ぬくもり酒場灯りがともる 駅裏通り 暖簾(のれん)手招く ぬくもり酒場 酒のつまみは ひじきの煮物 まずはビールに しましょうか お疲れ様 おひとつどうぞ… 今日の疲れを 忘れ酒 誰でも同じ この世の苦労 肩を寄せ合う ぬくもり酒場 恋の悩みも 仕事の愚痴も 聞いてあげましょ じっくりと お疲れ様 なんとかなるわよ… ちょうど人肌 おちょこ酒 一見(いちげん)さんも お馴染みさんも たまに寄り道 ぬくもり酒場 何はなくても 元気でいれば 生きて行けます 明日(あした)また お疲れ様 一緒に飲みましょ… 情け通わす こころ酒 | 三船和子 | 麻こよみ | 岡千秋 | 伊戸のりお | 灯りがともる 駅裏通り 暖簾(のれん)手招く ぬくもり酒場 酒のつまみは ひじきの煮物 まずはビールに しましょうか お疲れ様 おひとつどうぞ… 今日の疲れを 忘れ酒 誰でも同じ この世の苦労 肩を寄せ合う ぬくもり酒場 恋の悩みも 仕事の愚痴も 聞いてあげましょ じっくりと お疲れ様 なんとかなるわよ… ちょうど人肌 おちょこ酒 一見(いちげん)さんも お馴染みさんも たまに寄り道 ぬくもり酒場 何はなくても 元気でいれば 生きて行けます 明日(あした)また お疲れ様 一緒に飲みましょ… 情け通わす こころ酒 |
夫婦縁歌人は縁だね なぁおまえ 添えてよかった ねぇあなた 愚痴は禁物 苦労は荷物 生きて行きましょ精一杯 冬が二人の邪魔しても 夫婦ざくらを 咲かせたい 病気するなよ なぁおまえ 無理はしません ねぇあなた 惚れて一生 結んだ絆 これが愛する 証なら 辛抱十年 夢五年 夫婦ざくらは七分咲き 側にいてくれ なぁおまえ もっと尽くすわ ねぇあなた 浮世つれあい 着たきり雀 たとえ裏町 ぐらしでも 一度しかない 人生を 夫婦ざくらで 飾りたい | 三船和子 | 石本美由起 | 岡千秋 | | 人は縁だね なぁおまえ 添えてよかった ねぇあなた 愚痴は禁物 苦労は荷物 生きて行きましょ精一杯 冬が二人の邪魔しても 夫婦ざくらを 咲かせたい 病気するなよ なぁおまえ 無理はしません ねぇあなた 惚れて一生 結んだ絆 これが愛する 証なら 辛抱十年 夢五年 夫婦ざくらは七分咲き 側にいてくれ なぁおまえ もっと尽くすわ ねぇあなた 浮世つれあい 着たきり雀 たとえ裏町 ぐらしでも 一度しかない 人生を 夫婦ざくらで 飾りたい |
慕情の宿瞳(ひとみ)に輝(かがや)く 千灯祭(せんとうさい)は 燃(も)えて儚(はかな)い 宵待(よいま)ち灯(あか)り ひとり来たのを 悔(くや)んでいるの あなたあなた恋(こい)しい 春木(はるき)の川に 揺(ゆ)れる面影(おもかげ) 赤沢(あかさわ)の宿(やど) 愛(いと)しさ憎(にく)さが この身(み)をせめる 琴路(ことじ)、瀬戸淵(せとうみ) 女の未練(みれん) 谷のせせらぎ 湯舟(ゆぶね)で聞けば 風に風に打たれる 湯川(ゆがわ)の雨が 肌(はだ)にしみます 西山(にしやま)の宿(やど) 湖畔(こはん)で占う ふたりの運命(さだめ) 明日(あす)の行方(ゆくえ)を 引(ひ)き寄(よ)せたくて 墨(すみ)の手紙を したためました 想(おも)い想(おも)い届(とど)けと 稲又川(いなまたがわ)に 文字(もじ)がにじんだ 雨畑(あめはた)の宿(やど) | 三船和子 | 北山一行 | 岡千秋 | 前田俊明 | 瞳(ひとみ)に輝(かがや)く 千灯祭(せんとうさい)は 燃(も)えて儚(はかな)い 宵待(よいま)ち灯(あか)り ひとり来たのを 悔(くや)んでいるの あなたあなた恋(こい)しい 春木(はるき)の川に 揺(ゆ)れる面影(おもかげ) 赤沢(あかさわ)の宿(やど) 愛(いと)しさ憎(にく)さが この身(み)をせめる 琴路(ことじ)、瀬戸淵(せとうみ) 女の未練(みれん) 谷のせせらぎ 湯舟(ゆぶね)で聞けば 風に風に打たれる 湯川(ゆがわ)の雨が 肌(はだ)にしみます 西山(にしやま)の宿(やど) 湖畔(こはん)で占う ふたりの運命(さだめ) 明日(あす)の行方(ゆくえ)を 引(ひ)き寄(よ)せたくて 墨(すみ)の手紙を したためました 想(おも)い想(おも)い届(とど)けと 稲又川(いなまたがわ)に 文字(もじ)がにじんだ 雨畑(あめはた)の宿(やど) |
あんたの女房うちはあんたの 女房やないか 後押しさせてや 人生を 一花も二花も 咲かせてこそが 男姿の 鯉のぼり きばってや きばってや 負けたらあかん うちはあんたの 女房やないか 苦労は承知や まかせてや 好きおおて惚れおおて 一緒に暮らす ここがふるさと 北新地 ええところ ええところ 見せなきゃあかん うちはあんたの 女房やないか 命をあずけて 本望や 小さなお店を 持つその夢を もうすぐ実らす 日も近い きばってや きばってや 負けたらあかん | 三船和子 | 荒川利夫 | 市川昭介 | | うちはあんたの 女房やないか 後押しさせてや 人生を 一花も二花も 咲かせてこそが 男姿の 鯉のぼり きばってや きばってや 負けたらあかん うちはあんたの 女房やないか 苦労は承知や まかせてや 好きおおて惚れおおて 一緒に暮らす ここがふるさと 北新地 ええところ ええところ 見せなきゃあかん うちはあんたの 女房やないか 命をあずけて 本望や 小さなお店を 持つその夢を もうすぐ実らす 日も近い きばってや きばってや 負けたらあかん |
北時刻汽車に乗り継ぐ 改札を 出たなら心を 決められた さきをせかせる ベルの音に あなたの未練がおいすがる ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 春を忘れた海峡に 汽笛を泣かせて かえる船 あてもないのに 上野まで 買ってた切符を きりはなす ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 酔えば乱暴する人が さめればやさしい 人になる むだな苦労じゃ なかったわ いまならも一度も 出直せる ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 | 三船和子 | 三園みよじ | 伊藤雪彦 | | 汽車に乗り継ぐ 改札を 出たなら心を 決められた さきをせかせる ベルの音に あなたの未練がおいすがる ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 春を忘れた海峡に 汽笛を泣かせて かえる船 あてもないのに 上野まで 買ってた切符を きりはなす ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 酔えば乱暴する人が さめればやさしい 人になる むだな苦労じゃ なかったわ いまならも一度も 出直せる ふりむけば海… 別れを止めた 北時刻 |
幸せは ホラ…だって生きてりゃ 全部 イヤになる日も あるわ 棄ててしまえば きっと 楽になれるなんて *幸せならそこに ホラホラホラ 街角 すぐそこに ホラホラホラ 来てる… だから も少し少し 無理に 笑って見せて そして生きてりゃ きっと 明日(あした)風も変わる もしもそれでも 心 重く晴れない 時は 無理に笑わず 声を 上げて泣けば いいわ 幸せならそこに ホラホラホラ ドア越し 隙き間から ホラホラホラ 見てる… だから も少し少し ギュッと くちびる噛んで 上を向いてりゃ きっと 涙なんて消える 幸せ 幸せならそこに ホラホラホラ 街角 すぐそこに ホラホラホラ 来てる… だから も少し少し 無理に 笑って見せて そして生きてりゃ きっと 明日(あした)風も変わる 幸せ | 三船和子 | 円香乃 | 岡千秋 | 伊戸のりお | だって生きてりゃ 全部 イヤになる日も あるわ 棄ててしまえば きっと 楽になれるなんて *幸せならそこに ホラホラホラ 街角 すぐそこに ホラホラホラ 来てる… だから も少し少し 無理に 笑って見せて そして生きてりゃ きっと 明日(あした)風も変わる もしもそれでも 心 重く晴れない 時は 無理に笑わず 声を 上げて泣けば いいわ 幸せならそこに ホラホラホラ ドア越し 隙き間から ホラホラホラ 見てる… だから も少し少し ギュッと くちびる噛んで 上を向いてりゃ きっと 涙なんて消える 幸せ 幸せならそこに ホラホラホラ 街角 すぐそこに ホラホラホラ 来てる… だから も少し少し 無理に 笑って見せて そして生きてりゃ きっと 明日(あした)風も変わる 幸せ |
女の劇場激しい二十才の 恋があり 四十に忍んだ 恋もある 心に炎を 炎を ああ 抱きしめて わたしが歩いた この道は 花と嵐の だきあわせ 尽くしてささげた 恋があり 世間に背いた 恋もある 火の粉を浴びても 浴びても ああ 通したい 愛する男の ためならば たとえ地獄の 果てまでも 涙で身を引く 恋があり 泣かせて奪った 恋もある 真っ赤な炎が 炎が ああ 燃えたって 尽きればそれまで 悔いはない その日おんなが 終わる時 | 三船和子 | いではく | 岡千秋 | 伊戸のりお | 激しい二十才の 恋があり 四十に忍んだ 恋もある 心に炎を 炎を ああ 抱きしめて わたしが歩いた この道は 花と嵐の だきあわせ 尽くしてささげた 恋があり 世間に背いた 恋もある 火の粉を浴びても 浴びても ああ 通したい 愛する男の ためならば たとえ地獄の 果てまでも 涙で身を引く 恋があり 泣かせて奪った 恋もある 真っ赤な炎が 炎が ああ 燃えたって 尽きればそれまで 悔いはない その日おんなが 終わる時 |
嫁いだ娘の幸せを娘が嫁いで 行きました 思いこがれた 佳い人へ 父さんあの娘が うまれた朝は 日本晴れした 青空でしたね さみしくなったら アルバムを 開いておもいで 語りましょうね (セリフ)風邪を引いたり いたずらをしたり 色んな事が あったけど でも素直に 育ってくれたわ 父さん あの娘は日本一の 花嫁でしたよね 三つ指そろえた 嫁ぐ日の 娘の声も ふるえてた 父さんあの娘の おしゃくの酒が 飲めぬさみしさ つらいでしょうけど 親から離れて 鶴も舞う 楽しい家庭を つくるでしょうよ 嬉しさあふれて 涙だけ 言葉も忘れた 披露宴 父さんあの娘は ふたりの宝 早く初孫 この手で抱きたい 嫁いだ娘の しあわせを 母さん今夜も 祈ってますよ | 三船和子 | 遠藤実 | 遠藤実 | 池多孝春 | 娘が嫁いで 行きました 思いこがれた 佳い人へ 父さんあの娘が うまれた朝は 日本晴れした 青空でしたね さみしくなったら アルバムを 開いておもいで 語りましょうね (セリフ)風邪を引いたり いたずらをしたり 色んな事が あったけど でも素直に 育ってくれたわ 父さん あの娘は日本一の 花嫁でしたよね 三つ指そろえた 嫁ぐ日の 娘の声も ふるえてた 父さんあの娘の おしゃくの酒が 飲めぬさみしさ つらいでしょうけど 親から離れて 鶴も舞う 楽しい家庭を つくるでしょうよ 嬉しさあふれて 涙だけ 言葉も忘れた 披露宴 父さんあの娘は ふたりの宝 早く初孫 この手で抱きたい 嫁いだ娘の しあわせを 母さん今夜も 祈ってますよ |
愛暦この世で一番 大事な男(ひと)と かたい契りの 愛暦 遥かなるいばら道 はぐれぬように 離さないでね しっかり抱いて 私はあなたの あなたの女房です 帰りが遅いと 喧嘩もしたわ 憎い恋しい 裏表 あの頃はお互いに わがままばかり 今は微笑む 目尻のしわが 何故だか愛しい 愛しいだんなです 真心(こころ)を重ねた 女の愛は どんな運命(さだめ)も 怖くない 慈しみ支え合う ふたりの縁(えにし) ぽつり一言 死ぬまで一緒 私はあなたの あなたの女房です | 三船和子 | 三正和実 | 岡千秋 | | この世で一番 大事な男(ひと)と かたい契りの 愛暦 遥かなるいばら道 はぐれぬように 離さないでね しっかり抱いて 私はあなたの あなたの女房です 帰りが遅いと 喧嘩もしたわ 憎い恋しい 裏表 あの頃はお互いに わがままばかり 今は微笑む 目尻のしわが 何故だか愛しい 愛しいだんなです 真心(こころ)を重ねた 女の愛は どんな運命(さだめ)も 怖くない 慈しみ支え合う ふたりの縁(えにし) ぽつり一言 死ぬまで一緒 私はあなたの あなたの女房です |
命くれない生まれる前から 結ばれていた そんな気がする 紅の糸 だから死ぬまで ふたりは一緒 「あなた」「おまえ」 夫婦みち 命くれない 命くれない ふたりづれ 人目をしのんで 隠れて泣いた そんな日もある 傷もある 苦労積荷の 木の葉の舟で 「あなた」「おまえ」 あぶな川 命くれない 命くれない ふたりづれ なんにもいらない あなたがいれば 笑顔ひとつで 生きられる 泣く日笑う日 花咲く日まで 「あなた」「おまえ」 手をかさね 命くれない 命くれない ふたりづれ | 三船和子 | 吉岡治 | 北原じゅん | | 生まれる前から 結ばれていた そんな気がする 紅の糸 だから死ぬまで ふたりは一緒 「あなた」「おまえ」 夫婦みち 命くれない 命くれない ふたりづれ 人目をしのんで 隠れて泣いた そんな日もある 傷もある 苦労積荷の 木の葉の舟で 「あなた」「おまえ」 あぶな川 命くれない 命くれない ふたりづれ なんにもいらない あなたがいれば 笑顔ひとつで 生きられる 泣く日笑う日 花咲く日まで 「あなた」「おまえ」 手をかさね 命くれない 命くれない ふたりづれ |
花かがやいて一度きり二度とない 人生は 夢は見るより 叶えるものよ 今からよひと花も これからよふた花も 咲いて舞う かがやいて きらめいて ときめいて 命の限りを萌えながら それがおんなです 音もなく忍び寄り 駆け抜けた 年齢(とき)の流れを 鏡と語る とく髪の指先が たまらなく愛しくて 紅を引く かがやいて きらめいて ときめいて 命の限りを薫るのが それがおんなです 満ち潮が引き潮が 呼び戻す 忘れかけてた こころの青春(はる)を 迷い道振り返り このままじゃ終れない 咲いて咲く かがやいて きらめいて ときめいて 命の限りを凛として それがおんなです | 三船和子 | 三正和美 | 大山高輝 | 桜庭伸幸 | 一度きり二度とない 人生は 夢は見るより 叶えるものよ 今からよひと花も これからよふた花も 咲いて舞う かがやいて きらめいて ときめいて 命の限りを萌えながら それがおんなです 音もなく忍び寄り 駆け抜けた 年齢(とき)の流れを 鏡と語る とく髪の指先が たまらなく愛しくて 紅を引く かがやいて きらめいて ときめいて 命の限りを薫るのが それがおんなです 満ち潮が引き潮が 呼び戻す 忘れかけてた こころの青春(はる)を 迷い道振り返り このままじゃ終れない 咲いて咲く かがやいて きらめいて ときめいて 命の限りを凛として それがおんなです |
雪椿やさしさと かいしょのなさが 裏と表に ついている そんな男に 惚れたのだから 私がその分 がんばりますと 背をかがめて 微笑み返す 花は越後の 花は越後の 雪椿 夢にみた 乙女の頃の 玉の輿には 遠いけど まるで苦労を 楽しむように 寝顔を誰にも 見せないあなた 雪の谷間に 紅さす母の 愛は越後の 愛は越後の 雪椿 つらくても がまんをすれば きっと来ますよ 春の日が 命なげすて 育ててくれた あなたの口癖 あなたの涙 子供ごころに 香りを残す 花は越後の 花は越後の 雪椿 | 三船和子 | 星野哲郎 | 遠藤実 | | やさしさと かいしょのなさが 裏と表に ついている そんな男に 惚れたのだから 私がその分 がんばりますと 背をかがめて 微笑み返す 花は越後の 花は越後の 雪椿 夢にみた 乙女の頃の 玉の輿には 遠いけど まるで苦労を 楽しむように 寝顔を誰にも 見せないあなた 雪の谷間に 紅さす母の 愛は越後の 愛は越後の 雪椿 つらくても がまんをすれば きっと来ますよ 春の日が 命なげすて 育ててくれた あなたの口癖 あなたの涙 子供ごころに 香りを残す 花は越後の 花は越後の 雪椿 |
矢切の渡し「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切りの渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切りの渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪が咽ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです | 三船和子 | 石本美由起 | 船村徹 | | 「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切りの渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切りの渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪が咽ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです |
女…泣く港あの人の 船が出る 日暮れ桟橋 ひとり残される いつか別れが来ると 知っていたけれど 優しさが 欲しかった ばかな女が 泣く港 結ばれた あの夜は 沖の漁り火 赤く揺れていた 命あずけたはずの 恋が波に散る 夢でした 何もかも 今日も女が 泣く港 追いすがる 指先に 汽笛ひと声 しみる波の音 戻るはずない人と 知っているけれど 待ってても いいですか ばかな女が 泣く港 | 三船和子 | 麻こよみ | 岡千秋 | 伊戸のりお | あの人の 船が出る 日暮れ桟橋 ひとり残される いつか別れが来ると 知っていたけれど 優しさが 欲しかった ばかな女が 泣く港 結ばれた あの夜は 沖の漁り火 赤く揺れていた 命あずけたはずの 恋が波に散る 夢でした 何もかも 今日も女が 泣く港 追いすがる 指先に 汽笛ひと声 しみる波の音 戻るはずない人と 知っているけれど 待ってても いいですか ばかな女が 泣く港 |
北海峡のめないお酒を かたむけて あなたを忘れる 旅の宿 女のこころに 消えてった 船の灯りを おいかけて くちびるふるわす 北海峡 今度はほんとの 倖せを みつけて暮らせと 荒れる波 あなたとはじめて ともにした 海に浮かんだ この部屋は いのちをぶつけた 北海峡 夜明けをおしえる いさり火に 泣きたいことだけ もやしたい お前をひとりに させないと 肩をだかれた やさしさに も一度酔いたい 北海峡 | 三船和子 | 水木怜 | 伊藤雪彦 | | のめないお酒を かたむけて あなたを忘れる 旅の宿 女のこころに 消えてった 船の灯りを おいかけて くちびるふるわす 北海峡 今度はほんとの 倖せを みつけて暮らせと 荒れる波 あなたとはじめて ともにした 海に浮かんだ この部屋は いのちをぶつけた 北海峡 夜明けをおしえる いさり火に 泣きたいことだけ もやしたい お前をひとりに させないと 肩をだかれた やさしさに も一度酔いたい 北海峡 |
ひと夜草どうかこのままで いさせて下さい あなたを愛する 私のままで 心さえ 通いあえたなら それで それで 幸せよ 朝に閉じ 夕べに咲いた 私 あなたの ひと夜草 ふたりめぐり逢う 運命(さだめ)に生まれ この世で結べぬ 縁に泣いた 移り香が 残るこの肌を そっと そっと 抱きしめる この逢瀬 百夜とおなじ 私 あなたの ひと夜草 いいえこの恋を 悔やんでいません あなたに逢えない 明日が来ても うしろ影 送るその度に これが これが 最後かと 朝に閉じ 夕べに咲いた 私 あなたの ひと夜草 | 三船和子 | 芳美知余 | 宮下健治 | 伊戸のりお | どうかこのままで いさせて下さい あなたを愛する 私のままで 心さえ 通いあえたなら それで それで 幸せよ 朝に閉じ 夕べに咲いた 私 あなたの ひと夜草 ふたりめぐり逢う 運命(さだめ)に生まれ この世で結べぬ 縁に泣いた 移り香が 残るこの肌を そっと そっと 抱きしめる この逢瀬 百夜とおなじ 私 あなたの ひと夜草 いいえこの恋を 悔やんでいません あなたに逢えない 明日が来ても うしろ影 送るその度に これが これが 最後かと 朝に閉じ 夕べに咲いた 私 あなたの ひと夜草 |
来不彼雨来ないあなたと 書いて読む おんな泣かせの こぬか雨 しあわせふたりで 探そうと あれほど約束 したものを 今夜もあなた、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ) 未練 ためいき 酒場川(さかばがわ) 泣いて流れて 何処へ行く おとことおんなの あの夜が 死ぬほど憎いの 恋しいの おもかげ濡れる、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ) 錆びた時計の 針でさえ 夢を重ねて 華になる この先 この街 この店で いつ迄待ったら いいですか 応えてほしい、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ) | 三船和子 | 志賀大介 | 遠藤実 | 池多孝春 | 来ないあなたと 書いて読む おんな泣かせの こぬか雨 しあわせふたりで 探そうと あれほど約束 したものを 今夜もあなた、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ) 未練 ためいき 酒場川(さかばがわ) 泣いて流れて 何処へ行く おとことおんなの あの夜が 死ぬほど憎いの 恋しいの おもかげ濡れる、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ) 錆びた時計の 針でさえ 夢を重ねて 華になる この先 この街 この店で いつ迄待ったら いいですか 応えてほしい、、 ああ 来不彼雨(こぬかあめ) |
母ざくら生れながらの 苦労に泣いた それが私の 運命なら あなたと愛を 結びあい いのち授けた この子のために 冬の向うの… 春を呼びたい 母ざくら 眼許可愛い 子のいとしさは 親でなければ わかるまい この世のどんな 宝より もっと大事な この顔この手 寝顔幼い… 夢に微笑む 母ざくら 十五十六 二十才も過ぎて 晴れの嫁入り 祝い唄 やさしい妻に なるのよと 言葉すくなに 見送る門出 親の願いが… 咲いて嬉しい 母ざくら | 三船和子 | 石本美由起 | 岡千秋 | 池多孝春 | 生れながらの 苦労に泣いた それが私の 運命なら あなたと愛を 結びあい いのち授けた この子のために 冬の向うの… 春を呼びたい 母ざくら 眼許可愛い 子のいとしさは 親でなければ わかるまい この世のどんな 宝より もっと大事な この顔この手 寝顔幼い… 夢に微笑む 母ざくら 十五十六 二十才も過ぎて 晴れの嫁入り 祝い唄 やさしい妻に なるのよと 言葉すくなに 見送る門出 親の願いが… 咲いて嬉しい 母ざくら |
おんなのカン!身体を気遣い 呑んでるあなた お酒の好みが 変わったみたい 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 責めるつもりは ないけれど 離れたこころは もどらない 帰ってあげて 休まる部屋に 男と女の 関係よりも 友達みたいな 暮らしに慣れた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 夢の灯りを つけたまま 月日がふたりを 変えたのね 追いかけないわ あなたのあとは 呑み屋の女将と ふらりのお客 傷持つどうしが 近くにさせた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 燃えた数より 泣いた数 指折り数えりゃ きりがない 帰ってあげて おんなの部屋に | 三船和子 | 下北沢哲 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 身体を気遣い 呑んでるあなた お酒の好みが 変わったみたい 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 責めるつもりは ないけれど 離れたこころは もどらない 帰ってあげて 休まる部屋に 男と女の 関係よりも 友達みたいな 暮らしに慣れた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 夢の灯りを つけたまま 月日がふたりを 変えたのね 追いかけないわ あなたのあとは 呑み屋の女将と ふらりのお客 傷持つどうしが 近くにさせた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 燃えた数より 泣いた数 指折り数えりゃ きりがない 帰ってあげて おんなの部屋に |
むかしの男恋をするよろこび 恋のなみだ あの人のためなら 死んでもいいと 八分咲きの君が 綺麗だよと わたしを抱きしめた むかしの男 甘い誘いに 惑わされ 悲しいことばに 傷ついた あの日があって 今がある 乾杯 色とりどりの むかしの男 忘れない花よ 幸せはいつでも 突然終る 愛の形見さえも 残さないまま 涙から人生 教えられて やさしさ身に着けた 女よわたし 逢ってみたいの もう一度 逢ってはいけない もう二度と グラスを揺らす 想い出に 乾杯 過ぎ去りし日の むかしの男 忘れない夢よ 逢ってみたいの もう一度 逢ってはいけない もう二度と グラスを揺らす 想い出に 乾杯 過ぎ去りし日の むかしの男 忘れない夢よ | 三船和子 | 瑳川温子 | 徳久広司 | 桜庭伸幸 | 恋をするよろこび 恋のなみだ あの人のためなら 死んでもいいと 八分咲きの君が 綺麗だよと わたしを抱きしめた むかしの男 甘い誘いに 惑わされ 悲しいことばに 傷ついた あの日があって 今がある 乾杯 色とりどりの むかしの男 忘れない花よ 幸せはいつでも 突然終る 愛の形見さえも 残さないまま 涙から人生 教えられて やさしさ身に着けた 女よわたし 逢ってみたいの もう一度 逢ってはいけない もう二度と グラスを揺らす 想い出に 乾杯 過ぎ去りし日の むかしの男 忘れない夢よ 逢ってみたいの もう一度 逢ってはいけない もう二度と グラスを揺らす 想い出に 乾杯 過ぎ去りし日の むかしの男 忘れない夢よ |
愛別離旅ににげだす 女の胸に 涙があふれる 夜明け前 どうかしたかと 鳴る汽笛 未練がとなりで 肩ゆする カスマプゲ カスマプゲ あなたを忘れる 愛別離 買った切符に 運命をまかせ 当てなく釜山 あとにした 夢と暮らした 一年が あなたに負担を かけさせた カスマプゲ カスマプゲ 女のわがまま 愛別離 苦労一ツの 手荷物だけど 一緒に運んで くれる人 きっといるはず 逢えるはず 途中で下車した 港町 カスマプゲ カスマプゲ あなたを忘れる 愛別離 | 三船和子 | 下北沢哲 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 旅ににげだす 女の胸に 涙があふれる 夜明け前 どうかしたかと 鳴る汽笛 未練がとなりで 肩ゆする カスマプゲ カスマプゲ あなたを忘れる 愛別離 買った切符に 運命をまかせ 当てなく釜山 あとにした 夢と暮らした 一年が あなたに負担を かけさせた カスマプゲ カスマプゲ 女のわがまま 愛別離 苦労一ツの 手荷物だけど 一緒に運んで くれる人 きっといるはず 逢えるはず 途中で下車した 港町 カスマプゲ カスマプゲ あなたを忘れる 愛別離 |
おつかれ様男のしがらみ 昭和の義理に おつかれ様と おつかれ様と 云える女房になれました この先筋書き 見えないけれど まさかまさかの 坂道を もひとつ越えて 夫婦(めおと)劇場 開幕ですね 新婚時代は 恥ずかしかった あなたと呼べず あなたと呼べず それも今ではなつかしい 愛しているよと あなたのセリフ 一度ならずも 二度三度 たしかめながら 夫婦花道 あるいて欲しい あなたとのみたい ぬくもり酒を おつかれ様と おつかれ様と 飾る言葉はないけれど あせらずゆっくり 素顔のままで まだよまだまだ これからも 肩寄せながら 夫婦劇場 楽しみたいわ | 三船和子 | 鳥井実 | 岡千秋 | 石倉重信 | 男のしがらみ 昭和の義理に おつかれ様と おつかれ様と 云える女房になれました この先筋書き 見えないけれど まさかまさかの 坂道を もひとつ越えて 夫婦(めおと)劇場 開幕ですね 新婚時代は 恥ずかしかった あなたと呼べず あなたと呼べず それも今ではなつかしい 愛しているよと あなたのセリフ 一度ならずも 二度三度 たしかめながら 夫婦花道 あるいて欲しい あなたとのみたい ぬくもり酒を おつかれ様と おつかれ様と 飾る言葉はないけれど あせらずゆっくり 素顔のままで まだよまだまだ これからも 肩寄せながら 夫婦劇場 楽しみたいわ |
浮き草ふたり渡るこの世の 裏表 流れ冷たい なみだ川 いいの私で 私で良けりゃ ついて行きます どこまでも 心を寄せ合い はぐれぬように …浮き草ふたり 回り道した その先に やっと見つけた 夢灯り 広い世間の 世間の隅で 同じ運命(さだめ)の 巡り合い この手をしっかり 離さぬように …浮き草ふたり 春を知らせる せせらぎの 音も優しい なさけ川 いいの私で 私で良けりゃ そっと紅差す 薬指 小さな幸せ 失くさぬように …浮き草ふたり | 三船和子 | 麻こよみ | 岡千秋 | 伊戸のりお | 渡るこの世の 裏表 流れ冷たい なみだ川 いいの私で 私で良けりゃ ついて行きます どこまでも 心を寄せ合い はぐれぬように …浮き草ふたり 回り道した その先に やっと見つけた 夢灯り 広い世間の 世間の隅で 同じ運命(さだめ)の 巡り合い この手をしっかり 離さぬように …浮き草ふたり 春を知らせる せせらぎの 音も優しい なさけ川 いいの私で 私で良けりゃ そっと紅差す 薬指 小さな幸せ 失くさぬように …浮き草ふたり |
夢小舟この舟に 運命(さだめ)あずけた 恋だから たどり着きたい しあわせ岸に 死ぬも生きるも あなたと一緒 苦労覚悟の 旅路川 愛が積み荷の 夢小舟 振り向けば 捨てた過去(むかし)が 見え隠れ 川の流れに 沈んで消える 生まれ変わって あなたのために 盡(つ)くす女の きずな川 命かさねる 夢小舟 岩影に ふたつ寄り添う 浮き草は にぎり水でも きれいな花を 雨の嵐も 乗り越えながら 春を待ちます 浮世川 明日(あす)へこぎだす 夢小舟 | 三船和子 | 島田和 | くにひろし | 前田俊明 | この舟に 運命(さだめ)あずけた 恋だから たどり着きたい しあわせ岸に 死ぬも生きるも あなたと一緒 苦労覚悟の 旅路川 愛が積み荷の 夢小舟 振り向けば 捨てた過去(むかし)が 見え隠れ 川の流れに 沈んで消える 生まれ変わって あなたのために 盡(つ)くす女の きずな川 命かさねる 夢小舟 岩影に ふたつ寄り添う 浮き草は にぎり水でも きれいな花を 雨の嵐も 乗り越えながら 春を待ちます 浮世川 明日(あす)へこぎだす 夢小舟 |
なさけ川あなたが側に いなければ 眠れないのよ 淋しくて 夜に流れる なさけ川 なさけ川 愛の嵐に この身をのまれ 溺れて死んでも 悔いはない お前の肌は 冷たいと 強くやさしく 抱きしめて 泣いて流れる なさけ川 なさけ川 木の葉みたいな おんなの心 運命の波間で 揺れている 行き着く先は 地獄でも そうよ後には 戻れない 炎えて流れる なさけ川 なさけ川 夢のしずくを 枕に宿し いとしいあなたと しのび逢う | 三船和子 | 高橋直人 | 遠藤実 | | あなたが側に いなければ 眠れないのよ 淋しくて 夜に流れる なさけ川 なさけ川 愛の嵐に この身をのまれ 溺れて死んでも 悔いはない お前の肌は 冷たいと 強くやさしく 抱きしめて 泣いて流れる なさけ川 なさけ川 木の葉みたいな おんなの心 運命の波間で 揺れている 行き着く先は 地獄でも そうよ後には 戻れない 炎えて流れる なさけ川 なさけ川 夢のしずくを 枕に宿し いとしいあなたと しのび逢う |
花中花花を 花を 花を咲かせましょう 倖せ女花 牡丹 シャクヤク 百合の花 やさしい微笑み 美しく 命の限りを 燃え燃えて 姿うるわしく 咲く花中花(かちゅうか)で 蕾み 蕾み 蕾み色染める 乙女は夢身花 スミレ タンポポ レンゲ草 輝く瞳の 愛らしさ 笑顔がはじけて 舞い踊る こころときめいて 咲く花中花(かちゅうか)よ 香り 香り 香り甘く添え 寄り添う一途花 さくら コスモス 曼珠沙華 安らぎ温もり 抱き包み 人目を明るく 和ませる いつも煌(きら)びやか 咲く花中花(かちゅうか)で | 三船和子 | 三正和実 | 大山高輝 | 大野弘也 | 花を 花を 花を咲かせましょう 倖せ女花 牡丹 シャクヤク 百合の花 やさしい微笑み 美しく 命の限りを 燃え燃えて 姿うるわしく 咲く花中花(かちゅうか)で 蕾み 蕾み 蕾み色染める 乙女は夢身花 スミレ タンポポ レンゲ草 輝く瞳の 愛らしさ 笑顔がはじけて 舞い踊る こころときめいて 咲く花中花(かちゅうか)よ 香り 香り 香り甘く添え 寄り添う一途花 さくら コスモス 曼珠沙華 安らぎ温もり 抱き包み 人目を明るく 和ませる いつも煌(きら)びやか 咲く花中花(かちゅうか)で |
川の流れのように知らず知らず 歩いて来た 細く長い この道 振り返れば 遥か遠く 故郷が見える でこぼこ道や 曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生 ああ 川の流れのように ゆるやかに いくつも時代は過ぎて ああ 川の流れのように とめどなく 空が黄昏に染まるだけ 生きることは 旅すること 終わりのない この道 愛する人 そばに連れて 夢探しながら 雨に降られて ぬかるんだ道でも いつかは また 晴れる日が来るから ああ 川の流れのように おだやかに この身をまかせていたい ああ 川の流れのように 移りゆく季節 雪どけを待ちながら ああ 川の流れのように おだやかに この身をまかせていたい ああ 川の流れのように いつまでも 青いせせらぎを聞きながら | 三船和子 | 秋元康 | 見岳章 | | 知らず知らず 歩いて来た 細く長い この道 振り返れば 遥か遠く 故郷が見える でこぼこ道や 曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生 ああ 川の流れのように ゆるやかに いくつも時代は過ぎて ああ 川の流れのように とめどなく 空が黄昏に染まるだけ 生きることは 旅すること 終わりのない この道 愛する人 そばに連れて 夢探しながら 雨に降られて ぬかるんだ道でも いつかは また 晴れる日が来るから ああ 川の流れのように おだやかに この身をまかせていたい ああ 川の流れのように 移りゆく季節 雪どけを待ちながら ああ 川の流れのように おだやかに この身をまかせていたい ああ 川の流れのように いつまでも 青いせせらぎを聞きながら |
冬旅路吹雪けさぎり 涙雪つぶて 未練ひきずり 北のはて 逢いたいよ 恋しいよ いとしくて ねぇ貴方(あなた) くるいそう はりさける この胸も おんな冬旅路 荒れる海鳴り 軋(きし)む岩肌に はぐれカモメも 首すくめ 誰ひとり 影もない 私だけ ねぇ貴方(あなた) 立ちすくみ ほつれ髪 手櫛(てぐし)とく おんな冬旅路 愛はうたかた 波に流しましょう 思い切るには 辛いけど 春風よ 早く吹け 木枯(こがら)しを ねぇ貴方(あなた) 追い帰せ 花ごよみ 連れて来て おんな冬旅路 | 三船和子 | 三正和実 | 大山高輝 | 佐伯亮 | 吹雪けさぎり 涙雪つぶて 未練ひきずり 北のはて 逢いたいよ 恋しいよ いとしくて ねぇ貴方(あなた) くるいそう はりさける この胸も おんな冬旅路 荒れる海鳴り 軋(きし)む岩肌に はぐれカモメも 首すくめ 誰ひとり 影もない 私だけ ねぇ貴方(あなた) 立ちすくみ ほつれ髪 手櫛(てぐし)とく おんな冬旅路 愛はうたかた 波に流しましょう 思い切るには 辛いけど 春風よ 早く吹け 木枯(こがら)しを ねぇ貴方(あなた) 追い帰せ 花ごよみ 連れて来て おんな冬旅路 |
博多情話夜の中州の 酒まみれ こんなおなごに 用はなか にわか祭りの 煎餅で 煎餅で 顔をかくして 泣いちょるごたる おさな馴染みの ふたりばい 五木生まれの 苦労もの 涙かくして 耐えたから 抱いたあの日を 返してよ 返してよ 男こりごり ひとりがよかね どげんもこげんも なかとばい なさけあるとね あんたには うそのうわぬり できんばい きつか話は そのへんで そのへんで にわか踊りの お芝居やろか 春はもうすぐ 来るとばい | 三船和子 | 井村昭治 | 岡千秋 | 馬場良 | 夜の中州の 酒まみれ こんなおなごに 用はなか にわか祭りの 煎餅で 煎餅で 顔をかくして 泣いちょるごたる おさな馴染みの ふたりばい 五木生まれの 苦労もの 涙かくして 耐えたから 抱いたあの日を 返してよ 返してよ 男こりごり ひとりがよかね どげんもこげんも なかとばい なさけあるとね あんたには うそのうわぬり できんばい きつか話は そのへんで そのへんで にわか踊りの お芝居やろか 春はもうすぐ 来るとばい |
三歩下がってついて行く世間知らずの この私 今まであなたに 迷惑ばかり 優しく叱って かばってくれた 感謝してます いつだって 古い女で いいのです 三歩下がってついて行く ついて行く そばにあなたが いればこそ 苦労の坂道 越えられました あなたの真面目さ 心の広さ 感謝してます いつだって そんなあなたが 好きだから 三歩下がってついて行く ついて行く 今日は飲みましょ 差し向かい 酔ったら介抱 してくれますか 笑顔が素敵で 働き者で 感謝してます いつだって 長い人生 これからも 三歩下がってついて行く ついて行く | 三船和子 | 麻こよみ | 岡千秋 | 伊戸のりお | 世間知らずの この私 今まであなたに 迷惑ばかり 優しく叱って かばってくれた 感謝してます いつだって 古い女で いいのです 三歩下がってついて行く ついて行く そばにあなたが いればこそ 苦労の坂道 越えられました あなたの真面目さ 心の広さ 感謝してます いつだって そんなあなたが 好きだから 三歩下がってついて行く ついて行く 今日は飲みましょ 差し向かい 酔ったら介抱 してくれますか 笑顔が素敵で 働き者で 感謝してます いつだって 長い人生 これからも 三歩下がってついて行く ついて行く |
素顔で乾杯くよくよしないで 振られたぐらいで 落ち込むなんて あんたらしくないよ 馴染みのこの店 今夜は貸し切り あんたのためよ 女同志 ふたり 泣くだけ 泣いたら 素顔で乾杯 男と女は ケ・セラ・セラよ 涙をふいたら 素顔で乾杯 明日は明日の 風が吹くからさ 酔うほどあいつが 恋しくなっても 飲むだけ飲んで 朝が来たらバイバイ 世の中男は ごまんといるのよ あっさりしなよ 女同志 今夜 泣くだけ 泣いたら 素顔で乾杯 飾りを脱ぎ捨て ケ・セラ・セラよ 涙をふいたら 素顔で乾杯 あんたは飛びきり いい女だから 泣くだけ 泣いたら 素顔で乾杯 男と女は ケ・セラ・セラよ 涙をふいたら 素顔で乾杯 明日は明日の 風が吹くからさ | 三船和子 | 大津あきら | 佐々木与志 | 桜庭伸幸 | くよくよしないで 振られたぐらいで 落ち込むなんて あんたらしくないよ 馴染みのこの店 今夜は貸し切り あんたのためよ 女同志 ふたり 泣くだけ 泣いたら 素顔で乾杯 男と女は ケ・セラ・セラよ 涙をふいたら 素顔で乾杯 明日は明日の 風が吹くからさ 酔うほどあいつが 恋しくなっても 飲むだけ飲んで 朝が来たらバイバイ 世の中男は ごまんといるのよ あっさりしなよ 女同志 今夜 泣くだけ 泣いたら 素顔で乾杯 飾りを脱ぎ捨て ケ・セラ・セラよ 涙をふいたら 素顔で乾杯 あんたは飛びきり いい女だから 泣くだけ 泣いたら 素顔で乾杯 男と女は ケ・セラ・セラよ 涙をふいたら 素顔で乾杯 明日は明日の 風が吹くからさ |
夫婦げんかも愛なのね夫婦げんかの ひとつやふたつ きっとするでしょ おしどりも 黙っていれば 良いものを 隠したトゲが ついポロリ 言い過ぎたわね 許してね ねぇあなた 夫婦げんかの 始まりなんて 虫の居どころ それ次第 話を聞いて 欲しいのに いつでもあなた 空(から)返事 女房だって 女です ねぇあなた 夫婦げんかの 勝ち負けなんて 野暮なことです 言わないで お天道様が 昇ったら 忘れたフリを するだけよ 仲良くしてね これからも ねぇあなた | 三船和子 | 円香乃 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 夫婦げんかの ひとつやふたつ きっとするでしょ おしどりも 黙っていれば 良いものを 隠したトゲが ついポロリ 言い過ぎたわね 許してね ねぇあなた 夫婦げんかの 始まりなんて 虫の居どころ それ次第 話を聞いて 欲しいのに いつでもあなた 空(から)返事 女房だって 女です ねぇあなた 夫婦げんかの 勝ち負けなんて 野暮なことです 言わないで お天道様が 昇ったら 忘れたフリを するだけよ 仲良くしてね これからも ねぇあなた |
化粧雪添えないこの世の 恋ならば 涙の花か 化粧雪 忍び逢う夜の 酒をつぐ 酒をつぐ 許し合う身の 情け宿 明日の別れを 忘れたい どんなに待っても 来ない春 運命(さだめ)を泣くか 化粧雪 これでいいのよ 怨まない 怨まない 酔ってささやく 夢もある 想い出枕の 暖かさ どんなに愛され 愛しても 幸せ薄い 化粧雪 燃えて甘える 腕の中 腕の中 解いて結んだ 帯だけが 夜明けの切なさ 知っている | 三船和子 | 石本美由起 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 添えないこの世の 恋ならば 涙の花か 化粧雪 忍び逢う夜の 酒をつぐ 酒をつぐ 許し合う身の 情け宿 明日の別れを 忘れたい どんなに待っても 来ない春 運命(さだめ)を泣くか 化粧雪 これでいいのよ 怨まない 怨まない 酔ってささやく 夢もある 想い出枕の 暖かさ どんなに愛され 愛しても 幸せ薄い 化粧雪 燃えて甘える 腕の中 腕の中 解いて結んだ 帯だけが 夜明けの切なさ 知っている |
びわ湖しぐれ仕舞い忘れた 風鈴の 音に急かされ 旅支度 びわ湖しぐれに 追われるように 蛇の目を斜めに 差しかけて なみだ堪えた 北国(きた)街道 意地が棹さす この胸に 今は帰らぬ 時の坂 揺れる想いに けじめをつけて あなたにもらった 髪留めを 深く沈めた びわの湖(うみ) 両の手合わせ しあわせを 祈る心の 儚さよ 観音様の 情けにすがり いつか来る春 ゆめ暦 願う夜明けの 鐘の音 | 三船和子 | 山辺洋子・補作詞:揃弦三 | 長谷川ひろのぶ | 松井タツオ | 仕舞い忘れた 風鈴の 音に急かされ 旅支度 びわ湖しぐれに 追われるように 蛇の目を斜めに 差しかけて なみだ堪えた 北国(きた)街道 意地が棹さす この胸に 今は帰らぬ 時の坂 揺れる想いに けじめをつけて あなたにもらった 髪留めを 深く沈めた びわの湖(うみ) 両の手合わせ しあわせを 祈る心の 儚さよ 観音様の 情けにすがり いつか来る春 ゆめ暦 願う夜明けの 鐘の音 |
瑠璃あざみ濡れてゆきます このまま一人 肩に冷たい 走り雨 人目忍んで 隠れ宿 何度この道 通ったか 雨に打たれて 咲く花は 心とがめる 瑠璃あざみ 行こか戻ろか ためらいながら 女ごころの 通せんぼ 今日が最後と 決めたのに 逢えば崩れる 私です 匂いたつよに 咲く花は あなた誘って 瑠璃あざみ 髪の乱れを 恥じらうように 隠す胸もと 紅の裾 帰りたくない 帰さない 白い素足が 艶(いろ)めいて 縋る想いで 咲く花は 何故に哀しい 瑠璃あざみ | 三船和子 | 芳美知余 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 濡れてゆきます このまま一人 肩に冷たい 走り雨 人目忍んで 隠れ宿 何度この道 通ったか 雨に打たれて 咲く花は 心とがめる 瑠璃あざみ 行こか戻ろか ためらいながら 女ごころの 通せんぼ 今日が最後と 決めたのに 逢えば崩れる 私です 匂いたつよに 咲く花は あなた誘って 瑠璃あざみ 髪の乱れを 恥じらうように 隠す胸もと 紅の裾 帰りたくない 帰さない 白い素足が 艶(いろ)めいて 縋る想いで 咲く花は 何故に哀しい 瑠璃あざみ |
浦富海岸都会(まち)を逃れて 浦富(うらどめ)の海 夕日見つめて 立ち尽くす 愛することより 愛されたくて 見ていた夢は 我侭(わがまま)ですか 未練揺れます 鴨ケ磯(かもがいそ) 巣をさまよう 白い波 松を抱いた 小さな島に あなた偲べば 懐かしい 心は満ち潮 逢いたさ募り さよなら悔やむ 嘆きの風が 髪を梳く手を 弄(もてあそ)ぶ 胸に切ない 波の音 たった一言 荒砂神社(あらすなさま)に 願う女の 恋ひとつ 痛んだ心を 慰めたって 死ぬほど悩み 忘れた筈と 諭す羽尾(はねお)の 磯千鳥 帰る宛ない ひとり旅 | 三船和子 | いちせともひこ | 長谷川ひろのぶ | 松井タツオ | 都会(まち)を逃れて 浦富(うらどめ)の海 夕日見つめて 立ち尽くす 愛することより 愛されたくて 見ていた夢は 我侭(わがまま)ですか 未練揺れます 鴨ケ磯(かもがいそ) 巣をさまよう 白い波 松を抱いた 小さな島に あなた偲べば 懐かしい 心は満ち潮 逢いたさ募り さよなら悔やむ 嘆きの風が 髪を梳く手を 弄(もてあそ)ぶ 胸に切ない 波の音 たった一言 荒砂神社(あらすなさま)に 願う女の 恋ひとつ 痛んだ心を 慰めたって 死ぬほど悩み 忘れた筈と 諭す羽尾(はねお)の 磯千鳥 帰る宛ない ひとり旅 |