春しぐれ雪見障子に 赤々と もれるかがり火 飛騨の宿 わずか二日の 旅なのに 淋しさばかりが つきまとう あなた逢いたい 今すぐに くじけそうです このままじゃ 春のしぐれが 音もなく 心にぽつり ふるばかり 胸の迷いを 断ち切れず ひとりおもいで なぞってる 和紙で作った 盃に つぎ足すお酒の ほろ苦さ せめても一度 その胸で 抱いて眠って くれますか 重ね着しても 寒すぎて 焦がれる想い 隠せない あなた泣いても いいですか くじけそうです このままじゃ 春のしぐれが 切なくて 心にともす 夢灯り | 原田悠里 | たきのえいじ | 弦哲也 | 山田年秋 | 雪見障子に 赤々と もれるかがり火 飛騨の宿 わずか二日の 旅なのに 淋しさばかりが つきまとう あなた逢いたい 今すぐに くじけそうです このままじゃ 春のしぐれが 音もなく 心にぽつり ふるばかり 胸の迷いを 断ち切れず ひとりおもいで なぞってる 和紙で作った 盃に つぎ足すお酒の ほろ苦さ せめても一度 その胸で 抱いて眠って くれますか 重ね着しても 寒すぎて 焦がれる想い 隠せない あなた泣いても いいですか くじけそうです このままじゃ 春のしぐれが 切なくて 心にともす 夢灯り |
身の上話お店のママさんに 言われたわ たまには明るい歌でも 唄ったらって でも心にしみるの 女心の悲しい節が 誰にも一度は覚えのありそ な 筋書きだけど まァ聴いて下さい しんみりと 死ぬ程愛して 捨てられて 生きるあてない 女の身の上話 馴じみの兄さんに 言われたわ そんなに飲むのはおよしよ 体に悪いって だめ優しくしないで 別れたあの人思い出すから どこにも落ちてる男と女の さだめだけれど まァ聴いて下さい 泣き言を 命の限りに 尽くしても 帰らなかった 涙の恋物語り スナックのマスターに 言われたわ 死んだつもりでもう一度 やり直したらって あゝいくつもころんで ころんで流した女の涙 誰かが言ってた逢うのは 別れのはじめだなんて まァ聴いて下さい 愚痴だけど どんなに一途に愛しても 恋の終わりは 悲しくはかないものね | 原田悠里 | 本郷志保・補作詞吉田玲子 | 松島道男 | | お店のママさんに 言われたわ たまには明るい歌でも 唄ったらって でも心にしみるの 女心の悲しい節が 誰にも一度は覚えのありそ な 筋書きだけど まァ聴いて下さい しんみりと 死ぬ程愛して 捨てられて 生きるあてない 女の身の上話 馴じみの兄さんに 言われたわ そんなに飲むのはおよしよ 体に悪いって だめ優しくしないで 別れたあの人思い出すから どこにも落ちてる男と女の さだめだけれど まァ聴いて下さい 泣き言を 命の限りに 尽くしても 帰らなかった 涙の恋物語り スナックのマスターに 言われたわ 死んだつもりでもう一度 やり直したらって あゝいくつもころんで ころんで流した女の涙 誰かが言ってた逢うのは 別れのはじめだなんて まァ聴いて下さい 愚痴だけど どんなに一途に愛しても 恋の終わりは 悲しくはかないものね |
お水取りいつかあなたに 着せたいのです 母の形見の 結城(ゆうき)つむぎを 裄(ゆき)も着丈(きたけ)も 同じなら きっと似合うと 思います 笑顔のきれいな あなたのように それはやさしい 母でした 寒がりだった この僕に 母はきまって 言ったものです 二月堂の お水取りが 済んだから 春はそこまで 来ていると いつもあなたに 見つけるのです 若いあの日の 母の姿を 小首かしげて ものを聴く 何気ないよな しぐさにも きっとあなたと 並んだならば 姉妹(しまい)みたいに 見えたでしょう 母が愛した 大和(やまと)路(じ)を 一緒に歩いて くれませんか 二月堂の お水取りが 済んだから 春をさがしに そこらまで 春をさがしに そこらまで | 原田悠里 | 木下龍太郎 | 三木たかし | 馬飼野俊一 | いつかあなたに 着せたいのです 母の形見の 結城(ゆうき)つむぎを 裄(ゆき)も着丈(きたけ)も 同じなら きっと似合うと 思います 笑顔のきれいな あなたのように それはやさしい 母でした 寒がりだった この僕に 母はきまって 言ったものです 二月堂の お水取りが 済んだから 春はそこまで 来ていると いつもあなたに 見つけるのです 若いあの日の 母の姿を 小首かしげて ものを聴く 何気ないよな しぐさにも きっとあなたと 並んだならば 姉妹(しまい)みたいに 見えたでしょう 母が愛した 大和(やまと)路(じ)を 一緒に歩いて くれませんか 二月堂の お水取りが 済んだから 春をさがしに そこらまで 春をさがしに そこらまで |
中山道あなた忘れの 旅に来て あなた恋しと 泣く私 夜泣き地蔵さん 見ていて欲しい 碓氷峠(うすいとうげ)を 越えたなら けじめをつけます 一歩また一歩 中山道(なかせんどう)は 山の中 未練引きずる この胸を 十六夜月(いざよいづき)が 笑ってる 右へ行(ゆ)こうか 左へ行こか 追分宿(おいわけじゅく)の 分かれ道 涙をふいたら 一歩また一歩 中山道は 迷い道 肩にとまった 枯れ葉より 軽いはかない 恋だった 憎さいとしさ 谷間に流し 奈良井宿(ならいじゅく)まで あと三里(さんり) 明日を夢見て 一歩また一歩 中山道は 道半ば | 原田悠里 | 鈴木紀代 | 水森英夫 | 伊戸のりお | あなた忘れの 旅に来て あなた恋しと 泣く私 夜泣き地蔵さん 見ていて欲しい 碓氷峠(うすいとうげ)を 越えたなら けじめをつけます 一歩また一歩 中山道(なかせんどう)は 山の中 未練引きずる この胸を 十六夜月(いざよいづき)が 笑ってる 右へ行(ゆ)こうか 左へ行こか 追分宿(おいわけじゅく)の 分かれ道 涙をふいたら 一歩また一歩 中山道は 迷い道 肩にとまった 枯れ葉より 軽いはかない 恋だった 憎さいとしさ 谷間に流し 奈良井宿(ならいじゅく)まで あと三里(さんり) 明日を夢見て 一歩また一歩 中山道は 道半ば |
むらさき小唄(歌謡浪曲入り)流す涙が お芝居ならば 何の苦労も あるまいに 濡れて燕(つばめ)の 泣く声は あわれ浮名の 女形 (歌謡浪曲) 「お江戸の夜の 紫は 色もゆかりの 花川戸 助六さんに たてた義理 主(ぬし)に血道(ちみち)を揚げ巻きは 花形 中村 雪之丞 叩く涙の 牡丹刷毛」 (セリフ) 「浪路様 おこころざし嬉しゅうは存じますれど、 雪之丞めがお伝葉に従わぬは、 共に天を載かぬ、あなたと私の運命(さだめ)ゆえ、 お許しなされてくださりませ、 どうにもならぬ、 長崎以来の因縁でござりまする」 嘘か真(まこと)か 偽(にせ)むらさきか 男心を 誰か知る 散るも散らぬも 人の世の 命さびしや 薄ぼたん (セリフ) 「浪路様 こりや何ゆえのご生涯、 たとえこの世で添えずとも、 未来できっと、 添い遂げましょう」 | 原田悠里 | 佐藤惣之助 | 阿部武雄 | | 流す涙が お芝居ならば 何の苦労も あるまいに 濡れて燕(つばめ)の 泣く声は あわれ浮名の 女形 (歌謡浪曲) 「お江戸の夜の 紫は 色もゆかりの 花川戸 助六さんに たてた義理 主(ぬし)に血道(ちみち)を揚げ巻きは 花形 中村 雪之丞 叩く涙の 牡丹刷毛」 (セリフ) 「浪路様 おこころざし嬉しゅうは存じますれど、 雪之丞めがお伝葉に従わぬは、 共に天を載かぬ、あなたと私の運命(さだめ)ゆえ、 お許しなされてくださりませ、 どうにもならぬ、 長崎以来の因縁でござりまする」 嘘か真(まこと)か 偽(にせ)むらさきか 男心を 誰か知る 散るも散らぬも 人の世の 命さびしや 薄ぼたん (セリフ) 「浪路様 こりや何ゆえのご生涯、 たとえこの世で添えずとも、 未来できっと、 添い遂げましょう」 |
七夕祭り一年に 一度でいいから 逢いたいと 藍染め浴衣の 君が泣く 秋には嫁ぐ やせた背に さらさら揺れる 笹飾り 七夕祭りは 賑やかで やがて切ない ああ 星祭り 牽牛(けんぎゅう)と 織女(しょくじょ)の哀しい 物語り 似ている二人の 運命星(さだめぼし) 変わらぬ想いを 短冊に 綴って竹に 結ぶとも 七夕祭りは 華(はな)やいで やがて哀しい ああ 夢祭り 星となり このまま流れて 行きたいと なみだの瞳(ひとみ)で 君が言う 叱った後で 肩を抱き 見上げる空に 天の川 七夕祭りは 燦(きら)めいて やがて消えてく ああ 夏祭り | 原田悠里 | 木下龍太郎 | 弦哲也 | | 一年に 一度でいいから 逢いたいと 藍染め浴衣の 君が泣く 秋には嫁ぐ やせた背に さらさら揺れる 笹飾り 七夕祭りは 賑やかで やがて切ない ああ 星祭り 牽牛(けんぎゅう)と 織女(しょくじょ)の哀しい 物語り 似ている二人の 運命星(さだめぼし) 変わらぬ想いを 短冊に 綴って竹に 結ぶとも 七夕祭りは 華(はな)やいで やがて哀しい ああ 夢祭り 星となり このまま流れて 行きたいと なみだの瞳(ひとみ)で 君が言う 叱った後で 肩を抱き 見上げる空に 天の川 七夕祭りは 燦(きら)めいて やがて消えてく ああ 夏祭り |
ビロードの夢眠れないほど 悲しい夜に あなたの歌で 励まされた そんな想い出 持ってる人が 今の私の心の友 虹の彼方は どうですか 光の雲に 包まれますか 歌こそ人生 そう言い切っていた Ah あなた あらためて ビロードの 声をありがとう 人に幸福 届ける人が 自分自身は 幸(さち)が薄い 夕鶴みたい 羽を抜き 身を細らせていたんですね 広がる空が 好きですか 優しい風と 遊んでますか 歌こそ生命(いのち)の その言葉通りの Ah あなた 何度でも ビロードの 夢をありがとう 夢をありがとう | 原田悠里 | 阿木燿子 | 原譲二 | | 眠れないほど 悲しい夜に あなたの歌で 励まされた そんな想い出 持ってる人が 今の私の心の友 虹の彼方は どうですか 光の雲に 包まれますか 歌こそ人生 そう言い切っていた Ah あなた あらためて ビロードの 声をありがとう 人に幸福 届ける人が 自分自身は 幸(さち)が薄い 夕鶴みたい 羽を抜き 身を細らせていたんですね 広がる空が 好きですか 優しい風と 遊んでますか 歌こそ生命(いのち)の その言葉通りの Ah あなた 何度でも ビロードの 夢をありがとう 夢をありがとう |
袖摺坂傘をかしげて 上(のぼ)りかけたら 下りて来たのが あのひとでした 袖摺坂(そですりざか)は 出逢い坂 うす紅色に こころも染まり やさしいおんなに なってゆく そんな そんな気がして 結ぶ帯 他人(ひと)に話せば 幸(ゆめ)が消えそで そっと仕舞って おきたいのです 袖摺坂(そですりざか)の 花は恋 ほかには何にも いらないけれど うなじに触れてる 指先は ずっと ずっと私の ものですね 袂(たもと)濡らして 泣いてた頃に 戻らないよに 祈っています 袖摺坂(そですりざか)に 忍び雨 注(さ)されつ注(さ)しつ ほんのり酔って このまま甘えて いたくなる 雨が 雨が止むまで 夜明けまで | 原田悠里 | つじ伸一 | 岸本健介 | 南郷達也 | 傘をかしげて 上(のぼ)りかけたら 下りて来たのが あのひとでした 袖摺坂(そですりざか)は 出逢い坂 うす紅色に こころも染まり やさしいおんなに なってゆく そんな そんな気がして 結ぶ帯 他人(ひと)に話せば 幸(ゆめ)が消えそで そっと仕舞って おきたいのです 袖摺坂(そですりざか)の 花は恋 ほかには何にも いらないけれど うなじに触れてる 指先は ずっと ずっと私の ものですね 袂(たもと)濡らして 泣いてた頃に 戻らないよに 祈っています 袖摺坂(そですりざか)に 忍び雨 注(さ)されつ注(さ)しつ ほんのり酔って このまま甘えて いたくなる 雨が 雨が止むまで 夜明けまで |
あかね月添えない運命(さだめ)の 二人でも 出逢った運命(さだめ)を 信じたい 命をかけて 愛することは そんなにいけない ことですか 女は胸に ひとすじの 恋を抱いてる あかね月 別れる理由と 引き換えに 別れぬ理由を さがしてる のんびりしてる 私がきっと 生まれてくるのが 遅すぎた 女は胸に 幾千の 涙燃やした あかね月 もつれた絆の 二人でも 結んだ絆を 信じたい 目覚める場所は 違っていても 流れる血潮は 同じいろ 女は胸に 一輪の 夢を咲かせる あかね月 | 原田悠里 | 伊藤美和 | 大谷明裕 | 前田俊明 | 添えない運命(さだめ)の 二人でも 出逢った運命(さだめ)を 信じたい 命をかけて 愛することは そんなにいけない ことですか 女は胸に ひとすじの 恋を抱いてる あかね月 別れる理由と 引き換えに 別れぬ理由を さがしてる のんびりしてる 私がきっと 生まれてくるのが 遅すぎた 女は胸に 幾千の 涙燃やした あかね月 もつれた絆の 二人でも 結んだ絆を 信じたい 目覚める場所は 違っていても 流れる血潮は 同じいろ 女は胸に 一輪の 夢を咲かせる あかね月 |
女のまつり暴れ太鼓よ 風を呼べ 風よ雨雲 吹き飛ばせ 人目忍んで 泣くような 恋は目じゃない 柄じゃない 華になれ 華になれ 惚れて惚れて 惚れて惚れ抜く 女のまつり 喧嘩御輿が 柔肌の 肩にくい込む 汗が散る 負けてなるかと 踏みしめる 道の彼方に 明日がある 華になれ 華になれ 月も月も 月も微笑む 女のまつり 一度限りの 人生なら どこで散ろうと 燃えて咲け 想い届けと 大輪の 夢は夜空に 舞い上がる 華になれ 華になれ 惚れて惚れて 惚れて惚れ抜く 女のまつり | 原田悠里 | やしろよう | 飯田譲 | 伊戸のりお | 暴れ太鼓よ 風を呼べ 風よ雨雲 吹き飛ばせ 人目忍んで 泣くような 恋は目じゃない 柄じゃない 華になれ 華になれ 惚れて惚れて 惚れて惚れ抜く 女のまつり 喧嘩御輿が 柔肌の 肩にくい込む 汗が散る 負けてなるかと 踏みしめる 道の彼方に 明日がある 華になれ 華になれ 月も月も 月も微笑む 女のまつり 一度限りの 人生なら どこで散ろうと 燃えて咲け 想い届けと 大輪の 夢は夜空に 舞い上がる 華になれ 華になれ 惚れて惚れて 惚れて惚れ抜く 女のまつり |
虹ふたりで歩く 雨あがりが好き ふたりで見上げる 青空が好き さよならだけの この町で 逢えてよかった あなた あなた 消えないで いつまでも… あなた 私の虹 あゝ… 虹の架け橋 昔の唄が 今日も流れゆく 昔と変わらぬ たそがれの小径(こみち) 行きかう人の ほほえみに 想いだします あなた あなた ふるさとは 遠いけど… あなた 私の虹 あゝ… 虹の架け橋 ちいさな春が 胸にしみるよな ちいさな花屋の 福寿草の彩(いろ) 明日(あした)はきっと いいことが 待っていますね あなた あなた 倖せに してほしい… あなた 私の虹 あゝ… 虹の架け橋 | 原田悠里 | 水木れいじ | 原譲二 | 蔦将包 | ふたりで歩く 雨あがりが好き ふたりで見上げる 青空が好き さよならだけの この町で 逢えてよかった あなた あなた 消えないで いつまでも… あなた 私の虹 あゝ… 虹の架け橋 昔の唄が 今日も流れゆく 昔と変わらぬ たそがれの小径(こみち) 行きかう人の ほほえみに 想いだします あなた あなた ふるさとは 遠いけど… あなた 私の虹 あゝ… 虹の架け橋 ちいさな春が 胸にしみるよな ちいさな花屋の 福寿草の彩(いろ) 明日(あした)はきっと いいことが 待っていますね あなた あなた 倖せに してほしい… あなた 私の虹 あゝ… 虹の架け橋 |
明日への祈りさよなら また明日(あした)って 手を振って ゆうやけ こやけの 幼い日 故郷(ふるさと)の景色は 変わっても 変わらない 心の中の景色 生きる力をくれた あの大地 忘れないで 忘れないで 明日(あした)もきっと 陽(ひ)が昇ることを どれだけ 私の未来はあるの この生命(いのち) 終わる日が来ても 一生懸命が 尊いと ささやかに 生きる毎日を 生き抜くことが 人生のすべて 忘れないで 忘れないで 明日(あした)はいつでも 心の中に 忘れないで 忘れないで 忘れないで 忘れないで 忘れないで 忘れないで 明日(あした)もきっと 陽(ひ)が昇ることを | 原田悠里 | 原田悠里 | サキタハヂメ | 梅津重温 | さよなら また明日(あした)って 手を振って ゆうやけ こやけの 幼い日 故郷(ふるさと)の景色は 変わっても 変わらない 心の中の景色 生きる力をくれた あの大地 忘れないで 忘れないで 明日(あした)もきっと 陽(ひ)が昇ることを どれだけ 私の未来はあるの この生命(いのち) 終わる日が来ても 一生懸命が 尊いと ささやかに 生きる毎日を 生き抜くことが 人生のすべて 忘れないで 忘れないで 明日(あした)はいつでも 心の中に 忘れないで 忘れないで 忘れないで 忘れないで 忘れないで 忘れないで 明日(あした)もきっと 陽(ひ)が昇ることを |
下町すみれ冷たい風の 坂道で そっとあなたが 手をつなぐ 桜は桜 薔薇は薔薇 ふたりは下町すみれ 冬の木(こ)洩れ日 わけあいながら 心をかさねて 春を待つ 小さいけれど お店もつ 夢を語って 帰る道 あやめはあやめ 菊は菊 ふたりは下町すみれ 苦労手さぐり はげましあえば 夜空にまたたく ふたつ星 笑顔がきっと 福を呼ぶ つらい時こそ 忘れない 椿は椿 百合は百合 ふたりは下町すみれ 明日もいい日で ありますように 命をよせあう 春の路地 | 原田悠里 | 数丘夕彦 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 冷たい風の 坂道で そっとあなたが 手をつなぐ 桜は桜 薔薇は薔薇 ふたりは下町すみれ 冬の木(こ)洩れ日 わけあいながら 心をかさねて 春を待つ 小さいけれど お店もつ 夢を語って 帰る道 あやめはあやめ 菊は菊 ふたりは下町すみれ 苦労手さぐり はげましあえば 夜空にまたたく ふたつ星 笑顔がきっと 福を呼ぶ つらい時こそ 忘れない 椿は椿 百合は百合 ふたりは下町すみれ 明日もいい日で ありますように 命をよせあう 春の路地 |
ひとり大阪逢いに来ないで 死ぬ気で惚れた 夢が終った 夜だから 雨の大阪 つき放されて どこへ行ったら 幸せなのか キタもミナミも 濡れて曽根崎 ああ 迷い道 どうせ男は 薄情者と 恨みながらも すがりたい 雨の大阪 泣くだけ泣いて 涙かれたと 嘘つきながら あてもないのに 濡れて難波の ああ 未練道 女ひとりで 淋しいけれど 捨てて行けない この街を 雨の大阪 思い出よりも すがる あなたの情が欲しい ひとりぼっちの 濡れて堂島 ああ おんな道 | 原田悠里 | 鳥井実 | 岡千秋 | | 逢いに来ないで 死ぬ気で惚れた 夢が終った 夜だから 雨の大阪 つき放されて どこへ行ったら 幸せなのか キタもミナミも 濡れて曽根崎 ああ 迷い道 どうせ男は 薄情者と 恨みながらも すがりたい 雨の大阪 泣くだけ泣いて 涙かれたと 嘘つきながら あてもないのに 濡れて難波の ああ 未練道 女ひとりで 淋しいけれど 捨てて行けない この街を 雨の大阪 思い出よりも すがる あなたの情が欲しい ひとりぼっちの 濡れて堂島 ああ おんな道 |
待ちぼうけ港小雪舞い散る 波止場に立てば 海の男の 香りがするの 甘い言葉と やさしさに 燃えてつくした 女がひとり 帰っておくれと 波間に呼べば 霧笛がポーッと 泣く港 噂だけでも 聞きたいからと 今日も来ました 小雨の港 何も言わずに 肩寄せて 縞(しま)のジャケット 背中にかけて 握った手と手の あの温もりを 忘れてないから 耐えられる 恋の炎は 消さずにいるの これも運命(さだめ)と 諦めながら どこへ飛ぶのか 海鳥ヨ 遠い彼方に 面影うかぶ も一度だけでも 逢いたいあなた 待ちぼうけ港は 風港 | 原田悠里 | 奥田龍司 | 原譲二 | 前田俊明 | 小雪舞い散る 波止場に立てば 海の男の 香りがするの 甘い言葉と やさしさに 燃えてつくした 女がひとり 帰っておくれと 波間に呼べば 霧笛がポーッと 泣く港 噂だけでも 聞きたいからと 今日も来ました 小雨の港 何も言わずに 肩寄せて 縞(しま)のジャケット 背中にかけて 握った手と手の あの温もりを 忘れてないから 耐えられる 恋の炎は 消さずにいるの これも運命(さだめ)と 諦めながら どこへ飛ぶのか 海鳥ヨ 遠い彼方に 面影うかぶ も一度だけでも 逢いたいあなた 待ちぼうけ港は 風港 |
若狭の月おもかげは 青い月 心にゆらゆら 浮かびます 若狭 つねがみ 水月湖(すいげつこ) ここまで来たのに 想い切れない… 本気になっては いけないひとと 知っていました 初めから ひとり注(つ)ぐ 盃(さかずき)は お酒の色した 涙です 若狭 ざんざの 波しぶき 私を流して 深い海まで… このまま死んだら いい記憶(こと)だけを 抱いて天(そら)まで 行(ゆ)けますか 虹色の 夢なんか 見られるでしょうか 万華鏡 若狭 つねがみ 終(つい)の郷(さと) 残り火燃やして 紅く咲きたい… あのひと不倖に ならないように 月にあしたも 祈ります | 原田悠里 | つじ伸一 | 岸本健介 | 前田俊明 | おもかげは 青い月 心にゆらゆら 浮かびます 若狭 つねがみ 水月湖(すいげつこ) ここまで来たのに 想い切れない… 本気になっては いけないひとと 知っていました 初めから ひとり注(つ)ぐ 盃(さかずき)は お酒の色した 涙です 若狭 ざんざの 波しぶき 私を流して 深い海まで… このまま死んだら いい記憶(こと)だけを 抱いて天(そら)まで 行(ゆ)けますか 虹色の 夢なんか 見られるでしょうか 万華鏡 若狭 つねがみ 終(つい)の郷(さと) 残り火燃やして 紅く咲きたい… あのひと不倖に ならないように 月にあしたも 祈ります |
女の夜霧私ひとりが この身を引けば 誰も傷つく ことはない 涙ほろほろ 濡れてほろほろ 女の夜霧 あなたの妻に なろうとすれば 妻と名のつく 人が泣く 惚れて一途に つくした恋は 日陰ばかりの 花でした 涙ほろほろ 泣いてほろほろ 女の夜霧 別れる時が 待ってることを 知って抱かれた 私です 燃えておぼえた よろこびだけが 肌にむなしく 残ります 涙ほろほろ ネオンほろほろ 女の夜霧 くちびる寒い むなしい愚痴を 酒に聞かせる 町の果て | 原田悠里 | 石本美由起 | 桜田誠一 | | 私ひとりが この身を引けば 誰も傷つく ことはない 涙ほろほろ 濡れてほろほろ 女の夜霧 あなたの妻に なろうとすれば 妻と名のつく 人が泣く 惚れて一途に つくした恋は 日陰ばかりの 花でした 涙ほろほろ 泣いてほろほろ 女の夜霧 別れる時が 待ってることを 知って抱かれた 私です 燃えておぼえた よろこびだけが 肌にむなしく 残ります 涙ほろほろ ネオンほろほろ 女の夜霧 くちびる寒い むなしい愚痴を 酒に聞かせる 町の果て |
ごてやんの歌何が大事か 聞かれたら あなたの笑顔が 浮かびます 泣き虫だった 少年(こども)のころに 人の道だけ はずしちゃ駄目と 諭(さと)してくれた 母の声 いくつになっても宝物 あゝ宝物 これで本当に いいのかと 何度も心に 問い返す 力が尽きて 倒れたあの日 眠りつけない 真っ暗闇に 灯(あか)りともして くれた人 あれはやっぱり神様か あゝ神様か やっとゴールが 見えてきた いやいやごてやん まだまださ 誰にも負けぬ 努力を続け いつも世の為 人の為にと 走り通した 人生よ 仲間と妻にありがとう あゝありがとう | 原田悠里 | 原田悠里 | 岡千秋 | 南郷達也 | 何が大事か 聞かれたら あなたの笑顔が 浮かびます 泣き虫だった 少年(こども)のころに 人の道だけ はずしちゃ駄目と 諭(さと)してくれた 母の声 いくつになっても宝物 あゝ宝物 これで本当に いいのかと 何度も心に 問い返す 力が尽きて 倒れたあの日 眠りつけない 真っ暗闇に 灯(あか)りともして くれた人 あれはやっぱり神様か あゝ神様か やっとゴールが 見えてきた いやいやごてやん まだまださ 誰にも負けぬ 努力を続け いつも世の為 人の為にと 走り通した 人生よ 仲間と妻にありがとう あゝありがとう |
思いのままに明日のことなど わからない 現在(いま)を大事に 生きるだけ たったひとつの このいのち 女に生まれて きたからは 思いのままに 華やかに 恋の花を 咲かせたい 他人の噂は 気にしない 誰に文句も 言わせない 時の流れに ゆだねるも 抗(あらが)い生きても かまわない 誇りは高く のびやかに 夢の花を 咲かせたい 明日は明日の 風が吹く 今日の涙は 雨になれ 一度しかない 人生を 悔やまず生きたい これからは 思いのままに 艶(つや)やかに 愛の花を 咲かせたい | 原田悠里 | 伊藤美和 | 徳久広司 | 馬飼野俊一 | 明日のことなど わからない 現在(いま)を大事に 生きるだけ たったひとつの このいのち 女に生まれて きたからは 思いのままに 華やかに 恋の花を 咲かせたい 他人の噂は 気にしない 誰に文句も 言わせない 時の流れに ゆだねるも 抗(あらが)い生きても かまわない 誇りは高く のびやかに 夢の花を 咲かせたい 明日は明日の 風が吹く 今日の涙は 雨になれ 一度しかない 人生を 悔やまず生きたい これからは 思いのままに 艶(つや)やかに 愛の花を 咲かせたい |
水鏡桜映した 掘割りを 秋は紅葉が 朱に染める 耐えて忍んだ 春夏秋の めくる暦も ふたまわり あなた恋しい 今も直 夢もかけ足 水鏡 酔ってうたた寝 するあなた 今もこの目に 見え隠れ 染井吉野の 一輪ざしを 置いて重ねた 離れ茶屋 燃えてはかない おき土産 恋はうたかた 水鏡 帯を解く度 しめる度 目元濡らして でる涙 こんな日暮れは うらがなしくて 肌があなたを 恋しがる せめて唇 この胸に 夢はつれづれ 水鏡 | 原田悠里 | たきのえいじ | 弦哲也 | | 桜映した 掘割りを 秋は紅葉が 朱に染める 耐えて忍んだ 春夏秋の めくる暦も ふたまわり あなた恋しい 今も直 夢もかけ足 水鏡 酔ってうたた寝 するあなた 今もこの目に 見え隠れ 染井吉野の 一輪ざしを 置いて重ねた 離れ茶屋 燃えてはかない おき土産 恋はうたかた 水鏡 帯を解く度 しめる度 目元濡らして でる涙 こんな日暮れは うらがなしくて 肌があなたを 恋しがる せめて唇 この胸に 夢はつれづれ 水鏡 |
父さんへ木枯しが ヒュルヒュル泣く夜は 父さんの帰りを 寂しく待ちわびた 大きな胸にとびこんで ゆりかごみたいに 包まれた ああ 都会に北風吹く夜は あなたのぬくもり 思い出す お湯わりを ゴクリと一杯のみほせば 無口な父さん 上機嫌 義経 弁慶物語り 観て来たように しゃべり出す ああ 私が男に生まれたら あなたの夢を生きるのに 時々は 父さん叱ってくださいね 何年たっても子供です あなたの背中にしっかりと 刻み込まれた人生を ああ 私も見つめて歩いてく 愛する人といつの日か | 原田悠里 | 原田悠里 | 弦哲也 | | 木枯しが ヒュルヒュル泣く夜は 父さんの帰りを 寂しく待ちわびた 大きな胸にとびこんで ゆりかごみたいに 包まれた ああ 都会に北風吹く夜は あなたのぬくもり 思い出す お湯わりを ゴクリと一杯のみほせば 無口な父さん 上機嫌 義経 弁慶物語り 観て来たように しゃべり出す ああ 私が男に生まれたら あなたの夢を生きるのに 時々は 父さん叱ってくださいね 何年たっても子供です あなたの背中にしっかりと 刻み込まれた人生を ああ 私も見つめて歩いてく 愛する人といつの日か |
風の国雪より白く咲く花が 凍えた風に揺れてたよ 遠い昔に死んだ女の 想いが浜辺に咲くらしい あんた赤い冬の花 行きずり俺に酒を注ぐ このまま抱き合う夜になれ こんな寂しい風の国 子守唄 歌う声 潮騒に似て胸を揺するよ 波の音だけを聞いて 生きてきた人よ 曇り夜空の海鳴りが 次の夜明けまで 流れてゆく 入江に抱かれた港町 小さな歌が流れてる こんな二人のお伽話を 隠す月さえもない夜に 窓の外 虎落笛(もがりぶえ) すすり泣くように胸を揺するけど 風の歌 声を合わせ 生きてきた人々よ 曇り夜空の舟のきしみが 次の夜明けまで 流れてゆく 曇り夜空の海鳴りが 次の夜明けまで 流れてゆく | 原田悠里 | 石森裕之 | 中野安兵衛 | | 雪より白く咲く花が 凍えた風に揺れてたよ 遠い昔に死んだ女の 想いが浜辺に咲くらしい あんた赤い冬の花 行きずり俺に酒を注ぐ このまま抱き合う夜になれ こんな寂しい風の国 子守唄 歌う声 潮騒に似て胸を揺するよ 波の音だけを聞いて 生きてきた人よ 曇り夜空の海鳴りが 次の夜明けまで 流れてゆく 入江に抱かれた港町 小さな歌が流れてる こんな二人のお伽話を 隠す月さえもない夜に 窓の外 虎落笛(もがりぶえ) すすり泣くように胸を揺するけど 風の歌 声を合わせ 生きてきた人々よ 曇り夜空の舟のきしみが 次の夜明けまで 流れてゆく 曇り夜空の海鳴りが 次の夜明けまで 流れてゆく |
川尻岬波間に浮かぶ 海標(かいひょう)を 知っていますか あなた 行き交う小船に 浅瀬を知らせる ちょうど今のあなたです 来るな 来るなと云う 遠くなっていく おもかげ 川尻(かわしり)岬に 千畳敷 行くあてもなく 歩いてみました 本当ですね 似合い過ぎますね さみしい 女の 日本海 荒波削る 龍宮は 悲し過ぎますね あなた 見知らぬ人の 寄り添う影に 心閉ざす 私です シュルル シュルルと鳴く 海風(かぜ)よこの思い 伝えて 川尻(かわしり)岬に 夫婦岩(めおといわ) 海鳥だって 独りじゃ寒い 本当ですね 似合い過ぎますね 弱い 女の 日本海 来るな 来るなと云う 遠くなっていく おもかげ 川尻(かわしり)岬に 千畳敷 行くあてもなく 歩いてみました 本当ですね 似合い過ぎますね さみしい 女の 日本海 | 原田悠里 | 衛藤由郎 | 衛藤由郎 | 蔦将包 | 波間に浮かぶ 海標(かいひょう)を 知っていますか あなた 行き交う小船に 浅瀬を知らせる ちょうど今のあなたです 来るな 来るなと云う 遠くなっていく おもかげ 川尻(かわしり)岬に 千畳敷 行くあてもなく 歩いてみました 本当ですね 似合い過ぎますね さみしい 女の 日本海 荒波削る 龍宮は 悲し過ぎますね あなた 見知らぬ人の 寄り添う影に 心閉ざす 私です シュルル シュルルと鳴く 海風(かぜ)よこの思い 伝えて 川尻(かわしり)岬に 夫婦岩(めおといわ) 海鳥だって 独りじゃ寒い 本当ですね 似合い過ぎますね 弱い 女の 日本海 来るな 来るなと云う 遠くなっていく おもかげ 川尻(かわしり)岬に 千畳敷 行くあてもなく 歩いてみました 本当ですね 似合い過ぎますね さみしい 女の 日本海 |
のぞみ花花には命の 水がいる 人には情けと 愛がいる 似た者どうし あんたと私 切れぬ思いの 糸を噛む 辛い別れに なるけれど 涙乾けば 明日(あす)も来る 今でも好きかと 問われたら 夢ならこのまま 醒めないで 右と左の 二人のさだめ 泣いて惜しんで くれますか 無情七坂 どこまでも 見えぬ真実(まこと)を 信じたい 冬には吐息も 凍りつき 恋しさ忍んで 春を待つ 数えきれない 想い出だけど 忘れちゃいなと 風の声 耐えて渡れば その先に 心晴れ晴れ 辿りつく | 原田悠里 | 原譲二 | 原譲二 | 遠山敦 | 花には命の 水がいる 人には情けと 愛がいる 似た者どうし あんたと私 切れぬ思いの 糸を噛む 辛い別れに なるけれど 涙乾けば 明日(あす)も来る 今でも好きかと 問われたら 夢ならこのまま 醒めないで 右と左の 二人のさだめ 泣いて惜しんで くれますか 無情七坂 どこまでも 見えぬ真実(まこと)を 信じたい 冬には吐息も 凍りつき 恋しさ忍んで 春を待つ 数えきれない 想い出だけど 忘れちゃいなと 風の声 耐えて渡れば その先に 心晴れ晴れ 辿りつく |
越後路恋情話外は細雪(ささめゆき) こころ春ごよみ 少し派手目の 塩沢(しおざわ)つむぎ あなた好(こ)のみの 艶かしら かよう笹野(ささの)に 下駄のあと 白い越後路 恋情話 花は雪椿 里は冬ごもり 風が奏(かな)でる ふれあいしぐれ 肌に紅さす ほり炬燵(ごたつ) 女ざかりの じょんのびよ 白い越後路 恋情話 瀬音湯のけむり 地酒盆の上 雪見障子(ゆきみしょうじ)に かさなる影絵 好きの一文字(ひともじ) つなぎあう 揺(ゆ)れる蛍火 氷柱宿(つららやど) 白い越後路 恋情話 | 原田悠里 | 山北由希夫 | 桧原さとし | 前田俊明 | 外は細雪(ささめゆき) こころ春ごよみ 少し派手目の 塩沢(しおざわ)つむぎ あなた好(こ)のみの 艶かしら かよう笹野(ささの)に 下駄のあと 白い越後路 恋情話 花は雪椿 里は冬ごもり 風が奏(かな)でる ふれあいしぐれ 肌に紅さす ほり炬燵(ごたつ) 女ざかりの じょんのびよ 白い越後路 恋情話 瀬音湯のけむり 地酒盆の上 雪見障子(ゆきみしょうじ)に かさなる影絵 好きの一文字(ひともじ) つなぎあう 揺(ゆ)れる蛍火 氷柱宿(つららやど) 白い越後路 恋情話 |
我愛女尓我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我真寂莫(ウァジンショモ) 我真想女尓(ウァジンシュリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 女欠知道無(リーザィヤーボー)…夜(ヤー)…夜(ヤー)…夢(マン) 朝迎え 風の音(ね)に あなたを 待って 今もこの街で 暮らしています 逢える その日まで 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 恋しくて ただ恋しくて 淋しいよ 苦しいョ 愛しくて ただ逢いたくて 分かりますか あなた 夜空見て 星数え ふたりで 居た日を 思い出しながら 暮らしています 涙 拭きながら 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 恋しくて 逢いたくて 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我真寂莫(ウァジンショモ) 我真想女尓(ウァジンシュリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 女欠知道無(リーザィヤーボー)…夜(ヤー)…夜(ヤー)…夢(マン) 枯れ葉舞う 街一人 歩いた 愛河(アイホー)よ 季節 秋向かい 私はひとり 待って 待ってます 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) いつまでも いつまでも | 原田悠里 | 吉幾三 | 吉幾三 | | 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我真寂莫(ウァジンショモ) 我真想女尓(ウァジンシュリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 女欠知道無(リーザィヤーボー)…夜(ヤー)…夜(ヤー)…夢(マン) 朝迎え 風の音(ね)に あなたを 待って 今もこの街で 暮らしています 逢える その日まで 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 恋しくて ただ恋しくて 淋しいよ 苦しいョ 愛しくて ただ逢いたくて 分かりますか あなた 夜空見て 星数え ふたりで 居た日を 思い出しながら 暮らしています 涙 拭きながら 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 恋しくて 逢いたくて 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我真寂莫(ウァジンショモ) 我真想女尓(ウァジンシュリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 女欠知道無(リーザィヤーボー)…夜(ヤー)…夜(ヤー)…夢(マン) 枯れ葉舞う 街一人 歩いた 愛河(アイホー)よ 季節 秋向かい 私はひとり 待って 待ってます 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) 我(ウァ)…愛女尓(アイリー) いつまでも いつまでも |
花は黙って咲いている日暮れの雨に 打たれても 花は黙って 咲いている 冷たい風に ふるえても そこにきれいに 咲いている 誰のために 生きますか 誰のために 散りますか 花は花として ただ咲くだけ 名もさえ知らない あてもない 花は黙って 咲いている 振り向く空は 遠くても そこにきれいに 咲いている 母のような 優しさで 母のような ゆかしさで 花は花として ただ咲くだけ 夜露に濡れて 色あせて 花は黙って 咲いている 明日になれば 陽をあびて そこにきれいに 咲いている 一度限りの さだめなら 一度限りの 命なら 人は人として ただ生きたい | 原田悠里 | 中村要子 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 日暮れの雨に 打たれても 花は黙って 咲いている 冷たい風に ふるえても そこにきれいに 咲いている 誰のために 生きますか 誰のために 散りますか 花は花として ただ咲くだけ 名もさえ知らない あてもない 花は黙って 咲いている 振り向く空は 遠くても そこにきれいに 咲いている 母のような 優しさで 母のような ゆかしさで 花は花として ただ咲くだけ 夜露に濡れて 色あせて 花は黙って 咲いている 明日になれば 陽をあびて そこにきれいに 咲いている 一度限りの さだめなら 一度限りの 命なら 人は人として ただ生きたい |
嘘つきキツツキほんとはお酒にゃ めっぽうつよい でもね今夜も よわいふり わたしは嘘つき 嘘つきキツツキ だってあなたに 甘えたい あなたの胸を ツンツンつつき 愛のことばを 欲しがるの あなたの浮気にゃ 気づいているわ だけど何度も 知らんぷり わたしは嘘つき 嘘つきキツツキ ずっとあなたと いたいから つかんだ腕を ツンツンつつき 離さないわと おどすのよ 惚れてるおとこにゃ 笑顔を見せて 古い傷あと かくすのよ わたしは嘘つき 嘘つきキツツキ ちょっとあなたが 憎らしい あなたの心 ツンツンつつき 嘘を見抜いて 欲しがるの | 原田悠里 | 吉津佳風 | 森脇哲 | 森脇哲 | ほんとはお酒にゃ めっぽうつよい でもね今夜も よわいふり わたしは嘘つき 嘘つきキツツキ だってあなたに 甘えたい あなたの胸を ツンツンつつき 愛のことばを 欲しがるの あなたの浮気にゃ 気づいているわ だけど何度も 知らんぷり わたしは嘘つき 嘘つきキツツキ ずっとあなたと いたいから つかんだ腕を ツンツンつつき 離さないわと おどすのよ 惚れてるおとこにゃ 笑顔を見せて 古い傷あと かくすのよ わたしは嘘つき 嘘つきキツツキ ちょっとあなたが 憎らしい あなたの心 ツンツンつつき 嘘を見抜いて 欲しがるの |
歌語の浪朗唱~明治幻燈 お蝶夫人~ある晴れた日 遠い海の彼方に 煙がたち 船がやがて見える 真白い船は 港に入り礼砲を撃つ ごらん あの人よ だけど迎えにゃ行かない 近くの岬へ出て そこで あの人を待つのよ いつまでも… 幕末から明治へと大きく移り変わった御一新の頃、 私は没落した元武家の娘として家計を助けるためにと、 丸山遊郭に舞いと茶の指導にと通うようになりました。 そこで米国の海軍士官ピンカートン様と出会い、 二人は深い恋にと落ちてしまったのでございます。 父の反対を押し切り、夢のような結婚生活が始まりました。 二人の愛の証も授かり幸せの絶頂の中で、 ピンカートン様に帰国命令が下ったのでございます。 「二年を待て」と、そんな言葉を残し、 ピンカートン様を乗せたワシントン号は 遠い波の彼方へと消えていったのでございます。 船は出て行く 帆を上げて 女心を 嘲笑(あざわら)うのか 夢を見る度(たび) やせ細り 朝が来る度 青ざめる 待つ身切なく 流れる月日 長崎 蝶々 あゝ闇の中 「ピンカートン様はきっと迎えに来てくださるわ!」 私は二才になった坊やとその日を待ち続けたのでございます。 「ワシントン号が大桟橋に入るぞー!」 「三年ぶりのワシントン号じゃ!」 「また丸山界隈がにぎわうぞー!」 「領事様、蝶々でございます。蝶々が参りましたと、 ピンカートン様に、いいえ、私の夫にお伝えくださいまし。」 「蝶々さん…、私からも許して欲しいと言わなくてはなりません。 ピンカートンは、あれから故国に帰り、 ミス・ケイト・マッコーネルと結婚した…。」 「え!!それでは、私は、いいえ、私とピンカートン様と、 そしてこの子はどうなるのでしょうか?」 「ピンカートンはその子を自分たちの正式な子として育てたいと。 ですから坊やはこの長崎領事がアメリカを代表して 正式にお預りいたします。 蝶々さん、どうぞ安心して坊やを!あ、蝶々さん、待って! 待ってください!どこへ行くのですかーっ!!」 あゝ どうすればいいのやら 神も仏も 遠のいて すがる者とて 無いままに 赤いお酒を 浴びながら 闇をさすらう らしゃめんが 狂い咲きたい 地獄花 あの子は今頃、新しい母の胸に抱かれていることでしょう。 お蝶にはもう、夢も生きる望みもありません。 何もかも、明治のまぼろし、ギヤマンのかけらのような、 女の一生でございました。 花の季節に 飛べもせず 海を眺めて 身をふるわせる 何を信じて 生きりゃいい 誰を信じて 死ねばいい 時の流れに もまれて裂かれ 長崎 蝶々 あゝどこへ行く | 原田悠里 | 杉紀彦 | 白石十四男 | | ある晴れた日 遠い海の彼方に 煙がたち 船がやがて見える 真白い船は 港に入り礼砲を撃つ ごらん あの人よ だけど迎えにゃ行かない 近くの岬へ出て そこで あの人を待つのよ いつまでも… 幕末から明治へと大きく移り変わった御一新の頃、 私は没落した元武家の娘として家計を助けるためにと、 丸山遊郭に舞いと茶の指導にと通うようになりました。 そこで米国の海軍士官ピンカートン様と出会い、 二人は深い恋にと落ちてしまったのでございます。 父の反対を押し切り、夢のような結婚生活が始まりました。 二人の愛の証も授かり幸せの絶頂の中で、 ピンカートン様に帰国命令が下ったのでございます。 「二年を待て」と、そんな言葉を残し、 ピンカートン様を乗せたワシントン号は 遠い波の彼方へと消えていったのでございます。 船は出て行く 帆を上げて 女心を 嘲笑(あざわら)うのか 夢を見る度(たび) やせ細り 朝が来る度 青ざめる 待つ身切なく 流れる月日 長崎 蝶々 あゝ闇の中 「ピンカートン様はきっと迎えに来てくださるわ!」 私は二才になった坊やとその日を待ち続けたのでございます。 「ワシントン号が大桟橋に入るぞー!」 「三年ぶりのワシントン号じゃ!」 「また丸山界隈がにぎわうぞー!」 「領事様、蝶々でございます。蝶々が参りましたと、 ピンカートン様に、いいえ、私の夫にお伝えくださいまし。」 「蝶々さん…、私からも許して欲しいと言わなくてはなりません。 ピンカートンは、あれから故国に帰り、 ミス・ケイト・マッコーネルと結婚した…。」 「え!!それでは、私は、いいえ、私とピンカートン様と、 そしてこの子はどうなるのでしょうか?」 「ピンカートンはその子を自分たちの正式な子として育てたいと。 ですから坊やはこの長崎領事がアメリカを代表して 正式にお預りいたします。 蝶々さん、どうぞ安心して坊やを!あ、蝶々さん、待って! 待ってください!どこへ行くのですかーっ!!」 あゝ どうすればいいのやら 神も仏も 遠のいて すがる者とて 無いままに 赤いお酒を 浴びながら 闇をさすらう らしゃめんが 狂い咲きたい 地獄花 あの子は今頃、新しい母の胸に抱かれていることでしょう。 お蝶にはもう、夢も生きる望みもありません。 何もかも、明治のまぼろし、ギヤマンのかけらのような、 女の一生でございました。 花の季節に 飛べもせず 海を眺めて 身をふるわせる 何を信じて 生きりゃいい 誰を信じて 死ねばいい 時の流れに もまれて裂かれ 長崎 蝶々 あゝどこへ行く |
太鼓冬ざれの 肌さす風が 痛い痛い 能登だよ 輪島だよ 聞こえくる 地なり 海なり いやいや あれが 御陣乗(ごじんじょ)太鼓 ドンスクスクドン 季節はずれがなおさらに ドンストトトドン 心の底を突き揺する ドンスクスクドン 攻めくる冬を打ち払え ドンストトトドン つらい想いも打ち払え 乱れ心は 夜叉(やしゃ)の面に隠して 末枯(うらが)れの 黄昏海は 暗い暗い 能登だよ 輪島だよ 岩浜に 切子燈(きりことも)せよ 心は 燃やせ 御陣乗太鼓 ドンスクスクドン こごえる肩も打つほどに ドンストトトドン 汗さえにじむ熱くなる ドンスクスクドン 夢中になればいつだって ドンストトトドン 残る力が目を覚ます 乱れ心は 夜叉の面に隠して | 原田悠里 | 小椋佳 | 小椋佳 | 梅津重温 | 冬ざれの 肌さす風が 痛い痛い 能登だよ 輪島だよ 聞こえくる 地なり 海なり いやいや あれが 御陣乗(ごじんじょ)太鼓 ドンスクスクドン 季節はずれがなおさらに ドンストトトドン 心の底を突き揺する ドンスクスクドン 攻めくる冬を打ち払え ドンストトトドン つらい想いも打ち払え 乱れ心は 夜叉(やしゃ)の面に隠して 末枯(うらが)れの 黄昏海は 暗い暗い 能登だよ 輪島だよ 岩浜に 切子燈(きりことも)せよ 心は 燃やせ 御陣乗太鼓 ドンスクスクドン こごえる肩も打つほどに ドンストトトドン 汗さえにじむ熱くなる ドンスクスクドン 夢中になればいつだって ドンストトトドン 残る力が目を覚ます 乱れ心は 夜叉の面に隠して |