君が好き君だから 君だから こんなに待って いたんだよ 初めて知った その時に はなしはしないと ただ一つ 心にきめた ぼくだもの 君だから 君だから 叱ってしまう こともある 悲しい顔で 空を見て こぼした涙の 美しさ いたむよ胸が 君ゆえに 君だから 君だから なんでもぼくは かたるのさ 愛する心 信じあい これからいつでも 二人して 歩いて行こう どこまでも | 千昌夫 | 若山かほる | 遠藤実 | | 君だから 君だから こんなに待って いたんだよ 初めて知った その時に はなしはしないと ただ一つ 心にきめた ぼくだもの 君だから 君だから 叱ってしまう こともある 悲しい顔で 空を見て こぼした涙の 美しさ いたむよ胸が 君ゆえに 君だから 君だから なんでもぼくは かたるのさ 愛する心 信じあい これからいつでも 二人して 歩いて行こう どこまでも |
銀座かぐや姫かぐや姫 かぐや姫 どこにいる どこにいる 月のひかりに ほほをぬらして 泣いていた 銀座かぐや姫 やわらな髪を せつない胸に 残した君はどこ 月に帰って しまったか あれはあの日の まぼろしか かぐや姫 かぐや姫 ああかぐや姫 月を見上げて しのべば浮かぶ あいらしい 銀座かぐや姫 東京にだって まれにも見ない 不思議な 美くしさ ここでも一度 あえたなら ぼくは生命を あげたいな かぐや姫 かぐや姫 ああかぐや姫 月よぼくだけ 信じていたい 十五夜の 銀座かぐや姫 思い出の夜 思い出の道 ひそかに 待つこころ 愛しているよ 今だって 帰っておいでよ 今すぐに かぐや姫 かぐや姫 ああかぐや姫 | 千昌夫 | 若山かほる | 遠藤実 | | かぐや姫 かぐや姫 どこにいる どこにいる 月のひかりに ほほをぬらして 泣いていた 銀座かぐや姫 やわらな髪を せつない胸に 残した君はどこ 月に帰って しまったか あれはあの日の まぼろしか かぐや姫 かぐや姫 ああかぐや姫 月を見上げて しのべば浮かぶ あいらしい 銀座かぐや姫 東京にだって まれにも見ない 不思議な 美くしさ ここでも一度 あえたなら ぼくは生命を あげたいな かぐや姫 かぐや姫 ああかぐや姫 月よぼくだけ 信じていたい 十五夜の 銀座かぐや姫 思い出の夜 思い出の道 ひそかに 待つこころ 愛しているよ 今だって 帰っておいでよ 今すぐに かぐや姫 かぐや姫 ああかぐや姫 |
若い恋人たちイカスぜあの娘 可愛いくて いつも逢いたい 顔みたい エレキがはずむ 恋の唄 みんなでうたおう 青春を とってもとってもとっても好きな きみだから とってもとってもとっても好きな きみだから 赤いセーター 似合う娘と デートをしたり 踊ったり エレキがはずむ 街角で 君、僕うたおう 青春を とってもとってもとっても好きな きみだから とってもとってもとっても好きな きみだから 恋をするなら 好きな娘と 若い生命を 燃やそうよ エレキがはずむ ハイウエイ みんなでうたおう 青春を とってもとってもとっても好きな きみだから とってもとってもとっても好きな きみだから | 千昌夫 | 山口あかり | 遠藤実 | | イカスぜあの娘 可愛いくて いつも逢いたい 顔みたい エレキがはずむ 恋の唄 みんなでうたおう 青春を とってもとってもとっても好きな きみだから とってもとってもとっても好きな きみだから 赤いセーター 似合う娘と デートをしたり 踊ったり エレキがはずむ 街角で 君、僕うたおう 青春を とってもとってもとっても好きな きみだから とってもとってもとっても好きな きみだから 恋をするなら 好きな娘と 若い生命を 燃やそうよ エレキがはずむ ハイウエイ みんなでうたおう 青春を とってもとってもとっても好きな きみだから とってもとってもとっても好きな きみだから |
わかれだめ だめ だめ だめよ とてもついては いけないわ 私なりに つくしてきたの だけど わかってもらえなかった だから別れてゆくわ だから別れてゆくわ いや いや いや いやよ いつも悲しい うそばかり 少し遠まわり したようだけど これで あなたの心を知った だから別れてゆくわ だから別れてゆくわ | 千昌夫 | 遠藤実 | 遠藤実 | | だめ だめ だめ だめよ とてもついては いけないわ 私なりに つくしてきたの だけど わかってもらえなかった だから別れてゆくわ だから別れてゆくわ いや いや いや いやよ いつも悲しい うそばかり 少し遠まわり したようだけど これで あなたの心を知った だから別れてゆくわ だから別れてゆくわ |
君ひとり優しく やさしく 肩をくみ うたった歌の 懐かしさ 忘れるものか いつだって 心にえがくは 君ひとり 夜空の よぞらの 星よりも うるんで光る あの瞳 泣きたいような 夕暮れは 遥かに偲ぶは 君ひとり 悲しく かなしく うなづいて 送ってくれた 別れの日 逢いたい時は 目をつぶり 心にえがくは 君ひとり | 千昌夫 | 遠藤実 | 遠藤実 | | 優しく やさしく 肩をくみ うたった歌の 懐かしさ 忘れるものか いつだって 心にえがくは 君ひとり 夜空の よぞらの 星よりも うるんで光る あの瞳 泣きたいような 夕暮れは 遥かに偲ぶは 君ひとり 悲しく かなしく うなづいて 送ってくれた 別れの日 逢いたい時は 目をつぶり 心にえがくは 君ひとり |
なみだ川愛しながらも 運命ゆえ 君と別れた なみだ川 金らん鍛子の 晴すがた 僕に涙で 見せた人 幸せに幸せに きっとなるんだよ 生きてれば 生きてれば また違うその日が来るんだよ 三年過ぎても 五年たっても 僕の心は かわらない かわらない ままにならない 世の運命 越すに越されぬ なみだ川 涙かくした つのかくし 僕は今でも 忘れない めぐり逢うめぐり逢う そんな気がするよ 苦しくても 苦しくても 死ぬ気をおこしちゃいけないよ 三年過ぎても 五年たっても 僕の心は かわらない かわらない | 千昌夫 | なかにし礼 | 遠藤実 | | 愛しながらも 運命ゆえ 君と別れた なみだ川 金らん鍛子の 晴すがた 僕に涙で 見せた人 幸せに幸せに きっとなるんだよ 生きてれば 生きてれば また違うその日が来るんだよ 三年過ぎても 五年たっても 僕の心は かわらない かわらない ままにならない 世の運命 越すに越されぬ なみだ川 涙かくした つのかくし 僕は今でも 忘れない めぐり逢うめぐり逢う そんな気がするよ 苦しくても 苦しくても 死ぬ気をおこしちゃいけないよ 三年過ぎても 五年たっても 僕の心は かわらない かわらない |
花のワルツ愛されながらも 花は散る とめても春は ゆくものさ あなたと あなたと 花のワルツをうたおう いつかの可愛いい ほほえみで 流れに映る 花かげ 花より白い その涙 あなたと あなたと 花のワルツをうたおう 泣いては泣いては いけないよ 旅ゆくそこには 何もない 悲しい恋が 泣くだけさ あなたと あなたと 花のワルツをうたおう また咲く春を 夢に見て | 千昌夫 | 白鳥園枝 | 遠藤実 | | 愛されながらも 花は散る とめても春は ゆくものさ あなたと あなたと 花のワルツをうたおう いつかの可愛いい ほほえみで 流れに映る 花かげ 花より白い その涙 あなたと あなたと 花のワルツをうたおう 泣いては泣いては いけないよ 旅ゆくそこには 何もない 悲しい恋が 泣くだけさ あなたと あなたと 花のワルツをうたおう また咲く春を 夢に見て |
ギターよふるさとへ帰ろうあゝ ふるさとへ あゝ帰ろう おゝ 傷ついた 心やすめに …浮かんでくるよ 笹の舟 ながした小川が… ふるさとへ 帰ろう ギターよ 愛をさがしに あゝ あの人は あゝ居るだろか おゝ 母ひとり 僕を待つだろか …浮かんでくるよ 赤とんぼ 追いかけた空が… ふるさとへ 帰ろう ギターよ 夢をさがしに あゝ ふるさとへ あゝ帰ろう おゝ 傷ついた 心やすめに おゝ 傷ついた 心やすめに おゝ 傷ついた 心やすめに | 千昌夫 | 遠藤実 | 遠藤実 | | あゝ ふるさとへ あゝ帰ろう おゝ 傷ついた 心やすめに …浮かんでくるよ 笹の舟 ながした小川が… ふるさとへ 帰ろう ギターよ 愛をさがしに あゝ あの人は あゝ居るだろか おゝ 母ひとり 僕を待つだろか …浮かんでくるよ 赤とんぼ 追いかけた空が… ふるさとへ 帰ろう ギターよ 夢をさがしに あゝ ふるさとへ あゝ帰ろう おゝ 傷ついた 心やすめに おゝ 傷ついた 心やすめに おゝ 傷ついた 心やすめに |
焼けぼっくいに火がついたおれが故郷を 捨てたとき 泣いてすがった 娘っ子 きれいになったぜ 見違えた 花の東京のど真ん中 ばったり お前と 会うなんて… あゝ エー焼けぼっくいに火がついた まさかお前が あとを追い 道をはさんだ 盛り場の 女でいるとは 知らなんだ おれも毎日 ビルの屋根 わかれた お前を 呼んでいた… あゝ エー焼けぼっくいに火がついた 惚れて別れて また会えば 惚れた度合いも 倍になる 今夜は酔おうぜ 二人きり 恋の苦労の 泣き笑い うれしい 涙の 味がする… あゝ エー焼けぼっくいに火がついた | 千昌夫 | 西沢爽 | 遠藤実 | | おれが故郷を 捨てたとき 泣いてすがった 娘っ子 きれいになったぜ 見違えた 花の東京のど真ん中 ばったり お前と 会うなんて… あゝ エー焼けぼっくいに火がついた まさかお前が あとを追い 道をはさんだ 盛り場の 女でいるとは 知らなんだ おれも毎日 ビルの屋根 わかれた お前を 呼んでいた… あゝ エー焼けぼっくいに火がついた 惚れて別れて また会えば 惚れた度合いも 倍になる 今夜は酔おうぜ 二人きり 恋の苦労の 泣き笑い うれしい 涙の 味がする… あゝ エー焼けぼっくいに火がついた |
流れ雲夢の果てなく追いかけて 花の峠を 越えた人 風が笛吹く ヒュウヒュルル 胸も寒かろ オーイオイ 赤い夕陽に 呼んだけど やせた山彦 帰るだけ 故郷を出たときゃ おれだって でっかいのぞみを 持ってたが みんなどこかへ とんでった それでも場末の居酒屋で ほらを肴にひとり酒 これもきらくで ああ いいもんさ 雨がしょぼしょぼ 降る夜更け 送っていくわと 女の子 いいことあるかと 思ってた ところが オンボロアパートの 前でじゃあねと それっきり せんべ布団が ああ 身にしみる 昨日 おやじの手紙来て おまえは みどころあったから 期待をしてると 書いてある 泣くなよ おふくろ 運命だよ 草がなければ 花だって 目立ちゃしないと ああ ひとりごと 祭り花火に 頬そめて ひとつ想いを わけた人 つぐみなぜ啼くヒュウヒュルル 泣いているだろ オーイオイ 共に暮して いる筈の 窓に落葉が 降るばかり 夢は浮雲 流れ雲 どこをさすらう 遠い人 雲がくるくる ヒュウヒュルル 早くお帰り オーイオイ せせていろりの 火のそばで わらべ唄でも きかせたい | 千昌夫 | 横井弘 | 一代のぼる | | 夢の果てなく追いかけて 花の峠を 越えた人 風が笛吹く ヒュウヒュルル 胸も寒かろ オーイオイ 赤い夕陽に 呼んだけど やせた山彦 帰るだけ 故郷を出たときゃ おれだって でっかいのぞみを 持ってたが みんなどこかへ とんでった それでも場末の居酒屋で ほらを肴にひとり酒 これもきらくで ああ いいもんさ 雨がしょぼしょぼ 降る夜更け 送っていくわと 女の子 いいことあるかと 思ってた ところが オンボロアパートの 前でじゃあねと それっきり せんべ布団が ああ 身にしみる 昨日 おやじの手紙来て おまえは みどころあったから 期待をしてると 書いてある 泣くなよ おふくろ 運命だよ 草がなければ 花だって 目立ちゃしないと ああ ひとりごと 祭り花火に 頬そめて ひとつ想いを わけた人 つぐみなぜ啼くヒュウヒュルル 泣いているだろ オーイオイ 共に暮して いる筈の 窓に落葉が 降るばかり 夢は浮雲 流れ雲 どこをさすらう 遠い人 雲がくるくる ヒュウヒュルル 早くお帰り オーイオイ せせていろりの 火のそばで わらべ唄でも きかせたい |
ほんとのアケミを知らないか函館生れと 聞いたから 津軽の海まで 越えてみた 函館みなとの 桟橋で 鈴蘭売る娘が よく似てた アケミという名で 十八で ほんとの アケミは いなかった 神戸に居るって 耳にした 行ったらこんどは 長崎だ 小さなバーまで 突きとめて 扉をそおっと 押す気持 抱きしめたいのに 泣けるのに ほんとの アケミと ちがってた 男と一緒か 別れたか 帰って来たなら 叱るまい 波止場でひろった おまえなら どこかの港に いそうだが アケミという名が 多すぎる ほんとの アケミを 知らないか | 千昌夫 | 西沢爽 | 遠藤実 | | 函館生れと 聞いたから 津軽の海まで 越えてみた 函館みなとの 桟橋で 鈴蘭売る娘が よく似てた アケミという名で 十八で ほんとの アケミは いなかった 神戸に居るって 耳にした 行ったらこんどは 長崎だ 小さなバーまで 突きとめて 扉をそおっと 押す気持 抱きしめたいのに 泣けるのに ほんとの アケミと ちがってた 男と一緒か 別れたか 帰って来たなら 叱るまい 波止場でひろった おまえなら どこかの港に いそうだが アケミという名が 多すぎる ほんとの アケミを 知らないか |
めざしのコンチェルト銀座で三軒、赤坂で一軒、六本木で飲み直して二軒、いつものように明方 近く屋敷に帰ったんです。屋敷は高級住宅街といわれる 田園調布にありますが門の近くで若い女をひろったんです。 よく見るとこれがいい女なんです。 そこからドラマは始まった 女は女は泣いていた 生まれもいいし、育ちもいいし、お付き合いするのがなんだかこわいわ なんていろんな女に言われます。 でもそれは私の扉ではないんです。おじいさまの代までハクシャクだった 家柄のせいなんです。そんな私がなぜかこの女と暮らす事にしたんです。 上流社会で暮らせると女は喜んだ あなたに似合いの上品な女に なれますでしょうかとふるえていたよ 本当の事言うと今迄の話はみんなでたらめなんです。 仕事に疲れてトボトボと錦糸町のアパートに帰る時 おなかをすかせて泣いていた 三毛猫を一匹ひろっただけなんです。 この猫が妙になついちゃってネ 三畳一間でよかったら おまえと一緒に暮らそうよ 東京っていう街は一人じゃさびしいし夜は寒いですからネ、 田舎から出てきてずいぶんたちますが 三毛猫一匹だって一緒にいるととってもあったかいですからネ。 何かこう心がかよってくるんですよ。 この三毛猫逃げなきゃいいんですがネ。 今夜もメザシでわるいけど お前と仲良くたべような 広い東京のかたすみで 心豊かに暮します 男が一人 | 千昌夫 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 銀座で三軒、赤坂で一軒、六本木で飲み直して二軒、いつものように明方 近く屋敷に帰ったんです。屋敷は高級住宅街といわれる 田園調布にありますが門の近くで若い女をひろったんです。 よく見るとこれがいい女なんです。 そこからドラマは始まった 女は女は泣いていた 生まれもいいし、育ちもいいし、お付き合いするのがなんだかこわいわ なんていろんな女に言われます。 でもそれは私の扉ではないんです。おじいさまの代までハクシャクだった 家柄のせいなんです。そんな私がなぜかこの女と暮らす事にしたんです。 上流社会で暮らせると女は喜んだ あなたに似合いの上品な女に なれますでしょうかとふるえていたよ 本当の事言うと今迄の話はみんなでたらめなんです。 仕事に疲れてトボトボと錦糸町のアパートに帰る時 おなかをすかせて泣いていた 三毛猫を一匹ひろっただけなんです。 この猫が妙になついちゃってネ 三畳一間でよかったら おまえと一緒に暮らそうよ 東京っていう街は一人じゃさびしいし夜は寒いですからネ、 田舎から出てきてずいぶんたちますが 三毛猫一匹だって一緒にいるととってもあったかいですからネ。 何かこう心がかよってくるんですよ。 この三毛猫逃げなきゃいいんですがネ。 今夜もメザシでわるいけど お前と仲良くたべような 広い東京のかたすみで 心豊かに暮します 男が一人 |
旅の居酒屋一人かいお前さん 内地の人だね そんな話で 始まって まわし飲む にごり酒 にごり酒 船の汽笛が 過去かる 情を拾って しまい込む ここは旅の旅の 旅の居酒屋 渡り鳥飛んで来りゃ もうすぐ冬だよ ここを訪ねて 来る人も ないと言う 北の果て 北の果て 恋の古傷 痛む日は 心ぬくめる 酒がいい ここは旅の旅の 旅の居酒屋 元気でねお前さん 内地へ行っても 忘れないでと 手を握る 温たかい 人ばかり 人ばかり 北の岬に浜茄子が 真赤に咲く頃 又来るさ ここは旅の旅の 旅の居酒屋 | 千昌夫 | 山田孝雄 | 桜田誠一 | | 一人かいお前さん 内地の人だね そんな話で 始まって まわし飲む にごり酒 にごり酒 船の汽笛が 過去かる 情を拾って しまい込む ここは旅の旅の 旅の居酒屋 渡り鳥飛んで来りゃ もうすぐ冬だよ ここを訪ねて 来る人も ないと言う 北の果て 北の果て 恋の古傷 痛む日は 心ぬくめる 酒がいい ここは旅の旅の 旅の居酒屋 元気でねお前さん 内地へ行っても 忘れないでと 手を握る 温たかい 人ばかり 人ばかり 北の岬に浜茄子が 真赤に咲く頃 又来るさ ここは旅の旅の 旅の居酒屋 |
雪ん娘峠私雪ん娘 雪ん娘だから 東京へ行ったら溶けてしまうと 泣いていた 霜降りマフラー すっぽりかぶり くちびる噛んで ついてきた アーアー雪ん娘峠の お前の涙 なんでなんで 忘れることがあろう 私峠で 見送るからね 姿が見えたら 手を振ってねと言っていた 夜汽車の窓から 身を乗り出して お前の名前を 呼んでいた アーアー雪ん娘峠に 降り積む雪は 今も今も 心に降りかかる 私お嫁に もらわれてゆくわ あなたを待っても しかたないのと言いきかせ お前の手紙が 届いた時は 五年の月日が 流れていた アーアー雪ん娘峠に さよならだけが 白く白く ちぎれて降ってくる | 千昌夫 | 喜多條忠 | 徳久広司 | | 私雪ん娘 雪ん娘だから 東京へ行ったら溶けてしまうと 泣いていた 霜降りマフラー すっぽりかぶり くちびる噛んで ついてきた アーアー雪ん娘峠の お前の涙 なんでなんで 忘れることがあろう 私峠で 見送るからね 姿が見えたら 手を振ってねと言っていた 夜汽車の窓から 身を乗り出して お前の名前を 呼んでいた アーアー雪ん娘峠に 降り積む雪は 今も今も 心に降りかかる 私お嫁に もらわれてゆくわ あなたを待っても しかたないのと言いきかせ お前の手紙が 届いた時は 五年の月日が 流れていた アーアー雪ん娘峠に さよならだけが 白く白く ちぎれて降ってくる |
ゆうべの女によろしくな女が寝返り 打ったとき おれはだまって 部屋を出た 小粋な別れと 言いたいが 曉けの出船を 追うように みれん雨ふる 港町… ゆうべの女に よろしくな こうして眠れば しあわせと おれの片手を 抱きしめて 幼い頃には 母さんの 指をにぎって 寝たのよと いった女の 片えくぼ… ゆうべの女に よろしくな 今ごろうらんで いるだろな おれはやっぱり だめな奴 だました男の ぬくもりに むせぶ背中が 目にうかぶ 雨の海峡 わかれ船… ゆうべの女に よろしくな | 千昌夫 | 西沢爽 | 遠藤実 | | 女が寝返り 打ったとき おれはだまって 部屋を出た 小粋な別れと 言いたいが 曉けの出船を 追うように みれん雨ふる 港町… ゆうべの女に よろしくな こうして眠れば しあわせと おれの片手を 抱きしめて 幼い頃には 母さんの 指をにぎって 寝たのよと いった女の 片えくぼ… ゆうべの女に よろしくな 今ごろうらんで いるだろな おれはやっぱり だめな奴 だました男の ぬくもりに むせぶ背中が 目にうかぶ 雨の海峡 わかれ船… ゆうべの女に よろしくな |
さよなら三角また来て四角さよなら三角また来て四角 達者でなァー達者でよォー 故郷のみんなに言っとくれ 俺はも少し東京で こらえてみるからみててくれ お前はとてもやさしい奴さ うそもつけない いい奴だから 故郷でいい人見つけりゃいいさ 達者でなァー達者でよォー 故郷のみんなによろしくな やっと仕事も慣れたけど やっぱり短気が顔を出す お前がいつも止め役だった 月に一度は便りを書くよ たまに出てこい一杯やろう 淋しいなァー淋しいよォー 故郷のみんなに言っとくれ 俺の住んでる東京も 夕焼け空はきれいだと おまえもきっとがんばるんだよ おれが女房もらった時は きっと最初に会わせてやるさ 達者でなァー達者でよォー | 千昌夫 | 喜多條忠 | 徳久広司 | | さよなら三角また来て四角 達者でなァー達者でよォー 故郷のみんなに言っとくれ 俺はも少し東京で こらえてみるからみててくれ お前はとてもやさしい奴さ うそもつけない いい奴だから 故郷でいい人見つけりゃいいさ 達者でなァー達者でよォー 故郷のみんなによろしくな やっと仕事も慣れたけど やっぱり短気が顔を出す お前がいつも止め役だった 月に一度は便りを書くよ たまに出てこい一杯やろう 淋しいなァー淋しいよォー 故郷のみんなに言っとくれ 俺の住んでる東京も 夕焼け空はきれいだと おまえもきっとがんばるんだよ おれが女房もらった時は きっと最初に会わせてやるさ 達者でなァー達者でよォー |
わかる…?北へ旅する 男には 胸に涙が 宿ってる ふらりとびこむ居酒屋で 干鱈(ひだら)かじって 熱い酒 ぐちのかわりに流し込む わかる…? わかるだろ… 俺の 俺の気持ちが… 風がガラス戸 鳴らしてる 裸電球 ゆれている 酔えば恋しいおもかげが うかぶコップの 酒の中 あとのまつりさ何もかも わかる‥? わかるだろ… 俺の 俺の気持ちが… 夜があければ 外は雪 白くすべてを とじこめる 遠く汽笛をきいたなら あてもないのに 足だけが いつも向いてる 北ばかり わかる…? わかるだろ… 俺の 俺の気持ちが… | 千昌夫 | いではく | 阿部健太郎 | | 北へ旅する 男には 胸に涙が 宿ってる ふらりとびこむ居酒屋で 干鱈(ひだら)かじって 熱い酒 ぐちのかわりに流し込む わかる…? わかるだろ… 俺の 俺の気持ちが… 風がガラス戸 鳴らしてる 裸電球 ゆれている 酔えば恋しいおもかげが うかぶコップの 酒の中 あとのまつりさ何もかも わかる‥? わかるだろ… 俺の 俺の気持ちが… 夜があければ 外は雪 白くすべてを とじこめる 遠く汽笛をきいたなら あてもないのに 足だけが いつも向いてる 北ばかり わかる…? わかるだろ… 俺の 俺の気持ちが… |
望郷新相馬やけで飲むなら およしなさいと ママは叱って くれるけど 逢えぬつらさを お酒でうすめ 酔えば故郷の うたがでる ハー遥か彼方は相馬の空かヨ 相馬恋しや目に浮かぶ かわいあの娘の涙顔 あなたひとりを 信じていると 長い手紙を くれたけど 親のゆるさぬ 男に惚れて 肩身せまかろ毎日が ハーギターひく手をしばらく止めてヨ 弱い身体を案じつつ かけた苦労のわびを言う 夜行列車が 鉄橋わたる あれは十和田か ゆうづるか 窓の灯りが ゆらゆらゆれて 汽笛尾をひく 隅田川 ハー荷物まとめて駅まできたがヨ 土産もたずにふるさとへ なんで男が戻れよう | 千昌夫 | 菅野さほ子 | 中山大三郎 | | やけで飲むなら およしなさいと ママは叱って くれるけど 逢えぬつらさを お酒でうすめ 酔えば故郷の うたがでる ハー遥か彼方は相馬の空かヨ 相馬恋しや目に浮かぶ かわいあの娘の涙顔 あなたひとりを 信じていると 長い手紙を くれたけど 親のゆるさぬ 男に惚れて 肩身せまかろ毎日が ハーギターひく手をしばらく止めてヨ 弱い身体を案じつつ かけた苦労のわびを言う 夜行列車が 鉄橋わたる あれは十和田か ゆうづるか 窓の灯りが ゆらゆらゆれて 汽笛尾をひく 隅田川 ハー荷物まとめて駅まできたがヨ 土産もたずにふるさとへ なんで男が戻れよう |
親友卒業記念の写真 見ればなつかしい クラス仲間の人気者 おどけて笑ってる おーい 元気か 心で叫ぶ たまには会いたい 幼なじみの おれの親友 おれの親友 今ではみんな親父に なっているけれど 会えばほころぶ青春の あの顔あの想い おーい 元気か 喧嘩もしたな 恋してふられた 涙 知ってる おれの親友 おれの親友 瞼をとじれば浮かぶ 黒い詰め襟と 下駄をならして通う道 あれからふた昔 おーい 元気か 変わりはないか 酒でも飲みたい 語りあいたい おれの親友 おれの親友 | 千昌夫 | いではく | 遠藤実 | | 卒業記念の写真 見ればなつかしい クラス仲間の人気者 おどけて笑ってる おーい 元気か 心で叫ぶ たまには会いたい 幼なじみの おれの親友 おれの親友 今ではみんな親父に なっているけれど 会えばほころぶ青春の あの顔あの想い おーい 元気か 喧嘩もしたな 恋してふられた 涙 知ってる おれの親友 おれの親友 瞼をとじれば浮かぶ 黒い詰め襟と 下駄をならして通う道 あれからふた昔 おーい 元気か 変わりはないか 酒でも飲みたい 語りあいたい おれの親友 おれの親友 |
君の想い出一つ二つと過去をかぞえて 君につながる思い出を あゝ訪ねて来たよ ここは海辺の町さ なみだの町さ 君とはじめて旅をした 南の町さ 今と残るよ あゝ 切なくあまく わけも云わずにわけもきかずに なぜが別れた二人だね あゝ心が痛い ここは海辺の町さ おもいで町さ 同じ窓から月を見る 南の町さ 白いホテルに あゝ ひとりでいるよ 君と別れて二年過ぎたね 今はどうしているんだろう あゝ幸せだろうね ここは海辺の町さ 悲しい町さ せめて絵葉書書いてみる 南の町さ 君があのころ あゝ 青春だった | 千昌夫 | 中山大三郎 | 阿部健太郎 | | 一つ二つと過去をかぞえて 君につながる思い出を あゝ訪ねて来たよ ここは海辺の町さ なみだの町さ 君とはじめて旅をした 南の町さ 今と残るよ あゝ 切なくあまく わけも云わずにわけもきかずに なぜが別れた二人だね あゝ心が痛い ここは海辺の町さ おもいで町さ 同じ窓から月を見る 南の町さ 白いホテルに あゝ ひとりでいるよ 君と別れて二年過ぎたね 今はどうしているんだろう あゝ幸せだろうね ここは海辺の町さ 悲しい町さ せめて絵葉書書いてみる 南の町さ 君があのころ あゝ 青春だった |
前略ふるさと様面影訪ねて ふるさとへ 今年は帰ろうかな 春雨しとしと今頃は 雪どけの便り 夜汽車に乗れば 明日の朝には 君にも逢えるから 青いこの空 何処まで続く ふるさとへ続く すみれも咲いて 今頃は 北国 春暁(しゅんぎょう)か 小川も雪どけなだらかに 流るる春の水 裏山続く 細い砂利道 今でも有るだろうか 白いこの雲 何処まで続く ふるさとへ続く 夕日に染まる 鳥の群れたち 何処まで行くのだろう 赤いこの空 何処まで続く ふるさとへ続く… | 千昌夫 | 吉幾三 | 吉幾三 | | 面影訪ねて ふるさとへ 今年は帰ろうかな 春雨しとしと今頃は 雪どけの便り 夜汽車に乗れば 明日の朝には 君にも逢えるから 青いこの空 何処まで続く ふるさとへ続く すみれも咲いて 今頃は 北国 春暁(しゅんぎょう)か 小川も雪どけなだらかに 流るる春の水 裏山続く 細い砂利道 今でも有るだろうか 白いこの雲 何処まで続く ふるさとへ続く 夕日に染まる 鳥の群れたち 何処まで行くのだろう 赤いこの空 何処まで続く ふるさとへ続く… |
帰ってきたヨ夢をナー 夢を持ちかえ お前とふたり 越える峠の 村ざかい オーイ オーイ 帰ってきたよ ふるさとさん 呼べば谺(こだま)も 迎えてくれる 「やぁやぁ 何んと先ずハいいなぁ ふるさとは」 みんな みんな昔の まんまだよ たったナー たったひとつの 自慢の土産 カケス見てくれ おれの嫁 オーイ オーイ 帰ってきたよ おふくろさん 都会育ちで か細いけれど 「何しろ おれが惚れた 女(ひと)だもの」 花を 花を咲かすサ この村で 山はナー 山は夕焼け わら屋根ひとつ 駆けてくるのは 妹か オーイ オーイ 帰ってきたよ おやじさん 生まれ変わって 明日から先は 「なぁ親父ィ 淋しい思いさしたなぁー」 うんと うんと楽して 生きてくれ | 千昌夫 | アベ・イチロー | 杉原里史 | | 夢をナー 夢を持ちかえ お前とふたり 越える峠の 村ざかい オーイ オーイ 帰ってきたよ ふるさとさん 呼べば谺(こだま)も 迎えてくれる 「やぁやぁ 何んと先ずハいいなぁ ふるさとは」 みんな みんな昔の まんまだよ たったナー たったひとつの 自慢の土産 カケス見てくれ おれの嫁 オーイ オーイ 帰ってきたよ おふくろさん 都会育ちで か細いけれど 「何しろ おれが惚れた 女(ひと)だもの」 花を 花を咲かすサ この村で 山はナー 山は夕焼け わら屋根ひとつ 駆けてくるのは 妹か オーイ オーイ 帰ってきたよ おやじさん 生まれ変わって 明日から先は 「なぁ親父ィ 淋しい思いさしたなぁー」 うんと うんと楽して 生きてくれ |
望郷哀歌ふるさとは ふるさとは 少し疲れた 少し汚(よご)れた この俺の からだを芯(しん)から 癒(いや)してくれる 青空 夕やけ 光る風 唄が流れる 望郷 あゝ望郷哀歌 ふるさとは ふるさとは 少し遠くて 少し敷居(しきい)が 高いけど 地酒を囲めば こころが通(かよ)う この径(みち) この橋 線路端(ばた) 花も優しい 望郷 あゝ望郷哀歌 ふるさとは ふるさとは 少し淋しい 少し哀(かな)しい 想い出を じんわり瞼(まぶた)に 運んでくれる あの娘(ひと) あの友 今いづこ 夢と涙の 望郷 あゝ望郷哀歌 | 千昌夫 | 志賀大介 | 千昌夫 | | ふるさとは ふるさとは 少し疲れた 少し汚(よご)れた この俺の からだを芯(しん)から 癒(いや)してくれる 青空 夕やけ 光る風 唄が流れる 望郷 あゝ望郷哀歌 ふるさとは ふるさとは 少し遠くて 少し敷居(しきい)が 高いけど 地酒を囲めば こころが通(かよ)う この径(みち) この橋 線路端(ばた) 花も優しい 望郷 あゝ望郷哀歌 ふるさとは ふるさとは 少し淋しい 少し哀(かな)しい 想い出を じんわり瞼(まぶた)に 運んでくれる あの娘(ひと) あの友 今いづこ 夢と涙の 望郷 あゝ望郷哀歌 |
中年ブルース学校帰りの 畑から きゅうりやトマトの 盗み喰い 近所の大人に 悪ガキと 呼ばれていたけど 生きていた あゝ 歳月に 流されて いまじゃ中年 悲しいブルースよ 新入社員で いた頃は 毎日 残業 あたりまえ 将来 課長か 部長さん 夢みて つとめて 三十年 あゝ いつのまに くたびれて いまじゃ中年 はかないブルースよ 家では 女房や 子供らに 相手にされない むなしさよ それでも懸命 がんばって 日本を支えて きたんだよ あゝ 心意気 燃えつきて いまじゃ中年 なげきのブルースよ いまじゃ中年 なげきのブルースよ | 千昌夫 | いではく | 弦哲也 | | 学校帰りの 畑から きゅうりやトマトの 盗み喰い 近所の大人に 悪ガキと 呼ばれていたけど 生きていた あゝ 歳月に 流されて いまじゃ中年 悲しいブルースよ 新入社員で いた頃は 毎日 残業 あたりまえ 将来 課長か 部長さん 夢みて つとめて 三十年 あゝ いつのまに くたびれて いまじゃ中年 はかないブルースよ 家では 女房や 子供らに 相手にされない むなしさよ それでも懸命 がんばって 日本を支えて きたんだよ あゝ 心意気 燃えつきて いまじゃ中年 なげきのブルースよ いまじゃ中年 なげきのブルースよ |
屋台前略 おふくろ様 根雪も溶けて桜の季節になりましたが、お元気でしょうか? ふと田舎が恋しくなって星空を見ると思うんです。 ささやかな店ですが、俺の汗と涙でダシを取った 日本一のラーメンを父ちゃんと母ちゃんに 苦労かけた分だけ腹いっぱい食わしてあげたいと 思っております。 また手紙書きます。 修行重ねた 甲斐があり 小さなお店を 持ちました でかした奴だと 田舎では てんやわんやの 大騒ぎ 露地裏流して 夜泣きそば 俺の屋台の あゝ笛が鳴る 背広姿の 里がえり 貫禄ついたと 人々(ひと)が言う じょんがら訛りも 無くなって 今じゃ東京の 匂いだけ 露地裏流して 夜泣きそば 俺の屋台にゃ あゝ夢がある 故郷(くに)じゃ出世と 評判で 開店祝いに 来るという 言い訳なんかじゃ ないけれど 皆んな親父(おやじ)の 早とちり 露地裏流して 夜泣きそば 俺の屋台は あゝ日本一 | 千昌夫 | 万城たかし | 高野かつみ | 若草恵 | 前略 おふくろ様 根雪も溶けて桜の季節になりましたが、お元気でしょうか? ふと田舎が恋しくなって星空を見ると思うんです。 ささやかな店ですが、俺の汗と涙でダシを取った 日本一のラーメンを父ちゃんと母ちゃんに 苦労かけた分だけ腹いっぱい食わしてあげたいと 思っております。 また手紙書きます。 修行重ねた 甲斐があり 小さなお店を 持ちました でかした奴だと 田舎では てんやわんやの 大騒ぎ 露地裏流して 夜泣きそば 俺の屋台の あゝ笛が鳴る 背広姿の 里がえり 貫禄ついたと 人々(ひと)が言う じょんがら訛りも 無くなって 今じゃ東京の 匂いだけ 露地裏流して 夜泣きそば 俺の屋台にゃ あゝ夢がある 故郷(くに)じゃ出世と 評判で 開店祝いに 来るという 言い訳なんかじゃ ないけれど 皆んな親父(おやじ)の 早とちり 露地裏流して 夜泣きそば 俺の屋台は あゝ日本一 |
遠い町へ行こう遠い 北国の町へ 君と行こう そして ふたりで 暮したい からだの 弱い 君だから ぼくが この手で 守ってあげる 北国の…小さな町が 寒くても いつも はなれない君を 胸に抱いて 愛の 深さを たしかめたい ふたりの 部屋は 狭くても 夢を 大事に育てて行こう 北国の…小さな町の 片隅で 白い ハンカチの中で 溶けて消えた ぼくの 涙を捧げたい いのちの 限り 愛し合う 若い 二人を 夜霧が つつむ 北国の…小さな町は 愛の町 | 千昌夫 | 荒木光子 | 越純平 | 東八郎 | 遠い 北国の町へ 君と行こう そして ふたりで 暮したい からだの 弱い 君だから ぼくが この手で 守ってあげる 北国の…小さな町が 寒くても いつも はなれない君を 胸に抱いて 愛の 深さを たしかめたい ふたりの 部屋は 狭くても 夢を 大事に育てて行こう 北国の…小さな町の 片隅で 白い ハンカチの中で 溶けて消えた ぼくの 涙を捧げたい いのちの 限り 愛し合う 若い 二人を 夜霧が つつむ 北国の…小さな町は 愛の町 |
青い月の恋青い青い 月の下で 君に告げた 愛の言葉 好きと云われ 好きと云った あれは夢か 遠い夢か 花も眠る 月の下で 恋は終り わかれわかれ 君が泣いて 僕も泣いた 風も泣いて 星も泣いた ひとり歩く 月の下で 君を想う 僕の涙 肩は落ちて 影は濡れる 僕は君が 君がほしい 青い青い 月の下で 君は誰と いまは暮す 僕にもどれ 君よもどれ みんな夢か 遠い夢か | 千昌夫 | 遠藤実 | 遠藤実 | | 青い青い 月の下で 君に告げた 愛の言葉 好きと云われ 好きと云った あれは夢か 遠い夢か 花も眠る 月の下で 恋は終り わかれわかれ 君が泣いて 僕も泣いた 風も泣いて 星も泣いた ひとり歩く 月の下で 君を想う 僕の涙 肩は落ちて 影は濡れる 僕は君が 君がほしい 青い青い 月の下で 君は誰と いまは暮す 僕にもどれ 君よもどれ みんな夢か 遠い夢か |
涙のとなり楽しいことが あるように 悲しいことも あるんだよ 涙のとなりを 見つめてごらん 優しい君に しあわせが そっとほほえみ おくるだろ 小さな君の ひえた手を ぬくめて僕が あげようね 涙のとなりを 見つめてごらん 可愛いえくぼが 似合うのに 泣いていたんじゃ いけないよ 泣きたい時は この胸で いつでもいいさ 甘えなよ 涙のとなりを 見つめてごらん 明るい君に もどったら きっと涙も 星になる | 千昌夫 | 沢みね登 | 遠藤実 | 只野通泰 | 楽しいことが あるように 悲しいことも あるんだよ 涙のとなりを 見つめてごらん 優しい君に しあわせが そっとほほえみ おくるだろ 小さな君の ひえた手を ぬくめて僕が あげようね 涙のとなりを 見つめてごらん 可愛いえくぼが 似合うのに 泣いていたんじゃ いけないよ 泣きたい時は この胸で いつでもいいさ 甘えなよ 涙のとなりを 見つめてごらん 明るい君に もどったら きっと涙も 星になる |
心の旅路信じることを忘れた奴さ 恋をすることも忘れた奴さ きっとひとりで 迷っているんだろ どこへ行くのか 心の旅路 可愛い女(ひと)は 待っているのさ ほんとの恋を 思い出すまでと 甘い夢だけ見ていた奴さ 流れる星さえ見ようとしない きっとどこかで 迷っているんだろ どこへ行くのか 心の旅路 可愛い女よ 歌っておやり さみしいものさ ひとりになるのは うしろを見ても 誰もいないさ そんなに遠くに 離れたんだね きっと今でも 迷っているんだろ どこへ行くのか 心の旅路 可愛い女よ 待ってておやり 夜明けがきたら 帰ってくるから 帰ってくるから | 千昌夫 | 太田ゆきお | 吉田博久 | | 信じることを忘れた奴さ 恋をすることも忘れた奴さ きっとひとりで 迷っているんだろ どこへ行くのか 心の旅路 可愛い女(ひと)は 待っているのさ ほんとの恋を 思い出すまでと 甘い夢だけ見ていた奴さ 流れる星さえ見ようとしない きっとどこかで 迷っているんだろ どこへ行くのか 心の旅路 可愛い女よ 歌っておやり さみしいものさ ひとりになるのは うしろを見ても 誰もいないさ そんなに遠くに 離れたんだね きっと今でも 迷っているんだろ どこへ行くのか 心の旅路 可愛い女よ 待ってておやり 夜明けがきたら 帰ってくるから 帰ってくるから |
懐かしの人噂に負けて 別れたけれど すもものような 白いあの人 もいちど もいちど抱きたい 愛してみたい 今も夢に見る りんごの 花の頃に 年の差ばかり 気にして泣いた うしろ姿や 丘のタンポポ 今でも 今でも恋しい 忘れはしない 遠いふるさとに残した 若いこころ 逢うあてもない 街に暮して 似たよな声に 振り向く日暮れ 誰にも 誰にも言えない 言いたくもない つらい懐かしい ふたりの 愛のむかし | 千昌夫 | 有馬三重子 | 三木たかし | | 噂に負けて 別れたけれど すもものような 白いあの人 もいちど もいちど抱きたい 愛してみたい 今も夢に見る りんごの 花の頃に 年の差ばかり 気にして泣いた うしろ姿や 丘のタンポポ 今でも 今でも恋しい 忘れはしない 遠いふるさとに残した 若いこころ 逢うあてもない 街に暮して 似たよな声に 振り向く日暮れ 誰にも 誰にも言えない 言いたくもない つらい懐かしい ふたりの 愛のむかし |
夢追い人別れ人 思い出人 夢追い人 この雨がやんでも 帰ってこない 馬鹿だよ いつまでも若くないのに きのうを心に 抱いてるなんて アーいい女だったよね やさしくなんか なかったけど アー惚れただけ未練だね もう移り香さえも残ってないのに 忘れ人 うそつき人 花摘み人 この雨に どこかで濡れていたら 帰れよ ずぶぬれで あの日の姿で 昨日をつぎたし 詫びてるなんて アーいい女だったよね 幸せの真似させてくれて アー心まで他人だね もう移り香さえも残ってないのに アーいい女だったよね やさしくなんか なかったけど アー惚れただけ未練だね もう移り香さえも残ってないのに アーいい女だったよね この世にふたり探せはしない アー酔うほどに未練だね もう移り香さえも残ってないのに | 千昌夫 | 荒木とよひさ | 杉本真人 | | 別れ人 思い出人 夢追い人 この雨がやんでも 帰ってこない 馬鹿だよ いつまでも若くないのに きのうを心に 抱いてるなんて アーいい女だったよね やさしくなんか なかったけど アー惚れただけ未練だね もう移り香さえも残ってないのに 忘れ人 うそつき人 花摘み人 この雨に どこかで濡れていたら 帰れよ ずぶぬれで あの日の姿で 昨日をつぎたし 詫びてるなんて アーいい女だったよね 幸せの真似させてくれて アー心まで他人だね もう移り香さえも残ってないのに アーいい女だったよね やさしくなんか なかったけど アー惚れただけ未練だね もう移り香さえも残ってないのに アーいい女だったよね この世にふたり探せはしない アー酔うほどに未練だね もう移り香さえも残ってないのに |
夢つなぎうしろふり向きゃ 何もない 前を見たって 闇ばかり すねてみたとて どうなるものじゃ ないと知りつつ 横を向く 故郷(こきょう)出てから 二十年 月にうつるさ 山や川 ひとりくぐった 居酒屋のれん しみたなつかし 國(くに)なまり 何度転んで 夢をみて いくつ残した 傷のあと それが若さと いばってみても 風が心の 隅(すみ)に吹く 今日がだめなら 明日(あす)の夢 それがやぶれりゃ またあした しょせん浮世は 短いものよ 夢をつないで 生きてゆく | 千昌夫 | いではく | 千昌夫 | 薗広昭 | うしろふり向きゃ 何もない 前を見たって 闇ばかり すねてみたとて どうなるものじゃ ないと知りつつ 横を向く 故郷(こきょう)出てから 二十年 月にうつるさ 山や川 ひとりくぐった 居酒屋のれん しみたなつかし 國(くに)なまり 何度転んで 夢をみて いくつ残した 傷のあと それが若さと いばってみても 風が心の 隅(すみ)に吹く 今日がだめなら 明日(あす)の夢 それがやぶれりゃ またあした しょせん浮世は 短いものよ 夢をつないで 生きてゆく |
望郷旅鴉昔話しはヨー 真ッ平ご免 なまじ振り向きゃ こころが痛む 生まれ在所に 背を向けて 今日も仮寝の 旅の宿 可愛あの娘よ 日暮れの空よ 泣いてくれるな泣いてくれるな 俺ら望郷旅鴉 風も無いのにヨー こぼれて落ちる 花に浮かぶよ あの娘の涙 つれて行ってと 泣かれても 俺にゃ出来ない みちずれに 北へ流れる 夜汽車の汽笛 呼んでくれるな呼んでくれるな 俺ら望郷旅鴉 夢を探してヨー ここまで来たが 寒い夜空に こころも細る あの娘ひとりも 倖せに なんで出来ない バチ当り 街道がらすが ひと声鳴いた 明日は何処やら明日は何処やら 俺ら 望郷旅鴉 | 千昌夫 | 里村龍一 | 森山慎也 | | 昔話しはヨー 真ッ平ご免 なまじ振り向きゃ こころが痛む 生まれ在所に 背を向けて 今日も仮寝の 旅の宿 可愛あの娘よ 日暮れの空よ 泣いてくれるな泣いてくれるな 俺ら望郷旅鴉 風も無いのにヨー こぼれて落ちる 花に浮かぶよ あの娘の涙 つれて行ってと 泣かれても 俺にゃ出来ない みちずれに 北へ流れる 夜汽車の汽笛 呼んでくれるな呼んでくれるな 俺ら望郷旅鴉 夢を探してヨー ここまで来たが 寒い夜空に こころも細る あの娘ひとりも 倖せに なんで出来ない バチ当り 街道がらすが ひと声鳴いた 明日は何処やら明日は何処やら 俺ら 望郷旅鴉 |
男の哀歌故郷を出たときゃ おれだって でっかいのぞみを 持ってたが みんなどこかへ とんでった それでも場末の居酒屋で ほらを肴にひとり酒 これもきらくで あゝ いいもんさ 雨がしょぼしょぼ 降る夜更け 送って行くわと 女の子 いいことあるかと 思ってた ところが オンボロアパートの 前でじゃあねと それっきり せんべ布団が あゝ 身にしみる 昨日 おやじの手紙来て おまえは みどころあったから 期待をしてると 書いてある 泣くなよ おふくろ 運命だよ 草がなければ 花だって 目立ちゃしないと あゝ ひとりごと | 千昌夫 | いではく | 遠藤実 | | 故郷を出たときゃ おれだって でっかいのぞみを 持ってたが みんなどこかへ とんでった それでも場末の居酒屋で ほらを肴にひとり酒 これもきらくで あゝ いいもんさ 雨がしょぼしょぼ 降る夜更け 送って行くわと 女の子 いいことあるかと 思ってた ところが オンボロアパートの 前でじゃあねと それっきり せんべ布団が あゝ 身にしみる 昨日 おやじの手紙来て おまえは みどころあったから 期待をしてると 書いてある 泣くなよ おふくろ 運命だよ 草がなければ 花だって 目立ちゃしないと あゝ ひとりごと |