小椋佳作曲の歌詞一覧リスト  310曲中 1-200曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
愛燦燦キム・ヂョンチャンキム・ヂョンチャン小椋佳小椋佳雨 潜々(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散々(さんざん)と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
東京都渋谷区立原宿外苑中学校校歌(新しい地平へ)校歌校歌小椋佳小椋佳豊かな 黄金の 銀杏の梢 大空 届けと 歌声さやか 外苑の道に 希望こだまして 笑顔の 仲間が 集い合う 人間のこと 世界中のこと 学び 育み 磨き 培い いつか新しい 地平へ飛び立つ  大地に 根をはる 欅の緑 映して 輝く 瞳あざやか 原宿の街に 憧れひろげて 夢抱く 仲間と 誓い合う 人間が好き 世界が大好き 強く正しく 清く気高く いつか新しい 地平へ飛び立つ 人間のこと 世界中のこと 学び 育み 磨き 培い いつか新しい 地平へ飛び立つ
京都府京都市立京都御池中学校校歌校歌校歌小椋佳小椋佳学び舎の 空は輝き 御池の水が 私を映す 青春の 心は騒ぎ 光と陰と 希望と不安 入り混じり 時留まらず 私を大事に生きるとは どういうことか かけがえのない 命抱きしめ ここに通い ここに集い 私を見つけ 私を磨き 私を創ろう いつの日か 時代を染める私たち いつの日か 風上に立つ日のために  学び舎に 歌は轟き 御池の風に 明日が薫る 青春の 心は滾り 欲と焦りと 理想と矛盾 燃え混じり 夢定まらず 未来をみんなで生きるとは どういうことか 独り善がりの 孤独打ち捨て ここに通い ここに集い 仲間を知って 仲間と語り 仲間を愛そう いつの日か 時代を染める私たち いつの日か 風上に立つ日のために  いつの日か 時代を染める私たち いつの日か 風上に立つ日のために
山形県米沢市立第七中学校校歌校歌校歌小椋佳小椋佳残雪の雄々しき吾妻 たおやかに最上の流れ 大声で響く挨拶 真心を重ね合う 笑顔 ここに集い 磨き合う 我等北斗の七つの星を越えて輝く 青春の楽しさも苦しさも喜びも悲しみも 真正面から抱きしめて 励まし合おう育み合おう 米沢七中 元気と勇気の学び舎 米沢七中 希望と理想の故郷  深緑の 豊かな吾妻 田園に恵みは溢れ 大空へ投げる憧れ 優しさで結び合う 仲間 ここに学び 鍛え合う 我等世界の七つの海を越えて羽ばたく 青春の楽しさも苦しさも喜びも悲しみも 真正面から抱きしめて 励まし合おう育み合おう 米沢七中 元気と勇気の学び舎 米沢七中 希望と理想の故郷
めぐり逢い野中二郎野中二郎たかたかし小椋佳しあわせという日々は 過ぎてみれば 遠い 手のひらをこぼれ落ちる 砂のように むなしい 移りゆく世の中に 人は涙ながし 吹きすぎる風の色に 夢の終り感じる めぐり逢い 愛しあい 傷ついて 別れゆく なんてさびしい 季節  きみの肩に はらはらと 枯葉散るたそがれ 寄りそえば ときめいて あまく心 揺れて 永遠という言葉が 信じられた あの頃 めぐり逢い 愛しあい 傷ついて 別れゆく なんてさびしい季節  熱い夏は つかのまに 今はもうたそがれ めぐり逢い 愛しあい 傷ついて 別れゆく めくり逢い 愛しあい 傷つけて 別れゆく
まだ乾かない油絵に五木ひろし五木ひろし小椋佳小椋佳おずおずと 君を見つめては 絵筆とり 心の白いカンバスに その姿 写し描く遠い日  まだ愛の 形も知らないで ひと筆の 赤い絵の具 添えれば 画き終える筈の その日の別れ  時間の上を ただ あなただけが 素直に歩いていたんだね 立ちすくむ僕の腕に君が残した 黄色いバラの花言葉  鈍(にび)色の 雨が降りつづく あれからの 僕の胸の痛みを ふきはらう 君の君のおとずれ  時間の上をただ愛の絵筆が 自由に踊っているんだね  まだ乾かない油絵に書き添える 白山査子(しろさんざし)の花景色
盆帰り中村雅俊中村雅俊小椋佳小椋佳安田裕美君が着た花がすり 君が舞う花まつり ひとときを 故郷のふところに 遊ぶ  明日には村はなれ 汽車に乗り 村わすれ 一年を 忙しく過ごすのは 何故  汽車に乗れば 故郷の手土産の 一輪の花の色あせることを知りながら  暮れ方の 盆がえり 火を落とす 花まつり こよいまた故郷の駅を発つ人影  いくつかの年月をくり返すこの旅を 窓に寄りいわれなく思うのは何故  汽車の窓に移りゆく景色に似て 何もかもがめまぐるしいだけの場所へと知りながら  ひとときの盆がえり すぐにまた振りかえり 気ぜわしく上りの汽車 乗り込むのは 何故  せせらぎに素足で水をはねた 夕暮れの丘で星を数えた 突然の雨を木陰に逃げた 故郷の君の姿 ぬぐいきれないと知りながら  ララララ ララララ ララララ ラララ…
愛燦燦MILLION LYLIC美空ひばりMILLION LYLIC美空ひばり小椋佳小椋佳雨 潸々(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散々(さんざん)と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
函館山から美空ひばり美空ひばり小椋佳小椋佳函館山から 立待岬 吹き上げる雪の中 飛び交うかもめよ 若い男は 荒海を走る 優しさ拒む 背中にいつも 悲しむ女がいた 今はただ胸にしみる ひとりの寒さよ おまえはもう 若くはないと とどろく波よ  誰を待つのか 立待岬 頬を切る風の中 たたずむ乙女よ 紺のかすりに 想い出す笑顔 身勝手許す 背中にそっと 涙を隠していた 淋しさをわかちあえる 懐かしい女よ 凍て曇る冬の空にも 想いを投げよう  函館山から 立待岬 吹き上げる雪の中 飛び交うかもめよ
さらば青春GOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い水が抱き込むように 流れてく 少女よ泣くのはお止め 風も木も川も土も みんな みんな たわむれの口笛を吹く  僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い犬がえものさがして かけて行く 少女よ泣くのはお止め 空も海も月も星も みんな みんな うつろな輝きだ
しおさいの詩GOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳しおさいの浜の岩かげに立って しおさいの砂に涙を捨てて 思いきり呼んでみたい 果てしない海へ 消えた僕の 若い力 呼んでみたい  青春の夢にあこがれもせずに 青春の光を追いかけもせずに 流れていった時よ 果てしない海へ 消えた僕の 若い力 呼んでみたい  恋でもいい 何でもいい 他の全てを捨てられる 激しいものが欲しかった  しおさいの浜の岩かげに立って しおさいの砂に涙を捨てて 思いきり叫んでみたい 果てしない海へ 消えた僕の 若い力 呼んでみたい
少しは私に愛を下さいGOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳少しは私に愛を下さい 全てを あなたに捧げた私だもの 一度も咲かずに 散ってゆきそうな バラが鏡に映っているわ 少しは私に愛を下さい  たまには手紙を書いて下さい いつでも あなたを想う私だもの あなたの心の ほんの片隅に 私の名前を残して欲しいの たまには手紙を書いて下さい  みぞれの捨て犬 抱いて育てた やさしいあなたを想い出しているの 少しは私に愛を下さい
めまいGOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳時は私にめまいだけを残してゆく だからワイングラスの角氷 眠りにつこうとする愛に ささやかないで  時は私にめまいだけを残してゆく だから小舟を運ぶ潮風よ 眠りにつこうとする愛を 揺り起こさないで  鏡に残ったあなたの後ろ姿 青い青い海が見える さよならを書こうとした口紅が 折れてはじけた  時は私にめまいだけを残してゆく だから暮れ染(なず)む海の夕渚よ いかりをほどいてゆく船の 心留めて  鏡に残ったあなたの後ろ姿 青い青い海が見える さよならを書こうとした口紅が 折れてはじけた
揺れるまなざしGOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳街にひとふきの風 心にふれゆく今日です めぐり逢ったのは 言葉では尽せぬ人 驚きにとまどう僕 不思議な揺れるまなざし 心を一人占めにして あざやかな 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う  紅茶ひとくちふと 深い味がする夜です めぐり逢ったのは 夢に見た人ではなく思い出の人でもない 不思議な揺れるまなざし 心が波立つようです いつになく 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う  昨日までの淋しさ嘘のように 君の姿に色あせて 明日の朝を待ち切れず夜を舞う 君の姿を追いかけて あのまなざし揺れて眠れない
木戸をあけて −家出する少年がその母親に捧げる歌−小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳あなたの後ろ姿にそっと別れをつげてみれば あなたの髪のあたりにぽっと明かりがさしたよな  裏の木戸をあけて一人夜に出れば 灯りの消えた街角 足も重くなるけれど  僕の遠いあこがれ 遠い旅は捨てられない 許してくれるだろうか 僕のわかいわがままを 解ってくれるだろうか 僕のはるかなるさまよいを  裏の木戸をあけていつかつかれ果てて あなたの甘い胸元へきっともどりつくだろう  僕の遠いあこがれ 遠い旅の終るときに 帰るその日までに 僕の胸の中に語りきれない実りが たとえあなたに見えなくとも 僕の遠いあこがれ 遠い旅は捨てられない
小椋佳小椋佳塚原将小椋佳街角で偶然に出逢った とてもとても遠い日 ほんの少し首をかしげて 微笑む癖覚えていました 手にすくった巻貝に 聞こえた白い潮騒が あなたのまわりに聞こえます 時に長さがあるなんて 誰が告げたのですか 僕はあの日の君の姿 今も見つめることができるのに  街角で偶然に出逢った とてもとても遠い日 君の好きな色は変わらず 淡い淡い紫でしたね いつか手紙に書くはずの 朝まで捜した言の葉は 今でも心に住んでます 時がすべて流すなんて 誰が言ったのですか ひとり逃げた冬の海の 波の冷たさが僕の手の中にある  街角で偶然に出あった とてもとても遠い日 幸せを尋ねる戸惑い どうしてか聞けない僕です 開いたばかりの花の香の 春のどやかなひろがりが あなたのまわりにさざめいてます 時はもとに戻れないと 誰が決めたのですか 心の中にあこがれが 今もふくらんでいくと感じているのに
スタンドスティル小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳トロピカルフィッシュの 泡音の 絶え間ない循環の中で 生き残る時間 同じティーバッグが 垂れている 紙コップに ぬるい湯そそいで 薄くする時間 君といられることを だれに感謝しようか 弯曲した道の見はるかす 角のない いらだたしさだけ はねている時間 壁に掛けたままの一枚の 絵に浮かぶ過去だけが 見えてくる時間 君といられることを だれに感謝しようか  まるででっちあげの 大事の 片付いた祝宴の中で 笑い合う時間 トロピカルフィッシュの 泡音の 絶え間ない循環の中で 生き残る時間 君といられたことを だれに感謝しようか
飛べない蝙蝠小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳朝の光が 今日は眼に痛い 通りすぎゆく人に 声かけて 名前尋ね 何となくただ手を組んだりして 歩いてみようと思うけれど すぐに僕の中の どこかでどうせ ながつづきはしないと言う  肩に気まぐれ 風の誘い声 黒い翼で もう一度空飛べと がけに登り がむしゃらにただ君を呼んだりして はばたいてみようと思うけれど すぐに気がつくだろう 空の上から まいおりる場所もない  立ち位置 揺らぎ 心も 揺らぎ 拠るべき価値も 見定まらず  出来ることなら 白い雲の果て 遠く浮かんで 消えゆく風船の 姿まねて 誰の目にもとどかぬ世界へ 飛んでゆきたいと思うけれど すぐに明日になれば 又別の事を 考えている僕だろう
俺たちの旅PLATINA LYLIC中村雅俊PLATINA LYLIC中村雅俊小椋佳小椋佳夢の坂道は木の葉模様の石畳 まばゆく白い長い壁 足跡も影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです  夢の夕陽はコバルト色の空と海 交わってただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手を振るようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手を振るようだ  夢の語らいは小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数えきれない長い年月 うたたねをするものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手を振るようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手を振るようだ
中村雅俊中村雅俊塚原将小椋佳街角で偶然に出あった とても とても 遠い日 ほんの少し首をかしげて 微笑む癖覚えていました 手にすくった巻貝に 聞こえた白い潮騒が あなたのまわりに聞こえます 時に長さがあるなんて だれが告げたのですか 僕はあの日の君の姿 今も見つめることができるのに  街角で偶然に出あった とても とても 遠い日 君の好きな色は変わらず 淡い淡い紫でしたね いつか手紙に書くはずの 朝まで捜した言の葉は 今でも心に住んでいます 時がすべて流すなんて だれが言ったのですか ひとり逃げた冬の海の 波の冷たさが僕の手の中にある  街角で偶然に出あった とても とても 遠い日 幸せを尋ねる戸惑い どうしてか聞けない僕です 開いたばかりの花の香の 春のどやかなひろがりが あなたのまわりにさざめいてます 時はもとに戻れないと だれが決めたのですか 心の中にあこがれが 今もふくらんでゆくと感じているのに
気分なおしに五輪真弓五輪真弓小椋佳小椋佳気分なおしに ブレンド変えた コーヒーひと口 心ににがい 恋を失くした 人の話は 幾度も 幾つも 聞いたでしょう 季節が来れば また咲く花の 強さを 私も 持っているはず なのにまだ 頬杖の 永すぎる もの想い  気分なおしに 明るい色の シルクのブラウス 肩にそよ風 あの日と同じ 匂い運んで 追い打ち遊びに 戯れる 季節を越えて よみがえる夢 見慣れた少女の 振り返る影 せめてもう さよならの 笑顔を見せて欲しい  愛したり 愛されたりしては 少しずつ 生き上手になると 誰だっけ 繰り返した言葉 空しくワインに沈む  気分直しに 捨て猫顔の 鏡に一筋 口紅を引く 窓辺近くに 身体を寄せて 星座の語を 聴いてみる 季節の谷に 想い出うめて あしたのことだけ考えよう いつの日か あの人に ありがとうを言いたい  愛したり 愛されたりしては 少しずつ 生き上手になると 誰だっけ 繰り返した言葉 空しくワインに沈む
光の橋を越えて小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳風戸慎介素晴らしく熱い涙を 人は心に 溜めている 君が行く 道をさえぎる 重くむなしい 戦さ続こうと 夢を殺すな 夢を追うんだ はるか銀河の 輝きを 映す涙で ほほをぬらして 歓べる日を 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して  素晴らしく 大きな愛を 人は心に 抱いてる 君が行く 道は宇宙の 無限の闇に 遠く続こうと 夢を殺すな 夢を追うんだ いつか銀河の 輝きに 負けない愛で ちりばめられる 歓びの日を 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して
シクラメンのかほり香西かおり香西かおり小椋佳小椋佳馬場良真綿色したシクラメンほど清しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎてゆきました  うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫のシクラメンほど淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
心ゆくまで梅沢富美男梅沢富美男小椋佳小椋佳風下にいつもいたよ  吹きだまり 袋小路 空の 鳥どもに  届かぬ願いの 石つぶて  ため息を ついてみたよ  つきない 運もないと だけど 目を覚ま 諦め嫌いの 天邪鬼  雷も耐えていたよ くじけまい くだけまいと 胸の 奥底に 情熱の鼓動 響かせて 君に逢えたよ 君に逢えたよ 嘘じゃない 夢じゃない 夢物語り 心ゆくまで  君となら生きてみるよ 月あかり 星あかりに 愛と いう言葉 恥ずかし気もなく ふりまいて 君に逢えたよ 君に逢えたよ 澱みない 陰りない 恋物語り 心ゆくまで  過ぎ去った 悲しみ 苦しみ 淋しさつらさにも ありがとう 心から ありがとうと言いたい  君に逢えたよ 君に逢えたよ 嘘じゃない 夢じゃない 夢物語り 心ゆくまで
不公平因幡晃因幡晃秋元康小椋佳あなたはゆるめた そのタイを 神経質に しめ直し 窓で前髪 ととのえる 私はベットでぼんやりと 頬づえついて メンソール ため息まじり ふかしてた  悲しいものですね 恋って 悲しいものですね 女って  はずした指輪を どこかに隠せば あなたは どういう顔をするでしょう 愛している分 うらんでいるのよ 夜って 長いワ  電話をするよと 言いながら 約束だけはしない人 いつもあなたは ずるいワ 私は 都合のいい女 ききわけいいと おだてられ 待ってばかりの 不公平  中途半端ですね ウソって 中途半端ですね 男って  週末の部屋に ぬくもい残して あなたは 知らない街へと帰る 机のカレンダー 抱かれたページを 破いてみるけど……  悲しいものですね 恋って 悲しいものですね 女って
この汽車は小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳この汽車は機関手がいない 終着駅まで 止まらない 終着駅はないかも知れない それは明日かも知れない 明日になると向う側から べつの汽車が来るだろう べつの汽車は夜すれちがう 汽笛の音をかわすだろう  ガタガタ必死に走るこの汽車は この俺の汽車は こわれそうでこわれない 必死に 走り続ける  大きな汽笛は逢えば別れだ 次の日はもう思い出だ 思い出がすぐ明日の期待に つながる程に優しくない 優しくないけど走り続ける 右のレ−ルは僕の身体か 左のレ−ルは僕の心か どこまでも平行線  ガタガタ必死に走るこの汽車は この俺の汽車は こわれそうでこわれない 必死に走り続ける  平行線はひょっとすると 右のレ−ルがこの僕で 左のレ−ルが愛する君で それでも僕は満足で この汽車は機関手がいない 終着駅まで止まらない 終着駅はないかも知れない それは明日かも知れない  ガタガタ必死に走るこの汽車は この俺の汽車は こわれそうでこわれない 必死に走り続ける
君の声聴けば小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳武沢豊波を遊ばせ 岸辺囁く 風受け止めて 木の葉は歌う 聖なるものを その身に誘い 君は汚れず 無垢な魂 美しき夢 奏でるに任す 君の声聴けば 君の声聴けば  星呼吸して 光それぞれ 自由なままに 星座を創る 往き暮れている アリと人とを 君 甘やかな 涙を堪え 和毛の槍の 憐れみを投げる 君の声聴けば 君の声聴けば  時間がくれた重ね着 選び直して 時間をかけて身軽な 姿に帰ろう まだ旅人であれと  瞳こらせば 雨だれに虹 耳を澄ませば 湧き水誕生 欲望色の 古地図を捨て 君を視つめて 未知の世界の 畏れ・寂しさ 悦びで包む 君の声聴けば 君の声聴けば 君の声聴けば 君の声聴けば 
朝焼けのサガポー小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳星勝・山内美貴子ゆうべのワインの 飲み過ぎのせいじゃなく 孤独な 旅先の 人恋しさじゃなく 海の向こう ぼんやり異国の岸辺 光立つ朝焼けに今 君を想う 君の眼 その眉 微笑み その愛 島囲む海は今 波ひとつ立てず 今日一日中 何ひとつすまい 恵み少ない岩山に 健気に立つ 残り木の気高さに今 君を想う 君の手 その指 温もり その愛 サガポー 変わらない愛や 終わらない愛は 誓えないけれど サガポー 左手にアガペー 右手にはエロス 君に微睡む時  巷の出来事の あれこれは勿論 何が嘘か本当か 事の善し悪し それら全てがどうでもいい時もある 光立つ朝焼けに今 君を想う その髪 その胸 安らぎ その愛 永遠に 変わらない愛や 終わらない愛を 信じられそうな 遠く 無限の大空 わしづかみ気分 君に微睡む時 サガポー 変わらない愛や 終わらない愛は 誓えないけれど サガポー 左手にアガペー 右手にはエロス 君に微睡む時 
藍色の時小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳胸おどる 特別な 出来事が 起こらなくても 微笑みが ふと浮かぶ 日々の 些細なことで 絹に注す 藍の色 ゆっくりと 染み込むように 幸せが 深くなる そんな そんな気がするの  今が 一番 いい時ですか 望み抱くのは 欲ばりですか  いつの世も 一人では 生きられず 時の流れに 取り込まれ 巻き込まれ 逃げ切れぬ 弱さ儚さ 忍び寄る 嵐雲 襲い来る 心細さに 幸せが 怯えてる そんな そんな気がするの  今が 一番 いい時ですか 望み抱くのは 欲ばりですか  ただあの人が 今のままでと 願うことさえ 欲ばりですか 秘そやかな夢 放って置いてと 祈るだけでも 欲ばりですか  今が 一番 いい時ですか 望み抱くのは 欲ばりですか
六月の雨小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳六月の雨には 六月の花咲く 花の姿は変わるけれど 変らぬ心を誓いながら いくつ春を数えても いくつ秋を数えても 二人でいたい  そよ風は見えない 幸せも見えない 愛の姿も見えないけれど 見えない何かを信じながら いくつ春を数えても いくつ秋を数えても 二人でいたい
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
春の雨はやさしいはずなのに小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳むなしさが 夕暮れと雨を連れてきて 寂しさが 夕空と街を闇にぬり 何だか涙も出やしない 出やしない 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな  むなしさが 想い出も友も連れ去って 寂しさが 言葉も声も吸い去って 何だか涙も出やしない 出やしない 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな  春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな
古城の月小林旭小林旭阿久悠小椋佳萩田光雄ひとり 古城にたたずめば 時の流れの音がする むかし詩を読む人がいて 哀れといった月の影 酒くみかわせ 若者よ 琴つまびけよ 乙女ごよ 古城は風と月ばかり  夢は砕けて夢と知り 愛は破れて愛と知り 時は流れて時と知り 友は別れて友と知る  花に見とれる日もあれば 松のそよぎに泣く時も 思いたどれば幾年の 姿が胸によみがえる 文読みかえせ 若者よ 恋抱きしめよ 乙女ごよ 古城は風と月ばかり  古城は風と月ばかり
山に抱かれて小椋佳、アルゴ合唱団小椋佳、アルゴ合唱団小椋佳小椋佳山に抱かれて 木々を愛し 風にとけて 生きてみよう  果てしない 大空 遥か彼方に 呼吸する 星達 数え切れない 限りない 不思議さ 無口な自然 命ある 営み 計り知れない  君は ほんの少しの 後ろめたさも無く 山や 川と緑と 話が出来ますか 君は かけがえのない 友を思うように 風や 水や光の 話を聞けますか  山に抱かれて 自然らしく 自分らしく 生きて行こう  果てしない いさかい 続く彼方に 踏み砕く 命は 数え切れない 限りない 欲望 見失う夢 消えて行く 美しさ 計り知れない  君は 生かされている 嬉しさを感じて 花や 木々や木の実に 挨拶出来ますか 君は 一緒に暮らす 仲間の優しさで 虫や 鳥や魚の 命を抱けますか  暮らしに澱む 濁り憎み 夢の陰り 追払おう 心に潜む 愛いとしみ 自分らしさ 追いかけよう  山に抱かれて 木々を愛し 風にとけて 生きてみよう 山に抱かれて 自然らしく 自分らしく 生きて行こう
少しは私に愛を下さい白竜白竜小椋佳小椋佳少しは私に愛を下さい 全てを あなたに捧げた私だもの 一度も咲かずに 散ってゆきそうな バラが鏡に映っているわ 少しは私に愛を下さい  たまには手紙を書いて下さい いつでも あなたを想う私だもの あなたの心の ほんの片隅に 私の名前を残してほしいの たまには手紙を書いて下さい  みぞれの捨て犬 だいて育てた やさしい あなたを 想い出しているの 少しは私に愛を下さい
遠景小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳わざわざ選んだ古びた汽車の窓がかすむ 煙も汽笛も凍える空に向かう 訪ねた街は 肌さす寒さ  暖かな息をはきかける手が すぐまた痛くなるほどの 寒さを通り抜けてきた あなたに逢いにきた 胸にぬくもり 心にやすらぎ 不思議ね そばにいるだけで Woo Woo  互いを見つめて過ごした日々の光がよぎる 流れて止まない川面の波にはねる いつか気付けば 道は三叉路  いつの日か人はそれぞれにみな 異なる夢を抱くもの 遠くをじっと見はじめた あなたを感じてた 夢の拡がり 別れの間際に 心で そっと応援歌 Woo Woo  いつの日か人はそれぞれにみな 異なる夢を抱くもの その夢をずっと追いかけるあなたを愛してる 胸にぬくもり 心にやすらぎ 不思議ね 遠く離れても Woo Woo 
夢芝居PLATINA LYLIC梅沢富美男PLATINA LYLIC梅沢富美男小椋佳小椋佳恋のからくり 夢芝居 台詞(せりふ)ひとつ 忘れもしない 誰のすじがき 花舞台 行く先の影は見えない 男と女 あやつりつられ 細い絆の 糸引き ひかれ けいこ不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台  恋は怪しい 夢芝居 たぎる思い おさえられない 化粧衣裳の花舞台 かい間見る 素顔可愛い 男と女 あやつりつられ 心の鏡 のぞき のぞかれ こなしきれない 涙と笑い 恋はいつでも初舞台  男と女 あやつりつられ 対のあげはの 誘い 誘われ 心はらはら 舞う夢芝居 恋はいつでも初舞台
花走馬恋燈籠梅沢富美男梅沢富美男小椋佳小椋佳初恋はさくら草 二度目野菊の隠れ咲き 夢もどき梅もどき 四度目世慣れて鬼あざみ たよりなきもの 人の心よ 飽きても 泣いても また恋を追う  戯れの紅はこべ 遊ぶこでまりそぞろ咲き 行きずりのゆずりはか ひと夜限りの夕顔か 愚かなるもの 人の心よ 懲りても 悔いても また恋に酔う  花走馬 駆けようと 恋燈籠 回ろうと 今目の前の お前の不思議 いずれの花に 例えようもなく うう なぞの一輪 名付けようもなく ああ  旅先の月見草 憂さにぼたんの乱れ咲き 行き暮れて雪椿 無理に浮かれて藤祭り あわれなるもの 人の心よ 好いては 咲いては また恋を舞う  花走馬 駆けようと 恋燈籠 回ろうと 今目の前の お前の不思議 いずれの花に 例えようもなく うう なぞの一輪 名付けようもなく ああ
心の酒石川さゆり石川さゆり小椋佳小椋佳楚々と飲む 心づくしの酒もあり ぐいと飲む 心満たしの酒もある 思い出を 温めたいと 思う日に 思い出を 捨てて去りたいと 思う日に  友と飲む 心重ねの酒もあり 旅と飲む 心訪ねの酒もある 二人して 出逢いの不思議 讃えたり 独りいて まだ見ぬ自分 見付けたり  ひたすらな人生ゆえに 時に惑いの 揺らめき ひたむきな人生ゆえに 時に和みの さざめき ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき 芳しき夢よ 心の酒 輝き  恋と飲む 心火照りの酒もあり 夢と飲む 心かざりの酒もある 微笑みを 花盃(はなさかずき)に見つめたり 眼差しを 遠い地平に 浮かべたり  ひたすらな人生ゆえに 時に惑いの 揺らめき ひたむきな人生ゆえに 時に和みの さざめき ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき 芳しき夢よ 心の酒 輝き 
心の襞(ひだ)小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳今日だけは涙を許して下さるでしょう 春の日の別れは思いもしないことです サヨナラを言われても あなたの前では まだ 泣き顔を気にしている私  まるで冬酸漿をかむように あなた苦い言葉を押しつぶす わたし心の襞を見つめれば 過ぎたあれこれが今かけめぐる  心の中に重なり合った想い出のかけら どれもが皆んなあなたとのこと あなたとのこと  まるで蒼いビードロ吹くように あなた別れの言葉投げかける わたし心の襞(ひだ)を見つめれば 夕陽そこだけをまだてらしてる  心の中に重なり合った想い出のかけら どれもが皆んなあなたとのこと あなたとのこと 心の襞のひとつひとつが あざやかすぎて こらえ切れない涙 許して下さるでしょう
優しさばかり小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳気づかわないで 別れには むしろ 我儘がいい あなたらしく 優しさばかり もう振り撒かないで 遠いあの日に 戻れるような気がしてくるわ  心から溢れる アリガトウの言葉 言えず 言わず 微笑む 新しい夢 追いかけて たくましく 暮らしてね それも あなたらしく  若さのせいに したくない まして どちらのせいと 言えはしない 優しさばかり もう振り撒かないで 本当のことを 視つめる瞳 うるんでくるわ  嬉し過ぎる 愛に ひたりたい想いが 消えず 消せず 戸惑う 寄りかかろうと するくせと 楽しみつまむだけの 甘さ捨てる時ね  心から溢れる アリガトウの言葉 言えず 言わず 微笑む 新しい夢 追いかけて たくましく 暮らしてね それも あなたらしく
幸せの耳打ち上村かおり上村かおり小椋佳小椋佳竜崎孝路うららかな 午後の日差しに すややかな 小犬の昼寝 やすらかに お腹を上にして  テーブルに マグカップ コーヒーに 少女の私が浮かぶ 不思議だわ 何億分の一の確率 あなたとの 出逢いの偶然 LOVING YOU I'VE GOT A PIECE OF LUCK, AND A UNIT OF LOVE. 耳打ちする幸せ  木造りの 家の温もり 手造りの 美味しいケーキ 小太りが 一寸気になるけど  思い出は 笑顔だけ 楽しみな 計画ばかりが浮かぶ 不思議だわ こんな私があなたにとって 特別な 人間でいる LOVING YOU I'VE GOT A PIECE OF LUCK, AND A UNIT OF LOVE. 耳打ちする幸せ  愛のある 物語 今日もまた ハッピーエンドが浮かぶ 不思議だわ 心弾んで誰にともなく 感謝状 書き始めたり LOVING YOU I'VE GOT A PIECE OF LUCK, AND A UNIT OF LOVE. 耳打ちする幸せ  I'VE GOT A PIECE OF LUCK, AND A UNIT OF LOVE. 耳打ちする幸せ 
風、好きに吹け ~迷夢本望~舟木一夫舟木一夫小椋佳小椋佳ありふれた 明日葉(あしたば)の 花揺れて いつになく 佇(たたず)んで 振り返る 足跡に 愛(いと)しさと懐(なつ)かしさ 男ひとり 生きてみれば 想い通りと 想い違い 想い過ごしと 想いの外の 不揃いな 捩(よじ)れた道の ほろ苦さ  今日という 残りの日々の 初めての時 抱え込む 右手極楽 左手地獄 泣き笑い 何事か来い 何事か去れ 夢を行く 迷い本望 風好きに吹け  我知らず 愛しては 世忘れの 悦びと うらはらの 苦しみに 傷跡は 密やかに語り歌 男ひとり 生きてみれば 夢の見過ぎと 夢の陰り 夢見定めず 夢捨て切れず 嘘真(うそまこと) 迷いの夢の 綴(つづ)れ折(お)り  今日という 残りの日々の 初めての時 抱え込む 右手極楽 左手地獄 泣き笑い 何事か来い 何事か去れ 夢を行く 迷い本望 風好きに吹け  泣き笑い 何事か来い 何事か去れ 夢を行く 迷い本望 風好きに吹け  迷い本望 風好きに吹け
紫のドレス小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳涙が 歌になるような 悲しい 恋はやめて 二人だけの ゲーム遊ぶような 楽しい 恋にしましょう 大切な紫のドレス たまに着る 気分でいたい  あなたは どちらかといえば わたしに 似てて不器用 時折ふと あなたが真っすぐに わたしを 見たりすると 遠い日の胸のいたみ忘れ 崖のふち 立つもの想い  このまま 二人が それぞれの心に やすらぎとか 夢とか 思いやりや 憩いを 残せるなら  涙が 歌になるような 悲しい 恋はやめて 二人だけの ゲーム遊ぶような 楽しい 恋にしましょう 大切な紫のドレス たまに着る 気分のままで 
盆がえり小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳君が着た花がすり 君が舞う花まつり ひとときを故郷の ふところに遊ぶ 明日には村はなれ 汽車に乗り村わすれ 一年を忙しく過ごすのは何故 汽車に乗れば 故郷の手土産の一輪の花の色 あせることを 知りながら  暮れ方の盆がえり 火を落とす花まつり こよいまた故郷の 駅を発つ人影 いくつかの年月を くり返すこの旅を 窓に寄りいわれなく思うのは何故 汽車の窓に 移りゆく景色に似て何もかもが めまぐるしいだけの場所へと 知りながら  ひとときの盆がえり すぐにまた振りかえり 気ぜわしく上りの汽車 乗り込むのは何故 せせらぎに素足で水をはねた 夕暮れの丘で星を数えた 突然の雨を木陰に逃げた 故郷の君の姿ぬぐいきれないと 知りながら
くぐりぬけた花水木小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳その花の道を来る人の 明るい顔の不思議さに くぐりぬけてみる花水木  どことあてもない旅先で そぞろ歩きの空と道 囲みつくした花水木  何故か君のことを 何故か君のことを 考えてます  あれ程疲れていた僕が 何か夢でも見たような まどろむ光の花水木  立ちすくむ人の心には 押し花にした思い出が よみがえり咲くか花水木  何故か君のことを 何故か君のことを 考えてます  そのあざやかさは何もかも 捨て去ってきたこの僕の 旅を見下す花水木  敷きつめた花のやさしさに こんな場所なら君を今 すぐにも呼びたい花水木  何故か君のことを 何故か君のことを 考えてます  その花の道を来る人の 明るい顔の不思議さに くぐりぬけてみた花水木
想い定めて大川栄策大川栄策小椋佳小椋佳川村栄二汲み上げればさらに 愛が溢れてくる 身に浴びて 身を染めて 尽きぬ悦び 言葉はいらず 微笑みでいい 幼な児だけの まなざしが飛ぶ 無限の空の果て 想い定めて 夢のかけ橋 想い定めて 夢のかけ橋  人の思惑など まして訝りなど 明日には 消えて行く 遠い陽炎 恋に溺れた 命と笑え 溺れなどせぬ この身体 今 煌めく波の上 想い定めて 夢の笹舟 想い定めて 夢の笹舟  無器用なこの手で 拵えたばかりの 花櫛を 黒髪に 踊る愛しさ この眼酔わせて 素肌艶めく いつか闇へと 旅立つ日にも 優しい腕の中 想い定めて 夢の盃 想い定めて 夢の盃 夢の盃 
愛燦燦伍代夏子伍代夏子小椋佳小椋佳雨 潸々(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛(まつげ)に憩(いこ)う 人生って 不思議なものですね  風 散々(さんさん)と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛(まつげ)に憩(いこ)う 人生って 不思議なものですね ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って嬉しいものですね
まごころの橋オーロラ輝子(河合美智子)オーロラ輝子(河合美智子)小椋佳小椋佳宮崎慎二海 風ひとつ無く 空 雲ひとつ無い 穏やかです 爽やかです 激しい恋なのに 軽い恋の空しさ 重い恋の辛さも みんな 過去の闇へ飛び散る 真心の橋を あなたに掛ける時  今 地図がなくても 船 星がなくても 嘆きません 惑いません 煌めく恋だもの 遠い初恋よりも ひたすらな素直さを 乗せて 流れてる想い川 真心の橋を あなたへ渡す時  ただ あなたがいれば もう それだけでいい あなたは夢 追いかけてね 無理なく恋してね ふたりそれと気づかず いつか恋の彼方に 愛と 呼べる奇跡を見たい 真心の橋を あなたと結ぶ時  遠い初恋よりも ひたすらな素直さを 乗せて 流れてる想い川 真心の橋を あなたへ渡す時
風の舞う港から渡哲也渡哲也小椋佳小椋佳何をこんな遠く逃げて 来たのだろう一人 淋しそうな姿 鈍色の浜に立つ 細い後ろ影 風の舞う港から カモメ 傷をいやして 飛んでゆけ 思い出は海に沈めて  旅は捨てるはずの過去を 時に飾りさえも つけて連れて来るよ 見も知らぬ悲し気な 姿胸を打つ 風の舞う港から 浮かぶ面影ひとつ その頬に光るもの おまえの涙  風の舞う港から カモメ 俺も帰ろう うつむいた あの頬の涙ぬぐいに  
恋の細道大川栄策大川栄策小椋佳小椋佳どちらかが 命尽きるまで 離れない 離れない ほとばしる 想いに委せて 誓いましたね はじめから 危うい恋と 知りながら 樹の影に 互いの名前 刻んだりして 恋の細道 恋は細道  誰一人 傷つかぬまま 傷つけぬまま 別れましょう せめて今 思い出すべて 夢色にする あの微笑みを見せて  どちらとも 魅かれ合う心 嘘はない 嘘はない 鮮やかな 虹の糸で綴る 暮らしでしたね 許される 筈ない糸の ほつれさえ 艶めいて 燃える錦と  感じたりして 恋の細道 恋は細道  何一つ 不幸にせずに 不幸知らずで 別れましょう せめて今 涙 納めて 精一杯の この微笑みを誉めて  誰一人 傷つかぬまま 傷つけぬまま 別れましょう せめて今 思い出すべて 夢色にする あの微笑みを見せて
旅仕度小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳あなたひとりの 旅の仕度を 手伝う時の やり場のなさは 何処に捨てましょう  あなたのことは よく解るから 何時戻るとも 知れぬ旅路に 作るほほえみ  何故か追いたてられるように いつも無理をしてた あなた 体を大事にしてね  あなたにとって 旅することは 人のふちどり のがれて遠い 探しものでしょう  ペンとノートと 手編みのものと 薬も少し かばんの中へ 添えておきましょう  待つだけの わたしのことは 旅に疲れて眠る夢で 折節 思い出してね  春と秋が幾つか過ぎて 帰り来るあなたの笑顔を いつまでも覚えていたくて 旅仕度を手伝いながら あなたの横顔 見てる
愛燦燦GOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳雨 潸々と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散々と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
俺たちの旅GOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳夢の坂道は 木の葉模様の石畳 まばゆく長い白い壁 足跡も影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです  夢の夕陽は コバルト色の空と海 交わってただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ  夢の語らいは 小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数えきれない長い年月 うたたねをするものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ
もう独りぼっちには戻れない緒方恵美緒方恵美森由里子小椋佳松尾早人君との出逢い その日のために 十何年も 迷子でいたよ  Ah ポケベルで呼び合う時間さえ ムダに思えて もどかしい今  ふたり ふたりで生きてみたいよ 一部屋だけのきらめく宇宙で ふたり ふたりで恋していたい 未来じゃなくて今そばにいて もう 独りぼっちには戻れない  地球の明日も 見えない時代 ただ待てるほど 「大人」じゃないさ  Ah 何もかも 分け合う僕たちの ひとかたまりの ふたつの心  ふたり ふたりで生きてゆきたい 僕が両手で作った宇宙で ふたり ふたりで夢探したい 細い君の手 放さないから もう 独りぼっちにはさせないよ
流氷の街渡哲也渡哲也小椋佳小椋佳流氷の街の 片隅で 心にしみ込む 優しさは 涙おく 露草か ひそやかな ひとよ  すまじきは恋の 戯れか 心のなごみの 華やぎも ひとむれの つわぶきか 隠れ咲く 花よ  白くて細い 首すじの ほつれ毛あたり 忍び寄る  別れの影を ふり払い 笑顔ばかりを 見せていた  流氷の街を 背にすれば 心にさし込む 悲しさは ひたむきな 追い風か 散り花の 夢よ
ふりむけば愛小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳想い出にするだけの価値もない 恋だけに過ぎて行く日々は浅いね 初めての口づけのかおり遠い  想い出にするだけで明日のない 恋ばかり集めても心寒いね 色あせたアルバムを焼き捨てよう  心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋(つな)ぐ 愛はどこ ふりむけば君  想い出にするよりもいつだって 新しい夢の旅君としたいよ サヨナラの唄が今 融けて消える  心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋(つな)ぐ 愛はどこ ふりむけば君  心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋ぐ 愛は君 ふりむけば愛
夢芝居テレサ・テンテレサ・テン小椋佳小椋佳恋のからくり夢芝居 台詞ひとつ忘れもしない 誰のすじがき花舞台 行く先の影は見えない 男と女あやつりつられ 細い絆の糸引きひかれ けいこ不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台  恋は怪しい夢芝居 たぎる思いおさえられない 化粧衣裳の花舞台 かい間見る素顔可愛いい 男と女あやつりつられ 心の鏡のぞきのぞかれ こなしきれない涙と笑い 恋はいつでも初舞台  男と女あやつりつられ 対のあげはの誘い誘われ 心はらはら舞う夢芝居 恋はいつでも初舞台
愛燦燦天童よしみ天童よしみ小椋佳小椋佳雨 潸々(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね それでも過去達は 優しく睫毛(まつげ)に憩(いこ)う 人生って 不思議なものですね  風 散々と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね それでも未来達は 人待ち顔してほほえむ 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね ああ過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔してほほえむ 人生って 嬉しいものですね
俺たちの祭中村雅俊中村雅俊小椋佳小椋佳君の手をとり 心の海に白い小舟を浮かべる 愛の帆をはり 月のさやかに 風のそよぎに漂えば いつか二人は 見知らぬ遠い島へ そんな風な夢を見る 俺を笑ってくれ 今  君の手をとり 別れを告げるつらさ何に例えよう 愛の残り火 揺れて激しく 君を抱きたくなりそうで まるで雲間に さし込む光に似て まっすぐに俺を見る 君がいじらしいよ 今  遠い島では別れのない愛があるそうな  君の手をとり このままいれば君を傷つけそうで 細まって行く 愛のかたちに 耐えきれぬ俺のわがまま 遠い島まで 君を連れて行きたいよ 迷いもまどいも 消え果てる光の地へ 今  遠い島では別れのない愛があるそうな
二度とない時に竹本孝之竹本孝之小椋佳小椋佳俺の中にいる いいかげんな奴ら 今 しばらく 昼寝をしてな 俺の中に今 たったひとつだけの 夢 素敵な 夢が見えたよ  二度とない時に 汗と涙を ありったけ 流してみたい  いつか振り向けば 熱い陽射しうけて 輝いてるだろう 君と僕の愛が  俺の中に住む 負けず嫌い達よ 今 残らず 飛び起きてこい 俺の中に今 いどみかかるだけの 夢 大事な 夢が見えるよ  二度とない時に 熱を力を ありったけ ぶつけてみたい  いつか振り向けば 熱い陽射しうけて 輝いてるだろう 君と僕の愛が  いつか振り向けば 熱い陽射しうけて 輝いてるだろう 君と僕の愛が
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
20才の前で三田寛子三田寛子茅野遊小椋佳かなわない 夢だから きらめきが あるのだと あなたの 微笑みに はじかれた 願いごと  いつの日か この恋に サヨナラを する時も あなたは そう云って ピリオドを 打ちますか  つれない 言葉ほど 悲しく 心を 燃やすのを あなたは 知っていますか  20才の前で 忘れることの むずかしさを 知りました  苦い思い出を かくす化粧も こうして上手に なるのですね  意味もなく 前髪を かきあげて 見せるのは あなたの まなざしを 見ないふり したいため  ひたむきに 憧れて 好きですと 告げるたび わたしの 手の中は からっぽに なってゆく  会えない 時にまた 悲しく ふるえる指先を あなたに さし出す こともなく  20才の前で 忘れることの むずかしさを 知りました  痛みまじりの 言葉遊びも こうして上手に なるのですね  つれない 言葉ほど 悲しく 心を 燃やすのを あなたは 知っていますか  20才の前で 忘れることの むずかしさを 知りました  苦い思い出を かくす化粧も こうして上手に なるのですね
善し悪しの彼岸杉良太郎杉良太郎小椋佳小椋佳桜庭伸幸あれは善(よ)い これは悪いと 迷いもなしに 人は言う 何故と問われて 答えも知らず 底なし沼の 丸木船 胸突き上げる 想いの限り この身に宿る 力の限り 生きる証と 漕いでみようか 善し悪しの彼岸(かなた)の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう  愛は善し 恋は悪しと わけ知り顔の 人が言う 誰れ彼れなしに ひとつの命 道標なき 荒野原 出逢いの不思議 宝と抱いて 夢の誘(いざな)い たいまつにして 草踏み分けて 道拓こうか 善し悪しの彼岸の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう  友の善さ 敵の悪さに 和(なご)み争い 人惑う 運のよしあし まゝならぬもの 道理不条理 乱れ道 嵐 むら雲 覚悟を決めて 寄り添うものの 絆深めて 挑み心を 抱いて行こうか 善し悪しの彼岸の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう
愛燦燦杏里杏里小椋佳小椋佳ヨッヘン・ファン・ダー・ザッグ雨 潸潸と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散散と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦燦と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
シクラメンのかほり石川さゆり石川さゆり小椋佳小椋佳矢野立美真綿色したシクラメンほど 清しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように ふりむく君に 季節が頬をそめて 過ぎてゆきました  うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木もれ陽あびた 君を抱けば 淋しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の 君のようです 暮れ惑う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
I Love Youテレサ・テンテレサ・テン小椋佳小椋佳桜庭伸幸この世に一つは 見守るだけの 恋があってもいい wow…  羽を気遣う 僕は時のままに 君はいとも軽く踊れ  巡る舞台の奈落に 君が落ちないように 僕の手を広げよう Because I LOVE YOU  星屑ひとつが 瞬くほどの 愛であってもいい wow…  僕の小さな 歴史と 君の探す未来 結び合えるならば  移る時代の魔法が 夢を消さないように 星明り手にとろう Because I LOVE YOU  出来れば一度は 目覚める事ない 夢を知ってみたい wow…  数えきれない夜の 謎のそばで 君は心解いて 眠れ  過ぎる季節の狭間に 転がりそうな願い 抱き止めて支えよう Because I LOVE YOU  君だけに言い詰める I believe I LOVE YOU
シクラメンのかほりPLATINA LYLIC布施明PLATINA LYLIC布施明小椋佳小椋佳真綿色したシクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎてゆきました  うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫のシクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
あなたのための微笑みちあきなおみちあきなおみ小椋佳小椋佳ふとしたはずみに ふたりしか知らないことを 言いそうになって 口をつぐむ 他の人と一緒の中で あなたといるのがつらい  ふたりだけならば 肩を抱くはずの時に 煙草を吹かして 遠くを見る 他の人と一緒の中で あなたといるのがつらい  それはいいとして 大切なあなたのための 微笑み つい浮かべたりする 他の人に そんな微笑み あげたりするのがつらい
出逢い街道天童よしみ天童よしみ小椋佳小椋佳若草恵月満ちて 月欠けて 想えば人生 出逢い街道 仕草が 誰かの 瞳に映り 言葉が 誰かの 耳に響いて 初めて 浮かぶ 私、人として もしも私が 1人切りなら 命燃えても 空しい 幻  これ迄の 捩(よじ)れ道 岐(わか)れ道 裏通り 大通り それぞれに あの人 この人 煌いて そこここに 人との 出逢いの 恵み嬉しく 感謝心の ありがとう 込み上げてくる 出逢い街道  潮満ちて 潮引いて 想えば人生 出逢い街道 誰かの 為にと 七転八倒 誰かの お陰で 七転び八起き 道埋め尽くす 笑顔、涙顔 つま先の先 出逢いこれから かかとの後ろ 連なる思い出  これ迄の 捩れ道 岐れ道 裏通り 大通り それぞれに あの人 この人 煌いて そこここに 人との 出逢いの 恵み嬉しく 感謝心の ありがとう 込み上げてくる 出逢い街道
言葉小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳谷川学確かな想いが 胸を揺らすけれど 言葉足りなくて 伝え切れず  唇に乗せた途端 何かが違う 心を裏切る 言葉ばかりになるの 伝えたいことが 背中向けるの  貴方へ届ける 言葉選びながら 自分を着飾るだけと 気付く 素直になれない 自分責めるばかり  もどかしいままの 別れだったからでしょう 姿 消えるまで この手 振ったわ  言葉は 編み目の荒ら過ぎる網 捉えた 心が擦り抜けてゆく  言葉は 心のほんのひとかけらね 言葉の 垣根を越えてそばにいたいの  その暖かさに 想いあずけて  
遠い夜景に小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳二ノ宮史郎戯れて 語り合おうか 出来れば嘘で 飾らぬままに 互いの心 暖炉の炎 揺らめくままに  静かに 煌くと見せて 街は 夜も 瞬きの間に 動き 流れ 移り 変わる 闇が 矛盾を 押し付ける 軽やかな フットワークと 大地 踏みしめる脚と  指と指 結び合おうか 確かなものを 弄るように 別れの兆し 嵐の予感 打ち消すように  肌ならず 重ね合おうか 見えない愛の 奇跡信じて 夜のキャンバス 二人の絵筆 絆描いて  静かに 煌くと見せて 街は 夜も 瞬きの間に 動き 流れ 移り 変わる 闇が 矛盾を 押し付ける 軽やかな フットワークと 大地 踏みしめる脚と  気後れ 躊躇いを見せて 愛は 夜の ビルの谷間に その身に 潜め 時に 祈る 闇に 胎児を 抱え込む 老木 芽吹きの夢か 小鳥 巣立ちの孤独か
ただお前がいいGOLD LYLIC中村雅俊GOLD LYLIC中村雅俊小椋佳小椋佳ただお前がいい わずらわしさに なげた小石の 放物線の軌跡の上で 通り過ぎてきた 青春のかけらが飛び跳ねて見えた そのてり返しを そのほほに写していたおまえ また会う約束などすることもなく それじゃまたな と別れるときの お前がいい  ただお前がいい おとすものなど なんにもないのに 伝言板の左の端に 今日もまた一つ 忘れ物をしたと誰にともなく書く そのくり返しを その帰り道に笑うお前 また会う約束などすることもなく それじゃまたな と別れるときの お前がいい  そのてり返しを そのほほに写していたお前 また会う約束などすることもなく それじゃまたな と別れるときの お前がいい
俺たちの旅中西圭三中西圭三小椋佳小椋佳斉藤恒芳夢の坂道は 木の葉もようの石畳 まばゆく 白い長い壁 足跡も影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです  夢の夕陽は コバルト色の空と海 交わって ただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです  背中の夢に浮かぶ小船に あなたが今でも 手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小船に あなたが今でも 手をふるようだ  夢の語らいは 小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数え切れない長い年月 うたたねをするものなのです  背中の夢に浮かぶ小船に あなたが今でも 手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小船に あなたが今でも 手をふるようだ
愛燦燦新垣勉新垣勉小椋佳小椋佳宮下博次雨 潸潸(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散散(さんさん)と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦燦(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
さらば青春新垣勉新垣勉小椋佳小椋佳僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ  見るがいい 黒い水が 抱き込むように 流れてく 少女よ 泣くのはお止め 風も木も川も土も みんな みんな たわむれの口笛を吹く  僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ  見るがいい 黒い犬が えものさがして かけて行く 少女よ 泣くのはお止め 空も海も月も星も みんな みんな うつろな輝きだ ラララ……ラララ……
シクラメンのかほり新垣勉新垣勉小椋佳小椋佳宮下博次真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように ふりむく君に 季節が頬をそめて 過ぎてゆきました  うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木もれ陽あびた 君を抱けば 淋しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました 疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう  うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の 君のようです 暮れ惑う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました 疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう
夢芝居小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳竜崎孝路恋のからくり夢芝居 台詞ひとつ 忘れもしない 誰の筋書き 花舞台 行く先の影は見えない  男と女あやつりつられ 細い絆の糸引き引かれ 稽古不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台  恋は怪しい夢芝居 たぎる思い おさえられない 化粧 衣裳の 花舞台 垣間見る素顔可愛い  男と女あやつりつられ 心の鏡 のぞきのぞかれ こなしきれない 涙と笑い 恋はいつでも初舞台  男と女あやつりつられ 対のあげはの誘い誘われ 心はらはら舞う夢芝居 恋はいつでも初舞台
いつの日か旅する者よ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳小野崎孝輔夜になお ざわめく者よ 魔法使いよ 悪魔よ あるいは 闇の天使よ さしのべる誘いは無駄と知るだろう ただひとつ 命かけた夢だ 新しい道 初めての旅 今宵砂漠の砂嵐襲い来ようと 明日はまた 地平の光にたぎる胸だ  夜になお 輝くものよ まだ見ぬものの 幻 あるいは 遠い未来よ 閉じた眼の瞼を熱くするほど 夜になお 湧き立つ憧れだ 新しい道 初めての旅 今宵ひととき 安らかな眠りを運べ 明日はまた 希望で私を蹴って起こせ  いつの日か 旅する者よ この足跡を 見る時 あるいはそれを 踏む時 その胸に伝わる夢を知るだろう 夜になお 燃え上がる力だ 新しい道 初めての旅 今宵ひととき 安らかな眠りを運べ 明日はまた 希望で私を蹴って起こせ
傾いた道しるべ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳星勝幸せの中で つきあたりを見ることはありませんか 訪ねくるゆらめきは 秋の旅人 光をぬけて わきたつまきかぜ 心の中の三叉路で 傾いた道しるべ 君の愛がささえています  幸せのはずが まゆを寄せてほヽづえをついているのは めぐりくるゆらめきか 冬の足音 誰にでもある 一人のためいき 心の中の三叉路で 傾いた道しるべ 君の愛がささえています  幸せの中で つきあたりを見ることはありませんか 三叉路ばかりの 道しるべもない 僕の道を 君も歩いてくれるんですね  三叉路ばかりの 道しるべもない  ラララ…… ラララ……
I LOVE YOU小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳竜崎孝路両手で 指で 数える だけの 恋なら 捨てよう  両手で 抱いて あふれる ほどの 君への 想いさ  君を視つめて生きる 時こそ僕のためと 優しさが透きとおる Now, I Love You  初めて 一人 眺めた 海を そのまま あげよう  初恋 よりも 広くて 深い 想いを 満たして  無駄に過ごした日々も めぐり逢う日のためと 思い出も暖かい Because, I Love You  心の 素肌 寄せ合い ながら 季節を 訪ねよう  心に 君を 吸い込む 朝の 目覚めの まぶしさ  何故か湧きたつ夢も 力も 君のためと 嬉しさを抱きしめる So, I Love You  孤独さえ 溶けて行く Now, I Love You
演歌みたいな別れでも小椋佳小椋佳中山ラビ・小椋佳小椋佳小野崎孝輔どうはかない 夢だったのと 下手な台詞は 云わないでくれ 会えば涙が つらさを増すと 手紙ならまだ 許せもするが なりゆきだけの 恋だったのか 演歌みたいな 別れだね  赤羽行きの 夜更けの電車 秋色深い 肩に揺れて あの日にかけた お前の目には 真もどきの 光が見えて 一緒にいたい 気にもなったよ 演歌みたいな 別れでも  愛のわだちが いとおしくなる 泥をはらって 抱きたくなるよ  冬の深さに 閉ざした心 旅のそぞろに 野火たく夜は 人恋しさに 帰りたくなる さよなら云わず 離れたことに 少しあかりを 捜したりする 演歌みたいな 別れでも  愛のわだちを たどりたくなる 泥をはらって 追いたくなるよ
古城の月小椋佳小椋佳阿久悠小椋佳小野崎孝輔ひとり 古城にたたずめば 時の流れの音がする むかし詩を読む人がいて 哀れといった月の影 酒くみかわせ 若者よ 琴つまびけよ 乙女ごよ 古城は風と月ばかり  夢は砕けて夢と知り 愛は破れて愛と知り 時は流れて時と知り 友は別れて友と知る  花に見とれる日もあれば 松のそよぎに泣く時も 思いたどれば幾年の 姿が胸によみがえる 文読みかえせ 若者よ 恋抱きしめよ 乙女ごよ 古城は風と月ばかり
すいかのたね稲葉貴子・あさみ・前田有紀稲葉貴子・あさみ・前田有紀つんく小椋佳すいかのたね たね つ・つ・つ・ついてるで~ まじで まじで まじで つ・つ・つ・ついてるで~ そしたら またこんど パパと一緒に でっかいすいかを買いに行こか~ すいかのたね たね つ・つ・つ・ついてるで~  みかんの皮 皮 に・に・に・にっがいで~ まじで まじで まじで に・に・に・にっがいで~ そしたら またこんど パパと一緒に にっがいみかんを買いに行こか~ みかんの皮 皮 に・に・に・にっがいで~  すいかのたね たね つ・つ・つ・ついてるで~ 1こ 2こ 3こ つ・つ・つ・ついてるで~ そしたら またこんど パパと一緒に たっかいメロンを見たりしよか~ すいかのたね たね つ・つ・つ・ついてるで~
夢の世と小椋佳・西川大貴小椋佳・西川大貴小椋佳小椋佳この世をば 夢の世として 生きましょう 空しさを 承知の上で 面白く 厳しさは 胸底深く 優しさを振り撒きながら 散る桜 残る桜も 散る桜  この世では 欲は無用と 消しましょう 欲捨てた 遊び姿の美しく 夜は更に 真昼も夢と 想うまま 戯れながら 散る桜 残る桜も 散る桜  この世をば 浮世憂き世と 知りましょう 舞う花の 見事な様に 見愡れては 死に惑う その儚さと 哀しさを ひと愛でながら この世をば 夢の世として 生きましょう 空しさを 承知の上で 面白く   
なんということもなくさだまさしさだまさし小椋佳小椋佳石川鷹彦なんという こともなく 行き過ぎて 行き戻り 懐かしさ 抱え込み ドアを押す 喫茶店 片隅の 昔のままの テーブルに 席をとる 気がつけば 昔のままの 傷と染み 遠い日の影 ここで 何人の 人を待ち 待たせたことか ここで どれほどの 語らいを 重ねたことか 不安と憧れ 期待と退屈 若さと混乱 いろんな 名前の 小舟たち そのコーヒーに 浮かべていたよ  なんという こともなく 肩越しに 降りかかる 華やいだ 笑い声 楽しげに はしゃぐ声 若者は 昔のままに それぞれが 主役顔 或る者は 昔のままに 世の中を 一人で背負う そこで 君たちが 待ち潰す 時間の吐息 そこで 何時までも いつしかの 夢のため息 不満と傲慢 不遜と焦燥 甘さと危うさ 戸惑い 行き交う 小舟たち そのコーヒーに 遊んでいるね  まるで 計画に 追われてる 暮らしの中に まるで 我知らず 開けられた 時の風穴 孤独と充実 ゆとりと不自由 疲れと戯れ いまだに 彷徨う 小舟たち このコーヒーを 飲み干しながら なんという こともなく 窓越しを 眺めれば 突然の 雨雲に 行き急ぐ 人の群れ
残された憧憬小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳星勝古いノートに なぐり書きした言葉は 時の毛布に 眠りつづけた らくがき ゆりおこして 語りあかそう今日は  閉じるまぶたに あともどりする季節は うらのかわらで 風に流れた 走場燈 誰の顔だろう 思い出せない夜  海のひろさに とまどい色の浮きぶくろ 波にはかない 投げてえがいた あこがれ 遠い絵模様 重ね合わせて今日は  残された憧憬(あこがれ)を訪ねて 心の中を歩いています 今日は 残された憧憬(あこがれ)を訪ねて 心の中を歩いています 今日は
泣かせて堀内孝雄堀内孝雄小椋佳小椋佳川村栄二楽しい想い出ばかりだなんて言わないで こんな時に なんの慰めにもならない 泣かせて 泣かせて 男には 出来ないことだもの 泣かせて 泣かせて 自分が 悔しいだけよ  なにも考えずに ただひたすら愛した 馬鹿で可愛い私が 心にうずくまる 泣かせて 泣かせて これも ひとときのことだもの 泣かせて 泣かせて 美しくなくても いいわ  あなたの言葉より 今は 安い 流行歌の方がまし 悲しいことは どんな 化粧したって 悲しいのです  泣かれた 男のみっともなさを気にして そんなとこで ぶざまにもじもじしないで 泣かせて 泣かせて あなたは 早く行きなさい 泣かせて 泣かせて 雨上がりは 晴れるものよ  あなたの言葉より 今は 安い 流行歌の方がまし 悲しいことは どんな 化粧したって 悲しいのです  楽しい想い出ばかりだなんて言わないで こんな時に なんの慰めにもならない 泣かせて
逢うたびに君は小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳いたいけな眼差し 投げ続ける君は ひたむきな心を 隠そうともしない  変わらない憧れを 背中に映し 逢うたびに君は 美しくなる 限りなく蒼くさい 君の夢を 裸になって抱き 抱きしめたい  移ろいの多さに かすり傷を恐れ 誰となく心に壁を立てる中で  かげりない輝きを背中に映し 逢うたびに君は 美しくなる ためらいも疑いも 君の夢に 地平こえて飛び飛び散ってく  気負わずに熱い 君の足音がはずむ さわやかに熱い 君の歌声がひびく  変わらない憧れを 背中に映し 逢うたびに君は 美しくなる 限りなく蒼くさい 君の夢を 裸になって抱き 抱きしめたい  気負わずに熱い 君の足音がはずむ さわやかに熱い 君の歌声がひびく
想い出して下さい小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳想い出して下さい あの頃を あきらめることを 知らないで 野原に蝶々 追いかけて 迷った帰り道 日暮れ淋しく なきべそかいて やっとみつけた 家の燈り いつの間にか 白いあみ抱いて 夢みるあげは蝶 野原に蝶々 追いかけて 迷った帰り道  想い出して下さい あの頃を あきらめることを 知らないで 初恋の手紙 かきつづけ ねむれない 夜ふけ 胸の高なり おさえきれないで やっとみつけた ことばかいて いつの間にか 白い朝が来て やぶりすてる手紙 初恋の手紙 かきつづけ ねむれない 夜ふけ  いつの間にか 白い時が来て 消えた熱い心 想い出して下さい あの頃を あきらめることを 知らないで 通りすぎてく 毎日が 新しい あの頃を
泣かせて小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳楽しい思い出ばかりなんて言わないで こんなときに何のなぐさめにもならない 泣かせて 泣かせて 男にはできないことだもの 泣かせて 泣かせて 自分がくやしいだけよ  何も考えずにただひたすら愛した ばかで可愛い私が心にうずくまる 泣かせて 泣かせて これもひとときのことだもん 泣かせて 泣かせて 美しくなくてもいいわ  あなたの言葉より 今は安い流行歌の方がまし 悲しいことはどんな化粧したって 悲しいのです  泣かれた男のみっともなさを気にして そんなとこでぶざまにもじもじしないで 泣かせて 泣かせて あなたは早く行きなさい 泣かせて 泣かせて 雨あがりは晴れるものよ  あなたの言葉より 今は安い流行歌の方がまし 悲しいことはどんな化粧したって 悲しいのです
夢積み上げて小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳例えば遥か 南の島の ひとり暮らしに 憧れもするが 言葉生まれず 交わすこともない それを人間と 言えるだろうか それぞれの荷物 それぞれの歴史 当然のように ばらばらな想い 交わりの中に 人は浮き立つ  出来ればただの 知り合いでなく 無限の時間の ほんの一時を 並んで歩く 仲間に逢えたら 互いの違いを 愛しみながら 互いの願いの 重なる場所を 諦め知らずで 探してみよう つまづき続く 遠回りでも  夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて  思えば広い 宇宙の塵の 一粒もない 小さな命が 生きた証を 創造がある 輝き残す 瞬間がある 一人きりなら 意味の無いこと 力を競い 力を合わせ 創り上げる時 揺るぎない愛  夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて 夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
シクラメンのかほりGOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳小椋佳真綿色したシクラメンほど清しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎてゆきました  うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫のシクラメンほど淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
ただお前がいい小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳ただ お前がいい わずらわしさに 投げた小石の 放物線の軌跡の上で 通り過ぎてきた 青春のかけらが 飛びはねて見えた  その照り返しを その頬に 映していた お前  また会う 約束など することもなく それじゃあ またなと 別れるときの お前がいい  ただ お前がいい 落とすものなど 何にも無いのに 伝言板の左の端に 今日も 又ひとつ 忘れものをしたと 誰にともなく書く  その繰り返しを その帰り道に笑う お前  また会う 約束など することもなく それじゃあ またなと 別れるときの お前がいい  その照り返しを その頬に 映していた お前  また会う 約束など することもなく それじゃ またなと 別れるときの お前がいい
愛のピノキオ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳突然 真面目な顔して 黙ったあの人が なんだか恐くて逃げた日 部屋の机の上 何度も書いたわ あなたという言葉  いくつもの思い出が ホラ 微笑んで手を振る シアワセ  琥珀のプリズム通して あなたがかけて行く あなたの向う私が あなたを待っている 両手につつまれ 私は夢の中  素晴らしい思い出が まだ いくつふえるかしら シアワセ  どこで誰が書いているの わたしたちの愛のシナリオ ぎこちなさはあやつり人形 まるで二人 愛の 愛のピノキオ
花の下にて杉良太郎杉良太郎小椋佳小椋佳桜庭伸幸人は誰でも 一人で生まれ 揺れ惑いして うごめくままに いずれ一人で 土へと還る  願はくば 花の下(もと)にて 春死なん その如月(きさらぎ)の 望月の頃  いくばくなりと 夢を果たして なお見続ける 夢の途上で 終わる命を 善しとしようか  旅に病んで 夢は枯野をかけめぐる 孤独の旅の 終幕なれば  人は誰でも 欲深いもの 最期の欲を 許されるなら 君の両手に 抱かれながら  願はくば  花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃
恋鼓(こいつづみ)坂本冬美坂本冬美小椋佳小椋佳外に篠突く 雨音続く 燃え立つ心 諌めるように  恋をしました 激しい恋を 寝ても覚めても あなたのことで 雁字搦めの この身です 夜に蠢く 誘い妖しく 逢いたい心 嘲るように  恋をしました 激しい恋を 夜叉の姿で あなたのもとへ 飛んで行きたい この身です 病いかと 狂うかと 思えるほどに 心乱れ 心熱く  静めよう 静めようとして 恋鼓 澄んだ音色に 打つほどに さらに 火照り増す 愛おしさ  約束もなく また恋仕度 ときめく心 なだめるように  恋をしました 激しい恋を 夜叉の姿で あなたのもとへ 飛んで行きたい この身です 病いかと 狂うかと 思えるほどに 心乱れ 心熱く  静めよう 静めようとして 恋鼓 澄んだ音色に 打つほどに さらに 火照り増す 愛おしさ
ひと時だけ伊東ゆかり伊東ゆかり小椋佳小椋佳萩田光雄あなたの腕 枕にして ひと時だけ 憩わせてね こんな時間 いつまでもは 続かないと 分かっているわ 互いの自由 それぞれの道 大事に思う 二人だもの 当たり前ね けど人生に 少し甘えて 嬉しく燃えた 炎の残り もう少しだけ 抱いていたいの  あなたは夢 語り始め ひと時だけ 未来重(がさ)ね まるでそれは 心地の良い BGM 分かっているわ 永久の愛など 誓えないと 承知している 二人だもの 当たり前ね けど人生は 年経(ふ)るごとに お利口になる 積木じゃなくて 時折駄々を こねてみたいの  そう人生に 少し甘えて 頭の中を 空っぽにして ほぐれた心 抱いていたいの この ひと時だけ
あなたのもの伊東ゆかり伊東ゆかり小椋佳小椋佳萩田光雄クエッションマーク 打ちながら 心の中は あなただらけなの それなのに 恋愛専科 卒業生は 別れ支度に 余念もなくて 合歓(ネム)の花 舞い飛ぶ道に 行き惑う あなたは私のもの 私はあなたのもの と 錯覚できた 幼さ遠く そう思えた若さが 懐かしい 知ることで 賢くなるだけ 幸せになるとは 言えないものね  ミッドナイトコール 受けながら 嬉しいとも かけがえないとも 思いつつ 勢い込んだ 夢中列車に 一時停車の 身ぶりを真似て いつか来る 終着駅を 見遙かす あなたは私のもの 私はあなたのもの と 錯覚できた 幼さ遠く そう思えた若さが 懐かしい 哀しみの 予感の身震い バリヤーを張る癖 いつの日からか  知ることで 賢くなるだけ 幸せになるとは 言えないものね  クエッションマーク 打ちながら
心の酒小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳楚々と飲む 心づくしの酒もあり ぐいと飲む 心満たしの酒もある 思い出を 温めたいと 思う日に 思い出を 捨て去りたいと 思う日に  友と飲む 心重ねの酒もあり 旅と飲む 心訪ねの酒もある 二人して 出逢いの不思議 讃えたり 独りいて まだ見ぬ自分 見付けたり  ひたすらな人生ゆえに 時に惑いの 揺らめき ひたむきな人生ゆえに 時に和みの さざめき ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき 芳しき夢よ 心の酒 輝き  恋と飲む 心火照りの酒もあり 夢と飲む 心かざりの酒もある 微笑みを 花盃に 見つめたり 眼差しを 遠い地平に 浮かべたり  ひたすらな人生ゆえに 時に惑いの 揺らめき ひたむきな人生ゆえに 時に和みの さざめき ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき 芳しき夢よ 心の酒 輝き  ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき 芳しき夢よ 心の酒 輝き
うなぎのじゅもんGOLD LYLIC小椋佳GOLD LYLIC小椋佳小椋佳・宮原芽映小椋佳まってるだけじゃ なにもおきない とおいみちでも でかけてみよう むずかしそうでも やってみようよ つまずいたって あきらめないで  うなぎみたいに ねばりづよく ながく  ゆめにむかって うなぎのじゅもん こころポカポカ おまじないだよ  うなだれない うなぎ うなされない うなぎ あこがれに うながされ しあわせに うなずいて  うさぎのうなじ うわぎのうらじ うなぎのうまみ うなぎのげんき こんき ゆうき ほんき うなぎ パイパイパイ  おもいどおりじゃ おもしろくない いつもであいは おもいがけない よじれたみちでも いってみようよ ぶつかったって つかれしらずで  うなぎみたいに ねばりづよく ながく  ゆめにむかって うなぎのじゅもん こころポカポカ おまじないだよ うなだれない うなぎ うなされない うなぎ あこがれに うながされ しあわせに うなずいて  うさぎのうなじ うわぎのうらじ うなぎのうまみ うなぎのげんき こんき ゆうき ほんき うなぎ パイパイパイ  うなだれない うなぎ うなされない うなぎ あこがれに うながされ しあわせに うなずいて  うさぎのうなじ うわぎのうらじ うなぎのうまみ うなぎのげんき こんき ゆうき ほんき うなぎ パイパイパイ
傷心増田惠子増田惠子中山ラビ小椋佳おさないしぐさがかわいいと あなたは耳にやさしくささやく くもりのち晴 春うらら じっとその気でいさせてほしい 同じおもいで抱いてほしい 知らない人のイニシャル はでなハンカチちらつかせ あなたはひとりで夏になる  電話のむこうできこえてる 鼻にかかった人の声はだれ はげしい山の通り雨 すこしはあわててほしいのに 夕立ちはこぶ風がなる さむい噂がながれこみ 絵本ひらいてなぐさめる わたしは黒い服を着る  季節がつくった筋立ては ひとり芝居の道化役 Come and go Come and go 拍手も待たずに幕になる  会えない人だとわかっても アルバムみればふたりの時だと かたいつぼみは水しぶき ひとりはなやぎしぼんでく 落葉は外で舞いあがる 二百十日はすぎて行き ほおずきだけが頬を染め あなたはきのうの人になる  季節がつくった筋立ては ひとり芝居の道化役 Come and go Come and go 拍手も待たずに幕になる
旅立ちの序曲小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳君よ 語ってみないか 生まれたばかりの星達と おずおずとした煌(きらめ)きの中に 君は熱い想いを感じる筈だ  君よ 渡ってみないか 雄々(おお)しく流れる星雲を そのふところに抱(いだ)かれた時に 君は深い命を感じる筈だ  心を澄ませ 耳をすませ 君の旅立ちの序曲聴いてみよう  君よ 歌ってみないか 夜空に輝く 星座から こぼれて落ちるメロディーの中に 君は夢の芽生えを感じる筈だ  心を澄ませ 耳をすませ 君の旅立ちの序曲聴いてみよう
再会小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳星勝運命は 必然に 偶然重ねの 綴(つづ)れ織(お)り 思い返せば あの日  思い巡らす お店で 思い掛けずの 再会  思い描いた あなた 再会に 想い湧き立ち 恋心  想い溢れて 悦びの 夢合わせ 酔い痴れて 夢心地 何故かしら 初恋みたいに 思いあまり 怖々と 若くはないと 思い直したり  残された日々 ただあなたとと 思い立ち 思い為し 思い込む 心地よい 心の 重さに 満たされてくる  恋の路 右に揺れ 迷って左の 九十九折(つづらおり) 思い過ごしか 別れ  思い浮かべる いつかと 思い果たしの 再会  思い切れない あなた 行く末に 想い患い  幸せに 想い繋いで 明日知れぬ 夢語り  日捲りの 夢暦(ゆめごよみ) 何処かしら 古い自分に 思い当たり 得々と 尽くす嬉しさ 思い起こしたり  あの遠い日と 再会の日を 思い出し 微笑んで 思いやる 悪戯な 縁(えにし)の 重さを 抱きしめている  残された日々 ただあなたとと 思い立ち 思い為し 思い込む 心地よい 心の 重さに 充たされてくる
吉野に風が杉良太郎杉良太郎小椋佳小椋佳他愛ない 諍いの 煩わしさを 逃げて 訪ねた 山の上 桜 桜の まぶしさが すべての憂さを 吹き飛ばす お前を 連れて 来ればよかった 吉野に 風が なよ風が舞う  人の世の かりそめの 出会いとは言え 心 重ねて 夢の中 桜 桜の 見事さに 負けない絵巻 描いたね お前の 笑みを 花に浮かべて 吉野に 風が そよ風が立つ  明るさと 気高さと 有り難さとが 匂い 踊って 山の上 桜 桜が 競い合い 些細な惑い 攻め飛ばす お前の元へ 心 いざなう 吉野に 風が 涼風が吹く  お前を 連れて 来ればよかった 吉野に 風が なよ風が舞う
まだ愛せそうだビリー・バンバンビリー・バンバン小椋佳小椋佳日々(にちにち)の 暮しの中で 欲望も 手懐(てなづ)けられて 故郷の 土を忘れた 街路樹の悲しみを抱く  孤独な汗のしみ込む幹に 手のひらをそっと寄せれば  『君はやれ君ならばやれ』と 精一杯のそよ風で僕を押し出す 想えば今日は残された日々の初めての日  今さらだけど人と自分を まだ愛せそうだ  夏の日の 背丈によどむ フクシャネツ 耐え切れなくて 舗道行く 背広姿の 同じ顔 息切れがして  逃げ駆け登る歩道橋の上 手に煙草一息つけば  『君は飛べ君ならば舞え』と 灰と煙が中空(なかぞら)を自由に舞い飛ぶ 想えば今日は残された日々の初めての日  今さらだけど人と 自分をまだ愛せそうだ  今さらだけど人と 自分をまだ愛せそうだ
眉月夜桜田淳子桜田淳子茅野遊小椋佳真夜中は悩まないで 悪いことだけ見えるから 心は愛を探して 夜空を Fly Fly  ため息ついて 左に寝返りうてば 枕をたたく 不安なハートのリズム  あなたの声が聞きたくて 電話したのに 彼女の声にあわてて 受話器を置いたの  ねむりたい ねむれない あなたがわからない ガラス窓見あげれば 眉月 眉をしかめているわ  真夜中は悩まないで 悪いことだけ見えるから 心は愛を探して 夜空を Fly Fly  あなたの過去を聞いたって きっとすべては 知りつくせない それでも言葉がほしいの  愛したい でもこわい あなたがわからない さかさまに見あげれば 眉月だって笑顔になるわ  真夜中は悩まないで 悪いことだけ見えるから 心は愛を探して 夜空を Fly Fly
シクラメンのかほり清春清春小椋佳小椋佳清春・三代堅真綿色した シクラメンほど清しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように 振り向く君に 季節が頬をそめて 過ぎてゆきました  うす紅色の シクラメンほどまぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木もれ陽あびた 君を抱けば 淋しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫の シクラメンほど淋しいものはない 後姿の 君のようです 暮れ惑う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
オナカの大きな王子さまボニージャックスボニージャックス小椋佳小椋佳オナカの大きな 王子さま 白いお洋服が やぶれそうだよ 金のボタンも とれそうだよ  魔法使いが 持ってきた 空とぶじゅうたんに 乗りたいな 空より高く とびたいな  こんなに大きな オナカでは 空とぶじゅうたんは とばないかな 今夜のごちそう やめとこうかな  今日はペルシャと 中国の とってもおいしい お料理だってさあ ちょっとだけなら 食べようかな  オナカの大きな 王子さま いつまでたっても 食べてるんだね お料理ぜんぶ なくなりそうだよ  オナカの大きな 王子さま 空とぶじゅうたんに 乗りたいな 空より高く 飛びたいな
愛燦燦河村隆一河村隆一小椋佳小椋佳Gatchang・Taryan雨 潸潸(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散散(さんさん)と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失なくしたりして 人はかよわい かよわいものですね それでも未来達よ 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦燦(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
記憶小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳人生という 舞台で あなたは どんなドラマを 演じてきましたか それを見るには 思い出すべてを 束ねる他に 手立ては無いのです  そこであなたは 気が付くでしょう 過去の全てが 記憶されては いないということを  記憶の束が あなたの シナリオ あなたはそこに 集約されている さらにあなたは 気が付くでしょうか 記憶するのは あなたではないこと  言い換えるなら あなたの中の 別の何かが 記憶の作業 勝手にしていると  記憶装置は あなたの 希望や あなたは意志と 関わらず働く 何を記憶に 残すか捨てるか 記憶装置の 好み次第だから  つまりあなたの 舞台シナリオ 書いているのは あなたでなくて 書かれているのです  さーてあなたは 記憶の 作家と どう付き合うか 考えるでしょうか 恋する時に 恋人の好み 特質をよく 知ろうとするように  あなた自身の 記憶装置を よく知りましょう 素敵なドラマ 描き上げるように
出来るなら小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳出来るなら 嘘一つ無く 傷つけ合わず 着飾らず 支え合いする 人々と 暮らしてみたい 夢かな  出来るなら たった一人に 惹かれ続けて 飽きもせず 疑いもせず 一生を 愛してみたい 夢かな  出来るなら たった一つの 命の証 何事か 時代を超える 創造を 果たしてみたい 夢でも  出来るなら 身体と心 健やかなまま ひたすらに 日々美しい 人生を 描いてみたい 夢でも  出来るなら いずれは戻る 大地自然を 裏切らず 恵み讃える 足跡を 残してみたい 夢です
あなたが発つ日に小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳わたしの 手を離れて今 あなたが 立ち去ろうとする 涙は 相応しくないと まぶたを 静かに閉じれば 楽しい 思い出ばかりが 次々と 駆け巡っている  前から 分かっていたこと 覚悟も していたことでも 明日朝 目が覚めたらすぐ 心に 大きな空き部屋 感じて 寂しくなります それだけ 今確かなこと  新しい世界に 向かうあなただもの 辛さ胸に収め 笑顔創りましょう あなたの思い出の 中で私いつも 笑っているように  お互い ぶつかりもしたし 幾度か 行き違いもした けれども 優しさばかりが 今では 思い出されます 心の 底からの感謝 背中に 投げているのです  新しい世界に 向かうあなただもの 辛さ胸に収め 笑顔創りましょう あなたの思い出の 中で私いつも 笑っているように
岩漿小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳私が 私と 思っている 私とは 異なる 私が 間違いなく 存在する 私が 知ってる 私はただ 海の上に 浮かんだ 氷山 一角だけ ほんの一部 私の 知らない 何倍もの 固まりが ひっそり 隠れて 水面下に 存在する いやいや 氷は 喩えとして 正しくない 地中に 燃え立ち 燃え続ける マグマだろう  マグマが動いて 人に 惹かれ始め マグマの指令で 人に 逢おうとする  私が 私と 思っている 私には 私の 胃と腸 心臓さえ 動かせない 私の 命の 維持存続 その大事に 知性も 理性も 関わるのは ほんの一部 意識の 制御の 及ばぬもの マグマの技 私の 知らない そのマグマも 私自身 欲望 情念 衝動など 胸底から 休まず 私を 突き動かす マグマの熱  マグマが動いて 人に 惹かれ始め マグマの指令で 人に 逢おうとする  始めに理由や 訳が 有るのではなく そもそも理性や 意思の 働きでなく どうしようもなく 人が 恋しくなり マグマの力で 人を 愛し始める
自由と孤独小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳暮らしの中の わずらわしさを 断ち切りたくて たった一人で 時間と場所を 設(しつら)えてみる 何をしようと 何思おうと 邪魔ひとつ無く 勝手身勝手 開け放たれた 自由を愉しむ  さあれ人間 この世の出でて 意味目的の 本来無くて 底なし沼に 空しく騒ぐ 他と交わらぬ 一人の夜は 闇の戦士に 武器術は無く 争い難い 孤独が攻め込む  自由のベクトル 高く伸ばせば 孤独のベクトル より深み増す 自由と孤独 一枚の 金のコインの 裏表 裏表  思えば人は 一人のみにて 生きられもせず 無垢の自由は ありえないこと 完璧は無し さらに生きてる 意味問い行けば 人と人との 関わりの中 創るものとの 答えに行き着く  また耐え難い 孤独の深み 辛く寂しく ふと我知らず 訳も知らずの 涙を落とす けれど孤独の 深い泉に 誰とも違う 私が浮かび 創造という 力が湧き出る  自由のベクトル 高く伸ばせば 孤独のベクトル より深み増す 自由と孤独 一枚の 金のコイン 裏表 裏表
真夜中のキャッチボール小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳真夜中 眠らず 深夜放送 聞いていたのは 昔なら 若者ばかり だったはず つけっ放しの ラジオから 溢れ出てくる ポップスに 青春の 揺らぎ歪みを 紛らしていた 「ながら勉強」 そんな言葉が 使われもした  真夜中 眠らず 深夜放送 聞いているのが この頃は 若者の数 凌駕して 年寄りだよと 耳にした 私がそうで あるように 青春と キャッチボールを するのだろうか あるいはさらに 宝探しの 挑みだろうか  より良い命 生きようとする 誰にとっても 日々これ挑み 悩み悲しみ 惑い 躊躇う 全て生きてる 証(あかし)と心得て  真夜中 眠らず 深夜放送 聞いてる人は みな仲間 その年齢に 関わらず 青春の憂い 身に潜め 青春の力 身に宿す 時超えて キャッチボールを 綴ってみよう 孤独凌いで 宝探しに 挑んでみよう
もうと言い、まだと思う小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳もう 若い力も 情熱も 萎えてしまった と言い まだ 若い者には 譲れない 負けはしないと 思う もう やるべき事は 何もかも やってしまった と言い まだ やりたい事の いくつかは 果たしてないと 思う  もう 何人となく 友達が 逝ってしまった と言い まだ より大勢の (お)年寄りが 元気でいると 思う もう 隠居引退 老い仕度 身綺麗大事 と言い まだ 残された日の 花舞台 今日が初日と 思う  命の立ち位置 いつも坂道 もうと思えば 下り坂 まだと思えば 上り坂  もう 許せぬことの 数尽きず ただ愚痴ばかり と言い まだこの世の末を 諦めず なお正そうと 思う もう 醜いものの 見飽き過ぎ 目と耳塞ぐ と言い まだ 美しいもの 新しい 創り出そうと 思う  命の立ち位置 いつも坂道 もうと思えば 下り坂 まだと思えば 上り坂
遠きにありて小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳きっといい人がいる きっといいことがある この街を出て夢のふるさとへ行こう たおやかな山すそに ゆったりと夕日が落ちるところへ 話し好きのおばさんがいたり いろり囲んで熱いものを吸ったり  きっといい川がある きっといいうたがある この街を出て夢のふるさとへ行こう 移りゆく季節が それぞれの顔で話すところへ 真すぐな光りのあつさもいい ふきなぐる吹雪の痛さもいい まして春 まして秋
木戸をあけて~家出する少年がその母親に捧げる歌~キンモクセイキンモクセイ小椋佳小椋佳あなたの後ろ姿に そっと別れを告げてみれば あなたの髪のあたりに ぽっと明りがさしたような 裏の木戸をあけて 一人夜に出れば 灯りの消えた街角 足も重くなるけれど 僕の遠いあこがれ 遠い旅は捨てられない  許してくれるだろうか 僕のわかいわがままを 解ってくれるだろうか 僕のはるかなるさまよいを 裏の木戸をあけて いつかつかれ果てて あなたの甘い胸元へ きっともどりつくだろう 僕の遠いあこがれ 遠い旅の終わるときに  帰るその日までに 僕の胸の中に 語りきれない実りが たとえあなたに見えなくとも 僕の遠いあこがれ 遠い旅は捨てられない
揺れるまなざし坂本美雨坂本美雨小椋佳小椋佳神田朋樹街にひとふきの風 心にふれゆく今日です めぐり逢ったのは 言葉では尽せぬ人 驚きにとまどう僕 不思議な揺れるまなざし 心を一人占めにして あざやかな 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う  紅茶ひとくちにふと 深い味がする夜です めぐり逢ったのは 夢に見た人ではなく思い出の人でもない 不思議な揺れるまなざし 心が波立つようです いつになく 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う  昨日までの淋しさ嘘のように 君の姿に色あせて 明日の朝を待ち切れず夜を舞う 君の姿を追いかけて あのまなざし揺れて眠れない
愛燦燦笹川美和笹川美和小椋佳小椋佳林有三雨 潸々と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散々と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
俺たちの旅サスケサスケ小椋佳小椋佳平野友義夢の坂道は 木の葉模様の石畳 まばゆく長い白い壁 足跡も影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです  夢の夕陽は コバルト色の空と海 交わってただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ  夢の語らいは 小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数えきれない長い年月 うたたねをするものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
さらば青春白鳥マイカ白鳥マイカ小椋佳小椋佳僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い水が抱き込むように 流れてく 少女よ 泣くのはお止め 風も木も川も土も みんな みんな たわむれの口笛を吹く  僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い犬がえものさがして かけて行く 少女よ 泣くのはお止め 空も海も月も星も みんな みんな うつろな輝きだ  ララ…
シクラメンのかほりYaeYae小椋佳小椋佳坂本昌之真綿色したシクラメンほど清(すが)しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎて行きました  うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫のシクラメンほど淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎて行きました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
俺たちの旅クミコクミコ小椋佳小椋佳国吉良一夢の坂道は木の葉模様の石畳 まばゆく白い長い壁 足あとも影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです  夢の夕陽はコバルト色の空と海 まじわってただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ  夢の語らいは小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数えきれない長い年月 うたたねをするものなのです  背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ
傾いた道しるべ布施明布施明小椋佳小椋佳幸せの中で つきあたりを見ることはありませんか 訪ねくるゆらめきは 秋の旅人 光をぬけてわきたつ まきかぜ 心の中の三叉路で 傾いた道しるべ 君の愛がささえています  幸せのはずが まゆを寄せてほほづえをついているのは めぐりくるゆらめきか 冬の足音 誰にでもある一人の ためいき 心の中の三叉路で 傾いた道しるべ 君の愛がささえています  幸せの中で つきあたりを見ることはありませんか  あー 三叉路ばかりの あー 道しるべもない 僕の道を 君も歩いてくれるんですね  あー 三叉路ばかりの あー 道しるべもない僕の道を 君も歩いてくれるんですね
若ぶるつもりはないけれどブレッド&バターブレッド&バター小椋佳小椋佳若ぶるつもりは 無いけれど 今日という日に 命燃やそう 歳を重ねて 思うこと 悟りのつもりも 無いけれど 訪ねては去る 時を思えば 人生は 旅 誰の言葉か 旅をするのは 何処かへ 行き着く ためでなく ただ旅をするため 人生は 死ぬためでなく 生きるため 今日という日に 命燃やそう  若ぶるつもりは 無いけれど 友なる人と 命結ぼう 歳を重ねて 思うこと 老け込むつもりもさらに無く 月並みながら 旅は道連れ 人生は 友 金権力も 名誉も超えて 何より 嬉しい 財産は ただ友のあること 幾千の 知り合い無用 真実の 友なる人と 命結ぼう  昔々に 恋した人からの 久々の便りに 何故か心に 湧く想いときめき ただあの頃のまま  若ぶるつもりは 無いけれど 今日という日に 命燃やそう
夢芝居山内惠介山内惠介小椋佳小椋佳恋のからくり 夢芝居 台詞ひとつ 忘れもしない 誰のすじがき花舞台 行く先の 影は見えない 男と女 あやつりつられ 細い絆の 糸引き ひかれ けいこ不足を 幕は待たない 恋はいつでも初舞台  恋は怪しい 夢芝居 たぎる思い おさえられない 化粧衣裳の 花舞台 かい間見る 素顔可愛い 男と女 あやつりつられ 心の鏡 のぞき のぞかれ こなしきれない 涙と笑い 恋はいつでも 初舞台  男と女 あやつりつられ 対のあげはの 誘い 誘われ 心はらはら 舞う夢芝居 恋はいつでも 初舞台
素敵な関わりサーカスサーカス小椋佳小椋佳あなたを 好きだと いうこと 以外に 確かな 何かが 見つかりません 愛していますと 言いたいけれど 愛という言葉 不確かで 曖昧な味 永遠の愛を 誓うこと 無知な陽炎(かげろう) それでもずっと あなたといたい 永い時間の 所為(せい)だけじゃなく 二人の中に 生まれた絆 以前に増して 愛しむ私  あなたを 好きだと いうこと 以上に 嬉しい 何かは 見当たりません 何十億もの 人々がいて 愛という言葉 その重さ 背負えなくても 希薄な愛さえ 結ぶ人 数の少なさ そんな世界に あなたとはただ 残された時 埋め尽くしたい 思い出重ね 解けない絆 微笑増して 愛しむ私  愛であれ 何であれ 素敵な関わり 心は ますます 単純でいい 笑いあれ 涙あれ 素敵な関わり あなたと 二人で 過ごしていたい あなたを 好きだと いうこと 以外に 確かな 何かが 見つかりません
Who did see it?小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳あなたといる時 あなたといない時 心が変り易い空のように揺れるのは 何故 おかしいわね 人がこの世に生まれて 何千年たっても 少しも変わっていない あなたのお話を あなたの胸の中で BGM 聞き流すように聞いている  恋とか愛とかの話は 何千年も何万年も繰り返されてるのに 本当の愛はミラージュのようで 誰ひとり見たことがないみたい  あなたのお話を あなたの腕の中で BGM 心地良く聞き流すように聞いています ごめんなさい それでも充分 わたしが幸せだっていうこと とっくに 気がついてるでしょう  恋とか愛とかの話は 何千回何万回 繰り返すとしても あなたとわたしの コラージュのまわり 舞い遊ぶ 花吹雪見る想い  Love who did see it? Love who did see it? I don't care.
徒らに、戯らに小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳然したることも無いままに 君のあとさき行き違い 男と女 犬と猫 結局距離は縮まらず 夢が欲しさに 男とは 深く付き合い 女とは 浅く付き合う 旅人の 魂未だ 死に切れず 要領良さに 女とは 深く付き合い 男とは 浅く付き合う 洒落人の 魂未だ 殺されず  徒らに時走る 戯らに人笑う 神たなごころの 遊園地  然したることの無い憂さに 夢のコスモスひとむれを 真昼の空に 飛ばしつつ 目先の瑣事も捨て切れず  夢が欲しさに人集め 団欒談笑 さもなくば 放歌高吟 夜は更けて 人一人さえ 傷つかず 祭づくりに 人集め 理屈筋書 飾り立て 喝采の中 気が付けば 恋人遠く 背も見えず  徒らに時走る 戯らに人笑う 神たなごころの 遊園地  然したることも 無いけれど 眠れぬ夜を寝過ごせば 珈琲豆を 挽く君の 朝の歌声遠からず 何ものも無い 土を割る 雑草の芽の 鮮やかに 散歩決め込む 飼い犬は 尾を振りせがみ 吠え止まず さあれ見果てぬ 夢覚めず 僕が意気込む 試みの 先の儚さ 見透かして 君は手仕事 止めもせず  徒らに時走る 戯らに人笑う 神たなごころの 遊園地  然したることも無いままに
祭り創り小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳思い出の塊に 過去たちが眠る 書き変える術のない 物語 思い出に浸り込む 誘惑を拒み 今日という一日に 奮い立とう  自然の恵み 悦び 愛を讃美して 悔い無い祭り創り 愉しもう  自らの内に住む 少年が歌う 憧れを裏切らぬ 物語 自らにふと襲う 諦めを拒み 今日という一日を 書き上げよう  出逢いの不思議 悦び 命讃美して ときめく祭り創り 勤しもう  自然の恵み 悦び 愛を讃美して 悔い無い祭り創り 愉しもう  出逢いの不思議 悦び 命讃美して ときめく祭り創り 勤しもう
美味しい時間小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳暮らして行く ということは 時間全て 好きなことで 過ごすわけには ゆかないもの 忙しさで 手帳埋めて 充実だと 思い込んだ 愚かな日々は 遠い今も  君に逢いたい 逢いたいと 動く心が 今嬉しくて  今になって 一人だけを 特別だと 思う気持ち 瑞々しさに 驚いてる 他愛無さの 香り添えて 和む会話 少しの酔い 美味しい時間 融ける憂い  君に触れたい 触れたいと 騒ぐ心が 今嬉しくて  君はきっと 気づいてるね 逢えば直ぐに 君の笑みが ふと日常を 消し去ること 気づいてるね その歌声 馨しさで 僕を包み 別の世界へ 連れ去ること  君を讃えたい 讃えたいと はしゃぐ心が 今嬉しくて 君に逢いたい 逢いたいと 動く心が 今嬉しくて
扉の向こう小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳人生という 舞台で あなたは どんなドラマを 演じてきましたか 素敵な恋の 幾つか 記憶に そっと今でも 見え隠れしますか 胸に私は そこから先が 白いページの シナリオ抱いて 立ち竦んでいます  まるであなたの 舞台の 楽屋で 出番待つ 相手役のように 高ぶる心 期待と 恐れと 背中合わせの 勇気と尻込みと 目の前は さあ 心を決めて 開きなさいと 抗い難く 誘う扉です  扉の向こう ステージの上は どんなドラマが 私を待つのでしょう ひと時の恋 記憶の 一つに 留めるだけで 終る役でしょうか その声を聞き その手に触れて ふと永遠を 祈ってしまう 私が居るのです  人生という 舞台で 私は どんなドラマを 演じていくのでしょう 存在だけで あなたが私の 命を活かす それほどの愛です 夢中なままで 幕降りるまで 歌い続ける 踊り続ける 相手役でいたい
Long Distance Call小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳寝ぼけまなこ 起きぬけの寝タバコ かけっ放しの レコードの針音 一人は クリスティーヌ いけないね Long Distance Call 逢いたい  窓の手すりに 長い旅の 疲れをいこう 伝書鳩か 首をかしげ しわぶく俺をみる  やみつきだよ 濃すぎる朝のコーヒー やめにするよ 君がよせといえば 一人は クリスティーヌ いけないね Long Distance Call 逢いたい  自分自身に 驚いたよ みかけだおしの 寂しがり屋さ 君の声で 晴れていく朝靄  Long Distance Call Long Distance Call Long Distance Call 逢いたい  受話器おいたら 仕度もせず これからすぐの 一番機で 空を飛んで逢いにいくつもりさ
13月のアテネ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳君は いまごろ 相変らず にぎわう街に 時間を埋めているだろうか 僕は はるかに クリスマスを 引きずっている 13月のアテネ 2000年の 墓守の街 白い家並に 乾いた風が吹く  君は 今夜も 相変らず ぬるいバスに 肩まで埋めているだろうか 僕は ホテルの  ベランダ越し 枯木並木 13月のアテネ 石造りの部屋 高すぎる天井 アクロポリスも 月だけは変わらず  この地に昔 宇宙背負った つじつま合わせの 天才の群れ 役に立たない 重い荷物は 誰もが背負う こともないのか  君は 明日も 相変らず 上手に泳ぎ 暮らしを埋めているだろうか 僕は 一番 空に近い海 エーゲ訪ね 13月のアテネ バイクの音して 美少女の影 はしゃぐ声して 歴史はため息か  この地に昔 宇宙背負った つじつま合わせの 天才の群れ 役に立たない 重い荷物は 誰もが背負う こともないのか 役に立たない 荷物を背負う 遅れた旅の 始まりアテネ
懐しのFOOLISH PLEASUR小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳あの頃の あの愛は 想えば 心の Treasure せつなさも とまどいも ときめく Foolish Pleasure おぼつかない Procedure 僕はたよりない Stranger こわごわ君の扉たたいた Passenger  はじめての 口づけに たかぶる 心は Soldier つまづきも いさかいも 楽しい Foolish Pleasure 怖れ知らない Ranger 行く方気にしない Voyager 聞こえる歌は夢を伝える Messenger  愚かなほど MajorなArranger あわただしく LeisureのManager 二人のことだけ 考えていた季節  あの頃の あの愛は 想えば Foolish Pleasure
愛燦燦 -AI SAN SAN-五輪真弓五輪真弓小椋佳小椋佳井上鑑雨 潸々と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散々と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って嬉しいものですね  愛 燦々と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って嬉しいものですね
数えないで桜田淳子桜田淳子小椋佳小椋佳数えないで 泣いた人を 明日の私が 浮かぶから 5年も前の 涙は遠い 知らない海に 沈んだ筈よ  ねェ 心の中に 憧れをえがく 空があるなら 私だけ 赤い風船 飛ばさせて  これまで自分でも見たことのない 幸せそうな顔が 映っているんだもの 嘘みたい  数えないで 捨てた恋を あなたの優しさ くもるから 2年も前の あなたの化石 そっと触れずに 眠らせてあげて  ねェ 心の中に 想い出のための 場所があるなら 私だけ 私だけを 踊らせて  これまで自分でも見たことのない 幸せそうな顔が 映っているんだもの 嘘みたい  数えないで 過ぎた日々を 別れの予感が 匂うから 2年3年 5年過ぎても 今とおんなじ 二人でいたい  ねェ 心の中に 永遠とかいう 文字があるなら 私だけ 私だけに のぞかせて
俺たちの旅佐藤竹善佐藤竹善小椋佳小椋佳夢の坂道は 木の葉もようの石畳 まばゆく 白い長い壁 足跡も影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです  夢の夕陽は コバルト色の空と海 交わって ただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも 手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも 手をふるようだ  夢の語らいは 小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数えきれない長い年月 うたたねをするものなのです 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも 手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも 手をふるようだ
色が舞う梅沢富美男梅沢富美男茅野遊小椋佳色は匂へど 散りぬるを 桜 山吹 花菖蒲 色とりどりの 恋衣 心こがして 衣(きぬ)が咲く 男心は 風車 何処吹く風に 柳色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす 色くらべ  あさきゆめみし 恋模様 茜 白藤 花嵐 乱れ染めにし 恋舞踊 心ゆらして 衣(きぬ)が舞う 会えぬ怨みの 夢枕 会えば梔子(くちなし) ゆるし色 いとあわれ いとをかし 女の織りなす 色すがた  季節知らずの花軍(はないくさ) 果ては枯れ野か 朽ち葉色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす 色絵巻
演歌みたいな別れでも梅沢富美男梅沢富美男中山ラビ・補作詞:小椋佳小椋佳どうせはかない 夢だったのと 下手なセリフは 云わないでくれ あえば涙が つらさを増すと 手紙ならまだ 許せもするが なりゆきだけの 恋だったのか 演歌みたいな 別れだね  赤羽行きの 夜更けの電車 秋色深い 肩かけ揺れて あの日にかけた お前の目には まこともどきの 光が見えて 一緒にいたい 気にもなったよ 演歌みたいな 別れでも  愛の轍が いとおしくなる 泥をはらって 抱きたくなるよ  冬の深さに 閉ざした心 旅のそぞろに 野火焚く夜は 人恋しさに 帰りたくなる さよなら云わず 離れたことに 少しあかりを 探したりする 演歌みたいな 別れでも  愛の轍を たどりたくなる 泥をはらって 追いたくなるよ
部屋ちあきなおみちあきなおみ小椋佳小椋佳野あざみの夢を 見続け過ぎたわ 真夜中にベルが鳴る いそいそ迎えに出る 別れの言葉を 恐れる心を 小走りで打ち消して いつもの笑顔見せる 少し疲れているようだけど 楽しいことだけ 話しましょう 美味しいお酒に なるように  野あざみの夢を 一人咲く強さよ 風に揺れ風に折れ 枯れずまた花抱く 出逢いの嬉しさ 別れの空しさ 知りながら知らぬ気な 部屋の優しさが好き あなたが部屋を 出て行く時は 扉も 出窓も 開けとくの 淋しい 思いも 逃げ出すように  私の部屋に紅紫の 野あざみの花びらが 恋の祭りを 恋の宴を 飾って飛んで舞うように あなたにまた逢いたい  野あざみの夢を 見続け過ぎたわ よくないわ よくないわ 忘れることに慣れて この部屋に漂う 諦めや愁いを 捨てましょう 捨てましょう せめてあなたのために 私の部屋に紅紫の 野あざみの花びらが 恋の祭りを 恋の宴を 飾って飛んで舞うように あなたにまた逢いたい
海辺の少年千葉紘子千葉紘子大石さち子・補作詞:小椋佳小椋佳少年の日の あなたに 逢ったのは 海の広がる 青い松原でした 少年の日の 瞳は 輝いて 海をはるかに 越える夢を 描く 水平線を 見つめるあなた 背中で わたしは 幸福でした 今も 吹きすさぶ風に 凛々しく 松は 高く 松は 青い 空を仰ぎ 夢をつなぎ 少年の日の あなたに 出逢いたい  少年の日の あなたに 逢ったのは 風 透き通る 青い松原でした 少年の日の あふれる 憧れを 松を いとしみながら 幹に刻む 高い梢を 見つめる わたし あの日の あなたの 夢を捜して 今も 吹きすさぶ風に 凛々しく 松は 高く 松は 青い 空を仰ぎ 夢をつなぎ 少年の日の あなたに 出逢いたい  少年の日の あなたに 逢ったのは 海の広がる 青い松原でした
木戸をあけて ~家出をする少年がその母親に捧げる歌~千葉紘子千葉紘子小椋佳小椋佳あなたの後ろ姿に そっと別れを告げてみれば あなたの髪のあたりに ぽっと明りがさしたような 裏の木戸をあけて 一人夜に出れば 灯りの消えた街角 足も重くなるけれど 僕の遠いあこがれ 遠い旅はすてられない  許してくれるだろうか 僕のわかいわがままを 解ってくれるだろうか 僕のはるかなさまよいを 裏の木戸をあけて いつかつかれ果てて あなたの甘い胸元へ きっともどりつくだろう 僕の遠いあこがれ 遠い旅の終るときに  帰るその日までに 僕の胸の中に 語りきれない実りが たとえあなたに見えなくとも 僕の遠いあこがれ 遠い旅はすてられない 僕の遠いあこがれ 遠い旅はすてられない
じーじのえてがみ~グランドファザーズ・レター~上野樹里上野樹里小椋佳小椋佳長谷川智樹来てるよ 来てるよ じーじーの 絵はがき 絵てがみ たのしいね 絵の中にぼくも 入っていくのさ ぞうのハッチが 海あそび ぼくもハッチと 釣あそび ボートあそびして ちょっぴりこうふん じーじはぼくの ママのパパ  七日に 一度の じーじーの また来た 絵てがみ おかしいね いろんな動物 描かれているのさ さかなのフィッシュ おどり好き うさぎのヘアー おしえ好き いっしょに逆立ち ささえるちきゅう みんながぼくの ともだちさ  これまで たまった じーじーの 絵はがき 絵てがみ うれしいね 百つう 千つう これ以上なのさ 読めば心が 暖(あった)かい じーじ想えば 暖(あった)かい 愛しているよの 添え書きは宝 じーじはぼくの 親友さ じーじはぼくの 親友さ
シクラメンのかほりSeptemberSeptember小椋佳小椋佳真綿色した シクラメンほど 清しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように ふりむく君に 季節が頬をそめて 過ぎて行きました  うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木もれ陽あびた 君を抱けば 淋しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました  疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう  うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の 君のようです 暮れ惑う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎて行きました  疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう
愛燦燦加藤登紀子加藤登紀子小椋佳小椋佳島健雨 潸々と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散々と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
さらば青春堀内孝雄堀内孝雄小椋佳小椋佳僕は 呼びかけはしない 遠くすぎ去る ものに 僕は 呼びかけはしない かたわらを 行く ものさえ 見るがいい 黒い水が 抱き込むように 流れてく 少女よ 泣くのはお止め 風も木も 川も 土も みんな みんな たわむれの口笛を吹く  僕は 呼びかけはしない 遠く過ぎ去る ものに 僕は 呼びかけはしない かたわらを 行く ものさえ 見るがいい 黒い犬が えものさがして かけて行く 少女よ 泣くのはお止め 空も海も 月も 星も みんな みんな うつろな輝きだ  みんな みんな うつろな輝きだ  みんな みんな たわむれの口笛を吹く  ララ ララララ ラララ ラーララ ララララ
めまい堀内孝雄堀内孝雄小椋佳小椋佳Park Sung Il時は私に めまいだけを残してゆく だから ワイングラスの角氷 眠りにつこうとする愛に ささやかないで  時は私に めまいだけを残してゆく だから 小舟を運ぶ潮風よ 眠りにつこうとする愛を ゆりおこさないで  鏡に残った あなたの後ろ姿 青い青い海が 見える さよならを 書こうとした口紅が 折れてはじけた  時は私に めまいだけを残してゆく だから 暮れ染(なず)む海の夕凪よ いかりをほどいてゆく舟の 心留めて  鏡に残った あなたの後ろ姿 青い青い海が 見える さよならを 書こうとした口紅が 折れてはじけた
と・も・た・ち小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳ウッド・ルーム・リバー・プロジェクト生きてきて 心に尋ね これが宝と 言えるもの 富でなく 名誉でもなく それは「ともたち」 長い旅路の 道連れだった 同じ時代の 戦の仲間 或いは時に 競い合い 挑み合い 今 打ち解けて 和み合う 微笑み 浮かべる 互いの 瞳に 自分の歴史を ふと垣間見る  在るだけで 只居るだけで 嬉しい価値と 言えるもの 紛れ無く 躊躇いも無く それが「ともたち」 糞真面目とは 言わないけれど 一所懸命 生きてきたこと 言葉無用で 映し合い 感じ合い 今 目を細め 響き合う 命の 深みに 居座る 孤独も 恋人のような ぬくもり抱く  嘆きやくどい愚痴も 頷いて 掻き散らしてくれた 面と向かって 言うことも 無いだろうけど 友でいてくれて ありがとう  数々の その振舞いは 助け救いと 言えるもの 報い無く 見返しも無く それは「ともたち」 褒められる程 立派じゃないが それぞれの眼に 恥じないことに 心を尽くし 努め合い 励み合い 今 足らなさを 支え合う 互いの 眼差し 迎える 明日を 上り坂として 背中を突(つつ)く  密やかな悦びも 共に居て 膨らましてくれた 不器用だから 口に出す こともないけど 友でいてくれて ありがとう
人間の贅沢、ひとつ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳ウッド・ルーム・リバー・プロジェクト訪れては 去る月日は 人それぞれ 心尽くし 力尽くし 何事かを 刻み付けて 自分史書く 顧みれば その殆ど 不十分か 未完成か けれど人間 知り得たものの 積み重なりに 悦び知る  思えば 学びは 人間が 味わえる それ自体 贅沢のひとつ 望めば 学びは 誰でもが 手に出来る 最高の 贅沢のひとつ  どんな神の 依怙贔屓か 人間にだけ 与えられた 知ろうとする 探究心 学ぶことの 充実感 闇に光り 見る快感 向上という 満足感 人の歴史に その密やかな 一歩一歩が 煌いてる  押し付けられ 義務付けられ 学びをただ 疎んだ日々 今にすれば 懐かしさに 笑みを浮かべ 思い返す 今は言える 楽しいから 嬉しいから 好きだからと 学び続けて 昇る坂道 実りの明日が 垣間見える  思えば 学びは 人間が 味わえる それ自体 贅沢のひとつ 望めば 学びは 誰でもが 手に出来る 最高の 贅沢のひとつ  いつか言おう 精一杯 善い命を 生きてきたと いつの時も 瑞々しい 青春気分 抱いていたと 真実へと 飽くことなく 可能性を 追いかけたと 学び重ねて 書き終わらない その自分史に 悔いは無いと
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
泣かせて研ナオコ研ナオコ小椋佳小椋佳楽しい想い出ばかりだなんて言わないで こんな時に なんの慰めにもならない 泣かせて 泣かせて 男には 出来ないことだもの 泣かせて 泣かせて 自分が 悔しいだけよ  なにも考えずに ただひたすら愛した 馬鹿で可愛い私が こころにうずくまる 泣かせて 泣かせて これも ひとときのことだもの 泣かせて 泣かせて 美しくなくても いいわ  あなたの言葉より 今は 安い 流行歌の方がまし 悲しいことは どんな 化粧したって 悲しいのです  泣かれた男のみっともなさを気にして そんなとこで ぶざまにもじもじしないで 泣かせて 泣かせて あなたは 早く行きなさい 泣かせて 泣かせて 雨上がりは 晴れるものよ  あなたの言葉より 今は 安い 流行歌の方がまし 悲しいことは どんな 化粧したって 悲しいのです  泣かせて 泣かせて…… 泣かせて 泣かせて……
愛燦燦香西かおり香西かおり小椋佳小椋佳薗広昭雨潸々(さんさん)とこの身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい哀しいものですね それでも過去達は優しく睫毛に憩う 人生って不思議なものですね  風散々(さんさん)とこの身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわいかよわいものですね それでも未来達は人待ち顔して微笑む 人生って嬉しいものですね  愛燦々(さんさん)とこの身に降って 心秘かな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね あゝ過去たちは優しく睫毛に憩う 人生って不思議なものですね あゝ未来達は人待ち顔して微笑む 人生って嬉しいものですね
夢芝居香西かおり香西かおり小椋佳小椋佳薗広昭恋のからくり夢芝居 台詞ひとつ忘れもしない 誰のすじがき花舞台 行く先の影は見えない 男と女あやつりつられ 細い絆の糸引きひかれ けいこ不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台  恋は怪しい夢芝居 たぎる思いおさえられない 化粧衣装の花舞台 かい間見る素顔可愛い 男と女あやつりつられ 心の鏡のぞきのぞかれ こなしきれない涙と笑い 恋はいつでも初舞台  男と女あやつりつられ 対のあげはの誘い誘われ 心はらはら舞う夢芝居 恋はいつでも初舞台
真っ新(まっさら)な台本高橋孝高橋孝小椋佳小椋佳眼差しを 地平に投げて 見晴るかす 荒野大地に 僕の往くべき 道は見えない よしとしよう よしとしよう 先の見切れる 道をもともと 望んだ僕ではない  街中(まちなか)を 大威張りして 埋め尽くす 安いお笑い 僕の心は 寒々とする よしとしよう よしとしよう 都度の流行(はやり)に心充たせる 器用な僕ではない  繰り返し 自分探しの 掛け声の 喧(かまびす)しくて 追い立てられる 人の空しさ よしとしよう よしとしよう 底なし沼の 際限なさに 気付かぬ僕ではない  渡された 僕の台本 明日からは 全て真っ新(まっさら) 頁をめくる 風 慌てるな よしとしよう よしとしよう 創り出すこと 描き上げること 挑まぬ 僕ではない
愛の力ESCOLTAESCOLTA小椋佳小椋佳心に生まれた 不思議な力 夢へと誘う 遥かな地平 君を愛することで僕は 高みを目指そうとする 君に相応しい 男であろうとする 愛の力がふと俯きがちな 僕の背中を押し上げる  人は言う 愛し始めることは 生まれることより容易くて 愛し続けることは 死ぬことより難しいと  日毎夜毎 瑞々しく 一生掛けて君を愛し続けること 今の僕の野望さ  二人に生まれた 奇跡の力 弛まず溢れる 豊かな泉 君を愛することで 僕は より強くなろうとする 君と幸せを 築いて行こうとする 愛の力がつい躓きがちな 僕の踵を戒める  人と人 真心を交し合い 温まることの有難さ 愛情を重ね合い 孤独拭う 掛け替え無さ  日毎夜毎 瑞々しく 一生掛けて君を愛し続けること 今の僕の野望さ  日毎夜毎 瑞々しく 一生掛けて君を愛し続けること 今の僕の野望さ
シクラメンのかほり都はるみ都はるみ小椋佳小椋佳真綿(まわた)色したシクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて 過ぎてゆきました  うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の君のようです 木(こ)もれ陽(び)あびた君を抱(いだ)けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫のシクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑(まど)う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
心の襞藤あや子藤あや子小椋佳小椋佳宮崎慎二今日だけは涙を許して下さるでしょう 春の日の別れは思いもしないことです サヨナラを言われても あなたの前では まだ 泣き顔を気にしてる私  まるで冬酸漿(ほおずき)をかむように あなた苦い言葉を押しつぶす 私 心の襞を見つめれば 過ぎたあれこれが今かけめぐる  心の中に重なり合った想い出のかけら どれもが皆んなあなたとのこと あなたとのこと  まるで蒼いビードロ吹くように あなた別れの言葉投げかける 私 心の襞を見つめれば 夕陽そこだけをまだてらしてる  心の中に重なり合った想い出のかけら どれもが皆んなあなたとのこと あなたとのこと  心の襞のひとつひとつがあざやかすぎて こらえ切れない涙 許して下さるでしょう
闇に光を松平健松平健小椋佳小椋佳雲一つ無い 空は稀 塵一つ無い 道も稀 まして人の世 迷妄の 乱れ舞いして いざよう澱み  人が人 裁く危うさ 眦上げて 厳しくもあれ 眼差し深く 優しくもあれ 身に背負う運命(さだめ)の 時に重くとも 闇一つ 光に換える命と 引き受けて  そもそも人に 悪は無く 生まれながらの罪も無く 心に起こる 愛欲の 風巻上げて 犯す過ち  人が人 裁く尊さ 罰するならば 潔くあれ 許す心は 澄みやかであれ 身に背負う運命(さだめ)の 時に重くとも 闇一つ 光に換える命と 引き受けて 闇に光の命と 引き受けて
恋、二の次に松平健松平健小椋佳小椋佳優しい人だけに 囲まれて 愉快に楽しく 過ごせもしよう けれど人の世 偽りのあり 許し難い 欺きもあり 誠を好む 心騒いで 敢えて怒りの 刃を磨く  恋する人よ ひと時許せ 深い情けの その膝枕を 暫し忘れて 駆ける男を 恋二の次に 走る私を  嬉しい運だけに 恵まれて 豊かに楽しく 暮らせもしよう けれどこの世に 諍いのあり 見捨て難い 災いもあり 不幸を厭う 心動いて 敢えて挑みの 拳を翳す  恋する人よ 笑って許せ 一人無骨の この袖枕に 夢眠らせて 駆ける男を 恋二の次に 走る私を  恋する人よ 信じて許せ 命の旅の その草枕に 二人の時を 想う男を 恋一筋を 祈る私を
夢芝居大川栄策大川栄策小椋佳小椋佳恋のからくり 夢芝居 台詞ひとつ 忘れもしない 誰のすじがき 花舞台 行く先の 影は見えない 男と女 あやつりつられ 細い絆の 糸引き ひかれ けいこ不足を 幕は待たない 恋はいつでも 初舞台  恋は怪しい 夢芝居 たぎる思い おさえられない 化粧衣裳の 花舞台 かい間見る 素顔可愛い 男と女 あやつりつられ 心の鏡 のぞき のぞかれ こなしきれない 涙と笑い 恋はいつでも 初舞台  男と女 あやつりつられ 対のあげはの 誘い 誘われ 心はらはら 舞う夢芝居 恋はいつでも 初舞台
惚れたってことは橘大五郎橘大五郎小椋佳小椋佳野中則夫まずい まずいよ お前に 惹かれ 惹かれ過ぎてさ やること全て 阿呆じみて 一人芝居の 猿芝居 惚れたってことは 惚れたってことは 馬鹿な男に なることらしいね  やばい やばいよ お前に 浮かれ 浮かれ過ぎてさ 俺が誰かも 見失い 支離滅裂で 五里霧中 惚れたってことは 惚れたってことは 柔な迷子に なることらしいね  お前だけしか 見えなくなってよ お前の為だけ 生きたくなったよ  ださい ださいよ お前を 愛し 愛し過ぎてさ 時代遅れの 恋心 無様不器用 無要領 惚れたってことは 惚れたってことは 妙にマトモになることらしいね  お前だけしか 見えなくなったよ お前の為だけ 生きたくなったよ  お前だけしか 見えなくなったよ お前の為だけ 生きたくなったよ
時薬橘大五郎橘大五郎小椋佳小椋佳細井豊恨み言など 言いません あんなに 愛して くれたんだもの 寄せては返す 波のように 訪れては去る 月日の悪戯(いたずら) 出逢いと別れ よくある話 それ以上無い 幸せな時も くれたもの  忘れたいとも 言いません 嬉しい 思い出 貯めたんだもの 忘れ上手や 生き上手に なれない愚かさ もどかしいけれど 賢くなんて ならなくていい 辛い過ち 重ねるとしても 恋だもの  胸の痛みは 時薬(ときぐすり)が いつか 解(ほぐ)して くれましょう 心の傷も 時薬が いつか 治して くれましょう  お幸せにと 言いましょう あんなに 愛して くれたんだもの 仲の良い時 ばかりでなく 諍(いさか)った事も 懐かしむ背中 別れの日さえ まだ鮮やかで 思い直せば 新しい門出 くれたもの  胸の痛みは 時薬(ときぐすり)が いつか 治(おさ)めて くれましょう 心の傷も 時薬が いつか 癒して くれましょう
船旅小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は 甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて 海へ出た 荒ぶる海へ  煌めきの 宝探しか 安住の 島求めてか 行く先の まだ定まらず 自らの 力も知らず 入り混じる 期待と不安  志同じくして 並び行く友に出逢えるだろうか 心を熱く重ねて 連れ添える愛に出逢えるだろうか  人の身は ままならぬもの 何故かしら 時に無気力 情けない 怠け心が 忍び込み 漂流船と 成り果てる 恐れが襲う  海図無く 羅針盤無く 蒼臭い 未熟な知恵と 競い立つ 欲望たちと 我知らず 湧く情熱を せめてもの 追い風にして  振り返って悔いの無い 充実の海を渡れるだろうか 嬉し泣きできるほどの 悦びの場所を抱けるだろうか  船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は 甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて 海へ出た 荒ぶる海へ
シクラメンのかほり中森明菜中森明菜小椋佳小椋佳古池孝浩真綿色したシクラメンほど清しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎてゆきました  うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫のシクラメンほど淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました  疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
密やかな野望橋幸夫橋幸夫小椋佳小椋佳宮下博次美しい人 君を 誰より慕う 僕の 野望を 告白 しよう 瞳飽くまで 澄んで 夢憧れに 向けて 振る舞い 続けて 欲しい 心から ものの真(まこと) ひたすらに 愛し求め また 微笑を 絶やさずに いて欲しい  逢う度毎に 君は より美しく あれと 密かに 祈りも しよう 泉のように 湧いて 尽きぬ優しさ 人へ 施し 続けて 欲しい 君が立つ その高みに 相応しい 人間へと ただ 悦んで 励んでる 僕がいる  人は言う 愛し始めの 容易(たやす)さと 愛し続ける 難しさ 誰も知る 不幸せ呼ぶ 容易さと 幸せに気付く 難しさ  慕わしい人 君と 密やかな野望 果たす 道筋 拓(ひら)いて 行こう 愛し続ける 挑み 幸せ築く 挑み 命よ 歌って 欲しい 目に見えない その実りは いつの日か 嬉し鳴きの その 涙へと 姿変え 光るだろう
母を恋(こ)うる歌橋幸夫橋幸夫小椋佳小椋佳宮下博次いつと限らず 思い出す人 今でも胸の 中にいる人 母さん あなたは どんな時も わたしの 絶対の 味方でしたね 厳しい目 優しい目 変わらずに わたしに 向けられていた目 今わたしが こうしている 全て あなたのお陰です  微笑みばかり 思い出す人 辛さ苦労を 追い払う人 母さん あなたの 喜びを 隠さない 笑い声 宝ものです 人生も 運命も 切り拓(ひら)く ものだと 論してくれたね 今わたしが こうしている 全て あなたの恵みです  母さん あなたは どんな時も わたしの 絶対の 味方でしたね
愛燦燦中孝介中孝介小椋佳小椋佳雨 潸々と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  風 散々と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね  愛 燦々と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね
エンドレスソング三沢あけみ三沢あけみ小野田隆雄小椋佳さよならの四文字よりも ありがとうの五文字が好きです こんどまた会うときも ありがとうと言わせてください エンドレスソング いつまでも 終わらない歌を 愛の歌を エンドレスソング エンドレスソング さよならは言いません  ふり返えることはあっても あともどりすることはありません 泣いた日はあったけど 悲しい思い出はありません エンドレスソング ほほえみながら 終わらない歌を 愛の歌を エンドレスソング エンドレスソング さよならは言いません  さよならの四文字よりも ありがとうの五文字が好きです エンドレスソング いつまでも 終わらない歌を 愛の歌を エンドレスソング エンドレスソング さよならは言いません さよならは言いません…
この胸の高なりを石原裕次郎石原裕次郎小椋佳小椋佳南の空が 赤くゆらめき 新しき陽が 昇る 昇る 風ふきあげる 丘の上から 地平遥かに見る 友よ 友 俺たちの燃ゆる想いが 果てしなき大地を掘り 限りなき道を築く 友よ 友 この胸の高なりをきけ  夜明けに声が 高くどよめき 新しき時 寄せる 寄せる 風はこびくる こだまの中に 熱い いぶきを知る 友よ 友 俺たちの燃ゆる想いが 果てしなき大地を掘り 限りなき道を築く 友よ 友 この胸の高なりをきけ
シクラメンのかほり石原裕次郎石原裕次郎小椋佳小椋佳真綿色したシクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に 驚いたようにふりむく君に 季節が頬をそめて過ぎてゆきました  うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば 淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか歩き始めました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう  うす紫のシクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には シクラメンのかほりむなしくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
街角に佇めば杉良太郎杉良太郎小椋佳小椋佳街角に佇めば それは 舞台の幕間 憩う煙草は 永遠ならず 急ぐ車と 足速やの人 立ち止まること 許されず 来た道の見返り足らず 往く道の覚悟も足らず もう次の 幕が上がろうとする 心ならずも佇み終えて 再び向かう雑踏の中 握り拳を胸に密めて せめて命の唄を歌いに行こうか  街角に佇めば それは ひと時の恋 遊び心は 形と成れず すまじきものと 知りつつの夢 けれど火照りの 捨て切れず 一人をも幸せにせず わが身さえ捉まえ切れず 思い出を 更にほろ苦くする 心ならずも佇み終えて 再び向かう雑踏の中 握り拳を胸に密めて せめて命の唄を歌いに行こうか  街角に佇めば それは 旅先の宿 安住の地の ぬくもりならず まぶたを叩く 斜めに射す陽 しばしの孤独 楽しめず 来た道の見返り足らず 往く道の覚悟も足らず 風立ちて 背中小突こうとする 心ならずも佇み終えて 再び向かう雑踏の中 握り拳を胸に密めて せめて命の唄を歌いに行こうか
黄金のパイザ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳王の王を治める王のそのまた上の王 王の王を治める王のそのまた上の王 その王の使者のしるし黄金のパイザ その王の使者のあかし黄金のパイザ その王は日出づる国 その王は東の果て、幾万里 こんな小さな1枚の札に そんな力をあずけていいのか パイザ・パイザ………黄金のパイザ  王の王を治める王のそのまた上の王 王の王を治める王のそのまた上の王 その王の使者のしるし黄金のパイザ その王の使者のあかし黄金のパイザ その王にかしずく者 その王を恐れる者 幾万人 こんな小さな1枚の札に そんな力を頼っていいのか パイザ・パイザ………黄金のパイザ  王の王を治める王のそのまた上の王 パイザ・パイザ………。  王の王を治める王のそのまた上の王 パイザ・パイザ………。
大地は小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳その顔の形その目の色 場所ごとに違うみんな違う 大地は 世界は とてつもなく広いよ 訪ねる場所ごと人ごとに 驚きに驚きが重なる 明日はどこへ出逢いは誰と  その着ているものしゃべる言葉 その食べるものもみんな違う 大地は 世界は とてつもなく広いよ 何から何まで違う人と ふとしたことで心ふれあう 明日はどこへ出逢いは誰と  大地は 世界は とてつもなく広いよ その日がいつと知らないけれど この人こそはと言える人に いつかどこか逢えるだろうか  この同じ空を見上げながら 場所ごとに違うその驚き 大地は 世界は とてつもなく広いよ 大地は 世界は とてつもなく広いよ
ひとすくいの水小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳たったひとすくいの水のために 落とす命 捨てる愛 生きることの 難しさ 憎むことの た易さ 神々は人間だけのためになく 創られた神々には力なく 血ぬられた水に 重なる弱き人の歴史 何処へ  たったひとすくいの水のために 起こす戦 捨てる愛 耐えることの 難しさ 殺すことの た易さ 神々は人間だけのためになく 創られた神々には力なく 血ぬられた水を 清める貴き人の知恵は 何処に
マティオ・ニコロそしてマルコ・ポーロ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳マティオ その大きなオナカは 知恵で知恵で、いっぱいなんでしょう (マティオ・ポーロ) ニコロ たくましい腕と肩 鉄で鉄で いっぱいなんでしょう (ニコロ・ポーロ) マルコ 輝く瞳の奥は 夢で夢で いっぱいなんでしょう (マルコ・ポーロ) やるかやらないか 違いはそれだけ 悔いなくやるだけ あとは運まかせ  マティオ ニコロそしてマルコ・ポーロ どこへどこへ行き着くだろう (マルコ・ポーロ) マティオ ニコロそしてマルコ・ポーロ 何を何を勝ち取るだろう (マルコ・ポーロ) マティオ (精一杯さ いつも) ニコロ (旅は人生 いつも) マルコ (僕の人生 旅は)
キシェラック ヤイラック小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳秋から冬を羊追い追い キシェラック キシェラック 春から夏も羊追い追い ヤイラック ヤイラック  私が欲しいものは 誰にも見たことのない春の 一番遠い星  夜の妃が あり余る宝石を ちりばめて 誘うのだけれど 一番遠い星は その衣装のかなた  秋から冬を羊追い追い キシェラック キシェラック 春から夏も羊追い追い ヤイラック ヤイラック  私が欲しいものは 人の目のとどかない秋の 一番遠い星  夜の妃が 悩ましく肩止めの 流れ星 落とすのだけれど 一番遠い星は その飾りのかなた  秋から冬を羊追い追い キシェラック キシェラック 春から夏も羊追い追い ヤイラック ヤイラック  おやじも母も羊追い追い キシェラック キシェラック 昔も今も羊追い追い キシェラック キシェラック
望郷小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳今日もまた 夕陽が 心の中の 同じ 同じ風景に落ちて行く あー ふるさと 誰かが 言ってた 心を置けば どこも どこもふるさとに なるのだと だけど 帰りたい 場所はひとつ 何ひとつ 重荷のない 少年のままの 笑顔の僕  年・月 過ぎても 心の中の 同じ 同じ家並の いざないが あー ふるさと 離れて なおさら 心に残る 甘い 甘い母の手の 優しさが だけど 帰らない 帰るものか 旅立つと あの遠い日 少年の夢を 誓った僕  帰らない 帰るものか 旅立つと あの遠い日 少年の夢を 誓った僕
誰でもいいから小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳訳もなく 気も狂うほどの 孤独にさいなまれる時 何もかも これまでのことが 無意味に思えてくる時 誰でもいいから 誰でもいいから ただそばにいて欲しい それが君であればと  自分から挑んだはずの 戦(いくさ)を投げ出したい時 誰よりも自分自身に 皮肉を投げかけたい時 誰でもいいから 誰でもいいから ただそばにいて欲しい それが君であればと  岩ほどの 覚悟をきめて それでもくじけそうな時 今すぐに 泣き出しそうな 弱虫 許されたい時 誰でもいいから 誰でもいいから ただそばにいて欲しい それが君であればと
また旅仕度小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳振り返る街の 過ぎて来た村の 思いおこせばみんな いい想い出ばかり 今この街も いいことばかり なぜまた旅仕度  朝焼けのたびに 晴れた日はとくに まだ見ぬ人のはるか かげろいたつ夢 苦しみだけが 待つ道のりを なぜまた旅仕度  新しい街が しばらくのうちに 見なれた街に変わる いたたまれぬ僕 どこにあるのか 安らぎの場所 なぜまた旅仕度
蒼き狼小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳赤茶けた平原に ひびく地鳴りは ヂンギスカン 逃げ出すか 従うか 逆らえば死か ヂンギスカン モンゴルの蒼き狼が行く モンゴルの蒼き狼が行く  たぐいなき天才か 戦の神か ヂンギスカン 思うまま地図を書き 地図をぬりかえ ヂンギスカン モンゴルの蒼き狼が行く モンゴルの飢えた狼が行く 行く  夢のあと 爪のあと 深い傷跡 ヂンギスカン 赤茶けた平原に ひびく地鳴りは ヂンギスカン モンゴルの蒼き 蒼き 狼が行く 行く モンゴルの飢えた 飢えた 狼が行く 行く
大空から見れば小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳大空から見れば 豆粒ほどの人間が 何より面白いものだろう。 ひしめきうごめきざわめきながらも 新しい何かを、築き上げる。 夢だけが持つ 明日という武器で いつしか道を きりひらいてる。 そんな人のあとを、追って行きたい。  大空から見れば 額に汗する人間が 何より美しいものだろう。 戸惑いためらい、つまずきながらも、 こみ上げる力の 限りつくす。 夢だけが持つ、明日という武器で いつしか道を、きりひらいてる。 そんな人のあとを 追って行きたい。  大空から見れば 夢を追いかける人間が 何より素晴らしいものだろう。 疲れと締めに、襲われながらも 捨て切れない希望を 握りしめる。 夢だけが持つ、明日という武器で いつしか道を、きりひらいてる。 そんな人のあとを 追って行きたい。
あいつが死んだ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳あいつが死んだ 生きたって死んだって 俺には同じと言いながら みんなが愛したのに 幸せの筈がどうして あじさいの花を愛した あいつが死んだ 夢なんか 望みなんか あいつにさわれもしなかった  あいつが死んだ 天国へ行くつもりも 俺にはないと言いながら みんなが愛したのに 恋人も捨ててどうして あじさいの花を愛した あいつが死んだ 夢なんか 望みなんか あいつにさわれもしなかった
街角へ来ると小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳街角へ来ると たそがれの終り 街角へ来ると かたらいのなごり 粉雪の夜がふけていった あの人の肩も消えていった それが 最後の夜 それが 最後の雪 雪より白い あの人死んで 雪より白い 星が生まれた  街角へ来ると たそがれの終り 街角へ来ると 星くずの光り 粉雪のような出会いだった あの人の星も流れて消えた 今も 夜がくる 今も 雪がふる 雪より淡い あの遠い昔 雪より淡い 恋の思い出
雨だれの唄小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳雨だれの音が やさしかった 雨だれの光が まぶしかった 冬の嵐の雨のあとの のきの日ざしが 朝を告げた 運命のように 寄せた嵐に 誓いをつなぐすべもしらず 激しいうねりに かじもとれず 若い僕らの 恋は 終った 新しい夢を あの人の胸にも 朝の光が 運んで欲しい  雨だれの音が やさしかった 雨だれの光が まぶしかった 冬の嵐の雨のあとの 虹の流れに 朝を知った 新しい夢を あの人の胸にも 朝の光が 運んで欲しい  運んでほしい
砂漠の少年小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳母親の物語りに飽きて 父親の本も読み飽きて 風の吹く 夜砂丘を一人 少年は旅に出た 地平線の向うに何かがある 何かがきっとあると思った  見えるのは砂ばかり 砂の山 砂の谷 風の吹く 夜砂丘を一人 少年は旅を続けた 地平線の向うに何がある 何かがきっとあると思った  のどはかわききって 頭は狂いそうで 旅をあきらめかけた 少年が遠くに見た 地平線のあたりに見える 何かひとつの点 それがだんだん大きくなってくる ラ…ラ…ラ…ラ…  喜びの叫びをあげて ただ一目散に その点めざして 少年はかけ出した ラ…ラ…ラ…ラ…  そして見た その点は 彼と同じ年頃の 腹をへらしてつかれ切った 少年だった
花霞そして舞落葉小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳ひと時のあなたの吐息を受けて まどろむ私の夢のはかなさ 知りたいと思うほど あなたにかかる花霞 つかの間にん稍を 飛びたつ鳥に似て 遠いあなた 声も届かない  ひと時あなたの言葉の中で なぐさむ私の夢のおろかさ 知りたいと思うほど あなたをかくす舞落葉 まばたきの間に 高い空を駆ける 遠いあなた 心届かない  いとしさはいつでも 淋しさと道づれ 遠いあなた 心届かない 遠いあなた 心届かない
海辺の恋小椋佳小椋佳佐藤春夫小椋佳こぼれ松葉をかきあつめ をとめのごとき君なりき こぼれ松葉に火をはなち わらべのごときわれなりき  わらべとをめよりそひぬ ただたまゆらの火をかこみ うれしくふたり手をとりぬ かなひきことをただ夢み  入り日の中に立つけぶり ありやなしやとただほのか 海べのこひのはかなさは こぼれ松葉の火なりけむ
名もない魚小椋佳小椋佳寺山修司小椋佳名もない魚が海にいた 名もない魚が恋をした 月の明るい夜だから 月の明るい夜だから 名もない魚の悲しみは 恋が届かぬ事でした 海には手紙がないのです 郵便ポストもないのです  名もない魚は手紙になった 自分の体に字をかいた 恋しい 恋しい 恋しいと 恋しい 恋しい 恋しいと 名もない魚は海の底 ひとり ひらひら ひらひらと 名もない魚の片思い 名もない恋の物語
この空の青さは小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳帰るときめた夜が明ける 一人よがりの 冬が終わる ああ それにしても この空の青さはどうだ この雲の白さはどうだ  僕はもう逃げない 君が待ってる  初めてのように夜が明ける 一人よがりの 旅が終わる ああ それにしても あの朝の光はどうだ この木々の緑はどうだ  僕はもう逃げない 君が待ってる
屋根のない車小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳ある日公園で みたことのない大きな鳥がいた みたことのない 輝く鳥がいた 屋根のない車にのって 俺は追いかけた  空をかける その鳥を追い 街をすぎ去った その鳥を追い 丘をすぎ去った 屋根のない車にのって 俺は追いかけた  ある日野原に 鳥はおりたち 鳥のそば近く みたことのない かわいい娘がいた 屋根のない車をおりて 俺は近づいた  鳥はとびたち 俺と娘は小屋をつくって 俺と娘は 一緒にくらした 屋根のない車は もう俺は忘れはて  ある日野原に みたことのある鳥が飛んでゆく みたことのある 車が追いかける 屋根のない車にのって 俺もいかなきゃもう一度  俺もいかなきゃ もう一度
白い浜辺に小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳白い浜辺に 日を浴びながら 裸の君が かけてゆく 白い浜辺に 腕ふって 僕が汗をふきふき どうしても追いつけない 昨夜の夢の話しさ  白いかもめに ほほえみながら まぶしい君が 振り返る 白いかもめに 立ち止まり 僕が小さな肩に 何気ない口吻 昨夜の夢の続きさ  初めての口吻 昨夜の夢の話しさ
雨が降り時が流れて小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳高原をゆく 子馬たちよ まどやかに そして強くかけて行くんだ 目かくしされた 馬車馬の 親たちをあわれみながら 追い越して行くんだ 雨が降り時が流れて 忘れ物をせぬうちに  今年生まれた 渡り鳥よ まどやかに そして強くかけて行くんだ 同じ旅路に あきもせぬ 親たちをあわれみながら 追い越して行くんだ 雨が降り時が流れて 忘れ物をせぬうちに
お前が行く朝小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳お前が行く朝 何を語ろう 出発の日だというのに 雨の季節だ 雨に霞んで お前の姿が消える時 せめて大声で もう一度呼びあおうか  お前が行く朝 何を祈ろう 悲しいお別れじゃないのに 変な気分だ 雨に打たれて 心が沈んでしまうから せめて大声で 馬鹿野郎とでも言おうか  お前が行く朝 何を歌おう 引き止める旅じゃないのに 雨の季節だ 雨にかくれて 残る寂しさを歌うより せめてさっぱりと どしゃぶりに濡れてみよう
小さな街のプラタナス小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳小さな街の 小さな恋 小さな公園 大きな木 大きな大きな プラタナス 木の葉が一枚 舞っていた  私はあの日 まだ子供 あなたもあの日 まだ子供 大きな大きな 黒い雲 こわくてかくれた プラタナス  とってもとっても 年寄で とってもとっても 太くって 二人の両手で かこんでも かこみきれない プラタナス  知らない間に 時が過ぎ よごれた雨が ふり始め 枯れてく年寄 プラタナス 最後の木の葉も 舞いおちた  何も残さぬ プラタナス 泣くに泣けない プラタナス この世にたった一つだけ 残した私の 恋の思い
愛がこわれそう小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳ガラスの扉をたたくのは 誰 きまぐれな言葉かと ふるえています いつも笑顔で おどけてみせる さわやかな その仕草 胸にやきつく 一度でも 愛してると 言えば あなたは喜んでくれますか ガラスの扉を あければすぐに こわれそう この愛が 風がつよくて  ためらう私を 許してほしい 幸せが重すぎて ふるえています いつも帰り道 あなたの愛を かみしめて その言葉 繰り返してる 明日には愛してると 幾度 想って夢をみたことでしょう ガラスの扉を あければすぐに こわれそう この愛が 風がつよくて
風車まわれ小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳母のいない留守は つまらない 1人オモチャ箱を さがすとき 目についた 風車  そとは風がふいて さむそうな 羽根がひとつなくて 冬の日に かじかんだ 風車  まわれ まわれ 風車 幼な子の瞳がかがやくよ  赤と青と黄色 きみどりも きれいだよ 風車  羽根をとおりぬけて音がする うれしいな風車  まわれ まわれ 風車 幼な子の瞳がかがやくよ  午后の日ざしに 風がやみそうな 音も色もなぜか さみしげに 止まりそう 風車  まわれ まわれ 風車 幼な子はいつかかけだすよ  かけないと止まりそう かけないと止まりそう  まわれ まわれ まわれ まわれ 幼な子がいききらしかけてゆく
陽だまりの仲間達小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳陽だまりに腰かけて 風そよぐ音きいて 街角に群れ遊ぶ かわいい鳩をよんでごらん あれは白い花だね 二つ つんでくれたね 陽だまりにふくらんだ 若い恋の想い出だよ  陽だまりに腰かけて 飛んでゆく雲をみて 何となく草笛を 一人そっと吹いてごらん あれは暑い夏だね 肩を組んで歌った 陽だまりの仲間達 若い友の想い出だよ  熟れた柿の実 落ちて 坂道 ころげてゆく時も  陽だまりに腰かけて 流れゆく季節にさえ 何故かしら暖かい 若い心呼んでごらん
うす紅色の小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳うす紅色の 恋をして 一度位は 泣いてみたい 朝もやの よどむ池の水の面に やさしい音のハスの花 みつけた  うす紅色の 恋ならば 涙きえても 呼んでみたい たそがれの ほのかに残るぬくもりに 野菊の花のささやきが きこえる
公園に来て小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳わずかばかりの緑にも 日だまりと日かげがある 公園に来て俺達は ひとときのやすらぎをさがす しばらくはこうして 止まった時間をみていよう  まねのできない笑顔して ヨチヨチと幼な児がいる 公園に来て君達は 公園をひとりじめしてる 遠くないところに いつだって母親が見ている  ふりかえることもなく にぎやかに娘達がゆく 公園に来て幸せが その先にまってるように さむざむとその道を 戻った少女には気づかない  いってはならない真実をくわえ 見なれぬ小鳥が飛んでゆく  朝の雨にあぶれた 日雇いのおじさんがいる 公園に来て昼休み 背広着た勤め人五人 あわれみとけいべつ そして又うらやむ目でみてる  ぬるい日ざし受けてる べンチに老人がひとり 公園に来てまるいあめ 一日中なめつづけている かみくだいてみたくは ないのかといたずら小僧め  いってはならない真実をくわえ 見なれぬ小鳥がとんでゆく  わずかばかりの緑にも 日だまりと日だまりと日かげがある 公園に来て俺達は ひとときのやすらぎをさがす しばらくはこうして 止まった時間をみていよう
走らないで下さい小椋佳小椋佳小椋佳小椋佳人間達が急ぎ足で バタバタバタバタ通りすぎても 年老いたノラ犬さえも あくびしながら日なたぼっこしてる 走らないで下さい 走らないで下さい 子犬にことばをかけて下さい  他の誰かを追いこしても あせって時間を追いかけても 夕日映す柿の実ほども 甘くもめだちもしないものでしょう 走らないで下さい 走らないで下さい 青い草笛吹いて下さい  私の愛するあなただけには 心の底から笑ってほしい 心から泣いてほしい やさしい言葉を捨てないでほしい 走らないで下さい 走らないで下さい 歩く楽しさ知って下さい  走らないで下さい 走らないで下さい 歩く楽しさ知って下さい
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