出来るなら出来るなら 嘘一つ無く 傷つけ合わず 着飾らず 支え合いする 人々と 暮らしてみたい 夢かな 出来るなら たった一人に 惹かれ続けて 飽きもせず 疑いもせず 一生を 愛してみたい 夢かな 出来るなら たった一つの 命の証 何事か 時代を超える 創造を 果たしてみたい 夢でも 出来るなら 身体と心 健やかなまま ひたすらに 日々美しい 人生を 描いてみたい 夢でも 出来るなら いずれは戻る 大地自然を 裏切らず 恵み讃える 足跡を 残してみたい 夢です | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 出来るなら 嘘一つ無く 傷つけ合わず 着飾らず 支え合いする 人々と 暮らしてみたい 夢かな 出来るなら たった一人に 惹かれ続けて 飽きもせず 疑いもせず 一生を 愛してみたい 夢かな 出来るなら たった一つの 命の証 何事か 時代を超える 創造を 果たしてみたい 夢でも 出来るなら 身体と心 健やかなまま ひたすらに 日々美しい 人生を 描いてみたい 夢でも 出来るなら いずれは戻る 大地自然を 裏切らず 恵み讃える 足跡を 残してみたい 夢です |
遠い夜景に戯れて 語り合おうか 出来れば嘘で 飾らぬままに 互いの心 暖炉の炎 揺らめくままに 静かに 煌くと見せて 街は 夜も 瞬きの間に 動き 流れ 移り 変わる 闇が 矛盾を 押し付ける 軽やかな フットワークと 大地 踏みしめる脚と 指と指 結び合おうか 確かなものを 弄るように 別れの兆し 嵐の予感 打ち消すように 肌ならず 重ね合おうか 見えない愛の 奇跡信じて 夜のキャンバス 二人の絵筆 絆描いて 静かに 煌くと見せて 街は 夜も 瞬きの間に 動き 流れ 移り 変わる 闇が 矛盾を 押し付ける 軽やかな フットワークと 大地 踏みしめる脚と 気後れ 躊躇いを見せて 愛は 夜の ビルの谷間に その身に 潜め 時に 祈る 闇に 胎児を 抱え込む 老木 芽吹きの夢か 小鳥 巣立ちの孤独か | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 戯れて 語り合おうか 出来れば嘘で 飾らぬままに 互いの心 暖炉の炎 揺らめくままに 静かに 煌くと見せて 街は 夜も 瞬きの間に 動き 流れ 移り 変わる 闇が 矛盾を 押し付ける 軽やかな フットワークと 大地 踏みしめる脚と 指と指 結び合おうか 確かなものを 弄るように 別れの兆し 嵐の予感 打ち消すように 肌ならず 重ね合おうか 見えない愛の 奇跡信じて 夜のキャンバス 二人の絵筆 絆描いて 静かに 煌くと見せて 街は 夜も 瞬きの間に 動き 流れ 移り 変わる 闇が 矛盾を 押し付ける 軽やかな フットワークと 大地 踏みしめる脚と 気後れ 躊躇いを見せて 愛は 夜の ビルの谷間に その身に 潜め 時に 祈る 闇に 胎児を 抱え込む 老木 芽吹きの夢か 小鳥 巣立ちの孤独か |
遠きにありてきっといい人がいる きっといいことがある この街を出て夢のふるさとへ行こう たおやかな山すそに ゆったりと夕日が落ちるところへ 話し好きのおばさんがいたり いろり囲んで熱いものを吸ったり きっといい川がある きっといいうたがある この街を出て夢のふるさとへ行こう 移りゆく季節が それぞれの顔で話すところへ 真すぐな光りのあつさもいい ふきなぐる吹雪の痛さもいい まして春 まして秋 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | きっといい人がいる きっといいことがある この街を出て夢のふるさとへ行こう たおやかな山すそに ゆったりと夕日が落ちるところへ 話し好きのおばさんがいたり いろり囲んで熱いものを吸ったり きっといい川がある きっといいうたがある この街を出て夢のふるさとへ行こう 移りゆく季節が それぞれの顔で話すところへ 真すぐな光りのあつさもいい ふきなぐる吹雪の痛さもいい まして春 まして秋 |
時街角で偶然に出逢った とてもとても遠い日 ほんの少し首をかしげて 微笑む癖覚えていました 手にすくった巻貝に 聞こえた白い潮騒が あなたのまわりに聞こえます 時に長さがあるなんて 誰が告げたのですか 僕はあの日の君の姿 今も見つめることができるのに 街角で偶然に出逢った とてもとても遠い日 君の好きな色は変わらず 淡い淡い紫でしたね いつか手紙に書くはずの 朝まで捜した言の葉は 今でも心に住んでます 時がすべて流すなんて 誰が言ったのですか ひとり逃げた冬の海の 波の冷たさが僕の手の中にある 街角で偶然に出あった とてもとても遠い日 幸せを尋ねる戸惑い どうしてか聞けない僕です 開いたばかりの花の香の 春のどやかなひろがりが あなたのまわりにさざめいてます 時はもとに戻れないと 誰が決めたのですか 心の中にあこがれが 今もふくらんでいくと感じているのに | 小椋佳 | 塚原将 | 小椋佳 | | 街角で偶然に出逢った とてもとても遠い日 ほんの少し首をかしげて 微笑む癖覚えていました 手にすくった巻貝に 聞こえた白い潮騒が あなたのまわりに聞こえます 時に長さがあるなんて 誰が告げたのですか 僕はあの日の君の姿 今も見つめることができるのに 街角で偶然に出逢った とてもとても遠い日 君の好きな色は変わらず 淡い淡い紫でしたね いつか手紙に書くはずの 朝まで捜した言の葉は 今でも心に住んでます 時がすべて流すなんて 誰が言ったのですか ひとり逃げた冬の海の 波の冷たさが僕の手の中にある 街角で偶然に出あった とてもとても遠い日 幸せを尋ねる戸惑い どうしてか聞けない僕です 開いたばかりの花の香の 春のどやかなひろがりが あなたのまわりにさざめいてます 時はもとに戻れないと 誰が決めたのですか 心の中にあこがれが 今もふくらんでいくと感じているのに |
扉の向こう人生という 舞台で あなたは どんなドラマを 演じてきましたか 素敵な恋の 幾つか 記憶に そっと今でも 見え隠れしますか 胸に私は そこから先が 白いページの シナリオ抱いて 立ち竦んでいます まるであなたの 舞台の 楽屋で 出番待つ 相手役のように 高ぶる心 期待と 恐れと 背中合わせの 勇気と尻込みと 目の前は さあ 心を決めて 開きなさいと 抗い難く 誘う扉です 扉の向こう ステージの上は どんなドラマが 私を待つのでしょう ひと時の恋 記憶の 一つに 留めるだけで 終る役でしょうか その声を聞き その手に触れて ふと永遠を 祈ってしまう 私が居るのです 人生という 舞台で 私は どんなドラマを 演じていくのでしょう 存在だけで あなたが私の 命を活かす それほどの愛です 夢中なままで 幕降りるまで 歌い続ける 踊り続ける 相手役でいたい | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 人生という 舞台で あなたは どんなドラマを 演じてきましたか 素敵な恋の 幾つか 記憶に そっと今でも 見え隠れしますか 胸に私は そこから先が 白いページの シナリオ抱いて 立ち竦んでいます まるであなたの 舞台の 楽屋で 出番待つ 相手役のように 高ぶる心 期待と 恐れと 背中合わせの 勇気と尻込みと 目の前は さあ 心を決めて 開きなさいと 抗い難く 誘う扉です 扉の向こう ステージの上は どんなドラマが 私を待つのでしょう ひと時の恋 記憶の 一つに 留めるだけで 終る役でしょうか その声を聞き その手に触れて ふと永遠を 祈ってしまう 私が居るのです 人生という 舞台で 私は どんなドラマを 演じていくのでしょう 存在だけで あなたが私の 命を活かす それほどの愛です 夢中なままで 幕降りるまで 歌い続ける 踊り続ける 相手役でいたい |
飛べない蝙蝠朝の光が 今日は眼に痛い 通りすぎゆく人に 声かけて 名前尋ね 何となくただ手を組んだりして 歩いてみようと思うけれど すぐに僕の中の どこかでどうせ ながつづきはしないと言う 肩に気まぐれ 風の誘い声 黒い翼で もう一度空飛べと がけに登り がむしゃらにただ君を呼んだりして はばたいてみようと思うけれど すぐに気がつくだろう 空の上から まいおりる場所もない 立ち位置 揺らぎ 心も 揺らぎ 拠るべき価値も 見定まらず 出来ることなら 白い雲の果て 遠く浮かんで 消えゆく風船の 姿まねて 誰の目にもとどかぬ世界へ 飛んでゆきたいと思うけれど すぐに明日になれば 又別の事を 考えている僕だろう | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 朝の光が 今日は眼に痛い 通りすぎゆく人に 声かけて 名前尋ね 何となくただ手を組んだりして 歩いてみようと思うけれど すぐに僕の中の どこかでどうせ ながつづきはしないと言う 肩に気まぐれ 風の誘い声 黒い翼で もう一度空飛べと がけに登り がむしゃらにただ君を呼んだりして はばたいてみようと思うけれど すぐに気がつくだろう 空の上から まいおりる場所もない 立ち位置 揺らぎ 心も 揺らぎ 拠るべき価値も 見定まらず 出来ることなら 白い雲の果て 遠く浮かんで 消えゆく風船の 姿まねて 誰の目にもとどかぬ世界へ 飛んでゆきたいと思うけれど すぐに明日になれば 又別の事を 考えている僕だろう |
と・も・た・ち生きてきて 心に尋ね これが宝と 言えるもの 富でなく 名誉でもなく それは「ともたち」 長い旅路の 道連れだった 同じ時代の 戦の仲間 或いは時に 競い合い 挑み合い 今 打ち解けて 和み合う 微笑み 浮かべる 互いの 瞳に 自分の歴史を ふと垣間見る 在るだけで 只居るだけで 嬉しい価値と 言えるもの 紛れ無く 躊躇いも無く それが「ともたち」 糞真面目とは 言わないけれど 一所懸命 生きてきたこと 言葉無用で 映し合い 感じ合い 今 目を細め 響き合う 命の 深みに 居座る 孤独も 恋人のような ぬくもり抱く 嘆きやくどい愚痴も 頷いて 掻き散らしてくれた 面と向かって 言うことも 無いだろうけど 友でいてくれて ありがとう 数々の その振舞いは 助け救いと 言えるもの 報い無く 見返しも無く それは「ともたち」 褒められる程 立派じゃないが それぞれの眼に 恥じないことに 心を尽くし 努め合い 励み合い 今 足らなさを 支え合う 互いの 眼差し 迎える 明日を 上り坂として 背中を突(つつ)く 密やかな悦びも 共に居て 膨らましてくれた 不器用だから 口に出す こともないけど 友でいてくれて ありがとう | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 生きてきて 心に尋ね これが宝と 言えるもの 富でなく 名誉でもなく それは「ともたち」 長い旅路の 道連れだった 同じ時代の 戦の仲間 或いは時に 競い合い 挑み合い 今 打ち解けて 和み合う 微笑み 浮かべる 互いの 瞳に 自分の歴史を ふと垣間見る 在るだけで 只居るだけで 嬉しい価値と 言えるもの 紛れ無く 躊躇いも無く それが「ともたち」 糞真面目とは 言わないけれど 一所懸命 生きてきたこと 言葉無用で 映し合い 感じ合い 今 目を細め 響き合う 命の 深みに 居座る 孤独も 恋人のような ぬくもり抱く 嘆きやくどい愚痴も 頷いて 掻き散らしてくれた 面と向かって 言うことも 無いだろうけど 友でいてくれて ありがとう 数々の その振舞いは 助け救いと 言えるもの 報い無く 見返しも無く それは「ともたち」 褒められる程 立派じゃないが それぞれの眼に 恥じないことに 心を尽くし 努め合い 励み合い 今 足らなさを 支え合う 互いの 眼差し 迎える 明日を 上り坂として 背中を突(つつ)く 密やかな悦びも 共に居て 膨らましてくれた 不器用だから 口に出す こともないけど 友でいてくれて ありがとう |
泣かせて楽しい思い出ばかりなんて言わないで こんなときに何のなぐさめにもならない 泣かせて 泣かせて 男にはできないことだもの 泣かせて 泣かせて 自分がくやしいだけよ 何も考えずにただひたすら愛した ばかで可愛い私が心にうずくまる 泣かせて 泣かせて これもひとときのことだもん 泣かせて 泣かせて 美しくなくてもいいわ あなたの言葉より 今は安い流行歌の方がまし 悲しいことはどんな化粧したって 悲しいのです 泣かれた男のみっともなさを気にして そんなとこでぶざまにもじもじしないで 泣かせて 泣かせて あなたは早く行きなさい 泣かせて 泣かせて 雨あがりは晴れるものよ あなたの言葉より 今は安い流行歌の方がまし 悲しいことはどんな化粧したって 悲しいのです | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 楽しい思い出ばかりなんて言わないで こんなときに何のなぐさめにもならない 泣かせて 泣かせて 男にはできないことだもの 泣かせて 泣かせて 自分がくやしいだけよ 何も考えずにただひたすら愛した ばかで可愛い私が心にうずくまる 泣かせて 泣かせて これもひとときのことだもん 泣かせて 泣かせて 美しくなくてもいいわ あなたの言葉より 今は安い流行歌の方がまし 悲しいことはどんな化粧したって 悲しいのです 泣かれた男のみっともなさを気にして そんなとこでぶざまにもじもじしないで 泣かせて 泣かせて あなたは早く行きなさい 泣かせて 泣かせて 雨あがりは晴れるものよ あなたの言葉より 今は安い流行歌の方がまし 悲しいことはどんな化粧したって 悲しいのです |
長居する矛盾生まれ来て 若い日より 空しさの 底なし沼の淵で 挑み 踊り 笑い 泣いた 空しさを 払えぬまま 時置かず 人恋しさが襲う 出会い 和み 暫し はしゃぐ けど 心から 一人がいいと 孤独へ誘(いざな)う声 馴染みの声 また響く 片や 寂しがり屋 此方 孤独好(ごの)み 空しさを 抱き込みつつ 胸底(むなぞこ)に 長居する盾と矛 どちら ともに さらば 言えぬ まま | 小椋佳 | 小椋佳 | 坂田梁山 | | 生まれ来て 若い日より 空しさの 底なし沼の淵で 挑み 踊り 笑い 泣いた 空しさを 払えぬまま 時置かず 人恋しさが襲う 出会い 和み 暫し はしゃぐ けど 心から 一人がいいと 孤独へ誘(いざな)う声 馴染みの声 また響く 片や 寂しがり屋 此方 孤独好(ごの)み 空しさを 抱き込みつつ 胸底(むなぞこ)に 長居する盾と矛 どちら ともに さらば 言えぬ まま |
流れるなら流れるなら 永い河を 君の姿 眺めながら 水に触れて 君に触れて 忘れ去ろう過ぎ行く時 出来るのなら そんな夢の 流れのまま 身をあずけて 地図にかくれた 遠い海で 二人だけの波の光に 遊んでいたい なのに何故 この心は 流れに逆らう いつも何故 この命を この愛を賭けてまで 流れるなら 永い河を 君の姿 眺めながら 風をはらんだ帆にかくれて 二人だけ白い世界に 遊んでいたい なのに何故 この心は 流れに逆らう いつも何故 この命を この愛を賭けてまで いつかまたこの命 生まれ変ろうと 君だけと思う程の この愛を賭けてまで | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳・星勝・三枝成章 | | 流れるなら 永い河を 君の姿 眺めながら 水に触れて 君に触れて 忘れ去ろう過ぎ行く時 出来るのなら そんな夢の 流れのまま 身をあずけて 地図にかくれた 遠い海で 二人だけの波の光に 遊んでいたい なのに何故 この心は 流れに逆らう いつも何故 この命を この愛を賭けてまで 流れるなら 永い河を 君の姿 眺めながら 風をはらんだ帆にかくれて 二人だけ白い世界に 遊んでいたい なのに何故 この心は 流れに逆らう いつも何故 この命を この愛を賭けてまで いつかまたこの命 生まれ変ろうと 君だけと思う程の この愛を賭けてまで |
懐しのFOOLISH PLEASURあの頃の あの愛は 想えば 心の Treasure せつなさも とまどいも ときめく Foolish Pleasure おぼつかない Procedure 僕はたよりない Stranger こわごわ君の扉たたいた Passenger はじめての 口づけに たかぶる 心は Soldier つまづきも いさかいも 楽しい Foolish Pleasure 怖れ知らない Ranger 行く方気にしない Voyager 聞こえる歌は夢を伝える Messenger 愚かなほど MajorなArranger あわただしく LeisureのManager 二人のことだけ 考えていた季節 あの頃の あの愛は 想えば Foolish Pleasure | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | あの頃の あの愛は 想えば 心の Treasure せつなさも とまどいも ときめく Foolish Pleasure おぼつかない Procedure 僕はたよりない Stranger こわごわ君の扉たたいた Passenger はじめての 口づけに たかぶる 心は Soldier つまづきも いさかいも 楽しい Foolish Pleasure 怖れ知らない Ranger 行く方気にしない Voyager 聞こえる歌は夢を伝える Messenger 愚かなほど MajorなArranger あわただしく LeisureのManager 二人のことだけ 考えていた季節 あの頃の あの愛は 想えば Foolish Pleasure |
名もない魚名もない魚が海にいた 名もない魚が恋をした 月の明るい夜だから 月の明るい夜だから 名もない魚の悲しみは 恋が届かぬ事でした 海には手紙がないのです 郵便ポストもないのです 名もない魚は手紙になった 自分の体に字をかいた 恋しい 恋しい 恋しいと 恋しい 恋しい 恋しいと 名もない魚は海の底 ひとり ひらひら ひらひらと 名もない魚の片思い 名もない恋の物語 | 小椋佳 | 寺山修司 | 小椋佳 | | 名もない魚が海にいた 名もない魚が恋をした 月の明るい夜だから 月の明るい夜だから 名もない魚の悲しみは 恋が届かぬ事でした 海には手紙がないのです 郵便ポストもないのです 名もない魚は手紙になった 自分の体に字をかいた 恋しい 恋しい 恋しいと 恋しい 恋しい 恋しいと 名もない魚は海の底 ひとり ひらひら ひらひらと 名もない魚の片思い 名もない恋の物語 |
成る幾度となく 人は聞く なるようにしか ならないと 或る時は なるようになるさと 言葉の妙 この二つ 意味は同じで ニュアンスは 大違い ネガティブとポジティブ いずれも 真実で いずれも 大きな嘘 気楽な 慰み 安い 巷の 運命論 幾度も聞く 為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬのは 人の為さぬなりと 言葉の綾 言われれば そうだと思う だがしかし 為したとて 成るとは限らない 苦あれば 楽ありの ことわざ 同(おんな)じ嘘 苦に苦が 重なる 人の 多さを どう思う 言葉の まやかしに 容易く 頷くまい 自分の 言葉を 創る 拳(こぶし)を 掲(かか)げよう | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 幾度となく 人は聞く なるようにしか ならないと 或る時は なるようになるさと 言葉の妙 この二つ 意味は同じで ニュアンスは 大違い ネガティブとポジティブ いずれも 真実で いずれも 大きな嘘 気楽な 慰み 安い 巷の 運命論 幾度も聞く 為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬのは 人の為さぬなりと 言葉の綾 言われれば そうだと思う だがしかし 為したとて 成るとは限らない 苦あれば 楽ありの ことわざ 同(おんな)じ嘘 苦に苦が 重なる 人の 多さを どう思う 言葉の まやかしに 容易く 頷くまい 自分の 言葉を 創る 拳(こぶし)を 掲(かか)げよう |
西の空だけがあぁ ある日見えてくる とてつもなく高い高い へいの中で走りまわる 僕ら あぁ まるい輪をかいて おしくらまんじゅう汗にかすむ へいの色はあざわらいの 僕ら まるで空だけが 西の空だけが かすかにあこがれ色を 見せているようだ | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | あぁ ある日見えてくる とてつもなく高い高い へいの中で走りまわる 僕ら あぁ まるい輪をかいて おしくらまんじゅう汗にかすむ へいの色はあざわらいの 僕ら まるで空だけが 西の空だけが かすかにあこがれ色を 見せているようだ |
人間の贅沢、ひとつ訪れては 去る月日は 人それぞれ 心尽くし 力尽くし 何事かを 刻み付けて 自分史書く 顧みれば その殆ど 不十分か 未完成か けれど人間 知り得たものの 積み重なりに 悦び知る 思えば 学びは 人間が 味わえる それ自体 贅沢のひとつ 望めば 学びは 誰でもが 手に出来る 最高の 贅沢のひとつ どんな神の 依怙贔屓か 人間にだけ 与えられた 知ろうとする 探究心 学ぶことの 充実感 闇に光り 見る快感 向上という 満足感 人の歴史に その密やかな 一歩一歩が 煌いてる 押し付けられ 義務付けられ 学びをただ 疎んだ日々 今にすれば 懐かしさに 笑みを浮かべ 思い返す 今は言える 楽しいから 嬉しいから 好きだからと 学び続けて 昇る坂道 実りの明日が 垣間見える 思えば 学びは 人間が 味わえる それ自体 贅沢のひとつ 望めば 学びは 誰でもが 手に出来る 最高の 贅沢のひとつ いつか言おう 精一杯 善い命を 生きてきたと いつの時も 瑞々しい 青春気分 抱いていたと 真実へと 飽くことなく 可能性を 追いかけたと 学び重ねて 書き終わらない その自分史に 悔いは無いと | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 訪れては 去る月日は 人それぞれ 心尽くし 力尽くし 何事かを 刻み付けて 自分史書く 顧みれば その殆ど 不十分か 未完成か けれど人間 知り得たものの 積み重なりに 悦び知る 思えば 学びは 人間が 味わえる それ自体 贅沢のひとつ 望めば 学びは 誰でもが 手に出来る 最高の 贅沢のひとつ どんな神の 依怙贔屓か 人間にだけ 与えられた 知ろうとする 探究心 学ぶことの 充実感 闇に光り 見る快感 向上という 満足感 人の歴史に その密やかな 一歩一歩が 煌いてる 押し付けられ 義務付けられ 学びをただ 疎んだ日々 今にすれば 懐かしさに 笑みを浮かべ 思い返す 今は言える 楽しいから 嬉しいから 好きだからと 学び続けて 昇る坂道 実りの明日が 垣間見える 思えば 学びは 人間が 味わえる それ自体 贅沢のひとつ 望めば 学びは 誰でもが 手に出来る 最高の 贅沢のひとつ いつか言おう 精一杯 善い命を 生きてきたと いつの時も 瑞々しい 青春気分 抱いていたと 真実へと 飽くことなく 可能性を 追いかけたと 学び重ねて 書き終わらない その自分史に 悔いは無いと |
残された憧憬古いノートに なぐり書きした言葉は 時の毛布に 眠りつづけた らくがき ゆりおこして 語りあかそう今日は 閉じるまぶたに あともどりする季節は うらのかわらで 風に流れた 走場燈 誰の顔だろう 思い出せない夜 海のひろさに とまどい色の浮きぶくろ 波にはかない 投げてえがいた あこがれ 遠い絵模様 重ね合わせて今日は 残された憧憬(あこがれ)を訪ねて 心の中を歩いています 今日は 残された憧憬(あこがれ)を訪ねて 心の中を歩いています 今日は | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 古いノートに なぐり書きした言葉は 時の毛布に 眠りつづけた らくがき ゆりおこして 語りあかそう今日は 閉じるまぶたに あともどりする季節は うらのかわらで 風に流れた 走場燈 誰の顔だろう 思い出せない夜 海のひろさに とまどい色の浮きぶくろ 波にはかない 投げてえがいた あこがれ 遠い絵模様 重ね合わせて今日は 残された憧憬(あこがれ)を訪ねて 心の中を歩いています 今日は 残された憧憬(あこがれ)を訪ねて 心の中を歩いています 今日は |
野ざらしの駐車場腰をおろしたきりかぶ 小首かしげた野うさぎ 久しぶりです あぁ ふるさと 砂ぼこり 砂ぼこり 野ざらしの駐車場 これも仕方のないことでしょうか 花ぐしさした少女を 追いかけていたあの日よ 久しぶりです あぁ ふるさと 砂ぼこり 砂ぼこり 野ざらしの駐車場 これが利口というものでしょうか 行き場なくして風まで 吹きあげている空まで 久しぶりでも あぁ ふるさと 砂ぼこり 砂ぼこり 野ざらしの駐車場 だれを責めればいいものでしょうか 人を責めれば いつでも 自分を恥じるばかりで 季節なくした あぁ ふるさと 砂ぼこり 心まで 野ざらしの駐車場 もどるすべさえないものでしょうか 一人一人と話せば 皆んないい事いうのに すべてなくした あぁ ふるさと 砂ぼこり 心まで 野ざらしの駐車場 救いようなどないものでしょうか | 小椋佳 | 小椋佳 | 星勝 | | 腰をおろしたきりかぶ 小首かしげた野うさぎ 久しぶりです あぁ ふるさと 砂ぼこり 砂ぼこり 野ざらしの駐車場 これも仕方のないことでしょうか 花ぐしさした少女を 追いかけていたあの日よ 久しぶりです あぁ ふるさと 砂ぼこり 砂ぼこり 野ざらしの駐車場 これが利口というものでしょうか 行き場なくして風まで 吹きあげている空まで 久しぶりでも あぁ ふるさと 砂ぼこり 砂ぼこり 野ざらしの駐車場 だれを責めればいいものでしょうか 人を責めれば いつでも 自分を恥じるばかりで 季節なくした あぁ ふるさと 砂ぼこり 心まで 野ざらしの駐車場 もどるすべさえないものでしょうか 一人一人と話せば 皆んないい事いうのに すべてなくした あぁ ふるさと 砂ぼこり 心まで 野ざらしの駐車場 救いようなどないものでしょうか |
KNOCK THE DOOR~ノック・ザ・ドアー~One Brand New Day Today The First Day One Brand New Day Today The First Day 人に裏切られ 運命に弄ばれ 夢に家出され 孤独に突き落とされ もう何もかも 放り出して サヨナラGood‐bye 逃げ出したいときも 日はまた昇る Brand New Day Knock The Door まだ見ぬ 世界へ行く 心燃やして 風向き変わる Brand New Day Knock The Door 初めて 出逢うこの日 The First Day of The Rest of Your Life One Brand New Day Today The First Day One Brand New Day Today The First Day 勝つ為に目覚め 負けを静めて眠る 希望が薄まり 絶望を友とする 自分自身に嫌気さして サヨナラGood‐bye 死にたくなるときも 血はまだ紅く なぜか Knock The Door 命は生きぬこうと 鼓動続けて 新しい道 訊ね Knock The Door いままた 出発の日 The First Day of The Rest of Your Life 日はまた昇る Brand New Day Knock The Door まだ見ぬ 世界へ行く 心燃やして 風向き変わる Brand New Day Knock The Door 初めて 出逢うこの日 The First Day of The Rest of Your Life | 小椋佳 | 小椋佳 | 渡辺浩昭 | | One Brand New Day Today The First Day One Brand New Day Today The First Day 人に裏切られ 運命に弄ばれ 夢に家出され 孤独に突き落とされ もう何もかも 放り出して サヨナラGood‐bye 逃げ出したいときも 日はまた昇る Brand New Day Knock The Door まだ見ぬ 世界へ行く 心燃やして 風向き変わる Brand New Day Knock The Door 初めて 出逢うこの日 The First Day of The Rest of Your Life One Brand New Day Today The First Day One Brand New Day Today The First Day 勝つ為に目覚め 負けを静めて眠る 希望が薄まり 絶望を友とする 自分自身に嫌気さして サヨナラGood‐bye 死にたくなるときも 血はまだ紅く なぜか Knock The Door 命は生きぬこうと 鼓動続けて 新しい道 訊ね Knock The Door いままた 出発の日 The First Day of The Rest of Your Life 日はまた昇る Brand New Day Knock The Door まだ見ぬ 世界へ行く 心燃やして 風向き変わる Brand New Day Knock The Door 初めて 出逢うこの日 The First Day of The Rest of Your Life |
走らないで下さい人間達が急ぎ足で バタバタバタバタ通りすぎても 年老いたノラ犬さえも あくびしながら日なたぼっこしてる 走らないで下さい 走らないで下さい 子犬にことばをかけて下さい 他の誰かを追いこしても あせって時間を追いかけても 夕日映す柿の実ほども 甘くもめだちもしないものでしょう 走らないで下さい 走らないで下さい 青い草笛吹いて下さい 私の愛するあなただけには 心の底から笑ってほしい 心から泣いてほしい やさしい言葉を捨てないでほしい 走らないで下さい 走らないで下さい 歩く楽しさ知って下さい 走らないで下さい 走らないで下さい 歩く楽しさ知って下さい | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 人間達が急ぎ足で バタバタバタバタ通りすぎても 年老いたノラ犬さえも あくびしながら日なたぼっこしてる 走らないで下さい 走らないで下さい 子犬にことばをかけて下さい 他の誰かを追いこしても あせって時間を追いかけても 夕日映す柿の実ほども 甘くもめだちもしないものでしょう 走らないで下さい 走らないで下さい 青い草笛吹いて下さい 私の愛するあなただけには 心の底から笑ってほしい 心から泣いてほしい やさしい言葉を捨てないでほしい 走らないで下さい 走らないで下さい 歩く楽しさ知って下さい 走らないで下さい 走らないで下さい 歩く楽しさ知って下さい |
花霞そして舞落葉ひと時のあなたの吐息を受けて まどろむ私の夢のはかなさ 知りたいと思うほど あなたにかかる花霞 つかの間にん稍を 飛びたつ鳥に似て 遠いあなた 声も届かない ひと時あなたの言葉の中で なぐさむ私の夢のおろかさ 知りたいと思うほど あなたをかくす舞落葉 まばたきの間に 高い空を駆ける 遠いあなた 心届かない いとしさはいつでも 淋しさと道づれ 遠いあなた 心届かない 遠いあなた 心届かない | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | ひと時のあなたの吐息を受けて まどろむ私の夢のはかなさ 知りたいと思うほど あなたにかかる花霞 つかの間にん稍を 飛びたつ鳥に似て 遠いあなた 声も届かない ひと時あなたの言葉の中で なぐさむ私の夢のおろかさ 知りたいと思うほど あなたをかくす舞落葉 まばたきの間に 高い空を駆ける 遠いあなた 心届かない いとしさはいつでも 淋しさと道づれ 遠いあなた 心届かない 遠いあなた 心届かない |
花化粧思い出を訪ねる人の 苦しまぎれの愛の詩 今年又少なくなった渡り鳥 もう誰一人 春の小人の雪踏む音に 気付きもしないけれど あぁ 冬の終りに あぁ めぐる季節に 何かを待ちながら 少女の日のように 少女の日のように 春の野をかけてみようかと 意味もなく指折る人の 数えるものを啄んで 今年又名もない鳥が飛んでゆく もう誰一人 舞いそびれてる雪の白さに 気付きもしないけれど あぁ 冬の終りに あぁ めぐる季節に 何かを待ちながら 少女の日のように 少女の日のように 花化粧つけてみようかと | 小椋佳 | 小椋佳 | 星勝 | | 思い出を訪ねる人の 苦しまぎれの愛の詩 今年又少なくなった渡り鳥 もう誰一人 春の小人の雪踏む音に 気付きもしないけれど あぁ 冬の終りに あぁ めぐる季節に 何かを待ちながら 少女の日のように 少女の日のように 春の野をかけてみようかと 意味もなく指折る人の 数えるものを啄んで 今年又名もない鳥が飛んでゆく もう誰一人 舞いそびれてる雪の白さに 気付きもしないけれど あぁ 冬の終りに あぁ めぐる季節に 何かを待ちながら 少女の日のように 少女の日のように 花化粧つけてみようかと |
遥かな轍こうとしか生きようのない人生がある いつかお前が したのまぶたに 涙浮かべて 熱く語った あの日 二人の にぎりこぶしも 想い映して 汗ばんでいた 心の中に それぞれの 聞きわけの悪い わらべ心さわぎ 重なり合わぬ 虹飛んでいた 逢えばお前は 今も変わらず 燃えるまなざし 投げつけてくる その眼の中で 愚かしく いとおしむように 夢抱きしめなおす 自分に何故か 歓んでいる こうとしか 生きようのない人生がある せめて 消えない 轍を残そうか 男の中の 蒼くさい 狂おしい夢が 激しく 駆けぬけて 遥かな轍 描(か)き込んでいる こうとしか生きようのない人生がある せめて 消えない 轍を残そうか | 小椋佳 | 小椋佳 | 堀内孝雄 | | こうとしか生きようのない人生がある いつかお前が したのまぶたに 涙浮かべて 熱く語った あの日 二人の にぎりこぶしも 想い映して 汗ばんでいた 心の中に それぞれの 聞きわけの悪い わらべ心さわぎ 重なり合わぬ 虹飛んでいた 逢えばお前は 今も変わらず 燃えるまなざし 投げつけてくる その眼の中で 愚かしく いとおしむように 夢抱きしめなおす 自分に何故か 歓んでいる こうとしか 生きようのない人生がある せめて 消えない 轍を残そうか 男の中の 蒼くさい 狂おしい夢が 激しく 駆けぬけて 遥かな轍 描(か)き込んでいる こうとしか生きようのない人生がある せめて 消えない 轍を残そうか |
春の雨はやさしいはずなのにむなしさが 夕暮れと雨を連れてきて 寂しさが 夕空と街を闇にぬり 何だか涙も出やしない 出やしない 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな むなしさが 想い出も友も連れ去って 寂しさが 言葉も声も吸い去って 何だか涙も出やしない 出やしない 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | むなしさが 夕暮れと雨を連れてきて 寂しさが 夕空と街を闇にぬり 何だか涙も出やしない 出やしない 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな むなしさが 想い出も友も連れ去って 寂しさが 言葉も声も吸い去って 何だか涙も出やしない 出やしない 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな 春の雨はやさしいはずなのに 全てがぼやけてくる どってことないんかな どってことないんかな |
蕃茉莉黄昏にもなお 馨しい花 皐月華やぐ ばんまつり 真白と紫 麗しい花 君の居住い 映して 優しさ身に染みて 心に和み覚え 来し方に頷く私になる 去年(こぞ)も一昨年(おととし)も 緑葉(みどりば)の中 花見せぬまま ばんまつり それだけ嬉しい 今年の開花 命の不思議 艶(あで)やか 首傾(かし)げてはまた 感傷と感動 悦びに頷く私になる 黄昏にもなお 馨しい花 君の手塩の ばんまつり 真白と紫 麗しい花 その慈しみ 映して 優しさ身に染みて 心に励み覚え 行方(ゆくえ)に顔上げる私になる 黄昏にもなお 馨しい花 皐月華やぐ ばんまつり | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 黄昏にもなお 馨しい花 皐月華やぐ ばんまつり 真白と紫 麗しい花 君の居住い 映して 優しさ身に染みて 心に和み覚え 来し方に頷く私になる 去年(こぞ)も一昨年(おととし)も 緑葉(みどりば)の中 花見せぬまま ばんまつり それだけ嬉しい 今年の開花 命の不思議 艶(あで)やか 首傾(かし)げてはまた 感傷と感動 悦びに頷く私になる 黄昏にもなお 馨しい花 君の手塩の ばんまつり 真白と紫 麗しい花 その慈しみ 映して 優しさ身に染みて 心に励み覚え 行方(ゆくえ)に顔上げる私になる 黄昏にもなお 馨しい花 皐月華やぐ ばんまつり |
光の橋を越えて素晴らしく熱い涙を 人は心に 溜めている 君が行く 道をさえぎる 重くむなしい 戦さ続こうと 夢を殺すな 夢を追うんだ はるか銀河の 輝きを 映す涙で ほほをぬらして 歓べる日を 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して 素晴らしく 大きな愛を 人は心に 抱いてる 君が行く 道は宇宙の 無限の闇に 遠く続こうと 夢を殺すな 夢を追うんだ いつか銀河の 輝きに 負けない愛で ちりばめられる 歓びの日を 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 素晴らしく熱い涙を 人は心に 溜めている 君が行く 道をさえぎる 重くむなしい 戦さ続こうと 夢を殺すな 夢を追うんだ はるか銀河の 輝きを 映す涙で ほほをぬらして 歓べる日を 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して 素晴らしく 大きな愛を 人は心に 抱いてる 君が行く 道は宇宙の 無限の闇に 遠く続こうと 夢を殺すな 夢を追うんだ いつか銀河の 輝きに 負けない愛で ちりばめられる 歓びの日を 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して 光の橋をこえて 心を裸にして 光の橋をこえて 涙と愛を解き放して |
陽だまりの仲間達陽だまりに腰かけて 風そよぐ音きいて 街角に群れ遊ぶ かわいい鳩をよんでごらん あれは白い花だね 二つ つんでくれたね 陽だまりにふくらんだ 若い恋の想い出だよ 陽だまりに腰かけて 飛んでゆく雲をみて 何となく草笛を 一人そっと吹いてごらん あれは暑い夏だね 肩を組んで歌った 陽だまりの仲間達 若い友の想い出だよ 熟れた柿の実 落ちて 坂道 ころげてゆく時も 陽だまりに腰かけて 流れゆく季節にさえ 何故かしら暖かい 若い心呼んでごらん | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 陽だまりに腰かけて 風そよぐ音きいて 街角に群れ遊ぶ かわいい鳩をよんでごらん あれは白い花だね 二つ つんでくれたね 陽だまりにふくらんだ 若い恋の想い出だよ 陽だまりに腰かけて 飛んでゆく雲をみて 何となく草笛を 一人そっと吹いてごらん あれは暑い夏だね 肩を組んで歌った 陽だまりの仲間達 若い友の想い出だよ 熟れた柿の実 落ちて 坂道 ころげてゆく時も 陽だまりに腰かけて 流れゆく季節にさえ 何故かしら暖かい 若い心呼んでごらん |
ひとすくいの水たったひとすくいの水のために 落とす命 捨てる愛 生きることの 難しさ 憎むことの た易さ 神々は人間だけのためになく 創られた神々には力なく 血ぬられた水に 重なる弱き人の歴史 何処へ たったひとすくいの水のために 起こす戦 捨てる愛 耐えることの 難しさ 殺すことの た易さ 神々は人間だけのためになく 創られた神々には力なく 血ぬられた水を 清める貴き人の知恵は 何処に | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | たったひとすくいの水のために 落とす命 捨てる愛 生きることの 難しさ 憎むことの た易さ 神々は人間だけのためになく 創られた神々には力なく 血ぬられた水に 重なる弱き人の歴史 何処へ たったひとすくいの水のために 起こす戦 捨てる愛 耐えることの 難しさ 殺すことの た易さ 神々は人間だけのためになく 創られた神々には力なく 血ぬられた水を 清める貴き人の知恵は 何処に |
暇つぶし以上に借りてきたばかりの上に 自分のしあわせのせてる あなたが僕には悲しい ポリエチレンの袋の中に 想い出をみんな捨ててる あなたが僕には悲しい 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか 風がすぎされば風の中に 気まぐれのうわさを探してる あなたが僕には悲しい 知ったかぶりした顔のうらで いつだって他人をせめている あなたが僕には悲しい 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか たらいで生まれて おけの中まで 何もわからず生きてる 時の流れが悲しい 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 借りてきたばかりの上に 自分のしあわせのせてる あなたが僕には悲しい ポリエチレンの袋の中に 想い出をみんな捨ててる あなたが僕には悲しい 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか 風がすぎされば風の中に 気まぐれのうわさを探してる あなたが僕には悲しい 知ったかぶりした顔のうらで いつだって他人をせめている あなたが僕には悲しい 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか たらいで生まれて おけの中まで 何もわからず生きてる 時の流れが悲しい 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか 暇つぶし以上に何をしていますか |
船旅船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は 甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて 海へ出た 荒ぶる海へ 煌めきの 宝探しか 安住の 島求めてか 行く先の まだ定まらず 自らの 力も知らず 入り混じる 期待と不安 志同じくして 並び行く友に出逢えるだろうか 心を熱く重ねて 連れ添える愛に出逢えるだろうか 人の身は ままならぬもの 何故かしら 時に無気力 情けない 怠け心が 忍び込み 漂流船と 成り果てる 恐れが襲う 海図無く 羅針盤無く 蒼臭い 未熟な知恵と 競い立つ 欲望たちと 我知らず 湧く情熱を せめてもの 追い風にして 振り返って悔いの無い 充実の海を渡れるだろうか 嬉し泣きできるほどの 悦びの場所を抱けるだろうか 船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は 甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて 海へ出た 荒ぶる海へ | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は 甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて 海へ出た 荒ぶる海へ 煌めきの 宝探しか 安住の 島求めてか 行く先の まだ定まらず 自らの 力も知らず 入り混じる 期待と不安 志同じくして 並び行く友に出逢えるだろうか 心を熱く重ねて 連れ添える愛に出逢えるだろうか 人の身は ままならぬもの 何故かしら 時に無気力 情けない 怠け心が 忍び込み 漂流船と 成り果てる 恐れが襲う 海図無く 羅針盤無く 蒼臭い 未熟な知恵と 競い立つ 欲望たちと 我知らず 湧く情熱を せめてもの 追い風にして 振り返って悔いの無い 充実の海を渡れるだろうか 嬉し泣きできるほどの 悦びの場所を抱けるだろうか 船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は 甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて 海へ出た 荒ぶる海へ |
ふりむけば愛想い出にするだけの価値もない 恋だけに過ぎて行く日々は浅いね 初めての口づけのかおり遠い 想い出にするだけで明日のない 恋ばかり集めても心寒いね 色あせたアルバムを焼き捨てよう 心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋(つな)ぐ 愛はどこ ふりむけば君 想い出にするよりもいつだって 新しい夢の旅君としたいよ サヨナラの唄が今 融けて消える 心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋(つな)ぐ 愛はどこ ふりむけば君 心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋ぐ 愛は君 ふりむけば愛 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 想い出にするだけの価値もない 恋だけに過ぎて行く日々は浅いね 初めての口づけのかおり遠い 想い出にするだけで明日のない 恋ばかり集めても心寒いね 色あせたアルバムを焼き捨てよう 心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋(つな)ぐ 愛はどこ ふりむけば君 想い出にするよりもいつだって 新しい夢の旅君としたいよ サヨナラの唄が今 融けて消える 心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋(つな)ぐ 愛はどこ ふりむけば君 心に深く 心に熱い 昨日と明日を繋ぐ 愛は君 ふりむけば愛 |
Who did see it?あなたといる時 あなたといない時 心が変り易い空のように揺れるのは 何故 おかしいわね 人がこの世に生まれて 何千年たっても 少しも変わっていない あなたのお話を あなたの胸の中で BGM 聞き流すように聞いている 恋とか愛とかの話は 何千年も何万年も繰り返されてるのに 本当の愛はミラージュのようで 誰ひとり見たことがないみたい あなたのお話を あなたの腕の中で BGM 心地良く聞き流すように聞いています ごめんなさい それでも充分 わたしが幸せだっていうこと とっくに 気がついてるでしょう 恋とか愛とかの話は 何千回何万回 繰り返すとしても あなたとわたしの コラージュのまわり 舞い遊ぶ 花吹雪見る想い Love who did see it? Love who did see it? I don't care. | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | あなたといる時 あなたといない時 心が変り易い空のように揺れるのは 何故 おかしいわね 人がこの世に生まれて 何千年たっても 少しも変わっていない あなたのお話を あなたの胸の中で BGM 聞き流すように聞いている 恋とか愛とかの話は 何千年も何万年も繰り返されてるのに 本当の愛はミラージュのようで 誰ひとり見たことがないみたい あなたのお話を あなたの腕の中で BGM 心地良く聞き流すように聞いています ごめんなさい それでも充分 わたしが幸せだっていうこと とっくに 気がついてるでしょう 恋とか愛とかの話は 何千回何万回 繰り返すとしても あなたとわたしの コラージュのまわり 舞い遊ぶ 花吹雪見る想い Love who did see it? Love who did see it? I don't care. |
ほんの二つで死んでゆく池よりも湖よりも海よりも 深い涙を知るために あなたのサヨナラ言うのです 人の世のおとぎ話をかき集め ほんの二つで死んで行く あなたのまわりをかざりたい 月よりも太陽よりも星よりも 遠くはるかな旅をして あなたをさがして呼ぶでしょう 雨がふる僕はしずくをかき集め ほんの二つで死んで行く あなたの小舟を浮かべたい はかない運命に死ぬ時も ゆりかごにゆれているように | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 池よりも湖よりも海よりも 深い涙を知るために あなたのサヨナラ言うのです 人の世のおとぎ話をかき集め ほんの二つで死んで行く あなたのまわりをかざりたい 月よりも太陽よりも星よりも 遠くはるかな旅をして あなたをさがして呼ぶでしょう 雨がふる僕はしずくをかき集め ほんの二つで死んで行く あなたの小舟を浮かべたい はかない運命に死ぬ時も ゆりかごにゆれているように |
望郷今日もまた 夕陽が 心の中の 同じ 同じ風景に落ちて行く あー ふるさと 誰かが 言ってた 心を置けば どこも どこもふるさとに なるのだと だけど 帰りたい 場所はひとつ 何ひとつ 重荷のない 少年のままの 笑顔の僕 年・月 過ぎても 心の中の 同じ 同じ家並の いざないが あー ふるさと 離れて なおさら 心に残る 甘い 甘い母の手の 優しさが だけど 帰らない 帰るものか 旅立つと あの遠い日 少年の夢を 誓った僕 帰らない 帰るものか 旅立つと あの遠い日 少年の夢を 誓った僕 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 今日もまた 夕陽が 心の中の 同じ 同じ風景に落ちて行く あー ふるさと 誰かが 言ってた 心を置けば どこも どこもふるさとに なるのだと だけど 帰りたい 場所はひとつ 何ひとつ 重荷のない 少年のままの 笑顔の僕 年・月 過ぎても 心の中の 同じ 同じ家並の いざないが あー ふるさと 離れて なおさら 心に残る 甘い 甘い母の手の 優しさが だけど 帰らない 帰るものか 旅立つと あの遠い日 少年の夢を 誓った僕 帰らない 帰るものか 旅立つと あの遠い日 少年の夢を 誓った僕 |
ぼうやおねむり静かな夜空に星が見守る しじまのどこかに唄がきこえる あたたかなママのかいなに抱かれて いこいの夢路へぼうやおねむり あなたを初めて見た時の パパの瞳のかがやき うれしくてうれしくてママは泣いたわ 故郷へ帰る鳥が渡る もうすぐどこかで春が生まれる あたたかなママのかいなに抱かれて いこいの夢路へぼうやおねむり あなたをじっとみていると 天使のような気がする しあわせでしあわせでまぶたが熱いわ いこいの夢路へぼうやおねむり いこいの夢路へぼうや一緒に | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 静かな夜空に星が見守る しじまのどこかに唄がきこえる あたたかなママのかいなに抱かれて いこいの夢路へぼうやおねむり あなたを初めて見た時の パパの瞳のかがやき うれしくてうれしくてママは泣いたわ 故郷へ帰る鳥が渡る もうすぐどこかで春が生まれる あたたかなママのかいなに抱かれて いこいの夢路へぼうやおねむり あなたをじっとみていると 天使のような気がする しあわせでしあわせでまぶたが熱いわ いこいの夢路へぼうやおねむり いこいの夢路へぼうや一緒に |
僕達の進軍ルルル……ルルルル うすもやに包まれて 何もみえなくなる そんな日が誰にでも一度はある 一度はある ルルル……ルルルル 立ち止まり振りむいて 呼びかけてみても 想い出はちぎれ雲 さまよい飛ぶ さまよい飛ぶ ラララ……ララララ 気がつけば遠くから 足音が聞こえる さわやかな轟は 子供らの歌だ 子供らの歌だ ラララ……ララララ ためらいも とまどいも 疑うこともなく 足並みも足どりも 思いのままに 思いのままに ラララ……ララララ 時をうつ鐘の音を はるか通りぬけて 透き通る歌声が 今僕をおおう 今僕をおおう ラララ……ララララ うすもやに包まれて 何もみえなくなる そんな日になつかしい 子供らの歌が 子供らの歌が ラララ……ララララ ラララ……ララララ | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | ルルル……ルルルル うすもやに包まれて 何もみえなくなる そんな日が誰にでも一度はある 一度はある ルルル……ルルルル 立ち止まり振りむいて 呼びかけてみても 想い出はちぎれ雲 さまよい飛ぶ さまよい飛ぶ ラララ……ララララ 気がつけば遠くから 足音が聞こえる さわやかな轟は 子供らの歌だ 子供らの歌だ ラララ……ララララ ためらいも とまどいも 疑うこともなく 足並みも足どりも 思いのままに 思いのままに ラララ……ララララ 時をうつ鐘の音を はるか通りぬけて 透き通る歌声が 今僕をおおう 今僕をおおう ラララ……ララララ うすもやに包まれて 何もみえなくなる そんな日になつかしい 子供らの歌が 子供らの歌が ラララ……ララララ ラララ……ララララ |
盆がえり君が着た花がすり 君が舞う花まつり ひとときを故郷の ふところに遊ぶ 明日には村はなれ 汽車に乗り村わすれ 一年を忙しく過ごすのは何故 汽車に乗れば 故郷の手土産の一輪の花の色 あせることを 知りながら 暮れ方の盆がえり 火を落とす花まつり こよいまた故郷の 駅を発つ人影 いくつかの年月を くり返すこの旅を 窓に寄りいわれなく思うのは何故 汽車の窓に 移りゆく景色に似て何もかもが めまぐるしいだけの場所へと 知りながら ひとときの盆がえり すぐにまた振りかえり 気ぜわしく上りの汽車 乗り込むのは何故 せせらぎに素足で水をはねた 夕暮れの丘で星を数えた 突然の雨を木陰に逃げた 故郷の君の姿ぬぐいきれないと 知りながら | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 君が着た花がすり 君が舞う花まつり ひとときを故郷の ふところに遊ぶ 明日には村はなれ 汽車に乗り村わすれ 一年を忙しく過ごすのは何故 汽車に乗れば 故郷の手土産の一輪の花の色 あせることを 知りながら 暮れ方の盆がえり 火を落とす花まつり こよいまた故郷の 駅を発つ人影 いくつかの年月を くり返すこの旅を 窓に寄りいわれなく思うのは何故 汽車の窓に 移りゆく景色に似て何もかもが めまぐるしいだけの場所へと 知りながら ひとときの盆がえり すぐにまた振りかえり 気ぜわしく上りの汽車 乗り込むのは何故 せせらぎに素足で水をはねた 夕暮れの丘で星を数えた 突然の雨を木陰に逃げた 故郷の君の姿ぬぐいきれないと 知りながら |
岩漿私が 私と 思っている 私とは 異なる 私が 間違いなく 存在する 私が 知ってる 私はただ 海の上に 浮かんだ 氷山 一角だけ ほんの一部 私の 知らない 何倍もの 固まりが ひっそり 隠れて 水面下に 存在する いやいや 氷は 喩えとして 正しくない 地中に 燃え立ち 燃え続ける マグマだろう マグマが動いて 人に 惹かれ始め マグマの指令で 人に 逢おうとする 私が 私と 思っている 私には 私の 胃と腸 心臓さえ 動かせない 私の 命の 維持存続 その大事に 知性も 理性も 関わるのは ほんの一部 意識の 制御の 及ばぬもの マグマの技 私の 知らない そのマグマも 私自身 欲望 情念 衝動など 胸底から 休まず 私を 突き動かす マグマの熱 マグマが動いて 人に 惹かれ始め マグマの指令で 人に 逢おうとする 始めに理由や 訳が 有るのではなく そもそも理性や 意思の 働きでなく どうしようもなく 人が 恋しくなり マグマの力で 人を 愛し始める | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 私が 私と 思っている 私とは 異なる 私が 間違いなく 存在する 私が 知ってる 私はただ 海の上に 浮かんだ 氷山 一角だけ ほんの一部 私の 知らない 何倍もの 固まりが ひっそり 隠れて 水面下に 存在する いやいや 氷は 喩えとして 正しくない 地中に 燃え立ち 燃え続ける マグマだろう マグマが動いて 人に 惹かれ始め マグマの指令で 人に 逢おうとする 私が 私と 思っている 私には 私の 胃と腸 心臓さえ 動かせない 私の 命の 維持存続 その大事に 知性も 理性も 関わるのは ほんの一部 意識の 制御の 及ばぬもの マグマの技 私の 知らない そのマグマも 私自身 欲望 情念 衝動など 胸底から 休まず 私を 突き動かす マグマの熱 マグマが動いて 人に 惹かれ始め マグマの指令で 人に 逢おうとする 始めに理由や 訳が 有るのではなく そもそも理性や 意思の 働きでなく どうしようもなく 人が 恋しくなり マグマの力で 人を 愛し始める |
まさか逆様の詩陸路で六里 家内は田舎 神住む住処 住まい訪います 貴(たか)き生き方 啄木鳥突(つつ)き カラス安らか 懇意のインコ 欅(けやき)雪焼け 銀杏難儀 桜は楽さ 奇抜な椿 庭木の際に リスが矢絣(やがすり) 狐の寝付き 鶏(にわとり)永久(とわ)に 田舎儚い 咲くな七草 竹薮焼けた タイヤを焼いた 煙(けむ)さと寒気 木炭焚くも コンロ泥んこ 田植え替え歌 お使い鰹 来たら白滝 饂飩問答 饂飩面倒 二月初蟹 文庫に昆布 真鯵昧甘(あじあま) 決まり海苔巻 漢文文化 生糸の吐息 蚕の恋か 最古の恋さ 漢詩の進化 新手(しんて)の天使 天狗の軍手 言語の権化 書き取る時か 語り懲りたか 遠目の夫婦(めおと) 抱き合う秋だ ダンスは済んだ 最期酷(むご)いさ 倹(つま)しい始末 死なば夜話 戦乱乱世 都常闇(とこやみ) 食うや危うく 国難泣く子 臭い政策 異例政令 いかん弁解 怒りを理解 貴人断食 苦悶沈黙 覚悟地獄か 革命めくか 原罪懺悔 人権堅持 隙有り空き巣 何時しか失意 小さな才知 苦難難無く 昨日遠のき 苦悩遠のく 威厳歓迎 力士の仕切り 手足押し当て 力士押し切り 祝い幸い のどか高殿 汽笛劇的 描く役替え 役替え楽屋 苦学独学 苦学薬学 薬のリスク まさか逆様 頓馬のマント まさか如何様(いかさま) チンピラピンチ 決まり襟巻 気概無い餓鬼 たまに蟹股 コブラ選ぶ子 確か床下 どれほど掘れど 穿(うが)ち間違う 抜け穴開けぬ 兜に飛ぶ蚊 しがない流し 萎め梅干し 仕上げ揚げ足 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 陸路で六里 家内は田舎 神住む住処 住まい訪います 貴(たか)き生き方 啄木鳥突(つつ)き カラス安らか 懇意のインコ 欅(けやき)雪焼け 銀杏難儀 桜は楽さ 奇抜な椿 庭木の際に リスが矢絣(やがすり) 狐の寝付き 鶏(にわとり)永久(とわ)に 田舎儚い 咲くな七草 竹薮焼けた タイヤを焼いた 煙(けむ)さと寒気 木炭焚くも コンロ泥んこ 田植え替え歌 お使い鰹 来たら白滝 饂飩問答 饂飩面倒 二月初蟹 文庫に昆布 真鯵昧甘(あじあま) 決まり海苔巻 漢文文化 生糸の吐息 蚕の恋か 最古の恋さ 漢詩の進化 新手(しんて)の天使 天狗の軍手 言語の権化 書き取る時か 語り懲りたか 遠目の夫婦(めおと) 抱き合う秋だ ダンスは済んだ 最期酷(むご)いさ 倹(つま)しい始末 死なば夜話 戦乱乱世 都常闇(とこやみ) 食うや危うく 国難泣く子 臭い政策 異例政令 いかん弁解 怒りを理解 貴人断食 苦悶沈黙 覚悟地獄か 革命めくか 原罪懺悔 人権堅持 隙有り空き巣 何時しか失意 小さな才知 苦難難無く 昨日遠のき 苦悩遠のく 威厳歓迎 力士の仕切り 手足押し当て 力士押し切り 祝い幸い のどか高殿 汽笛劇的 描く役替え 役替え楽屋 苦学独学 苦学薬学 薬のリスク まさか逆様 頓馬のマント まさか如何様(いかさま) チンピラピンチ 決まり襟巻 気概無い餓鬼 たまに蟹股 コブラ選ぶ子 確か床下 どれほど掘れど 穿(うが)ち間違う 抜け穴開けぬ 兜に飛ぶ蚊 しがない流し 萎め梅干し 仕上げ揚げ足 |
また旅仕度振り返る街の 過ぎて来た村の 思いおこせばみんな いい想い出ばかり 今この街も いいことばかり なぜまた旅仕度 朝焼けのたびに 晴れた日はとくに まだ見ぬ人のはるか かげろいたつ夢 苦しみだけが 待つ道のりを なぜまた旅仕度 新しい街が しばらくのうちに 見なれた街に変わる いたたまれぬ僕 どこにあるのか 安らぎの場所 なぜまた旅仕度 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 振り返る街の 過ぎて来た村の 思いおこせばみんな いい想い出ばかり 今この街も いいことばかり なぜまた旅仕度 朝焼けのたびに 晴れた日はとくに まだ見ぬ人のはるか かげろいたつ夢 苦しみだけが 待つ道のりを なぜまた旅仕度 新しい街が しばらくのうちに 見なれた街に変わる いたたまれぬ僕 どこにあるのか 安らぎの場所 なぜまた旅仕度 |
街角へ来ると街角へ来ると たそがれの終り 街角へ来ると かたらいのなごり 粉雪の夜がふけていった あの人の肩も消えていった それが 最後の夜 それが 最後の雪 雪より白い あの人死んで 雪より白い 星が生まれた 街角へ来ると たそがれの終り 街角へ来ると 星くずの光り 粉雪のような出会いだった あの人の星も流れて消えた 今も 夜がくる 今も 雪がふる 雪より淡い あの遠い昔 雪より淡い 恋の思い出 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 街角へ来ると たそがれの終り 街角へ来ると かたらいのなごり 粉雪の夜がふけていった あの人の肩も消えていった それが 最後の夜 それが 最後の雪 雪より白い あの人死んで 雪より白い 星が生まれた 街角へ来ると たそがれの終り 街角へ来ると 星くずの光り 粉雪のような出会いだった あの人の星も流れて消えた 今も 夜がくる 今も 雪がふる 雪より淡い あの遠い昔 雪より淡い 恋の思い出 |
祭り創り思い出の塊に 過去たちが眠る 書き変える術のない 物語 思い出に浸り込む 誘惑を拒み 今日という一日に 奮い立とう 自然の恵み 悦び 愛を讃美して 悔い無い祭り創り 愉しもう 自らの内に住む 少年が歌う 憧れを裏切らぬ 物語 自らにふと襲う 諦めを拒み 今日という一日を 書き上げよう 出逢いの不思議 悦び 命讃美して ときめく祭り創り 勤しもう 自然の恵み 悦び 愛を讃美して 悔い無い祭り創り 愉しもう 出逢いの不思議 悦び 命讃美して ときめく祭り創り 勤しもう | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 思い出の塊に 過去たちが眠る 書き変える術のない 物語 思い出に浸り込む 誘惑を拒み 今日という一日に 奮い立とう 自然の恵み 悦び 愛を讃美して 悔い無い祭り創り 愉しもう 自らの内に住む 少年が歌う 憧れを裏切らぬ 物語 自らにふと襲う 諦めを拒み 今日という一日を 書き上げよう 出逢いの不思議 悦び 命讃美して ときめく祭り創り 勤しもう 自然の恵み 悦び 愛を讃美して 悔い無い祭り創り 愉しもう 出逢いの不思議 悦び 命讃美して ときめく祭り創り 勤しもう |
マティオ・ニコロそしてマルコ・ポーロマティオ その大きなオナカは 知恵で知恵で、いっぱいなんでしょう (マティオ・ポーロ) ニコロ たくましい腕と肩 鉄で鉄で いっぱいなんでしょう (ニコロ・ポーロ) マルコ 輝く瞳の奥は 夢で夢で いっぱいなんでしょう (マルコ・ポーロ) やるかやらないか 違いはそれだけ 悔いなくやるだけ あとは運まかせ マティオ ニコロそしてマルコ・ポーロ どこへどこへ行き着くだろう (マルコ・ポーロ) マティオ ニコロそしてマルコ・ポーロ 何を何を勝ち取るだろう (マルコ・ポーロ) マティオ (精一杯さ いつも) ニコロ (旅は人生 いつも) マルコ (僕の人生 旅は) | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | マティオ その大きなオナカは 知恵で知恵で、いっぱいなんでしょう (マティオ・ポーロ) ニコロ たくましい腕と肩 鉄で鉄で いっぱいなんでしょう (ニコロ・ポーロ) マルコ 輝く瞳の奥は 夢で夢で いっぱいなんでしょう (マルコ・ポーロ) やるかやらないか 違いはそれだけ 悔いなくやるだけ あとは運まかせ マティオ ニコロそしてマルコ・ポーロ どこへどこへ行き着くだろう (マルコ・ポーロ) マティオ ニコロそしてマルコ・ポーロ 何を何を勝ち取るだろう (マルコ・ポーロ) マティオ (精一杯さ いつも) ニコロ (旅は人生 いつも) マルコ (僕の人生 旅は) |
眦遥か船旅を 行く人よ 覚悟 決めて おこう 新たな航路は 君の手に 委ねられたこと 時代の風に 吹き流されるな 荒ぶる波に 飲み込まれるな 時に絶望の 嵐襲うとも 夢憧れ 藻屑とするな 眦を上げ 水平線へと 挑む心 なお投げよ 遠い船旅を 行く人よ 真の 智慧を 積もう 新たな航路は 事件事故 重なるだろうが 歴史の中に 真実を学べ 自然の中に 愛を汲み取れ 時に自らの 力足らずとか 青臭さに 嫌気刺そうと 萎える時こそ 思い返そう 命の価値 生きて在る意味 美しさ 有るとすれば 挑みの 汗のなか 時に絶望の 嵐襲うとも 夢憧れ 藻屑とするな 眦を上げ 水平線へと 挑む心 なお投げよ | 小椋佳 | 小椋佳 | 加藤武雄 | | 遥か船旅を 行く人よ 覚悟 決めて おこう 新たな航路は 君の手に 委ねられたこと 時代の風に 吹き流されるな 荒ぶる波に 飲み込まれるな 時に絶望の 嵐襲うとも 夢憧れ 藻屑とするな 眦を上げ 水平線へと 挑む心 なお投げよ 遠い船旅を 行く人よ 真の 智慧を 積もう 新たな航路は 事件事故 重なるだろうが 歴史の中に 真実を学べ 自然の中に 愛を汲み取れ 時に自らの 力足らずとか 青臭さに 嫌気刺そうと 萎える時こそ 思い返そう 命の価値 生きて在る意味 美しさ 有るとすれば 挑みの 汗のなか 時に絶望の 嵐襲うとも 夢憧れ 藻屑とするな 眦を上げ 水平線へと 挑む心 なお投げよ |
真夜中のキャッチボール真夜中 眠らず 深夜放送 聞いていたのは 昔なら 若者ばかり だったはず つけっ放しの ラジオから 溢れ出てくる ポップスに 青春の 揺らぎ歪みを 紛らしていた 「ながら勉強」 そんな言葉が 使われもした 真夜中 眠らず 深夜放送 聞いているのが この頃は 若者の数 凌駕して 年寄りだよと 耳にした 私がそうで あるように 青春と キャッチボールを するのだろうか あるいはさらに 宝探しの 挑みだろうか より良い命 生きようとする 誰にとっても 日々これ挑み 悩み悲しみ 惑い 躊躇う 全て生きてる 証(あかし)と心得て 真夜中 眠らず 深夜放送 聞いてる人は みな仲間 その年齢に 関わらず 青春の憂い 身に潜め 青春の力 身に宿す 時超えて キャッチボールを 綴ってみよう 孤独凌いで 宝探しに 挑んでみよう | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 真夜中 眠らず 深夜放送 聞いていたのは 昔なら 若者ばかり だったはず つけっ放しの ラジオから 溢れ出てくる ポップスに 青春の 揺らぎ歪みを 紛らしていた 「ながら勉強」 そんな言葉が 使われもした 真夜中 眠らず 深夜放送 聞いているのが この頃は 若者の数 凌駕して 年寄りだよと 耳にした 私がそうで あるように 青春と キャッチボールを するのだろうか あるいはさらに 宝探しの 挑みだろうか より良い命 生きようとする 誰にとっても 日々これ挑み 悩み悲しみ 惑い 躊躇う 全て生きてる 証(あかし)と心得て 真夜中 眠らず 深夜放送 聞いてる人は みな仲間 その年齢に 関わらず 青春の憂い 身に潜め 青春の力 身に宿す 時超えて キャッチボールを 綴ってみよう 孤独凌いで 宝探しに 挑んでみよう |
未熟の晩鐘振舞う それぞれに 落日の影 否めず 残照か 薄暮か 鐘の音 鳴り渡る 遥か 地平に 彷徨う姿 悟りより 迷いを 背負う道の果て 命の 幽さを 欲望の影 認めず 誘いか あがきか 晩鐘の 鳴りやまず 未だ 教えを 説く期 熟さず 悟りとは 無縁の 未熟を愉しむ 遥か 地平に 彷徨う姿 悟りより 迷いを 背負う道の果て 背負う道の果て | 小椋佳 | 小椋佳 | 伊東恵里 | | 振舞う それぞれに 落日の影 否めず 残照か 薄暮か 鐘の音 鳴り渡る 遥か 地平に 彷徨う姿 悟りより 迷いを 背負う道の果て 命の 幽さを 欲望の影 認めず 誘いか あがきか 晩鐘の 鳴りやまず 未だ 教えを 説く期 熟さず 悟りとは 無縁の 未熟を愉しむ 遥か 地平に 彷徨う姿 悟りより 迷いを 背負う道の果て 背負う道の果て |
道草まっすぐに張った糸が あの日僕は好きだった 岩に似て 強いものが あの日僕にあるように 恋さえも人の弱さ 許せないごまかしなんだと 肩はって人を責めても 実りない日々のからまわり じっと目を閉じ 今 じっと目を閉じ 心の中で琥珀にかすむ思い出たどれば 浮かんでくるのは 不思議と道草 数々の寄り道 まわり道 真実を背負うことが あの日僕は好きだった この世には他に意味が あの日僕に無いように どんなにか闇を行こうと 果てない深さの極みに あこがれを守り袋に はりつめた日々のからまわり じっと目を閉じ 今 じっと目を閉じ あの気まぐれとそのたわむれと またあやまちさえ 許しも乞わずに 手を振る道草 数々の寄り道 まわり道 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | まっすぐに張った糸が あの日僕は好きだった 岩に似て 強いものが あの日僕にあるように 恋さえも人の弱さ 許せないごまかしなんだと 肩はって人を責めても 実りない日々のからまわり じっと目を閉じ 今 じっと目を閉じ 心の中で琥珀にかすむ思い出たどれば 浮かんでくるのは 不思議と道草 数々の寄り道 まわり道 真実を背負うことが あの日僕は好きだった この世には他に意味が あの日僕に無いように どんなにか闇を行こうと 果てない深さの極みに あこがれを守り袋に はりつめた日々のからまわり じっと目を閉じ 今 じっと目を閉じ あの気まぐれとそのたわむれと またあやまちさえ 許しも乞わずに 手を振る道草 数々の寄り道 まわり道 |
紫のドレス涙が 歌になるような 悲しい 恋はやめて 二人だけの ゲーム遊ぶような 楽しい 恋にしましょう 大切な紫のドレス たまに着る 気分でいたい あなたは どちらかといえば わたしに 似てて不器用 時折ふと あなたが真っすぐに わたしを 見たりすると 遠い日の胸のいたみ忘れ 崖のふち 立つもの想い このまま 二人が それぞれの心に やすらぎとか 夢とか 思いやりや 憩いを 残せるなら 涙が 歌になるような 悲しい 恋はやめて 二人だけの ゲーム遊ぶような 楽しい 恋にしましょう 大切な紫のドレス たまに着る 気分のままで | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 涙が 歌になるような 悲しい 恋はやめて 二人だけの ゲーム遊ぶような 楽しい 恋にしましょう 大切な紫のドレス たまに着る 気分でいたい あなたは どちらかといえば わたしに 似てて不器用 時折ふと あなたが真っすぐに わたしを 見たりすると 遠い日の胸のいたみ忘れ 崖のふち 立つもの想い このまま 二人が それぞれの心に やすらぎとか 夢とか 思いやりや 憩いを 残せるなら 涙が 歌になるような 悲しい 恋はやめて 二人だけの ゲーム遊ぶような 楽しい 恋にしましょう 大切な紫のドレス たまに着る 気分のままで |
めまい 時は私にめまいだけを残してゆく だからワイングラスの角氷 眠りにつこうとする愛に ささやかないで 時は私にめまいだけを残してゆく だから小舟を運ぶ潮風よ 眠りにつこうとする愛を 揺り起こさないで 鏡に残ったあなたの後ろ姿 青い青い海が見える さよならを書こうとした口紅が 折れてはじけた 時は私にめまいだけを残してゆく だから暮れ染(なず)む海の夕渚よ いかりをほどいてゆく船の 心留めて 鏡に残ったあなたの後ろ姿 青い青い海が見える さよならを書こうとした口紅が 折れてはじけた | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 時は私にめまいだけを残してゆく だからワイングラスの角氷 眠りにつこうとする愛に ささやかないで 時は私にめまいだけを残してゆく だから小舟を運ぶ潮風よ 眠りにつこうとする愛を 揺り起こさないで 鏡に残ったあなたの後ろ姿 青い青い海が見える さよならを書こうとした口紅が 折れてはじけた 時は私にめまいだけを残してゆく だから暮れ染(なず)む海の夕渚よ いかりをほどいてゆく船の 心留めて 鏡に残ったあなたの後ろ姿 青い青い海が見える さよならを書こうとした口紅が 折れてはじけた |
もうと言い、まだと思うもう 若い力も 情熱も 萎えてしまった と言い まだ 若い者には 譲れない 負けはしないと 思う もう やるべき事は 何もかも やってしまった と言い まだ やりたい事の いくつかは 果たしてないと 思う もう 何人となく 友達が 逝ってしまった と言い まだ より大勢の (お)年寄りが 元気でいると 思う もう 隠居引退 老い仕度 身綺麗大事 と言い まだ 残された日の 花舞台 今日が初日と 思う 命の立ち位置 いつも坂道 もうと思えば 下り坂 まだと思えば 上り坂 もう 許せぬことの 数尽きず ただ愚痴ばかり と言い まだこの世の末を 諦めず なお正そうと 思う もう 醜いものの 見飽き過ぎ 目と耳塞ぐ と言い まだ 美しいもの 新しい 創り出そうと 思う 命の立ち位置 いつも坂道 もうと思えば 下り坂 まだと思えば 上り坂 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | もう 若い力も 情熱も 萎えてしまった と言い まだ 若い者には 譲れない 負けはしないと 思う もう やるべき事は 何もかも やってしまった と言い まだ やりたい事の いくつかは 果たしてないと 思う もう 何人となく 友達が 逝ってしまった と言い まだ より大勢の (お)年寄りが 元気でいると 思う もう 隠居引退 老い仕度 身綺麗大事 と言い まだ 残された日の 花舞台 今日が初日と 思う 命の立ち位置 いつも坂道 もうと思えば 下り坂 まだと思えば 上り坂 もう 許せぬことの 数尽きず ただ愚痴ばかり と言い まだこの世の末を 諦めず なお正そうと 思う もう 醜いものの 見飽き過ぎ 目と耳塞ぐ と言い まだ 美しいもの 新しい 創り出そうと 思う 命の立ち位置 いつも坂道 もうと思えば 下り坂 まだと思えば 上り坂 |
優しさばかり気づかわないで 別れには むしろ 我儘がいい あなたらしく 優しさばかり もう振り撒かないで 遠いあの日に 戻れるような気がしてくるわ 心から溢れる アリガトウの言葉 言えず 言わず 微笑む 新しい夢 追いかけて たくましく 暮らしてね それも あなたらしく 若さのせいに したくない まして どちらのせいと 言えはしない 優しさばかり もう振り撒かないで 本当のことを 視つめる瞳 うるんでくるわ 嬉し過ぎる 愛に ひたりたい想いが 消えず 消せず 戸惑う 寄りかかろうと するくせと 楽しみつまむだけの 甘さ捨てる時ね 心から溢れる アリガトウの言葉 言えず 言わず 微笑む 新しい夢 追いかけて たくましく 暮らしてね それも あなたらしく | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 気づかわないで 別れには むしろ 我儘がいい あなたらしく 優しさばかり もう振り撒かないで 遠いあの日に 戻れるような気がしてくるわ 心から溢れる アリガトウの言葉 言えず 言わず 微笑む 新しい夢 追いかけて たくましく 暮らしてね それも あなたらしく 若さのせいに したくない まして どちらのせいと 言えはしない 優しさばかり もう振り撒かないで 本当のことを 視つめる瞳 うるんでくるわ 嬉し過ぎる 愛に ひたりたい想いが 消えず 消せず 戸惑う 寄りかかろうと するくせと 楽しみつまむだけの 甘さ捨てる時ね 心から溢れる アリガトウの言葉 言えず 言わず 微笑む 新しい夢 追いかけて たくましく 暮らしてね それも あなたらしく |
屋根のない車ある日公園で みたことのない大きな鳥がいた みたことのない 輝く鳥がいた 屋根のない車にのって 俺は追いかけた 空をかける その鳥を追い 街をすぎ去った その鳥を追い 丘をすぎ去った 屋根のない車にのって 俺は追いかけた ある日野原に 鳥はおりたち 鳥のそば近く みたことのない かわいい娘がいた 屋根のない車をおりて 俺は近づいた 鳥はとびたち 俺と娘は小屋をつくって 俺と娘は 一緒にくらした 屋根のない車は もう俺は忘れはて ある日野原に みたことのある鳥が飛んでゆく みたことのある 車が追いかける 屋根のない車にのって 俺もいかなきゃもう一度 俺もいかなきゃ もう一度 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | ある日公園で みたことのない大きな鳥がいた みたことのない 輝く鳥がいた 屋根のない車にのって 俺は追いかけた 空をかける その鳥を追い 街をすぎ去った その鳥を追い 丘をすぎ去った 屋根のない車にのって 俺は追いかけた ある日野原に 鳥はおりたち 鳥のそば近く みたことのない かわいい娘がいた 屋根のない車をおりて 俺は近づいた 鳥はとびたち 俺と娘は小屋をつくって 俺と娘は 一緒にくらした 屋根のない車は もう俺は忘れはて ある日野原に みたことのある鳥が飛んでゆく みたことのある 車が追いかける 屋根のない車にのって 俺もいかなきゃもう一度 俺もいかなきゃ もう一度 |
夢芝居恋のからくり夢芝居 台詞ひとつ 忘れもしない 誰の筋書き 花舞台 行く先の影は見えない 男と女あやつりつられ 細い絆の糸引き引かれ 稽古不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台 恋は怪しい夢芝居 たぎる思い おさえられない 化粧 衣裳の 花舞台 垣間見る素顔可愛い 男と女あやつりつられ 心の鏡 のぞきのぞかれ こなしきれない 涙と笑い 恋はいつでも初舞台 男と女あやつりつられ 対のあげはの誘い誘われ 心はらはら舞う夢芝居 恋はいつでも初舞台 | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 恋のからくり夢芝居 台詞ひとつ 忘れもしない 誰の筋書き 花舞台 行く先の影は見えない 男と女あやつりつられ 細い絆の糸引き引かれ 稽古不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台 恋は怪しい夢芝居 たぎる思い おさえられない 化粧 衣裳の 花舞台 垣間見る素顔可愛い 男と女あやつりつられ 心の鏡 のぞきのぞかれ こなしきれない 涙と笑い 恋はいつでも初舞台 男と女あやつりつられ 対のあげはの誘い誘われ 心はらはら舞う夢芝居 恋はいつでも初舞台 |
夢積み上げて例えば遥か 南の島の ひとり暮らしに 憧れもするが 言葉生まれず 交わすこともない それを人間と 言えるだろうか それぞれの荷物 それぞれの歴史 当然のように ばらばらな想い 交わりの中に 人は浮き立つ 出来ればただの 知り合いでなく 無限の時間の ほんの一時を 並んで歩く 仲間に逢えたら 互いの違いを 愛しみながら 互いの願いの 重なる場所を 諦め知らずで 探してみよう つまづき続く 遠回りでも 夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて 思えば広い 宇宙の塵の 一粒もない 小さな命が 生きた証を 創造がある 輝き残す 瞬間がある 一人きりなら 意味の無いこと 力を競い 力を合わせ 創り上げる時 揺るぎない愛 夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて 夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 例えば遥か 南の島の ひとり暮らしに 憧れもするが 言葉生まれず 交わすこともない それを人間と 言えるだろうか それぞれの荷物 それぞれの歴史 当然のように ばらばらな想い 交わりの中に 人は浮き立つ 出来ればただの 知り合いでなく 無限の時間の ほんの一時を 並んで歩く 仲間に逢えたら 互いの違いを 愛しみながら 互いの願いの 重なる場所を 諦め知らずで 探してみよう つまづき続く 遠回りでも 夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて 思えば広い 宇宙の塵の 一粒もない 小さな命が 生きた証を 創造がある 輝き残す 瞬間がある 一人きりなら 意味の無いこと 力を競い 力を合わせ 創り上げる時 揺るぎない愛 夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて 夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて |
揺れるまなざし 街にひとふきの風 心にふれゆく今日です めぐり逢ったのは 言葉では尽せぬ人 驚きにとまどう僕 不思議な揺れるまなざし 心を一人占めにして あざやかな 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う 紅茶ひとくちふと 深い味がする夜です めぐり逢ったのは 夢に見た人ではなく思い出の人でもない 不思議な揺れるまなざし 心が波立つようです いつになく 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う 昨日までの淋しさ嘘のように 君の姿に色あせて 明日の朝を待ち切れず夜を舞う 君の姿を追いかけて あのまなざし揺れて眠れない | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 街にひとふきの風 心にふれゆく今日です めぐり逢ったのは 言葉では尽せぬ人 驚きにとまどう僕 不思議な揺れるまなざし 心を一人占めにして あざやかな 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う 紅茶ひとくちふと 深い味がする夜です めぐり逢ったのは 夢に見た人ではなく思い出の人でもない 不思議な揺れるまなざし 心が波立つようです いつになく 物語が限りなく綴られて 君の姿が 静かに夜を舞う 昨日までの淋しさ嘘のように 君の姿に色あせて 明日の朝を待ち切れず夜を舞う 君の姿を追いかけて あのまなざし揺れて眠れない |
落日、燃え西の空を 紅く焦がし ことさら輝く あの落日 若い日なら 顔を上げて 明日の憧れ 映したもの 今はどこか 舞い散る花 浴びる時の 感傷のように 命ひとつ 尽きる前の 名残りの祭りと視る 記憶のみに 心埋めず 残りの日数に 指を折らず 今も胸に 熱く騒ぐ 恋なり愛なり 愛しいもの 切り株から 芽吹く命 蘗たち 慈しむように こうありたい こうしたいの 想いを育み抱く 日一日を 夢に向かう 登り坂の 祭りとして 力 尽くそう 心 充たそう 流行り物に 取り込まれず 若さを装う 無駄無理せず 精一杯 内からなる 自然を生きれば 嬉しいもの 五千人の 知り合いより 五十人の 友選ぶように 真心だけ 重ね合える 交わり暖めたい 地位や名誉 すでに無用 美しさを 追い求めて 日一日を 夢に向かう 登り坂 祭りとして 力 尽くそう 心 充たそう | 小椋佳 | 小椋佳 | アンドレ・ギャニオン | | 西の空を 紅く焦がし ことさら輝く あの落日 若い日なら 顔を上げて 明日の憧れ 映したもの 今はどこか 舞い散る花 浴びる時の 感傷のように 命ひとつ 尽きる前の 名残りの祭りと視る 記憶のみに 心埋めず 残りの日数に 指を折らず 今も胸に 熱く騒ぐ 恋なり愛なり 愛しいもの 切り株から 芽吹く命 蘗たち 慈しむように こうありたい こうしたいの 想いを育み抱く 日一日を 夢に向かう 登り坂の 祭りとして 力 尽くそう 心 充たそう 流行り物に 取り込まれず 若さを装う 無駄無理せず 精一杯 内からなる 自然を生きれば 嬉しいもの 五千人の 知り合いより 五十人の 友選ぶように 真心だけ 重ね合える 交わり暖めたい 地位や名誉 すでに無用 美しさを 追い求めて 日一日を 夢に向かう 登り坂 祭りとして 力 尽くそう 心 充たそう |
六月の雨六月の雨には 六月の花咲く 花の姿は変わるけれど 変らぬ心を誓いながら いくつ春を数えても いくつ秋を数えても 二人でいたい そよ風は見えない 幸せも見えない 愛の姿も見えないけれど 見えない何かを信じながら いくつ春を数えても いくつ秋を数えても 二人でいたい | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 六月の雨には 六月の花咲く 花の姿は変わるけれど 変らぬ心を誓いながら いくつ春を数えても いくつ秋を数えても 二人でいたい そよ風は見えない 幸せも見えない 愛の姿も見えないけれど 見えない何かを信じながら いくつ春を数えても いくつ秋を数えても 二人でいたい |
Long Distance Call寝ぼけまなこ 起きぬけの寝タバコ かけっ放しの レコードの針音 一人は クリスティーヌ いけないね Long Distance Call 逢いたい 窓の手すりに 長い旅の 疲れをいこう 伝書鳩か 首をかしげ しわぶく俺をみる やみつきだよ 濃すぎる朝のコーヒー やめにするよ 君がよせといえば 一人は クリスティーヌ いけないね Long Distance Call 逢いたい 自分自身に 驚いたよ みかけだおしの 寂しがり屋さ 君の声で 晴れていく朝靄 Long Distance Call Long Distance Call Long Distance Call 逢いたい 受話器おいたら 仕度もせず これからすぐの 一番機で 空を飛んで逢いにいくつもりさ | 小椋佳 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 寝ぼけまなこ 起きぬけの寝タバコ かけっ放しの レコードの針音 一人は クリスティーヌ いけないね Long Distance Call 逢いたい 窓の手すりに 長い旅の 疲れをいこう 伝書鳩か 首をかしげ しわぶく俺をみる やみつきだよ 濃すぎる朝のコーヒー やめにするよ 君がよせといえば 一人は クリスティーヌ いけないね Long Distance Call 逢いたい 自分自身に 驚いたよ みかけだおしの 寂しがり屋さ 君の声で 晴れていく朝靄 Long Distance Call Long Distance Call Long Distance Call 逢いたい 受話器おいたら 仕度もせず これからすぐの 一番機で 空を飛んで逢いにいくつもりさ |