出世太鼓生まれ玄海 黒潮育ち 負けず嫌いは 父譲り 花の都の 東京で 夢を咲かせる 心意気 撥(ばち)を持つ手に 力を込めて ドントドドント ドント 出世太鼓を 打ち鳴らせ 涙しぐれに 濡れそな夜は 窓に故郷の 月をみる 弱音吐くまい 勝つまでは 為せば成るのさ 何ごとも 意地の晒(さら)しを こころに巻いて ドントドドント ドント 出世太鼓よ 鳴り響け 親に貰った 大事な身体 無駄に生きたら 罰(ばち)あたり 若さぶつける 明日には 檜舞台が 待っている 粋な法被(はっぴ)の 片袖ぬいて ドントドドント ドント 出世太鼓を 打ち鳴らせ | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | 南郷達也 | 生まれ玄海 黒潮育ち 負けず嫌いは 父譲り 花の都の 東京で 夢を咲かせる 心意気 撥(ばち)を持つ手に 力を込めて ドントドドント ドント 出世太鼓を 打ち鳴らせ 涙しぐれに 濡れそな夜は 窓に故郷の 月をみる 弱音吐くまい 勝つまでは 為せば成るのさ 何ごとも 意地の晒(さら)しを こころに巻いて ドントドドント ドント 出世太鼓よ 鳴り響け 親に貰った 大事な身体 無駄に生きたら 罰(ばち)あたり 若さぶつける 明日には 檜舞台が 待っている 粋な法被(はっぴ)の 片袖ぬいて ドントドドント ドント 出世太鼓を 打ち鳴らせ |
北津軽ちらちら風花 舞い散る峠 姉サ馬コでヨー シャンシャンお嫁入り 姉サ泣いたら わたしも泣ける 手綱(たづな)持つ手が また濡れるヨー ハイハイト ひゅるひゅる雪ん子 あの峰越えて 紅い紅葉(もみじ)がヨー ハラハラ袖に散る 姉サ山里 恋しゅはないか 訊けば枝折戸(しおりど) 風に鳴るヨー ハイハイト ほろほろ雪降る 津軽の里で 夜なべ炉端でヨー コトコト機(はた)を織る 姉サ達者か 慣れたや暮らし 可愛い赤児(ややこ)を 早よみたいヨー ハイハイト | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 伊戸のりお | ちらちら風花 舞い散る峠 姉サ馬コでヨー シャンシャンお嫁入り 姉サ泣いたら わたしも泣ける 手綱(たづな)持つ手が また濡れるヨー ハイハイト ひゅるひゅる雪ん子 あの峰越えて 紅い紅葉(もみじ)がヨー ハラハラ袖に散る 姉サ山里 恋しゅはないか 訊けば枝折戸(しおりど) 風に鳴るヨー ハイハイト ほろほろ雪降る 津軽の里で 夜なべ炉端でヨー コトコト機(はた)を織る 姉サ達者か 慣れたや暮らし 可愛い赤児(ややこ)を 早よみたいヨー ハイハイト |
夏椿泣くため恋を したのでしょうか 花が散るため 咲くように 掴む先から 壊れて消えた まるで私の 幸せみたい 咲いてみたとて… 花は一日 夏椿 私に理由(わけ)が あるのでしょうか こころ変わりを させたのは 尽くし過ぎると 男にとって 愛は重荷に なるだけかしら 訊いてみたけど… 花は答えぬ 夏椿 なくした愛は 戻るでしょうか 花がふたたび 咲くように 思い切るため 遊びの恋が 出来るほどには 器用じゃなくて 白さまぶしい… 花は一色(ひといろ) 夏椿 | 川野夏美 | 木下龍太郎 | 水森英夫 | 前田俊明 | 泣くため恋を したのでしょうか 花が散るため 咲くように 掴む先から 壊れて消えた まるで私の 幸せみたい 咲いてみたとて… 花は一日 夏椿 私に理由(わけ)が あるのでしょうか こころ変わりを させたのは 尽くし過ぎると 男にとって 愛は重荷に なるだけかしら 訊いてみたけど… 花は答えぬ 夏椿 なくした愛は 戻るでしょうか 花がふたたび 咲くように 思い切るため 遊びの恋が 出来るほどには 器用じゃなくて 白さまぶしい… 花は一色(ひといろ) 夏椿 |
靴音もうすぐ そのドアの チャイムが鳴って 優しい声が 聞こえてくるわ 足早に近付く 靴音に 愛を感じた あの日 心変わりの 理由(わけ)なんて 聞いても 仕方がないわ 冷めてゆく あなたの心 止められないから 出て行くまで 何も 聞かないから 何も 何も 何も言わないで… 今すぐ 追い掛けて 引き止めたなら あなたの愛は 戻るのかしら 足早に遠のく 靴音を ずっと聞いてた 私 二人育てた 文鳥が 窓辺で 鳴いているわ 消えてゆく あなたの心 呼んでるみたいに 大丈夫よ 私 平気だから どうか どうか どうか鳴かないで… 二人暮らした この部屋は 楽しい 想い出ばかり 涙さえ 愛しい記憶 捨てられないから 忘れないで あの日 出逢えたこと どうか どうか どうか憶えてて… | 川野夏美 | 円香乃 | 杉本眞人 | 矢野立美 | もうすぐ そのドアの チャイムが鳴って 優しい声が 聞こえてくるわ 足早に近付く 靴音に 愛を感じた あの日 心変わりの 理由(わけ)なんて 聞いても 仕方がないわ 冷めてゆく あなたの心 止められないから 出て行くまで 何も 聞かないから 何も 何も 何も言わないで… 今すぐ 追い掛けて 引き止めたなら あなたの愛は 戻るのかしら 足早に遠のく 靴音を ずっと聞いてた 私 二人育てた 文鳥が 窓辺で 鳴いているわ 消えてゆく あなたの心 呼んでるみたいに 大丈夫よ 私 平気だから どうか どうか どうか鳴かないで… 二人暮らした この部屋は 楽しい 想い出ばかり 涙さえ 愛しい記憶 捨てられないから 忘れないで あの日 出逢えたこと どうか どうか どうか憶えてて… |
豊後港町手紙通りの 航海ならば 赤道あたり いま頃は 南の時化は 御輿(みこし)のように 船を担いで 荒れるとか 無事を祈ってヨー 貴方を待ってる 豊後港町 幼なじみで 育った同士 咲かせた胸の 恋椿 漁場は遠い 海原だから 逢えぬつらさに 首ったけ 思い焦がれてヨー 貴方の名を呼ぶ 豊後港町 南十字の 星降る夜は 私の夢を 見ると言う 鴎の白い 翼を借りて 逢いに行きたい 海千里 固い絆のヨー 貴方と私の 豊後港町 | 川野夏美 | 木下龍太郎 | 徳久広司 | 丸山雅仁 | 手紙通りの 航海ならば 赤道あたり いま頃は 南の時化は 御輿(みこし)のように 船を担いで 荒れるとか 無事を祈ってヨー 貴方を待ってる 豊後港町 幼なじみで 育った同士 咲かせた胸の 恋椿 漁場は遠い 海原だから 逢えぬつらさに 首ったけ 思い焦がれてヨー 貴方の名を呼ぶ 豊後港町 南十字の 星降る夜は 私の夢を 見ると言う 鴎の白い 翼を借りて 逢いに行きたい 海千里 固い絆のヨー 貴方と私の 豊後港町 |
じょっぱりねぶた祭りが 終わってヨー 林檎が真っ紅に 色づきゃヨー もうすぐ凍(しば)れる 冬が来る アーアア風が吹く 風が吹く 山背の風がヨー あぁ東京のあの人に 逢いたくて・・・逢いたくて・・・ 帰るその日を指折り数えりゃ 恋しくて・・・恋しくて・・・ じょっぱり涙に 泣けるんだヨ 泣けるんだヨー 雪がしんしん 積もってヨー 夜汽車の警笛(きてき)が 哭くたびヨー 遠いあの日が 瞼(め)に浮かぶ アーアア風が吹く 風が吹く 山背の風がヨー あぁあの人のじょんがらが 聴きたくて・・・聴きたくて・・・ 夢で今夜も逢いに行きたい 淋しくて・・・淋しくて・・・ 岩木のお山と 待ってるヨ 待ってるヨー あぁ東京のあの人に 逢いたくて・・・逢いたくて・・・ 帰るその日を指折り数えりゃ 恋しくて・・・恋しくて・・・ じょっぱり涙に 泣けるんだヨ 泣けるんだヨー | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 北原じゅん | 佐伯亮 | ねぶた祭りが 終わってヨー 林檎が真っ紅に 色づきゃヨー もうすぐ凍(しば)れる 冬が来る アーアア風が吹く 風が吹く 山背の風がヨー あぁ東京のあの人に 逢いたくて・・・逢いたくて・・・ 帰るその日を指折り数えりゃ 恋しくて・・・恋しくて・・・ じょっぱり涙に 泣けるんだヨ 泣けるんだヨー 雪がしんしん 積もってヨー 夜汽車の警笛(きてき)が 哭くたびヨー 遠いあの日が 瞼(め)に浮かぶ アーアア風が吹く 風が吹く 山背の風がヨー あぁあの人のじょんがらが 聴きたくて・・・聴きたくて・・・ 夢で今夜も逢いに行きたい 淋しくて・・・淋しくて・・・ 岩木のお山と 待ってるヨ 待ってるヨー あぁ東京のあの人に 逢いたくて・・・逢いたくて・・・ 帰るその日を指折り数えりゃ 恋しくて・・・恋しくて・・・ じょっぱり涙に 泣けるんだヨ 泣けるんだヨー |
十字架の海あなたあなたは 知っていますか ひとり旅する 日向(ひゅうが)岬に 恋の願いを 叶えてくれる 神秘の海が あることを あゝ十字架(クルス)の海よ この想い 愛する男性(ひと)に 伝えて欲しい 初めて逢った あの日から 忘れられない 忘れられない 人になりました あなたあなたに 見せてあげたい 海にキラキラ 揺れる夕陽を きっと今度は ふたりで来たい そよ吹く風に つぶやくの あゝ十字架の海よ せつなさに あふれる涙 わかって欲しい このまま遠く 去ってゆく めぐり逢いなら めぐり逢いなら 哀しすぎるから あゝ十字架の海よ この想い 愛する男性に 伝えて欲しい 初めて逢った あの日から 忘れられない 忘れられない 人になりました | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | あなたあなたは 知っていますか ひとり旅する 日向(ひゅうが)岬に 恋の願いを 叶えてくれる 神秘の海が あることを あゝ十字架(クルス)の海よ この想い 愛する男性(ひと)に 伝えて欲しい 初めて逢った あの日から 忘れられない 忘れられない 人になりました あなたあなたに 見せてあげたい 海にキラキラ 揺れる夕陽を きっと今度は ふたりで来たい そよ吹く風に つぶやくの あゝ十字架の海よ せつなさに あふれる涙 わかって欲しい このまま遠く 去ってゆく めぐり逢いなら めぐり逢いなら 哀しすぎるから あゝ十字架の海よ この想い 愛する男性に 伝えて欲しい 初めて逢った あの日から 忘れられない 忘れられない 人になりました |
仇の風最後の恋と空に誓った あなたとこの町 訪れたときに 木漏れ陽が舞う古い吊り橋 渡る背中を ただ見つめながら 仇(あだ)の風 胸に吹く風 永遠を信じてたのに いつしかこぼれた 愛が手のひらから 駅へと続く長い砂利道 ふたつの足音 奏でた幸せ ずっと一緒と告げた言葉に 嘘はなかった そうあのときには 仇の風 雲を呼ぶ風 寂しさに裾を乱され 心も景色も変えてしまったのね この風止んでも 愛は戻らなくて もう来ることない あなたのふるさと | 川野夏美 | 及川眠子 | 弦哲也 | 矢野立美 | 最後の恋と空に誓った あなたとこの町 訪れたときに 木漏れ陽が舞う古い吊り橋 渡る背中を ただ見つめながら 仇(あだ)の風 胸に吹く風 永遠を信じてたのに いつしかこぼれた 愛が手のひらから 駅へと続く長い砂利道 ふたつの足音 奏でた幸せ ずっと一緒と告げた言葉に 嘘はなかった そうあのときには 仇の風 雲を呼ぶ風 寂しさに裾を乱され 心も景色も変えてしまったのね この風止んでも 愛は戻らなくて もう来ることない あなたのふるさと |
裏窓の猫抱きしめられて すべてを捧げ 愛したことに 悔いなどないの いいのいいのよ 気づかわないで きれいな最後 演じてみたい だけど心の 裏窓に あなたを待ってる 猫がいる 夜中眠らず あなたを探す みつけて欲しくて ミャアと鳴く 冷たい季節 別れが間近(まぢか) 素肌の奥で 感じていたの 誰か泣かせる この恋だから 壊れる明日(あす)に おびえていたわ だけど心の 裏窓に あなたを信じた 猫がいる 冬の陽だまり あなたを探す 帰ってきてよと ミャアと鳴く だけど心の 裏窓に あなたを待ってる 猫がいる 駄目と言っても あなたを探す 哀しく小さく ミャアと鳴く | 川野夏美 | 石原信一 | 徳久広司 | 佐藤和豊 | 抱きしめられて すべてを捧げ 愛したことに 悔いなどないの いいのいいのよ 気づかわないで きれいな最後 演じてみたい だけど心の 裏窓に あなたを待ってる 猫がいる 夜中眠らず あなたを探す みつけて欲しくて ミャアと鳴く 冷たい季節 別れが間近(まぢか) 素肌の奥で 感じていたの 誰か泣かせる この恋だから 壊れる明日(あす)に おびえていたわ だけど心の 裏窓に あなたを信じた 猫がいる 冬の陽だまり あなたを探す 帰ってきてよと ミャアと鳴く だけど心の 裏窓に あなたを待ってる 猫がいる 駄目と言っても あなたを探す 哀しく小さく ミャアと鳴く |
恋文草恋する泪(なみだ)が こころに落ちて おんなは花に なるのです 想いを伝える 術(すべ)もなく 夜露に濡れて 月をみる 恋文草の 花言葉 あなたの あなたの胸で咲きたいの なんにも知らずに 微笑みかける あなたは春の 陽射しです その手でやさしく 愛される 綺麗な花に なりたいの 恋文草は 片想い 寂しく 寂しく風に揺れてます あふれるばかりの あなたの愛が いのちの水に なるのです おんなの蕾みが 花開く 倖せ星に 祈ります 恋文草は 夢見草(ゆめみぐさ) あなたと あなたと生きてゆきたいの | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 若草恵 | 恋する泪(なみだ)が こころに落ちて おんなは花に なるのです 想いを伝える 術(すべ)もなく 夜露に濡れて 月をみる 恋文草の 花言葉 あなたの あなたの胸で咲きたいの なんにも知らずに 微笑みかける あなたは春の 陽射しです その手でやさしく 愛される 綺麗な花に なりたいの 恋文草は 片想い 寂しく 寂しく風に揺れてます あふれるばかりの あなたの愛が いのちの水に なるのです おんなの蕾みが 花開く 倖せ星に 祈ります 恋文草は 夢見草(ゆめみぐさ) あなたと あなたと生きてゆきたいの |
あばれ海峡凪(なぎ)がつづけば いつかは時化る 荒れりゃ一蹴り 命もおとす あばれ海峡 吠えろよ吠えろ 浪のびんたを 喰らうたび 海の 海の男は アンアアンアンアン でかくなる 意地と度胸じゃ 負けないけれど 可愛い子どもの 笑顔にゃ弱い あばれ海峡 泣くなよ泣くな 潮の匂いが 沁みついた 写真 写真ながめて アンアアンアンアン コップ酒 網を引く手に うろこが光る 光る魚に かもめが騒ぐ あばれ海峡 燃えろよ燃えろ 晴の舞台に 血が躍る 明日は 明日は大漁の アンアアンアンアン 男ぶし | 川野夏美 | 吉岡治 | 中村典正 | | 凪(なぎ)がつづけば いつかは時化る 荒れりゃ一蹴り 命もおとす あばれ海峡 吠えろよ吠えろ 浪のびんたを 喰らうたび 海の 海の男は アンアアンアンアン でかくなる 意地と度胸じゃ 負けないけれど 可愛い子どもの 笑顔にゃ弱い あばれ海峡 泣くなよ泣くな 潮の匂いが 沁みついた 写真 写真ながめて アンアアンアンアン コップ酒 網を引く手に うろこが光る 光る魚に かもめが騒ぐ あばれ海峡 燃えろよ燃えろ 晴の舞台に 血が躍る 明日は 明日は大漁の アンアアンアンアン 男ぶし |
ひまわりとタンポポ運命(さだめ)という名の めぐり逢い そんな気がする ふたりです あなたの隣に いるだけで 幸せなんです 涙でるほど ひまわりのように 陽のあたる 花では花ではないけれど… タンポポのように 微笑んで あなたのそばに 咲いていたいの 誰かを信じて 生きること それが愛だと 知りました あしたという日を 夢に見て このまま離れず 生きてゆきたい ひまわりのように 人眼ひく 花では花ではないけれど… タンポポのように 慎(つつ)ましく あなたのそばに 咲いていたいの ひまわりのように 咲き誇る 花では花ではないけれど… タンポポのように さりげなく あなたのそばに 咲いていたいの 咲いていたいの 咲いていたいの | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 運命(さだめ)という名の めぐり逢い そんな気がする ふたりです あなたの隣に いるだけで 幸せなんです 涙でるほど ひまわりのように 陽のあたる 花では花ではないけれど… タンポポのように 微笑んで あなたのそばに 咲いていたいの 誰かを信じて 生きること それが愛だと 知りました あしたという日を 夢に見て このまま離れず 生きてゆきたい ひまわりのように 人眼ひく 花では花ではないけれど… タンポポのように 慎(つつ)ましく あなたのそばに 咲いていたいの ひまわりのように 咲き誇る 花では花ではないけれど… タンポポのように さりげなく あなたのそばに 咲いていたいの 咲いていたいの 咲いていたいの |
サヨナラ桟橋さよならね… さよならね… あなたさよならね… この船は夜明けには 海峡出て行くわ 好きだよと打ちあけた 祭りの夜の やさしい言葉くちづけを きっと忘れずに 帰ってね… 戻ってね… サヨナラ桟橋 泣かないわ… 泣かないわ… あなた泣かないわ… 光るのは波しぶき 涙の粒じゃない ドラが鳴り手を振った あなたの声を 汽笛が潮風が消したって 夢で逢えるから ひとりでも… 耐えられる… サヨナラ桟橋 お元気で… お元気で… あなたお元気で… いつまでも待ってるわ 岬の海鳥と 倖せが手土産と 肩抱き寄せた あの日の笑顔あの涙 今も信じてる 帰ってね… 戻ってね… サヨナラ桟橋 | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | さよならね… さよならね… あなたさよならね… この船は夜明けには 海峡出て行くわ 好きだよと打ちあけた 祭りの夜の やさしい言葉くちづけを きっと忘れずに 帰ってね… 戻ってね… サヨナラ桟橋 泣かないわ… 泣かないわ… あなた泣かないわ… 光るのは波しぶき 涙の粒じゃない ドラが鳴り手を振った あなたの声を 汽笛が潮風が消したって 夢で逢えるから ひとりでも… 耐えられる… サヨナラ桟橋 お元気で… お元気で… あなたお元気で… いつまでも待ってるわ 岬の海鳥と 倖せが手土産と 肩抱き寄せた あの日の笑顔あの涙 今も信じてる 帰ってね… 戻ってね… サヨナラ桟橋 |
池上線古い電車のドアのそば 二人は黙って立っていた 話す言葉をさがしながら すきま風に震えて いくつ駅を過ぎたのか 忘れてあなたに聞いたのに じっと私を見つめながら ごめんねなんて言ったわ 泣いては ダメだと 胸にきかせて 白いハンカチを 握りしめたの 池上線が走る町に あなたは 二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も 帰る私なの 終電時刻を確かめて あなたは私と駅を出た 角のフルーツショップだけが 灯りともす夜更けに 商店街を通り抜け 踏切渡った時だわね 待っていますと つぶやいたら 突然抱いてくれたわ あとから あとから 涙あふれて 後ろ姿さえ 見えなかったの 池上線が走る町に あなたは 二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も 帰る私なの | 川野夏美 | 佐藤順英 | 西島三重子 | D.C.O | 古い電車のドアのそば 二人は黙って立っていた 話す言葉をさがしながら すきま風に震えて いくつ駅を過ぎたのか 忘れてあなたに聞いたのに じっと私を見つめながら ごめんねなんて言ったわ 泣いては ダメだと 胸にきかせて 白いハンカチを 握りしめたの 池上線が走る町に あなたは 二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も 帰る私なの 終電時刻を確かめて あなたは私と駅を出た 角のフルーツショップだけが 灯りともす夜更けに 商店街を通り抜け 踏切渡った時だわね 待っていますと つぶやいたら 突然抱いてくれたわ あとから あとから 涙あふれて 後ろ姿さえ 見えなかったの 池上線が走る町に あなたは 二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も 帰る私なの |
蛍月夜せせらぎに… 河鹿(かじか)鳴く夜の 蛍狩り ひとり来ました 貴船川(きぶねがわ) 肩先に 風がひと鳴き 行き過ぎて 恋の焔(ほのお)が 燃え上がる 溺れたくない 溺れたい 今宵(こよい)叶わぬ この恋に 影ひとつ… 蛍出る間の 薄闇(うすやみ)を あなた偲んで 歩きます 暮れなずむ 空にまあるい 月が出て 遠く聞こえる 三味の音 偲(おも)いつのらす この胸に そっと蛍の 灯(ひ)をともす 今夜だけ… せめて一夜(ひとよ)と 来ぬ人を 待てばひとりの 朝がくる しののめの 露に濡れつつ 見上げれば 空にひとひら 白い月 一生一度の この恋を どうぞ叶えて 鞍馬山(くらまやま) | 川野夏美 | 菅麻貴子 | 弦哲也 | 川村栄二 | せせらぎに… 河鹿(かじか)鳴く夜の 蛍狩り ひとり来ました 貴船川(きぶねがわ) 肩先に 風がひと鳴き 行き過ぎて 恋の焔(ほのお)が 燃え上がる 溺れたくない 溺れたい 今宵(こよい)叶わぬ この恋に 影ひとつ… 蛍出る間の 薄闇(うすやみ)を あなた偲んで 歩きます 暮れなずむ 空にまあるい 月が出て 遠く聞こえる 三味の音 偲(おも)いつのらす この胸に そっと蛍の 灯(ひ)をともす 今夜だけ… せめて一夜(ひとよ)と 来ぬ人を 待てばひとりの 朝がくる しののめの 露に濡れつつ 見上げれば 空にひとひら 白い月 一生一度の この恋を どうぞ叶えて 鞍馬山(くらまやま) |
かすみ草をください春雨は 誰にでも おんなじように 降るのにね どうしてよ 私には 心に 降りしきる 夕立を よけながら 相合傘を さすけれど いつからか あの頃の あなたは もういない あゝ捨てるなら かすみ草をください 両手に全部 持てるだけ あゝ捨てるなら かすみ草をください 涙の頬を 飾りたい 秋雨が ほとばしる 思い出全部 集めるの あなたにと 届けたい 私は ここですと 小夜時雨(さよしぐれ) くちびるを 重ねるだけの キスだから 戻してよ あの時の 二人に もう一度 あゝ捨てるなら かすみ草をください 綺麗とせめて 言わせたい あゝ捨てるなら かすみ草をください 寄り添う恋に 似合う花 | 川野夏美 | 小関理樹 | 弦哲也 | 竜崎孝路 | 春雨は 誰にでも おんなじように 降るのにね どうしてよ 私には 心に 降りしきる 夕立を よけながら 相合傘を さすけれど いつからか あの頃の あなたは もういない あゝ捨てるなら かすみ草をください 両手に全部 持てるだけ あゝ捨てるなら かすみ草をください 涙の頬を 飾りたい 秋雨が ほとばしる 思い出全部 集めるの あなたにと 届けたい 私は ここですと 小夜時雨(さよしぐれ) くちびるを 重ねるだけの キスだから 戻してよ あの時の 二人に もう一度 あゝ捨てるなら かすみ草をください 綺麗とせめて 言わせたい あゝ捨てるなら かすみ草をください 寄り添う恋に 似合う花 |
人生七転び八起きいくらじたばたあわててみても 手強い世間にゃ歯がたたぬ 一度転んで 二度つまずいて それでも意地で立ちあがれ そうさ人生……ドッコイヨイショで 七転び八起き 浮いて沈んで 初めてわかる 他人のこころの 裏表 天が与えた この試練なら 苦労の汗も 無駄じゃない そうさ人生……ドッコイヨイショで 七転び八起き 人の一生 その勝敗は あの世へ行くまで わからない 生命ひとつと 二本の足で 明日の夢を 掴むだけ そうさ人生……ドッコイヨイショで 七転び八起き | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | 馬場良 | いくらじたばたあわててみても 手強い世間にゃ歯がたたぬ 一度転んで 二度つまずいて それでも意地で立ちあがれ そうさ人生……ドッコイヨイショで 七転び八起き 浮いて沈んで 初めてわかる 他人のこころの 裏表 天が与えた この試練なら 苦労の汗も 無駄じゃない そうさ人生……ドッコイヨイショで 七転び八起き 人の一生 その勝敗は あの世へ行くまで わからない 生命ひとつと 二本の足で 明日の夢を 掴むだけ そうさ人生……ドッコイヨイショで 七転び八起き |
遠い別れ町ふたり暮らした 町の名は 遠い別れと 書くのです 必ず戻るの 言葉を残し あなたは夢追い 旅立った 遠く遠く遠く 別れても 面影抱いて 待ってる私です 三年五年と 月日を数え 気づけば片手が 過ぎました 命燃やした この愛を あなた忘れる はずがない 噂のひとつも 届けてカモメ 涙に滲んだ 利尻富士 遠く遠く遠く 別れても 約束信じ 待ってる私です 七(なな)年九(く)年と 月日を数え 両手で足りなく なりました 遠く遠く遠く 別れても 心で祈り 待ってる私です 夕陽が水面(みなも)を 茜(あかね)に染めて 女の今日が 終わります | 川野夏美 | 本橋夏蘭 | 大谷明裕 | 竹内弘一 | ふたり暮らした 町の名は 遠い別れと 書くのです 必ず戻るの 言葉を残し あなたは夢追い 旅立った 遠く遠く遠く 別れても 面影抱いて 待ってる私です 三年五年と 月日を数え 気づけば片手が 過ぎました 命燃やした この愛を あなた忘れる はずがない 噂のひとつも 届けてカモメ 涙に滲んだ 利尻富士 遠く遠く遠く 別れても 約束信じ 待ってる私です 七(なな)年九(く)年と 月日を数え 両手で足りなく なりました 遠く遠く遠く 別れても 心で祈り 待ってる私です 夕陽が水面(みなも)を 茜(あかね)に染めて 女の今日が 終わります |
初雪前線初雪前線 今年も聞けば 涙が頬を 走ります 東京に雪が 初めて降った あの朝駅で 見送ったひと あゝあれがふたりの お別れなんて あれから時間は 止まってる 寒い…恋しい… せつない…つらい… 今も私は ひとりです 初雪前線 今年も聞いて アルバム捲(めく)る 昼さがり あの日の笑顔 還(かえ)らぬ月日 悲しみだけが 降り積もります あゝあれがふたりの お別れなんて 花嫁衣裳も そのままに なんで…どうして… 悔やんで…泣いた… きっとあなたも おなじです あゝあれがふたりの お別れなんて あれから時間は 止まってる 寒い…恋しい… せつない…つらい… 今も私は ひとりです | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 初雪前線 今年も聞けば 涙が頬を 走ります 東京に雪が 初めて降った あの朝駅で 見送ったひと あゝあれがふたりの お別れなんて あれから時間は 止まってる 寒い…恋しい… せつない…つらい… 今も私は ひとりです 初雪前線 今年も聞いて アルバム捲(めく)る 昼さがり あの日の笑顔 還(かえ)らぬ月日 悲しみだけが 降り積もります あゝあれがふたりの お別れなんて 花嫁衣裳も そのままに なんで…どうして… 悔やんで…泣いた… きっとあなたも おなじです あゝあれがふたりの お別れなんて あれから時間は 止まってる 寒い…恋しい… せつない…つらい… 今も私は ひとりです |
秋桜の風に吹かれて愛が終わった この町で 生きて行くのは つらいから 秋桜の 風に吹かれて ひとりの旅に 出るのです 捨てるつもりの 想い出を 詰めた鞄を 道連れに… どんな花より 私には こころ和ます 花だから 秋桜の 道を見付けて あてなく歩く つもりです みれん涙が こぼれたら 露のしずくの せいにして… 恋の破片で 傷付いた 胸の痛みが 消えるまで 秋桜の 風に吹かれて 私の旅は 続きます 元の笑顔が 戻る日は きっと時間が かかるけど… | 川野夏美 | 木下龍太郎 | 水森英夫 | 前田俊明 | 愛が終わった この町で 生きて行くのは つらいから 秋桜の 風に吹かれて ひとりの旅に 出るのです 捨てるつもりの 想い出を 詰めた鞄を 道連れに… どんな花より 私には こころ和ます 花だから 秋桜の 道を見付けて あてなく歩く つもりです みれん涙が こぼれたら 露のしずくの せいにして… 恋の破片で 傷付いた 胸の痛みが 消えるまで 秋桜の 風に吹かれて 私の旅は 続きます 元の笑顔が 戻る日は きっと時間が かかるけど… |
むすめ道中記赤城(あかぎ)おろしか からっ風 やって来ました 上州路 恋の水上(みなかみ) 情けの伊香保(いかほ) 女いちずの 桃色仁義 ちょいと小粋で 強いあんたに アンアアンアンアン ひと目惚れ 生まれついての 浪花節 見せてあげたい 胸ン中 義理の大阪 度胸の播麿 愛にゃ奥手の 街頭がらす 色気不足が そうよあたしの アンアアンアンアン 泣きどころ 行こか戻ろか 東海道 こころ思案の 駿河湾 今日は相模路 明日は伊勢路 歌を道づれ 夢追い道中 何故かつれない 罪なあんたに アンアアンアンアン 首ったけ | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | 南郷達也 | 赤城(あかぎ)おろしか からっ風 やって来ました 上州路 恋の水上(みなかみ) 情けの伊香保(いかほ) 女いちずの 桃色仁義 ちょいと小粋で 強いあんたに アンアアンアンアン ひと目惚れ 生まれついての 浪花節 見せてあげたい 胸ン中 義理の大阪 度胸の播麿 愛にゃ奥手の 街頭がらす 色気不足が そうよあたしの アンアアンアンアン 泣きどころ 行こか戻ろか 東海道 こころ思案の 駿河湾 今日は相模路 明日は伊勢路 歌を道づれ 夢追い道中 何故かつれない 罪なあんたに アンアアンアンアン 首ったけ |
みちのく恋港女心を 貴めるよに 泣いているよな 防風林 白い貝殻 私の涙 恋しくて 恋しくて 今日も来ました 桟橋に 戻る約束 忘れたか‥みちのく恋港 女盛りの 短かさに 色も褪せます 唇の 咲いて一輪 ハマナス哀し 淋しくて 淋しくて 怨みたくなる こんな日は 胸にしみます 波しぶき‥みちのく恋港 噂だけでも 届けてと カモメ相手に 愚痴を言う 沖の白波 寄せ来る未練 会いたくて 会いたくて 髪の先まで 会いたくて 北の女の―途さよ‥みちのく恋港 | 川野夏美 | 麻こよみ | 徳久広司 | 丸山雅仁 | 女心を 貴めるよに 泣いているよな 防風林 白い貝殻 私の涙 恋しくて 恋しくて 今日も来ました 桟橋に 戻る約束 忘れたか‥みちのく恋港 女盛りの 短かさに 色も褪せます 唇の 咲いて一輪 ハマナス哀し 淋しくて 淋しくて 怨みたくなる こんな日は 胸にしみます 波しぶき‥みちのく恋港 噂だけでも 届けてと カモメ相手に 愚痴を言う 沖の白波 寄せ来る未練 会いたくて 会いたくて 髪の先まで 会いたくて 北の女の―途さよ‥みちのく恋港 |
博多っ娘純情海は 海は玄海 筑前博多 山笠は追山 男のまつり 白いしめこみ 凛としめ (オッショイ) どんとどどっとどんと どんとどどっとどんと 命まるごと 転がるように あんたの山笠が 走ってく 山んごと好きだよ 海んごと好きだよ 博多純情 追いかけりゃ 熱い 風が吹く 口は 口は荒いが 根はやさしくて 酒もつよいが 人情も厚い 九州男児の 心意気 (オッショイ) どんとどどっとどんと どんとどどっとどんと 勝負終って 一番のりは あんたの胸に 決まってる 山んごと好きだよ 海んごと好きだよ 博多純情 寄り添えば 熱い 夜が明ける 山んごと好きだよ 海んごと好きだよ 博多純情 手を振れば 熱い 風が吹く | 川野夏美 | 吉岡治 | 中村典正 | 桜庭伸幸 | 海は 海は玄海 筑前博多 山笠は追山 男のまつり 白いしめこみ 凛としめ (オッショイ) どんとどどっとどんと どんとどどっとどんと 命まるごと 転がるように あんたの山笠が 走ってく 山んごと好きだよ 海んごと好きだよ 博多純情 追いかけりゃ 熱い 風が吹く 口は 口は荒いが 根はやさしくて 酒もつよいが 人情も厚い 九州男児の 心意気 (オッショイ) どんとどどっとどんと どんとどどっとどんと 勝負終って 一番のりは あんたの胸に 決まってる 山んごと好きだよ 海んごと好きだよ 博多純情 寄り添えば 熱い 夜が明ける 山んごと好きだよ 海んごと好きだよ 博多純情 手を振れば 熱い 風が吹く |
紙のピアノ黒い柱に 大時計 今もかわらぬ 故郷の すすけた壁の 子供部屋 紙のピアノが ありました 開けると音が 鳴ったよで ポロリ泪が 落ちました ポロリポロポロ ポロポロリ 紙のピアノは 母の声 優しい母の 愛の歌 辛い生活 母子家庭 ピアノ買ってと 駄々こねて 眠った次の 朝でした 二つ折りした 長い紙 マジック書きの 鍵盤は 母の手作り 涙あと ポロリポロポロ ポロポロリ 紙のピアノは 鳴らないが わたしにだけは 聴こえてた 言えずじまいの 一言を 風に小雪が 舞う墓地で つぶやく母の 一周忌 夢をいっぱい ありがとう 笑顔と元気 ありがとう うれしかったよ お母さん ポロリポロポロ ポロポロリ 家の娘は 弾いてます グランドピアノ 白い部屋 | 川野夏美 | 佐野源左衛門一文 | 伊藤薫 | 蔦将包 | 黒い柱に 大時計 今もかわらぬ 故郷の すすけた壁の 子供部屋 紙のピアノが ありました 開けると音が 鳴ったよで ポロリ泪が 落ちました ポロリポロポロ ポロポロリ 紙のピアノは 母の声 優しい母の 愛の歌 辛い生活 母子家庭 ピアノ買ってと 駄々こねて 眠った次の 朝でした 二つ折りした 長い紙 マジック書きの 鍵盤は 母の手作り 涙あと ポロリポロポロ ポロポロリ 紙のピアノは 鳴らないが わたしにだけは 聴こえてた 言えずじまいの 一言を 風に小雪が 舞う墓地で つぶやく母の 一周忌 夢をいっぱい ありがとう 笑顔と元気 ありがとう うれしかったよ お母さん ポロリポロポロ ポロポロリ 家の娘は 弾いてます グランドピアノ 白い部屋 |
荒川線線路の向こうに 陽炎ゆれて 猫が踏切 渡ります 荒川線の 電車を見れば あの日の恋が よみがえる 想い出・寄り道 鬼子母神(きしぼじん) あなたは私を 忘れましたか 時には想って くれますか 別れて三年 経ちました… 桜の季節や 紅葉の季節 泣いて笑って 喧嘩した 面影橋の あのマンションも お洒落(しゃれ)なビルに なりました あなたに今日こそ 伝えたい あれから初めて 恋をしました ちょっぴり大人の その人と 将来(あした)へ歩いて いいですか… 想い出・寄り道 鬼子母神(きしぼじん) あなたは私を 忘れましたか 時には想って くれますか 別れて三年 経ちました… | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 線路の向こうに 陽炎ゆれて 猫が踏切 渡ります 荒川線の 電車を見れば あの日の恋が よみがえる 想い出・寄り道 鬼子母神(きしぼじん) あなたは私を 忘れましたか 時には想って くれますか 別れて三年 経ちました… 桜の季節や 紅葉の季節 泣いて笑って 喧嘩した 面影橋の あのマンションも お洒落(しゃれ)なビルに なりました あなたに今日こそ 伝えたい あれから初めて 恋をしました ちょっぴり大人の その人と 将来(あした)へ歩いて いいですか… 想い出・寄り道 鬼子母神(きしぼじん) あなたは私を 忘れましたか 時には想って くれますか 別れて三年 経ちました… |
大空と大地の中で果てしない大空と 広い大地のその中で いつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう 歩き出そう 明日の日に ふり返るには まだ若い ふきすさぶ 北風に とばされぬよう とばぬよう こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体を あたためて 生きる事が つらいとか 苦しいだとか いう前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体を あたためて 生きる事が つらいとか 苦しいだとか いう前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体を あたためて 果てしない大空と広い大地のその中で いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう 自分の腕でつかむよう | 川野夏美 | 松山千春 | 松山千春 | 松井タツオ | 果てしない大空と 広い大地のその中で いつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう 歩き出そう 明日の日に ふり返るには まだ若い ふきすさぶ 北風に とばされぬよう とばぬよう こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体を あたためて 生きる事が つらいとか 苦しいだとか いう前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体を あたためて 生きる事が つらいとか 苦しいだとか いう前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体を あたためて 果てしない大空と広い大地のその中で いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう 自分の腕でつかむよう |
あなたならどうする嫌われてしまったの 愛する人に 捨てられて しまったの 紙クズみたいに 私のどこが いけないの それともあの人が 変わったの 残されてしまったの 雨降る町に 悲しみの眼の中を あの人が逃げる あなたならどうする あなたならどうする 泣くの歩くの 死んじゃうの あなたなら あなたなら 私のどこが いけないの それとも誰かを 愛したの 忘れられてしまったの 愛した人に 何が出来るというの 女がひとりで あなたならどうする あなたならどうする 泣くの歩くの 死んじゃうの あなたなら あなたなら | 川野夏美 | なかにし礼 | 筒美京平 | 松井タツオ | 嫌われてしまったの 愛する人に 捨てられて しまったの 紙クズみたいに 私のどこが いけないの それともあの人が 変わったの 残されてしまったの 雨降る町に 悲しみの眼の中を あの人が逃げる あなたならどうする あなたならどうする 泣くの歩くの 死んじゃうの あなたなら あなたなら 私のどこが いけないの それとも誰かを 愛したの 忘れられてしまったの 愛した人に 何が出来るというの 女がひとりで あなたならどうする あなたならどうする 泣くの歩くの 死んじゃうの あなたなら あなたなら |
城ヶ島の雨雨はふるふる城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる 雨は真珠か夜明けの霧か それともわたしの忍び泣き 舟はゆくゆく通り矢のはなを 濡れて帆上げたぬしの舟 ええ舟は櫓でやる 櫓は唄でやる 唄は船頭さんの心意気 雨はふるふる日はうす曇る 舟はゆくゆく帆がかすむ | 川野夏美 | 北原白秋 | 梁田貞 | 松井タツオ | 雨はふるふる城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる 雨は真珠か夜明けの霧か それともわたしの忍び泣き 舟はゆくゆく通り矢のはなを 濡れて帆上げたぬしの舟 ええ舟は櫓でやる 櫓は唄でやる 唄は船頭さんの心意気 雨はふるふる日はうす曇る 舟はゆくゆく帆がかすむ |
月影のルンバ久し振りだわ 偶然のめぐり逢い 運命の神様に 感謝したいわ 踊りましょう 昔みたいに 月影の下(もと)で… こころが揺れる あなたに揺れる 初めて出逢った あの日のように… 私あれから 恋人はいないのと 言いかけてやめたのよ 涙でそうで 踊りましょう 酔いにまかせて 月影の下で… こころが溶ける あなたに溶ける ひとりにしないで これから先は… 月のしずくが 街路樹を濡らす頃 ロマンスが芽生えるの そうよ再び 踊りましょう 夢に抱かれて 月影の下で… こころが燃える あなたに燃える やさしく微笑む その眸(め)が好きよ… やさしく微笑む その眸が好きよ… | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 久し振りだわ 偶然のめぐり逢い 運命の神様に 感謝したいわ 踊りましょう 昔みたいに 月影の下(もと)で… こころが揺れる あなたに揺れる 初めて出逢った あの日のように… 私あれから 恋人はいないのと 言いかけてやめたのよ 涙でそうで 踊りましょう 酔いにまかせて 月影の下で… こころが溶ける あなたに溶ける ひとりにしないで これから先は… 月のしずくが 街路樹を濡らす頃 ロマンスが芽生えるの そうよ再び 踊りましょう 夢に抱かれて 月影の下で… こころが燃える あなたに燃える やさしく微笑む その眸(め)が好きよ… やさしく微笑む その眸が好きよ… |
渚のホテルおひとりですかと 聞かないで 名前なんかは なおのこと 漁火 灯台 渚のホテル 薄い水割り 涙割り 傷つく心を 癒すため ただそれだけの ひとり旅 余計な話は いいですね 野暮で失礼 しましたね 漁火 灯台 渚のホテル 彫りの深さと 低い声 別れた男(あなた)に どことなく 似ているような 気がします 踊りませんかと 誘われて そっと右手を さし出した 漁火 灯台 渚のホテル スローダンスに 身をまかす 明日が見えそうな ステップを 踏み出せそうな 今宵です | 川野夏美 | 本橋夏蘭 | 大谷明裕 | 伊戸のりお | おひとりですかと 聞かないで 名前なんかは なおのこと 漁火 灯台 渚のホテル 薄い水割り 涙割り 傷つく心を 癒すため ただそれだけの ひとり旅 余計な話は いいですね 野暮で失礼 しましたね 漁火 灯台 渚のホテル 彫りの深さと 低い声 別れた男(あなた)に どことなく 似ているような 気がします 踊りませんかと 誘われて そっと右手を さし出した 漁火 灯台 渚のホテル スローダンスに 身をまかす 明日が見えそうな ステップを 踏み出せそうな 今宵です |
兄弟船波の谷間に 命の花が ふたつ並んで 咲いている 兄弟船は 親父のかたみ 型は古いが しけにはつよい おれと兄貴のヨ 夢の揺り篭さ 陸(おか)に上って 酒のむときは いつもはりあう 恋仇 けれども沖の 漁場に着けば やけに気の合う 兄弟鴎 力合わせてヨ 網を捲きあげる たったひとりの おふくろさんに 楽な暮らしを させたくて 兄弟船は 真冬の海へ 雪の簾(すだれ)を くぐって進む 熱いこの血はヨ おやじゆずりだぜ | 川野夏美 | 星野哲郎 | 船村徹 | | 波の谷間に 命の花が ふたつ並んで 咲いている 兄弟船は 親父のかたみ 型は古いが しけにはつよい おれと兄貴のヨ 夢の揺り篭さ 陸(おか)に上って 酒のむときは いつもはりあう 恋仇 けれども沖の 漁場に着けば やけに気の合う 兄弟鴎 力合わせてヨ 網を捲きあげる たったひとりの おふくろさんに 楽な暮らしを させたくて 兄弟船は 真冬の海へ 雪の簾(すだれ)を くぐって進む 熱いこの血はヨ おやじゆずりだぜ |
22才の別れあなたに さようならって 言えるのは 今日だけ 明日になって またあなたの 暖い手に触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして 私には 鏡に映った あなたの姿を 見つけられずに 私の目の前にあった 幸せにすがりついてしまった 私の誕生日に 22本のローソクをたて ひとつひとつが みんな君の 人生だねって言って 17本目からは いっしょに火をつけたのが 昨日のことのように 今はただ5年の月日が 永すぎた春と言えるだけです あなたの知らないところへ 嫁いで行く私にとって ひとつだけこんな私の わがまま聞いてくれるなら あなたは あなたのままで 変らずにいて下さい そのままで…… | 川野夏美 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 松井タツオ | あなたに さようならって 言えるのは 今日だけ 明日になって またあなたの 暖い手に触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして 私には 鏡に映った あなたの姿を 見つけられずに 私の目の前にあった 幸せにすがりついてしまった 私の誕生日に 22本のローソクをたて ひとつひとつが みんな君の 人生だねって言って 17本目からは いっしょに火をつけたのが 昨日のことのように 今はただ5年の月日が 永すぎた春と言えるだけです あなたの知らないところへ 嫁いで行く私にとって ひとつだけこんな私の わがまま聞いてくれるなら あなたは あなたのままで 変らずにいて下さい そのままで…… |
あの唄はもう唄わないのですか今朝 新聞の片隅に ポツンと小さく出ていました あなたのリサイタルの記事です もう一年経ったのですね 去年も一人で 誰にも知れずに 一番うしろで見てました あの唄 もう一度聞きたくて 私のために作ってくれたと 今も信じてる あの唄を… あなたと初めて 出会ったのは 坂の途中の小さな店 あなたはいつも唄っていた 安いギターをいたわるように いつかあなたのポケットにあった あの店のマッチ箱ひとつ 今でも 時々とりだして ひとつ つけてはすぐに消します あなたの香りがしないうちに… 雨が降る日は 近くの駅まで ひとつの傘の中 帰り道 そして二人で 口ずさんだ あの唄はもう唄わないのですか 私にとっては思い出なのに… | 川野夏美 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 松井タツオ | 今朝 新聞の片隅に ポツンと小さく出ていました あなたのリサイタルの記事です もう一年経ったのですね 去年も一人で 誰にも知れずに 一番うしろで見てました あの唄 もう一度聞きたくて 私のために作ってくれたと 今も信じてる あの唄を… あなたと初めて 出会ったのは 坂の途中の小さな店 あなたはいつも唄っていた 安いギターをいたわるように いつかあなたのポケットにあった あの店のマッチ箱ひとつ 今でも 時々とりだして ひとつ つけてはすぐに消します あなたの香りがしないうちに… 雨が降る日は 近くの駅まで ひとつの傘の中 帰り道 そして二人で 口ずさんだ あの唄はもう唄わないのですか 私にとっては思い出なのに… |
たいとう音頭桜(はな)は上野か 浅草か 春の絵筆に 心も染まる 江戸の情緒が 息づいて 豊かな歴史に 薫るまち タンタン タントキテ 台東区 みんな輪になれ 踊ろうよ 風もさわやか 五月(さつき)晴れ 躍る神輿に 命もはずむ 四季を彩る ゆめ祭り 笑顔と元気を くれるまち タンタン タントキテ 台東区 あつい人情 うれしいね 水は燦(きら)めく 鳥は舞う こころ育(はぐく)む 文化の森よ 磨く伝統 光る技 世界の瞳が 集(つど)うまち タンタン タントキテ 台東区 むすぶ絆は 宝もの ごらん艶(あで)やか お月さま スカイツリーも 仲良く踊る 響く太鼓の 意気のよさ 力を合わせて 伸びるまち タンタン タントキテ 台東区 そろう手拍子 晴れ姿 ドンと夜空に 咲かそうよ 燃える希望の しあわせ花火 虹を奏でる 隅田川 新たな時代を 創るまち タンタン タントキテ 台東区 あすへ飛翔(はばた)く たいとう音頭 | 川野夏美 | 保岡直樹 | 新井利昌 | | 桜(はな)は上野か 浅草か 春の絵筆に 心も染まる 江戸の情緒が 息づいて 豊かな歴史に 薫るまち タンタン タントキテ 台東区 みんな輪になれ 踊ろうよ 風もさわやか 五月(さつき)晴れ 躍る神輿に 命もはずむ 四季を彩る ゆめ祭り 笑顔と元気を くれるまち タンタン タントキテ 台東区 あつい人情 うれしいね 水は燦(きら)めく 鳥は舞う こころ育(はぐく)む 文化の森よ 磨く伝統 光る技 世界の瞳が 集(つど)うまち タンタン タントキテ 台東区 むすぶ絆は 宝もの ごらん艶(あで)やか お月さま スカイツリーも 仲良く踊る 響く太鼓の 意気のよさ 力を合わせて 伸びるまち タンタン タントキテ 台東区 そろう手拍子 晴れ姿 ドンと夜空に 咲かそうよ 燃える希望の しあわせ花火 虹を奏でる 隅田川 新たな時代を 創るまち タンタン タントキテ 台東区 あすへ飛翔(はばた)く たいとう音頭 |
夏美の三度笠金で心が 買えるだなんて どこに人情の 血がかよう ジャンケン拳法 いやな浮き世を グー チョキ パーでがつんとね ちょいとやんちゃな 三度笠 あたしほんとは 強いかも 筋を通すか おんなを取るか 秤みたいにゃ はかれない ジャンケン拳法 泣きの涙は はさんで捨てろ チョキンとね あらら烏が 笑ってら あたしなんだか 強いかも 身だしなみです 薄めの化粧 バレりゃ爪の 花吹雪 ジャンケン拳法 束でおいでよ グー チョキ パーでがつんとね 明日は いづこの 三度笠 あたしほんとに 強いかも (ジャンケンポン!) | 川野夏美 | 吉岡治 | 中村典正 | 伊戸のりお | 金で心が 買えるだなんて どこに人情の 血がかよう ジャンケン拳法 いやな浮き世を グー チョキ パーでがつんとね ちょいとやんちゃな 三度笠 あたしほんとは 強いかも 筋を通すか おんなを取るか 秤みたいにゃ はかれない ジャンケン拳法 泣きの涙は はさんで捨てろ チョキンとね あらら烏が 笑ってら あたしなんだか 強いかも 身だしなみです 薄めの化粧 バレりゃ爪の 花吹雪 ジャンケン拳法 束でおいでよ グー チョキ パーでがつんとね 明日は いづこの 三度笠 あたしほんとに 強いかも (ジャンケンポン!) |
夢の中へ探しものは何ですか? 見つけにくいものですか? カバンの中も つくえの中も 探したけれど見つからないのに まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか? 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? 休む事も許されず 笑う事は止められて はいつくばって はいつくばって いったい何を探しているのか 探すのをやめた時 見つかる事もよくある話で 踊りましょう 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? 探しものは何ですか? まだまだ探す気ですか? 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? 行ってみたいと思いませんか? | 川野夏美 | 井上陽水 | 井上陽水 | 松井タツオ | 探しものは何ですか? 見つけにくいものですか? カバンの中も つくえの中も 探したけれど見つからないのに まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか? 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? 休む事も許されず 笑う事は止められて はいつくばって はいつくばって いったい何を探しているのか 探すのをやめた時 見つかる事もよくある話で 踊りましょう 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? 探しものは何ですか? まだまだ探す気ですか? 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? 行ってみたいと思いませんか? |
なごり雪汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく なごり雪も降る時を知り ふざけすぎた季節のあとで 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている 君の口びるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた 時がゆけば幼ない君も 大人になると気づかないまま 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 君が去ったホームにのこり 落ちてはとける雪を見ていた 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった | 川野夏美 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 石倉重信 | 汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく なごり雪も降る時を知り ふざけすぎた季節のあとで 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている 君の口びるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた 時がゆけば幼ない君も 大人になると気づかないまま 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 君が去ったホームにのこり 落ちてはとける雪を見ていた 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった |
硝子坂悲しいのでしょうと 夢の中 見知らぬ人の問いかけに 声もだせずに うなずいて それは あなたが やっぱり 好きだから いじわるな あなたは いつでも 坂の上から 手招きだけを くりかえす 私の前には 硝子坂 きらきら光る 硝子坂 行けるのでしょうかと 夢の中 見知らぬ人に訪ねては 涙こぼして 横向いて それも あなたが やっぱり 好きだから いじわるな あなたは いつでも 坂の上から 手招きだけを くりかえす 私の前には 硝子坂 きらきら光る 硝子坂 とうとう来たねと 夢の中 うれしいはずの問いかけに 何故かすなおに なれなくて それは あなたの せいだと 言えないわ いじわるな あなたが たたずむ 坂に向って さよならの 手を振るつもり きらきら飛び散る 硝子坂 きらきら消えた 硝子坂 | 川野夏美 | 島武実 | 宇崎竜童 | 松井タツオ | 悲しいのでしょうと 夢の中 見知らぬ人の問いかけに 声もだせずに うなずいて それは あなたが やっぱり 好きだから いじわるな あなたは いつでも 坂の上から 手招きだけを くりかえす 私の前には 硝子坂 きらきら光る 硝子坂 行けるのでしょうかと 夢の中 見知らぬ人に訪ねては 涙こぼして 横向いて それも あなたが やっぱり 好きだから いじわるな あなたは いつでも 坂の上から 手招きだけを くりかえす 私の前には 硝子坂 きらきら光る 硝子坂 とうとう来たねと 夢の中 うれしいはずの問いかけに 何故かすなおに なれなくて それは あなたの せいだと 言えないわ いじわるな あなたが たたずむ 坂に向って さよならの 手を振るつもり きらきら飛び散る 硝子坂 きらきら消えた 硝子坂 |
少年時代夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中 永い冬が窓を閉じて 呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき 夏まつり 宵かがり 胸のたかなりにあわせて 八月は夢花火 私の心は夏模様 目が覚めて 夢のあと 長い影が夜にのびて 星屑の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 八月は夢花火 私の心は夏模様 | 川野夏美 | 井上陽水 | 井上陽水・平井夏美 | 松井タツオ | 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中 永い冬が窓を閉じて 呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき 夏まつり 宵かがり 胸のたかなりにあわせて 八月は夢花火 私の心は夏模様 目が覚めて 夢のあと 長い影が夜にのびて 星屑の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 八月は夢花火 私の心は夏模様 |
だから言ったじゃないの「あんた泣いてんのネ」 だから言ったじゃないの 港の酒場へ飲みにくる 男なんかの言うことを バカネ ほんきに ほんきにするなんて まったくあんたは うぶなのね 罪なやつだよ 鴎鳥 「あんた泣いてんのネ」 だから言ったじゃないの 男の言葉にだまされて さんざ私も泣かされた バカネ 今さら 今さらぐちなんて 言ってもむだだわ やめましょね 港女は強いはず 「あんた泣いてんのネ」 だから言ったじゃないの めそめそしないで捨てちゃいな なにさ港の恋なんか バカネ 何時まで 何時まで泣いてんの どんなにこがれて まったとて 帰るもんかよあの男 | 川野夏美 | 松井由利夫 | 島田逸平 | 松井タツオ | 「あんた泣いてんのネ」 だから言ったじゃないの 港の酒場へ飲みにくる 男なんかの言うことを バカネ ほんきに ほんきにするなんて まったくあんたは うぶなのね 罪なやつだよ 鴎鳥 「あんた泣いてんのネ」 だから言ったじゃないの 男の言葉にだまされて さんざ私も泣かされた バカネ 今さら 今さらぐちなんて 言ってもむだだわ やめましょね 港女は強いはず 「あんた泣いてんのネ」 だから言ったじゃないの めそめそしないで捨てちゃいな なにさ港の恋なんか バカネ 何時まで 何時まで泣いてんの どんなにこがれて まったとて 帰るもんかよあの男 |
あなたもしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドアーと 部屋には古い暖炉があるのよ 真赤なバラと白いパンジー 小犬の横にはあなたあなた あなたがいてほしい それが私の夢だったのよ いとしいあなたは今どこに ブルーのじゅうたん敷きつめて 楽しく笑って暮らすのよ 家の外では坊やが遊び 坊やの横にはあなたあなた あなたがいて欲しい それが二人の望みだったのよ いとしいあなたは今どこに そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい | 川野夏美 | 小坂明子 | 小坂明子 | D.C.O | もしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドアーと 部屋には古い暖炉があるのよ 真赤なバラと白いパンジー 小犬の横にはあなたあなた あなたがいてほしい それが私の夢だったのよ いとしいあなたは今どこに ブルーのじゅうたん敷きつめて 楽しく笑って暮らすのよ 家の外では坊やが遊び 坊やの横にはあなたあなた あなたがいて欲しい それが二人の望みだったのよ いとしいあなたは今どこに そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたがいてほしい |
神田川貴方は もう忘れたかしら 赤い手拭 マフラーにして 二人で行った 横町の風呂屋 一緒に出ようねって 言ったのに いつも私が 待たされた 洗い髪が芯まで 冷えて 小さな石鹸 カタカタ鳴った 貴方は私の 身体を抱いて 冷たいねって 言ったのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ貴方のやさしさが 怖かった 貴方は もう捨てたのかしら 二十四色の クレパス買って 貴方が描いた 私の似顔絵 巧く描いてねって 言ったのに いつもちっとも 似てないの 窓の下には 神田川 三畳一間の 小さな下宿 貴方は私の 指先見つめ 悲しいかいって きいたのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ貴方のやさしさが 怖かった | 川野夏美 | 喜多条忠 | 南こうせつ | 松井タツオ | 貴方は もう忘れたかしら 赤い手拭 マフラーにして 二人で行った 横町の風呂屋 一緒に出ようねって 言ったのに いつも私が 待たされた 洗い髪が芯まで 冷えて 小さな石鹸 カタカタ鳴った 貴方は私の 身体を抱いて 冷たいねって 言ったのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ貴方のやさしさが 怖かった 貴方は もう捨てたのかしら 二十四色の クレパス買って 貴方が描いた 私の似顔絵 巧く描いてねって 言ったのに いつもちっとも 似てないの 窓の下には 神田川 三畳一間の 小さな下宿 貴方は私の 指先見つめ 悲しいかいって きいたのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ貴方のやさしさが 怖かった |
三日月迷子心がどんどん削られて 三日月みたいになる夜は 一人きり 一人きり お酒を飲むの 涙で割った お酒を飲むの いつもそうなの うまく生きられないの いつもそうなの うまく愛せないの 自分を責めて 責めて 責めて 夜をさまようの 三日月迷子 そんなに好きではないけれど 優しい男のひとがいて 一人より 一人より 倖せだけど あなたを想い 時々泣くの いつもそうなの 私迷っているの いつもそうなの 私進めないの 自分を抱いて 抱いて 抱いて 夜に立ち尽くす 三日月迷子 いつもそうなの うまく生きられないの いつもそうなの うまく愛せないの 自分を責めて 責めて 責めて 夜をさまようの 三日月迷子 | 川野夏美 | 田久保真見 | 花岡優平 | 中村力哉 | 心がどんどん削られて 三日月みたいになる夜は 一人きり 一人きり お酒を飲むの 涙で割った お酒を飲むの いつもそうなの うまく生きられないの いつもそうなの うまく愛せないの 自分を責めて 責めて 責めて 夜をさまようの 三日月迷子 そんなに好きではないけれど 優しい男のひとがいて 一人より 一人より 倖せだけど あなたを想い 時々泣くの いつもそうなの 私迷っているの いつもそうなの 私進めないの 自分を抱いて 抱いて 抱いて 夜に立ち尽くす 三日月迷子 いつもそうなの うまく生きられないの いつもそうなの うまく愛せないの 自分を責めて 責めて 責めて 夜をさまようの 三日月迷子 |
帰ってこいよきっと帰って くるんだと お岩木山で 手を振れば あの娘(こ)は小さく うなずいた 茜(あかね)の空で 誓った恋を 東京ぐらしで 忘れたか 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで 遊んだ頃が なつかしい 気立てのやさしい 娘(こ)だったよ お前の嫁に 欲しかったねと おふくろ今夜も ひとりごと 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 可愛いあの娘(こ)の 帰る日を お岩木山で 今日も又 津軽の風と 待っている 忘れはしまい あの約束の こんなにきれいな 茜空 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ | 川野夏美 | 平山忠夫 | 一代のぼる | | きっと帰って くるんだと お岩木山で 手を振れば あの娘(こ)は小さく うなずいた 茜(あかね)の空で 誓った恋を 東京ぐらしで 忘れたか 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで 遊んだ頃が なつかしい 気立てのやさしい 娘(こ)だったよ お前の嫁に 欲しかったねと おふくろ今夜も ひとりごと 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 可愛いあの娘(こ)の 帰る日を お岩木山で 今日も又 津軽の風と 待っている 忘れはしまい あの約束の こんなにきれいな 茜空 帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ |
ふるさと行き故郷(こきょう)の夕陽が 見たくって 思わず上(のぼ)った 歩道橋 ビルの谷間は 深すぎて 背伸びをしたって 影ばかり 帰りたい 帰れない ふるさと行きの列車は 今日も夢ん中 欲しがるものほど 遠くなる 何故なの教えて お母さん 走る窓から 手を振った あの日の笑顔も 忘れそう 流されて 傷ついて 淋しさ隠す化粧が 上手くなりました 駅前広場の ポスターに 春待つ岬の さくら草 摘んで来ようか この胸に 涙も洗おか あの海で 帰りたい 帰れない ふるさと行きの列車は 夢をひた走る | 川野夏美 | さくらちさと | 杉本眞人 | 佐藤和豊 | 故郷(こきょう)の夕陽が 見たくって 思わず上(のぼ)った 歩道橋 ビルの谷間は 深すぎて 背伸びをしたって 影ばかり 帰りたい 帰れない ふるさと行きの列車は 今日も夢ん中 欲しがるものほど 遠くなる 何故なの教えて お母さん 走る窓から 手を振った あの日の笑顔も 忘れそう 流されて 傷ついて 淋しさ隠す化粧が 上手くなりました 駅前広場の ポスターに 春待つ岬の さくら草 摘んで来ようか この胸に 涙も洗おか あの海で 帰りたい 帰れない ふるさと行きの列車は 夢をひた走る |
恋人よ枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには 愛をささやく歌もない 恋人よ そばにいて こごえる私のそばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい 砂利路を駆け足で マラソン人が行き過ぎる まるで忘却のぞむように 止まる私を誘っている 恋人よ さようなら 季節はめぐってくるけど あの日の二人 宵の流れ星 光っては消える 無情の夢よ 恋人よ そばにいて こごえる私の そばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい | 川野夏美 | 五輪真弓 | 五輪真弓 | D.C.O | 枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには 愛をささやく歌もない 恋人よ そばにいて こごえる私のそばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい 砂利路を駆け足で マラソン人が行き過ぎる まるで忘却のぞむように 止まる私を誘っている 恋人よ さようなら 季節はめぐってくるけど あの日の二人 宵の流れ星 光っては消える 無情の夢よ 恋人よ そばにいて こごえる私の そばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい |
海岸通あなたが船を選んだのは 私への思いやりだったのでしょうか 別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか 港に沈む夕陽がとてもきれいですね あなたをのせた船が小さくなってゆく 夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通 あなたの言うとおり妹のままで いたほうがよかったかもしれない あなたがいつかこの街 離れてしまうことを やさしい腕の中で聞きたくはなかった まるで昨日と同じ海に波を残して あなたをのせた船が小さくなってゆく | 川野夏美 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 佐藤準 | あなたが船を選んだのは 私への思いやりだったのでしょうか 別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか 港に沈む夕陽がとてもきれいですね あなたをのせた船が小さくなってゆく 夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通 あなたの言うとおり妹のままで いたほうがよかったかもしれない あなたがいつかこの街 離れてしまうことを やさしい腕の中で聞きたくはなかった まるで昨日と同じ海に波を残して あなたをのせた船が小さくなってゆく |
夜のプラットフォーム星はまたたく 夜ふかく 鳴りわたる 鳴りわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつかえる 人は散りはて たゞひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たゝずむわたし さよなら さよなら 君いつかえる 窓にのこした あの言葉 なかないで なかないで 瞼にやきつく さみしい笑顔 さよなら さよなら 君いつかえる | 川野夏美 | 奥野椰子夫 | 服部良一 | | 星はまたたく 夜ふかく 鳴りわたる 鳴りわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつかえる 人は散りはて たゞひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たゝずむわたし さよなら さよなら 君いつかえる 窓にのこした あの言葉 なかないで なかないで 瞼にやきつく さみしい笑顔 さよなら さよなら 君いつかえる |
アンコ椿は恋の花三日おくれの 便りをのせて 船が行く行く 波浮港 いくら好きでも あなたは遠い 波の彼方へ 去ったきり あんこ便りは あんこ便りは あゝ 片便り 三原山から 吹き出す煙 北へなびけば 思い出す 惚れちゃならない 都の人に よせる思いが 灯ともえて あんこ椿は あんこ椿は あゝ すゝり泣き 風にひらひら かすりの裾が 舞えばはずかし 十六の 長い黒髪 プッツリ切って かえるカモメに たくしたや あんこつぼみは あんこつぼみは あゝ 恋の花 | 川野夏美 | 星野哲郎 | 市川昭介 | 松井タツオ | 三日おくれの 便りをのせて 船が行く行く 波浮港 いくら好きでも あなたは遠い 波の彼方へ 去ったきり あんこ便りは あんこ便りは あゝ 片便り 三原山から 吹き出す煙 北へなびけば 思い出す 惚れちゃならない 都の人に よせる思いが 灯ともえて あんこ椿は あんこ椿は あゝ すゝり泣き 風にひらひら かすりの裾が 舞えばはずかし 十六の 長い黒髪 プッツリ切って かえるカモメに たくしたや あんこつぼみは あんこつぼみは あゝ 恋の花 |
白いフェリーの船長さんアー タッタタラップ 口笛吹いて 船長さんはヘーイヘヘイ ご機嫌さん 海が呼ぶんだよ おしゃべり鴎も バックデッキで唄ってる おーい 学校に遅れるぞ おーい 花は咲いたか オリーブの ザンザザザン ザンザザザン 浪のり越えて 白いフェリーの 瀬戸内航路 アー チャットチャチャット 飛魚はねて 船長さんにヘーイヘヘイ ご挨拶 空が呼ぶんだよ 綿菓子みたいな 雲も青空泳いでる おーい 親子で里帰り おーい うまい空気を吸ったかい ザンザザザン ザンザザザン 島から街へ 白いフェリーの 瀬戸内航路 アー マッカカッカに夕やけこやけ 船長さんはヘーイヘヘイ ご苦労さん 潮風(かぜ)が呼ぶんだよ 灯台あかりも 岬まわればラブコール おーい あの娘が手を振るぞ おーい 海の苦労も吹っとんで ザンザザザン ザンザザザン 汽笛を鳴らし 白いフェリーの 瀬戸内航路 白いフェリーの 瀬戸内航路 | 川野夏美 | 吉岡治 | 中村典正 | | アー タッタタラップ 口笛吹いて 船長さんはヘーイヘヘイ ご機嫌さん 海が呼ぶんだよ おしゃべり鴎も バックデッキで唄ってる おーい 学校に遅れるぞ おーい 花は咲いたか オリーブの ザンザザザン ザンザザザン 浪のり越えて 白いフェリーの 瀬戸内航路 アー チャットチャチャット 飛魚はねて 船長さんにヘーイヘヘイ ご挨拶 空が呼ぶんだよ 綿菓子みたいな 雲も青空泳いでる おーい 親子で里帰り おーい うまい空気を吸ったかい ザンザザザン ザンザザザン 島から街へ 白いフェリーの 瀬戸内航路 アー マッカカッカに夕やけこやけ 船長さんはヘーイヘヘイ ご苦労さん 潮風(かぜ)が呼ぶんだよ 灯台あかりも 岬まわればラブコール おーい あの娘が手を振るぞ おーい 海の苦労も吹っとんで ザンザザザン ザンザザザン 汽笛を鳴らし 白いフェリーの 瀬戸内航路 白いフェリーの 瀬戸内航路 |
びりけつのジュン路面電車飛び乗ったり 柿の実盗(と)って怒られたり 子供の頃悪戯(いたずら)したけど 叱られるのはびりけつのジュン 焼け野原の町に帰って来たのも 終戦を随分過ぎてから 亡霊みたいに玄関に突っ立って 相変わらずびりだねぇってみんなで泣いた そして五十年過ぎて 姉弟(きょうだい)ふたり暮らし 何度も見合いを断ったのは お荷物だったあたしが居たから ごめんね ジュン、此の頃 子供に還ったね ジュン、あたしも 忘れそうだね 人を押しのけずに生きてきたあなたを 神様はきっと知ってるよ ジュン 歳を取ったら お散歩も難しいの 支えきれない 大好きな珈琲も 重たくて零れてしまう 先にジュンをみおくってから あたしの番だと思ってたけど 都合良くはいかないものね 独りでもちゃんと暮らすのよ 生きて帰れなかった 戦友に済まないからと 遊びの一つもすればいいじゃない おまけの人生だなんて言わずに バカだよ ジュン、あんたは幸せだったの? ジュン、あたしは幸せだったよ こんなにも長く姉弟が一緒に 暮らしてこられたもの ジュン、此の頃 子供に還ったね ジュン、あたしも 忘れそうだね 人を押しのけずに生きてきたあなたを 神様がきっと待ってる でも、びりでいいよ ジュン | 川野夏美 | いまむら瞭 | いまむら瞭 | 松井タツオ | 路面電車飛び乗ったり 柿の実盗(と)って怒られたり 子供の頃悪戯(いたずら)したけど 叱られるのはびりけつのジュン 焼け野原の町に帰って来たのも 終戦を随分過ぎてから 亡霊みたいに玄関に突っ立って 相変わらずびりだねぇってみんなで泣いた そして五十年過ぎて 姉弟(きょうだい)ふたり暮らし 何度も見合いを断ったのは お荷物だったあたしが居たから ごめんね ジュン、此の頃 子供に還ったね ジュン、あたしも 忘れそうだね 人を押しのけずに生きてきたあなたを 神様はきっと知ってるよ ジュン 歳を取ったら お散歩も難しいの 支えきれない 大好きな珈琲も 重たくて零れてしまう 先にジュンをみおくってから あたしの番だと思ってたけど 都合良くはいかないものね 独りでもちゃんと暮らすのよ 生きて帰れなかった 戦友に済まないからと 遊びの一つもすればいいじゃない おまけの人生だなんて言わずに バカだよ ジュン、あんたは幸せだったの? ジュン、あたしは幸せだったよ こんなにも長く姉弟が一緒に 暮らしてこられたもの ジュン、此の頃 子供に還ったね ジュン、あたしも 忘れそうだね 人を押しのけずに生きてきたあなたを 神様がきっと待ってる でも、びりでいいよ ジュン |
急がばまわれの人生だ道を他人に 譲るのも そうさ男の 勇気だぜ 急くなアーアー騒ぐな あわてるな 今が勝負の 時期(とき)じゃない 急がばまわれの 人生だ 運がいいとか 悪いとか そんな言葉は 負け惜しみ 耐えてアーアー実力(ちから)を 蓄(たくわ)えりゃ 運は勝手に やって来る 急がばまわれの 人生だ どうせあいつは 負け犬と 嘲笑(わら)う奴には 嘲笑(わら)わせろ いつかアーアー世間の 真ン中に でかい花火を 打ち上げる 急がばまわれの 人生だ | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | 桜庭伸幸 | 道を他人に 譲るのも そうさ男の 勇気だぜ 急くなアーアー騒ぐな あわてるな 今が勝負の 時期(とき)じゃない 急がばまわれの 人生だ 運がいいとか 悪いとか そんな言葉は 負け惜しみ 耐えてアーアー実力(ちから)を 蓄(たくわ)えりゃ 運は勝手に やって来る 急がばまわれの 人生だ どうせあいつは 負け犬と 嘲笑(わら)う奴には 嘲笑(わら)わせろ いつかアーアー世間の 真ン中に でかい花火を 打ち上げる 急がばまわれの 人生だ |
涙を抱いた渡り鳥ひと声ないては 旅から旅へ くろうみやまの ほととぎす 今日は淡路か 明日は佐渡か 遠い都の 恋しさに 濡らす袂の はずかしさ いいさ 涙を抱いた渡り鳥 女と生まれた よろこびさえも 知らぬ他国の 日暮れ道 ままよ浮世の 風まま気まま つばさぬらして 飛んで行く 乙女心の 一人旅 いいさ 涙を抱いた渡り鳥 見せてはならない 心の傷を かくす笑顔に 月も輝る 口にゃだすまい 昔のことは 水に流して はればれと 仰ぐ夜空も 久し振り いいさ 涙を抱いた渡り鳥 | 川野夏美 | 星野哲郎 | 市川昭介 | | ひと声ないては 旅から旅へ くろうみやまの ほととぎす 今日は淡路か 明日は佐渡か 遠い都の 恋しさに 濡らす袂の はずかしさ いいさ 涙を抱いた渡り鳥 女と生まれた よろこびさえも 知らぬ他国の 日暮れ道 ままよ浮世の 風まま気まま つばさぬらして 飛んで行く 乙女心の 一人旅 いいさ 涙を抱いた渡り鳥 見せてはならない 心の傷を かくす笑顔に 月も輝る 口にゃだすまい 昔のことは 水に流して はればれと 仰ぐ夜空も 久し振り いいさ 涙を抱いた渡り鳥 |
灯ともし頃のセレナーデ薄紫の たそがれは 燃えて残った 恋心 改札口に あの人が 迎えてくれる 幻(ゆめ)をみる 二人の部屋は なんにもなくて 夢だけ食べて 暮らしてた 胸にこぼれる ピアノの音は 灯ともし頃の セレナーデ 夕陽のなかの 駅前広場(ロータリー) 私置きざり 暮れて行く 家路を急ぐ 人たちの 背中を送り 立ち止まる 西日の部屋は 合鍵ふたつ いまでも私 捨てられず 胸を叩いて ピアノの音が 灯ともし頃の セレナーデ いまならわかる 若すぎたこと いまならわかる 夢のあと 胸にこぼれる ピアノの音は 灯ともし頃の セレナーデ | 川野夏美 | 石原信一 | 徳久広司 | 佐藤和豊 | 薄紫の たそがれは 燃えて残った 恋心 改札口に あの人が 迎えてくれる 幻(ゆめ)をみる 二人の部屋は なんにもなくて 夢だけ食べて 暮らしてた 胸にこぼれる ピアノの音は 灯ともし頃の セレナーデ 夕陽のなかの 駅前広場(ロータリー) 私置きざり 暮れて行く 家路を急ぐ 人たちの 背中を送り 立ち止まる 西日の部屋は 合鍵ふたつ いまでも私 捨てられず 胸を叩いて ピアノの音が 灯ともし頃の セレナーデ いまならわかる 若すぎたこと いまならわかる 夢のあと 胸にこぼれる ピアノの音は 灯ともし頃の セレナーデ |
おんな渡り鳥風が吹くまま 花びら散れば ジンと泣けます 三度笠 生まれ故郷を 離れて五年 待ってて欲しい あんたに悪い もうすぐ帰るよ 渡り鳥 つらいなみだを 斜めに隠す 男まさりの 三度笠 力ずくでは 折れない枝も 情けの風に 吹かれりゃ折れる 弱いものです 渡り鳥 赤い夕日の 峠を越えて 戻りゃ寂しい 里灯り わざと強がり 言ってはみたが 明日も背中 木枯らし寒い 辛ろうござんす 渡り鳥 | 川野夏美 | 志賀大介 | 原譲二 | 佐伯亮 | 風が吹くまま 花びら散れば ジンと泣けます 三度笠 生まれ故郷を 離れて五年 待ってて欲しい あんたに悪い もうすぐ帰るよ 渡り鳥 つらいなみだを 斜めに隠す 男まさりの 三度笠 力ずくでは 折れない枝も 情けの風に 吹かれりゃ折れる 弱いものです 渡り鳥 赤い夕日の 峠を越えて 戻りゃ寂しい 里灯り わざと強がり 言ってはみたが 明日も背中 木枯らし寒い 辛ろうござんす 渡り鳥 |
でたとこ勝負さ人生はなくて七癖 あるように 人にはそれぞれ 味がある あれこれ能書き 云う前に 一歩踏みだせ 男なら でたとこ勝負さ 人生は 酒とおんなが なかったら 生きてるこの世は 闇になる 好きなら裸で ぶつかって 散ってゆくなら それもいい でたとこ勝負さ 人生は 他人(ひと)に頼るな 甘えるな 自分で汗かけ 恥をかけ 我慢という名の 夢の種 いつか芽をだす 花が咲く でたとこ勝負さ 人生は | 川野夏美 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | 佐伯亮 | なくて七癖 あるように 人にはそれぞれ 味がある あれこれ能書き 云う前に 一歩踏みだせ 男なら でたとこ勝負さ 人生は 酒とおんなが なかったら 生きてるこの世は 闇になる 好きなら裸で ぶつかって 散ってゆくなら それもいい でたとこ勝負さ 人生は 他人(ひと)に頼るな 甘えるな 自分で汗かけ 恥をかけ 我慢という名の 夢の種 いつか芽をだす 花が咲く でたとこ勝負さ 人生は |