| 唐獅子牡丹義理と人情を 秤にかけりゃ 義理が重たい 男の世界 幼なじみの 観音様にゃ 俺の心は お見通し 背中で吠えてる 唐獅子牡丹 親の意見を 承知ですねて 曲りくねった 六区の風よ つもり重ねた 不幸のかずを 何と詫びよか おふくろに 背中で泣いてる 唐獅子牡丹 おぼろ月でも 隅田の水に 昔ながらの 濁らぬ光り やがて夜明けの 来るそれまでは 意地で支える 夢ひとつ 背中で呼んでる 唐獅子牡丹 | 美空ひばり | 水城一狼・矢野亮 | 水城一狼 | | 義理と人情を 秤にかけりゃ 義理が重たい 男の世界 幼なじみの 観音様にゃ 俺の心は お見通し 背中で吠えてる 唐獅子牡丹 親の意見を 承知ですねて 曲りくねった 六区の風よ つもり重ねた 不幸のかずを 何と詫びよか おふくろに 背中で泣いてる 唐獅子牡丹 おぼろ月でも 隅田の水に 昔ながらの 濁らぬ光り やがて夜明けの 来るそれまでは 意地で支える 夢ひとつ 背中で呼んでる 唐獅子牡丹 |
| 好きになってしまったわ好きになってしまったわ どうやら私 とてもこまった事だけど ア 何故か バラ色 昼顔の花にもにて けだるい私 恋とは恋とは 切ないものね 好きになってしまったわ やっぱり私 とても素敵な事だけど ア 何故か バラ色 夕顔の花にもにて さびしい私 恋とは恋とは 切ないものね | 美空ひばり | 中村メイコ | 小野透 | | 好きになってしまったわ どうやら私 とてもこまった事だけど ア 何故か バラ色 昼顔の花にもにて けだるい私 恋とは恋とは 切ないものね 好きになってしまったわ やっぱり私 とても素敵な事だけど ア 何故か バラ色 夕顔の花にもにて さびしい私 恋とは恋とは 切ないものね |
| 田舎の子たんぼの中の あぜ道を お手々つないで 父さんと あの子どこの子 田舎の子 かすりのおべべが よく似あう ぽつり頬っぺに 冷たく落ちた 涙じゃないよ ほら 見てごらんね 白い大きな帽子をかぶって 片手にあみをもち 一心に一匹の 蝶々を追いかけている坊や どこかで見たような子 そうだわ あたしが幼かった頃 よくお友達とあんな事をして 遊んだっけ 今はなつかしい想い出 あの子も今が一番たのしい時でしょうね あ! あぶない ほら ころんじゃった たんぼの中の あぜ道を お手々つないで かあさんと あの子どこの子 田舎の子 菜の花畑が きれいだね そっと頬っぺに そよかぜ吹いて 話しているよ ほら きこえるよね | 美空ひばり | 加藤和枝 | 加藤和枝 | 狛林正一 | たんぼの中の あぜ道を お手々つないで 父さんと あの子どこの子 田舎の子 かすりのおべべが よく似あう ぽつり頬っぺに 冷たく落ちた 涙じゃないよ ほら 見てごらんね 白い大きな帽子をかぶって 片手にあみをもち 一心に一匹の 蝶々を追いかけている坊や どこかで見たような子 そうだわ あたしが幼かった頃 よくお友達とあんな事をして 遊んだっけ 今はなつかしい想い出 あの子も今が一番たのしい時でしょうね あ! あぶない ほら ころんじゃった たんぼの中の あぜ道を お手々つないで かあさんと あの子どこの子 田舎の子 菜の花畑が きれいだね そっと頬っぺに そよかぜ吹いて 話しているよ ほら きこえるよね |
| グッド・ナイト・ベイビーきっといつかは 君のパパも わかってくれる 後を向いた ふるえる肩を 抱いてあげよう だから グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 今夜は このまま おやすみ グッド・ナイト グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 楽しい 明日を 夢みて グッド・ナイト やっとみつけた この幸せを 誰にもあげない 涙にぬれた 冷たいほほを ふいてあげよう だから グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 今夜は このまま おやすみ グッド・ナイト グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 楽しい 明日を 夢みて グッド・ナイト | 美空ひばり | ひろまなみ | むつひろし | | きっといつかは 君のパパも わかってくれる 後を向いた ふるえる肩を 抱いてあげよう だから グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 今夜は このまま おやすみ グッド・ナイト グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 楽しい 明日を 夢みて グッド・ナイト やっとみつけた この幸せを 誰にもあげない 涙にぬれた 冷たいほほを ふいてあげよう だから グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 今夜は このまま おやすみ グッド・ナイト グッド ナイト グッド ナイト ベイビー 涙こらえて 楽しい 明日を 夢みて グッド・ナイト |
| 海のバラード潮のみちひに 思いを寄せる 浜の娘は 心が熱い あそこ 悲しい 出船の岬 南風吹きゃ 汽笛がしめる 空は むらさき 鴎は白い サンタ・マリアの 鳴る鐘の音を 指で数えて あれから十日 今日か 明日かと 待つ便り 海はひとつよ ひとつの海が 何故にこんなに 遠いやら 逢うはいつの日 そのいつの日が 祈り甲斐ある 晴れた日に | 美空ひばり | 藤浦洸 | 戸塚三博 | | 潮のみちひに 思いを寄せる 浜の娘は 心が熱い あそこ 悲しい 出船の岬 南風吹きゃ 汽笛がしめる 空は むらさき 鴎は白い サンタ・マリアの 鳴る鐘の音を 指で数えて あれから十日 今日か 明日かと 待つ便り 海はひとつよ ひとつの海が 何故にこんなに 遠いやら 逢うはいつの日 そのいつの日が 祈り甲斐ある 晴れた日に |
| ペイパー・ムーンIt is only a paper moon Sailing over a card-board sea But it wouldn't be make believe If you believed in me It is only a canvas sky Hanging over a muslin tree But it wouldn't be make believe If you believed in me Without your love It's honky tonk parade Without your love It's a melody played on a penny arcade It's a Barnum and Bailey world Just as Phony as it can be But it wouldn't be make believe If you believed in me Without your love It's honky tonk parade Without your love It's a melody played on a penny arcade It's a Barnum and Bailey world Just as Phony as it can be But it wouldn't be make believe If you believed in me | 美空ひばり | Billy Rose・E.Y.Harburg・Harold Arlen | Billy Rose・E.Y.Harburg・Harold Arlen | | It is only a paper moon Sailing over a card-board sea But it wouldn't be make believe If you believed in me It is only a canvas sky Hanging over a muslin tree But it wouldn't be make believe If you believed in me Without your love It's honky tonk parade Without your love It's a melody played on a penny arcade It's a Barnum and Bailey world Just as Phony as it can be But it wouldn't be make believe If you believed in me Without your love It's honky tonk parade Without your love It's a melody played on a penny arcade It's a Barnum and Bailey world Just as Phony as it can be But it wouldn't be make believe If you believed in me |
| 雨の隅田河岸傘をかしげて ふとすれちがう 柳ちる夜の 隅田河岸 えゝ 別れた頃より しあわせそうな 憎い 恋しい‥‥ 人がゆく 男ごゝろも 隅田の水も いちど流れりゃ かえりゃせぬ えゝ 未練とおもえば 口惜しいけれど もとは 他人じゃ‥‥ ないお人 むせぶ「ながし」の あの三昧の音も 雨に消えゆく 隅田河岸 えゝ 勝気といわれた 女がひとり 泣いて おります‥‥ しみじみと | 美空ひばり | 西沢爽 | 米山正夫 | 福田正 | 傘をかしげて ふとすれちがう 柳ちる夜の 隅田河岸 えゝ 別れた頃より しあわせそうな 憎い 恋しい‥‥ 人がゆく 男ごゝろも 隅田の水も いちど流れりゃ かえりゃせぬ えゝ 未練とおもえば 口惜しいけれど もとは 他人じゃ‥‥ ないお人 むせぶ「ながし」の あの三昧の音も 雨に消えゆく 隅田河岸 えゝ 勝気といわれた 女がひとり 泣いて おります‥‥ しみじみと |
| 世界は二人のために愛 あなたと二人 花 あなたと二人 恋 あなたと二人 夢 あなたと二人 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの 空 あなたとあおぐ 道 あなたと歩く 海 あなたと見つめ 丘 あなたと登る 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの なぜ あなたと居るの いつ あなたと会うの どこ あなたと行くの いま あなたと私 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの 愛 あなたと二人 花 あなたと二人 恋 あなたと二人 夢 あなたと二人 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの | 美空ひばり | 山上路夫 | いずみたく | | 愛 あなたと二人 花 あなたと二人 恋 あなたと二人 夢 あなたと二人 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの 空 あなたとあおぐ 道 あなたと歩く 海 あなたと見つめ 丘 あなたと登る 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの なぜ あなたと居るの いつ あなたと会うの どこ あなたと行くの いま あなたと私 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの 愛 あなたと二人 花 あなたと二人 恋 あなたと二人 夢 あなたと二人 二人のため 世界はあるの 二人のため 世界はあるの |
| 女ざむらい只今参上雨か嵐か 勤王佐幕 今日も鳴る鳴る あけの鐘 踊り扇を 白刃に変えて 花にひとさし 剣の舞 女ざむらい 只今参上 蝶よ花よと 箱入り娘 捨てて大江戸 七つだち 父に見せたい 若衆姿 富士を背にして 東海道 女ざむらい 只今参上 斬って捨てよか そのまま行こか 五十三次 ひとり旅 腰の大小 嵐を越えて 明日は待たるる 日本晴れ 女ざむらい 只今参上 | 美空ひばり | 関沢新一 | 万城目正 | | 雨か嵐か 勤王佐幕 今日も鳴る鳴る あけの鐘 踊り扇を 白刃に変えて 花にひとさし 剣の舞 女ざむらい 只今参上 蝶よ花よと 箱入り娘 捨てて大江戸 七つだち 父に見せたい 若衆姿 富士を背にして 東海道 女ざむらい 只今参上 斬って捨てよか そのまま行こか 五十三次 ひとり旅 腰の大小 嵐を越えて 明日は待たるる 日本晴れ 女ざむらい 只今参上 |
| 浪曲渡り鳥旅のこころを ひかれるままに いつかおぼえた 浪花節 恋の傷みを 翼に抱いて 飛べばさびしい 山や川 あ…… あ……ん 涙 一ふし渡り鳥 のどの渋さは 母さんゆずり 空の星さえ 聞き惚れる 今じゃ故郷の 噂が遠い 風にきいても わからない あ…… あ……ん 未練三味線 渡り鳥 秋の関東 吹雪の越後 どこで迎える お正月 のれん酒場の お客に呼ばれ つもる苦労の ひき語り あ…… あ……ん 意地がささえの 渡り鳥 | 美空ひばり | 石本美由起 | 安藤実親 | 安藤実親 | 旅のこころを ひかれるままに いつかおぼえた 浪花節 恋の傷みを 翼に抱いて 飛べばさびしい 山や川 あ…… あ……ん 涙 一ふし渡り鳥 のどの渋さは 母さんゆずり 空の星さえ 聞き惚れる 今じゃ故郷の 噂が遠い 風にきいても わからない あ…… あ……ん 未練三味線 渡り鳥 秋の関東 吹雪の越後 どこで迎える お正月 のれん酒場の お客に呼ばれ つもる苦労の ひき語り あ…… あ……ん 意地がささえの 渡り鳥 |
| こだまは歌うよヤホー(ヤホー)ヤホー(ヤホー) こだまは歌う ヤホー(ヤホー) たのしく歌う ヤホー(ヤホー) 緑の山 はるかの谷 ヤホー ヤホー ヤホー ヤホー わたしは歌う ヤホー(ヤホー) こだまも歌う ヤホー(ヤホー) そよ吹く風 涼しい風 ヤホー ヤホー ヤホー ああ なつかし この想い出 母の好きな あの歌よ こだまは歌う ヤホー(ヤホー) も一度呼ぼう ヤホー(ヤホー) あちらの山 こちらの谷 ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) こだまは歌う ヤホー(ヤホー) 明るく歌う ヤホー(ヤホー) 牧場の牛 枝の小鳥 ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) 何処かで歌う カッコー(カッコー) こだまも歌う カッコー(カッコー) 森の小経 丘の小立 カッコー カッコー カッコー ああ ゆりかご ゆする様に よせて返す 想い出よ こだまは歌う ヤホー(ヤホー) も一度呼ぼう ヤホー(ヤホー) 真白の雲 夢見るいろ ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) こだまは歌う ヤホー(ヤホー) も一度呼ぼう ヤホー(ヤホー) 真白の雲 夢見るいろ ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) | 美空ひばり | 米山正夫 | 米山正夫 | | ヤホー(ヤホー)ヤホー(ヤホー) こだまは歌う ヤホー(ヤホー) たのしく歌う ヤホー(ヤホー) 緑の山 はるかの谷 ヤホー ヤホー ヤホー ヤホー わたしは歌う ヤホー(ヤホー) こだまも歌う ヤホー(ヤホー) そよ吹く風 涼しい風 ヤホー ヤホー ヤホー ああ なつかし この想い出 母の好きな あの歌よ こだまは歌う ヤホー(ヤホー) も一度呼ぼう ヤホー(ヤホー) あちらの山 こちらの谷 ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) こだまは歌う ヤホー(ヤホー) 明るく歌う ヤホー(ヤホー) 牧場の牛 枝の小鳥 ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) 何処かで歌う カッコー(カッコー) こだまも歌う カッコー(カッコー) 森の小経 丘の小立 カッコー カッコー カッコー ああ ゆりかご ゆする様に よせて返す 想い出よ こだまは歌う ヤホー(ヤホー) も一度呼ぼう ヤホー(ヤホー) 真白の雲 夢見るいろ ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) こだまは歌う ヤホー(ヤホー) も一度呼ぼう ヤホー(ヤホー) 真白の雲 夢見るいろ ヤホー ヤホー ヤホー(ヤホー) |
| ひばりのお買物赤いセーターで ランララン いつも楽しい お買物 八百屋 魚屋 酒屋さん 声も明るく 今日は 私しゃとっても 買物上手 町は青空 ランララン 提げた手篭は ピンク色 赤いリボンを ランララン 髪に結んで お買物 娘 年頃 花ざかり ちょいと気になる 趣味の店 のぞくウインド 楽しい心 町は青空 ランララン 柳芽をふく 並木路 軽い靴音 ランララン 歌も陽気に お買物 店の旦那に 小僧さん みんなニコニコ 顔馴染み 安くしますと また呼び止める 町は青空 ランララン 目抜き通りは 人の波 揺れるスカート ランララン 弾む心で お買物 明日は彼氏の 誕生日 選ぶネクタイ プレゼント 買ってほんのり 笑顔を染める 町は青空 ランララン 恋を呼ぶよな 風が吹く | 美空ひばり | 石本美由起 | 上原げんと | | 赤いセーターで ランララン いつも楽しい お買物 八百屋 魚屋 酒屋さん 声も明るく 今日は 私しゃとっても 買物上手 町は青空 ランララン 提げた手篭は ピンク色 赤いリボンを ランララン 髪に結んで お買物 娘 年頃 花ざかり ちょいと気になる 趣味の店 のぞくウインド 楽しい心 町は青空 ランララン 柳芽をふく 並木路 軽い靴音 ランララン 歌も陽気に お買物 店の旦那に 小僧さん みんなニコニコ 顔馴染み 安くしますと また呼び止める 町は青空 ランララン 目抜き通りは 人の波 揺れるスカート ランララン 弾む心で お買物 明日は彼氏の 誕生日 選ぶネクタイ プレゼント 買ってほんのり 笑顔を染める 町は青空 ランララン 恋を呼ぶよな 風が吹く |
| 国境の町橇の鈴さえ 寂しく響く 雪の広野よ 町の灯よ 一つ山越しゃ 他国の星が 凍りつくよな 国境 故郷はなれて はるばる千里 なんで想いが とどこうぞ 遠きあの空 つくづく眺め 男泣きする 宵もある 明日に望みが ないではないが 頼み少ない ただ一人 赤い夕日も 身につまされて 泣くが無理かよ 渡り鳥 行方知らない さすらい暮し 空も灰色 また吹雪 想いばかりが ただただ燃えて 君と逢うのは いつの日ぞ | 美空ひばり | 大木惇夫 | 阿部武雄 | | 橇の鈴さえ 寂しく響く 雪の広野よ 町の灯よ 一つ山越しゃ 他国の星が 凍りつくよな 国境 故郷はなれて はるばる千里 なんで想いが とどこうぞ 遠きあの空 つくづく眺め 男泣きする 宵もある 明日に望みが ないではないが 頼み少ない ただ一人 赤い夕日も 身につまされて 泣くが無理かよ 渡り鳥 行方知らない さすらい暮し 空も灰色 また吹雪 想いばかりが ただただ燃えて 君と逢うのは いつの日ぞ |
| さようならねえお願い お願いだからそんな顔をしないで 今日は黙って帰って欲しいの どんなやさしい言葉だって 私には耐えられそうもないわ 今日は何にも 言わないで もしも小指の先ぐらい 愛していたら さよならなんかは とてもとてもきけない やっと涙を 胸で押えているあたし 好きなあなたの 言うままに 髪の形も変えてみた 煙草もやめた それでも駄目なの とてもとても哀しい 肩を寄せあい 燃えていた日があるだけに 今度こそは 倖せになりたい そう思って一生懸命だったの どうしたら貴男の気に入るかしらって そればかり考えていたわ でもでも貴男には重荷だったのね ひとりぼっちに なるけれど いつか涙もかわくから 忘れて欲しい それよりあなたが とてもとても気になる 昔みたいに 悪いお酒は飲まないで | 美空ひばり | 横井弘 | 彩木雅夫 | | ねえお願い お願いだからそんな顔をしないで 今日は黙って帰って欲しいの どんなやさしい言葉だって 私には耐えられそうもないわ 今日は何にも 言わないで もしも小指の先ぐらい 愛していたら さよならなんかは とてもとてもきけない やっと涙を 胸で押えているあたし 好きなあなたの 言うままに 髪の形も変えてみた 煙草もやめた それでも駄目なの とてもとても哀しい 肩を寄せあい 燃えていた日があるだけに 今度こそは 倖せになりたい そう思って一生懸命だったの どうしたら貴男の気に入るかしらって そればかり考えていたわ でもでも貴男には重荷だったのね ひとりぼっちに なるけれど いつか涙もかわくから 忘れて欲しい それよりあなたが とてもとても気になる 昔みたいに 悪いお酒は飲まないで |
| 恍惚のブルース女の命は 恋だから 恋におぼれて 流されて 死ぬほどたのしい 夢をみた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびよる 恍惚のブルースよ あたしをこんなに したあなた ブルーシルクの 雨が降り こころがしっとり 濡れていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのび泣く 恍惚のブルースよ あなたがこんなに したわたし ブルーパールの 霧が降り わたしは貝に なっていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またすすり泣く 恍惚のブルースよ | 美空ひばり | 川内康範 | 浜口庫之助 | 佐々永治 | 女の命は 恋だから 恋におぼれて 流されて 死ぬほどたのしい 夢をみた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびよる 恍惚のブルースよ あたしをこんなに したあなた ブルーシルクの 雨が降り こころがしっとり 濡れていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのび泣く 恍惚のブルースよ あなたがこんなに したわたし ブルーパールの 霧が降り わたしは貝に なっていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またすすり泣く 恍惚のブルースよ |
| 絵日傘剣法花の絵日傘 くるりと廻しゃ またも白刃が はじけ飛ぶ 江戸の狼ゃ こわくはないが 娘ざかりは 髪のみだれが ささ え 気になる 人を斬るなと 教えた父を うらみますぞえ しみじみと ほんにせつなや 絵日傘剣法 恋のつらさを 思い切る手が ささ え なぜにない 紅の振袖 鹿の子の帯も よその娘と なに変ろ すねて甘えて 絵日傘日傘 愛し殿御と 添えるその日を ささ え 夢に見る | 美空ひばり | 西沢爽 | 遠藤実 | 山路進一 | 花の絵日傘 くるりと廻しゃ またも白刃が はじけ飛ぶ 江戸の狼ゃ こわくはないが 娘ざかりは 髪のみだれが ささ え 気になる 人を斬るなと 教えた父を うらみますぞえ しみじみと ほんにせつなや 絵日傘剣法 恋のつらさを 思い切る手が ささ え なぜにない 紅の振袖 鹿の子の帯も よその娘と なに変ろ すねて甘えて 絵日傘日傘 愛し殿御と 添えるその日を ささ え 夢に見る |
| 野薔薇野ばら 野ばら 蝦夷地の野ばら 人こそ知らね あふれさく いろもうるわし 野のうばら 蝦夷地の 野ばら 野ばら 野ばら かしこき野ばら 神の聖旨(みむね)を あやまたぬ 曠野(あらの)の花に 知る教 かしこき 野ばら | 美空ひばり | 三木露風 | 山田耕筰 | | 野ばら 野ばら 蝦夷地の野ばら 人こそ知らね あふれさく いろもうるわし 野のうばら 蝦夷地の 野ばら 野ばら 野ばら かしこき野ばら 神の聖旨(みむね)を あやまたぬ 曠野(あらの)の花に 知る教 かしこき 野ばら |
| 太陽と私私の心は雪 冷たく凍った肌に 風が風が どこかで呼んでる 遠い淋しい 空の果て 私の 太陽が きっとどこかに もえてよもえてよ 私の太陽 私の涙は雨 冷たく凍ったほほに 恋の恋の しずくが光ってる 熱くせつない この胸に 私の 太陽が きっとどこかに もえてよもえてよ 私の太陽 私の心の雲 切なく拡がる果てに 愛の愛の 息吹きを待ってる 甘くやさしく このままで 私の 太陽が きっとどこかに もえてよもえてよ 私の太陽 | 美空ひばり | 加藤和枝 | 井上忠夫 | | 私の心は雪 冷たく凍った肌に 風が風が どこかで呼んでる 遠い淋しい 空の果て 私の 太陽が きっとどこかに もえてよもえてよ 私の太陽 私の涙は雨 冷たく凍ったほほに 恋の恋の しずくが光ってる 熱くせつない この胸に 私の 太陽が きっとどこかに もえてよもえてよ 私の太陽 私の心の雲 切なく拡がる果てに 愛の愛の 息吹きを待ってる 甘くやさしく このままで 私の 太陽が きっとどこかに もえてよもえてよ 私の太陽 |
| おんなの朝朝が来たのね さよならね 街へ出たなら べつべつね ゆうべあんなに 燃えながら 今朝は知らない 顔をして ああ あなたは 別れて 別れて しまうのね 朝が来たのね さよならね そんなはかない 仲なのね こんどいつ逢う あてもなく 冷えた紅茶を ひとり飲む ああ さみしい 私に 私に もどるのね 朝が来たのね さよならね 思いだしたら 誘ってね 憎いあなたに 泣きながら 夢の名残りを 抱いてゆく ああ 女の涙を 涙を わかってね 涙を わかってね | 美空ひばり | 西沢爽 | 米山正夫 | | 朝が来たのね さよならね 街へ出たなら べつべつね ゆうべあんなに 燃えながら 今朝は知らない 顔をして ああ あなたは 別れて 別れて しまうのね 朝が来たのね さよならね そんなはかない 仲なのね こんどいつ逢う あてもなく 冷えた紅茶を ひとり飲む ああ さみしい 私に 私に もどるのね 朝が来たのね さよならね 思いだしたら 誘ってね 憎いあなたに 泣きながら 夢の名残りを 抱いてゆく ああ 女の涙を 涙を わかってね 涙を わかってね |
| 川は流れる病葉(わくらば)を 今日も浮かべて 街の谷 川は流れる ささやかな 望み破れて 哀しみに 染まる瞳に 黄昏の 水のまぶしさ 思い出の 橋のたもとに 錆ついた 夢のかずかず ある人は 心つめたく ある人は 好きで別れて 吹き抜ける 風に泣いてる ともし灯も 薄い谷間を ひとすじに 川は流れる 人の世の 塵にまみれて なお生きる 水をみつめて 嘆くまい 明日は明るく | 美空ひばり | 横井弘 | 桜田誠一 | | 病葉(わくらば)を 今日も浮かべて 街の谷 川は流れる ささやかな 望み破れて 哀しみに 染まる瞳に 黄昏の 水のまぶしさ 思い出の 橋のたもとに 錆ついた 夢のかずかず ある人は 心つめたく ある人は 好きで別れて 吹き抜ける 風に泣いてる ともし灯も 薄い谷間を ひとすじに 川は流れる 人の世の 塵にまみれて なお生きる 水をみつめて 嘆くまい 明日は明るく |
| ひばりのチャチャチャさあさ歌えよ みんなで歌えよ あなたもわたしも チャチャチャ 調子合わせて 拍子揃えて 小鳥がスケート する様に チャチャチャうたえば こゝろは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ 皆でおどれよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ玩具の 楽隊 ラッタッタ ソラウインナワルツは ブンチャチャ ホラ田舎の機関車 シュッポッポ ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムに のって あの子も音痴よ この子も音痴よ 調子をはずして チャチャチャ あばたもえくぼよ 音痴は愛嬌 調子ぱずれは いい度胸 チャチャチャ歌えば こころは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ | 美空ひばり | 米山正夫 | 米山正夫 | | さあさ歌えよ みんなで歌えよ あなたもわたしも チャチャチャ 調子合わせて 拍子揃えて 小鳥がスケート する様に チャチャチャうたえば こゝろは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ 皆でおどれよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ玩具の 楽隊 ラッタッタ ソラウインナワルツは ブンチャチャ ホラ田舎の機関車 シュッポッポ ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムに のって あの子も音痴よ この子も音痴よ 調子をはずして チャチャチャ あばたもえくぼよ 音痴は愛嬌 調子ぱずれは いい度胸 チャチャチャ歌えば こころは弾むよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ 踊りましょう チャチャチャ 歌いましょう ホラ鳴らないギターは ビンビンビン ソラ空のタクシー ブーブーブー ホラ兎は寝すぎて ピョンピョンピョン ソラ景気をつけましょう チャチャチャ歌えば 心ははずむよ あなたもわたしも チャチャチャ さあさ踊れよ みんなで歌えよ リズムにのって チャチャチャ |
| 別れの一本杉泣けた 泣けた こらえきれずに 泣けたっけ あの娘と別れた 哀しさに 山のかけすも 鳴いていた 一本杉の 石の地蔵さんのよ 村はずれ 遠い 遠い 想い出しても 遠い空 必ず東京へ ついたなら 便りおくれと 言った娘(ひと) りんごの様な 赤い頬っぺたのよ あの泪 呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にもゆかずに この俺の 帰りひたすら 待っている あの娘はいくつ とうに二十はよ 過ぎたろに | 美空ひばり | 高野公男 | 船村徹 | 佐伯亮 | 泣けた 泣けた こらえきれずに 泣けたっけ あの娘と別れた 哀しさに 山のかけすも 鳴いていた 一本杉の 石の地蔵さんのよ 村はずれ 遠い 遠い 想い出しても 遠い空 必ず東京へ ついたなら 便りおくれと 言った娘(ひと) りんごの様な 赤い頬っぺたのよ あの泪 呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にもゆかずに この俺の 帰りひたすら 待っている あの娘はいくつ とうに二十はよ 過ぎたろに |
| 国比べ旅ののれんで 知り合った 会ったばかりで うちとけた 男二人が 酔って国比べ 薩摩隼人の 太い肩 俺も負けずに 腕まくり ぢゃんそ ぢゃんそと 卓たたく 花火背中に 桜島 目には仕掛けの 墨田川 なんの なんのと 笑ってみせりゃ 注ぐ焼酎 ぐいと飲み 酒の強さで 勝名乗り ぢゃんそ ぢゃんそと 高笑い 肴(さかな)手造り 味の良さ 楚々とおかみの 品の良さ 男二人が 酔って恋比べ 男天国 薩摩には 恋の涙は あるまいに 酒もさほどは 飲むまいに 女心は 桜島 日に七度(ななたび)も 色かえる なんの なんのと 笑った顔に もしも男が 強いなら 酒に強くは なるまいに ぢゃんそ ぢゃんそと やり返す | 美空ひばり | 小椋佳 | 小椋佳 | | 旅ののれんで 知り合った 会ったばかりで うちとけた 男二人が 酔って国比べ 薩摩隼人の 太い肩 俺も負けずに 腕まくり ぢゃんそ ぢゃんそと 卓たたく 花火背中に 桜島 目には仕掛けの 墨田川 なんの なんのと 笑ってみせりゃ 注ぐ焼酎 ぐいと飲み 酒の強さで 勝名乗り ぢゃんそ ぢゃんそと 高笑い 肴(さかな)手造り 味の良さ 楚々とおかみの 品の良さ 男二人が 酔って恋比べ 男天国 薩摩には 恋の涙は あるまいに 酒もさほどは 飲むまいに 女心は 桜島 日に七度(ななたび)も 色かえる なんの なんのと 笑った顔に もしも男が 強いなら 酒に強くは なるまいに ぢゃんそ ぢゃんそと やり返す |
| ロンリー・ワン淋しい心の ああ ザ・ロンリー・ワン そのひとみに 悲しみ秘め どこまでさまよう ああ ザ・ロンリー・ワン つめたい町のたそがれよ 過ぎた恋が 心深く傷残して 今でもなお 忘れられないのか むなしい心の ああ ザ・ロンリー・ワン どこまで行く 果てない道…… 過ぎた恋が 心深く傷残して 今でもなお 忘れられないのか むなしい心の ああ ザ・ロンリー・ワン どこまで行く 果てない道…… | 美空ひばり | Roberta Heller・Leonald Hambro | Roberta Heller・Leonald Hambro | | 淋しい心の ああ ザ・ロンリー・ワン そのひとみに 悲しみ秘め どこまでさまよう ああ ザ・ロンリー・ワン つめたい町のたそがれよ 過ぎた恋が 心深く傷残して 今でもなお 忘れられないのか むなしい心の ああ ザ・ロンリー・ワン どこまで行く 果てない道…… 過ぎた恋が 心深く傷残して 今でもなお 忘れられないのか むなしい心の ああ ザ・ロンリー・ワン どこまで行く 果てない道…… |
| 白い勲章俺の言葉に 泣いた奴がひとり 俺をうらんでいる奴がひとり それでも本当に 俺を忘れないでいてくれる奴がひとり 俺が死んだら くちなしの花を 飾ってくれる 奴がひとり 皆んな併せて たったひとり 祭り囃子が きこえる部屋に 私ひとりで座っています それでも本当に 俺を忘れないでいてくれる奴がひとり 貴方の言葉 一つ一つが胸に 今もきこえて はなれないの 二人併せて たったのひとり 皆んな併せて たったのひとり | 美空ひばり | 宅島徳光・補作詞:美空ひばり | 船村徹 | | 俺の言葉に 泣いた奴がひとり 俺をうらんでいる奴がひとり それでも本当に 俺を忘れないでいてくれる奴がひとり 俺が死んだら くちなしの花を 飾ってくれる 奴がひとり 皆んな併せて たったひとり 祭り囃子が きこえる部屋に 私ひとりで座っています それでも本当に 俺を忘れないでいてくれる奴がひとり 貴方の言葉 一つ一つが胸に 今もきこえて はなれないの 二人併せて たったのひとり 皆んな併せて たったのひとり |
| いろは若衆やるか帰るか 二つに一つ 喧嘩祭にゃ 待ったなし さくら吹雪に 乱れた髪も お江戸そだちの 勇み肌 おおさ 男ぶりなら エエ 見てくんな 派手に帰ろか 啖呵(たんか)を切ろか 祭り囃しを 合の手に 見かけだおしの お兄(あにい)さんへ 天下御免の 花道だ おおさ ずいと通るが エエ なぜ悪い いろは四十八 小粋な唄を 風に吹かれて ちらし書き 竹を割るよな 気っぷの良さに 江戸の雀が またさわぐ おおさ 男ぶりなら エエ 見てくんな | 美空ひばり | 西沢爽 | 万城目正 | | やるか帰るか 二つに一つ 喧嘩祭にゃ 待ったなし さくら吹雪に 乱れた髪も お江戸そだちの 勇み肌 おおさ 男ぶりなら エエ 見てくんな 派手に帰ろか 啖呵(たんか)を切ろか 祭り囃しを 合の手に 見かけだおしの お兄(あにい)さんへ 天下御免の 花道だ おおさ ずいと通るが エエ なぜ悪い いろは四十八 小粋な唄を 風に吹かれて ちらし書き 竹を割るよな 気っぷの良さに 江戸の雀が またさわぐ おおさ 男ぶりなら エエ 見てくんな |
| 可愛いティティナ (PRETTY TITINA)さあ行こうティティナ そら走れティティナ 私の可愛いティティナ そらとばせティティナ さあ急げティティナ 夕日の沈まぬ中に 吹雪をついて何処までも 赤い橇は行く さあ走れティティナ そら急げティティナ 隣村は未だ遠い 白樺の丘をこえて はるかなひろのをこえて 雪は煙る地平線 さあ行こうティティナ そらとばせティティナ わたしの可愛いティティナ あの峠をひとつこえりゃ 隣村はもう近い たのしいペチカは待つよ 隣村は近い さあ行こうティティナ そら走れティティナ わたしの可愛いティティナ そらとばせティティナ さあいそげティティナ 夕陽の沈まぬ中に 鳴らせよ鈴の音高く 赤い橇は行く さあ走れティティナ そら急げティティナ 隣村は未だ遠い から松の丘をこえて 遥かな峠をこえて 雪は煙る地平線 さあ行こうティティナ そらとばせティティナ わたしの可愛いティティナ お前のひく赤い橇が 隣村に着くころは 木の間に三日月様が ほのかにのぼるだろう ヘイ | 美空ひばり | 米山正夫 | 米山正夫 | | さあ行こうティティナ そら走れティティナ 私の可愛いティティナ そらとばせティティナ さあ急げティティナ 夕日の沈まぬ中に 吹雪をついて何処までも 赤い橇は行く さあ走れティティナ そら急げティティナ 隣村は未だ遠い 白樺の丘をこえて はるかなひろのをこえて 雪は煙る地平線 さあ行こうティティナ そらとばせティティナ わたしの可愛いティティナ あの峠をひとつこえりゃ 隣村はもう近い たのしいペチカは待つよ 隣村は近い さあ行こうティティナ そら走れティティナ わたしの可愛いティティナ そらとばせティティナ さあいそげティティナ 夕陽の沈まぬ中に 鳴らせよ鈴の音高く 赤い橇は行く さあ走れティティナ そら急げティティナ 隣村は未だ遠い から松の丘をこえて 遥かな峠をこえて 雪は煙る地平線 さあ行こうティティナ そらとばせティティナ わたしの可愛いティティナ お前のひく赤い橇が 隣村に着くころは 木の間に三日月様が ほのかにのぼるだろう ヘイ |
| 恋情忘れえぬ きみの面影 抱(いだ)く夜(よ)は 干(ほ)せども酔えぬ 炎(ひ)の酒よ とまり木づたい さ迷えど 甲斐なく燃ゆる わが恋よ 狂おしく 素肌かさねし おもひでの ゆらぎてよぎる 夜の川 かえらぬ夢と 知りながら 片恋ごころ とめどなく 人の世の 旅に行き暮れ 見かえれば いのちと燃えし 恋ひとつ いとしきひとよ 今もなお きみこそ永遠(とわ)の わが青春(はる)よ | 美空ひばり | 吉田旺 | 徳久広司 | | 忘れえぬ きみの面影 抱(いだ)く夜(よ)は 干(ほ)せども酔えぬ 炎(ひ)の酒よ とまり木づたい さ迷えど 甲斐なく燃ゆる わが恋よ 狂おしく 素肌かさねし おもひでの ゆらぎてよぎる 夜の川 かえらぬ夢と 知りながら 片恋ごころ とめどなく 人の世の 旅に行き暮れ 見かえれば いのちと燃えし 恋ひとつ いとしきひとよ 今もなお きみこそ永遠(とわ)の わが青春(はる)よ |
| 思い出の鞄思い出をつめた鞄を 左手にさげて 町を行こう 出逢った人と 手を握るために 歌うために 町にはもう 星はともらないけど あの星は今 胸の中にともっている 悲しみをつめた鞄を あの海に棄てて 旅に出よう 出逢った波は 声あわせいつも 歌っているよ 町にはもう 鳥は帰らないけど あの鳥は今 夢の中にはばたいている しあわせをつめた鞄を この腕に抱いて あなたと逢おう しあわせあげよう 町じゅうの人に 歌う人に 町にはもう 花はひらかないけど あの花は今 歌の中にひらいている | 美空ひばり | 保富康午 | かとう哲也 | 佐々永治 | 思い出をつめた鞄を 左手にさげて 町を行こう 出逢った人と 手を握るために 歌うために 町にはもう 星はともらないけど あの星は今 胸の中にともっている 悲しみをつめた鞄を あの海に棄てて 旅に出よう 出逢った波は 声あわせいつも 歌っているよ 町にはもう 鳥は帰らないけど あの鳥は今 夢の中にはばたいている しあわせをつめた鞄を この腕に抱いて あなたと逢おう しあわせあげよう 町じゅうの人に 歌う人に 町にはもう 花はひらかないけど あの花は今 歌の中にひらいている |
| 出船今宵出船か お名残り惜しや 暗い波間に 雪が散る 船は見えねど 別れの小唄に 沖じゃ千鳥も 泣くぞいな 今鳴る汽笛は 出船の合図 無事で着いたら 便りをくりゃれ 暗い淋しい 灯影の下で 涙ながらに 読もうもの | 美空ひばり | 勝田香月 | 杉山長谷夫 | | 今宵出船か お名残り惜しや 暗い波間に 雪が散る 船は見えねど 別れの小唄に 沖じゃ千鳥も 泣くぞいな 今鳴る汽笛は 出船の合図 無事で着いたら 便りをくりゃれ 暗い淋しい 灯影の下で 涙ながらに 読もうもの |
| 天竜母恋い笠おさらばヨー 泣かずにおくれよ ほとゝぎす 泣いてはれよか 泣いてはれよか 谷間の霧が 一目逢いたい おふくろさんに 逢えぬつらさを 乗せてゆく 天竜 天竜下りの 三度笠 おふくろさん ご機嫌よろしうも 胸のうち なんで見せらりょ なんで見せらりょ 長脇差(どす)すがた 伊那は七谷 灯ともし頃を ひとり細々 糸を繰る 丸い 丸い背中が 目にうかぶ おさらばヨー 両手をあわせて ふりかえる 生れ在所は 生れ在所は あの山むこう 天竜ながれろ しぶきで洗え 江戸の土産の何よりも 母へ 母へ詫びてる この涙 | 美空ひばり | 西沢爽 | 遠藤実 | | おさらばヨー 泣かずにおくれよ ほとゝぎす 泣いてはれよか 泣いてはれよか 谷間の霧が 一目逢いたい おふくろさんに 逢えぬつらさを 乗せてゆく 天竜 天竜下りの 三度笠 おふくろさん ご機嫌よろしうも 胸のうち なんで見せらりょ なんで見せらりょ 長脇差(どす)すがた 伊那は七谷 灯ともし頃を ひとり細々 糸を繰る 丸い 丸い背中が 目にうかぶ おさらばヨー 両手をあわせて ふりかえる 生れ在所は 生れ在所は あの山むこう 天竜ながれろ しぶきで洗え 江戸の土産の何よりも 母へ 母へ詫びてる この涙 |
| 人人と夢とが 寄りそって なぜに 儚いと 読ませるの 忘れられない ひとかけら 抱いて 今夜も 眠るのに 儚くなんか させないで させないで 人が憂いを 抱きかかえ だから 優しいと 云うのでしょう 肌のぬくもり ひき寄せて 寒い 心を 溶かすのは 優しさだけと 知っている 知っている 人と言葉を合せたら 信という文字に なるけれど 生きて 愛した その中に 嘘もいくつか 混じってた 信じることが 好きなのに 好きなのに | 美空ひばり | 阿久悠 | 吉田正 | | 人と夢とが 寄りそって なぜに 儚いと 読ませるの 忘れられない ひとかけら 抱いて 今夜も 眠るのに 儚くなんか させないで させないで 人が憂いを 抱きかかえ だから 優しいと 云うのでしょう 肌のぬくもり ひき寄せて 寒い 心を 溶かすのは 優しさだけと 知っている 知っている 人と言葉を合せたら 信という文字に なるけれど 生きて 愛した その中に 嘘もいくつか 混じってた 信じることが 好きなのに 好きなのに |
| なみだ船涙の終りの ひと滴 ゴムのかっぱに しみとおる どうせおいらは ヤン衆かもめ 泣くな怨むな 北海の 海に芽をふく 恋の花 クルクル帆網を 巻きあげて 暁の千鳥を 忍び立ち あてにゃすまいぞ ヤン衆かもめ 舵であやつる 舟のよに 女心は ままならぬ 惚れたら遠慮は できまいが いやというなら ぜひみない 夢をみるなよ ヤン衆かもめ にしん枕に 北海の 月に哀しや なみだ船 | 美空ひばり | 星野哲郎 | 船村徹 | 山路進一 | 涙の終りの ひと滴 ゴムのかっぱに しみとおる どうせおいらは ヤン衆かもめ 泣くな怨むな 北海の 海に芽をふく 恋の花 クルクル帆網を 巻きあげて 暁の千鳥を 忍び立ち あてにゃすまいぞ ヤン衆かもめ 舵であやつる 舟のよに 女心は ままならぬ 惚れたら遠慮は できまいが いやというなら ぜひみない 夢をみるなよ ヤン衆かもめ にしん枕に 北海の 月に哀しや なみだ船 |
| 父恋し母恋し夜の荒野に 鳴く雉の 哀しい声が 呼ぶ声が 胸を刺すよな せつなさで ああ 父恋し母恋し 思いあふれて 泣きぬれて 遠いかの夜の 愛の膝 情にゆれる ゆりかごに 花のかおりは 今はなく ああ 父恋し母恋し とじた瞼が またぬれる こけし人形の ふたりづれ 並べてひとり いとしむは 何のこころか いじらしや ああ 父恋し母恋し 胸のこだまが またさけぶ | 美空ひばり | 藤浦洸 | 万城目正 | | 夜の荒野に 鳴く雉の 哀しい声が 呼ぶ声が 胸を刺すよな せつなさで ああ 父恋し母恋し 思いあふれて 泣きぬれて 遠いかの夜の 愛の膝 情にゆれる ゆりかごに 花のかおりは 今はなく ああ 父恋し母恋し とじた瞼が またぬれる こけし人形の ふたりづれ 並べてひとり いとしむは 何のこころか いじらしや ああ 父恋し母恋し 胸のこだまが またさけぶ |
| 花嫁花嫁は夜汽車にのって とついでゆくの あの人の写真を胸に 海辺の街へ 命かけて 燃えた 恋が結ばれる 帰れない 何があっても 心に誓うの 小さなカバンにつめた 花嫁衣裳は ふるさとの丘に咲いていた 野菊の花束 命かけて 燃えた 恋が結ばれる 何もかも 捨てた花嫁 夜汽車にのって 夜汽車にのって 夜汽車にのって… | 美空ひばり | 北山修 | 端田宣彦・坂庭省悟 | 青木望 | 花嫁は夜汽車にのって とついでゆくの あの人の写真を胸に 海辺の街へ 命かけて 燃えた 恋が結ばれる 帰れない 何があっても 心に誓うの 小さなカバンにつめた 花嫁衣裳は ふるさとの丘に咲いていた 野菊の花束 命かけて 燃えた 恋が結ばれる 何もかも 捨てた花嫁 夜汽車にのって 夜汽車にのって 夜汽車にのって… |
| アイ・ラブ・パリパリは恋を呼ぶ街 いつも呼んでいる パリは愛にもえている街 愛を誘う街 あなたと二人で霧に包まれ 肩と肩ならべ歩いた セーヌの岸辺のアベニュー 何にも言わない二人だけれど 心の奥ではもえていた 思い出の夜 何にも言わない二人だけれど 心の奥ではもえていた あの夜 パリの夜 | 美空ひばり | Cole Porter | Cole Porter | | パリは恋を呼ぶ街 いつも呼んでいる パリは愛にもえている街 愛を誘う街 あなたと二人で霧に包まれ 肩と肩ならべ歩いた セーヌの岸辺のアベニュー 何にも言わない二人だけれど 心の奥ではもえていた 思い出の夜 何にも言わない二人だけれど 心の奥ではもえていた あの夜 パリの夜 |
| ひばり音頭ハア 花が咲いたよ 踊りの笠に コリャショ 娘花笠 うきうきと 旅のつばめも ソジャナイカ ソレ 踊り見たさに 飛んでくる ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り ハア 器量自慢は 踊りも自慢 コリャショ 身ぶり手ぶりに 品の良さ ゆれる袂に ソジャナイカ ソレ 風も想いを 寄せて吹く ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り ハア 君と踊れば 太鼓はいらぬ コリャショ 一ツ花笠 あればよい 募る想いに ソジャナイカ ソレ どんとどとんと 胸が鳴る ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り ハア 月も丸けりゃ 笑顔も丸い コリャショ 踊るみんなの 輪も丸い 君と私の ソジャナイカ ソレ 揃い花笠 また丸い ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り | 美空ひばり | 石本美由起 | 原信夫 | 大西修 | ハア 花が咲いたよ 踊りの笠に コリャショ 娘花笠 うきうきと 旅のつばめも ソジャナイカ ソレ 踊り見たさに 飛んでくる ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り ハア 器量自慢は 踊りも自慢 コリャショ 身ぶり手ぶりに 品の良さ ゆれる袂に ソジャナイカ ソレ 風も想いを 寄せて吹く ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り ハア 君と踊れば 太鼓はいらぬ コリャショ 一ツ花笠 あればよい 募る想いに ソジャナイカ ソレ どんとどとんと 胸が鳴る ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り ハア 月も丸けりゃ 笑顔も丸い コリャショ 踊るみんなの 輪も丸い 君と私の ソジャナイカ ソレ 揃い花笠 また丸い ひばり音頭は 仲よく丸く 日本国中 ひと踊り |
| ともしび夜霧のかなたへ 別れを告げ 雄々しきますらお 出でてゆく 窓辺にまたたく ともしびに つきせぬ乙女の あいのかげ やさしき乙女の 清き思い 山河はるかに へだつとも 二つの心に 赤くもゆる こがねのともしび とわに消えず | 美空ひばり | Isakovskij Mikhail Vasilevich | ロシア民謡 | | 夜霧のかなたへ 別れを告げ 雄々しきますらお 出でてゆく 窓辺にまたたく ともしびに つきせぬ乙女の あいのかげ やさしき乙女の 清き思い 山河はるかに へだつとも 二つの心に 赤くもゆる こがねのともしび とわに消えず |
| 恋の曼珠沙華思いかなわぬ 夢ならば 何故に咲いたぞ 乙女の胸に あの日から 人知れず咲いた花 ああ切なきは 女の恋の曼珠沙華 君を見ぬ日の 苦しさは 燃える心の 砂漠の果てに 誰を待つ いじらしの紅の花 ああ切なきは 女の恋の曼珠沙華 思いあきらめ いく度か 摘んで捨てても また咲く花よ 君故に 狂おしく泣きぬれて ああ切なきは 女の恋の曼珠沙華 | 美空ひばり | 西條八十 | 古賀政男 | | 思いかなわぬ 夢ならば 何故に咲いたぞ 乙女の胸に あの日から 人知れず咲いた花 ああ切なきは 女の恋の曼珠沙華 君を見ぬ日の 苦しさは 燃える心の 砂漠の果てに 誰を待つ いじらしの紅の花 ああ切なきは 女の恋の曼珠沙華 思いあきらめ いく度か 摘んで捨てても また咲く花よ 君故に 狂おしく泣きぬれて ああ切なきは 女の恋の曼珠沙華 |
| サンパギータあなたの夢を見て 思い出がゆれる 波の上を照らす あの月の光り 二人の口づけと あの恋の花びら 覚えているでしょ いつまでも 私のように 甘い恋の香り…… しのばせた サンパギータ 月の夜にほほえむ 南の花 サンパギータ…… 甘い恋の香り…… しのばせた サンパギータ 月の夜にほほえむ 南の花 サンパギータ…… | 美空ひばり | フィリピン民謡・日本語詩:大橋節夫 | フィリピン民謡 | | あなたの夢を見て 思い出がゆれる 波の上を照らす あの月の光り 二人の口づけと あの恋の花びら 覚えているでしょ いつまでも 私のように 甘い恋の香り…… しのばせた サンパギータ 月の夜にほほえむ 南の花 サンパギータ…… 甘い恋の香り…… しのばせた サンパギータ 月の夜にほほえむ 南の花 サンパギータ…… |
| ひばりの木曽節木曽のナー ナカノリさん 木曽の御嶽さんは ナンジャラホイ 夏でも寒い ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ 袷ナー ナカノリさん 袷やりたや ナンジャラホイ 足袋を添えて ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ こころナー ナカノリさん 心細いぞ ナンジャラホイ 木曽路の旅は ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ | 美空ひばり | 日本民謡 | 日本民謡 | | 木曽のナー ナカノリさん 木曽の御嶽さんは ナンジャラホイ 夏でも寒い ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ 袷ナー ナカノリさん 袷やりたや ナンジャラホイ 足袋を添えて ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ こころナー ナカノリさん 心細いぞ ナンジャラホイ 木曽路の旅は ヨイヨイヨイ ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ |
| 赤城の子守唄泣くなよしよし ねんねしな 山の鴉が 啼いたとて 泣いちゃいけない ねんねしな 泣けば鴉が 又さわぐ 坊や男児だ ねんねしな 親がないとて 泣くものか お月様さえ ただひとり 泣かずにいるから ねんねしな にっこり笑って ねんねしな 山の土産に 何をやろ どうせやくざな 犬張子 貰ってやるから ねんねしな | 美空ひばり | 佐藤惣之助 | 竹岡信幸 | | 泣くなよしよし ねんねしな 山の鴉が 啼いたとて 泣いちゃいけない ねんねしな 泣けば鴉が 又さわぐ 坊や男児だ ねんねしな 親がないとて 泣くものか お月様さえ ただひとり 泣かずにいるから ねんねしな にっこり笑って ねんねしな 山の土産に 何をやろ どうせやくざな 犬張子 貰ってやるから ねんねしな |
| ククルクク・パローマ青いあの空 ただ一羽はぐれて 淋しくとぶか 小さな白い鳩 私も一人 あの人の面影を きょうも抱きしめて 帰る日を待ちわびる アイアイアイアイアイ 愛を アイアイアイアイアイ 求め アイアイアイアイアイ きょうも 泣いてる 小鳩 遠いあの空 白い雲流れて 誰の使いか 小さな白い鳩 私の夢を あの人に届けてね いついつまでも 帰る日を待っている ククルクク 愛を ククルクク 求め ククルクク おまえも 泣きたいか 小鳩 ククルクク ククルクク ククルクク パローマ | 美空ひばり | Tomas Sosa Mendez | Tomas Sosa Mendez | | 青いあの空 ただ一羽はぐれて 淋しくとぶか 小さな白い鳩 私も一人 あの人の面影を きょうも抱きしめて 帰る日を待ちわびる アイアイアイアイアイ 愛を アイアイアイアイアイ 求め アイアイアイアイアイ きょうも 泣いてる 小鳩 遠いあの空 白い雲流れて 誰の使いか 小さな白い鳩 私の夢を あの人に届けてね いついつまでも 帰る日を待っている ククルクク 愛を ククルクク 求め ククルクク おまえも 泣きたいか 小鳩 ククルクク ククルクク ククルクク パローマ |
| 深川チョイナ ちょきで (セッセ) 行くのは 深川通い (ソレ) 渡る桟橋の アレワイサノサ いそいそと 客の心は うわの空 飛んで行きたい アレワイサノサ 主のそば チョイナ 駕籠で (セッセ) 行くのは 吉原通い (ソレ) 上がる 衣紋坂 アレワイサノサ いそいそと 大門口を 眺むれば 深いなじみの アレワイサノサ お楽しみ サテ (チョイナ) | 美空ひばり | 端唄 | 端唄 | 山路進一 | チョイナ ちょきで (セッセ) 行くのは 深川通い (ソレ) 渡る桟橋の アレワイサノサ いそいそと 客の心は うわの空 飛んで行きたい アレワイサノサ 主のそば チョイナ 駕籠で (セッセ) 行くのは 吉原通い (ソレ) 上がる 衣紋坂 アレワイサノサ いそいそと 大門口を 眺むれば 深いなじみの アレワイサノサ お楽しみ サテ (チョイナ) |
| わたしゃ糸屋の器量よしわたしゃ糸屋の 器量よし 朝から晩まで たすきがけ くるりくるくる くるりくるくる 糸車 十七娘は 春じゃもの ソレ お好きな殿御も エー エー いるわいな アーラ お嫁にゃ まだ早い ハイ まだ早い むこう横丁の 若旦那 丁稚に小僧に 番頭さん くるりくるくる くるりくるくる やってくる 箱入り娘にゃ 婿八人 ソレ 色目にながし目 エー エー 袖を引く アーラ なんだか はずかしい ハイ はずかしい 糸のもつれは すぐとける 心のもつれは どうしましょう くるりくるくる くるりくるくる 物思い あの人ひとりに ただ夢中 ソレ 糸が切れても エー エー うわの空 アーラ 母さんに 叱られた ハイ 叱られた | 美空ひばり | 西沢爽 | 古賀政男 | | わたしゃ糸屋の 器量よし 朝から晩まで たすきがけ くるりくるくる くるりくるくる 糸車 十七娘は 春じゃもの ソレ お好きな殿御も エー エー いるわいな アーラ お嫁にゃ まだ早い ハイ まだ早い むこう横丁の 若旦那 丁稚に小僧に 番頭さん くるりくるくる くるりくるくる やってくる 箱入り娘にゃ 婿八人 ソレ 色目にながし目 エー エー 袖を引く アーラ なんだか はずかしい ハイ はずかしい 糸のもつれは すぐとける 心のもつれは どうしましょう くるりくるくる くるりくるくる 物思い あの人ひとりに ただ夢中 ソレ 糸が切れても エー エー うわの空 アーラ 母さんに 叱られた ハイ 叱られた |
| 有田音頭 (チロリン節)ハア 有田皿山 ヨイショチロリント どこから明けるヨ ソラアケルヨ 窯の炎で 夜が明ける 技をみがいて 四百年の 意気が燃え立つ ネチョイト 有田焼 アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン ハア 白い素肌に ヨイショチロリント 一筆染めてヨ ソラ染めてヨ 胸のおもいを 色にだす 花の赤絵に 頬ずりすれば 可愛いダミ娘の ネチョイト 声がする アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン ハア 呉須の山々 ヨイショチロリント 赤絵の桜ヨ ソラ桜ヨ 窯のけむりが ぼかし染 有田うれしや 銀杏の木さえ 空に寿の字の ネチョイト 枝を張る アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン ハア 陶器市には ヨイショチロリント 手拍子いらぬヨ ソラいらぬヨ 皿のひびきが 音頭とる 鐘ヶ江三兵衛さんに 見せたいものは 有田繁昌の ネチョイト 人の波 アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン | 美空ひばり | 西沢爽 | 古賀政男 | | ハア 有田皿山 ヨイショチロリント どこから明けるヨ ソラアケルヨ 窯の炎で 夜が明ける 技をみがいて 四百年の 意気が燃え立つ ネチョイト 有田焼 アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン ハア 白い素肌に ヨイショチロリント 一筆染めてヨ ソラ染めてヨ 胸のおもいを 色にだす 花の赤絵に 頬ずりすれば 可愛いダミ娘の ネチョイト 声がする アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン ハア 呉須の山々 ヨイショチロリント 赤絵の桜ヨ ソラ桜ヨ 窯のけむりが ぼかし染 有田うれしや 銀杏の木さえ 空に寿の字の ネチョイト 枝を張る アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン ハア 陶器市には ヨイショチロリント 手拍子いらぬヨ ソラいらぬヨ 皿のひびきが 音頭とる 鐘ヶ江三兵衛さんに 見せたいものは 有田繁昌の ネチョイト 人の波 アソレ グイチョ グイチョと 有田へござれ 有田チロリン 皿の音 皿の音 チロリン チロリン |
| 矢切の渡し「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切りの渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切りの渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪が咽ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです | 美空ひばり | 石本美由起 | 船村徹 | 佐伯亮 | 「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切りの渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切りの渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪が咽ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです |
| 萩の賑い鰯雲行く 指月(しづき)山を 望む白砂 菊が浜 萩の城下の 鉤(かぎ)の手道で 出逢う娘の 街化粧 十九 二十歳(はたち)の 流(はや)りの旅か 萩は華やぐ娘らの 希望ばかりの 明日を映すか 白くまばゆい 壁囲い 若い恋なら 楽しいだけの 仮りの野遊び 村芝居 萩のすヽきに 野分(のわき)の兆し 見えず浮かれる 紅葉酒 | 美空ひばり | 小椋佳 | 小椋佳 | | 鰯雲行く 指月(しづき)山を 望む白砂 菊が浜 萩の城下の 鉤(かぎ)の手道で 出逢う娘の 街化粧 十九 二十歳(はたち)の 流(はや)りの旅か 萩は華やぐ娘らの 希望ばかりの 明日を映すか 白くまばゆい 壁囲い 若い恋なら 楽しいだけの 仮りの野遊び 村芝居 萩のすヽきに 野分(のわき)の兆し 見えず浮かれる 紅葉酒 |
| NANGIやね恋はしないわ もう懲りごりと 思うそばから 惚れたがる アホな女です わたし一人で 生きてゆける 涙見せへん TOKYO者(もん)に 腕まくら 膝まくら 濃いめの髭 あヽ 誰とでも 消えりゃいいさ 好きだから だから難儀やねん ほんまに難儀やねん 帰えりゃいいのに 片意地はって 演歌してます TOKYOで アホな女です 待てというなら 待ちもするわ 涙見せへん 浪花の女 吉祥寺 六本木 代官山 あヽ 好きなよに 生きりゃいいさ 好きだから だから難儀やねん ほんまに難儀やねん 腕まくら 膝まくら 濃いめの髭 あヽ 誰とでも 消えりゃいいさ 好きだから だから難儀やねん ほんまに難儀やねん | 美空ひばり | 吉岡治 | 岡千秋 | | 恋はしないわ もう懲りごりと 思うそばから 惚れたがる アホな女です わたし一人で 生きてゆける 涙見せへん TOKYO者(もん)に 腕まくら 膝まくら 濃いめの髭 あヽ 誰とでも 消えりゃいいさ 好きだから だから難儀やねん ほんまに難儀やねん 帰えりゃいいのに 片意地はって 演歌してます TOKYOで アホな女です 待てというなら 待ちもするわ 涙見せへん 浪花の女 吉祥寺 六本木 代官山 あヽ 好きなよに 生きりゃいいさ 好きだから だから難儀やねん ほんまに難儀やねん 腕まくら 膝まくら 濃いめの髭 あヽ 誰とでも 消えりゃいいさ 好きだから だから難儀やねん ほんまに難儀やねん |
| 舟唄お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝するダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルルル… | 美空ひばり | 阿久悠 | 浜圭介 | | お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝するダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルルル… |