松本隆作詞の歌詞一覧リスト  1344曲中 601-800曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
待宵草(まつよいぐさ)森山良子森山良子松本隆筒美京平水谷公生あゝつれづれに頬杖ついて あなたの名前 呟いてみる いつもおどけて返事をしては 淋しい私 笑わせたっけ 憶えていますか 楽しかった頃を 待宵草は もう忘れましたか 帰るはずないあなたを待って また一日が流れて消える  あゝつれづれに千代紙折る 姫人形は私に似てる あなたが遊びあきたら捨てた あの泣き顔にそっくりでしょう  憶えていますか やさしかった日々を 待宵草は もう忘れましたか うす紅のくちびる寄せた 想い出だけが流れて消える  あゝつれづれに古いラジオの 桜便りを聞いては泣いた 春が来たって何になるでしょう 恋しい人が戻らないのに
恋人よ おやすみ森山良子森山良子松本隆佐藤健佐藤健おやすみ恋人よ 腕の中に 暮し疲れた体を そっと横たえて 息をつく間もなく生きたあなた 二人だけのささやかな倖せのため 誰もさわらないで眠らせてあげて 生きる辛さを解き放たれて やすらぎの中で微笑むあなたを おやすみ恋人よわかるでしょう あなたは眠ってるだけ 今、瞳を閉じて  誰も邪魔しないで二人だけにして 短いけれどあなたと生きた 傷だらけの日々二度ともどらない おやすみ恋人よわかるでしょう あなたは眠ってるだけ 今、やすらかに
卒業音羽ゆりかご会音羽ゆりかご会松本隆筒美京平制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ 頭かきながら逃げるのね ほんとうは嬉しいくせして 人気ない午後の教室で 机にイニシャル彫るあなた やめて想い出を刻むのは 心だけにしてとつぶやいた  離れても電話するよと 小指差し出して言うけど 守れそうにない約束は しない方がいい ごめんね セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい だけど東京で変わってく あなたの未来は縛れない  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの  席順が変わり あなたの 隣の娘にさえ妬いたわ いたずらに髪をひっぱられ 怒ってる裏ではしゃいだ 駅までの遠い道のりを はじめて黙って歩いたね 反対のホームに 立つ二人 時の電車がいま引き裂いた  ああ 卒業しても友達ね それは嘘では無いけれど でも 過ぎる季節に流されて 逢えないことも知っている  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの
Made In Japan近藤真彦近藤真彦松本隆筒美京平Mark Davisテキサスのドライブ・インで この手紙 お前に書くよ 孤独だけカップに注ぎ 走り去る車数えて  Oh Darlin' 忘れるための旅なのに 馬鹿だね Oh Darlin' 古いラジオの恋歌が しみてる  Made In Japan 泣きたいくせに Made In Japan 唇噛んで我慢してるよ 俺、 爪の先まで日本人だね 黒い髪と 黒い瞳が恋しい  2時間後 テネシー行きの バスに乗り砂漠を渡る まるで俺 砂に埋もれて さびついたバイクのようさ  Oh Darlin' 空を焦がして 燃える夕陽が 沈むよ Oh Darlin' 人恋しくて眠る夜が また来る  Made In Japan もう擦り切れた Made In Japan シャツのタッグ見て泣きたくなった 俺、 流れ流れて独りぼっちさ 黒い髪と 黒い瞳が恋しい  Made In Japan 泣きたいくせに Made In Japan 唇噛んで我慢してるよ 俺、 爪の先まで日本人だね 黒い髪と 黒い瞳が恋しい
Sweet Memories feat.麗蘭山下久美子山下久美子松本隆大村雅朗吉田建なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの  「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶Sweet Memories  Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much  あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶Sweet Memories  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶Sweet Memories
口約束山口百恵山口百恵松本隆平尾昌晃川口真雪の野に月の絵筆が あなたの列車を描き出す 白い窓ひとすじ拭けば 氷った涙が見えますか 「何も言うなよ」…そう呟いて 粉雪降りつむ私の肩に 青いブレザー投げたあなた 涙が千切れる 吐息が千切れる だけど切れないものがある 二人の熱い血が結ぶ糸 これが愛ね  町へゆき居場所決めたら 必ずお前を呼ぶという 守れない口約束と 知ってる心がうなずくわ 「何も言うなよ」…そうてれながら まぶたをこすって苦笑いする 男泣きっていいわあなた 指切りほどける 言葉がほどける だけどほどけぬものがある 瞳と瞳を外(そ)らさずにつなぐ糸 これが愛ね  動き出す車輪の火花 硝子にすがって追う私 「何も言うなよ」…それが口癖 汚れた雪へと転ぶ私を 心配顔で振り向くあなた 季節が途切れる 夢さえ終わるわ だけどはじまるものがある 心で廻り出す糸車 これが愛ね
めぐり逢い石野真子石野真子松本隆上田知華週末のカフェの隅で 懐かしい顔が見えた 相変らず陽気そうに 話してたわ  私に気付いた時に グラスが宙へと止まる 記憶の糸たぐるように wow 泣き笑いしてた  Je T'aime Je T'aime 一度は愛してた 心の熱さがよみがえる Je T'aime Je T'aime 瞳があうだけで あの頃へと時が逆さに戻る  あなたはざわめき避けて 近付いて来るの 一人 ふと最初に声をかけた 夜のように  何故別れたのかなんて そうよ想い出さないで 元気そうね そう微笑む wow 大人になったわ  Je T'aime Je T'aime 楽しい夜だから 涙は見せない努力する Je T'aime Je T'aime あなたの薬指 まだ指輪をはめる人はいないの?  Je T'aime Je T'aime 私も憶えたわ 恋ってゲームのルールなら Je T'aime Je T'aime 遠慮はしないでね 手を重ねるだけで うなずくから  Je T'aime Je T'aime 一度は愛してた 心の熱さがよみがえる Je T'aime Je T'aime 瞳があうだけで あの頃へと時が逆さに戻る
KISSからはじまるミステリー<feat.RYO(from ケツメイシ)>山下達郎山下達郎松本隆山下達郎恋はミステリー 人は胸に 悲しい謎をかくして生きている 恋はミステリー 誰かぼくの 胸のナイフを静かに抜いてくれ  また彷徨う 君との距離測る 寄せては返す 波より速く 動き続ける 心くすねる 僕ならばきっと君を包める なんてめでたい思いでいたこと 昨日までの君は今どこ? 思いはゆれる 隙間を埋めるため ひたすらいたずら君に触れる 舞い散る花びら掴むように あやふや不確かに結わく恋 ただ欲しい恋しい 何気ない時にも感じるから心奪い取りに 見えない行く手にミステリー 感じる握り締め引く手に 離した僕の手はどこにしまう? 気づけば君が離れてしまう  不器用な天使 キスしたあと 突然つれないポーズだね ぼくは夢遊病 さまよう難破船だよ  恋はミステリー 人は胸に 悲しい謎をかくして生きている 恋はミステリー 誰かぼくの 胸のナイフを静かに抜いてくれ  恋はミステリー できるいつ手に? 本当の君だけを見つけに 覗く 心届くには遠く 望む程にその恋はもろく また揺れだす気持ちが騒ぎ出し 君の心の底触りたい 他に何も要りはしない この悩みすら君には意味無いかい?  残酷な遊戯 女の子の 心は魔女の振り子さ Noと振り向いた巻き毛が誘って踊る  恋はミステリー 一晩中 せっぱ詰った空気のサスペンス 恋はミステリー 悲劇でいい 自分に嘘をついたりしたくない  君が欲しい 君が欲しい 他には何にもいらないよ  君が欲しい 君が欲しい 失うものなど何も無い  夜更けの舗道を渡りながら も一度キスをしようよ 世界中敵にまわして愛してもいい SO, PLEASE!  恋はミステリー 心除く 望遠鏡があったらいいのにね 恋はミステリー 髪を少し 切りすぎたのは揺れてる証拠だね  恋はミステリー 夏の風は 心騒ぎを奏でるクレッシェンド 恋はミステリー 車に乗る 君の背中を密かに尾行した  君が欲しい 君が欲しい この手に時代を抱きしめて  君が欲しい 君が欲しい 他には何にもいらないよ 君が欲しい 君が欲しい 失うものなど何も無い  君が欲しい 君が欲しい 恋はミステリー できるいつ手に? 本当の君だけを見つけに  君が欲しい 君が欲しい 恋はミステリー できるいつ手に? 本当の君だけを見つけに
リサの妖精伝説 - BE-BOP HIGHSCHOOL -立花理佐立花理佐松本隆筒美京平Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall  Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall  港の桟橋 海を見ながら 俺達 時代に流されてるな Ah ポツリという横顔が素敵ね  Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall  大人は誰でも汚れてるから 心の白さがわからないのよ Ah 仕方ないじゃん 夢は捨てないでね  おいでリサのBe・Bop Highschool 火傷しそうな情熱がある おいでリサのBe・Bop Highschool 真剣(マジ)な生き方教えてあげる  Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall  失うものなど何もないのよ すねたら負けなの 胸を張ってね Ah そんじょそこらの男じゃないはずよ  傷つけたいなら傷つけていい 見かけと違って芯は強いの Ah 受けとめるわ あなたの愛全部  おいでリサのBe・Bop Highschool ハンパな奴は一人もいない おいでリサのBe・Bop Highschool 本気の恋を教えてあげる  Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall  おいでリサのBe・Bop Highschool 火傷しそうな情熱がある おいでリサのBe・Bop Highschool 真剣(マジ)な生き方教えてあげる  Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall Oh Be・Bop Rock'n'rall
君の生き方をつらぬいて五十嵐浩晃五十嵐浩晃松本隆五十嵐浩晃清水信之海沿いの駅 乗り遅れた汽車 もう少し君と話せるね 次に逢う日には違う名の君を 何て呼べばいい 戸惑いが滲む  心を見せてはしゃぎあえた 宝石のような季節 胸にしまう  サヨナラは新しい 愛に飛び立つ助走 泣かないで 透明な 君の生き方をつらぬいてくれ  故郷の古い木造の校舎 イニシャル刻んだあの机 ピースと笑う色褪せた写真 同じ夢抱いたぼくたちはいない  誰もが違う道を選ぶ それぞれの人生を作りながら  サヨナラは新しい 未来を探す切符 片道の長い旅 ぼくの生き方をつらぬくつもり  時代って激流さ ちっぽけな人間を飲む 汚れずに純粋な 君の生き方をつらぬいてくれ  サヨナラは新しい 愛に飛び立つ助走 泣かないで 透明な 君の生き方をつらぬいてくれ
銀河ラプソディー鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂摩天楼の灯きみの涙を映してる 話してわかりあうなら夜を明かせばいいさ 泣いてないで訳を聞かせてごらん 水くさいじゃないか黙ってるなんて 長くせつない髪が乱れる時 窓にひろがる銀河も流れるよ  水銀灯に浮かぶ街を見つめているきみの 小さな肩の震えがぼくに哀しみを告げている 涙ひとり占めにするなんてずるい ぼくにつきあわせてその哀しみに 長くせつない髪が乱れる時 窓にひろがる銀河も流れるよ
夕焼け波止場鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂夕映えのカーテンが防波堤におりてきて 波は血を流してるし ぼくはそれを 眺めてるだけ むきだしの寂寥が岸壁に打ち寄せて 潮風の研ぎ澄ました鋭い爪 胸にくいこむ  そんなにいきがるなよ あの娘の胸が待ってる 夕凪ぎ前に帰ってあげなよ  街路には淋しさの船団が碇泊し それを縫う季節風に ぼくはいつも 酔いしれるだけ 夕闇は葡萄色 沈む陽に照らされて ひらひらと紋白蝶が波の上を渡ってゆくよ  そんなにいきがるなよ あの娘の胸が待ってる 夕凪ぎ前に帰ってあげなよ
100ワットの恋人鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂春のウィンドウに映してみたけど 流石にきまった一張羅のスーツ わざと五分も待ち合わせ遅れてった それなのに何故きみは 二十五分もぼくを待たせたの  ふたりしみじみと話したかったの きみの早口 マシンガンのようさ ショーケンがどんな素敵かを話しては 頬そめてウットリ ぼくの顔見て我にかえったの  別れる間ぎわに手渡されたセーター 編んでる内に春になったの そんなふたりが肩寄せて生きてゆく you are my sunshine でもないが きみは明るい100ワット電球さ
人力飛行機の夜鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂横顔が好き この位置から見る まんざら悪くない ああ 両手を広げて飛行機 きみを乗せて墜落 倒れ込んだ青いたたみ  とびきり熱いお茶を啜ろうか 茶ばしら いい気分 ああ 炬燵でうとうとするきみ 早春の宵が更けてゆく ぼくもうとうと ム…  飛行機ブンブン 両手を広げて あの街 この街 飛行機ブンブン 両手を広げて あの街 この街
八月の匂い鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂鄙びた停車場に立ち 影の中に身を置き ラムネ飲みほすおまえを見てる 「空しいね」おまえの「淋しいね」うなじに 「哀しいね」ひとすじ「空しいね」流れる 「淋しいね」冷や汗 蒼いラムネの空壜 陽に灼けた肌にあて ああ冷いとあまえは笑う  白茶けた陽射し浴びて揺れるおまえの胸が 50マイルも遠くに見える 「空しいね」左の「淋しいね」小指が 「哀しいね」痛むよ「空しいね」おまえの 「淋しいね」歯の跡 手垢のついた客車に身をゆだねて座れば ぶつかる膝の交流電気 「空しいね」飛び去る「淋しいね」景色に 「哀しいね」吹かれて 「空しいね」ふたりの「淋しいね」笑顔が 「哀しいね」崩れる
砂の女鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂風まじりの 雪がすべる 浜辺に いなづまのような なみがとどろく あなたの好きな 景色だわ 君は そうささやいて さみしそうに 目をそらす じょうだんは やめてくれ  なげやりな 君の視線 たどって いらだちがあつい うずをえがくよ 話しあるなら早くして 君は そうつぶやいて ほほをかたくこおらせだ じょうだんは やめてくれ  はりのような 砂のつぶに おそわれ かばうように君をだいて もどるよ町へ
微熱少年鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂俄か雨降る午後に 体温計を挾み 天井の木目 ゆらゆらと揺れて溶けだした  窓のガラスを叩く 野球帽子の少年の ビー玉を石で砕いては空に撤き散らす ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと  遠い電車の響き 路地から路地に伝染り 目覚めれば誰もいない部屋 夜が忍び寄る  ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと
想い出の散歩道アグネス・チャンアグネス・チャン松本隆馬飼野俊一あの静かな丘の上に そびえていたリンゴの木 背のびしても届かないの  笑いながらもいでくれた あなただけがいないのね あとはみんな昔のよう わたし ひとりぼっちで歩いてゆくわ ほら想い出はもう風色よ  掌にひんやり青いリンゴ 高い枝にひとつだけ 背のびしたらとれちゃったの 知らないまに変わったのは あなたじゃない わたしなの あとはみんな昔のよう わたし ひとりぼっちでもだいじょうぶ ほら想い出はもう風色よ
薔薇と海賊桑名正博桑名正博松本隆筒美京平鈴木茂・船山基紀港に錨(いかり)を投げた都会は 夜の帆(かか)掲げた 海賊船さ 鴎を漁(あさ)った店は 『ジャマイカ』 ラム酒をあおって 酔いつぶれてた  Rosey お前は優しい娘だったよ Rosey 朝まで介抱してくれたっけ  男は荒くれ 海賊なのさ 女をさらって 海へ旅立つ 行き着く港が 『不倖せ』でも ベッドに薔薇を しきつめてくれ  かみそりみたいな月の明かりで お前は口紅夜に溶かす 泣いてる背中が壁の鏡に 不幸はとっても決まる絵になる  Rosey お前を力で奪ったけれど Rosey 心の中まで奪えなかった  いつでも都会は孤独な海さ 誰でも淋しい離れ小島さ 七つの海へと漂泊(さすら)う前に ベッドに薔薇をしきつめてくれ  Rosey 俺にはあんまり深入りするな Rosey 愛する資格も無い酔いどれさ  男は哀しい海賊なのさ 戦い敗れて沈む船だよ 『絶望』のドアを閉ざすかわりに ベッドに薔薇をしきつめてくれ
哀愁トゥナイト桑名正博桑名正博松本隆筒美京平荻田光雄あなたはマッチを吹き消して 煙草を吸う手が決まってる ぬくもり重ねたあなたとは 別人みたいに 醒めた顔 醒めた顔 空々しいよ 今夜出逢えてよかったなんて  哀愁トゥナイト 哀愁トゥナイト 男と女 抱きあう前までゆらめくけれど 哀愁トゥナイト 哀愁トゥナイト 身体はなせば 心寒々冷えるだけ  今までいくつのまなざしが あなたの素肌をかすめたろう ポツリ話した生いたちも 淋しい笑いで ごまかした ごまかした 空々しいよ 素顔を見せて泣けばいいのに  哀愁トゥナイト 哀愁トゥナイト 男と女 言葉も忘れてひきあうくせに 哀愁トゥナイト 哀愁トゥナイト 身体はなせば 別れをおすおず切り出すよ  空々しいよ 遊び上手を演じるなんて  哀愁トゥナイト 哀愁トゥナイト 男と女 抱きあう前までゆらめくけれど 哀愁トゥナイト 哀愁トゥナイト 身体はなせば 心寒々冷えるだけ
夏しぐれTHE ALFEETHE ALFEE松本隆筒美京平君の置き手紙 また読みかえし ふと見る外の雨 さよならしるして ふるえた文字が 何故だかせつなくて  涙滲んだ文字が読みとれない ぼくはくちびる噛んで ひとり耐える ああ  白い便箋に淋しいきみの横顔眼に浮かぶ  きみの哀しい気持ちつたえるように 乱れ髪のような雨 胸にしみる ああ  雷鳴が響けば ふるえてすがる あどけないきみだった 春夏秋冬と 暮した日々の 想い出がかけめぐる  ラララ… ラララ… ラララ… ラララ…  涙滲んだ文字が 読みとれない ぼくはくちびる噛んで ひとり耐える  きみの哀しい気持ちつたえるように 乱れ髪のような雨 胸にしみる  乱れ髪のような雨 胸にしみる
ティアドロップ探偵団イモ欽トリオイモ欽トリオ松本隆細野晴臣NAZO NAZO あやうし恋は まるで神秘のベールの彼方 NAZE NAZE あやまち君に 振られた訳をつきとめるのさ 俺らティアドロップ ティアドロップ探偵団  桃色のカーディガン ルーペを片手に尾行する 君の胸まごころを 盗んだ怪盗(ルパン)を待ち伏せさ  サヨナラって文字が少し乱れてるよ ボクを愛してる何よりの証拠さ  NAZO NAZO あやうし夢で 可愛い笑顔 指名手配さ NAZE NAZE あやかし君は 愛の迷路で行方不明さ  俺らティアドロップ ティアドロップ探偵団  「フ・フ・フ明智君 又、ボクの勝ちのようだな 待て20面相 正義は必ず勝つんだ な、小林君 ハ・ハ・ハ…コ・バ・ヤ・シ・ク・ン~!!」  駅前のカフェテラス デートの現場をのぞいたよ 変装のツケヒゲも 涙のかけらで濡れたのさ  君をさらってゆくライバルの腕から 奪い返すまで ボクはあきらめない  NAZO NAZO あやうし恋は まるで神秘のベールの彼方 NAZE NAZE あやまち君に 振られた訳をつきとめるのさ 俺らティアドロップ ティアドロップ探偵団
FUN×4植木等植木等松本隆大瀧詠一手に入れてしまったよ お目当てのあの娘を コテージをさまよい出て 星の降る Starry, Starry Night 夜を抱きしめた  今宵もギター抱いて眠るつもりだったのに 「散歩しない?」って呼び出されて 暗がりで Kissn' In The Dark とんとんとん拍子さ  さあ ポーカーなら Aのフォー・カード 今つきまくった ぼくに 賭けなよ  踊りながら カレッジの名前を聞き出した 二日目のプロポーズに 三月目に Wedding bells are ringing 四人の子供さ  手に入れてしまったよ お目当てのあの娘を もし君がぼくのように 楽しみを 四倍にしたいと言うのなら 月に吠えるのさ
妖精時代石川秀美石川秀美松本隆小田裕一郎萩田光雄あなたは風よ 私の胸の 白いつぼみを 綺麗に咲かせて あなたの腕に 翔び立つ愛は 青い飛行船  改札口で手を振る あなたが瞳に灼きつく 心のシャッター 切った瞬間 好きと叫びたかったのに  きっと戻って来るわね 問いかければ 「たぶんね」 あやふやすぎる 遠い約束 今も信じてるのは 何故?  あなたは風よ 翼があれば 優しい胸に 今すぐ飛んでく 夢見ることの はかなさを知る 裸足の妖精  忘れな草が咲いても 忘れないわ あなたを ひとすじの髪 本に挟んで 明日あなたに 送りたい  あなたは風よ 私の胸の 白いつぼみを 綺麗に咲かせて あなたの腕に 翔び立つ愛は 青い飛行船  あなたは風よ 翼があれば 優しい胸に 今すぐ飛んでく 夢見ることの はかなさを知る 裸足の妖精
ゆ・れ・て湘南石川秀美石川秀美松本隆小田裕一郎馬飼野康二サヨナラって夏の海に 夕陽が言う 淋しさの背中に頬寄せて きれいな涙が歌うよに 海を見てたね My Little Girl  時はいつも急ぎ足で 過ぎてゆくよ 君だって大人の顔をして 忘れてしまうよ ボクたちの 短い真夏を My Little Girl  ゆれて 海岸ロード 走る バックミラーに 映る江ノ島さ Please Please Me ゆれて ゆれて湘南 君は最後まで優しさを 忘れなかったね  サーフボード抱えながら 人が渡る 重そうな青春抱きしめて 愛して疲れたボクたちの 横顔みたいさ My Little Girl  ゆれて 海岸ロード ひとり レモネード飲む 君が好きだった Hold Your Hand ゆれて ゆれて湘南 ひびく波のララバイ そして夏に背を向けて  ゆれて 海岸ロード 走る バックミラーに 映る江ノ島さ Please Please Me ゆれて ゆれて湘南 君は最後まで優しさを 忘れなかったね
Romanticが止まらない及川光博及川光博松本隆筒美京平長いキスの途中で (Fu-Fu さりげなく) 首飾りを外した (Fu-Fu 指さきで) 友だちの領域(エリア)から はみだした 君の青い ハイヒール 誰か Romantic 止めて Romantic 胸が 胸が 苦しくなる 惑う瞳に 甘く溺れて Hold me tight せつなさは 止まらない  壁のラジオ 絞って (Fu-Fu しどけなく) 遊びなのと聞いたね (Fu-Fu ささやいて) 言葉では答えない 抱いた手に力こめる Tonight 誰か Romantic 止めて Romantic 息が 息が 燃えるようさ  同じ孤独を 抱いて生きたね 今夜一人では 眠れない  誰か Romantic 止めて Romantic 胸が 胸が 苦しくなる 走る涙に 背中押されて Hold me tight せつなさは 止まらない
チューリップの蕾大西結花大西結花松本隆南佳孝泣かないでBabyあと5秒 あなたのつれなさが 人ごみに消えるまで 泣かないでBaby あと5秒 涙を閉じこめて 街角に揺れていて チューリップの蕾みたいに  春の絵の具の街に 心は白く切り抜かれたまま たぶん飽きただけなの キスもさせない私に 泣かないでBabyあと5秒 背中で我慢して 弱みなど見せないで チューリップの蕾みたいに  いつか綺麗に咲いて あなたの前に 現れてみせる そして他人みたいに 知らん顔してあげたい 泣かないでBabyあと5秒 自分を抱きしめて わかってる最初から 目的は心じゃないわ くちびる強く噛んで 私は一人で 生きてく  泣かないでBabyあと5秒 あなたのつれなさが 人ごみに消えるまで 泣かないでBaby あと5秒 涙を閉じこめて 街角に揺れていて チューリップの蕾みたいに
好きにして....大西結花大西結花松本隆JoeyCarboneソーダ水にレモン ギュッとしぼれば 指が濡れる 光に透けそうな薄いブラウス 風とじゃれてる 二人きりの海のテラス 知りたいのよ それから先が Ah  好きにさせて あなたのこと 好きにしてね 私のこと 生きることなんて みんなうたかたの夢 自由にして  これが最後の恋 嘘でもいいわ ささやいてみて いま一瞬だけが 真実ならば それでいいのよ 風が飛ばす夏の帽子 追うあなたが かわいらしくて Ah  思うままに 生きたいから 思うままに キスしてみて 瞳を閉じたままで ずっと 待っているから 自由にして 自由にして この心の鍵 外して 解き放って 動かしてみて Ah  好きにさせて あなたのこと 好きにしてね 私のこと 生きることなんて みんなうたかたの夢 自由にして 好きにさせて あなたのこと 好きにしてね 私のこと 生きることなんて みんなうたかたの夢 自由にして  Do what you want Do what you want I don’t care 好きにして  Do what you want Do what you want I don’t care 好きにして
真実小林明子小林明子松本隆小林明子船山基紀旅行鞄抱いて待つわ 星空に浮かぶ駅 夜汽車よ 空に舞い上がって 連れてって私を  I'll Be There あなたの胸に 飛び込みたいの 離れて知ったわ この恋はゲームじゃない  心の海の底に 沈んできらめく真実 あなたなしで生きてはゆけないわ So please Never Say Good-Bye  最初の嘘は偽りの 電話教えた時ね 二度目は愛してる?って聞かれ 黙ってたあの夜  I'll Be There だけど自分に 嘘はつけない 失くしたリングも ほんとは外してただけ  哀しいくらい好きよ 後悔したくはないから あなたに逢いにゆくわ 抱きしめて So please Never Say Good-Bye  哀しいくらい好きよ 後悔したくはないから あなたに逢いにゆくわ 抱きしめて So Please  心の海の底に 沈んできらめく真実 あなたなしで生きてはゆけないわ So please Never Say Good-Bye
冬のリヴィエラSUPER EIGHTSUPER EIGHT松本隆大瀧詠一彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聞かせてやれよ  アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ  冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ哀しいほど 黙りこむもんだね  彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ 別れの気配をちゃんと読んでて 上手にかくした旅行鞄に 外した指輪と酒の小壜さ  やさしさが霧のように シュロの樹を濡らしてる  冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りにならないものさ 愛しければ愛しいほど 背中合わせになる  皮のコートのボタンひとつ とれかけて サマにならない  冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ哀しいほど 黙りこむもんだね
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ロンリー・ガール佐東由梨佐東由梨松本隆筒美京平大村雅朗Lonely Girl 淋しいんじゃないよ Lonely Girl 独りが好きなだけ 皮ジャンなんて着たらだめだね また振られちゃった でもいいよね いたずらにひいてたルージュだけ Tシャツで拭きながら 行っちゃいなよ彼女を連れて パーティーでも好きなところへね どうせ私あなたに似合う 靴もドレスも持ってないから  Lonely Girl 淋しいんじゃないよ Lonely Girl 独りが好きなだけ Lonely Girl 泣いてるんじゃないよ Lonely Girl 風がまぶしいだけ  言葉使いを直したりして かなり無理したのに もう馬鹿だね 彼女ならやさしい子だもんね 性格も素直だし 行っちゃいなよ手をつないでね 私ここで見送ってあげる 歩道橋に座っているよ ねじの切れた人形みたく I Love You I Love You 忘れなくちゃね でも I Love You I Love You 哀しみの色は濃くなるだけ  Lonely Girl 淋しいんじゃないよ Lonely Girl 独りが好きなだけ Lonely Girl 泣いてるんじゃないよ Lonely Girl 風がまぶしいだけ  Lonely Girl 淋しいんじゃないよ Lonely Girl 独りが好きなだけ Lonely Girl 泣いてるんじゃないよ Lonely Girl 風がまぶしいだけ
いかないで佐東由梨佐東由梨松本隆筒美京平大村雅朗いかないで いかないで 夢なら醒めないで 待って  いかないで いかないで 私のそばにいて 好きよ  時はいつも急ぎ足 そわそわする夢のあと 帰さないわ あなたの時計 ソファーの隅 そっとかくした  You said “勝手にBye-Bye” No No “そんなのないわ” 覚悟しなさい  いかないで いかないで 背中を向けないで 待って  いかないで いかないで あなたを離さない 好きよ  Don't go away Please don't go away Don't go away Please don't go away Don't go away Please don't go away Don't go away Please don't go away  街はいつも 青い雨 振られたってめげもせず 甘い歌のドーナツ盤で 気をひくのに 鈍い人だわ  You said “勝手にBye-Bye” No No “そんなのないわ” 覚悟しなさい  いかないで いかないで あなたを離さない 好きよ  いかないで いかないで いかないで いかないで Don't go Don't go away
空いろのくれよん渡辺満里奈渡辺満里奈松本隆大瀧詠一川辺浩志空いろのクレヨンできみを描いたんです そっぽを向いた真昼の遊園地で 花模様のドレスがとても良く似合うんで ぼくのポケットにはいりきらないんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです  きみの眸のなかで雲が急に雪崩れると おもて通りはブランコのように揺れるんです 画用紙のなかのきみはとても綺麗すぎるんで 透き徹った冬に帰ってしまうんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです
イエロー・サブマリンの刺繍古時計古時計松本隆筒美京平萩田光雄おそろいのジーパンに 刺繍した イエロー・サブマリン 今はもう すり切れた夢がしずむ  あの頃は お金が無くて 三本立ての ビートルズ 堅いイスで 君と見た事 覚えているよ  君がいて 僕がいて 生きて来たはずじゃないか わからない なぜ君が心変わりを  駅にある 赤電話で 友達の処 泊まるって あの日君は 噓の電話を 家にかけてたね  おそろいのジーパンに 刺繍した イエロー・サブマリン 今はもう すり切れた夢がしずむ  嫌ってた お茶や華も 通い出したと君は言う 20才過ぎた事は そんなに君を変えたのか
なぐさめ古時計古時計松本隆筒美京平萩田光雄あなたやせたわ 頬のあたりが 仕事はとても きついのでしょう 日曜日ごとに 逢えなくて 淋しいけれど 我慢してます 今日は二人 なぐさめ話 失くした夢を ワインに浮かべ 昔はよかった よかったと 久し振りだね あなたの笑顔  結婚しよう そんな話も この頃さけて しまいますね ふたりで力を 合わせようって あの口づけも 忘れましたか アーあなた 何もいらない 銀の指輪も 小さな家も あなたの隣で 目がさめる 朝の光が 欲しいだけです  あなた不思議ね 他人同志が よりそいあって 生きてるなんて 心の支えを失なったら 人はよろけて 崩れるでしょうね 夏は海の砂に 絵を描き 秋は色づく 街を歩いた 不況の冬だと 言うけれど 春一番の 風はもうすぐ
ハイスクールララバイGOLD LYLICイモ欽トリオGOLD LYLICイモ欽トリオ松本隆細野晴臣とにかく とびきりの美少女さ うかつに近寄れば感電死 授業も上の空よそ見して チョークが飛んで来た ハイスクール・ララバイ  ねぇ君 下駄箱のらぶれたあ 読まずに破くとはあんまりさ 可愛い顔をして冷たいね 廊下で振り向いた ハイスクール・ララバイ  100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い グッと迫れば 無理無理 Baby 100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い ちょっと振られて フリフリ Baby  放課後 満員(すしづめ)バスの中 ブレーキよろめいた偶然に 息までかかるほど急接近 いきなり平手打ち ハイスクール・ララバイ  ねぇ君 もっと深く知りあおう ついては週末のデートなど… もじもじ問いかけた瞬間に 夕陽が落ちてきた ハイスクール・ララバイ  100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い グッと迫れば 無理無理 Baby 100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い ちょっと振られて フリフリ Baby
青空のバラード水谷豊水谷豊松本隆平尾昌晃石川鷹彦時には冷たい雨に打たれて 時には背中を風に押される 生きてる途中で躓きながら  独りになりたいと 拗ねた心を 青空がやさしく しかってくれる  出逢いも別れも 忘れていいけど この空の青さを 覚えていてくれ  時には若さにうろたえながら 時には夢まで枯れそうだけど 人には愛する強さがあるさ  利口に生きるより もっと大事な 道しるべがそこにきっとあるから  羽ばたく心を 言葉に出来ずに 気取って口笛 吹いてみる俺さ  出逢いも別れも 忘れていいけど この空の青さを 覚えていてくれ
SAILING水谷豊水谷豊松本隆山梨鐐平石川鷹彦入江と小舟が 錨をおろしたように 人は翼休め 哀しみへとつながれていた  Sailing 風の無い 季節を通り過ぎたら Sailing 夢を探しに 旅立つのさ Sailing 嵐にも 破れない 新しい船で  黒い雲が騒ぎ 波にむち打たれようと ぼくには君がいる ひとすじの光が見える  Sailing 星の無い 海流(ながれ)を漂う心 Sailing やさしい声で 知らせてくれ Sailing 魂が 旅をする 未来に向って  Sailing 風の無い 季節を通り過ぎたら Sailing 夢を探しに 旅立つのさ Sailing 嵐にも 破れない 新しい船で  Sailing 星の無い 海流(ながれ)を漂う心 Sailing やさしい声で 知らせてくれ Sailing 魂が 旅をする 未来に向って  Sailing 風の無い 季節を通り過ぎたら Sailing 夢を探しに 旅立つのさ  SAILING
レモンティーで乾杯水谷豊水谷豊松本隆松宮恭子石川鷹彦ちょっと困るよテーブルで 失くした愛を並べ換えてる そんな切ない視線(まなざし)の 雨を浴びたら何も言えない  愛することと憎むこと 紙一重だと知ってはいるさ やさしすぎればなお哀しいね 責めるそばから許しすぎてる  ぼくは別れ上手じゃないし 君は愛し上手じゃないし さよならひとつスプーンに乗せて レモンティーで乾杯  ぼくがいなけりゃ地下鉄の乗り換えさえもとまどう君が 見知らぬ愛の乗客に 想像さえもつかない話  待つ女にはなれないと 女性雑誌の見出しみたいさ 君も大人の顔になったね 言葉のはしに棘(とげ)があるもの  ぼくは別れ上手じゃないし 君は愛し上手じゃないし 肩をおとして立ち去る君に レモンティーで乾杯  ぼくは別れ上手じゃないし 君は愛し上手じゃないし 二人で生きた月日を祝って レモンティーで乾杯
マリーナ・デル・レイ水谷豊水谷豊松本隆井上陽水石川鷹彦そこはMarina del rey 風はBlue 帆をたたんだCabinで 泳ぎ疲れた心 夢に預け 君は無邪気な瞬間のAngel 波の間に間に  夏はRunnin' away 海はShine 理屈なんて抜きでも 不幸の影をひいた髪にふれる 一歩手前の永遠のSilence 時の間に間に  翔ぶことを学ぶまで 海鳥は何度も波間に墜ちるのさ  冷えたMargarita 飲もうか 甘く惑うDinner Time 寄せては返し揺れる 人のBorder line 見つめ返した 真剣な瞳 夢の間に間に  退屈な人生に 一振りのSpice そいつが恋なのさ  そこはMarina del rey 空にPlane 星の色が濃くなる 風に乱れた気持ち 押さえる手の 息を殺した瞬間のMelody 夜の間に間に
あゝ青春トランザムトランザム松本隆吉田拓郎ひとつひとりじゃ淋しすぎる ふたりじゃ息さえもつまる部屋 みっつ見果てぬ夢に破れ酔いつぶれ 夜風と踊る街 哀しみばかりかぞえて今日も暮れてゆく あゝ青春は燃える陽炎か あゝ青春は燃える陽炎か  いつつ生きてる後味悪さ 胸に噛みしめれば泣ける海 やっつやめるさ抱きあっても 心は遠ざかる安い宿 眠れぬ夜をかぞえて日々は過ぎてゆく あゝ青春は燃える陽炎か  あゝ青春は燃える陽炎か
夏色のおもいでSomething ELseSomething ELse松本隆財津和夫土方隆行きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ  君の眼を見ていると 海を思い出すんだ 淡い青が溶けて 何故か悲しくなるんだ  夏はいつのまにか 翼をたたんだけれど ぼくたちのこの愛 誰にもぬすめはしない  きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ  君の眼の向こうに 青い海が見えるよ すきとおった波が そっと零れおちるんだ  涙ながすなんて ねぇきみらしくないよ ぼくたちのこの愛 誰にも邪魔させないさ  きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ
木綿のハンカチーフ井上芳雄井上芳雄松本隆筒美京平恋人よ 僕は旅立つ 東へと 向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ 都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ 都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に 似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で 口紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯しのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く 木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
瑠璃色の地球井上芳雄井上芳雄松本隆平井夏美夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた  悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球  泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい  争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず  ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人  ひとつしかない 私たちの星を守りたい  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球  瑠璃色の地球
風をあつめてLeyonaLeyona松本隆細野晴臣街のはずれの背伸びした路地を 散歩してたら 汚点だらけの靄ごしに 起きぬけの路面電車が 海を渡るのが見えたんです それでぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を…  とても素敵な味爽どきを 通り抜けてたら 伽藍とした防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊しているのが見えたんです それでぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を…  人気のない朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら ひび割れた玻璃越しに 摩天楼の衣擦れが 鋪道をひたすのを見たんです それでぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を…
春爛漫山口百恵山口百恵松本隆鈴木茂鈴木茂手に構えた一眼レフの レンズの中あなたは振り向いて 春の海はひねもすのたり 寄せる時の流れもゆるやかに  未来の花嫁の腕に 花を投げる風と木の詩(うた)  大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから  二歩遅れてあなたの背中 ヘッドホンを下げてる影を踏む やさしささえはなせないけど 今 無言の約束信じても  未婚の旅人の先に 花の枝が作るトンネル  過去から未来への長旅 あなたの腕に触れれば 春……春……らんまん 一人のただの女として 心決めた言葉口に出さずに  大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから
イノセント(純粋)山口百恵山口百恵松本隆堀内孝雄萩田光雄嵐の前の静けさ真似て 私は独りうずくまり こんな仕打ちを投げた貴方を 憎みきれずに口を噛む  ありったけの想いをこめて つめたい頬を打ちたいけれど それで心の痛みが 消える訳でもあるまいし  イノセント 愛しすぎて イノセント 息がつまり 先ずあなたが次に私が哀しみに溺れる  はなやぐ頃の手紙の束に 夜更けの庭で火を点けて こんな綺麗に燃えるのよって ちょっと虚ろに呟いた  吸えもしない煙草をふかし むせても肩を撫でてくれない 叱る気持も失いほど 心が冷えてしまったの?  イノセント 愛しすぎて イノセント 息がつまり 先ずあなたが次に私が哀しみに溺れる  イノセント 愛しすぎて イノセント 息がつまり 先ずあなたが次に私が哀しみに溺れる
抱きしめられて山口百恵山口百恵松本隆鈴木茂鈴木茂暮れない街の壁にもたれて 音を消したTV黙って見てる 無口を通り過ぎて せつなさだけ今はあなたに  男と女を足しても引いても 0(ゼロ)になる答えが哀しい  抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを  泣かされたあと薔薇を手折って 月の床に赤い花びら散らす 若さは意味もなしに 軽い罪を犯すものなの  歓び哀しみ足しても引いても 0(ゼロ)になる二人が淋しい  抱きしめて……息が切れるほど 私の胸の吹雪で今凍らせたいの あなたを  抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを
涙のアリア岡本知高岡本知高松本隆ヘンデルああ 涙 流れてる この頬を光らせ 生きている哀しみを洗って ああ 涙 飛んでゆけ 風の中 自由に  ああ 涙 苦しみの 鎖などほどいて 残酷な運命に負けずに ああ 涙 あふれても 青空を見上げる 
ルビーの指環鳥羽一郎鳥羽一郎松本隆寺尾聰宇崎竜童くもり硝子の向こうは風の街 問わず語りの心が切ないね 枯葉ひとつの重さもない命 貴女を失ってから 背中を丸めながら 指のリング抜き取ったね 俺に返すつもりならば 捨ててくれ  そうね誕生石ならルビーなの そんな言葉が頭に渦巻くよ あれは八月目映い陽の中で 誓った愛の幻 孤独が好きな俺さ 気にしないで行っていいよ 気が変わらぬうちに早く 消えてくれ  くもり硝子の向こうは風の街 さめた紅茶が残ったテーブルで 衿を合わせて日暮れの人波に まぎれる貴女を見てた  そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから 貴女を失ってから
陽のあたる坂道山口百恵山口百恵松本隆佐藤健萩田光雄陽のあたる坂道で あなたとすれ違いました 女のひとと御一緒なので 声もかけられませんでした  幸せと悲しみが 目をそらし すれ違います いつもあなたと登った坂を 影をふみふみ下ります  霊南坂の夕陽は 暖かい春の色 でも心は冬のように寒い  霊南坂の夕陽は レンガ塀に燃えます でも心は夜のように青い  教会は坂の上 鐘が背中に響きます 結ばれる日を夢みた私 追われる様に坂をおります
飛騨の吊り橋山口百恵山口百恵松本隆岸田智史川村栄二吊り橋を誰か渡る 淋しい音が夜をふるわせる あの人も橋を渡り 街に行って戻らないの  飛騨の山は静か 今年も大雪よ 便りも途切れたの 忘れてしまったの 街の女性(ひと)はきれいでしょう この私より  吊り橋の上であなた 迎えに来ていると真似目な顔した でもいいの今は私 飛騨の里で生きてゆける  囲炉裏(いろり)の火にあたり 炎を見つめてた お婆さんが笑う もうすぐ正月と 顔の皺を深くして倖せに笑う  飛騨の山は静か 今年も大雪よ 便りも途切れたの 忘れてしまったの 街の女性(ひと)はきれいでしょう この私より
あまりりす山口百恵山口百恵松本隆岸田智史船山基紀散りゆく花がきれいに咲くのは せいいっぱいの抵抗なんだね あなたはそっと私の髪の毛 指ですいてはさみしくつぶやく  うらやましいのはアマリリス 自由に咲いて自由に散れる 私ときたら愛をなくして 血の気も失せた悲しみの中 それでも生きてゆくのです  風は花粉を運んでゆくのに 人の心は動きもしないの おしべは苦い紅茶のみほし めしべはスプーンみつめて泣いてる  あざやかすぎるアマリリス 私の影がこんなにうすい あなたときたら紺のセーター 夜より青いつめたさの中 ためいきばかり舞うのです  ねたんでしまうアマリリス あなたの指がクキを手折った 私ときたら背が折れるほど つつまれた日も思い出の中 静かに椅子をたつのです
CHECK OUT LOVE山口百恵山口百恵松本隆加藤ヒロシだってあなたはニュース・ペイパー広げ 私 紅茶のさめてく色見てた ため息ひとつで心はさざ波 無口な時間がロビーに漂よう  涙と笑顔が隣りあわせって はじめて私は知ったのよ  チェック・アウト・ラブ あー二人 時計の針は朝十時 チェック・アウト・ラブ どうすれば 愛を清算できますか  だって涙のしみた手紙なんて まさかあなたに手渡せないでしょう 切手もはらない絵葉書一枚 あなたの鞄のすき間にかくした  ハローとグッバイかんたんすぎる 言葉に人は惑うのね  チェック・アウト・ラブ あー二人 失くしたものが多すぎる チェック・アウト・ラブ どうすれば 愛を清算できますか  ハローとグッバイ繰り返し 回転ドアはまわります  チェック・アウト・ラブ あー二人 ここから何処へ旅立ちますか チェック・アウト・ラブ どうすれば 愛を清算できますか
嵐ヶ丘山口百恵山口百恵松本隆加藤ヒロシ人が忘れた草原は 風の暴れる風景画 なびいた草の波模様 私の髪が舞うのです  音沙汰なしの時の流れを あなたの影が近づいて来る  フォー・エヴァー フォー・エヴァー 愛は変わらぬ永遠のもの そう教えたのは誰ですか  つづれに折れる丘の道 息を切らしてさすらうの 拾い集めた想い出が 胸にずっしり重いから  あきらめ悪い私の日々を あなたの影が横切って行く  フォー・エヴァー フォー・エヴァー 愛は変わらぬ永遠のもの 信じさせたのは誰ですか  まぶしい夏のゆらめきの中 あなたの影が遠ざかってく  フォー・エヴァー フォー・エヴァー 愛は変わらぬ永遠のもの 待ち続けるのは誰ですか
好きよキャプテンW(ダブルユー)W(ダブルユー)松本隆森田公一酒井ミキオ好きよ好きよ キャプテン テニス焼けの 笑顔 遠い町へ行ってもう帰らないの  教室から見つめたの テニス・ボール打つ姿 汗にまみれた胸が とても眩しかったのよ 今日もひとりたたずめば 肩をポンと叩かれて 涙拭けって優しい声 今も聞こえそう  好きよ好きよ キャプテン 長い髪が似合う 私あこがれてた ひとつ上級生  練習あと校庭で待ちあわせた イチョウの木 ラケット胸に彼と二人 夕陽を見たわ また逢う日もあるだろうと白い歯みせ笑ってた 兄貴のようにおでこにキスさよならをしたの  好きよ好きよ キャプテン 忘れないわきっと 生きることと恋を教えてくれたの  好きよ好きよ キャプテン 忘れないわきっと 生きることと恋を教えてくれたの
イマージュ木之内みどり木之内みどり松本隆谷山浩子夜明け前の透きとおる風 あなたは曲りくねる道を走り去るのよ 追いかけても私は裸足 いばらの枝が髪や胸を傷つけるの  恋はあやふやなイマージュ 心に揺れ動くの  くちびるは今もあなたからの キスに色づくのに ああそれはイマージュ イマージュ イマージュ 夢の中の話  茜色の朝焼け雲が 答えの出ない愛を不意に辛くさせるの 出来るならば小鳥になって 痛めた羽が折れるまでもあなた追うわ  恋はあざやかなイマージュ 振られても片想い  指さきが胸に触れただけで 薔薇になれた私 ああそれはイマージュ イマージュ イマージュ 夢に生きた二人  恋は不確かなイマージュ 失われやすいもの  ぬくもりの形だけが残る 朝のベッドの中 ああ恋はイマージュ イマージュ イマージュ 夢が醒めて一人
指切りPIZZICATO FIVEPIZZICATO FIVE松本隆大瀧詠一きみはとても鋭い爪で 蜜柑の皮をむいているけど 話はいつも尻切れ蜻虫 どうだいぼくと指切りしないか 約束なんて何もないけど  きみはとてもつまらなそうに 花びらをちぎっているけど 話はいつも冬枯れたまま  どうだいぼくと指切りしないか 約束なんて何もないけど  きみの髪は短かすぎるし ぼくの嘘は白すぎる それにぼくらはちょっと 喋りつかれただけさ
No.1松田聖子松田聖子松本隆Steve Kipner・Paul BlissDAVID FOSTER・PAUL COOPER熱帯魚のような水着 青いSwimming Pool 泳ぐたびに あなたの瞳に胸を射抜かれ 痛いわ Who's Your No. 1 No.1 Tell Me Who, Who's Your No.1  1 2 3 4 誰が 1 2 3 4 1番なの Who's Your No.1 Love  1 2 3 4 誰が 1 2 3 4 1番なの Who's Your No.1 Love  長めの髪をかきあげるたび 隣のパラソルの美女が振り向く 嫉妬のバリア張り巡らして 油断も隙も見せちゃだめよ Who's Your No.1  1 2 3 4 誰が 1 2 3 4 1番なの Who's Your No.1 Love  1 2 3 4 誰が 1 2 3 4 1番なの Who's Your No.1 Love  瞳に私を映してて 心に手錠かけたいわ よそ見しないでささやいて 誰よりもかわいいと言って Who's Your No.1  誰よりもかわいいと言って Who's Your No.1  熱帯魚のような水着 青いSwimming Pool 泳ぐたびに あなたの瞳に胸を射抜かれ 痛いわ Who's Your No. 1 No. 1 Tell Me Who, Who's Your No. 1 No. 1 Tell Me Who, Who's Your No. 1 No. 1 Tell Me Who, Who's Your No. 1 No. 1 Tell Me Who, Who's Your No. 1  1 2 3 4 誰が 1 2 3 4 1番なの Who's Your No.1  1 2 3 4 誰が 1 2 3 4 1番なの Who's Your No.1
ベルベット・フラワー松田聖子松田聖子松本隆三谷泰弘笹路正徳草花も呼吸してるのね 蜜蜂が舞う街角 行かないで 叫びたいけれど つぶやきは逆にサヨナラ  好きなのに素直に言えない 心の壁にじゃまされて 何故かしら あなたの前だと 冷たい態度しちゃうの  黒い上着はベルベット 袖をつまんで歩きたい だけど時間はさりげなく 愛をかわして過ぎるだけ  風に飛ぶ自由な花粉を うらやんでみても哀しい  肩寄せてあと1ミリだけ 近寄ればすぐ触れるのに その距離を埋められないまま よそゆき顔で別れる  黒い上着はベルベット 少し端切れをもらえたら 私 想い出飾るため リボンの花を作るでしょう  黒い上着はベルベット 袖をつまんで歩きたい だけど時間はさりげなく 愛をかわして過ぎるだけ  黒い上着はベルベット 少し端切れをもらえたら 私 想い出飾るため リボンの花を作るでしょう
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
硝子のプリズム松田聖子松田聖子松本隆細野晴臣細野晴臣・松任谷正隆さよならって言葉 普通っぽいし 握手も嫌みたい そらぞらしくて 助手席になじんだ身体のライン 明日からあの娘が脚を組むのね 私よりKISSが上手? そんなこと聞けるわけないね 硝子のプリズム あなたとあの娘と私 硝子のプリズム 綺麗な三角形ね 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 もう…屈折しそう  仇名で呼びあった二人なのにね 名前に「さん」をつける距離が哀しい 歩道橋のところで車を止めて 駅まで歩いたら電車で帰る あの娘にささやかれると ときめくの? あの頃みたいに 硝子のプリズム 涙と吐息とジェラシー 硝子のプリズム 陽射しが海に傾く 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 もう…屈折しそう  懐かしいペアのTシャツ あの娘とのデートに着ないで 硝子のプリズム あなたとあの娘と私 硝子のプリズム 綺麗な三角形ね 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 もう…屈折しそう
夏服のイヴ松田聖子松田聖子松本隆日野皓正笹路正徳息をひそめて私待ってた あなたの背中へと 太陽が沈むまで  抱き寄せる手の力強さを 今は信じたくて眼を閉じる  夏服のイヴ あなたとなら どこまでも走れるわ 楽園から追い出された 恋人たちのように  倖せにして 世界中から うらやまれるほどに抱きしめて  夏服のイヴ 薄いシャツが 揺れる鼓動伝える 選んだから悔やまないわ もし不幸になっても  青春の中 振り向いた時 一番美しい夏にして  夏服のイヴ あなたとなら どこまでも走れるわ 楽園から追い出された 恋人たちのように…
いじっぱりな私木之内みどり木之内みどり松本隆財津和夫あゝ今は誰にも 逢いたくはない そんな私だから あゝ頬の涙は 今は誰にも 見られたくないの  思いがけないあなたの電話 途中で切ってごめんなさいね 忘れたはずの優しい声に 涙で何もこたえられない  も一度僕とお茶飲もうって うれしいけれど遅すぎました 編みかけセーターほどいた日まで その一言を待っていたのに  あゝ今は誰にも 逢いたくはない そんな私だから あゝ頬の涙は 今は誰にも 見られたくないの  少女漫画によくある話 そう友達はなぐさめるけど 街で他の娘 連れてたあなた 許せなかった いじっぱりです  本を読んでも字がかすんでる ラジオ聴いても耳すり抜ける この悲しみがうすれるまでは 部屋にカギかけとじこもります  あゝ今は誰にも 逢いたくはない そんな私だから あゝ頬の涙は 今は誰にも 見られたくないの  あゝ今は誰にも 逢いたくはない そんな私だから あゝ頬の涙は 今は誰にも 見られたくないの
エスメラルダジュディ・オングジュディ・オング松本隆佐藤隆砂漠を横切る月はコヨーテ お前の吐息はサテンの刺繍 生きてる辛さを忘れるくらいに 激しくKissしてエスメラルダ  国境の南の町 夜が明ければ 眠るお前を残してバスに乗るつもり 絹の素肌に冷たいエメラルド これをお前に贈りたくって 危ない橋を渡った馬鹿な男さ  メキシコ柄の絨毯を 転げまわって愛しあう すべて知っているのか 何も言わない背中だけふるえてた 砂漠を横切る月はコヨーテ  お前の吐息はサテンの刺繍 生きてる辛さを忘れるくらいに 激しくKissしてエスメラルダ  精一杯俺たちは生きてきたけれど 硝子とメッキの指輪 それしか買えない 音の外れたギターを弾くような 人生なんて逃げ出したくて バンダナで顔隠した無法者だよ  肩にくいこむ爪が言う 血が滲むほど愛してる 明日になりゃ国中から 追われる奴さ 忘れてもいいんだよ  砂漠を横切る月はコヨーテ お前の吐息はサテンの刺繍 生きてる辛さを忘れるくらいに 激しくKissしてエスメラルダ
花一色~野菊のささやき~松田聖子松田聖子松本隆財津和夫瀬尾一三黄昏は花の色 ひそやかな心の色 逢いたくて逢えなくて 静めても騒ぐ気持 人の夢とペンで書けば 儚いって読むのですね 好きでした好きでした あなたへの花一色  野菊手に駆け寄った 夏の日はもう陽炎 幸(さち)薄い命だけ 吐く息で揺らすように 哀しみへと嫁いでゆく 私の瞳(め)に涙の河 泣きました泣きました あなたへの花一色  人の夢とペンで書けば 儚いって読むのですね 好きでした好きでした あなたへの花一色
バチェラー・ガール大滝詠一大滝詠一松本隆大瀧詠一雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl  向いあう傘の中 君は横に首を振った これ以上逢えないと 予想通りの辛い答えさ すれ違うバスが 水たまりはねてく  雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤を叩くよ My Bachelor Girl  顔色も変えないね くずれかけたぼくを見ても 冷ややかなやさしさの 裏に別れを用意してたね 雨雲の裏の青空は見えない  雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl  君が欲しいと つぶやくだけで すべてなくした でも言わずにはいられなかった  淋しい  雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤を叩くよ My Bachelor Girl  忘れるよ 二人には小さすぎたぼくの傘 どしゃ降りに 消えていく 君の強い 背中 きっと きっと 忘れるさ
ペパーミント・ブルー大滝詠一大滝詠一松本隆大瀧詠一眠るような陽を浴びて 君はブロンズ色 南向きのベランダで 海を眺めている  やわらかな前髪のカール 憂いがちな眼を隠す 風はペパーミント ブルーのソーダが 指先に揺れている 斜め横の椅子を選ぶのは この角度からの君が とても綺麗だから  黙りこんだ貝殻が 深みできらめくよ そう 大事なこと ぼくはまだ 話し忘れてたよ  沖をゆく客船の汽笛 旅に誘っても ここを動かない 風はペパーミント 想い出の日々が グラスからはじけてる 旧い歌の低いハミングに 口笛でハーモニー 重なる音が溶けて消える  波は時を砂に変え 寄せる…やさしく…  そんな風にぼくたちも 愛せたらいいのに 水のように透明な 心ならいいのに  抱きしめた両手から逃げる 灼きすぎて痛いわって  風はペパーミント ブルーのソーダが 指先に揺れている 空も海も遠のいてゆくよ 君のはにかんだ 笑顔だけを残して
フィヨルドの少女大滝詠一大滝詠一松本隆大瀧詠一氷河がきらめいている 夜明けの色をちりばめて  童話のような街に 訪ねて来たのにすれ違い  三日も前に 雪の汽車で消えたのさ  うわさの糸が切れて 行方を知っている人もない  あの娘は友だちさえ 作らないよと誰か言う  あの娘を人嫌いに させたあやまちはぼくにある  昔のままの 黒いコートを着てるのか  子供の雪つぶてが 薄いガラス窓こわしたよ  三日も前に 雪の汽車で消えたのさ  南へ向ったのか それとももっと遠い北の街  吹雪が急に止んで 遠い岬まで晴れてゆく  心にささった氷の 破片が溶けてゆく
海が泣いている太田裕美太田裕美松本隆筒美京平萩田光雄海が泣いている 生きもののように 黒馬のように走る波 潮風にしめる煙草を放ると 振り向くあなたのこわい顔 黙りこくった冬の浜辺を 黙りこくった時が横切る あなたが言えない言葉が聞こえるわ いいのよ そんなに苦しまないで そんなに自分を責めないで プラトニック  風が荒れている 油絵のように 黒雲は空に渦を巻く 口先の愛で器用に遊べる 人ではないから苦しそう そっぽ向いた腕の透き間を そっぽ向いた小鳥が飛び立つ あんまり真面目に悩んでいるから わざと惨酷に いま知らん顔 いいのよ そんなに苦しまないで そんなに自分を責めないで プラトニック  心それだけで 人は愛せるの? たよりなく揺れる心でも 今そっと肩を抱きしめられたら 心は身体に溶けるのに 何事もなく海は静まり 何事もなく二人帰るの 自然の流れに小舟を浮かべて きっといつの日か そうその日に いいのよ そんなに苦しまないで そんなに自分を責めないで プラトニック
ブルー・ベイビー・ブルー太田裕美太田裕美松本隆大瀧詠一元気だせよ Baby Blue 淋しそうな Baby Blue もしかすると Baby Blue まだ君のこと……過ぎた事だね  別れた日から 君なんて忘れようと 胸を痛めて来たよ  昔のように寄りそって歩きたい たとえ その道が行き止まりでも  雨がふるよ Baby Blue 風がふくよ Baby Blue もしかすると Baby Blue まだ君のこと……過ぎた事だね  線路の上に縛られているようさ ぼくを救けてくれ  誰かと君が 結婚をしてくれりや たぶん今よりも 楽になれるさ  流れ去った時を恨んで 君の冷い仕打ち みんな許せる  独り言さ Baby Blue 忘れてくれ Baby Blue もしかすると Baby Blue まだ君のこと……過ぎた事だね  元気だせよ Baby Blue 淋しそうな Baby Blue …………
Tシャツに口紅ゴスペラーズゴスペラーズ松本隆大瀧詠一夜明けだね 青から赤へ 色うつろう空 お前を抱きしめて  別れるの?って 真剣に聞くなよ でも波の音が やけに静かすぎるね  色褪せたTシャツに口紅 泣かない君が 泣けない俺を 見つめる 鴎が驚いたように 埠頭から翔び立つ  つきあって長いんだから もうかくせないね 心に射した影  みんな夢だよ 今を生きるだけで ほら息が切れて 明日なんか見えない  色褪せたTシャツに口紅 黙った君が 黙った俺を 叩いた 仔犬が不思議な眼をして 振り向いて見てたよ  朝陽が星を塗りつぶす 俺たちを残して  これ以上君を不幸に 俺 出来ないよと ボツリと呟けば  不幸の意味を知っているの?なんて ふと顔をあげて なじるように言ったね  色褪せたTシャツに口紅 泣かない君が 泣けない俺を 見つめる 鴎が空へ 翔び立つ 動かない俺たちを 俺たちを 残して
レースのカーディガン坂上香織坂上香織松本隆来生たかお萩田光雄サヨナラという駅から 未来の汽車が旅立つ 想い出ってレールあとにして  君はホームのはしまで 声にならない言葉を 叫びながら列車を追ったね  旅の終わった場所が 新しい始発駅 握手した手の中に薄い紙のチケット  もう泣かないで ぼくが言うと その濡れた頬 君は拭いた レースのカーディガン  半年過ぎて都会の 暮らしに肌もなじんだ でも時々 君の夢見るよ  季節を渡る汽車に 終着駅はないよ 振り向けばレールだけ君に続いてる  もう泣かないで 君は夢で ぼくの涙も拭いてくれた レースのカーディガン  大事な何かを失うたびに 人って大人に変わるんだね  旅の終わった場所が 新しい始発駅 君だって別の人探して生きてる  もう泣かないよ ひきだしには あの日のきみがたたんである レースのカーディガン レースのカーディガン
真冬物語堀込泰行(キリンジ)・畠山美由紀・ハナレグミ堀込泰行(キリンジ)・畠山美由紀・ハナレグミ松本隆松任谷由実冨田恵一観覧車が円描くと 降り出すよ 粉雪 街の屋根に白が散って 万華鏡のようさ  キスの途中 君は抱きかえさず もうなんだか楽しくなれないの そうつぶやいた  白いフリースの マフラー深々と 半分顔をかくし ぼくをじっと見てた 冬の花火だね 不意の明るさが 瞳にあふれそうな 涙に反射した  不協和音弾いたみたい こんなそばにいても 銀河系の遙か彼方 すれ違うようだね  レストランの予約取り消さなきゃ そんなことに思い悩むぼくが 嫌われたんだ  白いフリースの 白の残像が 冷たい雪になって 痛みを麻痺させる 駅に送るって 腕をふりほどき ケーキの箱を抱いた 人の群れに溶けた  Da li la li la…  …嫌われたんだ  白いフリースの マフラー深々と 半分顔をかくし ぼくをじっと見てた 冬の花火だね 不意の明るさが 瞳にあふれそうな 涙に反射した
瞳はダイアモンド松任谷由実松任谷由実松本隆呉田軽穂リッキー・ピーターソン(愛してたって言わないで……)  映画色の街 美しい日々が 切れ切れに映る いつ過去形に変わったの?  あなたの傘から飛びだしたシグナル 背中に感じた 追いかけてくれる優しさも無い  Ah 泣かないで MEMORIES 幾千粒の雨の矢たち 見上げながら うるんだ 瞳はダイアモンド  哀しいうわさも微笑(わら)い飛ばしたの あなたに限って 裏切ることはないわって…  でもあなたの眼を覗きこんだ時 黒い雨雲が 二人の青空 消すのが見えた  Ah 揺れないで MEMORIES 時の流れが傷つけても 傷つかない心は 小さなダイアモンド  Ah 泣かないで MEMORIES 私はもっと強いはずよ でもあふれて止まらぬ 涙はダイアモンド
Woman~Wの悲劇より~松任谷由実松任谷由実松本隆呉田軽穂リッキー・ピーターソンもう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね  もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が……  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片(かけら)  もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は……  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町  行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの
ザブウェイ特急矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉地下鉄には淋しい顔の奴らが 肩を並べてすわっている 背中に暮らしを引きずりながら 奴らは寝ぐらに帰るただそれだけ エリナーリグビィーは そう教会で死んだそうだぜ でも俺は畳じゃしなねえぞ ガラスの向こうは何も見えない闇だぜ 何かを見つけに行くんだ Au!  ジェームス・ボンドは そう髪の毛がはげるまでも 長生きなんて 様にはならねえぜ 聞こえないぜそんな小声でびくびく 地下鉄みたいに吠えてみろよ あの娘が待ってる駅は素通りするのさ まだしばられるには早すぎるぜ ジェームス・ディーンはそう立ちふさがる 白いカベに ただ一人 命を燃やしたよ ヤミに向って突走るのさ 何処までも ホームのあの娘に HELLO GOOD-BYE Come on… ジェームス・ディーンはそう立ちふさがる 白いカベに ただ一人 命を燃やしたよ ヤミに向って突走るのさ 何処までも ホームのあの娘に HELLO GOOD-BYE 
ときめきのリズム川村結花川村結花松本隆川村結花川村結花・深澤秀行うれしいと君の名を呼ぶ それだけで不思議に胸がキュンとなる 優しさの色は何色 君の瞳(め)の奥に光った空の色  楽しい瞬間(とき)のフォトグラフ そっと重ねてぼくたちの物語(ストーリー)  ときめきのリズム 夢中な気持ちが ビーズ玉のように飛び散るよ ときめきのリズム 言葉より先に 心が踊り出す 聴いて 愛の鼓動  雨の日は傘に入れてよ 風の日は僕の背中に隠れなよ 「君が好き」 そんな普通の 言葉でも必死に言えば伝わるね  同じ時代に生きている その運命の偶然に感謝して  ときめきのリズム 幸福(しあわせ)の涙 そっと指で拭い微笑んで ときめきのリズム 身体(からだ)より先に 心が踊り出す 聴いて 愛の鼓動
スローなブギにしてくれ(I want you)中森明菜中森明菜松本隆南佳孝千住明Want you 俺の肩を抱きしめてくれ 生き急いだ男の 夢を憐れんで  Want you 焦らずに知り合いたいね マッチひとつ摺って 顔を見せてくれ  人生はゲーム 誰れも自分を 愛しているだけの 悲しいゲームさ  Want you 弱いとこを見せちまったね 強いジンのせいさ おまえが欲しい  人生はゲーム 互いの傷を 慰め合えれば 答えはいらない  Want you I want you 俺の肩を抱きしめてくれ 理由なんかないさ おまえが欲しい おまえが欲しい
SWEET MEMORIES桂銀淑桂銀淑松本隆大村雅朗川村栄二なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの  「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 SWEET MEMORIES  あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 SWEET MEMORIES  SWEET MEMORIES
アキラのさらばシベリア鉄道小林旭小林旭松本隆大瀧詠一若草恵哀しみの裏側に 何があるの 涙さえも氷りつく 白い氷原 誰でも心に冬を かくしてると 言うけど あなた以上 冷ややかな 人はいない  君の手紙 読み終えて 切手を見た スタンプには ロシア語の 小さな文字 独りで決めた別れを 責める言葉探して 不意に北の空を追う  伝えておくれ 十二月の旅人よ いついついつまでも 待っていると  この線路の向こうには 何があるの 雪に迷うトナカイの 哀しい瞳 答えを出さない人に ついてゆくのに疲れて 行き先さえ無い明日に 飛び乗ったの  僕は照れて 愛という 言葉が言えず 君は近視まなざしを 読みとれない 疑うことを覚えて 人は生きてゆくなら 不意に愛の意味を知る  伝えておくれ 十二月の旅人よ いついついつまでも 待っていると
瑠璃色の地球澤田知可子澤田知可子松本隆平井夏美小野澤篤夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた  悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球  泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい  争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず  ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人  ひとつしかない 私たちの星を守りたい  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球  瑠璃色の地球 瑠璃色の地球
木綿のハンカチーフチェリッシュチェリッシュ松本隆筒美京平恋人よ 僕は旅立つ 東へと 向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえあなた私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ 都会ではやりの 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ星のダイヤも 海に眠る真珠も きっとあなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で 口紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日愉快に 過す街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ涙拭く木綿の ハンカチーフください ハンカチーフください
さいごの抱擁クミコクミコ松本隆平井夏美島健いつか生まれ変わって 見も知らぬ他人になって 出逢っても またあなたを 好きになりそうね  抱擁して 離れかけたら また不意に力をこめた あのとき私は 愛されてたと知った  岩に割かれた水が いつの日か溶けあうように 時の河 その流れを 見つめて生きよう  抱擁して雨に打たれて 目を閉じた最後の2秒 このまま動かぬ 石像になりたくて  別れ際の優しさなんて 冷たいより残酷な夢だって思う  抱擁して雨に打たれて 目を閉じた最後の2秒 このまま動かぬ 石像になりたくて 石像になれなくて
薄荷キャンディーPLATINA LYLICKinKi KidsPLATINA LYLICKinKi Kids松本隆Fredrik Hult・Ola Larsson・Oystein Grindheim・Henning HartungOystein Grindheim・Ola Larsson・Fredrik Hult・Henning Hartung静かに満ちてくる 波のつづれ織り 何度も泣かせたね ごめん  飴玉 持ってないかな? これが最後なの 白い歯 舌見せて 微笑(わら)う  君しか You're the one 見えない For love and one ほんとだよ 薄荷(ハッカ)の匂いの運命のひとさ ぼくの瞳(め)は 君しか映らない  ごらんよ あの光る星 北極星だよ 横には三日月の 小舟  心の計算機 そんなものないわ 無邪気に言い切った 君  I found my way  可愛い You're the one くせして For love and one 芯がある 未来を預ける価値のあるひとさ 嘘じゃない 君しか映らない  涼しい海風に このまま抱かれて  君だけ… You're the one For love and one 君だけがぼくが選ぶひと 竜巻みたいな時代に生きても 君となら 上手にやれるさ  君しか You're the one 見えない For love and one ほんとだよ 薄荷(ハッカ)の匂いの運命のひとさ ぼくの瞳(め)は 君しか映らない 君しか映らない
バス通り裏森山良子森山良子松本隆財津和夫瀬尾一三紙芝居屋が帰った町に 豆腐屋さんの笛が響いた 夕飯刻きは近所の人が テレビヂョンに集まったのよ  力道山が空手チョップで 画面の中で暴れすぎると 故障をしちゃう白黒テレビ 父はげんこで叩いたものよ  遠足へゆく前の日だから 母はカタコト ミシンを踏んだ いつも姉貴のおさがりばかり 私は頬をふくらませてた  まだ暖いコロッケメンチ そんな貧しいおかずだけれど 父の駄洒落に母が笑って そんな楽しい団欒だった  月日は流れ姉は嫁いで 父はそれから無口になった 明日は私の結婚式ね 佳み慣れたこの家を出る番  母の自慢の御馳走まえに ありがとうって頭をさげた 頬の涙を見せたくなくて 私は顔をあげられないの  裸電球揺れる茶の間に もう一度だけ戻りたいのよ 時代は移り変わったけれど あの暖さ忘れられない  時代は移り変わったけれど 心に残るバス通り裏…
プライベート・レッスン芳本美代子芳本美代子松本隆井上大輔海のシグナル並んで車に いやよ 負けないでネってせがんだ 勝てばごほうびの Kiss おでこにChu Chu Chu ちょっと勝ち気な私の性格 だめね ついつい表にでちゃうの 内気で可愛い娘と 誤解されてるのに Teach Me 愛の意味を教えて Teach Me 辞書に書いてない本当のこと Lesson1 何故こんなに胸が せつないビート打つの? 何故瞳を見ると 気持ちがショートするの? 恋のプライベート・レッスン  波のシンバル 背中にまわした ぎこちない手がほんのりうれしい 映画のシーンみたいね ハートが キュン キュン キュン 本で仕入れた 知識じゃそろそろ Kissを迫られる頃よ 不思議ね その気の無いポーズで 小石投げるだけ Teach Me 誰も教えてくれない Teach Me 愛は自分で学ぶものなの Lesson2 何故砂に名前を しるせば せつないのよ 何故指が 触れても 心が痛くなるの? 恋のプライベート・レッスン  赤い夕陽が波間に沈んで 星のシャンデリアだけがきらめく このまま帰るつもり? どうするつもりなの? 誰か恋の 誰か恋の 参考書を貸して
白いバスケット・シューズ芳本美代子芳本美代子松本隆井上大輔春の風が冷たくて 借りたの スタジアム・ジャンパー 風邪ひいても しらなくてよ やさしすぎるわ あなたの手にぶらさがり 海を見てはしゃいだ 男らしいとこを見せて 点かせぐのね 眼をとじて 10秒待ったのに にぶい人ね もっと他の恋人たち 進んでる  Kiss me darling 渚色の砂丘を逃げるわ 早くつかまえてね 白いバスケット・シューズ  心のハープを かきならして…  赤く錆びたGTの 屋根によじのぼって 沖のヨットかぞえながら 頬をよせたの ジョーク言えば しらけるし 話題も月並ね でもあなたの顔見てると 退屈しない 好きなのよ 強気にうちあけてしまおうかな だって男の子最近 遅れてる  Kiss me darling 砂にカーヴ描くあしあと つかずはなれずなの ペアのバスケット・シューズ  Kiss me darling 渚色の砂丘を逃げるわ 早くつかまえてね 白いバスケット・シューズ
雨のハイスクール芳本美代子芳本美代子松本隆財津和夫Rainy day 見つめてたの Rainy day あなたのこと 青くにじむ雨のハイスクール  静かすぎる図書館で 口説くなんて馬鹿ね ほらみんなジロッと見る どうするつもりよ 傘にかくれながら 急に秘密の Kiss 腕を振りはらって 逃げた私  Rainy day 水のように Rainy day 流れる愛 白く煙る雨のハイスクール  振られたよと 友だちに 言いふらした あなた 不意打ちにびっくりした それだけなのにね クラス中の人が 見てる前でいいわ 頬に Kissをしよう でもね 無理ね  Rainy day 見つめてたの Rainy day あなたのこと 青くにじむ雨のハイスクール  横切る傘の波 赤い傘がポツン 揺れる瞳見たら 声をかけて  Rainy day 水のように Rainy day 流れる愛 白く煙る雨のハイスクール
アプリコット・キッス芳本美代子芳本美代子松本隆宮城伸一郎Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ  バイクとめたブルーの海 風が強く吹きつけてた はしゃぎながら 振り返ると 真面目顔のあなたがいた Apricot Kiss 記憶が無いの 頭の中が空白よ 逃げようと したのに 無意識にまなざしの催眠術にかかって 動けないの不思議ね かなりショックよ  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ  帰り道の海のバイパス あなたの背に 抱きついてた ヘルメットで見えない顔 安心して泣いてたのに… Apricot Kiss あれから3日 電話も無いの心配よ 心がわりかしら 仲のいい人にも 相談出来ない じらさなきゃだめだと 馬鹿にされそう  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie ほんとよ  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ
少女恋唄浅田美代子浅田美代子松本隆三木たかしきっとあなたに渡そうと 白い鈴蘭抱いてます やるせないほど待ちました 小さな想いも乱れています  頬の紅さえさめました 花びらさえも日暮れ色 影をふみふみ待ちました あなたはあなたは来ないのですね  泣いたりしないと決めたのに 涙ふきますおさげ髪 きつくくちびる噛んだけど 恋する痛みは消えはしません
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
愛のナイチンゲール田村英里子田村英里子松本隆山口美央子井上鑑痛い痛いの 飛んで行けってね FU FU FU 天使のような息吹きかけてあげる FU FU  心を傷めた時は 私はすぐ呼んで 涙はよく効く薬 泣けばみんな忘れる  胸に手をあて 鼓動聞いたら 生きてるって歓びがあふれる  私 愛のナイチンゲール おでこに手をあてて 私 愛のナイチンゲール ずっとそばにいるから  痛い痛いの飛んで行けってね FU FU FU 白い包帯 心に巻いてあげる FU FU  サヨナラみたいな言葉 身体に毒だから 使用しすぎると危険 致命傷になるかも  ジンとしみても 我慢しなさい だって君は男の子なんでしょ  私 愛のナイチンゲール みんな傷ついてる 私 愛のナイチンゲール だから忙しいのよ  痛い痛いの飛んで行けってね FU FU FU 天使のような息吹きかけてあげる FU FU  私 愛のナイチンゲール おでこに手をあてて 私 愛のナイチンゲール ずっとそばにいるから
あなたと、熱帯MINAKO with WILD CATSMINAKO with WILD CATS松本隆忌野清志郎パラディグム・シフト私の名前は 密林の女王 私の名前は 密林の女王 百獣の王 ライオンも 子猫のようにひざまずく  あなたと熱帯 あなたと熱帯 あなたと熱帯 あなたと熱帯 怖がらないで そばにおいでよ うっとりする夢 見させてあげる  Hey Hey Hey (Hey Hey Hey) Hey Hey Hey Hey (Hey Hey Hey Hey)  私の名前は 密林の女王 囚われの身の 美少年 奴隷のように かわいがる  あなたと熱帯 あなたと熱帯 あなたと熱帯 あなたと熱帯 (ジャングルの中で)  あなたと熱帯 あなたと熱帯 あなたと熱帯 あなたと熱帯 (泉の岸で)  怖がらないで そばにおいでよ うっとりすること 教えてあげる  Hey Hey Hey (Hey Hey Hey) Hey Hey Hey Hey (Hey Hey Hey Hey)  Hey Hey Hey (Hey Hey Hey) Hey Hey Hey Hey (Hey Hey Hey Hey)  あなたと絶対 あなたと熱帯 あなたと絶対 あなたと熱帯  あなたと絶対 あなたと熱帯 あなたと絶対 あなたと熱帯  (Hey Hey Hey Hey Hey Hey Hey) (Hey Hey Hey Hey Hey Hey Hey) (Hey Hey Hey Hey Hey Hey Hey) (Hey Hey Hey Hey Hey Hey Hey) (Hey Hey Hey Hey Hey Hey Hey…)
Hey Space Baby!Original LoveOriginal Love松本隆田島貴男田島貴男錆の浮いた宇宙船に飛び乗り ワインレッドの夜明けへ 目が覚める頃は違う銀河さ  わりといい娘じゃん Space Baby! つぶらな瞳 Space Baby! うるむたび 心に痛い罪の意識 わりといい娘じゃん Space Baby! 開拓星の妖精 タマネギを作って一生暮らしたいと 思っちまったぜ 本気で  星を渡るカウボーイほど 孤独なものはない ジンの瓶振ってしずくを舐めた  草原に回る風車 肩寄せて何時間も 君を好きだよと言いかけると 唇を押さえて 嘘は嫌い  わりといい娘じゃん Space Baby! あどけない Space Baby! 後ろ髪ひかれる感じ 悪くないね わりといい娘じゃん Space Baby! 開拓星の妖精 タマネギを作って一生暮らしたいと 思っちまったぜ 本気で  Space Baby! Space Baby! Space Baby!
キャンディRetro G-StyleRetro G-Style松本隆原田真二Maestro-T・MASAYAキャンディ アイラブユー 目覚めてよ 窓を越えては僕は来た イバラに囲まれ眠る横顔を 揺り起こすのは風さ  キャンディ アイラブユー 許してよ ダイアモンドは持ってないけど 草の葉に光る朝のきらめきを 素肌にかけてあげる 僕は君の中溶けてゆく 寒い心 そのやさしい手で包んで… Umm キャンディ  君はぼくの中 ひとつだね 夢の渦に巻きこまれて舞い上がるよ アイラブユー  キャンディ アイラブユー 泣かないで 君が泣けば空も泣いちまう 誰も君の髪さわらせたくない 死ぬまでぼくのものさ 寒い心 そのやさしい手で包んで… Umm キャンディ  
赤いスイートピーSpringsSprings松本隆呉田軽穂春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ 煙草の匂いのシャツに そっと寄りそうから  何故知りあった日から 半年過ぎても あなたって手も握らない  I will follow you あなたについてゆきたい I will follow you ちょっぴり気が弱いけど 素敵な人だから  心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー  四月の雨に降られて 駅のベンチで二人 他に人影もなくて 不意に気まずくなる  何故あなたが時計を チラッと見るたび 泣きそうな気分になるの?  I will follow you 翼の生えたブーツで I will follow you あなたと同じ青春 走ってゆきたいの  線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー  好きよ 今日まで逢った誰より I will follow you あなたの生き方が好き このまま帰れない帰れない  心に春が来た日は 赤いスイートピー
女ともだち高田みづえ高田みづえ松本隆筒美京平あの人あなたとつきあいたいなんて 男のくせにもじもじしてね 心を直接言えない いくじなし かわりに私ここ迄来た訳  ねえ真知子どうおもう? ハンサムなんて縁遠いけど ポケットに優しさをつめてる人よ ねえ真知子どうおもう? そう聞きながら心が泣いた 本当はあの人を渡したくない 真知子  人目に言うほどあの人ワルじゃない いきがってても空いばりだけ 気になるあなたに意地悪したくなる 気持の綾をわかってあげてね  ねえ真知子どうおもう? うす笑みばかり振りまかないで あの人にいい返事聞かせてあげて ねえ真知子どうおもう? そう聞きながら ほんとは私 心から嫉けてるの気付かないのね 真知子  ねえ真知子どうおもう? もしその気なら 近くの店で あの人が待っている行ってあげなよ ねえ真知子どうおもう? 返事はいいわ 聞けば哀しい 邪魔者は消えるわね あとはお好きに 真知子
花しぐれ高田みづえ高田みづえ松本隆都倉俊一雨の街に呼び出されて 傘も持たずに飛んできた わたし髪を切りすぎたの まるで男の子みたいよ  水無月の雨の色 大粒の真珠なの 揺れる私の睫毛の先にも滲む  Flower Rain に濡れて 吐息の船にのり 見知らぬ街 あなたと漂うの  五月雨・春雨・長雨 雨にもいろいろあるけど 涙は拭くわ  あなたが手に抱いた薔薇も 雨に打たれてしおれてる 花の命 短いのを きっとあなたは知らないの  水無月の雨の色 くち紅の褪せぬ間に そっと乙女よ恋せと見つめて下さい  Flower Rain に濡れて 銀の細い糸が 理屈抜きに二人を絵にするの  五月雨・春雨・長雨 雨にもいろいろあるけど 涙は拭くわ
プラトニックつらぬいて坂上香織坂上香織松本隆後藤次利誰もいない海辺に あなたと二人 はしゃぎすぎた時が 静まる 無口になった瞳が なぜかこわいわ 空も海も波も遠のくの Ah 小指が触れても ショートしそうよ 愛が育つまで少し待って くちびるの砂粒 そっとはらって あなたの目の中の 私を見る  プラトニックをつらぬいてね 約束よ プラトニックでつらぬいてね あなたが好き  不意に降りだした雨 あわてて二人 道の車めがけ 走るの Ah そんな乱暴に 腕をひいたら 折れてしまいそう 優しくして 心が決めること その答えは 無限の波だけが 知ってるのかも  プラトニックをつらぬいてね 今はまだ プラトニックでつらぬいてね 痛いくらい  ほんとのこと言えば キスぐらいなら 許してもいいって 感じていた  プラトニックをつらぬいてね 約束よ プラトニックでつらぬいてね あなたが好き
リサの妖精伝説立花理佐立花理佐松本隆筒美京平Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita  ランプを小指でこすってごらん リボンをほどいた妖精が言う さあ飛び乗ってね 夢の飛行艇に  Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita  レモンをかじったあなたは少年 エメラルド色の剣をもってる ブルーの鏡にさあ飛びこみなさい  おいで理佐のフェアリー・テール 古い絵本の童話の世界 おいで理佐のフェアリー・テール 二人で一緒に冒険しよう  Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita  ハイヒール私失くしたみたい あなたも探して 優しい人ね プリズム色した綺麗な靴なのよ  ひざしはオレンジ 風はマロニエ いのちがほんのり色づいてくる てんごくみたいなあなたのあつい胸  おいで理佐のフェアリー・テール 切り裂いてみて魔女のタペストリィー おいで理佐のフェアリー・テール 二人で一緒に冒険しよう  Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita  おいで理佐のフェアリー・テール 古い絵本の童話の世界 おいで理佐のフェアリー・テール 二人で一緒に冒険しよう  Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita Sarina Bachita
刹那主義立花理佐立花理佐松本隆筒美京平志熊研三つまんない男が多すぎる 俺もそう? あなたは聞くけれど わかんない も少し深くまで 知りあえば答えが出るかもね  過去? 悪いけど忘れたわ 未来? 波にでも聞きなさい  Kiss Me Now シートをゆっくり倒せば Kiss Me Now 開いたルーフに星空 Kiss Me Now ひろがる宇宙は永遠 Kiss Me Now 私は渚の一粒 現在(いま)、瞬間(いま)、今だけ燃えればいいの それが私の愛しかた………刹那主義  マニキュアで遊んだ私の手 10色の違った色の爪 退屈な心の空白を 消せるならなんでもしてみせる  過去? 振り向くの嫌いなの 未来? 考えたこともない  Kiss Me Now ラジオのヴォリューム絞って Kiss Me Now 気分のスウィッチひねって Kiss Me Now 黙ってくちびるふさいで kiss Me Now 私の呼吸を止めてね 現在(いま)、瞬間(いま)、今だけよければいいの それが私の生きかたよ………刹那主義  Kiss Me Now シートをゆっくり倒せば Kiss Me Now 開いたルーフに星空 Kiss Me Now ひろがる宇宙は永遠 Kiss Me Now 私は渚の一粒 現在(いま)、瞬間(いま)、今だけ燃えればいいの それが私の愛しかた………刹那主義
内心、Thank YouThe 東南西北The 東南西北松本隆久保田洋司二人で 生きてゆけたら もう ぼくは 世界中 敵にまわしてもいいよ 悩む君の瞳に 内心、Thank You  風あたり強い坂道を のぼって あと5分だけ 一緒にいたいな そんなわがままも 内心、Sorry  三叉路で 見詰めあったまま 動けない 影ふたつ All I Can Say Is Thank You  しばらく 逢うのを 我慢してなんて 冷却期間 せがんだ君の 気持ちわかるから 内心、Thank You  このまま サヨナラに なってもいいよ 短いけど 素敵な日々を ぼくは忘れない 内心、Good-Bye  振られそうな 予感したから 覚悟だけ 出来てるよ All I Can Say Is Thank You  三叉路で 見詰めあったまま 動けない 影ふたつ All I Can Say Is Thank You
$百萬BABYJohnnyJohnny松本隆JohnnyI Love you I need you これが最後の賭けさ いいぜ お前のちょっと 淋しい目線が きらめいて 100萬ドルさ  遊びじゃないぜ いつもは軽く 口説ける俺が 今日に限って マジな気持ちさ ポーカーフェイス Coolな俺に グッとくるよな ウインク投げて 熱くさせるぜ OK?! 俺の胸の TURBO 火をはくぜ Baby OK?! 海沿いのサーキット とばそうぜ Baby  I Love you I need you これが最後の賭けさ いいぜ 俺から ハートで勝負してやる 星くずは 100萬ドルさ  群を離れた 狼だって 愛する人に めぐり逢えたら 優しくなるぜ 半端じゃないぜ ひざまづいても お前に好きと 言わせるまでは もう帰さない OK?! 港の見える丘で 抱きしめて Baby OK?! 言葉ならいらないぜ 目を閉じて Baby  I Love you I need you これが最後の賭けさ いいぜ 俺から ハートで勝負してやる 星くずは 100萬ドルさ  I Love you I need you これが最後の賭けさ いいぜ 俺から ハートで勝負してやる 星くずは 100萬ドルさ
ダンシング桑名正博桑名正博松本隆桑名正博桑名正博&ティアー・ドロップス踊っておくれ タンブリンを手に 薔薇の小枝くわえて 床ならしてくれよ ルビーの紅い星が 夜空をさす頃 夢の向こうから お前は俺を誘いに来るのか  Lonely feeling 見知らぬ楽隊(バンド)が 俺の耳もとを 横切って 取り囲む 寒い孤独を 吹き消してくれよ OSAKA CITY 夜はまだ優しさの 腕の中だよ  スカートの赤が風に翻り 拍車をかける 汗が光って とても素敵だ そうさ 今夜は熱い渦の中 OSAKA CITY 街の灯が 俺たちの夢の舞台さ そうさ 今夜は熱い渦の中 ……そうさ 今夜は熱い渦の中 ダンシング ダンシング……
セントラル パーク桑名正博桑名正博松本隆桑名正博桑名正博&ティアー・ドロップスそう8時に 逢って欲しい 人のざわめく 原宿セントラルパーク 珈琲皿の 音と影に 時をスプーンで混ぜて 俺は待つだろう  光る文字は カサブランカ 暗くて淋しい 胸にまたたくよ 遠く流れる アメリカン・チューン あの頃君が好きな イーグルスかい  空っぽだよね 俺たちは 何もないから愛だった ビルの谷間から 青空がのぞく ポッカリあいた 俺の心に似合いだね  騒がしいよね この店は 祭りみたいな 恋だった ピンボールマシーンの子守唄 転がるように 生きた心に似合いだね 転がるように 生きた心に似合いだね  そう8時に 待っているよ あの隅の椅子 原宿セントラルパーク
ロード・マシーン桑名正博桑名正博松本隆桑名正博桑名正博&ティアー・ドロップスあいつとなら うまく行きそうだ 窓辺に花を飾って 暮らせそうだ でも仲良く年齢(とし)をとるなんて 夢だぜ 旅に出る男の気持ちは ひきとめる女には謎さ だから今 別れの R&R  女の腕で 朝を迎えるな やさしさなどと 餓鬼の言葉を抱くな 地の果てまでつづく ハイウェイがよんでる やわらかなベッドで 死ねない ぬくもりの中では 死ねない 命ある限り R&R  ブレイク アウェイ 闇を抜ければ ブレイク アウェイ 何かに出会える 人生という名の 高速車線を ぶっちぎる奴だけが R&R  ブレイク アウェイ あいつもとびきり プレイク アウェイ いかした女さ  だけど隣り町に もっといい女が いそうな気がするから R&R  男らしさを 鞄につめこめ この堕落した 鎖をたち切れよ なよなよした恋に 左手で握手さ もう俺を 止めるものはない もう俺を 縛るものはない 魂は朝まで R&R  ロード・マシーン 魂よ ロード・マシーン 闇を渡れ  ロード・マシーン 魂よ ロード・マシーン 闇を渡れ
愛が私に教えてくれたこと松たか子松たか子松本隆堀込泰行佐橋佳幸低気圧 眉かげらせる 雲の客船 ハンドルに顔を伏せたら 泣きじゃくる夏 錐のように 痛い日々が心を 深く変えた 黙りこくってる海の三叉路 あなたは無言で 立ち去ってく でもいいのよ もう助手席で 甘えてるだけの 女の子じゃないし  運命を2等分して 分け合おうって 約束も宙に浮いたね 哀しい試練 サイド・ミラー 最後のキスが映る 目の錯覚ね 愛が教えるの 強く生きてと 誰によりかかる こともなしに わかっているわ 離ればなれに 生き続けたって 一生忘れない  くじけずに強く生きてと 誰によりかかる こともなしに わかっているわ 離ればなれに 生き続けたって 一生忘れない 愛が教えたこと 強く強く生きて
Clover松たか子松たか子松本隆松たか子佐橋佳幸海の濃紺が しみこんだシャツを着て 日傘くるり 草の波間を歩く  好きになれないと 止めるほど騒ぎ出す 波の迷宮 泳ぐ人影もない  四ツ葉のクローバー 指でつまみ なびいてみせたら 奇跡起きるかな? 潮騒のタンバリン  走る雲の影 ラムネ水飲むあなた 撫でるように 投げた視線の投げ輪  指の爪ほどの 可能性あるのなら 賭けてみよう これが私の未来  四ツ葉のクローバー 探しあてた 迷信だよって あなたは笑った 運命のタンバリン  四ツ葉のクローバー 挟む手帳 あなたと初めて キスした日付に  四ツ葉のクローバー 指でつまみ なびいてみせたら 奇跡起きるかな? 潮騒のタンバリン
眠りの森冨田ラボ冨田ラボ松本隆冨田恵一冨田恵一まどろんでるよ ぼくの手を枕に 痺れた手を1ミリずつそっと引き抜く  息が洩れるくちびるが可愛い 目覚めてると憎まれ口ばかりだけどね  自分の生き方貫く君は そう時には ぼくの魂を無意識のうちに 破くこともあるんだ  でもこうして眠りの森へ 彷徨う君はとても無防備 小舟に横たわってる 妖精のように… 流星雨の音が響いている  出逢った頃 距離なんてなかった 近づくほど遠のいてゆく君を感じた  負けず嫌いがね 二人もいると もう疲れる 弱さを見せあい かばいあえた時 それを愛と言うんだ  ほら寝言で何か言ってる 聞き取れなくて耳をすました 上下をする胸の線 たまらなく愛しい 流星雨の音が響いている  でもこうして眠りの森へ 彷徨う君はとても無防備 等身大の無邪気さ ほんとの君がここにいたんだ 小舟に横たわってる 妖精のように… 流星雨の音が響いている
海を渡る橋冨田ラボ冨田ラボ松本隆冨田恵一冨田恵一霧に浮かんだ海を渡る橋 君は背伸びして 向こう岸の 都会を見てる  引き止める気は不思議にしないよ 別れに似合った 言葉探し 結局黙った  駐車場の水銀灯さえ うなだれて濡れてる 君の明日が幸福なことを 祈っているよ  橋の上に 鳥は舞って 橋の下を 船が過ぎる 愛は粉々に崩れても  ピンと張ってる糸は切れやすい 間違い深せば ぼくも君も 真剣過ぎた  キリンみたい 巨大なクレーン 高速道路が 蛇のように螺旋を描いた 夜明けの街  君の影は 点になって 橋は宙に 聳えていた 時は遠ざかる絵のようだ  橋の上に 鳥は舞って 橋の下を 船が過ぎる 君の影は 点になって 橋は宙に 聳えていた 愛は粉々に崩れても  
君に、胸キュン。GOLD LYLICYMOGOLD LYLICYMO松本隆Y.M.O.君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる  さざ波のラインダンス 時間だけこわれてく まなざしのボルテージ 熱くしながら  君に胸キュン 夏の印画紙 太陽だけ焼きつけて 君に胸キュン ぼくはと言えば 柄にもなくプラトニック  心の距離を計る 罪つくりな潮風 眼を伏せた一瞬の せつなさがいい  CIAO BELLO' UNA NOTTE CON ME, CHE NE DICI? MI PIACI TANTO, VORREI VEDERE COSA SAI FARE AL LETTO. DAI VIENI A DIVERTIRTI CON ME.  君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ  伊太利亜の映画でも 見てるようだね  君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる  君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ 君に胸キュン 渚を走る 雲の影に包まれて  君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる
時代よ変われつみきみほつみきみほ松本隆細野晴臣たぶん死ぬのは怖くない ビルの屋上金網越えて 鳥になるのは簡単だけど 楽な答えを選ぶのはなぜか卑怯な気がするの  たぶん大人は嫌いなの 風も吹かないガラスの街を 制服のまま歩いていると 君、いくら?ってささやきが童話のように針をさす  甘ったれるんじゃないぜ 17才でも 17年分 生きる痛みは知っている  時代よ変われ 時代よ変われ 時代よ変われ 時代よ変われ 古い定規じゃ誰も私の 生命ははかれない  たぶん私は嘘つきよ 鏡の前で裸になって 上手く微笑む練習もする 女になんかなれないと尖った胸を抱きしめる  甘ったれるんじゃないぜ 教室の机 そんなつぶやきが ナイフの先で彫ってある  時代よ変われ 時代よ変われ 時代よ変われ 時代よ変われ あなたがよそ見しているうちに 景色は変わるはず  時代よ変われ 時代よ変われ 時代よ変われ 時代よ変われ 古い定規じゃ誰も私の 生命ははかれない
サヨナラのあくる日つみきみほつみきみほ松本隆細野晴臣心にけがをした後は 白い繃帯巻きましょう 胸をギュッて縛ったら 水もしたたる男の子  イバラで作った髪飾り 人なんか好きになるから バチがあたる  サヨナラのあくる日 私 毛布にくるまって サヨナラのあくる日 雨よ降れって祈ってた  振られたんだか振ったのか よくわかんない別れ方 許せないのはサヨナラと 肩たたく手の優しさよ  ダイヤの指輪があったなら 嘘っぽいガラスの心 傷つけたい  サヨナラのあくる日 私 涙ではれた目で サヨナラのあくる日 真っ青な空見上げてた  永遠に続く恋など ありゃしないって一人言  サヨナラのあくる日 私 毛布にくるまって サヨナラのあくる日 雨よ降れって祈ってた  サヨナラのあくる日…… サヨナラのあくる日……
SWEET MEMORIES伊東ゆかり伊東ゆかり松本隆大村雅朗上柴はじめなつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ 後戻りしたの  「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet Memories  Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much  あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 SWEET MEMORIES
人間は何て悲しいんだろうあのねのねあのねのね松本隆加藤和彦瀬尾一三今日と明日のすきまへと 横たわるのは辛いよね 二人の朝が来ないのに 君を抱くのは辛いよね 人間は何て悲しいんだろう 人間は何て悲しいんだろう 天井の木目を数えては 泣いてる君は不倖せ  君から先にさよならを 言わせたいから黙りこむ 君のきれいな爪がはう 青いたたみが黙りこむ 人間は何て悲しいんだろう 人間は何て悲しいんだろう 傷つけられるのが こわいから その前に君を傷つけた  人間は何て悲しいんだろう 人間は何て悲しいんだろう  今、別れるために出逢うより めぐり逢うために別れよう
赤いポシェット坂上香織坂上香織松本隆財津和夫風色の花が咲いてる 都会までさらっていって 春行きのバスが来るまで 停留所 離れて待った  好きだよとささやかれても うつむいて答えなかった 何もかも捨ててあなたと 生きれたら素敵でしょうね  赤いポシェット 手帳を出して ほんとの気持ち読ませたいけど でもだめね ハンカチを今日は 忘れてきたから  ハンサムなあなたのことを 都会の娘 ほっておかない わがままね 別れ際まで やきもちをやいてるなんて  おいでよとあなたが言えば 驚いた顔をしたまま 心だけバスに乗るはず 身体だけ置き去りにして  赤いポシェット 抱きしめながら サヨナラのキス おでこにされた 泣かないわ ハンカチを今日は 忘れてきたから  赤いポシェット バスに乗りこむ あなたの背中何度もぶった 肩ひもが切れて哀しみが 舗道に散らばる
愛染橋中森明菜中森明菜松本隆堀内孝雄千住明春一番が吹き荒れた後 花を敷いた路地へ 今日こそ返事聞かせてくれと 問いつめられそうで  あなた以上にやさしい人は いそうにもないけど 結婚なんて旧い言葉に 縛られたくなくて  橋の名は愛染橋 ほほえんで渡れば恋がかなう うつむけばそれきりとまどい橋  うちは淋しい女やからね 愛なんてよう知らん 時の流れも春のうららに 渡りたい 渡れない  髪の芯まで飽きられる日が 来ないとも限らず そしたらすぐに別れる勇気 ありそうでなさそで  橋の名は愛染橋 ただ一度渡ればもう戻れぬ 振り向けばそこから想い出橋  うちは愚かな女やからね 人生もよう知らん けれどあなたに手招きされて 渡りたい 渡れない
NORMA JEAN中森明菜中森明菜松本隆小室哲哉小室哲哉あなたの生まれた都会は硝子と鋼鉄の街 貧しい路地で石蹴りをした Wow Wow 黒いリムジンが来て 頬の汚れを拭き取り 綺麗な服に着せ替え 大人に変わった  あなたの育った国ではお金で自由が買える 夢にまでプライス・カードつけて Wow Wow スポット・ライトを浴びて宝石が煌めくたび 男たちがひざまづく女王に変わった  NORMA JEAN 偽りだらけの生涯 あなたの瞳に涙があふれる 幸福は買えない  誰か教えてよ あの無邪気な日に戻る方法を 汚れ知らぬ心で生きていた少女よ 幸福は買えない 絶対に買えない  あなたが生きてた時代は銀幕に記憶されて 名前は歴史に刻まれている Wow Wow 欲しいもの何もかも手にいれてきた人生 でもいちばん大切な何かを失くした  NORMA JEAN 愛だと信じて触れても 石ころみたいに光りが消えるの 幸福は買えない 絶対に買えない  NORMA JEAN 愛だと信じて触れても 石ころみたいに光りが消えるの 幸福は買えない (You Can't Buy Your Happiness And Love) 絶対に買えない (You Can't Buy Your Happiness And Love)  だけど私 あなたの生き方がわかるの 悲劇だっていいのよ 美しく生きたい だけど私 あなたの生き方がわかるの 悲劇だっていいのよ 美しく生きたい 幸福は買えない (You Can't Buy Your Happiness And Love) 絶対に買えない (You Can't Buy Your Happiness And Love)  (You Can't Buy Your Happiness And Love) (You Can't Buy Your Happiness And Love) 
黒薔薇中森明菜中森明菜松本隆OSNY MELOOSNY MELO脱いだハイヒール 思いきりあなたに投げて 桟橋にしゃがみこむ  別に振られて 泣くようなやわじゃないけど しみるよね 海の風  薔薇のような眼と おだてられてホロリ ついその気の 純情な捨て猫 爪立てるよ  (どうせ Lonely Black Rose 瞳は) 黒い薔薇のシャドウ (Lonely Black Rose 綺麗に) 咲いて散るわ (Lonely Black Rose 恋さえ) 刺激的な遊びなの  今夜のために着飾った黒いドレスも この愛の喪服なの  Black Rose I'm a lonely Lonely Black Rose Black Rose a lonely Lonely Black Rose 翳りゆく 花のよう  ベッドの中では 娼婦にさえなれた 同じことを 教えたのあの娘に 棘よさされ  (どうせ Lonely Black Rose 瞳は) 黒い薔薇のシャドウ (Lonely Black Rose 都会の) 女だから (Lonely Black Rose 涙は) ひとしずくも出ない (Lonely Black Rose 綺麗に) 咲いて散るわ  (どうせ Lonely Black Rose 瞳は) 黒い薔薇のシャドウ (Lonely Black Rose 都会の) 女だから (Lonely Black Rose 涙は) ひとしずくも出ない (Lonely Black Rose 綺麗に) 咲いて散るわ
愛撫GOLD LYLIC中森明菜GOLD LYLIC中森明菜松本隆小室哲哉小室哲哉絹の靴に金の刺繍糸 濡れた砂を駆け寄る はだけたシャツ 海は傾いて 指が肩にくいこむ  抱きしめてよ 不幸のかたちに 切り抜かれた心を 罪深さが炎を注いで 沈む夕陽 綺麗ね  愛さないでね 愛してないから 哀しい嘘がひとひら 戯れだっていくらだましても 眼差しは正直よ  Lonely Night 人は孤独な星 Lonely Night 瞬いて消える 短すぎる人生なら 眩しく燃えつきるまで生きたい Lonely Night 触れれば触れるほど Lonely Night 遠ざかる身体 だけどいいの 今はいいの 夜空を流れる流星になりたい  Touch Me, Touch Me, Touch Me Through The Night  めぐり逢ってしまったんだもの 戻せないの 時間は あなたの手の時計を外して 海に投げて沈めた  許さないでね 許してないから 憎むくらいに見つめて 柔らかな髪 撫でていた爪が 優しさで染まってく  Lonely Night 人は孤独な波 Lonely Night 寄せて返すだけ 逆らうほど沈みそうで あなたの背中にしがみついてた Lonely Night 探せば探すほど Lonely Night 見失う未来 だけどいいの 今はいいの 夜空を流れる流星になりたい  Touch Me, Touch Me, Touch Me Through The Night  Lonely Night 触れれば触れるほど Lonely Night 遠ざかる身体 だけどいいの 今はいいの 夜空を流れる流星になりたい  Touch Me, Touch Me, Touch Me Through The Night
約束原日出子原日出子松本隆筒美京平外は冬しぐれ 白い町 これが2杯目の ウィスキー・ソーダ すりきれたレコードが 時の流れを歌う  ひとり都会へと 流れ去り 風の手紙さえ 来ないけど 待っててと 言われたの なのに この店は 人影もない  針を止めた 腕の時計を 私の手に 残して これで愛は 永遠だよと めぐり逢う 日付けまで 決めたのに  あの人は あの人は来ないの  何か帰れない 事情でも…… 違う淋しさに 振られたの 荒れくるう 胸さわぎ 心ふたつに 割(さ)くの  ひとりフラフラと 店を出て やがてたどりつく 部屋のドア 友だちが 言うように あてもない恋は 捨ててしまおう  誰もいない部屋の電話が 何度も鳴り響いた 鍵を開けて 走り寄ったら 鳴り止んだ ベルの音 誰かしら  あの人に あの人に逢いたい  二時間後に 扉にノック 泣きはれた眼を 上げる 二年前の約束の日に やさしさが 花束を 抱いて来た  あの人の あの人の微笑
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
心に翼を下さいアグネス・チャンアグネス・チャン松本隆加瀬邦彦船山基紀朝を運ぶ小鳥たちは 涙なんか知らないはず 影を踏んでうつむいたら 青空さえも見えない 好きな人とはぐれた日も 今思えばめぐりあえる 生きることの大切さが わかりかけたみたい  もしも心に翼があったら 明日をめざして飛ぶわ もしも心に太陽あるなら 淋しい時でも微笑すぐにうかぶわ  雨に濡れて歩く町も 歌があれば楽しくなる 歌う事の大切さが わかりかけたみたい  もしも心に翼があったら 今すぐあなたに会える もしも心に太陽あるなら 悲しい時でも涙はすぐにかわくわ  もしも心に翼があったら 明日をめざして飛ぶわ もしも心に太陽あるなら 淋しい時でも微笑すぐにうかぶわ
はだしの冒険アグネス・チャンアグネス・チャン松本隆平尾昌晃馬飼野俊一水しぶきをあげて ほほえむあなたに 波に沈むふりをして 今しがみついた うそじゃないほんとよ 手がはなれてたら 私ひとり 悲しみにさらわれそうなの  愛は水の中に きらめいてる太陽よ ふたりぶんの手のひらなら すくいとれるのに  はだしで熱い砂 駆けてゆく私 早く早くつかまえて ふるえる気持を ふりむかなくたって 背中でわかるの ほらもうすぐ 幸せが私に追いつく  愛は水の中に きらめいてる太陽よ ふたりぶんの手のひらなら すくいとれるのに
ポケットいっぱいの秘密アグネス・チャンアグネス・チャン松本隆穂口雄右キヤラメル・ママ・東海林修ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  あなた 草のうえ ぐっすり眠ってた 寝顔 やさしくて 「好きよ」ってささやいたの  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  あなた 片目あけ 笑いだしちゃうの ずるい 眠ったふり わたしこまっちゃったな  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  わたし 草のうえ かけるおもいきり やだわ どうしましょ 空に逃げちゃいたいな  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの
ビートルズはもう聞かないガロガロ松本隆佐藤健ビートルズはもう聞かないなんて きみは言ってたね 吸えない煙草に火を点けて 涙もこぼさずに 出て行ったきみと 入れ違いに訪れた孤独 涙さえ見せてくれれば 引きとめられたのに さよならきみと過した日々よ 燃えつきた愛の重さ ただそれがふたりの真実さ ビートルズはもう聞かないなんて きみは言ってたね すりきれたレコードだけが 悲しみ廻してる  素顔のきみがああ好きだったのに くち紅つけてたね 過ぎゆく季節がきみを変え ぼくをも変えたのか さよならぼくの短い春よ ポスターのあとも今はただ壁の白さが眼に沁みる ビートルズはもう聞かないなんて きみは言ってたね すりきれたレコードだけが 悲しみ廻してる
be with YOUPSY・SPSY・S松本隆松浦雅也PSYCHIC 風の粒子に姿を変えて いつもあなたのそばにいる 不思議な感じ PSYCHIC 愛は見えない電気の火花 いつもあなたの指先に 感電してる  何故 離れてても 同じ痛みを 心は受信出来るのかな 今 悩んでいる あなたの背中 私のオーラが抱きしめる  恋を知ると誰もみな 超能力使いなの  PSYCHIC ゆらり身体を離れた私 いつもあなたのそばにいる 幽体離脱  ほら あなたの眼の 水晶体が私を月の女神にする そう 想うだけで 汚れた街も 綺麗な天空の楽園  恋を知ると誰もみな 超能力使いなの  不思議な感じ…  二人の素粒子 渦を描いてる 生まれる新星のように 身体も心も意味を失って 空中に輝きだす PSYCHIC さあ 受け止めてね あなたの胸に 瞬間テレポートするから 恋を知ると誰もみな 超能力使いなの PSYCHIC
僕たちの箱舟杉田二郎杉田二郎松本隆杉田二郎萩田光雄氷河のようだね この街は やさしささえ 凍えつくよ だけど君に逢えた 夕陽に肩を寄せて あたためあおうよ 恋人よ愛は 残された箱舟のようだ 淋しい夜には 君は微笑みで 行きぬく勇気をくれるかい あー僕たちの 明日を探そう  青春の海は 果てしない ふたりならば 漕いでゆける 君よ 目覚めたなら 夜明けの青い風を追いかけてゆこうよ 恋人よ愛は 残された箱舟のようだ 人は淋しいね 心の支えを 失くせば溺れてしまうだろう あー僕たちの 明日を探そう  恋人よ愛は 残された箱舟のようだ 裏切ることより 信じ合うことだ ひと足ずつ今 歩こうよ あー僕たちの 明日を探そう  春をめざして飛ぶ小鳥 仲間たちがふえてゆくよ 今は君を抱いて 朝陽に包まれよう  春をめざして飛ぶ小鳥 仲間たちがふえてゆくよ 今は君を抱いて 朝陽に包まれよう…
16粒の角砂糖西村知美西村知美松本隆辻畑鉄也萩田光雄I'm Sixteen うす紅色の夕陽 灯台 Fall in Love ひざ抱いて あなたは海を見てる 黙って 夢はすれ違い  好きだよ一言 ささやいて もう はっきりしないひと 16粒の角砂糖を 涙色の海に沈めて 哀しみを甘くして  I'm Sixteen もう恋を知っていい年頃 Fall in Love さりげない 表情の裏側で ほんとは Kissも知りたいの  海風大きく深呼吸 もう心は春一杯 自然なポーズ 肩を寄せて 話をして ほしかったのに 泣きそうな 気分だわ  嫌いってきいたら うつむいた もう心も読めないわ 16粒の角砂糖を 涙色の海に沈めて 哀しみを甘くして 甘くして 甘くして
グッドラック原田真二原田真二松本隆原田真二原田真二君の眉の細い線 急にかげり泣きじゃくる つめたい奴とうらまないでくれ 少し愛に疲れただけさ  君のおとすため息が 空に舞うよ摩天楼 嘘ついてまで君を抱けないよ かわってくれ 心は遠い Ah Good Lnck Good Lnck 醒めた夢  君は席も立たず 冷めた Teaを見てる ぼくは自動ドアの 前で振り向いてる  ジェラルミンのビルの翳(かげ) 君は迫って来ないだろう 心の中で何かがくずれて 何故かひどく淋しくなるよ Ah Good Lnck Good Lnck 醒めた夢  君は席も立たず 冷めた Teaを見てる ぼくは自動ドアの 前で蒼ざめて 埋まらぬ距離を見てる  Good Lnck Good Lnck Good Lnck Good Lnck
ジョイ原田真二原田真二松本隆原田真二原田真二ねっスカートが ねっ短かすぎるよ ひざっこぞう 波に濡れたら 海もてれちまう  車にGuitar積んで 愉快な奴等呼んで 朝まではしゃぎあきたら Slowな Dance踊ろう  月の葉影 渚は真珠のネックレス 綺麗だよ  Yan−Yan−Yan−Yan … 好きさ君を 理屈じゃない 頬を寄せて Slowな Danceできめつけてやれ  ねっブラウス越し ねっ鼓動の音 ぼくは少しあせって わるいわるい靴踏んだ  月は西へ 太陽は火の矢射て 星を追う  Yan−Yan−Yan−Yan … 時の流れに 巻きこまれぬよう ゆっくり抱くよ Slowな Danceできめつけてやれ
サンライズ原田真二原田真二松本隆原田真二後藤次利Ah 星さえ追われた蒼い海に Ah 夜明けは朱色の色を混ぜる 朝陽は光の翼広げ 君を包むだろう 愛してるなんて気障っぽく言えないけど くもりのない目で見つめたら わかってくれよ Ah 貝殻集める細い眉が Ah 普段の君より優しげだね くよくよ悩んで泣いた夜と 違う君みたい  今日から世界が広がる 未来を両手に集めて生きよう  淋しい心を照らして 陽が昇る 未来を両手に集めて生きよう 何気なく肩を叩いたら 微笑ってくれよ
泣きながらKissしてVOICEVOICE松本隆別所芳彦梅垣達志海辺のガードレール 小鳥のように 肩を寄せて 座る二人 「生きるって空しい」 波の透き間に 君の声が環を描く  泣きながら Kiss Me 壊さないで 硝子細工(がらすざいく)みたいな愛だから 泣きながら Kiss Me 離さないで もっと 深く 愛しあえるはずさ  潮風の中で ルージュ直す君 手が震えて はみ出す赤 ぼくは不器用に 背中を抱くよ 精一杯の 優しさで(WOW WOW) 幸せにする 自信もない そんなぼくに 出来ることと いえば 黙って君を 支えるだけ もっと 深く わかりあえるはずさ  泣きながら Kiss Me 壊さないで 硝子細工(がらすざいく)みたいな愛だから 泣きながら Kiss Me 離さないで もっと 深く 愛しあえるはずさ
100粒の涙薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆筒美京平武部聡志星空に身体浮かべて 動かずにじっとそのまま ねえ誰か刺を抜いてよ チクチクと心が痛い  忘れよう あなたと生きた 季節ごと空白にして 最初から逢わなかったと 思いこむ それがいいのね  心に刺がささった夜は 傷口に涙100粒ぬりこんで 想い出という包帯巻いて あんな人嫌い 大っ嫌いって 100回唱えて眠ります  からっぽのポストにコトリ 舞い落ちた白い手紙 封なんか切らなくたって 中身など予感していた  そういえば天然色の 夢を見る そうね昨夜も 青い海 あなたの影は 真っ白く切り抜かれていた  心に刺がささった日から 指折って数え100日待つのです 忘却という薬を飲んで あんな人嫌い 大っ嫌いって いつしか痛みも薄れます  心に刺がささった夜は 傷口に涙100粒ぬりこんで 想い出という包帯巻いて あんな人嫌い 大っ嫌いって 100回唱えて忘れます
冬のリヴィエラ中西圭三中西圭三松本隆大瀧詠一中村タイチ彼女によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聞かせてやれよ  アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ  冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね  彼女は俺には過ぎた女さ 別れの気配をちゃんと読んでて 上手にかくした旅行鞄に 外した指輪と酒の小壜さ  やさしさが霧のように シュロの樹を濡らしてる  冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りにならないものさ 愛しければ 愛しいほど 背中合わせになる  皮のコートのボタンひとつ とれかけて サマにならない  冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね  
HAPPY HAPPY GREETING山下達郎山下達郎松本隆山下達郎山下達郎星が沈む海に 太陽がのぼる 光の矢の中で 君を抱いていた  生きてるって 素晴らしいね 君がそばにいると違う  古い過去は捨てて 時のページめくるように 今 未来へ走れ  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう NEW YEAR! 何かが始まる きっといいことある 予感で胸がさわぐよ OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう BIRTHDAY! ロウソク消そうよ 君と生きていると 毎日 夢が生まれる いつだって  高い壁を築き 孤独に慣れてた  やさしい手がぼくを ひっぱり出すまで  君は奇跡 悩みを消し  ぼくに勇気わけてくれた 古い自分捨てて  目覚めるたび生まれ変わる ぼくを見ててほしい  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう VALENTINE! 確かめあおうよ 甘くとろけそうな 時間の流れのそこで OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう WEDDING! 結ばれあおうよ 夢はまだ小鳥さ 大事に育ててゆこう いつまでも  TOGETHER, TOGETHER FOREVER, FOREVER  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう NEW YEAR! 何かが始まる きっといいことある 予感で胸がさわぐよ  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう BIRTHDAY!  ロウソク消そうよ 君と生きていると 毎日 夢が生まれる  OH! HAPPY HAPPY GREETING OH! HAPPY HAPPY GREETING 何かが始まる きっといいことある 予感で胸がさわぐよ  OH! HAPPY HAPPY GREETING OH! HAPPY HAPPY GREETING ロウソク消そうよ 君と生きていると 毎日 夢が生まれる  いつだって おめでとう OH! HAPPY HAPPY GREETING TO YOU, TO YOU お・め・で・と・う!
青春試考中村雅俊中村雅俊松本隆吉田拓郎水すましみたいに すいすいと 東京の空を渡る やつもいる だけど ぶきっちょに 肩よせて 明日への道を捜すのも いいさ 俺たち やさしい 友達だった 片手で 愛など 遊べないはず あの娘の心を氷にかえて 微笑(わら)った お前が 今 許せない 見えるかい 青空の果てが わかるかい 俺たちは誰も 青春に背中を向けて 生きてゆけない 青春に背中を向けて 生きてゆけない  あの娘が涙で染めるから 東京の空は恐いほど青い まるで叱られた 少女だよ 窓辺でおまえの 帰り待ってるよ お前は 俺よりやさしさ知らず あの娘を きれいな 服で飾った 歯の浮く せりふで 酔わせたら 石ころみたいに 心を すてた しみたかい 俺のこぶしが わかるかい 俺たちは誰も 青春に裁かれる 日がきっとくるだろう 青春に裁かれる 日がきっとくるだろう
オレンジの口紅藤田陽子藤田陽子松本隆筒美京平Takeshi“Tico”Toki(Little Tempo)去年の季節のかわり目に 私が借りてたサマーセーター どうすればこの海で返せるの ひと目だけでも逢えませんか 淋しい口実でしょうか 冷や汗かいてたコカコーラ 二人で半分ずつ飲んだ あの夏の光  あの頃あなたが泳ぐたび 「サメよ!」と指さし驚かした 青い波 青春がきらめいた もう一度だけ乗りませんか おなじ湘南電車に 岩場でキスした想い出も 心に悲しく打ち寄せる あの夏の光  青い波 青春がきらめいた またバスに乗り行きませんか 白い海岸道路を オレンジ色の口紅さえ 20才を過ぎれば似合わない あの夏の光
愛餓をはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆大瀧詠一あいうえを かきくけこ さしすせそそそそ たちつててとと なにぬねの はひふへほ まみむめもももも やいゆえよ らりるれろろろろ わゐうゑを ン
春らんまんはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆大瀧詠一向ふを行くのは お春じゃなゐか 薄情な眼つきで 知らぬ顔 沈丁花を匂はせて おや、まあ ひとあめくるね  はるさめもやふのお春じゃなゐか 紺のぼかしの 蛇の目傘に 花桅子の雨が けぶる おや、まあ これからあひびきかゐ  婀娜な黒髪 お春じゃなゐか 淡くれなゐに 頬紅そめりゃあ 巴旦杏もいろなしさ おや、まあ 春らんまんだね  暖房装置の冬が往くと 冷房装置の夏が来た ほんに春は来やしなゐ おや、まあ また待ちぼうけかゐ
はいからはくちはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆大瀧詠一はいから  はいから はいから  はいから ぼくははいから血塗れの空を 玩ぶきみと こかこおらを飲んでいる きみははいから裳裾をからげ 賑やかな都市を飾る 女郎花 ぼくは  ぼくははいからはくち  はいから  はいから はいから  はいから ぼくははいから血を吐きながら きみののおにただ夕まぐれ きみははいから唐紅の 蜜柑色したひっぴーみたい ぼくは  ぼくははいからはくち はいから  はいから はいから  ら  ら
暗闇坂むささび変化はっぴいえんどはっぴいえんど松本隆細野晴臣ところは東京麻布十番 折しも昼下り 暗闇坂は蝉時雨 黒マントにギラギラ光る目で 真昼間っから妖怪変化 ももんがーっ ももんがーっ おー ももんがーっ  蝶々はひらひらひーら 蝙蝠ぱーたぱた 怪しげな雲流れる 黒ソフトに耳まで裂けたロで 「ごぶさたでした」と草疲びれた声 ももんがーっ ももんがーっ おー ももんがーっ  思い出してみればお婆ぁちゃんの 昔噺でお目にかかった以来 「苦労ばなしのひとつやふたつ聞かせろ」と 手を取り行くのも絵空事 ももんがーっ ももんがーっ おー ももんがーっ
空いろのくれよんはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆大瀧詠一空いろのクレヨンできみを描いたんです そっぽを向いた真昼の遊園地で 花模様のドレスがとても良く似合うんで ぼくのポケットにはいりきらないんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです  きみの眸のなかで雲が急に雪崩れると おもて通りはブランコのように揺れるんです 画用紙のなかのきみはとても綺麗すぎるんで 透き徹った冬に帰ってしまうんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです
抱きしめたいはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆大瀧詠一淡い光が吹きこむ窓を 遠い田舎が飛んでゆきます ぼくは烟草をくわえ 一服すると きみのことを考えるんです  黝い煙を吐き出しながら 白い曠地を切り裂いて 冬の機関車は 走ります きみの街はもうすぐなんです ゴオ  ゴオ  ゴオ  と 雪の銀河をぼくは まっしぐらなんです  飴いろの雲に着いたら 浮かぶ驛の沈むホームに とても素速く 飛び降りるので きみを燃やしてしまうかもしれません
あしたてんきになあれはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆細野晴臣ときどき戦闘機が墜ちてくる街に 今日は朝から雨がしとしと 黝んだ水溜りを飛んだ少女は とっておきの微笑 ぽつん  旧いふぃるむのようなざぁざぁ雨に 戦車のような 黒雲びゅうびゅう 人攫いの夢に怯えた少女は いっちょうらの涙を ぽつり あしたてんきになあれ あしたてんきになあれ  さっきまで駆逐艦の浮んでた通りに のっぴきならぬ虹がかかった その虹で千羽鶴折った少女は ふけもしない口笛 ひゅうひゅう あしたてんきになあれ あしたてんきになあれ
夏なんですはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆細野晴臣田舎の白い畦道で 埃っぽい風が立ち止る 地べたにペタンとしゃがみこみ 奴らがビー玉はじいてる ギンギンギラギラの 太陽なんです ギンギンギラギラの 夏なんです  鎮守の森は ふかみどり 舞い降りてきた 静けさが 古い茶屋の 店先に 誰かさんとぶらさがる ホーシーツクツクの 蝉の声です ホーシーツクツクの 夏なんです  空模様の縫い目を辿って 石畳を駆け抜けると 夏は通り雨と一緒に 連れ立って行ってしまうのです モンモンモコモコの 入道雲です モンモンモコモコの 夏なんです  日傘くるくる ぼくはたいくつ 日傘くるくる ぼくはたいくつ
花いちもんめはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆鈴木茂ぼくらが 電車通りを駆け抜けると 巻きおこる たつまきで街はぐらぐら おしゃれな風は花びらひらひら 陽炎の街 まるで花ばたけ  紙芝居屋が 店をたたんだあとの 狭い 路次裏はヒーローでいっぱい 土埃の風の子たちにゃあ 七つの海も まるで箱庭さ  右手の烟突は 黄色い煙を吐き 左手の烟突は 紅い煙を吐く みんな妙に怒りっぽいみたい みんな妙に怒りっぽいみたい
風をあつめてPLATINA LYLICはっぴいえんどPLATINA LYLICはっぴいえんど松本隆細野晴臣街のはずれの 背のびした路次を 散歩してたら 汚点だらけの 靄ごしに 起きぬけの露面電車が 海を渡るのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  とても素適な 昧爽どきを 通り抜けてたら 伽藍とした 防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊してるのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  人気のない 朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら ひび割れた 玻璃ごしに 摩天楼の衣擦れが 舗道をひたすのを見たんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を
地球に抱かれて藤井隆藤井隆松本隆bice石川鉄男霧が燃えている 山の裾野の森 丘で焚き火をしていた 地球に抱かれて 何もかも蒼く 炎はオレンジで ぼくは沈む夕陽 消えるまで見てた  真水とおいしい空気 草の葉の上でしゃがんでる妖精 命あるものきらめきはじめる ぼくたち離れて生きてても ほら深くつながっているよ  おしゃべりな木の葉 黙りこくる銀河 しんと静まる湖 地球に抱かれて 大地に寝ころび君を夢に見よう 星を線で結び 似顔絵を描いて  感じる 今ぼくのこと ちらっと心に浮かべてみたよね 梢の風や流星のしっぽ ぼくの魂のアンテナさ ほら深くつながっているよ  霧が燃えている 山の裾野の森 丘で焚き火をしていた 地球に抱かれて 何もかも蒼く 炎はオレンジで ぼくは沈む夕陽 消えるまで見てた
幸福インタビュー藤井隆藤井隆松本隆コモリタミノルコモリタミノル世界中の不幸せが 舞い降りた夜は 実はひどく落ち込んで 風邪もひいた  けれども君の指が 髪を撫でると 窓辺の氷も溶け 菜の花咲き乱れるよ  ぼくは大丈夫 外見は 繊細そうでも ぼくは大丈夫 挫けない バネかくしてる  つぶれそうな仕事だけど 働いているし でも結婚決めるほど 未来はない  背中を現実から つつかれたって ぼくらは無視するだけさ 抱擁 忙しくって  君は大丈夫? 後悔を するんじゃないかな 君は大丈夫? ほんとうに ぼくでもいいの  見えない小鳥のよう 幸福なんて あんまり強く抱くと 小鳥は息絶えるかも  ぼくは大丈夫 少しずつ 君を愛してる 君は大丈夫? ぼくのこと 好きだと言って ぼくは大丈夫 少しずつ 君を愛してる 君は大丈夫? ぼくのこと 好きだと言って
代官山エレジー藤井隆藤井隆松本隆堀込高樹CHOKKAKUニットのマフラー寒そうに 君は何かを口ごもる 風の木の葉が見つめ合う 視線断ち切る  泣き言をつぶやくな 空模様 毎日君だけ見つめて生きてたから 胸の切り抜きは 君のかたちさ  くすぐったいキスをした さっきの洋梨タルト 甘酸っぱい息がした 最後の最後のキスさ 赤いバスが今 君をさらうまで 落ち込む顔は見せたくない  ジャンケンしたの覚えてる? 勝ったら未来あげるって あせってチョキをだしたから 愛も破けた  性格は天の邪鬼 だったから 哀しい夜にはふざけてお道化たけど 今夜限りだね 君のわがまま  くすぐったい時が過ぎ 心はこんがらがった 甘酸っぱい日々のあと こんなに痛いさよなら わざと邪険にね 背中向けたのは 涙を誤魔化していただけ  くすぐったいキスをした 別れの洋梨タルト 甘酸っぱい夢を見た 通りに面したカフェで ぼくは死ぬ日まで君を忘れない 電話のメモリーは消しても
モスクワの夜藤井隆藤井隆松本隆本間昭光本間昭光色のずれてる絵葉書に 名前書いて握りつぶした 言葉にすると愚痴になる それってとてもかっこ悪くて  熱い紅茶に赤いジャム 窓の外は凍てついた河 光の帯に浮かぶのは 氷で出来た君のまぼろし  モスクワの夜 人気ない 赤の広場横切った ああ モスクワの夜 寒すぎて 哀しみさえ麻痺してる  冷たい人ね そう言って 君はぼくを遠ざけたけど 人の肌ほど暖かく 恋しいものはないと知ったよ  モスクワの夜 涙さえ 頬の上で凍り付く ああ モスクワの夜 一人きり 零下の国の異邦人  失くした愛の大きさを 広い空が教えてくれた 明日はパリへ発つ汽車で 雪の原野を眺めるだろう  モスクワの夜 人気ない 赤の広場横切った ああ モスクワの夜 寒すぎて 哀しみさえ麻痺してる  モスクワの夜 涙さえ 頬の上で凍り付く ああ モスクワの夜 一人きり 零下の国の異邦人
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
乱反射藤井隆藤井隆松本隆bice石川鉄男河のほとりだった すりむいたひざを抱いてたね 水の乱反射が 眩しくて目が見れなかった  怖いくらい綺麗だった 君のうなじの線  なぜ心が張り裂けるの 見えない血が傷口にしみたよ あの校舎は夏の匂い 叫びたいけれど非力だった 遥かな日々  未来 その不安に 誰もみな押しつぶされてた 黒く低い空に 稲光 二人駆け抜けた  雨に濡れた君の顔が 風景に透けてた  なぜこんなに苦しいのと 借りてたノートのはしの落書き あの教室 窓の外の 飛行機雲が眩しかった 遥かな日々
素肌にセーター藤井隆藤井隆松本隆本間昭光本間昭光白いセーターがチクチクと痛いなんて 他愛なく笑ってた2月の午後 魂がリンクをしてた 白いセーターを無造作に脱いだ動作 想い出の8ミリがそこで止まる あとは追憶の日々だけ空回り  噂を聞いたよ 新しい彼が出来て 髪も金色に変えたんだって ぼくは変わらずさ ベッドで目が覚めるたび 手が君を捜すよ  時の河に 溺れないで 流されても  君のセーターが引き出しの奥で眠る 暇なとき取りに来てくれないかと 電話してもつながらない 糸を引っ張ればほどけてく愛のかたち セーターを手に抱いてジルバ踊る ぼくが窓硝子に映る 哀しいね  君の欠点をノートに箇条書きして もう 嫌いになろう  自分勝手 たぶんそれはお互い様  君のセーターをソファーへと広げてみる 抜け殻が座ってるそんな感じ 話しかけてみたりしてね 胸のちっちゃさを気にしては振り向く君 そんなことないよってぼくが言うと 頬を薔薇色に染めたね  白いセーターがチクチクと痛いなんて 他愛なく笑ってた2月の午後 魂がリンクをしてた 白いセーターを無造作に脱いだ動作 想い出の8ミリがそこで止まる あとは追憶の日々だけ空回り
究極キュート藤井隆藤井隆松本隆筒美京平CHOKKAKU指で作った双眼鏡で 君の泣き顔いつも探した ガードレールにつま先立って ねえ危ないよ 海に落ちそう  波が怒ってるみたい 生きているだけで痛いよね  究極キュート じゃっまたね 冬の渚をスキップしてた 究極キュート 可愛く笑う 君の瞳が怖かった  缶のビールを回しのみして その空き缶を蹴って歩いた 怪獣ごっこして遊んだね 君は悲劇の美女の真似して  紺のソックスにミニで ジェーン・バーキンを気取ってた  究極キュート 電話する そう言ったきり音信不通 究極キュート 愛と言ったら 困ったように茶化したね  時をまたいでる陸橋 走る君の絵が見えるよう  究極キュート 結局ね 楽しかったわ それでいいじゃない 究極キュート 無邪気な声が ぼくの心臓つらぬいた
リラックス藤井隆藤井隆松本隆田島貴男CHOKKAKUハンモックに寝ころび 身体の力を抜く どこか遠くラジオが 古い恋歌を歌っていたっけ  リラックスしようよ 緩やかな 時間の波に漂い ひりひり痛い日々を忘れて リラックスしようよ すましてる 美少女 目で追いかけて 声はかけずに目蓋を閉じる 気持ちがいいね  優しい風吸ったら 緊張を吐き出そう 時計なんていらない ニュースもファックスも 全部捨ててくれ  リラックスしようよ 誰だって 長距離ランナーだもの 息を休める時が必要 リラックスしようよ 忙しい 仕事で固まりかけた ぼくの心をリセットして  ソーダの泡と薄荷煙草 海に吹く風 波の音が 歌っていたっけ  リラックスしようよ 緩やかな 時間の波に漂い ひりひり痛い日々を忘れて リラックスしようよ すましてる 美少女 目で追いかけて 声はかけずに目蓋閉じる  気持ちがいいね
未確認飛行体藤井隆藤井隆松本隆堀込高樹CHOKKAKUビルの絵看板と月の透き間の夜空に ゆらゆらと揺れてるあの光る点は何かしら? 飛行機じゃないって言い張る君もかたくな 内側から光る無邪気な横顔さ  君の手は変幻自在の指揮者だね 右左にぼくを舞わせ 突き放す風  不思議だね 心のバリケード 崩れていく 不思議だね 地上を10センチ 浮遊しながら都会を散歩さ  街は巨大な船 満艦飾(まんかんしょく)のビル街 舳先(へさき)の人魚像 両手を広げて君は立つ 兄弟みたいだね 好き嫌いまで似ている それとも前世の約束だったりして  君の目はくるくる妖しい魔術師さ 色褪せてたぼくの日々が 素敵な花火  不思議だね 誰にも見せてない ほんとのぼく 不思議だね 自然に見せている 裏表まで秘密もなしにね  不思議だね 心のバリケード 崩れていく 不思議だね 地上を10センチ 浮遊しながら都会を散歩さ
絶望グッドバイ藤井隆藤井隆松本隆筒美京平本間昭光粉雪がタンゴ踊ってる ねえ素敵ねと君は言う 駅員さんが背を向けた  隙にキスした  100年の孤独だけ  抱きしめて 真冬のホームでぼくたち影絵のよう 距離が離れたら  愛も壊れる  自分の生き方を 変えない君が好きだよ この世の終わりまで 一緒に生きたいけれど 無理に笑っても瞳だけ泣いてるね 絶望  雪の汽車が旅立つ  最後にマイクを持つ真似で デッキで何か歌ったね 汽笛に声はかき消され  パントマイムさ  深夜までカラオケで ねばったね あんなに綺麗にハモって歌えたのに ぼくのズック靴  いつも躓く  希望のマッチ擦る  煙草をくわえたぼくに 背伸びをする君の 炎はいつも揺らいだ 愛は風の中揺れて動く火さ 絶望  思い出だけが残る  自分の生き方を 変えない君が好きだよ この世の終わりまで 一緒に生きたいけれど 無理に笑っても瞳だけ泣いてるね 絶望  雪の汽車が旅立つ
ルビーの指環福山雅治福山雅治松本隆寺尾聰くもり硝子の向うは風の街 問わず語りの心が切ないね 枯葉ひとつの重さもない命 貴女を失ってから………  背中を丸めながら 指のリング抜き取ったね 俺に返すつもりならば 捨ててくれ  そうね 誕生石ならルビーなの そんな言葉が頭に渦巻くよ あれは八月 目映い陽の中で 誓った愛の幻  孤独が好きな俺さ 気にしないで行っていいよ 気が変わらぬうちに早く 消えてくれ  くもり硝子の向うは風の街 さめた紅茶が残ったテーブルで 襟を合わせて 日暮れの人波に 紛れる貴女を見てた  そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから………  そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから………
ビタミン山下久美子山下久美子松本隆堀込泰行Woo Baby おろしたての スニーカーはいて踊るように街角へ  Woo Baby 沈んでいた 過去の私をぎゅっと絞れば後悔の涙だけ飛び散るよ  リピートできない 人生なら好きに生きたい あなたと出逢って 強く生きることを覚えた  Woo Baby スッピンでも 肌がつやつや輝いてる 恋かしら?  Woo Baby 踏み出せない 境界線を思い切って飛ぶ 今まで生きた日々が助走なの  元気が出るのよ 胸の奥で名前を呼ぶと 私の細胞 1秒ごと生まれ変わって  リピートできない 人生なら好きに生きたい あなたと出逢って 強く生きることを覚えた  元気が出るのよ 胸の奥で名前を呼ぶと 私の細胞 1秒ごと生まれ変わって
恋人たちの100の偽り太田裕美太田裕美松本隆筒美京平ゼラニュウム香ばしい坂道の朝 花の茎折りながらあなたが聞いた もしぼくがいなくても生きてゆけるね 平気よとくちびるとがらせたっけ 嘘つくの下手ね 私って ほんとは愛してるのに 見破るの下手ね あなたって 笑顔の裏には涙があるわ ああ恋人たちの偽りは 100もあるけど 好きよって囁きだけは 真実でした  ゼラニュウム色変えて水色の丘 くちづけが下手だねとポツリとあなた 比べてる人がいる! 走る予感に 問いつめりゃばれたかと舌を出したわ 嘘つくの下手ね あなたって 心に秘密があるの 勘だけはいいの 私って 不幸になるよと顔に書いてる ああ恋人たちの偽りは 100もあるけど あなただけ正直な人 そう信じてたの  時は過ぎ声もなく散りゆくゼラニュウム 卒論がすむまでは逢えないと言う 嘘つくの下手ね 二人共 別れを繕うあなた 背を向けるだけね 二人共 涙が描き込む境界線に ああ恋人たちの偽りは 100もあるのに さよならとたったひとつの 嘘が言えない
風信子太田裕美太田裕美松本隆鈴木茂僕の髪の毛を ひとすじ 指に巻きつけて待つという お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる綺麗だよ  映画のセットのようだね 土煙走る冬の駅 まつ毛に涙はしらせながら お前は影を見ていたね  風信子 都会へ行っても 風信子 風で知らせるよ 風信子 枯れずに待っててくれよ  あれから半年流れて 街へ来ないかと手紙を書く 返事にゃそうさ 「うぬぼれないで」 七文字 それがピリオドさ  風信子 音もなく咲いて 風信子 声もなく散った 風信子 無口なお前のようだ  白黒の写真の想い出 ひとつ鮮やかに残る色 お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる風信子
恋のハーフ・ムーン太田裕美太田裕美松本隆大瀧詠一なんとなんとなくハーフ・ムーン少しだけハネムーン 待って待って待って Kiss or No 肌寒い茅ヶ崎  星降る夜には気持も途切れ途切れ 車のシートを少しリクライニング 渚に糸をひく月はハーフ・ムーン いつになく心は 今 波の間に間に Movin' on Movin' on 寄せる  淋しい生き方してきた一人一人 もう傷つけあう勇気さえ無いの 重ねた右の手を外せないわ さりげなくあなたを今見つめ返せる Feel so high Feel so high 気分  なんとなんとなくハーフ・ムーン 心半分よ 待って待って待って Kiss or no たぶんあなたが好き  なんとなんとなくハーフ・ムーン 少しだけハネムーン 待って待って待って Kiss or no 肌寒い茅ヶ崎  相手が誰でも 好きだと言えるの?  なんとなんとなくハーフ・ムーン 心半分よ 待って待って待って Kiss or no たぶんあなたが好き  見せかけの愛じゃないよと言って言って 疑い深さは 旧い恋の傷 孤独は嫌いなの もう一人はいやよ つれなさの嘘でも 今 やさしい言葉 In the mood In the moood 投げて  なんとなんとなくハーフ・ムーン 不思議に泣けない 待って待って待って Kiss or no カー・レイディオ FEN  なんとなんとなくハーフ・ムーン 少しだけハネムーン 待って待って待って Kiss or no 肌寒い茅ヶ崎  なんとなんとなくハーフ・ムーン それとなく Kiss me now!!
失恋魔術師太田裕美太田裕美松本隆吉田拓郎バスは今 ひまわり畑を 横切ってあなたの街へ 隣から だぶだぶ背広の 知らぬ人 声かけるのよ お嬢さん 何処ゆくんだね 待ち人は来やしないのに いえいえ 聞こえぬ振りをして 知らん顔して 無視してるのよ その人の名は アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師  バスを降り 夕映えの町 人波に足を速める 追(つ)いてくる 足なが伯父さん ステッキを招くよに振る お嬢さん 逃げても無駄さ 不幸とは追うものだから いえいえ 後ろを向いちゃだめ 恋を失くすと 見かけるという その人の名は アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師  こみあった 珈琲ハウスに こわごわとあなたを探す 空の椅子 西陽が射す中 さよならを物語ってる お嬢さん 言ったじゃないか 愛なんて虚ろな夢さ いえいえ 電車の遅れだわ あっちへ行って そばに来ないで その人の名は アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師  遅れたね ごめんごめんと 息をつき駆け寄るあなた お嬢さん 私の負けさ また今度迎えに来るよ いえいえ 死ぬまで逢わないわ おあいにくさま 恋は続くの 早く消えてね アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師
さらばシベリア鉄道GOLD LYLIC太田裕美GOLD LYLIC太田裕美松本隆大瀧詠一哀しみの裏側に何があるの? 涙さえも氷りつく白い氷原 誰でも心に冬を かくしてると言うけど あなた以上冷ややかな人はいない  君の手紙読み終えて切手を見た スタンプにはロシア語の小さな文字 独りで決めた別れを 責める言葉探して 不意に北の空を追う  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると  この線路の向こうには何があるの? 雪に迷うトナカイの哀しい瞳 答えを出さない人に 連いてゆくのに疲れて 行き先さえ無い明日に飛び乗ったの  ぼくは照れて愛という言葉が言えず 君は近視まなざしを読みとれない 疑うことを覚えて 人は生きてゆくなら 不意に愛の意味を知る  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると
昼下がりのテーブル南佳孝南佳孝松本隆南佳孝静かに見つめてくれ 午後のテーブル 失くしたやさしさを並べながら  ディランの歌だっけね 知りあった頃 歌詞の意味も知らず ハミングした  時代が変わるのを 窓から見ていたよ でも何にも変わってない そんな気もするのさ  一人の相手だけを 愛し続ける 難しさも知った二人だけど  綺麗になってゆく お前を見て来たよ でも何も変わってない そんな気もするのさ
Video City(Remix Version)南佳孝南佳孝松本隆南佳孝おいで この都会は硝子とジェラルミン 歩くスピードさえラテンのビートだよ 雲の上にそびえる摩天楼から 星のような夜景を見せて  旧いタイプライターぎこちなくたたいて 白い紙に「好き」と書いては破いたね ソファーに寝てビールをこぼさぬように 踊る君に拍手投げるよ  きらめくBright Lights, Big City 時代がとびさるよ 光るまなざしの微粒子 俺を酔わせるよ  Video で抱きしめて 甘く熱く ルンバのリズムに乗り 時を止めて  過去に飛び立てるし未来にも行けるさ そうさこの街では誰もが自由だよ 白と黒のタイルに爪先だって 振り向く君 まるでMovie Star  きらめくBright Lights, Big City 景色がとびさるよ 風に舞う髪の加速度 俺を酔わせるよ  Video で踊らせて 強く早く ルンバのリズムに乗り 時を止めて  Video で抱きしめて 甘く熱く ルンバのリズムに乗り 時を止めて
素敵なパメラ南佳孝南佳孝松本隆南佳孝パメラ I love you うるんだ視線投げてよ パメラ I love you 巻き毛が揺れるたび 100℃の想いさ  言い寄る奴が星ほど 群がるParty  でも本物の男は ぼく独りだけさ  勇気を出して誘っても 映画の話で 退屈顔だね  パメラ I love you 愛しているよ本気さ パメラ I love you 瞳は謎めいて オーロラより冷たいね  君に捧げる歌さえ 書いてあげたのに  勇気を出して打ち明けよう ダンスの途中で そっとささやくよ  パメラ I love you つきあえばすぐわかるさ パメラ I love you 男の値打ちがね  パメラ I love you 愛しているよ本気さ パメラ I love you  瞳は謎めいて オーロラより冷たいね
Girl南佳孝南佳孝松本隆南佳孝抱きしめたい ガラスのような君を 黒い瞳に月の小船  心の糸を蝶のように結んで 君のためならたぶん死ねる  ほんとの愛を失ったこの世界に 叫びたいのさ 俺だけは君を愛してる  瞳閉じて ただそれだけでいいよ たった一人だけの You're my only girl  偽りの日々 戯れに過ぎる時間 もう生き方を変えたのさ 君を愛してる  眠らせてよ 絹の胸に抱かれて 夢を見させてくれ You're my only girl
二人のスローダンス南佳孝南佳孝松本隆南佳孝天気雨 濡れたペイヴメント 裸足で駆け寄る君を抱いたよ  桟橋の手摺挟んで ブルーなキスなら短かめがいいね  二人のスロー・ダンス 男と女は 時のリズムに合わせて踊る わりといい男だったわ あなた ほんといい女だったよ 君も  お互いの旧い傷あと 決して触れない優しさがある  抱きしめた腕の強さで 言えない気持ちを伝えあったね  別離のスロー・ダンス 危険なメロディ 頬を寄せれば涙で濡れた わりといい男だったわ あなた ほんといい女だったよ 君も  別離のスロー・ダンス 男と女は 波のピアノにあわせて踊る わりといい男だったわ あなた ほんといい女だったよ 君も
スローなブギにしてくれ(I want you)GOLD LYLIC南佳孝GOLD LYLIC南佳孝松本隆南佳孝Want you 俺の肩を抱きしめてくれ 生き急いだ男の夢を憐れんで Want you 焦らずに知り合いたいね マッチひとつ摺って顔を見せてくれ  人生はゲーム 誰も自分を 愛しているだけの悲しいゲームさ  Want you 弱いとこを見せちまったね 強いジンのせいさ おまえが欲しい  人生はゲーム 互いの傷を 慰め合えれば 答えはいらない  Want you 俺の肩を抱きしめてくれ 理由なんかないさ おまえが欲しい おまえが欲しい
好きよキャプテンザ・リリーズザ・リリーズ松本隆森田公一好きよ好きよ キャプテン テニス焼けの 笑顔 遠い町へ行って もう帰らないの  教室から見つめたの テニス・ボール打つ姿 汗にまみれた胸がとても眩しかったのよ 今日もひとりたたずめば肩をポンと叩かれて 涙拭けって優しい声 今も聞こえそう  好きよ好きよ キャプテン 長い髪が似合う 私あこがれてた ひとつ上級生   練習あと校庭で待ちあわせた イチョウの木 ラケット胸に彼と二人 夕陽を見たわ また逢う日もあるだろうと 白い歯みせ笑ってた 兄貴のようにおでこにキス さよならをしたの  好きよ好きよ キャプテン 忘れないわきっと 生きることと恋を教えてくれたの  好きよ好きよ キャプテン 忘れないわきっと 生きることと恋を教えてくれたの
いつか晴れた日に椎名純平椎名純平松本隆山下達郎CHOKKAKU雨は斜めの点線 ぼくたちの未来を切り取っていた 窓の板ガラスへと 「自由」って言葉を書いては消した  Crying like the rain 生きることは悲鳴だね 時代の海を 木の葉のように 迷うだけ ただ涙は青くこわいほど透けていた  いつか晴れた日に君と 野に咲く花探そう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky!  傷つくことを恐れ 黙るより孤独と戦いたくて 泣きたいような夜は 「希望」ってロウソク胸にともした  Crying like the rain こわれかけたプラモデル 翼もなしに 想い出だけが 舞い上がる ただ見上げる瞳こわいほど澄んでいた  いつか晴れた日に君と 線路沿いに歩こう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky! あの頃の少年に逢おう  いつか晴れた日に君と 野に咲く花探そう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky!  いつか晴れた日に君と 線路沿いに歩こう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(明日天気になあれ) いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky! Ah! ah! Clear Sky! Ah! ah! Clear Sky! あの頃の少年に逢おう あの頃の少年に 少年に 少年に…
木綿のハンカチーフ椎名林檎・松崎ナオ椎名林檎・松崎ナオ松本隆筒美京平恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向かう列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ 都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行りの 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で くち紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってゆく ぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く 木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
卒業乙葉乙葉松本隆筒美京平制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ 頭かきながら 逃げるのね ほんとは嬉しいくせして  人気ない午後の教室で 机にイニシャル 彫るあなた やめて 思い出を刻むのは 心だけにしてとつぶやいた  離れても電話するよと 小指差し出して 言うけど 守れそうにない約束は しない方がいい ごめんね  セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい だけど東京で変わってく あなたの未来は縛れない  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの  席順が変わりあなたの 隣の娘にさえ妬いたわ いたずらに髪をひっぱられ 怒ってる裏で はしゃいだ  駅までの遠い道のりを はじめて黙って歩いたね 反対のホームに 立つ二人 時の電車がいま引き裂いた  ああ 卒業しても友だちね それは嘘では無いけれど でも 過ぎる季節に流されて 逢えないことも知っている  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの
夏なんですキリンジキリンジ松本隆細野晴臣田舎の白い畦道で 埃っぽい風が立ち止る 地べたにペタンとしゃがみこみ 奴らがビー玉はじいてる ギンギンギラギラの 太陽なんです ギンギンギラギラの 夏なんです  鎮守の森はふかみどり 舞い降りてきた静けさが 古い茶屋の店先に 誰かさんとぶらさがる ホーシーツクツクの 蝉の声です ホーシーツクツクの 夏なんです  空模様の縫い目を辿って 石畳を駆け抜けると 夏は通り雨と一緒に 連れ立って行ってしまうのです モンモンモコモコの 入道雲です モンモンモコモコの 夏なんです  日傘くるくる ぼくはたいくつ 日傘くるくる ぼくはたいくつ
あやか市の動物園くるりくるり松本隆細野晴臣あやか市 おそろ市や わび市では ないのです ぽくらのげんじゅうしょは ひとご都 なのです こおちゃをすするおまえ ぼくのどが からからだぜ からから ぱいろっとの からから わらいです からだをまさぐり つながろうとしたんだ ふれあえないこと しっているくせの あやかし おまえとぼくがいる けど ぼくら はいないのです じゆうをかたりあい かべにぬりこめあう ぼくら です
12月の雨の日スピッツスピッツ松本隆大瀧詠一水の匂いが眩しい通りに 雨に憑れたひとが行き交う 雨あがりの街に風がふいに立る 流れる人波をぼくはみている  雨に病んだ飢いたこころと 凍てついた空を街翳が縁どる 雨あがりの街に風がふいに立る 流れる人波をぼくはみている
暗闇坂むささび変化つじあやのつじあやの松本隆細野晴臣ところは東京麻布十番 折しも昼下り 暗闇坂は蝉時雨 黒マントにギラギラ光る目で 真昼間っから妖怪変化 ももんがーっ ももんがーっ おー ももんがー  蝶々はひらひらひーら 蝙蝠ぱーたぱた 怪しげな雲流れる 黒ソフトに耳まで裂けた口で 「ごぶさたでした」と草疲びれた声で ももんがーっ ももんがーっ おー ももんがー  思い出してみればお婆ぁちゃんの 昔噺でお目にかかった以来 「苦労ばなしのひとつやふたつ聞かせろ」と 手を取り行くのも絵空事 ももんがーっ ももんがーっ おー ももんがー
風をあつめてMy Little LoverMy Little Lover松本隆細野晴臣街のはずれの 背のびした路地を 散歩してたら 汚点だらけの 靄ごしに 起きぬけの路面電車が 海を渡るのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  とても素敵な 昧爽どきを 通り抜けてたら 伽藍とした 防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊しているのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  人気のない 朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら ひび割れた 玻璃ごしに 摩天楼の衣擦れが 舗道をひたすのを見たんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を
Sweet Memoriesスターダスト☆レビュースターダスト☆レビュー松本隆大村雅朗Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much  なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ 後戻りしたの  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 sweet memories  Sweet memories Sweet memories Sweet, sweet memories
洪水茂木ミユキ茂木ミユキ松本隆Solveigあふれでる君への想い 恋には銀色の 星のイルカが弧を描く 暴風雨(あらし)の中の帆船みたい ぼくたち愛しあって  Destiny 君に 溺れてしまうよ Destiny 洪水みたいな 快感に包まれ  ジュラ紀の恐竜 オリオンの灯 ぼくは夢を見た この世の終わりの渚で 君を抱きしめる  ほら まぶたに キスをしてあげる 時の箱船 帆を揚げて空を飛ぶよ  Destiny 君に 溺れてしまうよ Destiny 洪水みたいな 快感に包まれ  Destiny 君に 溺れてしまうよ Destiny 洪水みたいな 快感に包まれ
オリーブの午后ナイアガラ・トライアングルナイアガラ・トライアングル松本隆大瀧詠一青い葡萄を口に投げ入れたら 海に浮かぶ岬まで走ろう これで二人きり うるさい奴等をまいて  君は葉陰で水着に着換えるし 灼けた肌を太陽が見てるよ 夏の妖精が ビーチへ駆けおりてゆく いい景色だね  泳ぎ疲れたら 海の見渡せる丘で ちょっと うたたね  オリーブの樹にもたれたら 空を見ながら うとうとと…  何もいらないよ 君が横にいればいい 丘の斜面には ライムの花とクローバー 時を抱き寄せて 海はコバルトに光り 君を照らした  何もいらないよ 君がそばにいればいい 丘の斜面には ライムの花とクローバー 雲の帆船が空をゆっくりと滑る 君の寝顔にみとれてもいいだろう
白い港ナイアガラ・トライアングルナイアガラ・トライアングル松本隆大瀧詠一心の片隅 何かがこわれたよ 青空が眩しい 港の カフェーの椅子で ぼくはふと 眼をふせながら 腕時計巻いた  セイルをおろした 無数の帆柱が こわいほど綺麗だよ 離れて 生きてみようと 違う船 選んだ君に こだわりもないさ  スーツケースくらい 自分で持つと 君はいつも強い 女だったね  港の カフェーの椅子で ぼくはふと 眉を翳らせ 優しさを破く  青空が眩しい かもめが 波をかすめる 触れもせず ぼくをかすめた 君に似ているよ  帽子の陰から 流れる黒い髪 いつまでも見ていた 港の カフェーの椅子で ぼくはふと 孤独なんだと 気がついて 苦いコーヒー飲むよ
Water Colorナイアガラ・トライアングルナイアガラ・トライアングル松本隆大瀧詠一Rain 雨が Rain 好きさ Rain 濡れた Rain 髪も 詩う  野球帰りの 少年たちが 街を走りぬけると もうじき夏さ  Rain 君を Rain 待つよ Rain 他に Rain 何も ないしね  こうもり傘で 顔をかくした 通りすぎるパレードの影に そっぽを向くよ  斜めの 雨の糸 破れた 胸を縫って Rain 雨が Rain 好きさ Rain 街も Rain 白く かすむ  予報通りさ 振られることは ぼくは伝言板を 黙って見てた
ハートじかけのオレンジナイアガラ・トライアングルナイアガラ・トライアングル松本隆大瀧詠一CHELSEAテキーラの 夢のあと ベッドに君がいた  オレンジの ペティコート 記憶もあやふやさ  タイムスリップで 現われたの? まどろみの美女に ときめいて 気もそぞろ  時限爆弾 抱くみたい ハートは舞い上がる  時報通りに 目覚しベル つぶらな瞳あけて Baby 接近遭遇  あどけない ほほえみに 教えて! 君は誰  出逢いは七不思議 奇跡のKISSのアーチェリー  四次元の 夢のあと ベッドに君がいた  ハートは空中戦 レーザー・ガン パニックさ
A面で恋をしてGOLD LYLICナイアガラ・トライアングルGOLD LYLICナイアガラ・トライアングル松本隆大瀧詠一大瀧詠一A面で恋をして ウインクのマシンガンで ぼくの胸打ち抜いてよ  A面で微笑んで ドーナツ盤の上で クルクル躍るよジルバ  とびきりのシャツに蝶ネクタイ 花束を抱えて 今夜 君をさらいにゆくよ  A面で恋をして 泣けそうなヒット曲の フレーズで決めたい夜さ  星空はまるでミラー・ボール クラクションを鳴らして 今夜 君を奪いにゆくよ  A面で恋をして 永遠の指定席に 君だけを招待するよ  恋の裏表を知り抜いてるぼくが 君に逢ったら Oh Baby もう お手上げさ  A面で煌めいて 白いワイングラス手に 乾杯さ君の瞳に  シリアスな気持横に置いて 夜明けまでドライブ 今夜 君を帰さないさ  A面で恋をして ウインクのマシンガンで ぼくの胸打ち抜いてよ  A面で恋をして WOW A面で恋をして WOW
守護天使Original LoveOriginal Love松本隆田島貴男光り輝く青白いオーラ 魂の粒子が 君を緑取るよ  守護霊のように君を見守るよ 挫けたら探して いつもそばにいる  摩天楼へと腰掛けて見下ろすよ コートの襟を立て歩く影 君の過ちはぼくを振ったことだね 伏せ目がちの日々 横切ってく  人は寂しい哀しい生き物 一人では決して 生きて行けない  守護霊のように遠くから見てる 透明なマントを 風になびかせ  守護天使  立ち読みしてるコンビニの週刊誌 孤独の影を踏むハイヒール 気配を感じて君が振り向いたとき ぼくはいない ただ はしゃぐ風さ  光り輝く青白いオーラ キスすると走った 痛い静電気  守護霊のように空中に浮かんで 生き方を優しく 包んであげたい  守護天使
フィジーにおいで加山雄三加山雄三松本隆弾厚作フィジーにおいで 空色の海 透き通る雲 風に乗る小鳥 フィジーにおいで 熱帯樹の 浜辺の砂も 待ってるぜ  きみは素足を 波で洗って 真赤な花を 髪にかざるよ 浜に集まる 恋人たちは 夕陽に影に 静かに踊る  フィジーにおいで ここでは誰も 倖せな顔 縛るものはない フィジーにおいで 熱帯樹の 葉陰も 君を待ってるぜ  きみはうっとり 眼を細くして カヌーに揺られ そうさ愛の歌 ここは最後の 楽園なのさ 愛の世界を 見せてあげたい
加山雄三通り加山雄三加山雄三松本隆弾厚作カヌーにトロッコ 野球場 鉛筆サックのロケットあそび  茅ヶ崎駅から俺んち経由海に抜ける道 生まれた場所からたぶん死ぬまでひとすじ伸びた道  わんぱく坊主が駆けて来る 破れズックに夢つめこんで 海風 潮風 松林 拾った貝殻はポケットの中  カヌーにトロッコ 野球場 鉛筆サックのロケットあそび  茅ヶ崎駅から俺んち経由海に抜ける道 まっすぐ今日まできっと明日もまっすぐ歩く道
君にありがとう加山雄三加山雄三松本隆弾厚作ぼくたちが結婚した日 空はグレイ 木々も枯れた 花投げる友人もなく 空罐の車さえない  ただ君の手のぬくもりが 寒い心の救いだったよ  時がたつにつれて雲は去り 花は咲く 時がたつにつれて深まる愛を 君に捧げよう  忘れてた 今日が記念日 手作りのケーキがうれしい 君がいて生きて来られた その事を胸に刻むよ  ただ移りゆく人の愛を ロウソクの灯を絶やさぬように  時がたつにつれて陽は射して 草は萌える 時がたつにつれて深まる愛を 君にありがとう 時がたつにつれて深まる愛を 君にありがとう
光進丸GOLD LYLIC加山雄三GOLD LYLIC加山雄三松本隆弾厚作桟橋に立つ 君の肩から 海鳥たちが 飛び立ってゆく ラットを握る 俺を見つめて 涙で何か話しかけてる  出航前のあわただしさに そこだけ時が止まったようだ 心ひとつの海の仲間が 綱といて船に乗る  江ノ島、三崎、大島越えて 新島、式根、三宅島まで Sail On! 光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え! Sail On! 光進丸よ 俺の夢乗せて海へ羽撃け!  別れはいつも苦手なものさ 海図をたどる指も止まるよ 昨日の夢は陸に捨てよう 水平線の向うが未来  港へ残る白い水の尾 手を振る君がもう点になる 岬の風に振り向く俺は 海の男の顔だろう  御子元、石邸、遠州越えて 的矢、紀伊で黒潮にのる Sail On! 光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え! Sail On! 光進丸よ 俺の夢乗せて海へ羽撃け!
瑠璃色の地球中森明菜中森明菜松本隆平井夏美千住明夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた  悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球  泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい  争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず  ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人  ひとつしかない 私たちの星を守りたい  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球
CRESCENT MOONGOLD LYLIC中島美嘉GOLD LYLIC中島美嘉松本隆大野宏明田中義人こうして髪を撫で あなたの横顔を見る 星の花粉が舞う 海辺の砂の斜面 せっかく手に入れた愛の輝き 砕けるのが怖くて その腕につかまっていた  三日月の寝台に寝ころび 黙って添い寝して 言葉で話しかけずに目で問いかけて 私の中の猫は鋭い爪かくしてじゃれる 未来をうらぎったなら たぶん許さない  あなたの生き方を教えて 1秒ごとに 微笑みの翳りも月夜に曝してみて 硝子の波がうねっている あんなに 破片で傷ついたら透明な血を流すの  三日月の寝台は海から 吹く風にふるえる どんなに逆風だって私負けない 時代につぶされても二人で 生き抜いていこうね あなたのたよりないとこ かばってあげたい  時は砂粒 指からこぼれ落ちる 世界中崩れて無になっても この愛がある限り 生きられる  三日月の寝台に寝ころび 黙って添い寝して 言葉で話しかけずに目で問いかけて 私の中の猫は鋭い爪かくしてじゃれる 未来をうらぎったなら たぶん許さない
ラスト ワルツ イン ブルー金井夕子金井夕子松本隆筒美京平船山基紀あなたが浮かべた薄荷煙草の 煙が瞳にしみて痛いわ 涙がひとすじ頬をつたわり 飛び散る真紅のエナメルの靴  踊りましょうか 最後のワルツ 指を絡めて ねえ二人きり 踊りましょうか 踊りましょうね la la la la la la la la la la la la la  それは嘘 みんな嘘 あなたは来ない 哀しみに頬寄せて私だけ舞う Last Waltz in Blue 涙相手の舞踏会  夜空を指さす高層ビルに 灯りを点せば プラネタリウム 電話であなたは逢えないと言う せつなく噛んだわ 爪のマニキュア  踊りましょうか 最後のワルツ 瞳見つめて ねえ今夜だけ 踊りましょうか 踊りましょうね la la la la la la la la la la la la la  それは嘘 みんな嘘 あなたは来ない 手を宙にさしのべて独りくるくる Last Waltz in Blue 涙相手の舞踏会  踊りましょうか 最後のワルツ la la la la la la la la la la la la la  それは嘘 みんな嘘 あなたは来ない 泣きながら星空に輪を描くのよ Last Waltz in Blue 涙相手の舞踏会
オリエンタル ムーン金井夕子金井夕子松本隆筒美京平船山基紀朝凪ぎは真珠色 白い月さえ 紫の舟に乗り西に追われる 天鵞絨の波の音は繻子の感触 うつら・つら眠る頬やさしく醒ます  The music goes on so oriental 夏から冬まで待ってます  あなたは恋しい方だから あなたは恋しい方だから 処女の夢は紅い花 白い砂の上にてんてんてん……と咲く  夕凪ぎは紅玉色 色硝子越しに 幻の海を視る三角の窓 水濡れた黒髪を哀れぐむなら 弓なりの道たどりながら戻って  The music goes on so oriental 朝な夕なに泣いてます  あなたは恋しい方だから あなたは恋しい方だから 処女の意味は紅い花 夢の遠い河にはらはらはら……と散る  The music goes on so oriental 東の国から歌います  あなたは届かぬ人だから あなたは届かぬ人だから  The music goes on so oriental The music goes on so oriental
Loving You金井夕子金井夕子松本隆筒美京平船山基紀いいのよ誰れにでも過去はあるもの そして あやまちも 通りすぎた人の名前 話さないで今は  過去は過去よ その人に私が 良く似てても心が違う My Love, My Love もう想い出に頬づえなんてしないで 今ひととき Loving you  いいのよその人の写真 日記に はさみ忘れても ふれられたら痛い傷の ひとつふたつあるわ  過去は過去よ そして明日になれば 私だけの心に変わる My Love, My Love もう想い出に頬づえなんてしないで 今ひととき Loving you Loving you
ハイティーン・ブギPUFFYPUFFY松本隆山下達郎海辺にバイクを止めて 一瞬マジにお前を 抱いた Lovely Night  俺たち傷だらけでも やさしさだけは捨てずに 生きて 来たぜ  お前が望むなら ツッパリも止めていいぜ 俺はこわいもの知らず ケンカなら負けないけど この愛を失すことだけ こわいのさ  ハイティーン・ブギ 未来を俺にくれ ハイティーン・ブギ 明日こそお前を 倖せにしてやる これで決まりさ  皮のツナギの背中に 頬寄せて泣くお前が 好きさ Lonely Girl  黒いRay-ban 外す 俺の眼に嘘は無いさ 若さはいつでも One Way Road 誰も引き返せないさ 昨日とは違う生き方 見せてやる  ハイティーン・ブギ 風を切って走れ ハイティーン・ブギ 自分の人生は 自分で決めてやる それがサイコー  突っ走る愛に ブレーキはないぜ  ハイティーン・ブギ 未来を俺にくれ ハイティーン・ブギ 明日こそお前を 倖せにしてやる これで決まりさ
哀しみ専科三木聖子三木聖子松本隆大野克夫船山基紀あなたは夜明けを 手に抱いてきて 朝日のまぶしさ 教えてくれた あなたのマフラー 編むまで私 希望も編めない 不器用だった  あなたとくちづけ してから私 くちべに買うのが 楽しくなった あなたのひろげた 両手の中で はばたく小鳥に なれる気がした  あと1つだけ 1つだけ教えて下さい 涙はどうすれば 止まるのですか あと1つだけ 1つだけ教えて下さい 涙はどうすれば 止まるのですか  あなたを駅まで 送った夜に 心に踏切り あるって知った あなたが都会に 行くって聞いて 初めて地図帳 指でたどった  あなたにさよなら 言われてふいに 横断歩道の 長さ感じた 心にぽっかり あいたうつろで 愛したあなたの 大きさ知った  あと1つだけ 1つだけ教えて下さい 涙はどうすれば 止まるのですか あと1つだけ 1つだけ教えて下さい 涙はどうすれば 止まるのですか  あと1つだけ 1つだけ教えて下さい 涙はどうすれば 止まるのですか
三枚の写真三木聖子三木聖子松本隆大野克夫船山基紀16の頃 あなたは18 夏のまぶしさ 覚えてますか はしゃいだ砂に ふれ合う背中 ゆれる笑顔に ぽつりと聞いた  ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える  ふたりならんだ 写真の海が あゝ指先を ぬらしています  17の頃 あなたは19 手にひんやりと 谷川の秋 目かくしをした あなたの腕に 冷たいねって 涙おとした  ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える  ふたりの間の 落葉が今も あゝ心へと 吹き込んでます  20才(はたち)の私 あなたは22 写真の春に あなたはいない 別れ間際に 振り向いた街 あのまなざしは 焼きついてたのに  ねえ 目をそらしても 目をそらしても いいのよあなた ねえ 目をそらしても 目をそらしても いいのよあなた  過ぎた月日が 残したものは あゝ三枚の 写真だけです
バチェラー・ガール稲垣潤一稲垣潤一松本隆大瀧詠一雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl  向かいあう傘の中 君は横に首を振った これ以上逢えないと 予想通りの辛い答えさ すれ違うバスが 水たまりはねて  雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤叩くよ My Bachelor Girl  顔色も変えないね くずれかけたぼくを見ても 冷ややかなやさしさの 裏に別れを用意してたね 雨雲の裏の青空は見えない  雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl  君が欲しいと つぶやいくだけで すべてなくした でも言わずにはいられなかった  淋しい  雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤(キー)叩くよ My Bachelor Girl  忘れるよ 二人には小さすぎたぼくの傘 どしゃ降りに 消えてゆく 君の強い背中 きっときっと 忘れるさ
夜行性Original LoveOriginal Love松本隆田島貴男孤独がしゃがみこんでる 闇より黒いコート着て 無視して 歩き続ける 月夜の晩はなおさら  夢遊病の街へと 飛び込みするポーズ 生きることに少し 飽きかけているんだ 下り傾斜だからね 手を広げて走る 運がよけりゃ ふわり 飛べるかもしれない みんな仮面がずれてるよ 微笑みの裏にちらっと覗く 寂しい魂  孤独がしゃがみこんでる 闇より黒いコート着て あいつの顔を見たかい? 生き写しだよ 昨日のぼくに  理性という檻へと 飼い慣らした人生 ぼくの中の獣(けもの) 解き放ちたいよね 今夜 空に満月 人恋しい空気 ナイフの刃の上を 駆け抜けてみようよ  ぼくの蒸発する若さ 希薄(きはく)な命を誰か優しく 抱きしめないかな 君は人見知りの ヴァンパイア 星占いでは不思議に二人 相性いいかも  孤独がしゃがみこんでる 闇より黒いマント着て 無視して歩き続ける 月夜の晩はなおさら
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