銀河の町から一つ一つの 色を持ち 思い思いに 煌めいて いつも笑って いる人よ 君も同じと 伝えたい 銀河の町から 言えること 大事なあなたを 守ること 風が嵐が 吹くならば この俺ひとりに 吹くがいい… 春は花咲き 夏蛍 さだめのように めぐり逢い いつも気づよく 待つ人よ これから帰ると 伝えたい 銀河の町から 想うこと 明日がひとすじ 見えること ひとり男が 空を見て 昨日を思って 泣くもいい… 銀河の町から 言えること 今度はあなたを 守ること 風が嵐が 吹くならば この俺ひとりに 吹くがいい… | 新沼謙治 | 幸田りえ | 幸斉たけし | | 一つ一つの 色を持ち 思い思いに 煌めいて いつも笑って いる人よ 君も同じと 伝えたい 銀河の町から 言えること 大事なあなたを 守ること 風が嵐が 吹くならば この俺ひとりに 吹くがいい… 春は花咲き 夏蛍 さだめのように めぐり逢い いつも気づよく 待つ人よ これから帰ると 伝えたい 銀河の町から 想うこと 明日がひとすじ 見えること ひとり男が 空を見て 昨日を思って 泣くもいい… 銀河の町から 言えること 今度はあなたを 守ること 風が嵐が 吹くならば この俺ひとりに 吹くがいい… |
陽だまりの町島のあいだを 舟が行く 舟の後から 鴎(とり)が追う 風の岬は 寒(かん)明けて 浜人たちは 網を結(す)く この海沿いに春が来る ふたりのふるさと 陽だまりの町 いつか一緒に 見た花を ひとり見つめる 横顔に 待たせつづけた おろかさを 心でそっと 詫びている この海沿いに春が来る ふたりのふるさと 陽だまりの町 肩を寄せれば 吹く風も 人の笑顔も あたたかい やっと気づいた しあわせは 愛する人と 歩くこと この海沿いに春が来る ふたりのふるさと 陽だまりの町 | 新沼謙治 | 幸田りえ | 徳久広司 | | 島のあいだを 舟が行く 舟の後から 鴎(とり)が追う 風の岬は 寒(かん)明けて 浜人たちは 網を結(す)く この海沿いに春が来る ふたりのふるさと 陽だまりの町 いつか一緒に 見た花を ひとり見つめる 横顔に 待たせつづけた おろかさを 心でそっと 詫びている この海沿いに春が来る ふたりのふるさと 陽だまりの町 肩を寄せれば 吹く風も 人の笑顔も あたたかい やっと気づいた しあわせは 愛する人と 歩くこと この海沿いに春が来る ふたりのふるさと 陽だまりの町 |
風列車故郷の空は 夜明け前 ま白い山に 冬銀河 男の心を ふりしぼり 自由になれよと 背を向けた 何処にも行かずに 海を見て ひとり暮らして いるという 汽笛よ届け 列車よ走れ 迎えに来たよと 風よ哭け 汽笛よ届け 列車よ走れ 離れはしないと 星よ降れ 波打つ胸を 熱くする 想い出だけが また浮かぶ 一度も涙を見せないで 笑って送って くれたやつ 今夜も寂しく 眠ったか 同じ夜空を 見ているか 汽笛よ届け 列車よ走れ 迎えに来たよと 風よ哭け 汽笛よ届け 列車よ走れ 夢見て眠れと 星よ降れ 汽笛よ届け 列車よ走れ 迎えに来たよと 風よ哭け 汽笛よ届け 列車よ走れ 離れはしないと 星よ降れ | 新沼謙治 | 幸田りえ | 徳久広司 | | 故郷の空は 夜明け前 ま白い山に 冬銀河 男の心を ふりしぼり 自由になれよと 背を向けた 何処にも行かずに 海を見て ひとり暮らして いるという 汽笛よ届け 列車よ走れ 迎えに来たよと 風よ哭け 汽笛よ届け 列車よ走れ 離れはしないと 星よ降れ 波打つ胸を 熱くする 想い出だけが また浮かぶ 一度も涙を見せないで 笑って送って くれたやつ 今夜も寂しく 眠ったか 同じ夜空を 見ているか 汽笛よ届け 列車よ走れ 迎えに来たよと 風よ哭け 汽笛よ届け 列車よ走れ 夢見て眠れと 星よ降れ 汽笛よ届け 列車よ走れ 迎えに来たよと 風よ哭け 汽笛よ届け 列車よ走れ 離れはしないと 星よ降れ |
おもいで岬 春はたき火の燃えのこり 消えた流氷 とぶ鴎 酒を片手の 親父らが 顔をゆるめる 口ずさむ 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬 夏は真赤なハマナスが 夜に人待つ 虫も鳴く 人目しのんで 若い衆が 肌を寄せ合う 月の下 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬 秋ははやばや色づいて 風の音する すすり泣く 酒が恋しい 人恋し 手紙ばかりを書く夜ふけ 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬 冬はたずねる人もなく 白い灯台 ただ一つ 耐えてしのんで 船のりが 行方たずねる 目をはらす 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬  | 新沼謙治 | 阿久悠 | 川口真 | | 春はたき火の燃えのこり 消えた流氷 とぶ鴎 酒を片手の 親父らが 顔をゆるめる 口ずさむ 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬 夏は真赤なハマナスが 夜に人待つ 虫も鳴く 人目しのんで 若い衆が 肌を寄せ合う 月の下 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬 秋ははやばや色づいて 風の音する すすり泣く 酒が恋しい 人恋し 手紙ばかりを書く夜ふけ 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬 冬はたずねる人もなく 白い灯台 ただ一つ 耐えてしのんで 船のりが 行方たずねる 目をはらす 北の岬は今もなお 忘れられない忘れられない おもいで岬 |
旅路北の旅路の 行き着く先は ふたり暮らした この町だった 潮の匂いが しみついた 軒(のき)で港で 溶ける雪 ひとり日だまり 歩いて行けば 何処かでおまえに 逢えるだろうか 花の咲く頃 ここで生まれて 海鳴り聞いて ここで育った おまえのふるさとに 今年も春が来る 夕日落ちれば 夜風が騒ぐ 空を見上げりゃ 星屑ばかり 息をひそめる 海鳥よ 明日(あす)の夜明けは 晴れだろうか 今も何にも 変わらぬ俺に おまえが逢ったら 笑うだろうか 花の咲く頃 ここで生まれて 海鳴り聞いて ここで育った おまえのふるさとに 今年も春が来る 花の咲く頃 ここで生まれて 海鳴り聞いて ここで育った おまえのふるさとに 今年も春が来る | 新沼謙治 | 幸田りえ | 徳久広司 | | 北の旅路の 行き着く先は ふたり暮らした この町だった 潮の匂いが しみついた 軒(のき)で港で 溶ける雪 ひとり日だまり 歩いて行けば 何処かでおまえに 逢えるだろうか 花の咲く頃 ここで生まれて 海鳴り聞いて ここで育った おまえのふるさとに 今年も春が来る 夕日落ちれば 夜風が騒ぐ 空を見上げりゃ 星屑ばかり 息をひそめる 海鳥よ 明日(あす)の夜明けは 晴れだろうか 今も何にも 変わらぬ俺に おまえが逢ったら 笑うだろうか 花の咲く頃 ここで生まれて 海鳴り聞いて ここで育った おまえのふるさとに 今年も春が来る 花の咲く頃 ここで生まれて 海鳴り聞いて ここで育った おまえのふるさとに 今年も春が来る |
青春想譜俺の名前で 故郷の母に 金を送ってくれたのは 君だろう 君に違いない 出過ぎた真似をするなよと 口で叱って 目で詫びる 俺の 俺の 俺の 青春想譜 何も言うなよ 分っているよ 言葉なんかが何になる 昼間の君と 夜の君 二人の君がいるけれど 想う心は ただひとつ 俺の 俺の 俺の 青春想譜 寒い冬の夜 屋台で食べた 君のおごりの中華そば お汁(つゆ)も全部 吸うのよと 姉さんみたいな口をきく 声は生活(くらし)に 荒れてても 俺の 俺の 俺の 青春想譜 | 新沼謙治 | 菅野小穂子 | 遠藤実 | | 俺の名前で 故郷の母に 金を送ってくれたのは 君だろう 君に違いない 出過ぎた真似をするなよと 口で叱って 目で詫びる 俺の 俺の 俺の 青春想譜 何も言うなよ 分っているよ 言葉なんかが何になる 昼間の君と 夜の君 二人の君がいるけれど 想う心は ただひとつ 俺の 俺の 俺の 青春想譜 寒い冬の夜 屋台で食べた 君のおごりの中華そば お汁(つゆ)も全部 吸うのよと 姉さんみたいな口をきく 声は生活(くらし)に 荒れてても 俺の 俺の 俺の 青春想譜 |
ヘッドライト 北へ走ろう お前と二人 北は雪どけごろだろう 春もあるだろう そんなに泣くなよ 今夜からは二人だけだよ ふり向けばつらいことばかりの 東京は捨てたよ 夜霧にゆれてる悲しみのヘッドライト 夜が明けたら ドライブインで からだあたためてくれる お茶をのもうよ もたれて眠れよ 俺に遠慮なんかするなよ もう二度と戻らない町には 未練など持つなよ 二人でたずねるしあわせのヘッドライト もたれて眠れよ 俺に遠慮なんかするなよ もう二度と戻らない町には 未練など持つなよ 二人でたずねるしあわせのヘッドライト  | 新沼謙治 | 阿久悠 | 徳久広司 | | 北へ走ろう お前と二人 北は雪どけごろだろう 春もあるだろう そんなに泣くなよ 今夜からは二人だけだよ ふり向けばつらいことばかりの 東京は捨てたよ 夜霧にゆれてる悲しみのヘッドライト 夜が明けたら ドライブインで からだあたためてくれる お茶をのもうよ もたれて眠れよ 俺に遠慮なんかするなよ もう二度と戻らない町には 未練など持つなよ 二人でたずねるしあわせのヘッドライト もたれて眠れよ 俺に遠慮なんかするなよ もう二度と戻らない町には 未練など持つなよ 二人でたずねるしあわせのヘッドライト |
嫁に来ないか 嫁に来ないか ぼくのところへ さくら色した 君がほしいよ 日の暮の公園でギターを弾いて なぜかしら忘れ物している気になった しあわせという奴を探してあげるから 嫁に嫁に来ないか からだからだひとつで 嫁に来ないか ぼくのところへ 財布はたいて 指環買ったよ たんぽぽを指にはめ よろこんでいた あの頃と同じよに 笑ってくれるかい 傾いたこの部屋も 綺麗に片づける 嫁に嫁に来ないか からだからだひとつで 真夜中のスナックで 水割りなめて 君のことあれこれと考えているのさ しあわせという言葉 ぼくにはキザだけれど 嫁に嫁に来ないか からだからだひとつで | 新沼謙治 | 阿久悠 | 川口真 | | 嫁に来ないか ぼくのところへ さくら色した 君がほしいよ 日の暮の公園でギターを弾いて なぜかしら忘れ物している気になった しあわせという奴を探してあげるから 嫁に嫁に来ないか からだからだひとつで 嫁に来ないか ぼくのところへ 財布はたいて 指環買ったよ たんぽぽを指にはめ よろこんでいた あの頃と同じよに 笑ってくれるかい 傾いたこの部屋も 綺麗に片づける 嫁に嫁に来ないか からだからだひとつで 真夜中のスナックで 水割りなめて 君のことあれこれと考えているのさ しあわせという言葉 ぼくにはキザだけれど 嫁に嫁に来ないか からだからだひとつで |
おれの銀河鉄道風と波の音にゆられて 砂浜に横たわれば いつでも夢が 手づかみに出来たよ それでもまだ おれは生きてる 人並みに家族抱いて いやでも夢の かたりべになるのさ うたた寝の はるか星空 満天のいさり火たち あの時みたのさ 流れる星 おれの銀河鉄道 その汽車は 川沿いを走る その川は 天の川さ 見知らぬ街 いくつも駆けぬけ 七色に輝く リンゴ畑 銀色の静かな森 かささぎの駅にとまる 乗って来たのは 悲しい人達 降りて行くのは わけある人達 こんなきれいな 星の国でも どうして 切ないことばかり うたた寝の はるか星空 満天のいさり火たち あの時みたのさ 流れる星 おれの銀河鉄道 風と波の音にゆられて… | 新沼謙治 | 杉紀彦 | 新沼謙治 | 石倉重信 | 風と波の音にゆられて 砂浜に横たわれば いつでも夢が 手づかみに出来たよ それでもまだ おれは生きてる 人並みに家族抱いて いやでも夢の かたりべになるのさ うたた寝の はるか星空 満天のいさり火たち あの時みたのさ 流れる星 おれの銀河鉄道 その汽車は 川沿いを走る その川は 天の川さ 見知らぬ街 いくつも駆けぬけ 七色に輝く リンゴ畑 銀色の静かな森 かささぎの駅にとまる 乗って来たのは 悲しい人達 降りて行くのは わけある人達 こんなきれいな 星の国でも どうして 切ないことばかり うたた寝の はるか星空 満天のいさり火たち あの時みたのさ 流れる星 おれの銀河鉄道 風と波の音にゆられて… |
なごり雪汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく なごり雪も降るときを知り ふざけすぎた季節のあとで 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている 君のくちびるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた 時がゆけば幼ない君も 大人になると気づかないまま 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 君が去ったホームにのこり 落ちてはとける雪を見ていた 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった | 新沼謙治 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | | 汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく なごり雪も降るときを知り ふざけすぎた季節のあとで 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている 君のくちびるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた 時がゆけば幼ない君も 大人になると気づかないまま 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 君が去ったホームにのこり 落ちてはとける雪を見ていた 今 春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった |
ジョニーの子守唄つかの間の淋しさ うずめるために 君の歌声を聞いていた 狭いホールのかべにもたれて 君のうごきを追いかけていた 飛び散る汗と煙の中に あの頃の俺がいた Oh ジョニー 君は今 Oh ジョニー どこにいるのか 時間つぶしの店の片隅 ふと聞こえてきた君の歌 コーヒーカップを持つ手がふいに ふるえ出したのがはずかしくて 子供ができた今でさえ あの頃は忘れない Oh ジョニー 君だけが Oh ジョニー 俺の思い出 風のうわさで聞いたけど 君はまだ燃えていると Oh ジョニー それだけが Oh ジョニー ただうれしくて | 新沼謙治 | 谷村新司 | 堀内孝雄 | | つかの間の淋しさ うずめるために 君の歌声を聞いていた 狭いホールのかべにもたれて 君のうごきを追いかけていた 飛び散る汗と煙の中に あの頃の俺がいた Oh ジョニー 君は今 Oh ジョニー どこにいるのか 時間つぶしの店の片隅 ふと聞こえてきた君の歌 コーヒーカップを持つ手がふいに ふるえ出したのがはずかしくて 子供ができた今でさえ あの頃は忘れない Oh ジョニー 君だけが Oh ジョニー 俺の思い出 風のうわさで聞いたけど 君はまだ燃えていると Oh ジョニー それだけが Oh ジョニー ただうれしくて |
季節の中でうつむきかけた 貴方の前を 静かに時は流れ めぐるめぐる季節の中で 貴方は何を見つけるだろう 海の青さに とまどう様に とびかう 鳥の様に はばたけ高く はばたけ強く 小さなつばさひろげ めぐるめぐる季節の中で 貴方は何を見つけるだろう 登る朝日の まぶしさの中 はるかな空をめざし はばたけ高く はばたけ強く 貴方の旅がはじまる めぐるめぐる季節の中で 貴方は何を見つけるだろう | 新沼謙治 | 松山千春 | 松山千春 | | うつむきかけた 貴方の前を 静かに時は流れ めぐるめぐる季節の中で 貴方は何を見つけるだろう 海の青さに とまどう様に とびかう 鳥の様に はばたけ高く はばたけ強く 小さなつばさひろげ めぐるめぐる季節の中で 貴方は何を見つけるだろう 登る朝日の まぶしさの中 はるかな空をめざし はばたけ高く はばたけ強く 貴方の旅がはじまる めぐるめぐる季節の中で 貴方は何を見つけるだろう |
酒とふたりづれ おまえが泣いて 泣いているような 露地の灯りに 雨がふる 少し濃い目の 水割りを 涙でうすめて 飲んでいた おまえの面影 あぁ~ 俺は今夜も 酒とふたりづれ お前も聞いて 聞いているような 未練まじりの 流行歌(はやりうた) 指のすき間を 遠去かる 煙草の煙りに 浮かぶ面影(かお) 想い出 肴に あぁ~ 俺は今夜も 酒とふたりづれ おまえが呼んで 呼んでいるような 窓の残り灯 風の音 うしろ髪ひく 恋だけど 昔に戻れる 夢もない 倖せ祈って あぁ~ 俺は今夜も 酒とふたりづれ | 新沼謙治 | 里村龍児 | 聖川湧 | 高田弘 | おまえが泣いて 泣いているような 露地の灯りに 雨がふる 少し濃い目の 水割りを 涙でうすめて 飲んでいた おまえの面影 あぁ~ 俺は今夜も 酒とふたりづれ お前も聞いて 聞いているような 未練まじりの 流行歌(はやりうた) 指のすき間を 遠去かる 煙草の煙りに 浮かぶ面影(かお) 想い出 肴に あぁ~ 俺は今夜も 酒とふたりづれ おまえが呼んで 呼んでいるような 窓の残り灯 風の音 うしろ髪ひく 恋だけど 昔に戻れる 夢もない 倖せ祈って あぁ~ 俺は今夜も 酒とふたりづれ |
愛妻 北挽歌鰊(にしん)が獲れた あの頃は 俺も女房も 若かった 番屋暮らしの 共稼ぎ 俺はヤン衆と 鰊(にしん)舟 声を弾ませ 声を弾ませ引いた網 過ぎたあの日の 懐かしさ こころ愛妻 北挽歌 祝いの餅に 子供らは 大漁景気(たいりょげいき)の 笑い声 網の破れを 妻は縫い 俺はソーラン 男節 酒を相手に 酒を相手に上機嫌 今じゃ岬の 潮風に ゴメが思い出 呼ぶばかり 昔と同じ海の彩(いろ) 鰊(にしん)ばかりが なぜ来ない 沖の漁場が 命なら 俺は一生 漁(いさ)り舟 伸(の)るか反(そ)るかは 伸(の)るか反(そ)るかは時の運 波と苦労を 唄おうか こころ愛妻 北挽歌 | 新沼謙治 | 石本美由起 | 市川昭介 | | 鰊(にしん)が獲れた あの頃は 俺も女房も 若かった 番屋暮らしの 共稼ぎ 俺はヤン衆と 鰊(にしん)舟 声を弾ませ 声を弾ませ引いた網 過ぎたあの日の 懐かしさ こころ愛妻 北挽歌 祝いの餅に 子供らは 大漁景気(たいりょげいき)の 笑い声 網の破れを 妻は縫い 俺はソーラン 男節 酒を相手に 酒を相手に上機嫌 今じゃ岬の 潮風に ゴメが思い出 呼ぶばかり 昔と同じ海の彩(いろ) 鰊(にしん)ばかりが なぜ来ない 沖の漁場が 命なら 俺は一生 漁(いさ)り舟 伸(の)るか反(そ)るかは 伸(の)るか反(そ)るかは時の運 波と苦労を 唄おうか こころ愛妻 北挽歌 |
飛行機雲どこに落として 来たんだろ 若い時には あったけど 旅の途中で 手離した 夢と言う名の 忘れ物 他人に拾われ ないうちに 早く見付けて くれないか 空に地図描く 飛行機雲よ どこにどうして いるんだろ 時の流れに 流されて 二度と帰らぬ 青春を 共に過ごした あの女は いまは不幸か 幸せか 様子見て来て くれないか 白い線引く 飛行機雲よ どこに向えば いいんだろ 道にどこかで 迷っても 他人に聞けない 人生の 旅はそれぞれ 違うから 明日が見えない この胸に 出口教えて くれないか 空に伸びてく 飛行機雲よ 空に伸びてく 飛行機雲よ | 新沼謙治 | 木下龍太郎 | 宇崎竜童 | 宮崎慎二 | どこに落として 来たんだろ 若い時には あったけど 旅の途中で 手離した 夢と言う名の 忘れ物 他人に拾われ ないうちに 早く見付けて くれないか 空に地図描く 飛行機雲よ どこにどうして いるんだろ 時の流れに 流されて 二度と帰らぬ 青春を 共に過ごした あの女は いまは不幸か 幸せか 様子見て来て くれないか 白い線引く 飛行機雲よ どこに向えば いいんだろ 道にどこかで 迷っても 他人に聞けない 人生の 旅はそれぞれ 違うから 明日が見えない この胸に 出口教えて くれないか 空に伸びてく 飛行機雲よ 空に伸びてく 飛行機雲よ |
左官職人こね太郎今日も仕事の始まりだ 腰に手ぬぐい ぶらさげて 砂とセメント 掻き混ぜて 鏝(コテ)を片手に 壁を塗る 練って 練って また練って こねて こねて またこねりゃ 何故か力が 湧いて来る 左官職人 こね太郎 軍手 地下足袋 ヘルメット 高い足場も 軽やかに 遠く眺めりゃ 古里が 何故に恋しい 旅の空 練って 練って また練って 押して 押して ねこ車 たまにゃ失敗 あるけれど 目指せ天下の 左官 工事現場を 宿にすりゃ 継ぎ接ぎだらけの 貸し布団 寝言 歯ぎしり 高いびき これじゃ朝まで 身が持たぬ 練って 練って また練って こねて こねて またこねりゃ 何故か力が 湧いて来る 今日も働く こね太郎 | 新沼謙治 | 新沼謙治 | 新沼謙治 | 宮崎慎二 | 今日も仕事の始まりだ 腰に手ぬぐい ぶらさげて 砂とセメント 掻き混ぜて 鏝(コテ)を片手に 壁を塗る 練って 練って また練って こねて こねて またこねりゃ 何故か力が 湧いて来る 左官職人 こね太郎 軍手 地下足袋 ヘルメット 高い足場も 軽やかに 遠く眺めりゃ 古里が 何故に恋しい 旅の空 練って 練って また練って 押して 押して ねこ車 たまにゃ失敗 あるけれど 目指せ天下の 左官 工事現場を 宿にすりゃ 継ぎ接ぎだらけの 貸し布団 寝言 歯ぎしり 高いびき これじゃ朝まで 身が持たぬ 練って 練って また練って こねて こねて またこねりゃ 何故か力が 湧いて来る 今日も働く こね太郎 |
津軽恋女 津軽の海よ 竜飛岬は 吹雪に凍えるよ 日毎夜毎 海鳴りばかり 愚図る女の 泣く声か 津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ にごり酒に想い出浮かべ かじかむこころの 空を見る 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の女よ 枕乱して 引き込む恋女 愛に生きて夢に生きて 白いかげろう 空に舞う 津軽の女よ ねぶた祭りの ゆきずり たわむれか 過ぎた夜の匂いを抱いて 帰れと叫ぶ 岩木川 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の海よ 三味がゆさぶる じょんから聞こえるよ 嘆き唄か 人恋う唄か 胸のすきまに しみてくる 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪  | 新沼謙治 | 久仁京介 | 大倉百人 | 若草恵 | 津軽の海よ 竜飛岬は 吹雪に凍えるよ 日毎夜毎 海鳴りばかり 愚図る女の 泣く声か 津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ にごり酒に想い出浮かべ かじかむこころの 空を見る 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の女よ 枕乱して 引き込む恋女 愛に生きて夢に生きて 白いかげろう 空に舞う 津軽の女よ ねぶた祭りの ゆきずり たわむれか 過ぎた夜の匂いを抱いて 帰れと叫ぶ 岩木川 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の海よ 三味がゆさぶる じょんから聞こえるよ 嘆き唄か 人恋う唄か 胸のすきまに しみてくる 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 |
ひゅう・ひゅう・ひゅう~風に笑われて~小石につまずけば 全てのものが憎らしく 安い酒に酔って また一つ夢を忘れてゆく 星は朝日に消えるのを 待ってるために光る お前も悲しい運命だなと 道路の雑草ちぎって 夜空に投げてみた ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ああ 風に笑われながら 見えない明日を探す 孤独な俺の風景… 深夜の線路沿い 煙草をもみ消しながら ポケットに手を入れ 純情な心探してみる さびたアパートぬくもりが なんにもないこの部屋 慰め聞きたいお前の声 受話器を持ったり置いたり 今夜もしているよ ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ああ 風に笑われながら 失くした夢を探す 孤独な俺の風景… ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ああ 風に笑われながら 見えない明日を探す 孤独な俺の風景… | 新沼謙治 | よこやまみちよし | 宇崎竜童 | 宇崎竜童 | 小石につまずけば 全てのものが憎らしく 安い酒に酔って また一つ夢を忘れてゆく 星は朝日に消えるのを 待ってるために光る お前も悲しい運命だなと 道路の雑草ちぎって 夜空に投げてみた ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ああ 風に笑われながら 見えない明日を探す 孤独な俺の風景… 深夜の線路沿い 煙草をもみ消しながら ポケットに手を入れ 純情な心探してみる さびたアパートぬくもりが なんにもないこの部屋 慰め聞きたいお前の声 受話器を持ったり置いたり 今夜もしているよ ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ああ 風に笑われながら 失くした夢を探す 孤独な俺の風景… ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ひゅう ああ 風に笑われながら 見えない明日を探す 孤独な俺の風景… |
おまえのための恋唄若かったあの日の誓い 今になって果たしてみたい 旅先で絵葉書買って 照れながら 書き綴る おまえのための恋唄 とても不器用だったね 愛の言葉もなくて だけどまごころだけなら 誰も負けはしない 負けはしない ある時は疲れてしまい ちぎれそうになってもいたが 悲しみの時代が過ぎて 窓をあけ 呼びかける おまえのための恋唄 夢は自分に似合いで ほんのささやかだった それを大事に抱きしめ 今も捨てはしない 捨てはしない とても不器用だったね 愛の言葉もなくて だけどまごころだけなら 誰も負けはしない 負けはしない | 新沼謙治 | 阿久悠 | 平尾昌晃 | 杉村俊博 | 若かったあの日の誓い 今になって果たしてみたい 旅先で絵葉書買って 照れながら 書き綴る おまえのための恋唄 とても不器用だったね 愛の言葉もなくて だけどまごころだけなら 誰も負けはしない 負けはしない ある時は疲れてしまい ちぎれそうになってもいたが 悲しみの時代が過ぎて 窓をあけ 呼びかける おまえのための恋唄 夢は自分に似合いで ほんのささやかだった それを大事に抱きしめ 今も捨てはしない 捨てはしない とても不器用だったね 愛の言葉もなくて だけどまごころだけなら 誰も負けはしない 負けはしない |
古里はいいもんだ…山女(ヤマメ)焼いてる 囲炉裡のけむり これが故郷の 匂いだよ 祭り太鼓を 遠くに聞いて おふくろ料理に 舌づつみ いいもんだ… いいもんだ… いくつになっても 古里は いいもんだ… 都会(まち)の疲れを 湯槽(ゆぶね)で流しゃ 幼なじみが 声かける 郷里(くに)の訛りで 仇名(あだな)を呼べば こころは戻るよ あの青春(ころ)に いいもんだ… いいもんだ… いくつになっても 古里は いいもんだ… 若い頃には 一升酒も 今は二合で 高いびき 眠る親父の 髭面(ひげづら)みれば 鉄拳(げんこ)の痛みも 懐かしい いいもんだ… いいもんだ… いくつになっても 古里は いいもんだ… いいもんだ… | 新沼謙治 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 山女(ヤマメ)焼いてる 囲炉裡のけむり これが故郷の 匂いだよ 祭り太鼓を 遠くに聞いて おふくろ料理に 舌づつみ いいもんだ… いいもんだ… いくつになっても 古里は いいもんだ… 都会(まち)の疲れを 湯槽(ゆぶね)で流しゃ 幼なじみが 声かける 郷里(くに)の訛りで 仇名(あだな)を呼べば こころは戻るよ あの青春(ころ)に いいもんだ… いいもんだ… いくつになっても 古里は いいもんだ… 若い頃には 一升酒も 今は二合で 高いびき 眠る親父の 髭面(ひげづら)みれば 鉄拳(げんこ)の痛みも 懐かしい いいもんだ… いいもんだ… いくつになっても 古里は いいもんだ… いいもんだ… |
北を恋うる歌みなと盛り場西へ流れて きょうは瀬戸内潮泊り 酒つぐ女の北国なまりに 男のこころが風になる ゆきずりの港町 飲むほどに酔うほどに無口になるね 「あんた夢をすてないで」 おまえの声がする うまれ故郷は雪どけ頃か 谷に瀬音が響く頃 人は誰でもふるさとひきずる 悲しいこころの旅人さ ゆきずりの港町 逢いたくてせつなくてこの胸痛む そうさ悪いのは俺さ あまえていたんだね 春に背をむけひとりさすらう 窓に大橋灯がにじむ ゆけどもさびしいはるかな旅路よ 男のやすらぎどこにある ゆきずりの港町 酒を飲む酔いしれる霧笛を聞いて 今もゆれるほほえみよ おまえが恋しいね | 新沼謙治 | たかたかし | 幸耕平 | | みなと盛り場西へ流れて きょうは瀬戸内潮泊り 酒つぐ女の北国なまりに 男のこころが風になる ゆきずりの港町 飲むほどに酔うほどに無口になるね 「あんた夢をすてないで」 おまえの声がする うまれ故郷は雪どけ頃か 谷に瀬音が響く頃 人は誰でもふるさとひきずる 悲しいこころの旅人さ ゆきずりの港町 逢いたくてせつなくてこの胸痛む そうさ悪いのは俺さ あまえていたんだね 春に背をむけひとりさすらう 窓に大橋灯がにじむ ゆけどもさびしいはるかな旅路よ 男のやすらぎどこにある ゆきずりの港町 酒を飲む酔いしれる霧笛を聞いて 今もゆれるほほえみよ おまえが恋しいね |
厚田村北は 寒いからね 春は遅いさ 五月だよ 人のいいこと だけは 内地の人には 負けないよ 心のいい奴程 他人(ひと)に だまされて 行くよね 浮雲よ 厚田の海よ 来年は 彼女と来るよ 北の 酒はうまい 夢を語らい 飲み明かそう 遙かアモイの 夜明け 今年は鰊(にしん)が 来るだろうか 心のいい奴程 海を いつまでも 見てるね 浮雲よ 厚田の海よ 岩陰に ハマナスゆれる 明日は別れて行くけれど 忘れるな カモメよ 浮雲よ 厚田の海よ さよならは 又逢うためさ | 新沼謙治 | 山田孝雄 | 浜圭介 | | 北は 寒いからね 春は遅いさ 五月だよ 人のいいこと だけは 内地の人には 負けないよ 心のいい奴程 他人(ひと)に だまされて 行くよね 浮雲よ 厚田の海よ 来年は 彼女と来るよ 北の 酒はうまい 夢を語らい 飲み明かそう 遙かアモイの 夜明け 今年は鰊(にしん)が 来るだろうか 心のいい奴程 海を いつまでも 見てるね 浮雲よ 厚田の海よ 岩陰に ハマナスゆれる 明日は別れて行くけれど 忘れるな カモメよ 浮雲よ 厚田の海よ さよならは 又逢うためさ |
凧あげ峠旅へ出るにも 変えるにも 越さにゃならない 坂の道 凧 凧あがれ 天まで 天まで上がれ 凧あげ峠の あの青空にゃ 糸を鳴らして 凧あげた 遠い 幼い 夢が住む 空の高さに 奴凧 夢をどこまで 運ぶやら 凧 凧あがれ 天まで 天まであがれ 春まだ浅い 段々畑 凧に託した 願い事 残る 日暮れの 辻地蔵 街で暮らせば 誰だって 里が恋しい 山の空 凧 凧あがれ 天まで 天まであがれ 凧あげ峠を 一緒に越えて 旅へ出た身の 二人なら 愛の古巣を つくろうよ | 新沼謙治 | 石本美由起 | 市川昭介 | | 旅へ出るにも 変えるにも 越さにゃならない 坂の道 凧 凧あがれ 天まで 天まで上がれ 凧あげ峠の あの青空にゃ 糸を鳴らして 凧あげた 遠い 幼い 夢が住む 空の高さに 奴凧 夢をどこまで 運ぶやら 凧 凧あがれ 天まで 天まであがれ 春まだ浅い 段々畑 凧に託した 願い事 残る 日暮れの 辻地蔵 街で暮らせば 誰だって 里が恋しい 山の空 凧 凧あがれ 天まで 天まであがれ 凧あげ峠を 一緒に越えて 旅へ出た身の 二人なら 愛の古巣を つくろうよ |
ふれあい京都お前は何を 探しているのか 風に問われて ふり返る 迷い子になって しずんでいた時に あゝ 母なる心で この街は 抱いて 抱いてくれる ふれあい京都 お寺の鐘が鳴る 誰かが名前 呼んでいる 時間がたてば 別れも美しい 過去の思い出 ほほえんで 昨日と違う 自分に出逢いたい あゝ 父なる強さで もう一度 生まれ 生まれ変わる ふれあい京都 窓辺に灯がともる 誰かが帰り 待っている | 新沼謙治 | 建石一 | 四方章人 | | お前は何を 探しているのか 風に問われて ふり返る 迷い子になって しずんでいた時に あゝ 母なる心で この街は 抱いて 抱いてくれる ふれあい京都 お寺の鐘が鳴る 誰かが名前 呼んでいる 時間がたてば 別れも美しい 過去の思い出 ほほえんで 昨日と違う 自分に出逢いたい あゝ 父なる強さで もう一度 生まれ 生まれ変わる ふれあい京都 窓辺に灯がともる 誰かが帰り 待っている |
くちづけ傷ある心 寒いなら 子供みたいに 甘えて眠れ やがて夜明けの 終着駅に 汽車はふたりを 運ぶだろう 倖せに おくびょうな ふるえる唇 ふさいでやろう 涙の河を いくすじも 越えて迷子が めぐり逢えたよ 窓に見送る 街灯り 苦(にが)い過去(むかし)は 俺にもあるさ ためらいがちに ミカンの皮を むいてさしだす いじらしさ 倖せに おくびょうな ふるえる唇 ふさいでやろう どこかでなくした 合い鍵を あきらめないで 探していたよ 倖せに おくびょうな ふるえる唇 ふさいでやろう 祈りをこめた くちづけは 故郷の匂い 愛(いと)しいやつさ | 新沼謙治 | 石原信一 | 浜圭介 | | 傷ある心 寒いなら 子供みたいに 甘えて眠れ やがて夜明けの 終着駅に 汽車はふたりを 運ぶだろう 倖せに おくびょうな ふるえる唇 ふさいでやろう 涙の河を いくすじも 越えて迷子が めぐり逢えたよ 窓に見送る 街灯り 苦(にが)い過去(むかし)は 俺にもあるさ ためらいがちに ミカンの皮を むいてさしだす いじらしさ 倖せに おくびょうな ふるえる唇 ふさいでやろう どこかでなくした 合い鍵を あきらめないで 探していたよ 倖せに おくびょうな ふるえる唇 ふさいでやろう 祈りをこめた くちづけは 故郷の匂い 愛(いと)しいやつさ |
朔幾度か恋 した筈の 僕の胸を まどわせる 君が行く 謎めいて とらえようもなく 月の初めに 決めた言葉 ひとつさえも 言えずに 近づけばこわい 遠くちゃつらい ひと月も ふた月も すぎたと いうのに 夢の中じゃ 気も軽く 心やすく 君を抱く 目覚めれば 君の夢 見送るだけの僕 朔ごとに あせる想い 誰か聞いて 欲しいよ 言い出せばこわい 言わなきゃつらい 気弱さに にが笑い 二度目の 初恋か 君を忘れて どこか遠く 逃げていけば いいのか 飛び立てばこわい 飛ばなきゃつらい もう次の 朔が そこまで 来てるのに | 新沼謙治 | 小椋佳 | 小椋佳・馬飼野俊一 | | 幾度か恋 した筈の 僕の胸を まどわせる 君が行く 謎めいて とらえようもなく 月の初めに 決めた言葉 ひとつさえも 言えずに 近づけばこわい 遠くちゃつらい ひと月も ふた月も すぎたと いうのに 夢の中じゃ 気も軽く 心やすく 君を抱く 目覚めれば 君の夢 見送るだけの僕 朔ごとに あせる想い 誰か聞いて 欲しいよ 言い出せばこわい 言わなきゃつらい 気弱さに にが笑い 二度目の 初恋か 君を忘れて どこか遠く 逃げていけば いいのか 飛び立てばこわい 飛ばなきゃつらい もう次の 朔が そこまで 来てるのに |
立待岬まぶた閉じれば おまえが見える ながい黒髪 あまえる素振り 俺は無性に 逢いたくて 夜明けの海峡 こえて来た 男ひとり さいはての 立待岬 待っているから 迎えに来てと 肩をふるわせ 別れに泣いた よせて泡だつ 荒波の せつない呟き なおしみる 風も空も 想い出の 立待岬 抱いてやりたい この手のなかに にぎりしめてる 指輪がひとつ 俺の呼ぶこえ 聞こえたら やさしい笑顔 見せてくれ おまえ探す 旅のはて 立待岬 | 新沼謙治 | 芦原みずほ | 井上かつお | | まぶた閉じれば おまえが見える ながい黒髪 あまえる素振り 俺は無性に 逢いたくて 夜明けの海峡 こえて来た 男ひとり さいはての 立待岬 待っているから 迎えに来てと 肩をふるわせ 別れに泣いた よせて泡だつ 荒波の せつない呟き なおしみる 風も空も 想い出の 立待岬 抱いてやりたい この手のなかに にぎりしめてる 指輪がひとつ 俺の呼ぶこえ 聞こえたら やさしい笑顔 見せてくれ おまえ探す 旅のはて 立待岬 |
さらば荒野よ花を踏んで 大人になるなら 子供でいたいと きみは云う 花を散らして 夢叶うなら 不幸なあしたで いいと泣く そんな そんな 君の やさしさが きっと きっと 君を だめにする だから だから 手をとって 旅人になろう 風に吹かれよう さらば荒野よ 街の灯りよ 海が見たい かもめになりたい 夜空をみあげて ふと洩らす そんな哀しい きみのつばさを 都会の絵具が 染めてゆく 君の 君の こころ 焦がすよな 苦い 苦い 酒は もう止(よ)しな ふたり ふたり 手をとって 旅人になろう 風に吹かれよう さらば荒野よ 街の灯りよ 旅人になろう 風に吹かれよう さらば荒野よ 街の灯りよ | 新沼謙治 | 麻生香太郎 | 杉本真人 | | 花を踏んで 大人になるなら 子供でいたいと きみは云う 花を散らして 夢叶うなら 不幸なあしたで いいと泣く そんな そんな 君の やさしさが きっと きっと 君を だめにする だから だから 手をとって 旅人になろう 風に吹かれよう さらば荒野よ 街の灯りよ 海が見たい かもめになりたい 夜空をみあげて ふと洩らす そんな哀しい きみのつばさを 都会の絵具が 染めてゆく 君の 君の こころ 焦がすよな 苦い 苦い 酒は もう止(よ)しな ふたり ふたり 手をとって 旅人になろう 風に吹かれよう さらば荒野よ 街の灯りよ 旅人になろう 風に吹かれよう さらば荒野よ 街の灯りよ |
正直なんだネお前と会った そのあとは なぜか心が 風船よ 交番前でも あいさつするし 知らぬ人にも 手をふるし あ~ いい夜ですね あ~ いい月ですね まるで地球が 自分のために まわっているよな 気がしてさ 正直なんだネ 俺って 正直なんだネ お前とけんか したあとは なぜか心が ドシャ降りよ 電信柱に タンカは切るし 角のイヌにも 吠えかかる あ~ いいことないね あ~ まっくら闇よ これで人生 終りというか そんな気がして 落ちこんで 正直なんだネ 俺って 正直なんだネ あ~ お前がいいよ あ~ お前でなけりゃ 恋だ愛だと 言う気はないが 好きのひとこと それだけだよ 正直なんだネ 俺って 正直なんだネ | 新沼謙治 | 伊藤アキラ | 馬飼野康二 | | お前と会った そのあとは なぜか心が 風船よ 交番前でも あいさつするし 知らぬ人にも 手をふるし あ~ いい夜ですね あ~ いい月ですね まるで地球が 自分のために まわっているよな 気がしてさ 正直なんだネ 俺って 正直なんだネ お前とけんか したあとは なぜか心が ドシャ降りよ 電信柱に タンカは切るし 角のイヌにも 吠えかかる あ~ いいことないね あ~ まっくら闇よ これで人生 終りというか そんな気がして 落ちこんで 正直なんだネ 俺って 正直なんだネ あ~ お前がいいよ あ~ お前でなけりゃ 恋だ愛だと 言う気はないが 好きのひとこと それだけだよ 正直なんだネ 俺って 正直なんだネ |
寝台列車眠れないのか 下のベッドの 君のため息 聞こえてくるよ 無理もないのさ 寝台列車で 僕のふるさとへ 君をつれてゆく 愛を信じて 生きてゆこうよ どんな時でも これからは 明日になったら 瀬戸内の海が ぼくら二人を 迎えてくれるよ 何も心配 せずにお休み きっとおふくろ 気に入るだろう ぼくもかれこれ 三年ぶりだよ ここで育ったと 君に見せたいよ 海をながめて 愛を夢見た そんなことさえ 思い出す いつも話した 瀬戸内の海が ぼくら二人を 迎えてくれるよ 古い家並 白い砂浜 燃える夕陽が きれいだよ 明日になったら 瀬戸内の海が ぼくら二人を 迎えてくれるよ | 新沼謙治 | 山上路夫 | 平尾昌晃 | | 眠れないのか 下のベッドの 君のため息 聞こえてくるよ 無理もないのさ 寝台列車で 僕のふるさとへ 君をつれてゆく 愛を信じて 生きてゆこうよ どんな時でも これからは 明日になったら 瀬戸内の海が ぼくら二人を 迎えてくれるよ 何も心配 せずにお休み きっとおふくろ 気に入るだろう ぼくもかれこれ 三年ぶりだよ ここで育ったと 君に見せたいよ 海をながめて 愛を夢見た そんなことさえ 思い出す いつも話した 瀬戸内の海が ぼくら二人を 迎えてくれるよ 古い家並 白い砂浜 燃える夕陽が きれいだよ 明日になったら 瀬戸内の海が ぼくら二人を 迎えてくれるよ |
もう秋だ洗いざらしのデニムの上下で ぼくは君を誘いに行くよ 君も君で 石けんの匂いだけ 他の香水はなしで来ておくれ 日あたりのいい公園で 一日しゃべっていたいよ 気のきいた遊びなど思いつかない それでもいいだろう それでもいいだろう 紙の袋にリンゴをつめこみ ぼくは君をたずねていくよ 君は君で カリカリと音をたて 白い歯を見せてくれるだけでいい 季節の過ぎた貸しボート うかべてのんびりしたいよ 気のきいた遊びなど思いつかない それでもいいだろう それでもいいだろう… | 新沼謙治 | 阿久悠 | 川口真 | | 洗いざらしのデニムの上下で ぼくは君を誘いに行くよ 君も君で 石けんの匂いだけ 他の香水はなしで来ておくれ 日あたりのいい公園で 一日しゃべっていたいよ 気のきいた遊びなど思いつかない それでもいいだろう それでもいいだろう 紙の袋にリンゴをつめこみ ぼくは君をたずねていくよ 君は君で カリカリと音をたて 白い歯を見せてくれるだけでいい 季節の過ぎた貸しボート うかべてのんびりしたいよ 気のきいた遊びなど思いつかない それでもいいだろう それでもいいだろう… |
おもかげ遠歌とじた瞼のヨー 向うに浮かぶヨー 遅い春くる 桑畑 面影村は 山の里サ 俺のつれなさ 恨んで泣いて 嫁いだ女(ひと)が いまも住む いまも住む… 汽車に乗ったらヨー 明日は着くがヨー 帰りたくても 帰れない 面影村は 別れ里サ 愛にそむいた この身になれば いまさら会わす 顔もない 顔もない… 夏はつかの間ヨー 秋から冬へヨー 夢も凍るか 夜の寒さ 面影村は 雪の里サ いまじゃ誰かの 母親だろう 幸せ祈る 俺なのさ 俺なのさ… | 新沼謙治 | 石本美由起 | 市川昭介 | 佐伯亮 | とじた瞼のヨー 向うに浮かぶヨー 遅い春くる 桑畑 面影村は 山の里サ 俺のつれなさ 恨んで泣いて 嫁いだ女(ひと)が いまも住む いまも住む… 汽車に乗ったらヨー 明日は着くがヨー 帰りたくても 帰れない 面影村は 別れ里サ 愛にそむいた この身になれば いまさら会わす 顔もない 顔もない… 夏はつかの間ヨー 秋から冬へヨー 夢も凍るか 夜の寒さ 面影村は 雪の里サ いまじゃ誰かの 母親だろう 幸せ祈る 俺なのさ 俺なのさ… |
流浪人一人 コップ酒 故郷(ふるさと) 思う夜は 都会暮らしの 風が身に沁みる 人が渦巻く 荒海で 掴んだものと 引きかえに 俺は何を 手放したのか がむしゃらに 生きてきた 流されて 生きてきた それでいいのか… 今夜もため息 酒を飲む おふくろ達者かと 受話器に声かける 今はそれしか できぬ親孝行 都会の街角(まち)は 情がない それを嫌っていた俺も 同じ色に 染まってたのか このままで 終わるのか 流されて 生きるのか 思い悩んで… 唇噛みしめ 酒をつぐ しあわせは どこにある 人生は まだ途中 負けてたまるか 明日を夢見て 酒に酔う がむしゃらに 生きてきた 流されて 生きてきた それでいいのか… 今夜もため息 酒を飲む | 新沼謙治 | 津城ひかる | 杉本眞人 | | 一人 コップ酒 故郷(ふるさと) 思う夜は 都会暮らしの 風が身に沁みる 人が渦巻く 荒海で 掴んだものと 引きかえに 俺は何を 手放したのか がむしゃらに 生きてきた 流されて 生きてきた それでいいのか… 今夜もため息 酒を飲む おふくろ達者かと 受話器に声かける 今はそれしか できぬ親孝行 都会の街角(まち)は 情がない それを嫌っていた俺も 同じ色に 染まってたのか このままで 終わるのか 流されて 生きるのか 思い悩んで… 唇噛みしめ 酒をつぐ しあわせは どこにある 人生は まだ途中 負けてたまるか 明日を夢見て 酒に酔う がむしゃらに 生きてきた 流されて 生きてきた それでいいのか… 今夜もため息 酒を飲む |
さよなら橋さよならは雨の日に言うものじゃない 辛さだけが染み入るように残ってしまうよ さよならは晴れた日にするものなのさ また逢えそな笑顔のまま旅立つことだよ そして未来のことは風にまかせ たださよなら橋を渡れ こころの中に風が吹いても 立ち止まらず一歩ずつ歩いて振り向かず さよならは遠い空で言うものなのさ 恋しいなら愛しいなら涙がきらいなら いまは淋しい思い川に流し たださよなら橋を渡れ こころの中に泣き虫がいても 叱ることなく泣きながら歩いて行くがいい こころの中に雨が降っても 嘆くことなくただ一人歩いて行けばいい こころの中で君は生きてる さよなら橋を渡る僕は走って振り向かず こころの中でふれあう人は 拒むことなくみちづれに歩いてみればいい | 新沼謙治 | 大倉百人 | 大倉百人 | | さよならは雨の日に言うものじゃない 辛さだけが染み入るように残ってしまうよ さよならは晴れた日にするものなのさ また逢えそな笑顔のまま旅立つことだよ そして未来のことは風にまかせ たださよなら橋を渡れ こころの中に風が吹いても 立ち止まらず一歩ずつ歩いて振り向かず さよならは遠い空で言うものなのさ 恋しいなら愛しいなら涙がきらいなら いまは淋しい思い川に流し たださよなら橋を渡れ こころの中に泣き虫がいても 叱ることなく泣きながら歩いて行くがいい こころの中に雨が降っても 嘆くことなくただ一人歩いて行けばいい こころの中で君は生きてる さよなら橋を渡る僕は走って振り向かず こころの中でふれあう人は 拒むことなくみちづれに歩いてみればいい |
風とともに…恋心 風とともに あの時代に捨てたはずさ 胸が熱くなる 純な気持ちで泣いたっけ 山越えて 河越えて あの時代に辿りついた 心離れない 愛しい女だよ 上ってきた坂道 歩いて帰る あゝ 君とふたり行くなら ゆっくりと 今なら言える あゝ 素直に言える あゝ 君がとても愛しいと 風とともに過ぎた 歳月を取り戻し ふたりで歩いて行けるなら 愛を取り戻したい 波しぶき 荒れる海よ 痛ぶるように打ちつける 心締めつける 逢いたい女だよ 渡ってきた海鳥 並んで帰る あゝ この空を行くなら はぐれずに 今なら言える あゝ 素直に言える あゝ 君がとても愛しいと 風とともに過ぎた 歳月を取り戻し ふたりで歩いて行けるなら 愛を取り戻したい 風とともに過ぎた 歳月を取り戻し ふたりで暮らして行けるなら 窓に明かりを灯すのさ 風とともに逢いに 君の町まで 吹かれて焦がれて この腕に 愛を取り戻したい | 新沼謙治 | もときあつ子 | 大倉百人 | 久保善明 | 恋心 風とともに あの時代に捨てたはずさ 胸が熱くなる 純な気持ちで泣いたっけ 山越えて 河越えて あの時代に辿りついた 心離れない 愛しい女だよ 上ってきた坂道 歩いて帰る あゝ 君とふたり行くなら ゆっくりと 今なら言える あゝ 素直に言える あゝ 君がとても愛しいと 風とともに過ぎた 歳月を取り戻し ふたりで歩いて行けるなら 愛を取り戻したい 波しぶき 荒れる海よ 痛ぶるように打ちつける 心締めつける 逢いたい女だよ 渡ってきた海鳥 並んで帰る あゝ この空を行くなら はぐれずに 今なら言える あゝ 素直に言える あゝ 君がとても愛しいと 風とともに過ぎた 歳月を取り戻し ふたりで歩いて行けるなら 愛を取り戻したい 風とともに過ぎた 歳月を取り戻し ふたりで暮らして行けるなら 窓に明かりを灯すのさ 風とともに逢いに 君の町まで 吹かれて焦がれて この腕に 愛を取り戻したい |
風まかせ夢まかせ嫌なことは 忘れろよ 夢があるから 明日がある 風まかせ 夢まかせ 明日は明日の風が吹く ちいさい事にはこだわらず でっかい事にもこだわらず 風まかせ 夢まかせ 欲を捨てれば楽になる 隣の芝生は良く見える 見栄を張るには金がいる 風まかせ 夢まかせ なぜかしんみり泣けてくる 鶴は鶴なり生きてゆく 亀は亀なり生きてゆく 風まかせ 夢まかせ ツルは千年カメ万年 夢の谷間に風が吹く 風の谷間に夢を見る 風まかせ 夢まかせ 俺の人生風まかせ 明日は明日の風が吹く | 新沼謙治 | 新沼謙治 | 新沼謙治 | | 嫌なことは 忘れろよ 夢があるから 明日がある 風まかせ 夢まかせ 明日は明日の風が吹く ちいさい事にはこだわらず でっかい事にもこだわらず 風まかせ 夢まかせ 欲を捨てれば楽になる 隣の芝生は良く見える 見栄を張るには金がいる 風まかせ 夢まかせ なぜかしんみり泣けてくる 鶴は鶴なり生きてゆく 亀は亀なり生きてゆく 風まかせ 夢まかせ ツルは千年カメ万年 夢の谷間に風が吹く 風の谷間に夢を見る 風まかせ 夢まかせ 俺の人生風まかせ 明日は明日の風が吹く |
なつかしの歌声銀座の街 今日も暮れて 赤き灯燃ゆ 恋し東京 恋し東京 あの窓この小径(こみち) やさしの柳 あこがれは悲しき 乙女の涙 風よ運べよ いとしの君へ 歎(なげ)きの道 ひとり行けば みどりの樹に 鳥はうたう 鳥はうたう やさしく寄り添いし 姿よいずこ おもいでの窓辺に 忘れなぐさが 風に泣いてる きのうも今日も 夕焼空 君と眺め うたいし歌 楽しメロディー 楽しメロディー うたえば涙ぐみ こころは咽(むせ)ぶ 落葉ちる朝(あした)に 雪ふる宵に 呼ぶよこの歌 返らぬ涙 | 新沼謙治 | 西條八十 | 古賀政男 | | 銀座の街 今日も暮れて 赤き灯燃ゆ 恋し東京 恋し東京 あの窓この小径(こみち) やさしの柳 あこがれは悲しき 乙女の涙 風よ運べよ いとしの君へ 歎(なげ)きの道 ひとり行けば みどりの樹に 鳥はうたう 鳥はうたう やさしく寄り添いし 姿よいずこ おもいでの窓辺に 忘れなぐさが 風に泣いてる きのうも今日も 夕焼空 君と眺め うたいし歌 楽しメロディー 楽しメロディー うたえば涙ぐみ こころは咽(むせ)ぶ 落葉ちる朝(あした)に 雪ふる宵に 呼ぶよこの歌 返らぬ涙 |
北国の春白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘北国の ああ北国の春 季節が都会では わからないだろと 届いたおふくろの 小さな包み あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな 雪どけ せせらぎ 丸木橋 からまつの芽がふく北国の ああ北国の春 好きだとおたがいに いいだせないまま 別れてもう五年 あの娘(こ)はどうしてる あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな やまぶき 朝霧 水車小屋 わらべ唄きこえる北国の ああ北国の春 あにきもおやじ似で 無口なふたりが たまには酒でも 飲んでるだろか あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな | 新沼謙治 | いではく | 遠藤実 | | 白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘北国の ああ北国の春 季節が都会では わからないだろと 届いたおふくろの 小さな包み あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな 雪どけ せせらぎ 丸木橋 からまつの芽がふく北国の ああ北国の春 好きだとおたがいに いいだせないまま 別れてもう五年 あの娘(こ)はどうしてる あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな やまぶき 朝霧 水車小屋 わらべ唄きこえる北国の ああ北国の春 あにきもおやじ似で 無口なふたりが たまには酒でも 飲んでるだろか あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな |
東京ラプソディ花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり君ひとり 逢えば行くティールーム 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 現(うつつ)に夢見る君の 神田は想い出の街 いまもこの胸にこの胸に ニコライのかねも鳴る 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 明けても暮れても歌う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の踊り子の 黒子(ほくろ)さえ忘られぬ 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 夜更けにひととき寄せて なまめく新宿駅の あのこはダンサーかダンサーか 気にかかるあの指輪 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 | 新沼謙治 | 門田ゆたか | 古賀政男 | | 花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり君ひとり 逢えば行くティールーム 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 現(うつつ)に夢見る君の 神田は想い出の街 いまもこの胸にこの胸に ニコライのかねも鳴る 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 明けても暮れても歌う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の踊り子の 黒子(ほくろ)さえ忘られぬ 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 夜更けにひととき寄せて なまめく新宿駅の あのこはダンサーかダンサーか 気にかかるあの指輪 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 |
三日月哀歌初心と純との初恋は とうに破れて 夢の中 白い林檎の花びらを 風が散らした あの日から *やせても照らせ 三日月よ せめても遠い面影を 吐息を酒にあびせつつ 今宵もきみを また想う* ふれて恥じらうくちびるに 熱い涙が流れ込み 永遠の別れの旅立ちを ひとり見送る 影法師 欠けても照らせ 三日月よ 哀れと思え 初恋を 年月重ね 日を送り おさないままの きみに逢う 初心で色づく はじらいと 純が邪魔する ためらいが 花の嵐に あそばれて ついに思いも とげぬまま 落ちても照らせ 三日月よ 忘れることのないように ほろほろ泣いて くちずさむ はるかなきみの 好きな歌 (*くり返し) | 新沼謙治 | 阿久悠 | 川口真 | | 初心と純との初恋は とうに破れて 夢の中 白い林檎の花びらを 風が散らした あの日から *やせても照らせ 三日月よ せめても遠い面影を 吐息を酒にあびせつつ 今宵もきみを また想う* ふれて恥じらうくちびるに 熱い涙が流れ込み 永遠の別れの旅立ちを ひとり見送る 影法師 欠けても照らせ 三日月よ 哀れと思え 初恋を 年月重ね 日を送り おさないままの きみに逢う 初心で色づく はじらいと 純が邪魔する ためらいが 花の嵐に あそばれて ついに思いも とげぬまま 落ちても照らせ 三日月よ 忘れることのないように ほろほろ泣いて くちずさむ はるかなきみの 好きな歌 (*くり返し) |
大雪よちっぽけな自分に ため息こぼれたら 君に会いに行こう 限られた夏を 一心に燃える 北の国の友に 万年雪が夕陽に 照らされて 茜色に染まる 疲れた体を投げ出し 眠れよと 静かに君が ささやく ああ大雪よ ああ大雪よ その大きな腕を広げ 強く抱きしめてくれ 追いかけた夢が こわれてしまったら 君に会いに行こう こおりつく冬を じっと耐えている 北の国の友に 冷たい氷の下で ふきのとう 春のおとずれ祈る 時の流れるままに まかせよと 静かに君が ほほえむ ああ大雪よ ああ大雪よ そのやさしいまなざしで いつも見守ってくれ ああ大雪よ ああ大雪よ どんなに遠く 離れても 君は心の友…… | 新沼謙治 | 阿部佳織 | 阿部佳織 | | ちっぽけな自分に ため息こぼれたら 君に会いに行こう 限られた夏を 一心に燃える 北の国の友に 万年雪が夕陽に 照らされて 茜色に染まる 疲れた体を投げ出し 眠れよと 静かに君が ささやく ああ大雪よ ああ大雪よ その大きな腕を広げ 強く抱きしめてくれ 追いかけた夢が こわれてしまったら 君に会いに行こう こおりつく冬を じっと耐えている 北の国の友に 冷たい氷の下で ふきのとう 春のおとずれ祈る 時の流れるままに まかせよと 静かに君が ほほえむ ああ大雪よ ああ大雪よ そのやさしいまなざしで いつも見守ってくれ ああ大雪よ ああ大雪よ どんなに遠く 離れても 君は心の友…… |
渋谷ものがたり酒でふさいだ心の傷に 若いヤツらの 歌がしむ モノがあふれて 心が痩せて スブヤの街は演歌が 居づらくなるばかり 夜更けのハチ公 目に涙 俺たち時代に はぐれたね あゝ… 群れをなしてる 若者だって 部屋に帰れば 寒枕 仮面剥ぎとりゃ 似たもの同士 シブヤの街は昔の自分を見てるよう 一緒に飲もうよ 夜明けまで 俺たち昭和の忘れもの あゝ… 何もいわせず 男が抱けば 世間ふりすて 泣く女 そんなロマンが 少しは残る 道玄坂の人目を忍んだ 仮の宿 誰でもさみしい 人恋しい 俺たちやっぱり昭和だね あゝ… | 新沼謙治 | 麻生香太郎 | 浜圭介 | | 酒でふさいだ心の傷に 若いヤツらの 歌がしむ モノがあふれて 心が痩せて スブヤの街は演歌が 居づらくなるばかり 夜更けのハチ公 目に涙 俺たち時代に はぐれたね あゝ… 群れをなしてる 若者だって 部屋に帰れば 寒枕 仮面剥ぎとりゃ 似たもの同士 シブヤの街は昔の自分を見てるよう 一緒に飲もうよ 夜明けまで 俺たち昭和の忘れもの あゝ… 何もいわせず 男が抱けば 世間ふりすて 泣く女 そんなロマンが 少しは残る 道玄坂の人目を忍んだ 仮の宿 誰でもさみしい 人恋しい 俺たちやっぱり昭和だね あゝ… |
幸福の坂道遥か遠い北の空 何処の町で 幸福の坂道を歩いているだろうか ため息つくな ふりむくな 嫁いでいればいい 想い出は足もとを重くするだけ 風は何も知らずに季節を運ぶけど 今もあの人の笑顔 胸に消えぬままに 夢に吹かれ ちぎれ雲 心をつれて 幸福の坂道を 見つめているだろうか 苦労をするな 無理するな 母親ならばいい 人生をすこやかに 暮らしているか 風は心の小枝 淋しくゆらすけど 今もあの頃のこと胸に消えぬままに 背のびをするな 駆けだすな 元気でいればいい 手のひらで掴んだら ゆっくり歩け 風は何も知らずに 季節を運ぶけど 今もあの人の笑顔 胸に消えぬままに | 新沼謙治 | 荒木とよひさ | 佐瀬寿一 | | 遥か遠い北の空 何処の町で 幸福の坂道を歩いているだろうか ため息つくな ふりむくな 嫁いでいればいい 想い出は足もとを重くするだけ 風は何も知らずに季節を運ぶけど 今もあの人の笑顔 胸に消えぬままに 夢に吹かれ ちぎれ雲 心をつれて 幸福の坂道を 見つめているだろうか 苦労をするな 無理するな 母親ならばいい 人生をすこやかに 暮らしているか 風は心の小枝 淋しくゆらすけど 今もあの頃のこと胸に消えぬままに 背のびをするな 駆けだすな 元気でいればいい 手のひらで掴んだら ゆっくり歩け 風は何も知らずに 季節を運ぶけど 今もあの人の笑顔 胸に消えぬままに |
男の未練お前と別れて 放浪(さす)らう心 思い出ばかりが ついてくる 星も見えない 積木の都会(まち)は 風の便りも 届きはしない あゝ 忘れられない 酒のせいではないけれど 男の未練は 切ないものさ 倖せならば 倖せならば それでいいけれど 淋しさだけを 埋めるために 女のぬくもり 借りたけど たったひとつの 季節も越せず 通りすがりの 情で終る あゝ 忘れられない いまもお前のうしろ影 男の未練は 消せないものさ 倖せならば 倖せならば それでいいけれど 想い出すのさ 昨日のように ふたり暮した あの窓灯り あゝ 忘れられない 寒い心のかたすみで 男の未練は 消せないものさ 倖せならば 倖せならば それでいいけれど | 新沼謙治 | 荒木とよひさ | 三木たかし | | お前と別れて 放浪(さす)らう心 思い出ばかりが ついてくる 星も見えない 積木の都会(まち)は 風の便りも 届きはしない あゝ 忘れられない 酒のせいではないけれど 男の未練は 切ないものさ 倖せならば 倖せならば それでいいけれど 淋しさだけを 埋めるために 女のぬくもり 借りたけど たったひとつの 季節も越せず 通りすがりの 情で終る あゝ 忘れられない いまもお前のうしろ影 男の未練は 消せないものさ 倖せならば 倖せならば それでいいけれど 想い出すのさ 昨日のように ふたり暮した あの窓灯り あゝ 忘れられない 寒い心のかたすみで 男の未練は 消せないものさ 倖せならば 倖せならば それでいいけれど |
旅の章夕陽に 羽を染めて 何処へ行く行く 迷い鳥 旅の心の みちづれに ついてくるのか はぐれ鳥 寂れた 港酒場 酒の肴に 聞く唄は 旅の心に ジーンとくる 若いヤン衆の カモメ唄 小雨が ポツリポツリ 宿のガラスを濡らす夜は 旅の心の なぐさめに せめて手折(たお)ろう 一夜(ひとよ)花 船から 北に向かう 夜行列車に 乗り継げば 旅の心に やるせなく むせび泣くよな 汽車の汽笛(ふえ) 愛する 人はひとり 遥か都の 空の下 旅の心の つれづれに 書いた宛名の ない便り 書いた宛名の ない便り | 新沼謙治 | 林萬太郎 | 林萬太郎 | | 夕陽に 羽を染めて 何処へ行く行く 迷い鳥 旅の心の みちづれに ついてくるのか はぐれ鳥 寂れた 港酒場 酒の肴に 聞く唄は 旅の心に ジーンとくる 若いヤン衆の カモメ唄 小雨が ポツリポツリ 宿のガラスを濡らす夜は 旅の心の なぐさめに せめて手折(たお)ろう 一夜(ひとよ)花 船から 北に向かう 夜行列車に 乗り継げば 旅の心に やるせなく むせび泣くよな 汽車の汽笛(ふえ) 愛する 人はひとり 遥か都の 空の下 旅の心の つれづれに 書いた宛名の ない便り 書いた宛名の ない便り |
男のやせがまん夢が叶って 良かったと 一言 書いてある そんな手紙を 読みながら ジンと泣ける夜 別れても別れても 俺を忘れずに そっと そっと 見ててくれたあいつ 目がしらを かくす指 男の やせがまん 今の暮らしが 気にかかる か細い 女文字 名前ひとつが 優しさか 俺を泣かす夜 揺れうごく 揺れうごく 遠い恋ごころ 二度と 二度と 語り合えぬあいつ 逢いたさを 抱きしめる 男の やせがまん 幸せを幸せを 今日も祈るだけ 俺の 俺の 胸をよぎるあいつ 泣いたなら 嘘になる 男の やせがまん 泣いたなら 嘘になる 男の やせがまん | 新沼謙治 | 建石一 | 杉本眞人 | | 夢が叶って 良かったと 一言 書いてある そんな手紙を 読みながら ジンと泣ける夜 別れても別れても 俺を忘れずに そっと そっと 見ててくれたあいつ 目がしらを かくす指 男の やせがまん 今の暮らしが 気にかかる か細い 女文字 名前ひとつが 優しさか 俺を泣かす夜 揺れうごく 揺れうごく 遠い恋ごころ 二度と 二度と 語り合えぬあいつ 逢いたさを 抱きしめる 男の やせがまん 幸せを幸せを 今日も祈るだけ 俺の 俺の 胸をよぎるあいつ 泣いたなら 嘘になる 男の やせがまん 泣いたなら 嘘になる 男の やせがまん |
情け川 くわえ煙草の 赤い火が 指ではじけて 螢になった なにか言ってよ 嘘でもいいの 嘘で明日が 生きられる あなた…… どこへ流れる 情け川 倫(みち)にはずれた 恋だって 燃えた心は だませはしない 抱けば苦しい 捨てれば幸い 泣いてこたえが 出ぬものを あなた…… 呼んでせつない 情け川 まわり道でも その気なら いつか叶うわ ふたりの夢が 風が変わろと みぞれになろと 惚れた男の 背にすがり あなた…… ふたり流れる 情け川 | 新沼謙治 | 吉岡治 | 市川昭介 | | くわえ煙草の 赤い火が 指ではじけて 螢になった なにか言ってよ 嘘でもいいの 嘘で明日が 生きられる あなた…… どこへ流れる 情け川 倫(みち)にはずれた 恋だって 燃えた心は だませはしない 抱けば苦しい 捨てれば幸い 泣いてこたえが 出ぬものを あなた…… 呼んでせつない 情け川 まわり道でも その気なら いつか叶うわ ふたりの夢が 風が変わろと みぞれになろと 惚れた男の 背にすがり あなた…… ふたり流れる 情け川 |
旅先の雨につま先に雨 旅先の雨 気まじめ過ぎた 恋の重さを 逃れた旅と 見すかすように 桔梗に映える 富士に見とれて ひと時なごむ 心 心責めるよ せせらぎ近く 笛吹橋に あの日の君の 忍び声する 旅先の雨に 洗われた心 今すぐ君に 持ち帰りたい 遅過ぎぬうちに 帰りたい 背中打つ雨 旅先の雨 時代遅れの 恋の重さを 恥じる心を いさめるように うす紅の 桃の花屋根 君と訪ねた季節(とき)が 季節が浮かぶよ 灯ともし頃の 笛吹川に 月見草そっと 音立てて咲く 旅先の雨に洗われた心 今すぐ君に 持ち帰りたい 遅過ぎぬうちに 帰りたい 心打つ雨よ 旅先の雨よ 明日は晴れろ 恋する人 野道を急ぐ 男のために | 新沼謙治 | 小椋桂 | 小椋桂 | | つま先に雨 旅先の雨 気まじめ過ぎた 恋の重さを 逃れた旅と 見すかすように 桔梗に映える 富士に見とれて ひと時なごむ 心 心責めるよ せせらぎ近く 笛吹橋に あの日の君の 忍び声する 旅先の雨に 洗われた心 今すぐ君に 持ち帰りたい 遅過ぎぬうちに 帰りたい 背中打つ雨 旅先の雨 時代遅れの 恋の重さを 恥じる心を いさめるように うす紅の 桃の花屋根 君と訪ねた季節(とき)が 季節が浮かぶよ 灯ともし頃の 笛吹川に 月見草そっと 音立てて咲く 旅先の雨に洗われた心 今すぐ君に 持ち帰りたい 遅過ぎぬうちに 帰りたい 心打つ雨よ 旅先の雨よ 明日は晴れろ 恋する人 野道を急ぐ 男のために |
明日は花咲け俺じゃつくれぬ お前の笑顔 夢をくれるさ あいつはきっと 明日は 花咲け 腕にすがって ついてゆけ 遅れてつかんだ 倖せ離すなよ 捨ててゆけない 昔もあるが 今日で忘れて 歩いてゆけよ 明日は 花咲け 俺のことなら 気にするな 涙でみつけた 倖せ離すなよ 抱いてやれない お前の肩を 街の灯りが やさしくつつむ 明日は 花咲け 二度と泣くなよ 振りむくな お前の春だよ 倖せ離すなよ | 新沼謙治 | さいとう大三 | 岸本健介 | | 俺じゃつくれぬ お前の笑顔 夢をくれるさ あいつはきっと 明日は 花咲け 腕にすがって ついてゆけ 遅れてつかんだ 倖せ離すなよ 捨ててゆけない 昔もあるが 今日で忘れて 歩いてゆけよ 明日は 花咲け 俺のことなら 気にするな 涙でみつけた 倖せ離すなよ 抱いてやれない お前の肩を 街の灯りが やさしくつつむ 明日は 花咲け 二度と泣くなよ 振りむくな お前の春だよ 倖せ離すなよ |