけ 過ぎたやら ――過ぎたやら ひと息つくたび なぜ遠去かる あの日の夢まで 明日(あした)まで うまい生き方 出来ない俺は 夢追い列車の 最終便 おやじは舟で まだ出てるのか おふくろも浜に 出てるのか 老いたからだが 気にかかる ここらでそろそろ 帰ろうか ――帰ろうか おやじは舟で まだ出てるのか おふくろも浜に 出てるのか つらいときほど 思い出す あれからどれだけ 過ぎたやら ――過ぎたやら | 山川豊 | 坂口照幸 | 佐瀬寿一 | 前田俊明 | 海鳥(うみどり)追われる 波立つ頃は 港はしぐれて 冬支度(じたく) 墨絵ぼかしの 絵を見るように 北のふるさと 昏(く)れてゆく コートのまんまで 倒れて眠る 都会のくらしの うそ寒さ 嫁にゆくのを ことわるなんて どうしてなんだよ 妹よ おやじは舟で まだ出てるのか おふくろも浜に 出てるのか つらいときほど 思い出す あれからどれだけ 過ぎたやら ――過ぎたやら ひと息つくたび なぜ遠去かる あの日の夢まで 明日(あした)まで うまい生き方 出来ない俺は 夢追い列車の 最終便 おやじは舟で まだ出てるのか おふくろも浜に 出てるのか 老いたからだが 気にかかる ここらでそろそろ 帰ろうか ――帰ろうか おやじは舟で まだ出てるのか おふくろも浜に 出てるのか つらいときほど 思い出す あれからどれだけ 過ぎたやら ――過ぎたやら |
アーバン ボクサー身の上話しは 好きじゃない ただの男が ここに居る ひとりぼっちの 大都会 星空だって 拝めない 忘れた故郷 思い出す 帰りたいけど 帰れない 怒りと恥が 入り混じる 慰め探して 歩くだけ 男はボクサー この世はリング 苦い涙が こぼれても 命を懸けて 守りぬく そんな愛が 欲しいだけ きどった奴等の 冷たい笑い 甘い言葉も かけられた 孤独に馴れて しまうより 愛に生きる日 夢見てる 男はボクサー この世はリング 苦い涙が こぼれても 命を懸けて 守りぬく そんな愛が 欲しいだけ 男はボクサー この世はリング 苦い涙が こぼれても 命を懸けて 守りぬく そんな愛が 欲しいだけ | 山川豊 | グッチ裕三 | グッチ裕三 | 伊戸のりお | 身の上話しは 好きじゃない ただの男が ここに居る ひとりぼっちの 大都会 星空だって 拝めない 忘れた故郷 思い出す 帰りたいけど 帰れない 怒りと恥が 入り混じる 慰め探して 歩くだけ 男はボクサー この世はリング 苦い涙が こぼれても 命を懸けて 守りぬく そんな愛が 欲しいだけ きどった奴等の 冷たい笑い 甘い言葉も かけられた 孤独に馴れて しまうより 愛に生きる日 夢見てる 男はボクサー この世はリング 苦い涙が こぼれても 命を懸けて 守りぬく そんな愛が 欲しいだけ 男はボクサー この世はリング 苦い涙が こぼれても 命を懸けて 守りぬく そんな愛が 欲しいだけ |
虹色の心取り乱して ごめんなさい 人の流れをせき止めて 叫ぶように名前呼んで あとはひたすら 涙 涙 涙 悲しいとか 嬉しいとか 切ないとか ひとことでは言えなくて 淋しさとか 後悔とか 未練だとか くくることも出来なくて ただただ懐かしさが込み上げて 言葉にならない 虹色の心 驚かせて ごめんなさい 私にしてもハプニング こんなふうに思いがけず 賑わう街で 泣いて 泣いて 泣いて ためらいとか 溜息とか 戸惑いとか 感じる間ももどかしく 挨拶とか 気配りとか 恥じらいとか 分別さえ失って ただただほろ苦さが溢れ出し 想い出うず巻く 虹色の心 | 山川豊 | 阿木燿子 | 杜奏太朗 | 山川恵津子 | 取り乱して ごめんなさい 人の流れをせき止めて 叫ぶように名前呼んで あとはひたすら 涙 涙 涙 悲しいとか 嬉しいとか 切ないとか ひとことでは言えなくて 淋しさとか 後悔とか 未練だとか くくることも出来なくて ただただ懐かしさが込み上げて 言葉にならない 虹色の心 驚かせて ごめんなさい 私にしてもハプニング こんなふうに思いがけず 賑わう街で 泣いて 泣いて 泣いて ためらいとか 溜息とか 戸惑いとか 感じる間ももどかしく 挨拶とか 気配りとか 恥じらいとか 分別さえ失って ただただほろ苦さが溢れ出し 想い出うず巻く 虹色の心 |
酒と泪と男と女忘れてしまいたいことや どうしようもない寂(さみ)しさに 包(つつ)まれたときに男は 酒を飲むのでしょう 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう 忘れてしまいたいことや どうしようもない悲しさに 包まれた時に女は 泪(なみだ)みせるのでしょう 泣いて泣いて ひとり泣いて 泣いて泣きつかれて 眠るまで泣いて やがて女は静かに 眠るのでしょう またひとつ女の方が 偉(えら)く思えてきた またひとつ男のずるさが 見えてきた 俺(おれ)は男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒をあおって 眠ってしまうのさ 俺は男 泪は見せられないもの 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう | 山川豊 | 河島英五 | 河島英五 | | 忘れてしまいたいことや どうしようもない寂(さみ)しさに 包(つつ)まれたときに男は 酒を飲むのでしょう 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう 忘れてしまいたいことや どうしようもない悲しさに 包まれた時に女は 泪(なみだ)みせるのでしょう 泣いて泣いて ひとり泣いて 泣いて泣きつかれて 眠るまで泣いて やがて女は静かに 眠るのでしょう またひとつ女の方が 偉(えら)く思えてきた またひとつ男のずるさが 見えてきた 俺(おれ)は男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒をあおって 眠ってしまうのさ 俺は男 泪は見せられないもの 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう |
旅旅に出ようか どこか遠くへ 地図を片手に 人知れず 見果てぬ夢を 胸に抱き やさしい風を 道づれに 旅に出ようか 何も告げずに 空に流れる 雲のよに 思いははるか どこまでも おもいでだけを 書き留めて 旅に出ようか 愛を捜しに きっと出逢える 人がいる 歩いた道を 振り返り 心をそっと 届けたい 旅に出ようか どこか遠くへ 沈む夕陽を 追いかけて ふるさとしのぶ 町もいい 潮騒しみる 町もいい | 山川豊 | たきのえいじ | 弦哲哉 | | 旅に出ようか どこか遠くへ 地図を片手に 人知れず 見果てぬ夢を 胸に抱き やさしい風を 道づれに 旅に出ようか 何も告げずに 空に流れる 雲のよに 思いははるか どこまでも おもいでだけを 書き留めて 旅に出ようか 愛を捜しに きっと出逢える 人がいる 歩いた道を 振り返り 心をそっと 届けたい 旅に出ようか どこか遠くへ 沈む夕陽を 追いかけて ふるさとしのぶ 町もいい 潮騒しみる 町もいい |
エレジー ~終恋歌~恋の終わりを 伝えるように 俺を霧笛が 責めるのさ にじむ明かりを この胸に ずっと灯して いたかった 何処で生きても 同じなら 何処で死んでも 同じなの おまえの言葉を 噛みしめて 詫びてしぐれて 港町 ひとの温情(ぬくもり) 欲しかった 他はいらない はずだった 嘘でいいから 恋の唄 歌い続けて いたかった 何処で泣いても 同じなら 何処で飲んでも 同じなの おまえの涙を 忘れない 思い出さすな ブイの灯(ひ)よ 何処で生きても 愛してる 何処で死んでも 愛してる 一緒になれない さだめだよ わかっておくれ カモメ唄 | 山川豊 | 成瀬友元 | 玉田剛士 | 成田忍 | 恋の終わりを 伝えるように 俺を霧笛が 責めるのさ にじむ明かりを この胸に ずっと灯して いたかった 何処で生きても 同じなら 何処で死んでも 同じなの おまえの言葉を 噛みしめて 詫びてしぐれて 港町 ひとの温情(ぬくもり) 欲しかった 他はいらない はずだった 嘘でいいから 恋の唄 歌い続けて いたかった 何処で泣いても 同じなら 何処で飲んでも 同じなの おまえの涙を 忘れない 思い出さすな ブイの灯(ひ)よ 何処で生きても 愛してる 何処で死んでも 愛してる 一緒になれない さだめだよ わかっておくれ カモメ唄 |
蛍草俄(にわ)か仕立(じた)ての しあわせは 身につかないわと 目で笑う あれから三年 もう五年 足踏みばかり させたけど 明日(あす)の灯りが みえてきた おまえは心の 心の 蛍草 住めば都と 言いながら 寄り添うおまえの 細い肩 たまには呑もうか 水入らず おちょこに夢を 注ぎ足して ふたりぼっちで この先も おまえは心の 心の 蛍草 辛いことなど なかったと 襟足直して 酌をする ごめんよ苦労の かけ通し その分きっと 取り返す ついておいでよ 離れずに おまえは心の 心の 蛍草 | 山川豊 | たきのえいじ | 弦哲哉 | | 俄(にわ)か仕立(じた)ての しあわせは 身につかないわと 目で笑う あれから三年 もう五年 足踏みばかり させたけど 明日(あす)の灯りが みえてきた おまえは心の 心の 蛍草 住めば都と 言いながら 寄り添うおまえの 細い肩 たまには呑もうか 水入らず おちょこに夢を 注ぎ足して ふたりぼっちで この先も おまえは心の 心の 蛍草 辛いことなど なかったと 襟足直して 酌をする ごめんよ苦労の かけ通し その分きっと 取り返す ついておいでよ 離れずに おまえは心の 心の 蛍草 |
涙の酒男一途(いちず)の 火の恋を なんで涙で けされよう 未練ばかりが ただつのる 夜の暗さを はしご酒 浴びておぼれて なお酔えぬ 酒のにがさを かみしめる 露地の屋台の 灯にさえも 男心が 泣ける夜 涙ぐんでた あの顔に なんで嘘など あるもんか 噂なんだぜ 噂だと 胸にきかせる はしご酒 | 山川豊 | 中山邦雄 | 小池青磁 | | 男一途(いちず)の 火の恋を なんで涙で けされよう 未練ばかりが ただつのる 夜の暗さを はしご酒 浴びておぼれて なお酔えぬ 酒のにがさを かみしめる 露地の屋台の 灯にさえも 男心が 泣ける夜 涙ぐんでた あの顔に なんで嘘など あるもんか 噂なんだぜ 噂だと 胸にきかせる はしご酒 |
Love me tonightLove me tonight いけないと 分かっているくせに Love me tonight 二人は同じ 罪の時間(とき)の中で いいか 思い出に鍵をかけて 今はあの頃のように 強く抱きしめて Love me tonight この星を 今夜で失くしても 互いに最後の人で 命終えるならば Love me tonight 窓際に たたずむ君のこと Love me tonight 優しく飾る 遠い街の灯り 俺は 月並みな ただの男 何も欲しくない今は 君が欲しいだけ Love me tonight 記憶さえ 今夜で消えようと 二人が最後の恋で 命尽きるならば Love me tonight 最後の人で 命終えるならば | 山川豊 | 伊藤薫 | 伊藤薫 | 道譯進太郎 | Love me tonight いけないと 分かっているくせに Love me tonight 二人は同じ 罪の時間(とき)の中で いいか 思い出に鍵をかけて 今はあの頃のように 強く抱きしめて Love me tonight この星を 今夜で失くしても 互いに最後の人で 命終えるならば Love me tonight 窓際に たたずむ君のこと Love me tonight 優しく飾る 遠い街の灯り 俺は 月並みな ただの男 何も欲しくない今は 君が欲しいだけ Love me tonight 記憶さえ 今夜で消えようと 二人が最後の恋で 命尽きるならば Love me tonight 最後の人で 命終えるならば |
黄昏のビギン雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に 銀色の雨 あなたの唇 濡れていたっけ 傘もささずに 僕達は 歩きつづけた 雨の中 あのネオンが ぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星かげ 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス | 山川豊 | 永六輔 | 中村八大 | | 雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に 銀色の雨 あなたの唇 濡れていたっけ 傘もささずに 僕達は 歩きつづけた 雨の中 あのネオンが ぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星かげ 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス |
ふるさとに続く道高層ビルを 染めていく 赤い夕陽が 目に沁みる こんな日暮れは 時計の針が 遠いあの日に 舞い戻る 変わりはないか おふくろよ 祭り ほおずき 蝉しぐれ とじたまぶたに 映るのは ふるさとに ふるさとに 続く道 春夏すぎて またひとつ 歳を重ねて 縄のれん いつかなじんだ 都会の風に ひとり吹かれて 酔いしれる どうしているか あ~友よ 男どうしの 酒もいい 夢で今夜は 帰ろうか ふるさとに ふるさとに 続く道 くやんでないさ この人生(みち)を 後ろ向かずに きたけれど そっとたどれば みえてくる ふるさとに ふるさとに 続く道 ふるさとに ふるさとに 続く道 | 山川豊 | たきのえいじ | 弦哲哉 | | 高層ビルを 染めていく 赤い夕陽が 目に沁みる こんな日暮れは 時計の針が 遠いあの日に 舞い戻る 変わりはないか おふくろよ 祭り ほおずき 蝉しぐれ とじたまぶたに 映るのは ふるさとに ふるさとに 続く道 春夏すぎて またひとつ 歳を重ねて 縄のれん いつかなじんだ 都会の風に ひとり吹かれて 酔いしれる どうしているか あ~友よ 男どうしの 酒もいい 夢で今夜は 帰ろうか ふるさとに ふるさとに 続く道 くやんでないさ この人生(みち)を 後ろ向かずに きたけれど そっとたどれば みえてくる ふるさとに ふるさとに 続く道 ふるさとに ふるさとに 続く道 |
すきま風人を愛して 人は心ひらき 傷ついて すきま風知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつかやさしさに めぐり逢える その朝おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢に心とられ つまずいて すきま風見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつかほゝえみに めぐり逢える その朝おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつかしあわせに めぐり逢える その朝おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい | 山川豊 | いではく | 遠藤実 | | 人を愛して 人は心ひらき 傷ついて すきま風知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつかやさしさに めぐり逢える その朝おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢に心とられ つまずいて すきま風見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつかほゝえみに めぐり逢える その朝おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつかしあわせに めぐり逢える その朝おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい |
ふるさとは港町海鳴りが 胸を揺(ゆ)する 生まれたところは 小さな漁村 帰って来いよと 懐かしい 旧友(とも)が呼ぶよな あぁ港町 夕焼けに 頬を染めて 兄貴とふたりで 遊んだ浜辺 今夜も夢で おふくろが 待っているよな あぁ港町 足早に 時は過ぎて 一途に夢追い 歩いてきたが 忘れはしないさ ふるさとは 潮の匂いの あぁ港町 | 山川豊 | かず翼 | やまかわ豊 | 斉藤功 | 海鳴りが 胸を揺(ゆ)する 生まれたところは 小さな漁村 帰って来いよと 懐かしい 旧友(とも)が呼ぶよな あぁ港町 夕焼けに 頬を染めて 兄貴とふたりで 遊んだ浜辺 今夜も夢で おふくろが 待っているよな あぁ港町 足早に 時は過ぎて 一途に夢追い 歩いてきたが 忘れはしないさ ふるさとは 潮の匂いの あぁ港町 |
夕日の街角静かな声で 君は言った 別れは運命だったのと 肩を寄せて 東の窓 最後の朝日を 見届けた まだ愛せるような そんな情熱が 男さえも泣かせるほそ 胸にジンジンあふれて 君の匂い忘れないように 僕は何度も 息を止めた 誰にもいえぬ 恋や愛は 秘密の分だけ熱くなる もっと欲しい 何かがある こころもからだも 超えたもの また出逢えるような そんな空夢(そらゆめ)に 男だからしがみついて 明日という日を待つけど 君がいないこの街角では 夕日ばかりが沈んで行く 男だからしがみついて 明日という日を待つけど 君がいないこの街角では 夕日ばかりが沈んで行く | 山川豊 | 岡田冨美子 | 恩田涼平 | | 静かな声で 君は言った 別れは運命だったのと 肩を寄せて 東の窓 最後の朝日を 見届けた まだ愛せるような そんな情熱が 男さえも泣かせるほそ 胸にジンジンあふれて 君の匂い忘れないように 僕は何度も 息を止めた 誰にもいえぬ 恋や愛は 秘密の分だけ熱くなる もっと欲しい 何かがある こころもからだも 超えたもの また出逢えるような そんな空夢(そらゆめ)に 男だからしがみついて 明日という日を待つけど 君がいないこの街角では 夕日ばかりが沈んで行く 男だからしがみついて 明日という日を待つけど 君がいないこの街角では 夕日ばかりが沈んで行く |
夜霧のブルース青い夜霧に 灯影(ほかげ)が紅い どうせ俺らは ひとりもの 夢の四馬路(すまろ)か ホンキュの街か あゝ浪の音にも 血が騒ぐ 可愛いあの娘が 夜霧の中へ 投げた涙の リラの花 何も言わぬが 笑って見せる あゝこれが男と いうものさ 花のホールで 躍っちゃいても 春を持たない エトランゼ 男同士の 合々傘で あゝあらし呼ぶよな 夜が更ける | 山川豊 | 嶋田磬也 | 大久保徳二郎 | | 青い夜霧に 灯影(ほかげ)が紅い どうせ俺らは ひとりもの 夢の四馬路(すまろ)か ホンキュの街か あゝ浪の音にも 血が騒ぐ 可愛いあの娘が 夜霧の中へ 投げた涙の リラの花 何も言わぬが 笑って見せる あゝこれが男と いうものさ 花のホールで 躍っちゃいても 春を持たない エトランゼ 男同士の 合々傘で あゝあらし呼ぶよな 夜が更ける |